涼宮ハルヒの恋愛

涼宮ハルヒの恋愛

　六月になり、ただでさえ暑苦しい中でじめじめした空気により一層不快感を深める中、
ハルヒはまるで熱にやられた犬のように、舌をだして机の上に突っ伏していた。
「キョン、どうにかしなさいよこの暑さ。あたし梅雨って嫌いなのよね。
このまとわりつくようなジメジメした感じ。耐え難いことだわ」
むしろ俺がどうにかしてもらいたいぐらいだよ。
外を見ると、雨が小降りに降っていて、空は灰色の雲が覆いつくしている。
まあこんな空じゃ気分も滅入る。早くカラッと晴れ上がって欲しいけどな。
「教室にもクーラーをつけるべきよね。こんな中で勉強したって能率がいいわけないじゃない」
俺は全くだと同意するようにため息をついた。
ハルヒは何を思いついたのか、体をガバっと勢いよく起こすと顔を近づけてきた。
「なんだ？」
俺は下敷きを団扇代わりにして自分を扇ぎながらハルヒを横目で見た。
ハルヒは俺の顔をジーッと見ていた。いや、睨んでいたのだろうか。
俺が怪訝な顔をすると、ハルヒは再び机に突っ伏し
「何でもないわ」
何なんだよお前は。なんか俺の顔についてるんじゃないだろうな。
俺はそう言いながら顔をなでた。
しかし、お前ってやつは、１年前と態度が何も変わっちゃいないな。
「何よ、昔のことをいちいち細かい男ね」

悪いんだけど、いたちがい

そうかい。しかし、いい加減ハルヒの前の席から離れられないものかね。
どう考えても不自然な席替えなのだが、周りはほとんど気にしていない。
谷口に至っては、
「涼宮はお前に任せといたほうがみんなも気が楽だからな」
とまるで俺をハルヒの保護者みたいな扱いだ。
お前らは知らないかもしれんがな。こう見えてもハルヒが何度か世界を変えようとしてきたのを
なんとか抑えてこれたのは俺のおかげなんだぞ。
もっと俺に感謝の念を示してもらいたいもんだ。
それでなければ、特別手当のお小遣いをクラス全員で集めてくれてもいいぞ。
俺の貯金もこの１年間で大分寂しいことになってるんだ。
それぐらいしてもらっても罰は当たらないだろ。

　その日の放課後、掃除当番のハルヒが物凄い勢いでモップがけをしているのを尻目に俺は部室へと先に向かった。
部室棟に向かう途中、古泉に廊下でばったりと会ってしまった。
どうせなら朝比奈さんに一番初めに会いたかったぞ。
そんな俺の考えていることを見透かすように古泉は、
「僕はあなたに廊下で会うような気がしていたんですよ」
と微笑した。
冗談でも簡便してくれと俺は本気で思った。
「つまらん冗談を言うな」
古泉はまたふっと笑うと、首を傾げる。
部室棟まできて、俺は部室の前に誰かが立っていることに気づいた。
「おい、あの人は一体誰だ」
「ああ、僕と同じクラスの横山さんですね。どうかしたんでしょうか」
俺と古泉が部室に近づくまでに、その横山さんとやらは何度もノックをしようとして諦めたりと、
傍から見ると大変不振な動きを繰り返していた。
「横山さん」
古泉が手を挙げて名前を呼んだ。
横山さんがこちらにびっくりしたように振り返った。
良く見ると、横山さんは朝比奈さんまでとはいかないが、可愛らしい顔をしていて、
どちらかというと体育会系な雰囲気がした。
「こ、古泉君」
横山さんは焦るようにドアの前から飛びのくと、下を向いた。
「どうしました？まさか入部したいとか」
古泉が冗談なのかそうでないのかわからないような顔をして聞くもんだから、
横山さんは一層焦ったように挙動不審になり始めた。

「ち、違うの。あの、その」
「ああ。ひょっとして何か人に言えないような悩み相談とかですか？」
横山さんは大きく横に首を振ると、俺のほうをちらっと見て、またすぐに目線を下に落とした。
「ではどうされたんです？」
「あの、その、そちらの、えと」
「ああ、俺いないほうがいいですね」
そう言って俺は部室のドアに手をかけようとした。
すると、横山さんが
「あ、あの！」
「え？」
「お願いがあるんです。もし迷惑じゃなかったら、携帯電話の番号教えていただけますか？」
俺は古泉に目を移した。今のは古泉に向かって言ったんだよな。
「違います。あなたに教えてもらいたいんです」
横山さんは耳まで真っ赤にして俺のほうに向き直った。
情けないことに、俺はあまり驚きはしなかった。
今までもこんな事はあったからだ。
一度は手紙で教室に呼び出され、いたずらだと思って行ってみたらクラス委員に殺されそうになるし、
一方では、やたら優しくしてくれるなと思っていた女の子に監禁されたり、
俺にとってここの女子生徒絡みでいい思い出なんてほとんどないのだ。
そして、俺はあの時の教訓から、近づいてくる北高女子生徒に対してはかなり慎重に接していた。
そんなことをどんな顔して思い出していたのだろう。
今にも泣きそうな顔の横山さんの顔がすぐそこにあることに俺は気づいた。
「ダメ、ですか？」

これはなんて便秘に優しい糞スレですな

いや、ダメではないんですけどね。その、なんと説明したらいいか。
あなた俺を刺したり、監禁したりはしませんよねなんて聞けないしなあ。
俺は救いの手を求めるように古泉に視線を送った。
古泉は我関せずという顔で俺を見ていた。
日ごろの恩を忘れやがって。
「えと、横山さんですよね？」
「はい」
「なんでまた俺の携帯番号を？」
横山さんはまた視線を下に向けると、言いにくそうに答え始めた。
「えと、あたし大分前から、あなたのこといいなーって、思ってたんです。
だから、メールとかもしよければ電話で少しでもお話できたらなって」
そこらの男子高校生なら跳ねて喜ぶべき展開だろう。
俺も、あんなことがなければこの申し出を快く受け入れ、
あわよくばデートなんかしちゃったりして、華の高校生活を送っていたことだろう。
しかし、まさにトラウマのように蘇る記憶の数々から、
俺は「はい、いいですよ」とは簡単に言えなくなっているのだ。
「教えてあげればいいじゃない」
背中越しに聞きなれた声が聞こえてきた。
最悪のタイミングに、一番来て欲しくない奴がきてしまった。
「何よ、キョン。別にもったいぶるようなことじゃないでしょ？
教えて欲しいって言ってるんだから教えてあげればいいじゃない」
「涼宮さん」
横山さんがハルヒの名前を呼んだ。
「あら？横山さんじゃない。久しぶりね」
「お二人は知り合いなんですか？」
古泉は大事なところはだんまりでこういう時だけ口出しするな。
「あたしも東中なんです。涼宮さんとは同じクラスにもなってこともあって」
「２，３年の時同じクラスだったわ。それにしてもキョン何かがいいなんてあんたも変わってるわね」

