1 :
愛のセーラー戦士:
2 :
愛のセーラー戦士:2006/12/02(土) 21:02:11.46 ID:ZsBg/o3P0
sage
3 :
オリ:2006/12/02(土) 21:06:40.89 ID:ZsBg/o3P0
水銀燈のマスターが播磨拳児だったら。第四話
私は、水銀燈。
誇り高きローゼンメイデンが第一ドール。
アリスゲームを制覇し、お父様に会うのが目的。
……だった。
今では、お父様には悪いがアリスゲームに興味が無い。
今では、真紅の言っていた言葉に共感が持てる。本人に言うつもりは無い。
今では、めぐと一緒にいた時の温かさがわかる。
今では、私はりっぱな……
「おーい銀〜。こう言う時に黄昏るのはよぉーく分かる。分かるから手ぇ動かせや」
漫画家である。
4 :
オリ:2006/12/02(土) 21:07:14.38 ID:ZsBg/o3P0
>>3 「うるっさいわねぇ! 下書きを終えて一息ついた所なのよぉ!? ソレよりマスターこそどうなのよぉ!」
「俺? 俺はちゃぁんと、終えたぜ?」
ふふーんと、なぜか誇らしげに私に言うマスターにほんのちょっぴり殺意を覚えた。
と、同時にマスターの隣で苦笑している八雲を見てきっと今の自分は顔を顰めてると思った。
さらにそれと同時に、オロオロしている蒼星石を見て何故か癒された。
私、水銀燈。現在……修羅場です。
「締め切りは、あと二日だぞ? 銀」
「わかってるわよぉ! ソレよりマスター! J100番のトーン何処にやったのよぉ!?」
「あ、それ俺使い切ったぞ?」
「なぁんですってぇ?! J100は私の描いてる漫画で一番使ってるってしってるじゃなぁい!?」
「そういわれてもなぁ?」
なぁ? と、マスターは隣で苦笑してる八雲に同意を求めるとやっぱり八雲は苦笑するだけだった。
5 :
オリ:2006/12/02(土) 21:07:38.63 ID:ZsBg/o3P0
>>5 「蒼星石ぃ! J100のトーン買ってきてぇ!! 今すぐ! 十枚ほど!」
「えぇぇえぇ?! やだよ! マスターのお手伝いして疲れてるんだよ!? 僕!」
「しらないわよぉ! はっ?! マ、マスター……もしかしてJ356も……?」
「356はつかってねぇな」
マスターのその言葉に、ほっとする私。
しかし、J100が無いのは痛い。
蒼星石は、買って来てくれる気配は無い。と言うか、「僕絶対いかないもん!」と、
八雲が連れてきた黒猫である伊織と遊んでる。
アパートに猫連れてきてもいいの? とかそんな無粋な突っ込みを考えてる暇は無い。
6 :
オリ:2006/12/02(土) 21:09:41.68 ID:ZsBg/o3P0
>>5 アンカミスッタ……
>>5のアンカ
>>5=
>>4 あと二日だ……そう、二日。
貫徹は決定事項である。
あぁ、わりと近い過去の私に言ってやりたい……なんでさっさと下書きだけでも描いておかなかったのかと……
あぁ、本当に何をやっていたのだろうか? 私は……
漫画よんで小説読んでゲームして、八雲に料理習って……伊織と遊んで……ヤクルトのんで…………
【自業自得なのだわ】
いま、なんかききたくなぁい声が聞こえた気がしたわ。
そう末期なのね……あぁめぐ……助けて。
【ねぇ水銀燈】
あぁ、めぐぅ〜〜〜。
【自業自得ってしってる?】
………………
7 :
オリ:2006/12/02(土) 21:10:24.01 ID:ZsBg/o3P0
>>6 「ほれ、手伝ってやるからさっさと手動かす」
「ありがとう! ありがとうマスター! 本当に貴方がマスターでよかったわぁ!」
「なんだそれ? んじゃ、妹さんすまねぇがJ100のトーン買ってきてくれないか?」
苦笑するマスター。
「……はい。何枚必要ですか?」
マスターの言葉に、いやな顔せず静かに立ち上がる八雲。
この時、二人の背後に威光が見えた気がした。
「ん〜……銀。これ何ページあんだ?」
「全部で18よぉ……」
「じゃぁ、大体六枚か? 適当だけど」
「……余裕みて八枚購入してきます……でも、きっと……使いませんね……」
「ま、あまりゃぁ次の原稿に遣えば良い話だな」
「……はい」
そういいながら、八雲は一つ小さな笑みを浮かべて部屋から出て行った。
8 :
VIP村人z:2006/12/02(土) 21:10:31.98 ID:wf+zLa9D0
ho
9 :
オリ:2006/12/02(土) 21:11:22.65 ID:ZsBg/o3P0
>>7 「じゃ、トーン張りは最後にして、さっさとやるぞ? 銀」
「上等よぉ〜!」
今の私は、小宇宙が激しく萌えているわぁ!!!
