1 :
◆7at37OTfY6 :
2006/12/04(月) 21:00:12.27 ID:i7MwlZhN0
2 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:00:21.98 ID:QvlV/pAG0
ktkr
3 :
VIP神 :2006/12/04(月) 21:00:30.28 ID:mAWrBe7Q0
図に乗るな
4 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:02:04.02 ID:i7MwlZhN0
本日で一応この物語は終わりとなります、 お時間ありましたらお付き合いよろしくお願いします。 それでは投下行きたいと思います。
5 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 21:02:51.21 ID:9R5apKhjO
最終回か
6 :
だんご屋のはる :2006/12/04(月) 21:03:33.87 ID:KFaQBDaM0
そうか、終わりかあ
7 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:03:42.28 ID:QvlV/pAG0
ついに終わりかぁ。
8 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:04:07.46 ID:i7MwlZhN0
第二十五話『魔女狩』 (;゚Д゚)「ば……バカな」 信じられない、といった様子でギコは幾度とそのボタンを押し直した。 それでも、やはり爆弾は何の反応も示さなかった。 ブーンも、ツンも、クーも、ドクオでさえも今回こそはもう駄目だと思った。 もう終わったと確信した。 ……が、そこには情けなく幾度もボタンを押す息絶え絶えなギコの姿があった。 ξ;゚听)ξ「ギコ……」 (;゚Д゚)「うるさい、うるさい、うるさいッ!!」 スイッチを投げつけると一瞬にしてギコは体全体から力が抜けるのを感じた。 血は、ドクドクと絶え間なく流れ出続ける。 (;゚Д゚)「お前か……またお前か、ショボン!! 今度は何をやった!!」
9 :
籠屋の銀二 :2006/12/04(月) 21:04:15.37 ID:jMi5K2YdO
楽しみだ
10 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:06:10.64 ID:i7MwlZhN0
(´・ω・`)「なに、銅線の電気抵抗を極めて高くしたまでさ。 絶縁するほどにね」 何度スイッチを押しても、その電気信号は伝えられることがなかったのだ。 だから……爆弾はこうも平然とその姿形を残しているんだ。 (´・ω・`)「ちなみに電気抵抗を高めるなんて事は普通の魔女じゃ出来ない事だよ、僕の研究の集大成であり、魔女の真髄さ」 誰も聞いていない、それでもショボンは自己満足に耽ったように言った。 そんな事はどうでもいいというのに、それ以上に聞きたい事など山ほどあるというのに。 ギコはあまりの異常な状況に現状把握が追いつかない。 それ以上に自分は死ぬ、その恐怖が背後に立ち、考えなど冷静に出来ない。 しかし冷静で無い事が功を奏したか、スイッチのコードを切ってやろうという暴挙を思いつく。 考えが先、その後に「コードを切っても爆弾が爆発する」という自分の言葉を反復した。 コードを手に持った。 (;゚Д゚)「はは……、ショボン、オマエだけ……ふざけるなよ、一緒だ、みんな一緒に……」 腕に力を込めた。 そして一気に引っ張り千切る。
11 :
11 :2006/12/04(月) 21:06:52.45 ID:2qAz6T+n0
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 + このスレッドは10を超えました。
〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
/ ! + 。 + + *
http://ex14.2ch.net/news4vip/ ./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
12 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:07:51.47 ID:QvlV/pAG0
しえん
13 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:08:14.33 ID:i7MwlZhN0
(;゚Д゚)「?」 おかしい、腕に力を込めて左右に引っ張ろうとするが、上手く引けない。 どうしてだ、それほど硬くも無いコード、このコードが切れない。 腕に力が入らない、動かそうと思っても動かない。 ショボンはそんなギコを蹴り飛ばした。 (´・ω・`)「脳からの信号が腕に伝わっていないんだ、どういう意味か分かるかい?」 『抵抗を高める』。 ショボンが自らを特殊だと自負する理由はここにもあった。 魔女について研究し、彼自身が編み出した希代の能力。 余談となるが、彼は弟者との戦いでこの事について話をしていた。 だからこそ弟者はその話がフェイクだとは見抜く事が出来なかった、あまりに真実味を帯びていただけに。 最後まで説明を仕切らなかっただけで、この能力の根源についてを語っていたのだから見抜けないのも当然だろう。 魔女の力の所以。
14 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:10:18.85 ID:i7MwlZhN0
(;゚Д゚)「くそぉ……くそぉ、く……」 体が思うように動かない、信じた仲間に裏切られる、その上でこれほど不本意に死ぬ羽目になるとは。 (;゚Д゚)「はぁ……はぁ……くっ!」 もう話することすら辛いか、ギコは頭を地面につけ、黙り込んだ。 声も、体全体も震えていた。 彼は泣いていた。 ξ;゚听)ξ「ギコ……」 何も反応しないギコに、構わず続けた。
15 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:12:21.79 ID:i7MwlZhN0
ξ;゚听)ξ「私を……助けてくれてありがとう」 (,,;Д;)「……くそぉ……ち、くしょぉ……」 ξ;゚听)ξ「……」 まもなく彼はその場の全員に看取られ、絶命した。 流れ出る血量が少なくなる、それは心配機能が停止した証拠だ。 激しい焦燥感が駆け抜けた。 ξ;凵G)ξ「ギコ……」 泣き出すツンをブーンは撫でてやる。 何も気の利いた言葉をかけれず、結局はそんな行動しかできなかった。 そんな空間ではあったが、まだ……すべては終わっていないのだ。 川 ゚ -゚)「ショボンさん」
16 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:12:58.14 ID:QvlV/pAG0
支援
17 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 21:13:20.27 ID:sTOnqo+Y0
wktk
18 :
壷ふりお京 :2006/12/04(月) 21:14:03.77 ID:zZyVpeY+0
wktk支援
19 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:14:25.00 ID:i7MwlZhN0
(´・ω・`)「ん、なんだい?」 クーの呼びかけに、何事もなかったかのような素っ頓狂な返事を返す。 それでもクーは生真面目に尋ねた。 川 ゚ -゚)「ショボンさんは結局、私たちの味方なんですか敵なんですか? 何がしたいんですか?」 そう、ショボン。 彼の理解出来ぬ言動。 どちらに属するともいえない、その奇妙な行動。 (´・ω・`)「僕はギコに対して嘘をついていない、つまりこういうことだよ」 川 ゚ -゚)「わかりません」 目を背けずに、真っ直ぐとクーは睨み続けた。 やれやれと目を逸らしたのはショボンだ。 (´・ω・`)「クー、何が納得いかないんだい?」
20 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:15:03.40 ID:QvlV/pAG0
wktk
21 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:16:26.66 ID:i7MwlZhN0
川 ゚ -゚)「どうしてギコを殺したんですか? そして今までギコと連絡をとっていたとはどういうことですか? もうまったく理解できないです、貴方がわからないです」 (´・ω・`)「どこから説明しようかね……」 ショボンは逸らした目を軽くギコに向け、そして再びクーに戻した。 (´・ω・`)「君はどうしてギコを殺したことに納得していないんだい?」 川 ゚ -゚)「それは、ギコが……魔女が、やり方はどうあれ自益だけを考え自暴自棄に殺人をしていたのではないとわかったから…… 私だってブーンと同じです、分かり合って、再び共存の出来る世界を築き上げたかったです。 きっとギコは納得しなかったでしょうが、それでも出来る限り……」 (´・ω・`)「クー」 川 ゚ -゚)「はい?」 (´・ω・`)「『討伐対の使命』は、魔女チームの殲滅だろう? 今この結果の何が不安なんだ?」 川;゚ -゚)「それは……」
22 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:18:29.32 ID:i7MwlZhN0
黙り込んだクーが、次は目を逸らした。 (´・ω・`)「僕が魔女側の人間なら……容赦なく殺す、そうだったね?」 川;゚ -゚)「……いえ、確かにあの時はそう言いましたが……」 立場が圧倒的に悪くなり、言い返そうとするもすべてが空言となるのは明白だった。 所詮は口からの出任せになるんだ、以前の問答がそうであったように。 (´・ω・`)「安心してほしい、僕は魔女側の人間じゃないから」 川 ゚ -゚)「……」 ギコを殺したのだ、そうであることは『薄々』感付いていた。 川 ゚ -゚)「しかし……私たち人間側でもありませんね?」 (´・ω・`)「うん」 クーの質問に、ショボンは間髪いれず断言してみせた。
23 :
高校の女教師 :2006/12/04(月) 21:19:31.28 ID:CpdK4+8CO
支援
24 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:19:37.92 ID:QvlV/pAG0
もしかして…… wktk
25 :
武器屋のじじぃ :2006/12/04(月) 21:20:14.39 ID:NKcvXDCyO
しえん
26 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:20:44.81 ID:i7MwlZhN0
ξ#;凵G)ξ「ショボン、貴方は何なのよ!? 私達サイドにいて、魔女を率先して倒していきながらギコと連絡もとってて…… それで私たちの味方でないって、何がしたいの何が目的なの!?」 (;^ω^)「落ち着くお、ツン」 ξ#;凵G)ξ「なんでギコを殺したの? どうして……」 再びツンは泣き出し、ブーンが介抱した。 (´・ω・`)「やれやれ、君もギコの件で怒る性質かい……参ったね。 魔女を殺してあげたのに、こうも攻め立てられるなんて酷い扱いだ」 外ではまだ雨が降りつづけているのだろう、しかしそこの人間たちにとって、それはまったく聞こえなかった。 どことなく静かな、不思議な空間だった。 (´・ω・`)「人間と魔女の争いか……君たちには分かっただろう、それがどれだけ無意味なものだったか」 川 ゚ -゚)「はい、だから……説得して、再び魔女と――」 (´・ω・`)「和解なんて出来るわけないだろ、それはギコと話した君がよく分かっているはずだ」 川;゚ -゚)「……ッ!」
27 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:23:08.01 ID:i7MwlZhN0
(´・ω・`)「君たちがなまじ優しさを見せたことは、最もやってはいけないことだった。 分かるかい? ギコ、彼が自分の行為に自信をもてなくなったらどうなると思う? 彼が自分を信じれなくなったら、可能性として……」 ショボンは巨大な爆弾に目を向けた。 それが何を意味するか、言わずも分かることだ。 (´・ω・`)「同時、君たちが死ねばギコの暴走を止めようとする人なんていなくなっただろうね。 最初からそれが僕には分かっていた」 川;゚ -゚)「私たちは優しさを見せてはいけないのですか、そして死んではいけないのですか?」 (´・ω・`)「そうだ」 川;゚ -゚)「つまり……魔女が滅びるしかなかったということですか? 私はそれも納得できません、結局それでは人間の勝手じゃないですか!? こうも人間の思惑通りにいくなんて、同じ人間としても嫌気が差します!」 (´・ω・`)「だったらどうしろというんだ、感情論を振りまくんじゃない」 そう言われても、どうすることも出来なったことだって分かっている。 それでも……納得いかないのに。
28 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:23:57.07 ID:QvlV/pAG0
wktk
29 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:25:11.82 ID:i7MwlZhN0
(´・ω・`)「無意味な戦いを終わらせるには、それしかなかったんだよ」 それしかなかった……そう、魔女が滅ぶしかなかった。 事実この問題はすでに人間の思惑通り進み、魔女が絶滅の道を辿るしかなかった事は明らかだ。 人間が絶滅すれば魔女は生きていけない、それが食物連鎖の意図するところだから。 ピラミッドの土台である人間がいなくなれば、上の魔女も死への道を辿るしかないのだ。 今この世界の技術を維持できるのは人間であって、魔女ではないのだ。 (´・ω・`)「これは喧嘩なんて生易しいものじゃない、戦争なんだ。 終わらせるには、どちらかが絶滅の道を辿るしかない。 だから僕は人間と協力して、魔女を殺してきたんだ」 人間が血迷い、魔女を滅ぼそうとした時点ですぐにもショボンは人間側へついた。 そう、人間に魔女は見分けられない、最低でも人間側に一人は魔女が必要なことを知っていたから。 そして彼は血で血を洗い続けた、今日に至るまで。
30 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 21:25:58.83 ID:sTOnqo+Y0
支援
31 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:27:15.81 ID:i7MwlZhN0
川 ; -;)「どうして……自分たちが死ぬ道なんかを選択するんですか……」 これ以上誰も死んで欲しいと思っていなかったのに。 ジョルジュの死があんなにも彼女の心に傷跡を残したのに、なのにどうして死のうなんて。 クーはとうとう我慢しきれなくなり涙を流したが、その涙にショボンが心動かすことは無かった。 (´・ω・`)「言っただろう、魔女が生き残ってもこの世界は回らない、結局は滅んでしまうんだ。 そして和解が無理なのも言っただろう、分かったことだろう」 川 ; -;)「だからってそんなの……あんまりです……」 涙を流すクーに、ショボンは「すまない」とだけ言った。 そして今度はブーンとツンに向く。 (´・ω・`)「しかしそれも……今日で終わりだ」 ショボンの目は、明らかにツンに向いていた。 まさか……嫌な予感がした。 (´・ω・`)「君で最後だ、ツン君」 ξ;゚听)ξ「ひ……っ!」
32 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:27:55.85 ID:QvlV/pAG0
うわあああああツン!
