1 :
1:
2 :
1:2007/01/23(火) 23:34:11.44 ID:i0U0OpMl0
登場少年
のび太(36歳・妻子あり 環境保護調査員)
ジャイアン(のび太の幼なじみ。元ガキ大将、スーパーを営んでいる)
スネ夫(のび太の幼なじみ。社長)
ノビスケ(のび太の息子、ガキ大将)
ジャイチビ(ジャイアンの息子)
スネチビ(スネ夫の息子)
安雄(のび太の幼馴染、帽子被ってる刑事)
はる夫(のび太の幼馴染、テロ朝のAD、ピザ)
どらえもん(カルト組織どらえもんを支配する謎の教祖)
一番(どらえもんの右腕、二番と呼ばれることを嫌う)
ルル(強い少女)
あと・・・・まあこれくらい
3 :
1:2007/01/23(火) 23:35:07.57 ID:i0U0OpMl0
今回みたいなことあるといけないので
やっぱり避難所に立てましょうか?
4 :
1:2007/01/23(火) 23:46:55.95 ID:i0U0OpMl0
あれっ・・・?誰もいない・・・
みんなが消えた・・・orz
5 :
愛のVIP戦士:2007/01/23(火) 23:50:20.34 ID:8uEUZpRc0
見てるよ〜
6 :
愛のVIP戦士:2007/01/23(火) 23:51:03.88 ID:mS980Bio0
いつのまにか消えてたからあれだぜ
7 :
1:2007/01/23(火) 23:53:23.27 ID:i0U0OpMl0
>>5 良かった
>>6 何でだろう?
開いてみたら落ちてたんでびっくりした
8 :
愛のVIP戦士:2007/01/23(火) 23:55:01.75 ID:Yg81dskXO
投下マダー?
9 :
愛のVIP戦士:2007/01/23(火) 23:55:29.98 ID:d3titXW1O
頑張れ
10 :
愛のVIP戦士:2007/01/23(火) 23:56:12.69 ID:7UYN9j8DO
わりい
明日仕事だから寝るな
明日まとめて見ます
保守はまかせて
おやすみー
11 :
1:2007/01/23(火) 23:58:26.77 ID:i0U0OpMl0
12 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 00:07:20.77 ID:yngO+vGbO
I can't live withouo this novel!
wktk
13 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 00:09:05.04 ID:cZpxhoOj0
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
14 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 00:10:41.81 ID:aoZSA2mMO
wktk
15 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 01:00:37.01 ID:aOvaRZYWO
1乙!!
待ってたよーん。
16 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 01:23:46.95 ID:cZpxhoOj0
ほすーん
17 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 01:59:33.80 ID:eOAE/nOBO
ほす
18 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 02:19:40.17 ID:iTBFAWUL0
ほす
19 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 02:47:08.91 ID:gK3wmc/j0
ほす
20 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 03:47:14.97 ID:aOvaRZYWO
ほす
21 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 04:36:59.53 ID:jizDkXAv0
ほす
22 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 05:43:37.92 ID:xKiOgpLAO
ほ
23 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 06:21:49.20 ID:jizDkXAv0
ほ
24 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 06:45:01.51 ID:N/S/TgnFO
干す
25 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 07:03:56.84 ID:DPB2xlGxO
おはよ ほ
26 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 07:05:34.90 ID:DPB2xlGxO
あっそうだ
誰かCもってたらうpお願いします
27 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 08:11:00.03 ID:cZpxhoOj0
hっほほほ
28 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 10:12:14.56 ID:aOvaRZYWO
ほっす
29 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 12:46:48.59 ID:eOAE/nOBO
ほし
30 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 13:44:18.24 ID:dm3Jcqor0
31 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 13:50:39.33 ID:CDDNGnpb0
32 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 14:28:53.11 ID:C7xEIPkK0
ほ
33 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 15:01:35.31 ID:fzXj1rfOO
☆
34 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 15:28:39.56 ID:S4VTSr6UO
ポス
35 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 15:57:46.09 ID:WZpktPUY0
36 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 16:28:42.00 ID:dm3Jcqor0
37 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 17:02:34.67 ID:sdVLbfA1O
保守
38 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 17:36:39.58 ID:aOvaRZYWO
ほ
39 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 18:20:12.58 ID:1+lQhTGW0
hhhhっほしゅ
40 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 18:54:38.56 ID:fzXj1rfOO
☆
41 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 19:10:50.60 ID:CXnAtyJT0
投下する気無いだろ。
ちょっと待ってくださいから書き込みが無いぞ。
42 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 19:15:55.95 ID:fzXj1rfOO
43 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 19:24:04.83 ID:L57NCfymO
44 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 19:39:47.18 ID:7OVxxSN+0
45 :
1:2007/01/24(水) 19:41:10.59 ID:GFn5BpVw0
>>41 すいません、ちょっと所用が入ってたもんで遅れちゃいました
もう少しで大量投下できると思いますんでしばしお待ちを
46 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 19:43:44.60 ID:7OVxxSN+0
来た!待ってました
47 :
1:2007/01/24(水) 19:49:30.22 ID:GFn5BpVw0
お待たせしました、大量投下始めます!!!
48 :
1:2007/01/24(水) 19:50:10.33 ID:GFn5BpVw0
第12話 箱の中身
のび「ドラミちゃん!!!」
何十年か振りに会った懐かしい友人、もといロボットとの
突然の再会に僕は驚きを隠せなかった。
のび「いやあ、懐かしいなあ。かれこれもう20年以上は会ってなかったから
本当に驚いたよwwでも何で今頃連絡をよこす気になったの??」
そう嬉しそうに話す僕を彼女は深刻そうな見つめていたが
意を決した様子でその理由を語り始めた
ドラミ「のび太さん、久しぶりの再開を楽しみたいところだけど。
私たちには時間がないのよ!こうして私のタイムテレビと
のび太さんの家のTVを繋げただけでもこの時代では大きな罪になるの!」
のび「どうしてだい?ドラえもんと一緒に住んでた時はいくらでも
君とお話してたじゃない?」
少し見ない間に変なことをいうようになったもんだ。
ドラえもんの影響かな?と軽く考えていた。
だが彼女の表情から見て事態はそれよりもかなり深刻だったらしい。
49 :
1:2007/01/24(水) 19:55:52.94 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「まだお兄ちゃんがあなたの時代にいた時はそんな規制はなかったの。
だけど未来は変わってしまった、未来世界では航時法が大幅に
改正されて、一般人が過去世界の人間との過度な接触
タイムテレビなどを使っての通信交流、その他もろもろの
未来、過去の全てのタイムトラベルは一切できなくなってしまったの」
のび「ええっ!それじゃあタイムマシンで自由にいろんな時代を
行き来ができなくなったってわけ?そんな無茶な話があるか!!」
改正された航時法に対して激しい怒りが湧いてきた。
ドラミ「いい?未来の人が過去の時代で過去人に対して何かするとしたら
そこで歴史が変わってしまって今に続いている正しい歴史では
なくなる可能性があるの。だから歴史を狂わせてしまうような
恐れのある犯罪者は航時法で取り締まられているってわけ・・・」
のび「古代の日本で見たギガゾンビやら恐竜を捕まえてたハンターみたいな
奴のことだろ?あいつら酷かったもんねえ。
昔の人をこき使ったりしてさあ。悪い奴だったし・・・」
昔、いろんなところを冒険した時に出会った犯罪者のことを思い出して
僕はむかっ腹が立った。本当に酷い奴らだった・・・
50 :
1:2007/01/24(水) 19:58:53.82 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「それがね、その基準で行くとある結論にいたらない?」
のび「ある結論??何だいそれ??
歴史を狂わすような恐れのある人物・・・未来人が過去に来て
過去世界に影響を受けさせる・・・・・???
もしかしてドラえもんのこと?」
ドラミ「そう!!お兄ちゃんのこと!!」
のび「じゃあ、ドラえもんが犯罪者ってこと??!!!」
ドラミ「そうよ・・・・おにいちゃんは歴史犯罪者なのよ・・・」
ドラえもんが歴史犯罪者だって!?
