1 :
1:
2 :
1:2007/01/31(水) 23:54:38.37 ID:1+KEWJJy0
誠にすいません
投下します!!言って用意もできてこれからという所で
vipが落ちて、そのまま待ってたらいつの間にやら眠っておりました・・・
3 :
愛のVIP戦士:2007/01/31(水) 23:56:26.06 ID:+5MnQhwA0
むなしい
4 :
1:2007/01/31(水) 23:58:31.80 ID:1+KEWJJy0
登場少年
のび太(36歳・妻子あり 環境保護調査員)
ジャイアン(のび太の幼なじみ。元ガキ大将、スーパーを営んでいる)
スネ夫(のび太の幼なじみ。社長)
ノビスケ(のび太の息子、ガキ大将)
ジャイチビ(ジャイアンの息子)
スネチビ(スネ夫の息子)
安雄(のび太の幼馴染、帽子被ってる刑事)
はる夫(のび太の幼馴染、テロ朝のAD、ピザ)
どらえもん(カルト組織どらえもんを支配する謎の教祖)
一番(どらえもんの右腕、二番と呼ばれることを嫌う)
ルル(強い少女)
ドラえもん(ネコ型ロボット)
ゴンスケ(芋掘りロボット、口が悪い)
並平凡(TP隊員、現在 時空刑務所勤務)
ギガゾンビ(時空犯罪者)
あと・・・・まあこれくらい
5 :
1:2007/02/01(木) 00:00:06.35 ID:w1ldrk7p0
>>3 すんません、マジでこれからという所で落ちちゃって
かなりこっちもあせりました。11時くらいには復帰してたんですかね?
6 :
1:2007/02/01(木) 00:05:15.13 ID:w1ldrk7p0
投下します、今度は落ちないで・・・
第13話 T・Pぼん
ドラ「あなたがぼくたちを助けてくれるっていうTPの人ですか!」
ぼん「そうだよ、ぼんって呼んでくれよな。」
牢屋越しに仲良さげな様子でぼくたちに話しかけて来たその男は
ぼくが想像する看守というものからはかなりかけ離れているように見えた。
その話し方から動作までかしこまった所はなくまるで古くからの
友達と話しているみたいだ。
ぼん「そうかしこまるなよww看守って言ってもぼくはかなり
他の看守とは違うからさw」
ドラ「看守のぼんだねwよろしく」
ぼくが笑いかけると彼は人なつこっこい笑顔を見せた。
年は30代半ばくらいだろうが笑うと20代くらいに見えた。
ぼくとぼんは互いに笑顔を見せ合ったがその横にいたゴンスケだけが
その様子を怪しそうに眺めていた。
ドラ「どうしたんだ?ゴンスケ?怒った顔しちゃって?」
ゴン「オメエコイツノコト信用デキルノカ?
ドコノ刑務所ニ人ノ手助ケスル看守ガイルベサ?
オラ絶ーー対に信ジラレナイダ!」
ゴンスケにはどうしてもこのぼんという男が信じられないらしい。
ぼん「僕のことが信じられないって?そりゃそうだこっちもまだ
君たちを信用してるわけじゃないし」
ドラ「えっ?信用してないの??」
予想外の言葉に思わず驚いてしまった。
7 :
1:2007/02/01(木) 00:07:37.76 ID:w1ldrk7p0
ぼん「そりゃそうだろ?ここは刑務所なんだ。誰が犯罪者を
喜んでほいほい逃がすもんかい。」
ドラ「じゃあここからの逃亡を手助けしてくれるって言ってたのは
どうなるの?嘘だったのか?」
結局協力者は無しという深い失望がぼくを襲った。
ぼん「それは君たち次第だね。」
ドラ「ぼく達次第?どういうこと?」
ぼん「うーん簡単に言うと僕が判断するっていうことかな?
君たちのここに来た。いきさつとどうして逃げたいのかという理由を
教えてくれ。不純な動機なら手を貸すつもりはないから」
ぼんはそういうとさっきまでヘラヘラ笑っていた顔を急に引き締めた。
ゴン「ホーラ見ルダ!!結局助ケテナンかクレネエンダヨ!」
ぼん「まあまあ、そんなに熱くなるなよ。
21番君逃亡の理由を話してくれないかい?」
ゴンスケはここでは21番という囚人番号だ。
ゴンスケはそう言われると頭のオイルが下がったのかぼんの方に顔を向かせて
真面目に質問に答え出した。
8 :
1:2007/02/01(木) 00:09:58.97 ID:w1ldrk7p0
ゴン「オラは芋ホリロボットノ ゴンスケダ!
タイムマシンで過去に行ッテ芋ウメテタラ、オメエラに
逮捕サレタダヨ、理不尽ダヨ!ミンナ芋大好キダロ?
何デソンナコトで捕マラナキャナンネエンダ!!」
また熱くなりだしたゴンスケを諫めるとそれまで黙って
話を聞いていたぼんが口を開いて言った。
ぼん「う〜ん、罪状は過去世界における植物の不法栽培と
軽度の歴史破壊か・・・・」
ゴン「ダカラ!!オラは何にも悪イコトハシテネエダヨ!」
ぼん「いやその理屈はおかしい、それでも立派な歴史破壊罪に値するんだよ。
例えばその地域に存在しない植物を植えたとするだろ?
それが人々に伝わり栽培され食料となる。
それだけでも現在の世界の植物の分布図を変えてしまう可能性は
大いにあるわけだ。
ほんの少しの過去改変がのちのちの歴史を大いに影響を
与えてしまうことだってある・・・」
9 :
1:2007/02/01(木) 00:11:40.37 ID:w1ldrk7p0
ゴン「ソウダッタノカ、オラソコマデ深ク考エテナカッタダ・・・・orz」
ゴンスケは自分の浅はかさを知ったのかショボーンとなり
首を垂らしてうな垂れてしまった
ぼん「だけど、ゴンスケの犯した歴史改変は軽度のものだ。
そんなことくらいで逮捕されてこの刑務所にいるのはおかしい。
本来なら厳重注意くらいですむくらいの罪なんだ・・・
やっぱり最近のTPはおかしいとしか言いようがない」
ぼんは眉間の皺を寄せて難しい顔になった。
どうやらこの職業に大いに不満があるみたいだ。
ゴン「ホンレ見ろ!!ヤッパリオラは悪クネエダ!!!ガハハwwww」
またいつもの調子を取り戻した彼は高笑いをしだした。
10 :
1:2007/02/01(木) 00:16:50.07 ID:w1ldrk7p0
ゴン「オラ早クココカラ逃ゲテ、エモンたちに会イタイダヨ・・・」
彼もまたここから逃げて会いたい人がいるのだろう
ポツリと寂しそうな様子で呟いた。
ぼん「・・・・じゃあ次1293番君、罪状と理由を教えてくれるかい?」
ドラ「ああ、ぼくの番ですね。ぼくドラえもんといいます。
未来の世界のネコ型ロボットです。ここにキタいきさつは
過去世界における秘密道具の不正使用と歴史改変です・・・」
ぼん「ドラえもんくんか。どらえもん型のロボットだね。
罪状は秘密道具の不正使用か、今の法律では秘密道具の使用を
禁じられているからね・・・嫌な時代になったもんだ。
で、その歴史改変ってのは具体的に言うとどんなふうなのなんだい?」
11 :
1:2007/02/01(木) 00:19:20.96 ID:w1ldrk7p0
ドラ「ぼくは・・・・セワシ君の家系の駄目なご先祖様を助けるために
20世紀に行ったんです。本当に駄目なやつでぼくがいなくちゃ
何もできないような子だった。でもぼくの一番の親友だったんです・・・」
ぼくは過去世界に行った理由を話しているうちにのび太くんのことを
思いだして悲しくなってしまい段々と声のトーンが落ちていった
ぼん「ご先祖様を助けるために過去世界へねえ・・・
これは立派な歴史改変だな・・
その人物が未来世界に影響を及ぼすような人物であるなら
なおのこと罪状は重いなあ・・」
ドラ「未来に影響??そんなとんでもない!!
彼が歴史に影響を及ぼすような大人物になるなんて
決してそんなことは天地がひっくり返ってもありません!!!」
のび太くんが将来大人物になるなんて彼のことをよく知っている人から
したらありえない話だ。
それに未来世界に行った時も彼は結婚して普通にサラリーマンをやっていた。
その時のどう見ても普通の男でとても大人物には見えなかった。
12 :
1:2007/02/01(木) 00:23:07.02 ID:w1ldrk7p0
ぼん「う〜〜〜んそれならおかしいなあ。歴史的な大人物ではなく
どう考えても普通の人物か・・・
歴史の流れを変えない人物の未来修正程度なら少々の歴史改変が
許されるっていう法律があるんだけどねえ。
そうだ!彼がのちにロボット博士になってロボットを開発して
歴史の進歩におおいに貢献するとかそういうのじゃないか?」
彼はどこから思いついたのか分からないとっぴな考えを言い出した。
ドラ「ないないwそれはないですよww
普段の彼を知ってる人ならそんなの誰も言いませんよw
だって彼どう考えても理系じゃなく文系の頭だし
大人になってロボット博士になるなんてありえないですw」
ゲラゲラ笑いながら彼の当て推測を否定した。
13 :
1:2007/02/01(木) 00:25:13.31 ID:w1ldrk7p0
ぼん「じゃあ何で君はこの刑務所に投獄されたんだ?
分からんなあ・・・・その彼っていう人物の名前を教えてくれるかい?」
ドラ「彼の名は野比のび太、みんなはのび太って呼んでたよ」
ぼん「野比のび太!!?」
のび太くんの名前を出しただけでさっきまで顔色一つ変えなかった
ぼんの顔が急に青ざめた。どうやらかなり驚いているらしい。
ぼん「のび太ってあの野比のび太か!??
そうだとすれば歴史上の大人物じゃないか!!」
ドラ「のび太君が大人物??だから彼はロボット博士に
なんかにはなりませんってw」
14 :
1:2007/02/01(木) 00:29:37.16 ID:w1ldrk7p0
また訳の分からないことをwwwと否定しかけると
彼はこっちの話も聞かずに自分の知っている話をまくしたて始めた。
ぼん「いや、地球を何度も救ったと言われている大人物だよ。
それも教科書に載ってるくらいのだよ?
かつて人類の経験したであろう数々の危機を何度も救ってきたと
言われている人物だ。彼と仲間たちは何度も地球を救ったんだ
それもみんなが知らないうちにこれはTPしか知らないことだけどね」
ドラ「いやあ、ぼくたちが地球を救ったなんてww
そんなこと言われると照れるなあ」
恥ずかしさで後頭部をしきりになでながら言うとぼんは
マジマジとこちらの顔を見てキョトンとしていた。
ぼん「いや、やっぱりその理屈はおかしい。
だって野比のび太という人物と数々の危機から地球を救ってきたのは
剛田武、骨川スネ夫、源静香、そして偉大なるネ申どらえもんだもの
君じゃないよ」
15 :
1:2007/02/01(木) 00:34:20.05 ID:w1ldrk7p0
ドラ「えっ?みんなと一緒に冒険したのはぼくですよ?ドラえもんです。
それに何なんですか?どらえもんって?」
すっかり話のつかめないことを言う彼に呆れ却って
ゴンスケのほうを向くと彼も同じく「お前は何言ってるんだ?」
という顔をしていた
ゴン「何言ッテルだ?ドラえもんサンよ?
オメエどらえもん知ラネエノケ??」
ドラ「知らないよ!一体誰なんだ!?名前が似てるみたいだけど」
ぼん「彼はネ申だよ。あの人類史上最悪の危機から
ぼく達を救ってくれたんだ。」
ドラ「人類最悪の危機って?」
ぼん「2021年から一年間の間に人類は数々の危機に巻き込まれたんだ。
鉄人兵団による人間奴隷化計画
謎の天体から来た悪魔族と名乗る殺戮者
それだけじゃない多くの殺戮や災害が人類を襲った
死傷者は何十億にも登った。もう人類の歴史もそこで潰えたかと
思われたその時どらえもんと名乗る救世主が仲間と共に
現れて人類を救った・・・これは教科書にも載ってる有名な話だよ??」
彼はまるでおとぎ話の中に出てくる英雄でも語るかのように興奮した様子で
どらえもんという人物のことを語りつくした。
16 :
1:2007/02/01(木) 00:39:17.14 ID:w1ldrk7p0
ドラ「鉄人兵団に悪魔族??ぼくがここに捕まってる間に一体みんなに
何が起こったんだ?」
ぼくがさっきまでポカンと開けていた口を開いてそのロボットについて
聞こうとすると、その声を遮らんばかりの声がこちらにしてきた。
「ゴラー!!!深夜に囚人と何喋っとるんだ!!!ゴミ虫!」
ぼん「はっ!はいっ!!」
突然の怒号にびっくりしたのか緊張したのかぼんはピっと背を
正し声のするほうへ体を向けた。
遠くのほうから声の主がものすごい速さでこちらに向かって
ドタドタと走ってきた。
あれだけのスピードで走ってきたにも関わらず声の主は息一つ切らさずに
廊下に立っていたぼんを罵倒し始めた。
かなり小柄で頭はスキンヘッドだが妙に威圧感のある男だ。
17 :
1:2007/02/01(木) 00:43:09.36 ID:w1ldrk7p0
ゴン「ヤバイ奴二メッカッタダナ奴wwww」
プククと笑いながらゴンスケは囁いた。
確かにかなりやばい状況だ。
この男の名はこのアバズレ刑務所の所長のハードマンという男だ。
ギガゾンビが囚人のリーダーならこの男はこの刑務所のリーダーであり
支配者だ。
元陸軍か何かの出身で怒るとものすごい罵声と暴行を
誰にでも浴びせるというオッソロしい所長で。
体は何があったのか知らないが半分サイボーグ化しているという
化け物みたいな奴だ
そしてこうやってたまに深夜に巡回しては看守や囚人をいびるのを楽しみに
しているような嫌な奴だ。
ハード「並平の小僧!!貴様今さっきこのポンコツどもと何喋ってた!」
ぼん「いや・・・世間話です。」
ハード「世間話??今夜のエロ画像のことでも喋っとったのか?
お前にzipなどおこがましい!jpgで充分だ!そうだな並平!!」
ぼん「は・はいっ!それで充分であります」
ハード「語尾にはサーと付けろこのゴミ虫!何度言っても分からん奴だな!」
ぼん「は・はいっ!jpgで充分です、サー!!」
18 :
1:2007/02/01(木) 00:46:33.24 ID:w1ldrk7p0
ぼんは彼に気圧されてしまったのか脂汗をダラダラ流しながら
その怒号に答えていた。
そしてハードマンは今度はこちらに向き直り人を
その何人も殺していそうな目でぼくたちを睨んだ。
ハード「ポンコツども深夜に看守と世間話とは最近のロボットは
大層なご身分になったものだな!なあ1293番と21番!」
ドラ&ゴン「すっすいません!ハードマン所長!!」
ハード「語尾にサーを付けろと言ってるだろうが!ポンコツが!!
