ダディ「これは僕の高校時代の話なんだけどね」

こんばんは、３日前の「真鍋かをり」スレのダディーです。
３日前の続きを書いていきます。
長い話になりますが、お暇なかたはどうぞ最後までお付き合いください。

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一応最初のも貼っときます。
既読の方は飛ばして下さい。


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おお！ラッキー！続き教えれ

47 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 01:46:16.62 ID:g2RP6NN/0
高校の時の思い出話。結局僕は、異端だった。そして今でも異端である。
決して進学校ではなかった僕の高校。高卒で就職する奴もまったく珍しくも
なかったそんな中で、強迫観念とも思えるほどの進学意識を持つ僕は本当に
少数派だった。いや、間違いなく徹底的な孤独を味わった。朱に染まれば赤く
なるという、そんな警句は知っていた。しかし、物事はそう思い通りにはいかなかった。
つまり僕は自ら他人との拒絶を試みたのではなく、他人から徹底的に隔絶されていた
のだった。大学受験はワンマンプレー。孤独で十分だった。他人は敵だった。
むしろ邪魔だった。もう一つ言えば、『野蛮な』高卒就職組や推薦組、
そして専門学校組のざわめきは耳障りでしかなかった。彼らに生きる価値があるとは
思えなかった。彼らこそ、「あの時勉強していれば」と後悔して後悔して後悔しながら惨めに
死ぬのだと思っていた。そんな人間ばかり集まっているくだらない高校だと思っていた。
そんな学校に通っている僕は、今の自分は「十分に存在していない」と常に違和感と
焦燥感と嫌悪感とを同時に抱いていた。

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48 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 01:49:33.80 ID:g2RP6NN/0
その時の僕には孤独がとても有利に働いていた。
孤独が僕を大学受験に集中させていた。そしてそう
時間も経ぬ間に、僕は高校で一番の成績を取るようになった。
つまり僕がこの高校で一番だった。無敵だった。誰にも負けなかった。
僕は強かった。先生に誉められた。クラスメートも僕を一目置くようになった。
だが不思議と親だけは学校で一番など、どうでもいいかのように、
なんの有り難味も感じてはいないようだった。ただ大学に合格できるかどうか、
それだけが問題のようだった。
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52 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 01:56:35.65 ID:g2RP6NN/0
大学受験は楽しい。自分の力を発揮できる絶好の機会だった。
その時だけは、あれほど弱かった僕は狂おしいほど強かったのを、
その感覚を今でも忘れてはいない。僕は弱かったのだ。
小学校時代はいじめられていた。中学校時代はほとんど覚えていない。
8年続けた野球は、中学校の最後の大会に出場すら許されなかった。

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53 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:00:49.33 ID:g2RP6NN/0
そう、だから強くなりたかった。僕は強くなりたかったのだ。誰にも負けない力が欲しかった。
俺を幾度となく物理的な、精神的な力でもってずっとずっと蔑んできた連中を、そうやって他人を
馬鹿にすることで培ってきた腐ったプライドを、もう一度会ってぐしゃぐしゃに叩き潰してやりたかった。
ある日、それを実現する方法を知った。それは大学受験というものだった。
高校受験では僕は不勉強だったがために、不本意な成績しか取れず、
それ故に不本意な高校へと進学せざるを得なかった。
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54 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:02:00.11 ID:g2RP6NN/0
高校へ行った時、僕は周りの連中の意識の低さに愕然とした。僕は二度とこんな高校に通うまいと思ったが、
いまさら辞めるという選択肢は思いつかなかったので、その学校で一番になることを思いついた。
一年生の僕はただただ受験勉強に奔走した。学校の先生は頼りにならない。
インターネットを利用して受験勉強の方法論を片っ端から検索した。その過程でたまたま見つけたのが2ch＠大学受験板だった。
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59 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:09:23.13 ID:g2RP6NN/0
ただいま。続き書くね。
幸か不幸か、大学受験板の連中は「猛者」だった僕とは比べ物にならないほどの強力な「受験戦士」が集っていた。
それが僕が見つけた当時の高1スレだった。胸筋氏やＭＭＲ氏、高１の漢氏やＲＭ氏など、そうそうたるメンバーだった。
彼らは偏差値７０以上を軽々叩き出し、東大やら超難関に挑もうとする戦士だった。
僕は感動した。こんな人たちに出会えるなんて。
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これはｗｋｔｋ

