1 :
◆7at37OTfY6 :
遅くなってすみません、本日の投下いきます。
2 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 22:48:13.81 ID:ByRXHuAL0
3 :
VIP村人t:2006/11/20(月) 22:48:29.01 ID:XDIQvCfn0
キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
4 :
VIP足軽orz:2006/11/20(月) 22:49:26.34 ID:M445HQSH0
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
5 :
花魁:2006/11/20(月) 22:49:34.71 ID:nXyWVLqbO
やっと指輪見終わって寝ようと思ったのに…('A`)
6 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 22:49:49.19 ID:ByRXHuAL0
第十一話『信義則』
銃弾が響いた後のまた少しの平穏。
この平穏がまた神経を刻み続けた。
動きの無い静かな空間は、時の流れが遅すぎたのだ。
ξ;゚听)ξ(よし、なんとかまた無駄に発砲させれたわ……
残りは何発か……銃弾のなくなった振りには気をつけないと)
ツンも若干の疲れを見せてきていた。
相手ほどでないにしろ、集中しなくてはならないのは同じなのだ。
銃が当たれば魔女だって死ぬし、魔女の力も無尽蔵なわけでは無い、限界がある。
もともと衝撃の増強などを得意としないツンにとっても、この戦いは辛いものだった。
ξ;゚听)ξ(そろそろ、銃弾も限界でしょう……)
それは希望か推測か。
祈るようにツンは考えた。
そんな彼女の鼻を、不自然な香りが突く。
ξ゚听)ξ(……何この臭い?)
7 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 22:51:35.22 ID:ByRXHuAL0
少し開いている入り口から指す光が、濁り淀んだ空気を照らす。
よく見ると辺り一帯に、僅かに赤い光が灯っている。
弾けるようなパチパチとした音も響き渡った。
ξ;゚听)ξ(もしかしてコイツら……!)
(;゚∀゚)(よし、ナイスだドクオ!)
作戦が成功した事を確認すると、ジョルジュは声を出した。
(;゚∀゚)「何が起きているかは……分かるな?
この場でオマエはどうするつもりだ?」
ξ;゚听)ξ「へぇー、随分なめたマネしてくれるじゃない」
話している間にも、倉庫周りの火の手は一瞬で燃え上がる。
ガソリンをまいての放火、加えてぼろくなった倉庫は一瞬で燃え上がった。
白い煙が辺りを包み、薄い木製の壁はすぐにも剥がれ落ちる。
既に互いが互いの位置を把握できるまでにその場は明るく燃え囲まれていた。
8 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 22:53:18.19 ID:ByRXHuAL0
ドクオの考えた作戦、それは魔女が増強しか出来ない部分を利用した。
魔女は炎を消す事は出来ないのだ。
彼らに出来るのは、炎の勢いや気温・温度をさらに上げる事と……逃げることのみ。
ジョルジュとクーはツンの位置を把握すると、その両脇に別れる。
(;゚∀゚)「さて、魔女さん……どう出る?」
白い煙がたちこめ、視界は随分とアバウトになった。
出入り口からの光は分かるも、それ以外の眩しさは炎なのか光なのか分かりはしない。
川;゚ -゚)「……?」
と、クーが違和感に気付く。
相手が……震えている?
自分たちなんて見ていない、その辺り一体を埋め尽くす炎にガタガタと震えきっていた。
ξ;゚听))ξ「あ……あああ……ああっ!」
止めてくれ止めてくれ、脳裏に再びフラッシュバックする昔の記憶。
家の無くなるその瞬間、燃え上がる炎。
9 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 22:54:52.20 ID:ByRXHuAL0
燃え上がる、炎。
ξ;゚听)ξ「きゃああぁぁぁ!!」
衝撃を増幅したのか、一気に倉庫の出入り口へと駆けたツン。
僅かに開いた扉の間をするりと抜け、その炎と煙の空間から逃げ出した瞬間……彼女の目に巨大なバールが写った。
ξ;゚听)ξ「あ――」
素早く倉庫を出たツンにドクオはバールを振った。
ツンは自分で生み出したその勢いで、ドクオの振ったバールに勢い良く突っ込んだ。
ゴゥンッ!
咄嗟に自分の額を堅くしたのだろうか、その音は鈍い音だった。
10 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 22:56:26.66 ID:ByRXHuAL0
ツンの頭は上にガクンと曲がる。
視界一面の空……今日は雲が多かった。
続けて体全体が上を向くが、勢いは止まらない。
目の前が一瞬で黒く染まると、頭を地面にぶつけた衝撃が全身を駆け抜ける。
そのまま体に引き摺られて数メートル飛んだ。
(;'A`)「つぁっ!」
怒涛の衝撃に、ドクオはバールを放り投げて思わず叫び上がる。
そして振動は腕から肩に、そして頭にまで響き渡った。
後頭部への強烈な痛み、しゃがみこんだ。
一方ツンは額から血を流し、倒れたまま動かない。
生きているのだろうか?
そこがまず疑問に上がるくらいの衝撃だった。
11 :
VIP足軽になりたい:2006/11/20(月) 22:56:51.16 ID:M87RqRsA0
エグイぜぇ
12 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 22:58:16.04 ID:ByRXHuAL0
(;゚∀゚)「ドクオ、やったか!?」
そこへジョルジュとクーが駆け寄ってくる。
ジョルジュはすぐにドクオへと駆けて、クーはツンに向かって銃を構えた。
川;゚ -゚)「よくやった、ドクオ」
(;'A`)「ったく……尋常でない堅さだな……」
ドクオの作戦というのは魔女が炎を消せないこと、そしてこの倉庫が火の回りの早い古びた木造だったこと。
さらには相手を追い込んだ状態で、ジョルジュとクーが『わざと』出入り口前を無防備にすることで相手をそこから飛び出すように誘導した。
視界の悪い煙の充満した状況では、ドクオが待ち構えていることに気付く事もできない。
唯一意外だったのは、ツンが異状なまでに炎に怯え、早々に脱出したことだ。
本来ならもっとぎりぎりまでジョルジュとクーが引き付け、一歩間違えれば二人もただでは済まない程の危険をはらんでいた作戦でもあった。
13 :
花魁:2006/11/20(月) 22:58:42.17 ID:nXyWVLqbO
男の魔女は魔道士じゃまいか?
14 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:00:11.57 ID:ByRXHuAL0
未だピクリとも動かない少女。
おそらく死んだ、誰もがそう思った瞬間……僅かに声が漏れた。
ξ 凵@)ξ「ぅん……」
川 ゚ -゚)( ゚∀゚)('A`)「!!」
咄嗟にツンへ向かって銃を構える三人。
その前で、ツンは上半身を持ち上げた。
ξ>凵)ξ「う……つっ!!」
目を開けた先にはこちらに銃を構える三人。
頭が痛くグラグラする、目を開くのすら正直辛い。
こんな状況でこの三人を相手にするのは……無謀というものだ。
しかし彼女に後はない、このまま逃げ帰っても魔女としての居場所も無い。
ツンは不敵に微笑んだ。
ξ;゚ー゚)ξ(とりあえず、ここをどうにか切り抜けないと……難しそうね)
痛む頭、一先ずこの状況で戦うのは賢いやり方ではない。
一旦休戦を求めるのが賢いやり方だろう。
体調さえ取り戻せば相手が三人がかりだろうと、倒すことはそう難しくはないだろう。
15 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:02:00.31 ID:ByRXHuAL0
( ゚∀゚)「さて……年貢の納め時だぜ?」
川 ゚ -゚)「最後に言い残す事はないか?」
ξ゚听)ξ「……」
『同情の増強』
ツンが相手の同情心の増強をすると同時、ジョルジュとクーの表情に変化が見えた。
ここでツンが少し辛そうな、悲しそうな表情を見せるとなお二人の顔が歪んだ。
耐え切れない、そんな様子だ。
あまりに心痛くて、このまま銃を構え続ける事ができないのだろう。
『ジョルジュとクー』は。
パンッ
響く銃声。
ツンのすぐ横を銃弾は通った。
('A`)「あー、やっぱ手が痺れてるといけねーな。すごい衝撃だ……」
16 :
棒またぎ姫:2006/11/20(月) 23:03:11.90 ID:nXyWVLqbO
さる回避
17 :
駅前食堂のメグ:2006/11/20(月) 23:03:26.33 ID:v7LcYRpx0
ドクオいいよー
18 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:03:39.19 ID:ByRXHuAL0
ξ;゚听)ξ「……え、なんで……」
口がパクパクと開くばかりで言葉が出てこない。
何故同情しないの?
なぜそう考えもなしに銃を撃てるの?
何故、何故、何故?
(;゚∀゚)「オマエ……もしかしてオレらの同情心でも高めたか?」
ジョルジュが気付いて言うと、ツンはバツの悪そうな顔を返した。
同情が増幅されているのだと分かれば話は早い、ジョルジュもクーも改めて銃を構えた。
自分の同情心を自分で疑ってかかれば、さほど大きな障害ではない。
ある程度は吹っ切れる。
そして残るは引き金を引く、一瞬の勇気だけだ。
ξ;゚听)ξ「あ……ああ……」
19 :
VIP村人a:2006/11/20(月) 23:04:04.58 ID:M87RqRsA0
ウヒョヒョー
20 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:05:21.63 ID:ByRXHuAL0
改めて銃を構える三人、対して逃げ道を失ったツンは恐怖に体を強張らせた。
('A`)「悪いな、感情なんてしようと思っても出来ないんだ」
ツンは恐怖と困惑に苛まれた。
なぜだ、普通は逆じゃないのか?
隠そうと思っても感情は現れてしまうものだというのに……コイツは逆なのか?
感情なんて勝手に湧き出るものだろう、自分の意志でどうにかできるものではないだろう?
('A`)「こちとら異端児でね」
ξ;゚听)ξ「ひっ……!!」
怖がるツンに少なからずジョルジュとクーは迷いが生じる。
殺さなくてもいいんじゃないのか?
本当に殺してしまうのか?
