1 :
愛のVIP戦士:
代理
2 :
鬼平ハンカチーフ ◆O7OONIHEYs :2006/12/07(木) 12:32:18.67 ID:A6EzpvzH0 BE:539125766-BRZ(6301)
か、漢だ・・・。
3 :
1:2006/12/07(木) 12:32:56.66 ID:qfFdHMHf0
初心者ですが頑張って書くのでよろしくおねがいします
では投下します
4 :
VIP皇帝:2006/12/07(木) 12:33:23.34 ID:O42iFhUw0
セガールを目指してるでおk?
5 :
VIP足軽y:2006/12/07(木) 12:33:30.51 ID:o93qt+R+0
だが断る
6 :
VIP足軽p:2006/12/07(木) 12:33:40.93 ID:LCJAzKYV0
7 :
1:2006/12/07(木) 12:35:03.49 ID:qfFdHMHf0
空手とは
琉球王国より伝えられた己の体を鍛え上げ、武器とする武術である。
空手には、棍術(棒術)や、節棍術(ヌンチャクなど)といった武器術も併伝し、
現代まで語り継がれている格闘技である
( ^ω^)が最強の漢を目指すようです
8 :
1:2006/12/07(木) 12:38:24.77 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「僕もついに高校生だお!」
私立VIP高校に内藤ホライゾンが入学しました。
伝説はここから始まります…。
( ^ω^)「部活なにはいろうかな〜」
ドンッ!!
( ^ω^)「あ、すいませ」
( ´∀`) 「おいどこみてあるいてんだぼけぇぇぇつらかせや!!!!!」
( ^ω^)「ちょっと、うわー!!」
ブーンは男に引っ張られ体育館の裏に連れて行かれた。
男は不良のような外見だ。
9 :
VIP奴隷:2006/12/07(木) 12:38:53.32 ID:E844n0Z4O
10 :
1:2006/12/07(木) 12:40:07.91 ID:qfFdHMHf0
( ´∀`)「賠償金よこせや?骨おれたぞ?」
( ^ω^)「そ、そんなむちゃくちゃだ」
( ´∀`)「るっせー!!ぶっ殺す!!」
ボカス!!
( ^ω^)「い、痛い!」
ブーンは男に鼻を殴られました。
すごい力で胸倉をつかまれました
11 :
1:2006/12/07(木) 12:42:19.84 ID:qfFdHMHf0
( ´∀`)「おら、早く財布だせよ」
( ^ω^)「ぅう・・・」
ブーンの体格は165センチと小柄で、男は180センチ近くあった。
体格の差は歴然であった。その時、
(´・ω・`)「君、なにやってるんだね?」
( ´∀`)「あ?なんだてめ?あ?あ?ああ?」
一人の男があらわれました。身長は170センチほどでしょう。
12 :
愛のセーラー戦士:2006/12/07(木) 12:43:07.30 ID:mTD24qnz0
支援
13 :
愛のセーラー戦士:2006/12/07(木) 12:43:23.03 ID:mTD24qnz0
支援
14 :
愛のセーラー戦士:2006/12/07(木) 12:43:41.16 ID:mTD24qnz0
支援
15 :
1:2006/12/07(木) 12:44:45.39 ID:qfFdHMHf0
(´・ω・`)「弱い物いじめは、よくないね…」
( ´∀`)「あぁ?三枚におろしてやっぜ!!!!」
( ^ω^)「あ、あぶない!!」
男の拳が振り下ろされました。
パシ!!
(´・ω・`)「暴力もよくないよ」
( ´∀`)「な、なにぃ?(どうなってやがる、俺の拳が右にそれた)」
( ´∀`)「っざけんな!」
ビュン!
16 :
1:2006/12/07(木) 12:46:15.64 ID:qfFdHMHf0
( ´∀`)「な、なんであたらな…」
(´・ω・`)「正当防衛、だ」
ヒュッ
ずん!!
( ´∀`)「ぶはっ…!!」
ズシャア…!!
( ^ω^)「す、すごい。一発で…」
17 :
愛のセーラー戦士:2006/12/07(木) 12:48:02.70 ID:mTD24qnz0
支援
18 :
愛のセーラー戦士:2006/12/07(木) 12:48:18.98 ID:mTD24qnz0
支援
そろそろ猿くらうぞ? 気ぃつけれ
19 :
1:2006/12/07(木) 12:48:27.25 ID:qfFdHMHf0
(´・ω・`)「さて、だいじょうぶかい?」
( ^ω^)「あ、ありがとうございます!! つ、つよいんですね」
(´・ω・`)「ま、仮にも空手部主将だからね」
( ^ω^)「空手…」
(´・ω・`)「君は新入生だろう? まぁ興味があるなら見学にきてくれ」
20 :
散髪とめきち:2006/12/07(木) 12:50:45.51 ID:+pQ5Kj+KO
こ、これは…ガンファイターには無い
真性な香がするな。
でもwktk
21 :
1:2006/12/07(木) 12:51:10.79 ID:qfFdHMHf0
ブーンは決心しました。つよくなると。
そして放課後、ブーンは空手部をおとずれました。
( ^ω^)「うーん、きんちょうするなあ」
ξ゚听)ξ「…ちょっと、じゃまなんだけど?」
( ^ω^)「あ、すいません…君は?」
ξ゚听)ξ「私はツン、空手部に体験にきたの?」
( ^ω^)「ええ!?女の子なのに?」
ブーンは驚きました。
何故ならテレビでみる格闘技は男の人しかやってなかったからです。
22 :
VIP下手人:2006/12/07(木) 12:52:15.03 ID:L5NWpICm0
ブーン小説は好きだけど
何日もダラダラと続いてるのはあまり好きじゃないな
23 :
1:2006/12/07(木) 12:53:05.65 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「…いっとくけど私、子供の頃からやってるから」
( ^ω^)「ぜ、全然見えないお」
ξ゚听)ξ「ふ、まぁいずれわかるわよ」
二人は道場へ足を踏み入れました。
畳の香りがしました。畳がひいてあるからです。
24 :
愛のVIP戦士:2006/12/07(木) 12:54:47.73 ID:4dVCpDrs0
>畳の香りがしました。畳がひいてあるからです。
バロスwww
そして支援
25 :
1:2006/12/07(木) 12:55:05.63 ID:qfFdHMHf0
(´・ω・`)「やぁ、体験にきたんだね。さっそくやろうか」
( ^ω^)「お願いします」
(´・ω・`)「まずは受けからだ。上段受け、上に受ける。やってみて」
( ^ω^)「こうですかお?」
サッ
(´・ω・`)「そうそう、上にはらうかんじね」
26 :
1:2006/12/07(木) 12:56:27.79 ID:qfFdHMHf0
(´・ω・`)「次は内受け、こう!!」
シュバッ!
( ^ω^)(こ、これはあの時不良のパンチを弾いてたヤツだぉ!)
( ^ω^)「こうですか!?」
シュ。
(´・ω・`)「いきなり早くやらなくていいよ。徐々にね」
27 :
1:2006/12/07(木) 12:58:37.38 ID:qfFdHMHf0
(´・ω・`)「空手は基本動作が肝心なんだ。受けが出来なければお話にならない」
( ^ω^)「わかりました」
(´・ω・`)「それから、挨拶はおす!だよ」
( ^ω^)「おす!」
「おおーすごい強いぞ!!」
( ^ω^)「ん?何の騒ぎだお?」
(´・ω・`)「一年生の組み手だろう。経験者がいたから…ちょっと見てみようか」
二人は組み手をやっている所に移動しました。
28 :
VIP足軽wktk:2006/12/07(木) 12:59:06.34 ID:vIGt4nBM0
支援
29 :
1:2006/12/07(木) 13:00:38.60 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「ハァ!!」
ズン!!