何度でも言うぞ。ハルヒ。お前が言うな。
「あんたが教えるつもりないなら、あたしが教えておくわよ」
「ちょっと待て。俺が自分で教える」
「あ、ありがとうございます！」
ハルヒに勝手に漏らされるぐらいなら自分で教えたほうがいいに決まっている。
この横山さんは本当に普通の人かもしれないしな。
しかし、ハルヒと２年間同じクラスにいたというだけですでに俺は何か嫌な予感がしているがな。
横山さんは携帯電話の番号とメールアドレスを交換すると、お礼を言って帰っていった。
ハルヒはその一部始終をニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべて見ていたが、
別段不機嫌になる様子もなく、横山さんが帰っていくといつものように部室のPCに向かっていた。

　「ハルヒ、お前横山さんとは友達だったのか？」
ハルヒはPCの画面から目を離すとだるそうに答えた。
「別に、単に同じクラスだったってだけよ。修学旅行なんかでも同じ班になったことはあったわ」
ハルヒの監視役って線が濃厚だろうか。
古泉は全く存じませんという顔をしているし、疑ってかかりたくはないがやはり何かありそうな気がしてしまう。
「でも話したことぐらいはあるんだろ？」
「まぁね。でもどんな人かわかるぐらいまで話したわけじゃないし。男子には人気あったみたいだけど」
男子に人気があった。それだけで俺はあの朝倉のことを思い出してしまう。
こりゃ相当重症だなあ。
俺はそんなことを考えながら、古泉と始めたオセロを惰性でやっていた。
ハルヒが先程から俺のことをちらちらと見て来るのだが、
目が合うと、はっと我に返ったようにまた目線をPCの画面に落としていた。
何か言いたいことでもあるんだろうなあ。
もう１年もこいつと一緒にいると大体癖なんかもわかってくる。
俺に対してだけかもしれないけどな。

その時、ドアをノックし、朝比奈さんが現れた。
「あ、遅れてごめんなさい。今週日直でやることがあって」
朝比奈さんは可愛らしくスカートの裾をつかむと小走りに衣装ケースに向かった。
そして、困ったような顔で俺と古泉を見ている。
ああ、そうか。と納得した俺は古泉に手で外に向けて合図をすると、
椅子から立ち上がりドアへと向かった。
お着替えタイムだ。

　「古泉。彼女、横山さんだが、心当たりないのか？」
「少なくとも僕の機関とは全くの無関係ですね。そういうことは彼女に聞いたほうがいいのでは？」
古泉は廊下の向こうから歩いてくる長門のほうに目を向けた。
確かに長門なら知っているはずだ。朝倉のことも元々は知っていたわけだし。
長門はドアの前に佇んでいる２人の前に来ると、俺を見上げた。
「ああ、今は朝比奈さんが着替え中だ。それより長門、聞きたいことがあるんだ」
「何？」
「古泉のクラスに横山さんって女子生徒がいるんだが、その人はお前の知り合いか？」
長門は、無表情のまま答えを出しにくそうにしているように俺には見えた。
「すまん答えにくい聞き方だったな。情報統合思念体と何か関係ある人物か？」
「朝倉と喜緑以外にこの学校内に有機インターフェイスは存在していなかった。
今もそれは変わっていない」
つまり、横山さんは長門と同類のような人ではないということか。
ならあとは朝比奈さんだけとなるわけだが。
これはひょっとしてひょっとするかもしれないぞ。
ハルヒと出会ってからというもの、普通の高校生としての生活をほぼ放棄してきた俺にとっては
普通の女の子から声をかけていただけるなんて光栄なことだからな。
そんなことを考えているうちに、朝比奈さんの着替えは終わったようで、
中からドアを開けてくれた。

ハルヒは窓の外を向いて机の上にあぐらをかいて座っている。
そうかと思うと、今度は立ち上がり、うろうろと歩き回り始めた。
全くわかりやすい奴というかなんというか。
長門もこれぐらい感情を表に出すようにしてくれればいいんだけどな。
いや、ハルヒが２人になるなんてとんでもないな。やっぱりこのままでいい。
ハルヒの落ち着きのなさは今に始まったことではないが、
まるで俺が悪いかのような居心地がするぜ。
「ハルヒ」
「何よ」
「ちょっと来てくれ」
「何よ。言いたいことがあるならここで言いなさい」
こんなところで言えるか。こいつはわかって言ってるのか？
朝比奈さんは何が何だかわからないといってような不思議そうな顔で俺とハルヒを見ている。
俺は諦めて席についた。こんなところでハルヒの機嫌を損ねても仕方ないからな。
ハルヒは、ふんと鼻を鳴らすと俺に背中を向けた。
可愛くない女だ。なんで俺がここまで気をつかわなきゃならんのだ。
結局、ハルヒは何もせずに帰っていった。

　次の日、ハルヒが始業の鐘が鳴っても姿を現さなかった。
担任の岡部が、ハルヒが風邪で休みだと言った時はさすがに驚きを隠せなかった。
ハルヒでも風邪をひくことがあるんだなと感心したことも付け加えておく。
昨日、部室の前に現れて、俺に携帯番号を聞きたいと言ってきた横山さんからはまだ連絡はきてなかった。
しかし、俺が授業中にハルヒにざまあみろメールを送ってやろうと思案していた時、携帯が震え始めたのだ。

知らないアドレスからのメールだったが、送り主は題名に「横山恵子です」と名前を載せていたのですぐにわかった。
内容は
「昨日は突然ごめんなさい。でも、前から聞こう聞こうと思って聞けなかったので、
教えてくれてうれしかったです」
といった普通の内容だった。
それに対して返事を書こうとしたが、先にハルヒにメールを送ることにした。
ハルヒのことだ。普通に心配しても
「大したことなんかないわよ」とか「そんなことでわざわざメールしてくるんじゃないわよ」とか
悪態をつくのがオチだろうからな。
ここはあえて挑発的なメールのほうがあいつも元気がでるだろう。
そうして作り上げたメールを送信しようとしたのだが、
なぜか送り主不明というメールで戻ってきてしまった。
あれ？ハルヒのやつメールアドレス変えたのか？
変えたなら変えたと一言でも言えばいいだろうに。
まあ、メールが駄目なら後で一言電話で言ってやるか。
その時俺は特に何も深く考えずに、横山さんへの返信メールを作り始めていた。
昼休みになり、部室に向かうと、長門が一人で本を読んでいた。
「よう」
声をかけると長門は俺の方を見上げ、目であいさつするかのようにしてまた本に目を落とした。
PCでインターネットをしながら、俺は昼飯を済ませると、携帯電話を取り出しハルヒに電話をかけた。
しかし、受話器から聞こえてきたのは
「お客様のおかけになった電話は現在使われておりません」
という内容のアナウンスだった。

