('A`)はもう戻れないようです

本文：(　　^.^)代理なんだな

代理も仕事選べ

うほっ、代理乙です

では投下始める

タイトル変更？

>>4
投下する前に聞いておく。
タイトル変更って何の事？？

界下では昼も過ぎた頃。
ドクオはある通達を受けた。


『うぜーんだよ！』

『ぶち殺すぞ？ｗｗｗｗ』

('A`)………………

『さっさと自殺しろよ、邪魔くせぇ』

『生きてる価値なんかないんです！』

('A`)…………


だってよ、俺だぜ？
このいじめられっ子の鏡、何も良いところがないこの俺。

そんな奴にあんたはそんなこと言うのか？

( ´∀｀)「お前は何も自分の事をわかっていないモナ
一度現世を見に行けばわかるモナー」

わかってないだぁ？

自分の事は自分が一番よくわかってるつもりだけど何か？

('A`)「……へっ、見てきてやるよ。
お前は俺にそんな世界を見せてどうするつもりなのかは知らねーがな」

( ´∀｀)「お前の姿はお前を想ってくれている人にしか見えんモナ
だから、本当に誰にも想われてないのかどうかはすぐわかるモナ

……そんじゃー行ってらっしゃーいモナ」


真っ白な光に包まれ、俺はその場から消滅した。

……さ、どうなるもんかね。


どうせ皆、泣いて喜んでんだろ？ｗｗｗｗｗｗ

なぁ……どうせ…………な。



('A`)はもう戻れないようです

('A`)あ

( 'A`)………………

('A`)「俺の部屋じゃねぇか…………」


寒くもないし、暑くもない。
そもそも人間にあるべき感覚が全てなかった。

('A`)「あぁ……とりあえず学校行ってくるか…………」

ふわりと窓から飛び下りると、俺は学校に向かった。


キーン…コーン…カーン……コーン……
"朝の……朝礼が…………始まり…ます……ハァ……"