見て取れる彼らの戸惑い、そしてドクオの異常性。
眉一つ動かす事無く、彼は引き金に改めて手を掛けた。
じりじりと引き金を引いていく。
('A`)「じゃあな」
ξ;゚听)ξ「いや……ッ!」
21 :
VIP足軽i:2006/11/20(月) 23:05:37.84 ID:tzjSvMYd0
きたててたafsfasfasdf
22 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:07:00.97 ID:ByRXHuAL0
(;^ω^)「止めるお!!」
突如響いたブーンの声。
間一髪、ドクオは引き金を引ききらなかった。
が、その指を戻す事もせずにドクオはブーンに顔を向ける。
ブーンは間に合った、ギリギリで。
呼吸を乱しながら無表情なドクオを睨み返す。
('A`)「それで……どういうつもりだ?」
(;^ω^)「どういうつもりと言っても……とりあえずダメだお、絶対に引き金を引いちゃいけないお!」
('A`)「何故?」
(;^ω^)「それは……!!」
皆が固唾を呑んでその場面を見守った。
無感情のドクオに対してブーンの言った言葉は、あまりに自分勝手な言葉だった。
( ^ω^)「僕が……ツンを、好きだから」
23 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:08:47.90 ID:ByRXHuAL0
その言葉にどう反応すれば良いか分からずに皆唖然とした。
しかしドクオは驚いた様子も呆れた様子も無く、ブーンに言葉を返す。
('A`)「その愛情っていうのは……多分、コイツに植え付けられたものだぞ? それは分かるな?」
(;^ω^)「それは根拠がないお……」
('A`)「仮定の確定の話だ。どちらも証明出来ることじゃないからこそ……聞いてるんだ。
なのにオマエは自分勝手でこの魔女を殺すタイミングを……逃させるのか?」
(;^ω^)「構わないお、ツンを殺したら……」
ブーンはここで息を吸い込むと、大きく叫んだ。
(;^ω^)「ツンを殺したら、僕がオマエを殺すお!」
全霊の叫びが、その場に轟いた。
24 :
VIP皇帝:2006/11/20(月) 23:09:19.16 ID:M87RqRsA0
ツンの思惑大成功じゃないですか
25 :
VIP魔王:2006/11/20(月) 23:11:03.09 ID:kpb4BPkcO
ドクオが素敵すぎるwwww
26 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:11:14.13 ID:ByRXHuAL0
ツンは……どうしてブーンをこんな事にしてしまったのだろうかと泣いていた。
事実なんだ、この男が自分を好きなのは魔女の力によるものなのだ。
裏切られて殺されろなんて思った。
自分を助けたこの男を、自分の手で殺す気になんてなれなかったんだ。
なのに……どうしてまた自分を助けようとするんだ。
どうして……どうして自分の事を考えないんだ。
他人のことばっかり……私のことばっかり……。
ξ;凵G)ξ「バカ、バカ……何やってるのよ、バカ……」
力無いツンの声、ブーンはその声に応えるように力強い眼でドクオを睨んだ。
ドクオは意志の無い目でツンを見る、互いの目線が交錯した。
('A`)「オマエ、ツンっていうのか?」
ξ;凵G)ξ「そうよ、だから何!?」
27 :
VIP足軽v:2006/11/20(月) 23:12:02.20 ID:UutB1DGV0
俺専用jtjrtこんなことしたい奴sgbになれるやつ探してる。
調教時はあk拘束し、えj俺の前にひざまずかせ、俺が満足するまでしゃぶらせる。
俺と一緒にwk、うytktいるとえwじぇtきは俺のつkつモノを咥えっ放しにさせる。
そして、奴隷みずからえフjェラえjをねだるkを徹底的に調教します。
通常は射精が続えt理やり口マンえjに無理やり便器にする。
口の中にザーメンの池をえtじえぇ
28 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:13:01.22 ID:ByRXHuAL0
('A`)「オレは感情なんてない、オマエを殺すことには何も思わない。
ただ……友人の言葉を裏切ることだけはしたくないんだ、運がよかったな」
そしてドクオも銃を下げた。
ξ;凵G)ξ「えっ……」
( ^ω^)「ツン!」
それを確認するとすぐにツンの元へ駆け寄るブーン。
ツンはもう抗う力なんて無かった。
ξ;凵G)ξ「バカ、バカ……そいつの言うとおりよ、私の力であなたが私に好意を抱くようにして……分かる?
私はアナタを騙して……そしてこうやって助けてもらっているのよ?
ムカついた? 怒った? 殺したいと思った?」
(#^ω^)「いい加減にするおッ!」
ξ;凵G)ξ「……ッ!」
(#^ω^)「僕はツンが好きなんだお! 魔女とかそんな事どうでもいいお、好きなんだお!!」
ブーンはツンを無理矢理抱きしめた。
そして……この戦いは幕を下ろした。
29 :
VIP村人l:2006/11/20(月) 23:13:03.10 ID:W/HTvi200
('A`)が俺みたいなんだが、いや俺は馬鹿なんだがね?
感情というものがあまり出てこない
30 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:16:20.47 ID:ByRXHuAL0
とりあえず第十一話終わりです。
気付いたら眠りこけていて、運良く目覚めたから良かったものの投下が遅れて申し訳ないです('A`)
今までは目覚ましかけてたので勝手に寝落ちても大丈夫でしたが、今日はやってしまいました……。
31 :
棒またぎ姫:2006/11/20(月) 23:17:21.00 ID:nXyWVLqbO
32 :
VIP足軽i:2006/11/20(月) 23:18:20.10 ID:mVL7BBz40
乙です
33 :
VIP魔王:2006/11/20(月) 23:18:38.96 ID:kpb4BPkcO
乙ぱい!!( ゚∀゚)o彡
34 :
VIP魔王:2006/11/20(月) 23:18:48.14 ID:V3FCeTguO
35 :
VIP賢者:2006/11/20(月) 23:19:17.80 ID:U6BLl3/fO
続きが気になって眠れない
36 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/20(月) 23:20:34.60 ID:ByRXHuAL0
支援ともどもありがとうございました。
とりあえず今日はもうダウンして、明日は元気に登場しようと思います。
なんだかグダグダですみません……。
37 :
VIP村人a:2006/11/20(月) 23:20:34.73 ID:M87RqRsA0
乙だが…まあちょっとツンが好きになるのが短絡的かなあ、と
38 :
VIP奴隷:2006/11/20(月) 23:20:35.45 ID:7B0qnE+GO
乙
いいわぁ( ;∀;)
乙
40 :
VIP足軽i:2006/11/20(月) 23:29:40.06 ID:tzjSvMYd0
いいわぁーw乙
41 :
愛のVIP戦士:2006/11/20(月) 23:32:58.00 ID:8MnrFx3LO
42 :
水汲みおしち:2006/11/20(月) 23:33:19.16 ID:TFazFuwZ0
乙
43 :
VIP足軽i:2006/11/20(月) 23:34:25.38 ID:tzjSvMYd0
44 :
VIP村人a:2006/11/20(月) 23:35:23.35 ID:M87RqRsA0
45 :
籠屋の銀二:2006/11/20(月) 23:40:04.13 ID:oBrGBMOA0
乙
チンじゃないのかw
46 :
VIP無職:2006/11/20(月) 23:51:26.71 ID:5NYNotn80
これって最早「( ^ω^)ブーンが魔女を借るようです」だよな
47 :
VIP魔法使い:2006/11/20(月) 23:55:45.75 ID:Wn4SVsS1O
乙
48 :
VIP村人d:2006/11/21(火) 00:14:02.40 ID:W2zPMwPJO
俺('A`)と同じで感情わかねえw
異端児ktkr
49 :
VIP勇者:2006/11/21(火) 00:17:57.16 ID:U8zppO3VO
50 :
VIP神父:2006/11/21(火) 00:25:35.44 ID:YW+e9YffO
51 :
VIP村人j:2006/11/21(火) 00:42:55.91 ID:FSp4NtNsO
厨じゃなくて中二病の勘違いキモオタだろ
探せばどこにでもいる勘違い野郎
自分も昔そうだったから分かるけど
改めて今、客観的に見るととても痛いな
52 :
VIP村人w:2006/11/21(火) 01:00:25.52 ID:8NaNzvKl0
聞いても居ないのに自分の事を言う
>>29>>49がとんでもなくキモイ
これだからVIPの質が下落し続ける。
そして馴れ合い厨も増える。
イガゲニシロ
53 :
VIP魔王:2006/11/21(火) 01:17:23.50 ID:73r0EluCO
保
54 :
VIP毒蛇:2006/11/21(火) 03:59:19.89 ID:C9gxAtWFO
( ^ω^)
55 :
VIP悪魔:2006/11/21(火) 06:22:26.41 ID:4/rP2qD70
ブーンはいつツンの名前知ったんだ?
チンと勘違いしてなかったっけ?
56 :
VIP足軽ktkr:2006/11/21(火) 08:56:20.47 ID:BueVEqtG0
57 :
VIP村人Ecup:2006/11/21(火) 11:02:24.93 ID:b20OIR4E0
>>55 この前の投下の時に、ショボンがブーンに言ってた希ガス
58 :
VIP村人xxx:2006/11/21(火) 12:37:57.35 ID:b20OIR4E0
ほおおお
59 :
悲しい一人暮らし:2006/11/21(火) 13:14:55.80 ID:bbD2DtB2O
(´・ω・')保守だよ?
60 :
門番の娘:2006/11/21(火) 14:58:54.45 ID:4/rP2qD70
61 :
北町奉行:2006/11/21(火) 15:19:34.33 ID:of8xaSlMO
保守age
62 :
VIP下手人:2006/11/21(火) 17:04:11.02 ID:vjSjrpBh0
ほ
63 :
VIP賢者:2006/11/21(火) 17:33:24.56 ID:bbD2DtB2O
(´・ω・')保守だよ?
64 :
VIP足軽になりたい:2006/11/21(火) 17:46:04.04 ID:OIF8e6Qd0
ホ
65 :
VIP村人u:2006/11/21(火) 18:33:06.17 ID:wEpqTFw50
ほっしゅ
66 :
VIP村人xxx:2006/11/21(火) 19:11:22.12 ID:87ZW1pR5O
保守
67 :
VIP商人:2006/11/21(火) 20:26:48.68 ID:ci7dqlPN0
ほ
68 :
VIP村人P:2006/11/21(火) 20:39:45.60 ID:87ZW1pR5O
保守
69 :
VIP賢者:2006/11/21(火) 21:01:56.89 ID:1Gb04wkGO
物質の量増やせるんなら相手の脳みそ拡大させて
脳を圧迫してつぶすのが一番楽じゃね?
70 :
VIP勇者:2006/11/21(火) 21:14:37.73 ID:axOBOvQW0
余計な突っ込みはしないのが大人のマナー
71 :
VIP賢者:2006/11/21(火) 21:24:08.36 ID:1Gb04wkGO
マンコにもマナーを!!!!!!111111
という事ですね?
72 :
暴れん坊VIPPER:2006/11/21(火) 21:47:39.40 ID:0/B2jX8b0
>>69 その辺りについては後日拾いますので、しばらくお待ち下さい。
それでまことに申し上げにくいのですが、前回投下ですが、もう一レスありましたorz
大変申しわけないです、とりあえず前回のラストレスから投下行きたいと思います。
73 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 21:48:56.90 ID:0/B2jX8b0
('A`)「オレは感情なんてない、オマエを殺すことには何も思わない。
ただ……友人の言葉を裏切ることだけはしたくないんだ、運がよかったな」
そしてドクオも銃を下げた。
ξ;凵G)ξ「えっ……」
( ^ω^)「ツン!」
それを確認するとすぐにツンの元へ駆け寄るブーン。
ツンはもう抗う力なんて無かった。
ξ;凵G)ξ「バカ、バカ……そいつの言うとおりよ、私の力であなたが私に好意を抱くようにして……分かる?
私はアナタを騙して……そしてこうやって助けてもらっているのよ?
ムカついた? 怒った? 殺したいと思った?」
(#^ω^)「いい加減にするおッ!」
ξ;凵G)ξ「……ッ!」
(#^ω^)「僕はツンが好きなんだお! 魔女とかそんな事どうでもいいお、好きなんだお!!」
ブーンはツンを無理矢理抱きしめた。
そして……この戦いは幕を下ろした。
74 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 21:50:06.31 ID:0/B2jX8b0
そんなブーン達を遠くから見る影があった。
(´・ω・`)「やれやれ、どうやら僕の出番はなかったようだね……」
遠く、建物の上に立ち眺めるその者は、ショボン。
一部始終を見ていたが、こうも見事に魔女を倒すとは思ってもいなかった。
(´・ω・`)「それにしても、魔女を殺さずにすむとは……こればかりは誤算だね。
まったく、こっちの身にもなってもらいたいものだよ」
ヤレヤレと肩をすくめると、地面を大きく蹴ってショボンは姿を眩ませた。
75 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 21:53:46.82 ID:0/B2jX8b0
改めて保守本当にありがとうございます。
これで十一話は終わりになります、なくても不自然でなかったので良かったです・・・。
とりあえずこれから第十二話を投下して行きたいと思いますが、十二話は若干不快になる表現などが含まれているので、
詳細な描写は避けましたがそれでもいかんせん苦手だろう方は避けて頂いた方がよろしいかと思います。
それでは、投下いきます!
