1 :
お年玉(800円):
ここは筆力のある人・ない人がお題をもらって自由に小説を書き、それぞれの筆力を向上させるスレです
※※※お題をもらわないでの小説投下はスレの主旨と違いますのでご遠慮下さい※※※
各まとめ入口:
http://bnsk.jf.land.to/ 初心者の方は掲示板を一度ご覧下さい。小説を書く際の禁則やテクニック等が具体例付で説明されています
まずは安価でお題をもらいましょう。基本的に過疎スレなので↓でもらうと良いです
→人のお題を使って書くのもありです。作品がたくさん投下されればスレも盛り上がります
▽投下の際の注意点
・他の作者が投下中は投下完了まで待って下さい。投下前にはリロードを忘れずに。投下宣言するのもありです
・投下する人は最後に「終」「完」「了」など、投下完了の合図をお願いします
・できれば名前欄に『「タイトル or お題」 現在のレス数/総レス数』のように書いて下さい
・作品を投下する際は、テキストエディタで仕上げてからまとめて投下して下さい
▽読み手の方へ
・感想は書き手側の意欲向上に繋がります。感想や批評はできれば書いてあげて下さい
▽保守について
・創作に役立つ雑談や、保守を兼ねての書き下ろし投下は大歓迎です
・落ちた場合は立てれる人が新スレを立てて下さい。人がいる時間を目安に
2 :
お年玉(800円):2006/12/10(日) 12:19:24.60 ID:Nq6DUQP10
▲週末品評会
毎週木曜日の夜〜土曜日の午前中に、お題が出されます
作品は土曜日の0:00から日曜日の24:00までの間に投稿してください
その後それぞれに評価をして頂き、月曜日の0:00から火曜日の24:00まで投票を受け付けます
▽作品投稿
・ジャンルは自由、時間を過ぎての投稿も選考外ではありますがまとめサイトに掲載します
・スムーズな流れを保つため、メモ帳等の機能を使って全部書き終わってから投下するようにお願いします
・優勝時の本人確認のため、週末品評会参加者は出来れば酉を付けて下さい(酉は名前欄に#と自由な文字列)
→毎回同じコテや酉で出続けると周囲にわかりやすいです
▽投票
・本スレへの書き込みでお願いします(複数選択可)
・ぜひ書き手の方も他の人への感想や投票を行って下さい
・簡単でよいので、感想、批評等書いて下さい。書き手の次への糧になります!
・投票は投票用テンプレを使うか、【投票】と書いて書き込んで下さい
▽優勝者特権
・投票で一番支持を得た作品の作者の方には、次回品評会のお題決定権が与えられます
・投票数が同数の場合は、気になった作品の投票数の差で決定します
・お題の発表時間は優勝者に一任されますが、遅くても土曜日の午前中には提示して下さい
3 :
お年玉(800円):2006/12/10(日) 12:19:52.02 ID:Nq6DUQP10
879 ◆bsoaZfzTPo New! 2006/12/07(木) 22:48:16.06 ID:bLsjLiSG0
十時半に投下するとか言っておいて、遅くなってすいません。
文才無いのに小説書いててごめんなさい。
今は反省している。でもまたやると思う。
そういうわけで、今回のお題を発表に来ました。許してくれ。
お題は
「謝罪」
難しく言ってみましたけど、要は謝るってことです。いきがって申し訳ない。
で、今回の縛りなんだが
レス制限:5レスまで
使っちゃいけない言葉:「謝罪」と「ごめんなさい」
で行ってみようと思う。無茶を言って悪いな。
つまりは、ありきたりな表現以外を目指してみて欲しいと思ったんだ、すまん。
お題投下:2006/12/7(木) 22:48:16.06
規制事項:投稿レス数は最大5。
投稿期間:2006/12/9(土) 00:00 〜 2006/12/10(日) 24:00(23:30宣言締め切り)
投票期間:2006/12/11(月) 00:00 〜 2006/12/12(火) 24:00
4 :
凧(バンカー):2006/12/10(日) 12:21:03.63 ID:jwEFBYwz0
安西先生……
スレタイが、
わからないです……
5 :
姫初め:2006/12/10(日) 12:21:08.54 ID:Cu8SA8B10
テラサイモンwwwwテラガーファンクルwwwww
6 :
お年玉(800円):2006/12/10(日) 12:23:06.80 ID:Nq6DUQP10
前スレ最後の投下作品は果たして日の目を見るのか?
7 :
猪(検問中):2006/12/10(日) 12:25:01.26 ID:A9ZJWYGeO
もう日本語でおkとかいうレベルじゃないな、スレタイwwwwwwwww
8 :
長ネギ:2006/12/10(日) 12:26:49.91 ID:bpNtdIW30
>>1乙
>>6 いざとなったらまとめの方に投下してくりゃおk
9 :
姫初め:2006/12/10(日) 12:28:43.10 ID:Cu8SA8B10
あ、最後のって代償っていう作品かな?
まとめました
10 :
猪(検問中):2006/12/10(日) 12:33:12.60 ID:A9ZJWYGeO
ここまで27作品の感想をとりあえず書いたので今日はのんびりできるぜ
お題くれ↓
11 :
2桁の人 ◆Fixa4W7LUE :2006/12/10(日) 12:33:17.54 ID:Pp58JyGI0
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 + このスレッドは10を超えました。
〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
/ ! + 。 + + *
http://ex17.2ch.net/news4vip/ ./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
12 :
VIP皇帝:2006/12/10(日) 12:34:45.99 ID:bpNtdIW30
13 :
猪(検問中):2006/12/10(日) 12:35:07.08 ID:A9ZJWYGeO
14 :
猪(検問中):2006/12/10(日) 12:35:44.64 ID:A9ZJWYGeO
15 :
長ネギ:2006/12/10(日) 12:36:55.40 ID:bpNtdIW30
16 :
猪(ドラム):2006/12/10(日) 12:40:24.24 ID:2MiuBKGAO
おーーーーはーーーーー!!!!!!
17 :
猪(入浴中):2006/12/10(日) 12:46:22.74 ID:nCwq+uwQ0
自分が一レスしか書いてないのにこんなにいっぱい読むのは辛いぜ…。
18 :
おみくじ(既知):2006/12/10(日) 12:49:48.75 ID:5wmR6WiJ0
19 :
猪(委員長):2006/12/10(日) 12:58:45.86 ID:3+DMniMFO
スレタイ吹いた
20 :
あがり:2006/12/10(日) 13:06:45.95 ID:rxqfbd6t0
通常営業用に書いてた原稿が再起動掛かって消えたorz
21 :
初夢(見るの忘れた):2006/12/10(日) 13:21:28.65 ID:Cu8SA8B10
BNSKでは良くあること
22 :
女教師と初詣:2006/12/10(日) 13:22:25.33 ID:clTbsP4O0
スレタイにはもうBNしか入ってないけどなwwwww
23 :
猪(委員長):2006/12/10(日) 13:22:45.45 ID:PrF/58ZnO
結局お題は「謝罪」でいいの?
24 :
猪(委員長):2006/12/10(日) 13:23:48.39 ID:PrF/58ZnO
あ、ミスった。帽子…か?
25 :
初夢(ホスト修行中):2006/12/10(日) 13:24:22.56 ID:ijLcFxC60
26 :
姫初め:2006/12/10(日) 13:26:13.98 ID:Nq6DUQP10
小説書ンクルにすればよかった。
27 :
焼き豆腐:2006/12/10(日) 13:26:52.47 ID:bpNtdIW30
28 :
凧(バイヤー):2006/12/10(日) 13:27:36.18 ID:jwEFBYwz0
>>23 週末品評会のお題は『謝罪』
通常営業のお題は、適当にお題ちょーだいって言ってみたり、横dしてみたり。
29 :
初夢(ホスト修行中):2006/12/10(日) 13:27:36.43 ID:ijLcFxC60
30 :
初夢(ホスト修行中):2006/12/10(日) 13:40:42.93 ID:Zx70M2QD0
31 :
女医さんと初詣:2006/12/10(日) 13:41:06.87 ID:qMw4xrla0
一夜明け
自作を眺めて
鬱になる
32 :
初夢(見るの忘れた):2006/12/10(日) 13:43:43.43 ID:Cu8SA8B10
33 :
おみくじ(中がよろし):2006/12/10(日) 14:00:01.23 ID:B1zQO7fQ0
自分が書いた品評会作品恥ずかしくて読み返せねーorz
34 :
猪(ちょっと臭いあり):2006/12/10(日) 14:04:22.16 ID:A9ZJWYGeO
ウブな子が多いのね
35 :
猪(ちょっと臭いあり):2006/12/10(日) 14:24:59.87 ID:A9ZJWYGeO
限界
お題をいただきたい
37 :
猪(ちょっと臭いあり):2006/12/10(日) 14:30:19.68 ID:A9ZJWYGeO
銭湯
38 :
猪(しいたけ目):2006/12/10(日) 14:41:35.58 ID:neBqilhZ0
投下しますよ
39 :
賢者のお詫び(1/5) ◆7CpdS9YYiY :2006/12/10(日) 14:41:53.95 ID:neBqilhZ0
俺と妹は仲が悪い。
そりゃ憎しみ合うとか互いに無視するとかそういう間柄ではないが、
仲が良くないのは誰の目にも明らかな厳然たる事実だ。
思春期も終わりに近づいた今なら分かる。はっきり分かる。
妹なんか持つべきではないと。
わがままだしこらえ性がないしすぐ怒るし独占欲まで強い、おまけに誰に似たのか天邪鬼の神が乗り移っている。
まっとうな性格の持ち主である俺とは正反対であるからして、常にケンカが絶えないのである。
ウザい。ひたすらにウザくてウザくて、もうこんなやつとは一刻も早く縁を切りたいと東京の大学への進学を志望する昨今である。
ある日の休日、俺が自室で読書にいそしんでいると、妹が血相を変えて飛び込んできた。
「ちょっとお兄ちゃん! あたしのプリン食べたでしょ! もー、そういうことしないでって何度も言ってるのに!」
俺は本から目を離さずに答えた。
「食ってねえよ」
我ながら実に明快な回答だったが、妹のちょっと可哀想な脳の演算能力ではその意味を理解できなかったようだ。
「は、はい?」
「俺は、プリンを、食べていない」
「ど、どうしてそういうすぐバレる嘘をつくのかなあ」
「見たのか?」
「他に誰もいないでしょーが」
「果たしてそうかな?」
「……え? 誰かいるの?」
妹のきょとんとした声音に、俺は文字を目で追うのを中止した。
漂流した少年たちが「豚ヲ殺セ!」と踊り狂っているシーンだった。あーあ、ちょうどいいところだったのに。
さて、と考えてみる。
一つ、家には俺と妹しかいない。一つ、外からの侵入者はいない(と仮定する。警察沙汰にしないためにも)、
一つ、内側からの侵入者(例えば未来よりのネコ型ロボットとかな)もいない。
そこから考えられる可能性はいくつもあるが、その中で特にもっともらしいのは──。
「なるほど」
俺は膝を打った。
「プリンが自我に目覚めて自分で自分を食べたんだ。プリン・ウロボロシウムと命名しよう」
40 :
賢者のお詫び(2/5) ◆7CpdS9YYiY :2006/12/10(日) 14:43:29.43 ID:neBqilhZ0
「そんなわけないでしょ! どうしていっつもそーゆーことばっか言うの?
お兄ちゃんの馬鹿! イジワル! 嘘つき! 変態!」
いや待て、もちろん俺は馬鹿でもイジワルでも嘘つきでもないが、
「変態ってのはなんだ? なにを根拠にそんなことを言う」
「変態じゃん! あたし知ってるんだからね!」
と俺の机を指差す。
「そこの引き出しにエッチなゲーム隠してて、しかも全部妹とエッチなことするやつなんだって!
あたしって妹がいるのにそんなゲームするなんて変態以外の何者でもないじゃん!」
「馬鹿野郎、見損なうな! 興味本位でジャケ買いしたやつがたまたま三本とも妹がメインヒロインだっただけだ!」
「なおさら悪いよ! どんだけ凄い嗅覚してるの、変態!」
なるほど、そういう考え方もあるか……って納得してる場合ではない。
なんとしてでもそれ以上にインパクトのあることを言わなければ兄としての威厳が地に落ちる。
「ベッドの下にベーコンレタス隠してるお前には言われたくないな」
俺がそう告げると、妹は面白いほどの速度で顔を真っ赤にした。俺の発言は酸性らしい。
「な、なな、なんでなんで知ってるの? 見たの見たのね見たんだね! ほ、他には!?」
「えーと、森奈津子の百合小説とか。お前ってやつは実に節操がないな」
反応から察するに、かなりの大ダメージであることは容易に窺える。
しかし、さて、そろそろ次の行動フェイズに移行する必要がある。
なぜなら首の付け根まで赤くなった妹の身体がぷるぷると震えているからだ。
それと同時に凄まじいまでのプレッシャーがやつの内面から膨れ上がっている。
キルリアン映写機で今のこいつを写したら、きっと眩いばかりのコロナ光が観測できるだろう。
ま、そーゆー訳で、俺は財布と読みかけの本を手にとって部屋を出、玄関に向かった。
途中で振り返ってみるが後を追ってくる様子はない。
慌てず騒がず取り乱さず、靴を履いてドアを開ける。
外に一歩足を踏み出したところで、廊下を突き抜ける大音声が響き渡った。
「お兄ちゃんの馬鹿! もう帰ってくるな! 死んじゃ……たら困るけど、もう二度とご飯作ってあげないから!」
いや、それは困るな。そこまで言われるとさすがに胸が痛まざるをえない。
今俺が感じているように、俺の暴言はそこまでやつの小さな胸を痛めていたのか。
それに冷蔵庫のプリンを食ったのは他ならぬ俺だしな。
41 :
賢者のお詫び(3/5) ◆7CpdS9YYiY :2006/12/10(日) 14:44:01.50 ID:neBqilhZ0
「しかしなんだな、プリン食ったくらいであんなに怒るってのはおかしいよな」
とある一軒屋の門扉を前に、俺は一人ぶつぶつ愚痴っていた。
これが他所の家なら通報の対象だが、ここは俺の家の門扉だ。なんの遠慮もいらない。
「これは手続きなんだ。俺が今夜の夕食にありつくための。そうだろ、俺」
何度も何度も食うからだとか夕飯くらい自分で作れよと天からの声が振ってくるが、理性の力で無視する。
「……よし」
ようやく覚悟を決めた俺は門扉を開けて三歩でドアに辿り着き、素早くノブを回した。
「ただいま……ってうおっ」
妹が玄関で仁王立ちしていた。
予期せぬ伏兵にうろたえる俺だったが、今さら回れ右は出来ない。
深呼吸して、右手を前に突き出した。
「ほれ、好きなだけ食え」
俺が差し出したコンビニ袋いっぱいのプリンを前に、妹はアーモンド形の目をぱちくりさせていた。
こんな餌付けみたいな真似は気が引けるが、他に何も思いつかなかったのだから仕方がない。
「……」
無言、約十秒。
「あー、っと……プリンだよ、ね、それ」
「飼い葉に見えるか?」
「……」
さらに延長入ります。
永遠とも思える時間だった。くそ、許すなら許す、怒るなら怒るではっきりしてもらいたい。
こんな気まずい雰囲気を味わうくらいなら夕飯なんていらない。俺は自分の浅知恵を呪った。
……いや、違う。そうじゃない。確かに気まずいのは嫌だが、それは正確な表現ではない。素直な気持ちではない。
俺は許してもらいたかった。許してくれるなら、またいつもみたいに笑ってくれるなら、俺は夕飯なんかいらない。
「……ぷっ」
ぷ? ぷ、ってのはなんだ? 何語だ?
「く、くふ……ふふっ」
妹は声を噛み殺すように笑っていた。さらに腹に手を置いてぴくぴくし始めた。あまつさえ涙目になる始末である。
この反応はちょっと予想外だった。
42 :
賢者のお詫び(4/5) ◆7CpdS9YYiY :2006/12/10(日) 14:44:43.51 ID:neBqilhZ0
ひとしきり笑い終えて満足したのか、妹は真っ直ぐ俺を見てちょいちょいと手招きした。
「来て」
そこにはプリンがあった。
しかも明らかにお手製と分かる、シロップ付けの果物と生クリームでデコレーションされた洗面器サイズの特大プリンである。
「よく考えたらさ、プリンくらいでケンカするのっておかしいよね。お互い、もうちょっと大人になれれば済む話なのにね。
これならさ、二人で食べても足りるかなあ、って、まあ、つまりそういうこと。仲直りしよ?」
そして俺の手から袋を取り、ひょいと持ち上げてみせる。
「でもさ、お兄ちゃんも同じこと考えるなんて、笑っちゃった。嬉しかったけどさ」
……えーと。俺はなんて答えるべきだろう。言うべき言葉はすぐに閃いた。
「ば、馬っっ鹿じゃねーの? このプリンは俺が食べるつもりで」
「さっき『好きなだけ食え』って言った」
「い、いや違う。これはそう、そのアレだ」
「どれ?」
「ただ食った分のプリンを現物清算しようと思っただけだ。貸し借りなしのフィフティフィフティが俺の信条なんだ」
俺がしどろもどろにそう言うと、妹は目を細めて憎たらしい笑みを浮かべた。
「ふーん? ま、いいけどさ。あたしの作ったプリンは食べるよね? 断る理由、ないもんね」
テーブルの上にでんと置かれたキングプリンに目をやり、俺は答えた。我ながら情けなくなるような声だった。
「ん、あー、いや……そーだな。どうせお前一人じゃ食べ切れなさそうだから助太刀してやるよ。……しょうがねーな」
「じゃ、お茶淹れてくる」
そう言って台所にぱたぱた駆け込む妹の後姿を見送りながら、俺は思った。
この世でいっとう美しいもの、それはあの口の減らない妹を許容する度量を持った俺の心だろう。
……ま、あいつの心の広さをその次点にランクしてやってもいいけどさ。
「お兄ちゃん、早くー」
これらのささやかな顛末は、かの三賢者にも、あの若い夫婦にも及ぶべくはないが、
それでも俺は妹の贈り物を腹に詰め込むためにテーブルへ向かった。
43 :
賢者のお詫び(5/5) ◆7CpdS9YYiY :2006/12/10(日) 14:45:05.38 ID:neBqilhZ0
「……ぐうぅ」
「無理して食うこたねーだろ。明日にでも回せよ」
「ダ、ダメだよ。仲直りのものはその日の内に分け合って食べるようにってお婆ちゃんが言ってた」
「……ま、頑張れや」
「お兄ちゃんも頑張ってよ!」
44 :
くそみそ小説家:2006/12/10(日) 15:04:00.22 ID:iRA0aWUk0
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"((´ __ 〈 }
|__ r=_ニニ`ヽfハ }
ヾ|! ┴’ }|トi } このぶんだと
|! ,,_ {' } 過疎みたいだな
「´r__ァ ./ 彡ハ、
ヽ ‐' / "'ヽ
ヽ__,.. ' / ヽ
45 :
結びコンブ:2006/12/10(日) 15:05:51.19 ID:bpNtdIW30
じゃあ前スレでもらったお題で悪ノリしちゃおうかな
46 :
猪(イタ電中):2006/12/10(日) 15:06:08.21 ID:Mm2SHHZQ0
オチが4つ思い浮かんで、絞り込むのに必死だ……。
全部書きてえw
47 :
お題「貧弱勇者」:2006/12/10(日) 15:07:22.55 ID:bpNtdIW30
「おお勇者よ、死んでしまうとは情けない……本当に」
<缶>
48 :
結びコンブ:2006/12/10(日) 15:21:17.85 ID:bpNtdIW30
保守
49 :
凧(♀):2006/12/10(日) 15:24:00.99 ID:iRA0aWUk0
>>47 そういう馬鹿なテイスト、嫌いじゃないんだぜ
ただ「小説」かっていうと微妙で、
笑点ないし内Pの「解答」に近いよなwwww
50 :
おみくじ(中がよろし):2006/12/10(日) 15:25:21.38 ID:IpImOGfhO
誰かお題出してくれ
51 :
凧(♀):2006/12/10(日) 15:26:13.59 ID:iRA0aWUk0
独居房
52 :
猪(双子の妹):2006/12/10(日) 15:28:07.12 ID:77tXrkXU0
53 :
初夢(ピザった夢):2006/12/10(日) 15:34:57.64 ID:e9uhsJlp0
Simon and Garfunkel
54 :
結びコンブ:2006/12/10(日) 15:46:28.43 ID:bpNtdIW30
>>49 シュール氏に憧れてやった。反省はしている。
55 :
猪(里に下りてきた):2006/12/10(日) 16:20:18.15 ID:A9ZJWYGeO
落ちる
56 :
◆dx10HbTEQg :2006/12/10(日) 16:30:29.22 ID:/oYYX0bR0
んでは品評会作品投下します。
題「カエルの子」
57 :
カエルの子(1/3) ◆dx10HbTEQg :2006/12/10(日) 16:30:53.00 ID:/oYYX0bR0
「最近の若い奴は、なっとらん。昔はみんな、もっとしゃんとしていたぞ」
「はあ、そうですねえ」
何度目とも知れぬ愚痴に、男はため息を飲み込んだ。そして、男の父親の手には、デフォルメされたカエルの機械。今度は、何を作ったのだろうか。
老父は、退職してからというもの、しょっちゅう男のもとへと訪れていた。この前は空飛ぶペンギンのロボットを作っていたし、その前は毛ガニの戦闘機
の設計図を持ってきて、材料費を出せと迫ってきたのだ。特に意味などない、単なる暇つぶしの趣味。そんなものに付き合わされる方は、たまったもの
ではない。
「だからな、わたしは画期的な道具を発明したのだ。すごいだろう?」
「……はあ、そうですねえ」
「これが何か分かるか?」
そんなことを言われても、分かるわけがない。分かるわけがないが、正直に言うと父親は怒る。どうしたものかなあと、悩む。
おそらく形に意味はない。見た目はいつも、気分で決められているようだったから、問題は機能だ。
困り果てて考えこんでいると、老父は眉間に皺を寄せた。結局怒らせてしまったらしい。
「分からないなら、はっきりと言え」
「……はあ」
「わたしに、何か言うことがあるだろう」
「ええと……。分かりません、でしょうか?」
「違う!」
一体全体なんなのだ。彼の考えていることは、さっぱりだった。昔は、父親が作る色々な機械に憧れていた。男にとって、父親は師であり、目標であった。
だというのに、今ではこんな体たらく。わけの分からぬおもちゃを作り、わけの分からぬことを主張する。ツバを飛ばしながら、彼は男をののしった。
「そんなだから、世の中はだめになるんだ。もっと他人のことを思いやれ、バカモノ!」
「はあ」
「だが、これを常に持っていれば大丈夫だ。お前の代わりに、お前がやるべきことを為してくれるのだ」
彼は無理やり男にカエルを押し付け、出て行った。冷たい金属の感触が、すっぽりと手に収まる。鞄に入れるにも、邪魔にならない大きさだ。
まあ、気は進まないが、尊敬していた父親の命令だ。親孝行とでも思って、しばらくは従おうと決心する。しかし、これは一体なんの道具なのだろう……。
58 :
カエルの子(2/3) ◆dx10HbTEQg :2006/12/10(日) 16:31:14.26 ID:/oYYX0bR0
その機能は、すぐに分かった。
混雑した道を歩いている時、女性とぶつかった。そんなことは、いつものことであったから、男は何も言わなかった。
「ごらんなさい!」
唐突に、男の声が響いた。しかし、男は口を開いてなどいない。不審げに、女性を始めとした周りの人たちが注目した。
一番驚いたのは、彼自身だ。誰かが、口真似をしたのだろうか? それにしては、似すぎていたが。
カエルの機械の仕業だと気付いたのは、次の時だった。コンビニで棚に陳列された商品を落としてしまったのだが、面倒だったので通り過ぎようとした。
「ごらんなさい!」
その言葉通り、周囲の視線が集まり、片付けざるを得なくなってしまったのだ。さすがに二度目ともなると、男も真剣に考える。昨日までは、こんなこと
はなかった。では、昨日と違うことは?
鞄に放り込まれたままのカエルと、目があった。こいつか、と取り出して眺めまわしたり叩いたりしてみたが、何も起こらない。特定の場合に応じて反
応するのだろうか。分解すれば分かるかもしれないが、そんなことをすれば父親が何を言うか。
きっと、何か思惑があるのだろう。そう思って、男はもう一度カエルを鞄に入れなおした。
だが、一週間我慢しても、その道具は何の利益も男に与えなかった。それどころか、男に迷惑ばかりかける。
失敗を上司に怒られている時のことが、決定打となった。
「お前は、どうしていつもこんなにミスばかりを繰り返す。せっかく、お前を信用したというのに……」
「ごらんなさい!」
最悪なタイミングだった。怒っている人間相手に、言って良い言葉ではない。自分ではないと弁解したかったが、声は男のものなのだ。信じてくれるは
ずがない。
とっさにカエルを地面に叩きつけたが、時すでに遅し。
案の定、上司は“ざまあみろ”といった意味で捉え、男に怒鳴った。
「ふざけるな。馬鹿にしているのか!」
顔のへこんだカエルが、解雇を言い渡された男を、歪な口で笑っていた。
59 :
カエルの子(3/3) ◆dx10HbTEQg :2006/12/10(日) 16:31:49.38 ID:/oYYX0bR0
次の日、男は父親の家へと訪れた。会社には、行かなくてもいい。行きたくても、行けなくなってしまったのだ。
「お父さん、この道具は結局、なんだったのですか。このせいで俺はめちゃくちゃだ」
「なんだと! わたしの発明に、ケチをつける気か!」
言い争いは、加熱する。男はカエルを馬鹿にし、老父はすばらしさを語る。壊したことが知れ、さらに彼の怒りは増した。
「この、親不孝ものめ! 育て方を、間違ったか」
「ごらんなさい!」
またもや嫌なタイミングで、カエルは叫んだ。
少し凹ませた程度では、お喋りな口を閉ざすことはできなかったらしい。声は内臓されているのだろうから、形は関係ないのかもしれない。
育ててやった恩を感謝するところか、馬鹿にされたと思った父親は、怒鳴る。
「何がごらんなさいだ!」
「お父さんの作ったおもちゃでしょうが! これは一体何なのです!」
老父は、ぴたと口をつぐんで、男の手からカエルを奪い取った。
そして、黙って扉を閉め、男を追い出した。
家に帰った男は、自室にこもって怒っていた。あの父親の様子では、カエルは失敗作だったのに違いない。なのに、言うべきことも言わずに逃げるな
んて、許せなかった。
ならば、そのために役立つ道具を作ろう。然るべき場面で、然るべき対応を求める機械だ。父親の真似をして育った男は、機械弄りが得意だった。
形は、皮肉をこめてカエルにすることにした。声も、必要性はなかったが、どうせだから老父と似せたものを作った。突然自分の声がすればびっくりす
ると思い知ればいいという、ちょっとした報復だ。
幸か不幸か、仕事を首になったせいで、時間は有り余っている。あの父親に、常識というものを教えてやろうと、男は黙々と作業し続けた。
その数ヶ月後。年老いた男の声が、辺りに響き渡った。
「げざいしなさい、げざいしなさい!」
とっぴんぱらりのぷう
60 :
カエルの子 ◆dx10HbTEQg :2006/12/10(日) 16:33:49.33 ID:/oYYX0bR0
ごめんなさいと謝罪を使うなとのことなので、どうやって使ってやろうかと考えまくってました。
面白い縛りだなwww
61 :
白菜:2006/12/10(日) 16:33:52.35 ID:gxtOqjV30
62 :
初夢(ホスト修行中):2006/12/10(日) 16:40:15.54 ID:c2Jt9AhC0
風邪が悪化したっぽくて良い具合に脳が溶けている
品評会、暗い話に仕上がりそうだ・・・
63 :
凧(100連):2006/12/10(日) 16:42:16.60 ID:LB4PZq2L0
品評会の脳内プロットは完成していたが、数多いみたいなので投下しようが迷っていたら、
脳内プロット忘れた。よかったよかった
64 :
猪(酒乱):2006/12/10(日) 16:43:31.60 ID:vFZdPJIY0
>>60 違ってたら悪いんだけど元ネタ「私のカエル様」?
65 :
焼き豆腐:2006/12/10(日) 17:13:56.82 ID:yri+d8Yw0
品評会の過疎効果wwww
66 :
おせち(5,000円):2006/12/10(日) 17:14:45.26 ID:2MiuBKGAO
この時間の過疎は危険だとあれほど……
67 :
たこ:2006/12/10(日) 17:21:03.85 ID:6pKQyJuj0
よっしゃ雑談だ!
今回の品評会もまた笑いあり涙ありのハイレベルとなってますなぁ田中さん?
68 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 17:22:54.99 ID:AhiLzJVQ0
誰が田中じゃw
69 :
K ◆MOQh6a44V2 :2006/12/10(日) 17:23:10.13 ID:PrF/58ZnO
週末の審査会?
【謝罪】
人は常に特別な何かに飢えている。
理想と現実の狭間に生きながら、特別な何かを渇望している。
男は中流家庭に生まれた。見た目も中の上といったところで、今までの人生これといった苦労という苦労をした覚えはない。
内気ながらも多趣味でそこそこ運動神経も良い。
「普通」とか「並」とかいう言葉が似合う男だ。
ある日、男は考えた。
「今までそこそこの人生を送ってきた。人並みに失敗や挫折もしてきた。俺はこの先どうなるのだろうか。そこそこの嫁さんを見つけそこそこの家庭を築き、そこそこ長生きして死んでいくのだろうか……これが正解なのか」
震えが止まらなかった。自分の未来が半透明ながら見えてしまった気がした。
男は失う事を恐れた。
溶け出す蝋燭に心が揺さ振られた。ほつれていく洋服の袖を見ては喪失感を覚えた。
70 :
K ◆MOQh6a44V2 :2006/12/10(日) 17:26:17.98 ID:PrF/58ZnO
【謝罪】続き
苦しかった。今まで「並」でいることは男にとっては難しいことではなかったが、簡単なことでもなかった。それなりに努力をしてきた結果、こんな悲壮感を覚えるとは……。
空っぽになった男は流れ行く運命に逆らうことにした。並でいるためのコンパスは捨てたのだ。
ただ一瞬一瞬を感動したいと、男は強く思った。
それから男の人生は感動に華やいだ。感動に身を任せた男の先行きは少なくとも不透明にはなった。
ある日、男は考えた。
「俺は、これからどうなるんだ。俺の将来はどうなるんだ……答えが全くわからない」
71 :
K ◆MOQh6a44V2 :2006/12/10(日) 17:27:03.42 ID:PrF/58ZnO
【謝罪】続き
一瞬、男は青冷めた。喉が切り裂かれ唾液が溢れ出してくるような、そんな不安に襲われた。
しかしながら男は微笑をうかべた。
「俺は大きなものを手にいれた。自分のために過ちを侵し、認めることを。」
男は頷いた。
72 :
K ◆MOQh6a44V2 :2006/12/10(日) 17:30:36.80 ID:PrF/58ZnO
正直、期待されてる謝罪のテーマには沿ってないかも(´・ω・`)
なんかゴメン童貞作です。
73 :
たこ:2006/12/10(日) 17:34:15.09 ID:6pKQyJuj0
74 :
たこ:2006/12/10(日) 17:41:29.77 ID:jwEFBYwz0
>>72 とりあえず、今度から名前欄にレス数を(1/3)(全レス数分の何番目)って表示してくれると編集の人や、
「投下完了してからレスしよう」と思ってる人たちに優しいぜ。
それから、週末審査会ではなく、品評会なw 別に何か審査しようってんじゃなくて、
ひとつのテーマに沿った作品を持ち寄って、その巧拙を競おうって会だからさw
ちなみに品評会投稿作品に対する感想批評なんかは、全作品出揃った日曜24:00以降からつき始めるぜ。
75 :
たこ:2006/12/10(日) 17:43:38.31 ID:6pKQyJuj0
こういった時に馴れ合いにならず過疎にもならない適度な丁度良い雑談話題ってないものかなぁ。
品評会の時はたいてい通常投下が減っちゃうわけだし。
76 :
K ◆MOQh6a44V2 :2006/12/10(日) 17:45:16.75 ID:PrF/58ZnO
>>74 アザース(´ω`*)
説明がわかりやすすぎてチビったわ。
77 :
猪(禁欲中):2006/12/10(日) 17:48:41.14 ID:v9ZrRA5k0
78 :
たこ:2006/12/10(日) 17:48:56.66 ID:jwEFBYwz0
>>76 ところでそのKってのは、タイトル? それともコテ?
このスレでは
名前欄:タイトル◆xxxxxxxxxx(酉は任意)
って書く風習があるから、コテは誤解を招きやすいかも。
79 :
たこ:2006/12/10(日) 17:50:38.12 ID:6pKQyJuj0
>>77 俺の知識じゃループ話題にしかできないんだよ。
今書いてるのはショタ小説だが、少年の語彙ってなかなか難しいんだよな。
んでもってイタリア人だから日本の慣用句とかは使えないし。
あれ、なんで俺技術もないのに自分から縛りきつくしてんだ? マゾか?
80 :
猪(禁欲中):2006/12/10(日) 17:55:22.20 ID:v9ZrRA5k0
>>79 イタリア人の感情は第三者視点で書く事にして
会話させないようにしたらどうだろう?
まぁ、これはイタリア人×日本人だったらできるけど
イタリア人同士の会話なしは無理だな。
81 :
初夢(犯人だった):2006/12/10(日) 17:55:52.77 ID:c2Jt9AhC0
>>75 今品評会用に宗教がらみの話書いてるんだが
用語の選択が難しすぎる件について
82 :
たこ:2006/12/10(日) 17:58:16.85 ID:jwEFBYwz0
>>81 専門用語多すぎと叩かれた俺が通りますよっと。
専門用語多すぎると理解できない、専門用語使わないと雰囲気でない。
ジレンマなんだよなー…
83 :
たこ:2006/12/10(日) 17:58:26.19 ID:6pKQyJuj0
>>80 完璧イタリア舞台でイタリア人二人組だわ。アウト。
>>81 当り障りのない言葉を選んで衝突を避けるも、あえて強い言葉を使って勢いのある内容にするも貴方次第。
間違った知識を使うとボロクソにやられるけどな! 期待してるぜ頑張れ!
84 :
おせち(10,000円):2006/12/10(日) 18:02:03.63 ID:omGSv4MWO
詳しくない分野の話を書くのは難しいよな……
自分が悩むのは楽器関連とか銃器の類とか、理系な知識とか
85 :
初夢(勝ち組だった):2006/12/10(日) 18:04:06.07 ID:c2Jt9AhC0
>>82>>83 まったくだなw
特に宗教がらみの誤用は怖いんだぜ
輪廻転生は解脱が目的なんだぜ
また人に生まれ変わりたいってのは駄目な考え方なんだってなあ
86 :
猪(青詐欺):2006/12/10(日) 18:05:05.42 ID:PrF/58ZnO
>>78 Kはコテです。タイトルつけ忘れた…orz
だめぽ
87 :
蛸:2006/12/10(日) 18:06:02.28 ID:jwEFBYwz0
このスレで、小説の資料請求とかアリ? 別に避難所でも構わないけど。
それあると俺が書くときも楽だし、
あとひけらかしたいと言う下心もあるw 宗教系なら結構強いぜ。
88 :
凧(ぱしり):2006/12/10(日) 18:07:06.37 ID:NTlvg50i0
89 :
おせち(10,000円):2006/12/10(日) 18:08:03.14 ID:omGSv4MWO
宗教はキリスト教とフレイヤ教とフラミンゴ教しかわからん
死のうと思っていた。
今年のクリスマス。
よそから着物一反もらった。クリスマスプレゼントとしてである。
麻でできていた。
メイドイン麻!
少し違う。
チャイニーズからの舶来品だった。
これは夏に着る着物であろう。
「………」
まあ……でもそれとこれとは別だから、さっさと死のう
――と、かなり末期的な思考の狭間で、人生の中で最も儚く貴きものであるはずの青春ストーリーの一ページを愚弄するかのように、無駄に彩られた学生生活を送るこの青年は、今日のクリスマスで満十九歳を迎えたのである。
十九といえば腐っても十代だ。
健常な男子ならば、水面下で長期に渡り地道に立て続けたフラグの結果を遺憾なく発揮し、未来に起こるとも知れない伝説の木の下イベントを滞りなく完遂すべく、入念に実践を模した反復練習を積んでいてしかるべき年齢である。
しかし、どうやらこの男は不健全だった。
青年は可も不可もない中流階級の次男として健やかに生まれ育ち、さて十九年も生きたことだし多少フライング気味ではあるが成人気分で自分の人生を一度顧みることにしようか、と思い立った。
題目――死について。
暗。
時代が変わったからなのか、青年の頭が変わってるのか、どちらに転んでもバッドエンドまっしぐら感は否めない。
現代社会が若者に一縷の望みも抱かせないくらい、貧困で廃れきっているかというとそうでもなく、景気は微弱ながら回復傾向を示していたし、彼の明日にしても負債天国夕張の今後に比べたらとても明るいものだったろう。
じゃあどうして。
『理屈じゃない』
世の哲学者を全否定したようなこの文句は、とりあえず現状を打破したい人に幅広くご愛用される厄介な切り札である。よくヒーロー戦隊の赤いヤツが業務中に暑苦しく口走っていそうだ。
「………ッ!」
この青年、主人公のくせしてここまで第一声のないまま、勝手に決意を固めたらしく、唐突に立ち上がった。よもやこの男、一言も喋らずに天へ召されるおつもりか。
窓に近づき、カーテンに手をかける。
世界は燃えていた。
飛び交う無数のスノーフレーク。
薄暮の空とリンクする。
瞳孔括約筋の収縮運動と同時に去来する感情は。
美しく、妬ましく、たまらなく踏みにじりたい……衝動。
窓を解き放った。
ふらつきながら片足ずつ、細いサッシの上に乗る。
テーブルの上には遺書。ついさっき書いた。
書面には、『飛天御剣流奥義を伝授してきます。探さないでください』、とだけ記されてある。
青年は別れまでの短い時間、友や家族や脳内彼女のことを想う。
後ろ髪を引かれる思いで、一歩足を前に踏み出す。
次の瞬間、十九年の想ひ出が走馬灯となって駆け巡る―――はずだった。
突風が吹いた。
「………」
寒かった。
だって冬だもの。
温水床暖房システムの行き届いたフローリングに軽やかに着地する。
落ち葉に倣った気流に逆らわない自然の動きでダッフルコートを掴みとると、玄関に向かう。
「夏まで生きてみるか」
青年は銭湯に赴くのであった。
人工的なぬくもりを求めて。
完
92 :
蛸:2006/12/10(日) 18:12:20.15 ID:jwEFBYwz0
93 :
初夢(勝ち組だった):2006/12/10(日) 18:14:07.13 ID:c2Jt9AhC0
>>87 まとめ掲示板のコラムとかに投下してくれると
すげえ助かるんだぜ?
資料請求は流石にまずいと思うが、雑談の時にこれについて知らない?
って聞いて、その回答を少しずつまとめて行くのはありだと思う
94 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 18:15:30.61 ID:AhiLzJVQ0
VIPは意外と専門家多いからねw
俺、化学系なら教えて上げられるぜw
95 :
猪(ギャンブラー):2006/12/10(日) 18:16:20.44 ID:neBqilhZ0
96 :
蛸:2006/12/10(日) 18:19:19.18 ID:jwEFBYwz0
>>93 わざわざコラムに載せるほどのものでも……
資料請求って言うよりは、「〜〜についてちょっと語ってくんね?」とか、そんな感じ。
それはアリか。了解。
ユダヤ・キリスト・イスラム教、仏教、あと軽く神道あたりの質問になら答えられるかも。
97 :
銭湯:2006/12/10(日) 18:23:26.18 ID:mXoIwcOx0
姉夫婦に頼まれ、9歳になる娘を一晩預かることになりました。
日も暮れ、お風呂に入るような時間になったのですが、
私が住むアパートの、汚いユニットバスには、絶対に入らないとゴネるので、
近くのスーパー銭湯湯の郷葛西へ、一緒に行くことにしました。
その子は、こういう所に来るのが始めてらしく、一人では女湯には入れないと言うので、
私と男湯に入る事になりました。彼女が服を脱ぎ、浴室に入ると、
案の定、周囲の注目を浴びてしまい、彼女は手で軽く股間を隠すようになり、極度の緊張からか、
「パンッ」という小さな破裂音をさせて、大量の下痢を漏らしはじめてしまいました。
今となっては、私がどんな気持ちで、見ていたのかは定かではありません。
小柄な体に似つかない、その子の長く細い脚をつたって、
下痢が盛り上がっていく様を、ただぼんやりと見ていたと思います。
彼女の排泄が終わる頃には、俺と彼女は、周囲の人たちに、遠巻きに見られる存在になっていました。
体を隠す事を忘れ、顔を隠しながら泣き出すその子を見て、
私が少年だった頃の、苦い思い出に出てくる自分に、目の前にいる少女が、重なって見えました。
そして、私は、その子の事を、全力で守ってあげようと決意しました。
ですが、どう守ってあげたらいいか、わからず、彼女の前に立ったまま、微動だにできませんでした。
その時です。突然、私の腕が青白く輝くと、「シュゴォォォ」という音をたて、肘を支点にして、回転を始め、
彼女の足元にある下痢をすくいとり、「フモ!」っと言って、食ってしまいました。
あっけにとられる彼女を見て、俺は、
「あー美味しいビーフシチューだ、とけかかった肉や人参が美味しいよ。」
と言って、床に這いつくばり、彼女の下痢を吸い尽くしました。
私が顔を上げ、彼女の方を見やると、彼女は私の首根っこを踏んづけて、
幼女のように、体のどの部分も隠す事なく、微笑んでいました。
勃起して、陰裂から飛び出した陰核もニッコリ微笑んでいるように見えたでぶ
98 :
初夢(勝ち組だった):2006/12/10(日) 18:23:56.81 ID:c2Jt9AhC0
>>96 十分守備範囲広いだろう、それはwなんだ、職業は坊主か牧師かなんかかw
俺運営じゃないからなんとも言えないが、過疎と保守の嵐よりは
新しい小説知識を得られる雑談の方が有意義だと思うから
99 :
蛸:2006/12/10(日) 18:25:46.70 ID:6pKQyJuj0
俺カントに関しては一般の中学生よりは知識あるだぜ!
――ああ、俺はみんなからもらうばかりであげるものは何もないんだなぁ。
と思った瞬間だった。
100 :
猪(入浴中):2006/12/10(日) 18:25:53.11 ID:kIs3+71i0
101 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 18:26:27.13 ID:AhiLzJVQ0
俺運営だけど、運営ってのは品評会だけの話で、一般営業とかスレの流れはみんなで決めようって、ばっちゃがいってた。
102 :
蛸:2006/12/10(日) 18:27:53.74 ID:jwEFBYwz0
>>98 職業は、ダブりインパクトだとだけ言っておこうか……
でも、専門的な知識ばっかりあると、かえって専門的と一般的の区別がつかなくなって困るんだよな。
キリスト教とイスラム教がユダヤ教から派生したものだって知らない奴がいたときには驚いた。
103 :
猪(ギャンブラー):2006/12/10(日) 18:28:11.09 ID:neBqilhZ0
>>90 文体が小気味いいっすね。小ネタがぽんぽん入ってて飽きません。
面白かったです。
104 :
おせち(8,000円):2006/12/10(日) 18:28:57.49 ID:2MiuBKGAO
俺は知識広いけどものすごく浅いよ
105 :
猪(ギャンブラー):2006/12/10(日) 18:30:45.77 ID:neBqilhZ0
>>102 一個聞いていい?
一本のピンの上で何人の天使が踊れるか?って問題に答ってあんの?
知ってたら教えてくれないか。
106 :
ゴボウ:2006/12/10(日) 18:32:21.97 ID:mXoIwcOx0
お題くれ
107 :
牡蠣:2006/12/10(日) 18:35:26.75 ID:bpNtdIW30
108 :
蛸:2006/12/10(日) 18:35:41.03 ID:jwEFBYwz0
>>105 知らNEEEEEE!!!!1
それはジョークの類じゃね? ウミガメとか?
109 :
猪(ギャンブラー):2006/12/10(日) 18:38:32.74 ID:neBqilhZ0
>>108 いや、中世にそういう神学論争がガチで流行したらしい。
エヴァブームの副産物の、プチ神学ブームのときにその話聞いたんだけど、
なかなか答を知る機会に恵まれなくて。
110 :
猪(背中が弱いの):2006/12/10(日) 18:43:02.11 ID:v9ZrRA5k0
>>109 調べたら不毛な議論って意味を表す言葉みたいですよ。
111 :
おせち(8,000円):2006/12/10(日) 18:43:12.51 ID:2MiuBKGAO
クラスに必ず一人はいるよね。
三国志オタ
112 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 18:43:28.91 ID:AhiLzJVQ0
カトリックでは、神的概念を表すときに空間時間的な事象を超越した存在として表すため、
針の上で千人の天使が踊ることが出来るとしている。
しかし、その千人というのもまた、時空的な表し方なので正しくはない。
つまり、数では示すことの出来ない数=全ての天使が針の上で踊ることが出来る。だったかな…
要は答えはないよってことだったと思うがw;
113 :
凧(ぱしり):2006/12/10(日) 18:48:10.64 ID:NTlvg50i0
天使が体積を持つ存在なのか、霊的な類のものなのか、っていう問いかけなのか?
114 :
おみくじ(太吉):2006/12/10(日) 18:50:11.90 ID:PrF/58ZnO
<:ロミ
115 :
猪(ギャンブラー):2006/12/10(日) 18:50:46.95 ID:neBqilhZ0
>>112 おお、サンクス。長年の疑問が解けた。
つってもスッキリするとはいいがたい答だな。
116 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 18:51:37.49 ID:AhiLzJVQ0
>>113 よくわかんねw;
昔の人は時間もてあましてたってことじゃねえか?wwwwwww
117 :
猪(背中が弱いの):2006/12/10(日) 18:55:22.97 ID:v9ZrRA5k0
>>115 そのスッキリしない事を狙った問いなんだろうな。
答えがわからないからモヤモヤして考えてしまう。
答えはその人の心の中にってやつやね。
哲学っぽいから、そろそろ哲学に詳しい人登場願います。www
118 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 18:55:34.60 ID:AhiLzJVQ0
>>114 あ、そうそう。結局タイトルはどうする?
今からまとめるときに付け加えるけど。
119 :
初夢(筋肉痛):2006/12/10(日) 18:57:02.28 ID:e9uhsJlp0
つまりは、そんな細かいこと気にすんなってことじゃね?
文才無いとか気にすんなってことじゃね?
