( ^ω^)ブーンが幸せを届けるようです

-雨が降る-


黒い傘をさして僕は一人歩く

空はあいにく雨模様

天気予報ではテレビ画面いっぱいに傘マーク


-梅雨前線到来中-

頭の中でそんな単語が踊る
雨足はさらに強くなる

少し空を見上げ駆け出した

いいスレタイだね

いつもならお決まりの奴で雨だろうが光る風だろうがかまわず突っ走るだろう

(ニャー)

( ^ω^)「・・・・」


ぴたりと足を止めて後ろを振り向く

猫が段ボールに入っていてないている


( ^ω^)「僕の家は動物は飼えないんだお」

-ゴメン、と呟き前を向いて駆け出す-

(ニャー)

(;^ω^)「・・・ゴメンだお」

(ニャー・・・・)

猫は泣く

僕の目を見つめて

段ボールにはお決まりのように「もらって下さい」の文字

( ^ω^)「無責任な飼い主だお・・・・」


だけど見捨てて行くのもまた無責任・・・あ、そうだ

傘を壁に立て掛け段ボールに雨が入らないようにする
( ^ω^)「これなら濡れないお」

僕は濡れちゃうけどね

まあ、構わないか

再び前を向き僕は走りだした

内藤ホライゾン

今年20歳

身長そこそこ体重ちょっとピザ


彼女なし


趣味

特になし

-喫茶店バーボンハウス-

(´･ω･`)「・・・・で雨に打たれて帰って来たと」

( ^ω^)「まあ、ね」

出されたタオルで頭を拭いてカウンターの椅子に腰掛ける

(´･ω･`)「はい、コーヒーあったまるよ」

( ^ω^)「ありがとうだお」

ズズズ・・・・とコーヒーをすする

ちょっと苦いけど、嫌いじゃない

うまく言えないけど喫茶店の味って奴だ

本当にこれじゃよくわからないな

( ^ω^)「ショボンありがとうだお」

すっと椅子から立ち上がる

(´･ω･`)「もう行くのかい？」

( ^ω^)「雨も止んだみたいだし・・・・あ、タオルサンキューだお」

ショボンにタオルをかえし僕は喫茶店を後にした

降りしきる雨の中、一人の老人が小猫の入った段ボールを見下ろしていた


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「さっきの若者でよいのか？」


小猫は軽く足を舐めるとコクンと一つ頷く


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「まあ、お前さんが言うんじゃから間違いはなさそうじゃな」


猫は再びコクンと一つ頷く

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「やれやれ・・・・ではいこうかのう」


雨の中、老人は小猫を抱え上げて呟いた

-雨は止まない-

ピンポーン

アパートの呼び鈴がなる

( ‐ω-)「zzZZZ」

ピンポーン


( ‐ω-)「zzZZZ」

ピンポンピンポンピンポン

( ‐ω-)「・・・・誰だお？こんな夜中に」


ドアの覗き穴から外をみる

ﾐ,,ﾟДﾟ彡ξﾟ�听)ξ


傘をさした老人と女の子がドアの前に立っている


(;^ω^)(ﾃﾗｱﾔｼｽwwwwwwwwwwwww)

新聞の勧誘？

家賃の取り立て？


いや、これは・・・・


( ^ω^)「どうみても宗教です本当に(ry」


怪しいおじいさんに幸薄い美少女

これは誘う気マンマンですね

ｗｋｔｋ

しかし、ブーンも一人暮らしこういった勧誘の類は慣れっこだ


( ^ω^)(勧誘は美味い話を聞かせて相手を誘惑するおある程度聞き流して帰ってもらうお)

ガチャ


( ^ω^)「なんかようですかお？」


一応用件は聞いておく

すでに心の中でさようならを言ったけど


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「内藤ホライゾン君じゃな？」


(;^ω^)「え・・・・あ、はい」

いきなり自分の名前を呼ばれていささか戸惑った


先制パンチか、やるじゃない

そちらの個人情報はつつぬけだ

我々の宗教に入らないと後々恐ろしい目に会いますよ
とか脅す気か？


最近の宗教の信者獲得の手段はみさかいがないな


( ^ω^)「悪いけど、僕神様とか信じてませんお」


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「は？」


僕の返事に老人が首を捻る

もう少し早く投下してほしいです

ｗｋｔｋ

スレタイだけでｗｋｔｋ

なにぃ！まさか宗教ではなく新聞勧誘の人か！？


だったらいきなりドアを開けて神様信じてないなんて言ったこっちの方が怪しいじゃないか！

落ち着け、ここはリカバリーだ


( ^ω^)「あ、新聞はいらないお」


またまた彼らは首を捻る


一体あんたらなんの勧誘なんだ！

>>14
バーボン食らっても良いようだな
鬼だな。お前

>>18
鬼だ。反省はしていない

ξﾟ�听)ξ「ちょっと勘違いしてる見たいだけどあたし達そういうのじゃないの」


老人の隣の女の子が口を開く


ξﾟ�听)ξ「ちょっとあなたに話があるんだけど、立ち話もなんだしお邪魔していいかしら？」


少し悩んだが僕は彼らを家に招きいれた

続きﾏﾀﾞｰ?