あれ、ハルヒは携帯電話の番号まで変えやがったのか。
そりゃ確かにいつも学校にいれば話しはできたから、あえて教える必要もなかったのかもしれないが、
一言ぐらい言えばいいだろうによ。
俺はそんなことを考えながら着信履歴を見た。
ハルヒから最後に電話があったのは４日前の日曜日の朝。
いきなり全員に召集をかけた時のものだ。
ということは、それから現在に至るまでの間に替えたということになる。
また急にだな。何か替える理由なんてあったのだろうか。
まあまた来た時にでも聞けばいいだろう。
俺はそこまでハルヒの心配もしていなかったし。
また明日になれば相変わらずの調子で学校に来ると思っていた。
その日の放課後、部室ではハルヒが風邪で学校を休んだということに、
朝比奈さんも古泉も驚いていた。
長門も顔にさえださないが、きっと驚いていたことに違いない。
見た感じ、一番そういったものに縁がなさそうなのがハルヒだからな。

　次の日、またしてもハルヒは始業のチャイムが鳴っても来なかった。
岡部も特にハルヒの出欠については触れることなく、朝のホームルームは終了した。
俺は昨日に引き続き、横山さんとメールを何度か交わすようになっていた。
俺にとっては普通の女子高生と普通の会話ができることがなぜかとても楽しくて、
横山さんの面白い話などにも興味を引かれていた。
思えば、このときから何かがおかしいと感じ始めていたのかもしれないが、
俺にとってもそれはあまり実感があるものではなかったのだ。
昼休みになり、俺は古泉のクラスへと向かった。
ハルヒの携帯電話のことで聞いておこうと思っていたのだが、
昨日は聞きそびれてしまったのもあり１０分休みの間に行くつもりが、
昼休みになるまでそれを忘れてしまっていたのだ。
古泉はクラスの中で、友達だろうか、数人の男子と話をしながら食事をしていた。
しかし、俺が廊下にいるのに気づいたようで、席をたつとわざわざ廊下まででてきてくれた。
「どうしました？」
特に感情を持たない笑みで古泉が言う。
「あー、そうだ。ハルヒの携帯電話なんだけどな。番号もメールアドレスも変わってるんだが、
お前知ってるか？」
すると古泉はこいつには珍しく、不思議そうな顔をして聞き返してきた。
「ハルヒ？」
一呼吸何かを思い出すような仕草をとると、正に今思い出しましたかのように
「ああ、涼宮さんの携帯電話ですね。いえ、僕も特に何も聞いてないですね」
その時の古泉の様子が明らかにおかしいってことは今考えれば簡単にわかることなのだが、
なぜかその様子がその時は不思議と自然なように見えていたのだ。
「そうか。今日も休みとなるとあいつには珍しくぶっ倒れてるのかもしれないな」
「心配ですね。明日あたり様子を見に行ってあげたらどうです？」

まあ、ただの風邪なら月曜日には回復してるだろう。
そう俺も思っていたし、古泉も特に気にしてはいなかった。
放課後、朝比奈さんにハルヒの携帯について聞いてみたが、
朝比奈さんも古泉同様に、思い出すかのようにハルヒの苗字を捻り出し、
携帯のことについては何も知らないと言っていた。
長門はその日部室に姿を現さなかったので、暇を持て余した３人はすぐに下校した。

　土日はSOS団の活動が珍しく休みということもあって、
家の中でゆっくりと過ごすつもりでいた。
相変わらず横山さんとのメールは続けていて、
来週の休みに暇なら遊びませんかと誘われていた。
どうも、ハルヒの件とは無関係ということがわかり、
俺も安心していたのだが、ここで遊びに行きますなんて言った日には後が怖いので断るつもりでいた。
そんな日曜日の夜に、長門から初めて電話があった。
こいつから電話してくるなんて余程重要な事なんだろうと思い、すぐに電話にでた。
その第一声は、
「ごめんなさい。何を話すのか忘れた」だった。
これは長門の新しいボケなんだろうか。俺はつっこんだほうがいいのか迷ったが、
「お前らしくないな。どうしたんだ？」
「異常な事態になっている」
またか。ほぼ日常が異常だった俺にとってはこの長門の言葉も予想し得ることだった。
「もしかして、横山さんか？やっぱり彼女はハルヒに関係してるのか」
一瞬の間があき、長門が珍しく疑問系で聞き返してくる。
「…ハルヒ？」

これもボケなのか？もしかして、ハルヒに命令されてイタ電をかけてきているとかそんなオチじゃないだろうな。
「涼宮ハルヒだ。異常なことっつったらあいつ関連のことだろ？」
長門は、何かを思い出すような間をもってから再び話始めた。
「涼宮ハルヒ。彼女は、自分の存在を…」
そこで再び長門の声が止まる。
「どうした？ハルヒの存在がなんだって言うんだ？」
しかし、長門の声は返ってこない。
「おい、長門。また思い出したらでいいから電話をくれ」
「わかった」
そう言ってひとまず電話は切れた。
長門の様子は明らかにおかしかった。
誰かにあやつられているような気さえした。
今までのあいつの行動を見ている限り、考えられないような状態だったからな。
とりあえず、明日学校でまた改めて話を聞けばいい。
俺はそう考えながらベッドに横になり、そのまま眠りについていた。

　月曜日、俺は自分の後ろの席に誰が座っていたのか、思い出せなくなっていた。
携帯電話をいじっていて、ハルヒの名前を見て、ようやく思い出したのだ。
そういえば今日もあいつは学校に来ていないなと。
いくらなんでもこれだけ休むのはおかしいと思ったし、
何より担任の岡部もハルヒのことに何も触れないでいるのはおかしい。
俺は、なんとなくいつぞやの改変された世界にいたことを思い出していた。
これは、とんでもない事態になっているんじゃないかと俺はその時は感じていたのだが、
ものの５分でそのことを忘れてしまうという、そんな状態に陥っていた。
そして、改めてハルヒのことを思い出すのは携帯電話の履歴を見た時だけだ。

横山さんからのメールが来た時だけ、俺はハルヒを思い出すようになっていた。
次第に、ハルヒという人間の記憶が薄れているのだ。
その危機感がある内になんとかしなければならないと思うのだが、
如何せん５分後には忘れてしまっているという始末で、
それを繰り返しているだけで一向にSOS団メンバーに知らせることができない。
忘れている時は、何の疑問もない。まるで初めからそんな人間がいなかったかのような。
昼休みになった時、横山さんが一緒にお昼でも食べませんか？
とメールで誘ってくれた。俺は何気なく文章を考える時、履歴を見る癖があり、
下のほうへと画面を滑らせていくと、そこには涼宮ハルヒの名前がある。
俺は、その場ですぐに古泉に電話をかけた。
古泉はすぐに電話にでた。
「どうかしましたか？」
「古泉、よく聞け。お前、涼宮ハルヒを知っているか？」
返答はあっけないものだった。
「涼宮ハルヒ？さて、聞いたことがありませんね」
「じゃあSOS団は？」
「どうしたんです？SOS団は我々が所属している部活でしょう」
「そこの団長は誰だ？」
「団長…」
ここで初めて古泉は言葉を止めた。
「お前の所属している組織は？」
「当然存在していますよ。ただ…」
古泉は完全に忘れかけている状態だった。
すぐに教室に呼び出したものの、今度は俺がハルヒのことを忘れている。
古泉も思い出したわけではないので、俺と会っても話が進まない。
結局、横山さんと学食に向かうことになり、俺はそれを思い出す術を失った。

　記憶というものは案外曖昧なものであり、
曖昧な記憶というものはすぐに新しい情報によって都合よく解釈されたりしてしまう。
その日の俺は、横山さんとの昼食を終えると教室に戻るが、すでに後ろの席はなくなっていた。
それに対して俺は疑念を持ち得なかった。初めから誰もいなかったのに席が余っていたという解釈をすることで、
それ以上のことを考える必要もなかったのだ。
放課後、SOS団の部室に行くことになるが、そこでもいつもの４人が何の疑問も持たずに顔を合わせて、
団長は引っ越したから今は副団長である古泉が仕切っているという解釈をするに至る。
俺は何気なく、PCを立ち上げた。
デスクトップからインターネットの画面を表示させ、SOS団の公式HPを閲覧してみる。
特に何も変わったこともない。あるのは誰が作ったのか知らんが不恰好なエンブレムが表示されているだけだ。
そのまま特に何もすることもなくPCを落とすと、いつものように古泉とオセロを始める。
長門は相変わらず本を読むことに集中しているし、朝比奈さんはメイドの格好で編み物をしている。
何も変わらない、今まであったような日常だ。
俺がハルヒのことを忘れることなんて、記憶を操作された時以来２回目だった。
あの時は、無理やり薬によって記憶の操作をされていたが、今回は違っていた。
全てはハルヒが望んだことだった。

　その週末、俺は横山さんとデートすることになった。
メールが来るごとに、ハルヒを思い出していたが、それも長くは続かず、
結局、涼宮ハルヒという名前自体が俺の携帯電話から姿を消していた。
記憶が全てなくなってしまう前に、何とかしようと動いてはみたものの、
肝心の長門ですらハルヒの作り出す世界の中ではどうすることもできなかった。
そんなことを全て忘れて、俺は横山さんの隣を歩いている。
高校生活始まって以来、初の女の子とのデートということもあり、
いささか緊張していたのだが、人当たりのいい性格の横山さんのペースにはまり、
俺は今までにないような充実感と幸福感を身に感じていた。
大きな公園の芝生で、お昼を食べようということになり、
コンビニで買ったサンドイッチやらお茶やらを芝生に持ち込み、
梅雨の半ばでカラッと晴れた天気にも恵まれて非常にいい雰囲気だった。
「あたしちょっとカメラ買って来るね。せっかくだから撮っておきたいし」
そういうと横山さんはコンビニへと戻っていった。
俺は、芝生の上に寝転ぶと、思い切り体を伸ばしていた。
目を閉じてうとうととしていると、何やら頭上を影が覆った。
横山さんが帰ってきたのかと目を開けると、そこには朝比奈さんが立っている。
正確に言えば、朝比奈さんが大人になった感じそのものだ。
俺はその時、朝比奈さん（大）を思い出したのだ。
「キョン君。あたしと一緒に過去に来てください」
また唐突に何を言い出すんだろうこの人は。過去ってどういうことですか。
「来てもらえればわかります」
朝比奈さん（大）はそう言うと俺の肩に手を置き、目を閉じるように言った。
足場のなくなるような感覚がして、体験した覚えのある嫌な酔いを体で感じた

「目開けてもいいですよ」
ここは。誰かの家の中じゃないですか。過去に移動するだけでなくて場所移動もできるのか。
「しっ。ここから耳を澄まして良く聞いて」
朝比奈さんが指を刺す隙間から何やら話し声が聞こえてくる。
聞き覚えがない女性の声だ。
「みくるちゃん、あなた好きな人とかいないの？」
そこには朝比奈さん（小）が座っている。
「え？あのーその。いないです」
「つまんないわね。有希は？」
長門もいる。どうやらここはさっきからしゃべっている少女の部屋のようだ。
「いない」
「２人して面白くないわね。まあそんなのいてもSOS団の活動の妨げになるだけね」
朝比奈さん（小）は遠慮がちに、口を開いて言おうとしてまた止めたりを繰り返していた。
「あ、あの。涼宮さんは、いないんですか？好きな人」
涼宮？どこかで聞いたような。
「あたし？そんなのいないわよ。団長が男なんかに現抜かしてたらそれこそ面目が立たないでしょ」
団長…涼宮…。
「それに普通の人間の男と恋愛なんてする気にもならないわ。面白くないったらありゃしない」
「でも、涼宮さんキョン君と仲いいじゃないですか」
「キョン？」
その少女は照れ隠しをするように腕を組んだ。
「別にあんな奴何とも思ってないわよ。ただ…」
少女は言葉を止めた。言いにくそうに、くちごもっていたが、
「まあ、どうしてもっていうなら考えてあげなくもないけどね」
朝比奈さん（小）がうれしそうに手を合わせると、
「キョン君と涼宮さんとてもお似合いだと思います。うらやましいな」