120 :
年賀状(来なかった):2006/12/10(日) 18:57:57.64 ID:DUl+hk840
神の存在を数学で面白おかしく証明したのってオイラーだっけ
121 :
猪(倉庫係り):2006/12/10(日) 18:58:10.89 ID:3+DMniMFO
まさに神スレ
122 :
初夢(勝ち組だった):2006/12/10(日) 18:58:21.22 ID:c2Jt9AhC0
宗教用語と並んで知りたいのがスポーツの知識
野球とかサッカーなんかは誰でも知ってるんだけどなあ
剣道とかのリアリティある知識って入手しづらいよな
123 :
猪(ギャンブラー):2006/12/10(日) 18:59:32.21 ID:neBqilhZ0
>>111 どうでもいいけど、まさか孔明も数千年後の異国で
「はわわ、敵が来ちゃいました、ご主人様!」とか言わされるとは思っても見なかったろうな。
歴史に名を残すって恐ろしいにゃー。
124 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 19:04:14.22 ID:AhiLzJVQ0
>>120 (a+b^n)/n=x だなw
誰がうまいこと言えとwwww
125 :
◆JBE2V7aE2o :2006/12/10(日) 19:08:33.80 ID:v9ZrRA5k0
品評会作品を投下します
126 :
beyond the uld(1/5) ◆JBE2V7aE2o :2006/12/10(日) 19:09:36.17 ID:v9ZrRA5k0
子供たちがいなくなった夕暮れの公園
そこに二人の男女がいた。
「優君、私ね。好きになっちゃった」
公園に呼び出された俺は幼馴染に告白された。
10数年間、兄妹のように一緒に育ってきた、隣に住む女の子 花梨。
その彼女の突然の告白に、俺は驚いていた。
今までそんな素振りなど、まったく見せていなかったから。
俺は花梨を異性として意識していたけど、花梨は俺の事なんか
男として見ていないだろうな、と思っていた。
「今日ね、駅前の本屋さんで見かけた人なんだけど、すっごい格好良かったの! 一目惚れ」
うん、思っていたとおりだった。
俺の先走り思考と勘違い思考は今日も快調だ。
だが、その思考もすぐに止まった。
花梨が発した言葉の中に気になる単語があったから。
「お前、今、一目惚れって言った?」
花梨は太陽も負けるほどの明るい笑顔で答えた。
「うん! 一目惚れ。フォーリンラブ」
その言葉を聞いた俺は、先ほどの告白とは比べ物にならないくらいの衝撃を受けてその場に崩れ落ちた。
2050年、日本は低齢化社会に変化していた。高齢化社会を防ぐ目的で行われた
子作り支援策が過剰に成功した結果、日本人口の5割は18歳以下になっていた。
労働者ではない層の異常な拡大によって
食料の需要と供給のバランスが完全に崩れ
これ以上の増加は国にとって危険だった。
そこで政府は、増加を防ぐため婚姻許可年齢の引き上げ、
出来ちゃった結婚の処罰化、そして一目惚れの禁止。
今の日本で、一目惚れは犯罪行為なのだ。
刑罰は執行猶予なし、裁判なしの死刑直行。
何故、一目惚れだけがここまで極刑なのか、わからないが、逮捕されると死刑だった。
127 :
beyond the uld(2/5) ◆JBE2V7aE2o :2006/12/10(日) 19:10:05.76 ID:v9ZrRA5k0
俺は花梨を連れて部屋まで急いだ。
誰にも見られない、聞かれないように窓にはカーテン
ドアはしっかりと鍵を閉める。
そして、花梨に感情むき出しで言った。
「お前、一目惚れが犯罪だって知ってるのか! 見つかったら殺されちゃうんだぞ! いいのかよ!」
息を荒げながら悲壮な顔をして言葉を紡ぐ俺とは対照的に花梨は笑顔だった。
「馬鹿な私だって、それぐらい知ってるよ。でも、好きになっちゃったんだもん」
この能天気娘は……、昔からそうだ。
思い立ったら一直線、周りを巻き込んで突き進む暴風娘。
こいつの行動に振り回され何度、危険な目にあった事か。
「ねぇ、優君。手伝って、お願い」
目を潤ませ上目遣いで俺を見上げる花梨。その姿は、名の通り花のように可憐。
何度も、このお願いに騙されてきたが今回は違う。命が掛かってるのだ。
「駄目! いいか。一目惚れしたなんて周りに聞かれたどうするんだ。もう忘れろ」
「このわからずやぁ〜。こうなったら……」
どっちが、わからずやだと俺がツッコもうとすると
花梨は着ていた上着を脱ぎ、少し胸元をはだけさせ、こちらを向いた。
「優くぅ〜ん、お願い〜」
何とも甘ったるい声、その異常なまでの可愛らしさに陥落しそうになったが俺は何とか耐えた。
だがこれ以上この姿でお願いされては耐えられないと思ったので視線を下に落とす。
その時、上着を脱いだ事によって見えるようになった花梨の左腕に、大きな傷跡が見えた。
128 :
猪(12才):2006/12/10(日) 19:10:20.50 ID:jwEFBYwz0
最初に宗教系の知識ひけらかしたいとか言った愚物ですが、
なんというか、全然話についていけなくて泣きそうになってたり。
実は全然大したことなくてすまん(´;ω;`)
129 :
beyond the uld(3/5) ◆JBE2V7aE2o :2006/12/10(日) 19:10:32.08 ID:v9ZrRA5k0
その傷跡を見る度に思い出される己の不甲斐なさ。掘り起こされる過去の記憶。
「花梨ちゃんは僕が守る」
「流石は未来の旦那様。格好いい〜」
「うわぁぁぁぁ、こっち来るなぁぁぁ」
「優ちゃ〜ん、置いてかないで〜。うわぁぁぁぁん、痛いよ〜」
「優! お前、女の子を置いて逃げるなんて最低だぞ!」
「だって、怖かったんだもん。あんな大きな犬に僕が勝てるはずないよ」
「気にしてないよ、優ちゃん。ほら、公園に行こう」
「え……、あ……、うん」
そうか、これは…。今度こそって神様がくれたチャンスなのかな。
「わかったよ。協力する。だけど、俺の言う事を聞くんだぞ」
「やったぁ。優君、大好き〜」
お前が好きなのは本屋にいた男だろ…。
花梨に人前では一目惚れした事は口にしないこと、想い人に気持ちを伝えるときも
一目惚れで好きになったことは隠すことを約束させた。
残る問題は、警察の一目惚れ捜査班ラブハンター、通称LH。
連中は人を見ただけで、その人物が一目惚れしいるかどうかを判断できる力があるらしい。
ただでさえ解りやすい行動を取る花梨だ、LHに見つかったら即座にばれてしまうだろう。
俺はLHに見つかる前に花梨と本屋の男を恋愛関係にする事が良いと判断。
とりあえず、噂の男がどういう人物なのか知る事にした。
情報は、たったの二つ、本屋の漫画コーナーにいた、見た目が花梨の好み。
詳しく聞こうにも花梨自身も一度しか見ていないので解るはずもなかった。
しかし、ここで不思議な事に気付いた。今日、駅前本屋の漫画コーナーに俺もいたのだ。
そこには花梨の好きな長身イケメン美男子Z(Zは意味不明)は、いなかったはず。
そんな超人類がいたら一目でわかるだろうと情報収集のため、俺は次の日から本屋で対象が現れるのを待つ事にした。
130 :
beyond the uld(4/5) ◆JBE2V7aE2o :2006/12/10(日) 19:11:02.40 ID:v9ZrRA5k0
放課後の張り込みを開始してから早一週間、進展はまったくなかった。
待てど暮らせど一向に現れない。
商品も買わないで毎日通っているおかげで店員さんからは邪険に扱われている。
早く来てくれ、待ち人よ!と、思いつつ今日も漫画を立ち読みしながら待つ。
「ゆーうくん!お疲れ様ぁ〜。」
花梨が小走りで寄ってきた。
「おい、ここへは来るなって言ったろ。お前が男を見ているところをLHに見られたら終わりだぞ」
「ん〜、平気だよ〜。きっと来ないし〜」
まぁ、その通りで今日も進展なく花梨と帰路に着くことになった。
他愛もない世間話をしながらゆっくりと二人で歩く。
こんな時間がずっと続けばいいな、などと俺は考えていた。
途中で見つけた露店で買ったアイスクリームを食べながら歩いていると
前の曲がり角から犬を連れた警察官が現れた。
俺は突然の出来事とその最悪度、それを予見できなかった自分に嫌気が差した。
まずい、この警官がLHだとすると、連れている犬は一目惚れ捜査犬かもしれない。
思考していると突然、犬がこっちに向かって走ってきた。警官が持っていた手綱から離れ一直線に。
もう考えている暇などなかった。頭の中は、二度と同じ失敗はしないという事だけ。
「花梨! 逃げろ、ここは俺が食い止める。お前は絶対に逃げろ、捕まるな!」
花梨の体を後ろ押して走ってくる犬と花梨の間に入るように立った。
「逃げない! 今度こそ花梨を守るんだ!」
背中にまだ気配を感じた。まだ逃げてないのか、と思い逃げるように言おうとしたが
犬に飛び掛られた俺は、言葉を発することができなかった。
のしかかられ倒れた時に後頭部を打ったのか意識が朦朧としている。
花梨の叫ぶような事が聞こえたが、よくわからなかった。
最後に残った意識で自分の上で動いている犬を力いっぱい抱きしめて花梨の元へは行かせない様にする。
そこで俺の意識は途切れた。
131 :
beyond the uld(5/5) ◆JBE2V7aE2o :2006/12/10(日) 19:11:22.75 ID:v9ZrRA5k0
気がつくと俺は何か柔らかいものの上に頭を乗せられていた。
目の前には花梨の顔、どうやら膝枕をされているようだ。
「あ〜、優君。起きた? どこか痛いところある〜?」
なんだ、このいつもと変わらない能天気さ。
あれ…、犬は?LHは? まだ混乱している俺は花梨に質問攻めをした。
花梨の話を聞いた俺は、あまりの恥ずかしさにどこかに隠れる穴を掘りたかった。
あの警官は普通の警官で、連れていた犬も近所で捕まえられたばかりの野良犬、
野良犬は警察官に引き取られて帰るところだったのだが、そこに甘いお菓子を持った
俺らが登場、アイス目当てに犬が飛びついてきただけだったらしい。
完全に俺の早とちりだった。
その上、野良犬に飛びかかられて気絶。目覚めたら好きな女の膝の上……。はぁ、格好悪い。
「もう、大丈夫だよ。っと、あれ。ここはいつもの公園じゃん」
「警察の人が運んでくれたんだよ〜」
そうだよな、花梨一人で運べるはずないな、と納得しながら起き上がる。
「今回は運が良かったよな。あれがLHだったらと思うと……。早いとこ、お前と本屋の人をくっ付けないとな」
「ん〜、それはもういいかも〜。……探しても見つかるはずないしね」
後半が小声で聞こえなかったので、もう一度言ってくれ、と頼んだが花梨は教えてくれなかった。
「そんな事より、守ってくれてありがとう」
「ん……、ああ。あの時、守ってやれなかったから今度は、今度こそ逃げないって決めてた」
花梨が顔を少し赤らめて俺に背を向けた。そして、そのまま俺に向かって言った。
「流石は私の旦那様」
突然、言われた言葉に俺は困惑した。
「え……。今、旦那って」
「傷物にされちゃった私は責任を取られて貰われていくの〜」
そう言うと花梨は俺達の家の方へ走り始めた。
「待てって! お前が好きなのは、お前が旦那にするのは本屋にいた男だろ。なんだよ、今の言葉」
俺は花梨の後を追って走っていく。どうやらこれからも、この暴風娘に振り回され続けるようだ。
了
132 :
◆JBE2V7aE2o :2006/12/10(日) 19:12:00.17 ID:v9ZrRA5k0
投下終了です。
133 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 19:12:59.34 ID:AhiLzJVQ0
>>132 乙。まとめは少々お待ちを。
>>69 K ◆MOQh6a44V2の作者さん。
いたらタイトルつけてください。
134 :
ゴボウ:2006/12/10(日) 19:18:40.68 ID:bpNtdIW30
>>122 剣道は一応段持ちなのでお任せを
個人的にはやはり特殊な職業の職務内容とか知りたいな。
道端でよく見かける三脚?立てて少し離れた所にいる同業者を
覗き込んでる人達の詳しい仕事の内容とか・・・
135 :
猪(12才):2006/12/10(日) 19:19:33.69 ID:6pKQyJuj0
136 :
猪(今日もカップラ):2006/12/10(日) 19:19:50.99 ID:kIs3+71i0
タモリ倶楽部見るといいかもな>特殊な職業
137 :
初詣で痴漢:2006/12/10(日) 19:20:27.14 ID:ksmpNiFV0
品評会に参加できないこの悔しさをぶつけるためにお題をいただきたい
138 :
猪(赤詐欺):2006/12/10(日) 19:20:51.64 ID:neBqilhZ0
細菌検査なら多少は。需要のなさそうな知識だな。
139 :
初夢(競馬あたった):2006/12/10(日) 19:21:02.70 ID:c2Jt9AhC0
>>134 おお、段持ち
品評会作品書き終わったら詳しく聞きたいところだな
あの三脚の人たちは測量してるって聞いたことがあるが
測量して何するのかは知らないんだけどなw
地図でも作ってるのかねえ?
140 :
味噌出汁:2006/12/10(日) 19:21:21.88 ID:Nw2dvkzm0
141 :
味噌出汁:2006/12/10(日) 19:21:52.81 ID:Nw2dvkzm0
142 :
おせつ:2006/12/10(日) 19:22:11.40 ID:AcFPw1SOO
143 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 19:22:32.49 ID:AhiLzJVQ0
144 :
毘沙門(びしゃもん):2006/12/10(日) 19:22:36.00 ID:rxqfbd6t0
機械屋の初歩なら。
町工場の物語とか書かない限り縁が無さそうだな。
145 :
初詣で痴漢:2006/12/10(日) 19:22:56.81 ID:ksmpNiFV0
ゆ、夕刊……把握
146 :
ナースと初詣:2006/12/10(日) 19:24:11.57 ID:VRpAqypY0
147 :
味噌出汁:2006/12/10(日) 19:24:53.92 ID:Nw2dvkzm0
>>145 むずかったらスマネw
タモリに反応してつい、なw
148 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 19:25:05.36 ID:DUl+hk840
当たり前だけど、いろんな経験すると小説に生かせるよな……。
だからどこかに可愛い魔女っ子じゃなくて女の子いませんかね。画面の外限定。
149 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 19:25:38.66 ID:AhiLzJVQ0
測量は実際の地形を把握するための作業だね。単なる直線距離だけじゃなくて起伏も測る。
150 :
初夢(競馬あたった):2006/12/10(日) 19:26:20.35 ID:c2Jt9AhC0
>>146 そうだったのか。初めて知ったぜ
道路工事?
151 :
ゴボウ:2006/12/10(日) 19:26:37.05 ID:bpNtdIW30
152 :
初夢(競馬あたった):2006/12/10(日) 19:27:26.72 ID:c2Jt9AhC0
>>147 ちょwwwwそれなんてスケッチブック?ww
153 :
凧(直立歩行):2006/12/10(日) 19:28:36.52 ID:NTlvg50i0
自分は放射線と人体の構造ぐらいか。
もっと色んな経験しとけばよかった。
154 :
猪(12才):2006/12/10(日) 19:28:53.74 ID:jwEFBYwz0
なんかすげーいろいろ専門な奴がいて、
「資料まとめ作ったら便利じゃねーのwwww」
とか思ったけど、
創作に必要な資料の“すべて”ってほぼイコール世の中のすべてだよな……
155 :
ナースと初詣:2006/12/10(日) 19:28:57.40 ID:VRpAqypY0
>>150 ごめん知らん
俺機械科出身だから……
ただ工事の前によくやってるの見るからそうじゃないかと思うんだよね
156 :
初夢(虫なった夢):2006/12/10(日) 19:28:59.01 ID:e9uhsJlp0
>>139 その時によって違うけど、
道路等の高低差を調べたり、
工事の前後で、周辺建物に変化がないか調べたりして公正証書作ったり
本当に色々
157 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 19:30:50.57 ID:DUl+hk840
非常に有意義なこの議論の中で俺の言葉だけが鮮やかにスルーされているこの清々しさ
158 :
ゴボウ:2006/12/10(日) 19:31:57.53 ID:bpNtdIW30
159 :
ナースと初詣:2006/12/10(日) 19:32:11.26 ID:VRpAqypY0
>>157 気にすんなって。俺は作品をスルーされたことがあるwww
160 :
猪(12才):2006/12/10(日) 19:32:46.48 ID:jwEFBYwz0
>>157 みんなの心の中で永遠に生き続けてるよ。
161 :
猪(赤詐欺):2006/12/10(日) 19:32:59.37 ID:neBqilhZ0
162 :
初夢(競馬あたった):2006/12/10(日) 19:33:21.64 ID:c2Jt9AhC0
流れ的に、一つくらいは専門を言っておくべきか?
あー、金属組織と稲作についてなら一般人より詳しいかな
金属組織とか何の役に立つっていうんだorz
163 :
初夢(虫なった夢):2006/12/10(日) 19:33:25.88 ID:e9uhsJlp0
164 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 19:34:27.45 ID:DUl+hk840
みんなの優しさに思わずアナルから精液。
得意なことなんて和文英訳と英文和訳しかない。でもモノ書きって英語得意な人多いからなぁ……。
165 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 19:34:31.47 ID:AhiLzJVQ0
小説に登場させやすい職業って何かね?
刑事や探偵は言わずもがなだが
166 :
猪(赤詐欺):2006/12/10(日) 19:35:55.12 ID:neBqilhZ0
167 :
ナースと初詣:2006/12/10(日) 19:36:22.02 ID:VRpAqypY0
168 :
猪(今日もカップラ):2006/12/10(日) 19:36:24.03 ID:kIs3+71i0
俺なんてオタ知識しかねえわ
169 :
おみくじ(人吉):2006/12/10(日) 19:36:46.65 ID:na3ZupPy0
170 :
初夢(競馬あたった):2006/12/10(日) 19:37:07.36 ID:c2Jt9AhC0
171 :
猪(ベース):2006/12/10(日) 19:37:11.98 ID:q7h/gnx50
全感想しんどい……。
172 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/10(日) 19:37:57.57 ID:+olpemAT0
173 :
VIP皇帝:2006/12/10(日) 19:38:55.19 ID:LUHxfTCL0
>>171 無理してすることじゃないからしんどいならやめればおk
174 :
猪(ベース):2006/12/10(日) 19:39:06.93 ID:q7h/gnx50
>>165 自分が脳内で演じきれるものなら
なんでも登場できると思う
175 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 19:39:20.81 ID:AhiLzJVQ0
中間管理職っつーと、美味しんぼの富井副部長みたいな?
でもサラリーマンは使いやすいね。
>>170 姉妹は職業なのかwwww
176 :
ナースと初詣:2006/12/10(日) 19:39:45.16 ID:VRpAqypY0
今まで何作品出たのか知らないけどこれからまたカオスタイムがあるんだよな
夢の40作品超えするかもわからんね
177 :
おみくじ(人吉):2006/12/10(日) 19:39:54.02 ID:na3ZupPy0
>>170 ちょwww姉と妹は職業じゃなくて立場とか身分だろwwww
178 :
味噌出汁:2006/12/10(日) 19:40:17.14 ID:Nw2dvkzm0
姉妹は愛の代名詞
179 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 19:40:20.79 ID:DUl+hk840
180 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 19:40:37.75 ID:AhiLzJVQ0
まとめ終わってないものも入れれば31作品。
181 :
長ネギ:2006/12/10(日) 19:40:55.89 ID:LUHxfTCL0
40越えは眠りのときに達成した希ガス
182 :
凧(直立歩行):2006/12/10(日) 19:41:18.19 ID:NTlvg50i0
183 :
初夢(虫なった夢):2006/12/10(日) 19:41:29.97 ID:e9uhsJlp0
>>156もスルーかよwww知りたかったんじゃなったのかwww
逆に書きづらい職業は?
詐欺師とかは、たいがい失敗してるケースが多いよね。
184 :
猪(赤詐欺):2006/12/10(日) 19:42:08.50 ID:neBqilhZ0
185 :
猪(赤詐欺):2006/12/10(日) 19:42:57.34 ID:neBqilhZ0
186 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/10(日) 19:43:16.07 ID:+olpemAT0
187 :
VIP皇帝:2006/12/10(日) 19:43:29.75 ID:AhiLzJVQ0
理系学生は登場人物にしやすい。変なキャラでも作りやすいし。
自分が理系学生だからかもしれんが・・・
188 :
毘沙門(びしゃもん):2006/12/10(日) 19:43:54.64 ID:rxqfbd6t0
詐欺師の物語は詐欺師が書けば違和感なく成功しそうだな。
読み手全員が詐欺にあって、上手いこと煙にまかれそうだ。
料理人って文章にするとイマイチな気がする。
189 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 19:44:54.67 ID:DUl+hk840
少なくとも料理人が主要な登場人物として出てくる小説を見たことが無いw
190 :
初夢(競馬あたった):2006/12/10(日) 19:45:19.24 ID:c2Jt9AhC0
>>183 すまんwwwなんかもうそのときスケッチブックで頭が一杯だったww
その職業独自の思考回路とか語彙を持っている人は書きづらいと思う
小学生
医者
宗教家
スポーツマン(マイナーなの)
特に一人称の主体にすると激しいツッコミがまっているw
191 :
おせち(12,000円):2006/12/10(日) 19:45:22.58 ID:omGSv4MWO
夕飯食べて覗いてみたら……なんかタメになるスレと化してるなw
>>164 自分は日本語しか喋れない
外国語でわかるのは挨拶くらい
>>165 書生
少女
人形師
>>170 ちょwww
192 :
ナースと初詣:2006/12/10(日) 19:45:33.50 ID:VRpAqypY0
193 :
猪(12才):2006/12/10(日) 19:45:40.60 ID:jwEFBYwz0
画家・音楽家・料理人などなど、
文章ではあらわしにくい感動を与えてくれる種類の職業人は書きにくいな……
194 :
おせち(12,000円):2006/12/10(日) 19:46:50.34 ID:omGSv4MWO
詐欺師は宗教絡みのやつなら書きやすい
195 :
初夢(二日酔い):2006/12/10(日) 19:47:12.40 ID:Nq6DUQP10
知識は創造の僕だと思っているので、知識自体は詳しい人がそばに居ればそれでおkだと思ってる専門なしの俺。
196 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/10(日) 19:47:12.96 ID:+olpemAT0
芸術家が出てくる小説って、クビキリサイクルぐらいしか読んだことないな
俺の読書の幅が狭いだけかもしれんけど
197 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 19:47:18.39 ID:DUl+hk840
大事なことを忘れていたが、女の子の一人称が相当つらいw
198 :
毘沙門(びしゃもん):2006/12/10(日) 19:48:14.82 ID:rxqfbd6t0
さて、ここらで昨日貰ったお題を消化しておこうかと思う。
雑談の流れぶった切って申し訳ないが。
お題「繰り返し」「お前はいいよなあ、どうせ俺なんか」
199 :
毘沙門(びしゃもん):2006/12/10(日) 19:48:27.65 ID:rxqfbd6t0
びっしりと数字の張り出された掲示板を見上げて、男は失意の淵に立っていた。
受験番号八百五十四番――隅から隅まで探してもその数字は見つからないし、何度受験票を見直しても受験番号が変わることも無い。
彼にとってこれは三度目の受験。周りで喜ぶ人を見て、絶望を覚えるのも三度目。肩を落とし溜息をついて、掲示板の前からいそいそと去っていく人に同情を覚えるのも三度目。
『お前らは良いよな……どうせ俺なんて……』
ここに来る度に胸のうちで吐いた言葉を、今回もまた繰り返すことになった。
もう良いとでも言わんばかりに掲示板に背を向けて帰ろうとすると、少し離れたところでケータイに向かってぽつぽつと話しかけている男を見つけた。
バカみたいに喜んでいるワケでも無いが、長い地獄から開放されたような自然な笑みは、彼が合格したということを如実に語っていた。
『お前もか……羨ましい限りだ』
現役受験生と比べると多少くたびれた感じのその男も、一時は自分と同じような境遇に立たされていたのかもしれない――と男が考えながら眺めていると、そいつはケータイをポケットにしまうと、男に気づいて視線を向けた。
嘲るわけでもなく、哀れむわけでもない視線。男は目を逸らしたくても、なぜかそうは出来なかった。
そいつが逡巡するように一度目を瞑ると、何かを男に向かって何か言った。
周りのざわめきにかき消されて、なんと言ったかは男には聞こえなかった。が、言いたい事はなんとなく分かる。
負けてはいられないとばかりに、地面に落とした視線を持ち上げると、男は走り出した。
一年後、男は四度目になる掲示板を見上げていた。
今までとは比べ物にならない位、充実した一年を過ごしてきたつもりだ。どんな結末が待っていようと後悔することは無かった。
ポケットから受験票を取り出し、番号を確認する。
『四百十三……っと』
びっしりと書かれた数字を目で追う――
男は静かに人ごみの中から離れると、ケータイを取り出して電話を掛ける。
「うん……そう、受かってた。はは、そんなに喜ぶことじゃないって……うん、うん。分かった、五時には帰るから――」
三浪もした自分を応援してくれた母に電話で合否を伝えていると、自然と頬が緩む。あの時見ていたあの男と、きっと同じ顔をしているのだろうと思う。
ふと思いついてケータイをしまうと周囲を見回す。
肩を抱き合って喜ぶ人、感極まって泣き出している人、どんなサークルに入ろうかと盛り上がる人――そんな中、はぐれたように肩を落として男を凝視するのが一人。
男が視線を送ると、気まずそうに視線を逸らす。が、何を感じ取ったのか、またすぐに男を見る。
多分聞こえないだろうが、男は言ってやった。
「負けんじゃねぇぞ」
自分があの時受け取った言葉を、出来ることならそいつにも伝わって欲しいと思いながら、踵を返す。
ちらりと振り返ると、その男が駆け出すところだった。
200 :
初夢(虫なった夢):2006/12/10(日) 19:48:43.08 ID:e9uhsJlp0
専門職=書きづらい
なのか。やっぱり。
意外と保育士とかも書きにくいかなと思った。
>>194 宗教絡みのって、勧誘系ってこと?
201 :
猪(赤詐欺):2006/12/10(日) 19:49:32.41 ID:neBqilhZ0
>>189 昔読んだことあったな。
ある街に訪れて、有力者のお抱え料理人になる謎の男(黒服)。
彼の料理はあらゆる人間を虜にする。
しかも太ってる男はどんどんスリムに、痩せてる娘はぶくぶく太っていく。
黒い料理人の目的は?
って感じのブラックユーモア小説。再読したいんだがタイトル忘れた。
202 :
14才のひろゆき@どうやら管理人:2006/12/10(日) 19:49:41.25 ID:Z0B4PA0w0
203 :
毘沙門(びしゃもん):2006/12/10(日) 19:50:51.32 ID:rxqfbd6t0
さて、以上。
あとは何事もなかったかのようにご歓談くださいw
204 :
味噌出汁:2006/12/10(日) 19:51:02.45 ID:Nw2dvkzm0
205 :
おせち(12,000円):2006/12/10(日) 19:51:35.55 ID:omGSv4MWO
>>200 そんなもん
まあ、神をでっち上げて変なモン買わせたりするやつだ
206 :
猪(12才):2006/12/10(日) 19:53:41.61 ID:jwEFBYwz0
207 :
初夢(二日酔い):2006/12/10(日) 19:54:11.46 ID:Nq6DUQP10
宗教家というか詐欺師の話といえばビートたけし「教祖誕生」だろ
208 :
VIP皇帝:2006/12/10(日) 19:54:35.65 ID:c2Jt9AhC0
>>199 品評会作品書き終わったらじっくり読ませてもらう
雑談<<<<越えられない壁<<<作品
だから、気にする必要は無いんだぜ
209 :
初夢(虫なった夢):2006/12/10(日) 19:56:32.35 ID:e9uhsJlp0
>>205 基本的に専門知識を必要としないからかな。
でっちあげの宗教だから矛盾があってもおkだし。
良いかもしんない。
210 :
猪(赤詐欺):2006/12/10(日) 19:57:29.08 ID:neBqilhZ0
あ、タイトル思い出した。
まんま「料理人」だった。
211 :
猪(12才):2006/12/10(日) 19:58:13.03 ID:jwEFBYwz0
>>209 それに釣られる人間の心理に矛盾があってはならないがな。
212 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/10(日) 19:58:32.07 ID:+olpemAT0
長編を書こうとすると色々と調べ物しなくちゃいけないので面倒くさくなり
いつも短編や掌編ばっかり書いてるこの頃。
IQ200越えの天才とか心理学者はどうだろ
扱ってるの筒井康隆ぐらいか?
>>203 面白い。
二つのお題が上手く生かされてると思った。
GJナリ。
214 :
お年玉(すずめの涙):2006/12/10(日) 20:00:05.60 ID:n2/siU2k0
詐欺なら宗教よりも結婚詐欺や恋愛詐欺のほうが書くのは楽でしょ。
215 :
小豆汁:2006/12/10(日) 20:00:22.13 ID:Nw2dvkzm0
ある日、私は森に迷ってしまった。
夜になりお腹も減ってきた。
そんな中、一軒のお店を見つけた。
「ここはとあるレストラン」
変な名前の店だ。
私は人気メニューの「ナポリタン」を注文する。
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。
・・・なんか変だ。しょっぱい。変にしょっぱい。頭が痛い。
私は苦情を言った。
店長:「すいません作り直します。御代も結構です。」
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。今度は平気みたいだ。
私は店をでる。
しばらくして、私は気づいてしまった・・・
ここはとあるレストラン・・・
人気メニューは・・・ナポリタン・・・
216 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/10(日) 20:01:56.83 ID:e9uhsJlp0
>>211 人間の心理については、
詐欺以外の話でも、重要だしね。
そこが難しかったりするんだがwwww
>>199 雰囲気が良かった。ちょっとジーンときた。
俺は好きだ。
217 :
小豆汁:2006/12/10(日) 20:01:57.36 ID:Nw2dvkzm0
レストランでこのコピペ思い出した
218 :
おせち(15,000円):2006/12/10(日) 20:02:57.54 ID:omGSv4MWO
219 :
猪(24才):2006/12/10(日) 20:03:51.60 ID:jwEFBYwz0
>>213 森博嗣とか?
S&Mシリーズしか読んでないが、正直「逆に考えるんだ」のAAばかりが浮かんできた。
220 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/10(日) 20:04:32.06 ID:e9uhsJlp0
>>214 結婚詐欺系は、
オチで、結婚詐欺でしたwwwww
ってストーリーしか思いつかない……orz
221 :
布袋(ほてい):2006/12/10(日) 20:05:48.08 ID:rxqfbd6t0
>>213>>216 感想d
>>215 不条理系の小噺の典型だっけ?
何で店の人気メニューがナポリタンなのが分かるのか、とかなんとかだった気がする。
さて、今から品評会作品に全感想つけても間に合うんかなorz
222 :
猪(青詐欺):2006/12/10(日) 20:06:27.75 ID:neBqilhZ0
>>220 確か阿刀田高が騙される側の話を書いてた。
詐欺だって分かってるのにずるずる引き込まれる感じがでてた。
223 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 20:08:12.32 ID:DUl+hk840
天才といったら
>>219と同じようにやっぱり森博嗣が浮かぶな
224 :
初夢(こんなにもてていいの?):2006/12/10(日) 20:10:40.69 ID:+olpemAT0
天才系といったらミステリしか思い浮かばん
225 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 20:15:29.31 ID:GbQamdkM0
>>69 K ◆MOQh6a44V2の作者さん。
いたらタイトルつけてください。
226 :
塩ザケ:2006/12/10(日) 20:17:31.56 ID:LUHxfTCL0
締め切り11時半だっけ?
227 :
巫女と初詣:2006/12/10(日) 20:18:06.37 ID:GbQamdkM0
>>226 そうです。
でも今回は皆結構早めだからカオスはないかな?
228 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 20:18:36.69 ID:DUl+hk840
>>226 カオスに身を投じないように気をつけてね★
気をつけないとアナルが危ない。
229 :
塩ザケ:2006/12/10(日) 20:18:59.98 ID:LUHxfTCL0
>>227 d
やばいな。ラストサムライ見ながら書くのはきつい
アナルなんて知らんがな
230 :
神所謂ゴッド:2006/12/10(日) 20:20:02.71 ID:sT+q8bms0
>>225 とりあえずナンバー一つ飛ばしてまとめちゃうのは?
231 :
初夢(正月からアニメ):2006/12/10(日) 20:20:14.75 ID:c2Jt9AhC0
そしてまた全部消すことになったぜ
これはカオス確実か・・・
232 :
布袋(ほてい):2006/12/10(日) 20:21:43.76 ID:rxqfbd6t0
>>231 エディタが強制終了でもしたか?
それとも……ネタが被ったのか?
どっちにせよ地獄だな。
期待して待ってるw
233 :
◆dx10HbTEQg :2006/12/10(日) 20:21:45.34 ID:soLvgD2U0
>>64 超亀レスだけど。
ナンデスカソレ?
あ、まとめさん乙です。
234 :
巫女と初詣:2006/12/10(日) 20:24:33.68 ID:GbQamdkM0
>>230 そだね。
ナンバー飛ばすと俺がわからなくなるので投稿順を後ろにずらすことで対応します。
>>69 K ◆MOQh6a44V2のタイトルが決まった時点を投稿時間とします。
24時以降までわからなかった場合は無題(題:謝罪)としてまとめます。
235 :
布袋(ほてい):2006/12/10(日) 20:29:42.21 ID:rxqfbd6t0
品評会の投票って、作品書いた人間も投票していいもんなんかな?
新参でいまいちシステムが分かって無い俺を助けてorz
236 :
初夢(正月からアニメ):2006/12/10(日) 20:30:30.22 ID:c2Jt9AhC0
>>232 いや、単純に別のアプローチの方が面白くなるかなって、かなって
思ってしまったら後にはひけないw
例えそれが幻想だとしてもなっ!
237 :
巫女と初詣:2006/12/10(日) 20:30:34.46 ID:GbQamdkM0
>>235 むしろ参加者は積極的に投票して欲しい。
当然自分以外の作品にねw;
238 :
おせち(15,000円):2006/12/10(日) 20:32:09.80 ID:omGSv4MWO
うーん、全レスは無理かもしれんが投票はしたいな
良いなーと思ったのが多かった。
239 :
布袋(ほてい):2006/12/10(日) 20:32:33.38 ID:rxqfbd6t0
>>236 把握。超期待。
>>237 サンクス。
書くのに夢中で自分以外の作品読んでないからぎりぎりになりそうだ。
240 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 20:33:26.07 ID:DUl+hk840
>>239 投票期間は月曜から火曜。時間はまだあるからゆっくり読んでくれ。
241 :
猪(24才):2006/12/10(日) 20:35:40.43 ID:6pKQyJuj0
今回投票したいと思う作品が多すぎる。
普段はプロのラノベ読んでても噴出すことが少ないのに、
力いっぱい笑わされた作品があるからな。
242 :
おみくじ(大吉):2006/12/10(日) 20:36:16.41 ID:0TFsk42y0
品評会用に堂々と「ごめんなさい」 使っちゃってたorz
243 :
猪(青詐欺):2006/12/10(日) 20:37:20.66 ID:neBqilhZ0
244 :
おみくじ(大吉):2006/12/10(日) 20:38:14.64 ID:0TFsk42y0
>>243 えへへ、今投下したの読み返して気づいたんだ スマン
245 :
ミツバ:2006/12/10(日) 20:38:46.89 ID:bpNtdIW30
>>241 その力いっぱい笑わされた作品が自分のだと良いな、
などと妄想してみる。
関心票でも良いから入ってほしいなぁ…
246 :
猪(青詐欺):2006/12/10(日) 20:39:20.78 ID:neBqilhZ0
247 :
布袋(ほてい):2006/12/10(日) 20:39:32.41 ID:rxqfbd6t0
>>242 ドンマイなんだぜ。
俺みたいにがちがちに謝罪の表現を縛って、にっちもさっちも行かなくなった文章を作るよりマシだと思いねぇ。
248 :
おみくじ(大吉):2006/12/10(日) 20:40:12.77 ID:0TFsk42y0
ふと、五レス制限の逆に五スレ〜十スレ制限とかが出てきそうで怖くなった
249 :
神所謂ゴッド:2006/12/10(日) 20:40:51.60 ID:sT+q8bms0
250 :
おみくじ(大吉):2006/12/10(日) 20:41:29.81 ID:0TFsk42y0
>>247 縛ってないのににっちもさっちもいかなくなってる気がする俺がいるわけだけど
251 :
年賀状(♂だらけ):2006/12/10(日) 20:41:40.80 ID:DUl+hk840
252 :
初夢(正月からアニメ):2006/12/10(日) 20:41:55.30 ID:c2Jt9AhC0
>>248 だから誰が参加できるんだと、その超大作wwwww
流行ってるのか、その間違い方
253 :
塩ザケ:2006/12/10(日) 20:42:46.46 ID:LUHxfTCL0
254 :
長ネギ:2006/12/10(日) 20:42:47.32 ID:PEpHAI6m0
255 :
初夢(筋肉痛):2006/12/10(日) 20:42:55.17 ID:Nq6DUQP10
最低5000レスか・・・。
厳しいのうw
256 :
猪(青詐欺):2006/12/10(日) 20:42:59.31 ID:neBqilhZ0
257 :
布袋(ほてい):2006/12/10(日) 20:43:15.12 ID:rxqfbd6t0
>>248 死ぬ気で頑張って書いて、品評会優勝を狙うw
>>250 今から死ぬ気で書き上げることを素直にお勧めしておくw
258 :
憎んでなんかないよ(0/3) ◆DzHpA/9hyM :2006/12/10(日) 20:44:12.88 ID:77tXrkXU0
ひんぽうかい とうか しまぷ
259 :
初夢(正月からアニメ):2006/12/10(日) 20:45:27.32 ID:c2Jt9AhC0
というか、今回の品評会で一番辛いのは
5レスに収まるかじゃなくて、謝罪フレーズを使わないことにあるはずだ
今苦しんでる俺が言うんだ、間違いないorz
260 :
憎んでなんかないよ(1/3) ◆DzHpA/9hyM :2006/12/10(日) 20:45:49.82 ID:77tXrkXU0
「私は母親失格。それどころか女性失格。いえ、人間失格だわ」
墓前にいた女は、そう話し始めた。
私がそこの前を通ったとき、女は既にそこにいた。年は見た目、二十代後半ぐらいで、私よりいくつか年上に見え
た。でもそれは、不似合いなほどやつれているからかもしれない。花も供え物も持参してなかったようで、ただ目の
前の墓を悲しげな表情で、見つめているだけだった。
「私の話聞いてくれますか?」
訳ありなのはすぐにわかった。この墓に、大事な人が入ってるのだろうか。
私はその女の第一声を思い出して、ばつが悪い顔になった。女は私の顔を祈るように見ていた。
もし、話すことで楽になれるのなら、聞こう。私はそう思った。
「私でよければお聞きしますわ」
私が微笑むと、女は安心したような顔をになった。そのあと、ふたりは近くのベンチに腰を下ろした。
「私には、会ってちゃんと謝りたい人がいます。そして、許して欲しい人がいます。でもその人は、もう会えない
存在なんです。それでも少しの可能性を信じて、毎日ここに顔を出していました」
「それは、お子さんですよね」
私は少しの間を埋めるように言うと、女は頷いた。
「その通りです。医者は女の子だって言っていました。でも、その子は望まれた子ではなかった」
「望まれない子?」
女は歯を食いしばった。私はとことん聞くつもりだった。それが女のためであると思ったから。
「私、数人の男性から性的暴行を受けたんです。彼らの部屋に連れ込まれて、監禁状態でした。やっとの思いで逃
げて、警察に駆け込み、男たちは逮捕。それでその事件は終わったんですが…」
「妊娠を?」
「ええ――。結局父親はわかりませんでした。いえ、解らなくてよかったのです。それから私は、その子を産むか
産まないかで悩みました。そして、当時すっかり男性恐怖症に陥っていた私は、逆にこう思ったのです。――女一人
で育ててやる。父親なんているもんか――って」
女のやつれた顔が、やけに私の心を締め付けた。その冷たそうな手を見ていると、私は悲しくなり、鞄から出した
使い捨てカイロを渡した。すると、女は、ありがとうと言って微笑んだ。
261 :
憎んでなんかないよ(2/3) ◆DzHpA/9hyM :2006/12/10(日) 20:47:15.50 ID:77tXrkXU0
「でも、それはあまりにも無謀なことでした。私の父と母は、そのころにはもう、すでに死んでいて、頼れる親戚
もいませんでした。貯金があるわけでもなく、当時していた仕事は、私の妊娠を期に解雇されてしまいました。だか
らもしかしたら、いえ、ほぼ確実にそういう施設のお世話になってしまう事だろうと思ってました。産むかどうか、
もう一度、冷静に考えたころには、すでに胎児は大きくなっていて、堕ろせなくなっていたんです。私は、もう自分
がどういう目で見られようがかまわない、この子さえ生きてくれれば、と願うようになっていました。母親失格。人
間失格。それでもいい。それでも、この子は、子供失格な訳がないのです。だから、生きて欲しい、と」
そして、女は悲しそうな表情になり、墓があった方向を見つめていた。
「その後、なにがあったんですか?」
女はようやく暖まってきたカイロを、目に当てた。その深い意味はわからなかった。意味なんてなかったのかもし
れない。
「あっという間に、時間が経って、お腹も大きくなりました。日々の嫌な事は、子どもの顔を見ると、全て忘れら
れるそうです。私はもはやそれに頼ろうとしていました。早く、自分の子どもに会いたいと。私は仮初の母親気分を
味わっていました。ところが――出産日まで一ヶ月前に、私は突然倒れて病院へ担ぎ込まれました。そこで、重大な
ことを聞かされたのです」
母が死ぬか、子が死ぬか。
女はそう言って私の顔を見た。私は顔を背けたくなった。それ以上聞くのが怖くなった。なぜ、彼女が墓に訪れい
ていたのかを、わかってしまった。
「私の、子宮は暴行事件の時にだいぶやられていたらしくて、出産は不可能と言われました。そして、血小板か何
かの理由で、切開をすると私の命が無いと。そしてその選択はすぐに下さなければいけないと」
私はもう何も言えなくなっていた。
「選択――と言われましたが、それは選択ではなく覚悟でした。子ども一人だけではまともに生きていけるわけが
無いのです。絶対に苦しい思いをさせる。だから――自分の子どもを殺す覚悟を…」
私は耐えられなくなって立ち上がり、女のほうを向いて怒鳴った。
「その選択。子どもを助けるほうを選んでよかったんじゃないでしょうか」
女は驚いた顔を見せた。
私は続けた。
「というのも、私も産まれた時から母がいません。ずっとそういう施設で暮らしてきました。それでも仲間がいて、
好きな人がいて、素敵な生活を送っています。就職もして、恋もして、今はとても幸せに暮らせています。子どもは
母親がいなくても大きくなれるんです」
そう言った後、いきなり熱くなった自分が恥ずかしくなった。
262 :
憎んでなんかないよ(3/3) ◆DzHpA/9hyM :2006/12/10(日) 20:48:00.21 ID:77tXrkXU0
それをみて女は優しく微笑んだ。その時、女の真意はわからなかった。
「あなたは幸せに暮らしているんですね?」
女は立ち上がり、私のほうを向いたまま、後ろへとゆっくり歩き始めた。そしてさっきの墓の前まで下がった所で、
もう一度口を開いた。
「それを聞ければ充分です。私は、子供を産むほうを選んでよかった、自分が死ぬほうを選んで本当によかった」
「自分が死ぬ方?」
その女の像が半透明になりゆらゆらとゆれ始めた。
「ずっと待ってた。いつかあなたがここに来てくれると。そして、今日、会えてよかった。幸せに暮らしていてよ
かった。あなたを産んでよかった」
私は、女が立っている墓を見た。それは私が探していた、母の墓だった。
「お母さん…?」
女はゆっくりと、かぶりを振った。
「私は母親失格。あなたにつらい思いをさせた張本人。そう呼ばれる筋合いはないわ」
私は母に駆け寄った。そして何度も母を呼んだ。お母さん――お母さん――。
日は既に沈もうとしていて、夕立のオレンジ色が、徐々に母を溶かしていった。
私は母のその冷たそうな手を必死で掴もうとしていた。でも、ただすり抜けるだけだった。
「お母さんは、許して欲しいって言ったけど、私、憎んでなんかいないよ。それどころか… ありがとう! 私を
産んでくれて。ありがとう!」
私は大きな声で叫んだ。産まれてから、ずっと言いたかった言葉。
母はにっこり微笑んで、やがて、消えた。
お母さん――。あなたは母親失格なんかじゃないよ。そして、私もちゃんと生きてるからね。私が、そっちに行く
時、きっとお母さんよりおばさんになってる。それでも、あなたは大切なお母さんだからね。
私は、持ってきていた花を墓に添えた。ふと地面に残っていたカイロを見つける。それはまだ温かみを帯びていた。 (缶)
263 :
おみくじ(大吉):2006/12/10(日) 20:48:06.74 ID:0TFsk42y0
>>252 その間違いをしてるのが全部俺だというから驚きだ
BNSKで三回目、人生全部合わせると4回目!