33 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:29:20.72 ID:i7MwlZhN0
恐怖で後ずさるツンに、構わず歩を進めるショボン……と、その前にブーンとクーが割り込んだ。 ショボンは足を止めた。 切なげな独特の表情は崩れない。 (´・ω・`)「また……君たちは魔女を討つのを止めるんだね」 (#^ω^)「何でだお、ツンまで殺す必要なんてどこにもないお!」 川#゚ -゚)「もう止めて下さい、これ以上の犠牲に何の意味があるって言うんですか!」 ξ;゚听)ξ「二人とも……」 叫ぶ二人に、ショボンは肩を竦めた。 そして振り返り、反対に歩き始める。 (´・ω・`)「愛されているね、ツン君」 ξ゚听)ξ「……はい、ショボンさんも」 (´・ω・`)「……」
34 :
VIP皇帝 :2006/12/04(月) 21:30:32.34 ID:6qZZivIEO
(´・ω・`)フヒヒ
35 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:31:25.07 ID:i7MwlZhN0
ショボンは言葉を失って、ただひたすらに足を進めた。 他の四人とは次第に距離が離れていく。 十数歩進んだか、突然足を止めた。 しかし顔はこちらを向けない。 (´・ω・`)「ツン君、一つ約束してほしい」 ξ゚听)ξ「……はい」 (´・ω・`)「金輪際魔女の力を使わないと、約束してほしい」 ξ゚听)ξ「約束します、誓います」 即答すると、ショボンはふっと笑って振り返った。 いつもの表情、いつもの表情だが……どこか笑っているようにすら感じた。 (´・ω・`)「約束だ」 そう言ってショボンはポケットから銃を取り出した。
36 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:32:01.51 ID:QvlV/pAG0
しえん
37 :
だんご屋のはる :2006/12/04(月) 21:32:19.83 ID:KFaQBDaM0
アッー!
38 :
武器屋のじじぃ :2006/12/04(月) 21:32:31.90 ID:NKcvXDCyO
('A`)出番がないから支援するわ
39 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 21:33:24.50 ID:9R5apKhjO
・・・('A`)マンドクセ
40 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:33:29.79 ID:i7MwlZhN0
(;^ω^)川;゚ -゚)「ショボンさん!」 (´・ω・`)「……」 その銃を自分のこめかみにあてがうと、僅かに涙を流す。 (´・ω・`)「僕は……嬉しいよ、人間と分かり合える魔女がいてくれることを、誇りに思う」 川 ; -;)「止めて下さい、もういいんです、何も殺さなくてもいいんです!」 (;^ω^)「止めるお、ショボンさんが死ぬことなんかに意味はないお!」 ξ;゚听)ξ「何でですか、私だけ生き残っても……そんなのおかしいですよ!」 (´・ω・`)「……僕だって」 カチリ……と、ショボンは撃鉄を引いた。 指をしっかりと、トリガーに掛ける。 (´;ω;`)「僕だって死にたくない……でも、僕だって……人間が、憎いんだ」 子供のように泣きながら、震える口から声を漏らす。
41 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 21:34:01.55 ID:9R5apKhjO
ショボ…まさか
42 :
VIP皇帝 :2006/12/04(月) 21:34:46.18 ID:QvlV/pAG0
うわなんか目から変な汁が。
43 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:35:34.57 ID:i7MwlZhN0
ショボンは涙をすぐにも拭うと、ある男を呼んだ。 (´・ω・`)「ドクオ」 ('A`)「……はい」 突然呼ばれたにもかかわらず、ドクオは落ち着いて返事を返した。 (´・ω・`)「君は……『復讐』についてはどう思う?」 ('A`)「復讐ですか」 ふーっと長く息を吐き、ショボンに向き直る。 ('A`)「少なくともギコの復讐は無意味で自分勝手ですね。 相手を殺しても、喜ぶ魔女はもうこの世にいないのに……ギコもそれで本当に喜ぶわけではないでしょう? 何がしたいかわからないです、馬鹿げてます」 (´・ω・`)「無意味で自分勝手でバカか……違いない、僕も魔女の復讐など本当にそうだと思うよ。 やっぱり君を選んだのは正解だった、君の話を聞くたびに迷走していた自分を律せれた。 これでいいんだと自分の考えに自信を持って、確固たるものに出来た」 ('A`)「ありがとうございます、ただ……」 ドクオがここで含んだ。 ショボンが押し黙ると、確かにこう言葉が返って来た。
44 :
だんご屋のはる :2006/12/04(月) 21:35:47.31 ID:KFaQBDaM0
下手なお涙ちょうだいよりこういう方がずっといいわ
45 :
壷ふりお京 :2006/12/04(月) 21:36:28.01 ID:6qZZivIEO
クリリーーーーーーーーン
46 :
VIP用兵 :2006/12/04(月) 21:37:34.97 ID:TTaVpv8mO
ドクオがカッコイいぜ
47 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:37:39.86 ID:i7MwlZhN0
('A`)「あなたが死んだら、ギコ含め全ての意味はありませんよ? いい現世を残した所で、あなたが死んでは無意味です。 このままで……世の中を変えなくていいのですか?」 思わぬ言葉にショボンは再び涙腺が緩みそうになる。 どうして、今まで自分の考えを支援してきてくれたのに、どうして最後の最後でこう渋るような事を言うんだ。 決心が緩むじゃないか、ここまで頑張って円滑に事を運んできたのに……台無しじゃないか。 (´・ω・`)「もっと早く、そして君をギコに出会わせたかったよ」 ('A`)「そうですね、俺もこの無意味なことに力を注ぐ貴方たちとはちゃんと話したかった。 何を考えているのかを」 ドクオとの話を終えると、ショボンはまた四人に背を向けた。
48 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:39:44.50 ID:i7MwlZhN0
(´・ω・`)「人間よ、僕達魔女の死を背負って生きるがいいさ……」 そして目を瞑った。 (´・ω・`)(こんな時ばかり、雨の音が大きく聞こえるな……) パン、と、一際大きな音が鳴り響いた。 男は昏倒した。
49 :
VIP商人 :2006/12/04(月) 21:40:43.75 ID:GXhbF/ab0
( ^ω^)
50 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:41:37.21 ID:QvlV/pAG0
切ないなぁ。
51 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:41:49.55 ID:i7MwlZhN0
音がすると同時、クーとブーンはすぐにもショボンに駆け寄った。 川;゚ -゚)「ショボンさん!」 無理だ、無茶だ。 死んでいるに決まっているのに、そう思っているとまだ息があった。 苦しんで、生死の狭間を彷徨っていた。 川;゚ -゚)「ドクオ、救急車に連絡を入れてくれ!」 (;^ω^)「ショボンさん、ショボンさんしっかりするお!!」 (´;ω;`)(……痛い……痛いよ……) 声が出ない、そして激痛。 そんな中、ショボンはギコとの出会いを思い出していた。
52 :
牛のふん :2006/12/04(月) 21:43:32.18 ID:hj1XLZUV0
支援
53 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:44:06.85 ID:i7MwlZhN0
人間側についていたショボンと戦うギコ。 当時の彼はまだまだ荒削りで、魔女としての力はあったがすぐにもショボンが取り押さえ、勝利を決めた。 最後に言い残したことはないかと言うと、こんな答えが返ってきた。 (メ;゚Д゚)『へへ、俺が死ねば……同胞が爆弾を爆発させるぜゴルァ、ざまねぇな……』 そのときにショボンは決めたのだ、彼をダシにその生き残り集団を片そうと。 (´・ω・`)『そうかい、随分用意が良いようだね……決めた、君に協力しよう』 (メ;゚Д゚)『な、どういうことだ!?』 (´・ω・`)『そのままさ、僕は君のような魔女を待って、ずっと人間側についていたんだから。 君のような復讐に一直線な魔女の役に立つために、人間側に潜入しているんだから』 当然初めは半信半疑だったようだが、信用を得るためにさまざまな策を弄した。 信用のために人間側のディープな情報もかなり売ったし、ばれない範囲で人間側を裏切る行動を何度ととった。 そして時間を掛けて少しずつ信頼を得ていった。 そうだ、そのおかげで……ついにこの無意味な戦いを終わらせることが出来たのだ。 長年の頑張りがとうとう実ったのだ。
54 :
牛のふん :2006/12/04(月) 21:45:31.08 ID:hj1XLZUV0
猿除け支援
55 :
高校の女教師 :2006/12/04(月) 21:46:09.11 ID:CpdK4+8CO
支援
56 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:46:10.85 ID:i7MwlZhN0
(´;ω;`)(やっと、念願の夢が……かなったのにな……) 誰の声も聞こえない、誰かに触れられているのかどうかも分からない、自分が今どんな姿勢でいるのかも分からない。 ただひたすらに、痛みだけの世界でショボンは泣いた。 (´;ω;`)(なのにどうして……こんなに辛いんだろうな……) 川 ; -;)「ショボンさん、ショボンさん!」 脈は次第に力強さを失っていく。 息はもう絶え絶えだ。 ( ;ω;)「起きるお、目を覚ますお!」 ξ;゚听)ξ「ショボン、ちょっと何でよ!」 目を開くことはない、体もまったく動かない。 そして呼吸は次第に弱々しくなっていき……。 ( ;ω;)「ショボンさんショボンさん!!」 ブーンは叫んだ、力いっぱい……喉がいかれそうなほど声を張り上げた。 ( ;ω;)「こんなのってないお、こんな終わり……あんまりだおッ!!」