76 :
VIP魔法使い:2006/11/21(火) 21:55:40.24 ID:UcWmC7SjO
77 :
散髪とめきち:2006/11/21(火) 21:55:49.13 ID:ci7dqlPN0
wktk
78 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 21:56:53.59 ID:0/B2jX8b0
第十二話『裏面史』
ツンとの戦いから一日あけた朝、改めて討伐隊の本部に招集がかかった。
ツン、ブーン、ドクオ、ジョルジュ、クーの5人。
ショボンはその場にいなかった。
ツンは信用されているのか、その身は自由にされていた。
本人も特に改めて討伐隊と戦う気は起きず、言われるがままに集まった。
( ゚∀゚)「さて……それでツン、悪いが教えてもらえるだろうか?
……ツンが我々を狙う理由、そして魔女達が我々人間を狙う理由」
ξ゚听)ξ「……」
その場で全員が押し黙る中、ツンはゆっくりと言葉を紡いだ。
ξ゚听)ξ「私たち魔女は……あなた達に純粋な恨みを持っているの」
慎重に一言一言、彼女は言葉をつなげた。
ξ゚听)ξ「あなた達は……私たち魔女にひどい事をしたのよ、過去に。
今のあなた達は昔の話だと思うでしょう、それでも……私たちには許せない過去なの!」
79 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 21:58:46.42 ID:0/B2jX8b0
魔女とは人間と何も見た目は変わらない、ただ先天的に力を持っていた。
ある時を境に生まれる強大な『魔女』の力。
普段は
ただの人間と相違ない、それでも人間は魔女を隔離した。
弱き者だからこそ、強き者を乖離するんだ。
弱き者が自分のプライドを示す方法、それは強き者を押しのけることだ。
そして弱き者は自分たちの強さを勘違いして優越に浸る。
魔女を下劣な存在として扱いだすんだ。
魔女と人間を確実に線引きしたんだ。
それでも私たち家族は楽しく暮らしていた。
安い賃金で働かせられていたが、楽しく暮らせていた。
それでも……幸せだった。
80 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:02:07.91 ID:0/B2jX8b0
数年前、地方で大きな戦争が連鎖的に起こったわ。
そしてそれにより、私達の国は様々な資源の経路を失った。
経済が一気に変化して、もう私達の国はダメだと思われたの。
そんな時……人間はどうしたと思う?
私たち魔女を捕まえ、一斉に虐殺したのよ。
彼らは私たちの中で強大な魔女の力を持つ者全てを集め、毒殺した。
経済が思うようにままならない幾つもの板挟みの中、
魔女という一つの心配の種を確実に消去したの。
そして……とうとう強制的な行動に入ったわ。
「ぱぱ、皆どこに行ったの?」
「どこだろうね、きっと戦争で自分たちの力になっているんだよ」
「ふーん」
ささやかな食卓が一瞬で戦場に、血の海に化けたわ。
81 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:03:52.83 ID:0/B2jX8b0
突然壊される家の壁。
押し入る幾人もの人。
突きつけられる銃。
体に与えられる衝撃。
理解できぬ状況で唖然とする中、私たちは打ちのめされ意識が朦朧としたわ。
母親はその場で体を何発も撃ち抜かれ、父親はスタンされて意識無いまま体を束縛されていた。
私は魔女の力も芽生えてない、だからそのまま力で押さえつけられた。
穴だらけで原形をとどめていないような無残な私の家、そしてそれに纏い上がる炎。
容赦なく打たれる拳、遠のく意識、意識の片隅で……炎の中から叫ぶ母親の声。
あまりの理不尽さに「何故?」と思う余裕もなかった。
「どうして私たちが?」、不思議とそういうことは考えられなかった。
ただ、何が起きているのかと理解しようとするだけで……命が助かるのかと心配するばかりで。
82 :
VIP無職:2006/11/21(火) 22:04:31.75 ID:UcWmC7SjO
んなに強い魔女を人間が虐殺できるわけな(ry
83 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:05:32.26 ID:0/B2jX8b0
それから暗い独房に入れられた。
両手足を縛られ、出される食事はスープ一杯だけ。
それを動物のように地にはいつくばって食べされられた。
一眠りした次の日、私は独房に来た数人の男に連れられてある部屋に運ばれたわ。
なんてことない、そこで私は裸にされて数人の男達に弄ばれた。
そしてその隣では人間の解剖を始めたの。
それがいつもの光景であるかのように。
「ラッキー、今日は赤ん坊が切れるぜ」
「オマエ運良すぎるよ……俺中年男性以外最近切った記憶ないな」
「この前のあのデブ、中々切り甲斐あって良かったがな、はは!」
そう言いながら自分を見る卑しい目。
羞恥だとか憤恨だとか、そんなものではない……単純な恐怖。
そしてそんな自分に投げつけられる腸。
私は一瞬で気絶した。
84 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:07:09.65 ID:0/B2jX8b0
目が覚めると再びそこは独房だった。
意識が覚める事で体がひどく傷している事に気付く。
あまりの痛さに、突然狂ったように悶絶し絶叫した。
狭い独房の中に声は大きく反響した。
しばらくすると一人の男の人が入ってきて、うるさいと私を蹴りつけた。
「淫事の最中に気絶した礼儀のない雌が……だから魔女は下等なんだ」
そう言って裸の私につばを吐き捨てた。
「少々、お仕置きが必要だなぁ……」
そう言って出て行った。
次の日、再び男に回される自分の隣で……父親が解剖された。
85 :
棒またぎ姫:2006/11/21(火) 22:08:00.92 ID:YJKe/MlXO
86 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:08:53.75 ID:0/B2jX8b0
隣で娘が裸で男達に弄ばれている。
それを最期の光景とし、私の父親はその腹を切り込まれた。
耳が弾ける様な音。
未だ聞いた事のない父の叫び声。
部屋に鳴り響く声、それを快感の様に聞く人々。
この人達は麻酔なんて使わない、生きた人間の自由を拘束し、そのまま切り刻んでいく。
断末魔の叫びは父も、その他の人も変わらないまったく同じ金切り声だ。
空気が抜けるように瞬間に小さくなる父の声。
いや、もうそれは父のものか誰のものか分からない。
皮肉な事に、その叫び声を聞いたことで私は少し冷静になれていた。
「オマエの父親、中々良い……サンプルだぜ?」
そう言ってメスをちらつかせる相手に、私はただ怖くて……
父親とか、そんな事を考える暇なんてなくて……
「私は、助けて……下さい……」
その言葉に男はこう答えたんだ。
「オマエ、若い女でよかったな」
その日の夕食には初めて焼かれた肉が出た。
それが何か分かると同時、私は吐き気を催したが無理矢理口に詰められた。
私は自分の父親を食べたのだ。
87 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:11:01.60 ID:0/B2jX8b0
初めは恥辱的で自分には生きる価値が無いのかなんて思い、何度も死のうと考えた。
しかし慣れとは怖いもので、数日後には逆の恐怖があった。
私は飽きられればきっと殺されるのだろう。
今私が女性であり、そして若いから生かされているだけなんだ。
いつこの人達は私に飽きるんだろう?
死にたくない、死にたくない、死にたくないのに……。
常に性道具として玩ばれ、隣では見知らぬ男の断末魔。
彼らの好みに合わなかっただろう殺された女性も何人も見てきた。
時には「五月蝿いから黙れ」と咽喉仏を執刀されている人もいた。
いつか私もあの断末魔を上げる側につく日が来るのだろう……とても他人事ではなかった。
88 :
VIP魔法使い:2006/11/21(火) 22:11:48.06 ID:9OpON7mDO
うわぁ・・・
今日の話し
物凄くBLACKなりぃ・・・・・
89 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:12:37.22 ID:0/B2jX8b0
「まだまだ実験台なら腐るほどいるぜ?」
「いい加減にしてくれ、一日に何人切ればいいんだよ。
半分くらいは病原菌を注射して放置しといてくれ。
ああ、何日で死んだかのメモは忘れないようにな」
「どうせだったら病原菌にかかっている人間も切ってみたいから赤ん坊以外には全部注射しとけばいいんじゃないか?」
「それよりもオレは、動物類の毒を試したいな」
人の命は……一体どれだけの価値があるのだろう?
90 :
VIP魔王:2006/11/21(火) 22:12:45.63 ID:MLiLh/AfO
惨い…惨すぎるよ…
91 :
棒またぎ姫:2006/11/21(火) 22:14:01.54 ID:YJKe/MlXO
ちょっとゲロはいてくる
92 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:14:30.43 ID:0/B2jX8b0
ξ゚听)ξ「アナタは、人間の目玉を……見た事がある? 本当の断末魔を聞いた事がある?
何度死にたいと本気で思ったか……想像できる!?」
ツンの鋭い言葉を、そこにいる人間は固唾を呑んで聞いた。
魔女と普通の人間との関係、そんな背景も知らずに知らずに討伐隊とは人間勝手もいいところだ。
ツンの過去。
勝手に殺された両親、そして自分はただの性欲処理の道具とされたんだ。
それで……ずっと人間を恨んできたのだろう。
魔女と人間にはそんな関係があったのだ。
('A`)「ツンっていったか?」
ドクオが声をかけた。
ツンはどこか悲しげに、それでも意志の強い目を向けた。
ξ゚听)ξ「何よ!」
('A`)「辛かったんだろ、だったら死ねよ、なんで死ななかったんだ?」
ξ゚听)ξ「!!」
93 :
VIP賢者:2006/11/21(火) 22:14:31.77 ID:YW+e9YffO
まあ実際、魔女狩りはもっとあれだったんだろうな……
94 :
VIP魔法使い:2006/11/21(火) 22:15:25.15 ID:9OpON7mDO
お
95 :
VIP足軽e:2006/11/21(火) 22:15:38.33 ID:sLVx9Cvy0
これツンは相当に人間を恨んでる方が普通じゃねえかなぁ?
96 :
VIP魔王:2006/11/21(火) 22:15:38.53 ID:j3ab2SDuO
ツン何歳?
97 :
VIP村人P:2006/11/21(火) 22:16:05.96 ID:CppwKS6AO
このドクオは俺好み
98 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:16:17.60 ID:0/B2jX8b0
周囲の人間は慌てふためいた。
何を言い出すんだドクオは。
どうしてここで相手に追い討ちをかけるような言葉を放つんだ。
あまりに無慈悲なドクオの言葉に憤慨するあまり、ツンはわなわなと震え上がった。
そして出せる限りめいっぱいに声を張り上げる。
ξ#゚听)ξ「死ねって言いたいの!? 死にたいワケないじゃん、あんた何考えてるの?
バカにしてるの、私の過去を……辛かった私の過去を馬鹿にして楽しい!?」
(;^ω^)「止めるおツン!」
今にも襲い掛かりそうなツンをブーンは押さえつける。
それでもツンの勢いは止まらない。
ξ;凵G)ξ「どいてよブーン、私はそいつを……だったら殺してやるんだから!
死ぬってどういう事か分かるの!?」
('A`)「それはこっちの台詞だ、自分は経験してないくせに何分かった気になってんだテメーこそ」
(;^ω^)「ドクオ!」
99 :
棒またぎ姫:2006/11/21(火) 22:16:31.47 ID:YJKe/MlXO
100 :
VIP足軽gif:2006/11/21(火) 22:17:31.97 ID:InZ41+RI0
正直言っていいか?
