二人の幼馴染を通じて女友達を作りたい

以前ここで「女友達を作るところから始めようと思う 」というスレタイでスレ主やってたものです。
ろくに誘導もせずに引っ越しちゃったので、今日1日だけ宣伝しておきますね。

http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/gibo40/1159202958/

保守ついでに、まとめはるかな

1 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2006/09/21(木) 21:56:37.14 ID:G/LKC3CD0
いきなり彼女が欲しいと思っているから、駄目なんだよな。
だから、女友達を作ろうと思う。

女の幼馴染が2人いるから、まずはそこから女友達を増やしていきたい。
そしてゆくゆくは紹介してもらおうという魂胆さ！

問題は、その2人とも交流が途絶えていて、ここ数年話してないことだ。
どんな話を振れば女は盛り上がるのか、教えてくれ。
取っ掛かりが欲しいんだ。

過去スレ

女友達を作るところから始めようと思う
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1158843397/
女友達を作るところから始めようと思う2
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1158938756/
女友達を作るところから始めようと思う3
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1159102836/
女友達を作るところから始めようと思う4
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1159190763/

84 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 01:54:55.94 ID:5/LIR4SQ0
◎女友達を作るところから始めようと思う

■女友達ゼロな>>1が、幼馴染を介して女友達を増やしていこうとしている
その取っ掛かりをVIPに依頼

■家が近所で人見知りな幼馴染B(＝優)にメアドを聞くこと
安価指令：メアドを聞く理由
「ボクノおてぃんてぃんがはれちゃたんだＹＯ！！！！！！１１１」

■夜中にBの家に行き、携帯を買ったからと嘘をついてメアドを教えてもらう
理由はB母が横耳立ててたため、家に帰ってから教えてもらったばかりのメールで送る

■返信が来ない
罰ゲームでやらされたと嘘の謝罪メールを送る
Bは怒っているというよりも、戸惑っていたみたい
その後、メールを重ねるうち、Bの機嫌も治っていく

■またここで安価メール
安価指令：Bの引っ込み思案なところに対して
「そうかじゃあ面とむかって話す練習して見る？」
「デートすればいいじゃん」
「もちろんオレとだよ」

■しばらく時間を置いて返信が来る
「デートだと、もっと顔見れなくなっちゃうよ・・・。
　でも、私のために考えてくれてありがとうね」
夜遅かったので、この辺でその日のメールは終了した

■1の委員長フラレ話の告白と、次の日Bに対する安価を指定してスレは落ちた

85 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 01:56:36.42 ID:5/LIR4SQ0
◎女友達を作るところから始めようと思う2

■次の日、Bの安価報告のために1がスレを立てる

■朝、一緒に登校する計画は眠気には勝てず発動せず
昼休みに安価処理をしにBに話しかける
安価指令：Bとの話題
>>223
「夜はメールありがとう
　Bの事を考えてたから朝の6時まで起きてたぜ
　いやー眠い眠い だけど Bを見たら眠気なんて消え失せたぜ？ 」
>>224　「髪型を変える事をすすめる 」

■メールとは違い、顔を真っ赤にしてか細い声で返事するB
そんなBに>>223を実行すると
B「・・・からかわないで・・・・」
といいながら、泣きそうな雰囲気になる
そこから質問攻めで何とか回避し、流れで>>224を実行に移す
ロングも悪くないと思うぞという1に、Bは考えてみるとのこと

■その夜Bにメールする予定だったがバイトで遅くなってしまい、ほとんどできなかった

■またその日の昼休みは、10年以上会っていない幼馴染A(＝椎)の姿を確認した
Aのクラスメイトであり1のオタク友達(＝タク)に遠くからAを教えてもらう
イマドキの女子高生になってたAを見て、1は話しかけることもなく立ち去った

■AとBの名前を決めて、スレはまたしても落ちた

86 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 01:57:29.61 ID:5/LIR4SQ0
>>1スペック
名前　克也
あだ名　かーくん
身長　170�p
体重　56kg
容姿　中の下
補足　クラスでは目立たない方