61 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:12:06.57 ID:g2RP6NN/0
さて、ここで実際に数字で辿ってみることにしよう。

進研記述模試　2001/07/16

国語　全国偏差値　41　点数　037/100　校内順位　115/261　全国順位　321694/419010
数学　全国偏差値　44　点数　025/100　校内順位　077/261　全国順位　276941/419010
英語　全国偏差値　52　点数　037/100　校内順位　022/261　全国順位　143091/419010

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62 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:12:57.43 ID:g2RP6NN/0
初めての模擬試験だった。完膚無きにまで弱かった僕は、大学受験の場に於いても弱かったのだと絶望した。
よくよく見てみればあれほど軽蔑していた同級生たちにもことごとく負けているではないか。
いよいよ僕は僕自身に対する違和感は激しくなっていった。激烈な不安と怖れと違和感が僕を突き動かしていた。
酷く孤独な試みだった。ある意味ではプラトニックな感情なのだろうか。最初は僕がこの場、
この高校の中で一番になることだけを考えていた。そしてその僕自身への誓いは、高校生活を全て大学受験のために
犠牲にするほどの、日々の絶え間ない努力の結果によって成し遂げられようとしていた。
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66 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:14:23.01 ID:g2RP6NN/0
進研模試　2002/01/26

国語　全国偏差値　57　点数　047/100　校内順位　008/282　全国順位　091258/401502
数学　全国偏差値　47　点数　024/100　校内順位　042/282　全国順位　196930/396194
英語　全国偏差値　65　点数　064/100　校内順位　003/282　全国順位　028468/401697

　日増しに「敵」は減っていき、片手の指で数えられるほどになった。もちろんそれは、
僕が片手で数えられるようになったということを同時含意しているのであった。
しかしそれでも僕の虚栄心はまったく満足しなかった。
足りぬ。まだまだ足りぬ。
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67 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:17:02.25 ID:g2RP6NN/0
いつの時も大学受験板の学年スレでは凄まじい戦いが繰り広げられていた。
最難関に挑む高校生とは何たるものなのか、ということをとくと見せ付けられたような気がする。
だからこそ慢心せずにいつまでも闘い続けられたともいえよう。もしかしたら今も見えない幻影に
悩まされているのもこれが原因の一つなのかもしれないが。それはともかくとして、
その時の僕は大学受験板を見ながらひたすら勉強をしていた。いつかは彼らのように強くなりたいと思っていた。
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70 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:21:25.60 ID:p1jf0ZIP0
いつの学年最難時挑む高校生とは何たるものなのか
スレでは凄まじい戦いが繰り広げられていた。
、。もしかしたも大学受験板の関にら今も見えない幻影に
悩まされているのもということをとくと見せ付けられたような気がする。
だからこそ慢心せずにいつまでも闘い続けられたともいえようこれが原因の一見なが時の僕は大学らひたすら勉つなのかもしれないが。それはともかくとして、
その受験板を強をしていた。いつかは彼らのように強くなりたいと思っていた。
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71 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:24:52.01 ID:g2RP6NN/0
進研模試　2002/11/02・03
国語　全国偏差値　65　点数　056/100　校内順位　02/188　全国順位　031378/419795
数学　全国偏差値　50　点数　030/100　校内順位　13/137　全国順位　116744/279114
英語　全国偏差値　71　点数　074/100　校内順位　01/335　全国順位　012003/429774
国英　全国偏差値　71　点数　130/200　校内順位　01/165　全国順位　007088/259773
生物　全国偏差値　58　点数　054/100　校内順位　02/079　全国順位　003207/086259
世史　全国偏差値　71　点数　079/100　校内順位　03/073　全国順位　002149/016476
総合　全国偏差値　65　点数　293/500　校内順位　01/031　全国順位　015088/201044
ついに、その日はやってきた。紛れもなく僕が一番になった日。僕が僕の歴史の中で最も強かった日。
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72 名前： 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日： 佐賀暦2006年,2006/11/01(佐賀県職員) 02:25:50.08 ID:g2RP6NN/0
人は望みさえすればこうまで変われるのだと思った。特に見るべきは英語。帰国子女の男を出し抜いて
僕が一番を勝ち取ったのだ。洋画を見るのに字幕など要らぬとカッコいいことを抜かす帰国子女に、
惨めながり勉が勝利した瞬間だった。英語と世界史は偏差値70の壁を突破していた。
大学受験板の猛者を見ているうちにいつの間にか僕はそんな境地に達していたのだ。
それでも、彼らの域には達してはいなかったのだが、この高校の中で一番になったことは僕にとって
大きな自信になったし、虚栄心も大いに満たされた。当座の目標は達成されたのだから。
僕はこの高校で一番。僕は今、最も強い。だってそうだろう？数字がそれを証明してくれる。