それを聞いて僕がさっきまで悩んでいた奴らからの提案なんて
全て吹っ飛んでしまうくらいの衝撃を受けた。
そしてこの時、25年間前に彼が去った理由を理解した。
のび「ドラえもんがあの日突然未来に帰った理由って」
ドラミ「そう、お兄ちゃんは過去世界に影響ををもたらす
恐れのある歴史犯罪者としてタイムパトロールに逮捕されたの・・・」
51 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 20:07:27.12 ID:1+lQhTGW0
あるあるwww
52 :
1:2007/01/24(水) 20:08:49.20 ID:GFn5BpVw0
のび「・・・・・・・」
あまりのショックで声が出なかった。
ドラえもんが歴史犯罪者なんて・・・僕からすれば犯罪といえるようなこと
なんて何もしていないのに・・・。
僕は歴史犯罪者ってのはかつて会ったことのあるような
狡猾で残酷な奴らのことだとばかり思っていた。
ドラえもんはそんな奴らからは程遠い人物だと思っていた。
だが、僕はあることに気がついた。
のび「やっぱりドラえもんは犯罪者なんかじゃないよ。
だって僕の所に現に来れてたじゃない。時間を狂わす恐れがあるなら
僕の所に来る前から犯罪だって分かってることじゃないか?
それをタイムパトロールは許したわけ?」
ドラミ「過去世界滞在者は特別許可証を貰えれば過去世界に住めることも
出来るわ、でもそんなことが許されるのはめったにないことなの
だけどおにいちゃんはそれを許された
おにいちゃんを含むあなた達が地球を救ったヒーローだったから・・」
のび「僕たちがヒーロー???そんなわけないないwww」
僕がヒーロー??僕には一番似つかわしくない言葉だ。
53 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 20:11:18.41 ID:L57NCfymO
のび太マン
54 :
1:2007/01/24(水) 20:13:37.64 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「いいえ、誰が何と言おうとあなた達は地球を救ったヒーローよ・・
世間には知られていないけど、TPが把握しているだけでも
鉄人兵団の襲来による地球破壊を未然に防ぎ、7万年前の日本を
支配しようとした歴史犯罪者をTPに通報し、
恐竜、哺乳類たちを乱獲するハンター達を捕まえた。
まだまだその他にもいっぱいあるわ。どう?
これだけでもあなた達は地球を何度も救ったヒーローと言えない?」
のび「た・たしかに言われてみれば・・・」
言われてみれば僕たちの仲間は何度も地球の歴史を救ったヒーローと
いうことになるのか・・・讃えられているようでちょっと気分が良かった。
ドラミ「というわけであなた達が地球を救ってくれなかったら、
私達のいる未来世界まで人類の歴史は続くことはなかったという
可能性があったわけなの」
のび「それがドラえもんがこの時代に来れたということにどう繋がるの??」
そう聞くとドラミちゃんはこいつ理解力ねえなあ・・・
という様子で僕に言った。
55 :
1:2007/01/24(水) 20:16:39.68 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「いい?あなた達がいなければ私はここにいなくなるってことも
ありえるの。つまりお兄ちゃんがあなた達と地球を救った
戦いというのはこの時代に続くためには必要だった言えるわけ。」
のび「アッー!!やっと理解したよ!!
ドラえもんの時代まで人類の歴史が続くためには
この時代にドラえもんが来ないといけないってことになるわけだね!」
そうそう、やっと理解してくれたか・・と彼女は安心しきった顔になった。
のび「でも待って、それならドラえもんが
TPに捕まっちゃうのは尚更おかしいじゃない?」
結局、ドラえもんは悪くないんだという結論に至った
ドラミ「そうよ。お兄ちゃんは悪くない・・・・
前置きが長くなっちゃったけど
これからあることをあなたに教える、びっくりしないでよ?」
のび「なっ!何だい???」
唾をゴクリと飲み込んだ。
56 :
1:2007/01/24(水) 20:21:33.60 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「お兄ちゃんは誰かの策略にはめられた可能性があるの・・・」
のび「もしかしてドラえもんをはめた奴って、どらえもんなのか!!??」
それが僕の限りなく推測に近いが同時に真実に一番近い考えだった。
ドラミ「そう、たぶんお兄ちゃんをはめたのはどらえもん。
彼どうやらTPに関係があるらしいの・・・
何で関係があるのか分からないけど・・・」
のび「・・・・!!!!」
僕は腹の中が煮えたぎっていた。
数々の悪事を働いているのは分かっていたが
ドラえもんに無実の罪まで着せていたなんて・・・・!!
57 :
1:2007/01/24(水) 20:25:20.65 ID:GFn5BpVw0
のび「ドラミちゃん!!奴は何者なんだ!!」
ドラミ「私にも分からない・・・・でも・・・・」
のび「でも???」
彼女は深いため息をついて下を向いた、そしてまた顔を上げて言った
ドラミ「この時代ではネ申・・・」
のび「ネ申???一体どういうことだい???」
僕は彼女の言ってることが理解出来なかった。
ドラミ「のび太さん・・・・未来は変わってしまったの・・・」
のび「どういうこと??」
そう尋ねると彼女は何も言わず下のボタンを押した。
そうするとドラミちゃんの画面が消え、未来世界の風景が写った。
何のことはない。タダのビルやらマンションばかりだ・・・
ッ!!!!!僕はあることに気付いてその場に倒れてしまった。
未来世界のビルのあちこちにどらえもんの姿をした銅像が立っている
いやそれだけじゃない・・・看板、ネオン、空を飛ぶ飛行機にまで
彼の顔が刻んであったのだ・・・・
58 :
1:2007/01/24(水) 20:28:58.42 ID:GFn5BpVw0
のび「これってもしかして・・・・」
ドラミ「そう、私たちの住んでる22世紀は、どらえもんに支配されてるの」
一番考えたくない最悪の事態だった。
どらえもんが未来世界を支配している・・・
また画面が切り替わり、未来世界の人々の様子が写った。
この時代の人たちの服装は全員タイツみたいな
テッカテカの服を着ているはずだった。
だがそこに写っている未来人たちのファッションは
僕が知ってるものではなく、僕が嫌という程見知っている
白地のTシャツに真ん中にでかくプリントされたドラえもんの顔・・・
まさしくどらえもんの信者たちが着ている物と同じ服だった。
ドラミ「これで分かった?22世紀の世界ではどらえもんがネ申に
なってるってことが・・
ネ申って言っても実質は恐怖政治に近いものよ
タイムトラベルは無理、秘密道具使用の禁止
服装はどらえもんTシャツ着用のこと、その他ありとあらゆる規制etc.」
のび「・・・・・・」
僕はグウの声も出ないほど打ちのめされていた。
未来世界どらえもんに支配されているなんて
59 :
1:2007/01/24(水) 20:33:50.32 ID:GFn5BpVw0
のび「僕はどうすればいいんだ・・・」
ドラミ「分かるでしょ?そのために私は危険を冒してまでのび太さんに
連絡をしたの。今日がその運命の日なのよ」
のび「その日って何だい?」
ドラミ「のび太さんが決断する日、どらえもんの幹部から
言われてるんでしょ?このまま降伏するか?
あくまで抵抗を続けるか?って」
のび「・・・・・・・・・・」
ドラミ「今の未来世界はあなた達が立ち上がらずにそのままどらえもんに
支配されてしまった世界なの!
だけどそれを変えるために私はのび太さんに連絡した・・・
お願いよ!!立ち上がってのび太さん!!
奴らに屈しちゃダメ!!!」
のび「でも僕が降伏しないとみんなが
大変なことになっちゃうかも・・・・」
ドラミ「それは分かってるわ。とってもつらいでしょうね。
でも今あなたが立ち上がらなきゃのび太さんの知らない
他の地球の人たち、のび太さんの時代だけじゃない!
