広雪村に突如として出現した巨大テーマパーク、2ちゃんねる。
入場料は無料。だが2ちゃんねるのスタッフが客を楽しませることはない。
スタッフの代わりに入場者たちが広大な敷地を使い、アトラクションを作成する。
つまり、2ちゃんねるに人気が出るか出ないかは、完全に入場者の立てる
アトラクションのクオリティにかかっているのだ。
ブーンは、今日も2ちゃんねるの駐車場に車を滑り込ませた。
そして、2ちゃんねると書かれた大きなアーチの下にある頑強そうな門をくぐると、ニュー速VIP広場へと向かった。
ブーンは2ちゃんねるのニュー速VIP広場で、毎日アトラクションを立てている。
( ^ω^)ブーンが短編を書くようです
ブーンの立てたアトラクションでは、その名のとおり、自作の短編小説が公開されている。
人気は皆無。というより、閲覧者も皆無だが、それでも構わなかった。
2ちゃんねるが閉鎖されることになった。
その噂は、あっという間に村中に広まった。
2ちゃんねるのある広雪村は、山奥に閉ざされた辺鄙な場所だった。
人口は少なく、電気も満足に通っていない。
そんな村を救ってくれたのが、2ちゃんねるだ。
2ちゃんねるのおかげで村に人が集まり、村は活気を帯びた。
その2ちゃんねるが閉鎖されてしまう。
ブーンはこの村で生まれ育った。
そんなブーンにとって、2ちゃんねるは、創立者のひろゆきは神に等しい。
署名活動も行った。裁判所や県庁にもメールを送り、仕事をおろそかにしてまで撤廃反対にも力を入れた。
だが2ちゃんねるの閉鎖は時間の問題らしい。
ブーンは撤廃反対運動に見切りをつけ、閉鎖までのわずかな時間を使って、クオリティの高い
アトラクションを作成し続けることを誓った。
「( ^ω^)ブーンが短編を書くようです」がそうだ。
だが、そんなブーンの思いとは裏腹に、ブーンの立てたアトラクションに人気は出なかった。
ブーンはさっそくVIP事m……どうでもいい。
VIP広場には、無数のプレハブが建っている。
「SOS団が雛見沢に来たようです。アウアウ偏」といった意味不明の看板や、
「センター試験のために理系科目を鍛えるスレ」という文学系なアトラクションが存在している。
一通り回ってみた限りでは、どこのアトラクションも繁盛しているようだ。
ブーンは、自分の建てたプレハブの脇に設置されたダンボール机の前に腰掛けて、プレハブ内を見回した。
無人。思わず自嘲的な笑いがこみ上げてきた。
持ってきた小さなバッグには、折れ曲がった筆とルーズリーフが入っている。
それを机の上に並べながら、今日はどんな物語を書こうか頭を捻った。
( ^ω^)「前回はうんこに焦点を当てすぎたお。だから、今回は恋愛でいってみるかお」
-----------------------------------------------------------------
( ^ω^)ブーンは巻き込まれたようです
( ^ω^)「おっ、もうこんな時間だお」
狭い部屋の中央に設えられている時計を見て、ブーンは声を上げた。
時計の針は、すでに十時を三分過ぎていた。
(*゚ー゚)「え? 今日は何か予定が入っていたんですか?」
目の前の席から小柄な女性が顔を上げた。後輩のしぃだ。
( ^ω^)「いや予定は入ってないけどお、早く帰らないとツンが怒るんだお」
(*゚ー゚)「ああ、噂の恋人ですね。相変わらず尻に敷かれてるんですか?」
( ^ω^)「そんなことないお。それじゃ、お疲れ様だお」
慌しく鞄をつかんで、席を立つ。
背後から「お疲れ様です」という声が聞こえてきたが、聞き流して部屋を出た。
家までの長い坂を駆け上がりながら、先ほどのしぃとの会話を思い返す。
噂が出始めたのは、ブーンの付き合いの悪さからだろうか。
残業は九時まで。仕事が終わると、真っ直ぐ家に帰る。
飲みに誘われても付き合わない。忘年会や新年会ですら、ツンの許可がなければ顔を出さない。
断る理由は、「ツンが怒るから」だった。
坂を上りきり、路地を左折すると、貧相な三階建てのアパートが顔を見せる。
ブーンは息を弾ませ、汗だくになりながらアパートへと足を踏み入れた。
( ^ω^)「ハフハフ、ハフッ、フーフー」
扉の前で、深呼吸をした。木で作られた、少しでも風が吹くと壊れそうな扉。
そこにかかったセンスの良い表札。
「内藤ホライゾン(はーと)ツン」と可愛らしい字で書かれた表札をそっと撫でる。
思わず笑みが浮かんだ。
家に入れてもらえないかもしれない。そんな不安を打ち消すように、荒々しく扉を叩いた。
返事はない。聞こえないのかもしれないと思い、先ほどよりも強く叩く。返事はない。
( ^ω^)「やっぱり怒ってるのかお」
呟きながら、ノックを連打するが、まったく反応がない。
扉の横にあるトイレの窓から明かりが見えるので、ツンは帰っているはずだ。
ブーンは多少苛立ちながら、ノックを繰り返す。
ブーンの荒い息も多少は整ってきたが、ツンは顔を出さない。
一度ため息をつき、扉の前に腰掛けた。
思えば、ツンと付き合いだして、まだわずか三ヶ月しか経っていないことに驚いた。
たかが三ヶ月。出会いは偶然。ブーンがまだ営業をしていた頃、訪問した家がたまたまツンの家だった。
しつこく扉をノックするブーンに苛立ったツンが、物凄い形相で顔を出した。
ブーンは山奥で山姥にでも出会ったような顔で、ツンを見つめた。
それが二人の出会い。初対面の印象は、どちらも最悪だったのだろう。
( ^ω^)「それが今じゃ、社内でも熱々のカップルとして有名なんて、おかしな話だお」
社内でブーンは、「愛妻家」だとか「駄目亭主」などと呼ばれている。
冗談めかして、「奴隷」や「召使」と呼ばれることもある。
ブーンは笑いながら否定するが、実際はその通り、美人な恋人に束縛された不細工な男でしかない。
一度、ツンが手作り弁当を持ってきたことがあったが、その時の同僚の浮かれ方は異常だった。
普段は堅物無表情で通っている課長が、「ブーン君、君は面白い恋人を持っているね」
と顔を綻ばせたこともあった。
( ^ω^)「まあ幸せだから良いんだけどお。汗をかいたから風邪を引きそうだお。ツンもたいがい」
ξ゚听)ξ「たいがいなによ?」
静寂にこだまする冷たい声に、思わず背筋が凍る。
怯えて震えそうな声を引き締めながら、「た、ただいま」と返した。
しばらく無言が続いた後、ツンが思いっきり扉を開く。扉がブーンに当たって、ブーンは大袈裟に肩を跳ね上がらせた。
暗闇に浮かぶ美しい顔。小さな顔に、小柄な体、引き締まった口元、人を震え上がらせる釣りあがった目元。
( ^ω^)「たたただいま。ツン」
ξ゚听)ξ「どうしてこんな時間になったの?」
( ^ω^)「そ、それは、駄目な後輩に仕事を教えてたから……だお?」
心の中でしぃに謝りながら、そう言った。
別に殴られるわけではないが、ツンの怒りは激しい。
ちょっとしたことで沸点に達し、冷たい素振りを見せることが多々あった。
それに、と思う。ツンはうだつの上がらない、これといって取り柄のない男を愛してくれている。
そんなツンが傷つくのを見るのは苦手だった。
ξ゚听)ξ「ふうん。門限を忘れるほど熱心に教えてたんだ? その後輩って女でしょ? 違う?」
( ^ω^)「あうあう」
ξ゚听)ξ「やっぱりね。ブーンは女には甘いんだから」
再び沈黙が訪れる。この空気がブーンは苦手だった。
蛇ににらまれた蛙さながらに、小刻みに震えながら俯いた。
ξ゚听)ξ「まあ仕事のことだから、今日は許してあげる」
顔を上げた。ツンがぎこちない笑顔を向けていた。
ツンに続いて廊下に上がる。アパートは狭く、玄関から伸びる廊下はすぐにリビングに繋がっている。
その廊下の右側にトイレ、洗面所と続き、その反対側には小さなキッチンが設えられている。
敷地が狭い分、かなり無駄のないつくりなのだが、どうしても息苦しさを感じてしまう部屋だ。
リビングの右側にすぐ寝室がある。この寝室がツンの部屋になっていた。
あるのは化粧台と、小さな箪笥、回転する本棚、小さなテーブルとその上にノートパソコン。
押入れは壁に埋め込まれているが、テーブルを片付けないと布団が敷けない狭さだ。
牢屋より酷い部屋なのに、ツンは文句も言わずに暮らしてくれている。
ブーンがツンに頭の上がらない理由のひとつでもあった。
ξ゚听)ξ「ご飯ができてるわよ」
( ^ω^)「すぐ食べるお」
ξ゚听)ξ「その前にシャワーを浴びたほうが良いんじゃない?」
( ^ω^)「それもそうだお。汗をかいたしお」
ξ゚听)ξ「あ、洗濯機使ってた。やっぱりご飯にしてくれる?」
会社では同僚にからかわれ、家ではツンに振り回される日々。
( ^ω^)「うん。ご飯にするお」
ξ゚听)ξ「でもその前に、さっきの同僚の女性について教えなさい」
( ^ω^)「うへぇ、なかなか筆が進まないお」
はじめてとなる恋愛小説。もちろん何となく展開は考えてあったが、いざとなると、緊張するものである。
( ^ω^)「あまりにもgdgdだと、プレハブ内の人間を殺したくなるお。大量虐殺だお」
( ^ω^)「……逃げようか」
とも思ったが、2ちゃんねるは閉鎖寸前。
ここで逃げたら、うんこを漏らすほど緊張してしま……うんこ、そうか、僕にはうんこがあったじゃないか。
( ^ω^)「うんこ……これしかこのgdgdを解消する方法はないお」
ブーンは書き溜めた駄文の恋愛物を破り捨てると、新たなルーズリーフを取り出した。
( ^ω^)「教えろと言われてもお、普通の女性だお?」
ξ*゚д゚*)ξ「そんなわけないでしょ! ブーンは私を愛してる! これは本当よね?」
( ^ω^)「ほほ、本当だお。ツンが好きだお。会社にいても、ツンのことしか考えられないお」
ほほう、とツンが満足げに顔を上げた。
この顔は、何かとんでもないことを考えている時の顔だ。
そしてブーンの予感は当たり、ツンはとんでもないことを言い出した。
ξ゚听)ξ「なら、私のうんこを食べられるわよね?」
( ゚ω゚)
ξ゚听)ξ「あーら? どうしたのかしら? 愛しているなら、そんなのお手の物よね?
それとも愛してないのかなあ? 私のこと、愛してないのかしら?」
どうする、どうするよ俺?
食べる
逃げる
張り倒す
考えるまでもない。答えは決まっている。
ブーンは綺麗に盛り付けされたサラダの皿を手に取ると、中身を床に投げ捨てた。
( ^ω^)「う、うんこを出してくれお」
ツンは何度も満足げに頷き、そしてジーンズを下ろした。
ピンク。冷たいツンには黒が似合うと、ブーンはさり気なくプッシュしていたが、ツンはピンクを好んだ。
確かに可愛らしいピンクも似合っているが、黒のほうが良い。絶対良い。
ツンだって、ブーンがボクサーパンツを好むことを知っていながら、デパートへ行くと
毎回白のブリーフを買ってくるじゃないか。
不公平だ。もちろんそんなこと面と向かって言えない。
だから心で呟く。不公平だ。ツンも黒を吐け。黒じゃなきゃいやだ。
ツンがピンクのパンツを躊躇いもなく下ろす。
冷たい人形のような顔と、幼女体系に似合わない生い茂った陰毛が見えた。
まあそんなギャップも好きなんだが。
いや、そんな妄想は後にしろ! ツンは頭が狂っている。
いやいや、冗談だろう。まさかうんこを食べろなんて。
愛する者に対して、そんな失礼なことを言うわけない。
いや、言ったとしてもだ! まさか本当にうんこを食わせようとするわけない。
これは断言できる。冗談だ。ツンなりの、精一杯の愛情表現なんだ。
待て、何故机の上に上がる? 何故皿を引き寄せる? 何故うんこ座りをするんだ?
やめろ、冗談だろ? 俺の愛を試したんだろ? そうなんだろ? そうだと言ってくれ、ツン!
驚愕を顔に浮かべ自分を見つめるブーンを妖しく光る瞳で見つめ返しながら、ツンがゆっくりと腰を回した。
ストリッパーのように腰を艶かしく動かし、胸を下から持ち上げる。
つもりだったのだろうが、ツンは貧乳だ。洗濯板だ。胸なんてない。
ξ゚听)ξ「何か言った?」
何も言っておりません、と返したつもりだったが、ブーンの声は声帯で餅のように止まった。
下品な音。それが、鼓膜を刺激する。
鼻腔に忍び寄る悪臭、小柄なツンの体内から次々と吐き出される茶褐色の物体。
軟らかいようで硬く、硬いようでしなやかな物体。
それが蛇のようにとぐろを巻きながら、真っ白な皿の上に極彩色の模様を描いていく。
時が止まった。
ツンの笑顔が霞んでいく。ブーンは鼻をつまみ、耳を塞いだ。
時は止まらない。
あふれ出る物体、空気を侵す香り、こみ上げる涙と吐き気。
ブーンは意識が遠のくのを感じた。
15 :
閉鎖まであと 4日と 19時間:2007/01/19(金) 01:55:54.22 ID:SwCmqSXmO
事故解決します他
ξ゚听)ξ「行ってらっしゃい」
( ^ω^)「はいお、行ってくるお。今日は早く帰るからお」
ξ゚听)ξ「うん、待ってるから」
玄関先で軽く口付けをかわして、アパートを出る。
天気は上々、雲ひとつない晴天が広がっている。
ブーンは軽くスキップを踏みながら、長い下り坂を下りていく。
あれからブーンは、気を失ってしまった。
だから、家に戻ってからの記憶がいまひとつはっきりとしない。
ツンは怒っていたはずだ。それも、物凄く。
なのに、今朝のツンから怒りの波動は感じられなかった。
( ^ω^)「きっと昨日はセクロスして仲直りしたんだお」
思い出そうとすると何故かこみ上げる嘔吐感を頭の隅に追いやり、ブーンは会社への道のりを急いだ。
18 :
閉鎖まであと 4日と 18時間:2007/01/19(金) 02:03:22.38 ID:SwCmqSXmO
某スレがにぎわってるせいか少ないな人
支援
19 :
閉鎖まであと 4日と 18時間:2007/01/19(金) 02:05:18.17 ID:EzuSFpZKO
待ってたぜ!支援
つもりだった。しかしそんなブーンに魔の手が伸びようとしていたのだ。
('A`)「俺のツンを奪ったのは、あの男か」
電信柱の影からブーンを憎憎しげに見つめる二つの瞳。
その瞳の持ち主の体からは、怨念ともいえる、何とも奇妙な感情が渦を巻いていた。
男はそっと耳元に手を当てた。
聞こえてくるのは、ツンの鼻歌と掃除機の唸る音。
ツンは自分も仕事があるというのに、甲斐甲斐しく掃除をしているのだ。
ツン。二十三歳。O型。生物学的には雌。
B60、W48、H63。裏表の激しい性格。
自分の期待を裏切ったもの、自分の邪魔をするものには冷酷ともいえる仕打ちをするが、
逆に自分を癒してくれるもの、温かく包み込んでくれるものには過剰ともいえる愛情を示す。
地元の小学校と中学校を卒業後、私立の名門高校に入学、そこでかなりの才能を示す。
そして国立大学に入るが中退し、ブーンと出会い同棲をはじめる。
現在は週に三回出版社でアルバイトをしている。
21 :
閉鎖まであと 4日と 18時間:2007/01/19(金) 02:12:37.02 ID:SwCmqSXmO
支援
男は自分で調べ上げた情報を頭の中で繰り返しながら、ツンの鼻歌を聞いていた。
ブーンはすでに路地を曲がり、姿が見えない。
構わなかった。男の目的はブーンではない。
男は重そうなリュックを肩に担ぐと、ブーンとは反対の方向、アパートへと向かった。
某(アパート)がにぎわっているせいか(ブーンの住んでいるアパートは人が)少ないのだ。
誰にも見咎められることなく、「内藤ホライゾン(はーと)ツン」と書かれた表札の掲げられている
扉の前まで簡単に進入することができた。
後はネットで検索して手に入れたピッキングの技術を使えば、古臭いアパートの扉は簡単に開く。
『待ってたぜ! 支援。俺たちが進むのさ♪』
耳に挿したヘッドフォンからツンの鼻歌が流れてくる。
その鼻歌に、「待っててね」と返すと、男はそっと針金を鍵穴に差し込んだ。
上述の通り人気のないアパートだから、男はゆっくりとピッキングができた。
やがて回る音に続き、鍵が開く。
男は左右を物凄い速さで確認すると、そっと体を滑り込ませた。
内装はすでに男の頭に入っている。
貧相なつくりだ。いかにも家賃の安そうな広さ。男は足音を忍ばせながら、洗面所の扉を開けた。
入って右側に洗面台、左側は浴槽へと繋がる扉。
洗面台の横には、洗濯機が設置されている。
当然それも男の頭には入っている。
そしてツンが九時になると、洗濯をはじめるということも。
男は時計に目を落とす。八時半。あと三十分。
('A`)「ふひひ、待っててね、ツンちゃん。僕が君を助け出してあげるから」
不気味に呟くと、男は浴槽へと続く扉を開けた。
24 :
閉鎖まであと 4日と 18時間:2007/01/19(金) 02:24:25.51 ID:SwCmqSXmO
きめぇwwww
けどオッキするお
『支援GO支援』
ξ゚听)ξ「支援GO支援」
ヘッドフォンから流れる音声と、近くから聞こえる声が被った。
そう、ツンが洗濯をはじめるのだ。
ブーンとか言う男の黄ばんだブリーフを手で触り、洗濯機に放り込む。
そして、ツンのピンク色のパンツを一緒に洗うのだ。
('A`)「許せん、これは許せんぞ」
まだ早い。本当なら、洗濯機を操作しているツンを背後から縛り上げるつもりだった。
それなのに、男は浴室から飛び出すことができないでいる。
何故だ。男は自問した。そして自答した。
('A`)「俺は童貞だ。一回シコっておく必要がある」
挿入したはいいが、すぐに出してしまってはもったいない。
できるだけ長く楽しむためには、抜いておく必要がある。
男はツンの足音が遠ざかるとすぐに洗濯機の蓋を開けた。
洗濯機の回転が止まる。泡に塗れたピンクが視界全体に飛び込んだ。
男が手を伸ばそうとした瞬間、洗濯機が警戒音を鳴らした。
26 :
閉鎖まであと 4日と 18時間:2007/01/19(金) 02:28:17.86 ID:SwCmqSXmO
支援ww
オッキな展開にならない…………
てか作者と2人っきり……?
ξ゚听)ξ「なになに、どうしたってのよ」
ツンが洗面所に飛び込んでくる。
音が鳴ったのは洗濯機からだろう。
そう考えての行動だったが、洗濯機は何事もなかったかのように稼動している。
ξ゚听)ξ「変だな、蓋はしっかりしまってるし。聞き間違えかなあ」
('A`)(聞き間違えなんかじゃないさ。僕が開けたんだからね)
男は洗面所を出て行くツンを見送りながら、そうひとりごちた。
それにしても、とさらに思う。
監視カメラから送られてくるツンの映像を見て、ツンのスタイルの素晴らしさは身に染みてわかってはいたが、
いま見たツンの後姿は素晴らしい。美しい。
まるで女神だ。
すらりとした体、ジーンズの上からでもわかる引き締まったお尻、長い足。
そのどれもが、監視カメラの映像異常に素晴らしい。
男の分身は、すでに天井を貫かんとそそり勃っていた。
男は欲望に突き動かされるまま、浴室の扉から飛び出した。
29 :
閉鎖まであと 4日と 18時間:2007/01/19(金) 02:34:53.54 ID:EzuSFpZKO
支援
洗面所のノブに当てた手を止める。
ツンの足音が近づいてくる。リビングを通り抜け、廊下へと足を踏み出す音が聞こえる。
男はあせった。力なら負けないはずだが、ツンを傷つけてしまっては元も子もない。
そのためにわざわざクロロホルムを用意してきたのだ。
('A`)(くそ、どんどん近づいてきやがる。やはり力ずくでやるしかないのか?)
廊下を歩く音が近づいてくる。
('A`)(開けた瞬間に殴るか? 駄目だ。ならどうする。クロロホルムを湿らせたハンカチを突き出すか?
いや、そんなことをしてツンが眠らなかったら、叫ばれてしまう。どうする、どうするよ俺?)
そんな男の心配をよそに、ツンの足音は洗面所の扉を通り過ぎて玄関まで進んだ。
ツンはそのまま玄関を開け、外へ出て行った。
オッキな展開を期待しつつ俺の子供たちも玄関から出ていってしまった
男は極度の緊張から床にへたり込んだ。
心臓が、関東大震災の地面の揺れのように激しく鼓動している。
体中から、土石流のように汗が噴出している。
('A`)「くそ、あせらせやがって」
男は洗面所から飛び出して、玄関に耳をつけた。
ツンの足音は遠ざかっていく。今日は仕事の日ではなかったから、近くのコンビニにでもいくのだろう。
コンビニまで歩いて十分。ツンのコンビニでの買い物時間は平均して三十分。
('A`)「つまり、これで時間に余裕ができたってわけだ」
男は早速洗濯機の蓋を開けると、ツンのピンク色の下着を取り出した。
洗剤がこびりついているので、水で何度も洗う。
('A`)「ちくしょう、もう少し早くパンツちゃんを救い出せたら、ツンちゃんの匂いが嗅げたのに」
男はパンツとちんこを握り締めたまま、浴槽の角に何度も頭をぶつけた。
作者頑張れ
もう一人のロムの人もガンガレ
俺寝る
擦る、擦る、猛り狂った愚息を擦る、力いっぱい擦る。
嗅ぐ、嗅ぐ、濡れて水の滴っている下着を、鼻に密着させて嗅ぐ。
愚息は、長さも太さもコンビニに売っている剃刀並みだ。
だが硬度はアスファルトにも匹敵する。
実際男は、アスファルトで愚息を擦ったことがある。
ついでに乳首も擦ったことがある。
快感だ。非常に強い快感を、その時に得た。
しかし、いまの快感はその時の比ではない。
鼻腔を突き上げる洗剤の匂い、脳みそを支配する、監視カメラから見たツンの裸体、
漲る愚息、背筋を駆け上がる快感、視線が狭まる、心臓が弾む、全身から汗が噴出す。
男の愚息が痙攣をはじめた。
駆け上がる精液が、尿道を刺激する。睾丸が収縮する。
男は大量の精液を壁にぶちまけていた。
男は立て続けに三回射精すると、満足げに下着をリュックにしまった。
そして浴室に倒れこんで、息を整えはじめた。
('A`)「ふう、ふう、ふう」
頭が痛む。出しすぎたか。
しかし男の愚息はまだ固いままだ。
そして男の性欲もまだ満たされていない。
男は億劫そうに体を持ち上げた。
よくよく考えてみれば、いまは絶好のチャンスだ。
誰もいない部屋、ツンはまだコンビニ、つまり漁れる。
使用済みでないのがつらいが、ツンの引き出しを思う存分漁れる。
監視カメラの角度も直せる。
先ほどまでの疲労はどこへやら、男は素早い身のこなしで、浴槽を出た。
リビングの扉を開く。
前回ここに入ったのは、三日前だ。
男は懐かしさに胸を打たれた。
('A`)「さて、ツンちゃんの部屋はこの横だったな。それにしても、この匂いはなんだ?」
匂いは、部屋を充満している。
ブーンの脱ぎ捨てた靴下の匂いかと思ったが、そうではないらしい。
男は床に座って片膝を立てると、忍者のような格好を取りながら室内を見回す。
('A`)「俺の鼻は誤魔化せないぜ。そこだ」
昨日見たアクション映画のセリフを口にしながら、"そこ"に近づいた。
そこ、テーブル、テーブルの上には、朝食の残りがそのまま置かれている。
('A`)「あの律儀なツンちゃんが食器を片付けなかったなんて。
いや、もしかしてまだ食べかけか?」
男の愚息が固さを増す。僕は何て幸運なんだと、笑みがこぼれた。
ツンの使用済み食器。箸、スプーン、皿。
それらはまだ男のコレクションに加わっていない物ばかりだ。
男は満面の笑みを浮かべながら、テーブルに近づいた。
('A`)「カレーか?」
テーブルの上にある真っ白な皿には、茶褐色の物体が盛られている。
カレーだろうか。いや、カレーならばご飯の上にかけるはずだ。
それなのに、ご飯は乗っていない。
('A`)「な、なんだこれは……」
鼻を近づけ、顔を顰める。強烈な臭いに、目頭から涙が零れた。
('A`)「う、うんこかよ」
男は拍子抜けしたといった体で、テーブルから離れ――たわけがない。
男の脳みそはいま、物凄い速さで回転している。
昨夜は、監視カメラの映像を見ていない。
だが明け方から移動を開始するまで、片時もはなさずモニターにしがみついていた。
そこから導き出された結論。
ブーンはうんこをしていない。
('A`)「ははっ、ははは」
男はこみ上げる笑いを抑えることができなかった。
それどころか、笑いは益々音量を上げ、口から漏れ出してくる。
('A`)「そうか、俺は、とんでもないものを発見してしまったらしい」
ツンのうんこ、排泄物。それは、男がどうやっても手に入れることのできなかった、秘宝だ。
当然だ。
ツンのうんこを手中に収めるには、ツンが排泄するのを見守り、それをツンが流してしまう前に
回収するより方法がないのだから。
('A`)「これぞ、我が生涯の宝にふさわしい……だが」
だが。その前に、ツンと一体になる必要がある。
深夜のVIP広場に、大きな物音が響き渡った。
音の元はブーンのプレハブ。プレハブ内は無人。だがそんなことは気にならない。
ブーンは閲覧者がいないことに怒っているのではなく、自分の浅はかさと、技量の小ささに怒りを覚えているのだ。
そう、ブーンの書く短編には、スカトロシーンが必ず出てくる。
ブーン自身がスカトロにひどい興味を抱いている以上、それは仕方のないことなのだろうが、
それにしても酷すぎる。スカトロ作家と呼ばれてもおかしくないほどの使用頻度なのだ。
( ^ω^)「くそっ、くそっ、糞……くそ? ふざけるなお! 糞じゃなくてくそだお!」
筆を奥歯で噛みしめ、頭を前後に激しく振る。
スカトロ、スカトロ、スカトロ、スカトロ、スカトロ、スカトロ。
スカトロだらけだ、うんこだらけだ、だが何故だ? この満足感はなんだ?
何故僕は満足しているのだ、うんこが好きだからか?
( ^ω^)「むぐう、どうすればまともな話が書けるようになるんだお」
目を瞑っても、頭を振っても、頭の中にスカトロの四文字が浮かぶ。
ブーンは唸った。考えた。そして、悟った。
( ^ω^)「別にいいじゃないかお。スカトロ万歳だお」
40 :
閉鎖まであと 4日と 17時間:2007/01/19(金) 03:18:15.83 ID:EzuSFpZKO
本当、スカトロ好きだなwwwwwwwwwwwwwwww
ドクオは皿を持ち上げて、目の前に掲げた。
唾を飲み込む。
これはツンのうんこだ。つまり、秘宝だ、尊き物だ。
('A`)「神よ、私にこれほどの宝を授けて下さり、真にありがとうございます」
訳のわからない口上を述べながら、皿をゆっくりと自分に近づける。
激しい恍惚に包まれた男にとっては、排泄物の悪臭も芳しい。
('A`)「頂きます」
男は口を大きく開いた。皿を傾けた。
男が救急車を呼ぶのは、そのわずか五分後のことである。
----------------------------
( ^ω^)「よし、これでこそ僕だお」
42 :
閉鎖まであと 4日と 17時間:2007/01/19(金) 03:22:10.47 ID:IxK8L8g70
テラスカトロジーwwwwwwwwwwwwwwwww
43 :
閉鎖まであと 4日と 17時間:2007/01/19(金) 03:23:29.23 ID:EzuSFpZKO
ちょwwwwwwwwバロスwwwwwwww
短編を書き終えてご満悦なブーンの耳に飛び込んできた言葉は、ブーンの恍惚を一瞬で消し去った。
「本当、スカトロ好きだなwwwwwwwwwwwwwwww」
思わず声のしたほうに首をめぐらす。
目の前に、男の嘲笑を貼り付けた顔があった。
少し前から男の存在には気づいていたが、ブーンは黙って作品を続けていた。
男が時々背後で「支援」だとか「待ってたぜ!」とか呟く声は聞こえていたが、無視していた。
だが今度ばかりは許せない。
僕がスカトロ好きだと?
こう見えても、僕は本屋で働いていた。アダルトと一般書籍の両方を扱う店だ。
そこは非常に居心地が良かったが、毎日毎日運び込まれてくるスカトロAVに
嫌気が差して仕事を辞めたほど、スカトロが大嫌いなのだ。
そんな僕に向かってスカトロ好きだと?
いいだろう、見せてやろう僕の本当の力を。
ブーンは男を睨みつけながら、新たなルーズリーフを取り出した。
45 :
閉鎖まであと 4日と 17時間:2007/01/19(金) 03:27:27.44 ID:s0nvFaLU0
>>41 もともと雑菌まみれのう○こに時間がたてば
確実に腐ってやばいことになるだろうな・・・
そのまえにからだが受け付けないだろうけど
生々しく想像してしまった俺食事中オワタ
静かな山、木々の生い茂る、自然豊かな山。
あなたはその山を知っているだろうか?
もし知っているならば、この名前も聞いたことがあるだろう。
風の子ブーン。
( ^ω^)ブーンは閉じ込められたようです
あらすじ
人気のない山奥に、その男はいた。
山道を歩く者なら、幼い子供だろうと年老いた婆だろうと構わない。
尻の毛まで盗んでいく。
その名も、ひと呼んで風の子ブーン。
いつもどおり、彼は獣道の隅にある大木の幹に登った。
通りがかる人を襲うためである。
今日も風はない。順調に盗みができるはずであった。
そう、できるはずだったのだ。
全身が痛い。首を巡らすと、肩や胸や腕に青い痣が見えた。
そして、全身を覆う生々しい荒縄の感触。
ブーンは体に貼り付けた視線を周囲に向けた。
三方をむき出しの岩に囲まれている。
目の前には、錆びてはいるが頑丈そうな鉄格子がはまっている。
牢獄だ。水の滴る、湿気の多い牢獄に、ブーンは拘束されたまま倒れている。
何故こんなところに閉じ込められているのだろうか。
ブーンは痛む頭をフル回転させた。
徐々によみがえる記憶の波。
風のない快晴、右脛は木の感触、そうだ、僕は木の幹の上にいたのだ。
目の前は平坦な獣道。その先にはやはり木々が生い茂っているが、獣道は左も右もかなり遠くまで見渡せる。
獲物は少ない。
二日で一人通れば良いほうだ。
だがこんな山奥に住んでいるから、そんなわずかな稼ぎでも十分暮らしていける。
昨日は誰も通らなかった。一昨日も人を見ていない。
今日は人が通る。ブーンは確信していた。
48 :
閉鎖まであと 4日と 17時間:2007/01/19(金) 03:41:19.78 ID:IxK8L8g70
何時間待っただろうか。
幹に当たっている脛が鈍い痛みを発しだし、体中が同じ姿勢をとり続けていたために酷く凝っている。
首に痛みを感じ、そっと首を回そうと傾げた瞬間――三つの黒い影が見えた。
ブーンは首の動きを止めたまま、そちらを凝視する。
影はゆっくりと獣道を進んでいる。その影を、ブーンの南米の民族のような高い視力が見つめた。
女。三人の女。
右の女は一番背が高く、髪を胸の辺りまで伸ばしている。
真ん中の女は小柄な体をしており、短い髪の毛をツンツンに立てている。目がまん丸で可愛らしい。
左の女は痩身だが、意思の強さを感じさせる鋭い目つきが印象的だ。
ブーンは心が躍るのを感じた。
女、それも三人。皆美しい。ブーンの好みと一致している。
入る物品も三倍、抱ける女も三倍。
心が躍り、思わず鼻歌を口ずさみそうになった。
50 :
閉鎖まであと 4日と 17時間:2007/01/19(金) 03:50:32.51 ID:s0nvFaLU0
>>48 俺が覗きにきたのが悪いんだ・・・
朝食というか夜食? もうそろそろ出る準備しなくちゃ・・・
しかし作者普通にうまいな・・
wktk
だから、今頃はブーンの小屋で、三人の女を相手に大乱交スマッシュブラザーズをプレイしているはずだった。
それなのに、ブーンは全身を縛られて固い岩の上に寝かされている。
一体何が起こったのか、思い出せない。
三人の女に飛びかかった所までは覚えている。
その後……問題はその後なのだ。その後何が起こったのか。
(*゚ー゚)「教えてあげよっか?」
ふいに思考の中に声が飛び込んできて、ブーンは顔を上げた。
錆びの浮いた鉄格子の向こう側に、小柄な女が立っている。
( ^ω^)「いま何て言ったお?」
(*゚ー゚)「教えて欲しい、って言ったの。あなた、どうして閉じ込められているのかわからないんでしょ?」
小柄な女は、はじけるような笑顔を振りまきながら小首を傾げた。
動作や顔だけ見れば、可愛らしい少女を思わせる出で立ちをしているが、
身にまとった雰囲気は、ブーンにどこか異質なものを感じさせた。
( ^ω^)「そうだお、どうして俺はこんなところに閉じ込められているんだお?」
(*゚ー゚)「えっとね、あなたは私たちの獲物なの」
獲物? どういうことだ。と言うか、いま何時だ。窓がないから、時刻がわからない。
(*゚ー゚)「私たちは獲物を探しに行くところだったの。山を越えてね。
ラッキーだったよ。あんな山奥で、獲物を見つけられるなんて」
( ^ω^)「なっ」
思わず絶句した。獲物、俺が? 逆だろう。獲物はお前たちだ。
いや、問題はそんなところじゃない。問題は、俺がここにこうして捕まっているという事実だ。
俺は風の子ブーンと呼ばれ、山を越える旅人たちに恐れられている山賊だ。
その身のこなしはまるで風のよう、一瞬のうちに旅人を襲い、金品を巻き上げる。女は攫う。
(*゚ー゚)「ついてなかったね。私たちを襲うなんてさ」
その幼女は、妖しげに頬を弛ませた。
ブーンは、露出した肌が泡立つのを感じた。
ブーンは首を回しながら、タバコのパッケージに手を伸ばした。
( ^ω^)「おっ?」
軽い。当然だ。小説を書いている無意識のうちに、タバコを吸い切っていたらしい。
( ^ω^)「確かVIP広場の入り口に販売機があったお」
ブーンは後ろで空になった弁当の容器を片付けている男を蹴飛ばすと、タバコを買いにプレハブを出た。
寒い。それはそうだ。季節は真冬。さらに山奥の辺鄙な村。
外は身を切るような風が吹き荒んでいた。
プレハブを飛び出したブーンは、寒さに震えながら自動販売機へと走った。
そこで気がついた。財布に金が入っていないということを。
失意のままにプレハブへと戻ろうとしたブーンは、見てはいけないものを見てしまった。
ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた
ウホッ!いい男…
そう思っていると突然その男は僕の見ている目の前でツナギのホックをはずしはじめたのだ…!
