15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 06:37:59.65 ID:Hthh/2cb0
2ゲット
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 06:45:21.09 ID:TOH5wgPp0
3げとー
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 06:52:05.07 ID:/PWAY15BO
☆
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:11:41.42 ID:Hthh/2cb0
★
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:24:44.48 ID:CNqb34jJO
>>1 乙っ!!
そしてみんなに言いたい
世界の中心で ぬるぽを叫ぶ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:34:31.94 ID:CNqb34jJO
保守
保守するよ
するよっ!!
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:38:03.54 ID:Hthh/2cb0
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:40:08.97 ID:WO9Th2IfP
保守
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:43:48.17 ID:WO9Th2IfP
保守
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:45:53.00 ID:CNqb34jJO
ほ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:46:28.71 ID:WO9Th2IfP
く
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:47:02.07 ID:CNqb34jJO
ほ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:49:15.10 ID:WO9Th2IfP
く
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:53:27.64 ID:CNqb34jJO
甘栗
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 07:55:29.66 ID:WO9Th2IfP
食べたいお
19 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 07:56:29.27 ID:pa3b0YtW0
保守
夜になったら書くぜwwwww
少女の名前は木野内眞那(キノウチマナ)、二つ年上の今年高校三年。
そんなそっけない紹介をされた眞那は凌を睨んだ。
「そ〜れ〜だ〜け〜?」
「他に何かあるのか」
さっきとは違う、モノトーンに統一されたカフェに入った。大きな窓は緩やかな秋の日差しを運んで来ていた。
アイスラテ頼んだ僕は、二人のやり取りに入って行けず、ただ眺めていた。
自分のいる場から違う空間を見ているように遠近感が失われていた。賑やかにやり取りする二人が遠かった。
初めてのブラで胸が苦しかくて歪んだ顔を二人に悟られたくなくて顔を背ける。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 08:01:56.36 ID:ixmL9FtR0
前スレ、残10切ったよ。使い切ろうぜ。
22 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 08:04:16.11 ID:YvAYkXVvO
「んー……僕の大事な人ですとか」
昼時も過ぎ、人の減った店内に一瞬の静けさが降りた時、眞那の声が響いた気がした。
僕はやっぱり二人の顔を見れなかった。
「一遍死ね」
だけど凌は相変わらずのマイペースさでイタリアンローストを啜りながら彼女の額を弾く。
あはは、と明るく笑って、眞那はねぇと僕に話し掛ける。
「こんな子だけどよろしくね」
「はぁ」
「改めてはじめましてしよ?私、姉の木野内眞那です」
「───ぇ?」
握手を求めて来ていた手なんぞにも気付かず、苦虫を潰したような凌にも気付かず、眞那の言葉を反芻する。
23 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 08:07:49.44 ID:YvAYkXVvO
私、姉の木野内眞那です。
姉の───。
「楓?」
「あ……は、はじめまして……」
驚きと安堵の高低差で心臓は興奮状態だった。
たぶん眞那の手を握ったけど、凌に呼ばれた後も僕は上の空で彼らの話はまるで覚えていない。
延々眞那が一人喋っては凌が突っ込む。そんな雰囲気だったのは覚えている。
店内に西日が強く入りブラインドが下ろされだした頃、凌が立ち上がった。
「悪い、ちょっといるもの思い出した」
ここで待ってて、と言い残し僕と眞那を置いて凌は店を出ていった。
「ごめんねーお邪魔しちゃって」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 08:09:29.13 ID:ixmL9FtR0
読みふけってたら、前スレ1000ゲットされたぁぁぁぁぁ!!!!!
続きwktkなんだぜ!!!!!
25 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 08:18:59.82 ID:YvAYkXVvO
眩しげに目を細めながら眞那はコーヒースプーンを弄ぶ。
頭を振った僕に微笑んで彼女は長い睫毛を伏せた。
「ちょっと偏屈だけど、悪い子じゃないから───養子に出されて捻くれたけどいい子だから、よろしくね」
苗字が違うのはそのせいかだとか、あのマイペースっぷりはそのせいではないな、なんて冷静に考えながら依然の凌を思い出す。
拒絶する風ではなく、ただ距離を置いていた。いつもは無関心な癖に僕になにかあった時は何も聞かずに色々と気にかけてくれた。
そして今は文句も言わず、暇を理由にして僕に付き合ってくれている。
26 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 08:21:10.38 ID:YvAYkXVvO
あれは冷たさに徹しきれない凌の温かさなのかなと思う。
「凌ね、中等部の頃からたまに来てたけどいつも一人だったから心配だったんだ。こいつ友達いないのかなぁって」
店の出口を見つめていた眞那が僕ににっこりと笑った。
「でも心配無用だったみたい。彼女いるなんてびっくりだよ」
時が止まる。
僕が止まる。
全てが止まる。
「あ、あれ?違った……みたい、ね……」
「僕、寮のルームメイトで……」
言い切らないうちに、眞那が立ち上がる。
見開いた目で僕を凝視しながら、鯉みたいに口をぱくぱくしている。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 08:21:19.69 ID:sX4Z07Gb0
wktkwktk
そういえばまとめさん来なかったな〜
28 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 08:23:15.24 ID:YvAYkXVvO
「僕って……ルームって……楓ちゃん……まさか男の子?!」
「あの、はい……」
「でもだってその胸───それにその紙袋あそこの下着屋のでしょ……?」
体温が一気に下がっていく。血が頭から下がって貧血に似た状態の中、気持ち悪さと眩暈で目の前が暗くなった。
「楓ちゃん?!」
「すっすいません、ごめんなさい。なんでもないので……座ってください……」
他の客の視線が痛いくらい集まっていた。声を上げた眞那をなんとか席につかせた僕は、血のない頭で必死にどう答えるべきかを考えていた。
「ルームメイトって寮のだよね?」
29 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 08:27:23.98 ID:YvAYkXVvO
低い声で確かめるように、言葉を探しながら話す眞那に肯定の頷きを返す。
「あそこかなり厳しい男子校だよね?」
「はい」
「楓ちゃん、あ、楓君か。怒らないでね?」
言い直した眞那は僕の方まで身を乗り出して、耳元で囁いた。
「それ本物だよね?」
それと指差された先は忌ま忌ましい思いしか湧き出てこない膨らんだ胸。
偽物ならどれだけ良かったかと思いながら、僕は呻くように言った。
「はい……」
体を戻した眞那は深く息を吸い込んだ後、大きく吐き出した。しばらく視線を宙にさ迷わせてから二つに結った髪に指を絡ませる。
30 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 08:37:11.03 ID:YvAYkXVvO
「……なんで?」
意味がわからない、と結論付けたのだろう。毛先を手櫛で荒っぽく梳きながら、僕を見た。
「わかりません……」
隠せてもこの人を騙せないし、嘘を吐けば彼女も疑い続けるだろう。
凌に彼女が出来たと喜んでいた眞那に僕は隠し通すだけの強い意思を持てなかった。
不審が彼女に侵食する前に僕は言葉を続ける。
「一週間位前、突然こうなってたんです」
これ以上ないくらい見開かれた目はなぜ、と言っているように見えた。
「原因は不明です。───医者なんかには行ってません。戻れないって言われたくなくて」
31 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 08:59:02.30 ID:YvAYkXVvO
言った後急に骨が痛んだ気がした。苦しかった胸もじくじく痛い。
骨と肉の間に何かが入り込んで割り裂こうとしているみたいだ。
だから気付かれないように笑ったつもりだった。あはは、そう軽く笑うつもりだった。
だけど驚きがはりついたような眞那の顔が歪んでいき、見えなくなる。
「ごめんね、ごめんね!」
なんで謝られているんだろう、どうして頬に柔らかなハンカチが当てられているんだろう。
「ごめんね、辛いんだよね。言いたく無かったんだよね」
辛い。あぁそうだ。
辛かったんだ。
僕は男なのに。僕は男なのに。僕は男なのに!
