1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:53:07.37 ID:gK9ioC1b0
次の日、いつものようにブーンは居間で朝食を取ろうとしたとき、
普段とは朝食の光景が違うことに気づいた。
( ^ω^)「トーチャンがいないお。カーチャン、一体どうしたんだお」
そのブーンの問いかけに、カーチャンは驚いた。
ブーンが久しぶりに自分に話しかけてきたからだ。
J( 'ー`)し「トーチャンは、仕事だよ。何でも会社をあげての一大プロジェクトらしくてね。
遅くに帰ってきたかと思ったら、すぐに朝早く出かけていったよ」
( ^ω^)「そうかお」
ブーンはそれだけ答えると、すぐに朝食に集中した。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:53:42.48 ID:SXE5AwuNO
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:54:03.22 ID:gK9ioC1b0
その後いつものように登校したブーンだったが、今更になって自分の交友の狭さに気づく。
( ^ω^)「(考えてみれば、ドクオにぃょぅ君に、モナー君。僕が仲良くしていたのはこの三人くらいだお)」
ブーンは、これから新しいグループに入ろうかと思ったがそれは無理だった。
高校一年の秋は、既にグループは完成しているので、今更新規で入ることは難しいし、
何よりブーンのクラスの男グループといえば他は、オタクグループにDQNグループ。
今から入れるといえば、孤立グループくらいだ。グループになってないが。
( ^ω^)「(良いお。ブーンは一人でたくましく生きるお)」
ブーンに、謝るという選択肢は最初から無かった。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:54:09.54 ID:hsoK7q+YO
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:54:44.36 ID:gK9ioC1b0
昼休みになり、今日から一人弁当だという気分で、弁当箱を広げようとしたとき。
ξ゚听)ξ「ちょっとブーン。私との約束忘れたの?」
ツンがすごい剣幕で話しかけてきた。
( ^ω^)「……あぁ、食堂に来いとかいうアレかお」
ξ゚听)ξ「何が“アレかお”よ! とっとと来なさい!」
( ^ω^)「ツンこそ。何が“来なさい”だお。僕はツンの言いなり人形じゃないお」
ブーンの、あまりにも予想外の反応にツンは固まった。
ξ゚听)ξ「っっ!!」
なおもブーンは喋り続ける。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:56:15.84 ID:gK9ioC1b0
( ^ω^)「前から思ってたけどツンはあまりにも自分勝手だお。
その自分の身勝手な行動が、周りにどれだけの迷惑をこうむるのか、いっぺん考えるお」
( ^ω^)「……」
( ;^ω^)「!!!!」
ブーンは今更自分が何を言っていたのか気がついた。
なんで自分はこんなことを喋っているのだろうか。
確かにツンは、少々自分勝手なところがあるが、
面倒見は良いし何かとブーンを心配していてくれてたじゃないか。
ブーンはおそるおそるツンの顔を見た。
ツンの顔からは憤怒の湯気が立ち上り、
その般若のような口からは世にも恐ろしい怒声が吐き出され……てはいなかった。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:56:51.20 ID:gK9ioC1b0
ツンの顔は、とても悲しそうな顔だった。
その目からは今にも涙が零れ落ちそうになるほど、潤んでいた。
ξ゚听)ξ「……そう……だったの……ごめん、ブーン……私、迷惑だったんだね……」
ツンはそれだけを搾り出すようにいうと、すごい勢いで教室から出て行ってしまった。
( ^ω^)「……」
何か変だな。どうしてなんだろう。
ブーンは、変わってしまった。
ブーンは、渡辺さんがこちらに視線を送っていることに気がついていなかった。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:57:28.99 ID:gK9ioC1b0
放課後、ブーンは渡辺さんに呼び止められた。
从'ー'从「ねぇ、ブーン君。たしかにツンはちょっと自分勝手だけど、だからってアレはないよー」
( ^ω^)「自分でもそう思っているお」