「やらないか」
そういえばこの公園はハッテン場のトイレがあることで有名なところだった
イイ男に弱い僕は誘われるままホイホイとトイレについて行っちゃったのだ
彼――ちょっとワルっぽい自動車整備工で阿部高和と名乗った
「よかったのかホイホイついてきて 俺はノンケだってかまわないで食っちまう人間なんだぜ」
「こんなこと初めてだけどいいんです… 僕…阿部さんみたいな人好きですから…」
「うれしいこと言ってくれるじゃないの それじゃあとことんよろこばせてやるからな」
こんなわけで、ブーンがプレハブへと戻った時には顔が上気していたのである。
55 :
閉鎖まであと 4日と 16時間:2007/01/19(金) 04:16:17.18 ID:s0nvFaLU0
スカトロの次はガチホモですかwwww
紆余曲折あったが、無事に話は短編へと戻る。
無邪気に笑いかけている幼女の後ろで、物音がした。
薄暗い闇の向こうから、ゆっくりと足音が近づいてきて幼女の脇で止まった。
( ^ω^)「お前は」
見覚えのある痩身と鋭い目つき。左側を歩いていた女性だ。
( ^ω^)「と言うことは……」
川 ゚ -゚)「当然私もいるわけだな」
肩を跳ね上がらせながら、背後を振り向く。
暗闇で光る瞳と、わずかな光を反射させる黒い革製のボンテージ、そしてさらさらと音を立てるしなやかな長い髪。
右端を歩いていた背の高い女性だ。
川 ゚ -゚)「驚くのは早いぞ」
( ^ω^)「お?」
(*゚ー゚)「驚くのは早いよ」
ξ゚听)ξ「驚くのは早いわね」
順番に同じセリフを呟く女性たちに囲まれ、ブーンは生まれて二回目の恐怖を感じた。
一回目は、山姥に貞操を奪われそうになった十五の夜のことだった。
川д川「待て糞餓鬼!」
その女も、ブーンの獲物だった。細い杖をつきながら、フラフラと山道を登る老婆。
老婆は狙いやすい上に、老体を気にしてか、大量の荷物を持っている。
つまり非常においしい相手なのだ。
それなのに何故ブーンが失敗したか。相手が泣く子も黙る山姥だからに他ならない。
老婆はブーンが襲い掛かった瞬間に、化けの皮を剥いだ。
足元まで届きそうな白髪を振り回し、物凄い形相と身のこなしでブーンを襲った。
まず飛びかかったブーンの首を片手で締め上げると、力いっぱい地面に叩きつけた。
脳みそが激しく揺れ、三半規管が麻痺する。
ブーンがもがいている間に、山姥は空いている片手でブーンの衣服を脱がし終えた。
( ^ω^)「あうあう、やめっ、やめてお」
狭まった視界に微かに映る山姥の顔めがけて両手を振り回すが、山姥はびくともしない。
暴れまわるブーンをうつ伏せにすると、ふところから取り出したニンジンを……
その時は危ういところで逃げ出したが、「待て糞餓鬼!」と叫びながら追いかけてくる
山姥を追い払うのに、相当の体力を消費した。
それからブーンは、老婆を襲うのをやめた。シマを変えた。
外出するときは、肛門にガムテープを貼ることに決めた。
( ^ω^)「あうあう」
そのガムテープが、ブーンの貞操を守ってくれるはずのガムテープが、無残にも剥がされようとしていた。
川 ゚ -゚)「暴れるな。優しくしてやるぞ」
( ^ω^)「いたっ、尻毛に貼りついてるお、もっと優しくしてお」
川 ゚ -゚)「ほら」
びりっという音が、体内から聞こえた気がした。
力ずくで剥がされるガムテープ、抜ける尻毛、全身を這い回る激痛、跳ね上がる体。
ブーンは絶叫していた。一瞬で喉が嗄れるほどの大声を上げた。
ブーンの声は、狭い牢内を駆け回った。
ぶりぶり
その音の正体に、自分でも気づかなかった。
牢屋に流れる悪臭とは違った悪臭を感じて、それだと気がついた。
そう、ブーンはバーモンドカレーのような物体を流していたのだ。
いや、誤魔化すのはやめよう。彼はうんこを漏らしていたのだ。
( ;ω;)「ひっく、ひくっ」
腹の痙攣が止まらない。ブーンのうんこは、液体として、物凄い勢いで体外へと排出されていた。
川 ゚ -゚)「おお、見事な色と臭いだ。おい、ツン、しぃ」
長身の女性が嬉しそうな声を上げた。
川 ゚ -゚)「旨そうだが、これは私の飯だからな。お前たちにはやらないぞ」
ξ゚听)ξ「は? なんなのそれ」
(*゚ー゚)「えー、ずるいよ。私にも頂戴!」
不満そうな顔をする二人に笑みを投げかけながら、女性は湿った岩を濡らす液体を啜りはじめた。
川 ゚ -゚)「んん、なかなかだな。久しぶりに自分以外のものを飲んだよ」
喉を鳴らしながら液体を飲み込んだ後、満足げにそう言った。
ブーンはいつの間にか気絶していたらしい。
気がつくと、牢屋に蔓延していた排泄物の臭いが消えている。
( ^ω^)「もしかして、掃除したのかお」
ξ゚听)ξ「そんなわけないじゃない。お姉ちゃんが全部啜ったわよ」
ブーンは声を上げた。独り言に返事をされた。
いや、それだけではない。ブーンの体は、三十度ほど傾斜した木の板に縛り付けられているのだ。
( ^ω^)「なな、なんなんだお、この縄を解けお、俺を下ろせお」
腕や足はおろか、首が回らない。
ブーンは完全に固定されている。職人技といっても良いほどに。
ξ゚听)ξ「何言ってるの。今度は私の番なんだからね」
私の番? 何を言ってるの? 何を言っているのかはこちらのセリフだ。
私の番ってなんだ。どうなっている。いや、俺はどうなるんだ。
ξ゚听)ξ「可愛がってあげるから、楽しみにしてなさい」
ツンはそっと指先をブーンの胸に当てた。
尖った爪が優しく円を描きながら乳首へと近づいていく。
( ^ω^)「なな、ななになにをををを」
艶かしく動くツンの指から逃れるように体を動かしたが、完璧に固定された体は針の先ほども動かない。
ξ゚听)ξ「おとなしくしてなさいってば」
頭を近づけ、艶を含んだ声をブーンの耳元で囁くように言う。
熱い息が耳朶を優しく掠めた。
その間も、ツンの指は動きを止めない。
ゆっくりと乳首に向かって弧を描き、乳首に触れそうになると、今度は乳首から遠ざかっていく。
ありきたりな焦らし方だが、責められるのがはじめてのブーンには堪らない。
指が乳首に近づくにつれ、高まる期待。
離れていくにつれ、高まる絶望。
ブーンはツンの思うがままに、胸を嬲られていった。
永遠と思われる時間。無限に続くかと思われる焦らしの時間。
それが突然破られた。激痛というおまけつきで。
( ^ω^)「いたっ、痛いお」
それまで触れるか触れないかのソフトタッチから一転して、爪が食い込むほどに摘まれた乳首。
痛みが胸全体に広がる。
その痛みを皮切りにして、ツンの手が剥き出しの腹部を徐々に下りていく。
その先には。
ξ゚听)ξ「あら、照れてるのかしら?」
濃い陰毛から突き出した、ライター並みの皮被りちんこがあった。
----------------------------------------------------------
( ^ω^)「……」
ブーンはいつの間にか、ダンボールに顔を押し付けるようにして、目を瞑っていた。
穏やかな寝息が聞こえる。
彼はいま、どんな夢を見ているのだろうか。
( ^ω^)(寝ますお)
起きたら続きよろしく
ブーンは目を覚ました。何時間も寝ていないはずである。
それなのに、何故突然目を覚ましたのか。
その答えは、天の声とも言っていい夢だった。
なんとブーンはうとうとしかけた途端、脳みそに電流を感じた。
そして驚くことに、物語の先が一本の道となってブーンの頭に再生されたのだ。
ブーンは勃起していた。
今まではスカトロ作家としか呼ばれて……いや、実際呼んでくれるほど閲覧者がいないのだが、
とにかくスカトロしか書けず、エロシーンを書いても勃たねぇとしか言われなかったブーンにとって、
その閃きは、悟りを開いた瞬間の仏陀、もしくは愛に目覚めたマザー・テレサ並みの感動を与えた。
( ^ω^)「興奮して眠れないお」
ブーンは筆を手に取ると、あせる体を抑えつけながら、必死に手を動かしはじめた。
期待なんです
ξ゚听)ξ「小さいなあ」
そう呟きながら、そっとブーンのちんこを撫でるツンの手は、仄かに汗をかいて湿っていた。
その湿りのおかげか、ツンの手のひらは、ちんこに吸い付いて離れない。
蛸のように吸い付き、ブーンの分厚い皮と共に亀頭を刺激する。
( ^ω^)「おっあ、はふっ」
思わずブーンの口から喘ぎが漏れる。
その声を聞いて、ツンの手の動きが少し早くなった。
相変わらずのソフトタッチだが、的確にブーンの敏感な部分を擦る手により、快感がブーンの体を、
そして頭を支配していく。その動きに合わせ、ツンが指の平でブーンの膨れた乳首の先を撫でる。
こちらもソフトタッチだが、はじめて弄られる乳首にとっては、むしろその方が気持ちがいい。
ブーンは高ぶるのを感じた。
体中が熱を帯びはじめ、ツンの動きを助長するように、大量の潤滑剤を排出する。
ブーンの脳内が白く染まった。
ブーンはツンの動きに合わせるようにして、無意識のうちに声を上げていた。
それは穏やかだった。
女性を強姦した時、または自分でしごいて射精したときの感覚とは違い、
精液が尿道に引っかかる感覚を感じさせずに、穏やかに射精した。
穏やかだ。非常に穏やかなのに、その射精は長いこと続いた。
精液の垂れる音が、恍惚状態の脳内に優しく響く。
( ゚ω゚)「はふ、はふはふ、はあ……あうん!」
優しい恍惚状態に突如として割り込む激痛。
ブーンは痛みを感じた箇所へと目をやる。
それはあまりにも不思議な光景だった。
いままでは確かに皮を被っていた。皮を被っていたのだ。
なのにそれはどうしたことか。ツンの白くて細い指に挟まれているちんこ。
そのちんこの形状が、変化しているではないか。
例えるなら変身した竜王、改造されたフリーザ、醜く太ったディカプリオ。
皮に守られていたブーンの亀頭が、真っ赤な顔を曝け出しているではないか。
匂いがすごそうだww
( ^ω^)「ななな」
あまりの驚愕に、声が出ない。助けを求めるように、ツンの顔を見つめた。
ξ゚听)ξ「あら、もしかして剥いたことなかったの?」
剥く? ちんこは剥くものだったのか。
いや、そんなはずはない。ブーンが皮の下に興味を持ち、自慰の最中に何度か剥こうと試みたが、
頑強な皮はその蕾を閉じたまま、けっして開くことはなかったのだ。
初めて空気に触れる生身のそれ。
それは、空気のわずかな流れにも反応し、ブーンの感情を高ぶらせるには十分だった。
( ゚ω゚)「ひぎゃあああ」
それなのに、ツンは事もあろうか、敏感な亀頭を力いっぱい握り締めたではないか。
ブーンは固定された頭部を必死に動かして、やめてくれと叫んだ。
ξ゚听)ξ「何、気持ち良いの? わかったわかった。いま扱いてあげるから」
ブーンの哀願もむなしく、ツンは握り締めたコブシを上下に激しく動かしはじめた。
痙攣する全身。見開かれる瞳。
(;;;゚皿゚)「駄目、無理、いや、やめて、無理無理無理mりゃ」
きつく全身を固定している縄を引き裂かんばかりの力を発揮し、
狂ったように次々と顔の表情を変えるブーン。
両足の指は全てが別々の動きをし、体中の痙攣は止まる気配を見せず、なお一層激しくなっていく。
両手を開いたり握ったりし、舌を思い切り噛み、その割には乳首をさらに硬くそそり立たせている。
ツンはもがき苦しむブーンを楽しそうに見つめながら、ピストン運動を繰り返した。
ξ*゚д゚*)ξ「ほらほら、気持ちいいんでしょ? いいのよね? ほら、ほら。
逝け、感じろ、漏らせ、痙攣しろ、喘げ、呻け、叫べ、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね」
ブーンの痙攣がツンにも感染ったように、ツンも激しく全身を揺らす。
綺麗に巻かれた髪を振り回し、ピストン運動を加速させていく。
ブーンは先ほどよりも大量の精液を放出した。
その精液は、少しも角度を緩めることなく、むき出しの天井に当たった。
( ^ω^)「うぐっ」
ブーンは朦朧とする意識の中に、酷い疼きを感じた。
全身の皮を剥がされ、塩水を擦り込まれたかのような、強烈な痛みを感じる。
痛みは徐々に強く、大きくなっていき、限界まで膨れ上がると、規模を縮小しながら下半身へと移動していった。
ブーンは恐る恐る、辺りを見回した。
ツンはいない。他の女性もいない。
ほっと息を吐き出そうとして、体が跳ね上がった。
( ^ω^)「くそ、冗談じゃないお。なんだお、あの狂った女はお」
痛みに顔を顰めながら、ゆっくりと視線を下げていく。
ツンに摘まれた乳首には血が滲んでいる。
それはどうでもいい。問題は……。
( ゚ω゚ )
ブーンは再び失神した。
こんなにsageていーのかい?
体が揺れている。いや、揺すぶられているのか。
背中が妙に冷たい。お尻が剥き出しの岩肌に擦れて痛い。
( ^ω^)「地震か……お!」
次第にはっきりとしていく視界に、洗濯板が見えた。
( ^ω^)「何で洗濯板が上下に動いてるんだお?」
洗濯板にしては、色が白すぎる。それに、桃色のボタンまで二つついている。
なんだろうこれは。
ブーンは両手を上げて、桃色のボタンを握った。
次の瞬間には、ブーンの頬が熱を帯びていた。
ξ*゚д゚*)ξ「いきなり人の乳首を掴まないでよ」
( ^ω^)「痛いおお。頬っぺたが痛いお。おっ、それよりもっと強い痛みを感じるお。これは」
ちんこだった。
------------------------------------------------
ブーンは耳を疑った。
狭いプレハブの中にいるのは二人。ブーンと、性別不明の人物だ。
まあ男だとは思うが、もし女だったら是非小説の資料に全裸をうps
ブーンの頭を思い切り殴りながら、その人物はやはり性別不詳の声で尋ねた。
「こんなにsageていーのかい?」
( ^ω^)「いーんです」
ブーンは鷹揚に頷いた。
そして質問した人物の頭を軽く撫でると、執筆に戻った。
-------------------------------------------------
赤剥けて、少量の血と黄色く濁った膿を垂れ流していたブーンのちんこだった。
それがツンの膣内に挿入され、洗濯板が揺れている、つまり、ツンは騎乗位で激しく腰を動かしているのだ。
再び膨れ上がる恐怖に耐え切れず、ブーンは絶叫した。
幸いにも両手の枷は外されている。
両手を持ち上げ、ツンの華奢なくびれを掴んだ。
( ゚ω゚)「ふおっ」
全力でツンを持ち上げる。
ξ゚听)ξ「なにそれ。そんな力で、私が持ち上がると思った?」
ツンの馬鹿にしたような声。
実際にツンの体は微塵も動かなかった。
それどころかブーンの力を利用して、一層激しく腰を上下させる。
痛みと共に襲う快感。湧き上がる精液。
ブーンはツンの中に大量の精液を注ぎこんだ。
( ^ω^)「ふひっ、ふは……ひぃひぃ」
それでもツンは動きを止めようとしない。
激しく腰を振り、蠢く膣壁でブーンの赤剥けた亀頭を擦り続ける。
せり上がる快感は、ブーンの痛覚を凌駕した。
繰り返しおとずれる射精の波。
睾丸が悲鳴を上げ、収縮を繰り返す。
( ^ω^)「お?」
ふいに込み上げた不思議な感覚。
それは凄まじい快感に混ざり、ブーンの体内をかき回した。
( ^ω^)「出るお?」
ξ゚听)ξ「あっあっ、何が?」
( ^ω^)「しょんべん」
ξ゚听)ξ「……え?」
ブーンは精子の代わりに、尿を大量にぶちまけた。
それに怒ったのか、ブーンはようやくツンの性欲から解放された。
代わりに張られた頬と踏みつけられた腹が痛むが、擦り剥けた亀頭の痛さに比べればなんともない。
ツンはブーンが排尿すると共にちんこを抜き、膣口を広げて尿を押し出した。
そしてブーンを思う存分踏みつけると、例の斜め三十度の角度に傾斜した木の板に縛り付けて出て行った。
( ;ω;)「あの糞女。人を玩具みたいに扱いやがってお」
だがその代わりとして、想像を絶する快感を与えていった。
ブーンのちんこは未だ痙攣を止めず、尿道からは微量の精子が垂れ続けている。
( ;ω;)「……いつになったら帰れるんだお」
牢に監禁されて、何日が経ったのだろうか。
気がついてすぐに下痢糞を漏らし、それを啜られ、連続絶頂地獄に叩き落された。
何度も射精したが、それに負けぬくらい失神もした。
ちんこは赤剥け、腹は減り、精神は疲弊した。
ブーンは痛みと空腹に耐えながら、涙を流した。
-------------------------------------------------
( ^ω^)「腹が減ったお」
そう呟いて、鞄からアルミホイルに包まれたおにぎりを取り出した。
自家製手作りのおにぎり。
中身はこんぶ。これだけは譲れない。
(;^ω^)「うえ、冷たくて硬いお」
2ちゃんねるは入場者が各自でアトラクションを開くから、2ちゃんねる内に食堂はない。
あるのは飲料水や駄菓子、煙草の自動販売機だけ。
ブーンは毎日2ちゃんねるに通っているため、自動販売機で売っているお菓子の類はすでに食べ尽くしていた。
飽きた、といったほうがいいのかもしれない。
だからわざわざおにぎりを握ってきたわけだが、これでは食べ飽きた菓子の方がまだマシというもの。
ブーンは腰を上げると、駄菓子を買いに出かけた。
当然お金のないブーンが帰るはずもない。
ブーンが涙を拭いながらプレハブに戻ってきたのは、三十分後のことだった。
----------------------------------------------------
(意外に飯が早く戻ってきたようです)
------------------------------------
ブーンはふと、顔を横に倒した。
小さな足音が聞こえた気がしたのだ。
意識を向けると、成程確かに石造りの地下牢の奥から、はっきりと音が聞こえてくる。
またツンか、と思ったが、どうやら違うらしい。
歩幅が狭いので、一番下の女の子のようだ。長身の女性がしぃと言っていたのを覚えている。
(*゚ー゚)「元気してる?」
しぃは姿を現した途端、人を食ったような笑顔を浮かべながらそう尋ねた。
相変わらず無邪気そのものといった感じである。
( ^ω^)「元気なわけないお。お腹も空いたしお、体中が悲鳴を上げてるお」
しぃは訳知り顔で頷き返す。
(*゚ー゚)「わかるよ。ツン姉ちゃんの性欲は凄いもんね。体中の精を全部吸い取るって感じ」
気さくに笑いながら、鉄格子を開けて近づいてくる。
ブーンは怯えたように、体を揺らした。
( ^ω^)「お、お前も俺を痛みつけるのかお?」
(*゚ー゚)「あはは、なにそれ。私は君を痛みつけたりなんかしないよ。むしろ……」
そう語尾を濁らせながら、ブーンの上によじ登る。
(*゚ー゚)「私が、虐められるの」
ぼそりと呟き、あっという間に薄い布で覆われた体を剥き出しにする。
幼い。ツンはただの貧乳の痩身といった感じだったが、このしぃは違う。
ただ細いだけでなく、幼いのだ。
おそらく、小学生高学年といったところか。
ツンより薄い胸をブーンの腹に押し当て、下半身をブーンの太ももで擦るように動かしはじめた。
下半身に毛は生えていない。いかにも幼女という感じの、ぷっくらと膨らんだ恥丘をしている。
だが喘ぐ表情は大人びていて、声にも艶があった。
眉を顰め、目を瞑りながら、腰を器用に動かす。
( ^ω^)(この姉妹は揃いも揃って変態かお!)
(*^ω^)(でも……ちょっと気持ちいいかも知れないお)
大丈夫です。十分貴方も変態です。
惨い仕打ちを受け続けて、気息奄々といった体のブーンに同情を寄せている方も、
ブーンのだらしない表情を見たら思わずそう言うだろう。
それほどブーンの顔は酷かった。
弛んだ目尻、いやらしく伸びた鼻の下、すぼまる唇、紅潮する頬、荒い鼻息。
幼女にありがちな、懸命、必死といった表情や動作を撫でるように見つめながら、
擦り付けられている恥丘を刺激するように、ゆっくりと太ももを上下させている。
まさに変態だが、天罰は下るというものだ。
しぃの痴態に興奮したブーンは自分のちんこを勃起させ、激しく悶絶した。
83 :
閉鎖まであと 4日と 13時間:2007/01/19(金) 07:37:44.53 ID:EzuSFpZKO
支援
擦り剥けた亀頭を膨張させて傷を開かせたブーンに構わず、しぃはなおも腰を振り続けた。
痛みに悶えるブーンが全身を激しく揺らしているので、しぃは今まで以上に感じている。
と、突然しぃは動きを止め、赤く染まった顔をブーンに向けた。
( ;ω;)「いてっ、な、なんだお?」
股間の痛みに耐えているブーンに微笑を投げかけながら、ゆっくりと
滑り台を上るようにしてブーンの体を這い上がる。
(*゚ー゚)「ねえ、もっと。もっと」
そう呻きながら、ブーンの縛られている左手を解く。
(*゚ー゚)「もっと、もっと気持ちよくなりたいの」
夢に浮かされたように呟き続けながら、ブーンの中指をゆっくりと膣内に導きいれた。
(*^ω^)「うひょっ」
(*゚ー゚)「動かして! 君も激しく動かして!」
そう言いながら、しぃはブーンの手首を激しく揺する。
爪が膣壁を引っかくのも気に止めず、しぃは懸命に体を上下に動かしていく。
やがて膣内が収縮し、さらに細く窄まった。
しぃは満足げに息を吐くと、抜き出したブーンの手を握らせた。
( ^ω^)「お? 次は何をするんだお?」
(*゚ー゚)「うん、これを入れるの」
ブーンが止める間もなく、しぃはブーンの握りコブシを膣内へと導いた。
しぃの顔が苦痛に歪む。
( ^ω^)「おま、入るわけないお。馬鹿なことはやめ、め?」
するり、という表現が最も適切だろうか。
まるで穴に潜り込む蛇のように、ストーカーが標的の家の二階のトイレの窓から忍び込むように、
小さな子供が障子に頭を突っ込んで、そのまま走り出すように、
ブーンのコブシは自然にしぃの身体へと入り込んだ。
(*゚ー゚)「いやっ、やだ、抜いて、抜いてよぉ」
ツンツンに逆立てた頭部を滅茶苦茶に振り回し、大声を上げる。
(;^ω^)「おま、抜いてと言いながら、この手はなんなんだお」
体中からブーンを排除する気を見せながら、ブーンの左手を握るしぃの両手は、硬く固定されたままだ。
(*;ー;)「やだ、痛いよ、お兄ちゃん抜いて、痛いいだいいだだ」
涙を辺り一面に撒き散らしながら、尚も両手でブーンのコブシを体内へと押し込むしぃ。
その姿に、ブーンはおぞましさを感じた。
ξ゚听)ξ「うわ、ちょっとお姉ちゃん見てよ。あのデブ、しぃを強姦してるよ」
いつの間に現れたのだろうか、ツンが鉄格子の向こうから、ブーンに気持ち悪そうな顔を向けている。
(;^ω^)「ちょ、違うお、こいつが、しぃが俺の右手を離さないんだお」
川 ゚ -゚)「うわあ、言い訳してるぞ。これは確信犯だな」
(;^ω^)「使い方間違ってるお! じゃなくて、誤解だお!」
ξ゚听)ξ「変態はどいつもこいつも同じ事を言うんだよね。誤解ってさ」
二人が嫌悪感を剥き出しにする中、ブーンは必死に手を引き抜こうと力を込めた。
(*;ー;)「いだいいだいだい、お兄ちゃんの手が中で大きくなってるよぉ」
ξ゚听)ξ「うわあ。クー姉ちゃん、これは酷いよね」
川 ゚ -゚)「どうしようもないな」
( ^ω^)「誤解だって言ってるお、見てないで、抜くのを手伝ってくれお」
ブーンが顔を左右に振って誤解だと訴えているのに、ツンとクーはその場から動こうとしない。
慌てふためくブーンの上に乗っているしぃは、さらに腰を激しく動かす。
さらに慌てるブーン。冷たい視線を飛ばすツンとクー。
ブーンは怒りに任せて強引にコブシを抜き取った。
(*;ー;)「やああああ」
全身を振るわせながら後ろに倒れこむしぃを見て、ブーンはほっと一息ついた。
(;^ω^)「全く、なんていう子供だお」
そう言いながらも、ブーンのちんこは熱く膨れていた。
---------------------------------------
筆が折れた。何日か前にブーンのプレハブに暴徒が押しかけてきたことがあり、
その時の暴動がきっかけとなり、ブーンの使っている筆は軽く曲がってしまっていた。
だが生活の苦しいブーンにとっては、高々五百円の出費は非常に痛い。
結局そのまま折れた筆を使用していた。
その筆がついに折れてしまったのだ。
( ^ω^)「頑張ってくれた筆ちゃんにも限界がきたのかお。さて、これからどうするかお」
家に戻れば、豚の貯金箱に五百円が入っている。
ブーンの全財産だ。
しかし家までは車をどれだけ飛ばしても六時間以上はかかる。
かと言って、このままでは続きを書くことができない。
ブーンは一息つくと、固まった関節を折り曲げるようにして立ち上がった。
そして、誰も居ないプレハブ内でこう叫んだ。
( ^ω^)「ちょっと家に帰るお」
------------------------------------------
寝ます。おやすみなさい
89 :
閉鎖まであと 4日と 12時間:2007/01/19(金) 08:13:22.65 ID:EzuSFpZKO
何てタイミングだwwwwwwwwww
90 :
閉鎖まであと 4日と 12時間:2007/01/19(金) 08:14:37.43 ID:3QykVIEBO
終わったw
91 :
閉鎖まであと 4日と 12時間:2007/01/19(金) 08:32:02.75 ID:iUsHY+YKO
何故か知らないが六時頃からちんこがたってるんだ おさまらね
92 :
閉鎖まであと 4日と 11時間:2007/01/19(金) 09:00:31.17 ID:jrZsAaQAO
でもこの時間にやってたってすげえやね
93 :
閉鎖まであと 4日と 11時間:2007/01/19(金) 09:24:43.78 ID:MBAM5j1dO
また立ってるwww
そんなことより次は百合ップルだ!
94 :
閉鎖まであと 4日と 9時間:2007/01/19(金) 11:30:25.08 ID:Vx9IXYzIO
保守
95 :
閉鎖まであと 4日と 8時間:2007/01/19(金) 12:09:40.73 ID:Vx9IXYzIO
保守
96 :
閉鎖まであと 4日と 8時間:2007/01/19(金) 12:42:12.96 ID:TvA7qlumO
保守
97 :
閉鎖まであと 4日と 7時間:2007/01/19(金) 13:09:25.16 ID:Vx9IXYzIO
保守
中古車のフェラレディは年代ものではあったが、性能はかなり良い。
広雪村は東北の山奥。そこから三百キロ離れた東京の自宅まで、ブーンは順調に車を走らせる。
東北特有の冷たい空気が、開け放した窓から心地よく流れ込んでくる。
( ^ω^)「僕のドライビングテクニックは、ワイルドスピード2に出てくる一番初めのレースの
オレンジ色の車に乗っている黒人の位置にいるお」
自慢げに薄い頭皮を撫でながらそう呟き、片手でステアリングを駆る。
( ^ω^)「ブンブンブーン、ブブブブブブブ、ブンブンブーン♪」
軽快に走るフェラレディが速度違反でパトカーに捕まるのは、
このブーンの鼻歌がクライマックスに差しかかる頃だった。
ブーンは新たな借金を抱えながら、法定速度を守り、再び走り出すのだった。
ブーンが駐車場にフェラレディを滑り込ませ、新調したボールペンを手に2ちゃんねるのアーチをくぐると、
目の前に赤い紙が見えた。
2ちゃんねるに入場するたびに目に入る紙。
赤羽裁判所からの差し押さえ状。
ブーンのほかにも、その紙を忌々しげに睨み付けていく者が多い。
2ちゃんねるのおかげで広雪村には国道が走り、閑静な住宅街は人通りの激しい商店街へと姿を変えた。
荘厳なホテルが完成し、温泉が掘られ、経済効果は何倍にも跳ね上がった。
その2ちゃんねるが閉鎖する。差し押さえられる。
( ^ω^)「……」
故郷を潤わせてくれた2ちゃんねるは、近いうちに姿を消そうとしている。
ブーンはボールペンを握り締め、ゆっくりと公衆トイレに足を踏み入れた。
一番奥の個室。そこには彼が待っている。
「やあ来たな。今日も楽しもうじゃないか」
つまり、警察に捕まったりつなぎの男性と愛を確かめていたせいで、六時間以上経っていたわけなのだった。
ブーンの建てたプレハブはまだ潰されていなかった。
プレハブ内にいた人間が、ブーンを温かく見つめる。
( ^ω^)「支援感謝だお。続きは任せてくれお、さらに変態になるように頑張るからお」
ダンボールをひっくり返しただけの簡易机の前に腰を下ろし、書きかけのルーズリーフを引き出す。
ブーンは一息ついた後、ゆっくりと新しいパートナー、百円ボールペンを握り締めた。
-----------------------------------------------------------------------------
しぃは体の上に倒れこむようにして、仰向けで体をひくつかせている。
ブーンは無理やり動かされた左手を軽く振ってしぃの愛液を弾き飛ばすと、視線を鉄格子へと向けた。
妖艶な笑みをブーンに投げかけている、二人の女性がそこには立っていた。
艶のある黒のボンテージを軽く撫でながら、舌を唇に這わせる長身の女性と、
嘲笑しながら自分の体を軽く撫でている痩身の女性。
ブーンは二人に殺意をこめた瞳を送る。
女性たちはそれに笑みで答える。痩身の方、ツンがそっとブーンの下半身を指差した。
101 :
閉鎖まであと 4日と 7時間:2007/01/19(金) 13:50:51.65 ID:9EpoCDIeO
再開したか
先ほどまで息も絶え絶えだったしぃが、ブーンの拘束された体の上を這っているのが見えた。
ストリッパーのように腰を動かしながら、ゆっくりと手を滑らせ、片膝ずつ上げて進んでいく。
その先にあるのは、ブーンのいきり立ったちんこだ。
( ^ω^)「おま、まさか」
ブーンの声を掻き消すように、しぃが喘ぎ声を被せる。
(*゚ー゚)「やあ、そんなの……無理だよぉ」
オレンジレンジの歌詞より堂々と、姉歯一級建築士より大胆に、しぃはワザとらしい声を上げながらちんこを掴む。
( ^ω^)「手を離せお」
ξ゚听)ξ「ああ、お姉ちゃん見て! あのデブ、今度はしぃを犯そうとしてるわ」
川 ゚ -゚)「むう、これは困ったな。助けてやりたいが、この鉄格子が邪魔をしていて入れない。
汚いぞ糞豚、早くこの鉄格子を開けて、しぃから離れろ」
二人の演技はさらに酷い。大根役者も驚愕の棒読みだ。
( ^ω^)「ふざけてんなお、この雌豚を早くどかせお」
必死に体を振り、自由になった左手を必死に動かす。
(*゚ー゚)「やあ」
( ^ω^)「ごごご、ごめんお」
振り回した左手が、しぃの突き出された小柄な尻を掠めてしまった。
川 ゚ -゚)「堂々と再開したか。開き直りおって」
クーが涙を拭う振りをしたが、構ってられない。
しぃの細い足首を掴み、腰を捻って重心を動かす。
しぃはたたらを踏んで、むき出しの岩の上に転がった。
ξ゚听)ξ「こ、この豚野郎がっ」
響き渡る冷たい声。今度は演技ではないらしい。
ツンがいきり立って鉄格子を開こうとしている。
そんなツンの様子を眺めていたクーが、そっとツンの肩を掴んだ。
川 ゚ -゚)「どうやら、次は私の番のようだな」
そう言いながら鉄格子を荒々しく開き、クーは蹲るしぃを片手で助け起こした。
物凄い膂力だ。いくら小柄とはいえ、しぃの体は三十キロに届くはずだ。
それをいとも簡単に片手だけで持ち上げて見せた。
驚嘆するブーンに首だけ向け、ふふっと笑みを漏らす。
軽く吊りあがる口角、除く絵の具のように白い前歯、尖った八重歯、吸い込まれそうになる不思議な瞳。
クーは、口を阿呆のように開いたままのブーンに近寄ると、自由になっていた左手を再び縛り上げた。
抵抗を試みるも、クーの膂力の前には歯が立たない。
( ^ω^)「おま、お、お前はどんな性癖を持ってるんだお」
ブーンは気圧されまいと、平然とした表情でクーを見つめる。
川 ゚ -゚)「性癖? 私の格好を見てわからないか?」
ブーンの頬を生ぬるい風が撫ぜた。
「先生、またグロシーンですか?」
背後から聞こえる声。振り向いた。小柄な女性がルーズリーフを覗き込んでいる。
( ^ω^)「何か言ったかお?」
「ええ、また人体破壊のグロシーンがはじまるのかなって」
その通りだ。爪をはがし、赤く発光する鉄をゆっくりと体に埋め込ませる。
体中を引っかき、生皮を剥がし、眼球を傷つけ、乳首を噛み千切り、指を一本一本切断する。
「あの、こんなこと、非常に言いにくいんですけど……」
( ^ω^)「なんだお? 言ってみてくれお」
次に発せられた女性の言葉に、ブーンは泣いた。咽び泣いた。
ダンボールを乱暴に叩き、握り締めていたボールペンを折りそうになった。
……それはなんとか堪えた訳だが、女性の言葉は、純情な少年のように純白で清清しいブーンの心を粉々に砕いた。
「ブーンさんのグロシーンって、毎回ワンパターンですよね」
ブーンは裸足のままプレハブから飛び出そうとし、すぐに戻ってくると、女性を押し倒した。
「ブ、ブーンさん……」
( ^ω^)「君、可愛いね」
ブーンが女性によって頭部を損傷し、頭蓋骨が陥没したまま救急車で運ばれたのは
わずか十分後のことだった。
( ^ω^)ブーンは閉じ込められたようです:END
ブーンが血を垂れ流したまま救急車から脱走し、プレハブに戻ってきたのもすぐのことである。
プレハブの外には野次馬が集まっていたが、プレハブ内は水をうったように静まり返っている。
( ^ω^)「くそ、先っぽだけ挿れさせてくれてもいいじゃないかお」
2ちゃんねる側から入場を断られることはなかったが、ブーンのプレハブの周りには柵が施され、
「女性入場注意。猛獣がいます」と真っ赤な字で書かれた看板が立てられた。
それを見て、ただでさえ気持ち悪がられているブーンのプレハブに
入場しようとする武士と書いてもののふと読む兵たちは、さらにその数を減らした。
だが気にしてはいられない。ブーンには2ちゃんねる閉鎖という、悲しい現実が突きつけられているのだ。
書く。僕にできるのは、それだけだ。
間抜けな顔に似合わない立派な意思を胸に抱いたブーンは、さっそくボールペンを握った。
乱雑な部屋にこだまする太く低い呻き声。
狭いリビングに溢れる雑誌、DVD、漫画本。
雑誌の表紙には大きく美少女が描かれており、DVDに記されているのは十八禁という黄色い文字、
漫画本は雑な装丁が施されており、落書きのような裸の女性が印刷されている。
その同人誌やアダルトDVDに囲まれながら、一人の男が、敷き古して湿った布団の上で喘いでいる。
胸には固定されたローター、ちんこには電動オナホール、アナルにはリコーダー。
腕は背後で縛られ、身動きが取れないようだ。
監禁されているのだろうか。いや、違う。
この部屋の主は、間違いなく布団の上を転がっている男性だ。
( ^ω^)ブーンはオナニストのようです
109 :
閉鎖まであと 4日と 6時間:2007/01/19(金) 14:30:46.34 ID:TvA7qlumO
まさか・・・ウホ系じゃないよな・・・
そんなブーンに鉛筆をプレゼント!