学習しねぇなぁ……
264 :
布袋(ほてい):2006/12/10(日) 20:50:21.97 ID:rxqfbd6t0
>>259 行間を読ませて、キャラがいかに謝りたいかを見せるのは難しかった。
逆に「頭を下げる」とかそのぐらいの表現まで緩和すれば、書くのはさほど難しくない気がする。
265 :
おみくじ(大吉):2006/12/10(日) 20:51:51.95 ID:0TFsk42y0
縛り無いと起承転結のおもしろさの競い合いで、
縛りが多いと表現のし方の競い合いになるのだろうか
まあどっちにしろ俺に勝ち目はねぇ
266 :
猪(メイド服):2006/12/10(日) 20:55:09.51 ID:q7h/gnx50
むしろ、縛りを意識しすぎて
自然な話にするのが難しいという傾向がある。
267 :
長ネギ:2006/12/10(日) 20:56:50.97 ID:PEpHAI6m0
>使っちゃいけない言葉:「謝罪」と「ごめんなさい」
これだけに拘って、後はいつも通りしてる俺は異常
268 :
◆wDZmDiBnbU :2006/12/10(日) 20:57:15.18 ID:VyepUu+u0
品評会作品、投下します。
タイトル『その手のひらはペンよりも強くて』
分量5レス
269 :
『その手のひらはペンよりも強くて』 (1/5) ◆wDZmDiBnbU :2006/12/10(日) 20:57:55.95 ID:VyepUu+u0
たとえペンが剣より強くても、それを振る人間が貧弱なら意味がない。
この入院生活で嫌というほど実感したことが一つ。このあたしには、文才がない。当然
だ、いままでまともに文など書いたこともないのだから。ちょっとした不幸をきっかけに
才能が花開くだなんて、そんな甘い話はドラマや小説の中だけのことだった。
不幸といってもたいしたことはない、簡単にいえば交通事故。右足はギプスでガチガチ
だが、完治すれば一回り細くなって戻ってくる。そんなことより大変なのは、余りに余っ
たこの時間だ。あたしは天井の模様を全て数えきり、その一つ一つに名前を付け、彼らの
間に巻き起こるドラマを妄想し尽くした。だがそれでも十分おつりが来る。我慢の限界を
超えたあたしが手にしたのは、一本のボールペンだった。
結論から言えば、ペンは信じられないほど弱かった。最初の一日は学年とクラスと名前
を書いただけ、あとはうなり声が響くのみだ。あれだけ好き勝手に浮かんでは消えた妄想
も、いざ文字に起こしてみると難しい。丸一日かけて検討した結果、あたしは考えるのを
止めた。もうなんでもいい、思いつくままに書く。かくしてあたしの数学のノートは、も
はや日記とも小説ともつかない、十四歳の青い春で埋め尽くされた。
それだけの話ならよかった。あたしがひっそりと生き恥を垂れ流したところで、別にど
うということもない。ただ一つの致命的な問題は、いまそのノートが手元にないというこ
と。初めての松葉杖に調子に乗って歩き回ったときに、どこかに置いてきてしまったらし
い。一体どこにいってしまったのか――いや、その答えはすでに出ていた。
目の前に、一人の青年。窓から差し込む春の陽光を、その身に受けて一人たたずむ。華
奢な体に、長い手足。雪のように白いその肌が目にまぶしい。柔らかに微笑むその顔はま
るで、美男子と形容しろと言わんばかりの男前だ。
「これ、拾ったんだけど、キミの?」
優しく響くその声が、あたしのハートを貫いた。もう串刺しだ、あらゆる意味で。早鐘
を打ったような胸の鼓動は、あたしにとって初めての予感。
震える手でノートを受け取りながら、上目遣いに彼を仰ぎ見る。『まさかご覧になって
はいませんよね?』そんなあたしの熱視線を感じてか、彼は満面の笑顔で宣言した。
「とっても面白かったよ。また続きを読みにきてもいいかな」
人生最初の恋・オア・ダイ。あたしは二度と、ノートには名前を書くまいと誓った。
*
270 :
『その手のひらはペンよりも強くて』 (2/5) ◆wDZmDiBnbU :2006/12/10(日) 20:58:28.75 ID:VyepUu+u0
ただ一つの教訓を残して、終わったはずのあたしの青春。でもそれは、その翌日からす
ぐに再開された。彼はまた、あたしの前に現れたのだ。それも、ほぼ毎日。
あたしのベッドの傍らで、彼が椅子に腰掛ける。手には開かれた一冊のノート。もう何
度目かの光景だった。でもこればっかりは、いくら繰り返しても慣れることはないだろう。
ゆっくりとノートの文字を追う彼、その顔から目が離せない。些細な表情の変化を読み取っ
ては、簡単に一喜一憂するあたし。今日のは面白い? それともダメだった? 止まらな
い手のひらの汗は、あたしが臆病者であることの証だ。
「うん、面白い」
そんな一言を貰っただけで、あたしの心は踊りだす。そんなことないよ、と返しながら
も、自然と顔がにやついてしまう。ペンを握るその目的は、いつの間にかすっかり変わっ
ていた。唯一の読者に読んでもらうために、少しでも面白いと言ってもらえるために。日
刊連載をかかえたあたしにとって、時間はいくらあっても足りないものになった。
ただひたすらあたしは書く。そのすべてを彼が読む。面白いと言っては笑い、どこに惹
かれたか真剣に語る。自分でさえ気づかなかった色々な点を、彼は見つけて褒めてくれた。
他の何にも代えがたい、宝石のような大切な時間。それは今日も同じだった。ただ一つい
つもと違ったのは、彼が帰り際に放った一言。
「ねえ、この作品、一つリクエストしていいかな」
あたしは少し驚いた。彼が自分の願いを言うなんて、今までにはなかったことだ。それ
はなぜかとても嬉しかったが、同時に少し怖くもあった。あまり難しい注文じゃなければ
いいけど。
「やっぱり最後は、ハッピーエンドがいいな」
ハッピーエンド。あたしは少し拍子抜けのする思いだった。言われるまでもない、悲し
い結末にする予定なんて、さらさらなかった。あたしは自信満々に頷いてみせる。
彼が望むなら、やってやろう。全く予想もできないくらいの、これ以上ないほど幸せな
最後。目的地を見つけたあたしのペンは、どこか少し強くなったように見えた。
*
271 :
『その手のひらはペンよりも強くて』 (3/5) ◆wDZmDiBnbU :2006/12/10(日) 20:58:57.32 ID:VyepUu+u0
予想外の展開、というのはこのことだろう。あたしは悩むことが多くなった。
リクエストを貰ったその次の日、あたしの創作意欲はかつてないほどに膨れ上がった。
でも不思議なことに、それは三日ともたなかったのだ。結末はすでに考えてある。それな
のに、ペンは全く進んでくれない。一日に書き進む分量は、目に見えて減ってきていた。
思いもしなかったことはもう一つある。彼があたしに会いにくる、その回数が減ったこ
とだ。いつの間にか立場は逆転し、あたしが彼の部屋を訪れるようになった。理由はもう、
火を見るより明らかだ。個室のベッドに横たわる彼、小奇麗な装いのその部屋に、どこか
重量を漂わせる設えがちらほらみえる。いくつかの医療器具、大仰な点滴台、見たことも
ない謎の機器。それらはあたしにいくつかの、嫌な言葉を連想させた。
「なんて言っていいか、急に行けなくなっちゃって」
申し訳なさそうな彼の言葉を、あたしは無言で遮った。手渡したノートを、力なく開く
彼の指。それが前より細く感じるのは、気のせいであって欲しかった。
今日書けたのはたったの数行。それを読み終えるのに、たいした時間は必要なかった。
「やっぱり、面白い。この話を読むと、元気がでるよ」
言葉とは裏腹の彼の声。あたしは胸が張り裂ける思いだった。すでに立ち上がることす
ら満足にできない彼。それとは逆にあたしの脚は、順調すぎる経過を見せていた。怪我の
回復を止めることはできない。あたしにできる唯一のことは、このノートだけだ。もしこ
のノートまでもが、すべて書ききられてしまったならば。
彼の指に手を添えて、あたしはいつもの言い訳を告げた。明日はもっと、いっぱい書く
から。たびたび繰り返されるその約束は、今まで一度も果たされたことはない。
「だめだよ、作家がそんなに読者に媚びちゃったら」
楽しそうに笑う彼の姿。その微笑みは、『まるで透き通る水のように繊細で』。思わず
頭に浮かんだのは、あまりに陳腐すぎるその表現。この気恥ずかしさを、頬の熱を、すべ
て文才のなさのせいにしてしまう――そんな意気地のない自分に腹が立つ。ペンはたしか
に強かった、それに引き換えあたしはどうだ。
彼の望んだ幸せな結末。それはもう、最後まで考えてある。でもあたしには、どうして
も書くことができなかった。ハッピーエンドなんて、残酷すぎる。ハッピーはともかく、
エンドはいらない。わかりきっていたこととはいえ、それでもあたしは拒み続ける。
あたしの物語は、彼を残して終われなかった。
*
272 :
『その手のひらはペンよりも強くて』 (4/5) ◆wDZmDiBnbU :2006/12/10(日) 20:59:28.05 ID:VyepUu+u0
重いのは脚ばかりでない。気持ちはそれよりも沈んでいた。
いっぱい書くという約束を裏切り続けて一週間、あたしは失意のどん底にいた。もう文
才のなさなんてどうでもいい、欲しいのはたった一つの勇気なのだ。彼の容態はただ悪く
なるばかりで、もうあたしにはどうすることもできなかった。
真夜中の病室で一人泣く、そんな行為になんの意味があるのか。自分の臆病さに嫌気が
さす。いつまでも物語の中にいられたらなんて、あたしはどれだけわがままなんだ。
終わらない物語なんてない。だから、あたしは覚悟を決めた。彼とあたしを結びつけた、
この一本のボールペン。もし本当に剣よりも強いなら、恐れることはないはずだ。
暗い廊下を忍び歩き、彼の病室のドアに手をかける。その向こうには、前と変わらない
彼の笑顔。その隣に腰を掛け、あたしは黙ってノートを開く。この期に及んで言い訳はい
らない。いま書かなければ、いつ書くんだ。
もはや動くことも、話すこともままならない。その彼はただ、優しい視線であたしを包
む。その優しさに、温かい心に、いま一時だけ甘えさせてほしい。あたしはポケットから
ペンを取り出した。物語の終幕を記す偉大な剣、それを勢いよく鞘から抜く。
書き上げる。いま、この場で。だから、あたしにその勇気を下さい。
剣が宵闇を裂き、閉じようとしていた世界を紡ぐ。このひとときを惜しむように、やが
て訪れる夜明けを拒むように、ただ勢いに任せて文字を叩き付ける。ペンは強く、美しく、
そして限りなく自由だった。動かない彼の体、怯えるあたしの心、その全てを飛び越えて、
広く遠くどこまでも羽ばたく。どのくらいの時間が経ったのか、もうあたしにはわからな
い。
東の空が淡く輝き始めた頃、ノートの中の物語は、もうほとんど書き上げられていた。
あと一文で、終わるよ――。
そう言いかけた瞬間。あたしの視界が、ふいに滲んだ。もう動けないはずなのに。ぼや
けた視界の向こうには、身を起こしノートに手を伸ばす彼の姿。震える指が虚空をさまよ
い、そしてあたしの頬に触れた。
響き渡る電子音。倒れ込む彼の体重。その全てが、彼の状態を物語っていた。涙を拭う
ことすら忘れ、あたしは彼を抱きしめた。名前を叫ぶあたしの声は、彼に届いているのだ
ろうか。
273 :
『その手のひらはペンよりも強くて』 (5/5) ◆wDZmDiBnbU :2006/12/10(日) 21:00:09.21 ID:VyepUu+u0
脳裏に浮かんでは消えてゆく、数々の思い出と、大きな後悔。いっぱい書くという約束
も、書き上げるはずだった物語も、あたしはまだ何一つ果たせていない。言わなきゃなら
ないことがいっぱいある。でも違う、言いたいことはそれじゃない。あたしがいますべき
ことは、許しを請うことなんかじゃないはずだ。
悲劇のラストに誘う弱い心を、あたしは一刀の元に切り捨てる。そのための武器も、そ
れを振るう勇気も、全部きみに教えてもらった。だから、もう逃げない、負けるもんか。
最初にきみと約束したんだ、最後は必ず、ハッピーエンド。
小さく震える彼の手のひら、ペンの切っ先がその上を走る。沸き上がる恐怖を押さえつ
けるように、溢れ出る予感をせき止めるように、あたしは全てを刻み込んだ。どうしても
書くことができなかった一文。間に合わなかった小説の最後。
その言葉が伝わったのか、それとも彼自身の気持ちなのだろうか。もはや意識もないは
ずの、彼の唇が動くのが見えた。声にならなくても見ればわかる、いましがた手のひらに
刻んだばかりのその一言。嘘偽りのないあたしの気持ちは、言葉にすればたったの五文字。
『 ありがとう 』
駆け込んだ看護士が何かを叫ぶ。あたしにはもう、それを理解する余裕もなかった。た
だ大声を上げて泣き、彼に必死ですがりつく。そこから先は、もう憶えていない。
輝く太陽が上りきる頃、彼はその彼方へ迎えられ、旅立った。
*
春の風が再び訪れ、草木が目を覚ますその明け方。あたしは再び、病院の前にいる。
初めての恋と、初めての別れ。その日から丁度、一年が経った。
数学のノートは、もう十冊を越えていた。当然名前は書いていない。あたしがここで、
一番最初に学んだことだ。もし名前を書いたところで、もう拾ってくれる彼はいない。そ
れは悲しいことだけど、でもあたしは振り返らない。文字の中に彼は、生きている。
胸ポケットに、ボールペン。その切っ先が雲を裂いて、彼の元へと橋を架ける。でも、
それを渡るのはまだ先のこと。エスコートもなしに会いには行けない。だからそれまでも
うすこし、待っててもらってもいいだろうか。
未完のままの一編の小説。その文才のないラブレターは、手渡しするって決めたから。
<了>
274 :
イクラ:2006/12/10(日) 21:00:32.28 ID:LUHxfTCL0
ラストサムライ始まった
これからが本当の地獄だ
275 :
2Get!!:2006/12/10(日) 21:01:17.76 ID:sT+q8bms0
映画館で見た予告編だけ鳥肌立った映画ktkr
276 :
巫女に初詣:2006/12/10(日) 21:05:50.73 ID:GbQamdkM0
277 :
おせち(30,000円):2006/12/10(日) 21:11:11.38 ID:omGSv4MWO
278 :
おせち(200円):2006/12/10(日) 21:12:14.35 ID:q7h/gnx50
あ…あ、神様来たwwwwww
カオスに燃料加えるっぽいけど、
今から二作目書いてくるノ 今度はギャグ路線だ。
279 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 21:13:17.08 ID:DUl+hk840
>>278 俺の神様は数分前に天に帰られた。
今回の品評会は切ないVsギャグVsシリアスの戦いなのか?w
いつもそうかもしれんけど今回は顕著だなぁ。
280 :
おせち(200円):2006/12/10(日) 21:15:26.92 ID:q7h/gnx50
>>280 むしろ、それ以外のジャンルは厳しすぎるのでは。
SFはともかく、ミステリとか5レスじゃ難しいなwwww
あと、少数派でホラーもいる。
281 :
猪(36才):2006/12/10(日) 21:15:54.30 ID:jwEFBYwz0
>>276 お、おっつーw
早速ひけらかしに行っちゃおうかしら?
282 :
福禄寿(ふくろくじゅ):2006/12/10(日) 21:16:03.70 ID:rxqfbd6t0
結構ネガティヴなお題なせいか、素直に書くとシリアス路線になってしまうんじゃないか?
逆手にとってギャグに出来た人間の評価を高くする採点者とかもいそうで怖いw
283 :
2Get!!:2006/12/10(日) 21:19:26.40 ID:sT+q8bms0
284 :
巫女に初詣:2006/12/10(日) 21:20:58.55 ID:GbQamdkM0
三時間半も無いぞwwww気をつけろwwwww
285 :
猪(♂):2006/12/10(日) 21:21:42.22 ID:soLvgD2U0
今回作品数多いなあ。面白いのも多いけど、感想大変だww
286 :
猪(♂):2006/12/10(日) 21:31:30.58 ID:soLvgD2U0
流れが…止まった……。
287 :
巫女に初詣:2006/12/10(日) 21:32:29.95 ID:GbQamdkM0
なんで向こうのほうが盛り上がってんだよwwww
288 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:32:52.85 ID:77tXrkXU0
>>286 ラストサムライの力か
始まる前に、書き終えてよっかったw
289 :
2Get!!:2006/12/10(日) 21:33:03.81 ID:sT+q8bms0
嵐の前の静けさ……
290 :
イクラ:2006/12/10(日) 21:33:20.50 ID:LUHxfTCL0
ラストサムライ楽しいなーアハハー
291 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:34:47.49 ID:77tXrkXU0
>>290 トムかっこいいよwトムw
うちのお父さんに似てるから困る
292 :
イクラ:2006/12/10(日) 21:35:15.87 ID:LUHxfTCL0
293 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 21:35:20.22 ID:0TFsk42y0
294 :
凧(未完成):2006/12/10(日) 21:35:25.69 ID:c2Jt9AhC0
>>290 まて! 戻って来い!www
・・・頭痛薬って飲むとハイになるって本当だねーアハハー
295 :
猪(倉庫係り):2006/12/10(日) 21:35:29.48 ID:neBqilhZ0
妹が鉄板少女とラストサムライ切り替えまくってるから困る
296 :
猪(36才):2006/12/10(日) 21:35:38.59 ID:6pKQyJuj0
>>291 それは暗にトム似の親父に似た自分格好良いと言っているとみたこのやろう
297 :
黒豆(四粒):2006/12/10(日) 21:36:02.30 ID:Ucvxkxsr0
トムクルーズの息子がいると聞いて飛んできました
298 :
おみくじ(中がよろし):2006/12/10(日) 21:36:58.35 ID:J/IxViFmO
299 :
巫女に初詣:2006/12/10(日) 21:37:05.13 ID:GbQamdkM0
全く関係ないけど、昨晩夜中に見た「デッドコースター」という映画は面白かった。別の意味で。
死亡フラグ立ちすぎwwww
300 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:37:28.43 ID:77tXrkXU0
なんだよこのレスww
真田+トム÷2って感じか。
一人ラストサムライだねぇ、って言ってた
301 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:38:12.60 ID:77tXrkXU0
302 :
巫女に初詣:2006/12/10(日) 21:39:08.08 ID:GbQamdkM0
>>300 何、そのゲームバランス崩すキャラクタは。修正されるぞ?
303 :
黒豆(百粒):2006/12/10(日) 21:40:16.68 ID:6ATVvyRl0
304 :
猪(♂):2006/12/10(日) 21:40:20.35 ID:soLvgD2U0
目を離した隙に流れが速くなっててびびったwww
お前ら潜みすぎだろwwww
テレビ持ってない俺は勝ち組。
305 :
2Get!!:2006/12/10(日) 21:40:27.97 ID:sT+q8bms0
俺の親父はトム+和田勉−トム
306 :
猪(倉庫係り):2006/12/10(日) 21:41:05.74 ID:neBqilhZ0
>>301 そんなこたぁないが、俺はお前をトム+真田÷2の男の中の男と信じてやまない
307 :
黒豆(四粒):2006/12/10(日) 21:41:10.97 ID:Ucvxkxsr0
和田勉じゃねーかwww
308 :
猪(36才):2006/12/10(日) 21:41:11.91 ID:6pKQyJuj0
>>301 VIPには妖精さんとBNSKerしかいないんじゃなかったっけ。
309 :
巫女に初詣:2006/12/10(日) 21:41:12.91 ID:GbQamdkM0
310 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:41:26.03 ID:77tXrkXU0
311 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 21:41:49.84 ID:0TFsk42y0
うちの父親は三谷幸喜
312 :
イクラ:2006/12/10(日) 21:42:43.59 ID:LUHxfTCL0
313 :
おせち(30,000円):2006/12/10(日) 21:42:46.25 ID:omGSv4MWO
トム似の父さんか……いいな、うちの父さんはさだまさし似だ
314 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 21:42:58.14 ID:0TFsk42y0
>>308 どこの平行世界だ
っていうツッコミが好きなんです スマン
315 :
黒豆(百粒):2006/12/10(日) 21:43:13.96 ID:6ATVvyRl0
うちの父親は……うちの父親は……誰似だ?
316 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:45:54.97 ID:77tXrkXU0
お父さんが男前なのを感謝しなくちゃいけないのか。
ちなみに兄はマツジュン
317 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 21:46:15.66 ID:0TFsk42y0
318 :
イクラ:2006/12/10(日) 21:46:47.04 ID:LUHxfTCL0
>>316 マツジュンといわれても誰かわからない俺はなに組?
319 :
初夢(またバイトか):2006/12/10(日) 21:47:26.95 ID:+olpemAT0
ラストサムライは字幕だからこそ面白いのに。
吹き替えだと違和感感じる
320 :
おみくじ(大吉):2006/12/10(日) 21:47:45.46 ID:g6PZsUYV0
男としては母が美形の方が良いんだよな。
たしか女の子は父親に、男の子は母親に似るらしいから。
321 :
初夢(虫なった夢):2006/12/10(日) 21:48:10.87 ID:Nq6DUQP10
>>316 そっか。兄貴はヤマジュンか。おめでとう。
322 :
凧(ぱしり):2006/12/10(日) 21:48:16.77 ID:LB4PZq2L0
>>319 俺がいる
副音声にしても英語だけで字幕なかったぜフゥハハハー
323 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:49:01.93 ID:77tXrkXU0
>>319 でも、日本が舞台なんだから、本当はこれで正解なんだぜ?
>>320 自分はばりばり母親似な件
324 :
猪(入浴中):2006/12/10(日) 21:49:12.19 ID:A9ZJWYGeO
>>320 俺は物凄い勢いで親父に似てきてる
自分でもはっきり分かるくらい
325 :
巫女に初詣:2006/12/10(日) 21:49:25.54 ID:GbQamdkM0
さぁ、お前ら。
ラストサムライトークはこれまでにして、品評会を書きに行け。読みに行け!
326 :
おせち(30,000円):2006/12/10(日) 21:50:00.05 ID:omGSv4MWO
>>320 mgd?
うち父親以外父親に似てないんだけど
327 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 21:50:34.51 ID:0TFsk42y0
328 :
猪(倉庫係り):2006/12/10(日) 21:50:49.43 ID:neBqilhZ0
329 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:51:03.04 ID:77tXrkXU0
330 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 21:51:22.47 ID:0TFsk42y0
331 :
猪(36才):2006/12/10(日) 21:54:06.13 ID:6pKQyJuj0
お題を上手く扱えてないリハビリ用通常営業が完成したっぽいというかもう推敲できないので、
流れをぶっちぎりながらも投下していいかな? 六レス。タイトルは「諦めない男」
お題は後で。
332 :
諦めない男1/6:2006/12/10(日) 21:54:39.73 ID:6pKQyJuj0
ぶちぃん。と、テグスの切れる音。逃げていく魚影。
数秒の間放心状態におちいった後、ヴィートはこの世の終わりのような、とでも形容す
るしかない表情で騒ぐ。
「はぁ!? なんでこのタイミングで糸切れんの? ありえねーってマジで! うわー、
ショックだー。おいベル、今の引き、絶対大物だったよな? うっわー、ねーよ……」
「二十歳になっても魚釣りにそこまで熱くなれるヴィー兄にこそ俺はショックだよ……。
それと、ベルって略すのやめてくれよ。女みたいで嫌だよ」
「あー? 何言ってんだ釣りってのは老若男女誰だって楽しめる素晴らしい遊びじゃねー
かよ。だいたい年齢を持ち出してくるなら十一になったばっかのチビベルはもっと楽しん
だ顔してるべきだろ。なんだその仏頂面」
「チビって言うな! ……まぁいいや」
この青年には怒鳴りつけても意味がないと判断し、ベルナルドはため息をつく。
ヴィートは切れた糸をしばらく未練がましく眺めていたが、どうにか気持ちを切り替え
ていつものようにへらへらと笑った。
空には雲もあまりなく、秋のイオニア海は穏やかにざざん、ざざんと潮騒を立てている。
朝日はまだ昇っておらず、右頬を撫でる風はやや冷たい。
ちなみに現在の釣果。ベルナルド、サバ三匹とカサゴ一匹。ヴィート、タコ一匹。
千切れた糸に針とオモリを結びなおし、エサのゴカイをつけながらヴィートは口を開く。
「そういやさ、昨日のことなんだが」
「なんだよ」
「お前、カルロッタと俺が愛を語らっている時にはたいてい割り込んでくるはずなのに、
昨日は目も合わせなかったみたいじゃないか。何かあったんだろ?」
「別に、たまたまだろ。それと、あれは傍から見てるとヴィー兄が一方的に姉ちゃんを口
説いてるようにしか見えないぜ」
「カルロッタは美人だからな。あれほどの逸材は俺の知ってる限りじゃ女優のモニカ・ベ
ルッチくらいしか居ない。って、話を逸らすんじゃねぇ。それじゃ、その左頬にべったり
と貼り付けられたガーゼはなんだよ?」
ヴィートは少年の顎から目の下辺りにかけて、しっかりとテープで留められたガーゼを
指差した。にやにやと、獲物を追い詰める猫のような表情である。
「別に、なんでもねぇよ。ちょっと転んだだけなのを姉ちゃんが大げさに貼っただけだ」
333 :
凧(ぱしり):2006/12/10(日) 21:54:40.14 ID:LB4PZq2L0
334 :
諦めない男2/6:2006/12/10(日) 21:55:39.93 ID:6pKQyJuj0
「ふーん? ちょいと小耳に挟んだとこじゃ、お前が喧嘩して、その仕返しに石をぶつけ
られたって聞いたんだがなー?」
針先につけたゴカイの強度を確かめながら、口を一層歪めて、心底楽しそうに話しかけ
てくる。
「だからなんだよ、ヴィー兄まで喧嘩は駄目だとか言い出すのかよ?」
「いやいや、俺はむしろ男たるもの喧嘩の一つや二つや百や千、して当然だと思ってるぞ。
だが、理由が必要だな。理由もねーのに拳振り回すようなバカは気にいらん」
竿のしなりを利用してオモリを飛ばす。ぽちゃんという間の抜けた水音。
「んで俺はベルのことをバカだとは思ってねーから、理由を聞きたくなってな」
「別に、気にいらないからぶん殴った。それだけだよ」
「ほぉう? お前は気にいらないだけで誰かを泣くまで殴り倒すような大バカ野郎だった
のか。じゃあそういうバカは俺がイオニア海に放りこんでやろう。違うだろ? 話してみ
ろよ、このヴィート・ランディーニ様によ」
竿を置いて、けらけらと笑いながら青年は少年の頭をやや乱暴に撫でる。少年はうっと
うしそうに振り払って、話している間にかかった魚を引き上げる。小型のサバ。
針から外して、海水を汲んだバケツの中に魚を放り込む。
一連の作業を、ヴィートは黙って見ていた。ベルナルドもまた無言だった。
エサを付けなおし海に投げ入れて、水面を眺めながらぽつりと、少年は呟く。
「……気にいらなかったんだ。一人に対して数人でよってたかってよ」
少年の言葉に、海を眺めながら満足そうに笑って青年は言う。
「はぁん、なるほどね。義を見てせざるはなんとやら、海に放りこむのは勘弁してやろう。
んで、そのいじめられてたのとは仲良いのか?」
「別に」
あえて無関心を装うような少年の声だったが、それはそのまま無関心でないことを証明
しているような声だった。
ヴィートはベルナルドの口調に何かを見いだし、口を歪めて少年の方を向く。
「可愛いのか?」
335 :
諦めない男3/6:2006/12/10(日) 21:56:29.31 ID:6pKQyJuj0
「はぁ!? なんだそれ、だいたいなんでアマリアのこと知ってんだよおいまさか――」
「そうかそうか、アマリアちゃんというのか。カマかけて正解だったな。良い名前だなぁ。
いやぁ、女の子の為の負傷だったかぁそうかそうか。ベルも立派になったなぁ、んー?」
気づいた時にはもう遅い。はったりだった。
「別に、そんなんじゃねぇよ。……やめろよその顔、違うって言ってぁろ!?」
「噛んでる噛んでる。ついでだから良いこと教えといてやるよ。お前隠しごとする時別に
っていうだろ。その癖直さないと色々バレバレだぜ?」
「知るか!」
少年は青年から顔を背け、水面を見つめた。その耳はまるでトマトのように赤い。
「そんなことより、ヴィー兄、引いてるぜ」
「ん? おおっ」
急いで竿を拾い糸を巻くも、時すでに遅し。エサは盗られ、魚は去った。
「おおー……」
「またエサだけ盗られてやんの、だっせー」
「ちくしょう、まだだ! まだ俺は死んでない!」
「波止場釣りで死ぬ人なんてみたことねぇよ」
言いながら、自分はちゃっかり六匹目を釣りあげているベルナルドだった。
遠くの方の空が段々と赤くなってきている。もうすぐ夜明けだ。
よく考えると日の出前から騒いでいる二人は物凄い近所迷惑なのかもしれなかった。
「なぁヴィー兄、そろそろ日も出てきたし、飯にしようぜ。せっかく鍋とかコンロとかト
マトとか色々持ってきてるんだから、サバのトマト煮作ろう」
「調理器具は車の後ろに置いてあるから、とってくるといいぞ」
「自分は何もしない気かよ!?」
「もう少しやれば何かとんでもない大物が釣れるような予感がするんだ。いや、確信と言
ってもいいかもしれない」
「パッと見格好良いけど全然だせぇ! 駄目だこの人! とっとと諦めちまえ!」
「諦めないことが大事なんだよ!」
「もうどうでもいいよ……」
336 :
諦めない男4/6:2006/12/10(日) 21:57:01.42 ID:6pKQyJuj0
ぶつくさ言いながらも、少年はてきぱきと調理を始める。
姉仕込みのナイフさばきは、十一歳とは思えないほどさまになっていた。
トマトとサバの入った鍋に調味料を加えながら、ベルナルドは青年におずおずといった
口調で呼びかける。
「ちょっと話戻るけどさ、あいつがいじめられるのもわかんなくはないんだよ」
「ふぅん? 誰かが誰かにいじめられるに足る理由なんてあるのか?」
「そんなもんはないけど、あっちゃならないけど、やっぱり、悔しいけど俺達ガキだから。
あいつ一人で大人びてて、周りの連中なんてはなから子供扱いしてるのが、やっぱ気に障
るやつも居ると思うんだよ。そんなので、そんなしょぼい理由でいじめられるのって絶対
に間違ってるけど、でも、それでもどっかで仕方無いと思っちまうところがあって、そん
な俺自身のことも気に入らなくて、どうしようもねぇんだよ」
「お前らガキって、そういう自分達とちょっと違う奴のこと苦手だからなぁ。まあそんな
のはガキに限った話じゃねぇか」
俯いたまま、少年は吐き出すように言葉を重ねる。
「俺じゃ何もできない。できるのはせいぜい俺が目についた時に止めてやることしかでき
ないんだよ。周りを変えることなんてできないし、あいつが変わればもしかしたら今より
楽になるかもしれねぇけど、それはそれで間違ってる気がするんだ」
「情けねー話だな。かっこわりー」
「ほんと、ダセェよ、俺。はは……」
乾いた笑いに、湿った声が混じる。
「どうすりゃいいか、わかんねぇんだよ、ヴィー兄」
少年は口ごもり、青年は答えない。
コトコトと、鍋の煮える音と、ざざん、ざざんという潮騒だけが響いている。
「ベル、俺にはそういうのよくわかんねぇんだけどさ、これは安全圏からの物言いでしか
ないんだが――っとぉお!」
がくん、と竿がしなる。ヴィートが竿を立てながら糸を巻きつづけるも、魚はとてつも
なく大きいのか逆に糸を引き出されてしまう。
「でけーぞこれは! ベル、ちょっと網持ってこい!」
「わかった!」
337 :
諦めない男5/6:2006/12/10(日) 21:57:33.32 ID:6pKQyJuj0
糸巻きは今にも壊れそうなくらいに軋んでいる。
竿も折れそうなほどにしなり、魚は一向に疲れを見せない。
「なぁベル、俺は思うんだよ。お前が何もできなくても、周りがどうにもならなくても、
大事なのはそんなもんじゃねーと」
段々と、海面にその魚影が見えてくる。ヴィートは嬉しそうに、高らかに叫ぶ。
「大事なのはさ、諦めねーで、なんとかしようと努力し続ける誰かがそばに居てやること
じゃねぇかなってよ!」
竿が跳ね上がり、宙を舞う大きな、とても大きな魚。。
「諦めなければ、それだけでも何か違うもんだぜ。それに、お前が惚れるような娘なら、
きっと他にもなんとかしようと思っている奴はいると思うぜ?」
「そうかな」
「そうだ。なんたって俺が言ってるんだからな」
「……うん」
「まー、あんま事情を知らない俺がいい加減なことを言っているだけだが」
「せっかくの良い言葉が台無しだ!」
少年の叫びなど意にも介さず、高らかに笑うヴィート。
ベルナルドは今日何度目かわからないため息をついて、少しだけ笑った。
――大事なのは諦めないこと。努力し続ける誰かが居ること。すぐに何かをどうこうし
ようと思うんじゃなくて、諦めないでいれば、それだけでも何かになる。か。
「ありがとう、ヴィー兄」
「俺はなんもしてないぜ? だいたい、大事なのは今ここで話すことじゃなくて実際にお
前がなにかすることだしな」
頑張れよ、恋する少年。なんて、今にもエトナ山のように爆発しそうな笑いをこらえる
ような、涙目で締めくくる。
少年は、もう好きに言えよ、なんて疲れた声で答えた。
338 :
諦めない男6/6:2006/12/10(日) 21:58:04.56 ID:6pKQyJuj0
「んで、にしてもでかいなこの魚。なんだこりゃ?」
「わかんない。けど、五キロくらいありそうな大きさだよな」
「喰いでがありそうだな」
「なんでも胃袋で考えるな!」
「それとさ、なんか焦げ臭くないか?」
「ああ、俺もそんな気がしてるんだ」
二人が振り向くと、そこには真っ黒に焦げついた鍋があった。
もう夜は明け、光り輝くイオニア海と、青く突き抜けるような大空。
遠くにはエトナ山がそびえ立ち、煙をあげている。
釣りあげられた魚が、びったんびったんと陸を跳ねる。
「この鍋、どうする。ヴィー兄?」
「どうにもなんねーな、こりゃ」
「ああ、こればっかりはどうにもなんないな」
二人は、どちらともなく笑い出した。
おしまい。
339 :
おせち(30,000円):2006/12/10(日) 21:58:23.54 ID:omGSv4MWO
マギデ……mzd?しまった
そんな父は今ハッ○ーセットのライオンで遊んでいる
340 :
猪(36才):2006/12/10(日) 21:58:48.79 ID:6pKQyJuj0
お題は「海辺の街」「丸焦げ」でしたー。
けちょんけちょんに叩いて伸ばしてひっくり返してもっかい叩いて酷評下さい。
覚悟は出来てます。だからお願いします。
341 :
猪(給食中):2006/12/10(日) 21:58:49.10 ID:77tXrkXU0
342 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 21:59:56.92 ID:0TFsk42y0
ところでこんなタイミングで雑談振るのもなんだと思うけど、最近読んだ本って何かある?
343 :
初夢(すべてが夢):2006/12/10(日) 22:01:29.06 ID:+olpemAT0
現在進行形で読んでる本なら3冊ぐらいあるよ
344 :
ナルト:2006/12/10(日) 22:01:57.28 ID:LUHxfTCL0
345 :
猪(緑):2006/12/10(日) 22:02:14.53 ID:77tXrkXU0
>>342 劇団一人「陰日向咲く」
女性の一人称が神掛かってたけど、話は面白くなかった
346 :
凧(赤):2006/12/10(日) 22:02:28.79 ID:c2Jt9AhC0
>>342 つい昨日、西尾維新の「化物語」読んでた
ギャグセンスが異常に向上してたんだが、なんでだ?
347 :
猪(黒板係り):2006/12/10(日) 22:03:48.68 ID:neBqilhZ0
>>342 百年の孤独
ゼロ・アワー
涼宮ハルヒの消失
飛鳥井全死は間違えない
ビートのディシプリン
348 :
黒豆(千粒):2006/12/10(日) 22:04:05.37 ID:6ATVvyRl0
>>342 ラノベなら浅井ラボのTOYJOYPOP
一般なら村上春樹の神の子供たちはみな踊る
349 :
14才のひろゆき@どうやら管理人:2006/12/10(日) 22:04:13.35 ID:Z0B4PA0w0
350 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 22:04:14.15 ID:g6PZsUYV0
351 :
妹と初詣:2006/12/10(日) 22:04:35.31 ID:GbQamdkM0
>>340 ん〜・・・いろいろと聞きたいことが。
お題を隠した意味は特に無かったのかな。
隠したわけではなかったのかもしれないが、ちょっと穿った読み方をしてしまった気がする。
普通に出してもよかった作品じゃないだろうか。
次に設定。
何処?特にカタカナ名である必要性も感じなかったし、世界観も特別なものを感じることは無かった。
愛称が使いたかったのかね?よく分からん。
筋書きについては読んでて謎が残ったけど、文章は非常に明快でよかったと思うよ。
352 :
おせち(30,000ウォン):2006/12/10(日) 22:04:40.42 ID:omGSv4MWO
>>340 こういう話好き。小さい子の恋って可愛いよ
お題をうまく使ってると思った
>>341 照れるぜよ
>>342 今は梨木香歩の「村田エフェンディ滞土録」読んでる
353 :
猪(禁欲中):2006/12/10(日) 22:07:50.76 ID:kIs3+71i0
354 :
猪(48才):2006/12/10(日) 22:08:55.05 ID:6pKQyJuj0
>>351 ああ、最悪の説明不足やらかしちまった……。
ごめん。舞台は現代イタリア。
海辺と聞いたらシチリア以外浮かばなかったんだよ……。
355 :
猪(♀):2006/12/10(日) 22:10:06.89 ID:soLvgD2U0
>>340 ショタ小説乙。
面白かった。勢いあるし、キャラも立ってる。兄ちゃん好きだこの兄ちゃんいいよ結婚してくれ。
なんていうか、続編読みたい。アマリアちゃんも見たい。
ただ、舞台イタリア?最後に固有名詞あるけど、さっぱり分からない俺地理駄目人間。
この話好きだなあ。がんばって酷評しようと粗探ししてるんだけど、ねえよ馬鹿。
356 :
凧(バイヤー):2006/12/10(日) 22:10:12.29 ID:NTlvg50i0
357 :
初夢(猿の夢):2006/12/10(日) 22:10:30.00 ID:zSMmBHmq0
>>342 ナポレオン言行録
最近、小説読んでないな・・・
358 :
猪(青詐欺):2006/12/10(日) 22:10:55.35 ID:1CbaS8re0
>>332 なんとなく爽やかで、どこか楽しい雰囲気は面白い。
ただ海等の自然の情景は浮かぶんだけど、おそらく波止場であろう
少年たちの周りがよく見えなかった。急に鍋出てきて、次にはまた海面。
どこでどう釣ってんだろうと。
>世の終わりのような、とでも形容するしかない表情で
あとはこの辺がなんかちょっと冗長な表現かなと思った。
359 :
おせち(30,000ウォン):2006/12/10(日) 22:12:01.68 ID:omGSv4MWO
360 :
妹と初詣:2006/12/10(日) 22:12:05.06 ID:GbQamdkM0
あぁ、この臨場感のある戦闘シーンを文章に表したいぜ……
361 :
VIP皇帝:2006/12/10(日) 22:12:43.38 ID:LUHxfTCL0
362 :
黒豆(千粒):2006/12/10(日) 22:12:56.85 ID:6ATVvyRl0
363 :
初夢(猿の夢):2006/12/10(日) 22:13:13.14 ID:zSMmBHmq0
364 :
女医さんと初詣:2006/12/10(日) 22:13:23.94 ID:j6H9oB3L0
>>342 SFバカ本 宇宙チャーハン編
ラノベちっくだなぁ、と思いつつ結局ラノベってなんなんだろな? と考えさせられた一冊。
365 :
女医さんと初詣:2006/12/10(日) 22:15:32.74 ID:j6H9oB3L0
>>360 淡々と書くとスピード感。ただし内容は薄くなり、描写も不足する。
詳しく書くと臨場感と言うか緊迫感。軽快さは無くなる。
熱血なら前者じゃね?
……と思う。
366 :
かき初め(二回目):2006/12/10(日) 22:19:54.06 ID:0TFsk42y0
>>365 当事者視点なら前者、
客観的な視点なら後者
がいいと思う
367 :
妹と初詣:2006/12/10(日) 22:20:26.90 ID:GbQamdkM0
なるほど。一人称なのに戦場のあちこちのことを網羅しちゃったらおかしいってことだな。
368 :
猪(48才):2006/12/10(日) 22:21:04.21 ID:6pKQyJuj0
あうああ今までにない好意的感想の数々。ありがとうございますありがとうございます。
>>352 ショタの恋と女の子の笑顔ほど良い物はこの世に存在しないっ!
お題はもっと捻ったほうが良いかと思ったけど、とりあえず順当なところを。
>>355 残念ながらヴィー兄はカルロッタ姉ちゃんにベタ惚れだ!
アマリアはどうなるかわかんないぜ!
>>358 ヴィートが大げさにショックを受けていることを示そうとあえてくどい表現使ってみたんだけど、
たしかにこりゃ失敗だわ。
ちなみに、モニカ・ベルッチっていうのはマトリックスにも出てたイタリア人女優で、
イタリアの宝石という異名を持つ超美人です。ヴィー兄マジベタ褒め。
369 :
年賀状(来なかった):2006/12/10(日) 22:21:52.38 ID:sT+q8bms0
あと二時間半
370 :
かき初め(二回目):2006/12/10(日) 22:23:03.37 ID:0TFsk42y0
>>369 目に見えない何かキタ。
二時間で書けるかわからんがw
371 :
寿老人(じゅろうじん):2006/12/10(日) 22:23:42.95 ID:rxqfbd6t0
感想を書いてるんだが、どう考えても自分の文章より上手い文章が出てくると困る。
ベタ褒めってのもアレだしなぁ……
372 :
◆D7Aqr.apsM :2006/12/10(日) 22:25:09.09 ID:fQoj8VBE0
>>342 えーと、マルドゥック・ヴェロシティの第二巻にやっと入ったところ。
ってなわけで、品評会作品投下してもいい?
373 :
年賀状(来なかった):2006/12/10(日) 22:25:21.31 ID:sT+q8bms0
374 :
猪(黒板係り):2006/12/10(日) 22:25:52.65 ID:neBqilhZ0
>>371 ベタ褒めしたくなけりゃパンを食べればいいじゃない
375 :
かき初め(虚脱感):2006/12/10(日) 22:26:04.84 ID:g6PZsUYV0
>>371 分かる。どこを指摘するべきか、どこを褒めるべきか。
感想書くのにも文才がいるなぁ、と思ってしまう。
376 :
ナルト:2006/12/10(日) 22:26:19.93 ID:LUHxfTCL0
377 :
ひざまずき祈る者の名 1/5 ◆D7Aqr.apsM :2006/12/10(日) 22:27:01.51 ID:fQoj8VBE0
教会の尖塔は、夕暮れに赤く染まっていた。
ダウンタウンの喧噪の中、ビルに囲まれた中で唯一の石造りの建物。
大きな扉は左右に開かれ、薄暗がりの中、悔い改める為に祈りを捧げる
人々の姿を見ることができた。
その暗がりの中から、一人の少女が歩み出た。裾のすり切れた、大分
オーバーサイズの軍隊用コートを羽織り、長く伸びた金髪は背中に
垂らされていた。幼さの残る顔をあげ、彼女は尖塔を見上げた。そこに
置いてきた何かを確かめるかのように。
扉から続く石段からの中程に、そこかしこにプラカードを掲げた大人達が
陣取っていた。彼女は軽く舌打ちをして、少女はその大人達を避けるように
階段をおりた。社会教育隊と自称する大人達。
プラカードには「全てを許し、受け入れよう!」「戦争反対」「隣国への譲歩が
良い世界への第一歩」などと大書され、幾人かの大人はグロテスクとも言える
大きさの隣国の国旗を掲げていた。
隣国の一方的な領地宣言に端を発する国境での紛争が起こってから半年。
一部の人々は積極的に隣国に迎合しようとした。
ブーツがコートの裾から交互に顔をだすのだけを見つめて、彼女は階段を降りる。
そこだけ広くなった踊り場。階段だけだった視界に、薄汚れた女性の靴。
「あなた、その服の意味はわかっているのかしら?」
少女は顔を上げた。
「それは人を殺すための服だぞ! お前は人を殺しても良いと思っているのだ!」
数人の大人が少女を取り囲んでいた。
「教会に来ているのか? 宗教なんかにこだわって、信じ込んでいるから争いが
無くならないんだよ!」
「学校では何も教えてないのでしょう! 学校名を言いなさい。抗議してあげます」
「さあ、過去を償うために跪いて、頭をさげるんだ!」
プラカードを掲げていた男が、少女の背後から頭に手をかけ、無理矢理に
下げさせようとした。手で押されるよりも早く、頭をさげて少女は肘を背後に
むけて回し打つ。柔らかい脇腹の肉に肘がめり込む感覚。同時にブーツの
かかとで男のつま先を踏み抜く。甲高い悲鳴があたりに響いた。
378 :
かき初め(二回目):2006/12/10(日) 22:27:05.04 ID:0TFsk42y0
バファリンでハイになるか試してみる
379 :
ひざまずき祈る者の名 2/5 ◆D7Aqr.apsM :2006/12/10(日) 22:27:25.36 ID:fQoj8VBE0
少女はポケットに入れていた手をそのまま、コートの中で腰の方へ動かした。
「あんたらのやり方には反吐が出るわ」
大人達が一斉に気色ばむ。最初に声をかけてきた女性が金切り声を
張り上げた。詰め寄ってきていた大人の中から、数名の男性が前に出る。
手には木製のプラカードが握られている。
大人と子供の体力差に加えて、明らかな人数の違いと、手にされた凶器。
しかし、街を行く人々は、関わることを避け、足早に去っていった。日常の中で
繰り返される光景。社会教育隊に進んで関わろうとする一般人はいなかった。
「嫌になるわね。神様からコンピュータに宗旨替えの宣言したとたんに
これだもの。天罰ってのならもう少し荘厳なのを頼みたいわ」
腰を落とし、じりじりと少女は間合いを計っていた。
その時。
「あー! クリスティーナちゃあん! こんなところにいたのぉ? もう、
監督カンカンよぉ。早いところ楽屋戻って衣装合わせなきゃあ!」
恐ろしく場違いな声が響いた。
少女に踏みつけられ、うずくまる男をよけて、一瞬、少女を後ろから
抱きすくめるようにしたのは、黒革のライダースジャケットを羽織った女性だった。
小さく少女に肯きかけると、背にかばうようにして立つ。
「ややや、なんか騒ぎを起こしちゃってるみたいなんですけど、勘弁して
やってください。これ、うちの劇団の子なんですけど、ちょっと役作りで
行き詰まって、入り込んじゃってまして! やー、シティの演劇フェスティバル
でやる予定なんすけどね、反戦がテーマで。無自覚な主人公が
だんだんと正しい思想に目覚めていく、っていう、まあ、ありがちな内容
なんですけど。玄人の皆さん方には迷惑かけちゃいけないって、厳しく
言ってたんですけど」
早口にまくし立てながら女性は深々と頭を下げた。
「ふざけるんじゃねえ!」声と同時に、プラカードが女性に向かって振り下ろされた。
380 :
ひざまずき祈る者の名 3/5 ◆D7Aqr.apsM :2006/12/10(日) 22:28:03.86 ID:fQoj8VBE0
ライダースジャケットの肩口にあたったプラカードは、角材を残して割れ飛んだ。
うずくまっていた男が、いつの間にか立ち上がり、角材を握りしめている。
「――いったぁ……っ! や、お怒りはごもっとも。とはいえ、これでチャラって
ことにしてもらえませんか?」
肩を押さえながら、それでも少女をかばう。クリスティーナと呼ばれた少女は
青ざめた顔色を隠すように口元に手をあてていた。
「この場を逃げられればいいと思って適当なこと言ってるんじゃないでしょうね?