从'ー'从「なーんだ、ちゃんとわかってるじゃない。だったらね、ちゃんと謝んなきゃ駄目だよ。
謝るなら早めにね。傷口は早めに消毒しないと化膿するって、お婆ちゃん言ってたんだから。
じゃあねぁ、ぃょぅ君たちとも仲直りしなきゃ駄目だょ」
渡辺さんは言いたいことを言ってしまうと、すぐに行ってしまった。
( ^ω^)「……」
ブーンはケータイを見た。
ツンのアドレスは知っている。
でも、謝るなら自分の口で直接言ったほうが良いだろう。
明日……謝ろう。ぃょぅ君たちにも。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:58:09.06 ID:gK9ioC1b0
しかし、ブーンはこの決断を後悔することになる。
今のブーンは、それを知らない。
当たり前だ。
未来が見えたら、何も後悔しないのに……
駅前の通りに差し掛かったとき、ブーンはショボンからの依頼メールが届いたことに気づいた。
今はこれだけが生きがいだ。
ブーンは、標的に向かって動き始めた。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 19:58:59.32 ID:gK9ioC1b0
( ・∀・)「ちっ、ブーン君は狩魂を始めたか」
人知れずブーンを監視していたモララーは、ブーンがケータイを見て、すぐに走り始めたのを見てそう悟った。
( ・∀・)「早く、止めさせないと……」
しかし、モララーはそれが出来ないことを知っていた。
ショボンが恐ろしいからだ。
ショボンと戦闘に入れば、必ず自分が負ける。
( ・∀・)「く、あの悪党めがっ……ショボンめ、今にみてろ……」
モララーは、ある一つの目的のためにとある民家へと足を運んだ。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:00:49.35 ID:gK9ioC1b0
モララーは、ある一軒の古びた日本家屋の前に来ていた。
ここに、目的のぶつがある。
問題は、奴がそれを簡単に渡すか、だが。
モララーはチャイムを鳴らした。
すると、すぐに一人の老人が玄関に出てきた。
/ ,' 3「どなたかな? って……お前はモララー!」
( ・∀・)「よう荒巻の爺さん。今日はアレを渡して貰いに来た」
/ ,' 3「……入れ」
モララーは、荒巻に座敷部屋へ案内された。
/ ,' 3「で、お前さんのいうアレとは、この刀のことかな?」
荒巻が出したのは、鞘に納められた一本の日本刀だった。
( ・∀・)「ああ、ショボンを殺すにはこれしかないと思ってな」
/ ,' 3「わかってるのか? これで魂を切るということは……」
( ・∀・)「わかっている。令状の無い魂の狩りは極刑に値する。十分わかってるさ」
モララーの言葉を聞いた荒巻は、何を言っても無駄かとも思った。
しかし、ここでモララーにこの刀を貸すことは出来ない。
貸したら、きっと後悔する。
/ ,' 3「……やはり駄目だ」
荒巻の返事に、モララーは少々悲しんだ。
( ・∀・)「悪いな爺さん。それでも俺は殺る」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:02:22.55 ID:gK9ioC1b0
モララーは、荒巻の鳩尾に拳を打ち込んだ。
もちろん老体であることを考えて、少々加減した。
/ ,' 3「ぐ……はや……まるな」
荒巻はその場に崩れ落ちた。
( ・∀・)「こいつは借りてくぜ」
もっとも、返すことは出来なさそうだが。
しかしあえてモララーは言わなかった。
そうすれば、もしかしたら返すことが出来るかもしれないと思ったからだ。
( ・∀・)「にしてもこの刀は錆付いてるな。いくらこの刀でも時間には勝てないか。どこかで鍛えないとな」
モララーは、動き始めた。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:03:54.61 ID:gK9ioC1b0
一方、ブーンは狩りを終えて、いつものように部屋で拳銃の整備をしていた。
( ^ω^)「(ツンに何て謝ろうかお……ぃょぅ君たちにも……)」
そのとき、母親の呼ぶ声が聞こえた。
J( 'ー`)し「ブーン! 電話よ!」
( ^ω^)「わかったお」
ブーンは疑問に思った。
高校生といえば、皆意味も無く家の電話ではなく、ケータイを使うものだ。
なのになんで相手はわざわざ家にかけてきたのだろう。
しかし、それはすぐにわかった。
相手はブーンのケータイの番号を知らない者だったから。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:04:27.84 ID:gK9ioC1b0