( ^ω^)「お茶ですお」


とりあえずおもてなし

ニートの僕になんのようだろう？


勧誘の人じゃないらしいし

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「こちらの用件を話す前に自己紹介くらいしとかんとな」


老人はフサギコ、横の女の子はツン

と言う名前らしい


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「さて、単刀直入に言おう内藤君、君に仕事をしてほしい」


僕は飲んでいたお茶を吹き出した

仕事？ JOB？

いや、僕はすっぴんのままで結構です

他の職業マスターしたし

お茶で濡れた床を拭きながら彼らに「何故に僕はお仕事しなきゃいけないの？」的な視線を送る


ξﾟ�听)ξ「今、お仕事してないんでしょう？」

女の子、ツンといったか？
彼女が口を開く


ξﾟ�听)ξ「仕事さえきちんとしてもらえばお給料はちゃんとだすわよ？」

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「まあ、いきなり仕事をやれとか言われても無理じゃろうからな」

そうそう、その通り

わかってるじゃない

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「これが内藤君、君にやってもらう仕事じゃよ」


渡された紙切れには


「幸せ計画」

と書かれていた

(; ^ω^)(幸せ計画・・・・なんか、宗教臭がぷんぷんするお)


ブーンは紙切れ一枚片手に半ば呆れ顔だ

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「幸せ計画について説明しようかの、聞いてもらってよいか？」


(; ^ω^)「あ、はい」


待ってましたとばかりにツンが新しい紙切れをブーンに渡す

-幸せ計画-


宗教臭がぷんぷんするこの計画の内容はこうだ


ξﾟ�听)ξ「私達が不幸せな人や、これから不幸になる人を探してくるの」


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「君はその人に近付いてその人を幸せにしてあげるんじゃ」


と、まあこんな感じのお仕事だ


説明自体はずいぶんあっさりとしたモノだった

うはｗｗｗｗｗフレア剣乱れ打ちとかれんぞくま→しょうかんｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

面白そうだな

ξﾟ�听)ξ「どう？ニートやサラリーマンなんかよりずっと待遇もいいし退屈もしない、いいお仕事よ？」

ただでさえ怪しいのにさらに甘い汁を撒き散らす目の前の女の子


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「人を幸せにするって素晴らしいことだとはおもわんか？」

目の前のじいさんはありきたりな事をグチグチと説いてくる


そんな事言われても僕は今のままで充分幸せだ

誰かを幸せにするなんてめんどくさい

2○時間TVの募金に百円玉ほうり込んで満足してる奴だ

( ^ω^)「残念だけどお断りしますお」

こんな僕に人を幸せにできるわけがない

だから断ったんだ


ξﾟ�听)ξ「・・・・そう」


ツンの残念そうな顔を見て心が痛んだが僕なんかよりもっといい人がいるはずだ

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「内藤君、わしらは君がこの計画に必要だと感じたからスカウトしにきたんじゃ」


( ^ω^)「僕はそんな大それた事が出来る人間じゃないですお」


フサギコさんは僕を買い被ってる

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「それでもわしは君がこの計画に必要な人材だと思っとるよ」

フサギコさんは僕の何を見てこんなに必死になってるんだろう？


ξﾟ�听)ξ「なんで僕が？って顔してるわね」


僕は甲子園の怪物じゃないし芸能界有望の超美形でもない


スカウトなんて・・・・

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「おぬしは自分でわかっとらんかもしれんがこの計画の鍵を握る人物じゃ」


ξﾟ�听)ξ「だからお願い！」

(;^ω^)「アウアウ・・・・」

流石にここまでされたら断れなかった


彼らの熱意に負け、僕は契約書にはんこを押した

外の雨はようやく小降りになったようだ

3日後


僕は改めてこの計画に参加した事を後悔した



ウワアアアアアアア！


唸る歓声

光るフラッシュ

血と汗にまみれリングの中央で殴りあう男達

( ^ω^)「凄いお！ボクシングの試合なんて見たの初めてだお！」


手に汗握るとはこの事だろう

僕だけではなく会場のみんなの視線がリングの二人に注がれている

ウワアアアアア！

再び会場がわいた

実況「でたああああああ!!!チャンピオンジョルジュ長岡のチョッピングおっぱいだああああ！」


_ ∩
( ﾟ∀ﾟ)彡喰らえ！
⊂彡


<;ヽ`∀´>「ぐうう・・・・やばいﾆﾀﾞ」


チャンピオンのジョルジュの必殺技チョッピングおっぱいが挑戦者ﾆﾀﾞｰのガードをこじ開けようと振り下ろされる


( ﾟ∀ﾟ)「いまだ！」

ジョルジュが体を激しく振動させた

実況「これはまさか！」

( ﾟ∀ﾟ)

_､､_
(´Д`)

_､､_ _､､_
(Д´≡`Д)