まあ、いいわ。ならあなたがこの旗にひざまずいて、頭を下げなさい」
肩を押さえて顔をしかめる女性を、周囲の大人達が旗の前に連れ出し、
無理矢理に膝を折らせた。
「胸に手をあてて。読みなさい」
女性の前に一枚の紙片が突き出される。
「……平和を誓います。罪を忘れないことを誓います。贖い続ける事を誓います」
はっきりした声で、社会教育隊のモットーが読み上げられた。
「最初から素直にしておけば私たちも事を荒立てなくて済むんですよ」
リーダー格の女性が、勝ち誇ったようにひざまずく女性を見下す。
「良く言い聞かせときますんで。……失礼します」
ライダースジャケットの女性は、少女を抱きかかえるようにしてその場を後にした。
「あなた、誰?」
足早に人混みの中に紛れ込む。
「いきなりそれ? 冷たいねえ。その質問の答えはちょっと待ってね。
奴らの仲間がいるかもしれない」こきん、と肩を回すと、女性はにっこりと
笑いかけた。肩までの明るい茶色の髪と、同じくらい明るい瞳。
「あと、まあ、君をどうこうしようって訳じゃあないから、さっきから
コートの下で握ってるものから手を離してくれないかな? 多分、ナイフ?」
一瞬、少女は青い瞳を見開いた後、ポケットに入れたままの手を
腰のあたりに動かす動作をした。カチリ、と何かがはまる音。
少女はポケットから何も持っていない手を抜き出して見せる。
「ありがとう」女性はにっこりと笑った。
381 :
ひざまずき祈る者の名 4/5 ◆D7Aqr.apsM :2006/12/10(日) 22:28:30.37 ID:fQoj8VBE0
「うっわあ……かわいい……」
アーミーグリーンのコートを脱ぐと、少女が来ていたのは黒を基本色に
した、フリルとレース、そしてリボンが多用されたゴシックなドレスだった。
街一番の繁華街にあるオープンカフェ。
二人はその一角に席を取っていた。テーブルに置かれたロウソクが
揺れている。真ん中にある木の、大きく張り出した枝が、周囲のビルの
光を遮り、その席だけが夜の庭園にあるかのようだった。
「質問に答えてください」
「え?ああ。『キミを助けたかった』 じゃあダメ? しっかし、金髪で
肌が白いと似合うよね、そういう服。いいなあ……」
「ふざけないで。勝手に出てきて頭下げて、いったい何が目的なの?」
少女はまっすぐに女性を睨みつけた。
「んー。なんか打算があればいい? たとえば、キミを助けたら、もしかしたら
キミは奴らの敵に回ってくれて、少しばかり社会に疑問を持って
くれるかも知れない。うまくいけば、ああいった奴らに対抗する組織に、
興味を持ってくれるかも知れない。とか」
「あなたがどんな組織にいるのか知らないけれど、あんな風に簡単に
頭を下げられる人間が、事を成せるとは思えないわ」
ライダースジャケットのジッパーを開き、煙草を取り出した女性は、
ウェイターに二人分の紅茶を頼んでから、オイルライターで火をつけた。
「まあ、あそこでキミが腰の後ろにあるモノを抜いて、刃傷沙汰を起こしても
何も変わらない……というか、世論は奴らに有利に働く。極端な言い方を
すれば、あたしらにとっては、ぶちゃけ、邪魔だったり」
少女には煙がかからないよう、遠くに煙を吐き出す。
黙り込んだ少女は、服装のせいもあって、まるで人形のように見えた。
青白い顔がロウソクの炎に照らされる。
「や、極論だからね。打算で頭をさげるなんてのは、キミにはまだ早い。
いつか心が本当にくじけてしまったりするからね。くじけていない人が
多ければ多いほど、あたし達は闘える。そんな理由はどう?」
382 :
ひざまずき祈る者の名 5/5 ◆D7Aqr.apsM :2006/12/10(日) 22:28:52.01 ID:fQoj8VBE0
銀のポットに入れられた紅茶が音もなくテーブルに置かれた。
ウェイターがやってくると二人は黙り込んだ。女性は煙草を
灰皿に押しつけるようにして消す。目線でウェイターに礼をいうと
彼女は口を開いた。
「でもね、それだけの理由があれば、あたしたちには充分なんだ。
銃やナイフや爆弾だけが戦う方法じゃあないのさ」
女性は言いながら紅茶をそれぞれのカップにそそいでいく。
白い湯気に乗って、香気があたりに広がった。
「勝手な理由ね。肩は痛む?」
「まあね。それ程でもないよ」
「怪我をさせてしまった事は――」
「やめようよ。あたしも好きでしたことだし。ね?」
女性は少女の言葉を遮ると、カップを取り、紅茶を口に含んだ。
少女もそれにならい、紅茶を飲む。
「さて、と。ごめん。あたしはちょっと次の予定があるから。紅茶は
味わっていってくれると嬉しいな。今の時期、イチゴのタルトも絶品だし」
ウェイターに目配せで合図を送って、伝票に走り書きのサイン。
「よければ、名前を教えてもらえる?この借りは返したいし。
それなりにスキルをもってるから。わたしはアリス。『アリス・B』とか、
『黒アリス』って呼ぶ人もいるわ」
立ち去りかけた体を返し、女性は向き直った。胸に片手をあて、
うやうやしく一礼する。
「マーガレット・エイミー・ガードランド。仲間はあたしのことを――」
ジャケットの内ポケットから取り出したベレー帽を斜めにかぶった。
「――モリーって呼ぶ」
彼女はウインクを一つ残して、店の中を横切り、街の中へ消えていった。
<ひざまずき祈る者の名> 了
383 :
かき初め(二回目):2006/12/10(日) 22:29:42.19 ID:0TFsk42y0
384 :
◆D7Aqr.apsM :2006/12/10(日) 22:31:35.98 ID:fQoj8VBE0
おしまいー。
えー、いつも通り酷評お待ちしております。
ほいじゃ。
385 :
VIP皇帝:2006/12/10(日) 22:32:12.78 ID:9QWjBuPuO
えーっ、お題ください
386 :
凧(直立歩行):2006/12/10(日) 22:33:03.71 ID:LB4PZq2L0
ほっとクールに
387 :
女医さんと初詣:2006/12/10(日) 22:33:21.85 ID:j6H9oB3L0
388 :
スルメ:2006/12/10(日) 22:34:17.15 ID:EvC1UUdU0
>>364 ナツカシス
別な編だが「演歌の黙示録」とか「江戸宙灼熱繰言―六代目冥王右団次」とか面白かったな
389 :
”管理”人と初詣:2006/12/10(日) 22:34:41.85 ID:9QWjBuPuO
把握……
390 :
猪(青詐欺):2006/12/10(日) 22:35:09.26 ID:1CbaS8re0
品評会初なんだけど、感想飛び飛びでもいいのかな。
プロット書いてみたものの、とりあえず感想だけ書いて雰囲気味わってからにしようと思って。
391 :
妹と初詣:2006/12/10(日) 22:37:05.32 ID:GbQamdkM0
>>390 全部の作品に感想書くことを全感想とか全批評とか呼ぶけど、これは必須ではないです。
気に入った作品にだけ感想書くのも大歓迎です
392 :
◆/7C0zzoEsE :2006/12/10(日) 22:38:00.20 ID:q7h/gnx50
カオス前に恥ずかしながら、
品評会用作品、二作目投稿致します。
393 :
品評会用「毒を喰らわばなんとやら」 ◆/7C0zzoEsE :2006/12/10(日) 22:39:16.36 ID:q7h/gnx50
大学のセンター試験に、肉じゃがの作り方は出てこない。
だから、家庭科なんて全く無駄だって常々言っているのに。
中年過ぎて今だ独り身の、妖怪みたいな婆さんが教師。
そいつの給料の為に時間を犠牲にしているとしか思えない。
正味、飯なんか作れなくてもいい。
俺は大手の企業に就職して、専業主婦の嫁さんを探すんだ。
彼女なら、俺の健康を考えたバランスの良い食事を毎日用意してくれる。
そして、仕事から疲れて帰宅した俺に、月並みな台詞だが、
「私にする? ご飯にする? それとも私?」
とか言ってくれるのだ。きっと。おそらく。
ああ、包丁の傷跡が痛い。
この悪夢の調理実習は、至福の一時になるはずだったのだ。
確かに、この授業が始まるまで期待していた。
頭脳明晰、容姿端麗。さらに運動神経も抜群で文句の付け所が無い。
我が学校で、古臭い言い方をすればマドンナである美咲ちゃんと同じ班になり、
手料理が食えるのに喜ばない男がどこにいるのだ。
同じ班の男子で、
「空腹は最高のスパイス!」
と豪語して、三日間断食した猛者までいる。馬鹿だ。
そこまででは無いが、確かに俺も腹を減らして楽しみにしていた。
先程、目の前に並べられている料理を口に運んだ時は、
一体何処の殺し屋に狙われているのかと疑心暗鬼した。
毒を盛った殺し屋の顔が、目の前で少し俯いている。ちくしょう可愛いじゃねえか。
394 :
品評会用「毒を喰らわばなんとやら」(2/3) ◆/7C0zzoEsE :2006/12/10(日) 22:40:16.69 ID:q7h/gnx50
彼女が、醤油の代わりにぽん酢を入れている時に気がつくべきであったか。
いや、それとも、
「みりんって何? 何処の国の言葉?」
ととぼけていた時か。ちくしょう、あの時にやけていた自分を殴りたい。
完璧な人間だって信じていたのに、天は人にニ物を与えずというが、
特例もあるのだと頑なに信じていたのに。彼女とは、結婚、できないな。
しかし毒を喰らわば皿まで 、同じ班員の顔面が潰れているのかと問いたくなる女子が、案外料理が上手なはずで、
なんやかんやで中和してくれると思ったのに。
あいつら、ぺちゃくちゃ喋って、ろくに授業に参加していなかった。張り倒すぞ。
重たい空気が、俺たちを包む。
誰も料理に手をつけようとしなかった。他の班は楽しそうに、食事をしているのに。
ここだけ、軍法会議のような。
そして断食の猛者が、この沈黙を破る。
「何だよこれ! これは……これは肉じゃがじゃねえよ!
じゃがいもは硬いし、酸味はきついし。家畜の餌かこれは!」
君の意見はもっともだ、間違っていない。あれほど楽しみにしていたプレゼントが、
生ごみだったんだもんな。切れたくなる気持ちも分からないことは無い。
でもな、頼むから空気を読んでくれ。ほら美咲ちゃん泣きそうじゃないか。
お前も、さぼっていたから分からないだろうがな。
美咲ちゃん頑張ったんだぞ。下手なりに、一生懸命。
砂糖と塩を間違えていることに、ちゃんと気がつけたんだぞ?偉いじゃないか。
皆が何も応えないので、彼もさすがにいたたまれなくなったのか、
急に俺を指差して吼える。
「お前だろ! お前がこんな肉じゃがにしたんだな! そうだろ?」
え、俺。俺ですか。そうくるか。皆が俺のほうを睨む。
いやいや、美咲ちゃんが向くのは間違ってるだろ。
395 :
品評会用「毒を喰らわばなんとやら」(3/3) ◆/7C0zzoEsE :2006/12/10(日) 22:40:48.32 ID:q7h/gnx50
俺の血液が、肉じゃがに含まれて、何かしらの超絶反応を起こし、
こんなことになってしまったのなら悪いと思う。そんなこと……あるのか? 正直無いだろ!?
だけど、この場の雰囲気で、自分を正当化できない。
何故だか、皆が救いを求めるようで俺を見ている。いやいや、間違っているだろうこれは。
しかし、このままではにっちもさっちもいかないので、俺は甘んじて罪を受けることにした。
ただし、最低限のプライドは捨てたくない。こんな料理、俺が作ったんじゃない。
「何だよ……。上手いじゃねえか、これ! 文句あるのか!」
そういって、肉じゃがにかぶりつく。貪る。
ものすごく、しょっぱい。涙まで、スパイスされている。
ああ、お袋の料理って美味かったんだな。そんなことを思いながら。
俺は、完食した。それは何かをやり遂げた男の顔だったと思う。
皆も、その姿を見て半ば何かを諦めたかのように食べ始める。
完食する猛者は、俺を除いて一人もいなかった。
それにしても、俺は思う。
美咲ちゃんは俺たちに、何か言うことがあるはずだ。
いや少なくとも俺には言うべきだ。毒を食らわせ、罪をまで被せた俺に。
言わなければならない。
その言葉を、伝えなければならない。
――教室に帰るときに、彼女が寄ってきて俺の耳元に小さく囁く。
ふっくらした唇が小気味に動き、息が首筋にかかるよう。
「ありがと」
いや、そうじゃないんだが……。
まあいい。どちらかと言えば、感謝される方が気持ちいい。
俺はにやけながら、便所へ走った。 (了)
396 :
◆/7C0zzoEsE :2006/12/10(日) 22:42:42.62 ID:q7h/gnx50
以上っす。
一レス目に枚数記入し損ねて申し訳ない。
やはり、ギャグは難しい……。
あとは、ゆっくりカオスを眺めておきますノ
397 :
お年玉(がっぽり):2006/12/10(日) 22:43:52.84 ID:U8CbDfeZ0
やあっと書き上げた。
推敲終わったら投下するよ!するよ!
398 :
寿老人(じゅろうじん):2006/12/10(日) 22:44:48.03 ID:rxqfbd6t0
どんどん作品が増えていくw
感想書くのがただでさえ難しいというのにw
さぁ、ドンと来いw
399 :
年賀状(来なかった):2006/12/10(日) 22:45:01.46 ID:sT+q8bms0
さあ今週もキングダムオブカオスの始まりだぜ!
400 :
◆MiMlaJ9gNI :2006/12/10(日) 22:45:53.57 ID:7njulIc90
品評会用作品、投下するよ
401 :
わたしとあたしと僕 ◆MiMlaJ9gNI :2006/12/10(日) 22:46:26.99 ID:7njulIc90
シュウ君が死んだ。
シュウ君とケンカしたままだった。
仲直りしたかったのに、もう彼と仲直りすることは出来ない。
わたし達は仲のいい恋人としてじゃなく、ケンカした恋人として終わってしまった。
今更彼に謝ったところで、仲直りのキスさえ出来ないのだ。
怨み、悲しみ、後悔、絶望。色んな感情が入り混じって、今の自分の気持ちがさっぱり分からない。
彼の葬儀中、ずっと私は泣いていた。
友達はずっと慰めていてくれたけど、その全てが上辺だけの言葉に聞こえて耳障りだった。
シュウ君の棺の前で、何度も泣きながら呟いて謝ったけど、何の解決にもならなかった。
どうしたら、わたしは許されるのだろうか。
いや、もしかしたらわたしは許されちゃいけないのだろうか。
それとも、そもそも何も悪いことをしてないのだろうか。
いけない。こんな事考える自分に嫌悪する。
何が悪い? そうわたし達はケンカした。
ケンカ? 何でケンカしたんだっけ。よく覚えていない。
確か、シュウ君が悪かった気がする。
ああ、まただ。なんでわたしはこんなことを考えちゃうんだろう。
シュウ君は悪くない。じゃあわたしが悪い?
なんだかよく分からなくなってきた。考えがごっちゃになってくる。
402 :
おせち(3,000円):2006/12/10(日) 22:46:44.26 ID:q7h/gnx50
現在34作品
いくか?夢の45作品!?
50は無理か。
403 :
わたしとあたしと僕 ◆MiMlaJ9gNI :2006/12/10(日) 22:46:55.83 ID:7njulIc90
──まだあんたは逃げてるのかい?
え、何?
──まったく、嫌になるよ。そろそろ現実を見るがいい。
なぜか頭の中に響くわたしじゃないその声を合図にして、意識が現実から遠のいていく……。
ぼやけた学校の教室が見え始めた……。何だろうこれは。
画面が下へと移った……。携帯を見ている?
文字が見える……。シュウ君からだ。
「放課後、屋上で待ってる」
怒りと期待感を感じる……。これは……記憶?
場面が変わった……。薄暗い暗い階段がある……。これは、確か屋上へ続く階段だ。
なんだかもやっとした感情が渦巻いているのが分かる……。これは不安感?
扉が開く……。ここの扉は鍵が常に掛けられているんだけど、なぜか三年生に代々伝わる合鍵があるのだ。
シュウ君がいつものように、すっかり錆び付いたフェンスに座っている……。
そして視界がシュウ君の横顔になった。隣に座った?
断片的なシュウ君の言葉が聞こえ始めた。
「縛られる……うんざりだ……携帯……覗き……質問ばっかり……合わない……」
そして、この言葉がはっきりと聞こえた。
「別れよう」
その瞬間、強い怒りが爆発したのが分かった。
あれ、いつの間にかシュウ君の向かい側に立って何か叫んでいる。
「あなたの為……わたしの気も知らないで……文句ばっかり……好きだから……どうして……」
そして
「何か言ったらどうなの!」
という叫び声と共に、フェンスに蹴りが入った。
え、シュウ君が座っていた区画が外へと倒れていく。
嘘? ダメ、ダメ!
ひゅーん。がしゃん。ぐちゃ。
404 :
わたしとあたしと僕 ◆MiMlaJ9gNI :2006/12/10(日) 22:47:29.12 ID:7njulIc90
ここで途切れた。
今のは何だったの?
あれは何?
──あれはあんたから押し付けられた記憶さ
え? わたしの記憶?
嘘! あんなの知らない!
──嘘じゃないさ。じゃあ、試しに十一月二十日の放課後に何してたかいってごらん?
シュウ君が死んだ日……? ……あれ? わたしは何をしていた?
──よく考えてごらん、彼が死んだ後の行動を。
わたしは……、あれ、泣いていた記憶しかない。
気がついたら泣いていた。部屋に閉じこもっていたら親に無理やり葬儀に連れられた。
そしてまた泣いていた……。
──そうだろ。あの時の前後の記憶はあたしに押し付けられたのさ。あんたに見せたから、そろそろ思い出してるはずだよ。
嘘! こんなの嘘よ!
──何いってるんだい! あんたは目を逸らしてるだけだ!
違う……。わたしはシュウ君を殺してなんかいない……。
──いや、あんたが殺したんだ。
違う……違う……。あれは、そう事故よ。
わざとじゃない。殺そうと思ってない。
──たわ言いってるんじゃないよ! あの時怒っただろう? 殺したいほど憎くなっただろう?
違う……違う……違う……違う……。死んでなんかいない。
そうよ。元々シュウ君は死んでなんかないのよ。
全て夢だったの。シュウ君は生きてる!
生きてる……いきてる……イキテル……。
……。
──ふん、やっと壊れたか。これで体を自由に出来る。……あれ? 誰かいるのかい?
えっと、何ですか?
──うん? お前は誰だい?
僕は……、僕は大塚愁です。
end.
405 :
かき初め(二回目):2006/12/10(日) 22:48:02.04 ID:0TFsk42y0
多すぎるww
二作目は自重しようw
406 :
おみくじ(いいのこいっ):2006/12/10(日) 22:48:02.43 ID:7njulIc90
ごめん、1/3とか付け忘れた。
初めて投下したんで緊張しちゃったよ。
407 :
おせち(3,000円):2006/12/10(日) 22:50:26.69 ID:q7h/gnx50
>>405 二作目投下し終わった直後に言うなよ……
申し訳ないじゃないか。
>>406 途中汚しスマン。
408 :
猪(黒板係り):2006/12/10(日) 22:50:45.62 ID:neBqilhZ0
409 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/10(日) 22:52:09.90 ID:Nq6DUQP10
よし。
優勝するまで禁欲する。
一生オナニーできないなぁ泣
410 :
おみくじ(いいのこいっ):2006/12/10(日) 22:53:36.21 ID:7njulIc90
昨日このスレに気づいてプロットを練って、
今日文章を書いたから、色々と書きたりないところがあるのが切ない
ラストサムライ終わったら出来るだけ作品よんで感想書こうっと
411 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/12/10(日) 22:53:50.84 ID:U8CbDfeZ0
投下します。
タイトルは「ダンスは終わる」
412 :
ナースと初詣:2006/12/10(日) 22:54:15.55 ID:JV9FlA8T0
できたー!!
413 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/12/10(日) 22:54:17.78 ID:U8CbDfeZ0
青白いブラウン管が私の眼鏡と部屋の壁を照らす。
今宵は筆が走る。
もとい。
キーボードの上を指が走る。
私はまるで狂ったように指先を動かし続けて、止められない。
眠らないのは肌に悪いらしいが、知ったことか。
いまの私を止めたやつは直々に殺してやる。
頭のなかを素晴らしいスピードで物語のページがくられていくのが分かる。
私はそれになんとかしがみつくように言葉にしていくのが精一杯だ。
イメージに言葉が足りていないのが分かる。
いま足りていない言葉を、後から足すことなんてできない。
イメージは字にした瞬間に一度死ぬのだ。
私はストーリーテラー、作品の産みの親であると同時に、
生まれようとしているべつの物語の首を切り落とす殺人者だ。
ああ、ああ、追いつかない。
物語が完全に死んでしまう前に、
私が完全な物語を覚えていられるそのうちに、
生きたままの胎児のようなその子を取り出さなくては。
私は念じながら鍵盤に指先を叩きつける。
ぶうん、ばさり。
ぶうん、ばさり。
処刑人の鎌が風を切ってうなるのが聞こえて、私を否応無しに駆り立てる。
414 :
かき初め(二回目):2006/12/10(日) 22:54:23.94 ID:0TFsk42y0
あえてこの状況で初めての全感想に挑戦するか
415 :
ナルト:2006/12/10(日) 22:54:37.45 ID:LUHxfTCL0
今回は最高の出来だ!
って思えたらどんなにいいか……
416 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/12/10(日) 22:54:39.26 ID:U8CbDfeZ0
見る間に真っ白い画面が文字で埋まっていく。改行。
私は苦しいが、もちろん楽しくもある。改行。
キーボードを叩く音の間に私の呼吸音が混じり、改行。
コーヒーの湯気がその隙間を溶かしていく。改行。
この物語は私にしか書けないもので、改行。
そして今しか書けないものだ。改行。
私は書かれるべき物語に見合うだけの書き手だろうか。改行。
私は幸せだ。
そして、とても辛い。
改行……。
流石に疲れが見え始め、手が言うことを聞かなくなってきた頃、
ようやく濁流のような思考にも終わりが見えた。
ああ、今なら書ける。
最後まで。
この話を最高の状態で終わらせることができる――いまの私なら。
思わずにやりと笑ってしまう。
指はまだ踊る。
黒馬が白い平原を進んでいく。
417 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/12/10(日) 22:55:38.65 ID:U8CbDfeZ0
ジャッ。
その時、背後のアコーディオンカーテンが開いた音がして。
「お姉ちゃん」
弟の呼び声だ。
集中していたせいだろう、息が詰まるほどの緊張が一瞬だけ張りつめて――『なんだ、弟か。』――ぷつんと切れた。
そして愕然とする。
すでに頭の中は台風が過ぎ去ったあとの空のように明るく静かだ。
行ってしまった。私はもう空っぽだ。空虚で無意味だ。
主人公が読み手にむかってなにかを語りかけるところで話は止まっている。
はて、彼女が言いかけたものはいったいなんであったか。
指はぴくりとも動かない。
胎児は生まれる前に死んでしまったのだった。
次に私はひとりでにからだが震えはじめたのを感じた。
雪原のなかで立ちすくんでしまったときみたいだ。自分の意思で動けない。
「お姉ちゃん? ……トイレ」
ひねり殺してやろうか。
ちぎり殺してやろうか。
きしむ首を無理矢理に動かして、彼を見た。
歳のはなれた弟だが、もじもじと腰を動かす姿は妙になまめかしい。
男になまめかしいと言うのも変か。
どうでもいいことばかり頭に浮かんですぐ消える。
終わりのない物語を抱いてどこかのビルから飛び降りるところを想像した。
子犬みたいな瞳に対して拳を振り下ろすところも想像した。
そして。
ふ、と短くため息をついて、ごめんごめん、と口だけで呟いた。
プツリ、と電源を落とし、
それきり物語は消える。
私はスイッチを切る瞬間、あれほどはまり込んでいたそれに対して、謝ることさえしなかった。
418 :
猪(禁欲中):2006/12/10(日) 22:55:57.15 ID:kIs3+71i0
そういえば俺の初の全感想は「眠り」の時だったな。
M気質なんだろうか。
419 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/12/10(日) 22:56:03.83 ID:U8CbDfeZ0
以上です。
お待ちの方、投下ドゾー
420 :
妹と初詣:2006/12/10(日) 22:56:27.64 ID:GbQamdkM0
421 :
年賀状(来なかった):2006/12/10(日) 22:57:07.09 ID:sT+q8bms0
422 :
初夢(見るの忘れた):2006/12/10(日) 22:57:39.75 ID:TvuqqvWx0
>>414 ガンガレ
投下期間もそろそろ終わりだな、なんだか緊張してくる
423 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/12/10(日) 22:57:45.10 ID:U8CbDfeZ0
424 :
お年玉(がっぽり):2006/12/10(日) 22:59:59.59 ID:U8CbDfeZ0
なんか久々に品評会に出せたと思うとホッとするね
通常作品書いてこよ
425 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:01:19.06 ID:GbQamdkM0
残り30分となりました。
これ以降の投稿は、投稿宣言をした順番にお願いします。
作品が完成してから投稿宣言をしてください。
宣言の順に、こちらから投稿の指示を出します。
指示の後、5分以内に投稿が無い場合、優先順位が一番最後になります。
投稿宣言の締め切りは23:30までです。
これ以降は時間外となりますのでご注意ください。
426 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 23:03:39.50 ID:sT+q8bms0
\ /_ / ヽ / } レ,' / ̄ ̄ ̄ ̄\
|`l`ヽ /ヽ/ <´`ヽ u ∨ u i レ' /
└l> ̄ !i´-) |\ `、 ヽ), />/ / 地 ほ こ
!´ヽ、 ヽ ( _ U !、 ヽ。ヽ/,レ,。7´/-┬―┬―┬./ 獄 ん れ
_|_/;:;:;7ヽ-ヽ、 '') ""'''`` ‐'"='-'" / ! ! / だ. と か
| |;:;:;:{ U u ̄|| u u ,..、_ -> /`i ! ! \ :. う ら
| |;:;:;:;i\ iヽ、 i {++-`7, /| i ! ! <_ の が
__i ヽ;:;:;ヽ `、 i ヽ、  ̄ ̄/ =、_i_ ! ! /
ヽ ヽ;:;:;:\ `ヽ、i /,ゝ_/| i  ̄ヽヽ ! ! ,, -'\
ヽ、\;:;:;:;:`ー、`ー'´ ̄/;:;ノ ノ ヽ| / ,、-''´ \/ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ Y´/;:;:;\
427 :
◆kCS9SYmUOU :2006/12/10(日) 23:04:19.90 ID:JV9FlA8T0
わはー! ぎりぎりってやつだNE。死んだ方がいいですか? すいません。
それでも投下させてください。たぶん4レス。
いいかーい?
428 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:04:49.93 ID:GbQamdkM0
◆kCS9SYmUOUどうぞ
429 :
魔王城の危機 1/4 ◆kCS9SYmUOU :2006/12/10(日) 23:06:21.32 ID:JV9FlA8T0
窓の外はピーカン晴れで、なにもかもがまったりと過ぎ去っていくような。
そんなうららかな昼下がりに、なにやら怪しげな空気を発している建物がありました。
暗い色で統一された壁に、まがりくねった背の高い塔。それはまごうことなき魔王城でありました。
そんな魔王城の一室で、今まさに緊急会議が行われています。
「緊急事態だ!」
きらびやかな装飾を揺らしながら、魔王様が言いました。勢いで机をぶん殴ってしまったので、手が痛そうです。
それを楽しそうに見ていた参謀の吸血鬼のバンちゃんが、魔王様に微笑みながら訊きました。
「どうなさいましたか魔王様。気になるお菓子でも見つけましたか?」
「ぬぅ……そうだな……メージ製菓の――ってちゃうわーーい!」
机をひっくり返さんばかりの勢いで叫びます。さすがは魔王様。ノリつっこみもなんなくこなしますね。
「勇者が! 城に! 近づいているのだ!」
ぜいぜいと息を切らせながら、それなりに重要な用件を言います。それを聞いた亜人種のアダマンくんが、魔王様に言いました。
「そんなことより魔王様。いい天気なのでピクニックに行きましょう」
「ダメだ。ピクニックよりも勇者対策だ」
アダマンくんの陳情はあえなく却下されてしまいました。しゅんとなるアダマンくんを尻目に、魔王様は
他に集まった魔物たちからよいアイデアはないかと意見を求めました。
するとゴブリン族のゴブ男が、すっと手を挙げました。魔王様は発言を許可します。
「なんだゴブ男。言ってみろ」
「はい。勇者くらい魔王様がやっつければいいじゃないですか」
「バーロー!!」
ばちこーん。軽く言ってのけたゴブ男に、魔王ズメテオナッコォ(基礎攻撃力一二〇・ガード不可)がヒットしました。
ゴブ男はくるくるときりもみしながら低空を飛んでいき、頭から壁にぶつかってずるりと崩れ落ちました。
魔王様は息を荒げながら、ピクリとも動かないゴブ男に向かって叫びます。
「簡単に言うな! 勇者は聖剣とやらを持っているんだぞ! そんなので斬られたらもう痛いどころの騒ぎじゃないんだ!
現に一個前の砦にいた合成獣のキメ彦だって、今じゃ魔界病院に入院しているんだ! うわごとで『聖剣こわい聖剣こわい』
って言ってんだぞ! ああ恐ろしい! ……他に意見はないか!?」
430 :
魔王城の危機 2/4 ◆kCS9SYmUOU :2006/12/10(日) 23:07:11.60 ID:JV9FlA8T0
興奮冷めやらぬ魔王様は、バンちゃんに氷嚢で頭を冷やされながら次のアイデアを求めました。すると次々にアイデアが出されていきます。
「魔王様! 城の前に落とし穴をつくるってのはどうでしょう!」
「うぅむ……しかし勇者一行には魔法使いがいるからなぁ。すぐ脱出されるだろう。却下」
「じゃあ魔王様! 道端に毒入りの料理を置いとくってのはどうでしょう!? 食った瞬間ノックアウトだ!」
「お前じゃないんだから拾い食いはしないだろ。却下」
様々な意見が出されましたが、一向にいい案は出ません。そんな現状に魔王様はどんどんナーバスになっていきます。
そして魔王様は、後ろで本を読んでいたバンちゃんに言いました。
「なぁバンちゃん。私はもう疲れたよ。人間界を変えてやろうって魔界から出てきたのに、出てくる間にすっかり
平和になってて、いまじゃ私が悪者扱いだ。勇者なんてもんも出てくるし。もう魔界に帰りたいよ」
するとバンちゃんはゆっくりと、読んでいた本から目を離し、微笑みながら言いました。
「そうですか。なら勇者とやらに頭を下げて、見逃してもらいましょう」
その言葉に魔王様はしばし考え、やがて顔を上げて、バンちゃんに言いました。
「……そうだな。しかし私なんぞが頭を下げたところで、勇者は私を見逃すだろうか……」
神妙な面持ちで語る魔王様に向かって、魔王ズメテオナッコォによってHPを半分以上削り取られ意識不明だったゴブ男が、
むくりと起き上がり言いました。
「大丈夫ですよ魔王様。魔王様はかわいいですし、背は低いし、おまけに貧乳です。それで上目遣いに頼みごとされたら
断ることなんてできませんって」
「そ、そうか? こ、こんな感じか?」
と、魔王様が上目遣いにゴブ男を見ました。すると
「うはーー! たまんねぇっス! おいらのジュニアがラストサムライっすよ!」
そう言ったゴブ男に、真・魔王撲殺拳(基礎攻撃力六〇〇・強制ダウン)が炸裂しました。
そして、もう二度とゴブ男が起き上がることはありませんでした。
431 :
魔王城の危機 3/4 ◆kCS9SYmUOU :2006/12/10(日) 23:08:08.57 ID:JV9FlA8T0
数日後、ついに勇者一行が魔王城に現れました。青年一、青年と同年代の少女一、マッチョ一、幼女一のパーティーでした。
城の入り口のところで待機していた魔王様が、さっそく勇者のところへ行き用件を伝えます。
「私が、この城を統べる魔王だ。実は貴様を見込んで頼みがある」
すると勇者と思しき青年は少し驚きましたが、剣を抜かずにやわらかな微笑で返しました。
「なんですか? かわいい魔王様」
「私達を、見逃してください!!」
必死になって頭を下げる魔王様。魔王様は今にも斬られるんじゃないかと内心ビクビクしていました。
「大丈夫ですよ魔王様。僕は、あなた達を斬ったりしません」
「ほ、本当か? しかし……キメ彦は斬ったんだろう?」
「キメ彦……? あぁ、あの合成獣ですか。違いますよ。あれは不幸な事故です。彼が影から急に襲いかかってくるものだからつい反射的に」
「そう……だったのか……」
ほっと肩をなでおろす魔王様。そんな魔王様に、勇者が『勇者の用件』を切り出しました。
「それで、魔王様。私達がここまで来た理由なんですが……っと。これを我が王から預かってまいりました」
勇者が懐から取り出したのは、一通の手紙でした。魔王様はそれを受け取ると、まじまじと読み始めました。
『拝啓、魔王様。新緑のさわやかな季節と―略―さて、今回お手紙を出させていただいたのには訳があります。
それは、魔王城のことです。実はそこの土地には我が国の都市を結ぶ列車の線路がありまして、丁度魔王城がその線路を
塞いでいる状態にあるのです。そのため列車が運行できず、大変困っているのです。つきましては、魔王城の移動を
お願いしたい所存でございます。それで、移動するにあたっていくつか候補地をピックアップしておきましたので、よろしければ
ご活用ください。それでは、長い文章ではありましたが、今後とも我が国とよろしく――』
その手紙を読んでいた魔王様の顔が、恥ずかしさのあまりどんどん真っ赤になっていきました。
そして、ついに耐え切れなくなったのか、その場で涙目になりながら叫びました。
「ご……! ご……! ……ごめ――」
そのかわいらしい姿を見ながら、勇者一行とバンちゃんはいつまでもやさしく微笑んでいました。
END
432 :
◆kCS9SYmUOU :2006/12/10(日) 23:09:47.63 ID:JV9FlA8T0
うわーい3レスですんだー!
初のカオス組。もうしないから許してね。
しんどいだろうけど感想よろしくね。
433 :
◆bsoaZfzTPo :2006/12/10(日) 23:10:00.82 ID:c2Jt9AhC0
できたんだぜ。
次の投下予約させてください
434 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:10:18.07 ID:GbQamdkM0
◆bsoaZfzTPo どうぞ
435 :
振り出しに戻る:2006/12/10(日) 23:10:22.99 ID:LUHxfTCL0
ラストサムライ、クライマックスだよーエヘヘー
436 :
初夢(蛇の夢):2006/12/10(日) 23:10:47.37 ID:TvuqqvWx0
ちょw人大杉ww
437 :
◆bsoaZfzTPo :2006/12/10(日) 23:11:00.70 ID:c2Jt9AhC0
行きます。3レスのはず
438 :
もうカミナリは落ちない1/3 ◆bsoaZfzTPo :2006/12/10(日) 23:12:48.97 ID:c2Jt9AhC0
『カミナリ親父が死んだ』
どこをどうやって回ってきたのか知らないが、たった一行だけのメールは俺の携帯に届い
た。登録されていないアドレスから、件名は空白。それでも、差出人が俺の知り合いだとい
う事は確実だった。カミナリ親父に一緒に叱られた、大野小学校の誰かに違いない。
俺はすぐさま実家に電話をかけた。
「はい、もしもし安川でございます」
「母さん?」
「あら、隆志じゃないの。珍しく電話してきたと思ったら、こんな忙しいときに」
「そんなことより、カミナ……じゃなかった。えっと、斉藤のおっさん、亡くなったって」
「あんた誰から聞いたの? 一時間くらい前に連絡あってね。今からお通夜の手伝いよ」
やはり、カミナリ親父は、死んでしまっていた。
「葬式は、明日?」
「時間が時間だからねえ。お葬式は明後日になるみたいだよ。昼過ぎから斉藤さんの家で」
俺は腕時計を確認する。十一時を回っていた。田舎ではもう深夜といっていい。
「わかった。ありがと」
「ありがとう、ってアンタ出るつもりかい? 斉藤さんのお葬式。平日だよ?」
「出ないわけにはいかないから、さ。おやすみ、準備がんばって」
それだけ言って、電話を切った。
そう、出ないわけにはいかない。カミナリ親父は特別だった。
カミナリ親父の訃報は、町内会の連絡網からたった一時間遅れで、俺のアドレスを調べ上
げてまで回ってきたのだ。。
俺は誰ともわからないメールに返信を打った。
『確認した。葬式は明後日の昼過ぎらしい。 安川隆志』
返事は一分と待たずに来た。
『出るの? 高田学』
ああ、委員長だったのか。差出人の正体に納得しながら、一行を返す。
『出るさ』
439 :
もうカミナリは落ちない2/3 ◆bsoaZfzTPo :2006/12/10(日) 23:13:37.16 ID:c2Jt9AhC0
斉藤のおっさんは、とっくに絶滅したはずだった近所のガキに恐れられる親父だった。正
にカミナリのように怒るものだから、ついたあだ名がカミナリ親父。小学生のネーミングセン
スなど、そんなものだろう。
あだ名も安直だったが、俺たちが初めて叱られた原因というのも、かなり使い古されたも
のだった。野球のホームランボールが窓ガラスを割って叱られるなんて言うのをリアルに体
験した小学生というのは、バナナの皮で滑った奴とどっちが多いのだろう。少なくとも、あの
とき試合をしていた俺たち二十人近くが怒られているから、バナナの皮で滑った奴らが超え
なければならない壁は厚い。
そうだ、まず第一声は「馬鹿もん!」だったはずだ。ボールを取りに行ったのはライトの元
木で、俺たちは空き地に残っていたのに、そこまで声が届いてきたのだ。距離なんか関係な
く、俺たちはすくみあがった。
元木が半泣きで戻ってきて――もちろん、誰も笑ったりなどしなかった――全員連れて来
いって、と言った。そこで逃げるという選択もあったはずなのに、俺たちは運動会の行進の
如く、ぞろぞろとその玄関へ向かった。たった一声で、逆らう気など根こそぎ奪われていた。
その後の三十分ほどは、まあ、地獄だった。学校の新米教師などとは格が違う、年季が
違う。言い訳も反論も、心の中で唾を吐くことさえも出来ず、ただうなだれていた。きっと、他
の奴らも同じだったと思う。
それは強烈な経験だった。
悪いことをしても教師は決して叱ることは無く、ただ感情的に言葉を繰り返すだけだった、
あの頃。甘やかされることに慣れすぎて、何をしても許されると思っていた、あの頃。
カミナリ親父だけが、真剣に叱ってくれた。
その後も場所を変えることなく、あの空き地で野球をした。渋柿だと知っていたけれど、カミ
ナリ親父の家の柿ばかりを狙った。カミナリ親父が消せば消しただけ、壁に落書きを書い
た。特に近道でも無いのに、こぞって庭を通り抜けた。
そして、そのたびにカミナリが落ちたのだ。馬鹿もん、と。
440 :
もうカミナリは落ちない1/3 ◆bsoaZfzTPo :2006/12/10(日) 23:14:02.12 ID:c2Jt9AhC0
翌々日、俺はバイトも大学も休んで、カミナリ親父の葬式にやってきた。
近所のじいさんやばあさんに混じって、明らかに俺と同年代の奴らが焼香を上げに来てい
る。見覚えのある顔を、いくつも見つけた。俺たちは再開を喜んで奇声を上げるようなことは
せず、ただ視線を交わして、お前も来たか、という顔をするにとどめた。
今日ばかりはカミナリ親父に叱られるようなことをするわけにはいかない。
あの頃俺たちは、毎日のようにカミナリ親父に叱られていたが、懲りずに何度でも悪戯をし
た。懲りずに、というよりはむしろ、叱られるために悪戯をしていた。
毎日全力の手加減無しで、叱ってくれた。
けれど俺たちは、あのカミナリ声を聞くといつも縮こまってしまって、ろくに喋れなくなってし
まうのだった。カミナリ親父がもう行っていい、と言うまで下を向いているしかできなかった。
だから今日こそは、叱られる前に言わなければならない。
メールを送ってきた高田も、玄関ですれ違った元木も、すっかり女らしくなっていた広瀬も、
きっと同じ目的だ。カミナリ親父に叱られた奴らはみんな、出来なかったことをしに来たのだ。
俺は前のおばさんの見よう見まねで軽く一礼し、焼香を上げた。
それから、しっかりと、カミナリ親父に手を合わせた。
<了>
441 :
もうカミナリは落ちない1/3 ◆bsoaZfzTPo :2006/12/10(日) 23:14:52.91 ID:c2Jt9AhC0
3/3にし忘れたorz
異常です。
引き続き投下どうぞー
442 :
おせち(5,000円):2006/12/10(日) 23:19:22.63 ID:q7h/gnx50
カッオッスが始まるよ♪
443 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:20:00.61 ID:GbQamdkM0
残り10分となりました。
445 :
巫女と初詣:2006/12/10(日) 23:20:11.20 ID:JV9FlA8T0
あれ? 思ったほどカオスじゃない……
446 :
◆InwGZIAUcs :2006/12/10(日) 23:21:15.03 ID:YdpWzuax0
投下予約します。
447 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:21:25.95 ID:GbQamdkM0
◆InwGZIAUcsどうぞ
448 :
振り出しに戻る:2006/12/10(日) 23:21:32.83 ID:LUHxfTCL0
今から推敲してくる。エヘヘー
449 :
懺悔の先に光りあれ1/5 ◆InwGZIAUcs :2006/12/10(日) 23:21:37.11 ID:YdpWzuax0
馬車や人の行き交う比較的賑やかな街の裏、物静かな一角にその教会は佇んでいる。
その日、医学生であるハントは教会の懺悔室で跪いていた。
樹の網で遮られた窓の向こう、そこに浮かぶシスターの影に自分の罪を告白をするために。
「私はハントというしがない学生です。昨日、とても重い罪を犯してしまいました」
沈痛な面持ちでハントは語る。
「愛している女性に一生残るかもしれない傷を負わせてしまったのです」
それはとても不運な事故といえた。
ハントは実習講義のためこの街に留学しており、近くの病院に常駐していた。
そんなある日、病院内で偶然出会い頭にぶつかってしまった女性の顔に、
手にしていた強酸を誤ってかけてしまったのだ。
それにより彼女の顔は、右半分が焼けてしまい、今は病院勤務を休業しているという。
そして何よりどういう因縁かその女性、ソフィアは、ハントの想い人であった。
「それ以来私は彼女に会っていません。家に尋ねても帰されてしまう……当然だと思います。
ああ、私は彼女になんてことを――」
涙で視界だけでなく声も滲む。
するとシスターは、控えめながらも美しい声でハントに告げた。
「残念ですが……あなたの罪は許されない程重い物かもしれません」
「わ、私は一体どうしたら――」
「出来るのは、相手に誠意を尽くし祈ることだけです……許される日が来ることを私も祈りましょう」
ハントは、涙で濡らした瞳を深く瞑ると、跪きながら力強く手を組み祈りを捧げた。
それからというもの、ハントは毎日のように教会に通い祈りを捧げた。もちろん罪を償うため、
ソフィアの家を尋ねるのも忘れてはいないが、彼女に不振さを与えない程には頻度を抑えていた。
そして一ヶ月経った今も、その足は続いている。
いつの間にか痩けた頬が痛々しくもあるハント。彼は懺悔室でいつものように跪いていた。
「私はこの街に留学していますが、もうすぐ帰らなければなりません」
はあ、と想い溜息を漏らすと、シスターは珍しく疑問を投げかけた。
「いつ……いつ帰られるのでしょうか?」
跪きながらハントは答える。
450 :
懺悔の先に光りあれ2/5 ◆InwGZIAUcs :2006/12/10(日) 23:21:49.72 ID:YdpWzuax0
「はい、一週間後に発つ予定です」
「もう一つお聞かせ下さい。あなたはまだその女性を愛していますか?」
多少目を丸くして、はにかみながらハントは口を開いた。
「私は今でも彼女を愛しています。せめて帰る時までに、その告白と償いをしたいものです」
シスターは尚も問いかける。
「無粋なことばかり聞いて申し訳ありません。何故その女性を好きになったのでしょうか?」
「は、はい。彼女は病院で勤務していました。どんな患者さんにも分け隔てのない笑顔に私は目を奪われました。
その笑顔に希望を見た人は沢山いたでしょう。私もその笑顔に、人柄に惹かれました」
もはや懐かしい光景が頭に浮かび、ハントの頬に滴がつたう。
「そうですか……では、私もその思いが届くようにお祈りいたしましょう」
シスターはハントと同じく手を強く組み、祈りを捧げた。
一週間という時間はあっという間に過ぎていった。
出発の前にシスターへのお礼と最後の懺悔を兼ねて、ハントは懺悔室を訪れた。
するとそこには、誰かを待つように一人の女性が立っていた。
「ソフィア……さん?」
思わずハントはその名を呼んだ。そして不意を突かれ狼狽する彼をよそに、彼女は控えめながらも美しい声を紡ぐ。
「私はもう大丈夫です」
驚くことに、彼女の顔には焼けた傷など無く、雪のように白い綺麗な肌であった。
彼女は少し寂しそうな表情をしていた。。
「あなたのお気持ちと誠意は、失礼ながらここのシスターとして何日も聞かせて頂きました。
もうあなたは気を病む必要はありません」
そう言って俯く彼女に、ようやくハントは声を絞り出しす。
「ほ、本当に、本当に良かった!」
安堵する気持で心が満たされていくのを実感するが、ハントは震えていた。
そう、今言っておかなければ後悔することがあるのだ。
そう自分に言い聞かせ、ハントは続けた。
451 :
懺悔の先に光りあれ3/5 ◆InwGZIAUcs :2006/12/10(日) 23:22:34.38 ID:YdpWzuax0
「私は今日この街を発ちます。怪我をさせてしまった手前、こんな事言う資格なんて無いのかもしれないけど
言わせて下さい。あなたが大好きです……そしてごめんなさ――」
嗚咽が混じり最後は声になっていない。しかしその気持は痛い程彼女に伝わっていた。
「あの、気持はとても嬉しいです……でも応えることは出来ません。……さようなら」
ソフィアは頭を丁寧に下げ、懺悔室を出て行った。
ハントも、涙を拭いその場を後にした。
「これで良かったのでしょうか?」
そこは先程までハントのいた懺悔室。呟いたのは、先程ハントに別れを告げた女性である。
その隣には、顔の右半分を白い布で捲いている、本当のソフィアがいた。
「……うん、ハントさんがとてもいい人で良かった。この傷も、最初はとても悲しかったけど……もういいの」
どこか泣いているようにも聞こえるその声は、どこか切なさを纏っていた。
「そうでなくて! 姉さんはハントさんに惹かれていたのでしょう?」
「そんな事に気を使わないで……でもありがとう。それにしても人の変わり身なんて
聖職者のレイシアに頼んだら罰があたっちゃうかな?」
おどけてみせるソフィアに、レイシアと呼ばれた女性は首を振った。
部屋は今、ソフィアとレイシアの二人だけである。そんな二人の容姿は全く同じと言って差し支えはなかった。唯一
の違いは、ソフィアの顔に捲かれた布と、着る衣服だけである。そう、彼女達は同じ顔をした双子の姉妹であったのだ。
妹のレイシアは切実な眼で姉のソフィアに訴える。
「そんな事はどうでもいいの!姉さんは毎日彼の懺悔を聞くために、
いえ彼に会うためここに訪れていたのでしょう? だったら!」
初めはシスターである妹のレイシアから聞いていたハントの懺悔であったが、それを聞くうちにソフィアは
自分の耳で聞きたくなったのだ。レイシアも、ソフィアにはその権利があると思い、ここに居ることを許していた。
「……嫌ね。双子は時々考えていることまでなんとなく解ってしまうもの。
でもねレイシア? たとえ私がハントさんに惹かれていたとしても、醜い私を好きでいてはくれないわ」
するとレイシアは、俯くソフィアの肩を抱き……泣いた。
「そんなことありません……姉さんも聞いたでしょう? 一週間前のハントさんの言葉を」
452 :
懺悔の先に光りあれ4/5 ◆InwGZIAUcs :2006/12/10(日) 23:22:44.97 ID:YdpWzuax0
一週間前、レイシアは自分の判断でハントの気持を聞いたのだ。ソフィアには「何故あんなことをきいたの?」と
攻められはしたが、レイシアはどうしても確認しておきたかったのだ。
そもそも最初レイシアは、姉を傷つけたハントに怒りを覚えていた。
しかし、誠実な青年だと知り、姉への想いを知り、その心は変わっていった。
ハントはきっと姉を幸せにしてくれる。そう思ったのだ。
「姉さん、勇気を出して。きっと、きっと大丈夫だから」
レイシアは後悔していた。ソフィアの代わりにハントを許したことを。
頼むソフィアの意志は固くとも自分の口で言わせるべきであった事を。
しかし、済んでしまった事はどうしようもなかった。姉の傷が消えないのと同じように。でも、ここで何もしなかったら
ソフィア姉さんはきっと後悔する。と、レイシアは思う。ソフィアが大好きなレイシアは、その事がただただ辛いのだ。
「今ならきっと間に合う、だから姉さん!」
痛いくらいに抱きつくレイシア。
「私は――」
半年という実習講義は短い間だったが、色々な事があった。と、ハントは思う。
病院の一室に設けられた自室から見える風景にソフィアはいない。傷が癒えた彼女に許されたとはいえ、
やはり気残りは多分にあった。第一、想い人である彼女をそうそう忘れられる筈もない。
「またいつか戻ってこよう」
ハントは彼女のその後を見守るつもりだった。今はただ、彼女に幸せになって欲しいと思う。
ハントは用意してある荷物を担ぎ病院を後にした。が、出口の前で立っている女性に気付く。
手にした荷物がドサッと落ちた。
「ソフィアさん?」
その女性の顔には顔半分に布が捲かれていた。
ハントは大いに混乱した。つい先程傷の完治したソフィアに会ったばかりである。
「私……あなたに謝らなければいけないことがあります」
ソフィアはぎゅっと唇を噛みしめて、自分の本当を告げた。
普段は物静かな教会も、今日ばかりは沢山の人で賑わっていた。
453 :
懺悔の先に光りあれ5/5 ◆InwGZIAUcs :2006/12/10(日) 23:22:57.33 ID:YdpWzuax0
普段は物静かな教会も、今日ばかりは沢山の人で賑わっていた。
幸せそうな二人を祝福するベルが鳴り響き、ブーケが宙を舞う。そのブーケは、
嬉しそうに微笑んでいたレイシアの手元に落ちると、少し困った顔をして彼女は笑った。
多くの友人や親族に囲まれて、新郎と新婦は馬車へと続く赤い絨毯を歩いている。
新郎であるハントは、横に並ぶソフィアを見つめていた。大部薄くなった顔の傷は隠されていない。
ハントがプロポーズした時、ソフィアはこう言った。
「私、今はあなたと出会えたこの傷が愛おしくも思えます」
そんな彼女を幸せにしたいという想いは、ハントの中でより大きく、何ごとにも代え難いものへと成長していた。
その時、純白のウェディングドレスを纏ったソフィアは、ようやくハントの視線に気付き頬を染める。
「前向いて下さい。転んでしまいますよ?」
その言葉を待たずにハントは転んでいた。周りの友人に笑われ、一層場が和む。
ハントは慌てて起きあがり、苦い笑みを浮かべた。
「ほら、しっかりして下さい」
タキシードをはたく面倒見のよい彼女に、ハントは耳元でそっと告げた。
込み上げる胸一杯になって行き場のない想いを吐き出すように。
「幸せになろう……ソフィア」
少し目を丸くして、ソフィアは頷いた。ハントの大好きな笑顔で……。
終わり
454 :
◆dT4VPNA4o6 :2006/12/10(日) 23:23:26.61 ID:PEpHAI6m0
投下よろしいか
455 :
年賀状(♀から沢山):2006/12/10(日) 23:23:29.69 ID:YdpWzuax0
オメ汚し失礼しました。
456 :
初夢(蛇の夢):2006/12/10(日) 23:24:28.50 ID:TvuqqvWx0
おお、投下増えてきた
457 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:24:32.18 ID:GbQamdkM0
◆dT4VPNA4o6 どうぞ
458 :
製菓班実験中(1/5) ◆dT4VPNA4o6 :2006/12/10(日) 23:24:58.14 ID:PEpHAI6m0
『金平製菓』の社員である甘垣は現在、社内プレゼンの為の書類作りに没頭していた。
いや、もはや没頭などと言う段階ではなく、彼は急き立てれられるがごとくPCと格闘している。
現在、午前三時。プレゼン予定時刻は午後三時。既に十二時間をきっているにもかかわらず、
資料の出来は未だに三割と言ったところであった。
別に彼は不真面目な人間ではない。生真面目ということも無いが、人並みに仕事はこなす人物であった。
人並みの環境にいればであるが。
「甘垣君、十二時間切ったぞ。今日間に合わなかったら、ボーナスの査定は間違いなくゼロだな」
部屋の奥から遅れの元凶が口を開いた。
「渋川さん……そう言うなら手伝ってください」
甘垣がディスプレイを睨みながら返す。渋川と呼ばれた女性は、
「嫌だ。実験が遅れた原因の大半は君にあるのだから、頑張って仕上げたまえ」
と、こちらもディスプレイを睨んだまま返答する。
「ぼ、僕のせいなんですか?」
甘垣は思わず顔を上げてしまった。
「そうに決まっているだろう。私は二週間前に試作の最終候補を五つに絞って君に渡したはずだ。
後は君が試食してデータを取ってくれればよかったんだ」
「無茶言わないでください! アレの一番強烈なのを食べて三日ものた打ち回ってたんですよ」
今回二人が製作しているのはのど飴だった。製作といっても製品の試作はもっぱら渋川が行い、
データ収集と言う名の人体実験を甘垣が行っているのだが。
「結局一番マイルドなのにしてしまって。ツマランな君は、そんな事では出世できんぞ」
心底残念そうに渋川がぼやく。、
「専務が食べたら冗談抜きで倒れますよ、アレ。ああ、ところであの試作品メントール以外に何かあるんですか」
再び資料作成に戻りながら、甘垣が質問する。
「別に特別なものは入れていない、メントール以外には乳製品だけだ。まあ、メントールは特別製だが」
渋川の回答に対し甘垣はしばし手を止めた後再び戻そうとしたが、
「あの、手伝ってくれませんか?」
甘垣の救援要請に渋川はしばし唸ってから、
「私が今やってるデータの整理を君が代わりにするなら、代わってやってもいいが?」
「本当ですか? やります、やります、そっちの方が楽そうだ」
言ってみるものだ、とばかりに甘垣は早速渋川と席を入れ替わり渋川のPCに向かったが、
459 :
製菓班実験中(2/5) ◆dT4VPNA4o6 :2006/12/10(日) 23:25:42.12 ID:PEpHAI6m0
「……何です、これ?」
ディスプレイに映っていたのは、見たことも無い複雑な化学式だった。
「新しいメントールの合成式だ。全部英語で頼むぞ」
渋川はそう言いながら、さっさと資料作成の続きを開始していた。しかも猛烈な勢いで作業を進めている。
「えっと、解っててやってます?」
甘垣は顔を引きつらせながら渋川に尋ねる。
「何のことだ? こっちかそっちか」
口ではそんな風だが口元がニヤついているのを見て嵌められた事を悟った甘垣は、
「あ、あの、やはり資料は僕が……」
無駄かと思いつつも仕事を戻そうとする。
「いやいや、重要な書類はやはり責任者が作成しないとねえ。君はそっちのほうを頑張ってくれたまえ」
そう言って、渋川は中々代わろうとしない。
甘垣にとって、このまま何もしないで置く、と言う解決法はあり得ない。もしこのデータの整理とやらが
終わらなかった場合、次にどんな仕事が回されるか彼は考えたくも無かった。
「……僕の認識が甘かったです。お願いですから仕事を戻してください」
その台詞を待っていたように渋川はピタリと手を止めると
「そうそう、そうやって素直に謝ればよかったのだよ。ああ、あと十一時間だぞ」
甘垣の肩をポンと叩き、渋川は自分の席に戻ると再び作業を始めた。
結局甘垣は、正午になってようやく資料を完成させた。
プレゼンは甘垣一人で行った。渋川に任せると言う考えは彼には無い。絶対にヤバイ方を持ってくる
に決まっていると甘垣は考えていた。製菓会社の役員がメントールが原因で過呼吸と高血圧になり病院に
搬送されたと世間に知れればいい笑いものである。
製品化はされるだろうと言う役員の言葉にひとまず安心した甘垣は、そのまま研究室に戻った。
研究室に戻ると甘垣は一応渋川に報告しようとした、だが彼女はソファーの上で寝袋に包まって
ぐっすりと眠っていた。
『鍵もかけずにぐっすり眠っちゃって、自分で無防備だとか思わないのかなこの人。つーか、ひとが
必死に資料作って全然効用を信用しない役員相手にプレゼンしてんのにこの女は。そりゃ連れて行ったら
もっとヤバイ事になるけどさ。俺が帰ってくるまで起きて待っていて報告聞いてからで寝れば良いじゃないか、
こっちは四十時間もねてないっつーの。あーもームカつくな』
460 :
製菓班実験中(3/5) ◆dT4VPNA4o6 :2006/12/10(日) 23:26:22.62 ID:PEpHAI6m0
以上が甘垣が数秒のうちに思った事柄である。人間、ハイになると普段と人格が変わる事もある。そしてまともに
動かなくなった脳は普段なら思っても見ないようなことを考えつき、さらに実行してしまうのであった。
『いっつも人体実験の被験者にしやがって、自分も試してるって言うけどアレは絶対うそだ。俺だけ
もがき苦しむわけが無いだろうが。この人自分で試験なんてしてないよ。おまけにどんな目にあっても
謝りもしねえし、そりゃ今回の件で鼻詰まりは治ったけどさ。あーこの人が謝るのって見たこと無いなそう言や
俺がどんだけやばい目にあってるか身をもって知ってもらえば理解できるかな? そうだ、それが良い、そうしよう。
なんか言われたら実験てことにすれば良いや』
脳内麻薬の力は偉大である。
かくして実験の大義名分の下渋川に対する日ごろの鬱憤を晴らすため甘垣は実験室の物色を始めたが、
実験室にあったのは既に実験の終わった物やこれと言って害の無いものばかりであった。
諦めて戻ってくると渋川の机に蓋をしたビンが置いてあった。中に何かの液体が入ってるのを見とめた甘垣は、
蓋を開けて匂いを嗅ごうとして漂ってきたハッカ臭に驚きすぐに閉めた。
メントールの水溶液である事は理解したが、それにしても異常な強さだった。昨晩、データの整理と言っていた、
新しいメントールだろうかと甘垣は考えた。正確にはメントールではないが。
『今回ののど飴に使ったメントールも中々だったけど、これは段違いだな。こんなもの飲んだらさすがに、
冗談じゃすまない……』
そんな思いにふけってると後ろでゴソゴソ物音がした。
「ああ、甘垣君帰ってたのか、じゃあどうなったか報告してくれたまえ。まあ、採用は間違いないのだがね。
私は顔を洗ってくるから、その間にコーヒーでも煎れておいてくれ」
そういい残し渋川は目をこすりながら部屋を出て行った。
『だがそれがいい』
甘垣の腹は決まった。
「なんか臭わないかこのコーヒー?」
「そうですか? 別に普通だと思いますけど」
かなり濃く煎れたコーヒーにスポイトで数滴垂らしただけだったが、それでも渋川は気づいた。甘垣は
冷や汗物だったが結局それ以上の追求は無かった。
461 :
◆VXDElOORQI :2006/12/10(日) 23:27:20.59 ID:LUHxfTCL0
割り込みで悪いけど予約
462 :
製菓班実験中(4/5) ◆dT4VPNA4o6 :2006/12/10(日) 23:27:33.59 ID:PEpHAI6m0
「で、どうなったんだ?」
渋川に促されて、甘垣は報告を始めた。といっても彼女には予定調和であったが。
「フン、一番ツマランサンプルだがまあ良い。製品化されなければボーナスが不味い事になるからな」
そう言ってコーヒーを一口飲んだ。
『やった!』
心の中で甘垣が歓喜した次の瞬間、渋川の顔色が変わった。
「ヒッ……ゴホッゴホッ………な、なんだコレは…?」
自分の身に起こった異常のことか、それともコーヒーの異物のことか。とにかく渋川は首もとを押さえると、
ソファーにひっくり返って、そのまま荒い呼吸を繰り返している。
「そうそう、渋川さんの机にあった液体をコーヒーに入れておきましたよ。あれガムシロップですよね」
のた打つ渋川を見て、甘垣はしゃあしゃあとそんなことを言った。
「ア、アレを、ヒッ…ヒッ…入れただと? ハァッハァッハァッッ…アレは、ゲホッ」
あまりの苦しみに珍しく顔をゆがめる渋川を見て、甘垣の理性が急速に回復しつつあった。
『さすがにマズイ、早く何とかしろ』と機能し始めた脳が命令する。
「あ、あの、渋川さん。大丈夫ですか?」
いまさら質問する甘垣に渋川は、
「じょ、蒸留水、実験室にあるの…ハッハッハ……早く、ゲホッゲホ」
のどを掻き毟りながら訴えた。
甘垣は実験室にある蒸留水をありったけ持ち出し、渋川のもとに運んだ。彼女はひったくる様に
甘垣からビンを受けとると、そのまま飲もうとして盛大にむせ込んだ。
「ゴホッゴホッ…クッソ……仕方ないな。あ、甘垣君……私の言う作業をしてくれるか?」
「な、何ですか?」
渋川の状態はもう限界に達しつつあった。甘垣は当初の目的を完全に放棄していた。
「いいか……私の鼻を押さえて、口に無理やり、ゲホッ、水を流し込め。むせて吐き出しても
構わずやるんだ、いいな、ゴホッ」
良いも悪いも無かった。甘垣も男である涙を流して苦痛にもだえる妙齢の美人の訴えに答え無いほど
彼は朴念仁ではなかったし悪人でもなかった。
言われたとおりに行動を実行するが、ひざまづいた女性に無理矢理に水を飲ませる行為に、
――こんな状況にもかかわらず――妙な優越感に浸っている自分に嫌悪した。
463 :
製菓班実験中(5/5) ◆dT4VPNA4o6 :2006/12/10(日) 23:28:28.89 ID:PEpHAI6m0
「ふう、やっと落ち着いたぞ。で、あのメントールをコーヒーに入れただと? 何をしたかったのだ」
ようやく落ち着いた渋川は甘垣に向き直った。吐き出した水が彼女の衣類を濡らして肌が透けていたが
そんものは気にした様子も無い。むしろ気にしているのは甘垣のほうだ。
「すいません。あの、その、実験を…」
こんな言い訳が通じるわけが無い。そう思い真実を告げようとしたが、
「ん、何だそうか。ならはじめからそう言えばいいんだ」
渋川はあっさり納得した。
呆ける甘垣をおいて彼女は続ける。
「いや、まさかこんなに効くとは思わなかったな。しかしこれは興味深い」
そう言って、向き直り。
「もちろん今のデータは取ったのだろうな?」
突然の質問に甘垣は動揺した。
「は、で、データですか?」
「そうだ。私の今の呼吸状況とかだが、まさか何も準備してなかったのか?」
「あ、いえ、そ、そのですね……すみません」
――結局謝るのは俺か――頭を下げた甘垣に渋川は、
「別に謝らんでもいい」
と言って自分の机に向かった。
「今回の件でよく分かった。私は結構良くないことを君にしていたようだな。今後はもう少し
マイルド路線も考えてみることにしよう。今まで悪かったな」
意外な言葉に甘垣は呆然としたが、
「あ、は、はい」
と動揺しつつも返した。いたずらも何も生まない訳ではなかったらしい。そう、安心している甘垣に、
「それに」
いつの間にか甘垣の背後に回っていた渋川が声をかけた。
「データは君で取ればいい」
悪寒を感じ振り返った甘垣の口に例のメントールの粉末がねじ込まれた。 ≪終≫
464 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:28:31.39 ID:GbQamdkM0
◆VXDElOORQI どうぞ
465 :
◆dT4VPNA4o6 :2006/12/10(日) 23:28:54.91 ID:PEpHAI6m0
終了でござい
466 :
◆667SqoiTR2 :2006/12/10(日) 23:28:57.14 ID:iPatehSE0
予約
467 :
プリンの価値は(1/3) ◆VXDElOORQI :2006/12/10(日) 23:29:24.17 ID:LUHxfTCL0
妹が台所をウロウロしている。戸棚や冷蔵庫を開けてなにか探しているようだ。
しばらく台所をウロウロしていたが、どうやら探し物は諦めたらしい。妹は自分の部屋
に戻るためにテレビを見ていた俺を前を横切った。いや横切ろうとして止まった。動きだ
けじゃなくて視線もひとつの場所をジーっと見つめている。その視線は俺の手を、いや俺
が持っているプリンを捉えていた。
「え、なに、どうかしたのか?」
妹は黙ってじっとプリンを見つめていたが、
「……別に」
そう言うと自分の部屋に戻っていった。
次の日の朝。
「おはよう」
俺の挨拶に妹は答えず、俺のこと恨めしそうな目でじっと睨みつけると、そのまま洗面
所へと消えていった。
なんだ。俺がなにかしたのか。元々そんなに感情表現豊かな妹ではなかったが、昨日は
までは「……おはよ」って挨拶してくれていたのに。
妹は朝食の席についても「いただきます」と「ごちそうさま」以外はなにも言わず、黙々
と朝食のトーストを食べていた。結局、俺と言葉を交わさず、「いってきます」の言葉もな
く学校へ行ってしまった。
妹がいなくなった食卓で俺は考える。今の態度から俺に対して怒っているのはわかる。
だが俺のなにに怒っているのか。それがわからない。まったく心当たりがない。心当たり
はないが、妹は八つ当たりや、気分で身勝手に怒ったりはしない。きっと俺がなにかした
のだろう。さて、どうやって機嫌を直してもらおう。
なんにも思いつかない。どうしよう。
今、妹はなにも言わず黙々と夕食を食べている。
気まずい。めちゃくちゃ気まずい。
なんで怒っているのか、相変わらず心当たりは見当たらない。こうなったら残された手
は一つ。
「あ、あのさ。なんで怒ってるの?」
468 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:30:04.32 ID:GbQamdkM0
作品投下中失礼
◆667SqoiTR2
ここまでで宣言を締め切ります。
これ以降の宣言は時間外となります。
469 :
プリンの価値は(2/3) ◆VXDElOORQI :2006/12/10(日) 23:30:07.30 ID:LUHxfTCL0
直接聞く。これ最強にして最凶。うまく行けば一発で状況解決。だが今より悪化するか
もしれない諸刃の剣。
妹の返事はない。妹はなに言わず、なにも変わらず黙々と箸を動かすだけだけ。
やっぱり、やるんじゃなかった。
「ごちそうさま」
食器を片付け、部屋から出て行く途中、妹は扉の前で立ち止り、
「……プリン」
そう呟き、自分の部屋に戻っていった。
プリン? プリンは昨日の夜食べたけど。ひょっとしてあれって、妹の?
俺は急いでゴミ箱を漁る。幸いゴミの日は明日。まだゴミは残っている。
「や、やっぱり」
ゴミ箱から見つけたプリンのフタにはしっかりと妹の名前が書いてあった。
プッチンすることばかり考えていて、フタの名前にまったく気付かなかった。
だが、これでやっと妹が怒っている理由がわかった。
理由がわかったらやることは一つ。
プリン買いに行こう。
買ってきた。全速力で走って、駅前のおいしいと評判のプリンを買ってきた。
で、今は妹の部屋の前。なんの変哲もない扉からは威圧感みたいなものが出ている気が
する。いや、俺が怯えているのだ。これで妹に許してもらえなかったらもう打つ手なし。
お手上げ、白旗、そんな感じ。
「なあ、ちょっといいか」
ほんの少しだけ扉が開く。そこから見える妹の姿もほんの少し。
「プリン買ってきたから一緒に食べよう。リビングで待ってるから」
妹は少し、ほんの少しだけ、首を縦にふった。
470 :
プリンの価値は(3/3) ◆VXDElOORQI :2006/12/10(日) 23:30:37.87 ID:LUHxfTCL0
「おはよう」
寝起きの妹にいつも通りの朝のあいさつ。
寝癖で少しはねた髪、寝惚け眼の妹は静かに口を動かす。
「……おはよ」
おしまい
471 :
◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:30:53.69 ID:zSMmBHmq0
間に合え、投下宣言!
472 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:30:56.53 ID:GbQamdkM0
◆667SqoiTR2 どうぞ
473 :
黒豆(万粒):2006/12/10(日) 23:31:19.78 ID:6ATVvyRl0
474 :
初夢(蛇の夢):2006/12/10(日) 23:32:26.48 ID:TvuqqvWx0
475 :
天使のような少女(3/4) ◆667SqoiTR2 :2006/12/10(日) 23:33:38.06 ID:iPatehSE0
ばらばらでかきまわされつぶれてひろがる。罵声と怒声と悲鳴。
俺は走り続ける。槍を持って、鎧を鳴らして、剣を揺らして、ただ闇雲に。
ここに神などいない。もしいるのなら、なぜ止めないのか。
戦争に行くと言ったら親父は言った。神に仕えるのが一番幸せだ。
いるのかわからない神なんてものを食い扶持にする詐欺師め。
だから、俺は王国のために戦場に行って、血と肉と鉄の渦巻く中で走っている。
暖かいものが頬にかかった。横を見る。むさい男があいつを刺していた。
故郷の悪口を言い合ったあいつ。夢を語ったあいつ。頭のよかったあいつ。
痙攣しているあいつ。死んでしまったあいつ。死んでしまった。死んだ。死。
俺は走る。もつれて転ぶ。走らなければいけないのに。走らなければ死んでしまうのに。
あいつの顔が頭に浮かび、喋り出す。あの傭兵団の頭をつぶせば、王国が勝つ。
そうだ。傭兵団だ。最近力をつけた傭兵団。その団長。金次第で農民にも手を貸す。
曰く、醜男なので顔の隠れる兜。曰く、小男だが頭は切れる。曰く、部下は優秀。
そいつを殺せ。ずたずたにしろ。槍で目を突け。剣で喉を斬れ。
俺は起き上がる。叫ぶ。槍を握り締める。走る。殺すために。
そして、見つけた。馬上でも一目でわかるほどのチビ。顔が見えない兜。傭兵団長。
俺は走る。チビの周りの人間など気にするな。走れ、殺せ。
槍が突き出される。俺は避ける。そして、団長の馬に槍を突き刺す。
チビは落馬する。矢が飛んでくる。鎧を突き破り、俺の肩に突き刺さる。
痛みなどどうでもいい。俺は剣を抜く。団長は仰向けのまま弩を構える。
俺のほうが早かった。剣の切り上げは団長の弩と兜を吹き飛ばす。そのまま、俺は剣を振り下ろす。
だが、天使がいた。兜の中にいたのは醜男ではなく、天使だった。親父がささやく。そういうことだ。
なにをしても、剣は止まらない。
おお、神よ。
476 :
天使のような少女(2/4) ◆667SqoiTR2 :2006/12/10(日) 23:34:29.46 ID:iPatehSE0
僕はなくなった小剣を探しに、気が乗らないその扉を開けた。
綺麗だ。僕はただそれだけを思った。
その光景は、どんな絵描きでも描けず、どんな物書きでも語れず、どんな人間でも忘れない。
窓から降り注ぐ光と真っ赤な血を浴びて、左手ににきらめく小剣を持ち、右手に弩を構えた、少女。
「副長、あなたに話がある」
完璧の登場人物が自ら動き、均衡を破壊した。そして、僕はやっと気付く。少女は団長の愛人だと。
恐れることは何も無い。たとえ、愛人が僕を弩で狙っていたとしてもだ。狙いのついてない矢など怖くない。
団長に文句を言おうとして、部屋を見回すと団長は倒れていた。何時もは晒さない醜悪な顔をゆがめている。
やっと、この部屋で起きたことを理解する。つまりは終わったと言う事だ。
「あなたの事はよくわかっている」愛人が何か言っているが、僕は剣に手をかける。
「王国貴族の子供であることも、団長とは金の契約であることも」
僕は止まる。王国貴族の子である事がばれれば、部下に嬲り殺される。愛人を殺すのは決定した。
だが、聞く価値がある話だ。情報の出何処を突き止めなければいけない。
「そこで取引がある。私は副長に必要な情報を喋り、喉をつぶす」
少しだけ驚いた。全て必要な処置だ。殺さなくても、喋れなければいいだろう。
団長がいつか言ったことがよぎる。お前は人を信じれない。
「かわりに、私を団長の代わりにしろ」
大笑いしそうになった。たしかに団長とは背丈も似ているし、顔も見えないようにしている。
だが、戦場に愛人が立てるとは思えない。初めての戦場で殺されるのが落ちだろう。
「わかった。殺さないでおいてやる」
面白かった。ただただ、愉快だった。だから、知らないうちに答えていた。
愛人はにやりと笑う。「じゃあ、返すぞ」左手の小剣を差し出した。
その剣を受け取ってから気付く。これは僕のだ。愛人を殺せば僕は犯人になっていたのか。
だが、抜け道は無数にある。今殺される事も考えられないのか。それとも、殺されたいのか。
根性があって、よく考えていて、抜けていて、綺麗で。
早く生まれただけで、王に仕える事になった兄の言葉が蘇る。お前は主君を見つけられない。
こいつに賭けてももいいと思った。
「私の喉をつぶしてくれ。自分では出来ないからな」
僕は膝をつく。「御意」
主君を見つけたぞ、ざまあみろ。
477 :
天使のような少女(1/4) ◆667SqoiTR2 :2006/12/10(日) 23:34:50.84 ID:iPatehSE0
おれの傭兵団は王国貴族の仕事で、賊の狩りにいった。
何時ものように何時ものごとく、賊どもを皆殺しにした帰りに、問題が発生した。
待ち伏せだ。おれたちは嵌められた。副長がいない隙をつかれたのだろう。
おれたちはなすすべもなく、ケツをまくって逃げる。
誰も命令を下さなくても、同じ方向に逃げる。副長のいる、キャンプ地へと。
それが最良の手だ。逃げて逃げて、やっと到着する。
おれは副長のテントへ走る。待ち伏せにあった事を言うと副長は顔をしかめため息をつく。
「賊の狩りも出来ないんですか、団長。今から潰しに行きましょう」
副長は駆け足でテントから出て行き、直ぐに戻ってくる。
そして、損害を言った。死んだ人間の名前を頭に刻む。傭兵団の十五、十六、十七人目の死者。
「団長、しっかりしてください。また、何も命令しなかったのでしょう」
おれのこの濁った声を響かせたくない。耳が腐る。
おれが言うと副長は顔をしかめため息をつく。
「じゃあ、行きますよ」傭兵団は副長に率いられる。
そして、あっと言う暇もなかった。全てが生け捕りにされていた。
「その少女は賊の人質みたいです。賊どもの処分は団長に任せます。では、僕は眠たいので寝ます」
おれは近くの傭兵に小声をかける。こいつらを料理しろ。傭兵は顔を引きつらせて、走っていく。
聞くものを不快にさせる声のせいだ。くそったれ。独り言をつぶやく。
その独り言は少女に聞こえたらしかった。顔を引きつらせている。仕様が無いだろ。体質だ。
おれは少女に背を向ける。「待って」少女が言ったらしかった。
「あなたと一緒にいてもいい」か細い素敵な声だった。おれはうなずく。慈悲でも何でもよかった。
おれの声を聞いて一緒にいてもいいといった人間は初めてだ。それから会話をした。
「あなたは団長なの」「一番えらいのね」「私と一緒にいた人達はどうしたの」「私、怖い」
会話が一段落し、俺は言う。ちょっと歩こうか。
おれは少女と一緒に副長のテントまで歩く。寝ている副長に言う。こいつをおれの愛人にする。
少女は呆然としている。それでもいい。まともに言葉を発したのは初めてだ。だから、おれはそうする。
これから、少女と始めての食事だ。
おれたちを待ち伏せしたくそったれを、おれと少女を引き合わせた恩人を食おう。
478 :
天使のような少女(4/4) ◆667SqoiTR2 :2006/12/10(日) 23:35:08.60 ID:iPatehSE0
男が振り上げた剣は私の頭の上の地面に突き刺さった。死んでもよかったのにと少し思う。
副長が男の腕を斬ったらしかった。腕のついたまま、剣は私から外れたらしい。
私は起き上がり、馬を見る。馬はもう走れないようだ。副長を見る。それだけで伝わるはずだった。
副長はうなずいた。「野郎ども、突撃だ」喋れない私の代わりに最期の仕上げをした。
傭兵団は走っていく。敵の弱点であるはずのところへ。
名の知れた、その突撃は力強い。全てが理想通りだ。
通った後は虫も残らない。狂的なまでにあたりを殲滅する。
みんなみんなばらばらになる。みんなみんな死んでいく。
私のせいで、私のわがままで。
だが、それも直ぐに終わる。
避ける隙間も無い。病的なまでの矢が降り注いだ。
傭兵団は走る。走って死ぬ。
私が傭兵団に間違った情報を教えたからだ。
傭兵団が死んでいく。私の駒として。私の恨む相手として。
みんなが私を生かすために、人質と偽ってこの傭兵団に引き渡されたときから、死んだように過ごした。
信用を得るため、疑いを晴らすためならどんなことでもやった。
その復讐がかなった。
やっと過去を振り返れる。やっと後悔できる。やっといえる。
「――」
<了>
479 :
猪(倉庫係り):2006/12/10(日) 23:35:56.97 ID:1CbaS8re0
志村ー! 名前の順番順番!
480 :
初夢(こんなにもてていいの?):2006/12/10(日) 23:36:03.20 ID:Nq6DUQP10
三十分のまたがって登校されてたのが不運なのかな
>>471は
なんで3/4から?ww
481 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:36:07.21 ID:GbQamdkM0
すいません…
どういうことですか……orz
>>471 先に終了宣言があったので時間外となります。
申し訳ありません。
482 :
おみくじ(既知):2006/12/10(日) 23:36:28.49 ID:7njulIc90
ラストサムライオワタ
作品を読んでこよう
483 :
初夢(蛇の夢):2006/12/10(日) 23:37:02.01 ID:TvuqqvWx0
メントールな社員モエスww
なんかクオリティ高いなあ、どれに投票するか迷うな
いっそ全レスするか……ううむ
484 :
振り出しに戻る:2006/12/10(日) 23:37:07.36 ID:LUHxfTCL0
一番いいとこを真剣に見れなかった\(^o^)/
485 :
おせち(5,000円):2006/12/10(日) 23:37:17.21 ID:q7h/gnx50
キングカワイソス
/\___/ヽ
/ :::\
. | (○), 、(○)、 .:|
| |_, .:::|
. | r―-、 .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
486 :
初夢(二日酔い):2006/12/10(日) 23:37:53.05 ID:zSMmBHmq0
うはwwwwww\(^o^)/オワタ
推敲していたらいつの間にか30分を指していた時計を俺は憎む
487 :
もうカミナリは落ちない1/3 ◆bsoaZfzTPo :2006/12/10(日) 23:38:04.92 ID:c2Jt9AhC0
488 :
年賀状(二枚):2006/12/10(日) 23:38:30.55 ID:sT+q8bms0
/´_ゝ`\アッソサーン
489 :
おみくじ(既知):2006/12/10(日) 23:38:37.56 ID:7njulIc90
その辺曲げるとあとで色々と面倒になるんだよね
490 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:40:10.18 ID:GbQamdkM0
491 :
スルメ:2006/12/10(日) 23:40:18.65 ID:4YxEqaxJ0
とりあえず◆667SqoiTR2 は、どの順番でまとめればいいのか
運営に言った方がいいんじゃね?
492 :
凧(一人身):2006/12/10(日) 23:41:41.59 ID:c2Jt9AhC0
酉外し忘れたorz
493 :
書初め(交通安全):2006/12/10(日) 23:42:25.71 ID:5wmR6WiJ0
実は構成バラバラなのがギミックだとか言うハルヒ。
494 :
初夢(蛇の夢):2006/12/10(日) 23:43:00.46 ID:TvuqqvWx0
>>471 :ill||||||||||l:
:i|||||||||||||||
/''';:|||||||||||||||||l:、
/:i :||||||貞|||||||i `'!
/ :| :||||||||||||||||||l ノ!
| ヽ |||||||||||||||||||| :|
! !;ヽ:||||||||||||||||||||!; |
.__| |/|||||||||||||||||||||; |____
| _| .|/||||||||||||||||||||; |_____ .|
| |:='ヾ‐イ:||:|l|l|l|l|l|l|ll|||||' |::::::::::::| |
| |:::::::: | |;:|||||:l|:l|l|l|:l|:||||| イ=::::::| | ザー ……
| |:::::::::/ };|||||||||l|:l|l|l|:l|:|||.ノ:=:::::| |
| |:::=!川!;|||||!l|||l|:l|l||||ー'‐'.;:::::::::::| |
| |:::::::::!l.|ノ / ./:::::=:::::::| |
| |::::::::::::|::: ノ }::::::::=::::::| |
|  ̄ ̄~|::: 川リ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| ̄l ̄ ̄|:::: | ~ ̄ ̄ ̄| ̄|
|_|:.::.:.:.:|::::: |:.:.:.:.:.::..:.:.:|_|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:|;;;:::: .|.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:
495 :
◆667SqoiTR2 :2006/12/10(日) 23:43:01.59 ID:iPatehSE0
すみません。
投稿順でお願いします。
496 :
凧(100連):2006/12/10(日) 23:43:11.21 ID:PO96gBx60
497 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:43:18.72 ID:GbQamdkM0
ということは、名前欄もそのままのほうがいいのかな?
498 :
◆667SqoiTR2 :2006/12/10(日) 23:44:22.63 ID:iPatehSE0
名前欄もそのままのほうがいいですが、
混乱させるようなら直して下さい。
499 :
◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:46:24.77 ID:zSMmBHmq0
ところで、時間外投稿、そろそろしていいのかな?
500 :
お年玉(800円):2006/12/10(日) 23:47:20.79 ID:U8CbDfeZ0
カモン
501 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:48:09.33 ID:GbQamdkM0
>>498 ご希望通りにまとめたと思います。
>>486 申し訳ないですが、特例を認めてしまうと運営が立ち行きませんので、今回は時間外ということにします。
運営としては23時以降の投稿は控えて頂きたい。
宣言は作品に割り込んでも構いません。
時間の締め切りなどは2chの投稿時間で判断いたします。
時間の設定は個人の管理のうちでお願いします。
502 :
初夢(蛇の夢):2006/12/10(日) 23:48:30.88 ID:TvuqqvWx0
503 :
神所謂ゴッド:2006/12/10(日) 23:49:12.89 ID:rxqfbd6t0
>>499の投稿に、ほかの品評会作品に先んじて感想を付けるのはあり?
間に合わなかったんだから、せめて感想ぐらいじっくりと読みたいだろうと思うんだが。
504 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:49:34.39 ID:GbQamdkM0
505 :
日曜日に ◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:51:25.24 ID:zSMmBHmq0
>>503 おおきくてふといのをたのむよ、おにいちゃん!
それでは、時間外投稿させて頂きます。
お題「謝罪」
タイトル「日曜日に」
506 :
日曜日に1/5 ◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:51:57.05 ID:zSMmBHmq0
遠い極東の果ての海で兄が死んだという報が届いたのは、街路に黄葉が舞い落ちる、ロシアの秋のことだった。
今街を埋めているのと同じ黄色の海で繰り広げられた海戦で、雷撃によって四散した船の破片を喰らって、意識不明の渋滞に陥った兄は、
旅順の軍の病院で三十日間生死の縁を彷徨った後、とうとう力尽きたという話だった。
それは、すっかり白髪頭となってしまった老いた母に生きる気力を失わせるのに十分な話であった。
三日三晩部屋に閉じこもって彼女はただひたすらに泣き明かした。それまではロシアの中年女性にありがちな、ふっくらとしたその顔が、
部屋から出てきた時には、げっそりと頬がこけ、まるで別人のような表情となっていたのを、私は今でも覚えている。
それから一ヶ月くらいした頃から、母の言動は少しずつ変わり始めた。
まず、母は私に政治について語り始めるようになった。
「日本との戦争はいますぐ止めるべきよ」
この程度ならば、子を亡くした母親の言葉としてはごく自然なものである。だが、
「資本家どもは、私たちの富を収奪してるのよ」
「政府は議会を開くべきなのよ。私たちの声を政治家どもは耳を貸そうともしないから」
などと言った、滅多に帰れない自宅で食べるボルシチの上を飛び交うには少々不穏当な発言が、彼女の口から飛び出すようになっていた。
次に母は、外出が多くなったようだった。軍隊勤めの合間をぬって家に帰ってきてみても、誰も私を出迎えてくれないなどということが、しょっちゅうになっていった。
母にそのことを問いつめてみれば、
「教会に通っているのよ」と言い、そして、
「あなた、ガポンという神父を知っているかしら?」と、逆に私に質問してくるのである。
「誰だい、一体その人は」
「素晴らしい方よ。あの方が、皇帝陛下に我々に謝して、ロシアを救ってくださるよう頼んでくれる」
母は兄を亡くしたという辛い経験を、そのガポンが説く言葉に熱中することで忘れようとしているのだった。
それから数ヶ月の間、私は母伝いに、ガポンの思想を吹き込まれていった。
そして、その日はやってきた。
1905年1月9日。日曜日のことである。
母が崇めて止まないガポン神父は、この日サンクトペテルブルクの市民を率い、大規模なデモを執り行っていた。
このデモに立ち向かうために、私たちは前日から集められ、皇帝陛下がおられる冬宮の守りを固めていたのである。
その際、我々にはある命令が布告されていた。
市民がデモを止めず冬宮へと近づこうとするならば、その時は躊躇うことなく撃て。というものであった。
507 :
日曜日に2/5 ◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:52:38.92 ID:zSMmBHmq0
ロシアの冬には珍しく、雲一つ無い良く晴れた空が広がっていた。
日光を吸い込んで反射した雪が光る。
デモに参加している労働者たちの足下は燦然と煌めいていた。
襤褸のような服をまとい、旗を振り回して叫ぶ彼らの行動は、暴徒以外の何者でもない。
「撃てるものならば、撃ってみろ!」
「お前たちも俺たちと同じだ! 糞みてえな残飯を喰らって毎日を生きる、苦しい民衆だ!」
彼らの言葉は乱暴そのもので、私たちを強く打つのである。
だが、私の瞳に飛び込んでくる光がそう私に錯覚させたのだろうか。
白昼に並ぶ群衆が、私には聖者の歩みに見えていた。
私は近衛兵であった。この国家の全てである皇帝陛下の安全を守るために存在している、一兵卒である。
そんな近衛兵たる私には義務がある。
皇帝陛下に危害を加える者があらば、すぐさまその者を打ち倒す。
これが、私の使命であり、今果たすべき責務であった。
だが、である。
眼前にいる彼らは、果たして皇帝陛下に危害を与えようとして行進してくる者たちなのであろうか。
彼らは銃を手に持ち、ナイフを持って、皇帝陛下のその肉体を傷つけようとする邪悪な意図を抱いた輩であろうか。
断じて違う。
彼らは何も持っていなかった。武器になる物など何も持ってはいなかった。
彼らが持っていたのはたった一つの思いである。
「皇帝陛下は、苦しむ我々の味方だ。だから、我々に謝ってくれる。我々を苦しめる政府・資本家連中を使っていたことを謝って、
彼らに罰を下してくれる。きっとそうに違いない」
これなのだ。これだけのことなのだ。
母が信奉して止まない、そして今あの民衆を率いているガポンとかいう神父が、そのような事を言っているのである。
彼らはそのガポンの言葉を、そして皇帝陛下を信じ切って疑わない。
彼らの信念は、彼らの足を前へと歩ませ、サンクトペテルブルクの冬宮へと一直線に突き進ませているのである。
508 :
日曜日に3/5 ◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:53:09.33 ID:zSMmBHmq0
私は、彼らを撃てるのであろうか。
騎馬し我々を睥睨する上官の言うとおりに、彼らが冬宮へと入ろうとするならば、躊躇うことなく引き金を引くことができるのであろうか。
皇帝陛下を慕う心。その純粋さは私も、彼らも何ら変わることがない。
労働者も、貧者も、そして戦争で家族を失った私の母のような者も、あのデモの列に並ぶ者たちは皆、
皇帝は公正無比な聖者であるから、自分たち近衛兵に発砲を命じることなど有り得ないと確信しているのである。
その事実が、私を煩悶させる。その事実が、引き金にかけた私の指を凍り付かせるのである。
私は彼らの確信を裏切らなければならない。私は彼らのささやかな願いを踏みにじらなければならない。
私も、この苦しいロシアという国を、皇帝陛下に何とかして欲しいという彼らの願いを心に抱いているというのに。
ここまで考えて私はハッとした。
兄が亡くなってからこの方、母が支えとし、ガポンが説いてきた「苦しい現状からの解放」という夢物語を、
いつの間にやら随分と信じ込んでいることに、私はこの時気づいたのだった。
刻一刻と叫び声は近くなる。群衆はその速度を落とすことなく、一直線に銃を構えた我々を指してやってくる。
労働者の見開いた目に広がる充血が見える。男の降る旗が
上気した息が白い霧となって口外へと出る。落ち着かない心は、私の呼吸を激しくし、銃の照準をぶれさせた。
時計塔から鐘の音が響く。二時を告げるその音は群衆の上を、そして我々の頭上を飛んでゆく。
それと共にラッパが鳴った。三回。
撃て。
ラッパは命令の執行の合図であった。時計塔の鐘の低い音とは対照的な、金管楽器の高い音が鳴り響く。
撃てるのか。
私は、彼らを撃てるのであろうか。
先ほども心の中で呟いた、自身への問いを噛み締める。
できるのか。ためらうことなく。できるのか。その冷たい引き金に力を込めることが。
彼らは労働者であって、市民であって、デモを行う陛下への反逆者であって、そして陛下を信頼する者たちであって……
思考は私の中で渦となり、私の体は動かなくなる。
そして、広場を覆っていた罵声と、私の堂々巡りを繰り返す心中の呟きは、銃声によってかき消された。
509 :
日曜日に4/5 ◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:53:38.97 ID:zSMmBHmq0
血煙が滲む。
粗野な聖者たちの列は崩れ、撃たれた男は糸が切れた操り人形のようにばたりと雪に倒れ伏す。
男たちの行列を、祭か何かと勘違いして楽しそうにはしゃいでいた小さな子供の頭が弾ける。
大きな体を揺らしてきていた中年女性の太い腹に命中する。
私の周りの兵たちは、次々と銃を撃っていた。
一方私の銃の中には、未だに7.62mmの銃弾が放たれることなく込められていたのである。
既に始まってしまった虐殺を私はただ眺めていた。
目の前に広がるのは全て夢幻で、冗談みたいで、現実離れした光景だった。
倒れるのは銃を持ち突撃してくる兵隊ではない。
フランス人でもないし、ドイツ人でもないし、ましてや、
今の我が国の敵国である東方の小さな島国のマカーキー(黄色い猿)でもないのである。
呻き声を、悲鳴を上げる、哀れなロシア人の市民であった。
既に私の隣の兵は、銃のボルトを前後させ次弾の装填を行っている。
「おい! 何をぼさっとしている!」
「……」
何もせずに凍り付いた私を上官が咎めるのは当然のことであった。
「答えぬか!」
「はっ!」
銃声の中でも良く通る、上官の声が私の頭をぐらぐらとさせる。
「早く撃て!」
「……はっ」
私は抗うこともできずに、上官の命令を受け取った。
510 :
日曜日に5/5 ◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:53:54.92 ID:zSMmBHmq0
謝っても、許されない。
今から我々が、そして冬宮にいて、紅茶でも飲んでいるであろう皇帝が犯す罪は、おそらく誰も許してくれない。
彼らはもう皇帝に謝って欲しいなどとは願わないだろう。
彼らは同志の死の仇を、愛する息子の死の仇を晴らすことだけを願い続ける。
それほどまでに深い罪を、我々はこれから犯すのだ。
だが、私は謝らずにはいられなかった。
彼らの願いに少しでも同調したこの私が、彼らを裏切ることを。
そして、彼ら――労働者、貧者、子供、そして私の老いた母のような、子を失い希望を無くした老人たち――を殺すということを。
怒号と悲鳴が交錯する広場へと、私は再び照準を向けた。
手は寒さのせいか、それとも私の感情のせいか、震えてとにかく狙いが定まらない。
「撃たぬか! 皇帝陛下の命令なのだぞ!」
上官が私を怒鳴りつける。
「……ッ」
言葉にならぬ懺悔を吐き出し、私はその重く冷たい引き金を引いた。
511 :
猪(金歯):2006/12/10(日) 23:54:47.77 ID:ZTxEyjqc0
この連休忙しくて書けなかった…
512 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:55:04.44 ID:GbQamdkM0
この時点までで作者が現れないようなので、
>>69 K ◆MOQh6a44V2 は無題(題:謝罪)としてまとめます。
513 :
日曜日に ◆Awb6SrK3w6 :2006/12/10(日) 23:55:18.54 ID:zSMmBHmq0
終わりです。
久しぶりの投稿なのに時間外になっちまったが、こいつも全て俺の責任だ。
さあて、厳しい感想、おながいします。
514 :
◆0cvnYM3rjE :2006/12/10(日) 23:55:41.97 ID:kIs3+71i0
品評会時間外投下おk?
515 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/10(日) 23:56:40.76 ID:GbQamdkM0
どうぞ
516 :
ごめんなさい高校謝罪部 ◆0cvnYM3rjE :2006/12/10(日) 23:58:36.50 ID:kIs3+71i0
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
佐倉香織は、謝罪部の部室で園部悠子に会うなり謝罪した。
「あら、どうしたの? 香織ちゃん」
香織は、息の続く限りに一気にまくし立てたようで、呼吸をゆっくり整えると、悠子に訴えた。
「だって先輩、土日の二日間とも誰にもごめんなさいって言うの禁止だなんて、
私本当に苦しくって……食事もろくに喉を通らなかったんですよ。
だから、二日分のごめんなさいを先輩に吐き出しちゃいました。あー、すっきりした」
悠子は、校庭に舞い散る桜を窓から見つめながら、顔だけを香織に向けて、優しく微笑んだ。
「私が一年生のとき、はじめての謝罪禁止日も、それはもう辛かったのよ。
誰彼構わず、ごめんなさいって謝罪したい衝動を抑えるのが大変で……」
「え、先輩も? なんだか意外です」
「ふふ、そうかしら。一年に一度だから、三回やってもう慣れちゃったけど、最初の頃は泣きそうになりながらやってたのよ」
「ええーっ、先輩を泣かせるなんて酷い! こんな行事無くなっちゃえばいいのに……
ごめんなさい高校の、しかも謝罪部って言ったら、謝罪好きの誰もが憧れる場所なんですよ?
それなのに、誰にも謝罪しちゃいけない日があるなんて、私おかしいと思います」
香織はいつの間にか、悠子の隣に陣取って一緒に桜の木を眺めている。
「香織ちゃん、うちの高校のモットー、言えるかしら」
「えっと……『健全な謝罪は健全な精神に宿る』、でしたっけ」
「正解! 二年前、謝罪禁止日を経験する前の私は、なりふりかまわずただ高校の校則に従って、謝罪を繰り返す女だったの。
無理も無いわ。この高校に入学したのだって、昔からごめんなさいって言うことが大好きで、それが高じてだったのよ」
「私も同じです!」
香織は嬉しそうに言う。
517 :
ごめんなさい高校謝罪部 ◆0cvnYM3rjE :2006/12/10(日) 23:59:00.25 ID:kIs3+71i0
「ふふ、そうね。だから、あなたもそうだったように、謝罪禁止日の二日間は私にとって地獄だったわ。
でも、言えなくなってはじめて思ったの。謝罪の無い、ごめんなさいの無い世界、そんな冷たい世界は絶対見たくないって。
それ以来、私は毎日心の底からの謝罪ができるようになったわ。謝罪できる今この時に、感謝できるようになった。
謝罪に感謝するなんて、なんだか矛盾してるかしらね」
ひとときの静寂が訪れる。春風に吹かれてカーテンが揺れ、二人の長い髪もなびく。
先に沈黙を破ったのは香織だった。大きな瞳をウルウルとさせ、か細い声で言った。
「すごい……先輩すごいです! 私、そんなことにまで考えが回らなくて、無くなっちゃえばいいなんて……
ほんとに、ほんとにごめんなさい。私、なんであんなこと言っちゃったんだろ」
「いいのよ、香織ちゃん。今のあなたの『ごめんなさい』、すごく心がこもってたわ。なんだか、謝罪のなんたるかを掴めたみたい。
さあ、そろそろ他の部員たちが来る時間よ。ほら、廊下からもう聞こえてくるわ、『ごめんなさい』の声が。
ふふ、みんな謝罪したくて仕方がないのね。今日は忙しくなりそうよ、香織ちゃん」
「はい! 私、頑張ります!」
朝の木漏れ日が、優しく部室を照らす。
二人はそれが、二日間の苦しみに耐えた学生達への祝福の光のようだと思った。
完
518 :
猪(背中が弱いの):2006/12/10(日) 23:59:27.79 ID:kIs3+71i0
なんかごめんなさい。終わりです。
519 :
書初め(蛙の子は蛙):2006/12/11(月) 00:00:53.14 ID:QirVAnoj0
>>518 これはなんとも制限に挑発的な小説ですねwwwwww
520 :
書初め(冠婚葬祭):2006/12/11(月) 00:01:51.24 ID:qVAUUIxn0
521 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/11(月) 00:02:19.06 ID:qIKmfHyb0
現在、週末品評会36thの投票受付中です。今回の品評会お題は『謝罪』でした。
投稿された作品は■まとめ
http://yy46.60.kg/test/read.cgi/bnsk/1165499743/ にてご覧頂けます。
※切り捨て御免は現在誠意更新中です。少々お待ちください。
投票期間は2006/12/12(火)24:00:00までとなっております。
感想や批評があると書き手は喜びますが、単純に『面白かった』と言うだけの理由での投票でも構いません。
毎回作品投稿数に対して投票数が少ないので、多くの方の投票をお待ちしております。
また、週末品評会では投票する作品のほかに気になった作品を挙げて頂き、同得票の際の判定基準とする方法をとっております。
ご協力ください。
投票には以下のテンプレートを使用していただくと集計の手助けとなります。
(投票、気になった作品は一作品でも複数でも構いません)
***********************【投票用紙】***********************
【投票】: <<タイトル>>◆XXXXXXXXXX氏
―感想―
<<タイトル>>◆YYYYYYYYYY氏
―感想―
気になった作品:<<タイトル>>◆ZZZZZZZZZZ氏
********************************************************
携帯から投票される方は、今まで通り名前欄に【投票】と入力してください。
たくさんの方の投票をお待ちしています。
522 :
黒豆(一粒):2006/12/11(月) 00:02:21.77 ID:D7naA49j0
>>518 まだちゃんと読んでないけど、バロスwwwww
523 :
VIP皇帝:2006/12/11(月) 00:03:22.08 ID:aYck1nvT0
>>516 タイトル見た時点で気になる枠が一つ埋まったわwww
阿呆かwwwww
524 :
猪(カレー味):2006/12/11(月) 00:03:43.01 ID:W3ak/T8o0
あー0時すぎてら。もう遅いですねそうですね。
525 :
小松菜:2006/12/11(月) 00:03:58.27 ID:KDDZRG9b0
526 :
あしたこそ初詣:2006/12/11(月) 00:04:07.38 ID:qIKmfHyb0
>>524 時間外には入れます。投下してくださっても結構ですよ
527 :
年賀状(あたり):2006/12/11(月) 00:04:55.86 ID:Of98sqMV0
ODAIKUDASAI
528 :
小松菜:2006/12/11(月) 00:05:22.46 ID:KDDZRG9b0
529 :
嫌いな話(1/2) ◆Asqbg6vpNs :2006/12/11(月) 00:06:28.35 ID:W3ak/T8o0
簡単に生き物が死んだりする話は嫌いだ。簡単に死んだりする弟も嫌いだ。
ミミズはなかなか死なないからいい。千切っても、潰しても、しぶとく生きている。心臓が三つ以上あるって話、本当だろうか。そんなにあるなら一つぐらいくれてもいいのに。
幼なじみの由美が家にやってきて、線香を添えていった。裏庭でずっと土を掘っているぼくを見て、何か言いかけたけれどぼくは無視する。
空は曇っていた。鼠色の空が鼠に何の貢献もしないように、青色の気分は青に何の貢献もしない。つまり、風景と気分は常に切り離しておかなくちゃ、いろいろと物騒だってこと。
弟とよく遊んだこの場所で、ぼくは捜し物をしている。彼が一番好きだったもの。お気に入りだったものを、ぼくは盗ってしまった。そしてその事を黙ったまま、この裏庭に埋めてしまったのだ。
返さないといけない。今さら返しても弟は喜ばないだろうけど、それでも返さないとぼくの気が済まない。明日の朝、弟はどこか遠い場所に連れて行かれてしまう。その前に見つけだして、返さなきゃ。
530 :
書初め(冠婚葬祭):2006/12/11(月) 00:06:31.06 ID:qVAUUIxn0
しかし43+時間外か、多いな
531 :
嫌いな話(2/2) ◆Asqbg6vpNs :2006/12/11(月) 00:06:48.62 ID:W3ak/T8o0
「ヒロちゃん、もうおうち入ろうよ」
ざりざりと、由美がサンダルを引きずって歩いてくる音がする。ぼくは振り返らない。寒くはないし、お腹も空いてない。お母さんの顔も、お父さんの顔も見たくはない。悲しい顔の中に埋まりたくない。
またミミズを見つけた。まるで何度でも生き返るみたいに、何匹でも出てくる。それでも同じミミズは一匹もいないのだ。そう気付いて、もうミミズを殺すのはやめた。そんなことに時間は使っていられない。
「ねえ、ヒロちゃん。ねえ」
由美の声は泣きそうだ。ぼくは泣いていない。怒ってもいないし、笑ってもいない。
「わたしのせいなの。わたしがシロを連れて出かけたせいなのに」
一瞬、頭が熱くなるのを感じた。だけどすぐ収まる。涙は出してない。みんなが泣くというのなら、ぼくだけは泣くわけにはいかないのだ。
みんなのような息苦しい泣き顔なんか見せずに、早く、弟の好きだったあのゴルフボールを掘り出して、返してやらなくちゃいけないのだ。
じゃなきゃ弟はきっと、安心して遠くまで走っていけないんだ。
532 :
年賀状(あたり):2006/12/11(月) 00:07:55.44 ID:Of98sqMV0
は、反省会・・・…把握
533 :
猪(カレー味):2006/12/11(月) 00:08:25.16 ID:W3ak/T8o0
以上です。とりあえず皆さんの作品を読んで参ります…
534 :
初夢(猿の夢):2006/12/11(月) 00:09:10.28 ID:aYck1nvT0
>>521 運営の人乙ー
前回、全批評を投票締め切りまで待ってたら、ものすごく寂しかった
今回はちょっとずつ書き溜めては投下しようかと画策中
作品数も多いし、全批評でさるよけとか、めんどいかなって思うし
久しぶりに小説書いてみようかな
お題ください
536 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 00:10:44.16 ID:unYn3SER0
「狂い咲き」
537 :
初夢(猿の夢):2006/12/11(月) 00:11:03.70 ID:aYck1nvT0
つ ブランク
538 :
小松菜:2006/12/11(月) 00:11:11.94 ID:KDDZRG9b0
狂い咲き把握
540 :
おせち(5,000円):2006/12/11(月) 00:11:31.58 ID:9j2L+ybG0
どうでもいいけど10日締め切りの創英社に出した人、いた?