どきどき魔女裁判のスレだと思ったんだ、すまない。
俺は早急に携帯ゲー板に帰ることにするわ。
101 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:18:01.20 ID:0/B2jX8b0
ツンを押さえたまま、ブーンはドクオに顔を向けて叫ぶ。
ブーンは知っている、ドクオがどうしてこんな言葉を掛けるのか。
ドクオが今どんな考えをしているのか。
だけどいけないんだ、ドクオの考えは一般的に受け入れられないんだ。
彼はまたい天才だから。
ξ;凵G)ξ「何よアンタ、死ねッ、だから人間なんて勝手なのよッ!
アンタこそ死ね、バカにして生きる価値も無い……殺してやるんだからッ!!」
細く掠れた声を張り上げるツンをブーンは抑制して、ドクオに声をかける。
(;^ω^)「ドクオ、言いたいことは分かるお。
だけど……止めてあげて欲しいお」
('A`)「……」
ブーンがそう言うと、ドクオは不満そうにゆっくりと歩いて自分たちの部屋へと戻っていった。
ジョルジュが慌ててその後を追った。
102 :
VIP奴隷:2006/11/21(火) 22:19:15.63 ID:hJ0KUXkv0
ツン…言ってることが矛盾しているwwwwww
103 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:20:02.73 ID:0/B2jX8b0
討伐隊の基地は地下にあり、部屋数はゆうに十部屋を越える。
調理場、射撃訓練場、そしてシアタールームもあり、町の雑踏は一切聞こえない。
その頃地上では太陽が照りつける真昼、十数階はあるだろうビルを思うが侭にジャンプで移動する影があった。
(*゚ー゚)(さて、ツンちゃんはどこに行っちゃったのか……)
魔女の一人だ、名前はしぃといったか。
同じ魔女である弟者に言われた「相手に魔女がいるかもしれない」という言葉。
その場では否定したが、ずっとそれが引っ掛かっているのだ。
ツンを探すついでに、何とかその魔女の手がかりがつかめれば……と思い今こうやって町に出向いた。
騒ぎを起こすつもりはない、ただの様子見だ。
ビルの屋上に静かに着地すると、次はそれよりも5階以上高いビルの屋上へと大跳躍した。
町を往来する僅かな人々を一瞥するが、そこに魔女の姿はない。
魔女は魔女を見分ける事ができる。
うまく言えないが、魔女を見ると体から薄く光を放つオーラのようなものが見えるんだ。
(*゚ー゚)(さて、しかしツンちゃんも出てこないなぁ……)
104 :
VIP足軽e:2006/11/21(火) 22:20:14.30 ID:sLVx9Cvy0
ドクオは天才なのにニートなのか…
105 :
VIP魔法使い:2006/11/21(火) 22:21:33.23 ID:1Gb04wkGO
話からするとまともに戦える
魔女はほとんどいないの?
106 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:22:38.37 ID:0/B2jX8b0
ビルとビルを縦横無尽に飛び回って地の人々を見てみるが、そこに魔女の姿は一向に現れない。
元々魔女が多く姿を見せるこの街に、さほど多くの人影など無い。
魔女がいるか簡単に地上に目を通しながら、衝撃を高めて建物間を飛び上がる。
(*゚ー゚)「!!」
『バランスの増強、摩擦力の増強、筋力の増強』
大跳躍をしてビルからビルへ跳ぶと、そこで急ブレーキをかけて止まる。
目の前には体から薄い光を放つ男が立っていた。
(´・ω・`)「やあ、ようこそ」
普通の人間には渾然としか見えないのだろうが、しっかりとその目には映った。
魔女特有の体から発せられる紫煙が、互いに目視できた。
(;*゚ー゚)「……」
これがきっとプギャーやモナーを、そしてツンをも殺した魔女なんだろう。
そう考えると背中を汗が伝った。
構えるしぃの前で、ショボンは片手に持つビンを差し出した。
(´・ω・`)「このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい」
107 :
VIP村人xxx:2006/11/21(火) 22:24:07.54 ID:u5ttNMASO
108 :
VIP魔法使い:2006/11/21(火) 22:24:19.19 ID:9OpON7mDO
バーボンwwww
109 :
VIP足軽e:2006/11/21(火) 22:25:42.32 ID:sLVx9Cvy0
110 :
VIP足軽wktk:2006/11/21(火) 22:26:15.18 ID:XNCrGGvs0
111 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:26:17.26 ID:0/B2jX8b0
とりあえず以上で十二話は終わりです。
魔女の虐殺についてですが方法等はまた後ほど出てきます。
また、
>>105ですが完全に戦える魔女は少ないですが、ツン程度のそれなりの力を持つ魔女は結構いました。
ツンは暫定的な年齢では12〜14歳くらいです。
112 :
VIP村人m:2006/11/21(火) 22:29:10.74 ID:JUrL0h8j0
wktk(`・ω・)
113 :
VIP足軽e:2006/11/21(火) 22:29:52.28 ID:sLVx9Cvy0
乙
114 :
油売りの左暮:2006/11/21(火) 22:29:55.55 ID:NjpV8b6c0
乙です
とりあえず十三話は明日更新なのかな?
115 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:30:04.93 ID:0/B2jX8b0
>>104 ドクオの過去などについてもまた後ほど語ります。
とりあえず彼は天才でニート、ただそれだけです。
あと、総合の方でトライアスロンの絵を描いて下さいました絵師様、どうもありがとうございます。
場違いですがこちらでお礼させて頂きます。
116 :
VIP魔法使い:2006/11/21(火) 22:30:24.62 ID:1Gb04wkGO
今気付いたんだがブーンに対する
恋心の増強の効果長すぎね?
つーことはブーンは魔女の力とは無関係に(ry
117 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:31:56.45 ID:0/B2jX8b0
>>114 はい、十三話は明日更新したいと思います。
もし余裕があれば、明日に一気に二話投下したいと考えていますのでよろしくお願いします。
118 :
VIP村人m:2006/11/21(火) 22:34:14.35 ID:JUrL0h8j0
119 :
南蛮ムキトス:2006/11/21(火) 22:34:26.97 ID:ci7dqlPN0
120 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:35:28.19 ID:0/B2jX8b0
>>116 精神的な増強は他の増強と異なり、半永続的に強化されます。
厳密には強化は一時的だけど、結果的に(特に恋心などは)どんどんと膨らむ(悪循環)ものなので。
いずれにせよ恐怖も油断も放っておけばゼロになりリセットされます。
121 :
水汲みおしち:2006/11/21(火) 22:35:32.62 ID:LDCI+9aS0
どうも今日の話を見ていると魔女=仮病が繋がらない・・・
乙ですー
122 :
VIP村人l:2006/11/21(火) 22:35:43.53 ID:7cElBbtS0
123 :
VIP足軽e:2006/11/21(火) 22:37:44.36 ID:sLVx9Cvy0
>>122 「社会が嫌いだから俺は働かない!」とか言ってる奴に腹立たないのか?
124 :
VIP村人v:2006/11/21(火) 22:38:42.39 ID:9Xtw7xEr0
125 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/21(火) 22:41:36.47 ID:0/B2jX8b0
>>121が見えない
支援ありがとうございました、改めて明日に出来れば2話投下いきたいと思います
本日もお付き合いありがとうございました
126 :
VIP足軽wktk:2006/11/21(火) 22:42:20.54 ID:XNCrGGvs0
ドクオは社会が嫌だから働かない!じゃなくて、天才だからなんかの悟りを
開いちゃったんじゃね?その悟りがマイナス方向へ行くかプラス方向へ行くか
の違いだろ
悟りがプラス方向だったらドクオは超エリートになってたかもしれないし
127 :
VIP村人v:2006/11/21(火) 22:45:07.57 ID:XeMUXS+D0
現在名を残しているような偉い哲学者は、反社会的なニートがほとんどだった
ドクオもそういう領域に到達しちゃったってわけでしょう
128 :
VIP足軽e:2006/11/21(火) 22:45:44.91 ID:sLVx9Cvy0
お前らドクオ好きだな
129 :
VIP勇者:2006/11/21(火) 22:48:24.83 ID:wRLcd7NaO
天才なドクオの言いたいことを理解できる内藤もまた天才じゃね?
130 :
VIP足軽e:2006/11/21(火) 22:51:27.77 ID:sLVx9Cvy0
>>129 絶好調のニー速のようなもんじゃね?
あいつらわかりあい杉。ニュータイプみたい
131 :
VIP足軽j:2006/11/21(火) 22:59:56.87 ID:pQ4K0H1g0
>>130 お前にニー速の何が分かる。
しっかし恋心の増強…だったか。
威力ちごいね。
あんな二次元にしか興味のないブーンがこんななるんだもん。
132 :
VIP皇帝:2006/11/21(火) 23:13:31.99 ID:YW+e9YffO
>>131 今まで何とも思ってなかった女が「こいつ俺のこと好きなんじゃね?」って思わせるような態度をとってきたら、急にそいつのこと気になるだろ?
つまりそういうことだ
ちなみにこれは普段もてない男にありがちである
133 :
VIP足軽flash:2006/11/21(火) 23:16:13.50 ID:sLVx9Cvy0
てか内藤はツンがようじょだったからホレたんだろ
134 :
VIP無職:2006/11/21(火) 23:54:31.64 ID:DtKYdk6LO
3次に興味ないっていってる奴にかぎって少し優しくされるといちころだ
で、作者乙
135 :
牛のふん:2006/11/22(水) 00:08:31.25 ID:/mCnLNpm0
なんかなー。
ツンの発言というか、エログロ関係の描写、キャラの発言に不慣れさを感じる。
読んでて冷めてきた。
136 :
VIP盗賊:2006/11/22(水) 00:23:50.31 ID:8q4Vjhi0O
>>135 キャラ設定は結構オーソドックスだと思うけど……
まあクーがちょっとあれだけど
グロは同意。でも投下のまえに「気分を悪くするかも」っていう説明があったんだから、そこはとやかく言うべきじゃないんじゃね?
137 :
VIP村人g:2006/11/22(水) 00:53:34.69 ID:akiOlNEiO
>>136 グロ自体じゃなくてグロ等の表現の不慣れさが(ry
138 :
VIP盗賊:2006/11/22(水) 00:55:35.16 ID:8q4Vjhi0O
>>137 把握 そういうことか、正直すまんかった
139 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 01:54:34.41 ID:AsLz3T460
えと、今回の作品についてですが自分自身「ここはもっと引っ張れよ・・・」などと思う箇所も多々あります。
それで言われる部分におきましてもいい訳もありますが、その辺りは全て投下した後にぶちまけたいと思います。
何よりエログロ描写などは実際書きなれていないので言われる事はもっともだと思いますし。
せっかく読んでいただいているのにその点は大変申し訳ありません。
140 :
猿回しの勘三:2006/11/22(水) 01:56:43.73 ID:ZImPAOoT0
もちろん最初から十のことやれなんて思ってはおりません
141 :
VIP足軽utu:2006/11/22(水) 08:13:22.69 ID:GjbI6Sr8O
保守
142 :
水汲みおしち:2006/11/22(水) 10:31:45.45 ID:GjbI6Sr8O
ほ
143 :
高校の女教師:2006/11/22(水) 11:40:02.39 ID:/+s3JG0Q0
ho
144 :
VIP足軽c:2006/11/22(水) 12:53:55.84 ID:vfijRRaK0
この小説はちょっとおかしい、おかしすぎる。
だいたいツンはレイプされたんだろ?