ブーンは受話器をカーチャンから取り、話しかける。
( ^ω^)「もしもしお」
从'ー'从「もしもし、ブーン君?」
電話をかけてきたのは渡辺さんだった。
おそらくクラス連絡網を見たのだろう。
从'ー'从「突然の電話悪いんだけどさ、ブーン君。ツンに謝った?」
( ^ω^)「いや、明日謝ろうかと……」
从'ー'从「そうかぁ、そうなのかぁ。じゃあもう謝れないね」
( ;^ω^)「ど、どういうことだお?」
渡辺さんの口から出てきたのは、とんでもない言葉だった。
从'ー'从「今日ツンさぁ、通り魔に刺されて……死んじゃったよ。ニュースでもやってるよ」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:06:36.45 ID:gK9ioC1b0
最後まで聞かず、ブーンは受話器を投げ捨てると部屋でTVのニュースを確認する。
「えー次のニュースです。今日の午後五時頃、高校より帰宅途中のツンさん(16)が、
路上で通り魔に刺され死亡するという事件が発生しました。
現場は普段から人通りが少なく、学校側も随分前からなるべく通らないようにと注意を促していた道で……」
( ゜ω゜)「……」
ほんの始まりだった……
次の日、朝のHRに担任の先生からツンが昨日殺されたことが伝えられた。
それを聞いてすすり泣きを始める女子もいた。
もっとも、いなくなってせいせいといった顔をしていた人も何人かいたが……
みんなそれなりに悲しんでいるようだった。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:07:10.42 ID:gK9ioC1b0
そしてブーンは……
( ゜ω゜)「……」
完璧に放心状態を継続していた。
放課後、渡辺さんがブーンに話しかける。
从'ー'从「ブーン君、大丈夫? 完璧に放心してるけど……」
( ゜ω゜)「……おあ?」
( ^ω^)b「大丈夫だお!」
从'ー'从「無理に元気ださなくてもいいよぉ。その親指立て全然似合ってないもん」
( ^ω^)b「……」
( ´ω`)「そうかお……」
从'ー'从「ねぇ、ブーン君。ツンちゃんが、ブーン君のことどう思ってたか知りたくなぁい?」
( ´ω`)「いや、全然知りたくないお」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:07:54.14 ID:gK9ioC1b0
ブーンは最後に見たツンの表情を思い出す。
とても悲しそうな顔だった……
きっととても気分を悪くさせてしまったのだろう。
怒らせるよりもひどいことを言ってしまったのだろう。
そう思うと、後悔の念がふつふつと沸いてくる。
从'ー'从「あのねぇ、ブーン君。ツンはね。ブーン君のことが」
好きだったんだよ……
( ´ω`)「ふぇ?」
从'ー'从「はは、やっぱりブーン君は気づいてなかったんだ。正直ばればれだと思ってたんだけどねぇ」
( ^ω^)「そ……それなんてエロ……」
从'ー'从「エロゲじゃないんだなぁこれが」
( ;^ω^)「え……うぇ、そ、それは」
从'ー'从「ふふ、面白いなブーン君は。じゃね」
いつものように言いたいことだけを言って立ち去ろうとする渡辺さん。
でも、
今日は引き止めなくちゃいけない。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:07:56.49 ID:eg9iYNrP0
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:08:36.81 ID:gK9ioC1b0
( ^ω^)「ちょっと待って欲しいお!」
立ち止まる渡辺さん。
何故かその表情は「やっぱりね」と言っている。
从'ー'从「ふふ、ブーン君の聞きたいことわかるよぉ。どうして今その話をするのか? でしょ」
( ^ω^)「そうだお。もうツンはいないんだお。なのになんで今渡辺さんはこんな話をするんだお?」
从'ー'从「確かにね、死んじゃった人の気持ちを知ったところで生きている人はどうしようもないもんね」
そこで渡辺さんは、一息ついた。
そして言った。
从'ー'从「知って貰いたかったから。ツンの……そして私の気持ちも」
( ^ω^)「ツンと……渡辺さんの……」
( ;^ω^)「うぇい!?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:09:24.77 ID:gK9ioC1b0
今渡辺さんは何て言った?
