歯に大穴があいた

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1VIP番長
やがてそこに湖ができ、生命が生まれた
2水汲みおしち:2006/11/21(火) 08:43:23.55 ID:nnH/9F1b0
イイハナシダナー
3VIP足軽c:2006/11/21(火) 08:43:26.06 ID:g0moyZ7L0
のちの>>1である
4南蛮ムキトス:2006/11/21(火) 08:43:38.70 ID:TI8pGV5J0 BE:169233034-2BP(666)
そして文明は発達し、街が出来栄えた。
5はまつまみ:2006/11/21(火) 08:45:15.12 ID:aOUamBS/0 BE:313950863-2BP(3133)
(‘‘)
6VIP村人p:2006/11/21(火) 08:47:50.06 ID:gbXHAQMMO
それは虫歯菌たちと歯科医との壮絶な戦いの物語
7VIP村人q:2006/11/21(火) 09:04:20.51 ID:gbXHAQMMO
虫歯菌はいくつかのブロックに分かれて集団で生活している。
中でも最深部のブロックは特に文明が発展しており、巨大な湖をかこんで都市が築かれていた。湖は豊かな食料を菌たちに提供し、菌は増殖する一方だった。
8高校の女教師:2006/11/21(火) 09:05:05.62 ID:1vQ0/u800
あたま山?
9VIP村人o:2006/11/21(火) 09:06:48.74 ID:O0gx03GYO
歯が欠けてる奴はいますぐ歯医者行け!後から後悔するから
10VIP村人v:2006/11/21(火) 09:07:35.41 ID:ZOoxZFOeO
夢があるな
11VIP村人r:2006/11/21(火) 10:23:09.22 ID:gbXHAQMMO
1人の少年がベッドの上で目を覚ました。カーテンからはいつもと変わらぬ光が差し込んでいる。
大臼歯は朝を迎えていた。
台所から包丁の音が聞こえる。学校へ行かなくては。
少年は起き上がりふらふらと洗面所へ歩き出した。
「菌太郎起きたの?」
食卓から呼ぶ声がしている。用を足した後、その少年、菌太郎はけだるそうに返事をした。
「おはよう母さん。父さんは?」
「おはよう。父さんは今日も仕事よ。遅刻しないうちにさっさと食べちゃいなさい。」
「(まだ仕事かよ・・・)」
少年は少し間を置いて、口を開いた。
「母さん、やっぱり俺学校辞めて働くよ。」
菌太郎はあえて母の顔を見ようとしなかった。
こういうときの母の表情は決まっているものだ。ちらと見てみれば、ほらやっぱり、苦い顔をしている。
「くだらないこと言ってないでさっさと食べちゃいなさい!あんたはなんにも心配しなくていいの。心配する暇あったら勉強しなさい。」
「・・・わかってるよ。」
押しても引かない母だということはわかっている。ふぅとひと息つくと食器を片づけようと立ち上がった。
「・・・ねえ菌太郎、ちょっと大事な話があるんだけど。」突然の母の発言に菌太郎は若干驚いた。さっきとは明らかに声色が違っていたからだ。
12武器屋のじじぃ:2006/11/21(火) 10:24:07.86 ID:8zuJ61rHO
なにこのクオリティ高い流れ
13VIP村人a:2006/11/21(火) 10:24:20.26 ID:w3cLpjtP0
小さなチタマであります
14VIP村人s:2006/11/21(火) 10:24:36.86 ID:3CKu1GZ3O
すげえwktk
15VIP村人p:2006/11/21(火) 10:28:08.73 ID:92MXNoOFO
こういう大真面目な馬鹿大好き
16VIP村人r:2006/11/21(火) 10:34:53.73 ID:gbXHAQMMO
「・・・なんだよいきなり。改まっちゃって。」
食器を片付けながら背を向けたまま返事をする。
「・・・やっぱりいい、遅刻しちゃうと困るから。」
「なんだよ・・・いいから話せって・・・。」
母はしばらく黙っていたが少し言葉を洩らした。
「・・・ひょっとしたら、ね?犬歯の歯周ポケットの方に引っ越すことになるかもしれない。」
「・・・。」
手が少し汗ばんだ気がした。
「やっぱり父さんの仕事?」
振り返ったが、母の表情は見えなかった。
母は何も答えない。
息子に心配をかけたくないと思っていたが、とうとう言わなければならないときがきてしまった。
彼女なりの決断だった。