本当にお前らポンコツは世界中のクズネジでできているような
ポンコツの最高傑作だなwwwww」
彼のゾンザイな言い方にゴンスケはまた頭にオイルが上ったのか目を見開いた。
ゴン「オウ!黙ッテ聞イテリャポンコツナンテ言ッテクレルジャナイノ!!
オラ達がポンコツナラオメエは禿茶ビンダベ!」
ハード「ハ・ハゲ・・・・」
一番気にしていることを言われたらしく所長は腰に指していた警棒を
ゴンスケ目掛けて振り下ろした。
ゴン「あばばばば・・・・」
ゴツッ・・・・ゴンスケは警棒の電気ショックで気絶してしまった。
19 :
1:2007/02/01(木) 00:49:14.77 ID:w1ldrk7p0
ドラ「ゴンスケ!!何するんだ!」
ハード「これくらいポンコツにはわけもなかろう。
私を侮辱するからこうなるんだよww」
ドラ「クッ!!!!!」
その言葉にさすがのぼくもカチンと来た
牢屋越しじゃなけりゃこいつ目掛けて頭突きしてやりたいくらいだ。
ハード「ところで、最近ポンコツどもの牢から夜になると奇妙な音が
すると聞いたんだがまさか穴を開けてる・・・・
何てことはないよな?www」
やばい、ばれてたのか。穴を掘ってるのがばれたら懲罰房逝きどころか
時空流しの刑になっちゃう。出来るだけあの穴から話題を反らさないと・・・・
ドラ「穴?そんなもの掘ってるわけないじゃないですかw
阿部さんじゃあるまいしww」
ハード「そうだなw穴掘ってるのは阿部さんだけか・・・そりゃうまいw」
20 :
1:2007/02/01(木) 00:52:22.79 ID:w1ldrk7p0
ビリビリ!!!全身に何万ボルトもの電流が走った。
意識が遠のくほどのものすごい電撃だ。
どうやら所長に冗談は通じなかったらしい。
ハード「冗談を言うのも大概にしろ!!
ホモネタを話すならvipだけにしておけ!
リアルの世界ではそんな冗談通じんぞ!タヌキ型ポンコツロボット!!!!」
ドラ「サー・・・・」
まだ電流で頭がはっきりしないが何とか所長に答えた。
ハード「もう一発おしおきしてやる・・・・」
ぼん「もうやめましょうよ!!ねっ!!所長!!!」
これ以上やるとぼくたちがやばいと思ったのかぼんが所長を止めに入った。
ハード「いいや、まだやるんだ!!こいつらは俺を馬鹿にしとる!!」
ぼん「これ以上やるとあの人に言いつけますよ!いいんですか?」
ハード「・・・分かった、今回はやめておいてやろう」
ぼんの言った言葉に何故そんなに力があったのか分からないが
ハードマンは警棒を腰に付け直し、急に子犬のように
おとなしくなってしまった。
21 :
1:2007/02/01(木) 00:55:02.37 ID:w1ldrk7p0
ハード「帰るぞ・・・・並平・・・」
ぼん「はっ!はいっ所長!!!」
ハードマンがやっとこの牢屋から踵を返し反対の方向へ歩き出した。
ぼん「分かった、ぼく君たちの逃亡に協力することにしたよ。
詳しくはギガゾンビも交えて明日あのトイレで・・・」
ぼんは牢屋から去り際にぼくたちにそう囁いた。
そしてすぐ背を向けて所長のあとを追いかけて逝った。
ゴン「オラアイツ信ジルダ・・・
少ナクトモ、アノ禿茶ビンヨリハ信用デキル・・・・」
まだ電気のショックで動けないのか床に突っ伏したままで
ゴンスケが気だるそうに言った。
22 :
閉鎖まであと 1969080 秒:2007/02/01(木) 01:02:00.32 ID:hCIBkYgv0
これ14話っしょ?
23 :
閉鎖まであと 1968575 秒:2007/02/01(木) 01:10:25.03 ID:hCIBkYgv0
ん?猿ったかな?
24 :
1:2007/02/01(木) 01:10:48.09 ID:w1ldrk7p0
電気によるしびれと、ぼんの話したどらえもんという人物のこと
についての疑問ですっかり疲れきってしまった。
ぼくとゴンスケはそのまま床に突っ伏したままで眠ってしまった。
「朝の点呼取るぞーーーー!!!起きんかーーー!!!」
ドラ&ゴン「・・・・!!!!」
けたたましい看守の怒号でぼくたちは目を覚ました。
いつもの調子で番号を叫び、まずいオイルを飲んだ。
そんな毎日が数日続いた・・・
やがて外での労働の時間になった。かっこうの話し合い時間だ。
ゴン「オウ!ドラちゃんヨウ!
アノぼんッテイウ奴カラ、アレカラ、何ノ連絡モネエダナ?」
ドラ「無いねえ、朝食の時にでも何か言って来るかかと思ったけど」
ぼくは畑を耕しながら呟いた。
早く作戦を立ててここから逃げ出す準備をしないといけないのに・・・
ハード「こらポンコツども!!!」
!!!!後方から聞き覚えのある恐ろしい声がした。
振り向くとそこにはぼくたちには忘れようも無い顔の所長様がいた。
25 :
1:2007/02/01(木) 01:14:40.63 ID:w1ldrk7p0
>>22 アッー!!確かに今回の話は14話でしたwww
久しぶりで話数も忘れてた・・・orz
26 :
1:2007/02/01(木) 01:22:20.26 ID:w1ldrk7p0
ドラ&ゴン「なっ、何でありますか!!ハードマン所長殿、サー!!」
彼の顔を見るだけでぼんと同じく脂汗が出てくるくらいになってしまった。
二人でカチコチに緊張している様子を見て所長はあの殺人鬼みたいな目で
こちらを見つめている・・・
そして嬉しくてたまらないといった様子で彼は口を開いた
ハード「ポンコツども、俺を騙そうとしたな?」
ドラ「はい?何のことでありますか?サー???」
ハード「とぼけるな!!見つけさせてもらったよあの穴を・・・
逃げるつもりだったんだろ?この刑務所から?」
ドラ「!!!!!!」ゴン「アンレマー!!!」
所長が話したその一言でぼくたち二人は警棒で電撃をくらう以上の
ショックを受けた。
ば、ばれてしまっただよ・・・・計画がばれた・・・・!!!
27 :
閉鎖まであと 1967511 秒:2007/02/01(木) 01:28:09.53 ID:hCIBkYgv0
どんまぃ
28 :
閉鎖まであと 1967421 秒:2007/02/01(木) 01:29:39.35 ID:d5jkyHpI0
ksk
29 :
1:2007/02/01(木) 01:35:56.31 ID:w1ldrk7p0
ハード「ハハハww俺を騙してここから逃げ出すなんてできると思ったか?
豪胆な奴だwww見上げた根性だwwww
お前らには最高級のポンコツネジをくれてやりたいくらいだww」
ドラ「ぼくたちをどうするつもりだ・・・」
ゴン「オメエスゲーナ、ヨク気付イタナー!アー芋クイテエダー・・・」
ショックのあまりゴンスケは電子頭脳がショートしたのか
分けの分からないことを言い始めた。
ハード「どうするか分かっているだろう、お前らの大好きな刑だよww
一生時空間をさまよっていられるぞ、ポンコツどもww」
彼は歪んだ顔をさらに歪めてそう言った。
ドラ「時空流しの刑・・・・」
ハード「そうだ、よく分かったな。よく勉強しとるぞタヌキロボット君は
それでこれからお前らにもっと聞きたいことがあるんだがなあ。
俺について来いwwwおしおきしながらたっぷり聞きたいからな」
ドラ&ゴン「・・・・・」
30 :
1:2007/02/01(木) 01:45:52.03 ID:w1ldrk7p0
そして所長は背をこちらにむけると着いてこいといった仕草を見せた
あまりのショックで何も考える気が起こらずただただ従順に彼のあとを
着いていった。
ドラ「どうすりゃいいんだ・・・時空流し・・・
ここから逃げられないどころか死刑にも等しい刑・・・」
ない頭をフル回転させたがそれでもいい解決策は出なかった。
ゴンスケは完璧に頭がショートし切ったのか
ただただ、ブツブツ分けの分からないことを言っている。
ハード「ここだ、中に入れ・・・・」
どうやら大部屋のようなところに来たらしい。
ここで何をされるのか考えただけでもガクブルものだった。
ぼくは憂鬱な気分でドアのノブを引いて中に入った・・・・
そこには・・・・
第14話 終了
31 :
閉鎖まであと 1966378 秒:2007/02/01(木) 01:47:02.05 ID:hCIBkYgv0
乙
32 :
1:2007/02/01(木) 01:48:23.78 ID:w1ldrk7p0
今日はここまででつ。
続きは今日の夕方くらいに投下できたらと思ってます
みなさん保守よろしくお願いしまっす
33 :
閉鎖まであと 1965197 秒:2007/02/01(木) 02:06:43.20 ID:hCIBkYgv0
なんか今回はすぐ落ちるような気がする
34 :
閉鎖まであと 1964947 秒:2007/02/01(木) 02:10:53.75 ID:XYCwCPgg0
それでもぼくは保守を止めない
35 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 03:16:27.93 ID:XYCwCPgg0
☆
36 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 04:23:53.05 ID:5nKkN+OH0
おもすれー
37 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 05:30:58.40 ID:QXMvOXR00
ほしゅ
38 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 06:34:24.40 ID:QXMvOXR00
保守
39 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 07:48:33.39 ID:bnn1jAmzO
40 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 07:56:05.64 ID:MBGSOVO3O
41 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 08:56:35.75 ID:QXMvOXR00
ほ
42 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 09:53:16.33 ID:QXMvOXR00
ほ
43 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 10:02:38.48 ID:B3mbWB4qO
ここは落としちゃいけないよな
44 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 10:35:47.16 ID:FdpgZXRQO
オモスレェ-
45 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 11:20:50.30 ID:bnn1jAmzO
うほしゅ
46 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 11:51:09.50 ID:AoG4l+Dy0
ほしゅ
47 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 12:17:20.21 ID:5ULJ+RyvO
いつも楽しみにしてます保守
48 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 12:53:23.12 ID:q8DJLP1ZO
乙
保守
49 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 13:39:34.92 ID:W0/oA95fO
保守
50 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 14:49:19.24 ID:K+S6bWJQ0
ほしゅ
51 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 15:16:20.74 ID:bnn1jAmzO
ほーす
52 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 16:18:13.95 ID:XRBVIb4H0
ほしゅ
53 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 16:27:35.03 ID:QzA3PjlqO
ほ
54 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 17:02:09.14 ID:qsZGnsZ2O
ほす
55 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 17:02:55.39 ID:oTRtZD+4O
保守
56 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 17:39:30.86 ID:QzA3PjlqO
は
57 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 18:21:51.38 ID:QzA3PjlqO
ほ
58 :
1:2007/02/01(木) 18:54:47.02 ID:4U8CQx+50
みなさんお待たせしました。保守ありがとうございました。
多めに書き溜めてきたんで今すぐ投下します
59 :
1:2007/02/01(木) 18:58:01.61 ID:4U8CQx+50
第15話 小脱走
憂鬱な気分でドアを開けるとそこには・・・・
ドラ「あれっ?ギガゾンビ???」
そこにはぼくの見知った一人の男がいるだけだった。
脱獄仲間の時間犯罪者のギガゾンビだ。それにやけにニヤニヤしている。
ギガ「やっと来たか」
ゴン「ドウイウ事ダベ?オマエモ捕マッタダカ??」
二人で目を合わせて目を白黒させた。
ハード「プププ・・・・プッークスクス」
さっきまで恐ろしい顔でこちらを睨んでいた所長が急に元気に笑い出した。
ドラ「ど・どういうこと?話を聞くんじゃ??」
ハード「ごめんごめん、ここまでうまく騙せるとは思わなかったもんで」
そういうと所長は後頭部の辺りをゴソゴソとまさぐりジッパーみたいな物を
引っ張った。すると中からまた見知った顔が現れた。
ドラ&ゴン「ぼん!!!!」
ぼん「バア、TP隊員の並平凡と申します」
よっぽど嬉しかったのか顔をほころばせている、まるでいたずら小僧が
無事いたずらをやり通せたといったふうな表情だ。
60 :
1:2007/02/01(木) 19:00:50.21 ID:4U8CQx+50
ゴン「ナ・ナンデぼんノ顔ガ出テクルンダ?所長ノ顔デモ剥イダダカ??」
ぼん「違う、違う、そんなことしないよ」
ドラ「着ぐるみ製造カメラだね?」
この不思議な着ぐるみには心当たりがあった。
かつて自分の四次元ポケットに持っていたから分かることなんだが
ぼん「よく分かったね、これはただの着ぐるみじゃない。
秘密道具で作ったんだ」
ドラ「なりたい人物をカメラで写すとその場で着ぐるみが出てくる
それを着ると体の大小に関係なくその人物になりきれるという道具」
ぼん「そうそう、着てないときはこんなふうにすぐ折りたためるという
優れものなの。この道具手に入れるの大変だったんだから」
ぼんはそうすると着ぐるみを脱ぎ、それをクシャクシャにした
着ぐるみは鼻をかんだちり紙くらいの大きさになっている。
61 :
1:2007/02/01(木) 19:03:59.19 ID:4U8CQx+50
ドラ「そうか、そうだったのかあ・・・良かった・・」
所長に何をされるかと内心震えていたが、結局はばれていなかったのか
という安心感でその場に座り込んでしまった。
だが横のゴンスケはワナワナと震えていた。
ゴン「ムキッー!!!トイウコトハ、オメエラオラ達ヲ騙シタダナ!