「みくるちゃんなに言ってんのよ。もしそんなことがありえたとしてもね、
あたしはただでは付き合ったりしないわ」
涼宮と呼ばれている少女はベッドに腰掛けると続けた。
「そうね、どこまであたしのことを思ってるか試してみるのも面白いわ。
行方不明になったりしてね。案外キョンなんて簡単に忘れそうよね」
そう言って笑う少女を見て、長門が口を開いた。
「彼は、あなたのことを忘れたりはしない」
少女はキョトンとした顔をして、長門を見つめた。
「有希は随分キョンのこと買ってるのね」
そう言うと、しばらく黙り込んでしまったが、
「ねえ、ちょっとキョンを病院に連れていきたいと思うの。せっかく来てもらったのにごめん」
そう言うと、少女は２人を連れて外に出て行った。
俺はその一部始終を見ていて、何か胸につっかかるものを感じた。
「朝比奈さんこれは。それにあれは…」
朝比奈さんは目を閉じて静かに言った。
「キョン君、もうあなたの中には答えがあるはず」
そして両手で俺の目を覆うと、また時間の移動が始まった。

　気がつくと、朝比奈さん（大）の姿はなかった。
夢でも見ていたのかもしれない。それでもその内容は鮮明に覚えている。
すぐに横山さんが戻ってきた。そうだデートの途中だったんだ。
しばらくの間、公園でゆっくりしたところで俺達は商店街のほうへと向かった。
見慣れた道だ。SOS団のメンバーと何度も通った道。もちろんあいつもいた。
通る店の中にも、そして道の角々にもあいつの気配は残っている。
馬鹿野郎。気持ちを確かめるだ？そのために自分の存在まで消そうとするアホなんて聞いたことがない。
俺が本当に全てを忘れたら、どうするつもりだったんだお前は。
信用されてるんだかされてないんだか知らないが、
最後の選択を俺に選ばせるような真似はもう止めてほしいもんだ。
俺はお前に何て言えば伝わるんだ、ハルヒよ。

「横山さん」
「はい？」
「あの、実は俺、好きな女がいるんです。どうしようもない馬鹿なんですけど、こうなんか放っておけなくて」
横山さんはクスクスと笑い始めた。
「その子が羨ましいですね。そこまではっきり言われちゃうとあたしの立場ないですよ」
「ごめんなさい。もっと早く言うべきだったんですが、その色々とありまして」
「でも、こうやって会ってくれたってことは、まだチャンスはありそうかな？」
俺はなんとも言いがたい顔をしているのを悟ってか、
「嫉妬しちゃうな」
と小さく言うと走り去っていった。
ふう、やれやれ。
そして俺にはもう一つやることが残っていた。
「ハルヒ、そこにいるんだろ」
俺の記憶が戻ったと同時に、別世界となった世界が元に修正され、
ハルヒはあたかも初めから俺達をつけていたかのようにそこにいた。
「誰のこと」
店の看板の裏にサングラスとマスクをかけたハルヒが立っていた。
「お前だ、この不審者め」
ハルヒは渋々と変装を解くと俺の前に出てきた。
「満足したか？」
「何のことよ」
全く、こいつってやつはどこまでも素直じゃねえな。
「まあいい。お前が俺達の後をつけてたこともな」
「べ、別につけてなんかないわよ！たまたま見かけただけで」
そうかい。

「まあ、あんたみたいな馬鹿には横山さんはもったいないわ。
それにあたしぐらいのもんよ、あんたのこと扱えるのはね！」
ハルヒは今までに見た中でも最高の笑顔で言った。

終わり！
また勢いで書いたからかなりぐだぐだ消失とかぶりな感じに。。
どうしてもこういう方向に最後いくのはこれしかネタが。

ハルヒがどういう話なのかまったく分からんがとりあえず乙

つ「チラシの裏」

乙

良かったよ。続き期待してる。

>>24
ありがｔｔ

>>26
ありがてえ！

夜中すぎるなｗ

>>1
GJ！！
ｴﾛﾊﾟﾛ板のハルヒスレに投下したら？

>>1なかなか楽しかったぞ
君には期待している

キョンって誰かに監禁されたっけ？

谷川流 the 9章においでませ。

アドレスも交換したのに知らないアドレスから
メールきたのはなんでだぜ？

ここはちらしのうらじゃねぇんだ、な？


ってAA貼ろうとしてないことに気がつく。
誰かくれ

　　　　　　r;ｧ'N;:::::::::::::,ｨ／　　　　　 >::::::::::ヽ
.　　　 　 〃　　ヽﾙ1'´　　　 　 　 ∠:::::::::::::::::i
　　 　 　 i′　　___,　-　,. = -一　 ￣ｌ:::::::::::::::ｌ
.　　　　　 ! , -＝=､´r'　　　　　　　 　 l::::::/,ﾆ.ヽ
　　　　　　ｌ　　　　　　　　_,, -‐''二ゝ　 ｌ::::l fﾞヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
　　　 　 　 ﾚー-- ､ヽヾﾆ-ｧ,ﾆ;＝、_　　 !:::l ） } ト
　　　　　　 ヾ¨'７"ry､｀ 　 ｰﾞ='ニ,,,｀　 　 }::ヽ(ノ 　チラシの裏にでも書いてろ
:ｰゝヽ､ 　 　 !´ "￣ 'l,;;;;,,,.、　　　　　　　,i:::::::ﾐ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ﾄ、　r'_{　　 __)｀ニゝ、　 ,,iﾘ::::::::ﾐ
::::::::::::::::::::Vi／l:::V'´;ｯ`ﾆ´ｰ-ｯ-,､:::::`"::::::::::::::;ﾞ　, 　な！
:::::::::::::::::::::::::N. ﾞ､::::ヾ,.｀二ﾆ´∠,,.i::::::::::::::::::::/／／
:::::::::::::::::::::::::::::l　ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　／
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>>34
ありがとう