Aスペック
名前　椎　しーちゃん
身長　155〜158くらい？　Bよりは確実に高かったように見えた
体重　太ってはないが全然分からん。Bよりは確実に多いようにｒｙ
胸　　遠いから見ただけだから自信ないが、BかCってところじゃないかな
髪　　くねりロング。若干茶色
顔　　可愛い方だと思うが、ちょっと荒いｗ
補足　声が大きいイマドキの女子高生に見える

Bスペック
名前　優　ゆーちゃん
身長　150〜155くらい　ちっちゃい
体重　女の子の体重なんて分からないが、確実に50kgは下回ってるように見える
胸　　おそらくBだ
髪　　真っ黒のおかっぱ。肩にはかかっていない
顔　　幸薄そうな顔ｗ　目が細め。
補足　極度のあがり症＆引っ込み思案＆人見知りだが、メールでは明るめ

アゲ

今日は幼なじみスレないのか

87 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 01:58:20.13 ID:5/LIR4SQ0
■1とAとの関係
・保育園児の頃の幼馴染
・好き同士だったが、よく覚えていない
・Aは幼稚園あがる前に引越し、高校入学前に戻ってきた
・まだ1とAは再会を果たしていない

■1とBとの関係
・Aと同じく保育園の頃からの幼馴染
・仲良かったのは主に小学生時代
・1が唯一バレンタインチョコを家族以外から貰ったことのある相手がB
・メアドを交換したところ

■AとBとの関係
・BはAのことを覚えていないみたい
・A→Bは不明

保守

こんなスレだったのか
Ｂとうまくやれよﾉｼ

保守

捕囚

ほ

保守

☆

保守

89 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 01:59:17.80 ID:5/LIR4SQ0
187 ： ◆riEcolFADU ：2006/09/22(金) 03:49:41.17 ID:lgUn+XeB0
告白話まとめてみた。

中学から一緒の同級生の子。
中1のとき同じクラスで、クラス委員長だった。
まだその頃俺はガキもいいところで、いつも委員長を目で追っていたけど、それが恋って気づかなかった。
(俺きめええｗ)

中2になって、クラスが離れてからも自然と委員長の姿を探していたことに気づいたときにやっと分かった。
でも、Bほどじゃないが、中学の頃は俺も少々引っ込み思案で、告白なんてなかなかできなかった。

告白したのは中3。
しかも卒業式の前々日の放課後。
一目惚れで、委員長のこと何も知らなかったけど、告白した。

結果は、見事玉砕。
そりゃそうだよな、中1のときに2,3度会話したことあるかどうかってところなんだから。

まぁ、ここまでは予想通りだったんだよ。
その後、別の高校行くものだと思っていた俺は委員長が一緒の高校行くことに驚いた。
そんでもって、まさか今年同じクラスになるなんてのは想定外もいいところだったｗ
ちなみに、今も委員長だったりする。

16 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 23:25:38.98 ID:yB3H0CLe0
いつもよりも30分早く起きることに成功。
かなり眠かったが、やらなきゃいけないことがあると自然と目が覚めてきた。
母さんと妹に不思議そうな目で見られながら、家を出た。
俺は優と一緒に登校するために、優の家の前で待ち伏せをした。

まだ言ってなかったと思うけど、俺も優も通学時間20分程度の自転車通学だ。
まだ優の家に自転車があるのを確認しつつ、優が出てくるのを待った。

15分くらい待ったあたりで、優が出てきた。
ちょっと横にずれたところにいるので、俺に気づいていない様子。
優が玄関先から自転車を引いてでてきたところで、こっそりと背後に回って声をかけた。

俺「おはよう」
優「ぅわっ・・・！？」

大人しい優にしては、大きなリアクションで驚いていた。

18 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 23:33:09.70 ID:yB3H0CLe0
軽い放心状態の優。
ぼーっと俺を見ている。

俺「おはよう」
優「・・・・・・・・・・・」
俺「おーい？」
優「・・・・・・・・・・・」
俺「聞いてるか？」
優「・・・・なんでここにいるの・・・？」
俺「なんでって・・・なんでだろう？」
優「・・・・・・・・・・・」
俺「まぁ、いいじゃん。一緒に学校に行こうぜ」
優「・・・・・・・ちょっとまって」
俺「どうした？」
優「・・・驚いたから・・・。落ち着くの待って・・・」
俺「ああ」
優「・・・・・はぁ・・・っ」
俺「・・・・」
優「・・・・・うん、平気」
俺「じゃあ、いくか」
優「うん」