つi(HB)
男の名前はブーン。
ブーンはこんにゃくに童貞を捧げた、三十代後半のフリーターだ。
この男、とにかく女性に好かれない。
なにせ、和姦だと思って女性を押し倒したら、実は大胆な親父狩りだったという不名誉な記憶を持っている。
ちなみにその時は財布を持っていなかったため、全治三ヶ月の入院費用だけで済んだ。
ブーンは女性に好かれない代わりに、天から性欲を授かったのではないか。
顔も体系も、髪の毛も性格も、これといって人より優れているところはないが、
そんな彼が唯一人を圧倒的に凌駕しているもの、それが大海原のような無限の性欲と、
ありとあらゆる日常品を自慰の道具に使うことのできる、想像力だけだ。
そう、ブーンはオナニストだった。
自分で自分を慰め、性交よりも深く鋭い快感を――得られると思っている、変態なのだ。
その華々しいと自負している性暦は、わずか三歳の頃からはじまった。
歩けるようになったブーンが向かった先は、箪笥だった。
ブーンは幼心に、その大きな箪笥の中に、男を興奮させるものが隠されていることに気がついていたのだ。
母親の下着。
一目見た瞬間、ブーンは勃起していた。
けして派手ではない。母親は地味な人だった。
薄い色のストッキングに、セピア色の下着。
下着からは、齢をとった女特有の嫌な香水の臭いがあった。
だがそれがいい。
これがブーンが生まれてはじめて発した言葉だ。
(*^ω^)「じゃがしょれがひい」
ブーンは、幼い頃からすでに変態の片鱗を見せ付けていたのだ。
それから幼稚園、小学校と、少し陰気ではあるが真面目だと思われる成長を続けていた。
いじめられっ子ではなかった。
気持ち悪いからだ。臭いからだ。顔を見るだけで、吐き気がこみ上げたからだ。
同級生らは、ブーンをいじめようとしていたのではない。
生理的に無理だったのだ。
母親はそんな息子を不憫に思い、深い愛情を示した。
夜は一緒に眠り、片時も離さずに溺愛を注いだ。
母親は気づいていなかった。
夜、母親が寝たのを感じると、ブーンは猛ったちんこをしごいた。
イっても、精子は出ないので、母親に気づかれたことはない。
おかずは隣で眠る母親だった。
寝顔は喘ぎ顔に等しい。寝息は喘ぎ声に等しい。
パジャマの隙間からのぞく地味な下着の色、母親の喘ぎ顔、喘ぎ声。
その全てがブーンを刺激した。
眠れぬ夜を過ごす生活は、すでにはじまっていたのだ。
学校で眠り、家に帰ると自慰三昧。
父は早くに亡くなっていたので、母は仕事に出ている。
誰にも邪魔されることなく、ブーンは優雅な性欲に溺れる生活を過ごした。
ブーンは夢精をしたことがない。
何故なら、夢精をするほど精子が体に貯まらないからだ。
出す、出す、出す、出す。扱く、扱く、扱く、扱く。
強弱をつけ、皮を剥いて敏感な亀頭を撫で、睾丸を優しく撫で、床を転げまわる。
完全に一人の世界が続く。
その世界に存在しているのは自分だけ。
周りにいる女はおかず、男はゴミ。
その生活は、思春期を過ぎても変わらない。
非行をせず、自慰をする。
煙草を吸わず、自分の乳首を吸う。
ゲームのコントローラーを扱わず、ちんこを扱く。
完全なる自慰の世界がそこにはあった。
115 :
閉鎖まであと 4日と 6時間:2007/01/19(金) 14:57:54.70 ID:9EpoCDIeO
自分の乳首を吸うwwww
そんなブーンの世界がさらに花開く出来事が起こる。
学校からの帰り道、ふとやった視線の先、青々とした雑草の陰。
湿り、腐りかけた本。当然エロ本だ。
表紙を彩る女性の顔は雨風に曝され、ヘドロをぶちまけたような緑色に染まっていた。
ブーンの奇形愛好が目覚めた瞬間だった。
エロ本の表紙だけ切り取り、家に持ち帰る。
鍵を開け、部屋に飛び込み、鞄を放り投げ、ズボンを下ろす。
ティッシュも用意せず、全身を焼く性欲に促されるまま、ブーンは熱い精液を布団に噴出していた。
その夜、母親が「この布団なんだか生臭いわね」と言ったが、ブーンは寝た振りをした。
それだけでは、ブーンの異常性癖は脳みその襞に埋もれたままだっただろう。
だが奇形愛好が芽生えた次の日に、事件が起こった。
給食の時間。その日は、熱いシチューが出た。
皆の大好物。当然、皆は不味い健康サラダなどには目もくれず、シチューを喉に流し込んでいた。
そんな中、一人の女の子は喉に流し込まずに、自分の顔にぶちまけた。
顔を覆う蕩けたシチュー、湧き上がる悲鳴、駆け巡る血液、猛々しくそそり立つブーンのちんこ。
やったかと聞かれたら、やったと答える。
犯人はお前かと指を差されたら、素直にうなずく。
そうだ、俺がやった。隣の女がシチューの容器に口をつけた瞬間、椅子の足を軽く蹴飛ばしてやった。
女は俺の思惑通りに、シチューをぶちまけた。
ブーンは完全に目覚めたのだ。顔面奇形に、そして顔射に、サディズムに。
目を閉じれば、火傷して皮の剥けた女の顔が未だに浮かぶ。
赤く染まった顔面、剥がれ落ちた皮、蕩ける鼻筋、シチューで埋もれた眼球。
さらに給食後の社会科の時間。
チェルノブイリ。当然、奇形児の話だ。
目がひとつしかないのに、黒目が二つ泳いでいる不自然な目元。
唇はくっつく前に成長を止め、真ん中に一本筋の通った違和感を拭えない口元。
鼻はひしゃげたチーズのように曖昧だ。
社会科の教員は、チェルノブイリ並みに損壊した生徒がいることを知らなかった。
わずか数分前に救急車で運ばれた生徒のことを知らなかった。
その教師は、ブーンに異常性癖を、他の生徒には嫌悪感を植え付け、
その役目を終えるように次の日には姿を消していた。
119 :
閉鎖まであと 4日と 5時間:2007/01/19(金) 15:14:32.43 ID:SU8icW860
シチュー熱いなおい
ブーンは家に帰ると、いつもならすぐにはじめる自慰を行わずに掃除を敢行した。
溜まった食器を荒い、山のような洗濯物を片付け、窓の縁はおろか、ありとあらゆる場所を清掃した。
J( 'ー`)し「あらあら、一体どうしたっていうの?」
帰ってきた母が玄関を見て、台所の流しを見て、感嘆の笑みをこぼした。
( ^ω^)「実は、お願いが、あるんだお」
母はブーンに首っ丈だ。
両手を股間の前で合わせ、俯き、上目遣いで母親を見つめる。
一目見たら吐き気を催し、貧血を引き起こし、発作を起こし、人を死に至らしめる動作。
それが不思議なことに、ブーンの母親には可愛いハムスターかホッキョクグマのように映ったらしい。
J( 'ー`)し「あらあら、一体どうしたっていうのよ」
母が満面の笑みを浮かべながら尋ねた。
( ^ω^)「実は、僕インターネットがしたいんだお」
一週間後、ブーンの部屋には立派なデスクトップ型のパソコンが置かれ、
高速回線を可能とする光回線が引かれた。
( ^ω^)「最新型モデルだお。回線も早いし、筐体も高性能だお」
ブーンは無知だったから、メーカーには気を使わなかった。
富○通製のデスクトップ。少し知識のある人間なら避ける機種を、ブーンは選んでいた。
操作は中学のパソコン部に忍び込んだときに粗方習得していた。
導入されたショタコンバンクのマニュアルを読み、丁寧に回線を開通させた。
そして起動したIE。開かれたgoogle。
( ^ω^)「サイトを検索するなら、やっぱりゴーグル。通の基本だお」
満面の笑みを浮かべながら、検索窓にたどたどしく文字を打ち込んでいく。
[顔面崩壊]
目まぐるしく変化する画面。一瞬で羅列されたサイト名。
ブーンは一番上の「顔面崩壊画像掲示板」を迷わずクリックした。
----------------------------------------------------------------
ブーンが勢い良く筆を進めていると、騒々しい物音と共に、プレハブに飛び込んできた集団があった。
集団は迷わずにブーンを取り囲むと、次々にコブシや足を突き出した。
( ^ω^)「うわわ、な、なんだお、痛いお、なにするんだお」
集団から怒声が飛ぶ。
「人格批判だ!」
「プライバシーの侵害だ!」
「一般常識の欠如だ!」
「セクハラだ!」、「わいせつ行為だ!」、「俺も童貞だ!」、「お前の作品には倫理観が欠如しているっ」
WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
ブーンは暴徒と化した集団に殴る蹴るの暴行を受けた。
だが気にせずに、続きを書きはじめた。
-----------------------------------------------------------------
様々な知識を貪欲に吸収し、新たな世界を切り開いていくブーン。
そうした用途に、インターネットは鬼に金棒並みの恩恵を授けてくれた。
ブーンは手元を見ずに次々とタブを切り替え、検索窓に文字を打ち込んでいく。
すでにブーンはタブブラウザにまで手を出していた。
火狐と呼ばれる、高性能と思しきブラウザだ。
これはいい。何が良いと聞かれたら、全てと答える。
さらにブーンはネットの世界に陶酔していった。
WEBサイトを作成するためのHTMLを習得しようとして挫折したり、
母親に例の気色悪い哀願ポーズでホーム○ページビルダーを買ってもらったり、
それで自慢げに、異常性欲の画像掲示板集を集めたサイトを作成したり。
ブーンの掲示板に蓮コラが張られて一食抜いたり。
三分後には「蓮コラもいいなあ」と呟いてみたり。
古今東西、ありとあらゆる知識を詰め込んだインターネットを駆使し、ブーンはさらに大人の階段を上った。
124 :
閉鎖まであと 4日と 5時間:2007/01/19(金) 15:41:43.90 ID:eiPrFpSmO
支援
順調だった、いや、順調だと思い込んでいた。
僕の人生はこのままレールのように、エスカレータのように真っ直ぐ先に続いていると思っていた。
違った。ブーンの悪事が、母親に露見してしまったのだ。
ブーンがいつものように、母親の弛んだ尻を支えている大きなベージュの下着を頭に被って
ちんこを扱いていると、突然部屋の扉が開いた。
( ^ω^)「か、かーちゃ」
J( 'ー`)し「ブーン!」
母は、気づいていたという。
ブーンが自分をおかずにしていることも、幼少の頃、母が寝たのを見計らって母の寝顔でマスをこいていたのも。
ブーンが異常性欲の持ち主で、パソコンに奇妙な写真が膨大に詰め込まれていることも。
( ^ω^)「違うお、これは死んだとーちゃんが夜な夜な下りてきて」
ブーンの言い訳はそこで中断した。頬が熱を持ったように仄かに熱くなる。
(//)^ω^)「ぶ、ぶったお? 親にもぶたれたことないのにおっ!」
J( 'ー`)し「私があんたの母親でしょうがっ!」
正論だった。ブーンは精神病院へ送られる代わりに、一人暮らしをはじめた。
そうして物語は序章を終え、時は現代に戻る。
湿った万年床の上でもがく男、ブーンは、脂ぎった髪を振り乱し、弛んだ腹を波立たせながら床へと転がり落ちた。
そしてそのまま読み散らかして山になった雑誌に突っ込み、激しく体を揺らす。
転がるたびに、肛門から突き出したリコーダーの先が床を掠める。
胸に固定されたローターが激しく振動し、ちんこを包むオナホールがブーンのそれを強く締め付ける。
後ろ手に縛られた腕は感覚を喪失し、指先がちりちりと泡立っている。
監禁されているのではない。自分でやった。
つまりこれは、幼少の頃から築き上げてきたブーンの自慰なのだ。
縄は一見、きつく食い込んでいるように見える。
自分で縛ったのだとは思えないほど、絶妙な力加減でブーンを拘束している。
……しているように見えるだけなのだ。
実際は、なにも考えずに縛ったから、腕が抜けなくてもがいているというのが正解だ。
( ^■^)「むががががががが」
塞がれた口から、悲痛な叫びが微かに漏れ出す。
何度射精したかわからない。それなのにちんこは勃起を止めない、縮まない。
汗がフローリングを濡らし、浸水したかのような様相を帯びる。
目から涙を、鼻からは鼻水を垂れ流し、ちんこから精液を垂れ流す。
乳首が雄雄しくそそり立ったまま、ローターの強烈な振動を受け続けている。
体の痙攣は、すでにそれが当たり前と思えるように、続いている。
心臓が警鐘を鳴らし、血管が膨張する。
良く考えたら、ブーンは鼻炎だった。
鼻が詰まっているのだ。
だから、口を塞いでいては、満足に呼吸もできない
だが! だがそれがいい!
生まれてはじめて発した言葉、「だがそれがいい」。
たかが七文字のひらがなの羅列が、分解して脳内を駆け回る。
強烈な快感の渦に支配され、すでに脳みそは動きを止めようとしている。
リコーダーが腸壁を激しく擦る。肛門が広がっていく。
ここで大好きなスカトロを用いる。
そうだ、拡大した肛門がぱっくりと口を開き、リコーダーと共にぬかるんだ排泄物を体外へと押し出す。
汗の強烈な臭いに混じって、排泄物の独特の香りが室内に充満していく。
腸壁への刺激は終わった。だが、まだ乳首とちんこへの刺激が続いている。
( ^■^)「ふがふがぐがっ、ごりょげりょ」
こみ上げる胃内の内容物が、食道を押し広げながら咥内に溜まる。
気管が圧迫される。やばい、真面目にやばい。生命の危機を感じる。
それどころか、強烈な刺激に耐えるために床を転がりまわっていたので、
ブーンの鼻や目から、自身の汗と排泄物が入り込んでくる。
( ^■^)(これはもう駄目かもわからんね)
薄れゆく意識の中、自分の声が聞こえた気がした。
129 :
閉鎖まであと 4日と 4時間:2007/01/19(金) 16:16:34.33 ID:dL22zGHI0
こんな濃い話だとは思わなかった。
なんてこったい/(^o^)\
------------------------------------------------------------------------------
ここまで書き終えた瞬間、プレハブ内を異様な熱気が覆った。
ブーンは反射的に体を捩じらせた。
狭いプレハブ内にいる、わずかな人々。女性はいない。看板が立っているから。
その少数の男性たちが、一様に性器を露出させ、ブーンの書いた小説を読みながら手を動かしているではないか。
(;^ω^)「これは……」
「うっ」という呻き声が聞こえ、そちらに顔を巡らす。太った男が、精液を放出していた。
「ああ、いいよ、ブーン、もっと、もっと感じるんだ」
そう呟く男性の右手は精液でまみれているにも関わらず、その動きを止めない。
(;^ω^)「と、とんでもないものを書いてしまったお」
ブーンの顔に飛び散る精液を擦り落としながら、呟いた。
------------------------------------------------------------------------------
( ゚∀゚)「はい、カットー」
突然男が大声を上げ、それを合図に室内灯が点る。
開かれる視界、取り除かれる闇。
闇が姿を謹んでいくと共に、周りに異様な形の機械が姿を現す。
( ^■^)「げほっ、げほっ」
( ゚∀゚)「おい、ブーン君が死にそうじゃないか。早く助け起こしてやってくれ」
男の声を皮切りに、体格の良い男たちが顔を顰めながらブーンに近づいていく。
( ^ω^)「ぶはっ――げほっごほ」
口を塞いでいたガムテープが取り除かれ、新鮮な空気を取り込もうとしたブーンが咽た。
( ゚∀゚)「あはは、すごい臭気だからね」
( ^ω^)「はあはあ、撮影はどうだったお?」
巨大なカメラの後ろに座っていた男が満面の笑みを浮かべた。
( ゚∀゚)「大成功だよ。いや、あれだけの演技をできるとは、流石の僕も予想していなかったよ」
( ^ω^)「そうかお。それで、この作品は売れるのかお?」
「売れるわけないだろ、こんなのを発表したら俺の監督生命が絶たれちまう」
男は思わず口に出そうな台詞を飲み込んで、さらなる笑顔を作って言った。
( ゚∀゚)「もちろん。これで君もトップ男優の仲間入りだよ」
( ^ω^)ブーンはオナニストのようです:END
------------------------------------------------------------------------------
ブーンは短編を書き終えると、ため息をついて息を吸い込もうとして咳き込んだ。
狭いプレハブ内は精液の臭いで咽返るようだ。
激しく咳き込むブーンの肩に、ひとつの手が置かれた。
「あんたはよくやったよ」
一人の壮丁が、黄ばんだ前歯を見せながら微笑んだ。
( ^ω^)「あ、ありがとうだお」
壮丁は満足そうに何度も頷くと、手を振ってプレハブを出て行った。
( ^ω^)「なんなんだお、あのみすぼらしいおっちゃんはお」
だが、何故かその言葉に心が躍るのを感じた。
そうだ、次はもっと穏やかな話を書こう。読者が思わず微笑むような、そんな物語を綴ろう。
ブーンは頭を回転させながら、ボールペンを手に取った。
------------------------------------------------------------------------------
と思ったが、思いつかなかった。見てる人いたら、ジャンルかネタを恵んでください。
こたつでミカン
135 :
閉鎖まであと 4日と 4時間:2007/01/19(金) 16:41:28.17 ID:dL22zGHI0
フェチ
>>134「こたつでミカン」
>>135「フェチ」
二人の男が叫んだ。
だがブーンには、後者の声は聞こえなかった。
( ^ω^)「こたつでミカンかお、これは相当重厚な物語になりそうだお」
そう一人ごちで、使い古された脳みその中のアイディア帳から使えそうなネタを厳選していく。
( ^ω^)「あと少し、あと少しで思いつきそうなんだけどお」
ブーンは喚きながらプレハブを飛び出した。
そしてどこをどう走ったかわからなかったが、ひとつのアトラクションの前に立っていた。
「( ^ω^)ブーンがスタンド能力を手に入れたようです」
プレハブの前には、そう書かれた看板が掲げられていた。
ブーンは迷わずにプレハブの中に足を踏み入れた。
( ^ω^)「これは……」
文章が上手すぎる。
嫉妬した。ブーンは執筆を続ける作者からボールペンを奪い取ると、思い切り叩き折った
満足したブーンは、意気揚々と自分のプレハブに戻って執筆を開始した。
------------------------------------------------------------------------------
( ^ω^)ブーンがこたつでミカンを発見したようです
何の変哲もない人間。
ブーンと接したことのある人間がブーンのことを形容するとき、皆が揃って同じ言葉を使う。
当のブーンはそれに憤りを感じずにはいられなかったが、実際に自分の人生を振り返ってみても、
「変哲」や「平凡」という言葉しか浮かばないことに気がついた。
地元の高校を卒業し、そのまま何の苦労もなく、変哲もなく、書類を送っただけで専門学校に合格した。
地元の専門学校。髪を金に染めたものや、化粧の濃い、所謂遊んでいるものが集う学校だ。
地元では、落ちこぼれ専門学校と侮蔑されていた。
( ^ω^)「はーだお」
ブーンは自室のこたつに足を突っ込みながら、寝転んだ。
天井は薄く黄ばみ、服越しに伝わる床に感触は、何年も掃除機をかけていないために違和感を感じる。
起き上がり、セーターに挟まったゴミを取り除きながら、再びため息をついた。
( ^ω^)「何か面白いことがないもんかお……」
そう言って首を巡らせたブーンの視線の先に、みかんの山が飛び込んだ。
みかん、それは甘美なる響き。
みかん、それは愛くるしい様相。
みかん、吹き出物と思しき荒れた肌、それが無性に可愛らしい。
( ^ω^)「みかん、ミカンといえばポケモン金銀だお」
そう、ブーンは高校生の時にポケモンに熱中した。
少ないお小遣いをはたいて、赤と緑の二バージョンを購入し、家でも学校でもポケモンをやっていた。
そんなブーンのあだ名は、「デブモンマスター」だった。
('A`)「おいデブモンマスター、購買いって味噌汁買ってこいよ」
( ^ω^)「ちょっと黙れお、いまファイアーをゲットするところなんだお」
('A`)「ファイアー? 伝説のポケモンの中で、一番いらねえやつじゃねえか」
( ^ω^)「そ、そうなのかお? だって格好良いお?」
こんな感じで、いじめっ子と仲良くなったりもした。
脂ぎった顔をテカテカと光らせながらゲームボーイに熱中する同級生がいたら、
間違いなく避けるだろう。近寄ろうとしない、もしくはいじめる。
ブーンに対する同級生の反応は後者だった。
ゲームボーイを取り上げて、セーブデータを消す。
ブーンお気に入りのカメゴンを逃がす。
シオンタウンにいたのに、ブーンがいないうちに、マサラタウンに戻しておく。
ブーンは様々な嫌がらせを受けた。
だがそれでもブーンは挫けなかった。
そしてポケモンを愛した。
( ^ω^)「デブモンマスター、望むことろだお。僕は最強のマスターになるお」
そんなブーンの意気込みが通じたのか、次第にいじめはなくなっていき、
ブーンのクラスには第二期ポケモンブームが舞い起きた。
( ^ω^)「そうじゃないお、ミカンの話だったお」
ポケモン金銀に登場する、白いワンピースを着た可愛らしい女性。
だが見た目とは裏腹に、扱いの難しいハガネタイプのポケモンを自在に操る有能なトレーナー。
ブーンは攻略本が大好きだった。
所持しているゲームの攻略本は勿論のこと、聞いたことのない作品の攻略本も購入していた。
ポケモン金銀の攻略本に描かれている女性。
ミカン。
その姿はただただ美しかった。
ブーンの心を掴んで離さなかった。
ブーンは何回も、攻略本に載っているミカンを見ながら自慰をした。
夜眠る前は、ミカンと結婚して幸せな生活を想像した。
ブーンはミカンと結婚することを誓っていた。
141 :
閉鎖まであと 4日と 3時間:2007/01/19(金) 17:12:10.95 ID:dL22zGHI0
すげぇ文才の無駄遣い
主な経歴。
アサギジムのジムリーダーでハガネタイプのポケモンを使用している。
「かがやきの灯台」の灯を照らしているデンリュウの看病をしていてジムリーダーの仕事ができなかったが、
ブーンが手に入れた薬によってデンリュウの体調が戻り、ジムリーダーの仕事に復帰した。
(*^ω^)「健気だお。健気だけど、それだけじゃなく強い心を持った人なんだお」
('A`)「うへぇ、気持ち悪いやつだな。ゲーム内のキャラクターに恋してんじゃねーよ」
(#^ω^)「ミカンちゃんを冒涜するやつは、たとえ親友といえど許せないお!」
(;^ω^)「僕って変哲のありまくる人間だったんじゃないかお?」
ブーンはあまりの羞恥心に顔を両手で覆いながら、こたつの上のみかんを見つめた。
みかん、鈍いオレンジ色をしている。
みかん、旨そうだ。
旨そう、旨そう……。
みかんジュースwktk
ブーンはいつの間にか、小さな小屋の中に立っていた。
周りを見回す。すると、正面で視線が止まった。
白いワンピース、流れるような茶髪、ミカンを呈したオレンジ色の髪留め。
その髪留めでツインテールにしているミカンが、じっとブーンに視線を注いでいた。
(;^ω^)「ふはっ、ミカンたん?」
ミカンが軽く頷いて顔を上げた。
(;^ω^)「なな、一体どういうことだお? 何でミカンたんが……いや待て」
ブーンの中に、一条の光が差し込んだ。
(*^ω^)「ふひひ、ふほっ、ふひひひひ」
下卑た笑みが零れる。それを見てミカンが、愛らしい顔を歪めた。
(*^ω^)「テラモエスwwwwwwwwwうぴょぴょぴょぴょ」
ブーンは ミカンに おそいかかった
てれってーてー
ミカンは コイルを だした
ブーンの こうげき
突進
コイルは たおれた
ミカンは ハガネールを だした
ブーンの攻撃
突進
ハガネールは たおれた
ブーンの こうげき
なでる
ミカンは かんじた
ミカンは かんじて うごけない
ブーンの こうげき
ぬがす
ミカンは ぜんらになった
ミカンは ぜんらで うごけない
ブーンの こうげき
もむ
ミカンは こえを もらした
ミカンは かんじて うごけない
(*^ω^)「うぴょぴょぴょ」
自慢の長い舌を巧みに動かし、ミカンの体を舐めていく。
全身を微かに濡らすミカンの汗が、まるでミカンジュースのようにwktkさせる。
ブーンの こうげき
ミカンは からだを はげしくゆすった
ミカンは いきたえた
( ^ω^)「はっ」
いつの間にか床に寝転んでいたらしい。
天井の薄い染みが見えた。
( ^ω^)「なんだ、夢かお」
階下から、母親の声が聞こえる。
J( 'ー`)し「ブーン、ご飯よ」
( ^ω^)「はいお。すぐいくお」
返事をし、気だるげに体を起こす。全身に倦怠感がまとわりついている。
( ^ω^)「あーあ、現実だったら良かったのにお」
そんなことを考える僕は、やはり平凡な人間なのだろうか?
人間には裏表がある。ブーンの表の顔は変哲のない人間かもしれないが、
裏の顔は、物凄い特殊で、特異な人間のような気がする。
再び母がブーンを呼んだ。声を返してこたつから立ち上がった。
こたつの上に無造作に置かれたみかん。
心なしか、そのみかんが微笑んでいるような気がした。
ブーンはみかんに微笑を返すと、襖を開けて階段を下りていった。
ブーンの部屋にあるこたつ。その上に置かれたみかん。
ブーンの角度からは見えなかったが、反対側には穴が開いていた。
そしてそこから、白濁した液体が流れ出ていた。
( ^ω^)ブーンがこたつでミカンを発見したようです:END
------------------------------------------------------------------------
( ^ω^)「ふう、何とかこじつけることができたお。お? どうせなら
みかんで自慰をしているブーンの様子をもっと詳しく描け?
そんなに植物姦が見たいなら、「( ^ω^)ブーンはトマトを育てているようです」でも読んでくれお」
煙草を取り出し、火をつけながらそう言った。
相変わらず、ブーンの書く短編は評価が低い。
2ちゃんねるが閉鎖する前に、ブーンの作成したアトラクションが人で賑わうことはないのだろう。
( ^ω^)「でも短編書くの楽しいお。まさに自慰作家、だけどそれがいい」
脂肪に埋もれた首をゆっくりと回し、次回の構想を練る。
何か面白いネタはないものだろうか。
------------------------------------------------------------------------
ブーンがシャワー・トイレ板に行くようです
まさかポケモンとはwww
面白かったぜ
152 :
閉鎖まであと 4日と 3時間:2007/01/19(金) 17:46:59.70 ID:SU8icW860
面白かったお( ^ω^)
またなんか書いて
153 :
閉鎖まであと 4日と 3時間:2007/01/19(金) 17:48:20.41 ID:eiPrFpSmO
潔癖症
( ^ω^)ブーンがシャワー・トイレ広場に行くようです
どうもネタが思い浮かばない。
スカトロや無駄なエロ描写を使わなければ、筆が進まない体に改造されてしまったようだ。
ブーンは気分直しに、2ちゃんねる内を散策することに決めた。
外はすでに日が沈みかけていた。
日中はそれほどでもないが、広雪村が東北の奥地にある関係で、夜に吹く風は身を切るように冷たい。
ぶかぶかのタンクトップを口元まで持ち上げて、「ひとつ上の男」を意識しながら、
VIP広場を歩いている女性に流し目を送った。
その瞬間、視線を送られた女性は「猫なのに鼠が怖い某ロボットが現代に誕生した瞬間を目撃した」
ような顔を見せて、逃げるように走り去ってしまった。
( ^ω^)「失礼な女だお。僕の魅力が理解できないなんてお」
155 :
閉鎖まであと 4日と 3時間:2007/01/19(金) 17:51:56.08 ID:6kNvVx380
もっと自信をもてww
ぶつぶつと呟きながら、自分と同じように小説を展示しているアトラクションに顔を出していく。
だが、どこも顔を出さなければ良かったと思うほど、盛況していた。
ブーンは、「バキの世界に阿部高和が迷い込んだようです」の期待度に嫉妬し、
「( ^ω^)ブーンがVIPにスレを立てたようです」の不可思議な魅力に取り込まれつつ、
人で賑わうニュー速VIP広場を抜けた。
相変わらず、2ちゃんねる内は人で溢れかえっている。
これだけ盛況なのに2ちゃんねるを撤廃しようとする、赤羽地方裁判所に憤りを隠せない。
そんな取り止めのないことを考えていると、いつの間にか2ちゃんねるの入り口まで来てしまった。
( ^ω^)「ふう、ちょうどここに案内板があるし、たまにはVIP広場以外の場所にも行ってみようかお」
目に付くのは盛況している広場、運営やファッション広場だが、そのどちらもブーンの好みには合わない。
( ゚ω゚)「ふへっ」
ハゲ・ズラ広場……なんだこの吸引力は。
ブーンはその四文字に心が魅了されていくのを感じた。
( ゚ω゚)「ハゲ、ヅラ、ハゲ、ヅラ」
思い出される青春の日々。
中学生に上がると共に、ブーンの頭から毛が抜けた。
アートネイチャーにも電話をしたが、断られた。
日々の偏食により、ブーンの頭皮から毛根が絶滅していたのだ。
だからブーンは、ヅラを被っている。愛用している。
このヅラがあったから、僕は生きてこれた。ハゲがあったから、生きてこr違うヅラがあったから生きてこれたのだ。
ブーンは何かに誘導されるかのように、ゆっくりと足の動くままに体を進ませていった。
その広場は、ある意味異質だった。
広場同士はただ低い柵で遮られているだけだというのに、この広場だけ空気が違って感じられる。
穴倉からこちらを覗いている不気味な目のような、沼に引き込まんとする腐った手のような
不穏な空気が、ブーンのタンクトップから露出した肌に突き刺さる。
「深遠を覗き込むものはうんたらかんたら」という、海外の有名なおっさんの名言が頭に浮かんだが、
汗ばむヅラの下の頭皮を滑ってどこかに転がっていってしまった。
( ^ω^)「ここが、ヅラ・ハゲ広場」
(〆´・ω・`)「なにか、用かい?」
突然背後から声をかけられて、ブーンは肩を跳ね上がらせた。
地を振動させる、怨念に満ちた暗い声。それが体に染み込む。
( ^ω^)「なな、なんでもないですお! 僕はヅラじゃないですお!」
慌てて逃げ出そうとするブーンの肩を、物凄い力が掴んだ。
(;^ω^)「ひいいいいい」
(〆´・ω・`)「ふん、ヅラを愛用している私にはわかるのだよ。君が」
(〆´・ω・`)「ハゲだってことがなあ」
凄まじい気を発しながら飛び出した大声。
それは周囲の不穏な空気をまといながら、ブーンの全身を嬲るように吹き抜けていく。
そして。
/⌒ヽ
(;^ω^)「ひええええ」
飛び去るヅラ、露出する光り輝く頭頂部。
ブーンは慌ててヅラを拾うと、男を張り飛ばして駆け出した。
その恐怖は、いつまでもブーンの心の奥底に深く刻まれたという。
前にもいったかも知らんが、ニート兼フリーターだから、お迎えも俺の使命なんだ。ちょっといってくる。
161 :
閉鎖まであと 4日と 2時間:2007/01/19(金) 18:28:03.16 ID:TvA7qlumO
何このハゲズラ板の修羅は
気がついたら、ブーンは巨大な案内板の前に戻ってきていた。
恐怖が心を侵食し続けている。
あれほどの恐怖を感じたのは、幼い頃に自転車で猫を轢き殺した時以来だ。
( ^ω^)「ふふう、とんでもない目にあったお。流石2ちゃんねる、ありとあらゆる感情が渦巻いているお」
ブーンは気を取り直して、面白そうな広場を探した。
そして目についたのは、2ちゃんねるの南極に位置するシャワー・トイレ広場だった。
( ^ω^)「さっきのハゲ・ズラ広場もそうだけど、聞いたことのない広場はちょっと怖いお」
またズラを飛ばされることはないだろうが、シャワーで放水されたり、
トイレに流されたりしては洒落にならない。
ブーンは震えそうになる足を軽く小突いた。
( ^ω^)「怯えてても仕方ないお。アウトロー広場に行くより、何倍もマシだお、きっと」
そこも一種の独特な空気を持っている広場だった。
シャワートイレと、便所の落書きのような筆記体で書かれたアーチをくぐり、恐る恐る人場内に足を踏み入れる。
突然目に飛び込んできた「お前ら男でも小の後に拭くよな」という看板を見つけ、思わず吹き出した。
(;^ω^)「一体ここは……」
そろそろとプレハブ内に頭を突っ込む。
プレハブ内は学校の教室のようになっており、椅子に腰掛けた男たちが、壇上の男をじっと見つめている。
壇上の男が「小の後に拭かないと気持ち悪くね?」と力説すると、黙って座っていた男たちが立ち上がって
「そうだそうだ」と腕を振り回しはじめた。
「もちろん拭く。それどころか小の時も個室に入り、パンツを脱いでしゃがみあるいは腰掛けてする」
「小は座らないが一応拭く。んで、ウンコする時はかなり浅く座るから
シャワーモードは尻じゃなくてビデの方がちょうど的に当たる」
等の熱論が飛び交う、さながら戦場のような様相を呈してきた。
ブーンは恐怖を感じて、プレハブを飛び出した。
(;^ω^)「やはりここも、狂った男たちが集まる閉鎖的な広場だったお」
公衆トイレの便器をそのまま引き抜いてきたような帽子を被っている男や、
服の上からトイレットペーパーらしき紙を巻きつけている女が、普通に歩いている。
恐怖というより、おぞましさを感じる。
ブーンは居た堪れなくなって、適当なプレハブに入った。
やはりここも学校の教室のような内装になっていた。
椅子に座った男たちが、隣に座るものと熱中して話し合い、
壇上の男は訳のわからぬことを叫んでいる。
壇上のさらに上には、「女子トイレを想像する」と達筆で書かれていた。
( ^ω^)「ふう、どこもかしこも普通じゃないお。一体この広場は、何のためにあるんだお」
狭い広場内には、向きも大きさも滅茶苦茶なプレハブが乱立している。
どのプレハブからも怒声が聞こえてくるので、さぞかし中では熱い討論をしているのだろうと予想できる。
( ^ω^)「やっぱり別の広場のほうが良いかもしれないお。さっさと戻t」
165 :
閉鎖まであと 4日と 2時間:2007/01/19(金) 18:59:46.60 ID:VRudAP8xO
センター前日なのに読んでしまった。時間返せバカヤロー
ブーンは異様な光景を見て、言葉を呑み込んだ。
広場の中央に位置する場所だけ、プレハブが建っていない。
その拓けた場所の中心に、一人の女と洋式の便器がぽつんと存在していた。
興味を惹かれたブーンは、静かにそちらに近づいた。
近づくにつれ、便器を閉めたり開けたりする音が耳に届く。
(;^ω^)「な、なにをしてるんだお?」
女性の背後に立ち、腰をかがめて顔を近づける。
女性は何かに取り憑かれたかのように、一心不乱に便座を上げたり下げたりしている。
(;^ω^)「あの、なにをしてるんだお?」
川д川「お待ちしておりました。ブーン様ですね」
( ^ω^)「おっ?」
名前を呼ばれ、驚嘆した。誰だろう、どこかで出会っただろうか?
女性は手を差し出してくる。促すように、手を上下に軽く揺らす。
なんとなく煩わしくなり、ブーンは女性の手を握った。
その瞬間、ブーンの瞳が驚愕に揺れ、口が大きく開いたまま塞がらなくなった。
笑ったのだ。
女性は、ひどく満足げな顔で、にんまりと口角を吊り上げた。
ブーンは恐怖を感じて手を離そうとしたが、まるで吸い付く蛸の吸盤のように、手が離れない。
(;^ω^)「なな、なにをするつもりなんだお? お金はないお。
煙草とボールペンを買ったから、九十円しか財布に入ってないお」
川д川「何を怯えているんですか?」
女性の静かな声が鼓膜を震わせた瞬間、ブーンは口を開けた便器の中に放り込まれていた。
腰が痛む。背骨が軋む。地面に打ったのか、後頭部がひりひりと……地面?