オラ許セネエダ!!オラ本気デビビッてタダヨ!!」
ゴンスケはよほどそのいたずらに腹が立てたのかその場で手を
ブンブンと振り回し始めた。
ぼん&ドラ&ギガ「ちょっと、落ち着けゴンスケ!」
ぼくたちが総出でいさめると彼はオイルの気が下がったらしく
フン!!と手を組みながらそっぽを向きようやく落ち着いた
62 :
1:2007/02/01(木) 19:07:46.74 ID:4U8CQx+50
ぼん「ごめんここまで脅すつもりはなかったんだけど
あんまりうまく行ったもんだからさ、それにこの格好なら
どこに連れて行っても怪しまれないだろ?」
ドラ「ということは?この着ぐるみで変装して逃亡が可能なんだね?」
ギガ「大当たり!!!もう所長の着ぐるみの他にも2人分作ってある」
ギガゾンビはそういうと横に置いてあった、着ぐるみを自慢げに見せた。
ゴン「オホッー!!ヨクヤッタダ!!タイシタモンダ!」
ぼん「これで一応逃げる準備は整ったよね?」
ドラ&ゴン「整った!」
やっとここから逃亡できる!という嬉しさで
二人でその場で抱き合ってピョンピョンと飛び跳ねた。
この刑務所に来て初めて希望が見えてきたのだ。
ぼん「あとは決行日を決めるだけだね、ぼくは3日後がいいと思う。
その日にはこの看守たちが休暇になるから門から堂々と出やすい。」
ギガ「その中にこの制服を着て紛れ込むというわけだな?」
ぼん「ああ、そうだ。多分うまく行くと思う。
いやきっとうまく行く。」
63 :
1:2007/02/01(木) 19:15:30.41 ID:4U8CQx+50
ドラ「ありがとう。きっと成功させる!!ぼんは何でTPなのにぼくたち
時間犯罪者の助けになってくれるんだい?」
前々から気になっていたことだが今日は思いきって聞いてみた。
ぼん「何故助けになるかって?それは、今のTPの組織がおかしくなって
きてるからかな」
ドラ「どういうこと?」
ぼん「はっきりいって、最近のTPの歴史犯罪者の摘発率は異常なんだ。
君達みたいな軽い刑程度の人間がこの刑務所に入れられてたり
前にぼくがいた救助班の中でも歴史に影響を与えないものを
助けるだけだったのに今じゃ上から命令された人間を誰でも
助けるようになっちゃたり、TPの組織自体が腐敗しきってるんだ・・・。
だからここから冤罪者を逃がすっていうささやかな抵抗をしてるってわけ。」
ギガ「我輩は本物の時間犯罪者だがな」
ぼん「君は娘さんに会わせたあと必ず捕まえる」
ドラ「TPがおかしくなってるなんて・・・・・」
今までタイムパトロールはぼくたちを助けてくれた正義の味方だった。
それが今じゃ信用もできないような正義の味方に成り下がってしまったのか???
64 :
1:2007/02/01(木) 19:18:56.36 ID:4U8CQx+50
ぼん「これも今のどらえもんの独裁体制のせいかもね・・・
彼もいつまでも英雄じゃないってことか・・・」
彼は悲しそうに呟いた。
ドラ「昨日も気になってたけど、そのどらえもんってのは僕なんですけど」
ぼん「だから君はどらえもんなんかじゃないって
何ならその証拠を見せてあげようか?」
そう言うと彼はポケットをゴソゴソとまさぐり手帳のような物をだした。
ぼん「これ携帯版の宇宙完全大百科ね」
この大百科は宇宙中のことが何でも載っている辞典であまりに容量が
大きいことから星くらいの大きさになってしまい
今は空に衛星として浮かんでいるというものすごい代物だ。
ぼん「どらえもん・・・・っと、ほら見てみ??」
単語を打ち込むと画面一杯にどらえもんについての項目が出てきた。
やがて写真が写り、みんなの喝采を浴びて立っている人物の画像が映った。
ドラ「・・・・・・!!!」
目が飛び出そうなくらいに驚いた。確かにその写真の中央にはぼくがいる。
青の塗装に胴長短足、バケツでも食いそうなくらいの大きな口
どこからどう見てもぼくに違いない・・・
だが、ここにぼく本人がいるから、、少なくともこいつはぼくじゃないわけで
頭がこんがらがってきた・・・・
65 :
1:2007/02/01(木) 19:21:53.68 ID:4U8CQx+50
ドラ「こいつ偽者だ!だってぼくがドラえもん本人だもの!!」
ゴン「何言ッテルダ?オメエどらえもんハ一人シカイネエヨ!!」
ぼん「そうだよwwだって君はどらえもんを
元にして作られたロボットだろ?」
ドラ「・・・・・」
本当はネコ型ロボットなのだが今の状況ではとても
言い返す気分にはなれなかった。
どこかで歯車が狂って歴史が大幅に変わってしまったのだろうか??
ぼん「で、これがどらえもんの仲間たち・・・」
ドラ「・・・・・えっ?これ2022年だよね?」
ぼん「そうだよ?どうかしたの?」
ドラ「みんな子供の頃のままだ・・・」
写真に写っている2021年ののび太君たちは大人の姿などではなく
ぼくの記憶に残っている少年時代のままの姿だった。
のび太くん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫君・・・
あれから何十年も経っているのにみんな一向に年を取っているようには
見えない・・・
66 :
1:2007/02/01(木) 19:32:47.69 ID:4U8CQx+50
ギガ「どれどれ?我輩の見た時と一緒だな。」
ゴン「ドウ見テモ、鼻ッタレ小僧タチダベ?」
ドラ「あれから何十年も経ってるんだよ?
大人になってないなんておかしい」
みんな不気味な怪物でも見た後かのように怖怖とした顔になり
黙り込んでしまった。
ドラ「これはみんなじゃない、偽者だ。」
ぼん「じゃあ、君の知ってる本物の友達たちはどこへ行ったんだ?」
ギガ「これが偽者だと過程するなら、本物は殺された・・・
と考えるのが妥当だろうな・・・」
ギガゾンビの言ったことは考えたくなかったが今はそれしか思い浮かばない。
ぼん「ちょっと待って、野比のび太・・・検索してみるよ。
・・・・!!あれっ??野比のび太は二人いるの?」
ドラ「そんなことは・・・・!!!!」
確かに検索結果は二つ出ていた。
一つは子供の頃の姿のまま・・・もう一つのほうは大人の姿で写っている
ぼん「どういうことだ・・・大人のび太ってほうは2021年で死んだことになってる」
ドラ「なっ・なんだって!!!!!」
予想外の言葉にぼくは彼から押しのけんばかりの力で百科事典をもぎ取った。
ドラ「本当だ、本当ののび太くんは2021年に死んでる・・・・」
ショックで何も考えることができなかった。
どんな酷い拷問を受けるより酷い気分になった。
本物ののび太は死んで、偽者ののび太くんがその後の英雄という記述に
なっている。
67 :
1:2007/02/01(木) 19:40:15.91 ID:4U8CQx+50
ぼん「じゃあ、英雄ののび太もどらえもんも本当に君の偽者なのか?」
ドラ「だからそうだって言ってるじゃない・・・
本物はぼくなんだ・・・」
ショックで酷く気分が悪かったがどうにかして声を出すことが出来た。
ゴン「デモ、オメエドウ見テモコレハ、オメエダベヨ。」
ドラ「確かに・・・・これはぼくそのものなんだ・・・
んっ!??ちょっと待って!!!」
疑問につぐ疑問に口をへの字に曲げていたがすぐ横を向いてハタッ!と気付いた
その疑問の答えはすぐそばにあった。
ドラ「これだよ、これ!!この中に誰か入ってるんだよ!!
このカメラで作った着ぐるみの中に!
のび太くんたちの中にも誰かが入ってたんだ!!」
ギガ「そうか、それであの子供たちも子供の頃のままだったのか」
ぼん「でも何でそこまでしてどらえもんは君になりたがってるんだ?」
ドラ「それは分からない、だけどやっぱり大人になったのび太くんたちに
生死に関わるくらいの危険が迫ってるんだ。
ぼくがあの日感じた何かはやっぱり偶然なんかじゃなかった!」
あの時感じた言い様もない不安はやっぱりのび太くんたちからの
虫の知らせだった・・・そう思うとぼくは丸い手に力が入った。
68 :
1:2007/02/01(木) 19:46:27.44 ID:4U8CQx+50
ぼん「ああ、とにかくこの一件は何かあるね。たぶんTPも関与してる」
ギガ「我輩も興味が湧いてきたぞ」
ゴン「オラも、オラも!!」
ドラ「絶対にここから逃げ出す!!三人一緒に!」
ゴン「ココカラ出タラ、たんまり芋食ウベ!!」
こんな状況でも芋のことしか頭にないゴンスケに呆れたのか癒されたのか
その場にいた全員がプッと噴出しやがてみんな声を出して笑った。
ドラ「ああ、その時はドラ焼きも一緒に食べよう」
ゴン「アッタリ前ダヨ!!!」
そう言ってみんなはより決意を固めた。絶対にここから逃げ出す!!!
もう一度のび太くんに会うために!!
それから毎日ぼくとゴンスケは極秘裏に穴を掘り進めついには穴を開けきった
ギガゾンビは看守たちの巡回路を調べた。
一つの目的のために各々ができることを行った。
そしてついに脱獄決行の夜がきた。
69 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 19:59:44.53 ID:ALNL6Wre0
wktk
70 :
1:2007/02/01(木) 20:02:40.78 ID:4U8CQx+50
―アバズレ刑務所 深夜1時―
ドラ「ついにこの夜が来たなゴンスケ!!」
ゴン「オウ!!待ッテタダヨ!!」
互いにぼくたちは見つめあうと結束の握手を交わした。
この日のためにぼくたちは苦労してきたんだ、気分は刑務所にいるとは
思えないほど高揚している。
素早くぼくたちは着ぐるみに着替えた。
どちらも刑務所内の看守そっくりそのものだ。
ゴン「オメエ、ホントにソックリダナヤ。デブナノニ、良クハイッタダナ」
ドラ「ぼくはデブじゃないっ!どんな体型でも着れるの!!!」
思わず大きな声を出してしまった。ゴンスケが声出すな!とジェスチャーで
して見せた。ゴンスケが怒らせたんだろ?
ドラ「まあいい穴に入るぞ!!」ゴン「アイアイサー!!」
そう言ってぼくは開けた穴に被せてある壁そっくりのシートを取った。
これのおかげで今まで看守にばれなくて済んでいたのだ。
ゴン「ウッワッー!!!狭イダ・・・」
穴の中に入るとやけに中は湿っぽくてそして狭かった・・・・
下水道管なのだからあたり前なのだが
ドラ「まずギガゾンビの奴と合流するぞ!!!」
71 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 20:03:24.28 ID:Psi4KOPZO
(;^ω^)うわっなにこの駄文の羅列
72 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 20:04:17.19 ID:DqffE7aI0
__ ___ __ ____ .._____ .._______
\ \_\__\ |__| .._| || ../ ../ /
.\ \  ̄\ .| |__ ||__ ../..| ̄|_ / __ /..__
.. \ _\____ .\__/. | . / / ./ /| ̄ _|| ̄ | |/ // ̄ . /
... \ \ | .| /__/ \_ _/ / / . | |_|\ __//__/
.... \___\\__/|__/|__/\_||__///|___| ..\_\
73 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 20:09:19.43 ID:XRBVIb4H0
しえん
74 :
1:2007/02/01(木) 20:23:24.15 ID:4U8CQx+50
ぼくたちは狭い通路内をゴソゴソと進んだ。
ギガゾンビのいる牢屋の位置は知っていた。
彼の牢屋も穴を開けるためにぼくは何度もこの穴を往復していた
ドラ「着いた、お〜いギガゾンビ来たぞ!」
小声で彼を呼んだ、開けた穴から覗き込むと牢屋のベットにハードマン所長が
来たか!といった顔でドッシリと座っていた。
見た目は恐ろしい所長だが中身はギガゾンビだ・・・
ギガ「じゃあ、少しばかりのお別れだな、ツチダマ・・・」
彼は彼の頭の周りを飛んでいる土偶に向かって言った。
その土偶が彼の相部屋仲間であり、元手下だ。
ツチ「ギガゾンビサマ、オ元気デ・・・・」
表情のない土偶のロボットだがその顔は主人のことを心配している
ように見えた。
ギガ「ああ行ってくる・・・」
そう言うと彼はこちら側の穴にモゾモゾと入り込んできて先頭についた。
彼が下水道の道案内役をしてくれるらしい
75 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 20:28:46.02 ID:bFD21Gyw0
wktk
76 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 20:30:50.05 ID:l0Yb0ezZ0
やっと追いついたー!!
wktkが止まりません!!
77 :
1:2007/02/01(木) 20:40:11.06 ID:4U8CQx+50
ギガ「まず・・我輩たちはこのままぼんの待つ
TP看守休憩室を目指す、いいな?」
もう大きな声は出せないので二人でコックリと頷いた。
ぼく達はもぞもぞと汚らしい、下水道の管の中を進んでいった。
特有の匂いもかなり鼻についたが、ここから出られるくらいなら
このくらいのことなど屁でもなかった。
ギガゾンビ「着いたぞ・・・・休憩室だ・・・」
彼はこちらに聞こえるギリギリくらいの声を出して到着を教えた。
・・・・・・穴から目をこらして休憩室を見ると
TP看守でありぼくらの協力者であるぼんがいた。彼はこちらに気付くと
ちょっと今はやばいぞ・・・といった表情をしていた。
ドラ「一体どうしたんだ?」
ぼんの警戒を知らせている表情を見て、ぼくは周りを見回した・・・
!!!??誰もいないと思った休憩室には予想外の人物がいたのだ!!
いや最悪の人物というべきか。ハードマン所長だ・・・
78 :
1:2007/02/01(木) 20:50:28.16 ID:4U8CQx+50
どうやら彼は休憩室に飲み物を買いにきたらしく自販機の前で
コーヒーが紙コップに入るのをイライラと待っていた。
これじゃ降りられない、見つかったらまた監獄にふりだしになっちゃう。
ゴン「ドウスルべヨ?出ラレナイダヨ・・・」
ギガ「奴がここから去るのをずっと待つしかない・・・」
ギガゾンビがそう指図するとぼくたちはここはしょうがないと思い
また了解の頷きを見せた。
そうしてすぐにぼんがいることに気付いたのか彼はぼんににじり寄ってきた。
ハード「ゴラア!並平〜!!な〜にここでチンタラ休んどるんだ!!」
また彼のいびりが始まった、また長ったらしい嫌味ばっかりだ。
ぼんは彼のいびりに切々と耐えていたが、
ぼくたちは早く出たくてイライラしていた。
79 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 21:03:32.23 ID:qsZGnsZ2O
wktk
80 :
1:2007/02/01(木) 21:05:18.08 ID:4U8CQx+50
ゴン「アノオッサン話長イダナア、モウ、オラ待ッテラレナイダヨ!!」
いつまでも終わらない所長の話にゴンスケは業を煮やしたのか
ここから出るぞといった体制になりゴソゴソと動きだした。
ドラ&ギガ「おいっ!辞めろっ!そんなことしたら計画が!」
二人して小声で彼を勇めたがゴンスケはそんなこと知るかといった
様子でバタバタと暴れだした。
とそんなぼくの横へチョロチョロと動く何かが来た。
その何かが横に来たというだけで何かとてつもなく鳥肌がロボ肌が立った。
チュー・・・・・その何かはかわいらしい声を発した。
だがぼくにはその声が恐ろしい悪魔の声に聞こえた。
横を向くとそこにはこの世でぼくが一番恐ろしいやつがいた。
ドラ「ギャーーーー!!!!ネーズーミー!!!!!!」
思わず手足がじたばたと暴れだし、
ここから逃げなくてはと気が動転してしまった。
今度はゴンスケでなくぼくを二人は止めた。その手を振り払い
ここから逃げたい一心でもがいた。
ドラ「はっ!!!」
気付くとぼくはぼんと所長のいる休憩室に出てしまっていた。
ゴン「大馬鹿野郎!!!」ゴンスケの罵倒が空しくコダマした。
81 :
1:2007/02/01(木) 21:29:24.24 ID:4U8CQx+50
ハード「どうした?何でそんなところから出てきたんだ?