よぉし、呼吸を整えて。落ち着いて思い出そう。
「知って貰いたかったから。ツンの……そして私の気持ちも」
うん。間違いない。
っていうことは……
从'ー'从「あははは、そんな驚かなくてもいいよぉ。正直自分でも臭かったって思ってるからさぁ」
渡辺さんの表情にはまったく変化が見られない。
从'ー'从「実はねぇ、ツンからは色々と相談を持ちかけれられてたんだ。ブーン君のことで」
( ^ω^)「……」
从'ー'从「まぁ、話聞いてるうちに、あたしもブーン君のことが気になってきたのさぁ」
( ^ω^)「……付き合って……くれないかお?」
从'ー'从「……どうしたのぉ、急に。告ったのはあたしで、ブーン君は告られた側だよ。なのに」
( ^ω^)「……渡辺さんは……ツンが死ななかったらどうしてたお?」
从'ー'从「……ん? そりゃブーン君のことは諦めていたね」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:10:03.74 ID:gK9ioC1b0
そうだ。
やっぱりそうだ。
渡辺さんは、とんでもなく人が良くて
友達思いで……
そんな女の子……
「 最 高 じ ゃ な い か ! 」
从'ー'从「まったく、ブーン君は本当に単純だなぁ。そんなんだからツンの気持ちもわからなかったんだよ」
( ^ω^)「そうだお。僕はどうしようもなく単純で、鈍感だお。それでも……付き合って欲しいお」
从'ー'从「……良いよ」
( ^ω^)「ありがとうお」
从'ー'从「なんだか……立場入れ替わってんなぁい?」
( ^ω^)「気のせいだお」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:10:42.49 ID:gK9ioC1b0
ブーンは気づかない。
悲しいことが起こったあとは、嬉しいことがある。
じゃあ
「嬉しいことが起こった後には、何が起こる?」
ブーンは気づかない。
その日、ブーンは渡辺さんと帰った。
そして色々と語り合った。
しかし、
その話題の影にはツンの姿が見え隠れしていた。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:11:14.11 ID:gK9ioC1b0
从'ー'从「じゃぁね。ブーン君」
( ^ω^)「ばいおー」
渡辺さんは上り電車に乗った。
下り電車に乗らなくては帰れないブーンは、ここで渡辺さんと別れた。
そして、
ブーンはケータイを開いた。
狩りの時間だ。
(´・ω・`)「……」
ショボンは見ていた。
ずっとブーンが狩魂を行うのを。
死人の目で
ずっと見ていた。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:11:48.82 ID:gK9ioC1b0
そして数日後。
今日もブーンと渡辺さんは一緒に帰っていた。
なんだかんだで、渡辺さんとブーンの関係は良好だった。
しかし、ブーンはいまだにぃょぅたちに謝っておらず、彼らとの関係はまったくもって悪いままだったが。
( ^ω^)「ばいおー」
从'ー'从「じゃぁね」
渡辺さんと別れた後、ブーンは今日は狩りの依頼が来ていないことに気がついた。
なので、今日はそのまま家に帰ることにした。
( ^ω^)「ただいおー」
家に着いたブーンは、いつもとは違うことに気づいた。
玄関にトーチャンの靴があるのだ。
部活に所属していないブーンが、狩魂をしないとき家に着くのは五時ごろだ。
いくらなんでも、勤務時間が終わってすぐ帰ってきたとしても早すぎる。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:12:21.57 ID:gK9ioC1b0
ブーンは居間に入った。
そこで両親が何やら深刻な顔をしていることに気づく。
( ^ω^)「トーチャンもカーチャンも、そんな顔してどうしたんだお?」
J( 'ー`)し「ブ、ブーン……」
トーチャン「ブーンか……実はな、トーチャン会社クビになった」
( ゜ω゜)
トーチャン「会社をあげてのプロジェクトだったが……上手くいかなくてな。それで俺が責任を……」
J( 'ー`)し「あんた、ブーンもう部屋に飛びこんじゃったよ」
トーチャン「そ……そうかし、しかしこれからどうすれば」
J( 'ー`)し「どうしたも無いよ。もう終わりさ……高卒のあんたを今更どこが雇ってくれるのさ」
トーチャン「……畜生!」
トーチャンは持っていたビールの缶を投げた。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:12:55.06 ID:gK9ioC1b0
自分の部屋に飛び込んだブーンはその場でうずくまった。
何が、何がいけないというんだ。
最近になって不幸な出来事が立て続けに起こる。
ぃょぅたちとは、喧嘩をしたっきりだ。
ツンは死んだ。
トーチャンは職を失い、家族は路頭に迷うことになる。
これは何の陰謀だ!?
そのとき、ケータイが鳴った。
誰だろう? 渡辺さんだろうか?
今のブーンには、もう渡辺さんと狩魂しか残っていなかった。
もしこの二つが無くなれば、自分は本当に鬱になって引きこもるかもしれない。
二つとも……かけがえの無い大切なものだった……
なのに
メールはショボンからだったが、内容は驚くべきものだった。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:13:28.53 ID:gK9ioC1b0
差出人:ショボン
件名:依頼
本文:今日はもう遅いので、明日で良いんだがこの人物を狩って欲しい。
どうやら君のよく知っている人物らしい。
そして、添付されていた写真データを開くと、そこに写っていたのは
从'ー'从
渡辺さんだった。
( ゜ω゜)「……」
ブーンはすぐさま返信した。
差出人:ブーン
件名:Re:依頼
本文:渡辺さんは僕の彼女だお
無理ですお
すぐさま返事が返ってくる。
差出人:ショボン
件名:Re:Re:依頼
本文:そうか……なら拳銃は返してもらうよ
ブーンは決断を迫られた。
渡辺さんか狩魂か。
ブーンはすぐに決めた。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:14:48.17 ID:gK9ioC1b0
次の日での、学校の帰り道。
いつものように並んであるく二人。
しかし、そこでブーンは唐突に歩みを遅くした。
渡辺さんの背後に回りこむ形になったブーン。
从'ー'从「どうしたのっさ、ブーン君」
( ^ω^)「なんでもないお」
しかし、既にその手には拳銃が握られていた。
渡辺さんには見えない。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:15:35.30 ID:gK9ioC1b0
なぁに、簡単な話だったんだ。
僕は小さい頃から、ずっとずっと非日常に憧れていた。
漫画に出てくる主人公が本当に羨ましかった。
ある日突然覚醒する能力。
迫りくる敵。
熱い戦い。
これ以上に面白いこと、世の中にあるだろうか?