32 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 09:01:43.91 ID:YvAYkXVvO
叫びたかった。
実際には周りからは女みたいな扱いをされ、体は心に反して変わってしまった。
それは自分自身が奪われたかの喪失感だった。
だから言いたくなかった。
言葉にしたら本当に女になったようで、嫌だったんだ。
凌に話したときは冷静さも無く、時系列も無茶苦茶に、あったことをただ述べただけだった。それに凌には今を話さずとも事実があった。
僕は言葉にする事を避けていた。
「男の子だもんね。デリカシーなくてごめんね」
何度も何度も謝りながら眞那は僕をそっと撫でた。
凌みたいだなんて思って、心が温かくなる。
33 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 09:10:30.72 ID:YvAYkXVvO
どうしてこの人たちはこんなにも優しく感じられるんだろう。
眞那にとったら僕なんて今日初めて会っただけの人間なのに。
こうやって泣いている時に慰めてくれたのは、ずっとばあちゃんしかいなかった。
だから凌に会うまでそんな人がばあちゃん以外僕にできる事を知らなかった。求めもしなかった。
「大丈夫、まだ君は男じゃない。泣いていいんだよ」
強くありたい、男らしくありたい、泣いちゃいけない。
願って戒めていた部分が眞那に撫でられるそのたびに解けていく。
「頑張れ男の子」
涙の向こうの笑顔はオレンジ色に滲んでいた。
充血して腫らした目を見ても凌は何も言わなかった。
点呼に間に合わなくなるぞとだけ言い、大きな紙袋に僕が持っていた袋を二つ詰め込んだ。
「じゃあまた。次来る時は教えてね」
バス停まで見送ってくれた眞那は僕の手にこっそりと薬屋の小さな包みとメモを押し込む。
「楓君だけでも、だよ?」「……はい」
ウィンクした眞那が悪戯っぽく笑うから、僕もつられて笑った。
凌はあてにならないから。
そう眞那はおどけるけど、心配だったと言っていた彼女の事だ。ふざけているわけでもなんでもなく、ただ凌を大切に思っているんだろう。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 09:17:25.53 ID:Od4sKoF3O
36 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 09:17:48.09 ID:YvAYkXVvO
「あ、忘れてた!」
バスが信号の向こうに見えた頃、眞那が鞄から一枚のプリントを出して来た。
「何だよ。もうバス来るって……」
「人数分チケット来てるらしいの。行ってもいいよね?」
眞那から渡されたプリントには、僕らも知らされてなかった事が書かれていた。
デリで買ったご飯とお惣菜を他に乗客のいないバスの中で黙々と食べながら、僕らは眞那から渡された紙を凝視していた。
「聞いてないよ」
「俺も知らん」
B5の用紙にでかでかと印刷されている表題は、学宗院高等部秋季祭について。
「これ、パニックにならないかな……」
37 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 09:19:03.93 ID:YvAYkXVvO
だらだらと書き連ねてある堅い文章を要約すると、学宗院でやる学祭の招待状が届いたから全員行って交流して来い、だ。
しかも良く見れば、眞那が通っているのはお嬢学校で名高い白山女学院である。
「逃げたほうが安全かもな」
「でもっ眞那さん来ちゃうよ!」
伊右衛門のボトルを傾けながら、凌は僕の言葉に目を上げた。
「電話するから楓から来るなって言っといて」
「だけど……全員参加って書いてるじゃん」
眞那は行ってもいいかと訊いたけど、彼女の意思や僕らの意思とは無関係に学校側で参加を強制しているのだ。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 09:21:15.93 ID:ixmL9FtR0
wktk…無理せずに……でもwktk
39 :
◆CrZFiJnWzo :2006/09/29(金) 09:22:31.84 ID:YvAYkXVvO
きっとこの事を知っているのは一握り。でなければ今朝の馬鹿どもの狂乱ぶりは説明がつかない。
本物の女が来ると知っていて、男に女の振りをさせるためだけにあんな行動を起こすなんて考えられない。
「楓、ここ見ろ」
行儀の悪い凌が箸で指したくだりを見た。余りな内容だったから細かく見ていなかった僕の目に理事会と言う字が飛び込んでくる。
「学宗院理事会のご好意で」
「理事会がなんで……」
「さー」
街灯もとうに疎らになった道をバスは進んで行った。
後ろを見れば夜が僕らを追い掛けてきていた。それがやけに恐ろしく感じられた。
ここまで。
やたら長くなってる気がするのは内緒なんだぜ?
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 09:28:22.05 ID:TOH5wgPp0
目を離したスキに投下されるとは…
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 09:34:16.87 ID:ixmL9FtR0
わふるわふる
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 09:58:39.38 ID:ixmL9FtR0
ワフルワフル
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 10:15:44.18 ID:wK9iZsERO
ほ
る
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 10:35:15.65 ID:ixmL9FtR0
す
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 10:38:53.97 ID:xGNwlhKT0
エロ無しで女体化する前の話でも投下しておk?
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 10:42:49.17 ID:ixmL9FtR0
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 10:44:42.03 ID:XiMWNCGRO
グリーンダヨ
52 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:47:21.84 ID:xGNwlhKT0
「ごめんっ!待った??講義が長引いちゃって・・・」
息を切らしながら小走りで近寄ってくる少女が一人。
いや、少女と言っては失礼になるのだが・・・なぜなら彼女は20歳。
もう立派な成人女性だ。
「そんな急いで来なくても大丈夫だって。走ってコケたりしたらそれこそ大変だろ。」
そう言って少女にしか見えない彼女の頭をポンポンと撫でる。
「もぉ、また子供扱いするんだから!」と可愛く頬をプクッと膨らませる。
「そんなとこがまた子供っぽいんだよなぁ」そう言って俺は思わず微笑んでしまう。
「ゆう君はまだ高校生でしょ!私は大学生なんだからゆう君とは違って大人なんです〜」
やけに得意げにそう言うとアヤは俺の前を歩き出す。
53 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:48:02.34 ID:xGNwlhKT0
そう、俺は高校1年生で彼女は大学生。
年上の彼女がいるとかいいなぁとよく言われるが、そうでもない。
まず体型が子供。身長低いし顔は童顔だし手もすげぇちっさいし話すことも子供っぽいと思う。
まぁ、胸は多少はあるみたいだけど。直接拝見したわけじゃないからわからないが・・・
「ゆう君どうしたの?大丈夫?」
俺がぼーっとしていたのに気づいたアヤがトコトコと駆け寄ってくる。
「あぁごめんごめんボーッとしてた。よしっ今日は何処いこうか?」
「えーっとねぇ・・・」
54 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:48:46.54 ID:xGNwlhKT0
俺とアヤが付き合い始めて約半年。正直焦っている。
何を隠そう俺は童貞。アヤと半年も付き合ってるが未だにキス以上の関係を持っていない。
アヤは子供っぽいし、キスするのも最初は恐がってたしそれ以上のことをすると嫌われてしまうんじゃないかとか
エッチしたいとか言ったらショックで死んでしまうんでは?とかそもそもエッチの存在を知らないんでは?とか
我ながら馬鹿と言うか過保護と言うか、色色な心配をして何も出来ないでいる。
でも、そんなことも言っていられないんだ。なぜなら俺の誕生日まで後2日。16歳の誕生日なんだ。
女体化なんて迷信に過ぎないと思ってる。女体化するのは特異なケースだと聞くし周囲で女体化した人はいない。
それでも、−女体化−それは非常に恐ろしい響きだ。
このまま女体化なんてしてしまったらアヤと付き合いなんてできなくなるし、何より男じゃなくなるなんてごめんだ。
大体にして自分がその特異なケースになったらきっと苦労すると思う。そんな思いしたくない。
だから今日こそ、今日こそ童貞を捨てたいんだ。
55 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:49:29.89 ID:xGNwlhKT0
「今日は公園でお散歩したいなぁ」
「わかった。じゃあ公園行くか・・・」
アヤは俺の決意などしらず無邪気に公園などと提案してくる。
いつも二人で行く公園。そこは広くて市民の憩いの場的な場所で二人でよく散歩したりする。
でも公園じゃあエッチとか出来ないよな・・・いや、いい雰囲気にしてホテルになだれ込むか?
