【疾風】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【怒涛】
1 :
愛のVIP戦士:
2 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 00:39:04.20 ID:nyPqOB970
そんなにガムがほしいのかっ!
このいやらしいガムおっぱいめ!
3 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 00:44:15.43 ID:+yzParK3O
4 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 00:44:38.47 ID:cehBvseV0
5 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 00:46:48.80 ID:8+yqqiDWO
一乙
6 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 00:52:17.01 ID:5ZD8sPqmO
7 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 00:53:51.41 ID:0M+Ec1O50
8 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 00:57:28.79 ID:ciOCXrCQ0
>>1乙
だがテンプレ一部忘れてますよ。
・『原則「コテ」禁止』
コテハンの人の書き込みが悪いんじゃなくてコテを付いてるということが荒れる原因になりやすいので原則コテは禁止で。
・スレ・作品と関係ない雑談は控え、気に入らない作品や書き込みはスルーお願いします。
・非常時はまずWikiや雑談所で状況を確認してください。(本スレの消失など)
・投下するときは「○○ネタだから注意」とか「○○系につき苦手ない人スルーよろ」などと付けた上、さらにNGワード指定するなどの各自配慮をお願いします。
例:yuriyuri(百合) sinineta(死) uhouho(男色) guroino(グロ)
・長編でレスを大きくまたぐとき(前回の投下は
>>51で今回は
>>462とか)や前スレから の続きはタイトルやあらすじ、アンカー等付けると読者に優しい職人になれる。
・なるべく自分でWikiを編集できるようになりましょう。どうしても編集できない場合は雑談所の掲載状況スレで依頼しましょう。(簡単な説明の項目の通りである程度できます)
・性的描写はエロパロで。(投下するなら少年誌レベルぐらいまで)
・投下混雑時以外の「投下いいかな?」は不要。投下終了後の「やっぱグダグダだったorz=3」とかも不要。もっと自信持って投下しよう!
(目安として:投下ラッシュは大体22時前後。それ以外なら特に混む事は無し。)
・投下時、他の人と被るが嫌なら投下前のログの再取得は必須!
・未来アンカーやリレー小説はスレストの原因になったり投下し辛い空気にしたりするので控えてください。
・上記の他、Wikiの「簡単な注意事項」を読んだ上、分からない質問などは
>>1のリンクから行ける雑談所やWikiでお願いします。
9 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 01:01:24.40 ID:fMJpEHd1O
10 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 01:23:52.70 ID:5BrRmTeKO
11 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 02:15:53.92 ID:8snUxoXQO
12 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 02:36:10.02 ID:cehBvseV0
保守
13 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 03:06:04.98 ID:DGZk58RWO
保守
14 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 03:42:30.31 ID:3TudtuxG0
保守
15 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 05:09:51.08 ID:wyCOqHSf0
保守
16 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 06:59:07.24 ID:kYldkvVp0
保守
17 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 07:37:16.57 ID:+yzParK3O
保守
18 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 07:41:19.90 ID:J/KADXowO
これは落ちる
19 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 08:08:07.79 ID:CGWop29A0
ほ
20 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 09:23:27.80 ID:jo+ZnhSyO
ほ
21 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 09:30:39.63 ID:5BrRmTeKO
保守
22 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 10:05:07.45 ID:o6ZRqtCyO
保守
23 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 10:05:12.72 ID:6DwwGQHDO
蒼「誰もいない間に・・・保守っと。最近出番ないから久しぶりに出られて嬉しいな。まだまだ寒いから風邪引かないように気を付けてね?引いたら・・・その・・・僕が看病してあげるから・・・ね?体には気を付けて。今日も一日頑張ってね♪」
蒼い子で保守
24 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 10:40:55.84 ID:5BrRmTeKO
保守
25 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 11:13:25.36 ID:jfASnk6g0
保守用短編 ギタドラメイデン
真紅「みんな!薔薇乙女たるものDesert Roseくらいは出来なきゃダメなのだわ!」赤ギ オープン ランダム
金糸雀「そのくらい簡単かしらー!」赤ギ スパラン ×8.0 ハザード
水銀燈「これくらい出来なきゃ、アリスになる資格なんてないわぁ!」Dm赤
翠星石「翠星石には簡単すぎるですぅ!」赤ギ オープン ダーク ヒドゥン サドゥン ランダム
蒼星石「これで、お父様に遭えるのなら……」赤ベ ×6.0
雛苺「うゆ……ヒナもがんばるのー!」黄ギ
雪華綺晶「フフフ……」赤ベ スパラン
薔薇水晶「アッガイ……」黄ベ
一同「「「「「「「「 保 守 」」」」」」」」
26 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 12:02:58.00 ID:6DwwGQHDO
保守
27 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 12:28:47.57 ID:veSzse3D0
ほっしゅ
28 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 13:47:12.76 ID:WX9prdyH0
保守
29 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 13:47:40.15 ID:WX9prdyH0
age忘れ保守
30 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 14:53:38.39 ID:toAUbAuN0
ほ
31 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 15:41:19.74 ID:uufwhMLT0
32 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 16:14:36.78 ID:5BrRmTeKO
保守
33 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 16:18:14.74 ID:Nmz1RwoSO
銀様とイチャイチャ
34 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 16:41:46.59 ID:MFheTHdRO
あの世に嫌われている方々(前スレ・この世に嫌われている女、あの世に嫌われている男の続き)
「柿崎おいす〜」
おいす〜じゃないわよ
「なんでぇ、見舞いに来てやったってのに」
病人においす〜なんて言わないわよ
「そうか、じゃあお見舞いに持ってきたこの大きなプレゼントは廃棄処分だな」
勝手になさい
「へいへい、じゃあ水銀燈、廃棄処分だって」
ちょ、水銀燈て…
水銀燈「めぐに言われたんじゃあしょうがないわn(ry」
有り難く頂きますから水銀燈を解放してあげなさい。
このままじゃ窒息するわよ
35 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 16:46:31.76 ID:6DwwGQHDO
>>33 そこにばらしぃの魔の手が・・・
ばらしぃとジュンの愛の保守劇場
-ジュンピンチ!!貞操を守りきれるか!?の巻-
銀「ジュン〜」
ジ「おわっ!!いきなり抱きつくなっての」
銀「ジュンのぼりー」
ジ「登るな!!何でお前がそれするんだよ!!(こないだはエラい目あったからな・・・)」
銀「もぉ、ジュンのけちぃ〜」
ジ「ん、なんかお前酒くさいぞ?酔ってるのか?」
銀「そんなことないもぉ〜ん♪」
ジ「いや顔赤いし」
薔「・・・(ゴクゴク」
ジ「あれ?薔薇すいし・・っておめー何やってんだぁ!!」
薔「おーっほっほ。女王様とお呼びぃ〜(バチン」
ジ「鞭をしまえー!!それに何で看護婦のコスプレしてんだよ!?大体そんな看護婦いNEEEE」
銀「楽しそぉじゃなぁい。水銀燈もまぜてぇ♪」
ジ「ちょwwwwwおまwwwwww」
銀「悪い子にはお注射しないとねぇ?薔薇水晶?」
薔「・・・銀ちゃんとばっかりイチャイチャした罰」
ジ「何でそうなるんだぁ!!」
果たしてジュンは貞操を守り抜くことができるのか!?
次回へ続く!!
36 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 16:46:42.66 ID:MFheTHdRO
>>34 「へいへい」
しかし何で水銀燈をプレゼントにしようとしたの
「え〜…たまたま居たから袋に押し込んだ」
それって拉致って言うのよ
水銀燈「全くぅ、私の身になりなさぁい」
「やだ」
嫌
水銀燈「(´・ω・`)」
水銀燈「じゃあ私は帰るわぁ」
ずいぶん早いお帰りね
水銀燈「これ以上居るとジュンとの待ち合わせに間に合わないわぁ」
「大変だな」
誰のせいで此処に来ることになったんだか…
水銀燈「じゃあねぇ」
37 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 16:52:00.96 ID:MFheTHdRO
>>36 …本当に行っちゃった…
「あ、そうそう忘れてた」
?
「柿崎の手術の日取りが決まったから」
え〜
「え〜じゃない、今回の執刀医はブラックジャックだぜ」
腕が良い先生って聞いてるけど…
「大丈夫」
ま、今回は君の顔を立ててあげる
「ありがたいねぇ」
治ったら…ちょっと行きたいところあるなぁ…
「治ったらじゃない、治すんだろ」
どっちでも良いわ。とりあえず治ったら私…みんなとどこかへ遊びに行きたい
「へへ…じゃあ絶対治さないとな」
38 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 16:57:06.65 ID:MFheTHdRO
>>37 「さて、じゃあ帰るとしますか」
いつでも遊びに来なさい
「そうさせて貰うよ」
全く…って、前回はこの後に車にはねられて大惨事になったけど今回は大丈夫かな…
-2時間後
「ったく…」
あちゃー…本当に当たっちゃったわ…
「また事故か…何だか新記録を立てそうだぜ」
私は病室に強制連行される入院患者を初めて見たわ
「ったく…ひかれたってったっても普通に歩けるのに…」
いや、それって何かあるんだよ。うん
39 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 17:01:17.39 ID:MFheTHdRO
>>38 先生「やあ、君が入院してる理由を今から教えようか」
「はい、というより今すぐ教えろ」
先生「君、前回の事故の後遺症が出始めてるよ。特に運動機能の低下」
「何でそんなのが分かるんすか」
先生「今回診察室に運んだときにした問診」
「ああはい」
先生「この後遺症は手術で治せるからね。君にはそれまで入院して貰うことにしたんだよ」
「そうっすか」
で、理由は何だったの?
「前回の事故の後遺症」
40 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 17:04:41.92 ID:MFheTHdRO
>>39 それは大変ね
「このままにしておけば、一生寝たきりになるかもしれないんだと」
それを笑顔で言える君が凄いと思うよ
「ま、とりあえず手術まで入院。執刀医はブラックジャック先生だと」
あれま奇遇
「ブラックジャック曰わく『手術をするのに一人増えたくらいじゃ変わらない』そうだ」
凄い自信ね
「ま、治ったらまた運動出来るらしいけどね」
じゃあラグビーをまたするの?
「今のところはね」
41 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 17:07:34.58 ID:MFheTHdRO
>>40 今度はどんな怪我をするのか、楽しみだなぁ…
「おいwwwwwwwwwwwwwwww」
じゃ、私はもう寝るね
「そうだな、俺も寝ることにするわ」
くだらない話ばっかりする私だけど、いつかきっと…君とどこかへ行きたい…
だから私…絶対に治すよ
あの世に嫌われた方々・完
42 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 17:09:55.29 ID:MFheTHdRO
>>41 投下完了
本来は前スレの時点で終わらせる予定でしたが、ネタが浮かびまくりんぐなんでシリーズものにしてみようと思います。
gdgdにならない程度に続けていきたいので、どうぞよろしくお願いします。
あ、主人公の名前は前回と同じように好きな名前を入れてくださいね
43 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 17:13:12.75 ID:6DwwGQHDO
44 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 17:33:44.25 ID:MFheTHdRO
45 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 17:49:35.31 ID:sEPSdgbR0
46 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 18:20:22.19 ID:5BrRmTeKO
保守
47 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 18:42:33.34 ID:lqS7xpYK0
〜僕のSCHOOL LIFE〜 その4
真紅さんに言われるままに紅茶を淹れて、イスに優雅に座り、窓の外を見ている
乙女に差し出す。
「遅いのだわ!それに少し冷めてしまってるじゃない!全く紅茶の一つもまともに
淹れられないの?」
それはないんじゃないんですか?ただでさえ部室の給湯事情がわからなくて、ポット
だのなんだのを探すのに手こずったし、生まれてこのかた人の為に紅茶お淹れるなんて
あまりしたこともないのだ。とは言えずに「次から気をつけます・・・」という僕は何か
とても情けない。
「まぁ、今日はこれで我慢してあげるのだわ。次はせめてミルクを供える気遣いくらいしなさい?」
紅茶にミルク?初耳だ。紅茶にはレモンとかをつけるのだと思ってたのだが・・・
「それじゃただのレモンティーじゃないの。ちゃんと翠星石と蒼星石が専用のミルクを用意してるはずなのだわ。探しておくことね」
「・・・・・以後気をつけますよ。ってか」 「何か不満でも?」
いえ、無いです・・・・・。全く我ながら情けないことだが、僕はその場につっ立ったまま、真紅さんの紅茶の飲み干されるのをまっていた。・・・おかわりとか言わないですよね?
48 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 18:44:35.83 ID:MFheTHdRO
保守短編〜とりあえずネタで逝こう〜
吐血
めぐ「ゴファ」
水銀燈「め…めぐぅ…」
めぐ「いーみはないけれど、むーしゃくしゃしたからー、トマトジュースを飲んで吐いたー」
水銀燈「(#^ω^)ビキビキアグレッシヴ」
保守
49 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 18:44:38.72 ID:lqS7xpYK0
「ふぅ。冷めてて葉も開ききってないけど、まぁまぁだったのだわ」
カップを受け皿に置きつつそんなことを言う真紅さん。その動作一つ一つがとても優雅で、不思議な感覚に落ちてしまう。
「何をしてるのだわ?さっさと片付けなさい!」
「えっ?あっ!は、はい。只今!」
いや、もうなんかべジータみたいに下僕化してきたなぁ・・。ひとまず僕は真紅さんからカップを受け取り、流し台でチャッチャと洗う。
「終わりましたよ、真紅さん。で、昨日言ってた「いいもの」ってなんですか?」
なんか紅茶がどうのこうので忘れかけていたが、テーブルの上にある用紙を見て本題を思い出す。
「あら?そうだったわね。じゃあこっちにいらっしゃい」
イスから立ち上がり、さっき入ろうとしていた部室の奥へ僕を促す真紅さん。・・・その発言っぷりだと先輩も本題を忘れてたんですか?
ともかく促されるままに奥の部室に行くと・・・
「うわ、すごっ!」
目前に現れたのは棚いっぱいに広がる盾や額縁に入った賞状、トロフィーみたいなものなんかもある。棚に入りきらずあぶれたのもそこら中に散乱している。
「へぇ〜凄いですねぇ。これ全部文芸部の賞なんですか?」
勝手に弄っちゃ駄目だったろうけど、僕はその辺にあった盾を拾って裏返してみたりしてみた。
「そうよ。ここ数年でこんなにたまってしまったのだわ。全く邪魔だから早く棚を買うよう言ったのにあのどんくさい校長ときたら・・・・」
50 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 18:46:39.90 ID:lqS7xpYK0
棚の下のロッカーをゴソゴソさせながら悪態をついてる真紅さんをよそに僕はようやく疑問の答えを見つけた。
そう、これだけ功績のある部活なら学校が優遇するのは当然だろう。
僕はまだ文芸の賞の価値はわからないけど、「最優秀賞」と書かれてるものもあるってことは凄いんだろう。
それでもこの優遇の良さはそれを凌いでいる。きっとそこんとこは先輩の我まm・・・・自己主張かなんかの賜物なんだろう。
「あったのだわ」
勝手な思案を巡らせていると足元の方からそんな声する。
「これよJUN、少し埃がかかってるからあっちで払いなさい」
と、埃のかぶった冊子を渡され、手近なゴミ箱で払う。
「えっと・・・文芸部作品集?」
埃をかぶっていたものの、払えばまだ目新しい冊子だった。「文芸部作品集」と書かれたそれには名の通りたくさんの詩やら小説やらが載っていた。
「そう。過去3年くらいの先輩方の作品をまとめたものなのだわ。水銀燈が編集したものなのだけど、まだ4年前以前のものは編集できてないらしいのだけれど・・・」
制服についた埃をはらいながら真紅さんは僕の隣から冊子を覗きこむ。
「いいものってこれのことだったんですか?」
「そうよ、そのなかの草笛さんという人の作品を参考にするといいのだわ」
と言って、また椅子に座る真紅さん。僕はそのまま突っ立ってパラパラとページをめくる。
51 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 18:47:13.78 ID:lqS7xpYK0
「ここで読む気?恥ずかしいから家で読みなさい!」
適当な詩を見ていると少し大きい声で言われた。なんで真紅さんが恥ずかしがるんだろう?
