1 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :
2 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 19:54:21.53 ID:YHq9ybje0
―――作戦本部―――
「オスカー23、着陸する」
クーとブーン、そしてセルゲイ・クワシクを乗せたリトルバードは、ランリッツベルグ北西24Kmの空軍基地に帰還した。
予定より遅く、随分人数の少ない帰還。さらに乗ってきたヘリの種類も違っていた。
ここに来る途中で墜落現場も見た。直ちに降下して救出したかったが、まずはクワシクの護送が第一だった。
2人は腰のカラビナから命綱を外し、貨物室のドアを開ける。
拘束されたクワシクのシートベルトを外し、ヘリから降ろす。
後ろから小突くようにして歩かせ、荒巻達のいる格納庫へと歩いていく。
3 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 19:56:49.56 ID:YHq9ybje0
川 ゚ -゚)「さっさと歩け」
「・・・・・・」
クワシクがきつくクーを睨みつけるが、クーは意に介さない。
そのうちに、格納庫内に着いた。
( ^ω^)「大佐、クワシクを連れて来ましたお」
/ ,' 3「ご苦労さん。まず当初の目標は確保だ」
ξ゚听)ξ「チームVIP、たった今クワシクが到着しました」
ツンが、今ごろランリッツベルグにいるであろう6人に通信している。
(#^ω^)わたし怒ってるお
http://pr3.cgiboy.com/S/4462098/ (#^ω^)以前みんで注意したときよりバージョンアップしてるお
(#^ω^)この汚い勘違いメスをどうにかしてくれお
(#^ω^)さっきの黒んぼの仲間だお
(#^ω^)さっきの黒んぼをかまってるお
(#^ω^)こういう奴は早いうちに潰しておかなきゃだお
(#^ω^)わたし怒ってるお
(#^ω^)普段はこういうDQNには何も言えないかもしれないけど、ここはネットだお
(#^ω^)俺達の土俵だお
(#^ω^)ビキビキ
(#^ω^)この女鼻デカすぎだお!!!!!!!!!!!!!!!!!11
5 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 19:58:48.23 ID:YHq9ybje0
/ ,' 3「猿轡を解いてやれ。あと口内のチェックを忘れるなよ」
( ^ω^)「了解ですお」
ブーンはクワシクの猿轡を外した。と同時にクーがクワシクの頭に拳銃を突きつける。
「!!!何を・・・!!」
川 ゚ -゚)「喋ると撃つぞ。ブーン、お口の中を見てやれ」
(;^ω^)「ちょwwwwww何で僕なのかお!」
( ^ω^)「オッサンの口の中は見たくないけど仕方ないお。さっさと口を開けお」
無理やりクワシクに口を開けさせ、ライトで口腔内を確認する。
自殺用の青酸カプセルでも入っていたら一大事だからだ。
( ^ω^)「テラ加齢臭wwwwwwwwwクサスwwwwっうぇ」
ξ゚听)ξ「何やってんの」
(;^ω^)「スマンコ。何もありませんでしたお」
クーが拳銃をしまう。
6 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 20:00:48.71 ID:YHq9ybje0
/ ,' 3「セルゲイ・クワシクだな。天国大使館占拠事件を首謀した容疑で拘束する」
/ ,' 3「貴様には黙秘権・弁護士をつける権利・その他被疑者の権利一切は認められんぞ」
/ ,' 3「さっさと吐くもの吐いて楽になるんだな」
「・・・ニューソクの犬が!!!」
川 ゚ -゚)「黙れ」
クーが軽くボディブローを入れる。
クワシクは一瞬吐きそうになり、それをこらえる。
川 ゚ -゚)「お前のせいでこんな街に来なきゃいけなかったんだ」
川 ゚ -゚)「情報局のきつい尋問が待ってるからな。覚悟しておけ」
「それで脅したつもりか?NIAをなめるなよ」
クワシクは圧倒的に不利な立場に居るというのに、一切弱みを見せようとはしなかった。
ただの虚勢なのか、それとも本当に恐れを抱いていないのか。
7 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 20:02:54.02 ID:YHq9ybje0
川 ゚ -゚)「違うな」
「何だと?」
川 ゚ -゚)「さっきのは思いやりの言葉だ」
川 ゚ -゚)「帰ってきたら私が行くぞ。情報局ほど生ぬるくないんだ私は」
そう言ってナイフを抜き、空中に投げる。一回転したナイフを掴み、またシースに収める。