俺の頭の中はそんなことでグルグルと回り続けていた。
「ねぇどうしたの?今日のゆう君変だよ?体調悪い?」
そう言いながらアヤは心配そうな顔で俺の顔を覗き込んでいた。やっぱり可愛い。
「なんでもねーよ!あぁ今日は良い天気だなぁ」なんて誤魔化してみる。
「何か悩みでもあるの?良かったら話聞かせて欲しいなぁ。」と真剣な顔でコチラを伺うアヤ。
俺がもし女体化したらアヤは悲しむだろうか?それを止める為にアヤは俺に身をささげてくれるだろうか?
確かめない限りその答えは出ない。思い切って口火を切ってみる。
56 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:50:12.54 ID:xGNwlhKT0
「なぁ、アヤ。俺の誕生日もうすぐなんだ。」
「知ってるよ。ちゃんとプレゼントも準備してるんだよ!楽しみにしててね!」と嬉しそうに微笑むアヤ。
「うん・・・それは嬉しいな。」
「ふふふっゆう君が喜ぶ顔早くみたいなぁっきっとビ・・・」
「なぁっ、16歳までに童貞捨てなきゃ女体化する話って知ってるか?」
イキナリ言葉を遮られたアヤはビックリしたような顔でコチラを見てる。
普段の俺なら絶対そんな事はしない。でも今はそれどころじゃないんだ。
俺の真剣な表情を見てアヤも少し緊張した表情になる。コレは大事な話だとお互いに認識する。
「・・・知ってるよ。」アヤが少し俯きがちに答える。
「俺は女なんかになりたくないんだ。俺はこの先ずっとアヤと付き合っていきたい。
だから女なんかになりたくない!アヤだって俺が女になるなんていやだろ?」
思わず感情的になってしまった。でも、アヤ。お前ならわかってくれるはずだ。そう思いたくて恐る恐るアヤの方をみる。
アヤは・・・泣いていた。
57 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:51:20.30 ID:xGNwlhKT0
「アヤ?!どうした?何で泣いてるんだよ?」
「ゆう君・・・ごめん・・・私、16歳の誕生日に女体化したの。ほんとは男の子だったの。」
「・・・!」
衝撃的な事実だった。アヤはどこからどう見ても女の子だし、名前だって!性格だって女そのものじゃないか!
女体化した人間を目の当たりにして俺は戸惑いを隠せないでいた。まさかアヤが・・・?
「ビックリしたでしょ?私は16歳の誕生日に女体化したの。特異なケースだったの。」
アヤは涙をぬぐいながら、いつもとは違う大人っぽい表情で話し始めた。
「女体化してからの生活は本当に大変だった。周囲からは気味悪がられ、普通の生活なんて到底できない。
家族も私をどういう風に扱って良いかわからずただみているだけ。私は身体の変化についていけずに毎日泣いて暮らしてた。」
「・・・そんな過去があったのか。」アヤは自分の過去を話したがらない。特に気にしてなかったけどそんな事実があったなんて。
「でも、毎日泣いてても時は流れていくの。私は決心した。学校辞めて大検とって大学行こうって。
そのために独学で勉強して女の子に見えるように努力して、名前もアヤトからアヤにした。」
「アヤ・・・ごめん俺・・・」
「いいの、女体化した人間の苦労は生ハンパじゃないって一番わかってるのは私だから。
だから、だからゆう君にはこんな経験して欲しくないと思ってる。だから私を捧げたいと思ってる・・・だけど・・・」
「だけど・・・?」
58 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:52:17.41 ID:xGNwlhKT0
アヤは空を見上げて涙を我慢しているようだった。そして静かに目を閉じると振り絞るような声でこう言った。
「・・・身体は女の子だけど、心までは女の子になりきれないよ。」
「それは・・・それはつまり・・・」
「ごめんね、ゆう君の事は大好きだよ。だけど性の対象としてみれない。
一生懸命女として好きになろうとしても、キス以上の事は考えられないの・・・」
なんてことだ。俺はずっとアヤを女の子として意識してきたがアヤはそうじゃなかったなんて。
アヤは俺とするキスをいつもどんな風に思っていたんだろう。なら、ならどうして俺と付き合ったりしたんだ・・・!
やりきれない怒りと悲しみがフツフツと沸いてくる様だった。
「アヤ・・・アヤは何故俺と付き合ったりしたんだ・・・?俺は・・・俺は真剣にアヤが好きだった。今も好きだ。」
「私だってゆう君が好きだから付き合ったんだよ。でも好きになればなるほど自分の中の男を消すことが出来なかった。
自分の中では消しきれない本能が疼くぐらいにゆう君が好きだったんだよ・・・?」
「そんな・・・そんな事言われても俺・・・俺わかんねーよ!!」
これ以上ここにはいたくない、そう思ったおれは思わず走り出していた。
アヤの声が聞こえた気がするが、よくわからない。空耳だったのかもしれない。
59 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:53:01.98 ID:xGNwlhKT0
俺はベッドに臥せっていた。
最低の誕生日を向かえそうだ。俺はアヤが好きだ。アヤが女体化した人間だとしても愛していける。
アヤは自分の心は男だから俺を受け入れられないと言う。俺は、俺はたとえアヤが男でもきっとアヤを受け入れるだろう。
実際心は男だと聞いても俺の気持ちは変わらない。15歳やそこらのガキが言えることじゃないけど真剣に俺はアヤを愛してる。
俺が女になれば。俺が女になればアヤは俺を愛してくれるだろうか?
俺が身も心も女になればアヤは俺を受け入れてくれるんだろうか・・・?