「その中には私の作品もあるのだわ!」
ああ、そういうことですか。流石にそのまま読むわけにもいかず、僕はカバンの中に丁重にしまう。
「じゃぁ家で読みますんで僕はこれで」
ここで読めないのならこれ以上留まる必要も無いので僕は帰り支度をする。
「あ、あらそう。それじゃあまた学校でなのだわ」
「はい。じゃあさようなら」
なにか達成感にみまわれながら僕は部室を出、学校をあとにする。結局居たのは1時間くらいだったが、まぁよくあることだろう。
「「「よーし!!」」」
弓道部から聞こえる声を背に僕は帰路についた。
「さてと、早速読むかな!」
家に着くなり自室の机について冊子と対峙する。・・・普段勉強してる時よりも机に居る気がするな。
「えっと草笛さん草笛さん・・・・っと、あった!」
目当てのページはすぐに見つかりそれを読み出す。これが思いがけないヒントになろうとは・・・・。
52 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 18:48:31.56 ID:lqS7xpYK0
パタッと冊子をたたんで原稿用紙に向き合う。どんどん何を書くのかが頭に浮かぶ。
草笛さんとやらの作品は僕に素晴しいヒントをくれた。内容は主人公はごく普通の高校生で、
夢と夢にむかって努力をし、そのなかでの様々な葛藤を描いたものだった。なぜかそのときの主人公の
心情が綿密に伝わってきて、とてもなんというか「いい作品」だと思う。作品の最後に「この作品は作
者の実体験をもとにつくられました」と記されていた。あぁ、と納得した。だからだと。だから僕も実体
験をもとに書くことにした。草笛さんのようにはいかないだろうが、それでもイメージと内容がきまっていたし、
なによりやってみたいという気持ちが芽生えたからだ。
内容?もちろん決まっている。僕の実体験で一番印象に残ってるといったらあの時出会った少女(おそらく真紅さん)との日々と、僕がその娘に憧れたきっかけしかないよ。
「やっと創作に入ったかぁ!!ったく行動がトロいんだよJUNは!なぁ笹塚!?」
「・・・・うん、そうだねべジータ・・・・」
「おwちょ、お前なんだその変なモノをみるような眼は!?だからあれは違うんだ!!お前の誤解なんだぁーーー!!!」
「いやいや全然アレのことは気にしてないよ、君はもう「ただ」のクラスメイトであって友達とか
そういうんじゃないから好きなようにしてなよ、じゃぁね」
「え・・・ちょ、ちょっとまってくれぁあああ!!!!!」
53 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 18:59:47.87 ID:MFheTHdRO
54 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:16:56.07 ID:UMupE2ngO
補
55 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:43:14.14 ID:6DwwGQHDO
私立一段落したので投下
あらすじ・・・
薔薇水晶と昼食を食べに新しい学食へと向かった僕。そこはイタリアンレストランで味も確かな店だった。
レストランの中での話題は水銀燈の過去についてでもちきりだった・・・
その深く、恐らく苦いであろう過去はサービスで出されたエスプレッソのようだった・・・
Barrister-Mercury-Phase4
56 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:45:08.03 ID:6DwwGQHDO
パスタも食べ終り、一息着かせていると薔薇水晶がこんなことを言い出した。
薔「・・ねぇJUN」
J「ん?」
薔「・・・正直に答えて。・・・お姉ちゃんのこと・・・好き?」
J「・・・正直にか・・・」
僕は少し考えた。正直、そんなことマトモに考えたことがないから。
薔「・・・うん」
J「微妙って言うか、今はホントにわかんない感じ」
薔「・・・そう」
薔「・・・好きになってても気付かないんだよね・・・みんなそう」
J「?」
薔「・・・私もそうだったから」
J「そうなのか」
薔「・・・ホント、大きなお世話」
J「はい?」
薔「・・・ドッピオ」
そうだ。こいつには必殺ばらしぃ忍法読心の術があったんだっけ・・・
薔「・・・ドロン」
彼女は忍者が術をするときの手を1分ほどしていた。
J「いつまでやってんだよ」
薔「・・・萌えないの?」
J「・・・そこかよ」
薔「萌えないの?」
J「そこで真剣な顔するなよ。てか引っ張りすぎ」
薔「・・・ごめん」
J「てか何の話だっけ」
薔「・・・私もそうだったからって話」
J「聞いていいの?」
57 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:47:00.61 ID:6DwwGQHDO
薔「・・・聞いたら、二度と太陽拝めない」
J「じゃああえて聞こうか」
薔「・・・また今度ね」
J「好きにしてくれ」
薔薇水晶の過去・・・か。
それより・・・水銀燈の過去に迫って行くのは些か危険な感じがした。
それを僕に啓示するかのように走る心臓を落ち着かせる術を、僕は知らない。
こないだもそうだった。
彼女はどこか危なげな顔を、僕に向けていた。
一体何があったのだろうか・・・
僕は少しうつ向きながら考えていると・・・
薔「・・・始まったね」
J「・・・5限か?」
薔「・・・ぶぃ」
僕はホントの馬鹿みたいだ。
J「ぶぃじゃねーよ。次政経だろ?」
薔「・・・時間割変更。スネーク出張」
そう言えば・・・
昨日あの暑苦しい担任からそんな話を聞かされた。午後から出張だから5限は・・・数学かなんかだったはず。
とは言えあまり今は出席簿に傷を付けたくはないのだが・・・
J「すみませーん、カプチーノ貰えます?」
この際考えないようにしよう。
薔「・・・GJ。すみません、私も」
58 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:48:56.56 ID:6DwwGQHDO
>>57 店「かしこまりました」
店員はカウンターへと戻った。
デザートも頼めば良かった。
薔「・・・ねぇJUN?私思ったんだけどさ」
J「何を?」
薔「・・・どうせクリスマス暇でしょ?」
J「かなりの確率でな。それにしても気が早いなまた」
薔「・・・お姉ちゃん誘ってあげて?」
僕は一瞬考えた。
人間、どうしても悪い方向に考えてしまうのだろう。
断られたらどうすんのよ?と考えてしまっていた。
薔「・・・ファイト♪」
J「なんでもう決まってるわけ?」
薔「・・・どうせ暇なんでしょ」
痛いところをチクチクと突いてくる・・・
J「・・・わかったよ。何かしら考えとくよ」
薔「・・・GJ」
J「GJ?何それおいしいの?」
薔「・・・お姉ちゃんのコーヒーの方がおいしい」
J「あ、そう」
薔「・・・カプチーノまだぁ?」
こんな調子で5時間目をサボり6時間目をいつものように受け流して、僕は彼女の元へと向かった。
自転車で走るには一番気持ちいい時期かもしれない。
59 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:50:26.33 ID:6DwwGQHDO
>>58 少し肌寒いのを除けば、いい感じだと思う。
こんな感じで秋を満喫していると直ぐに店に着いた。
窓越しに彼女を探してみると直ぐに見つかった。
銀「こんにちわぁ・・あ、JUN〜」
J「こんにちは。久しぶりに来ました」
銀「ホント久しぶりねぇ。寂しかったわぁ」
J「そうなんですか?」
銀「ホントに寂しかったんだからぁ」
J「またまた。あ、いつものお願い」
銀「来てくれないから忘れちゃったわぁ♪」
J「ひどいなぁ」
銀「嘘よぉ♪はい、390円ね」
J「どうも。今日は夕方の買い物は?」
銀「終わったら行くわぁ」
J「一緒に行かない?」
僕の誘いに、彼女は笑顔で答えてくれた。
銀「いいわよぉ。今日はお惣菜が狙い目よぉ」
J「もうおかず作っちゃったよ」
銀「そうなのぉ?まぁいいわぁ。終わるの6時だから、それまで待ってて?」
J「わかった」
僕は勉強しながら彼女が上がるのを待った。
これでも一応受験生。
エスカレーターとは言え、油断はできない。
下手すりゃ希望していた学部から大きく離されてしまう。
その代わりにテストの点数だけで決まるので楽っちゃあ楽だ。
60 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:52:07.89 ID:6DwwGQHDO
>>59 J「えーっと東西対立以降・・・」
結構集中していたようで、時計をみたらもう6時を指していた。
銀「JUN〜終わったわよ〜」
J「それじゃあ、行こうか」
銀「うんっ♪」
何だかとても嬉しそうだった。
確かにメールはしているもののよくよく考えると会うのはお泊まり以来かもしれない。
銀「ねぇ、選抜ってまだ12月の頭にやってるの?」
J「うん。早く終わって欲しいよ」
銀「頑張ってね。陰ながら生暖かい目で見守るから」
J「なんか微妙だなそれw」
銀「冗談よぉ。ちゃんと応援するし、勉強でわかんないことあったら聞いて?これでも一応学年トップだったんだから」
J「mjsk」
初耳だった。
学年トップ‐僕にはかなり縁のない話だ。
銀「ホントよぉ。それより勉強大丈夫?」
正直言うと、僕はあの英語の記述は‐まぁ、どう考えてもあの問題のレベルが高すぎるのだが‐難があった。
英文学と国関専用問題らしいのだが今までマトモに8割取れたことがない。合格ボーダーはなんと英語だけで9割必要だとか。
僕はそのことを彼女に話すと彼女は、
銀「なら明日お昼ご飯の時にちょっとPSMまでいらっしゃぁい。何も持ってこなくていいから。予定決めましょ♪」
J「わかった。ありがとう」
銀「気にしないでいいのよぉ」
61 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:55:43.06 ID:6DwwGQHDO
>>60 彼女の提案で翌日からほぼ毎日一緒に勉強することになった。
毎日彼女に会うことで僕は微妙な変化にも気付けるようになっていた。
そんなある日・・・
銀「・・この、whichはこれにかかって・・・」
J「え、こんなとこに?」
銀「・・あ、ホントだ。ごめんねぇ」
J「・・・どうしたの?」
銀「・・へ?何が?」
J「いや、なんか今日変だから」
銀「・・そんなことないわよぉ」
J「じゃあ、ちょっと休憩。何か飲む?」
銀「お水お願いできる?」
J「わかった。ちょっと待ってて」
彼女が何か隠しているのは目に見えていた。
隠していること・・・
一つだけ
たった一つだけ
思い当たることがあった。
だけど・・・僕は聞き出すことが出来なかった。
そんな自分のヘタレ度に憤りを感じるばかりだった。
それに・・・なんだか胸騒ぎがする。
悪いことが起きなければいいのだが・・・。
そう願うばかりだった。
Phase4 fin
62 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:56:13.12 ID:6DwwGQHDO
今日はここまでです
63 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:08:46.66 ID:5xcUdDZE0
一つ屋根の下 を描いた人 もうとっくに見てないよね
すごい好きなんだけど・・・
64 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:37:56.53 ID:SvHReyXh0
>>63 黙れ 雑談は雑談所へ行け
あとこの人について「とっくに」とか言ってたら
他の長編作者はどうなるんだと
65 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:40:58.34 ID:bOMlwD5c0
66 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:51:07.00 ID:EEY1YMJhO
梅「あ、金糸雀ちょっといいかな?」
金「ふぇ、何か用かしら先生?」
梅「うん、金糸雀の保護者の方って確か人形が好きだったよね?」
金「うん、みっちゃんは確かに大のお人形好きだけど…それがどうかしたのかしら?」
梅「いやぁ実はね、今先生が持ってる人形があるんだけど…古くなったから新しいのを買い直しちゃったんだ。でも置き場所がなくってね。
捨てるのもなんだし良かったら金糸雀が持ってってくれないかな?」
金「むぅ…確かに古くなったからって捨てちゃうのもかわいそうなのかしら。」
梅「少し汚れてはいるけどちっとも壊れてはないから安心してくれていいよ。」
金「それなら…多分大丈夫だと思うかしら。」
梅「本当かい?いやぁ…先生助かったよ。なら後日金糸雀の家までそいつを送ってもらうように手配しておくよ。」
金「わかったかしら〜。」
梅「ありがとうね〜。」
数日後…
み「カナー、ちょっと来て〜。」
金「は〜い、……みっちゃん、このおっきな荷物何かしら?」
み「さぁ?カナ宛てなんだけど送り主は……梅岡先生!?」
金「先生から?……あ、そういえばこないだかくかくしかじかで…」
み「へ〜、あの人が人形だなんてちょっと意外だなぁ…」
67 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:53:30.53 ID:EEY1YMJhO
>>66 金「うん。でもまだ壊れてもいない子を捨てちゃうのはかわいそうなのかしら。
みっちゃんならきっと可愛がってくれると思って引き受けたんだけど…まさかここまでの大物だとは…」
み「もしかして…ダッチワ…」
金「そ…それは困るかしら…」
み「とりあえず…開けてみましょう。」
『ビリビリビリ…』
み・金「「…ぎぃやあああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!」」
翌日…
金「先生ーー!!」
梅「やぁ、金糸雀じゃないか。どうだい?例の子は。」
金「どうもこうもないかしら〜!!どこの世界に生徒に人体模型送りつけてくる教師がいるかしら!?」
梅「いやぁ、人形には変わりないじゃないか。はっはっは♪」
金「ふざけんなかしら!!アレのせいでみっちゃんは熱出して寝込んじゃったのかしら!!」
梅「慣れれば可愛くなってくるから大丈夫だよ。」
金「どこに人体模型をお部屋に飾ってる女の子がいるかしらー!?不気味すぎかしら!!」
梅「まぁ、もうあの子は君のものだから可愛がってあげてな。じゃあね。」ダッ
金「あっ!コラ…待つかしら〜!!」
結局、次の粗大ゴミの日まで人体模型は草笛家のリビングに置かれていたという…
68 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:55:13.83 ID:EEY1YMJhO
おまけ
食事中…
金・み「「……」」
金「みっちゃん…やっぱこっち見てる気がするかしらぁ…」
み「見ちゃ駄目よ…絶対に…」
金「でも…さっきから気になって仕方ないかしら。」
み「…実はね、昨日食事中あの子と目が合ったの…そしたら夜に金縛りにあって…」
金「いぃ!?」
み「兎に角…あの子を手放したら…2人で梅岡先生をボコりに行きましょうか…」
金「異義なし…かしら。」
69 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:00:01.19 ID:6DwwGQHDO
70 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:15:23.32 ID:UMupE2ngO
保守
71 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:40:06.02 ID:eGs6FScT0
『ローゼンオールスター! 大乱闘スマッシュシスターズDX』
ジ「……何だこれ」
薔「よく分かんないけど面白そうだから買ってみた、キャラが私たちに似てる……」
銀「なんでも凄くリアルにできてるって評判よぉ、特にCOMが上手くできてるとか」
ジ「じゃあ早速全員COMにしてやってみるか、キャラクターは……」
真紅 金糸雀 翠星石 雪華綺晶
ジ「ま、これでいいか」
銀「ルールは時間制で……スタート!」
ジ「おっ、早速真紅が飛び出していった、やっぱり好戦的だな……絆ックルで特攻か」
銀「翠星石は何しているのかしら、箱を壊してばっかりだけどぉ……」
ジ「アイテムをとって優位に立とうとしているんだろうな、でも影でこそこそしようとする奴に限って」
『ズガーーーン!』 翠「ギャーーーーーですぅーーーー!」
ジ「爆発物キャリアーの存在を忘れてるんだよな、上に投げればいいのに」
薔「……お姉ちゃん、食べてばっかり」
雪華綺晶はくす玉の下で狂喜乱舞している、 ……くす玉は食べ物が出やすい。
ジ「ダメージ無いのになぁ……おっ、金糸雀が上から奇襲をかけようとしてるぞ、グルグル持って」
『ポイッ』『ポカポカポカ』 金「きゃ〜〜〜!」
薔「COMのくせに……グルグルは遠くに投げられないの知らない」
ジ「しょうがないよ、だってかなりあだもの み●を」
72 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:48:58.22 ID:eGs6FScT0
>>71 銀「そういえば真紅はぁ?」
ジ「そういえば……あ、あそこだ。キノコ追っかけ回してる」
薔「……妙に必死?」
銀「フフッ、真紅ったらおばかさぁん。スーパーキノコを食べてもムネだけが大きくなる訳じゃないのにぃ」
薔「あ……毒キノコだった」
銀「あらぁ、無いムネがさらに縮んじゃったわぁ」
薔「プッ! ………さらにナイムネ」
?「あら、あなた達楽しそうね?」
銀・薔・ジ「!!!!!!!!!!!!」
?「A+→はじき、ホールド(溜め)………」
薔「シッシールド! Rトリガー!?」
銀「メタルブロックはどこぉ!?」
ジ「ていうか僕は何も言ってないぞ!?」
?「最大溜め………絆ックル!!!」
銀・薔・ジ「ギャアアアアアアアアアアアアアア!」
銀 200% 薔 200% ジ200%
『ズドーーーーーーーーーーン!』
GAME SET!