藤岡ハルヒの方が好きです
まで読んだ

その意見には俺は激しく同意せざるを得ない

　　　　　　　　　　　　　＿, - ――― ｰ--､
　　　　　　　　　　 ,　 ': : : : : : : : : : : : : : : : :＞ｰ- ､
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　　　　　　　／: : : : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ＼:.ヽ
　　　 　 　./: : : : ／::／: : / : : : : : : : i: : :i : : : : :.ヽ: :ヽ : :ヽ
　　　　 　/: : : : /: :/:: :::::/ : :::/:ｲ : : : i : : i:::ヽ: : : : ',: :::ヽ: :.ヽ
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　　　　/:./:i.:.:./:./:./::::/:.:.／/:./:{.:.i : . i: . :.i:.:.|:.:.}ヽ! : :i: :i: :i.:.:i.:',
　　 ／イ:i:.i::.:.i:.:i.:.:.i:./:.:./:.:/::/..∧:i:.:.i/:..:.:.i:::.ﾊ.:.|　l:.:ﾄi:.:.i:.:.i.:.:ﾄ､}
　／　　|:.i:.i:.:.i:.:.i::.:i.:.i_:-:.-∠/_　 |:ﾊ:.i:.:.:.;ｲ‐ﾅ H- ﾄ;|.}:.:.i.:.:ﾄ､:}　}
　　　　 {:.{ {:.:{:.:..i.:.:i.:..:/／／'　｀　l| }:i.:.:/ ,}:ﾉ　ﾘ 　}ﾉ |:..i:.:人/ ,ﾉ
　　　 　 V 'Ｖi:.:.:.i.:.l:.ｲ _ン---､＼ !ﾉ:.:./　ナ-ォ-､/ .ﾉ.:.:/ }､ゝ
　　　　　　 /人:.:.',:ﾄ､!ｨ''""ﾞﾞﾞﾞ`　　/／　 /''""ﾞﾞﾞﾞﾒ'' /:.:./ /　　　　　　ハルヒと聞いてきますた
　　　　　　/　 ヽ､:.'､ ヽ 　 　 　 ／l　　　　　　　　 /ｲ/ノ　　　　　　　　ひとちがいっすね
　　　　　　　　　｀ｰ､ゝ､　　　　 　/|　　　　　　　／ｲイ　　　　　
　　　　　, - ――- ､ヽ. 　 　 　 　´`　　　　　　　/_ノ　　＿＿
　　　 ／ 　 　 　 　　ヽi＼　 　ｰ--_--‐ '　　　／　　 ／ 　 　 ＼
　　／　　　 　 　 　　　 ＼＼　　　 　 　　 , イ／⌒＜.　　　　 　 ＼
　/　　　　　　　　　　　　　ヽ ｀　､ ___,.　イ　/　　　,へ.ヽ　　　　　　 ＼
_/　　　　　　　　　　＼　 　　ヾ ＿　　Ｙ　 /　　／:::／　ヽ　　 　 　 　 ﾍ
　　　　　　　　　　　　　＼　 　 Ｌ:::::＼ユ_____／:::／　　　 ﾍ　 /　　　　 ﾍ

読んだ。
ありがちな展開だが、まぁ良かった。


ところで本スレ落ちてね？

>>37
初めてそのAA見たけど
スタジオジブリのキャラにしか見えないから困る

　　 　　　　　　　　　　 ／　.／　. : .　　 :ヽ.　＼ ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 , '　 . /: 　 . : : . :　. : :|ﾊ . ヽ: :ヽ
　　　　　　　　　 　 /　 . :/:　. : : : |:ｌ : : : : :|へ: : V: ﾊ
.　　　　　　　　　　//:　: :|:　. : : :ノ!l!: : . :|: i-‐ヽ: :V ﾊ
　 　 　 　 　 　 　 i:i : : : :|: . : :／‐ﾘ| : : /|/ニ_ i:|: :|: |:|
　　　　　　　　　　i i: . : : |: :／ﾆﾆ､ |: イ ﾉ不¨ﾊリ: | 从
　　　　　　　　　 _ｊ: i : : : | /彳⌒ﾊﾉ'　{　 弋ｚタ_|ﾙ'ﾊ
.　　　　　　　　 ｆ　V|､: : :ﾍ{ 弋ｚシ　 　｀　　￣　　レ'}
.　　　　　　　　 |　 |ﾘヽ＞-＼￣´　　　{iﾉ　 　 　 ヶ ′
.　　　　　　　　 |　 |　 ﾉi八{ ﾍ　　　　､＿_ア　 ∠ﾊ　　これならど〜だ
　　　　 　 　 　 l　 |　　′ ｀ｔ‐＞　_　　　　　.ｨ:ﾙi
　　　　　　__ ,,,, |　.|　　　　　ヽゝ从_i　 ― ' _」1
　　　　　_{　ヽ ヽ . |__　　　　　　　ｊ.　＼　／　.{　　　　　　　_,......
　　　 厂 'l　 '|　ﾚ　|　｀ > ⌒ヽ_,ｒへ. 　 V　　 _厂ゝ ´￣ﾚ'´
　　　 |ﾍ　i,　 iｒ |　 ゝ''´　.　イ二二二ﾆ水ﾆ二二二}　　|
. 　 　 } ＞ゝ-'¨´/　　 ／|　　　　　　// |　ｌ l　　　　　　|　 /

>>38
俺の目の前で落ちた

面白かったからエロパロスレにコピペしてきなさい
保管されないとあとで読み返せないから

前にハルヒの憤慨(？)かなんかでVIPにスレたてた人ですよね？

hosh

ここ本スレにすんのか？

ここにすんのかよｗｗｗｗｗハルヒも勢い落ちたな

ほ

涼宮ハルヒの憂鬱 総合29
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1149113021/l50

良スレ保守

エロパロ板でやれ
どうせ1000超えてもｇｄｇｄやるつもりだろ？

長門が真っ先に部室にいるっていう状況描写がなくて不自然でした
以上

良スレ保守

ご意見などありがとうございます。
とりあえずパートスレにするつもりはないですし、書いたら貼るってことをちょっと前からやっているので。
やっぱり板違いですよね(･ω･`)
VIPでハルヒのこと知ったのでなんとなくここがいいかなと。
設定とか描写は結構変えてしまってます。