('A`)「相変わらず暗ぇチャイムだなおいｗｗｗｗ」

さ……１ーＢの教室は、っと…………

俺はかつての自分の教室に歩き出す。
みんな賑やかに話していて、とても俺の話なんかしているように思えなかった。

( 'A`)「花が置いてある……」

俺の机の上には、一輪の花が花瓶に入れて置いてあった。

皆はそれが見えてないかのように笑いあっている。
……正直、見てて苦痛にしか思えなかった。

(　　^.^)「でさぁ、この前ゲーセンで絡んできた奴を
ボッコボコに打ちのめした訳よｗｗｗｗｗ」

( ＞＜)「まじでｗｗｗｗそれは傑作なんですｗ……」

ガチャン！

( ＞＜)「あ、やべｗｗｗドクオの花こかしちまったｗ」

(　　^.^)「放っておきゃよくね？ｗｗｗｗ」

( ＞＜)「確かにｗｗｗ」

( 'A`)「っぁいつら……！」

あの二人はタモリとワカンナインデス。
俺を執拗にいじめまくり、暴力ばかり振るってきた奴らだ。

でも、よく見てみた。
……誰も、花瓶直さないじゃん。

俺ってそこまで消えてよかった存在？ｗｗｗ

( 'A`)「みんな見て見ぬふりかよｗｗｗ」

……笑えねぇよ…………マジにさぁ……


そんな教室を見てるのは苦痛にしか思わなかった。

(　　^.^)「大体よー、この机いつまであんの？ｗｗ
邪魔にも程があるんスけどｗｗｗｗっうぇｗｗｗ」

('A`)……

気付くと、俺はその場から駆け出していた。


なんでなんでなんで
俺は死んでよかったのかよ

誰も俺が見えないって事は
俺は誰にも想われてなかったってことかよ


俺が学校を出てから数分後。
俺がずっと親友だと思っていた男が姿を現した。

……俺が親友だと一方的に思ってただけで……
嫌われてたと思ってたのによ…………

本当に親友だったのかよぉ…………先に言えよ、マジで……

( ＾ω＾)「おはおーｗｗ…………って」

(;＾ω＾)「なんでドクオの花が倒れているんだお？」

(　　^.^)「いやさぁ、教室に邪魔な物ってあるじゃん？」

タモリが一言言い終わった直後、一発のパンチが飛んだ。

(#＾ω＾)「てめぇ！もう一回言ってみろお！！」

(＃) ^.^)「いってぇなぁ……死ねやクソが！」

二人は喧嘩になった。
元々DQNに反抗出来る程強くなかった俺の親友……ブーンは
ボッコボコにされた。それでも、相手が謝るまでやめなかった。

( メω＾)「ドクオに……謝る…………お」

(　　^.^)「なぁ、諦めろやクソが！」

ドカァッ

( メω　)「ぅっ…………うう…………」

(　　^.^)「死んで当然なんだよ、あんな根暗野郎はなぁ！」

ドカァッ

( メω　)「…………ぅ…………ぁ」


(　　^.^)「あぁーうぜー。
だりぃから今日サボるわ。俺。帰ろうぜ」

( ＞＜)「これからどこ行く？ｗｗｗゲーセン？ｗｗ」

DQN達が出ていった後、ブーンは花瓶の破片を手で掬いながら
何度も……何度も悔しそうに呟いていた。


( メω＾)「ドクオ……ごめんお…………
ブーンがもっと強ければ……こんなことされないのに」



そんな呟きは聞こえない。
もうそこに存在しない俺には、聞こえない。

―――
――
―


一方、学校を出た俺は何処に向かってるのかもわからずに走っていた。

('A`)「ハッ、ハッ………………」

('A`)「っは…………」


('A`)「結局……誰にも俺が生きる事は望まれてなかったって事か」

気付けば夕方になっていた。
近所の公園まで走って来た俺はずっと嘆いている。

('A`)「疲れないし、眠くもならねえ……
幽霊ってみんなこんなもんかね…………」

先程ブーンが立ち向かってくれた事をこの時の俺は知らない。

……さっさと上の世界に戻りたかった。

('A`)「もう、わかったよ……神様さんよ……
お前はさぁ、俺が死んだ後にこう思われてたって知らせたかったんだろ？
十分わかったから……早く……帰らせてくれよ……」