ブーンは上半身だけ起こして、地面を手でなぞった。
地面、土が固まった地面だ。
慌てて辺りを見回すと、そこは狭い洞窟になっているようだった。
顔を上に向けると、四メートルほど上に小さな穴が開いており、そこから先ほどの女性が手を振っていた。
(#^ω^)「お前、なんのために僕をこんなところに落としたんだお」
声が反響して、耳が痛い。思わず耳を押さえ、反響が収まってから顔を上げると、穴が閉じていた。
( ^ω^)「い、一体なにがどうなっているんだお?」
頭上の穴まで四メートル、両足を広げて登っていけば穴まで到達できそうだが、
高所恐怖症であるブーンには賢明な判断とは思えない。
ということは。
( ^ω^)「洞窟の先に向かうしかないのかお」
落ちた衝撃ではずれたズラを装着し、ブーンはしぶしぶ立ち上がった。
洞窟は仄かに明るい。松明も穴も、光源はどこにも見あたらないが、
一体どこから光が差し込んでいるのだろうか。
ブーンは夢を思い出した。
夢の中で何度か似たような洞窟を探検したことがあったが、その時も閉ざされた洞窟なのに妙に明るかった。
手を剥きだしの岩肌に当てながら、ゆっくりと洞窟を進む。
(独り言:展開が全く頭に浮かばない。まあそのほうが楽しいことになる気がする。)
足元が覚束ない。大小さまざまな岩が露出して、ブーンの足を絡めるように存在している。
( ^ω^)「長い洞窟だお。一体どこに続いているのか」
必要以上に反響する自分の声に怯えながら、足を速めた。
突如として、目の前に光が溢れた。
目を細め、体勢を低くする。
光、出口か? ブーンは光に導かれるようにして、足を進めた。
光が全身を包んでいく。
----------------------------
コタツだ。ブーンはコタツに潜り込んでいる。
薄い安物の毛布が、首筋を不快に掠める。
あまりの不快感に身を捩ると、白い天井に黄色い染みが浮かんでいるのが見えた。
( ^ω^)「あれ? 既視感かお?」
どこかで見たことがあるような景色。一体、どこで見たことがあるのだろう。
その答えは、こたつの上に置かれていた穴の開いたみかんをみて、見つかった。
明らかに展開を間違ってる希ガスw
( ^ω^)「ここは、僕が書いた短編の舞台じゃないかお」
そうだ、僕が想像したとおりの、薄い毛布、小さなこたつ、そして三つ並んだ机の上のみかん。
さらにその中のひとつには、穴があいている。
そしてそこから垂れ落ちる気色の悪い液体――精液。
( ^ω^)「どど、どういうことだお、なんで僕が自分の考えた世界に」
狭い部屋、部屋の隅に置かれたこたつ、周囲を囲う障子、万年床、小さな本棚。
その本棚には、様々なゲームの攻略本が整然と並べられている。
ありえない。言葉が頭をめぐる。
やはり夢を見ていたのだろうか? シャワー・トイレという異様な雰囲気を醸していた
あの広場に入ったせいで、気を失ってしまっていたのか。
そうに違いない。でなければ、この体験の説明はつかない。
ブーンはとりあえずこたつから這い出した。
これといってすることもなく、何の気なしに本棚を眺めていく。
(;^ω^)「やっぱりあったお。ポケモンの攻略本……」
薄いが大きな本が背を向けてそこに佇んでいる。
その背には、「ポケモン金・銀 完全攻略」と書かれている。
ブーンは、見えない何かに導かれるように、そっと本を取り出した。
短い前書きがあり、目次のページが続く。
ブーンは適当にページをめくった。
目に入る白いワンピースの少女。
( ^ω^)「ミカン」
ブーンはそうすることが前もって決められていたかのように、ズボンのチャックを下ろした。
( ^ω^)「いくお! 出るお! 出る! いく! いくうっ」
焦燥感に押されるようにして、徐々に早まる右手のピストン運動。
快感が体中を駆け回り、それが下半身へと集まりだし――。
薄暗い部屋、湿った万年床。
咽返るような自分の汗の臭いに、鼻が曲がりそうだ。
鼻毛が唇を掠めてくすぐったい。
だがそれはあまり気にならない。
気になるのは、乳首とちんこで振動する物体と、肛門を押し広げているものの存在だ。
( ゚■゚)「もがもがもがもが」
なぜだ、何が起きた。僕は射精しようとしていた。
そう、していたのだ。そして射精はじきに訪れるはずだった。
なのになぜ、僕は全身を縄で縛られ、乳首にローターを、ちんこには電動オナホールを、
肛門にはリコーダーを、口にはガムテープを巻いているんだ。
( ^■^)(やば、いきそう)
( ゚■゚)「もがふがほがくごけがこがけ(そんなこといってる場合じゃないないお!)」
175 :
閉鎖まであと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:45:59.04 ID:VRudAP8xO
なんか世にも奇妙な物語みたいだ
全身を巡る焦燥感と既視感。いまにも飛び出しそうな精液、すぼまる睾丸。
( ゚■゚)「ほがほがっむがー(なんでよりによって、こんな物語の中にっ)」
体中を快感が支配する。その激しい波は、全身を襲い、延髄に激しい電気を流す。
( ;■;)(いやだお、自分のうんこに塗れるのは、死んでも嫌だお)
だが迫りくる射精感を堪えることは、できない。
ブーンは達しそうになり――。
( ゚■゚)「!?」
突然静まり返る室内。耳に届いていたローターの音が、鳴り止んだ。
なにが起こった、と考える間もなく、室内灯の明かりが目を焼いた。
ひろゆき「どっきりでした^^」
視界に飛び込んできた男。無駄にトリートメントを施した長髪を揺らしながら、顔中に笑みを浮かべた男。
( ゚■゚)
( ゚■゚ )
( ゚■゚)
なんだどっきりか。ブーンは笑った。ひろゆきも笑った。
( ^ω^)「ぶはっ」
ひろゆきがガムテープを優しく剥がす。ようやく開放された開口一番、「なんでひろゆきが」。
ひろゆき「いやあ、ブーン君はさ、2ちゃんねるが閉鎖されるって聞いて、毎日通いつめてくれてたでしょ。
だから、そんな純情な君に、僕からのささやかなプレゼントをね」
( ^ω^)「ささやかって、それじゃもしかして、閉鎖の話は……」
ひとゆき「嘘を嘘と見抜けない人は(ry」
そう言いかけて、ひろゆきは独特の笑みをこぼした。
ひろゆき「釣りでした」
( ̄ー ̄)ニヤリッ
( ^ω^)ブーンがシャワー・トイレ広場に行くようです:END……で良い? 続かないよ。
178 :
閉鎖まであと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:57:35.41 ID:9EpoCDIeO
なんという展開
先が全く読めなかった
179 :
閉鎖まであと 4日と 0時間:2007/01/19(金) 20:03:11.41 ID:IAqInGJv0
次は从'ー'从 渡辺さん を頼むわ
('A`)「うん、なかなか難しいもんだな」
ぬくぬくとこたつにあたりながら、ドクオは首を傾げた。小気味良い音が室内に鳴り響く。
ドクオは引きこもりで、ニート予備軍だった。
毎日本を読んで過ごすか、昼ドラのCSI:4を見て暇を潰していた。
だが次第に同じことに繰り返しに近くなる生活に飽き、久しぶりに2ちゃんブラウザを起動させた。
そしてVIPのスレを開いた瞬間、名前欄に違和感を感じたのだ。
('A`)「閉鎖まであと○日? なんだこりゃ」
表示されている字は細い。つまり、書き込んだものが入力したものではないのだ。
ドクオは慌ててブラウザから2ちゃんねるを開いた。
目に飛び込む極彩色、そこには、「賠償金滞納処分差押物件」と書かれていた。
('A`)「……ネタ、じゃないんだよな?」
運営やシャワー・トイレ板を巡ったが、どこも2ちゃんねる閉鎖の話題で持ちきりだった。
181 :
閉鎖まであと 4日と 0時間:2007/01/19(金) 20:08:24.83 ID:VRudAP8xO
wktk
ドクオは時々暇つぶしと称して、ニュー速VIPでブーンを題材にした小説を投下している。
ネタではなく、本当に無名であり、レスがないか叩かれるのが関の山だった。
いつしかドクオはブーン小説から離れ、他の人が書いたブーン小説スレからも離れていった。
そんなドクオに飛び込んだ衝撃。2ちゃんねる閉鎖。
ドクオはトラウマに押しつぶされそうになりながら、久しぶりにスレを立てることにした。
題名は、( ^ω^)ブーンが短編を書くようです
長編の書けないドクオは、短編を書き続けることによって、少しでもスレを長寿させようと考えたのだ。
今まで読んだ感慨を受けた小説を思い出しながら、必死に書きなぐるドクオ。
そんなドクオを見て、親は真剣にドクオを追い出そうか迷った。
だがドクオは書き続けた。
書くことにより、少しでも多くの人に自分という存在を示せるように。
2ちゃんねるが閉鎖する前に、少しでも多くの人に自分の文章を読んでもらえるように。
まあ、全部嘘なんですけどね。
>>179 渡辺さんは使ったことないから、キャラクター知らないや。
なにかネタがあれば、ください。暇なので。
183 :
閉鎖まであと 4日と 0時間:2007/01/19(金) 20:11:29.83 ID:IAqInGJv0
184 :
閉鎖まであと 4日と 0時間:2007/01/19(金) 20:12:38.89 ID:9EpoCDIeO
185 :
閉鎖まであと 4日と 0時間:2007/01/19(金) 20:15:35.81 ID:eiPrFpSmO
>>182 多少なりとも感動してたのにwwwwww俺の感動を返せwwwwww
186 :
閉鎖まであと 4日と 0時間:2007/01/19(金) 20:17:06.85 ID:VRudAP8xO
セックス
ξ゚听)ξ「ちょっと、帰ってきて早々、どこに行くのよ!」
なんとなく思い出せる、母の怒鳴る声。
(´・ω・`)「いや、仕事が入っててさ。悪いけど、その子をしばらく預かってくれないかな?」
なんとなく覚えのある、父の間延びした声。
ξ゚听)ξ「ふざけないで。父親なんだから、子供の世話くらい自分でみなさいよ」
(´・ω・`)「そういうなよ、センターは、世界中を飛び回る仕事なんだから」
ξ゚听)ξ「あんたね、自分の子供も満足に育てられない仕事をまだ続ける気?
いい加減にして。私はね、あんたの保護者じゃないの。あんたとはなんでもないの」
怒鳴り続ける母に微笑を向けながら、父が近づいた。
胸から血を噴出す母、驚愕を顔に浮かべた父。
ブーンは木の上に寝転がりながら、次々と溢れ出す記憶の波を必死に押さえ込んだ。
目の前に広がる、豊かな自然。視界を覆いつくす、緑と青のコントラスト。
ブーンの育った孤島の全景が、ブーンの寝転ぶ木の上から見渡せる。
穏やかな風景を霞ませる涙を拭いながら、握り締めていた手紙を開く。
-------------------------------------------------
センター試験
春が訪れを告げ、花がその彩を増す今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか
さて、話は変わりますが、下記の通り、無事にセンター試験を催す運びとなりました。
参加費用は無料です。この手紙を受け取った方のみ、最寄の港から
試験開催地へと向かわれますよう、よろしくお願いします。(適当)
-------------------------------------------------
センター試験。
世界中を飛び回り、護衛や遺跡の発掘作業、動植物の観察や飼育を行うセンターを選抜する試験。
試験内容は多岐にわたり、体力、知力、精神力の三点を厳正に審査する。
センターは人気の職業だ。
試験を合格すると貰える個別IDカードにより、自由に各国を飛び回ったり、
外国に好きなだけ滞在することができる。
それ以外にも、様々な恩恵を得られる世界中に認定された職業。
ただ、様々な恩恵は使い方によっては最悪の結果を生み出す。
そのために設けられたのがセンター試験であり、試験は過酷を極めるという。
190 :
閉鎖まであと 4日と 0時間:2007/01/19(金) 20:33:31.15 ID:eiPrFpSmO
それなんてH×H?
ブーンは細い幹に足をかけてぶら下がった。
反転した故郷の景色、それもブーンは好きだった。
( ^ω^)「センター試験かお。一体、どんなことをするんだろうお」
不安そうな声を出しながら、顔はにやけたままだ。
ブーンの父親はセンターらしい。
ブーンを捨てて、センターの仕事を選んだと聞いた。
( ^ω^)「自分の子供を捨ててまでやりたい仕事、それがセンターなんだお」
漏れそうになる嗚咽を呑み込む。
センター、それがどれだけ魅力的な仕事なのか、それが知りたい。
センター、果たして自分がセンターになり子供が生まれたときに、自分も子供を捨てられるのか、知りたい。
ブーンは足の力を抜いた。
全身を回転させながら三メートル落ち、しっかりと足で地面を踏みしめた。
( ^ω^)「待ってろお、糞親父」
ブーンは晴れ渡った青空に向かって叫んだ。
S×Sかお?w
耳障りな汽笛が港にこだまする。
大きな木箱を担いで船を乗り降りする水夫を見ながら、ブーンは
「特別急行あずさ 沖ノ鳥島行き」と書かれた船に乗り込んだ。
甲板に出ると、山の上とは違った故郷が映る。
从'ー'从「ブーン、頑張れよ!」
育て親の渡辺さんが叫んだ。
( ^ω^)「はいお、絶対受かって帰ってくるお」
从'ー'从「うっせぇ、二度とその気色悪い笑顔を俺に見せんじゃねーぞ」
相変わらずの渡辺さんの毒舌に苦笑いしながら、離れ行く故郷をもう一度目に焼き付けた。
センター試験は過酷だという。
命を落とすもの、精神が発狂するものが後を絶たないと聞いた。
( ^ω^)「でも、僕は絶対に受かってみせるお。そして、五体満足のまま故郷の土を踏むんだお」
少年漫画さながらに熱く誓うブーンの背後で、二人の人間がほくそ笑んだ。
('A`)ドクオがH×Hをさり気なくパクりながら、S×Sと名づけた作品を描くようです
天候があやしくなってきた。
先ほどまでは雲ひとつない快晴だったのに、いま空は分厚い雲に覆われている。
濃い灰色の雲が空を覆い、時々隙間から雷が光る。
穏やかだった海も徐々に姿を変え、緩やかだった波がいまでは甲板にまで飛沫を飛ばしている。
そんな天気に囲まれながら、甲板の上ではさらに激しい血飛沫が飛び散っていた。
飛び交う怒声と罵倒。激しく揺れる甲板の上で、二人の男が殴りあっている。
(;^ω^)「あの、急にどうしたんだお?」
('A`)「うるせぇ、黙ってろ糞豚が」
顔面を自身の血で染めた痩身な青年が、怨念をこめた形相で叫んだ。
(´・ω・`)「豚? いまなんて言ったんだい? 僕のことを豚だって? ほう、いい度胸をしているじゃないか」
('A`)「ああん? 豚に豚っつって何が悪いんだよ、汚い脂肪を揺らしやがってよ、迷惑なんだよ」
痩身の男が、けして細いとはお世辞にもいえないぽっちゃり系に飛びかかった。
痩身の男の動きは速かった。まるで影が飛び交っているかのような機敏な動きを見せる。
( ^ω^)(この揺れの中であの速さは、相当なもんだお)
青年は細長い手足をすばやく動かし、手刀を打ち込もうとする。
しかしぽっちゃり系も負けてはいない。
体を丸め、曲げた膝を一瞬で伸ばす。
足の裏にジェット機の排出口が備えられているかのような轟音を響かせ、
丸めた体を青年にぶつける。
青年は弾き飛ばされ、もんどりうって甲板を転がった。
(´・ω・`)「ふん、僕をデブというやつに、僕は容赦しないよ」
口角をニヒル気取りで軽く歪ませ、そのデブはブーンのほうに流し目を送った。
ブーンはデブに正拳を叩き込むと、船室に入って糞して寝た。
ブーンの船室を叩くデブと青年の声が聞こえたが、無視した。
197 :
閉鎖まであと 3日と 23時間:2007/01/19(金) 21:02:00.18 ID:dL22zGHI0
おもしれー
あれ、そろそろ金曜ロードショウがはじまるな。
ドクオは時計の針を確認すると、腰を上げて番組欄に目を走らせた。
ドクオは大の映画好きだ。無修正画像とどちらが好きかと問われたら妥協せざるを得ないが、
それほど木曜、金曜、日曜に放送される映画番組に首っ丈だった。
番組欄を追いながら、ちらっとパソコンの視線を移す。
このパソコンはただそれだけでは、だたの自己満足の道具に過ぎない。
だが回線をつなぐことにより、一部のマニアックな暇人たちの暇を潰すことができる。
ドクオは悩んだ。金曜ロードショウをとるか、わずかなVIPPERをとるか。
('A`)「なんて悩む必要ないんだけどな。さて、今日はなにを放送すんのかな」
shinobi。
そこには、確かにそう印刷されていた。
原作の漫画を持っている。というか、この間ブックオフで購入した。
たまらん、オダギリジョーの変な髪形と、仲間由紀江の人形のような出で立ち。
その二つが、ドクオの脳内を激しく誘惑した。
('A`)「でもパソコンに入ってるわ」
締め切られた扉。古びた木で設えられているので、簡単に壊すことはできる。
('A`)「だけど、あいつを怒らせるわけにはいかないよな」
(´・ω・`)「うん。僕たちはなんとかあの子に取り入るのが目的だからね。
彼にはなんとしても、センター試験を通ってもらわなければならないんだ」
青年が怪訝そうな顔を返す。
(´・ω・`)「はは、まあ彼と僕はちょっとした知り合いでね。
ブーンは覚えていないかもしれないが、僕は彼に借りがあるんだよ」
('A`)「まあ俺はあんたに雇われただけだからな。
報酬を受け取って、センターにも慣れる。おいしい仕事だ」
デブが大口を開いて笑った。
(´・ω・`)「そうだろ、おいしいよね。それじゃ別の作戦を考えようか」
故郷の港もそれなりに混雑していたが、沖ノ鳥島の港はそれ以上に活気に満ちている。
広い港には何隻もの大型客船が停泊し、巨大な倉庫が視界いっぱいに広がっている。
( ^ω^)「凄いお」
(´・ω・`)「ああ、凄いだろう。なんといっても、この島は世界中の貿易の中心地だからな」
( ^ω^)「あんたまだ僕になにか用があるのかお?」
ブーンはやれやれといった体で肩を竦める。
(´・ω・`)「冷たいね。まだあの甲板のことを怒っているのかい?」
甲板で突如として起きた戦闘は、デブと青年が二人で考えた作戦の一部だった。
ブーンは訳もわからずに、諍いに巻き込まれる。
デブは、ブーンが必ず二人の争いを止めるだろうと考えていた。
そこから仲を深めようという作戦だ。
だが結果はご覧の通り、作戦は失敗した。
しかたなくデブと青年は、船が沖ノ鳥島に着くまでに新たな作戦を考えた。
201 :
閉鎖まであと 3日と 23時間:2007/01/19(金) 21:16:03.46 ID:VRudAP8xO
このデブ親父じゃね?
コード2:作戦名「少し太った足長おじさん」
これなら間違いなくブーンの硬いガードを切り崩せるはずだと、デブは思った。
( ^ω^)「別になんとも思ってないお。それより、まだ僕の質問に答えてないお」
ブーンは質問の答えを促しながら、興味なさそうに呟いた。
(´・ω・`)「うん、実は僕、前回のセンター試験を受けたことがあるんだ。当然失敗したんだけどね。
それでね、僕はそのときにセンター試験合格の秘訣を理解したんだ」
ブーンが黙ったままなので、デブは仕方なく続きを述べる。
(´・ω・`)「それは、センター試験は団体競技だということだ」
( ^ω^)「団体競技? そんなこと書いてないお」
(´・ω・`)「当然だ。センター試験協議会からすれば、試験は個人競技だと思わせておく必要があるからね。
だが実際の試験内容は、かなり仲間の力が必要になってくる」
どうだといわんばかりに、デブが腕を組んだ。
ブーンは無垢な瞳でデブを一瞥した後、黙って港を歩きはじめた。
203 :
そうだよ^^:2007/01/19(金) 21:26:41.11 ID:2Xml+ngG0
(´・ω・`)「ふう、意外に頑固だな」
デブがため息をつきながら、ブーンを追いかけて港を歩きはじめた。
その後を追って、ドクオも歩を進める。
('A`)「さてさて、コード2も失敗のようだが、次はどうするんだ?」
(´・ω・`)「簡単さ。このままブーンを追いかけ、さりげなく手を貸していく」
殺気を感じ、デブは全身の力を抜いた。
殺気には無感情を返すに限る。
殺気に殺気をぶつけると、それは必ず争いに発展するからだ。
それに殺気を相手に悟られてしまうような相手だ。
警戒する必要もない。
(´・ω・`)「もう試験ははじまっているんだからね」
ブーンが楽しそうに前歯を見せた。
センター試験協議会から送られてきた案内状には、日時のお知らせと地図が入っていた。
地図には沖ノ鳥島の全体図が書かれており、所々に赤いペンで印がついている。
ブーンはとりあえず、現在地から一番近い印の場所を目指した。
(´・ω・`)「……彼はどこへ向かっているんだろうか」
('A`)「さあ」
はずだったが、ブーンは気付いていなかったが、相当な方向音痴だった。
目的地と違う改札を抜ける程度ならまだ可愛げがあったが、
ブーンは全く検討のつかない滅茶苦茶な方向へと歩を進めている。
(´・ω・`)「方向音痴だね。しかも、それに気付いていない」
('A`)「訳のわからない方向に進んでいるってのに、まるで頓着してないぜ」
デブは声をかけようか悩んだが、面白そうなのでそのまま放っておくことにした。
青年は暢気に歩くブーンと、それを楽しそうに傍観しているデブを交互に眺めながら、ため息をついた。
------------------------------------------------------------------------
('A`)「腹が減ったな」
ドクオはそう呟き、棚からカップラーメンを取り出した。
('A`)「毎日同じものを食べてる気がするが、痩せないのはなぜなんだぜ?」
寂しい独り言を呟きながらこたつから這い出す。
小さな台所でやかんを火にかけると、タイマーを取り出して床に寝転んだ。
('A`)「しばらく休憩するか。飯の時間だ」
------------------------------------------------------------------------
206 :
閉鎖まであと 3日と 23時間:2007/01/19(金) 21:40:32.00 ID:VRudAP8xO
ほ
町に怒声が轟いた。その声が鼓膜に届いた瞬間、ブーンはそちらに足を向けていた。
野太い男の声が、倉庫群の間を縫ってあたりに響き渡る。
('A`)「ショボンさん」と青年が叫んだ時には、ショボンと呼ばれた太った男はすでに駆け出していた。
全速力で走るブーンをあっという間に追い抜き、倉庫と倉庫の間に飛び込んでいく。
('A`)「はええ」
青年も驚愕しながら、自慢の足を動かす。
ブーンが隙間に入り込むのとほぼ同時に、青年がブーンの頭を飛び越えた。
( ^ω^)「お、なんで二人がここにいるんだお?」
('A`)「細かいことは抜きだ。とりあえずショボンさんを追うぞ」
ブーンが頷いたのを確認すると、青年は壁を駆け上がりながら先を急いだ。
(´・ω・`)(ふむ、やはりドクオのほうが足は速いようだな)
背後を一瞥し、ショボンはさらに角を曲がった。
前方にいるのは四人。
蹲った老婆と、老婆を支える少女、そして二人を取り囲む大柄な男が二人。
それだけ確認すると、ショボンはそのまま速度を緩めずに男の一人に肩を当てた。
大袈裟に地面を転がり、倉庫の壁に頭をめり込ませる男を見ながら、
少女と老婆を担ぎ上げて壁を跳ね上がった。
ξ゚听)ξ「ちょっと、なんなのよアンタ」
喚く少女を無視し、倉庫の屋根に放り投げる。
ξ゚听)ξ「いたっ、もっと優しく扱いなさいよ、女の子なんだから」
(´・ω・`)「女の子なら、もっと優しい言葉遣いを勉強しなさい」
そういって片目を瞑ると、ショボンは造作なく地面に着地した。
209 :
閉鎖まであと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:16:22.84 ID:eiPrFpSmO
支援
(,,゚Д゚)「なんなんだてめぇらはゴルァ」
充血した目を見開き、大きな口を開けて鋭い犬歯をむき出しにする男。
ドクオは構わずに、倉庫の壁を使って男の真上から手を伸ばした。
( ^ω^)「うわ、どうなってんだお」
ブーンの目の前で、ドクオの手が蛇のようにくねりながら伸びた。
( ^ω^)「あの変な顔といい、やっぱり人間じゃなかったのかお」
('A`)「ははっ、驚いた顔してんな」
ドクオが、伸びてくる腕を不思議そうに見つめている男に軽口を叩いた。
(,,゚Д゚)「ふざけんなゴルァ、誰が驚いてるって? 生まれつきこんな顔なんだぞ」
('A`)「ならもっと駄目じゃねえか。常にその顔じゃ、彼女もいないだろうな」
反論しようとした男の顔は派手に弾かれたが、男はその衝撃を利用して回転し、地面に肩膝を立てて着地した。
('A`)「うえ」
(,,゚Д゚)「今度はこっちの番だゴルァ」
ドクオの体は宙に浮いたままだ。
そのドクオ目がけて、男が地面を蹴った。
男の頭が物凄い速さでドクオの腹に命中する。
('A`)「げほっ」
腹を押さえて体勢を崩したドクオの首を掴み、ドクオの腹に両足を乗せて、まるでサーフィンを
しているような姿勢をとった男は、犬歯を剥き出しながら笑った。
(,,゚Д゚)「死ねや糞餓鬼が」
ドクオの首に男の長く鋭い爪が食い込む。
ドクオの顔が青く鬱血し、浅く突き刺さった爪の下からは微量の血が流れ出す。
('A`)「くそ、ふざけんなよ」
ドクオの両手が、再び伸びだ。
伸びたドクオの両腕は男の背後で一度交差した後、弧を描きながら戻ってきて男の首に絡みついた。
('A`)「まだまだ伸びんぞ」
言葉通りにドクオの腕は伸び続け、何重にも交差しながら、男の首に次々と絡みついていく。
肩に乗った蛇のようにゆらゆらと揺れながら、男の喉仏を締め上げた。
男は一瞬のうちに脳へと空気を送る回路を遮断され、白目を剥いて体から力を抜いた。
('A`)「はっ、俺にかかればこんなもん……」
('A`)「落ちるううううう」
ドクオは無事にショボンによって受け止められた。
------------------------------------------------------------------------
ドクオはモニターの前でその動きを止めた。
目は血走り、唇はわなわなと震えている。
('A`)「はっ、はっ、スカトロ……スカトロ……」
ドクオにとってはあまりにも長時間といえる時間、真面目な文を書き続けてしまった。
そう、例の禁断症状が現れたのだ。
「スカトロ分減少症」
ドクオはスカトロ描写を程よい間隔で書かないと、発狂してしまうのだ。
('A`)「うんこ、うんこ、うんこ、うんこ」
駄目だ、うんこと繰り返すだけでは抑えられない。
体中が悲鳴を上げ、脳みそがスカトロ描写をしろと警鐘を発する。
ドクオは仕方なく、メモ帳にスカトロ描写をするために2ちゃんブラウザを最小化させた。
------------------------------------------------------------------------
214 :
閉鎖まであと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:37:31.14 ID:eiPrFpSmO
やっとスカトロが来るかwwwwww
215 :
閉鎖まであと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:39:55.10 ID:TvA7qlumO
逆に考えるんだ。
まじめな文とグロスカトロを平行してやればいいさと考えるんだ
216 :
閉鎖まであと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:40:24.42 ID:/33F38NP0
この糞野郎wwwwwwwwwwww
ぴんぽんぱんぽーん。
ここで突然ですが、現行の作品を一時中断し、
('A`)ドクオは月夜を徘徊するようです
をお送りいたします。
スカトロ描写に嫌悪感を抱く方、似たようなスカトロ描写が好きになれない方は、
しばらく目を瞑っていてください。すぐに済みます。
深夜の公衆便所はパラダイスだ、とはミッシャエル・スカンク・ド・クオ・スカトロの言葉だが、
意外にこの名言は夜に浸透していない。
サディズムに興味がなくとも、マルキ・ド・サドの名前を聞いたことがある人は多いだろう。
それなのに、スカトロに興味がなくとも。ミッシャエル・スカンク・ド・クオ・スカトロの名前を知っている人は少ない。
いや、皆無といっても良いのではないだろうか。
東京郊外の住宅街に位置する、小さな公園。
中央に噴水があり、その周りを瀟洒な椅子が囲っている。
デザイン的にも、衛生的にも評判の良い静かな公園だった。
だがその公園が一夜にして、そのイメージを文字通り茶褐色に塗りつぶしてしまうような
大事件が起こることなど、まだ誰も予想できていなかった。
たった一人を除いては。
ミッシャエル・スカンク・ド・クオ・スカトロをこよなく愛し、尊敬している唯一の存在。
その名は、人呼んで引きこもりのドクオ。
ドクオの趣味は独特と形容せざるを得ない。
排泄物をこよなく愛しているのだ。
だが、尿は認めない。興味があるのはうんこだけである。
そしてその愛好の対象である排泄物の持ち主は、不細工はおろか、性別も問わない。
それが間違いなく人間の排泄物であり、うんこであり、下痢であるならなお良い
というのがドクオの信条だった。
('A`)「さて、そろそろ行動を開始するか」
実家の自室の壁一面に、引き伸ばされた大きなモノクロの写真が貼られている。
厳しい目つきで部屋を見渡し、口の上に蓄えた立派な髭を茶色に染めている人物の顔。
('A`)「ミッシャエル・スカンク・ド・クオ・スカトロ様。どうかお力をお貸しください」
うんこ座りをし、両手て顔を覆う独特の姿勢を保ったまま、ドクオは写真を見つめた。
この姿勢は、スカトロを称える姿勢。クリスチャンが両手を顔の前で組むのと同じだ。
ドクオは写真の髭を見つめた。
実はこれは染めているのではなく、食べた排泄物の名残がこびりついている
のだということを、知っているものは少ない。
('A`)「それではスカトロ様、行って参ります」
ドクオは顔を覆っていた右手をはずすと、肛門の下に下ろした。
ドクオが奇声を発すると、右手の上に湯気を立てる物体が姿を現した。
ドクオはそれを再び肛門の中に戻すと、指をくわえながら部屋を出た。
閑静な住宅街は、ただ優雅な生活をためのものではなく、
ドクオのような変質者にも大きな恩恵を与えている。
人通りが少ない=人目につかない。
静か=近づいてくる警官の立てる音が即座に認識できる。
ドクオは静寂を破らないように気をつけながら、ゆっくりと電柱の影から顔を出した。
高級住宅街だからか、深夜にも関わらずライトだけを回したパトカーが二時間おきに徘徊している。
ここら辺はもともと犯罪率の低い場所だから、警邏中の警官たちも真面目に仕事をしていない。
('A`)「とはいえ、パトカーを見ると小便を漏らしそうになるんだけどな」
パトカーのバンパーが見えなくなると、ドクオは足早に公園へと向かった。
タイムリミットは、夜明けまでの五時間しかない。
やるべき仕事は山ほどあった。
深夜の公衆便所にドクオが立ち寄る理由は、二つあった。
一つ目は、臭いを嗅ぐため。不衛生な公衆便所には、一種独特の臭いが立ち込めている。
二つ目は、便器にこびりついた排泄物の欠片を収集するため。
そのどちらも大事だが、すでにドクオは新たなオアシスを見つけていた。
公衆便所で流された汚水は、地下を巡ってとある場所で合流する。
大きな川の近く、公園のすぐ真裏に位置する、簡易濾水装置の収容された濾過施設だ。
濾過施設といえば聞こえはいいが、実際は小さな鉄筋立ての小屋と、小さな水槽、
そしてそれを取り囲む錆びた柵しかない、貧相な佇まいだ。
だがそんな貧相な佇まいをしているおかげで、警備は甘い。
ドクオは公衆便所で性欲を抑える時以外は、ここで水浴びをしていた。
汚水の溜まった水槽は、強い臭気と所々に浮かぶ排泄物の名残が絶景な名所だ。
ドクオは金網から見える水槽を見ながら、口の中に溜まった唾を呑み込んだ。
('A`)「落ち着け俺。落ち着け。今日は入りにきたんじゃない、スカトロ様の名を知らしめるためにきたんだ」
でも、ちょっとだけならいいよな?
頭の中からスカトロ様の神々しい顔が消失する。
ドクオはリュックサックを投げ捨てると、あっという間に全裸になった。
そして、排泄物の浮かぶ濁った水槽へと、頭からダイブした。
浮かぶ大便と共に汚水を吸い込み、口の中でがらがらと動かす。
それを飲み込むと、なんともいえない快感が全身を過ぎるのだ。
ドクオにはスカトロ仲間がいないので、未だ体験していないのだが、
直脱糞という行為に酷く興味をそそられている。
下着をつけたまま、脱糞をする。
または、相手に口を開かせ、その中に脱糞をする行為をいう。
直脱糞。良い響きだ。うんこに塗れた全身がちんこのように敏感になる。
全身を包んでいる汚水や、浮遊している排泄物がドクオの体に触れるたび、快楽が背筋を這い上がる。
ねえ、読者の方大丈夫? 俺は本気で想像して気持ち悪くなってきたんだが
225 :
閉鎖まであと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:27:01.27 ID:TvA7qlumO
やりたいようにやればいいじゃまいか!
本音を言わせてもらうと無理
快楽に溺れているドクオの頭に、突然声が聞こえた。
「ドクオよ、自らの快楽を求めるという行為は間違っていないが、
スカトロを布教するという目的が疎かになっていないか?」
ドクオはその神々しい声を聞き、無意識のうちに土下座をしていた。水槽の中で。
「うむ、責めているわけではない。だが、そろそろ目的を達したらどうかね?」
諭すような心地よい声。ドクオは反発する気も起きず、おとなしく水槽からあがった。
そして全身にこびりついた排泄物の欠片を削ぎ落とし、服を着た。
ドクオは再び土下座をすると、黙って小屋の中に入っていった。
閑静な住宅街が俄かに活気付くお昼過ぎ、公園内は散歩をするもの、砂場で遊ぶ子供、
ベンチで優雅に井戸端会議を催すものを包み込みながら、穏やかに時間が流れていく。
突然、噴水の水が止まった。
はじめにそれに気がついたのは、ベンチで談笑している婦人だった。
婦人は怪訝そうに眉を下げ、じっと水の止まった噴水を見つめている。
次の瞬間、噴水の射出口からなにかが飛び出した。
それは弧を描きながら宙を舞い、婦人の頬に落ちた。
婦人は言葉を失い、頬についたものを拭って鼻に近づける。
そして下がった眉が歪に歪んだ瞬間、噴水から勢い良く茶褐色の液体が噴出した。
噴出したそれは、夫婦揃って仲良く散歩をしている老夫婦に、砂場でお城を作っている幼女に、
そして眉を顰めた婦人を含めた公園内の人間全てに降り注いだ。
閑静な住宅街に起きた珍事として、その事件は半永久的にその住宅街で語り継がれたらしい。
そして、犯人は捕まらなかったという。
当のドクオといえば、スカトロ愛好をさらに強め、別件で逮捕された。
('A`)ドクオは月夜を徘徊するようです:END
------------------------------------------------------------------------
不思議なことに、先ほどまで万力で締め付けられていたかのように激しく痛んでいた
こめかみが、スカトロ描写のある短編を書いたことにより、すっきりと解消された。
('A`)「やはりスカトロの力は偉大だぜ。なあ、スカトロ様」
そういいながら背後を振り向くと、立派なあごひげを茶色に染めた、厳しい顔つきの男が見えた。
('A`)「さてと、スカトロ様の布教はここまでにして、さっとと
>>212の続きを書くか」
------------------------------------------------------------------------
ブーンは黙って、二人を見つめていた。
ショボンの冷静で安定した身体能力と、危なげながら凄まじい動きを見せたドクオの動きが脳内で再生される。
二人は一体何者なのか。
そしてそれ以上に気になる、ドクオの伸びる腕の秘密。
( ^ω^)「二人は何者なんだお?」
安堵の表情を浮かべて呆けているドクオを地面におろしながら、
ショボンがブーンの独り言に反応して顔を向けた。
ブーンもその顔を見つめ返す。
二人はしばらく見つめあった後、ショボンから先に顔を反らした。
(´・ω・`)「ドクオ、大丈夫かい?」
ショボンに声をかけられて、ドクオが表情を引き締めて答えた。
('A`)「大丈夫です。それより、この男は何者なんでしょうね」
(´・ω・`)「うん、君と同じで何らかの力を受け継いでいるんじゃないかと思うんだよね」
('A`)「ああ、遺伝子を使って遺伝する特殊能力ですか」
( ^ω^)「遺伝子を使うって、どうやるんだお?」
ブーンが二人に近づいて尋ねた。
(´・ω・`)「ほら、よくテレビなんかで超魔術とかいうのやってるでしょ?
タネも仕掛けもなさそうなやつ。あれって全部、そういう特殊能力を使ってるんだよね」
( ^ω^)「見たことないお。僕の住んでいる島にテレビはないからお」
(´・ω・`)「未だにテレビの電波が届かないのか。進化n」
ショボンが顔を伏せ、ドクオを見つめた。
ドクオが怪訝そうな表情をショボンに返す。
( ^ω^)「なんで僕の島のことを知ってる素振りなんだお?」
(´・ω・`)「それはあれだ、名簿を見たから、君の乗った港がわかったんだ。
あれだよ、その島のうわさを聞いたことがあったんだよね」
少々早口なのが気になったが、ブーンは追求をすることができなかった。
三人の頭の上から、女の子の怒鳴る声が聞こえてきたのだ。
頭が働かなくなってきたので、ここらへんで止めます。スカトロ描写楽しかった。
232 :
閉鎖まであと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:05:52.35 ID:9yCrnwWcO
支援
233 :
閉鎖まであと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:10:59.72 ID:9yCrnwWcO
乙!気が向いたらまた書いてくれ
234 :
閉鎖まであと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:50:33.02 ID:WiaKivmEO
布教保守
235 :
閉鎖まであと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:49:30.40 ID:mrJ9imQXO
あとはまかせた保守
236 :
閉鎖まであと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:56:01.96 ID:9yCrnwWcO
保守
237 :
閉鎖まであと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:07:39.69 ID:eKLk5HNV0
明日も期待保守
238 :
閉鎖まであと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:07:05.45 ID:ly/cbNBVO
ほしゅ
239 :
閉鎖まであと 3日と 16時間:2007/01/20(土) 04:21:30.99 ID:eKLk5HNV0
わっふるわっふる
240 :
閉鎖まであと 3日と 16時間:2007/01/20(土) 04:56:53.47 ID:Ph29tGANO
241 :
閉鎖まであと 3日と 14時間:2007/01/20(土) 06:23:35.53 ID:Ph29tGANO
保守すべきかな。うん、すべきだ
242 :
閉鎖まであと 3日と 13時間:2007/01/20(土) 07:19:34.53 ID:Ph29tGANO
保守
244 :
閉鎖まであと 3日と 12時間:2007/01/20(土) 08:11:28.93 ID:Ph29tGANO
おまんこ先生が保守してくれてるとはなんたる偶然
245 :
閉鎖まであと 3日と 12時間:2007/01/20(土) 08:35:00.91 ID:Ph29tGANO
眠い。誰か引き継…。保守
246 :
閉鎖まであと 3日と 11時間:2007/01/20(土) 09:51:46.83 ID:9yCrnwWcO
保守
残ってるとは思わなかった保守ありがとう
248 :
閉鎖まであと 3日と 10時間:2007/01/20(土) 10:36:00.24 ID:eKLk5HNV0
30分おきに見てたお
期待してるぜ
ξ゚听)ξ「まったく、人のこと忘れて話し込んでるんじゃないわよ」
ショボンにおろしてもらった少女は、相変わらずの不満顔を歪ませてぼやいた。
(´・ω・`)「悪かったよ。ところで、あそこでのびてる男と君たちはどんな関係があるんだい?」
ξ゚听)ξ「知らない。婆ちゃんと歩いてたら、急に囲まれたの」
(´・ω・`)「そうか。ただのチンピラには見えないけどね」
ξ゚听)ξ「知らないっていってるじゃない」
少女はそういい捨てると、息も絶え絶えな老婆に肩を貸した。
ξ゚听)ξ「起きれる?」
婆「えほっえほっ、どうだろうねえ」
('A`)「んじゃ俺たちはとっとと印のついた場所に向かうか」
ドクオの言葉に反応し、老婆が鋭い目を向けた。
婆「ああ! 無理だ! おっぱいが垂れて重くて立ち上がれないよ!」
老婆は叫びながら、何度か意味ありげにドクオに視線を滑らせた。
ドクオは老婆の垂れた胸を想像してしまったらしく、顔を歪めながら老婆に背を向けた。
そのドクオの肩に右手を乗せ、ショボンが愛想笑いを顔に浮かべた。
(´・ω・`)「そうなんですか。それは大変ですね。でしたら、僕があなたを担いで家までお送りしましょう」
ドクオが怪訝そうな顔をショボンに向ける。当然ブーンも、不思議そうにショボンを見つめる。
婆「おやおや、悪いねえ。それじゃツンちゃん、あんたは自分で帰りな」
ξ゚听)ξ「は?」
老婆は首を傾げるツンに「気が利かないねえ」と不機嫌そうに手を振り、
一瞬で表情を変えてショボンに抱きついた。
婆「それじゃ頼んだよ」
(´・ω・`)「お任せください」
ショボンは老婆をお姫様だっこで持ち上げると、ブーンとドクオに意味ありげな表情を向けて、角を曲がっていった。
(;^ω^)「いっちゃったお」
(,,゚Д゚)「いてて。くそ、ふざけやがって」
ブーンが呆れたように呟くのと、男が首を押さえながら立ち上がるのが同時だった。
(,,゚Д゚)「お前ら、センター試験の邪魔してんじゃねえぞゴルァ」
( ^ω^)「センター試験? もしかして、お前もセンター試験の受験者かお?」
(,,゚Д゚)「当たり前だ」
('A`)「あの男もか?」
ドクオが倉庫の壁を指差す。男は、ショボンの当身を受けて壁に埋まった男を一瞥すると首を横に振った。
(,,゚Д゚)「あいつは試験会場まで案内してくれるってんで、港で拾ったんだ。
お前らも受験者なのかよ」
('A`)「ああそうだ。でもよ、なんで受験者が婆狩りなんかやってたんだよ」
婆狩り。親父狩りの亜種で、婆は保険証などを持っているので、それを奪って
サラ金から金を借りるという、親父狩りの何倍も悪い行為のことである。
(,,゚Д゚)「婆狩りじゃねえよ。あの婆はセンターだぞ」
「センター?」と二人が同時に驚きの声を上げる。男は頷いた。
(,,゚Д゚)「毎年センター試験の年になるとよ、センターがボランティアで運営や運行を行うんだよ。
つまり、受験者に通知を送付したり、試験の内容を考えてるのもセンター。
審査員も、競技の進行案内も全部現役のセンターがとり行ってるってこった」
老婆にツンと呼ばれた少女が頷く。
ξ゚听)ξ「私も受験者で、母がセンターなの。その母から、港についたら老婆を探して『試験会場は
どこですか?』って尋ねろって言われたのよ」
(,,゚Д゚)「センターは案内人もやってるからな。この女が言われたのは、合言葉ってわけだ」
( ^ω^)「それはわかったけどお、ならなんで揉めてたんだお?」
ツンは肩を上げて「さあ?」といった。
(,,゚Д゚)「俺はあの壁に頭を突っ込んでる男が、あの婆が案内人だといったから、声をかけただけだ。
それをなに考えたんだか知らねえが、婆が急に悲鳴を上げるからよ」
ξ゚听)ξ「何回も歩くの疲れるから、次に声をかけられたら悲鳴を上げろっていわれただけよ。
その悲鳴につられた他の受験者もまとめて案内しようとしてたんだってさ」
男が不満げに地面に唾を吐いた。
253 :
閉鎖まであと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:19:12.42 ID:eKLk5HNV0
わっふるわっふる
婆「いつまであたしを抱いてるつもりだよ」
ショボンが老婆をおろすと、老婆は気持ち悪そうに両手で胸を覆った。
婆「おお、気持ち悪いねえ。ところでショボン、あんたはここでなにやってるのよ。
あんたは今回の運営に係わっていないはずだろ?」
(´・ω・`)「まあね。一種の暇つぶしってやつかな」
ショボンがそういうと、老婆が楽しそうに笑った。
婆「でもあんたは試験を受けることはできないよ。もう合格してんだからね」
(´・ω・`)「そこをお願いしようと思って、ここまで連れてきたんだ」
婆「どういうことよ? また暇つぶしなんていったら、強姦罪で訴えてやるからね」
老婆は自分の言葉で腹を抱えて笑うと、続きを促した。
(´・ω・`)「実は子供が試験を受けるんでね。子供の成長をまじかで見たいってのが一つ」
婆「他に理由があるのかい?」
ショボンは笑いながら「もう一つは暇つぶしだよ」。
ショボンが元の場所に戻ると、ドクオが目ざとく声をかけた。
('A`)「あの婆さんは無事に家に帰れたか?」
(´・ω・`)「うん」
ξ゚听)ξ「ちょっと、なにしてんのよあんた。あのお婆さんは案内人なのよ?」
(´・ω・`)「うん。でももうあの老婆は必要ないよ。もっと若い案内人が見つかったからね」
ショボンが手を上げると、そこに一人の女性が現れた。
('A`)「うあ、地面から湧き出やがった」
('、`*川「湧き出たんじゃないよ。センスのない餓鬼だね。あたしは伊藤。案内人だ。
それで、あたしが案内するのはここにいる五人ってわけね?」
(´・ω・`)「そうだよ。ところであの壁に突っ込んでる男は?」
('A`)「壁に突っ込んでる男人気だな」
(,,゚Д゚)「あいつはほっといて構わないぞゴルァ」
ドクオが再び「壁に突っ込んでる男人気だな」といいかけた瞬間、伊藤が頭を張り飛ばした。
('A`)「俺、さっきの婆のほうが良かったよ」
('、`*川「あの婆もあたしだよ。それじゃ、いくよ」
倉庫郡を抜け、再び港を突っ切って市街地へと入る。
市街地は東西の二つに分けられ、東は繁華街、西は商社のビルが立ち並んでいる。
伊藤は繁華街の方に向かっているようだ。
道中、ドクオはくだらない冗談を吐いては、伊藤に殴られていた。
('、`*川「ところでショボンは変装しなくていいのかい? バレてもあたしゃあ知らないよ」
(´・ω・`)「すっかり忘れてた。ちょっとそこのトイレで着替えてくるよ」
(*'A`*)「うほっ、やらないか?」
('、`*川「お前はいちいちうるさい餓鬼だね」
('A`)「いてえよ」
(。・д・)「お待たせ」
('A`)「誰だよ」
(。・д・)「わかんない? ショボンだけど」
( ^ω^)「違うお! ショボンはデブのはずだお!」
('A`)「そうだそうだー」
('、`*川「いちいちうるさいね、男が細かいこといってんじゃないよ」
('A`)「なんで俺だけ殴られたと思う?」
ξ゚听)ξ「知らない」
ドクオはうな垂れながら、みんなの少し後ろを歩いた。
伊藤が立ち止まったのは、小さな小屋の前だった。
(。・д・)「今年はここなの?」
|A`)「性別まで変わってるのかよ」
('、`*川「あんたも大概女々しいね。もう殴らないから電柱の影から顔を出しなよ」
('A`)「なんで殴られたと思う?」
( ^ω^)「ドクオのことが好きなんじゃないかお?」
(*'A`*)「やはりか」
('A`)「……」
('、`*川「入るよ」
258 :
閉鎖まであと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:46:31.97 ID:eKLk5HNV0
しえ^ん
コンクリートで造られた内部には、なにもなかった。
ただ中央に、地下へと降りる石段があるのみだ。
('、`*川「この下が会場だよ。下りればもう案内はいらないから」
(。・д・)「そっか、ありがと」
('、`*川「んじゃまた後で会おう。頑張ってね」
伊藤は笑いながらドクオの頭を小突くと、手を振って外へ出て行った。
('A`)「俺もう会いたくねえよ」
ξ゚听)ξ「あら、構ってくれる人ができてよかったじゃない」
( ^ω^)「付き合っちゃえばいいのにお」
(。・д・)「たしか既婚者だよ。そうだ、私はいまからピアスね」
('A`)「ピアス?」
(。・д・)「名前。じゃいこう」
ブーンたちが地下道へと足を踏み入ると、そこは雪国だった。
吹き荒ぶ白が視界を埋め尽くし、広大な雪原が地平線の彼方まで広がっている
わけもなく、実は変哲のない地下道だった。
その、なんの変哲もないありきたりな地下道を埋め尽くすように、大勢の受験者が立っている。
ξ゚听)ξ「こんなに受験者がいるんだ?」
ツンが驚嘆の声を上げる。ドクオとブーンも驚嘆しながら、地下道に視線を走らせている。
冷静なのは、男としょぼn――もといピアスだけだった。
(,,゚Д゚)「こんなにいたら、試験すんのも大変だろ」
(。・д・)「そうね。どんな審査でこの人数を落とすんだろう」
(,,゚Д゚)「実は俺、これと似たような漫画読んだことあるんだよね」
(。・д・)「へえ、なんていうの?」
(,,゚Д゚)「ハン」
(。・д・)「ところであなたの名前はなんだっけ?」
(,,゚Д゚)「ターハンター。ああ、俺の名前は……」
(。・д・)「やっぱ犬でいいや」
(,,゚Д゚)「……そうか」
どこか噛み合わない会話を続けていると、「スカトロスカトロスカロトー」という音が地下道に反響した。
261 :
閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:05:21.19 ID:eKLk5HNV0
ちょwwwwwスカトロ病かwwwwww
262 :
閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:15:41.95 ID:ly/cbNBVO
スカトロwwwwktk
全員が一斉に音源のほうに視線を送る。
音は地下道の先から聞こえてくるようだ。
ブーンが視線を向けると、いつの間にかそこに一人の男が立っていた。
(´<_` )「はい、静粛に」
黒スーツを着た長身の男が、手に持った機械のボタンを押すと、音がやんだ。
('A`)「スカトロ……なにか心惹かれる響きだな」
(´<_` )「さて本日はセンター試験会場へ足を運んでいただき、まことに恐悦至極ですっと。
なんだっけ? ああ、俺は弟者。試験官だな。
これから試験をはじめるから、黙って弟者さんについて来なさい。以上」
ξ゚听)ξ「……なんなの、あの気持ち悪い男は」
(。・д・)「試験官だね」
俄かに騒々しくなった地下道を一瞥すると、弟者は黙って歩きはじめた。
しかし、短編なのか?w
受験者たちは互いに顔を見合わせて話していたが、弟者が再度ベルを鳴らすと、
仕方なく弟者について歩きはじめた。
弟者は歩きながら、ぼそぼそと独り言のように説明を続ける。
(´<_` )「試験は年によって変わるが、大体五つくらいだ。作者がなにも思いつかなくなったら
その場ですぐに合格者を発表するが、まあパクりだからネタには困らないだろう。
ところで俺は当然センターなわけだから、当然強いよな? だから、私語を慎まないとぶつからな」
弟者が前を向いたまま機械を放り投げると、「スカトロ……スカトロ……」と呟いていたドクオの頭に激突した。
(´<_` )「まあ緊張したり興奮するのは、俺自身も体験してるからよくわかるんだが、
あまりはしゃぎすぎないようにな。調子に乗ってると、怪我するからな」
(,,゚Д゚)「なんだか人をくったようなやつだなゴルァ」
(。・д・)「センターなんて変人ばっかだよ。脳みそまで筋肉みたいな感じ」
弟者は歩を止めると、振り向いてピアスの顔を凝視した。
二人の間で、軽い火花が散ったと思った途端、弟者は突然駆け出した。
('A`)「この機械もらってもいいのかな?」
ξ゚听)ξ「そんなこといってる場合じゃないでしょ、とりあえず追いかけないと」
弟者はわき目も振らず、物凄い速さで地下道を走り抜けていく。
それにあわせて、受験者たちも走り出した。
凄まじい数の足音が地下道に反響する。
(,,゚Д゚)「おい」
(。・д・)「なに?」
(,,゚Д゚)「あんたのせいで走りだしたんじゃねえのか?」
(。・д・)「私には関係なくない?」
相変わらずどこか噛み合っていない会話を続けながら、足を進める二人。
('A`)「なあベルを鳴らしてもいいのかな?」
ξ゚听)ξ「そんなこといってる場合じゃないでしょ、黙って走りなさいよ」
なぜか女性に構われるドクオ。
そして、存在が忘れ去られそうな主人公のブーン。
「はあはあ、なんでだ、どうしてだ」
ブーンは、隣で呟く声を聞いて顔を向けた。
脇にノートパソコンを携えた小太りの男が、七三ヘアーを乱しながら走っている。
「俺は勉強でも運動でも、常に一番だった。それなのになんでだ」
男の顔は大量の汗で濡れ光り、結核患者のような濁った咳が時折漏れる。
「どうして」
男は立ち止まった。ブーンが視線をめぐらせると、ノートパソコンを落とし、男はその場に膝立ちになった。
ブーンは顔を前に戻すと、何事もなかったかのように走り続けた。
一人目:脱落
このスレのまとめサイトってあるのか?
前も誰かが言ってたが、物凄い文才の無駄遣いだと思うw
だがそれがいい
269 :
閉鎖まであと 3日と 8時間:2007/01/20(土) 12:40:00.80 ID:eKLk5HNV0
何時間が過ぎ去っただろう。
ブーンはいつの間にか先頭を走っていた。
すぐ後ろには犬とピアスがついている。
(,,゚Д゚)「はっはっ、どのくらい走った?」
(。・д・)「んっと、五時間くらいかな?」
(,,゚Д゚)「くそ、いつまで走り続ける気だよ」
犬の声が聞こえたのか、弟者は急に足を止めて振り返った。
(´<_` )「ふむ、今年は豊作だな」
一直線に伸びた地下道を見つめ、そう呟く。
ブーンも背後を振り返った。
荒い息をしているが、まだ余裕の伺える受験者たちが、次々とその場で停止する。
('A`)「スカトロ、スカトロ。ん? ゴールか?」
ξ゚听)ξ「どうだろ、ねえブーン、ゴールなの?」
追いついてきたツンがブーンに近寄って声をかける。
ブーンは肩をすくめると、弟者に顔をめぐらせた。
(´<_` )「そこの石段をのぼったらゴールだぞ」
弟者の声を聞き、受験者たちから歓声が上がる。
(,,゚Д゚)「おお、ついにゴールかよゴルァ」
ξ゚听)ξ「もう足がパンパン。まあいいダイエットにはなったけど」
軽口を叩きながら角を曲がったツンは、石段を見てその場に崩れ落ちた。
( ^ω^)「ちょ、大丈夫かお?」
ツンが石段を指差す。ブーンはツンの指を追って視線を上げ、そして絶句した。
かなり段差の低い石段が、延々と上に続いている。
ブーンは石段の一段目に足をかけて上を覗いたが、地下道の天井に隠されて先が見えない。
(。・д・)「何段あるんだろ」
(´<_` )「よくわからんが、俺はこの試験の試験官を任されて、真面目にセンターを辞めようと考えた」
弟者は苦笑いを浮かべながらそう言うと、ブーンの肩を叩いて石段を駆け上がりはじめた。
(,,゚Д゚)「い、いくのか?」
(。・д・)「いかなきゃ、だよねえ」
ピアスが弟者を追って石段を駆け上る。続いて犬もだらだらと石段を上りはじめた。
ξ゚听)ξ「冗談でしょ? 私、小学生の設定なんだけど……」
( ^ω^)「だけど、上らないと受からないお」
ブーンが楽しそうに笑った。
視線を弟者の背中に貼り付け、前屈運動を開始する。
ξ゚听)ξ「ねえブーン、おぶってくれない?」
( ^ω^)「なんかワクワクするお!」
ツンの声を聞き流し、ブーンが石段を駆け上がりはじめた。
それに続いて、他の受験者たちも奇声を上げながらそれそれが石段に足をかける。
ツンは周りを見回して、ドクオで顔を止めた。
そしてゆっくりとドクオに近づくと、愛想笑いを振りまきながら背中に乗った。
('A`)「冗談だろ……」
ξ゚听)ξ「いいから、もっとスピードをあげてよ」
ツンは軽かったが、急な石段を担いで上るのは、死亡フラグとしか思えない。
('A`)「お前が下りなかったら、二人とも不合格だぞ?」
ξ゚听)ξ「どっちにしろ、もう私の足は動かないのよ。死なばもろとも。頑張って」
歯を噛み締め、両手を石段に置きながら懸命に上ってはいたが、受験者たちの背中がどんどん遠ざかっていく。
('A`)「無理だ。マジで下りてくれ」
そのとき、ツンの目にドクオの右手が目に入った。
その手には、しっかりと機械が握られている。
ツンは落ちないように気をつけながら、ゆっくりと手を伸ばした。
「スカトロスカトロスカトロー」
('A`)「うおあああああああああああああああああ」
周りの景色が物凄い速さで背後へと流れていく。
風を切る音が耳を掠め、風圧で顔が歪む。
このベルの音がドクオなにを刺激しているのかはわからないが、音を聴いた瞬間、ドクオは変貌した。
先ほどまでの顔はどこへやら。
全身から熱を発しながら、石段を駆け上がっていく。
ξ゚听)ξ「うわっうわっ、凄い、ドクオ凄いよ」
('A`)「邪魔だどけええええええええ」
石段にへたり込んだ受験者の顔を蹴飛ばし、前を走る受験者を引き摺り落とし、ドクオは風のように舞った。
「スカトロスカトロスカトロー」
('A`)「スカトロスカトロスカトロー」
ξ゚听)ξ「スカトロスカトロスカトロー、はいっ♪」
('A`)「スカトロスカトロスカトロおおおおお」
(;^ω^)「うわ、どうしたんだおドクオ」と驚くブーンを追い越し、
(,,゚Д゚)「なんだありゃあ」(。・д・)「変態だね……」と呆れる二人を追い越して、
開いた口がふさがらない弟者を追い越した。
作者のスカトロ病が限界にきているようだww
>>269 なくないか?
弟者はそのときの心境をこう語ったという。
(´<_` )「ええ、それはもう、俺は目を疑いました。
流れるベルの音、その音を叫ぶ男、その背中に乗っている少女。
俺は夢を見ているのかと、錯覚しましたから」
弟者さんは今期のセンター試験、第一科目の試験官です。
では弟者さん、その男は無事に一科目を合格しましたか?
(´<_` )「当然だ。俺はいまでもあの時の光景を忘れない」
あの時の光景とは?
(´<_` )「あいつは少女を背負ったまま、石段を使わずに回りの壁や天井を走り出したんだ」
('、`*川「それって凄いことか? 誰でもできるだろ」
(´<_` )「なんだ、もうインタビューごっこはおしまいか。
まあ確かに俺にもできるが、試験を受けている新米があんなことをするとはな」
('、`*川「ふーん。それは楽しみじゃない」
ちょとお迎え
278 :
閉鎖まであと 3日と 7時間:2007/01/20(土) 13:22:46.37 ID:eKLk5HNV0
スカトロマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
>>275 ブーン系小説じゃなくピンポイントでこのスレのことか
それならこのスレ読めばいいんじゃないのか?w
悪い、言ってることがよくわかんねぇ・・・
帰ってきたが、一時間ほどデートしてくる。弟と
280 :
閉鎖まであと 3日と 7時間:2007/01/20(土) 13:31:57.09 ID:mrJ9imQXO
ウホッ!いいデート
前スレがあるって事さ
>>278 >>281の言う通り、同じスレタイの前スレがあったはず。
まとめ依頼しようにも、前スレのログがないからな…。
永遠に続くかと思われた石段の先は、沖ノ鳥島の東に位置する、沖の鳥山へと通じていた。
沖の鳥山は標高はそれほど高くないが、豊かな木々が鬱蒼と茂る沖ノ鳥島一の観光地だ。
ξ゚听)ξ「地下道が山に通じてるなんてね」
川´・ω・)「そうね。まあこの山はセンター協会の私有地だから、なんの不思議もないけどね」
ξ゚听)ξ「あんた化粧が落ちてるわよ」
川´・ω・)「うわっ、どうしよう」
ツンに化粧道具を借り、ショボンは再びピアスへと変装した。
('A`)「ぜえぜえ、一体なにがあったんだ」
ツンとショボンが漫才をしている横で、ドクオは荒い呼吸を繰り返しながら、眼前に広がる自然を眺めていた。
('、`*川「いやあ、凄いじゃないドクオ。あたしゃあんたを見直したよ」
('A`)「あ?」
('、`*川「覚えてないの? 第一科目をトップの成績で合格したってのに」
ドクオは首を傾げている。伊藤はドクオの頭を殴った。
(´<_` )「それじゃ、次の科目は任せたぞ」
('、`*川「はいよ」
弟者は面倒くさそうにネクタイを緩めると、気息奄々の受験者を見回した。
(´<_` )「第一科目は終了だ。ここに残ったものだけが、次の科目に進める。まあお疲れ」
('、`*川「んであたしが第二科目の試験官だよ。次の科目はこの先の施設で行う。
とりあえず、そこまで移動しようか」
伊藤が弟者の後をつないで、右手を上げて歩きはじめた。
(,,゚Д゚)「またマラソンじゃねえだろうな」
(。・д・)「さすがに同じことはしないと思うけどね」
犬は安堵のため息をついたが、地獄はこれからだ。
第一科目は、純粋に体力を試した。
第二科目は、精神力を試されることになる。
伊藤は俯きながら自分の後に続く受験者の群れを一瞥し、こう呟いた。
('、`*川「この後どんな地獄が起こるんだろうね」
285 :
逃げろ!:2007/01/20(土) 14:43:10.27 ID:YPH9DjCd0
目の前に現れたのは、真っ白な建物だった。
三階建てほどの高さで、壁には窓がない。
('、`*川「早くおいで」
伊藤が頑丈な扉を開いた。
目に飛び込んできたのは、一本の白い廊下。
その廊下の両方に、四畳ほどの部屋が設えられている。
部屋の入り口にも頑丈な厚い扉が設置されていた。
('A`)「これからなにが起こるってんだ……いてっ」
('、`*川「はい口を開かない。あんたたちには、これから一人ずつこの部屋の中に入ってもらう。
あとはあたしが出ていいというまで、その部屋の中でじっとしてるんだ」
受験者たちが互いに怪訝そうな顔を見合わせる。
入っているだけ? 部屋の中に? そしてただじっとしている?
ξ゚听)ξ「ただそれだけでいいの?」
('、`*川「ああそうだよ。それだけ。ただ全裸で入ってもらうけどね。中にはなにも持ち込んじゃいけないよ」
ドクオが慌てて右手に持っていた機械を背中に隠したが、伊藤に見つかって取り上げられてしまった。
('A`)「ああ、それだけは! それだけは勘弁してください」
('、`*川「うるさいね、とっとと脱ぎな」
受験者は男と女に分けられ、女だけ三階に移された。
それぞれの部屋の前に小さな鍵つきのロッカーがあり、そこに服や所持品を入れる。
(。・д・)「試験官、少しお話があります」
ピアスが伊藤を名指しして、耳元でなにか交わしていた。
( ^ω^)「なんの話をしてるんだろうお」
('A`)「ああ、機械、機械」
(,,゚Д゚)「変装してるからな。そこをうまく誤魔化してもらおうとしてんだろ」
犬の言うとおり、ピアスは伊藤に続いて、三階へと上がっていった。
(,,゚Д゚)「ずりいよな。あいつ女の裸見れるんだぜ?」
(´<_` )「お前らはやく脱いで部屋に入れ。もう試験ははじまってるんだぞ」
( ^ω^)「あれ、なんでまだここにいるんだお?」
(´<_` )「仕方ないだろう、人手不足なんだから」
弟者に促されるまま、一階に残った男の受験者たちは、服を脱いで部屋に入った。
( ^ω^)「真っ白だお」
部屋は狭かった。四方を白い壁で囲まれ、なにも置かれていない。
天井も床も真っ白で、平衡感覚を失いそうだ。
「あーあー、聞こえるかな」
( ^ω^)「あうあう」
突然部屋に声が響いて、ブーンは壁に背をつけた。
どこかにスピーカーがあるらしい。
「試験は簡単だ。あたしがいいというまで、その部屋の中で時間を潰してろ。
寝ても構わないし、筋トレしてても構わない。その部屋から出なければいい」
ブーンは続きを待ったが、声はそれだけいうと、沈黙してしまった。
ブーンはもう一度部屋を見回してから、壁に背をつけたまま、地面に座り込んだ。
部屋には本当になにもなかった。
窓はおろか、トイレや照明、布団さえない。
試験がどれだけ長く続くかわからないが、日が沈めば部屋の中は真っ暗になるのだろうか。
そんな不安が頭の中で、意味を持たずに回転した。
ものもなく、壁にはわずかな起伏もない。
暇を潰せるものが見つからず、仕方なく白い壁を見つめる。
( ^ω^)「こう、どこもかしこも真っ白だと、自分が座っているのか寝ているのかわからなくなりそうだお」
ブーンは背中を壁に当てたまま座っているのだが、果たしてその背中は壁についているのか、
地面についているのか、地面についているなら、ブーンはいま天井を見つめていることになる。
いや、やはり座っているのだろう。だから自分が見ているのは、天井ではなく壁だ。
待て待て、本当に座っているのか? もしかしたら、知らないうちに部屋が回転しているかもしれない。
中にいる人に気づかれないように、部屋が回転するだろうか。
回転するわけがない。ならばやはり僕は寝転んで、違う、僕は座っているんだ。
こめかみが痛む。頭が混乱する。
訳もわからず汗が噴出し、ブーンの小さな体を覆っていく。
( ^ω^)「ほいやさっさ」
両手を持ち上げ、叫んでみる。
声は白い壁に吸い込まれるように消え、静寂が部屋を支配する。
( ^ω^)「うわあ、なんとなく不安になるお」
部屋は白い。なにもない。真っ白でなにもない。
なにも聞こえない。隣にも部屋があり、そこにも受験者の誰かがいるはずなのに、なにも聞こえない。
視界が白く染まる。風邪でもひいたのか。
違う、壁が白いんだ。僕は白い部屋にいる。壁が真っ白だ。
なにも聞こえない。白しか見えない。
寂しい。暑い。寒い。寂しい。聞こえない。見えない。
( ^ω^)「ふう、気が狂いそうだお」
それが目的だとも知らず、ブーンはドクオやツンのことを考えた。
290 :
閉鎖まであと 3日と 5時間:2007/01/20(土) 15:09:44.71 ID:9yCrnwWcO
支援
ξ゚听)ξ「いつまでいればいいのよ」
六方を白い壁で囲まれた狭い部屋。
そこにいるのは自分だけであり、他には椅子さえない。
寒くはないが、なぜか無性に毛布が欲しかった。
のどが渇く。だが水はない。
ξ゚听)ξ「それにしても、見事なまでに綺麗な壁ね。どうやって作ったのかしら」
壁を叩いてみる。
ξ゚听)ξ「あら、叩いた音がしないわ。なんでだろう」
壁はアスファルトのように見えるが、実際はアスファルトより弾力性のある物質が使われている。
壁はその物質で覆われ、一枚の岩のように隣の部屋の壁まで続いている。
物質は分子レベルでいうと、かなりスカスカだ。
そのスカスカのなかに、空気がふんだんに含まれている。
ξ゚听)ξ「変なの。まあいいか」
(,,゚Д゚)「ああ暇だ。俺って体を動かしてないと死んじゃうんだよな」
まるでマグロのようなことを口走りながら、苛立たしげに伸ばした足の踵で床をけり続ける。
(,,゚Д゚)「暇だなあ。暇だから、歌でも歌っちゃうか」
(,,゚Д゚)「迷子の迷子の子猫ちゃん。貴女のお家はどこですか?
別にストーカーするつもりじゃないよ。別に変な理由はないよ。
にゃんにゃんにゃにゃん、にゃんにゃんにゃにゃん。
泣き叫んでばかりいる子猫ちゃん。犬のおまわりさん。興奮してしまって、服を脱がせ……なんか違うな」
犬の床を蹴る力が強くなり、拍子も早くなる。
(,,゚Д゚)「ああ、もう耐えられねえ」
犬は起き上がると、力いっぱい壁を殴打した。
壁にはひびの一つも入らない。
(,,゚Д゚)「おお、嬉しいねえ。絶対ぶち破ってやるぞゴルァ」
そのころのピアスはというと、大きないびきをかきながら寝ていた。
('、`*川「まったく、相変わらずあいつは暢気なやつだね」
(´<_` )「あいつって誰だ? 知り合いでもいるのか?」
('、`*川「ああ、こっちの話こっちの話」
ソファに寝そべりながら漫画本を読んでいる弟者に手を振りながら、笑いを堪える。
ツンは寝転んであまり動かないが、寝ている様子はない。
ブーンは混乱して、両手を髪の毛に突っ込んで唸っている。
犬は壁と格闘中だ。
('、`*川「さてと、ドクオはなにをしてるのかな」
スイッチを押してドクオの部屋を覗いた伊藤は、思わず声を失った。
モニターの横のスピーカーから流れてくるのは、ドクオの鼻歌。
スカトロスカトロスカトロー♪
モニターに映っているのはドクオの部屋のはずだ。
('、`*川「ちょっと弟者、受験者は全員部屋に入れたでしょ?」
(´<_` )「ああ、間違いなく全員入れたはずだが、問題発生か?」
('、`*川「いや、いいのいいの、なんでもないから気にしないで」
弟者は不思議そうな顔をすると、すぐに漫画本へと目を戻した。
伊藤はモニターを見つめ、気味の悪い嫌悪感を覚えた。
モニターに映っているのはドクオの頭部と壁。
その壁に、不思議な絵が描かれていた。
とぐろを巻いた蛇のような、ソフトクリームのようなものだ。
スカトロスカトロスカトロー♪
それだけでは、なんの変哲もない、ただ壁に落書きをしている男にしか見えないだろう。
だが、部屋には落書きに使えるものは何一つ置いていないのだ。
弟者がボディーチェックを怠るとは思えない。
では、ドクオはなにで絵を描いているのか。
そう、みんな大好き排泄物、糞、うんこ、スカトロなのだ。
ドクオは自分のうんこを左手で受け止め、それに右手の人差し指を突っ込んで
うんこで壁に絵を描いていたのだ。
('A`)「ああ、俺ってこんな才能があったんだな。
あの殺風景な部屋が、一瞬で花の匂いの感じられる素敵空間に変身しちまった」
お前にあるのは絵の才能ではなく、スカトロの才能だろう。
花の匂いじゃなくて、排泄物の匂いだろう。
伊藤は心の中でそう突っ込みをいれた。
だが突っ込まれた当人は、楽しそうに歌いながら、落書きを続けていた。
食事中にこのスレを思い出した
すごく困った
('A`)「ふふん、見事なもんだぜ」
真っ白な壁だったそこは、茶褐色の絵の具で、うんこの絵が描かれていた。
とぐろを巻いたうんこ、見事な一本糞。
だがいくら天才のドクオ画伯とはいえ、下痢を絵で表現するのは難しかった。
押してもだめなら引いてみろ。
描き方がわからないなら、考えるな。
悩む前に、体を動かせ。
ドクオは壁から離れた。
そして、左手の上に鎮座していたうんこを壁向かって放り投げた。
うんこが壁にあたり、花火のように弾ける。
うんこは当たった壁に大きな跡を残しながら、弾けて周りの壁や天井、床にも飛び散った。
ドクオは満足そうに頷くと言った。
('A`)「下痢の完成だ」
298 :
閉鎖まであと 3日と 5時間:2007/01/20(土) 15:39:08.45 ID:mrJ9imQXO
とうとう真面目文からの反動が・・・
299 :
ここまで:2007/01/20(土) 15:44:36.91 ID:YPH9DjCd0
伊藤は、ドクオを不合格にして病院へ搬送するか、頭を悩ませた。
ドクオは間違いなく精神異常者だ。
スカトロ自体は古くからある性癖にすぎないが、その性癖を堂々と披露するものはいない。
いてはならないのだ。
それなのにドクオは自分の排泄物で壁に絵を描き、それを自慢げに眺めている。
終いには手に持っていた排泄物を壁に投げ、花火のようだといって喜んでいる。
('、`*川「まあ、子供のドロ遊びと変わらないか」
(´<_` )「ん? なにかいったか?」
伊藤は弟者に手を振ると、ボタンを押して別の部屋を見ていった。
------------------------------------------------------------------------------
ドクオが一息つこうと煙草に火をつけた瞬間、玄関を開ける音に続いて父の声が聞こえた。
「ドクオ、野球しないか?」
父は無駄に運動神経が良い。
野球、サッカーと様々なスポーツに造詣が深く、腕相撲などいまだに全戦全勝している。
ドクオも時々、弟や父とスポーツを嗜むことがあった。
('A`)「弟に聞いてみるから、ちょっと待っててな」
弟の部屋をノックする。
('A`)「オヤジが野球しようだってさ」
「いまスクールウォーズ観てるからやだ」
その言葉を伝えたときの、父の寂しそうな顔は忘れない。
------------------------------------------------------------------------------
閑話休題。
伊藤が指示を飛ばすと、弟者が漫画本を投げ捨てて部屋を飛び出していった。
伊藤の見るモニターには、精神が錯乱し、壁を引っかき続ける男が映っていた。
受験者たちを白い部屋に閉じ込めてから、わずか一時間のことだった。
('、`*川「まさか、これほど早くに発狂するものが出るとは」
この試験は、今期はじめて導入された。
伊藤がこの試験を提案したとき、会長は首を捻った。
人間をなにもない真っ白な部屋に閉じ込める。
映画の題材にも使われた気がするこの拷問方法は、人によって時間は違うが、
どんなに精神力の強い人間も、例外なく発狂するという恐ろしい手法だ。
当然導入の前にセンターたちが部屋に入って実験をしていたが、
本職のセンターと受験者たちには大きな差があったようだ。
ボタンを押す。スピーカーから流れる奇声。
ボタンを押す。髪の毛を引きちぎる女性の姿。
ボタンを押す。床を転げまわって精液を撒き散らす男。
乳首を引きちぎろうともがく女、床に頭をぶつけ続ける男、無表情で笑い続ける女。
伊藤は、試験を中止することを考えた。
(。・д・)「きつい科目だったね」
( ^ω^)「本当だお。気が狂うかと思ったお」
ξ゚听)ξ「ホントね。なんかマラソンより疲れちゃった」
(,,゚Д゚)「俺なんか壁の殴りすぎで、手から血が出てるぞゴルァ」
いつものメンバーで笑いあう。だがその中にドクオの姿はない。
ξ゚听)ξ「入院したんだって?」
(。・д・)「うん。なんか精神錯乱状態だって」
( ^ω^)「すでにマラソンの時に錯乱してた気がするお」
白い建物の二階にある巨大な会議室の壇上に、伊藤が上がった。
('、`*川「どうも試験が危険すぎたらしい。ということで第二科目は中止にしたわけだが、
精神が錯乱したものが多いため、第三科目は一週間後に行うことになった」
歓声が起こったが、伊藤は両手を上げてそれを諌めた。
('、`*川「まあ休憩にいい機会が与えられたと思ってくれ。
ちなみにその一週間は、こちらが準備したホテルから出ないように。出たら不合格にするぞ」
ξ゚听)ξ「運ばれた人のお見舞いはいけないんですか?」
('、`*川「そこ、余計な口を出すな。そんなシーンを挿入したら、話が長くなるだろ、作者のことも考えろ」
伊藤のおかげで、ドクオのお見舞い話はカットされた。
一週間後、そこには元気にみんなと笑いあうドクオの姿が。
('、`*川「はいはい静粛に。これから第三科目の会場までいくから、しっかりついてこいよ」
( ^ω^)「またマラソンかお」
ξ゚听)ξ「ブーン、もし私の足が動かなくなったら、今度はあんたが背負うのよ?」
(。・д・)「また化粧が落ちたらどうしてくれるのよ、全く」
(,,゚Д゚)「それでも閉じ込められるよりは、走るほうが楽だぞゴルァ」
('A`)「……俺は一体あの部屋の中でどんなことをしたんだ? 伊藤に聞いても教えてくれないんだが」
ξ゚听)ξ「気にしない気にしない。さ、はやく走ろう」
三十分ほど軽く流すように走ると、急に上り坂が終わり、平坦な道になった。
('、`*川「ほら、見えるか? あれが次の科目を行う場所だ」
伊藤の指した先には、東京タワー並みの高さを誇る月日を感じさせる塔が佇んでいた。
('、`*川「その昔、某有名人があの上からりんごを落としたらしい、由緒ある塔だ。
まあ今はただの刑務所になってるけど」
塔の周りには丈夫そうなレンガ造りの壁が聳え、入り口には頑強な鉄の門がある。
伊藤が門越しに手を上げると、それはゆっくりと開いていった。
('、`*川「しっかりついてこいよ」
塔までの道のりを歩きながら、伊藤が第三科目について話した。
('、`*川「第三科目は迷路だ」
ξ゚听)ξ「迷路?」
('、`*川「そうだ。お前たちは塔の屋上からスタートし、いま立っている場所まで戻ってくる。
制限時間つきだが、まあそれはあくまで目安だ。相当なポカをやらない限りは間に合うはずだな」
塔の中は受刑者たちが脱走できないように、入り組んでいる。
くじ引きで決めたメンバーと力を合わせながら、制限時間内に迷路を攻略できれば合格。
迷路内には様々な仕掛けが施されており、命を落とすことも考えられる。
('、`*川「こんな感じだ。ちなみに、いま上っている塔の外周を回る非常階段は使用禁止になる。
あくまで試験だからな。正々堂々と迷路を抜けて下に戻ってくるように」
( ^ω^)「つつつ、ツン」
ξ゚听)ξ「なによ、抱きついてこないでよ変態」
( ^ω^)「だだだ、だってお、ここここここ高いおおおお」
(。・д・)「ああ、ブーンは高所恐怖症だったよね。犬、支えてやって」
(,,゚Д゚)「なんで俺が」
といいながら、素直に犬はブーンの体を支えながら上っていく。
満足な手すりのない階段は、大きく弧を描きながら、ゆっくりと上方にのびていた。
何度も中断してすまんが、ちょっと出かけてくるので、感想とかあったらください
307 :
閉鎖まであと 3日と 3時間:2007/01/20(土) 17:07:43.55 ID:5khgiCGRO
続きwktk
保守
308 :
閉鎖まであと 3日と 3時間:2007/01/20(土) 17:12:38.47 ID:mrJ9imQXO
そろそろアダルティー分の登場じゃね?