おっぱい!おっぱい!
∩∩_､､_ _､､_∩∩
ミﾐ(Д´≡`Д)彡
　ミ⊃⊃⊂⊂彡
　　 ｜　｜
　　 し J

実況「でたああああ！必殺のマシンガンおっぱいだあああああ！！！」

ﾜﾛｽｗｗｗｗｗｗｗ

<;ヽ`∀´>「こ・・・・これは駄目だﾆﾀﾞｰ！」


チャンピオンの激しいラッシュがﾆﾀﾞｰを襲う


<#>`∀<#>「グフｯ！」

ジョルジュのパンチがﾆﾀﾞｰのガードを打ち砕き顔面をとらえる


審判が試合をとめ、ゴングが鳴り響く

ﾊﾞﾙﾁﾓｽｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

VIPPERがバカにされてるお(#＾ω＾)ﾋﾟｷﾋﾟｷ
突撃するお（　＾ω＾）
784 ：名無しの歌姫：2006/06/25(日) 20:47:04 ID:MOMOAZu+
流れ切って悪いけど
ID:EDzajkP1とID:P22WGRpjとかウザいんですけど･･･
VIPは隔離スレなんだから出てこないで欲しい
791 ：名無しの歌姫：2006/06/25(日) 20:58:43 ID:mP4TBBpI
>>788
ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗおまｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
とか普通にウザイ
VIPPERは死んだ方がいいよ

(*^ω^)「凄い試合だったお！ブーンもあんな風に強くなりたいお！」

この時ブーンが思わず口走った言葉をツンは聞き逃さなかった


ξﾟ�听)ξ「ねえ、ブーン初めてのお仕事何だけどね・・・・」


興奮したブーンには聞こえないようだ


ξﾟ�听)ξ「やれやれ・・・・」

ブーンは知らない方が幸せと言う意味をこのあと改めて知る

めちゃﾜﾛﾀｗｗｗｗ

-喫茶店バーボンハウス-

(´･ω･`)「やあ、いらっしゃっ・・・・おや」


ブーンと一緒に入ってきたツンを見て驚いた表情を浮かべるマスターをよそに二人は椅子に座る


ξﾟ�听)ξ「雰囲気のいい店ね、気にいったわ」

( ^ω^)「そ、そうかお！よかったお！」


実は知ってる店がここだけというのは秘密だ


ξﾟ�听)ξ「落ち着いたとこで最初のお仕事なんだけどね・・・・」


ズズズ・・・・と優雅にコーヒーをたしなむダンディな男を演出したブーンは次の一言でコーヒーを吹き出した

ξﾟ�听)ξ「ジョルジュ長岡に挑戦して貰うわ」


(�V^ω^)「ブフッー！」


ξ#ﾟ�听)ξ「ちょっと、汚いわよ！」

おしぼりでコーヒーを拭き取るとツンは改めてブーンに最初の計画について説明を始めた


ほとんどブーンの耳には届いてなかったが



|ω･`)「何話してんだろ・・・・」

(�V^ω^)「おかしいと思ったんだお・・・・いきなりボクシングの試合見に行くなんて」


-5時間前-


ξﾟ�听)ξ「ブーン、ちょっと付き合ってほしいんだけど・・・・」


いきなり誘われた人生初のデート(ブーンはそのつもり)にブーンは慌てふためいた


(;^ω^)(デートってなに着ていくんだお！タキシードとか？)

結局ジーンズにＴシャツといたってシンプルな格好になったが・・・・

・・・・と

ちょっと！


ξﾟ�听)ξ「ちょっと！ブーン、聞いてるの！？」


あさっての方を向いて遠い世界へ行っていたブーンはハッとしてツンの方に目を向ける

(;^ω^)「はっ、はい！なんでしょうかお！」


ξﾟ�听)ξ「とりあえず今から三ｶ月みっちりジムで鍛えてもらってね」


( ^ω^)「は？事務？」

ξﾟ�听)ξ「ジョルジュ長岡に挑戦しなくちゃいけないのよ？まずはその体を鍛えなきゃ」

三ｶ月体鍛えてチャンピオンに挑戦・・・・


幸せ計画というなんだかほのぼのした名前から想像したお仕事は最初から稀にみる過酷さだった


ξﾟ�听)ξ「はい、これあんたのボクサーライセンスね」

ぽいっとツンはポケットから一枚のカードをブーンに渡す


(;^ω^)「こういうのってプロテストとか受けないと貰えないんじゃ・・・・」

ξﾟ�听)ξ「めんどいからちょっとある人にかけあって貰って極秘入手したの」

ライセンスには「ボマーホライゾン」という名前


ξﾟ�听)ξ「一応外国人扱いになるわ」


挑戦するとき国内のボクサーだとあれこれ調べられるので遠い国の身元不明の噛ませ犬という役柄らしい


(;^ω^)「よ、ようするに噛ませ犬としてリングに上がってチャンピオンにさっさとやられてチャンピオンが防衛→チャンピオン幸せって流れかお？」



ξﾟ�听)ξ「うーん、まあだいたい・・・・ね」

この時少し口ごもったツンに大して怪しむ事さえせずに僕達は店をでた


-次の日-


( ^ω^)「ここかお」


ブーンが見上げた小さな看板には「フサギコボクシングジム」と書かれていた


(;^ω^)「ちょwwwwwwwww」

少しばかりご飯食べる時間下さい・・・・


だいたい20分くらいしたら再開しますんで・・・・

＞＞ボマーホライゾン
バロスｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

　

ほ

これ普通に面白いんだがｗｗｗｗｗ
夢中になって読んじまったｗｗｗｗ

ゆりちゃん可愛いよ、ゆりちゃん

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「お、待っておったぞい」

( ^ω^)「よろしくお願いしますお」

ジムの中に入ったとたん待っていたのはフサギコさんだった

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「例の件じゃな、さっそく取り掛かろうかのう」


そういうとフサギコさんはガサゴソと段ボールから靴を取り出した


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「よし、走れ」

( ^ω^)「・・・・へ？」

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「このランニングシューズを履いてまずは5�`走るんじゃ」