川 ゚ -゚)「大佐、こいつをどこに」
/ ,' 3「外に情報局の人間が着いているはずだ。引き渡せ」
川 ゚ -゚)「了解」
「おのれ!この人殺しどもめが!!かならず天罰がウゲェッ!!!」
川 ゚ -゚)「黙ってろと言っている」
クーの膝蹴りが見事に鳩尾に入っていた。
そのままヨロヨロと、外に連行されるクワシク。
ブーンはその場に残った。クー1人でも安心だと思ったからだ。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:05:16.40 ID:bTJVNlQD0
モンキーパンチ回避
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:06:29.06 ID:Dp6SEj6KO
⊂二二(^ω^)二⊃
( ^ω^)「大佐、僕たちは現場に戻りますお」
/ ,' 3「まあ待て。リトルバードの燃料が尽きたから今補給中だ」
/ ,' 3「あと弾薬を多めに持って行け」
( ^ω^)「了解ですお」
ブーンは一箇所に固まった武器弾薬の前に行き、使用した手榴弾や弾丸を補充し始めた。
あの様子では、敵の数はとても多いに違いない。できるなら補給していった方が良かった。
「・・・こちらジョルジュ。HQ,敵を殲滅した・・・」
( ^ω^)「ジョルジュ!」
無線機からジョルジュの声が聞こえる。
あの数の敵を殲滅したらしい。流石と言うべきだろうか。
そのうちに、クーが戻ってきた。クーも同じように弾薬を補給する。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:07:36.58 ID:1CGyzrqp0
12 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 20:09:10.23 ID:YHq9ybje0
/ ,' 3「クー!ブーン!」
川 ゚ -゚)( ^ω^)「なんですか(お)?」
/ ,' 3「お前らはジョルジュ達と別のルートで墜落地点に行け」
( ^ω^)「なんでですお?」
/ ,' 3「ひょっとしたらギコ達は既に脱出しているかもしれん。その場合彼らは敵中で孤立していることになる」
/ ,' 3「とにかく早くクルーを保護しろ。無線が死んだのか連絡がつかん」
川 ゚ -゚)「リトルバードで直接墜落地点に行けば良いのでは?」
/ ,' 3「危険だな。敵が集まっていた場合、またミサイル攻撃を受けるかもしれん」
川 ゚ -゚)「なるほど」
( ^ω^)「了解ですお」
それから数十分後、リトルバードの燃料補給が終わった。
2人は再び、ランリッツベルグへと戻っていった。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:11:22.30 ID:CJiDSCmTP
作者ばいばいさるさんに気をつけて。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:12:28.57 ID:CJiDSCmTP
―――ランリッツベルグ・北東ブロック―――
流石兄弟は、自室でくつろいでいた。
タバコの煙は漂っておらず、両者の顔にはいくらか傷が見えた。
相変わらず電気はつけていない。スピーカーからはジョン・コルトレーンが流れている。
( ´_ゝ`)¶∩「・・・本当か・・・ああ分かった。後でまた」
(´<_` )「どうした兄者」
弟者はテーブルのキャラメルコーンを食べながら尋ねた。幾つになっても食べられる味だ。
窓の外からは時々銃声が聞こえてきていた。
( ´_ゝ`)「いやな、小学校跡に送った奴らが全滅したらしい」
(´<_` )「・・・本当か!」
弟者は手にしたキャラメルコーンを取り落とした。
(´<_` )「結構な数を送ったのだろう?」
( ´_ゝ`)「まあ素人の集まりだったからな。なんでも斥候を出さずに前進したら待ち伏せを喰らったんだと」
(´<_` )「敵の数は知らんが少人数だろ?」
( ´_ゝ`)「多分な。聞くと、軽機やRPGを前面に押し出していったらしい」
(´<_` )「その結果が全滅か。馬鹿馬鹿しい。なんでそんな奴らを動員したんだ」
( ´_ゝ`)「[例の部隊]がどれだけ強いのか知りたくてな」
(´<_`;)「・・・。落ちたヘリの方は?」
( ´_ゝ`)「一応動員をかけさせた。そっちはやや使える奴らだと思う」
(´<_` )「仕事だけは速いな。流石というかなんというか」
( ´_ゝ`)「だけとは何だ」
兄者は残ったキャラメルコーンを一気につまんで食べた。
(´<_`#)「あっ・・・!!!」
再び、暗い室内に取っ組み合いの音が響いた。