妊娠とかするだろうし、無事なわけねぇだろうよ。
145 :
VIP足軽c:2006/11/22(水) 12:54:38.38 ID:vfijRRaK0
あぁそれと感染症。
146 :
内藤ホライゾン:2006/11/22(水) 13:57:08.82 ID:IHiYbmriP
レイプ=妊娠て・・・
エロゲのしすぎw
147 :
一生足軽:2006/11/22(水) 14:26:48.90 ID:1UEQ+MpHO
ツンがされたんじゃなくて昔の魔女がやられたんじゃない?
148 :
一生足軽:2006/11/22(水) 14:30:24.29 ID:1UEQ+MpHO
ツンがされてたねorz
149 :
暴れん坊VIPPER:2006/11/22(水) 15:51:59.73 ID:Ff7xbi8cO
生理が来てなかったとか考えられるし
感染症は全員DTだったとかツンの運がよかったとか、
トイレは綺麗に使いましょう的な感覚で清潔にされてたかもよ?
150 :
VIP村人f:2006/11/22(水) 15:54:41.58 ID:vG3hbA0z0
大切にされる肉便器なんて肉便器じゃない
151 :
VIP盗賊:2006/11/22(水) 16:00:38.19 ID:21fb3LXt0
おまいらもっと純粋に楽しめんのかと
ただ
>>144の短絡思考はワロタ
152 :
VIP村人Ecup:2006/11/22(水) 17:27:41.36 ID:8+2Efw2xO
保守
153 :
悲しい一人暮らし:2006/11/22(水) 17:34:26.57 ID:ip8+H42v0
人間が猿を犯してもこどもは生まれないだろ。
それと一緒で、人間と魔女は別の生き物なんだから(ry
154 :
VIP勇者:2006/11/22(水) 18:07:00.76 ID:GjbI6Sr8O
ほ
155 :
VIP勇者:2006/11/22(水) 18:39:43.62 ID:GjbI6Sr8O
し
156 :
VIP賢者:2006/11/22(水) 19:06:47.73 ID:GjbI6Sr8O
ゅ
157 :
VIP魔王:2006/11/22(水) 20:12:05.39 ID:8+2Efw2xO
ほし
158 :
VIP村人m:2006/11/22(水) 20:16:54.53 ID:2g4Shjti0
マイバラードナツカシス
中二の合唱会で歌わされたww
159 :
VIP村人m:2006/11/22(水) 20:17:12.65 ID:2g4Shjti0
160 :
愛のVIP戦士:2006/11/22(水) 20:45:39.66 ID:KbdBMKXK0
ほs
161 :
VIP奴隷:2006/11/22(水) 21:43:07.03 ID:DetVJczTO
☆
162 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 21:53:20.29 ID:AsLz3T460
保守ありがとうございます、本日の投下に移りたいと思います。
ただ本日二話投下の予定でしたが、すみませんが一話だけになります。
宣言したにも拘らず大変申し訳ありません。
>>144 言われるとおりツンにおいては妊娠などはありません。
それについても後ほど拾っています。
163 :
VIP遊び人:2006/11/22(水) 21:54:55.50 ID:8+2Efw2xO
作者降臨!
164 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 21:55:55.02 ID:AsLz3T460
第十三話『風雲児』
川 ゚ -゚)「なあツン、どうして我々は魔女にそんなひどい事をしたんだ?」
ツンの過去の話を聞いてクーがそう尋ねるも、ツンはドクオとの会話で苛立ったままに叫んで返した。
ξ;凵G)ξ「知らないわよ、私が聞きたいくらいよ……!
あいつらは……あなた達はもう人間じゃない、感情のない人間なんて人間じゃない!」
かの昔、有名な人が「人は考える葦」と説いた。
そういう事だ、考えを止めた人間は人間にあらず。
人である事を止めた、人の仮面をかぶったもののけだ。
ツンはその場に泣き崩れた。
クーは目でブーンに合図すると、その部屋を出て行く。
ブーンにツンの事を任せたのだろう。
(;^ω^)(選択肢が出てこないお……)
そう思い、ブーンは何も言わずに抱擁してツンが泣き止むのを待っていた。
165 :
VIP村人XL:2006/11/22(水) 21:55:56.20 ID:uPNXnkRI0
もう矛盾について考えるのはよそうぜ。
これからもどうせ山ほど出てくるだろうしいちいち気にしてたら…
166 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 21:57:53.64 ID:AsLz3T460
( ゚∀゚)「なあドクオ」
('A`)「なんですか?」
ジョルジュはドクオの後を追い、結局は部屋で向かい合って座り込んでいた。
ドクオはまるっきり先程のツンへの台詞を詫びた様子もなく、特に居心地の悪さはない。
ジョルジュはゆっくりと言葉をかけた。
( ゚∀゚)「どうしてあんな事を言ったんだ?」
あんな事……辛い記憶を話したツンへの、辛辣な言葉のことだ。
ドクオは僅かに嫌そうな顔をした。
余計なお世話だ、表情はそう語っていた。
('A`)「どうせ言っても無駄ですよ」
( ゚∀゚)「分からんだろ、言われなきゃ分かるモンも分からん」
('A`)「……だったらアイツの言っていた死ぬってどういうことですか?」
( ゚∀゚)「……ん?」
ジョルジュは止まった。
死ぬ事がどういう事かと?
167 :
愛のVIP戦士:2006/11/22(水) 21:58:04.10 ID:KbdBMKXK0
ktkr!!11
168 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:00:10.91 ID:AsLz3T460
( ゚∀゚)「哲学か? 死ぬっていうのはこの世から存在が消えることじゃないかな?」
('A`)「肉体は残ります。何が消えるんですか、その言葉の『存在』とは何ですか?」
(;゚∀゚)「精神……魂?」
('A`)「つまり生きているのは魂ですか?」
(;゚∀゚)「うーん……良く分からん。魂がこの体を動かしているとかそう言いたいのか?」
ジョルジュは困りながらも何とかドクオの考えを知ろうと頑張って会話を続けた。
しかしどこかで自分などでは話をしても無駄だとわかっていたのかもしれない。
相手の考えが周りを逸脱した確固たるものだと、何となく分かっていたから。
('A`)「魂は何のために生きているんですか?」
( ゚∀゚)「あー、それは困る質問だな……」
('A`)「死ぬ事が魂が消えるとして、魂が消えたら何も感じる事は出来ない。
どれだけ素晴らしく生きても、どれだけ黒く生きても結局死んだ先は一緒です。
死んだ先には何もないんだ、なのにどうして生きようとするんですか?」
ドクオの表情は一向に変わらなかった。
どうして生きようとするのか?
何故か、何故なのか?
169 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:02:14.26 ID:AsLz3T460
( ゚∀゚)「オレが死んだら少なからず悲しんでくれる人がいると思うんだ。
それに死んだ後に何か残せたら……いいと思わないか?
魔女と戦ってオレが死んでも、平和を人々に与えられたら幸せだと思わないか?」
('A`)「誰が幸せに思うんですか?」
( ゚∀゚)「だから俺だ、自己満足だがな」
そうジョルジュが言うと、ドクオは目を逸らした。
完璧に興味をなくした瞬間だった。
ジョルジュとドクオは分かり合えない、それを相手が悟った瞬間だった。
('A`)「魂が死んだ人間がどうやって何を思うんですか?」
(;゚∀゚)「!! それは……」
('A`)「悲しんでくれる人がいるとして、それが死んだ人にどんな影響を与えるんですか?
あなたはそれを嬉しいと思うんですか?
思えないです、死んだ人間が思えるわけないですよね」
170 :
VIP村人Ecup:2006/11/22(水) 22:02:40.84 ID:uPNXnkRI0
しえん
171 :
愛のVIP戦士:2006/11/22(水) 22:03:24.49 ID:KbdBMKXK0
支援
172 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:04:35.11 ID:AsLz3T460
死ぬという事、生きるという事。
たった二つの質問でドクオはジョルジュの浅はかさを露にした。
('A`)「俺気付いたんですよ、なんで死ぬ事を怖がらなきゃいけないのだろうって。
後悔も懺悔も無い、そんな中で何を怖がっているのだろうって。
どれだけ死にたくないって思っても、死んだ時には魂がないから「死んだ」事が分からないんですよ?」
(;゚∀゚)「……」
('A`)「人間は生きることしか感じられないんです、死んでも死んだ事は分からないんです。
それからですかね、悲しみながら嫌な事をしてまで生きる意味が分からなくなったのは。
物事に無関心になって、死ぬ事を別段恐れなくなったのは……」
ドクオの考えは彼自身の言ったとおり異端だった。
そして……彼は間違いなく天才だった。
173 :
VIP村人a:2006/11/22(水) 22:05:36.38 ID:HvKGzHas0
ふと考えてゾッとした
やっぱ死ぬって怖いな
174 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:06:12.38 ID:AsLz3T460
その町でも一際大きくそびえ立つビルの屋上で、二人の魔女は対峙していた。
(;*゚ー゚)「……テキーラをいらないかですって? いりません」
(´・ω・`)「それは残念だ」
そう言ってショボンはテキーラの入ったビンに口を付けた。
(*゚ー゚)『反射神経の増強、集中力の増強、判断力の増強』
身構えるしぃを傍目に、ショボンは口からビンを放す。
ビンの中にテキーラはまだ残っているみたいだ。
(*゚ー゚)「戦いの前に飲むとは、ちょっと余裕が過ぎませんか……?」
(´・ω・`)「どういたしまして、これは譲れないんでね。
して、戦うとは……?」
とぼけるのは顔だけにしてもらいたい。
しぃはキッと睨んだが、ショボンはおやおやといった様子で肩をすくめた。
敵か味方かは分からない。
いや、少なくとも味方ではないだろう。
175 :
愛のVIP戦士:2006/11/22(水) 22:07:19.69 ID:KbdBMKXK0
ワッフルワッフル
176 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:08:00.93 ID:AsLz3T460
しぃは一瞬で近づくと足払いを仕掛けた。
が、同時ショボンは後方に軽くジャンプして避ける。
互いに追撃はない、改めてしぃは間合いを空けた。
(;*゚ー゚)「何気に反射神経をアップさせてるじゃないですか」
(´・ω・`)「うん、魔女と会う以上油断は命取りだからいつでも戦えるようにはしているよ」
しぃが攻撃した事について言及しない。
この時点で相手が敵だと判断できた。
そんなしぃの感情をよそに、ショボンはもう一度ビンに口をつけた。
しぃの眉間に皺が寄る。
常に油断をしない……?
そんなヤツが口にアルコールを含むはずがない。
(*゚ー゚)『油断の増強、衝撃の増強』
再び瞬間でショボンに近づくしぃ。
ショボンは口にビンを当てながら、その眼球をしぃに向けた。
177 :
VIP村人m:2006/11/22(水) 22:09:21.07 ID:w9InzwIe0
ドクオの考えが俺とまったく一緒な件。
178 :
VIP神父:2006/11/22(水) 22:09:48.19 ID:bR7CM7Q/O
生きるのは楽しいから
死にたくないのは痛いから
179 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:09:52.55 ID:AsLz3T460
(*゚ー゚)(手遅れだ……ッ!)
しぃが拳をショボンの胴に打ち込むが、その相手のあまりの硬さに驚く。
魔女は能力の倍加しか出来ないため、元来体躯の違う男と女では男の方が断然有利である。
何より女とは感情豊かな動物だ、感情を操作できる魔女同士の戦いでは当然それはディスアドバンテージとして働く。
そのため常に女は男よりも卑下た扱いを受けるんだ。
ただ、ここまで明らかな差が出来ることはなかった。
しぃは思わず突いた腕を引っ込め、再び距離を空けようと後退する……が、ショボンがそれをさせない。
逃げるしぃへ一瞬で間合いを詰めた。
(;*゚ー゚)(パンチか、キックか……!)