今まで惨めな日陰者の生活を送ってきた僕にとって、羨望の嫉妬の視線は心地よかった。その時までは。
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確かここからだな・・・

支援

これはおもしろいな

今北
これはおもすれー

ここまでが３日前に書いた奴です。
続きはもう書きあがってるので、
一応誤字脱字等チェック・訂正しながら貼っていきます。

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wktk

マダー？

進研記述模試　2003/05/13
国語　全国偏差値　70　点数　130/200
数学　全国偏差値　59　点数　074/200
英語　全国偏差値　62　点数　117/200
生物　全国偏差値　54　点数　043/200
世史　全国偏差値　72　点数　076/200
現社　全国偏差値　77　点数　061/200
文系五教科　65
国英社文系　72
　最早高校内での成績一番を取るのは当たり前。問題は「どこまで行けるか」というコトに絞られていた。
――絞られていたはずだった。

しかし、ふいに僕の前に『彼女』が現れたのだ。

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このとき志望校欄の一番上書いた京都大学法学部はE判定だった。
いつの間にか高校三年生になった。成績は思った以上に伸びなかった。
というよりもガクンと落ちた。受験勉強も本格化、そして浪人が介入してきたのか。
進研記述模試で偏差値70程度ではいいところ中〜上位駅弁がせいぜい。
旧帝大には届かない、と言ったところであった。これは僕にとって大きな衝撃だった。
だが、そんなことはお構い無しに絶望的なまでに成績は落ちに落ちた。
何故かは分からない。慢心があったのだろうか。焦ったがもう遅い。僕は高校一位を維持するのが精一杯だった。
だが・・・本当は、最初から僕は一番ではなかったのだ。
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全統マ−ク模試　2003/02/08・09
国語　全国偏差値　65　点数　140/200
数学　全国偏差値　48　点数　079/200
英語　全国偏差値　55　点数　106/200
生物　　全国偏差値　65　点数　076/100
世史　　全国偏差値　70　点数　075/100
現社　　全国偏差値　60　点数　057/100
抜群の一位というわけではなかったが、とりあえず高校では一位だった。
だが、ふと配られたＡＮＮＴＥＮＡ（全統模試をやると配られる模範解答や成績ランキングが載っている冊子）
を見ると、とんでもないことが分かった。
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それまでＡＮＮＴＥＮＡは地域のトップ高に行った奴が載ってないかなぁなどと、
半ば他人事のようにしかし隈なく見ていたのだが、その日のANNTENAにはなぜか俺の高校の名が載っていた。
個人名は俺ではない。高校で一番とは言えANNTENAに載るような成績ではないのは分かっていた。
載っていたのは女の名前。違うのはコースの違いだった。うちの高校には普通科と理数科があり、
僕は普通科、彼女は理数科に属していて二年間もの間一度も会うことはなく、
そして僕は「小山の大将」をやっていたという訳だ。僕は普通科の連中をはるかに凌駕し、
格上のはずの理数科を遥か以前に超越していたと思っていたがそれは全く違った。
たった一人だけ俺をはるかに超えていた女がいたのだ。彼女の志望校は京都大学だった。
彼女はANNTENAに載った。それは受験戦士として最高の栄誉であり、
そこに載るようなヤツは最難関にも合格してしまうような怪物であるような、
そう、あの大学受験板での猛者のような。
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なんかすごい話だな・・・