73 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:07:58.30 ID:BRwt1JBT0
hosyu
74 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:21:45.64 ID:MFheTHdRO
あの世に嫌われている方々・Returns(あの世に嫌われている方々の続き)
すっばらしい朝が来たっ、きっぼーうのあっさーが
「朝っぱらから元気なこった」
あら、私は今自分なりに人生を謳歌しているのよ
「だからってラジオ体操のはねーよ」
あら、昔の私ならもっと絶望的な歌詞だけどね
「素晴らしい朝が来たが希望なんかありゃしないってか」
ま、そんなところね。あ、そろそろ着替えるから…
「じゃ、適当に食堂にでも行ってくるわ」
そうだね…15分位したら戻って来て
75 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:26:34.47 ID:MFheTHdRO
>>74 「あ〜あ、やっぱりまだやってないか…」
-今俺が居るのは有栖川大学病院の食堂
意外とご飯が美味しいのでちょくちょくご飯を食べに来る
「…」
-暇だ。流石に15分も静寂を守れるほどおしとやかな人間でない俺は、これから先、自分がどうなるかを考え続けた
(もし、手術が失敗したらって…本当は考えたくないが、仮に失敗したらもうアイツには会えないのかな…)
-俺の手術は前回の事故(この世に嫌われた女、あの世に嫌われた男参照)の後遺症を治すための手術だって聞いてるけど…実際失敗すると一生寝たきりだからな…
76 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:31:38.69 ID:MFheTHdRO
>>75 「って…もう15分か…」
あら、遅かったのね
「これでも急いだつもりだよ」
そう?
「ま、ちょいと考えごとをしてただけなんだけどね」
何?
「今回の手術」
あら、珍しいわね
「そう? 俺だって人間だし、あの時からずっとプラスに考えるのをやめたからさ…」
何? もし手術が失敗したらとか思ってたの?
「ビンゴ」
あら
「さて白の柿崎さん、どこに飛び込む」
19番でって…なんでアタック25なのよ
77 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:37:19.98 ID:MFheTHdRO
>>76 「ま、気にせずに」
でも、君らしくないわ、そんな事に怖がるなんて
「確かにそうだけどさ…実際失敗したらもう柿崎とこんな話できないんだぜ」
え…
「だってそうだろ? 柿崎が失敗したら死んじまうし、俺が失敗したら寝たきりになって話すこともままならないし…」
…
「柿崎…」
…分かってる…でも、私は手術が成功するって信じてる。だって…だって君はあの時、居きるか死ぬかの瀬戸際だったのに生きているんだよ? 私だって、幾度となく余命が延びているんだもの
78 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:45:19.37 ID:MFheTHdRO
>>77 「そっか…そうだよな…ごめん…柿崎…」
良いよ…でも、一つだけお願いがあるの…
「何?」
私を…抱き締めて…この想いが…無くならないうちに…
「…分かったよ…」
(やっぱ柿崎も女の子なんだな…華奢で、ちょっと力を入れただけで、すぐに崩れちまいそうだ…)
やっぱり、君は男の子だよ…なんだかんだ言っても…頼りがいのある体…
あの世に嫌われている方々・Returns
完
79 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:51:06.08 ID:MFheTHdRO
>>78 とりあえずあの世シリーズも第3回目に突入しました
元々一回だけでしたけどね…何故だか続いています。はい
それで、此処から先のお話に関してですが
此処から先、主人公の名前を呼ぶシーンなどが出てくると思われます。本来なら、ジュンか笹塚にすれば良いのですが、このお話の主人公のイメージですと、二人のイメージが崩壊してしまいます
なので、仮に名前を呼ぶシーンになったときには「葉月」という名前で表示したいと思います。なので、次回からNGワード:originalが入ることを頭の片隅に入れていただくと嬉しいです
宜しくお願いします
80 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:53:30.84 ID:6DwwGQHDO
81 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:01:38.69 ID:9zcWOwe00
>>68 みっちゃんとカナはスレの清涼剤やw
>>79 まあジュンがラガーメンってさすがに違和感があるよなw
続きwktkだ
82 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:23:24.73 ID:/7uTWaFE0
ほしゅ
83 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:24:25.57 ID:ZXHR487PO
前回から大分時間をおいての美人8姉妹と僕(仮)第10話!
え?
今まで何してたかって?
そりゃ、話を練ってたわけであって、オンラインゲームになんかハマってないよ……
前置きが長くなったね
今日の主人公は、残念ながら僕じゃないんだ。
第10話「俺は王子」です。
どうぞ!!
84 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:25:29.54 ID:ZXHR487PO
>>83 「なっ………ぬぅわんだってぇ!??!!???!!」
夜の9時を回った頃、町内の叫び声が響き渡った。
「うっ…嘘だ!?嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」
しかし、結果は変わらなかった。
学校が終わってからの5時間……散々迷ったあげく、やっとの思いで押せた送信ボタン。
考えられるの中で最高の文章…さりげなく、しかし、礼儀も忘れずに。
それなのに…それなのに……『エラーメッセージ』だとぉぉぉぉぉ!?
どういうことだ?
何故だ!?何故なんだ…?
アドレスを交換してから一週間……やっと決心がついて送れたというのに…
うわぁぁぁ……うわぁぁ…うわぁ………
85 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:26:29.01 ID:ZXHR487PO
>>84 〜次の日〜
一睡もできなかった…
早く学校に行かなきゃならねぇ!
布団から起き上がり、制服に着替え、パンをくわえて瞬間移動。
一瞬にして自分の教室に。
しかし、時間はまだ7時30分…教室には誰もいるはずもなく、1人たたずむベジータ
べ「クソッ!何故だ!?何故だ!?何故だ!?何故だ!何故なんだー!!」
30分がたち、やっと数人教室に入ってきた
べ「………ハッ! 笹塚!!やっときたか」
笹「なんだよ?ベジータ。今日はやけに早いじゃん」
べ「そんなことは、どうでもいい!! お前、アドレス交換してからメールしたか?」
一瞬なんの話をしているのかわからないような表情を見せる笹塚だったが、すぐに気付き
笹「まだ、してないよ… なかなか勇気がでなくてさ。まさかベジータ…キミしたのかい?」
86 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:27:29.66 ID:ZXHR487PO
>>85 べ「………」
うつむく俺
笹「どうしたんだ?」
べ「……今、銀嬢にメールしてみろ」
笹「え?なんで?」
べ「お前の気持ちはわかるが、いいからしてみてくれ」
わかったよと言い、メールを送る笹塚…次の瞬間、メールが返ってきた。
笹「早いなぁ」
少しにやけながら、メールを見る笹塚……顔面から血の気がひいていく
笹「………エラーメッセージ!?」
やっぱりかと、溜め息をもらす俺
まだ状況を理解できずにいる様子の笹塚。
87 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:28:28.50 ID:ZXHR487PO
>>86 べ「つまり、俺達にはアド変の連絡が来なかったってことだ…」
笹「言わなくてもわかってるよ!……そうだ!桜田君は!?」
そいだった…
俺とは比べものにならないほど貧相な顔をしてるくせに何故か銀嬢のお気に入りのJUNなら何か知ってるハズだ。
そして、笹塚と待つこと10分。
冴えないメガネが教室に入ってきた。
べ「おぃ、JUN!ちょっと聞いてくれ。」
J「心の中で人の悪口を言うような奴の話は聞きたくないね」
べ「……え!?」
俺の心の声が聞こえるのか!?
意地悪そうな笑みを浮かべながらJUNが
J「冗談だよ。話ってなんだ?」
べ「それが……」
ことのしだいを話す俺と笹塚。
聞き終わるとしばらく考え込んでいる様子のJUN。
J(そういえば、アド変の連絡きたな…… 2人に教えなかったってことは、嫌いってことなのか?でも、笹塚君は良い奴だし……ここは無難に)
88 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:29:30.00 ID:ZXHR487PO
>>87 J「わからないなぁ。僕も最近メールしてないし、アド変の連絡もきてないよ。だから、タイミングが悪かったか、先輩が忘れてるかどっちかじゃないかな?」
普段、俺達には…少なくとも俺には見せない爽やかな笑顔で答えるJUN。
明らかに嘘だ。
つまり、銀嬢はアド変をした。
そして、JUNには送ったが俺達には送らなかった……
結論は幼稚園生でも分かる…
その日の放課後は、笹塚の申し出をことわり1人で帰ることにした。
とぼとぼと歩く俺。なんとなく家には帰りたくなかったから、公園でブランコに揺られていた。
良い歳した王子である俺様がブランコ……笑うがいいさ…
けど、銀嬢にアド変を教えてもらえなかった事が俺にとってどれだけ辛いか…お前等にはわからないだろう……
89 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:31:07.55 ID:ZXHR487PO
>>88 クソッ…
俯きながらブランコに揺られている
蒼「あれ?キミは確かJUN君の友達のベジータ君だよね? こんなところで何してるんだぃ?」
顔をあげると、そこには蒼星石が立っていた。
真面目で優等生、その中性的な顔立ちから女子の人気絶大の男女。
べ「なんのようだ」
冷たく言い放つ俺。蒼星石は怯えた表情で
蒼「キミが1人でいるのを見てどうしたんだろうって…」
ふんっ
良い子ちゃん気取った偽善者が!?
べ「1人にさせろ 消えろ…」
蒼「でっ、でも…」
悩み事なら相談にのるよ?
僕にできることならなんでもするよ?
そんなようなことを言いながら、俺の顔を覗き込む。
べ「なっ!?」
彼女の真剣な瞳に思わず赤面する俺。
こんなに真剣な瞳をしているのに、俺は……俺は…
べ「悪かった…」
謝った後、何故こんなとこにいるのかを話していた。
90 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:32:09.14 ID:ZXHR487PO
>>89 蒼「……そっかぁ。そんなことがあったんだ…」
そう言って、ハンカチを差し出す蒼星石。
俺はなんの意味なのかわからなかった。
蒼「……涙ふきなよ」
そう言われ、初めて自分が泣いていることに気付いた。
ハンカチを受け取ると、彼女は立ち上がり
蒼「僕が力になれる問題じゃなかったけどさ…僕はベジータ君のこと応援するよ」
天使の様な笑顔で、そう俺に言った。
俺は、じゃぁ。と言い帰っていく彼女の後ろ姿を延々と見ていた
91 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:33:11.92 ID:ZXHR487PO
>>90 〜その日の夜〜
リダイアルから笹塚に電話をかける。
……4回目のコールで
笹「もしもし?」
べ「俺だ!ベジータだ!!」
笹「興奮してるね。どうしたの?」
べ「俺は今日から………蒼嬢一筋だぁぁぁぁぁぁ!!!」
プッ
電話を切り、布団に倒れ込み大声で笑う。
べ「フハハハハハハッ!! 俺は最強の恋の戦士だぁぁ!!!!」
続け。
92 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:46:27.56 ID:MFheTHdRO
保守短編〜とりあえずネタで逝こう〜
テトリス
金糸雀「とりあえず暇だからTetris blackをやるかしら」
金糸雀「♪〜9800ラインかしら〜」
金糸雀「アッー! 気を抜いたら終わってしまったかしら〜」
笹塚「金糸雀ってテトリスには強そうだと思うんだ。ドジっ子を発動させなければ」
保守
93 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:47:55.77 ID:/bzz5kF20
>>91 べジータの勝ち目のない戦いは続く……
――保守短編
ジュンが薔薇水晶と結婚したいそうです
J「お義父さん!! 薔薇水晶を下さい!!」
薔「wktk」
雪「(´・ω・`)ジュンサマ……」
槐「ダメだ。お前に薔薇水晶はやれん」
J「そうですか……」
薔「(´;ω;`)」
雪「(´・ω・`)バラシーチャン……」
J「だったら雪華綺晶を下さい」
薔「(゚д゚)」
雪「(゚д゚)」
槐「それならいいよ。幸せにしてやってくれ」
薔「( Д ) ゜ ゜」
雪「v(^∀^)」
こうしてジュンは雪華綺晶と結婚し、末永く幸せに暮らしたそうな。
めでたしめでたし
薔「(゚д゚)」
94 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:02:02.70 ID:mxFvMk5S0
95 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:03:35.88 ID:wu2sk1rDO
薔薇獄借金乙女
貝のように黙りこむわたし
決め込むは居留守の部屋
ヤクザがドア蹴り飛ばしても
隠れる場所に向かうだけ
頬でなぞる金糸雀の頬は
摩擦の熱 響く悲鳴
たまりません
逃げてるのが追われてるのが
わからなくなるまで
ドールや服買って買って
溺れハマりみつ地獄
増える利息迫る期日
生活を軋ませ
これがマジでやばいようなら
夜逃げも必要ですか
ああ疲れきった精神は
カナの太陽のような
笑顔のみで癒されるわ
96 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:08:36.30 ID:cpfpgcdh0
97 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:10:58.54 ID:CHoPgw+20
>>95 ちょ、みっちゃんwww
みつ地獄ハマりすぎバロスwwwwww
大人の威厳ゼロですがなorz
98 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:11:25.77 ID:9jmjxNy70
99 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:19:29.15 ID:Z7gZ6QwNO
100 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:34:36.65 ID:kLR5Z31OO
100ですぅ
101 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:08:34.81 ID:TAmTqp6r0
保守
102 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:20:02.12 ID:9jmjxNy70
103 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:31:15.20 ID:cpfpgcdh0
>>102 ちょwwwカナwwwwwww可愛いけどwww
104 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:46:48.06 ID:VCtJvIKU0
hosyu
105 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:22:21.94 ID:GdIUx/ehO
保守
106 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:47:59.62 ID:grFfjKedO
残念
107 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:12:49.60 ID:grFfjKedO
まだ
108 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 05:12:50.85 ID:ncB/OvfHO
ほ
109 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 06:10:19.79 ID:x4w1kemZ0
し
110 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 06:43:44.88 ID:grFfjKedO
ゅ
111 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 07:04:33.79 ID:wu2sk1rDO
う
112 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 08:11:22.64 ID:sM594x8xO
保守
113 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 08:48:46.53 ID:97edgQwB0
保守
114 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 09:23:02.99 ID:grFfjKedO
う
115 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 10:08:36.24 ID:Z7gZ6QwNO
にゅー
116 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 10:24:39.28 ID:UTqCSsyQO
保守用短編〜とりあえずネタで逝こう〜
ジュンと金糸雀はテニヌをしているようです
ジュン「いくぞ〜」
金糸雀「かかって来いかしら」
-ピュン
金糸雀「ツ…ツイストサーブかしら…」
-カコーン
金糸雀「あれ? 間違えてロブにしちゃったかしら…」
ジュン「ダァァァァンクスマァァァァァッシュ」
ジュン「やば…金糸雀避けろ!」
金糸雀「へ? って…あたたたたたたた
おでこがまさちゅーせっちゅ」
保守
117 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 11:20:45.27 ID:Z7gZ6QwNO
ばらしぃとジュンの愛の保守劇場
-ジュンピンt(ryの巻、後編-
前回のお話
酒に酔ったばらしぃと銀様に絡まれ、ジュンの貞操もついに破られるのか!?