てなわけで、一緒に登校は無事クリアしますた。
ただ一つ、問題が発生していたけれど。

20 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 23:41:08.68 ID:yB3H0CLe0
自転車通学って、結構周りがうるさいわけよ。
車輪の音、風の音、横を走る車の騒音とかな。

するとだな。
ただでさえ聞こえにくい優の声が、全然聞こえないわけだよこれがｗｗｗ

会話、ほとんどなかったよ・・・・。



その分、休み時間の会話を頑張ってきたから許してくれ。

>>19
>てか優と俺の見分けが付かなくて全部独り言に見えるなｗ
やっぱりかｗ
次から、優の発言は「ゆ」で表すわｗｗ

21 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 23:47:40.66 ID:yB3H0CLe0
午前中の休み時間の会話1

俺「よう」
ゆ「・・・・」
俺「優、朝早いんだな」
ゆ「・・・・そうかな」
俺「俺がいつも遅刻ギリギリというのもあると思うけどさｗ」
ゆ「・・・うん」
俺「いつもあれぐらいに行ってるのか？」
ゆ「・・・・だいたい」
俺「もっと直前まで寝ていたいとか思わない？」
ゆ「・・・・あまり」
俺「そうか」
ゆ「・・・うん」
俺「にしても、さっきの授業眠かった・・・」
ゆ「・・・・・・」
俺「昨日も遅くまでおきていたからなぁ」
ゆ「・・・・・じゃあ、何で今日は早かったの？」
俺「なんでだろう？」
ゆ「・・・・・・・・」
俺「いや、俺も不思議でさ」
ゆ「・・・・そう」
俺「うん」

ほす

25 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/25(月) 23:59:55.49 ID:yB3H0CLe0
午前中の休み時間の会話2

俺「優って、何時ごろ寝てるの？」
ゆ「0時ぐらい・・・」
俺「早いな」
ゆ「・・・・・そう？」
俺「と思うぞ」
ゆ「・・・・・そう」
俺「うん」
ゆ「・・・・」
俺「・・・・」
ゆ「・・・克也君は？」
俺「ん？俺？寝る時間のこと？」
ゆ「・・・・うん」
俺「2時から4時ぐらいかな」
ゆ「遅い・・・」
俺「眠いときは家帰ってからすぐに寝たりするけどなｗ」
ゆ「そうなんだ・・・・」
俺「そうなんだよ」
ゆ「・・・・うん」

26 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/26(火) 00:08:05.76 ID:zgId6Y9y0
午前中の休み時間の会話3

俺「朝、俺がいてどう思った？」
ゆ「・・・すごい驚いた」
俺「全然驚いていたように聞こえないなｗ」
ゆ「・・・・あの時は驚いてた」
俺「今は？」
ゆ「・・・・落ち着いてきた」
俺「あの時は？」
ゆ「・・・・？・・・驚いてた」
俺「今は？」
ゆ「・・・・・・・・・落ち着いてる」
俺「あの時は？」
ゆ「・・・・・・・・・・」
俺「・・・・・・・・・・」
ゆ「・・・・・・・・・・」
俺「ごめん、さすがにボケもツッコミもまだ早かったな」
ゆ「・・・・・・・そう」
俺「うん・・・」

ｋｓｋ

27 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/26(火) 00:14:17.37 ID:zgId6Y9y0
午前中の休み時間の会話4

俺「よう」
ゆ「・・・・」
俺「優って、もう誕生日来てたよな？」
ゆ「・・・うん」
俺「確か、5月か6月だったかと思ったんだけど」
ゆ「6月」
俺「何日？」
ゆ「3日」
俺「そっか」
ゆ「・・・・・うん」
俺「俺の誕生日、知ってる？」
ゆ「・・・・・うん」
俺「マジで？当ててみてよ」
ゆ「・・・・・・・11月26日」
俺「おー、すげえな。よく覚えてるな」
ゆ「・・・・・・・・」
俺「何で覚えてるわけ？」
ゆ「・・・・・・・」
俺「・・・・・・・」
ゆ「・・・なんでだろう・・・？」
俺「それは天然なのか、ボケなのかはっきりしてくれｗ」
ゆ「・・・・え？」
俺「天然かよｗ」
ゆ「・・・・・・・・」