「ま、参った…」
( ^ω^)「す、すごい。本当に強い!!」
(´・ω・`)「綺麗な蹴りだね」
ξ゚听)ξ「あ、先輩…と、誰だっけ?」
( ^ω^)「内藤だお!よろしくだお」
ブーンは入部することを決めました。
30 :
1:2006/12/07(木) 13:02:37.92 ID:qfFdHMHf0
3日後、ブーンは基礎動作を教えてもらい蹴りの練習にはいりました。
(´・ω・`)「じゃあまず前蹴り。前に蹴る!!」
ブン!!!
( ^ω^)「おす!!」
フン!
(´・ω・`)「回し蹴り!まわして蹴る!!」
シュバッ!!!!!
( ^ω^)「おす!」
シュン!
31 :
姫:2006/12/07(木) 13:05:14.14 ID:L5NWpICm0
支援
32 :
1:2006/12/07(木) 13:05:56.32 ID:qfFdHMHf0
ブーンは少しずつ上達し、3ヵ月後には白帯の中で一番うまくなりました。
(´・ω・`)「明日の新人戦、うちからは内藤君とツンがでます」
「おおーがんばれ!!!」
( ^ω^)(ついに明日は初めての公式試合だお!)
ξ゚听)ξ「ま、一回戦で負けたら承知しないからね!」
( ^ω^)「ひ、ひえぇ(汗」
ブーンはツンに心惹かれていました。
そして、決心していたのです。
( ^ω^)(この大会で優勝して、告白するお!)
33 :
1:2006/12/07(木) 13:08:07.71 ID:qfFdHMHf0
試合当日
「わいわいがやがや」
( ^ω^)「たくさん人がいて緊張するお」
(´・ω・`)「3ヶ月間やってきたことを見せんるんだ。いいね落ち着いて」
( ^ω^)「おす!」
一回戦
( ^ω^)VIP高校一年 内藤VS ( ・∀・) 照り焼きチキン高校2年 伊藤
34 :
1:2006/12/07(木) 13:10:11.67 ID:qfFdHMHf0
審判「試合は3Rノックダウン制ルールで行なわれます」
審判「ジャッジ!ジャッジ!ジャッジ!」
( ^ω^)「緊張するなぁ・・・」
( ・∀・)(ふん、初心者か。ラッキー)
カーン!!ゴングが鳴らされました。試合開始です。
( ^ω^)「まずは距離をみるお!」
ブーンは微妙な間合いで出方を伺います
35 :
VIP足軽になりたい:2006/12/07(木) 13:12:18.45 ID:vIGt4nBM0
支援
36 :
1:2006/12/07(木) 13:12:24.70 ID:qfFdHMHf0
( ・∀・)「うりゃ!!」
( ^ω^)「上段突きがきたら…上段払い受けだお!」
パシン!!
( ・∀・)「ち、初心者のわりに動きがいいな」
シュッシュ!!!
パシン!ガッ!
ξ゚听)ξ「内藤のやつ、結構受け上手じゃない」
(´・ω・`)「うむ、相手のほうが打ち疲れるぞ」
37 :
1:2006/12/07(木) 13:14:20.15 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「全部受けられるお!」
( ・∀・)「はぁはぁ…調子にのるなよ!」
ヒュゥン!!!
( ^ω^)「う!!」
ガツ!!
( ^ω^)「ぐ、ぐうぅ!?」
ξ゚听)ξ「あの馬鹿!蹴りを腕だけで受けるなんて…」
(´・ω・`)「蹴りは腕の3倍の威力がある。ちゃんと腰を入れて受けないと…」
38 :
1:2006/12/07(木) 13:17:59.89 ID:qfFdHMHf0
( ・∀・)「おらおら!腕が下がってるぜ!!!」
ヒュン!バッ!シュッシュッシュ!!ガシィ…!!
( ^ω^)「ぐぅぁっはぁ!!!!!」
( ^ω^)(まず、意識が…)
( ・∀・)「止めだ!!!!!上段回し蹴り!!!!!!」
ヒュバン…!!!!
( ^ω^)「僕は、大会で優勝して…」
( ^ω^)「想いを伝えるんだお!!!!!」
( ^ω^)「はぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!中段突き!!!!!!」
ゴオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!
( ・∀・)「な、蹴りが届く前に…よけられな」
ズシャァァァァァァァァッァァァァン!!!!!!!!!!!!
39 :
1:2006/12/07(木) 13:20:25.53 ID:qfFdHMHf0
カンカンカーン!!
審判「KO!!勝者内藤!!」
( ^ω^)「や、やったお!!」
ξ゚听)ξ「い、一発で倒したの!?」
(´・ω・`)「うまくカウンターで、しかも水月(みぞおち)にはいったね」
(´・ω・`)「しかも突きを打つために踏み込んだおかげで蹴りも潰せた…偶然なのか?」
40 :
1:2006/12/07(木) 13:23:45.41 ID:qfFdHMHf0
ブーンは一回戦を突破し、次の戦いにそなえています。
( ^ω^)「ふー、つかれたお」
ξ゚听)ξ「内藤、試合の後はウォームアップしなきゃ」
( ^ω^)「お、おす!」
タッタッタ…
( ^ω^)「うぇ、つかれたお…しかしほんとに勝てたお!」
「うぉーーーーー!!!!!!!!」
( ^ω^)「!?なんだお?Aコートのほうから歓声が…」
41 :
1:2006/12/07(木) 13:26:04.15 ID:qfFdHMHf0
<ヽ`∀´> 「うらうら!もっと立つニダ!!」
「も、もうギブぁ…」
シュバ!!!ズガン!!河ッ河ッ河!!
<ヽ`∀´> 「はぁ?聴こえないニダー!まだ戦えるニダ」
がッががががががががががんがんがっがっが!!!
( ^ω^)「ひ、ひどい!反則だお!!」
ブーンはAコートに飛び出しました
42 :
1:2006/12/07(木) 13:28:46.14 ID:qfFdHMHf0
<ヽ`∀´> 「お前はなんだニダ?」
( ^ω^)「ふざけるな!こんなの反則だお!」
<ヽ`∀´> 「まだ試合中ニダーお前は次の試合で潰してやるからまってろにだ!」
審判「内藤さんコートからでてってください」
( ^ω^)「どうしてですお!?あの人もう戦えないお!」
審判「まだギブアップも手も地面についてません。戦闘可能とみなします」
( ^ω^)「そんな…あいつは倒れないように痛めつけてるのに!!」
43 :
1:2006/12/07(木) 13:30:10.09 ID:qfFdHMHf0
<ヽ`∀´> 「もうお前はいらんニダ!」
「がは…」
カンカンカーン!!!
審判「勝者、極悪ちょんまげ高校ニダー!!」
<ヽ`∀´> 「お前とは2回戦であたるニダ。せいぜい神に祈ってろニダ!!」
( ^ω^)「お前だけはゆるさんお!!」
44 :
1:2006/12/07(木) 13:33:14.00 ID:qfFdHMHf0
2回戦( ^ω^)VS<ヽ`∀´>
カーン!!
( ^ω^)「おおおおお!!!!!」
バッ!!!
<ヽ`∀´> 「ニダニダ。突進とは脳がないニダ」
スッスッス…
( ^ω^)「は、早い!!」
<ヽ`∀´> 「こっちニダ」
( ^ω^)「!?」
<ヽ`∀´> 「ニィィ…――――――――――膝蹴り!!!!」
ズッパァーーーーーーー!!!!!!ミシャア!!!!!!
( ^ω^)「がああああぁぁぁっぁあああ!!!!!!!」
45 :
1:2006/12/07(木) 13:37:38.60 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「ブーン!!!」
(´・ω・`)「膝蹴り…今のはまずいね」
( ^ω^)(あ、あ、アバラが折れたお…でもそれを言ったら負けるお…!!)