ジ「こうなったら意地でも建前通してやるからな」
薔「・・・いけずぅ」
銀「もぉ〜ジラさないでよぉ(はぁと」
ジ「ジラしてないしやる気もない。さっさとその物騒な注射器やらなんやらをしまいなさい」
薔「・・・仕方ない、銀ちゃん行くよ」
銀「りょ〜かいっ」
銀様とばらしぃの攻撃
銀「縄で拘束ぅ」
薔「・・・ハルジオン♪」
ジ「酔った連中に負けるわけにはいかないので、仕方ないからこれで応戦」
ジュンの攻撃!!
ジ「スィドリーム!!」
ジュンはどこからともなく消火用放水ホースを持ち出し、そこからとてつもない勢いで水を発射!!
するといきなり・・・
翠「こらぁぁぁぁ!!スィドリームは翠星石の台詞ですぅ!!何パクってやがるですかぁ!!こうなったらお前等全員水浸しにしてやるですぅ!!スィドリーム!!」
それはそれはバスタブを引っくり返したような雨を降らせてばらしぃも銀様も酔いが覚めたようです。
当のジュンはと言うと・・・
真「熱は下がった?」
ジ「下がったけどまだ頭痛いわ・・・」
真「そう。ちゃんと養生なさい」
風邪を引いたようです。
かくしてジュ
118 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 11:22:35.53 ID:Z7gZ6QwNO
何でぶった切られてんだ・・・orz
>>117 かくしてジュンの貞操は守られましたが、次いつ襲われるか分からない。そんな日々を過ごすジュンでした。
119 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 11:50:43.03 ID:UTqCSsyQO
あの世に嫌われていますねそうですね(あの世に嫌われている方々・Returnsの続き)
「柿崎」
あら、どうしたの?
「あまりにも暇だから遊ぼうぜ」
何をするの?
「…看護婦さんの年齢当て」
おやおや、珍しく楽しそうな遊びをっ…くっ…
「おい、柿崎どうした」
ちょっと発作っ…くっ…
「やば…ナースコールナースコール」
看護婦「どうしたの!?」
「柿崎が…発作を起こして…」
看護婦「落ち着いて、今先生を呼んでくるわ」
「急いで下さい!」
120 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 11:55:49.63 ID:UTqCSsyQO
>>119 もう嫌…
「大丈夫だ! すぐに先生が来る」
苦しい…
「そこで諦めるのか! お前の生きたいはその程度か!」
…いいえ…私は…まだ…死ね…
「柿崎? 柿崎!」
先生「どうした!?」
「先生! 柿崎が発作で…もう気絶しています! 早く!」
BJ「早く手術するぞ!」
先生「ブラックジャック先生!」
BJ「一刻も早く、手術の準備を!」
あれ? 私は…一体…
確か発作を起こして…
121 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:01:42.56 ID:UTqCSsyQO
>>120 !? みんな居ない…何処?
水銀燈「あらぁ、こんな所でくたばるのぉ? おばかさぁん」
なに言ってるの? 水銀燈…
ラプラス「おや、此処に迷い込んだ子羊が一人」
誰? 貴方
ラプラス「私はラプラスの魔…所謂道化です」
道化…
ラプラス「先に言っておきましょう。貴女、このままだと死にますよ」
!?
ラプラス「帰りたいならイメージしなさい。帰りたくないならそのままになさい」
嫌よ…私は死ぬ気なんてまっさらないんだから
122 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:05:29.28 ID:UTqCSsyQO
>>121 ラプラス「前回もそんな事を言うお坊っちゃんがいらっしゃいました」
そのお坊っちゃんって…
ラプラス「貴女が一番大事に思っている人ですよ」
ラプラス「おや、声が聞こえますよ。帰らなくていいんですか?」
…私は…
「柿崎! 起きろ!」
え?
「良かったぁ…やっと起きた…」
私は…一体…
「発作を起こして緊急手術したんだよ」
あ…思い出した…
「それでさ、ブラックジャック先生が心臓を治したんだよ」
123 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:10:37.99 ID:UTqCSsyQO
>>122 そんな馬鹿な…
BJ「そんな馬鹿なことを起こせるのが私だ」
あ…ブラックジャック先生…この度はありがとうございます
BJ「礼には及ばんよ。それにしても柿崎さん…君は本当についている」
と言うと?
「今回の手術は正直、成功するかどうかが分からなかったそうだ」
…フフ…
「なに笑ってんだよ」
君、あの事故(あの世に嫌われている男、この世に嫌われている女参照)の時、変な兎に会わなかった?
「ああ、いたいた。ラプラスの魔だっけ?」
124 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:14:04.71 ID:UTqCSsyQO
>>123 そうそう、何だかさ…
「どうした?」
私って、本当に死んじゃいけない人なんだね
「なにを今更」
えへへ
「じゃ、次は俺の体を治す番か
ブラックジャック先生…宜しくお願いします」
BJ「此方こそ」
ねぇ、ラプラスの魔…私も彼も、あの世に嫌われているんだね
ラプラス「ふふふ…簡単に言えばそういうことです。実際私の言ったことを試して成功した人間はいませんから」
あの世に嫌われていますねそうですね・完
125 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:15:51.02 ID:UTqCSsyQO
>>124 投下完了〜
今回は割と短めですね
さて、やっとタイトルに触れ始めたわけですが、当面めぐはまだ入院生活が続きそうです。多分検査とかかな
じゃ、あとがきはこの辺で
では〜
126 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:20:22.58 ID:Z7gZ6QwNO
127 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:27:29.37 ID:sM594x8xO
128 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:30:44.28 ID:6l3GcFmdO
>>125 なんていうか個性的だよね
好みだぜwww
129 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:25:34.71 ID:TTwivN390
ほしゅ
130 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:50:49.73 ID:Z7gZ6QwNO
本編終わってないのにまたまたまt(ry投下
バキン!!
パンッ!!
由「きょうも調子いいね」
蒼「んーでもなんか馬手に力入るなぁ」
由「じゃあ弓上げる?・・・と言っても蒼星石もう15kgだよね?」
蒼「うん・・・もう少し押手を効かせてみるよ」
秋期大会を終えた道場の一幕・・
狙いより3時に外れた矢は、彼女の技量ではなく、心の乱れからなのだった・・・
射-Lapislazuli-
蒼(最近押手効きにくいなぁ・・どうしちゃったんだろ・・)
秋期大会で好成績を修め、1月に控えた全国選抜に向けて練習をしている真っ最中。まだ少し時間があるからいいのだが、早めに治したい嫌な感触だった・・
由「ねぇ蒼星石、もう一本引いてみて?」
蒼「へ?いいけど・・」
僕は彼女に言われるがままにもう一本引いた。
打ち起こし、大三、会・・・
バキン!!
蒼(・・・エッ!?)
由「やっぱり・・・」
蒼「ねぇ・・もしかして・・」
由「もしかして。早気よ」
やってしまった。別に的中にそこまで執着はないが、今一番出て来て欲しくない症状が出てしまった。
131 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:52:55.99 ID:Z7gZ6QwNO
>>130 蒼「どうしよ・・・」
由「どうしよって・・蒼星石が私に教えてくれたでしょ?早気は心の病気だって」
蒼「そうだけど・・」
由「だから今は道場で引かない方がいいよ?巻藁からやり直そ?」
蒼「うん・・そうするよ」
タカをくくっていたワケではないが、自分をしっかりと持ち、引いているときは体と的、そして弓に意識を配っていた。
が、ここの所的ばかりに意識を向けていたのがまずかった。秋期大会の時、団体も一本競射で八寸に個人戦では八寸で決着が着かず、なんと四寸的までもつれ込んでしまった。
その時の余韻がまだ体を支配していたようで、的への意識が強くなりすぎていた。
由奈ちゃんは僕の練習に付き合ってくれて試合はいつも同じチームにいた。彼女が大前で僕が落ち。
今度の個人選抜も一緒に出場する予定だ。
しかし、今のままでは出場なんてとんでもない。
なんとかしなければ・・・
僕は焦りだけでその日の練習を終えてしまった。
帰宅すると、翠星石がいつものように出迎えてくれた。
翠「おかえりですぅ。今日は蒼星石の好きな里芋の煮っころがしがあるですよ?」
蒼「わぁ、嬉しいな♪」
翠「食べ物の好みがおじじとおばばそっくりですぅ」
132 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:54:33.08 ID:Z7gZ6QwNO
>>131 蒼「だっておいしいもん」
翠「老後に洋食に走り出しても知らないですからね」
蒼「大丈夫だよきっと」
やっぱり家は落ち着くなぁ・・
翠星石は双子の姉。僕らは今有栖学園に通うために祖父母の家に居候している。
居候とはいえ、とてもよくしてもらっている。この家のご飯はとてもおいしい。
元「おや?蒼星石、煮っころがし食べないのかい?」
翠「いらないなら翠星石がもらうですよ?」
蒼「・・・えっ!?あぁ!?食べる食べる」
マ「さっきから箸が進んでないけど、調子が悪いのかい?」
蒼「そ、そそんなことないよっ」
翠「わかりやすいやつですぅ」
蒼「姉さん!!」
翠「ホントのことですぅ」
蒼「僕なら大丈夫だよ?・・・って僕の分の煮っころがしとらないでよ」
翠「ごめんですぅ。うっかりとっちまったですぅ」
夕食も和やかに終わり、風呂に入って勉強することにした。
でも・・その日は集中できなかった。
翠「さっきから何回その単語見てるんですか」
蒼「へ?」
よく見ると30分全く何もしていないようだった。
翠「何かあるなら翠星石に言いやがれですぅ。隠し事はなしですよ?」
少しでも話せば気が楽になるのかな?と思い、僕は翠星石に話してみることにした。
一通り話終えると・・
翠「ちょっと待ってろです」
133 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:55:44.76 ID:Z7gZ6QwNO
>>131 翠星石は部屋を出て、店の方へ降りていった。
翠「ほれ、翠星石特製のイチゴスィドリームですぅ。これでも食べてスッキリしやがれですぅ」
蒼「ケーキかぁ・・そう言えば久しぶりかも」
翠「蒼星石は和菓子しか食べないですからね。たまには洋菓子も食べるですぅ」
蒼「ありがと。いただきまーす」
味はとてもよかった。
ホントに・・下手なケーキ屋なら土下座するだろう‐とは言え彼女はまだ見習いであったりする。
蒼「おいしい・・」
翠「あったり前ですぅ。この翠星石のケーキが不味いわけないですぅ」
蒼「あはwそうだね」
翠「いいですか?蒼星石は少し張り詰め過ぎですよ?」
蒼「そうかな?」
翠「弓道が生活の一部になるのは構わないですけど、生活までピンピン張り詰めてたらそら疲れて病気にもなるですぅ」
蒼「・・・」
翠「だから一週間休めですぅ」
蒼「・・へ?」
僕はポカンとした。相変わらず姉の言うことには驚かされる。
翠「へ?じゃねーです」
休め・・・か。
弓だけ持って帰って来て一週間ほど休むのもいいかもしれない。
僕は姉の言う通り、一週間ほど休むことにした。
134 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:57:29.38 ID:Z7gZ6QwNO
今日はここまでですぅ
いつものように本編とリンクしてますのでよろ
弓道用語が出てきたらウィキで調べてくださいな・・・
135 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:06:16.77 ID:wu2sk1rDO
ある帰り道…
雛「はぁ…来週の英語のテスト…気が重いなの…」
蒼「まぁ、まだ一週間あるしコツコツ頑張るしかないよ。」
ジ「まぁ英語はある程度コツを掴めばフィーリングでわかったりするもんさ。」
雛「うゆ…そんなの2人が英語得意だから言えることなのよ…」
ジ「ほらほら、腐ってるなんてらしくないぞ?」
蒼「そうだよ…あ。」
ジ「どうした?…あれは…」
そこにはいかにも困ったようなそぶりを見せる外国人の男がいた
蒼「どうしたんだろ?困ってるみたいだけど…」
ジ「僕ちょっと話してくるよ。
Excuse me. May I help you?」
男「オゥ…ペラペラペラ〜ペ〜ラ…」
ジ「いぃ!?」
蒼「これ…英語じゃない、フランス語だよ!?」
男「ペペ〜ラペラペラペペラペラ…」
ジ「ど…どうしょう?蒼星石…わかるか?」
蒼「わ…わかるわけないでしょ、フランス語なんて…」
雛「うゆ…ペペラペラ、ペ〜ラペペラ。」
ジ・蒼「「!?」」
男「ペ…ペラペラ?」
雛「ウィー♪ペラペラペラペラペペラペラ。」
男「ペペラペラペペペラペララ…」
雛「ペペラペ〜ラペラ〜♪」
男「オ〜ゥ、メルシーポークー。」
雛「ウィ〜♪ばいばいなの〜♪」
ジ・蒼「「……」」
136 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:07:31.42 ID:wu2sk1rDO
>>135 雛「うゆ?2人共どうしたの?」
ジ「雛苺…お前…フランス語わかるのか?」
雛「うん、ヒナちっちゃいころフランスに住んでたから。
でもいくらフランス語が話せても英語ができなきゃテストでいい点とれないの…」
蒼「いや…僕はそっちのほうが凄いと思うなあ…」
ジ「同感…」
雛「うゆ?」
137 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:28:34.71 ID:Z7gZ6QwNO
>>136 そうだった・・フランス語喋れるんだこの子は・・
GJ
138 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:06:55.58 ID:VQltPuwvO
センター試験にフランス語あったはずだから問題ないな
139 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:16:37.52 ID:wu2sk1rDO
図書館にて…
ジ「お、薔薇水晶じゃないか、何してんだ?」
薔「……勉強…語学の…」
ジ「英語…じゃないよなぁ、これ何語だ?」
薔「ポルトガル語…」
ジ「また随分と狭い範囲の言葉だな…ブラジルでも行くのか?」
薔「ただ…なんとなく…響きがいいから…」
ジ「例えば?何か話してくれよ。」
薔「こっほん…モノを値切るときの言葉は…フィカリーア・ウンポゥコ・マイス・バラート(もうちょっと安くして)…」
ジ「わかりにくいな…」
薔「実はこれ…略した言い方があるの…」ニヤリ
ジ「へぇ、どんな?」
薔「…ウンポコマイナス…響きが素敵www」
ジ「マジかよwww」
皆さんもブラジルへ行ったら是非試してみてください。
140 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:20:07.14 ID:Z7gZ6QwNO
>>138 英 独 仏 中 韓
から選べる
>>139 ポルトガル語は確かに聞いてて気持がいいけどそれにはワロタww
141 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:57:24.39 ID:/v1ccMm50
hosyu
142 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:11:37.49 ID:UTqCSsyQO
あの世に嫌われていますが何か文句でも?(あの世に嫌われてますねそうですねの続き)
「暇だから遊ぼうぜ」
それ前も言ってなかった?