542 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/11(月) 00:13:03.18 ID:qIKmfHyb0
えぇっと。今週もお疲れ様です。
皆さんに質問。
ぶっちゃけ何作以上は読むの厳しいかな?
今まで作品数が多い場合は一作に絞ってもらうといいつつもその目安が無かった。
この際決めてしまおうと思うんですが。
皆さんの意見を聞いてから決めますので。
543 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 00:14:37.86 ID:Cgi7xAXZ0
時間外投稿の感想書いてもよさげ? 品評会初参加で右も左も(ry
しかし冒頭にスペースあったり無かったりする人はワードででも書いてんのかな
544 :
黒豆(一粒):2006/12/11(月) 00:14:37.21 ID:D7naA49j0
>>542 複数作、投稿した人の場合ってことだよね?
それなら、20作品
545 :
K ◆MOQh6a44V2 :2006/12/11(月) 00:14:38.78 ID:Jw4RZmA0O
最初のほうに投稿したんですけど、初投稿でタイトルもつけてない状態で評価は得られるんでしょうか?
546 :
おせち(5,000円):2006/12/11(月) 00:15:02.79 ID:9j2L+ybG0
>>542 俺の場合は30超えるときつくなってくるかなw
かといってレス数制限を増やすのは勘弁してほしいw5ぐらいが適当だと思うよ。
一人一作縛りはしょうがないんじゃないかな。これだけ作品増えたらやむなしかと。
547 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 00:15:14.99 ID:unYn3SER0
正直20を超えると全批評は無理
30超えで全部に目を通すのも諦める
548 :
おせち(5,000円):2006/12/11(月) 00:15:39.19 ID:9j2L+ybG0
>>545 何度もタイトルつけろって運営の人に言われてたよ?
549 :
黒豆(一粒):2006/12/11(月) 00:16:02.10 ID:D7naA49j0
>>545 おまwwww今頃来たのかwwwww
基本的に、タイトル無くても評価はされると思う。
基準はひとによってマチマチだと思うが。
550 :
書初め(冠婚葬祭):2006/12/11(月) 00:16:20.84 ID:qVAUUIxn0
>>542 自分は細々覗いては読んでる感じ。
だから一気には読まないけど、読むとしたら三十、頑張れば四十越えでも
551 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 00:17:09.68 ID:Cgi7xAXZ0
>>542 読むだけなら30くらい、感想なら20かな。
カオスの時二桁も来たら厳しいけど
552 :
小松菜:2006/12/11(月) 00:17:29.72 ID:KDDZRG9b0
>>542 レス数制限がどうかにもよるけど、せいぜい30作くらいかな……
今回は正直大変
553 :
長ネギ:2006/12/11(月) 00:17:59.81 ID:9foTqzG+0
>>540 今回はだしてないな……
出せばよかったと今後悔('A`|||)
554 :
イクラ:2006/12/11(月) 00:18:06.56 ID:9ZUtfNwI0
>>542 15、20くらいなら一気に読める
それ以上だと疲れるが時間をかければ読める
作品数多すぎると読むのめんどくさくなっちゃって正しい評価が得られなくなるんじゃないかな、と
遅だがトムになら俺のアナルを許してもいい
555 :
猪(過敏):2006/12/11(月) 00:18:27.58 ID:Jw4RZmA0O
>>548 ま、マジ?もう遅いかな……
運営さぁぁああん
556 :
鯛:2006/12/11(月) 00:18:31.88 ID:8++9XxpM0
遅くなった。「日曜日に◆Awb6SrK3w6」への批評を簡単ではあるが。
>>513 まず、誤字が見受けられる。また、句読点の打ち方が乱雑になっているように思える。
算用数字やナカテンの使用など、小説の禁則に掛かる部分は推敲の段階でしっかりと修正したほうがよい。
>「教会に通っているのよ」と言い、そして、
この部分の会話文の後の地の文は冗長のように思える。読み手のリズムが乱れてしまう。
表現としてこのような書き方をする場合もあるが、これ以外に見受けられない点を見ると、文章全体としての
ゆらぎを感じてしまう。
史実小説という難しいジャンルに挑戦し、書き上げたという結果は非常に評価できる。
が、ユリウス暦一九〇五年一月九日は月曜日であり、日曜日なのはグレゴリオ暦の一月二十二日。
混同して曜日を間違えているという点はいただけない。史実小説を書くのならば、下調べはしっかりすべき。
半角英数を用いてまで「7.62mmの銃弾」と明記する必要はあったか?
当時の実情を考えれば当然の事実であり、冗長のようにも思える。
文章全体としてはよく出来た文章であり、重厚な表現が良く出来ていると思う。
近衛兵の葛藤や、戦争の業を上手く表現できており、また文体もそれにマッチしている。
文章力があることが分かるが、題材や文体など、好みがはっきりと分かれる作品。
557 :
長ネギ:2006/12/11(月) 00:19:47.27 ID:9foTqzG+0
>>542 読むのは20作以上が厳しいなあ……
まあ毎回全部読んではいるけど……
批評は難しいけど、感想は読むついでだから書いてるって感じです。
558 :
初夢(猿の夢):2006/12/11(月) 00:19:51.61 ID:aYck1nvT0
>>542 あればあるだけ読む俺は異端?
10レスだろうとちゃんと読むぜー
だから一つに絞って残り時間外投稿になっても、個人的には読む量がかわらないw
559 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/11(月) 00:20:17.03 ID:qIKmfHyb0
>>555 まとめ掲示板の方は面倒くさいのでこれ以上いじりませんw;
タイトルを教えていただければHTML形式で更新されるまとめの方には反映させていただきます。
560 :
鯛:2006/12/11(月) 00:20:27.94 ID:8++9XxpM0
>>542 印刷して読むことも考慮すれば、よほど長いもののラッシュでも無い限り今回程度は読むことは出来る。
ただ、全感想というのは難しくなってくるかもしれない。
561 :
◆WGnaka/o0o :2006/12/11(月) 00:20:31.40 ID:6aFay5RC0
品評会まとめサイト斬り捨て御免の中の人ですが、
昨日から風邪引いてて体調不良のため、ページ更新が滞っています
全感想・投票作決めの際には、まとめ掲示板のほうをご利用ください
あちらには投下された全作品が載っていますので…
斬り捨ては私の体調が回復するまで、申し訳ないですが少し待って頂きそうになります
さすがに無理をして、これ以上悪化させたら仕事も出来ませんので
ちなみに私は20作超えたら全作品、斜め読み飛ばし読みになります
562 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 00:21:41.20 ID:Cgi7xAXZ0
>>513 んじゃ便乗して「日曜日に◆Awb6SrK3w6」の感想。
続きが読みたい、逆にここで終わるからいいんじゃないか、という意見に別れそうですね。
歴史的な知識は皆無な自分ですが、根幹のテーマは普遍のものであり、興味深く読めました。
主人公の内面の葛藤、悲しい行進を続ける市民、それに向けられた銃、悲しい情景のコントラスト。
よく書き込まれた良作だと思います。個人的にはもう少し、広場の様子や周りの風景(空の色とか)の
情報があるとより連想しやすくてよかったかな、と思いますた。
563 :
小松菜:2006/12/11(月) 00:21:49.80 ID:KDDZRG9b0
564 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 00:22:45.01 ID:unYn3SER0
>>543 時間外だけじゃなくて時間内のも感想書いてイインダヨ?
ていうか開催中に感想書いてもいいんじゃなかったっけ
565 :
書初め(私は広東面):2006/12/11(月) 00:22:49.97 ID:rpcX3djM0
今回はMの館フル回転の予感
566 :
おみくじ(いいのこいっ):2006/12/11(月) 00:23:11.86 ID:mznThkLb0
時間があれば全て読みたいけど、さすがに感想もしっかり書こうとすると
冒頭部で読むか否かを決めてる…
全感想するなら20作くらいでしょうか。
567 :
イクラ:2006/12/11(月) 00:23:36.58 ID:9ZUtfNwI0
568 :
猪(左利き):2006/12/11(月) 00:23:41.51 ID:MDyCxoPu0
ただ読むだけで、しかも時間制限がないなら40〜50でもなんとかなる。
1週間以上かかりそうだけど。
全批評込みだと20以上でやる気がなくなってくる。
569 :
おせち(5,000円):2006/12/11(月) 00:23:48.53 ID:9j2L+ybG0
570 :
小松菜:2006/12/11(月) 00:23:51.57 ID:KDDZRG9b0
571 :
初夢(猿の夢):2006/12/11(月) 00:23:52.99 ID:aYck1nvT0
>>561 nakaの人お大事に
俺も風邪悪化させないために寝るわ
572 :
書初め(蛙の子は蛙):2006/12/11(月) 00:23:54.90 ID:QirVAnoj0
>>513 焦って推敲した分だけ、荒くなってしまったか・・・
指摘された部分は特に11時を回ってから書き上げたところだったので、
今から見直してみると自分でも酷い違和感を感じるwwwww
7.62mmについては、ただ銃弾と書くのも味気ないかと思って付け加えてみたのですが・・・失敗だったかw
ところで、wikiで一応確認してから書いていたんだが、1月9日は日曜日って書いてあるんだけど・・・
これはwikiのミスかな?まあ、wikiがミスっていてもなんら不思議ではないので反省します。
573 :
鯛:2006/12/11(月) 00:24:09.43 ID:8++9XxpM0
>>564 開催中でもおkだったのか。
しかし、自分の作品で手一杯な罠……
結局最後にまとめて書くことになっちまうんだよな。
574 :
イクラ:2006/12/11(月) 00:25:03.50 ID:9ZUtfNwI0
575 :
猪(ばくち打ち):2006/12/11(月) 00:25:20.20 ID:vjdL2k7y0
15作品書いて気づいた
これ全感想きついわ
576 :
書初め(冠婚葬祭):2006/12/11(月) 00:27:18.16 ID:qVAUUIxn0
全感想目指してる人、超ガンガレ
577 :
◆Awb6SrK3w6 :2006/12/11(月) 00:27:27.98 ID:QirVAnoj0
うおっと、トリップ付け忘れ
しかもアンカーまでミスっている。
>>572は
>>556へのレスです。
>>562 ここで終わるから良いんです。書いた俺がそう言ってるから間違いないですwwww
・・・とまあ言い張ってみるのはここで止めて。
周りの風景描写が足りないのは、書きながら自覚していたところです。
心理的葛藤ばかり書いてしまって、後から見直したときに、読者が情景浮かべられるか不安になりましたが、
見切り発車しました。しかも間に合っていない。次は時間を持って書こう。俺。
578 :
おせち(5,000円):2006/12/11(月) 00:28:01.17 ID:9j2L+ybG0
正直、感想書くのきついよね。
オススメなのが、投票だけは火曜までにしちゃって、感想は水曜に投下するっていう方法。
そうすると一日猶予ができるから、ある程度楽になる。
579 :
鯛:2006/12/11(月) 00:28:09.02 ID:8++9XxpM0
580 :
猪(禁風呂中):2006/12/11(月) 00:28:27.21 ID:ufXhdQGi0
うわぁ、40行ったんだw
今回くらいのレス数なら、30作品くらいまでなら疲れないかな。いや、疲れるけど。
40とか行くと読む前に疲れる。まあ、今回はゲームしt
581 :
猪(ばくち打ち):2006/12/11(月) 00:28:32.70 ID:vjdL2k7y0
一言全感想になるかな―……。
皆、ごめん。
582 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/11(月) 00:30:49.62 ID:qIKmfHyb0
>>578 いぁ、感想が火曜日までというルールはないw;
一時期優勝者決まったらすぐお題発表という期間があって、その名残だと思う。
感想は水曜以降でも構いません。
583 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 00:31:27.16 ID:unYn3SER0
謝るくらいならば気になったやつのみコメントでよかろうよ
ところで今回何作も投下してる人ってどれくらいいるのだ?
感想一個ずつで済ませたいんだが
584 :
◆Awb6SrK3w6 :2006/12/11(月) 00:31:34.63 ID:QirVAnoj0
>>579 ユリウス歴は約2週間ずれるということだけしか知りませんでした・・・
調べてみたら13日で月曜日になるんですね・・・orz
あ、参考にしたのは血の日曜日事件の項です。
……恨むぜ、wiki・・・
まあ、wikiなんてあてにした俺が悪かったのだけど。
585 :
黒豆(二粒):2006/12/11(月) 00:32:40.59 ID:8a1r8ExM0
>>542 今回だけでいえばレス数制限もあったせいか、
短いの多いしそんなにキツくない。
作品数少なくても総レス数多いと10作ぐらいでも苦痛かも。
586 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 00:34:12.84 ID:Cgi7xAXZ0
トータル43かあ。まさに師走。
そしてお題plz
587 :
鯛:2006/12/11(月) 00:34:16.63 ID:8++9XxpM0
>>584 史実小説を短期間で書こうという心意気が、まず凄いと思う。
文章力もあるように思えるし、次の品評会には期待してる。
588 :
猪(倉庫係り):2006/12/11(月) 00:36:04.29 ID:gwjGNR5r0
40かあ……
感想・批評を細かく書いていくのは辛そうだなあ。
589 :
猪(倉庫係り):2006/12/11(月) 00:37:19.40 ID:gwjGNR5r0
590 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 00:38:12.20 ID:Cgi7xAXZ0
591 :
◆Awb6SrK3w6 :2006/12/11(月) 00:38:50.14 ID:QirVAnoj0
>>587 俺、頑張るよ。
某スレでお前は歴史物よりも普通の奴が面白いと言われたこともあったけど、
やっぱり俺にはこれしかないんだ。うん。
頑張るよ。俺。
592 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/11(月) 00:40:11.53 ID:qIKmfHyb0
皆さんの意見が大体わかりました。
次回からは30作品を超える場合、1トリップに対して1つの作品と制限いたします。
トリップごとき、いくらでも作れるので、実際出そうと思えば一作以上出すことは出来ます。
しかし、全作品数が増えれば感想をもらえる可能性が減ることは確実なことです。
作品が増えることはスレにとって喜ばしいことではありますが、品評会を盛り上げていくためにもご協力ください。
全作単独トリップによる全作品数が更に増えるような場合には投票期間を延ばすことも考えます。
とりあえず、今回は火曜日24時までということでご了承ください。
593 :
鯛:2006/12/11(月) 00:40:22.27 ID:8++9XxpM0
さて、感想・批評を書いてたら肩が凝ってきた。
なんで俺って批評書くときってここまで文体変わるやら。
偉ばった文章で申し訳ないorz
594 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 00:41:56.85 ID:unYn3SER0
投票期間を伸ばすよりは
お題発表を遅らせることで絞ってほしいかも
595 :
書初め(私は広東面):2006/12/11(月) 00:42:23.97 ID:rpcX3djM0
お題クレイ
596 :
書初め(蛙の子は蛙):2006/12/11(月) 00:43:20.29 ID:QirVAnoj0
Wikipedia
597 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 00:43:52.72 ID:unYn3SER0
「さかずき」
598 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 00:44:03.17 ID:Cgi7xAXZ0
二つの首輪がついた犬
599 :
書初め(私は広東面):2006/12/11(月) 00:44:15.99 ID:rpcX3djM0
>>592 30超えるのが確実になった時点で作者に選択させるの?
600 :
猪(倉庫係り):2006/12/11(月) 00:44:32.58 ID:gwjGNR5r0
う。
お題発表が遅くなると、社会人で仕事とか生活の
合間に書いてる人間としては結構しんどい……
601 :
書初め(私は広東面):2006/12/11(月) 00:44:50.73 ID:rpcX3djM0
602 :
猪(カレー味):2006/12/11(月) 00:45:49.88 ID:W3ak/T8o0
>>540 以前投稿した事がありますが、今回は出しておりません。
次でコンテストが終了するという噂なので、狙っている方は最終チャンスかも。
結局書けなくて終わってしまった品評会作品
冒頭だけちょっと投下してみよう。
604 :
◆BNSK/DqMrY :2006/12/11(月) 00:46:09.61 ID:qIKmfHyb0
「…×××××い…………」
俯きながら彼女はぽつりと言った。
「ヒッグ…××××ざい…………」
雨音にかき消されそうな小さな声で彼女はいった。
「うぅ…×××なさい………」
もう一時間はこ僕たちの体をうつ強い雨の中、嗚咽混じりに彼女は言い続けている。
「エッグ…ヒッグ…ご××なさい………!」
肩が小刻みに震えてる。もうどれだけこの雨の中にいるのだろう?
「なぁ、さ――」
「…ころしなさい……!」
「え?」
「殺してやるっ……!」
トンッ、と彼女が僕の体にぶつかると、全身が火のように熱くなり、急に氷水をかけられたかのように一気に寒さが体を包んだ。
こんだけ。
後はどうにでもなれ
607 :
猪(ピーマンきらい):2006/12/11(月) 00:47:42.18 ID:MDteKIjB0
>>592 すいません。その複数投下した空気読めないアホです。
運営の方に負担を掛けたことは申し訳なく思います。
えーと、作品数が三十越えた時点で、一つに絞ればいいんでしょうか。
608 :
猪(ピーマンきらい):2006/12/11(月) 00:48:16.78 ID:MDteKIjB0
と思ったら上で答が出てますね。失礼しました。
609 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 00:51:17.86 ID:unYn3SER0
>>605 これだけではなにがなんだかわからないな。
続きを。
書いてないんだすまないorzあらすじは考えているんだが。
魔女ッ子でボクッ子でツンデレでエルフでロリでマッチョな女の子もちゃんと出す予定だったのになぁ…
611 :
書初め(冠婚葬祭):2006/12/11(月) 00:54:27.64 ID:qVAUUIxn0
>>610 >魔女ッ子でボクッ子でツンデレでエルフでロリでマッチョな女の子
ちょwwwはげしく気になるww
612 :
黒豆(一粒):2006/12/11(月) 00:54:49.28 ID:D7naA49j0
>>610 ちょwwwまだそれに拘ってたのかwwww
ちゃぶ台にのせたAAを貼ったの俺なんだがwwww
613 :
風邪 1/2:2006/12/11(月) 00:55:29.60 ID:9ZUtfNwI0
風邪
何度目ともしれない咳をする。
頭がぼんやりする。節々の関節が痛い。
流行性感冒。つまり風邪。
それが医者の告げた病名である。
それから、早三日が経つ。あの医者は元気でやっているだろうか。
まるで昔の中国の詩人が故人を思うように医者を思い返した。
コレといって特徴のない、地味な男だった。
特別腕が立つという訳ではない。
ただこの町にはその診療所しかないということで、町民の大半はそこで診療を受けている。
この町にもう一件診療所があったら、果たしてお前はどうなっていただろうな?
俺は勝手に不適な笑みを浮かべた。
「ふふ....ふふふふふふ.........」
誰もいない家で、一人天井に向かい不適に笑う男。
.......ちょっと、イヤかもしれない。
しかし裏を返せばちょっとしかイヤでないという事は、かなりイヤではないという事にならないだろうか?
比率で表すと
イヤな比率:イヤではない比率=2:8
なんということだろう。ぜんぜんイヤではないではないか。
つまり、俺は不適に笑うことに対してやぶさかではないという事になる。
良かった。これで心おきなく不適に笑い続けることができる。
「ふふ......ふふふふふふふ..........クックックックック..........アーハッハッハッハッハ!!」
思わず高笑いしてしまう。
よくあるよね、こういうこと。
「ハーッハッハッハッハッハッハッハっゴホっ......ハーッハ....ゴホゴホっゴホッゴホ」
激しく笑ったせいか、激しくむせた。
なるほど、これが因果応報というやつか。ならば甘んじて受けよう。
俺は笑った倍の時間、むせ続けた。
614 :
風邪 2/2:2006/12/11(月) 00:55:54.12 ID:9ZUtfNwI0
つらい。なんのために俺はむせ続けているのだろう?
分からない。そもそも俺は不適に笑うことがイヤだったはずだ。それなのに結果としてあまりイヤではないことにされている。
日本語、とても難しい。
同時に、とても悔しい。
あまり悔しくて、俺は思わず涙をこぼした。
それが、奇跡を生んだ。
「ゴホッゴホ........ゴホ...ゴホゴホッ」
「ゴッホ」
瞬間、俺の脳内でセンセーションが起こった。
個人的には、ノーベル賞モノ。あ、もちろん平和部門ね。
風邪のせいで末期的な思考をしていた俺の口から発られた芸術的なくしゃみは。
12月の白い空に吸い込まれていった。
訳もなく。
俺一人しかいないボロアパートの天井に。
空しく、響いた。
完
615 :
猪(左利き):2006/12/11(月) 00:55:56.71 ID:MDyCxoPu0
よし、次回のお題は
「魔女ッ子でボクッ子でツンデレでエルフでロリでマッチョな女の子」
これしかない!
616 :
VIP皇帝:2006/12/11(月) 00:57:02.63 ID:LGU7N2y90
617 :
長ネギ:2006/12/11(月) 00:59:20.40 ID:9foTqzG+0
>>615 マッチョをどう処理するかが勝敗の分かれ目だな…
618 :
禁断の初詣:2006/12/11(月) 00:59:23.80 ID:tbSDfuHb0
>>513 文章力はあるけど、下調べが安易で残念だなーって感じ。
ただ知識を並べているだけのような印象もした。
例えば、
>日本との戦争はいますぐ止めるべきよ
とあるが、普通は何故止めるべきなのか、理由を前面に出して言うと思う。
>資本家どもは、私たちの富を収奪してるのよ
これは、兵士と近衛兵の母をやっている人間がいう台詞かという疑問が。
ロマノフ家の最期
最後のロシア皇帝ニコライ二世の日記
みたいな関連書物を読んで書いたらさらに面白い小説になったのではないかと思う。
暇あったら、それらを読んで長編に仕立ててあげて欲しいです。つーか長編になったら読みてぇ。
619 :
書初め(冠婚葬祭):2006/12/11(月) 00:59:24.35 ID:qVAUUIxn0
620 :
凧(中華風):2006/12/11(月) 01:00:06.66 ID:tMpDMk4N0
お題↓
621 :
初夢(ろうそく熱い):2006/12/11(月) 01:00:21.84 ID:OfkNF9e30
>>615 マッチョを除いた全部の要素の子がマッチョになって悲しむ話……
くらいしかうかばねえ('A`)
つかマッチョだけ浮きすぎww
あ、しまった。間違えた。
「魔女ッ子でボクッ子でツンデレでエルフでロリでマッチョな女の子が銃を使う」
だった。もちろん銃も考慮してましたよ。殺害に使われたのはサイレンサーつきの銃です。詳しくないけど。
623 :
親父と初詣:2006/12/11(月) 01:00:45.73 ID:sXJktg1iO
夢心地
624 :
初夢(ろうそく熱い):2006/12/11(月) 01:00:53.53 ID:OfkNF9e30
626 :
書初め(遠山金さん):2006/12/11(月) 01:01:38.92 ID:unYn3SER0
>>613 こういうの大好きだ
>しかし裏を返せばちょっとしかイヤでないという事は、かなりイヤではないという事にならないだろうか?
〜
>つまり、俺は不適に笑うことに対してやぶさかではないという事になる。
モニター前にて大笑い。
もうダメ。
大好き。
ゴッホ以下はイマイチな印象を受けた。
惜しいな
627 :
凧(中華風):2006/12/11(月) 01:01:49.07 ID:tMpDMk4N0
628 :
猪(入れ歯):2006/12/11(月) 01:02:26.27 ID:bodDIg+y0
規制キビシス
629 :
親父と初詣:2006/12/11(月) 01:02:28.97 ID:sXJktg1iO
じゃあ俺にもお題を
マッチョ
631 :
初夢(ろうそく熱い):2006/12/11(月) 01:03:20.94 ID:OfkNF9e30
632 :
書初め(焼肉定職):2006/12/11(月) 01:03:21.68 ID:qVAUUIxn0
というかビスケ思い出した
633 :
書初め(遠山金さん):2006/12/11(月) 01:03:33.86 ID:unYn3SER0
「朝焼け」
634 :
塩ザケ:2006/12/11(月) 01:04:25.30 ID:9foTqzG+0
>>632 ビスケに萌えていた俺としては、非常にショッキングな出来事だった。
魔女ッ子でボクッ子でツンデレでエルフでロリでマッチョな女の子が銃を使うはトリエラとビスケの和に近似されます
636 :
のびたと初詣:2006/12/11(月) 01:08:13.77 ID:tbSDfuHb0
ああ、冨樫もうすぐ今年が終わるよ
wiiとPS3どっちかったのかなあ
637 :
凧(中華風):2006/12/11(月) 01:08:57.88 ID:tMpDMk4N0
どっちも買ってるだろ
638 :
猪(青詐欺):2006/12/11(月) 01:12:42.39 ID:Z1Ob0m130
そういえば、品評会の感想っていつごろから貰えるものなんだい?
初参加してみたはいいが、気になって寝れないの。
639 :
ほうれん草:2006/12/11(月) 01:13:36.97 ID:KDDZRG9b0
640 :
凧(中華風):2006/12/11(月) 01:14:31.02 ID:tMpDMk4N0
今回は全感想は少なそうだから、なんとも言えんな
>>613-614 吹いたwwwww
風邪をひいた孤独な男のある日、っていう感じだな
ただ、
>>1の小説を書く際の禁則やテクニックのスレに一度目を通してみよう。
若干文章上のミスがある。
それから、くだけた言い方の部分と堅い言い方の部分が変に入り混じっている。
例えば、
>>613の
>しかし裏を返せばちょっとしかイヤでないという事は、かなりイヤではないという事にならないだろうか?
この部分を
>しかし、ちょっとしかイヤじゃないという事は、裏を返せばほとんどイヤじゃないという事にならないだろうか?
にしてみると、砕けた言い方で統一される。
内容に関して言うと、個人的には好きだ、こういうネタっぽいのwww
それだけに、
>くしゃみ
のミスが惜しいwwwwwwwww
642 :
猪(ギャンブラー):2006/12/11(月) 01:15:34.84 ID:DYJ1344P0
感想がもらえるとは限らないぜ?
クククククククククククク・・・・・・
さあ、お前もM館においで・・・
643 :
書初め(焼肉定職):2006/12/11(月) 01:16:56.94 ID:qVAUUIxn0
感想、割かし早めに出したから一つは貰えると信じている……
貰えますように
644 :
書初め(あの子にアタック):2006/12/11(月) 01:17:07.06 ID:QirVAnoj0
>>618 息子を失った母がそのショックで次第にそういう世界へと逃避するようになるというのが、
一つの描きたいシーンだったのですが・・・・無理でした。
というか、5レスで自分のやりたいことを全て詰め込むのは無理だったろ・・・常識的に考えて・・・
やっぱり、歴史物を書く上で資料は欠かせないね・・・
猛省します。
長編は無理です。つーか、自分は長編を書ききったことがないwww
645 :
14才のひろゆき@どうやら管理人:2006/12/11(月) 01:17:15.38 ID:ZpeQ3Ru20
646 :
猪(ギャンブラー):2006/12/11(月) 01:17:44.80 ID:DYJ1344P0
647 :
書初め(焼肉定職):2006/12/11(月) 01:18:39.29 ID:qVAUUIxn0
648 :
書初め(あの子にアタック):2006/12/11(月) 01:19:25.54 ID:QirVAnoj0
>>646 くしゃみは風邪ひかなくてもでるだろ・・・常識的に考えて・・・
649 :
猪(青詐欺):2006/12/11(月) 01:20:11.77 ID:Z1Ob0m130
>>642 早めに投稿したからもう感想を書いてある人がいると信じてるwww
でもM館行くのは楽しみ。
650 :
猪(ギャンブラー):2006/12/11(月) 01:21:07.95 ID:DYJ1344P0
あばばばばばばばばばばwwwwwwwwww
やべえ、ぜんぜん気づかなかった
脳が限界らしい。寝る
651 :
お年玉(なし):2006/12/11(月) 01:21:49.80 ID:rpcX3djM0
652 :
猪(不倫中):2006/12/11(月) 01:21:50.74 ID:Cgi7xAXZ0
くしゃみ:
吸い込んだ空気が鼻・口から激しく放出される生理現象
まあ咳のがいいかなとは思った
653 :
黒豆(万粒):2006/12/11(月) 01:26:45.19 ID:Jh2IEn7u0
お題くれー
654 :
書初め(あの子にアタック):2006/12/11(月) 01:27:07.88 ID:QirVAnoj0
奇跡
655 :
VIP皇帝:2006/12/11(月) 01:28:44.33 ID:Jh2IEn7u0
656 :
鶏肉:2006/12/11(月) 01:29:49.77 ID:8++9XxpM0
No.20まで感想書き終わったが、早くも心が折れそうだw
残りは印刷して、明日通勤途中に読んでいくことにしよう。
657 :
初夢(ろうそく熱い):2006/12/11(月) 01:31:26.54 ID:OfkNF9e30
絵に描いたようなお題をおくれ
描いてから書いてみる
658 :
ほうれん草:2006/12/11(月) 01:31:55.37 ID:KDDZRG9b0
途中でもいいから投・下! 投・下!
659 :
鶏肉:2006/12/11(月) 01:32:09.96 ID:8++9XxpM0
660 :
凧(韓流):2006/12/11(月) 01:32:15.21 ID:LGU7N2y90
661 :
ほうれん草:2006/12/11(月) 01:32:25.59 ID:KDDZRG9b0
662 :
初夢(ろうそく熱い):2006/12/11(月) 01:34:04.38 ID:OfkNF9e30
663 :
猪(イタ電中):2006/12/11(月) 01:35:39.25 ID:kJ0WqaE20
>>656 おつ
印刷して読むとか、そこまで自分をスレのために差し出せる鶏肉に敬意を表して、
明日の朝食はマックチキンにする。
664 :
凧(韓流):2006/12/11(月) 01:40:08.72 ID:LGU7N2y90
665 :
奇跡:2006/12/11(月) 01:43:16.45 ID:Jh2IEn7u0
奇跡
奇跡を信じて何が悪い。
曖昧なものだから?起こるはずのないものだから?信じるなんてばかばかしい?
地獄に落ちろ。醜く太った豚どもめ。
僕はかつてないほど興奮していた。
動機:幼なじみの事故。
重傷だった。助かる見込みはないらしい。
大人たちは口々に優しい子だった、とかなんで若いいのに・・・・・・とか、勝手なことを抜かしている。
怒りが沸いた。殺意さえ芽生えた。
彼女はまだ生きている。この扉の向こうで、生にすがりついている。
それは、醜く、だろうか?
僕はそうは思わない。彼女は努力している。大人たちはあきらめている。
教科書で習った道徳に倣うならば、彼女の方が正しいはずだ。
それを、この人たちは。
自分たちが教えた、あるいは教わったことさえ、もう忘れてしまったのだろうか?
僕は信じる。彼女が正しいということを。大人たちが間違っているという事を。
信じる者は救われるはずだ。
救われて、しかるべきだ。
ならどうして、僕の両手はこんなにも汗ばんでいるのだろうか?
僕は信じていない?彼女は信じているのに?
・・・・・まさか。
僕は無理して笑った。大人たちは異常なものでも見るような目で僕を見た。
今に見ていろ、馬鹿ども。
そのとき、手術中のランプが消えた。大きな扉が開き、医者が現れた。
彼女は_______________________
完
666 :
凧(一人身):2006/12/11(月) 01:58:32.98 ID:SS4KI06T0
参加者の皆さん乙
最近、年末だからか決まって日曜の夕方に急に飲みの誘いが入る…orz
667 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:00:02.80 ID:unYn3SER0
速筆ですね
そこで終わりというのが腑に落ちない
先を読者に任せてもいいのだろうか。
断頭台に頭を乗せた状態で
「もう少ししたら上から何か降ってくるからね。シャワーか刃物の二択だからあとはヨロシク」
って言われたみたいな、怖いような気分だ
スピーディに読ませてくれた。
若さゆえに突っ走る思考は懐かしくこそばゆい。
668 :
猪(赤詐欺):2006/12/11(月) 02:00:41.29 ID:DYJ1344P0
いいジャマイカ
俺なんて誰からも誘われないぜ?
品評会に参加できるwwwwwwww
669 :
猪(赤詐欺):2006/12/11(月) 02:05:09.78 ID:DYJ1344P0
>>667 何とか1レスに納めたかった。
そしたらいろいろ足りなくなった
短くて、いい文章書くって難しいな
いや、長くてもいい文章書ける訳じゃないっすけどねwwwwwwwサーセンwwwwwwwww
670 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:13:10.10 ID:unYn3SER0
1レスは難しいよな
どうしても詩に近いものになってしまう
記号や文法にはあまり口出ししたくないが
「動機:」はちょっと安っぽいかと思う。
同じ意味の文を削る方向で、もう少し煮詰められたような気もする。
671 :
多胡:2006/12/11(月) 02:13:46.69 ID:LGU7N2y90
>>665 その子が死んでも助かっても面白みがないと言うか・・・
そこを読者の想像に任せても、意味がない気がするんだけど。
お題が奇跡なんだから、正直、奇跡を起こして欲しかった
672 :
姉と初詣:2006/12/11(月) 02:13:52.08 ID:tbSDfuHb0
よし、寝る前の考え事でプロット練るからお題頂戴
673 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:14:29.64 ID:unYn3SER0
前に他の人にも出したけど「ナイトキャップ」
674 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 02:15:11.08 ID:qVAUUIxn0
>>672 トロピカル
寝る前に短いの書きたい、自分もお題プリーズ
675 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 02:16:09.32 ID:rpcX3djM0
676 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:16:20.87 ID:unYn3SER0
書き出しの一文に「雨上がり」を入れてください。
677 :
あがり:2006/12/11(月) 02:16:23.57 ID:sy8xXiNT0
678 :
VIP皇帝:2006/12/11(月) 02:17:37.80 ID:qVAUUIxn0
679 :
姉と初詣:2006/12/11(月) 02:19:01.15 ID:tbSDfuHb0
680 :
猪(筋肉質):2006/12/11(月) 02:22:16.77 ID:6DyyLy0yO
お題ください
681 :
猪(停学中):2006/12/11(月) 02:23:37.34 ID:gwjGNR5r0
682 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 02:23:37.99 ID:rpcX3djM0
683 :
猪(検問中):2006/12/11(月) 02:23:44.02 ID:ufXhdQGi0
684 :
猪(筋肉質):2006/12/11(月) 02:24:44.71 ID:6DyyLy0yO
花束把握
685 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 02:27:00.48 ID:qVAUUIxn0
rpcX3djM0が鬼畜な件w
686 :
猪(マヨラー):2006/12/11(月) 02:29:57.04 ID:EyuP56SsO
俺にもお題ください
687 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 02:30:21.10 ID:rpcX3djM0
>>685 ならお前も「wikipedia」「さかずき」「二つの首輪がついた犬」で小説を考えてみろ
性格悪くなるぞw
688 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 02:30:36.95 ID:rpcX3djM0
689 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:31:22.78 ID:unYn3SER0
なんで三つとも一度に消化しようとするんですかw
>>686 師弟の絆
690 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 02:31:24.84 ID:qVAUUIxn0
>>687 あれかw確かにあれは見た時これはねーだろと思ったわw
691 :
猪(マヨラー):2006/12/11(月) 02:31:35.90 ID:EyuP56SsO
アイスキャンディ把握
692 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 02:31:52.46 ID:qVAUUIxn0
693 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:34:12.18 ID:unYn3SER0
マゾだなあ
頑張ってください
694 :
福禄寿(ふくろくじゅ):2006/12/11(月) 02:36:10.88 ID:S1MvZ8Yj0
私にもお題ください
695 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 02:37:21.78 ID:rpcX3djM0
696 :
◆NA574TSAGA :2006/12/11(月) 02:40:53.42 ID:KDDZRG9b0
↓よし、お題頂こう
697 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 02:41:44.78 ID:rpcX3djM0
698 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:42:15.18 ID:unYn3SER0
手をつなぐ
699 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 02:42:43.87 ID:qVAUUIxn0
なんとか書き中……だが、何故にいきなり人が増えてるんだw
皆深夜が好きなのかなあ
700 :
◆NA574TSAGA :2006/12/11(月) 02:43:28.38 ID:KDDZRG9b0
701 :
姉と初詣:2006/12/11(月) 02:45:06.58 ID:tbSDfuHb0
げつようびげつようび('A`)
702 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:46:24.43 ID:unYn3SER0
今日(月曜)休みなんですもの
でも流石に遅いな
お題をもらって寝ようかしらん
↓ヨロシク
703 :
あがり:2006/12/11(月) 02:47:29.39 ID:sy8xXiNT0
魑魅魍魎
705 :
猪(検問中):2006/12/11(月) 02:49:44.15 ID:ufXhdQGi0
月曜日とか都市伝説だし
706 :
書初め(注意一生):2006/12/11(月) 02:52:58.52 ID:unYn3SER0
>>703-705 まとめてもらいました。
またたまったお題が20を超えそうな件
おやすみなさい
707 :
おせち(30,000ウォン):2006/12/11(月) 02:55:36.69 ID:jI3Y6wyT0
過疎って来たから寝ようと思ったら
レスが増えてくるから困る
708 :
あがり:2006/12/11(月) 02:55:49.15 ID:sy8xXiNT0
>705はお題だったのか?
お題俺にもくれ
709 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 02:56:30.14 ID:rpcX3djM0
710 :
おせち(30,000ウォン):2006/12/11(月) 02:57:19.22 ID:jI3Y6wyT0
過疎ってきたから寝ようと思ったら
スレが予想外の伸びを見せてくるから困る
で、お題ください
711 :
あがり:2006/12/11(月) 02:57:29.44 ID:sy8xXiNT0
713 :
あがり:2006/12/11(月) 02:58:10.84 ID:sy8xXiNT0
715 :
凧(帰省中):2006/12/11(月) 02:58:43.68 ID:SS4KI06T0
716 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 02:59:06.34 ID:rpcX3djM0
717 :
猪(体臭きつめ):2006/12/11(月) 03:00:51.44 ID:ufXhdQGi0
お題カオスだな…。つか
>>705はお題だったのか?
718 :
猪(マヨラー):2006/12/11(月) 03:03:06.61 ID:Cgi7xAXZ0
よく寝たおはよう月曜日。
>>687 正直スマンカッタ。あんな食い合わせが悪くなるとは
719 :
初夢(犯人だった):2006/12/11(月) 03:04:33.47 ID:xkmPL8e20
ええい、誰か投票する者はおらぬのか!
720 :
たこ:2006/12/11(月) 03:06:30.74 ID:LGU7N2y90
全感想やっと10人目。
一つ一つが短いから読みやすいけどw
これで8レスとかだったら泣いてる
721 :
御雑煮:2006/12/11(月) 03:08:05.78 ID:sy8xXiNT0
寝ようと思ったんだが……クレオパトラがよくわからんかった。
ついでに犬神家も。お題わんもあぷりーず!↓
722 :
初夢(犯人だった):2006/12/11(月) 03:09:09.53 ID:xkmPL8e20
大晦日
723 :
猪(マヨラー):2006/12/11(月) 03:09:41.07 ID:Cgi7xAXZ0
紫陽花
724 :
凧(ひもなし):2006/12/11(月) 03:11:05.24 ID:SS4KI06T0
書くかどうかは別にしてお題plz↓
725 :
御雑煮:2006/12/11(月) 03:12:05.16 ID:sy8xXiNT0
>>722-723 今度こそ把握。冬の行事に夏の花だが何とかなるでしょう。
ありがとう、今度こそおやすみ
726 :
看護士と初詣:2006/12/11(月) 03:12:05.71 ID:oGIJAhky0
727 :
694:2006/12/11(月) 03:12:51.84 ID:S1MvZ8Yj0
すいません、マゾ作家はちょっと…
お題もう一個くださいな↓
728 :
初夢(犯人だった):2006/12/11(月) 03:13:40.82 ID:xkmPL8e20
普通の作家
729 :
694:2006/12/11(月) 03:15:05.34 ID:S1MvZ8Yj0
730 :
お年玉(少々):2006/12/11(月) 03:18:40.59 ID:rpcX3djM0
普通の作家のほうが難しくね?
731 :
たこ:2006/12/11(月) 03:19:06.93 ID:LGU7N2y90
IDがSMなだけあって、縛るのが好きなのかね
732 :
初夢(犯人だった):2006/12/11(月) 03:32:55.17 ID:xkmPL8e20
保守
733 :
お年玉(少々):2006/12/11(月) 03:34:46.05 ID:rpcX3djM0
そろそろみんな寝た頃に小説投下。
734 :
お題「wikipedia」「さかずき」「二つの首輪がついた犬」(1/3):2006/12/11(月) 03:35:51.05 ID:rpcX3djM0
今日は皆さんを説教しようと思います。皆さんというのはつまり、ここに集まってもらったあなたたち三人のことです。
あなた方は真剣に説教しておかないといけないと思い、わざわざ呼び出させていただきました。断っておきますが、
これはあくまで愛情があるゆえの説教であるということを心に留め置いてください。
まずあなた。
お題「wikipedia」ですか。
いくらその直前にwikipediaに裏切られたからといって、八つ当たり的に人に出していいお題ではありません。
そういうことをしていると、死んでも天国からのお迎えが来ませんよ。
wikipediaというお題はとっても使いづらいのです。ありきたりの「wikiで〜を検索したら」とか書いちゃうと、すごく手抜き感があります。
しかしだからといってwikipedia自体を小説のギミックに使うのは大変難しい。はっきり言ってこのお題はもう即説教ものです。
あなたは罰として、私の今後の小説製作の糧となるようなwikipediaの面白い項目を10個提出しなさい。期限は明日までです。
735 :
お題「wikipedia」「さかずき」「二つの首輪がついた犬」(2/3):2006/12/11(月) 03:36:05.07 ID:rpcX3djM0
次にあなた。
お題「「さかずき」」ですか。
何故あなただけかぎ括弧でくくったのですか。これでは、「さかずき」という言葉を使ってボケろ、といわれている
気がしてならないのです。何故漢字ではなかったのですか。もう、こっちとしてはマゾ心しかくすぐられないのですよ。
さかずきというお題からは任侠ものしか思い浮かびませんでした。任侠ものですよ、任侠もの。
高倉健とかがwikipediaで何かを検索する姿、あなた思い浮かびますか?圧倒的に食い合わせが悪い。
ありえません。wikipediaで「ドス」かなにかを検索しようとして広島弁でぼやきながら悪戦苦闘している高倉健とか
ぜんぜん想像できません。正直萌えます。高倉萌えです。私を高倉萌えにさせてどうするんですか!
あ、泣かないで。
あなたが一生懸命考えてこのお題をくれたのはわかります。私だってマゾなのです。あなたを叱るのは辛いのです。
そのことをわかってください。うん。えーと、…悪いのは次のお題を出した奴です。だからもう泣き止んで。ね。
wikipediaの人にも罰を与えた手前、あなたにも何か罰を与えます。
そうですね、萌え高倉のコスチュームを考えてきてください。これも期限は明日まで。いいですね?
736 :
お題「wikipedia」「さかずき」「二つの首輪がついた犬」(3/3):2006/12/11(月) 03:36:27.03 ID:rpcX3djM0
そして最後のあなた。
お題「二つの首輪がついた犬」ですか。
正直一番考えやすいと思いますよ。ええ。
私はこのお題を最初に見たとき、双頭の犬、ケルベロスを思い浮かべました。そして次に、首輪が付いた状態で
迷子になって違う家で飼われるようになり、新しく首輪を貰った柴犬かなんかの話を考えました。
はっきり言って、大変想像の意欲を掻き立てられるお題でした。しかし、前二つとの食い合わせを考えてください。
正直、まったくありえません。
wikipediaを前足で必死に検索するケルベロスも、高倉健が可愛がる柴犬もぜんぜん話として浮かびません。
唯一今浮かんだのは『四苦八苦しながらwikipediaで柴犬の飼い方を検索する萌え高倉』くらいでしょうか。
…。
その話案外面白そうですね。
今からこのお話を考えてくるので、皆さん今日は解散とします。あ、首輪の人は罰として避難所に柴犬の飼い方
を事細かに書いておくこと。
以上、解散。
737 :
猪(体臭きつめ):2006/12/11(月) 03:46:48.20 ID:ufXhdQGi0
最後に健さんと柴犬が杯を交わすわけか…
738 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:00:12.82 ID:oGIJAhky0
全感想、投下します。
739 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:01:41.89 ID:oGIJAhky0
No.1 黙ってこれを受け取って。
んと、展開がきつい、かな。でも雰囲気が伝わってくるよ。
だから、いい感じには書けていると思う。
No.2 本当にすいま――
話を聞かない上司、いいね。なんかシリアスな雰囲気にギャグw
No.3 贖罪の騎士
途中までは本当によかった。最後は俺の知識不足かな。
あと世界観の描写はすばらしい。
No.4 とある従業員の話
狂気、こういう雰囲気はいいよね。心情がよく表れている。
そして、この作品は投票か関心票のどちらかを入れるという確約をします。
No.5 ○○禁止令
リザベッタ姉さんいいね。オチとしてはよかったと思う。
オネショ、か。
No.6 BNSKツンデレ講座vol.25
つい発音しちった。っさい。
vol.25だからvol.1からでもあるのかと。
No.7 窓の外から
もう少しわかりやすくした方が。ケン、ドンマイ。
バニーガールってw
No.8 winter is being
春夏秋冬の神に大地の神が出てくるなんて。冬の神も随分と優しいな。
740 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:02:12.54 ID:oGIJAhky0
No.9 ぼくはわるくない
最後の一文を考えた末――。
地味に怖いね。唐突に文を切った感がいいね。
No.10 半熟
視点の切り替えは難しいね。「真由美」のほうは母子家庭なのかな、まぁそこは気にしない。
半熟というタイトルがいい味を出しているような気がする。
No.11 君のネコは美味しかったよ。
猫的猫時代猫はどうだい。超短い。でも、まぁ、猫大好き。
短いからこそ輝くものもある!