このあと僕の毎日は後悔の固まりになる

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「さて、筋トレのメニューを作っておいたぞい。これを毎日・・・・って聞いてないな」


( зωз)「もうだめだ・・・・お」

爽やかな風をきりながら颯爽とランニングをこなす外国人ボクサーになれるまで僕はどれくらいかかるんだろうか？


フサギコさんに筋トレメニューを渡され僕の最初のお仕事は終わった

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「やれやれ、明日からどうなる事やら」


ブーンが帰りジムを閉めようとしたフサギコのポケットからヴヴヴと携帯のバイブがなる


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「お、ツンか」

ピｯ

ξﾟ�听)ξ「あ、フサギコさん最初のターゲットだけどね」


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「ふむ・・・・わかった引き続き頼んだぞい」

ﾋﾟｯ

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「やれやれあやつもかわいそうな奴じゃのう・・・・」

フサギコはふぅ、と溜息をついた

(〃ﾟｰﾟ)「お父さんまだかなぁ」


小さなアパートの片隅で人形を手に少女は一言呟いた

少女の名前はティ

小さい頃母親を亡くし父に男手一つで育てられた

父はほぼ毎日家におらず帰ってきてすぐ寝てしまう

ティはこの小さなアパートで毎日人形片手に日々を過ごしていた

VIPPERを人間の屑だとか害虫とか犯罪予備軍なんていっている奴がいるお（　＾ω＾）
みんなで懲らしめに行こう（　＾ω＾） 　VIPPERを叩き潰すなんて言ってるお（　＾ω＾）

530 ：ひよこ名無しさん ：2006/06/25(日) 21:48:52 0
ＶＩＰは人間の屑である。このことは疑う余地のない事実だ。
２ちゃんねるの片隅で自分勝手な振る舞いで多くの人に迷惑を
かけている。こんな害虫を叩き潰さねばなるまい。


531 ：ひよこ名無しさん ：2006/06/25(日) 21:49:34 0
２ちゃんねるにおけるＶＩＰはガンであり、早急にこれを
削除せねばなるまい。彼らは犯罪予備軍であり、社会の
治安が心配だ。
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/qa/1151073573/530-

(´<_` )「今帰ったぞー」
アパートの小さなドアを開けぶしょうひげをはやした男が入ってくる

彼の名は弟者

何を隠そうティの父だ


(〃ﾟｰﾟ)「お帰りー」


(´<_` )「ティ、すまんな遅くなって」


弟者の手にはスーパーの袋が握られている

(〃ﾟｰﾟ)「わあ、ティの好きないなり寿司だ」


いなり寿司にはタイムサービスのシールが張ってある

(〃ﾟｰﾟ)「お父さんありがとね」

(´<_` )「ああ、ほらもっと食え」


ティのはしがぴたりと止まる

(´<_` )「？どうしたティ・・・・」

弟者がティの方をみる

もしや爆弾魔の作者？

ティの目はブラウン管に映し出された三角の食べ物にくぎつけになっていた



(´<_` )(ケーキか・・・・)

フワフワのスポンジに白いクリームの上にちょこんとのったイチゴ

世間一般に知られるそれはティにとって憧れの食べ物なのだろう


(´<_` )(待ってろ・・・・ティ)


弟者はぎゅっと拳を握りしめた

-喫茶店バーボンハウス-


(´･ω･`)「やあ、いらっしゃっ・・・・誰？」


( ´ω`)「おいすー」


ボロボロになったその人をショボンがブーンと理解するまで少し時間がかかったが・・・・


-5分後-

(´･ω･`)「へぇ、最近見ないと思ったらジムに通ってたんだ」


飲み物は頼まなかった

( ´ω`)「そうだお・・・・ジョルジュなんとかって奴に挑戦しなくちゃいけないんだお」


(´･ω･`)「ジョルジュ・・・・？」

その名前を聞いたとたんにショボンの顔が曇った

(´･ω･`)「えーと、確か今週のウイークリーｳﾎｯ！に・・・・」


筋肉隆々の男が表紙に載った雑誌をパラパラとめくるショボン

(´･ω･`)「あったあったこいつだよね？」

-ジョルジュ長岡-

現在12戦12勝12KO
全試合1RKOという怪物

( ´ω`)「マジかお・・・・」


ｼｬﾚにならない戦績に唖然とするブーンを尻目にショボンはひょいっと雑誌を取り上げると再び雑誌をめくる


(´･ω･`)「ｳﾎｯ！どいつもこいつもいい男！」

( ´ω`)(全試合1RKO・・・・僕は5�`走った状態でこのざまだお・・・・)

チャンピオンとの試合は10R

フサギコいわく今回の仕事はひたすらガードを固めていれば10R闘えばOKとの事

( ´ω`)(僕にはそんなスタミナないお)

？


そういえばなんで10R闘わなきゃいけないんだろう？

チャンピオンに防衛させるだけならさっさと負けちゃって構わないんじゃないか？


ブーンの頭にふと、そんな思いがよぎる


( ´ω`)(1Rで終わった方が相手も疲れないし、僕も痛い思いしなくてすむのに・・・・)