「前は遊べなかったろ? だから今度こそ」
はいはいって…確か今日手術じゃなかった? 君
「まだ時間があきまくりなんだよ」
ふーん
「てなことで…テレレテッテテーン、薄型PS2とクライマックスU.C〜」
看護婦さんに怒られるよ
「(´・ω・`)ショボーン…じゃあ…テレレテッテテーン、ガンプラ〜」
却下
143 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:15:57.00 ID:UTqCSsyQO
>>142 「じゃあ仕方がない…丁度昼だし、食堂行こうぜ」
ま、ゲロみたいな食事を食べるよりは良いわね
「よっしゃ、じゃあ行くぞ」
あ、そんなに慌てると…
あっちゃ〜、今運動がまともに出来ない体になってるんだよ?
「迂闊だった…サーセン…」
本当ね
「じゃ、改めて行こうぜ」
了解〜
「おばちゃ〜ん、豚丼特盛り2杯ね」
私は…とりあえずチャーシューメン…
おばちゃん「あいよ、待ってな」
144 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:21:24.97 ID:UTqCSsyQO
>>143 私此処の食堂初めてだけど…美味しいよね?
「なぁに、病院食と違って普通に美味いから」
おばちゃん「はいよ、豚丼特盛り2丁、チャーシューメン一丁」
「いただきま〜す」
いただきます…あ、美味しい
「あふぁりまふぇだろ(訳:当たり前だろ)」
はいはい…だからまずはご飯飲み込んで…
「ゴクッ…あ〜美味かった…」
流石は元ラグビー部員…早い
「だろ? 運動神経が衰えてもまだ食欲は大丈夫なんだぜ」
そういえば手術はドコ切るって?
145 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:21:44.98 ID:Yny4IqdV0
146 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:26:21.37 ID:UTqCSsyQO
>>144 「心臓近くの神経。あの時の事故(この世に嫌われた女、あの世に嫌われた男参照)でそこら辺の神経を傷つけて、徐々に切れ始めてるそうでね…その神経をつなげるんだと」
あら、貴方も心臓付近を切るのね
「手術の内容は変わりまくりだけどね」
頑張んなさいよ
「たりめーだよ。そうでなくても俺はあの世に嫌われているんだぜ?」
そうよね。仮にこの病院が全焼しても生き残ってそうだし
「うはwwwwwwwwwwwwwwww」
147 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:29:36.59 ID:UTqCSsyQO
>>146 あら、事実のような気がするけどね
「笑えねえよ。じゃ、会計済ませて、手術に望もうかね」
そうしましょう
BJ「じゃあ、君の手術をする」
じゃあね
「じゃ」
全く…ま、君はなんだかんだ言いながらも生き残りそうだし、とりあえず持って来てくれたガンプラでも組み立ててましょ
148 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:33:59.52 ID:UTqCSsyQO
>>147 BJ「手術は終わったよ。成功だ」
「あ…そうなんすか…」
BJ「これで君はいつも通り運動できるぞ」
おめでとう
「ありがとう。って、何気にガンプラ作ってるなよ」
あら、悪い?
「一度却下したくせに〜」
あはは
「あはは」
BJ「それと…君に一つ言わなければならないことがある」
「何すか?」
BJ「術後の検査などもあるからまだ入院してもらうぞ」
「どれくらいの期間ですか?」
BJ「お隣さんと同じ日に退院だ」
149 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:39:22.57 ID:UTqCSsyQO
>>148 「は〜い」
BJ「では、私はこれで失礼する」
「ありがとう御座いました」
行っちゃったね…
「だな…さ、これで互いに治ったって訳だし…約束通り遊びに行けるな」
そうだね
「さて、何処に行きたい? 海? 映画?」
君の…家…
「あはは〜って馬鹿も休み休み家…って本当?」
うん…なんか楽しそうだし…
「普通に映画見に行った方が楽しいと思うけどな」
…もう…
「おいそこ、ふて寝するな」
150 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:45:08.04 ID:UTqCSsyQO
>>149 何で気付かないのかなぁ…
私が君のことを…って…キャッ
「危ない危ない」
きゅ、急に驚かさないでよ!
「悪い悪い」
全く…とりあえず退院したら
「俺の家に来るんだろ? 良いよ」
え? 良いの?
「仕方がないだろ? じゃあ何? 映画でも見に行く?」
君の家に行きたいです
「はい、よく言えました〜」
あ〜もう、頭なでないっ!
「そっちこそ、俺に抱きつかない」
水銀燈「二人とも甘甘ねぇ…」
151 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:50:18.75 ID:UTqCSsyQO
>>150 す…水銀燈
「水銀燈…
( ^ω^)ゞおいす〜」
水銀燈「そんなに仲が良いんなら、くっついちゃいなさいよぉ」
!?「!?」
水銀燈「冗談よぉ、それよりめぐ、手術成功おめでとぉ」
あ、ありがとう。水銀燈
水銀燈「じゃ、私は帰るわねぇ」
「何だ。もう帰るのか」
水銀燈「アツアツな二人の邪魔は出来ないわぁ」
全く…何だったのかな? あの子は
ま、それでも退院したら彼の家に行けるんだし…いっか…
あの世に嫌われていますが何か文句でも?・完
152 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:52:22.33 ID:UTqCSsyQO
>>151 本日2本目〜
テスト勉強せにゃならんのに何やってんだろ…俺…
とりあえずめぐも主人公も手術が終わったわけだし、そろそろ退院編が始まりますね
多分この流れだと退院した後も書くかもしれませんが…
ともかく、宜しくお願いします
153 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 17:41:42.30 ID:QeAQORFAO
す
154 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 17:42:14.57 ID:sM594x8xO
法
155 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 18:01:40.43 ID:grFfjKedO
保守
156 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 18:29:48.23 ID:UTqCSsyQO
保守
157 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 18:52:55.31 ID:VFDBZzV60
ほ
158 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 19:46:33.91 ID:6ZJiO6nj0
し
159 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:00:21.51 ID:grFfjKedO
保守
160 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:22:25.22 ID:UTqCSsyQO
161 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:23:41.69 ID:UTqCSsyQO
162 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:42:05.28 ID:sM594x8xO
>>160 なんというめぐ…
見ただけでときめいてしまった
このめぐは間違いなく赤の他人
163 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:08:34.35 ID:UTqCSsyQO
保守
164 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:34:19.69 ID:GdIUx/ehO
保守
165 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:34:49.26 ID:dZTh2rQy0
「一つ屋根の下 第百八話 JUMと夜食」
カリカリカリ……ペラペラペラ……ゴシゴシゴシ……カリカリカリ……
「はぁ〜、しんどいな。でも、学年末近いしな。」
時間はすでに夜中の十二時近く。僕は部屋の机の上には教科書、問題集、ノート、参考書等が
散らばっている。時期は一月の後半。ウチの高校は学年末テストの時期が他の高校より早い。
故に、試験勉強などをしているわけ。まぁ、これ落としたら留年の可能性出てきちゃうしね。
ちなみに、すでに大学も卒業も決定している銀姉ちゃんとカナ姉ちゃんは余裕綽々で、食後も妹弟
達が勉強するために部屋に戻っていくのを尻目にリビングでPS2なんぞをしていた。
「ん〜……ふぁぁ、ちょっと眠気が来たかな。でももう少しやりたいし……コーヒーでも飲みに行くかぁ〜。」
ギシッと椅子が音を立てる。僕は立ち上がり部屋を出て階段をトントンと軽快に降りていく。
リビングの前に着くと明かりが少しだけ漏れているのが見て取れる。もしかして、まだ銀姉ちゃんとカナ姉ちゃんが
起きて遊んでるんだろうか。とりあえずリビングのドアを開く。
「ん?JUMじゃねぇですか。どうしたですか?」
しかし、予想に反して中に居たのは翠姉ちゃんだった。翠姉ちゃんはお気に入りの緑のパジャマ姿で
ソファーに座って、大きなヌイグルミを抱きながら夜中のお笑い番組なんぞを見ている。
「ん、勉強してたけど、ちょっと眠かったからコーヒーをね。翠姉ちゃんは?」
「翠星石はちょっとした気分転換ですぅ。あんまりシコシコ勉強してても頭ガチガチになるだけですよ。」
「それはそうだけどさ。学年末もうすぐだから、勉強しないとね。」
「まぁ、精々頑張りやがれです。翠星石は普段から真面目に勉強してるから無問題ですぅ〜。」
フフンと翠姉ちゃんが胸を張って言う。いつも蒼姉ちゃんに泣き付いてノートとか借りてるのは気のせいだろうか。
「ふ〜ん、まぁ留年とかしないようにね。来年翠姉ちゃんが僕等と同じ学年になったら恥かしいでしょ?」
「う、うるさいうるさいうるさいですぅ!ちゃっちゃとコーヒーでも飲んで部屋でシコシコ手を動かしやがれですぅ!」
ボフッと僕の顔に翠姉ちゃんの抱いていたヌイグルミが直撃する。とりあえず僕はヌイグルミを持ったままリビングを
出て台所でコーヒーを淹れる。ブラックにしようかな。あんまり好きじゃないけど、眠気覚ましにはいい。
166 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:35:09.98 ID:dZTh2rQy0
>>165 「はい、翠姉ちゃん。ヌイグルミ。」
僕は淹れたコーヒーを片手に、ヌイグルミを持ち主である翠姉ちゃんに手渡す。それを受け取った翠姉ちゃんは
再びヌイグルミを抱っこしてテレビを見ている。さて、僕もコーヒー飲もうかな。
先ずは一口、口の中に苦味が染み渡る。うん、実に苦い。まぁ、ブラックだしね。
テレビでは、若手の芸人コンビで漫才をしている。案外早く去ると思われていたお笑いブームだけど、未だに
根強いよなぁ。女優が芸人と結婚するケースも結構あるみたいだし。
「ぷぷっ、馬鹿な事言ってやがるですぅ〜。はぁ〜……JUM、ちょっと翠星石も喉が渇いたからよこせです。」
翠姉ちゃんは一通り笑い終えると僕のコーヒーの入ったカップを奪い取り口に入れる。
「あ、翠姉ちゃん。それブラック……」
「ぶふっ!?げほっげほっ……うええ、苦いですぅ。JUM!翠星石になんてもの飲ませやがるですかぁ!?」
勝手に飲んだじゃん。流石に吐き出しはしなかったけど、今現在翠姉ちゃんは物凄い顔をしている。
少なくとも、少なからずいるであろう翠姉ちゃんに好意を持ってる人には絶対見せられない。
「全く、最悪です。最低です。折角気分良く休んでいたのにJUMのせいで一気に台無しになっちまったですぅ。」
「いやさ、僕の説明も聞かずに勝手に飲んだのは翠姉ちゃんなんだしさ。」
「う、うるせぇですぅ!大体JUMはですね、姉に対する気遣いが足りてないですぅ!コーヒー淹れるにしても
日頃から世話になってる翠星石の為に、砂糖入れたコーヒーを持ってくるとかしたらどうですか。」
翠姉ちゃんがここぞとばかりにビシッと僕と指差して言う。まぁ、確かに日頃から世話にはなってるけどもさ。
翠姉ちゃんの勢いは止まらない。よっぽど予想外のブラックが効いてるんだろう。
「聞いてやがるですか!?大体JUMは『ぐぅぅ〜』……J、JUMは……ですねぇ……」
破竹の勢いだった翠姉ちゃんが急にトーンダウンする。そして顔を真っ赤に染めてお腹をさすっている。
「うぅ……翠星石とした事がきらきーみたいな事しちまったですぅ……怒鳴ったらお腹空いちまったですよ。」
お腹か。そう言えば、僕もお腹空いてきた気がする。晩御飯食べてから約五時間。
「ん〜……翠姉ちゃんのお腹の音聞いてたらなんか僕もお腹減ってきたな。」
「むっ……何だか気に入らない言い方ですけど。まぁ、JUMがそう言うなら仕方ねぇですねぇ。翠星石は
お夜食を作ってやるですよ。」
翠姉ちゃんがパジャマの袖を捲ってムンとポーズを取る。さてさて、何を作る気なんでしょうかね。
167 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:35:29.45 ID:dZTh2rQy0
>>166 トントントンと僕は包丁でキャベツを切っている。隣では翠姉ちゃんが人参と玉葱を。
「ねぇ翠姉ちゃん。一体何を作るのさ?」
「焼きうどんです。うどんが少し余ってるですし、お手軽で美味しくて最適なんですぅ〜。」
翠姉ちゃんはご機嫌に野菜を切り刻む。もしかして、よっぽどお腹空いていたんじゃないだろうか。
「そうだ、JUM!卵が冷蔵庫にあるですからゆで卵作れです。焼きうどんに乗っけるですから。」
「ん、分かったよ。間違っても電子レンジでチンはしないから安心していい……あいてっ!」
「自業自得ですぅ。何時までもそんな人の失敗をネチネチ言うんじゃねぇですぅ!」
僕は少し笑いながら冷蔵庫から卵を取り出してお湯を沸かす。ちなみに、昔々翠姉ちゃんはゆで卵を作ろう
として、直接レンジに入れて卵を爆発させた伝説がある。料理を特技に挙げる翠姉ちゃんにとっては
最大級の汚点とも言えるだろう。まぁ、子供の時だったし気にする事はないと思うんだけどなぁ。
鍋のお湯が沸騰すると僕は卵を二つ入れる。お湯の中で温める事約三分。卵を取り出して冷水で一気に
冷やす。それと同時進行で翠姉ちゃんが野菜とうどんをフライパンで炒めている。醤油の香ばしい匂いが
こんな時間なのに食欲を増幅させる。うん、実にいい匂い。さて、僕は冷やしたゆで卵の殻を剥いて包丁
で二つとも真っ二つにする。すると、なかからトロトロと黄身の出てくる半熟卵の完成。
翠姉ちゃんの方も炒め終ったうどんをお皿に盛り付けて、紅生姜にゆで卵を飾りつける。これにて完成。
「出来たですぅ。翠星石特製お野菜たっぷり焼きうどん〜♪麺よりお野菜が多いですから、こんな時間に
食べてもヘルシーで太りにくいんですぅ。」
む、もしかして僕まで巻き添え?僕は野菜より麺が欲しいんだけども……まぁ、いいか。
僕と翠姉ちゃんは焼きうどんの盛ってある皿を片手にリビングに向かう。そしてすっかりお馴染みのコタツに
足を入れて箸を持つ。さて、食べますかね。
「ん〜、美味しそう。んじゃあいただきま〜す……って、何で翠姉ちゃんわざわざ隣座ってるの?」
「い、いいじゃねぇですか!?何となくです、気まぐれですぅ。だからって翠星石に変な事したら張り倒すですよ。」
普通に正面にでも座ればいいのに、翠姉ちゃんはわざわざ僕の隣に体をすり寄せるように座る。
ま、別にいいかな。それより食べよ食べよ。そう思って僕はうどんを箸で掴もうとする。が……言い訳だけ
すると僕は別に箸の使い方は下手じゃない。でも、うどんはスルッと箸にかからず滑り落ちていった。
168 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:35:48.63 ID:dZTh2rQy0
>>167 「ぷっ、下手くそですぅ〜。マトモに箸も使えないんですかぁ〜?」
「う、五月蝿いな。たまたま滑っただけだよ。ちゃんとやれば……あれ?」