28 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/26(火) 00:21:23.64 ID:zgId6Y9y0
午前中の休み時間の会話5

俺「休みの日、何してた？」
ゆ「・・・・・掃除とか」
俺「掃除？」
ゆ「衣替え・・・」
俺「・・・・早くね？」
ゆ「・・・・そう？」
俺「ああ」
ゆ「・・・・寒がりだから」
俺「そうなのか」
ゆ「・・・・・うん」
俺「俺は寒がりではないが、冷え性だから気持ちは分かるよ」
ゆ「・・・そう」
俺「うん」
ゆ「・・・・全部じゃないから」
俺「何が？」
ゆ「・・・衣替え、まだ少しだけだから」
俺「ああ、そう」
ゆ「・・・・・・うん」

ｋｓｋ

29 名前：かーくん ◆riEcolFADU [] 投稿日：2006/09/26(火) 00:27:38.39 ID:zgId6Y9y0
午前中の休み時間の会話6

俺「よう」
ゆ「・・・・・・」
俺「・・・何？」
ゆ「・・・なんでもない」
俺「そうか」
ゆ「・・・・うん」
俺「ところで、優」
ゆ「・・・・・・・」
俺「お前、誰かと付き合ったことある？」
ゆ「・・・・・・・・・」
俺「・・・・・・・・・」
ゆ「・・・・・・・・・」
俺「・・・・・・・・・」
ゆ「・・・・・・・・・」
俺「ごめんなさい」
ゆ「・・・・・・どうして謝るの・・・？」
俺「ん、唐突過ぎたかなと思って」
ゆ「・・・・・・・・そう」
俺「うん」
ゆ「・・・・・・・」

★

昼休み。
午前中の休み時間に優に付きまとっていた俺は、打って変わって今度は椎の観察に出かける時間だ。
鞄から弁当を取り出し、椎のクラスへいざ向かんとすると、後ろから呼び止められた。
俺に声をかけてきたのは後ろの席のイケメン友達(姓＝イケメン、名＝ケン)だった。

ケ「なあ、克也」
俺「何だケン、用件があるのなら5秒以内で頼む」
ケ「ちょっと聞きたいことが・・・って、短すぎだろｗｗｗ」
俺「わかった。じゃあな」
ケ「ちょｗｗｗまてｗｗｗｗｗ」

そこに、またしても新たな男が俺の前に立ち塞がる。
イケメンと合わせて3人でつるんでいるクラスメイト(姓＝リクジョウ、名＝リク)だ。
いつもはこの3人で昼飯食べている。
ケンは悪ふざけができる友達、リクは真面目な友達だｗ

リ「どこいくの？昼飯は？」
俺「ああ、そういえば言い忘れてた。ちょっと今日は別の奴と食べる約束があるから」
リ「そうなんだ」
ケ「俺と接し方違いすぎだろｗｗｗ誰と食べるんだよｗｗ」
俺「じゃ、そういうわけだから」
ケ「おいｗｗｗ」
リ「誰と約束したの？」
俺「○クラスにいる中学からのダチ」
リ「そ、了解」

ケ「あ？Bさんとじゃなかったのか」

ぬ？

本当にスルーして行こうと思ったが、思いがけないところで優の名前が出たから気になった。

俺「何でそう思った？」
ケ「やっと俺と話す気になったかｗ」
俺「・・・早くせんと本当にいくぞ」
ケ「何を急いでるんだか・・・」

ケ「お前、今日ずっとBさんに張り付いてたじゃないか」
俺「何俺の学校ライフを監視してるんだよ」
ケ「馬鹿か、お前ｗｗｗ」
俺「少なくともお前よりは頭いいと自負しているぞ」
ケ「はいはいそうですね」
俺「・・・・」
ケ「普段女子と会話しないお前が、クラスで一番静かなBさんに休み時間の度に話しかけにいってたら、否応なしに目立つだろうが」
俺「そうなの？」
リ「ん〜、目立っていたかどうかは分かんないけど、僕も視界には入っていたなぁ」
俺「そうなのか・・・・」

俺としては半分以上沈黙の優相手に必死で会話を成立させようと試みていたんだが、それが周りからそんな目で見られてるとは。
俺って、あまりクラスでは目立たない方だから、そんなこと気にしたこともなかった。
・・って、ちょっと待てよ？