わからない。
わからないけど・・・それが可能性なら俺はその可能性にかけてみたい。
誕生日は明後日。明後日になれば何かが変わるかもしれない。
バカバカしい。女体化する可能性自体が奇跡に近いんだから、そもそも俺は何も心配しなくて良かったんだ。
結局はエッチがしたかっただけなのかもしれない、もしかしてアヤはそれをわかっててあんな話をしたのかも。
そうだ、そうに決まってる、きっとアヤが俺を懲らしめるためにあんな作り話をしたんだ。
ごめんな、アヤ。俺もう馬鹿な事いわないから・・・そんなことを思いながら俺は眠りに落ちていった。
60 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:53:48.13 ID:xGNwlhKT0
次の朝、携帯にはアヤからのメールと留守電が入ってた。
どうしても恐くて内容を確認できなかった。そのまま携帯の電源を切って学校に向かった。
いつも通りの授業を受けいつも通りの毎日を過ごす。
違った事と言えば友人達から「ゆうは年上の彼女がいるから女体化しねーなw」などと言われた事だった。
人の苦労も知らないで好き勝手言いやがって・・・適当に受け流しておいた。
学校も終わりカラオケに誘われたが行く気分にもなれずパスして帰路につく。
気がつくと公園に向かって歩いていた。昨日あんなことがあった公園になんて行きたくないハズなのに。
いつも座ってるベンチに誰かが座ってる。・・・アヤだ。
逢いたくない、このまま立ち去れば俯いてるアヤは俺に気づかないだろう。
そう思いながらも避けることは出来ずおれはアヤに声をかける。
「隣座っていいか?」
はっと顔を上げたアヤは泣いてるような笑ってるような表情をして「よかった・・・」と言った。
「携帯・・・どうしたの?」とアヤがポツリと言った。
「あぁ、なんとなく放置してた。」俺はわざとそっけなく答える。
「そっか・・・」アヤは少し悲しそうに言った。
暫くの沈黙。デートの時の沈黙は苦しくなんて無くてベンチに座ってても寂しくなんてなかったのに
今はアヤと俺との間に空いたたった10センチの距離が遠い。
61 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:54:51.93 ID:xGNwlhKT0
「昨日は・・・ごめんね・・。」アヤが沈黙を破った。
「謝ることなんかないよ。あれがアヤの本音なんだから。」
「・・・ほんとにごめん。」
アヤが謝るたびに昨日の言葉が現実なんだと突きつけられるようで苦しい。
「だからもう謝るなよ!!・・・もう、もういいんだ。」
アヤが黙って俯く。悲しそうな顔。そんな顔しないでくれ・・・
「アヤ、アヤは俺が女体化したら、心も身体も女になれば俺を愛してくれるのか? 俺を受け入れてくれるのか?」
思わず昨日考えていた事を言ってしまう。アヤを離したくない。
「え・・・?」アヤが驚いた表情でこちらを見つめる。
「俺は、アヤと一生一緒にいたい。それなら女体化してもいいと思ってる。」
「馬鹿なこと言わないで!女体化したら本当に苦労するんだよ!!1 軽々しくそんな事言ったらダメ。」
「わかってる、それでもいい。アヤと一緒にいたいから。」
「ゆう君・・・」
62 :
ID:xGNwlhKT0:2006/09/29(金) 10:55:34.02 ID:xGNwlhKT0
俺たちは約束した。俺が女体化したらアヤとは別れない。俺が女体化しなかったらアキとは別れる。
自分でも馬鹿な約束をしたなと思う。女体化するほうが奇跡なのに。
でも俺は自分の運命を信じたい。
今俺は自室のベッドで静かに時を待っている。
俺の運命を変える時間まで1時間。それまで何を思い何をすればいいかな。
不安だけど、こんな不安なら大歓迎だ。
まだまだこどもの俺だけどアヤを真剣に愛してる・・・・だからきっと。
【終了】
10レス分も使ってしまってすまない・・・
オチも何も無くて寂しい文章だが暇つぶしになるかなと思ってやった。
今は反省してない。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 10:59:47.64 ID:ixmL9FtR0
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 11:07:32.26 ID:xGNwlhKT0
>>64 ありがとう!昨日熱で朦朧とした中書いたんだ。
熱あるときって妙にヤル気がでるんだよな。
ってか初めて小説っぽいの書いたから勝手がわからなくて大変だった。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 11:10:52.03 ID:ixmL9FtR0
>>65 熱って、大丈夫かよwww無理スンナwww
朦朧とした中でこれだけいい話が書けたなら、体調良くても浮かぶと思うよ。
妄想力を最大限に発揮すればおkw
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 11:16:15.72 ID:xGNwlhKT0
>>66 熱はもう大丈夫だぜ!昔から熱の引きだけはいいんだw
妄想力なら誰にも負ける気がしないんだが文章にするのは本当に難しいな。
またがんがってみる!ありがとなwww
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 11:25:25.23 ID:hwVfoBhL0
学校遅刻したので3時限目から行く保守
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 11:48:14.32 ID:Od4sKoF3O
2時限目の途中捕手
70 :
お目汚し保守:2006/09/29(金) 12:00:11.74 ID:ifaxBHcg0
前スレ
>>748 ポチとご主人様続き
恥ずかしがるポチをギャル風に女装メイクを施し外に連れ出したが過剰に警戒するポチが拍子抜けするほど何事も無く買い物を済ませ帰宅
「ね、平気だったでしょ」
「はい」
「私みたいなデカイおかまが周りを気にせず歩ける街なんだから普通にしてればポチは大丈夫だよ」
「でも、女装の時点で普通じゃないような・・・」
「そんなの、ポチみたいに可愛ければ良いのよ」
「可愛いですか・・・」
「可愛いよ、体は小さいし顔は可愛いし」
「でもスカートとか胸に詰め物とか落ち着かないですよ」
「の割には家に帰ってきても脱がないのね」
と笑いポチを抱きしめる
「だって・・・着てたシャツとか洗っちゃって・・・」
「そうだねぇ、仕様が無いよねぇ」
「・・・そ、そうです、しょうがないですよ」
「ブラジャーまでしちゃって、スカートまで穿いちゃっても仕様が無いよねぇ」
顔を真っ赤にしてうつむくポチを後ろから抱きしめ胸に手を添えると更に嗜虐心を煽られる
「恥ずかしいの」
首筋に口を添えて優しく囁いてみる
ポチの体はビクッ振るえ一瞬硬くなるが全身の力が抜け首筋から甘い香りが漂う
口元を固く結び私の両腕に身を任せる姿はまるで女の子のそれで・・・
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 12:02:29.95 ID:ixmL9FtR0
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ポチ!!ポチ!!
