ロックマンX〜アイちゃんの憂鬱〜

戦闘の本編とカオスの短編スレ　　その１６

ペンギーゴ「…………ユニーク」
ケイン「貴様の存在自体がな」

イーグリード「只の幼女に興味がありません！！　猫耳をつけてるなら、私のところに来なさい！！」
オクトパルド「マッガーレ！！」
アルマージ「は、はわわわわわわ」
カメリーオ「にょろ〜ん」

エックス「┐(´ー｀)┌　」
マンドリラー「一緒に、転職しようか」

まとめ
http://www18.atwiki.jp/vip_rockman/

>>1乙ﾜﾛｽｗｗ

>>1乙ｗｗｗｗｗｗｗ

いきなりカオスKTKRｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>1乙エックスｗｗｗｗｗｗｗｗ

最初の二文で吹いたwww>>1乙

乙……です

>>1
乙です。
やっぱりカオスｗｗｗ

よくみたら、、、、、確かにカメリーオはにょろーんだwwwwwwwwwwww


そして>>1乙でした!!

しかし16にもなって新ジャンルとな

作者のレパートリーが広すぎてﾜﾛﾀｗｗｗｗｗｗｗ

フラグｋｔｋｒ、、、、数レス後が楽しみだ、、、、

>>1乙
そしてﾊﾞﾛｽｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>1
乙！
マッガーレ！ってｗｗｗ

カネハチｗ

次回予告の超能力者wwwwwwwwwwwwww

前スレ、超特急で運行完了!!

はやいな この時間は

>>17
ハイマックス乙

>>17
まさにハイマックス。

おっとっと

超特急でこのまま落ちたらそれはそれでまずいので保守

wktk

急に静かに

超特急で熱気が冷めたのか!?

眠いが保守

フフフフ不不不ふ、、、腐、、、、、、、、ｆ、、、、、、、、、、

>>10
そうだよな、誰も突っ込まないのが謎だ。
見えて無いのだろうか？

風呂保守

>>28
有賀乙！

>>10
>>28
有賀乙！

専属氏には申し訳ないが、やはり有賀がいなければこのスレは始まらない

投下までに軽いクイズ。
タイダル・マッコイィーンの目はいくつ？

ほう

>>33
、、、、、あのみどりの球体を目と考えると、、、、六つ？

じゃあ俺もクイズ。

X5で他作品をインスパイアした部分はどこ？

>>35
緑を含めるなら正解。
次、ｶﾌﾟｺﾝのミスで弱点がメチャクチャ増えたボスは？

>>37
メタルマン!!、、、、、、




ランダバンダ?

>>36
エニグマ？
>>38
ヒートニックス。ゼロの技が全て弱点。

>>39
ヒートニクス、、、、、

ちなみにX5が影響を受けた作品は本家シリーズ、、、、、
て、これはインスパイアとは言わないのかな、、、、、

まずいぞ、チャット状態になっている!!

問題

というか質問。X1のXのCVは誰?



もしかして電子音?

>>40
本家か･･･。
次どうしよう、そろそろスレ汚しかね。

>>42
保守がてらの雑談は前スレで意欲的に取り入れられたが、流石に少ないな、、、、

>>41
幽白の蔵馬で有名な緒方恵美だな。

>>44
なるほど、、、、ていうかエックスCV変わりすぎwww

それに対し置鮎氏はすごいな、、、、

氷のベッドでお寝んねして保守

まとめ代行の方、乙です!
もう現行スレが更新されとる。

創作文芸板の方にも誘導張っておきました。

やばい

鋼の破壊王

>>40
クイックマンステージとデビルだね
あと、乙です

>>52
まだまだ

ネクロバット≒シェードマン

＜ハンターからのお知らせ＞

「甘い物を食べれない苦痛が、お前に解るか？」

突如鳴き出す、財布の閑古鳥。

金欠のクワンガーに迫る、悲劇のオンパレード。

甘い物が欲しい――その思いは彼女の精神を蝕む。

給料日まで一週間。
クワンガーは生き残れるか！？

次回！！　イレギュラーズエレジー

――甲虫観察日誌！！　ご期待ください！！

少し深夜に入ってしまうかも知れません。

念のため、、、、、前Dat要ります?

>>53
そいつがいたか

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━(∀ﾟ )━(ﾟ　 )━(　　)━(　 ﾟ)━( ﾟ∀)━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!!!

>>54
って、次回予告来てたぁ!!

聞いた話だと、ラストのめがっさデッカΣも元ネタが居るとか居ないとか

時空の斬服鬼ｷﾀﾜｧ*・゜ﾟ・*:.｡..｡.:*・゜(n‘∀‘)ηﾟ・*:.｡. .｡.:*・゜ﾟ・* !!!!!

次回予告の最後が、謙虚な作者になってて吹いたｗｗｗ

ガタック話くるー！！

>>59
ガンマか？

　　　　　　　|／H＼
　　　　　　　| 0M0;） <ｶﾞﾀｯｸﾊﾞｯｶﾘ、、、、
　　　　　　　|⊂／ｼﾞｰ
　　　　　≡ | /

>>63
たしかそんな感じ。あいつの記憶薄いからなぁ、、、、

あとX１からの引用も多いよね。
最初は　なにこのパクリだらけ　と思ったが、今では素直に楽しめる俺が居ます。

>>64
…ﾀﾃﾞｨｬｰﾅｻﾞｧﾝ？…

待ちに待って出たのがあれじゃあな…
でも周りほど気にしてなかったｵﾚｶﾞｲﾙ

ところで気になったんだが、有賀はROM専に徹しているのだろうか、それとも本物なのか、、、、、

前スレ835から見てなかったんだけどなんか投下あった？

>>69
DB続編など。

ちょっと待ってて。

>>69
ほいさ

http://www.vipper.org/vip373851.dat.html

やけにHの多いIDになっちまったZE。

IDチェキ

チェク

Check it

>>75
なんかすっきりしてていいIDだなぁ。

また妙にクロスしてる文字多いなオレ

>>77
うん、強そうだ。

IDチェキ

>>78
わからんｗｗｗ

それにしても、いつまで佐賀なんだと少々の愚痴をこぼしつつエレジーたんに期待

ついつい期待してしまうのがこの住人の性

つい、、、ね。

話は変わるが、ロックマンXのジャズ音楽、なかなか良いな。

、、、、、ベル、ふせっ。

わふっ

>>83
kwsk

>>86
いや、ここのずいぶん前のスレに張られたリンクの先に有ったんだが、、、
多分CDだったらしい。もう一度張っとく。
http://www.protoman.com/Music/Music/
ここの　MEGAMAN X　じゃなく　ROCKMAN X　がその曲。

、、、、ﾍﾞﾙ〜、えさだぞぉ、、、、

わっふ

>>87
マジｔｈｘ。バスターがビンビンになった。

わおわおーーーん

テラ眠す、

>>87
テラ乙
JAZZてよりかはフュージョンぽいなｗ

短編です

カオス注意と表記いたします

>>94
いやっほぉおおおおおおおお

甲虫観察日誌


１日目

しとしと、と降る雨。
曇る冬の空から降り注ぐ、冷たい雨粒。
水滴が、いくつもいくつも窓に張り付き、その身で尾を引きながら垂れ落ちる。

ハンター本部に存在する施設の一つ、執務室に二人の男女が対峙していた。
簡素な作り、装飾の無い壁、真っ白な天井と床が寂寥感を感じさせる。

「何だこれは？」
角ばった鉄色の机――足の間に入れられるパイプ椅子。
そこに座る、疑念に眉を曲げる老人が、薄い紙片を手にしている。

机上の名札によって解る彼の名。
ハンター幹部が一人、Dr.ケインの灰色をした瞳の先には、黒装束の少女。

「領収書だよ……不不不」
形の良い眉を通り過ぎる、銀髪を弄る少女が事も無げに言った。
上下に異国の衣装、その上に分厚いコートを羽織った――クワンガーが上司に微笑む。

>>93
礼は以前これを張ってくれた素晴らしきイレギュラーに。

「錯覚だろうか？　宛名が私になって、概要がお菓子代って書かれている」
陰湿を覚える笑みを視界から遮断し、ケインは握られた紙片へ視線を落とす。
自分には信じられない事が書かれた、領収書に頭痛を覚えた。

すかさず引き出しから、錠剤が詰まった薬瓶を取り出す。

「不不不……仕事中での糖分補給は必要だよ」
錠剤を飲む老人に、クワンガーは説明にならない説明を送った。
薬を嚥下したケインは、死ねば良いのに、と呪文のように呟く。

「4万2000円。これは、一月でか」
紙の上に並んだ数字を読み上げ、頭痛が酷くなる老人。
銀髪の少女が肩を揺らして笑った。

そして机に近づき、老人が手にする紙片の数字を、白魚のような指でなぞる。

「お菓子は最高だ。不不不……それと桁が違うよ、ご老体。――42万だ」
ケインの顔面が痙攣する。
ひきつけを起こす上司を尻目に、クワンガーは胸から飴玉を取り出し包みを取ると、姿を現した赤い玉を口に放った。

「端数は切り捨てた。部下の上司への配慮に、感謝したまえ」
ころころ、と口の中で飴を転がしながら、人の逆鱗に触れるような発言。
普段は温厚なケインも怒りを、握りこまれる両拳で露にした。

よっしゃあ!!
作者が来たよ

42万ｗｗｗｗｗｗｗｗｗこれはひどいwwwwwww

「とうぁっ！！」
引かれる両端からの力で、領収書はその身を裂ける。
老人の掛け声と共に、雪のような紙の切れ端が、周囲に散開した。

「何をする」
クワンガーは眼光を鋭くし、上司の凶行に抗議する。

「こんなの支払える訳が無いだろ、異常者！！」
壁を震わせ、抗議に激突したのはケインの怒声だった。
対するクワンガーは、目前の男の怒りに反省した感じも無く、手の中にあった包みを投げ捨てる。

「それは困る。今月の私の財布は閑古鳥だ」
両手を広げ、自らの不幸を披露するが、その姿もケインの怒りを煽る。
部下の行動に常日頃から振り回される――薬を再度取り出しながら、彼は真剣に転職を考えていた。

「貯金は」
「すると思うかね？　これでは後一週間持たない。――払いたまえ」
儀礼的に放った疑問も、非常識な答えに跳ね飛ばされる。おまけに理不尽な物言い。

「ふざけるな」
ケインは己の名を書かれた名札を投げつけ、退室を命じた。

ｸﾜｶﾞﾀﾋﾃﾞｪｗｗｗ
アイちゃんの電気代よりたけぇｗｗｗｗ

「食べ放題パスか……子供の褒美じゃあるまいし」
妥協案として上司が提示した物を見つめながら、クワンガーが廊下を歩む。
彼女の赤い瞳がネームプレートに似た、紐が通されたカードに注がれた。

「金欠では、お稲荷堂の最中は食べれそうに無いな……」
ぶつぶつと呟き、ハンター本部に内包された施設、食堂に入る。

「食堂のあんみつで我慢するとしよう」
一人頷き、少女は今週の献立を思考した。
他が見れば胸焼けするような大量の甘い物を、脳裏に描き、ほくそ笑んだ。

「やぁ、卑猥な名称のレプリロイド」
カウンターに足を進め、横に空かれた空間から晒される厨房に声をかける。
割烹着を着た、桃色の髪を生やした女が出迎える。

訪ねてきたクワンガーの姿を、ちらりと一瞥し、女は挨拶として頷く。

「あんみつだ。三つ寄越したまえ」
クワンガーは頷き返し、注文する。

ケイン相変わらずｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

「無い」
だが、女の短い返答が、求めた物の不在を告げる。

「は？」
思わず聞き返す銀髪の少女。

「無い……とは……不不不……君も意地が悪くなったね。酷い冗談だ」
乾いた笑いを漏らし、割烹着の女を何度か指差して、冗談への抗議をした。

しかし、女は困った顔をし、
「いや、ほんとに無い」
クワンガーの顔を先の上司のように引き攣らせた。

「あんみつが売れないんだよ。お前以外、誰も注文しないんだ」
指を差し返して、女は手にしたお玉を振る。

「そのお前も、そこまで頼まんだろ？　だから、昨日から仕入れて無いんだ」
「ありえない。……本部は馬鹿か」
クワンガーは呆然と呟き、カウンターの前で立ち尽くした。

姉御なにやってんだｗｗｗｗ

ていうか姉御左遷されとるwwwwwwwwww

マン・・・失念した

２日目。

「甘い物が食べたい……」
とんとん、と長椅子に腰掛けたクワンガーの足が、神経質に揺すられる。
革張りへ無造作に置かれた手も、断続的にリズムを取った。

鼻を突く消毒液の匂い。
病院の受付前に広がる、長椅子の群れにクワンガーは居た。

ハンター職員は、定期的に検査を受けなければならない。
企業と同じく、安全と衛生を保つため健康診断を行う。
レプリロイドもその例には漏れなく、こうして銀髪の少女が名を呼ばれるのを待っているのだ。

『クワンガーさん。ブーメル・クワンガーさん、待合室へどうぞ』
受付カウンターの天井に設置されたスピーカーから、高い女の声。
クワンガーは重い腰を上げ、待合室と書かれた矢印に歩行を沿わせた。

「お金が無ければ、甘い物が食べれない」
嘆息が、少女の口から漏れる。

「甘い物が食べれなければ、動きたくない」
室というからには、部屋であるはずなのだろうが、誰が見ても矢印の終着点は通路だ。
壁に密着して置かれた丸椅子に、クワンガーは座る。

姉御バイトかｗｗｗｗｗｗｗ

「動かなければ、お金は稼げない」
ため息が出るのを止められない。
少女は憂鬱に顔を染めて、本日何度目かの不満と不機嫌の息を吐き出した。

「といっても、行き着くところは給料日か……」
銀の滝が落ちる額を押さえ、良くない状況に頭を抱える。

「おー、クワンガー。検尿するから、これに溜めてくれ」
そんな彼女にかかるキーの高い声。
紙コップを手にした、白衣の少女が横から現れた。


「甘い物が食べたい……」
狭き個室。清潔に保たれた便器。
ドアの荷物かけにトレンチコートの襟を、そして下半身を覆う装束を脱いだ。
クワンガーは相変わらず嘆息を続け、下着であるふんどしを、白い布として解体する。

銀の煌きが散らばる股間を外気に晒し、便器に座り込んだ。

「大丈夫、耐えられるよクワンガー。こういう窮地はよくある事だ」
自分に言い聞かせ、秘部に紙で出来たコップの口を押し当てる。
検尿の羞恥よりも勝る、甘い物への渇望。

クワさんｗｗｗｗｗｗｗもうだめだｗｗｗｗｗｗｗ

割烹着の姐さん可愛いだろうなｗ

「んっ……」
と、クワンガーは排尿の呻きを漏らした。
股間から飛び出る黄金色をした小水が、コップに注がれ、溜まってゆく。
体の反射で、少女は全身を震わせた。

「正義のヒーロー……ブーメル・クワンガー、立ち上がれ」
溢れそうになるま尿の入った紙コップを荷台に置き、自分の言葉通り立ち上がる。

「憎き、ゴルゴムの手先であるケインを打ち倒すのだ」
悦に入り、コップを持つ方ではない拳を、何かに決起したクワンガーが力を込め掲げた。

トイレで下半身に衣服を纏わず、意味不明な言葉を吐く少女。――その姿は異様を極めた。



「お前、これ入れすぎ」
「不不不非っ……ゴルゴムの仕業だ……」

待ちに待ったガタック短編と聞いて
ガタック＞＞＞＞＞＞＞＞ケイン＞＞その他
な俺が来ましたよ

ちょ、どこまでディープに特撮にハマッてるんだこいつはｗ

ブラックｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
作者の趣味は俺かｗｗｗ

３日目。

「不不不……甘さが欲しい」
「旦那！！　おはようございます！！」
動く事もままならず、自宅で待機していたクワンガー。
カメレオンの形をした訪問者が、玄関から飛び出て現れる。

床で倒れ付す銀髪は、胡乱げな視線を元気が溢れる少女にくれてやった。
「大変みたいですね！！　これ、お土産です！！」
それを気にせず、少女――カメリーオは腕に抱いた瓦のような箱を差し出す。

「お土産とな！？　――甘いのか！？」
その言葉と、目に入った箱によって、クワンガーの体は地から飛び上がった。

「饅頭ですって！！」
にこにこと笑みを浮かべ、カメリーオは箱の中身を説明する。
何故か正座をするクワンガーは、大きく頷いた。

箱を見下ろす。

『ナマズロス堂　どじょう掬い饅頭』

箱を床に落とす。

「ナマズロス……あの関西娘のか……」
クワンガーは再び床に倒れ付し、絶望感を顔に滲ませる。

「捨ててきたまえ」
そして、カメリーオに向け手を打ち払った。

「えー！？　何でですかー！！」
「甘い物が食べたい……」
全身を襲う気だるさに、クワンガーは目を閉じ、暗闇の世界へと旅立った。

４日目。

「旦那！！　これは、どうですか！！」
昨日の訪問者が、懲りずに今日も来る。
ずっとそうしているのか、クワンガーの体は床に根をはっていた。

ちょｗｗＸ３登場フラグｗｗｗｗｗｗ

関西娘w

疑問の目。
赤眼の視線は、カメリーオの手に握られた肌色をした棒。

「遺産らしいですよ！！」
少女が視線に気づき、楽しそうに棒を振り回した。
それがどうなのか、クワンガーは考えるが答えは出ない。
動くのは無理なので、仕方なくカメリーオに任せようと判断した。

「わっ！？」
黄色の悲鳴。
「……どうかしたのかね？」
クワンガーの怠惰な問いがそれを追う。

「おちんちんです！！」
羞恥の無いカメリーオの発言。銀髪が生える頭ががっくりと落ちた。
片側だけ髪を三つ編んだ少女の股間から、屹立する男の象徴が出現していた。

遺産。
いつものクワンガーなら、使用方法やその結果に興味を持つのだが、今は甘い物しか考えることができない。

「あのねあのね！！　本物じゃない見たいだから、出るのはせーしじゃないと思います！！」
「だから？」
クワンガーの声に覇気が薄れてゆく。
危険だと、少女自身も判断するが、どうする事もできない。

何となく展開が読めたｗｗｗ

カメリーオは自分に生える男性器を擦り、
「白いの……きっと、カルピスですよ！！　これで旦那は助かります！！」
と言った。

「カルピス！？」
根拠の無い少女の言葉だが、思考能力の低下したクワンガーは顔を輝かせ、跳ね起きる。

「素晴らしいね。是非とも吐き出したまえ、ハリー、ハリー」
膨張するペニスを前に正座し、事の時を待ち望んだ。
それに答え、カメリーオが自らに生えたのを上下にしごく。

「んんっ……」
少女に、あるはずないものが生える。その光景は見る者に倒錯を与えた。

「難しいですよぉ……旦那ぁ……」
自分の手では上手く快感を引き出せず、カメリーオは泣きそうになる。

「仕方あるまい」
クワンガーは涙を溜める少女に微笑み、舌を出すとその先端を舐めた。
効果は顕著だ。
カメリーオは全身を震わせ、突き抜ける快楽に腰が砕けそうになる。

「……あっ！？　出ちゃいます！！　旦那、出ちゃいます！！」
そう時間もかからず、少女は放精の警告を出した。
口を大きく開け、クワンガーがペニスを口内に収める。

もうこの時点で最高ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
カオス過ぎ

ふたなり！ちんぽみるく！みさくらなんこつ！

ま　た　遺　産　か　w　w

(　ﾟдﾟ)

( ﾟДﾟ )

こうくるのかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

「リオの白いの出ちゃうぅぅ！！　ふあああああん！！」
熱い奔流が少女の口の中で爆発する。
どぷどぷと音を立てて射精が行われた。
男性器を生やす少女が、悲鳴をあげながらクワンガーの頭を抑え、白い液体を吐き出し続けた。

「ぬににぃ……ど、どうでしたか？　旦那」
落ち着く遺産。
もごもごと頬を動かす銀髪の少女に、艶かしく顔を赤くしたカメリーオが、笑いかけた。

ゆっくりと味わい、飲み込んだクワンガーの顔は渋い。
結果を言った。

「…………牛乳だ」

５日目。

「ふるふぉーす、昨日よりー早くー、走るのーが条件ー」
歌う。
「自分のげんかーい、いつも、抜き去ってーいくのさー」
歌う。
クワンガーはそれしかする事ができない。

牛乳かよｗｗｗ

ﾅﾝだったんだあの遺産はw

、、、ていうか出勤できてねぇｗｗ

６日目。

「かゆ……うま……」
言語すらおかしくなる。
いつから置かれたのか、玄関に見慣れないダンボール箱が置かれていた事に気付いた。

銀髪の少女は首をゆっくりと傾げ、クリーム色の箱ににじり寄る。

『――仕送り――姉ちゃんへ。グラビティー・ビートブード』
表面に少女の家族の名。
かすかな希望を見出し、クワンガーは箱を開ける。

開かれた光り輝く扉。

クワンガーは震える唇で、
「不不不……これ、昆虫用のゼリーだよ」
中身を呟いた。

「あはははははははは！！　これ！！　……これ、昆虫用のゼリーだよ！！」
立ち上がり、腹を押さえ、ダンボールを指差したクワンガーが哄笑する。

「昆虫用のゼリー！！」
少女の目は血走り、狂気が顔に広がる。

逆・搾乳機か･･････

昆虫用のゼリー！！

>>134
壊れた！元からだけどもっと壊れた!!