菌太郎は家を出る直前、振り向いて母の顔を見た。
母の表情は見えないままだ。

17VIP足軽dca:2006/11/21(火) 10:36:32.47 ID:xzv2Nhnv0
おまえ・・・この前宇宙人の話書いてなかったか?
18VIP村人r:2006/11/21(火) 10:37:17.18 ID:gbXHAQMMO
書いてない・・・SS書くのは初めてだよ
19VIP足軽dca:2006/11/21(火) 10:37:56.68 ID:xzv2Nhnv0
そうか・・wktkしてるからがんばれ
20VIP村人r:2006/11/21(火) 10:39:58.01 ID:gbXHAQMMO
携帯はなかなかきついぜ・・・('A`)
21VIP勇者:2006/11/21(火) 10:40:29.16 ID:zsr8rX4G0
実はここに居る皆がリステリン
22VIP村人t:2006/11/21(火) 10:40:41.40 ID:+l0o0s6GO
奥歯に大穴が有る俺がwktk
23VIP村人s:2006/11/21(火) 11:05:53.71 ID:gbXHAQMMO
菌太郎は巨大な湖の土手を歩く。朝の生暖かい風が吹いている。
菌太郎はさっきの話ばかり考えていた。
「今日の風はニンニクの匂いがするな・・・」
つい独り言を呟いた。菌太郎の癖である。
俺はどうすればいいだろうか・・・。犬歯の方では敵の攻撃も激しくなっているという。特に歯周ポケットと言えば前線に立たされるようなものだ。父と母のためにも、方法はひとつしか・・・
と、後ろからの気配に気付き、振り返ってみると
「よう!どうした?珍しく考え事かよ。」
菌太郎の友人、菌助である。
「・・・菌助、俺さぁ、やっぱ働くよ。」
予想外の発言に菌助も少し驚いた様子である。
「!?お前お袋さんの許しが出たのかよ!」
「許しなんてもらえるわけないだろ。秘密にやるしかない。」
菌助が呆れたように答えた。
「オイオイお前学校どうすんだよ。まさか辞めちまうなんてこたねぇだろなぁ。」
「問題はそこだよ。ビールスに訊いてみようかと思う。」
「なるほど、あいつなら何かコネがあるかもしんねぇな。」話しているうちに、同じ学校の生徒が増えてきた。校門が近い。

24武器屋のじじぃ:2006/11/21(火) 11:06:15.92 ID:X0p+IInO0
一行にまとめて
25VIP村人s:2006/11/21(火) 11:46:27.86 ID:gbXHAQMMO
教室に入ると既にビールスは席に着いていた。
「ビールスおはよう。」
「ふたりともおはよう。どうした菌太郎。やけに神妙な顔をしているな。」
ビールス。こいつは俺達の種と別種の混じった、言わばハーフだ。親の関係で、いろいろなところにコネを持っている。
・・・だ止めた。
ビールスの表情が険しくなっている。
「・・・前々から言っているがな。あそこは並じゃないぞ。もう一度前線の恐ろしさについて教えてやってもいいんだがな。
それと学校も辞めなければいけないぞそれでもいいのか!?」
知っている。ビールスは前線に居たことがある。こういうときのビールスはまるで親が子を叱るような・・・俺はそれが嫌だった。
・・・認められてない。そういうことか。だが、今回は。
「俺は本気だよ。」
「(・・・何かあったのか・・・?相当切羽詰まっている・・・どうやら気持ちだけは本物のようだが・・・)・・・。」
生徒達が一斉に席に着く。HRが始まるのだ。
しかしふたりはその場でしばらく目を逸らそうとはしなかった。
26VIP村人t
とりあえず保守