46 :
ただの戦士:2006/12/07(木) 13:41:04.14 ID:4dVCpDrs0
支援しとくべ
47 :
1:2006/12/07(木) 13:49:59.18 ID:qfFdHMHf0
……
…
決死の覚悟でニダーとの死闘を制し、ブーンはその後も勝ち続けついに優勝しました。
そしてブーンは28歳、医者になっていました
48 :
1:2006/12/07(木) 13:52:44.40 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「はい、お薬ですお大事に」
「ありがとうせんせー」
( ^ω^)「ふう、今日はこれでおわりだお」
ξ゚听)ξ「お疲れ様w」
( ^ω^)「おっおw驚かすなお」
ξ゚听)ξ「うふふ」
ブーンはツンと結婚し、小さな診察所を営んでいました
二人はとても幸せでした。しかし、幸せは長く続きません
49 :
姫:2006/12/07(木) 13:53:35.93 ID:L5NWpICm0
話し飛びすぎわろたwwww
50 :
姫:2006/12/07(木) 13:54:12.78 ID:/b3vtnKp0
これ昨日のガン作者だろw
51 :
1:2006/12/07(木) 13:55:41.69 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「おいっ…返事をしろ!!!」
ξ゚听)ξ「う…私はもう…」
( ^ω^)「ふざけるなっ!!一緒に生きようって言ったじゃないか!!
まってろ、今このガレキをどけてやる!!」
ξ゚听)ξ「あなただけでも生きて…」
ドンッ!!
( ^ω^)「つ、ツンーー!!」
診察所は音を立てながら崩れていきました。
医療ミスが多発する医師界へのデモの火花が二人にもきたのです。
ブーンは憎みました。最愛の人を失って…
52 :
VIP足軽q:2006/12/07(木) 13:55:52.76 ID:LCJAzKYV0
53 :
1:2006/12/07(木) 13:58:23.82 ID:qfFdHMHf0
ブーンは30歳になりました。
彼は今、医者でも無職でもありませんでした。
パララ…パララ…!!
( ^ω^)「三班!!左に回れー!!」
「隊長!!反軍らしき女を見つけました!子供連れです!」
( ^ω^)「ふん、国家にたてつく輩など皆殺しにしろ」
「はっ!」
ズキューン…
そうです、彼は軍人になっていました。
彼は反乱を憎み、国家に仕える身になったのです
54 :
VIP村人r:2006/12/07(木) 13:59:05.22 ID:JOPSMvfD0
なにこのメドレー小説
55 :
1:2006/12/07(木) 14:01:09.92 ID:qfFdHMHf0
そんなある日、彼は基地で待機していました。
( ^ω^)「ふう…」
('A`)「よう、しけたつらしてやがらぁ」
( ^ω^)「おめーは、四番隊のドクオ」
('A`)「へへ、俺の幸せを分けてやりたいぜ」
( ^ω^)「なんだよそれ。お前なんか隠してるだろ」
('A`)「実はよ、俺この戦争が終わったら結婚するんだ」
( ^ω^)「おい!まじかよ!おまえこんの幸せもんがー!」
('A`)「へへwよせよおい、くすぐってぇよ」
56 :
VIP村人j:2006/12/07(木) 14:01:12.24 ID:nzAfvFL50
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
http://pachinkokouryaku.fc2web.com/index.htm パチンコ・パチスロの真実
あなたはこの事実を知ってもまだ打つ?
★★★★★★★★★★★★★★★★ /⌒ヽ
★★★★★★★★★★★★★★★★ ( ^ω^)
★★★★★★★★★★★★★★★★ ( ⊃┳O
★★★★★★★★★★★★★★★★ ,,,,(_) 。⌒ヽ
★★★★★★★★★★★★★★★★ ( (0 ^ω^) ブーン
★★★★★★★★★★★★★★★★≡≡≡ ◎―◎⊃⊃
★★★★★★★★★★★★★★★★
57 :
花魁:2006/12/07(木) 14:01:38.60 ID:8WtWn+j30
('A`)「実はよ、俺この戦争が終わったら結婚するんだ」
58 :
1:2006/12/07(木) 14:02:56.28 ID:qfFdHMHf0
――――………
( ^ω^)「あ…ああ…」
信じられるでしょうか?
昨日、あんなに楽しそうに話していたドクオは
ブーンの目の先にいました。
胴体をどこかにおいてきてしまったようです。
そう、反乱軍の罠にはまり、爆弾を踏んでしまったのです。。。
……
…
59 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:02:57.89 ID:JOPSMvfD0
支援
60 :
1:2006/12/07(木) 14:05:26.51 ID:qfFdHMHf0
从'ー'从「うっうう…」
殉職を知らせると、奥さんはただ声を殺して泣くだけでした。
从'ー'从「戦争なんて…戦争なんておきなければ!!!」
( ^ω^)「奥さん、気をたしかに…」
从'ー'从「彼がいないこの世なんて耐えられないわ…さようなら」
( ^ω^)「あっ!!」
ズキューン!!
キューン…
ーン…
…
…
61 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:06:42.47 ID:JOPSMvfD0
キューン…
ーン…
…
…
こういうの好きだな、あんたw
62 :
1:2006/12/07(木) 14:07:26.42 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「そっかぁ戦争がわるいんだーあはは♪」
( ^ω^)「じゃあやめればいいじゃんひゃはははっはあ!!」
ブーンは酒に溺れながら毎日を暮らしていました。
川 ゚ -゚)「あの…お客様、もうそれくらいでお止めになったほうが…」
接客とはいえ、こんな自分を気にかけてくれる女性がいました。
それがクーとの出会いでした。
63 :
VIP番長:2006/12/07(木) 14:08:24.58 ID:J99PtEPPO
テラカオスwwwwwwww
64 :
1:2006/12/07(木) 14:09:29.57 ID:qfFdHMHf0
川 ゚ -゚)「あー、あ、あっアー!!」
( ^ω^)「ふんふんふん!!」
それからSEXと酒に溺れる毎日。
クーの勧めでドラッグも始めました。
トラックの運転手という職業も手に入れました。
そして、新たな生命がクーのおなかに宿りました。
川 ゚ -゚)「その、子供が出来たんだが…」
( ^ω^)「はぁ?ガキなんて下ろせや!!さっさと股開けクズ!!」
ブーンは荒れていました
65 :
VIP村人xxx:2006/12/07(木) 14:10:15.88 ID:apTYCNIr0
何気にブーンジゴロじゃね?