57 :
VIP足軽s :2006/12/04(月) 21:47:30.32 ID:eGx9WuCcP
ktkr
58 :
壷ふりお京 :2006/12/04(月) 21:48:14.30 ID:zZyVpeY+0
(;つД`)
59 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:48:15.14 ID:i7MwlZhN0
第二十五話はこれで終わりです、本当に話の流れが早くてすみません。 このまま引き続き投下をしていこうと思います。
60 :
壷ふりお京 :2006/12/04(月) 21:48:28.85 ID:zZyVpeY+0
今日は終わりかと思ったわwwwwwwwwwwwwwwwwww
61 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 21:48:57.65 ID:sTOnqo+Y0
ちくしょう・・・ 涙が止まらない・・・
62 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:51:22.16 ID:i7MwlZhN0
エピローグ『日日草』 人間というものは実に醜いものだ。 他人のためには何も出来ない、自分のためにしか動けない。 『自分勝手』なんだ。 喜怒哀楽や愛する嫌うといった感情、これらもすべて自分勝手なんだ。 それにしても人間というものは不思議なものだ。 彼らは自分は死なないと思っているのだから。 今日死なない保証はどこにもない、明日がいつも通りやってくる確証はない。 それほど身近に『死』が存在していることに気付かず、人間は先の事を考える。 「明日の晩御飯はどうしようか」、「今週末は何しようか」……まったく愚かだ。 そして彼らは「80まで生きれればいい」などとふざけた事を言うのだ。 それまで生きれる保証はないのに生きるつもりでいて、それ以上は結構だと丁寧に断るんだ。 それでいて彼らは、『死』んだ『その後』は考えないんだ。 死ぬとは何か、死んでどうなるのか……彼らはそれに興味がないのだ。 実に愚かだ。
63 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:53:28.35 ID:i7MwlZhN0
青く広がる空、いつもの青い空。 しかしそれが明日も続くとは限らない、明日も見れるとは限らない。 少し肌寒くなってきた風がまた、そんな哀愁にふけさせるのか。 黄色ばんだ安物のカップからコーヒーを口に運んだ。 窓を閉めようと思うが、体が動かない。 しかしそんな自分を察してくれたのだろう、見舞いにきてくれたその人が窓を閉めてくれる。 軽く御礼を言うと、「どういたしまして」と返ってきた。
64 :
牛のふん :2006/12/04(月) 21:53:29.60 ID:hj1XLZUV0
さるにサンルェンダァ!
65 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:55:33.72 ID:i7MwlZhN0
その後、彼女はお見舞いのリンゴを取り出して果物ナイフで皮をむく。 見る見る間にリンゴは裸となり、小さく分断されて自分の前に出てきた。 器用な人だ。 川 ゚ -゚)「食べないんですか?」 (´・ω・`)「いや、頂くよ」 たどたどしい手付きでリンゴに刺さった楊枝を掴み、口に運んだ。 プルプルと震えながらも何とか落とさずに運びきる。 爪楊枝は持ちにくいから難しいが、それでもそれなりにこなせるようになってきた。 川 ゚ -゚)「食べさせてあげましょうか?」 (´・ω・`)「流石に遠慮しておくよ」 笑いを沿えて、もう一切れ口に運んだ。 食べる……か、人は生きるために食べるのだろうか、それとも食べるために生きているのだろうか。 欲求というのは生きるために産まれるものなのだろうか生きるから産まれるものなのだろうか。 食べる事だって生きる人間の我侭かもしれないのに。
66 :
VIP足軽wwwww :2006/12/04(月) 21:55:45.03 ID:QvlV/pAG0
wktk
67 :
VIP商人 :2006/12/04(月) 21:56:07.86 ID:GXhbF/ab0
( ^ω^)
68 :
だんご屋のはる :2006/12/04(月) 21:56:08.68 ID:KFaQBDaM0
ほお
69 :
VIP足軽s :2006/12/04(月) 21:56:31.47 ID:f/Y4SXamP
生きてたぁ
70 :
だんご屋のはる :2006/12/04(月) 21:57:05.22 ID:KFaQBDaM0
ショボンが植物を育てるようです
71 :
VIP盗賊 :2006/12/04(月) 21:57:12.98 ID:3jy+8PjY0
生きてたんっすかwww
72 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:57:39.49 ID:i7MwlZhN0
(´・ω・`)「クー」 川 ゚ -゚)「何ですか」 (´・ω・`)「僕はどうして生きているんだろう、四肢が思うように動かないこの状況で。 何を頑張ってリハビリなんてしているのだろう、死んでしまってもいいのに」 川 ゚ -゚)「私が許しません」 (´・ω・`)「君が許さないか……、手厳しいね。 いい加減僕のことはもう良いよ、だ――」 突然喉が詰まり、激しい頭痛がくる。 咳き込む、涙が出るほど苦しく痛い。 辛い。 しかしいつものことだ、しばらくもすれば落ち着いて痛みもおさまる。
73 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 21:59:33.93 ID:i7MwlZhN0
(´・ω・`)「もう僕は死にたいんだ、だからもう構わないでくれていいよ。 ニ年もの間、本当に感謝している、でも……やっぱり僕はこのまま生き続けても考え直せると思わない。 体が元に戻れば、ギコの遺志を継いで人間たちに復讐するかもしれない」 言ったが、クーは訝しげな顔をすることはなかった。 川 ゚ -゚)「本当に人間を恨んでいる人が、看護婦さんに付き添ってもらってまでジョルジュの墓参りには行きませんよ」 (´・ω・`)「……」 ここぞとばかりに彼女の頬が緩んだ。 まったく、恥をかかせられた。 気付いているのなら言っておいてくれれば良いものを……一体いつから気付いていたのか。 川 ゚ -゚)「二ヶ月くらい前から行きだして、大体週一ペースで行ってますよね」 (´・ω・`)「……」 川 ゚ -゚)「いえ、どこまで私が知っているのか聞きたそうな顔をしていたので」 そんなに僕に恥をかかせて何が面白いのやら。
74 :
VIP足軽の子 :2006/12/04(月) 22:00:31.50 ID:QvlV/pAG0
支援
75 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:01:38.84 ID:i7MwlZhN0
川 ゚ -゚)「そういえばブーンとツンの結婚式、明日じゃないですか」 (´・ω・`)「そうだね、僕は検査でいけないから残念だよ」 川 ゚ -゚)「そうですか、『残念』なんですね」 (´・ω・`)「……」 いい加減しつこい、相も変わらず嫌な笑みだ。 それももう見慣れたものだが。 (´・ω・`)「そろそろ時間だろう、早く仕事に戻らなくても良いのかい?」 川 ゚ -゚)「本当ですね。でも今日は仕事道具を持って来たので問題ないです」 (´・ω・`)「……そうかい」 戦いから離れ、社会に出たことで女性らしく話すようになったが性格は歪んでしまったようだ。 元々の彼女は少し素っ気無いくらいで、それでも真っ直ぐな女性であったというのに。 悪態をつく自分など露知らず、彼女は隣で分厚いファイルをペラペラと捲りながらパソコンを起動させている。 そうか……件の日からもうニ年も経つのか。
76 :
VIP足軽の子 :2006/12/04(月) 22:01:59.48 ID:+t0xNC1C0
77 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:03:43.32 ID:i7MwlZhN0
実際人間はこめかみを真横に打ち抜いても即死しないらしい。 痛みにもがき、苦しみながら死んでいく無残な死に方となるから、こめかみを打つ時は少し銃口を下げろと注意された。 とんでもない医師がいたものだ。 ニ年前、病院に運ばれてから一ヶ月あまり眠っていた。 そして目覚めた自分を待っていたものは、四肢が不随で声が出せない状況だった。 思考が働くだけでも十分奇跡だと言い聞かされた。 リハビリを繰り返し、声が出始めたのが一年前、最近では時たま喉に痛みを感じて詰まるが、それ以外では流暢に話が出来るにまで回復した。 腕は生活を重ねる内に右手の指が徐々に動き始めた。 その他は全くだが、リハビリをニ年続けてようやく指はそれなりに動くようにはなった。 肩はまったく動かず、肘は何とか駆動するくらいだがそれでも端やコップが使えるようになっただけでも進歩だ。 (´・ω・`)(……進歩か)
78 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:05:52.17 ID:i7MwlZhN0
社会はニ年前、魔女事態が公となり激しく混乱した。 クーが代表して社会に訴え、すべてを赤裸々に話した。 何も知らない国民たちは国を批判し、そしてそんな事をわざわざ主張するなとクーに対する批判も多かった。 それでも彼女は負けずに主張し続け、とうとう国は罪を認めた。 国が犯罪を隠蔽していたんだ。 その犯罪がまた陰湿で、あまりに残酷なもの。 国家は崩壊したといっても良かった。 未だにその論議は続き、政治界では混乱してばかりで思うように国家は安定していなかった。 それでもこうやって不自由なく日々が過ごせているのは、やはり『人間が勝った』からだろう。 自分の考え通り『人間』がいれば世の中は機能するのだ。 どことなく悲しくなった、今までにない感覚だ。
79 :
VIP村人y :2006/12/04(月) 22:06:00.38 ID:KqZQwbcG0
魔女って自然治癒力の増加って出来ないのん?