そこに、ブーンが通りかかった。

……学校帰りらしい。

俺は急いで隠れる。
はは、ブーンにも見える訳がないのにな。

( ＾ω＾)「ハァ……今日はツンも休んだしつまんなかったお」

顔に絆創膏がたくさんついているのが俺には不思議に思えた。
……それに、しおれかけの一輪の花を持っているのも。

( ＞＜)「あれ？あそこにいんのブーンじゃないんですか？」

(　　^.^)「………マジだｗｗｗｗｗ
今日は格ゲー負けまくりでいらついてたんだよねｗｗ」

これは期待しない

不意に現れたこいつらにブーンは気付いていない。
このDQNどもは何をするつもりなのだろうか？

( ＾ω＾)「ま、ドクオの花は傷ついてなかったしおｋだお。
……てか、それにしても痛かったお…………」

公園の前の道路を横切る瞬間、二人は飛び出してきた。

( ＞＜)「はいはい、通行料払えなんです！」

(;＾ω＾)「え？ちょ、ちょっと……」

(　　^.^)「今格ゲーで負けて気分悪いからさぁ……」

(　　^.^)「リアルファイトでもやろうぜｗｗｗｗ」

(　ﾟωﾟ)「ぐふぅっ！」

現れるなり急にブーンのみぞおちに一発入れたDQN。
……何もできない自分が歯がゆかった。

( ＞＜)「あ？何コイツ花なんか持ってんの？」

( メω＾)「こ、これはドクオの……」

(　　^.^)「知らねーよ！そんなクソみたいな花はなぁｗｗ」


('A`)「……俺の花だ？」

今ブーンが持っているのは俺の花なのか？

――何で？


(#＞＜)「コイツ、花渡さないんです！」

(　　^.^)「よこせよ！」

( メω　)「ふぐぅっ！」

ブーンは服に花を入れたまま屈みこんだ。
何がなんでも取られないようにするらしい。
………………たかが俺の花なのに。

( #　^.^)「っらよ！」

でも、ついに取られてしまった。
( メω　)「ホントにやめてくれお！
ブーンは殴って構わないお、でもそれだけは…………」

(　　^.^)「はい関係ないからー」

花びらと茎の部分をひきちぎると、
地面に放り出して踏み潰した。

( メω＾)「あ、あぁ…………ぅぅ……」

( ＞＜)「もう花の原型留めてないんですｗｗｗｗ」

俺の花はグチャグチャに潰されてしまった。
……あんなにブーンが守ってくれたのに。

(　　^.^)「あーあ、すっきりしたことだし、今度はお前ボコすか！」

( メω　)「っえ…………」

(　　^.^)「丁度いじめ相手がいなくて困ってたんだよねｗｗｗｗｗ」

ドカァッ

( メω＾)「ひぎぃっ……！」


(#'A`)…………

やめろ

( ＞＜)「うめき声キモいんだよ！なんです！」

バキィッ

( メω　)「ッが…………っぐぅ…………」


ブーンに手を出すな。


(　　^.^)「あー面白いなぁーｗｗｗまた自殺してくれんの？ｗｗｗドクオみたいにｗ」

ドカァッ！ドスッ！

( メω　)「も……も、やめ…………」

(　　^.^)「聞こえないんだｙ…………」


ブーンを……これ以上傷つけないでくれ


――……たった一人の、親友だから。

(#'A`)「やめてくれぇっ！！！」


( メωﾟ)「！！」

( メω＾)「ドク……オ……？」

DQNにはもちろん俺の声は聞こえない。

でも、ブーンには聞こえた。
ブーンには俺が見えた。

('A`)「ブー……」


『そこまでモナー』

('A`)「！？」


(　　^.^)「何意味分かんねぇこと言ってんだよ！」

ドスッ

( メωﾟ)「っは！……今……っドクオが…………」

殴られている。
蹴り飛ばされている。
いじめられている。


そんなブーンを見届けたまま、俺は天に昇って行った。

なぜこのタイミングで俺を呼び戻す？

神様だからってふざけんなよ…………！


(　　^.^)「さ、続き続きｗｗｗｗｗｗｗｗ」

その数日後、ブーンは遅れて俺の後を追った。

俺みたいに友達がいなかったわけじゃないのに。


―――……―――

＃「ＶＩＰ高校でまたもや自殺者が出ました。

１６歳のブーン君は同級生の男子生徒に…………」

―――……―――

―――
――
―

('A`)あ

( ´∀｀)「気が付いたモナ？」

(#'A`)「てめぇ！なんでブーンを……」

( ´∀｀)「お前はわかったのかモナ？
自分がどれだけ想われているのかを…………
人数じゃない、想いの強さを感じとれたのかモナ？」

('A`)「わかったよ！だからもう一回！
現世に戻してくれ！頼む！」

( ´∀｀)「……自分で自殺しといてそれはないモナー
よく考えてみろモナ？死にたかったんだよなモナ？

なのにまた戻してとかおかしくないかモナ？」

('A`)「だけど……」

俺は戻りたいんだ。
ブーンがいる……あの世界に。

( ´∀｀)「死ぬって事は……そういう事モナ
自殺なんて軽々しくする奴はたくさんいるモナ。
だけど……神様としては、自殺をした後にどうなるかぐらい考えて欲しいモナ」

――俺には、黙って話を聞くぐらいしか出来ない。
後先考えずに自殺したのは事実だったから。

( ´∀｀)「さ、天国に行かせてあげるからゆっくり眠るモナ
お前はちゃんと理解したようだモナ」

('A`)「…………ブーン」


俺は、眠りについた。

転生を待つために。
またブーンと一緒の世界に生まれるために。

流石に冬厨居ないと静かだな

なあ

( ´∀｀)「眠ったモナか。」

( ´∀｀)「君は生まれ変わってもここには来ちゃいけないモナ

もう……生まれ変わってまで自殺なんてしちゃ駄目だモナ」

( ´∀｀)「君の魂は、不幸な宿命を背負っている。
でも、運命は変える事が出来るんだモナ」

( ´∀｀)「また自殺なんかしたら…………
もっとキツいやり方でわからせてやるから覚悟しろモナｗ」

神様の笑い声は幻想的な雲の上で高らかに響く。

――まさか、ホントにそんな事になるとは思わないで言ったんだろうな。

もしかしたら、知ってて言ったのか？

そんな事が俺にわかる訳もなく。

>>28
小説スレ自体が板違いの厨スレなんですけど

――――
――
―――

それから数年後。



J('ー`)し「やっと生まれたよ…………」

( ＾ω＾)「僕の、弟かおｗｗｗｗｗ」

J('-`)し「名前……決めてなかったね…………」

( ＾ω＾)「…」

( ＾ω＾)「……ドクオ」


( ＾ω＾)「ドクオって名前がいいんだお！」

――その少年は不幸である

――たった今生まれたばかりだが

――また神様と出会う事になってしまう


――また、想われる意味を知る事になる。


−−それはまた、別の話。−−



('A`)はもう戻れないようです

　　　　　　　　　―Fin―

>>30
どう受け取ってそんなﾚｽをしたのかは知らんが格好悪いなお前

て終わりかよ 打ち切り漫画みたいな急ぎ足だったな

終わりです。

この話は『('A`)は死ねない身体のようです』
の数年前の話になっています。

この話と、死ねないと、もう一つ『( ＾ω＾)も死ねないようです』の三つで構成されてます。

ブーンの方はまだ書き上がってないので、
投下は２月頃になると思います。
ここらへんで切ったのはブーンの方に繋げる予定があるからです。


それから、ダンジョンと出られないは明日明後日には更新すると思います。

内容を考えては消してを繰り返してしまって進まないのですが、
どうにか頑張って完結させるので。

>>35
乙！
待ってるから頑張れよ
眠くて保守はできないが、応援してる

>>35
乙です。
またまた楽しませてもらいましたｗ

『( ＾ω＾)も死ねないようです』や、他作品も期待してます！

早いな！
作者乙！

あ、あと誰か『出られない』の２スレ目のログ持ってませんか？

無くしてしまったので……誰かいたらお願いします

２スレ目って

三日目：被害者なし
主な活動内容：犠牲囚人確認
逃走者：なし
その他：ツンが規則違反を犯す

この状況の場面だっけ？

確かここまでのはずです


四日目：被害者発生　ギコ
主な活動内容：処刑音声の再生
逃走者：なし
その他：クーが明日の外出、ドクオが明後日の外出を予約。また、モリタの裏切り発生

うわ、つまんね死ねよ

>>41
悪い、それは持っていない…

>>41
これですか？
http://search.mimizun.com:82/cgi/dattohtml.pl?http://mimizun.com:81/log/2ch/news4vip/ex17.2ch.net/news4vip/kako/1168/11684/1168484355.dat
http://mimizun.com:81/log/2ch/news4vip/ex17.2ch.net/news4vip/kako/1168/11684/1168484355.dat