屋上の中央には、大きな箱が置かれていた。
籤(くじ)だ。
この籤引きで受験者を五人一組に分け、屋上に作られた入り口からそれぞれ同時にスタートさせる。
塔の内部は迷路。さらにその端々には、トラップが仕掛けられている。
('、`*川「それじゃあたしはここまで。あんたたち気合入れて試験を受けるんだよ。それじゃ」
(。_。*)))「もじもじ、私がここの、もじもじ、試験官、もじもじ、のもじょもじょで、もじもじ、す。
説明、もじもじ、は、もじもじ、伊藤さんが、もじもじ、して、もじもじ、くれた」
ξ*゚д゚*)ξ「Uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee」
ツンが暴れだしたので、もじょもじょの話はそこで終わった。
受験者は籤引き機の前に整列し、それぞれ籤を引いた。
結果。
( ^ω^)「なんで僕はこう、ついてないんだお」
ξ゚听)ξ「こっちの台詞よ。なんで私がこんなデブと」
ブーンとツンとその他チーム。
(。・д・)「私はワンコとか」
(,,゚Д゚)「いい加減に名前で呼べよゴラァ」
ワンコとピアスとその他チーム。
('A`)「なんか俺だけ嫌われてねえか?」
ξ゚听)ξ「あら、あの可愛い子と一緒にチームじゃない?」
(*'A`*)「どれどれどれどれ」
从・∀・ノ!リ「よろしくなのじゃ」
(*'A`*)「いい、凄くいい」
ドクオと妹者とその他チームに分かれた。
(。・д・)「それじゃ、下で待ってるからね、ブーン」
( ^ω^)「はいお」
(,,゚Д゚)「ああ、久しぶりに暴れてやるぞゴルァ」
ξ゚听)ξ「簡単ならいいけど」
('A`)「はあはあ、妹者ちゃんモエス」
(。_。*)))「それじゃ、もじもじ、一斉に別々の、もじもじ、扉か」
ξ*゚д゚*)ξ「スタートっ!」
(。_。*)))「……です」
東京ドーム並みの広さの屋上の隅に作られた扉から、各チームが一斉に塔内へ飛び込む。
ξ゚听)ξ「全く、あの話し方にはいらいらしちゃう」
( ^ω^)「まあ仕方n」
ツンを慰めようとしたブーンの背後から、「仕方ないんじゃないモナ?」という気障な声が聞こえてきた。
( ´∀`)「よろしく、君はツンちゃんだったモナね。俺はモナーモナ」
片目を瞑りながら、モナーと名乗った男が輝く白い歯を見せた。
ξ゚听)ξ「はあ、モナーさんね」
( ´∀`)「ノンノン、モナーでいいモナ。気軽に呼んでくれモナ」
( ^ω^)「僕はブーンだお。よろしくだお」
( ´∀`)「ああ、そう」
(#^ω^)「ビキビキ」
モナーは興味なさ気にそういうと、勢い込んでツンと話しはじめた。
( ^ω^)(なんだおこいつは)
と憤るブーンの肩に手がかかった。
( ><)「僕はわかんないんですなんです。よろしくお願いするんです」
( ^ω^)「ああ、よろしくだお」
川 ゚ -゚)「私はクーだ。よろしくな」
どうやら、あのモナーとかいう気障な男以外は普通のメンバーらしい。
ブーンはツンと話し込んでいるモナーを睨みつけると、先を急いだ。
('A`)「ああ、だりいな」
从・∀・ノ!リ「なんでそんなにドクオは怠け者なのじゃ? ハキハキするのじゃ」
(o´c_`o)「自分の顔に嫌気がさしてんじゃねーの?」
ヾ(●ω●)ノ”「ありそう」
('A`)「うっせーよ、お前らよ。つーかなんでこのチームだけ四人なんだよ」
从・∀・ノ!リ「ご都合主義なのじゃ」
(o´c_`o)「はいはいご都合主義ご都合主義」
ヾ(●ω●)ノ”「久々にワロタ。妹者たんモエス」
从・∀・ノ!リ「もう嫌じゃ」
ヾ(●ω●)ノ”「しょぼくれた妹者たんテラモエス」
(*'A`*)「テラモエス」
ヾ(●ω●)ノ”「アッー」
サングラスをかけた男は、細い桟橋を落ちていった。
('A`)「お、この先になんかあるぞ」
ドクオは何事もなかったかのように、平然と桟橋を渡りきった。
314 :
閉鎖まであと 3日と 1時間:2007/01/20(土) 19:12:25.07 ID:YxaCVdZiO
すげぇ・・・まったく動じてねぇ・・・
桟橋を渡った先には、太い柱だけで支えられている真四角の闘技場があった。
闘技場の端から顔を出すと、暗闇が眼下に広がっている。
('A`)「落ちたら死ぬんだろうな」
ドクオたちが渡ってきた桟橋が闘技場に直結しているのみで、
この闘技場から別の場所へ移動する道は見つからない。
从・∀・ノ!リ「ということは、ここが行き止まりなのか?」
('A`)「そうなるな」
ドクオが頷いた瞬間、頭上からチャイムが鳴り響いた。
「そのとおりだ。君たちは、この闘技場に閉じ込められてしまった」
(o´c_`o)「閉じ込められたって、桟橋があるじゃねえか」
「あれ、まだ桟橋撤去してなかった? おい早く桟橋を戻せ」
声が指示すると、桟橋が綺麗に折りたたまれながら闘技場から離れていった。
「これで君たちはもう逃げられない」
(o´c_`o)「舐めるな」
男がそう叫び、闘技場の端から跳んだ。
が、離れていく桟橋には届かず、悲鳴を上げながら落ちていった。
('A`)「なんなんだあいつは」
「私にも理解できない。まあとにかく、君たちはこの闘技場に閉じ込められてしまった。
ここから脱出するには、ゲームで勝たなければならない」
从・∀・ノ!リ「ゲームってなんなのじゃ? 妹者はゲームが得意なのじゃ」
「話がはやいのはいいことだ。第一のゲームはこの男と遊んでもらう」
声がそういった途端、ドクオたちが渡ってきた方向の反対側から、桟橋が伸びてきた。
その桟橋を歩いてくる男。
(o´c_`o)「まずは俺が相手だ」
('A`)「あれ? お前さっき落ちなかったっけ?」
(o´c_`o)「他人の空似だ」
('A`)「そうか」
(o´c_`o)「第一のゲームは、これだ」
男が叫びながら取り出したもの、それは蝋燭だった。
('A`)「……蝋燭か」
(o´c_`o)「そうだ。ルールは簡単、まずはこの蝋燭に同時に火をつける。
あとは地面に仰向けに寝転んで、蝋燭を口に咥えればいいだけだ」
从・∀・ノ!リ「それで、どうすれば勝ちなのじゃ?」
男が顔の前にあげた手の指を一本だけ立てた。
(o´c_`o)「どちらが長く咥えていられるか。それだけだ」
('A`)「簡単だな」
(o´c_`o)「そうだろう。それで、どちらが俺の相手だ?」
ドクオが妹者のほうを向く。妹者は首を振った。
从・∀・ノ!リ「妹者はそんなことしたくないのじゃ」
('A`)「そうか。まあ最初から俺が戦うって決まってたけどな」
ドクオは男に近づくと、蝋燭を受け取った。
( ・∀・)「しかしまあ、無駄に広い刑務所だよな」
(。・д・)「そうだよね。けど、ここには世界中から犯罪者が集められているから、
これくらい広くても問題ないかもしれないね」
( ・∀・)「へえ、ピアスさんだっけ? よくそんなこと知ってるね」
(。・д・)「うん、昔から無駄な知識が好きなんだ」
ピアスが恥ずかしそうに頬を赤らめながらいい、モララーが驚嘆する。
(,,゚Д゚)「ったく、女装のくせしてデレデレしやがって」
( ・∀・)「ん? なにかいったかい?」
(。・д・)「あんたは黙ってなさい、ポチ」
(,,゚Д゚)「ポチ……」
(*゚ー゚)「あはは、面白い二人だね。ね、二人は付き合ってるの?」
(,,゚Д゚)「まさか。こんなオk」
(。・д・)「やだしぃちゃん。この子は私のペットよペット。ね、ポチ」
(*゚ー゚)「へえ、ポチっていうんだ? 可愛いね」
しぃがポチの頭を優しく撫でた。
ポチは「やめろよ」と、まんざらでもなさそうな顔でいった。
319 :
閉鎖まであと 3日と 1時間:2007/01/20(土) 19:39:05.40 ID:3WGxGn+aO
支援
( ・∀・)「あ、分かれ道ですよ」
モララーが前方を指差した。
いままでは一直線に通路が伸びていたので他愛無い雑談をしていたが、いよいよ迷路の様相を呈してきた。
( ・∀・)「ピアスさん、どっちにいったらいいと思います?」
(。・д・)「そうだね、人間っていうのは、こういう状況だと、左へ曲がることが多いって聞いたなあ」
( ・∀・)「ふむふむ。ということは、この場合は右へいけばいいんですね?」
(。・д・)「と思うよ? だって試験官がそのことを知っていたら、左に罠を仕掛けるはずだもん」
(,,゚Д゚)「俺は左のほうがいいと思うけどな」
ポチの意見はモララーに却下された。
( ・∀・)「センター試験ですから、絶対に試験官はそのことを知ってますよ。
僕はピアスさんを信じて右に曲がったほうがいいと思いますけどね」
(,,゚Д゚)「なら、勝手にすればいいじゃねえかゴラァ」
(。・д・)「はいはい、吠えない吠えない」
ピアスが笑いながら通路を右に曲がる。
それに続いて、モララー、しぃ、ポチが続く。
( ・∀・)「ああ、やっぱりなにもない。やはりピアスさんのことを信じて正解でしたね」
モララーがポチに嘲笑を向けながらそういった瞬間、背後から岩の動く音がした。
ξ゚听)ξ「きゃっ」
ツンが悲鳴を上げた。
ブーンが振り向くと、ツンのすぐ側の壁から、マネキンの顔が飛び出ている。
( ´∀`)「ははは、ツンちゃんは臆病モナ。ただの人形モナ」
ξ゚听)ξ「だって、急に出てくるから」
( ´∀`)「そういえばさっきも悲鳴をあげてたモナ。やっぱり臆病モナ」
ξ゚听)ξ「そんなことないもん」
( ^ω^)(あのデレデレ振りはなんなんだお。キャラが変わってるお)
川 ゚ -゚)「しかし、かなり適当に歩いてきたが、本当にこの道であっているんだろうか」
( ><)「わかんないんです」
( ´∀`)「大丈夫モナ。モナーの勘がはずれることなんてめったにないモナ」
モナーが笑った。ツンが愛想笑いを被せる。
川 ゚ -゚)「ふむ、ならいいが、私には通路の先になにかが立っているように見えるのだが」
「それじゃ咥えたね。妹者さん、二人の蝋燭に火をつけてもらえるかな?」
宙に浮いた闘技場の上。
広い闘技場の中心に、二人の男が仰向けに寝転んでいる。
二人の口には、太い蝋燭が咥えられていた。
从・∀・ノ!リ「それじゃ点けるのじゃ」
ライターの火をまず男の蝋燭に近づけ、続いてドクオの蝋燭に近づける。
「ゲームスタート。さあはじまりました、蝋燭耐久ゲーム。本日の挑戦者はドクオ選手です。
対するは当ゲームの天才、ミスター蝋燭こと……名前なんだっけ?
まあいいや。そうです、ミスター蝋燭対ドクオ。この戦いの行方を、観客は固唾を呑んで見守っています」
実況気取りの声が、テンションを上げて二人の様子を伝えていく。
「ん、いまミスター蝋燭の蝋が顔に落ちました。ん、目の近くに落ちたぞっ、これは大丈夫なのか。
ドクオ選手のほうも垂れそうだ。垂れるか、垂れるか、垂れたあああ」
323 :
閉鎖まであと 3日と 0時間:2007/01/20(土) 20:03:39.76 ID:3WGxGn+aO
支援
身動きをすることは禁じられていないが、蝋燭を口から落とすと失格となる。
蝋燭を咥えた二人の両手両足は縛られており、手で蝋を防ぐことはできない。
ドクオは「この程度の熱さなら余裕だな」などと考えていたが、蝋燭が小さくなるにつれて、
顔に落ちる蝋の温度は上がる。
「おおっと、まだ開始して一分経っていないぞ。それなのに、ドクオ選手がもがいています」
('A`)「あふっ、あふっ、いひゃいひひゃちゅいじょ(意外に熱いぞ)」
(o´c_`o)「ひょうひぇふひゃ。(当然だ)ひゃひゃしょにょひゃひゅひゃひひゃへへほほ(以下略)
(だがその熱さに耐えてこそ、勝利を手にすることができるのだ)」
くそ、一体どうすればいいんだ。
ドクオはない脳みそを必死に回転させた。
このまま耐えるにも、相手はミスター蝋燭、忍耐力では勝てそうにない。
だが小細工のできないゲームの性質上、勝つためには耐えなければならない。
などと考えていないだろうか? 挑戦者はドクオである。ドクオの脳内では、一つの作戦が浮かんでいた。
「おおっと? ドクオ選手が体を激しく揺らしているぞ?
とうとう耐え切れなくなってきたのかあ?
さあ、このまま決まってしまうのか、やはりミスター蝋燭に勝てる人間は現れないのか!」
確かにそう思われても仕方がない。
開始してから何分経っただろうか。すでに二人の顔は蝋で覆われ、口元は完全に塞がれている。
このゲーム、敵は蝋の熱さだけではないのである。
例えば太い蝋燭本体。このせいで、口から呼吸することはできない。
ならばと鼻で呼吸しようにも、鼻腔周辺には蝋が落ちてくる。
このゲーム、浅いようで実はかなり考えられているのだ。
ドクオはさらに激しく身を捩った。
そんなことをしてもなにも変わらない。蝋から逃れることはできない。
アナウンサーも、妹者もそう思っていた。
違った。さすがはドクオ。考えることが常人とは違う。
ブパッ
327 :
閉鎖まであと 3日と 0時間:2007/01/20(土) 20:16:47.65 ID:LTuhCRMz0
スカトロフラグ?
身を捩り、ドクオはズボンを下ろした。
ズボンと一緒にパンツも脱げたことが、幸運だった。
パンツには腰に当たる部分にゴムが使われている。
そのため、手を使わないと非常に脱ぎにくいのだ。
上述したとおり、ドクオの口は蝋燭で塞がれ、鼻腔には固まった蝋が溜まっている。
つまり、ドクオの脳は酸欠に喘いでいた。
そしてついに、ドクオの眠っていた本能が目を覚ましたのだった。
脱げたズボンとパンツを足首まで下ろす。
足を持ち上げる。腰が持ち上がる。
足首でとまっているズボンを、頭の上から通して首の後ろで固定する。
後はおわかりだろう。
うんこだ。
ドクオは腹に力をこめた。大腸が圧迫され、肛門がすぼまる。
大腸を流れる排泄物、一度肛門の近くで溜まる排泄物。
('A`)「もがもがもがっがー」
329 :
閉鎖まであと 3日と 0時間:2007/01/20(土) 20:28:27.74 ID:3WGxGn+aO
スカトロktkrwwwww
ドクオは雄叫びを上げた。
アナウンサーが声を失った。妹者が顔を背けた。
ミスター蝋燭が目を見開いた。
ドクオの肛門から高く高く舞い上がった排泄物。
それは徐々に高度を下げながら、ドクオの顔に墜落した。
「ゲ、ゲームセット!」
排泄物は蝋燭の火を消していた。
「なんと、なんと。これはドクオ選手にしかできないスーパープレイだ!」
桟橋が伸びてきて、ドクオとミスター蝋燭を拘束していた縄を解く。
立ち上がったミスター蝋燭は、ドクオに握手を求めた。
(o´c_`o)「俺の負けだ。まさかあんな方法があったとはな。
純粋に精神力の勝負だと踏んでいた俺は、その時点ですでに負けていたんだな」
('A`)「いや、精神力なら俺は負けていた」
ミスター蝋燭は笑うと、桟橋を渡って去っていった。
331 :
閉鎖まであと 3日と 0時間:2007/01/20(土) 20:31:35.14 ID:LTuhCRMz0
がんばれば最初のほうに唾で消せたかも知れないね(´・ω・`)
なんとなくハッピーエンドでドクオは天才という空気が流れていたが、想像してみて欲しい。
まず、ドクオの顔は、自身の排泄物によって、ドロドロだ。
さらにドクオは目を瞑っていなかったので、瞼の内側にも排泄物は流れ込んだ。
当然鼻腔にも入り込んでいるはずだ。
そしてドクオが立ち上がった瞬間、ドクオの顔から垂れた排泄物が、ドクオの首、胸、腹を汚した。
まさに全身排泄物人間。
彼の排泄物に塗れた陰毛の下では、ちんこが雄々しく猛っていた。
そんな姿で近付かれたって、どうしてやることもできない。
ミスター蝋燭のように握手を求めればいいのか?
排泄物塗れの体に飛びついて、一緒に喜べばいいのか?
ハンカチを取り出して、顔を覆う茶褐色を拭えばいいのか?
从・∀・ノ!リ「妹者にはどうすることもできないのじゃ。だから、だから近付かないでくれドクオ」
ドクオは唖然とした。あれだけ頑張った自分を、妹者は気持ち悪がっている。
それどころか、自分を否定している。
がんばれば最初のほうに唾で消せたかも知れないね(´・ω・`)
とかほざいてやがる。お前はアボガド、バナナかと。
お前な、ドクオでスカトロ描写をしないで、どこでするのかと。
ドクオなんて本当はいらない子なんですよ、いらない子。
実際第二科目のときに、そのまま不合格にしようと思っていたわけですよ。
そうすればブーン×ツン、ショボン×犬でちょうどバランス良いわけじゃないですか。
それなのにですよ、それなのによりにもよってスカトロ描写を否定とは、どういうことですか。
勘弁してください。僕なんて、カレーですよカレー。
カレーを食べながら書いてるんですよ。
カレーがなんかドクオのうんこみたいに感じるわけじゃないですか。
その努力を否定するのはやめてください。
スカトロなんですスカトロ。ドクオ=スカトロという公式もあるくらいなんですよ。
実際いろんな方法がありました。ドクオが勝つ方法はね。
だけど心を鬼にして、読者が去ったとしても後悔しないという
強い意志を持って描写したわけですよ。
つまりなにがいいたいかっていうと、気持ち悪くなってきたからちょっと休憩します。
334 :
閉鎖まであと 3日と 0時間:2007/01/20(土) 20:40:04.72 ID:kdi5lhCn0
2chのみんなへ
/⌒ヽ
( ^ω^)/ ̄/ ̄/
( 二二つ / と)
| / / /
|  ̄| ̄ ̄
いつもばかやってけんかしたりするけど
/⌒ヽ
( ^ω^)/ ̄/ ̄/
( 二二つ / と)
| / / /
|  ̄| ̄ ̄
閉鎖してもお前らとはいつまでも友達です
/⌒ヽ
( ;ω;)/ ̄/ ̄/
( 二二つ / と)
| / / /
|  ̄| ̄
335 :
閉鎖まであと 3日と 0時間:2007/01/20(土) 20:43:22.36 ID:3WGxGn+aO
よし!飯食ってくる
336 :
閉鎖まであと 3日と 0時間:2007/01/20(土) 20:49:04.00 ID:LTuhCRMz0
アボガド・・・・・(´;ω;`)
でも自分のレスが取り上げられたことに素直に感動wwww
(,,゚Д゚)「だからいわんこっちゃねえだろうが」
背後で音がした。岩の擦れる音だ。
次の瞬間、岩の裂け目から大量の蛇が飛び出してきた。
ここで突然、頭上から声が響いた。
「さあ本日の見もの第二です。第一の見ものはドクオ選手の変態性の勝利でしたが、
果たして第二の種目はなんなのか。
第二種目は、リアル蛇追いかけっこです。はいそこパクリとかいわない」
( ・∀・)「なんなんですかこの声は」
(。・д・)「なんかサッカーの実況みたいだよね」
(,,゚Д゚)「暢気に会話してねえで、とっとと足動かせゴラァ」
極彩色、迷彩色、茶色、ピンク、青、白と色とりどりの蛇が、一直線にピアスたちを追いかける。
狭い通路には逃げ道がない。ただ一直線に続く長い通路を、全速力で駆け回るのみだ。
「このゲームは、某有名作家の代表作からパクリました。
そうです、いわずもがな、リアル鬼ごっこですね。2ちゃんねらーなら当然お聞き及びのことでしょう。
さてこのリアル蛇追いかけっこにはストーリーがありません。起承転結もありません。
なぜなら物語を紡ぎだすのは、蛇に追いかけられている貴方たちだからです」
(*゚ー゚)「クドクドとうるさいなあ。黙ってて欲しいよ」
(,,゚Д゚)「全くだゴルァ。それにしても、凄い数の蛇だぞ」
蛇の数は、通路に溢れんばかりだ。
床を這えない蛇は、壁を使い、天井を使って追ってくる。
( ・∀・)「え? っていうか、蛇だったの?」
(,,゚Д゚)「お前はなにをいってんだダボが。アナウンサーもリアル蛇追いかけっこだつってただろ」
( ・∀・)「いやあ、みんなが急に走り出すから、僕も同じ行動をしちゃっただけなんですよ。
嫌だなあ、よし! ちょうどお腹も減っているし、飯食ってくる」
モララーはそう呟くと、足を止めて後方へと走り出した。
ピアスたちが驚いて足を止めると、一斉に背後を振り向いた。
蛇の大群の進行方向に仁王立ちをしたモララーが見えた。
(。・д・)「なにしようとしてんのよ、あの子は」
(*゚ー゚)「わかんない。っていうか、なんか変な捨て台詞を残していったよね」
(,,゚Д゚)「馬鹿には構ってられねえぞ。早く先」
ポチの言葉がそこで止まった。
言葉が声帯のすぐ上で消えてしまったかのように、口だけ動かしている。
モララーは飛び上がった極彩色の蛇を片手で掴むと、蛇の頭を口に突っ込んだ。
そして咀嚼しながら、手を離す。モララーの足元には、頭の欠けた蛇の死体が転がった。
(*゚ー゚)「なにあれ」
嫌悪感を丸出しにしている三人を一瞥し、口から蛇の頭蓋骨を吐き出して笑った。
( ・∀・)「美味しいなあ。やっぱり蛇は踊り食いに限りますね」
340 :
閉鎖まであと 2日と 23時間:2007/01/20(土) 21:13:15.04 ID:i5DrxwVwO
モララー死亡フラグかwww
ドクオの脳内神経の末端が、軽くショートしたかのように音を立てた。
大脳新皮質が痙攣し、細胞が電子を大量に放出する。
シナプスがパンクし、細胞が全身へと止め処ない電気を流す。
ドクオは、排泄物のこびりついた蝋燭を口から抜いた。
そして、それを持った両手をだらりと下げながら、ゆっくりと妹者に近付く。
从・∀・ノ!リ「な、なんなのじゃ、そんなもの、早く捨ててしまうのじゃ」
妹者が顔の横で両手を振る。ドクオは構わずに歩を進めた。
从・∀・ノ!リ「どうしたのじゃドクオ。目が据わっておるぞ」
('A`)「馬鹿にしたな」
从・∀・ノ!リ「なんじゃ? 妹者にはよく聞こえないぞ」
('A`)「馬鹿にしてんじゃねえぞ! この幼女がっ」
ドクオが、沖ノ鳥島の港に存在している倉庫群で見せた脚力で、妹者に襲いかかった。
一瞬で妹者を組み伏せ、泣き喚く妹者の頬を殴りつける。
泣き止まない、殴る、泣き止まない、殴る、殴る、殴る。
从・∀・ノ!リ「ひっ、ドクオ……」
('A`)「黙ってろよ、てめえのじじい言葉にゃあウンザリしてんだ。読者も俺も作者もな」
从・∀・ノ!リ「わかった、黙る、黙るからやめるのじゃ」
('A`)「わかって、ねえじゃねえか」
妹者のつんと上を向いた鼻をコブシで押し潰す。
鼻が一瞬潰れ、元の形に戻ると共に、鼻腔から血が噴出す。
ドクオは手を休めなかった。
右瞼、鼻の下、鼻筋、左頬、唇、顎、こめかみ、左瞼、額。
ありとあらゆる場所をめちゃくちゃに殴り続ける。
やがて妹者の顔面は崩壊した。
ドクオはそれだけでは満足できず、妹者の腹から尻を上げると、妹者のわき腹を蹴飛ばした。
体重の軽い妹者は、ドクオの蹴りによって派手に床を転がった。
それが気に入らない。
なぜこんなに体重が軽いんだ?
なぜこんなに簡単に転がるんだ?
なぜ黙って殴らせたんだ?
なぜ抵抗しない?
なぜ呻き声を漏らすだけなんだ?
なぜ大声で泣き喚かないんだ?
なぜだ? なあ妹者よ、喋れよ、例のじじい言葉で、喋ってみろ。
ドクオは、体を丸めて耐える妹者の背中を蹴飛ばす。
素足に伝わる弾力、柔らかい肌の感触、硬い背骨の感触。
その全てが気に障る。頭にのぼった血が沸騰寸前だ。
こめかみが熱い。眉毛の間に皺が集まる。唇が上がり、口内に排泄物が入り込む。
ドクオはうつ伏せに倒れて咽び泣く妹者のスカートに手をかけると、それ
省略されました。わっるふと書かれなくても再開されます。
本当に誰も書き込んでくれないので、場面が変わります。
川 ゚ -゚)「気のせいかな、あそこになにか立っているようにみえるんだが」
クーの声に反応し、みんなが通路の先を見つめる。
( ^ω^)「ああ、見間違いじゃないお。確かに誰かが立ってるお」
( ><)「なにが立ってるんですか? 僕怖いんです」
( ^ω^)「ちょっと待ってろお」
ブーンはそういって、ゆっくりと影に向かって歩いていく。
照明の影に隠れたその物体は、ブーンが一定の距離に近付いた瞬間、
本当の影のようにすっと体をずらした。
( ><)「うわ、鎧です、鎧兵なんです」
346 :
閉鎖まであと 2日と 23時間:2007/01/20(土) 21:39:21.28 ID:d9ckMGXY0
ちょwwwwwwwww期待してたのにwwwwwwwww
わかんないんですのいうとおり、影から姿を現したのは、重厚な西洋の鎧に身をつつんだ、鎧兵だった。
鎧兵は緩慢な動作で、手に持った長槍の刃先をブーンへと向けた。
ブーンが重心を落とし、半身になる。左半身を鎧のほうに向け、右半身を後方へ引いた格好だ。
顎を軽く引き、右手を背中へと回す。
左手は、蛇のようにゆらゆらと揺れながら鎧を牽制する。
鎧兵が動いた。やはり緩慢な動作で、突き出した刃先をブーンに向けて伸ばす。
ブーンは、それを軽く背を反らせて避けると、右手で槍の先を掴んで力いっぱい引っ張った。
槍に引き摺られて、鎧兵の体が前傾する。
ブーンは槍を離すと、体を回転させて鎧兵の腹部へと強烈な回し蹴りを放った。
腹に衝撃を受け、弾き飛ばされる鎧兵。
脛を押さえて蹲るブーン。
本作はじめてといっても差し支えのない主人公の活躍シーンは、やはりどこか締まらないまま終わりを告げた。
348 :
閉鎖まであと 2日と 23時間:2007/01/20(土) 21:50:20.81 ID:jnLvk3740
わっるふわっるふ
( ・∀・)「あれ、どうしたんですか皆さん」
蛇の頭蓋骨を吐き出しながら、モララーが首を傾げた。
ポチがピアスのほうに顔を向ける。
ピアスは顔を顰めながら、ポチに顔を向けた。
しぃはポチの腕に抱きつきながら、恐々とモララーを見つめている。
あれ、もう一人いなかったっけ? ちょっとタンマ
350 :
閉鎖まであと 2日と 23時間:2007/01/20(土) 21:54:28.92 ID:3WGxGn+aO
ちょっと待てえぇぇぇぇ!!!!!!!!!!
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる
わっふるわっふるわっふるわ
いなかったわ。ちょっとここで自分のために、チーム紹介。
#ブーンチーム。
( ^ω^)ブーン。デブ。
ξ゚听)ξツン。ブーンには冷たいが、モナーにはデレデレ。
( ´∀`)モナー。気障な男。
( ><)わかんないんです。
川 ゚ -゚)くー。冷静な女性。目ざとい。
わっるふとわっふるありがとう。ちょっと待って。
#ピアスチーム
(。・д・)ピアス。ショボンの変装後。オカマ。
(,,゚Д゚)ポチ。なんか可愛い。
(*゚ー゚)しぃ。なんか可愛い。
( ・∀・)モララー。蛇が大好物。
#ドクオチーム
('A`)ドクオ。世にはびこる変態の頂点。
从・∀・ノ!リ妹者。可哀相。
#試験官
(´<_` )弟者。妹が試験を受けているので、心配している。
('、`*川伊藤。言葉遣いが荒っぽい。ドクオが好き。
(。_。*)))もじょもじょ。会話分がめんどくさい。
以上三チーム、試験官三人が現在の主な登場人物。
354 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:01:20.36 ID:0AkVBgEG0
伊藤はドクオのことが好きだったのか……
>>349は脳内削除してください。
-----------------------------------------------
( ・∀・)「あれ、どうしたんですか皆さん」
蛇の頭蓋骨を吐き出しながら、モララーが首を傾げた。
ポチがピアスのほうに顔を向ける。
ピアスは顔を顰めながら、ポチに顔を向けた。
しぃはポチの腕に抱きつきながら、恐々とモララーを見つめている。
モララーは肩を竦めると、足に噛みつこうとしていた蛇を踏み潰し、
天井から落ちてきた蛇を、口を開けて迎えた。
蛇は見事にモララーの口でキャッチされ、前歯によって首筋を切り裂かれた。
モララーの動きは凄まじかった。
左の壁から跳んでくる蛇を手刀で叩き落し、返す刀で右側から跳んだ蛇の頭を握ると、
掴んだ蛇を振り回しながら、次々と跳ぶ蛇を跳ね返していく。
(,,゚Д゚)「あいつは何者なんだゴラァ」
ポチが驚嘆し、体を震わす。いつの間にか、ポチの胸にはしぃが収まっている。
しぃは、胸元で交差しているポチの手に両手を添えていた。
(。・д・)「いや、ここまで試験を合格してきたんだから、あのくらいの身体能力はあってもおかしくないけど、
どう考えてもさっきから咀嚼している蛇って、毒蛇……だよね」
話題の中心であるモララーは、なおいっそうの動きを見せていた。
振り回していた蛇が、枯れた草のように使い物にならなくなると投げ捨て、
正面から跳んでくる蛇を避けて、頭を握りつぶす。
次の瞬間には体を回転させ、右の蛇を避け、左の蛇を手で払うと、そのまま回転を続け、前方で鎌首をもたげる
三匹の蛇を回転蹴りでなぎ払った。
モララーの回転はさらに止まらず、ラリアートの要領で蛇を弾き飛ばし、両手の手刀で叩き落し、
足で首を狩る。その間にも、次々と蛇の頭を口内で砕いては、頭蓋骨を吐き出している。
357 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:16:00.61 ID:TCpbhFCV0
うはwww食欲をそそるwwwwwwwwww
ドクオはなんの迷いもなく、妹者のスカートを剥ぎ取った。
('A`)「うほっ、ハム太郎パンツかよ」
从・∀・ノ!リ「いやじゃ、離せ、離せ」
('A`)「喋んなつったろうが」
妹者の髪の毛を掴み、顔を地面に叩きつける。
三度繰り返すと、妹者は抵抗をやめた。
('A`)「うわ、なんだよこれ。肝心のハム太郎が、黄色に染まってんぞ。
お前もしかして、漏らしちゃったわけ?」
妹者はすでに観念して、ドクオの罵詈雑言を黙って受け入れていた。
('A`)「ふひっ、ひひっ、なんだよお前。じじい言葉で偉そうに話すくせに、お漏らしかよ。
ぎゃはは、どうしようもねえな。馬鹿じゃねーの? その上ハム太郎って、おま、俺を笑い殺す気かよ」
ドクオの口は止まらない。笑い声も止まらない。
妹者の塗れたハム太郎を指で突き、馬鹿笑いを続ける。
359 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:21:38.44 ID:YxaCVdZiO
ウホッ!いいぱんつ
ワッフルワッフル
360 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:22:48.53 ID:0AkVBgEG0
ドクオはもう駄目かもしれんねwwww
('A`)「はあはあはあ、笑いすぎて喉が渇いたぜ」
ドクオは苦しそうに顔を歪めながら、妹者の下着を脱がせた。
そして「じゅるじゅる」と大きな音を立てながら、ハム太郎がプリントされている場所に口をつけて啜った。
口内に溜まった自分の排泄物と、妹者の尿が華麗なハーモニーを奏でる。
ドクオは布に染み込んだ尿を唇をつけて吸い込み、喉を鳴らして飲み込む。
それだけでは満足できずに、下着を丸ごと口に入れて咀嚼した。
口内に強烈な臭いが充満し、臭気が鼻腔を通って脳みそまで達する。
かれこれ一時間、ドクオはそれを噛んでいた。まるでするめを噛むように。
362 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:31:16.28 ID:d9ckMGXY0
作者すげえな。
パンツを噛むとか絶対に思いつかないわ。
363 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:31:10.97 ID:TCpbhFCV0
ちょwwww食いやがったwwwwwwwww
ようやく喉の渇きが癒えると、ドクオは下着を吐き出した。
妹者は体力を消耗して気絶してしまったようだ。
これにドクオは怒りを隠しきれなかった。
('A`)「寝てんじゃねーよスブタが」
背中を荒々しく踏みつけ、持ち上がった妹者の首に手を回す。
そして耳元で「お前の尿、すげー美味かったぜ」と呟き、再び頭を床に叩きつけた。
妹者は轢き殺された蛙さながらの声をあげ、自分の欠けた前歯が眼球に突き刺さった。
从・∀・ノ!リ「ぎゃあああああ」
('A`)「いいね、いいね、もっと泣けよ、喚けよ、叫べよ。お前の可愛い声で俺の鼓膜を愛撫してくれよ」
ドクオは妹者の前に回ると、歯の突き刺さった眼球に指を突っ込んだ。
腐ったトマトの中に指をつっこんだような感触が、優しく指先を包み込む。
ドクオは突き刺した指を何度も回転させた。
そのたびに妹者は雄叫びをあげ、ドクオの鼓膜を愛撫した。
そう、二人はお互いを優しく愛撫しあっていたのだ。
365 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:35:17.63 ID:0AkVBgEG0
作者の頭は一体どうなっているのだろう。
366 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:36:01.25 ID:jnLvk3740
これはwktkしていいのだろうか
367 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:37:11.04 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
368 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:37:39.96 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
369 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:38:06.12 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
ブーンは怒り狂った。
お前らアボガド、バナナかと。
人が脛を押さえてもがいているのに、「この鎧高そうだモナ」だと?
「だよね。こんな鎧、一回でいいから着てみたい」だと?
ふざけるなと。こっちは真面目に戦ったわけですよ。
はじめての活躍の場。そりゃもう意気勇んでましたよ。
だってようやくだぜ? これだけ書いてきて、やっと主人公の活躍だぜ?
ここは出るしかないだろうと。俺が活躍するしかないだろうと考えていたわけですよ。
それがなんですか? 鎧が高そう? 着てみたい? わかんないんです?
ふざけるなと。
ξ゚听)ξ「でもブーンも凄いよね。こんな鎧を吹き飛ばすなんてね」
( ´∀`)「大したことないモナ。モナーなら、もっとクールに倒せたはずモナ」
そこでまたぶち切れですよ。あのな、はじめての活躍の場だぞ?
お前らには主役の顔を立てるという努力をする気はないんですかと。
ブーンは痛む脛を引き摺りながら立ち上がると、強烈な突きを放った。
ブーンの突きをまともに受けた二人は、鎧の上に折り重なるようにして倒れた。
二人は息をしていなかった。
371 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:38:51.82 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
372 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:39:19.42 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
373 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:40:04.80 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
374 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:41:06.16 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
375 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:41:32.43 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
これはいい保守。すこし休むので、ID:DvxvKf7X0少しの間スレを任せた。
377 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:42:06.91 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
378 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:42:20.12 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
379 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:42:41.75 ID:DvxvKf7X0
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
381 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:43:45.86 ID:0AkVBgEG0
文才があるから余計にリアルで気持ち悪いwwwww
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
383 :
閉鎖まであと 2日と 22時間:2007/01/20(土) 22:45:16.70 ID:TCpbhFCV0
ちょwwwwDvxvKf7X0ほしゅしてくれよwwwwww
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
('A`)「中途半端に止めんなクズ」
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
396 :
閉鎖まであと 2日と 21時間:2007/01/20(土) 23:16:26.09 ID:3WGxGn+aO
保守
397 :
閉鎖まであと 2日と 21時間:2007/01/20(土) 23:22:35.30 ID:8+D0CPktO
須賀登呂マダー?
川 ゚ -゚)「殺してよかったのか?」
クーが生ごみを見るような目を死体に注いだ。
( ^ω^)「構わんお。わかんないんですはキャラが立ってなかったし、モナーは邪魔だったからお」
ξ゚听)ξ「そうね。あのつまらないトークに付き合うのも、いい加減飽き飽きだったの」
ツンがそういって笑った。ブーンも笑いを返す。
川 ゚ -゚)「まあ確かに戦力になりそうもない二人だったからな」
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
ドクオの指は角膜に触れ、虹彩を突き破って網膜まで達していた。
網膜をかき回されるはじめての体験に、妹者は絶叫した。
ドクオは何度も何度も網膜をほじくると、満足して指を抜いた。
妹者は操り人形のように、力なく顔を床にぶつける。
('A`)「さてと」
ドクオはいきり立ったものをぶるんと揺らせた。
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
('A`)「さっそく突っ込むか」
401 :
閉鎖まであと 2日と 21時間:2007/01/20(土) 23:35:00.28 ID:YxaCVdZiO
なんというアドリブ能力・・・
これ異常は言葉がみつからないから困る
妹者の股間はとても綺麗だった。あの夜に買ったアレを思い出す。
親が寝静まったころ、ドクオはそっと家を出た。
原付は車庫にあったが、シャッターが閉じているから使うわけにはいかなかった。
シャッターを開ける音で親が起きるかもしれない。
親が起きるより、ドクオは自分で走ることに決めた。
長年の引きこもり生活の結果、ドクオの腹はたるみ、久しぶりに部屋を出たので腰が痛む。
('A`)「まあアレのためだしな。我慢するか」
ドクオは足を引き摺りながら、夜道を急いだ。
アレが売っている自動販売機まで、普通に歩いても三十分はかかる。
勝負は親が起きだす六時まで。
いまはちょうど日付が変わるころだ。
('A`)「間に合うか間に合わないか。まあ絶対に間に合わせてみせるけどな」
ドクオの強靭な精神力は、このときに培われたのかもしれない。
ドクオは頭を振って、よみがえる苦い記憶を追い払った。
面倒くさすぎる。早く突っ込みたい。
誰も触れたことのない襞を力いっぱい開く。
妹者は軽く体を反らせたが、もうこの程度の痛みはあまり感じないのだろう。
('A`)「おお、綺麗な色をしてるな」
ドクオは両手で膣を開きながら、奥を覗き込んだ。
少女らしさを表す淡いピンクが視界に広がる。
ドクオは指を突っ込んでみた。
膣内は温かく、そして強くドクオの指を締め付けた。
404 :
閉鎖まであと 2日と 21時間:2007/01/20(土) 23:47:17.55 ID:0AkVBgEG0
wktk
ちなみにドクオのちんこは分厚い皮で覆われている。
これがどういうことかは、真性包茎かカントン包茎にしかわからないだろうから、念のために説明しておくと、
例えば目の前にオナホールがあるとしよう、なければカップラーメンの空き容器で作って欲しい。
このオナホールに仮性包茎以外のちんこを突っ込もうとしても、なかなか入らない。
なぜかというと、当然オナホールの穴は入ってきたものを締め付けるようにできている。
だからちんこを入れるには、その締め付けをちんこだけの力で跳ね返さないとならない。
これは、剥けない皮を無理やり剥こうとする行為に等しい。
('A`)「くそ、きつすぎて入らないぜ」
ドクオは仕方なく、後ろの穴で我慢することにした。
後ろの穴、肛門のことである。
肛門も括約筋によって硬く閉ざされてはいるが、この括約筋は実は非常に脆い。
だからアナルオナニーをする方は、なかなか入らないからといって、
無理にリコーダーを突っ込むのはやめたほうがいい。
括約筋が破壊され、糞を垂れ流す生活を送るか、入院するはめになる。
実際、ドクオの肛門括約筋は数年前に破壊されている。
興味本位でキュウリを(以下略)
そのため、ドクオは人工の肛門を使っている。
ミスター蝋燭との戦いのときに、あれほど排泄物が飛んだのに疑問を覚えた方もいるかもしれない。
だがその答えは、人工肛門にあったのだ。
ドクオは自分の排泄物で汚れた蝋燭を、愛撫もなしに妹者の肛門に突き刺した。
一瞬で破壊される括約筋、大きな口を開ける肛門、飛び散る排泄物。
その排泄物はドクオの顔を直撃し、ドクオの腹を満たした。
('A`)「なかなかいいうんこをしてるじゃないか」
唇を舐め、突き刺した蝋燭を乱暴に動かす。
肛門はさらに大きく開き、腸内では蝋燭にかき回された排泄物が、奇妙な音を立てる。
ドクオは蝋燭を引き抜くと、その蝋燭を口に含んだ。
まったりとした舌触り、口内に広がる排泄物の香ばしい臭い。
ドクオは満足げに何度も頷いた。
('A`)(後でご飯にかけて食べよう)
ドクオは準備が整ったことを確認すると、ゆっくりと妹者の肛門へとちんこを挿入した。
一旦ここでストップです
409 :
閉鎖まであと 2日と 20時間:2007/01/21(日) 00:01:56.69 ID:Z2u0LpUX0
なんでこうもまともな方向に行かないんだ
410 :
閉鎖まであと 2日と 20時間:2007/01/21(日) 00:21:46.09 ID:V8eKdGsaO
だがそれがいい
411 :
閉鎖まであと 2日と 20時間:2007/01/21(日) 00:23:08.33 ID:MqwVLEpPO
だが、まともじゃないグロスカトロのほうが生き生きした文な件
412 :
閉鎖まであと 2日と 20時間:2007/01/21(日) 00:30:18.67 ID:sM57dxU40
うんこって食いすぎると死ぬんだよな?
どれくらいの量で死ぬんだろ。
第三科目試験官は、モニターに映し出される地獄絵図を見て、心臓発作を起こして死んだ。
もじょもじょ、彼女には誰にもいえない秘密があったのだが、それは永遠に彼女だけのものとなった。
そうして、時が流れた。
もじょもじょの腐った死体は、何者かによって死姦されていた。
という伏線を張っておく。
さて、ここで三チームの様子を見てみよう。
まずブーンチーム。このチームは仲違いによって、三人に減った。
生き残っているのはブーン、ツン、クーの三名。
現在は順調に迷路を進んでいる。
続いてドクオチーム。
このチームは完全に崩壊した。その様子は、上述したとおりである。
そしてショボンチームはというと、一人の死者も出さずに、順調に迷路を進んでいた。
ショボンチームの面々の間には会話がなかった。
原因はモララーの悪食。
彼は毒蛇の大群を、鬼気迫る身のこなしで殲滅した。
それをまじかで見たピアス、ポチ、しぃの三名は、ただただ言葉を失った。
そんな三人の様子を、モララーは見事に勘違いしてみせた。
( ・∀・)「ああ、ごめんね、僕だけ食事を済ませちゃってさ。
よかったら、これ食べる?」
(。・д・)「いや、遠慮しておくわ」
( ・∀・)「そう? 美味しいのに」
モララーは蛇の死骸をしぃに向けた。
( ・∀・)「君はどう?」
しぃは黙って首を振り、ポチの背後に回った。
( ・∀・)「そうか、じゃ僕が一人で食べちゃうね」
これから繰り返されようとしている場面を想像したピアスは、
(。・д・)「それより急がないと時間なくならない?」
といった。ポチがそれに続いた。しぃも顔だけ出して頷く。
( ・∀・)「そうだね。それじゃ、すこし持っていこう」
モララーは蛇の死骸をコンビニの袋にいれると、立ち上がった。
( ・∀・)「準備完了。お腹が減ったらいってね。わけてあげるから」
(。・д・)「あ、ありがと」
気のない返事をし、ピアスが足を進めた。
その後をポチとしぃが追いかける。
モララーは三人の態度に首を傾げながら、それに続いた。
道中、無数の蛇の襲撃を受けた。
突然振ってくる蛇や、壁から顔を出す蛇。
その蛇をモララーはあっさりと殺して、死骸を袋につめた。
こんな悪食趣味をもつ男と共に移動するのは気味が悪かったが、モララーは気味の悪さ以上の仕事をした。
モララーのおかげで、蛇に怯えることなく、順調に迷路を攻略していった。
モララーに気に入られているピアスは、蛇の特徴や蛇の食べ方、蛇の捕らえかたなどの
どうでもいい知識を延々と聞かされていたが、ポチには関係ない。
そんな折、順調だった進行が、一人の男によって妨げられることになる。
その男は、音もなく四人の前に姿を現した。
(,,゚Д゚)「お、お前は……」
ポチの記憶は、そこで少し途切れることになる。
417 :
閉鎖まであと 2日と 19時間:2007/01/21(日) 01:22:23.88 ID:V8eKdGsaO
支援
ブーンたちも順調に歩を進めていたが、時折現れる鎧兵には辟易させられた。
動きは非常に緩慢なのだが、その分一撃一撃が決定打となる。
それに、打撃に対する防御性も非常に優れていた。
ブーンは自慢の身体能力を活かしての打撃を、クーは倒した鎧兵から奪った槍を、
ツンは奇声を使って鎧兵を倒してはいたが、ゲームのように死んだら復活できるわけではないので、
三人とも鎧兵が姿を現すたびに体は震え、体中には冷や汗が浮かんだ。
一瞬の判断の遅れが命取りになり、ちょっとしたミスも許されない。
戦闘を繰り返すたびに、三人の心は少しずつ消耗していった。
( ^ω^)「またかお」
ブーンが辟易した感情を隠そうともせずに構えをとった。
体を半身にし、重心を下げる。
川 ゚ -゚)「待て、今度は二体いるぞ」
飛びかかろうとしていたブーンを、クーが諌める。
クーの言葉通り、両手剣を構える鎧兵の背後から、斧を引き摺りながら歩いてくる鎧兵の姿が視認できた。
川 ゚ -゚)「もう一体は斧か。なら私は、二刀流のほうを受け持とう」
( ^ω^)「把握したお。ツンはいつも通りに隠れててくれお」
ξ゚听)ξ「待って。そろそろ時間もなくなってきたことだし、ここからは私も戦うわ」
鎧兵の動きを警戒しているブーンは、黙って続きを待った。
ξ゚听)ξ「私だって戦えるのよね。最後はズルしちゃったけど、これでも第一科目を合格したんだから」
そういって、ツンは懐から小さな袋を取り出した。
煙草が切れた。ちょいタンマ
袋は小さく動いていた。
( ^ω^)「なにが入っているんだお?」
ξ゚听)ξ「瓶よ」
川 ゚ -゚)「それでは瓶の中にはなにが入っているんだ?」
ツンは黙って袋から瓶を取り出した。
川 ゚ -゚)「……なにも見えないが」
ξ゚听)ξ「線虫よ」
ツンが瓶の口を閉じている木のコルクを抜くと、瓶の色が白から透明へと変化しだした。
瓶の口からは、細長い物体が鎌首をもたげるようにして顔を現した。
ξ゚听)ξ「いって」
ツンの声を理解したのか、その細長い物体は、地面に落ちてから物凄い速さで這いはじめた。
ブーンがツンの声を合図代わりに、跳躍した。
壁に左足を乗せ、そのまま回転して両足を天井につける。
次の瞬間には、天井を蹴って鎧兵へと当身を食らわせていた。
鎧兵がたたらを踏んで後退する。
ブーンは間髪いれず、鎧兵の背後に回った。
それまでブーンのいた床に、斧が食い込む。
ブーンは、その斧を掴んでいる伸びた腕に踵を落とした。
一度では衝撃が体に伝わらないが、何度も繰り返すことによって、分厚い鎧から生身の手首へと衝撃が伝わる。
クーは繰り出される二刀を同時に槍で防ぐと、槍を横に薙いだ。
槍が周囲の壁をえぐりながら、鎧兵の頭部へとぶつかる。
体勢を崩した鎧兵の喉元に刃先を突き刺した。
川 ゚ -゚)「やはり貫通しないか。所詮女の柔腕だな」
だが貫通せずとも、衝撃は確実に鎧兵にダメージを与えていた。
鎧兵は刀を落とすと、両手で喉を押さえた。
その隙にクーは槍を振り回す。鎧兵の揃った足に当たり、鎧兵は反転して頭から床に激突した。
( ^ω^)「くそ、しつこいお」
大柄な鎧兵は、何度打撃を加えても斧を離さない。
それどころか手首の上でとまったブーンの踵を、斧を振り上げると同時に払った。
ブーンの体が回転し、後頭部が床にぶつかる。
頭を抑えて呻くブーンの頭上に、鎧兵の斧が振り下ろされた。
死んだ、とブーンは思った。目の前に靄がかかり、記憶が奔流する。
---------------------------------------------
ξ゚听)ξ「ちょっと、帰ってきて早々、どこに行くのよ!」
なんとなく思い出せる、母の怒鳴る声。
(´・ω・`)「いや、仕事が入っててさ。悪いけど、その子をしばらく預かってくれないかな?」
なんとなく覚えのある、父の間延びした声。
ξ゚听)ξ「ふざけないで。父親なんだから、子供の世話くらい自分でみなさいよ」
(´・ω・`)「そういうなよ、センターは、世界中を飛び回る仕事なんだから」
ξ゚听)ξ「あんたね、自分の子供も満足に育てられない仕事をまだ続ける気?
いい加減にして。私はね、あんたの保護者じゃないの。あんたとはなんでもないの」
怒鳴り続ける母に微笑を向けながら、父が近づいた。
胸から血を噴出す母、驚愕を顔に浮かべた父。
ξ゚听)ξ「間に合ったみたいね」
---------------------------------------------
425 :
閉鎖まであと 2日と 18時間:2007/01/21(日) 02:02:03.38 ID:V8eKdGsaO
支援
ブーンの記憶の中に、ツンの声が割り込んだ。
視界を覆う靄が晴れていく。
ブーンは顔を上げた。
目に映ったのは、首を掻き毟る鎧兵の姿。
( ^ω^)「な、なにが起きたんだお?」
ブーンがツンに視線を向けると、ツンは自慢げに親指を立てた。
ξ゚听)ξ「線虫よ。私のペットのね」
( ^ω^)「線虫?」
ξ゚听)ξ「細い蛇を想像すればいいわ。まあ長さは変わらないんだけどね」
ツンがいうには、その線虫はツンとテレパシーで繋がっているらしい。
線虫はツンの思ったとおりの行動をし、線虫はツンの期待を裏切らない。
( ^ω^)「そんなことあるわけないお」
ξ゚听)ξ「うるさいわね、素直に頷けないの? 実際にいま見たでしょうが」
声を荒げるツンから視線をはずし、もがく鎧兵に戻す。
鎧兵は首を押さえ、必死に頭を振りながら、全身を揺らしている。
そのまま放っておけば死にそうだが、ブーンはあえて止めを刺すことに決めた。
床に突き刺さった斧を引き抜き、両手で振りかぶる。
一瞬鎧が消え去り、鎧兵の素顔が見えた気がしたが、構わず振り下ろした。
斧は鎧兵の脳天を直撃し、鎧を割って脳天に食い込んだ。
頭を割られた鎧兵は動きを止め、地面に崩れ落ちた。
ξ゚听)ξ「ちょっと、私のペットも一緒に殺す気?」
怒鳴りながら近寄ってくるツンの形相から顔をそらし、クーを見た。
クーは気を失った鎧兵の兜を取り外し、こめかみに突き刺した槍をぐいぐいと押し込んでいるところだった。
川 ゚ -゚)「頭蓋骨は硬いな。なかなか入らん」
( ^ω^)「無理に押し込まなくても、もう死んでるお」
ドクオは排泄物に塗れたちんこを引き抜くと、妹者の尻を蹴り上げた。
妹者は空のゴミ箱のように、床を転がった。
('A`)「壊れちまったのか?」
妹者の長い髪を掴み、力の抜けた体を持ち上げた。
軽い。妹者は確かに背が低く華奢だが、人間とはこれほどまでに軽くなるものだろうか。
('A`)「人間が死ぬとき、何キロだか体重が減るって聞いたことあるな。
魂が抜けるから、その分軽くなるとか」
口に出してから自嘲した。魂? 魂なんてもの興味はない。
('A`)「まあ、魂になって他人の肛門に突っ込むのも楽しそうだけどな」
笑い声を上げながら掴んでいた髪を離す。
妹者はゆっくりと床に落ちた。
ドクオは、まるで人形のような妹者の顔を見つめた。
綺麗だ。片方の目が飛び出し、かろうじて視神経によって繋がっている。
ドクオは無造作に眼球を引きちぎった。
('A`)「うんこじゃ大して腹が膨れないんだよな」
そういって眼球を口に放り込む。
口内は排泄物に塗れ、舌が麻痺しているので味も感触もわからなかった。
ゆっくりと咀嚼し、飲み込む。
眼球は胃まで落ちていったが、長い視神経が食道に止まったままだ。
ドクオは喉を押さえ、大きく口を開いた。
指を突っ込み、吐き出そうとする。
('A`)「おええ、おえっぐえ」
だが眼球は胃に収まったまま、顔を出そうとしない。
('A`)「し、死ぬ」
ドクオは地面に突っ伏した。
口からはわずかに視神経の末端が飛び出している。
ドクオは懸命にその末端を指でつまんだ。
脳内が酸欠状態になり、指が思ったとおりに動かない。
目の前が白一色に染まりかけ、意識を失うまいとあわてて髪を引き抜いた。
どうやら眼球は胃まで届かず、食道の途中で止まっているようだ。
ドクオは薄れゆく意識を必死に保ちながら、指を適当に動かす。
掴んだ。ゆっくりだ、視神経が千切れないように、ゆっくりと取り出すんだ。
手が震える、指が揺れる。まるで腕だけ地震に巻き込まれたように感じる。
震度三か? 四か? マグニチュードはどれくらいだ?
くだらないことを考えながら、ゆっくりと震えの止まらない腕を伸ばしていく。
眼球が食道の壁を擦り、徐々に外へと排出されていく。
そして眼球が口から飛び出した瞬間、ドクオは射精していた。
尿道に綿棒を挿入したことはあるだろうか?
尿道は非常に敏感だ。だから、普通の人ならそこにものを突っ込もうとは考えない。
だがドクオは綿棒はおろか、リコーダーさえ突っ込んだことのある男だ。
まあそれは嘘だが、鉛筆なら突っ込んだことがある。
いや、たしかライターもあったはずだ。うん、もしかしたら本当にリコーダーを突っ込んだかもしれない。
その時の記憶は、おぞましいの一言に尽きた。
突っ込んだはいいが、いざ抜こうとしたとき、ドクオは死を予感した。
広がった尿道が元の太さに戻ろうと、必死にリコーダーを圧迫していたのだ。
あの感覚は、いまだに忘れられない。
リコーダーの微妙な凸凹が、尿道の形を変化させ、その変化のせいでリコーダーを締め上げるのだ。
その時は、自分の排泄物を潤滑剤に使うことを思いついたから、無事に死から逃れられたのだった。
432 :
閉鎖まであと 2日と 18時間:2007/01/21(日) 02:45:05.39 ID:V8eKdGsaO
終わり?寝る前に保守
そのとき以上の快感がドクオを襲った。
まさか食道が性感帯だとは思わなかった。
これはある意味、マゾヒズムと深い関わりがあるのかもしれない。
食道という閉鎖された臓器、そこを刺激するという行為。
当然嘔吐感とも繋がっている。
('A`)「俺はまた新たな性癖に目覚めてしまったのかも知れないな」
妹者の屍を見つめる。
この屍のおかげで、自分は新しい自分を見つけた。
胡散臭い自己啓発セミナーや、新興宗教に入っても見つからないであろう新しい自分。
ドクオの全てを感動が覆った。
頭頂部から足のつま先まで、脳みそから大腸まで、そしてドクオの心までも。
ドクオは愛おし気に妹者の顔を両手で包み込んだ。
('A`)「ありがとうな、妹者」
ドクオはちんこを握り締め、妹者の真っ黒な目へと挿入した。
ドクオはそこに熱い精液を注ぎ込むと、妹者の口に脱糞して、その場を後にした。
435 :
閉鎖まであと 2日と 18時間:2007/01/21(日) 02:50:17.13 ID:Z2u0LpUX0
ありとあらゆる変態ジャンルがあるな
( ・∀・)「蛇を捕らえるときは首を持つなんてよく聞きますよね? でも僕はこれ危険だと思うんです」
(。・д・)「はあ」
( ・∀・)「首を持ったら蛇はもがくわけでしょう? もしかしたら掴んだ手が離れてしまうかもしれない。
そこで僕は考えたんです。蛇の頭を、口を塞ぐようにして持つことをね。
これなら、もっとも危険な蛇の毒を封じることができるでしょう?
蛇の毒っていうのは、牙から分泌されるわけです。牙に穴が開いてましてね、
その牙を相手の皮膚に差し込んで、その穴から毒を送り込むわけです」
嬉々として話すモララーには、ピアスの迷惑顔が目に入らないらしい。
どうでもいいことを、もったいぶって喋り続けている。
(,,゚Д゚)「よく喋るやつだな」
(*゚ー゚)「ね。気持ち悪くなってきちゃう」
一方ポチとしぃの仲は益々深くなってきたようだ。
しぃはポチの腕から体を離さない。
そしてポチも、それを受け入れている。
( ・∀・)「まあ、この方法はまだ実践したことないんですけどね。
もったいないなかったな、さっきはチャンスだったのに、僕って蛇を見るとどうしても
食べたくなっちゃうんですよね。だから蛇の研究がはかどらないんだよなあ。
あのですね、僕はいま蛇の皮につい……どうしました?」
モララーがピアスを見つめた。
美しい。透き通るような白い肌、肩まで伸びた、茶髪、耳に光る真珠のピアス。
モララーは思わず見蕩れた。
(。・д・)「音が聞こえない? ポチ」
(,,゚Д゚)「あ? 音? ちょっと待て」
ポチは急にピアスに声をかけられ、慌ててしぃから意識を逸らした。
耳を立てるまでもなかった。
ピアスのいうとおり、前方から足を引きずる音と、水滴の落ちる微かな音が聞こえた。
(,,゚Д゚)「消えるぞ。なあ」
(*゚ー゚)「うん、水が垂れる音と、足を引き摺る音だよね」
ピアスが頷いた。
(。・д・)「蛇が出るか鬼が出るか」
438 :
誤字がやばいね:2007/01/21(日) 03:05:09.56 ID:Xrjg5jBD0
足音が徐々に近付いてくる。音は少しずつ音量を増しながら、曲がり角で止まった。
(。・д・)「なんだろう、ゾンビ?」
ピアスが笑いながらいった。モララーが大げさに声を上げた。
(,,゚Д゚)「よくわからんが、なんだろうな」
突然、背筋に悪寒が走った。
ポチが振り向いた。
背後に、いつの間にか男が立っていた。
(,,゚Д゚)「お、お前は……」
ポチはあまりの悪臭に、気を失った。
439 :
閉鎖まであと 2日と 17時間:2007/01/21(日) 03:11:15.76 ID:6vAGd76IO
支援
(*゚ー゚)「ちょっとポチ、大丈夫? ねえポチ」
(。・д・)「気絶してるだけよ。っていうかあんたこんなところでなにしてるの?」
ピアスが男に向かって声をかけた。
男、全身から悪臭を放ち、体中を茶褐色の物体で覆われ、反転した黒目を小刻みに動かす男。
ピアスは、知り合いの豹変した姿に驚きを隠せなかった。
('A`)「はあはあはあ」
男は息も絶え絶えに、体勢を崩した。
違う、男は前傾姿勢をとったのだ。そして前傾姿勢をとった次の瞬間には、しぃを弾き飛ばし、
ピアスの横に立っていたモララーを吹き飛ばした。
しぃは地面に倒れ、モララーは床を転がりながら、すぐに体勢を立て直した。
( ・∀・)「何者だ貴」
モララーの言葉は最後まで続かなかった。
モララーの首には、肌色の物体が絡み付いていた。
読者はすでにお忘れだろうが、ぜひ思い出して欲しい。
ドクオの腕は伸びるのだということを。
モララーが、首に絡みついた鞭のような物体を両手で掴んだ。
だがその両手もじきに力なく垂れ下がった。
モララーはその場に崩れ落ちた。
('A`)「こんなところにいい女がいるじゃないか」
(。・д・)「うん? 君はなにをいってるんだ」
('A`)「いい女だなあ。こんな女のうんこが食いたいぜ」
音を立てながら縮む手を、そのままの勢いでピアスの頬に打ち込む。
ピアスはその手を屈んで避けると、床を蹴ってドクオから距離をとった。
眠いので、ここで止めます。感想があったらください。ではおやすみなさい。
443 :
閉鎖まであと 2日と 17時間:2007/01/21(日) 03:27:41.45 ID:q6cNenHG0
なんかカオスってるが乙w
明日も期待してるお
そうだ、忘れてた。
>>240 好きな雰囲気は芥川龍之介。好きな文章は貴志祐介。いい加減に飽きたのは西村寿行。
好きな展開を書くのは伊坂幸太郎。こんなブーン小説を書くようになったのは、新堂冬樹を読んでから。
栗田由紀だかの小説はやばい。
445 :
閉鎖まであと 2日と 16時間:2007/01/21(日) 04:36:06.13 ID:jjehcSbAO
乙。現行で最悪のブーン小説だと思う(誉め言葉)
是非まとめが欲しいな…。
446 :
閉鎖まであと 2日と 15時間:2007/01/21(日) 05:49:52.22 ID:q6cNenHG0
保守
447 :
閉鎖まであと 2日と 14時間:2007/01/21(日) 06:38:36.64 ID:v4/tIHiLO
保守
448 :
閉鎖まであと 2日と 13時間:2007/01/21(日) 07:36:08.52 ID:V8eKdGsaO
ス
感想か…。
そもそもこの作品群が「ブーン小説」を名乗る事自体、
厨房小説に対するアンチテーゼだと思う。
だ が そ れ が い い
450 :
閉鎖まであと 2日と 11時間:2007/01/21(日) 09:24:23.35 ID:q6cNenHG0
保守
451 :
閉鎖まであと 2日と 10時間:2007/01/21(日) 10:05:32.60 ID:6vAGd76IO
保守
452 :
閉鎖まであと 2日と 10時間:2007/01/21(日) 10:08:19.91 ID:vxyXLa81O
>>444 伊坂は俺も好きだな
読んでて多作品とのリンクが感じられると嬉しい
453 :
閉鎖まであと 2日と 9時間:2007/01/21(日) 11:04:57.03 ID:q6cNenHG0
保守
454 :
閉鎖まであと 2日と 8時間:2007/01/21(日) 12:04:27.32 ID:6vAGd76IO
保守
455 :
閉鎖まであと 2日と 8時間:2007/01/21(日) 12:39:07.71 ID:V8eKdGsaO
保守
456 :
閉鎖まであと 2日と 8時間:2007/01/21(日) 12:56:57.79 ID:misadUadO
これを読んで勃起してる俺は間違いなく変態
457 :
閉鎖まであと 2日と 7時間:2007/01/21(日) 13:30:48.51 ID:q6cNenHG0
ほっしゅっしゅ
ピアスの動きは素早い。風が吹くように音もなくその場から移動する。
その様子は、音だけが遠ざかっていくようだ。
だがドクオも負けてはいない。
ドクオの身体能力や反射神経は、ピアスには到底およばないはずであった。
ピアスはなにを隠そうショボンであり、ショボンは現役センターである。
センター受験生のドクオとの実力差は、月とすっぽん、像と蟻、午後の紅茶と烏龍茶、
犬と猫、蛙と蛇、馬と鹿、男と女、CDとDVD、ちんことまんこほど開いている。
ドクオの腕が伸びる。
(。・д・)「くっ」
ピアスが移動時に立てた音のする場所へ、寸分の狂いもなく落ちる。
壁を抉り、天井を掠め、床を凹ませ、徐々にピアスへと近づいていく。
第一科目のベルで脳に切欠が生まれ、第二科目でその切欠がはっきりと輪郭を保ち、
ここ第三科目での出来事によって、ドクオは凄まじい成長を遂げた。
肉体的にも精神的にも人を超えた。
ピアスは壁を蹴り、天井を蹴り、床を蹴り、後ろ向きに風のようにドクオから離れていった。
だがどれだけ離れても、ドクオの腕は追跡をやめない。
すでにドクオの姿は、影に隠れて見えないほど遠ざかっている。
それなのに、ドクオの腕は寸分の狂いもなくピアスの体を狙っている。
的確にピアスの後を追い、ようやくピアスの足を掴むことに成功した。
(。・д・)「うわあっ」
掴まれた足を起点にして、体が宙を舞う。
ピアスはとっさにズラを抑えたので、足を掴む手をはずすことはできない。
空を滑走したピアスは、あっという間にドクオの前に宙吊りされた。
('A`)「ふひっ、見れば見るほどいい女だなあ」
涎を垂らすドクオの首へ、ピアスが天山チョップをかます。
460 :
閉鎖まであと 2日と 7時間:2007/01/21(日) 13:51:53.21 ID:q6cNenHG0
よう、おはよう
そしてズラが落ちる前に、両手をズラへと戻す。ピアスにしかできない芸当であった。
ピアスは以前に、アミメニシキヘビと戦ったことがあった。
それもハンデとして、体に巻きつかせた状態での戦い。
ピアスは戦いがはじまった次の瞬間には、拘束された腕を力いっぱい横に広げていた。
アミメニシキヘビは破裂して死んだ。
ホッキョクグマと戦ったこともある。
やはりこれもハンデとして、ピアスは氷原に顔だけ出した状態で、戦闘を開始した。
だがやはり勝負は一瞬だった。
ピアスが腕を力いっぱい横に広げると、氷原にはひびが入り、巨大なクレパスに
ホッキョクグマは飲み込まれて死んだ。
力を入れると背中が鬼の顔に変わる男とも戦ったことがある。
あの戦いは文字通り死闘だった。
どちらも現代に蘇ったトリケラトプスと畏怖された男である。
いや、実際にトリケラトプスが蘇ったとしても、二人には到底適わないだろう。
結局オーガとの戦いに、決着はつかなかった。
?好。保守謝謝。
↑とか打ってから日本語に戻したら、辞書登録が使えなくなった。
再起動してくる。
そんなピアスの天山チョップを受けても、ドクオは全く動じていなかった。
それどころか、なおいっそう気色の悪い笑みを浮かべ、茶褐色に濡れた顔を近づけてくる。
('A`)「見れば見るほどいい女だなあ。名前はなんていうんだ?」
(。・д・)「ショボンだ。僕が変装してることを忘れたのかい?」
('A`)「知らんな。だがショボンか、あまり可愛くない名前だな」
ドクオは、ピアスを宙吊りにしているのと逆の腕を伸ばした。
その手は弧を描くようにピアスの体の周りを回りながら、次々と服を剥いでいく。
(。・д・)「ちょ、やめろドクオ。どうしたっていうんだ」
('A`)「気持ちいいから、な、絶対気持ちいいって、絶対だ、な、気持ちよくしてやるよ、な」
ぼそぼそと呟きながら、全裸になったピアスの全身を舐めまわす。
頭の狂ったドクオには、なぜピアスの胸がないのか、ちんこがついているのかなど全く気にならない。
464 :
閉鎖まであと 2日と 6時間:2007/01/21(日) 14:18:37.47 ID:sM57dxU40
/(^o^)\
(。・д・)「誰かに操られてるのか?」
ピアスはドクオの腹にコブシを叩き込み、金玉を握った。
('A`)「なんだよ、もう入れて欲しいのか? 前戯も大事なんだよ、女にはわからないだろうけどな」
開いている腕でピアスの両手を縛りあげると、ピアスの背中に固定する。
そして愛撫を再開する。すね下の生えた足を舐め、掴んでいる手を持ち上げて乳首を舌で転がす。
(。・д・)「あんっ、ってやめ、ドクオ、真面目に離せ、気色悪」
('A`)「感じてるじゃないか。感じてるんだろ? 感じてるんだよな。気持ちいいだろ、俺の排泄物に塗れた舌はよ」
(。・д・)「は、排泄物?」
顔を歪ませるピアスを、きょとんと見つめるドクオ。
('A`)「ああ、俺と妹者の排泄物だが、どうかしたか?」
ピアスは絶叫した。
誰かが叫んでいる。
誰の声だ?
頭が朦朧としている。
酸欠の脳みそは、なかなか働き出さない。
誰かが叫んでいる。
誰の声だ?
頭の霧が少しずつ晴れていく。
脳みそに酸素が供給されていく。
誰かが叫んでいる。
ピアスだ。ピアスが叫んでいる。
( ・∀・)「ピ、ピアスさん」
モララーは白く濁った視界をあげた。
二人の男が見える。
宙吊りにされた男と、自分の首を絞めた男。
悲鳴が頭蓋骨内に反響している。
( ・∀・)「ふざけるなよ、変態露出男が」
モララーはドクオに向かって駆け出した。
モララーの戦闘能力は前述したとおりだが、その強さの秘密は、しなやかな筋肉と動体視力にある。
無数に跳びかかる蛇の大群を瞬時に視認する目、
視認したものに対処するために目まぐるしく回転する脳、
その高性能な脳から全身に送られた信号を、瞬時に動作に移す筋肉。
モララーは、動作視力と筋肉、脳が優れていた。
筋力は、あればあるほどいいというものでもない。
モララーには相手を威圧する筋肉の盛り上がりはないが、自分の思い通りに動くだけの筋肉はあった。
華奢だが、その体は鍛えられている。
自分の思うとおりの速度で進む足、もっと速く、もっと速くと急かす脳。
その脳の命令が足に伝わり、モララーの体はさらに加速していく。
モララーが奇声を上げながらドクオに当身を食らわせた。
肩がドクオの脇腹に激突し、ドクオの体が揺らぐ。
モララーの手が素早く動く。
ドクオの伸びた腕を殴打し、宙吊りになった男を受け止める。
( ・∀・)「大丈夫か?」
モララーは男の顔を覗き込んだ。
(。-д-)
( ・∀・)「?」
ピアスさん? いや待て、僕は確かにこの人の下半身を……。
下半身に視線を移し、そこにそれがあるのを確認し、再び視線を顔に戻す。
(。-д-)
( ・∀・)「?」
モララーは気を失った。
469 :
閉鎖まであと 2日と 6時間:2007/01/21(日) 14:44:16.58 ID:s+fblg+l0
飯食いながら読んだのを激しく後悔・・・
度重なる鎧兵との死闘、永遠に同じ場所を回り続ける階段、落とし穴、うねる壁、
落石、急傾斜した細い道と、ブーンたちは様々な罠をくぐり抜けながらその部屋に辿り着いた。
ξ゚听)ξ「はあはあ、そろそろゴールなんじゃないの?」
ツンが荒い息を吐きながら、壁に寄りかかる。
狭い部屋だ。
入ってきた扉の反対側の壁に二つの扉があり、扉と扉の間には女神を模した彫刻が置かれている。
( ^ω^)「そう思いたいお。最後の分かれ道かお?」
川 ゚ -゚)「そうだと思いたいが」
クーがブーンに同意した瞬間、部屋に声が響いた。
「さてさて、いよいよクライマックス。ブーン、クー、ツンの三人は、不思議な部屋へと迷い込みました。
目の前には二つの扉、その扉の間には女神。一体ここでは、どんなことが起こるのでしょうか」
471 :
閉鎖まであと 2日と 6時間:2007/01/21(日) 14:49:04.53 ID:Z2u0LpUX0
「このチームの状況を簡単に話しておきましょうか。
まずこのチームは、合計五人のチームでした。
デブで役立たずだと思われていたブーンは、小柄な体を駆使し、鎧兵との戦闘では見事な動きを見せてくれました。
そして数少ない少女であるツン。彼女はあまり役に立たないと私は思っていたのですが、
懐から取り出した袋の中身、その瓶の中に入った……なんだっけ、ああ、虫です。
変な虫を使っての変な活躍を見せました。変な子供ですねっ。こんな子供が生まれてきたら、私は自殺します」
ξ゚听)ξ「変な子?」
( ^ω^)「デブで役立たず?」
「そして紅一点のクー。長い黒髪を振り乱しながら槍を扱うさまは、まさに戦う女神のようです。
揺れるほどおっぱいがないのがつらいぞ!」
川 ゚ -゚)「……おっぱい」
「そして忘れてはなりません。途中で息絶えたお二人をご紹介しましょう。
まずモナー。魅力的な笑顔と甘ったるい声が女性に大人気。
自慢の容姿をいかしてツンを口説き落とそうとしましたが、嫉妬したブーンに殺されてしまいました。
女の嫉妬も怖いですが、男の嫉妬はさらに怖いですね」
「そしてもう一人、同じくブーンに殺された……誰だっけ?
とにかくその五人チームは、無事に最後の部屋へとたどり着きましたっ。
さてさて、この狭い部屋で起こる最後の試練。
それは一体、どれほど過酷なものなんでしょうか」
( ^ω^)「なんだお、この解説は」
ξ゚听)ξ「わかんないけど」
川 ゚ -゚)「むかつくな。私はこれでもBカップなんだぞ」
(*^ω^)「ちょ、ホントかお?」
川 ゚ -゚)「ああ、見るか?」
クーが服を持ち上げようとした途端、扉の間に収まっている彫刻が言葉を発した。
「ようこそ、女神の間へ。ここでは貴方たちに最後の試練が与えられます」
ξ゚听)ξ「ほらブーン、そのだらしない顔をやめなさいよ」
(*^ω^)「おっぱい! おっぱい!」
川 ゚ -゚)「ふふ、私のおっぱいは確かに小さいかもしれないが、見事な形をしているぞ。
寝転んでも崩れないし、乳首は綺麗なピ」
ツンに頭を殴られた二人は、うな垂れながら彫刻を見つめた。
「試練とは、選択です。あなたたち五人は、力を合わせ、この部屋までたどり着きました」
( ^ω^)「五人?」
「その五人でよく話し合って頂きたいのです。いま貴方たちの前には二つの扉があります。
左の扉はゴールまで一直線に続く道、右の扉は二十五時間かかる険しい道が続いています」
( ^ω^)「選択をする必要がないお。左の扉を選ぶに決まってるお」
「ですが、ここで問題が発生します。左の扉に入れるのは、三人までなのです。
左の扉を開くのならば、五人中二人はこの部屋に残って頂きます。
右の扉ならば、五人で先に進むことができます」
川 ゚ -゚)「……」
「後ろを」
彫刻にいわれて三人が振り向くと、壁が横に動き、その奥から古今東西ありとあらゆる武器が
収納された棚が姿を現した。
「左を選ぶならば、二人を残していかねばなりません。話し合いで決着をつけるのは不可能でしょう。
そのために、武器を用意させて頂きました。お好きな武器を使い、残る二人をお決めなさい」
クーは黙って棚へと近寄った。
川 ゚ -゚)「戦闘か。確かにここまでは助け合って試練を乗り越えてきたが、もともと私たちは赤の他人だ。
遠慮はしないぞ。さあ、二人とも好きな武器を取れ!」
ξ゚听)ξ「いや、よく考えなくても、私たちってもともと三人しかいないよね」
川 ゚ -゚)「君はやはり馬鹿のようだな。そんなことを誰かに聞かれて、再び壁を閉じられてしまったらどうする。
いいか、目の前の棚には、古今東西の武器が収まっているんだぞ。見ろ」
クーが棚の一箇所を指差した。
( ^ω^)「それはなんだお?」
川 ゚ -゚)「グレネードランチャーだ」
クーは口角をわずかに持ち上げながら、それを取り出した。
川 ゚ -゚)「前々から欲しかったものだ」
クーは片膝を床につき、グレネードランチャーを肩に担ぐと、標準をあわせた。
ξ゚听)ξ「ちょっと、なにしてる」
ツンがいい終わる前に、クーはトリガーを引いていた。
大砲のような轟音が部屋に反響し、三人の鼓膜に飛び込む。
煙が立ち上り、部屋が白く染まる。
川 ゚ -゚)「ふむ、やはり凄いな」
しだいに晴れていく霧。
ブーンの目に飛び込んできたのは、原型をとどめていない女神の彫刻だった。
477 :
閉鎖まであと 2日と 5時間:2007/01/21(日) 15:17:39.90 ID:q6cNenHG0
支援しておやすみ
('、`*川「ブーン、ツン、クー、合格だ」
女神の部屋にあった左の扉の先は、長い滑り台になっていた。
その滑り台を滑り降りた先、目の前に広がる懐かしい景色と、懐かしい人物。
('、`*川「よくゴールできたな」
伊藤が笑いながらブーンの頭を叩く。
( ^ω^)「いや、よく思い返してみたら、鎧兵と戦ったくらいしか記憶がないお」
ξ゚听)ξ「そういえばそうね。それなのになぜこんなに時間がかかったのかしら」
川 ゚ -゚)「よくわからんが、とにかくこれで第三科目は合格したわけだ」
クーがそういうと、ブーンとツンが歓声を上げた。
( ^ω^)「いやいや、最初はこのチームは駄目だと思ってたけどお、
クーは凄かったお。合格できたのはクーのおかげだお」
川 ゚ -゚)「おいおい、褒めてもなにも出ないぞ」
川 ゚ -゚(^ω^ )(おっぱいが出るお。あとで見せてくれお)
川 ゚ -゚)「了解した」
479 :
閉鎖まであと 2日と 5時間:2007/01/21(日) 15:49:00.19 ID:sM57dxU40
紫煙
塔の入り口前には、すでにたくさんの受験者がいた。
五体満足なものは少ない。
軽度の火傷を負ったものや、手足を切断したものなど、重軽傷者が半数以上を占めている。
そして塔の脇には、死体の山ができあがっていた。
('、`*川「見てのとおり、この科目でかなり不合格者がでたんだ。
あんたたちみたいに無傷なやつはかなり少ないよ」
伊藤が負傷者の群れを見つめながら呟く。
ξ゚听)ξ「そんなに難しい科目だったんだね」
( ^ω^)「そうは思えなかったお」
川 ゚ -゚)「まあアイディアが全然浮かばなかったっていってたからな」
ξ゚听)ξ「誰が?」
('、`*川「おっと、そろそろ時間切れだね。ドクオはまだかい?」
( ^ω^)「ドクオはまだなのかお?」
('、`*川「ああ、あたしが見た限りでは、ここのドクオもショボンもいないね」
川 ゚ -゚)「なんだ、知り合いか?」
('、`*川「あたしの婚約者さ」
一瞬空気が凍ったような気がしたが、伊藤は構わず続けた。
('、`*川「ドクオはともかく、ショボンがいないのはおかしいね」
塔の入り口上部に埋め込まれた時計の針が、刻一刻と、時を刻んでいく。
そして長針が真上を向いた瞬間、どこからか鐘の音が聞こえてきた。
('、`*川「あらら、まあセンター試験に受からなくても結婚できるけどさ、なんだか物足りないねえ」
伊藤はそう呟いた後、周りを見回しながら大声を上げた。
('、`*川「第三科目終了。ここにいるものの中で、動けるものを合格とみなす」
482 :
選挙いってくる:2007/01/21(日) 16:23:56.53 ID:Xrjg5jBD0
('、`*川「あんたたちも合格だよ。あと二科目合格すれば、無事にセンターだ」
(´<_` )「伊藤、すこし話がある」
いつの間にか、伊藤の背後に弟者が立っていた。
伊藤は「なんであんたがここに?」と聞いたが、弟者は質問には答えずに手を振って歩きだした。
sien
( ^ω^)「なにを話してるんだろうお」
川 ゚ -゚)「さあな。それにしても重傷者ばかりじゃないか」
クーが首を巡らせながらいう。
クーのいうとおり、塔前にいる受験者の大半は、再起不能なまでに負傷しているものばかりだ。
切断された腕を未練たらしく握っているものや、頭全体を包帯で覆っているものが目についた。
ξ゚听)ξ「私たちは幸運だったんでしょうね。楽な道のりで」
川 ゚ -゚)「最後の部屋でも争う必要がなかったしな」
クーの言葉にツンが笑い、ブーンが頭を掻いた。
( ^ω^)「あのモナーは気に入らなかったけどお、もう一人の影が薄い男は可哀相だったお」
伊藤が困惑気な顔をしながら戻ってきた。
隣の弟者も、深刻味を帯びた顔を歪ませている。
理由を尋ねかけたブーンを手で制止、伊藤が口を開いた。
('、`*川「残念だが、今年のセンター試験は中止することになった」
ξ゚听)ξ「え?」
ツンの声を筆頭に、受験者たちからも声が上がる。
(´<_` )「静かにしろ」
('、`*川「だが中止といっても合格の可能性がなくなったわけじゃない。
いいか? どうやら受験生の中の一人が、塔内で他の受験者を殺害しているらしい」
一度口を止め、ブーンのほうに意味深な視線を送る。
('、`*川「本来の四科目、五科目目を撤廃し、いまから新たな第四科目をはじめる。
合格した受験者たちは、直ちに準備を整え、塔内で暴れている受験者を殺すこと。
無事に標的を殺し、生き残ったものをセンター試験合格者とする」
( ^ω^)「ど、どういうことだお?」
(´<_` )「質問はなしだ。協議会の予想していない事態が起こり、
それを急遽、試験の一部にすることに決まったんだ」
ξ゚听)ξ「つまり、それに合格すればセンターになれるってことね?」
('、`*川「そういうことだ。塔の一階には医療施設や食堂、シャワールームがある。
一時間後に試験を開始するから、それまでは自由行動とする」
伊藤はそれだけいうと、弟者と顔を見合わせながら塔内へと入っていった。
川 ゚ -゚)「展開がはやいな。どういうことだ?」
ξ゚听)ξ「一人の受験者が、他の受験者を惨殺して回っているってことよ。
本職のセンターが向かえばすぐに解決するんでしょうけど」
( ^ω^)「まあなんにせよ、この試験に受かれば無事にセンターだお」
ブーンたちは、他の受験者に続きながら塔内へと足を踏み入れた。
しえん
一時間後、再び受験者たちは塔の玄関前へと集まった。
(´<_` )「それではいまから名前を読み上げる。呼ばれたものは、前に出るように」
('、`*川「ブーン、ツン、クー、ジョルジュ、コッチミンナ、貞子。以上だ」
(´<_` )「名前を呼ばれなかったものは帰れ」
受験者たちの顔が歪んだ。
「ど、どういうことですか?」
受験者の群れから呟きが漏れた。
弟者は無表情のまま、「いったとおりだ」といった。
次の瞬間には、怒声が辺りを覆った。
「まて、帰れってどういうことだ」
「不合格ってこと?」
「ふざけんな、なんで俺が不合格なんだ」
「おかしいわよ、どうして私の名前が呼ばれないの!」
「差別だ!」「偏見だ!」「優柔不断だ!」「俺が不細工だからか? そうなのか!」
名前を呼ばれなかった受験者たちが弟者と伊藤を囲み、口々に不満を述べた。
伊藤は困惑気にその群れを見つめ返していたが、弟者はなんの気なしに一人の受験者の腕を掴んだ。
腕を掴まれた受験者が呻き声を上げた。
('、`*川「ちょっと、弟者」
(´<_` )「わからないのか? 負傷したものが中に入って、二次災害が起きたらどうするんだ」
弟者が掴んだ腕を持ち上げる。
受験者は顔を歪め、その場に膝をついた。
だがその受験者は顔を歪めながらも、弟者を睨みつけた。
(´<_` )「ほう、なかなかいい目をしてるじゃないか」
弟者は手を離し、受験者の顔を見つめた。
(´<_` )「センター試験は今年だけじゃないんだ。ここで死んでどうする」
弟者に声をかけられた受験者は、声を失った。
その受験者に合わせるように、飛び交っていた怒声が止んだ。
チッチキチーやで
(´<_` )「先ほど名前を呼ばれたものは、俺の前に集合しろ」
ブーン、ツン、クー、ジョルジュ、コッチミンナ、貞子が弟者の前に集まる。
(´<_` )「いいか、中で暴れている受験者はかなり凶悪だ。
躊躇わずに殺せ。そしてその首を俺の前にもってこい。
無事に戻ってこれたら、お前たちをセンターに任命する」
六人が次々に頷いた。弟者はそれに頷きを返すと、非常階段のほうを指差した。
(´<_` )「男が暴れているのは六階だ。いけ」
ドクオは肩に衝撃を受け、床に転がる。
倒れたまま顔を向けると、華奢な男が女を介護しているのが見えた。
だが男は女の顔を見た途端、全身から力が抜け、床に突っ伏した。
ドクオは何事もなかったかのように立ち上がる。
こめかみに触れると、手が真っ赤に染まった。
('A`)「なんかフラフラすんな」
体を危なげに揺らしながら、ゆっくりと足を踏み出す。
足に力が入らず、顔面を床に打ちつけた。
ドクオのこめかみから流れ出した血が、床に広がっていく。
ドクオの脈拍が弱くなっていき、やがて止まった。
| ^o^ |「なんか凄い音がしました」
| ^o^ |「そうですね。私にも聞こえました」
| ^o^ |「あっちですか」
| ^o^ |「あっちですね」
二人はブームくんといことのゆうたろう。
カクカクと足を動かしながら、曲がり角を曲がった。
ブームくんは顔を驚いた顔をしながら、倒れているドクオの元に走った。
それをいとこのゆうたろうが追いかける。
| ^o^ |「醤油がこぼれています」
| ^o^ |「いいえ、これは血です」
| ^o^ |「飲めますか?」
いとこのゆうたろうが「いいえ、飲めません」という前に、ドクオはいとこのゆうたろうの顔を握り潰していた。
ドクオの心臓は確かに止まっていたはずだ。
それなのに、ドクオは立ち上がった。
| ^o^ |「あらら」
驚くブームくんを無視して、いとこのゆうたろうの体を引き寄せる。
そして潰れた頭から流れ出す脳みそを啜った。
| ^o^ |「これは事件です。通報したほうがいいですか?」
('A`)「そうですね。でも貴方は通報することができません」
| ^o^ |「なぜですか?」
('A`)「貴方も死ぬからです」
| ^o^ |「それは困った」
-------------------------------------------------------------
ドクオは書き込みボタンを押した後、しばらくスレを見つめた。
相変わらず誤字脱字が多く、読点が変な位置についている文がそこかしこに見られた。
('A`)「まあそれはいいんだが、問題は筆が進まないってことだよな」
自分の本能の赴くまま書くスカトロ描写なら、頭で考える前に手が動く。
だが頭を使った真面目な作品を書いていると、全く筆が進まない。
('A`)「やっぱりあれかな、最近まで一日十二時間寝てたから、脳みそが腐りだしてんのかな」
ドクオの呟きと腹のなる音が重なった。
そろそろ午後六時になろうとしている。
('A`)「なんか食ってくるか」
-------------------------------------------------------------
( ゚∀゚)「んふっ、いままでの試験が退屈だったから次の試験は期待してたのにん。
まさか、こんな簡単なのが最後の試験なんて、嫌になっちゃうわ」
先を歩く男が独り言を際限なく繰り返している。
( ^ω^)「お、オカマかお」
ξ゚听)ξ「みたいね。気持ち悪い」
その男の後ろを歩きながら、ブーンが小さな声で呟くと、ツンが答えた。
川 ゚ -゚)「そんなに気になるなら聞いてみればいいじゃないか。
おいジョルジュとやら、お前はオカマか?」
( ^ω^)「ちょ、クー」
ジョルジュが足を止め、音もなく体を反転させた。
( ゚∀゚)「なによ、あたしにいったの?」
ξ゚听)ξ「いえいえ、なんでもないです」
川 ゚ -゚)「ああ、君にいった。オカマでホモなのか?」
ジョルジュが首を傾げ、懐からトランプの束を取り出した。
( ゚∀゚)「喧嘩を売ってるのかしら?」
トランプを右手で持ち上げ、パラパラと左手に一枚ずつ落としていく。
ブーンはクーの袖を引っ張って諌めたが、クーは気にせず続けた。
川 ゚ -゚)「いや、純粋に気になったんだ。
君はどうみても男にしか見えないのに、女言葉を使っているからな」
( ゚∀゚)「んふっ、それならあなたは女にしか見えないのに、男言葉を使ってるじゃない。
そういうあなたはオナベなの?」
川 ゚ -゚)「女言葉が嫌いなだけだ。君もそうなのか?」
ツンとブーンが互いに顔を見合わせた。
アイコンタクトで、「どうやって止める?」、「わかんない」と囁きあう。
辺りに不穏な空気が満ちた。
ジョルジュは何度も首を傾げながら、クーに細めた冷たい目を送る。
クーはクーで悪びれた様子もなく、答えを待っている。
支援
その重い空気を忍び笑いが破った。
川д川「くすくすくす」
視線が貞子に集まる。
川д川「あ、ごめんなさい。なんか可笑しくて」
( ゚∀゚)「なにがおかしいのよ、あたしの口調がおかしいの?」
川д川「いえいえ、そんなんじゃないですよ。
ただ、これから暴れている男を殺しにいくのに、普通に会話をしている二人が可笑しくて」
貞子はそういって再び笑い声を上げた。
ジョルジュは拍子抜けしたように貞子を見つめると、トランプをしまった。
再び歩きはじめたジョルジュに向かってクーが再び口を開いた。
川 ゚ -゚)「まだ答えをもらっていないぞ。オカマなのか?」
ξ゚听)ξ ^ω^) ゚д゚ )(空気嫁よ)
( ゚∀゚)「やっぱりあたし、喧嘩売られてるみたいね」
男は微笑を浮かべながら振り返ると、トランプを投げた。
トランプは風を切り裂き、クーへと一直線に飛んでいく。
クーがそれを槍で叩き落したとき、前方から奇妙な音が消えた。
じゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅる
( ゚д゚ )「な、なんの音だ?」
( ^ω^)「こっちみんじゃねーお。この先からだお」
ブーンがジョルジュを追い越し、角を曲がった。
頭を後ろに垂らした男が見えた。
男の体からは力が抜けているようだ。
その男の足元には、頭の潰れた男が転がっている。
そしてその後ろに倒れている四つの影。
( ^ω^)「ショボン!」
ブーンが叫びながら走り出した。
ブーンの声を聞き、頭を垂らした男の後ろから、影がゆっくりと立ち上がった。
ブーンは影を通り過ぎ、全裸のショボンを助け起こす。
( ^ω^)「ショボン、死んだのかお?」
ブーンが激しく揺すると、ショボンがゆっくりと目を開けた。
(。・д・)「ブ、ブーン」
( ^ω^)「よかった、生きてたかお」
ショボンが首を押さえながらゆっくりと体を起こす。
そして急にブーンの肩を掴むと、「ドクオは?」と聞いた。
( ^ω^)「ドクオ?」
(。・д・)「そうだ、ドクオだよ、ドクオを見なかったかい? あいつ、いきなり僕を襲ったんだ」
寝ぼけているのかもしれない。
ブーンは首を傾げながら口を開こうとした。
ξ゚听)ξ「ブーン、避けて!」
ブーンがショボンの元へと走る途中で、ひとつの影が立ち上がった。
影は自分の横を走り抜けていくブーンを興味なさ気に見つめ、それから顔を正面に向けた。
影の目に飛び込んできたのは、五人の人間。
男が二人、女が三人。ゴミが二つ、食物が三つ。
影は掴んでいた手を離すと、両手を真っ直ぐに前に上げた。
腕が軽く振動した後、物凄い速さで伸びていく。
右手で男の鼻を殴ると、左手で女の首を掴んで引き寄せた。
男は顔を抑えて蹲り、女は叫びながら影の方へと引き寄せられていく。
男を殴打したほうの手は左手より早く引き寄せられ、そのまま本体を通り過ぎて後方に伸びていった。
引き寄せられている女が叫ぶ。
だが影には聞き取れない。
ξ゚听)ξ「ブーン、避けて!」
ツンは首を圧迫する手を掴みながら、懸命に声をあげた。
後方へと伸ばされた手が、ブーンの後頭部に当たる。
ブーンは体勢を崩し、ショボンの上に倒れこんだ。
ツンは悲鳴をあげながら引き寄せられていった。
ツンの軽い体を宙を舞い、あっという間に腕の主の下へと飛ばされた。
ξ゚听)ξ「ド、ドクオ」
ツンに近づけられた茶と赤に塗れた顔。
ドクオはツンの顔を無表情に眺めながら、唇をめくった。
茶色い物体が染みこんだ男の前歯が、ツンの視界に飛び込んだ。
505 :
閉鎖まであと 2日と 1時間:2007/01/21(日) 19:00:39.90 ID:0x0yW1mFO
あげ
( ゚д゚ )「うぐ、いきなりなにするんだあいつ」
コッチミンナが鼻を押さえながら男を睨みつける。
押さえている手からは、血があふれ出るように漏れ出ている。
川д川「だ、大丈夫ですか?」
( ゚д゚ )「大丈夫じゃないよ、滅茶苦茶痛い」
( ゚∀゚)「うるさいわねえ。だったら黙ってなさいよ」
コッチミンナが今度はジョルジュを睨みつけたが、ジョルジュは構わず気味の悪い笑みを浮かべた。
( ゚∀゚)「んふっ、んふっ、前言撤回だわ。最後の最後に面白い試練がきたのね」
ジョルジュが笑いながらトランプを飛ばした。
トランプは手裏剣のように宙を滑空しながら、ドクオの足に突き刺さる。
だがドクオはなにも感じなかったかのように、ツンの顔を見つめている。
('A`)「いいなあ、ぱっちりとした目、つんと上を向いた鼻、ふっくらとした頬、愛らしい口元。
ふひひ、こんな子のうんこが食べたかったんだよね」
('A`)はもう変態なんてもんじゃねーな
508 :
閉鎖まであと 2日と 1時間:2007/01/21(日) 19:07:59.10 ID:MqwVLEpPO
やっぱりうんこかよ
ドクオの体に、次々とトランプが刺さっていく。
だがまるで頓着しないドクオ。ジョルジュが苛立たしげに足踏みをした。
( ゚∀゚)「なによもう! 全然ダメージを受けてないじゃない、もうやんなっちゃうわ」
川 ゚ -゚)「オカマも役に立たないものだな」
クーが呟きながら駆け出す。
長い槍を引き摺りながら、あっという間にドクオの左手首に刃先を突き刺した。
ドクオの神経が遮断され、ツンが床に落ちる。
ジョルジュはツンの後頭部で隠されていたドクオの顔に、無数のトランプを撃ち込んだ。
ドクオはたたらを踏んで後ずさる。
クーは冷静に心臓めがけて刃先を刺し込んだ。
刃先は寸分の狂いもなく、ドクオの心臓へと突き出され、ドクオの肌に触れる前に止まった。
川 ゚ -゚)「なんだ? 腕が動かない」
ξ゚听)ξ「ごめん、線虫をクーの鼻から脳内に入れた」
川 ゚ -゚)「線虫ってあの細長い虫か?」
ξ゚听)ξ「そうそう。はじめて人の脳内にいれてみたけど、成功してよかったよ」
クーが首を傾げた。
ξ゚听)ξ「ええと、つまりね、線虫がクーの脳に刺激を与えて、右手を動かなくしちゃったわけ」
川 ゚ -゚)「おお、そんなことができるのか?」
ξ゚听)ξ「いったでしょ、はじめてだって。とりあえず適当に刺激してみたら、クーの腕が止まったんだよね」
川 ゚ -゚)「そうか。それで、どうして私の腕を止めたんだ?」
クーが今度は反対側に首を傾げる。
ツンも首を傾げながら、不思議そうな表情を浮かべた。
ξ゚听)ξ「よくわかんない」
説明しよう。実は線虫の働きや生態など、よくわからないのである。
だからして、線虫が脳を刺激して人の体をコントロールできるかと聞かれても、答えられない。
あれだ、実はツンが懐から袋を取り出したとき、蛇でも入れとけばいいかな?
なんて思っていたんだ。だが、その前のシーンでモララーが蛇と戦っていた。
つまり読者はすでに蛇に飽き飽きしているのではないか。
小心者の私はそう考えたわけだ。
であるからして、袋からとりあえず瓶を取り出させてみた。
だがその様子を描写しても、ネタがまったく頭に浮かばない。
困った私は、とりあえず一番最初に頭に浮かんだ線虫を使ったのです。
だが困ったことに、線虫がどんな生物なのか、というか生物なのかすらしらない。
どんな働きをするのか、どんなことなら出来るのか全くの不明だったのだ。
ということで、ツンを活躍させようとしても、活躍させられない。
なぜなら、ツンは線虫を使うのがキャラクター特性だからだ。
つまり、線虫で攻撃しないと、ツンはツンではなくなってしまう。
だが主要キャラクターの一人がそれでは締まらない。
いろいろと考えた結果、ツンの線虫は不思議な設定になったのだ。
そう、ツンの線虫は人の脳みそを操れる。
小説だし、こんな展開もいいじゃないか。
ところどころで言い訳すんなwwwww
などと言い訳をしてみたが、そんなことをする必要はなかったのだ。
ツンはキャラが立っていない。これから先、生かしておいても役に立つとは思えない。
ドクオは瞬時に体勢を立て直すと、両手を適当に伸ばした。
ドクオの腕は凄まじい速さで伸びていき、ツンの胸に突き刺さった。
そしてそのまま貫通し、コッチミンナの顔面を再び殴打した。
コッチミンナはひっくり返り、貞子のワンピースの裾を掴んだ。
貞子のワンピースは引っ張られて裂けた。
ブーンは勃起した。
貞子の乳首は綺麗なピンクだったのである。
( ^ω^)「ツーン」
ブーンは勃起を両手で隠しながら、叫んだ。
ショボンを放り出し、地を這うように駆ける。
そして跳ね上がると、上空からドクオの伸びた腕目がけて急降下した。
ブーンの両足がドクオの腕に当たり、そのまま押しつぶす。
ツンの体内からドクオの腕が抜け、ツンはマネキン人形のようにブーンに凭れかかった。
( ^ω^)「ツン、ツン」
ツンは凭れたまま、ゆっくりと顔を上げた。
口を開き、閉じ、また開く。
開いた口からは血しか出てこない。
( ;ω;)「な、なんだお? ツン、なにか言おうとしてるのかお?」
ブーンの目に涙が溢れ、頬を流れ落ちていく。
涙で視界が霞み、ツンの顔がぼやける。
ツンは最後に微笑を浮かべると、がっくりと頭をおろした。
-----------------------------------------------
ツンは最後に微笑を浮かべると、がっくりと頭をおろした。
-----------------------------------------------
「僕はこの一文を目にした瞬間、作者を恨みました。
どうしてツンを殺したのかと、そんな必要はなかったじゃないかと」
―「上記の一文に対して、読者からこんな手紙が届いております。
それについて作者はどう思われますか」
作者「彼女はこの作品の中で一番いらない子でした。
僕も上述の一文を書いているときは、涙が止まりませんでした」
アナウンサー「ぐすっ、なるほど」
(某雑誌の巻末インタビューより抜粋。)
516 :
閉鎖まであと 2日と 1時間:2007/01/21(日) 19:40:42.75 ID:V8eKdGsaO
嘘つけwww
涙も糞もあるかwww
いや、糞だけは大量にあるな…。
こうして某雑誌にて連載されていた
「('A`)ドクオがH×Hをさり気なくパクりながら、S×Sと名づけた作品を描くようです」
はその品行を問われ、打ち切りとなった。
あれから五年、ドクオは工事現場で働きながら生計を立てている。
先日、二人目の子供が生まれた。
可愛らしい女の子だ。
ドクオは娘が大きくなったら、いつかあの作品を読ませようと思っている。
今日も日差しが強い。
現場を仕切る男は、口は荒いが根は優しい男だ。
この男の下でなら、どんなつらい仕事にも耐えられるだろう。
ドクオは空を見上げた。雲ひとつない快晴。
('A`)「綺麗な空だな。俺もいつか、あの空のような優しく読者を包み込む作品を書いてみたいもんだ」
ドクオの呟きは、真っ青な空に吸い込まれていった。
('A`)ドクオがH×Hをさり気なくパクりながら、S×Sと名づけた作品を描くようです:END
ご声援ありがとうございました。
ドクオ先生はすでに次の作品の執筆に入っております。
次回の作品も応援よろしくおねがいします。
(編集部一同。)
おいwwwwww
521 :
閉鎖まであと 2日と 1時間:2007/01/21(日) 19:51:15.97 ID:V8eKdGsaO
ちょwwwwwwwwこんなのありかwwwwwwww
既にひろゆき村もブーンのプレハブも関係なくなったなw
しかし、「センター試験」からよくここまで引っ張ったもんだwww
523 :
閉鎖まであと 2日と 1時間:2007/01/21(日) 19:54:49.13 ID:6vAGd76IO
よし、次は調教物を書くんだ
じゃないと
>>1の身長が156センチになっちゃうよ
あと四時間くらいでスレ落ちるんだっけ?
525 :
閉鎖まであと 2日と 1時間:2007/01/21(日) 19:58:24.36 ID:V8eKdGsaO
落ちるよ
十センチくらいなら落ちてもいい気がするな。
ちょうど一段落したし、四時間後にスレ立てたほうがいいかもわからんね
527 :
閉鎖まであと 2日と 0時間:2007/01/21(日) 20:06:55.36 ID:misadUadO
ツンwwwwwwww
四時間もあれば終わるか。調教ものスタート。
( ^ω^)ブーンなようです
目覚まし時計が目覚めの時を告げる。
ブーンは腕を伸ばしてベルを止めると、上半身だけを起こして軽く伸びをした。
時刻は六時だが、すでにカーテンの切れ間からは日差しが差し込んでいる。
日の出は五時三十分とニュースで聞いた。
今日の予想気温は三十度を超え、紫外線対策が必要だといっていた。
( ^ω^)「今日も暑くなるのかお」
静かな部屋に、ブーンの低い声が響く。
ブーンは布団から抜け出すと、顔を洗って朝食の準備をはじめた。
wktk
531 :
閉鎖まであと 2日と 0時間:2007/01/21(日) 20:24:04.49 ID:sM57dxU40
カレーパン食ってたのに(´・ω・`)
ブーンは一人暮らしだ。
小学生のころに父を亡くし、それから中学まで母と暮らし、高校は
実家のある県から遠く離れた場所に入学した。
母が嫌いだったわけではない。
しかし、父を亡くしてからの母は異常だった。
毎日近所のスーパーでレジのパートをし、ブーンの帰宅する午後六時には
玄関でブーンを迎えた。
J( 'ー`)し「食事にする? それともお風呂?」
まるで新婚夫婦のような会話を投げかける母に、嫌気がさしていた。
ブーンは野球部だった。
とはいえ、地方大会で一勝することもできないような弱小中学だったので、
毎日の練習は五時半には終わった。家までは歩いて三十分。
高校は他県へいくといったブーンに、母は難色を示した。
父の生命保険が入ったので、お金には困っていない。
母の抱える問題は、ブーンが自分から離れてしまうこと。
J( 'ー`)し「どうしてもその高校へいきたいの?」
ブーンは頷いた。「当然だ」と答えた。
母は頭を抱え、悩んだ。
いくらブーンに依存しているとはいえ、父との思い出深いこの家を出る気にはならないらしい。
ブーンにはわかっていた。
母がじきに首を縦に振ることを。
一週間後、母は渋々といった体でブーンに伝えた。
J( 'ー`)し「ブーンの好きなようにしなさい」
ブーンは元々頭がよかったので、受験勉強をする必要はなかった。
が、万が一落ちてしまったら、あと三年も母と暮らさねばならない。
父の代わりを務めなければならない。
ブーンは野球部をやめ、受験勉強に取り組んだ。
534 :
閉鎖まであと 2日と 0時間:2007/01/21(日) 20:35:14.98 ID:misadUadO
wktk
ブーンはやかんを火にかけると、味噌汁をつくりはじめた。
豆腐とワカメ、ネギを入れたお湯を沸騰させ、味噌を入れる。
ブーンが味噌汁の味見を終えたころ、炊飯器が音を立てた。
計算どおり。
ブーンは冷蔵庫から納豆をとりだし、よくかき混ぜた上で盛ったご飯にかける。
納豆ご飯と味噌汁の朝食。
数を数えながら咀嚼し、ゆっくりと味噌汁を飲む。
食べ終わると、流しの中に置いてお湯をためておく。
その隙に制服に着替え、登校の準備を済ませる。
食器を洗ってアパートを出たのは、七時だ。
ブーンは几帳面だった。
毎日同じことの繰り返しは飽きてしまうとよく聞くが、そんなことはない。
もし逆に毎日が違うことの繰り返しならばと考え、ブーンは首を振った。
同じことの繰り返しが一番。平凡な毎日が一番。
そんなブーンの生活を乱そうとするものが高校には大勢いた。
執拗に部活を勧める担任。帰りに遊びにいこうと誘うクラスメート。
ブーンはどんな誘いにも乗らなかった。
じっと相手の目を見つめ、首を振る。
次第に誘われることも減っていき、担任から声をかけられることもなくなった。
ブーンには友人がいない。
だが寂しいとは感じない。
休憩時間には図書館で借りた本を読み漁る。
家に帰れば、することはたくさんあった。
毎日届く母からの手紙を読み、丁寧にファイルに保管する。
風呂を沸かし、トイレを掃除し、借りてきた本を読む。
そうして七時には納豆ご飯を食べ、味噌汁を飲み、風呂に入って布団に潜り込む。
毎日が同じことの繰り返し。それでも確かにカレンダーの日付は変わっていった。
そんな毎日を繰り返していたブーンを変える人が現れた。
その人は、朝のホームルームの時に顔を出した。
「転校生を紹介する。ツンさんだ」
ξ゚听)ξ「ツンです。よろしくお願いします」
彼女は美しかった。
クラス中の男の目を奪い、クラス中の女の嫉妬を煽った。
転校初日から彼女の机の周りには男が集まり、女は冷たい視線を送る。
だが当のツンは、クラス中の女の冷たい視線より冷たい人間だった。
口を開くのは、授業で先生に指されたときだけ。
それ以外のときは、どれだけ話しかけられようとも、けっして口を開かなかった。
そんなツンがはじめて口を開いたのは、転校してきてから三日後のことだ。
ξ゚听)ξ「その本」
ブーンの机の前を通りかかったとき、ふと漏らした一言。
周囲のクラスメートたちが、一斉にツンとブーンに視線を向けた。
「ついに無口コンビが出会ってしまったな」
「どっちから喋るんだろう?」
「どっちも喋らないんじゃない?」
聞こえてくる興味津々の声。
だがブーンは視線を本に落としたままだったし、ツンはそんなブーンを見つめているだけだった。
毎日毎日平凡な時だけを刻んでいたブーンの体内時計は、このときからすでに狂いはじめていたのだろうか。
授業が終わると、掃除に入る。
真面目に掃除をしない生徒、箒をぶつけ合う生徒、際限なく喋りあう生徒には構わず、
一人で掃除をしていた。そう、いままでは。
ブーンは視線を巡らせた。丁寧に箒を動かすツンが見える。
端から端まできっちりと埃を掃きだし、教室の中央に集める。
ブーンは無意識のうちに、ちりとりを置いていた。
ツンが冷たい目でブーンを見下ろす。
ブーンはその目に負けない冷たさ湛えた瞳を返す。
ツンは黙って、ブーンの持ったちりとりにゴミを履きこんだ。
掃除が終わり、ツンが教室を出ていく。
ブーンは自分でも信じられないことに、ツンを追っていた。
なんか間違ってる気がするんだが
541 :
閉鎖まであと 1日と 23時間:2007/01/21(日) 21:04:09.28 ID:V8eKdGsaO
ここからがお前の見せ場だろ?
ブーンは、俯きながら歩くツンの横に並んだ。
ツンはブーンを見ようともせず、そのまま歩き続ける。
ブーンも声をかけずに歩く。
上履きを脱ぎ、靴に履き替える。
ブーンが外に出ると、ツンが立っていた。
ゆっくりとツンに近づく。
ブーンがツンの隣に止まると同時に、ツンは再び歩きはじめた。
ブーンも歩幅を合わせて歩を進めていく。
校門を出て、いつもとは違う方向へ曲がる。
緩やかな坂をのぼり、横断歩道で止まり、また歩きはじめる。
橋を渡り、商店街を抜け、路地裏を進み、ツンが足を止めた。
二人の前には、年代ものの一軒家が建っている。
ツンは一呼吸置くと、そのまま門をくぐって玄関を開けた。
狭い苦しい玄関には靴が一足もなかった。
ツンは玄関を開けたまま、靴を揃えて家にあがる。
ブーンは玄関の戸を閉め、ツンの揃えた靴の隣に自分の靴を揃える。
ツンが階段の下で待っている。
ブーンがツンを一瞥すると、ツンはなにもいわずに階段に足をかけた。
ツンの後ろにくっつき、急な階段をのぼる。
目の前でツンのプリーツスカートが揺れ、白い下着が目に入る。
ツンは階段を上りきると、襖を開けた。
ブーンが家に戻ったのは、午後九時のことだった。
いつもならすでに母からの手紙をファイルに挟み、納豆ご飯を食べ、風呂に入って就寝している時間である。
ブーンはなにもする気が起きずに、母からの手紙をテーブルに放り投げたまま、布団に潜り込んだ。
真っ暗な部屋の中、布団の中で、ブーンは目を開いていた。
目を瞑っていると錯覚するほど、部屋の中は真っ暗だ。
その暗闇の中に、ツンの白い下着が揺れている。
ツンはいった。
ξ゚听)ξ「どうして貴方が私の部屋にいるの」
と。
ブーンは答えた。
( ^ω^)「なにもいわれなかったからだお」
と。
ツンはブーンの答えを聞き流し、制服を脱いでいった。
お揃いの白い下着。
胸は小さく、尻も小さい。
ツンの体には、おおよそ無駄な肉がついていない。
細いくびれ、歩くだけで折れそうな足、白い体に走る赤い痣。
白と赤のコントラストが美しかった。
細身のジーンズとシャツに着替えたツンは、ブーンの前に腰を下ろしてこう尋ねた。
ξ゚听)ξ「驚いた?」
「なにが?」と返すと、ツンは嬉しそうに笑った。
ξ゚听)ξ「貴方も私を傷つけたい?」
吸い込まれそうな瞳だった。
ブーンはなんの迷いもなく、頷いていた。
546 :
閉鎖まであと 1日と 23時間:2007/01/21(日) 21:19:32.99 ID:V8eKdGsaO
大丈夫か?
3日間ずっと書きっぱなしだからな……
プロローグ通り、閉鎖の日まで書き続けるつもりか?
ブーンは寝返りをうった。服に擦れて、全身が痛む。
起き上がり、電気をつけた。服を脱ぐ。下着も下ろす。
腹に広がる蚯蚓腫れ、乳輪に点在する瘡蓋、乳首を覆う水脹れ。
背中に指を這わせる。
すべすべしていたブーンの背中は、カッターで傷つけられたかのように、段差ができている。
目を閉じると浮かぶ、ツンの笑顔。
白い裸体を覆う、黒いボンテージ。
振り上げられた定規、近づいてくる洗濯ばさみ。
引きつる筋肉、駆け巡る痛み。
満足げにブーンの体にめり込んだ縄を剥がしながら、ツンが聞いた。
ξ゚听)ξ「明日も来る?」
僕は黙って頷いていた。何度も、何度も頷いていた。
END
548 :
閉鎖まであと 1日と 23時間:2007/01/21(日) 21:30:31.42 ID:V8eKdGsaO
調教されたのはブーンかwwwww
乙!
乙www
あまりにも暇すぎるので、ブーン小説について書いてみようと思う。
すでに私は、何作もブーン小説を投下してきた。
書きためをしていたことは一回くらいあるが、その他はすべて書きながら投下だった。
まさに最低の作者……いや、作者とも呼べないただの変態である。
そんな変態である私がブーン小説について語るなど、笑止千万だと思う方もいるだろう。
というより、思ってくれない人はMである私にとっては悪魔に等しい。
そう、私はMだったのだ。
踏んで欲しい、縛って欲しい、連続で射精させて欲しい。
アナルにリコーダーを突っ込んで欲しい。
おっと、つい興奮してしまったようだ。
ついついそっちのほうに筆が進んでしまうのは、私のくせである。
気持ち悪いであろうが、ほうっておいてほしい。
期待
さて、読者専門の方には興味深いであろう、作者の心境について語ろう。
まず、作者にとってレスは空腹時のパンに等しい。
実はこの短編を書くようですスレだが、二スレ目である。
前スレは実に酷かった。
レスが全くつかない。誰も保守してくれない。うんこ臭い。
私の才能がないせいなのだが、相変わらずの放置プレイに泣きそうだった。
「つまんないよな。読んでる人いたら乙」
私はこう書き込み、逃げようとした。
すると
「読んでるよ」
とレスが返されたではないか。
そのおかげで、私はやる気を出し、逃げずに書きとおすことができたのである。