俺「優ってクラスで目立つ存在？」
ケ「優！？」

しまった、つい下の名前で呼んでしまってた。

ケ「お前・・・一体いつの間にそんなBさんと親しげな関係に・・・」
俺「家が近所でガキの頃からの知り合いなんだよ」

ここで嘘をいっても逆に面倒くさくなると思ったので正直に答えた。
「幼馴染」という単語を使うのは、少々テレがあったので避けたがなｗｗ

ケ「・・・それにしては、今までお前がBさんと喋ってるところを見たことないぞ」
俺「そりゃ・・まぁ・・・実際ここ数年喋ってなかったしな」
ケ「じゃあ、何でいきなり急接近してるんだよ！」
俺「もう・・・てめえウゼえｗｗｗ」
ケ「あ！逃げんじゃねえー！ｗｗｗ」

貴重な昼休みが無駄に減っていくのが我慢できずに、俺はタクの待つクラスへ向かった。
ちなみに、タクには朝に「昼飯一緒に食おうぜ」とメール送っておいた。

ｋｓｋ

捕手

俺「ごめん、お待たせ」
タ「んや？」

タクの机に弁当を広げて、俺たちも昼飯を食い始めた。

俺「タクいつも一人で食ってるの？」
タ「いや、そんなことない」
俺「今日は俺がメールしたからか」
タ「そういうこと」

取り留めのない会話をしつつ、本来の目的である椎の方に目を向ける。
位置的には、タクの机は教壇近くで、椎の席は廊下側の後ろの方で、微妙な距離がある。
時たま盛り上がったときに笑い声やら叫び声やらは聞こえても、さすがに会話を盗聴できなかった。

チラチラと勘付かれないように椎の様子を伺ってる姿は、タクには気づかれてただろうけど、何も言われなかった。
こいつの人(男)に対する無関心ぶりには、将来の心配をさせられる。
追求させられることはないのはいいけど、逆に知ってても何も言ってこないから時々驚かされる。

椎は、女友達4人と一緒に机を寄せて弁当を食べてた。
ルックスのイメージは以前見たときと特には変わらない。
性格的な面は、思ってたよりもは馬鹿っぽくはないかなというくらいしかﾜｶﾗﾈｗｗｗｗ

これ以上いても新たな情報を入手できるとは考えにくかったので、自分の教室に帰った。
すると、またケンが俺につっかかってきた。

ケ「さぁ、一から聞かせてもらおうか」
俺「そんなこと話して何の利益がある」
ケ「客観的な意見をもたらすぞ、この俺は！」
俺「はいはいそうですね」

面倒だったので切り捨てたが、一つだけさっき聞きそびれたことがあったのを思い出した。

俺「それで、結局のところ・・・優・・って目立つ存在？」
ケ「それは主観的な意見と客観的な意見のどちらを聞いてるんだ？」
俺「お前の主観的な意見を聞いてどうするんだ。客観的に見てってことだよ」
ケ「そうだな・・・。正直、クラスでも注目されている方だろう」
俺「そこまでのものかぁ？」
ケ「あれだけ物静かな子は、そうそういないっしょ」
俺「そうかねぇ〜・・・」
ケ「それにウチのクラスでも上位に入る可愛さじゃん」
俺「・・・彼女にチクってやろうかｗ」
ケ「俺は客観的な意見を言ったまでのことだよ」
俺「ふーむ」

ケンに対してはひねくれた対応したけど、実際あながち間違っていないと俺も思ってる。
ちょっと大袈裟な言い方をしただけだろう。
だが、一言付け加えるならば、優が目立っているのは決してプラスのイメージじゃないだろう。
明らかに負のイメージとして、印象付けられているんだと思う。
それは、どうなんだろうね・・・。

午後の休み時間は、そういうこともあって優に話しかけにいかなかった。
放課後も同様だったが、あっちから話しかけてきた。

ゆ「・・・・・・あの」
俺「どうした？」
ゆ「・・・・今日も夜にメールする？」
俺「ん、ああ。いいけど、俺バイトだから遅くなるよ」
ゆ「・・・・・うん・・わかった」
俺「じゃあな」
ゆ「・・・・うん」