なぁに、この先の長い人生。
女なんて自然になんとかなる。
でも、
この「非日常」はもうなんとかならないかもしれないじゃないか。
渡辺さん……
短い間だったけど、楽しかったよ。
これで
友人も
幸せな家族も
恋人も
みんな失う。
でも、僕はこんな普通のものたちよりも
こういう「異質」を望んでいたんだ。
飽くこと無きこの魂を狩る遊戯。
これさえあれば……僕は……
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:15:53.17 ID:QUi+fzfdO
うわあああ!ブーンはやまるなああ!
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:16:07.48 ID:gK9ioC1b0
ブーンは引き金に手をかけた。
( ・∀・)「目を覚ますんだ。ブーン君。君はこんなことを望んじゃいないはずだよ」
いつの間にか、モララーが後ろにいた。
( ^ω^)「モ……モララーさん?」
後ろを振り返ったブーンは、モララーの姿を確認した。
モララーは、肩に竹刀用のバッグをかけていた。
( ・∀・)「君にも来てもらうよ。全ての決着を着けるために。ショボンの元へね」
( ^ω^)「け……決着?」
从'ー'从「ねぇねぇ、どったのブーン君。このおっちゃんは?」
( ^ω^)「すまないお。今日は先帰るお」
そしてブーンとモララーは歩み始めた。
ショボンの元へ。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:17:26.16 ID:gK9ioC1b0
ブーンとモララーは、とある廃工場に来ていた。
そこには、既にショボンが居た。
(´・ω・`)「さて、モララー人を突然呼びつけておいて何の用かな?
おや、ブーン君もいるじゃないか。まだ渡辺さんを狩っていないようだけど」
( ^ω^)「それはですね突然モララーさんが……」
そこでモララーがブーンの話を強引に断ち切った。
( ・∀・)「黙れ! いいか、ブーン君。君は今すぐ彼に拳銃を返して、
何事もない日常に戻るんだ。それが君のためだ」
( ;^ω^)「うお? どういうことだお」
(´・ω・`)「モララー、君こそ黙ってくれないか?
あくまでブーン君は自分の意思で狩りを手伝ってくれてるんだ。君がとやかく言う筋合いは」
( ・∀・)「なにお! お前こそいつまでも人を騙し続けられるとは思うな!」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:18:14.18 ID:gK9ioC1b0
( ;^ω^)「だ、騙?」
(´・ω・`)「言ってくれるな偽善者めが」
( ・∀・)「ここでお前の息の根を止めてやる。ブーン君。下がってなさい」
(´・ω・`)「僕からも言うよ、ブーン君。下がっててくれないか?