No.12 無抵抗主義
なんていうか、さり気なく抵抗しているところがいいな。
手をちょっと浮かすってところがポイントw
No.13 ただ一言を
○には調度6文字、「ごめんなさい」か?!
謝ることが大事だと教わりました。
No.14 感情
素敵だね。主人公の感情をよく表せている。
また「滋賀県」と実在するところを出して、現実味が増しているね。
No.15 たった一言
三人称なのか一人称なのか。でも雰囲気が出ていてしんみりした。
最後の文――二人は息を止めた、の部分。母も死んだかと思った。
741 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:02:50.08 ID:oGIJAhky0
No.16 ご、ご名答
「ご、ごめ、ご名答」のところ、にやっとした。
発想はいいね。5面打ちが出てきたところでヒカルの碁を思い出した。
なら悪魔はサイってかw 俺は、「ごめんなさい」を使うことは気にしない性質。
No.17 その先にあるもの
跳躍落下無音土下座。いやァ、参った。
――って、妹ネタかよぉぉぉぉ
No.18 私は河童である
終わってるね。マジで。クソだわ。俺の作品。
No.19 タブーに乾杯を
何このアデージョでアダルティな雰囲気は。
いいね、俺もこういう雰囲気を出させてみたい。文章素敵。
No.20 涙の代償
これほどに無いまでの記号の使い方。
これでもかって使うものだから、そんなあなたが好きです。
文章は普通にいいね。
No.21 言葉に愛を紡ぎたい
うはーいいね。俺の好きな設定。
これは素敵。文も素敵。でもオチが。
いや、オチなんて無いほうがいいのかもしれない。
……最後の文、どういうこと?
742 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:03:27.01 ID:oGIJAhky0
No.22 そこから見える景色
行き交う人々の様子を見ていると、唐突に小説に関する良いアイディアを思いつく。
これはきっと◇Pkxepa4jRE さんもそうなのかな。
だとしたら俺もだ。
文章はシニカルな感じでいいね。というか、冷めたって感じ。
No.23 雪見障子
雪見障子、風流。なんでかな、国語の現代文の小説を読まされてるみたい。
勿論、いい意味で。高校時代思い出した。
(ツンデレ)じいちゃんMOHE
No.24 振り下ろされる手刀
ふぇ? いいの? ダメだったの?
でも手刀だから、何でもいいや。面白かったしw
No.25 古河さん、コーヒー、俺
なぜか、なぜなのかわからないが、古河さんが男にしか変換されない。
古畑のせいだ。
文自体はすばらしい。そしてアダルティ。
No.26 危急存亡の秋
いいなぁ、俺もそうやって品評会だしてみようかな、なんて。
文章は素敵です。というか、普通に書けてます。
No.27 代償
お腹が減りました。あぁぁぁぁぁ払えネェ!w
眠いのに目が覚めた。いいオチだと思う。
で、肉が人肉だという作品は、これで二つ目かな。
こっちも好きだなぁ、話的に。
743 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:04:05.06 ID:oGIJAhky0
No.28 賢者のお詫び
あー何だろう、この既知感は。どっかで……。まぁいいや。
プリン、最近人気だ。どうして。よく小説で使われてます。
妹MOHE 文章は、ちょっと会話文が目だった感が否めない。
でも好きです、こういうノリ。読みやすぃぃ。
No.29 カエルの子
げざいしなさい。……下剤しなさい?
とっぴんぱらりのぷう。この言葉にはなぜか笑った。
なにか、すごいオチを待っていたのだが。
まぁこれが普通なのかな。
No.30 beyond the uld
人口5割が18歳以下設定、いいなw
キャラがすばらしい、と思った。
これは投票しちゃいそうなノリですな。
No.31 憎んでなんかないよ
「…」は偶数個! でも俺は気にしない。
お母さんネタは、俺を、苦しめるぅ。
すごくしんみりした。自虐的な母と前向きな女。
キャラのつりあいが取れていて素敵。文章も素敵。
No.32 その手のひらはペンよりも強くて
恋・オア・ダイ。この言葉好きだw
終わりも好きだな。文章もイイ!
ペンは剣より強し! タイトルが素敵。
744 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:05:15.75 ID:oGIJAhky0
No.33 ひざまずき祈る者の名
雰囲気が好きだ。ギャップも良い。
女性キャラが立ってる上、面白いから十分。
文章も素敵だ。オチは普通かな。
No.34 毒を喰らわばなんとやら
お料理が苦手だというチャームポイントを活かせれば、もっとすばらしかった。
まぁ、そうでなくても。かわいけりゃぁなんでもいいんです。
文章も綺麗に書けていて、雰囲気も出ている。素敵です。
No.35 わたしとあたしと僕
「――」「……」多様は、ちょっと稚拙な文に見えちゃいます。
でも、文章はすばらしい。オチもすばらしいから気にしません。
個人的にオチが好きかな。
No.36 ダンスは終わる
うお、新しい雰囲気に期待。
文章は良い。雰囲気はさらに良い。地味な弟がまた良い。って感じ。
これは好きだな。終わり方も好きだな。
No.37 魔王城の危機
諧謔的で良かったw
こういうノリも大事だ。ギャップにMOHE
No.38 もうカミナリは落ちない
カミナリ親父でドラえもん思い出した。
なんか、ノスタルジックな雰囲気が出てて良かったw
タイトルは親父さんの死を表している、か。
745 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:05:52.73 ID:oGIJAhky0
No.39 懺悔の先に光りあれ
カタカナの名前は、やっぱり読みなれていません(俺の諸事情です)
物語性、文章力の釣り合いが取れている。
いいね、こういう物語好きw
そう、カタカナの名前だからこそ、文章中、やけに目立ちます。
No.40 製菓班実験中
だがそれがいいw
社会的雰囲気が良いね。そしてマイルド。
文章も良くて、終わり方も良いね。
No.41 プリンの価値は
プリン人気! どうして?!
タイトルを見た第一印象。
文を読んでみれば妹。ふふ、素敵です。
妹MOHE 文章は甘ったるくていい感じ。描写もなかなか。
No.42 天使のような少女
世界観の描写、主人公の心情、共に素敵です。
文章も素敵。でも、最後のほう、気を抜きました?
物語が先走ってる感が否めない。
No.43 無題(題:謝罪)
んふ、タイトル無い。でも大丈夫、文章は素敵ですから!
でもキャラが立ってないような気がしないでもないでもない。
やはり「普通、並」だからでしょうか。
746 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:07:17.21 ID:oGIJAhky0
時間外作品No.01 日曜日に
時間外、ドンマイ!
文章は良い、雰囲気も良い。ちょっと細かすぎるところもあったけれど。
いや、描写が細かいことはいいこと。
時間外作品No.02 ごめんなさい高校謝罪部
時間外、ドンマイ!
とりあえず、禁止ワードを連呼するあなたが大好きです。
なんか、読んでて笑ったw
時間外作品No.03 嫌いな話
時間外、ドンマイ!
「ぼく」の心情がよく表れてる。
雰囲気も素敵だ。
で、すごく眠いので、変な感想、批評とかしてると思いますが、
そこらへんは気にしないでください。
では、みんな乙、俺も乙 おやすみなさい
747 :
初夢(勝ち組だった):2006/12/11(月) 04:09:44.81 ID:xkmPL8e20
748 :
蛸:2006/12/11(月) 04:11:00.44 ID:LGU7N2y90
749 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:11:30.10 ID:oGIJAhky0
そうだ! 投票します
750 :
書初め(蛙の子は蛙):2006/12/11(月) 04:12:48.49 ID:qVAUUIxn0
一番乗りおめ&全レス乙
身構えてたから、結構評価されててひそかに嬉しい
751 :
蛸:2006/12/11(月) 04:14:21.50 ID:LGU7N2y90
投下前より、評価前の方がドキドキする。
752 :
初夢(勝ち組だった):2006/12/11(月) 04:15:01.75 ID:xkmPL8e20
753 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 04:17:59.49 ID:oGIJAhky0
***********************【投票用紙】***********************
【投票】: <<beyond the uld>>◆JBE2V7aE2o氏
―感想―
やはり、キャラですな。勿論文章も良かった。
<<とある従業員の話>>◆9JKeusI8nA氏
―感想―
ハンバーグと人肉と工場長。そして狂気の物語。良いですな。
気になった作品:<<天使のような少女>>◆667SqoiTR2氏
********************************************************
754 :
猪(過敏):2006/12/11(月) 04:18:42.88 ID:Cgi7xAXZ0
全レス乙
やべー犬飼ったこと無いよ
755 :
凧(ひとりぼっち):2006/12/11(月) 04:25:36.92 ID:VUAS1mY/0
おはよう。
寝起きで品評会作品読んでくる。
756 :
猪(2ch中):2006/12/11(月) 05:04:33.63 ID:+TFQQyJR0
おはよう保守
757 :
猪(2ch中):2006/12/11(月) 05:28:56.03 ID:+TFQQyJR0
もう一眠り保守
758 :
猪(ケツ拭くの忘れた):2006/12/11(月) 05:30:08.74 ID:ufXhdQGi0
まてはやまるな
半分くらい終わったぁ。一限までに読み終えられるかな…。
759 :
書初め(あの子にアタック):2006/12/11(月) 05:34:15.00 ID:qVAUUIxn0
粘ってまだ書き中保守
そろそろ眠い
760 :
角煮もち:2006/12/11(月) 05:48:33.43 ID:6mWV8f2r0
おあよう
残り10作品、目通すか
761 :
丸焼もち:2006/12/11(月) 06:25:35.06 ID:6mWV8f2r0
保守
762 :
猪(里に下りてきた):2006/12/11(月) 06:57:22.89 ID:ufXhdQGi0
もうすぐ30…。道は遠い…。
763 :
感想1 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:18:16.82 ID:S/0Tt4gqO
オラオラ、出勤後仕事前の俺様が全感想してくぜ
1.黙ってこれを受け取って。◆v3rMGliNoc氏
いい話。五レス目で男の態度が変わるところがグッときますね。
この手の語りにありがちな過不足もなく、独りよがりでもなく上手くまとまっていると思います。
ただ、話自体にコレというインパクトが感じられない。ので、読んだ後「へー」で終わってしまう。
2.本当にすいま――◆ThH5IIjnMM氏
あー、こういう奴いるなあ。そんな共感を得ました。
けど笑い所でもう一押し欲しい。これだけだとあっさりしすぎ。
3.贖罪の騎士◆7CpdS9YYiY氏
展開が間伸びしてる。戦闘シーンの辺りでへたってしまった。
パンドラの箱の話はよく知らないけど、それになぞる形の話かな。
んー、最後の説明の辺りとかは元ネタ知らない読み手としてはちょっと色々置いてかれた気分。
そのまま受けとればいいんだろうけどもさ。
4.とある従業員の話◆9JKeusI8nA氏
絶望ハンバーグ工場ktkr
パッと読んだ感じ謝罪って感じがしないなあ。まあいいや。
あと、既存の設定を文章化しただけでイマイチオリジナリティが感じられない。
関係ないけど、絶望ハンバーグ工場って凄い名前ですよね。絶望。
すいません、さるよけお願いしますごめんなさい
764 :
感想2 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:18:35.92 ID:S/0Tt4gqO
5.○○禁止令◆BLOSSdBcO.氏
ほのぼのですね。
小さいってのが若さも現してるのは後半にならないと気付かなかった。
作品全体に流れる暖かい雰囲気、好きだなあ。
6.BNSKツンデレ講座vol.25◆7CpdS9YYiY氏
バーカwwwwwww
やっぱバーカwwwwwwww
読んでる間中ずっとニヤニヤしてる俺きめえwwwwwwwwww
7.窓の外から◆SenpaiXN.E氏
よく分からん。説明不足。
弟の始めようとしている商売はなんなのか、バニーの姿をすることでなんで人権費を削減出来るのか。
文にノリもあまり感じないので、笑うことも出来ず。
8.winter is being◆vHEmKrF2Yo氏
おとぎ話風?けどそれにしちゃ文体がカタいよなあ。
これも展開にガツンと来るものがないから、流し読んで終わってしまう。
設定はよく練られてると思うけど、消化不良気味。
9.ぼくはわるくない◆DWDMFPPpRw氏
小さい子供って、純真無垢。故の不気味さ。
オチが読めたのが残念。しかしこれ以上どうしろ、という気もする。
比較的上手く出来てるとは思うけど、もうちょい隠しつつ引っ張ってオチの衝撃を増やして欲しかった。
765 :
感想3 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:19:22.59 ID:S/0Tt4gqO
10.半熟◆gJmjtc7Vdg氏
前に進まないかあ。まあそんな簡単なことじゃないよな。
けど、それじゃあ折角の二人のエピソードが勿体無い気がする。半端に終わった印象。
11.君のネコは美味しかったよ。◆8/MtyDeTiY氏
猫食うのがどうこうとかより、何故その方向に話を持っていく必要があったのかが全然分からん。
つまり極端に言えば、人の猫じゃなくて人のおやつでもこの話通るよね。
なんとなくそういう必然性みたいなのが感じることが出来なかった。
12.無抵抗主義◆7wdOAb2gic氏
オチてない。
世の中ナメてる感じの視点で形だけの謝罪をする主人公はいい味でてるけど、
この場合そのまま帰らせたら面白くもなんともない。もう一捻りでグッと面白さが増すのに、勿体無い。
13.ただ一言を◆6F74IPNEuU氏
オチに共感出来ず。果たして如何なものでしょうね。
んで、「〇〇〇〇〇〇」ってのはちょっと興ざめ。これならまだ禁止ワード使った方が良かった。
あと、短くまとめるだけでなく話を膨らませるということも大事なのです。これは◆6F74IPNEuU氏だけじゃなくてね。
766 :
感想4 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:19:48.67 ID:S/0Tt4gqO
14.感情◆qCmNg7NQIE氏
冷静に答えているのに、犯行理由は不明。これ如何に。
行動の描写に、もっと説得力が欲しい。独白のピントが少しずれている感じを受ける。
文章自体は上手く書けてると思うので、ツボを掴めれば面白くなるのではと思った。
15.たった一言◆qVkH7XR8gk氏
悲しい話。しかし、イマイチ感情移入出来ず。全体に流れる淡々とした空気のせいか。
読み手の気持ちの動きが大事なこの話の場合、もう少し少女の気持ちを解放させてもいい気はする。
今のままだとどことなく超然とした存在に感じてしまうので、少女の気持ちになかなか沿っていけない。
16.ご、ご名答◆K0pP32gnP6氏
面白い。
前提の作り方がずるいっちゃずるいけど、しっかりと展開で消化してる。
ただ中島さんとの話はもうちょい思わせ振りで良かったような気も。
なんとなく物足りない感が残ったのは、楽しめたからでしょう。
17.その先にあるもの◆2LnoVeLzqY氏
何だよ、秘伝陳謝道場ってwwwwww
あー、こう適当な感じがいわ。投げやりっつうか。折角の登場人物達を片っ端からちぎっては投げていく感じとか。
しっかり笑わせて頂きました。GJ。
767 :
感想5 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:20:42.81 ID:S/0Tt4gqO
18.私は河童である◆e3C3OJA4Lw氏
この河童うぜえwwwww
構成もクソもない展開ですが、ノリだけはいいです。面白かった。
19.タブーに乾杯を◆GWoAF55M4I氏
「志村ー、再会再会!!」
というわけで、話の内容如何によっては誤字は致命的な欠陥となり得ます。再開→再会ね。
一回ならまだしも、何回も間違えられたら折角の大人な雰囲気が台無しに。推敲しっかりしようぜ。
20.涙の代償(1/5)◆7CpdS9YYiY氏
うお、引き込み方が凄い。蛍の反抗から一気にのめり込んだ。ギャップの見せ方が上手い。
ただ少し内容が濃いかな。好みが分かれるところだね。
最初に比べて最後の方の内容が重いのが少し気になった。もうちょいバランスとった方が俺は好き。
21.言葉に愛を紡ぎたい◆/7C0zzoEsE氏
あまあああああああああああああい
優が女だったことに気付かずずっとショタっ子だと思ってた。
手話は分からんけど大体伝わってくるね。いい感じです。
768 :
丸煮もち:2006/12/11(月) 07:22:44.17 ID:6mWV8f2r0
さる
769 :
丸煮もち:2006/12/11(月) 07:25:42.34 ID:6mWV8f2r0
……バイバイさるさん?
770 :
◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:30:33.99 ID:S/0Tt4gqO
ちょいと待って
771 :
感想6 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:32:01.67 ID:S/0Tt4gqO
22.そこから見える景色◆Pkxepa4jRE氏
ビルから見下ろす、街行く人々の群像。なかなか味がありますね。
しかし何となく、オチは取ってつけたような印象。そんなこともないのだろうけど。
多分、援交サラリーマンについての描写に父親ということを含ませなかったせいか。仕方ないとは思うのだけど、ちっとずるい。
24.振り下ろされる手刀◆qygXFPFdvk氏
聞こえてた、もしくは読唇術ってことかいな。
手話が分からんだけに、読み手としてオチがなんとも消化不良だけども。剣道?
25.古河さん、コーヒー、俺◆hemq0QmgO2氏
某カフカ賞作家を思わせる作風。ところどころのワードにニヤリとしてしまう。
まあそれは置いておくとして、起伏がなく単調。短すぎるので雰囲気も感じられず。
もうちょい練り込んで欲しかった。
26.危急存亡の秋◆NA574TSAGA氏
そんなんアリかよwwwwwwwwww
これは上手い。おっ、と思わされた。前フリが少し長いのが残念。
772 :
感想7 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:33:22.45 ID:S/0Tt4gqO
27.代償◆.vhsqlU7Ps氏
駐車場と倉庫の件からオチが容易に想像ついちまった。無念。
部分的に見れば霜降肉の説明のところなんかは上手いギミックだと思うけど、もうちょい全体的に綺麗に仕上げて欲しい。
説明臭かったり、台詞回しが単調だったり。磨けば良くなる部分がたくさんある。
28.賢者のお詫び◆7CpdS9YYiY氏
個人的に、主人公の語りのユーモアがちっと肌に合わなかった。
印象としては品評会によくある萌え系という感じ。ただ、妹より兄に焦点が当てられているけど。
そこから一歩脱しきれなかったところはあるかもしれない。
29.カエルの子◆dx10HbTEQg氏
げざい。謝罪?
ごらんなさいはくだらなくていいなあ。展開も筋が通ってるし、筆力を感じます。
オチはちょっと弱い印象。主人公と老父の会話なりで締め括った方が良かったんでは。
30.beyond the uld◆JBE2V7aE2o氏
まず疑問に思ったのが、花梨は何故嘘ついたのか?ということ。不思議ちゃんてことかね。
そこの説明がなかったので、全体的な説得力が薄め。
ちょっとご都合展開なところももやもやした感じ。
773 :
感想8 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:34:06.07 ID:S/0Tt4gqO
35.わたしとあたしと僕◆MiMlaJ9gNI氏
多重人格、かな?最後は影羅のコピペ思い出した。
あと、最後のシュウは何で出てきたんだろ?よく分からん。
この話は何処に行き着いたのか、結局良く分からなかった。
36.ダンスは終わる◆X3vAxc9Yu6氏
書き物に限らず、何事かに熱を込めるとにこういう感じでテンションが上がってきますよね。
また、物語を作るということについて少し考えさせられる話でもありました。
ひょっとして的外れかな?
37.魔王城の危機◆kCS9SYmUOU氏
面白かった。つうか普通に共存してんじゃねえかよ、魔王。
ただ、オチが弱いかなとも思う。特にサプライズもなく、もう一捻りが欲しかった。
38.もうカミナリは落ちない◆bsoaZfzTPo氏
主人公の心情にもう少し主観的なものも入っていいのではないかと思った。
思い出すこと並べていくだけではなく、亡くなったことで起こった心情の描写を更にくわえると深みが出ると思う。
なんとなく動きが足りない印象。
774 :
丸煮もち:2006/12/11(月) 07:34:15.67 ID:6mWV8f2r0
さる
775 :
感想9 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:34:35.71 ID:S/0Tt4gqO
39.懺悔の先に光りあれ◆InwGZIAUcs氏
少し疑問に残ったのが、何故ソフィアは自宅を訪ねてくるハントに会わなかったのかということ。
少なくとも、懺悔を聞いた後ならば会う気になるのではと思った。やっぱり傷が恥ずかしかったのかね。
紆余曲折を経て向かうハッピーエンドには、心が暖まりました。
40.製菓班実験中◆dT4VPNA4o6氏
続き物は評価が難しい。前作知ってるだけに。
とりあえず初の読み手を置いていくような感じは見受けられなかったので好感触。
しかし前作みたいなインパクトは望めなかった。少し残念。
41.プリンの価値は◆VXDElOORQI氏
……?プリンの価値は?
これも展開が今一歩。起承転結の転がないから、流れて終わってしまった感じ。
お詫びのプリン買ってきてもう一悶着あればよかったのに。
42.天使のような少女◆667SqoiTR2氏
お、これは。久しぶりに構成の妙を見た。実に上手い。
音がなく、淡々とした灰色のモノローグを眺めている気分になる。エキセレント。
776 :
感想10 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:36:00.20 ID:S/0Tt4gqO
43.無題◆MOQh6a44V2氏
比喩の使い方にセンスが出てる。いい感じ。
だけどこれも展開が物足りない。独白だけで終わるのでなく、思考の変化に多少なりとも外的な要因が混じってると説得力が増すのでは。
投票外1.日曜日に◆Awb6SrK3w6氏
ロシア史に興味ありつつ不勉強。嗚呼。
物語の基本をしっかり押さえててグッド。澱みなくすらすらと読めた。
組織の意思に呑み込まれた一兵隊の葛藤が伝わってきました。
投票外2.ごめんなさい高校謝罪部◆0cvnYM3rjE氏
ああ、馬鹿だなあもう。またニヤニヤしちゃいますね。
敢えて真面目に言うなら、もうちょいこの高校のこと知りたいですね。
健全なる謝罪精神の鑑、みたいなのがあれば。ごめんなさい。
投票外3.嫌いな話◆Asqbg6vpNs氏
上手いなあ。必死さ、みたいなものがグッと伝わってくる。
探すだけで終わるオチも個人的に凄く好き。
雰囲気で感じさせる、というのはなかなか簡単なことじゃない。
という訳でこのスレ悲願(?)の総感想10レス突破。
続いて投票
777 :
【投票】 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:37:13.81 ID:S/0Tt4gqO
***********************【投票用紙】***********************
【投票】:その先にあるもの◆2LnoVeLzqY氏
―感想―
音もなく着地する土下座。
誠意と不動の体現。素晴らし……くねーよwwwwww
バーカwwwwww
気になった作品:天使のような少女◆667SqoiTR2氏
********************************************************
さるよけの方、ありがとう。
まとめも書き手も読み手も皆乙!
778 :
猪(36才):2006/12/11(月) 07:38:19.30 ID:LGU7N2y90
>>777 乙ー
感想がとびとびなのは何でなんだぜ?
779 :
書初め(私はイケメン):2006/12/11(月) 07:39:01.02 ID:qVAUUIxn0
780 :
感想11(作品31〜34) ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 07:45:40.72 ID:S/0Tt4gqO
ホントすいませんごめんなさい
31.憎んでなんかないよ◆DzHpA/9hyM氏
産んで良かったんじゃないか、という主人公に驚き。
自らの体験があるとはいえ実際に選択を迫られ、自分が生きる方を選んだと言う人に(本当は子供を生かしていた訳だけど)普通なかなかそんなこと言えませんよね。
オチよりもそっちの方に気が行っちゃって、なんとなく共感出来なかった。
32.その手のひらはペンよりも強くて◆wDZmDiBnbU氏
文章に勢いがあったので、一気に読めた。うらやましい。
言い回しも説得力があるし、粗らしい粗も特になく。素晴らしい。
33.ひざまずき祈る者の名◆D7Aqr.apsM氏
正直に言えば自分としては登場人物の容姿は全く気にならないのです。
なのでイマイチ話に集中出来ず。まあこの辺は嗜好ってことで勘弁。
あと、台詞回しが多少気取り過ぎなのが鼻についた。勿論、作風だとは思うんだけどね。堅物だもんで申し訳ない。
34.毒を喰らわばなんとやら◆/7C0zzoEsE氏
読んで欲しいところは、主人公の男気か。それとも美咲ちゃんか。焦点がイマイチ絞られてない感じ。
笑い所はあるのだけれど、インパクトが足りない感じがするので読んだ後に残るものが少ない。
関係ないけど小学生の調理実習って壮絶ですよね。
781 :
◆NA574TSAGA :2006/12/11(月) 07:49:12.66 ID:6mWV8f2r0
まずここまで感想をくれた人にレスを……。
>>753 全感想乙!
>いいなぁ、俺もそうやって品評会だしてみようかな、なんて。
すみません、実際最後の一行だけで出そうとしてました、最初w
>>777 全感想乙!
>前フリが少し長いのが残念。
前振り長かったか(ノ∀`)
あれでも削った方だったんだけどなぁ。
782 :
◆NA574TSAGA :2006/12/11(月) 07:53:57.56 ID:6mWV8f2r0
続いて大学行く前に投票だけ……。
***********************【投票用紙】***********************
【投票】: ご、ご名答 ◆K0pP32gnP6氏
最後ハッピーエンドかと思いきや……主人公カワイソスw
楽しんで読むことができた。
カエルの子 ◆dx10HbTEQg氏
最後の最後でタイトルの意味が分かって納得。うまい。
構成が良くできていた。
気になった作品:その先にあるもの ◆2LnoVeLzqY氏
なんであの冒頭から最後のオチにつながるんだwww
盛大に吹いたけどさすがに話がぶっ飛びすぎだった気が……w
ごめんなさい高校謝罪部 ◆0cvnYM3rjE氏
タイトルからして吹いたwww
縛りを逆手に取った発想、最高だった。
********************************************************
783 :
猪(ピーマンきらい):2006/12/11(月) 08:12:37.13 ID:bodDIg+y0
保守
784 :
【投票】:2006/12/11(月) 08:19:16.57 ID:qVAUUIxn0
とりあえず投票保守。気恥ずかしいからコテは伏せw
***********************【投票用紙】***********************
【投票】:No.40 製菓班実験中 ◆dT4VPNA4o6氏
メントールな感じ。できる女上司+ヘタレ部下のコンビが堪らない。
しっぺ返しオチが理系
No.32 その手のひらはペンよりも強くて ◆wDZmDiBnbU氏
泣ける。出会いから別れまで、破綻なく上手く書けてると思いました。
何度読んでも切ない。
気になった作品:時間外作品No.02 ごめんなさい高校謝罪部 ◆0cvnYM3rjE氏
あまりに自然すぎて三行ぐらい気付かなかったw
これはねーよwww 予想外デス 面白かった
時間外作品No.01 日曜日に ◆Awb6SrK3w6氏
こういう作風好き。続きが読みたくなった
手話賞(関心票って事で):No.24 振り下ろされる手刀 ◆qygXFPFdvk氏
No.21 言葉に愛を紡ぎたい ◆/7C0zzoEsE氏
どちらも同じ恋愛+手話という組合せでありながら、それぞれ別の雰囲気・オチを持っているのが面白い。
手刀はクスリときてしまい、言葉に〜の方は甘酸っぱく、ほのぼのとしていてちょっと萌えた。
*********************************************************
785 :
猪(双子の妹):2006/12/11(月) 09:06:29.37 ID:VBbOu7hb0
れっつ保守
786 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 09:26:34.80 ID:oGIJAhky0
保守
787 :
猪(巨乳):2006/12/11(月) 09:47:43.64 ID:Z1Ob0m130
全感想の方々、乙です。
788 :
猪(巨乳):2006/12/11(月) 09:57:00.40 ID:Z1Ob0m130
こうして見てると、自分の作品と票をもらえる作品との間に壁を感じるなぁ…
票を入れる好みがあるにしても「俺のに入れるならこの人に入れるだろ」と思う。
ああ、M館が近づいてゾクゾクしてきたwww
789 :
雪見障子 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 09:59:07.62 ID:S/0Tt4gqO
>>753 くそう、全感想一番手とられたwwwww
読んでくれてthx。
国語の教科書みたい、とは嬉しい言葉。
謙蔵さんは多分実物は萌えられないと思いますwwwww
ただの孫バカ頑固爺ですからwwwwww
790 :
猪(ギター):2006/12/11(月) 10:04:25.43 ID:WHtTmq5fO
今回は票もらえなくても泣かない
数多いしね
逆にもらったら泣くかもしれん
791 :
猪(浴衣姿):2006/12/11(月) 10:17:05.09 ID:ufXhdQGi0
もう今日は自主休講だー!\(^o^)/
792 :
猪(アイドル):2006/12/11(月) 10:20:50.80 ID:0PHBSjLLO
授業中だけどお題くださる?
793 :
お年玉(現物支給):2006/12/11(月) 10:24:13.65 ID:K6EBUnPQ0
794 :
猪(アイドル):2006/12/11(月) 10:28:23.99 ID:0PHBSjLLO
把握
795 :
猪(検問中):2006/12/11(月) 10:58:41.93 ID:DhJaO+JY0
今こっそり作品読んでるんだが、お前ら妹とプリン大好きだなwww
796 :
◆qygXFPFdvk :2006/12/11(月) 11:00:31.03 ID:x4QL4B1A0
797 :
◆e3C3OJA4Lw :2006/12/11(月) 11:04:15.46 ID:oGIJAhky0
798 :
猪(vipper):2006/12/11(月) 11:27:44.23 ID:Z1Ob0m130
保守
感想書こうとしながら読むのは疲れるね…
799 :
VIP皇帝:2006/12/11(月) 11:47:07.64 ID:xbSSvpbgO
保って守る!
800 :
猪(友達がvipper):2006/12/11(月) 12:08:10.09 ID:Z1Ob0m130
今日のポカポカ陽気は眠気を誘う悪魔の微笑み
保守
801 :
猪(ギャンブラー):2006/12/11(月) 12:18:35.41 ID:C0v4Xt0eO
ぽかぽか陽気など微塵もなく曇り空が広がる
ここは間違いなく魔都鳥取
保守
802 :
猪(今日もカップラ):2006/12/11(月) 12:43:30.92 ID:ufXhdQGi0
なんという青空
さっきまでカーテン閉めてました
ここは間違いなく魔窟俺の部屋
803 :
猪(アイドル):2006/12/11(月) 12:53:44.82 ID:OJcYI9O5O
後のほかほか帝国である
いい天気だな。こんな日は引き込もって物を書くに限る
804 :
初夢(アキバでびゅーしてきた):2006/12/11(月) 12:55:22.29 ID:R2S8Dksw0
雨の日も外出したくないから、引きこもって物を書くに限るけどなww
805 :
猪(里に下りてきた):2006/12/11(月) 12:56:20.63 ID:i03KJJAF0
ぽかぽか陽気に誘われて、朝からオナニーのおかずずっと探してた。
806 :
猪(ばくち打ち):2006/12/11(月) 13:07:07.69 ID:zwyNeQFOO
札幌は今日も最高気温がプラスでポカポカ日和
807 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 13:12:23.49 ID:enlZFks80
雪国の人「今日は10度だからあったかいねー」
普通の人「えーそんなにあるんですか? マイナスかと思った」
雪国の人「ん? マイナスだよ」
普通の人「え?」
雪国の人「マイナス10度だから、今日は暖かい方だよ」
普通の人「……それは寒いよ」
って話を思い出した
808 :
彼女と初詣:2006/12/11(月) 13:12:38.11 ID:zpGwXT/1O
今日みたいな日は、どうやって人を殺そうか考えるのに最適だな
いや、もちろん、推理物の話だよ
809 :
お年玉(落としちゃった!!):2006/12/11(月) 13:15:01.36 ID:qVAUUIxn0
>>808 誰か一人
殺してみたいと思ふ時
君一人かい…………
………と友達が来る
810 :
お年玉(落としちゃった!!):2006/12/11(月) 13:26:18.65 ID:qVAUUIxn0
なんか猟奇歌な気分
寒いな、人が集まるのは夕方からだろうか
811 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:31:32.50 ID:ufXhdQGi0
全感想書き終わったぜー!!
正直、今回自分がしょうもない一レスの書いてるから、人の長いの読むのしんどかった…。
量が少なけりゃ別にいいんだがな。
相変わらず自作は鬼のように棚上げしてますが、気にしないでやってください。
酷評になってるけど、何言ってんだこいつー!って思ったら無視してください。
んじゃ、以下に。
812 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:32:29.82 ID:ufXhdQGi0
No.1 黙ってこれを受け取って。 ◆v3rMGliNoc氏
お、オチは…? 色々予想しながらワクワクして読んでたのに、悪い意味で裏切られた感じですよ。
これ単体で「いい話」にするには内容が良くないし、考えさせられるものも特に無いかな。
全体として話が弱い。男も流されやすそうだしなぁ。幸せになれそうにないぜ…。
こんだけ謝ってて「ごめん」言ってないのは、よく頑張ったと言えるかなw
No.2 本当にすいま―― ◆ThH5IIjnMM氏
バカヤロー…お前なんてことすんだよ。・゚・(ノД`)・゚・。
画を想像すると、またシュールでちょっと笑えたw
No.3 贖罪の騎士 ◆7CpdS9YYiY氏
わっかんねー全然わっかんねー。すまん。神話は好きだが、それでもよく分からんかったわ。申し訳ない。
分かんないことが多すぎて何を言ったらいいかすら分からん。ごめんなさい。
No4 とある従業員の話 ◆9JKeusI8nA氏
ある種の狂気的なものは出せていると思う。ただ、長い。無駄に長い。長い上に、話が余りに予想通りな終わり方をするので、
読み終わってガッカリする。読み終わって残るものが疲労感だけ、なんて文章は読みたくないし、読ませたくもないと思う。
もう少し話に捻りがあるといいかな。あと、空白行が多かったり、「()」が多かったりするのも直した方がいい。あとお題の消化が微妙。
No5 ○○禁止令 ◆BLOSSdBcO.氏
あー、普通に面白かった。絵本チックな雰囲気も出てるし、キャラも良く立ってる。
王様は一般的な王様像を抱いて何の違和感も無く読めたから、最後のオチはなくてもよかったかも
しれないけど、今後の成長とか想像を膨らませられるって点では面白い。話の味わいも変わってくるし。
気になったのは、普段のお触れについて破っても何の罰則も無かったのかということと、刑罰を加えることにしたからって
検挙率が上がることに繋がるのはどうかな、ってことくらい。
No.6 BNSKツンデレ講座vol.25 ◆7CpdS9YYiY氏
面白いけど、惜しい。もうちょいオチに拘って欲しかったかなぁ。まあ、番組形式ならこんなもんかもしれんが。
二人のキャラが明瞭で、テンポもよかったのですいすい読めた。ネタ作品としてなら、上手く完成されてると思う。
813 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:33:01.38 ID:ufXhdQGi0
No.7 窓の外から ◆SenpaiXN.E氏
ちょwwwwバカスwwwwwww
何の商売だか知らんが成功するわけないだろ…常識的に考えて。
「人を雇う費用」だとちょっとくどいから、人件費でいいんじゃないかな。
No.8 winter is being ◆vHEmKrF2Yo氏
へー。「で?」って感じのお話。教科書的ではあるけど、何が言いたいのか不明瞭。
テーマを一つに絞って書いたほうがいいと思う。俺が読み取れてないだけなら、すまん。
No.09 ぼくはわるくない ◆DWDMFPPpRw
! | /:::. .:::::! | | |::: ,.;:
!  ̄l|`ー-/、;_ .::::! ! ! l、 / ::
ヽ l! |'_´=ミヽ 、ヽl | | , ' ::
ヽ |メ´ r' /,、`ヽ ミ弍=- !-レ'::. :ヽ、_,. =
ヽ /|,.イ | i: : :|l|: : ! ヾヽ ハ,!;; _,...,_ :::::/
メ ! ! l l: : :|l|: : ! :::\! \ ,, ..::: ´
. ヾ \ヽ| ヾ; :__;.ノ ,::::::::::.\ ::::::
\ i,\ \,_ ,. -',. -ー ::. ..:::ヽ
\.\ \\ ヽ、 ̄-ー''''' '''''
\ `ヽ、 \``ー-ゝ ,!
ゝ、 ヽ ` ヌォ、 `ヽ、 ヽ
` ! ヽ:::`..ー-ゝ ..:;rー- 、__, -─- 、
! >::: :::/ゝ、__ ,, _,__,.__ ノ
,' | / `ヽ、 :::!、 ,.
/i l / >ォ、  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
/_/ /' ,. -ー' ´ | !ヌヽ、 ,..
/ !/ ̄ > ヽ ! `ヽ 、_ ,. -' ´
/ / ∨` ` ー- 、_ /
悪いのは作品の出来だッ!!
814 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:33:47.47 ID:ufXhdQGi0
No.10 半熟 ◆gJmjtc7Vdg氏
タイトルがいい味出してる。このタイトルならこの中身でもいいかな、とは思えるけど、やっぱり話自体に面白みはない。
二人がぶつかり合う中で、人の振り見て〜的に少しずつでも成長して、初めて物語になると思う。
No.11 君のネコは美味しかったよ。 ◆8/MtyDeTiY氏
知らねえよバカwwwタイトルからオチまで一直線に駆け抜けた度胸は評価するw
あと、疑問符の後は空白一つ挟みましょう。
No.12 無抵抗主義 ◆7wdOAb2gic氏
こいつ返す気ねえだろwwwっていうか借りた金返すのに無抵抗も何もないと思うのだが…。
面白かった。手を浮かすあたりとか。ただ、どうせならスーツも一張羅じゃなくて、高木を小ばかにしたようなものが良かったかな。
つか何でバカ作品多いんだw
No.13 ただ一言を ◆6F74IPNEuU氏
私室に侵入とかすげえな、この人。しかもこの御時勢に剣ってw
内容は、まあ特に面白みもなく。ああ、そうですか、って感じ。
No.14 感情 ◆qCmNg7NQIE氏
取り敢えず、チャンネル→リモコンだと思われ。話は、よく分からん。話運びが上手くないし、疑問に思うところも多々ある。
結局、何が書きたかったんだろう?っていう部分が伝わってこない。もう少し話を練ってから書き始めると吉。
No.15 たった一言 ◆qVkH7XR8gk氏
起承転が薄いせいで、結に味がない。ところどころ、文章の流れに違和感を覚えるところがある。
少女が本をたくさん読んでいる設定なんかも丸投げな感じで、せっかくの丁寧な描写が活かせていない。
何が書きたいかは何となく伝わるんだけど、もうちょっと演出面に気を配ると良かったかも。
No.16 ご、ご名答 ◆K0pP32gnP6氏
んあー、面白いけど、もう一声!って感じかな…。色んな設定がぶつ切りで置いてあって、
話が都合よく進んでいる印象。もう少し弄って欲しかった。テンポはいい。おはようの代わりにごめんなさいとか好き。
あと、「大声でそう言った、のは中島だった」の一文は次のレスに入れたほうが演出的には良かったかな。
815 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:34:20.71 ID:ufXhdQGi0
No.17 その先にあるもの ◆2LnoVeLzqY氏
何が書きたかったんだwwどうせなら、もっと突き抜けたギャグに走って欲しかったかな。
跳躍落下無音土下座は笑ったぜ。脳内で完全に若本ヴォイスだったw
プリンと妹を出したかった気持ちは分かるが、兄貴にはニートだった頃のことを謝って欲しかった。
No.18 私は河童である ◆e3C3OJA4Lw氏
話作りが足りてないかな。二レスできちんと作れってのも難しいけど。評価できるのは、「ぼきゅ」くらい。
発想はいい。水道管に河童が住んでるとか。でも活かしきれてない印象。オチも何だか寂しい。
No.19 タブーに乾杯を ◆GWoAF55M4I氏
んー、雰囲気は良く出てて安心して読めたし、台詞回しとか話運びも上手い。
ただ、物語が全体で進んでいないしオチもない。男の回想だけじゃ面白みに欠ける、かと。
読んでてCLANNAD思い出した俺は間違いなくエロゲヲタ('A`)
No.20 涙の代償 ◆7CpdS9YYiY氏
てめぇ三作も出しゃぁがって…(#^ω^)ビキビキ
まあ、面白いからいいんだけどな。何となく、ありがちな話を繋げた印象ではあるけど、全体として上手く纏まっていると思う。
個人的には、最後は「訪れますように」じゃなくて、俺が幸せに〜って感じがよかったかも。そういうキャラじゃないのかな。
冒頭でこんにゃく思い出した俺は間違いなくエロゲヲタ('A`)
No.21 言葉に愛を紡ぎたい ◆/7C0zzoEsE氏
全体的に文章が読みにくい。日本語が変、なんかな。文の結び方がおかしいんかも。話運びも上手いとは言えない。
手話を知らない人間にも分かるように書いてほしいもんだが…お題から考えて、「胸のところで右手を握り、円を描く」
ってのは「ごめんなさい」って意味なんかな?最後のは何だろ。タイトルからすると、「好き」とかそんな感じか?それとも「馬鹿」?
何か癪だから意地でも調べてやんねーぜ!女の子だったってのはどうなんだろ。何か、ふーんって感じ。
手話なんか出てこないのにONE思い出した俺は間違いなく鍵っ子('A`)
816 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:35:10.91 ID:ufXhdQGi0
No.22 そこから見える景色 ◆Pkxepa4jRE氏
もうちょっと人間関係をごちゃごちゃ絡ませてほしかったかな。怒られてたサラリーマンは一回しか出てこなかったし。
色んな人の謝罪風景を見ながら、最後に身近な人の謝る姿を思い浮かべて終わり、ってのはお題も使えてるし
良いと思う。でも、オチもそこまでの流れも弱い。面白みが足りない印象。
No.23 雪見障子 ◆5GkjU9JaiQ氏
いい話。いい話は書けてるし、纏まってはいるんだけど、何か物足りない。ほのぼの感も出てるし、
爺ちゃん婆ちゃんのキャラもいい具合。面白くはある。でも、個人的には物足りない。これでいいっていう人には
これでいいんだろうとは思うけどね。これはもう好みの問題かと。
何故かモチモチの木を思い出した俺は…何だ?('A`)
No.24 振り下ろされる手刀 ◆qygXFPFdvk氏
ちょwww解答編ktkrwwwwwやっぱ「好き」で合ってたんかw
ていうかすまんがオチが分からんかった。俺には何故かウルトラマンしか思い浮かばなかった。本当にすまない。
んで、さっき答え見た。手話さん何で思わせぶりなんですか、ってことか。つか何ウルトラマンとか言ってんの俺。
まあ、アレだ。書き手の知ってることを読み手も知ってるとは限らない。調べてくれるとも限らない、ってことで。ドドンマイ
No.25 古河さん、コーヒー、俺 ◆hemq0QmgO2氏
なーんか見たことあるような。話題に上ってた例のリライト作品なんかな?
こういう作品は俺はダメだ。批評できん。申し訳ないけどパスでお願いします。
ストレートに面白さの分かる奴じゃないのは苦手なんですよね。
No.26 危急存亡の秋 ◆NA574TSAGA氏
ねー…あるあるwwwwwwって感じの話だなw
「──」を使いすぎな感があるので、あんまり頼り過ぎないようにした方が良いかな。
なかなか面白かったです。
No.27 代償 ◆.vhsqlU7Ps氏
誘導通りに話が進んで、何の捻りもないですね…。話も中途半端なところで終わってるし、これまでに他の客が
大量に殺されてるのも凄い違和感。情報元も何だったのか気になる。もっと見せ場を意識して作るといいんじゃないでしょうか。
817 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 13:35:26.87 ID:enlZFks80
さるっさけ
818 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:36:16.29 ID:ufXhdQGi0
誰かさるよけしてくださるとたすかる。
No.28 賢者のお詫び ◆7CpdS9YYiY氏
四作…四作だとてめこのやろ…しかも全部五レス…(#^ω^)ビキビキ
つか何この流れw妹にプリンは不文律ですかwwま、大好きだけどね(*^ω^)
死んじゃえって言わないのは、一つ前のを意識してるのかな。兄貴ツンデレ入ってるしw
「いっとう〜」って表現は最初ので見たかな。オチはてっきりプリンがまずいのかと思ったが…ほのぼの終わったか。
色んな表現を試みてるのは面白いと思った。伏兵の使い方はちょっと違和感かな。分からんけども。
No.29 カエルの子 ◆dx10HbTEQg氏
思わずググった「とっぴんぱらりのぷう」が大量にヒットして、それで一番笑ったぜ…。
話の筋は面白いんだけど、何となく少し物足りない感じ。お父さんの「何がごらんなさいだ!」にはワラタw
最後の「げざいしなさい」は何だろ。謝罪、かな?どっちも禁止ワードだし。
No.30 beyond the uld ◆JBE2V7aE2o氏
最悪度って日本語は存在するんだろうか…。最悪は最悪なんだから度数も何もない気がするんだけど。
んで、設定が胡散臭すぎて萎える。もうちょっとしっかり考えて、読み手がどう捉えるかとかまで配慮したほうがいい。
文章もところどころ違和感を覚えるし、展開も不自然。しかもよく分からない、納得するのに抵抗を覚えるような
設定を作ってるのに、それを話に全然活かせてない。ルールも守れてないところがあるので、注意。
これは好みの問題だろうけど、キャラもあんまり好きにはなれなかったかな。あと、ごめんけどタイトルの意味が分からなかった。
No.31 憎んでなんかないよ ◆DzHpA/9hyM氏
あー、これはいいね。かなり好きな設定だけど、話の入り方とか見せ方、展開を工夫すればもっと面白くなったと思う。
唐突過ぎて話に入るのに若干苦労する。あとは時々台詞に違和感があったので、もうちょっと推敲すれば尚良いかと。
カイロを目に当てたのは何でだったんですかね。
No.32 その手のひらはペンよりも強くて ◆wDZmDiBnbU氏
何か映画に出来そうな話だな…。もっと量を気にせず書ける時に、じっくり練って好きなだけ書いたほうがいいかもしれない。
いい話ではあった。キャラも立ってたし、面白くもあった。でも個人的にはあんまり好きじゃないパターンの話かな。
というか、世間的に食傷気味になってるタイプの話だと思う。俺はあんまり知らないんだけど。完成度は高いと思う。
819 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 13:36:58.75 ID:enlZFks80
もう一回くらいいるかな?
820 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:37:01.06 ID:ufXhdQGi0
>>817 dw
No.33 ひざまずき祈る者の名 ◆D7Aqr.apsM氏
てめぇ……これ単体で読ませる気ねえだろwいや、まあ面白かったんだが。
しかしこれだけで読んだらどう思うかってのは正直分からん。面白みに欠けるような気がする。
山場もないし、主義主張もなくはないけど薄くて味わえたもんじゃない。
これで一つの作品、とした時にどこを見てもらいたかったか、ってのがやっぱり伝わらない。頑張って。
No.34 毒を喰らわばなんとやら ◆/7C0zzoEsE氏
中年過ぎで妖怪みたいな婆さんはひどいな。出てきていない人物に「彼女」って指示語は使わないほうがいいかな。
>>「私にする? ご飯にする? それとも私?」
これは月並みじゃないだろ…風呂的に考えて…。
んで、全体的に演出・話運びが下手。言葉選びにセンスは感じるので、活かせてないのが惜しい。
面白いけど完成度は低い、って感じ。毒を喰らわば〜の使い方は違う気がするな。
No.35 わたしとあたしと僕 ◆MiMlaJ9gNI氏
なんだかなー…。ずっと主人公の独白的な部分だけで話が進んでるからかな、あんまり面白くない。
事実に至る経緯をもっと工夫すると良かったかも。一レス目の内容なんか全体に還元されてないし、
屋上の鍵どうこうの設定も投げっぱなしジャーマン。オチも、「で、どうなるの?」って感じ。あと「……」に頼りすぎかな。
No.36 ダンスは終わる ◆X3vAxc9Yu6氏
あるあるwww…って言いたいんだけど、俺はまだこの域には達してないわ。凄い人はこうなのかなw
なんか雰囲気は伝わるんだけど、やっぱ面白くはないかな。共感できるとまた違うんだろか。凡人には分からん。
No.37 魔王城の危機 ◆kCS9SYmUOU氏
バーローじゃねえよwwwバーローwwwwwラストサムライ見ながら書いてんじゃねえwww
しかしオチが弱いかな。むしろオチてない気がする。まあ、幼女は正義だけどな…。
821 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:37:57.39 ID:ufXhdQGi0
>>819 ありがとーぅ!
