黒スーツの男は言葉を巧みに話し、今から試験を受ける生徒達を妖艶な世界へ導こうとしている。
黒スーツの男、もとい、黒スーツの兎。
その兎を信じてはいけない。信じてしまえば、ドール達の非現実的な世界へと迷い込まされるのだから。
「ようこそ、『ローゼンメイデン』センター試験会場へ」
ラプラスの魔と名乗った兎は片腕を大きく前に振り下ろし、頭を下げる。
「君達には一つの試験を受けてもらいます。ローゼンメイデンを知っていればわかるような問題ばかりです」
「試験時間は四十分。……っと、もう三十秒ほど過ぎていますね。では試験を始めてください」
(できればワードでやってください)
http://up.spawn.jp/file/up0088.zip.html