⊂彡
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 12:22:36.02 ID:CNqb34jJO
ワクテカ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 12:34:51.62 ID:WO9Th2IfP
ほ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 12:46:15.04 ID:A5A8qHuJ0
し
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 12:46:57.90 ID:xGNwlhKT0
い
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 12:52:01.88 ID:CNqb34jJO
な
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 12:59:25.04 ID:sLYeI1wGO
き
78 :
お目汚し保守:2006/09/29(金) 13:14:22.76 ID:ifaxBHcg0
正直、一瞬このまま・・・とも思ったが、ポチはいずれ帰る子、私は残る者と脳裏をよぎる
しがみついたポチから一種の覚悟を感じていたが気づかぬふりをして
「さ、ご飯食べようか。そろそろ仕事に行く準備もしないといけないし」
「えぇ」と残念そうな声を漏らすポチ
後ろから抱えていた腕を緩めて「じゃあ私が作るから」と言うがポチは緩めた腕から抜け出さず私の腕を抱えたまま動かない
「どうしたのポチ」と白々しく聞いてみる
「・・・何でもないです」
「じゃあ、ご飯作るから手を」
「僕が作りますから」
「うん、なら腕を離してもらわないと」
「・・・」
言いたいことは色々とあるが上手く言葉にならない事がもどかしい
「取り敢えずご飯食べよう、話の続きは仕事から帰ってきたらしよう、ね、ポチ」
「・・・わかりました、待ってますから」
『まだ男だったころ付き合ってた女性に同じ事を言われたことがあったな』と思い出しながらのポチとの食事
出掛けに「メイド服、お願いしますねご主人様」とポチが言ってきたのは何の期待か・・・
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 13:32:30.15 ID:yjE+70U1O
保守テカ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 13:49:22.12 ID:bU5Dwbfl0
保守テカ遺跡
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:08:16.59 ID:ixmL9FtR0
保守テカ三大都市
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:14:29.41 ID:EjqofagnO
保守テカ文明
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:16:14.49 ID:ifaxBHcg0
保守テカ式土器
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:21:49.93 ID:bU5Dwbfl0
名捕手による名保守
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:34:33.72 ID:ixmL9FtR0
名外野による名保守
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:40:02.71 ID:bU5Dwbfl0
思い出の言葉
そう、父さんは僕の四つの誕生日
こんな言葉で祝ってくれた。
「保守」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:51:52.96 ID:bU5Dwbfl0
保守がてら投下してもいいかだぜ?
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:52:46.94 ID:ZidD3nds0
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:52:57.63 ID:1yN9J9wo0
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 14:53:07.15 ID:ixmL9FtR0
91 :
昨日ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 14:55:57.98 ID:bU5Dwbfl0
どうもだぜ それでは書きますだぜ
92 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 14:57:14.91 ID:bU5Dwbfl0
前回の流れって書いたらうっとおしいかぜ?
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:00:34.14 ID:2oNnDIyJ0
なにこの保守スレ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:01:07.45 ID:rzCN1BLJO
むしろ分かりやすくてイーンダヨー
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:02:04.75 ID:ixmL9FtR0
>>92 特に不要だと思うんだぜ。
最近読むと「あぁあの続きか!」って分かる事が多いし。
96 :
95:2006/09/29(金) 15:04:02.03 ID:ixmL9FtR0
あう…本当はどっちでもイインダヨー
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:05:15.40 ID:OH9fLl3l0
98 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 15:05:27.53 ID:bU5Dwbfl0
続き
入学式二時間前。
俺と母さんは校長室に来ていた。
女体化がすんでから、かかわりを持つことになる人間に会うのは初めてだ。
正直緊張する。朝かじってきたトーストが口から出そうだった。
「・・・ええ・・・・ええ・・・大丈夫です。こういう生徒は初めてじゃない。」
校長はそれらしい、威厳のある顔つきで、しょぼくれオッサンの空気は微塵もない。
母さんと校長が話している内容が緊張で聞き取れない。
「はい、それでは名前の登録についてですが。」
その段になってやっと俺は自分のことを話している事を自覚する。
99 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 15:15:56.92 ID:bU5Dwbfl0
俺「名前って、苗字も変えたほうがいいんですか?」
俺はおずおずと問いかけた。
「いやいや。そのあたりは自由なんだよ。」
校長は女体化後の生徒の入学について前例があることと、
それについての処置は案外柔軟だということを聞いた。
名前に至っても、まるっきり変えても、下の名前だけ変えてもかまわないらしい。
むしろそのまんまの名前でいい!という豪傑(女の場合なんていうんだ?)もいるらしい。
「出来れば入学式前には決めて欲しいが・・・」
入学証書や手続きがずれるなら入学式は休んだほうがいいかもしれない。
そのとき
「ちょっと相談させてもらえますか?」と母さんが頼んだ。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:20:17.18 ID:EjqofagnO
つ 「女傑」
101 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 15:21:32.28 ID:bU5Dwbfl0
俺「義之だから・・・義子・・・」いまいち
「義江・・・」ええと・・・・どうだろう・・・
母さんと一致したのは、苗字はそのまんま、ということだった。
学校と家での名前が違うのはやっぱり気持ちが悪い。
でもとにかく下の名前が『カオル』だとかごまかしの効く名前でもないから、
下は変えなきゃ不都合だ。
俺「父さんはどう思う?」
校長室の前で待っていた父さんを見上げて問いかける。
102 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 15:26:08.10 ID:bU5Dwbfl0
「おう、そうだな。」
いつもアゴじょりじょりをしながら考える。
「安価、という手もあるぞ。」
俺「は? 安価?」
いまいち俺は飲み込めない。
母さんも頭の上に?が浮いてる。
wktk
104 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 15:34:39.36 ID:bU5Dwbfl0
「おう、安価。」
俺「母さん、なんかない?」
父さんはとりあえずスルーだ。
別世界のことを持ち出し始めた。
「いいわ、あたし達で決めるからあんた先に中入ってなさい。」
中とは校長室か。
「あんたが生まれたときもパッと思いついたんだから、今度もうまくいくわよ。」
結局両親に命名されなおされることとなり、俺は再び校長室のドアをくぐった。
(やっぱり可愛い名前思いつかないので安価でお願いしていいですか^^;)
105 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 15:37:33.52 ID:bU5Dwbfl0
義之の名前もじってなくてもおk
安価
>>110 よろしくです
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:42:34.46 ID:ZidD3nds0
ksk
ksk
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:46:13.95 ID:ifaxBHcg0
安価バロスwwwwww
ksk
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:47:17.85 ID:ZidD3nds0
春陽(はるひ)
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:48:06.30 ID:ZidD3nds0
美香
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:49:15.53 ID:Dx+FcFsi0
前スレ DAT 誰か くれ
112 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 15:49:18.97 ID:bU5Dwbfl0
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 15:51:24.14 ID:ZidD3nds0
>>112 ガチで今度生まれる娘につけようとしている漏れがいるwwwwwww
114 :
95:2006/09/29(金) 16:00:49.66 ID:ixmL9FtR0
115 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 16:01:11.86 ID:bU5Dwbfl0
校長は、机に座って物思いにふけっている途中だった。
俺が入って来て、ぴくっと机の上に組んだ指を動かした。
目線をあげて俺の顔を眺める。
俺がもぞもぞと居心地悪そうに視線を泳がせると、それに気づき
「すまない。何、キミがあまりに可愛らしいものでね。」と笑う。
おっと、まずいぞこの人。そっちの趣味が?