17 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 20:17:41.87 ID:YHq9ybje0
chapter9.迷走
ジョルジュ達は、徒歩で西に向かっていた。
さっき通った道は避け、慎重かつ迅速に、静まり返った街路を進む。
後ろから2番目にいるドクオが、先頭のビコーズに尋ねる。
('A`)「なんでさっき来た道を戻るんだ?」
( ∵)「ギコは北で撃墜されたからな。そっちにヘリを落とせるほどの重武装があるって事だろう」
('A`)「なるほど」
( ゚∀゚)「こっちも人は集まってきそうだけど、北よりはマシだろうよドクオ」
( ゚∀゚)「おっと、そろそろ大通りだ。気をつけろ」
ジョルジュ達は、南東と南西のブロックを分ける南の大通りにさしかかった。
ミルナとビコーズが、慎重にあたりの様子を窺う。今のところ人影は無かった。
先ほど殲滅した集団の残党がいないか心配であったが、どうやら兵力を全て小学校に回したらしく、誰もいなかった。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:19:40.97 ID:CJiDSCmTP
wktk
19 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 20:20:07.55 ID:YHq9ybje0
( ∵)「ジョルジュ、大通りに人影無しだ」
( ゚∀゚)「了解。しかし普通は見張りくらい居てもいいよなあ」
( ゚д゚ )「我々が逃げ出したらどうするつもりだったんでしょうか」
(´・ω・`)「やっぱり素人だったんだね」
まずはミルナとビコーズの2人が反対側に走った。後ろからジョルジュとショボンが援護する。
ショボンは建物の屋上を、ジョルジュは大通りに向け銃を構える。
後ろでは、ハインリッヒとドクオが後方からの襲撃に備えていた。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:24:29.59 ID:CJiDSCmTP
wktk
21 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 20:24:31.44 ID:YHq9ybje0
無事に渡りきった2人は、今度はショボンとジョルジュを援護する。
2人が走り始めた時、車のエンジン音と複数の人の声が聞こえて来た。
(;゚∀゚)「敵か!?ドクオ、ハインリッヒ!今すぐ来い!」
ジョルジュは反対側にたどり着き、すぐに回れ右してドクオ達を待った。
どうやら北東かららしい車と人の音はどんどん近づいてきた。
ハインリッヒと、その後ろにドクオが急いで走ってくる。
いまやハッキリとエンジン音が聞こえてくるまでになっていた。
ドクオが大通りの真ん中を過ぎた頃、北の路地から一台のピックアップトラックが姿を現した。
その荷台には、重機関銃が据えられていた。
22 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 20:26:03.33 ID:YHq9ybje0
(´・ω・`)「!!!テクニカル!」
通称テクニカルと呼ばれ、四輪駆動車の上に重機を据えつけただけの簡易兵器はすぐには撃ってこず、
代わりにRPGを持った男が四駆の後ろから躍り出て、派手な爆炎を噴出しながらロケットを発射した。
RPG7の弾頭はドクオの目の前、ハインリッヒの後ろを通り抜け、ドラッグストアのショウウインドウに飛び込んで爆発した。
驚いたドクオが前につんのめり、こらえきれずに転倒する。
四駆の上の重機がドクオに狙いをつける。
(;゚∀゚)「ドクオ!?くそ!!」
ジョルジュがMk48をフルオートで連射して、四駆を狙う。
彼我の距離は100mほどであったが、なかなか命中せずに四駆の車体に当たり、弾痕を穿つ。
その隙にハインリッヒがドクオを助け起こし、腰だめで散発的に発砲しながら走る。
遂に重機が火を噴き、50口径弾をばら撒き始めた。ドクオ達の直ぐ近くに着弾する。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:33:35.54 ID:X8n1m43j0
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 20:51:03.86 ID:rOZkiWszO
wktk
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 21:07:04.48 ID:rOZkiWszO
作者さんどうした?