そして、俺はバイトへ。


今夜のメールの内容を簡単に書いてみる。

ゆ「どうして朝うちの前に来てたの？」
俺「だから、なんとなくだよｗ俺、その時ノリで行動したりするからさｗ」
ゆ「そうなの？もし今度やるときは事前に教えて」
俺「それじゃあ意味ないじゃんｗｗｗ」
ゆ「だって、本当にびっくりさせられるの弱いし・・・」
俺「お前が先にウチへ来れば、驚かされる心配はなくなるぞｗ」
ゆ「恥かしいから無理ｗ」
俺「そうだろうなｗ」

こんな感じです。

昨日はあれから風呂に入って寝たので、5時寝になってしまった。
おかげで、朝は早起きする気になれず、ギリギリまで寝てた。
期待に応えられなくてすまん。

優に話しかけたのは、またしても午前中の休み時間。
休み時間ごとに話しかけてた昨日とは違い、今日はそのときだけで軽く雑談した。

俺「おはよう」
ゆ「・・・・おはよう」
俺「・・・ふわぁ（あくび」
ゆ「・・・・・・」
俺「・・・眠いな」
ゆ「・・・・授業？」
俺「確かに英語は眠いな」
ゆ「・・・・次も英語だよ」
俺「一体誰が時間割を考えてるんだろうな」
ゆ「・・・・・さあ」

ゆるゆるな会話。

俺「朝、やっぱり迎えに来てくれなかったんだな」
ゆ「・・・・・・うん」
俺「そんな深刻そうな顔するなってｗ」
ゆ「・・・・・うん」
俺「どっちにしても、俺が起きれなかったしな」
ゆ「・・・・そう」
俺「どうして学校はこんなに朝早くからあるんだ・・・」
ゆ「・・・・・さあ」

全然話が盛り上がらん。
昨日みたいに聞くべきことがあると話しやすいんだけど、そうじゃないと何を話していいのやらさっぱりだった。
もっと「うん」「そう」「さあ」以外のセリフを言って欲しいもんだ。

それともやはり質問形式にした方が、優も話しやすいんだろうか。
しかし、優が話しやすい話題ってのが分からない。
なので、そこから聞いてみることにした。

こちらを見てくれている人へ。
今はこちらでやっているので、移動よろしく。

http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/gibo40/1159202958/

俺「優って・・・趣味は何？」
ゆ「・・・・・・・・」
俺「・・・・・・・・」
ゆ「・・・・・料理・・かな」
俺「へぇ、意外・・・でもないか」
ゆ「・・・・・・・・」
俺「普段作ってるのか？」
ゆ「・・・お母さんパートで遅くなる日は私が晩御飯作ってる」
俺「おー、それは凄いな」
ゆ「・・・・そんなことないよ」
俺「いや、俺料理なんてからっきしだしｗ手先も不器用だから、そういうの聞くと凄いって思うぞｗ」
ゆ「・・・うん」
俺「何を作ったりしてるんだ？」
ゆ「一昨日は、お肉と野菜の炒め物を作った・・・」
俺「美味そうじゃん」
ゆ「・・・ちょっと味付け辛くしすぎた」
俺「激辛料理とかは食えないけど、辛いのは苦手ではないな俺」
ゆ「私も・・かな」
俺「優って甘党っぽいよなｗ」
ゆ「・・・かも」
俺「お菓子とかも作るわけ？」
ゆ「うん・・・お菓子作りの方が好きかも・・」
俺「へぇ、そうなのか」

ここでチャイムがなったので、話を切り上げた。
またこうして話をするようになって、一番優が話に乗ってきたな。
一つの話のネタができたのはいいが、俺に料理話できるかどうかｗｗ
食べることならいいんだけどｗｗ

昼休みは、またタクのクラスにいってきた。
行く前に、昨日同様ケンに呼び止められたりしたが、もちろん無視。

しかし、ただ同じクラスで昼飯食べてても、それだけでは全然進展しないのは分かっている。
無駄だと思いつつも、タクから椎に関する情報収集してみることにした。

俺「タク、女友達いるか？」
タ「・・・克也と一緒だよ」
俺「だよなぁ」

俺「Aって、このクラスではどのくらいの位置にいる？」
タ「位置って何だよ・・・言いたいことは分からないでもないが」
俺「中心的存在なのか、もしくは目立たない方なのかってことだ」
タ「普通じゃね？」
俺「あの女グループの中では中心にいるように見えるけど？」
タ「あー、あの中だとそうかもしれん」
俺「ふむ」
タ「だけど、もっと他にうるさい奴とかリーダーシップ執りたがる奴とかいるしな」
俺「なるほどな」