と俺は露骨に顔をしかめる。
「いやいや冗談だよ。」大げさに手を振ってから、また微笑みかけてきた。
いくばくの沈黙の後、校長は口を開いた。
「確かキミは三日前に女体化が始まったのだね?」
俺「ええ。」
まだ少し警戒しつつ俺は答える。
「体は慣れたかね?」
俺は視線を落とし、サイズダウンした手のひら、足、と自分を見る。
俺「ええ。まぁ。」
本当のことを言うと、色々まだ慣れていない。感覚が、変だ。
リーチも短くなったからスイッチだとか、いろいろ届かないし、
髪が腰まで伸びたせいで、頭も違和感がある。
116 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 16:07:58.60 ID:bU5Dwbfl0
「これから色々と大変だろうが、すぐに馴染めると良いね。」
やわらかい言葉と微笑みを俺に向ける。
やさしいおじいちゃんのような包容力が俺を包む。
ああ、この学校の校長は結構良い人そうだ。とぼんやり考えた。
その後、母さん達が入ってくるまで俺と校長先生の間には沈黙が流れた。
でもそれは全然居心地の悪いものではなかった。
そうそう。
俺の名前が決まった。
父さんいわく、「天に声を求めた結果」で
母さんいわく、「知り合いが考えてくれた」
名前らしい。
俺は美香になった。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 16:13:14.97 ID:ZidD3nds0
118 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 16:15:09.64 ID:bU5Dwbfl0
入学式は滞りなく進んだ。
俺は、新しい名前を聞き逃さないように全身を耳にしていたせいで疲れた。
壇上で入学証書を受け取り、降りるとき元息子の晴れ姿に顔をくしゃくしゃにする母さんが見えた。
泣くなよ、みっともない。
なんて思いながら俺も、もらい泣きしそうになっていた。
そして入学式終了・・・新入生は自分達に当てられたクラスに収まった。
一年の総クラス数は8クラス。
俺は1-Cの一員となった。
119 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 16:22:21.22 ID:bU5Dwbfl0
担任が現れるまで、座席に区切りは特にない。
所在なさげにクラスの入り口で立ち止まり、空いている席を探す。
やはりというべきか後ろの席は空いてない。
粋がった男子生徒がイスを傾けて「俺、いかすだろ?」の顔の角度を決め、
他には自分の席で周りに声をかけずに黙りこくるヤツや様々だ。
女子のほとんどは中学の仲良しグループで小団体を作りきゃぴきゃぴやっている。
俺は前から三列目に空き席を見つけ、歩を進めた。
その途端、視線が俺に集中する。
120 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 16:27:14.31 ID:pa3b0YtW0
予定よりも早くなったが投下しまつ。
121 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 16:29:11.21 ID:bU5Dwbfl0
え、なんだ?
こいつら俺を見てる?
粋がった男子生徒の横をすり抜けるとき、無礼にも顔をまじまじと見つめられた。
女子は会話を尻切れトンボにして俺を見てる。
顔が赤くなる。
注目されるのは、慣れてない。
というか注目の理由が分からないのだからなおさらだ。
周囲の視線に耐えながら空きの席に尻を納める。
母さんの注意を思い出し、足は閉じ、スカートは抑えて、だ。
俺が座ってから、やっと我に帰ったクラスメート達は、元の話やポーズを続け、
その内に担任がやってきた。
122 :
ID:yCbRF3/w0:2006/09/29(金) 16:31:10.94 ID:bU5Dwbfl0
職人さん来たようなので
自分は今日はここまでにしますね
どうもでした
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 16:43:19.27 ID:Xq9NnL570
>>117 ちょwwwwwwwそれ随分前のwwwwwww
危うく上書きする所だったwww
124 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 16:49:56.17 ID:pa3b0YtW0
「ここは・・」
「良くぞ聞いてくれた!!ここは我らの聖地であるコスプレショッ・・ブゲッ!!」
OK、よ〜くわかった。予定どうりドクオは俺たちをくだらないところへと連れてきやがった。
俺は言ったよな?くだらないところを連れて行ったら殴るって・・
・・余りにもくだらなかったので言葉よりも早く手が出てしまった。
「ドクオ、てめぇ!!俺たちをこんなところに連れてきてどうするんだ!!」
「ま、まぁ・・いいじゃねぇか、コスプレはいいもんd・・」
「ざけんな!!誰がこんな格好に・・」
「ふ、2人とも落ち着くお」
俺たちが言い争いをしている中、試着室のカーテンが開かれた。俺たちは思わず試着室を
みてみるとツンが服を着ていた。
「どう?案外、なかなかいいもんよ?」
125 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 16:57:04.44 ID:pa3b0YtW0
「おお・・」
「ツンかわいいおwwww」
周りの絶世の中、ツンは「そぅ?」といいながら服を見回していた。まぁ、なんというか?
と、とにかく俺はそんなもの絶対に・・
「あんたも着てみなさいよ?・・ちょっとブーンは見すぎよ!!べ、別にあんたのために
なんかしてないんじゃないからね!!気分よ!き・ぶ・ん」
「ツン・・痛いお・・・」
「そうだぜ、着てみたほうがいいと俺も思うぞ」
周りに勧められてか俺も着てみることにした。どうも俺は周りに勧めに弱いらしい・・
女になってから特にそうだ。俺ってこうだったのか・・
ツンに手伝ってもらう中、ついにカーテンが開かれた。
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 16:57:57.29 ID:bU5Dwbfl0
週間保守テカ
127 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 17:09:39.88 ID:pa3b0YtW0
「オオ!!なかなか・・」
「に、似合っているお・・」
「・・あんまこっち見んな。恥ずかしい・・」
試着室を出てみるとあまりもの歓声で少し驚いた。特に倒れているドクオはともかくとして、ほかの周りの奴らまで
俺を観始めた。・・ッタク!!俺はてめぇらの見せ物じゃねぇんだよ!!気持ち悪ィ目で見やがって!!
こいつらいなかったらぶっ飛ばしているところだった。
まぁ、俺が女体化したときは余りにの美しさに卒倒しかけたが・・
「じゃあ、次これな。」
「お、おい!まだ俺は着るとは・・」
「ツン、今度はこれを頼むお。」
「・・まぁ、いいわ。じゃ、行くわよ。」
お、おい俺に選択権はなしかよ・・どうも女になってからは周りに流されるようになったなこりゃ・・
俺は頭を抱えて諦めるとツンと一緒に試着室で着替えるのだった・・
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 17:14:30.69 ID:4Wloc+oW0
今北区
書き進めようと思ったけど、全然進まなくてぬるぽ・・・。
後でやりなおそうとおもうんだ('A`)
129 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 17:14:49.81 ID:pa3b0YtW0
「じゃあ、私たちはここで帰るわ。あんた超美人なんだから夜道は極力気をつけなさいよ。」
「また、一緒に行こうお。」
「相良の・・相良のコスプレは良かったなぁ・・」
そういいながら内藤たちは帰りの電車へと乗っていった。
俺も買った荷物を抱えると電車に乗った。
「そういえばもう夜か・・帰らなきゃな。」
空には黒が増し、月を囲うように星星が光り始めていた。
130 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 17:30:34.81 ID:pa3b0YtW0
(尾けられてるか・・)
駅を降りて俺はそのまま真っ先に自宅に帰ろうと思ったのだが、どうも駅を降りたときから誰かに
尾けられているようだ。俺はそのまま近くのコインロッカーで荷物を収めるとわざわざ回り道をしてから
あちらの誘いに乗っていた。
(どうも・・1人ではないらしいな。十人ぐらいは後ろにいるな。)
俺はしばらくして誰も使われていない工場跡地を見つけた。ここなら人気もないし思う存分暴れることも可能だ。俺は
悪独特の殺気を徐々に放ちながら工場跡地への中へと入っていった。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 17:33:56.47 ID:4Wloc+oW0
wktk
132 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 17:38:11.19 ID:pa3b0YtW0
「出て来いよ・・どうせ1人じゃないだろう?」
「さすが、血に飢えた狂犬・・仰せのとおりだ。女になったと聞いていたが・・
どうも中身は変わっていないようだな。」
そういうと奴らは案の定、俺の周りを十人ほどの囲っていた。どうも声からすると俺によほどの恨みがあるらしい・・
まぁ、そんなことはいちいち覚えちゃいないがな・・
(ヘッ・・ご丁寧に全員角材かなんかを持っていやがるな。十人か・・ちょっときついな。ま、大丈夫かな?)