「虫が食べるやつだよ！！」
箱からゼリーの入った袋を取り出し、包みを破る。
床に散らばる、三色の昆虫の餌。

「これ、食べるの？　私がこれ食べるの？」
否定に頭を振った。
そして、食べてみようかという考えがよぎる、とにかく悲鳴をあげて頭を振った。

「う……あ……ああああああああああああああ！！！！！」
銀髪の載る頭部を押さえ、クワンガーが絶叫する。



「…………ちょっとだけ……甘い」
プライドは投げ捨てられた。

７日目。

「不不不……乗り切った……！　乗り切ったよ！！」
廊下を異常者が、ふらふらとおぼつかない足取りで歩む。

「甘い物食べれるよ！！　いっぱい、いっぱい、食べれるよ！！」
給料を求め、クワンガーが上司の下へと力を振り絞った。

不不不ハザードｗｗｗｗ

乗り切ったw

「嫌なことあっても、甘い物食べれば――」
空気を大きく吸い込み、
「――治るよ！！　治るよ！！」
人の目など気にせず廊下で叫ぶ。

「クワンガー…………」
突然現れるケインの姿。
沈痛な瞳でクワンガーを一瞥し、優しく肩を叩くと、紙片を手渡す。

紙には、
『検査結果：重度の糖尿病』

「その……気の毒にな」



「マック、これ何の遺産なんだ？」
「詳細は不明だが、パーティ用らしい。旧世代人の考えは解らんな」

＜了＞

これは発狂フラグ

マック、にげろぉおおおおおおお！！

そして乙です!

ガタック…養生しろよ

優しいケインに惚れた

マックは遺産を捕獲しないのかｗ

自分の尿を飲めば………！！

>>147
あ、、、、甘いのか糖尿は？

　　　　　　　ヽ|/
　　　　 ／￣￣￣｀ヽ、
　　　 /　　 　　　　　　ヽ
　　　/　 ＼,, ,,／ 　　　|
　　　|　（●） （●）|||　 |　　ｶﾞタックの黄金水…･･･ｺﾞｸﾘ。
　　　| 　/￣⌒￣ヽ　U.| 　　
　　　|　 | .ｌ~￣~ヽ |　　 |
　　　|U ヽ ￣~￣ ﾉ　　 |
　　　|　　 ￣￣￣　　　 |

ガタックのあまりの扱いの酷さに、、、萌えた

>>149

こ れ は 売 れ る

でもあんな生活してから、いつかはなる話ったんだよなｗ

やっぱりケインと部下との掛け合いが好きｗｗｗ

>>151
今ならゼリー付

やべえ
ダントツ一位の姐さんにガタックが
猛スピードで追いついてくるｗｗｗｗｗｗｗｗ

毎度のことながらカオスな展開、見事だ
しかし今回はとんでもないカオスぶりだった

三種の神器
・ｶﾞタックの黄金水（ゼリー付）
・引篭りｱﾙの股間湿布
・？

>>154
マックは死守する!!


IDがXゼロか、、、、

昆虫ゼリーを送ったﾋﾞｰﾄﾙのｾﾝｽに嫉妬

>>156
過去の遺産1号2号、、、、は置いといて、、、

やはりアレだな。
ライトの試験管（サンプル入り）

>>159
あったなぁーｗｗｗｗ

>>158
シュール過ぎてワロタｗ

ガタックとビートルって仲悪いのかな？ｗ

>>162
姉は妹の角を削り、妹は昆虫用ゼリーを仕送に、、、

鋼鉄のリベンジャーだからなｗ姉にぞっこんに決まってんだろｗｗｗｗ

嗚呼素晴らしき姉妹愛哉

本編でも言ってたけど、姉ちゃんって呼び方から男勝りなやつなんだろうな

ﾋﾞｰﾄﾙはｶﾞﾀｯｸを殺したｴｯｸｽを恨んでる

仲は良いと思われ

しかし、カメリーオはどんどん突き進んでいくな。

>>167
今後の展開が心配ですな・・・
確実に実姉が殺される運命にあることを考えると何とも言えん

>>169
岩本的ぞんび〜クワさんがくるかもな。

それはそれでｵｲｼｸいただけそうだｗｗｗｗｗ

>>169
岩本御大のﾋﾞｰﾄﾙの回はアッサリかつ不気味だったな。

まてよ、ということは、ボルトクラーケンも出てくる可能性があるということか

>>172
ぬこ乗っ取り大作戦だもんな。

>>173
カネハチの恋人居ない発言からして片思いか?

>>174
その発想はなかったわ

空気読めない上に失礼だとは思うがまとめ様の方にドラゴンボールＸ収録してほしいなぁ

カネハチにとってレズは恋人に入らないんじゃね？

>>177
Xの小説だから、可能だろうな。

>>178
そうきたか！！

まとめはセルフサービスだお

今まとめに入れないのは更新中だからかな?

ｵｶﾏ口調はｵﾅﾍﾞ口調になるのかな？




ｶﾈﾊﾁがﾈｺっぽいな

>>183
ｵﾅﾍﾞ口調って、、、、なんだろう。

男口調

おｋ把握。


正直今起きていられるのが不思議な状態

ﾍﾞﾙ、大和ハ○ス!!

>>184
ここは男装の麗人だろ
宝塚っぽいやつ
早い話が正直ボーイッシュでいいだろ

>>188
ハンサムなイカさんかぁ、、、、
うん、踊るシグマほど想像は難しくないな。

サルから復帰そしてﾉｼ

どんなにきんだんしょうじょうでても
あまいものたべて
きゃすとおふしたらなおるよ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊ_ﾊ　　
　　　　　　　　　　　　　　　('(ﾟ∀ﾟ∩　のりきったよ！
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　〈　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽヽ_)



　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊ_ﾊ　　
　　　　　　　　　　　　　　　('( ﾟдﾟ∩　とうにょうびょう！
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　〈　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽヽ_)

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:.... .... ..　.　　　　 く　 /　　　 　三三三∠⌒＞:.... .... ..　.:.... .... ..
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... ..:（　　 ）ゝ （　　 ）ゝ（　　 ）ゝ（　　 ）ゝ無茶しやがって… ..........
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.. 　 三　 | 　 三　 | 　 三　 | 　 三　|　　... ............. ...........　.　.....
...　 ∪ ∪ 　 ∪ ∪ 　 ∪ ∪ 　∪ ∪　............. ............. ..　........　...
　　三三　　三三　　三三　　　三三
　三三　　三三　　三三　　　三三

レプリロイドにも成人病はあるんだなｗｗｗ

精通や生理もありますから

保守(｀・ω・´)

でも体液は血じゃなくてオイルなんだよなｗ

やばい

ノ

おふ

　　　 _ 　∩
　　(　ﾟ∀ﾟ)彡　ガタック!ガタック！
　　(　 ⊂彡
　 　|　　　|　
　 　し ⌒Ｊ

ほっす

ほ

ほ

[ガタック] 攻撃:35 素早さ:28 防御:81 命中:30 運:64 HP:233
[糖尿] 攻撃:47 素早さ:75 防御:59 命中:43 運:43 HP:273

ガタック vs 糖尿 戦闘開始！！
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 MISS [糖尿]は攻撃を回避した。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は50のダメージを受けた。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 MISS [糖尿]は攻撃を回避した。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は35のダメージを受けた。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は40のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は17のダメージを受けた。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は44のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 MISS [糖尿]は攻撃を回避した。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は14のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は44のダメージを受けた。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は29のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 MISS [糖尿]は攻撃を回避した。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は7のダメージを受けた。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は32のダメージを受けた。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は6のダメージを受けた。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は47のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 MISS [糖尿]は攻撃を回避した。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は72のダメージを受けた。
[糖尿]の攻撃 HIT [ガタック]は1のダメージを受けた。[ガタック]の攻撃 HIT [糖尿]は92のダメージを受けた。
[ガタック]が[糖尿]を倒しました(ラウンド数：14)。
魔法のＭＤ５ - ＭＤ５バトル http://www.newspace21.com/mix/btl.php
ガタック、僅差で勝利をおさめる。

>>204
ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

ガタックの素早さが低く過ぎるｗｗｗ

なんとｗｗｗ

保守

保守

ほ

ほ

保守ブレイクが出来ない

ブレイクーブレイクーあーなたのまーちのー

解体ー解体ーって懐かしいな

甲虫観察記をまとめに追加しました。

>>177　解りました。DBの方も追加しておきます・・・・・と言いたいですが
DBの始まりがいつなのか解らず、前ｽﾚも終わったので本文が入手できません。
どなたか、前ｽﾚのdatをお持ちになっていませんでしょうか？

まとめさん乙

http://x18.peps.jp/rapu2man
http://x18.peps.jp/rapu2man
http://x18.peps.jp/rapu2man

>>215
前スレはにくちゃんねるにあるね。

ドラゴンボールX更新しておきました。

ほ

ダイヤモンドカッター
ＤＡ ＤＡ ＤＡ！

保守

ふゃ!

ブレイクとして

本編の初登場時姐さんはΣの事、ボスって呼んでるけど
首謀者がΣって解った以降は隊長って呼んでるんだよね

あれはΣなりのエックスへの配慮で、姐さんにそう呼ばせてたんだろうか？

もしそうなら、随分と奥ゆかしいな

ほぉっしゅ

いきなりだけど、投下いいかな？
また意味不明に長いんだけど・・・

まとめ読み直し

二次的給与明細の時点でカネハチとエックスのフラグは立って・・・・・・いたのか？

>>226
ｺｲﾔｰ！

　前の続き
　ＦＦとＢＢのドップラーなナイトメアポリス


　引き続き、博士から与えられた指令に則って行動する二人は結局、入店を断念して専ら露店を梯子していた。
　露店なら客層も容易に判断できるし、間違っても岩石を出すことは無い。
　何より動き回りながら食べられるので、行動的なヴァジュリーラには打って付けだ。
　
「今度は何を買ったんだ？」
　何時の間にかいなくなり、何時の間にか帰ってきた隣人にマンダレーラが問いかける。
　隣人のヴァジュリーラは底の深いカップに入ったポップコーン状の菓子を口に入れては、頻りに顎を動かす。

「『エクスプローズ・コーン』という菓子だ。口に入れる度、添加物が爆ぜて面白いぞ？」
「美味しいのか？」
　論より証拠。菓子を一つ取って、マンダレーラの口目掛けて放り投げる。
　すると狙い済ました通りに菓子は口に収まり、すぐに添加物が爆ぜる。

　と言っても、当然爆発物のような衝撃はなく。
　適度に舌を刺激する程度で同時に、ほのかな甘みも溶け出して中々、心地いい。
「なるほど。悪くない」
「気に入ったなら買ってこようか？」
「それには及ばない」

　今まさに買いに行こうとする少女を手で制止。そろそろ別のところへ行くよう提案する。
　これに対してヴァジュリーラが一瞬、躊躇するが。
　本末転倒は彼女自身も望まないので、仕方なく提案を受け入れた。

「また来ればいいのさ」
　不満げな顔をする少女の頭を軽く撫で、指令書を取り出す。
　歩きながら内容を確認すると、二人は今までと違って明確に記された目的地に向かう。

　それは「買い食いしろ」や「店に入れ」などの漠然とした内容ではなく。
『××地区で開催されている美術展に入場すること』と、他と比べて具体的に書かれていた。

　果たして二人は、交通機関を経て目的の美術展がある街に到着した。
「ここも久しぶりだな」
　まだ警備隊が成熟していない頃。何度かこの街にも巡回で訪れている。
　レトロな雰囲気を醸し出す街の概観も手伝って、懐かしさもひとしおだ。

　中世を模った通りを歩き、書を頼りに美術展を探す。
「？」
「どうした？」
「いや･･････。多分、気のせいだ」
　覗きこむ少女に、青年は首を振って答える。
　一瞬、何処からとも無く視線を感じた気がした。

「――まったく、勘の良い奴じゃ。ほんとにレプリロイドか？」
　灰色のビルの屋上で、双眼鏡を構えた老人が堪らず嘆息を漏らす。
　覗きこむレンズの中で、青年が振り返る素振りを見せた時は、さすがに肝を冷やしたが。
　何事も無く少女と歩き出したところを見ると、どうやら気付かなかったようだ。

「しっかし、お膳立てしてやったのに進展がないとは恐れ入るわい」
　豊な顎鬚を撫で、足元のビニール袋からアンパンを取り出して頬張る。
　遠巻きに「デート」して来いと言ったのに、やっている事と言えば買い食いのみ。
　一度、それっぽい行為もあったが、菓子を指で弾いて口に放り込んだだけで、なんとも色気が無い。

　大体、予想はしていたが、これほど予想通りだと何も面白くない。
　年頃の男女を外に出せば、何かしら面白いものが見れると踏んでいたが、どうやら骨折り損のようだ。
　あわよくば自分が行くべきだった美術展にも参加してくれて、まさに一石二鳥。
　しかし、現実はそれほど上手くいかないものである。
　
　つまらん――、帰るか。
　荷物を抱えて振り返ると、ふと見知らぬ男性と目が合う。
　制服に身を包み、腕章をした出で立ちは、どうやら警官らしい。
「おじいちゃん。ここで何してるんだね？」
「いや、なに。街並みを観察しとったんじゃよ」

エクスプローズ・コーンってあれか。ワタパチみたいなもんか。

　さすがに警官相手に、「道端のカップルを覗いてました」と言えるわけもなく。
　咄嗟に思いついた嘘を口走る。
「双眼鏡を使ってかい？　怪しいなあ･･････」

「怪しいとは心外じゃのう」
「最近、多いんだよ。覗きが。身元を証明できるものはある？」
　手帳型の端末を取り出し、警官が尋ねると、老人は自身ありげに胸を張る。

「ドップラーじゃ！」
「よーし、署まで来い」
　老人の肩を掴むと、そのまま強引に屋上の入り口まで引っ張っていく。
「お、おや？　おまわりさんや、何処へ連れて行くんじゃ？」

「何が「ドップラー」だ。言うに事欠いて、もうろくジジイめ！
　博士は世界中の人々の為に毎日、寝る間も惜しんで研究に没頭しているんだ。
　こんな所にいるわけ無いだろ！」
「いやいや、いるんだって。ここに」
「まだ言うか！　来い、ブタ箱にぶち込んでやる。そこで頭を冷やせ！」
「あ〜れ〜」
　中世漂う街の空に向けて、世界権威の間抜けな悲鳴が空しく吸い込まれていった。

「ここか？　美術展というのは」
「その筈だ」
　もう一度、指令書の内容を確認してマンダレーラが答える。
　大雑把に描かれた見取り図から目を上げると、確かにそれらしい立派な建物が目に入る。
「少々、甘く見ていたか？」
　傍には大きな立て看板が立ち、内部の催しを簡素に伝える。

『白銀の芸術、フローズン・バッファリオ展』

「フローズン・バッファリオ･･････。主宰者の名かな？」
　看板に記された主宰者らしき名前に確信を持てず、ヴァジュリーラが首を傾げた。
　同様に、マンダレーラも看板の名前に怪訝の表情を浮かべる。
　これほどの建物を使って美術展を主催できる人物なのだから、知っていて当然の筈だ。
　だが、何度その名を見直しても、該当する芸術家が浮かんでこない。

「まあ、芸術は名の認知度で量るものではないからな」
　釈然としないものを感じつつ、二人は目的を果たすため建物の入り口に向かう。
　付近まで来るとセンサーが感知して、隙間無く閉じた二枚のガラス戸が二人に道を開けた。
　中に入ると、そこは別天地のように冷気が差し込み、氷の世界を演出する。

「寒い･･････！」
　入場早々、小さな悲鳴を上げ、ヴァジュリーラが肩を抱いて震えだした。
　考えて見れば、彼女の服装は余りこの美術展に相応しくない。
　肩が外気に晒され、足も大部分が剥き出しになっている。はっきり言って拷問である。
「大丈夫か？　受付で何か羽織るものを借りよう」

　頻りに身を震わせる少女にジャンパーを脱いで掛けてやると、マンダレーラは早足で受付に向かう。
「た、頼むぅ･･････」
　出店で見せていた脅威のバイタリティは何処へ。
　今や少女は顔面蒼白で、入り口から一歩も動けなくなっていた。

「いらっしゃいませ。『白銀の芸術、フローズン・バッファリオ展』へ」
　定型的な挨拶を述べ、受付担当のレプリロイドが愛想笑いを浮かべる。
「入場券二枚と、何か羽織る物を借りたい」
「はい、畏まりました。マンダレーラ様とヴァジュリーラ様、御二方のご予約を受けております」
　受付担当は了解の後におかしな言葉を繋げ、マンダレーラの前に入場券を差し出す。
「予約と言うのは？」

　入場券を受け取ったマンダレーラは、事務室の奥で羽織る物を探す担当に疑問を投げ掛ける。
「はい、事前に「Dr.ドップラー」から連絡を頂きました。行けなくなった自分の代わりに二人を寄こすと」
「つまり、元は博士が招待されていた？」
「そういう事です。――あった」
　ようやく探し物を見つけた担当は事務室を引き上げ、受付に戻った。
　手には厚手のコートが抱えられて、それをマンダレーラに差し出す。

バッファリオかよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

エクスプローズ･コーンて…
ホーネックが売ってるのか？

博士がー(´･ω･｀)

「すみません。二着あった筈なのですが、今は、これ一着しか見当たりません･･････」
「構わない」
　申し訳なそうに頭を下げる担当からコートを受け取り、青年はすぐに少女の下に戻る。
　ジャンパーの上からコートを着せ、裾を直してやると、ようやく全身の震えが止まる。
　それを見計らい、マンダレーラは少女の肩を押して奥へ促す。
　
　ヴァジュリーラは頻りに身を揺り動かして身体を温めると渋々、従った。
　どうやら寒いところが極端に苦手のようだ。
「何故こんな所で美術展なんかするんだ･･････。理解できない」
　嘆くようにぼやくと、少女は奥へ進もうとする青年の横に並んで歩く。
　そんな二人が連れ添って奥へ消えた頃。
　ふと受付に立つ担当者は顎に手を置いて考えていた。
　確かにコートは二着、博士の依頼で用意していた筈なんだがなあ･･････。


　氷点下を下回る寒気の中。二人は展示物らしき作品を見て周る。
　――なるほど、博士が来ないわけだ。
　奥に進むに連れて、徐々に寒さが厳しくなってくる。
　老体にこの冷え込みは相当、堪える筈だ。
　横では、展示物を物珍しげに眺めるヴァジュリーラの姿がある。

「凄いな、氷とはこれほど美しい物なのか」
　感嘆の息を漏らし、少女は目の前の氷を欠いて作られた彫像に見入る。
　その意見には、マンダレーラも賛成した。
　前にあるのは確かに氷の筈だ。

ちゅーか、レプリロイドが寒がるとかｗｗｗｗｗｗｗ

　しかし内部に泡を残さず、一切の曇りを無くしたものは、世の貴金属に勝るとも劣らない優美な輝きを放つ。
　純度の高い水晶を思わせるそれは、更に洗練された技術によって芸術品へ昇華される。
　本来、冷たいだけの固体が見事に見る者の心を捕らえて離さない。
　
　フローズン・バッファリオと言ったか――。無名と思っていたが、とんでもない。
　自身の認識を改め、マンダレーラは少女の横で同じ展示物に目を向ける。
　雄の獅子を模った彫像は、たてがみを雄雄しく逆立てて、今にも咆哮を上げそうだ。
「主宰者はどのような人物だろうな。名前から察するに男だと思うが――」
　半ば興奮気味に、ヴァジュリーラが彫像の製作者を予想する。

「そうかな？　女かもしれない」
　大胆な構図の物が多いが、どの作品も共通して技巧が細かい。
　とくに躍動感を演出するたてがみの再現は、女性ならではの繊細さを窺わせる。

「もし――、殿方」
　果たして、製作者の容姿に想像を働かせていると、不意に横から話しかけられた。
　殿方であるから恐らくは自分のことであろうと、マンダレーラは周囲を一瞥した後、相手に視線を向ける。
　見れば、ヴァジュリーラと同じ質のコートを着流した長身の女性が、口元に手を当てて不思議そうに青年を眺めていた。
「なにか？」