この五月蝿い男を潰すのに、少々巻き添えを喰らってしまうかもしれないよ」
さっきからすっかり自分が、蚊帳の外になっていると感じたブーンは、すぐさま二人から距離を置く。
(´・ω・`)「さてと、モララー。君なんて僕の手にかかれば容易く殺せるというのに、馬鹿な奴だ」
ショボンはコートから、一丁の自動式拳銃を取り出した。
( ・∀・)「は! 俺だってそんなこと承知の上だ。だからこいつを用意させてもらったよ」
モララーが肩にかけていた竹刀用のバッグから、中身を取り出し、バッグを捨てた。
そして、中からは
日本刀が出てきた。
(´・ω・`)「……荒巻の爺さんから取ってきたか。正直そいつを用意してくるとは予想外だったよ。
しかし、君、そいつで僕を殺しても自分も死ぬよ?」
( ・∀・)「俺のせめてもの罪滅ぼしさ。行くぞ!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:19:55.92 ID:gK9ioC1b0
モララーは素早く、鞘から剣を抜き、鞘をほうり捨ててショボンの懐へ飛びこんだ。
そして、ショボンに切りかかる。
(´・ω・`)「くぬっ」
しかし、ショボンがとっさにモララーに蹴りを入れ、モララーから距離を離す。
(´・ω・`)「ちっ、厄介な剣だ」
ブーンはここで初めて、剣を抜いてからのモララーを観察することができた。
モララーの持っている剣は、刀身が薄く赤に染まっていた。
そして、モララーの表情を見たとき、ブーンが愕然とした。
目は血走り、しかしどことなく虚ろで、口はだらしなく開きっぱなしで涎が垂れていた。
まさしく、狂人ではないか。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:20:28.04 ID:gK9ioC1b0
( ・∀・)「はぁ、はぁ」
(´・ω・`)「厄介だが……持ち主はもう長くないな」
( ・∀・)「はぁ、はぁ、五月蝿い。行くぞ!」
再びモララーがショボンに向かって走り始めた。
しかし、今度はショボンも、懐に飛び込まれる前に銃を撃った。
( ・∀・)「こんな鉛玉くらうかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
モララーはそれを恐るべき速さでかわしていく。
(´・ω・`)「ちっ」
ショボンと間合いを詰めたモララーは、容赦なくショボンに切りかかる。
それをかわすショボン。
負けじと、何度も切りかかるが一向にショボンを切り捨てられない。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:21:01.22 ID:gK9ioC1b0
(´・ω・`)「はっ、そんな剣に頼っても! お前はそんなものか!」
モララーの斬撃を、ショボンは拳銃で止めた。
甲高い金属音が鳴り響く。
ショボンはそのまま剣を弾くと、すぐさまモララーの襟首と袖を掴み背負い投げをかました。
地面に叩きつけられるモララー。
しかし、モララーは受身を取りすぐさま起き上がる。
一瞬まえまでモララーの頭部があった場所に、ショボンの蹴りが入る。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:21:36.88 ID:gK9ioC1b0
( ・∀・)「死ねぇぇぇぇぇぇ!」
モララーは、蹴りが空振りに終わり、体制の崩れたショボンに容赦なく突きを入れる。
ショボンは体を捻ってかわそうとするが、わずかに剣がショボンの体を傷つけた。
(´・ω・`)「馬鹿が!」
モララーの突きをかわし、完全にモララーは体制を崩すことになった。
そこへショボンは、モララーの腹に膝蹴りを打ち込んだ。
( ・∀・)「がはっ!」
よろけるモララー。
しかしショボンの攻撃は終わらない。
腹に打撃を喰らって仰け反るモララーに、さらに鳩尾に一発。
そして顔面を思いっきり殴る。
たまらず、地面に倒れるモララー。
そこへとどめを刺すかのように、
ショボンは跳躍すると、その重力と己の体重をかけたひじ打ちをモララーに喰らわした。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:22:20.92 ID:gK9ioC1b0
( ・∀・)「ぐがっっ!」
その場でモララーは動かなくなった。
(´・ω・`)「は! そんな呪われた刀を使っても、雑魚は雑魚だな! 死ね!」
ショボンは、コートからナイフを取り出した。
そしてそのナイフを持った手を振りかぶると、モララーに振り下ろした。
青い液体がほとばしった。
ショボンの胸から。
ショボンの胸には、あのモララーの刀が刺さっていた。
( ・∀・)「は! 最後に油断したな、ショボン……」
モララーもまた、胸にナイフが刺さっていた。
モララーの胸からは、鮮血が溢れ出ていた。
( ;^ω^)「ふ、二人とも大丈夫かお!」
急いでブーンが駆けつける。
モララーが苦しそうな声でしゃべる。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:23:01.75 ID:gK9ioC1b0
( ・∀・)「ブ、ブーン君、君には話さなきゃいけないことがある……」
( ;^ω^)「な、なんですお?」
( ・∀・)「俺も、ショボンも、冥土から来たものなんかじゃない。ただの人間だ」
( ゜ω゜)「……はひ!?」
( ・∀・)「いや、ただの人間ではないな……いうならば霊感のあるただの人間ってところか……」