つまんねえ
自殺しろ屑

野暮な奴だな

-2週間後-


( ^ω^)「ﾊｱｯ！ﾊｱｯ！」


5�`のランニングを終えたブーンはフサギコジムにもどる


( ^ω^)「だいぶ、スタミナがついた気がするお！これなら10R闘えるお」

お腹の肉もだいぶへっこんだ・・・・気がする

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「まあ、だいぶ走れるようになったしの」
( ^ω^)「今なら負けるどころか勝てる気がするお」

ﾐ,,ﾟДﾟ彡「やれやれ」

そんな会話をしているとガラッとジムの扉が開いた

>>68
じゃあ見るなよ

ξﾟ�听)ξ「お久しぶり」

立っていたのはツンだった

2週間ぶりだろうか、彼女にあうのは

彼女を見ると僕は幸せ計画に参加しているんだといまさらながら思い出す


計画に誘われ3日でボクサーやれといわれりゃそんな事なんて忘れるさ


頭の中で皮肉を言ってたら突然ツンから腕を掴まれた

えっと・・・・長々と投下していて書き溜めがなくなりました


また、明日あたりに投下したいと思うんですが需要ありますか？

需要がなくても供給しちまえよ！

>>74
ワロスｗｗｗｗ
俺は見たいぞｗｗｗ明日までwktk

過剰供給したからといって腐るものでもあるまい

待ってるwktk

わかりました。


明日の21〜22時くらいに投下したいと思います

wktkしてくれた人、批判してくれた人ありがとうございました

乙！！

乙！
途中で投げ出すのだけはやめてくれよ

wktk
明日待ってるぜ。

ほ

>>1乙
続きが気になる…
明日が楽しみだｗｋｔｋ

保守

☆

保

☆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(´￣￣｀)ｒ ｭ　
　　　　ｒｭ∧＿∧ J~ヽ　　　　　　　　l__i__i__i.｜.|
　　　　l （　・〜・(ﾟ0 ｡#),　　　　　　 （´∀｀　）|‐'　　 ＿
　　　　l （,,　.「￣￣￣￣７　　　　/〜ヽ　　 つ　　 /〜ヽ
　　　　l i―.ﾉ_ ,j _ ___ｨヽ_j　　　　(ﾟ0 ｡;;.)｜ ｜　 　(；-；｡）
　　　　l_l　　　i_l　　　l_l　　　　　 ""（＿（＿_）　　 ﾐ三三ﾐ

読んでないが保守

読んだ保守

俺にも幸せをくれ保守

ベッカム保守

>>1
は二、三日ちょっと違うタイトルでスレ立ててたよね。
まとめ依頼したw

前回はブーンが幸せを運ぶようですという名前でスレを立てました


今日で二十歳になった保守

>>94
オメ！
オムライスさんとこに依頼したから、なるべく落としたくない。

寝るまで保守！

スレ落ちる前にまとめようと思ったんだが('A`)
>>94
おめでとさんです

ワールドカップ保守

たまたま保守

続きが読みたい保守

>>100なら俺にも幸せが…
(´;ω;`)ﾌﾞﾜｯ

>>100
オメ！

つ【幸福行き片道切符】

ほ

しゅ

ｱﾄﾊﾀﾉﾑ…ｶﾞｸｯ!

ワールドカップ保守

ほ

ほ

ほしゅ

ほす

ほしゅ

ほ

ほっっっっｓ

ほしゅ

保守

はいはい保守保守

面白いにつき、保守

保守

革新

保守

革新

保守

まぁた保守

ほるほる

ほ

し

保守

http://37514.net/pc/weblog/home/eriblog/

☆

読み終わった保守

保守

保守

面白いな。
断片的に切り取ったような書き方が目新しい。

☆

飯、風呂落ち誰か頼む

危ない

ほ

�d
保守

保守

VIPPERのことをチンパンジーだとか害虫なんて言っている奴がいるお(;＾ω＾)
みんなであいつに突撃だお(;＾ω＾)

207 ：ひよこ名無しさん ：2006/06/26(月) 19:55:29 0
２ちゃんねるに来てから２週間がたつ。この間特にVIP板を中心に見てきたが、
その愚劣さに吐き気がした。人間VIPPERのように落ちる所まで落ちられるのか？
VIPPERは人間の名に値しない害虫である。VIPPERとチンパンジーの間にどのような
差異があるのか、あれば教えていただきたい。

208 ：ひよこ名無しさん ：2006/06/26(月) 19:56:07 0
VIP板は必要ない。あそこは自称VIPPERの廃人が集うところである。人間と言うもの、
VIPPERのようになってはお終いだ。彼らは言葉を喋るチンパンジーであって、社会の
粗大ゴミである。VIP板の彼らのレスを注意して見てきたが、知性の欠片も感じられぬ。

VIPPERは人間ではない。彼らは精神が腐敗している。
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/qa/1151245677/207-