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

やばい、面白いな

まとめサイト欲しいな

良スレ保守

>>1
またお前か！
毎回書いてるが、お前のせいで俺もハルヒの虜に！！ｗｗｗｗｗ


ま、また来いよ！

いいなこれ

ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
あやうく見逃すところだったｗｗ
次も期待してる

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

ブス

いい

良スレ保守

良スレ保守

面白かった　まとめﾎｼｽ

良スレ保守

　.lﾞ|　|ﾞ|　.|ﾞ'|　　　　　.lﾞ.ﾞl .,,　　　　　,ri､　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 lﾞﾞi､　　　　 | |
.|''"ﾞ'''".ﾞ'ﾞl.| |　　　　 .,lﾞ,lﾞ .i､＼　　　 .| |　 　 　 　 　 　 ,,,,,,,irr!'''ﾞl　　　　　./.,l~　　　　 .| |
｀ﾞl|.l,,,,| lﾞ|r"ﾞl=i､　.,r=`lirr=lヽ`i､　　 .| |　　　　　　 l''''~~`,,　,,r!''"　　　　.,‐./　　　　　 ,| ﾞl .,r'''i､
　.l ,iiii､| '!i､.l!i､|　 |,,,,,,,,,rrrllll'=,lﾞ　　 .| |　　　　　　 ﾞl=''''ﾞ|~,'"　　　　　　,lﾞ./｀　　　　.l''~, .,ﾚ",r, |
　.l ''''".|　.| | | |　 ." .|ﾞ'|　.| | ｀　　　 | |　　　　　　　　　lﾞ/　　　　　　 ,/.,"　　　　　 !!'ﾞ| .",i´ lﾞ.|
　.l l''''! |　| .| |.|　,iiiiiiii! liiiii| liiiiiii､　　.| |　 　 　 　 　 　 | |　　　　　　 .lﾞ |　　　　　　　 / ./　 .| |
.|~｀ﾞ~~ ﾞ~|.| | | |　|,,,,,,,, ,,,,,,,, ,,,,,,,,|　　 | |　 　 　 　 　 　 | |　　　　　　　ﾞl,ヽ 　 　 　 　 ,i´ |　　.|.|
.ﾞ| || ||.||ﾞ二,| | |　　　 | |　.| |　　　　 .| |　　　 ,r、　　　 | |　　　　　　　 ヽ.ヽ　　　　 .lﾞ.,l| |　　| |　.r,
: | ﾚlﾞ|.~.lﾞlﾞ.|ﾞ | |　　　.| |　 | |　　　　 .| lﾞ　　.,r｀,!　　　　ﾞl.ﾞi､　 　 　 　 　 ヽ.ヽ　　　././.| |　　.| |.,lﾞ./
: | lll,,,,lll二,!_,lﾞ.|　　.,,i´lﾞ　 | |　　　　 │ﾞ'rr!'".,i´　　　　 .ヽ.ﾞ''''!i､　　　　　 .ﾞl ﾞi､　　 ﾞr" | |　　ﾞl,.~.,/
　　　　　　　　　　/　,/　　 ´　　, '_ !-‐'''''''''''') ./l　../l　　 　　i　...l l
　　　　　　　　　r/　.l　　ﾞ　　　'''’　_,,,-‐/￣.l/ .l ./　l　　　　 i　 .l l
　　　　　　　　 .l.!　　　　　　　　　々'　Vヽー--l/'‐、l /l　　　i　 /ll
　　　　　　　　 l　　　　　　　　　/'''' ヽ　　　'..,,,_＿_、ｌ/./　　 ﾉ'l/ ｌ'
　　　　　　　　l　　　　　　　　 ./　　　!　　　　　　　''　/'/'　,/）ﾉ
　　　　　　　　l　　　　　　　　/　　　/　　　　　　　　　 /　,/／
　　　　　　　 /　　　　　　　丿　　　亅　　　　　　　　 ./　/r'
　　　　　/￣￣￣''' ‐ ,_ ／丶 　　____　　　　　　　　./　/
　　　/￣￣￣￣''' ‐ ,_ ＼.　.l＼　”-ニ⊃　　　　／/r'＼

|дﾟ)では、”とりあえず”まとめサイトを我輩が作ろう

1900時までには、公開する方向で。。

ttp://2jg.byonabi.com/data/403.jpg

良スレ保守

wktk

＼　　 　　　　 　　　　　　　�U　　　　　　 　 /
　 ＼　　　　　 　　　　　　　�U　　　　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　／￣￣　ヽ,
　　　　　　　　　　　　/　　　　　 　 ',　　　　　　/　　 　＿/＼／＼/＼／＼／＼/|＿
　　　 ＼　　　 ﾉ//, ●　 　　　　●　,ﾐヽ　 　 /　 　　 ＼　　 　　　　　　　　　　　　／
　　　　　＼ ／　く　ｌ　　 　 ┬　　　', ゝ　＼　　　 　　 ＜　腐女子の巣窟！！　＞
　　　　　／ ／⌒　ﾘ　　　　┴　　　 ' ⌒＼ ＼　　　　／　 　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　(　　￣￣⌒　　　　　　　　　　⌒￣　＿)　　　￣|／＼/＼/＼/＼/＼/＼/
　　　　　　｀￣￣｀ヽ　　　　　　　　　　　/´￣
　　　　　　　　　　　|　　ここは　　　 　 | 　
　　−−− ‐　　　ﾉ　 　ネタスレ　　　｜
　　　　　　　　　 ／ 　　　　　　　 　 　ﾉ　　　　　　　 −−−−
　　　　　　　　 /　　　　　　　　 　　∠＿
　　−−　　　|　 　 f＼　　　　　　ﾉ　 　 ￣`丶.
　　　　　　　　| 　 　|　　ヽ＿＿ﾉー─-- ､_ 　　）　　　　−　_
.　　　　　　　 ｜　　| 　 　　　　　　　　　/　　/
　　　　 　　 　｜　｜　　　　　　　　　　,'　　/
　　　　／ 　／　　ﾉ　　　　　　　　　 　| 　 ,'　　　 ＼
　　　　　　/ 　 ／ 　 　　　　　　　　 　|　 /　　　　　 ＼
　　　／_ノ　／　 　 　 　　　　　　　　,ﾉ　〈 　 　 　 　 　 ＼
　　　　(　 〈　　　　　　　　　　　　 　ヽ.__　＼　　　　　　　　＼
　　　　　ヽ.＿>　　　　　　　　　　　　　　＼__)

良スレ保守

はっはっは！保守だ！

良スレ保守

良スレ保守

補修

ID:EUVnpUWD0
こいつツール使ってるだろ

良スレ保守

yabe,,　あと30分しかねぇ・・・ｗｗ

今から作るお

良スレ保守

保守

これってディズニーランドの人？

捕手

ごめん、、もうちょっとまって('A`)

ほしゅ！

良スレ保守

.　　　　　　 　 / :/ / :.:/ .:.{ :.{:.:　 {:.:.:..　　ヽ:.:.:ヽ:. ＼
　　　　　　　 / :/〃:.:.:.l :.:.八.:ヽ:.　',:.:.:.:..　　'.:.:.:.|:.:.l:. l
　　　　 　 　 ｌ　| l | :.:. |, /-‐ヽ.:＼:.:＼´:.￣ ヽ:.:l:.:.j:. |
　　　　 　 　 |　| i l :. /! {　__　＼{ ＼ヽ＞=くﾊ:/:./:./
　　　　 　 　 |　N八 :.:.l{ ｲﾃ下　　　　｀'f_:::: }V/ｲ /|
　　　　 　 　 | / {ﾍ:.ﾄ､:':{ﾊi_::::j　　　　　 r':;;ｿ 〃{:.　|　　　　皆さんお茶が入りましたよ♪
　　　　　　　j/　　ヾｲﾞヽゝ v:ｿ 　 　 ' 　 ｀´　厶 |:.　l
　　　　　　 / 　 .:.:.:/|　:.:ﾍ、　　　 ー '　　 ,ｲ:.:.　|:.:. ﾊ
.　　 　 　 /　　.:.:;:'イ|　:.:小＞ ､ 　 　　 イ　|:.:　 ド､ い
.　　　　 /　　,／　　.|　:.:.:| ＼.　　￣´／〈　.!:.:　 l　 ＼ヽ
　　　　/　　/　　　　|　:.:.:|　　＼ ー ´　/ ヽｌ:.:.　 |　　 l い
.　　　/　　/　　　 　 !:. :.:.{　　　　 ー'　　〇}ﾘ:.　/　 ,　|:.　l
　　 /　　.:l　　　ヽ　 ヽ:.:.:ﾊ　　　　　　　　__{__}:./__ /　 l:.:i |
.　 ,'/　.:.:.:j　　　　 Y　 ＼!　　　　ヽ､/　├───┤ ｲ:.:i |
　〃! :.:.:./`　　　　 |!i　　 r=====┬‐─┤ V*　,,,　|　 Vﾘ:l
　l /!:.:.:/　　　　　　|l　　/　　　 　 V===.|　*ヽ";;./ﾞ|　　Vﾉ
　|ハ:.:.{_　　　　　__ |l　 {　　　　　　}　l/∧　{;.Y,,､∨__, -ゝ、
　ヽ ヽ:.:.丁¬‐厶__ヽ== ゝf士土,イ 三{==ヽｪｪｪｪ/=と∠＝'=ｧ
　　 　ヽ:.l　　ｨ{＞ーｧ‐‐ｧ‐ｯ────t─zr‐t―‐r‐v―､ｬ厂
　　　　 ｀| /　＼ '´ ／／ｲ`　　　　　　ﾊ　Lﾑﾍ 'ヽ_〉_＼_／
　　　　　ヽ　　　`ｰ^T´‐┘　　　　(⌒)! ヽ　　ヽ＼　　　/

良スレ保守

http://haruhi.yukimituki.net:8080/
うｐロダに張り付けまくってくれ

ＧＪ

良スレ保守

>>97ＧＪ

悔恨は？

良スレ保守

今北
おもしろそうだから今から読む

結構面白かった

保守

Logが不足してます！うｐロダにうｐしてくだされば、まとめます。

今全部読んだ
ハルヒは結構しっているが、これは面白い！

>>1
お疲れさん。次も期待してるよ。

良スレ保守

良スレ保守

>>1
乙！思わずサイトをお気に入りに入れた俺がいる

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

なんかまとめサイト作っていただいたみたいで
お恥ずかしいですねｗ
意見とかくださった方もありがとうございます。
まあこのスレは落としちゃってください
また書いたらスレ立てようと思いますので！
ネタもそうそう浮かぶわけではないんですけどね…ｗ

良スレ保守

>>111
また書いてね

>>113
がんばります

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

>>111乙でした。次回作も期待してる


>>まとめの人も乙。
あと「悔恨」と「奮闘(？子守するやつ)」があった。
たぶん同じ人だったと思うけど、ログ保存してない。すまん。

良スレ保守

>>118
ああ、それも保存してあるので後で

ttp://haruhi.yukimituki.net:8080/Loguploader/upload.html

ﾛｸﾞはここにたのみます。(；´Д`)

今北産業

全米が泣いた

今のところ悔恨が一番良かったな

良スレ保守

良スレ保守

>>120
upTHX

エロパロスレに投稿しろよ
あそこはエロ以外でもハルヒネタなら大歓迎してくれるぞ

俺はvipの方がいいかなと思ってる

良スレ保守

良スレ保守

ほす

a

良スレ保守

良スレ保守

まだあんのかよっ！

良スレ保守

全シーランド公国が泣いた

良スレ保守

ほっすー

保守

良スレ保守

良スレ保守

どこを縦読み？

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

この異常な事態についに削除の手がｗｗｗｗ

.　　　　　　　∧＿∧　 ／￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　（；´Д｀）＜　スンマセン、直ぐに片付けます
　　-=≡ 　/　　　 ヽ　 ＼＿＿＿＿＿＿＿
.　　　　　 /|　|　　 |. |
　-=≡　/.　＼ヽ／＼＼_
　　　　/　　　 ヽ⌒)==ヽ_）=　／禿ヽ
-= 　 /　/⌒＼.＼　||　　|| 　(　^ω^)
　　／ ／　　　 >　） || 　 ||　( つ旦O
　/　/ 　　　　/ ／＿||＿ ||　と＿)＿) ＿.
　し'　　　　　（＿つ￣(_））￣ (.)）￣ (_））￣(.)）

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良ずみ押忍

埋め

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

保守しないで落とせよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

ほ

っ

し

ゃ

ん

ガトーショコラうめぇwwwwwwww

ほ

し

良スレ保守

ハルヒの最終的なオチは、キョンが世界を書き換える神であって
ハリヒもキョンに造られた神というキャラクターに過ぎないと言うオチ。

キョンが異性人だったってオチ。

まぁ普通に考えりゃキョンは異世界人だな

良スレ保守

じゃあ俺も保守

良スレ保守

書いてみたいけどスレ汚しになりそうなのでおとなしく保守

ほ

良スレ保守

ノリで保守

良スレ保守

>>178
それ１巻の冒頭見てすぐに思った

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

>>178　なるほど！

補修

>>1すげえ。
文章やフインキが本物みたいだ。

良スレ保守

良スレ保守

上手いな
長門はもう少し無感情だと思うが

>>200
同意。
「何？」→「なに」
みたいな細かいとこが気になってしまうｗ

　　　　　　　　　　_,,..,,,,_
　　　　　　　　　/ ,' 3　 `ヽｰっ
　　　　　　　　　l　　 ⊃　⌒_つ
　　　　　　　　　`'ｰ---‐'''''"
荒巻がこのスレに興味を持ったような気がします

スカルチノフ帰れ

うまいな
もっとデレが出てもいいとおもう

良スレ保守

良スレ保守

はいはい、あふぃ稼ぎあふぃ稼ぎ

良スレ保守

良スレ保守

ID:jdU0it020
いつまでPCつけてんだ

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

このスレまだあったのか・・・
もう終わったんだから落とせよ

良スレ保守

良スレ保守

まだだ！　まだ終わらんよ！

良スレ保守

ほ

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

ちょｗｗｗ
まだあるのかよｗｗ

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

10時までに300行ったら1000円札5枚破いてうｐする
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1149252005/

良スレ保守

>>1よ
おまえはパロディーなんかでいいのか
おまえならオリジナルを作れるに違いない

板違いなんだよｶｽ

凄まじい長寿スレを見た

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

>>233
一週間持ったスレあるよ

良スレ保守

干す

hosu

まだ保守してたのかよｗｗｗｗ

>>1=谷川の可能性

ほ、ほ、ほ、保守！！！！！！

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

良スレ保守

いい加減落とせよｗｗｗｗ