ロックマンX〜アイちゃんの憂鬱〜

これから投下する作品はOctopus's prideを読んだ後思いついた物です。
作者さんには無断で状況をお借りしました。先に謝っておきます、すいません。
ケイン博士と話しているのは以前出て来たオリキャラを参考にしたものです。

ちなみにオクトはほとんど出ません、あしからず。

「失礼します」
軽くノックして入室するのは執務室。
中に居るには目の下に隈を作りやつれた顔をした初老の死人――
もといケイン博士がいる。

「…何のようかね…」
今にも倒れそうな声で喋る。相当疲弊しているようだ。
「あの……、お疲れのようでしたら後で出直しますが？」
「別にかまわん。気を使うのなら早く用を済ましてくれ」
「では……、まずは先日発見された遺産についての調査報告をします」
「最近良く見つかるな…、続けてくれ…」
博士は深く椅子に腰掛け目を瞑る。

「はい、今回の物はまともなものですよ。名称はフラッシュストッパー。能力は、
　使用者の体感にして約３０秒間時間をとめることが可能です。欠点として３０秒間の
　使用後、約１時間のチャージが必要となります……大丈夫ですか？顔色が悪い
　ですよ？」
「問題ない。それにしても驚異的な能力だな…。どうやって使うべきだと思う？」
「そうですね……、時間を止めている間にシグマ隊長の胸を揉むとか――」
「ぶち殺すぞ」
室内の温度が急激に下がり、すごい殺気が博士の体から噴き出している。まずい。

「すいません冗談です。まじめに考えると、擬似的な高速移動でしょうか。使われ
　た相手からしてみたら、瞬間移動しているように見えるでしょうからね」
「それが妥当な線だろうな……。わかった。誰が使用するかは追って連絡する」
「了解です。……本当に大丈夫なんですか？医療班を呼びますか？
それとも葬儀屋を呼びますか？」
「余計なお世話だ。それよりもまだ何かあるのかな？」

「ええ、オクトパルド隊長の件です。彼女は最近以前にも増して、
　特に人間に対して攻撃的になっています」
「ああ、そのようだな」
「原因はやはり第６艦隊内でのことのようです」
「調査の方はどうなっている？」
「報告します。第６艦隊内で女性型レプリロイド又はメカニロイドを
　陵辱しているのはほぼ事実のようです。しかし、未だに確実な証拠が
　つかめていないため、摘発するのが難しいのが現状です」
「そうか……」
博士の顔が曇る。
「せめて当事者たちの証言があれば、後はどうとでもなるのですが…」
「それについてはオクトパルドに頼んであるのだがね…
　おそらくエックスが説得してくれるだろう」

「エックス君がですか？何か言ったんですか？」
「いや、何も言わなかった。彼の性格からすれば勝手に首を突っ込んでくれるだろう」
「エックス君は賢いですからね。何とかしてくれるかもしれませんね。それに……」
「それになんだね」
「彼は博士よりも人望がありますから」
「クビになりたいのかい？ん？」
「滅相も無い。では書類を回収した後に我々が摘発するということでよろしいで
すか？」

「いや、君たちが動く必要は無い」
何を言ってるんだ？この老人ボケたのか？
「本気で言ってるんですか？このまま見過ごせというんですか！？」
「そうは言っていない！！」

「………」
「………」

沈黙が続く……。ケイン博士が本気で怒るのを久々に俺は見たような気がする。
「……申し訳ありません」
「いや、私こそ声を荒げてすまない」
「では、理由を聞かせていただけますか？」

「うむ…。出来ればこの問題は、彼女自身の力で解決させたいのだよ」
「しかしそれでは……」
「解決できないこともあるだろう」
「ならばなぜ…」

「確かに我々が手を下してしまえば簡単に解決できるだろう。
　しかしそれでは根本的な解決にはならない。いずれ同じようなことが起こる。
　何よりも彼女は今一人で闘っている。仲間がいることを思い出してほしい。
　一人ではないことを思い出してほしいのだよ」
「その仲間にエックス君がなると？」
「うむ、そうなるかもしれんし、そうはならないかもしれん」

「しかしそんな悠長なこと言っていられないかもしれませんよ」
「なぜだ？」
「明後日に『品評会』というものが開かれるという情報があります」
「それはなんだ？」
「平たく言えば公開レイプですね」
「うむぅ……そんなことまで……」
「我々はこの機会に確実に強力な証拠を掴みます。彼女等がこの機会まで
　何もアクションを起こさなければ、我々が摘発します。
　これ以上長引かせるのは危険だと判断しています。いいですね？」

博士は少し悩むような表情をしたが、すぐに答えが出た。
「……わかった、そうしてくれ」

研究員何気に毒舌ｗｗ

>>898
ケイン　　ぶちころすぞ(´･ω･`)

ワロスｗｗ

「では、そろそろ失礼します」
「ご苦労だった」
「いえ…それよりも、彼女等が報告しに来たら知らなかった振りをしたほうがいいと思
　いますよ」
「なぜだ？」
「知っていながら何もしなかったことを知られたら、ただでさえ薄い人望がさらに
　軽量薄型になりますよ」
博士は心底嫌そうな顔をした。
「忠告として聞いておくよ」



『緊急逮捕！！　第6艦隊に潜む悪意！！』

『部隊長の一人が、同僚に暴行！！　ハンターの管理が問われる』

『他にも関係者が！？　ハンター本部へ突撃取材』

『青いレプリロイドが、一人で部隊を捕縛！！　詳細をハンターに――』

『護衛艦沈没。二人のハンターの影が――』

『同僚という名の悪に鉄槌が下った。タコ型の部隊長が――』

悪事が露呈された様を中継する画面の前に、二人の男。
朝から同じような報道が何度もされている。これからもしばらく続くだろう。

「やりましたね、彼女たち」
「ああ、そのようだな」
「これで満足ですか？」
「そうだな、護衛艦を沈没させたのはやりすぎだと思うがな」
そう言いながらも博士の顔は笑顔である。

「これで我々の仕事は減りましたね」
「そんなことはないぞ。今回のことはあくまでハンターという組織の暗部のひとつに
　過ぎん」
「これからも同じようなことが起きると？」
「間違いなくおきるだろうな。そのときはお前たちの出番だ」
「そりゃ忙しくなりそうだ。…そろそろ彼女が報告をしにくる時間ですね」
「おお、もうそんな時間か」
「では、そろそろ失礼します。…顔がにやけてますよ」
「おお、そうか。厳しい表情を作らなければ」
「憶えていてくれたんですね」
「ん？なんのことだ？」
「ただでさえ薄い人望が――」
「とっとと出ていけ！！」

俺は部屋を追い出された。
帰りの道すがら彼女とすれ違った。
彼女は以前より心なしか柔らかい表情になっていた。　　　　　　＜了＞

乙！！

乙、です

[email protected]

↑出会い厨きもすぎ


キモヲタを潰せ！！！

助手？みたいなヤツがなかなかいい味だしてますなー
本編のヘリのパイロットみたいなカンジで結構(・∀・)ｲｲ!!

投下あっても過疎ってるなー保守

携帯止まった俺が保守

私以外の作者が増え、嬉しい限りです。

レス数は911ですが、投下の事を考えると
そろそろお引越しをした方が、良いかもしれません。
1000まで伸ばすという事が目標では、ありませんしね。

新レスが立った際に、連絡いたします。

>>912
了解しますた
よろしくお願いします

>>912 乙！作者さんは、別作者おkなのかｗｗｗｗｗｗ

>>912
おｋ。作者さん乙

お引越しのお知らせ

RockmanX〜エックスの奇妙な冒険〜
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1163298733/l50

今回ロックマンXでないのは、NGワードが『ロックマンX』だった場合への対処です。
このスレで、どれほど新規の方が増えるか、実験的な処置を行おうと思います。

検索に弊害がでるかもしれませんが、今回だけお付き合いください。

ハンター本部

>>916
乙過ぎ

住人が全員ちゃんと移動できるように、、、、、、

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ksk

ふゃ!

わふっ

ほっか

ジー・ユー・ティー・エス

せ

ｋｓｋ

1000ならライトがしじょまく復活手術可能に

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

kskkskksksk

ｋｓｋ

ｋｓｋ

水面下ksk つかそのまんまにした方が良いんじゃね？

なかなか落ちないとVIPって気がしないね

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋｋｓｋ

ｋｓｋ

初代も含めての話だけど、ロックマンシリーズには
単純な面白さや興奮よりも懐かしさを求めてしまう俺がいる
古き良き日々の残り香っていうのもこのスレの魅力なのだろうか

まあ、単に年を喰ったってだけの話しではありますがね