66 :
精神科怖くないよ ◆MentalAc62 :2006/12/07(木) 14:11:07.97 ID:zwVV7gT90
67 :
花魁:2006/12/07(木) 14:11:56.99 ID:L5NWpICm0
おもすれー
68 :
VIP奴隷:2006/12/07(木) 14:12:06.71 ID:vJa54IwnO
カオスすぎるだろwwwwww
69 :
1:2006/12/07(木) 14:12:47.74 ID:qfFdHMHf0
それは翌日のことでした。
クーが身ごもった子供と洗面所で自殺してしまったのです。
子供はむごいことに液体のまま流れ出て死んでしまいました。
( ^ω^)「俺の…俺のせいだーーー!!!」
ブーンは自分を激しく責めました。
オナニーもやめました。
こうして、また最愛の人をなくしてしまったのです
70 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:14:04.77 ID:JOPSMvfD0
これで悲しめというのかw
71 :
1:2006/12/07(木) 14:14:56.43 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「…」
ブーンは自殺を考えていました。
自分の周りにはもう、誰も彼を慕ってくれる人がいなかったのです。
( ^ω^)「この世ともおさらばするお…」
線路に足を踏み入れようとしたその瞬間、懐かしい声がしました。
(´・ω・`)「ない…とう?」
それはショボン先輩との再会でした。
……
…
72 :
精神科怖くないよ ◆MentalAc62 :2006/12/07(木) 14:15:30.61 ID:zwVV7gT90
γ⌒⌒ヽ
(@ @ )<悲しまないよ
7▽ r´
/ |
(μ u ノJ
| | ω|
L_) L_)
73 :
1:2006/12/07(木) 14:15:31.80 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)が最強の漢を目指すようです 第二章
74 :
愛のVIP戦士:2006/12/07(木) 14:17:02.53 ID:oUeshssD0
ある意味wktk
75 :
1:2006/12/07(木) 14:17:25.36 ID:qfFdHMHf0
ショボン先輩は僕の話をしっかり聴いてくれました。
カンボジアで医者をやっていたこと。
軍人にもなったこと。
人生に疲れて死のうとしたこと。
全てをぶちまけました。
(´・ω・`)「色々…あったんだね」
(´・ω・`)「でも、死ぬ前にもう一度、もう一度だけこの日本でやり直さないか?」
ブーンは、まだこの世に自分を慕ってくれる人がいて涙を流しました
76 :
1:2006/12/07(木) 14:19:45.04 ID:qfFdHMHf0
それからの生活は目まぐるしいものでした。
生活を改め、ショボン先輩のくれた仕事にはげみ、一生懸命働きました。
決して裕福ではありませんでしたが、商品が売れるとショボン先輩はすごく喜んでくれました。
特に、羽毛布団がうれると喜んでいました。
( ^ω^)「僕も、まだ生きてていいんだお…僕を必要としてくれてる人がいるんだ」
ブーンは毎日、契約書を持って住宅を回りました。
77 :
花魁:2006/12/07(木) 14:20:08.73 ID:8WtWn+j30
特に、羽毛布団がうれると喜んでいました。
78 :
1:2006/12/07(木) 14:22:04.03 ID:qfFdHMHf0
しかし、その生活も長くありませんでした。
「警察だ!ドアを開けろ!!」
( ^ω^)「ショボン!マフィアの襲撃だお!!」
(´・ω・`)「これまで、だ。ブーン、お前はもう好きに生きろ」
そういうとショボンはナイフを取り出し、自分の胸を突き刺しました。
( ^ω^)「しょ…!!」
また、
最愛の人を失いました
79 :
1:2006/12/07(木) 14:24:14.58 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「はいはっけよーーーいのこった!!!!!!!!!!」
( ゚∀゚) 「はいはいはいはいはいはいはいはいはーーーーーっい!!!!!!!」
( ,'3 )「ほぅあほぅあほぅあほぅあほぅあほぅあ!!!!!!!!!」
( ゚∀゚) 「きしゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
( ^ω^)「ひ〜がし〜まくのうち〜」
大相撲部屋で審判をしました。
80 :
愛のVIP戦士:2006/12/07(木) 14:25:03.28 ID:oUeshssD0
(*。Э。*)支援
81 :
1:2006/12/07(木) 14:26:25.62 ID:qfFdHMHf0
しかし、大相撲部屋も事故で死んでしまいました。
( ^ω^)「僕の居場所はことごとく死んでいくお…」
( ^ω^)「え…?」
そう、ブーンはキズイテシマイマシタ。
ブーンがいる居場所は必然的に死が訪れることに。
そう、ブーンは…ブーンは…
( ^ω^)「しにがm ガッ!
終わり…
82 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:28:29.45 ID:JOPSMvfD0
終わり・・・
83 :
愛のVIP戦士:2006/12/07(木) 14:28:43.89 ID:oUeshssD0
\(^o^)/
84 :
花魁:2006/12/07(木) 14:30:02.02 ID:8WtWn+j30
第三章楽しみにしてます><
85 :
姫:2006/12/07(木) 14:30:26.78 ID:Cm98GGtN0
86 :
VIP村人xxx:2006/12/07(木) 14:30:27.26 ID:apTYCNIr0
( ^ω^)=死神=コナン=新一
87 :
1:2006/12/07(木) 14:30:54.30 ID:qfFdHMHf0
すいません、つまんないですね。
こんなの書いてほんと自分終わってます…
88 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:32:15.56 ID:JOPSMvfD0
ちょwwwマジだったのかwww
89 :
1:2006/12/07(木) 14:33:24.55 ID:qfFdHMHf0
ロボット物書きます。
( ^ω^)「授業はたいくつだー!!!」
(´・ω・`) 「こら!!内藤ねるな!」
(;^ω^)「す、すいません!」
ひゅーずどーん!!!
( ^ω^)「な、なんだー!?」
90 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:34:46.49 ID:JOPSMvfD0
えええええええええええええええええええええええええ!!!
91 :
1:2006/12/07(木) 14:35:28.43 ID:qfFdHMHf0
( ○ ○)<ミィー!!
b b
十
(;^ω^)「なんだあれは!?」
「うわー助けてクレー」
ξ゚听)ξ「きゃっ!」
( ^ω^)「ツンさん!!」
( ^ω^)「畜生…俺はむっ無力だ!!」
少年よ…
92 :
VIP皇帝:2006/12/07(木) 14:35:40.53 ID:apTYCNIr0
いつになったら最強の漢目指すんだよwwwww
93 :
1:2006/12/07(木) 14:37:20.65 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「だれだー」
( ^Д^)「誰でもいい、こいつをつけるんだ!!」
ピロピロリー
ゴゴゴゴゴゴ!!!!!!
( ^ω^)「校庭からロボットが!?」
( ^Д^)「そいつにのるんだ!!」
( ^ω^)「しゃーんなろーやってやるぜ!」
カキーン!!!
94 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:37:37.08 ID:JOPSMvfD0
少年よ、ってなんだwww
95 :
花魁:2006/12/07(木) 14:37:42.98 ID:8WtWn+j30
96 :
1:2006/12/07(木) 14:40:14.55 ID:qfFdHMHf0
l■ □l「これは…すげぇ!俺ロボットになってる!!」
l−−−l
l
l
人
( ^Д^)「少年!!怪獣を倒すんだ!!
l■ □l「がってん!!」
きゅぃいいいいいいん!!!!!!
パワーon メインタンクブロー!!発信します発信します
97 :
1:2006/12/07(木) 14:41:50.52 ID:qfFdHMHf0
( ○ ○)<ミィー!!
l■ □l「学校を壊すなーー!!!ビーム!!!」
l−−−l
l →→→→
人 ビビビー!!!
98 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:42:22.58 ID:JOPSMvfD0
>>96 > 「これは…すげぇ!俺ロボットになってる!!」
乗ってるだけだろ
99 :
VIP侍:2006/12/07(木) 14:43:23.89 ID:Dw9RIqUrO
(^O^) これは受け狙いで書いてるのだろうが面白くなさすぎて中途半端に真面目に書いてる様に見えるから逆にそこが微妙に面白くなって困る
100 :
1:2006/12/07(木) 14:43:46.05 ID:qfFdHMHf0
( ○ ○)「き、きぃぃぃ!!!!」
( ^Д^)「よし、いいぞきいている!!」
l■ □l「よっしゃ!一気にいくぜ!!」
ビービービー
「警告!警告!バッテリーが後2分しか持ちません!」
( ^Д^)「な…」
( ^Д^)l■ □ (´・ω・`) ξ゚听)ξ「なんだってー!!!!」
101 :
1:2006/12/07(木) 14:45:02.86 ID:qfFdHMHf0
すいません…やけになってギャグ物書こうと思ったんだけど無理ですね。
ほんとカスです。こんなクソスレ見たこと無い
102 :
VIP村人s:2006/12/07(木) 14:46:08.24 ID:JOPSMvfD0
総合で力つけてからまた立てな
103 :
VIP村人xxx:2006/12/07(木) 14:46:42.96 ID:apTYCNIr0
絶対そんなこと思ってないだろ
104 :
VIP足軽utu:2006/12/07(木) 14:47:59.34 ID:aqWdnSQ00
これはどうみても狙ってるだろwwwwwwwwwwwwww
105 :
1:2006/12/07(木) 14:48:09.69 ID:qfFdHMHf0
真面目に構想とかはあったんですけど…。
文章とか書いてみると全然だめでした。
でしゃばった報いですねほんと。
106 :
姫:2006/12/07(木) 14:51:08.95 ID:Cm98GGtN0
107 :
VIP侍:2006/12/07(木) 14:53:57.89 ID:Dw9RIqUrO
ガン作者とは別人か?