矢でも鉄砲でももってきなさぁい!!
「あ、水銀燈〜。担当者さんから電話〜」
「いやぁあぁぁあああああ〜〜〜〜!!!!」
水銀燈の絶叫が、響き渡ったとか……
終
10 :
オリ:2006/12/02(土) 21:13:12.22 ID:ZsBg/o3P0
水銀燈のマスターが播磨拳児だったら。第五話
水銀燈は、漫画の締め切りという地獄から解放され久々に羽を伸ばしていた。
文字通り羽を伸ばし空を優雅に飛び、空の旅を満喫していた。
ふと、自分のマスターである播磨のアシスタントというか通い妻(?)である八雲の家を訪ねようと思った。
前にマスターと一緒に連れてきてもらった事があるので道というか家は覚えている。
あの時はバイクだったが、自分は空を飛べているのだからあんまり道順とか問題なかった。
八雲の家に到着した水銀燈は、ちゃんと呼び鈴を鳴らす。
しばらくして八雲が、出てきて迎えに来てくれた。
ちょっと驚いていたが、すぐに微笑んで迎い入れてくれる。
居間に通されヤクルトを一つ持ってきてくれた。
その後八雲は、思い出したように立ち上がり居間から出て行ってしまった。
八雲が戻ってくるまでの間、ちょうど居間にいた伊織と遊んでいる。
八雲が戻ってきた。その手には見慣れた鞄が一つ。
どう見ても、私の姉妹の誰かが入ってるだろう鞄だ。
八雲は、私にこれどうしよう? と尋ねてきた。
とりあえず、開けてみれば? と言う。
そうだね。と八雲は頷くとまず鞄を開けた。
紫色の服を着た左目にアイパッチを付けた少女人形。
11 :
オリ:2006/12/02(土) 21:13:48.92 ID:ZsBg/o3P0
>>10 「薔薇水晶じゃなぁい……あれ? でも薔薇水晶は、私達とは違う存在がつくった存在よぉ?」
私の言葉に、首をかしげる八雲。
とりあえずゼンマイを巻くね? と、私に言うと私は伊織の背中を撫でながら頷いた。
キリキリキリと薔薇水晶のゼンマイが巻かれる。
ギリギリジンジンギリギリギリジンジン……って違う違う。
ゼンマイを巻き終えしばらくすると、やたら眠そうに薔薇水晶が起き上がる。
一度私を見た後、ゼンマイを巻いた八雲を見る。
見つめあう薔薇水晶と八雲。
そういえば、薔薇水晶って余り喋らなかったわねぇ。と思い出す。
ふと、八雲が薔薇水晶に向かって頷くと右手を差し出した。
薔薇水晶も右手を差し出し……何故か握手しあう二人。
……あぁ平和だなぁ……ね? 伊織?
ナァォ〜
五話終了。
12 :
愛のセーラー戦士:2006/12/02(土) 21:19:05.69 ID:ZsBg/o3P0
久々にたててみたものの……
人は戻ってくるのには、久々過ぎて無理かなぁ……
13 :
VIP村人i:2006/12/02(土) 21:30:30.50 ID:TMiQIYxL0
新参だが面白そうなので保守してみる
14 :
VIP村人j:2006/12/02(土) 22:02:00.59 ID:TMiQIYxL0
保守
15 :
VIP村人p:2006/12/02(土) 22:11:48.01 ID:hZy8Sqvf0
このシリーズって終わったんだと思ってた。
16 :
悲しい一人暮らし:2006/12/02(土) 22:14:03.08 ID:ZsBg/o3P0
終わったというか……保守だけで、しかも流れに飲み込まれてすぐ消えるから
立てるのも億劫になったって感じで消えたきがする。
決して終わっては居ないさ! 多分。
17 :