受けるか避けるか、どうすればいいか?
さっきのしぃ自身の攻撃を諸共しない感じだと、ショボンの攻撃を一発でも受けたら堅さを増強しようとも致命打になりかねない。
相手の手足の動きに細心の注意を払う。
180 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:11:30.51 ID:AsLz3T460
ぶうぅ
(;*゚ー゚)「きゃぅ!」
ショボンはそこで、口に含んだテキーラを霧状に噴き出した。
意外な攻撃、驚いて目を背けかけるが……いけない、相手から目を逸らしてはいけない。
案の定その隙にショボンはしぃの胴へ蹴りを放ってきた。
避けないと。
しかし突然テキーラを吐き出された困惑で、体が硬直して動こうとしない。
まずい、直撃する。
(;*゚ー゚)『堅さの増強』
骨のきしむ音、体がくの字に曲がっていくのが自分でも分かる。
何も抵抗できない、体が勝手に動くさまをスローモーションのように感じてだけいた。
181 :
VIP村人m:2006/11/22(水) 22:11:34.03 ID:w9InzwIe0
182 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:13:08.34 ID:AsLz3T460
ドォンッ
屋上から斜め下に吹っ飛ばされ、隣のビルに突っ込むしぃ。
それでも地上からは十階程度はあろうか、突然の爆音に驚くビル下の人々は米粒のようだった。
(´・ω・`)「やれやれ、野次馬が多いね……」
それを肴にショボンはもう一度テキーラを口に含むと、衝撃を強め、しぃが突っ込んだビルへと跳び入った。
(;*゚ー゚)「くっ……」
しぃは何とか平常を取り戻すと、身体に踏ん張りを利かせた。
様々な能力を増強させ、真直ぐに立ち構えた。
オフィスの一室、アルミ製の机はいくつも吹っ飛ばされ僅かな人々は我先にと逃げ惑う。
書類などは大切な物もそうでない物も入り混じり、風に吹かれて辺りを舞っていた。
逃げ惑う人々の声が聞こえない。
大丈夫だ、しっかりと集中できている。
二三度目配りをして辺りを見回したが、残念ながら良い武器になりそうなものはない。
183 :
VIP村人z:2006/11/22(水) 22:14:18.16 ID:4F5Vapau0
漫画やゲームの新作が出るだけで幸せ
184 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:15:05.00 ID:AsLz3T460
と、隣のビルの屋上からショボンが飛び下りてくるのが見えた。
それは一瞬でしぃのいるフロアへと着地すると、瞬きする暇も無くもう一度床を蹴って襲い掛かる。
のべつ幕なしな攻撃。
(´・ω・`)「……」
(;*゚ー゚)「ッ!!」
そして彼のその左足に目が釘付けになる。
固まりきっていて、同時に恐ろしいほど筋肉で隆起していた。
一撃で決める気なのだろう。
しぃは身構えた。
その相手の攻撃を避ければまだ希望はある、勝てる望みはあるだろう。
いつ来るか分からない相手の一撃に全神経を集中させる。
逆にその攻撃を喰らってしまっては負けだろうから。
ショボンはしぃの目前でキュッと停止した。
185 :
愛のVIP戦士:2006/11/22(水) 22:17:08.48 ID:KbdBMKXK0
ワッフルワッフル
186 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:17:16.90 ID:AsLz3T460
攻撃か、それともフェイントか?
目線を右にずらしたがショボン本人は動かない。
しぃもピクッと反応しかけたが、何とか持ち堪えた。
ショボンが足をその場で二度三度動かす、しぃはその度体を微かに震わせた。
ぶぅう
(;*゚ー゚)「!!」
まただ、再びショボンはその口の中に含んだテキーラをしぃに浴びせた。
緊張の糸が切れるか切れないかというくらい、再び意標を突かれた。
タッ
と僅かなステップ、直後回転するショボンの体。
回転力を高めたかみるみる加速した左足がしぃへと振られた。
187 :
愛のVIP戦士:2006/11/22(水) 22:18:34.62 ID:KbdBMKXK0
他の支援者はまだかー俺は焼きそば弁当ががっががっが
188 :
VIP神父:2006/11/22(水) 22:19:46.84 ID:8+2Efw2xO
ショボンせけぇww
189 :
だんご屋のはる:2006/11/22(水) 22:20:18.03 ID:h2BUtfMUO
190 :
VIP神父:2006/11/22(水) 22:22:44.49 ID:bR7CM7Q/O
/^o^\ヤッキソバベントゥー
191 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:26:09.74 ID:AsLz3T460
(;*゚ー゚)(回転蹴り!?)
一瞬反応が遅れた。
回転蹴りは体を回すだけ若干のロスが発生する、だから威力は上がれどよほどの事がない限り避けれる自信があった。
しかし吹かれたテキーラ、そして魔女同士の戦いでそのロスのある攻撃を仕掛けるなど想定外だ。
しぃも反応が一瞬遅れた。
そして魔女対魔女ではその一瞬が命取りになる。
体が固まって動かなかった。
動け、動け、動け。
早く動かねば……回し蹴りを直で受けてしまう。
動け、動け!
ショボンの足はもうすぐそこだ……!
192 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:27:49.88 ID:AsLz3T460
と、ようやく自由を取り戻した体。
しかし避けれるのか、相手のこの攻撃を避けれるのか?
(;*゚ー゚)『衝撃の増強』
そしてジャンプした。
避けろ、避けろ、避けろ!
この攻撃を避ければ勝ちなんだ、この攻撃が当たれば……間違いなく負ける。
なんとしてでも、避けろ、避けろ……!!
そしてショボンの回転した足は……跳んだしぃのすぐ下を空切った。
しぃは避けた。
鎌鼬が発生しそうなほどの切れ味を持ったその蹴りを、紙一重避けたのだ。
ショボンの懇親の一撃は彼女を捉える事は出来なかったのだ。
(;*゚ー゚)(勝った!)
そう思って顔を上げた先の光景に、言葉を失った。
193 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:29:33.08 ID:AsLz3T460
(;*゚ー゚)「――ッ!!」
直後の腹部への痛み。
体を堅くしたがそれすら意味を成さないほどの強烈な一撃。
ショボンの左足のかかとが彼女の横脇を突いていた。
剃刀のキックは、確実にしぃの胴をとらえていた。
骨が軋むだけでは済まない、間違いなく折れた。
体はくの字に折れ曲がるだけでもまだ済まない、そのまま上半身と下半身で真っ二つに裂かれるかのような衝撃だった。
勢いで首すら千切れそうになった。
体の中の器官が全てぐちゃぐちゃに砕けた感覚に襲われた。
そのまましぃはそのビルを突き抜け、さらにもう一つ小さな建物を突き抜け、次のビルに突撃してようやく止った。
体全体が麻痺していた。
血がまったく循環していないように感じた。
ここは……給湯室のようだ、しぃが大きく激突したことで辺りからは水が噴き出してきた。
ボイラーか、低い音が鳴り響く。
温かいお湯が体を伝う。
それが自分の血だと分かると、皮肉に笑う元気すら失った。
194 :
愛のVIP戦士:2006/11/22(水) 22:32:25.79 ID:KbdBMKXK0
しぃカワイソス
195 :
VIP神父:2006/11/22(水) 22:33:13.13 ID:bR7CM7Q/O
/^o^\フッジサーン
196 :
VIP賢者:2006/11/22(水) 22:33:27.21 ID:sg7f7bg6O
しぃが・・・
197 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:33:41.14 ID:AsLz3T460
そんなしぃの前に、ショボンが表れた。
しぃの目にもう闘志はなかった。
ここで……自分は死ぬんだ。
(´・ω・`)「大丈夫かい、テキーラでも飲むかい?」
笑う余裕も無く、意志の無い目だけをショボンに向けていた。
ここでまた彼は肩をすくめる。
(´・ω・`)「悪いね、僕の回し蹴りは2回転するんだよ。
いずれにせよ攻撃を避けただけで油断しているようじゃダメだね、
増強したとはいえあそこまであからさまに安心されるとはガッカリだ」
油断してはいけない、それくらい分かっている。
ただそれすら忘れさせるほどショボンが強いのだ。
その素振り全てが余裕あるように見えて、そして隙が無いようにも見えて……。
考えていたらまた身震いした。
そんなしぃにショボンは手を掛ける。
(´・ω・`)「それで、悪いけどまだ僕は勝った気ではいない。
当然君に同情もしていないし、情けをかける気も無い」
頷くとしぃは目を瞑った。
そしてショボンはその頭を掴み潰した。
198 :
VIP村人m:2006/11/22(水) 22:36:15.02 ID:P+XB3hu00
支援
199 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/22(水) 22:36:38.71 ID:AsLz3T460
これで十三章は終わりです。
十四章も投下する予定だったんですが、出来なくてすみません。
また、猿さんに引っ掛かり投下が不規則になってしまった事もすみません。
支援本当に助かります、ありがとうございました。
200 :
VIP神父:2006/11/22(水) 22:37:56.33 ID:bR7CM7Q/O
そしてショボンはその頭を掴み潰した。
ぐもっちゅ
201 :
VIP奴隷:2006/11/22(水) 22:41:06.71 ID:Tgb8pltV0
>>200 ちょwwwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwwwww
202 :
VIP皇帝:2006/11/22(水) 22:42:37.52 ID:qe5dISspO
203 :
VIP神父:2006/11/22(水) 22:44:27.06 ID:bR7CM7Q/O
>>199 乙
保守は読者の義務なんだぜ?
と男前な事言ってみる
204 :
北町奉行:2006/11/22(水) 22:45:19.86 ID:+/S6aKSuO
205 :
VIP遊び人:2006/11/22(水) 22:47:02.73 ID:Q41zV11YO
>199
乙
敵役しぃの死亡率は異常wwww
206 :
VIP賢者:2006/11/22(水) 22:48:29.62 ID:sg7f7bg6O
今なら“見える”!!
>>200のレスからあの靄が吹き出しているのが!!!
テラぐもっちゅww
207 :
VIP村人P:2006/11/22(水) 22:57:04.35 ID:qe5dISspO
208 :
悲しい一人暮らし:2006/11/22(水) 22:57:44.83 ID:R3QQCLb60
乙
やっと追いついたぜ・・・
保守
209 :
VIP村人m:2006/11/22(水) 22:57:55.34 ID:w9InzwIe0
皆クリスマステロスレに毒されてるなwwww
210 :
VIP盗賊:2006/11/22(水) 23:36:39.93 ID:2LTsCb5YO
ぐもっちゅを分かる奴が多すぎるwwwww
211 :
南蛮ムキトス:2006/11/22(水) 23:42:40.08 ID:b9CAwlwsO
/^o^\フッジサーン
/ \ぐもっちゅ
212 :
壷ふりお京:2006/11/22(水) 23:49:54.72 ID:7yiW14Ln0
213 :
棒またぎ姫:2006/11/22(水) 23:51:20.40 ID:tybICsxW0
みんな平行してみてるのかwwwwwwww
214 :
VIP商人:2006/11/22(水) 23:51:38.76 ID:WKoe3MCFO
乙
215 :
愛のVIP戦士:2006/11/22(水) 23:59:41.34 ID:KbdBMKXK0
しぃが意外とあっけなくグロテスクな死に方でおわったのカナシス
216 :
VIP足軽flash:2006/11/23(木) 00:09:24.90 ID:Jmv0bGyx0
乙。なんかドクオに便乗して自己主張する奴キモイな
なんかそのせいでドクオが天才だという説得力も薄れて感じますた
217 :
VIP侍:2006/11/23(木) 00:37:34.63 ID:B1IppmIeO
禿同
218 :
牛のふん:2006/11/23(木) 00:40:05.22 ID:M1Pg8AiN0
ドクオ=天才、そのために死生観など達観してる部分がある。
ドクオ便乗厨=中二病、天才でもないのに設定に乗っかる痛いヤシ
こんな感じか?