108 :
1:2006/12/07(木) 14:55:17.61 ID:qfFdHMHf0
初めてスレ立てて書きました…
総合で何回か投下したことはありましたが思い切って
独立してみたんですが、まだ早かったみたいです、すいません。
109 :
1:2006/12/07(木) 15:03:14.33 ID:qfFdHMHf0
このまま終わったらこの作品に申し訳ないような気がします。
もう一度初心にかえってかきます
( ^ω^)が最強の漢を目指すようです 〜新章〜
110 :
門番の娘:2006/12/07(木) 15:04:58.28 ID:NDCPwclx0
結局やるのかwwwwwwww
111 :
1:2006/12/07(木) 15:05:52.16 ID:qfFdHMHf0
ミ,,゚Д゚彡「ツンさん、放課後暇ですか?
ξ゚听)ξ 「あら、何か用? フサギコさん」
ミ,,゚Д゚彡「もしよければ僕とお茶に…」
シュウウウウ……
ミ,,゚Д゚彡「う、うわ!なんだこの煙!?」
( ´∀`)「…」
ミ,,゚Д゚彡「こ、黒人!?」
( ´∀`)「お嬢様に何か?」
ミ,,゚Д゚彡「い、いえなんでもないですあはは・・・さ、さよなら!!」
ξ゚听)ξ 「…はぁ、またなの」
112 :
1:2006/12/07(木) 15:09:33.72 ID:qfFdHMHf0
日本中のボンボンが集まるニュー即学校、そこの第二学年にツンは所属していた。
ξ゚听)ξ「だから言ってるでしょクロスケ。そんなことだから彼氏の一人もできないのよ」
( ´∀`)「お父様の言いつけですので」
ξ゚听)ξ「はぁ…はいはい。あんた達はお父様に雇われたボディーガードだものね」
ツンはため息をつきながら帰路を歩いていた。
ξ゚听)ξ「ほんとに過保護すぎなのよ…あーあ、誰か私を連れ出してくれないかしら」
それがツンの夢だった。
113 :
1:2006/12/07(木) 15:18:41.02 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「はっはっは…」
(;^ω^)「今日は早く帰ってゲームするお!!」
ξ゚听)ξ「あーあ…」
(;^ω^)「!?」
ドンッ!
(;^ω^)「いたた…」
ξ゚听)ξ「ちょ、ちょっとどこ見て歩いてるのよ!!」
114 :
VIP足軽q:2006/12/07(木) 15:20:47.23 ID:nPH9PRt+O
カオスwww
115 :
1:2006/12/07(木) 15:21:20.30 ID:qfFdHMHf0
(;^ω^)「そっちこそ前向いて歩けお!!」
ξ゚听)ξ「はぁ〜あ、そんなこといっちゃったら…」
シュワァァァァ…
ξ゚听)ξ「出てきちゃうじゃない…」
( ´∀`)「お嬢様に何か?」
(;^ω^)「おっ…?」
ξ゚听)ξ(はぁ、どいつもこいつもクロスケ見たらこのリアクション。ほんとに凡人は…)
( ^ω^)「すごいお!!」
ξ゚听)ξ「…は?」
116 :
1:2006/12/07(木) 15:23:23.34 ID:qfFdHMHf0
ブーンは怯えるどころか目をキラキラさせ、子供のように喜んでいた。
( ^ω^)「おっさんどうやってでてきたんだお?マジシャンかお!?」
(;´∀`)「…」
ξ゚听)ξ「ちょ、ちょっと!」
( ^ω^)「んあ?」
ξ゚听)ξ「…あんた、こいつが恐くないわけ?」
117 :
1:2006/12/07(木) 15:28:05.91 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「恐い?なんでだお?あ、確かにこのサングラスはヤクザみたいだお」
ξ゚听)ξ「…」
驚いた。クロスケを見てもここまで平然としていられる人間がいるなんて…。
( ^ω^)「…ってこんなことしてる場合じゃないお!んじゃ!」
タッタッタ…
ξ゚听)ξ「え、ちょっとまってよ!あんた名前くらい…」
( ^ω^)「内藤! 内藤ホライゾンだおー!!!」
ξ゚听)ξ「あ、あたしは―ツン!!」
久々に大声で叫んだ。
聴こえたのだろうか、内藤はこちらに手を振って走っていった。
ξ゚听)ξ「…おもしろいやつ」
118 :
1:2006/12/07(木) 15:34:13.71 ID:qfFdHMHf0
初めてだった。クロスケを見て逃げなかったのも、私と対等に話をしたのも。
自然と笑みがこぼれ、クロスケが不思議そうに夏紀を見やる。
ツンは振り返り、笑い掛ける。
ξ゚听)ξ「やっと、見つけた!」
( ´∀`)「お嬢様?」
ξ゚听)ξ「私、絶対あの人と友達になる!!」
119 :
1:2006/12/07(木) 15:36:10.00 ID:qfFdHMHf0
>クロスケが不思議そうに夏紀を見やる。
訂正、クロスケが不思議そうにツンを見やる。
120 :
1:2006/12/07(木) 15:39:27.87 ID:qfFdHMHf0
一日七時間もある授業を生き延び、太陽が暮れ始めたら下校である。
元来勉強などこれっぽっちも好きではなかったツンにとって、その七時間は苦痛過ぎた。
ξ゚听)ξ「はぁ…やっと終わった」
帰路に着いて歩き、両手に下げた鞄を膝の前に添える。時折吹く春の風はまだ少しだけ肌寒い。
空には赤色の夕日が浮かび、長い長い影法師を作っている。ツンが歩くたび、影法師は付いて来る。
それが少しだけ嬉しかった。
ξ゚听)ξ「ただいま〜」
121 :
1:2006/12/07(木) 15:46:27.08 ID:qfFdHMHf0
(´・ω・`)「お帰りなさいませお嬢様…ってなんですかその格好は!」
ξ゚听)ξ「どう? 似合う?」
帰路の途中でスカートを折り、ミニスカートに変身させたのだ。
(´・ω・`)「「似合いますよ。でも、今日だけですよ?」
ξ゚听)ξ「わかってる。こんな格好、学校じゃ見せられないもの。お父様が帰ってくるまで、ね?」
(´・ω・`)「仕方ないですね。ところで今日は学校はどうでした? ちゃんと勉強に付いて行けてますか?」
その言葉にツンはムスッと頬を膨らませ、窓に肘を着いて外の景色を眺めながら返答する。
ξ゚听)ξ「まだ平気。でも学校は大変。もっと良いとこ行けばよかったなぁ……」
122 :
1:2006/12/07(木) 15:53:04.92 ID:qfFdHMHf0
(´・ω・`)「そのお言葉、一体何回聞いたでしょうね? でも、」
ξ゚听)ξ「わかってるわよ。自分で決めた以上、頑張れ、でしょ? それも何回も聞いた。
でも、頑張ってるんだけど、やっぱりね……」
それからツンは何も言わずに自室へ向かった。
部屋に入って電気を付ける。カーテンが閉められたその部屋に明かりが射し、
長年使っている家具などが目に入る。一人で使うにはあまりにも大きいその部屋が、ツンの自室だった。
123 :
1:2006/12/07(木) 15:58:11.59 ID:qfFdHMHf0
制服を着たまま、ツンはベットまで歩み寄る。
鞄を放り出し、ベットに倒れ込む。スプリングが軋んだ音を立て、体が沈む。
気持ち良い感じがするがどこか切なかった。
仰向けにベットに寝転がり、片手で目を庇う。瞳を閉じて移る彼を想う。
ξ゚听)ξ「内藤…」
あれから3日たったが、彼をあれ以来見かけたことは無い。
彼と、友達になりたかった。
ξ゚听)ξ「……やっぱりまた会える訳なんて無いよね」
そう思うと何だか泣きたくなった。
閉じた瞳から熱いものが溢れてくるのがわかる。泣くな、泣いちゃ駄目だ。
強く、なろう。そうツンが思い、ゆっくりと意識を深い闇へと落としていく。寝たかった。
寝て起きたら、強くなっているはずだった。だから、今は、今だけは――。
124 :
VIP村人w:2006/12/07(木) 16:02:10.07 ID:WVmlAPcv0
やれば出来るジャマイカwwww
125 :
1:2006/12/07(木) 16:02:59.23 ID:qfFdHMHf0
何かが聞こえた。ノックのような、小さいけどやけに響く音だった。
ふと目が覚め、ぼんやりと辺りを見まわす。自分の部屋だった。
どうやらあれから電気を付けたままで本当に寝てしまったらしい。
壁に備え付けられた時計で時刻を見ると九時を十分ほど過ぎていた。
ξ゚听)ξ「やば…あれから寝ちゃったんだ…」
コンコン、とまた何かが窓を鳴らす。
ξ゚听)ξ「なんだろう…鳥かな?」
ベットに座ったまま、カーテンに手を掛けた。そして、そのカーテンを開けた。
最初、そこに何がいるのか全くわからなかった。
( ^ω^)「グットナイト〜だお」
ξ゚听)ξ「…」
絶句した。
126 :
水汲みおしち:2006/12/07(木) 16:04:23.12 ID:NDCPwclx0
天然臭は相変わらずだが
普通に読める希ガス
127 :
VIP魔王:2006/12/07(木) 16:08:00.44 ID:apTYCNIr0
正直物足りねえな
128 :
1:2006/12/07(木) 16:08:30.76 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「き、きゃ(ry」
(;^ω^)「しー!!」
ξ゚听)ξ「あ…あ、ご、ごめんなさい。驚いちゃって」
暴れる心臓をなんとか落ち着かせてガラス越しに内藤に向かって言う。
声を小さくしているつもりなのだが、どうしても大声になってしまう。
ξ゚听)ξ「内藤さんっ! どうしてここにいるんですか!」
自信満々に内藤は笑う
( ^ω^)「実はあの後、通学路で事故があったんだお。あの時ツンちゃんとぶつかってなかったら
僕は事故に巻き込まれていたお…。だからお礼しにきたおぶひひww」
ξ゚听)ξ「…は、はぁ」
(;^ω^)「そ、それより窓開けてほしいお。この体勢かなりきついお」
よくよく見れば、内藤は両腕で窓際にしがみ付いていた。ツンの部屋は三階にある。ベランダはない。
つまり、もし内藤が力尽きればそのまま地面に落下してしまう可能性がある。
慌てて鍵を外して窓を開け、それと同時に内藤が腕の力だけで体を上げ、窓際に座り込んだ。
129 :
1:2006/12/07(木) 16:13:30.89 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「改めまして久しぶりだお! 住所調べたり下見したりで忙しかったんだおw」
ξ゚听)ξ「あ、あの下見って、というかそれ以前に住所調べるって…」
その問いに、ブーンは包み隠さずけろっと言った。
( ^ω^)「ん。この家の下見だおw泥棒みたいでかっこいいお? これ僕のポリシー。んでこの迷彩服は僕の勝負服ですおw」
言われて初めて気づいたが、内藤は迷彩服を着ていた。だがそんなことよりも――。
ξ゚听)ξ「……内藤さんって、変な人なんですか?」
内藤は苦笑する。
( ^ω^)「まあそう言っちまえばそうだお。でも変な人であって変人ではない、間違ってもそうじゃないんだお。それだけは信じてくれお!」
130 :
VIP下手人:2006/12/07(木) 16:15:02.52 ID:DqDK0Q1v0
これは予想GUY
131 :
1:2006/12/07(木) 16:17:03.32 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「一緒じゃないんですか……?」
( ^ω^)「違う。それはすごく違う。いいか、変な人と変人の違いはまず、」
ξ゚听)ξ「あの、とりあえず上がりませんか? 窓際に座ってると危ないですから」
そう言われてやっと内藤はその事実に気づいたように「おおっ」と驚き、「ごめんだお、上がらしてもらうおw」と
靴を抜いで夏紀の自室に上がった。それから部屋を見まわし、「うはっ、ゴージャスwこんな部屋に住んでいる人っているのかお!」と夏紀に向き直る。
132 :
1:2006/12/07(木) 16:19:37.71 ID:qfFdHMHf0
またツンの名前打ち間違えた。
設定上、夏紀ツンっていう名前にしてるので
夏紀はツンの苗字です。
133 :
1:2006/12/07(木) 16:23:28.55 ID:qfFdHMHf0
しかしツンはそれどころではない。部屋に上がれと言ったのは自分だ。
だが、この部屋に家族以外の他人を入れたのは初めてだった。
本当の自分を知られたくないから誰も入れないようにしていた。
本当の自分を知られて嫌われるのが怖かった。
ξ゚听)ξ「…」
嫌われたくない。絶対に、良い子ちゃん擬態は外せない。もし本当の夏紀を見せてしまったら、嫌われるかもしれない。
それだけが、本当に怖かった。
( ^ω^)「…ツンちゃん?」
ξ゚听)ξ「――え、あ、はい。な、なんですかっ?」
( ^ω^)「疲れない?」
胸にナイフでも突き刺されたような感じがした。内藤の真剣な目が鋭い刃物のように感じた。
134 :
VIP悪魔:2006/12/07(木) 16:24:34.55 ID:vJa54IwnO
……これが最強の漢か?
それに名前も……
まさか、もともと別の小説で書いてたのを、
ブーンとツンに入れ換えただけとか……?
135 :
VIP魔王:2006/12/07(木) 16:26:04.14 ID:apTYCNIr0
多分そうだと思うな
恐らくスレタイと最初の投下は集客が狙いだったんじゃないか
136 :
1:2006/12/07(木) 16:27:45.01 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「僕、こう見えても人を見る目はあるつもりだお。最初に会った時から思ってたんだけど、
ツンちゃんってそんな風にしてて疲れないのかお?」
ξ゚听)ξ「どう、いう、意味……ですか……?」
なんとかそれだけ絞り出したが、しかし内藤はさらに続ける。
( ^ω^)「その敬語、それ本当のツンちゃんじゃないお? 素で敬語で話す子を僕は知ってるお。
だからツンちゃんには違和感を感じる。それに、」
( ^ω^)「楽しそうじゃないお、今のツンちゃん」
ξ゚听)ξ「!!」
137 :
VIP村人w:2006/12/07(木) 16:31:23.50 ID:WVmlAPcv0
ブーンがものすごく不思議くんだな
138 :
1:2006/12/07(木) 16:31:40.24 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「う、うわぁぁぁん!!」
装っていた擬態が、何もかも弾けた。
視界が涙で歪む。口から嗚咽が漏れ、その場に崩れ落ちた。
(;^ω^)「ご、ごめんだお!! ぼ、僕いっちゃいけないこと言っちゃったかお!?」
ツンは泣き声を殺すだけでいっぱいだった。
今まで必死に積み上げて来たものが一気に崩れたような気がした。
何をやっていたんだろう、とツンは思う。
擬態を見抜かれるのが何より怖かった。本当の自分を見られると嫌われそうでどうしようもなかった。
でも、心のどこかでは願っていたのかもしれない。本当のツンを見つけ出してくれる人を。
――楽しそうじゃない。そう言ってくれる人を、無意識の内に探していたのかもしれない。
139 :
1:2006/12/07(木) 16:37:47.45 ID:qfFdHMHf0
(;^ω^)「いやー驚いたお。いきなり泣き出すとは予想外…何度もいうけど、ごめんだお」
ξ゚听)ξ「もういいってば。あれは私が悪いの。だから気にしないで」
まだ赤い目を指で擦り、ツンは照れ隠しのために少しだけ笑う。その微笑を見て、内藤が真剣な顔で考え始める。
(;^ω^)「でも、僕、ツンちゃんを泣かしちゃって…お礼にきたのに無礼をはたらいたかんじだお」
ξ゚听)ξ「だからいいって言ってるでしょ。それより内藤」
( ^ω^)「ちょw呼び捨てかお…。さっきまで内藤さんとか言ってた可愛いツンちゃんは一体どこへ行ってしまったんだお?」
カチンと来た。良い子ちゃん擬態を纏っていて疲れないかと訊いたのはそっちではないか。
それでこっちが本来の自分に戻って素直に会話をしているのにその言葉はなんということだろう。
140 :
1:2006/12/07(木) 16:42:26.25 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「内藤が疲れないかって言ったから本当のあたしを見せてるのに、その言い方は失礼だよ」
( ^ω^)「む。……それはたしかにそうだお。今の言葉は撤回させて欲しいお」
ξ゚听)ξ「認める。でもさ、あたしが内藤って呼んでるんだから、内藤もあたしのことを呼び捨てていいよ」
( ^ω^)「いやそれはできないお。僕が女の子を『ちゃん』付けで呼ぶのはポリシーだお。それだけは譲れないお」
ξ゚听)ξ「ダメ。あたしのことを呼び捨てにする。そうじゃなきゃもう一回泣いてやる」
( ^ω^)「ちょwその脅しは汚いお!」
ξ゚听)ξ「いいもん汚くても。さ、どうするの?」
( ^ω^)「うぬぅ……しかしまた泣かれれうのは勘弁だお。その条件飲もむお」
ξ゚听)ξ「ありがと」
そう言ってツンが微笑み掛けると、内藤は苦笑した。
141 :
1:2006/12/07(木) 16:45:57.27 ID:qfFdHMHf0
何だかさっきまでの出来事が嘘のようだった。
それに、たぶんこんなにも自然体で話せる同年代の子は内藤だけだと思う。
今まで、少なからず擬態を纏って人と触れ合ってきた。
本当の自分を知られ、嫌われるのが怖かったから。
しかしどうだろう。この目の前にいる内藤という男の子とは在りのままの自分で話せる。
まだ二回しか会ったことはないのだが、なぜかずっと昔から知っているような親近感を覚えた。
幼馴染のように、何でも話せる感じだ。
ξ゚听)ξ「星がきれいね…」
( ^ω^)「……僕の親友が、星を見るのが好きなんだお」
同じように夜空を眺めながら内藤が言う。
その口調がなぜか悲しげだった。
142 :
VIP足軽e:2006/12/07(木) 16:46:23.96 ID:YiJM0W+n0
143 :
1:2006/12/07(木) 16:50:59.30 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「毎日毎日天体観測してるんだお。昔は一人でだったけど、今じゃ二人で…。
ちくしょう、友情より愛情を取った薄情な親友だお。」
ふと気に掛かる
ξ゚听)ξ「友情よりってことは、もしかして彼女ができたとか?」
核心を突かれた内藤は盛大なため息を吐き出した。
( ^ω^)「まあそんな感じだお。正式に付き合ってる訳じゃねえんだけど、もう二人の世界なんだお。
微妙な僕のポジションじゃその中に割って入れないお。
しぃちゃん……やはり最初の出会いが肝心だったのか……」
出てきた女性の名前に、なぜか胸が痛んだ。
聞くのが怖い、だけど聞かなければ何も進まない。
ツンは夜空から視線を外し、外を見ている内藤に目をやり、勇気を振り絞った。
144 :
VIP足軽s:2006/12/07(木) 17:00:50.61 ID:nPH9PRt+O
支援
145 :
1:2006/12/07(木) 17:10:27.57 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「もしかして、その子のこと……好き、だったの……?」
そして内藤はすぐに言った。
( ^ω^)「好きだよ」
止まったはずの涙がまた溢れてきそうになった。
震える声を押し殺し、「そう、なんだ……」と何とかそれだけ吐き出し、俯く。
たぶん、いま自分はすごく惨めな表情をしているに違いなかった。鏡で見なくてもわかる。
まだ夜空を見上げ、ツンの表情に気づいていない内藤はそのままで苦笑する。
( ^ω^)「まぁ友達として、だけどおw」
ξ゚听)ξ「……え?」
俯いていた顔が自然と上がる。優しく語る内藤の横顔から目が離せなくなる。
146 :
1:2006/12/07(木) 17:11:50.38 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「しぃちゃんは僕じゃダメってことくらい会ってすぐわかってたお。こんなこと言ってると
振られた男の偽善とか思われるかもしれないけどそれでもいいんだお」
( ^ω^)「ただ、あの二人ってどっか似てるんだお。だから会ってすぐに、なるほど、とか思ったんだお。そんな二人に僕から出来ることは手助けしてやることくらい。
…っても最後の手助け以外あんまり意味のないただの嫉妬みたいな感じだったんだけどww――ってどうしたんだおツン!? 僕、何かまた変なこと言ったかお!?」
ふとこっちを見た内藤と真っ直ぐに目が合った。
そしてそう言われて初めて気づき、慌てて指で目を擦る。
それから内藤に向き直り、無理やり笑って首を振る。
ξ゚听)ξ「な、なんでもないよ。だた目にゴミが入っただけ」
( ^ω^)「……でも」
内藤には隠し事はできないんだろうなと思った。内藤が次に何を言うのかをわかっていたからこそ、ツンは先に言った。
ξ゚听)ξ「あたしは思わないよ」
147 :
1:2006/12/07(木) 17:16:38.47 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「あたしは偽善なんて思わない。それは内藤が優しい証拠だよ」
意外なその言葉を受け、内藤は恥ずかしそうに鼻の頭を指で掻いた。
( ^ω^)「な、なんか素でそんなこと言われると照れるおw」
ξ゚听)ξ「いいじゃん、あたしがそう思ったんだから。それに、あたしのことちゃんと呼び捨てにしてくれたしね」
( ^ω^)「約束は守るお。じゃなきゃ最初から約束なんてしないお」
その一言で思い出した。なぜ内藤がここにいるのか。それは、
ξ゚听)ξ「ねえ、お礼って何してくれるの?」
そして内藤もその一言で思い出したようだ。「おお、そうだお、忘れてた」と手を叩き、まずは頭を下げた。
そしてすごく丁重な言葉で
( ^ω^)「遅くなって申し訳ありませんお。あの時は助けて頂き誠にありがとうございましたお。今日はそのお礼をと思いここに参上しましたお」
ξ゚听)ξ「……似合わないね、その言葉遣い」
( ^ω^)「あ、やっぱりかお?」
ξ゚听)ξ「うん。普通の方がいい」
148 :
1:2006/12/07(木) 17:20:56.93 ID:qfFdHMHf0
すると内藤は笑い、
( ^ω^)「とまあ堅苦しいのは置いておいとくお。お礼…本当は何か持って来ようかと思ってたんだけど
それじゃ誠意が足りない気がしたからやめたお。だから僕から一つ提案があるお」
ξ゚听)ξ「なに?」
( ^ω^)「僕が君の願いを一つ叶えるお。何でも言ってくれお」
その言葉の意味を、しばらく理解できなかった。呆然と内藤を見つめ、
ξ゚听)ξ「……お願い、叶えてくれるの……?」
( ^ω^)「そうだお! ただ世界を変えろとか月まで飛んでけとか海の水を失くせとか
そういうのは無理だお。僕に出来る範囲で頼むお。それで、願いはあるかお?」
149 :
1:2006/12/07(木) 17:25:48.33 ID:qfFdHMHf0
笑ってそう問い掛ける内藤の微笑を見つめる。
願い。そう言われて、思いついたのはたった一つしかなかった。内藤に初めて会った日にもそう思った。
クロスケに話したら不思議がられた。
だけど、それがツンにとっての一番の願い。
ξ゚听)ξ「あたしと……と……とも」
内藤はこちらに目を向けながら、「ん?」と返答する。
ξ゚听)ξ「あたしと友達になって」
沈黙が降り立った。やがて内藤が不思議そうにツンを見やる。
150 :
1:2006/12/07(木) 17:31:13.26 ID:qfFdHMHf0
( ^ω^)「え、なんだお? ごめん、もう一回言ってほしいお」
ξ゚听)ξ「だから、あたしと友達になって」
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「ぷ、ぷはははははww」
内藤の顔が歪み、一気に笑い出した。
目に涙を浮かべ、何がそんなに可笑しいのかってくらいに笑い転げる。
その笑い声を聞いたツンは一瞬で顔を真っ赤に染めた。照れなど通り越して怒りが沸いて来る。
絨毯の上を転がり回る内藤を睨み付け、叫ぶ。
ξ゚听)ξ「笑わなくてもいいでしょっ!! 何で笑うのよ!! あたしは真剣にそう思ってるのに、何で内藤はっ……!!
だって、あたし……あたしはっ……!!」
今日何度目かの涙が溢れ出た。肩を震わし、手の甲で涙を拭う。
後悔の念が押し寄せてきた。内藤なら真剣に受け止めてくれると思ったのに。
自分のすべてを見てくれると思ったのに。結局、それはツンの買い被りに過ぎなかったのだ。
内藤も他の人と同じだった。本当の自分を見せてしまっては嫌われるだけなのだ。
最初から全部、ツンの自惚れだった。内藤と友達になりたい。
どうしようもない本音を否定された。
もういい。何もかも投げ出してしまいたかった。
151 :
1:2006/12/07(木) 17:38:42.10 ID:qfFdHMHf0
そして、内藤が急に笑うのを止めた。いきなり真剣な表情になってベットに座り、ツンを見やる。
( ^ω^)「あ、ちょ、泣かないでお。誤解なんだって、誤解」
返事をしないツン。内藤は大きく息を吐き、それからこう言った。
( ^ω^)「てゆーかさ、僕たちもう友達だお?」
ξ゚听)ξ「――……え?」
( ^ω^)「こんな時間に一緒の部屋にいて、挙句の果てには同じベットに座ってる。
それで赤の他人、とか言われたら僕の方がショック受けるお」
( ^ω^)「笑ったのは、ツンがまさかそんな当たり前のことを願いごとにして言ってくるなんて
想像もしてなかったからなんだお。
正直な話、何だか素直だなあって思ったお」
涙を拭うのも忘れ、ツンは呆然と内藤を見つめる。
その視線の先で、内藤は笑った。
( ^ω^)「僕とツンは、もう友達だお?」
152 :
VIP足軽x:2006/12/07(木) 17:39:06.55 ID:3TpzuwHH0
153 :
1:2006/12/07(木) 17:42:43.41 ID:qfFdHMHf0
ξ゚听)ξ「…」
ペシン!
(;^ω^)「いたっ!痛いお!なんで叩くお?」
ξ゚听)ξ「…叩きたいから!」
(;^ω^)「ちょww」
笑いながら顔を守るように腕をあげる内藤が、無性にかわいく見えた。
もう何だかどうでもよくなった。細かいことなんてどこかに吹き飛んでしまったような気がした。
やっぱり内藤は他の人と違う。そして、そんな内藤はあたしの友達。
その二つだけが残っていて、他のことなんて今は頭の中にはなかった。
全部、夜の風に吹かれて飛んでいったのかもしれない。
ξ゚听)ξ「内藤、ありがとう」
154 :
1:2006/12/07(木) 17:47:26.07 ID:qfFdHMHf0
今日、内藤に会えて本当に良かった。心からそんな風に思う。
もし内藤と会ってなかったら、何も変わらない日常が待っていた。
だけど、内藤との出会いがすべてを変えたような気がする。
これから、ツンは変わって行けると思う。もう擬態を纏わず、
内藤以外の人にも本当の自分を見せられるようになると思う。
内藤がいてくれると思うと、それだけで支えになった。あたしは、変われる。
( ^ω^)「それじゃあ、僕は帰るお」
内藤は窓に足をかけると、思い出したように「そうだ」と言いこちらを向く。
( ^ω^)「明日の夜、ツンは時間あるお?」
ξ゚听)ξ「明日って、土曜日?」
( ^ω^)「そう、土曜日だお。学校休みだお? だから夜更かししても問題ないお?」
ξ゚听)ξ「え、う、うん……時間は、ある……けど……」
155 :
1:2006/12/07(木) 17:54:00.00 ID:qfFdHMHf0
何だか急に恥ずかしくなる。夜に時間があるか、夜更かししても問題ない。それから連想できるのはつまり――。
そんなツンの心境など露知らず、内藤は提案する。
( ^ω^)「明日、星を見に行くお!最高に綺麗な場所を知ってるんだお。
それが僕からツンへのお礼ってことで……って、どうしたお?
顔真っ赤にだし、怖い目つきして……僕、また変なこと言ったお?」
ξ゚听)ξ「う、うるさいバカっ!!」
もう一発、内藤を叩いた。今度は全力で。
理由がさっぱりわからない内藤は「な、なんでだお!?」とツンから緊急回避する。
それをツンは追い掛ける。死ぬほど恥ずかしかった。そしてそれ以上にそんなツンの心情を全く理解できていない
内藤の鈍感さに腹が立った。
「待て内藤っ!」「なんでだおー! 僕さっき真面目だったお!」「問答無用!! うりゃっ!」「痛っ! ちょw手加減するお手加減っ! これ絶対手形付いたお!」
「うるさい! 乙女の純情を踏みにじった罰!!」「まだ何もしてないお! 手出したなら僕が悪いけど、ただ、って待つお、僕の話を聞いて、聞いてって――――っ!! ア――――っ!!」
窓から内藤が突き落とされ、必死に窓際に片手で掴まる。
下を見て三階ということを思い出し、ツンに向かってSOSを飛ばす。
そのすぐ後に正気を取り戻したツンによって内藤は救出された。
156 :
VIP足軽MS:2006/12/07(木) 17:54:58.71 ID:Ft0Vo11G0
157 :
1:2006/12/07(木) 17:55:20.87 ID:qfFdHMHf0
窓から見える星空は少しだけ儚い感じがする。だけど、だからこそ綺麗だった。
いつかあたしも、在りのままの自分を見せたい。太一には、もう見せたような気がするけど、もっと大勢の人に。何も纏わない、本当の十条路夏紀という人間を、もっといろんな人に知ってもらいたかった。恐れることは何もない。
内藤がいてくれる、それが勇気になるから。
あたしは、変われる。ううん、変わらなくちゃいけない。
……ね? 内藤。
158 :
VIP魔法使い:2006/12/07(木) 18:10:09.02 ID:mTD24qnz0
すげえ良作
しかし猿くらったかな?(´・ω・`)
159 :
VIP魔法使い:2006/12/07(木) 18:10:19.69 ID:mTD24qnz0
期待age
160 :
VIP魔法使い:2006/12/07(木) 18:10:30.02 ID:mTD24qnz0
期待age
161 :
VIP魔法使い:2006/12/07(木) 18:10:40.44 ID:mTD24qnz0
期待age
162 :
VIP魔法使い:2006/12/07(木) 18:10:51.65 ID:mTD24qnz0
期待age
163 :
VIP皇帝:2006/12/07(木) 19:00:38.78 ID:oUeshssD0
(*。Э。*)保守
164 :
VIP足軽hentai:2006/12/07(木) 20:22:40.67 ID:3p6nDEey0
ほ
165 :
VIP村人XL:2006/12/07(木) 20:26:42.44 ID:WVmlAPcv0
正直ベタすぎて・・・・
文才はあると思うんだがなw
166 :
宿屋の女中:2006/12/07(木) 20:45:36.28 ID:kpUfG8M6O
おきかえただけか。
167 :
VIP足軽j:2006/12/07(木) 21:58:54.08 ID:IvXNVuUJ0
168 :
水汲みおしち:
ほ