「記憶喪失」の体験を話します・・・・

全生活史健忘」いわゆる「記憶喪失」になってしまった僕、タナカ（仮名）の体験談です。
多少の脚色はありますが、とりあえず僕が経験した出来事を綴ってみました。

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　　 ''‐-＾ヽ'ヽ'　ｌ」ﾞアノ　　 /　 ,ｨ　/　/ // 　 ／ 　　 |　/ 　 　 　 | |　　|　　l !　　i　 | 　|
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え

身近に「記憶喪失になっちゃった♪」なんて知り合いが
いらっしゃる方も少ないでしょうし、お医者さんに言わせると、
僕の症例は「わりと珍しいケース」だそうなんで、
単純に
「ちょっと変わった体験した人の日記」
みたいな感じで読んでいただければ幸いです。

目が覚めると、真っ白な光の中でした。
正確には、まぶしくて目を開けていられない感じ。
僕の周りには何人かの人がいて、僕の肩を叩きながら何かしきりに呼びかけていました。

まだ目は開けられないけれど、どうやら僕は横に寝かされている様子。
地面はぐらぐらと揺れていて、けたたましいサイレンの音が聞こえる。
ようやく目が慣れてあたりを見回すと、白くてとても狭い部屋の中でした。

これが救急車の中だったというのは、後で理解したこと。
この時は、何がなんだかわからないまま、呆然と白い天井を見上げていました。

「もしもし？！　わかりますか？！」

傍らの救急隊員の方（だと思われます）が、僕の肩を叩いて訊ねています。

ゆめにっき
？

　　　　　　　　　　　i::/'￣￣￣ヾi::l
　　　　　　　　　　　|::|　,,,,,_　 ,,,,,,|::|
　　　　　　　　　　　|r-（ ・ );（ ・ )-|　　
　　　　　　　　　　　(　ヽ :::(__)..:: 　} 　ほうほう　それでそれで？
　 　 　 　 ,＿＿__／ヽ　 -==-　/　
　　　　 r'"ヽ　　 t､　　ヽ＿＿_/
　　　　/ ､､i　　　 ヽ＿＿,,/
　　　 /　ヽﾉ　　j　,　　　j　|ヽ　
　　　 |⌒`'､__ /　/　　　/r　 |
　　　 {　　　　￣''ｰ-､,,_,ﾍ＾　|
　　　　ゝ-,,,＿＿＿＿_）--､j
　　　 /　　＼__　　　　 　　/
　　　　 　　 　"'ｰ‐‐---''

>>2
記憶は消えてなくなりましたｗ

>>6
夢ニッキとは・・？

後頭部から首、肩にかけて何かで固定されていたので、僕は視線だけをその人の方に向けました。
僕の意識が回復したのを確認して、ほっとした様子。
車内にいる人たちの色々な声が飛び交ってよく聞き取れませんが、
どうやら「ここは救急車の中」だということを説明してくれているようです。
僕はまだ何が起きているのか理解できなくて、その言葉を聞き流していました。
この時点ではまだ、
「？？？？？」
と、頭の中が疑問符だらけというだけで、
どこが痛いとか自分がどんな状況なのかとかまったくわからない。
自分の手足が動かせるのかどうかすらわからないけれど、
とりあえず目は何とか見える、耳は聞こえるということだけは確かなようです。

救急隊員の方も僕が「聞こえている」ということはわかったようで、
「どこが痛いですか？」
「ここがどこだかわかりましたか？」
などと訊かれます。

そして僕も、その質問の意味はちゃんと理解できる。
けれど次の質問で、僕の頭は文字通りフリーズしました。

「お名前は言えますか？」

体中何かで固定されていて身動きもできず、
救急隊員の方の問いかけにもまともに答えられませんでした。

ただ、「救急車に乗せられている」という状況も、「どこが痛いですか？」という質問も、
ちゃんと理解できる。
頭の中は言いようもないくらい混乱していますが、
自分に対して問いかけられた内容はある程度理解できていました。
口の中でも切っているのか、うまくしゃべれないのですが、
「全身・・特に頭と肩と胸と足が痛い」
ということは何とか言葉にできた僕。
あとは「今救急車で病院に向かっているところです。」
という説明にも、「わかりました」という意味でうなずくこともできました。

>>9
？←これ３つ以上はNG登録してるから、少な目にしてくれ

>>12
すでに書き溜めてあるので「？」をとってしまうと文章がおかしくなるかもしれません

>>1
夢日記とは夢で見た内容を毎日日記に書き付けること見たいですよ

続きは？

ところが・・・・。

「お名前は言えますか？」

そんな問いかけに、僕の頭は凍り付きました。

名前？　自分の名前くらい言えるだろ？

僕の名前は・・・・
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
そうです。
自分の名前がわからないのです。

>>14
夢ではなく昨年実際に体験した話です。今は状態も回復しました

説明されている状況はちゃんと理解できる。
「どこが痛い？」という問いかけにも、
痛いところをきちんと答えることができる。
つまり、訊かれていることを理解することもできるし、
それに対して回答することもできる。

きちんと会話することはできるのに、自分の名前がわからない。

「お名前は？」

再度の問いかけに、僕は固定されて動かせない首を
かすかにふることしかできませんでした・・・。

自分の名前がわからない。

そのことで、僕の頭はすっかり機能停止してしまったようでした。
他にもいろいろな質問をされたのですが、
「何もわからない」としか答えようがない。
後で聞いたことですが、僕は頭を強く打った様子だったため、
意識の確認のために色々と問いかけをされたらしいとのこと。
「今日の日付はわかりますか？」
「何をされていたところだったかわかりますか？」
そんなことをいろいろ訊ねられているうちに、救急車が病院に到着しました。

全身がストレッチャー（っていうの？）に固定されていることに気づいたのはこの時。
色々な声が飛び交う中を、僕は救急車から降ろされます。

救急車のリアハッチと病院の庇の間が少し開いていたのか、
一瞬だけ僕は直接太陽の光を浴びたような気がしました。
救急車の中の明るさにようやく慣れたところだった僕の目は、
その強烈な光でホワイトアウト。
再び視界は真っ白になり、慌てて目をつぶった後も、
しばらくは目が痛くて開けられませんでした。

がらがらがらがら・・・・

病院の廊下を、僕を乗せたストレッチャーが走る音が響きます。
おそるおそる目を開けてみると、今度は真っ暗で何も見えない。
反対に病院の中の暗さに目がついていけなかったようです。
僕のすぐ脇にいた看護婦さんが何か言っているのが聞こえましたが、
僕はうまく聞き取れないまま、薄暗い廊下を運ばれていきます。

支援

ちょっと古びた天井と、コンクリートの壁。
蛍光灯のくすんだような光が数秒おきに視界を通り過ぎるのを、
僕は半分眠ったような気分で眺めていました。

やがて、ちょっと明るい部屋に到着。
僕を固定していたベルトが１本ずつ慎重に外され、
僕は数人がかりでベッドに移されました。
最後に首にがっちりと食い込んでいた固定具がゆっくりと外されたところで、
僕はようやく今までよりも楽に呼吸ができるようになりました。
それと同時に、まるで堰を切ったように全身を痛みが襲います。
後頭部、左肩、左肘、右脇腹、腰、左膝、左足首・・・
痛むところを挙げればキリがありません。

僕はこの時ようやく、自分がケガをして病院に運ばれてきたのだということを実感しました・・・。

何故か知らんが>>2でフイタ

自分に何が起きたのか全くわからないまま、病院に運び込まれた僕。
それからしばらくは外傷の手当てを受けたはずなのですが、
そのあたりはよく覚えていない。
何本も注射打たれたりとかしたような気もするけど、
何がなんだかわからなかったというのが実感です。

その途中お医者さんに、
「ここは○×病院です。あなたは地下鉄△□駅の階段に倒れていたので、
　救急車で運ばれてきました。」
と説明されました。

○×病院。
△□駅。
まったく記憶にない名詞です。
でも、「△□駅で倒れていたので○×病院に運ばれた」ということは理解できました。
やはり、言葉の意味を理解することはできるようです。

申し訳ないけど、名前欄にタナカとでも入れてくれる？

それともうひとつ。
処置中に「ここがこんな風に痛い」とか「このあたりがひどく痛む」とか、
自分の症状をきちんと言葉でお医者さんや看護婦さんに伝えることはできました。

ということは、自分の名前や固有名詞なんかはわからないけど、
とりあえず人語を解することはできるということ。
自分でも不思議なのですが、言葉によるコミュニケーションは、
この時点からすでにきちんと成り立っていたのです。

その間にも、
「お名前わかりますか？」とか
「生年月日は言えますか？」とか
訊かれるんだけど、相変わらず何もわからないまま。
「どこが痛いですか？」
にはちゃんと答えられるんだから不思議といえば不思議です。

処置が一段落したあたりだったのだと思いますが、
僕を診てくれていたお医者さんの１人が言いました。
「ご家族に連絡が付きました。すぐこちらへいらっしゃいますから、安心してください。」

家族？？？？
僕の「家族」って？？？？

僕の頭は、再び疑問符で埋め尽くされました・・・・。

ありがとう

長い話になりますが、どうぞお付き合いください。

というわけで、目覚めると救急車の中にいた僕。
それ以前のことも、自分の名前すらもわからないまま、病院に運ばれてきました。
これだけですでに自分の頭はいっぱいいっぱい。
この上「僕の家族」が駆けつけて来るという・・・
僕はどうしていいのかわからずに、ベッドの上で天井の巨大な照明を見つめています。

「タナカ（仮名）さん、点滴替えますね。」
傍らにいた年輩の看護婦さんが言いました。

タナカ（仮名）？

ｗｋｔｋしております

駅に着いちゃうからはやくかいて！ｗ

良ｽﾚのﾖｳｶﾝ

そういえばさっきからみんな僕のことを「タナカ（仮名）」と呼んでいる。
そのことに今ようやく気づく僕。
「タナカ（仮名）」って・・・

「お財布の中に免許証が入ってました。」
その看護婦さんがてきぱきと作業をしながら教えてくれました。
「まだわからないかもしれませんけど、あなたのお名前はタナカ（仮名）さんですよ。」

そのついでに状況を説明してもらったところによると・・・

６月のとある蒸し暑い昼下がり。
地下鉄△□駅×番出口の階段の一番下で、
仰向けに倒れている男性が発見されたとのこと。
それが誰あろうこの僕、タナカ（仮名）でした。
後日現場に行って数えてみたら、その階段は全部で５６段。
途中２ヶ所の踊り場はあるものの、
けっこうな傾斜でまっすぐに下りていく長い階段です。

発見、通報してくれた方の話によれば、その階段の真ん中あたりに僕の鞄が落ちていて、
２ヶ所ある踊り場の下側に靴が片方、それから数段下ったところにもう片方。
そして一番下に僕が倒れていたのだそうです。

それにしてもこのタナカ、ノリノリである

良スレ

>>36 描写がイイね

人が少なくてマッタリしてるので投下しやすいですｗ

このスレに気づいてくれた方だけで結構ですので
お楽しみください。

「もう二度と階段の上から宙返りなんかしないよ」

この△□駅、ウイークデイの昼間でもけっこう乗降客があり、
その階段もひっきりなしに人が上り下りしてる場所とのこと。
にもかかわらず、僕が「落ちる」ところを見た人は残念ながら誰もいない。
ちょうど信号の関係とかで人の切れ目に当たったのだろうとのことでした。

ですから、どういう経緯で転落したのかはまったくわからないのですが、
とにかく現場の状況と僕の外傷を照らし合わせてみれば、
僕がこの階段から転落して意識を喪っていたのは間違いない模様。
ただそれが単に何かにつまずいたとか足を滑らせたからとかなのか、
あるいは何らかの発作とかで意識を喪って転落したのかがわからない。
当然僕は何も覚えていないので、既往歴なんかもわかるはずもなし。
例えば脳梗塞とかで一瞬意識を喪って倒れたとかいうことも十分考えられるので、
これから色々な検査をしてみなければならないということでした。

いまは記憶とりもどしてるの？
それもお楽しみかな

>>37でﾌｲﾀ

バナナの皮だな

こういう説明を受けて、きちんと「理解」できた僕。
「脳梗塞」なんて言葉が出てきても、どんな病気かちゃんとわかるんです。
なのに自分の名前も年齢も家族のことも、まったくわからない。
いったい僕の脳味噌はどうなってしまったのか？？？
自分の体の痛みが「これは現実だぞ！」と教えてくれてはいるんだけど、
やっぱり僕は悪い夢でも見ているような気分を感じていました・・・。

>>42
ヒント：十字路で転校生の女の子と衝突し、キミがボクでボクがキミ！？

看護婦さんから話を聞いて、ようやく自分の身に何が起こったのか理解できた僕。
逆にこういう風に人の話を「理解できる」にもかかわらず、
自分の名前すらわからない現在の状況に言いようのない不安を感じます。

それに加えて、間もなく僕の「家族」が駆けつけてくるという。
僕の「家族」。
僕には「家族」がいるのか？
間もなく到着するということは、この病院の近くに住んでいるのか？
そもそも僕の「家族」って、誰なのか・・・・

>>45に激しく同意

少し、5分程休憩させて下さい。お茶を汲んできますｗ

＞悪い夢でも見ている
悪い人の夢　に見えた

>>47
ときめいた
見放題じゃん

>>52
見放題だし、さわり放題で飲み放題だぜ

おもしろい。頑張ってくれ。

ﾜｸﾃｶ

そうか！！

記憶喪失になれば、嫁さんとのセックスも、他人の人妻とのセックス
ってことになるわけか！！！


・・・階段から落ちてみようかな

貴重な話だな
ゆっくり読ませてもらいますよ

何を飲むんだ

その時ふと、新たな疑問が浮かびました。
「自分でもわからないのに、どうやって「家族」に連絡できたんですか？」

「申し訳ありませんが、携帯電話を確認させていただきました。」
お医者さんが言いました。
あ、なるほど。
携帯に登録してあるそれらしい番号にかけてみれば、
とりあえず「僕」を知ってる人には当たるわけだ。
そこから辿れば、例え僕がわからなくても家族に連絡を取ることは可能というわけです。

>>56
そういって>>56が帰ってくることはなかった・・・

>>1
突き落とされたんじゃね？

こんなことが簡単に理解できるってことは、
やっぱり脳味噌はちゃんと働いているということ。
同様に、救急車の中で目覚めてからここまでの出来事は、
ある程度時系列に則って順を追って思い出せる。
ということは、落ちる前の記憶は無いにしても、
落ちてからの記憶はきちんとあるということ。
病院に着いてからはお医者さんや看護婦さんともちゃんと会話できてるし、
自分の症状もある程度正確に伝えることができている。
ということは、どうやら脳味噌そのものが壊れたとかいうわけじゃなさそうだ・・・。

>>53
相手はうほっな中年ヲヤヂｗ

これが元々の性格だったのか、あるいは極限での開き直りだったのかわかりません。

けれど、とりあえず自分の名前や家族のことがわからなくなっているのは厳然たる事実。
それはひとまず置いといて、自分の体がどうなっているのか確認してみることにしました。
とにかく現状認識が最優先。
後のことは後で考えればいい、というわけです。

少なくとも「見る・聞く・しゃべる」はできてるんで、目と耳と口は異常なし。
さっきから消毒用アルコールの匂いを感じてるから、鼻も異常ないだろう。
右手は・・・動く。
親指、人差し指、中指、薬指、小指。
全部ＯＫ、特に痛みも無し。
左手は・・手首に点滴の針が刺さってるから動かせないけど、指は全部動く。
左は肘と肩がとにかく痛い。
右足はわりと楽に動かせる。
左足は何か固定されてるみたいで、全然動かせない。
ということは、僕は左半身の方を強く打っているらしい・・・・。

「地下鉄の階段から落ちた」という説明を、僕は実感を持って認識しました・

俺は飲むより食べるほうがいいな

それからしばらくの間は、色々な部屋を出たり入ったりで大忙し。
もちろん僕はベッドに寝たまま運ばれてるんですが、
首も固定されてるんであまり周りの様子を見ることもできませんでした。

確かこの時は、体のあちこちのレントゲンを撮ったり、
頭のＣＴやＭＲＩ撮ったり、脳波測ったり。
今までのと順番は前後してるかもしれませんが、
とにかくものすごく長い時間、色々な検査をしていたような気がします。

で、その間僕は、できうる限り目と耳を働かせて、
今自分がどんなことをされているのか知ろうと躍起になっていました。
他のことを考えようにも考える材料すらないんで、そんなことしかしようがない。
思い出せない自分の名前とか考えるよりは、目の前の機械見て
「今から何されるんだろう？」
ってドキドキしてる方がまだマシってことですｗ

>>58
何ってそりゃあ・・・
せっかく女の子の体になったんだぜ？
飲まなきゃ損だろ

というわけでいろんな検査を受けたんだけど、その度に訊かれて閉口したのが
「タナカ（仮名）さんですね？」
ということ。
もちろん病院の人はカルテと本人の照合確認が必要だから仕方ないんだろうけど、
その都度「わかりません」というのも何なんで、とりあえず「はい。」と答えることに。
それを繰り返していくうちに、
「自分の名前はタナカ（仮名）だ！」
と割り切れるようになりました。

「自分の名前」として思い出したわけではないんだけど、
みんながそう呼ぶからそういうことなんだろう。

そもそも名前なんて記号であって、それ自体に大した意味なんかない。
半ばヤケクソだった気もしますが、もしかしたらそれは、僕がネット中毒（？）で、
色々な場所で色々なＨＮ使い分けてたことが関係していたのかもしれません。
もちろんこの時は、自分が毎日何時間もＰＣの前に座ってたなんてことは
まったく知るよしもなかったんだけど・・・。

こうしてたくさんの検査受けてた間、当然のことながらいろんな専門用語も耳にしました。

まあ名前なんてもともと親が呼ぶからきまるようなものだしな

しゃぶるのはアリだな

不思議なのは、そんな医療現場の言葉の中にも、
意味がわかる言葉がいくつもあったこと。
これは後に、僕がいくつも持病があって入院したり通院したりしてたんで、
必然的にそういう言葉に接する機会が多かったからということがわかったんだけど、
この時はそんなことはわかろうはずもない。
むしろ
「ひょっとして自分はこういう分野の仕事をしてたのか？」
などと思ってしまって、
この後の頭の中の混乱の要因を増やしてしまうだけの結果となりました。

うーむ、つくづく中途半端な記憶ってのはやっかいなもんだ。

寝ぼけてベッドから落ちて頭強打、記憶を取り戻しましたｗｗｗてか？

>>66
だから何食べるんだ？(ﾟДﾟ;

>>72
男×男だったのに・・・

というわけで、病院に運ばれてから処置・検査を受けて、
ようやく病室に入れたのはかなり遅くなってからだったと思います。
とりあえず救急病棟で、体中にセンサーみたいなの付けられて、
１４インチくらいのテレビみたいなモニターがベッドの横にどーんと置かれてる病室。
まだ周囲の様子を確認する余裕はなかったけれど、
どうやら４人部屋のようです。

さて、これからどうしたものか・・・。

実は、たなか（仮名）は元CIAの殺し屋。

某国の機密情報を知ってしまったがために、
逃亡生活をおくっている。
△□駅の一件も、人目が離れた一瞬における
某国ヒットマンによるものだったが、
何らかのアクシデントでトドメをさされずに住んだ。