僕は再びうどんを掴もうとするがスルッと滑り落ちる。おかしいな、油で滑ってるかな。
「しゃあねぇですねぇ。ほれっ、優しい優しい翠星石が食べさせてやるですから、あ〜んしろです。」
そう言って翠姉ちゃんは僕の皿からうどんを掴んで僕の口元に持ってきた。鼻に醤油のいい匂いが伝わって
くる。う〜ん、少し恥ずかしいけど食欲の方が大事だな。僕はそのうどんを口に入れた。
「美味しいですか?」
「もむもむ……うん、美味しいよ翠姉ちゃん。」
実に美味。翠姉ちゃんの都合で野菜が多めになってはいるが、調味料のバランス具合が絶妙だ。
僕は今度こそ自分の箸でうどんをつかむ。一緒に野菜と卵を口に入れて噛み締める。うん、シャキシャキの
野菜とトロトロの卵。そしてシコシコした麺が素晴らしいハーモニーを醸し出している。
「ま、まぁ翠星石が作ったんですから当然ですぅ!お、ようやく箸の使い方覚えやがったですかぁ?」
「だからさっきのはたまたまだって。ほら、翠姉ちゃんも僕が食べさせてあげるからさ。」
僕は翠姉ちゃんの断り無しに皿からうどんを掴んで目の前に差し出す。翠姉ちゃんは少し顔を赤くした後に
目を瞑って口を開ける。僕はその中にうどんと野菜を一緒に入れてあげる。
「ん〜、やっぱり美味しいですぅ。ほれ、次は翠星石が食べさせてやるですよ。あ〜んしやがれですぅ。」
今度は翠姉ちゃんが僕の皿からうどんを掴む。その次は僕が翠姉ちゃんの皿から。
要するに僕等はいつの間にか交互に食べさせあっこをしていた訳で。冷静に考えれば、こんな状況他人には
絶対見せられないな……夜の妙なテンションのせいだった事にしとこう。そんな時、僕が翠姉ちゃんに食べ
させようと近づいた時だった。僕の左手が何か柔らかいモノに触れる。
「ひゃあ!?J、JUM!!何翠星石の太股触ってやがるですか!この変態チビィ!!」
「えっ、いや違うって……たまたま当たっちゃっただけで……」
どうやら触れたのは翠姉ちゃんの太股らしい。しかし、翠姉ちゃんに僕の弁明が聞き入れられる訳もなく
翠姉ちゃんは僕に取っ組みかかるように飛び掛ってくる。僕も何とか抵抗を試みる。
そんな事をしてるうちに、何故か……そう何故か。僕は翠姉ちゃんに馬乗りされてる状態になっていた。
169 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:36:20.69 ID:dZTh2rQy0
>>168 「翠姉ちゃん、少し落ち着いて……触ろうとして触ったわけじゃなくてだね……」
僕は必死に弁明する。しかし、翠姉ちゃんは聞いている様子も無くキョロキョロしている。
「……誰もいねぇですね……JUM、目を瞑りやがれです。勝手に翠星石の太股触った罰です。」
馬乗りのまま翠姉ちゃんは徐々に顔を下げてくる。はらりと翠姉ちゃんの前髪が僕の鼻に触れる。翠姉ちゃん
のシャンプーの甘い香りがなんとも言えない。
「早く目!瞑れです……」
僕の顔から拳二つ分くらいの位置に翠姉ちゃんの顔がある。僕は言われるままに目を閉じる。当然、暗闇が
広がってはいるけど、徐々に翠姉ちゃんの顔が……いやきっと、唇が近づいてくるのが分かる。
僕の顔に翠姉ちゃんの息がかかる。目を開ければきっとすぐ目の前に翠姉ちゃんの顔があるだろう。
もちろん、開けないけどね。バレたら至近距離で殴られそうだし。
「JUM……好き……大好き……ですよ……」
小さな。本当に小さな声が聞こえる。そして次の瞬間。僕が聞いたの音は『バタン』と『ゴツッ』だった。
「ひいいいいいああああああああああああ!!??」
「ぎぃやあああああああああああああああああ!!!」
「むにゃ……くんくんくん……いい匂い……です。」
多分入ってきたのはキラ姉ちゃんだろう。獣並みの嗅覚が寝ていても焼きうどんの匂いを辿ってきたようだ。
そして当の僕は唇から血を流していた。さっきから口の中が鉄の味で一杯だ。どうやら、乱入者に驚いた
翠姉ちゃんの歯が僕の唇に直撃。大惨事に至っているようで。
「き、き、き、きらきー!?な、何で!?」
「ふああ……あら翠星石とJUMではないですか。何か美味しい匂いがしたもので……それより何を?」
「こ、これは……ちょっと欲情してエロい事してきたJUMをお仕置きしていただけですぅ!!」
翠姉ちゃんが必死に弁解する。何やら僕の立場を悪くするような発言してるけど、まぁ半寝のキラ姉ちゃん
には届いていないだろう。彼女の目的は多分焼きうどんだけだし。
「あら、焼きうどんではないですか。頂いて宜しいですか?」
「両方食っちまえですぅ!食って食ってさっさと寝やがれですぅ!!ぐすん……」
キラ姉ちゃんは嬉しそうに残ったうどんを食してる。翠姉ちゃんは折角のチャンス(?)を見事に邪魔されたせいで
半ベソだ。そんな翠姉ちゃんを黙って見ていられるほど僕だって薄情じゃない。だから、僕は一言だけ言った。
「夜食、美味しかったよ翠姉ちゃん。もうすぐテストだからまた一緒に作って、二人で食べようね。」
「JUM……しょうがねぇ……ですねぇ。言えばいつでも一緒に作ってやるですよ♪」
END
170 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:45:39.19 ID:UTqCSsyQO
>>169 100話を越えてもなお低下しないクオリティを保てるのは凄いですね
まさにGJです
171 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:45:45.05 ID:OuTT8GRu0
屋根の人GJ!
172 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:58:09.77 ID:uYsmTmKL0
>>169 こんな時間に…おなかが空いて来たじゃあないか><
ちなみに、ゆで卵はお湯に入れると割れちゃうから、水から茹でるのが基本だぜ。
173 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:04:35.03 ID:zVHKbTHXO
>>169 翠とJUM〜 翠とJUM〜 ウオォーアンマェークハァキャハァケヘァカハァ
屋根の食べ物ネタはお腹がすくからけしからん!だから翠分ご馳走様です。
>うるさいうるさいうるさい ツンデレ繋がりかと深読みして吹いたwwww
174 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:23:15.17 ID:cpfpgcdh0
>>169 夜食作り始めた時点でいつきらきーが乱入するのかwktkしてた俺ガイルwww
175 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:31:20.54 ID:Z7gZ6QwNO
176 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:54:43.90 ID:6l3GcFmdO
ほ
177 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 23:22:00.39 ID:fPmnVB/g0
si
178 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 23:23:09.69 ID:Z7gZ6QwNO
xyu
179 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 23:43:06.14 ID:UM1+SCYK0
>>169 毎度毎度GJです!!
――保守短編
>>93の続き
ジュンと雪華綺晶が結婚して一月が過ぎました。
J「いやあ、幸せ太りかなぁ。結婚してから体重が五キロも増えちゃったよ」
雪「それはいいことですわ。家畜はまるまる太っていたほうが美味しいですから」
雪華綺晶は愛用の肉切り包丁にまさちゅーせっちゅしながらイヒッと微笑んだ。
J「…………」
その後、ジュンはダイエットに励んで体重を三十`も落としたそうです。
雪「……ちっ」
180 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:01:17.67 ID:v8XPMudq0
こええよw
181 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:22:26.03 ID:kHE/oKLA0
182 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:34:36.85 ID:QPFpO2Ga0
平日は、のんべんだらりと。週末は妄想全開。人生メリハリが大切。
そんなワケで、タイトル未定の第十四話。
前々スレ【恋儚き】【愛深し】25-31 の続きになります。
三行あらすじ
サヨナラを知るために 私たち傷つけ合った
でも、本音でぶつかりあえたことが 嬉しかった
最愛の人は手の届かぬ世界に旅立ち、取り残された少女は、悲しみに暮れるのでした。
一応 NGワード:yuriyuri
183 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:35:06.64 ID:QPFpO2Ga0
ぽっかりと抜け落ちた、パズルのピース。
過半数に及ぶ空隙に当てはまるスペアは無く、虚ろな世界が口を広げるのみ。
翠星石の部屋で、蒼星石は虚脱感の促すままに、くたりと寝転がって動かない。
目を閉ざせば、瞼の裏に焼き付いた光景が、色鮮やかに蘇ってきた。
息吹を止めた、姉――
すべすべで温かかった柔肌は、時と共に色を失い、冷たく固まってゆく――
まるで、精巧に作られた蝋人形のよう――
「……イヤだ…………そばに来てよ、姉さん」
思い出すたび、飽くことなく繰り返される、嗚咽。
蒼星石は頭を抱え、身体を丸めて、溢れ出す涙を流れるに任せた。
それは短く切りそろえた髪を濡らし、姉の匂いが染みついたカーペットに馴染んでゆく。
しゃくりあげる蒼星石を、ふわりと包み込んでくれる、翠星石の残り香。
この部屋には、まだ確かに、姉の面影がひっそりと息づいていた。
それは、悲しみに暮れる妹を優しく抱き締め、慰めてくれるのだった。
第十四話 『君に逢いたくなったら…』
184 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:35:39.12 ID:QPFpO2Ga0
>>183 翠星石の葬儀には、週の半ばであるにも拘わらず、実に多くの人々が足を運んだ。
親類縁者は勿論のこと、級友や教員、近所の方々に至るまで……
皆が皆、うら若い少女の早すぎる死を心から悼み、落涙を惜しまなかった。
いかに翠星石が人々から慕われていたか。その事実だけが、参列者たちの胸に刻みこまれた。
そんな中で、蒼星石だけは通夜にも、告別式にも顔を出さなかった。
葬儀で、棺に横たわる亡骸を見たくなかったから。全てがウソだと、信じかったから。
――だから、蒼星石は病院に駆けつけた時からずっと、制服を着たまま。
着替えることすらも、姉が消えた日を過去に流して、姉の死を肯定する行為に思えたのだ。
蒼星石にとって、あの日はまだ、終わっていない。どれだけ昼夜が繰り返されようとも。
永続する一日を、姉の部屋に閉じこもり、起きている間は泣き続け、疲れたら眠り続けた。
けれど、夢の中でも……翠星石には再会できなかった――
そんな生活を、実際にはもう、四日以上も続けている。
祖父母も、失意のあまり寝込みがちで、火の消えたような雰囲気だ。
湿った空気と、線香の匂いだけが、死と生をひとつに結びつけていた。
つくづく、この家族にとって、翠星石は太陽のような存在だったのだと実感させられる。
そして蒼星石は、太陽が生み出した陰でしかない自分を、惨めに思った。
雨戸とカーテンを閉め切った、真っ暗な部屋の中で、蒼星石は、むくりと身体を起こす。
今は昼間なのか、夜なのか……時間の感覚すら失いつつある。
だが、ずっと閉じこもっているワケにもいかない。
生きている限り訪れる最低限の欲求を満たすため、たまに、こっそりと部屋を出る。
冷蔵庫をあさって、僅かばかりの空腹を満たし、泣き疲れて乾ききった喉を潤し、
トイレに行ったりして、また閉じこもる。それの繰り返しだった。
しかし、どれだけ気力を失おうとも、たったひとつ、絶対にしないと決めた事があった。
それは、仏壇に目を向けること。変わり果てた姉を、見てしまわないように……。
185 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:36:19.79 ID:QPFpO2Ga0
>>184 部屋を出ると、廊下も真っ暗だった。外の世界には、何度目かの夜が訪れていた。
蒼星石は明かりも点けず、住み慣れた家の中を、猫のように足音忍ばせ移動する。
そして、誰も居ない台所で、蒼星石はいつものように、もそもそと菓子パンにかぶりついた。
蛍光灯の白々した明かりに、皺くちゃの制服が照らし出され、ひどく見窄らしい。
ポットのお湯を急須に注ぎ、出涸らしのお茶を飲んで、呆気なく食事を終えた。
このところ、ずっと一日一食。栄養失調だろうか、肌荒れが目につく。
腕や足が細くなったように見えるのも、気のせいばかりではあるまい。
衰弱した身体を引きずり、手すりにしがみつきながら、階段を昇り始める。
一段、一段……踏みしめる足を、激痛が駆け昇ってきた。
蒼星石の両脚は、傷口の化膿によって倍ほども腫れあがり、むくんでいた。
そのうち壊死して、そこから毒素が全身に回り、死んでしまうかも知れない。
けれど、蒼星石はもう、どうなってもいいと思っていた。
今はただ、終わりを待つために、惰性で生きているだけなのだから。
いつもなら30秒とかからず登れた階段を、5分近くかけて登り切る。
たった、それだけの事なのに、もう息切れしていた。
とても怠い。早く、翠星石の部屋に戻って、横になりたい。
廊下の壁に手を着きながら、自分の部屋の前を通り過ぎようとして、今更ながら気付く。
開け放たれたドアの向こうは、仄かに明るかった。
レースのカーテンを透して、月明かりが青く降り注いでいたから。
「呼んで……るの?」
声が聞こえたワケではない。ただ、月に手招きされたように思えただけ。
四日ぶりで、蒼星石は自分の部屋に、足を踏み入れた。
その直後だった。机の隅で瞬いている、小さな光に気付いたのは。
186 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:36:55.77 ID:QPFpO2Ga0
>>185 何かと思えば、それは充電器に載せたままの、携帯電話。
明滅しているのは、着信を報せるLEDだった。
――翠星石が事故に遭った日から、ずっと失念していたもの。
ふらつきながら机に近付いた蒼星石は、暫しの逡巡を置いて、腕を伸ばした。
「メールなんて、誰から?」
全く心当たりがない風な口振り。
だが、独りごちた言葉とは裏腹に、強い予感を抱いていた。
きっと、姉さんからだ……と。
予感は見事に的中。十件を超える履歴は、ことごとく姉からのメールだった。
一体、こんなに多く、何を伝えてきたのだろうか。
最初の一件目を開くと、あまりにも短いメッセージが、ぽつりと記されていた。
『逢いたい』
一切、飾りのない言葉。端的に、核心を突く4文字。
二件目を開いてみたら、また、同じ言葉が綴られていた。
三件目も――
四件目も――
最後まで、ただ『逢いたい』とだけ。
「……今更、なにさ」
蒼星石は、携帯電話を握りしめながら、吐き捨てた。「逃げ回ってたのは、姉さんの方じゃないか」
187 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:37:33.22 ID:QPFpO2Ga0
>>186 翠星石には、少しばかり独り善がりで、自分本位なところがあった。
自分の都合で、他者を引きずり回してしまうような、身勝手さが。
でも、これは……あまりにも、酷い仕打ちだ。
蒼星石が温もりを求めたときには、突き放したクセに。
「それを……今になって、こんなの……ないよぉ」
腫れぼったい瞼に熱い雫が溢れて、蒼星石は青白い天井を仰ぎ、奥歯を噛み締めた。
どうしようもなく悔しくて、持て余した憤りが、涙を作り続ける。
それは、姉の身勝手に対するものではなく、自分の失態に対する悔恨。
認めたくない過去が、悲しい現実となって、蒼星石の胸に押し寄せてくる。
あの日、自分が携帯電話を忘れたりしたから――
あの時、もし、メールで気持ちを伝えあっていたなら――
翠星石は、死なずに済んだかも知れないのに。
仲直りして、他愛ない話で盛り上がって……笑い合えていたかも知れないのに。
涙で滲んだ目を瞬かせながら、携帯電話の履歴を調べると、留守録のメッセージに気付いた。
音声再生の操作をして、蒼星石は嗚咽を堪えながら、電話機を耳に当てる。
やや音割れして、くぐもっているものの、紛れもなく翠星石の声が語りかけてきた。
『あ、えっと…………な、な……なにやってるですか、蒼星石っ!