ダブルブーン
http://wc2006.yahoo.co.jp/photo/zoom/20060516_0070.html

ぬるぽ守

>>142
ガッ

>>1と同い年保守

>>142
ｶﾞｯ

めげずにぬるぽしゅ

ガッ

長々と保守していただき申し訳ない

今日の分投下します

昨日大量投下したので今日からは少ないと感じるかもしれません


悪しからず

ξﾟ�听)ξ「フサギコさん、ちょっとブーン借りるわね」


いうがはやいか僕はズルズル引きずられジムを後にする事になった


フサギコは開きっぱなしになってるドアからひょっと顔だけだして二人の行く先を見守る


ﾐ,,ﾟДﾟ彡「やれやれ・・・・元気じゃなあ」


フサギコの視線の先にはブーンが引きずられた事により削りとられたコンクリートがあった

仕事が終わったのは9時だっただろうか

弟者は工場の作業衣のままちょっと色あせたスクーターにまたがる


これまた少しかかりの悪いエンジンをなだめ愛車を発進させた


向かうはいつものスーパーだ


-スーパーｽﾌﾟ〜-

(´<_` ;)「しまってやがる・・・・」


下がりきったシャッターに貼られた小さな紙には


「店内改装の為1週間おやすみします」とある

(´<_` )「仕方ない・・・・街までいくか」


弟者の働く工場は街から少し離れたところにあり近くにある店はこのスーパーしかない


工場の作業衣のまま行きたくなかったが渋々弟者はスクーターを走らせた


-某ビル屋上-

(;^ω^)「こういうのって犯罪なんじゃ・・・・」


双眼鏡片手に向かいのアパートを見つめる

丸い二つのレンズから覗く部屋には少女が膝を抱えて座っているのが見える

(〃ﾟｰﾟ)「ふわあああ」


夜は10時を過ぎようとしている

カチカチと壁にかかった丸い時計が時を刻む


(〃ｰｰ)「お父さん・・・・まだ・・・・か、な」

ティの瞼がすっと下りる

膝を抱えたまま、ティは眠りに落ちた


-某ビル屋上-

(;^ω^)「あの子寝ちゃったお」

双眼鏡から目を離し夜空に目をこらす

スモッグに埋もれた星が鈍い光りを放つ

ボーっとそんな空を眺めてたら顔にひんやりとした物があてられた

(;^ω^)「うお・・・・ってツンかお」


手に缶コーヒーを持ってツンが立っている


ジムに突然現れたツンにブーンが連れてこられたのは見知らぬビル

あなたの本当のターゲットを教えてあげると言われ、それからずっとこのビルの屋上から目の前のアパートを眺めている


ξﾟ�听)ξ「お疲れ様、ちょっと休みましょうか」


地べたによっと腰を下ろし僕は再び夜空を見上げた

スクーターをとめると弟者はポケットから財布を取り出し中身を確かめる

(´<_` )(三千円か、あんまりないな)


作業衣で財布片手にぶつぶつ言っている弟者の背中から悲惨な経済状況が見てとれる



「あれ？弟者さんじゃないですか」


背後から自分の名前をよばれ弟者は後ろを振り返る

(´<_` )「っ！」


そこには


( ﾟ∀ﾟ)「久しぶりですね元気でしたか？」


誰であろうチャンピオンジョルジュ長岡の姿があった

(´<_` )「ジョルジュ・・・・」


財布をズボンの後ろポケットにしまい口びるを真一文字に引き締める弟者にジュルジュが歩みよる


( ﾟ∀ﾟ)「作業衣似合ってますよ」


(´<_` )「・・・・そうか」


ジョルジュのあいさつをながし、弟者はそそくさと彼から離れようとする


( ﾟ∀ﾟ)「へー三千円かあ」

はっと後ろを振り向くとジョルジュが弟者の財布の中身をひらひらと空中に泳がせている

(´<_`#)「-やめろ、それは-」


( ﾟ∀ﾟ)「大変っすね、たかが三千円のために、ププこんなボロボロの作業衣着て毎日毎日ご苦労様っす」


(´<_`#)「野郎！」

殴りかかろうとした弟者の耳に再びジョルジュの言葉が響く


( ﾟ∀ﾟ)「-いいんですか？その拳は-」


(´<_` ;)「くっ・・・・」

殴りたい、こいつを

そんな思いに駆られる弟者の理性を繋ぎとめたのはティだった

たったひとりの家族

それを守るため弟者は拳を納める

(´<_` ;)「・・・・悪かったな、ただその金は俺だけのものじゃないんだ、すまないが返してくれないか？」


( ﾟ∀ﾟ)「いやだなぁ、俺だって鬼じゃないっすよ、ちゃんと返しますよ！」

(´<_` ;)「そうか」

( ﾟ∀ﾟ)「はいはい、三千円くらいそんなに必死にならずとも返しますよ、はい」

次の瞬間ジョルジュは地面にそれをおきぐしゃぐしゃと踏み付けた

(´<_` ;)「・・・・な、なにを！

( ﾟ∀ﾟ)「あ〜あ、しまった！これじゃお札ボロボロだ、困ったなあ！手元には千円しかないから弟者さんには千円しか渡せないや」

いうがはやいがポケットからｸｼｬｸｼｬになった千円を弟者に渡す

( ﾟ∀ﾟ)「はい！これ、つまらない金っすけどうまいもん食ってくださいよププ、それじゃ」

そういうとジュルジュは夜の街へ消えていった

(´<_` )「・・・・」

弟者はくしゃくしゃになった千円をポケットに収めるとボロボロになったお金を拾い上げる

(´<_` )「ティのご飯買ってやらないとな」


お札は破れようともある程度形が残っていれば銀行等で再び綺麗なのと交換してもらえる


(´<_` )「あいつには千円分貸り作っちまったな」


そうだなこの貸りはリングで返すとしようか

止まった?

これで今日の投下分は終わりです


少なくて真に申し訳ないです


爆弾魔書いてたときみたいに一日二回投下出来ればよいのですが・・・・

明日も同じ時間帯に来ます

読んでくれた人&保守してくれた人本当にありがとうございました

爆弾魔の人か、乙華麗

乙

爆弾魔の人なら煽りはしないようにする

>>164
なんとなく何かと似た雰囲気だと思ったらそれかｗｗｗｗｗｗ

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

>>166
お前どのスレにもいて、いつも意味のない保守するよな

曇った星空に☆

はいらいと

ほす

おもしれー（ °∀ °）

乙！
今後の展開がヨメネＷ

作者乙
ジョルジュがこうゆう役って珍しいな

ｇｂ

寝る前ほす

保守

保守

ほ

一日の少しをこのスレの保守にかけてるくらいｗｋｔｋなんだからがんがってくだちゃい

保守wktk

期末一週間前だがなorz

>>180
ちょｗｗｗｗｗマヂでｗｗｗお前は俺かｗｗｗｗｗ

じゃあクソミソるから後は頼んだ
ﾉｼ

ほ

ほしゅねる

保守

追い付いた保守
面白い

（　＾ω＾）ブーンが精神病になったようです　40
http://ex15.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1151344541/

再開したよ。

ほ

むほっ!

時間待ち保守！

保守

今沖田保守
>>181
未だなにもやってない俺
そしてIDがwmv

（　＾ω＾）ブーンが精神病になったようです　40
http://ex15.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1151344541/

再開したよ。落とさないように保守お願いしますお。

学校前ほす

>>192
ほしゅすー
全教科前日にやればおｋ

授業ほしゅー

('A`)

('A`) ﾎｯｼｭﾎｯｼｭ

☆

ほ

し

ゅ

http://plaza.rakuten.co.jp/gozaimasen/
突撃、VIPのみんな力をかしてくだしあ
の日記のコメント欄に「VIPからきますた」でおｋ
コメント欄100目指そうぜ！

保守

みなさんこんにちは


保守の人&まとめの人ありがとうございます


実は最初の1話だけ少し長くなります

当初、1話がジョルジュの話で2話が弟者の話だったのですがいろいろ考えた結果合体させました


それではまた投下時間に

☆

保守

保守

へ

保守

ｋ

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

初日から期待しまくり保守

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

保守間隔短いぞ

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

保守

ほす

VIPPERをドブネズミとか昆虫だなんて言っている香具師がいるお(´・ω・)
さあ、みんなで突撃だおお＼(^o^)／

117 ：ひよこ名無しさん ：2006/06/27(火) 20:00:19 0
VIPPERは最低の存在である。社会の底辺で蠢く昆虫を体現したようなものだ。
ドブネズミでさえ、VIPPERのように醜くはない。


118 ：ひよこ名無しさん ：2006/06/27(火) 20:01:19 0
私は必ずＶＩＰ板に復讐する。絶対に負けない。彼らのように満足に働いたことも
ない連中に人のことについて一人前な口を叩く資格などないし、そもそも彼らは
存在自体が悪なのだ。もし彼らのようなニートがそばにいたなら、思いっきり
ぶん殴ってやるのだが・・・。
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/qa/1151340855/117-

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

　　　　　　　　　 　 　 ﾉ
　　　　　　 __　　　　　/
　　　　　 /⌒ ヽ 　／　　　　　　　 ／
　　　 　 （　＾ω＾）'ﾞヽ.　　　　　_／ おっおっおっおっおっおっおっ！！
.　　　　／iｰ-‐'"i　 　 ,;　　 ／
　 i !　（　ヽ.　 　 ）　 ﾉ/ .:／
　　　 （＼.ﾞヽ＿（_／,ｲ／
　 i !　（＼＼＿,＿）' ﾉ
　　　 （＼＼＿,＿,）'
　 i !　 l　,i＼ ヽ､ !　　　
　　 　 し'
　　　　　　　　ｼｭｯｼｭｯｼｭｯｼｭｯ

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

(`･ω･´) 「セミオート保守。」

保守の人&まとめの人ありがとう


それでは今日の分投下します

(;^ω^)「全くいつになったらターゲットとやらは現れるんだお」

夜遅くになってもターゲットとやらは現れる気配がない

アパートの中では子供が膝を抱えておやすみ中

月明かりを頼りにアパートの中を覗く事6時間そろそろ犯罪のかおりがし始めた

(;^ω^)「あれ？そういえばツンは？」

気付けばツンの姿がない

ザー・ザー・ザー

ξﾟ�听)ξ「あーテストテスト、こちらツンブーン聞こえる？」

耳につけた小さな機械からツンの声がした

( ^ω^)「？ツンどこだお？」

辺りをキョロキョロ見渡す
ザー・ザー・ザー

ξﾟ�听)ξ「ここよ、ここアパートの中！」

双眼鏡でアパートの一室を覗く

ξﾟ�听)ξ「おーい！こっちこっち！」

窓際で元気にこちらに手をふるツンが見える


( ^ω^)(住居不法侵入だお・・・・)