もしかして・・・バッファリオ？

　訝り応えると、女性は瑪瑙色の目を瞬かせて、やはり不思議そうに首を傾げる。
　そして躊躇いつつ、自前の藍色の長髪を指に絡ませると、意を決したように口を開く。
「あのう･･････。その格好、寒くありませんか？」
「格好――」
　言われて、ようやくマンダレーラは会場内で自分が異質であると自覚した。
　氷点下の会場をシャツ一枚でうろついていたら、誰しも不審に思うはずである。

　だが、マンダレーラは自覚して尚、とくに問題なさそうに振舞う。
「ええ、寒いですよ。しかし、我慢できないほどじゃない」
　事も無げに呟くと、女性は「まあ」と、口元を手で覆って上品に驚く。
「やはり男の方ですね。私など、主宰の身分でありながら寒くて、寒くて･･････」
「主宰？」
　温かみのある微笑を浮かべる女性の言葉に、ヴァジュリーラが反応する。

「はい、申し遅れました。私、当美術展主宰。フローズン・バッファリオと申します」
　胸に手を当て、恭しくお辞儀する姿は、それ自体が一つの作品になり得る。
　優雅な立ち居振る舞いを披露する主宰に、ヴァジュリーラが嘆息漏らす。
「てっきり男かと･･････」
「皆さん、そう仰いますね。――貴方は、驚かれないのですか？」

バッファリオは女！？

　目を丸くする少女と対照に、眉一つ動かさない青年に話を振る。
「特に･･････。彫像に対する細やかな気配りは、男では無いだろうと感じていました」
「まあ、そう言って頂いたのは初めてですわ」
　青年の言葉に、バッファリオは頬を染めて、本当に嬉しそうにはにかむ。
「む」
「どうした？」
　何やら横から唸るような声を聞き、少女に目を向ける。
　しかし返答は貰えず、違和感を残しながらもマンダレーラは主宰に向き直った。

「今回、所用で参加できなくなった、Dr.ドップラーの代理で来ました。
　マンダレーラBBとヴァジュリーラFFです。この度のお誘いに感謝します」
　招待客であると伝え、代理で来たことを述べると、バッファリオは得心したように頷く。

「ええ、伝え聞いております。残念ですが、用事ではしかたありませんものね？」
　一瞬、肩を落として残念がるが、バッファリオはすぐに主宰の顔に戻った。
　そして、二人を先導するよう手を差し伸べる。
「ご案内しますわ。付いていらして」

つづきますよ

この世界にエックスとマンダレーラ以外の男型レプリロイドはおらんのか！！



だ　が　そ　れ　が　い　い

描写が丁寧でいいなぁ…
氷関係のボスは芸術家が多いんだな

て、バッファリオも女か！

>>245
ケイン

>>247
男型　レ　プ　リ　ロ　イ　ド

>>248
ドップラー

>>249
人間じゃね？
あれ？

>>250
オレの知る限りではレプリロイドだが

>>251
ｍｊｄ

だがジジィには興味はない。

ｲｲﾖｲｲﾖｰ

保守

保守

保守

保守

ほ

アルちゃんandベルちゃん保守

ほ

休み時間に保守

ほほししゅゅ

頼りがいのある男って憧れるよね。
その点で言えばＸh(ry

>>263
カネハチの短編を読めば、君はその意見を翻すだろう 保守



そろそろ本編が良いな

帰宅保守

追いついた。

お稲荷も描写が細やかでいいなぁ。

>>251
そのケインが造ったロボットが最初のレプリロイドというパラドックス、、、、これも面白いな。

ﾍﾞﾙ、カミツケェ!!

>>219
まとめ管理人様とても有難うございます


これからドラゴンボールＸの続編投下

>>269
いらっしゃい！！

エックスの形容しがたい豹変振りに驚いた悟飯は急いで帰還する。

アクセル「あ！カカロットジュニアが帰ってきたぞ！」
悟飯「み！皆さん！エックスさんが・・・・・・・・」
ゼロ「何だと！？偉い事になったな・・・・・・」
ベジータ「ふん、そんなクソガキのことは後にしとけ。俺は一人でイレギュラーとかいうポンコツ共に
　　　　　　真の実力を見せてやる。あいつらもびびるぞ」

ベジータは一気に気を解放させる。そしてスーパーサイヤ人になった。そして飛び立とうとしている。
ゼロは立ち憚って必死にそれを制止しようとする。
ゼロ「ひ、一人で行っちゃいけない！もう少し・・・もう少し待つんだ！」
ベジータ「カカロットとあのクソガキと一緒にか」
ゼロ「カカロットとクソガキ・・・・悟空とエックスのことか？そうだ！エックスがまともになるのを待って・・・」
ベジータ「くっくっく・・・貴様は勘違いしている。俺が一番気に食わないのはイレギュラーではなく
　　　　　　カカロットとあのガキだ。分かったらどけ。」
ゼロ「お前一人の力じゃシグマを倒せ・・・・・・・」
―ドンッ！
ベジータはゼロの腹に強いパンチを入れ、悶絶する彼を尻目に飛び立つ。

空にはレプリエアフォースの―ストーム・フクロウルが指揮する航空艦隊とスパイラル・ペガシオンが
指揮する戦闘航空団―部隊が宙に浮いていた。

そんな中、ベジータはアルティメット・アーマーを纏って飛行するエックスと鉢合わせをする。
エックスは少年型レプリロイドらしい整った童顔にはあまりにも似合なすぎる鬼のような目をたたえていた。

ベジータ「ふん、貴様。あの雑魚はオレが掃除してやる。てめぇは家に帰ってマスでも掻いてろ」
エックス「邪魔者は、倒す」
ベジータ「ガキのからくり人形の癖にデカイ口叩きやがって！！先に貴様を片付けてやる！！！」

二人はエネルギーを溜め込む。そして解放する。
ベジータ「ギャリック砲！」
エックス「プラズマチャージショット！」

結果は二人の放ったエネルギー弾は相殺という形で消えた。
結局エックスはフクロウル艦隊を、ベジータはペガシオン航空団の方へ向かった。

学校終わったー保守
腹痛ぇ…

・・・・・・なんつーか
スレ内の作品は統一出来んもんかね
このスレの趣旨で、エックス作品なら良いってなってるけどさ




作者が何も言わないから良いけど

ペガシオン航空団・リーダー機「空中空母」
防空担当「総員応戦！総員応戦！9時の方向に敵が接近中！総員応戦せよ！」

空母から大量の戦闘機が発進し、ベジータの方へ向かったが、ベジータのエネルギー弾によって虐殺されてしまった。
そしてギャリック砲やビックバンアタックで僚艦・僚機を次々と打ち落としていく。

空中空母
艦長「ペガシオン司令官！ヤツに乗り込まれました！今から応戦を・・・・」
ペガシオン「やめろ！ヤツとは僕が戦う！お前らが戦ったところで惨めに殺されるだけだ！
　　　　　　　　総員退艦！これからは生き延びることだけ考えろ！」

空中空母甲板
ベジータ「死にたくなきゃさっさとドラゴンボール渡せゴミ野郎が」
ペガシオン「紳士的でない敵とは話すつもりはない」
ベジータ「このベジータ様は宇宙戦闘民族サイヤ人の王子だ」

ほしゅ

保守

カプセルコーポ
悟飯「・・・・・ということです」
悟空「エックスはイっちまってベジータは勝手に行動しやがったか・・・・まぁあいつらを追うとすっか」
悟空はレプリエアフォースの元へ飛び立つ。

空母甲板
ペガシオン「突進！ツメが甘いぞ！ウィングスパイラル！」
ベジータ「すばしっこい野郎だぜ・・・・・・うわぁ！」

ウィングスパイラルでベジータは飛ばされそうになるも舞空術で堕ちずにすんだ。
ベジータ「へっへっへ。もうお遊びも終わりだ。本気で殴ってやるぜ！」

ペガシオンの脇腹に凄まじい力の鉄拳が当たり、ボディを抉り取った。
叫びながら今までにない痛みを何とか抑えようとするぺガシオンにベジータは止めを刺そうとする。

悟空「ベジータ！やりすぎはいくねぇぞ！改心させてドラゴンボールを貰えばいい！」
ベジータ「何だ。来たのかカカロット。でもこのウマ公は消さんと気が済まねぇんだよ　―死ね！」

ベジータのエネルギー砲でペガシオンの全身は消滅した。

一方フクロウル艦隊は全艦が落とされ、敗残兵も皆エックスに処刑され、フクロウルも虫の息となった。
フクロウル「その力、一体、一体何なのだ・・・・・・貴様の力はレプリロイドの域を超えておる！
　　　　　　　　　　　　　答　え　ろ　！　イ　レ　ギ　ュ　ラ　ー　め　！　」
―ドガッ！
フクロウル「ぐはっ！・・・あ・・・・ぐ・・・・う・・・・・　―　」
エックス「何を言っている。イレギュラーは　君　の　方　だ　よ　」

>>274
ホントは新ジャンルなのになｗｗｗｗｗｗｗ
まあ面白いから良いけどｗｗｗｗｗｗ

保守

西の都
悟飯「ねぇ、ウーロンさん。もう女の子のお尻触っちゃダメですよ！」
ウーロン「ったくこれだから毛の生えてねぇガキは困るんだ！これこそ至高だってのによ！」
悟飯「ブルマさんこれ聞いたらまた怒っちゃいますよ！」

そこに悟飯ぐらいの背の大きさながら異常に太った黄色いボディのレプリロイドが近づく
？？？「孫悟飯くんデシか？」
ウーロン「誰だよこのデブ」
悟飯「そ、そうだけど君は？」
ダブル「オイラはエックス隊長の部下のダブルというものデシ。隊長に悟飯くんを警備しろと言われてるデシ」
悟飯「よろしくね。ダブル君」
ウーロン「ふん！エックスのヤツ、ネェちゃん型のレプリロイドはよこさなかったのかよ！」

ほ

勘弁してくれｗ

おいおい、女体化の次はギャリック砲かよ。何でもアリだな。

寒帯地帯
エイリア「エックスたちに会いにいくの！ここを通してちょうだい！」
フロスト・キバトドス「なんだ、金髪の小娘が偉そうに！オレも落ちたもんだな」
エイリア「・・・・・・処分するしかなさそうね」

保守

マンダレーラBBが良い男過ぎてｳﾎｯ

ほ

フロスト・キバトドスってやっぱりトドかな？
俺には白熊に見えるんだけど。

白熊にあの牙は持てない　と思いたい

「――そらぁ！！」
紫紺の脚が、女性型の腹部を蹴りあげる。
ヴァヴァは蹴球の遊戯でもするかのように、マンドリラーを蹴り付けた。

力強さに、どこか女らしさを持つボディは宙に浮き、落雷の如く落とされる踵がそれを叩く。
強制的に地面へ落下させられるマンドリラー。

全身を痛みが貫く。苦鳴を漏らさぬよう、噛み締められた唇が痛々しい。

「期待させといて！！　オレを期待させといて！！　エックスより期待させといて！！」
バネ仕掛けの脚部。
何度も何度も蹴り付けるヴァヴァは、怒りの声をあげるが、そこには笑みを含む。

「くぅっ……！」
下に広がるアスファルトに罅を入れる程、ヴァヴァの凶行は苛烈を極めた。
思わず、マンドリラーは呻いてしまう。

漆黒の自動車道。両端を、高いビルが隣接して立ち並ぶ。
大都市の中心で行われる一方的な暴行。

何故かこの街に人影はまったく無く、閑散とする道路に、肉を打つ音だけが空へと響いた。

ｷ…（-_-）ｷ（_- ）ｷ!（-　）ｷｯ!（　　）ｷﾀ（　 ﾟ）ｷﾀ!（ ﾟ∀）ｷﾀ!!（ﾟ∀ﾟ）ｷﾀ━━!!

「このヴァヴァは！！　素晴らしく！！　失望したぜ！！」
リズム良く脚部が送り込まれる。
嫌な音を立て、肋骨をへし折られるマンドリラー。

「どらっ！！」
使用不能となった肋骨は本数を増やし、三本目が砕けた。
そして――ヴァヴァの掛け声と一緒くたに豪風を纏ったつま先が放たれる。

矢となるマンドリラーの身体が、近くの街灯をへし折りながら、洋服店の壁へと突き刺さった。
積み上げられた煉瓦を散らし、そして、長い髪の女は歩道に崩れ落ちる。

「はっはっはっ！！　楽しいねぇ！！」
「……あぐっ！」
桃色の頭髪を掴み、ヴァヴァはすかさず鼻面へと拳を叩き込む。
端整な鼻腔から血が溢れ、赤が顔を汚す。

「ほら、もっと鳴けよ！！　ひゃははははは！！」
暴力の快感に、ヴァヴァの哄笑が自然と大きなものになった。
頭部を掴んだまま、マンドリラーを壁へと引きずり、彼女の顔を赤き煉瓦へと叩きつける。

「そら！！　――そらぁ！！」
叩きつけ、引き戻し、叩きつける。
赤を違う赤で染めるマンドリラーは、力の暴風に翻弄された。

ちょｗｗ唐突にktkr

「人が居ないのは、あなたの命で避難勧告を？」
マンドリラーで遊ぶヴァヴァが立つ歩道。

そこから少し離れた、車道が縦横に横切るのを邪魔する、丸く切り取られた空間。
十字路の中心となる位置に、石作りの小さな噴水が、水を噴出して自分の存在を主張していた。

ちょっとした規模の公園に対峙する二人。
仁王立ちする、緑色のメタリックなボディを装着する影が、上に着込む黒衣を風で揺らす。

強烈な威圧を持つレプリロイド。

漆黒のぼろを羽織った金髪碧眼の女が口を開き、
「――父さん」
こちらを見つめる男を、そう呼んだ。

金に対する銀。
白髪を後ろに流した、整った目鼻立ちの老人が腕を組んでいる。

じっと注がれるケインの視線に、女は顔色を変えない。
思うところがあるのか、鋭い双眸を細め、老人の動きを待つ。

姐さんが！？

「シグマ……私は後悔している」
喪服のようなスーツの上にある、皺の寄った顔が苦渋に歪む。
初老の男は眉間に力を込め、湧き上がる感情を押し殺した。

「お前の事は娘のように思っている。昔から……それは今でもだ」
きらきらと舞う長い髪の女へ向け、自分の腕を差し出す。

「あの時、お前に宿った深い闇。――それに、私は気づく事ができなかった」
ケインは突き出した掌を握り、自分の胸へ引き戻した。
後悔を詰める頭を振るケイン。

「もうやめてくれ、シグマ」
老人の口をつく嘆願が、シグマと呼ぶ女に与えられる。
だが彼女は眉一つ動かさない。

噴水の水より冷たい風が、二人の間を吹き抜いた。
黒衣が翼のように舞い、背広の裾とネクタイが時計の振り子となる。

「人間が愚かな事は解った。お前達の蜂起が、それを浮き彫りにしたよ」
人間を代表し、同じ人間であるケインが頭を下げた。

「いずれハンターは解体し……人間達はその罪を償うだろう」

本編ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!

姐さん・・・

ケインは続け、
「――もう、いいだろう」
起こる悲劇の終結を願った。

沈黙が流れる。

「まだです」
数瞬の時を破る、シグマの言葉。意味するのは悲劇の継続。

「まだ、早い」
噴水を囲むベンチと梢を見回し、老人とは違い、シグマは決意に首を振った。

「シグマ……！」
掠れる声を出すケインは、胸から何かを取り出す。

それは無骨な鉄の塊である、曇り空と同じ色をした自動拳銃だ。
手に収まった、遠き目標を打ち抜く凶器が、女の額をポイントする。

「邪魔をするのなら、父さんでも……」
シグマが黒衣から引き抜いた握りが、拳銃に対する。
そして、白い筒の先から、収束された光が剣の形に集まった。

「あなたは、まだ解っていない」
ビームセイバーを構え、シグマは至極真面目な顔をして言った。

雨が降り出す。
暗く淀んだ天から、小雨として雨粒が降り注ぎだした。

「人間が背負わなければならない、十字架を……」
「何を、言って……」
雨霧の帳に光る女の瞳に、初めて感情が宿る。
光刃より鋭い悲哀が、銃を構えるケインを貫いた。




突然の浮遊感を全身に。

意識を飛ばされ、客室から吹き飛ぶエックスの瞳が、雨降る灰色の空を理解した。
空中での再起動。
己の状況を素早く確認すれば、今居たホテルは複数の窓から火炎を吐き出し、半壊していた。

ナウマンダーの姿は見えない。
身体をくの字にする少年の前で、小柄な少女のイレギュラーも、自分と同じく勢いある放物線を描いていた。

尾を引く悲鳴が耳に届いた同時に、破砕音と衝撃。
ホテルの反対側に位置した建造物の窓を、青い背中で割りながら、少年は床に叩きつけられる。

Σがまともだ

不覚にもΣに惚れた

「く……」
苦痛の呻きを漏らしながら、周囲へ首を回す。
エックスは、ビルのテナントの一つ――喫茶店に放り出されたようだ。
押しつぶした丸型の机の破片を払い、立ち上がる。

大きな爆発音がし、壁の一部が通りにばら撒かれた。
窓の向こうのホテルは、静まる事なくその身を焦がし続けている。

「ひゃあああうう！？」
甲高い、少女の声と打ち割る音が唱和する。
丸びをおびたフォルムが、横手の窓から吐き出た。

カフェテリアの机をいくつも弾き飛ばし、カウンターに激突する装甲の球体。

頭を逆さまにした少女が、両足をひしゃげたカウンターに投げ出して、気絶していた。
少年は顔をひきつらせ、のびているアルマージに近づく。
女に見えると言われる自分の顔、幼い顔に寄せた。

かち合う両者の瞳。
エックスが考えていたよりも早く、少女は現実へと復帰した。

「う……ひゃあああああああああああああああああ！？」
そして喉から、恐れの感情を迸らせた。
耳を押さえた青い少年は、ぱっ、と彼女から離れる。

「お、落ち着いて下さい！！　ちょ、ちょっと！！」
腰を低くしたエックスは、アルマージの顔を伺いながら、沈静の言葉をかけるが意味を成さない。
少女は天地を逆にしたまま、悲鳴を連続させる。

エックスは屈める姿勢のまま、おろおろと困り果てる。
そんな姿を尻目に、アルマージは声を張り上げつつ、異常な姿勢を戻した。

「あう！？」
小さな身をかき抱いて立ち上がる少女が、悲鳴とは違う、切羽詰った呻き。

「や……駄目っ！？」
全身を揺らし、同じくがくがくと震わす両足。
一度、びくりとアルマージの身体が震えたかと思うと、股下から白い太ももをつたう液体が溢れた。

「な、何で……いやぁ……」
喫茶店の芝生のような絨毯を、アンモニア臭のする金色の液体が汚し、領域を広げる。
度重なる恐怖が、アルマージを失禁させた。

少女はいやいやと首を振りながら、股間を押さえるが、意図せずの排尿は止まらない。
膀胱に溜められたものは、女性の大事な部分を覆う白いテープを黄色くし、両手から零れる。

「やだぁ……やだよぉ……」
とうとう小さな双眸から涙をこぼすアルマージ。
ぺたりと彼女の膝は座り込むのを境に、黄金の放流は力を失った。

「あ……あ……」
開かれた唇から失意を漏らし、さめざめと泣く少女。

――凄まじい戦闘能力持つレプリロイド。
だが、それ以前に、彼女は年端のいかぬ少女であるのだ。

アルマージを驚愕させた本人であるエックスは、後悔と申し訳なさを胸に広げる。
同時に、自分に微笑むペンギン型の少女を思い出した。

イレギュラー。
その単語の意味、そして範囲が解らなくなるエックス。

どこまでが��異端�≠ﾅあり、どこまでが��真っ当�≠ﾈのか。

暴走するレプリロイド、狂気じみた調査をするハンター。
人間の行動に意義を唱えたレプリロイド、種別の違う両者の心を解するケインとライト。


何をもって分類すればいいのか――少年は、嗚咽をあげるアルマージを眺めながら悩んだ。

失禁ｗｗｗ本日二度目の尿ネタｗｗｗｗｗ

場面展開がすげぇなぁ
やっぱ本編だな

>>303
俺はケインに惚れry

あれ？ この切り方だと投下は終わりかな

この時間はまずい 保守

作者の描写が群を抜きすぎｗｗｗｗｗｗ


あれ？もしかしてケイン殺さｒ（ｒｙ

シグマとエックスの絡みに期待

Σメインで進むことを気体

さすがエレジー氏…芸が細かい(*´-`)これで短編にΣも出場ってか

正直、姐さんもヤバい状況だよな・・・
シグマも来たし岩本Ｘ再来か。

お前らが気がついて無いようだから言うぞ・・・


本編にシグマが出たって事は短編にシグマがでる可能性が・・・
さらなるカオスが・・・

>>316
>>314

ほ

>>317
(　ﾟДﾟ)


(, Д )　　ﾟ　ﾟ

ほ

ケイン死んじゃらめぇぇぇ！！

ほ

>>316
ちょwwwwwwwwwスルーすなwwwwwww

アルマージはどこまでキワモノになっていくんだ…ｗ

放っといたら永遠にお祭り状態だなおまいら。まるでゼロスレ。

ゼロスレは最近落ち着いてるように見えるが

ほ

>>323
悪いｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

作者の才能に脱帽

万姐ｶﾜｲｿｽ…ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬできない…

保守がてら話変えるがおまいらXのキャラて何が一番お気に入り？俺はメガミッションのイクスってのが好きなんだな。出来れば短編だけでもでてほしiﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ....

>>331
改行しろ

>>332
スマン、携帯だからいまいち感覚がわからないんだ(´・ω・｀)気を付けるよ

>>331
イクスとはまた懐かしい

オレは今も昔もこれからも
ゼロがお気に入りだぜ

イクスってエックスと発音違うだけで、同じタイプなんだっけ？

ゼロスレってあるのか？
本家とＸしか見たことがないんだが

>>334なんだろう。お前とは生涯通してやってけそうな気がする
他にはただのボスだがワニだな。ロックマンやって初めてのボスがワニだったからなぁ

>>335
なんかリミテッドとかいう変な物体がXのバスターに寄生して
コピーしたらしい。なんか本家よりかっこよかったな。
…ここの作者達にかかるとどう変身するんだろう…
と。改行ためしてみたがこれでいいだろうか？(-ω-`)

>>338
性　転　換

でグッドスタイルとか

>>338
いいんじゃんない。
一行が30文字超えるとちょっと長いぐらいだと思う。

>>340
�d

それにしても話が難しくなってきたな

あれ？ 俺、馬鹿？

でも本編大好きです

>>342
何度も読み返すんだ

自分は
短編が好きです、でも本編はもっと大好きです

やば

作者が大好きです^^

帰宅保守

ほっしゅー

ところで本編見た限り、引きこもりもアレのせいで
男性恐怖症とかになってるのかな？

>>348
！！！！！！！

わおわおーーーーん

読みながら保守

そして追いついた、、、、姐さんが、姐さんがぁあああああああああああ


そしてハゲキターーーーーーーーーー！！

>>348
訓練Σ・・・か

そう考えると皆レイプされてるんだな…

姉御と鷲はどうなんだろう
比較的普通だが

>>355
実は訓練Σ実行犯だったりして。

�狽ｪイカれたのは、X2のときだと思う、個人的に
X1の時には、Xの覚醒とレプリロイドだけの世界の建設が目的だったのに
今では、Xを目の敵にしてただの破壊活動してるだけだし

>>356
姉御はないだろう
鷲は……

作者には最後に＜続く＞とか入れて欲しいな

>>358 鷲も無いな。アイちゃんの事で壊れたわけだし

>>360
いや、わかっているんだが
あえてそう書きたかったんだ、すまない

XのOPでケインがログインするときの
コード六文字は、あえてローマ字でsigumaと予想
つーか六文字て簡単に解析されそうだなw

>>361 ここで伏線張るとは恐ろしい子っ！

>>362
適当に計算すると180万通りしかないしな

>>362
エックスの解析が済んでいればよかったんじゃない？
封印してあったのもそのためだけだし。

ukatuだ保守

ほっしゅー

議題

ベルはレプリロイドかメカニロイドか

ちゅーか、肋骨とか血とかあいつらは人間なのかレプリロイドなのか

まぁ面白いからいいけど。

レプリロイドって言うより人造人間って言ったほうがしっくりくるかと

>>369
まさにドラゴンボールXか、、、、、、て違っ！！

そのうち子どもも生みそうだなw

ゼロック

アックス

生理があるから産めるかもなｗ

セロ

>>371
本編最初から読み直してみ？
レプリロイドだから中田氏しても平気だから人間が・・・
見たいな事かいてあるから

ベルって誰だ？
ベルカナ？

>>377
ベルガーダー

わふっ

俺は今の世界観が好きだが

ベルガーダーとシグマの短編orエックスとシグマの短編に期待しているのは俺だけじゃないはずだ

すべてをひっくるめてのエレジーワールドだな


>>376
犬と人間では受精はするが着床しない原理と同じでは?

アイ「認知して」
リオ「認知して」
マン「認知して」
パルド「認知して」
マージ「認知して」
ガタック「認知して」
象「認知して」
ケイン「認知して」
リード「認知して」
マック「わるいがほかくする」
ｳﾞｧｳﾞｧ「認知して」
ライト「認知して」
ゼロ「認知して」

こうですか！？　分かり（ｒｙ

俺の解釈なら
レプリロイド×人間→出来ない
レプリロイド×レプリロイド→出来る

なんだが

ﾃﾗﾏｯｸｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>383
マックとケインはどうなんだ、これは

>>386
ケイン気づかなかったわｗｗｗｗｗｗ

>>387
ｱｯーーーーーーー!!

>>386
キミを捕獲☆ってコトだとおも

時間なくてキャラの口調と特徴把握しなかった

反省しない

>>389
それは認知しようがしまいが、逃がさないってことですか？

>>378
�d
書き込み終了の画面でそれに気付いたことは秘密だ。

こう、真正面からしがみついて、顔は真っ赤で、
両目はちょっと潤んでるけど前髪に隠れていて。

「わるいが……ほかくする」

て、語尾に行くに従って声が小さくなっていって。

>>392
マック派の俺は完全に落ちた。

>>383
なぁ

シグマは？

>>394
ｱｯーーーーーーー!!

>>394
高貴なる彼女はXなどには目もくれず踊っています。

>>394
ラスバスだから入れていない

……っていうのは嘘で忘れてた
ガーダーとか蛍とかも入ってないな

>>397
ホタル、もう居たっけ?

>>398
マックがほかくしてなかったっけ？

>>398
雑魚のほうじゃね？

>>399
ｍｊｄ！？
ええい、奴の可能性は無限大かｗｗ

ほ

話を変えるが、最近お稲荷の方のクオリティがかなり向上してないか?

そういや、北海道で竜巻が

>>403
してるしてる

上手くなったとおも

人が成長する姿は楽しいものだなぁ

>>404
不謹慎だとは思いつつも、俺もそう思った、、、、

>>405
まったく今後が楽しみだ。
ワイリーと鳥山の上達にも期待

>>403
「成長」は過去の「自分」さえも「凌駕」するッ！

、、、、とまぁえらそうなことを言ってしまいましたが、、、、
やっぱり自分で文章を書いて、それを公に発表できるってすごいよな。

>>408
書いてみたらどうだ？

メモ帳があればいけるぜ

見られるたびに……綺麗になる……

>>409
Xに始まりΣまでみんなこのスレで住人に見られて綺麗になっていくと考えてみる。

>>409
気が向いたらにするよ、、、、
それに、これ以上作者が増えたらスレそのものがカオスになっちまう

ケインも見られて綺麗に…

追いついた
>>412
ちょｗｗｗ

>>412
阿部ケインｗｗｗｗ

もしやガチャガチャはホテルのロビーに置きっ離しか！？

>>336
亀で申し訳ないが、携帯ゲームにスレあるぞ
内容はその……いけばわかる

>>337
まさかとは思うがお前さんもゼロを女だと
勘違いしてたクチか？

ゼロスレ見学してきた。



なんだ、その、、、、、、あれは何なんだぜ?

>>417
ｋｗｓｋ

>>416 いぁ、女とは勘違いしてないがｗｗｗｗｗｗ
ゼロがエックスのお兄ちゃんなんだぜ！って友達に言い初めてから好きになった。
今考えるととんでもない間違いだな

>>418
とりあえず産業で

雑談
特撮
ガッツ

つーか、鬱カネハチはいつまで俺を待たせるんだぜ？
文うまいし面白いから楽しみにしてるのに。

>>420
それなんてライダースレ？

>>420
特撮…ガッツ…

日ハム乙

やっぱりゼロスレは

ﾋｯ
ﾌｯ
ﾊｯ

であるべきだな。
何が言いたいのか自分でも分からんが。

>>422
ていうかまさにライダースレだった。序盤はゼロとポケモンの入り乱れ。

というかあちらでもガッツが敬遠されてて吹いたw

>>421
忘れてたぜｗｗｗｗｗｗｗ
俺も楽しみにしてたんだけどな

>>419
そうかｗｗｗ
当初の位置付け的には間違ってもないと思うが

漫画読むまで勘違いしてたオレﾊﾞｶｽ

>>420
�dクス

ガッツって…

暑苦しかったが保守には一役買ってたんだよな、ガッツ。

ガッツは巨人に入るべきではない

>>424

>>425
昔はもっとガッツでした

ついでに携帯ゲーキャラ板で「ゼロ」と検索をかけてみた、、、


俺には入る勇気がない。

これまた覚えづらいIDに変わっちまったなぁ、、、

チェク

>>432
一つだけ入ってきた。
何か濃かった。

>>435
意を決して俺も突入、、、、、、

マックがいた。

>>436
俺はキャラを丸焼きにして食べたいとか萌え萌え連発してるスレだった。

ウーロン茶噴きかけたね。

こうしてみると、俺らも第三者から見られたらあんな感じなのかもな

考えてみればそうかもな

>>438
逆に考えるんだ。「俺らはゼロスレをあんな感じに見ている」と考えるんだ。

>>440
おうよ、、、、て、そのままやんｗｗｗｗ

シグマは犬と一緒に寝る人なのだろうか、、、

チェック

むしろ犬型の本体に首だけ置いて寝ます

深夜の間隔はワカラン。そして離脱。

離脱できんかった。

>>444
！？

>>444
、、、そうか、シグマは首だけ飛べるんだった。

サル喰らった、、、だが、、、今度こそラスホ、、、

お風呂入る前に保守

もう眠い、、、、、ベル、後は、、、まｋ、、、

Σ　「エックスゥ！貴様は俺の・・・！！！！」

まとめのほうに
FFとBBのドップラーなナイトメアポリス
ドラゴンボールX
"Irregular`s Elegy"　　　以上を更新しておきました

>>452
乙です!

ﾉｼ

ほしゅ

ドウモ〜〜〜ッ！！ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ♪ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ〜〜〜ッ☆☆
私は37歳のﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ〜〜〜っ♪◎ ◎ ◎
うーんとー、私メル友がすっごくすっごく欲しくってー、◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ
探してたら◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ！☆彡◎ ◎ ◎☆彡
素敵Σ◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ！な掲示板♪を発見！！！！◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ
え？くれないのぉ〜？◎ ◎ ◎ そんなのﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ♪◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ や〜〜、ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳ━━━◎◎ ━━━ﾝ
なってくれなかったら、◎ ◎ ◎ 勝ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ！ ◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ
☆○◎ ◎ ◎ ｏﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ ぱ〜んち、☆◎ ◎ ◎ バコ〜ン!!♪◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ ◎ ◎ ◎
◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ゛◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨ!!ｳｰﾝ!!
素敵◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝな掲示板♪ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ━◎ ◎ ◎ ━ﾝ を発見！！！！◎ ◎ ◎ """ パチパチパチ
◎ ◎ ◎ きゃ〜〜◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝやられた〜〜◎ ◎ ◎ ｏ ドテッﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ　ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳ━━◎ ◎ ◎ ━━ﾝ！
◎ ◎ ←ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ。。。。・゜゜・o◎ ◎ ◎ o・゜゜・。ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ ◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳｳｳﾝ!　Σ◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ！
なあんて◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ♪ ◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ！だけど、◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ
おﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ ◎ ◎ になって◎ ◎ ◎ くださいませませﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ♪◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ　ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳ━━◎ ◎ ◎ ━━━ﾝ
ということで。◎ ◎ ◎ じゃあね〜〜〜ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ♪◎ ◎ ◎ ほんじゃ◎ ◎ ◎ レッツﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ♪
それでは、今から他の掲示◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ！板も色々見てきまーすＣ= Ｃ= Ｃ= Ｃ=◎ ◎ ◎ ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ

パートスレはパー速ＶＩＰへ。
此処はニュー速ＶＩＰであってパートスレ用の板ではありません。

http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ほ

ほしゅ？

保守だぜぇ、保守
　　　　　,,-‐‐-､　
　　　彡从^^从ゝ　
　　　ミ∩`･д･ﾘ　
　　＿/_ﾐつ/￣￣￣/　　　
　　　　　＼/＿＿＿/

ごめんね……ここが……限界……
理解……出来ない……どうして……眠気……に……耐え……られ……る……の……？
らす……ほ……

>>461
おやすみ

失禁シーン
姐さん暴行シーン

等しく力を入れる作者は神ｗ

このスレの初期からやり始めたから
X、X２ともに1:30くらいで全クリできるようになった。

ほ

>>464
俺はＸ４だとＸ１時間、ＺＥＲＯ５４〜５５分だ
２〜３年前はできたけど今はできるかわからない

ほっほっほ

保守

保守がてらXでもやるか

まずは新妻を倒した

>>470
アイちゃん（´・ω・） ｶﾜｲｿｽ

鷲も撃破

>>472
短編なら
世界が少し平和になった

象もやつけた

>>474
象は……どうなんだろ？

眠いので寝ます
らすほ

電波にちょっと手こずった
次はタコにいく

>>476
おやすみなさいませ

>>477
┌┴┐┌┴┐ ┌┴┐　 -┼-　￣Ｔフ￣Ｔフ　＿＿　/ /
　　_ノ　　　_ノ　　　_ノ ヽ／|　　　 ﾉ 　　 ﾉ 　　　　　 。。

　　　　 　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　／ﾉヽ　　　　　　 ヽ、
　 　　/　⌒''ヽ,,,)ii(,,,ｒ'''''' :::ﾍ
　　　 | ﾝ（○）,ﾝ　<､（○）《::|　|｀ヽ､
　　 　|　 ｀⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl 　
.　　　ヽ　ヽ iｌ´ﾄｪｪｪｲ｀ｌi　ｒ ;/ .|:::::ｉ |
　　　／ヽ　 !ｌ |,ｒ-ｒ-| ｌ! 　 /ヽ　 |:::::ｌ |
　　/　　|^|ヽ､ ｀ﾆﾆ´一／|^|｀,ｒ-|:「￣
　 /　　 | .|　　 　 　 　 　 | .|　,Ｕ(ﾆ ､)ヽ
　/　 　 | .|　　 　 　 　 　 | .|人(_(ﾆ､ﾉﾉ

タコと糖尿病をやっちゃった
友達にコーヒーの砂糖5本入れる奴がいるけど
将来が心配だな

次回予告
DragonBall X

悟空「オッス！オラ悟空！エックスが鬼になっちまっててぇへんだ！」
エックス「イレギュラーは『殺す！』！！！さぁ一緒に地獄へ行こうぜっ！」
ゼロ「ﾋﾋﾌﾋﾋﾊﾊﾋﾋﾋﾋﾊﾋﾋﾋﾋﾊﾋﾋｯﾌｯﾊ！！！」
ピッコロ「てめぇらなにほざきやがる！！！」
悟空「次回ドラゴンボールＸ　『かつてない恐怖』見てくれよな！」

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=5983380

>>480
なんか順番がよくわからんが
弱点とか無視？

466だが、書き込んだ後初代やった
だいたい１時間５〜６分でクリア、もう少し短縮できそうだ

>>483
どうすれば早くいけるかいろいろ試してるんだ
アイちゃん→鷲→象で最短でアームパーツとれるし
アームパーツあればなんとかなるしね

>>485
納得

バスターのみプレイだと8ボスの中で一番強いのはどれだろう
個人的には引きこもりか姐御がトップだと思うんだが

>>487
個人的にはガタック

>>487
　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣　ヽ,　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 　 ',　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 .{0}　 /¨`ヽ　{0},　　呼んだ？
　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　　 ヽ._.ノ　　　',　
　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　｀ー'′　　 ',　

姐御と前貼りも倒した
波動拳をとらねば

西の都
悟飯「エックスさんもわざわざそこまで心配しなくていいのに」
ウーロン「あ、じゃあオレ、エロ本屋寄ってくわ」
ダブル「(ふふふ・・・・さてとシグマ様のための情報収集でもするか)」

レプリエアフォース戦跡
そこでは鬼と化したエックスと以前の優しいエックスを取り戻さんとする悟空が戦っていた

悟空「目ぇ覚ませ！エックス！」
エックス「孫悟空！お前もイレギュラーだ！イレギュラーはただ抹殺するのみ！」
悟空「畜生！あのヨロイがおめぇの優しさを奪っちったんだな！オラも本気出しておめぇを元に戻す！」

―悟空はスーパーサイヤ人になる
悟空「オレはお前のそのヨロイをなんとしてでも引き剥がす！覚悟はいいな！？」
エックス「己の力が全てだ」

寒帯地帯
キバトドス「あぢ〜っ！」
エイリア「だから通せんぼするなって言ったでしょ？もう一度焼かれたい？」
鈴置「・・・・・・・・・・・・」

何回いっても博士出ないと思ったら
電波のとこのライフアップ取り忘れてた

DB作者乙

VAVAはカメレオンスティング
再生ガタックはミサイル
蜘蛛は波動拳でクリア

ﾊﾄﾞｹﾝ!

再生アイちゃんは燃やして
再生鷲はバスター
顔はちょっと手こずった

じゅんちょうだな

再生前貼りと電波はノーダメで倒した
姐さんと象も問題なく
タコの触手をカッターで斬ってからいたぶる俺鬼畜
できそこない戦車もバスターでやつけた

前座乙
http://user.ftth100.com/log/up/log/1015.jpg

これが俺の本体のハンサム顔だー！
http://user.ftth100.com/log/up/log/1016.jpg
終わった。シグマ倒すのめんどかった。

乙
前座はﾊﾄﾞｹﾝ？

>>500
Exactly（その通りでございます）

明日は俺がこれで保守するかな

特殊武器が改めて強いと思った。
RシールドとCスティングは重宝するし、
竜巻きは雑魚一撃破壊できるし、炎は連続ダメージすごいし

保守

お、DB続ききてたのか！

ほ

ほ

ほ

ふぉ

おは保守

>>461
ご、ごりら！！

そして追いつき

相変わらず鈴置ｗｗｗ

家を出る前の保守、と

あさはきもちいいな保守

な、何故か夢でロックマン7のスラッシュマン戦をやっていた
クラッカーアイスが何度も反射してる時点でおかしいと気付けよ俺

>>514
完全弾性衝突！！

Ｊ・アッパー！！

保守

ほし

ほ

も

保守

ほ

ぁ

朝っぱらからガッツ保守

朝マックと朝ガッツ、どっちが好みですか？朝ガッツですかそうですか。

>>524
わるいがほかくする

保守

す

蛸

今沖田保守
大学サボっちまったｏｒｚ

MD5バトルで色々遊んでみたが、フロストマン強杉

波動(禁則事項)が出ないんだが、5回もやればでるかな？

>>531
ライフは全快か？

>>532
あたぼうよ！ライフ満単、パーツすべて、サブタン満単。
たしか波動(禁則事項)はランダムなんだよな

取れたぜ 保守

>>534
おめー

アイちゃん、お手っ！！ 保守

保守しとこう

ほ

し

ひ

保守

ｴｯｸｽが一番ｴﾛい

保守

あらIE復活したね
住人増えるかね？

保守

ほしゅ

保守

ほっしゅ

ぷいぷい

定期ガッツ

なんか作品書こうと思うんだけど
やっぱりオリジナルのキャラは出さない方が良いんかね？
以前書いた人の評判が良くなかったみたいだけど。

オリキャラは勿論
作者のとキャラが違っても 時々自治厨が現れるから注意

それを跳ねのける凄いのを待ってるよ

自治な俺はｽﾙｰを心がけでﾏｯｸ

ｵﾓﾛｲ時だけ反応ｲﾀｼﾔｽ

レスサンクス
うまい作品になるかわからんがとりあえず書いてみるわ

>>551
┌────────────────────────────────┐
│ 『空気を味方につける』、それはすなわち『大多数の住民の共感を得る』事｡ 　|
└────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────┐
│ 『空気を敵に回す』、それはすなわち『大多数の住民の反感を買う』事｡ 　|
└──────────────────────────────┘

って元盗賊が言ってた

ｗｋｔｋして待ってるぜ

ｗｋｔｋしながら保守

ほ

帰宅保守

書いてないから偉いこと言えないが黒歴史は微妙だったな
キョウだっけ？にアイちゃんフラグっぽかったし

>>559
俺は嫌いじゃないぞ。上手くまとまればそれで。

かのマーティだってオリキャラだしな。

>>559
まぁ、みんなスルーしてたから良かった
このスレの住人は統制とれてるよ

フォーメション!!