No.38 もうカミナリは落ちない ◆bsoaZfzTPo氏
うーん、いいね。言うだけあって、謝るって言葉を使わずに上手に「ああ、謝ってるんだな」って思わせる。
ただ、前に誰かが言ってたけど、謝罪なのか感謝なのか線引きが微妙ではある。
んで、話作りは上手いし、読ませる文章も書けてるとは思うけど、面白い!ってわけじゃない。
しみじみとさせる話だから表面的な面白さはないんだろうけど、主人公たちの成長とか、カミナリ親父への思いなんかが
薄いかと。叱られたことに感謝する、ってのも小学生の割りにやけに大人びた考え方だし。その時にどう思ってたかも
書いたほうが良かったかなー、と、俺は思った。
No.39 懺悔の先に光りあれ ◆InwGZIAUcs氏
やめろぉ!俺の前で惚気るのはっ!やめろぉぉっ!(つД⊂)グオオ…
何かスイスイ幸せになられても見てるこっちは面白くもなんともないぜ。ハントさんのワクワクドキドキと
読む側のワクワクドキドキは必ずしも一致しないんですよね。つまらないとまでは言わないけど。
あと、「てにをは」のミス、なのかな。とか、表現が妙に安いとことかあったんで、推敲じっくりすると良いかも。
No.40 製菓班実験中 ◆dT4VPNA4o6氏
んー、長さの割りに、話にもオチにも面白みがあまり感じられなかったかな。要らない話、削れる話が多いと思う。
キャラは立ってるんだけど、活かせてないというか。渋川さんメントール飲んで普通に苦しんでたらただの空気読めてない人だし。
意識して見せ場作りをするといいと思います。
No.41 プリンの価値は ◆VXDElOORQI氏
____
/⌒三 ⌒\ これこれ、これだよ。もう冬だけど飽きの来ない妹とプリンの食い合わせ。萌えない妹はただの人だ。
/( ○)三(○)\ 毎回色んな妹生み出しやがって職人芸だよな。妹職人だよ。妹職人だよ。
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ 今回は「プッチンすることばかり考えていて〜」の件が好きだぜ。兄貴の台詞だけど。
| |r┬-| | ともすると不思議系ともいえる「感情表現に乏しい」タイプの妹が、
\ `ー'´ / プリンを探して台所をウロウロするところなど、胸のすく思いだ。いい萌えをありがとう。
822 :
◆DWDMFPPpRw :2006/12/11(月) 13:39:31.58 ID:ufXhdQGi0
No.42 天使のような少女 ◆667SqoiTR2氏
あー、何かそれぞれのキャラが凄くいい。物語もまあまあいい。面白い。時系列と投下順のギミックは、まあ別に物語を
引き立てているってほどでもないかな。一人目の男の印象が薄いのがちと残念。こういう、バラバラの話とか人物が
話の展開で絡み合っていくのは好き。MONSTERみたいな。あれはやりすぎな気もするけど。
四レスでやるのはやっぱちょっと難しいかな。でもそれなりの面白さで纏まっていると思う。うん、良かった。
No.43 無題(題:謝罪) ◆MOQh6a44V2氏
うぅん……。ごめんけど、俺にはよく分からん。すまんのう。取り敢えず、一レスに纏めれたんじゃないかと。
んで、忘れないうちに投票。いや、さすがに疲れたね、こんだけ量あると。
作品数がこれだけあるんだから、投票数も見合うだけ伸びると良いんだけど…どうかな。
***********************【投票用紙】***********************
【投票】: ○○禁止令 ◆BLOSSdBcO.氏
涙の代償 ◆7CpdS9YYiY氏
気になった作品:憎んでなんかないよ ◆DzHpA/9hyM氏
プリンの価値は ◆VXDElOORQI氏
天使のような少女 ◆667SqoiTR2氏
********************************************************
以上です。書き手の皆さん、読み手の皆さん、まとめの方々、みなさんお疲れ様でした。
時間外の作品は、また後ほど読ませていただこうかと思っております。
823 :
書初め(給料倍増):2006/12/11(月) 13:43:47.67 ID:enlZFks80
824 :
お年玉(落としちゃった!!):2006/12/11(月) 13:47:11.73 ID:qVAUUIxn0
825 :
猪(イタ電中):2006/12/11(月) 13:51:05.32 ID:ufXhdQGi0
>>824 正直、自分でもビビるw
誉める方が難しいって言うし、その辺は俺のスキルが無いってことで。
甘口の人もいると思うんで、各自でバランスとって下さいね^^
826 :
旦那と初詣:2006/12/11(月) 14:01:48.19 ID:0lRvaK5g0
>>825 乙。そして結構いい評価なので嬉しい。
指摘ももっともだと思わされ、これだけ感想書く凄さに心より乙と言いたい。
827 :
旦那と初詣:2006/12/11(月) 14:02:44.73 ID:0lRvaK5g0
ってか投票もらってるッ!!!
やべぇ、勃起したwwwwww
828 :
旦那と初詣:2006/12/11(月) 14:22:52.63 ID:0lRvaK5g0
保守
クリスマス系のお題plz
830 :
猪(里に下りてきた):2006/12/11(月) 14:29:48.66 ID:DhJaO+JY0
過疎っぽいし、昔の奴に感想つけて保守
>>90 主人公の意志薄弱ぶりが自殺の動機から自殺をおもいとどまるところまで
遺憾なく発揮されている
この文体で主人公が真剣に思い悩んでたら、それはどないやねん、って感じだけど
ギャグっぽいから雰囲気が出てる
銭湯の使い方は微妙かな
831 :
猪(スポーツマンタイプ):2006/12/11(月) 14:35:58.25 ID:ufXhdQGi0
ちょwww誰かお題やれよwwww
>>829 ダークサンタクロース
>>826 禁止令の人か?w
ホントはもっと一つ一つに色々書きたいんだが、諸々の事情で…。
まあ、もっと欲しい人はM館行けばいいんですけどね。
…え、俺は…どうしよっかな(;゚з゚)〜♪
832 :
おせち(5,000円):2006/12/11(月) 14:36:08.88 ID:xbSSvpbgO
BNSKスレの住人がお勧めする小説とかあったら教えて
ってボクっ子が
833 :
お年玉(とられた):2006/12/11(月) 14:39:18.16 ID:qVAUUIxn0
>>832 「家守綺譚」おすすめ
M館……新参だから行った事ないんだよな、なんか恐ろしそうなところだ
834 :
猪(里に下りてきた):2006/12/11(月) 14:44:34.54 ID:DhJaO+JY0
>>832 月並みだけど「十二国記」のシリーズお勧め
世界観がちゃんと練られたファンタジーは面白い
835 :
◆InwGZIAUcs :2006/12/11(月) 15:05:45.28 ID:9foTqzG+0
>>775 ありがとうございます。
仰る通り、そこの理由が抜けていましたorz
しかも理由を考えていなかった俺は本当に文才が――
暖まってもらえたならこれ以上の喜びはありません。
>>821 全くもってその通り。
どうしたらお話は面白くなるのだろうかorz
てにをはについてはMの館で聞いてみようと思います。
ありがとうございました。
836 :
おせち(3,000円):2006/12/11(月) 15:08:10.67 ID:WHtTmq5fO
837 :
福禄寿(ふくろくじゅ):2006/12/11(月) 15:11:17.95 ID:9foTqzG+0
>>832 空ノ鐘の響く惑星で
がオススメ。
一気に読んだが、おかげで生活リズムがくずれたぜw
838 :
お年玉(Wii):2006/12/11(月) 15:11:31.38 ID:unYn3SER0
>>832 こころ
キッチン
今夜、すべてのバーで
死んだらお棺に入れて欲しい小説三本です。
839 :
◆JBE2V7aE2o :2006/12/11(月) 15:13:59.17 ID:bodDIg+y0
>>822 全感想お疲れ様です。
萎えない設定を作れるように頑張ります。
840 :
猪(メイド服):2006/12/11(月) 15:16:29.57 ID:gwjGNR5r0
>>832 長いお別れ
虎口からの脱出
今宵銀河を杯にして
撲殺天使ドクロちゃん
841 :
VIP皇帝:2006/12/11(月) 15:16:38.86 ID:TJhkrQZLO
>>832 後宮小説
泣き虫弱虫諸葛孔明
墨攻
全部酒見賢一だが気にしない。
842 :
猪(泣き上戸):2006/12/11(月) 15:19:28.61 ID:bodDIg+y0
>>832 極道戦艦ベニバナ
宇宙海兵隊ギガース
ルシフェル 14歳
843 :
おみくじ(既知):2006/12/11(月) 15:36:45.32 ID:g3p3YY260
全一行批評、投下します。
No.01 語り口調が少々わずらわしく感じる上に、文章量に比べ中身が薄くて不満。
No.02 何度も遮るのは面白いが、もはや制限を破ってるのも同然で残念。
No.03 騎士が闘い前に女を帰さないのに違和感。女が隠れて見てるほうが自然では?
No.04 1レス目でオチが読めるのに、似たような繰り返しで長く感じる。
No.05 制限を作中で法とするのは良いが、王様の性格とオネショとがいまいち結びつかない。
No.06 キャラ対談に特有の寒さに耐えられない。ツンデレを記号化しすぎ。
No.07 オチは楽しいが、話にお題があまり活きてない。
No.08 童話のような紋切り型の話でちょっと退屈。制限も守れてないと思う。
No.09 母親は? リズは赤ん坊? ペット? 説明不足でオチも満足に楽しめない。
No.10 二つの側面で進めた構成は面白いが、もう少し制限に気遣いが欲しい。
No.11 食猫だけでは薄っぺらい。話として成立してない。
No.12 お題の謝罪を表面上とする着想と、それを巧く表現する一人称に感心。
No.13 六文字限定は問題。国の代表がそんな簡素な謝罪では馬鹿にしてるともとれる。
No.14 時系列がわかりにくく、最後の三人称への切り替えもはっきりしない。
No.15 重病の人が何度も転院する違和感と、謝罪より感謝にふさわしい内容で残念。
No.16 オチにもう少し捻りが欲しい。「謝る」の多用が制限の事もあって気になる。
No.17 適切な謝罪のはずが奥義は不誠実。真面目な序盤との矛盾で馬鹿げた楽しさが台無し。
No.18 河童の茶目っ気は好印象だが、余計な描写が多いのでは?
No.19 制限の厳守は評価するが、「言葉」の多用は少々くどい。大人な雰囲気は素敵。
No.20 制限を気にしての「×××」は逃げの姿勢だと思う。使用頻度が高いので尚更。
No.21 外見も二歳しか違わない少女なのに何かと幼すぎるが、手話で表現する発想は見事。
No.22 傍観者視点での一人称に好印象。ただ登場人物が上手く繋がりすぎてて逆に不自然。
No.23 帰る前に孫が両親に説明できる気もするが、お題も制限も見事にこなした点は感心。
No.24 お題の謝罪から微妙にズレてると思う。手話もNo.21で使用済みで悔やまれる。
No.25 倦怠的な雰囲気を評価するだけに、題名の安易さと1レスなのが惜しい。
No.26 あれで一位を獲得するオチが遊びか本気か曖昧で、どうも消化不足。
No.27 オチもすぐ読めるし、何度も利用して信頼する筋の噂でこの店では不自然。
No.28 男のツンデレは良いが、各所に挟む小ネタのせいで話が散漫になりがち。
844 :
おみくじ(既知):2006/12/11(月) 15:37:04.80 ID:g3p3YY260
No.29 題名と内容の関係が濃くて巧みだが、こんな機械を一週間は冗長だと思う。
No.30 唐突な法整備とLHの存在についていけず疑問符。そしてお題の謝罪はどこに?
No.31 子供を殺す覚悟を…に続く台詞が読めない。怒鳴る前に施設育ちの背景が欲しい。
No.32 内容に比べ地の文が長い印象。常識的に深夜から朝まで他人の病室にいられない。
No.33 せっかくの面白い舞台設定なのに、話がとても中途半端な気がして残念。
No.34 頭脳明晰がみりんも知らない違和感。成績は並で、容姿端麗だけでも良いのでは?
No.35 もう一人の自分がやけに老けた口調なのが気掛かりで、オチも少々不明瞭。
No.36 疾走感ある文章からオチの途端に平静になる描写に人間味が出ていて巧い。
No.37 微笑ましく愉快。ただ、魔王が人間界をどう変える気でいたのかが不鮮明で気になる。
No.38 現代に古き良き時代の要素は安易でも素晴らしい。お題も制限もクリアーでお見事。
No.39 感動的な話で双子トリックも良いが、仮にも医学生が顔の快癒に疑問はないのか?
No.40 製菓が製薬? 渋川は科学者? 面白いのに、設定が把握できず十分に楽しめない。
No.41 プリンで怒る妹の年齢設定が欲しい。No.28と大筋が一緒なので後者は圧倒的不利。
No.42 四人の一人称は面白い構成だが活かせてない。特に団長視点には必要性も感じない。
No.43 経緯が省略されて結論だけでは味気ない。敢えて3レスに分ける意味もないような。
時間外作品
No.01 素材は良いが、長くてくどい一人称がおよそ自慰的で読みにくい。
No.02 制限を守る人がいる中でこの使用頻度は反則。開き直りの姿勢も評価はする。
No.03 ひたむきな感じが胸を打つ。ただ風景と気分の件だけは子供っぽくなくて違和感。
845 :
おみくじ(既知):2006/12/11(月) 15:37:16.27 ID:g3p3YY260
***********************【投票用紙】***********************
【投票】: 無抵抗主義 ◆7wdOAb2gic氏
ほとんどの作品が心を込めた謝罪を扱ってるのに対し、
敢えて上辺だけに着目した発想を高く評価しました。
気になった作品: タブーに乾杯を ◆GWoAF55M4I氏
大人の雰囲気漂う作品に珍しさを感じたので。
言葉に愛を紡ぎたい ◆/7C0zzoEsE
手話による表現は素直に評価したいと思います。
**********************************************************
ストーリーだけなら上の三作より好きな作品もいくつかあったのですが、
お題と制限をいかに上手に料理してるかに重点を置きました。
その上で面白い作品を投票用紙に記入しています。
このスレの本旨を考えれば、それが妥当だと思ったのです。
846 :
お年玉(落としちゃった!!):2006/12/11(月) 16:09:15.32 ID:unYn3SER0
ほほほ
hosyu
848 :
おせち(10,000円):2006/12/11(月) 16:38:40.52 ID:xbSSvpbgO
おわっ……思ったより沢山の意見ありがとうございます。
是非読んでみます。
849 :
凧(無印):2006/12/11(月) 16:50:25.08 ID:6TPPLOqo0
お題をもらおうか↓
850 :
猪(ほろよい):2006/12/11(月) 16:51:27.96 ID:mt99mbU+0
百年
851 :
猪(赤ら顔):2006/12/11(月) 17:08:58.34 ID:JkgEniHV0
そういや、Yahooの文学賞ノミネート作品発表されてるね
ひとつも作品読んでないのに、適当に選んで投票しちゃった
852 :
◆hemq0QmgO2 :2006/12/11(月) 17:31:52.16 ID:orQOtAxVO
携帯厨ですが、一応全作品読んだので投票だけさせて頂きます。
全作品感想の方、本当にお疲れ様です。
【投票】雪見障子◆5GkjU9JaiQ氏
お題を絡めたオチの裏返し、シンプルな文章力、見事です。
優しい老人、優しい孫、なんだかほっとしてしまいました。
気になった作品:無抵抗主義◆GWoAF55M4I氏
なんとなく空中に浮かした手wビクトリーwニヒルで弱いガンジー。描写力のなせる業。
ってかストイックに男女関係や性を書こうとすると何故か
女視点:江○香織、川上○美の出来損ない
男視点:○上春樹、池澤夏○の出来損ない
みたいな気取ってて頭悪そうな苛つく文体(特にセリフ)になってしまう…。
俺の経験と想像力と文章力と脳みその貧困さ、に起因してるんだろうけど。
854 :
初詣って何?:2006/12/11(月) 17:57:27.97 ID:0lRvaK5g0
保守
855 :
初夢(熱湯風呂):2006/12/11(月) 18:17:26.60 ID:nJH/Ql9b0
お題↓
856 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 18:18:50.12 ID:jIuNHnUx0
つ ギャンブル
857 :
おみくじ(汚れて読めない):2006/12/11(月) 18:19:15.70 ID:FwSJXC1M0
天の声
858 :
初夢(熱湯風呂):2006/12/11(月) 18:21:02.99 ID:nJH/Ql9b0
859 :
猪(12才):2006/12/11(月) 18:22:49.14 ID:z+gOhZoJ0
>>832 坊ちゃん
フラニーとゾーイー
バッカーノ
投票の期限は何時まで?
861 :
おみくじ(汚れて読めない):2006/12/11(月) 18:33:24.97 ID:FwSJXC1M0
862 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 18:35:05.52 ID:jIuNHnUx0
863 :
猪(禁煙中):2006/12/11(月) 18:35:53.74 ID:qJefRTkO0
今日中じゃなくてもいいのか
把握した
864 :
犬と初詣:2006/12/11(月) 18:56:46.18 ID:0lRvaK5g0
保守
865 :
猪(求職中):2006/12/11(月) 18:58:11.79 ID:LGU7N2y90
帰ってきたら関心票が一票入ってた
もうお腹いっぱい。
866 :
おみくじ(大吉):2006/12/11(月) 19:03:49.06 ID:FwSJXC1M0
いや、もう俺もはじめて投票1票入っててもう満足
というわけで自己反省でもしようかな? 明日にしようかな?
867 :
ぬこと初詣:2006/12/11(月) 19:04:00.00 ID:0lRvaK5g0
投票だけでもしようと仕事しつつ読んでたが、辛いなぁ…
全感想書ける人、マジ尊敬するわ
868 :
猪(休職中):2006/12/11(月) 19:06:36.80 ID:LGU7N2y90
全感想が書けそうに無いから一つだけ言わせてくれ
河童萌えええええええええええええええ
869 :
猪(12才):2006/12/11(月) 19:12:11.19 ID:SS4KI06T0
>>867 同意
全部読むのはしんどいので終了後に票が入ってた奴だけ読もうと思ってる
870 :
おせち(1d):2006/12/11(月) 19:13:06.71 ID:pKCpvLWdO
ほす
871 :
ぬこと初詣:2006/12/11(月) 19:28:26.18 ID:0lRvaK5g0
保守
872 :
あしたこそ初詣:2006/12/11(月) 19:43:04.56 ID:Of98sqMV0
お題くださいなっと
873 :
猪(停学中):2006/12/11(月) 19:44:30.19 ID:zpGwXT/1O
ねじ
874 :
あしたこそ初詣:2006/12/11(月) 19:45:23.28 ID:Of98sqMV0
ねじ、ねじ、ねじ……把握
875 :
初夢(競馬あたった):2006/12/11(月) 19:54:13.92 ID:XJCH17On0
ちょっと聞いてみたいのですが
ご都合主義じゃない展開というのは、どういったものを差すのでしょうか?
876 :
黒豆(三粒):2006/12/11(月) 19:56:40.87 ID:/ID1Sfih0
伏線ありで突然事故がおきたりする展開
877 :
雪見障子 ◆5GkjU9JaiQ :2006/12/11(月) 20:04:08.02 ID:S/0Tt4gqO
保守と兼ねて。
>>822 読んでくれてthx。
物足りない、か。なかなか難しい課題。
けど肯定的に捉えてくれて嬉しい。精進します。
>>845 読んでくれてthx。
お褒めに預り光栄です。
うーん、多分むくれてたんじゃないですかね。
ま、読み手に補完を欲求するのは筋違いか。精進します。
>>852 読んでくれてthx。
読み手の心を動かす為に、自分は小説を書いております。
そのような感想は赤面する程に嬉しいのです。
無論、酷評も精進の為の糧に有難く受け取りますが。
あと、固定された文体から離れるには違うジャンルを書きまくるのが吉。
かくいう私も、男の一人称は村上〇樹に多大な影響を受けているんだけどね。
投票済の方々も、読んでくれてthx。
878 :
黒豆(万粒):2006/12/11(月) 20:10:04.57 ID:NjJYleNb0
>>876 その伏線もある程度わかりやすくないと駄目ですよね……。
練習してきまふ。
879 :
お年玉(すずめの涙):2006/12/11(月) 20:22:39.42 ID:unYn3SER0
伏線と事件の間にある程度間隔が欲しいところ
880 :
おせち(15,000円):2006/12/11(月) 20:24:35.57 ID:WHtTmq5fO
ダミー伏線があっても面白いよね
881 :
お年玉(なし):2006/12/11(月) 20:24:42.26 ID:Ag+bY5Wl0
882 :
初夢(二日酔い):2006/12/11(月) 20:27:40.49 ID:hS650x9c0
伏線で質問
伏線が難しすぎたり、抽象的すぎたりすると、読み手に伝わらない
逆にあからさますぎると、途中でオチが読めちゃう
程よい伏線ってどうやって作れば良いのか
なんか基準とか、ヒントとかない?
883 :
おみくじ(ひく金ねー):2006/12/11(月) 20:28:33.86 ID:c1cqicRt0
読者のレベル(悪い意味ではなく)が一定でないため、画一的な指標は難しい。
万人を騙すのは不可能といえる。
884 :
凧(赤):2006/12/11(月) 20:29:39.91 ID:TsNOq4JC0
全感想は諦めたんだぜ。心苦しいが投票だけで許してね。
***********************【投票用紙】***********************
【投票】:
No.17 その先にあるもの (1/5) ◆2LnoVeLzqY氏
五十メートル跳躍落下無音土下座、その圧倒的な迫力にやられました。
No.19 タブーに乾杯を (1/3) ◆GWoAF55M4I氏
お題をど真ん中に持ってきながら、縛りを奇麗にこなすところに惚れた。
<気になった作品>:
No.21 言葉に愛を紡ぎたい (1/5) ◆/7C0zzoEsE氏
優のかわいさと貧乳、そして主人公の心情の動きにぐっときました。
No.37 魔王城の危機 (1/4) ◆kCS9SYmUOU氏
魔王のかわいさと貧乳、そしてラストサムライに感激しました。
時間外作品No.02 ごめんなさい高校謝罪部 (1/2) ◆0cvnYM3rjE氏
ずるい。こんなことされたらシビれるし憧れる。おかげでスカッとしました。
********************************************************
885 :
黒豆(四粒):2006/12/11(月) 20:32:59.22 ID:/ID1Sfih0
分かり易すぎると、今度は展開読めるよボケ!になる。
分かり易く伏線ありで突然事故とかいったけど、本当はプロットがよく練られている作品ということ。
プロットをよく練り、それを元にして小説を書けば、伏線も自然なものになる。
例えを書こうかと思って10分ほど考え込んだけど、特に良いのが浮かばなかったのでご了承ください。
886 :
書初め(外に出たい):2006/12/11(月) 20:52:33.17 ID:W18dDpP40
>>880 短いのにそれやると無駄じゃね?って言われる
↓というわけでお題ちょーだい
887 :
お年玉(すずめの涙):2006/12/11(月) 20:53:18.56 ID:unYn3SER0
落下
888 :
初夢(二日酔い):2006/12/11(月) 20:53:42.38 ID:hS650x9c0
上昇
889 :
書初め(外に出たい):2006/12/11(月) 20:56:38.60 ID:W18dDpP40
セットか
落下上昇了解
890 :
猪(入浴中):2006/12/11(月) 20:57:40.68 ID:S/0Tt4gqO
普通 △歩いていたら、突然熊に襲われた
伏線 〇山道を歩いていたら、突然熊に襲われた
先読み ×熊注意の標識が立っている山道を歩いていたら、突然熊に襲われた
どう?
891 :
お年玉(がっぽり):2006/12/11(月) 21:01:07.84 ID:unYn3SER0
その三つだけなら
上から×○△だなあ
892 :
凧(未完成):2006/12/11(月) 21:02:06.96 ID:XJCH17On0
市販の小説でも伏線が解り易過ぎて展開読めるものが多いので
素人が上手く取り入れるのは余程の努力が必要ですね。
893 :
黒豆(五粒):2006/12/11(月) 21:05:59.77 ID:/ID1Sfih0
上のは普通じゃなくてご都合主義じゃね?
894 :
猪(今日もカップラ):2006/12/11(月) 21:09:03.89 ID:S/0Tt4gqO
895 :
猪(青):2006/12/11(月) 21:12:32.54 ID:CLlFx/tL0
スーパーの惣菜売り場で、やけに安い惣菜を買った。ちょっと気になったが、特に気にせず急いで家に帰った。
すると、急いでいたので家の鍵を落としてしまっていた。家に入れねぇ! なんてこったい。
やけに安い惣菜→ダミー
急いで→本物の伏線
ムズいなコレ
896 :
味噌出汁:2006/12/11(月) 21:13:15.01 ID:qAh+DmHA0
伏線って基本的に、全く関係ないところで
貼るものだから例に出すのは難しいと思う
897 :
お年玉(がっぽり):2006/12/11(月) 21:15:24.67 ID:unYn3SER0
必要な言葉だけを書こうとしてしまいがちなので
たまに伏線張ろうとすると丸見えになっちゃうのはどうにかならんか
898 :
初夢(正月からアニメ):2006/12/11(月) 21:16:17.07 ID:mnRqGADT0
クリリンの鼻がないことが伏線
899 :
凧(未完成):2006/12/11(月) 21:21:34.31 ID:XJCH17On0
批評で突拍子もないって言われてる作品を
よく読むと意外と伏線のようなものが張ってあって
意味が繋がるとかあるんだよなぁ。
伏線を読める人からしたら解り易過ぎる伏線は萎える要素
読めない人からしたら小難しい伏線なんて解らない
両者を納得させるのは容易じゃないのかも。
900 :
おみくじ(五回目でやっと吉):2006/12/11(月) 21:23:16.44 ID:c1cqicRt0
伏線に全く興味の無い人を騙すのは難しい。
伏線に興味を持ちすぎている人も騙すのは難しい。
一辺に一杯読まなきゃいけない品評会には伏線を隠すような作品は向かないのかもしれない。
901 :
猪(ちょっと臭いあり):2006/12/11(月) 21:23:43.74 ID:+WftMhQ80
だけど、さり気ない伏線ってかっこいいよね。
例えば、クイズとかで物凄い難しくて、答えがわかると「アッー!」って言いたくなる、そんな感じの伏線がいいのかな?
902 :
かき初め(二回目):2006/12/11(月) 21:26:19.30 ID:FwSJXC1M0
俺的には伏線は、そこで ん? と少し違和感を持たせとく事なのだけど
それをあとですっきりさせるわけ
903 :
猪(青):2006/12/11(月) 21:28:22.71 ID:CLlFx/tL0
世紀末リーダー伝たけし!のずっとたけしの頭に刺さってたガラスはうまいと思った
904 :
猪(ちょっと臭いあり):2006/12/11(月) 21:29:05.83 ID:+WftMhQ80
ええーそうなの?後から見返すと
「あらーこれがヒントだったのねー」
って感じのやつだと思ってた。
905 :
黒豆(五粒):2006/12/11(月) 21:29:30.31 ID:/ID1Sfih0
個人的には、世界観を完璧なまでに構築して
その伏線というか、世界の欠片みたいなのを説明するのではなく、散りばめて置く
あとで読み直せば読み直すほど世界観が分かっておもしれー
という話を書きたいというか書こうと努力してる
906 :
凧(未完成):2006/12/11(月) 21:32:42.22 ID:XJCH17On0
>>905 おぉ、俺もそういうのいいと思う。
だけど品評会の数スレ内での表現じゃ無理なんだよなぁ。
伏線めいたものを仕込んでもスルーされまくり。wwwww
907 :
味噌出汁:2006/12/11(月) 21:33:20.88 ID:qAh+DmHA0
伏線にもいろいろあるしな。
本当にうまい人は後付でも伏線だったと思わせることが出来る
全く印象に残らないタイプのは、ちょっとやだな
2度読むとは限らんし
908 :
かき初め(二回目):2006/12/11(月) 21:35:00.80 ID:FwSJXC1M0
>>904 後から見返してそう思ってもらえる所も必要だと思うけど
それだけだと、1回読んでもらっただけじゃ伏線の無い話にしか見えないと思う
あからさまな伏線も何箇所かは必要かと
909 :
猪(ちょっと臭いあり):2006/12/11(月) 21:36:21.00 ID:+WftMhQ80
910 :
かき初め(二回目):2006/12/11(月) 21:37:28.68 ID:FwSJXC1M0
>>909 俺はそうだとおもっとるけど上手くはいかないwwww
911 :
寿老人(じゅろうじん):2006/12/11(月) 21:38:21.47 ID:8++9XxpM0
***********************【投票用紙】***********************
【投票】:
賢者のお詫び ◆7CpdS9YYiY
話の好みが投票理由の第一に来た。ドタバタコメディは大好きだ。
最後の五行がぽっかり浮いてしまっているのが気になった。
タブーに乾杯を ◆GWoAF55M4I
テンポの良さ、男の回想と二人の会話のメリハリの良さが好き。
淡々と進み、描写が不足している分を会話のセンスの良さでカバーできていると思う。
言い換え、伏字、発言を止めるなど、謝罪の表現を使っている作品が多い中、
あえて直接的に描写しなかった作品を評価させてもらいました。
文章の内容だけを見れば、優れた作品も多かったのですが、今回は上記二作品に投票させていただきます。
気になった作品:
ご、ご名答 ◆K0pP32gnP6
beyond the uld ◆JBE2V7aE2o
********************************************************
912 :
猪(今日もカップラ):2006/12/11(月) 21:54:59.39 ID:S/0Tt4gqO
落ちる
913 :
猪(体操着):2006/12/11(月) 21:55:20.29 ID:kJ0WqaE20
>>664 確かに俺が間違っていた。
・・・まさか朝は朝マックで、マックチキンが売ってないとは・・・
914 :
書初め(子孫繁栄):2006/12/11(月) 21:57:36.00 ID:G0kKq8eX0
そこで個人的にお勧めなのがタイトルに伏線
伏線っていうか、オチとかあらすじをタイトルにしてしまう。もちろん意味はぼやかして
いや、このタイトルなんやねんっていうのが、
うおお、こういう意味だったのかーとか思えるとき、小説家の力を感じる
まあ、自分は目指してもなかなかできないんだけどなw
915 :
猪(早すぎ):2006/12/11(月) 21:59:42.28 ID:iZm2eeuW0
タイトルいつも適当な俺\(^o^)/オワタ
916 :
書初め(佳作):2006/12/11(月) 22:01:47.60 ID:FwSJXC1M0
>>915 俺がいる
前の品評会のなんかは特に。自分でもひどいと思ったくらい
917 :
凧(赤):2006/12/11(月) 22:05:34.69 ID:XJCH17On0
意味合いを持たせて付けた題名なのに
英題にしたせいで意味がわからないと言われた俺もいますよ。
918 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 22:10:41.97 ID:G0kKq8eX0
>>915 このスレだと立入禁止がお題のときの「僕の動物園デビュー」あたりなんか
読み始めと読み終わりで意味が裏返って素敵な感じ
>>917 英語は素養ある人とない人で意見が割れるからなw
あとはまあ、英語でタイトルつけたことが活かされているのか、とかを重視する
ただ、ぱっと見でオチを読まれないようにするためだけに英語にするのは
あまり好きではないかな。いや、個人的には
919 :
小豆汁:2006/12/11(月) 22:11:01.63 ID:qAh+DmHA0
タイトルは伏線云々より
面白そうと思われなかったら駄目だろう
数多いとタイトルの面白そうな雰囲気で
読むかどうか決めるし
920 :
黒豆(六粒):2006/12/11(月) 22:11:13.79 ID:/ID1Sfih0
日本題と英題の二つ付ければいいんじゃね?
小説じゃないが、攻殻の英題が好きな俺
921 :
猪(ダイエット中):2006/12/11(月) 22:16:40.37 ID:iZm2eeuW0
お題ください
922 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 22:17:38.99 ID:G0kKq8eX0
923 :
猪(ダイエット中):2006/12/11(月) 22:17:52.12 ID:iZm2eeuW0
924 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 22:20:35.10 ID:G0kKq8eX0
>>919 しまった、全部読むこと前提で話してたw
うん、確かに。たとえば今回謝罪がお題で43作品ずらっと
タイトルに「謝罪」がならんでたらもうどれ読んで良いかわかんないしなw
その中に一つだけ「草原の王」とかいうタイトルが混じってたら
確かにそれから読むわ。謝罪とどう絡めたん? ってすげえ気になる
925 :
神所謂ゴッド:2006/12/11(月) 22:25:37.12 ID:8++9XxpM0
落語でいう三題噺にあやかって、三つほどお題をいただきたいのですが。
926 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 22:26:42.73 ID:G0kKq8eX0
927 :
あしたこそ初詣:2006/12/11(月) 22:26:59.51 ID:0lRvaK5g0
928 :
多胡:2006/12/11(月) 22:27:22.15 ID:q03Fa+jb0
929 :
小豆汁:2006/12/11(月) 22:27:27.28 ID:qAh+DmHA0
930 :
神所謂ゴッド:2006/12/11(月) 22:27:49.89 ID:8++9XxpM0
931 :
小豆汁:2006/12/11(月) 22:28:26.91 ID:qAh+DmHA0
>>924 リアルタイムに通常作品された場合は
逆にタイトル読まない場合もある。
タイトルは大事だが全く無意味な場合もあるので
あんまり頼りすぎないほうがいいと思う
932 :
初夢(こんなにもてていいの?):2006/12/11(月) 22:28:33.13 ID:rpcX3djM0
>>882 今回低レベルにあわせたら、高レベルな批評者さんから「展開が読める。もっと練れ」って言われてる。
はっきり言ってこれに関しては諦めた。
933 :
小豆汁:2006/12/11(月) 22:29:35.26 ID:qAh+DmHA0
投下されたが抜けとるな。ま、いいか
934 :
書初め(佳作):2006/12/11(月) 22:30:38.46 ID:FwSJXC1M0
>>932 伏線 と 展開が読めるうんぬん は関係ないのでは無いかと思ったり
935 :
初夢(こんなにもてていいの?):2006/12/11(月) 22:31:43.60 ID:rpcX3djM0
伏線理解なしで展開を読んだらすげえよ。
936 :
猪(ダイエット中):2006/12/11(月) 22:32:49.76 ID:iZm2eeuW0
エピソード入れるとそのエピソードは不要と言われ、
入れないとあっさりしすぎてるとか盛り上がりがないと言われる。
どのくらいの塩梅にすればいいのかわからん
937 :
小豆汁:2006/12/11(月) 22:35:38.71 ID:qAh+DmHA0
>>936 蛇足的なエピソードならいらないだろう
エピソード自体がありきたりで盛り上がりに欠けてるんじゃないか?
エピソードだけ聞いても面白そうと思われるものだったか?
938 :
初夢(空も飛べるはず):2006/12/11(月) 22:37:54.54 ID:mv21AYH/0
入れたのがあんま関係ないエピソードだからじゃないの?
939 :
黒豆(六粒):2006/12/11(月) 22:38:48.04 ID:/ID1Sfih0
具体的に言わないとなんとも言えない
940 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 22:39:53.67 ID:G0kKq8eX0
>>931 なんだってー!た、たいとるは・・・見て、欲しいかな、俺は・・・
過去通常作品で二回ほどタイトルで落としてたよ俺orz
>>932 期待させて、外す。外す前には伏線がある、っていうのが重要かと
可愛い女と格好良い男がいて、これは良い恋愛ものだと思ってたら
実は生き別れの姉弟で結ばれない、とか、そんな感じの
941 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 22:42:56.12 ID:G0kKq8eX0
>>936 ポイント:短い作品では作品やキャラを引き立てるエピソードは承にもってくる
起、転、結では物語の本筋を持ってこないと、何の話かわからなくなる
942 :
小豆汁:2006/12/11(月) 22:47:12.71 ID:qAh+DmHA0
>>940 リアルタイムだと、いきなり本文読めるから
タイトルどうでも良かったりするんだ
数読むとどうしてもね。新聞の中身は覚えていても
記事のタイトルとかはあんまり覚えてないだろ?
943 :
書初め(樹木希林):2006/12/11(月) 22:55:29.91 ID:G0kKq8eX0
>>942 むしろ時間が無いときは見出しと概要しか読まずにその日を乗り切る俺
夕飯食いながら朝刊見るような生活送ってたら駄目かなorz
いや、話がずれた。やっぱり人それぞれなんだろうなー。そこは
俺なんかは通常作品もタイトル読むし
944 :
書初め(佳作):2006/12/11(月) 22:56:32.93 ID:FwSJXC1M0
万人受けさせるには、すべてに気を使わなくちゃならんのね
945 :
初夢(蛇の夢):2006/12/11(月) 22:58:40.26 ID:qVAUUIxn0
万人受けは難しすぎてもうほとんど諦めてる自分がいる……
万人に受けるとかどんだけだよー好き嫌いがある作風としかいわれたことないよー
946 :
猪(汗かき):2006/12/11(月) 23:02:55.37 ID:NmZCs8mA0
ではお題をいただきましょうか
947 :
姫初め:2006/12/11(月) 23:03:48.68 ID:unYn3SER0
雲を越えて、空を越えて
948 :
猪(汗かき):2006/12/11(月) 23:04:06.19 ID:NmZCs8mA0
おし、把握
949 :
書初め(子孫繁栄):2006/12/11(月) 23:04:55.93 ID:W18dDpP40
書いたものをありきたりでつまらんなと思っていじくってるうちに全部変えちゃってお題関係なしでわけのわからん収拾つかない物にしてしまっって不貞寝してさっぱりして次のお題をもらうってのはどうなの?
950 :
VIP皇帝:2006/12/11(月) 23:05:51.29 ID:unYn3SER0
951 :
書初め(子孫繁栄):2006/12/11(月) 23:08:14.20 ID:W18dDpP40
>>950 いや今回はもうちょっとねばってみますまぎらわしくてすんません
みんなこういうことある?俺だけ?
952 :
ハマグリ:2006/12/11(月) 23:09:35.51 ID:qAh+DmHA0
>950の深読みしすぎっぷりに笑った
ひょっとしてそろそろ次スレの時期なのか?
953 :
姫初め:2006/12/11(月) 23:09:36.93 ID:unYn3SER0
書きかけで止まってるのだけで常時5つはある
もらいっぱなしのお題は両手で足りない
954 :
おせつ:2006/12/11(月) 23:12:56.34 ID:VIaX7U+70
955 :
姫初め:2006/12/11(月) 23:13:46.94 ID:unYn3SER0
956 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 23:14:15.78 ID:fflrt/4V0
スレタイどうしよう。無難なのでいいか。
文才無いけど諦めきれずに小説書く
957 :
書初め(遠山金さん):2006/12/11(月) 23:14:47.40 ID:G0kKq8eX0
>>951 よくある。せっかくお題くれたひとごめんねって言いながら
次のお題もらいに来る
958 :
ハマグリ:2006/12/11(月) 23:24:33.51 ID:qAh+DmHA0
>>956 それでいいんじゃない?
立てたら貼り付けてくれー
959 :
黒豆(七粒):2006/12/11(月) 23:24:45.91 ID:/ID1Sfih0
文才の多い小説を読むと天国であった
文才の多い小説を送って来ました
960 :
黒豆(一粒):2006/12/11(月) 23:26:45.49 ID:0tfRJ5WdO
じゃあおいらもお題くださいおっぱい
961 :
ハマグリ:2006/12/11(月) 23:27:17.12 ID:qAh+DmHA0
962 :
黒豆(一粒):2006/12/11(月) 23:29:52.44 ID:0tfRJ5WdO
>>961 それはちょっとあんまりじゃないかしらんw
963 :
書初め(子孫繁栄):2006/12/11(月) 23:31:06.48 ID:W18dDpP40
964 :
黒豆(一粒):2006/12/11(月) 23:32:50.75 ID:0tfRJ5WdO
ええい、この褌フェチどもが!
わかったよ!セクシーな女とマッチョな男が褌でくんずほぐれつすればいいんだな!
965 :
書初め(遠山金さん):2006/12/11(月) 23:33:26.97 ID:G0kKq8eX0
>>956 立てれた? 無理だったなら
駄目もとで立てに行ってみるが
966 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 23:34:11.41 ID:fflrt/4V0
規制食らったorz
967 :
くそみそ小説家:2006/12/11(月) 23:34:20.10 ID:mv21AYH/0
>>963 \\ / .::::::::::::::::::::::::::::::::: く
\ / .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ッ、:::::: ) も そ す
\ l ,ッィrj,rf'"'"'" lミ::::::: く ら の ま
Y ,!ミ::::::: ヽ っ お な
`ヽ、 | くミ:::::::: ノ た 題 い
|、__ ャー--_ニゞ `i::::,rく ! は が
``''ー- ゝ、'l  ゙̄´彑,ヾ }::;! ,ヘ.) 僕
゙ソ """"´` 〉 L_ が
/ i , /| r
≡=- 〈´ ,,.._ i 't-'゙ | ,へ ,r┘
,、yx=''" `ー{゙ _, -、 ; l レ' ヽr、⌒ヽ'
゙、`--─゙ /! `、
_,,、- ゙、 ー'' / ; `、
-''"_,,、-''" ゙、 /;;' ,' / 、\
-''" / `ー─''ぐ;;;;' ,' ノ ヽ `ヽ、
// / ヾ_、=ニ゙、、,,_
968 :
お年玉(げんこつ):2006/12/11(月) 23:34:55.53 ID:fflrt/4V0
どうでもいいけどスレタイ案は
文才無いけど諦めきれずに小説書いてる僕たち私たち
板飛びそう→このホストでは〜と華麗に規制。
969 :
ハマグリ:2006/12/11(月) 23:34:59.00 ID:qAh+DmHA0
>>964 褌じゃないと萌えないという女もいるぞwww頑張れwww
970 :
黒豆(一粒):2006/12/11(月) 23:35:21.79 ID:0tfRJ5WdO
971 :
初夢(宝船の夢):2006/12/11(月) 23:36:03.95 ID:qVAUUIxn0
972 :
書初め(今年書くぞー):2006/12/11(月) 23:37:55.99 ID:FwSJXC1M0
973 :
黒豆(七粒):2006/12/11(月) 23:40:01.90 ID:/ID1Sfih0
974 :
書初め(子孫繁栄):2006/12/11(月) 23:40:06.94 ID:W18dDpP40
もういいや寝る\(^o^)/
975 :
ダイコン:2006/12/11(月) 23:40:38.38 ID:D7naA49j0
976 :
書初め(今年書くぞー):2006/12/11(月) 23:41:20.65 ID:FwSJXC1M0
977 :
書初め(遠山金さん):2006/12/11(月) 23:41:51.16 ID:G0kKq8eX0
たててきたんだぜ
雑談しつつ埋めようか
978 :
おせつ:2006/12/11(月) 23:43:41.23 ID:VIaX7U+70
じゃあさっきもらったお題で悪ノリするかな
979 :
ハマグリ:2006/12/11(月) 23:44:09.45 ID:qAh+DmHA0
立てた人、乙
980 :
ダイコン:2006/12/11(月) 23:44:48.71 ID:D7naA49j0
たまには真面目に1000争奪戦しようぜwwwww
981 :
書初め(遠山金さん):2006/12/11(月) 23:45:10.99 ID:G0kKq8eX0
かぶったか、すまん。立てにいく前に宣言すれば良かったな
テンプレあれでよかったっけ?
982 :
初夢(宝船の夢):2006/12/11(月) 23:45:20.34 ID:qVAUUIxn0
スレ建て乙
983 :
初夢(宝船の夢):2006/12/11(月) 23:45:45.79 ID:qVAUUIxn0
984 :
ダイコン:2006/12/11(月) 23:45:49.45 ID:D7naA49j0
おkだと思う
985 :
ダイコン:2006/12/11(月) 23:46:13.04 ID:D7naA49j0
1000げっとーーーー
986 :
黒豆(七粒):2006/12/11(月) 23:46:31.39 ID:/ID1Sfih0
まもなくここは 乂1000クマ獲り合戦場乂 となります。
. /,|
___ __ __,... ‖| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
))。I/:: :: \ |I。( ‖| < クマども!
\ \::_::_:: / /.. .. ‖| \ 1000取り合戦いくクマ―!!
,/::\_((⌒) /ヽ ‖| \____________
/,\=ニニ二二ニ=/,ヽ++-
\ / ● ● ヽ/つ⌒)
/// ( _●_) ミI /|x|
/三//__ |∪| __ ` ,/ `゙
/ニ// ,|。|_ ヽノ _|。|_ノ\
( ̄ ̄)  ̄ ̄ ̄ 〕\//
 ̄Tニ===∞===ニ!,〆`"
{I|三三|⌒I|三三〕
|。。/ (| 。 。)
∪ ( ̄\. \ クマ――――――――――ッ?? /
\_).. \ /
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
|  ̄ ̄ ̄ ヽ/⌒) |  ̄ ̄ ̄ ヽ |  ̄ ̄ ̄ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ |  ̄ ̄ ̄ ヽ
| ノ / | ノ |  ̄ ̄ ̄ ヽ,/⌒) / |
彡、∩ ∩ ∩、 ∩ ヽ/ | / | |
|  ̄ ̄ ̄ ヽ |  ̄ ̄ ̄ ヽ | ノ/ 彡、 ノ
987 :
年賀状(ユニクロからだけ):2006/12/11(月) 23:47:11.57 ID:9foTqzG+0
千とった
988 :
お題「ラブコール」:2006/12/11(月) 23:47:34.62 ID:VIaX7U+70
「1000なら好きって言う!」
989 :
初夢(宝船の夢):2006/12/11(月) 23:48:19.01 ID:qVAUUIxn0
1000ならうまい棒100本買う
990 :
ダイコン:2006/12/11(月) 23:48:21.12 ID:D7naA49j0
みんなやる気ねえwww
991 :
年賀状(ユニクロからだけ):2006/12/11(月) 23:48:38.52 ID:9foTqzG+0
1000取ったら俺……電撃に投稿するんだ……
992 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/11(月) 23:48:51.02 ID:K6EBUnPQ0
クマクマ
∩___∩
|ノ ヽ
/ ● ● |
| (_●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
`/ __ ヽノ/`> )
(___)f^f^f^f^f^f^┐
| |~~~~~~~~~~~~|
| /| 1000なら |
| / |俺様の作品が|
∪ |品評会優勝クマ|
|______|
\_)
993 :
ダイコン:2006/12/11(月) 23:49:04.14 ID:D7naA49j0
じゃ、俺も1000取ったら、アナルうpる
994 :
初夢(ゴキとの思い出):2006/12/11(月) 23:49:09.58 ID:K6EBUnPQ0
ずれすぎwwwもういいwwwww
995 :
お題「ラブコール」:2006/12/11(月) 23:49:13.01 ID:VIaX7U+70
「好きだっ!」
「これは鍬です」
996 :
年賀状(ユニクロからだけ):2006/12/11(月) 23:49:15.35 ID:9foTqzG+0
100なら優勝
997 :
ダイコン:2006/12/11(月) 23:49:37.85 ID:D7naA49j0
1000なら今年のクリスマスは中止
998 :
書初め(遠山金さん):2006/12/11(月) 23:49:40.59 ID:G0kKq8eX0
1000なら伏線の張り方がうまくなる
999 :
年賀状(ユニクロからだけ):2006/12/11(月) 23:49:55.90 ID:9foTqzG+0
1000なら皆に文才が宿る
1000 :
◆Xenon/nazI :2006/12/11(月) 23:50:01.04 ID:o4/jI5Fv0
1000なら妖精とか1♀とか言われなくなる。
1001 :
1001:
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
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〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
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ガタン ||| j / | | |||
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