カトウ副所長???」
ぼくの着ている着ぐるみはカトウというこの刑務所のno,2の男に似せた
着ぐるみだ。突然の奇声とともに現れたカトウ兼ぼくに所長は
何故?不可思議?といった様子で近づいてきた。
ドラ「こ・これは。囚人たちから下水道からの匂いが酷いと
苦情がありましたので自ら下水道に入り調査していた次第でございます!」
ハード「そうか。それは見上げた刑務所根性だ。」
いかにも言い訳がましい理由だったが根が単純なのか所長は
そうか、そうかと珍しく嬉しそうな顔をして、ぽんぽんと肩を叩いた。
助かった・・・・内心冷や汗ものだったが
どうにかうまくごまかせたらしい・・・そう中で脂汗を垂らしていると
さっき飛び出してきた穴の方向から声からなにやらいざこざする声が
聞こえてきた。
ゴン「ダカラ、コレ以上待ッテルノハ嫌ダッツウノ。オラハモウ出ル」
ギガ「もうちょっと待てって・・・」
やばい・・・ゴンスケの奴耐えられなくなったのか・・・
出てくるな・・・・もうちょっと待て・・・
とぼくは心の中で何度も繰り返した。
82 :
1:2007/02/01(木) 21:29:53.92 ID:4U8CQx+50
ゴン「ダッー!!!モウ出ル!!!」
ゴンスケは下水道の穴から堂々と出てきた。
ハード「ヤマモト何故お前まで・・・」
ギガ「しょうがないか・・・俺ももう出るぞ」
そう言うと所長の着ぐるみを着たギガゾンビも穴からのっそりとした動作で
飛び出してきた。
ハード「お、おれがもう一人・・・・・どういうことだ??」
所長はうまく事態が飲み込めていないらしい
そりゃそうだ・・自分と全く同じ顔の男が穴から出てきたのだから・・・
83 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 21:40:33.60 ID:HfbB7L6N0
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
84 :
1:2007/02/01(木) 21:45:54.69 ID:4U8CQx+50
ハード「!!!そうか・・・分かったぞ?
貴様ら!脱獄犯だな!見上げた根性だ看守の格好を
して脱獄するとはな!だが俺がここから絶対に逃がさっ!!!!」
ようやく事態が飲み込めたらしい所長がそういい終える前にぼくは思わず
彼目掛けて突進していた。
ちょうどミゾオチの辺りにクリーンヒットをくらった所長は
その場に崩れ落ちて気絶してしまった。
すげえ・・・・三人が目を丸くして羨望のまなざしでぼくを見つめている
ドラ「石頭はぼくの最終兵器なんだ、分かった?
さあグズグズしてなんかいられないぞ!
ぼくらの目的はここから出ることなんだから!!」
85 :
1:2007/02/01(木) 21:50:48.42 ID:4U8CQx+50
ちょっと飯食べたいのでここら辺で一旦休憩です。
再開は11時過ぎくらいからの予定です。
保守お願いしますね!!
86 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 21:52:51.46 ID:l0Yb0ezZ0
87 :
【だん吉】 :2007/02/01(木) 22:06:08.43 ID:BOnljN0JO
面白
88 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 22:19:11.05 ID:8njW4o/WO
89 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 22:31:00.45 ID:Tz/w/QSG0
ほ
90 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 22:48:31.38 ID:l0Yb0ezZ0
wktk待機のほす!!
91 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 23:05:39.42 ID:HfbB7L6N0
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
92 :
1:2007/02/01(木) 23:25:58.63 ID:6N/dQ/eF0
お待たせしました、飯食ってきますた
投下始めます、そのまま打ち込んでるんで
ちょっと遅いかもしれませんが・・・・
93 :
1:2007/02/01(木) 23:30:26.85 ID:6N/dQ/eF0
失神している所長を起きるなよと思いつつ
休憩室から飛び出した。
と言っても本当に飛び出すように
走ったら、他の看守たちに怪しまれてしまうだろうから
あくまで普通の怪しまれないくらいの速歩で歩いた。
途中何人かの看守の横を歩いたが
所長の独裁体制の賜物なのか所長が通ると皆一様に
礼をして直立不動の状態だった。
ゴンスケも調子に乗って礼のポーズをしてみたが
所長しか意味はなかったらしくみんなシレッーとしていた。
そんなことをしているうちに看守たちが集まっている所
についた。ここで休暇の許可証を提出してその後に門から
晴れて出られるというわけだ。
ギガ「えらく簡単に来れたな・・・」
ゴン「ダナ、ツイニココカラ出ラレルダ」
確かにここまでは所長に気付かれた以外は計画通りだ。
うまく行き過ぎて怖いくらいの・・・
94 :
愛のVIP戦士:2007/02/01(木) 23:31:10.04 ID:l0Yb0ezZ0
>>1キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
95 :
1:2007/02/01(木) 23:48:07.05 ID:6N/dQ/eF0
窓口の職員らしき男に所長もといギガゾンビがいかにもといった
ピリピリとした態度で用件を命令した。
ギガ「ハードマン刑務所所長、カトウ副所長、ヤマモト、波平刑務官
計4名!!本日より数日間の休暇を許可してもらおうか!!」
窓口「はっ!はひっ!!少々お待ち下さい!!」
よっぽどこの所長が怖いのだろう、窓口の男は慌てた様子で書類に目を通した
これでうまく行けばここから逃亡完了か?
と思われたがそううまくは行かなかったらしい
窓口の男はメガネをはずし、何かおかしいぞっといった様子で書類を
眺めている。
窓口「あの・・・・ヤマモトさんとカトウ副所長は休暇届け
受理できないんですが・・・」
ギガ「どうしてだっ!?」
窓口「あひっ!・・・だって今日お二人は急遽当直の当番になったから
許可は受け付けられないって出てるんですけど・・・
お二人にもお知らせしましたよね??」
そんなこと全く聞いてなかったぞという顔でぼく達はぼんを睨むと
彼はいかにも俺も知らなかったといった様子で視線を上に向けた。
96 :
1:2007/02/01(木) 23:59:23.66 ID:6N/dQ/eF0
どうする?ヤマモトとカトウの中身のぼくとゴンスケは今日出られないこと
になっている。ここで無理を通したら余計怪しまれるだろうか??
ドラ「どうしても今日は出られないのかい?」
窓口「いやあ、これは規則ですからね。規則破るとあとから
所長にこってりしぼられますし・・・ここにいますけど」
ギガ「じゃあ、俺の許可があれば休暇を取ってもいいということだな?」
窓口「まあそれもありますけど、規則が・・・」
ギガ「ここでは俺が規則だっ!!さっさと許可しろっ!!
さいはて刑務所に飛ばされたいかっ!!」
いつまでも煮え切らない窓口の男にギガゾンビが檄を飛ばした
さすがは古代の日本を支配しようとしただけの奴だ。怖さだったら所長にも
負けてはいないだろう。
窓口「わっ!分かりました。すぐ迅速に許可いたします!」
97 :
1:2007/02/02(金) 00:15:38.38 ID:hz8yngrh0
そう言うと彼は手元のボタンを押し、許可の合図を出すと
目の前のドアが開いた、その向こうにはぼくたちが目指していたものがあった
この刑務所逃げるための唯一の所、巨大な門だ。
全員「やった・・・・」みんな心の中でそう呟いた
ここに来てからのつらい日々はこの時のためにあったのだ・・・
着ぐるみの中の人であるぼくたちは思わず涙が出るくらい嬉しいに違いない
ゴン「サア、堂々トココカラ出ラレルべナ」
ギガ「ついにこの時が来たか・・・」ドラ「うん・・・うん・・」
ぼん「良かった、これでぼくの助けもいらないね」
みんな各々思うことはあるが着実に門に近づいて行った。
その時横にあるスピーカーからけたたましいくらいの警報が聞こえてきた
「ブ〜ブ〜!!!緊急事態!!緊急事態!!!
東101号棟から三名の逃亡者が出たもよう
繰り返す、東101号棟から三名の逃亡者が出たもよう
至急厳戒態勢に入れ」
ッ!!!!!やばいばれた!!!!
98 :
1:2007/02/02(金) 00:25:40.16 ID:hz8yngrh0
その緊急警報とともに逃亡者を逃さないためなのか
さっきまで開きかけていた門がまた閉まってしまった。
ドラ「ど・どういうことだ!?ハードマンが目覚めたのか?」
ゴン「知ランガナ!!トニカクドウスル?ドウスル??」
ギガ「とにかくここは隠れたほうがいい」
ぼん「あっちの奥の方に小屋がある、一旦あそこで様子を見よう」
ぼんが指差した掘っ立て小屋に向かってみんな一目散に走った
その間にもけたたましいほどの音で警報スピーカーが鳴っていた。
小屋は電気もなく薄暗い所だった。何本か箒が投げてあるからどうやら
物置らしい。
99 :
1:2007/02/02(金) 00:42:58.31 ID:hz8yngrh0
ドラ「ついにばれちゃったか・・・所長が起きたのかな」
ギガ「いや、奴は我輩たちの変装を知っているのだから
すぐにオレ達の格好も警報時に注意しておくだろう。
たぶん、牢屋を見回っていた看守にでも気付かれたんだ」
ギガ「ドウスルべ??ドウスルべ???」
もろくも計画が崩れ去った今気が動転してここから出る方法は
思い浮かばなかった・・・
ギガ「望み潰えたか・・・これをお前に渡す」
ギガゾンビはぼくのほうを向いてある物を渡した。
小型の電話機らしいものだった。
ドラ「どうしたんだ?いきなりこんなもの渡してきて」
ギガ「分かるだろ?俺たちの計画は潰えたんだ・・・
ここは誰かが犠牲になるしかない・・・」
ドラ「ま・まさか・・・・」
ギガ「ああ、我輩がオトリになる。
奴らの注意を出来るだけ引いておいてやる。
その間に門の守衛でも脅してここから逃げろ・・・・」
100 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 00:43:19.32 ID:2BkhJV520
わくわくわくわく
101 :
1:2007/02/02(金) 01:05:20.07 ID:hz8yngrh0
ドラ「ギガゾンビ・・・君諦めるのか?
言ったじゃないか一緒に逃げるって。」
ギガ「・・・・・我輩は諦めるのではない。お前らに希望を託すのだ。
こんな時代になった根源が過去にあるんだろ?
ではお前たちが変えろ、大丈夫きっとうまく行くさ
お前は我輩の計画を打ち砕いた唯一のロボットだからな・・・・
それに会いたいんだろ?あの小僧に・・・」
ドラ「うん会いたい、のび太くんにみんなに・・・
でもお前だってテラっていう娘に」
ギガ「・・・我輩は嘘をついていた。前に言ったかな?
娘は毎月手紙をくれるってそれは嘘だ。それどころか
娘は我輩のことも覚えていないかもしれない・・・」
ドラ&ゴン&ぼん「・・・・・」
ギガ「たぶん娘も父親がいるということさえも知らんかもしれん
こんなろくでもない父親だがそれでも娘に一言言ってやりたい
「お前のことを今でも愛している」って、身勝手な奴だと
思われるかもしれんが・・・それでも娘に伝えてやりたい・・」
ギガゾンビは初めて自分の気持ちを語ったような気がした。
ゴン「ウワーン、イイ話ダナー!!」
ゴンスケは目から涙を噴水のように出した。
102 :
1:2007/02/02(金) 01:16:59.95 ID:hz8yngrh0
ドラ「分かった。君がそこまでの覚悟なら
ぼくはもう君を止めるつもりはない、頼むよ。」
ギガ「精一杯やってみるよ。その代わり娘にそれを渡してやってくれ・・・」
ぼくは激しくうなずいた。
ぼん「分かった、出来るだけ僕も騒いでみる。
二人で騒げばもっと注目されるだろ?」
ドラ「ぼんも今までいろいろありがとう」
ぼん「いや、ぼくも目覚めたよ。TPとどらえもんの間には何かある。
それが分かったんだ、ぼくはTPを内部から変えていく。」
彼も決意を固めているようだ。
ドラ「じゃあ、ここで。」ゴン「オメエラノコトハ一生忘レナイダヨ!!」
ギガ「ああ、少しばかりの間だったが楽しかったよ」ぼん「また会おう!」
そう言うとぼくたちは自分たちのやるべき行動を起こした。
103 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 01:17:25.79 ID:nEnzTnoz0
___
/ - 、 -、\
/ , -| ・|・ |-ヽ
. i / `- ●- ′ | いや、お礼はいいから・・・、どこのコンビニ?
| i 三 | 三 |
. | |. __|___.)
ヽヽ / /
━━━━o━━
/ / \ |
104 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 01:17:46.42 ID:kK4DhcJD0
wkwktktk
105 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 01:22:58.50 ID:2YO5xw7F0
wktk
106 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 01:28:14.12 ID:2BQRFqks0
107 :
1:2007/02/02(金) 01:37:38.71 ID:hz8yngrh0
ぼん「ここに逃亡者がいたぞーーー!!!みんな集まれーーーー!!!」
ぼんが精一杯の声でみんなの注意を引いた。
その横を所長の着ぐるみを脱いだギガゾンビが全速力で走っていく
「あそこにいるぞ!!!」「追え!!!」「ショックガン用意しろ!」
ずっと鳴り響いている警報に紛れてそんな声が聞こえてくる
ぼくたちはその声を尻目に門のところまで走った。
ドラ「早くここを開けろ!逃亡者が逃げた可能性があるとの連絡だ」
守衛「駄目だ、この門は許可された時にしか開けないことになっている」
何度言っても守衛は門を開ける素振りも見せない。
ゴン「ダカラオラ達ガ許可シテルダロ!!」
守衛「んっ??お前なんか喋り方おかしくないか?」
そう言うと守衛はゴンスケの体を触り始めた。
ゴン「アヒャヒャヒャヒャ!!!何スルダ、ゴンスケ様に!!!」
守衛「お前!!!逃亡犯か!!!」
やばいっ!!もう駄目だ!!!
目の前の男をゴンスケだと見破ってしまった。
守衛は間髪入れずに手に持っていたショックガンでゴンスケを打った
守衛「お前も怪しいぞ、そこに止まれ!!!」
108 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 01:40:51.61 ID:kK4DhcJD0
\(^o^)/
109 :
1:2007/02/02(金) 02:01:23.13 ID:hz8yngrh0
くそっ・・・・もう駄目なのか・・・・
ギガゾンビやぼんの決死のオトリも・・・着ぐるみも・・・この穴も
みんなこの時のためだったのに・・・
ごめん・・・のび太くん・・・君には会えないみたいだ
四次元ポケットがなきゃ、駄目なままのネコ型ロボットだ・・・
あきらめよう・・・・今投降すればまだ罪が軽くて済むかも
その時、どこからの映像なのか分からないがぼくのコンピューターが
何かを受信した。こんなことがありえるのか分からないけど
ありありと映像が見えてきた。
どこかの道路で・・・犬に追いかけられている数人の男たち
そしてその真ん中には一人の男が立っている。ブチブチと音声が聞こえてくる
「・・・ウソ800だ・・・おい・・・伝えろ!!