>>561
フォーメーション・HS(ハッピーセット)！

＞かのマーティだってオリキャラだしな。
アレは「岩本独自のロックマンX」に登場した岩本オリジナルキャラだから、ある意味上手くまとまってて当然。
黒歴史のキョウは確か、エレジーの世界観に勝手にでしゃばったからNGだったんではなかろうか。

>>563
ああ、そういうことか。把握しました。

>>491の続き

悟空とエックスは未だに激戦を続けていた
そこへクリリンが突如現れ、こう叫ぶ。

クリリン「仲間同士争って何になるんだよ！？せっかく俺達は仲間になれたんだ！
　　　　　こんなくだらない事でケンカしちゃあんまりだ！シグマの思う壺になっちまう！！！」

悟空「でもな！エックスのヤツがおかしいんだ！何余計なこと言いやがる！」
エックス「孫悟空はイレギュラー認定されている。」
クリリン「またケンカしちゃあオレはお前らを恨む！死んででもやめさせるぞ！」
悟空「クリリン・・・・・・・仕方ねぇな。分かったよ。」
悟空は元の黒髪に戻る
悟空「エックス。オラはコンピューターなんてコの字も知らねぇがなんとなく分かる。
　　　単におめぇは興奮してただけだ。落ち着け」
その言葉に従いエックスはボーッとした後、脚を崩した。その目には涙があふれる。
エックス「悟空・・・・何でレプリロイドの俺がこんなに涙を流すんだろう・・・・・・・」
悟空「おめぇロボットなのに泣けんのか。きっとオラよりキレイな心を持ってるからだろうな・・・」

クリリン「そう。これでいいんだ・・・・・これで」

DB!

うん、すまない。
作者以外スルーしてる

場を荒らされるよりかは、スルーしたほうが良いだろうし気に入らないならNG設定しとけば良いんじゃね？

エックス達がドラゴンボールのパロディ繰り広げるならまだしも、
ドラゴンボールの世界とミックスするのはキツイなー・・・

、、、、、、もはや何もいうまい。俺マックって来るわ。

その時、クリリンの背後に大きな足音と影が現れる　―ライドアーマーに乗ったVAVAである。
VAVA「捕縛弾でも頂くんだな愚かな人類よ！」
悟空「クリリーン！」
クリリン「うがぁ！ご・・悟空・・エックス・・・・助けてくれぇ・・・・・・・・！」
エックス「貴様は！VAVA！」

VAVA「さてとこいつをホントの意味でぶっ飛ばすとするか」
クリリンを捕らえた捕縛弾は一気に中へ舞い上がる。
クリリン「悟空ーッ！」
悟空「やめろーッ！VAVAーッ！」
VAVA「出力MAXだぜぇ」
―ドーン！

クリリンは爆散してしまった

トリアエーズ保守

マックって来た保

>>573
ハッピーセット！

パートスレかよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

悟空はスーパーサイヤ人になる
悟空「俺は怒ったぞおおおおッ！VAVAああああッ！」
エックス「VAVA・・・・・・殺してやる・・・・・」
VAVA「これだ！これを待っていた！鬼とスーパーサイヤ人！今に伝説を潰す時が来たぜ！」

悟空「いいかげんにしろ・・！このクズやろう・・・・！」
VAVA「目先の感情に囚われてはいかんな。スキだらけだぜ？」
ライドアーマーの鉄拳が素で悟空に当たり、岩山へぶっ飛ぶ。
VAVA「何だ、伝説もこの程度か。まぁ期待しすぎたってトコもありかな」
エックス「余裕に囚われる方がさらに愚かだ・・・・・・VAVA！」

エックスのノヴァストライクがVAVAのライドアーマーに直撃する。
どうやら急所に当たったらしく、ライドアーマーが機能できなくなった。

VAVA「さすがは鬼だな！スーパーサイヤ人とやらもこいつを見習ってほしいもんだ！」
悟空「十分見習ってるってんだ・・・・！」
VAVA「！？」

ほしゅー

新ジャンル「共潜き(ともかづき)」
潜っているとアワビを差し出してくるが
それを貰おうとすると海底に引きずり込む妖怪

ただしこのままでは、新しくない
だからアワビは、性的な意味でアワビ

>>578
おまえをほかくする

さて、おもいっきり誤爆したわけだが
一瞬気付かなかった

ho

ほ

西の都
突如としてピッコロの左腕が切断される。
ピッコロ「このクソヤロウが！俺達を裏切りやがったな！？」
ダブル「別に裏切ってるわけではない。最初から『あのお方』の命で貴様らのデータ収集に当たってただけさ。」

悟飯「あれー？ダブル君はドコに・・・・・ピッコロさん！！！」
ピッコロ「悟飯！このクズ野郎シグマのワン公だ！俺のことはどうでもいいからくたばらんように失せろ！」
ダブル「そんな事ないデシ。ピッコロさんが誤って腕を切り落としてしまっただけデシ」
悟飯はダブルの腕が血だらけだったのを見てすぐウソだと気付いた。怒り心頭である。

悟飯「その腕でピッコロさんを・・・？ピッコロさんをおおおおっ！！？？」
ダブル「バレちゃあこんな姿でいても意味がねぇな。はああああっ！」
ダブルは小太りの体から一気に悪魔のような真の姿に変貌する。
ダブル「まぁここの連中も見事にアマちゃん揃いだったようだな。
　　　　　エックスの時もそうだったがやっぱこういう純真なガキは騙して楽しいねぇ。死ね！悟飯！」

悟飯の姿が急変した。全身気で纏われて髪は金髪となった。スーパーサイヤ人化である。
悟飯「　許　さ　な　い　ぞ　、　お　前　達　・　・　・　・　・　・　・　・　」
悟飯のグリーンの瞳は憎悪で彩られている

シグマパレス
シグマは2つの戦いの様子をモニターを通して観戦していた。
シグマ「いいぞいいぞお前達！怒れっ！怒れッ！
　　　　　こうして必殺技を繰り出してくる瞬間にこのわが身にそのデータがリアルタイムでインプットされる！
　　　　　こうして戦っているうちに究極の私の完成が近づくのだ！最後に勝つのは私だ！ハーッハッハッハッハッハ！！！」

ダイナモ「ダンナ。もうそろそろコロニー落とし始める時間っすねぇ。」
シグマ「そうだな。『ユーラシアの悲劇再び』という所だな。いくら奴らでもこれにはもう耐えられまい！」

シグマパレスの玉座の間にはシグマとダイナモの高笑いがひたすら聞こえるのであった。

今日はここまで

>>585
乙ん。

ほすん。

さいほすん。

ほっす

ほしゅ

ほあぁああぁああぁぁぁぁ

今回は時間が短かったから大丈夫だとは思うが、乱立対策に警戒を強めるか保守

一時はどうなることかと。ほしゅ

ほすん

今日の俺にネタはない、、、、保守することしかデギン

ほっしゅん

ほっすっ

また落ちるとは、びっくりしました。

ほーっしゅ

ダイパスレ住人挙手しよーよ
居るんでそ？ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ






ここで雑談しようぜ。
ついでに誰か対戦しない？3対3のシングルで。

>>600
こんなこと言いたくないが

他でやれ

>>597、>>598
スネーク、タイムパラドックスだ。

>>602
落ち着け、新手のボスキャラに攻撃されている可能性がある！

ザ・ワールド　そして時は動き出す

hohoho

13歳女ほぼ一問一答らじお54答目
http://live22x.2ch.net/test/read.cgi/livevenus/1162905221/
これはひどい釣りラジオ
http://203.131.199.131:8080/1iti.m3u

みんなでキモイ30女の釣りラジオ荒らそうぜ

祝復活

(＾o＾)ﾉ＜死ねよくずどもーーーーーーー

(＾o＾)ﾉ＜死ねよくずどもーーーーーーー

vipがex17になっとるｗｗｗｗｗｗｗｗ

ハンター本部よりお知らせ


ペンギーゴ「……おめで……とう」
イーグリード「おめでとう」
オクトパルド「おめでとうなのですよ」
アルマージ「お、お、おめでとう……ございます」
カメリーオ「何が！！　なんだか！！　知らないけど！！　おめでとうございます！！」
クワンガー「不不不……おめ」



ケイン「…………何がだ？」

ハンター本部「ケインを辞任する」

祝、復活です。
Xのまとめについては、皆様に一任いたします。
まとめてくださる方、読んでくださる方、絵師様、いつもありがとうございますね。

なんかキター

ほ

ほ

人いないのか？

復活ﾋｯﾌｯﾊｯ

復活してるﾋｯﾌｯﾊ

エレジー氏その他作者諸氏の投下までな・ん・ど・で・も・保守

ほしゅ
作者さんは落ちてる間書き溜めとかしてたのだろうか？

ほ

おお、復帰してる。

本編のつなぎ　実は本編

ｋｔｋｒ

The day　



始まり。

赤い。
半壊された硬質の扉から、真紅の長い尻尾が飛び出す。
べちゃり、と床に叩きつけられた――機械が垣間見える腕。

四方を、鋼鉄で囲まれた広い空間。
中央に巨大な柱が屹立し、その周りを青白いカプセルが設置されていた。

その空間のビスを埋めた鉄の床は、真っ赤に染まっている。

「お前は……いったい……」
荒い息をつく生存者。
金色の長髪を持った女が、オイルまみれの血に膝を突き、緑に輝く剣を持っていた。

「お前は、いったい何なんだ……！」
剣と同じ色をした、女のボディが未曾有の恐怖に大きく揺れる。

彼女の周りを埋め尽くす死体。
暴風に巻き込まれたかのような傷口を、天井の薄青に輝く照明の下に晒し、全てが絶命していた。

彼ら、彼女らの命の証を踏みしめるのは、赤い装甲に覆われた脚。
水音をたて、人影が緩慢に歩む。
いたぶるかのような歩行が、ゆったりと行われた。

幽鬼の如きレプリロイド――赤いメットを被った少女が迫る。
幼さを感じさせる顔と身体を、オイルで真っ赤に染めあげていた。

元のボディカラーの赤に、命の紅を重ねる。
少女の右腕が上がり、瞬時にして拳が砲台となった。

「お前は、何なんだ！？」
剣を両手に持ちかえて、女の放った怒号が、真紅の少女に突き刺さる。

それに応え、少女の口の両端が――にぃ、と弧を描いた。



やっと暖かさを取り戻した、春の始め。
桃色の花弁を大量に身に着けた木々が、並木道を彩る。
時折、ピンクの花びらを落とし、巨大な建造物へと続く通路を雪のように舞った。

花びらの絨毯を蹴散らしながら、革靴が突き進む。
靴の持ち主は、スーツの上に白衣を羽織った老人。

しぇ

胸の衣嚢に宛がわれた名札には、ケインと書かれていた。

厳しい顔で、桜の匂いのする生暖かい風を割り、遠くにそびえる正五角形状の建物に向かう。
ケインが時計を見下ろすと、短針は八を指していた。

「白衣なんて珍しいな」
からかいを帯びた声が、後ろから流れ出た。
回された灰色の瞳が捉えたのは、背の低い白い影。

「お久さっ！　今日は仕事かな？」
手をあげ挨拶する少女が、人の良い笑みを浮かべ、ケインに向かってくる。

ケインと同じく白衣を、黄色のカッターシャツの上に。
寒くないのか、膝までないジーンズを履きこなしていた。

「相変わらずだな。――ふざけたボディだ」
ケインは空色をした頭髪がのる顔を一瞥すると、彼女と最後に会った時よりも、背丈が小さくなっている事に気づく。

奇異な視線を受け、少女は髪が薄くかかる両肩を竦める。
白の装束に引っ付けられた金色のプレートが、彼女の名をドップラーと周囲に知らしめた。

「ちょっと年齢を低くした」
とんとん、と彼女は赤い靴をステップさせて、桃色の床が破片を散らす。

し

「保たれる若さって良いよね。レプリロイドの強みだよ」
自分の身体を見下ろし、ドップラーはにやりとしてみせた。

聞き流していたのか、ケインは無言を貫いて踵を返すと、自分の行き先へと急ぐ。
慌てて、さっさと進む男の背中を追うドップラー。


「全滅……だって？」
背の高い老体の歩行に合わせながら、少女が横を向き、暖めていた疑問で口を開く。
隣に並ぶ少女の幼い顔が、苦い思いを浮かべた。

梢を揺らす桜。
花びらが二人の頭にかかり、ケインは払い、ドップラーは摘まんで投げ捨てた。

「私のむ……」
ケインは言葉を止め、一拍空けて、再び口を開く。
「シグマ以外がな」
ごまかしのためか、垂れ下がる紺色のネクタイの位置を直しつつ、事の絶望的な被害を少女に教えた。

「そりゃ、幸い…………じゃないよね。青の子は？」
首を傾げて、ドップラーは最近の興味の安否を尋ねる。
二人の脳裏に、少女のような顔をした青いレプリロイドが浮かぶ。

「着任してなかった」
温度の感じられない、端的な答え。
そっ、と呟き、ドップラーの顔は理解を示した。

「精鋭部隊が、全滅、ね。相手は一人だったんだろ？」
「ありえない」
即答の、短い否定の言葉を吐くケインに、力は感じられない。
疲れた顔を天へと向け、視界いっぱいに春の青い空を入れた。

「そだね。でも、実際にそんなレプリロイドが居る訳だ」
少女は同意し、しかし、自分でそれを否定する。
不承不承といった感じで、首肯するケイン。

「とにかく、そいつを検査するらしいが……私の予測を聞きたいか？」
確定されていない予想を少女に。
疲労が溢れる顔をドップラーへ向け、ケインは首を傾げた。

「聞きたいね」
期待を宿す瞳が、ケインの腰元から返る。

「――おそらく、彼女は遺産だ」
遺産という単語が、老人から吐き出される。
二人の科学者が沈黙する。

次第に、目的地が外観を鮮明に現す。
天まで届けと、白い巨大な壁が伸び、ロビーへのこれまた大きな玄関が威容を誇っていた。

その前に、柵で線を引かれたゲートが訪問者を待ち構える。
厳重な警備。そして、それに相応しい重要性を秘めた建造物だと、誰が見ても解る。

しぇ

「へぇ、女の子なんだ」
しばらくして、言葉の端から、ドップラーが予測した。
そして、柔らかそうな頬に手をあて、その話の彼女に興味を示す。

「人型の遺産って、珍しいな」
ドップラーの記憶には、これまで見てきた遺産の中に、人型を模した物など該当しない。
ケインも同じだった。

「あぁ、だから、これから検査に立ち合う」
とたん――
「今からなんだ！？」
ドップラーが大声をあげ、喜びの悲鳴をあげる。
失言に近い己の発言に、失意の呻き。ケインは、自分の身体を少女から退く。

「見たい！！」
目を、未だ見ぬ科学の結晶が見れるという興奮に輝かせ、万歳するかのように両腕を振り上げた。

「ハンター職員じゃない者を、入れる訳がないだろう。自分の研究室に帰れ」
辛辣に言うが、それで引き下がるとは、ケインも長い付き合いから思っていない。
案の定――ドップラーは、老体の脚を細い腕で抱きしめてきた。

歩行を邪魔する子供じみた行為に、ケインは頭痛を覚える。

「むぅ、昔の恋人につれないじゃないか！」
頭の痛みが酷くなった。

「もういいもん！！　ハッキングしてやる！！」
白衣が、ぎゃあぎゃあと足下で喚く。
諦めの悪い少女に、ケインはうんざりし、今日ここで出会った事を非常に後悔した。

ドップラーの気迫と脅しに負けたケインは、
「…………止めろ。解ったよ……本部に掛け合おう」
そう言って、少女にガッツポーズをさせてやった。



「はー、あの子か……可愛い顔だねぇ。遺産っていうから、もっと酷いものを想像してたよ」
研究の意も兼ね備える検査室は、二段構造をしている。

斜めに立て掛けられたベッドのある部屋の上に、キャットウォークのような通路が設けられていた。
動き回る研究員達の頭上を、宙に浮く形で通路が走る。

ケインとドップラーは、通路に張られたガラス越しから、事の成り行きを見下ろしていた。
手すりを掴み、冷めた目をするケイン。
その横で、どこから取り出したのか、ドップラーはウサギの顔を座台にした椅子に座る。

背広の胸から煙草を取り出し、ケインが目線だけで吸ってもいいかと聞いた。
ドップラーが許さず、首を振って、老人の喫煙を禁止する。
指に挟まれた細く白い筒は、大人しくケインの懐中へと戻った。

しえん

二人と同じ白衣を着た研究員。
彼等が集まるベッド――眠りにつく少女が身体を横にしていた。
着衣は無く、一糸も纏わない裸身が、遠慮なく外気に晒されている。

少女の物か、血を思わす赤いボディが、寝台に隣接する机に置かれていた。
研究員、そしてケインとドップラーの大量の視線が、少女に注がれる。

物語に出てくるかのような、整えられた目鼻立ち。
腰を越える金色の長髪を持つ頭に、猫の耳を生やすのが異質だった。

しかし、それ以外は何処にでも居る、女になる手前――青春を謳歌する少女のそれだ。

「あの猫耳は、何か意味があるのかな」
ドップラーが笑う。
「静かにしろ」
色の無い目線と言葉で、ケインが少女を嗜めた。

「むぅ」
小鼻と頬を膨らませる少女など露知らず、研究員達は作業を続ける。
少女の周りに、様々な種類の機器を運び、計器や数値の調整とチェックを行った。

コードを乱立させる四角い機械が、端にある電極を緑に点灯する。
その横の画面を付ける黒い箱を、白衣のレプリロイドが引きずってベッドに密着させた。

しえ

二人の研究員が、先端に楕円形の金属を持つコードを握り、少女に近づく。
数十人の白衣の中に一人だけ、紺の外套を着たフルフェイスの人影が、黒い手袋に包まれた片手をあげる。

自動二輪車用の如きメットの人物が、何かを言ったのか、研究員達は揃って頷いた。
少女へと、検査、そして研究を完遂させる為の紐が迫る。

金でメッキされた先端が、少女の薄い乳房に宛がわれ、金属に穿たれた穴から零れる液体で接着された。
同じく、腹部に貼り付けられ、そして女性器にまで挿しこまれるコード。
レプリロイド達は、無表情で仕事を続けていった。

絶縁被覆を施した電線が、少女の身体を埋め尽くす。

そして研究員の一人が押す、機器のスイッチによって、先端が唸りをあげた。
青白い放電の津波が、部屋全体に大きく広がる。

「あ……が……ぐあああああああああああ！？」
突然の痛みと快感――少女が悲鳴をあげた。
股間を突き刺すのが震動し、胸のコードが熱を持ち、残りが火花を散らす。

細い首を大きく反らす少女が涎を垂らし、絶叫する。
全身をよじって、痛みを誰かに訴えるのだが、この部屋に救う者などいない。

「……くうっ！！　あぐ！？　……ああっ……うああああ！！」
痛みとは別の感覚への反応として、少女の恥毛の生えない股間から、粘着性のある液体を噴出する。
与えられる絶頂の証が、リノウムの床を汚した。

しえしえ

何やってんだ研究員

何を研究してんだｗ

おれのゼロがぁ・・・

さるさんにかかっちゃったのかな？

さる　てｓ

しえｎ

尚も放電は続き、検査を行う先端部分とくっ付く白い肌が、赤く斑になった。

「えぐいなぁ」
暴君という名の検査に、ドップラーが不快感を隠さず、幼い顔に皺を寄せた。

「目隠しなら、あるぞ」
ケインが、仮眠用のアイマスクを横に投げた。
黒い布が少女の頭へと着地する。

「……意地悪ぅ」
頬を大きくしたレプリロイドの科学者が、すぐさま投げ返した。
老人の胸へと当たり、そのまま左右に揺れながら、廊下へと落ちる。

「あぐ……ぐうぅ！！　あがぁ！！」
検査は一時間以上かけられ、少女にこの世に存在しうる様々な感覚を叩き込んだ。
真っ赤になる顔。
痙攣する身体がベッドを軋ませる。

いつまで続くのか。
少女は激痛に震え、何度も何度も達し、見開かれた目から涙を流し、秘唇から潮を吹いた。
茶色のベッドの革張りが、愛液で水浸しになり、少女の体温の残滓が湯気をたたせる。