22世紀もそれ以降の時代の人たちはどうなるの!」
60 :
1:2007/01/24(水) 20:35:39.73 ID:GFn5BpVw0
のび「・・・・・・」
まだ僕は結論も出ずにだんまりを決め込んでいた。
ドラミ「鉄人兵団たちの襲来、悪魔たちの暴挙、ポセイドンたち
数々の災悪で何十億もの人が死んだのよ!」
のび「何十億!!!」
その数がどれだけ重い数字なのか僕には重々承知していた。
ドラミ「お願いのび太さん奴らに屈しちゃダメ!!
お・・・願・い立ち・・・あがって・・・」
だんだん彼女の声が擦れてきた、画面にもまたノイズがかかり
始めてきている。
のび「ドラミちゃん!!!待ってくれよ!!
まだ聞きたいことがたくさんある、ドラミちゃーーーん!!!!」
そしてTVはまた元の画面に戻った。
61 :
1:2007/01/24(水) 20:41:54.08 ID:GFn5BpVw0
のび「・・・・・・僕どうすりゃいいんだよドラえもん・・・・・」
TVも消えてすっかり暗くなってしまった部屋で僕はタダ一人で考えた。
考えに考え抜いてもまだ結論は出なかった。
仲間、家族を取るべきか?人類を取るべきか??
強大な奴らとどう戦っても勝ち目はないのかもしれない・・・・
そうなれば僕たちは笑いものどころか犯罪者扱いされるかもしれない
当然しずかちゃんたちも元に戻ることはない・・・やっぱり降伏しよう。
しょうがない、しょうがないんだ・・・そう僕はまた理屈をつけた・・・・
62 :
1:2007/01/24(水) 20:43:48.44 ID:GFn5BpVw0
その時ふいにある言葉が浮かんできた。
僕がまだ小さい頃おばあちゃんが僕に言った言葉だ・・・
おばあちゃん「のびちゃん、ダルマさんのようにころんでもころんでも
ひとりでおっきできる強い子になるんだよ」
そしてドラえもんがあのタイムカプセルの中で僕に言った言葉・・・
ドラ「のび太くんはいつまで経ってもぼくに頼りっきりだけど
いつかはぼくの手がかからないくらいになってくれたら
少しずつでいいから失敗してもいいんだ。
その度に立ち上がってくれるような強い人になってくれれば・・・」
63 :
1:2007/01/24(水) 20:45:45.40 ID:GFn5BpVw0
結局、二人とも同じこと僕に言ってくれてたんだな。
僕はまた危うく転ぶ所だった。
みんなと人類をどっちかを選べなんてそんなの無理に決まってる。
僕やるよ・・・・
これから何度も何度も大変な目にあって転がっちゃうかもしれないけど・・
かならず、立ち上がる、だから安心しててね。
おばあちゃん・・ドラえもん・・・
64 :
1:2007/01/24(水) 20:49:01.29 ID:GFn5BpVw0
のび「よしっ!!!!」
僕は意を決すると居間を出て書斎に行った
ここにはある物が隠してあった・・・・
ゴソゴソと机の奥を探るとそこからドラえもんの形をした箱が出てきた。
今こそ、これを開けるべき時が来たのか・・・・
今、僕にとって本当に道具が必要なのはこの時だ・・・
目をつむってエイッ!!と叫び箱を空けた
そこには・・・・・
65 :
1:2007/01/24(水) 20:55:03.41 ID:GFn5BpVw0
―トーキョー ホコー者天国 深夜―
遅れて着いた僕を待ちかねたかのように奴らが僕の所ににじり寄ってきた。
その他の取り巻きたちはみんな手にショックガンや空気砲、石ヤリのような
武器を持っている。
僕が言うこと聞かなかった場合に脅すための物だろう。
一番「やっと来られましたか、のび太さん。答えは決まりましたか?
人類とあなたの大事な人たちの命どっちを選ぶか?
まあ聞くまでもないことですけどwww」
一番はもう答えが決まっているだろうがという口調で聞いた。
周りの連中はより一層武器を近づけた。
のび「ああ、決まったよ。君たちの言う通りにする。」
66 :
1:2007/01/24(水) 20:57:58.52 ID:GFn5BpVw0
一番「フヒヒヒヒ、そうです。それでいいのです。
ものわかりのいいお人だ。さあどらえもんの所に
一緒に行きましょう。」
のび「君たち今すぐに犬に追いかけられてここから逃げないでくれ。
もちろん武器も捨てるな!!!」
一番「ハア?何を言ってるんですか?
あなたを連れて帰るまで私たちはっ!?
ワッ!!ちょwwwwまwwwわああああ逃げろおおおおお」
突然彼らは僕に背を向けて走り出した。
突然現れた野良犬数十匹が彼らを追い駆けだしたからだ。
一番「なっ!何をしたっーー!?」
のび「うはははははwwwwwみんなーウソ808って知ってる?
僕の言った嘘は全部本当になるんだwww
これドラえもんの秘密道具なんだwwww」
67 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:02:37.41 ID:oMnaUx1sO
ウソ800(エイトオーオー)じゃない?
ごめん邪魔して
68 :
1:2007/01/24(水) 21:08:00.36 ID:GFn5BpVw0
一番「ドラえもん!!??何で奴の道具を持ってるんだ!!!
もしかして奴が帰ってきたのか!????」
のび「ドラえもんは絶対に帰って来れないよ、君達が仕組んだんだろ?
これは箱から出したんだ」
一番「ああ?何を言ってる??私はそんなことした覚えは・・・・
その前に!このまま犬に追いかけられたまま走って帰るのか!???」
武器も手放した取り巻きは行き絶え絶えになりながら口々に
「ひえええええ・・・・」という恐怖の声を上げた。
のび「おいお前ら!どらえもんに伝えるな!
僕は決めてないぞ!!みんなも地球も両方救わない!!」
僕の目にやっと子供の頃の勇気が満ち始めていた。
一番「フヒヒヒ、ハアハア、奴は絶対に帰って来ない!フウフウ・・・」
かなり遠くの方から行き絶え絶えになりながら彼が叫んだ。
のび「ああそうだな、ドラえもんはぼく達の所に絶対に帰って来てくれない
絶対に僕は信じてない!!」
69 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:11:42.39 ID:7OVxxSN+0
ドラちゃ〜ん
70 :
1:2007/01/24(水) 21:15:00.45 ID:GFn5BpVw0
―24世紀 アバズレ時間犯罪者刑務所―
「!!!誰かに呼ばれたような気がする。」
「ココハ刑務所ダゾ!ダーレモ、オメエヲ呼ぶ奴ナンテイネエヨ!
オメエノ気ノセイダベ??」
薄暗い牢屋の中で何かに気付いたらしいロボットに対して
いかにも旧式なロボットが即答で突っ込んだ。
「そうかな?誰か大切な人に危険が迫ってきてるような気がする
ここから逃げられそうな気がする」
そう言いながらロボットは頭を壁にひたすら打ちつけていた。
壁にはかなり大きなヒビが入っている
「マアダ、オメエハ、逃ゲル気マンマンナノカ?
オメエモどらえもん型のロボットナンダカラモウチョット
品良クセンカイ!!!ドッチカッテイウト タヌキ型ダナヤwwww」
ひたすら頭を打ち続けるロボットを見て旧式のロボットが小馬鹿にした。
するとロボットはさっきまでの動作を辞め
突然彼に振り向いた
「ナ・ナンダーア??ヤンノカテメエ!!!」
旧式がカンフーでもするように手を振り上げた。
ロボットは憤慨したように言った。
「ぼくはどらえもん型ロボットでもましてやタヌキ型ロボットでもないっ!!