俺「仲良くしてるのはあそこにいる女子達か？」
タ「そうだな」
俺「男と話したりはしてないの？」
タ「あまり見ないなー。俺も話した記憶ねえし」
俺「お前の記憶力はアテにしてねえさ」
タ「・・・・」

やはり大したことは分からなかった。
アルファベットで書いてあるときは、苗字で呼んでいると思ってくれ。
あと、タクの一人称はコロコロ変わるから、この間と違うと思うｗ

放課後。
今日はバイトもないので、帰宅部らしく家路に着くことができる。
普段、こういうときは本屋にでも寄って帰るんだけど、一つ思い出したことがあった。

優との下校だ。

一緒に登校できなかった分、ここで頑張っておこうかなと思ったわけだ。
といっても、わざわざ声をかけて「一緒に帰ろうぜ」なんていうわけはない。
下校時間になれば、帰宅部は一斉に帰るわけで、それに紛れて優の後姿を追った。
途中から帰る方向が散開していって、周りがいなくなったところで、優の横に並んだ。

俺「よう」
ゆ「・・・・・・」

優は何を言わなかったが、俺はそれが了承の合図と受け取った。
そのまま並んで家まで帰った。
会話らしい会話はやっぱりなかった。
周りがうるさいと優とは話せないな。

俺「じゃあな」
ゆ「・・・うん」

お互い、家に入って今日は終了。
寝不足のため、それから俺は寝てたｗｗ
よって、優とメールもしてない。

ｋｓｋ

早めとはいえないけど、そこそこ寝たので朝は何とか目覚まし第一段階で起きれた。
素早く学校行く準備をして、この間と同じ位置で優が家を出てくるのを待った。

この間、大体の優の登校時間を時間を把握していて、それを狙って来たので前よりも待たずに優は家から出てきた。

俺「おはよう」
ゆ「・・・っ！」

今日は声を上げなかったけど、十分驚いていたようだった。

俺「学校いこうぜ」
ゆ「・・・・驚かさないでって言ったのに・・・」
俺「だって優、起こしに来てくれないじゃん」
ゆ「・・・・・・・」
俺「それだと俺が来るしかないだろ？」
ゆ「・・・・・・えー・・・」
俺「それに優も俺がもう一度やることぐらい予想してただろ？」
ゆ「・・・・・そうだけど」
俺「きっとこれで優の引っ込み思案も耐性がつくよ」
ゆ「・・・・・それは関係ないと思う・・」
俺「そうか？」
ゆ「・・・・・・・」

例の如く、登校中はまず会話がない。
正確にいうと、俺が独り言を言ってるだけだｗ
気まずい空気ってわけではないから、いいんだけどな。

午前中に体育があったから、その前後の休み時間が潰れて、優に話しかけるタイミングがなかった。
代わりに、体育の時間にケンの交友関係チェックをしてみた。

俺「なあ、ケン」
ケ「ん？」
俺「Aクラス(椎とタクのクラス)に知り合いっているか？」
ケ「んー・・いるな」
俺「男？女？」
ケ「男。○○(＝ケン友)って奴」
俺「知らないな。いつからの友達？」
ケ「去年。△△(＝ケン彼女)の中学時代からの知り合いだ」
俺「あー、そういう繋がりかー」

何だか椎と接触する機会を窺ってるだけなのに、どんどん大事になっていってる気がする。
女友達を増やすためには、男友達も増やす必要あるのね・・・。

ケ「お前、Aクラスで何やってんの？」
ケ「つーか、Bさんに話しかけたり、最近マジで変だぞ？」
俺「お前もそう思うか」
ケ「自覚はあるわけだ」
俺「まあな」

hohi

ケ「Bさん、迷惑がってるんじゃね？」
俺「・・・それはない・・・と思うが」
ケ「ここ数年喋ってなかったんだろ？Bさんだって昔とは違うだろ」
俺「変わっていないように見えるんだがな」
ケ「お前だって中学の頃とは性格変わったって前言ってなかったか？」
俺「うーむ・・・それを言われると確かにな」

ケンとは俺自身の恋愛関係や女子の話を全然してこなかったので、こういうのはちょっと歯がゆい感じがする。
ケンがこういう話は真面目にするんだってことは、彼女さんとの話で分かってたことだけどな。

俺「あいつさ、昔から人見知りでさ。今も治っていないみたいなんだわ」
ケ「それは、よく知らない俺にもそう見えるな」
俺「メールではそこそこ明るくて、そのギャップを何とか縮めさせたいと思ってる」
ケ「何だ、もうメアドも交換して実際送ってるのか」
ケ「しかもメールでは明るいってことは、少なくとも嫌がってはいなさそうだな」
俺「だといいんだがな」

結局、椎関連の話を聞くつもりが、俺が優のことを話す結果となったが、これでよかったと思った。
椎に関しては、またそのうち聞けばいいしな。

今日の昼休みは、自分のクラスでケンとリクと一緒に食おうかなとも思った。
が、ちょっと確認しておきたいことがあったので、今日もAクラスに行ってきた。

確認したいことというのは、もちろん、ケン友だ。
またしても昼飯食いながら、タクに教えてもらった。
見て分かったことだが、以前どこかでケンと一緒にいたことがあるのを見た覚えがある奴だった。
ケンと同じぐらいの身長で、ガタイがいい分、ケンより大きく見えた。

ケンは男女問わず人望があって、クラスの中心になれる存在でありながら、あえて一歩下がった立場にいる。
誰もまとめる奴がいないときは買って出るけど、普段は俺やリクみたいな大人しめな奴と仲がいい。
案外シャイな部分を持ってたりするしな。

ケン友はタクの話を聞く限り、女子とは結構話はしているらしい。
自我が強いタイプで、俺が俺が！ってな奴で、実際クラスのまとめ役の一人だそうだ。
タク的には苦手なタイプだとも言ってた。

ちなみに、椎は変わらずいつもの連中と昼飯食ってた。

午後の休み時間は、優との会話。

俺「さっきの日本史の小テスト、何点だった？（10点満点」
ゆ「・・・・・克也君は？」
俺「・・・・5点」
ゆ「・・・・・・・」
俺「いいんだよ！どうせ来年日本史選択しないし！」
ゆ「・・・そうなの？」
俺「世界史の方が好きだからな」
ゆ「・・・・・・・・・そう」
俺「・・で、優は何点よ？」
ゆ「・・・・見ていいよ」
俺「・・・・・・・」
ゆ「・・・・・・・」
俺「・・・・日本史得意？」
ゆ「・・・・そんなこともないけど」
俺「ほお、得意でもないのに満点か」
ゆ「・・・だって前回の授業のところだけの範囲だから・・」
俺「そうね、うん」
ゆ「・・・・・・・・」

ゆ「・・・・・・あの」
俺「・・ん？何？」
ゆ「・・・・・・・」
俺「・・・・・・？」
ゆ「・・・昼休みって・・どこに食べに行ってるの？」
俺「・・・・」
ゆ「あ・・やっぱりいい・・答えなくて」
俺「どうして」
ゆ「・・・・・・だって・・言いにくそうに見えたから」
俺「・・・そんなことないぞ？」
ゆ「・・・・・・・・」
俺「Aクラスにいる友達のところだよ」
ゆ「・・・・・そう」
俺「たまにはと思って行ってるけど、もうすぐやめそう」
ゆ「・・・・どうして？」
俺「ケンとかリクとかと一緒に食べたいしな」
ゆ「・・・・うん」
俺「一緒に食べる？」
ゆ「・・・・・・・・・」
俺「・・・まっ、恥かしいかｗ」
ゆ「・・・・・・・・・うん」

放課後。
俺はバイトのため、ケンとリクに挨拶を交わしてすぐに教室出た。
今日は優とメールしていない。

以上。

ｋｓｋ

ひぐらし終わった保守

恵まれないかーくんに愛のレスを！

あっちでなｗｗ

VIPに立てるのは、これが最後だと思う。

ほしゅ

保守

ラストカキコ
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/gibo40/1159202958/

ijo