「何も得られなさそうだな」
「そだね。ふん……また��ワイリー�≠ｩ」
結果自体には期待していなかったのか、ドップラーは欠伸をして、両腕を伸ばした。

ただいま保守

しぇ

＞この世のあらゆる感覚

ちょｗｗｗｗｗｗ何この最強の拷問ｗｗｗｗ

少女の機械の瞳には、他からは見えぬ情報が展開している。
赤き少女の身体を中心にして、文字列が現れ、解析された内容を主人であるドップラーに伝えた。

悲鳴が途絶える。やっと検査が終了したのか、機器は動作を止め、広い空間は静寂を取り戻した。

直ぐに機器が片付けられる。
白衣等からは、何の感情も伺いしうる事は出来ない。

「先に失礼する。シグマの見舞いに行くんだ」
黙々と解散の準備をする研究員達を一瞥していたケインが、手すりから離れる。

「あぁ、行っておいで」
少女は手を振り、了承した。

ねぇ、とドップラーが笑いかけ、昔からの友人に質問する。
「遺産を作る奴……どんな科学者だったんだろうね。君みたいな、偏屈？」

ケインの振り向きざまの答えは、
「とりあえず、虐殺機械を作る――異端者だったろうな」
少女の予想通り、そしていつも通り、暖かさは無かった。

ワイｒ

janeだと何故かエラーだ保守支援

ケインの腕に花束など無い。

「経過はどうだ、シグマ」
ベッドに横たわる女性にかける言葉も、簡素なものだった。
だが灰色の双眸には、確かに、包帯を巻く女への気遣いの意が宿っていた。

「た、隊長……！」
黒い背広の後方から、青いボディが飛び出す。
目尻に涙を溜めた少年が、驚くシグマと呼ばれたレプリロイドの胸へと飛び込んだ。

「わざわざ来てくれたんですか。――悪くないですよ」
金色の髪が揺れ、女がはにかんだ様に笑う。
ケインの労いよりも、涙で濡れた顔を押し付ける少年に対して、頬を赤く染めた。

困ったような、そして嬉しそうな表情を浮かべるシグマ。彼女に頭を撫でられる少年。
微笑ましい一つの光景。

「特に、致命的な問題は見つかりませんでした」
そんな二人を見て、ほんの少しだけ口角を揺るめるケインに、首に聴診器を下げたレプリロイドが横に立つ。

「負傷した右肩部と、その他の裂傷の治療で事足ります」
無駄の無い報告をするバイザーメットの白衣に、彼の上司が満足そうに頷く。

読みながらほしゅ

「ありがとう。下がっていい」
頭を下げ、医療師のレプリロイドが部屋を後にした。

「うぅー……隊長ぉ。ほんとに、ほんとに大丈夫ですか？」
「まったくもう……君は。私は大丈夫だから、安心しなさい」

今日の世界は、決して平和ではない。
戦争、災害、飢餓、疫病。
しかし、この病室だけは、そんなものから切り離され――平和であった。


赤い。
赤い。
赤い。
赤い。
全てが赤い。
全ての光景が赤い。
振り向いた、その先も――赤かった。

「――っあ！？」
真っ白な天井が現れる。
ベッドから跳ね起き、荒い息をつくシグマの顔は真っ青になっていた。

しぇ

しー

シグマお姉さん！！！！さいこうだああああああああ！

「あれは……いったい……」
強く抱きしめてた事から、グシャグシャになったシーツを蹴飛ばし、金の髪を荒々しく振るう。

「…………わふぅん。いかがなさいました、シグマ様」
女の足元――寝台の下から、犬を模したメットを被った少女が首を出す。
眠たげな目を擦りながら、少女は主人の異常に気付き、シグマに自分の鼻を寄せた。

「ベル……お前も、来てくれたのか……」
「あたり前です。シグマ様」
少女の頭を撫で、女は笑みを取り戻す。――しかし、まだどこか翳りがあるものだった。



「あれ？　ヴァヴァだ……」
紫の装甲を身に着けた少女が、中庭のベンチに座る少年の視界を横切る。

遠くで、少年の知らぬ男と歩く少女――ヴァヴァ。
ヴァヴァは、仕立ての良い背広を着た、肥満じみた壮年の男と並んで廊下を歩いていた。

どんな関係なのか、と興味を持ったが、少年は直ぐに手元の雑誌に目を落とした。
様々な花が紙面に咲く。気持ちの良い朝日の下、ガーデンニングの本を読みふけった。

「エックス、君に頼みがあるんだ」
突然かかった低い声に、少年はページをめくる手を止める。

ほ

一旦、切ります。　続きは深夜か、その前に。

ほしゅ、、、ドップラー！？

乙！
このあとなんでシグマがあんなになっちまったのか興味深々だな
続きをwktkしつつ待っております

作者乙！新しいvipは携帯見づらいな

乙作者！

読み終わりました。これだけ言わせて


ワイ(ry

まとめの現行スレのアドレス、更新しときました。

鯖落ち（ＶＩＰ閉鎖）も時間の問題だし、最後は乱立で締めるか
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1163239961/l50




1 名前： ex17落とさないでね 投稿日： 2006/11/11(土) 19:12:41.55 ID:JedJFYiZ0
運営も動く気ゼロだし、最後は有終の美で飾ろうぜ



　今　夜　0　時　乱　立　決　行　



スレタイ、内容は各自自由
派手にやってくれ




健闘を祈る

乱立祭りか、、、生き残れるかここ?

それ以前にVIPが生き残れるかが不安

０時までに>>1000到達できたら、様子見のために一時避難か？

どちらでも良いが

どんな検査だよｗｗ

0時までに１０００は無理だろうな。
VIPが閉鎖するような事になったら未完のままで終了してしまうのだろうか・・・・

パー速・・・行ってもどんどん人がいなくなるだけか

1000まで行かなきゃならんのか？

>>674
そんなことはないが、、、、、、
乱立祭りとかどこのバカだよ


そしてベルの愛称で定着!?

VIPが閉鎖した時の、移転場所を考えた方が良いですね。
パー速は２ｃｈと離れていますし、創作文芸のを使うべきなのでしょうか？

閉鎖しなければ良いのですけど……

創作文芸さんの方でも好評らしいですからね(我々の自演かも知れんが、、、)。
そこへ移ること自体はきっと大丈夫でしょうね。


ここがいいけど。

つ「ニー速」

とりあえずシベリアに迷惑をかけられないのは確かだ。

へチマールは英語でスポンジ、、、、

今北。
いろいろとｗｋｔｋして。
で、移転すんの？

VIP閉鎖したら作者さんにマカセヨウゼ

創作文芸は2000年に立った現行してるスレが
あるくらいだからね
落ちる心配は無い

>>682
おｋ。わるいがオマエを把握する。

>>683
>創作文芸は2000年に立った現行してるスレが


(　д )　ﾟ　ﾟ

そういや以前俺が本家のスレ立てを自転車板に誤爆したのをおもいだした。

創作文芸というのも、立てて下さった方には悪いですが、何だか違うような気もします。
カテゴリー的には、小説なので、一番良いのかもしれませんが。

ニー速という案は良いかもしれません。
VIPが閉鎖すれば、次の移転先は、あそこでしょう。

このスレの意見にも追従したいので、他に意見があれば、お願いします。






パー速が２ｃｈに入れば、良いのにね

今、ニー速覗いてきましたが、、、なるほど雰囲気が近いような気がしますね。

てｓ保守

>>687
（　＾ω＾）ﾆｺﾆｺ

ニー速に一票

しばらく離脱保守

>>687
パー速が２ｃｈに入れば確かに問題なしなのですが、
現状ではニー速しかないのでは

天国なんかもってのほかだなｗｗｗ
ニー速でいんじゃね？あそこはVip叩き酷いがｗｗｗｗｗｗ

>>694
基本的にｖｉｐが落ちると、まずあそこが被害受けるからな
叩かれてもしかたがない

>>695
名前も似てるしな。

保守

ほっほーーーーー

ぽっぽーーー

うつぼっとーーー

パート存続のため　保守より雑談しようぜ

今回の短編突っ込むとこがありすぎるんだよｗ
とりあえずエックスが女々しいｗｗｗ

とりあえずケインがやたら冷たくね？ｗｗｗｗｗｗｗ
後、ドップラーｗｗｗｗｗｗｗケインの恋人かよｗｗｗｗｗ
しかもレプリロイドだから体選べるってｗｗｗｗｗ
アイちゃんとゼロとカネハチのしょじょまく、ドップラーに直してもらおうぜ

>>701
だな。あれは女顔なんじゃない。女の子におにんにんが付いているだけなんだ。

つーか、ＶＡＶＡがなんかヤバイことになりそうな悪寒

ガーデニングですよｗｗｗ ガーデニング
でも読みそうだからﾊﾞﾛｽ

ロリキャラのドップラーはタバコを吸うやつは嫌いですか そうですか







禁煙するか

>>704
ヴァヴァ、、、あの頃はどんな性格をしてたんだろう。


そうだ、ヴァヴァといえば避難所で

67 名前： 名無しさん 投稿日： 2006/11/11(土) 06:35:21 [ IZuvlrIQ ]

避難所あったのね…
なす板探してもなかったからないのかと思ってたらここだったのか！
というわけでヴァヴァﾀﾝ置いておきますね
http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up1081.jpg

絵の再うｐとかは全然オッケーっていうかむしろ喜ぶので
断ったりしないでもどんどんやっちゃってください是非。

「えーマジイレギュラー！？」
「ＶＡＶＡ―イ！」
「復活が許されるのはＸ３までだよねー！」

そういやレプリロイドと人間でもｾｸｰｽできる世界だったな
子供はどうだろ…できるんだろうか？

>>708
人間×レプリロイドではできない
レプリロイド×レプリロイドは不明
でも生理とかあるからできるんじゃないかな

そういやリアル世界では、牛と人間のハイブリッド胚を作る申請をしてるらしいな。

>>708
そのうち「実はあの人（レプリロイド）の娘でした」なんて設定が出てくるかもしれないな。

あれ……なんだか壷だ……？

>>711
あの人は兄弟なのよ!!だから結婚なんて許されない!!!


韓流かw

VAVAーいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

ベルちんが一番まともそうだな
盲目的に主人に仕えるって　狂愛系っぽいけどさ
目を擦るベルちんﾓｴｽ

真面目に設定を考えると、
妊娠可能な子宮とかあるんじゃね？
付け替えなきゃ孕めないとか

>>715
人間に近すぎwwww


ますますライトとワイリーは凄いというか変態というか、、、、

>>708のVAVAが本当にツボに入った。好感度の更新だな

ゼロ＝アイちゃん＝姐さん＝ガタック＝カネハチ＝電波＝ライト＝ドップラー＝エックス
あれれ〜？皆一緒だよ〜？

>>717
よっしゃ、こぼれたマックは俺がセットでドライブスルーだ。

>>718
こう、真正面から背伸びしてキスしてな？

「えへへ。ほかくしちゃった」

と

>>718おれはロッテ派なんだよおおおお！！！！

>>716
ヒント：人造人間

>>718
むしろ>>717がスルーしたんじゃね？

>>717
じゃあ、ベルはもらっておきますね

>>719
ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ

らんだばんだ〜
らんだらんだばんだ〜あ〜

VIP復活おめでとうございます。
ところで「空気」って、なんて読むんですか？　からけ？

**ラジオのお時間
　こんにちは！ 天空の淑女あらため、全開少女イーグリードでっす！

　みなさん御存知の通り、テレビ「竜巻！お悩み相談室」の放送時間なのですが……
　テレビ局さんの都合で、お休みになってしまいました！
　かわりにラジオによる声のみの出演です〜。えーん、しくしく。

　みんな、ごめんねー。ムカツク上司が居てさぁ……

　あ、でもね、でもね、公開録画ですから。
　HNKスタジオまで来て頂ければ、いつも通りの私が観られると思います。

　それでは今日も、エネルギー全開で、いってみよー！

※

――この番組は、カプコン、
――鷲のマークのエネルギー回復、
――ネット時代を引きこもる、アーマー・ドット・ジェイピー、
――以上の提供でお送りします。

※

「プロデューサー！ 抗議の電話が殺到してます！」
「あの女、まぎらわしい物言いしやがって！ 文句はケインに言えよ！」
「……チクショウ、なんでこんな人気あるんだ！？」

※

　えー、それでは皆さんからのお便りを読んでいきまっしょ！
　まずは……ペンネーム甲弾闘姫さん。常連ですねぇ。

『イーグリードお姉ちゃん、こん○○は』
　はい、こんにちはー。

『すっかり寒くなってきました。お空を飛んでいるときとか、寒くないですか？
私は、弱点ってわけじゃないのに、寒さが苦手です。
お姉ちゃんも風邪とかひかないように、お部屋で暖かくしてくださいね』

　ありがとうございます。でもねぇ、寒いって感じること、少ないんですよ。
　体質か、厚着してるせいか知らないけど。
　甲弾闘姫さんは冷え性なのかな？ 私みたいにマフラー巻くといいですよ。

『あの、さ、最後に……私のこと、子猫ちゃんって呼んでくれませんか？』

　えー？ これ私が言うのー？（笑）
　おっほん。それでは……ウォッホン！ いきます！

　またね、子猫ちゃん。愛してるよ♥

前張りを忘れてやるなｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>723 俺はヌコ派なんだよおおおおお！！！！

パー速でやれ

なんか来てる!!

　ククっ……次のお便り……フヒヒっ……！
　ごめんなさい、頭切り替えます。はい、時空の斬服鬼さんから頂きました。

『不不不……知っているかい？
ウルトラマンが殺したバルタン星人の数は、20億3000万人だよ。
殺しは良くないよね……不不不』

　知らなかったー！
　私なんか今までに食べた幼ｊ……パンの枚数おぼえてないですよ。
　へー、すごい。きちんと数えてるなんて、さすがウルトラですねぇ。


　次のお便り。ペンネーム……えっ？ あははは、ヤダー。
　ペンネーム深海のミントさん、だって。あはははは……
　いかん、また放送事故って言われる。もう笑わないよ、うん。

『決して小さくはない全開"少女"さん、こんにちはですよー』
　はい、ガタイは大きいほうです。

『最近ペットでも飼おうかと思うのですが、なにかオススメありますか？』
　ミントさんがペット飼うんかい。（笑）

　そうだね、私は忙しい人だから、散歩が必要ない動物を勧めるよ。
　猫とか、夜一緒に寝るとあったかいな。

　では、ここでCMです。

vip復活した！！！！

あれ？　鷹がマトモ……？

※

――いざというときのエネルギー補給に。
――鷲のマークのライフ回復【小】！
――お得な【大】サイズもあります。

※

　「竜巻！お悩み相談室」！

　やってきました、本命のコーナー。
　普段は電話とメール、半々の採用なんですが、今週はメールだけです。ごめんなさいっ！

　では一枚目は、この方っ！
　ペンネーム…………ん？ 灼熱、の、タン……ク？ さんから頂きました。

　……？？？

※

『⊇ωﾚﾆちﾚ£　T=〃　ξ〃ぅ』
「ちょっと！ コレ読めない！」
「うわ！ きったねえ字だな！」
「すみません、手違いがあったようです」

※

夜一緒に寝るネコwwwwww

こ、、、、こんにちわだぞう、、、、？

　もー。しっかりしてよー？
　あ、いやいや、スタッフさんとの会話です。ちょっと手違いがありまして。
　気にしないで！ 放送事故って言われると、減給されちゃうから！（笑）



　気を取り直して、お便りを。
　ペンネーム豪速拳の鬱王さんから。

『最近、職場で孤立したので転職を考えてるんだ。
テレビの仕事って、しがらみとか少ないか？』

　あらあら、深刻ですね。私は、しがらみとか無いですよー！
　自由ですからね、こう、ぱたぱたーっと！
　転職より空ですよ、飛んでみると気持ち変わりますよー！

（キャー！ イーグリードお姉さまー！）
　あ。公開録画してるんで、ファンの方が集まってきたみたい。
　やっほー、みんな楽しんでるー？

（こっち見たわー！ キャー、ワー！）
　ありがとー。こんな感じでね、あっけらかんと生きてれば大丈夫！
　全開少女が保証します！

　でもその場合、月の無い夜道には気をつけてね♥

>>738
姉御
（´・ω・） ｶﾜｲｿｽ

　次のお便り。ペンネーム雪原の女帝さんから。

『好きな人がいるんだけど、振り向いてくれません』

　わー！ わかる、その気持ち！
　私もね、私もね、好きな人がいるんだけどさ！
　カワイイの！ ちっちゃくて！ なのにお邪魔虫がいやがってね！
　死ね！ もう死ね！ 私の恋路を阻むエヘン虫め！
　のど飴で殺菌されて死ね！！

（打ち捨てられた葉書には
『彼との仲を邪魔しやがるバカ鳥を排除したい』
と、読まれなかった続きがある……）



　失礼、つい淑女にあるまじきエキサイトを。
　次いきます、ペンネーム還暦の苦労人さんから。

『職場でとんでもない部下がいます』
　ほうほう。

『性格は最悪、素行も最悪、いつ裁判沙汰になってもおかしくない問題児です』
　大変ですねえ。

ついに姉御まで鷲の毒牙に、、、、、無いか。

『なのに顔が良く、テレビ出演やモデルなど目立つ仕事をするため、表立って叩けません』
　そうですかー。

『世の中、顔が全てなのでしょうか。あまりの理不尽に我慢も限界です』
　あー、なるほどねー。

　居ますよ、むかつく上司。何かすると、片っ端から注意してくるの……
　気が付くと、いつもこっちを見ているの。まるで監視されてるみたい。

　でもハンターの仕事は辞めません！
　だって私はコメンテーターやモデルである前に、全開少女ストームイーグリードなのだから！
　私は私のアイデンティティに賭けて、この道を貫きます！

　でも、月の無い夜道だけは気をつけるよ！

（キャー！ わー！）
　みんな、ありがとう！

（キャー！ いやー！）

（誰かー！ 助けてー、痴女よー！）
　……ん？



（わーい！ イーグリードの！ 旦那！）

>>741いや、攻略可能になっているぞ。

　……こほん。それでは今日はこの辺で。
「竜巻！お悩み相談室」パーソナリティは、ストームイーグリードでした。
　またねーっ！

（あ、鷲が出てきた！
　見て！ 見て！ バカには見えないお洋服！
　クワンガーの旦那がくれたんだよ！！）

（そぉい！！）

※

――この番組は、カプコン、
――鷲のマークのエネルギー回復、
――ネットメディアも引きこもる、アーマー・ドット・ジェイピー
――以上の提供でお送りしました。

>>744
ちょwwwwwwwwwリオwwwwwwwwwwww

公務員がMIXI上で飲酒運転自慢

http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1163245513/

鷲がヤバすぎてガタックが普通だよｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

そういや差別化を図ったのか元々そういう方針だったのか、、、
ついにドップラーが女体化でしたね。

これでお稲荷が別次元確定か。


こいつもこいつで楽しみな俺なのだ。

他の作者ってのも良いなｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

本編の扱いによって象の今後が決まるなｗ
みんなの考えだと あいつピザなんだろｗｗｗ

>>749
俺は、、、

�@実はメカニロイド＠岩本　説
と
�A実はガチャガチャ二号機　説
を想定している。

つーか、象がギャル文字ってｗｗｗｗ

パンドラスイッチからそんな匂いは漂わせてし ドップラーは最初からロリ化だったんじゃね？

出てくるキャラ全部好きだが
伏線をちゃんと回収する作者が一番好きｗ

>>750
自分は遠隔操作説で

むしろ作者をロリ化うはなにするやめ、、、
ﾃｨｳﾝﾃｨｳﾝ

作者をロリ化！？
それでは子供が生めんではないか

話を逸らすが、絵師様のヴァヴァって、肩キャノンが薔薇!?
それともバックに花を背負ったオサレさんか!?

り、離脱

きっとバラは放熱フィンなんだよ

象は姉さんと言うより光武を想像している俺がいる

薔薇の花びらがホーミングミサイルみたいに大量に発射されるのを想像した俺はローズレッドですかそうですか。

>>756
キャノンだろあれ
真ん中に銃口ついてるし

サドっぽさが出て良いな あれｗ

でももうちょっとVAVAらしさが欲しかったな あの溶接みたいなメットが拝みたかったぜｗｗｗ

>>761
そこで普段は甲冑に身を包んでる設定ですよ。

>>761
ヒント：ダイの大冒険のヒュンケルの武器

>>762
絵師様のでは、ゼロも私服姿みたいなヤツだったしな

あれはエックスが買ったやつで 確か作者が描写してた

俺たちがO・イナリーで騒いでたら 服のブランド名だか何かで出してくれたんだっけ？

>>763
グランドクロス思い出した。

ヒュンケルの武器ってあれか
攻守兼ねそろえたやつか

AMD！

>>760
限りなく正解に近いですがキャノンではなくヘヴィーマッスィンガーンです。
公式イラストでもなんか弾丸がずらーっとつながったのが付いてるしきっとそうです。
髪型とか服装は元のVAVAのメットやアーマーに似せたつもりだったけど
やっぱ分かりにくくてｺﾞﾒﾝﾈ

>>769
絵師さんｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!

今回も塗らせていただきます＞＜

絵師さんｋｔｋｒ！マッスィンガーンてｗｗｗｗ

絵師様 絵師様じゃないか
絵師様には是非ともオールバックケインを描いてもらいたいもんだぜ

そしてベルとハゲ、、、、


シグマはまだ資料不足かな？

というか作者のケインはヒゲがないな
別にあの冷たい性格的に良いけど

ヒゲの生えた女性か･･･悪くないな

つロリ

>>769
メタスラｋｔｋｒｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
次は是非フレェィムショッで

ロォッケットランチャッ

ほ

「いくぜクラーク！」
「おうよ！」
「「クロォス・チェンジャー！」」

なんか閉鎖はなさそうだな
ネタだと思ったが

Ｘ１だけじゃ終わらない作品が途中で頓挫するなんて嫌だぜ
そんな俺はアジールが楽しみ

>>780
もしかしてメタスラに怒の奴らが出るのか？！

専ブラ隊の方々、乱立に備えてDATの確保よろです


そしてマック派の俺は他にもダイナモやハイマックスといった空気キャラが好き

>>782
ラルフ「メタルスラッグ６へ！！」
クラーク「ランニングスリャー！！」
ラルフ「ちょｗ」

乱立する時　このスレも新しくし立てた方が良いのかね？

>>784 ｍｊｄｗｗｗｗｗｗｗｗ
クラークとかどうやって戦うんだよｗｗｗアルゼンチンバックブリーカーか？ｗｗｗ
ならラルフはｷﾞｬﾗｸﾃｨｶかｗｗｗｗ

>>786
もちろんググレば一発なんだがあえて言います。
ほ　ぼ　そ　の　と　お　り

立てるのなら、アイキャッチを考えますね

ちょ、出かけてる間に絵師様ｋｔｋｒ！
作者様もｋｔｋｒ！

うはｗｗｗ作者


乱立に持ちそうにないから　新スレ立てる準備はした方が良いかもしれん

作者乙

落ちるの分かっているんならパー速でやれよ
せっかく「パートスレ」ばかりになったvipのために作られた板なんだから…落ちる危険もないんだし。

>>792
そんなのあるのか？

>>793
2ｃｈとは離れているが、あることはある

http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

2chから独立したふざけた板がある

そろそろ来るな、どうなることやら

ほっ と一息
乱立やら鯖落ちは無かったな やっぱり

とりあえず油断大敵保守

なんか規制？かけたみたい

規制？
レスとか投下に影響あんのかね

>>794
ｔｈｘ

>>800
bbs.cgi 止めるとかなんとか

でも負荷試験にのために解除するって

風呂上がり保守

なんかあんまりたいした事ないな乱立
まだ、ｖｉｐ落ちてると思ってる人が多いんだろうか

とりあえず保守

ほ

お風呂入る前に保守

一気に人居ない

パー速でやりゃいいじゃん。みんな諦めてそっちいったぞ？
なんで無駄に新規の人獲得しようとする？誰もこねえよ

まとめ代行のものです　Vip復活してよかったです。
今回作者様が投下したthe day ですが、"Irregular`s Elegy" 内の
別として更新でよろしいでしょうか？

>>810
まとめの人乙です！
今度作者さんが投下した時に聞いてみては？

「わっ……ケイン博士」
驚き、振り向くと、喪服の似合う老人が横に立っていた。

「あ、はい。何でしょう？」
「春過ぎとは急だが、新しいレプリロイドが、君の部隊に配属される事になった」
本を閉じて、首を傾げる少年に、ケインは説明する。
新しいレプリロイド――検査を受けた、紅き少女を思い起こしながら、老体は続けた。

「へぇ……。それがどうかしたんですか？」
何故、自分に言うのか。そんな疑問を抱き、少年は、朝日に照る顔を怪訝なものにした。

老人は、一瞬言い淀み、
「――仲良くしてやってくれ」
「は？」
少年の思考を、不可解というものに囚われさせた。

「以上だ」
言うだけ言い、ケインは少年を置き去りにして、本部の施設へ戻る。
後方で自分を呼ぶ声がするが、聞こえないふりをして、足を速めた。

「遺産を飼いならす、か。……本部はいったい何を考えているんだ」
ケインが胸から書類を取り出す。

紙面には、猫の耳をつけた少女の写真と、ハンターに従属させるとの指令が載っていた。
既に訓練をさせており、類まれなる手腕をみせているようで、少女に特A級のハンターの称号を与えるとも書かれている。

>>811　ですね。修正は聞くので一応Irregular's Elegy内に別枠で作っておきました

結局、行われた検査で何も得られなかった、謎めいたレプリロイド。
遺産と呼ばれた存在。振るう力は、彼女を職場へと歓迎するハンター――その職員を、先日、虐殺してのけた。

本部の意向に、理解に苦しむケインは、手にする書類を中庭に点々と置かれるゴミ箱へ叩きつけた。

春が終わりを向かえようとし、段々と気温が暑くなってゆく。
だが、ケインの瞳はどこまでも冷え切っていた。



「仲、よさそうだ」
初夏。
空に浮かぶ白い太陽が、じりじりと光りを強め、地面に陽炎を作り出す。

色素が抜けたのではなく、元の色が真っ白である髪を持った少女が、思案に沈む老人へと声をかけた。

「……ライト博士」
ライト呼ばれた少女は、日より眩しい笑顔を、中庭の小さな運動場で球技に勤しむ二人に向けられていた。
バスケットをする赤と青。少女が一方的に、少年からボールを奪い、ゴールへと投げ入れていた。

「へっへーんだ」
「うぅー！」

特Aというのを納得できる身のこなしで、少女は相手を翻弄する。
目を回し、打ち倒れる少年。
少女の腕が翻り、またもリングへと、茶色の球が正確に投げ込まれた。

作者さん来ましたねｗｗｗ
wkwktktk

ケインはそれを静かに見つめ、ライトが声をあげて笑う。

「根つめた顔してますよ、ケイン博士」
笑みを崩さず、ライトは隣で黙して座る老人へ、気遣いの声をかけた。

その言葉に、きょとんとするケインが、困ったように口元を歪ませる。
自分のそんな姿を、他人に見られたくなかったのだろう。ケインは居心地が悪そうに、身体を揺らした。

「そう、だろうか……顔に注意は払ってなかった」
頬に手をあて、ケインが不器用な言い訳を口にした。

それを冗談と取ったのか、ライトが小さく吹き出した。
少女の、可愛らしいが、失礼な態度に憮然とするケイン。

笑いながらライトは、取り成すように軽く手を振るい、からかった訳ではないと弁解した。
笑みを浮かべながらでは、説得力は無いが、ケインは一応納得する。

「ふふっ、無理しないで下さいね。ん……休憩おわっちゃう――それじゃ、私は」
右腕に嵌められた時計を見やり、少女はスーツの男に向け、小さく礼をする。

「あ、最近、カウンセラーの許可が下りたんですよ」
ケインに背を向けようとした所で、ライトは髪をかき上げ、そう言った。

お風呂から出たら
ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━(∀ﾟ )━(ﾟ　 )━(　　)━(　 ﾟ)━( ﾟ∀)━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!!!

レプリロイドの心理を考え、悩みを聞き、それを解決する手助けをする。
カウンセリングの為に、医療室の一部を使用させてくれ――ケインは、そんな訴えがあった事を思い出す。
許可が下りた事に、特別な感慨をケインは受けなかったが、少女自身の嬉しそうな顔に、何かを言わなければならないと考えた。

「それはおめでとう」
捻り出したのは、なんの変哲もない祝いの言葉だ。

「ありがとうございます」
普通ではあるが、それでもライトは満足したようで、力強く頷く。
エメラルドの瞳には、カウンセラーとしての決意が漲っていた。

緩やかに過ぎ去る、なんでもない一日。――永遠と、��通常�≠ｪ続けられていた。




「一体、何を考えているんだ……！」
振り下げられた拳がデスクを叩き、上に載る書類の束と灰皿が、淡く光る照明まで飛んだ。
煙草と灰が床を汚し、書類が部屋にばら撒かれる。

ケインは机を蹴り上げ、全てを地へと還した。
彼らしくない野蛮な行為を受け、壁に激突する万年筆が半ばからへし折れ、机の下敷きになったスタンドライトが破砕する。

「採掘場で何をしている……！　どうして、情報部は何も言わない！！」
怒声に、我関せずと鈴虫が鳴く。
本部の三階に位置するケインの執務室の窓から、夏の名残である蒸し暑さと、秋の到来の声が流れてきた。

ケインの目前に、滅茶苦茶になった私物を飛び越え、大きなスクリーンが垂れ下がっている。
投射器の光りを受ける巨大な画面には、頭を抱えた男の知らぬ所で行われている、本部の��動き�≠ｪ映されていた。

いつから、違和感に気づいたのか、ケインは思い出せない。
ただ、ハンター職員の進退について、書類の処理作業を行っていた時から、ケインの胸の内に疑問が沸いて出てきた。

勝手に、任務場所を変更される部下。
意味不明な異動。
説明のされない、内容不透明な任務。

それらに関する情報を、開示するのを拒否する、同じ職場であるはずの部署。

どこで彼がおかしな事に気づいても、おかしくはなかった程、ハンターは異質な行動をしていた。

「…………暗殺だと」
同時に、各地で暴れるイレギュラーの数が、日を追う毎に勢力を増している事も知る。

次々に、ハンター幹部が寿命や耐久年度を繰上げ、早めの死を迎える。
スクリーンには、先週末に、人間とレプリロイドの権利の平等化を訴えていた、幹部の一人が破壊されたと表示。

ここでライトのカウンセラーが来たのか・・・・・・
短編のものまで回収してるｗ

次に、和平会談のメンバーが連続して殺害されると――人とレプリロイドの生き死にしては、とても簡潔な文章が流れた。
暴走したメカニロイド達が、世界中で、死神の手を広げる。

摘みきれない頭痛の種に、ケインは全てを放り出したくなった。
しかし、そうさせないのは、ひとえに彼の立場が責任あるものであり、彼自身が責任感の強い人間であるからだ。

「この世界は……本部は……いったい」
ハンター本部で、重要な役目であるはずの老人は、道化という単語を頭から引っ張りだす。
歪む顔を手で覆い、ケインは生まれて初めて、市販で扱われている頭痛薬を服用した。

ポケットから取り出した瓶を戻さず、壁へと投げる。
安っぽい音をたて、内包していた錠剤が飛び出しながら、ガラスの破片は弾けた。

軽いノックが、上質の木で出来た扉に送られる。

「父さん……」
壊れた机の前にあった椅子へ、額を押さえて腰掛けるケインに、暗く沈んだ声がかけられる。
汚くなった執務室の扉が、金の長髪を流す女を飲み込んだ。

ケインの刃物のような瞳が、横目に向けられる。
緑の装甲が、力なく立っていた。

「……シグマ。何だ？　私は忙しい」
両手を後ろ手にするシグマに、用も聞かず、彼女の父はおざなりに応対する。
彼女の様子など目に入らず、今後の身の振り方だけが、ケインの頭をぐるぐると回った。

「…………いえ、なんでも……ないです。……邪魔して、すいません」

ケインは、女の手に握られた物に気づかない。
悲しげな目をし、もうこちらを見ようとはしないケインに、シグマは優しく微笑んだ。

涙を一粒だけ零し、
「……あなたに。父さん――あなたに……迷惑はかけません……」
シグマはそう言って、部屋を後にした。

「さよなら……父さん」

どのぐらい時間が経ったか。
数時間ほど動かぬまま思案していたケインが、一息つこうと、椅子から身を引き剥がす。
壁にかけられた時計が、今の時刻は深夜だと示していた。

部屋の隅に設置させた、コーヒーメーカーを操作しようとすると、床から電子音。
引っくり返った電話機が、単調な音を鳴り響かせて、受信を告げる。

「私だ」
丁寧に不機嫌を隠し、ケインが受話器を取る。

『シグマが一昨日の夜から、昨夜にかけて、何処に居たか知っているかね？』
発信者は、挨拶もなかった。

Σ――ッ！

「……は？　いえ、存じませんが」
声から、ハンター本部の最高責任者だと思い出し、ケインは少しだけ慌てる。
だが、動揺も綺麗に隠蔽してみせた。

『邪魔をした』
不可解な質問は、唐突に切られ、待機音だけが虚しく続く。

最後の夏の日――平和であるはずの日常から、異常が水面から現れた。



緑を赤く染める秋。

『シグマが本部のデータをハッキングした、との嫌疑がかけられている』
次第に寒さを帯びてきた季節の始まりを、耳を疑う言葉で、冷たく祝す。
ケインは受話器が、振動をしているのを感じ、それが自分の震えによるものだと気づいた。

「……馬鹿な」
口からでるのは、掠れる一言。
思い当たる節などなく、ましてや、ケインにはそのような事自体が信じられなかった。

『早急に、彼女を会議室へ連れてくるように』
相手の事など考えない送信者は、短く告げると、またも強引に通信を切った。

波が揺れる。

Σ姐が微妙にファザコンっぽくてＧＪ

グッバイ！シグマ！

Σ
（´・ω・） ｶﾜｲｿｽ

「何……が……」
赤い。
紅葉などという風物ではなく、ハンター本部の一部が炎の巻かれていた。

「シグマ……！！」
ケインは、自分の娘の姿を、おぼつかない足取りで探す。

赤い。
全ての光景が、赤に染められていた。


[第17精鋭部隊隊長、暴走]

「これは、由々しき事だ！！　レプリロイドが反乱を……しかもハンターから！！」
肥満の男が、頭から出したのかと思える声で喚く。
それを横目にしながら、ケインは配られた書類に目を通した。

「――なんですか、これは」
いつから、世界は自分の理解を超えるようになったのだろう。
ケインは、どこで間違えたのか考えるが、答えなど出ない。

「二日前から、我々が考えた��調査方法�≠ｾ」
与える者も居ない。

＞肥満の男
やっぱVAVAもですか・・・・

ＶＡＶＡ
ｏｒｚ

「……何かの……冗談でしょう」
��何か�≠ｪ自分を追い抜かし、結果だけが足跡として残る。
その足跡は、様々なものに被害を振り撒き、無惨なものだ。

「メディアは勿論だが。ハンター職員にも、奴等が事を起こすまで、この事は公表するな」
ケインは理解できない。

「以上」
彼等は何を言っているのか。

「待ってください……！　この調査方法は、何なのですか！？」
科学者。レプリロイドを作る身の自分に、突き出された悪夢。

「以上だ。退室したまえ」
真っ暗な闇色のメットが、老人をみつめた。

「これは……レプリロイドの権利は、どうなるのです！？」
いつから、こうなったのか。

レプリロイドは、人間の道具であるという風潮が生まれ、人は傲慢になった。
両者が手を取り合える世界を作る――ハンターの目標。そんな思いは何処へ消えたのか。

「権利――こうなってしまっては、そんな物など破棄すべきだ」
いつから、自分は何も言えなくなったのか。

ｵｼﾞｰﾁｬｰﾝ!!!!!

「世界平和のため――我々は、可及的速やかな解決を求める。」
世界平和という単語にすら、ケインは違和感を感じた。

「訓練Σについては秘密裏に運ぶよう、お願いする。以上だ」
フルフェイスの男が、そう言い、会議室の幹部達が揃って頷く。
全てが完結した。



二週間後。

[ヴァヴァ脱走]
[アイシー・ペンギーゴ異動]
[アーマー・アルマージ異動]
[ブーメル・クワンガー異動]
[バーニン・ナウマンダー、ラボへ]
[第9レンジャー部隊、失踪]

訓練Σは、どこかで行われている。
何かが、どこかで行われている。

シグマは、何を思い、何を求めているのか。
ハンターは、何を考え、何を目的としているのか。

「私だ」
鳴り響く受話器を取る。

「……ケイン博士、マックです！！　イレギュラーが高速道路を……！！」

違和感の正体は掴めない。
だが、確実に��何か�≠ﾍ息づいている。

地球――この青い世界に。




＜了＞

>>833
ていうことは、引篭りもガタックもされちゃったのね…orz

最初の投下との心理描写とかが、上手くいってるな
終盤が詩みたいなのが良かった

そして真相が気になるよ！！

イーグリードも…


あ、無いか

姉御は無事

なのか？

乙！！

吐き気をもよおす邪悪だッ！！！

作者様、乙です

進展キタコレ

エックス塗り終わったんだぜ
ttp://viproom.heartring.net/log/vipper1999.jpg

ところで、誰かこのエックスの線画あったらうｐしてくれると嬉しい。
これ塗るときミスって上書きしちゃったんだ・・・」￣|○

(　д )　ﾟ　ﾟ

とりあえずは、the day は本編枠に入れておきました

>>843
これかい？

http://www.vipper.org/vip376748.jpg.html

我々人間に同族への不信感を覚えさせ
内部分裂を誘う……
つまり作者＝シグマだったんだよ！！！！

>>846
お、ｔｈｘ

>>847あえて
　　　　　　,､‐ "￣:::ﾞ:丶､
　　　 ,r::::l3ﾞ::::::::/ﾊヽ:ヽ::::､:ヽ
　　　 {::://::::::://　ヽ＼ﾄ､:::::::!
　　　 ヾ l:::::::/ 丶 　 ｀ヾ ｨ､:::|
　　　　　|;:r::| 　Ｏ`　　'Ｏ ﾞﾊ|　　　＜　ないない
　　　　　 ヽﾊ　:.:.　　　　:.: ﾚ
　　　　　 　 ´＼ r‐--‐､,ノ
　r､　　　 　r､／ヾ￣下ヘ
　ヽヾ　三　|:l1､＿ヽ/__ .ィヽ
　　＼>ヽ/ |｀ ｝　　　 n_n|　|
　　　ﾍ　lノ `'ｿ 　 　 lﾟωﾟ|　|
　　　　/´　 /　　　　　￣|.　|
　　　　＼. ｨ 　 ＿＿＿　|　 |
　　　 　 　 |　ﾉ　　　　　l | 　|
　　　　　　|　|　　　　　　i:|　 |

塗師様は褐色肌がお好きですか。

Σに抱きついたり
バスケでゼロに負けたり
作者のエックスは何であんなに可愛いんだろうなｗｗｗ

>>850
褐色って俺が塗ったマン姐さんみたいな色のことじゃね？

>>852
ちょっと濃い肌色ではあるが褐色とまでは
言わないかな？

> 真っ暗な闇色のメットが、老人をみつめた。

誰だろう？

>>854
ガチで候補がいっぱいあるから困る。

>>85
Ｘシリーズならどいつも出てくる可能性あるからなー

ただの人間だと思ったよ
ハンターの最高責任者って書いてあるし

それよりも誰か搾り取られるエックスを描いてくれ！！

過疎ってきたな、保守

この時間に乱立ですか

>>859
え、マジで？
保守せねば

わけ解らん文字列のスレが沢山立ってただけだ
ｽﾏﾝ

>>861
いやいや
問題ないならそれでいいんだ
（ﾟεﾟ）ｷﾆｼﾅｲ!!

ほっしゅー

保守

就寝前の保守

ほ

こ

ｋｋ

ほ

ホシューズベストヒットティービィー

よみながらほしゅ

復旧したみたいですね。
保守投下してもいいですか？

いらっしゃい保守

　前回のつづき
　FFとBBのドップラーなナイトメアポリス

　バッファリオの先導の下、改めて展示物を見直して行く。
　随時、作者から作品への経緯、思い入れを語られるので、ただ見ているより格段に感動も深い。
　それに、バッファリオは外見と裏腹に活発な女性だった。
　
　作品の前に立って説明を始めると、必ず身振り手振りが加味される。
　馬に乗った中世騎士なら剣を振り、獣の彫像なら爪で引っかく動きを再現する。
　その都度、我に返り、恥ずかしげに俯いては、誤魔化すよう髪に指を絡ませた。

「すみません、一人ではしゃいでしまって……」
　上目遣いに見上げてくる謝罪の瞳に、マンダレーラが頭を振る。
「それだけ作品に思い入れがあるという事です。堪能させて貰っていますよ」

「本当に？」
　尋ねてくる視線に青年が頷く。
　すると、バッファリオは視線を落として安堵の息を零した。

「お優しいですね」
「どうでしょう？　そう言って頂いたのは初めてですから」
　作品に目を窶しながら、マンダレーラは特に感慨を抱かず呟いた。
　そんな青年の様子を傍から覗いていると、何故か無性に嬉しくなる。
　バッファリオは笑窪を浮かべて青年の隣を歩いた。

「それはそうと――、宜しかったんですか？」
　ふと、歩を進めながら、バッファリオは隣の青年に問いかけた。
「コートですか？　構いませんよ。寒いと感じる者が着るべきです」
　てっきりコートの話だと思い、マンダレーラは断るように手を振る。
　実の所、彼女の着ているコートは元々、マンダレーラに用意された物だった。

　会場を自ら見て回ろうと事務所に寄った際、掛けてあった一着を拝借したのだそうだ。
　気付いてからは頻りに返却しようと奮闘していたが、寒さの前に呆気なく惨敗し。
　それ以降、着て貰っている。
　しかし、バッファリオは首を振って否定した。

「いえ、勿論それもありますが……」
　戸惑う様子に、マンダレーラは一度、視線をヴァジュリーラの方に向ける。
　しかし、そこには普段、居るべきはずの少女の姿が無い。
「彼女自身が希望したことです……」
　珍しく表情を曇らせるマンダレーラに、バッファリオもそれ以上、追求しなかった。

　
　今から少し前、まだヴァジュリーラがいた頃。
　案内役を買って出たバッファリオを加え、一同は展示物を観覧していた。
　当初はヴァジュリーラも、バッファリオと会話していたのだが、ある時を境に口を閉ざしてしまう。

　一体、何が気に食わなかったのか。
　急に喋らなくなった少女の様子を不審に思いながらも、構わずマンダレーラは説明に聞き入った。
　――それから、すぐの事だ。隣から妙に殺気立った気配を感じるようになったのは。

　重苦しい雰囲気の中、二人の女性に挟まれて傍から見れば、まさに「両手に花」だが。
　当事者にしてみれば花は片方だけで、もう片方にはピンの抜け掛かった手榴弾があるような状態だ。
　どうしてそうなったか、二人の間に挟まれる青年にも解らない。
　ただ本心を言わせてもらえば、勘弁してほしかった。

　触らぬ神に祟りなしと言うが、放って置いてどうにかなる物でも無く。
　話し掛けて改善を図ろうとするのだが、まるで取り合おうとしない。
　むしろ話し掛けるだけ、少女から発せられる気配は濃厚になった。
　お陰で周囲からは恐れられ、徐々に他の客が姿を消していく。

　そんな痛ましい空気が漂う空間で、信じ難いことにバッファリオだけが異変に気付いていなかった。
　横では頻りにはしゃぐ女性。その反対では強烈な殺気を送る女性。
　暫く、抜き差しならぬ状態が続き、挟まれて神経をすり減らしていた頃。
　不意に、進路上の関係者通路の前で、ヴァジュリーラが足を止めた。

　急にどうしたのかと振り向くと、寒さが堪えるから待機したい、と答えが返ってきた。
　事実、場内は氷点下であり、彼女が寒さに弱いことも知っている。
　何ら疑う要素も無いので、マンダレーラはバッファリオに頼み、彼女を部屋に入れてもらう事にした。
　暖房の効いた部屋に篭るなら、と青年は少女からジャンパーの返却を求める。
　
　しかし――、
「平気なんだろ？」
　恐ろしく冷めた返答を以って青年の言葉を一蹴すると、少女はそのまま部屋の奥に消えた。
　この時、初めてマンダレーラは氷点下でも汗が掻けるのだと知った。

　果たして、そういった経緯から現在に至り。
　ヴァジュリーラを別室に残して、マンダレーラは展示物を説明付きで見て回っている。
　どれも、これも見事な出来栄えで、加えてバッファリオの紹介も面白いのだが。
　どうしても安心してそれらを愉しむことが出来ないでいた。
　
　大体、理由は判っている。
　植えつけられた恐怖心からか、ずっと背後から視線を感じるのだ。
　時折、振り向いては、隣を歩くバッファリオから稀有な視線を浴びた。
「どうかされましたか？」
「いえ、どうもしません。続けてください」

　目頭を揉んで、マンダレーラはバッファリオに説明を続けるよう促す。
　そして、もう一度、後ろを確認すると視線を正面に戻した。
　やはり誰もいない。
　しかし、一度背中を向けると、再び刺さるような視線が注がれた。

　――どうやら身体の調子がおかしい。今日はメンテナンスを受けよう。
　無礼と知りつつ、バッファリオに断りをいれ、携帯端末を使って研究所に通信を開く。
　すると、すぐに研究員の一人と通信が繋がった。
「マンダレーラだ。作業中、申し訳ないがメンテナンスの準備をしておいてくれ」
　簡素に伝え、通信を切ろうとする。
　しかし、研究員のハスキーな声がそれを無理やり引きとめた。

「なんだ、何か問題があるのか？」
『いえ、メンテナンスの準備はさせて頂きますが。そのう……』
「どうした。言ってみろ。別に怒鳴りつけたりはしない」
　もたつく相手に、とりあえず言ってみるよう促す。
　相手は躊躇しながらも、マンダレーラの言葉に決心して口を開いた。

『――博士がどこに行ったか知りませんか？』
　マンダレーラはその場に跪いた。
「あ、マンダレーラさん！？　大丈夫ですか？」
　唐突に膝を落とす青年の様子に、バッファリオが悲鳴を上げる。
『どうかされましたか？』
　突如、マイク越しに届いた女性の悲鳴に研究員が不安げな声を出す。

「いや……、なんでもない。――バッファリオ氏も、気遣い無く」
　努めて平静を装い、マンダレーラは立ち上がった。
「解った。こちらからも捜してみよう」
『お願いします。メンテナンスは何時でも可能にしておきますので』
　通信を切ると、途端にマンダレーラは肩を落とした。
　
　何故、こうも問題が立て続けに起こるのか。
　横では心配そうに見上げてくる女性の目がある。
「大丈夫ですか？」
「ええ、続けてください……」
　覇気の無い声でバッファリオを促し、マンダレーラは再度、展示物に視線を移した。

　直後、右腕が引き寄せられ、同時に柔らかな感触が押し付けられる。
「見てください、あの子！　私の一番のお気に入りなんですよ？」
　呆気に取られる青年をよそに、興奮気味に語るバッファリオは、
　自身の腕を絡ませて、女性特有の膨らみを惜しげもなく腕に押し付けていた。

　――刹那、後頭部に刃先が突き立てられたかのような鋭痛が走る。
　驚愕し、咄嗟に空いた手で首筋を撫でるが、変化は見られない。
　後ろも振り返って見るが、誰もいなかった。
　今日は本当に、どこか壊れた気分だ……。
　嘆息を漏らし、マンダレーラは何時終わるでもなく続く、痛烈な時間を過ごした。


「今日は本当に楽しかった……」
　会場の入り口前で、男女を前にバッファリオが感慨深げな微笑みを浮かべる。
「それはよかった……」
　表情に心労を色濃く残すマンダレーラは、努めて覇気のある発声で答えた。
　横には普段通り、ヴァジュリーラが寄り添うに立っている。

　既に会場を出ているので、コートは着ておらず、攻撃的な気配も纏っていない。
　心なしか眼光が鋭い気もするが、それは元からだ。
「ヴァジュリーラさん。寒かったと思いますが、大丈夫でしたか？」
「ええ、特に問題はありませんよ」
　返答も問題なく行い、ヴァジュリーラは彼女同様に微笑を浮かべる。

「では、また」
　一礼し、マンダレーラはヴァジュリーラを引き連れて、会場に背を向けた。
「なんだ？　歩きづらいぞ」
　歩き始めてすぐ、ヴァジュリーラはマンダレーラの腕に張り付くように体を密着させた。
「外に出たら途端に蒸すんでな？　君の身体は丁度いい位に冷えてて、気持ちがいいんだ」

　恥ずかしげも無く喋ると、それでも飽き足らないように今度は腕を絡ませる。
「おい」
「今更なんだ。彼女ともしたんだろ？」
　華奢な身体に付加された豊な膨らみを強引に押し付け、不機嫌そうに零す。
「あの視線は、やはり君だったのか……」

「何を言っているのか、まるで解せないな？」
　恨めしそうな視線にそ知らぬ顔で答えると、少女は明後日の方向を向く。
「大体、何で彼女の前で普段と口調が変わるんだ」
「招待客が尊大に振舞ってどうする……」

「それにコートも彼女に着せたままで……」
　そこまで言って、ヴァジュリーラは口を閉ざした。
　憮然とした態度で青年の返答を待っていると、不意に頭の上に手の平が被さる。
　見上げると、青年の困った表情が目に飛び込んできた。
　
「すまなかった」
　ただ一言だけ謝罪を述べると乗せた手を退けた。

ところで遺産っていうのはワイリーが作ったものだけを指すんだろうか？
それとも１００年前に作られた機械類は全部遺産なんだろうか？
前者だとしたら、レプリロイドを幼児化させるウイルスならまだしも、
女性にチ○コを生やすパーティーグッズなんぞは何を考えて作ったんだ、ワイリー…

　それを皮切りに、ヴァジュリーラは溜息を吐いてマンダレーラから腕を解く。
「いいさ……、俺もどうかしてた」

　それから数歩進んで、互いに顔を見合わせる。
「また露店を回るか？」
「うん」
　マンダレーラの提案にヴァジュリーラが頷き、ようやく普段通りの雰囲気に戻る。
　と、そこへ――、

「ま〜くぅん！　しばらくこっちにいるから、また来てね〜！」
　口の両端に手を置いて、遠方を歩く二人に届くよう、目一杯の声量でバッファリオが叫んだ。
「まあくん？」
　異口同音。耳に届いた言葉を範唱して同時に振り返る。
　見れば、遠くなった会場の入り口から、悪戯っぽく舌を覗かせる女性の姿があった。

　無邪気って――、怖いな……。
　らしからぬ若者言葉で思考を走らせると、マンダレーラは脇目も振らず駆け出した。
「待て！？　あれはどういう意味だ！」
「知らん！　彼女なりの冗談に決まっている！」
　夕日の翳るドッペルタウンを背景に、二人の鬼ごっこが幕を開ける。

「それで――、何故こうなるんだ？」
　既に夕日が没し、薄い夜闇が辺りを包む頃。
　公園のベンチに腰掛けて、今更のようにマンダレーラが零した。
　その膝には、ヴァジュリーラの頭が乗っている。

「うるさいな、償いをすると言ったのは嘘だったのか？」
「いや……、だからどうして「膝枕」なんだ？」
　自分の膝に頭を乗せて、横向きに寝転がる少女に問いかける。
「なんだ、知らないのか？　男女の仲直りには「膝枕」が一番なんだぞ」

「しかし「膝枕」とは原則、女が男にしてやるものではなかったか？」
　すると、少女は眠たげに欠伸を吐いた。
「これは君の「償い」だろう？　君がすべきなのは明白だ」
　そして、もう一つ欠伸を吐く。

「疲れたから寝る。適当な時間に起こしてくれ……」
　そう言うと、すぐにヴァジュリーラは目を閉じた。
　間も無く、整った寝息が膝の上から漏れる。
「適当な時間……か」

　呟くと、マンダレーラはジャンパーを脱いで、そっと少女の上に掛けてやった。
　少女の頭を撫で、ふと研究員とのやり取りを思い出す。
　あれ以来、連絡が入ってこないところを見ると、まだ博士は見つかっていないようだ。
「博士を探さないと――」

　
　しかし、探しに行こうにも今、腰を上げるわけにはいかない。彼女を起こしてしまう。
「どうしたものかな……」
　安心しきった寝顔を向けられると、ますます起こしづらくなる。

　そんな葛藤を演じている最中、不意に端末に向けてメールが届けられる。
　差出人を見ると、当の本人からだった。

『件名:Dr.ドップラー』
『主題:マンダレーラへ』
『本文:今、留置所にいるんで迎えにきてくださ〜い＾＾☆』

　マンダレーラは静かに端末を切ると、二度と見ぬよう完全に握りつぶした。

　今日もドッペルタウンは平和だった……と、思う。
　つづくかも

なんでも少女にするのはどうかと思う。ロックマンスレの時は神スレだったのに。

お稲荷来てたー！微笑ましい限りだ！！


>>885
その考えはもう大分前に置いてきた。

>>885
このスレにはこのスレの掟があるのさ。
今、本家の長編を鋭意制作中だからもうちょっと待ってろ。

>>769 こういうのを言って良いのか迷うのだが言っておこう
PSPでは肩の武装はキャノン砲になっている
ではマシンガンはどこかというと、指先からだすようになってる
その他には足首からナパーム系のボムが出せる

VAVAは武装を変更できるから使ってておもしろかったな、ロングバレルガンとか5連射キャノンとかあって

ディスタンスニードラーしちゃうのおおおおおおおおおお！！！！！

今沖田保守

ﾋｯﾌ保守

パンドラスイッチ
牛乳が出るチンコ
ゼロ

が今まで出てきた遺産で全部？

おは保守

ヴァジュリーラｶﾜﾕｽ

>>887
さりげなく爆弾発言すんなｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>889
一瞬ディズニーランドに見えた件

これから投下する作品はOctopus's prideを読んだ後思いついた物です。
作者さんには無断で状況をお借りしました。先に謝っておきます、すいません。
ケイン博士と話しているのは以前出て来たオリキャラを参考にしたものです。

ちなみにオクトはほとんど出ません、あしからず。

「失礼します」
軽くノックして入室するのは執務室。
中に居るには目の下に隈を作りやつれた顔をした初老の死人――
もといケイン博士がいる。

「…何のようかね…」
今にも倒れそうな声で喋る。相当疲弊しているようだ。
「あの……、お疲れのようでしたら後で出直しますが？」
「別にかまわん。気を使うのなら早く用を済ましてくれ」
「では……、まずは先日発見された遺産についての調査報告をします」
「最近良く見つかるな…、続けてくれ…」
博士は深く椅子に腰掛け目を瞑る。

「はい、今回の物はまともなものですよ。名称はフラッシュストッパー。能力は、
　使用者の体感にして約３０秒間時間をとめることが可能です。欠点として３０秒間の
　使用後、約１時間のチャージが必要となります……大丈夫ですか？顔色が悪い
　ですよ？」
「問題ない。それにしても驚異的な能力だな…。どうやって使うべきだと思う？」
「そうですね……、時間を止めている間にシグマ隊長の胸を揉むとか――」
「ぶち殺すぞ」
室内の温度が急激に下がり、すごい殺気が博士の体から噴き出している。まずい。

「すいません冗談です。まじめに考えると、擬似的な高速移動でしょうか。使われ
　た相手からしてみたら、瞬間移動しているように見えるでしょうからね」
「それが妥当な線だろうな……。わかった。誰が使用するかは追って連絡する」
「了解です。……本当に大丈夫なんですか？医療班を呼びますか？
それとも葬儀屋を呼びますか？」
「余計なお世話だ。それよりもまだ何かあるのかな？」

「ええ、オクトパルド隊長の件です。彼女は最近以前にも増して、
　特に人間に対して攻撃的になっています」
「ああ、そのようだな」
「原因はやはり第６艦隊内でのことのようです」
「調査の方はどうなっている？」
「報告します。第６艦隊内で女性型レプリロイド又はメカニロイドを
　陵辱しているのはほぼ事実のようです。しかし、未だに確実な証拠が
　つかめていないため、摘発するのが難しいのが現状です」
「そうか……」
博士の顔が曇る。
「せめて当事者たちの証言があれば、後はどうとでもなるのですが…」
「それについてはオクトパルドに頼んであるのだがね…
　おそらくエックスが説得してくれるだろう」

「エックス君がですか？何か言ったんですか？」
「いや、何も言わなかった。彼の性格からすれば勝手に首を突っ込んでくれるだろう」
「エックス君は賢いですからね。何とかしてくれるかもしれませんね。それに……」
「それになんだね」
「彼は博士よりも人望がありますから」
「クビになりたいのかい？ん？」
「滅相も無い。では書類を回収した後に我々が摘発するということでよろしいで
すか？」

「いや、君たちが動く必要は無い」
何を言ってるんだ？この老人ボケたのか？
「本気で言ってるんですか？このまま見過ごせというんですか！？」
「そうは言っていない！！」

「………」
「………」

沈黙が続く……。ケイン博士が本気で怒るのを久々に俺は見たような気がする。
「……申し訳ありません」
「いや、私こそ声を荒げてすまない」
「では、理由を聞かせていただけますか？」

「うむ…。出来ればこの問題は、彼女自身の力で解決させたいのだよ」
「しかしそれでは……」
「解決できないこともあるだろう」
「ならばなぜ…」

「確かに我々が手を下してしまえば簡単に解決できるだろう。
　しかしそれでは根本的な解決にはならない。いずれ同じようなことが起こる。
　何よりも彼女は今一人で闘っている。仲間がいることを思い出してほしい。
　一人ではないことを思い出してほしいのだよ」
「その仲間にエックス君がなると？」
「うむ、そうなるかもしれんし、そうはならないかもしれん」

「しかしそんな悠長なこと言っていられないかもしれませんよ」
「なぜだ？」
「明後日に『品評会』というものが開かれるという情報があります」
「それはなんだ？」
「平たく言えば公開レイプですね」
「うむぅ……そんなことまで……」
「我々はこの機会に確実に強力な証拠を掴みます。彼女等がこの機会まで
　何もアクションを起こさなければ、我々が摘発します。
　これ以上長引かせるのは危険だと判断しています。いいですね？」

博士は少し悩むような表情をしたが、すぐに答えが出た。
「……わかった、そうしてくれ」

研究員何気に毒舌ｗｗ

>>898
ケイン　　ぶちころすぞ(´･ω･`)

ワロスｗｗ

「では、そろそろ失礼します」
「ご苦労だった」
「いえ…それよりも、彼女等が報告しに来たら知らなかった振りをしたほうがいいと思
　いますよ」
「なぜだ？」
「知っていながら何もしなかったことを知られたら、ただでさえ薄い人望がさらに
　軽量薄型になりますよ」
博士は心底嫌そうな顔をした。
「忠告として聞いておくよ」



『緊急逮捕！！　第6艦隊に潜む悪意！！』

『部隊長の一人が、同僚に暴行！！　ハンターの管理が問われる』

『他にも関係者が！？　ハンター本部へ突撃取材』

『青いレプリロイドが、一人で部隊を捕縛！！　詳細をハンターに――』

『護衛艦沈没。二人のハンターの影が――』

『同僚という名の悪に鉄槌が下った。タコ型の部隊長が――』

悪事が露呈された様を中継する画面の前に、二人の男。
朝から同じような報道が何度もされている。これからもしばらく続くだろう。

「やりましたね、彼女たち」
「ああ、そのようだな」
「これで満足ですか？」
「そうだな、護衛艦を沈没させたのはやりすぎだと思うがな」
そう言いながらも博士の顔は笑顔である。

「これで我々の仕事は減りましたね」
「そんなことはないぞ。今回のことはあくまでハンターという組織の暗部のひとつに
　過ぎん」
「これからも同じようなことが起きると？」
「間違いなくおきるだろうな。そのときはお前たちの出番だ」
「そりゃ忙しくなりそうだ。…そろそろ彼女が報告をしにくる時間ですね」
「おお、もうそんな時間か」
「では、そろそろ失礼します。…顔がにやけてますよ」
「おお、そうか。厳しい表情を作らなければ」
「憶えていてくれたんですね」
「ん？なんのことだ？」
「ただでさえ薄い人望が――」
「とっとと出ていけ！！」

俺は部屋を追い出された。
帰りの道すがら彼女とすれ違った。
彼女は以前より心なしか柔らかい表情になっていた。　　　　　　＜了＞

乙！！

乙、です

[email protected]

↑出会い厨きもすぎ


キモヲタを潰せ！！！

助手？みたいなヤツがなかなかいい味だしてますなー
本編のヘリのパイロットみたいなカンジで結構(・∀・)ｲｲ!!

投下あっても過疎ってるなー保守

携帯止まった俺が保守

私以外の作者が増え、嬉しい限りです。

レス数は911ですが、投下の事を考えると
そろそろお引越しをした方が、良いかもしれません。
1000まで伸ばすという事が目標では、ありませんしね。

新レスが立った際に、連絡いたします。

>>912
了解しますた
よろしくお願いします

>>912 乙！作者さんは、別作者おkなのかｗｗｗｗｗｗ

>>912
おｋ。作者さん乙

お引越しのお知らせ

RockmanX〜エックスの奇妙な冒険〜
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1163298733/l50

今回ロックマンXでないのは、NGワードが『ロックマンX』だった場合への対処です。
このスレで、どれほど新規の方が増えるか、実験的な処置を行おうと思います。

検索に弊害がでるかもしれませんが、今回だけお付き合いください。

ハンター本部

>>916
乙過ぎ

住人が全員ちゃんと移動できるように、、、、、、

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ksk

ふゃ!

わふっ

ほっか

ジー・ユー・ティー・エス

せ

ｋｓｋ

1000ならライトがしじょまく復活手術可能に

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

kskkskksksk

ｋｓｋ

ｋｓｋ

水面下ksk つかそのまんまにした方が良いんじゃね？

なかなか落ちないとVIPって気がしないね

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋ

ｋｓｋｋｓｋ

ｋｓｋ

初代も含めての話だけど、ロックマンシリーズには
単純な面白さや興奮よりも懐かしさを求めてしまう俺がいる
古き良き日々の残り香っていうのもこのスレの魅力なのだろうか

まあ、単に年を喰ったってだけの話しではありますがね