いったい自分は何者なのか？
記憶を無くしたスパイの戦いが今始まる！

ようやく１人になって（実際は同室の人がいるけど）、僕は思いました。
今までは目の前の機械を観察したり、
お医者さんや看護婦さんの会話に聞き耳立てたりしてごまかしてたけど、
いよいよ自分自身の現状と向き合わなきゃならない時が来たのです。

数時間前、僕は救急車の中で目覚めた。
どうやら地下鉄の階段から落ちたらしい。
体のあちこちに打撲傷があって、あばらにヒビも入ってる様子。
さっきの話では、脳に外傷は無いようだということだったけど・・・。

じゃあどうして、僕には救急車の中で目覚めるまでのことが思い出せないの？？？

何とも言いようのない暗澹たる気分でした。
「不安」？　「絶望」？
そういうものとはちょっと違う。
むしろ「空虚」とか「虚無」とかいう言葉に近いような感情・・・。

自分の中で「確かな体験」として感じることができるのは、本当にこの数時間分の出来事だけ。
「確かな体験」というのは、そのまま「現実」という言葉に置き換えてもいいと思います。
自分にとっての「現実」は、ほんの数時間分しかない。
自分の年齢が何歳かわからないから何年分なのかわからないんだけど、
とにかくそれまで積み重ねてきたであろう「自分自身」が、何もないのです。

追いついた
早く書かないと追い抜いちゃうぜ！

何もないから、何を無くしたのかもわからない。
だから悲しくもなければ寂しくもない。
ただただ、虚ろな気分を感じているだけでした。

そしてそれは・・・ある意味まだ幸福な時間だったのかもしれません。

犯罪者の巣窟
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/livetx/1168599700/5
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/livetx/1168599700/8
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/livetx/1168599700/47
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/livetx/1168599700/96
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/livetx/1168599700/97

>>78
しかし某国は知らなかった・・・
彼の専属コックの存在を・・・

主演：スティーブン・セガール

センサーに異常！！

ナース「田中さーん！」
田中　「あっ」
ナース「・・・」

条件反射オナニーｗｗ

病室でようやく１人になった僕。
とりあえず自分にとっての「現実」はほんの数時間分しかないということを再認識して、
ひどく空虚な気持ちを感じていました。
もしかしたら、この時なら悟りを開けたかもしれません。
あいにく俗物たる僕は煩悩から逃れることはできなかったわけですが・・・（苦笑

気分はどうですか？」
そんな僕に、お医者さんが問いかけました。
どうと言われても・・・
「まだ痛みは強いですか？」
僕の一瞬の逡巡に気づいたのか、こう問い直してくれました。
それなら答えられる。
「まだあちこち痛みます。特に肩と足首がひどいです。」
「でも、その程度のケガで済んだのは奇跡的と言っていいと思いますよ。
　同じようなケース、あるいはもっと低いところから落ちて亡くなる方も
　実際いらっしゃるんですから。」
そう言われてみれば、確かにその通り。
今こうして生きていられるだけでも「なんてラッキー♪」と思えば思えるということです。

>> そしてそれは・・・ある意味まだ幸福な時間だったのかもしれません。

ｶﾞｸﾌﾞﾙ

「お名前は、まだ思い出せませんか？」
今日何度目になるのかわからない質問。
「はい。」
今日何度目になるのかわからない答え。

「ただ、自分がタナカ（仮名）だということは認識できました。」
その僕の回答に苦笑するお医者さん。
確かに自分が逆に立場ならこんなリアクションしかできないよな。
などと想像してみる僕。

「ご家族がいらっしゃってます。お通ししてもいいですか？」
思いもよらない言葉に、僕は一瞬固まりました。
そういえば「家族に連絡が付いた」と言われてた。
「たぶん家族は心配しているだろう」ということは想像できるのですが、
「心配している家族の姿」はイメージできません。

そもそも、僕の「家族」とは誰なのか？
「家族」という言葉の意味は理解できても実物がイメージできないのは、
「脳波」という言葉の意味は理解できても実物がイメージできないのと同じでした。

「タナカ（仮名）さんの病状はご説明しています。
　負担になるようでしたら、今日はお会いにならない方がいいかもしれませんが・・・」
明日になったら思い出せるんでしょうか？
口から出かかったそんな問いを何とか呑み込む僕。
こんなこと訊いてもお医者さんを困らせるだけ。
明日になれば思い出せるというのなら、
始めから今日病室へ連れてきたりはしないでしょう。
何でこんなことが瞬時に思いついちゃうんだろう？
などと不必要に気の回る自分を呪ってみたりもします。

「俺より面白いコテはコテ助だけだ！」
と、公言するID:9pf97tgM0さん！早く出てきてください！
僕達コテに希望を与えてください！面白いギャグまってます！

ID:9pf97tgM0さんを見つけた方またはID:9pf97tgM0さんはこのスレまでお願いします。
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1168650276/

「大丈夫です。家族も心配してると思いますし・・・。」
僕は顔を上げて言いました。
僕はわからなくても、「家族」は僕のことを心配しているはず。
少なくとも、命に別状無い姿を見せて安心させてあげないと。
「では、お連れします。」
お医者さんがそう言っていったん病室を出ていきました。
そして僕は、家族との「初めての対面」に臨むために、
着せられていた入院着を整えました・・・。

ちょと休憩します・・

>>75
なにってそりゃあ、なぁ？
女の子の本物を食べられるチャンスだぞ

休憩いてら

>>93
おまい、書き方も、休憩のタイミングもにくすぎるぞｗｗｗｗｗｗｗ

チャンネルはそのままで！

つ、続き！タカナ続き早く！！！１１

焦らし上手・・・

>>94
今すごいことに気づいた
女の子と中身だけ入れ替わった俺が料理作るじゃん。
そしたら女の子の手料理扱いじゃね？

ナース「たなかさーん、お尻触ったり手鏡でスカートの中覗くのやめてくださいｗ」
たなか「す・すみません。なんか勝手に体が・・・」

のちの植草であった。

>>99
IDがAVでその発言はねーよｗｗｗ

日テレのバラエティ番組がCMに入るタイミングだなｗｗｗw
タナカwktkしとるで！！

裸撮りまくってうｐだな

もう待てない…ｯ

そしてその「家族」と呼ばれる人が病室に入ると、思わず言ってしまいました。

「水銀燈は俺の嫁」

>>100
とりあえずおっぱいうｐ

確かに自分の名前を忘れるほどの重度の記憶喪失なのに
そんなに頭が回るのは珍しいな。

再開しますね。

自分の「家族」との初めての対面。
その時の緊張感をどのように例えようか、ずいぶん頭をひねりました。
でもどれも嘘っぽいというか、今ひとつしっくり来ない。
こればっかりは、「何とも形容しがたい」としか言いようがありません。

「僕の家族」というのは、どんな人なんだろう？
もしかしたら、家族の顔を見た途端に何か思い出すかもしれない。
そんな淡い期待も心をよぎります。

待ってました！

気付いたら、真っ白な部屋の中でベッドに横たわっていました…。
周りには忙しそうに動く何人かがいました。

しかし、よくよくみるとそれは人間ではないのです。
人間のように見えるのですが、子供のように背が低かった。
身体に対して頭は大きくナッツのような形をしています。
顔も人間のようでしたが、目が異常に大きく、鼻は穴があいているだけ、
口はうっすらと横に切れ目が入っていました。

そのうちの一人が私に話し掛けて来るのですが、声ではなかった。
それはまるでテレパシーのようでした…。

まぁ、ココに居る奴らは過去の記憶なんてなくなったほうが
社会に適応できるんだろうがなｗ

お医者さんに連れられて病室にやってきたのは、
６０代半ばくらいの老夫婦と、３０代半ばくらいの女性。
残念ながら「家族」と対面しても、何も思い出せませんでした。
「タナカ（仮名）さんのご両親と奥さんですよ。」
お医者さんが紹介してくれます。
自分の家族を、今日初めて会ったばかりのお医者さんに紹介してもらうというのも、
考えてみればおかしな話。

家族も僕の状態は聞いていたようですが、それでもやはり
「これ誰かわかる？」
などと自分の顔を指さして訊く「僕の両親」の姿に胸が痛みます。

さっきから休憩短くないか？ｗ
いいことだけどさｗ

既婚者だったのか

ヒキニートが過去の清算とともに立ち上がるストーリーかと思ったら既婚でしたｗｗｗ

後で聞いた話によると、その時の僕はとても不安そうで、
怯えたような表情をしていたそうです。
自分でも無理もないと思うけど、やっぱりいきなり見知らぬ人を
「あなたのご両親と奥さんです」
って言われても、どう反応していいかわからないというのが本音。
家族は家族で、頭ではわかっててもやっぱり
「何でわからないの？！」
っていうのがあったみたいで、何とも気まずい対面になりました。
それでもやっぱり
「命に別状なくて何より」
「この程度のケガでよかった」
というのが第一。
僕の妻（と名乗る女性）が僕の手をぎゅっと握って
「とにかく生きててくれてよかった。」
と涙を流すのを見ていると、僕もわからないなりに胸に熱いものがこみ上げてきます。

人妻きた！！

「まだあなた達のことは思い出せないけど、心配かけてすみませんでした。」

僕は考えた末に、「家族」にそう告げました。
それが、この時点での自分の偽りのない気持ち。
「家族」も僕の精一杯の言葉を汲んでくれたようで、
「とにかく今夜はゆっくり休んで。」
とねぎらってくれました。

この人たちが僕の「家族」。
頭の中でそのことは「認識」できた僕。

けれど・・・・。

あ。奥さん萌え。

追いついた

これって、記憶なくしたまま嫁とセクロスって
新鮮でよくね？？

よく考えたら、家族が思い出せないっておかしくねーか？

次回予告

ついに家族との再会を果たしたタナカ＠仮名！しかし待ち受けていたのは残酷な現実だった！
次回！「愛と悲しみの果てに」

お楽しみに！

>>123
顔も名前も思い出せないけど・・・この感覚は・・・

>>125
おい！！！！！！

>>125
は？

>>125ちょまっｗｗｗｗｗｗ

記憶喪失であいまいになってる記憶についてウソ教え込んだらはっきりウソの記憶思い出しちゃうんだってよ
ニセ家族紹介されてても、そうだ、こいつら俺の家族だったじゃねえか！って合点する

>>125
えｗちょｗｗｗｗｗ

奥さんブサだったらショックだな
たとえ性格とか趣味の一致、セクロスの相性が良くて結婚したとしても
それを思い出せなきゃ地獄だ・・・

すみません冗談ですｗ

何も思い出せないままに、僕の「両親」と「妻」との面会を果たした僕。
「この女性が僕の奥さん・・・」
「この人たちが僕の両親・・・」
特に感慨もなく、むしろ淡々とその事実を受け容れることができました。
とにかく今は、「僕を知っている」という人がいるだけでも安心できる。
その時は本気で、そう思っていました。

ところで、僕がこうしてその日のうちに「家族」と面会できたのは、
持ち歩いていた免許証と携帯電話のおかげでした。
今日日何が起きるかわからないんだから、
個人識別可能な何らかのものはね常時携行しておくと安心です。

>>132
記憶が戻っても知らないことにしとけば・・・

>>125

まだ続けるよな？


な？


な？

な？
な？

退院して帰宅した初めての夜、
暗がりの中でみた妻の肉体は熟れた女性そのものでした…。

大きく豊満な乳房。
ほどよく肉付いた腰付き。
少したれさがったお尻。

月の明かりにより、なまめかしく照らされていました。

・・・弄ばれている俺達

>>137
記憶に弄ばれたことへの報復

などと話が逸れてしまいましたが、兎にも角にも「家族」と対面できて、
まずはひと安心・めでたしめでたしといったところ。
家族の話によると、僕の勤め先にも連絡が付いて、
僕の上司や同僚も駆けつけてきてくれていたとのこと。
家族と一緒に僕の現在の状況についての説明を受けて、
とりあえず当分の間休職しても大丈夫な手筈を整えてくれるとのことでした。




あまり淡々と進めてもつまらなくならないか心配で・・ｗ

記憶喪失と多重人格って違うけど、なんか似てね？

ここで改めてお医者さんから、僕と「家族」に対して状況説明。
今日の○時○分、救急車でこの病院に搬送されてきたこと。
通報者の証言や現場の状況からして、地下鉄△□駅の階段途中から転落した可能性が高いこと。
頭部を始め各部に打撲傷多数、肋骨に数本ひびが入っているものの、骨折等は見られないこと。
脳を始め各臓器に深刻な損傷はないものの、当面は入院して経過観察の必要があること。
外傷は全治１ヶ月程度、明日さらに詳細な検査を行うけれど、生命の危機はないこと。
などが告げられました。

けれど僕が一番聞きたいこと、そして家族も一番心配しているであろうことについては、
まだ何も説明を受けていません。

「先生・・・あの・・・僕の頭なんですけど・・・」
僕はおそるおそる訊ねました。
「脳に損傷は無いのに、どうして何も思い出せないんでしょう・・・」

「それについてはまた明日詳しく検査します。」
お医者さんは優しく微笑んで言いました。
「今日の検査では発見できなかった何らかの損傷があるのかもしれませんが、
　現在の所見ではその可能性は低いと考えています。」

おそらくは、転落のショックにより一時的に記憶が混乱しているだけ。
だから何も心配いらないから、今夜はゆっくり休みなさい。

お医者さんはまるで子供を諭すように僕に言いました。

俺達は俺達で勝手に妄想するから

それから家族に、入院手続き等事務的なことの説明。
「明日の朝、家から着替えとか持ってくるからね。」
僕の妻（と名乗る女性）が言いました。

僕の「家」？

もう何度目かの、思考停止。
僕の「家」。
僕の「家」って、いったいどこ？？
僕は「どこ」で「どんな生活」をしていたの？？

「僕」はいったい、誰？？？？？

人格が今までの記憶から成り立ってるものとしたら
記憶喪失＝多重人格もなりたつんじゃね？

>>140
漫画みたいな多重人格と本当の多重人格ってありえない位違うよな。悪いけど最初はひいた。

オチが

記憶をとりもどして第一にするべきことは、VIPで報告だ！とPCに向かう田中
だったら閉鎖を前にして感動する

いや内容だけで十分に面白いぞタナカ。

>>140
片方の人格の記憶をもう片方が持つことができないケースだと
人格が入れ替わる時に周りの人からは記憶喪失みたいに見えるらしい

>>139
そんなことない。
面白い、って言ったら失礼かも知れないけど、貴重な体験を聞けて俺は幸せだぜ。

「家族」との対面も無事に終え、とりあえず入院することになった僕。
検査の結果、生命に別状はなく、奇跡的な軽傷で済んでいたことはわかりました。
「全治１ヶ月程度」というのが重傷なのか軽傷なのかよくわからなかったけれど、
とりあえず「自分はなんて運がいいんだろう」ということは理解できます。

「子供たちが待ってるから、先に帰るね。」
そう言って、一足先に病室を出る僕の「両親」。
「子供たち？？」
僕の頭はまた疑問符で一杯になります。

>>134
頭いいなｗこんな人生のリセットボタンがあったなんてｗ
俺も別れたくなったら記憶無くそう

>>144
？←これ４つまでにして

>>146
でもサイコとかは結構リアルじゃね？

>>133
> 個人識別可能な何らかのものはね常時携行しておくと安心です。

しかし、タナカ（仮名）の携帯電話には浮気相手とのベッドでの写真も残されていた。
これを妻や実の両親に知られ、のちに修羅場を迎えることになるとは、
このときのタナカ（仮名）は知る由もなかった。

「あなたには、小学２年生の娘と、もうすぐ２歳になる息子がいるの。」
「妻」が教えてくれました。
僕には、娘と息子がいる。
比喩ではなく、本当に自分の体の中を電撃が走ったような気分。
「娘」と「息子」。
空虚だった僕の頭の中で、何かもやもやとしたものが動き始めます。
「・・・頭が痛くなってきた。」
僕はそれだけ言って目を閉じました。
「妻」はそれ以上何も言わずに、
「落ち着けばぜんぶ思い出せるよ。心配いらない。」
と諭してくれます。

病室に遅い夕食が運ばれてきましたが、さすがにこの時は食べる気力無し。
もちろん食欲もないし、多少の吐き気もあったんで、
看護婦さんに「ごめんなさい」を言って下げてもらいました。

子供までいたのか… …

>>151
問題はどうやって記憶喪失になるかだけどな

ああ、そういえば来週子供産まれるんだった
忘れてた

記憶喪失になっても言葉って覚えてるもんなのか。

「僕はもういいから、子供たちのところに帰ってあげて。」
少し落ち着いたところで、僕は「妻」に言いました。
正直、自分にとっては「初対面の女性」に付き添われているのも落ち着かないし、
何より自分の頭の中を整理する時間が欲しい。

「じゃあ、また明日の朝来るからね。」
彼女はそう言って立ち上がりました。
「ひとつ教えて。」
そんな「妻」に僕は問いかけます。
「何？」
「さっきの・・僕のお父さんとお母さんが、僕の子供を見てくれてるの？」

娘が中学生くらいだったら
ひょっとしたら・・・

>>158
おめでとう！かわいがるんだぞｗ

>>141
マジレスすると、タナカに脳挫傷などの深刻な怪我がなくてよかった。

>>159
全て忘れるものと思っていた。
子供みたいに、1から覚えるものだと思っていた。

僕の質問の意味をしばし考えているような「妻」。
「今はね、私たち家族とお義父さんお義母さんは一緒に住んでるの。」
「？」
「４月にあなたの実家を建て替えて、一緒に暮らし始めたの。
　だから、子供たちは家でお祖父ちゃんお祖母ちゃんと一緒に待ってるの。」
「・・・そうなんだ・・・」
だったら、安心。
何がどう「安心」なのかわからないけれど、
とりあえずこの時の僕はとてもほっとした気分でした。

帰り支度を済ませた「妻」に「ありがとう」を言って、僕は再び目を閉じました。
今日は、とにかく疲れた。
このまま、眠りたい。
もしもこの時、このままぐっすり眠れていれば・・・・
もしかしたらこの後の僕の人生は、少し違ったものになっていたのかもしれません。

激動の１日（半日？）も、ようやく終わりに近づいていました。
とは言っても、僕にとっては「救急車の中で目覚める以前」の記憶はまったくないわけで、
僕からすればこの半日間の出来事が「僕の人生のすべて」だったりするわけです。

そのくせ、「消灯時間は何時だろう？」なんて考えたりしてるところをみると、
以前にも病院に入院したことがあったのかもしれないなどと思ったりもします。

ここでもう一度、今日起きたことを頭の中で反芻してみる僕。
でもどんなに頭を絞ってみても、救急車の中で目覚める以前のことは思い出せません。

>もしもこの時、このままぐっすり眠れていれば・・・・
>もしかしたらこの後の僕の人生は、少し違ったものになっていたのかもしれません。


gkbr

じゃあ、自分の名前は？
周りの人がみんな僕のことを「タナカ（仮名）さん」と呼んでいるから、
僕の名前は「タナカ（仮名）」だということはわかった。
ただそれが「自分の名前」という実感はまったくない。
もしみんなが便宜上僕を「太郎さん」と呼んでいたら僕は自分を「太郎」と認識しただろうし、
「花子さん」と呼んでいたら「花子」が自分の名前だと思ったでしょう。

閉　鎖　す　る　前　に　、　全　国　の　V　I　P　P　E　R　で　大　作　作　ら　な　い　か








全都道府県のVIPPERでブーン動画作ろうぜ！
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1168608936/

では、僕の「家族」については？
今日会った「両親」と「妻」。
みんな僕にとっては、「初対面の他人」という感覚でした。
初めて会うという点では、病院のスタッフのみなさんと同じ。
むしろここに運ばれてからずっと世話をしてくれている看護婦さんの方に
ある種の親しみを感じたりしています。

あの老夫婦が僕の「両親」であるのなら、僕はあの人たちに似ているんだろうか？
ふと、そんなことを思いました。
そう言えば、僕はどんな顔をしているんだろう？
今見える範囲では、手足が２本ずつと、ちょっと太り過ぎな感じの胴体だけ。
自分がどんな顔をしているのかさえ、今の僕にはわからないのです。

>>162
サンクス子

自分の顔は覚えてるの？

鏡でもあれば、なんてことは簡単に思いつくんだけど、
あいにくベッドから一歩も動けない僕。
体中にいろんなもの刺してあったり貼ってあったりしてるんで、鏡を見ることはおろか、
ちょっと上半身を起こすのさえままならないのです。

僕は諦めて、他のことを考えることにしました。
とにかく今の僕は「考える」こと以外できることはない。
逆に「考える」時間がいくらでもあるということは、
本当に「苦痛」でしかありませんでした。

何か考えようとしても、そもそも考える材料が頭の中にない。
必然的に考えることは、今日見聞きしたこと、
会った人たちのことだけになります。
何度も何度も繰り返し同じ場面を思い出す僕。
救急車の中、処置室での出来事、受けた検査のあれこれ・・・。
結局、それが今の自分にとっての「すべて」。
ベッドに横たわって、ほんの数十秒でリプレイが完了してしまう程度の「記憶」。

同じように家族に対しても、この病室でわずかな会話を交わした以外何もない。
僕は本当にあの人たちの子供なのか？
僕は本当にあの女性と夫婦だったのか？
僕には娘と息子がいるのか？
僕はどこで、どんな生活をしていたのか？

特殊な記憶障害としては、「全生活史健忘（または全般健忘）」や「一過性全健忘」と言ったものがあげられます。
「全生活史健忘」は、自分の名前も年齢も家族も覚えていないのに、日常生活は普通に出来る、いわゆる「記憶喪失」のことです。
「一過性全健忘」は、特に原因が見あたらず、意識障害もないのに、急に健忘が生じて、しかもそれが、２４時間以内に回復するものです。

この時ほど時間が経つのが遅く感じられたことはなかったのではないかと思います。
今の自分が考えられることすべてを考えるのに要する時間は、ほんの数秒。
これを何時間もの間延々と繰り返す以外、僕にできることはない。
答えが出るはずのない問題を延々解き続けているようなもの。
迷路ですらない袋小路で、同じ場所をひたすらぐるぐると回り続けているようなもの。
永遠にも思える夜は、呪いのようにゆっくりと更けていきました・・・。

自分の免許見せてもらわなかったんだ・・・

でも2chは覚えている

>>167
ゴキブリ？

ふぅー・・・。
書き溜めたものをｺﾋﾟﾍﾟするだけでも疲れますねｗ

失礼かもだけど、多重人格とか記憶喪失とかそういうのっておもしろいな。
体験談がね。

携帯可　肉便器
http://hachikaze.ddo.jp/bbs/up/src/up0581.txt

>>181
そういうものですよｗ
僕も人に話したくてウズウズしてたので

今北
wktk

思い出さない方がいいこともあるよねｗ

このまま行けば俺の中では古畑vs夜神月ぐらいの殿堂入りスレと肩を並べることになる

ところで、僕が入院していたのは、救急病棟でした。
もちろん救急車で運ばれてきたんだから当たり前といえば当たり前。
で、これも当たり前のことながら、急患というのは時間に関係なくやって来る。
と言うより、他の病院が開いてない夜間だからこそ、
こういう救急病棟に運ばれてくるわけで・・・。

ということで、僕がいた病棟は２４時間常に臨戦態勢というか、
少しも落ち着く時間がない場所。
夜中であっても患者さんは運ばれてくるし、
知らせを聞いたご家族が駆けつけてきたりするしで、
元々がゆっくり眠れるような環境ではありません。

それに加えて僕はこんな状態。
「ゆっくり休め」と言われても眠れるはずもなく、
無駄とわかっていても同じことを繰り返し繰り返し考えています。

多重人格とか記憶喪失とかのウィキペディアたどってたらいつの間にかこんなにスレが進んでた。

で、考えれば考えるほど目は冴えて眠れなくなる。
頭はオーバーヒート気味で疲れているのに、考えることをやめられない。
考えちゃダメだ考えちゃダメだ。
などと自分に言い聞かせるんだけど、
それでも考える以外自分にできることはないのです。

たまりかねた僕は、巡回に来た看護婦さんに泣きつきました。
大の男が情けないとは思うけど、とにかく苦しい。
無理矢理にでも眠れる薬を服ませてください。

今考えると「そういう薬がある」ということをその時点の僕は知っていたわけで、
これも「どういうことだったんだろう？」と思うことではあるけど、
そんなことその時は考えている余裕無し。
あらかじめこういう自体を想定していたのか、
看護婦さんは僕に１錠の薬をくれました。

パソコンのログインパスワードを忘れてしまったタナカ…。
妻にたずねても知っているはずもなく、
身の回りのものをヒントにひたすら考えた。

そして、探し当てた手帳に偶然にも書いてあって、
何とかログインすることができたが、
ハードディスクには今まで必死でダウンロードして貯めていた
エッチな動画が大量にあった…。

それを妻や幼い子供に知られることになり…。

毒か！？

その小さな薬に一縷の望みを託して嚥下する僕。
これでこの苦しみから解放される。
そう信じて目を閉じるんだけど、
やはり「家族」の顔が浮かんできて、同じことの繰り返し。
もう何日も経ったかと思うくらい長い時間が過ぎて、
再び巡回に来た看護婦さんに
「やっぱり眠れないのでもう一度薬をください」
と言ってみるんだけど、
「まだ２時間も経ってませんよ。気持ちを楽にして横になっててください。」
とつれない返事。
こんな永遠にも感じる時間が実は「たった２時間」だったなんて・・・。

>>191
体が小さくなる奴じゃね？

追い付いた

>>191
バイアグラ？

「２時間」という具体的な概念が理解できるところがまた不思議だな？と思うけど、
この時ばかりは、「何でもいいから楽にしてくれ！」と思うばかり。
真剣に
「何で階段から落ちた時死ななかったんだろう？」
と自分の「幸運」を呪いました。
いや、ほんとにこの時は「死んだ方がマシ」って状況だったんだってす。

実際、
「このまま息止めてたら死ねるんじゃないか？」
なんて考えて思いっきり息止めてみたんだけど、
数十秒後にはベッドの横のモニターから
「ピー！ピー！」
って警告音が鳴りだして看護婦さんが飛んで来ちゃう。
改めて体中にセンサー（？）みたいなの貼られてたの思い出してガッカリした僕でした。
いやはや、救急病棟で自殺するのはなかなか難しいようです。


そんなこんなで、長い夜はまだまだ明けません・・・。

メルモチャン！

タナカは難しい漢字知ってんだな
嚥下なんて初めて聞いたぞｗ

死ぬまで息止めるとかそうとうな度胸ｗｗ
訓練されたスパイでも無理だろｗｗ

恐いんだな、記憶喪失って・・

>>199
お前がバカすぎるだけだ

そうか！

記憶喪失により自我が目覚める以前の自分に戻ったのに、
周囲からは社会人としての対応を求められる。

このギャップにタナカは苦しんでいるわけか！

タナカは多分３８歳

タナカ、これを題材に小説のひとつでも書けるんじゃまいか？

そんなこんなでとにかく苦しかったこの夜の僕。
体の痛みはもちろんのこと、とにかく頭の中が痛いんです。
それが現実の痛みなのか「痛い」と感じているだけなのかわからないんだけど、
とにかく頭が痛い。
そうして足掻いている僕の傍らで、突然仕切りのカーテンが揺らめきました。

僕のいた病室は基本的に４人部屋らしく、各人のベッド回りに仕切用のカーテンがあって、
脆弱ながらも最低限のプライバシーは確保されているというタイプ。
僕はもちろん同室の人たちと話なんかできる状態でもないんで、
最初からきっちりカーテンを閉めていました。

そのカーテンが揺れるのは、お医者さんや看護婦さんが巡回に来た時くらい。
ひょっとして、看護婦さんが薬を持ってきてくれた？
僕はそんな期待を込めて入り口の方をふり返ります。

記憶喪失には、
全健忘と部分健忘があるんですって

前世の記憶まで思い出しますたｗｗ

>>203
鋭い洞察力！

>>199
勉強しろｗｗｗ

>>200
ヒント：酸欠で意識を失って、勝手に呼吸する

>>207
ブサイクな嫁さんのことだけ忘れたり？

が、予想に反して、入ってきたのは１人のおじいさん。
点滴スタンドも連れていないということは、
この病棟でも比較的元気な部類に入るのでしょう。
そのおじいさんが僕の枕元までやってきて、
僕の顔をじっと見つめています。
この人、誰？？
僕の頭は、またもや疑問符で一杯になりました。

「・・・・。」

ウホッ良い掲示板ｗｗｗｗ


クオリティhttp://megaview.jp/view.php?v=720417

>>202
はっ！もしかしてこれが記憶喪失！？

するとそこには、
太平洋戦争のときの軍人のようなかっこうをした人が
立っているではないですか。

いや、その人は人のようで、人ではないです。
うっすらと向こう側の壁まが透けて見えるのです。

生き別れた兄弟だな

たなか文章の切り方ウマ杉

>>215
知らなかっただけだろｗｗ

そのおじいさんが僕に何か言ったような気がしましたが、
僕はうまく聞き取れません。
ただ、どうやらトイレか何かに立って、
帰る病室を間違えたようだということは想像できました。

どうしよう？
ナースコールで知らせた方がいいのかな？
などと、この夜初めて「まともな」ことを考えた僕。
そんな僕の顔をじっと見てようやく間違いに気づいたのか、
おじいさんは何も言わずに病室を出て行きました。
入ってきた時と同じ、地に足が着いていないようなフラフラした足取りで。

>>203
自我とは違うんじゃないか？
俺なんてまだ物心ついてないし

たなかの前世は芥川龍之介

あのおじいさん、大丈夫かな？
１人でトイレに行けるってことは、けっこう調子いいんだろうな。
そう言えば夕方も、廊下で元気に看護婦さんに挨拶してるお年寄りの声が聞こえていた。
カーテンの隙間から見えた限りでは、同室の向かい側にいる人もけっこう年寄りみたいだし・・・

いつの間にか、僕の思考はあの出口のない堂々巡りから、
この病棟のことへと移っていました。
そういえば昼間は、検査機器や部屋の中の様子を観察したりすることで、
ずいぶん気を紛らすことができた。
どうせ眠れないなら、自分の身の回りを観察したり、
病室の外の様子に聞き耳立てたりしてた方が多少はマシなような気がします。

>>220
うわ、オカルトな方向な予感…。ｗｋｔｋ…。

救急だからなのか冷房効率の関係か、病室のドアは常時開け放ってありました。
そのおかげで、注意深く聞き耳立ててれば、外の様子も何となくわかる。
誰かがナースコールで看護婦さんを呼んだ。
どこかの部屋で慌ただしくベッドを入れてる音が聞こえるんで、
また救急車が来るのかもしれない。
僕のいる病室の窓は大きな道に面しているのか、
深夜だというのに車の音が聞こえる。

素数を数える

そんなことがわかる自分を不思議に思いながらも、
おかげでやや平静を取り戻した僕。
あとどれくらいこの苦痛な時間を過ごさなければならないのかわからないけど、
とりあえずじっと待っていればいつかは夜も明ける。
明日になればまた、考える材料も増えて少しは楽になるかもしれない。
少なくとも「半日分」しかない「自分の人生」が、
今度は「丸１日分」増えるわけだから。

結局その日は一睡もできないまま、
ようやく永遠とも思える夜が明けました。

今、全体の3分の1ほど終わりました。

王様のブランチやめてパソコンでこっち見てぇ

>>228
スレの１／４ほど終わりました

>>229
今日テレビあんまおもしろいのないじゃん

>>228
読み応えばっちりです。

私もアナタとともに自分を取り戻す物語の主人公な気分です。

顔をまだ自分で確認していないってのと、爺さんがじっと顔を見てきたのは、ミスリードを誘う為か…？
だとしたら楽しすぎるｗ

>>228
続きも楽しみにしているぞ

ksk

1000までに完結できればと思っています。

それでは続きをどうぞ

不謹慎かもしれんが、おもしれー

俺の人生も3/1ほど終わりました

病室に迷い込んできたおじいさんは、
この世に存在してはならないものだったのではないだろうか…？

長い長い夜もようやく明けて、病室に朝陽が射し込んできました。
病院の朝は早いようで、夜が明けてからは時間が経つのが多少早く感じられます。

結局、その日の朝ご飯も食欲なくて手は付けられないまま。
そのせいか、まだ点滴は外してもらえません。
「お食事がきちんと摂れるようになれば、点滴も外せるんですけどね・・・」
看護婦さんのそんな言葉に、
点滴外しておけば衰弱死できるのか？
などと考えてしまう僕。
病院の中で衰弱死なんかさせてくれるわけないだろ？！
と自分自身でツっこんでみたりもします。

>>231
なんか土曜って王様のブランチ見なきゃいけないような気がしない？
べつにキンキ大放送でもいいが

もしかして覗いてきた爺さん＝>>1とか・・・

>>237
不謹慎ではありませんよｗ　wktkしながら楽しんでってくださいｗ

>>238
し、しんでる！！

>>138
3回終わってるじゃねーかｗｗｗｗ

おじいさんが何者なのか想像するだけでｗｋｔｋが止まらない

>>241
じゃあ俺も見るかな

「検査をする」と言われていたので、朝一番からやるものだとばかり思っていたら、
看護婦さんが「１０時頃お迎えに来ます」とのこと。
今が何時なのかわからないけど、
とりあえず１０時まではまだかなり時間があるであろうことは想像が付きました。

>>241
そう思っていた時期が俺にもありました…今では家にいる時の大半をVIPの巡回に費やしていますｗｗ

>>243
wktkしまくってるさｗ

そしてまた、ベッドの上にじっと横たわる僕。
考えられることは考えつくして消耗してるんで、
点滴の液が１滴１滴落ちるのを眺めていることにしました。
昨夜と同じ苦痛な時間ではあるのですが、
やはり光と闇とではまったく気分が違うもの。
同じ「出口のない袋小路を堂々巡りする」しかない時間でも、
やはり太陽の光を感じているせいか、
少なくとも昨夜のように
「何とかして死ねないか」
などという考えは浮かんできません。
記憶はなくてもやはり心のどこかに「光＝生・闇＝死」みたいな、
ステレオタイプな連想が生きていたのかもしれません。

ふと思いついて、点滴の１滴１滴を数えてみることにしました。

追いついたｗ

おじいさんはキーマンなの？

自分が記憶を喪っていることはすでに理解していたので、
「数を数える」ことができるのかどうか試してみようと思ったのです。

これは我ながらいい暇つぶしでしたｗ
どうやら僕は「数を数える」ことはできたようで、
数時間身じろぎもせず点滴を数えることができました。
今夜はこれをやって時間をつぶせばいいな。
などと、すでに今夜も眠れないつもりでいる僕です。

どのくらいまで数えたのかわからないけれど、
とにかく５桁の数まではちゃんと数えられることを確認してから、
僕は検査に向かいました。

>>251
そのときタナカは発見したのです！地球には重力があることを。

何の検査だかよくわからないけれど、とにかく昨日と同じように、
ベッドに乗せられたままエレベーターで上ったり下ったり。
いくつかの検査室でいろんな検査をして、再び僕は病室に戻りました。

戻ってみると、すでに冷えてしまったお昼ご飯が、
サイドテーブルに置かれていました。
もうすでに入院患者の昼食の時間は過ぎていたようです。
「ご飯温めてきましょうか？」
看護婦さんはそう言ってくれたけど、
僕は食べる気がしなかったのでそのまま下げてもらうことに。
再びあちこちにセンサー（？）貼られたんだけど、
朝よりもちょっと数が減ったような気がします。


そうこうしているうちに、病院の面会時間になりました。

>>249
俺んちテレビないからパソでテレビ見ながら携帯でVIPなんだよ
おかげで万年携帯厨だ

>>255
後の万有引力である

226:閉鎖まであと 10日と 9時間 2007/01/13 11:59:05 +NHSrmKUO
素数を数える

タナカは再春館の社員

追いついたｗｗｋｋ

>>255
NEW豚かｗ

長文読むのめんどいから保存だけしとく

実は午前中僕が検査を受けている間に「家族」が着替え等を持ってきてくれてたんで、
「今日は会わずに済むかな」などと考えていたのですが、
やはり改めて面会に来てくれたようです。
正直なところ、この時の僕は
「できれば家族には・・・家族だからこそ会いたくない」
という心境でした。

本当は誰よりも大切な人たちのはずなのに、
今の僕はその人たちのことがわからない。
それは僕自身もつらいし、
つらさを隠そうとしている家族の姿を見るのがさらにつらい。
けれど家族にしてみたら
「やっぱり会いたい」
という気持ちも痛いほどわかる・・・
結局僕は、再び家族と面会することになりました。

>>255
ニュートンのエピソードよりよっぽどドラマティックだｗ

話はちょっと戻って、その日の午前中。
検査の合間に、お医者さんの問診を受けました。

記憶の方は昨日とまったく変わらず、
救急車の中で目覚めて以降のことしかわからない。
けれどそれから後のことは、
きちんと時系列で整理して、それを言葉にして説明できる。
「ということは、新たに記憶する能力はまったく異常がないということですね。」
お医者さんが言いました。

「こうして日常会話どころか、
　多少難しい言葉が出てきてもそれをきちんと理解していらっしゃるということは、
　論理的な思考能力についても問題ないと思われます。」
ついでにこの時わかったことは、
活字になった文章を読んでその意味が理解できるということ。
お医者さんから新聞を見せられて、
その記事の内容がきちんと理解できたのです。
もちろん固有名詞等でわからないものはたくさんありました。
例えば、記事に出てくる人物の名前とか。
けれど「文字を読んで内容を理解する」ことはできたのです。

「ということは、例え記憶が戻らなくても
　新たに色々なことを覚えることに関しては支障がないということなんですよ。」
お医者さんは穏やかな笑顔で言いました。

つまり僕は、このまま記憶が戻らなかったとしても、
とりあえず普通に生きていくことはできるということ。
けれど僕は、それを素直に喜べませんでした。
確かに新たに覚えることはできるかもしれない。
でも、僕が今まで生きてきた数十年分の想い出は？
僕の今までの人生は「白紙」になってしまうということ・・・？

そして、その日の午後。
僕は再び見舞いに来てくれた「妻」と対面しました。
昨日はお互いにパニック状態のまま会ったから何を話したのかわからないけど、
今日はとりあえず落ち着いて彼女に向き合えている僕。
その「妻」がどういう気持ちで僕と向き合っているのか、
その心中を考えると本当に胸が痛くなります。
それでも笑顔で、子供たちのことや家のこと、
僕の仕事のことなどを丁寧に教えてくれる彼女。
僕は僕で、文章を読むことができたこと、
数を数えることができたことなどを伝えます。