「さて・・野郎共!!相手はあの相良だ油断するんじゃねぇぞ!!!」
リーダー格の男がそういって俺に向かっていった。
133 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 17:48:12.06 ID:pa3b0YtW0
「うぉりゃ!!」
リーダー格の男が飛び込むのと同時にほかの奴らも角材を振り回して向かってきやがった。
しかし、俺は全員の動きを瞬時に見た後、野郎共の懐に肘を入れて確実に攻撃を加えて気絶をさせた。
もちろん角材のよるダメージは0であった。
俺はほとんどの奴を気絶させると、残るはあのリーダー格の奴だった。
「おい、女1人に寄ってたかってここまでやるか普通?まぁ、全員俺に返り討ちにされちゃお終いだけど・・」
「甘いよ、相良ちゃん〜?ほら後ろを見てごらん。」
俺は後ろを見てみるとほかのゴロツキがうようよいた。数を見てみると20人程度か・・顔をちらりと見ると俺が前にぶちのめした
野郎共もいやがった。
「こいつらがやられるのは最初からわかっていたからね。念には念を入れてね・・女になった記念だよ。受け取ってね。」
「ヘッ、要は復讐だろ。御託並べないでかかってきな。」
「チッ・・野郎共、女だからって油断するんじゃねぇぞ!!わかったな!!」
ヘヘヘ・・大丈夫かな?俺は構えて後ろのほうを料理することにした。
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 17:49:17.28 ID:4Wloc+oW0
ワッホウ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 17:59:20.02 ID:xGNwlhKT0
. ∩____∩: :.+
ワク. | ノ ヽ+.:
:.ワク/ ● ● | クマ
ミ '' ( _●_)''ミ クマ
. / ._ |_/__ノヽ
-(___.)─(__)─
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 17:59:27.44 ID:bU5Dwbfl0
battle&wktk
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 17:59:38.13 ID:WO9Th2IfP
ワクテカ
138 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 18:03:24.15 ID:pa3b0YtW0
“ハァハァ・・テメェなかなかやるな。”
“ハァハァ・・まだまだだ。”
突然思い出された記憶・・それは“あいつ”との勝負の時であった。
過去の男時代、血に飢えた狂犬と呼ばれタイマンでは負けなしのこの俺が
唯一勝てなかった相手・・
・・それは
「おらッ!ボーっとすんなよ相良ちゃん!!」
「何ッ!!」
ハッ・・しまった。今は昔に耽っている暇なかった。俺は男の角材を顔に向けられ
思わず左腕で受け止めた。受け止めた左腕には男のときでは考えられないような激痛が走り
もはや力を入れても無駄だった。
139 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 18:06:51.98 ID:pa3b0YtW0
「―――ッ!!・・この野郎!!」
「これで1本は完全に使えなくなったね。・・さぁ、覚悟しな!!」
弱ったな・・あれから残る十人はうまく撃退してもまた次から次にへと人が増えてきやがる。
それにまだ、あと十人以上はいやがるぜ。残る俺は右腕1本・・これはつらいな。確実にやべぇ・・
合気道でカバーしてもやはり野郎の力には敵わんものなのかねぇ・・
ちょっとやんちゃしすぎたかな・・できれば、あんときの決着もつけたかったしな。
腕をやられ大人数に囲まれた中、俺は立つ気力さえ無くなり目を瞑った・・
140 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 18:10:37.61 ID:pa3b0YtW0
あれ・・奴らはどうしたんだ?俺は恐る恐る目を開けるとそこには“あいつ”が立っていた。
「お、お前は・・」
「どうした?狂犬よぉ・・女になってから弱くなったんじゃないか?」
そのツラ・・忘れるもんか。かって俺が唯一タイマンで倒せなかった男・・その名は!!
“俺は殺戮の天使・・中野翔だ!!”
殺戮の天使は目を瞑っている間、俺を殴ろうとしていた男を吹っ飛ばしていた。
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 18:17:33.36 ID:hFYFJGEY0
ほ
142 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 18:20:27.19 ID:pa3b0YtW0
「な、中野・・どうしてここに?」
「ああ、お前が女になったって聞いてな。帰っているお前を見つけた後、後をつけて様子を
見てみるとこうなっていたわけだ。」
ずっと見てた・・ってことはこいつは最初からこうなることを知っていたんだな。・・全く、相変わらずムカツク野郎だぜ!!
「まぁ、そう怒るな。んでな、この影に30人近くいたからぶっ飛ばしてきてやったわけさ。ちょっとは感謝しろよ」
何だと・・あいつらまだいやがったのか!!
ま、そこは一応、感謝しておくか。中野が30人近く倒したと聞いてリーダー格が驚いた
口調で言った。。
「な、何だと・・てめぇか!!あそこにいた奴らを倒したのは!!さっきからどうりで連絡が取れんわけだぜ・・」
「ああ、今頃全員、いい夢を見ているはずだぜ。」
「へ、へへへ・・そうかい、相良をぶちのめしたらてめぇもやろうと思ってたんだよ!!
手間が省けてちょうどいい、全員行くぜ!!」
おお・・怖ッ!さすがに隠し玉をやられて怒ったようだな。さて、この大人数は中野に任せて俺はあのトンキチを倒しに行くとしますか。
俺は大人数を中野に任すと片腕を抑えながらあのトンキチを倒しに向かった。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 18:26:59.00 ID:rzCN1BLJO
保守
144 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 18:34:52.46 ID:pa3b0YtW0
「ヘヘ・・あの相良といっても女でしかも使えるのは片腕のみ・・もらった!!」
「ざけんな!!俺がてめぇ見たいなトンキチに負けるかよ!!」
俺は瞬時に角材を持っていたトンキチの懐に回り込みトンキチの左腕を押さえながら
右腕で投げ飛ばした。
「うぉぉりゃ!!」
「なッ!!」
俗にいう火事場のクソ力というものか・・偶然にもトンキチのほうはきれいに吹っ飛び、俺はトンキチの
顔面に思いっきり蹴りを入れてやった。
「このタコが!!二度と俺に盾つくんじゃねぇぞ!!」
俺はトンキチをやっつけると中野のほうを振り向いた。中野のほうもすでに全員を倒しており
あちらあちらに屍の山を築いていた。俺はようやく達成感と疲労感が同時に滲み出てきた。
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 18:39:24.77 ID:EjqofagnO
和久井トンキチ
が主人公の名前な小説がある。
それ思い出して吹いた
146 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 18:43:13.30 ID:pa3b0YtW0
喧嘩が終わった俺たちは荷物を取り出すと、とある川原へと場所を変えた。
俺はすべての事情を中野に話すことにした。
「それにしても合気道か不良のお前が武に走るとはな・・」
「るせえな!!・・それよりてめぇは女にならなかったようだな。」
「喧嘩ばかりの童貞クンとは違うんでな。」
相変わらずムカツク野郎だ・・そういえばこいつは俺と互角ながら俺とは根本的にどこか違っていた。
孤独一本との俺とは違い、こいつの周りにはいつも人がいた。
・・それにこいつなら女にモテそうだし童貞じゃないのも道理か。
「・・助けてもらったのは感謝する。だけど・・なんで俺なんか助けたんだ?」
そういえば・・なんでこいつは俺を助けたんだ?普通ならあちらのほうに着きそうだと思ったのに・・
それにこいつとはタイマンで決着をつけていない。しかも俺は怪我をしていた。
せっかく、俺を倒すチャンスだったろうに・・なぜだ?
147 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 18:43:45.05 ID:pa3b0YtW0
「べ、別に・・気分だよ。気分。・・それに奴らのやり方は気に食わなかったからな。」
「ふぅん・・まさか殺戮の天子様に助けられるとはね。」
「・・悪かったな。」
俺はクスリと笑いながらたくさんの荷物を抱え家へと向かおうとした。
「じゃあな・・本当に今日はありがとな。」
「あ、ああ・・」
俺は飛びっきりの笑顔で中野と別れた・・ってちょっと待て!!なんで俺はあいつに笑ったんだ。
そんな気全然ないのに・・それに、わずかながら胸が熱い。心臓の音も徐々に高まってきているな・・
全く何なんだよ!!
俺は高まる自分の感情を必死で抑えながら自宅へと向かった。・・なんだこの気持ちは?知ってたら誰か教えてくれ?
148 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 18:59:04.25 ID:pa3b0YtW0
翌日・・俺はやけにうるさい両親(特に母親)を必死に抑えながら学校へと向かっていった。
怪我をした左腕には一応包帯を巻いている。俺は教室の中に入ると自分の席に座った。
すると、俺の存在を確認したのかツンがこちらの方向へと向かってきてくれた。どうやらツンとは
一緒のクラスだったようだな。ま、授業はほとんどサボってたからクラスの顔なんて覚えていないがな・・
「おはよ・・ってどうしたのその腕?」
「ん?ああ・・ちょっとな。それよりも隣をチラッと見たが内藤たちは遅いな。」
「ブーンたちは遅刻の常連よ。・・それにしてもあんたちょっとは
サボってばかりで授業を受けなさいよ。」
「るせえな・・授業なんざ興味がわかん。」
そりゃそうだ。第一進学さえも考えていないのに・・働くキャリアウーマンてか?それは勘弁して
もらいたいね。
149 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 19:05:08.84 ID:pa3b0YtW0
「全くもう・・そういえば今日、転校生が来るのよ。知ってた?」
「転校生・・だと?」
「そう、何でも前の学校でやんちゃしたんだって。・・あ、先生が着たわ。」
予鈴が鳴り、全員が席に戻り担任が教室へと入ってきた。
それにしても転校生ね・・まぁ、誰であろうと俺には関係ないのだが・・
担任が適当に転校生予告をすると転校生が教室の中に入ってきた。
寝かけた俺は転校生を見上げると・・驚きよりも体の中で妙な電気信号が発せられた。
「転校生の中野翔君だ。見んな仲良くしてくれ。」
なんであいつが・・ここにいるんだよ!!しかも同じクラスか!!
「・・中野です。よろしく。」
あいつは転校生に決まってありきたりな自己紹介をするとあろうことか
俺の隣の席へと座りやがった。中野はさっきのような「よろしく」ではなく憎たらしく俺に話しかけてきた。
「よぉ・・まさかお前がいるとはな、驚きだぜ。」
(なんでこいつと同じクラスで隣なんだよ!!)
俺は妙なときめき・・ではなくもやもやしたイライラ感を抱えながら朝のHRを過ごしていった・・
150 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 19:07:55.80 ID:pa3b0YtW0
今日はここで終いです。
少ないけど勘弁してくれwwwww
保守にはなったかな?
見てくれてありがとさんwwwwwwwww
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:09:38.53 ID:YvAYkXVvO
wktktktk
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:12:40.36 ID:/PWAY15BO
>>150 ちょwww生殺しwww
まあwktkして待っとります。
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:16:20.79 ID:WO9Th2IfP
生殺しキターwww
続きワクテカ
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:23:53.53 ID:F6fLtNpV0
やっと暇が出来たので書いているが
書く→何だコレ?→ゴミ箱へ
そんな俺孔明
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:25:00.36 ID:F6fLtNpV0
書いては消してを繰り返してる保守
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:26:56.38 ID:zihN3OCQ0
>>154 こーめーーーい!!
ゴメン、なんとなく言いたかった
脳内妄想で終わらしてる俺だがなにか?
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:32:28.96 ID:HeY1MPobO
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:36:37.91 ID:CNqb34jJO
すでに 罠の中 まで読んだ
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:42:10.00 ID:sX4Z07Gb0
あれ? 周りがまっくらだよう・・・
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:42:40.21 ID:Hthh/2cb0
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 19:55:29.24 ID:Hthh/2cb0
保守
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:07:01.74 ID:N2O+Nh5v0
影響されて書き始めた保守
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:11:27.94 ID:xunIqQAF0
最近まったく投下してなくてきっと忘れられているに違いない保守
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:18:11.80 ID:sX4Z07Gb0
俺たちの記憶力をなめるなよっ!
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:18:18.88 ID:4Wloc+oW0
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:18:38.66 ID:xunIqQAF0
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:19:02.99 ID:4Wloc+oW0
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:24:39.17 ID:xunIqQAF0
>>167 そりゃうれしい。今ちょっとリアルが忙しくて・・・続きはまだ先になります
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:29:24.30 ID:ixmL9FtR0
自分も忘れられてそうだ…。
今週末PCに向かえないから、話し終わらせようと思ったのにダメだ…。
もう少しのはずなのに。
途中で短編2個も落としたのも原因か。皆、来月会おう!携帯からは保守するぜ!
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:33:00.02 ID:4Wloc+oW0
俺も忘れられてると主
このまま逃げても誰も咎めなさそうwwww
>>168 マイペースでイインダヨ?
>>169 名乗ったら思い出すンダヨ?
171 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 20:35:38.02 ID:pa3b0YtW0
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/29(金) 20:48:08.73 ID:Hthh/2cb0
ほ
173 :
胃痛の人 ◆eVBcI0VeP. :2006/09/29(金) 20:49:03.99 ID:4Wloc+oW0
覚えてる人居なければ逃げようとおもうんですg(ry
うそですうそですすみませんすみません
中間試験が近いから、ゆっくりとした時間が取れなくなりそうなんでおます
>>174 うほっ、覚えててくれてる人が居た!11
これは頑張らねば
176 :
◆Zsc8I5zA3U :2006/09/29(金) 21:04:39.69 ID:pa3b0YtW0
胃痛の人は優と昇の話だったか
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>176 とっとと試験勉強済ませて、早いとこ再開しようと思いまふ
>>177 うはwwwww目から精子がwwww