僕の志望校は旧帝大である名古屋大学の法学部だった。そしてそこでD判定をやっとだせるようなレベルだったのだ。
Dではおそらく合格できない。僕は無性にその女に会ってみたくなった。
『彼女』に実際に会ったのは9月の図書室。理数科の中に俺の友達の女友達の女の子がいて、
つまりその女の子が『彼女』と俺との共通の友人となってくれて、その子の手引きで『彼女』と会うことに成功したのだ。
図書室なのはその女の子が図書委員会の委員長だったからで、上手く邪魔者が入らぬように計らってくれたのだ。
別にそんな必要はなかったのだが。お互いに顔も知らなかったし。別に恋してたわけでもないし。
俺はとりあえず手見上げに京都大学のオープンキャンパスでもらってきたパンフレットやら、
土産屋で買った油取り紙を用意してもっていった。どんな女か知らんが、とりあえず京都大学志望だというし、
女の子は女の子なのだから油取り紙でも持っていけば喜ぶかと思ったのだ。
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――さて、僕はその図書委員会の女の子と二人で図書室で彼女の到着を待っていた。
その時の空白はそれは微妙なモンだった。今思えばなんて無謀なことをしていたのだろう。
彼女と会って何を話せばいいというのだろう。僕はまったく空白だった。会ったこともない人間と、
ましてや女と、何を話せばいいと？
そして彼女は来た。ANNTENAに載った伝説の女傑。
そして真の高校ナンバーワン。

・・・・。

・・・・。

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>>30
バカスｗｗｗｗ

油とり紙吹いたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

一人だけがお前を超えてたんじゃなくて
理数科の平均点　＞＞＞＞　普通科のトップ
なんじゃね？

えーと、ファーストインプレッション。

ちせはかわいい。
だが、のろい。
チビだし気が弱い。
おまけにドジっ子で
成績も中の下。
世界史だけが得意。
口癖はごめんなさい
座右の銘は強くなりたい

出典「最終兵器彼女」
　　
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ようは可愛かったわけだな

ｗｋｔｋ

じらしやがって…

まぁ実際は、ドジっ子でもなく成績は一番で気が強くて、おまけに得意科目は数学だった。
でも最初の見た目は本当にそう思ったんだ。例えが漫画でスマン。でもこれが一番近いような気がしたんだ。
　彼女は初対面だってのによく喋る。まぁ彼女も隣には彼女と同じクラスの図書委員長様がいるのだから、
男かつ普通科の俺はアウェーということなのだろう。とりあえず手土産を渡すとすごく喜んでくれた。
その笑顔がかわいかった。まるで伝説の女傑とは思えなかった。でも、実際に彼女は俺をはるかに超える
実力を持っていたのだ。僕は軽くない嫉妬と、不安と、それから、……よく分からない感情を抱いていた。
彼女はかわいかった。彼女は京大に行くという。
ならば俺も行こうじゃないか。

京大へ行こうじゃないか。

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マダー？

手土産で喜ばれたのかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

一緒に鴨川デートをしようじゃないか。

あーあーあーあーあー。

その日から素敵で、危険で、一方的な妄想は尽きなかった。


僕たちは、恋していく。

生きていく。


出典『最終兵器彼女』


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手土産成功ワロスｗｗｗｗｗｗｗ

>>39

感動した

第1回 京大即応オープン　2003/08/24
国語　全国偏差値　33　点数　028/150
数学　全国偏差値　33　点数　000/150
英語　全国偏差値　32　点数　011/150
世史　全国偏差値　50　点数　044/100

「約束を果たせない」というの世界中のダサさの中で最もダサい。
俺の苦しみの源泉は、これまでの生き様の「ダサさ」にあるのかもしれない。それは服装だとか、
顔や髪型がどうのとかそういうことではなくて、これまでの人生が限りなく最低にダサかったからのではないか、
と今では思っている。そのダサさとは、小学校時代の弱さであり、中学校時代の空白であり、
そしてその最もたるものが高校時代の惨めさであったように思う。僕はついに僕自身の限界に到達してしまった。
彼女を超えることは出来ない。並ぶことも出来ない。僕はそう悟った時、どれほどあの無謀で無思慮な約束を後悔しただろう。
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>>45
ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