何度もメールしてやってるのに、一回も返事をよこさねぇとは、どーいう料簡です。
反省しろです! それから……さっ……さっさとメールを、返信しやがれですぅっ!』
録音時間に間に合わせようとして、あくせくと一息に捲したてたのだろう。
メッセージの終了寸前、はぅ……と、小さな吐息が吹き込まれていた。
姉さんらしいや。涙の跡が残る頬を、少しだけ綻ばせて、蒼星石は二件目の再生に耳を傾けた。
188 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:38:11.97 ID:QPFpO2Ga0
>>187 『…………何故です? どうして…………連絡をくれないのです?
話をするのもイヤですか? そんなに、怒ってるですか?
お願いだから……声を……聞かせてください。ずっと……待ってるです』
一転して、とても寂しそうな声。それは杭となって、蒼星石の胸に突き刺さり、引き裂こうとする。
もし一件目のメッセージを聞いていたなら、こんな想いは、絶対させなかったのに。
打ちひしがれ、辛い気持ちで、三件目のメッセージを聞く。
『ホントは……こんなカタチじゃなくて、ちゃんと向き合って話したかったです。
でも、蒼星石が応えてくれないから……仕方ないですね。
とっても不本意ですけど……こうして、私の正直な気持ちを……伝えておくです。
――あのね、蒼星石。
私は…………翠星石は…………
蒼星石のことが……大好きですぅ。世界中の誰よりも、どんな時でも、1番に想ってるですよ。
ずっと、ずぅっと――――たと』
途切れたメッセージ。最後まで語られることなく、録音時間は無情にも終了していた。
でも、蒼星石には解っている。姉が、何を言いたかったか。伝えたかったのか。
「キミに逢いたくなったら……キミの香りに抱かれて眠り、夢で出会うしかないと思ってた。
でも、それは間違いだったんだね。ただ待ってるだけじゃ、キミは、どんどん離れていっちゃう。
だから……ボクは、追いかけるよ。そして――ずっと一緒に居よう。たとえ、生まれ変わっても」
蒼星石は指先で睫毛の涙を拭うと、とても清々しい表情で、机の引き出しからカッターナイフを取り出した。
そして……左の手首に宛った鋭利な刃を、微塵の躊躇いも見せずに滑らせた。
189 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:39:25.35 ID:QPFpO2Ga0
第十四話 おわり
三行で【次回予定】
擦れ違い、迷走を続けた末に、再会を果たしたふたつのココロ。
幸せを追いかける代償として、新たな不幸は求められるのか。
彼女が夢みた未来に待ち受けるのは――
次回 第十五話 『負けないで』
蒼「いきなりだけど、質問するよっ!
キミに逢いたくなったら、どうしたらいいの……とボクが訊いたら、なんて答える?」
巴「わたしなら、電話してと言うわ。連絡くれれば、できるだけ都合つけるよ」
蒼「なるほど、至ってマトモだね。真面目な柏葉さんらしいや」
翠「蒼星石のためなら、たとえ火の中水の中ですぅ。
お風呂に入ってれば、何をおいても突撃して……イ――ッヒッヒッヒィ♪」
蒼「なにを企んでるのさ……もぉ。大体、答えになってないよっ」
銀「私の場合はぁ〜……そぉねぇ。
めぐミルクを用意してくれれば、銀ちゃんまっしぐらってカンジぃ?」
蒼「そんな餌でクマー! な流れだね。
でも、なんでだろ。妙に、いかがわしく感じるのは、ボクの気のせいかな」
銀「なんなら、あおミルクでも構わないわよぉ?」
蒼「……またまたぁ、ご冗談を」
190 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:46:49.81 ID:nqL7aclpO
191 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:49:30.97 ID:SMEEM3tw0
>>189 思わず涙が出ました・・・。
そして蒼星石にも死亡フラグ…?(´・ω・`)
続きが気になります
192 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:50:31.09 ID:mpRs4AgF0
>>189 うわああああああああ!!
救いは!どこかに救いは無いのか!?
とにかくGJそんで続きワクテカドキドキ
193 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:51:33.58 ID:+BoO5pBi0
>>189 蒼い子早まっちゃらめぇぇ。・゚・(ノД`)・゚・。
NGワードにshininetaも入れといてほしかったかも
194 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:29:27.62 ID:HpM0QEkr0
ほしゅ
195 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:08:15.67 ID:HpM0QEkr0
保守
196 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:39:41.84 ID:nqL7aclpO
ほっしゅ
197 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:09:27.11 ID:uCyQm7GRO
保守
198 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 04:04:31.56 ID:r6CX+DkhO
保守
199 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 05:49:14.69 ID:HpM0QEkr0
ほしゅ
200 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 06:15:23.17 ID:uqprMhZd0
(´・ω・`) やあ 金糸雀には一生外には出れない呪いをかけた。
しかし君たちは運がいい。
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/download/1171095266/l50 ↑このスレに
/ | |l | |i _「 ̄ `ヽ. `ヽ \ /
/| |l | |l ´ 、 \ \ \ /
/ | |l | ' ヾ、 ヘ \ \ _∧ , ヽ
/ | |l | // ×_,\ \ r┘ ' └1_ ',
/ | |l | ,′ / -- 、 \ \ _」 __ ムハ _
| |l |.i ィ´ \ ヽ /:::::Y⌒>、し'⌒ ̄廴_
| |l |il ,| ,ィ=ミ,、 \と⌒Y ハ伐入、 __フ
| |l |ll/|r':::::::::i } `ヽL 〉八Zソノ:ヽ _)
| |l |}ハ|ゝ:::::ノ x =<弋 /:√⌒i::ト、::/__」
_ _| |l |、 }l ''' , i」::::::::i } L!::| __ハ:Yノ ちょ、ちょっとでれないかしら!
く ヽ| |l | } ハ _ ゝ:::::ノ ' ,、|::|ー' イ^|::|
く \)| |l |ノr‐ ^> ´ 丿 ''' ,、__川::l/ |::| このスレッドを無理やり閉じたら死ぬかしら
, -\. Y| |l |┘ , ' ,へ. ___ ,.-、イ-、二ヘ::\ |:::l
/厶ーJノ | |l 「ー〈_ `ヽr┬‐/ // /`Y=ト、::\ |::::l 安全に閉じる場合は・・・アレ?どうするんだったかしら???
. 〈〈__ ィ 〈| |l | 厶ィノ r‐、/ // / /´}__{ ヽ/└┘
 ̄ Fニニ! |l 「廴_ └zハ ` ' / /__j /
└テt /| |l | }├‐z_ \} /_] -┬、 / /
_. ィ´ ̄/ | |l | |! L.)├ハ/ヽr勹、/了工___,ノ / /
< / /, | |l | 匕ノー┐ └^ーrイー‐' /
.// // | |l | / ヽハ/レヘ、_ └i /
と書き込めば金糸雀の呪いは解け、お礼に金糸雀が君達の妹になる。
早い者勝ちだ。では、健闘を祈る。
201 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 07:19:01.81 ID:RNoHBTPfO
保守
202 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 07:22:52.41 ID:+D9WSxNR0
203 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 08:17:22.11 ID:W7wbFYdVO
保守
204 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 08:22:31.66 ID:K0hZmf/40
>>200 カナはそのコマのときの表情が最高に可愛いよな
205 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 08:29:36.97 ID:tgw1LhpjO
>>189 うわああああああ
続き見たいけど見たくないような……
続きwktk
206 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 09:21:46.31 ID:tgw1LhpjO
ほ
207 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 10:01:33.31 ID:Xxj5T8jfO
保守
208 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 10:42:39.65 ID:Xxj5T8jfO
保守
209 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 11:48:58.06 ID:Xxj5T8jfO
保守
210 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 11:51:50.44 ID:s0vOk04E0
ほ
211 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:21:24.48 ID:P/rkBlVOO
保守ピタル
212 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:34:24.55 ID:7wv9ieKrO
あの世に嫌われている人の一日(めぐ編)-あの世に嫌われている人のお話-
6:00
起床。とりあえずラジオ体操の歌を歌う。あったらしいあっさが来た
6:30
お隣の彼が起きる。ラジオ体操の歌について苦情を言われる。五月蝿い
7:00
着替えるので彼に出てってもらう
7:15
着替え終了。丁度彼が帰ってきた
7:45
ゲロみたいな病院食を嫌々流し込む。あれ? 涙が出てきた…
10:00
検温も終わったので二人でガンプラ作り。やっぱHi-νガンダム最高だわ
11:30
ガンプラ作成もひと段落、おなかが減ったので彼と食堂へgo
12:00
ゲロみたいな病院食は全く手をつけない
213 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:35:33.80 ID:7wv9ieKrO
>>212 13:00
昼の検温も終わったので、とりあえず屋上へ行く
13:30
先生に呼ばれる。どうやら抜糸のようだ。正直地味に痛い
14:40
今度は彼が抜糸のようだ。暇なのでテトリスる
16:07
彼が戻ってもめげずにテトリスってたが遂に終了。我ながらもった方だ
19:00
ゲロみたいな病院食を食べる
20:00
彼と二人で他愛もない話をする。やっぱり彼は頼もしい…のかな?
22:00
就寝時間。だが断る
0:00
眠れないので彼に夜這いをかける。後ろからスタンドっぽいものが出てきたので退散。とりあえず寝る
214 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:41:04.89 ID:7wv9ieKrO
あの世に嫌われている人の一日(主人公編)-あの世に嫌われている人のお話-
6:00
ぐっすりお休みちゅう。隣からラジオ体操の歌が流れているがとりあえず無視
6:30
起床。とりあえず隣に文句を言っといた
7:00
柿崎が着替えるので購買に退散。今週のジャンプどうかな?
7:15
15分経ったので戻る
7:45
美味くもない病院食を食べる。柿崎が泣いている気がしたが気にしない気にしない
10:00
検温も終わったのでガンダム作り。時代はZだ
11:30
ガンダム作りもひと段落ついたので食堂へ向かう。今日はラーメン3杯だな
12:00
病院食は勿論食わない
215 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:46:49.13 ID:7wv9ieKrO
>>214 13:00
昼の検温が終わった。柿崎は屋上へ、俺は購買へ。
13:30
柿崎が先生に呼び出される。抜糸乙
14:40
次は俺の番か。抜糸するのにどんだけ時間かけてるんだよ
16:07
病室に戻ると柿崎はテトリスってる。と思ったら遂に終わった。俺の記録に勝とうなど、おごがましい
19:00
美味くもない病院食を食べる。おや? 今日は意外と美味いぞ
20:00
柿崎と他愛もない話をしていたが徐々に怪談に…怖いのはヤメテクレ
22:00
就寝時間。幽霊がコワイコワイコワイ
0:00
眠れないのか柿崎が夜這いに来る。しかしすぐに退散。何があった? だが気にせず就寝
216 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:48:35.97 ID:7wv9ieKrO
投下完了。
あ、NGを全部に入れ忘れてた
とりあえず、なんとなくある日の一日を書いてみたわけですが、あまりにもキャラが崩壊している…次回からは気をつけます…
217 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:07:40.40 ID:9AYu3HMb0
「Rozen Lineage エピソード018 死霊行軍」
真紅達一行は象牙の塔の魔術師金糸雀を仲間に加えて、象牙の塔へ向かっていた。
象牙の塔は、ウェルダンのすぐ北に位置するオーレン地方に存在する。その為真紅達はウェルダンを出た後
北へ向かっていた。向かっていたのだが……
「さ、さ、さ、さ……さっびぃ〜ですぅ……ど、ど、どういう事ですかぁ?さっきまであんなに暑かったのに
何でこんな急に寒くなるですかぁ?おかしいです。人間の世界はぶっ壊れてるです。」
ザッシュザッシュと音を立てて歩く真紅達。その地面は雪で埋め尽くされていた。さっきから文句を
言っている翠星石はこの雪景色の中一人だけ随分薄着だ。
「きゃ〜。トモエ!JUM!見てみて雪真っ白なのよ〜!」
ボフッと音を立てて雛苺が雪の中に倒れこんで遊んでいる。先のウェルダンの暑さでも楽しんでいたあたり、
彼女はどんな状況でも楽しめる感が伝わってくる。
「さむっ……あのチビは寒くても暑くても元気ですねぇ。これだからガキは便利でいいです……ううっ、寒いです。」
「だから、カナはさっきの村で防寒着を着たほうがいいって言ったかしら。」
「なのに君が『こぁんな暑いのに防寒着なんて必要ねぇですぅ〜』とか言って着なかったんでしょ。」
金糸雀と蒼星石に立て続けに非難される翠星石。ちなみに、防寒着を着ていないのは彼女だけであり、
他の面々は金糸雀のアドバイス通りに、戦闘に支障の無い程度の防寒着を着ている。
「う、う、う……確かにそれは翠星石が悪いかもしれねーですけど……なんでこんなに一気に気温が下がってる
んですかぁ?その象牙の塔とやらの研究のせいで異常気象になってるんじゃねぇですか?」
218 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:07:57.44 ID:9AYu3HMb0
>>217 確かに、彼女の言うとおりである。ウェルダンとオーレン地方は隣り合っている。しかし、温度の差はそれこそ
異常なほど開いている。何かの影響と考えるのが普通だろう。
「ん〜、象牙の塔は違うかしら。でも、なにかのせい……ってのは正解よ。」
「確か、ウェルダンはあの火山に住んでいる火竜ヴァラカスの影響であの暑さだと聞いたけれど……その理屈
ならば水竜パプリオンかしら?でも、パプリオンはハイネの海底に住んでいるはずだけれど。」
少しだけ寒そうに体を擦って温めながら真紅が言う。あまり外の世界を知らなかった彼女ではあるが、アデン
大陸中を旅してきた巴と色々勉強しているようで、最近は一気に知識の幅も増えてきている。
「惜しいわね。確かに南のウェルダンが暑いのはヴァラカスの膨大な魔力の影響かしら。これは象牙の塔の
研究で明らかにされているの。そのヴァラカスの魔力に劣らないほどの力を持った魔物。そいつがこの
オーレンを雪景色にしている張本人かしら。」
アデン大陸で最強の力を持つと言われる四竜。その中でも最強と謳われるヴァラカスにも劣らない魔力を
持つ魔物。いくら竜にとって魔力なぞオマケに過ぎないと言ってもそれは人間からすれば強力すぎる力だ。
「私は聞いた事あるかも。多分、象牙の塔のさらに北に存在するクリスタルケイブ……水晶の洞窟にいる……」
「流石は巴かしら。そう、その魔物の名前は……氷の女王、アイスクイーンかしら。」
219 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:08:15.71 ID:9AYu3HMb0
>>218 「アイスクイーン……僕も聞いた事がある。確か元々は氷の精霊だったんだよね。それが、象牙の塔の魔術師
が研究した秘法を奪って膨大な力を手に入れたとか。」
「そうよ、蒼星石。もっとも、その話も遥か昔のお話……カナ達が生まれるずっとずう〜っと前のお話かしら。
でも、アイスクイーンがこの地を寒くしてるのは事実ね。名前の通り暑いのが嫌いみたいでね。でも、隣には
最強の炎を持つヴァラカスが住んでいるでしょ?だから、せめて自分の住処を中心に冷気を振り撒いてるの。
ヴァラカスも寒いのが嫌いみたいだから、冷気の影響が強くなれば自ら熱気を振り撒く……暑くなれば
アイスクイーンが冷気を……その悪循環の繰り返しでこんな現状になってるのかしら。」
要するに。強力な力を持つが故の意地の張り合いという事だ。オーレンとウェルダンに住む人間にとっては
堪った物じゃないが、討伐も簡単に出来るわけも無く。結局は人間が住み易い様に対応している訳だ。
「成る程なぁ。それでウェルダンとオーレン地方はアデン一暑い地域とアデン一寒い地域が隣り合うなんて
不思議な現象が起きてる訳だな。」
つまりはJUMの言うとおりだ。最も、二体の魔物のパワーバランスが崩れてしまえばどっちかに傾く事は
必死ではあるが、例えそうなっても地元民は難なく生活を移行できそうな感じもする。
「はぁ〜……しっかし金糸雀って馬鹿じゃなかったんですねぇ。翠星石はてっきり馬鹿かと思ってたですぅ。」
準備のいい蒼星石から予備の防寒着を受け取ってようやく落ち着いた翠星石が言う。
「なっ!?カナはお馬鹿じゃないかしら。まぁ、お馬鹿だったとしても人の話を聞かないで寒がってる誰か
さんには勝てないかしら。」
「い、言いやがったですね!!丁度いいです、新入りには力関係ってのを教えてやるいい機会です。」
「やってやるかしら。言っておくけど、カナは強いわよ?」
バチバチと二人が火花を散らす。すると真紅はとても面倒くさそうに二人の頭を小突く。
「二人とも馬鹿でいいわよ、もう。無駄に体力を使わないで頂戴。こっちまで疲れるわ。」
「そうだよ、翠星石。大体防寒着の件は本当に君が悪いんだから。」
「うっ……蒼星石までぇ。しゃあねぇですねぇ。ここは引き分けにしておいてやるです。」
明らかに金糸雀に分があったのだが、負けは絶対に認めないところが彼女らしい。
「全く……それより金糸雀。聞きたい事があるわ。象牙の塔は魔術の研究機関だったわよね。反王……
ラウヘルがここを狙わないのは少し疑問が残るのだけれど。」
真紅の疑問は最もだった。アデン大陸の制圧の野心に燃えるケンラウヘルが、戦略価値としても高い
象牙の塔を放置している理由。ここを制圧すれば多くの魔術師も駆り出せるのに、だ。
220 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:08:59.55 ID:9AYu3HMb0
>>219 「そうね。これはカナの予想でしかないけれど……反王は象牙の塔に攻めたくても攻めれないのが現状
だと思うの。」
「攻められない?あの天上天下唯我独尊男が?あいつは自分に不可能はないと思ってる男よ?」
「うん、でも……そこまで力に溺れてはいないと思うの。先ず第一に、反王の片腕……魔女のケレニス。
あいつの魔力は人智を超えてるって言われてるけど、象牙の塔の長老『タラス』様はケレニスに匹敵する
魔力を持っているかしら。」
「あのケレニスに!?流石はアデンの魔術師の頂点に立つ人……という事ね。」
先のギラン城の戦いでケレニスの力を嫌と言うほど味わった真紅は感嘆の声を漏らす。アデン大陸には
あの魔女と渡り合える人がいるのかと。それならば、反王が侵攻してこないのも納得がいく。
「第一にって事はさ……他にも何か要素があるって事なのか?」
興味深く話を聞いていたJUMが金糸雀に聞く。金糸雀はコクンと頷いて話を進めた。
「もう一つ……反王の本拠地のアデン城から象牙の塔に侵攻するには二つしかルートがないの。一応、
オーレンはアデンの最北端だから。一つはギラン、ウェルダンを経由して大回りして攻めるルート。
でも、こっちはギランやウェルダンで抵抗に合うだろうし、万が一突破されてもこっちは準備万端になるから
消耗がとても大きくて話にならないかしら。」
221 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:09:16.04 ID:9AYu3HMb0
>>220 JUMは地図を見て位置関係を確認する。確かに大回りするにはギランとウェルダンを経由しなくてはならない。
しかし、ギランは槐が守っているため突破は容易ではない。ウェルダンにしても、真紅達が寄った時は
タイミングが悪かったが、あそこはそもそもドワーフが街を守護している。これも手強いのは間違いない。
突破できても満身創痍の軍が象牙の塔の魔術師を相手に戦えるはずがないのだ。
「じゃあさ、金糸雀。この正面突破はどうなんだ?アデン城から西に進軍すれば何も障害はないと思うけど。」
JUMが地図を見せながら言う。確かに、彼の言うとおりアデンを西に進めば障害は何もない。
「それが地図じゃ分からない事かしら。象牙の塔の東には通称『エルモア荒地』という荒野が広がっているの。
その荒地は昔、アデンに侵攻してきたエルモア王国と戦った場所でね。結果的にエルモア王国は敗戦して
撤退したんだけど、国境を閉ざされたせいで戦死した兵士の魂が国に帰れずに彷徨っているの。
カナ達は総括してエルモアゾンビって呼んでるけど、こいつらは性質が悪いかしら。人間を見れば一般人でも
反王軍でも襲い掛かるわ。おまけに馴れない雪地でしょ?だから反王は攻めるに攻めれないの。」
「成る程ね。正面突破すればエルモアゾンビの軍と戦闘になるし。迂回すればギランやウェルダンで抵抗に
あう。無傷では象牙の塔に辿り着けないから攻めてこないって事か。」
まとめるとJUMの言った事そのままである。如何に強力な反王軍と言えども、傷を負った体で熟練した
魔術師達を相手にするのは分が悪すぎると言うわけだ。
真紅達が金糸雀の話を聞いて納得している時だった。一人雪と遊びながら進んでいた雛苺の声があがった。
「うよ……ねぇ真紅〜、トモエ〜!あっちから何か来るなのよ〜。」
222 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:09:32.28 ID:9AYu3HMb0
>>221 多少雪が降っているせいか視界が悪いが、確かに前方から十を超える人影が向かってきている。
「!?雛苺、こっちに戻ってくるかしら!真紅、さっき話したエルモアゾンビ覚えてる?」
「ええ。確か昔敗戦した国の兵士の……まさか……」
「嫌な時に遭遇しちゃったかしら。普段はこの周辺は単体で彷徨ってるのに……今日は揃いも揃って
行軍しちゃってるかしら。みんな、戦闘になるわよ!」
金糸雀の声の元、真紅達は戦闘の準備にかかる。防寒着は着たままだ。というのも、寒さで筋肉が縮んで
しまっては、逆に動きが悪くなる可能性がある。
「一、二、三……全部で十二匹!ちょっと多いんじゃねぇですかぁ?」
構成は、長い槍を持った一般兵であるエルモアゾンビソルジャー六匹。コーンオブコールドをメインに魔術を
使うエルモアゾンビウィザード五匹。そしてそれらを纏め上げる将軍、エルモアゾンビジェネラル一匹だ。
「多くてもやるしかない……真紅、指示をお願い。私はそれに従って敵を斬る。」
巴がスラリと愛用のカタナを抜く。彼女は例え敵が百匹いても命令があれば斬りかかるだろう。
「そうね……翠星石、雛苺、金糸雀。貴方達は遠距離攻撃であの魔術師のゾンビを狙いなさい。
JUM、巴、蒼星石。貴方達はあの槍の兵士を。そして隙があれば大将格を狙いなさい。」
真紅が矢継ぎ早に指示を出す。相変わらず的確な判断を下す。
「ちょっと待っててね……カナがこっちの頭数増やすから。」
「はぁ?何言ってやがるですかぁ?戦闘の恐怖でおかしくなったですか?」
金糸雀は懐から青白く光る石を数個取り出す。そして、魔力を込めながら詠唱する。
「馬鹿にしないでかしら。魔力の石よ 契約者の名においてその姿を具現せよ……出でよ、ダイアーウルフ!」
瞬間、金糸雀の持っていた石が二匹の黒い毛並みに赤い瞳を持つ狼に変わった。
「す、凄いの〜。おっきな猫さんなのぉ〜!」
「このお馬鹿苺!こいつはダイアーウルフ、狼ですぅ。こいつ、モンスターを召還しやがったですぅ!
まさか翠星石達を安心させといて食べる気じゃ……」
「そんな事しないかしら。この子は魔力の石を触媒にしてカナが召還した子達よ。だから、カナの言う事なら
何でも聞くの。さ、いいわね貴方達?カナが狙った敵を倒すのよ。」
金糸雀が二体のダイアーウルフの頭を撫でる。すると、ダイアーウルフはエルモアゾンビに敵意を向けて吠える。
「貴方、本当に凄いのね……でも助かるわ。行くわよみんな!こいつ達を蹴散らすわよ!!」
To be continued
223 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:58:21.87 ID:bfjAYJCVO
>>222 リネ待ってました!相変わらず描写が細かいし、リネの世界も上手く入ってて面白いです。
カナレベル52以上だよカナ。
224 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:31:43.37 ID:s0vOk04E0
>>222 GJ!
珍しくカナがかっこいいwwww
続きwktk
225 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 15:02:44.62 ID:Te0twlIWO
保守
226 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 15:52:00.49 ID:s0vOk04E0
ほ
227 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:10:58.68 ID:gOtM/AE7O
保守
228 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:51:30.82 ID:s0vOk04E0
ほ
229 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:30:09.71 ID:6JHT3BawO
保守
230 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:43:10.94 ID:RNoHBTPfO
あげ
231 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 18:11:53.30 ID:s0vOk04E0
ほ
232 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 18:46:46.71 ID:P/rkBlVOO
age
233 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 19:29:50.63 ID:s0vOk04E0
ほ
234 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 19:46:05.67 ID:J0JgiLh3O
美人8姉妹と僕(仮)第11話「僕と双子と買い物計画」
なんか、書いてたら長くなったから二つに分割してみたよ
今日からは、また僕が主役!
やっぱりあんなM字じゃダメだよね
では、どうぞ
235 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 19:47:08.68 ID:J0JgiLh3O
>>234 翠星石さんと蒼星石さんと一緒にお昼を食べているといきなり、
蒼「JUN君。明日……暇…かな?」
J「え…!?///」
先輩や薔薇水晶にはこの短期間で幾度となく誘われたが、蒼星石さんからの積極的なアプローチは初めてだ。
でも、普通こうゆうのって2人っきりの時とかに誘うんじゃないかな…なんて赤面してると、僕の勘違いに気付いたらしく
蒼「あっ、いや……違うんだよ。そうゆうんじゃなくて……翠星石と3人で…買い物に付き合って欲しいな……って…」
慌てて付け足す蒼星石さんも赤くなっている。
J「え…あぁ!」
翠「翠星石の可愛い妹がチビ人間なんかデートに誘うわけねぇです」
ケラケラと笑いながら、ここぞとばかりに攻めてくる翠星石さん。だけど、口先で僕に勝とうなんて千年早い!!
J「だよねぇ。翠星石さんと違って、可愛い蒼星石さんが僕なんか誘うわけないよね。なんたって、双子の姉とは似ても似つかぬほど可愛いんだもん」
翠「なっ!?」
その後、ギャーギャーと不毛な争いになったのは言うまでもない。
236 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 19:49:45.21 ID:J0JgiLh3O
>>235 蒼「…で、明日暇かな?」
一瞬何の話か分からなかった。それほど長く言い争っていたのだ。
翠「引きこもりのチビ人間は暇に決まってますですぅ。 もちろん、行きますですよね?」
J「起きれたらな」
翠「なっ!こんな可愛い双子が誘ってるですよ」
J「起きれたらな」
翠「−−ッ!」
ラウンド2に入りそうになった瞬間、蒼星石さんが
蒼「……ダメかな?」
うっ!?
そんな顔されたら断れるわけがない
J「わかった。行くよ」
すんなりとオーケーしたのが気に入らなかったのか、むくれてる翠星石さん
翠「随分、翠星石と蒼星石では態度が違うですぅ!」
抗議する翠星石さんはスルーして
J「で、集まるとことか時間は?蒼星石さん」
蒼「ん〜、詳しいことは夜メールするね」
J「わかった。ぢゃぁ、そろそろ戻ろうか」
ギャーギャーわめいてる翠星石さんを置いて、教室に戻った……後に、翠星石さんに殴られたのは言うまでもない。
237 :
愛のVIP戦士:
>>236 〜その夜〜
〜コノママドコカトオクツレテーテクレナイカァ♪
メールだ。
送り主は蒼星石さんだった。
蒼【明日は、駅前に10時で良いかな?】
……早いな
休日の10時とは、僕にとって熟睡真っ只中
まぁ、計画があるだろうし【いいよ】送った。
〜コノママドコカトオクツレテーテクレナイカァ♪
瞬時に返信が返ってきた
蒼【ありがと。明日、楽しみだね】
続く。