ああそうだな・・・ドラえもんはぼく達の所に絶対に
帰って来てくれない、絶対に僕は信じてない!!」
その男の顔が頭の中に入りこんできた。のび太くんだ。
大分老けて見えるが確かに彼に間違いないのだ。
確かに聞こえた・・必ず帰ってくるとぼくがのび太くんの元へ帰ってくると
110 :
1:2007/02/02(金) 02:13:32.72 ID:hz8yngrh0
ドラ「まだあきらめちゃ駄目だ・・・のび太くんが待ってる・・・
のび太くんの願い叶えなくちゃ・・・」
守衛「はあ?何訳の分からんことを言ってるんだ!?
早くそこにひざまずけ!!」
ドラ「ぼくには四次元ポケットが無くても最終兵器のこれがある!!」
ぼくはその場に倒れこんでいるゴンスケを抱えあげると
巨大な門を目掛けて突っ込んだ
ジーーーーーーン頭が割れそうなくらいの衝撃だった。
門はビクともしていないみたいだ・・・
ああ・・・やっぱりぼくの頭突きでも無理だったか・・・
そう思った・・・・その時頭の周辺あたりから徐々に亀裂が入りだした
やがて、ありえないことなのか奇跡なのか門を形作っている
固い大理石が粉々に砕け散ったのだ
ドラ「うおおおおお!!!!やったーーー!!!!」
このありえない奇跡に浸っている暇もなくぼくはゴンスケを抱えたまま
全速力で門をくぐり抜け、走りに走った。
で、気付くと断崖絶壁に辿りついていた・・・だがそれにも気付かず
ただひたすらに走り、ぼくら二人は海に落ちた・・・・
ぼんの奴、途中までの計画は完璧だったのに刑務所から逃げたあとのこと
何も言ってないじゃん・・・・せっかくここまで来れたのに・・・・
ぼくはそう思いながらヘトヘトになって泳ぐ気力も湧かず
ただただ沈んで行った・・・・
111 :
1:2007/02/02(金) 02:41:31.26 ID:hz8yngrh0
「起きて!あなたロボットでしょ?これくらいじゃ死なないわ」
・・・・・・ッ!!!!ハッと目が覚めるとぼくはやたら暗い所にいた。
どうやらここは海の底の底の方らしい。
目の前にはどうやらTPらしく白い制服を着た女性がいた。
金髪のロングヘアーで青い目をしたかなりの美人女性だ。
「あなたよくあの刑務所から逃げられたわね?すごいわ」
彼女はぼく達のことを賞賛するかのように拍手した。
ドラ「ゴンスケはどこへ行った?」
「あそこよ」
彼女が指差すとゴンスケは気持ちよさそうに魚と泳いでいた。
こっちの苦労も知らないでと思ったがまあ無事そうでよかった
「どうやらぼんは来れなかったみたいね・・・」
ドラ「あの助けていただいたのに失礼なんですがあなたは誰?」
「ああ、言い忘れてたわね。私は昔ぼんとチームを組んでたTP隊員です。
名前はリーム・ストリーム。よろしくね」
ドラ「ああ・・・よろしく」
112 :
1:2007/02/02(金) 02:41:52.31 ID:hz8yngrh0
リーム「じゃあ、紹介も済んだ所でここから逃げましょうか」
ドラ「えっ?」
リーム「早く逃げなきゃ刑務所の連中がやって来るわよ。」
と彼女は言うや否やぼくとゴンスケを抱えて超空間に入った。
あまりの素早い行動に少しばかり驚いたが内心は嬉しくてたまらなかった。
やっとあの恐ろしい刑務所から出られた
これでのび太くんたちにもまた会える・・・・
だけど過去世界でぼくが経験する恐怖の数々はまだ刑務所の中の体験が
マシだったと思えるほどだったとはこの時のぼくはまだ思いつきもしなかった
第15話END
113 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 02:43:22.33 ID:jx2PTNf50
そんなことよりトラックがすれ違いざまエアブレーキをわざとかけて威嚇してくるのが許せない
あいつら中卒の癖に高い所から他の車や歩行者を見下してるから偉くなった気になってるんだ
↓トラックの運転手なんてこんな奴ばっかだぜ 絶対頭おかしい
4 :名無しさん@そうだドライブへ行こう :2006/12/29(金) 13:08:27 ID:D2SYDlmO0
以前GSでバイトしていたときに、大型の運転手数人が「今日は○台に排気をかけてやった」と
自慢しあっていたのを思い出した。
そいつらは追い越し時はもちろん、隣にアベック(死後)の乗った車が来たときにもわざと
排気をぶっかけて遊佐晴らしするんだそうな。
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/car/1167365037/
114 :
1:2007/02/02(金) 02:44:35.61 ID:hz8yngrh0
今日はここまで、今日は結構文章書いたから
手が痛いっす、腱鞘炎になりかけです・・・orz
明日の投下はたぶん夕方くらいになると思います。
保守お願いしまっす!!!
115 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 02:52:22.62 ID:ynjk9+Rm0
おつかれー
無理はするなw
116 :
1:2007/02/02(金) 02:59:22.91 ID:hz8yngrh0
>>115 労わりの言葉あざーっす
これからはあんまり体を酷使するのは止めときます
あと書き溜めって必要ですね、投下時間が空くわ空くわ
117 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 03:19:36.18 ID:2YO5xw7F0
>>116 おつかれさん
体を大事にしないかんよって
118 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 03:22:34.91 ID:QOfkBNXcO
でもハンタみたいにはなんないでね!
おつかれ!
119 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 04:49:48.06 ID:ynjk9+Rm0
ほ
120 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 04:59:35.22 ID:VOte8tawO
ほしゅ
121 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 05:44:03.69 ID:4Qo+V0JY0
ほしゅ☆
122 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 06:35:59.80 ID:UX4VIwUq0
おはやう &
>>1乙 & GJ!!
リームktkr
123 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 07:08:46.95 ID:usV3Bij2O
124 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 07:49:21.14 ID:1+ONoZK/0
リームは反則だよー!!
wktkが止まらない件
125 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 09:53:08.06 ID:C8mgUXHbO
ほす
126 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 10:53:17.91 ID:udZ4/Qf/O
ほす
127 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 12:02:16.72 ID:BzEC0P1M0
保守
128 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 12:18:56.59 ID:VYvULLu+0
129 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 12:23:02.64 ID:y6bD8nuh0
130 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 12:54:31.11 ID:q+63rrjOO
ちん
131 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 13:27:52.95 ID:LVIVvuzVO
132 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 13:43:30.53 ID:VYvULLu+0
133 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 14:50:05.59 ID:BzEC0P1M0
保守
134 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 16:04:26.80 ID:BzEC0P1M0
ほしゅ
135 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 17:12:49.60 ID:UB7AZlvX0
ほ
136 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 17:55:44.13 ID:udZ4/Qf/O
ふぉしゅ
137 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 17:56:12.45 ID:VOte8tawO
そろそろか
138 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 18:37:21.72 ID:C8mgUXHbO
ほーっしゅ!!
139 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 18:47:57.74 ID:uwRPz14yO
ついにゴン達が脱獄した!
140 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 19:00:57.92 ID:mijlXwSL0
金曜夜7時キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
141 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 19:03:06.86 ID:VOte8tawO
夕方って言ってくせによ〜
もう寝る
142 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 19:29:35.54 ID:QOfkBNXcO
まだかなぁ
143 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 19:35:16.25 ID:uwRPz14yO
書き溜めてるのかな?
マッタリしよう
144 :
1:2007/02/02(金) 19:47:14.58 ID:krWNmaiT0
すいません、投下時間遅れちゃいました><
今からすぐ投下しまっす!
145 :
1:2007/02/02(金) 19:49:34.15 ID:krWNmaiT0
第16話 四次元ポケット
リーム「着いたわよ、お二人さん」
途中何度もTPの追っ手にバレないために、いろんな時代を
迂回してぼく達はある時代に到着した。
ものすごい量の空飛ぶ車や乗っただけでいろんな場所に
行けるパイプラインが上空には張り巡らされている。
そうこの時代はのび太くんの住んでいる21世紀ではなく
それよりもっと先の時代、23世紀だ。
リーム「ここにいるんだっけ?あなたが会いたい人って言ってる人が」
ドラ「ぼくじゃありません、仲間から言付かっていた物を渡す
ために来たんです」
ゴン「ソウダヨ!!オラ達ハ、ギガゾンビカラノ頼ミヲ果タサナキャ
何ネエンダ!!」
ドラ「運悪く一緒に逃げられなかった彼の代わりに娘さんにこれを
渡そうと思って。」
ぼくは手に大事に握っていた携帯電話らしきものを見せた。
リーム「へえ〜、そうなの。あなた達仲間思いなのね・・・」
リームはぼく達の義理堅い行為に関心しているようだった。
146 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 19:51:27.14 ID:kgBrnqAf0
age
147 :
1:2007/02/02(金) 19:54:12.15 ID:krWNmaiT0
リーム「ちょっと待ってて、これで検索してあげるから。
娘さんの名前教えてくれる?」
ドラ「確かテラって言ってましたよ。」
リーム「テラね。ちょっと待ってて・・・・・」
彼女は娘の名前を聞くと今まで乗っていたタイムマシンらしきものから降り
横の辺りのハッチを開くとパソコンの画面が出てきた。
そこに手早く名前をタイピングすると画面にテラという人物の顔と
住所が現れた。
ドラ「すごい機能ですね、ぼくの持ってたタイムマシンとは大違いだ」
リール「タイムボートっていうの、他にもいろいろ機能が付いてるわよ
じゃ、顔と住所も分かったところだし早速行ってみましょうか」
ぼくたちは彼女の腰の辺りに手を回してタイムボートに飛び乗った。
そうするとボートは空に舞い上がった。
他の時代なら空飛ぶボートなら目立ってしょうがないだろうが
この時代ならたいして珍しいものでもないのだろう。
道行く人は気にも止めていない、みんなうつろな顔で下を向いて歩いている
そしてみなファッションセンスのかけらも無いTシャツを着て・・・・
ドラ「んっ!?」
148 :
1:2007/02/02(金) 19:57:47.19 ID:krWNmaiT0
ドラ「ちょっと、ちょっとちょっとリーム!!!
みんなぼくの顔のTシャツ着てるんだけど!」
リーム「そんなのこの時代じゃあたり前なのよ?
あのTシャツを着なきゃこの時代の人たちはみんなあれ以外の服を
着ることは禁止されてるの」
彼女はさっきまでにこやかに笑っていた顔を突然変えて
憂いを帯びた表情になり悲しそうに言った。
ドラ「やっぱりこれもどらえもんのせいなの?」
リーム「ええ、そうよ。これは前世紀から始まっているどらえもん政府の
政治の一環なの。あのTシャツはもちろんのこと
秘密道具の使用も原則禁止になっているわ
逆らうものはみんな死刑なのよ・・・」
ドラ「どうしてみんな抵抗しないんだ?そんな独裁者に」
リーム「一応彼は人類を救ってくれた英雄なのよ?
みんなこれも仕方ないって思ってるのよ。それに立ち上がったって・・・
私の両親もどらえもん政府に抵抗して殺されたの・・・」
ゴン「オラ達ノ時代も酷カッタダヨ。
落チ着イテ芋モ食エナイ状況ダッタ・・・」
秘密道具もろくに使えない時代になっているとはこれじゃのび太君の
時代に言ってもロクな助けになれないかも・・・
ぼくは悲しげにお腹の辺りをさすった。急に寒さが増したように感じる。
やっぱり四次元ポケットがないとどうも調子が出ないみたいだ・・・
149 :
1:2007/02/02(金) 20:00:06.39 ID:krWNmaiT0
リーム「お二人のご所望の場所に着いたわよ。さあ元気だして。
暗い顔してたらギガゾンビさんに顔向けできないでしょ?」
どうやら目的地に着いたらしい、彼女はさっきまでの暗い顔を
変えぼく達を暗くさせないために精一杯の笑顔で笑ってみせた。
ゴン「スゲエ・・・・」
その目的の場所つまりギガゾンビの娘の住んでいる家はぼく達が
息を飲むほどの豪邸だった。
広さはゆうにのび太くんの家の数百個分はあるだろうか
いやこれは東京ドームレベルで比べるくらいの大きさかもしれない。
ドラ「ギガゾンビの奴はこんな大豪邸を持ってたのか・・・」
考えてみると何万年も前の地球を支配しようとした奴だ。
かなりの財力が無ければあれだけの軍団は作れないだろう。
150 :
1:2007/02/02(金) 20:07:43.47 ID:krWNmaiT0
リーム「ギガゾンビは元々かなりの数の特許を持ってた有名な
秘密道具開発者だったみたい。
その特許で大金持ちになったわけだけど
ある時7万年前の地球を支配しようとしてTPに逮捕された・・・・
奥さんと子供がいたらしいけど奥さんは数年前に死んで、
今はこの豪邸に娘さん一人で住んでるみたい。」
リームが検索ユニットで出したギガゾンビについてのデータを
まるで大学の講義のようにツラツラと語ってくれた。
ゴン「ジャア、早速ポッチットナ!!」
まるでバレエでも踊っているかのように華麗なステップで
大きな門の横にあるインターホンを押した。ピンポーン・・・・・・・
なかなか応答がなかった、かなり広い屋敷なので音が届くまで
時間がかかるのだろうか?
そんなことを考えているうちにインターホンから声が聞こえてきた。
「はい、何か御用でしょうか?」
この屋敷の執事だろうか何となく気品のある声が応答してきた
ゴン「娘ッ子二、会イテエンダガヨ!!!」
執事「は?娘ッ子とは?」
ゴンスケのかなりぶっきら棒な要求に執事は困っている様子だ。
151 :
1:2007/02/02(金) 20:25:46.98 ID:krWNmaiT0
ドラ「ゴンスケ!そんなんじゃ意味わかんないよ!!」
ゴンスケを押しのけて代わりにインターホンの前に立った。
ドラ「ぼくドラえもんと言います。突然のご訪問で申し訳ありませんが。
お嬢さんにお会いしたいんです。」
執事「どういう御理由でお会いしたいのですか?」
こういう場合はどう答えればいいのだろうか?
ギガゾンビの言付けでここに来たとはっきり言うべきなのか?
でも娘のテラさんはギガゾンビのことを知らないかもしれないって言ってたし
追い返されちゃうかもしれない・・・
ゴン「精霊王ギガゾンビカラ頼マレタダ!早ク中二入レルベ!!!」
そんなぼくの思いも知るよしもなくゴンスケは単刀直入に用件を言った。
執事「ギガゾンビ様ですか??そんな方うちでは一切関係ございません!!
お帰り願えますか!!」
ギガゾンビの名前を出した途端すぐに返答が返ってきた。
せっかくここまで来たのにこんなことになるとは・・・
と思っているとすぐにインターホンの奥の方から何かガサガサと
声が聞こえ、そしてすぐにまた執事からの声が聞こえてきた
執事「お嬢様は会ってもいいと申しております
エアカーに乗ってお越し下さい」
彼の答えとともに自動で門が開き、すぐ傍からエアカーが飛び出てきた。
152 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 20:38:57.02 ID:kYQt+ldbO
まとめ最初から見てきたお
153 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 20:41:40.68 ID:KEgBI0Aq0
やっっとおいついたお!!