2003年の真夏の第1回 京大即応オープンは、それは凄惨を極めていた。僕の実力では到底京大になんか合格できっこないことは容易に理解できた。
数字を見さえすれば。それはとても容易に。数学は2時間寝ていた。解答なんか一切書けなかった。初めて「白紙答案」というものを提出した。
もうはっきり覚えていないが、曇天のその薄暗い夕暮れの沼津の街へ試験場から飛び出した僕は、泣いてさえいたのかもしれない。あまりにむごかった。
超難関は、超難関だった。それは神の領域だった。初めて実感した「もう限界」だという感覚。僕は勉強する気を失っていった。『彼女』には勝てない。
でも『彼女』が知りたかった。ANNTENAの名前欄でしか知らない、一方的に僕だけが知っている『彼女』がどんな人間かを知ることが出来れば、
僕はこの限界を超えられるのかもしれなかった。
そしてその翌月のその日、そう9月１１日、図書室で彼女と約束した。

　一緒に京大へ行こうと。

それはなんと若くて、愚かな、「ダサい」約束だったろうか。

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順番間違えたか？

ちょｗｗｗｗ沼津ｗｗｗｗ
元沼東生か？ｗｗｗ

先輩だｗｗｗｗ

今受験生のオレにはこの話おもしろすぎｗｗｗ

>>50
ちょｗｗ勉強しなくて大丈夫なのか？ｗｗｗｗ

>>48
合ってるよ。
読みづらいところ、腑に落ちない所は脳内変換でおｋ。


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>>52
つづきはやくたのむ

明日の朝まで残っててくれ…
寝る

それは何故だったか。僕が高校で真のトップでいたかったから。もはやこの学校の中で孤高を保っていた僕が
唯一目標に出来る格好の目標を見つけたから。彼女を好敵手として思うがあまりに、
彼女のことが好きになってしまったのか。そうやって後出しジャンケンの解答なんていくらでも出すことは出来る。
でも、その時のその感情は今でも理解できない。自分でも分からぬものが、
他人に説明することなど出来るはずもあるまい？ともかく半ば新興宗教のような偶像崇拝のような『彼女』信仰は始まった。
とことん彼女に憧れた。彼女についていこうと思った。でも、それは果たして恋だっただろうか？
その感情は恋と呼べるものだったろうか。今の僕なら多分それは違うとはっきり断言できる。
でもその時の僕には全然分からなかったんだ。あまりに若かった。そしてとてもダサかった。
今ではそれがとても苦しい。果たせぬと分かっている約束などしなければいいのだ。こんなに苦しむ必要なかったのに。
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>>51
やばいけど、これは見逃せないぜ！！

なんとなくそういう気持ちわかる

10月、駿台京大実践でD判定の成績表が帰ってきた彼女は、やはり京大へ挑むつもりらしかった。
河合塾京大即応オープンでボロボロの成績が帰ってきた僕は畏怖し、酷く良心の呵責にさいなまれた。
僕はなんて馬鹿なことをしたんだろうと。馬鹿な、馬鹿に生まれた自分を呪った。より一層自分が嫌いになった。
そのときは恋だと思っていたその思いを馬鹿に生まれたがために果たせないなんて、一緒に京大へ行って、
鴨川でデートしたかった。哲学の道で歩いて散歩でもしてみたかった。
彼女が僕のことを気にしてくれるコトが余計に辛かった。

学校を辞めると言い出したのはこの頃からだったろうか。
学校を辞めれば全てが消える。
このつらい現実から逃げたかった。
三年生の冬である。
一番つらい時期。
現実と向き合う時期。

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早くー

ダディ・・・お前そこまで追い詰められてたのか・・・

学校辞めたいほどだなんて…

年は明けて2月25日。運命の日。国公立大の受験日。
彼女は一人で京都へ行き、一人で京大に受験していた。
そのとき僕は――寝ていた。文字通りに、自宅の布団で寝ていた。
やっぱり泣いていたかもしれない。……僕は泣き虫だ。
でも僕はしっかりセンター試験を受け、そしてとある国公立大学に出願はしていた。
センター試験の点数は五教科七科目で639/900。全く精彩を欠いた。いや、結局これがこのときの実力だったのだろう。
僕の高校三年間あれほど死ぬほど苦労したというのに、推薦組があっさりと合格していった静大などには行きたくなかった。
筑波大学に行くには微妙に足りなかった。京都大学には、もちろん・・・もちろん足りなかった。
もし足りていたとしても、二次試験で点を取れる可能性は皆無。

僕は約束を破った。彼女は一人で京都へ行き、一人で京大に受験した。

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おらｗｋｔｋしてきたぞ

(つД｀)

ダディ・・・・

おまえ・・・

というかもう二次の話になってるｗｗｗ

Dから合格って・・・・すごいな

　僕はセンター試験で点が取れないと分かった瞬間に浪人することに決めていた。
そして彼女の後を追い、もう一度京大を目指すことに決めていた。
ただ僕はとある国公立大学へ出願し、試験を受けることなく布団で不貞腐れながら一般合格を獲得していた。
その合格の結果は後日郵送されてきた。これは決して進学校ではない僕の高校に報いるためである。
おかげでこの年度、少ない国公立合格者数に僕のそれが一つ加算された。それが僕のこの年度のハイライトである。

失意の中、明治に落ち早稲田に落ちたことを知った僕は、順調に浪人への道を歩むことになった。

ただし、想定していた状況とかなり異なった浪人生活になるとは、このとき予想だにしてはいなかった.。

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>>68
まだ合格って決まってなくね？

話の持っていき方上手いなｗｗｗｗｗ

良いから早く続けて＞＜

ダディ・・・お前の話を聞いていると高校時代の自分を思い出すぜ。。

お前ほど優秀じゃなかったけどな。

まさか1000まで引っ張るつもりじゃないだろうな？

「彼女」は京大受かったんか？

すげえ文章うまいな
勉強してなかった頃からそうなんですか？＞＜

続く。






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ちょwwwwwwwwww

>>77
ちょっとまて・・・・まさか・・・

>>77
今続けてくれｗｗｗ

こらwwwwwwwwwww

貴様…

ええええええええええええ

おいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

ダディ！ダディ！勘弁してくれよ！！！！！２回もこんなことってないぜ！？
おいダディきいてるのか！？ダディ！ダディ！！！！！

こいつぁーひでぇや

ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
続きｗｋｔｋして眠れないじゃないかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

おいこらああああああああああああああああ
起きてた俺の努力はあああああああああ

生殺しｗｗｗｗｗｗ

おいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

おい！前スレから見てたって奴どれくらいいる！？

>>1出てこいやｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>68
この時点では合否は出ててません。

>>71
一応現役文学部生です。

>>74
明日の夜まで引っ張ります。

>>75
続きを読んでください。是非。

このスレはどうすんだ！！！？

続きはいつよ？

何よ、こんなにROMってたの・・・？
普通寝てるだろ、常識的に考えて・・・。


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ダディｗｗｗｗ
やはりむかつくｗｗｗｗｗｗ
さすがだｗｗｗｗｗ

>>93
明後日阪大の実戦模試があるから今日サクッとコピペしてくれないか？

>>93
俺は前スレから見てたんだが・・・３日間ふと思い出すときの苦しさといったら・・・

受験生の俺寝れNEEEEEEEEEEEEEEEEEEE

>>96
今週は朝生見てるから

こいつ性格悪い・・・

今発見！落ちてなくてヨカタ

>>103
生殺しだけどな

センターの点数オレとかぶってるｗｗｗ
そんなオレは今海外の大学生

続きはいつだ！！！！？

このスレで今日の分のスレ立て件使っちゃったんで、
どなたか明日（実質今日ですが）の夜、スレ立てお願いします。
立ってなかったら24時過ぎに俺が立てます。
今日の分まで読んでくれた方、ありがとうございました。

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　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::| 　　　 グッナイ★
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,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
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どうでもいいけど、校内一位でそのレベルって本当に微妙な高校行ってたんだな

グッナイ★じゃねえｗｗｗｗｗ

　　　　　　　　ゴガギーン
　　　　　　　　　　　　　ドッカン
　　　　　　　　　ｍ　　　　ドッカン
　　＝＝＝＝＝）　）)　　　　　　　　　☆
　　　　　 ∧_∧ |　|　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　（　　　）|　|＿＿＿＿＿　　　　∧＿∧　　　＜　　おらっ！出てこい>>1
　　　　　「　⌒￣　|　　　|　　　　||　　　（´Д｀　）　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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　　　　　|　　　 | |　　　　|　　　　|　　へ//|　　|　　| |
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　　　　 / /　/ / |　　/ 　|　　　 〈|　　　　　|　|
　　　 / /　 / /　|　　　　|　　　　||　　　　　 |　|
　　　/ /　/ /　=-----=--------　　　　 |　|

次のスレタイもこのまんま？

コイツwwwwwww

グッナイ★ 文学部生