( ・∀・)「俺と、ショボンは……冥土からの本当の使いに、“狩魂”を言い渡されたんだ」
そして、モララーは苦しそうな声で次のような話をした。
ある日、モララーの夢に謎の影のようなモノが現れ、こう言ったのだと。
「お前には、地上にいる汚れた魂を狩って貰う」
目が覚めたモララーは、おかしな夢だったなと思って起きると、
枕元に拳銃と一冊の紙の束が置いてあったというのだ。
拳銃は“狩魂”用のもので、霊感の無いものにはこの銃は知覚できないと、説明書きが添えられ、
そして紙の束には、
表紙に
“狩魂該当者リスト”
と書かれ、何千何百という礼状がそこにあったのだ。
それからは毎日狩魂をやらされたという。
一日でも狩りをしなければ、一晩中謎の影にうなされるという。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:23:53.36 ID:gK9ioC1b0
( ・∀・)「影は言ったさ、“リスト”の人間をすべて狩れば、俺たちを解放すると。
でも俺たちは、そんな人殺しなんて出来なかった。すぐに狂いそうになってきたのさ……」
そこで、モララーは口から血を吐き出した。
しかしそれでも喋るのを止めない。
( ・∀・)「そんな狂った日々……ある日俺はショボンに出会った。
奴もまた謎の影に“狩魂”を言い渡されたらしい。俺たちは色々と話あったさ、そして思いついたんだよ」
(♯´・ω・`)「第三者に“狩魂”をやらせたらどうだろうか? 何も知らない馬鹿な房にやらせればいいってね」
( ゜ω゜)「ショ、ショボンさん!」
( ・∀・)「ぐ、お前生きて……いたのか」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:24:39.22 ID:gK9ioC1b0
ショボンは質問には答えず、胸に刺さったままの刀を抜き、地面に放り捨てた。
(♯´・ω・`)「まったく、あと数_ずれていたら即死だったよ」
(♯´・ω・`)「しかし、モララー。君は肝心なことを抜かしているよ。
その計画を思いつき、実行したのは他でもない君自身だ」
( ゜ω゜)「!!」
( ・∀・)「……」
(♯´・ω・`)「ブーン君にも話しておこうかねぇ。この悪魔のような計画を……」
毎日人を殺すことに狂いそうになっていた二人。
しかし、そこでモララーが思いついたのだ。
第三者に“狩魂”をやらせようと。
(♯´・ω・`)「モララーのを僕も真似させてもらったけど……
馬鹿な学生ってのはいるものでね。簡単に騙されてくれたよ。ブーン君。君みたいにね!」
道端で歩く学生にたった一声、声をかけてやれば良い。
「君、見えてるんだろう?」
ってね。
(♯´・ω・`)「あとは簡単さ。一緒に話をしながら、相手の霊感に働きかけるのさ。
“覚醒しろ”ってね。よく言うだろ? “霊感のある人と一緒にいると霊感が移る”って。
あれを意図的にやればいいだけさ」
そして、頃合を見計らい、実際に“狩魂”をやってみせる。
(♯´・ω・`)「まったく! 馬鹿な奴らだよ!
おおかた自分が漫画の主人公にでもなった気で、うれしそうに人の命を奪っていくのさ!」
( ゜ω゜)「……」
もはやブーンは何も言えなかった。
しかし、ショボンは喋り続ける。
(♯´・ω・`)「しかしだねぇ、急にモララーが怖気づいたんだよ。
“狩魂”をやらせていた少年が、やっと自分の行っていることに気づき、自殺してからね!」
(♯´・ω・`)「何が“少年たちを不幸にさせるくらいなら、俺たちで……自分の手で行ったほうが良い”だ!
一人だけ善人ぶりやがって! 偽善者が!」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:26:24.69 ID:gK9ioC1b0
( ・∀・)「……確かに、俺は臆病者の偽善者だな。でも」
( ・∀・)「いまだに他人に“狩魂”をやらせるお前は、もっと臆病者だ」
そこでショボンがぶち切れた。
(♯´・ω・`)「誰が臆病者だあああああああ!!」
ショボンはあっという間に、モララーに刺さったままのナイフを掴むと、抉り込むように捻った。
( ・∀・)「ぐあああああぁ!」
それがモララーの断末魔だった。
今度こそ、モララーは絶命した。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:26:34.52 ID:kMijGNbo0
さるさんぼうし
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:27:01.96 ID:gK9ioC1b0
(♯´・ω・`)「次はお前だ! ブーン! 馬鹿な野郎だよ君は。
自分を漫画の主人公に投影して、来る日も来る日も殺人をおかし、なんの自覚も無い! まぁ便利な奴だったけどね」
(♯´・ω・`)「もう利用できないのなら! この場で殺す!!」
ショボンは、モララーに刺したナイフを引き抜いた。
鮮血があたり一面に噴出す。
ショボンは、大量の返り血を受けたが、気にせずブーンに襲い掛かってきた。
( ;^ω^)「ひぃぃぃ!」
必死に逃げるブーン。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:27:40.19 ID:gK9ioC1b0
馬鹿だ。
自分は馬鹿だ。
なんでこんな非日常に憧れていたんだ。
こんな……こんなんなら、
ずっと日常の方がずっと良いじゃないか。
普通に成長し、老い、死ぬ。
こんな幸せが他にあるだろうか?