脱獄の穴あけ、ショーシャンク思い出した
154 :
1:2007/02/02(金) 20:45:52.88 ID:krWNmaiT0
綺麗に手入れされた庭を通りすぎるとやがてエアカーは大きな屋敷の前に
止まった。
屋敷の大きな扉の所に背の高い執事ロボットがぼく達を出迎えてくれていた。
執事「ようこそいらっしゃいました。どうぞ、こちらへ」
彼に案内されて屋敷の中に入るとまずその広さに驚いた。
映画のセットでしか見たことのないくらいの豪華絢爛の家具やら内装。
思わず圧倒されてしまうほどだ。
ちょうど中央に位置している大階段の所に一人の女性がいた
「ようこそ・・・・」
年の頃で言うと10代後半くらいだろうか、黒髪のロングヘアーが印象的な
少女だ。あまりギガゾンビには似てないみたいだ。
ドラ「あなたがテラさんですね?」
テラ「・・・そうです。」
ゴン「ギガゾンビカラノお土産持ッテキタダヨ〜」
ノンキそうにゴンスケがそう言うとテラは何とも言えないような複雑な
表情になった。
リーム「私たちはあなたのお父さんからの依頼でここまで来たの」
テラ「・・・・私の部屋へ通して下さい」
そう言うと彼女はフラ〜と上の方へ行ってしまった。
ゴン「何ダア?無愛想ナ奴ダナナヤ」
執事「ご機嫌を損ねられたなら申し訳ございません。
今まで誰からも愛されたことのないことが原因なのでしょう。
お嬢様は人間と話すことを極度に嫌っておられます。
ですからこの屋敷にはロボットしかおりません。」
執事ロボットが彼女のことを本気で心配しているのが
こちらからもすぐ分かった。
155 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 20:46:24.97 ID:VjFEie8Z0
俺のターン!!ドロー!!
ポンコツバギーでギガゾンビを攻撃!!
特殊効果、”自爆”発動!!
156 :
1:2007/02/02(金) 21:02:49.55 ID:krWNmaiT0
執事に言われた通りにテラの部屋に通されると彼女は部屋の真ん中の所に
ある、大きな椅子にちょこんと座っていた。
ドラ「テラさん、分かりますよね?ぼくたちはあなたのお父さん
つまりギガゾンビから渡してくれって言われてここまで来たんだ。」
テラ「・・・・・・・」
ドラ「これ何だけど、何か分かるかい?」
ぼくが手に持っていた用途の分からない電話機を彼女に見せた。
彼女はそれでも表情も変えずにただそこに座っている。
ゴン「オイ!!娘ッ子ウントカ、スントカ何カ言ウベ!!」
テラ「・・・・ごめんなさい。私も父のことはよく知らないの・・・
父は私が生まれてからすぐにこの家を出て行ったから・・・」
彼女は無表情な顔を少し歪めて父親のことについては何も思うところはない
といった様子で言った。
リーム「でもあなたのお父さんはあなたのことを愛していた。
だからここまで私たちを寄こしたのよ。」
ドラ「彼はあの刑務所から危険な目に逢ってまでここに来ようとしたんだ。
でも・・・」
ぼくはあの逃亡の日、ギガゾンビがぼく達を逃がすために自らをオトリに
したことを逐一話した。でもそれも彼女の心には響かなかったらしい。
テラ「ここまで来てもらったのに悪いんですけどお帰り頂けますか?
私は彼のことを父親だとは思っていませんから・・・」
何にも返す言葉も見つからずぼく達はただ黙り込むしかなかった
157 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 21:04:11.76 ID:kYQt+ldbO
wktk
158 :
1:2007/02/02(金) 21:05:24.02 ID:krWNmaiT0
>>155 ちょwwギガゾンビ死んだww
俺はピー助召還するおwww
すいません調子に乗りました・・・すぐに続き書きます
159 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 21:07:19.50 ID:kYQt+ldbO
160 :
1:2007/02/02(金) 21:18:15.52 ID:krWNmaiT0
ゴン「何ダア!!!サッキカラ聞イテリャ父親トハ思ッテネエトカ
帰レトカ、ソレジャアギガゾンビガ報ワレネエベヨ!」
彼女の態度に堪忍袋の緒が切れたのかゴンスケは啖呵を切り出した
ドラ&リーム「ゴンスケ落ち着け!!!」
ゴン「イーヤ!!堪忍ナラネエ!!
親子ノ情ッテノハコンナ事ジャイケナイノ!!」
総出で彼の暴走を止めていると手に持っていた携帯電話が下に落ちた
すぐに駆け寄って壊れていないか確かめると電話の形が変わって
ボタンが剥き出しになっていた。
ドラ「こりゃ、何だ??」
疑問に思いボタンを押すと電話の小さな穴のような所から
立体的な映像が飛び出してきた
ドラ「これ電話じゃなくてカメラだったのか・・・」
161 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 21:19:22.07 ID:fN6YYcbq0
なんだ、ドラえもんはカメラ付きケータイも知らないのか
162 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 21:39:26.19 ID:kYQt+ldbO
今日は終わり?
163 :
1:2007/02/02(金) 21:47:31.23 ID:krWNmaiT0
ゴン「何ダコリャ・・」
リーム「何かしら、小さな女の子が写ってるみたいだけど・・・」
カメラから飛び出してきた映像の中には小さな少女が
とても嬉しそうな表情で三輪車に乗りカメラのほうを向いている。
テラ「これ小さい頃の私だわ・・・・」
さっきまで無表情だった少女が突然顔を崩して驚いた顔を見せた。
ドラ「テラの小さい頃・・・・ギガゾンビの奴が撮ってたのかな」
映像は延々とテラの小さい頃の様子を撮っていた。
初めて御飯を食べた時の映像、初めて一人で歩いた時の映像
そして初めてカメラのほうに向かってパパと言った時の映像・・・
そして突然映像が切り替わりカメラは一人の老人を写した。
そこには刑務所内で撮ったギガゾンビの顔があった。
あそこでは考えられないようなとても幸福そうな顔をしている。
164 :
1:2007/02/02(金) 21:48:03.56 ID:krWNmaiT0
ギガ「テラ、この映像を見てるくらいだからお前はかなりの美人に
なっている頃だろうな。
今は彼氏の数人でもいる頃だろうか?
お父さんは少し悲しい思いをするかもな。でもそれでいい。
お前はお前の幸せを掴めばいい。
お父さんはこんなロクでもない奴だがこの刑務所から
いつもお前のことを思っている・・・
最後にテラはお父さんとは違うんだ。引け目に感じるな。
お前の手で精一杯に幸せになれ、大丈夫お前ならやれる」
幸せそうな表情でギガゾンビがそう語ると映像は
また途切れ始めついに消えてしまった。
テラ「お父さん・・・・ありがとう・・・」
映像を見ていた彼女の頬にはいつの間にか涙が流れていた。
165 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 21:51:41.69 ID:uwRPz14yO
(´;ω;`)ウッ
166 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 21:53:21.69 ID:kYQt+ldbO
泣いた
167 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 21:55:09.94 ID:Y5naqSUk0
携帯VIPPER集まるお!!!⊂二二二( ^ω^)二二⊃
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168 :
1:2007/02/02(金) 21:59:47.02 ID:krWNmaiT0
テラ「みなさん・・・ありがとう。
あなた達のおかげで父が私を愛してくれていたことが分かりました。」
少しばかり余韻に浸っていた彼女は涙を一通り流し終えると
こちらに向き直りお礼を言った。
ドラ「いやいや、ぼく達もギガゾンビのおかげであそこから逃亡できた
ようなもんだし。」
ゴン「イヤイヤ照レルダヨーwオラ、ソコマデ役二タッチマッタダカナア」
ドラ「ゴンスケは考えてみると結構足引っ張ってたような・・・」
ぼくがゴンスケに苦言を言うとゴンスケがフシューと蒸気を巻き上げて
怒り出した。その様子を見てその場にいた全員が笑った。
ドラ「さて、ギガゾンビからの伝言も伝えたことだし。
ぼくは過去に行かないと・・・」
テラ「何故、過去へ?」
ドラ「ぼくにも会いたい人がいるんだ。
彼にもう一度会わなきゃならない。」
169 :
1:2007/02/02(金) 22:14:54.79 ID:krWNmaiT0
テラ「大切な人なんですね、あなたにとって」
ドラ「うん、ぼくの親友だからね」
ぼくははっきりとした口調で答えた。
リーム「でもあなた2021年に行くんでしょ?あの時代はかなり危険よ?
あなたみたいに丸腰の状態で行くなんて危険すぎるわ。」
ドラ「そうなんだよな、四次元ポケット刑務所で取られちゃったし。
どうしようもない・・・」
ゴン「オメエニハ最終兵器ノ石頭ガアルジャネエノ!!」
ドラ「それくらいじゃ、大した役には立たないよ・・・
はあ〜ポケットがあればなあ」
ため息をつきながら横のカメラを見るともう一つ映像のリストがある
らしく映像を再生しますか?という表示がピコピコと光っていた。
ドラ「まだあるのかな?」
もう一つの映像の再生ボタンを押すと映像が申し訳なさそうに
もう一度出てきた。そこにはさっきのメッセージを撮ったあとらしい
ギガゾンビがまた写っていた。
ギガ「最後に言い忘れていた。この映像を届けてくれたということは
お前らはどうやらうまく刑務所逃げ出せたという事らしいな。
君達の恩義に改めて礼をいう・・・」
彼はぼくたちにも手下にも見せたことのない深いお辞儀をした。
そしてまた上を向くと彼はこちらのほうに向かってまた喋り始めた
170 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 22:16:10.35 ID:kK4DhcJD0
wktk
171 :
1:2007/02/02(金) 22:32:39.59 ID:krWNmaiT0
ギガ「ドラえもん、お前21世紀に行くんだろ?
どうやら今までにないくらい危険な場所らしいじゃないか
お前ポケットも無しでどうするつもりだ?」
ドラ「それは・・・・」
映像だからあっちに通じるわけもないのに真面目に返答してしまった。
ギガ「どうせロクな考えも無しに行くつもりだったんだろう。
地下のラビリンスで我輩の呪文を言え!!
そこにお前の助けになってくれるものがある。
じゃあ機会があればまた・・・」
映像の中の彼がそう言うと今度は本当に映像は切れてしまった。
ドラ「地下のラビリンス???ギガゾンビは何を言ってるんだ??」
彼の教えてくれたことの意味が分からずみんな考え込んでしまった。
執事「もしかして、第10別館の地下倉庫のことかな??」
それまで黙っていた執事が突然何かを思い出したらしい。
リーム「それは一体何なの?」
執事「いやあ、この家が建てられた時からある地下倉庫でして」
ドラ「それだ!!!そこに違いない!!!」
謎の倉庫というのがギガゾンビの言っていた地下のラビリンスに違いない
とぼくのヒゲは直感した。
執事「倉庫と言ってもそれが押せど引けど全く開かないという奇妙な
倉庫ですよ???」
ドラ「とにかくそこだ、そこへ行こう!!!」
172 :
1:2007/02/02(金) 22:35:06.92 ID:krWNmaiT0
話の途中ですけど今日はここら辺で終了です。
明日は昼過ぎくらいに投下予定でつ。
みなさん保守お願いします
173 :
1:2007/02/02(金) 22:35:17.91 ID:krWNmaiT0
話の途中ですけど今日はここら辺で終了します。
明日は昼過ぎくらいに投下予定でつ。
みなさん保守お願いします
174 :
1:2007/02/02(金) 22:36:33.32 ID:krWNmaiT0
すんません多重投下してました
疲れてるな俺・・・・orz
175 :
sage:2007/02/02(金) 22:41:48.68 ID:vJtbI8mM0
乙!
気にするな
ゆっくり休んでくれ
176 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 22:45:52.84 ID:kYQt+ldbO
乙
177 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 22:46:35.97 ID:udZ4/Qf/O
おつかれー。
楽しみに待っとります。
178 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 22:48:37.94 ID:UX4VIwUq0
179 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 23:08:55.89 ID:uwRPz14yO
お疲れさまでした。
180 :
愛のVIP戦士:2007/02/02(金) 23:27:40.01 ID:usV3Bij2O
181 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 00:15:52.39 ID:sQNtX2a20
おつ
182 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 00:40:25.05 ID:4LW2Y4E+O
寝る前ほす
183 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 00:49:39.93 ID:s+S0+wOmO
乙
と
保守
と
もやすみらー
184 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 01:15:31.23 ID:/fYWiTLB0
おやすみホス
185 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 01:57:21.98 ID:D9XW9EQO0 BE:325512746-2BP(3003)
ほげ
186 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 02:43:33.03 ID:4LW2Y4E+O
ほ
187 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 03:40:20.76 ID:aMnnHQf1O
ほす
188 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 04:06:32.18 ID:Lj+AMnmMO
ほす
189 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 04:14:42.35 ID:sZFMv1K60
ほしゅ☆
190 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 05:29:27.66 ID:qjymvyi50
ほしゅ
191 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 06:19:09.90 ID:XJQWtwpm0
ほしゅ
192 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 07:40:43.75 ID:qjymvyi50
ほ
193 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 09:01:18.01 ID:qjymvyi50
ほしゅ
194 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 10:11:03.11 ID:qjymvyi50
ほ
195 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 10:33:03.79 ID:nSxfxHKq0
s
196 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 11:04:16.02 ID:55cMD0Vi0
ほs
197 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 11:54:34.96 ID:55cMD0Vi0
ほほほほs
198 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 12:29:25.47 ID:eG0zTQvDO
3時までには来るかな?
ほす
199 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 12:30:14.77 ID:W7VUfZ5LO
何時頃かな?
200 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 13:00:06.92 ID:F/LmckdZ0
201 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 13:40:13.64 ID:eG0zTQvDO
ほす
202 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 14:32:34.12 ID:eG0zTQvDO
保守
203 :
1:2007/02/03(土) 14:38:09.84 ID:nS2GsJkr0
今、ひたすらに続きを書いております
昼過ぎ頃って言ってましたけどどうやら5時過ぎくらいになりそうです
皆様、今しばらくお待ち下さい
204 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 15:00:36.07 ID:eG0zTQvDO
( ^ω^)急がせてクオリティ落とされても嫌だからのんびり待ってるお
保守
205 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 15:19:55.99 ID:eG0zTQvDO
ほす
206 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 16:16:20.48 ID:w7ZPpIahO
最近一時間くらいでも全然スレ落ちしないんだな、保守
207 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 16:27:10.88 ID:Up1CEolg0
学校帰り保守。
どうでも良いけど、ドラえもんの喋り方が違うような……。
208 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 16:55:21.70 ID:zL6cxgDf0
ドラえもんなのら
209 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 17:17:00.09 ID:lvqXUGNJO
餅食わすぞ
210 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 17:42:28.66 ID:zdeEgjqn0
もうすぐ六時なんですけど。
211 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 17:45:12.90 ID:zL6cxgDf0
ク ク || プ / ク ク || プ /
ス ク ス _ | | │ //. ス ク ス _ | | │ //
/ ス ─ | | ッ // / ス ─ | | ッ //
/ _____ // / //
. / l⌒l l⌒l \ )) ____
. / / ̄| ,=| |=、| ̄ヾ / ____ヽ
/ ̄/ ̄. ー'●ー'  ̄l ̄ | | /, −、, -、l ))
| ̄l ̄ ̄ __ |.  ̄l ̄.| _| -| ,=|=、 ||
|. ̄| ̄ ̄ `Y⌒l__ ̄ノ ̄ (6. ー っ-´、}
ヽ ヽ 人_( ヾ ヽ `Y⌒l_ノ
>〓〓〓〓〓〓-イ /ヽ 人_( ヽ
/ / Θ ヽ| /  ̄ ̄ ̄ ヽ-イ
212 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 17:58:45.69 ID:frcqHEsVO
ポジティブ
213 :
1:2007/02/03(土) 17:58:48.19 ID:AlHxeaCS0
みなさんお待たせしました。保守乙です!
投下します
214 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:00:20.89 ID:vlUhAUep0
ktkr
215 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:00:51.35 ID:D9XW9EQO0 BE:366200993-2BP(3003)
_ ∩
( ゚∀゚)彡 透過!透過!
⊂彡
216 :
1:2007/02/03(土) 18:03:08.47 ID:AlHxeaCS0
第16話 続き
執事「ここがその開かずの倉庫です・・・」
執事ロボットに案内されてぼく達は広い屋敷内を歩き回り
ギガゾンビの言っていたラビリンスという場所らしき倉庫に辿り着いた。
リーム「不気味な感じの倉庫ね・・・」
彼女がそういうのも無理ない・・・・
この倉庫の扉は不気味な装飾が施してあったからだ。
扉の形は人間の顔を模したような形になっていた
いや仮面というのが正しい言い方だろう
それはぼくが忘れようもない仮面だった。
古代から地球を支配しようとした時間犯罪者である精霊王ギガゾンビが
その顔に付けていた仮面であったからだった。
昔の彼は刑務所にいる時のすっかり憑き物が落ちてしまった様な
彼からは想像も出来ないほどの残忍で冷酷な奴であった。
人々は彼を恐れ、そして彼に敬意を表したその象徴がこの仮面だったのだ・・
217 :
1:2007/02/03(土) 18:05:30.80 ID:AlHxeaCS0
ドラ「ギガゾンビの付けていたお面だ・・・」
テラ「これが父の付けていた仮面ですか・・・」
少女は複雑な表情でその扉の仮面を見つめていた。
それはそうだろう、自分の父親がこんなお面を被って古代の人達を
苦しめていたのだから。
ドラ「でも君のお父さんは本当の悪人じゃなかったと思う。
本当の悪人だったらぼく達も助けてもくれなかっただろうし、
君のことだってこんなに心配などしていなかったはずだよ」
テラ「ええ、分かってます。父はかつて罪を犯したけれど本当の所では
悪人に成りきれていなかったんだと思います。」
リーム「彼はこのお面を付けることによって違う人物に自分を演じていた
のかもしれないわね。違う誰かになってしまうことでその
本人からは考えられないほど残酷になれるってこともあるの。」
218 :
1:2007/02/03(土) 18:07:51.94 ID:AlHxeaCS0
ゴン「オラ、良クワカンネエ・・・
ダケド今ハソンナ時ジャ!!!」
ゴンスケは手を組み考え込むポーズだったが、すぐに徒競走する直前の様な
ポーズを取り助走をつけて門に向かって激しくアタックし始めた。
だがそれでも全くギガゾンビの扉はビクとせず、また開く気配もない
執事「だから言ったでしょう??この倉庫はこの屋敷が出来た時から
誰も入ったことがない開かずの倉庫だと・・・」
リーム「誰も入ったことのないなんていうのはおかしいわ。
だってそれならそもそもこの倉庫を作る意味がないもの。
たぶん彼が作ったのよ・・・」
219 :
1:2007/02/03(土) 18:11:29.99 ID:AlHxeaCS0
ドラ「ギガゾンビが・・・・」
テラ「父が作った・・・そういうえば父がさっきの映像で
もう一つ言ってませんでした?
(地下のラビリンスへ行け)の後、(我輩の呪文を叫べ)と・・・・」
ドラ「それだ、合言葉を叫ぶとこの扉が開く仕掛けになってるんだよ!
彼女が思い出したギガゾンビの言葉にぼくはそれしかないと直感した。
リーム「つまり、特定のキーワードがこの開かずの扉を開かせる
という仕組みになってるわけね。
この中でその合言葉に心当たりある人いる?」
みんなシーンと静まり返ってしまった。当たり前のことだが・・・・
今日この扉を見つけただけでも幸運なのに、扉を開ける合言葉を誰かが
知ってるなんてどう考えようが虫が良すぎる話だ
220 :
1:2007/02/03(土) 18:17:51.84 ID:AlHxeaCS0
リーム「じゃあ、また道は経たれたわけね・・・」
ゴン「ソンナ事ネエダ!!マダ終ワッチャイネエ!!」
ドラ「ゴンスケ何か心当たりのある相言葉を知ってるのがかい?」
ゴン「フッフッフッ!ソレガ在ルンダナア」
ゴンスケは何かあるのか、急に自慢げな様子になり自慢げに鼻息を出した
ドラ「おおっそれは頼もしい!早速頼むよゴンスケ!!」
ゴン「マ、マア見テロッテ・・・・ウオッホン!
イモ神様、イモ神様、畑ニオワシマス我ラガ神ヨ〜聞イテイルナラ
オラノ願イヲ叶エテ、扉ヲ開ケテケレ〜〜」
・・・・・・何の反応もないようだ。
ゴン「アリャア??オッカシイダナア・・・・
大体コウヤッテ願掛ケスルト開クンダガナア・・・」
ゴンスケに一瞬でも望みを託していた一同は急に恥ずかしくなってしまった
221 :
1:2007/02/03(土) 18:19:23.60 ID:AlHxeaCS0
リーム「じゃあ、また道は経たれたわけね・・・」
ゴン「ソンナ事ネエダ!!マダ終ワッチャイネエ!!」
ドラ「ゴンスケ何か心当たりのある相言葉を知ってるのがかい?」
ゴン「フッフッフッ!ソレガ在ルンダナア」
ゴンスケは何かあるのか、急に自慢げな様子になり自慢げに鼻息を出した
ドラ「おおっそれは頼もしい!早速頼むよゴンスケ!!」
ゴン「マ、マア見テロッテ・・・・ウオッホン!
イモ神様、イモ神様、畑ニオワシマス我ラガ神ヨ〜聞イテイルナラ
オラノ願イヲ叶エテ、扉ヲ開ケテケレ〜〜」
・・・・・・何の反応もないようだ。
ゴン「アリャア??オッカシイダナア・・・・
大体コウヤッテ願掛ケスルト開クンダガナア・・・」
ゴンスケに少しばかりでも望みを託していた一同は
急に恥ずかしくなってしまった
222 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:20:59.48 ID:0k7IyGxn0
登場人物にに2ch用語、wwwwとか使わすのはちょっと・・・(;^ω^)
223 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:23:22.73 ID:TPS8Q76n0
作者よ。考えろ。
一回ドラえもんの声優がお前の台詞喋った所を想像してみろ。
どれだけ設定にミスがあるか気づく筈だ。
224 :
1:2007/02/03(土) 18:35:03.08 ID:AlHxeaCS0
リーム「まあ彼は放っておいてとにかく手当たり次第に
合言葉を言ってみるしか手は無さそうね。」
ドラ「それしかないみたいだね・・・」
彼女の提案でぼく達はその扉の前で思いつく限りの合言葉、呪文を
唱えて、唱えて、唱えまくったのだった。
ビビデバビデブー、開けゴマ、チンカラホイ・・・・
はたまた自分の生年月日までありとあらゆる思いつく言葉を言ってみたが
一時間経っても門は微塵も動く様子はないのだった
リーム「これだけやっても駄目だってことは彼の喋った言葉の中に
まだヒントがあるんじゃないかしら?」
ドラ「喋った中にヒント???そんなものあるかな・・・・
我輩の呪文を叫べだけでしょ、それだけじゃ何のヒントにも・・・
!!!!!!」
ゴン「ドウシタダ?」
ドラ「分かったぞ!彼の言ってた我輩の呪文ってやつの意味が!」
ぼくは急に昔のことを思い出した。そうだ、、あれしかない・・・・
225 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:35:39.44 ID:w7ZPpIahO
作者はプロじゃないんだから多めに見ろよ…
wktk
226 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:36:27.03 ID:vlUhAUep0
tktktktktktktktkt
227 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:40:18.03 ID:aCj6WYH40
228 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:40:22.55 ID:nr+YeHKu0
2ch語だけは無しがいいなぁ
229 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:42:19.90 ID:d9xZdxqhO
>>223 いちいち文句付けるなよ。じゃあお前だけのために書いてるんじゃないんだから
230 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:43:50.78 ID:eG0zTQvDO
続きwktk
231 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 18:44:55.38 ID:zL6cxgDf0
普通の小説ならVIPで書く必要がない
232 :
1:2007/02/03(土) 18:55:40.67 ID:AlHxeaCS0
ゴン「何ダ?ツイニ閃イタダカ!!」
ドラ「うん、たぶんあれしかない。ギガゾンビが昔手下の奴らに自分を
讃えさせるために言わせてた言葉だよ。」
ゴン「ホウホウ、早速言ッテ見ルベ」
ドラ「うん・・・では・・・・
アーイーヤーイオチタオー、アーイーヤーイオチタオー」
このフレーズを手下のクラヤミ族がずっと言っていたから忘れようも
なかった。効果があるか分からないがついでにひざまずいてこの扉に
向かってお祈りのポーズもして見せた
ゴン「オイオイ、カナリ変ワッタ合言葉ダナー
ソンナ物デ開クワケ・・・・!!!」
「ギーガー!!!!!!」
不気味な声とともにそれまで閉まっていた開かずの仮面が大きく動きだし
上にずれた。そしてその仮面の下から下へと続く階段が現れた
ゴン「開クンダナコレガ・・・」
予想外の展開にゴンスケはアゴ下までだらしなく垂らした。
233 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 19:04:42.93 ID:pI/8IXHHO
まとめサイトで言われてから作者もかなり語尾とか気をつけてる気がするんだけど。
気持ちはわかるけどこのスレから読み始めた人はちょっと考えて発言しようぜ。
234 :
1:2007/02/03(土) 19:09:51.20 ID:AlHxeaCS0
リーム「これで開かずの扉じゃないってことが分かったわね。
どうする?かなり怪しいけど下に降りてみる?」
ドラ「かなり怪しいけど、ここまで言った通りにことが進んできたんだ
きっとぼくたちの役に立つものものがあるはずだ」
テラ「私も興味があります。一緒に着いていきます」
執事「お嬢様そんな危険な・・・わたくしも着いていきます」
ゴン「オ、オラモ怖クナンカネエゾ!!」
こうしてその場にいた全員がこの怪しげな倉庫を探検することになった。
階段を下っていったが中は薄暗い場所だった。
もう何年も開けていないのだろう。カビとホコリの匂いが鼻についた。
階段を下りるとすぐに何かに出くわすかと内心ビクビクしていたが
降りても降りてもまだ階段は続いていりようだ・・・・
235 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 19:18:29.41 ID:QwFyv1AnO
書き貯めはどうした。
異常に投下速度が遅いぞ。
236 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 19:19:59.02 ID:8s/4M9F30
だが2ちゃん用語支持
237 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 19:23:10.35 ID:n/MOYY6+0
どうしてそんなに1にたいして失礼が言えるんだ?
238 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 19:23:27.97 ID:n/MOYY6+0
どうしてそんなに1にたいして失礼が言えるんだ?
239 :
1:2007/02/03(土) 19:25:10.89 ID:AlHxeaCS0
ドラ「かなり下まで階段があるみたいだね・・・」
ゴン「本当二キリガナイ位ノ階段ダナヤ」
ドラ「まるでブリキのラビリンスみたいだな・・・」
ゴン「何ダソリャ?」
ドラ「昔ぼく達が行ったことのある星で見た。
ラビリンスに似てるなって思って」
リーム「へえ〜それ興味があるわ。教えてくれない?」
みんなただ下へと続く薄暗い階段を下りることが不安だったのだろう
気を紛らわすために話をするよう懇願した。
ドラ「うんいいよ、ぼく達が見た迷宮っていうのは
すべてがブリキでできたオモチャの島にあったんだ。」
テラ「まあそれは素敵」
ドラ「でもその島には誰も近寄りたくない恐ろしい場所があったんだ。
それが大迷宮 ラビリンスだったんだ」
ゴン「デモ何デラビリンスッテ、呼バレテタンダ?」
ドラ「それはね・・・・そのラビリンスの中には一度入ったら
出られないほどの巨大な地下迷路が張り巡らされていたんだ・・・」
ただひたすらに階段を下りていたみんなは今の状況とその迷宮が似ていると
思ったのかゴクリと生唾を飲む音が聞こえた。
240 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 19:25:34.87 ID:4/ceACVaO
俺は楽しんでるよ。
それにVIPに来て数年、キャラが2ちゃん語喋るのも慣れたよ。
241 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 19:25:48.68 ID:2JWPGDFmO
vipにスレ立てしてる以上は扇られるのは仕方ないんじゃないか
242 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 19:25:52.55 ID:jCsNciyg0
語尾とか気にするとチェックに時間かかりそうだよね〜
自由にしていいのに。
>>気になる人 つ脳内変換
243 :
1:2007/02/03(土) 19:36:43.01 ID:AlHxeaCS0
ドラ「ぼくたちはそこへ入った、こんな薄暗い不気味な所だったなあ」
リーム「で、でもあなたがここにいるってことは
そこから出られたんでしょ??」
心配そうに震えているみんななどお構いなしにぼくは話を続けた。
ドラ「いや、それはどうかな?ぼくも道具がなかったらかなり
危なかったなあ。実際先に入ってたのび太くんたちは遭難寸前
だったらしいし・・・」
ゴクリ・・・・この状況との不自然なほど一致にみんなは急に心配に
なってきたのだろう。階段を下りる足が止まってしまった。
ドラ「みんな大丈夫だって、あの大迷宮とは全然違うよ。
だってまだ入り口が見えてるし、逃げようと思えば逃げられ・・・
んっ!!!??」
不安そうにこちらを見つめるみんなを安心させるために入り口は
まだあると言おうとした瞬間目が飛び出さんばかりのショックを受けた
ドラ「入り口が閉まってる・・・」
244 :
1:2007/02/03(土) 19:47:26.18 ID:AlHxeaCS0
みんな「な・何だってーー!!!」
ぼくの発した一言に訓練されたかみたいにみんなはすぐに後ろを
振り向いた。
リーム「本当・・・あそこから光が漏れてないわ・・・」
ゴン「アババババ・・・コンナコト・・アリエネエ」
そんなことを口々に言いながらただひたすらに一同は階段を駆け上がった
暗くてこけそうになっても、ただひたすらに階段を駆け上がった。
息を切らしながらようやくこの地下倉庫の入り口の所に着いた。
みんな総出で閉まりきった入り口をこじ開けようとしたが一向に開く気配は
ない・・・
ドラ「全然、開かない・・・」ゴン「オラノ力デモ開ク気配ガネエ・・」
その後、この扉を開かせるために言った合言葉を言ってみたが全く
それでも開く気配は微塵もなかった。
リーム「私たちここに閉じ込められたのね」
リームはそう言うと力なくその場にへたり込んでしまった
245 :
1:2007/02/03(土) 20:00:38.32 ID:AlHxeaCS0
ゴン「ギガゾンビノ奴ココニ閉ジ込メルツモリダッタノカ?」
目を白黒させながらゴンスケが呟いた。誰もその言葉に言い返すことは
できなかった。今の所、ギガゾンビの罠にはまったとしか言いようがない。
テラ「父はそんなことするような人じゃありません!