80 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:07:59.55 ID:i7MwlZhN0
発展という視点で見れば、15年程前に魔女と人間が協力して飛躍的に上昇したが、 5年前の『魔女の反乱』(人間的目線ではこういう表現しかされないのが魔女としては悲しいが)により魔女の援助を失った人間社会は発展が横ばいに。 今でもそれは変わらず、生活に大きな変化は見られない。 もっとも前述した通り、国家を建て直す方が先決なのだろうが。 犯罪も随分と増えているらしい、国家が安定しない今当然だろう。 人間らしいといえばそれも人間らしい。 (´・ω・`)「クー」 川 ゚ -゚)「なんですか?」 (´・ω・`)「この前の試供品の栄養剤だけど、飲み難過ぎると思う。 中高学生までターゲットにするならもう少し苦味を減らすのは必要じゃないかな? 銘の打ち方も抽象的過ぎてそそられないね」 川 ゚ -゚)「苦味に標語……ですね、ありがとうございます」
81 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:10:04.91 ID:i7MwlZhN0
カタカタと打ち込みを開始するクーを見て、思わず笑みが出た。 天下の魔女が、今では薬品会社のモルモットだ。 魔女の時は心を動かさないようにと表情が固まっていたはずなのに…… 今では皮肉ばかりの日々を過ごしているものだから、これまた皮肉な笑みが漏れてしまう。 川 ゚ -゚)「何笑ってるんですか、気持ち悪いですよ、ショボンさん」 (´・ω・`)「……」 ほら、またぞろ皮肉で笑うしかないだろう。
82 :
VIP足軽e :2006/12/04(月) 22:12:10.85 ID:1ZD5nPV4O
支援
83 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:12:19.75 ID:i7MwlZhN0
ξ゚听)ξ「ブーン、待ってよぉー」 ( ^ω^)「ツン、遅いお……」 ξ#゚听)ξ「ブーンが速いのよ! ほんっと女性の気遣い出来ないわね……」 ぐじぐじ言い出したツンを待って、仕方なく揃って歩く。 いや、仕方なくといっても当然元より置いていく気もない。 ただ辛そうに坂を登る姿を見るていると少し意地悪したくなってしまうが、『仕方なく』意地悪なしで一緒に歩いているのだ。 小学生みたいだなんて自分で思った。 ξ゚听)ξ「何でここのお墓ってこう高い所にあるのかしら……」 ( ^ω^)「いっつも同じ事言って登ってるお」 ξ#゚听)ξ「うるさいわね、いつも気になるからいつも言ってるの!」 そう言い合いながらしばらく登りつづけると、ようやく目的地へ着いた。 沢山の墓が秩序を保って建ち並ぶ。 花をツンに預けると、水を用意した。
84 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:14:24.92 ID:i7MwlZhN0
まずは一直線に、一際大きな墓へと向かう。 殉職扱いとなり、いまや英雄の一人でもあるジョルジュさん。 そう、死んで英雄などと言われても生きている者達の自己満足でしかなく、自分はむしろ馬鹿にしているようにすら聞こえてしまう。 そんなジョルジュさんのお墓には、見知らぬ人達から頂いたのだろう、沢山の花が飾られていた。 ( ^ω^)「ジョルジュさん……」 花を添えて水を掛けると、二人で揃って手を合わせる。 ……。 そのまま次は横の墓へ移動する。
85 :
門番の娘 :2006/12/04(月) 22:14:42.35 ID:NKcvXDCyO
支援
86 :
VIP奴隷 :2006/12/04(月) 22:15:39.54 ID:3jy+8PjY0
これは……
87 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:15:53.14 ID:CpdK4+8CO
支援
88 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:16:30.22 ID:i7MwlZhN0
その横の墓は六つ並んでいる。 そう、魔女たち六人の墓。 ツンと無言で順順に参っていく。 最後、ギコさんの所では少し長めに手を合わせた。 そして歩いていると、見知った顔に会った。 ξ;゚听)ξ「あ……」 ツンがあからさまに嫌そうな顔をする。 そんなに嫌わなくても……と思ったが、当の本人はどこ吹く風で全く気にする素振りは見せない。 ('A`)「おう、お二人さん。相変わらずお熱いことで」 ( ^ω^)「ドクオ」
89 :
門番の娘 :2006/12/04(月) 22:16:54.37 ID:AlNpUslvO
ドクオが気になるwktk
90 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:18:34.03 ID:i7MwlZhN0
ドクオとは久しぶりに顔を合わせた。 今でもネットで会話はするが、会社で働く自分は思うように時間が取れずその回数は週三回程度になっていた。 会うのは一ヶ月ぶりくらいか。 ( ^ω^)「それにしても、ドクオが墓参りだなんてどんな風の吹き回しだお?」 ('A`)「ああ、俺も死者を弔う意味がわかんねーし、これだけ沢山の中から望みの墓以外は見向きもしない…… なんてのはどうも納得いかないんだがな。 親戚に言われて渋々だよ」 ドクオは相変わらずニートを続けている。 今は親戚の家に預けられたといっていたが(それが要因で会う機会が減ったのは言うまでもないが)、親戚からも疎まれているらしい。 ('A`)「ブーンも随分社会人続いてるじゃねーか」 ( ^ω^)「社会人には社会人の発見があるお、上司もそれなりにいい人で、結構恵まれているお」 「ふーん」と興味なさそうな返事をしながら、ドクオは母親の墓に花を添えた。 それにしても花が多過ぎる気がするが……。 ('A`)「……いかんな、花を買いすぎた」 ( ^ω^)「それじゃ、ついでにジョルジュさんたちの所を参るお」 ('A`)「……まぁいいか、どうせ余り物だ」 そしてドクオは順順に、ジョルジュさんと魔女たちの墓を参った。
91 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:20:42.72 ID:i7MwlZhN0
('A`)「あー……」 それでも、まるで計算したかのように一本余った。 赤くのっぺりとした、綺麗な花。 ('A`)「……お前にやるわ」 ( ^ω^)「おっおっ、ありがとうだお」 正直に受け取った横で、ツンが「うげー」と気持ち悪そうにしていた。 ξ゚听)ξ「一本だけならギコの所についでに供えればいいのに……」 ('A`)「秩序を大切にしてんだよ、バランスが崩れないようにな。 それじゃ俺は帰るかな」 手を振ると、愛想もなくドクオは帰路に着く。 ξ゚听)ξ「ちょっと待ちなさいよアンタ、そういえば明日私たちの結婚式だけど来ないってどういうことよ!」 ('A`)「めんどい」 そう言って片手を上げると、そのまま振り向きもせずに歩いて行ってしまう。 そして見えなくなってしまった。
92 :
門番の娘 :2006/12/04(月) 22:20:47.27 ID:NKcvXDCyO
ツンドクwwww
93 :
VIP将軍 :2006/12/04(月) 22:22:17.18 ID:uJ1bQnyJ0
ξ*'A`)ξ結構快感・・・
94 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:22:46.88 ID:i7MwlZhN0
ξ#゚听)ξ「あー、もうあいつ本当に勝手ね! 私だけならまだしも、ブーンも祝わないなんて!」 ( ^ω^)「違うお、ツン」 ξ#゚听)ξ「何がよ」 そう聞き返すツンの前に、さっきドクオから受け取った花を差し出した。 一瞬キョトンとしたが、次に理解し、ため息をついた。 ξ゚听)ξ「なるほどね、結婚祝いがこれか……でもちょっとお墓参りの花って……」 ( ^ω^)「そういう奴なんだお」 はじめドクオを見つけた時も、彼は座り込んでいた(罰当たりであるが)。 きっと自分たちが来るのを待っていてくれたのだろう。 そして、ジュルジュさんや魔女にも参るつもりだったのだろう。 自分たちの前でワザと言い訳したんだ、見かけによらず恥ずかしがり屋な奴だ。
95 :
VIP足軽wktk :2006/12/04(月) 22:24:04.13 ID:iqGB5seD0
wktk
96 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:24:51.62 ID:i7MwlZhN0
ツンはその花を僕の手から奪うと、ブラウスの胸ポケットにストンと入れた。 そして伸びをした。 自分もそれに応えるように、彼女の唇に唇を重ねた。 ほんのりと、日日草の香りがした。 ブーンが魔女を狩るようです・END
97 :
VIP神 :2006/12/04(月) 22:25:14.97 ID:8Zf5T/L60
乙!
98 :
VIP足軽utu :2006/12/04(月) 22:25:32.39 ID:RZwQQn580
乙!
99 :
武器屋のじじぃ :2006/12/04(月) 22:26:09.32 ID:ETEEkjc/0
乙 あんたすげぇよ
100 :
VIP皇帝 :2006/12/04(月) 22:26:22.79 ID:mqj6xg6XO
乙!
101 :
VIP村人c :2006/12/04(月) 22:26:28.15 ID:6RYT3y+j0
乙でした!! ラストがスッキリしてて(・∀・)イイ!!
102 :
VIP足軽MS :2006/12/04(月) 22:26:29.10 ID:SspSyA0y0
乙
103 :
VIP村人Ecup :2006/12/04(月) 22:26:33.69 ID:Qm37vl9F0
乙
104 :
VIP乙女 :2006/12/04(月) 22:26:37.39 ID:d/Dl2ElK0
乙!!
105 :
VIP将軍 :2006/12/04(月) 22:26:37.55 ID:sTOnqo+Y0
乙 未だに涙とまんねぇ
106 :
VIP番長 :2006/12/04(月) 22:26:41.28 ID:nqEladEXO
乙!!!!
107 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 22:26:46.13 ID:dpzlsFzUO
本当に、乙!
108 :
籠屋の銀二 :2006/12/04(月) 22:26:55.11 ID:GgGwldLzO
乙!!!
109 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:26:55.47 ID:i7MwlZhN0
〜〜あとがき〜〜 このお話を最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。 そして本当にすみませんでした。 この話は、データが一度消えてもう書く気が無くなっていたものでした。 ただ「魔女狩り」を作っていると公言したので少しづつなんとか書き進めたのですが・・・ 戦闘シーンが書けないと悩んでいたらそのまま地の文自体が書けなくなってしまい本当に拙い作品が出来上がってしまいました。 それでもうどうでもいいかと永遠に封印しておこうと思ったのですが、某スレで自分が何か書かないのかや 文章力があるなどとありがたいお言葉を頂け、嬉しい反面この作品を見て溜息をこぼしもう姿を眩まそうかと思っていました。 ただ、だったら逆に自分の印象を壊してしまおうと中途半端な出来にも拘らずに投下を始めたのがこの作品になります。 「仮病」は突然の投稿で大変驚かれたと思います、こちらも自分のイメージを壊してしまおうと作った作品の一つです。 ゲリラ投稿を画策していたのですがその前に出番が来る事になるとは・・・想定外でした。
110 :
VIP村人u :2006/12/04(月) 22:27:09.96 ID:M7dlqeTb0
乙です!
111 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:27:22.63 ID:i7MwlZhN0
本来ならこの作品に更に細かい描写や「魔女の過去」、日々の生活などを入れようと思っていたのですが、 申し訳ありませんがそんな元気がありませんでした。 毎日投稿も意外に大変なもので、一応投稿前に最終チェックはしていたのですがいかんせん駄文の投下が多かったです。 そういう意味ではまったく削る所の無い、読者置き去りで変化ばかりの物語になってしまいました。 そのため、読者の方々には全般的に厳しいお言葉を頂戴しました。 また、それにも拘らずwktkしていただけた方々には本当に感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。 本当にプレッシャーに勝てないチキンな人間ですみません。 ただ、「痛み」などによる設定ミスや戦闘シーンの粗末な出来につきましては自分の力そのものです、いい訳は一切ありません。 同じくプロット自体のデータは消えていないので、一連の流れは自分の考えそのものです。 個人的にはこの作品を投下し終える事が出来、本当に安心している気持ちが一番大きいです。 ずっとこの作品が尾を引いていましたので・・・。 まとめていただきましたオムライス様に蛇屋様、特に蛇屋様は最後の最後にここでのお礼となってしまいすみませんが、 毎日の更新ありがとうございました。 また支援から保守、そしてwktkに至るまで数日の間自分の作品を支えて下さいました皆様、本当にありがとうございました。 言い訳するくらいなら作者らしく作品投下しろって感じなので、質問がなければこのまま新作投下に移行したいと思います。
112 :
門番の娘 :2006/12/04(月) 22:27:42.76 ID:NKcvXDCyO
_△ ( ゚∀゚)o彡乙ぱい乙ぱい!!
113 :
VIP番長 :2006/12/04(月) 22:28:09.93 ID:vPTz7EZWO
乙!最後がなんかさわやかで良かった!
114 :
VIP将軍 :2006/12/04(月) 22:28:20.77 ID:uJ1bQnyJ0
乙ンデレ!
115 :
VIP乙女 :2006/12/04(月) 22:29:04.06 ID:d/Dl2ElK0
116 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:29:46.72 ID:i7MwlZhN0
>>79 自然治癒は出来ますが、このときのショボンは魔女の力は使っていません。
皆様の乙に涙しそうです・・・本当に言い訳ばかりのチキンですみません。
以前の作品も込みで質問がありましたら出来る限り答えようと思いますのでよろしくお願いします。
本日も支援そして乙、ありがとうございます!
117 :
VIP番長 :2006/12/04(月) 22:30:02.18 ID:nqEladEXO
新作ww wktk!!!
激しく乙
119 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 22:30:50.49 ID:dpzlsFzUO
また1つ、ブーン小説の歴史が更新されたな
120 :
花魁 :2006/12/04(月) 22:30:52.16 ID:UnwWjp5XO
面白かったからいいけどさ、 ( ^ω^)あんまり活躍してないw
乙!凄い考えさせられた。こんな作品が書けるのは
>>1 だけだ
122 :
VIP番長 :2006/12/04(月) 22:31:13.89 ID:x0MS0sJHO
乙です ドクオってどこか矛盾してるよなそこが良いけど
123 :
VIP将軍 :2006/12/04(月) 22:31:34.57 ID:9R5apKhjO
作者、乙!!!
124 :
VIP将軍 :2006/12/04(月) 22:31:42.02 ID:sTOnqo+Y0
ドクオは最後墓参りに来たってことは考えが多少変わったって事か?
125 :
VIP乙女 :2006/12/04(月) 22:32:05.40 ID:zZyVpeY+0
乙!そんな卑下するほど悪くなかったよー。次も頑張ってくれ!
126 :
VIP奴隷 :2006/12/04(月) 22:32:16.86 ID:3jy+8PjY0
乙!! よいラストだった!!
127 :
VIP村人c :2006/12/04(月) 22:32:24.12 ID:6RYT3y+j0
ドクオのわずかばかりの変化に泣いた!! そして新作ktkr!!
128 :
門番の娘 :2006/12/04(月) 22:32:43.95 ID:AlNpUslvO
乙です! 新作もwktkさせて頂きます
129 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:32:45.45 ID:CpdK4+8CO
日日草の読み方教えてくれ
130 :
だんご屋のはる :2006/12/04(月) 22:32:46.02 ID:Abyd+LnbO
最高ですた!!!!! 毎日wktkwktkだったお( ^ω^) 仮病はカオス作の中で自分的に一番好きだお(*^ω^)
131 :
VIP乙女 :2006/12/04(月) 22:32:48.39 ID:6qZZivIEO
ネ申乙
132 :
籠屋の銀二 :2006/12/04(月) 22:32:54.48 ID:KFaQBDaM0
んー、ほとんど内藤が主人公に見えなかったけど、なかなか刺激を受けた 乙
133 :
高校の女教師 :2006/12/04(月) 22:32:58.79 ID:VZEfur3qO
otu
134 :
VIP足軽hentai :2006/12/04(月) 22:33:40.85 ID:P+3qa5aCO
135 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:35:12.79 ID:i7MwlZhN0
以前にあった魔女の年齢です(1〜25話当時) ( ^Д^)プギャー:20半ば ξ゚听)ξツンデレ:14前後 (*゚ー゚)しぃ:20歳前後 (´<_`)弟者:20後半 ( ´_ゝ`)兄者:20後半 (,,゚Д゚)ギコ:20歳前後 なお、魔女の力の強さは得手不得手はありますが以下の感じです。 (´・ω・`)>(,,゚Д゚)>(´<_`)=( ´_ゝ`)>(*゚ー゚)>( ^Д^)>ξ゚听)ξ
136 :
VIP乙女 :2006/12/04(月) 22:36:04.95 ID:D4aup4OBO
にちにちそう
137 :
VIP村人c :2006/12/04(月) 22:36:50.00 ID:6RYT3y+j0
モナーのことも思い出してあげてください
138 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:37:28.41 ID:J1JnX+LJO
ちょっと遅れたが、乙!
139 :
VIP番長 :2006/12/04(月) 22:37:30.62 ID:x0MS0sJHO
モナーは…
140 :
VIP足軽ktkr :2006/12/04(月) 22:37:37.06 ID:PzqiJnygO
モナーは忘却の彼方へ… 乙でした!
141 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:38:34.94 ID:i7MwlZhN0
ブーンを主人公にしたのは、以前自分がこの小説で言いたい事が「ドクオの考え」と言われた部分と少し重なります。
ブーンを主人公にしたのは、あえて普通(とも言いがたいですが)の考えの者を渦中に巻き込みたかったからです。
そしてドクオの考えを詳しく記述したのは、そういった考え方があるという上でこの話を考えてもらえたらなと思ったからです。
考えの強制になっていたらすみません。
>>129 日日草(にちにちそう)
花言葉:優しい追憶、優しい友情
142 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:38:59.14 ID:CpdK4+8CO
143 :
VIP侍 :2006/12/04(月) 22:39:05.21 ID:dpzlsFzUO
( ´∀`) 48歳
144 :
VIP村人Ecup :2006/12/04(月) 22:39:25.19 ID:/BqAna/O0
ブーン系小説で久々に最後まで楽しめた 作者さんありがとう、そして乙 次回作も気長に待ってるんだからねっ
145 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:39:27.39 ID:OhMpgDfeO
ちくしょう…目が…(´;ω;`)
146 :
VIP足軽wktk :2006/12/04(月) 22:39:33.37 ID:iqGB5seD0
乙!本当に乙です。いいモノ魅せてもらいました。 日日草でまたキュンときた・・・
147 :
VIP足軽s :2006/12/04(月) 22:39:52.34 ID:0FvNoGgZ0
乙かれさま
148 :
VIP足軽s :2006/12/04(月) 22:41:14.71 ID:0FvNoGgZ0
ツン14歳だったのか・・・ 若すぎだろ・・・・
149 :
牛のふん :2006/12/04(月) 22:41:33.72 ID:zWs5CvI4O
乙です あーあ、あした数学のテストあるぜマンドクセ('A`)
150 :
VIP村人c :2006/12/04(月) 22:42:02.09 ID:6RYT3y+j0
14歳から二年たったから一応結婚は出来るんだな
151 :
宿屋の女中 :2006/12/04(月) 22:42:09.13 ID:3+Gl4gg10
乙です! ツン14歳ってことはブーンってロリk(ry
152 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:42:23.80 ID:i7MwlZhN0
>>124 変わったか変わっていないか、というのはすみませんが自分からは言えません。
ただ若干矛盾している部分を感じていただければと思います。
モナー及び魔女の過去についてですが、やはり毎日投下の傍らでは手が回りませんでした。
なので新しい投下と並行して番外編を投下していこうかなと思っています。
まとめサイト様には迷惑この上なく申し訳ありません。
想像以上に読んでいただけた方がいて驚いています・・・ありがとうございます。
153 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:43:26.17 ID:OhMpgDfeO
永遠の友情…あーもうだめだ涙が溢れる
154 :
VIP足軽t :2006/12/04(月) 22:44:00.18 ID:f/Y4SXamP
遅れたけど乙 そ し て 新 作 へ
155 :
武器屋のじじぃ :2006/12/04(月) 22:44:11.99 ID:ETEEkjc/0
>>152 本当に乙です!面白かったです!まじ尊敬してます
自分もブーン小説書いているのですが、
作者さんが物語を書くときに気をつけていることとか
話の作り方とか、もし差し支えなければ教えていただけませんか?
156 :
VIP将軍 :2006/12/04(月) 22:44:38.03 ID:sTOnqo+Y0
157 :
VIP用兵 :2006/12/04(月) 22:44:48.51 ID:TTaVpv8mO
お疲れ様。 いい作品だった
158 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:45:20.79 ID:i7MwlZhN0
あ、モナーですが一応設定では20歳前後です。
(´・ω・`)>(,,゚Д゚)>(´<_`)=( ´_ゝ`)>(*゚ー゚)>( ^Д^)>( ´∀`)>=ξ゚听)ξ
>>150 ツンが14なのは、言われるとおり最後で結婚できる様に合わせた結果です。
159 :
南蛮ムキトス :2006/12/04(月) 22:45:22.21 ID:geRQ1eNU0
1話見たときにブーンが戦うけいだと思ったのはひみt(ry 乙でした!
160 :
終盤毒者 :2006/12/04(月) 22:47:23.14 ID:HAzlFWSo0
感動した(/_;)
161 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:50:44.89 ID:J1JnX+LJO
162 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:52:00.98 ID:i7MwlZhN0
>>155 とんでもないです、自分は結構適当に書く派なので・・・。
ただ一番初めに物語の一番大事な芯を作っています。
そして物語の中でその芯を隠しながら読者に楽しんでもらうよう芯をぶらすイメージです、よく分からないですね。
一番大事な部分を悟られないように危険に晒したり、登場人物にその芯を守らせながら無茶な行動をさせたりしています。
……すみません、プロット作った物は魔女狩りとヒマワリしかなくて……意味不明なことしか言えないです。
163 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 22:54:43.58 ID:i7MwlZhN0
なんだかよく分からない事を書いたところで逃げるように一気に次の作品に移行したいと思いますが、 毎日投稿の傍らで新作というほどのものは出来ませんでしたので・・・仮病のような短編になります。 前述どおり、この作品投下と同時に「魔女狩り」についての「魔女の過去」などを並行して投稿していきたいと考えています。 なので我が侭すみませんが、オムライス様引き続きまとめていただければとてもありがたいです。 最近まとめ数が増えているにも拘らず、傲慢なお願い申し訳ありません。 蛇屋様、物語自体は魔女狩りとは一切関係ありませんのでお眼鏡にかないましたら、まとめていただけるととても嬉しいです。 同じく様々な作品をまとめていて大変だと思いますので、最終的判断はお任せします。 無理は無いようにこれからも頑張って下さい。 それでは「(*゚ー゚)しぃが手紙を書くようです」投下いきます。
164 :
宿屋の女中 :2006/12/04(月) 22:55:35.71 ID:oC01LTxcO
結婚してくれ。俺が幸せにするから
165 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:55:56.29 ID:J1JnX+LJO
wktk
166 :
油売りの左暮 :2006/12/04(月) 22:55:56.80 ID:mnaOirOFO
遅れたが乙! 新作wktk
167 :
はぐれVIPPER :2006/12/04(月) 22:57:18.53 ID:CpdK4+8CO
wktk
168 :
VIP将軍 :2006/12/04(月) 22:57:22.77 ID:scKvpt8e0
新作がktkrwwwww
169 :
VIP奴隷 :2006/12/04(月) 22:57:47.52 ID:3jy+8PjY0
wktk
『12月4日』 ギコ君、元気にしていますか? 昨日今日はこの冬初めての真冬日らしいですね、外にいると身体の芯から冷え込みます。 最近私の周りでも風邪が流行っているので、ギコ君の体がとても心配です。 ちゃんと食事をしていますか? ちゃんと睡眠をとっていますか? ちゃんとうがいをしていますか? 相変わらず母親のように心配性になっています。 でもギコ君の近況がわからないので、心配性の私に種は尽きません。 ニュースでそちらの地域が出てくるたびに、気が気でなく電話してしまうほどです。 電話に出てもらえないので悶々とする毎日ですが。
171 :
愛のVIP戦士 :2006/12/04(月) 23:00:21.46 ID:LKaZxlra0
作者乙!そして新作wktk
172 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:00:35.00 ID:i7MwlZhN0
突然のお手紙ごめんなさい。 ただ、ギコ君の携帯電話にメールをしても返事がこないし電話をしても出てくれない、 忙しいのは分かっていますが、その上でどうすればいいのか自分でもわからなかったのです。 このご世代に手紙だなんて時代遅れですか? 笑われちゃいますか? それでも単純な私には、ギコ君に確実に想いを伝えらるだろう術はこれしか思いつきませんでした。 手紙は考えや意見を一方的に押し付けているようで本音を申すなら好きじゃありません。 手書きで一文字一文字書くのも、パソコンが主流となった今では重労働です。 今となっては手紙を書く機会なんて滅多になく、毎年の年賀状くらいです。 その前に遡ると、私たちが付き合う前に一度、旅行先からギコ君に出した絵葉書ですか。 海の写真がすごく綺麗で思わず贈ってしまいました、覚えていますか? 懐かしい思い出、もう五年前にもなるのかな? あんな昔から、私はずっとギコ君の背中を追ってきていたんだなって思います。
173 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:02:37.73 ID:i7MwlZhN0
ギコ君と離れてから二年になりますね。 最初の方は頻繁に連絡を取り合っていましたが、ここしばらく音信不通なのですごく心配です。 都会ではこちらの田舎と違い、時間に制限されながら日々を過ごさなくてはならないのですよね? とても考えられず、私などではギコ君の苦労は計り知れないものだと思います。 己の夢のためとはいえ、半ばで嫌になって諦める人も五万といるでしょう、 そんな中ギコ君が一心に頑張っている事が私は嬉しいですし、誇りに思っています。 そしてそんなギコ君が、離れていてもやっぱり好きです。 二年経ちましたが、この二年で私の心は強固に執着してしまったみたいです。 会えないもどかしさがそうさせるのでしょうか?
174 :
VIP神父 :2006/12/04(月) 23:04:08.13 ID:wJdZLXHL0
wktk
175 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:04:43.45 ID:i7MwlZhN0
ギコ君が都会に出てからというもの、毎朝のテレビで、ついそちらの天気まで確認してしまうようになりました。 そして雨だとまた、一人勝手に心配しています。 本当進歩のない、異常な心配性だよね、付き合っている時に何度も注意されたのにまだ直らないです。 ギコ君と離れてからは、逆にその性がとても強くなったように感じます。 そんな母性愛ばかりでもなく、甘えたいとも当然思っています。 冬もいよいよ寒さを増してくる時期です、ギコ君の温もりが懐かしく思えてばかりです。 私が「抱っこ」と言うと、いつもその大きな両手で抱擁してくれたよね。 それだけで心はとても温かだった昔を思い出します。 今ギコ君はいないです、手袋だけではその手は温まりません。 どれだけ衣類を重ねても、心はまったく温まらないです。 寒さが寂しさに拍車をかけているのでしょうか。 いいえ、私はずっとギコ君に会いたいと思っていたので今に始まったことではないです。
176 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:06:48.66 ID:i7MwlZhN0
ギコ君については情報がまったくないわけではありません。 姉のツンがそちらにいることを伝えてからちゃんと連絡をとってくれたみたいですね、 一応姉から一ヶ月に一度あるかないか程度の連絡はもらっています。 職業柄、マスコミである姉は人脈がとても広いので少なからずギコ君の助けになっていると思います、 でもギコ君が頻繁に姉と連絡を取っていることを知って、少なからず私はやきもちを焼いています。 姉はギコ君を助けられるのに、故郷に残された私は何一つ手助けできないことに歯痒さを覚えています。 嫉妬する女性はあまり良いイメージがないですよね、ごめんなさい。 でもこれが私の本音です。 そういえば姉から、1月にある歌のオーディションの選考を突破したと聞きました。 私はそういうことについては無頓着なのでよく知らないけど、 ギコ君が夢に向かって前進したことだけは分かるのでとても嬉しいです。 おめでとう、ギコ君が頑張り屋な事は私がよく知っています。 私が保証します、絶対うまくいくって。 だから本番も頑張って下さい。
177 :
姫 :2006/12/04(月) 23:06:51.33 ID:L0ftbkpt0
今追いついた、乙です! もう始まってるけど新作もガンガレ!
178 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:08:57.48 ID:i7MwlZhN0
ギコ君が夢に向かって都会へと歩んだ時の決意を、今でも鮮明に覚えています。 付いて行きたいと言った私を抑制した時の言葉は、今になってもずっと頭でリフレインしています。 「アーティストなんて売れるまではフリーターにも及ばない程度なんだ。 今の俺ではお前を幸せに養う事が出来ない、ビッグになって迎えに来てやるから……それまで待っていてほしい」 ギコ君がいれば良いと言った私を、力いっぱい抱きしめてくれましたね。 私を幸せにできない自分が嫌だと涙を流しながら語ってくれましたね。 そしてキスをしてくれましたね。 私はその言葉を信じて、今は花嫁修業に励んでいます。 料理のレパートリーは随分増えました。 主婦のたしなみである肉じゃがも、ギコ君の好きなムニエルも、断然上手になりました。 早くギコ君のために作りたいです、そして美味しいって言ってもらいたいです。
179 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:11:08.96 ID:i7MwlZhN0
このお正月もやっぱり戻って来れないのですか? 去年におせち料理の練習はしたので、今年は美味しい豪華な食事を準備できると思います。 去年のお正月はギコ君が来れなかったですが、お世辞でも美味しいとは言えないような質素な出来でした。 でも今年はお母さんにも負けないくらいの物を作れる自信があります、きっとギコ君の御眼鏡にも適うと思います。 ギコ君の嗜好はよく知っています、その私が言うんだから間違いありません。 無理にとは言いません、でももし時間が作れそうなら帰ってきてほしいです。 私もギコ君に会いたいです、それがやっぱり一番の理由ですが。
180 :
武器屋のじじぃ :2006/12/04(月) 23:12:21.67 ID:wce72RpKO
乙gngr
181 :
VIP足軽orz :2006/12/04(月) 23:12:31.81 ID:pIkiqHjVO
いいなあ
182 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:13:13.68 ID:i7MwlZhN0
ギコ君に会えないのはやっぱり寂しいです。 誕生日を一緒に祝うことも出来ないのは本当に悲しいです、 私は誕生日や付き合い出した日は忘れずにチェックしているので、本当なら一緒に祝いたいのですが。 そういえば誕生日プレゼントに郵送した革靴は届きましたか? 郵送したのに音沙汰もなくて心配しました。 好みが合わなかったのかなと思ったり、郵送事故にでもなったのかと思ったり。 私なりにギコ君に似合いそうな物を買いました。 それを履いてこれからのオーディションなどに挑めば、きっとうまくいくよ。 願懸けしておいたので絶対です。
183 :
壷ふりお京 :2006/12/04(月) 23:14:05.29 ID:tDmsYhaXO
乙、マジ面白かった
世界左右といい、
>>1 の作品は考えさせられてすごく好きだ
新作もガンガレ
184 :
油売りの左暮 :2006/12/04(月) 23:14:55.09 ID:KFaQBDaM0
世界左右は違うんじゃねーの?
185 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:15:17.59 ID:i7MwlZhN0
手紙は押し付けのようで好まないと前述しましたが、ここまで筆を進めると少々考えが変わってきました。 電話はその時に思いついたことしか話せません、いざ電話したけど何を話しようとしていたのだっけ…… と思い悩みながら、結局二度手間になってしまうことがよくあります。 メールはあまり長くなり過ぎないように……と考えてしまうので、あまりうまく用件を伝えられないです。 でも手紙をこうやって一文字一文字書いていると、頭の中で考えを整理できてとても良いです。 ごめんなさい、この手紙の半分は私が自分に言い聞かせながら書いたものかもしれません。 ギコ君の気に障るような部分があるかもしれません。 でも、ここに書かれていることは本当ですし私はギコ君に会いたい気持ちでいっぱいです。 想いを一方的に、無秩序に羅列したようになりましたが、私の伝えたい気持ちはほとんど詰め込めたと思います。 その分とても長い手紙になってしまいました、文章も中途半端にかしこまってしまい とても読み難い物となってしまいましたが、一通り目を通して欲しいと願うのは我が侭ですか?
186 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:17:16.01 ID:i7MwlZhN0
最後になりますが、連絡がなくてとても心配しています。 そしてとても寂しいです。 忙しいことは承知です、でも、その上でお願いがあります。 この手紙に返事をして欲しいです。 電話でもメールでも手紙でも構いません、何らかの方法で返事をして欲しいです。 そうでないと私は寂しくて気がかりでどうにかしてしまいそうです。 本当に一方的な押し付けの手紙だね、ごめんなさい。 一週間待っても連絡がなければ、改めてお手紙を出すことにします。 今の私は悲しいと死んでしまうウサギのような、そんな小さな存在です。 一言だけで良いです、ギコ君からのただ一言が欲しいです。
187 :
愛のセーラー戦士 :2006/12/04(月) 23:18:16.55 ID:CpdK4+8CO
188 :
愛のセーラー戦士 :2006/12/04(月) 23:18:23.00 ID:OhMpgDfeO
なんという純愛
189 :
VIP足軽orz :2006/12/04(月) 23:18:24.62 ID:pIkiqHjVO
ギコめ…
190 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:19:16.05 ID:i7MwlZhN0
ここまで長い文章を最後まで読んでくれてありがとう。 これから寒さもいよいよ本格的になりそうです、体にだけは気をつけて頑張ってね。 昔から体の強さだけが自慢と言っていたけれども、 慣れない土地や急激な気温の変化にはやっぱり人間は抗えないから。 また元気な姿のギコ君に会える日を楽しみに待っています。 それでは、面倒だと思うけど返信のほうよろしくお願いします。 しぃ
191 :
VIP村人XL :2006/12/04(月) 23:20:26.71 ID:x/e9eSeF0
支援
192 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:21:40.04 ID:i7MwlZhN0
以上です、全て地文と言えばいいのか全て話し言葉と言えばいいのか分かりませんが・・・
読み辛いとは思います、もし気に入っていただければまたこれからよろしくお願いします。
これに並行してちゃんとした新作も作成して行きたいと思います。
>>184 はい、一応世界左右は初めて書いたブーン小説になります
193 :
q :2006/12/04(月) 23:22:03.66 ID:hw2xyZcn0
194 :
VIP足軽orz :2006/12/04(月) 23:22:13.53 ID:pIkiqHjVO
コレは続き読むの怖いな…
195 :
VIP村人z :2006/12/04(月) 23:22:39.65 ID:KqZQwbcG0
ところで「ウサギは寂しいと死んでしまう」というのはガセ。 むしろかまい過ぎるとストレスで死ぬ。
196 :
VIP悪魔 :2006/12/04(月) 23:23:34.29 ID:8Zf5T/L60
197 :
VIP足軽s :2006/12/04(月) 23:26:29.44 ID:M3Ntr0em0
また見えないけど見たい厨か
198 :
愛のセーラー戦士 :2006/12/04(月) 23:26:45.73 ID:CpdK4+8CO
これは期待
199 :
荒巻スカルチノフ :2006/12/04(月) 23:27:12.67 ID:Cc+VwIe3O
俺もそれ知ってたけど、空気の読めた俺は偉い子
200 :
VIP村人z :2006/12/04(月) 23:29:20.28 ID:KqZQwbcG0
このガセが広まった原因は全部「一つ屋根の下」の小雪。
201 :
VIP足軽orz :2006/12/04(月) 23:29:23.82 ID:pIkiqHjVO
202 :
愛のセーラー戦士 :2006/12/04(月) 23:29:32.80 ID:OhMpgDfeO
203 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:30:32.54 ID:i7MwlZhN0
改めまして本当にありがとうございます、ここまで沢山の方に乙と言ってもらえると思っていなくて嬉しいような恥ずかしいような・・・。
魔女狩りをここまで可愛がってもらえた事は本当に光栄です。
また、「(*゚ー゚)しぃが手紙を書くようです」は不定期投下になります。
相手からの返事がなければ一週間後に次の手紙になりますので、よろしくお願いします。
>>195 それは初耳です・・・とりあえず訂正はなしでいきますw
一応ちゃんとした新作はクリスマスくらいには投下したいなぁと思っていますが、
手紙と魔女の番外編も並行作業なのでどうなるかは分かりません。
ドロドロの恋愛ものが書ければなぁと思っています。
これから用事がありますので少しあけますが、
何か質問がありましたらよろしくお願いします、遅れるかもしれませんが返答させて頂きます。
それでは改めて支援にwktkに乙、本当にありがとうございました。
204 :
門番の娘 :2006/12/04(月) 23:31:47.95 ID:ETEEkjc/0
205 :
VIP足軽wktk :2006/12/04(月) 23:32:06.63 ID:Kd+tn8hE0
お疲れ様ですた 新作wktk
206 :
VIP足軽orz :2006/12/04(月) 23:33:10.30 ID:pIkiqHjVO
207 :
VIP乙女 :2006/12/04(月) 23:34:43.20 ID:D/FzcXL9O
相手からの手紙がなければ…とはどういうことでしょうか? 答えられる範囲でお願いします
208 :
VIP乙女 :2006/12/04(月) 23:35:44.68 ID:D/FzcXL9O
×手紙→○返事
209 :
愛のVIP戦士 :2006/12/04(月) 23:37:19.50 ID:LKaZxlra0
それぞれの魔女の得意な強化をまとめてはくれまいか
210 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:40:47.66 ID:i7MwlZhN0
>>207 一応この話はしぃからの手紙の文章だけで進めていこうと思っています。
なのでギコからの返信がり、「それに対応して手紙を書けば」その日に投下させて頂きます。
このままギコからの返信がなければ、紙面通り改めて一週間後にしぃが手紙を出すので、その時が投下日になります。
一応まとめ様には投下のつど連絡を入れさせて頂きます。
半リアルタイムで進行させようと考えているので、よろしくおねがいします。
それでは今度こそ、一旦落ちます。
211 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/04(月) 23:41:54.59 ID:i7MwlZhN0
>>209 それも一応考えていたので、用事から戻ってきたら作成して投下します。
日付けが変わってからになると思います、すみません。
212 :
駅前食堂のメグ :2006/12/04(月) 23:45:57.41 ID:x3sj53FPO
(´・ω・`)乙です
213 :
壷ふりお京 :2006/12/04(月) 23:50:34.62 ID:tDmsYhaXO
手紙が俺好みだ……wktk
214 :
VIP足軽MS :2006/12/04(月) 23:52:01.44 ID:QvlV/pAG0
あぁーいつの間にか終わってた('A`) お疲れ様。
215 :
油売りの左暮 :2006/12/04(月) 23:52:02.00 ID:KFaQBDaM0
どうもパキモンの人のしぃ話にかぶってしまうな
216 :
VIP神 :2006/12/04(月) 23:53:13.32 ID:3jy+8PjY0
おれもれも
217 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 00:06:45.61 ID:g8DtiQ390
用事相手に電話しても繋がらない・・・。
>>209 設定のメモから出してきたけど、見づらさに絶望した。
( ^Д^)プギャー(得意:なし 不得意:なし)
@ 2 A 2 B 2 C 2 D 2 E 2
ξ゚听)ξツンデレ(得意:物体の内面的変化 不得意:自分の内面的変化)
@ 1 A 2 B 2 C 1 D 2 E 2
(*゚ー゚)しぃ(得意:物体に対する増強 不得意:自分に対する増強)
@ 2 A 2 B 4 C 4 D 2 E 2
(´<_` )弟者(得意:自分に対する増強 不得意:物体の外面的変化)
@ 5 A 4 B 4 C 1 D 2 E 3
( ´_ゝ`)兄者(得意:物体に対する増強 不得意:自分に対する増強)
@ 2 A 3 B 5 C 5 D 2 E 3
(,,゚Д゚)ギコ(得意:自分の内面的変化 不得意:なし)
@ 4 A 4 B 3 C 4 D 4 E 4
(´・ω・`)ショボン(得意:一度に複数強化 不得意:なし)
@ 4 A 5 B 5 C 4 D 5 E 5
@ 自分の内面的な変化(肉体の硬化するなど)
A 自分の外面的変化(集中力の増強など)
B 物体の内面的的変化(緊張感、油断、同情など)
C 物体の外面的変化(他人の体の強化、物体の堅さや質量のアップなど)
D 無形物の内面的変化(酸素量の増大、衝撃の増大など)
E 無形物の外面的変化(温度の上昇、など)
218 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 00:08:31.20 ID:g8DtiQ390
ちょっと改変。 5段階評価で、モナーが無いのは仕様です。 ( ^Д^)プギャー(得意:なし 不得意:なし) @ 2 A 2 B 2 C 2 D 2 E 2 ξ゚听)ξツンデレ(得意:物体の内面的変化 不得意:自分の内面的変化) @ 1 A 2 B 2 C 1 D 2 E 2 (*゚ー゚)しぃ(得意:物体に対する増強 不得意:自分に対する増強) @ 2 A 2 B 4 C 4 D 2 E 2 (´<_` )弟者(得意:自分に対する増強 不得意:物体の外面的変化) @ 5 A 4 B 4 C 1 D 2 E 3 ( ´_ゝ`)兄者(得意:物体に対する増強 不得意:自分に対する増強) @ 2 A 3 B 5 C 5 D 2 E 3 (,,゚Д゚)ギコ(得意:自分の内面的変化 不得意:なし) @ 4 A 4 B 3 C 4 D 4 E 4 (´・ω・`)ショボン(得意:一度に複数強化 不得意:なし) @ 4 A 5 B 5 C 4 D 5 E 5
219 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 00:11:27.20 ID:g8DtiQ390
>>215-216 言われるのではと思っていましたし、自分も時計を見て方向性が被ったと思いました・・・。
まさかポケモンの方と被るとは思ってもいませんでしたが、方向性が似ているだけで
話自体はさすがに結構ずれたので内心安心しています。
あれほど大層な感動話ではありませんが。
220 :
高校の女教師 :2006/12/05(火) 00:12:41.37 ID:fd8K775t0
俺はあの話であんまり感動できなかったけど、期待してるぜ 改めて乙だ
221 :
宿屋の女中 :2006/12/05(火) 00:12:56.76 ID:Y0RF2bir0
乙でした
222 :
VIP村人y :2006/12/05(火) 00:29:51.53 ID:Ga5WPBJ+O
作者さんは自分を卑下しすぎじゃね? 最低限の礼儀はいるけどあんたはもっと自信持っていいぜ
223 :
悲しい一人暮らし :2006/12/05(火) 00:32:02.47 ID:UkclMuQx0
自分じゃ大したことないと思ってるんだろうけど、 面白いと感じた奴は俺を含め少なからずいるわけだから 少しは自信持ってくれwww
224 :
愛のセーラー戦士 :2006/12/05(火) 00:32:26.04 ID:FVZEnurZO
作者乙+新作に期待
225 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 01:08:23.44 ID:g8DtiQ390
>>222-223 ありがとうございます、どうしても自分のものは粗が目立っていけませんが
読んでいただける方が不快にならないよう、もっと自信を持っていけるよう頑張ります!
226 :
高校の女教師 :2006/12/05(火) 01:56:14.96 ID:rqyNi+2cO
今から読む
227 :
油売りの左暮 :2006/12/05(火) 02:03:24.53 ID:zmh3Bw/EO
おつ なまらおもしろかった!
228 :
駅前食堂のメグ :2006/12/05(火) 02:20:25.01 ID:kxrzoRjKO
今から読みます保守
229 :
VIP魔法使い :2006/12/05(火) 02:44:25.71 ID:tsJnM1AUO
今読みました データ消失に難しい設定と大変だったとは思いますが、 それでも完結させてくれた作者さん、ほんとうに乙です
230 :
悲しい一人暮らし :2006/12/05(火) 02:53:27.80 ID:pwPBSfJMO
はじめにショボンがギコと繋がりがあるのを早々に明かしたときは どうなるかと思っていたが、今から考えるとそれがなおよかった 仮病も作者らしいカオスで好きだ 乙
231 :
VIP村人e :2006/12/05(火) 07:12:32.35 ID:z1rLUzX30
相変わらずいいな。 メッセージ性の強い作品ダタヨー 毎回楽しみにしてます。
232 :
VIP無職 :2006/12/05(火) 07:28:30.21 ID:m4ROaIcx0
モナーのことも思い出してあげてください
233 :
VIP勇者 :2006/12/05(火) 08:01:28.76 ID:aOpQrReq0
ギコの番外編が見たいな まったく活躍できなかったし
234 :
散髪とめきち :2006/12/05(火) 09:26:05.79 ID:FVZEnurZO
ほす
235 :
VIP下手人 :2006/12/05(火) 11:12:20.83 ID:8RVS1NrvO
ほしゅ…したほうがいいのかな?
236 :
北町奉行 :2006/12/05(火) 12:35:09.87 ID:ALVhjIxqO
保守
237 :
武器屋のじじぃ :2006/12/05(火) 12:46:25.31 ID:VYPR8ADc0
ottu せっかくだし残っていたら質問 作者が今までの自分の作品で一番気に入ってるのってどの作品? 理由とかあるとうれしい
238 :
暴れん坊VIPPER :2006/12/05(火) 13:49:28.83 ID:ALVhjIxqO
保守
239 :
VIP村人j :2006/12/05(火) 14:39:40.34 ID:ALVhjIxqO
保守
240 :
姫 :2006/12/05(火) 15:20:55.42 ID:ALVhjIxqO
保守
241 :
花魁 :2006/12/05(火) 16:02:19.16 ID:ALVhjIxqO
保守
242 :
VIP下手人 :2006/12/05(火) 17:13:12.29 ID:86ft+a2rO
保守
243 :
棒またぎ姫 :2006/12/05(火) 17:42:05.38 ID:ALVhjIxqO
保守
245 :
だんご屋のはる :2006/12/05(火) 18:51:18.07 ID:ALVhjIxqO
保守
246 :
だんご屋のはる :2006/12/05(火) 19:42:21.80 ID:hDCoOuftO
保守る
247 :
猿回しの勘三 :2006/12/05(火) 19:44:20.94 ID:CQGHhhwh0
VIPPERが馬鹿にされてるお(#^ω^)
280 名前: ネトゲ廃人@名無し 投稿日: 2006/11/30(木) 14:54:37 ID:F+LjGW4o
>>276 できるものならやってみろよチンカスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/mmosaloon/1162140340/l50 ↓を貼ってVIPPERは自己解決できるってことを教えてやるお( ^ω^)
,,,=A,。,,、 .,,,,,,,,,,,,,_ _、
匸 .,,”゙lト .'冖i、 .ト、,,,,,,,,| .匸,, ̄ ̄,,,,,,] | |
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],yi、 .i3i、." l゙ .,/ < .| | | |
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248 :
油売りの左暮 :2006/12/05(火) 20:37:44.69 ID:ALVhjIxqO
保守
249 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 21:21:41.31 ID:g8DtiQ390
ただ今戻ったので、とりあえず質問に答えさせて頂きます。
250 :
VIP魔法使い :2006/12/05(火) 21:26:00.35 ID:TQOFcrhv0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
251 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 21:30:38.28 ID:g8DtiQ390
乙、面白かったと言ってくれる方々本当にありがとうございます。
>>232-233 番外編ではそのあたりをしっかりと補強しようと思いますが、
やはり拒絶反応で魔女狩りは思うように書けないです・・・なんとか投下出来るよう頑張ります。
>>237 一応自分が一番気に入っている作品はヒマワリですね。
綺麗な作品に仕上がったと思います。
次がトライアスロン、楽しく作る事が出来た作品です。
世界左右は処女作なので仕方ないにしても、植物は最後を改変したのだけが心残りですね。
252 :
VIP村人q :2006/12/05(火) 21:32:37.54 ID:FVZEnurZO
作者ktkr 作品の完成度が高すぎて作品に質問することがない だからろくに小論も書けない俺に人に魅せる文章の書き方伝授してw
253 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 21:34:33.38 ID:g8DtiQ390
>>250 すみません、本日はちょっと登場が遅れました。
ID:ALVhjIxqO さんを初め、保守本当にありがとうございます。
その上でとても傲慢なお願い申し訳ありませんが、質問などなければこのスレは落としていただけますでしょうか?
やはり投下の終わったスレを残すのはブーン小説を好まないVIPの方々にも非情に申し訳ありませんので。
投下が終わってまでも保守していただける事は作者にとってはとても光栄な事です。
この作品を好きになって頂き本当にありがとうございます。
その上で不躾なお願い申し訳ありません。
254 :
宿屋の女中 :2006/12/05(火) 21:35:05.51 ID:CEOuRYMRO
( ^ω^)が魔女を兄者しか狩ってないのが気になった だが乙
255 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 21:38:39.06 ID:g8DtiQ390
>>252 人に見せる文章の書き方・・・と言われると難しいですが、物語に常に謎を設けておく事はとても大切だと思います。
なので個人的には作品も全てを晴れやかにせず、出来る限り最後まで疑問を掲げて読んでもらいたいと思っています。
世界左右、植物、そして魔女狩りは特にその辺りを意識しました。
完成度が高いなどとんでもないですが・・・やはり読んでいる方々にその続きや正否を考えていただけたらなと自分は思っています。
256 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 21:42:41.50 ID:g8DtiQ390
>>254 その点では自分も題名を変えたほうがいいのではと思いました。
ただ、やはり題名で全てを表してしまってはいけないかなと思うのと
これ以上適切な題名が思いつかなかったのでこのまま投下しました。
題名のブーンは『「人間」の代表』とした一人で、
魔女を狩っていたのは『討伐隊』でなく『「人間」全体』だったという意味を含めました。
257 :
VIP足軽a :2006/12/05(火) 21:44:21.21 ID:b6iBB9Ww0
個人的なこと聞いて悪いんだけど、作者何者? ポケモンの人といいあなたといい、とても文章の素人と思えないんだけど 答えづらかったらスルーしてください
258 :
一生足軽 :2006/12/05(火) 21:45:31.33 ID:dHmlYNxsO
確かに素人じゃなくて、少なくともアマプロ以上な感じはする
259 :
宿屋の女中 :2006/12/05(火) 21:49:47.18 ID:CEOuRYMRO
260 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 21:51:21.44 ID:g8DtiQ390
何者と聞かれると困りますね・・・ポケモンの方は本当にすごいと思いますが。 自分はライトノベルはおろか、小説もほとんど読みません。 ただ本自体は読むので、それで文体が物珍しいのではないでしょうか? 答え辛いわけでは無いですが、答えにくいですね・・・。
261 :
VIP遊び人 :2006/12/05(火) 21:51:56.43 ID:v8R83/OC0
俺は素人でも経験を積み重ねればできる文章だと思うのだが それとも現在のアマプロってのはこんな感じなのか
262 :
油売りの左暮 :2006/12/05(火) 21:58:08.28 ID:pwPBSfJMO
作者来てたー
>>261 今作は作者がいうとおり若干あれだが、
植物は読みやすさと雰囲気が飛び抜けていた
何がすごいのかはわからんがひかれる文章なんだ
263 :
武器屋のじじぃ :2006/12/05(火) 22:00:40.69 ID:CEOuRYMRO
264 :
VIP足軽i :2006/12/05(火) 22:01:21.70 ID:Ndib5a8S0
(*゚ー゚)しぃが手紙を書くようです の続きが気になる(完結してないのであれば)
265 :
◆7at37OTfY6 :2006/12/05(火) 22:08:56.59 ID:g8DtiQ390
ありがとうございます、ただ文章につきましては本当にずぶの素人なので過大評価されても心臓に悪いですね。
嬉しいですが、やはり文章が特徴的なのではないかと思います。
>>264 一応終わりまでの流れは出来ているのですが、半リアルタイムでの進行なのでもうしばらくギコからの返事待ちです。
年末までには完結はするので、気長に待っていただけるとありがたいです。
266 :
VIP足軽i :2006/12/05(火) 22:10:07.53 ID:Ndib5a8S0
267 :
VIP神父 :2006/12/05(火) 22:11:34.50 ID:v8R83/OC0
作者は逆に書き方を知らないからこそ独特な書き方ができたのかもしれんね マニアックというかカルト的なものが得意なようだから、その長所を生かしつつ頑張ってくれ
268 :
壷ふりお京 :2006/12/05(火) 22:17:14.89 ID:pwPBSfJMO
こう考えると文章力ってある意味特殊なものなんだな……
確かにハンドボールなんかも不思議と読めるしな
>>267 カルト的吹いたwwww
269 :
ただの戦士 :2006/12/05(火) 22:36:29.88 ID:mQa+X5aQ0
作者乙 とりあえず魔女しかよんでないんだが オムライスさんとこに作者別のやつで過去作品のまとめ場所が書いてあったんで読んできます 本当に乙でした、毎日楽しんでましたw あと素人アマプロ関係なく俺は7at37OTfY6の文章が好きだw とりあえず 乙。
270 :
VIP乙女 :2006/12/05(火) 23:02:39.91 ID:7UCmLREtO
作者様乙でした! 運命といいこれといい、wktkがとまらなかった
271 :
VIP足軽mp3 :2006/12/05(火) 23:15:41.97 ID:Y/kNhO0V0
おおお魔女が終わった いい作品だったな・・・ 今の気分を率直に表すとどんな感じだろ … …… 最高に「オツ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ
272 :
愛のVIP戦士 :
2006/12/06(水) 00:55:53.35 ID:JAR/hXl70 とりあえずこのスレは落としていいのかな