悲しい一人暮らし:2006/12/02(土) 22:23:33.01 ID:ZsBg/o3P0
私が、その男と出会ったのは多分偶然で……必然。
だから、その男が私の薇を巻く事も必然だった。
「お嬢様。この人形お嬢様のですか?」
「ん? いや、私はこんなの知らないぞ?」
「マリアさんのですかね?」
「マリアがこんな人形を所持してるなんて知らないな」
「じゃ、クラウスさん?」
「ハヤテ。有得ない事を………」
「…………」
何故か、場を包む妙な沈黙。
「コホン。まぁ有得そうだけどな? クラウスがこんな人形所持してるなら私が知ってるはずだぞ?」
「じゃぁ一体なんでしょうかね? 僕の部屋に唐突に置いてあったのですが?」
「どこかで聞いたことのある展開だなソレ」
「で、人形が入ってた鞄の中に薇巻きが入ってまして、人形の背中に丁度薇巻きが入る孔が」
「まて……その展開実に覚えが……と言うか、個々最近漫画で読んだ気が」
18 :
悲しい一人暮らし:2006/12/02(土) 22:24:00.84 ID:ZsBg/o3P0
>>17 少女の言葉に、ハヤテと呼ばれた青年は漫画は漫画で、現実は現実ですよ。と苦笑して言う。
ハヤテの言葉に、むぅと顰めた表情を浮かべる少女。
「じゃ、捲いて見ますか。薇」
「どうなってもしらないからな? 私は責任持たないからな!」
「?」
少女の言葉に首をかしげながら薇を巻くハヤテ。
キリキリキリと、乾いた音を立てて巻かれる薇。
薇が全部巻き終えた所で、ハヤテは薇巻きをはずす。
ソレと同時にその人形は、その瞼をゆっくりと開けた。
「アナタが、私の薇を巻いたのぉ?」
その人形は、薇を巻いたハヤテを見てそう言う。
その人形の言葉にハヤテは、驚いた表情をし少女は、アッ! と思い出す。
「思い出した! ローゼンメイデンだ! ハヤテ!」
「へ? 僕は、ローゼンメイデンじゃなくて……」
「ボケなくていい! ってハヤテが読んでる訳無いか」
19 :
悲しい一人暮らし:2006/12/02(土) 22:24:20.88 ID:ZsBg/o3P0
>>19 ガックリと肩を落とす少女。
そんな少女の姿を見てポリポリと頬を掻くハヤテ。
「いいか? ローゼンメイデンってのは、合計七体居て……」
………五時間後………
「と、言うわけだ。わかったか? ハヤテ。ちなみにアニメ版の知識はワタルに聞け」
「……………」
「おい、ハヤテ………って寝てるんじゃない!」
「……あ、おはようございます。お嬢様」
「うむ。おはよう……じゃなくてだ!」
「お話は終わったかしらぁ?」
「「あ、忘れてた」」
「…………まぁ、私も聞き入ってたから気にしないけどぉ……
私の薇を巻いたアナタが忘れるのは、ひどいんじゃなぁい?」
はぁとため息を一つつく人形。
20 :
悲しい一人暮らし:2006/12/02(土) 22:25:17.01 ID:ZsBg/o3P0
>>19 のアンカミス
>>19=
>>18 >>19 「あぁ、ちなみに私は、薔薇乙女第一ドールの水銀燈よぉ……よろしくねぇ?」
「ん? 水銀燈ってそんな性格だったか?」
「いや、僕に聞かれても。ねぇ?」
「………この子………名前なぁに?」
「ナギだ」
「ナギの説明聞いてたらなんか、どーでもよくなっちゃって」
「あぁなるほど」
水銀燈の言葉に、ナギはポンッと拍手を打つ。
「死して屍拾うものなしだな!」
「「違います(わぁ)」」
もし水銀燈のマスターが、ハヤテのごとく!のハヤテだったら。
ん? あれ? ハヤテの必要なくね?