26 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:08:03.60 ID:YHq9ybje0
(;゚∀゚)「やばい!!」
ズダァン
(´・ω・`)「早く!」
重機関銃を撃っていた男を一撃で葬ったショボンが手招きする。
ドクオとハインリッヒは何とか西の路地までたどり着いた。
テクニカルが無力化された後も敵が出てくるが、ジョルジュが全て穴だらけにして牽制した。
('A`)「すまねえ!」
( ゚∀゚)「礼はあとにしとけ!」
煙幕手榴弾を投げたジョルジュは、後方の警戒を再びドクオ達に任せて走り出す。
たちこめる煙を恐れた敵はしばらく足止めされることになった。
何人かの勇敢な敵が、AKを撃ちながら突っ込んできたが、ハインリッヒのマシンガンに面白いように倒されていった。
それからは突っ込んでくるものはおらず、闇雲に、見当外れのところに弾が飛んでくるだけだった。
从゚∀从「離脱しますよー!」
('A`)「OK!!」
ドクオ達も適当に切り上げて走り出した。
27 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:09:18.03 ID:YHq9ybje0
ちょっと休憩。
さるさん規制はマジで意味がわからない。バーボンならわかるけどこれは糞規制ですね。
こういう人の少ない小説スレはどうしろっていうんだ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 21:24:26.02 ID:CJiDSCmTP
さるさんはコピペ爆弾対策。
一回VIPは外されたんだけど実験鯖の意味合い?からか再びつけられた…
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 21:29:47.21 ID:CJiDSCmTP
ん?スクリプト対策だったかな?
30 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:30:00.56 ID:YHq9ybje0
それじゃ再開
止ったらさるさんなのでよろしくお願いします
スクリプトを悪用する馬鹿じゃなくて
スクリプトそのものを規制するのか・・・・・
保守スクリプトも使えなくなるじゃねーか!
マジ、運営は適当だな!くそったれが!
32 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:33:40.95 ID:YHq9ybje0
( ∵)「ミルナ、敵は見えるか?」
( ゚д゚ )「・・・今のところ見えません」
南大通りから更に入り込み、製薬会社ビルのすぐ近くまでジョルジュ達は戻ってきていた。
ミルナがこっそりと様子を窺うが、野次馬に集まった民間人がいるだけで、特に武装したテロリストは見つからなかった。
製薬会社ビルは未だに燃え続け黒煙を噴き上げていた。
ランリッツベルグにあった消防署は、とっくの昔にテロ攻撃され壊滅していた。
さすがにこれは民間人の支持を失い、そのテロを実行したグループは別のグループに潰された。
そんな経緯もあって、製薬会社ビルに消防車が来ることも無く、近くの消火栓からホースを引っ張って消火に当たっている、
という始末だった。
幸い、燃えるビルが人目を集めている。ジョルジュ達はその隙に迂回して北上することにした。
後ろのジョルジュにハンドシグナルで合図をしてから、進行方向を警戒しながら進む。
製薬会社ビルの南を通り抜け、西に100m進んだところで十字路にさしかかった。
北に向かって真っ直ぐに伸びているようだった。ここを曲がって墜落地点に向かう。
33 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:37:11.20 ID:YHq9ybje0
ミルナが先頭に立って進んでいると、カートを押した老婆が出てきた。
完全武装した兵士を見て驚いたようで、声も出さずに目を丸くしていた。
( ゚д゚ )「動くな!手を上げるんだ」
ミルナが遠くに聞こえないように、それでいて老婆に聞こえるように警告する。
「ひ・・・!ど、どうかお助けを・・・・!!!!お金ならここに・・・」
老婆は腰を抜かしてへたり込み、カートの中から財布を取り出そうとする。
( ゚д゚ )「手を上げるんだ!・・・・ッ!」
しかし、老婆が取り出したのは財布ではなく、45口径の拳銃だった。
「死ねえ!!!!!」
不意を突かれたミルナは銃弾をまともに浴びる。
胸に2発喰らい、ドサリとその場に倒れた。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 21:38:22.82 ID:CJiDSCmTP
>>31 ん〜その保守スクリプトがうざいって意見もあるみたい…
それを悪用するアフォがいるからね。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 21:39:51.56 ID:FDvzmP3gO
ミルナーーー!!