こうして「妻」と会話をしているのは、不思議な感覚でした。

タナカ、家族との対面の図
http://sazankurosu.hp.infoseek.co.jp/story4/98/hatiawase.JPG

目の前にいるこの女性は、たぶん僕のことを一番よく理解してくれている人。
けれど僕は、その彼女のことを何も知らない。
でもこうして一緒にいると、不思議と安らいだ暖かい気持ちになれる。
まだ正味２４時間分くらいしかない僕の「人生」ですが、
その中で彼女が「特別な存在」なのだということは
何となく感じられました。
良くも悪くも、自分にとって一番近い存在。
「夫婦は一心同体」なんてベタな言い回しは嫌いだけど、
この時の不思議な感覚は、やはり何かそういうものを感じさせます。

帰り際に、「妻」が一枚の写真を僕に手渡しました。
「あなたの娘と息子の写真よ。」
おそるおそる手にとって、じっと写真を見つめてみる僕。
印画紙の中には、仲が良さそうな姉弟の姿がありました。
これが、僕の娘と息子。

「娘は小学２年生。息子はもうすぐ２歳。」
僕は昨日聞いたことを反芻して言いました。
「そう。ちゃんと覚えてたじゃない？」
にっこり微笑む「妻」。
「うん。一度聞いたことは忘れないから。」

「だったら大丈夫。
　想い出はなくなっても、新しい想い出は作れるんだから。」

昼間、お医者さんに言われたのと同じ意味のこと。
けれどそれが、「妻」から言われるとまったく意味が違います。
想い出は、また作ればいい。

僕はその言葉に、本当の意味で救われました・・・。

>>270
吹いたｗｗｗｗ

〜fin〜

今までの人生がムダになってしまうのが怖かったんですね

奥さんいい人杉
ちょっと涙出そうになった

奥さんの一言泣けるなぁ

呑みすぎて週に1〜2回は記憶喪失になるな

>>274
あ〜楽しかったｗｗｗ







って終わらせられてたまるかーーーー！！！！！

>>274
ちょｗｗｗｗｗｗｗだからｗｗｗｗ冗談だよね？ｗｗｗ

その夜−。

僕は「妻」が帰った後も、子供たちの写真を文字通り穴が開くほど見つめていました。
僕の、娘と息子。
頭の中は、昨夜とはまったく別の意味で堂々巡りを繰り返しています。

写真を見たことが引き金になったのか、
この時の僕の頭の中は、いくつもの記憶の断片で溢れていました。
記憶の断片と言っても、
本当に短い、場面場面だけの映像が浮かぶだけ。
それが時系列関係なく、次々と浮かんでは消えていくのです。

>>274
おいｗｗｗ

写真で自分のたるんだ顎も見れたのか？

>>274
だ、騙されないぞ！

>>278
アルコールの影響で神経回路が物理的に切られる

今に至るサクセスストーリィはないのですか！

しかもそれが、本物の「記憶」の断片である確証はない。
むしろ、写真を見たことで自分の頭が勝手に作り出している「想像」と
言った方が正しいような気がします。
実際に経験した子供たちとの想い出ではなく、写真からイメージしただけの幻覚。
「仲のいい親子」という言葉から勝手に連想しているだけの妄想。
残念なことに、それが事実なのか妄想なのかは、誰にも確かめるすべはない・・・・。

頭の中にひとつ子供たちとの場面が浮かんでは、
それが真実なのか妄想なのか、
正解の出ない自問を延々と繰り返している。
その夜は、そんな虚しい堂々巡りを繰り返して明けました。

また、長い長い夜だった。
それでもその前の夜よりもはるかに幸福だったのは、
「死にたい」と願う回数が減ったこと。
逆に、「生きてこの子たちに会いたい」という想いが
強く沸いてきたことでした。
それだけでも、僕にとってはたぶん大きな一歩。
そしてその一歩が、すべての歯車を動かし始めたような気がします。

また眠れなかったのか・・・

娘の姿見てムスコが元気にｗ

その日の午後−。

写真を見ては堂々巡りを繰り返す僕のところへ、
「父」と「妻」がやってきました。
昨日、一昨日の検査結果を踏まえて、今後の治療についての話がある。
そうお医者さんに告げられていたのです。

わかっているはずなのに、自分の顔を指さして「誰かわかる？」と訊ねる父。
僕はそんな父の姿を見るのがつらくて、ついつい伏目がちになってしまいます。

「検査の結果、脳には異常はありませんでした。」
お医者さんが言いました。
とりあえずほっとしていいのか悪いのかわからない僕。
「現在のタナカ（仮名）さんの症状は、『全生活史健忘』と考えられます。」
「全生活史・・・」
聞き慣れない言葉にとまどう僕たち。

「・・・・いわゆる『記憶喪失』です。」

今度はよくわかりました。
いや、これは最初からわかっていたこと。
けれどこうしてお医者さんの口からはっきり告げられると、
やはりショックを隠しきれません。
その時の僕たちの上には、その言葉が重くのしかかっていました。

TNKは時折冗談を混ぜての報告をしてて楽しめるけど当時は本当に地獄だったろうな

つまりタナカに子供がいなかったらもっと記憶の回復は困難だったというわけか

タナカは子持ちのくせにこの時点じゃ気分は童貞

だが、包茎

家族愛ってやつだな

>>294
これは新しい発見

http://tool-7.net/?mobilemovies

そういうわけで「全生活史健忘」、
いわゆる「記憶喪失」と宣告された僕。
ここでお医者さんに説明を受けたところによると・・・

「私も専門は脳外科なのである程度の説明しかできないのですが・・・」
そう前置きした上で話し始めるお医者さん。
どうやらこの「記憶」という分野は、
基本的に精神科や神経内科の領分なのだそうです。

お医者さんの説明によると、一口に「記憶」と言っても、
その種類はいくつかに分類できるらしい。
僕自身まだよくわかってないんで、けっこうあやふやなんですが、
その分類の中で、「意味記憶」と「エピソード記憶」というのがあって・・・
・・・・・。
このあたりうまく説明できないんで、誤解を承知で簡単な例を挙げてみます。

>>292
2ｃｈで全部吐いた後自殺実況じゃないの？

>>294
きっとセクロスの知識だけはあるんだろうな

看護婦さんにムキムキ拭き拭きしてもらったんだろうなｗｗ

今だから軽く言えるんだろうなぁ
どんだけ怖いんだろ。自分が誰か分からなくなるの。

ていうか、鏡にむかって「おまえだれ？」を言いまくったらそんなかんじ？

例えば、学校にて。

授業で習ったことと、友達と遊んで楽しかったこととは、
記憶の種類が違うんだそうです。
あるいは、知識として習得したものと、
自分自身の体験とかその時の感情とか。
そういういくつかに分類されて脳に整理されている記憶のうち、
「自分自身に関するエピソード記憶」（でいいのかな？）が欠落してしまう病態を、
「全生活史健忘」、いわゆる「記憶喪失」というんだそうです。

うーむ、わかったようなわからないような・・・。

>>301
作り出した記憶の断片はセクロスの記憶か！？

とにかく、俗に言う「記憶喪失」というのは病名（病態名）ではなくて、
正式には「全生活史健忘」と呼ぶこと。
その症例の多くは、僕のように「自分自身に関すること」だけが思い出せないで、
例えば日常の会話や文字の読み書き等は普通にできるというケースが多いこと。
また、その多くは、時間の経過とともに記憶が回復し、社会復帰も可能であること。
ただしその回復のペースは個人差が大きく、
また、回復量も100%近い人もいればほんの数% しか思い出せない人もいること。
などがわかりました。

「とりあえず明日は精神科の先生に診てもらうようにしたいと思うんですが、
いかがですか？」
お医者さんが訊きました。
たぶんそれは僕に対してではなく、
「父」と「妻」に対しての問いかけ。
もちろん僕らに異存があるわけもなく、
明日の診察をお願いして、今日のお話は終わりました。

>>305
妄想と過去の体験の区別がなくなるのかｗ

「時間かければ元に戻るって。よかったね。」
「妻」が僕の手を取って言いました。
時間が経てば、僕はこの女性のことをすべて思い出せるのだろうか？
何となく信じられないような気もしますが、
とりあえずは僕も「よかった」とうなずいてみます。

自分がどうなったのか何もわからずに、
ただただ不安だった今までに比べれば、
「自分は「全生活史健忘」という病気（？）で、それは時間をかければ治る」

ということがわかっただけでもひと安心。
いつかは、「自分」を取り戻すことができる。
いつかは、元いた場所に戻ることができる。
一昨晩心の底から「死にたい」と願ったことが嘘のように、
僕の心は少しずつ落ち着きを取り戻し始めていました・・・。

>>302
俺、盲腸で入院した時は1日3回くらい看護婦にチンコ見られてた。
しかも腹帯を巻き直す時に触られることもありまくり。
1回ガチで勃起してるところを見られて死にそうになった

>>304
>授業で習ったことと、友達と遊んで楽しかったこととは、
>記憶の種類が違うんだそうです。
>あるいは、知識として習得したものと、
>自分自身の体験とかその時の感情とか。

実に分かりやすいじゃまいか

>>307
オレも精神科医の診察に異論ないぜ！
今後の展開のためにも

>>305
なぜか「素人童貞」という言葉が浮かんだｗ

じゃオレも

皆さんにwktkしてもらえて嬉しく思います。
私用で13時くらいから出かけなければならないので、ご了承くださいｗ

タナカ、急いで！

>>313
素人童貞乙ｗｗｗ

>>314
何だと貴様！！！！！
さっさとしる！！！！

うおおおおおおおおおおおおおおおい！！！
タナカぁああああああああ！！！地球防衛軍やりに行くなよおおおおおおおおおお！！！

>>314
ちゃんと続きは書いてくれるんだよな？

>>314
ちょｗｗｗ生殺しｗｗｗｗ

>>310
昔新聞に友達の父親が逮捕された記事があって爆笑したんだが、この場合はどっちの記憶なんだろうな

>>314
たなかの存在がみんなの記憶に残されるかどうか・・・

2ch閉鎖を聞きつけて、慌ててやって来たマスコミ関係者って感じだな
電車男や痴漢男の次を狙ってんだろ

>>321
それ笑うところなのか？ｗ

>>314
帰ってきたらスレたててクレヨン

スレが残っていれば今日の深夜0時過ぎにでも・・ｗ
消えていればまた立てますので。もし1時になっても立ってなかったら
どなたかスレ立てお願いします。規制がたまにかかるので・・
「記憶喪失」で検索してくださいねｗ

それでは続きいきます

>>314
あと１０分ぐらいでオチしろｗｗ

すまんオチはどこ？

ということで、お医者さんから正式に（？）、
「いわゆる記憶喪失」と宣告された僕。
僕本人はもちろんのこと家族もある程度わかっていたことでしたから、
それで再度パニックに陥るということはありませんでした。

「記憶喪失」。

文字通りその状態にある僕はピンと来ていませんが、
改めてそう告げられた家族の心中を思うと胸が痛みます。

「こんなことになって、本当にごめんなさい。」
お医者さんが出ていった後、僕は「父」と「妻」にもう一度詫びました。
原因はわからないけど、とにかく僕が階段から落ちたりしなければ、
この人たちに心配や迷惑をかけることはなかった。
今の僕には、ただただ「すまない」という気持ちしかありません。

>>328
これからオチ探しの旅に出るじゃね？

「時間をかければ元に戻るんだから、大丈夫。」
「妻」がもう一度言いました。
「何も心配しなくていいから、ゆっくり思い出して。」

思い出して。
その言葉が、密かに僕の胸に重くのしかかります。
昨夜から、いくつもの場面が、細切れのフィルムのように、
僕の頭に浮かんでは消えている。
けれど僕にはそれが本当に僕が体験した「記憶」なのか、
元に戻りたいという自分の願望が生み出した「妄想」なのかわからない。
わからないから考える。
けれど、考えれば考えるほど、心の中は焦燥と困惑に満たされてしまう。
それから逃れようとまた別の場面について考え始めるのだけれど、
結果は同じ。
昨夜からずっと、そんな悪循環から抜け出せないでいる僕です。

俺童貞だと思ってたけどきっと記憶喪失してやってた所だけ忘れちゃってたんだな

なんだ、俺ってやりチンじゃんｗｗｗ

「とにかく、焦っちゃいかん。」
「父」が言いました。
「そうそう。ゆっくり時間をかけてって、
　お医者様も言ってたでしょ？」
「妻」も優しく諭します。

でもそれは、当時者じゃないから言えること。
今の僕にとって有り余る「時間」は「苦痛」以外の何物でもないし、
答えが出ないことはわかっていても、
自問自答をする以外できることはないのです。

>>324
ある程度の特定覚悟で言うが、「○○容疑者はパチンコ店で知り合った男の車に同乗しパチンコ店から帰宅中、口論となりスタンガンで運転手を気絶させ車を奪い帰宅、翌朝自首」って記事だった
スタンガン持ってパチンコとか新しすぎた

「字が読めるんだったら、明日本でも持ってくるから。」
見かねた「妻」が言いました。
「できるだけ厚くて字がたくさん書いてある本がいい。」
僕は下をむいたまま答えます。
「でも、いきなりそんな本読んだら疲れない？」
「疲れたら眠れるかもしれないから。」
「・・・・・。・・・わかった。」

楽しい記憶から思い出すのか
辛い記憶から思い出すのかｗ

エッチな記憶が先かｗｗｗ

>>334
わろすｗｗｗｗｗｗｗ

妻が広辞苑を持ってくるに４ペリカ

その後しばらく、何となく重苦しい沈黙。
僕はそれに耐えられなくて、
無駄だとわかっていながら問いかけました。

「昨日写真もらってから、
　頭の中にいろいろ細切れの映像みたいなのが浮かんでるんだけど・・・」
確かこれは、さっきも２人に告げたこと。
とにかく、何でもいいから沈黙を破りたかったのです。
けれどその一言をきっかけにして、
運命の歯車がついに回り始めました・・・。

ぐるぐる

昨夜から頭の中に浮かんでは消えている細切れの映像。
僕以外の第三者にその映像を見せる術がない以上、
それが本物の「記憶」なのか
僕の頭が作り出した「妄想」なのか
確かめようがないことはわかっていました。

けれどその時は、何となく沈黙してしまったのが嫌で、
何気なく話題にしてみただけのこと。
ところがそれが、結果的に僕の回復への大きな一歩になったのです。

>>339
ｷﾀｷﾀｷﾀｷﾀｷﾀーーーーー！

ついにきた

「どの場面も・・・写真の子たちと遊んでいるところなんだけど・・・」
僕はいくつかの場面を思い浮かべながら言いました。
どこか公園のようなところに３人でいる場面。
お姉ちゃんが弟の手を引いて僕の前を歩いている場面。
息子をベビーカーに乗せて、どこかを散歩している場面。
娘と一緒に何か買い物をしている場面・・・。

どれも具体的に場所を特定できたり、
時期を特定できたりするようなものが浮かんでいないので、
「妻」も「確かにそんなことはよくあった」としか言えずにいます。
そしてそれは、どんな親子にでもあるであろう、ありふれた日常。
だからこそ、それが「事実」なのか「妄想」なのか、
判別が付かないのです。

回復フラグは死亡フラグ

んじゃ、オレは、経本をもってきてタナカは終日写経するに賭ける！

ぬおおおおおおwktk！！！！
ついにきたか！！！！！

>>326
ふざけんな
１３時までに全部貼れ
もう書いてある奴コピペするだけだろ

>>341
　神　の　一　手　！

>>334
なにそれｗｗｗｗｗおもしろいなｗｗｗｗ

これで記憶取り戻した時に、妻とかが実は全くの他人だったりしたらかなり怖いよな

やっと追いついたｗ

「でも、それだけいろいろ浮かんできてるってすごいじゃん。」
「妻」がうれしそうに言いました。
「たった１枚写真見ただけでそれだけのことがイメージできるってことは、
　やっぱりどこかにそういう経験をした記憶があるからでしょう？」
「・・そうなのかな？」
「うん。だって、一度も子供と遊んだことがない人は、
　そんなこと想像もできないんじゃないの？」

確かにそうかもしれない。
でも残念ながら、僕の頭に浮かんでいる場面には、
まったく「実感」が伴っていないのです。
だから、「いわゆる仲のいい親子」というステレオタイプの幻想を
自分と写真の中の子供たちに置き換えているだけのような気がして、
僕は例の悪循環に陥っていたのでした。
しかも今日のお医者さんの話によれば、
そういう「ステレオタイプな親子像」のような「知識」的なものは、
実際に記憶として残っている様子。
ということは、やはりそれに写真の子供たちを合成して、
自分のいいように想像しているとしか思えなくなってしまうのです。
ほんと、この時の自分はネガティブだったよなぁ〜〜


！ ！！！！！！！！！！！！１

>>337
○○は友達の名字でこの辺じゃ珍しくて一発でわかった
うちのオカンなんか吹き出して入れ歯飛んだし

>>348
行数制限がある上に20秒に1回しか書き込めないから結構大変なんだぞ

そんな僕の頭が、突然あることに気づきました。

写真の中の僕の「娘」は長い髪にふわふわしたウェーブがかかっている。
昨夜から浮かんでいる映像のほとんどはその髪なんだけど、
中にいくつか、違う髪型をしているものがある。

もしかしたら−。

僕は昨日もらった写真を取り出して「妻」に訊ねました。
「僕の娘は・・・いつもこんな髪型？
　いつもはストレートでポニーテールにしてない？」

そして、タナカは思い出してしまったのだ、
深夜の会社でみた…、あの人の…、重大な…、秘密を…。

隠し子ｋｔｋｒ

>>357
記憶のカケラktkr

>>358
クリリンのことかあああああああああああああ!!!！！！！！！！！！！１１１１１

今追いついた・・・ここまでで既に泣きそう

>>357
妻は思った
「誰だ？その女？」

僕は自分の頭の中に浮かんでくる映像と、
写真の中の「娘」との、
ほんの些細な差異にようやく気づきました。

写真の中のこの子は、長い髪にふわふわとしたウェーブがかかっている。
けれど昨夜から浮かんでいる場面の中では、違う髪型をしているものがある。
自分の「娘」に対する情報がこの１枚の写真しかない現在の僕にとって、
「違う髪型でいる娘」こそ、本当に僕の記憶の中にいる「娘」かもしれない！

冷静に考えれば、娘の髪型や着ている服なんかも、
想像の産物と言えないことはないかもしれません。
特に長い髪をポニーテールにしてるなんて、よくある話だし。
けれどその時の僕にとっては、それが「最初の鍵」だったのです。

妻「よくぞ見破ったな！」

やはり引き金は子供か
子供作っておいて良かったな

>>356
今のVIPは１０秒規制だ

まとめサイト作ってほしいなぁ〜

よし、記憶喪失になった時の為に誰か俺と子供作ろうぜ

>>357
娘さんを僕にください。

さっさと貼れ

>>366
別の事態への引き金でもあったｗ

突然興奮して訊ねた僕に、一瞬とまどったような表情を見せた「妻」。
けれどその「質問の意味」を瞬時に理解したようで、
みるみる目を潤ませて言いました。

「そう。そうだよ。」
「妻」の瞳から、涙が溢れます。
「この子、学校にはいつもポニーテールで行ってるの。
　ポニーテールがこの子のトレードマークなんだよ。」

「・・・じゃあ・・・これは『ほんと』なんだ・・・。」
いくつもの場面の中のうちの、ほんのわずかな映像。
けれどそれは、きっと間違いなく僕と娘の大切な想い出のひとつ・・・。
僕の目から、涙が止めどなくこぼれてきました。
ぬぐってもぬぐっても止まらない涙。
いつの間にか、僕は写真を抱きしめて号泣していました。