21 :
悲しい一人暮らし:2006/12/02(土) 22:30:08.21 ID:ZsBg/o3P0
ho
22 :
VIP村人q:2006/12/02(土) 23:11:52.05 ID:hZy8Sqvf0
age
ほしゅ
24 :
散髪とめきち:2006/12/03(日) 00:08:17.30 ID:dlXH+F5a0
懐かしいので保守。
25 :
南蛮ムキトス:2006/12/03(日) 01:36:04.00 ID:dlXH+F5a0
ほーーしゅ。
26 :
薔薇色の侍:2006/12/03(日) 01:57:18.45 ID:EJwamp6v0
銀時たちがモニターを見る少し前
新八「え?今なんて言ったの?」
真紅「来るものが来たのよ。そろそろ新八も見える所に出てくるんじゃないかしら?」
新八「来るもの?」
新八が聞き返した瞬間、近くから悲鳴が聞こえた。その方向に顔を向けると、人が大勢走ってくる。
そこには、異形の生物がいた。
大型犬くらいの大きさ。ゴツゴツした薄茶色の皮膚。ヘビのような形だが、目のない頭。昆虫を思わせる6本の脚。その先端には、大きな鉤爪がついている。 間違いなく、この星の生物ではない。
新八「え、えいりあん・・・?」
これに首を傾げたのは真紅である。
真紅「あら、違ったのね・・・」
何かが近づく感じがしたので、真紅は『彼女』の差し金かと思っていた。しかしそれなら、何か武器を持った人形が来る筈である。見た目からして生きているので、人形ではない。 そもそも、こんな奇怪な物体を『彼女』が持っている事自体有り得ない。
真紅「私はてっきり、あの子の差し金かと思っていたけれど・・・」
新八「ちょ、ちょっと、真紅ちゃん・・・・・・」
真紅「これくらいで怖がるなんて、使えない下僕ね。来るものと言ったけど、どうやら私の勘違いだったみたいだわ」
新八「そんな事言ってる場合じゃないって、ヤバいよコレ・・・」
真紅「新八。この子は空腹なだけよ。それに本能しかない動物だから、する事といえば、目の前にいる生き物を襲う事だけ。
さっきの人ごみの中にいれば、余程運が無い限り狙われる事はないわね」
新八「真紅ちゃん・・・」
真紅「何よ」
27 :
薔薇色の侍:2006/12/03(日) 02:03:32.94 ID:EJwamp6v0
新八「それ、もうちょっと早く言おうよ・・・」
真紅「え」
真紅と新八の周りには、もう人は1人としていなかった。
喋っている間に逃げてしまったのだから。
新八「どうすんのコレ、もう明らかにコッチ見てるよ。僕としてはもう、やる事1つしか思いつかないんだけど」
真紅「奇遇ね。私もやる事は1つしか思いつかないわ」
えいりあんが新八に向かって走って来た。真紅は、「やる事」を実行に移す事にした。
しかしそれは、新八も同じく「やる事」を実行したので中断されることになった。
真紅「新八、残念だけどおま」
新八「ぎゃあああああぁぁぁぁ!!」
新八は真紅を脇に抱えて逃げ出した。
28 :
薔薇色の侍:2006/12/03(日) 02:06:02.86 ID:EJwamp6v0
真紅「新八、何やってるの!?話を最後まで聞きなさい!!」
新八「アンタ目の前の光景が見えなかったのぉぉ!!走ってきてたじゃん!コッチに向かってきてたじゃん!」
真紅「お前に逃げろと言った覚えはないわ。今すぐ止まって話を聞きなさい!」
新八「嫌だぁぁぁ!!止まったら喰われるぅぅぅ!!」
真紅「このまま逃げてもお前は死ぬわ」
新八「? それどういう事!?」
真紅は『もう分かり切っている』といった表情で新八に言った。
真紅「お前のような眼鏡の人間は何をやってもダメと相場が決まっているのよ」
新八「クッソォォォ!!どいつもこいつも僕をのび○扱いしやがってェェェェ!!
絶対逃げ切ってやるからなコノヤロォォォォ!!!」
29 :
薔薇色の侍:2006/12/03(日) 02:08:04.35 ID:EJwamp6v0
今回はここまでです。保守します
30 :
VIP足軽MS:2006/12/03(日) 03:16:10.63 ID:BOQY6pNk0
乙。
31 :
VIP下手人:2006/12/03(日) 05:53:16.94 ID:dlXH+F5a0
ねるほ。
32 :
VIP足軽hentai:2006/12/03(日) 09:29:39.11 ID:AGnsRFtw0
お? 復活(?)したのか
33 :
VIP村人l:2006/12/03(日) 11:02:31.37 ID:3U/MyupK0
久しいな。
34 :
VIP村人q:2006/12/03(日) 11:36:07.59 ID:dSwwrA/60
保守
35 :
VIP村人m:2006/12/03(日) 12:55:53.46 ID:3U/MyupK0
ほ
36 :
オリ:2006/12/03(日) 13:53:22.60 ID:4ZAJ9ccH0
ほ
37 :
VIP村人p:2006/12/03(日) 15:29:21.52 ID:3U/MyupK0
ho
38 :
一生足軽:2006/12/03(日) 16:02:06.08 ID:O/MVAfYo0
39 :
荒巻スカルチノフ:2006/12/03(日) 16:41:38.25 ID:dlXH+F5a0
かしらーーーーっ。
40 :
荒巻スカルチノフ:2006/12/03(日) 16:42:36.82 ID:dlXH+F5a0
あがらなかったのかしら……。
41 :
VIP村人h:2006/12/03(日) 17:14:36.72 ID:U0pZvZb70
保守だよ。
42 :
一生足軽:2006/12/03(日) 17:54:51.93 ID:dlXH+F5a0
だわだわっ。
43 :
VIP足軽a:2006/12/03(日) 18:58:24.78 ID:dlXH+F5a0
保守するわぁ。
44 :
オリ:2006/12/03(日) 19:27:37.82 ID:4ZAJ9ccH0
「ドミニク! これなによ!」
「え? 僕は知らないぞ?」
「じゃぁ誰が、私の部屋にこんなの置いたのよ?」
そう言って古い鞄を見るアネモネ。
アネモネにつられてドミニクも鞄を見る。
「さぁ? 案外デューイ大佐かな?」
「デューイが? 中身なんだろう」
まだ、デューイのだと決まった訳ではないのだが
アネモネはデューイと言う単語に反応して鞄をいきなり開けた。
「……綺麗な人形ね」
「まぁそうだね。でも僕としてはアネモネのほうが……」
「なんか言った?」
「なんでもない」
人形を見ていたアネモネだったが、ドミニクの呟きにふと後ろを向く。
ドミニクは、苦笑を浮かべて首を横に振った。
45 :
オリ:2006/12/03(日) 19:28:03.52 ID:4ZAJ9ccH0
>>44 「これゼンマイ巻き?」
「ん? どうやら、その人形のようだね? ほら背中のところ」
鞄の中にあったゼンマイ巻きを手に取るアネモネ。
いつの間にか人形を抱きかかえているドミニクが、背中の孔をアネモネに見せた。
「じゃぁ巻きましょう!」
「いいのかい? デューイ大佐のだったら」
「いいの!」
アネモネは、わくわくしながら人形のゼンマイを巻き始めた。
全てのゼンマイがまき終わると人形はその瞼を開いた。
「アナタがゼンマイを巻いたの?」
「喋った! ドミニク! 喋ったわ! この人形」
「そうだね。アネモネ」
「ねぇアナタなんで喋れるの? そうだTheENDも喋れるようになるのかな?」
「さぁどうだろう? theENDが喋れるかな?」
「どうにかしなさいよ! 良い?」
「僕に言われても……そうだ、開発局の連中に言えば大丈夫じゃないか?」
「そう? ならデューイに頼んで開発局の連中に命令してもらうわ」
「それがいいね」
46 :
オリ:2006/12/03(日) 19:28:28.10 ID:4ZAJ9ccH0
>>46 「私を無視するなんて良い度胸じゃない?」
「で、ドミニク。今日のおやつは何?」
「ル・フランのロイヤルホワイトとルルーシアの苺ショートワンホール」
「やった!」
「でもアネモネ。ロイヤルホワイトはいいけど、ワンホールは……」
「なによ?」
「太るよ?」
「………ドミニクの馬鹿」
「ぐはっ?!」
「ねぇ〜……ちょっとぉ〜……」
「デリカシーが無さすぎ! そりゃエウレカなら首かしげて終わりかもしれないけどね?」
「少しばかりレントン・サーストンが羨ましいな」
「そんなことより! 今日はTheEND使えるような事あるの?」
「無いね。一応……TheENDとのテストはあるけど、機体操作までは」
「……………しくしく」
水銀燈のマスターがエウレカセブンのアネモネだったら。
47 :
オリ:2006/12/03(日) 19:29:04.13 ID:4ZAJ9ccH0
48 :
VIP足軽c:2006/12/03(日) 20:30:12.93 ID:dlXH+F5a0
ほしゅなのーーっ。
49 :
VIP村人k:2006/12/03(日) 20:54:56.43 ID:U0pZvZb70
乙であります!
50 :
VIP足軽dca:2006/12/03(日) 21:32:22.08 ID:dlXH+F5a0
コードギンサマ
もしもルルーシュの契約した相手が銀様だったら……って、どーよ?
誰か書いてw
51 :
VIP足軽e:2006/12/03(日) 22:26:24.85 ID:dlXH+F5a0
保守よぉ。
52 :
VIP足軽flash:2006/12/03(日) 23:16:26.17 ID:dlXH+F5a0
ふふふ、おばかさぁん。
53 :
南蛮ムキトス:2006/12/04(月) 00:15:26.51 ID:27f9EOf70
乳酸菌とってるぅ?
54 :
VIP村人y:2006/12/04(月) 00:26:47.06 ID:5kCAIhrT0
明日あたりに更新しますね
55 :
猿回しの勘三:2006/12/04(月) 01:39:27.76 ID:27f9EOf70
ほ。
56 :
暴れん坊VIPPER:2006/12/04(月) 03:21:09.62 ID:27f9EOf70
ねるほ。
57 :
VIP村人o:
ho