何かきっと理由があって・・・」
ドラ「ぼくもそう思いたいよ・・・」
まだ父親のことを信じている目でテラはそう力説した
それに力ない声で返答した。
まだやらなくちゃいけないことがたくさんあるのに
こんな所でTHE ENDだなんて空しすぎる・・・
このまま下に降りる気にもならずみんなは入り口の前で座り込んでしまった
シュイイイイイン・・・・キュイイイイン・・・・
ドラ「下のほうから何か飛んでくるような音が聞こえてこない?」
薄暗い階段のほうから何かこちらに飛んでくるような音を聞き取った
リーム「確かに何か聞こえるわね・・・」
みんな体が凍り付いてしまった。これ以上の恐怖はもうたくさんだ。
246 :
1:2007/02/03(土) 20:12:07.32 ID:AlHxeaCS0
ドラ「近い!!来るぞ!」
ゴンスケが危険を察知したのかお得意のカンフーのポーズをしてみせた
暗くてよく見えないがその何かはこちらにものすごい速さでこちらに
到着すると上空をクルクルと旋回し始めた。
テラは思わずぼくの後ろに隠れてしまった。何者なんだ?と思いながら
その物体を目を凝らして見定めた
ドラ「きっ、君!!ツチダマじゃないか!!!」
上空を旋回している物体をよく見るとそれは不気味といえば不気味だが
ぼくのよく見知っているロボット土偶だった。
かつては恐ろしい敵だったが、刑務所暮らしの中で回路をいじくられて
なければ善良なロボットだということが分かっていた。
ツチ「ミナサン、怖ガラセテシマッテ、スイマセン。
何シロ20年ブリノ来訪者ダッタモノデ、動クノニ時間ガカカッテ
シマイマシタ」
どうやらこのツチダマも悪いやつではないらしい
247 :
1:2007/02/03(土) 20:24:42.44 ID:AlHxeaCS0
ドラ「君なんでここにいるんだ?というかここはどういう場所なんだ?」
ツチ「ココハギガゾンビ様ノ研究所デス
ソシテぼくハココヲ守ル番犬ロボットノ様ナ者デツ」
ツチダマは淡々と説明しだした。
ここでギガゾンビはかつて
古代を支配するための前線基地として使っていたらしいということ
TPに気付かれてはいけないので地下に作り、屋敷のものにも
近づけさせないようにするために不気味な仮面を付けさせ
合言葉も言わせるようにしたこと、出口は奥の部屋にあり
ギガゾンビの使っていた寝室に繋がっているということ
それだけ聞くとみんなは安心し切ったのかフウ〜とため息をついた
ドラ「彼にここに来ればぼくの助けになるものがあると言われて
来たんだけど・・・」
ツチ「多分アレでつネ。ミナサン私の後ロ二着イテ来テ下サイ」
そう言うとツチダマはシュルシュルと回りながら下に降り始めた。
いつの間にか薄暗い階段には電気も付いていた。
248 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 20:34:54.44 ID:55cMD0Vi0
+(0゚・∀・) + ワクテカ +
249 :
1:2007/02/03(土) 20:41:35.89 ID:AlHxeaCS0
ツチ「ココデス!ミナサン」
ツチダマが久しぶりの部屋に案内出来ることが嬉しいのかいつもより
余計にクルクルと周っている。
ゴン「ウワア、スゲエダナ・・・」ドラ「これはすごい」
ぼくたちが驚くのも無理はない。ここだけ時空を圧縮してあるのか
だだっ広い地下部屋には様々な種類の秘密道具の数々が展示してあったのだ
ツチ「コレハ全部ギガゾンビ様ガ使ッテイタ秘密道具ノ数々デス
作ッタ物モ、未来デパートデ買ッタ物モアリマス」
ツチダマが嬉しそうにいろんな道具の説明をし始めた。初めて見た物も
結構あったが大体の物はぼくが知っているものばかりだ。
ドラ「それにしてもすごい数だね」
リーム「彼昔は秘密道具の開発者だったから研究材料として
こんなにも道具を手に入れることができたのね。
秘密道具の摘発が進んでる今からしたら考えられない量だわ。」
ツチ「コッチニ来テ下サイ」
ツチダマに言われるまま秘密道具の横をすり抜けて行くと
そこにはぼくの体の一部分と呼べるべきものがあった
ドラ「四次元ポケットだ・・・」
250 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 20:48:57.67 ID:zL6cxgDf0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
251 :
1:2007/02/03(土) 20:59:31.24 ID:AlHxeaCS0
長い間、自分のお腹に付いていたものだから
自分の片割れを久しぶりに出会った嬉しさで涙さえ出てきた
ドラ「ああ、懐かしの四次元ポケット」
ツチ「・・・アナタ二コレ差シ上ゲマス」
ドラ「ええっ!!本当かい?それ」
少しばかり迷った様子のツチダマだったが
意を決したのかぼくにこれをくれると言い出した。
ツチ「ゴ主人様ノイナイ今、ココニコレガアッテモ宝ノ持チ腐レデス
アナタミタイナ人二使ッテ貰エタラ、嬉シイデス・・」
テラ「父もこれをあなたに差し上げたかったんだと思います
どうぞ使ってやって下さい」
ドラ「うん・・・ありがとう・・・大事に使わせてもらう・・」
ギガゾンビはこれを渡したくてこの倉庫まで来させたのか
彼の心遣いに危うく涙が出てきそうになった
252 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 21:07:08.89 ID:52jKD/o4O
wktk
253 :
1:2007/02/03(土) 21:11:40.00 ID:AlHxeaCS0
ぼくはポケットを手に取り、ペタリ・・・・と自分のお腹に付けた
何とも言えない心地良い感じがした
ゴン「イイロボットダナー」
リーム「似合うわよ、ドラえもん」執事「さすがだ・・・」
テラ「そっちのほうが素敵です」ツチ「オオ!ヤッパリ似合ウナア」
みんな口々にお腹に付いている四次元ポケットとぼくを褒め称えた
何となく気恥ずかしくて照れてしまった。
ツチ「ソレニハココニアル秘密道具以外ニモ一通リノ
道具ハ入ッテイマスヨ」
ドラ「ありがとう、何から何までみんなにはお世話に
なりっぱなしだったなあ」
リーム「とにかく良かった。これでぼんから頼まれてた
私の仕事も終わりみたいね。しっかり・・・んっ?
タイムシーバーが・・・」
言いかけた言葉を遮って彼女は胸に付けていたバッチのような物を
耳に当てたると、急に顔が青ざめてぼくたちに向かっていった
リーム「あなたたちここに行ちゃ駄目!!!
TPがこの屋敷に向かってるって、早く逃げて!!」
254 :
1:2007/02/03(土) 21:12:44.48 ID:AlHxeaCS0
ちょっと飯食ってきますんでしばしのお待ちで
10時から再開します!
255 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 21:18:53.80 ID:4LW2Y4E+O
続きは次スレの方がいいような...。
256 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 21:25:39.47 ID:8khmoSlK0
2ch語を使わないようになってかなり感情移入出来るようになった。
wktk
スレタイだけでパートスレだと思うスレにこの書き込みを行っています
中途半端な小細工でばればれなのでさっさとパー速にいってください
パートスレでなかったら申し訳ございません。スレは読みません
258 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 22:20:07.18 ID:D9XW9EQO0 BE:854469779-2BP(3003)
ほげ
259 :
1:2007/02/03(土) 22:24:23.71 ID:laK41SUV0
お待たせしました。
あと少しだけで終わりなんで続き投下します
260 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 22:25:33.26 ID:OptX5bBO0
きたー
261 :
1:2007/02/03(土) 22:29:37.43 ID:laK41SUV0
リーム「タイムパトロールがここに向かってるって
ぼんから連絡が入ったわ!
あなたすぐにここから逃げたほうがいい!」
ドラ「でもリームは大丈夫なのか?」
リーム「私のことは心配しないで何とかうまく理由をつけるから
そんなことよりあなたたちが捕まるほうが大変じゃない?
せっかくあそこから逃げてきたんでしょ??」
ドラ「色々ありがとう。リーム、ぼんにもお礼を言っといてね!」
リーム「あなたなら未来を変えられるわ。頼むわよ!」
ドラ「うん!みんなもありがとう、またみんなお礼を言いにくるよ」
テラ「ええ、またお会いしたですね。」執事「ネコさんまた」
ツチ「サラバ〜」
別れの挨拶もそこそこにぼくはポケットの中からここから逃げ出して
21世紀へ向かうための道具を探った。
262 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 22:36:35.94 ID:eG0zTQvDO
3日経てば消えるんだっけ??
263 :
1:2007/02/03(土) 22:38:04.72 ID:laK41SUV0
ドラ「え〜と・・・・・あった、タイムベルト!!」
この道具はタイムマシンの簡易版のような物で腰に巻くだけで
好きな時代に行けるというなかなか使い勝手のいい道具だ。
その代わり空間移動機能がついていないので
今いる場所とそっくりそのままの場所しか行けないという難点がある
ドラ「じゃ、みんなまたね」
別れ際にみんなに手を振るとゴンスケがこちらに飛び乗って来た。
ドラ「ゴンスケ!!何で?」
ゴン「オラモ21世紀二帰ルツイデダ!一緒二連イテッテヤル!
腐レ縁ッテヤツだ
ソレニ、オメエニハ世話二ナッタカラ恩返シシテエダ」
ドラ「ゴンスケ・・・ありがとう」
彼の頼もしい言葉にぼくは嬉しくなった。
リーム「さっ早く!」
彼女がそう言う前にぼくはタイムベルトの時代を設定し、時空間に飛んだ。
フラフラと定まらない動きでぼくら二人は時空間をさ迷った
264 :
1:2007/02/03(土) 22:50:53.65 ID:laK41SUV0
ゴン「何カ安定シネエダナ・・・大丈夫ナノケ?」
ドラ「大丈夫、この道具なら間違いなく21世紀へ行けるよ!」
ぼくはやっとみんなに会いに行けるという高揚感でいっぱいになっていた。
ゴン「チョット!アレ見て見ルベ!!」
ゴンスケが何かに気付いたらしくマジックハンドのような手で前方を指差した
少しばかり先にTPの大きなタイムマシンが数台止まっていた
ぼんの言っていた通り時空を自由に行き来することは
禁止されているのだろう、簡単には行かせてくれないらしい。
TP船「そこの時空遊泳者!!法律で勝手な時間移動が決められていることを
知らないのか!」
ドラ「そんなこと知ってるよ!
でもぼくは行かなきゃならない!のび太くんのために!」
ぼくはそう言うとポケットの中を探り、道具を取り出した
ドラ「空気砲だ!」
TP船「うわあああ!辞めろ!時空間でそんな危険な!」
ぼくはTPの言うことも聞かずに手につけた派手に空気砲をぶっ放した
空気の玉はTPの船の上部に直撃し船は一大事に慌てるように
激しいブザー音が鳴り出した
265 :
1:2007/02/03(土) 22:58:07.71 ID:laK41SUV0
ゴン「ターマーヤー!!!!」
ドラ「やった!!」
フラフラと漂いながら二人でガッツポーズをしてみせた
そんなことをしているうちに辺りが明るくなってきた
目的地である21世紀に到着するようだ
ドラ「そろそろだ・・・」
ゴン「ヤット帰ッテキタダナ・・・」
何度この時を夢見たことか今までのつらい出来事が走馬灯のように
浮かんでは消え、また現れた・・・
だが気分はもうみんなのことでいっぱいになっていた
ドラ「帰ってきたよ、のび太くん・・・」
266 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 23:04:37.09 ID:55cMD0Vi0
・゚・(つД`)・゚・ ドラえもーーーーん!!
267 :
1:2007/02/03(土) 23:19:41.57 ID:laK41SUV0
―21世紀 ???の地下室―
「さあ、そろそろ処刑のお時間が来たようですね・・・
どらえもんもあなた達と別れるのがつらいとおっしゃっておられます」
だだっ広くて暗い地下室のような所に僕達はいた。
上の蛍光灯だけが妙にまぶしかった。
その中で数人の男たちが拳銃をこちらに向けている
体は何かの道具の効果だろうかぼくたち三人はピクリとも動けない
ジャイ「くそったれ!おめえらは一度ぶん殴ってやりたかったぜ!」
スネ「裏切り者ーーー!!!!」
二人は悔しくてたまらないのだろうか涙を流しながら叫んでいる
そりゃそうだ、もうすぐぼく達殺されるんだから・・・
ジャイ「おい!のび太てめえも何か言ってやれ!」
ジャイアンが必死になって僕にも何か言えと言っているが
何故か気分は澄み切っていて煽る言葉も浮かんでこなかった
のび「きっと来る・・・」
スネ「一体何が来るんだよ!こんな状況で!!」
スネ夫が泣きべそをかきながら怒ったように言ってきた。
のび「分からない?ドラえもんだよ」
スネ「来るわけないだろ?ドラえもんは未来に帰ったんだろ!」
のび「いや、必ず帰ってきてぼくたちを助けてくれる・・・」
何故だか分からないがぼくはそう確信していた。
268 :
1:2007/02/03(土) 23:19:55.23 ID:laK41SUV0
「ドラえもん来るねえ、こんな所まで彼が来るわけないでしょう。
儚い願いでしたねえ・・ではみなさん、さようなら・・・」
彼が合図すると無数の銃口がこちらに向けられた
そして引き金は引かれた
第16話 END
269 :
愛のVIP戦士:2007/02/03(土) 23:22:00.71 ID:55cMD0Vi0
>>1 乙&GJ!!
最高の登場シーン演出だ!!
ガンガレ!!続き待ってるよ〜
270 :
1:
今日はここまでです
そろそろ新スレですが、明後日に最後のテストがあるので
それが終わってから新しいスレを立てようと思ってます
もう少しだけお待ち下さいませ