ザー・ザー・ザー
再び耳元から声

ξﾟ�听)ξ「今から盗聴機をこの部屋に仕掛けるからさ、マイクの感度テストしただけよ」


ツン、それは何て言うか・・・・立派な犯罪だね！

ツンいわくターゲットの日常会話から拾える情報は少なからず貴重な物


その人が何を欲して何故不幸であるのか？

些細な会話から読み取る事が出来るらしい

実際あんたのときもやったのよ、と言われた日にゃ疑う予知なんてなかったけどね

ブロロロロ


その時一台のスクーターがエンジン音を響かせアパートの前に止まった

スクーターに乗っているのは・・・・少しよれよれの作業衣を着たおっさんだ

彼はアパートの階段を昇る

向かうのは・・・・ツンがいる部屋！


(;^ω^)「まずいお！ツン！早く帰ってくるお！」


アパートに向かい必死に帰ってこいとジェスチャーをするがツンは気付かない


耳元からは鼻歌交じりのツンの声が聞こえる

wktk

ガチャ

(´<_` )「ティただいま」

(〃ﾟ�听)「おかえりなさいパパ」

(´<_`;)「お、おう(おかしいなパパなんて呼ばないのに)」

場の雰囲気が少し凍りついた

(´<_` )「お腹ペコペコだろ？ほら、今日のご飯だ」
弟者はいつもと違うスーパーの袋からちらし寿司の入ったパックを取り出す

それにはやはりタイムサービスのシールが貼ってある
(〃ﾟ�听)「あ、私手を洗ってくる」


(´<_` )「そ、そうか」


自分の娘に違和感を感じながら弟者は自分の分のちらし寿司をつまんだ

ガチャ


-手を洗いに行くふりをして外に出たティ(?)-

(〃ﾟ�听)


Jﾟ�听)し

ξﾟ�听)ξ「ふー、久しぶりにやるとかなり疲れるわねえ」

月明かりの下、小さな子供の姿からツンは大人の姿に変わる

ｺｷｬｺｷｬっと体中の間接を鳴らすとそこにはもうティの姿はなかった

(´<_` )(遅いなぁティ)


ちらし寿司を食べながらテレビをぼんやりと眺めていた弟者


ドンドン！

押し入れの襖が突然揺れた

(´<_`;)「な、なんだ？」
恐る恐る襖をあける

そこには・・・・


(〃;□;)「ンーンー！」


口をガムテープで塞がれ縛られた愛娘の姿があった

(;^ω^)「まさに外道・・・・」


ツンの一連の行動をブーンは双眼鏡から眺めていたが目に余る行為に呆れ果てていた


彼女はターゲットがドアを開ける寸前子供を押し入れにほうり込むとｱｰｯという間に姿を変えた


それで・・・・それで、今僕の後ろにいる


ξ#ﾟ�听)ξ「なんかいったか、コラ？」


僕は彼らに同情しつつツンの右ストレートを顔面にあびた

( ^ω(#)「うう、それであのおっさんが今回のターゲットかお」


顔面がぷっくり膨れ上がったまま僕はツンの説明を受ける

ξﾟ�听)ξ「そう、弟者さん30歳、職業はプロボクサーと工場のアルバイト、家族構成は・・・・見ての通り」


( ^ω(#)「ほうほう」


ξﾟ�听)ξ「弟者さんは早くに奥さんを無くして娘さんと二人でくらしてきたわ、そしてボクシングも続けてきた」


こくりと頷くブーンをちらりと片目で見てツンは話を続ける

ξﾟ�听)ξ「だけどボクシングは彼の時間だけでなく娘の時間を奪う事になってる、今あの娘に一人ぼっちの時間を味あわせるのは良くないのよ」


確かに工場の仕事だけなら二人で慎ましい生活を送れたであろう

だがボクシングと工場の行き来はティと弟者の家族の時間を奪っている


( ^ω^)「質問があるお」

ツンの話を長々と聞いていたブーンは気付いた事があった

ξﾟ�听)ξ「何？」

自分の説明に何か不備があった？と問い掛けるような顔をしたツンにブーンは自分の考えをぶつける


( ^ω^)「思ったんだけどボクサーを辞めて、ちゃんと就職すれば家族の時間を増やせるんじゃないのかお？」


弟者の年齢は30歳
ボクサーを続けるにも厳しい年齢だ


ξﾟ�听)ξ「その事だけどね・・・・」


ツンは厳しい顔をして手に持った書類をパラパラとめくる

ξﾟ�听)ξ「彼にはボクサーを辞められないわけがあるの、それがジョルジュ長岡・・・・チャンピオンの存在よ」


30歳といえばボクサーにとって引退を考える年齢だ

そんなせとぎわの状況で彼はまだチャンピオンの座を狙ってるのか？


ξﾟ�听)ξ「話を続けるわね」

ξﾟ�听)ξ「言い忘れたけど彼は一度引退してるの」

( ^ω^)「な、なんだってー！(ry」


ξﾟ�听)ξ「引退した後は自分が所属してたジムでトレーナーをしてたみたいね、そして彼が最初に育てた弟子がジョルジュ長岡・・・・今のチャンピオンよ」

再びブーンの口からな、何だってー！と言う声が聞こえた

毎回、wktkして下さってありがとうございます


今日はこれで終わりです

もう少し投下量を多くしたいと思っているのですが・・・・こればかりはorz

それでは、また明日

乙！！！！

乙華麗！

おつかれーしょん

べん

おちゅん

保守

乙！

死ｓつ

夜の楽しみがまた一つ

ホシュ