22世紀のネコ型ロボットのドラえもんだ!!!」
第12話END
71 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:16:00.49 ID:7OVxxSN+0
いもいも
72 :
1:2007/01/24(水) 21:19:16.05 ID:GFn5BpVw0
今日はここら辺まで
ちょっと明日からテストが始まりますので
投下が出来ない状況になるかも知れません
でもよければ保守お願いしもうす
>>67 投下してから気付きましたwww本当はウソ800です
凡ミスでした・・・orz
73 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:21:14.65 ID:7OVxxSN+0
乙
74 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:24:31.38 ID:aOvaRZYWO
>>1乙!!
箱の中身はそれだけだったのかな?ちょっと気になったもんで..。
75 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:24:31.03 ID:DPB2xlGxO
だーれーかーCうp
閉鎖のごたごたで見れてないんだ
たーのーぬーらー
76 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:25:35.31 ID:8sR0F8i3O
泣きそうな展開になってきたじゃねぇかwwwwww
wktkしながら待っとくぜ!!!!!!!
77 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:28:46.59 ID:fzXj1rfOO
>>75 いい加減にしろよ…
まとめ見りゃいいじゃねえか
78 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:47:20.68 ID:VFrNP45Q0
79 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:55:49.37 ID:ZjAWqisa0
80 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 22:10:17.39 ID:i9bxUjmVO
81 :
1:2007/01/24(水) 22:19:27.82 ID:QuOlPlBs0
おおっ!今回の話は好評ですね
実は最初にこの物語を書こうと思った時、今日の話のラストシーンが
思いついて、それでここまで長い話書くことになったんです
好評みたいで良かった
>>74 一応、それだけしか入ってなかったみたいです
>>76 wktkしてお待ちください
>>78-80 照れますでつ><
82 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 22:33:59.32 ID:hzeAFwol0
いやいや
こーれはwktk
もう、テストあきらめちゃえ♪
83 :
1:2007/01/24(水) 22:35:44.18 ID:QuOlPlBs0
>>82 テスト諦めるのはさすがにw
卒業単位やばいんすよ俺ww
84 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 23:08:54.70 ID:mU/y5B3G0
age
85 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 23:17:04.39 ID:RHMNVMFxO
続き気になるううううう
86 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 23:20:56.08 ID:GfKju4Lx0
ドラえもんキタ━( ゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━!!!
>1こそネ申
ひとつの未来だけを生きてるはずのドラミちゃんが
なぜ未来が変わったことに気付いたのかとか
なぜ「元の未来」と「どらえもんがネ申の未来」の二つの記憶を持っているのかとか
そういうことが全然気にならないくらい熱い展開
87 :
愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 23:51:35.33 ID:nhGHeI+h0
ほすぴたる
88 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 00:39:30.67 ID:mOi2y2ce0
ほssssssssssssssssssssssssssssssssっしゅ
89 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 01:08:43.60 ID:VJ+gcmY+O
>>僕の言った嘘は全部本当になるんだww
は嘘にならないのか?
90 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 01:33:43.15 ID:NdynVqxjO
ほしゅ
91 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 02:12:07.31 ID:js9mR/w+0
ほしゅ
92 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 02:40:19.09 ID:tB00obYP0
ほしゅ
93 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 03:01:41.72 ID:bl8YGKZPO
94 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 03:37:46.73 ID:9uwnPzmH0
ほしゅ
95 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 04:28:27.82 ID:9uwnPzmH0
ほしゅ
96 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 05:11:28.75 ID:js9mR/w+0
ほしゅ
97 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 05:38:03.94 ID:CaGZ4uX0O
第二話なんだが、ノビスケって、ドラえもんを買うときに赤ちゃんだったよな?
矛盾してるんだぜ?
98 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 06:00:36.47 ID:tpv4Nko90
ほす
99 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 06:49:56.44 ID:1UoxCzanO
>>89 逆にその表現巧いと思った
「僕の言ったことは全部本当になるんだww」だったら嘘になりそうだが、
「僕の言った嘘は全部本当になるんだww」だから嘘→本当で、本当→嘘になるから
>>97 俺の記憶だとそれはノビスケではなく、セワシではなかっただろうか
100 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 07:24:21.61 ID:LVJDh5LzO
ほ
101 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 08:19:41.15 ID:oV4CpB6y0
ほしゅ
102 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 09:07:50.37 ID:oV4CpB6y0
保守
103 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 09:16:52.46 ID:tpv4Nko90
ほす
104 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 10:10:28.38 ID:oV4CpB6y0
ほ
105 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 10:50:48.39 ID:mneTV9X6O
ほ
106 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 11:50:00.12 ID:znnhy4lX0
穂おっほほ頬ほおほおほほほおおそsyすすyすyすyす
107 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 12:27:39.26 ID:90b9aUlXO
108 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 13:08:53.10 ID:NdynVqxjO
ほす
109 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 13:16:47.12 ID:8MfumeFEO
つかさぁ
一日に1、2時間しか書き込まないし
パー速とかでやればいいんじゃね?
そうすりゃこんなに保守したり
スレッド落ちて探したりしなくて済むのに
一つのスレも長く持つしさ
110 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 13:56:19.37 ID:bneDZmeq0
保守
111 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 14:31:52.97 ID:1ZElDAW3O
保守
112 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 15:16:08.02 ID:bneDZmeq0
保守
113 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 15:17:27.39 ID:90b9aUlXO
>>109 …
パー速行って二度と帰ってこないでください
114 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 15:20:04.96 ID:sU8BYWpnO
115 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 15:32:06.60 ID:8MfumeFEO
いやいや
別に嫌がらせで書いてんじゃなくて
そっちの方が全体的にうまく行くんじゃねと思ってさ
まぁ提案だよ
116 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 16:32:59.13 ID:bneDZmeq0
ほしゅ
117 :
1:2007/01/25(木) 16:53:14.68 ID:boGDRPQb0
みなさんお待たせしました
テストの合間を縫って少しばかり書き溜めてきました、少しだけ投下します
>>109 ご提案ありがとうございます。
実は僕もこれからテストやらゼミの卒論とかで書く時間が取れなくなる可能性が
あった場合のこと考えて避難所かパー速にスレ立てようかなって思ってたんです
避難所に一旦避難スレ立てて、その中で予告してvipにスレ立てたりしても
いいんですかね?
118 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 16:53:40.46 ID:uFuvnAmt0
いいんじゃない?
119 :
1:2007/01/25(木) 16:56:38.75 ID:boGDRPQb0
120 :
1:2007/01/25(木) 17:01:12.11 ID:boGDRPQb0
先に投下しますね
第13話 アバズレ刑務所
「朝の点呼を取るぞ!!!」
TP特有の白い制服に青い帽子を被った刑務官が高圧的な声で叫ぶ。
「1!2!3!4!5!6!7!・・・・」
指揮者に統率された合唱隊の様に綺麗に声が揃っている。
この朝の点呼が果てしなく長い、受刑者全員に声を出させるからだ。
僕は気になっていた、昨日感じた誰かがぼくを呼んでいるような声のことを
「1291、1292、・・・・・・」
「・・・・・どうした声が止まったじゃないか!!1293番点呼せんか!!!」
「オメ、オメノ番ダベヨ!!!声ダセッツノ!」
隣のロボットがそう言ってヒジで突っついてきた。
「あっ!!1293番!!!」
昨日のことにすっかり気を取られていて号令するのを忘れてしまっていた
少し遅れて声を発したことに気を悪くしたのか、刑務官がぼくの目の前に
やって来た。
121 :
1:2007/01/25(木) 17:03:41.05 ID:boGDRPQb0
「1293番!!!貴様はこの刑務所をなんだあと思ってる!!」
「は、はいっ!!この刑務所はアバズレ時間犯罪者刑務所、逮捕された
時間犯罪者を更生させるために設立されたタイムパトロール運営の
刑務所でありますっ!」
「よしっ!分かっているようだな!だが1293番!!
いつまでもそんな態度だとお前は懲役に服すどころか時空流しの刑に
なることを肝に命じておけ!!」
刑務官はそういってぼくを脅してきた。
時空流しってのはどんな時代に流されるか時空の波だけが知っている
という刑で運が悪いと一生時空間をさ迷って死ぬ可能性もあるという
オッソロしい刑だ。そうぼくを脅すとまた点呼は再開された。
「ダーカラ、真面目二ヤレッツッタダロガ!
目ツケラレタラ大変ダンベヨ!!?」
隣のロボットがとても心配そうに注意した
122 :
1:2007/01/25(木) 17:07:17.91 ID:boGDRPQb0
「ごめん、ゴンスケ。ついつい昨日のこと思い出しちゃってさあ」
この隣のカタコトでぼくに話かけてくるロボットの名はゴンスケ
刑務所内で同じ部屋の仲間だ。
見た目はいかにも旧式のロボットで口も悪い奴だが本当は
いつも仲間の心配をしてくれているいい奴だ。
紹介が遅れた、ぼくの名前はドラえもん。22世紀のネコ型ロボット
子守り専用のロボットで子供たちが困った時にはお腹に付いている
四次元ポケットで秘密道具を出して何でも解決!!!
・・・のはずなんだけど今はお腹には何もついてはいない。
ここに連れて来られる前に刑務所の連中に取られてしまったのだ。
っていうわけで少しお腹が寂しいわけだ・・・
123 :
1:2007/01/25(木) 17:09:57.46 ID:boGDRPQb0
ゴン「ゴクゴクゴク・・・・・プハッー!
ウメッー!コノ時ノタメに生キテルダネ!!!」
ゴンスケがロボット専用の特製オイルをうまそうに飲んだ。
今は刑務所内の朝御飯の時間だ。ロボットには全員、ロボピタンDという
非常にまずい飲み物が至急されている
ドラ「はあ〜こんなものよりもドラ焼きいっぱい食いたいなあ・・・・」
ぼくがそう愚痴をこぼすとゴンスケがさっきまで飲んでいたオイルを置いた。
ゴン「ソリャ今ノオラ達ニャ、夢ノヨウナ話ダベ!!
オラダッテ腹イッパイノ芋食いテエダヨ!!!!」
ゴンスケは元々、芋ほり専用のロボットで芋が大好きという
変わったロボットだ。
実はこの刑務所に捕まってしまったのも大昔に行って世界中を
芋畑にしようとした所をTPの隊員に見つかって御用と
なったほどのツワモノである。
124 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 17:10:37.62 ID:SVgvwkKE0
21えもんきたああ!!!!!
125 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 17:13:34.55 ID:1JqYPEanO
最初分からなかったけど芋設定でゴンスケ思い出せたwww
126 :
1:2007/01/25(木) 17:13:45.84 ID:boGDRPQb0
ゴン「トコロデヨ?オメエガ何カ感ジタ、ッテイウノハ何ナンダ??」
ドラ「昨日感じたこと?誰かに呼ばれたような気がしたんだ・・・
大事な人に「帰って来てくれ・・・・」ってさあ」
ゴン「大事ナ人?誰ダベ??オ姉チャンダベカ??
コノ、、スケコマシ野郎がwww」
ドラ「違うよww大事な人ってのは昔一緒に居候してた家の子」
ゴン「アッー!!!ノビ太ッテイウ子のコトカ??」
ゴンスケが大きな声を出して言った。みんな一斉に振り向いた。
ドラ「そうさ、僕の一番の親友野比のび太君。
昨日彼にどこからか呼ばれたような気がしたんだ・・・
そして危険が迫ってるような・・・」
ゴン「フーン、ソレデココカラ逃ゲルタメニ一心不乱二頭ブツケテタ
ッテワケカー泣ケル話ダナヤ!!!デモココカラハ逃ゲラレナイダ」
実際、彼の言った通りだった。
この刑務所は四方を海に囲まれた言うなれば絶海の孤島みたいなもんで
どうにか外に逃げ出してもこの時代はほとんど人間もいないような所の
荒地ばかりのような所でどこまで行っても地獄だ。
127 :
1:2007/01/25(木) 17:16:10.13 ID:boGDRPQb0
ドラ「いつも失敗ばかりだけど今回は運よくうまく逃げられるような気が
する。何もかも全てうまくって逃げ出せるような気がする・・・
そんな気がするんだ」
ゴン「ソウカ!!ソウカアー!!!
オラモ、ソウ言ワレレバソンナ気モシテキタダ!!」
ドラ「君もか?よしっ!!
二人で一緒にここから逃げる作戦を練ろうじゃないか!」
そう言って彼はぼくの言い知れない勘という奴に乗った
それからゴンスケと二人でこの刑務所から逃げる計画を立て始めた。
128 :
1:2007/01/25(木) 17:30:58.01 ID:boGDRPQb0
―アバズレ 囚人用グラウンド―
ゴン「マズヨーー、コノ刑務所ッテノハ、アレ見ルンダ!!」
ゴンスケが高い塀の方向を指指した。塀は全長何十メートルもあり
とても登るには無理そうだ、そこには監視塔がいくつも立っており
大きな門が一つだけドーーーンと立っていた。
ドラ「この刑務所から逃げ出すにはこの大きな門から逃げるしかないって
わけだろ?」
ゴン「ソウダヨ!!グリーンダヨ!!コノ刑務所カラ逃ゲルニハ
アノデカイ門カラ出ルシカネエダ!」
ドラ「でも、あそこにはいくつも監視塔が立ってて堂々と門から出るのは
難しいよ?強行突破はもっと危ないだろうし・・・」
ぼくがそう疑問を投げかけると彼は鼻息を荒くしながら言った
129 :
1:2007/01/25(木) 17:44:14.88 ID:boGDRPQb0
ゴン「馬ーー鹿ダナ!オマイさんハヨウ!誰ニモ怪シマレズに
堂々ト逃ゲル方法ガ、アンダロウガ!!」
ドラ「なっ!何だよ??そんなのあるわけないだろ?」
ゴン「アルッテノ!!監視のヤツニモ怪シマレナイ様ニスルニハ
TPの奴ラのカッコウスレバ、イインダロウガ!!」
ドラ「アッー!!そうか。そうすれば監視塔にもぼくたちが
囚人だってばれない・・・君は実に馬鹿だな
TPの服どうやって手に入れるんだよ!?
それにここから逃げたって外は海だぞ門から出ても意味はないんだ」
ゴン「アッーー!!ソコマデ考エテナイダッタ・・・」
呆れた・・・いい作戦があるからって興味津々で聞いてみれば・・・
ゴン「・・・・TPの服ネエ・・・・手二入レラレソウナ奴・・・
アッー!!!!イルダーー!!!」
突然何か心当たりを思い出したのか、ゴンスケはグラウンド中に
聞こえるような大きな叫び声を上げた
130 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 17:57:18.73 ID:fwInPMvL0
期待ww
131 :
1:2007/01/25(木) 18:00:01.28 ID:boGDRPQb0
ドラ「ちょっとwwwゴンスケ声大きすぎwwwもちつけwww」
ぼくは急いで彼を勇めた。ゴンスケはまだ興奮し切っている様子だった。
ゴン「イルダヨ!!TPの制服手に入レラレル様デ、船も手配デキソウナ男
権力のアル奴!!ソレモ囚人ダ!!」
ドラ「それって一体誰だい!!??」
そんな奴いたかな?と思いながらぼくは彼に尋ねた。
ゴン「ソレハ、アイツダベ!!」
そう言って彼が指指した先には数人の男たちが集まっていた。
どうやら真ん中の男を中心にしてグループを作っているらしい
一瞬中心にいる男が見えた。
ッ!!!!ぼくは真ん中にいる男を見て驚いた。
かつて見知ったことのある男だったからだ
ゴン「アイツダ!!!アイツ!!コノ刑務所ノ囚人のボスナンダベヨ!!」
ドラ「知ってるよあの男・・・」
ゴン「何ダア??知ッテルノカイヤ??有名ダカラナーwww」
ドラ「本名は知らないけど言われてた名前なら知ってる・・・
精霊大王ギガゾンビ・・・古代の日本を支配しようとした奴だ・・」
132 :
1:2007/01/25(木) 18:02:45.85 ID:boGDRPQb0
今日はここまでで一旦終了です。
どうしましょう?避難所にスレ立てて来た方がいいですかね?
133 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:04:59.10 ID:/ceanT7p0
>>132 ちょwwもう終わりかよwww
vipいいんじゃね
134 :
1:2007/01/25(木) 18:08:36.71 ID:boGDRPQb0
>>133 サーセンwwww明日テストがあって勉強しないとやばいんですww
今の所はVIPでいいですかね?
135 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:09:41.36 ID:zCmkojeL0
ギガゾンビまでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
136 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:11:01.94 ID:VJ+gcmY+O
>>132 避難所は見づらい、と携帯厨が言ってみまつ
137 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:11:12.68 ID:uFuvnAmt0
避難所にも一応建てとけば?
で、もっと人が居る時に聞いてみるべき
138 :
1:2007/01/25(木) 18:15:49.97 ID:boGDRPQb0
>>136 見にくいのも問題か・・・
>>137 そうですね、やっぱり立てときます。で後で聞いてみます
これから書けない日もあるかもしれないし
139 :
1:2007/01/25(木) 18:21:16.33 ID:boGDRPQb0
何かスレッド数上限で立てられませんになってる・・・orz
どうしよう・・・また今度でいいか
140 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:22:04.98 ID:LVJDh5LzO
おらもVipがいい
>>1乙
141 :
1:2007/01/25(木) 18:25:05.68 ID:boGDRPQb0
まあ今の所はVIPでいいか
書けない時は出来るだけ予告してスレ立てするようにしますんで
ではテスト勉強して来ますわ ノシ
142 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:28:03.69 ID:bl8YGKZPO
>>1 乙!!まぁ今のところVIPでいいんじゃないの?もし落ちてしまっても
>>1が書く時にまた建ててくれればいい訳だしね。
143 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:29:41.71 ID:EuwfoQgb0
のび「これが…、僕たちの最後の戦いだ!」
144 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:31:58.54 ID:zCmkojeL0
145 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:32:16.24 ID:J6WmznEE0
ジャイアン「のびたぁ・・・ケツの穴が裂けそうだよぉ・・・」
146 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:47:34.25 ID:EuwfoQgb0
ドラえもんが20世紀少年でいうオッチョか。
のび太の立ち位置がケンジなのかカンナなのか気になったけど、5秒でどうでも良くなった。
147 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 18:50:57.45 ID:NsNBDgpAO
スレタイを見てドラがどう使われているのだろうとわくわくしながら開いた
そして
>>146で萎えた
でも家に帰ったら見てみよう
148 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 19:43:51.63 ID:bneDZmeq0
ほほ
149 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 19:46:29.78 ID:3WR5Fj/fO
とりあえずテスト頑張って続きを早く頼む!!
150 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 20:08:18.25 ID:90b9aUlXO
☆
151 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 20:42:59.48 ID:W6s8x8Qb0
なんか、1がちゃんと映画のキャラを上手く配置してるのが地味に嬉しい
152 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 21:07:19.18 ID:bl8YGKZPO
ほ
153 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 21:12:32.66 ID:LVJDh5LzO
見たら保守
154 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 21:30:00.05 ID:a1t6VkHMO
>>153 そんなんなったらすぐスレ埋まっちゃうぞ
155 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 22:15:16.52 ID:6QGtlmaJO
ドラちゃんのプリズンブレイク!?
これはwktk
156 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 22:50:18.05 ID:90b9aUlXO
ほす
157 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 23:01:10.78 ID:Zr25Q7vM0 BE:271260645-2BP(3001)
ほげ
158 :
愛のVIP戦士:2007/01/25(木) 23:46:52.83 ID:Zr25Q7vM0 BE:203445353-2BP(3001)
ほげ
159 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 00:28:10.21 ID:g1QM+9WqO
フォー
160 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 01:02:28.04 ID:YtXR3h3U0 BE:339075555-2BP(3001)
ほげ
161 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 01:43:16.72 ID:mBXu9wR7O
HS
162 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 02:54:01.44 ID:nTM1GSKk0
保守
163 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 03:25:51.05 ID:zXWfD4HXO
ほ
164 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 04:54:26.33 ID:YtXR3h3U0 BE:284823173-2BP(3001)
ほげ
165 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 05:31:14.61 ID:c7487MjN0
保守
166 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 06:13:44.18 ID:g1QM+9WqO
フォー
167 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 06:59:04.57 ID:1lb41Lx50
保守
168 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 08:06:53.50 ID:g1QM+9WqO
ほし
169 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 08:52:09.27 ID:1vZJmOOIO
ホシュえも〜ん
170 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 10:22:55.98 ID:1lb41Lx50
保守
171 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 11:33:46.66 ID:g1QM+9WqO
ほーす
172 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 12:32:49.46 ID:1lb41Lx50
保守
173 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 13:23:19.58 ID:5qk6vpCCO
ほっしゅ
174 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 13:42:25.63 ID:YqHYA9oy0
hoshu
175 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 14:27:34.63 ID:mBXu9wR7O
ほす
176 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 14:32:52.72 ID:NstHYyusO
星
177 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 15:32:29.71 ID:vpedjvn0O
出先で保守
1テスト頑張れよ〜
178 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 16:27:23.26 ID:nTM1GSKk0
保守
179 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 16:36:31.31 ID:La6cfCMb0
180 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 17:29:46.21 ID:WUsi3KaA0
ほつ
181 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 18:26:37.19 ID:iLJZx5mS0
182 :
1:2007/01/26(金) 18:33:17.97 ID:M/E2QoAW0
今テスト終わって帰宅しました
今からすぐ書き始めますんでもうちょっとお待ちを!
183 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 18:36:56.89 ID:LU04dmXD0
キター
184 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 18:40:27.55 ID:HYHSKCNj0
これ映画化してくれないかな
もちろん大山のぶ代で
185 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 18:44:28.86 ID:iLJZx5mS0
無理ならくりかんで我慢する
186 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 18:44:45.91 ID:4aWUUQ8H0
わさびでいいよ
187 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 18:44:49.46 ID:iLJZx5mS0
の〜びたく〜ん
188 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 18:51:00.88 ID:WUsi3KaA0
ドラえもん = のぶよ
どらえもん = わさび
189 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 19:10:07.30 ID:4aWUUQ8H0
0.93秒キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
190 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 19:28:41.95 ID:t6RvojWmO
wktkwktk
191 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 19:29:12.28 ID:mBXu9wR7O
192 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 20:00:05.53 ID:Y5z472zBO
ど
193 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 20:20:04.20 ID:g1QM+9WqO
ざ
194 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 20:21:07.39 ID:Yg9MQ/Jl0
え
195 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 20:21:13.69 ID:FvKph3Av0
さっきの1って……本物か?
トリ付けてないから偽者かも知れんぞ。
196 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 20:23:45.47 ID:mBXu9wR7O
197 :
1:2007/01/26(金) 20:35:32.41 ID:pvWBW1ZD0
>>195 一応本物ですよwww今度からトリ付けましょうか?
書き溜めてきたんで投下します
198 :
1:2007/01/26(金) 20:38:01.87 ID:pvWBW1ZD0
ゴン「アンレマー!!精霊大王ナンツッテ、ゴ大層ナ名前ダナヤ」
ゴンスケは元々丸い目を丸くパチクリさせて叫んだ
ドラ「あいつに頼むのだけはこっちから勘弁だ!!
ぼくらはあいつに酷い目に合わされたんだ」
ギガゾンビとは元々、まだぼくが居候してた頃に行った7万年前の日本で
クラヤミ族っていう奴らと一緒に日本人の祖となる人たちを支配して
日本を古代から支配しようとしていた時間犯罪者だ。
奴ら相手にぼくらは果敢に立ち向かったわけだがあいつはTPに逮捕されて
今はこの刑務所の中というわけだ
彼がここにいることは知っていたがなるべく避けてきていた。
彼も多分ぼくがここにいることを知っているだろう
199 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 20:38:12.94 ID:mBXu9wR7O
200 :
1:2007/01/26(金) 20:39:54.08 ID:pvWBW1ZD0
ゴン「駄目ダヨー!!!ギガちゃんノ助ケ借リナキャTPの制服
手二入レルコトハ絶対出来ネエ!!
オマエココカラ逃ゲタクネエノカ??」
ドラ「うっ!それは・・・・・」
ぼくがなんとしてでもここから逃げ出したいのは本当だった。
みんなに危険が迫っているような嫌な予感がしてしょうがないからだ。
ゴン「ジャー、四の五の言ッテランネエダロウガ!!
分カッタラ、ハシレエー!!」
彼の刑務所中に響き渡るような叫び声でぼくは思わず言われるまま
奴らの集まっている所へ走って行ってしまった。
201 :
1:2007/01/26(金) 20:41:21.67 ID:pvWBW1ZD0
手下「なんだあー!!??おめえらはよ?ポンコツロボットどもが
ギガゾンビ様に何か用あるってえのか?」
突然輪に交じった二人の見知らぬロボットに彼の取り巻きが凄んできた
ゴン「オウ!!オラはオメエ二用ナンカネエだ!!
後の精霊王サンヲ、出シテモラオウカ!!」
ゴンスケもたいした者でそんなものでは怯むわけもなくに逆に彼らに凄んだ。
手下「何だとう!やるってのか!!」
ゴン「オウ!上等ダベ!!ヤッテヤルワイナ!!!」
「ベーズ!無駄なケンカを吹っ掛けるな!
おしおきされたいのか!!!!」
中心にいた男が凄むと手下は手を下げ
すっかり塩らしくなってしまった。
202 :
1:2007/01/26(金) 20:43:18.42 ID:pvWBW1ZD0
「ケンカはよくない、そうだろ???ドラゾンビよ・・・」
冷静でいてそれでいて残酷な声の彼はぼくに語りかけるように
話しかけてきた。彼が精霊大王 ギガゾンビだ。
今はあの恐ろしい仮面も付けているわけでもなく、素顔を
曝け出している、年老いた老人だがその風格は言葉では言い様もない
独特の凄みがあった。
ドラ「ぼくはあんたのことまだ許したわけじゃないんだからな!!
古代の日本を支配しようとしたことは一生かけて償わなってもらう!」
そういうや否や彼は笑いをこらえ切れないと言った様子の声を出した
ギガ「ふっふっふっwwwwアハハハハハ!!!!
一生かけて償うだと??我輩は我輩の信じることをしたまでのことだ
償うつもりなどこれっぽっちもないよ!!!
それに・・・・」
ドラ「それに何だ!!!」
203 :
1:2007/01/26(金) 20:45:42.97 ID:pvWBW1ZD0
ギガ「貴様もこの時空刑務所に今入っているではないか!!!
人に偉そうなことを言える身分ではなかろうが!!」
ドラ「うっ!!!それは・・・・」
それを言われると何も返す言葉がなかった、偉そうなことを言っていても
今はギガゾンビと同じ刑に服すの身のものだからだ。
ギガ「ハハハハハwwwwどうだ言い返すこともできんだろう!!
我輩の計画を邪魔した罰だ!!」
ゴン「今ハソンナコト話シテル場合ジャネエダ!!
オラタチハオメエさん二交渉二来タダ!!」
ゴンスケが彼にも怯まず食ってかかった。
ギガ「ほう?一体何の交渉にきた?我輩の手下にでもなりに来たかね??
ワッハッハッハッ!!!」
ドラ「誰がお前の手下なんかになるか!!馬鹿にするんじゃないっ!」
ゴン「待ツダ!!オメエココカラ逃げ出しテエンダロ?
ダッタラ、、ココは我慢シルダヨ!!」
ゴンスケらしくもない冷静な言葉にぼくは我に帰った
今の状況で逃げる手段を持っているのは残念ながら彼しかいない・・・・
204 :
1:2007/01/26(金) 20:48:34.02 ID:pvWBW1ZD0
ドラ「お前に頼みがある・・・TPの制服を手に入れたいんだ・・・」
ギガ「TPの制服?何でそんなものが欲しいんだ??」
ドラ「ここから逃げ出すためだ・・・」
ギガ「ここから逃げ出すため??
フフフフ、フフフハハハッ!!!それは無理な提案だwww
第1、我輩はお前たちを助けてやる道理はない!
第2、我輩は貴様を恨んでいる!
そして最後が一番重要だ。
この刑務所から一度もここから逃げ遂せた奴はいない!!
巨大な門の先には、海しかなくそこから逃げ遂せても大陸には
荒れ果てた大地しかない
どこに行っても地獄の監獄、アバズレ刑務所だからだ!!」
ゴン「オイ!!ギガちゃんヨウ!ソリャネエダヨ・・・・・」
ギガゾンビに頼んでも聞き入れてくれる訳もないことは
分かっていたことだが実際に言われてみると空しいものもあった。
205 :
1:2007/01/26(金) 20:50:31.12 ID:pvWBW1ZD0
ドラ「そんなこと分かってる。
でも今回だけは絶対に逃げ出さなくちゃならない
・・・みんなに危険が迫ってるんだ・・・」
ギガ「みんな??もしかしてあの時我輩の手を
煩わせた子供たちのことか?」
ドラ「そうだ・・・・」
ギガ「ワッハッハッ!!!いい気味だ
そんな奴らどうにでもなってしまえばいい!」
ドラ「無理なのは分かってる!!
だけどそれを承知でお前に頼んだんだ!!
お前にだっているだろ?大切な人が!!」
ギガ「大切な人・・・・・我輩にはそんなものはない・・・」
そういった彼の顔には何か引っかかるような物があるかのように見えた。
206 :
1:2007/01/26(金) 20:51:59.25 ID:pvWBW1ZD0
ギガ「我輩は精霊大王ギガゾンビだぞ?
そんなものがいるわけがなかろうが!
分かったならさっさとどこかに行ってしまえ・・・」
ゴン「オウ?コッチガ下手に出テリャ付ケヤガリヤガッテ!
ギガちゃんヨウ!!オラ達の言うコト聞イテモラオウカ!!」
ギガゾンビの態度にいい加減腹を立てたのかゴンスケはカンフーポーズを
見せ彼に殴りかかろうとした
手下「てめえ!ギガゾンビ様にケンカ売る気だな許せねえだ!!」
取り巻きどもがゴンスケの周りにぞろぞろと集まってきた
ゴン「オウ!ドンドンカカッテ来い!!オラ一発でノシテヤルダヨ!!」
ゴンスケは手下数人に数発キックを食らわし
取り巻きもゴンスケに襲い掛かり
グラウンドはにわかに騒がしくなってきた
207 :
1:2007/01/26(金) 20:54:46.10 ID:pvWBW1ZD0
ドラ「ゴンスケ!!ケンカはよくないっ!!」
看守「コラー!!そこの奴ら何やっとる!!!」
騒動に気付いた看守が数人こちらにやって来た。
ゴン「ウルセエダ!!オ前ラハダマッテルダ!!」
手下「黙ってろ!!」
それでも凄む彼らに看守は腹を立てたのか腰にぶら下げていた
催涙ガスを連中に撒き散らした
ドラ「ちょっと・・・・ぼくも巻き添えに・・・・」
ぼくはそう言い掛ける前に、その場に突っ伏して眠りについてしまった・・・
208 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 20:55:52.38 ID:Vxmz4kRi0
待ってました!
催涙ガスなのに眠るのかよー
209 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 20:58:29.68 ID:mBXu9wR7O
わくわくてかてか
210 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 21:03:58.86 ID:mBXu9wR7O
あれ?とまった?
211 :
1:2007/01/26(金) 21:04:45.60 ID:pvWBW1ZD0
ドラ「ハッ!!!ゴンスケ止めるんだ!!!」
意識が戻るとそこはもう牢屋の中であった・・・
横でゴンスケがすまなそうな顔でそれを眺めていた。
ゴン「スマナカッタダナー、オラのセイデ話ガオジャンにナッチマッタダ
本当二スマナカッタダ・・・・・」
珍しく素直に謝るゴンスケにぼくは他の手を考えようと言い掛けた
とそこに看守がやって来た。どうやら昼飯の時間らしい
ガヤガヤとした囚人たちの声が聞こえる。
ぼくたちはさっきの一件で囚人全員から白い目で見られていた。
囚人たちのリーダー、ギガゾンビに刃向かったのだから当然のことだ
ギガ「おい、さっきのことで話がある・・・」
ギガゾンビがその注目の中、ぼくに話しかけてきた。
今回は何故かいつもの取り巻きどももいなかった。
212 :
さ算のトリビア:2007/01/26(金) 21:05:19.29 ID:aP5976qM0
なるほどー
213 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 21:14:01.45 ID:t6RvojWmO
おもすれー
214 :
1:2007/01/26(金) 21:15:03.09 ID:pvWBW1ZD0
ドラ「一体何の用だ!さっきのことならもういい
放っておいてくれ!!」
ギガ「いや、お前たちの提案を呑んでやってもいい
その代わり私も脱獄メンバーの中に入れろ!」
ドラ「仲間に入れろだって??
そんなこと聞けるか!君は犯罪者なんだぞ!!」
ゴン「マアマア、マズハ、ギガちゃんの話ヲ聞イテ見ルダヨ!!」
提案に憤慨したぼくをゴンスケが猛獣でもなだめる様に抑えた。
ギガ「ドラゾンビ、ちょっと着いて来い・・・・」
そう彼は言うとフイっと食堂を出て行った。
看守も彼の自由行動には手が出せないらしい
そしてぼくらは人気のないトイレに行った
215 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 21:16:22.49 ID:jaJU7IOs0
アッー
216 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 21:16:56.99 ID:pAvCPedS0
映画化決定
217 :
1:2007/01/26(金) 21:23:40.24 ID:pvWBW1ZD0
ドラ「な・なにをする気だ。もしかして君はウホッなのか??
そんな趣味があったなんて・・・」
ギガ「違うわッ!!我輩は阿部さんじゃない!
さっきのことで話があるだけだ・・・」
ドラ「仲間に入れろと・・?
どうしてお前もここから逃げ出したいんだ?」
そう聞くぼくに彼は何故か憂いのある顔を見せた
ギガ「さっき言ってただろ?お前にも大事な人がいないか?
って、我輩にもいるんだ・・・いやかつていたと
言うべきかな・・・」
ドラ「その大事な人ってのは?」
ギガ「我輩の一人娘だ・・」
ドラ「娘・・・??君娘がいたのか?」
ギガ「ああ・・・」
そう言う彼にさっきまでの威厳はこれっぽっちもない
一人の哀れな老人に見えた。
218 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 21:37:04.08 ID:fvtlJeHT0
つC
219 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 21:38:06.28 ID:1QBcWVTR0
正直「安部さん」とか出てこないで良かった。
純粋にドラえもんを楽しみたかったが……wktk。
220 :
1:2007/01/26(金) 21:40:19.51 ID:pvWBW1ZD0
ギガ「我輩にも一人娘がいる・・・テラという・・・
別れた妻との間にできた子だ。
赤ん坊の頃以来会ったことはないがな・・・
こんな我輩の所にも時空郵便で手紙を送ってくれる様な
優しい子だ。その子が今度結婚するらしいんだ・・・
招待状を送ってきた・・・出られるはずもないのにな・・・」
ドラ「・・・・・」
そういう彼の顔は恐ろしい犯罪者の顔ではなく親の顔に戻っていた
ドラ「それでここから出たいというわけか・・・」
ギガ「そうだ・・・私は面会謝絶の懲役7万年だからな
一生ここから出られることはない
今更会って父親面するつもりはない
二人の様子を遠くから眺めているだけでいいんだ・・・」
ドラ「・・・それからどうする??」
ギガ「素直に自首する・・・それが我輩に課せられた罪だからな・・」
そう言う彼の言葉にはとても嘘をついているようには見えなかった
221 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 21:44:35.27 ID:mBXu9wR7O
ギガゾンビの娘、でデジャビュが起きた
ひょっとしてファミリーコンピューターのあのうわなにをするgjふじこ(
222 :
1:2007/01/26(金) 21:49:26.44 ID:pvWBW1ZD0
ギガ「そういうわけだ・・・私もその仲間に入れてくれるか?」
ドラ「ぼくはみんなを苦しめた犯罪者のことなんて分からない・・・・」
ギガ「・・・・・」
ドラ「だけどその娘に会いたいという純粋な気持ちなら分かる・・・
お前は絶対許せない奴だ・・・だけど今回は仲間に入れてやる」
ぼくには見せないが下を向いて涙ぐんでいるようだった。
ドラ「仲間になったからにはTPの制服の手配、その他もろもろの
ことも手伝ってもらうことになるがいいか?」
ギガ「ああ、出来るだけ助けになろう。」
ドラ「君、制服を手に入れられるような心辺りはあるのか?」
ギガ「ああ、ある。一人こちらの助けになってくれる様な看守を知ってる」
ドラ「誰だ?そんな人この刑務所にいたか?」
223 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 21:53:43.10 ID:fvtlJeHT0
wktk
224 :
1:2007/01/26(金) 22:03:49.33 ID:pvWBW1ZD0
ギガ「ああ、いるんだそれが。そいつは今のTPに不満がある
奴の一人で私が言えば協力してくれる可能性がある」
ドラ「そうか、それは君に任せた」
ギガ「ところで制服を手に入れるのはいいが
どうやって牢屋から逃げ出すんだ?」
素朴な疑問を投げかける彼にぼくはニコニコしながら答えた
ドラ「これだよ、これ!!」ぼくは頭を指した
ギガ「頭??そんなものでどうするというんだ?
まさかそれで・・・・」
ドラ「そうこの頭で壁を打ち抜くの、この石頭でね」
ギガ「それはそれはwwww」
ぼくは笑う彼に証明するために便器に頭突きをした
便器は真っ二つに割れた
ギガ「・・・・・すごい石頭・・・」
そう関心する彼にぼくはこの脱獄の概要を教えた
牢屋の奥にはちょうど人が入れるくらいの排水溝が通っており
ぼくが毎日夜頭突きで穴を掘り進め、ギガゾンビの牢屋にも穴を開ける
そして牢屋から逃げ出し
制服を着たぼく達は、TP隊員が合流する地点に行きそこから
この刑務所をまんまと逃げ出すという作戦だ。
225 :
愛のVIP戦士:2007/01/26(金) 22:09:36.53 ID:NstHYyusO
ギガゾンビ=アブルッチ+ウェストモアランドかな??
226 :
1:2007/01/26(金) 22:11:08.41 ID:pvWBW1ZD0
ギガ「それで門から逃げ遂せても逃げる手段がなかろう
それはどうするんだ?」
ドラ「アッーー!そこまでは考えてなかった・・・・orz」
目をパチクリさせるぼくにギガゾンビは呆れた顔をしていた。
ギガ「まあいい・・・・そのことは後で考えておくことにしよう
で決行はいつにするんだ・・・??」
ドラ「ぼくの頭の具合にもよるけど・・・一週間後くらいかな??」
ギガ「一週間後だな
分かったその日まで我輩とお前は仲間というわけだな」
彼はぼくに手を差し伸べてきた。誓いの握手というやつだ
それからぼくたちは食堂に戻り、仲間という素振りも見せずに
やがて食事の時間終わった。
227 :
愛のVIP戦士:
緻密な策があると思いきや、頭突きWWWWWWW