とりあえずID:PNMab/kZ0は黙っといて下さい。

>>365
噴いたｗｗｗｗｗｗ

ＢＧＭ：可愛いベイビー

たったひとつでも、「僕自身の想い出」と呼べるものを見つけた。
救急車の中で目覚めた、
今の僕にとっての「始まりの瞬間」からずっとのしかかっていた
「不安」や「緊張」、「恐怖」、「絶望」・・・
そんな「負」の感情が、溢れる涙と一緒に流れ落ちていきます。


僕には大切な娘がいる。
僕には大切な息子がいる。
僕は２人のために、どんなことをしても帰らなくちゃいけない。
帰りたい。
早く子供たちのところへ帰りたい。

>>373
ここで感動させられるとは思ってなかった

レイドック王「気がついたとき　わしは……　わしは……　
　　　　　　　　魔王ムドーだったのじゃ！

ﾃﾞｯﾃﾞﾃﾞﾃﾞｰﾝ　　←ここの効果音にびびる

泣けてきぜ

連投するとバーボンハウスに送り込まれちゃうんだよ

それは、本当に心の底からわき上がってくる感情でした。
そこにはもう、自分自身を冷静に観察している自分もなく、
ただ泣き崩れるだけの僕がいるだけ。
そしてそんな僕の頭の中に、ものすごい勢いでわき上がってくる映像の断片。
それが「本物の記憶」なのか「偽りの妄想」なのか、
そんなことはどうでもよくなっていました。
僕には誰よりも大切な娘と息子がいる。
そのことだけは、間違いのない「真実」。
例え記憶がなくてもこれだけは自信を持って言える。

僕は子供たちを愛している！


僕たち家族の他には誰もいない病室に、
僕と「妻」の嗚咽が響いていました・・・。

>>379
あるあるｗｗｗｗｗｗ

妻「ま、嘘だけどｗ」

タナカ、がんばって！

>>379
ヒヘェ！って声出して笑っちまった

娘は思い出すけど息子は・・・

涙が涸れたんじゃないか？と思うくらい泣いて、
僕はようやく平静を取り戻しました。

たぶんその時の僕は、数分前までの僕とはすでに「別人」だったはず。
「記憶喪失」という現実に翻弄されて何がなんだかわからないままだった僕は、
もうそこにはいませんでした。
まだ娘と息子の名前は思い出せないけど、そんなことは関係ない。
僕にとってかけがえのない存在が、確かにある。
それを自分の心で感じることができただけで、十分でした。

全健忘〜
というとEVER17を思いだす

と、ここでネタばらし。
実はこの病院、ターゲット以外すべてが仕掛け人。

>>387
付いてるものなので無問題

たなかが・・大きく見えるッ！

そんな僕の様子を見て安心したように、「父」は一足先に病室を出ていきました。
まだ「父」という実感はないけれど、きっとあの人が僕の「父」なんだ。
そんな風に理解することで、僕は自分の心に折り合いを付けることができました。
子供たちのことが「わかった」のならば、
きっと家族のことも「わかる」はず。
焦ることはない。
さっきまで焦燥に駆られていた自分自身が嘘のように、
僕はそんなことを思っていました。

>>390
え、え〜〜ッ！！

>>391
ｵｹﾞﾌｨﾝな事をいうんじゃありません！

「妻」も安心したかのような表情で、僕の傍らに腰掛けています。
僕はそんな彼女に色々な質問をして、自分自身に関する情報を収集していました。

僕の名前。
生年月日。
住所に電話番号。
どんな仕事をしているのか、どんな毎日を送っていたのか。
僕はそれらの「情報」を元にして、「僕」という人間を組み立てていきます。

>>1の文才凄杉

父カッコいい

本当は、こういうことが「全生活史健忘」の患者にとって
いいことなのかどうかはわかりません。
むしろ、過度に与えられる自己情報は、
逆に人格の乖離を生むのかも？

実は実際、現在でも僕は「記憶を喪う以前の自分」と
「記憶を喪ってからの自分」が別人のような気がしています。
これから先これが統合される日が来るのか、
それとも自分の中でそれまでの自分自身を「他人」と思い続けるのか。
それはわかりませんが、とにかくこの時の僕は
「自分に関する情報ならどんな些細なものでも欲しい」
という状況だったので、
こうして「妻」に色々な質問を投げかけ続けていました。

−そんな時でした。

「ポニーテールは息子の方…」

>>400
僕の息子は馬並ですってやかましいわｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

ここでネタばらし！？

自分でもどこからどう閃いたのか、今もってわかりません。
まさに「天から降ってきた」としか言いようがない感じ。
前後の会話との脈絡も何もなく、突然頭に浮かんだ「名前」。

「サエ。」

僕の突然の呼びかけを、「妻」は理解できなかったようです。
「？」
「サエ。」
僕はもう一度呼びかけました。
「・・・はい。」
涙を浮かべて手を挙げる「妻」。
またひとつ、僕は大切なものを思い出しました・・・。

自分が知ってる自分と他人が知ってる自分って違うよね

サエコが妻だってー！！！！！

>>399
やっぱ俺記憶喪失だわ

全オレが泣いた

サザエｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>400
噴いたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ




ちょっと泣きそう

>>403
冴えてるなタナカ！

「サザエ。」

僕の突然の呼びかけを、「妻」は理解できなかったようです。
「？」
「サザエ。」
僕はもう一度呼びかけました。
「・・・はい。」

サエーーーーーーーーーーー！！！
･ﾟ･(ノД`）･ﾟ・

追いつけない

>>403
あぶねー！！
タナカ、おまえ無茶するな。

別の女の名前だったらどうしてたんだよ！

式乙

>>403
ちょっとまってくれよｗｗｗｗｗｗ卑怯だぜその持っていき方はｗｗｗ

上手過ぎｗｗｗｗｗｗｗ

サザエｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

まさか・・・一色サエ・・・！？

マスオーーーーーーーーーーーーーー！１

本当にこんな良スレは久々だ

>>1の文才に嫉妬

>>411
俺の涙を返せ

子供って
タラちゃんwwwwwwww

サエ（仮名）ですからｗ馬鹿にしない！

アナゴさんは思い出したのかね？

>>411
どんべぇ噴いたｗ

>>420
禿ドゥー

「サエ・・・やらないか？」

転落から３日後、ついに僕は「自分の娘と息子」と「妻の名前」を思い出しました。
子供たちの時は「名前なんか意味はない」と思っていたのに、
妻のことは「名前」を思い出したことで、
自分の中で「実感を伴う記憶」になった。
このあたり、やはり
「一口に記憶と言っても色々な分類がある」
ということなのでしようか。

その日の夕食、僕は入院して初めてきちんと食事を摂ることができました。
その日のお昼まで食欲はないし食べ物を見ても気分が悪くなるだけだったんだけど、
この日からきちんと食べられるように。

もう妻にカギカッコをつける必要はなくなるね！

なけるじゃねーか

記憶喪失(仮名)

>>431
名前かよwww

やはり 「ケガだけでも早く治して子供たちのところに帰りたい」
という明確な目標ができたからでしょうか。
相変わらず持て余すほどの「時間」は「苦痛」でしたが、
前の日までのそれと並べてみれば、本当に比較になりません。
そしてその夜。

これですっきり眠れれば本当に「よかったよかった」なんだけど、 やはりこの夜も眠れない。
睡眠薬ももらってしっかり服んでいるにもかかわらず、
睡魔はいっこうに僕のもとを訪れてはくれません。

もちろんまだ自分の神経が高ぶっているのもあったでしょう。
それまではあまり気にならなかったんだけど、
その日はなぜか同室の人の気配が気になったりもして、
「何だ、このプレッシャーは？」 みたいな感覚を感じていました。
もちろんその時はこの名セリフも忘れてたんですけど。

つーか実名出すなよw

記憶喪夫(仮名

>>432
IDが便所

夕食も朝食も食べちゃいました
看護婦さんまで食べちゃいますたｗ

>>434
名前は全て仮名です。

>>436
ホントだwwwww

喪失男〜タナカ（仮名）の小さな物語〜

それでなくとも、この救急病棟は２４時間落ち着くことがない場所で、
その夜も急患の人は運ばれて来たし、
手当の甲斐なくお亡くなりになる方もいらっしゃいました。

亡くなったのは、僕の病室の向かいの個室に入院していたと思われる方。
夜半前から慌ただしく親族らしき人たちが詰めかけてきてるのには気づいてたんで、
「そうなのかな？」とうすうす感じてはいました。

そして、夜半過ぎ。
僕は眠れないままに、また点滴が落ちる様子を眺めていました。
さすがにこういう時は各病室のドアは閉められていて、
向かいの個室の様子はうかがえません。

ところが・・・。

たなかはガンオタｗｗ

>>439
water closet乙ｗｗｗ

>>433
ハマーンかｗ

ここでクイズ、タナカが思い出した名ぜりふとは？

タナカはニュータイプか！？

突然、僕は頭の中に紫色の光を感じました。

視覚として感じたわけでも、イメージとして想起したわけでもない。
何とも説明しようがないのですが、 とにかく突然頭の中が紫色に光ったのです。
その瞬間、僕は向かいの部屋の方が亡くなったのだということが「わかり」ました。
これもなぜわかったのかはわからない。
ただとにかく、「わかった」のです。

程なくして、押し殺したような忍び泣きの声や、
低い慰めの声が廊下から聞こえました。
しばらくして、今度はパイプ椅子を片づけるような音や、
ストレッチャーが運ばれていく音。

人間の一生の終わりというのは、こんなにもあっけなく淡々としたものなのか。
僕は不思議な感慨を禁じ得ませんでした・・・。

なんかこのスレだけ文字太くなったんだけど…

>向かいの個室の様子はうかがえません。

>ところが・・・。


続きが見たくなるぅうううう

「マチルダさああああああああああん！」

デレレレレッデレレレレッーデレレレレッレッデレレレレー

　　　　　　　　　　　　　ゴーンゴーンゴーンゴーン

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―世にも奇妙な物語　完―

ホラーな展開になるのかとおもた

知らないのでぐぐってみたらガンダムなのね
ttp://aeu.jp/gts/general/lesson011/part001.html

>>447
海の上で「アムロだと！？」って言っちゃう側の人間だな

これはもうニュータイプかも分からんね

忘れた名前思い出した時のあの感覚なんだろうな

タナカ「ポケモン151匹捕まえたかな？」

>>445
ﾋﾟｺｰﾝ

越後製菓！！！！！！

>>447
側に立つものという意味で、スタンドと名付けよう。

>>403
感動のシーンをイラストで再現してみた
ttp://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp4255.jpg

何でこのようなお話をしたかというと、
実は僕は幼い頃から霊感の強い子だったそうです。
それは３０代後半、４０代を目前にした現在でも変わらず、
記憶を喪う前は「自分の体験談をベースにした怪談サイト」など開設して、
それなりにたくさんの方に見ていただいていました。

でも、この夜の時点では、自分がそんな体質だということは知らなかったわけで、
にもかかわらず「あんな体験」を特に違和感もなく受け容れていたということは、
やはり無意識下での記憶の回復がすでに始まっていたということだったのかもしれません。

>>453
IDがモビルスーツ

>>458
声だしてﾜﾛﾀwwwww

キモいほどかしこまってガチガチな文章

>>460
お前だけは許せねぇｗｗｗｗｗ

>>461
お前は鍛えれば霊力を武器に変えれるかもしれないね

>>445
は！か！た！の！・・・・・？？

>>464
毎晩コツコツ書き溜めてた文章なので読み難かったらすみません・・

>>467
押尾学

>>461
初日の夜中に現れた爺さんが気になり始めてますｗ

>>460
絶妙にむかつくｗｗｗ

そして翌日。
その日は前日言われたとおり、精神科の診察を受けることになっていました。

朝食もきちんと食べれて、看護婦さんに「食べれるようになったからもういいそうですよ」と、
ようやく左手の点滴を外してもらって、何となく「自由」な気分。

まだ体のあちこちは痛いながらも、やっと自分でトイレに行く許可ももらえて、
昨日までとはうってかわって、清々しい気分を感じていました。

ここにきて新たな展開で、シチュエーションが複雑化してるぜ。

霊感とか出てきちゃったよ・・・
急に作り話っぽく思えてきた

追いついた。
良スレだね。
一つ聞きたいんだけど、意識を取り戻したとき自分の大体の年齢ってわかるの？
小学生だとか、大学生だとか、社会人だとか。。。
もし分からなかった場合、家族、とりわけ奥さんがいると最初に聞いたとき
どのような心境だったかもう少し書いてみて欲しい。
独身の自分としては、急に家族がいるといわれたらショックが大きいような気がして・・・
落ち着いてからでいいので。

「今日受診していただく精神科の問診票です。」
看護婦さんが、一枚の紙とボールペンを持ってやってきました。
「書ける範囲でかまいませんから、受診の時間までに書いておいてください。」

もちろん「時間」を持て余している僕ですから、
「何かやれ」と言われればすぐにやる。
痛む手に何とかボールペンを握って、
早速問診票の記入にかかりました。


ところがところが・・・・。

爺「ワシの記憶は108まであるぞ」

あ、歯が折れた

そうか、体験談とかで文才を得たのか。この人。

時間が、時間がぁ〜

なぜ自分の顔を見た時の描写が全くないのか

キリのいい所まで貼っておくれ・・・

ところが！？


ｗｋｔｋ

>>479
超絶納得。
言われてみればこれも体験談なわけだしな。

>>477
波動球ｗｗｗｗ

今日のタナカの午後の予定はキャンセルだ。

>>473
>>474
霊感部分については理解しがたい面もあると思いますので
読み飛ばしていただいても大丈夫ですよｗ

>>475
自分の年齢は大体ですが把握できてました。

そっれっだっけっなっらっばっまっだっいっいっがっっっ！！

>>479
なるほど納得

>>487
いいから早くしろｗ

といった所で笑点お開き
また来週お会いいたしましょう

>>1
そろそろ1時だけど

ところガガガ！ガガガ！ガオガイガー！！

まず、自分の名前。
これは「タナカ（仮名）」だということはすでに認識していたので、
ベッド脇のネームプレートを見ながら記入します。
が、それから後、僕は文字通り固まってしまいました。

問診票はシンプルなＱ＆Ａ方式になっていて、
質問の答えを回答欄に書くだけの単純なもの。
Ａ４表裏の、ごく簡単なものでした。

ただ、僕にはそれが記入できない。
質問の意味は理解できるし、
それに対する回答を頭の中できちんと文章化することもできます。
けれど、いざそれを用紙に書こうとすると・・・・

>>492
しーっ！
言わなければ最後まで張ってくれたものを…

漢字が書けない。

これには参りました。
言葉は出てくるんだけど、漢字が書けない。
ひらがな・カタカナはすらすら書けるし、
漢字を読むことも意味を理解することもできるのですが、
とにかく一文字も書くことができないのです。

昨日のお医者さんの説明では、
「自分に関することだけがわからない」
って言ってたのに・・・。

僕は仕方なく、最初に「漢字が書けません」と素直に書いてから、
すべてひらがなで問診票を記入しました。

文字か！

書きためたものをzipにしてうｐ汁！

>>493
ススス！ススス！スーイギントー！

マジか！！！！！！

新展開wktk

抽象化能力が…！！

>>498がいいこと言った！

>>496
「漢字が書けません」って漢字書いてるｗｗｗ

Ｑ貴方の好きな体位は？

>>498
もうそれでいいよ
ずっとスレに張り付いてるほど暇じゃないんで

この動画の奴に負けるな！
http://www.youtube.com/watch?v=bNF_P281Uu4&eurl=

全国のVIPPERで、地元を代表する場所の前でブーンした動画を作ろうぜ！

まとめサイト
http://www25.atwiki.jp/zenkokuboon/

そろそろ1時ですね・・僕の携帯が鳴ったらすぐに出ますので
>>326よろしくお願いします。本当に中途半端でごめんなさい

それではできるだけニュースです

>>504

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

>>496
もちろん薄々感じてたんだろ？

>>503
txtでいいだろｗ


ブログにうｐしていいかな？

追いついたと思ったらもうおわりかｗｗ

せっかく子供のことや妻の名前を思い出してほっとしたのも束の間。
何と僕は、漢字が書けなくなっていました。

何だそんなこと、と思う事なかれ。
普通に日常生活を送る上で、
「漢字を書く」機会っていうのはけっこう多いんです。
しかも、そういう場面に限って
「漢字が書けない」というのが致命的になりかねないケースが多い。
仕事上はもちろんのこと、私生活においてもけっこう困ることでした。

とりあえずその日は、僕の現状がわかった上で、
それを診察しようとしているお医者さんが読む問診票。
「漢字が書けない」というありのままも、
ある意味ひとつの症状ですから、
それはそれで問題はありませんでした。

>>508
把握した！

その日は妻（もう自分の中で「」は不要になってる）は、
「これ以上続けては休めない」ということで仕事に行っていて、
診察に付き添ってくれるのは「母」の予定。
妻や子供たちと違って、「父」と「母」はまだ「」付きの存在です。

その「母」が病室に連れてきたのは、３０前後くらいの女性。
当然僕は誰だかわからないんだけど、
彼女は僕の「妹」なのだそうです。

４月に実家を建て替えて、現在僕の「家族」は、
両親と僕たち夫婦、娘と息子、そして僕の妹。
計７人の大家族だったということをこの時初めて聞いたのですが、
やはり「家」のことはまだ何も思い出せません。

あたしも漢字よめるけど書けない！ヤバｯ

てかさ、記憶喪失ってもし思い出さないままなら死ぬのと変わんないよね

そんなこんなで、初めて会う「妹」も同席して、精神科での問診。
まず「母」と「妹」が先に呼ばれて、
事前に僕が記憶を喪う前の状況を説明することに。
その後に僕が入って、現在の状況をできる限り詳しく、
順序立てて説明しました。
そんな僕の言葉を、時折メモを取ったりしながら
熱心に聞いている精神科のお医者さん。
僕の隣の椅子に控えている「母」と「妹」は、
僕の現状を改めて知って涙ぐんだりしています。

「よくわかりました。」
お医者さんが言いました。
「タナカ（仮名）さんは、外科の治療が終わればすぐ退院してもけっこうです。」

漢字の存在はわかってたんだな
漢字テストで頭まっしろって状態か

>>517
元の、キオクを失う前の、「俺だったヤツ」は死ぬことになるね

漢字が書けないってか>>1が漢字に疎かっただけじゃね？

「は？」
予想外の言葉に一瞬口を開ける僕。
「・・家に帰っても・・いいんですか？」

「今のお話と問診票に書かれている文章を拝見したところ、
　タナカ（仮名）さんは言葉を理解する能力、言葉を構築する能力、
　論理的に思考する能力、新規に記憶しそれを再構成する能力、
　どれをとっても日常生活には支障ありません。」
「でも・・・記憶が・・・」
「これはあくまで一般論ですが・・・」

そう前置きして説明されたのは、
前日脳外科のお医者さんから聞いたことと同じような内容。
「全生活史健忘」とはどういう症状かということを改めて説明してもらって、
「母」と「妹」も納得した様子です。

>>517
生まれ変わるからな

http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1168660448/l50

ロシアのレイシスト(人種差別主義者)によるアジア人(日本人もいます)への集団リンチ映像です。
その手口は卑劣極まりなく、手を上げて降参しているにも関わらず、平気で顔を蹴ったり殴ったりしています。
中には、10人以上でリンチしているのもあります。街中で会っただけでですよ？
しかも、ロシア内の半数以上の人々はこの行為に賛成しており、レイシスト達は裁判沙汰になっても無罪釈放がほとんどです。

>>521
怪談サイトが誤字ばっかりだったらすごい嫌なんだがｗ

「タナカ（仮名）さんの場合は、脳に内的外的含めて異常が見られなかったので、
　私の方へ来られたのだと思います。」
お医者さんが言いました。
「それはあくまで、記憶を無くす原因が外傷、
　あるいは脳内の疾患ではないため、心因性によるものではないかと
　推測されたからなんです。」
「心因性・・・ですか？」

退院ktkr

>>521
タナカ馬鹿説ｗｗｗ

「人間の脳というものは、極度のストレスや強い心理的ショック、
　そういうものから自分を守るために記憶を遮断してしまうことがあるんです。
　いわば、脳の自己防衛本能に基づく行為のようなものですね。」
「・・・・・。」
「ご家族にお話を伺ったところ、
　タナカ（仮名）さんの場合はそういうストレス的なものは特にないようですので、
やはり階段から転落されたショックによる全生活史健忘ということのようです。」

「母」と「妹」がどんな話をしたのかわからないけれど、
とにかく僕は記憶を無くすほどのストレスは抱えていなかったようで、
やはり「階段から落ちた拍子に記憶喪失になった」というのが僕に下された診断でした。

「こういうケースの場合、原因を突き止めることにはあまり意味はありません。」
精神科のお医者さんが言いました。
「もちろん極度のストレスが原因であればそれを取り除く必要はありますが、
　そのためには患者さんがそのストレスと再度対峙する必要があります。」

説明はまだ続いています。
僕はその「患者さん」を自分の身に置き換えて話を聞いていました。
自ら記憶を閉ざしてしまうほどのストレスって、どんなものなんだろう？
僕はわからないなりに、漠然とした「恐怖」を感じていました。

犯人はタナカ

「例えばそれが可能になるように
　時間をかけてストレス自体と向き合うための
　治療を続けたりするわけですが、
　そうして原因と向き合ったからと言って
　記憶がすべて戻るわけではないんです。」
「・・・・・。」
「逆に原因を特定しなくても、
　記憶を取り戻すための治療をすることはできます。」
「・・・・・。」
「タナカ（仮名）さんがあくまで
　『自分はなぜ記憶を喪ったのか知りたい！』
　とおっしゃるのなら別ですが、 私は今の状況・・・
　お子さんと奥様のことを思い出されたということですが・・・
　それからすれば、原因の究明よりも記憶の回復に重点をおいた方が
　いいように思います。」

>>525
変換機能があるからそれは大丈夫じゃね？

こういうわけで、僕はケガが回復し次第退院、
自宅療養することになりました。
一応ケガは「全治１ヶ月」とはなっていたけど、
「全治」は「全治」であって、
実際は１ヶ月も入院しておく必要はない。
なんだかうやむやのまま救急病棟に居座っている僕ですから、
ともかく早く退院できるに越したことはありません。


実はこの時「知った」のですが、僕は数年前に鬱症状で苦しんでいたことがあって、
その時通院していたメンタルクリニックが自宅のすぐ近所にあるとのこと。
「それでは」ということでお医者さんがそのメンタルクリニックの院長宛に、
僕の症状を記した紹介状（？）を書いてくれて、
退院後はその病院へ通院する手筈まで整いました。

俺も精神科医と同意見だぜ

>>533
何択クイズだよｗ

>>533
漢字が書けないって事がどの程度のレベルによるかだな。
変換の候補一覧を見てもどの漢字が正しいのか分からないレベルだったら意味ﾅｽ

今回の「全生活史健忘」とその「数年前の鬱症状」に関連があるのでは？
などと思った僕ですが、どうやらそれは僕の思い過ごしらしい。
投薬は続けてたけど鬱病自体は治ってたみたいだし、
実際その紹介状（？）持ってメンタルクリニックを訊ねた時は、
僕の主治医だったお医者さんはびっくりして言葉がないくらいでした。

それからしばらくの間は、劇的に記憶が回復することもなく、
僕も何とか入院生活に慣れて、食事や睡眠も−十分ではないにせよ−
取れるようになりました。
相変わらず「思い出そう」とすると、頭が袋小路の堂々巡りを始めてしまうんで、
逆に「退院したら子供たちとこんなことして遊ぼう」なんて想像して楽しむことに。
これがかなりよかったようで、記憶は甦りはしないけれど、
僕の精神は確実に快方へと向かい始めました。

俺は事故で「新規に記憶しそれを再構成する能力、」が一時的に欠落したことがある
もう10年前くらいだけど

>>537
普通に新聞の文字読めてんだから分かるだろ

>>533
>>537の言う通り、言いたかったのはそういうこった

主治医「え〜とこの病院は初めて？」

「苦痛」と感じるほど持て余していた時間も、
持ってきてもらった本を貪り読むことで何とか解消。

ちなみに最初に妻が持ってきてくれたのは

「別冊宝島・僕たちの好きなガンダムＤＸ」と
「同・僕たちの好きなＺガンダムＤＸ」ｗ

「パパはガンダム大好きだから。」ということで娘が選んでくれたらしいのですが、
確かにとても楽しめました。

やっぱガンダムｗｗｗｗｗ

この時わかったのは、やはり「知識」として蓄えていた記憶と
「体験」として蓄えていた記憶は違うんだな〜ということ。
まったくわからないはずの「ガンダム」や「Ｚ」の世界観が、
意外なほどすんなり頭に入るし、
キャラクターの名前やＭＳの名前、
忘れちゃいけない名セリフなんかが簡単に覚えられるんです。

だからたぶんこういうものは、表面には出てこないけど、
きちんと記憶としてストックされているのだろうということ。
やはり「一口に記憶と言っても色々な分類ができる」もんなんだな〜と、
ガンダム本見ながら実感した僕でした。

ガンダムｗｗ

>>544
ガンヲタｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

忘れちゃいけない名セリフwwwww

ガンダムktkr

忘れちゃいけない名セリフｗｗｗｗｗｗｗ

ガンダムで教えられてる件。

>>540
短期記憶障害？

そしていよいよ、待ちに待った退院の日がやってきました。
もうすぐ家に帰れる。
もうすぐ子供たちに会える。
そう思うと、その日は朝から居ても立ってもいられませんでした。

まだ自分の「記憶」として実感があるのは、子供たちと妻のことだけ。
「父」や「母」や「妹」は、
正直なところ「家族」と言ってもまだしっくり来ていません。
こんなことで、これから毎日一緒に暮らしていけるのかな？
確かにそんな不安がよぎったりもしますが、
それは「僕から見た家族」だからであって、
「父母」や「妹」からしてみれば
当たり前のように３０数年間を過ごしてきた「息子」であり「兄」。
言われてみればそんな当たり前のことを、妻に言われるまでわからなかった僕は、
やはりかなり「入院ボケ」しているようです。

おい！もう一回ガンダム楽しめるじゃねえか！！

タナカ「ザクのエネルギーゲインの５倍ある！」

>>555
！！！！！！！！！！！！！！！！！１１１１１１１１１

「父」の運転する車に乗って、僕は病院を出ました。
思えば救急車の中で目覚めてから今まで、
僕の「人生」のすべてを過ごしたのがこの病院。
それ以前のことがまだほとんど思い出せていない僕にとっては、
病院の外はすでに「未知の世界」なのです。

車が走り出してすぐ、僕はあることに気が付きました。
交差点の信号、道のあちこちに立っている交通標識・・・
どれもちゃんと「意味」がわかるのです。
そして、リアシートから見る「父」の車の運転席。
ハンドルやシフトレバーはもちろん、
各種メーター類やエアコン、オーディオの操作パネルまで。
その意味や使い方を、僕はちゃんと「知って」いました。

>>540
メメントか

>>555
これは新しい発見ｗ

>>555
天才

で、田中って誰？

それまで「病院」という閉鎖空間の中にいて、
限られた情報にしか接していなかった僕。
その中で、頭の中だけで、「思い出せない思い出せない」と足掻いていました。
けれどこうして病院を１歩出てみれば・・・。
ほんの数百メートル車で走っただけで、
実は自分が色々なことを「知っていた」ことを「知った」のです。

これはある意味感動の連続でした。
病院を出てから自宅へ着くまでの短い時間。
その間に、僕は急速に「日常生活に必要な基本的知識」を取り戻していました・・・。

ところで鏡は見れたのか？

今更ながら祈ってみる。

>>1の携帯が鳴りませんように…。

>>553
YES
事故の状況どころか数分前のことすら覚えられない
一日の間に同じ質問を数十回してたらしいｗ

>>555
サトウ（仮名）現る

医者「ガンダムの記憶だけを取り除ければ・・・もう一度ガンダムを一から楽しむことは可能です。」

信号の意味がわかる、標識の意味がわかる。
看板に書かれた文字が理解できる、何を取り扱っているお店なのかわかる。
病院から自宅までどのくらいの時間がかかったのかわかりませんが、
決して長くはないその時間の間に、僕はいろいろな「知識」を取り戻しました。

いや、「取り戻す」というのは正確ではないように思います。

たぶんこういう「記憶」は、病院に運ばれた時からずっと残っていたもの。
ただ「病院」という閉鎖空間で過ごしていたがために、
意識の表層に浮かぶ機会がなかっただけのこと。

「そのものを目にすれば思い出せることがかなりあると思いますよ。」

精神科のお医者さんが言った言葉が、今、現実となって目の前に展開しています。

鏡見ながら「お前は誰だ？」って1日10回繰り返してみ？

「ここがあなたの家よ。」

車が止まって、妻が言いました。

自分の家。
ある種の感慨はこみ上げてきますが、やはり実感はわきません。
ここまでの道中、看板や標識にはあれほど反応した僕の脳味噌。
それなのに、自分の家にはまったく何のリアクションも示してくれませんでした。

玄関をくぐって、中に入る。
妻に連れられてリビングへ。
その時初めて、僕の頭の中で何かが反応しました。

今北産業

>>572
俺
今から
2ch直す

>>567
誰がサトウだｗｗｗ俺はエンドウじゃｗｗｗｗ

７人家族用の、大きなダイニングテーブル。
僕は迷うことなく、自分の席に着きます。
「ここがいつも僕が座ってたところだよね？」
妻に同意を求めると、彼女は笑顔でうなずいてくれました。

ここが、自分の場所。
ずっと帰ってきたかった、自分の本当の場所。
病院を出る前から「ぜったい泣かない」と決意していたので、
こみ上げた涙をぐっと堪えます。

「・・・パパ。」
そんな僕の背後で、そんな声が聞こえました。
「・・・おかえりなさい。」

−この声！

>>571
ガンプラがお出迎えktkr

>>574
ザナドゥ乙

>>570
統合失調症くさいぞ

なんという事でしょう
わずか９坪しかなかったはずの我が家にこんな広々とした空間が

この声・・・奴か！！！

とぅまんね

視神経を弄ることによって、50畳のヌーディストビー(ry

>>579
田中「こ・・・これが匠の業・・・・」

>>578
精神分裂病って言えよｗ

http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1168660448/l50

ロシアのレイシスト(人種差別主義者)によるアジア人(日本人もいます)への集団リンチ映像です。
その手口は卑劣極まりなく、手を上げて降参しているにも関わらず、平気で顔を蹴ったり殴ったりしています。
中には、10人以上でリンチしているのもあります。街中で会っただけでですよ？
しかも、ロシア内の半数以上の人々はこの行為に賛成しており、レイシスト達は裁判沙汰になっても無罪釈放がほとんどです。

>>575
ｋｔｋｒ

>>575
ララァか！？

>>579
ﾜﾛﾀｗｗｗ

その瞬間、涙が堰を切ったように溢れました。
「・・・ただいま。」
娘を力一杯抱きしめる僕。
今日もやっぱり、彼女は長い髪をポニーテールにしています。 この子がいたから。
あの自殺さえ考えた絶望と苦痛の渕にいた僕にとって、
あの一片の記憶がどれだけの救いになったことか。
小学２年生の娘が僕の病状をどれだけ理解していたのかわかりませんが、
僕は間違いなくこの子の存在によって救われたのです。

話したいことは山ほどある。
けれど今はもう、胸がいっぱいで言葉になりません。

ありがとう。
きみが・・・きみと弟がいてくれたおかげで、 パパは帰って来れたよ。
ほんとうに、ありがとう。

>>566
すげー
メメントだな
やっぱメモ取りまくったの？

>>574
タナカ　エンドウ OUTー

息子のことも思い出してやって！

>>579
噴いたｗｗｗｗ

>>590
ミスチルの花？

娘溺愛してたんだなww
息子を思い出したエピソードがないwww

息子は？ｗｗｗｗ

>>591
ショウヘイヘーイｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>590
メメタアって何？

ちょっと違うけど、DQ6の合体後の主人公がレイドック城で王子の記憶を拾い集める場面を彷彿とさせるぜ・・・

僕が娘と感激の対面を果たしていた頃、
息子はベッドで眠っていました。
まだ２歳にならない彼は、父の病気のことなど知るよしもなし。
けれど僕が不在の間はひどく寂しがっていてくれたようで、
目を覚ました時はやはり涙涙の再会でした。

正直なところ、「父母」や「妹」に対して抱いていたのと違う意味で、
僕は子供たちとの再会に不安を感じていました。
まだ２歳にもならない息子が、僕を覚えていてくれるかという不安。
小学２年生の娘が、「父親が記憶喪失」という現実を受け容れられるかという不安。

>>579
ﾜﾛﾀwwwww

息子はまだちいさすぎるだろ。
赤ん坊でしかない。

>>602
それは俺に対する嫌味かね？

・・・・・。

幸いなことに、どちらの不安も僕の杞憂に終わりました。
息子は何事もなかったかのように僕にまとわりついてくれるし、
娘は 「階段から落ちてからのパパの方が優しくていい」
などと言ってくれます。（笑）

妻も 「想い出なんてまたたくさん作れるんだから、思い出せなくてもいいよ。」
と言ってくれるし、
父母や妹も
「子供たちのことがわかってるんだったらそれで十分。」
と言ってくれます。

そして僕は、そんな暖かい家族に囲まれて、
現在も順調に回復しています・・・。

wktk

>>602-603
ｸｿﾜﾛﾀｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>603
まさしく

>>591
ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>584
言うなｗｗ

え？終わり？

>>591
>>602-603
噴いたwwwwwwwwwwww

え？？じゃあ記憶はまだ完全に戻ってないの？

と、言いたいところなんだけど、実はちょっと違うんですｗ

家族と毎日楽しく過ごしているのは事実。
父母や妹含めて、たぶん記憶を喪う前よりもずっと仲良く過ごせています。
記憶の方もある程度順調に回復。
「自分のこと」についても、もうかなり「わかる」ようになりました。



ただ・・・・・。

書籍化したらタイトルは「記憶喪失の父」と「劇的！転落アフター」どっちがいいかな

もうちょっとだけ続くんじゃ

漢字は思い出せたんだな

もうちょっとだけ続くのじゃ

>>594
ミスチルの花？
なにそれ？

>>614
「劇的！転落アフター」ﾜﾛﾀｗｗｗ

その「回復した記憶」は、どれも実感のないものばかり。
家族から
「この時こんなことがあった」
「いくつの時にこんなことをした」
なんて情報を聞いても、
それを「過去の事実」として認識するだけで、
「自分の記憶」とはどうしても思えない。
現在も着々と回復している記憶は、
すべて「僕ではない誰か」、
あるいは、「階段から落ちる前の僕の記憶」
という印象しか持てないのです。

妻との性生活が残ってるわけですね

ただ…。

同居人が増えてしまったのです。
深夜の病院でみたおじいさんの霊が憑いてきてしまった。

>>614
オチが弱いから書籍化はねーよｗ

>>615
おまえその前振り、前より長く続くフラグじゃねーかよ・・・

もう少しわかりやすく書くと・・・

最初に救急車で目覚めた時以降の記憶は、
きちんと「僕」の視点から見た一人称映画になっていて、
エピソードも時系列に沿ってきちんと編集されている感じ。
けれどそれ以前の「記憶」は、どれも細切れの断片的なもの。
映画の１カットずつがバラバラになっているような感じで、
それが時系列関係なく乱雑に散らかっている。
そして、「僕」はその１カット１カットを
必要に応じて取り上げたり放り出したりしている。

うーむ、やっぱわかりにくいな。

堕落の階段〜昼下がりのタナカ〜

>>1に質問
一人称とか、口調とかは変わったの？

>>613
夢なんですって？

タナカの息子はまだちいさすぎるだろ。
赤ん坊でしかない。

結局なんで階段に倒れてたかもわからないの？

>>590
俺はメモ取ってないけど、妹が質問の内容と答えをメモってた。
正直、自分が記憶で着てないことも認識できてないから自分ではメモを取ればいいことに気づけない

>>625
分かりやスイスイ

>>627
穏やかになったそうですｗ

>>625
けっこー分かりやすいと思う

時間のつながりが把握できないわけね

タナカ・サトウストーリー〜陰謀の越後製菓〜

要するに、「現在の自分」と「落ちる前の自分」はまったく別人のような気がして、
「落ちる前の記憶」はまったく連続性がない上に
「現在の僕」とは違う「僕」のもののような気がするのです。
確かにそれは自分が体験した出来事なんだけど、
同時にそれは現在の自分自身の体験という実感が持てない。

・・・・・。

ますますわかりにくくなってきた・・・。

とりあえず、そういうことですｗ

>>625
結構分かりやすいよ

未だ全部思い出せてないのに、結構ポジティブなんだな。

自分の記憶に無い話だから共感できないため
思い出話も他人の体験談にしか感じられないんだろうな

>>637
なかなかわかりやすいぞ

>>625
つまり>>1をキョンだとすると、「サムデイインザレイン」が階段以前の記憶で、
それ以外が以降の記憶ってことだな？

転落後は自分の記憶なんだけど
転落前は「そういう記憶があったことを知っている」だけってことか

>>637
いやわかりやすかったよ
てゆーか今からどれくらい前の話なんだ？

ちょっと別の話題へ。
記憶を喪う前の僕は、大のクルマ好きでした。

退院してくる道すがら「信号」や「交通標識」の意味が
ちゃんと理解できることを知った僕。
この時は「自分がクルマ好き」という感覚は全くなかったんだけど、
息子の保育園の送迎やその他諸々の用事を済ますためにも、
車の運転ができるようになるのは、ある意味急務（？）でした。

というわけで、退院後しばらくして、体の方も落ち着いてきた頃。
僕は「初めて」自分の愛車の運転席に座りました。

そろそろ記憶消失後の初ｾｸﾛｽについて聞きたいんだが

仕事どうしてんの？

で、初めてのSEXに対する感動を噛み締める田中のエピソードを
チンポ握り締めながら待っているわけですが

落ちる前の自分と落ちた後の自分を合体させればパワーアップするんじゃね？

記憶喪失は免許剥奪とかないのか？

>>637
あれか
あくまで「昔の自分」は「今の自分」を認識する為の断片的な道具であって
「昔の自分」から「今の自分」が構築されている訳ではないと

そういうことか？

クルマの中で「シャアか！！」とかやってたタナカ

実は退院直後から自宅の駐車場に停まってる鮮やかなブルーの愛車を見て
「カッコいいクルマ乗ってたんだな〜」
などと１人悦に入っていたりした僕。
自分の愛車を見て「カッコいいな〜〜」と思えるということは、
それだけで十分おめでたい幸せなことだと思います。

というわけで、自分の愛車の運転席に腰掛けて、
ハンドルを握ってみた僕。
その瞬間、何とも言えないフィット感のようなものを感じました。
例えて言えば、着慣らしたジャケットの袖に手を通した時のような、
何とも言えない心地よさ。
キーをひねってエンジンをかけると、
これまた何とも心地いい振動が伝わってきます。
これはまぎれもなく、僕の乗り慣れた愛車。
そんな「記憶」が心をよぎりました。

>>652
若井ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>631
なるほど
放っときゃ無限ループか…
治ったんだよね？良かったな

>>645
愛車は連邦の白い奴？

>>652
車は通常の三倍のスピードが出るｗｗｗ

>>646
>>648
俺が割り込んだせいで結婚できなかったな
すまない

>>625
さっさとピースはめろ

念のため助手席に乗ってもらっていた「父」によれば、
このクルマはもう５年も乗っていて、
本当に自分の手足のように扱い慣れていたとのこと。

確かにこうして運転席に座っているだけで、
車両感覚というか、ボディの隅から隅までのサイズ感とか、
ボンネットの下に収まっているエンジンの回転感なんかまでわかるような気がします。

とりあえず近所をちょっと走ってみよう。
というわけで、愛車を動かし始めた僕。
するとどうでしょう。
今まで「わからない」と思っていた道が、
自然と頭の中に浮かんでくるのです！

「殺しなくなんか無いのにー！！！」とか言いながら事故を起こしそう

>>653　夜の生活のことか！

もしやサエを愛車と例えてる！？

この道をまっすぐ行くと、いつも通勤していた道。
こちらに行けば、息子の保育園。
ここを曲がれば、いつも行ってた本屋への道・・・。

家の周りを散歩してみてもなかなか思い出せなかった道が、
車に乗ってみるとみるみる思い出せる。
これはなかなか不思議な感覚でした。
もちろん運転には何の支障もなし。
無意識のうちに自分の車の「クセ」までも感覚として理解しているんだから、
我ながら大したもんですｗ




そのうちに、ふと「ある場面」が頭に甦りました。

車のおかげで完全復活？

食べ物の嗜好とか癖は変わらないのかお？(^ω^)

>>660
まぁなんということでしょうー

本当にビフォーアフターのような文体になってきた件について

>>663
>>663
>>663

>>653
なに乗ってたん？

>>667
ﾜﾛﾀｗｗｗ

>>663
＞その瞬間、何とも言えないフィット感のようなものを感じました。
＞例えて言えば、着慣らしたジャケットの袖に手を通した時のような、

通したのは手じゃなくて足だったってことだな

>>1は引っ張り方がうまい

カーS○Xか･･･

さて丸の中に入るEはなんでしょうか？

この道をまっすぐ行くと、いつも叩いていたしていたポルチオ。
こちらに行けば、息子の楽園。
ここを曲がれば、いつも行ってたGスポット・・・

>>655
2日ほどで治ったよ。
でも、事故に関する記憶だけは今でも戻ってこない。

>>663
ちょｗｗ

下ネタ増えすぎワロタｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

俺たちはいつも２ちゃんねるに見守られさまざまなカキコをしてきた。
その２ちゃんねるが閉鎖されるなんていやだ。
そのためにはどうすればいいか？抗議をすればいい
いまこそ２ちゃんねるを守るために俺は秋葉原駅電気街出口で抗議をしようと思う。
みんな、手を貸してはくれないか？

手を貸してくれる同志は下記参照
日時　２００７年1月１３日
日程　午前１０時から秋葉原駅電気街出口にて民衆に訴えかける、午後1時終了予定
必ず「２ちゃんねるが閉鎖されるのを黙ってみていられません、どうか２ちゃんねるが閉鎖されるのに反対してください」と言ってください

どうかコピペして広い範囲に知らせてくれ。

>>663
これ見てからまた前の文見たときの振動で噴いたwwww

>>663

> 念のため助手席に乗ってもらっていた「父」によれば、
をどうするよ？

>>681
さ・・・３ペー？

どこかの広い駐車場。
そこに、僕の愛車と同じクルマが何十台も並んでいる。
駐車場はどこもかしこも、僕のと同じ青・青・青・・・。
そして僕はその中で、たくさんの人たちと楽しそうに話している・・・。


そんな「場面」についての心当たりを家族に訊ねてみると、
僕にはインターネットやクルマを通じて知り合った仲間がたくさんいて、
階段から落ちる少し前にも、インプレッサばかりが集まる集会に参加して
「すごく楽しかった♪」
と話していたとのこと。

同じクルマで楽しんでいた「仲間」。
僕の中で、「帰りたい場所」がまたひとつ生まれました・・・。

>>681
「乳」

>>675
フイタｗｗｗｗ

>>682
です

>>676
ハードディスクが逝っちまったのと同じさ

>>681
撮影係で

というわけで、自分の愛車のサエに腰掛けて、
おっぱいを握ってみた僕。
その瞬間、何とも言えないフィット感のようなものを感じました。
例えて言えば、着慣らしたジャケットの袖に手を通した時のような、
何とも言えない心地よさ。
乳首をひねってエンジンをかけると、
これまた何とも心地いい嬌声が伝わってきます。
これはまぎれもなく、僕の乗り慣れた愛車。
そんな「記憶」が心をよぎりました。

インプかー

>>684
頭いいなおまえｗｗ

>>689
ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

愛車のシートに座っただけで、「クルマ」そのものを思い出し、
また、何の問題もなく運転もできれば、いろいろな道までも思いだした僕。
主治医の先生からも
「車の運転などは、ケガさえ治れば何の問題もなくできます。」
と太鼓判押されてたんで、あまり心配はしていなかったのですが、
やはり実際できることがわかると、安心安心。
始めのうちこそ「父」や妻に同乗してもらっていましたが、
１ヶ月もしないうちに１人で−ただしごく近距離のみだけど−
ドライブも楽しめるようになりました。


クルマだけではなく、他の機械類についても同じでした。

>>684
旨いな

>>689
>>689

インプレッサ！！

クルマと並んで僕の趣味だったのが、カメラ。
フィルムカメラ、デジタルカメラ合わせるとけっこうな数のカメラを持っていたのですが、
どれも手に取ってみればある程度操作がわかる。
操作がわかるだけでなく、例えば「絞り」とか「シャッタースピード」とか「露出」とか、
そのあたりも感覚的に「わかって」いるのです。

しかもそうして撮ってみた「写真」を以前に撮ったものと比べてみると・・・。
構図の撮り方とか光の入れ方とか、わざと極端なアンキーで撮ってみるところとか、
ほとんど同じ。
こういうところは、ある意味「記憶」というより
「クセ」とか「習慣」なのかもしれません。

マイＰＣ登場

>>689
＞乳首をひねってエンジンをかけると、
＞これまた何とも心地いい嬌声が伝わってきます

ﾜﾛｽｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>689
下ネタ面白すぎｗｗｗｗ

ははーん・・・クルマに乗り込む前にマニュアルを拾ったな？

あるいは、コンピューター。

こちらもやっぱり毎日愛用していただけあって、
操作だけならすぐにできるようになりました。

落ちる以前の僕がどの程度できていたのかわからないけれど、
とりあえず一般的なアプリケーションはだいたい使える。
一番苦労したのはフォトレタッチソフト（「ＰＳＥ３」使ってたみたい）でしたが、
現在もマニュアル本買ってきて勉強中です。

他にも、家庭用ＡＶ機器とか、その他の家電製品とか。
やはり使い慣れてたものは、
実際に手に触れてみると「使うことができる」みたいです。
もっとも、その機器の持つ機能の何％を使いこなせているのかは
甚だ疑問ではありますが・・・・

>>693　バイブ　ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!

こうやってみると、やはり例の
「一口に記憶と言っても色々な分類がある」
というのを改めて実感します。
いまだに「父」や「母」と「親子であるという実感」は浮かんでこないのに、
機械の操作は妻や「父」が知らないような機能まで簡単に使いこなせている自分。
「全生活史健忘」とはそういうもの、と言われてしまえばそれまでですが、
やはり僕としては、「両親」に申し訳ないというか、何とも複雑な気分でした。

>>1はかなり幸せな生活を送ってきたんだな
送ってきてたんだな

AV機器に反応したwwwwww

>>701
アムロｗｗｗ

ふぅ・・・もう少しで終わりです。電話はまだきませんｗ

>>706
下ネタから離れろｗｗ

おまえら！オーディオビジュアルのことだからな！反応すんなよｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

ここでガンダムネタ派とエロネタ派に別れた

タナカ「親父が夢中になるわけだ…！」

>>708
さては･･･携帯をバイブにしたまま放置しているな？

こうやって機械ものの操作なんかは簡単に思い出せるんですが、
やはり自分自身に関する記憶というのは相変わらずなかなか出てこない。
これは自分の身の回りの人についても同じで、なかなか人の顔がわからないのです。


例えば親戚の顔なんかは、アルバムとか引っ張り出してきて、
「これが○○のおじさん」とか「こっちが××のおばさん」とか
「家族」からひとつひとつレクチャーを受けたり。

サエとのセクロスが気になる…。

最後までいっちゃえ！

>>701
タナカ「親父が夢中になるわけだ…！」

やっと落ち着いた。
下見るとどうしてもその後反応しちゃうんで
fknsnだったらスマソ

自分の子供たちのことは、けっこうビデオに撮ってたりしてもんで、
「映像＋音声」という形での記録があるから、比較的楽に「知る」ことができる。
「記憶」として思い出さなくても、「この時こんなことがあった」というのを、
ある程度簡単に追体験して「知識」として覚えておくことができるのです。
もっとも、それを「想い出」とは呼べないんだろうけど・・・

>>708
ちゃんと料金払ってるか？
とまってないか？

それに比べると、自分自身の子供の頃のことを知るのはけっこう大変。
古いアルバムを引っ張り出してきては、ひとつひとつ「父」や「母」や「妹」に、
「いつ、どんな場面で撮られた写真」で、
その時に「どんなエピソードがあった」ということを
説明してもらわなければなりません。

もっとも、それはそれで楽しい作業なのは事実。
僕はともかく、「家族」は昔の楽しい想い出を改めて懐かしむことができるし、
僕は僕で、新鮮な気持ちで幼い頃の自分自身の写真を眺めたりすることができるのです。

そんなことをしていたある日のこと。

アルバムを眺めていた僕の目が、ふいにある１枚の写真に留まりました。

「これは誰？」
そこに映っていたのは、幼稚園児くらいの僕（だと思われ）と、
「父」に何となく面差しが似ている、現在の「父」と同世代くらいの老紳士。

「それはあなたのお祖父ちゃん。あなたが小学生の時に亡くなったの。」
「母」が言いました。

タナカが多趣味で金ばっかかかってる件について振り返ると、

>>604の
> 妻も 「想い出なんてまたたくさん作れるんだから、思い出せなくてもいいよ。」
> と言ってくれるし、

に別の意味を勘ぐってしまう。

幼い頃から僕はいわゆる「お祖父ちゃんっ子」「お祖母ちゃんっ子」で、
祖父母にはずいぶん可愛がってもらったらしい。
痴呆が進んで施設で寝たきりになっている祖母にはこの前会ってきたけど、
祖父は「亡くなった」という事実も聞かされていませんでした。

話によれば祖父もカメラが好きで、いつも撮影役は祖父。
そのため、祖父自身の写真はほとんど残っていないのだそうです。


でも、この人には確かに見覚えがある。

>>722
ジョ、ジョナサン・ジョースター・・・・・・・・

>>722
お祖父ちゃんをおそふちゃんとか読んじゃって自分で吹いた

僕の心の中を、確信めいた想いがよぎりました。
こんなにもはっきりと「記憶」に訴えかけて来るのはこれが初めて。
もしかしたらこれが「３番目の鍵」？

そんなことを思って、一心不乱に思い出そうとする僕。
ところがそれは、ある意外な記憶として甦りました。

「・・・・・。」

僕が救急車で病院に運ばれてきた「最初の夜」。
あの夜僕の病室に現れて、僕の顔をじっと見つめて去っていった老人。
その老人の顔が、この「祖父」の顔そっくりだったのです！

おじいちゃんきた！

＞「父」に何となく面差しが似ている、現在の「父」と同世代くらいの老紳士。

なんか>>1が育ちがいい奴のなのはよくわかった

じいさん出現！！！！！

記憶喪失になるって事は今の自分が死ぬって事だよな。

そう考えると悲くなってくる。

>>727
オカルトｋｔｋｒｗｗｗｗｗｗ

僕が元々「霊感体質」だということはお話ししました。
そして、たぶん「祖父」もそういう体質であったのだろうとのこと。
だとしたらあの夜の出来事は、
僕を心配した「祖父」が「見舞い」に来てくれたのでしょうか。



そのことを聞いた妻が言いました。

「そもそもその程度のケガで済んだこと自体、
　お祖父ちゃんが護ってくれてたんじゃないの？」

>>726
おまえかわいいなｗｗｗｗｗ

>>723
確かに思い出して欲しくないなｗ

>>731
禿同。
だから下ネタを後悔。。。

そうかもしれない。
僕は思いました。
一歩間違えば生命を落としていてもおかしくない転落事故。
それが骨にヒビが入った程度で済んだというのは、
祖父が護ってくれたから。


それが真実か否かはだれにもわかりません。
「そんなアホな！」と思われる方も多いでしょう。
でも僕はこれからも、「祖父が護ってくれた」と信じていたいと思っています。

な、なんだってー（ＡＡ略

オカルトもほどよく絡んでて楽しいし
文も整ってて読みやすい
その文才を分けてくれ

釣りでした

おじいちゃん・・・･ﾟ･(ノД`）･ﾟ・

ズワイv(^_^)vガニィ━━♪

>>740
まぁなんという事でしょうー

>>739
記憶と引き換えでおｋ？

こうやって書いてると、何か
「退院してからはすべてが順調♪」
みたいに見えるかもしれませんが、もちろん本当はそうじゃない。
始めの方で苦しかった体験いっぱい書いて、
自分自身その頃のことを考えるのが嫌になっちゃったんで、
後半は書いてないだけだったりしますｗ

とりあえずやっぱり退院してしばらくの間は、
「どんなに思い出そうとしても思い出せない」
という苦しみに悩まされました。
例の悪循環ループというか、思考の無限回廊というか、
そういうものから抜け出せずに、ずいぶんつらい思いもしてたんです。
いや、ほんと。

それが本当に意味で快方に向かい始めたきっかけは、妻のこんな言葉でした。

何て上手な伏線回収…
最近のアニメも見習ってほしいくらいだ！

１００％スレ立て可能
糞スレ求む

クオリティhttp://megaview.jp/view.php?v=720417

それにしてもこの>>1ノリノリである

妻「あなたの野太いちんぽをぶち込んでくれませんか？」

「無理して思い出そうとしなくても、
　今のあなたのままでいいんだよ。」


今の僕のままでいい。

その言葉に、僕は何とも言えない衝撃を受けました。

ここでクイズ、妻のひとこととは？

サエ「や　ら　な　い　か」

おじいちゃん……がじじいと呼び方が変わるのに2話ぐらいしか掛からなかったのはいい事ですか？

僕はそれまでずっと、「記憶」という名の「今までの自分」を取り戻そうとしていた。
「今までの自分」に帰ることが、最大の目標だった。
けれど妻は、そうではない「今の僕」のままでいてもいいと言ってくれている・・・。

愚かにも、その時僕は初めて気が付きました。
妻も、子供たちも、「両親」も、「妹」も、
みんな今の僕をありのまま受け容れてくれている。
「記憶がない」という状態を「不完全」だと思っているのは、僕１人。
家族はみんな、「こんな僕」でいるのが当たり前だったかのように、
ごく普通の家族として暮らしている。
家族は誰も、僕を病人扱いもしなければ特別扱いもしていない。
本当に、ありのままの「今の僕」を、
ありのままに受け容れてくれているじゃないか！

今の僕のままでいい。

家族みんながそう思ってくれていることに気づきもせずに苦しんでいた僕は、
本当に大バカ者でした・・・。

>>722
初日深夜のおじいさんキターーー！！

というわけで、それから「無理して思い出そうとする努力」を放棄した僕。
不思議なもので、そうして無理をするのをやめた途端に、
何かの拍子にいろんなことを思い出したりするようになるもんです。

例えば夕食時の何気ない会話。
「母」が娘に、僕や「妹」が小さかった頃のエピソードを話して聞かせていると、
突然その場面が頭の中に甦ったり。
あるいはテレビを見ている時。
そこに映っている女優を見て、
自分が昔この人のファンだったということを思い出したり。

「記憶」というのは、ほんとに何かちょっとしたきっかけで
実に鮮やかに甦るのだということを実感しました。

で、たなかは本当にたなかなの？
体は確かにたなか何だろうけど、中身は別人だったりとか
今はお前がたなかで定着してるみたいだけどさ

まあ、人の事は言えないんだけどさオレも

おおー

奥さんいいひとだな・・・

>>750
階段落ちる前の田中は、あまり良い性格じゃなかったりしてw

ただ、そんな僕が直面している課題は、
何回か前に棚上げした例の「別人」問題。

こうして甦ってくる記憶は、やはり
「自分のものでありながら、自分のものという実感を持てない」
ものばかりなのです。


でも、こうしてこの体験を書いているうちに、
そんなことはどうでもよくなってきましたｗ

たなかさえ

交通事故にあって、事故前の2時間くらいの記憶がとんだことはあったな

あれだ、テストのときに単語が全然思い出せなくて、
もう一回見直してみると意外とすんなり出てきたてのに似てるな

>>760
それだ

サエコサイコー

「何ていい加減な！」って自分でも思うけど、でもいいんです。
「今の自分」と「前の自分」がいて何が悪い。
実感はなくとも、「前の自分」の記憶は、こうして現在も徐々に出てきている。
少なくとも自分の前半生を「事実の積み重ね」として知ってさえいれば、
残りの後半生（あと何年あるのかわからないけど）をちゃんと生きていける。

むしろ、一度記憶を喪ったことで
逆にそれまでの自分の人生を客観的にふりかえるチャンスを得たと思えば、
残りの人生をより良いものに変えていけるんじゃないか。
そう思えば、階段から落ちたことも記憶を無くしたことも、
決して単なる「災難」じゃなくなるかもしれない。

>>760
金は食うしな。
案外、妻が階段から突き落とｓえがｇｊｌｍｂｍ

>>1が喪失以前にブログとかつけてたら面白かったかも

というわけで、最後は「記憶喪失」になってみて、
困ったこと、よかったこと。


困ったことといえば・・・


もちろん「記憶喪失」そのものが困ったことではあるんだけど、
例えば途中でちらっと触れた「漢字が書けなくて困った！」とかっていうお話です。


記憶を喪って一番困ったのは、やはり人付き合いでした。

俺たちはいつも２ちゃんねるに見守られさまざまなカキコをしてきた。
その２ちゃんねるが閉鎖されるなんていやだ。
そのためにはどうすればいいか？抗議をすればいい
いまこそ２ちゃんねるを守るために俺は秋葉原駅電気街出口で抗議をしようと思う。
みんな、手を貸してはくれないか？

手を貸してくれる同志は下記参照
日時　２００７年1月１３日
日程　午前１０時から秋葉原駅電気街出口にて民衆に訴えかける、午後1時終了予定
必ず「２ちゃんねるが閉鎖されるのを黙ってみていられません、どうか２ちゃんねるが閉鎖されるのに反対してください」と言ってください

どうかコピペして広い範囲に知らせてくれ。

>>767
で、その後奥さんとはやりましたか？

なんつうか、そろそろ「まぁなんということでしょうー」を言いたい

とにかく今まで知っていた人たちの顔も名前も自分との関係も、
何もわからなくなってするのですから、困らないわけがない。
その人が自分とすごく親しい人なのか顔見知り程度の人なのかもわからないから、
道歩いてて挨拶されたりなんかすると、それだけでパニックものです。

>>1
あんまり気にすること無いぜ
もしかしたら前よりいい人になってるかもしれねーじゃん？
昔のお前は今のお前に悪さはしてこないさ

>>768
気付いてはイケないことに…

で、とりあえず対処法として僕がやっていたのは・・・
挨拶されたら「こんにちは」とこちらもにっこり答えて、
一呼吸置いてから行き過ぎるという方法。

顔見知り程度だったらそれで済むし、
そうでなければその一呼吸の間に次の言葉が来るものです。
例えば「お久しぶり」とか「こんなとこでなにやってるの？」とか。
人間、だいたいその一言二言あれば自分との距離感はある程度掴めるもので、
自分に近しい人であるとわかれば、自分から
「実はこないだ階段から落ちて・・」
なんて説明をして、相手と自分の関係を教えてもらえばいい。

直接顔を合わせた人に対してはそうやって対処すればよかったんですが、
困るのが普段なかなか会えない友人たち。

こちらは、機会があるごとに誰かに自分の症状を説明して、
それがその人と共通の友人間に広まるのを待つという地道な戦法でクリアしました。

ただ、問題だったのは・・・・。

>>768
記憶喪失になった人の脳はそういう情報の干渉を受けやすいのを知ってやってるのか？
だったらマジで死ね

回復が進むに連れて、当然ながら「わかる人」と「わからない人」が出てくるわけです。
それはそれで当たり前なんだけど、困ったことにそれは
「僕と親しいからわかる」
「印象がが強いからわかる」
「つきあいが長いからわかる」
とかっていう単純なものではないということ。

実際、高校時代からの親友のことがいつまでも思い出せないのに、
保育園の行事で何度か顔を合わせたことがあるだけの
息子の同級生の親がわかったりするんです。

こういうのが、いったいどういうメカニズムで記憶されているのかわからないけど、
やっぱり思い出せない側の人たちは気にしてしまうようで・・・。

>>777
「実はお金貸してたんだけど返してくれない？5万円」

タナカは現状把握とその対処が結構うまいな

「俺って印象薄かったからね」とか
「この頃、会ってなかったからな〜」とかって
言われてしまうのが、こちらとしてはすごく心苦しい。
だいたいそんなこと言ったら、
いつまでも思い出してもらえない僕の「両親」の立場は・・・・（泣）


ただ
「記憶喪失ってこういうもんなんだよ」
っていうことを知らない友人たちが
そう思ってしまうのも、やっぱり仕方のないこと。

それはそれできちんと説明をして、
わかってもらう努力をしなきゃいけないんですが・・・

田中がどういう仕事をしてるのか気になるな

あと、そんな友人たちとの接触の中でこれまた困るのが、
悪意のない、本人たちにとっては軽い（つもりの）ジョーク。
「ところで金貸してたの覚えてる？」とか
「こんなこと言ってたの忘れてないよね？」とか、
その場を和ませるためにわざとらしいことを言ってくれるんだけど、
これって、「全生活史健忘」の患者にとってはものすごい苦痛になるんです。

例え明らかに「あり得ない冗談」であっても、
こちらは無意識にそれに反応せざるを得ない。
そして下手すりゃ、またあの「無限ループ」に陥ってしまうこともあるわけで・・・・

もしみなさんの身近に「記憶喪失」のお友達がいたら、
こういうことはしないであげてください。

で、アッチのほうはどうなのかみんな気になってると思うんだけど、スルー？

会社で気まずそうな態度のヤツがあやしいｗ

>>781
・・・・・・

なんかごめん

>>781

>>784
意外とニート

>>781をゆるしてあげて

>>781

>>781
タイムリーすぎﾜﾛｽｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>781

まぁ何と言うことでしょうー

まさか！？
ココで電話が！？

というわけで、やっぱり人付き合いの難しさというのを改めて知った僕でした。

けど、そのおかげで
「その人にとっての僕がどうであったか」
なんてのが見えてきて、
それはそれでありがたかったりしたんですが・・・・

>>781
ハマダ（仮名）め…

>>781

取り戻したい過去もあれば取り消したい過去もあるｗ

>>781の人気にSHIT

>>781
・・・

まあ干渉されたくないならこんなとこ書き込まないから平気だろｗ
医者が「2ｃｈは健忘リハビリのためのコミュニティです」とか言ってたらやばいけど

>>781
どどんまい

>>799
ドＳ浜田か・・・ｗ

タナカ「ダブル螺徨斬！！！」

いよいよラストとなりました。

こうやって改めてまとめてみると（書いてる段階では下書きだけど）、
何か大変だったんだな〜と、それこそ他人事のように感じます。
当事者としては、改めてふりかえる余裕なんかなかったですからｗ


というわけで、最後は「記憶喪失」になってみて「よかったこと」。

普通に考えれば「よかったこと」なんてないだろう？とお思いになるでしょうが、
現在の僕、実は「階段から落ちてほんとによかった」なんて思ってたりするんです。
いや、マジメな話。

>>803
その医者は高確率でvipperだな

確かに何度も「死にたい」と思ったし、
ここに書ききれないくらいつらい思いもしました。

あのまま何事もなく毎日を送っていれば、
それはそれできっと幸せだっただろうし、
家族や周囲の人にかけた負担を思えば、
決して「落ちて良かった」なんてことがあろうはずはありません。


でも、それを承知の上で。


やっぱり現在の僕は、「こうなってよかった」と思うのです。

>>805
エンドウ OUTー

>>781
……

一度記憶を喪ったことで、現在の僕は、今までの僕の人生を「別の人格として」、
言い換えれば「客観的に」見直すことができています。
それは、あのままそれまでの自分の人生を生き続けていたら、
絶対にできなかったこと。


「人は死ぬ間際に自らの人生を走馬燈のようにふりかえる」


なんて言葉がありますが、僕は死せずしてそれができた。
死ぬ間際ならそれが「心残り」となるであろうことも、
これからまたやり直すことができる。
そういう意味では、僕は「僕という人生」を一度リセットして、
「再び生き直す」チャンスをもらえた気がするのです。

>>810
ちょｗｗ

>>1乙

タナカ「実はナカタでした」

★ウェブマネー無料で稼げるぉ＾ω＾★
この手順でやればGEM購入できます。
はじめの一日目は2000円は確実に稼げます。
http://www.gendama.jp/invitation.php?frid=390529 ←このアドからサイトに行く。
�Aそのサイトで無料会員登録します。
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　3000ポイント→300円　30000ポイント→3000円
�Dポイントバンクにポイントを「交換」してください。
　トップの右上に「交換」というところがあるのでそこでやってね。
�Ehttp://www.pointbank.ne.jp/　ポイントバンクのホームぺジに行ってください。そこでお取引はこちら→ログイン→振込み→交換先指定webmoneyの順でポイントバンクに預けたポイントを電子マニーに交換
�F電子マネーに交換したらGEMを購入しましょう。
　GEM購入画面で「電子マネー払い」を選択してプリペイド番号を入力これで購入完了です。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
☆みなさんの質問☆（みなさんからの質問を掲示しました）
Ｑどうして無料でGEMを購入できるのですか？
Ａそれは、懸賞などをしているスポンサーが懸賞応募のお礼にお金をだしてくれているからです。
Ｑ子供でもやっていいのですか？
Ａ何歳でもできます。
Ｑやりたいのでアドレスのコピーの仕方を教えてください
Ａコピー…「Ctrl」＋「C]　
　貼り付け…「Ctrl」＋「V]
Ｑアドレスはフリーアドレスではだめですか？
ＡフリーアドレスでももちろんＯＫです。
Ｑなぜ親切に紹介しているのですか？
Ａそのサイトからわずかですが紹介ポイントが私にもらえるからです。紹介された人ももらえます。
Ｑポイントが早く貯まる方法ありますか？
Ａ「即」というところで応募・登録をやりまくると短時間で多く貯まります

>>1に質問
２ちゃんの存在は覚えてたの？それとも最近知ったの？

それともうひとつ。

今度のことで、僕は改めて妻や子供たちをはじめ「家族」というもののありがたさを、
心の底から実感しました。
「両親」という実感を伴う記憶はなくても、
「父」と「母」はまぎれもなく僕の父と母。
もしも家族がいてくれなかったら、
僕はきっとこうして生きていることはなかったと思います。
そんな、「家族に感謝する」という当たり前のことを僕に思い出させてくれただけでも、
やっぱり「記憶喪失になってよかった」と思う僕なのでした。

>>808
「記憶喪失患者担当してるけど安価で治療」

>>812
はー、すげえな・・・その考えができることに普通に感心した・・・涙した

やっと追いついたとｵﾓﾀら終わりかよ

などと最後はガラにもないこと書いちゃいましたがｗ、
とりあえず僕の「記憶喪失体験記」はこれにて終幕。
書いてる段階では、どれくらいの人が目にしてくださるかまったくわかりませんが、
たった１人でも「おもしろかった」と思っていただければ幸いです。

>>819
イヤすぎるｗｗｗ

いちもつ！

おもしろかった

今追いついた。>>1乙！

おもしろかったｗｗ

>>822
乙！

非常に面白かった

>>822
乙！！おもしろかった！！

で、奥さんとのセックスは？

すげー読みやすくて、おもしろかったよ！タナカ！！
楽しい時間をありがとな！

これは出版レベルの感動ドキュメンタリー
フジあたりの金9を押さえられるぜ

たなか（仮）GJ！

とりあえずこれを読んでくださったみなさん、長々とお疲れさまでした。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。

それでは最後に。






階段を駆け下りる時は、くれぐれも足下に気を付けてね！




最後までおつきあいいただきありがとうございました！

嫁との初ｾｸｽは？

携帯から楽しく読ませてもらったぜ。
タナカ乙。

>>1
2ちゃんの存在は覚えてたのか？
しかもvipとかｗｗｗｗｗ

>>822
乙でした。
文才あるわｗ結構のめりこんだぜｗｗ

>>822
久々に超大作を読ませてもらったよ！

>>830
そうだよ！！！それ忘れてたよ！

>>1乙。
とても面白かった。
これからも家族と強く生きてくれ。

あの童貞の頃のギラギラした性欲が甦ったりしないの？

今追いついた
乙！

お疲れ
こっちが気になって飯食えなかったぜ

>>822
乙！！
いくつかの下ネタスマソ！
とても面白かった

乙・・・泣きそうになったずぇ

>>822
面白かったし感動した！
まさか９坪の土地でこんなドラマがあったとは…

面白かった！

乙！充分おもしろかった。

サエとの情事がないぞwwwwwwww

タナカ「よっしゃあぁぁぁッッ！！！THE ENDオォーーー！！！」

なんか考えさせられたよ>>1乙

>>1
乙

>>844
同感だ。もう2時だぜ

1スレにおさまるようにまとめてる心憎さ

あぶねーこんなん文庫化されて105円で中古見つけたら即買いしちゃってたわ

電話おせーなｗｗｗｗ

>>1乙。途中泣かされちまったぜ

妻との夜の営みはご想像にお任せしますｗ　もう若くもないのでｗ

2chやvipの存在はお気に入りで発見するのと同時に思い出しました。

>>853
まぁなんということでしょう・・・・

やっぱ嫁とのセクスもやり始めるとなんとなく知ってて感動とかないんだろうなー

タナカ｢ワシの体験談は108まであるぞ｣
>>1乙！

あ、もう２時か・・・気づかなかったな・・・

>>834
頑張って生きていけよな

>>857
そうか、元々vipperだったんだなｗ

特別ドラマ

ナカタ、ご期待ください

>>855俺も99円で見つけたら即買いだわ

断片的に思い出していくって事は、逆にひらめいたかのように全てを思い出すってことが無くなりそうで怖いな。

1からぶっ通し見たスレは初めてだよ。
非常に有意義な時間でした。
ありがとうございました。
それとお疲れ様です。

終盤で電話がきたらどうしようかと思った俺がいる（´・ω・｀）

妻からの電話を待ってるのですがかかってきませんね・・・迎えに行く予定なのですが

>>857
vipperの想像に任せちゃっていいのか？！？！

タナカこのエロサイトやってた人じゃね？
丁度1年前位に更新が途絶えたんだけど・・・・
http://kaemon.5.dtiblog.com/

ﾏﾑｺ見て思い出したりしそう

じゃあ９９ショップで書籍化だな

妻も転んでないだろうな？

超良スレだったな。
ありがとうタナカ！

>>869
妻の記憶が・・・

>>874
ヒドスｗｗｗｗ

妻からの電話ってところがまたイイ

>>869
まさか階段から！？

>>1
乙
不謹慎なのかもしれないが
かなり面白かった
感動をｱﾘｶﾞﾄｳ

これ読んでたら東横線の階段からリアルで転げ落ちたｗｗｗｗｗｗ
記憶喪失にもなんにもなってないが周りの視線が…＞＜

長い間お疲れ
記憶が思い出せても思い出せなくてもいい家族がそばにいてくれるから大丈夫
元気でやれよ

>>869
そんな約束もともとしてなかったんじゃ…。

サエちゃん

>>876
それは>>781より不謹慎

ちなみに今年の秋に第三子が生まれる予定ですｗｗｗ　
今日も妻は産婦人科に通院で帰るよコール待ちです

今更ながら更新するたび
>>2のＡＡに少し嫉妬

>>859
入れた瞬間に萎えそう

>>869

いいは話だった　語りが良かった

ってか、今日は土曜日か

ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
第三子ｋｔｋｒｗｗｗｗｗ

>>886
おいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

電話出ないと思ったらこんなところで何してんのよ・・・

>>1乙
超楽しかった
明日からはもう少し前を見て生きていくよ

>>886
年とか言ってやってるんじゃんww

>>869
田中の妻に危機が…！？

>>886
なんつうこった

>>869
その記憶はサエと付き合い始めた頃のもの　　　　ってことね？

やることやってんじゃねーかよ！

>>886
なんてこった！！おめでとう！！
ほんとに家族を大切にな

>>834
全部読んだ
貴重な体験談ありがとう

>>886
ちゃっかり、やってんのかよ

タナカおめでとー

そういえば事故ったのはいつの出来事？
去年の夏前だっけ？

>>893
うちの妻はヤクザじゃないですｗｗｗｗｗｗｗｗ

乙でした

>>886
なんだガンバってたんじゃないｗ

待てよ・・・生まれるまで十月十日・・・・仕込んだの最近じゃね？

>>886
おさかんでねーこのこの！

>>886な、なんだと！！！

>>822
乙。とても面白かった！
気になるんだけど、2chはどうやって思い出した？

>>886
ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

妊娠３日です。

1000はタナカに埋めて欲しい

>>904
夏前ですね

ｾｸﾛｽの方法は忘れていなかったわけですね

「記憶喪失だからゴムとかｼﾗﾈｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

>>915
アナルに向けて頑張らなくて良かったな

俺の苗字勝手に使うんじゃねぇ。

>>886
何が若くないだ！
やる事しっかりやってるじゃないか！

仕事には復帰したの？順調？

>>915
そこは奥さんに教えてもらっｒｙ

>>914
うるせぇｗｗｗ

賽殺し編で罪のない世界選んだ梨花ちゃんみたいだな
いろいろ違うが

事故前の子か

やっと追いついた・・・

>>924
入院中の子？

変に引き伸ばしたりしないで1000以内に終われて
本当に良かったです。

妻からの連絡が無いのでもう迎えにいきますねｗ

それでは皆さん、またどこかでおあいしましょう！

スレは適当に埋めといてくださいｗ

それでは

ﾉｼ

>>924
なんてこったい

>>927
乙！

仕込んだ記憶がない・・・

>>927
おつかれーﾉｼ

>>1
ﾉｼ

>>927
色々ネタばっか言ってたけど頑張れよ

最大限の感謝をこめて乙！

乙＞＜

>>927
乙んこ！

事故前＝自分じゃない感じ

ってことは、他人の子って感じなのかね？

気をつけてなー。
乙！

乙カレー

産め

>>924
事故前の田中の記憶を受け継いでいたら…

事故前のタナカ「あれ！！子供が増えてる・・・・」

>>927
乙〜

１０００なら妻も記憶喪失で「ええ〜っ　急に知らない人のおよめさん〜っ☆」のラヴ米状態に

>>930
生まれてくる子供も似てないわけだな

>>927
感謝を込めて乙！！！！！！

>>927　おつ　

わすれてた乙！

>>1
乙！

>>1　乙！楽しめた！


で、セクロスは人妻気分だった？？

しかしうまくまとめたな>>1

>>1ﾉｼ

乙！

妻萌え

乙！
最後にこんなスレが見れてよかった
ありがとう>>1

１０００なら俺も記憶喪失になって看護婦さんと
ラブ※

俺は解離になったことある

ちょっとまて！
あの伏線まだ回収してないだろ！？
結局なんだったんだ？

おいついた！
>>1乙ついでに1000！

記憶喪失って昔の事思い出したら、記憶を失ってからの新しい記憶は無くなるもんだと思ってたわ

>>957
IDがインポテンツ

１０００だったら田中の妻のお腹の子は一卵性双生児

>>957
田中「それは劇場版で明らかに…」

>>1さん好きだ！
高橋さんと同じものを感じる

田中楽しかったよーありがとー

>>961
ちょｗｗｗｗｗｗちょｗｗちょｗｗ

田中(スティーブン・セガール)

「童貞喪失」の体験をｒｙ

乙
梅

読んでる途中だけど終りそうなので記念カキコ

>もしもこの時、このままぐっすり眠れていれば・・・・
>もしかしたらこの後の僕の人生は、少し違ったものになっていたのかもしれません。

これは何だったんだ？

タナカのセカンド童貞の話を聞きたかったぜ

１０００なら田中再びこける

やっと追いついたと思ったらもうすぐ1000ジャマイカ・・・

>>1乙です、感動した！

掻い摘んで産業で頼む

たなかも絶賛してる奴らも全部業者

１乙
本当にありがとう

>>974
消えてなくなれ
田中
漢字が思い出せない

↑このIDがｲﾝﾎﾟ?意味がわかんないけど…

で伏線、まずひとつは｢名ｾﾞﾘﾌ｣って何だったか
ｶﾞﾝﾀﾞﾑ関係の物らしいが…

>>974
記憶喪失
苦しい
妻妊娠

>>974
乳首を捻る
妻エンジンかかる
父は乳

なんか素敵はなしだったので記念マキコしておく

>>978
ED