36 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:41:22.14 ID:YHq9ybje0
( ∵)「この糞ばばあ!!!!!!」
すかさずビコーズがM4で老婆を射殺する。今度は紙人形のように老婆が倒れる。
( ∵)「こちらビコーズ!ジョルジュ、ミルナが撃たれた!」
ビコーズはミルナに駆け寄り、傷の具合を確かめる。
見れば、胴体に喰らった拳銃弾は、防弾ベストで止められていた。
ミルナは着弾の衝撃と撃たれたショックで動けなくなっていただけだった。
( ∵)「大丈夫かミルナ!」
( ゚д゚ )「・・・!?ああ、大丈夫です中尉」
( ∵)「油断するな。命令を無視したら相手が誰だろうと撃て!」
( ゚д゚ )「・・・了解しました」
ビコーズは、今度はミルナの無事を伝える。
一旦位置を代わり、ビコーズが隊の先頭に立つ。
そのままジョルジュ達は北に向かっていく。と、その時再び不吉なエンジン音が聞こえ、
西からテクニカルが飛び出してきた。今度は初めから重機関銃を撃ちながらだった。
重低音が壁に反響して、遠くからでも聞ける。
さる防止wktk
38 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:47:56.86 ID:YHq9ybje0
(´・ω・`)「テクニカル!」
ショボンはM14で機関銃手を狙う。
だが、銃口がこちらに向いてくるのを見たショボンは左の路地に飛び込んだ。
間一髪で、飛び込んだ路地の角を銃弾がえぐる。
飛び込んだ先は汚いヌルヌルしたコンクリートだったが、ショボンは気にせずに匍匐して退避する。
先ほどまでショボンがいた位置を重機関銃の弾丸が破壊した。
( ゚∀゚)つミ「喰らえ!」
ジョルジュが普通の手榴弾を取り出して投げる。
手榴弾は正確に、ピックアップトラックの荷台に転がり、破片と爆風を撒き散らした。
('A`)「ショボン、大丈夫か!?」
今度はドクオがショボンを助け起こす。
(´・ω・`)「ああ、大丈夫。早く行こう」
先ほどの爆発は、燃える製薬会社ビルに向いていた耳目を一気に引きつけたようで、
人々が口々に「あそこだ!」「いたぞ!」などと叫んでいるのが聞こえた。
正直、個人個人の武装と練度は大したことはない。
だが数が違いすぎる。開けた場所ならともかく、この入り組んだ市街地では包囲される恐れがあった。
そうなれば、少人数ゆえの素早さを生かして一気に逃げ切るしかなかった。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 21:48:31.94 ID:CJiDSCmTP
まぁ実際SSがあるところは困るよって意見も所々で出てはいるんだけどね。
40 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:50:23.95 ID:YHq9ybje0
( ゚∀゚)「走れ!走れ!」
ジョルジュが時々後ろを振り返りながら、敵が来ないか確かめ、顔を出した民間人には1発威嚇射撃して追い払う。
今はまだ少ないが、そのうちにさっきの武装した敵が増援に来るかもしれない。
最後尾、ドクオとハインリッヒは何を思ったか立ち止まり、路上駐車のセダンの陰や壁のくぼみに身を隠し、
敵が押し寄せてくるであろう方向に向き直った。
41 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:53:18.96 ID:YHq9ybje0
(;゚∀゚)「何やってる!?早く来い!」
('A`)「俺たちはここで食い止める!」
( ∵)「たった2人で無茶だ!」
从゚∀从「キリのいいところで切り上げるから大丈夫ですよー!?」
(´・ω・`)「そんな・・・」
('A`)「来たぞ!」
覆面を被った男達が、申し合わせたかのように出てきた。
さっき南大通りで会った奴らだ、とドクオは思った。
左の奴に1発、右の2人に3発ずつ浴びせる。遮蔽物からの狙い撃ちだった。
まるでモグラ叩きだな、とも思った。
( ゚∀゚)「・・・分かった!必ず来いよ!」
('A`)「了解!」
2人を足止めに残し、ジョルジュ達は北に向かった。
足音はミニミの連射音がかき消した。
42 :
642 ◆y2aT3ezeJ6 :2006/08/21(月) 21:54:04.69 ID:YHq9ybje0
今日はここまでにしようと思います。
一刻も早くさるさんが廃止されることを祈ります
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 22:02:28.40 ID:SAzFRvBGO
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 22:07:48.28 ID:CJiDSCmTP
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 22:09:44.40 ID:3/y1hcuV0
誰かまとめてくれ〜
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 22:30:47.00 ID:CJiDSCmTP
ほ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/21(月) 22:52:29.92 ID:x2yEMjhlO
まとめの人誰かお願いします
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほ