【新ジャンル】鬱デレとプリンの誘惑【新参歓迎】

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1VIP村人XL
立てた。テンプレよろ↓
2VIP村人g:2006/11/18(土) 21:14:11.26 ID:uDybRJC+0
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| VIPじゃなきゃヤダヤダーってか?ww .|
|_____________| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  w wwwww ||       |専用の板でやれ。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |        |________|
このスレ何番煎じ?|二=- -=二  | |   wwwwwwwwww.  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~|
⌒ヽ__________| . __-=ミ;彡⌒`丶、~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|パートスレ立 て ん な |
^ω^)|      シネ    |      ̄ ̄ ̄ ̄ |:::`丶今すぐ消えろ  |__________|
_つO  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|.VIPを乗っ取るな.|::::::::::ヽ______|   ||
/  |なんでここでやる|_______.lノン:::::::l _∧ ||   /⌒ヽ ||
=二・二=-       (^ω^)-┐ ュ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|∀`○ニ( ^ω^#)ニ⊃
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┗-ヽ ノ ィ赱、 i| VIPでやるな.| ノwww ヽ  ノ
 w .| とにかく邪魔 ┏┘,   `"" ,l______.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|,_ ,ィ''。_。ヽ、_,. /_ン'(.|. 迷  惑  |
 |定期で落ちた糞スレを返せ| `""`|. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|______|
 |___________ |www.|場違いスレ死ね|
  |              | w w.w|_______..|
ww.ヽ(`Д´)(`Д´)(`Д| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|∀・)
     (__)メ(__)メ(_|  VIPから出て行け  |氏ね| / ̄ ̄ ̄\
      ハ   ハ  ハ |__________| ̄||   | ^     ^ .|
   www  w   ww    | |( ゚д゚ )      w( ゚д゚ )| .>ノ(、_, )ヽ、.|
 w w   モウクンナ     w (つ とノ   ww    (_゚T)w ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|_
ww -=二・二=- -=二・二=-w(⌒) | w w  w ww゚ ゚̄ あまりVIPPERを  rニ─`、
      ww www       ̄`J      / :::::::::::|怒らせないほうがいい`┬─‐ j
3籠屋の銀二:2006/11/18(土) 21:15:51.25 ID:8wiIQpnUO
>>1
激しく乙
さぁ今日も書かせていただくよっ
4VIP村人XL:2006/11/18(土) 21:16:50.62 ID:6/cVmqA/0
>>3
何だそのコテwwコテはNGだぞ
5VIP村人XL:2006/11/18(土) 21:17:18.61 ID:6/cVmqA/0
あ・・・勘違いorz
6籠屋の銀二:2006/11/18(土) 21:18:28.42 ID:8wiIQpnUO
>>4
鬱「こっコテじゃないよっ
煉炭だよっ」
7VIP魔王:2006/11/18(土) 21:18:34.36 ID:ob+Axh+wO
8テンプレ:2006/11/18(土) 21:20:13.90 ID:709su8Fg0
●鬱デレって、なんですか?
いつもは、ネガティブにうじうじ・・・。 「もう、死にたい・・・」
大好きな彼の前では、デレデレ・・・。 「ねえ、ちゅうしていい・・・?」
ちょっぴりダークで、危険な「鬱デレ」に萌えるスレッドです。

●このスレッドって、何を書き込めばいいんですか?
鬱デレに関する、SS、イラスト、雑談、等々、鬱デレへの思いの丈を書き込んで下さい。

●SS投下について
・感想レスは励みになるので大歓迎、コメントがあるとうれしいです。
・長編SSは、ページを振って下さい。(1/5、2/5等)
 できれば、書き上がってから一斉投下しましょう。
 投下前はリロードを忘れずに。 スルーされても泣かないで・・・。
・トゲトゲせずに、お気楽にいきましょう。

●まとめサイト「新ジャンル」鬱デレまとめ。
http://www19.atwiki.jp/utudere/
●避難所「鬱デレ秘密基地」
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7959/
9テンプレ:2006/11/18(土) 21:20:58.86 ID:709su8Fg0
鬱デレ キャラクターバリエーション@

トラウマ系  デフォルトネーム: 鬱(うつ)
基本的性格:無口、悲観的、自傷癖、自殺願望等を持つ場合が多い
現行のデフォルトキャラ、過去の辛い経験から、鬱状態になっている

【SSサンプル】
鬱「・・・」
男「元気ないな。どうした?」
鬱「・・・別に」
男「顔見れば分かるよ。何かあったんだろ?」
鬱「・・・」
男「言ってごらん」
鬱「・・・死にたい」
男「そっか・・・」
男「じゃあオレも一緒に死ぬ」
鬱「え・・・?」
男「お前のいない世界なんて生きてても意味が無い」
鬱「・・・そうなの?」
男「ああ、そうだよ」
鬱「・・・・・・エヘヘ」
10テンプレ:2006/11/18(土) 21:21:33.37 ID:709su8Fg0
鬱デレ キャラクターバリエーションA

自虐、妄想系  デフォルトネ−ム: 鬱(お名前募集中) 
基本的性格:親切、温厚、反面優柔不断で決断力が弱く、板鋏状態になりやすい。
物事を極端に悪い方向、良い方向に妄想する。躁、鬱の変化が激しい。

【SSサンプル】
男「鬱っ、一緒に帰ろーぜっ!」
鬱「ごっごめん、今日は部活のミーティングで・・・。」
男「そか、じゃあ、しょうねーか。またなっ!」
鬱「(どっどうしよぅ、せっかく男君が一緒に帰ろうって、誘ってくれたのに・・・)」
鬱「(嫌われたらどうしよ、嫌われちゃうかな?、嫌われちゃうよね・・・。)」
鬱「(きっと、怒ってるよね。 明日どんな顔して・・・。いやだっ、やだよぅ)」
男「おっ、おい、鬱、うつ、どした、何、泣きそうな顔してんだ?」
鬱「やだ、やだよぅ、一緒がいい、やっぱり、一緒に帰る〜。」
男「わかった、わかったから、部活、何時に終わるんだ?」
鬱「ぐすっ、6時ごろ・・・。」
男「おし、待っててやるから、泣くな、なっ」
鬱「くすん、ほんと・・・、だっ、だいすき」(///////)
11テンプレ:2006/11/18(土) 21:23:22.61 ID:709su8Fg0
テンプレ了。

>>2 みたいな奴もいるし、移転計画も今度話すとしよう。

さぁ、過疎だぞ;;
お題「鬱デレとビール」
12VIP賢者:2006/11/18(土) 21:26:03.87 ID:709su8Fg0
宣伝すれば人来るかな・・・

定期はウザがられそうだし、同業スレに宣伝するか。
13籠屋の銀二:2006/11/18(土) 21:28:23.18 ID:8wiIQpnUO
チラシの裏が大量
まとめ次第投下予定
それまで傍観しとくよ

鬱「今日もみんなが私を作ってくれた…」
男「みんな鬱が好きなんだろうな」
鬱「男君は?」
男「ここにいる誰よりも鬱が好き」
鬱「………」
男「今さら照れるなよ」
鬱「うっ…なら一緒に飛んで?」
男「丁重に拒否してやる」
14VIP賢者:2006/11/18(土) 21:31:42.49 ID:709su8Fg0
あほみたいに宣伝してきた。
殺されそう;;


今から用事あるから携帯で参戦する
15籠屋の銀二:2006/11/18(土) 21:36:59.05 ID:8wiIQpnUO
宣伝も虚しく過疎か
まぁSS上がってないから仕方ないかな
16散髪とめきち:2006/11/18(土) 21:38:43.87 ID:RqwJUv8/0
もはや宣伝先の新ジャンルスレに勢いがない件について
17内藤ホライゾン:2006/11/18(土) 21:39:01.60 ID:3C/Gjt470
お題まとめ
「鬱デレとビール」 、「鬱と食卓」、「鬱とぬいぐるみ」、「鬱と訪問販売」
18高校の女教師:2006/11/18(土) 21:40:42.59 ID:x3TcWRouO
とりあえず携帯から乙。
19VIP魔王:2006/11/18(土) 21:41:56.81 ID:ob+Axh+wO
鬱「うっ・・・」
男「どうした?プリンの食べ杉でプリン中毒になったか?」
鬱「・・・プリンの弱点をみつけた・・・」
男「まぁ・・なんだ・・・言ってみろ」
鬱「プリンは他の食べ物との食べあわせが悪い・・・
アイスはモナカの衣やシリアルやフルーツと合う・・・
でもプリンは・・・」
男「う〜ん・・・プリンは一人が好きなんじゃないか?鬱と同じで」
鬱「・・・なるほど」


はいはい落ち無し
20VIP毒蛇:2006/11/18(土) 21:44:06.65 ID:M2XW/+IH0
乙!
このスレ好きだぜ。でもROM専サーセンwwwww
21籠屋の銀二:2006/11/18(土) 21:45:34.40 ID:8wiIQpnUO
男「とりあえずプリンに醤油ぶはぁっ
鬱「なななななっなんでそんなっ!」
男「いや…だって」
鬱「男君がそんなことするなんて…もうだいっきらい!」
男「ちょっ悪かった!
謝るから閉じ込めて煉炭焚かないでぇっ!」

いまいちだな(´・ω・`)
22VIP毒蛇:2006/11/18(土) 21:46:36.51 ID:M2XW/+IH0
そういや沢山いた絵師達はどこへ行った?
明らかに減ってるよな……
23VIP魔王:2006/11/18(土) 21:49:16.66 ID:ob+Axh+wO
>>22
あんたが絵師になればイインダヨ
俺も描いてみるか・・・とは言っても抽象画が限界

ん?待てよ・・・ラノベに抽象画・・・新しいw
24籠屋の銀二:2006/11/18(土) 21:52:55.88 ID:8wiIQpnUO
>>22
今日はみんな忙しいのかな
書き手もいないじゃないか
25VIP賢者:2006/11/18(土) 21:56:14.50 ID:1uJFIvbyO
新ジャンルいい加減やめないか?VIPの癌だよ
26VIP遊び人:2006/11/18(土) 22:01:55.41 ID:ob+Axh+wO
>>25
「立てるのは週一、保守はしない、落ちたら立てない。」
とパートスレ会議にも出てその意見を見てやってるんだけど
週一でも駄目なのか?
27VIP村人a:2006/11/18(土) 22:02:47.81 ID:UMvRnfFw0
>>26

>>25は無視の方向で
28VIP遊び人:2006/11/18(土) 22:15:58.10 ID:ob+Axh+wO
鬱「我々はお菓子売り場を追われ、冷蔵食品にさせられた。
そして冷蔵食品にまで膨れ上がったお菓子売り場を「まいう棒が」
支配して早半世紀・・・
冷蔵食品売り場に置かれているプリンが自由を
要求してお菓子売り場に何度踏みにじられた事か!
我々プリンが掲げるお菓子一つ一つの自由のための戦いを神が見捨てる訳がない!
私が愛した、諸君らが愛してくれた盛口プリンは廃盤になった!
何故盛口プリンは廃盤にならなければならなかったのか?
盛口プリンはお菓子売り場のむしろうな抵抗により廃盤になったのである。
最早終りか・・・否、始まりなのだ!
盛口プリンは身を持ってその道を示してくれた!
さぁ国民よ、立てよ国民よ!
定められた時は満ち、既に身を引く理由などない!
ジークプリン!ジークプリン!ジークry」
男「・・・プリンでよくそんなに熱くry」
鬱「あぁ・・・盛口プリンが・・・死にたい」
29VIP遊び人:2006/11/18(土) 22:20:32.16 ID:ob+Axh+wO
>>27
把握

さて、いつも通り前半はプリンネタで身を繋ぐか。
30VIP遊び人:2006/11/18(土) 22:29:35.74 ID:ob+Axh+wO
今日のvip若干速度早いな…

さて、お題「訪問販売」書いてみる
31油売りの左暮:2006/11/18(土) 22:33:09.18 ID:8wiIQpnUO
3レス借りるよー
321/3:2006/11/18(土) 22:33:34.68 ID:8wiIQpnUO
男「友ー
帰りにゲーセン寄らねー?」
友「んー…
わりぃ今金欠だ」
男「そっか
んじゃまた今度な」
友「たまには鬱ちゃんと帰ってやりな」
男「いや…いつも一緒だがな」
鬱「私げーせん行きたい」
男「え?」
友「ほぅほぅ
ならあとは若いもん同士頑張りなせぇ」
男「あ…あぁ
じゃなくて…」
鬱「やっぱり私なんかとじゃ嫌だよね…」
キチキチキチ
男「そう言いながらカッター出さないでくれ
ゲーセン行ったことあるのか?」
鬱「ふるふる」
男「口で言うなよ
どんなところか分かるか?」
鬱「クレーンゲーム」
男「………」
鬱「あれ…げーせんってクレーンゲームがあるところじゃないの?」
男「あー…」
鬱「違うの?違うの?
私…間違えてるんだね」
男「ロープを出すんじゃない
クレーンゲームはちゃんとあるから
一度行ってみるか」
332/3:2006/11/18(土) 22:34:25.79 ID:8wiIQpnUO
鬱「………」
男「どうした?」
鬱「暗い…臭い…うるさい…」
男「クレーンゲーム以外もあるからな…
鬱の目当てはこっちだ」
鬱「あっ!置いてかないでよっ」

男「で…クレーンやったことあるのか?」
鬱「ない」
男「うーん…」
鬱「あっ…」
男「ん?どうした?」
鬱「あれカワイイ」
男「どれどれ………」
鬱「首に刺さってるナイフがそそるねっ」
男「いや…あぁ…うん」
鬱「取りたいからやり方教えて」
男「あぁ…金入れて…そこのボタンで縦合わせて…横合わせて…取るだけだ」
鬱「簡単だねっ」
男「爪が弱いから…」
     :
     :
     :
343/3了:2006/11/18(土) 22:34:59.64 ID:8wiIQpnUO
鬱「無理…」
男「残念ながらそのクレーンでは吊れないな
ちょっと貸してみ」
鬱「ん…」
男「………」
ぼとっ
鬱「あ…」
男「ほれ」
鬱「あっ…ありがと…
一生大事にするよっ」
男「あぁ…そんなもんで喜んでくれるのはありがたいな…」
鬱「お金なくなったし帰ろーっ」
男「あぁ…また来ようか」
鬱「うんっ」

相変わらず鬱が少ないな…
そして過疎つらいな
35VIP無職:2006/11/18(土) 22:43:41.67 ID:wTSv5zpQ0
今北です。
前回も夜半になってから盛り上がった感があるのでマターリいきましょう。
ではこれから
漫画のラスをうpします。
36荒巻スカルチノフ:2006/11/18(土) 22:43:45.89 ID:3C/Gjt470
>>34
ほんのりとデレだな・・・。

まぁ、夜は、はじまったばかりさ、ノンビリ行こう

前スレのヤツだが、ボイスにしてみた。

3レスほどモラウヨ
371/3:2006/11/18(土) 22:44:17.37 ID:3C/Gjt470
鬱「えへへ・・・。男君、美味しいって言ってくれるかな?」
おむすびも握ったし、玉子焼きもふんわり焼けたし・・・。
鬱「鬱、お前、料理できんだ、すげーじゃん!」
なーんて、言われりして・・・・うふふっ、喜んででくれるといいなっ
これが、うめぼしで、こっちがカツオ、これがたらこさんっと・・・。
・・・あれっ、たらこ・・・、たらこ。・・・嫌いって言ってなかったかな?

鬱「どれが・・・、たらこだっけ・・・・」

・・・・・まずいよ、やばいよ、もし、たらこのおにぎり食べちゃったら・・・。
お、男君の為に作ったおべんとなのに、嫌いな物入ってったら、きっと怒っちゃうよ。

鬱「オレ、たらこ食えねえって前に言ったじゃん、覚えてねーのかよ!」
鬱「ごめんっ、ごめんね。つい忘れてて・・・」
鬱「つい、じゃねーよ、どんくせーな!、もう食うわねえよっ・・・。」

・・・・ううん、男君、優しいから、きっと黙って食べてくれる・・・。
そして、心の中で、思うんだ。

鬱「なんで、たらこ食わなきゃいけねーんだよ、
 なんか、コイツの顔見ながら食ってたら、コイツまで嫌いにな・・・」
382/3:2006/11/18(土) 22:44:51.23 ID:3C/Gjt470
嫌いに・・・嫌い・・・、そんなつもりじゃ無かったのに・・・。
お、男君に喜んでもらえるって、そう、思ったのに・・・。
やだ、やだよ、君にきらわれたら・・・、あたし、あたし・・・もう、生きてけないよ・・・。
ごめんね、ごめんね、た、たらこなんか食べさせて・・・。
辛かったよね、苦しかったよね、でも、でも、君は笑顔で・・・。ぜんぶ、全部、食べてくれたんだ・・・。
ごめん・・・、君にだけ・・・辛い思い、させられないよ・・・。
もし、もし、私がいなくなったら・・・。男君・・・泣いてくれるかな・・・。
君に嫌われたまま、生き続けるくらいなら・・・。いっそ・・・

ピルリルリルリルリル・・・・。

鬱「もしもし、あっ、男君・・・。え、迎えに・・・・、うん、うん、あのさ、たらこ・・・嫌いだよね」
鬱「えっ、でも前に・・・。えと、うん、うそっ、いくら、イクラっ!、ほ、ほんと・・・。」
鬱「えとね〜。えへへ、あのね、おべんと作ったの・・・、うん、うん、でしょ、すごいでしょ〜。」
鬱「おむすびも握ったし、玉子焼きなんてふわふわだよ、でね・・・。」
鬱「あの、お昼休みにね・・・一緒に・・・。屋上とか、中庭とか・・・」
鬱「えっ、なんで・・・、いつもパンじゃ・・・、え、ええ、おとうと、遠足・・・」
鬱「そんな・・・、え、うん・・・うん・・・、ううん、だめっ、だめだよっ、2つも食べたらおなか壊しちょうよ・・・」
鬱「いいよ、いいよ、男君ごめんね、いままでありがと・・・。私のこと・・・忘れないでね。」
鬱「いいの、もう、いいの、君の心の中で、ずっと、ずっと綺麗なままでいたいの・・・。さよなら・・・」

ぷつっ・・・
393/3:2006/11/18(土) 22:45:47.50 ID:3C/Gjt470
40VIP遊び人:2006/11/18(土) 22:51:03.12 ID:ob+Axh+wO
ピンポーン
訪(フヒヒ、色々買わしてやるか)
鬱「・・・はい」
訪(不用心にドア開けてやがる)
訪「奥に誰かいます?」
鬱「・・・特に」
訪(アタックチャ〜ンス)
鬱「あ・・・空気みたいな奴だけど男が一人」
訪(ちっでもまだ終わったとは限らん)「とりあえずこのアクセサリーなんだけど――」
鬱「・・・私あんまつけないタイプだし・・・」
訪「じゃあこの腕時計、彼にどう?」
鬱「・・・金無いし」
訪「じゃあローン組めるよ」
鬱「・・・残念だけど一家自己破産済みで親は行へ不明、今はおじさん
からの仕送りでなんとか生活してるんで・・・」
訪「こづかい無し?」
鬱「うん」
訪「食費は?」
鬱「月で9000円」
訪(何と言う不幸・・・一目見ただけで不幸だとわかってしまった・・・
こいつ・・・間違いなく鬱^o^)
訪「じゃあまた今度の機会と言うことで」
鬱「では・・・」


男「なんだった?」
鬱「冗談言ったら帰っちゃった」
男「ふーん」
41VIP遊び人:2006/11/18(土) 22:53:42.05 ID:ob+Axh+wO
月で9000円だと十分過ぎるか・・・
食費→生活費
42油売りの左暮:2006/11/18(土) 22:59:01.48 ID:8wiIQpnUO
0時頃目指してまったり行くか
鬱とお化け屋敷でも行ってくる
43VIP商人:2006/11/18(土) 23:18:14.00 ID:wTSv5zpQ0
漫画「鬱とプリンの誘惑」ラストです。
ttp://www19.atwiki.jp/utudere?cmd=upload&act=open&pageid=41&file=up071.jpg
ttp://www19.atwiki.jp/utudere?cmd=upload&act=open&pageid=41&file=up081.jpg
ttp://www19.atwiki.jp/utudere?cmd=upload&act=open&pageid=41&file=up091.jpg

続き物なのでお手数ですがまとめサイトで前回も見ていただけるとあり難いです。
44壷ふりお京:2006/11/18(土) 23:32:35.30 ID:8wiIQpnUO
>>43
PCサイトビュアーなるものが邪魔な機能だと思ってた
今初めて役に立った

激しくGJだよ
45VIP村人P:2006/11/18(土) 23:39:47.20 ID:+tkKNRo7O
お題
「鬱とぬいぐるみ」

http://kjm.kir.jp/?p=71908
46一生足軽:2006/11/18(土) 23:42:22.25 ID:3C/Gjt470
>>43
よかった・・。スマンが、言葉かでてこん・・・。
とりあえず、泣いてる鬱のカットがイイ


なんか、お題プリーズ
積み残しの分ではイメージが沸いてこなかた
47VIP商人:2006/11/18(土) 23:50:21.00 ID:wTSv5zpQ0
>>45
刺さってます!首に何か刺さってますから!!
48VIP商人:2006/11/18(土) 23:52:26.72 ID:wTSv5zpQ0
>>46
どもです。

お題「鬱と東京タワー」(笑)
  「鬱と歩道橋」「鬱と図書室」

はいかがでしょうか?
49壷ふりお京:2006/11/18(土) 23:59:23.44 ID:8wiIQpnUO
5レスほど借りるよ
501/5:2006/11/18(土) 23:59:59.20 ID:8wiIQpnUO
鬱「男君男君」
男「ん?煉炭ならお断りだ」
鬱「そうじゃないのっ」
男「カッターの刃か?
折り方ならこの前教えただろ?不本意ながら」
鬱「違うのっ」
男「一緒に飛ぶのh
鬱「そんなにうるさいのはどうして?
抗鬱剤大量摂取?私もそうしたほうがいい?」
男「んなわけあるか
んでどうした?」
鬱「お化け屋敷行こうよっ」
男「お化け屋敷か…そういや駅前に新しくできたんだっけか」
鬱「はっ…初めては男君って決めてたんだ…」
男「誤解してほしいのか?
そして初めてなのか?」
鬱「んー…折角明日休みだから明日行こうねっ」
男「スルーしてくれるなよ…」
鬱「んじゃまた明日ねー
11:00に駅前!」
男「あぁ…じゃあな」
512/5:2006/11/19(日) 00:01:08.32 ID:tzBUHiT4O
鬱「おはよっ」
男「あぁ…もうすぐ昼だが
珍しいな遅刻なんて」
鬱「支度に手間取って…似合う?」
男「あぁ似合ってるよ」
鬱「カワイイ?」
男「すげぇカワイイ」
鬱「惚れ直した?」
男「リストバンドがなければな」
鬱「うぅ…昨日ワクワクして眠れなかったから…」
男「複雑だよ…」
鬱「ほらっ行こっ」
男「あぁ」


鬱「えっと…いくらかな?」
男「折角のデートなんだからオレが出すよ」
鬱「む…誘ったのは私だよ」
男「気にすんな」
鬱「んじゃお言葉に甘えてー」
男「大人二人で」
窓「1000円になります」
男「はい
ほら行こうか」
鬱「ワクワクだねっ」
523/5:2006/11/19(日) 00:03:30.92 ID:tzBUHiT4O
鬱「暗いね…」
男「それがお化け屋敷だからな…怖いの平気だろ?」
鬱「ホラー映画は好きだけど…」
男「なら大丈夫だr
鬱「きゃあっ!」
男「どうしたっ?」
鬱「い…今そこから白いのが…」
男「…えっと」
鬱「ひゃうっ」
男「今度は…?」
鬱「い…今骸骨みたいなのが…」
男「………」
鬱「ひゃわぅっ」ギュッ
男「うわっ引っ張るなっ」
鬱「だって…だってぇ…」
男「こんなに怖がる奴初めて見たよ…」
534/5:2006/11/19(日) 00:05:38.94 ID:tzBUHiT4O
鬱「うぅ…早く帰って切りたいよぉ…」
男「落ち着け…泣くな泣くな」
鬱「うっ…ぐすっ…」
男「大丈夫だからな…どうせ全部作り物だしな」
鬱「もうらめぇ…」
男「…わざとやってないか?
すみませーん」
化「途中退場ですね?」
鬱「きゃあっ!」
男「迷惑かけます…」
化「こちらからどうぞ」
男「ほら鬱」
鬱「た…立てない…」
男「しょうがないな…つかまれ」
鬱「ごめんなさい…」


男「まさかあそこまで怖がるとは…ほれバニラ」
鬱「うぅ…ありがと…」
男「まぁあれだ
かわいかったよ」
鬱「もう…」
男「さて…もうちょっと遊ぶかっ」
鬱「んじゃげーせん行こっ」
男「切り替わり早いな…」
鬱「だってバニラがおいしいもん」
545/5了:2006/11/19(日) 00:07:14.20 ID:tzBUHiT4O
ページ振り間違えた

だから風呂入ってくるよ
55水汲みおしち:2006/11/19(日) 00:19:18.41 ID:3NyWrGd/0
鬱が普通にカワエエw
けど鬱なところが見当たらないような…
きっと俺には見えないところで鬱してるんだな
56VIP皇帝:2006/11/19(日) 00:20:15.49 ID:MJ1haPjwO
今北産業
しかし風呂入る
また来る
57VIP皇帝:2006/11/19(日) 00:29:48.59 ID:tzBUHiT4O
>>55
あぁそうなんだ
どうも鬱っ気がないんだよ
一週間会えないといざ会った時に溺愛してしまうんだ
つまり頭冷ましてくる
58VIP村人k:2006/11/19(日) 00:37:26.57 ID:gxllayrBO
>>55
そうだな…セリフ振ると書くの楽だから手抜いてた……

じゃあ真面目に鬱を書いてみる。
591/2:2006/11/19(日) 00:43:23.77 ID:tzBUHiT4O
ウィーム
男「(あれ…鬱?
そっちは…カッター目当てか…)」
鬱「えっと…これください」
男「250円になります」
鬱「はい」
男「ありがとうございましたー」
ウィーム
男「さて…ほんとにどうしたものかな…」
602/2:2006/11/19(日) 00:44:16.75 ID:tzBUHiT4O
プルルルルガチャッ
男「はいもしもし」
鬱『私…』
男「あぁ鬱か
どうした?こんな時間に」
鬱『なんで…?』
男「なにがだ…ととぼけても無駄か…カッターだな?」
鬱『うん』
男「店員だったからな
売らないわけにはいかんだろう」
鬱『本気…?』
男「冗談だ
そんな酷い人間だと思ってたのか…」
鬱『そんなことないっ!
ならどうして…』
男「お前を信じてるからだ」
鬱『………』
男「お前が鬱屈しててとめてほしかったのは分かるよ
だが売っても切らない…って信じてるからだ」
鬱『男君…』
男「んで…今さらなんだが…切らないよな?」
鬱『愛情をもらったカッターはカッターにあらずだよっ』
男「それは良かった
んじゃもう寝るぞ」
鬱『うん
おやすみなさい』
男「おやすみ」

1スレ目に似たようなの書いたかも
まぁ気にしない
61水汲みおしち:2006/11/19(日) 00:52:10.04 ID:3NyWrGd/0
眠くなってきた
おやすみ鬱
62VIP村人k:2006/11/19(日) 00:55:41.99 ID:gxllayrBO
やっぱそろそろ小説形式のSSが求められるのかな……
63はぐれVIPPER:2006/11/19(日) 00:59:31.04 ID:tzBUHiT4O
小説にすると親指が筋肉痛に
だが鬱のために頑張ってやる
64VIP悪魔:2006/11/19(日) 01:19:38.24 ID:KIk72bMa0
ほしゅ
65VIP村人l:2006/11/19(日) 01:21:31.95 ID:gxllayrBO
くそ…書けねぇorz
先週殴り書きで書いたので勘弁してくれ……
66VIP悪魔:2006/11/19(日) 01:27:32.27 ID:KIk72bMa0
ではそろそろ失礼します。ノシ
67愛のセーラー戦士:2006/11/19(日) 01:45:28.11 ID:tzBUHiT4O
「ふぅ…」
ため息一つ
背伸びを一つ
折角の日曜日なのに外は雨
「あーあ…」
寝起きからいまいち調子が悪い
これは切った方がいいかな…と思った時
プルルルルップルルルルッ
「はいはーい
今出ますよー」
誰に言うでもなく言ってベッドから降りる
プルルルルップルルルルッ
こんな時間にかけてくる人なんて男君かどこぞの業者だけ
男君だったらいいな…なんて私は考えながら受話器をとる
ガチャッ
68愛のセーラー戦士:2006/11/19(日) 01:46:22.94 ID:tzBUHiT4O
「はいもしもし」
『おはよー鬱』
「あっ…おはよう」
そこにはまだ眠そうな男君の声
『なぁ鬱
もし良かったらそっち行っていい?』
そっちとはもちろん私の家だろう
うん
何か元気でてきたぞ
「もちろんいいよ」
幸い先日片付けたばかりだ
部屋は綺麗なままだ
『んじゃ昼ごろ行くなー』
「うん…待ってるね」
ガチャッ
これは大変だ
ひとまず落ち着くために私はカッターに手を伸ばした

ごめん…続きはまた九時頃に…
おやすむ
69VIP村人l:2006/11/19(日) 01:48:32.72 ID:gxllayrBO
しばらくは保守任せろ。さて、書くか
70VIP魔法使い:2006/11/19(日) 02:15:03.66 ID:TH+Pb5ec0
すまん、今日はSSの神様に見捨てられたみたいだ・・・。
71VIP奴隷:2006/11/19(日) 02:33:26.57 ID:EqvH4VWLO
おー立ってる立ってる
72VIP奴隷:2006/11/19(日) 02:42:03.06 ID:EqvH4VWLO
鬱「はあ…」
男「どしたん?」
鬱「何でもないわ…」
男「いや、何かあったろ」
鬱「…」
男「話聞くくらいなら出来るし」
鬱「…実はね」
男「うん」
鬱「今日体育の更衣の時、私の胸が平らなのに気付いたの…」
男「…ふむ」
鬱「何で私には胸が無いんだろう…」
男「…」
鬱「はあ…」
73VIP村人P:2006/11/19(日) 02:43:12.00 ID:cJE5T1/xO
》68
うぅ、続きがきになる。乙
74VIP村人m:2006/11/19(日) 02:55:29.46 ID:gxllayrBO
長編書きたいけど最近鬱じゃ無いからどうしてもコメディになっちまう……

何か鬱な気分になれる曲やら絵やら教えてくれ
75VIP神:2006/11/19(日) 03:01:20.38 ID:EqvH4VWLO
男「…胸の筋肉をつけてみては」
鬱「そしたら胸は大きくなるの?」
男「努力次第だ」
鬱「…どうやれば良いの」
男「真似して。腕をこうやって…」
鬱「むん。むん。む…」
男「どうよ」
鬱「…疲れた」
76VIP魔王:2006/11/19(日) 03:05:47.92 ID:cJE5T1/xO
少し不謹慎だけど昨今のいじめ問題とか鬱ですな。
鬱がいじめにあってしまったら。。。
77VIP神:2006/11/19(日) 03:19:20.70 ID:EqvH4VWLO
>>76
鬱は真っ先にいじめにあいそうだな…
しかしそれだと鬱自殺エンドしか思い浮かばん
78VIP村人n:2006/11/19(日) 03:23:40.01 ID:gxllayrBO
>>77
そこを男が助けr
ノブタをプロデュースっぽくなるな
79VIP魔王:2006/11/19(日) 03:41:29.61 ID:cJE5T1/xO
イメージとしては鬱をいじめてる二、三人のグループがいて周りは無関心。
そこに見かねた男がリーダー格に何かスゴい事言っちゃって。。。
何とかいじめは収まる。結果オーライ的に。
しかし男君は恥ずかしくも「伝説」の称号を頂くハメになる。。。
というプロット
80VIP魔王:2006/11/19(日) 03:51:57.35 ID:cJE5T1/xO
いやでも自殺エンドと見せかけてギリギリで男が間に合うのも熱いかも。
81VIP村人o:2006/11/19(日) 04:15:45.76 ID:gxllayrBO
今まで敬遠してたけど設定作ってみるのもいいかもな

スレを滅亡に追いやるかわからんけど……
82VIP足軽i:2006/11/19(日) 04:23:42.61 ID:cJE5T1/xO
いや、もう落ち着いてきちゃったし、
やっちゃいましょ。

寝てたらネタうかんだんで4ほどかります。
831/4:2006/11/19(日) 04:31:16.71 ID:cJE5T1/xO
二時間目の数学をブッチした。
そしたら俺は信じられない早さでチャリを二駅離れた鬱のアパートに走らせた。
鬱は今日学校を休んだ。

俺は信じられない思いに捕われたんだ…。
842/4:2006/11/19(日) 04:48:03.55 ID:cJE5T1/xO
走りながら何度も思い過ごしだと考えた。
でも鬱のアパートに近付くにしたがって、心臓が高鳴り、嫌な汗が流れてきたんだ。
チャリを乗り捨て、鬱の部屋の前に辿りつくのが、何時間もかかる気がした。

「鬱、居るんだろ!鬱!」
俺はチャイムの事も忘れてドアを叩いた。
返事はない。
でも、でも何かヤバい。
「入るからな!鬱!」
俺はドアを壊す勢いで鬱の部屋に飛込んだ。



鬱は中に浮いていた。
いや、スカーフで首を吊っていたんだ…。
853/4:2006/11/19(日) 05:04:01.15 ID:cJE5T1/xO
「!!!!」
俺は言葉にならない叫び声を上げながら鬱にしがみついた。
もう訳が判らなかった。

メリメリ…バキ!

信じられなかった事だか、スカーフを結んでいたさんが折れたんだ。

「鬱、鬱!…」
俺は鬱を激しく揺さぶった。

すると鬱は、
激しく咳き込み
嘔吐し
そしてゆっくりと
目を開いた…。
86VIP村人o:2006/11/19(日) 05:05:39.20 ID:P+FDIZejO
鬱デレ初めてだけど、参加させてもらっていいかな?

SS投下↓


鬱「ねぇ、男君…」
男「ん、どうした?」
鬱「私って、生きてる意味あるのかな?」
男「どうだろうな」
鬱「私…死のうかな…」
男「そっか…」
鬱「止めてくれないの?」
男「止めて欲しい?」
鬱「…」
男「お前が死んだら、俺の生きてる意味なくなっちゃうな…」
鬱「…やっぱり死ぬの延期する (//////)」
男「そっか…」


こんな感じかな?
イメージ壊したらすまん
87VIP遊び人:2006/11/19(日) 05:09:35.37 ID:jzDWchjZO
エターナルメロディのウェンディーが欝デレチックな件について
884/4:2006/11/19(日) 05:17:28.42 ID:cJE5T1/xO
「…男君。」「私ってやっぱり…」「役立たず…だよね。ホラ」

「一人で死ぬことも…出来ないんだモン。」

「それに…男君の制服も汚しちゃったネ…」「ウザい女だよね」

「ゴメンね男君、ゴメンね…」

「泣かないで…」


俺は何度も「そんな事ない」と言おうとしたが、涙で言葉にならなかったんだ…。
89了/4:2006/11/19(日) 05:20:55.97 ID:cJE5T1/xO
寝ながら書いたのでノークレームでお願いしますW
90VIP村人p:2006/11/19(日) 05:23:15.92 ID:gxllayrBO
>>86
そうそうそんなかんじb
気が向いたらまとめサイトとかめ覗いてみてくれ
91VIP村人o:2006/11/19(日) 05:50:38.19 ID:P+FDIZejO
>>90

よし、これからまとめサイト読破してくる。
そしたら戻ってくるノシ
92VIP村人p:2006/11/19(日) 05:57:45.84 ID:gxllayrBO
ふと空を見る・・・
秋のうろこ雲の隙間から除かせた夜の星空はもう冬の顔をしていた。
「つい最近まで秋だったのに・・・」

鬱は時々こうして夜の町を散歩する。この時間なら人に見られなくて済むからだ。


先週みたいに長編書こうかと思ったけど今日は筆が進まんorz
93VIP村人h:2006/11/19(日) 06:55:09.29 ID:S07Vt0gxO
保守
94VIP商人:2006/11/19(日) 09:23:04.14 ID:tzBUHiT4O
>>90
まとめには常駐してるよ
さぁ朝風呂入ったら続きかな
95散髪とめきち:2006/11/19(日) 10:04:12.11 ID:tzBUHiT4O
>>86>>68と勘違い

のんびり書こうか
96散髪とめきち:2006/11/19(日) 10:17:37.83 ID:tzBUHiT4O
>>68続き
キチキチキチ
渇いた音が部屋の中でなる
もう幾度となく聞いてきた音
カッターの刃を出すとそこには綺麗な銀色が
「………」
まったく…これから男君が来るというのに私は何をしてるんだろうか
冷たい刃が皮ふにかかる
「…っ」
最初に覚える感情は嫌悪
だけど止められない希望
一度感じたら忘れられない高揚感
その後に待っているのは再び嫌悪
全てが既知で
全てが常に真新しい
だから止められない…
「ふふっ」
なんて変なことを考えているんだろうか私は
「ふぅ…」
ひとしきり笑ったところでまた刃をおろす
皮ふが切れる
ポツンと血溜まりができる
ピーンポーン
「っ!はーい!」
突然の訪問に思わず条件反射で声を出してしまう
男君はまだ来ないはずだ…まだ昼前…朝だ
居留守でもすればいいものを…私は軽く圧迫しながらリストバンドを巻き玄関へ行った
97VIP侍:2006/11/19(日) 11:03:58.41 ID:TUKtgSupO
空気は読まずに投下

曇天の昼下がり

欝「……ハァ、気が滅入るなぁ」
男「欝〜、遊びにいこうぜ!」
欝「…あ、男。いくら家が隣だからって大声ださないで。
……近所めいわ
男「うまいケーキ屋!見つけたんだ!
……オススメはプリン・ア・ラ・モードなんだけど」
欝「!!!(ドタドタ、バタン)
いくぅ〜、ねぇ?男くんもはやく、はやくぅ〜」
男「……う、うん」
98VIP村人p:2006/11/19(日) 13:12:39.90 ID:RHnTHdy4O
ほし
99VIP村人y:2006/11/19(日) 14:00:17.94 ID:gxllayrBO
保守

今夜なら書ける気がする…
100南蛮ムキトス:2006/11/19(日) 14:28:26.61 ID:3NyWrGd/0
101高校の女教師:2006/11/19(日) 15:20:33.11 ID:EqvH4VWLO
102VIP侍:2006/11/19(日) 16:30:27.60 ID:7l7BVc/B0
しゅ
103VIP足軽utu:2006/11/19(日) 16:53:11.12 ID:cJE5T1/xO
はしゅ
104VIP村人v:2006/11/19(日) 17:20:57.23 ID:J+yMx6EQO
ほし
105棒またぎ姫:2006/11/19(日) 18:13:36.52 ID:tzBUHiT4O
刻一刻と投下時間へ…
106:2006/11/19(日) 19:33:58.28 ID:3NyWrGd/0
長いのができた…投下して読みきれる猛者はここにいますか?
107駅前食堂のメグ:2006/11/19(日) 19:55:10.13 ID:cJE5T1/xO
どんくらい長い?
108:2006/11/19(日) 19:58:12.99 ID:3NyWrGd/0
約3000字
109VIP足軽y:2006/11/19(日) 20:00:19.29 ID:cJE5T1/xO
よし、どんと来い
110花魁:2006/11/19(日) 20:06:11.75 ID:3NyWrGd/0
誕生日を一人で過ごすようになったのはいつからだっただろう。
少し昔のころだった? それともずっと前? あるいはお母さんがいなくなったとき?
よく覚えていない。
逆に覚えているのはその頃から頻繁に自殺まがいのようなことを繰り返すようになってしまったこと。手首を切る、睡眠薬、ガス…
しかし最後に思うのはやはり怖い、と思う気持ち。だから中途半端なところで止めて人に見つかってなじられる。
そんなことを繰り返しているうちに周りからわたしは奇異の目で見られるようになっていた。『自殺マニアの危ないコ』そんな認識だったように思う。
そんな私をギリギリ一本の糸で繋ぎとめてくれているのは後輩の彼だ。
わたしはどうしてか文芸部に入っている。というのはこの学校に入学した当初死ぬ前に自伝でも書くか、とアホな事を思いついて入部することにしたけど
いざ書こうと思ったら書くほどの人生を送ってきてないことに気付いてやめた。元々部員もわたし一人だし。
それから一年ほど過ごして幽霊部員であることも忘れかけていたころ一人の後輩が入部してきた。それが彼。曰く、小説家になりたいそうだ。
とても人当たりのいい性格でいつも何かしらニコニコしている。わたしにも気さくに接してくる。わたしの自殺癖は学校でも有名なはずだから彼にも何かと噂があるはずなのに、まったく気にして無い様子だった。
だから彼の前ではそういうことはしないように努めている。最も、何回かその現場を見られてしまって笑いながら止められたことがあるけど。
曰く、「そんなことしちゃいけませんよ。俺の小説を批評してくれる人がいなくなっちゃうじゃないですか」とのこと。
恥の多い人生、とは正にこの事を指すのかな。生きてて恥ずかしい。とはいえ、彼の手前死ぬわけにもいかない。もどかしい。

前に、彼と自己紹介を含めた話の中で、一度だけ話題にしたことがある。
「先輩、誕生日はいつなんですか?」
「…えっと、11月…19日」
「へぇ、まだまだ先ですね…まぁ俺はもっと遅いんですけどね」
「ふぅん…」
111花魁:2006/11/19(日) 20:06:58.85 ID:3NyWrGd/0
たったそれだけの会話だけど、人に誕生日のことを話したのは久しぶりだった。
それから半年近くが経っている。君はその日の事を覚えているかな?
ううん、きっと覚えてないよね…気さくに話しかけてくれるけど、きっとそれは同情に近いものだと思う。だから、きっと今年も一人。人を呼んだりするなんて…今までやってきたことの手前できないから…
それでもよかった。一人には慣れている。けど、多分またそれに耐えられなくなって誕生日プレゼントは救急車のサイレンを聞くことになるんだろうね。



「…先輩。せんぱーい。聞いてますか」
11月19日。窓の外を見ながらぼーっとしているといつのまにか彼が話しかけていた。別段普段と変わった様子はない。…まあ、当然だよね。
むしろ期待したわたしがバカなのだろう。
「…ん、どうしたのかな」
「新作、書いてみたんですけどお一ついかがですか?」
まるでデザートでも出すかのように言う。わたし、山羊さんじゃないのに。
「いただきます」
とは思いながらもついつい手に取る。下手に断って彼の気を悪くさせるのも嫌だった。
いつからか、わたしは彼に嫌われるのを極端に怖がるようになっていた。どうしてだろう。わたしに親しくしてくれるからだろうか? 優しいからだろうか?
わからない。わからないけど…だから、少しだけ期待もしたのかな。
そんなことを思いながらルーズリーフを見ていく。小説は何かの役に立つと思ってミステリを読み漁ったこともある。結局役に立たなかったけど。
「…うん、悪くないけど少しだけ展開が早足のような気がするよ」
言った後で過ちに気付く。批判めいたことを言ってしまった。
「ご、ごめんなさい。偉そうな事言って」
「いや、お世辞を言われるよかいいですよ。人は叩かれて大きくなるって言いますからね」
笑顔で答える。…けど、その裏ではきっと偉そうな事言ってんじゃねーよ、とか思って…ううん、彼はそんな人じゃ…でも、わたしの勝手な思い込み…
「ぶんぶん頭を振って…どうしたんですか?」
「へっ?」
112花魁:2006/11/19(日) 20:08:04.74 ID:3NyWrGd/0
言われて気付く。とても恥ずかしいことをしていた。
「あ、うん…何でもないの、何でも」
顔が赤くなっている。彼はそんなわたしを見てくくく、と笑う。
「やっぱり面白いですね、先輩は」
わたしのどこが面白いと言うのだろう。わからない。彼は本当にわからない。
「あ、俺のこと変なヤツ、って思いました?」
ドキッとする。顔に出ていたのだろうか。
「ご、ごめんなさい」
「いいですよー、世の中の小説家は変人奇人が多いですからね」
冗談めかしたように言うが、本心とは思えない。だからわたしはもう一度謝った。
「ごめんなさい…」
「冗談ですってば。本気にしないでくださいって。参ったな…」
かえって彼の気を悪くしてしまったのだろうか。どうしよう…わたし、何をしたら…
「あ、ほら、そろそろ時間も時間ですし、帰りませんか?」
「わたしは…いい。先に君一人で帰って」
「はぁ…分かりました。それじゃ、先に失礼します」
少し落胆したように彼が部屋から出ていく。ごめんなさい、と口の中で呟く。
やっぱり、わたしなんかいないほうがいいんだ。
今決心がついた。飛び降りよう、彼がいなくなったときを見計らって。
彼の歩いて行くスピードを計算してたっぷり10分は待つ。
そろそろ彼もいなくなったころだろう、と思い窓を開けて下を見下ろす。
そこでわたしは奇妙な光景を目にした。
「あれ…どうしてまだいるの?」
窓の下、地面には空を見上げる彼がいた。
彼は地面を覗くわたしを見つけるとぶんぶんと手を振った。一体何だというのだろう。それより、このままじゃ飛び降りれない。
113花魁:2006/11/19(日) 20:09:15.46 ID:3NyWrGd/0
彼はしばらく手を振った後、ポケットから小さな袋を取り出す。そして夕暮れの風景の中、大きな声で言った。
「せんぱーいっ、誕生日おめでとうございまーすっ! すみませーん、部活中に渡そうと思ってたんですけど俺小心者ですからすぐに渡せませんでしたっ、ごめんなさーいっ!」
どこが小心者かというくらいの大声と笑顔で恐らくプレゼントであろう小袋を掲げた。
「ですからーっ、これから渡したいのですみませんけど降りてきてもらえませんかー? 飛び降りるってのはナシでー!」
わたしは泣き笑いのような表情になる。嬉しさと彼を信じなかったわたしに対する後悔の念が混ざり合った結果だ。
「うん…っ、行くよ…もちろん」
半分ベソをかきながら窓を閉める。彼のところに行くまでには、涙を止めなくてはいけない。
…でも。嬉し涙だったら、許してくれるのかな。わからない。彼の事はあんまりわからない。
だから、答えを知るためにわたしは涙を拭かずに彼の元へ向かった。



これで終わり。初めて書いたからイメージに合ってるか分からないし人がいなくても泣かない。
114愛のセーラー戦士:2006/11/19(日) 20:16:13.68 ID:5k4u534GO
>>113 GJ!
115高校の女教師:2006/11/19(日) 20:21:01.36 ID:cJE5T1/xO
いやいやGJですよ。
男が後輩ってシチュは新しいです。
個人的なツボは自伝に書く人生を送っていないと省みる辺り。
116内藤ホライゾン:2006/11/19(日) 20:21:53.46 ID:TH+Pb5ec0
>>113
鬱とデレのバランスが絶妙かと・・・。GJ
117籠屋の銀二:2006/11/19(日) 20:39:05.74 ID:tzBUHiT4O
泣いた(´;ω;`)
そしてそろそろ書きだすか
118棒またぎ姫:2006/11/19(日) 21:21:25.38 ID:3NyWrGd/0
ほしゅしつつ新作を考えたり>>117にwktkしたり
119VIP遊び人:2006/11/19(日) 21:32:25.06 ID:gxllayrBO
日付が変わって落ち着いたら投下する
120油売りの左暮:2006/11/19(日) 21:43:27.31 ID:tzBUHiT4O
>>67>>68>>96続き
「鬱ー?」
はっとした
この声は…男君
先ほどの自傷行為(未遂)のために動揺してしまったのだろう
タンスに小指をぶつけた
「―――っ」
その拍子にこけてしまう始末
「きゃあっ!」
バタンッ
男「鬱っ!?」
ドア越しに男君の声が聞こえた
傍にいなくて良かった…などと考えながら
「だっ…大丈夫っ」
うん
声が震えてるぞ私
男「とりあえず入るぞー」
………え?
ガチャッ
そういえば今朝買い物帰ってきてから鍵をかけた記憶がない
「あぁっ!ちょっちょっと待ってぇっ!」
こんな姿見られるわけにはいかない
立とうとするが足が…痛む
121油売りの左暮:2006/11/19(日) 21:43:59.95 ID:tzBUHiT4O
男「お前…大丈夫か?」
気付けば顔を覗きこんでくる男君
「大丈夫っ」
一瞬で赤面したのが分かる
まったく…そろそろ慣れてもいいだろうに
私な心は未だ初なようだ
男「悪いな…早かったか?
早かったな」
タイミング悪すぎだ
むろんそんなことは口に出さずに
「ううん
来てくれてありがと
お茶持ってくるからそこにでも座ってて」
男「すまんな…あ」
あ…そういえば
男「鬱…これ…」
今男君が座ってる場所は…
男「………」
さっきまで私がいた場所…
男「なんで…」
自傷行為をしようとした場所…

さて…もうちょっと頑張ろー
122壷ふりお京:2006/11/19(日) 22:02:04.64 ID:tzBUHiT4O
>>121から
そこにはまだ血の気の残るカッターを出しっ放しにしていた
「あぁ…」
なんてことだろうか…
なんて失態だろうか…
郵便か新聞屋だろうと思って机の上に起きっぱなしのカッター
振りかえらなくても分かる…
男君は怒っているんだろう…
それ以上に呆れてるだろう…
男「鬱…」
あぁ…折角男君が来てくれたと言うのに
男「なんで…」
そう…なんで隠さなかったんだろうか…
男「なんで切ったんだ…?」
問い掛けてくる
切った理由を問い掛けてくる
「なんで…って」
決まってるじゃない
折角の休日に男君と会えるから…だけど雨で気分が重くなったから…男君と明るく過ごしたかったから…
男「そんなことで…」
123壷ふりお京:2006/11/19(日) 22:02:58.82 ID:tzBUHiT4O
―――っ
「そんなことっ!?」
思わず自分でも驚くような声が出た
だけどそんなこと―それこそ『そんなこと』は気にするに値しない
「一日!男君と一日過ごせるからっ!
暗いままの私より明るい私で男君の傍にいたかったから!
それを…それをそんなことっ!?」
激昂した
これ以上ないほど私は怒った…いやキレた
男「………」
「折角の…折角のこれからの休日を無駄にしたくなかった…それが…そんなこと…」
男「そんなことだよ!」
「なっ…」
理解できなかった
男君の言った意味が理解できなかった

遅筆すまん(´・ω・)
無視してSS投下してくれて構わないよ
124壷ふりお京:2006/11/19(日) 22:16:32.92 ID:tzBUHiT4O
>>123から
男「そんなことじゃないか!
オレは別に明るい鬱が好きなわけじゃない!
明るい鬱も気弱な鬱も
全部含めた鬱が好きなんだよ!」
「―――っ
だけどっ!」
男「例えどんな状態の鬱であっても自然な鬱といたいんだよ!
それなのに…」
泣いてる…
男君じゃなくて私がだ…
男「ストレス発散させた偽りの鬱なんて…」
なんでだろうか…そんなことを言ってほしかった気がする
男「そんな鬱…」
もう…何も言えない
男君が何を言ってくれるのか分かる…
125壷ふりお京:2006/11/19(日) 22:17:11.24 ID:tzBUHiT4O
男「そんな鬱…そんな鬱好きにならないぞ!」
「………っ」
なんて自信有り余るセリフだろうか…
だけど確かに私はそのセリフに胸を打たれた
「ごめん…なさいっ」
結局私は男君に好いてほしかったのだろう
男「あぁ…オレも怒鳴って悪かったな…」
そんなことない…
「ただ…」
男「ただ?」
あぁ私はどうかしてしまっているんだろう
すごく恥ずかしいことを言いそうだ
「ただ…できれば『好きになれない』じゃなくて『好きじゃない』って言ってほしかったな…」
口から出たのは…くだらない…実にくだらない告白だった
126壷ふりお京:2006/11/19(日) 22:23:13.71 ID:tzBUHiT4O
結局私は自傷行為を未遂であると弁解してその後一日男君と遊んだ

もう夜も更けてしまった
男「じゃ…また明日
学校でな」
「…うん
ばいばいっ」
まぁ…何というか
実に名残惜しい別れなものだ…
遠ざかっていく男君の背中
「あっ…ありがとーっ」
………
いや…思わず叫んでしまったが…
男君は背を向けたまま手を振ってくれた
いつの間にか雲は晴れていたようだ
空には星が見えていた




長々と駄文すまなかった
誰か人がいるのか不安だよ(´・ω・)
127一生足軽:2006/11/19(日) 22:33:09.37 ID:TH+Pb5ec0
>>126
鬱、健気だ・・・男が妙にカコイイな
128壷ふりお京:2006/11/19(日) 22:41:21.75 ID:tzBUHiT4O
うん
別に鬱じゃないなこの子
煉炭買ってくる
129だんご屋のはる:2006/11/19(日) 22:53:31.59 ID:3NyWrGd/0
月曜になったらこのスレ落とすの?
130壷ふりお京:2006/11/19(日) 22:55:00.00 ID:tzBUHiT4O
先週はそうしたな
昼ごろに落ちた
131籠屋の銀二:2006/11/19(日) 23:07:25.02 ID:3NyWrGd/0
そっか…んじゃSSは来週に回すかな
132VIP乙女:2006/11/19(日) 23:09:41.53 ID:tzBUHiT4O
あ…月曜になったら即落とすじゃなくて
2時頃まで書いてたよ
確か
133:2006/11/19(日) 23:17:54.46 ID:gxllayrBO
夜は更け、町が寝静まった頃、鬱は近所のアパート横の小さな小路地から
近年新しく塗り直された道に出た。
「懐かしいな……」
心に浮かんだ言葉がいつもは無口な鬱の口を突いて出た。
この辺りは中学に入る前に通っていた小学校の近くで、鬱にとって
思い出の場所だ。
例えばそこ、枯れた葉を数枚残して冷たい風に堪えている桜の木…
春には満開の花を咲かせると共に沢山の蛾の幼虫が大量発生する…
近所の人はそれを知ってこの木には近寄らない様にしていたが、
鬱だけは幼虫を友達の様に扱った。
が、ある日駆除業者によって皆殺しを食らい、それ以来鬱は
駆除業者が乗っていた黄色い軽トラックを見る度「虫殺し!」と
罵声を浴びせる様になった。
そしてあれは、コンビニ…。
今はコンビニになっているが、あそこには小さな公園があった。
コレと言った出来事は無かったが、鬱にとっては思い出の場所だった。
丁度小学校5年生くらいの時に遊具達は解体され、今あるコンビニ
になってしまった。
当時は小学校5年生なりの理屈でコンビニの文句を言ったものだが
プリンにハマって依頼このコンビニには世話になっている。

殴り書きする。
俺のレスは気にせず書き込んでくれ
134:2006/11/19(日) 23:45:44.74 ID:gxllayrBO
「はぁ…」
鬱から心地の良い溜め息が溢れる。
見れば見るほど懐かしい……

鬱は時々こうして真夜中の散歩に繰り出す。
懐かしの場所。距離や歩く時間を考えずに歩くのが自分
の中の決まりだったりする……
でも唯一譲れないのが時間帯、辺りを散歩するのに人の目は邪魔だ…
夜とは鬱にとってはとても明るいもので、寒さも暖かさに感じる。
これらは人を遠ざけるから……
理由を言えば情けないものだけどそれでもこの心地よさには変えられない。

ふと空を見上げる。
秋のうろこ雲の隙間から除かせた夜の星空はもう冬の顔をしていた。
もうそんな季節か……時の流れとは早いものだ……

カツ…

カツカツ…

鬱は後ろから感じる気配に思惑をやめた。
135:2006/11/20(月) 00:01:16.68 ID:Pk1uc4gzO
カツ…

カツカツ…

どうやら気のせいでは無い。

カツカツカツ

カツカツカツカツ

鬱は突然怖くなり走り出す。

カツカツカツカツカツカツ

気配も合わせて走り出す…
知り合い…そんな訳はない…じゃあ…痴漢?
今まで思いもしなかった不安が鬱に襲いかかる。
最初にこの深夜散歩を始めた時は多少気にした事だったが、
この町にそんな事件があっただなんて聞いた事無いし…それに
私を襲う様な物好きがいるなんて考えた事も無い。
男君も女さんもかわいいって褒めてくれるけど男君は物好きで
女さんのはお世辞と言うか勝利者の余裕と言う奴だろう…
こんな事を考えている間にも気配はどんどん私に迫って来る。
結構歩いたのにまだついてくる……
じんわりと不確かだった恐怖は確信のものになっていた。
男君……こんな時にいてくれたら……
136VIP村人l:2006/11/20(月) 00:24:09.60 ID:Pk1uc4gzO
↑の「男君……こんな時にいてくれたら……」は間違い

鬱はおどおどしながら小走りをする。
鬱が走ると気配も走る…
そんな事をしているうちに鬱は十字路に出た。
え、えーと…どうしようどうしよう……
いつも冷静な鬱も今度ばかりは冷静ではいられない。
え、えーと……ん?この道は…
この道は確か神社横の山道に繋がっていて…近くの小道に入ると
入り組んだ森になっていて……上手く撒けばここを知らない人は
絶対に迷う。ましてや夜、知っていても迷いそうなもの……
秘密の道を抜けたら男君と私だけの秘密の場所……!
これしかない、もしかしたら誰かにつけられている時に山道に
入るのは墓穴に自ら飛込む事の様に馬鹿な事かも知れない……
でも私の体力だとどこか知り合いの家やコンビニに飛込むにも
間に合わない……だったら当たって砕けろ!
鬱は山道に向かって走って行った。
137:2006/11/20(月) 00:37:37.74 ID:Pk1uc4gzO
山道は以外と険しい…そして相変わらず気配は私に迫る…
山道を登るにつれて気配と私の距離は明らかに縮まっている。
こんな事なら毎日トレーニングしとくんだった
そんな事を考えている間にも気配は迫る。
急になっている崖の様な階段を登り終えた所でふと後ろを振り返る…
そこには黒いかげが2メートル程後ろから腕を伸ばしていた。
「!!」
声にならない声が鬱から漏れる。
鬱は慌てて横にある森への入り口に飛込んだ……
右…左……右…右……左………
昔覚えた道を必死に走る…最近も男君とひっそり二人で来ていたせいか、
迷うこと無く進む事が出来た…
左…右……左……右…右…!!
138歩道橋 1:2006/11/20(月) 00:53:05.89 ID:0KttzDAF0
いい夜だね〜。 おいらも殴るw
ガンガン割り込んでおくれ

    ―――――――――
それは、梅雨に入って間もない、六月初めのことだった。
霧のように細かい雨の中、傘も差さずに、一人歩く少女に出会った。

雨の中、日の入りは早く、薄闇の中を行く少女の足並みは遅い、
まるで、舞い降りる雨粒を、身に受ける事を楽しんでいるような、不思議な光景だった。

灯り始めた街灯の明かりに、ぼんやりと浮かび上がった少女は、今にも消えてしまいそうに儚げで、
恐ろしく小柄で、華奢な後姿が、寂しそうに揺れていた。

一瞬、駆け出すことを躊躇した自分を奮い立たせるため、傘の柄を握り締めた右手に力を込めると、
僕は、少女に向かって駆け出した。

139:2006/11/20(月) 00:53:08.53 ID:Pk1uc4gzO
……………

そこは山林にぽっかりと空いた小さな空き地…誰が作ったと
言う訳でも無く空いた空間からは山の下の町が一望出来る。
小学生の頃友達と二人で見つけた秘密基地で誰にも教えないと
約束した場所だったけど、男君に教えてしまった。
今はもう高校生だし、流石に時効かな……?その子転校しちゃったし……

「助かった…」
鬱はふと溜め息をつく……あとどれくらいここにいればいいだろう…
明日は休みだし朝まで待てば――

ガサガサガサガサ

木技を分ける音…こちらに向かっている!
そんなはずは……!ちゃんと撒いたのに……
ガサガサ…バッ

「キャーーーーッ!!」
今まで出した事無かった悲鳴をあげる…
こんな山中…誰にも届かない……
鬱は目をつぶって覚悟した……
140:2006/11/20(月) 01:00:28.87 ID:Pk1uc4gzO
………
……
「鬱?」
「………?」
「……あぁ、やっぱり鬱か…ってか驚かすなよ……鬱が悲鳴とはな……」
「…男君?」
「そうだけど…」
「…………」
「…………」
「……プリン」
「え?」
「プリン……夜中に人を付け回すなんて…プリン一つじゃ足らない……4つ」
「もしかして俺を痴漢と間違えたのかw」
「プリン」
「いやぁ、鬱の家に行ったらいなくて途方に暮れてたら鬱を見掛けてさ――」
「プリン」
「そのぉ…驚かそうかと……」
「プリン……ほら、今すぐ」
「今からか?」
「あ、いやあとでいい……もう少し…ゆっくりして行こ」
「ふーん、平静を装ってるけど声震えてるぞ」
キッ(睨む)
「うわ、すまん…じゃあ俺の熱い包容を…」
「やっぱり痴漢だったの…後で交番に…」
「うぅ……すまん」
141:2006/11/20(月) 01:09:55.08 ID:Pk1uc4gzO
「………でもこの時間にここに来るの初めて……夜景も綺麗だし…
星空も綺麗だし……それを男君と見れてラッキーかな……みたいな……」
「……綺麗な場所だよな…鬱みたいで」
「……褒めたってプリンは減らないよ……」
「やっぱり俺の包容で…」
「ち…ちょっと」
「大丈夫…プリンは減らさないから」
「う、うん…」///
「う〜ん、やっぱり鬱の胸はプリンみたいで」///
「……プリン二倍ね」
「かまわん!」ハァハァ
「痴漢!ケダモノ!」
そんなこんだで二人は朝までここで過ごした。
鬱は男のストーカー行為を盾に形勢を更に有利にするのであった。


もう何がなんだかわからん……まぁいいか
142悲しい一人暮らし:2006/11/20(月) 01:13:36.49 ID:BlLATx8RO
>>141
激しく長編乙
そしてGJ
逃げる所が良かったよ
143VIP足軽j:2006/11/20(月) 01:14:55.20 ID:aRFig1R20
>>141
GJ ちょっぴりサスペンス風味。

そして絵投下
ttp://www19.atwiki.jp/utudere?cmd=upload&act=open&pageid=41&file=ud61.jpg
144悲しい一人暮らし:2006/11/20(月) 01:27:49.71 ID:BlLATx8RO
>>143
萌えた
ただ携帯だから画質悪い(´・ω・)
145歩道橋2:2006/11/20(月) 01:28:47.98 ID:0KttzDAF0
後ろから、そっと傘を差し出す、濡れそぼった紺のブレザー、雨にぬれた髪、
束ねた黒髪の間から覗く真っ白な首筋から、なぜか目線を逸らすことができない。

凛々しい横顔が、僕の顔を見上げる。 まるで、見えない苦痛に耐えているように、引き締まった口元と、
少し潤んだあどけない瞳を僕に向けて、少女は小さく「誰?」と呟いた。

しどろもどろになりながら、学年とクラス、名前を告げた僕に、少女は寂しそうな笑みを返すと、
「濡れるの、嫌いじゃないから・・・」そう、小さく告げて背を向けた。

遠ざかっていく少女の背を見つめて、立ち尽くした僕は、握り締めた右手の痛みで我に返った。
慌てて傘をたたんで、小走りに少女を追いかける。


>>141
ペースはえーなー
ロマンチックな夜いい話だ、GJ

>>143
めっさ、なごむなー
寝た振りして、もたれ掛かっちゃえ
146悲しい一人暮らし:2006/11/20(月) 01:44:47.49 ID:BlLATx8RO
もうちょっと長編と>>126から後日談書こうとしたら眠かった
全世界の鬱よ…また週末に会おうノシ
書き手さん、絵師さんもお疲れ
147VIP村人m:2006/11/20(月) 01:49:11.57 ID:Pk1uc4gzO
>>143
GJ!いつも楽しみにしてる。
>>146
後日避難所に投下よろ
148歩道橋 3:2006/11/20(月) 01:57:16.37 ID:0KttzDAF0
掛ける言葉を探しながら、少女の横に並んで歩く、
名前や、クラス、部活のこと、問いかけても、返ってくるのは沈黙だけ

むきになった僕は、ドジな担任のこと、部活の先輩のこと、いつもの自分では考えられないほど饒舌に言葉を送り出す。
少し顔を背けた無表情な少女の横顔に、目をやりながら、必死に取り留めのない話を続ける。

伏目がちだった目線をあげて、口元を少し緩めたのは、家で飼っていた馬鹿な犬の話をした時だったかもしれない。
人形のようだった横顔に、一瞬にして命が吹き込まれる。 気まずかった空気が少しだけ緩んだような気がした。

駅に向かう道の途中で足を止めると、少女は、道の傍の歩道橋を見上げた。
話しかけるでもなく、僕の方を見つめた少女に、持っていた傘を差し出す。

それが、僕と鬱の出会いだった。
149VIP足軽ktkr:2006/11/20(月) 02:06:15.18 ID:aRFig1R20
では私もこの辺で。
鬱に幸あれ。ノシ
150歩道橋 4:2006/11/20(月) 02:32:28.31 ID:0KttzDAF0
あれから数日、相変わらず嫌な雨が続いている。 部活が長引いたせいで、すでに日は落ちている。
梅雨時の重たい雨の中、傘にあたる雨音は大きく、跳ね返った飛沫が靴をぬらす。
雨に濡れたアスファルトに反射するヘッドライト、暗い帰路をひたすらに急いでいた。

あの時、少女と別れた歩道橋を通り過ぎた時、車道を走り抜ける車が跳ね上げた水しぶきの中に、小さな悲鳴を聞いた。
振り返ると、歩道橋の階段の下の暗がりに、うずくまった人影を見つけた。
不思議な確信を抱いて、人影に歩みよると、ためらいがちに声を掛ける。

何度も、車道からの水しぶきを何度も浴びたせいだろう、黒くにごった水滴が少女の顔を汚している。
真っ白なはずのブラウスに、黒い縦じまが走っていた。 なぜか、激しい怒りが全身を駆け巡った。
少女は涙を浮かべた瞳で、すがるように僕を見上げる。 
彼女が身を賭してかばっていたダンボールの中には、小さな子猫がうずくまっていた。
151歩道橋 5 了:2006/11/20(月) 03:24:20.26 ID:0KttzDAF0

 ――― 長く続いた雨が止み、梅雨の合間、快晴の青い空が広がっている。
あれから、冷たくなった猫を抱いて、泣きじゃくる鬱の手を引きながら学校に戻った。
うちの顧問が猫を飼っている事を思い出せたこと、僕が帰り道を急いでいたこと、運が良かったのだろう。

 ――― 夏の日差しを予感させる強い日差しの中、欝は相変わらずゆっくりとした足取りで歩いてくる。
子猫はかろうじて息を吹き返し、今は貰い手が決まるのを待っている。
ダンボールを抜け出す元気のあった子猫の中には、車にはねられて命を落とした子もいたようだ。

欝は、相変わらず口数少なく、自分の事をほとんど話そうとしない、ただ、僕と共に過ごす時間を拒みはしないようだ。
いつの間にか、心の中を埋め尽くしてしまった少女の、その儚い笑顔や寂しげな微笑が、絶えることの無いように・・・。
ただ、それだけを祈りながら、鬱を迎えに歩き出す。
 ――― 「・・・ちょっと・・・まぶしいね」 欝はそういって、僕の目を見上げた。
152VIP毒蛇:2006/11/20(月) 04:19:32.98 ID:nC/GREJdO
皆お疲れ様
保守
153水汲みおしち:2006/11/20(月) 12:36:31.85 ID:LGnTNXcbO
まだあったのかw
保守
154VIP村人r
保守