219 :
VIP奴隷:2006/11/23(木) 00:41:12.86 ID:+Uz/66ZVO
>>216ドクオが特別珍しい考えをしてるわけでもないんだから、同意するぐらいイイジャマイカ
まあ感情が無いとか言ってる奴はただの厨n(ry
220 :
VIP足軽flash:2006/11/23(木) 00:41:46.76 ID:Jmv0bGyx0
>>218 それでぉk
まあ…死生観だけで天才を表現するのも難しいけども
221 :
牛のふん:2006/11/23(木) 00:47:32.37 ID:M1Pg8AiN0
ドクオに同意するのはいいんだけど書き込むって事は
何かレスしてほしいんだよな?
天才ktkrとでも言ってほしいのか?
222 :
VIP村人n:2006/11/23(木) 00:48:14.35 ID:Va1npfnGO
ドクオは天才というより、厭世家にしか見えないんだが…
223 :
猿回しの勘三:2006/11/23(木) 00:52:36.03 ID:S4VkxK1A0
やbbbbっべえええええええええ転載ktkr
これdおk?
224 :
VIP村人k:2006/11/23(木) 00:56:54.22 ID:4jxd46dtO
今まで読んだ感じドクオって感情がないとか価値観が人と変わってるってだけで、天才ってよりむしろ変人って感じがするのは俺だけ?
>1ならここからドクオを本当の天才に持ってってくれるんだろうが…
225 :
VIP足軽flash:2006/11/23(木) 00:57:58.60 ID:Jmv0bGyx0
別にこのスレだけじゃなく漫画とか見てていっつも思うんだが、天才キャラを出すには作者が天才でないといけない気がする
226 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 00:58:48.20 ID:ar1tpbSG0
えっと、ドクオの件に関してですが自分の観点からすれば同意者がいるのは別に普通なことだと思います。
例えば哲学で言うならプラトンやソクラテスの考えが「あ、そうそう」「俺も思った」っていうくらいはあっても不自然ではないかと。
ただ、『思った』『考えた』だけかそれともそれを完全に『悟っている』のかが根本的に違うかと。
ドクオの考えに「なるほど」「ああ、そう思う」「思ったことある」などと思った人は他にもいるかと。
ただそれに同意してどこまで考えあぐねても自分がそうならない限りは絶対に及ばない位置にオリジナルの人はいると思います、よく分からないですねすみません。
実際そういう人間は社会不適合で十中八九「ニート」「物書き」「哲学者」のいずれかだと思いますが。
>>177さんはどうか分かりませんが、哲学専攻した方がいるとちょっと面白いかもしれないですね。
よく分からないマジレスすみません。
227 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 01:03:51.17 ID:ar1tpbSG0
とりあえずドクオ自身が天才かどうかは主観で皆様に植え付けているだけなので、
後にドクオについて語られる部分でそれぞれが考えていただければと思います。
現状では確かに偏屈な人間という感じですので。
ちなみに持論では天才は変人ですw
自分も到底天才には及ばないので、本物の天才は作れないかと思います、すみません。
228 :
内藤ホライゾン:2006/11/23(木) 01:03:59.99 ID:M1Pg8AiN0
ぶっちゃけ俺等が天才に食いついてるだけで
作者の考える天才とは違うのかも試練…
229 :
VIP足軽gif:2006/11/23(木) 01:05:55.19 ID:Jmv0bGyx0
じゃあとりあえずこれからドクオに共感する奴には「ありうる」ってレスしとくわ
230 :
北町奉行:2006/11/23(木) 01:08:54.84 ID:S4VkxK1A0
ありうるううううううううううううううううううううううう!!!!!!!
ありうるううううううううううううううううううありうーぷうううううううううううううう!!
231 :
愛のVIP戦士:2006/11/23(木) 01:10:42.95 ID:ceZSwxWa0
アンリアルトーナメントやりてぇえんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおお
232 :
VIP足軽gif:2006/11/23(木) 01:13:15.33 ID:Jmv0bGyx0
233 :
VIP村人o:2006/11/23(木) 01:13:43.68 ID:Va1npfnGO
真の天才は天才マン
234 :
内藤ホライゾン:2006/11/23(木) 01:15:43.20 ID:M1Pg8AiN0
235 :
VIP村人l:2006/11/23(木) 01:16:13.23 ID:4jxd46dtO
円周率の桁いっぱい言えないと認められんな
236 :
VIP足軽gif:2006/11/23(木) 01:21:15.60 ID:Jmv0bGyx0
思うに一般人が天才っぽさを出すには抽象的な表現でお茶を濁すぐらいしかないかなあ
フェルマーの最終定理を若干12歳で導き出したとか
237 :
VIP村人z:2006/11/23(木) 01:25:46.54 ID:bp25KRyh0
川 ゚-゚) ふぇるまーの最終定理……頭をぶつけて気絶すれば案外解けるやもしれんな。
238 :
愛のVIP戦士:2006/11/23(木) 02:03:46.44 ID:ceZSwxWa0
ほす
239 :
VIP勇者:2006/11/23(木) 02:24:37.87 ID:DnL3dEEG0
唯物的な思考が天才ということなのだろうかね
物理的な死が人間の死
思考や感情は脳髄における反射、とかさ
そんなん普通の人ならみんなどこか感じてることだろうしねぇ
ま、そんな土台を踏まえて作者がどう天才を表現するか興味があるね
つーわけで保守変わりの中二病発言
240 :
VIP奴隷:2006/11/23(木) 03:33:47.08 ID:ZNrCHC7dO
ほす
241 :
VIP毒蛇:2006/11/23(木) 04:58:16.55 ID:ZgGt3I9sO
ほ
242 :
籠屋の銀二:2006/11/23(木) 06:20:13.21 ID:c8Gj2yxMO
ら
243 :
VIP足軽wwwww:2006/11/23(木) 09:49:58.15 ID:sMGgjuOnO
い
244 :
VIP魔法使い:2006/11/23(木) 09:50:51.41 ID:VavN3gXV0
ぞ
245 :
VIP足軽s:2006/11/23(木) 09:57:26.21 ID:Ac0Xb9rc0
ん
246 :
愛のセーラー戦士:2006/11/23(木) 11:02:07.18 ID:T01aM/O3O
な
247 :
門番の娘:2006/11/23(木) 11:58:05.36 ID:Na+D4L0CO
ら
248 :
VIP足軽v:2006/11/23(木) 12:10:00.61 ID:Ac0Xb9rc0
そ
チ
ン
251 :
愛のVIP戦士:2006/11/23(木) 12:40:08.16 ID:ceZSwxWa0
コ
252 :
VIP足軽wwwww:2006/11/23(木) 13:05:51.50 ID:sMGgjuOnO
は
253 :
VIP毒蛇:2006/11/23(木) 14:04:10.67 ID:vajyNuL10
ほしゅ
254 :
VIP村人d:2006/11/23(木) 14:11:39.16 ID:tagENpBZ0
hosyu
255 :
VIP村人w:2006/11/23(木) 14:18:53.01 ID:/K/EhLZdO
保守したってどうせ立て直しになるよ
256 :
はぐれVIPPER:2006/11/23(木) 15:44:59.18 ID:ZgGt3I9sO
ほ
257 :
VIP村人w:2006/11/23(木) 16:36:30.39 ID:2GR1tm290
保守
258 :
愛のVIP戦士:2006/11/23(木) 17:01:24.63 ID:ceZSwxWa0
ぎs
259 :
一生足軽:2006/11/23(木) 17:20:25.39 ID:GTCQHVa40
ほs
260 :
VIP村人z:2006/11/23(木) 17:30:41.62 ID:/K/EhLZdO
あと五時間…か…
261 :
水汲みおしち:2006/11/23(木) 18:07:36.72 ID:HqER6ZxJ0
ぐ
262 :
VIP村人z:2006/11/23(木) 18:09:19.39 ID:IQkUZ2uWO
ほ(´・ω・`)
…し(´・ω:;.:...
・・・。(´:;....::;.:. :::;.. .
263 :
水汲みおしち:2006/11/23(木) 18:48:30.71 ID:HqER6ZxJ0
ほ
264 :
愛のVIP戦士:2006/11/23(木) 19:05:30.33 ID:ceZSwxWa0
惑星ホス
265 :
VIP足軽mp3:2006/11/23(木) 19:26:54.97 ID:cGNeXtpX0
ho
266 :
壷ふりお京:2006/11/23(木) 19:45:24.69 ID:DnL3dEEG0
,.- '´  ̄ ̄ ` - 、
r' _,. -―-- .、 ヽ
l r '´ `ヽ l
l'.......-―.:::::: ̄ ̄:::::::::::‐.`L.._
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ヽ:::::lヽ.、  ̄ノ :.'`-'ヽ`ir' )::::::::::;r'
` ヽニ:. ,. ::.` 'i:.r'::;;-'´
l::. ,,..--`-:く /'-' ´
イ :. "'''''''"';;;;:ミ .!
r:::'::::::l :.. `/
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':::::::::::::::::::::::::::i ヽ  ̄ /!ヽ、
::::::::::::::::::::::::::::::i,.--ヽ._,〃´l:::::::::ヽ、
::::::::::::::::::::::::::::::l _/_i_l ,!、:::::::::::::::ヽ
ホッシュ [Sred Hossu]
(1875〜1934 イギリス)
267 :
荒巻スカルチノフ:2006/11/23(木) 20:08:22.56 ID:KDtO+nhM0
/ ̄\ なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜそんなにもロッキー?
|/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄\
| /V\\\ | /V\\\
| / /|| || | | //| || |
| | |(゚) (゚)| | | | (゚) (゚) /|
ノ\|\| ( _●_) |/ \| ( _●_) |/|/\ 強いから?かな!だよね!!
彡、 |∪| 、` ̄ ̄ヽ /彡、 |∪| ミ \
/ __ ヽノ Y ̄) | ( (/ ヽノ_ |\_>
(___) Y_ノ ヽ/ (___ノ
\ | | /
| /\ \ / /\ |
| / ) ) ( ( ヽ |
∪ ( \ / ) ∪
\_) (_/
/ ̄\
|/ ̄ ̄ ̄ ̄\
(ヽノ// //V\\ |/)
(((i )// (゜) (゜)| |( i))) ハイ、ロッキー!!!!
/∠彡\| ( _●_)||_ゝ \
( ___、 |∪| ,__ )
| ヽノ /´
| /
268 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:15:44.29 ID:nvDwzRG50
せっかく保守していただいて生きているのでこのスレにこのまま投下したいと思います。
寿命少ないですが、よろしくお願いします。
それで、保守大変ありがとうございます。
第十四話目の投下行きたいと思います。
269 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:18:54.93 ID:nvDwzRG50
第十四話『黄信号』
夜、辺りが暗くなり外灯が点きだした頃にショボンは討伐隊の拠点に帰ってきた。
(´・ω・`)「ふぅ、雨に降られて大変だったよ……」
(;゚∀゚)「ショボンさん、遅かったじゃないですか!
町じゃ大変ですよ、また一人魔女が死んだって!」
(´・ω・`)「うん、偶然出会ってね。逃がしてくれなかったんだ」
しれっと言うショボンに、ジョルジュは頭痛を覚えた。
この人は本当に……どうしてこうも緊張感が無いのか?
(;゚∀゚)「その話題で各テレビも持ちきりですよ!」
(´・ω・`)「うん、まぁいいじゃないか。
それよりもツン君のところに案内してもらえるかい?」
自分がどれだけすごい事をしでかしたのか自覚はあるのだろうか?
そんな事を思いながら、ジョルジュはツンとクーの部屋にショボンを案内した。
二人揃ってそこにいると考えていたが、ドアを開けても二人はいない。
「?」マークを浮かべて、とりあえずブーンとドクオの部屋にツンの居場所を聞きに行く事にした。
270 :
VIP足軽gif:2006/11/23(木) 21:19:00.36 ID:Tv7kprhxP
wktk
271 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:21:00.78 ID:nvDwzRG50
クーはその頃、射撃練習場で銃を撃っていた。
自分の悔しさをぶつけるように。
発砲した銃弾は全て的の中心近くを貫通する。
どんな体勢になろうとも的を外さない。
感覚だ、狙いを丁寧に定めずにも的を打ち抜くことが出来る。
正に自分の体と銃が一体化しているとでも言おうか、的確に狙い撃った。
完璧だった。
川 ゚ -゚)「……」
銃の腕だけはずっと誰にも負けなかった。
それがクーのプライドであり、自我だった。
時間を置かずに次々に出てくる標的、クーは即座に銃を構え、廃弾を捨て、そして的目掛けて打った。
クーは常に銃の腕だけずば抜けていた。
他が悪かったわけでは無い、ただ他は他人に自慢できるほど卓抜したものではなかった。
銃の腕だけは秀でていたのだ。
272 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:22:59.07 ID:nvDwzRG50
川;゚ -゚)「く……ッ!」
体勢を崩した、それでも撃てば銃弾は的に吸い込まれていく。
体勢を戻して、再び撃つ。
銃の天才と謳われたクーだが、今まで一度も勝てなかった人がいる。
それがジョルジュだった。
唯一と言ってもいい、彼女が心から尊敬できる人間だった。
川 ゚ -゚)「……ふぅ」
口から息を吐くがまったく落ち着く暇は無い、銃は絶え間なく発砲声を鳴り響かす。
右手に持つ銃弾が6発を打ち切った、すぐに廃弾を捨てると同時、左腕に持つ銃で標的を狙い続ける。
両手持ちに変えたのも彼に出会ってからだった。
ジョルジュが両手で銃を構えているから……だから自分も両手撃ちにした、無駄なところだけ女らしい。
彼に少しでも追いつこうと勉学から自己鍛錬に至るまで日々没頭し、ジョルジュの後を追うように自分も出世していった。
銃の腕ではクーとジョルジュの隣に並べる者はいない程だった。
そしてジョルジュという人間についても分かってきた。
クーが不真面目を倦厭するのは、頑張ってきた自分への冒涜行為が許せないだけでない。
そう、人がいいジョルジュは嫌に思っていても絶対に怒らないから、だから代わりに彼女が怒りを露にするのだ。
273 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:24:47.03 ID:nvDwzRG50
川 ゚ -゚)「……」
それで二人は討伐隊の代表となった。
二人で戦って……頑張って勝とうと思った。
平穏を取り戻そうと思った。
銃では無理なんだ。
感慨無量なほど無力感を味わった。
川;゚ -゚)「……くそ、くそッ!!」
雑念が入ると、狙いは次第に外れだした。
弾痕がマトの中に残る事は無くなる。
カチッ カチッ
気付いたら銃弾がなくなっていた。
こんな事にも気付かないなんて……まったく集中力を欠ききっていた。
銃を足元にぶつけた。
274 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:26:28.33 ID:nvDwzRG50
ダメなんだ、銃なんかじゃ魔女には何の意味も持たないんだ。
当然のように避けられてしまうのだ。
悔しさで震え上がった。
自分の存在を否定される相手と彼女はずっと戦っていたのだ。
彼女のアイデンティティとも言える、銃を諸共しない相手と。
川;゚ -゚)「く……」
肩で息をした。
この悔しさ、情けなさ、自分の小ささ。
ジョルジュのように銃無しで魔女と戦えたりもしない。
彼女には銃しかないというのに……。
ξ゚听)ξ「あ、クーさん見っけ」
川 ゚ -゚)「……ツンか。どうした?」
射撃場の入り口からクーを見つけると、ツンは笑顔でトテトテと歩いてくる。
すぐにいつもの彼女に戻してツンに対応した。
275 :
VIP魔法使い:2006/11/23(木) 21:28:15.77 ID:+Uz/66ZVO
支援
276 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:28:21.68 ID:nvDwzRG50
ξ゚听)ξ「気付いたらいないから、どこに行ったか探してたの」
川 ゚ -゚)「スマンな、迷惑をかけてしまったようだな」
ξ゚听)ξ「ううん、いいよ」
そう言いながらツンの頭を撫でてやった。
川 ゚ -゚)「ブーン達の所へ行けばよかったのに」
ξ゚听)ξ「私あのドクオってヤツ嫌い」
川 ゚ -゚)「そうか……」
相当嫌われたもんだなとクーは皮肉で笑みを浮かべた。
それにしても自分こそどうしてこんなに好まれているのやら。
川 ゚ -゚)「……」
そうか、ツンがいるじゃないか。
277 :
散髪とめきち:2006/11/23(木) 21:29:04.69 ID:Gc6FfjvX0
しえん
278 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:30:23.22 ID:nvDwzRG50
川 ゚ -゚)「ツン、お願いがある」
ξ゚听)ξ「お願い?」
川 ゚ -゚)「銃の、火薬の爆発の衝撃を強めてもらえないか?」
ξ゚听)ξ「……私なんて大した事無いよ? それでもいいなら」
ツンの返事を聞くや否や、クーは改めて銃を準備して今度はしっかりと標的に構えた。
狙いをつける、集中する。
ξ゚听)ξ「……いいよ、いつでも」
川 ゚ -゚)「合図は人差し指を二回、トリガーに当てる。
三回目で引き金を引く……いくぞ?」
クーは狙いを定めて引き金に構えた指に力を入れる。
汗が出た、未だかつて無いほど緊張していた。
失敗すれば銃が暴発する、ジョルジュのそのシーンを見た。
でも……暴発するかしないか、その限界の力で弾を放てれば……。
人差し指で合図を出した。
……トン、……トン、――
279 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:32:08.51 ID:nvDwzRG50
バンッ
銃が手から離れた。
恐ろしい衝撃、しびれた手は銃を持った形のまま固まった。
銃が地面に落ちる。
そして銃弾は……見事マトの中心を打ち抜いていた。
川 ゚ー゚)「……これなら」
この衝撃は恐ろしい、一発撃ったらしばらく銃は握れなくなるかもしれない。
それでも……きっとこれなら魔女に対応できるはずだ。
川 ゚ー゚)「ありがとうツン、これなら私も……きっと戦える」
ξ゚听)ξ「戦えるって……魔女に?」
そう言われてハッとした。
そうだ、ツンは魔女なのに……魔女同士戦えと言うのか?
今更ながら自分の傲慢さがに気付くなど、とても愚かだ。
川 ゚ -゚)「悪いな、ツン」
ξ゚听)ξ「……ううん」
言いながらツンは泣きそうな表情を見せた。
280 :
◆7at37OTfY6 :2006/11/23(木) 21:34:51.08 ID:nvDwzRG50
そう、彼女は既に戻る所を失ったのだ。
今は人間側に世話をして貰ってるとはいえ、そこにいる自身に対しての嫌悪感と、人間側への感謝が葛藤していた。
自分がどういう行動をとればいいのか、宙ぶらりんな状態だったのだ。
ξ;凵G)ξ「クーさん」
川 ゚ -゚)「……なんだ?」
ξ;凵G)ξ「私はまだ悔しいのに……でも、人間が分からない……。
どうなんだろう、魔女と人間が分かり合えることって出来るのかな?
ううん、昔を思いだすとやっぱり分かり合えるなんて絶対無理だなんて思う……」
自分の矛盾した心に踏ん切りがつけられないまま、ツンは慎重に話した。
ξ;凵G)ξ「だって、無理よ絶対私は許せない、言葉の上でも人間を許すなんて誓いたくもない。
許したくも無いわよ私を滅茶苦茶にして……なのに私を助けたり何がしたいのか分からないよ。
本当に辛い、信じられずに助けてくれたブーンにありがとうも言えずにでも殺そうとしたのも人間で……」
次から次に生まれてくる言葉を、繋がりもなくツンはひたすらに吐き出していた。
ξ;凵G)ξ「魔女にも戻れなくて……私、何が……もう……」
川 ゚ -゚)「ツン、我慢しなくてもいい、憎いなら憎いと思え。
人間全体を信じる必要は無い、自分の昔を押さえつけて耐える必要もどこにも無い。
ただ……都合いいかもしれないが、私たちだけは信じて欲しい。
私はオマエを守るから、絶対に」
クーがギュッと強く抱きしめると、ツンは頷いた。
そして大きな声をあげて泣いた。
281 :
VIP遊び人:2006/11/23(木) 21:38:58.73 ID:4jxd46dtO
支援
282 :
愛のVIP戦士:2006/11/23(木) 21:49:34.47 ID:ceZSwxWa0
ワッフルワッフル
283 :
VIP村人Ecup:2006/11/23(木) 21:49:44.26 ID:k0UDRxvC0
狙撃すればいいんじゃない
284 :
VIP無職:2006/11/23(木) 21:55:58.44 ID:18Kb3I1fO
すみません、未だかつてない強烈な猿に出くわしました……
285 :
愛のVIP戦士:2006/11/23(木) 21:56:22.15 ID:ceZSwxWa0
ワッフルワッフル
286 :
VIP村人P:2006/11/23(木) 21:57:41.41 ID:/K/EhLZdO
いいよいいよぉ(・ω・`*)
287 :
水汲みおしち:2006/11/23(木) 21:57:57.22 ID:1cgvdQNE0
猿に好かれたらぁ…ゴホゴホ…ろくな死に方せんぞぉ……気をつけなされぇ…ゴホゴホ……
288 :
VIP足軽j:2006/11/23(木) 21:58:41.75 ID:yLCTSlXD0
この小説のドクオは大嫌いだ……
289 :
◆7at37OTfY6 :
廃墟となったビルの一室を勝手に陣取ると、三人の男が向き合っていた。
白熱灯の明かりの中、カタカタとパソコンを操る音が響く。
( ´_ゝ`)「しぃが帰ってこないとは……不慮の事態だな」
パソコン上には、たて続け魔女を捕縛したというニュース画面がいくつものブラウザで開かれていた。
どこもかしこも魔女に対する醜聞ばかりが飛び交っていた。
『討伐隊 魔女四人を連続して倒す』
『もう魔女は怖くない 討伐隊の軌跡』
『飛んで火に入る夏の虫か 魔女を返り討ち』
(´<_`)「モナー、プギャー、ツン、しぃ……なるほど四人だな」
( ´_ゝ`)「格下ばかりとはいえ、これはそろそろ放っておけない事態だな」
最近町では宗教団体がうごめいているらしい。
ここ数日で魔女の大半が崩れた……それに何らかの理由つけて売り込んでいるのだ。
くだらない。