普通の友達。
普通の家族。
普通の恋人。
これ以上に無い贅沢品じゃないか。
帰りたい。
あの幸せだったあの頃に
帰りたい
( ;^ω^)「ひぃぃぃ!」
(♯´・ω・`)「待てえ、この野郎がああぁぁ!!」
そのとき、ブーンは何かに蹴躓いた。
みると、それはモララーの持っていた刀だった。
それを拾うと、無我夢中でショボンに突き刺した。
(♯´・ω・`)「ぐぼふぁ……」
ショボンは、体から再び青い液体を噴出して、倒れた。
( ;^ω^)「はぁ、はぁ」
すると、ショボンがけたたましく笑い始めた。
(´・ω・`)「ふふ、ふはははははは!」
(´・ω・`)「君は自分が何をやったかわからないのかい?
その刀は少々呪われているが、“狩魂”用の弾と同素材で出来ていてね。
君は今“礼状”の無い、汚れ無き魂を狩りとってしまったんだよ!!
これがどういうことかわかるかい? わからないだろうねぇ。あはははははははははは!」
ショボンはそれだけ叫ぶと、その場に倒れこみ死んだ。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:29:03.02 ID:gK9ioC1b0
( ;^ω^)「はぁ、はぁ」
すると、すぐにブーンの足元に変化が現れた。
地面が、軟化し始めているのだ。
すぐに体が、地面に沈み始める。
( ;^ω^)「こ、これは一体! う、うわぁぁぁ!」
もがき、なんとかこの沼から脱出を試みるが、沼から無数の手が現れ、ブーンを引っ張りこむのだ。
( ;^ω^)「た、助けてくれお!」
ブーンの体が、沼に沈んだ。
汚れ無き魂への狩りの執行は、極刑に値する。
ブーンの魂は地獄に落とされ、永遠に終わることのない責苦を味わうことになる。
( ^ω^)ブーンは魂を狩るようです 完
>>2 >>27  ̄  ̄ . J(;'A`;)し
. ' ヽ ;;;、`;。;`ξ
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/ / | | し',;;、'。.;;/ / ̄/
/ /. / | ;;ヾ#丶;;、;。;` ( / / 〃,
( / / l と と ) て ̄ /
し' /__) (_(_,J
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:31:27.99 ID:gK9ioC1b0
え〜以上で終了です。
勢いで書いた小説なので、「あれ?」と思うところが多々あるかもしれませんが、
そこはご愛嬌で。
何か質問がありましたら答えます。
何も無ければ帰ります。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:34:48.73 ID:kMijGNbo0
>>52 面白かったよ、次回作の構想とかあるのかい?
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:36:11.58 ID:1i0YxHxi0 BE:163633128-2BP(111)
個人的にはできればブーンは救ってあげてほしかったですね
ブーン自身はともかく、渡辺が気の毒です(´;ω;`)
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:37:08.56 ID:40I/HW0r0
けなす前に褒めておくと、設定がユニークで楽しかった
テンポ良く読めたし、戦闘も悪くない
物足りないのは最後にひねりが無いというか、あっさりし過ぎてる
>>10がそうだが、作者の
「主人公は〜すべきだったのに」
って語りがウザイ
あと地の文の語尾が「〜した、〜した」ばっかり
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:37:58.18 ID:gK9ioC1b0
>>53 かなり漠然としたものですがあります。
漠然とし過ぎて、具体的に言えませんがw
あと、ショボンを主人公に書きたいなぁともちょっと思っていまして、構想を練っています。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:39:41.93 ID:VakmjZY7O
う〜ん、最後の展開がちょっとタンパクかな?
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:41:16.48 ID:gK9ioC1b0
>>54 自分でもちょっと思ってます。
>>55 確かに最後はひねりが無さ杉でしたね
>「主人公は〜すべきだったのに」
>って語りがウザイ
>あと地の文の語尾が「〜した、〜した」ばっかり
ごもっともです。
確かにウザイ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:43:41.11 ID:gK9ioC1b0
>>57 やはりみなさん、終わりがいまいちだと感じてるんですねぇ
次回作を投下するようなことがあれば、
次は頑張ります。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/20(金) 20:45:23.94 ID:VakmjZY7O
でも俺は面白いと思ったから、次回作書く時も頑張って!
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: