【もう】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【手放さない】

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
このスレはもしもローゼンメイデンが普通の女の子だったらという妄想を垂れ流すスレです

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki
ttp://www9.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら画像保管所@Wiki-トップページ
ttp://www9.atwiki.jp/nanasi/

女子高スレ練習用wiki@幼稚園
ttp://www9.atwiki.jp/rosen_kindergarten/

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら@雑談所
ttp://yy36.60.kg/nanasi/
携帯からは↓
ttp://yy36.60.kg/nanasi/i/

前スレはどうなったの?なんて言う時は・・・・・
2ch RozenMaiden過去ログ倉庫
ttp://rozen-thread.org/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:21:03.05 ID:0eVu06uD0
・スレ、作品と関係ない雑談は控えてください。

・『原則「コテ」禁止』
 コテハンの人の書き込みが悪いんじゃなくて
 コテを付いてるということが荒れる原因になりやすいので原則コテは禁止で。

・気に入らない作品や書き込みはスルーお願いします。

・今の所・・・ドールズは人形ではなく普通の人間。スレタイが女の子なので基本的に10代〜20代前半かな?

・長編でレスを大きくまたぐとき(前回の投下は>>51で今回は>>462とか)や前スレから の続きはタイトルやあらすじ、アンカー等付けると読者に優しい職人になれる

・投下するときは「○○ネタだから注意」とか「○○系につき苦手ない人スルーよろ」などと付けた上、さらにNGワード指定するといいかもしれない
例:yuriyuri  sinineta  uhouho  koizumi  guroino

・なるべく自分でWikiを編集できるようになりましょう。どうしても編集できない場合は雑談所の掲載状況スレで依頼しましょう。
 (簡単な説明の項目の通りである程度できます)

・エロはエロパロで。どうしても投下したいのであればテキストで投下するか大人の時間に。

・投下混雑時以外の「投下いいかな?」は不要。
 もっと自信持ってよいんだよ?

・投下が終わったあととかに「やっぱりグダグダだったorz=3」とかは馴れ合いと呼ばれる事もあるので注意。

・未来アンカーやリレー小説はスレストの原因になったり投下し辛い空気にしたりするので控えてください。

・その他ご質問などは>>1のリンクから行ける雑談所やWikiでお願いします。
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:22:18.63 ID:0eVu06uD0
立ててよかったんだよな?かぶってないよな?すれたいは即興だけどいいよな?
てか前スレ落としちゃったな…もう手放さない
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:25:29.26 ID:Po3MUbk60
前スレ容量オーバーになっちゃったから仕方ない。

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:26:28.20 ID:0eVu06uD0
あ、容量オーバーか
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:30:34.57 ID:tl941iT0O
またミルキー?それとも普通に?
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:30:39.45 ID:i4ag7AXu0
>>1


またmilkyきてたし
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:31:27.62 ID:tl941iT0O
てかミルキーってまだ居たんだwwwwwwww
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:38:51.40 ID:0lITpd3V0
>>1
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:41:37.28 ID:x2Ca7/bz0
>>1

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:43:51.72 ID:vZVbFdLN0
金「いくら真紅でもこの間道には気がつかないかしら。
  今日こそ蜀の息の根を止めるのかしらー!」
雛「う〜、でも金糸雀〜、ここに伏兵がいたらやばいの〜。」
金「いまおとり部隊が敵本陣を攻撃しているのよ〜!必死に防戦しているかしらー!」

ジャーンジャーン

雛「うゆ?」
真「愚かね・・・」
金「げえっ!真紅!」
真「お前の計などとっくにお見通しよ。あなた達、お行きなさい!」
翠「車騎将軍、翠星石が相手するですぅ!!」
蒼「いくよ!僕の鋏、受けられる!?」

金「退けっ!退くかしら〜!!」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 16:46:00.96 ID:ksAV+wGU0
ジ「じゃあな真紅」
真「え、じゃあな、って……。もう会えないの……?」
ジ「へ?」
真「もーo(´□`o)ぽんぽん!」
ジ「……」
真「……」
ジ「…………」
真「…………」
ジ「………………あの」
真「o(゜■゜o)げぼるがぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!」
ジ「ギニャー!!」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:03:12.68 ID:+548C/SsO
保守
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:14:55.18 ID:whSJPUZA0
>>11
『げえっ!真紅』この一言に尽きるな
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:26:44.03 ID:ez1J0U/90
>>1

そして何の脈絡もなくちび真紅
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww10368.jpg
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:34:09.53 ID:TRcw8Cbc0
>>15
ピンクのニーソだと…












(´∀`)エヘヘ
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:35:19.09 ID:IxVZySIdO
>>1

短めだが投下。
タイトルは
前とは違うかたちで
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:36:51.29 ID:IxVZySIdO


放課後の屋上、僕のお気に入りの場所だ。この時間、晴れた日なら綺麗な夕日を見ることができる。
最近では、帰る前にほぼ毎日ここに寄るようになった。人がいることも滅多にないし、ぼーっとしたい時や考え事をするには最適だから。

いつものようにそこに行くと、彼女を見つけた。

「真紅姉ちゃん」

僕の声を聞いて彼女は振り向く。その目には涙がたまっているように見えた。

「……泣いてたの?」
「ジュン? な、泣いてなんかいないのだわ」
「そんな目をしてるよ」
「馬鹿ね、夕日のせいよ」

そういって笑顔を見せる。でも付き合いの長い僕にはわかってしまう、それがつくりものの笑顔だって。

真紅姉ちゃんは僕より一つ年上の高校三年生だ。お互いの家は目と鼻の先で、小学生になる前の本当に小さなころから仲がよかった。
気が強くてわがままで、たまに優しい。
いつのころからだろう。僕は幼なじみとしてではなく、ひとりの女の子として真紅姉ちゃんを見るようになった。
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:38:06.25 ID:IxVZySIdO


必死に勉強して同じ高校に入ったのに、話し掛けるのが気恥ずかしい、そんな感じで昔より二人の距離は遠くなっていった。

今日、真紅姉ちゃんに会ったのもずいぶん久しぶりだ。彼女は昔と変わっていない。
自分の弱いところを他人には見せたがらない。それは僕に対しても同じだ。
以前と変わらないそんな姿が少し嬉しくて、少し悲しい。

二人の距離を前とは違う形で縮めたくて、僕はいつもより少しだけ勇気をふりしぼる。

「泣いたっていいじゃないか」
「え?」
「別に恥ずかしいことじゃないだろ。泣くだけの理由があるんだから。
何か悩んでるなら僕は……真紅姉ちゃんの力になりたい」
「ジュン……ありがとう、嬉しいわ」

髪をかきあげ、微笑みながら真紅姉ちゃんは言った。

「言いたくないことなら無理に言わなくてもいい。それなら気が済むまで泣けばいいんだ。
泣きやむまで僕がそばにいるよ」
「……」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:39:31.28 ID:IxVZySIdO


真紅姉ちゃんは夕日を見ながら泣いた。僕のほうは見ない。
ただ、僕の左手を小さな右手でつかみ、ほとんど声もあげずに泣いている。僕はそれを横目で見ていた。
くちびるをかみしめ、夕日を睨むように涙を流す姿はとても綺麗で、かっこいいとすら思ってしまう。



「手、大きくなったのね」
「え?」
「前につないだ時は私のほうが大きかったわ」
「……何年前の話だよ」

真紅姉ちゃんの目にはもう涙は見えなかった。

「気がすんだ?」
「ええ、もう大丈夫」
「よかった。じゃあまたいつもどおり小さな胸をはればいいよ」
「ちょっと! 小さなは余計よ!」
「ごめんごめん、冗談だよ」
「まったく。ジュンは大きくなったら可愛いげがなくなったのだわ。
小さなころは真紅ねえちゃん大好き〜なんて言ってくれていたのに」
「そ、そんな昔のこと出さなくてもいいだろ!」
「あら? 顔が赤いわよ」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:40:50.37 ID:IxVZySIdO


そう言って真紅姉ちゃんは笑った。今度の笑顔は、昔毎日のように見ていた本物の笑顔だった。
そう、僕はこの笑顔を見ていたいんだ。そのためなら下手な冗談だって言える。



「泣いたらおなかがすいてしまったわ」
「それなら帰りに甘いものでも食べにいこう」
「ええ、いいわ。もちろんジュンのおごりよね?」
「……真紅姉ちゃん年下におごらせる気?」
「年なんて関係ないわ、誘ったほうがおごるのが礼儀でしょう?」
「なんか納得できない」
「さ、行くわよ」

彼女は僕の手をひいて歩きはじめる。
手をつないで歩くのは小さなころに何度もあったことだ。やっていることは変わらないのに、僕の心の中は昔とはちがっている。
いつか、この小さな手の持ち主を守ってあげられる存在になりたい、そんな気持ちで一杯だった。。

「それにしても驚いたわ」
「なにが?」
「あなたのことよ。女の子にあんな言葉をかけてあげられるなんて……少しだけ、かっこよかったのだわ」
「真紅姉ちゃん……」
「ほ、ほら! はやくしないとおいていくわよ!」

今日、僕たちの距離は再び近づいた気がする。
前とは違う形で。

fin
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:42:03.66 ID:IxVZySIdO
以上です。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:54:12.44 ID:Po3MUbk60
保守
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 17:55:30.90 ID:nA1ro0cpO
>>15
ちび(*゚Д゚)
にーそ(*゚Д゚)


最高

>>21
違う形、それは二人の未来に通じる道なのかも知れませんね



真紅可愛いな真紅
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:00:33.63 ID:ez1J0U/90
>>21
いいな…何ていうか、いいな…
応援したくなる。
二人のどことなく初々しい感じもよかった。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:10:11.81 ID:IxVZySIdO
レスサンクス
いくつも同時進行で書いてたら全部つまったorz
だから場面抽出して短くなったが反省などしない。

保守
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:15:22.13 ID:NdNRx6Ma0
>>21
なんか新境地を見た気がするw
GJ!
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:33:31.43 ID:0lITpd3V0
>>15
チビっ娘!ミニ!ニーソ!ピンク!つるぺうわなにする真紅やm
>>21
思春期特有の異性に対する気恥ずかしさを感じさせる
こいうのすごく好き
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:54:58.82 ID:NdNRx6Ma0


言い忘れてたが、>>1乙かレンピカ!
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:55:40.02 ID:2CylqbDnO
http://bbs.2ch2.net/visualtanuki/
出会えばいいよ
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:56:47.92 ID:o/CR4L7m0
前に投下したのが5月の頭という事実に頭を殴られたような衝撃を覚えた昨今、皆さん如何お過ごしでしょうか。
大変長らくお待たせいたしました。
Hands of doom第7話の投下です。

<30秒で解る簡単なあらすじ>

その日から、世界の法律は一変した。
明確にされた「残り時間」がその全て。
その中で日常に縋る者達、せめてもの思い出を作ろうとする者達、目を背け自らのココロを守ろうとする者達、互いを思いやりすぎて傷つけてしまう者達。
変わらぬ物は時の流れとそれぞれの想いのみ。
残り48時間。彼女達は、生きてゆく。

それでは、暫しのお付き合いを。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:57:14.89 ID:o/CR4L7m0
時が、過ぎてゆく。
それはあまりにも速く、無情。
過ぎ去った後、時が残してゆくものは───

-Hands of doom〜運命は手の中に〜 第07話-

20XX年4月12日 23時

真紅の意向もあり、相談は蒼星石に任せる事にした。
そもそも私と真紅は思考の相性があまり良くない。
基本的に真面目な彼女は、私のような少し──あくまでも、少し──軽めの性格とはソリが合いにくい。
互いに相手に遠慮をしてしまって、物事の本質を見極められないのだ。

蒼星石に真紅を任せる事は少しだけ不安だった。
彼女の優しい嘘が、真紅によって暴かれはしないだろうか、と。
だが、それは杞憂だろう。少なくとも蒼星石は、そんな間抜けではない。
カーテンを閉じていない窓から外を眺める。
月明りと星明り、そして街灯。
灯りのついていない家々。
生活感の薄れた町並みは、それだけでどこか哀しいものだ。
この町並みは、恐らく明日にはさらに哀しいものとなるだろう。

「──蒼星石は、哀しんじゃいかんのです」

私はそう呟いて、カーテンを閉じた。
彼女が私に現況を隠しているのは、きっと私を哀しませたくないから。
もし私が現況を知ったとなったなら、彼女はとても哀しむだろう。
蒼星石を哀しませるわけには、いかない。
私と彼女は、最期の最期まで笑って過ごすのだ。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:57:34.91 ID:o/CR4L7m0
>>32

20XX年4月13日 02時

真紅が相談相手に僕を選んでくれたのはもっけの幸いだった。
話題によっては、姉が現実を知ることになってしまう。
それだけは、どうしても避けたかった。

「─と、いう訳なの。蒼姉さん、私は間違っていたのかしら?」

瞳を悲しみの色に染めている真紅。
アルコールの影響だろう。今日はいつもよりも饒舌だ。
話の内容を要約すると、互いが互いを思いやりすぎて傷つけたという事らしい。
僕も覚えが無いことは無い。昔、姉と同じように喧嘩をした事がある。

「そうだね…真紅、君も水銀燈も互いを思いやっている。これは間違いない」

僕が口を開くと、真紅は黙って頷いた。
互いの思いやりは大事な事だ。だが、意志を疎通させなければそれは刃になってしまう。

「けれどね、真紅。君は言葉が足りないんだ。勿論、口に出して言うと陳腐になってしまうけれど──」

でも、互いの意志を疎通させずにすれ違うよりは遥かにいい。
そう僕が言うと、真紅は眉根を寄せて考え込んでしまった。
…ちょっと、難しすぎただろうか。
どちらにしろ、今の彼女達に必要な事は対話だろう。

「明日、水銀燈ときちんと話し合うんだ。いいね」

真紅の綺麗なブロンドを撫でてやると、こくりと頷いて「ありがとう」と一言だけ返してくれた。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:58:03.50 ID:o/CR4L7m0
>>33

20XX年4月12日 23時

宿となる旅館は女将さんが一人で切り盛りしているようだった。
勿論板場に人は居るのだろうけど、従業員と呼ばれるような人は他には見当たらない。
私達を見て勘違いしたのか、「一部屋でよろしゅうございますね?」と言われた時は困った。
一応、まだ「おつきあい」をしている訳じゃないのだけど……
困って桜田さんを見上げたら、彼も苦笑いをしていて。

「僕と彼女は職場の同僚なんです。そういう関係じゃないので、すみませんが別々の部屋で」

そう言った彼と、それを聞いた女将さんの少し照れたような表情が心を和ませてくれた。
きっとこの旅館は、平時ならば流行っているのだろう。

食事と軽いお酒が旅で少し疲れた身体を癒してくれた。
飲みすぎたかな、と思ったので今私は中庭に出ている。
潮風が鼻を擽り、お酒で靄の掛かった思考を揺さぶった。

「ここに居たんだ。少し捜したよ」

唐突に掛けられた声に振り向くと、そこには桜田さんが居た。
彼も酔っているらしく──いいペースで飲んでいたので当たり前だろう──、上機嫌そうな表情。
そのまま、何も言わずに私の隣へやってきた。

「……風が、心地いいですね」
「そうだね。いい風だ…ここはいい所だね」

そんな、他愛の無い会話。それが今は、とても心地が良い。
…このまま、酔いが醒めなければいいのに。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:58:27.04 ID:o/CR4L7m0
>>34

20XX年4月13日 07時

目を醒ました僕は、隣に信じられないものを見つけて驚いた。
別室で寝ているはずの薔薇水晶さんが、そこに居たのだ。
彼女は無防備な寝顔を晒している。衣服の乱れが無い事から、恐らく「セーフ」だろう。
尤も、同衾するという時点でかなり僕的にはリミッターが危ないのだが。
昨夜、布団に入った時は確かに一人だった。という事は、彼女が後で入って来たのだろう。
全く無防備にも程がある。僕を信用しているのか、それとも男として見ていないのか。
後者だったら軽く凹めるな…なんて考えていると、どうやら目を醒ましたらしい。
寝ぼけて少し潤んだ瞳で僕を見つめ、小さな声で「…おはようございます」なんて微笑まれた。
理性のリミッターがやばい。このままじゃ襲いかねない!

「お、おはよう!ちょちょ、ちょっと顔洗ってくる!!」

そう言って、僕は大慌てで洗面所へと向かった。

その後彼女は部屋に戻り、着替えてロビーで待ち合わせた。朝食は食堂で摂る事になっている。
彼女の顔を見ると、今朝の寝ぼけた表情を思い出してしまって軽くやばいのだが……彼女はそんな事はお構いなしのようだ。
適当な席を見繕って座ると、唐突な疑問を彼女は投げかけてきた。

「桜田さん……何故突然旅行へ?」

暗に、何故自分を誘ったのか…という事も尋ねているようだが、僕はそれを華麗にスルーして。

「人間一度は死ぬんだ。だからそれまで楽しもうと思ってね」

そう答えると、彼女はくすくすと笑い、「そうですか。桜田さん、そういう人なんですね」なんて言ってきた。
それはなんだ、微妙に失礼な含みがあるような気がするのだが、彼女の笑顔を見ていたらどうでもよくなった。
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:58:48.44 ID:o/CR4L7m0
>>35

20XX年4月13日 06時

「ヒナー、天気がいいかしら!お散歩に行くかしら!」

まだ眠っている私を思いっきり揺さぶりながらそう金糸雀が騒いでいる。
もう少し眠っていたかったのだが、これ以上眠っていては何をされるか解らない。
しぶしぶ、私が目を開けると窓の外の見事な快晴が目に飛び込んで来た。
…カーテンまで開けてあるとは全く用意周到にも程がある。

「カナ……まだ早いのよ……」

自分の寝起き声はあまり好きじゃないのだが、異性と居る訳ではないし気にしない事にする。
時計を見たら朝6時。散歩には幾らなんでも早すぎるのではないか。
そう金糸雀に言うと、彼女は胸を張って、「早朝の散歩かしら!良く言うじゃない、早起きは牡丹餅」なんて言った。
金糸雀、それは二つの慣用句が混じっているのよ。
突っ込みを入れたくなったのだが、そうすると彼女は拗ねるのでやめた。


「んんー、とってもいい天気かしら!爽やかな朝は一日の始まり、活力の源かしら!」

騒いでいる金糸雀を後目に、私は小高い丘の上から町並みを見下ろしていた。
みっちゃんさんの実家はこのすぐ近く。丁度、実家の裏手がこの丘になっている。
反対側には雑木林と少し古びた道路。こんなロケーションの家を持っているなんて、一体どんな人なのだろう。
考えても詮無き事だが、気になる物は気になる。かと言って金糸雀に尋ねても明確な答えは帰って来ないだろう。
私は溜息を一つついてから、深呼吸をした。

高速から見た小さな町と同じく、ここの町並みからも数本のケムリが上がっていたのだけど。
きっと、これは朝御飯の支度のケムリに違いない。
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:59:05.75 ID:o/CR4L7m0
>>36

20XX年4月13日 07時

一頻り朝の散歩を楽しんだ後、丘の上に戻って来て軽い柔軟運動。
一つこなす度に、体中を朝の空気が駆け巡る気がしてとても気持ちいい。
ヒナはヒナでラジオ体操の真似事をしている。どうやら考えることは同じらしい。

「ヒナ、ヒナ。どうかしら、この朝の空気!ここに来たらこれが無いと来た気がしないかしら!」
「金糸雀の言う通りなの。朝の光がとても気持ちいいのよ」

私の実家ではないのだけど、なぜかとても誇らしくなる。
朝からテンションを上げてしまうのもなんだけど、せっかくだからこういうのもいいだろう。

「ヒナ、ここから競争かしら!勝った方が今日のおやつを多めにもらうかしらー!」

そう提案すると、カナは少し渋い表情。さすがに朝から全力疾走する元気は無いらしい。
ここは一つ、朝から運動する楽しみを教えよう。

「それじゃいくかしら!位置について──」
「あ、あー!ちょっと待ってなの!」

慌ててヒナも準備する。
けれど、待ってはあげない。

「よーい、ドンっ!」
「うー、カナのすかぽんたん!」

駆け出した私の背に、雛苺の声が飛んで来る。けれど、待ってなどあげないのだ。
ヒナ、早く来ないとおやつは私のものになるよ。
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 18:59:46.00 ID:o/CR4L7m0
>>37

20XX年4月13日 03時

蒼姉さんの提示した答えは、私の中で既に検討されていたものだった。
きちんと話し合って、互いの意志を明確にする。
そう、それは一番確実な方法。
けれど、私にはそれが出来ない理由があった。
言葉にして水銀燈に伝えたら、きっと私は恐怖で潰れてしまう。
今感じている恐怖が数倍になって襲い掛かってくるのが解るのだ。
そして、それを水銀灯に見せたならば狼狽するのは明白だろう。
感受性の強いあの子の事、私以上に恐怖して心配する。
余計な心労を掛けるわけにはいかない。

「本当は怖い。けれど、それをあの子に見せて心配させる訳にはいかないのだわ」

そう呟いてみた所で、誰の答えもある訳ではない。
蒼姉さんも翠姉さんも今は眠っている。
結局、答えは自分一人で見つけるしか無いのだ。

今のまま、水銀燈と距離を置くべきか。
それとも、全てを話して彼女と互いを庇いあうべきか。
彼女の性格からして、庇われるのは好まないだろう。
ならば、距離を置くのが最適か。
だが、それは彼女を裏切る事になりはしないか。
終わりの無い思考が、少し霞の掛かった私の意識を奪い去ろうとしている。

──このまま、離れるのは、イヤだ。

意識が暗転する直前、そんな声が私の中から聞こえた気がした。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:00:04.70 ID:o/CR4L7m0
>>38

20XX年4月13日 07時

嫌になるほど天気がいい。
厚い雲の掛かった私の心とは対照的だ。

「このまま、終わっちゃうのかしらねぇ」

ふう、と溜息をつく。
あれから真紅へと送ったメールの返信は無い。
嫌われてしまったのではなく、一時的に距離を置いているだけ。それは解っている。
いつもならば彼女の中で決着が着くのを待つのだけど、今はそうしているだけの時間が無い。
嫌われる事を覚悟して強引に行くべきだろうか。
けれど、そんな熱血キャラは私のキャラじゃない。
彼女が答えを出すのを待つしかないのだろう。あと2日以内に答えを出してくれる事を祈りながら。

ふう、と溜息。
起きてから何度目か解らないそれをついた時、不意に携帯電話が鳴った。
のろのろとそれを取り上げる。メールの差出人は蒼姉さんだ。

「真紅の話、聞いてあげて欲しい。彼女は今凄く葛藤してる。けれど、きっと君の所へ連絡が行くから」

いつもの簡潔な文が、なぜか心強かった。
そっか、真紅は蒼姉さんの所へ相談に行ったのか。
それを知って私は何故か心が軽くなった。
時間が無いと思っているのは私だけではなかったのだ。
ぱん、と軽く頬を叩いて気合を入れ、今日も学校へ向かう準備を始めることにした。

-タイムリミットまで、残り約40時間-
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:01:03.38 ID:o/CR4L7m0
これにて第7話は終了となります。
これからは投下ペースも上げられると思いますので、もう暫しのお付き合いを。

なお、次の話よりそれぞれNGワードが設定されるようになります。
あらすじの段階で指定しますが、苦手な方は御容赦を。

それでは、ごきげんよう。
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:04:00.16 ID:NdNRx6Ma0
>>40
切なさだけがこみ上げてくる…
世界の終わりとはこんなもんなんだろうか…?
続きwktkいたします。
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:09:15.65 ID:nA1ro0cpO
>>40
終わりの時が近付いてると言うのになにかそんなものを感じさせない…
むしろ感じてしまいたくないって雰囲気が…悲しいです

けどタイムリミットは確実に迫っているんですね
続きwktk
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:11:54.53 ID:3pAaz6bl0
>>40
GJの一言に尽きます。限られた時間ってのは悲しいですね・・。
続きwktkです。
そして哀歌〜HUNT MEMORYS〜投下します。
sinineta guroino yuriyuriがNGワードです。
最後まで読んで頂けると嬉しいです。
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:12:42.17 ID:0lITpd3V0
>>40
災害タイムリミット物ktkr
いつもどおりの雛金が・・・(つд`)ウウ・・・
45哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/05/31(水) 19:13:14.27 ID:3pAaz6bl0
−土曜日
蒼「翠星石ー。でかけないかい?」
翠「なんでですぅ?」
蒼「前デートに行こうって言ったじゃないか。」
翠「なななにいってやがるですか!」
蒼「じゃあ行かないの?」
翠「い、行くに決まってるですぅ!」
蒼「そうこなくっちゃ。じゃあ“ローゼンメイデン“でも行こうか。」
そう言うと蒼星石は玄関へと向かう。
翠「ま、待つですぅ!」
翠星石も急いで後を追う。
蒼「あのマスターに会うのも久々になるね。」
翠「ですねぇ。あの兎店主今度は何をほざいてくれるかなぁですぅ。」
そんな会話をしながら双子はドアを開け喫茶ローゼンメイデンへと向かう。
翠「そういえば怖いですねぇ。」
蒼「何がだい?」
翠「通り魔に決まってるですぅ。」
蒼「あー確かにね。まぁ一人ずつ殺していってるのなら僕らは二人だし大丈夫だよ。」
翠「そうとも限らないですぅ。念には念を入れて走っていくですぅ。」
蒼「あ!ま・・待って翠星石!(僕が通り魔だからそんな事はないのにな・・。)」
そして二人とも急いで喫茶店へと向かう。
−ローゼンメイデン
カランカランという鈴の音と共にドアが開かれる。
白「やぁようこそローゼンメイデンへようこそ。この紅茶はサービスだから・・・って。」
白「バカップルの二人じゃないですか。」
翠「バカとはなんです!バカとは!」
蒼「言い返す方もバカだよ・・・翠星石。」
白「まぁ紅茶でも飲んで落ち着いてくださいな。」
46哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/05/31(水) 19:14:33.78 ID:3pAaz6bl0
>>45そう言う白崎の言う通りに双子はカウンターへ座り
サービスの紅茶を飲み始める。
蒼「いつ来てもおいしいね。」
翠「ですぅ。兎店主の紅茶は美味ですぅ。」
白「はは。お褒めの言葉感謝します。」
白「しかし兎って言うのは・・。」
翠「兎は兎ですぅ。兎に何言っても兎なんですぅ。」
白「とほほ・・。」
マスターの白崎は好んで不思議の国のアリスなどの本や人形や薔薇を飾っている。
そんな中で兎の人形が多いので翠星石はいつからか兎と呼ぶようになる。
白「しかしお二方が最近来ないので忘れられたかと思いましたよ。」
蒼「ふふ・・・そんな訳ないですよ。寂しかったんですか?」
白「まぁ少しは。しかし別れとは出会いの始まり。」
白「死は復活の始まり復活は死の始まり表は裏、裏は表。」
白「一見逆に見える二つの意味も実は隣合わせなのですよ。」
白「あなた達と別れても新たな出会いがある。そう考えれば寂しさは少しは紛れますよ。」
翠「相変わらず御託を並べるですねぇ。」
蒼「けどいい詩のようじゃないか。」
白「ふふ・・しかし今言ったのは詩ではなく真理を述べただけですよ。」
蒼「あなたらしいですね。」
翠「変わってないですぅ。」
白「ふふ・・。」
蒼「そう言えば今新たな出会いがあるって言ったですよね?何か出会いはあったんですか?」
白「出会いも別れもこのローゼンメイデンには溢れていますよ。」
白「こういう稼業やってると色んなお客さんが居ていろんな出会いと別れが楽しめるのですよ。」




47哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/05/31(水) 19:16:01.57 ID:3pAaz6bl0
>>46

翠「もしかしてそれが理由ですか?この店を開いた。」
白「それも大きな理由ですね、他にも理由はあるんですがね。」
そう言いながら白崎は紅茶の葉を整理する。
蒼「そうだ、マスター。何か詩でもなんでも言ってくださいよ。」
翠「ですぅ。御託を聞きたいですぅ。」
白「ほうほういいでしょう、どんなテーマがいいですかね?」
蒼「んーそうだね、翠星石はどんなテーマがいい?」
翠「そりゃ勿論“愛と花“ですよ。」
蒼「君らしいね。」
白「では・・・そうですね。」

愛とは花のよう、綺麗な愛のような花もあれば儚い愛のような花もある。
では儚い花には愛のように永遠がないのだろうか?いや
見てくれる人がいる限りその心にどんな花にも永遠がある。
花は朽ちてもその姿はずっと満開で心に咲き続けるだろう。
だから心に花を、愛の花を。

白「ぱっと思いついたのですから出来はいまいちですよ。」
翠「いいですぅ。」
蒼「うん、相変わらずいい詩だよ。」
白「お褒めの言葉に感謝。」
翠「じゃあちょっと翠星石はトイレにいってくるですぅ。」
蒼「わかった、早く戻ってきてよ。」
翠「わかったですぅ。」
そう言い残し翠星石は走り去る。
48哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/05/31(水) 19:17:34.89 ID:3pAaz6bl0
>>47

蒼「ふぅ・・・そういやマスター。聞きたい事があるんだ。」
白「ほう・・・なんでしょうか?」
蒼「地獄って・・・あると思う?」
白「ほう・・・またそれはどういう事で?」
蒼「生きるって平等じゃないと思うんだ、それはマスターもわかるよね?」
白「ええ。確かに生とは平等ではありませんね。」
蒼「だからこそ死は平等だと思うんだ。そして平等故に死は“無“。」
蒼「死んだら何も無いと思うんだ、マスターはどう思う?」
白「ほうほう・・・その意見には同意できますね。」
白「死んだら何もない平等だからこそ生きるという事は不公平な事ですしね。」
蒼「やっぱりマスターもそう思うんだ。」
白「ええ。ただ・・・。」
蒼「ただ?」
白「もしかしたら地獄という物は作れるものかもしれませんよ。」
蒼「と言うと?」
白「“愛“があれば何でもつくれるんじゃないですかね。」
白「わかりはしませんがこの世界だって神様の愛によって出来たのかもしれません。」
白「だから極楽地獄にしろ無間地獄にしろ人の愛があれば作れるかもしれません。」
蒼「なるほど・・・。」
白「あのジュンさんはきっと極楽地獄で生きてますよ、あの人は水銀燈さんへの愛があった。」
蒼「ですかね・・。僕も彼が地獄で生きてる事を祈っときますよ。」
白「僕も・・・まぁ死んだらわかるかもしれませんがね。」
蒼「ふふ・・・まだまだわからないですよ。」
そう話してた所に翠星石が戻ってくる。
翠「何の話してたですかー!?」
蒼「ちょっとねw」
翠星石が帰ってき三人は暫く話す。
そして夕方にせまった頃に
49哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/05/31(水) 19:18:48.09 ID:3pAaz6bl0
>>48

翠「そろそろ帰るですぅ。」
蒼「そうさしてもらうか。マスター、お勘定。」
白「はい・・・ではお気をつけて、夕闇に飲み込まれぬよう・・。」
白「蒼星石さん。生の真理ははっきりとはしてませんが生とはかけがえのないものという事は確かです。」
白「それをお忘れにならないように・・。」
翠「?」
蒼「・・ですね。どうもありがとうございました。」
そう言い出て行く。
翠「ふぅ・・・久々に来たから楽しかったですぅ。」
蒼「だね、まだ元気で良かったよ。」
翠「そんなもうすぐ死ぬような言い方やめるですぅ。」
蒼「それもそうだねw」
二人は談笑しながら帰っていく、そんな中蒼星石はある事を考える。
蒼「(愛が地獄を作るかもしれないか・・。僕も翠星石との愛の地獄を作れるのか?)」
蒼「(もしそうなら今までやっていた“思い出奪い“はなんだったんだ?)」
蒼「(今まで僕は儚い人生の思い出を手に入れたい一心にやってきた。)」
蒼「(それも愛の前では意味の無い事だったのか?)」
蒼星石は帰る途中ずっと考える。しかし答えは見つけれなかった。
蒼「(くそ!くそくそくそ!どうなんだ!)」
蒼「(結局は何も死んでからじゃわからないじゃないか!)」
蒼「(愛を信じるだけじゃわからないじゃないか!)」
翠「蒼星石ー。何考えてるですぅ?」
蒼「ん?いや何でもないよ。そうだ翠星石。先帰っておいて。」
蒼「ちょっと買い物があるから。」
翠「私もついていくですぅ。」
蒼「そんな大した物じゃないよ。来てもつまらないだろうし先帰って夕飯作っておいてよ。」
翠「わかったですぅ。おいしい食事を作って待ってるですねぇ。」
そう言うと翠星石は家へと向かう。
50哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/05/31(水) 19:19:50.45 ID:3pAaz6bl0
>>49

蒼「ふぅ・・・。ストレスが溜まり過ぎたな・・。一人やっていこうか。」
蒼星石はそうつぶやくとターゲットを探す。
懐から鋏を取り出すと蒼星石は友達と別れ帰路へと向かう子供に目をつける。
蒼「隙だらけだしコートもいらないね。」
蒼星石は歩く子供にむかって走る。
そして背後にぴったりくっつくと鋏を心臓へと刺す。
そして素早く離れる。すると子供は声も出さず倒れた。
蒼「(・・・生きる事はかけがえのない事か・・・じゃあこの子は・・。)」
蒼「(な、何も考えるな!他人の事なんて気にしないでいいじゃないか!)」
そう考えていると蒼星石は人影に気付く。
通行人「ん・・?え・・?う、うわあああああああああああ!」
蒼「(しまった!)」
そう思うと蒼星石は子供の体から鋏を抜き取ると通行人へと向かう。
腰を抜かし倒れている通行人の眉間にそれはあたる。
蒼「ちっ!逃げなきゃ!」
そう言いながら蒼星石は急いで帰路へついた。
51哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/05/31(水) 19:20:20.02 ID:3pAaz6bl0
>>50

翠「何買ってたですかぁ?」
蒼「君に花をプレゼントしようとしたんだけどいいのが無くてね。」
翠「そ、蒼星石(///)」
蒼星石は家に着いてようやく落ち着いてきたようだ。
蒼「ちょっと具合が悪いみたいだから先に寝るよ・・。」
翠「大丈夫ですかぁ?あの兎の紅茶が悪かったんじゃ・・。」
蒼「それはないよ。疲れだと思うけど・・。じゃあおやすみ。」
翠「しっかり寝るですよー。」
翠星石のそんな言葉を後ろに蒼星石は部屋に入り電気を消してベッドに潜り込む。
蒼「(こんなミス初めてだ・・。僕の心が迷ってるのか?)」
蒼「(これからどうすればいいかを・・。)」
蒼「(“思いで奪い“をしたのに喜べない・・。)」
蒼「(今さらになって抵抗を覚えたのか?)」
蒼「(僕が奪った命もかけがえのない生・・。それを奪ってた僕はなんだんだ?)」
蒼「(地獄があるとしたら・・・どうなんだ。彼らは地獄で僕を憎むのか?)」
蒼「(限りある生を堪能するのにこれは間違ってるのか?)」
蒼「(・・・寝よう。ゆっくり考えるとしよう。)」
蒼星石は眠りについた。しかしいつもと違い
喜びには満ち溢れてはいなかった。

その日通り魔被害者が10人に達したニュースが流れていた。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:21:37.10 ID:3pAaz6bl0
今回の投下はこれで終了です・・。
付き合っていただいた方、感想を下さった皆様有難うございました。
次回の投下は明日の十時ごろだと思います。
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:23:26.51 ID:0lITpd3V0
蒼星石・・・自分のやってることが信じられなくなってきたんだな
幸せには・・・なれないんだろうな、もう
怖いけど続きwktk
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:27:48.26 ID:NdNRx6Ma0
>>52
堕ちていくどこまでも…
壊れていくいつまでも…
たとい、それに気付いたとしても…
蒼い子はどうなるのでしょう?
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:31:03.93 ID:UF9DhXfgO
銀「…え?そんな約束したっけ…?」
ジ「なに言ってんだよ!今週の土曜はデートしたいって言ってきたのはそっちじゃないか…僕はそのために仕事休んだってのに…」
思えば彼女の物忘れが目に付くようになったのはこの時期からだった。
彼女の記憶は日々薄れていく…
楽しかったこと…つらかったこと…
初めてキスしたときのこと…僕がプロポーズしたときのこと…
君が笑って「あなたとなら…いいわよぉ。」と答えてくれたこと…
今僕は考える。
今まで僕を支えてくれた彼女に…なにか僕ができることはないのかと…。





さっきニュースみてこんな電波が飛んできた今は反省している。
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:36:55.43 ID:tl941iT0O
>>55
そんなのSSあったな確か、あれは悲しい話だった……
若年性アルツハイマーとかリアルにあるから怖い
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:42:06.12 ID:0lITpd3V0
>>55
そういう設定の話みたことある


だが書く人が違えば内容はまったく別のものになる
というわけで続きwktk
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 19:57:14.57 ID:0lITpd3V0
保守
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 20:12:32.83 ID:3o8NoZmm0
保守
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 20:15:09.30 ID:nA1ro0cpO
薔「…お父様」
ジ「槐さん、薔薇水晶さんを僕にください!」
槐「…………だめだ」
薔「……っ」
ジ「…僕のなにが至らないのでしょうか」
槐「子供っていうのはな、パパと一緒にいる方が幸せなのさ!(キラーン」
薔「………」
ジ「…えっと」
槐「白崎!君もなにか言うんだ!」
白「うーん…僕はお嬢様の意思を尊重…」
槐「白崎!!お前はパパと薔薇リンを引き離すのか!」
薔「…お父様」
槐「なんだい薔薇す」
薔「馬鹿」
槐「(;゚Д゚)!?」
薔「嫌いです」
ジ「ちょ……」
槐「………orz」
薔「いこ…ジュン…お父様なんて知らない」
白「…ハァハァ」
ジ「え?」
白「馬鹿…嫌い…ハァハァ…もっと…」
薔「…?」
白「あああ女王様ぁ!もっと罵っ」

薔「…始末終了」
ジ「………」
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 20:26:41.92 ID:0lITpd3V0
変態父親に変態執事

ばらしーのお家はすごいな!
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 20:36:14.72 ID:HcMZgadrO
保守
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 20:41:27.06 ID:NdNRx6Ma0
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 20:55:36.08 ID:NdNRx6Ma0
保守
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 21:05:34.29 ID:TRcw8Cbc0
『―――もしも時が止められたのなら。』を投下します。

楽しいことをしていると時が早く流れているように感じる。
逆につまらないことをしていると時が遅く流れているように感じる。
誰でも一度はそのような経験をしたことがあると思う。私―――薔薇水晶もそんな人の一人。
時間なんていつも同じように流れているのに、ね。
私が思うに、時間とは人にとってとても大切だけれども、とても定義があやふやなものなのだ。
だから少しずつ歪みができる。
いびつなその矛盾を人は認識するけれど、解決することなど出来やしない。
地震を人が止められるか?そんなことと同じなのだ。

そんなわけで私とジュンと銀ちゃんのランチタイムは足早に旅立ってしまった。

再び、授業。
「―――よって直角二等辺三角形のtan45°は1とわかる。これはあくまで分かりやすい例だ―――」
既に知っていることの授業も退屈なものだ。
たまたま予習の段階でうまく理解でき、今日のこの授業は聞かなくても何ら問題は無いと独断。
ラクガキでもして暇を潰そうか、とペンを手に取ったとき、ふとウサギ―――ラプラスの魔の言ったことを思い出した。
『強く念じてみてください。きっと面白いことが起きますよ…』
馬鹿馬鹿しい、と思う自分がほとんどで、わくわくする自分がちょっぴり。
カツカツ、カリカリ。鋭い音が教室に散らばっている。
一人別のことに取り組もうとする自分がまるで、いやまさにこの空間の異物のような気がした。
それほど意気込まずに、軽い気持ちでえい、と心から言葉を投げた。

頭の中で、かちん、と歯車の合ったような音がした。
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 21:06:59.74 ID:TRcw8Cbc0
>>65

「………え?」
黒板に、ノートに、みんなが字を書きつける音が消えた。
沈黙した教室。石のように動かない生徒。―――自分だけが動いている。
「………嘘。出来ちゃった…」
時間の停止。
そんなまさかと思う自分と、興奮の止まない自分と、早く帰りたいと思う自分。
驚愕と、動悸と、―――恐怖が止まらない。
どうしよう?と自問する。他に誰もいないから。
答えは、見つからない。―――初めて訪れた領域だから。



今回はここまで。
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 21:09:34.81 ID:nA1ro0cpO
続きwktk
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 21:19:58.72 ID:UF9DhXfgO
これがザワールドの能力か…
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 21:28:47.51 ID:TRcw8Cbc0
>>67
親の視線が厳しくてヤバス・・・
>>68
もちろん元ネタはそれ。
最初はタイトルを【BARASUISYOの『世界』】にしようとしてたけどやめた。
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 21:34:05.00 ID:3o8NoZmm0
ほす
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 21:37:54.74 ID:WdVpnpfIO
授業中、物思いに耽るばらすぃーかわいいな
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 21:44:46.22 ID:3pAaz6bl0
ほす
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 22:01:33.22 ID:nA1ro0cpO
保守
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 22:10:03.83 ID:TRcw8Cbc0
ほしゅ
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 22:26:05.89 ID:+548C/SsO
保守
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 22:39:08.88 ID:0lITpd3V0
保守
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 22:52:01.86 ID:BdKQEPGw0
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006053122373877.jpg
人間としてどう描くか模索中。
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 22:52:45.22 ID:TCTI1zS70
あのホラーSS師さん知ってる人ってもういないのか・・・
保守
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 22:54:56.33 ID:0lITpd3V0
>>77
金キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
ていうかウマスwwwwwwwww
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 22:59:29.07 ID:nA1ro0cpO
>>77
自称策士可愛いよ自称策士

眼綺麗だね
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:01:05.06 ID:+548C/SsO
>>78
ノシ。知ってるよん
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:04:34.65 ID:NdNRx6Ma0
>>77
うまいですね。
でも、もう少し幼い感じのほうが好みかも。

>>78
雑談化するからあえて言わないだけ。
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:06:28.44 ID:ghmcR6yhO
策士ktkrwwwwww

首筋が(*´Д`)

>>78
俺も知ってるが>>82の訳で・・・
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:09:45.22 ID:TCTI1zS70
すまん、そうだったな。
というわけで保守
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:21:08.21 ID:0lITpd3V0
保守
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:35:52.48 ID:Cb8n6q5/0
薔「…」
ジ「なあ、ごめんってば。」
薔「…フイ」
ジ「口で言うなよ。だから、ごめんってば。
薔「…フイフイ」
ジ「繰り返すなよ。本当、謝るから。」
薔「…ドカーン」
ジ「バキューン、じゃなくて。僕が悪かったよ。」
薔「…ぶゆうでん、ぶゆうでん」
ジ「ぶゆうでんでんででんでん!でもなくて。なあ、許してくれってば。」
薔「…えー、次はー…」
ジ「いばぁぁぁぁぁぁるぁきぃぃぃぃぃぃ!そうじゃなくて。頼むよ、この通りだからさ。」
薔「…むーなーしー…だーけー…」
ジ「こなぁぁぁぁぁぁゆきぃぃぃぃぃぃ…さっきと語感が似てるな。じゃなくてさぁ…(ry」

かれこれ数分

薔「…うん、合格。」
ジ「なあ、何このテスト。」
薔「『喧嘩中でもノリのよい彼氏』というタイトルのコントの練習に参加できるかどうかを試すテスト」
ジ「くどいわw」

両「「どうも、ありがとうございましたー!」」


パチパチパチパチパチパチ…
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:43:28.35 ID:nA1ro0cpO
ちょwww
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:45:23.16 ID:gkHN6c5l0
二人は息ピッタリだなw
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:53:13.19 ID:0lITpd3V0
これは良い漫才コンビですねwwwwwww
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/31(水) 23:56:25.77 ID:Cb8n6q5/0
薔「…」
ジ「お、薔薇水晶。なんだ?」
薔「今日も…購買…?」
ジ「ああ、購買のパン、安いし美味いし…」
薔「でも…栄養足りないんじゃない…?」
ジ「ん?そうかな?」
薔「そうだよ…と、いうわけで。」
ジ「え?」
薔「ジャーン…ばらすぃー特製スタミナ弁当…」
ジ「お。美味そうな焼肉の香りが…」
薔「…食べる?」
ジ「え、いいのか?」
薔「栄養失調で倒れられたら保健室まで運ぶの大変だし…」
ジ「なんだよそれwwま、いいや。サンキュ!」
薔「じゃあ私はこれで…」

薔「き…緊張した…」
水「うふふ♪うぶねぇ、薔薇水晶。」
薔「…だって…」
水「はいはい。ジュンの初めての彼女になりたいんでしょぉ?聞き飽きたわよぉ。」
薔「秘密だよ…」

そんなこんなで一ヵ月後。

ジ「悪いな、急にこんなところに呼び出しちゃって。」
薔「…別に…何か、用?」
ジ「薔薇水晶。僕…君のことが…」

雨降りの6月。二人の心は、快晴。
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:03:51.03 ID:BAJ8ip8Y0
アンマー

初心なばらしーが可愛いwwwwwwww
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:06:15.27 ID:xBiY++9V0
短編とうかします。
翠星石「ジュンはまたこんな子供だましの嘘に引っかかったですぅ」
ジュン「うるさい。嘘だと思えないんだよ。」
翠星石「それは翠星石の話術が巧みだからですぅ。イーヒッヒッヒ」
ジュン「絶対後で仕返ししてやるからな」
翠星石「翠星石はそんなのにはひっかからねーです。ジュンとは頭の出来が違うんですぅ。」

〜1週間後〜
ジュン「なあ・・・翠星石」
翠星石「なんですぅ?ジュンの嘘には引っかからねーですぅ。」
ジュン「いや・・・あのな・・・引っ越すことになった。」
翠星石「そんな嘘がこの翠星石に通じるわけがねーですぅ。」
ジュン「・・・・・・・・」
翠星石「も、もしかして・・・本当ですぅ?」
ジュン「・・・・うん。他の人には話してないんだ・・・」
翠星石「な・・・どこにいくですぅ?」
ジュン「外国の学校・・・薔薇水晶の親戚の人がやってる服飾学校に誘われてるんだ・・・その道だとかなり有名で、このチャンスを逃すと2度とこないかもしれないんだ・・・」
翠星石「ジュン・・・ま、まったくなんでそんなこと翠星石に相談するですぅ?」
ジュン「え?」
翠星石「翠星石にそんなこと相談しないで他の人に相談すればいいんですぅ。」
ジュン「あ、翠星石・・」
翠星石「このことは黙っといてやるから他の頼りになる人に相談すればいいですぅ。」
ジュン「翠星石。」
翠星石「じゃあ翠星石は忙しいからもう帰るですぅ」
ジュン「おい、翠星石・・・」
翠星石は走って帰っていく
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:07:14.28 ID:xBiY++9V0
>>92
〜蒼星石、翠星石の家〜
蒼星石「あ、おかえり。ご飯できてるよ。」
翠星石「いらねーからかたずけてくれですぅ・・・」
蒼星石「え?あ、翠星石?」
翠星石は自分の部屋に閉じこもり、布団をかぶり考えていた。
翠星石「(なんでジュンが・・・でもジュンの夢だし・・でもジュンとは・・・)」
そんな葛藤が頭の中にあった。その後に学校があったが誰の話を聞いても反応せず、みんな不思議がっていた。

〜3日後〜
翠星石「な、なんですぅ。急に呼び出して・・・」
ジュン「ちょっと大事なことを言いたくて・・・」
翠星石「なんです?引越しの日が決まったんですぅ?」
ジュン「いやな・・・」
翠星石「だからこんなことは翠星石に相談しないで・・・他の人とかに・・」
ジュン「翠星石?」
ジュンは翠星石が下を向き、震えているのが分かった。
翠星石「他の人に・・相談とか・・・嫌です!」
ジュン「え?」
翠星石「翠星石は嫌ですぅ。」
そういうと翠星石はジュンの胸に顔をうずめ抱きついた。翠星石は泣いていた
翠星石「翠星石はジュンと離れたくねーですぅ・・・わがままでもいいです・・・ぐすっ・・・ジュンの傍にいてーですぅ。」
翠星石「翠星石はいつも悪口ばっかり言ってるけど・・・本当は素直になりたいんですぅ・・・ひっく・・」
翠星石「でも口からは悪口しかでてこねーんですぅ・・・・本当はジュンのことが好きなのに・・・ジュンの隣にいたいのに・・ぐすん・・」
翠星石「本当は寂しがり屋なんです・・・ジュンの顔をみねーと寂しくてどうにかなっちまうですぅ・・・だからずっとここにいろです。」
翠星石「ジュンのことを誰にも渡したくねーんです・・ぐす・・・他の人、蒼星石でもジュンの傍にいるとなんか心がチクってするんですぅ」
翠星石「だからずっと翠星石を抱いていろです・・・もしくは・・・翠星石も外国にいくです・・・」
それまで黙って聞いていたジュンが口を開く
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:07:22.22 ID:FwXMyYGe0
>>90

水「と、いうお話だったのよ。」
真「原作は翠星石、絵は蒼星石、照明は金糸雀でお送りしたのだわ。」
金「仕事なんてなかったのかしらー!」
雛「雛は見てるだけでも楽しかったのー!」
蒼「初々しい二人だね。」
翠「精魂込めて書いてやったですぅ♪」

ジ「…///…」
薔「…///…」
水「あぁら、照れちゃって。二人とも、これが恋愛ってものよぉ?」
蒼「そうだよ。二人は大事なステップいくつも飛び越えちゃったからね。」
真「だからこそ、恋愛とはなんたるか教えるべきだと思ったのよ。」
金「そうよ!特に薔薇水晶。貴女に伝えたかったのかしらー!」
翠「そうです、薔薇水晶。おめーには一言言っとくですぅ。」
雛「いくらジュンが奥手だからって…」


全「「「「「「「告白が『やらないか?』なのはいただけない(わぁ/かしらー/ですぅ/よ/のだわ/のー!)」」」」」」


薔「やっぱり私はこうでなくちゃ。甘甘なんて似合わない…」
ジ「そうかな。照れてる薔薇水晶も可愛いと思うけど。」
薔「…///…不意打ちはずるい…」


そんな、日常の一コマ。
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:08:01.52 ID:xBiY++9V0
>>93
ジュン「翠星石・・・ありがとう・・・」
ジュン「ゴメン。」
翠星石「あ・・・そうですよね・・・こんな毒舌娘・・・だれも必要としないですぅ・・・」
ジュン「ゴメン・・・・嘘なんだ」
翠星石「・・・・・・・・・は?」
ジュン「引越しの話・・・嘘なんだ・・・前に仕返ししてやるっていったからやってみたんだけど・・・嘘って言う前に翠星石が帰っちゃって・・・学校でも話しかけにくかったし・・」
翠星石「な・・・バカ!」
ジュン「わ、わるい・・」
翠星石「バカバカ、なんでもっと早く言わなかったんですぅ。翠星石は心が押しつぶされそうで・・・ご飯もろくに食べられなくて・・・」
翠星石「眠れなくて・・・怖くて・・・寂しくて・・切なかったんですぅ・・」
ジュン「悪い・・・ゴメンな」
翠星石「せ、責任とれですぅ・・・」
ジュン「わかったよ。」
翠星石「ジュンのばかぁ・・・・」
ジュン「いっぱい泣いて・・・そのあといっぱい謝るから・・・あと、僕も翠星石のことが好きだよ・・・」
翠星石「うわぁぁぁぁん・・・ジュンのばかぁ・・・・翠星石もジュンのことすきですぅ・・・」
ジュン「心配させて悪かった・・・その分・・これからいっぱい補うから・・・」
翠星石「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん」



翠星石が泣き止んだ後にジュンはひたすら謝り続けました。
そして、翠星石に告白し、付き合い始めました。
付き合っている日々は今とそう変わらないけど、二人の仲は日に日に深まっていきました。
そのうち、口付けを交わしました。そのあと、翠星石から、そしてジュンから愛し合っていきました・・・。
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:09:37.66 ID:FwXMyYGe0
>>95
とんでもない割り込みでゴメンなさい orz

とかく可愛い翠星石にGJ!
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:09:58.20 ID:xBiY++9V0
投下は以上です。
水銀燈、雪華綺晶に続き翠星石の練習短編です。
翠星石はそれなりに簡単なのですがキャラの行動パターンが一定になってきたんじゃないかと思います。
そのあたりを考慮しながら次回また投下したいと思います。
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:14:02.49 ID:L49j4GXD0
1レスで終わる短編

蒼(ボー・・・)
J「ん?如何した?蒼星石。」
蒼「・・・眠いんだ・・・凄く・・・」
J「ははは・・・甘えん坊だなぁ・・・蒼ちゃんは。」
蒼「寄り添って寝ても良い?」
J「ああ、御休み蒼ちゃん。」
蒼「御休み・・・ジュン君・・・キスして?」
J「ははは、全くもう・・・(チュ・・・)御休み、蒼ちゃん。」
蒼「御休み・・・」

梅「・・・おい桜田・・・お前は授業中くらい、その雰囲気・・・」
J「愛してるよ・・・蒼ちゃん・・・」
梅「もう嫌だ・・・何何だこの学校は・・・」
梅「如何してあの2人が学年1位なんだよ・・・」

真「ばかっぽーね。」
翠「ばかっぽーです。」

皆の中で続く
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:16:59.01 ID:oXs3BZ0nO
>>97
翠星石かわいい
GJ
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:25:22.02 ID:tzNE0ZIq0
保守
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:30:34.76 ID:rcnyGPir0
僕には姉がいる。
騒がしくて厳しいけど優しい義姉が八人。

JUN少年と姉たちが繰り広げるドタバタハートフルストーリー(予定)

荒唐無稽姉モノシリーズ『一つ屋根の下の薔薇乙女』

20006年夏スタート
(のりは出えません)


102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:36:19.44 ID:+UQD+fey0
>>101
スタートする気がないのは良く伝わってくるんだがどうしてもこれだけは言いたい

姉モノ最高!

そのうち気が向いたらでいいんで作ってください
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 00:52:58.37 ID:EH242xRzO

JUM「なあ」

薔薇「なに?」

JUM「テラフォーミングって知ってるか?」

薔薇「なにそれ?」

JUM「火星とか金星とか人間が住めない星を地球と同じような環境にして人間が住めるようにすることだよ」

薔薇「ふーん」

JUM「まあすごく時間のかかることだしある意味自然破壊だなんて言われてるけど……夢のある話だよな。
いつか地球以外の星でも人間が住めるかもしれないなんてさ」

薔薇「……」

JUM「ん、薔薇水晶どうした?」

薔薇「JUMにバラフォーミングを……」

JUM「……一体なにするつもりだ」

保守
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 01:03:51.23 ID:mCiqGvv/0
>>103
そ、それってばらしーによる洗脳じゃ……
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 01:10:54.40 ID:qT/wXcZY0
>>103
なぜかJUMの頭にバラを刺すばらしーを想像したw


こっちは関係ない保守絵
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060100542646.gif
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 01:18:23.09 ID:IbofneoI0
キャッツアイを思い出した
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 01:42:53.16 ID:qT/wXcZY0
寝る前にも一個保守絵。
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060101273870.jpg
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 01:57:35.80 ID:mCiqGvv/0
「JUN君、人間は刹那の快楽に身をゆだねてしまう生き物だと思うんだ」
蒼星石がいきなりそんなことを言い出した。

「それは、理性が持たないということか?」
「うん、それもあるね。目の前においしそうなエサがあるとするよね」
蒼星石が僕から視線を外して空を見上げる。

「手を伸ばせばすぐ手に入る状態でそれに手を出さないで我慢することは大変辛いことなんだ」
「どれくらい辛いんだ?」
「そうだね……理性が消えてしまうくらいかな」
蒼星石が僕の手を掴む。
「JUN君、僕は悩んでいる。すぐ手を伸ばせば手に入るものを今摘み取るのか、我慢して置いておくのかを!」
「……」
「この悩みは僕の頭をかき乱すんだ……何も考えられないくらいに」
「……」
「ねぇ、JUN君。僕はどうしたらいいんだろうね」
蒼星石の潤んだ瞳が僕をまっすぐに射抜く。
ああ、蒼星石。何ていとおしいんだ。

「蒼星石」
「JUN君?」
「食べたいのなら食べればいいと思うぞ、蒼星石は肉が付いてないんだし」
「///、JUN君はもっとお肉がついた僕の方が好き?」
「ああ、だからしっかり食べるんだ」
僕がそういうことでふっきれたのだろう、蒼星石はまたお菓子に手を伸ばし始めた。

「ねぇ、JUN君」
「ん?」
「僕にお肉が付いたかちゃんと毎晩確かめてね///」
「一日も欠かさずだよ?」
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 02:12:19.42 ID:IbofneoI0
>>107
何なんだこの可愛さは…
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 02:24:42.11 ID:/iY5LaLL0
>>105
銀ちゃん大人っぽい

>>107
雛テラカワイス!
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 02:34:33.54 ID:/iY5LaLL0
保守
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 02:55:46.88 ID:sitm2TFK0
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 03:26:17.11 ID:sitm2TFK0
保守
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 03:37:21.85 ID:6H42B5n40
>>101
20006年まで生きてらんねwww
>>107
なんか妙にエロひw
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 04:15:40.33 ID:KZoegy5A0
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 05:30:37.10 ID:xk1mKQ52O
すかさず保守
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 06:32:06.48 ID:OYvjD+n8O
保守ですよ
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 06:43:08.37 ID:0kLQ0nGfO
保守
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 07:00:42.68 ID:xUKTJyC5O
保守
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 07:14:53.67 ID:uyZ8E4x8O
保守
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 07:29:02.31 ID:uyZ8E4x8O
J「もっとこう・・・丸い方が良いな。
その方がそそるよな。うん。」
ガチャ
J「(ヤヴァイ!!)」
真「ジュン、紅茶を・・・何を隠したの?」
J「な、なんにも隠しなんか・・・」
真「そう・・・雛苺。」
雛「はーいなの!」
J「あっ!ちょwwwwwwおまwwwwwwww。」
雛「こんなの隠してたのー!」
真「あら?何かしらこれは?」
J「保険の教科・・・あべしっ!」
真「ジュン、貴方これをどう説明するつもり?」
雛「ジュン、すごーくエッチなのー。」
J「し、仕方無いだろ!
僕だって年頃なんだ!!」
真「そういう事じゃないわ。
私というものがありながら・・・」
J「なんか言ったか?」
真「な、なんでも無いわ!
行くわよ、雛苺。」
雛「真紅、顔真っ赤なのー。」
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 07:35:20.69 ID:uyZ8E4x8O
J「な、なんなんだアイツらは・・・」
水「あらぁ。アナタも大変ねぇ。」
J「お、お前いつから居たんだよっ!?」
水「『もっと丸い方が良いな』からだわぁ。」
J「最初からかよ・・・
お前、忍者にでもなるつもりか?」
水「それも良いわねぇ。」
J「否定しろよ。」
水「とりあえず、ちゃんとタンパク質出しなさいよぉ。」
J「・・・はい。」
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 07:39:08.11 ID:uyZ8E4x8O
後悔や反省など微塵もしてない
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 07:43:52.15 ID:xk1mKQ52O
おっぱい!!!!
125 【中吉】 :2006/06/01(木) 07:44:10.50 ID:zuyaZIU/0
JUMが不憫だ(´・ω・`)
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 07:55:38.20 ID:Q7p6cCI70
hosyu
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 08:06:11.40 ID:uyZ8E4x8O
保守
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 08:33:37.81 ID:2uGlJ0oG0
保守
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 09:01:54.47 ID:xUKTJyC5O
保守かしら〜。
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 09:12:33.35 ID:4tbTdL180
め「ふぅー。」
銀「どうしたのぉ?ため息なんかついて。」
め「あっ水銀燈、あなたに謝らなければならないことがあるの。」
銀「なにそれ、なんかしたの?」
め「しつこく天使だなんていってごめんなさい。」
銀「ああ、ようやくわかってくれたのねぇ。私は普通の(ry」
め「天使じゃなくて神様だったの。」
銀「へ?」
め「あなたは魂を刈り取る神様、病魔と戦う私の魂を取りに来たの。」
銀「めぐ?」
め「そして私の魂は神の神殿に導かれ宴会にあけくれるの。」
銀「めぐ、あなた、酸素欠(ry」
め「嗚呼、ようやく私の戦いの日々が認められたのよ。」
銀「・・・・・・。」
め「召されるまでもてなしてくれるんでしょ?
  さ、こっちにいらして、採魂の女神様。」
銀「ちょ、待って、だから違うってば、アーッ。」
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 09:22:23.64 ID:IbofneoI0
めぐたんに襲われたい!
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 09:34:20.81 ID:BFAZxgJIO
ちょwwwめぐwwwwww
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 10:00:47.86 ID:0kLQ0nGfO
保守
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 10:21:15.44 ID:xUKTJyC5O
保守なのだわ
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 11:01:23.98 ID:4tbTdL180
保守
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 11:23:51.82 ID:xsFzOLci0
保守
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 11:56:33.10 ID:xUKTJyC5O
保守ばっかりじゃのう
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 12:12:23.69 ID:xk1mKQ52O
いた しかたない
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 12:14:30.92 ID:cv6duCfD0
雛「ジュン登りなのー」
ジ「うわ、前が見えない! こら雛苺、やめろー!」
雛「やめろと言われてやめる奴はアマちゃんなのー」
ジ「ちょwwww柏葉何を吹き込んだwwwwww」
巴「。。。ククク」
雛「わかったかー、わかったなら言葉の前と後に「Yes sir」をつけろなのー」
ジ「さ、さーいえっさー」
雛「声が小さいなのー、××(ピー)ついてんのかなのー」
ジ「さーいえっさー!」
巴「。。。ククク」
 
 
 

特に意味は無い保守
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 12:24:38.25 ID:xUKTJyC5O
巴、雛苺に何をwwww
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 12:25:58.15 ID:qT/wXcZY0
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 12:36:48.90 ID:yXA6swtw0
この翠星石がわざわざ保守してやるですぅー。
お前らもっと翠星石を活躍させろですー。


>>141
そのめぐに襲われたい。
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 13:03:47.56 ID:4tbTdL180
>>141
くは、変態めぐ降臨wd
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 13:39:23.59 ID:4tbTdL180
あ、ありのままに起こったことを書いて保守するぜ。

「ヒロインを真紅で書いてたらいつのまにか翠星石に替わってた。」

なにを言って(ry

萌えとかツンデレとかそんなチャチな(ry
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 13:55:57.08 ID:NOOsBh7a0
ローゼンではよくあること保守
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 14:13:51.86 ID:BFAZxgJIO
>>139
黒巴wwwwww
>>141
怖wwwwww
>>144
あるあるwwwwww
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 14:45:14.35 ID:li9kncK40
あげ
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 15:08:34.89 ID:4tbTdL180
保守
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 15:31:45.59 ID:xUKTJyC5O
保守
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 16:16:07.96 ID:xk1mKQ52O
ほす
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 16:16:34.92 ID:BFAZxgJIO
保守
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 16:32:58.56 ID:0kLQ0nGfO
ここで颯爽とほす
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 16:54:27.39 ID://wJripN0
>>139
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww10444.jpg

>>141
めぐwwww
俺も襲って(*´д`)

>>144
あるあ…あるあるwww
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:03:40.08 ID:4tbTdL180
>>153
開く前読み返してどうなるかと思ったけどマイルド仕立で良かった。雛カワユス
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:04:04.30 ID:4tbTdL180
翠「暑くてたまらないです。JUMなんとかするです。」
J「まだ6月だから冷房使うほどでもないぞ。扇風機で我慢しろ。」
翠「こんな生ぬるい風じゃ効かねぇですぅ。」
J「日本の夏は暑いんもんだ。気合で持ちこたえろ。」
翠「精神論で乗り切れるなら初めから言わねーです。」
J「うるさいな。ジュースおごってやるからそれで涼とれよ。」
翠「しゃーねーからそれで勘弁してやるです。」

自販機のコーナーはカップ式のものでコーヒーはそこそこいい豆を使っているらしく評判は良い。
氷の増量機能もついているので涼むにはもってこいだ。

J「ほれ、好きなの押せよ。」
翠「翠星石はリアルゴールドのLにするです。」

翠星石は勢いよくボタンを押した。
ヴ―ン、ガラガラガラ、氷が落ちてくる音がする。
コロンと取り出し口から氷が飛び出して・・・。

翠「なっ、カップが出てきてねーですぅ。」
J「あーあ。」

やがて何もないところに黄色と透明の液体が注ぎ込まれ終了のアラームが鳴り響いた。

翠「まあ、あとで返金してもらえばいいです。隣ので買うですよ。」
J「うん?氷切れって出てるぞ。ホットしか買えないな。」
翠「ちょ、あと30分は買えねーじゃねーですか。」
J「はは、運がなかったな。」
翠「運がねーのはおめーの方です。コンビニで買ってくるです!」

て感じでパシらされた。
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:07:41.02 ID:BFAZxgJIO
>>153
雛苺かわいいよー




トォモエー!怖いよトォモエー!
>>155
カワイソス(´・ω・)
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:20:56.84 ID:qjUIPdMhO
>>155
ヒャッホウー!!
ラブラブだね!!
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:22:53.30 ID:cv6duCfD0
>>153
ちょwwww描いてもらえるとは思わなんだwwwww
マジありがとうwwwwwwwwwwwwwww
雛カワユスwwwwwwww巴クロスwwwwwwwwwww
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:25:16.40 ID:3AujQ1F60
銀様より薔薇水の方がなんか特徴つかみにくいの俺だけ?
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:32:20.21 ID:BAJ8ip8Y0
>>141
めぐwwwwwwwww変態じゃんwwwwwww
>>153
巴が黒いです先生
>>155
カップが出てこないのは日常茶飯事



orz
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:41:37.97 ID:cv6duCfD0
僕はアリスという称号に引かれ
アリスになるためにはどうすればよいのか考えた
アリスなのだからどんなこともできる
手始めに全裸で姉の部屋にレンピカ、レンピカとつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる
姉が呆然としながら見てくるがアリスなので気にしない
姉のベッドに潜りこみ「幸せだから!幸せだから!」と絶叫
姉は無言で部屋から立ち去る
だがまだアリスには不十分
次はジュン君がいるリビングにクーリングオフクーリングオフと叫びながら飛び込む
ジュン君はゴロゴロしている最中だったがアリスなので無視
半裸で逆立ちをしながら
「僕に充電しろ!!僕に充電しろ!!」と絶叫
ジュン君は大慌てで退散
確実にアリスに近づく
開脚後転でトイレに飛び込み便座を外し首に掛ける
真紅の真似をしながらお婆さんの部屋に突撃
タンスを開けると一枚の写真発見
お爺さんが僕を抱いている写真発見
僕は泣いた

 
 
 
 
蒼大好きです。本当です。嘘じゃないです。
ほ、ホントデスヨ?
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:42:14.80 ID:vgloASzX0
>>155
あずまんが大王思い出した

翠×JUNいいよ(*´д`*)ハァハァ
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:50:26.60 ID:4tbTdL180
>>161
サイーキョktkr なにかんがえてんだ
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:50:47.32 ID:BAJ8ip8Y0
>>161
(゚д゚)
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 17:53:45.86 ID:cv6duCfD0
>>163
おねぃちゃんにやれって言われました><

>>164
こっち見んなですぅ><
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:00:04.05 ID:+h5CY+gjO
>>161
wwwwwwちょwwwwwwwwwwwwww

では、前スレから続いてる文化祭を投下します
前スレ>>218>>245>>650だった気がす
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:02:18.77 ID:+h5CY+gjO

〜文化祭§ハーモニー〜

「翠星石、蒼星石、雛苺、ちょっと来てー」
 練習が終わり、日が傾いた頃、めぐと巴が三人を呼んだ。
「うゆ?どうしたの?」
 雛苺が、ててて、と近寄り尋ねた。
「歌ができたの。三人はソロがあるから、特別にね」
 めぐはがさがさとカバンを漁ると、何枚かの紙と3枚のMDを取り出した。
「これ、三人分。翠星石は蒼星石、雛苺の両方のデュエもあるから。それも吹き込んであるわ」
「伴奏は私」
 と、巴が言う。
 三人はそれぞれに与えられた楽譜をパラパラと読む。
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:04:10.17 ID:+h5CY+gjO
>>167から

「デュエは巴さんと歌って吹き込んだから。私がソロなら自分のパート」
「私が歌ってるトコは雛苺と蒼星石のパート」
 巴はたまたま開かれていた、蒼星石のデュエのパートを指差し、こことかね、と言った。
 翠星石のパートは必ず、私が歌うから。とめぐは付け足した。
「この後、時間ある?」
 と、蒼星石が四人に聞いた。
「時間あるなら、練習して行こうよ」
 蒼星石の言葉に反対するものはいなかった。
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:05:09.30 ID:+h5CY+gjO
>>167から

「じゃあ、翠星石と蒼星石には私がつくね。雛苺は貴女のほうが良さそうだもの」
 と、めぐが言うと雛苺は嬉しそうに笑った。
 ここは音楽室。
 何台かの簡易的なピアノが置いてある。
 互いの音を気にしないように二組はできるだけ遠くに位置した。
「二人のハモルとこ、やりましょうか。折角、二人いるし」
 めぐは一台のピアノの前に座った。
「まず、翠星石のパートを歌うわね…」
 静かに、ゆっくりと歌は奏でられた。
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:06:45.68 ID:+h5CY+gjO
>>167から

♪言いたい 言葉は言えなくて
 出会ったあの日を 思い出す
 愛しいと 心から…
「あぁ、もう!また間違えたです!」
 聞いていたMDのイヤホンを外しながら翠星石は嘆いた。
 蒼星石とハモルところで音がつられてしまう。
 ――折角、ダンスを覚えたとこですのに、シンデレラは大変です…
 と、翠星石はらしくもなくため息をついた。
「もう一度やるです!」

♪愛しいと 心から感じられた人

「!」
 自分以外の歌声が聞こえて、翠星石は振り返った。
「まだ、練習してたの?お風呂、入ってきたら?」
 バスタオルで髪を拭きながら、風呂上がりの蒼星石はそう言った。
「そ、そうするですぅ…」
 すごすごと翠星石は風呂に向かった。
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:07:49.14 ID:+h5CY+gjO
>>167

「うにゅー!ヒナのパート難しいのー」
 遊びにきていた薔薇水晶と雪華綺晶に歌を披露していた雛苺が難しさに癇癪を起こした。
「雛苺…ちょっと…聞いて…」
「うゆ?何?」
 雪華綺晶は雛苺にこそこそと耳打ちした。
「うぃ!ヒナ、頑張るの!」
 さっきまでとはうってかわって雛苺は練習に励みはじめた。
「きらきぃ…雛苺に…何…言ったの…?」
「本番で…完璧に歌ったら…うにゅー…100個…あげる…って…」
「それ…わざわざ…耳打ちする…こと…?」
「それも…そうね…」

本番まで、後二ヵ月。
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:09:27.47 ID:+h5CY+gjO
投下はここまでです…
すいません!NGワード設定するの忘れてました!
不快になった方は本当に申し訳ありませんでした!
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:23:16.71 ID:cv6duCfD0
>>172
乙ゅかれー トェェェィ
雛かわいいよ雛
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:24:55.22 ID:kOv0jvYv0
>>172ちょwwwwww雛wwww物につられwwwwwwww
続きwktkして待っています。

175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:29:11.75 ID:BFAZxgJIO
きらきーwwwwwwwwwwwww
テンポが良くてさくさく読めるね
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:30:45.09 ID:qjUIPdMhO
>>172
うにゅー100個すげえぇwww
そんなにいらねぇだろwww

だが、さすが雛苺さん!見事な釣られっぷり!!そこに痺れるぅ!あ(ry
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:43:46.68 ID:BAJ8ip8Y0
>>172
双子のワルツwktk

にしても雛wwwwいい食いつきwwwww
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:47:09.06 ID:3AujQ1F60
水「ねぇジュン〜?」
J「なんだい?水銀燈。」
水「貴方学校で中々人気なのぉ。」
J「それがどうしたんだい?水銀燈。」
水「だからぁこのままじゃ貴方が誰かに取られそうで怖いのぉ。」
J「何を言ってるんだい水銀燈。そんな事はありえないさ。」
水「ほんとにそうなのぉ?」
J「そうさ。僕はたとえ一億と二千年経っても君だけを愛し続けるよ。」
水「もぉジュンのバカぁ。ちゅ。」
J「水銀燈は甘えんぼだなぁ。ちゅ。」
翠「きぃーっ!」
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:55:19.27 ID:BAJ8ip8Y0
>>178
アンマー(*´д`)


翠星石乙wwwwwwwww
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 18:58:16.59 ID:cv6duCfD0
雛「ジュン登りー」
ジ「うわっ、や、やめろー!」
雛「うゆー、でも他に登るのないのよ」
ジ「……そうだ、たまには真紅にでも登ったらどうだ?」
雛「真紅はでこぼこがなくて登った時の達成感がないの」
ジ「……水銀燈は?」
雛「障害が大きすぎて物理的に不可能なの。どっちもどっちなの」

真「(#^ω^)ビキビキ」
水「(#^ω^)ビキビキ」
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:00:20.07 ID:0kLQ0nGfO
>>178翠星石www
哀歌〜HUNT MEMORYS〜最終投下します。








って言いたいけど親がPC占拠中…orz なんでもう少ししたら投下します
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:01:10.51 ID:0kLQ0nGfO
>>180雛苺…なんて恐ろしい子!
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:06:13.61 ID:BFAZxgJIO
>>178
翠星石…なんてきぃーっ!が似合う子なんだ!



あれ?

>>180
ニゲテー!雛ニゲテー!
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:13:20.93 ID:kOv0jvYv0
哀歌〜HUNT MEMORYS〜最終投下します。
NGワードはyuriyuri guroino sininetaです。
最後まで見てくれるとありがたいです・・・。
185哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/06/01(木) 19:15:51.76 ID:kOv0jvYv0
>>51

−翌日の朝
蒼「結局眠れなかったな・・。」
蒼星石はそう呟くとベッドから起き上がる。
翠星石に少し旅に出ると書いた置手紙を残し蒼星石は
ドアを開け、一日だけの自分探しの旅へと出掛けた。
向かう場所は近くにある大きな公園。
暫く歩き公園に着くと芝生へと寝転がり蒼星石は考え始めた。
蒼「(僕のやってきたのはなんだったんだ?)」
蒼「(生きる事はかけがえの無い事、短い人生を堪能しようと“思いで奪い“を始めた。)」
蒼「(それは果たして正しかったのか?)」
蒼「(地獄があるだなんてわからない。地獄が愛で作れるかなんてわからない。)」
蒼「(愛で地獄が作れるなら僕は一体何をやってきたんだ?)」
蒼「(作れるとしても僕は何をやってきたんだ?)」
蒼「(作れたとしても生はかけがえの無い物には違いない。)」
蒼「(僕はそれを奪ってきた。)」
蒼「(それな何はどうあれ許されざる事なのか?)」
蒼「(僕は極楽地獄でなく無間地獄へ行く運命なのか?)」
蒼星石はその日ずっとその事を考えていた。やがて答えが出る。
蒼「(やはりかけがえの無いものを奪うのは許されざる事なのかな・・。)」
蒼「(ジュン君が仮に殺されたとしたら悪いには殺した方と僕は思う・・。)」
蒼「(それは僕が殺した人も同じ、死んだら周りの人も悲しませる・・。)」
蒼「(やはり・・・僕は罪人だったんだな・・。)」
蒼「(自首しよう。そして僕は罪を償いジュン君がいる地獄へと落ちれるようにしよう。)」
蒼「(信じよう、愛は地獄だって作り出せる・・・地獄はあると。)」
蒼星石は今までの罪を償うべく警察へと向かう。
蒼「(ごめんね翠星石・・。一日限りの自分探しの旅は長い償いの旅にへとなりそうだ。)」
186哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/06/01(木) 19:17:00.41 ID:kOv0jvYv0
>>185

その時蒼星石はパトロールをする警察官を見つける。
こんだけ通り魔事件があればそりゃパトロールは厳しくなっている。
折角だ。この人にでいいから自首し警察へと連れてってもらおう。
蒼「すいませーん。」
警「なんですか?この辺は危ないですよ。通り魔がいるのですから。」
蒼「その事でお話が・・。」
蒼星石は全てを打ち明ける。
自分が今まで十人もの人を殺してきた通り魔だという事。
そして自首するので警察に連れて行って欲しい事。
蒼「という訳なんです・・。僕を警察に連れてって下さい。」
警「・・・わかった。」
パトロールをする警察官は手錠を蒼星石へとかけ連行する。
警「・・・だよな。」
蒼「へ?」
警「お前が罪をやった証拠は今の自白であるけど俺がお前を犯したってばれないんだよな!」
蒼「!」
すると警察官は蒼星石を襲い始める。
警「償いと思って大人しく犯られてろ!」
警察は蒼星石を押し付ける。
周りはすっかり暗くなり助ける人はいない。
蒼「や・・・やめて!」
警「そう言われてやめるのは馬鹿のする事だ!」
警察官は蒼星石の服を脱がそうとする。
必死に抵抗するが手錠をされてるのでうまく動けない。
蒼「や・・やめて!」
やがて警察官は上のTシャツを脱がし終える。

187哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/06/01(木) 19:18:15.95 ID:kOv0jvYv0
>>186

その時に蒼星石の服ごしに蒼星石は蹴りをいれる。
油断してたのだろうかその蹴りは鳩尾へ入る。
警「うっ!貴様・・。」
警察官はうずくまって震えている。
その隙に蒼星石はズボンの後ろポケットから鋏を取り出す。
手錠をされてて使いにくいがしょうがない。
蒼星石は腕を前に突き出して走り出した。
そして倒れている警官の頭へと突き刺す。
さらに突き刺さった後それを豪快に上に振り上げる。
警官の頭は真っ二つになり蒼星石の体は血まみれになる。
周りは警官の内臓やらなんやらで染まる。
蒼「はぁ・・はぁ・・・どうして・・・償おうと思った時に・・。」
そう言い警官の腹へと鋏を突き刺すと警官は仰向けに倒れる。
蒼星石は涙声になり嘆く。
その時後ろから声がする。
蒼「(通報されるな・・・。けどいいんだ、これで・・・これで・・。)」
しかし蒼星石はここで疑問に思う。
聞こえた声が聞きなれた声だったからだ。
そう思いぱっと振り向く。
翠「あ・・あ・・蒼・・星石・・。」
そこには旅をすると書かれた手紙を見つけ心配で探しに来た我が愛しの恋人が居た。
188哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/06/01(木) 19:19:14.41 ID:kOv0jvYv0
>>187

蒼「す・・・翠星石・・・これは・・。」
翠「あ・・あ・・うわああああああああああああ!」
翠星石は泣きながら蒼星石を叩く、叩く。
蒼星石はじっと殴られていた。
翠「なんで・・なんで蒼星石が・・・!」
翠星石は問い詰めた。
蒼星石は答えた。
ジュン君が死んでから生きる事が儚く思え“思い出奪い“をした事。
通り魔は自分だと言う事・・。
過ちに気付き自首しようとした事・・。
そして今警官にそれを言うと犯されそうになり殺した事・・。
全てを話した。
蒼「御免ね・・・翠星石・・・御免ね・・・。」
翠「蒼星石は馬鹿ですぅ・・・ひっく。」
翠「何があっても殺す事は人を不幸にするから駄目・・ですぅ・・うう・・。」
翠「思い出は手に入れるものじゃないですぅ・・・ひっく。“作るからかけがえが無いんですぅ“・・・ひっく。」
翠「人を殺して幸せになろうなんて・・・ひっく・・・馬鹿のする事ですぅ・・。」
蒼「御免ね・・御免ね・・・ほんと馬鹿だよ僕・・。」
いつの間にか蒼星石も泣いていた。
翠「うう・・・最後に反省してくれたのが・・・少しは嬉しいですぅ・・。」
翠「けどこんな下衆のいる警察になんかに・・妹は出さないですぅ・・。」
翠「最後に・・・姉妹として・・・双子として・・・蒼星石を殺して自分も死ぬですぅ!」
そう言うと翠星石は警官の腹から鋏を抜き取り蒼星石の所へと歩く。
翠「・・ひっく・・・地獄で・・・また会うですぅ・・。」
蒼「す・・・翠星石?」
鋏は振り落とされる。
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:20:07.03 ID:LXeHDfHz0
VIPからきますた
190哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/06/01(木) 19:20:44.12 ID:kOv0jvYv0
>>188

−殺す気は無かった。
ただ反射的に鋏を振り下ろす手をずらした。
そして鋏は鋏を持つ翠星石の腹へ−

蒼「す・・・翠星石!」
翠「ほんと・・・お前は馬鹿ですぅ・・。」
蒼「そんな気は・・・そんな気は無かったんだ!」
翠「ふふ・・・わかってるですよ・・・・今のはたまたまだって・・・。」
蒼「翠星石・・・御免・・・御免・・・。」
翠「なら約束をするですぅ・・・・。」
蒼「ひっく・・・・なん・・だい・・?」
翠「罪を償ってきたらまた・・・地獄で・・会うですぅ・・・。」
翠「それまで暫く・・・さよならですぅ・・・。」
翠星石の体から力が抜ける。
蒼「翠星石?嘘だろ?嘘と言ってくれ!うわあああああああああああああああ!」
蒼星石は泣いた。泣き続けた。
191哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/06/01(木) 19:21:25.68 ID:kOv0jvYv0
>>190

その後蒼星石は警察署にへと向かう。
血まみれの姿で鋏を持った蒼星石が警察の入り口で呟く。
蒼「僕は・・・罪深き通り魔です。自首しに来ました・・。」
そう呟くと蒼星石は走り出す。
すぐさま警察は蒼星石を追う。
蒼星石は公園の恋人の前で立ち止まった。
周りは警察によって包囲されている。
蒼「翠星石・・・僕は自分の地獄で償いの“哀歌“を歌い続ける。」
蒼「“哀歌“を歌い終えたら・・・君の地獄へと行くよ。」
蒼「ちょうど僕で13人目・・。まるでキリストの処刑だな。」
すでに死んだ翠星石を抱きしめながら言う。
そして
蒼「さよならこの世よ・・・!僕は地獄で償いの哀歌を歌う!」
改札に囲まれる中蒼星石は鋏を握り自分の胸へと突き刺す。
周りで警察の喧騒が聞こえるがやがて聞こえなくなっていく・・・。
世間を騒がした通り魔事件は13人目の死亡者、通り魔自身という終わり方となる。
192 :2006/06/01(木) 19:22:17.24 ID:SOWibEQk0
( TДT)
193哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/06/01(木) 19:22:43.11 ID:kOv0jvYv0
>>191

蒼星石は地獄で歌い続けた。
自分を苦しめ罪を悔い何年も何十年も
自分の地獄で償いの“哀歌“を歌い続けた。
そして気が遠くなるような年月が過ぎ
蒼星石は歌を歌い終え約束を果たしに行く。
194哀歌〜HUNT MEMORYS〜:2006/06/01(木) 19:24:15.36 ID:kOv0jvYv0
>>193

久しぶりだな
久しぶりぃ
久しぶりジュン君、水銀燈、そして愛しの人よ
待ちくたびれたですぅ!罪は償ったですか!?
勿論、約束は守る主義だからね
そして僕はもう1つの約束も果たしに来た
翠星石、僕は君を愛している
君との永遠を約束どおり誓いたい
そ・・・そんなのOKに決まってるですぅ!
ふふ・・・じゃあ早速誓ってよぉ?
ああ、約束通り僕らに誓ってくれ
うん・・翠星石、僕は君を・・・永遠に愛する
翠星石もですぅ・・私も愛してるですぅ
そう言うと二人の唇が重なる

この口付けは永遠へのスタート
“哀歌“を歌った哀しい乙女の愛が終わらない道を歩み始める

fin
195 :2006/06/01(木) 19:27:40.73 ID:SOWibEQk0
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:28:26.48 ID:0kLQ0nGfO
>>194これにて哀歌〜HUNT MEMORYS〜は
終了です。最後まで読んで下さった方
どうもありがとうございました。
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:38:10.94 ID:BAJ8ip8Y0
蒼星石・・・自主しようとしたのに・・・不憫・・・
けど罪を償って、翠星石たちと会えたんだね
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:48:03.79 ID:BFAZxgJIO
これはまた…
重くて悲しい話ですね
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 19:51:07.77 ID:CbOnMpli0
哀しい…哀しすぎる…
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:05:59.46 ID:59JbhPUW0
J「なぁ蒼星石?」
蒼「なんだいジュン君?」
J「蒼星石は恋とかした事あるか?」
蒼「と、唐突だねジュン君。・・・僕だってそれくらいはあるよ。」
J「へぇ〜。相手って誰?」
蒼「それは・・・その・・・・・」
J「そんな恥ずかしがる事じゃないだろ。」
蒼「だって・・・その人はき・・・・あっ!」
J「ちょ!それってまさか・・・・・」
蒼「うん・・・(///)」
J「・・・(///)」
蒼「・・・(///)」
翠「きぃーっ!」
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:11:26.20 ID:kOv0jvYv0
>>200甘あああいwwwwwwwwって翠の子wwwwwwwwwwww
感想くださった方どうもありがとうございました。。。
また休み明けにでも次の作品を投下したいと思います。
wikiにまとめておくのでストーリーを最初から見てない方など
見てくれると感謝します。
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:21:53.65 ID:BFAZxgJIO
>>200
翠星石wwwwwwww
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:23:00.49 ID:ZONwgMlo0
     └-i:::::::::::::::::::::::: ,.  '"´     ``ヽ:::::::.: : ヽ、
     __...ノ: : : : : : :,.ィ´   /     ',   ヽ `丶、: : : :ト.、  ,.ィ"ヽ
.     |: : : : : : : :/  ./  /      ',   ',  「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ニニ、二
      ヽ.ィ: : : :/    /   ,'       l   ', `丶ト、:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート、、ヽ
     r‐:':::::::/     ,'  ,'          !   .l i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
.      ',_:、:::/     l   l        |l     ! ',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_l::', ',r
       ノ:,'     ,'l   |     l  | l !  ! |  `丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ハ::ヽ       今夜も
        /:| |   ,' | ! .!l|    ,'| l l | l ,' ,|. |!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r ' `¬       ローゼンメイデンの絵を
     /:::,! |   ..L.',_ト. |',ト   / !./l/├ /¬ ¬、).:: /:.:.:.:./: ::::::::|    |:        みんなで描くのだわ
      /:::::ハ.ト 、 ! ..l_ヽヽ\、./ l/"´ l/_∠ |  {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ノ|    !:
      ヽ|l ',ヽ \ !,イ `` ト  '′   ,イ"´ lヽ  ,ハr'^,-ヘ':::::::::}::!|   .!:
.        |   ト、ト.`弋..ン        弋..ン ' | .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l !   |:
      |    l l.|. ',     、        l  ! .|:.ヾ ニフ   !::l. |   |:
       |   / / | ト、     ,.、     | l| |/      ヽ:| |l    !
.      |  / / | |_.> 、       _..-.、l l ! !          |.!   |
      l|  /,イ _..l l:.:.:.:.:.:.:`丶、 __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::| |         | !   !
       !|_ノ' r":.:.l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハィュヘ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::! !ヽ、       .| l   |
    _..'"ィ´  ト、:.:.! .l:.:.:.:/``ヾ.ニンリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:| |:.:.:/、       ! !   !
  <._ <.|   ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`¬´:.:``:./:.:.:.:.:.:.:.! !;/: : \     ! l   |

 VIPPERのためのローゼンチャット
 http://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=211491
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:32:31.62 ID:kOv0jvYv0
ここで颯爽と保守
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:34:36.23 ID:zuyaZIU/0
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:45:54.06 ID:BAJ8ip8Y0
>>201
アンm・・・ちょwwwwwwwwww
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:45:56.08 ID:59JbhPUW0
保志
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 20:59:15.76 ID:2uLGHwN/O
北海道
いやなんとなく
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:01:28.96 ID:qjUIPdMhO
>>200
どっちに嫉妬したんだ!?wwww
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:05:59.92 ID:59JbhPUW0
お好きな方をお選び下さい
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:13:09.69 ID:FwXMyYGe0
薔「…唐突なんだけど…」
ジ「ん?」
薔「ジュンは…尊敬してる人って…居る?」
ジ「いきなりなんだ?ん〜…特にいないなぁ。」
薔「…私が尊敬してる人、教えてあげよっか?」
ジ「いや、別に…」
薔「………」
ジ「是非聞きたいな。」
薔「ちょっと昔の人だけど…ハンムラビ王が、私の尊敬してる人。」
ジ「またマイナーな…だけどなんで?」
薔「ハンムラビ法典…目には目を、歯には歯をの復讐法。合理的だと思うでしょ…?」
ジ「ん…ああ、まあ。」
薔「役に、立つかな、と思って。」
ジ「え?」

小さな、優しい口づけの音がした。

ジ「な…///…ど、どうしたんだよ。」
薔「………」
ジ「…黙ってちゃわからないだ…ろ…狽。」
薔「………」
ジ「…はっきり言えばいいのに。」
薔「ジュンからされるのは恥ずかしいから…///…」

目には目を、歯には歯を、唇には口づけを。


そんなハンムラビ保守
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:18:07.86 ID:BAJ8ip8Y0
アマスwwwwwwwwwww
ハンムラビいいよー
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:25:42.22 ID:xBiY++9V0
本当に久しぶりに投下。
前々々々々々スレの>>407(スレタイが『麗しき乙女たち』のスレ)
3週間ぐらい前のものなので忘れられてるかもしてないのであらすじ

普通の高校生、桜田ジュンの元へ妹が二人やってきました。
翠星石と蒼星石と名乗った二人の妹は両親が養子縁組で連れてきた妹だった。
しかし、その両親は次の日に居なくなり、頼みの姉は合宿で居なくなってしまった。
その後、両親が予約を取っておいた温泉にいき、親睦を深めた。
そのあと、真紅と水銀燈が家に来て妹の存在がばれてひと騒動起き、
その後に蒼星石と翠星石の友達の雛苺と金糸雀も混ざり、もうひと騒動起きた。
そのあとに、遊園地に行って帰ってきたら姉が帰ってきていた。
姉曰く「もうすぐ母親が帰ってくる」とのこと。
物語はこの後から始まります。
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:26:16.54 ID:xBiY++9V0
>>213
〜プロローグ〜
物語は突然はじまるものだ。いや、正確には無駄なところを省いているからそう思えるだけかもしれない。
だが、私、桜田ジュンの物語は人為的に唐突にはじまったものだ。

〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜

本当にすべては突然だ。
両親が帰ってきたと思ったら次の日には外国へ旅たった。蒼星石と翠星石の双子をおいて・・・。
姉は合宿でいなくなり、両親が予約をとっていた温泉にいき、その後、真紅と水銀燈に双子のことを言ったことにより未来は見えてきた・・。
それに今日は姉が帰ってきて、母親も帰ってくるらしい
このあとは、どうなるのだろうか・・・・。
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:27:25.37 ID:xBiY++9V0
>>214
〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜帰還の母・・・No1
のり「そろそろ帰ってくるらしいわ。」
その言葉を見計らったようにチャイムがなる
ママ「ただいま〜。」
母親の帰還である。
ママ「翠星石ちゃん、蒼星石ちゃんただいまー。あら真紅ちゃんに水銀燈ちゃんじゃない、お久しぶり。」
真紅「お久しぶりです。」
水銀燈「お久しぶりです」
ママ「水銀燈ちゃん、真紅ちゃん。私が居ない間いろいろとありがとうね。来るときに水銀燈ちゃんと真紅ちゃんのお母さんにあったわよ。」
真紅「なんていってました?」
ママ「なにかねえ・・・『真紅が毎日ジュンくんの家に行って迷惑かけてませんか?』って」
真紅「そう・・ですか・・」
翠星石「ねー、ジュン・・・もうねみーですぅ・・」
蒼星石「ジュンくん・・僕も眠いよ・・・」
ジュン「じゃあ寝るか・・・かあさん、翠星石と蒼星石を寝かしてくるね。」
ママ「わかったわ。それにしてもジュンくんに懐いてるわね。(人前だとママって呼んでくれないのが残念。)」
ジュン「じゃあ行こうよ、翠星石、蒼星石。」
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:28:06.42 ID:xBiY++9V0
>>215
翠星石「ジュンだっこー」
ジュン「わかったよ。ほら・・・(翠星石を抱く」
蒼星石「・・・・(羨ましいな」
ジュン「・・・明日、してあげるよ。蒼星石」
蒼星石「え?・・なんで考えてること分かったの?」
ジュン「子供は考えが単純だからね。でも蒼星石はもうちょっと子供っぽくてもいいんじゃないかな。」
蒼星石「うん・・・」
翠星石「さっさといくです・・・もう限界ですぅ」
ジュン「分かった分かった・・・寝るなよ。」
翠星石「それはジュンしだいですぅ・・」
ジュン「はいはい。いこう蒼星石。」
蒼星石「うん。」
217天使さん:2006/06/01(木) 21:28:37.65 ID:eOTFZVho0
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1146702336/

どうしよもない暇人キモヲタ連中VIPPERどもかかってこ〜い、神コテが相手してやるwww
何人来てもいいぞ、カスは群れなきゃなにも出来ないの分かってますからwww








VIPPERのクズども全員滅びろ
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:29:02.71 ID:xBiY++9V0
>>216
〜ジュンの部屋〜
ジュン「結局僕の部屋で寝るのか。」
翠星石「あたりまえですぅ」
蒼星石「んー・・ジュンくん・・パジャマのボタンしてくれない?」
ジュン「いいよ・・・・ほらできた。」
蒼星石「ありがとう。ジュンくん」
ジュン「どういしまして。」
翠星石「・・・・・ジュン。翠星石のボタンもしろですぅ」
ジュン「じゃあほらじっとしてて・・・よし。おわり」
翠星石「じゃあ早速寝るです。」
そういってベットに入る翠星石と蒼星石。
蒼星石「ジュンくんは寝ないの?」
ジュン「僕はまだいいよ。二人とも疲れたんだから早くねなよ」
翠星石「じゃあ寝るまでここに居てですぅ」
ジュン「いいよ。」
双子が寝付くまでそう時間はかからなかった。双子が寝た後、ジュンは起こさないように静かに部屋を出た。


つづく
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:31:29.30 ID:xBiY++9V0
今回の投下は以上です。
本当に久しぶりにチビものを書いて見ましたがどうでしょうか?
もしかしたら文才が著しく下がってるかもしれません。元々まったくありませんがwww
次回は試験の終わる日曜日か月曜日にかきたいと思います。
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:33:39.74 ID:zuyaZIU/0
>>219
いい…すごくいい…
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:33:41.51 ID:59JbhPUW0
>>219
ほのぼのしてて良いと思うよ
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:33:57.45 ID:BAJ8ip8Y0
ちびktkrwwwwwwwwwww
だっこーて甘えてくるなんて(*´д`)
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:37:32.76 ID:BFAZxgJIO
>>211
>ジュンからされるのは恥ずかしいから…
アンマー
ばらすぃ可愛いよばらすぃwwwwww
>>218
ちび双子ktkrwwwwwww


人前だとママってよんで(ry
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:39:27.13 ID:CbOnMpli0
>>218
久しぶりのちび双子ktkr!!
相変わらず和むなぁ。
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:44:36.93 ID:qIj+BUxA0
薔「ばらしー、獣ヶ原で強くなる。」

保守
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:46:58.70 ID:VFdd2hFk0
>>219
文才が下がる?
それが何か?

あんたの双子への愛があればオールOKだ!
ついでに試験も頑張れ
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:51:23.87 ID:qjUIPdMhO
>>211
可愛い薔薇乙女ですね。

ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
>>218
双子の可愛さが異常。
たまらん!!
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:55:52.27 ID:0kLQ0nGfO
>>219GJ、待ってよ
(;^ω^)しかし…試験中も尚、
投下してた俺は負け組…?
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 21:59:34.86 ID:0kLQ0nGfO
待ってたよのミス
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:02:27.00 ID:dUuGoGmS0
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1149161446/104n-

本スレでめでたいことが起きた!
(*゚▽゚)ノ★+☆【祝】☆+★ヾ(゚▽゚*)
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:03:45.49 ID:qjUIPdMhO
>>228
考えたら負けだ!!

俺はむしろ勝ち組かな?て思ってる。
むしろ勇者!
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:04:54.42 ID:zuyaZIU/0
雑談ぽくなってきたぞ…
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:14:17.21 ID:BAJ8ip8Y0
保守
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:15:02.20 ID:FwXMyYGe0
ジ 「僕の言うことを後から繰り返してくれ。いくぞ?」
薔 「ブ…………ラジャー。」
ジ 「ちょwww」
薔 「…ちょ。」

ジ 「りんご。」
薔 「…りんご。」
ジ 「みかん。」
薔 「…みかん。」
ジ 「バナナ。」
薔 「…バナナ。」
ジ 「メロン。」
薔 「…メロン。」
ジ 「さて、最初に言ったのは?」
薔 「薔薇水晶、君が好きなんだ。」

ジ 「告白の言葉なんか聞いてないぞ…?」
薔 「私の幸せな人生、最初の言葉だから…」
ジ 「…///…」
薔 「あまーい…あますぎるよ桜田さん…」
ジ 「どっちがだよ…(久々に赤くなっちまった…)」



そんな保守
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:16:22.52 ID:BAJ8ip8Y0
さすがばらしーだwwwwwwwww
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:23:20.62 ID:BFAZxgJIO
>>234
甘いwwwwww
ばらすぃにはJUMをコントロールするなにかがあるのかも…
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:35:32.34 ID:BAJ8ip8Y0
保守
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 22:49:59.15 ID:BAJ8ip8Y0
保守
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:03:14.25 ID:0kLQ0nGfO
ここで華麗に保守
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:08:17.57 ID:N9vr0r1Y0
FF3DS発売日決まった保守
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:12:49.24 ID:FwXMyYGe0
め 「私…怖い。」
ジ 「…大丈夫だよ。」
め 「貴方と巡り合ってしまってから…私は、生きたいと思ってしまったから…」
ジ 「…大丈夫だって。」
め 「今だってホラ…怖くて、震えてる…」
ジ 「大丈夫だよ!信じろ!」

  っ【毛虫】 ぽいっ

め 「…怖かったよぉ…」
ジ 「毛虫ぐらいで人は死なないって、絶対。」
め 「そんなことわからないでしょ?もしかしたら…」
ジ 「めぐは、もっと大きな試練を乗り越えただろ。」
め 「……そうだね。うん、私が間違ってた。」


>>240
俺買うよ保守
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:18:42.57 ID:BAJ8ip8Y0
ちょwwwwwwwwwww毛虫かよwwwwwww
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:25:14.48 ID:uyZ8E4x8O
保守
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:32:35.17 ID:FwXMyYGe0
め 「私には今…迷いがあるわ。」
ジ 「…」
め 「どちらかを選ぶかが、私のこれからを左右するの。」
ジ 「…」
め 「私はどうすべきなのか…天使さんがきっと教えてくれる…」
ジ 「…もしもし?あ、そう。いつもの頼むよ。じゃあ、代わるね。」

水 『はぁい、めぐ。今日の貴方には、ハンバーグ定食がおすすめよぉ。』

   ガチャッ ツーツーツー…

め 「ハンバーグ定食お願いします。」
ジ 「僕はナポリタンで。」
め 「しょうが焼き定食にしなくてよかった…」
ジ 「(このちょっと天然な電波も、彼女のいいところなんだよな…恋は盲目って本当なんだね。)」
め 「ジュンにもわけてあげるからね。」
ジ 「ああ、喜んで。」


そんな保守。
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:33:48.92 ID:BAJ8ip8Y0
めぐwwwwwwwwwwバロスwwwwwwwww
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:36:02.73 ID:BFAZxgJIO
電波少女ktkr
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:36:23.01 ID:AcHf2yaM0
プロポーズの返事も天使様に聞くんだろうか?



水 『だめよ、断るの。』
水 (ジュンは私のもの・・・・・・)
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:39:45.75 ID:FwXMyYGe0
>>247
め 「私は初めて自分の意思で行動する…これが成長よね、天使さん。」
水 「(゜д゜)」
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:47:21.21 ID:BAJ8ip8Y0
保守
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:50:09.34 ID:FwXMyYGe0
め 「ケホッケホッ」
ジ 「どうした!?発作か!?」
め 「あ、なんでもない。ちょっと砂埃が…」

め 「ゴホゴホッ」
ジ 「どうした!?発(ry)」
め 「なんでもないわ。気管に午後ティーが入っちゃったみたい。」

め 「ゲホ、ゲホ…」
ジ 「どうし(ry」
め 「なんでもないの。ただちょっと胸が苦しいだけ。」
ジ 「なんでもあるじゃないか!」
め 「貴方の顔を見ていたら…何故か胸が苦しくなるの…」
ジ 「…え…///…?」
め 「…顔、赤い。」
ジ 「な…!こら!冗談がすぎるぞ!」
め 「うふふ、冗談じゃないよ。」
ジ 「…え?」

め 「ホントに発作…(バタ)」
ジ 「む、無茶しやがってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

一命は取り留めたような保守
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:51:43.33 ID:BAJ8ip8Y0
無茶しやがって・・・!
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:56:13.02 ID:xUKTJyC5O
三度目の正直wwwww
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:56:12.98 ID:BFAZxgJIO
まさに命懸けだな
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/01(木) 23:57:52.94 ID:FwXMyYGe0
め 「…私、夜が嫌い。」
ジ 「え?なんで?」
め 「何もかも、私の命をも覆い尽くすような闇。昔は心地よかったわ。」
ジ 「…」
め 「でも。今の私の命は…闇に消えて欲しくない。」
ジ 「…」
め 「だから、怖いの。闇に私の命が溶けてしまったらって考えると…」
ジ 「ストップ。」
め 「?」
ジ 「要約すると?」
め 「一緒に寝よ?」

ジ 「最初っからそう言ってくれると嬉しいんだけどな。」
め 「私を理解してくれる人が、私の理想なんだもの。」
ジ 「じゃあ、僕は落第?」
め 「ううん。合格。」
ジ 「僕は要約してもらわなきゃ理解できなかったぞ?」
め 「意図を汲み取ったから、要約してって頼んだんでしょ?普通の人なら聞き流すもの。あんな電波。」
ジ 「自分で電波って言うなよ。」
め 「ジュンのこと…私は大好き。わかってくれるでしょ?」
ジ 「ああ、僕もめぐのことが大好きだよ。」
め 「今は、それで十分。」
ジ 「へぇ。」

そんな夜分遅くの保守。これにてジュンめぐシリーズ一時完結。
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:03:28.55 ID:9RKdaopGO
>>254
自分で電波って言ってるwww
だがそこにメグらしさを感じたwww
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:06:01.90 ID:LfDgw3PHO
めぐ銀派だけどこれもいいなぁwww自分の中で新たな道がwww
電波wwwwwwwww
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:22:39.79 ID:68mkhgUEO
保守
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:22:54.10 ID:mPjKJAzHO
保守
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:33:59.60 ID:lhABkFKu0
描かずにはいられなかった 激モエス
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060200323039.jpg
>>218っぽく
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:46:55.57 ID:P6cDfRwc0
>>259
ちび双子が……和みます……

そして夜中にこっそり投下です
【ゆめまぼろし】第九話 命の天秤 となります。
前スレ>>724の続きです

スレを跨いだので、あらすじと設定


薔薇屋敷の異名を持つ館の主、真紅は、人々の夢を叶える薔薇の指輪の呪いを受けて、
それを縛り付ける処置のために館の外に出ることが出来ない。
真紅の呪いは、夢を叶えたあとに発生した悪夢が実現しようとすること。
それを阻止するため、真紅の夢の"世界"に発生する観念の虚像、通称"異なるもの"と
の戦闘を繰り返す"庭師"翠星石と蒼星石。
また、現実世界での"異なるもの"との闘いに特化した力を持つ、"策士"金糸雀と"観察者"みっちゃん。
館に住み着いている幽霊、桜田ジュンは闘いに協力し、真紅にかけられた呪いに抗おうとする。

ジュンの幽霊である存在そのものにある違和感を抱いた金糸雀は、ジュンに問い詰める。
「ジュンの魂の器、その肉体は。いまだ生きているのではないか」と。

どうやらジュンの状態には、"鏡の姉妹"雪華綺晶と薔薇水晶が深く関わっているらしいが、
果たして――?

というのが前回まで。今回も例によって長いので分けます 申し訳ない……
時間ぽんぽん飛びまくりで心苦しいですが、いきます。
では、どうぞ。
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:47:46.81 ID:P6cDfRwc0
>>260

 例えば私は本が好きで、それは自身に様々な知識を与えてくれた。

 私は学校の知り合いにも思う様話しかけられない性格だったし、本来は友達付き合いで
学んでいけるようなことだって、本を読めばある程度は理解出来ていたつもりだったのだ
と思う。
 そこには物語があったし、それが人と人との関係の全てと言い切ってしまえば……その
辺りは言いすぎであるかもしれない。けれどどんなジャンルのお話であれ、一冊の本を読
めば一冊分の情報と知識は積み重なっていくものなのだと信じていたのだ。


 あとは、大好きな姉の存在。私はお姉ちゃんにべったりだった。年が離れている訳では
ないけれど、先に生まれたという事実だけで、私よりも数倍大人びていると感じられる。

 いつでも、姉についていけば間違い無かった。幼い頃に自分に特別な力があるのだと気
付いてしまった姉と私。姉はまず、みだりにこの力を使わないようにしようと教えてくれ
た。必要最低限、自分達の身を守る為に使っていけば、それで良いと。本は私に、力につ
いての知識だけは与えてくれなかったから、そういった部分は姉に教えて貰った。もっと
も其処だけは、姉自身も模索しながらのことだったけれども。

 
 身を守る為の闘いの最中、姉は右眼の視力を失った。それは、明らかな私のミスによる
もの。滅し切れなかった"異なるもの"の存在の終わりに、巻き込まれたせい。
 『どうか気にしないでちょうだい』と姉は言う。貴女が無事であったのならば、それで
良いのだと。だけどそのことは、私にとって精神的に耐えられるものでは無かった。多分
そのことが原因だったのかははっきりしないけれど、眼帯をつける姉の姿を眼の当たりに
した次の日の朝、私の左眼は光を映さなくなった。
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:49:27.08 ID:P6cDfRwc0
>>261

「……」

 自分でも不思議になるくらい絶望的なところは何も無く、むしろ私の眼が見えなくなっ
たこと自体は至極当然であるように感じられた。だって、私達は"鏡の姉妹"。鏡に映る姿
のように、正確に姉の姿をなぞるもの。
 姉は私の状況を見て泣いた。その姿を見て、私も悲しくなって泣いた。自分の為の涙は、
多分私達は流さない。だけど、多分大切な半身とも呼ぶべき存在の為ならば、いくらでも
泣くことが出来る。私は、とある姉妹愛を描いた小説の物語を思い出したりしていた。



 彼はそんな私達とは、更に一線を画する存在なのではないかと、初めて逢ったときに思
った。優しそうな眼や、声。そんな表面に見える印象だけではなくて、何処かしら彼自身
の存在の雰囲気そのものに、何処か『悟っている』ような印象を受けた。

 そのときに彼が言っていた通り、私達は間もなく彼と『再会』した。私達はそれからす
ぐに、"異なるもの"と闘う組織的なグループに拾われて所属したけど、彼はそうしなかっ
た。"時"が来るまでは独りで闘うと言っていたから。たまに逢って連絡をとったりする程
度。それでも、初めて自分の姉以外に、信頼のおける存在が出来たと思って私は喜んだ。



 そして今は夜、ある病院の一室に居る。彼は肺の病気で、余命幾許も無いことは、元々
本人の口から聞かされていた。

「……頼む、薔薇水晶」

「……でも、ジュン……」
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:50:25.96 ID:P6cDfRwc0
>>262

「いいんだ。別にお前のせいで僕は死ぬ訳じゃない。終わったらまたここに戻ってくるさ。
 ま、賭けになるっていったらそうだけど、ある程度勝算はあるよ。魔術師の"知"も、
 伊達じゃないってことかな」

「……」

「ちょっと辛い役かもしれない……それは本当に申し訳なく思うよ。だけど、お前にしか
 頼めないからさ……失敗したらしたで、それは僕の寿命だよ」

 そう言ってジュンは苦笑いを浮かべた。彼は何を考えているのだろう。名も知らぬひと
の為に、どうして彼は命を投げ出すような真似が出来るのか。私も姉も、組織に属してか
らは、自分達の力をひとの為に使っていく道を選んだことになる。だけど……

「桜田君、何度も言うようだが……君自身は"魔術師"では無い。だから君が、そこまで責
 任を負おうとする必要は無いのではありませんか?」

「そうですね、白崎さん。でも、"だからこそ"なんです。"だからこそ"、僕がこうやって
 考えること自体は、それは僕の意志によるものなんですから」

「……」

 命をある天秤にかけて、それが釣り合って然るべきものは何なのだろう。それはやはり
命か、またはそれに等しいもの。今彼の中で、己がまさに救いたいと願う存在が、自分の
それよりも重くなっているような気がしてならない。だけど、そんなことは在るのだろう
か……?

 私は、病室内に"虚ろなる街"の空間を展開した。明かりは元々点けていなかったものの、
白く清潔的な病室が、廃墟のイメージに塗りつぶされる。
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:51:55.27 ID:P6cDfRwc0
>>263

「薔薇水晶……」

 姉が心配そうな顔をして私を見ている。だけど、ジュンの頼みをやすやすと断る訳には
いかない。それに考える時間が多いと……自分自身の決意が、鈍る。

 ジュンは眼を瞑った。皮肉なものだと思う。彼の寿命が近いが故に、もうその魂は実体
を離れかけ……それだけに、存在の"解放"がしやすいだなんて。



『……"鏡の姉妹"が一人が命じる……観念の終わりを示す、"虚ろなる街"にて……

 汝の観念は……その実の肉体から、ひと時の"解放"を得る……』



     ザクン



 小さな小さな、音だった。だけどそれは、この"虚ろなる街"の中に、よく響いて……

 この音が魂を身体から切り離すものなのだとしたら、……それはあまりにも小さすぎると。
 そんなことを、私は思った。


【ゆめまぼろし】第九話 命の天秤
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:52:56.48 ID:P6cDfRwc0
>>264

 私が"虚ろなる街"の展開を終えて、元の病室の空間になった後。ジュンの胸に突き刺さ
さっていた一本の紫水晶は、今は無い。全く『力』を持たない者がこの有様を見ても、た
だ意識不明になったいるようにしか見えない筈。

 その横には、宙を浮いているジュンの姿がある。

「……これで、まずは第一歩だな。ありがとう、薔薇水晶」

「……」

「しかし変な感じだな。こうやって眠ってる自分の姿を見るってのも」


 私の解放の"アメジスト"は、彼の観念の存在を実体から"解放"した。そして肉体の方は、
……言わば仮止め。一つの解放は、一つの存在が"囚われる"ことによって為されるイメー
ジだと彼は言った。夢の"世界"で磔にされた身体は、現実の世界で終わることが出来ない。
"世界"の観念に、囚われてしまうから。

 多分このままにしておけば、今眼の前で眠っているジュンの肉体は老いることすらしな
いだろう。何しろ眼の前にある身体は、ジュンであってジュンでは無い。人形のようなも
のだ。本当の肉体は、"虚ろなる街"の建物の中に在る。ここでベッドで横になっているの
は、それに付随したイメージ。それを仮の器として、白崎さんの力によってここへ持って
きた。何年も経てば周りは違和感を抱くかもしれないが、彼自身『そんなに時間はかから
ない筈』と言っている。 彼の身体は今、『永遠に生きながら、同時に死んでいる』こと
になる。

 だけど、やっぱり彼が言っていた通り、何もかもが賭け。私がちょっと加減を間違えて、
実体の存在そのものを『殺して』しまったらどうするつもりだったのか。
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:53:57.05 ID:P6cDfRwc0
>>265

「その辺は心配してないよ。信用してるし」

「……心の中、読まないでよ……」

「あ、悪い。まだちょっと勝手がわからないな」

「それにしても桜田君。君も無茶なことを考えるものですね……」
 
「ああ、まあ。"虚ろなる街"は、観念の終わりの街でしょう? 実体の存在の方は多分
 あそこで"終わらせて"おきさえすれば、多分かたちはそのまま残ります。むしろあの場所
 じゃないと駄目なんでしょうけど。実空間でやったら多分僕は普通に死んで終わりです。
 言ったでしょう、勝算はあるって」

「いや、それにしてもですね」

「……完全に生きてる状態じゃ、駄目なんですよ。だけど僕が死ぬまでにはまだ時間がある
 ようだから。最初雪華綺晶の"鏡"で映してもらって、観念だけ取り出すのもアリかなと思
 ったんですけど……それだと生きてる身体の方にすぐ引っ張られちゃいますし。

 薔薇水晶の"アメジスト"が刺さっている内は、僕は戻れません」


 ……白崎さんの言ってることはもっともだ、と思った。常人の考えることでは無い。これ
も彼は"運命"のひとことで片付けてしまうつもりなのか。

「……仕方ありません。あなたに託しましょう。もっと時間をかけて他の方法を模索してい
 る時間は無さそうですからね……薔薇屋敷の件については、我々もフォローさせて頂きま
 す。それでもいいですね?」
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:54:44.32 ID:P6cDfRwc0
>>266

「お願いします、白崎さん。ありがとう」

「では、今から君を薔薇屋敷の中へ送りましょう。今は"庭師"が担当になってますが……
 先代の"庭師"が張った結界が残っていますからね。外から入るのは容易ではありません」

 そう言って白崎さんは、くらい"兎の穴"を開く。

「この先が目的地に通じています。……しかし、君の存在は"指輪"にとってイレギュラーと
 なる。"指輪"の存在によって因果律は乱されましたが、その乱れた状態で今という時は
 存在し、流れているのです。君のこれからとる方法で……不測の事態が起きても、しょう
 がないですよ」

「それでも、僕はやらないと。"魔術師"が……あと水銀燈が、それを伝えてくれた。そして
 自分の意志を以て僕は動く。自分が確かに救える存在は、スルーするわけにいかないじゃ
 ないですか。……言ってて恥ずかしいですけど……それに」

 ジュンは、"兎の穴"を見つめながら言う。

「それに。全てを救える存在なんて、無い。多分そういうのは神様の役目なんだろうけど、
 そんな神様はとうの昔に死んじゃったんですよ。……前も言いましたけどね」


――――――
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:55:32.27 ID:P6cDfRwc0
>>267

 ジュンが"兎の穴"に飛び込んでから、私達三人も別な穴を通って病院を後にする。

「……今日はゆっくり休んでください、お二人とも。明日すぐに、という訳にもいきませんが。
 そのうち一日くらいはゆっくり休暇でもとって下さい」

「有難うございます、白崎さん」

「……」

 手を振って、別れる。私と姉は、暗い空の下、家へ向かって歩き出した。
 ふと空を見上げてみると、雲に隠れていた月が私達を照らしている。満月には足りず、少し
形が欠けていた。


「……お姉ちゃん……月、綺麗だね」

「そうね、薔薇水晶」

「……」

「……」

 それきり、無言。姉は私が元来無口な性格であると知っているので、無理に話しかけてこよ
うとはしない。
 お姉ちゃん、という存在。私の、半身。姉が居なくなったら、私はどうなってしまうだろう。
その存在の終わりと同時に、私もやっぱり居なくなってしまうのが正しいのだろうか……?
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:56:42.98 ID:P6cDfRwc0
>>268
 
『運命、ってやつかもしれないな―――――』


 ひょっとしたら、私とジュンは似ているのかもしれないなどと思った。私は姉の為なら命を
投げ出すことだって出来るに違いない。だけど、それは自分自身も守った上のことで。もし私
が居なくなってしまったら、姉はきっと悲しむ。だから、もし本当に自分の命と引き換えに姉
が助かるのだという状況ならば躊躇いはないだろうけど、なるべくならどちらも一緒に居られ
る道を模索したい。

 彼は、私が"解放"の紫水晶を解除して……もとの身体に魂を戻したとしても、きっとすぐに
死んでしまう。それくらい彼はぼろぼろなのだと、……身体こそ元気に見えたけれども、ちっ
とも健康では無いこと位はわかった。あんなに存在が虚ろになる程に、彼は病んでいる。

 ジュンの運命。ジュンの意志。それを考慮に入れたって、彼自身家族だっているのに……ど
うして彼が、その運命に飛び込まなくてはいけないのか。

 さっきも考えていたこと。――命の重さを、量る天秤。一つの命は、別な命か、またはそれ
に等しいものでしか購えない……いや、それすらも等価ではないのかもしれなかった。
 彼には、"魔術師"の犯した責任が、負荷として加わってしまっていたから……

 もっと、ジュンと色々な話がしたかった。彼がたまに逢ったときにしてくれる話は、今まで
私が見たどんな本よりも興味深かった。哀しい話をしたあとは、それを補ってくれるかのよう
に優しい話をしてくれた。私は――


「っ…………」

「――薔薇水晶……」
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:57:41.88 ID:P6cDfRwc0
>>269

 涙が零れる。泣くのは、きっと哀しいからだ。お姉ちゃんの右眼が見えなくなった時だって、
哀しかった。お姉ちゃんが泣いてるときも、やっぱり私は哀しかった。

「薔薇水晶……泣か、ないで……」

 お姉ちゃんも、ぽろぽろと涙を零している。――私が泣いちゃ、駄目なんだ。

「……ごめんなさい、お姉ちゃん。私達は私達で、闘わなきゃいけないものね……」

「――そう。私達は、足掻く者ですから……ジュン様も、それはきっと同じなのです。

 それに運命は、決まりきった状態であるからこそ。その舞台で輝くには……きっと努力が必要。
 今は、願いましょう。

 そして私達は、自分達を必要としてくれる人たちの為に……闘いましょう」



 月は何時の間にか、また雲に覆われて隠れてしまった。この辺りには街灯が少ないから、
一気に道が暗くなったような感じがする。

 手を、握った。お姉ちゃんも握り返してくれる。私達は手を取り合って――たとえどんなに
暗い道でも、歩き続けなければならない……



――――――――――――――
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 00:59:23.18 ID:P6cDfRwc0

>>270までで、【ゆめまぼろし】第九話 命の天秤 前半終了です。
後半はまた明日……

無茶な設定を考えるのは好きですが、後々自分の首を絞めたりしますorz
でも頑張ります。失礼しました……

272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:03:18.12 ID:5e/+4g/b0
Jと翠の純愛みたいな設定で…
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:21:06.57 ID:kxN3/FY+0
>>271
久々に、投下に立ち会えましたよ。

肺の病を患ったジュンが、選択した運命。
複雑に絡み合った因果律を感じてしまいますね。
彼の今後は……どんな展開が待っているのだろう。

なかなか、先を読ませませんねぇ。
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:26:05.65 ID:lhABkFKu0
>>271
寝る前に続きが読めてよかった。
明日も楽しみにしています。
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:40:44.41 ID:P6cDfRwc0
レスありがとうございました!
>>273
ありがとうございます。命そのものと、あと運命というのも作品の
テーマだったりします。あとはキャラをどう動かしていくか……がんばります。
>>274
ありがとうございます。投下は夕方近くかそれ以降になると思います。
こっからバトルに入っていく……予定です。そろそろ終焉が近いような気もします。

それでは皆様おやすみなさい…… 眠り前の保守!
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:44:15.03 ID:/6xtQT3aO
受信した

J「《ジュン》を使って短文を作りなさい」

真「JUM、貴方の入れる紅茶が飲みたいわ」
蒼「桜田蒼星石(///)」
銀「ジュン大好き、付き合って。いや突(ry」
雛「ジュン登りなの〜」
翠「ジュンはチビですけど優しいから大好きですぅ。ありがたく(ry」
雪「ジュン様…ポッ」
薔「ジュン…はいこれ…後はJUMの名前を書くだけ…つ〔婚約届〕」


オチ無しでも気にしない!
金「金糸雀かしら…オチ担当ばかりでイヤかしら」
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:50:18.20 ID:kxN3/FY+0
>>276 金糸雀・・・・・・強く生きてくれ(TДT)

  翠×雛の『マターリ歳時記』

―弥生の頃 その3―  【3月6日  啓蟄】


その日の仕事を終えて、翠星石と雛苺が、着替えをしていた時のこと。

「ねえねえ、翠ちゃん。啓蟄って、どんな意味があるの?」

と、雛苺が訊ねてきた。
よもや雛苺から暦に関する質問をされるとは思っていなかったので、暫しの間、
翠星石は口を閉ざし、考え込んでしまった。

「なんです? 藪から棒に」
「さっき、カレンダーを見たらね、書いてあったのよー。
 何かのお祭りかなって、思ったの」
「ああ……なるほど、ですぅ」

雛苺らしいと言えば、彼女らしい。
お祭り大好きな性分は、昔から変わっていなかった。

「それなら、特別に教えてやるです。耳の穴かっぽじって、良〜く聞きやがれです」
「うぃー。了解なのっ」
「良いですか。啓蟄とは……」
「ふむふむ」

啓蟄。それは、冬眠していた動物たちが目を覚ます頃……を意味する。
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:51:05.07 ID:kxN3/FY+0
>>277

翠星石も、それは知っていた。
――が、ここで悪い癖が、うずうずと疼きだした。

「啓蟄とは二十四節気のひとつで、冬眠していた動物たちが目を覚ます頃を
 差しているのです。
 今日は一年の無病息災を祈願して、冬眠から目覚めたばかりのヒキガエルを――」

黒焼きにして食う。
と言いかけて、翠星石はモノを想像して吐き気を催してしまい、口ごもった。
串に刺したカエルの姿焼き……。

「ヒキガエルさんを、どうするの?」
「い、いや……勘違いです。なんでもねぇです」
「うゅ? 翠ちゃん、なんだか、お顔が青ざめてるのよ?」
「心配いらないですぅ。ちょっとした立ち眩みなのです」

不安げに眉根を寄せる雛苺に、翠星石は弱々しく微笑み返した。
自爆するとは情けない。
雛苺は、がっくりと項垂れる翠星石の様子に只ならぬモノを感じたらしい。
気分転換になればと考えたのか、やおら話題を振ってきた。

「ねえねえ。翠ちゃんは、どんな動物が好き?」
「私は、どんな動物でも好きですよ。犬でも、猫でも、タヌキでも、ですぅ」
「ホントに? じゃあじゃあ――」

雛苺は、そこで辺りをキョロキョロと見回した。
そして、自分たち以外、誰も居ないのを確かめてから……
翠星石に、こそこそっと耳打ちした。
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:51:48.39 ID:kxN3/FY+0
>>278
「あのね。これから、時間……ある?」
「な、なんです? 内緒話なんて、気色悪いです。ハッキリ言うです」

耳をくすぐる雛苺の吐息が煩わしくて、翠星石はサッ……と身を引いた。
その拍子に、開け放してあったロッカーの扉に、ばぁん! と後頭部を
ぶつけてしまった。翠星石の瞳から、じわりと涙が滲み出す。

しかし、そんな衝撃が霞んでしまうほどショッキングな台詞が、
雛苺の唇から紡ぎ出された。

「じゃあ、ハッキリ言うの。翠ちゃん。
 この後、ヒナと一緒に…………ニャンニャンしない?」
「にゃ……にゃんにゃ――――っ?!?!」

なにやら、いかがわしい感じがして、翠星石は赤面してしまった。
そして、徐に雛苺の両頬を摘んで、むに――っ! と左右に引っ張った。

「ふしだらなコトを言うのは、この口ですかーっ!」
「ひ、ひひゃいひひゃい!」
「よぉ〜く反省するです。私を淫らな行為に誘うだなんて……許せねぇです!」

言って、翠星石が手を放す。
雛苺は赤くなった頬を両手でさすりながら、涙目で翠星石を睨み付けた。

「翠ちゃん、酷いのぉ。猫さんを見に行くのが、そんなに悪いことなの?」
「はぁ? ちょ……じゃあ、ニャンニャンって――」

なんとも紛らわしい言い方をしてくれるものだ。
翠星石は、安堵と諦念の入り交じった溜息を、ひとつ吐いた。
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:52:30.59 ID:kxN3/FY+0
>>279

雛苺に連れられて、訪れたのは、彼女の家から程近い空き地だった。
辺りはもう、すっかり暗くなっている。
この時期はまだ、日が暮れてしまうと、気温が急速に低下していく。
二人の吐息も、仄かに白く染まって、冷たい風に流されていった。

「こんな所に連れてきて、野良猫でも見せる気です?」
「うん。子猫なのよ。とっても可愛いのー」
「そりゃまあ、犬でも猫でもタヌキでも、小さいときは可愛いもんですぅ」

翠星石の言葉を受けて、雛苺は不思議そうな眼差しを、彼女に向けた。

「……どうしてタヌキに拘るのー?」
「え? なんとなく、音感が良いからです。深い意味なんてねぇです」
「うぃー。あ! 居た居た。翠ちゃん、見て見てなのー」
「どれどれ……おぉー。確かに、愛嬌のある顔してやがるですぅ」

小さな段ボール箱の中で、一匹の仔猫が丸くなっていた。
側には、牛乳の入った器が置かれている。近所の誰かが、あげたのだろう。
しかし、何か妙だ。翠星石は、不自然な気配を感じ取っていた。

「猫は一度に数匹の子供を産む筈なのに、一匹だけとは、どういうコトです?」
「……可哀想に、他の子は死んじゃったの」
「この季節じゃあ、寒さに負けてしまうのも、無理ねぇです」
「違うのよ」

雛苺は、悲しそうに頚を振った。

「この子の兄妹と、お母さんはね、車に轢かれちゃったの」
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:53:10.84 ID:kxN3/FY+0
>>280

翠星石は、なるほど……と、納得した。
それで、こんな小さな仔猫が、たった一匹で寒さに堪えていたのだ。

「おいで、なの〜」

雛苺は仔猫に話しかけて、手を差し出した。しかし、仔猫は反応を見せない。
丸まったまま、じっとしていた。
お腹が規則的に上下しているので、死んではいないと判る。

「眠ってるですか?」
「いつもは、すぐに出てくるのよー」
「ふぅん? 撫でてみれば、目を覚ますかも、ですぅ」

言って、翠星石は指の背で、仔猫の頭を撫でてみた。
だが、僅かに耳を動かすだけで、目を閉じたまま、起き出す気配がない。

「なんか、様子が変ですっ。病気かも知れねぇですよ!」
「?! ど、どうしよう。どうしよう、翠ちゃん!」
「狼狽えるなです。とにかく、動物病院に連れてってみるです」

翠星石は即座に、首に巻いていたマフラーで仔猫を包み込むと、
両手で抱きかかえて走り出した。

たかが野良猫一匹と、人は言うかも知れない。
でも、いま手を差し伸べてあげなければ、この子は死んでしまうだろう。
自然の掟だと言って、突き放すことは容易い。
けれど、死ぬと解っていながら見殺しにする事なんて、翠星石には出来なかった。
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:53:50.68 ID:kxN3/FY+0
>>281

動物病院で点滴と注射をしてもらうと、仔猫はすぐに、元気を取り戻した。
だいぶ衰弱していたらしい。
しかし、今はしっかりと目を開いて、時折、可愛らしい声で鳴いている。

「さっき気付いたですけど、この子、オッドアイだったですね」
「そうなの。それで、翠ちゃんに見せてあげたかったのよー」

仔猫は翠星石の腕に抱かれながら、青と金の瞳で、彼女の顔を見上げていた。
交通事故で、親兄弟を失った子供――
それは、ずっと以前に、翠星石が経験した悲しみだった。
自分には、蒼星石が居てくれた。でも、この子には……。

「決めたですっ!」
「うょ?」

いきなり大声を出したものだから、雛苺と仔猫が、ビクンと身体を震わせた。

「な、なにを決めたなのー?」
「暫くの間、こいつの面倒は家で見てやるですぅ」
「ええっ!? 良いの?」
「ったりめぇです。ここで投げ出したら、意味ねぇですよ」

翠星石がそう告げると、雛苺は心底、安心したように胸を撫で下ろした。
本当は、雛苺が面倒を見たかったのだろうが、彼女の家はペットの飼育が禁じられている。
もしかしたら、雛苺は翠星石に仔猫の面倒を見てもらいたくて、誘ったのかも知れない。

でも、翠星石には、どうでも良かった。
似た者同士の仔猫が助かるのならば、それだけで、満足だった……。
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 01:54:40.37 ID:kxN3/FY+0
>>282
久々の投下でした。も少し定期的に投下できたらなぁ・・・。

『保守がわり番外編  アニメじゃない』 (【明日を夢見る】>>338の続き)

「神の遣いに変身すべく、煙に包まれた紅いキツネ。白い煙が晴れた時ぃ――」
「ご、ごくり……なのー」
「ちょっと、どうなるの?」
「神の遣いなんて、メチャクチャ強そうです。翠のタヌキ、大ピンチですぅ」

「煙が晴れたとき、そこには小麦色の“おいなりさん”が転がっていましたぁ」
「…………うゅ?」
「…………はぁ?」
「きゃははははははっ! 紅いキツネ、すげーバカですぅ! いしししししっ!」

「翠のタヌキはプッと吹き出したけどぉ、直ぐに、これは千載一遇のチャンス
 だと考えたわぁ。おいなりさんなら、一口で食べてしまえるものねぇ。
 でも、その考えを悟られる訳にはいかないわぁ。
 巧く煽てて、そのままの姿で居て貰わないとぉ」
「銀ちゃん。それで、翠のタヌキは、どうしたのー?」
「翠のタヌキはねぇ、
 『おおぉ! 凄ぇですっ! 神々しいですぅ!』
 と、拍手喝采。心にもないお世辞を言って、紅いキツネを油断させたのよぉ。
 紅いキツネも、満更でもないらしくて、おいなりさんが、ぷるぷるぷるりんと震えたわぁ」
「やっぱり、褒められると嬉しいのー」
「でも、言葉で褒め殺すだけじゃなくて、翠のタヌキは更に、小道具を用意したわぁ。
 『だけど、イマイチ高級感が足りねぇです。これを添えてやればバッチリですぅ』
 翠のタヌキは、おいなりさんに、傘の開いていない松茸を添えたのよぉ」

・・・下品で失礼。フヒヒ
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 02:10:55.51 ID:5jIsSsp8O
>>283
銀様エロス
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 02:43:41.77 ID:Dx2aOAyUO
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 03:37:42.33 ID:sO3kR48NO
保守
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 03:37:51.81 ID:D1ATmX0mO
寝るです保守
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 04:15:29.30 ID:cxyGGFPY0
保守
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 05:20:38.08 ID:9RKdaopGO
>>283
>この後、ヒナと一緒に…………ニャンニャンしない?

誤解を招くのもしょうがないwww

wktkっす!
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 05:53:04.24 ID:cxyGGFPY0
保守
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 06:09:15.61 ID:LfDgw3PHO
>>271
ジュン…こういう経緯で…
ばらすぃは少なからずジュンに特別な感情が…
だとしたらやっぱり悲しいですね

>>283
猫ー
やっぱ雛苺はいい子ですね


残念それは私のおいな(ry
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 06:26:51.28 ID:mPjKJAzHO
保守
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 06:36:30.84 ID:cxyGGFPY0
保守
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 06:37:09.04 ID:fHKEXdl8O
今一瞬落ちたな
焦った
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 06:39:39.15 ID:mPjKJAzHO
一体なにが起こった!?
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 06:55:21.06 ID:mPjKJAzHO
保守
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 07:08:04.47 ID:gVm8YTHZ0
>>271
神は死んだ…ニーチェだっけか。
命を天秤に載せること自体が間違いな気がします。
だって自分は自分でしかなく、決して他人にはなれないのだから。

「運命」と言う言葉は重さと同時に軽さも併せ持つ。
自らの意思での選択でも、そう選択するよう『何者か』に、あらかじめ決められているのなら…?

続きwktkするぜ!


>>282
ぬこかわいいよぬこ
目の前で消え行く命を見捨てられないのは至極当然。
でも、子猫の世話は大変ですよ…
動物を飼う時は、優しさだけでなく覚悟も持たないと!

次の時節は何でしょう?ググるなんて野暮なことはしません。wktkします!

>>283
エッチなn(ry
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 07:39:20.68 ID:fHKEXdl8O
ホス
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 08:14:56.11 ID:mPjKJAzHO
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 08:40:53.23 ID:WtwrvXX60
保守
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 08:58:17.50 ID:2zQGmxFyO
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 09:29:10.10 ID:5jIsSsp8O
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 09:54:12.14 ID:2zQGmxFyO
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 09:58:24.76 ID:5jIsSsp8O
J「水銀燈ってお母さんみたいだな。」
水「どうしてぇ?」
J「真紅とか僕の面倒見てくれるからね。水銀燈がお母さんだったら良かったなぁ。」
水「・・・ぐすん。」
J「ど、どうしたんだ水銀燈!?」
水「だってぇ・・・うぅ・・・それってぇ私が恋愛対象じゃないって事でしょぉ・・・うぐっ。」
J「そ、そんな事言って無いだろ!」
水「ひっく・・・一緒見たいなもんじゃなぁい・・・ぐすん。」
J「全然違うよ!」
水「ほんとぉ・・・?うっぐ。」
J「本当だよ。だから泣き止んで、ね?」
水「じゃあぁ・・・うぅ・・・ジュンは私の事好きぃ?」
J「それは・・・その・・・」
水「ジュンは私の事嫌いなんだぁ・・・うわーん!」
J「す、好きだよ水銀燈!大好きだ!!」
水「ならぁ・・・うぐっ・・・ここでキスしてぇ・・・ひっく。」
ちゅ。
J「これで良いか?」
水「うわーん!ジュン大好きぃ!!」
J「ちょ、キスしたんだから泣き止めよ。」
水「だってぇ・・・ひっく・・・涙が・・・うっぐ・・・止まらないのぉ。」
J「もう・・・水銀燈には僕が居ないとダメだな。」
水「うわーん!ジュン大好きぃ!!」
J「ちょ、いきなり抱きつくなよ。」
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:01:16.96 ID:5jIsSsp8O
銀様を泣かしてみたくなった
こんなのは銀様じゃないと分かってる
反省はしている
だが後悔はしてない
むしろ今私は達成感に満ちている
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:19:18.26 ID:WQlQCpkT0
>>305
いいよ。銀ちゃんいいよ。
ってことで、漏れもスレタイから
銀ちゃんネタができたので投下してみる。
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:20:42.69 ID:WQlQCpkT0
目が覚めた。携帯を見ると10:25と表示されている。
大学の1コマ目が終わろうとしている。
今日は大学を休みましょうか。
見慣れた私の部屋だけど、辺りを見回すと酒瓶と缶が散乱している。
そういえば、昨日、お酒を飲んでそのまま寝てしまったんだ。
我ながら、よく二日酔いにならないものだと感心する。
ここで、化粧をしたまま寝てしまったことに気付く。
やっちゃったと思っても、あとの祭りだ。
だらだらと洗面所に向かう。
 
鏡には、銀髪に赤い目、最近、目の周りのシワが少し気になる私が写っていた。
ひどい顔、と思いながら化粧を落とし、化粧をしなおす。
これが、以外と時間がかかる。
彼は化粧しないのほうが綺麗なんていうけど、彼にはスッピンを見せたことがない。
自分でいうのもなんだけど、ナチュラルメイクには自信があるのよね。
ナチュラルメイク自体が、メイクしていないように素肌そのものが綺麗に見せるものだから、
彼のセリフも当然といえば当然なんだけど、もう少し褒められて欲しいような……。
けれども、化粧ばかり褒められると、
私自身はそんなに綺麗じゃないといわれているような……。
と、つまらないことを考えつつ、メイクを終わらせる。
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:21:53.15 ID:WQlQCpkT0
ご飯を作ろうと思い、冷蔵庫へ向かう。
が、お酒とヤクルトしか入っていない。
元気な朝は、ヤクルトの乳酸菌飲料から!
誰かのセリフではないけれど、ヤクルトを飲む。
その後、私はコンビニで、お弁当と煙草といつもの雑誌を買って部屋に戻った。
部屋に戻ると、昨日部屋に来た彼の匂いが、まだ残っているような気がした。
コンビニのお弁当なんか、久しぶりに食べたけど、
相変わらず、味気ないものね。
食後の一服ということで、彼に止められて、やめた煙草に火をつける。
懐かしい匂いと思ったのも一瞬で、すぐにむせてしまった。
 
買ってきた雑誌を眺める。
今週の特集は、おしゃれでおいしいカフェ特集。
彼は、紅茶好き。その影響で私も紅茶好きになった。
気になる記事を発見した。
紅茶に乳酸菌飲料を混ぜたものがあるらしい。
彼と一緒に行こうかしら、そう考えた後に気付いた。
彼は、もう私のものじゃないんだっていうことに。
我ながら、おばかさんね。そう思って自分を笑う。
私は、ずっと独りだった。そう、もとに戻っただけ。
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:23:15.84 ID:WQlQCpkT0
けれども、なんだか、泣けてきた。
……寂しい。独りってこんなに寂しかったかしら。
ずっと、独りだったときには、こんなことなかった。
私は、弱くなってしまった。また、強くならなくちゃ……。
そうは思っても、涙は止まらない。
「……ジュン、寂しいよぉ……会いたいよ」
私は、気持ちを言葉にする。
けれども、その言葉はただ虚しく部屋に響く。
 
「ジュンのおばかさん……なんで、私が泣いているのに、
 私のところに来ないのよぉ……」
私は、彼と喧嘩をしたことをひどく後悔していた。
なんで、あんなことをいっちゃったんだろう。
ジュンは、私にとってこんなに大事な人だったのに。
 
ふいにノックの音がする。もしかしてジュン?
私は玄関に走る。そこにはジュンがいた。私はジュンに抱きつく。
「ごめんなさい。ごめんなさい。やっぱり私のそばにいて」
「僕も悪かったよ。あんなことで怒って悪かったな」
ジュンは優しく、私の頭を撫でてくれる。
私は、泣きながら、私の幸せを、ギュッと抱きしめる。
ずっと、一緒、
もう、手放さない。
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:23:48.24 ID:WQlQCpkT0
以上でつ。
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:29:52.65 ID:5jIsSsp8O
>>310
泣きかけましたマジで
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:45:34.33 ID:LfDgw3PHO
>>304
アンマー
銀ちゃんの涙の破壊力は抜群
>>309
銀ちゃん可愛いよ銀ちゃん
雨降って地固まる、とはこのこと
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:49:33.28 ID:WtwrvXX60
今日は銀様祭ですか。
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 10:59:25.12 ID:5jIsSsp8O
保守
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 11:13:07.50 ID:ZSZXGQ06O
銀ちゃん祭りの流れに逆らう予告編投下。


 ――かつて、薔薇色の未来と言われた21世紀。
 しかし、科学の発展は、人類に明るい未来だけを与えはしなかった。
 最新の科学技術は、ロボットを使った凶悪犯罪やバイオ怪物の出現といったハイテク事件を生み、また、これまで
考えられなかった災害までも引き起こした。
 これらの事件に対し、警視庁は新たな警察組織の設立を決定した。
 それが、超AIを搭載したロボット刑事チーム、『ブレイブポリス』である。
 これは、若干16歳でブレイブポリスのボスに任命された薔薇乙女、薔薇水晶と、心を持ったロボット刑事達の
『心』の物語である。


新世代薔薇乙女戦記ブレイブメイデン 〜Heart to Heart〜



近日投下予定。
勇太きゅんポジションがばらしーなのは、私がばらしー好きだから。
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 11:35:02.08 ID:LfDgw3PHO
ちょwwwwww
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 11:38:48.40 ID:vLA5Ja2/0
その、何だ。仮に蒼星石が女であっても男であっても

蒼星石ファンの総数>(省略)>越えられない壁>(省略)>越えられない壁>(省略)>ジャニーズ事務所所属者全員のファンの総数

この構図は変わらないんだよな?
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 11:43:22.28 ID:2zQGmxFyO
>>317それは真理じゃないか
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 11:48:12.18 ID:uSzKVNx70
>>317
当たり前のことを声高に語るほど我々は無粋ではないのだよ
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 11:58:04.05 ID:OGnMy1rk0
[コピペ必須]
全   V   I   P   P   E   R   に   突   撃   命   令
65 名前: 名無しかわいいよ名無し [sage] 投稿日: 2006/06/01(木) 17:57:40 ID:LDIjIOov
                                  ┌──┐
                                  i二ニニ二i
                                  i´ノノノ。ヽ) )  ;*∵,
           うゅ?                  rW (#)々゚ノリ ';∴+
 _,,,...... . . ----------- .....,,,,_                 〉#. <(つ
/――r''''"~~~「_,.'- ,',i><iヽ ̄~`;、        ガッ ⊂/~//_|
    ;!     ヽi /((ノノリノ))    ':;            /し´
..,,__,;!..........(ニi.,ノレ((ミi!゚ ヮ゚ノミ)).............,)}...,,,_       ///
   /-    ゙゙:,       ,,._      ̄`,;r-、__人///
,   i       :,      (::::)r;:=====i、.,;! )   て
i:!   :       ,:'"三ミ:、   ,','(::):;:;:;:;:;:;:;(::):|`ヽ,  (
|ゞ- ..;,,,,,, ____ _,!:;;r'~`;,:ゞr---ゞ_ニr仮免i=) '⌒´`
!:;;リ  ̄~~~`'''''―' :;|  リ;;;;;!二二..,,,,,,,,:!---',,;:;:;!
'''"          ヾニ"::ノ        `''''''''"
★蒼星石を虐殺するスレ★
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1148567034/
突撃するお(#^ω^)ビキビキ

あと、VIPの他スレにコピペしないと彗星が落ちますよ。
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:07:16.25 ID:vLA5Ja2/0
>>320
頼むから突撃しないんでほしいんだ・・・。やりたい奴は飽きるまでやらせればいい。素直にそう思う。
行ってもVIPの悪い印象がさらに強化されるだけだし、GKやら創価やら、在日扱いされるだけだ・・・。
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:08:38.79 ID:OGnMy1rk0
それがVIPク(ry
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:12:08.46 ID:vLA5Ja2/0
ならば俺から突撃依頼。変体キティガイが集うスレ。別スレへのコピペ厳守。

【性欲の】性欲をもてあます【奴隷達】156発目
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/swf/1148710665/

314 名前:Now_loading...774KB[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 00:58:14 ID:F8ckwpqV
大佐!俺はオークションについては詳しく知らないんだが、こいつはどうなる?
ttp://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/free_5ty1e

やはり払うのか?

315 名前:Now_loading...774KB[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 01:02:26 ID:nX2srzbM
この騒動にはやはりVIPPERが関与してるようだな。ネタにしても笑えん・・・。度し難い・・・

316 名前:Now_loading...774KB[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 01:25:58 ID:+eoeEMxM
せっかくだから俺はキャンベルのお尻を掘るぜ!

317 名前:Now_loading...774KB[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 01:29:57 ID:9Vq+38pO
>>316
私は・・・やりたくない

318 名前:Now_loading...774KB[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 01:33:42 ID:Qpd8VtS2 ?
大佐!>>316はコンバット越前だ!間違いない!

319 名前:Now_loading...774KB[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 01:40:53 ID:GKk69Xa5
>>315
ああ、まったく度し難い
オークションを自分の遊び場と勘違いしてるんじゃないか?と思うのは確かだ。
普通に出品していれば2〜3万くらいの値がついてもおかしくないというのに…
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:17:07.51 ID:9RKdaopGO
>>305>>310は俺のツボをピンポイントでついてくるから困るwww

GJを送らせて!!
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:26:46.85 ID:mPjKJAzHO
そろそろ雑談はやめないか
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:28:32.43 ID:gVm8YTHZ0
なんだこの雑談。
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:42:30.45 ID:LfDgw3PHO
保守
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:43:30.56 ID:lhABkFKu0
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060212413300.gif
別スレに貼った絵の再利用ですが雑談よりは
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:51:42.86 ID:9RKdaopGO
>>328
絶滅したはずのブルマが!!

イイヨイイヨ!
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:53:10.12 ID:LfDgw3PHO
これがブルマか、魅力的じゃないか




カナニゲテー!
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 12:57:57.18 ID:vLA5Ja2/0
大佐ァ!!この兵士は一体なんだ?!

                   _ ......... __
               ,.ィ"/,. ィ'":.:.:.:\:.:`丶、
             / / ,:":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.\
            / ./ /:.:./:.:.:.:.:.:.:.|:.:ト;.:.:l:.:.:.:.:.ヽヽ
          /  / /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/:.:| ',:.:ト、:.:.!:.:.l:.', <いいぞ ベイベー、ですぅ
         く   ,'  l:.:.:.:l:.:.:./:.:.://_/ .l:/ー-ヽ:.:| ',| 
           ヽ、.」  l:.:.:.:.l:.:.l_:/フ ' /' 、,,,,,.ノ:./ ′
             /:.:.{  !:.:.:.:.Vr   ,,ィ ′  ///イ}
            /:.:.:.:{   ヘ:.:.:.:\=''"//   _   ハ!
           /:.:.:.:.:.{   ,イ_ヽT rr‐',  <ノ  , ' } ほんと超汚染半島は地獄ですぅフゥハハハーハァー
          /:.:.:.:.:.:..{ r-,.‐-.、>、ヽヽヽ ..__/   }
         /:.:.:.:.:.:.:.:{ </: : : : :ヽ} ヽ、  ,ヽ,‐;.:.::{   }_          ri
        /:.:.:.:.:.:.::.:.{ {l: : : : : :.:.!{,〃゙Yニ .r‐─ヽ_|__二二――─---.r| |
.      , ':.:.:.:/:.:.:.:{ /:|:.: : : : : :ヾ,ヽ='ィ、ニ|`゙゙゙''―ll_____二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
    , ':.:.:./:.:.:.:.,イ/:.:.|:.:.',: : /: : : \/ ! ヽ   _|_M60如雨露  _"l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
.  , ':.:.:/:.:.:.:.:./ /:.:.:.:!:.:.:.∨: :_:_: : / l   'j_/ヽヽ, ̄ ,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
 , ':.:./:.:.:.:.:.:./ ./:.:.:.:.:.!:.:.:/: :/r =7     ,'.フ: :ヽl   }Y フ   `゙,j" |  | |
,.':.:/:.:.:.:.:.:.:/ /:.:.:.:/ハ:/:.:.:.イ7/〈:、     !'.):.:. : : `ヽ/'、ヽ二-フ   |  | |
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 13:15:31.38 ID:lhABkFKu0
ごめんw本スレで水着体育祭りだったからスク水なのよw
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 13:17:22.68 ID:7SzdWvZ70
保守
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 13:25:20.36 ID:9RKdaopGO
>>332
死ぬほど恥ずかしい事ってあるんですね・・・

気まずいったらありゃしない!!
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 13:40:13.79 ID:mPjKJAzHO
保守
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 13:49:22.51 ID:lhABkFKu0
>>334
いや、はっきり分からない絵なのが原因w

てなわけではっきりブルマ。微エロ?どれくらいから微エロ警告いるんだろ。

ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060213463172.gif
この後JUMが発見されたのは3時間後保健室だった。
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 13:58:34.11 ID:uSzKVNx70
ノックくらいしろよwww
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 14:13:29.30 ID:mPjKJAzHO
保守
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 14:16:04.36 ID:9RKdaopGO
>>336
ナイスアクシデント!!
(;゚∀゚)=3

JUMは不憫だがwww

警告は個人の感覚でいいんでね?www
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 14:34:59.56 ID:Sr9QpL/o0
雛「ジュン登りなのー」
ジ「やれやれ……」
雛「登頂成功なのー」
ジ「はいはい、じゃあ降りて……」
雛「次はジュン降りなのー」
ジ「は? なんだそれ」
雛「そのまんまなの。今度は降るの。よいしょ、よいしょ」
ジ「ああ、まあがんばれ……(まあこれくらいなら害もないし)」
雛「あっ(つるり)」
ジ「(お、落ちるっ!)あ、危(ぐにゅ)くぁwせdrtgyふじこlp」
雛「うゆ?」
ジ「ひ、雛苺つぁん……」
雛「ん、どうしたのジュン? お顔が真っ青なのよー」
ジ「そ、そこは、き、危険が……危なくて……儚いところで……」
雛「うゆ?」
ジ「さ、最大……限、守って……あげたい……ところ、なの(どさり)」
雛「ジュ、ジュン!? しっかりしてー!」

 
 
 
 
 
巴「。。。ククク」
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 14:37:13.38 ID:HIOSyZMv0
>>340
JUM哀れw
(グシャ)じゃなくて良かったと思わなきゃなw
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 14:45:16.48 ID:9RKdaopGO
>>340
(゚д゚)トゥモエェーーーーっ!!!!
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 14:45:29.95 ID:P4AbS2Hd0
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 15:12:22.36 ID:9RKdaopGO
保守
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 15:19:33.20 ID:LfDgw3PHO
>>336
ktkrwwwwwwwwwwww
アクシデントいいよー!

>>340
こ れ は 痛 い


確かにぐしゃじゃなくてヨカタ
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 15:21:05.72 ID:S8tIpBrC0
 のび太 のメディアミックスぶり
http://37514.net/pc/hatena/keyword/data99809.html
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 15:36:47.77 ID:WtwrvXX60
>>340
はじめ『ジュン降り』の文字を見て
JUMの頭がヒナの服の中に〜とか思った俺は重症です。
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 16:03:17.96 ID:mPjKJAzHO
保守
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 16:23:53.97 ID:LfDgw3PHO
保守
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 16:47:33.76 ID:jhx8UuZc0
ho
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 17:07:34.59 ID:sO3kR48NO
保守
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 17:20:10.37 ID:yz4K0mPi0
保守( ゚∀゚)<プップー
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 17:39:16.77 ID:jiIcMkUH0
保守
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 17:47:05.44 ID:XR1nR0Io0
>>305
こ、こんなの銀様じゃ(*´∀`)カワイイヨー

>>310
喧嘩別れしてそのままなんて悲しいよな
銀ちゃん良かったね銀ちゃん

>>315
これはwwwwwwww超wktk

>>328
アフガン航空相撲wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>336
保健室送りになったのは鼻血なのか殴られたのかwwwwwwwwww

>>340
トォモエー!黒いよトォモエー!
うん、本当にグニュでよかったよ、うん
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 17:47:16.62 ID:yz4K0mPi0
保守
3561 of 4:2006/06/02(金) 17:50:48.57 ID:pOd7nHxy0
店員#1:水銀燈(以下 水銀燈=銀 JUM=J)
J「えびぴらふを」
銀「はぁ〜い、了解よぉ。」

銀「おまたせよぉ〜。」
J「なかなか美味しそうだね。」
銀「ほら食べさせてあげるわぁ。あーん。」
J「ちょwwいいよ自分で食べられるよ。」
銀「きにしないの。ほらふーふーしてあげるから。」
J「恥ずかしいって・・・ん?」
銀「あらぁ?さっきから私の胸元ばかり見てなぁい?気になるのかしら?ほらほら。」
J「そ、そんなわけないだろう。」
銀「本当かしらぁ?可愛いわねぇ。くすくす」

後日談:ちょっとSな店員さんでした。実は胸元が気になってました。

店員#2:金糸雀 読み:かなりあ(以下 金糸雀=金 JUM=J)
金「おまたせかしら〜!あっ!」
J「うわっ!あちちちち!!」 ※料理をぶっかけられました
金「ごごごごめんなさい!すぐお拭きするかしら〜・・・!」
J「いいって!そこはやばいって!」 ※気にする様子もなく股間を拭かれました
金「あうあう〜すぐ代わりをお持ちしますかしら・・・」

後日談:全てのお客さんに料理をぶっかけるようです。
     予備の服を用意したほうがいいでしょう。
     尚、料理の調味料は全て以下の変更がされます。
     塩←→砂糖
     ケチャップ←→タバスコ
     注意してください。特にコーヒーで砂糖2杯などと頼むと大変な事になるので
     コーヒーには塩2杯で、などと注文してください。
3572 of 4:2006/06/02(金) 17:51:44.59 ID:pOd7nHxy0
店員#3:翠星石(以下 翠星石=翠 JUM=J)
翠「いらっしゃいですぅ〜・・・なっ!お前またきやがったですか!」
J「いや、初めてだけど・・・」
翠「しょーがねー野郎ですぅ。そこ邪魔だからとっとと座りやがれです。」
J「おむらいすください。」
翠「また面倒くせーのを頼むですねえ、おまえはぁ〜。でも客だからしょーがねーです。待ってろです。」
翠「ほらっさっさと食って見やがれですぅ。」
J「どれどれ」
翠「・・・味はどうですぅ?」
J「あっこれすごい美味いよ」
翠「よ、よかったですぅ!絶対完食しろですよ!ま、これくらいは余裕になったですから、いつでもきやがれですぅ〜。」

後日談:一番人気らしいです。料理は本当においしいです。

店員#4:蒼星石(以下 蒼星石=蒼 JUM=J)
蒼「お帰りなさい、ご主人様」
J「ぼ、僕?」
蒼「すぐお茶をお出ししますね」
J「うん、お願い。」
蒼「僕も一緒にお茶にしていい?」
J「はいはい、どうぞ」
蒼「ふぅ〜。僕ね、ご主人様とこうしてるのが一番好きなんだ〜」
J「嬉しいねー」
蒼「疲れてるみたいだから、肩もんであげるね」
J「じゃーお願い」
蒼「ご主人様の背中・・・大きくてあったかい・・・」
J「そんなにくっつくなよ」
蒼「もうすこしこのまま・・・」

後日談:よく尽くしてくれます。オーダーはなぜか勝手に決められるようです。
3583 of 4:2006/06/02(金) 17:52:35.50 ID:pOd7nHxy0
店員#5:真紅(以下 真紅=真 JUM=J)
カランカラーン
真「あら、遅かったわね。紅茶を淹れて頂戴。」
J「え?」
真「え?じゃないでしょ。早くしなさい。」
J「いやでも客はこっちだし・・・」
真「まだ自分の立場が分かっていないのね。さっさと淹れてきなさい。」
J「・・・はい。」
J「どうぞ。」
真「・・・まずいわ。飲めたものではないわね。捨てるのはもったいないから、あなた、全部飲みなさい」
J「はい・・・。」
真「少し疲れたわね。そこの椅子まで抱っこして頂戴」
J「はいはい。」
真「はい、は一回でしょう。まったく、言葉遣いもなってないなんて使えない僕ね」

後日談:やわらかかったです。紅茶は今考えると間接キッスでした。」

店員#6:雛苺(以下 雛苺=雛 JUM=J)
雛「パパおかえりなさいなのー!」
J「えっ・・・ああ、ただいま」
雛「今日はね、ヒナがごはんつくってあげるの!何がたべたい〜?」
J「じゃ、スパゲッティミートソースいいかな?」
雛「おっけーなのー!ちょっとまっててねー」
雛「はい、どうぞ〜!」
J「いただきまーすtjkhkhあめえええええ」
雛「ぱぱおいしい〜?」
J「あ・・・、ああ、すごくおいしいよ」
雛「わーい!なのー!いつでもつくってあげるのよ〜!」

後日談:すっげーあまかったです。食べるのをずっと見ているので残せません。
3594 of 4:2006/06/02(金) 17:53:12.86 ID:pOd7nHxy0
店員#7:薔薇水晶(以下 薔薇水晶=薔 JUM=J)
薔「・・・おかえりなさい」
J「え?た、ただいま」
薔「・・・アッガイにする?・・・ズゴッグにする?・・・それとも・・・、ゾ・ッ・ク?」
J「・・・・・・・・・・え?じゃぁ、アッガイで・・・」
薔「・・・はい・・・。じゃぁ・・・これ」
J「僕つくったことないよ」
薔「だいじょうぶ・・・。・・・ばらしーがおしえてあげるから」

後日談:かなり特殊な店員さんのようです。でも、教えてくれるときに体が密着しちゃいました。


店員#8:巴(以下 JUM=J)
巴「いらっしゃいませ。」
J「えっと、アイスティー下さい」
巴「かしこまりました。少々お待ち下さい。」

巴「お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ。」
J「・・・。」

後日談:普通の対応の店員さんでした。でも、なぜかスカートの丈が短いセーラー服を着ていました。


以上
喫茶ローゼンの体験レポートでした
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 17:55:29.24 ID:XR1nR0Io0
>>359
こんな喫茶店なら毎日でも行・・・

>なぜかスカートの丈が短いセーラー服を着ていました

(゚∀゚)!
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 18:08:09.01 ID:gVm8YTHZ0
不覚にも真紅に…
いや、なんでもない。
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 18:10:03.83 ID:bK7qPYKW0
金「ふー、今日も薔薇水晶につっこむのに疲れたかしら。」
ピ「カシラーカシラー。」
金「ただいまかしら。ペットの九官鳥のピチカート。なぜ説明口調かはカナにも謎かしらー。」
ピ「カシラーカシラー。」
金「ふー、それにしてもピチカートは「カシラー。」以外の言葉を中々覚えないかしら。」
ピ「カシラーカシラー。」
金「ペットは飼い主に似るってのは嘘かしら。
 もし本当ならピチカートは今頃、何処かのオウムみたいに人語を完全にマスターしてるはずかしら。」
ピ「カシラーカシラー。」
金「もう、たまには他の言葉喋るかしら。ピチカート」
ピ「カシラーカシラーア…カシラーア…カシラー。」
金「ん?今何か言ったかしら?ピチカート。」
ピ「ア…カシラーアッ…カシラー。」
金「す、凄いかしら!ピチカートが何か喋ろうとしてるかしら!」
ピ「ア…カシラーアッ…カシラー。」
金「も、もう少しかしら!頑張るかしらピチカート!」
ピ「アッ…カシラーアッガ…カシラーアッガイカシラーアッガイカシラー。」
金「……。」
ピ「アッガイカシラーアッガイカシラー。」
金「何故にーーーーー!?」



薔「…ふふふ、調教成功。」
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 18:23:20.24 ID:XR1nR0Io0
ちょwwwwwwwwwばらしーwwwwwwwwwwwww
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 18:23:59.23 ID:S8tIpBrC0
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 18:50:23.00 ID:gVm8YTHZ0
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 19:13:20.91 ID:FI1IPZxp0
保守
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 19:23:00.51 ID:gajaUvPt0
保守
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 19:29:31.79 ID:yz4K0mPi0
保守!!
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 19:36:28.39 ID:5jIsSsp8O
保守
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 19:43:58.04 ID:yz4K0mPi0
保守
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 19:55:28.54 ID:yz4K0mPi0
>>364
リアルマリオにワロタww
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 20:14:07.31 ID:2zQGmxFyO
保守
373NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:24:05.25 ID:lpcjduuI0
前スレ>>194ジュンの裏作業を投下します
粗筋
ジュンの夢で会った、謎のジュン(?)らしき2人。
そして、夢から出て?では本編をどうぞ。
NGワード他キャラ
374NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:24:47.86 ID:lpcjduuI0
>>373
第35話「分裂症」

夢から出てきた二人はベットから降りて、部屋の隅の椅子に腰掛けていた。

蒼「・・・誰だったんだろう、あの人・・・」
翠「しらねえですよ!こっちが聞きてぇです!」
蒼「・・・聞いちゃおうか、直接ジュン君に。」
翠「うーん・・・其れもそうですね・・・」

そして待つ事15分、良い加減飽きてきた頃、ジュンが目を覚ました。

J「ふぁーぁ・・・(ゴキキゴキ!!コキコキ・・・)」
双子(随分凄い起き方・・・)(ですね・・・)
J「・・・何か用か?」
蒼「ふぁ!?あ・・・ああ、今日ジュン君の夢に入ったんだけど・・・」
J「あいつ等か?」
翠「知ってるんですか!?」
J「知ってるも何も、アレは俺の人格だ。」
双子「ハァ?」

ジュンはこう説明をした。
戦争に行った人間は、大抵精神障害を起こすが、其れが俺の場合多重人格化だと・・・
375NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:26:04.76 ID:lpcjduuI0
>>374
J「判ったな?だからあれは、俺であり俺で無い。」
蒼「そう言う意味だったんだ・・・」
翠「所で、あの木の下の人間は何なんですか?」
J「所が、俺も誰が誰だかいまいち把握し切れない、すまんな。」
蒼「そうなんだ・・・」
J「腹減ったなぁ・・・んじゃ、飯食ってくる。」
翠「あっ!ま・・・待て!」

しかし、翠星石が言う前に、とっとと行ってしまった。

翠「仕様が無いですね・・・私達も食べに行きますか・・・」
蒼「うん、そうだね。」

誰も居ない以上、この部屋で何かする訳にもいかない為、食堂に向かった双子。
色々な事を雑談しながら進んでいると、あっと言う間に付いた意外と近かった。

翠「それにしても、少し眠いですね・・・」
蒼「そりゃ、昨日から寝てなかったから・・・」
翠「此処は今なら人がいないですし、寝てしまいますか・・・」

普段なら、止める蒼星石だが。
人も何故かないし、何より眠いので、寝る事にした。
何時間寝ただろうか、隣で何かを食べる音がする・・・
やけに五月蝿い、何かを凄い勢いで食している音だ。
2人は起きて、見てみると・・・
376NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:26:38.03 ID:lpcjduuI0
>>375
翠「チビ人間!、少しは静かに出来ないんですか!?」
蒼「・・・姉さん・・・」
J「ん?2人とも起きたのか、お早う。」

何事も無いようにそう言うと、ジュンはラーメンとカニを掻っ込んでいた。

翠「だからお前(グゥーギュルルルル・・・)は・・・飯をよこすです・・・」
蒼「ははは・・・僕もお願いできるかな?」
J「あいよちょっとお待ち。」

そう言うと、ジュンは飯を作りに奥の部屋に行った。
肉の焼ける良い匂いや、醤油の香しい匂いがして来る。

J「はい!お待ちどうさん!」
翠「うわぁ・・・」
蒼「・・・凄い・・・」

二人が驚くのも無理は無い。
北京ダックの手羽焼きや、金貨豚の豚骨ラーメン、タラバガニをゆでた海藻サラダ・・・取り合えず物凄い量と豪華さだった。

翠「さっさと頂くですぅ!」
蒼「うん、そうだね、いただきます。」

そう言うと、2人は少し興奮気味に御飯を食べ始めた。
377NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:27:15.42 ID:lpcjduuI0
>>376
翠「こ・・・コレは!豚の最高潮の金貨豚の肉を何時間も煮て、其れでいて変な風になっていない・・・肉が口の中で蕩けるですぅ!」
蒼「うん、凄い!美味しいや!」
J「・・・今日は、配達やに食材を頼んだからなぁ・・・取り合えず、美味しいって言って貰えれば、料理人としては感謝の極みってか。」
翠「・・・ハッ!コレはチビ人間が作った料理なのに、何でこんなに美味しいんですか!?」
J「だって、俺一応三ツ星料理人やし〜」

何もんだよおめぇは!?と言う突っ込みをする暇も無く、2人は幸せそうに御飯を食べていると、後ろから匂いに誘われた人が出てきた。

銀「コレは・・・金貨豚!?」
真「良い香りね・・・」
金「今日の朝ご飯は何かしら?。」
雛「あー!美味しそうなのー!」
薔「翠星石と蒼星石ずるい・・・」
雪「今日は手塩に掛けましたね?ジュンさん。」

ぞろぞろ出てきて、あっと言う間に食堂に全員が集まり、料理を食べ始めた。
結局、料理はあっと言う間に、無くなり皆がおかわりを頼み、ジュンがまた作ることになった。
378NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:28:33.34 ID:lpcjduuI0
>>377
暫くして食事も終わり、皆は戦闘体制を何時も保持しておく事になった。
そして、出てきた命令は見敵即殺(サーチ&デストロイ)あわよくば、敵から情報を頂いて拘束し、本部に送ると言う事だった。

J「良いか皆、コレは命にかかわる事だよく聞け、不利なら逃げろ、それだけだ。」

そう言うと、2つのグループに分けた。
一つは、此処に残り敵から此処を守る役割。
一つは情報を集める役割。
そして各自行動を始めた。

チームA
真紅:名前:ホーリエ、人型、威力AからDランク、範囲:10〜15メートル、能力:考えた銃弾が出てくる。
雛苺:名前:ベリーベル、人型か蔦型、威力:BとD、範囲:人型5メートル、蔦100メートル、能力:弾力性の高い蔦を出す、編むと人型になる。
翠星石:名前:スイドリーム、如雨露型、威力A、範囲2〜30メートル、能力、水を垂らしたところから木を生やし、敵を刺す、傷に水を掛けると、回復する。
金糸雀:名前:ピチカート、バイオリン型、威力A〜D、範囲:50メートル、能力:的確な音波攻撃、遠ければ威力は下がる。
雪華綺晶:名前:エンジェルズ、人型、威力B、範囲100kメートル、能力:テレポート。
笹塚:名前:ブラックシリンダー、人型、威力A、範囲25メートル、能力:物質を他の物質の変える。
ソリッド・スネーク:UNKNOUN

チームB
水銀燈:名前:メイメイ、装備型、威力:B、範囲:約20メートル、能力:機動力の高い飛行が出来、羽を飛ばしたり、羽で切ったりすることが出来る。
蒼星石:名前:レンピカ、鋏型、威力:A、範囲:1〜2メートル、能力:体のすべての戦闘に関係する器官の能力上昇。
薔薇水晶:名前:デスサイズ、人型、威力S、範囲10メートル、能力:どんな敵も、一撃で真っ二つにする攻撃力。
桜田ジュン:名前:トリックスター、人型、威力B、範囲35メートル、能力:一時間以内の時間をいじる。
アーカード:UNKNOUN
379NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:29:03.76 ID:lpcjduuI0
>>378
そして、各自行動を開始した。
残る組みは、家で寝るなり運動するなり、各自好きな事をしているし、大体あそこがすぐ見つかるとは思えない。
そして、今日の外組み。

J「まぁ・・・何か有ったら其れは其れで、嫌なんだが・・・」
ア「ククク・・・実に楽しみだ・・・」
薔「わーい、アッガイだ!」
銀「ばらしぃーちゃん!静かに!」
蒼「はぁ・・・大丈夫なのか・・・?」

心配と興奮を含めたチーム編成で、街を歩き始めた。
今の所、特に問題は・・・大いに有った、街にぽつぽつキマイラが出現し始めていて、人通りが大通りなのに皆無なのだ。
如何して今まで皆が皆、誰一人として気が付かなかったのか・・・
・・・いや違う、恐らくここら辺一体の情報網が、一切合財遮断されていたのだ。
そして、皆はここら辺から居なくなり、誰も居ないのかと思って、皆ここら辺に来るのを嫌がり。
情報網をここら辺一体全て、遮断でもしたのであろう。
ちょうどあそこから、色々なキマイラがこっちに向かっていた。
380NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:29:22.62 ID:lpcjduuI0
J「(ヒョォオ・・・)AMEN!AMEN!AMEN!AHAAAAAAAAMEN!」(パン、パン,パン、パン!!)
蒼「いやあぁぁ!!」(スパン!スパスパン!)
薔「・・・てぇい!」(ドゴオォン!)
銀「そぉれ!」(ヒュヒュヒュ・・・サクサクサク・・・)
ア「チッ・・・雑魚が・・・」(ドゴオン!!ドゴオン!!)

ジュンは銃で的確に眉間を打ち抜き、ゴリラのようなごつい狗を撃ち倒し。
蒼星石は鋏を最大限に活用して、半獣を切り裂き。
薔薇水晶は一気に、幾つもの半獣を纏めて切り裂いて。
水銀燈は鮮やかに、空から援護射撃の羽を撃ちち。
アーカードは、マグナムを軽々と乱射していた。
そして、進んでいくうちに、ここら辺に一体、謎の物体が浮いているのに気が付いた。
それは、鉄なのか良く分からない、血のような黒で出来ていた。
そして、其れは球体の様な棒人間として、地上に降りてきた。

薔「ガンダム?」
蒼「何だろうアレは・・・」
銀「趣味悪いわぁ・・・」
J「・・・気をつけろ。」
ア「前菜は食い飽きた・・・さぁ・・・出て来い。」(・・・ガチャン・・・カラン、カラン。)

アーカードが銃をリロードすると、其れは首をもたげた。

鉄「・・・?敵・・・排除・・・コード90678・・・」
薔・銀・蒼「!?」
ア「任せたぞ・・・」
J「判った。」
381NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:31:39.79 ID:lpcjduuI0
>>380
それだけ言うと其れは手を尖らせ、ジュンに切りかかってきた、ジュンは冷静にナイフで弾こうとするが。
ナイフは呆気なく、ボキッと音を立てて折れてしまった。
しかも、この状況ではジュンと謎の鉄が近すぎて、誰もジュンを手伝う事が出来ない。

J「ゲッ!?何何だ?こいつは・・・まさか此処で之を使うとは・・・!」
鉄「・・・ジー・・・ギーギー・・・」

ジュンは特製ナイフを取り出し、対応を図る。
このナイフは鉄ではなく特製の糸で出来ており、引っ張る事により、鋼や鉄の数倍の硬度を得る事が出来る。
ガキィン!!響くような音を立てて、ナイフと鉄がぶつかり合う。

J「チッ!STOP THE WORLD!」

時が止まり静寂が訪れる、今のうちに4ミクロンで約250sの耐性を持つ糸で、謎の鉄を縛る。
しかし幾ら糸が強くとも、人の肉は切れてもこの鉄は切れないようだ。

J「・・・そして、時は流れる!」
鉄「ガーガーガー・・・コード2CVA16・・・」
蒼「!?何時の間に縛って」
薔「ジュン・・・強い・・・」
銀「凄いわねぇ・・・」
ア「逃げるのか?」
J「今の俺じゃあ、無理だ・・・少し任せた。」
ア「了解(ヤー)」

そう言うと、アーカードはジャッカルで鉄を撃ちながら、間合いを詰める。
鉄は手を剣に変えると糸を切り、アーカードに切りかかる、其れをアーカードは銃で受け止める。
ジュンは何故か、離れた所で1分近く動かない。
382NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:32:26.36 ID:lpcjduuI0
>>381
ア「おい!中佐!用意は良いか?」
J「ヤー・・・」
蒼「あれ?様子が・・・変・・・?」

その瞬間、アーカードは鉄から離れ、ジュンは両手ナイフで構える。
鉄は剣にしたままジュンに切りかかるが、ジュンは完全に見切って剣を避けて、ナイフで鉄の身体を徐々に削ぎ始めた。

銀「変だわぁ・・・さっきまでとは違う・・・?」
蒼「コレは・・・多重人格?」
薔「wktk・・・」
ア「あいつが普通の人間だとも?」

三人はアーカードの言葉に反応する。

ア「あいつは、改造人間、言わばホムンクルスだ。」
銀「!?一体どういうことなのぉ?」
ア「あいつは、内の組織の粋を凝らして作り上げた、最強の人間だ。」
ア「腕が千切れれば再生して、ドテッ腹に穴が開けば再生する、筋力も並みの人間とは今は3〜4桁ぐらいの差がある。」
銀「其れで・・・如何してこんな事に?」
ア「あいつの望みだ、よくは知らん。」
薔「無責任だよ?・・・」
ア「やったのは俺じゃないから、そんな事言われる筋合いは無い。」
蒼「それじゃあ、多重人格って・・・」
ア「言わば其れはスイッチ、精神状態によって肉体も変わってくる・・・」
3人「・・・」
383NGワードhokakyara:2006/06/02(金) 20:32:54.51 ID:lpcjduuI0
>>382
ガキン!ゴォン!鋼鉄と鋼鉄のぶつかり合う音がする。
やがて鉄は鉄が削げ過ぎたのか、動きが鈍くなってきて、其処をジュンはナイフで一刀両断した。
鉄の半身が落ちて、鉄は溶けて地面に吸い込まれていった。

J「・・・疲れた。」
ア「よし、とっとと帰るとしよう、このままで居てもしょうがない。」
J「・・・・そうだな。」
蒼「ジュン・・・質問があるんだけど。」
J「・・・家に帰ったら話す。」

重々しく、そして切ないような声でジュンは言った。
そう言うと、雪華綺晶のワープゾーンが目の前に現れて、5人は其処を通り家に帰っていった。
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 20:35:25.20 ID:lpcjduuI0
>>383
投下完了!
久しぶりの投下です、大分長くなったような気がしますが。
二話分詰め込んであるので、あしからず。
久しぶりの投下ですが、見てくれる人が居れば幸いです。
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 20:37:56.91 ID:XR1nR0Io0
急展開ktkr
ジュン強いですね
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 20:50:58.74 ID:LfDgw3PHO
久しぶりなだけあって詰め込まれてるな
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 20:53:25.15 ID:gVm8YTHZ0
ほし
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 21:07:58.75 ID:gVm8YTHZ0
あげ
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 21:21:01.90 ID:2zQGmxFyO
ほし
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 21:36:38.78 ID:l5kh/4010
補修
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 21:48:19.85 ID:0GV67yPJ0
ローゼンメイデン in ほの板 Phase 21
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1148582880/l50
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:01:40.33 ID:2zQGmxFyO
保守なの
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:01:46.78 ID:JBhAtrom0
保守
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:12:14.97 ID:fHKEXdl8O
ほしゃ
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:25:34.61 ID:sO3kR48NO
保守
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:26:05.79 ID:Q/EzGSnG0
ジ 「動物しりとり。『り』からな。」
水 「リスぅ」
金 「ウグイスかしらー!」
翠 「ラッコですぅ」
蒼 「う…ウワバミ?」
真 「ミミズク。」
雛 「クジラさんなのー!」
薔 「ノルウェージャン・フォレスト・キャット…」

ジ 「なあ、誰にツッコめばいいんだ?」
水 「私はいつでもOKよぉv」
金 「カナだって想定の範囲内かしらー!」
翠 「だ、誰がジュンなんぞと!」
蒼 「…僕も、いいのかなぁ。」
真 「す、好きにしなさい!」
雛 「うゆー?」
薔 「…突っ込むだなんて…」

ジ 「よしわかった。お前ら全員そこに直れ。」
め 「最初は細いものからが入れやすいって聞いたの。」

全 「   m   j   d   ?   ?   」

マジで保守
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:27:15.60 ID:uSzKVNx70
全員脳内ピンク色か!消毒してやる!
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:28:45.79 ID:LfDgw3PHO
ちょwwwwwwめぐwwwwwwwww
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:30:18.88 ID:ktEwQSBZ0
細いものから・・・?細いものからァ―ッ!?
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:30:32.44 ID:e3g0b1jpO
だがそれがいい
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:41:36.65 ID:Xryufyjl0
名前変換ドリーム小説の奴。
とりあえず気まぐれで書いた銀ちゃん夢。
http://www.geocities.jp/hyakumaru0313/ginnsama/ginnnnnnn.html
とんでからは、スプリクトの説明に習うとおk予感。

【あらすじ】
屋上が秘密基地の銀ちゃんとあなた
そして銀ちゃんは先天的な持病を抱えていた
そんでもってタバコ。
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:44:25.99 ID:Q/EzGSnG0
ジ 「教訓を得て、今回は一人ずつと勝負だ!」
水 「単なる保守のレス稼ぎでしょぉ…」

ジ 「最初は軽く勝てそうな雛苺からいくぞ!」
雛 「うゆー…ジュン、レディに向かって失礼なのー!」
ジ 「まあまあ。それじゃ最初は、雛苺の『ひ』から!」
雛 「ひよこさん!」
ジ 「いや、いきなり『ん』がついてるし…」
雛 「うゆー…じゃ、ひばりさん!」
ジ 「だから『ん』がついてるって…」
雛 「むー、ジュンは我侭なのー!」
ジ 「しりとりのルールを学習して来い。」
雛 「じゃあねぇ…引き篭もり!」

ジ 「…(゜д゜)」
雛 「こっち見ないで欲しいのー。巴に習った言葉を言っただけなのー。」


ジュン×―○雛苺

天然の雛苺は完敗かと思われたが…見事に精神的ダメージを与えて勝利!
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:46:01.20 ID:3RMyt7es0
初手で雛負けてるじゃんw
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:46:19.39 ID:lpcjduuI0
>>402
巴wwwwお前ってやつはwwwwww
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:46:20.85 ID:l5kh/4010
JUM哀れwwwwww
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:48:06.93 ID:uSzKVNx70
>>401
銀ちゃんはこういうのが似合うなあ…人徳か。
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:49:09.72 ID:Q/EzGSnG0
ジ 「次は勝手に自滅しそうな金糸雀だ!」
金 「ふっふっふ。甘く見るなかしらー!」

ジ 「よし!最初は金糸雀の『き』から!」
金 「ちょっと待つかしらー!カナの名前に『き』なんて入ってないかしらー!」
ジ 「いや、入ってんじゃん。」
金 「どこにかしら!?」
ジ 「ここ、ここ。」
金 「ジュン…まさかカナの名前を『キムシジャン』だとか思ってないかしら?」
ジ 「そんなわけないだろ。」
金 「じゃ、平仮名で言って欲しいかしら。」
ジ 「え…?『きんいとすずめ』」
金 「小学生以下の学力かしらー!」
ジ 「なにー!?じゃあお前『きむじょんいる』で変換してみろ!」
金 「『金正日』…こ、これはビックリかしら!」
ジ 「だろ?」
金 「って関係ないかしらー!」

ジュン ― 金糸雀

そもそも勝負が始まらない!そしてこの戦いは伝説へ…
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:55:47.62 ID:XR1nR0Io0
>>401
銀様・・・なんか切ないよ

>>407
そして伝説へ・・・ておい!
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:56:46.70 ID:Q/EzGSnG0
ジ 「同じく勝手に自滅しそうな翠星石と勝負だ!」
翠 「ふふふ…今に見てやがれですぅ!」

ジ 「さあ、最初は翠星石の『す』からだ!」
翠 「よかろうですぅ。す…『スロー』ですぅ。」
ジ 「…『ろ』?それとも『お』?」
翠 「伸ばし音をカウントしねーのは常識ですぅ!」
ジ 「じゃあ『ろ』か…ろ…『ロバ』!」
翠 「ん〜…『老女』ですぅ。」
ジ 「…『じ』?『じょ』?それとも『よ』?」
翠 「お前は『老女』を『ろうじよ』とでも読むですかぁ?」
ジ 「じゃあ『じ』な…じ…『人体』。」
翠 「い…『InterNet』ですぅ。」
ジ 「ちょっと待て!なんでいきなり英語なんだよ!」
翠 「この程度も読めんのですかぁ?」
ジ 「『インターネット』だろ…じゃあ『と』か。でもちょっと待て。」

ジ 「何でお前の返答はいちいち面倒なんだよ!」
翠 「ツンデレの特権ですぅ♪」

ジュン△―△翠星石

規定行数で勝負つかず!両者相打ち!
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 22:59:26.73 ID:LfDgw3PHO
>>401
屋上のシンデレラktkr
二人で背負っていくんですね
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:09:48.35 ID:Q/EzGSnG0
ジ 「ここいらでインテリ系の真紅と勝負だ!」
真 「いいわ。かかってらっしゃい。」

ジ 「じゃ、真紅の『し』からな。」
真 「…しばらく一緒に居て欲しいのだわ。」
ジ 「わ…悪ふざけはよせ。」
真 「折角なのだからいいでしょう?」
ジ 「迂闊にいいとは言えないんだ。」
真 「…駄目なら無理にとは言わないわ。」
ジ 「悪いな…でも僕は、真紅のことが好きだ。」
真 「…!…だ、大好き?」
ジ 「聞くまでもない。」
真 「いいの?私で…」
ジ 「できることなら君と居たいよ…」
真 「…喜んで、ジュン…」

ジ 「はい『ん』がついたー。」
真 「!?しまったのだわ!私としたことが…」

ジュン○―×真紅

ジュンの作戦勝ち!ってか会話しりとりはルール違反では?

ネタ切れにつき最後っぽい保守
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:11:07.85 ID:l5kh/4010
>>411
良かったよ
またお願いしたい
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:19:03.46 ID:3RMyt7es0
「結婚しよう」「うん」「よっしゃ、お前の負け」吹いたwwww
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:28:42.26 ID:LfDgw3PHO
これは良いしりとりwwwwww
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:32:42.26 ID:JBhAtrom0
保守
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:33:19.70 ID:Y8trmtHN0
age
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:35:06.14 ID:lhABkFKu0
保守るくらいなら第2弾
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060223263197.gif
そう、カナリアは確かに空を飛んだんだ・・・。
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:36:02.16 ID:uSzKVNx70
>>417
ちょっ、ひ、ヒナっ!
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:36:12.16 ID:XR1nR0Io0
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:36:55.28 ID:yz4K0mPi0
保守♪
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:37:50.78 ID:LfDgw3PHO
>>417
ちょ、おまwww





アー!
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:43:27.56 ID:lhABkFKu0
>>384
まとめで見返してきました。
続きが楽しみなSSがどんどん増えて困るwww

>>411
デレ真紅は大好物!GJ!!
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:59:04.05 ID:T92AwDSC0
いける……かな? すみません遅くなりました
【ゆめまぼろし】第九話 命の天秤 後半を投下します
>>270の続きとなります

読んでくれた方々、レスをくれた方々ありがとうございました。
力になっていると思います

前半ではジュンが生霊まがいのものになった事実の経緯が明かされました。
後半ではまた時間を戻し、時間軸的には第八話終了時点の状態となります

では、どうぞ……
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/02(金) 23:59:38.49 ID:sO3kR48NO
保守
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:00:36.43 ID:D4z1eJ+n0
|  :.:l ll ヽ :..:.:.l |l ヽ:.|:  l:l l.: :./ィ"/ :/ //|/'  /::/:   / l
|:l :.:l |!  ヽ:.:_l_ヽ ヽヽ. |l l:.:/ //_Z ==<,_  /:/:   ./ .!
|:l: _:l. ‐  ̄\ ̄   ` \レ′ ノ' 矼j _,/  //:   :/  l:   今夜も
ヽヽ:..ヽ       _           ̄ ̄-    〃   ./ :  !:   みんなでローゼンメイデンの
:.:.:ヽ\_,.ィ^ ̄ 矼レ                 /  ./.:   :  ll:    絵を描きなさぁい……
 :.:.:ヽ  `` ニ ´      l          / _..ィ.:.:.:.:  .:  .!:l
   :.:.\                -=´‐ ´  l.:.:.:.: .:.:  l.l:.l
\   :.:\        _..  -z          ll.:.:.: .:.:  l: l.:
  :`丶、_ \ー     ` ー ´             /:!:.: .:.:  l.: .l.:
  :.:.:.:.:.l .:`.T`ー       ´        /:/:/ .:.:  /:.: !:
  :.:.:.:.:.|:.:.:.:.l \                / |:.// ..:.:  /:.:.: l.:
  :.:.:.:.:.|:.:.:/.:.:.:.:.l`丶 、       _. '´   l'/..:.:.:  /:.:.:.: .!.:
.  :.:.:.:.:|:./.:.:.:.:.:.:l:l:.:  : l``:..r - ,= ´――‐-〃:.:.:   /.:.:.:.:  l/
   :.:.:..!'.:.:.:.:.:.:.:l:l.:  : l,. -イ7ー= ニ二二/':.:.:.:   /.:.:.:.:.: /':.:

VIPPERのためのローゼンチャット
http://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=211491
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:01:57.96 ID:kYTmaMyq0
>>270
「ふぅん……流石は"策士"ってところかな。だけどまあ、殆ど意味はないと思うぞ。
 それがわかったところで」

 眼の前に居る幽霊は、そんなことを飄々と言ってのける。……何を、考えている?
でも、私がどんなに考えを巡らせたところで、彼の心の内を読むまでには至らない。

「……何の為に。貴方はこの屋敷へやってきたのかしら」
「"何の為に"?」

 ちっとも可笑しくなさそうな乾いた笑みを浮かべながら、彼は言う。むしろその眼は、
表情とは裏腹に酷く寂しいそうな色を浮かべていた。

「……僕の意志を、叶える為にだ」

「意志、とは何のことかしら」

「金糸雀。お前にも仕事を手伝って貰ってる以上、話さない訳にもいかないんだろうな。
 ――それにお前に限っては、誤魔化しがあまり通じそうにもない」

 ふぅ、と。溜息をつきながら、彼はぽつりぽつりと話し始めた。

「僕は、真紅がつけている指輪を作った"魔術師"の血を引いてる。そして今、僕の観念の中に、
 "魔術師"の魂も含まれている」

「――――――!?」

「存在が"濃すぎる"って言ってたよな。今僕は、二つ分の魂が含まれてるから、そのせいだろ。
 身体の方も、確かに生きてるよ。まあ殆ど半死だけど」
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:03:08.94 ID:kYTmaMyq0
>>426
 それで、か。彼の幽霊である状態にあった、特徴。それは完全に身体から魂が離れたので
は無く、この世に存在を残している――所謂『幽体離脱』している時に見られるもの。

「殆ど見えないけど……その糸のようなもの。それが貴方の本体に繋がっているというのね」

「――そこまで"視える"のか。これは僕が紡いだ"旋律"の糸――全てを終えた後は、身体に
 戻るつもりだしな。あ、この糸を追おうと思っても多分無理だぞ。現実世界には繋がって
 いない」

「……」

 彼には彼の考えがあって、今の状態を選択したということには間違いないだろう。それを
組織の上層部は知っていて、黙認した。
 何故、止めなかったのか。私がその場にいたら、きっとそうしたに違いない。いくら指輪
の宿主を守る為とは言えど、自分の命――またはそれに近いものを。こんな風に使うことが
倫理的に許されるものか。

「――許されるかどうか、って基準は、所詮は感情でしかないだろ」

「っ!」

「心の中を覗くのは好きじゃないんだけどな。僕は今こういう状態になっている以上、
 真紅は必ず救う。その思想だけは邪魔される訳にはいかないんでね。

 言うだろ? 『思想の価値は、勇気の量で決まる』」

 ……ウィトゲンシュタインの言葉か。確かに彼は、勇気ある者かもしれない。でも……
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:04:01.51 ID:kYTmaMyq0
>>427
「……でも。貴方がその哲人の言葉を借りるなら、私もそれに倣うかしら。

 貴方の思想……その意思が、例え"善き"ものにしろ"悪しき"ものにしろ。それが"世界"の
 『事象』を変えうることとだとして、その『事実』を変えることは出来ない。
 
 貴方のやっていることが――報われるとは、限らないのよ?」

 ……だけど、だからこそ私達は足掻くのだけれど。一つ、救える存在を救う為に。
だから私自身、この言葉を発すること自体が矛盾であることは感じている。そう言った
意味でウィトゲンシュタインの思想自体は偉大かもしれないが、この部分だけは賛同
するには足りない。

「現代哲学の談義じゃあ、お前には敵わないな。昔のものであれば僕も色々語れるん
 だけど。何しろ頭の中に誰かさんの"知"が共有されてるんでね。

 まあちょっと補足するなら……お前はその後に続く言葉も知ってるんだろ?
 だけどそれを言わないだけだ」


「『世界は、意思によって全く別の世界に成り得る』……」


「そう。ある運命によって決まっている状態に、僕はこうやって飛び込んだ。
 変えられるさ。真紅をこのまま死なせたりはしない」

「……死ぬ!? このまま悪夢と闘っていけば、少なくとも宿主は無事な筈じゃあ……!」
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:04:38.21 ID:alofTH1yO
銀「私はねぇ、幽霊なんて非科学的なモンは断固信じないわぁ。
乳酸菌大陸はあるって信じてるけどぉ。
おばかさんには付き合いきれないわ。帰るわよあんたたち」
薔「……あっ!赤い着物の女」

ガシャン!

蒼「………何やってんの水銀燈」
銀「いや、あの、乳酸菌大陸の入り口が……」
薔「銀ちゃん、もしかして幽霊が……」
銀「な に よ」
薔「金糸雀、銀ちゃんは……アレ?」

ガタガタ

薔「金糸雀、何してんの」
金「いや、あの、卵焼き王国の入り口が……」


銀「ちょっと待ってよぉ!違うわ、金糸雀はそうかも知れないけど私は違うわぁ」
金「ビビってんのは水銀燈かしら!
カナはあれよ、頭脳派らしく避難場所考えてただけかしら!」


雛「わかったのー、乳酸菌大陸でも卵焼き王国でもどこでも行けばいいのー、クソが」
銀金「なによその蔑んだ目はァァァー(かしら)!!」

もうすぐ夏保守。漫画ネタでごめんね(´・ω・`)
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:05:04.69 ID:kYTmaMyq0
>>428

「指輪の存在の終わりが、近いんだよ。それに僕がこうやって指輪に関わっていることも――
 少なからず影響してるみたいだな。"異なるもの"は多分明確な意志を持ってそれを
 邪魔しようとしてるのかもしれない。

 指輪の存在の終わりと一緒に――多分宿主も道連れだ」

 馬鹿な。そんなことって……

「だから僕が居る。あの観念から作られた指輪……僕がその存在を真紅と共有して、いずれは
 全て僕が請け負う。それは観念の存在――幽霊だからこそ出来ることだ。

 真紅からちょこちょこ力を貰ってるけど、一気にやると多分真紅の身体が保たないからな。
 お前達が派遣されてきたのはそれに関連してだろ。あいつが"異なるもの"にやられちゃって
 も良くないし、かと言って僕が現実世界で闘い続けるのもまずい」

「貴方の存在そのものが、磨り減っていってしまうから?」

「そう。指輪もある程度宿主を守ってくれるみたいだけど……それは"魔術師"に感謝しないとな。
 最悪"世界"の中での戦闘は"庭師"に任せられるけど。
 僕が消耗しすぎると、結果的に真紅からまた力を分け与えてもらうことになる。

 度を過ぎると。真紅の身体も危ない」


 最初に逢った時の違和感が解けていくような感じがする。だが、……納得したわけでは、無い。
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:06:01.40 ID:kYTmaMyq0
>>430
「どの辺から怪しいと思ってたんだ?」

「初めて逢ったときかしら。何だか貴方、私を知っているような素振りだったから」

「ああ……そうだっけか? あの絵みたいな"異なるもの"と闘った時か。全く聡いというか……
 あれは大したこと無い。僕がお前を知ってただけだよ。白崎さんから組織のメンバーの写真は
 見せてもらってたから」

「でも、みっちゃんのことは知らなかったんじゃないのかしら」

「"観察者"か。あいつの写真は無かったんだ。だって、撮影した本人なんだろ?
 顔は知らなかったんだよ。それだけ」

「……そう。とりあえず疑問はまだあるけど、もういいかしら。でも貴方、それを真紅には――」

「言うつもりは、無い。『知らない方が良い事もある』って、かっこつければそういう言い方になる。

 ……けど結局は、」


 言いかけて。其処で私は初めて、廊下の影に居た人物の気配に気付く。
 話に集中しすぎていた。その人物に予想がついてしまって、それが外れていることを私は願う――

「……」

「……真紅」
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:07:08.68 ID:kYTmaMyq0
>>431
 そして、その願いは叶わない。一番聞かれてはいけないひとに聞かれてしまった。明らかに
私のミスだ――――

「……本当なの?」

「……」

「ジュン、答えて頂戴。……貴方に今、指輪を作った"魔術師"の魂が入っているの?」

「……真紅、これは」

「……どうして言ってくれなかったの? 貴方はまだ生きているの? どうして私の為にそんなことを……」


「――――私は、どうすればいいのっ!」


 その時、薔薇屋敷全体が、酷い揺れを見せる。

「あ、―――――――――」

 頭を両腕で抱えて、膝から崩れ落ちる真紅。

「真紅っ!?」

 その姿が、見る間に異質なものに変わっていく。
 身体が黒く、黒く――ただの影になってしまうかのように――――
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:08:10.50 ID:kYTmaMyq0
>>432
「真紅、自分を否定するなっ! いいんだ、お前は生きていても―――
 お前は生きて……自由になってくれ……!」

 響く、叫び声。真紅は光を失った瞳でこちらを向いているけれども、返事をす
ることが無い。そして、どんどんその姿はくらくなっていって……

「這い寄る絶望―――これが"存在の終わり"か……」

 ジュンが苦渋の表情を浮かべる。

「絶望……」

 私は己の失策を呪った。指輪は宿主を、ともすれば喰らってしまおうとしてい
るのかもしれない。宿主の不安と自己否定につけこんで、呑みこもうとしているのか。

「なっちまったもんは仕方ないぞ、金糸雀。自分を責めるな」

「でも……」

「僕がさっき言いかけたこと。僕は結局怖かったんだよ――真紅に、本当のことを
 伝えるのが。だって、僕が今はこの呪いの元凶みたいなもんだからな」

「……―――」

「でも、いずれは伝えなくてはならなかった。真紅の意志が、最終的に必要になるから……
 遅かれ早かれ、こういう状況になっていたよ」

 私はそれに対し、返す言葉が何も浮かばない……
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:09:11.23 ID:kYTmaMyq0
>>433
 光の糸が真紅の指輪から紡ぎだされて、それが彼女の身体を取り囲んだ。すると
影の進行は食い止められたようで、辛うじて彼女の身体の色を残した状態になる。
 ただ彼女は完全に倒れてしまった。まだその眼は開かれている――何も其処には、
映っていないだろう。意識は、覚醒しているのか……?
 抱きかかえて、廊下の隅に横たえさせる。

「――来るぞ」

 屋敷全体を覆うプレッシャー。――酷い。この場に立っているだけで、心臓を握り
潰されてしまいそうだ。

 すると、彼女の身体の上に、夢の"世界"への扉が開いた。……でも。


「なんで、いくつも扉が開くの……!?」

 一人の人間が持ちうる"世界"への扉は、一つの筈。どうしてこんな……!

 私とジュンは、思う様に動くことが出来ない。固唾を飲んで見守っていると、
その扉はやがて融合していき……一つの大きなくらい穴になった。

「……指輪に纏わる者達の意識……」

「どういう、ことかしらっ……?」

「代々受け継がれてきた指輪……その全ての宿主とその関係者を、守りきれた訳じゃないってことだろ」
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:10:20.43 ID:kYTmaMyq0
>>434
 怨念、という言葉が頭を過ぎる。真紅の父親も、彼女を襲ったという。だが、こんなこ
とは今までは無かった筈。もしこれが、『イレギュラー』であるジュンの存在の影響に因
るものだとしたら――

「――だな。予定には早いけど、ここで決着をつけた方が良さそうだ……

 "異なるもの"が、溢れ出るぞ。全て、潰す……真紅を、守るんだ……!」



 空間が、歪む。現実である筈のこの空間は、"世界"に飲み込まれてしまったかの様。


「カナ、……ちょっと、これって……!」

「金糸雀っ!」

「どうなってるですっ! 結界がぶち破れそうですよっ!!」


 駆けつけてきた三人。屋敷の様子にもそうだが、更に真紅の姿を見て驚いている。

 こうなることも、運命だったのか……? このまま真紅は"存在の終わり"に巻き込まれる。
私達も多分、無事では済まない。

 私はジュンと眼を合わせた。彼は静かに頷く。
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:11:05.40 ID:kYTmaMyq0
>>435
 そう……運命という自然状態が、例えそう『決まっている』ものだったとしても。
 それに抗うのが、私達だ。

 ここに居るということすら、決められたことだとしても。


 そして出来ることなら、ジュンという存在も救いたい。彼もまた、巻き込まれた者の一人。


「……仕事ってわけね? カナ。私達は……やるしか、ないよ!」

「――わかったかしら、みっちゃん!」


 困難な状況を、打開せよ。私はいつだってそうしてきたじゃないか。
 納得出来ていなくったって。
 何時だって闘いになれば、全力を尽くしてきた――――!


「私が指揮を執らせてもらうわ。目的は――今眼の前にある扉から通じる"世界"と、
 館の敷地内に居る"異なるもの"の殲滅かしら」

 頷く。今度は、全員。


 屋敷が、虚ろな空気で満たされていく。私とみっちゃんは眼鏡を外し、"実眼"を解放した。
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:12:00.95 ID:kYTmaMyq0
>>436


 ――薔薇水晶が以前ぽつりと零していた、命の天秤。


 人の命を量る天秤が、もし存在するとしたのなら。
 命と『運命』が、釣り合っているとしたのなら。


 その天秤とやらを、――均衡を、崩す。


 そして。指輪を巡り廻り続けた、運命の歯車。
 その終焉を肌に感じながら、



 ――――――闘いは、始まった。

438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:12:58.34 ID:kYTmaMyq0
雛「>>437までで、【ゆめまぼろし】第九話 命の天秤 は終了なのー」
槐「次回は、闘いというわけかな」
雛「そうなるの。だけど戦力的には多分圧倒的に不利なのー」
槐「……冷静だね」
雛「実況はクールにするのが信条なの。相方のしょうもないボケを取り下げるのも仕事なのよー」
槐「! ……orz」
雛「何か立ち上がれないみたいだから言っちゃうのー。次回【ゆめまぼろし】第十話 旋律(予定)なのー」
槐「……」
雛「それでは、読んでくださってありがとでしたなのー」
槐「(若奥様を……諦めた訳じゃないっ……)」


 槐兄さんが何かしゃべってますが気にしないで下さい。
 ラストまで、あと少し。とんでも設定の作品をここまで読んでくれた皆様に本当に感謝です。

 では失礼します……
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:15:34.97 ID:alofTH1yO
>>438
乙です。そしてくだらんネタで割り込んでしまってすいませんでしたorz
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:15:52.66 ID:MgzbuCE/0
キタキタキタキタ
次回はバトルですね、超wktk




槐wwwwwwwwwww
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:18:01.47 ID:J0XfZWgl0
>>438
お疲れさまです!
真紅はどうなるんだろ・・・wktk
JUMと真紅が第1期アニメの終わりのようにまったり終わると良いなぁ
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:19:30.12 ID:GRh7oWrV0
>>438
とうとうJUMの正体が真紅に知られ、最後の戦いの幕が…

強さと脆さは共にあるもの。
思いが強ければ強いほど、それが砕かれた時、人は最も弱くなってしまう。

…次回の幕が開くまで、楽しみに待ってます。
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:20:36.04 ID:DCOKLDAOO
>>438
ジュンは真紅のために自分を犠牲にしてるんですね…
それを知ってしまった真紅
最後がどうなるのか、wktkします
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:28:45.34 ID:kYTmaMyq0
レス感謝です……! いつも返せてないので、返信をば
>>439
いえいえ、お気になさらず。卵焼き帝国wwwwww
>>440
バトルは苦手ですがこんつめていきます! 槐兄さんはもうそんなキャr(ry
>>441
ラストはいくつか考えていて、進行次第でどう転ぶかが未定ですorz
>>442
確かにそうですね。思いとは形無き故に、壊れやすいもの。彼らの決断の行く末を、見守ってあげてください……
>>443
真紅もその優しさ故に、このような状況になってしまいました。
彼女の心境をどう流れていくのかが肝だったりします。

おおまかなプロットは第一話終了時点で出来上がってたんですけど、一話一話
の細かいところをその場で考えながら書くのは初めてです……頑張ります!
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:29:30.62 ID:3Jx+cHNK0
ジ 「強敵っぽそうな蒼星石、この辺で戦っておくか!」
蒼 「お手柔らかによろしく。」

ジ 「蒼星石の『そ』からだ!」
蒼 「ソリ」
ジ 「リンス」
蒼 「推理」
ジ 「理科」
蒼 「肩こり」
ジ 「理想」
蒼 「瓜」
ジ 「り…理想郷」
蒼 「浮き彫り」
ジ 「り…リース」
蒼 「スリ」
ジ 「り…り?…りー…迫ソ理!」
蒼 「倫理」
ジ 「(゜д゜)…林檎」
蒼 「合理」
ジ 「…蒼星石、可愛い顔して恐ろしい子…!」
蒼 「照れるよ、ジュン君。」

ジュン×―○蒼星石

見事完敗。普通過ぎるしりとりで敗れたジュンは一体…

「  サ  ク  ラ  ダ  ・  コ  ー  ド  」  近日公開!
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:32:55.12 ID:Ijp9VUCD0
>>445
サクラダ・コードに大いに期待
wktkwktk
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:33:35.76 ID:3Jx+cHNK0
で、今更気付いた>>409のミスを修正。なんで「ロバ」の次が「老女」なんだよ…

ジ 「同じく勝手に自滅しそうな翠星石と勝負だ!」
翠 「ふふふ…今に見てやがれですぅ!」

ジ 「さあ、最初は翠星石の『す』からだ!」
翠 「よかろうですぅ。す…『スロー』ですぅ。」
ジ 「…『ろ』?それとも『お』?」
翠 「伸ばし音をカウントしねーのは常識ですぅ!」
ジ 「じゃあ『ろ』か…ろ…『ろくろ』!」
翠 「ん〜…『老女』ですぅ。」
ジ 「…『じ』?『じょ』?それとも『よ』?」
翠 「お前は『老女』を『ろうじよ』とでも読むですかぁ?」
ジ 「じゃあ『じ』な…じ…『人体』。」
翠 「い…『InterNet』ですぅ。」
ジ 「ちょっと待て!なんでいきなり英語なんだよ!」
翠 「この程度も読めんのですかぁ?」
ジ 「『インターネット』だろ…じゃあ『と』か。でもちょっと待て。」

ジ 「何でお前の返答はいちいち面倒なんだよ!」
翠 「ツンデレの特権ですぅ♪」

ジュン△―△翠星石

規定行数で勝負つかず!両者相打ち!
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:45:13.20 ID:3Jx+cHNK0
ジ 「さて、そろそろ重鎮と当たっておくか。」
水 「レディに重いってのは失礼じゃなぁい?」

ジ 「早速だが、水銀燈の『す』からいくぞ。」
水 「スキーv」
ジ 「『キ』でいいんだよな?…利き腕!」
水 「デスノートォ」
ジ 「豚骨!」
水 「ツタぁ」
ジ 「た…竹笛!」
水 「絵ぇ」
ジ 「一文字ありかよ!ん〜…A型!」
水 「鯛v…て、キリがないわね。この辺で負けといてあげるわぁ。」
ジ 「え、もう?」
水 「ええ、言いたいことは言ったからぁ。ジュンってばホントに私の思い通りに動くのねぇ…」
ジ 「え?え?」
水 「…わからなかったら、私の言った言葉を繋げてみてぇ。それじゃ、またねぇ。」
ジ 「あ、うん。」

ジ 「繋げる…『スキー』『デスノート』『ツタ』『絵』『鯛』…『すきーですのーとつたえたい』…あ。」
水 「…あの鈍感、気付いたかしらぁ。」

ジュン○―×水銀燈

勝負とは別に隠されたメッセージ…勝敗はさておき、やはり水銀燈が一枚上手だったのだろうか?
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:50:40.48 ID:sxZWfLoX0
銀ちゃん上手いなwwww
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:52:04.67 ID:3Jx+cHNK0
VS水銀燈…勝利。
VS金糸雀…正日。
VS翠星石…互角。
VS蒼星石…敗北。
VS真紅…告白。
ジ 「だけど…やっぱりこれは納得いかないなぁ…」
VS雛苺…敗北。

巴 「それで…私に?」
ジ 「ああ、勝負してくれないか。」
巴 「別にいいけど…」
ジ 「じゃあ、柏葉の『か』からな。」
巴 「からかい」
ジ 「囲炉裏」
巴 「リストカット」
ジ 「時計」
巴 「遺書」
ジ 「…歯科医」
巴 「胃潰瘍」
ジ 「……海」
巴 「みなしご」
ジ 「………ゴルゴ」
巴 「ごくつぶし」

ジ 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!」
巴 「あ、桜田くん!ゴメン、つい本音が!」

ジュン×―○巴

桜田ジュンは自らの殻に閉じこもった!柏葉巴の追い討ち!殻に落書きが為された!
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 00:53:53.03 ID:3vMO9wUH0
追い討ち落書きワロス
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 01:01:11.49 ID:aZ9zJLwHO
銀・コードあんまぁ
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 01:06:59.64 ID:3Jx+cHNK0
ジ 「ついにこのときがやってきた…」
薔 「完膚なきまでに叩き潰してあげる…」

ジ 「薔薇水晶の『ば』からだぞ。」
薔 「バージンロード…」
ジ 「銅!」
薔 「ウェディングドレス…」
ジ 「す…砂絵?」
薔 「エンゲージリング…」
ジ 「ぐ…ぐ?あ、グループ。」
薔 「プロポーズ…」
ジ 「頭蓋骨。」
薔 「ツーショット…」
ジ 「と…トキ!」
薔 「キス。」
ジ 「す…直刃、なんてどうだ?」
薔 「ハネムーン…」
ジ 「あ、『ん』がついたな。僕の勝…」
薔 「…いいよ。別に。でも…その…」
ジ 「…?」
薔 「…なんでもない。」
ジ 「冗談だよ、薔薇水晶。」

   二つの影が一つに…そして…(省略されました)

ジュン○―×薔薇水晶

   心伝えて勝負に負ける。薔薇水晶の想いよ、届け…!
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 01:20:31.03 ID:4CEOcjuxO
>>413
プラネテス乙
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 01:35:31.81 ID:/eEI7BsMO
こんな告白もいいなw
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 01:35:52.84 ID:vYOXmX+E0
梅岡大佐って無能な働き者なんだろうか。
てか適切な場所に配置するべきキャラの数たりねぇ。
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 01:48:12.19 ID:hrpI7I4R0
なんかこのスレをずっと読み手として見て来たが
SS書きたくなってきた、
ちょっと長めの書いてくるよ。
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 01:56:41.75 ID:9hXLIxgT0
保守かしらー

>>457wktk
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:12:44.17 ID:hrpI7I4R0
NGワードの設定は本文中?それともメール欄中?
どっちかワカラナスwww

一応完成したが死にネタグロネタ注意、浅いがなwww
あ、+主人公がJUMじゃないのは仕様です、
俺JUM苦手なんでwwwww
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:14:06.62 ID:hrpI7I4R0
メル欄でいいのかな?んじゃ投下します、
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:16:28.32 ID:sxZWfLoX0
俺はメル欄でやってる。
期待age
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:17:06.15 ID:hrpI7I4R0
プロローグ -夢の始まり-



ここはどこだ?見渡す限りの木、木、木・・・森の中か?
ふと周りを見ると、近くに無数の人影が見える、皆が体から赤い液体が流れ出て池を作っている、
よく見ると友人たちだ、なぜ倒れてるのだろう、なぜ赤い液体が・・・

グサッ、グサッ

音のするほうを見ると別の友人が赤い液体を噴出しながら倒れてゆく、
手が何かを求めるように俺に向けられる、
だがそれも数秒と持たず崩れるように地面に堕ちてしまった、
次第に目から光が無くなり、ついに動かなくなった、
その光景を見つめているとその横から友人の液体を浴びた見知った顔の女が歩いてくる、
顔が良く見えない、よく見ようとするが目が動かない、
その姿に恐怖を覚え逃げようとするが足が動かない、
精一杯の抵抗しようとするが手が動かない、
命乞いしようと喋ろうとするが口が動かない、
ふと気づくといつの間にかその女が目の前に立ち、銀に光るナイフを振り上げ俺の喉を・・・


グサッ


 
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:18:16.69 ID:hrpI7I4R0
「うぶぉわっ!!」
意味不明な声を上げベッドから転げ落ちる、
「・・・。」
朦朧とする意識の中今の状況を整理する、

・・・あれ?今何時だ?確か今日は月曜日・・・うげっ9時半、
体中から冷や汗が吹き出る、そういえば今年から一人暮らしを始めたんだっけ、
新しく買った目覚ましの効果はないみたいだ、夕方また買いに行こう、
そんなことを思いつつクローゼットの中から制服を・・・
ん?無い、そういえば昨日雨上がりの道でトラックに泥をかけられたんだっけ、
やばい、予備の制服を出してなかった、急いで押入れから「服」と雑な字で書かれたダンボールを取り出す、
これはもうだめかもしれん・・・


学校に着いたのは10時過ぎだった、2時間目の授業が終わるまで校舎裏で暇をつぶし、
チャイムが鳴り、先生が出て行ったのを見計らい教室に入る、
窓際の自分の席まで行きそっと座ると鞄の中身を片付け始める、ふと隣の席から声が聞こえる、
「遅刻かい?君にしては珍しいね。」
彼女は同じクラスの蒼星石、
彼女とは高校に入った直後に知り合ったのだがすぐに仲の良い友達になれた。
「いやぁ、実は寝坊しちゃってさぁ、何かの夢を見ていた気がするんだけどよく思い出せないや。」
「でもこんな時間まで寝てるなんて目覚ましはセットしたのかい?」
「うーむ、目覚ましが壊れて安い目覚ましを買ったんだがどうも音が小さくて起きれなくてね。」
「あはは、君らしいや。」
「うるさいやい。」
そうして僕の日常がまた始まった・・・
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:19:13.21 ID:hrpI7I4R0
中途半端だけどまあいいや(´・∀・`)
初めてだし仕方ないよねwwwww
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:28:05.46 ID:hrpI7I4R0
名前欄に題名入れるの忘れてたwwwwwwwww
「深き森の中心で。」
に脳内変換してくれwwwwwwwwwwww
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:31:09.50 ID:0Azg0TTZ0
金「ジュンちょっと来るかしら〜。」
J「なんだ金糸雀?」
金「これ・・・受け取るかしら!」
J「なんだこれ?」
金「は、早く受け取るかしらっ!」
J「分かったからそんな怒るなよ。」
金「家帰ってから一人で呼んで欲しいかしら。」
J「これって・・・そういう手紙なのか?」
金「あっ!いや・・・・別に・・・・・・・」
J「やっぱりそういうのなのか。だったら読む必要は無いな。」
金「えっ?」
J「お前の気持ちはこんなの読まなくても僕に伝わってるよ、金糸雀。」
金「ジュン・・・」
ちゅ。
翠「きぃーっ!」
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:32:02.14 ID:QIbXeMdV0
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:32:08.83 ID:0Azg0TTZ0
JUMとカナの絡みが無いので書いてみた
反省はしてない
後悔もしてない
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:32:53.56 ID:hrpI7I4R0
>>468
カナイイヨーイイヨーwwwwwww
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:41:12.82 ID:oNq5ysEi0
J「どうした蒼星石。こんなところに連れてきて」

・・・翠星石がJUM君を好きな事も
JUM君が翠星石に好意を持っている事もしっている。
でも、自分の気持ちだけははっきり伝えて置きたい

蒼「JUM君・・・ボクね、JUM君の事がずっと・・・」

続かない
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 02:57:30.38 ID:vYOXmX+E0
>>463乙。
続きwktk!
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:02:05.37 ID:RGTK+qR2O
保守
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:04:08.99 ID:dRu6coYIO
>>384 あげあし取るようで悪いがキマイラはギリシャ神話にでてくる神獣で一匹しかいないぞ
合成獣ならキマイラじゃなくてキメラだ
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:12:49.28 ID:QO3IGYlg0
>>473
某母参じゃあ合成生物が全部キマイラだったなぁ・・・
そうか、キメラか。何か違和感があると思ったら・・・
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:19:07.05 ID:Z0sJtkhkO
金「ジュン、疲れてるかしら……そうだ、カナが癒しの曲を弾いてあげるかしら!」
ジ「……ありがとう、金糸雀。やっぱりお前はいい彼女だよ」
金「て、照れるかしら……ええと、ちょっと待っててね。楽譜は、……これっ」
金「じゃ、いくかしら!」

『♪キュッキュキュッキュ、キュゥ〜〜〜〜〜♪』

ジ「! ……」

『♪キューキュ、キューキュ、キュッキュッキューキュキュ〜〜〜♪

   ♪キュッキュッキューキューキューキュ、』
ジ「♪メッタールーオーバーマン、……ってキング●イナァァァァァァッ!!」

金「かしらー!? 楽譜間違えたかしらー」
ジ「そもそも何でキン●ゲイナーの楽譜持ってんだ丁寧に前奏から入りやがって金糸雀あああああ! 癒し所か興奮するだろがアアアアアア! ダンスか! ゲ●ナーダンスを踊りたいのか!? デコに書いてやるぞコノヤロオオォォォ!!」

キュッキュッ(額に『オーバーマン』って達筆に書く)

金「ひどいかしらー! カナは鉄超人じゃないかしらー」
ジ「黙れデコ助ええええ! 水性だから汗かいたら取れるだろがああああ! うおおお燃えてきたメタルフゥゥゥゥゥゥルッコォォトッ! おら行くぞ両手前出せえええ! キンッ! キンッ! キンッ●イナアアアアアアッ!!」


その後●イナーダンスの踊りすぎで両腕をつってしまったジュンは金糸雀にマッサージしてもらって二人仲良くぐっすり眠って終了
もはや誰もついてこれなそうなのでそろそろシリーズ終わらせるよ保守
ごめん反省はしてる

476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:23:53.18 ID:hrpI7I4R0
>>475
ワロチwwwwwwwwwwww
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:25:54.67 ID:7WdUl+Yj0
>>475
大丈夫www全話みてるwwwwwww
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:33:29.40 ID:9H/NdOds0
>>475
一気にテンション上がりすぎて吹いたw
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:45:10.16 ID:0Azg0TTZ0
>>475
一瞬ジュン壊れたかと思ったwwwwww
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:49:42.40 ID:Z0sJtkhkO
レスサンクス 良かった分かってくれる人がいてwwwww
おまいら最高ですよ

次は何のシリーズにするか考えながら眠ります保守
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 03:50:08.49 ID:M+ISP8MV0
>>430
「どの辺から怪しいと思ってたんだ?」

「初めて逢ったときかしら。何だか貴方、私を知っているような素振りだったから」

「ああ……そうだっけか? あの絵みたいな"異なるもの"と闘った時か。全く聡いというか……
 あれは大したこと無い。僕がお前を知ってただけだよ。白崎さんから組織のメンバーの写真は
 見せてもらってたから」

「でも、みっちゃんのことは知らなかったんじゃないのかしら」

「"観察者"か。あいつの写真は無かったんだ。だって、撮影した本人なんだろ?
 顔は知らなかったんだよ。それだけ」

「……そう。とりあえず疑問はまだあるけど、もういいかしら。でも貴方、それを真紅には――」

「言うつもりは、無い。『知らない方が良い事もある』って、かっこつければそういう言い方になる。

 ……けど結局は、」


 言いかけて。其処で私は初めて、廊下の影に居た人物の気配に気付く。
 話に集中しすぎていた。その人物に予想がついてしまって、それが外れていることを私は願う――

「……」

「……真紅」
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 04:02:33.44 ID:0Azg0TTZ0
保全
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 04:32:39.09 ID:0Azg0TTZ0
保全
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 04:33:36.58 ID:qIfMYRL+0
ちょwwwお持ち帰りコワスwwwww
http://37514.net/pc/weblog/home/eriblog/
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 04:44:26.45 ID:dRu6coYIO
>>274 キマイラも合成といえば合成なんだがただ単に三つの動物が混ざった姿をしてるだけだよ
たしか有名なケルベロスやオルトロスとも兄弟だったような気がする
まぁケルベロスも獅子の体に蛇の尻尾だけどね
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 05:21:51.95 ID:RMzHXMiZ0
保守
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 05:25:37.08 ID:QIbXeMdV0
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 05:37:36.57 ID:RMzHXMiZ0
保守
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 05:47:57.45 ID:RMzHXMiZ0
保守
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 06:01:28.88 ID:RMzHXMiZ0
保守
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 06:21:43.96 ID:/J8Kf5DLO
保守

誰か居ないのか?
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 06:38:28.71 ID:JegtPG8SO
J「なんとなく☆」
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 06:57:01.93 ID:cKZB7bzv0
保守
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 07:22:11.51 ID:cKZB7bzv0
保守
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 07:28:36.74 ID:lQGL4Ox4O
保守のカービィ
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 07:46:38.84 ID:Ijp9VUCD0
>>474
な、何だって(ry
取り合えず、情報サンクス
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 08:03:11.35 ID:ywfbpEtY0
保守のプーさん
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 08:09:33.09 ID:lQGL4Ox4O
保守の牙ダグラム
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 08:27:24.17 ID:ywfbpEtY0
保守の谷のナオシカ
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 08:46:10.13 ID:Swok+jABO
ジョジョの奇妙な保守
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 08:46:41.96 ID:lQGL4Ox4O
保守界ガリアン
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 08:54:39.95 ID:MgzbuCE/0
保守
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 09:31:19.18 ID:MgzbuCE/0
保守
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 09:41:19.01 ID:KOUBMmblO
ワイルド薔薇しー
保守
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 10:07:03.55 ID:vXBF4X/PO
保守ですぞ!!
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 10:31:48.14 ID:QO3IGYlg0
ほしゅ短編。

ジュンの部屋の中で翠星石が何かをしているようです。
ごそごそ・・・
翠(・・・にやそ)









部屋から出てきた翠星石と鉢合わせになった薔薇水晶。
翠「!」
薔「・・・?翠星石、今・・・そのワイシャツどうしたの?」
翠「・・・・・・・・・・・・」

薔「・・・今あなたはジュンの部屋から出てきた・・・
  そしてそのワイシャツはジュンのにおいがするッ・・・

  いったいこれはどういう事だッ!翠星石ィ―――ッ!!」

もうわけがわかりません
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 10:41:24.50 ID:JegtPG8SO
雪「人がいませんね・・・」
J「まぁ・・・土曜だからね」
雪「皆様まだ寝ているんですかね??」
J「まぁ・・・土曜だからね」
雪「・・・・・・なぜ私の朝食がカップ麺なのですか??」
J「まぁ・・・土曜だからね」
雪「JUN様は普通の食事のようですが??」
J「まぁ・・・土曜だからね」

〜〜〜〜〜食後〜〜〜〜〜
雪「今日はどこが出掛けますか??」
J「まぁ・・・土曜だからね」
雪「そ、それとも家でこのままい、イチャイチャしますか??」
J「まぁ・・・(ry」
プチッ!!
雪「くけーっ!!」

J「まぁ・・・オチなんてないからね」
保守
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 10:41:38.09 ID:sxZWfLoX0
「さて蒼星石」
「何だい翠星石」
「梅雨という事でジメジメジメジメ嫌な感じですね」
「そうだね。でもこれが無いと農作物も育たないし仕方ないよ」
「うー、仕方ないですけど。あまり湿気が多いとその、髪が……」
「ああ、君みたいに長いとボリューム持たせるのが大変だよね」
「そうなのですよ。ぺたーんとしてたら私の自慢の髪型がダメになっちゃうです」
「かと言って、流石の僕も天気はどうにもならないよ」
「天気がどうにか出来たら蒼星石は神様にもなれるですね」
「じゃあ君は神様の双子の姉だね」
「てことは私も神様ですか。それもいいかもしれないです」
「神様は素直じゃない、ちょっと口は悪いけど優しい女の子…っていうと一部の人が大喜びしそうだけどね」
「そのピンポイントを狙ったような言い方はやめるです」
「でも、その通りじゃない。君は素直になれなくて憎まれ口ばっかり言う、でも本当は優しい子だ」
「……蒼星石だからその言葉は許すですけどぉ」
「JUM君や他の人だと真っ赤になって否定しちゃうもんね、君は」
「うー、蒼星石はいじわるです」
「そうかな?僕は事実を述べているだけだけれども」
「事実は時として人を傷つける刃になるですよ」
「なっ……そうか、僕は君を傷つけてしまったのか…ごめんね翠星石、僕はダメな妹だ……」
「へ?あいやー、その………気にすんなです」
「君は優しいから慰めてくれるけれど、僕の気がすまないよ……」
「ああもう、おめーってヤツは些細な事で落ち込みやがるですね」
「…っ?翠星石…?」
「こうやって抱きしめてやるのはおめーだけです。傷付いてたらこんな事せんですよ」
「……うん」
「……って、どこ触ってやがるですかコラ」
「………クス。なら態度で僕を安心させてよ」
「は、ハメられたですか!?コラ止めるです脱がすなです!っぴゃー!!!」
「……クスクス♪」
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 10:44:12.93 ID:MgzbuCE/0
>>506
ちょwwwww翠星石wwwwwwww

>>507
きらきーwwwwwww
ジュンやる気ねーwwwwwwwww

>>508
双子ktkrwwwwwwwwwwwwww
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 10:55:45.51 ID:YNpe4FV8O
鬱気味な時にこのスレを見ると
自分がもっと深い所に堕ちていく感じがします。
働きたくない…
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 11:12:50.41 ID:DCOKLDAOO
>>506
そのYシャツで素肌Yシャ(ry

>>506
ジュンwwwイチャイチャ汁
>>508
蒼い子策士www
双子イイヨー
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 11:25:24.61 ID:JegtPG8SO
雪「最近雨が多いですわね・・・」
J「まぁ・・・梅雨だからね」
雪「洗濯物が乾かないですね・・・」
J「まぁ・・・梅雨だからね」
雪(またさっきのパターンですか・・・)
J「まぁ・・・梅雨だからね」
雪「えっ!?」
雪(まさか心を読まれた!?・・・・・・そんなはずないですよね。)
J「ふっ・・・」
雪「な、何が言いたいんですか!?私なにか変なこと言いましたか??」
J「まぁ・・・梅雨だからね」
雪(こいつっ!!)
雪「ふぅ・・・しかたがないから私は本でも読んでますわ」
パラ
本の見開き「まぁ・・・梅雨だからね」
プチッ
雪「うけー!!」
ポトッ
雪「??」
JUNからの手紙「や ら な い か ??」
雪「じ、JUN様・・・」
がばっ!!

J「まぁ・・・梅雨だからね・・・」
保守
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 11:46:25.81 ID:DCOKLDAOO
さすがジュンだ
ヤるときはヤるぜ
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:17:28.14 ID:GRh7oWrV0
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:52:01.56 ID:Yx6rVnze0
投下しますー
タイトル『三つ子の魂百まで……?』
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:52:53.60 ID:Yx6rVnze0
今年も後数日となった頃。
薔薇姉妹もご多分に漏れず一年の大掃除を行っていた。
翠「う、重いですね……うんしょうんしょですぅ」
翠星石がダンボール箱を抱えふらつきながら廊下を歩いている。
翠「おやっ?」
ある部屋の前を通り過ぎようとしたとき、ドアが開いているのに気づき覗き込んだ。
翠「誰かいるですか?」
部屋の中にいた真紅はその声にはっと振り向く。

翠「真紅何をさぼってやがるです」
紅「ごめんなさい、ちょっと面白いものを見つけたのだわ」
翠「何を見つけたですか? 翠星石にも見せやがれですぅ」
紅「掃除の後のお茶の時間にしましょう。落ち着いて見たほうがきっと楽しめるのだわ」
翠「じゃあ、とっとと掃除を終わらせるです。真紅もさぼらずにやりやがれですぅ」
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:53:28.47 ID:Yx6rVnze0
掃除の後。
姉妹達はリビングに集まり、お茶の時間を楽しんでいた。

銀「ふぅ、疲れたわねぇ」
翠「全くですぅ、どうしてたったの一年であそこまで汚れやがるですかねぇ」
蒼「あれ、真紅は?」
先ほどまで一緒にお茶を飲んでいたはずの真紅がカップを残していなくなっていた。
翠「多分、アレをとりにいったですぅ」
銀「アレ?」
翠「掃除の途中で真紅が何か面白いものを見つけたと言ってたですぅ。きっとアレを持ってきているに違いないです」
紅「待たせたわね」

そこに真紅がその腕の中に大きな本を抱えて戻ってきた。
他の姉妹達も皆、その本に見覚えがあった。

銀「それは……アルバムかしらぁ?」
翠「わぁー、懐かしいですぅ。いつ頃の写真ですか?」
紅「私たちが小学校に入ったころのだわ」
銀「へぇー、どんな写真があるのかしらぁ」

わいわい騒ぎながらページをめくりながら写真を眺めてはページをめくる。
しかし、あるページをめくったところで翠星石の手が止まった。
そのページの中に挟まれている折りたたまれた紙を見つめて翠星石が口を開く。
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:54:41.65 ID:Yx6rVnze0
翠「これは何ですか?」
蒼「手紙……かな? 何だろうね、見てみようか」
蒼星石がその紙を手に取り丁寧に開く。
蒼「何か、書いてるね。えーと……『一ねんせいになったら、ヤクルト百ぽんのめるかな 水銀とう』」
姉妹「……」

翠「ぷぅくっはぁはははっはっはーーー! 何ですか、それは!」
蒼「ははは、水銀燈らしいや」
紅「全く、あれから何も変わってないようね」
銀「見ちゃダメ! 見ないで! 返してーーー!!」

蒼星石の手から紙を奪い取り胸に抱きかかえて小さくなる水銀燈。
顔を真っ赤にして俯いている。

翠「全く、水銀燈は小さい頃から乳酸菌好きで困ったものですぅ。百本も飲んだら取りすぎに決まってるです」
銀「……うるさいわぁ」
蒼「翠星石、それくらいにしてあげなよ」
翠「そんなこと言って、蒼星石も口元がひくついてるですよ」
銀「もぉ、そんなことどうでもいいでしょう! 次行くわよぉ」
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:56:12.87 ID:Yx6rVnze0
水銀燈が次のページをめくる。
そこにも同じような紙が挟まれていた。
真紅が手に取りため息を付く。

紅「またなのだわ」
翠「今度はヨーグルトでも書いてるですか」
蒼「水銀燈が読む?」
銀「……貸して」

真紅から受け取り、水銀燈が中を見る。

銀「……ふふふ」
翠「嫌な笑い声たてるなですぅ」
銀「これを見てもそれがいえるかしらぁ?」

水銀燈は手に持った紙を読み上げる。
銀「えぇと、『いちねんせーに なったら ひとりでいぬさんのみちとおりたいですぅ すいせーせき』」
翠「な、なんですか! それは!」
蒼「ほら、あの道だよ。駄菓子やさんに行く道」
紅「ああ、あそこね。確か鈴木さんの犬が通ると必ず吠える道だったわ」
銀「翠星石が駄菓子やさんに行くとぉ、必ず時間がかかってたのよねぇ。もしかしてぇ、一人じゃ怖くて通れなかったんじゃない?」
翠「そ、そんなことはねぇですよ! 別に犬の前を通りたくないとか犬が怖いとかじゃ決してねぇです! 途中で吠えられたら行くことも引き返すことも出来なくなるなんてはことは一度もなかったですぅ!!」
蒼「翠星石……」
翠「そ、そんな目で翠星石を見るなですぅーーー!!」
銀「ふふふ」
翠「そこ、笑うなですぅ!!」
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:57:01.78 ID:Yx6rVnze0
紅「はいはい、次に行きましょう。あら、またね、今度は誰かしら」
真紅が次のページにも挟まれていた紙を開き目を通す。
紅「……」
銀「……」
紅「……」
翠「……」
蒼「……」
紅「な、何を皆で注目しているのだわ。これは何も書いてないのだわ、次に行きましょう」
翠「ちょっと見せるですぅ、真紅」
銀「怪しいわぁ」
紅「こ、こら! 待ちなさい、あっ!」
素早く後ろに回った蒼星石が紙を奪う。
翠「やったですぅ! 蒼星石、翠星石が読むから貸すです!」
奪い返そうとする真紅を水銀燈が羽交い絞めしている間に翠星石が読み上げる。

翠「えーと、『一ねんせいになったら、紅茶のおふろにはいりたいのだわ 真紅』。……紅茶風呂ですか」
銀「何か入ったら匂いがつきそうねぇ」
蒼「お風呂上がったら逆に汚れてそうだね」
翠「趣味最悪ですぅ」
紅「な、何を言うのだわ! 紅茶は浄水にも聖水にも勝る至高の液体よ! 紅茶は美容にも健康にもお勧めなのよ!」
翠「はいはいですぅ」
銀「真紅が一番変な夢じゃなぁい」
紅「あ、貴女達! 話を聞きなさい!!」
翠「後は蒼星石の紙だけですね、ここまで来たらないわけないですぅ」
蒼「あはは……やっぱり探すの?」
紅「もちろんだわ! 蒼星石の恥ずかしい過去を暴き立てないと気がすまないのだわ!」
蒼「恥ずかしいってことは決定なんだ……」
銀「やっぱりあるわぁ」
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:57:57.06 ID:Yx6rVnze0
次のページにも紙は挟まっていた。
真紅がさっと手に取り、何も言わずに開く。
銀「……」
翠「……」
蒼「…………な、なにか書いてある?」
紅「読むわ。『一年生になったら、おけしょうにちょうせんするぞ 蒼星石』」
銀「……これは、また随分とませた一年生ね」
翠「今の飾りっけがない蒼星石からは考えられねぇですぅ」
紅「あら? この写真は……」
蒼「!! わ、わ、わ、わぁぁぁああああああ!!!」
蒼星石が必死に手を伸ばし真紅が指差した写真を塞ごうとするが、そこは姉妹のチームワーク。
真紅がアルバムを持って逃げ、水銀燈と翠星石が蒼星石の動きを止める。
蒼「お願いだから! 見ないでくれ!」

銀「真紅、写真を私たちにも見えるようにしてぇ」
翠「翠星石も見たいですぅ」
紅「はい、見るのだわ」

そこには、顔一面に口紅が塗られ、白粉を口の周りに付け自信満面で笑っている幼い蒼星石の姿が写っていた。
蒼「あうぅ///」
銀「……実行したのね」
翠「そして、お約束道理大失敗ですぅ」
紅「でもこんなに嬉しそうよ」
蒼「ううぅ……恥ずかしい」
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:58:48.06 ID:Yx6rVnze0

銀「昔のアルバムっていいわねぇ、色々思い出しちゃったわぁ」
翠「そうですぅ、犬に追いかけられたのも今となってはいい思い出ですぅ」
紅「流石に、紅茶のお風呂はやり過ぎだったわ。実行しなくて正解ね」
蒼「……」
翠「蒼星石、元気出すですよー。可愛かったですよ?」
銀「そうよぉ、蒼星石。蒼星石の初めてのお化粧とーっても可愛かったわぁ」
紅「昔の失敗を今繰り返さなければそれでいいのだわ」
蒼「ごめん、そっとしておいて……」

三人は部屋の隅でひざを抱えて体育すわりをしている蒼星石から離れて小声で相談を始めた。
銀「随分ショックだったようね」
翠「慰める方法は何かないですかねぇ」
紅「そうだわ! 私にいい考えがあるのだわ」

(姉妹相談中……)
(姉妹準備中……)
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 12:59:26.68 ID:Yx6rVnze0
翠「蒼星石ー、こっち見るですぅ」
蒼「……何? 翠星石」
翠「昔失敗したことなんて知ったことじゃねぇです。蒼星石は今成功すればいいですぅ」
銀「そうよぉ、普段から蒼星石って服装とか飾らないでしょぉ、だから……」
紅「私たちがコーディネイトしてあげるのだわ」

(姉妹は手をわきわき開きながら蒼星石に近づいていく)

蒼「ひっ、た、助けてーーーー!!!!!」
(少女着せ替え中……)
銀「あー、堪能したわぁ。蒼星石ってやっぱり可愛いわぁ」
翠「あたりめぇですぅ。翠星石の自慢の双子の妹です、可愛いに決まってやがるですぅ」
紅「本当ね、お化粧もばっちり決まっているのだわ」
銀「この写真もアルバムに入れないとねぇ」
蒼「……っ!」
翠「どうしたですか? 蒼星石」
蒼「み、みんな嫌いだーーーー!!!」
翠「そ、蒼星石!!」



翠「蒼星石〜開けるですぅ〜」
蒼「……フンッ」
翠「蒼星石〜」

翠星石は蒼星石が機嫌を直すまで部屋から閉め出されてしまったとさ。


             終
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 13:01:38.09 ID:GRh7oWrV0
>>523
ららる〜な蒼い子カワユスwwwww
小さい頃のアルバム…少し恥ずかしいけど、見てたら懐かしくて幸せな気持ちになるよね!
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 13:01:54.91 ID:Yx6rVnze0
投下完了です
水銀燈を主な弄られ役にする予定が気づかないうちに蒼星石が弄られていた!

読んでくれた方ありがとうー
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 13:03:11.51 ID:DCOKLDAOO
蒼の子wwwwwwwwwwww一年でお化粧てwwwww
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 13:03:18.35 ID:f1Bxwm5Z0
  ∧∧ ∩
 ( ´∀`)/ ∧∧ ∩
⊂   ノ  ( ´∀`)/
 (つ ノ  ⊂   ノ  ∧∧ ∩
  (ノ    (つ ノ  ( ´∀`)/
        (ノ   ⊂   ノ
             (つ ノ  ∧∧ ∩
             (ノ  ( ´∀`)/
                _| つ/ヽ-、_
              / └-(____/
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                  <⌒/ヽ___
                /<_/____/
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 13:09:55.08 ID:ywztLBV60
>>523
なんかニコニコしながら読んだ
微笑ましいほのぼのってどうやったら書けるんかな
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 13:27:23.09 ID:lQGL4Ox4O
保守乙女
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 13:47:24.09 ID:Swok+jABO
保守しますか 保守しませんか
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 14:12:46.04 ID:8qKHpIdgO
保守
532天使さん:2006/06/03(土) 14:13:11.29 ID:MCCO0hYu0
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1146702336/

糞VIPPERども俺は貴様らを滅ぼすものだwwwwww
群れることしか知らないお前らにホントの地獄を味合わせてやる





ちなみにおいらはB型だボケwwwwwww
カワイソウな低脳諸君、IQ189の俺を論破してみろ!!
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 14:21:00.41 ID:ywztLBV60
「ジョン、紅茶をいれて頂戴。ゴールデンルールで1分以内よ」
「ミルミルとミルミルE間違えちゃったのよぉ、酸っぱいのヤだからジョンにあげるわぁ」
「ジョン君。翠星石と一緒にワッフル焼いたんだけど、味見してくれるかな…?」
「別にジョンの為に作った訳じゃねーです、そこんとこ勘違いするなです」
「なぜ登るのか。…知れた事よ、ククク…そこにジョンがいるからなのー」
「い、いまドス黒い瘴気を感じたかしら! ジョン気をつけるのかしら、ひn」
「うん…だから結婚しよ、ジョン」
「もう、薔薇水晶たら脈絡がなさすぎですわ。ごめんあそばせジョン様」
「ジョン」「ジョン」「ジョン」「ジョン」

「…何だよ一体。新手のいやがらせか?」

「HAHAHA! 困ルヨ可愛イ仔猫チャンタチ、ミーノ身体ハヒトツシカ無インダゼ!?」
「「「「「「「ジョン!!」」」」」」」
「ちょ、おまえ誰だぁ――ッ!?」

つづかぬ
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 14:54:17.53 ID:uT2oqgvTO
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 14:54:54.51 ID:DCOKLDAOO
ジョンて誰だよwwwwwwwwwwww
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 15:11:42.20 ID:8qKHpIdgO
保守
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 15:13:12.08 ID:QN4ps5k80
今までロムってたんですが、いろんなSS読んでるうちに書きたくなったので投稿してみます。
タイトルはまだ考えてないので皆さんで決めちゃって下さい。
では下手ながら投稿します。

かつて一人の科学者がいた。名はローゼン。彼は昔……研究によってある物を完成させ全世界に公表した……。その内容は、所謂「人造人間」の製作である。

「人造人間」……それは人の英知の結晶。または、我ら人間を生み出した創造の神への挑戦。
多くの研究者達が挑み、そして敗れていった。しかし中には、人造人間を完成させた者もいたが、何故かそれが公の場に出る事は無かった。この人造人間の製作技術の副産物は人類に大きく貢献したのに……。


 ローゼンは人造人間の製作に自分の息子、ジュンの細胞を使用した。彼の息子のジュンは、中学生の身でありながら、父親譲りの才能で自分の研究室を持てる程の天才であった。彼も父親の研究には興味があったので快く細胞を提供した。
538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 15:15:18.80 ID:QN4ps5k80
>>537

実験体のコードネームは“MERCURY” 。ジュンの細胞から造られたその人造人間は女性体であり(これ以降彼女)、
通常の人間の限界を遥かに超えたスペックを持つよう設定された。

当初は順調だった製作。しかし、製作開始から2ヶ月ほどたった頃から、
なぞのシステムエラーが発生するようになった。
その影響は彼女のほうに如実に現れた。彼女は、銀色の髪、赤い目。
そして背中に生えた堕天使の様な黒い翼……想像していた当初の姿形では無くなってしまった。
この件のせいで同伴の研究員達は今回の実験を失敗だと判断。ローゼンとその息子のジュン以外の者は、逃げるようにこの研究を放棄。蜘蛛の子の様に研究所から散っていった。
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 15:19:42.39 ID:QN4ps5k80
>>538

もともと人造人間の研究・製作は、様々な良くない噂があった。ある研究者は人造人間の製作段階で原因不明の火災にあい
データーから実験体まで無くした。さらにその後、研究を再開しようとすると原因不明の高熱を出し、苦しみながら死んでいった。
またあるものは、研究途中に突然狂ったようにあたり一面の薬品を飲み始め狂った笑みを浮べながら死んでいく。ほかにも精神病になったり、
遺書も何も無く自殺していったりする者が続出。一部では創造の神の怒り等と言われているが真相は定かではない。そのためにこの研究に着手する者は、ほぼ皆無。
だから研究員たちは自分たちの身に何かが起きる前に逃げていったのだ。

 研究者達が研究所を去ってから半年。今やこの研究所にいるのはローゼンとジュンの親子だけ。
それでも研究は今まで通り進んでいた。まるで彼らの努力に彼女が答えているかの様だった。そして彼女の外見年齢は
たった七ヶ月ほどで当時中学生だったジュンに追いついた。
そんな彼女をローゼンとジュンは、親しみを込め水銀燈と呼んだ。
 
人造人間製作は遂に終了した。彼女の体を精密に検査、耐久テストなどを全て終え、遂に彼女はカプセルから解き放たれた。

―この時はまだ誰も知らなかった………彼等でさえ彼女の中にある危険すぎる力に気付かなかった―
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 15:20:47.36 ID:QN4ps5k80
初投稿でした。
感想とかあればよろしくお願いします。
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 15:30:28.76 ID:MgzbuCE/0
>>533
誰だwwwwwwwwwww

>>539
いったいどんな危険が隠れているのか?
気になる
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 15:52:32.81 ID:MgzbuCE/0
保守
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:10:03.26 ID:QO3IGYlg0
hosyu
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:26:58.26 ID:dCr5+d9J0
こういうスレ気持ち悪いから
正直VIPから消して欲しい
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:27:42.79 ID:m/PUT3Qh0
>>544
おまえが見なければ良いだけの話
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:33:07.91 ID:dCr5+d9J0
きもい
これだからヲタクは
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:35:10.09 ID:mIE+ZH6h0
>>544
>>546
(・∀・)カエレ!!
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:35:24.79 ID:8qKHpIdgO
保守
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:40:29.24 ID:sxZWfLoX0
さわんじゃね…っと
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:41:04.68 ID:m0V/ystn0
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン

このスレは荒らし放題らしいぞ
荒らされる前にブーンのAAで埋めちまおう
できるだけ容量の多いブーンでよろしく

http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1147018989/

⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 16:44:27.46 ID:t7oYduLO0
>>545
>>547
パートスレだし、VIPではよくあること。スルー汁。
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 17:08:57.90 ID:hrpI7I4R0
なんつーか続き投下するよ、
>>462-463
NGワードは「sinineta」「guroino」
短いけど別にいいか(´・∀・`)
553深き森の中心で。:2006/06/03(土) 17:10:07.54 ID:hrpI7I4R0
第一話 -変化-



俺は森を走る、その中心に向かって、
君と共に生きるために、
走り始めて何分過ぎただろうか、
一向に中心に着かない、イライラしながら俺は走り続ける、
息が切れ始めた頃木の根に足を取られ空中に放り出された、

ベチャッ

地面に着いたとき顔に何かが触れた、
顔に手を当てて確認してみると少しべとついていて、
そして赤い液体だった、

・・・なんだこれは・・・
立ち上がりふと前を見る、そこは・・・


ジリリリリリ、ジリリリリリ、ジリリッ・・・


「ん、ふわぁぁぁ」
寝ぼけながら今の時刻を確認する、
昨日買った新しい目覚まし時計は好調みたいだ、
今日は水曜日か・・・だるい体をクローゼットへ向かわせ開く・・・
554深き森の中心で。:2006/06/03(土) 17:10:35.18 ID:hrpI7I4R0



そこには血まみれの自分の制服があった、
ふと床を見ると所々に血の跡がある、俺はパニックを起こしながらも、今の状況を整理する、
なぜ制服が血まみれなんだ?昨日何かあった?
昨日は月曜日、特に変わったことは・・・ん?月曜日?
今日は水曜日だぞ?昨日は火曜日のはずじゃ・・・

だが俺が通ってる学校では火曜日の夕方には全校集会がある、
俺がそれを覚えていないはずか・・・

今日の日付を確認する、今日は紛れも無く水曜日、TVをつける、天気予報を見ても今日が水曜日であることに代わりが無いようだ、
・・・記憶が一日飛んでる?
そんな馬鹿な、それよりも考えろ、なぜ制服が血まみれなんだ?

・・・昨日の俺が誰かを ・ ・ ・ ・ 

考えるのは止めよう、今日は学校をサボろう、
とりあえず今は寝るんだ、寝て明日の自分に全てを任せるんだ、


そう、 

明 日 の 自 分 に ・ ・ ・ 。
555深き森の中心で。:2006/06/03(土) 17:10:56.12 ID:hrpI7I4R0
うん、2レス分なんだ、すまない、
だが反省はしない。
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 17:20:38.97 ID:iuDSBdYs0
VIPPERのことを人間のクズとかチンパンジーとか言ってる奴が居るお!今すぐ突撃だお!!(^ω^#)

詳しくはこちらで↓
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/classical/1147000766/793-
(792以前はウイルスコードが貼ってあるから見たらだめだお(^ω^)
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 17:32:18.35 ID:PYjp759S0
保守
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 17:47:59.85 ID:PYjp759S0
保守
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 17:54:43.96 ID:mIE+ZH6h0
保守
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 17:56:29.99 ID:auwLxELb0
■■■VIPPERのみんな、同胞がひどい目にあってるお!■■■

490 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/03(土) 16:34:10 ID:???
ブーン氏ね
491 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/03(土) 16:34:10 ID:???
VIPPERは2chの癌だな( ^ω^)
497 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/03(土) 16:35:44 ID:???
VIPPERなんかただのニート無職のクズの集まりだろ?
VANKの件で勘違いしてるバカが多いけど使えるやつは二三人だったし。
二度と現れるな


今すぐ↓のスレに突撃して仲間を助けるお!
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1149323169/
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:01:53.15 ID:w7pfG9gm0
名前変換ドリーム小説の奴。
今日は久々にスピード勝負やろうかなと。
さて――

リク受けてから30分(地味に伸びてる)で書き上げ…られたらいいなぁ。うん。
というわけで、ご希望の相手をどうぞ! 先着一名!
砂漠の砂より暑いの頂戴!
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:03:27.66 ID:GRh7oWrV0
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:04:29.46 ID:DCOKLDAOO
銀様
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:06:03.01 ID:PYjp759S0
カナ
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:07:17.01 ID:w7pfG9gm0
>>562
了解。
タイムキーパーさーん!
いないだろうけれど一応声は掛けますっ!

行ってきます

>>563-564
残念っ
またの機会にっ
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:23:03.57 ID:GRh7oWrV0
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:34:48.46 ID:PYjp759S0
保守
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:39:53.58 ID:QO3IGYlg0
>>565
このスレにwktkの風が
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 18:52:14.81 ID:w7pfG9gm0
>>568
ごめん。
まにあわ…なんだ……
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:04:08.09 ID:GRh7oWrV0
ほしゅ
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:09:34.65 ID:w7pfG9gm0
http://www.geocities.jp/hyakumaru0313/hitoka/hina02.html
【あらすじ】
雛苺の好きな人ってだーれ?

前の一本が完成間際って時にびびびと来やがった。
しかも今書いているのよりも何か楽しい。
何やってんだろ何やってんだろ何やってんだろ
……と言うわけで、盛大に遅れました。

おあたせいたしあっしたー! こちら雛苺になりあーす!
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:11:44.23 ID:GRh7oWrV0
>>571
いいです…すごく…GJ!
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:16:48.42 ID:MgzbuCE/0
>>572
さすが雛だwwwwwwwwwwバロスwwwwwwww
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:17:36.59 ID:MgzbuCE/0
>>571だった
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:18:26.69 ID:DCOKLDAOO
>>571
雛苺…さらっとすごい事を…

だ が そ れ が い い
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:33:43.85 ID:PYjp759S0
保守
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:39:42.97 ID:QN4ps5k80
>>541
まだ考え中ですwww終わり方は決めてありますが……
とりあえず短い話にします。

>>553-554
続きにwktkwwwww

>>571
GJ!
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 19:51:33.46 ID:PYjp759S0
保守
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:01:16.02 ID:PYjp759S0
保守
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:02:25.24 ID:MgzbuCE/0
保守
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:18:09.09 ID:qZbQXa/bO
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:28:36.74 ID:PYjp759S0
保守
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:33:51.51 ID:Ijp9VUCD0
薔「先生!私は21三振とったのに、何で押さえの蒼星石が勝ち投手なんですか!?」
J「・・・君・・・」

J「だって、失点21点だよ?勝ち投手なんて、もらえるわけ無いだろ?」
薔「・・・痛い・・・orz」

保守
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:35:15.76 ID:JegtPG8SO
J「お〜いきらこうづけのすけ」
雪「・・・・・・」
J「無視ですかそうですか・・・」
ふにふに
J(´∀`)σ)A`)雪
J「きらこうづけのすけ〜」
雪「あぁんもうっ!!なんですかその忠臣蔵全開のあだ名は!!」
J「二人ともなんとなく似てるじゃん??」
雪「どこがですかっ!!そもそも性別からして違いますわっ!!」
J「二人ともキラっていう名前じゃん」
雪「そ、それだけで・・・・・・orz」
J「それはさておき、忠臣蔵はラス前どうなるか知ってるかい??」
雪「ラス前??えーっと・・・確か蔵に引き籠もったきらこうづけのすけをおおいしくらのすけ達が突撃するんですよね??」
J「その通り。でもあれって今だと集団暴行だぜ??それにもしきらが剣の達人だったら逆にやられてたかもしれないしね」
雪「・・・・・・え〜JUN様??何が言いたいのかよくわからないのですが」
J「つまり、一対多数では必ずしも多数が勝つわけじゃないってことさ。つまり・・・・・・」
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:35:27.86 ID:UP+VGPG90
471:大学への名無しさん :2006/06/03(土) 19:57:38 ID:Oa+CFLhfO
九時までに1000行ったらうpしてあげる
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1148183266/

女子高生がうpしてくれって
おまいらksk支援頼む
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:36:04.08 ID:JegtPG8SO
>>584
?「雪華綺晶っ!!出てきなさいっ!!」
雪「??」
雪華綺晶が窓を開けるとそこには怒りのオーラを撒き散らしている真紅・水銀燈・雛苺・巴がいた。
J「こういうことだよ。」
雪「どういうことですの??」
J「雪華綺晶が真紅達に黙っていた秘密を全部暴露してあげたんだよ」
雪「ちょっwww」
真「よくも私の大切なカップを割ってくれたわね・・・」
水「私が楽しみにとっておいた新発売のヤクルトGJをよくも黙って飲んでくれたわねぇ」
雛「うにゅー返すのー!!」
J「いや〜みんな怒ってるねぇ」
雪「ってゆーかなんで巴さんまでいるんですか!?私何もしてないと思いますが・・・」
J「あ〜あいつは雛苺至上主義だからな。雛苺のためなら悪魔になれるんだろ」
雪「なんで私がこんな目に・・・・・・くすん」
J「雪華綺晶・・・・・・僕はお前の事が大好きだ。だからこそ、嘘を付いたり友達を欺いている雪華綺晶を見るのはつらいんだっ!!」
雪「JUN様・・・・・・」
J「愛があればきっと雪華綺晶は勝てるさ。LOVE is OKだ」
そうこうしてる間に真紅達が突撃してきて、勢い良く扉が開いた。
巴「ヒナイチゴヲナカセタノハキサマカ??」
J(ふむ・・・白の長ランに逆刃刀か。これは本気だな・・・僕でも勝てるかどうかわからないな。脱出っ!!)
巴「シネ・・・・・・奥義!!天翔龍閃!!」
あぼーん


J「結局忠臣蔵のきらこうづけのすけも、JUN臣蔵の雪華綺晶も最後は討ち死にか・・・・・・めでたしめでたし。」

終われ!!
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:38:29.22 ID:PYjp759S0
>>586
巴剣心かよwwwwwwwwwwww
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 20:46:20.22 ID:DCOKLDAOO
>>583
どんな野球だwwwwww

>>586
きらきーカワイソスwwwwww
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:03:44.73 ID:zw6ta7hL0
>>586
いいノリだなw
間違ってたら悪いが
前まで金糸雀書いてた人?
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:13:55.75 ID:GRh7oWrV0
ワロタwwww
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:16:46.94 ID:aZ9zJLwHO
きらきーカワユス
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:17:16.72 ID:J0XfZWgl0
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060321161400.jpg
>>521の写真を入手したのでうP
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:27:23.93 ID:5tkCNTrhO
>>592
ドナルドかわゆすwwwww
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:29:39.83 ID:sxZWfLoX0
>>592
かわいいなあああもう!!
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:35:58.26 ID:DCOKLDAOO
典型的子供のお化粧wwwwwwwwwwww
可愛いwwwwww
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:36:02.97 ID:a0XuGAfL0
>>592
GJ!!!
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:49:00.97 ID:sxZWfLoX0
ほし
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:49:07.47 ID:TWoCEjD30
ハピエン
バドエン
ホラー

リクくださいだぜ
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:50:26.97 ID:WGd0ta3p0
ハドソン
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:50:44.33 ID:D4z1eJ+n0
     └-i:::::::::::::::::::::::: ,.  '"´     ``ヽ:::::::.: : ヽ、
     __...ノ: : : : : : :,.ィ´   /     ',   ヽ `丶、: : : :ト.、  ,.ィ"ヽ
.     |: : : : : : : :/  ./  /      ',   ',  「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ニニ、二
      ヽ.ィ: : : :/    /   ,'       l   ', `丶ト、:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート、、ヽ
     r‐:':::::::/     ,'  ,'          !   .l i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
.      ',_:、:::/     l   l        |l     ! ',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_l::', ',r
       ノ:,'     ,'l   |     l  | l !  ! |  `丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ハ::ヽ       今夜も
        /:| |   ,' | ! .!l|    ,'| l l | l ,' ,|. |!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r ' `¬       ローゼンメイデンの絵を
     /:::,! |   ..L.',_ト. |',ト   / !./l/├ /¬ ¬、).:: /:.:.:.:./: ::::::::|    |:        みんなで描くのだわ
      /:::::ハ.ト 、 ! ..l_ヽヽ\、./ l/"´ l/_∠ |  {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ノ|    !:
      ヽ|l ',ヽ \ !,イ `` ト  '′   ,イ"´ lヽ  ,ハr'^,-ヘ':::::::::}::!|   .!:
.        |   ト、ト.`弋..ン        弋..ン ' | .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l !   |:
      |    l l.|. ',     、        l  ! .|:.ヾ ニフ   !::l. |   |:
       |   / / | ト、     ,.、     | l| |/      ヽ:| |l    !
.      |  / / | |_.> 、       _..-.、l l ! !          |.!   |
      l|  /,イ _..l l:.:.:.:.:.:.:`丶、 __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::| |         | !   !
       !|_ノ' r":.:.l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハィュヘ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::! !ヽ、       .| l   |
    _..'"ィ´  ト、:.:.! .l:.:.:.:/``ヾ.ニンリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:| |:.:.:/、       ! !   !
  <._ <.|   ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`¬´:.:``:./:.:.:.:.:.:.:.! !;/: : \     ! l   |

 VIPPERのためのローゼンチャット
 http://www.takamin.com/oekakichat/user/oekakichat3.php?userid=211491
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 21:53:45.87 ID:sxZWfLoX0
>>598
はぴえん。
蒼の子だと尚good
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 22:11:08.97 ID:GRh7oWrV0
hoshu
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 22:23:40.02 ID:GRh7oWrV0
保守
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 22:23:46.51 ID:DCOKLDAOO
保守
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 22:40:03.36 ID:GRh7oWrV0
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 22:52:47.32 ID:GRh7oWrV0
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:02:09.26 ID:7a4JttSV0
今の内に、保守短編を投下。

  翠×雛の『マターリ歳時記』

―弥生の頃 その4―  【3月18日  彼岸】


穏やかに晴れた、土曜日の朝。
翠星石は、ベッドに横たわったまま両手を天に突き出し、大きな欠伸をした。
ひんやりとした空気に触れても、眠気はなかなか引かない。
今日はバイトも休みだし、普段の週末ならば、ここで二度寝モードに突入する
ところだ。
しかし、今日は、そうも行かなかった。

毎年、彼岸の入りに墓参りをすることは、柴崎家の恒例行事である。
墓前で、亡き祖先や両親を偲ぶ日だった。

彼岸――とは、春分・秋分の日の、前後三日を含めた七日間を言う。
気候の変わり目とされ、仏教で言うところの『さとりの世界』でもある事から、
多くの寺で法会が催される。
柴崎家の檀那寺でも、春と秋の彼岸には法会が執り行われて、多くの人が訪れた。

「さぁて……そろそろ、起きるです」

枕元の時計を手にして、ディジタル表示の時刻を見ると、既に八時を回っていた。
昨夜、十時くらいには出発したいと言っていたから、そろそろ起きないと拙い。
朝食を摂ったり、身支度を整える時間が無くなってしまう。

そのタイミングを見計らったように、部屋の扉が、かりかりと鳴った。
あの仔猫が、いつもの様に、翠星石を起こしに来たらしい。
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:02:59.18 ID:7a4JttSV0
>>607

翠星石は、ベッドから起き出して、静かに扉を引いた。
僅かに開いた扉の隙間から、仔猫が身を滑らせ、入ってくる。
一声、可愛らしい声で鳴くと、翠星石の足に顔を擦り寄せ、ころんと寝転がった。

「ふふっ……おはようです、チビチビ」

両手で抱き上げて、翠星石は、仔猫の頭に頬を寄せた。
白黒の斑模様からして雑種なのは歴然だが、ふかふかで柔らかな毛並みが心地よい。
最近では、これが毎朝の日課になっていた。
仔猫の名前は、まだ決めていない。翠星石がチビチビと呼んでいることから、
半ば、それが正式な名前に成りつつあるけれど。

この家に仔猫が来てから、祖父母の表情も豊かになったと、翠星石は思っていた。
特に、祖父の可愛がり様は溺愛そのもので、チビ猫も、祖父によく懐いている。
アニマルセラピーと言うヤツかも知れない。
翠星石自身、帰宅する事に張り合いを感じ始めていた。
以前は、ただ食事をして眠るためだけに、疲れた身体を引きずり、帰宅していた。
でも、今は違う。
チビ猫に会うため、チビ猫と遊ぶため、手触りの良い毛並みを撫でるために、
心躍らせながら帰途に就くようになっていた。

とは言え、いつまでもチビ猫の相手をしている訳にもいかない。
お寺までは、翠星石が車を運転しなければならなのだ。

「さぁて。朝食を済ませて、準備をするですよ。チビチビは留守番ですぅ」

翠星石はチビ猫を両腕で抱えて、一階へと階段を降りていった。
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:03:39.12 ID:7a4JttSV0
>>608
翠星石の乱暴な運転に晒されて、お寺に着いた当初は青ざめていた祖父母も、
先祖と息子夫婦の冥福を祈る段になると、すっかり気を取り直していた。
春風駘蕩。
蕾が膨らんできた桜の枝を揺らしながら、長閑に吹き抜ける春風が、
翠星石の長い髪を撫でていく。

「今年も、いい天気で良かったですねえ、お爺さん」
「そうじゃなあ。この日だけは、いつも晴れるから不思議なものじゃ」

祖父母の語らいを聞きながら、翠星石は墓石の周りを箒で掃いていた。
何気なく顔を上げた途端、墓石に刻まれた両親の名前が、緋翠の瞳に飛び込んできた。

かずきと、由奈。高校の同級生だったという両親は、二十四歳の若さで他界している。
二人の砂時計は壊れて、砂が零れてしまった。永久に、時を刻むことは無い。
あの悲劇から十七年が過ぎて、翠星石は、二十一歳になった。
あと三年で、両親と同い年になるのかと思うと、少しだけ寂しくて……
ちょっとだけ、不安だった。

(三年後、私は……誰の隣で、何をしてるです?)

春の日射しの元、墓石を見詰めながら自問する。
その直後、春一番を連想させる強い風が吹いて、翠星石の髪を靡かせた。
まるで、背中を押されたかの様に、翠星石は半歩だけ前に蹌踉めいた。

もしかしたら、本当に後押しされたのかも知れない。
風に紛れて、両親の声なき声が聞こえた気がしたのは、春の陽気が見せた泡沫の夢か。

『どんな未来を選び取るかは、お前の自由だし、特権なのだよ』
『しっかりと……でも、夢は失わずに、生きていきなさい。翠星石』
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:04:20.54 ID:7a4JttSV0
>>609

祖父母と共に、墓石の前で掌を合わせ、頭を垂れる。
念仏を唱え終えると、祖父は遠い目をして、墓石を見詰めた。

「今年は、蒼星石が来られなくて残念じゃなあ」
「でも……毎年、翠星石が来てくれるから、寂しくはないわよねえ」

祖父に続いて、祖母が優しく話しかける。
十七年。言葉にすれば三秒に満たない歳月が、二人の悲しみを和らげてくれた。
やっと、普通に語り、笑えるようにしてくれた。
時が解決してくれる――
どこかで聞き覚えのある言葉が、翠星石の胸裏をよぎる。

「かずき、由奈さん。蒼星石はね、今、外国の大学で勉強しているのよ」
「凄いものじゃ。立派なものじゃよ」

本当に立派な妹だと、翠星石は思った。彼女は、自分で未来を選び取った。
彼方にある目標を見据えて、そこに辿り着こうと、努力を続けている。
それに引き替え、自分は、どうだろう。

(私は……ただ、漫然と日々を送ってるだけです)

目標を見出せず、それでいて、何かをしなければいけないという焦りだけは、
いつも胸に燻っている。私は、何をしたいの? 何が出来るの? 

翠星石は、頭上に張り出した桜の枝を見上げた。
桜の花言葉は、『優れた美人』『独立心』である。
自分の事を『優れた美人』だなんて自惚れる気は更々ないが、
せめて……『独立心』だけは養おうと思った。蒼星石に、追い付くために。
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:05:00.15 ID:7a4JttSV0
>>610
(差詰め、私の目標は、蒼星石に追い付くことですか。ダメですね、私は)

『独立心』を養おうと決心しておきながら、蒼星石から離れられない。
遠く離れていても、心は常に、緯度を越え経度を跨いで、彼女の側にある。
独立という言葉で、この想いを欺くならば――
希望に満ちた明日は、永久に訪れない。

翠星石は微かな溜息を吐いて、思い直した。もう少し、子供のままで居よう、と。
背伸びをして、大人のフリをしたって、きっと後悔する。

「おじじ……おばば」

思い詰めたような翠星石の口調に、祖父母が不思議そうな眼差しを向けた。
二人を交互に見詰めて、少しだけ頬を染めた翠星石が、口を開いた。

「あの…………私……まだ、おじじと、おばばの娘で居てぇです」

突然の告白に、祖父母は呆気に取られた表情を浮かべ……やおら、吹き出した。

「いきなり、何を言い出すのかと思えば」
「本当に、おかしな娘ねえ」
「なっ! そんなに笑うなですぅ!」

顔を真っ赤にして喚く翠星石に、祖父母は謝って、優しい微笑みを向けた。

「翠星石も、蒼星石も……いつまでも、儂らの娘じゃよ」
「寧ろ、こっちからお願いしたいわよねえ、お爺さん。
 いつまでも、私たちの娘で居てね……って」
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:05:39.06 ID:7a4JttSV0
>>611
「……おじじ。おばば……私っ」

翠星石は声を詰まらせて、涙ぐんだ。
この人達が祖父母で、本当に良かったと、心から思えた。

だが、感動したのも束の間、祖父はニンマリと笑って、翠星石の瞳を覗き込んだ。

「いきなり妙な事を言い出すから、なんだろうと思ったが……そうかそうか」
「? なんです、おじじ?」
「さては、好きな男でも出来たのじゃな、翠星石」
「なななっ?!」

突然の妄言に、翠星石は狼狽えた。
確かに、気になっている男性は居た。小学校も、中学校も、高校も――
いつも一緒だった、幼なじみの彼。

でも、彼の隣には、いつだって彼女が居る。彼女しか、隣に居ることを許されない。
翠星石が恋い焦がれようとも、叶わぬ横恋慕でしかない。
だから、十七歳の夏、思い切って告白して、フラレて――彼への恋を捨てたのだ。

「あらあら……本当なの、翠星石? まあ、そうよね。年頃の女の子ですものね」
「うむ。翠星石、近い内に連れてきなさい。これで曾孫ゲットじゃな、婆さん」

そんな翠星石の過去を知らない祖父母は、暢気な話を続けている。

「ああ、もう! なにバカ言ってやがるですか! 寝言は寝て待て、ですぅ!」


彼岸の空の下、仲睦まじい祖父母と孫娘を、柴崎家の墓石が静かに眺めていた。
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:07:34.11 ID:7a4JttSV0
>>612 本編で雛苺を登場させられなかった。orz

『保守がわり番外編  キミは、刻の涙を見る』 (>>283の続き)

「それを見て、翠のタヌキはお腹を抱えて笑い転げたわぁ。
 『あひゃひゃひゃひゃひゃっ! 凄ぇ破壊力ですぅ!
  神々しすぎて……立ってらんねぇですぅ! いひひひひひひっ!』
 翠のタヌキが平伏していると見て、紅いキツネは誇らしげに身体を揺すったのよぉ。
 ぷるんぷるん……翠のタヌキの爆笑は止まらなくなってしまいましたぁ。
 『ひっひいいいぃぃ――っ。止めるですぅ! 笑いすぎて、お、お腹がぁ――』
 ぷっちん! 哀れ、腹筋が音を立てて切れ、翠のタヌキは死んでしまいましたぁ」
「自滅? ふふん……間抜けね。やはり、翠より紅の方が賢いのだわ」
「……情けねぇ死に方ですぅ」
「でもでも、これで喧嘩をすることがなくなったの。めでたしめでたし、なのねー」

「ところが、まだ続きがあるのよぉ。紅いキツネが勝利の余韻に浸っているところに、
 一人の旅人が通りがかったの。彼の名は、桜田ジュンって言うのよぉ?」
「?! ジュンktkrなのー!」
「ジュンは、おいなりさんと松茸を見付けて……。
 『おっ! 旨そうじゃん。いただきっ』
 ――と、紅いキツネをパックリ、ムシャラムシャラと食べちゃいましたとさぁ。
 はぁい、おしまぁい」
「ちょっと待ちやがれです。翠のタヌキは、どーなったです?」
「ジュンの手で、なめし革にされて、売り飛ばされたのよぉ」
「……救いがねぇですぅ。 あれ? 真紅、どうしたです? 顔が赤いです」
「紅が……ジュンに食べ……られ……た? ふ……ふふ……うふふ」
「真紅ったらぁ、mのフィールドに旅立っちゃったみたいねぇ」
「mは妄想の頭文字なのねー」

・・・完。
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:09:07.92 ID:a0XuGAfL0
>>613
ちょwww、mのフィールドに飛ぶって真紅何を考えてるwwww
GJ!
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:10:32.72 ID:QO3IGYlg0
翠星石可愛いよ翠星石
と、歳時記への感動も冷めぬまま『もしも時が(ry』の続きを投下。短いのはご愛嬌。

こめかみに次々と血が送られてくるのがわかる。
これは、焦り? おそらくそうだろう。
独りでに細かく震えていた足を、右、左、右、左と動かす。
「…銀、ちゃん。」
端整の整った、どこかだるそうな顔。普段と変わらない、同じ顔だった。
けど、何かが違う。
ものすごく精巧な人形を見るような気持ち。まるで死人を見るような―――
死人?
その言葉が頭の中を横切って、私は自分が心底焦っているのだと感じた。
―――“今”を普通に生きているのは銀ちゃんだ。私は、今私だけが、“今”を生きていない。
眼の疼きをこらえて自分の席に座る。
帰りたい。ここは教室だけど、ジュンがいて、銀ちゃんがいて、つまらない授業のある教室じゃない。
潰れてしまいそうな空気の中で、ただひたすらに、願った。



ふと、教室が動きに包まれているのに気がついた。
「…あれ?」
戻ってこられた、しかもやけにあっさりと。
銀ちゃんがふあ、と大きな欠伸を一つ。何ら問題は無い。
なんだぁ、と拍子抜けする。
私が思っていた以上に事はお気軽かつ、お手軽だったらしい。
泣きそうになった自分が、苔むした路傍の地蔵のように思えて、ちょっぴり悲しくなった。
今度夢でラプラスに会ったらお鍋にでもしてあげようか、と未来のウサギ鍋に思いを馳せつつ、私は鐘がリズム良く鳴る音を聞いた。
きんこんかんこん。この音をあと二回聞けば、今日はおしまい。
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:12:59.31 ID:DCOKLDAOO
やばい可愛い
猫可愛いよ猫
おじじもおばばも双子も良い家族ですね


妄想のフィールドwwwwww
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:15:21.85 ID:DCOKLDAOO
>>615
ザワールドktkr
やっぱりラプラスは食われるのかwwwwww
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:16:31.72 ID:GRh7oWrV0
>>612
何が出来るか、何がしたいか、迷うのは当然。大人になろうと焦る年頃だから。
まっすぐ前だけを見ていられる人なんてほんの一握り。かく言う僕も…

でも、寝る前にその日一日を振り返って、一つでも楽しいと思うことがあれば…それで満足だと思いたい。

蒼い子の登場はまだかな?wktkしてます。

>>613
ちょwwwwwwwっうぇwwwっうぇwwwwwwww
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:33:13.90 ID:GRh7oWrV0
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:35:47.78 ID:DCOKLDAOO
僕と水銀燈は幼馴染みだ
昔は一緒に遊んだりと仲良かったんだけど…

最近では
銀「き、気安く話しかけないでよぉ
とか
銀「ジュ、ジュンとなんて本当は嫌なのよぉ!」
とか
銀「い、一緒に帰らないわよ、噂になるでしょぉ!」
とか
銀「た、ただ作りすぎただけよ、別にジュンのために作った訳じゃないわぁ!」
とか…
これだけ嫌われるなんてある意味すごいかもな…

銀(巷で有効とされるつんでれ作戦よぉ…これでジュンもイチk)



まあいいや、真紅にデートに誘われてるからサア行くか( ・∀・)!
銀「(゚д゚)」
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:38:11.03 ID:hrpI7I4R0
>>620
銀ちゃん乙wwwwwwwwwwwww

SSを書いてたんだが、
ストーリーに矛盾が出来て最初考えてたストーリーと変えないといけなくなった、
うーorz
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:41:03.42 ID:8qKHpIdgO
>>621あるあ…あるあるwwwww
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:42:11.39 ID:QO3IGYlg0
>>621
よくあることさ・・・
俺はエロパロ用(水銀燈)に書いてたやつが純愛モノになったことがある。
しかもその方が出来がよくてエロパロを断念・・・orz
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:46:24.29 ID:hrpI7I4R0
>>622-623
他の人でもあるのかwwww

だがプロローグ〜一話まで投下してしまった、

ポスケテエロイヒト
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:47:50.44 ID:Ijp9VUCD0
>>624
・・・そのまま書いてしまえばええんちゃう?
626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:48:54.55 ID:DCOKLDAOO
保守
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/03(土) 23:56:03.07 ID:hrpI7I4R0
>>625
把握、
ちょっくら書き直してくる(´・ω・`)
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 00:03:48.92 ID:Es8lYFQDO
もう
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 00:20:38.00 ID:to/sO7fG0
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 00:20:45.03 ID:op6IIsNT0
保守
631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 00:31:36.00 ID:op6IIsNT0
上昇〜
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 00:47:06.58 ID:Oz8V7Sr00
ウェルカム、ここが The Rozen Maidenだ
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 00:55:56.93 ID:QlRyWN+R0
保守
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:15:27.22 ID:to/sO7fG0
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:24:10.69 ID:aojbUQKM0
金「カナかしら〜!!」
翠「翠星石ですぅ!!」
雪「雪華綺晶ですわ♪」
金「さて、これから【愛の行く末】の続きを投下しようと思ったんだけど……」
翠「諸事情により本編の投下が少しだけ遅れちまうです。楽しみにしてる奴らには翠星石が代わりにあやまるですぅ」
雪「そのかわりに今回は外伝を投下いたしますわ。外伝はばらしーちゃんと真紅さんが争っていたときの私とジュン様のお話です」
金「それじゃあ【愛の行く末外伝】始まりかしら〜」
翠「NGワードは【syuraba】ですぅ♪」
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:24:45.13 ID:aojbUQKM0
+++桜田ジュン(6/23PM1:07薔薇学園校舎裏)+++
僕が雪華綺晶に連れて来られた所、それは学校の校舎裏だった。ここは人が来ることは滅多にないから秘密の話をするにはもってこいの場所だ。
今も僕達以外に人影はなく、今はただ、この季節にしては暑すぎる日差しが照っているだけだった。
さすがに日向に出ていたら日射病になりかねないので、僕達は校舎の影に入って向かい合った。
目の前に黙って立っている雪華綺晶の姿を、僕は黙って睨み続けていた。

「もうしわけございません。こんな所にお連れして」
「で、なんなんだよ話って」

思えばこうやって雪華綺晶が僕に積極的に接してきたのは初めてかもしれない。
雪華綺晶は、他の七人とは違い、他人とはいつも精神的にも、物理的にも距離を置いている。距離を置く理由はわからない。
僕が話しかけても『はい、ええ、まあそうなんですか』といった相槌や、あたりさわりのない返答しかされたことが無い。
いつも後ろに一歩下がって、一人静かに笑っている。それが僕の中の彼女のイメージだった。
だから、雪華綺晶が話したいことについてもまったく予想が出来ない。

「はい、ジュン様、ばらしーちゃんとはうまくいっているのですか?」
「薔薇水晶?ああ、仲良くやってるよ」

その言葉にウソはない。実際、薔薇水晶とはケンカもなくうまくやっている。
というのも、薔薇水晶は、僕が何をしても決して怒ることはないので、何かトラブルがあっても、それがケンカにまで発展することがないのだ。
―――そう、薔薇水晶は、僕が何をしても絶対に怒らない。

「そうですか―――」

それを聞いた雪華綺晶はゆっくり目を伏せ、何かを考えていた。暫しの静寂……。
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:25:20.25 ID:aojbUQKM0
「話ってそれだけか?じゃあ僕はもう戻るぞ。薔薇水晶も待たせてるんだし……」

この暑い中。静寂に耐えきれなくなった僕は、彼女にそう告げると教室に戻ろうとした。

「お待ち下さい。話しはまだ終わってません」

背中を向けた僕に雪華綺晶はそう言った。

「?まだ何かあるのか?」
「はい」

僕の問いかけに返事をした雪華綺晶は、そのまま僕の目を真っ直ぐに見詰め、ゆっくりと口を開いた。

「単刀直入にお聞きします。ジュン様は……本当にばらしーちゃんを愛しているのですか?」
「―――!!」

その瞬間、僕の中に稲妻が走った。
さっきとは違う、凍りついたような沈黙が辺りを包む。
日差しはあいかわらず強く照りつけ、湿気を含んだ生温い風が、僕の頬を微かに撫で、昼休みの喧騒が、遠くから微かに聞こえてくるにもかかわらず、
その沈黙の中で、鉛筆一本落ちただけで、飛びあがりそうな、なんとも言えない緊張感が周囲の空間を満たしていた。
その雰囲気に、おもわず冷や汗が出た。
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:26:11.21 ID:aojbUQKM0
「あ、あたりまえだろ……」

僕はその沈黙を破り、どもりながらも彼女の問いにそう答えた。

「あたりまえだろ。僕は薔薇水晶が好きなんだ。愛してる。じゃなかったら、あいつと付き合うわけないじゃないか……」

それを聞いた雪華綺晶は呆れたように首をふった。

「しかし、私にはそうは思えません―――ジュン様はばらしーちゃんのことが好きと、愛してると仰ります。
 ですが、だったらなぜ”あの日水銀燈さんと縁を切れなかった”のですか?
 なぜ、”水銀燈さんを忘れるためだけにばらしーちゃんの純潔を奪った”のですか?」
「っ!!」

彼女の口から語られたこと、それは、僕と薔薇水晶しか知りえない二人の秘密。それをどうして雪華綺晶が!?

「お前、なんでそのことを知っている」

僕は、自分でもわかるくらいに鋭い声で言った。

「あてずっぽうですわ。ジュン様には悪いと思ったのですが、少しかまをかけました」

雪華綺晶は、口元に軽く握った拳を当てて、ククッと笑った。

「――ですが、やっぱりそうなんですね。ジュン様は、まだ水銀燈さんのことを……」

僕は無言で頷いた。
639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:27:02.56 ID:aojbUQKM0
僕が薔薇水晶を抱いたあの日から、僕は水銀燈のことを忘れようと必死に努力した。
でも、薔薇水晶と笑い合っているときも、薔薇水晶を抱いているときも、ふとした瞬間に水銀燈のことを思い出してしまうことがあった。
時には、薔薇水晶の姿が水銀燈と重なり、思わず『水銀燈』と呼んでしまったこともあった。
忘れようとしても忘れることが出来ない。そんな僕が本当に薔薇水晶と一緒にいていいのだろうか?他の女のことでこんなにも悩んでしまう僕が。
――いや、やめておこう。これ以上考えるのはよそう。
だって彼女を選んだのは僕自身なんだから。

見たくないモノからは目を逸らそう。

この感情は、心の奥に封印しよう。

そうすれば僕は薔薇水晶と平和に暮らしていけるんだ。

そんな僕の様子を見て、雪華綺晶は一回溜息をついた。

「それで、ジュン様はいつまでこんな茶番を続けるおつもりですか?」
「……どういうことだよ」
「目の前の状況から目を逸らして逃げ続けているだけの貴方が、本当にばらしーちゃんとの平穏を享受するのに相応しいとお思いですか?」

雪華綺晶は感情の篭った厳しい口調でそう言った。
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:27:23.24 ID:aojbUQKM0
「僕が、僕が薔薇水晶と一緒にいてなにが悪いんだよ!?」
「いけませんね。今の貴方では、ばらしーちゃんを傷つけて不幸にするだけです」

雪華綺晶のその言葉が、僕の心にぐさりと突き刺さった。


―――ジュン、このままじゃみんなあなたのせいで不幸になるんだよ―――


数日前に薔薇水晶に言われた言葉が頭の中に甦る。

「貴方は今ご自分が一体何をなさっているのか、本当におわかりなんですか!?」

興奮してきたのか、雪華綺晶は肩を怒らせて僕に詰め寄った。

「ジュン様はばらしーちゃんを苛めることがそんなに楽しいのですか!?」
「いじめるって……それは……」

反論しようとするも、自分自身が薔薇水晶にしてきたことを思うと、何も言うことが出来なかった。

「私だって貴方が憎くてこんなことを言っているわけではありません。ですが、このままではいずれ近いうちに終わりが来ます。
 良くて関係解消。最悪の場合、全てが崩壊します。そう、今までのような偽りで塗り固められた関係では……」
「………」
「私は、ジュン様のことを気に入っておりました。ですが、今のジュン様は……最低です」

……最低……か……。僕は、落ち込みながらも、彼女の言葉を噛み締めた。
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:28:00.52 ID:aojbUQKM0
「もう一度だけお聞きします。ジュン様、貴方はばらしーちゃんを愛しているのですか?」
「…………」

僕は、雪華綺晶から目線を逸らして黙り込んだ。
僕は薔薇水晶が好きだ。愛している。ついさっきまでは胸を張ってそう言うことが出来た。
でも、僕が現実から目を背けている事実。逃げ続けている現状。
薔薇水晶を失いたくない不安から、気付かぬフリをしてきたそれを、雪華綺晶の口から聞かされてしまった。
そのせいか、僕の中で薔薇水晶への思いに揺らぎが生じ、『薔薇水晶が好きだ』と即答することが出来なかった。
はたして、こんなことくらいで揺らいでしまうような思いが、本当の『好き』だと言えるのだろうか?
そんな僕が、本当に彼女に相応しいのだろうか?
今まで思考を停止していた頭に次々と疑問が浮かび上がってくる。

―――これは、一度全てを見なおした方がいいのかもしれない。

「答えられないのですか?では代わりに答えましょう。ジュン様は……」

黙り込んだまま考えに耽っていた僕に雪華綺晶は言った。

「ばらしーちゃんを愛しているのです」

――――えっ?

「でも、お前は今まで僕に……」

雪華綺晶は、今まで僕と薔薇水晶の関係を否定する言動を繰り返していた。なのに、なぜ今になってそんなことを……。

「ジュン様は水銀燈さんのことも好きなんでしょう?」
「えっと、それは……」

雪華綺晶は、答えようとした僕を制止し、穏やかな声で、ゆっくりと幼子に言い聞かせるように僕に話しだした。
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:28:32.52 ID:aojbUQKM0
「ジュン様。貴方は水銀燈さんのことも好きなのかもしれません。でも、その『好き』が本当に『love』であるか、それを考えたことはありますか?」

僕は、彼女の言っていることを理解することが出来なかった。

「『好き』と『愛してる』は似てはいますが、その本質は全く違います。そして、『愛』には男女間以外にも様々な種類があり、
 それをハッキリと区別するは今の私達の年齢ではとても難しいことです。私が言いたいことはわかりますか?」
「よく、わからない」

僕は、首を横に振った。

「では、簡単にご説明いたします。ジュン様、ジュン様は今まで水銀燈さんを恋愛の対象として見たことはありますか?」
「……なかった」」
「では、性の対象としては?」
「それも、なかった」
「では、ばらしーちゃんに対してならどうです?」
「それは……ある。両方とも」
「それが答えですよ」

雪華綺晶はにっこりと笑った。

「幼馴染に対しての愛は、一般的には男女間のモノというよりも、むしろ身内や家族に対しての愛に近いのです。
 特に男性の方はそういった傾向が強くなっています。ですから、ジュン様は水銀燈さんへの思いは男女のそれではないんです。
 もし、ジュン様が水銀燈さんを女性として愛しているのなら、恋愛の対象として見ることも可能なはずでしょう?
 それが出来なかったのは、つまりはそういうことなんです」
「じゃあ、僕が水銀燈を考えてしまうのはなんでなんだ?やっぱり僕は……」
「それも簡単に説明できますわ」

雪華綺晶は続けた。
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:29:07.37 ID:aojbUQKM0

「ジュン様と水銀燈さんは長い間一緒にいました。ですからいつも側にいた水銀燈さんがいなくなったので、少し違和感を感じているのです。
 時々ばらしーちゃんの名前を間違えてしまうのも、きっと同じ理由でしょう。大丈夫、全ては時間が解決してくれますわ」
「……そう、なのか……?」
「はい。ですからジュン様は、御自分のお気持ちにもっと自身を持って、胸を張って生きて行くべきです」
「そうなのか……」

そう言いきった雪華綺晶を見て、僕は肩を落として小さく呟いた。

「でも、僕はこれでいいのか?僕は、薔薇水晶を傷つけて、水銀燈を傷つけて、雪華綺晶にも迷惑をかけて……僕の存在が皆を狂わせるんだったら、
 いっそのこと僕なんていなくなったほうがいいんじゃ……」
「あらあら、そんなことを言ってはいけませんわジュン様」

雪華綺晶は僕に近付き、手を僕の頬にそえて僕の顔を覗き込んだ。そう、まるであのときの薔薇水晶のように。

「そんなことを言ってはいけませんわ。もし今貴方がいなくなったらばらしーちゃんは壊れてしまいます。
 ですから、いなくなるなんてことは絶対にしてはなりません」

そう言うと雪華綺晶は僕の目を真っ直ぐに見つめた。薔薇水晶と同じ、金色の瞳で。
なにか変だ。彼女の目を見ていると、妙に心がざわついてくる。

「ジュン様。ジュン様はばらしーちゃんを愛しているのでしょう?」
「……たぶん」
「たぶんですか?」

雪華綺晶は苦笑した。
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:30:26.46 ID:aojbUQKM0
「今、ジュン様のお側にいるのは水銀燈さんではありません。側にいるのは誰なのか、ジュン様はおわかりですか?」

雪華綺晶は優しい声で囁いた。妙に落ち着いていて僕の心の奥にまで入ってくるような声で。

「―――薔薇水晶」
「では、ジュン様のお側でジュン様を信じているのは誰ですか?」
「―――薔薇水晶」
「では、ジュン様のお側でジュン様を支えているのは誰ですか?」
「―――薔薇水晶」

だんだんと気分が楽になっていく。
不思議だ……雪華綺晶に誘導されて答えるだけで、僕の心はあんなに悩んでいたのが嘘みたいに落ち着きを取り戻していった。

「そうです。ばらしーちゃんです。いつもジュン様のお側にいて、ジュン様を守り、信じ、支えているの水銀燈さんではなく、ばらしーちゃんなのです」

頭の中に霞みがかっていく。なんだかとっても心地いい。

「ばらしーちゃんはジュン様にとって大切な人ですか……?」

それにははっきり答えられる。

「ああ」
「ならば、ジュン様もばらしーちゃんを守り……何があってもばらしーちゃんを助けないといけません」
「だけど水銀燈が……」

言い切る前に雪華綺晶が言葉を重ねる。

「愛していない女のことなんてどうでもいいじゃないですか。だって、ジュン様が心の底から愛しているのはばらしーちゃんなんですから。そうでしょう?」
645以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:30:57.31 ID:aojbUQKM0
―――僕は、水銀燈を愛していない

それはそれでとても身勝手な考えだと思った。でも、それが真実なのだ。
そうだよ。薔薇水晶はあんなに僕を愛してくれているじゃないか。何を迷う必要がある?
どちらを選ぶかなんてわかりきったことだ。

「……うん。僕は、薔薇水晶を愛している」

それを聞いた雪華綺晶は、とても満足げな表情で頷いた。

「それでいいんです。水銀燈さんのことなんて放っておけばいいんです。ばらしーちゃんを愛することだけ考えましょう。
 今一番にしないといけないことは、本当に愛する人を幸せにすることなんですよ」
「ああ、ゴメンな。色々迷惑かけて」
「別に迷惑だなんて思ってませんわ。これからも私に出来ることがあれば遠慮なく仰ってください。
 私は、ジュン様には本当に幸せになってもらいたい。ですから、なんでも力になりますわ」」

そう言って、雪華綺晶は少しだけ笑って見せた。

「ありがとう、雪華綺晶」
「私に感謝するのはまだ早いですわ。……それでは行ってください。貴方の一番大切な人の元へ」

僕は一言『ああ』と言うと、雪華綺晶から離れて、薔薇水晶に会うために教室に向かおうとした。途中で後ろを振り向くと、雪華綺晶は笑顔で手を振っていた。
そんな彼女に聞こえないほど小さな声で『ありがとう』と呟くと、もう振りかえることなく、僕は校舎裏を後にした。
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:31:23.03 ID:aojbUQKM0
――――――――――――――――――――――――――――――

「………」

ジュンが校舎裏から姿を消した後も、彼女はそこに残っていた。
日陰に入っても、その暑さを完全に防ぐことは出来ず、彼女はただ汗を流しながら座り込んでいた。
彼女は何かを待っているようだった。しかし、いつまでたっても何も起こらず、誰もやってこない。

「……それにしても暑いですわ」

外の暑さに耐えきれなくなって、校舎の中に戻ろうとしたそのとき、突然持っていた携帯電話がけたたましく鳴り出した。
彼女は携帯を取りだし、液晶画面を確認した。着信表示は、『金糸雀』だった。
彼女はすぐに通話ボタンを押して、金糸雀と話し出した。
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:31:52.76 ID:aojbUQKM0
『もしもし雪華綺晶、そっちはどうかしら?』
「どうもこうもありませんわ。連絡が少し遅すぎるのではないですか?」
『あっはっは、ゴメンかしら。こっちの展開がおもしろくてついつい忘れちゃってたのかしら』
「はぁ。もう少ししっかりしてください。これでは先が思いやられますわ」
『……で、そっちはどうなったのかしら?』
「こっちは万事うまくいきましたわ。ジュン様の気持ちは確実に水銀燈からばらしーちゃんに傾いています。全ては計画通りに進行中ですわ」
『へぇ、雪華綺晶はどんな手を使ったのかしら?』
「別にこれと言ったことはしてませんわ。強いて言えば、簡単なMC術を使用したくらいです。そちらはどうですか?」
『こっちもうまくいっているのかしら。真紅が足止めしてくれたおかげで、かなり時間を稼げたのかしら。今は薔薇水晶と水銀燈が教室で言い争ってるのかしら』
「ふふ……これほどまでに計画通りに進むなんて、少し怖いですわ」
『当たり前かしら。カナの計画がこれまでうまくいかなかったことはないのかしら』
「それもそうですね。それでは私は次の準備に取りかかりますので、例のモノは金糸雀さんが翠星石さんから受け取っておいてください」
『わかったかしら。でも、翠星石はどうするのかしら?もし翠星石がこの計画の本当の目的を知ったら、カナ達の邪魔をしてくると思うんだけど?』
「そのときは臨機応変に対応しましょう。でも、金糸雀さんは彼女をどうするか、もう考えているのでしょう?」
『うーん、雪華綺晶には敵わないかしら。でも、こんな問題を抱えるくらいだったら、初めからカナ達二人だけで進めたほうがよかったかも……』
「しかたがありませんわ。私達だけでやろうとすると、どうしても計画を練りなおす必要があります。翠星石さんを味方に引き入れるのは私としてもギリギリの選択でした。
 しかし、私に残された時間が少ない以上、これ以上計画を変更するわけにはいかなかったのです」
『ふぅん。じゃあこっちはこっちでなんとかしておくから、雪華綺晶も頑張って欲しいのかしら』
「ええ、わかりましたわ。全ては私達の勝利のために」
648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:32:29.78 ID:aojbUQKM0
電話を切ると、雪華綺晶は携帯電話を直して、どこまでも澄み渡った空を見上げた。太陽の光をまぶしく感じ、手で日光を遮った。

「そうです。ジュン様。もっとばらしーちゃんを好きになってください。もっと、もっと、もっと……そして、その絆はいずれ……」

雪華綺晶はにやりと笑いながらそう呟くと、彼女も校舎裏を後にした。
誰もいなくなった校舎裏には、暑さから来る陽炎が漂い、周りの景色をぼんやりと歪ませていた。


本編へ続く
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:33:00.05 ID:aojbUQKM0
ー本編の続きは月曜〜水曜の間に投下しますー

ショートコント(新しい属性)
翠「ぼりぼりむしゃむしゃ……」
雪「あら?何を食べてますの?翠星石さん」
翠「ぼりぼり……ん〜」
雪「まあ!!なんですかそのお薬は!!それも大量に!!」
翠「むしゃむしゃ……ゴクン。ひひ……久しぶりに最っ高の気分ですぅ」
雪「……す、翠星石さん?」
翠「きーらーちゃーん一緒に遊びましょうですぅ!!」
雪「きゃー!!翠星石さんが壊れたーーー!!」

金「(翠星石にたまにはヤンデレも試したらって言ったのは失敗だったかしら。あれはただの逝っちゃった自衛官かしら)」
金「(でも雪華綺晶に前の仕返しができてよかったのかしら。ざまあみろかしら)」
金「(……良く考えたらこれって全然後書きじゃない気が……まあいいかしら)」

・ヤンデレ:いわゆる「ハーレム世界」を扱うアニメやゲームにおいて、キャラクターを記号化する属性の一つ。
      普段は優等生的なキャラクターに見えるが、主人公に惚れており(デレ)、ストーリーの進行に従って明らかになる何らかの事情*1により、精神的に病ん(ヤン)でしまう女性、もしくはその状態を指す。
      具体的には、主人公や対抗するヒロインに対して物理的行動を起こすなどが挙げられる。
      キャラクターの持つ背景設定が感情的な行動として強く表現され、そこが魅力となる。

650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:34:34.19 ID:Jx1WMSQf0
こえええぇぇぇ
金糸雀と雪華綺晶マジでこえぇぇぇ
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:37:29.18 ID:A+jOYcS/O
愛は虚ろ故に恐怖ともなりうる…
こええ、だがGJ
wktkして待ってます
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:41:46.25 ID:to/sO7fG0
スレ違いかもしれんが
人間は感情の数値をXと置く事が出来て。
人から受ける何かをYと置く事が出来る。
人が、行動をすると。
X×Yみたいな感じに、置く事が出来る。
X=0が他人とか知り合い程度。
X=1以上もしくは、−1以下が知り合いから、色々な関係。
それで、雪華綺晶がしようとするのは。
Xを伸ばせるまで伸ばして、X×YのYを−の位にするのか。
それとも、不動の位置にするのか・・・
とりあえず、wktk
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:42:01.19 ID:CIPYnE3uO
きらきー誘導巧すぎ。
怖えぇ。

しかし続きwktk
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 01:55:47.49 ID:to/sO7fG0
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:08:50.37 ID:EUkkKGFwO
>>649
wktkが止まらない!!
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:29:03.40 ID:A+jOYcS/O
大佐、保守を完了した
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:29:08.60 ID:xj4sScTH0
保守
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:36:10.29 ID:QAOKods/O
長編投下。タイトルは
テレパシー
三人称からはじまってどんどん視点かわるからちとわかりずらいかも。
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:36:58.97 ID:QAOKods/O


好きだ!


ラッシュにはまだ間がある朝の電車は、立っている乗客を数人数えられる程度に空いていた。
桜田ジュンは吊り革につかまり、愛を叫び続けていた。
目の前に座っている銀髪の女性はうんざりして彼を盗み見る。
ジュンが好きだと叫んでいる相手は、銀髪の女性の右隣に座って文庫本を読んでいる女性だ。


好きだ!


彼女が不意に文庫本から顔を上げた。びっくりして怪訝そうに辺りを見回している。
その動きに、つい顔を向けてしまったジュンと視線がぶつかった。見つめ合う形になっても、ジュンの心の中で「好きだ!」と言葉がもれていた。


彼女の顔が真っ赤になる。慌てて顔を伏せ、読書に戻ったが、明らかに文字を追っていない。
彼女は電車を降りる直前に顔を上げ、ジュンをしばらく見つめてから降りた。
ジュンもその駅で降りた。それに気付いて彼女はジュンをホームで待っている。

「あの、さっきのあなたですか?」

興奮で彼女の表情が輝いていた。
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:38:08.83 ID:QAOKods/O


その日、仕事が終わった後、僕たちは朝のホームで約束した喫茶店で会っていた。

「信じられませんわ。でも確かにあなたの心の声が聞こえたんです」

雪華綺晶に今朝の興奮が戻っていた。

「だけど僕にはそんな超能力みたいな力はないよ」

すでに話しはじめのぎこちなさは去り、二人の会話は急速に親しいものになっている。

「もう一度、やってみてくれませんか?」
「うん。……聞こえた?」
「ダメですわ、聞こえません。何とおっしゃったんですか?」
「好きだって言ったんだ」

彼女は照れ臭そうに微笑み、ゆっくりとうなづいた。



先週の水曜、僕は雪華綺晶の乗っている各駅停車の電車に初めて乗った。
普段はもっと遅い時間、超満員の急行電車を通勤に使っているのだが、その日ははやく目がさめてしまい、たまにはと家をはやく出てみたのだ。
そして、出会った彼女に一目で恋してしまった。

その翌日からは、同じ電車に乗るためだけに早く起きるようになった。
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:39:10.26 ID:QAOKods/O



「でも君の前には立てなくて。最初に見かけた日と同じ、銀髪の女の子の前の吊り革につかまってたんだ」
「そうして私のことを見ていたんですね」
「そう。左手の薬指に指輪をしていないこととか、本を読むのはそれほどはやくないこととかね」

彼女は笑って聞いている。

「一歩間違えればストーカーですわ」
「自分でもそう思ったんだけど……他に何も思いつかなくてさ、ごめん」
「いえ、気にしてませんわ」

まったくその通りだ。やっていることはストーカーとなにも変わらない。彼女が優しいひとで良かった。

「君は毎朝同じ車両の同じ場所に座ってたから見つけるのが楽だったよ」
「座席の左端が銀髪の女の子、隣が私、その隣が髪の長い受験勉強中の女子高生。
この三人はいつも同じ席なんです。始発駅から一緒なんですよ」
「そういえばそうだな。いつも同じだった気がするよ。
実は土曜も同じ時間に行ってみたんだ」
「あっ、私、土日は休みなんです」
「僕もそうなんだけどさ、会えるかと思って」

恋しさがいっそうつのり、しかしどう声をかけていいのかわからない僕は、月曜から心の中で好きだと叫びはじめたのだった。
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:40:38.87 ID:QAOKods/O



目の前にいる彼は、私に今日までのことをひとつひとつ説明してくれている。
本当は私も先週の水曜から彼には気付いていた。

いつもと同じ時間、同じ車両の同じ乗客たち。そこに飛び込んできた彼に目を奪われた。
特別見た目がいいわけでもないのになぜか気になって仕方なかった。
そんなひとと今こうして話をしているのだ、これっきりにしてはいけない。

「あの、よろしかったらもっとお話ししませんか? お酒でも飲みながら」



私達は居酒屋に入った。気取らずに飲めて食べられる店がいいという私の希望だった。
カウンターに座り、私達は飲みはじめる。緊張をほぐすために私は速いペースで飲み続けた。
泡盛のグラスに氷を一つ落として飲む私の姿に、彼が目を丸くしていたのがおかしかった。
彼はあまり、お酒に強いほうではないらしい。
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:41:58.81 ID:QAOKods/O




しばらくして、私達は店を出て駅までの道を歩いていた。

「私達、電車の中でお話しするのはやめましょう。ああいう場所でベタベタするカップル、好きじゃないんです。
それに私の右隣に座っている女の子は参考書を読んでますし邪魔しちゃ可哀相ですわ」
「カップルって言ったって僕はまだ返事を聞かせてもらってないけど?」

そういえばそうだ。私はなにもこたえていない。
でも彼だって付き合ってほしいとは言っていない、それなのに私だけこたえなければいけないのはなんだかずるい気がする。
急に彼をからかってみたくなる。

「あら、私だってまだ告白されていませんわ」
「えっ?」
「ちゃんと言ってくださいませんとわかりませんわ」

悪戯っぽく笑いながらそう言うと、彼は立ち止まり、私に体を向けた。

「えーと、君のことが好きだ。……付き合ってくれないか?」

照れながら言う彼が可愛くて、私は彼の頬にキスをする。

「ええ、よろこんで。不思議な出会い……こういうのを運命の出会いって言うのかもしれませんね」

恋愛に奥手だった私とは思えないほどのはやい展開だった。
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:43:18.67 ID:QAOKods/O



翌朝、僕は雪華綺晶の前の吊り革につかまった。
僕たちは言葉を交わさなかったが、席を立つ時に彼女は僕に向かって微笑み、「行ってらっしゃい」と僕の耳元で囁いた。



好きだ!
電車を降りて、ホームを歩いて行く彼女の背中に叫んだが、僕の心の声が彼女に届くことはなかった。

始まりそうで始められない、そんな関係を後押ししてくれたものは一体なんだったのだろう。

幽霊やら科学で解明出来ないようなものを信じない僕だったが、この出会いがあってからはそういうものもあるのかもしれないなと思うようになった。

そんなもののおかげで僕と彼女は付き合えたのだから。
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:44:31.09 ID:QAOKods/O


好きだ!

大声に驚いて私は目をさます。
どうやらそれは、斜め前に立っている眼鏡をかけた男性が、ついさっきまで私の右隣に座っていた女性に対して発したものらしい。


まったく……今日もなのぉ? こんなことなら手助けなんかしなきゃよかったわぁ。


私には、聞きたくなくても他人の心の声が聞こえてしまう能力が生まれつき備わっていた。

ものごころがつくころにはそれを遮断する術を身につけていたが、彼のように一途に叫ばれると、障壁のようなものを突抜けて声が届いてしまうのだ。

昨日、私はあまりにもうるさかったために、男性が「好きだ!」と叫んだと同時に、私も心の中で「好きだ!」と叫び、隣に座っていた女性に伝えた。
二人の視線が交わった時にもう一度。
その能力も生まれつきのものだった。
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:45:50.65 ID:QAOKods/O


他人にはない能力を、極力使うことなく私は生きてきた。
そういう生き方をしてきた私だから、昨日は一日中、余計なことをしなければよかったと後悔していた。
でも、私のお節介の結果は二人にとっていいものだったようだ。


まぁ少しは静かになったしこれでよかったのかしらねぇ。

ありがとう、助かったですぅ。あのメガネ、毎朝うるさくて困ってたです。


どこからか声が聞こえてくる。それは私以外の乗客には聞こえていないらしい。
ふと、右を向くと、いつも受験勉強をしている髪の長い女子高生と目が合った。


あなたもなのねぇ、どういたしまして。


心の声を彼女に飛ばし、私はふたたび眠ろうとして目を閉じた。

fin
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 02:47:10.67 ID:QAOKods/O
以上。
668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 04:03:30.48 ID:m0HnBDwaO
保守
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 04:14:11.31 ID:U0vRRxjcO
やっとつながったぜ。

>>667
なんか新感覚www

しかしJUMの想いが他の二人に聞こえてるなんて・・・
二人はJUMの事をどういう目で見てたんだろう・・・
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 04:41:49.22 ID:zM7WB//o0
>>667
この発想力に脱帽。もうちょっと深いところまで踏み込んだストーリーを
見たかったた気もしますが、ともあれGJ!
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 04:41:54.93 ID:U0vRRxjcO
保守
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 05:28:54.14 ID:NFgp17Tq0
保守
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 06:16:48.28 ID:U0vRRxjcO
保守。
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 07:06:23.75 ID:ymrNohq6O
保守
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 07:20:51.30 ID:NFgp17Tq0
保守
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 07:37:14.43 ID:ug8c4DsBO
保守
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 08:08:15.80 ID:rLQdZElH0
そろそろほしゅ
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 08:25:57.21 ID:ORbQeksg0
Good morning保守!!
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 08:32:46.15 ID:rLQdZElH0
ふと思いついたネタ。

きゅいーんきゅいーん←連携した音

[スカトロイメライ](スカッシュ+金のトロイメライ)






紅「・・・・・・・・・・・・」
蒼「うわぁ・・・・・・・・・」
翠「・・・・・・・・・・・・」
銀「・・・・・・・・・・・・」
金「・・・・・・・・かしらー」
雛「・・・・・・・・・・・・」
雪「・・・・・・・・・・・・」
薔「・・・・・・・・ヤッチマイナー!」

ジ「ぼ、僕は悪くな


なにをする きさまらー!
680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 08:46:46.31 ID:ug8c4DsBO
翠「ジュン〜。」
J「どうした翠星石?」
翠「デートに連れてけですぅ。」
J「そういや今日日曜だったな。翠星石はどっか行きたい所あるのか?」
翠「ジュンと一緒ならどこでも良いですぅ。」
J「ホントにそれで良いのか?」
翠「それで良いですぅ 。とっとと決めやがれですぅ!」
J「う〜ん・・・それじゃあ家に居たいな。」
翠「ちょ、それじゃデートにならねぇです!」
J「僕は翠星石と一緒ならどこでもデート気分だよ。」
翠「そんな言い訳聞きたくねーです!」
J「言い訳じゃないよ。それに翠星石みたいな可愛い彼女が他の男の目に触れるのは許せないし・・・」
翠「ジュン・・・」
ちゅ。
蒼「日曜の朝から何やってんだか全く・・・」
681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 08:49:42.54 ID:ug8c4DsBO
水銀燈・金糸雀と来たから順番的に翠星石だと思った
今回は翠星石が相手なので締めは蒼星石の突っ込みにしてみた
反省や後悔は勿論していない
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 08:53:09.30 ID:rLQdZElH0
>>681
無論それでいい
ジュ、ジュンこのキザ野郎!
683537-539:2006/06/04(日) 09:17:36.61 ID:RB3MTaHh0
昨日投稿したんだけどタイトル無かったから、今更ながらタイトル付けます。
タイトルは”a coda name unknown"にします。
684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 09:20:01.84 ID:b7N08x4A0
蒼 「ジュン君、あのね…」
水 「ジュンー…ホックが外れないんだけどぉ…?」
ジ 「手伝えとか言わないだろうな。」
水 「もう、つれないわねぇ…」
蒼 「…ねぇ、ジュン君…」
金 「ジュン!どうして床に雑巾を置きっぱなしにするのかしら!」
ジ 「…まさか雑巾踏んでこけるバカはいないだろと思って…」
金 「むー、カナをバカにするとはいい度胸かしらー!」
蒼 「ねぇ、ジュン君ってば…」
翠 「ジュン!おめーも学習しねーやつですねぇ!」
ジ 「だから何で僕がお前にお茶菓子を用意しとかなきゃなんないんだよ!」
翠 「おめーの仕事じゃねぇですか!」
蒼 「…ジュン君…」
真 「ジュン、早く紅茶を淹れてきなさい。」
ジ 「…ったく。少しは自分で働けよな。」
真 「客に対する口の聞き方がなってないわね…」

蒼 「…ぼ、ぼくも手伝ってこようかな。」
薔 「私が行くから…いいよ、別に…」
蒼 「あ…」

ジ 「ホラ、紅茶淹れてきてやったぞ。って、あれ…?蒼星石は?」
雛 「さっき出て行っちゃったのー。ジュンと一緒じゃなかったの?」
ジ 「いや、来てないけど…」


(省略されました。続きを読むには(ry)
685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 09:32:01.85 ID:y7Z4KFhi0
>>649
思考停止。自らの感情を他人任せにしてしまったJUMは…?
wktkする。もはや戻ることなど出来ないのだから…


>>667
想いを言葉にせずに伝えられたら…ステキな話です。


>>684
哀れ蒼い子wwwwww
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 10:00:29.17 ID:sqGLrlt4O
保守
687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 10:27:14.18 ID:ug8c4DsBO
保守
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 10:54:00.61 ID:TSS3PWBxO
保守王ガオガイガー
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 11:10:07.36 ID:ug8c4DsBO
保守
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 11:20:45.06 ID:ug8c4DsBO
保守
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 11:43:55.72 ID:5E91NI+Y0
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 11:46:22.61 ID:V9kSMXlGO
o
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 11:59:10.72 ID:e3DJRq7N0
s
694以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 12:08:13.62 ID:TSS3PWBxO
u
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 12:26:21.01 ID:flywTIOg0
i
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 12:36:13.75 ID:y7Z4KFhi0
あげ
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 12:37:49.18 ID:Bcxumkaz0
>>667
好きだ。
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 12:56:47.92 ID:y7Z4KFhi0
hosi
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 13:07:03.75 ID:4v0GIwIb0
cacao
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 13:07:34.41 ID:ag0z6IJj0
>>613でmのフィールドに旅だった真紅
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060413061339.jpg
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 13:08:49.80 ID:x1Vd5U02O
>>697
好きだよ
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 13:09:06.78 ID:4v0GIwIb0
>>700
こりゃぁ真紅wwwwwww末期だぜwwwwwww
703以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 13:09:55.31 ID:TQlwTTBr0
>>700
これはいい真紅だww
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 13:30:36.92 ID:xxpWDwNt0
m(桃色の)フィールドw
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 13:45:56.01 ID:m0HnBDwaO
保守
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 13:58:56.13 ID:ORbQeksg0
「凉宮ハルヒの保守」
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 14:14:47.75 ID:4v0GIwIb0
ほし
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 14:18:55.96 ID:iq4G3eAD0
age
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 14:41:09.01 ID:V9kSMXlGO
こちらスネーク
保守を完了した
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 14:41:47.54 ID:fqxgEPG/0
北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮
北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮

このスレは蒼星石虐殺スレらしいぞ
荒れる前に北朝鮮で埋めちまおう
できるだけ容量の多い北朝鮮でよろしく

http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1148567034/
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1148561264/

北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮
北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮北朝鮮
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:05:44.37 ID:m0HnBDwaO
保守
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:11:04.87 ID:KBVZmqu80
今から、一人JUM×蒼祭りをしたいと思う。
祭りといっても、レスが止まってしばらくしたら保守代わりに短編投下するだけなので、
投下したい人は気にせずに投下して欲しい。ではスタート。



J「ごめん、待ったか?」
蒼「ううん、待ってないよ」
待ち合わせ時間の五分前に来たJUMに、蒼星石は笑顔で返した。
J「そっか、それじゃ行こうか」
蒼「うん」
二人は一緒に歩き始めた。

J「どこか行きたい所あるか?」
蒼「ジュン君に任せるよ」
J「わかった」
そんな会話をしていた時、蒼星石の眼に仲良く手を繋ぐカップルの姿が映った。
蒼(あっ…)
蒼星石はちらりと隣のJUMの顔を見る。
J「どうした?」
蒼「えっ、いや、なんでも……」
J「…?」
JUMは頭から疑問符を出しながらも、視線を前に戻した。
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:11:41.38 ID:KBVZmqu80
>>712

蒼(やっぱり、言わないとわからないよね…)
蒼星石の心は少し暗くなる。が、その時…
J「あ、そっか」
蒼「え…?」
JUMは思いついたかのように蒼星石の手を握った。
蒼「あっ…////」
蒼星石の顔が見る見るうちに赤く染まっていく。
蒼「ど、どうしたのジュン君…?////」
J「ん? 蒼星石が向こうのカップル見てたから、手繋ぎたいのかなと思って。違ったか?」
蒼星石は少し眼を瞬かせた後、はにかんだ笑いを見せた。
蒼「…ううん、違わないよ////」
J「そっか、良かった」
そのまま手を繋いで歩く二人。
蒼(…君は、僕が言わなくても、わかってくれるんだね////)
蒼星石は心から嬉しそうに笑っていた。

/終わり
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:17:38.72 ID:rLQdZElH0
>>713
彼らはいつも以心伝心。ニヤニヤが止まりませぬwww
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:19:08.64 ID:vTv2iqak0

めぐが水銀燈に「指輪はめて」と頼む
1枚の布団のシーツを二人で仲良くウェディングヴェール代わりにして
結婚式風に契約

めぐ  「健やかなる時も・・・病めるときも」
めぐ  「あ、…私は病みっぱなしだけど」
水銀燈 「死が二人を分かつまで?」
めぐ  「ううん」「死んでも一緒よ」


ttp://202.239.72.116/7/src/1148991403096.jpg

 *   r´ ⌒`ヽ^´ ⌒`^´ ⌒`ヽ *
  +/´ .'´. ,ヘヽ   .'´, ヘヘヽ  \
   ヘ.  !l 〈(((゙ !  .〈(((ノリi卯    ,〉 +
+ /  /il!!|.´ヮノ   .!、ー ゚,l〈l| ノ\ \
  (  / .il!!|(i^:||つ。とi卯(i'ヽ!|-Vヽ!   )*
  ヽ、('´  (  ヽ.    l xヽy''   ^ヽ/
 *  `   ⊂l二/     しUl,†l  +
|⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
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716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:20:42.38 ID:4v0GIwIb0
>>713
!貴様!新手の蒼J使いだな!?
君の行動は、賞賛に値する・・・
717以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:34:57.01 ID:KBVZmqu80
蒼「そういえばジュン君、僕に愛してるって言ってくれたことないよね」
J「は?」
蒼星石の突然の言葉に、JUMは眼を瞬かせた。
そんなJUMの様子に蒼星石は少し唇を尖らせる。
蒼「好きだ、とは言ってくれるけどさ…。愛してるって言ってもらった事ない…」
J「えっと…、言って欲しいのか…?」
蒼「うん…///」
蒼星石は少し頬を赤らめた。
JUMは少し困った顔をして、後ろ頭を掻きながら口を開く。
J「…ごめん、言えない」
JUMの言葉に蒼星石は顔を曇らせてしまう。
蒼「…どうして?」
JUMは息を吐いてから、真っ直ぐに蒼星石を見据える。
J「愛って言葉が好きじゃない…いや、よくわからないんだ…」
蒼「よくわからない…?」
J「ああ。漠然とし過ぎてて、僕にはよくわからない…。
  そんな良く理解もしてない言葉をお前に対して使いたくないんだ…」
蒼「ジュンくん…」
J「ごめんな…、その代わりに…」
蒼「あっ…」
JUMは蒼星石をぎゅっと抱きしめた。
J「僕は僕にできる事でお前に伝えるよ、僕のお前に対する想いを…」
蒼「ジュンくん…////」

「愛してる」なんて言葉、使わなくても、想いはきっと伝わる。


/終わり
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:51:29.26 ID:KBVZmqu80
学校から一緒に帰るJUMと蒼星石。

蒼(…こうして一緒に帰えれるだけでも嬉しいけど。折角付き合ってるんだから…)
J(もっと、恋人みたいな事したいよなぁ…)
最近付き合い始めたばかりの二人は、同じ事を考えながら歩いていた。
蒼(抱きしめてもらったりとか…////)
J(手を繋いだりとか…////)
…どうやら、二人の考えている事も、完全に同じと言うわけではないらしい。
J(…よし)
JUMは意気を決めた。
J「あ、あのさ、蒼星石(////)」
蒼「な、なに…?(////)」
J「僕達付き合って、まだ間もないけどさ」
蒼「う、うん」
J「え、と、もう少し恋人らしい事をしてみたいなって…////」
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:52:29.95 ID:KBVZmqu80
>>718

蒼「…ジュン君がしたいなら、いいよ(ジュン君も僕と同じ事考えてたんだ…////)」
J「本当か! じゃあ…////」
蒼「えっ、ここで!?」
J「えっ、そうだけど、ダメなのか…?」
蒼「だ、ダメだよ! せめて人目の無いところで…」
J「人目の無い所って、そりゃ、人に見られたら恥ずかしいけど…。今、丁度帰ってる所なんだし…」
蒼「丁度って、こう言うのは部屋の中とかで二人っきりの時に…」
この辺りで、二人は会話が妙に食い違っている事に気が付いた。
J「…えっと、蒼星石。何をすると思ってるんだ…?」
蒼「えっ、あの、だ、抱きしめてもらったりとか…//// ジュン君は…?」
J「えっと、手を繋いだりとか…////」
二人の間に暫し沈黙が流れた。
J「…じゃあさ////」
蒼「…うん////」
J「手を繋いでさ、僕の家まで行かないか? それで僕の部屋で、その…/////」
蒼「う、うん…。いいよ…/////」
二人は顔を赤らめたまま手を繋ぎ、ゆっくりと歩き出した。

…この初々しいカップルに幸あれ。
720以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:53:53.90 ID:eLldacfIO
ニヤニヤが止まらないッ!!!!
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 15:54:54.25 ID:YovVwx8IO
(´д`)ハァーーーン
甘ぇwwwwwwwwwwwwwwwww
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 16:13:18.52 ID:KBVZmqu80
春の陽気の中、散歩するJUMと蒼星石。
蒼「日差しが気持ちいいね、それと風も」
J「そうだな」
一陣の風が吹いて、二人の髪を揺らす。
その時、JUMの鼻に何かが薫った。
J(ん、なんだろ…? 花…?)
だが、近くに花は見当たらない。
J「なぁ、蒼星石。さっきなんかいい匂いしなかったか?」
蒼「いい匂い?」
J「ああ。なんかこう、あったかい感じと言うか」
蒼「あったかい感じ?」
蒼星石は少しう〜んと首を捻るが、すぐに思いついたように口を開く。
蒼「それはきっと春の匂いって奴じゃないかな?」
J「春の匂い?」
なんともメルヘンな感じだな、とJUMは思ったが、言われてみれば妙に納得できる答えではある。
JUMは軽く笑った。
J「そっか、春の匂いか」
蒼「うん、きっとそうだよ」
蒼星石も笑う。
J「それじゃ、夏の匂いとかもあるのかな?」
蒼「あるんじゃないかな、きっと」
J「…それじゃあさ、また夏になったら散歩しないか? 夏の匂いを探しに」
蒼「うん、いいよ。どうせだから、秋も冬も探そうよ、一緒に」
J「そうだな」

春の日差しと風に包まれて、JUMと蒼星石は二人して笑い合った。


/終わり BGM♪『春を愛する人』
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 16:29:21.12 ID:KBVZmqu80
最も闇の暗い夜明け前…、手を繋いで、夜空を見上げるJUMと蒼星石。
見上げたその先にあるのは、月でも星でもない光…。
J「…蒼星石」
蒼「…なに?」
J「恐く、ないか…?」
蒼星石は少し眼を閉じて、繋いだ手を更に強く握った。
蒼「…恐くないって言ったら、多分嘘になるけど。でも、君と一緒なら大丈夫…」
J「…そうか」
JUMは蒼星石の手を更に強く握り返した。

「ジュン! 蒼星石!」
後ろから響いた声に、二人は振り向く。
そこに居たのは、他の薔薇乙女達。みんな悲しそうな表情をしている。
翠「バカな事はやめるです!!」
銀「そうよぉ、自分たちが犠牲になるなんて!」
金「そんな事は許さないかしら!!」
真「何か他に方法があるはずだわ!」
雛「ジュンも蒼星石もいっちゃダメなのー!!」
薔「自殺なんてダメ……」
みんなの言葉を聞いたJUMと蒼星石は、みんなに笑いかけた。
J「…犠牲になんてなる気はないよ。でも、行かなくちゃいけない…」
蒼「もう二度と戻らないかもしれない…。
  でも、せめて僕達が地球(ここ)に居た事だけ、どうか覚えていて欲しい…」
「ジュン…!! 蒼星石…!!」
それは誰の放った言葉だっただろうか…。
「行って来るよ…みんな…」

そして、二人は宇宙(そら)へと旅立って行った…。

/終わり BGM♪『GONG』
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 16:44:11.38 ID:Iz1avZvRO
振りー向くなー!




(つД`)
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 16:59:03.61 ID:KBVZmqu80
J「蒼星石は僕の何処が良かったんだ?」
僕は蒼星石に突然こんな事を聞いてみた。
蒼「え…? いきなりどうしたの?」
蒼星石の頭から疑問符が飛んでいる。まぁ無理も無い、いきなり脈絡も無い事聞いてるからな。
J「いや、ちょっと気になって」
蒼「…僕がジュン君の何処を好きになったのかって事だよね?」
J「ああ」
僕がそう答えると、蒼星石は右手を顎に当てて少し考え込んだ。
蒼「…う〜ん、ジュン君な所かな?」
J「は?」
僕は思わずマヌケな声を出してしまう。
J「なんだよ、それ…」
蒼「だから、裁縫が得意だったり、ツッコミが激しかったり、結構面倒見が良かったりとか。
  僕が君の事、ジュン君だなぁって思う処が好きなんだ」
J「…っ////」
僕は思わず赤面してしまう。それってつまり…。
蒼「ジュン君は?」
J「へっ?」
蒼「ジュン君は僕の何処を好きになったの?」
…まさか、こう切り返されるとは思ってなかった。
僕は少し考え込んだあと、恥ずかしさから左手で顔を半分隠して口を開いた。
J「…何処を好きになったかとは、違うけど。
  僕がお前に告白したのは、お前と…一緒に居たいなって思ったから、だよ…/////」
蒼「へぇ〜」
あ〜、もう、顔から火が出そうだ…!
うぅ、こんな事になるくらいだったら、変な事聞かなきゃ良かった…。
そんな僕の様子を見ながら、蒼星石は少し赤い顔で笑っていた。

/終わり
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:06:13.24 ID:Iz1avZvRO
イイヨー!
蒼い子可愛いよー!
二人とも可愛いよー!
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:24:29.08 ID:KBVZmqu80
放課後。
蒼「あれ? なんだろこれ?」
蒼星石は自分の机の中から、見覚えの無い手紙のようなものがあるのを見つけた。
蒼「『大事な話があります。放課後、校舎裏まで来てください』これってもしかして…(////)」
翠「蒼星石〜、帰るですよ〜」
蒼「あ、ごめん翠星石。ちょっと用事が出来ちゃったから、今日は一人で帰ってくれないかな?」
翠「…いいですけど、あまり遅くなるんじゃないですよ?」
蒼「うん、わかってるよ」
蒼星石はそう言って、翠星石を見送ってから、校舎裏へと向かった。

蒼星石が校舎裏についた時、他に人は誰も居なかった。
蒼「…まだ来てないみたいだね」
蒼星石はとりあえず、手紙の主が来るまで待つことにした。
蒼(大事な話って、多分…だよね////
  誰なんだろう…? …ジュン君だったらいいな////)
そんな事を考えながら待っていると、そこに一人の少年がやって来た。
J「蒼星石?」
蒼「じゅ、ジュン君…!(えっ、本当にジュン君が…!?////)」
蒼星石は思わず心の中で浮かれる。が…
J「呼び出したのはお前だったのか。で、大事な話ってなんだ?」
蒼「えっ?」
J「…お前が呼び出したんじゃないのか?」
蒼「ち、違うよ、僕も誰かに呼び出されたんだ、大事な話があるって…」
J「…そうなのか」
それからJUMも呼び出し主が来るまで待つことにした。
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:25:23.22 ID:KBVZmqu80
>>727

…30分後。
蒼「…来ないね」
J「…もしかしたら、悪戯かもな」
蒼「…そうかもね(浮かれてたのがバカみたいだ…)」
少し暗い顔を見せる蒼星石を見てJUMは息を吐いた。
J「…まぁ、いいか。悪戯でもいいチャンスだ」
蒼「えっ?」
JUMは深呼吸をした。
J「蒼星石、ちょっと大事な話があるから、聞いてくれ」
蒼「え、うん…」
JUMは蒼星石の前に立ち、真っ直ぐに彼女を見据えた。
J「蒼星石、僕はお前が好きだ…」
蒼「えっ…/////」
J「できたら、付き合って欲しい…」
蒼「あ、あの…、本当…?/////」
J「…っ、こんな事、冗談で言えるかよ/////」
JUMは顔を赤く染めて、顔を少しそらす。
その様子を見て蒼星石はJUMが嘘をついていないとわかった。
蒼「あ、あの…/////」
蒼星石は生唾を飲み込む。
蒼「僕も、ジュン君の事が好きです…」
J「! じゃ、じゃあ…/////」
蒼「よろしく、お願いします…/////」

こうして、二人は付き合うこととなりましたとさ。

/終わり
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:26:17.29 ID:KBVZmqu80
>>729

/おまけ


薔「つまり…こういう事なんだよ……」
真「へぇ、そう…(ジュンを待たせているって言うのに、どうしてこんなに話が長いの!?)」

梅「だから、ここはこうなるわけだ。ベジータ聞いてるか?」
ベ「ああ…(くそぉ、蒼嬢を待たせているのに補習だとぉ!?)」


実は悪戯ではなかった、あの呼び出し…。
ま、結果オーライって事で…。
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:28:45.09 ID:TQlwTTBr0
>>729
あはれな真紅とベジ子w
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:41:54.43 ID:4v0GIwIb0
なつかしいにおいがする
ジュン蒼のにおい
甘いにおい
糖尿病のにおい
悶える者のにおい
蜂蜜のにおい
純情のにおい
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:43:02.05 ID:e3DJRq7N0
保守するよ
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:53:43.92 ID:KBVZmqu80
学校。
翠「ジュン、どうしたですその手?」
J「ん、さっきの体育でちょっと擦り剥いてな」
蒼「痛そうだね…」
J「…結構な。でも、蒼星石が舐めてくれたら治るよ」
蒼「…バカな事言ってないで、保健室に行ったら?」
J「……」


JUMの部屋。
蒼「ジュンくん…」
蒼星石はベッドの上でJUMに抱きついてくる。
J「なぁ、蒼星石。どうして学校ではあんなに冷たいんだ?」
蒼「…だって、付き合ってるってみんなには内緒だし。それに…」
蒼星石はJUMの首にしがみついて、JUMの頬にキスをした。
蒼「こういう事は、誰にも邪魔されない所でしたいし…」
J「う〜ん、でもな〜」
蒼「いいじゃない。学校で出来ない代わりに、家では色々してあげるから」
そう言って、蒼星石はJUMの擦り剥いた手を舐めだした。
J「わっ…!」
蒼「…どう? 治りそう…?」
そう言いながら、蒼星石はJUMの傷に軽くキスをする。
J「う、うん、すぐにでも治りそうだ…」
蒼「良かった」

それからも、二人は学校では出来ないと事を色々しましたとさ。


/終わり
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:54:56.03 ID:q+y9OCF30
保守
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 17:55:28.73 ID:4v0GIwIb0
>>733
あんまぁー!
書いた短編はウィキに乗せときますね?
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:08:20.05 ID:TQlwTTBr0
>>733
くそ!
なんだこの独占欲はw
737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:10:00.10 ID:rLQdZElH0
>>733
蒼の子のツンとデレが頭の中を支配するwww
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:20:44.50 ID:KBVZmqu80
僕の眼の前には、今にも泣き出しそうな蒼星石がいる。
蒼「ごめんね、僕のせいで!」
やめてくれ、僕はお前の泣き顔なんか見たくないんだ。
J「こんな傷、たいした事に無い…」
そうは言ったが、右手の傷はかなり深い。
もう痛みすらよくわからない位…。
それでも、僕は精一杯強がって、右手をプラプラさせてみせた。
蒼「でも、ジュンくん!」
だが、蒼星石は一向に顔を明るくはしてくれない。
っ…。このままお前を泣かせる位なら、いっそ…。
J「蒼星石…」
蒼「んっ…!?」
僕は蒼星石の唇にキスをした。
軽く触れるだけのキス。
蒼「ジュン、くん…/////」
僕は蒼星石の顔を見つめる。
良かった…。もう悲しい顔はしてないな…。
少し強引だけど、お前を泣かせるよりはマシだ…。
僕は耳元で囁く。
J「僕は、お前が好きだ…」
蒼「えっ…/////」
だから、僕はお前を守りたい。悲しい顔なんてさせたくない…。
その為なら、こんな傷なんて、たいした事じゃない。

僕はそう思いながら、蒼星石を片手で抱きしめた…。


/終わり BGM♪『傷だらけの天使になんてなりたいとは思わない』
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:20:54.87 ID:y7Z4KFhi0
ほし
740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:34:46.46 ID:lhER8KNI0
保守
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:36:35.06 ID:KBVZmqu80
さて、弾切れとなったので一人JUM×蒼祭りはこれで終わりになります。
この祭りは、たまには保守無しでスレを進めてみようと思ってやってみました。
ではラスト。


J「んあ…」
休日、JUMは昼前に眼が覚めた。
蒼「おはよう、ジュン君」
J「蒼星石…?」
JUMは身体を起こして眼を擦る。そこにいるのは確かに蒼星石だ。
J「…おはよう。どうした? 何か用か?」
蒼「うん、お願いがあるんだ」
J「お願い…?」
蒼「うん。…今日だけでいいから、僕と一緒に居て欲しいんだ」
J「? いいけど、なん――(あっ、そうか、今日は…)」
JUMは途中で気付いて、口を止め、言い換えた。
J「…お墓参りはしたのか?」
蒼「…うん、さっきみんなで帰って来た所だよ」
J「そっか…」
JUMはベッドに腰掛けたまま、蒼星石に自分の隣に来るように促す。
蒼星石がJUMの隣に座ると、JUMは蒼星石の頭を優しく撫でた。
J「…今日だけでいいのか?」
蒼「…うん、今日だけでいいよ」
蒼星石はJUMにもたれかかる。
J「そっか…」

そして、JUMは一日をずっと蒼星石と一緒に過ごした。


/終わり
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:40:00.12 ID:4v0GIwIb0
>>741
質・量・感性どれをとっても最強です
久しぶりに人のジュン蒼祭りを見た気がした
743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:46:54.07 ID:YovVwx8IO
>>741
ここまで悶えたのは久しぶり・・・

んじゃ、もう一度・・・





(´д`)ハァーーーン
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 18:51:34.91 ID:TQlwTTBr0
>>741
なんという大攻勢作戦…
今まであったJUM蒼が急に姿を見せなくなったのは全てはこの日の為か…!
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:05:39.30 ID:4v0GIwIb0
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:09:20.80 ID:4v0GIwIb0
>>384
ジュンの裏作業投下します。
>>741
ジュン蒼祭りお疲れ様でした。
短編は一応全部wikiに乗せておきました
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:10:21.04 ID:4v0GIwIb0
>>764
第36話「今まで〜之から」

家に帰ってみると、家の中では何も変化は無かった。
しかし、ジュンの周りを囲む空気だけは、何故か妙に重々しく迂闊な質問をさせない。
ジュンは、例の8人(雪華綺晶以外)皆を呼び出し、今までの事を話し始めた。

J「・・・最初っから単刀直入に言おう、俺はホムンクルスだ。」

ざわめきが広がる、今日のこの調子だ、嘘を言ってるわけではないため、対応に困ったのだろう。
雪華綺晶は、この事を勿論知っている。

J「俺は、今までそして之からも、二度と作られる事は無い産物だと。」
J「俺は、入隊して直ぐ特殊な実験体として、保管された。」
J「何でも俺の体は特殊だったらしい、神は俺の何処が憎いんだろうな?」

その時、誰かが生唾を飲む音がした。

J「その後、様々な薬物投与、改造、筋肉の圧縮・・・様々な事をされた。」
J「悲惨だ・・・あの時はそう思えた、しかし日が進むに連れてそういった感情も消え失せて行った。」
J「狂わなかったのは、俺の体の特別な作用で俺が受ける、精神的ダメージすら削っていたらしい。」
J「その時は、俺と同じような人が数人居た、どいつもこいつも大抵は死んでいった。」
J「哀れな事に、そいつ等の中には人身売買で、よこされた奴もいたらしい。」
J「6ヶ月だ・・・6ヶ月の実験の末、今の俺(ホムンクルス)ができた。」
J「暫くは体が変化し続けて、自分でも中々使いこなせなかった。」
J「何もかもが厭になって、その後あそこで暴れる気にもなれなかった。」
J「実験が終わる日まで、いろんな人が遊びに来てくれた。」
J「どの人も良い奴ばかりだった、国に帰れば家族も居る奴も居た。」
J「結局、残ったのは俺だけだった、後にも先にも俺だけ、他の数人は中途半端な身体で逃げていった。」
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:11:27.28 ID:4v0GIwIb0
>>747
J「その後は、軍の特殊中位として任務に付いた。」
J「そして今に至る。」
J「あんな馬鹿げた事は、人がするべき行為ではない、あれ以来俺のような、ホムンクルスを作るのは中止になった。」

皆が黙りこくる、普通の人だと思っていたジュンが(確かに身体能力は異常だが)。
ホムンクルス(人造人間)だった事に、聞いていた8人は驚いた。

J「暫くしてここに来て、それ以降俺は人には出来ない事が、出来るようになってしまったのが判った。」
J「200キロの弾が、止まって見えて。」
J「トラックの衝突が昔感じた、子供のパンチ位しか効かなく。」
J「鋼鉄を豆腐の様にバラバラにし、硬球は握るとBB弾ぐらいのサイズに。」
J「その力は実に、巨大すぎた・・・いつの間にか俺の人格は、それを非常事態と認識し。」
J「自分の中に様々な人格を生成し、その各人格にその力を隠し、俺は自分の力も隠す事にした。」
J「いつか、今日のような日が来るまで、何日も・・・何ヶ月も・・・」
J「決して、この引き継いではいけない、ストーリーを揉み消すために。」

其処まで言うと、ジュンは立ち上がった。

J「・・・質問は?」

素っ気無い一言だった、しかし其れは余りに疲れて聞こえてしまった。
とても、余りに寂しい話だった。

J「・・・無いのか・・・それでは、講習会を終わる。」

それだけ言うと、ジュンは自分の部屋に入っていった。
余りに急な話だった、余りこういう話に耐性が無い雛苺と金糸雀は、ただただ呆然と立ち尽くしていた。
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:11:58.61 ID:4v0GIwIb0
>>748
雛「・・・ジュン、話している途中何か寂しそうだったの・・・」
金「確かに、そうだったかしら・・・」

しかし皆何も言わない、言うにも言い出せない空気のまま、皆は解散した。
各自は自分の部屋の戻り、自分に出来る事は無いかと探したが。
生憎何も見つかる事は、出来なかった。
その中で、雛苺は感情が失せる事について考えていた。
ジュンが、感情が失せていくという言葉が、酷く印象に付いたのだろう。

雛「感情が無いってことは・・・うにゅーとか食べても、美味しいとか思えないのかなぁ?」
雛「それは・・・嫌だなぁ・・・ちょうちょさんを見ても、綺麗と思えないのかなぁ?」
雛「どんなに友達が居ても、楽しくも無いのかなぁ?それは・・・哀しいなの・・・」

いつの間にか雛苺は寝ていた、見たのは何故か変な夢で。
ジュンが虚ろな目をして、ただ座っている夢だった。
周りは皆楽しそうなのに、一人だけ虚ろな目をして、ただジッと座っていた。
その周りをちょうちょが舞っても、花が咲き乱れていても、眉一つ動かさない。
そしてジュンは何処からか湧いた手に、連れ去られてしまった。

・・・目が覚める・・・最初に見たのは、白い天井・・・徐々に脳が覚醒する。
起き上がって、最初に見たのは翠星石で。
目が覚めて、一番最初に言われたのは、翠星石の大丈夫ですか?で。
第二声が、とっとと用意をするですよ、だった。
じっくりと考えてみる、寝る前の記憶は無い。
雛苺はどうやら、うなされていたようだ。
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:12:35.15 ID:4v0GIwIb0
>>749
その頃のジュンはと言うと・・・

J「さぁ・・・覚悟と我慢の時間だ・・・」
ア「さっさと用意しろよ、あの姿のほうが早いな。」
J「・・・出来ればこういう理由で、使いたくなかった。」
ア「早くしろ、バレて移動手段がなくなるぞ?」

それもその筈、使えるのは家にある大型防弾車のみ。
おまけに、何処が安全なのか判らないため、迂闊な雪華綺晶のテレポートは出来ない。
おまけに何時から、こうなったのか判らないため、何時陸軍が来るのか判らない。
しかも生憎誰一人、陸海空軍のレーダーの番号を知る者も居ないため、陸軍との会話もまま成らない。
相手もコレを読んでるであろうがため、追い討ちになるのは目に見えている。
まさに、地獄だ。

翠「つまり、この家が見つかるのも時間の問題、とっとと出て安全な所に逃げてしまう、と言う事です。」
雛「うゅ?それじゃあ、この家ともさよならなの?」
翠「お馬鹿苺にしては、随分いい線をつきますね、判ったらとっとと家を出る用意をするです。」
雛「雛は馬鹿じゃないもん!」
翠「はいはい、さっさと用意するですよ?」
雛「うぃー・・・」
翠「さてと、私も用意をしないといかんです・・・」

そう言うと、翠星石はさっさと行ってしまった。
さっさと用意をする雛苺、持ってきたのが基本的に少なかったため、用意する量は他の人より無かったが。

雛「ふぅ・・・やっと終わったの・・・」
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:13:11.45 ID:4v0GIwIb0
>>750
ふと何処からか甘い香りがする、匂いを辿っていくと・・・ジュンの部屋のようだ。
最初は入る事に良心が咎めたが、余りある好奇心に勝てなくなったのか、入っていく。
其処に居たのは、白いコートのようなよく判らない、丈夫そうな服を着て長い黒髪の人が居た。
胸の膨らみから、女性である事が雛苺にも判った。(用途はよく知らないが。)
どうやら、匂いはこの人から出てるようだ。

雛(うゅ・・・甘ーくて優しい、とても良い匂いなの・・・)
雛「うゅ・・・おじゃましますなのー。」
??「えーっと?・・・あれ?貴女はだぁれぇ?」
雛「うゆ?雛は雛苺って言うのよ、あなたは?」
メ「私はメグ、姉崎メグ!雛苺ちゃんかぁ・・・良い名前ね、それじゃあ用事があるからじゃあねぇ?」

少し雛苺を舐め回す様に見た後、もの欲しそうな顔をした後。
メグは、颯爽と廊下を駆けて行ってしまった。
此処の先には男子トイレと、掃除用入れしかない。

雛「あ・・・誰だったんだろう?まぁいいか。」

その後をゆっくり追うように、雛苺は其処を出て行った。
メグの行った方に進んでいて、水銀燈に会った。

雛「うゆ?」
銀「あらぁ、雛ちゃんじゃない、用意は出来たのぉ?」
雛「うい!雛はもう用意は出来たのよ。」
銀「良い子ねぇ。」
雛「えへへー・・・あ!此処を黒くて長ーい髪の人は、通らなかった?」
銀「うーん・・・生憎そういう人は、見てないわぁ、ごめんねぇ?雛ちゃん。」
雛「うゆ?うーん・・・判ったの!それじゃあ、また後で会うの!」
銀「はーい、また後でねぇ?」
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:13:40.37 ID:4v0GIwIb0
>>751
そう言うと、雛は自分の部屋に戻り、荷物を持って広間に上がっていった。
暫くすると、皆が上がってきたが、やはりメグの姿を見ることは無かった。

J「さて・・・後は、車に乗って行くだけだ。」
翠「本当に、大丈夫なんですかぁ?こんなチビ人間と一緒なら、心配で心配で堪らんのです!」
J「なっ!お前の方が・・・まぁいいや、とっとと行くとしよう。」
翠「・・・何か物足りんです・・・」
薔(翠星石Mだ・・・)

そう言うと、全員は車の所に行き、荷物と乗せ整理すると全員は車に乗り込み、点検をすると出発した。
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:15:18.24 ID:4v0GIwIb0
>>752
投下完了!
之からは、下とも上ともつかないこのクオリティーで
3日に一回を最低目標として、投下していきます
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:23:03.63 ID:TQlwTTBr0
>>753
乙です。
まさかめぐって…ガクガク
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:29:13.06 ID:5E91NI+Y0
h
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:41:09.22 ID:lhER8KNI0
保守
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 19:43:56.62 ID:TSS3PWBxO
 ――かつて、東京湾と呼ばれた海上に建設されたローゼントキオシティは、
自由と平和に満ち溢れた未来都市であった。
 だがその影で、巨大な悪が蠢き始め、人々の幸せは脆くも崩れ去ろうとしていた。
 そんな時、颯爽と正義のヒロインが現れた。
 その名は薔薇乙女・金糸雀!
 容姿端麗、頭脳明晰、その上イカしたナイスガール!(自己申告)
 彼女は、勇者特急隊と呼ばれるロボット達と共に、悪人達の野望を次々と打ち砕いてゆく。
 ……今。ローゼントキオシティに乙女旋風が巻き起こる!

新世代薔薇乙女戦記ブレイブメイデン 〜嵐のヒロイン〜

「正義の力が、嵐を呼ぶかしら!」






いや、こんなネタで誰か書いてくれないかなぁ……という保守。
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 20:02:07.75 ID:y7Z4KFhi0
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 20:18:47.28 ID:y7Z4KFhi0
しゅ
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 20:23:40.81 ID:LElLOrhm0
ですぅ
761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 20:38:16.33 ID:lhER8KNI0
保守
762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 20:49:32.91 ID:lhER8KNI0
保守
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 20:54:47.17 ID:ORbQeksg0
保守ですぅ
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:04:40.65 ID:lhER8KNI0
保守
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:21:09.58 ID:crES3qvlO
もう
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:24:45.81 ID:zM7WB//o0

保守を兼ねて行ってしまいます。【ゆめまぼろし】第十話 旋律(一)です。
終わらない……!orz しかも長いのでこの上さらに前半後半に分けます。申し訳ありません……

>>437の続きです。指輪を巡る闘いの、ラストバトルに突入しました。
では、どうぞ…… 

767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:25:37.20 ID:zM7WB//o0
>>437

 私が今まで生きてきて、果たして妹にとって『善き姉』であったかという答えを、自分で出す
ことは出来ないと思う。
 妹は感情的な私よりもどちらかというと理知的で、些細なことで爆発しがちな私を諌めてくれ
る存在だった。そんな妹のことは私は誇りに思っていたし、また自慢だった。

 祖父から伝えられた、私達双子の姉妹の使命。それは"庭師"として、薔薇屋敷の当主を守るこ
と。其処に住んでいた当主は、私に負けない位に結構辛辣な言葉を発する。最初は上手くやって
いけるかどうか少し不安だったが、そんな誤解を解いてくれたのは妹の言葉。

『真紅は――優しいひとだよ。翠星石も、わかるよね?』

 確かにその通りだった。妹の言葉を受けてから、私はもっと積極的に真紅に話しかけるように
なった。そこで私は知るのだ、彼女の細やかな心遣いや、その言葉の裏に潜められている思いや
りを。元来消極的だった私が、自分から話しかける努力をしようと思ったのは初めてのことで
あったかもしれない。

 ただ、妹が『優しい』と評する人物のことを、私がそれをよく知ろうともせずに嫌うのは
全く以て理にかなっていない。そう考えただけ。それほど私にとって、妹は信頼のおける存在なのだ。


 妹と過ごしてきた日々を思い出す。どうしてこんなことを、今になって思い出すのか。
 だけど、頭の中を流れすぎていく光景は止まらない。
 そしてそのまま流れていく先から……それらは色を失い、消えていく。
 
 妹にとって、私はどうだったのだろう? 
 ねえ、蒼星石?
 ねえ、答えて……
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:27:10.28 ID:zM7WB//o0
>>767
「そうせ、……せき……?」


 今、真紅の夢の"世界"の中。彼女は今、指輪の"存在の終わり"に、まさに巻き込まれようとして
いる最中にある。
 私達"庭師"は、真紅を守らなければならない。それは、当然のこと。そういった使命のようなも
のを抜きにしたって、彼女のことを守りたいと思っている。

 眼の前に対峙している"異なるもの"は、……数自体はかなり減っている。
 その中でも取り分け大きな一体が、私を虚ろな眼で見つめていた。
 そしてまた、新たに"異なるもの"が、この空間に這い出てくるような気配を感じる。

 私の力は、専守防衛。闘いのパートナーである妹を、観念の力で守る。だけど、蒼星石は。
 膝元で倒れ、その眼を開けない。
 ねえ、蒼星石。
 私は……

 
 貴方を守ることすら、出来なかったの……?


「いやああああああああっ!!」

 
 這い寄るは、絶望。確かにその足音が、聴こえるような気がした―――



【ゆめまぼろし】第十話 旋律(一)
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:28:34.42 ID:zM7WB//o0
>>768
――――――――


「"庭師"の二人には、今から"世界"に入ってもらうかしら。はっきり言って、どれほどの
 "異なるもの"が居るかどうかわからない。――でも、やるしかないかしら」

「うん、わかったよ金糸雀。最善は尽くすよ」

「最善どころか、多分死力を尽くすことになるですよ、蒼星石」

「……うん、それもそうだね」

「私とみっちゃんはこの空間で戦闘するかしら。……って言っても、もうここも"世界"の中
 の空気と殆ど変わり無くなってる。観念の在り方が、捻じ曲げられてるかしら。
 ……意志を、強く持って。私達の心が折られたら、"存在の終わり"に巻き込まれる。

 あとは……ジュン」

「ああ」

「貴方は……最後の防衛線。この場所で、真紅を守るの。
 ここにやってくる"異なるもの"達を、悉く排除して欲しいかしら」

「わかってるさ。……結界が破られちまうかどうかって所だな。長期戦は望ましくない。
 見つけた先から滅していくしかない」

「……そういうことかしら。さあ―――二人とも、行って!」

770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:29:22.35 ID:zM7WB//o0
>>769

 頷きを返し、私と蒼星石は、眼の前にある"世界"への扉に飛び込む。

「……こんなでかい入り口なんぞ、見たことがないですぅ……」

「本当だね……複数人の"世界"が融合したって聞いたけど。確かに"世界"の中そのものは
 全てに通じているっておじいさんも言ってたけど、入り口が大きくなるのは初めてかもしれない」

「……まあそれでも。どんな相手でも、私達なら負けないですぅ。真紅も勿論助けたいですけど、
 まずは蒼星石……私がおめーを、守ってやるですよ」

「ふふっ。頼むよ翠星石」

 そうだ。私達はこの仕事についてから、ずっと二人で闘ってきた。最近ではジュンも加わってるけ
ど……基本的には私が守り、蒼星石が攻める。挫けそうになったこともあったけれど、それを乗り越
えてきた。今だってきっと、乗り越えてみせる――――!


「――――ここは……」

 其処は、"世界"の中である筈の場所だった。けれど、今まで見たような白く曖昧な世界ではない。

「……薔薇屋敷!? どうしてここに戻ってくるです……!?」

 眼の前に在ったのは、薔薇屋敷。私達は今何故か、その庭のど真ん中に立っている。
 しかし……空気がおかしい。

「ここも多分"世界"の中だよ、翠星石。ひとの気配に感じられない。それに、ほら」
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:30:18.83 ID:zM7WB//o0
>>770

 蒼星石が指差した方向を眼で追う。それは、屋敷の外に通じる門の入り口。その先に本来在る筈の
道は、――真っ黒に、塗り潰されていた。

「指輪に纏わるものの意識って、こういうことですか……」

「――そのようだね。となると、これから……ちょっとした、怨霊退治になりそうだ」

 蒼星石の声色が変わる。きっ、と見つめた先の空間が歪み始めて。そこから曖昧なかたちが、
姿を現し始めた。

「来る、ですよ」


 最初は、小さな渦のような歪み。その渦はどんどん増え始めて、見る間に十、二十、……

「……ちょっと、多すぎるですねぇ……!」

 そして小さな渦が輪を描き、その中央に一際大きな歪みが出来上がった。

 ゴウ、と風が吹いて、思わず顔を覆った。視界の脇に咲いていた庭園の薔薇が……見る間に朽ち
果て、枯れていく。胸の辺りが締め付けられて、酷く痛い。呼吸も落ち着かせるのが難しい。

「……はぁっ、はっ……」

 このままでは――――何もせずに終わってしまう。
 "茨の冠"だけでは、……多分無理だ、最初から飛ばしていくしかない。
 私が、守らなければ……!
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:31:26.90 ID:zM7WB//o0
>>771

『"庭師"が命じる! 我は虚ろなる"存在の終わり"に抗うもの―――汝等"異なるもの"の観念、

 決して我の意志を挫くに至らず……この壁を以て、悉く弾かれん!』

『護れ、"茨の冠"―――――――』


 まだだ、ここからもう一つ……!


『――――そして囲め、"蒼の茨"ぁっ!』



 朽ち果てた薔薇を囲むように、蒼色の茨がせりあがる。そして空間全体に茨の壁が出来上がり、
四方を取り囲んだ。私達の身体にも蒼い茨が、宙で輪を描き囲んでいる。

 相手は、この空間の観念自体を捻じ曲げてきている。まずは私達に有利な空間を展開する。
 勝負は、ここからだ――――!

「っ……」

 少しふらつき、倒れそうになってしまう。個人単体を守る結界ならばそれなりに容易く張れるが、
空間そのものを自分のイメージで『塗り潰し返す』のは、精神の負担が大きい。


「……蒼星石……これで存分に闘えるですよ……!」
773以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:32:34.63 ID:zM7WB//o0
>>772

 私は両足に力を入れて、その場に踏み留まる。ここで私が倒れてしまったら、笑い話にもならない……!

 ふっ、と。穏やかな表情でこちらを見やる蒼星石。

「君が居るから、僕は安心して闘えるんだ」

 そしてまた、歪みの方を見据える。

「フォロー、頼むよっ!」


 蒼星石が、歪みの渦へと物凄い速さで飛び込んでいく――――


「まずは頭数を減らす……大人しく"裁断"されてもらおうか」



『"庭師"は命じ、そして断ずる! まさに今生まれんとする"異なるもの"、虚像の観念……

 その存在を、実像を持てる我が意志が許さず! 我が最速の鋏の光を以て、"裁断"されよ』

『――――――"瞬断"!』



 煌く、ひかり。私は何が起こったのか、眼で追いきることが出来ない。
 だが、数十個の渦の真ん中に入った、一本の亀裂。音も無くそれらは、掻き消えていった。
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:33:28.01 ID:zM7WB//o0
>>773

「全員まともに相手にしてたら保たないよ……それに」

 だが、渦は全て消えた訳では無い。中央にある大きな歪みも……滅し切れなかった。

「全然勝負は、ついてないようだしね。――――さあ、相手になろうか」


 そして歪みから現れた、"異なるもの"。その内数体は、どうやら人間型のよう。
 大きな渦から出てきたのは――――

「……大蛇……!?」

 大きな大きな、蛇。これは流石に、現実世界で拝める代物では無い。
 その冷たい瞳が私達を睨みつけているが、その身体は大きく円を描いている。
 何故自分の尾を、加えているのか……?

「くっ……」

 呑まれるな。意志をしっかり持てと……金糸雀も言っていたじゃないか。
 そう簡単にやられはしない。蒼星石の"断罪"は、"世界"に現れた虚像が相手ならば。
 どんな者が敵になったとて切り裂ける、絶対的な一撃。

 まずは相手の動きを止めて――――


 そんな、僅かな思考。その時だった。

「翠星石、危ないっ!!」
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:34:25.76 ID:zM7WB//o0
>>774
 蒼星石がこちらに真っ直ぐ飛んできて、私を突き飛ばす。

「きゃっ!?」

 思い切り押し飛ばされて、したたか腰を打ってしまって……尻餅をついた体勢で、蒼星石を見た。

 "蒼の茨"は、防御壁にもなる。何か攻撃を受ければ、壁から茨は伸びてくるから――言わば
オートガード。それが蒼星石の身の周りに発動していた。

「蒼星石っ!?」

 見えない。蒼星石は、何らかの衝撃を受けている……!?

「……こっちへきちゃ……駄目だ、翠星石……!」

 でも、……でも! 
 何だ、何が起きているのか。よくよく眼を凝らす――――

 すると蒼星石の身体の周りに……うっすらと、色のついた何かが取り巻いていて……

「紫色の……霧……?」

 近づこうとしても、蒼星石が叫びながらそれを制止する。
 恐らく十秒も経たない内に、その霧のようなものは消えていった。蒼星石が倒れると同時に、
"蒼の茨"が壁に戻っていく。……だが。その部分は殆ど朽ちてしまっていた。

「蒼星石っ!」

 私は慌てて駆け寄った。"茨の冠"はまだ発動していたけど、――蒼星石は、その眼を開けない。
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:35:15.36 ID:zM7WB//o0
>>775

――――――



「そんな……そんな……!」

 何故、思い出が走馬灯のように駆け巡るのか。……死んだ? 妹が、死んでしまったとでも?

「……」

 言葉が、浮かばない。――――静かだ。今は、闘いの真っ只中では無かったか?

「……」

 ゼンマイの切れかけた人形のように、私は顔を上げた。
 すると眼の前には、人間が……立っている。


『何故、館の主を守ろうとする?』

 それは口を開いて、私に話しかけてきた訳では無かった。ただ……その声が。私の頭の中に、
直接響いてくる。


『何故お前が命を賭して、館の主を守る必要がある……?』

『憎い。お前達の血族が憎い。何故お前達は、私のことは守ってくれなかったのか』
777以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:36:39.53 ID:zM7WB//o0
>>776


 そして、別な種類の声も聴こえてくる。何時の間にか私の前に立っている
"人間"の数が、増えていた。


『そうだ、私達は指輪の呪いに巻き込まれ――』

『不幸の概念に、取り殺された』

『お前達が、私達をちゃんと守らなかったからだ』


 ……そんな。私達の血統は……代々薔薇屋敷の為に、闘ってきて……


『だが、私は死んだ』

             『死にたくなんてなかったのに』

   『これが運命だったと、お前は言うのか』


 ……やめて……


778以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:37:54.22 ID:zM7WB//o0
>>777

     『憎い、憎い』

   『……お前の大切な妹も、お前のせいで』

     『お前の、せいで』


 ――――やめて、やめて!


『お前の、せいで』
 
   『お前には、無理だったのだ』

       『ここで呑みこまれて……朽ちるがいい』


「やめてええええええええっ!!」


 訳もわからず、叫ぶ。嫌だ、嫌だ、聞きたくない!
 胸が苦しい。流れ出す涙が止まらない。
 誰か、助けて……!

 これが絶望、なのか。私は――――

779以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:39:31.40 ID:zM7WB//o0
>>778 までで、第十話 旋律(一)前半終了です。
後半は夜中か、また明日にでも……

ちょっと絶望的になってきてますが、今まで出なかった方々の出番も
考えておりますので良かったらお付き合い下さい。では……
780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:41:56.28 ID:y7Z4KFhi0
>>779
うわ…みんな闇に飲み込まれていくの…?
続きwktkするです。
781以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 21:56:21.12 ID:zM7WB//o0
レスありがとうございます!
>>780 その辺はお楽しみということで。wktkに応えられるように頑張りますー
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 22:02:42.23 ID:ag0z6IJj0
>>779
続きはいったいどうなるのか・・・
週刊誌を読んでる気分だw
無理をしない範囲でどんどん続きお願いします!
783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 22:18:42.74 ID:Ame6qQax0
保守
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 22:18:45.31 ID:y7Z4KFhi0
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 22:32:34.71 ID:y7Z4KFhi0
保守
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 22:41:44.33 ID:bgb5t3xt0
>>779
なんか凄い展開…
まさかオウロボロスまで出すとは…
翠蒼姉妹はどうなってしまうのか、楽しみに待つであります
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 22:52:28.57 ID:Ame6qQax0
保守
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 23:15:13.50 ID:4v0GIwIb0
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 23:22:14.53 ID:U0vRRxjcO
>>779
いいね、読ませる文章だ。
これからどうなるんだ?
wktkします。
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 23:29:58.35 ID:B8VpZQ/j0
銀「雨ねぇ。」
紅「雨ね。」
銀「梅雨ねぇ。」
紅「梅雨なのだわ。」
銀「紫陽花の季節ねぇ。」
紅「そうね。」
銀「ねぇ、真紅知ってるぅ?紫陽花って。」
紅「土壌のpH値で色が変わる。でしょ。それ位知ってるのだわ。」
銀「なーんだ。つまんない感じぃ。」
紅「紫陽花は常に色が変わる花だから、このまま雨が多いと赤くなるわね。」
銀「なんでぇ?」
紅「土壌が酸性だと赤くなるのだわ。」
銀「?」
紅「酸性雨。」
銀「なーるほど。」
紅「私は薄い青色が好きだわ。」
銀「ふーん。私はピンクの紫陽花が好きよぉ。」
紅「今度、翠星石達に分けて貰おうかしら。」
銀「良いわねぇ。ところで、酸性で赤くなるのよね?」
紅「えぇ、そうよ。」
銀「って、事は…。」
紅「ヤクルトは掛けちゃ駄目よ。」
銀「…ちぇ。」
紅「……呆れた。本当にやるつもりだったの?」
銀「やーねぇ。ジョークよぉ。ジョーク。」
紅「…そう言うことにしておくのだわ。」


日常会話ってムズイな…
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 23:33:55.95 ID:BtKHrW0W0
とりあえず長編のエピローグ投下。
駄文だけど。

ああ、今日も朝が来た。
月曜日の朝ってどうしてこんなに鬱陶しいんだろう。
大体こんな天気のいい日は学校なんてサボって遊びたい。
姉は修学旅行で3時に家を出たし。
ああ、そんなことを考えても仕方ない。
ジュンは渋々ベッドから身体を起こす。

が、しかし。今日は決定的な違和感が彼を襲った。
「ん〜。パジャマがずれるなぁ。伸びたか?」
しかし、変わったのはジュンのほうだった。
「ん〜。手が小さく見える。眼鏡・・・」
そして、眼鏡を見つけ掛けようとすると。
スカッスカッと、効果音が響きそうなくらいに気持ちのいい空振り。
「ん〜。眼鏡も伸びたのか?」
ここまで来たならもう気づいてもいい頃だろう。
「って、眼鏡は伸びねぇよ!」
突っ込みの古さも気にせずに、ふと慌てて下へ降りて、洗面所までフルスロットル。

792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 23:34:53.44 ID:BtKHrW0W0
>>791

そして、鏡に映った自らの顔を撫で回して・・・。
なんだか無性に柔らかい頬を引っ張る。痛い。
どう考えても僕はこんなに童顔じゃないはずだ。

「ちっ・・・小さくなってる・・・」
どうして?何故?Why?疑問が浮かび続ける。
「と・・・とりあえず、誰かに助けを呼ばなくちゃ・・・」
そういって脳裏に浮かぶのは8人の幼なじみの美少女たち。
しかし、彼女らに迷惑を被るわけにはいかない。
「ま、いいか。とりあえず今日は無断欠席だ」

運命の歯車が音を立てて回り始めた・・・?気がする。
793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 23:43:21.70 ID:b7N08x4A0
ジ 「薔薇水晶!ぼ、僕と付き合ってくれないか?」
薔 「…ゴメン。私、自分でも意外な人が好きだから…」

薔 「と、いうわけで…健全なお付き合いを申し込みたいの…」
真 「…悪いけれど…私には今、とても気になる人がいるの。」

真 「翠星石…私と付き合って欲しいのだわ。」
翠 「き、気持ちは嬉しいですが…私には心に決めた人がいるです。」

翠 「蒼星石!私は蒼星石が大好きなのです!」
蒼 「僕も翠星石のことは好きだけど…双子って壁は大きいと思うんだ…」

蒼 「ねぇ、水銀燈。僕と…その…付き合ってくれないかな?」
水 「…ごめんね。私には好きな人がいるのよぉ…」

水 「めぐぅ…私と、付き合ってみない?」
め 「…貴方は天使さんでしょ?私が付き合うなんて勿体無いわ…」

め 「貴方の元気さに…どこか、私は惹かれている様な気がするの…」
雛 「うゆー…?雛、難しいことはわかんないのー!」

雛 「巴ー!雛、巴と結婚したいの!」
巴 「ありがとう。私も、雛苺のことが好きよ。でもね…私が愛しているのは違う人なの。」

巴 「桜田くん…今日は、貴方に伝えたいことがあって…」
ジ 「(あれ?なんだろう…何故だかわからないけど…頭の中に三角形がいっぱい…)

金 「出番なしかしらー!?」
み 「カナには私がいるじゃなーい!!!!!!!!!!」
金 「ぎゃー!!みっちゃん!ほっぺが摩擦でマサラタウンの(ry」
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/04(日) 23:57:10.26 ID:y7Z4KFhi0
何角関係?
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:07:07.75 ID:VmA8aVkl0
>>793
すれ違いバロスwwwwwwwwwwwwwwwww

保守
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:11:06.04 ID:w0/bwhsp0
>>793の中から、組み合わせを一つ選んで短文を作ろうと思う。

じゃあ、用件を聞こうか↓
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:14:35.11 ID:2ZVYjbBJ0
めぐぎんめぐぎん
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:21:38.65 ID:o22Nrj56O
>>790
確かに…なんてことない風景は自然さを出すのがムズいよな…
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:25:21.56 ID:KrCenyA1O
>>792
JUM好きな俺は外見がショタのJUMと薔薇乙女のリアクションに期待。
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:28:21.65 ID:G0RbhrzbO
>>792
オラなんだかwktkしてきたぞ!

>>793
すげーwww

男が一人ってのもさらにすげえぇwww
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:35:51.76 ID:w0/bwhsp0
一緒に潜った布団の中で。

め 「水銀燈?起きてる?」
水 「…めぐぅ?そろそろ寝かせてくれてもいいじゃなぁい。」
め 「駄目。私が寝るまで待って。」
水 「もう夜中の3時よぉ?」
め 「…でも、眠れないものは眠れないの。」
水 「…あれだけお昼寝してれば当然よぉ。」
め 「…だって。」
水 「はぁ…もう寝るわよ。おやすみぃ…」
め 「狽、待って!話し相手がいなくちゃ寂しい…」
水 「すー…すー…」
め 「…本当に寝ちゃった。」
水 「すー…すー…」
め 「…寝ちゃった…」
水 「すー…」
め 「…くすん」
水 「煤c……すー…」
め 「ひっく…一人ぼっち…うぇ…」
水 「狽かったわよぉ!私が悪かったからぁ!」
め 「…やっぱり狸寝入り。」
水 「秤R泣き?図ったわね、めぐ…」
め 「水銀燈、私が泣いたら黙ってられないもんね。」
水 「…憎らしい子。いいわよ、本当に寝ちゃうんだからぁ…」
め 「…本当は寝たりしないでしょ?水銀燈優しいもの。」
水 「…やれやれ、ね。適わないわぁ。本当に。」

こんな風に私を振り回すけれど、やっぱり私が近くに居なきゃ、と思う。
それは私が優しいんじゃなくて、貴女のことが大切だから。
伝えられない気持ち。やっと寝息を立て始めた彼女の目尻に残る涙を、そっと小指で拭い取った。
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:37:12.63 ID:ZN0yJCCGO
>>792
とりあえずエピローグじゃなくてプロローグなんだよな?wktk

>>793
すれちがいすぎwwwww
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:42:45.65 ID:ZN0yJCCGO
>>801
これは良い百合で御座いました。
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:49:00.37 ID:DmV3is3v0
>>801
お美事!お美事にござりまする!
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 00:59:09.65 ID:NjjJUZ3O0
寝☆
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:13:34.55 ID:km1Weui40
保守
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:24:32.71 ID:+ZQ5J6Gv0
保守してやるからありがたく思えですぅ

感謝するなら…チビ人間にいいことしてやるですぇ…(///////)
 
 
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:34:11.29 ID:+ZQ5J6Gv0
何となく京都弁w
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:39:49.94 ID:G0RbhrzbO
言うまで気付かんかったwww

京都弁、何気に萌えじゃないか!( ;´Д`)
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:42:06.00 ID:km1Weui40
京都弁だったら「どすえ」じゃね?
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:51:04.66 ID:G0RbhrzbO
そこは翠星石だからしょうがないって事でいいんじゃね?
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:56:52.97 ID:Xf6jlGLhO
京風自己紹介(京都知らないので独断と偏見だが)


水「水銀燈どえすぅ」
金「金糸雀どえす、かしら」
翠「翠星石どえすです」
蒼「そっ蒼星石どえ……す」
真「真紅どえす」
雛「ヒナどぅえ〜す」
薔「薔薇水晶ドS」
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:58:03.50 ID:hHVWpVfm0
京都舐めてんのかこら。
814以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 01:59:55.19 ID:lGCs5lDH0
>>812
きらきー!
そして薔薇水晶バロスwwwww
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 02:00:26.59 ID:G0RbhrzbO
銀さまがなんかしっくりきた。

薔薇しぃーwww君って奴は!www
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 02:29:40.93 ID:79xBWWbz0
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 02:52:37.46 ID:lGCs5lDH0
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 03:25:28.88 ID:G0RbhrzbO
保守
819以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 04:21:07.99 ID:YQKeJbtZ0
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 05:41:19.73 ID:YQKeJbtZ0
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 06:10:57.84 ID:G0RbhrzbO
目覚めの保守。
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 06:38:27.11 ID:wASRQ4aHO
ジリリリリリ・・・ジリリリリリ・・・
定刻通りに、時計がけたたましく鳴る。
「ふぁあ・・・」
時計を止めながら、あくびを一つ。
ただいまの時刻を知るために、枕元にある眼鏡をかける。
「七時か・・・」
などと一言感想を吐く。
僕は部屋を出て階段を下り、リビングに向かう。
リビングには朝食を採っている姉が居た。
「ジュン君おはよう。」
「おあよ・・・ふぁあ・・・」
僕はそうだるそうに挨拶をした。
「ちょっと顔洗って来る・・・」
そう姉に告げ、とぼとぼ洗面所へ向かった。
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 06:41:06.28 ID:x91fyu+zO
保守どすぅ
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 06:46:34.03 ID:21M4y5XL0
おい!携帯厨集合!
http://category.bloog-ranking.com/
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 07:01:26.95 ID:wASRQ4aHO
「よしっ!」
顔を洗い終え、気合いを入れるため頬を叩く。
そして部屋に戻り制服に着替える。
「ジュンく〜ん、雛ちゃん来たよ〜。」
僕が制服に着替え終えるとほぼ同時に、姉からそう連絡が入る。
「はーい。」
僕はそう答えた。
それにしてもなんでいっつもこんな絶妙な時間に来るんだ?
あいつ、僕を監視してるんじゃないだろうな?
などとくだらない事を考えながら、リビングに向かう。
「ジュン〜!」
と言う声が聞こえたのと同時に腹に鈍い痛みが走る。
「お前はいっつもいっつも抱きつきやがって・・・」
「雛ちゃんとジュン君はいつ見てもラブラブね〜。」
「違ーう!」
これだから朝は嫌いだ。
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 07:20:03.24 ID:sm7wgMt6O
保守
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 07:27:19.11 ID:wASRQ4aHO
「行って来ます!」
少々不機嫌になりながら、吐き捨てるように僕は言った。
「あっ、ジュン待つのよ〜!じゃ、のり行って来ま〜す。」
そう言うと雛苺は俺の横まで走って来た。
「二人とも〜車には気をつけるのよ〜。」
と姉が言ったので「分かってる〜。」と返事一つ。
俺の横でいろいろ話してるこいつの名前は雛苺。
いわゆる幼馴染み。
僕と同じ歳。
背は小さいが、これでもちゃんとした高校一年生。
身長・体重・性格すべて小さい頃から変わってないと思う。
魔法使いより珍しいかも知れない。
「ジュンちゃんと聞いてるの〜?」
少々顔を膨らませたような顔で言う。
「聞いてる。聞いてる。」
僕は期待通り全く聞いて無かった。
「じゃ、さっき言った事言ってみて!」
「えっ?」
これは予想外な事になった。
どうしよう・・・
「早く言うの〜!」
「そっ、それより早く水銀燈の所行くぞ!待たせるのは悪いしな!」
そして僕は少し歩くのを早めた。
「ジュンごまかすなんてズルいの〜!」
そう言いながら、雛苺は僕の元へ走ってきた。
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 07:30:00.90 ID:wASRQ4aHO
なんか途切れ途切れですまない
今は一応続きを書くつもり
次回は銀様登場予定です
とりあえず見てくれた方々ありがとうございました
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 07:32:19.29 ID:sm7wgMt6O
ほのぼのした日常ですね
続きwktk
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 07:45:24.92 ID:G0RbhrzbO
朝、女の子が迎えに来るって何気においしいシチュエーションだよな。

wktk!!
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 08:20:39.52 ID:G0RbhrzbO
保守。
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 08:20:59.67 ID:J1ehRBI9O
保守
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 08:39:52.02 ID:wASRQ4aHO
保守
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 08:47:56.61 ID:wASRQ4aHO
保守
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 09:21:54.43 ID:G0RbhrzbO
保守しかできない俺を許せ。
836以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 09:41:56.94 ID:J1ehRBI9O
保守
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 10:23:47.01 ID:BOODPvWSO
ネタが見つからない〜
838以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 10:36:10.16 ID:J1ehRBI9O
保守
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 10:55:38.92 ID:x91fyu+zO
保守
840以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 11:25:52.36 ID:xnhKirW/O
保守ですぅ
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 11:59:42.01 ID:G0RbhrzbO
保守。
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 12:28:00.20 ID:Yh5uY3Vb0
保守するですぅ
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 12:54:14.89 ID:G0RbhrzbO
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 13:09:34.50 ID:tUw572u80
暇保守
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 13:28:12.23 ID:o22Nrj56O
ホス
846以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 13:33:54.20 ID:RUutRarm0
銀「ねぇジュン、これやってみてもいい?」
ジ「ああ、いいよ」
銀「じゃあ起動、っと」
(ウィーン ウィンウィン)

生まれた意味を知る〜

銀(レプリカ……劣化……人形……)グスグス
ジ(ここは中盤ぐらいだなぁ)
銀(この主人公と、わたしは……『似てる』)エグエグ
ジ「あれ? 水銀燈、泣いてる?」
銀「ばっ、ばっ、バカねぇ! たかがゲームで泣くわけないじゃなぁい!」
ジ「ホントかなぁ……?」ニヤニヤ
銀「うぅぅ……」

オチはない保守
847以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 13:39:44.96 ID:RUutRarm0
別ver

銀(レプリカ……劣化……人形……)グスグス
ジ(ここは中盤ぐらいだなぁ)
銀(この主人公と、わたしは……『似てる』)
ジ「あれ? 水銀燈、泣いてる?」
銀「わたしに泣くなと命令しないでぇーッ!」
ジ(ビクッ)
銀「ルークの心の傷はわたしの傷なのっ! ルークの傷はわたしの傷なのっ!」
  ルークは『わたし』なのーっ!」
ジ「(ラジカセを用意)カチリ ドドドドドドドドドド」

続くわけが無い。
848以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 13:53:21.04 ID:Ajdjux9K0
雪「金糸雀さん金糸雀さん」
金「なにかしら?」
雪「あなたに悪い知らせともっと悪い知らせがあります」
金「(どっちにしろヤバイ話かしらー)」
雪「どちらからお聞きになりますか?」
金「えっと……悪い知らせから」
雪「冷蔵庫の中の卵の消費期限があと二十四時間しかありません」
金「な、なんだってー!!」
雪「あなたが安いからって百パックも買い込むからですわ……」
金「急いで食べないと行けないかしら!!……で、もっと悪い知らせって?」
雪「それを昨日金糸雀さんに伝えるのを忘れてました♪」
金「(゚д゚) 」

翠「哀れですぅ……」
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 14:02:31.04 ID:xPZHpg/80
やあ(´・ω・`)また君か。

来ると思っていたよ。 とりあえず君には一生SEXもオナニーもできない呪術をかけた
でも君は運がいい
特別に開放される方法を教えてあげよう

http://m-pe.tv/u/m/bbs/?uid=kiyo2rie2030&id=1
↑のサイトに
「よっこらセックス」
と書き込むんだ

健闘を祈るよ。 ...
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 14:12:57.81 ID:kmlbYu1iO
なんで脚本になってんの?

851以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 14:43:49.08 ID:RPAuc7p1O
保守
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 14:47:45.45 ID:zjSx4JHJ0
>>847
それ何てJOJO?
853以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 15:10:53.28 ID:YQKeJbtZ0
854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 15:48:08.53 ID:Xf6jlGLhO
テメーらいい加減にageやがれですぅ
855以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 15:53:20.55 ID:NjjJUZ3O0
>>848
ワロタw
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 16:11:57.43 ID:trLqsVMX0
アビスは街から街へ行ったり来たりばかりだったなぁ保守
857以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 16:41:22.10 ID:NjjJUZ3O0
保守
858以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 16:54:57.43 ID:wASRQ4aHO
保守
859以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 17:14:42.05 ID:o22Nrj56O
ほす
860以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 17:31:16.35 ID:F8E6BflzO
保守
861以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 17:53:43.61 ID:ZN0yJCCGO
保守
862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 18:03:45.27 ID:x91fyu+zO
保守
863以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 18:20:17.25 ID:RUutRarm0
雛「ジュンのぼr(ry」
ジ「やm(ry」
金「ジュンのb(ry」
ジ「y(ry」
右肩に雛苺。左肩に金糸雀。
雛「金糸雀、このまま横に一周なのよ」
金「アイアイサーなのかしらー」
ジ「……何をする気だ」
雛「阿修羅マンごっこするのよ」
ジ「ちょwwwwwww」
金「じゃあ回るかしらー」
雛「ういよー」
ぐるんぐるん
ジ「ちょwwwww服が擦れて痛いwwwwwww」
ぐるんぐるんぐるんぐるん
ジ「ちょ、やめ(ゴキリ)くぁwせdrftgyふじこlp;@:」
雛「うゆ。間違えて転蓮華しちゃったのよ」
金「ジュンが泡吹いてるかしらー」

意味は無い保守
864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 18:45:28.74 ID:OTrSJXzLO

 |
 |  ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄
865以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 18:45:36.26 ID:BeMytX9J0
>>863
JUM、ぎりぎりで頚椎を外して骨折を間逃れるんだ!
866以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 19:06:26.18 ID:x91fyu+zO
保守
867以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 19:07:29.74 ID:PPsV5C+Q0
【埼玉】「ドーナツに穴が開いてる」とイタズラ抗議電話数百回→逮捕
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news7/1149263284/
868以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 19:17:31.99 ID:G0RbhrzbO
いてえぇ!!www
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 19:35:52.04 ID:/ipyyiVrO
保守
870以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 19:47:03.56 ID:NCfp4NVf0
とってもかわいい彗星石ですぅ♪
http://oekaki1.basso.to/user19/135531haya/detail_59.html
自信作なのでHPにコメントしてね^^

871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 20:06:03.25 ID:J1ehRBI9O
保守
872以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 20:06:18.01 ID:NjjJUZ3O0
保守
873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 20:13:23.28 ID:BOODPvWSO
今日は見事に保守ばっかりじゃのう
874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 20:31:48.29 ID:NjjJUZ3O0
ほし
875以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 20:49:45.63 ID:NjjJUZ3O0
ホシ
876以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:08:07.83 ID:NjjJUZ3O0
877 :2006/06/05(月) 21:08:11.12 ID:2uJRY3SM0
878以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:12:38.10 ID:OKH3PEQG0
〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜の続きを投下します。
>>218
〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜双子の効果・・・No2

〜リビング〜
リビングでは水銀燈、真紅、のり、ママが何かを飲みながら談笑している。たぶん紅茶だと思うが・・・
雰囲気的に話の流れはすでに伝わってるらしい・・・そっちのほうが楽だが・・・
のり「あら。もう寝かせてきたの?」
ジュン「ああ、なんか疲れてたみたいだったからすぐに寝たよ。」
ママ「それにしてもねぇ・・・ジュンちゃんに懐くなんてねぇ」
ジュン「な、なんだよ。」
ママ「意外・・・っていっちゃひどいかもしれないけど、本当に懐いていたしねぇ。」
真紅「確かに、ジュンに子供が懐くとも思わなかったし、ジュンが子供の面倒をきちんと見ているなんて・・・。」
水銀燈「心境の変化かしらぁ。ジュンはこの前まで『子供なんてうるさいだけだ』なんていってなかったぁ?」
のり「まぁ、そんなこといってたの?・・・・ジュンくん・・」
ジュン「人が口出ししないからってぼろくそ言いやがって」
ママ「でも本当のことでしょ?」
ジュン「ぐっ・・・・否定はできない。」
ママ「でしょ?ならいいんじゃない?」
のり「なんだか皆で話すなんて久しぶりねえ・・・・あら、もうこんな時間じゃない。真紅ちゃん水銀燈ちゃん早く帰らないと」
水銀燈「え?ああ本当だわぁ。もう9時半じゃなぁい」
真紅「本来はもう寝る時間なのだわ。さて帰りましょうか。」
ママ「・・・ジュンちゃん。」
ジュン「なんだ?」
ママ「男の人の役目って分かるわよねえ」
ジュン「・・・・・はいはい。理解しましたよ・・・・送っていくよ、真紅、水銀燈」
水銀燈「ありがとぉ。」
真紅「淑女の傍にいる男性としては当然なのだわ。」
ジュン「うるせっ。いいからいくぞ。」
ジュンは玄関に向かった。皆もついてきた。
879以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:14:03.02 ID:OKH3PEQG0
>>878
水銀燈「それじゃあおじゃましましたぁ」
真紅「おじゃましたのだわ。」
ママ「さよなら。気をつけてね。」
のり「あ、ところで蒼星石ちゃんと翠星石ちゃんはどこで寝てるの」
ジュン「それなら僕の部屋で・・・」
のり「え?ってことは・・・もしかして・・・夜におそうつもr」
ジュン「のり。月夜ばかりと思うなよ。死して得るもんなんて何もないんだからな。」
のり「ひっ・・・・」
そういい残すと水銀燈と真紅とジュンは外に出た。

〜道路〜

水銀燈「それにしても本当に意外ねぇ。」
ジュン「なにがだ?」
真紅「ジュンが子供に懐かれる理由・・・でしょう?」
水銀燈「そうそう。」
ジュン「またよってたかって悪口言うのか?」
真紅「そういうわけじゃないわ。貴方がよく変われたと言う事よ。」
ジュン「それは褒めているのか?」
水銀燈「だって知り合い以外の人とは殆どしゃべらないジュンがねぇ」
真紅「意外なのだわ。」
ジュン「ああ、そうかい。」
半ば聞き流していたジュンであったが真紅のまっすぐな言葉で撃ち抜かれる。
真紅「ジュン、私は貴方を褒めているのよ。ありがたく思いなさい。」
ジュン「え?あぁ・・・どうも・・・」
真紅「それじゃあまた今度会いましょう。おやすみなさい」
いつもなにかに真紅の家の前に来ていたらしい。そういい残すと真紅は家に入っていった。
880以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:15:03.87 ID:OKH3PEQG0
>>879
水銀燈「なんか久しぶりねぇ。」
ジュン「なにが?」
水銀燈「ジュンと二人きりって言うのが。」
ジュン「そうか?そういえば最近は蒼星石と翠星石を連れてずっとあるいていたしな。」
水銀燈「これは・・チャンスってやつだとおもうのぉ」
ジュン「チャンス?」
水銀燈「きゃー。怖いわー私をずっと貴方の傍にいさせてぇー」
ジュン「おわ!なんだよ」
そういうと水銀燈はジュンに抱きついてきた。柔らかい感覚が少し心地よい
水銀燈「こういう闇を活用させないとねぇ・・・柔らかいでしょ?」
ジュン「な、なにがだよ」
水銀燈「本当は気づいてるくせにぃ・・・ねぇ・・・」
ジュン「なんだ?」
水銀燈「ジュンがね・・・望むなら・・私をジュンにあげてもいいんだよぉ。」
ジュン「え?・・な・・・なにを・・」
水銀燈「・・・・ぶー」
ジュン「は?」
水銀燈「時間切れー。だめだよ。こんなときに男にならないと。」
ジュン「な、なにが?」
水銀燈「じゃあねぇ、ジュン・・・あと私、こうみえて寂しがりやだから相手されないと泣いちゃうかもしてないから・・・。」
ジュン「え?なに?・・・なく?」
水銀燈「じゃあおやすみぃ。」
そういうと水銀燈は自分の家へと入っていった
ジュン「なにが?・・・・・理解できない・・・処理が間に合わないよ・・・」
ジュンは一人、夜道で今まで起こったことの情報を整理していました。
881Code name unknown:2006/06/05(月) 21:15:43.29 ID:fT6wyNGX0
早々と第二話投下

『目覚め』

彼女が、カプセルから解き放たれてから2ヶ月。
彼女は再び眠りに就いていた。
カプセルの中と外では環境が全く違うので
再度精密検査を行ったのだ。
検査に時間が掛かるのでローゼンの計らいで、
検査が終了するまで、眠りに就いた。
これが彼女のこの世界に産まれてからの2ヶ月である。
882以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:16:08.42 ID:OKH3PEQG0
>>880
〜桜田家〜

ママ「おかえり、ジュンちゃん。」
ジュン「あぁ、ただいま」
ママ「お風呂にはいって寝たら?ジュンちゃんも疲れてるんでしょ?」
ジュン「ああ、そうする。」
ママ「着替えは出しておくから先にお風呂にはいっちゃって。」
ジュン「はーい。」


ジュン「あー。風呂にはいったけど疲れが取れない・・・もうねるか・・」
そういって自分の部屋のドアを開ける。
ジュン「・・・・・・・そうだ。こいつらが寝てたんだ。」
ジュン「しょうがない。一緒に寝るか・・・・お、あったかい。」
ジュン「明日何時に起きようかな・・・くー」
〜ジュンはすぐに夢の世界へと導かれました。そこで見るものは全てが夢のはずですがとてもとても幸せなものでした〜


第5部、平穏編、おわり
883881:2006/06/05(月) 21:17:25.70 ID:fT6wyNGX0
ごめんなさいかぶらせてしまいましたorz
884Code name unknown:2006/06/05(月) 21:18:49.10 ID:fT6wyNGX0
>>881

一方、ローゼンやジュンの2ヶ月は違った。
ローゼンはいち早くこの研究を学会、そして世界中に発表した。
まだ完成した水銀燈の公開こそして無いが
それでも世界中で話題となった。
しかしその事を妬んだ科学者や、
倫理機関などが黙っていなかった。
口を開けば、倫理だ、人権だと口を揃えてくる。
更には、宗教団体にまで神への冒涜だと言われ、
一部では“過激派が動き出している”という情報まで入って来た。
そして極め付けは“それは人類にとっていずれ脅威となる者では無いのか”
という言葉まで出始めた。
何故ここまで言われ続けられるのだろうか。
私達親子の研究は、確かに、人類の新たな可能性を生み出した。
私達親子は新たな可能性を生み出したのだ。
それなのに何故……ローゼンはこの2ヶ月で少しやつれてしまった。
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:18:49.61 ID:OKH3PEQG0
以上で投下は終わりです。
かいていて思ったのですが、殆ど短編に近いな。と思いました。
殆ど短編なら短編にしちまえ。
という考えが頭の中にあるので時々長いものを書いて、頻繁にチビの短編を書いていきたいと思います。
それでは、これで。
886Code name unknown:2006/06/05(月) 21:20:35.54 ID:fT6wyNGX0
>>884

一方ジュンは、この件で学校にも行けなくなってしまった。
行けば宗教団体の息子等に「お前は悪魔の子だ!」なんて言われて、
教室及び学校から追い出されてしまうのだ。
同じクラスの真紅達はジュンを庇うが、ジュンはそれにとてもありがたみと同時に自分の不甲斐なさを痛感した。
それ以来は学校へも行かず、ずっと研究室に篭って
水銀燈の経過観測を行っていた。
そして水銀燈は再び長い眠りから目を覚ました。
―――彼女は遂に目覚めた。内なる危険とともに―――――




マジすいませんでしたorz
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:21:28.49 ID:OKH3PEQG0
>>886
こちらもかぶってしましました。本当にすいません。
>>885>>882までのコメントです。
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:22:30.67 ID:J1ehRBI9O
ちび双子ktkrwwwwww
銀ちゃん可愛いよ銀ちゃん



そしてジュンの鈍さはやばい
889以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:32:02.03 ID:NjjJUZ3O0
>>885
JUMくんの鈍さは世界一ィィィィ!
なにげない日常が一番幸せです。

>>886
どんな事件がおこるのか…?
890以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:48:07.64 ID:NjjJUZ3O0
891以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:49:47.00 ID:6i+5qcRj0
翠「この〜木なんの木、木になる木になる〜」
蒼「名前も知らない木ですから」
翠「名前もしら〜ない〜」
蒼「木に〜なるでしょう」

翠「水をやるですぅ、大きくなれですぅ」
蒼「余計なものは切り落としてっと」
紅「……ここまでやっても大丈夫なの?」
翠「庭師にお任せですぅ」
蒼「大丈夫任せて」
紅「二人がそう言うのなら……きっといいのだわ」
J「言い分けないだろう! ここから出せ!」
翠「チビはうるさいですぅ。翠星石と蒼星石がせーかっく庭師の腕を存分に発揮してやってるのだからそこでじっくり見てるといいですぅ」
蒼「JUN君、そこは特等席だよ。光栄でしょ?」
J「光栄も何もあるかー!」
紅「JUN、少しは落ち着くのだわ。紳士たるものいかなるときでも静かで優雅じゃないとダメなのだわ」

翠「水をやるです〜、早く育つですぅ」
蒼「雑草は切ったし、これでJUN君も快適だね」
双子「早く大きくならないかなぁ、チビ(JUN君)の背が」
J「地面に埋められて水をかけられて人間の背が大きくなるわけないだろぉーーーー!!!!」


紅「やっぱり、ムリだったかしら」
銀「くすぅ、真紅ったらぁ、お馬鹿さん」


保守短編
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 21:58:59.29 ID:NjjJUZ3O0
あはれJUMwwwwwww
893以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 22:14:25.02 ID:bcJupzEx0
>>882
JUMは鈍いな
平穏なのが一番だ

>>886
気になるとこで終わらせるな
続きwktk

>>891
途中まで卑猥な想像してた
894以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 22:28:12.47 ID:bcJupzEx0
保守
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 22:28:39.98 ID:NjjJUZ3O0
ほし
896以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 22:45:44.50 ID:bcJupzEx0
保守
897以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 22:59:33.93 ID:NjjJUZ3O0
保守
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:10:04.03 ID:NjjJUZ3O0
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:14:15.59 ID:w0/bwhsp0
>>891
>余計なものは切り落としてっと
えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:22:31.05 ID:w0/bwhsp0
薔 「ジュンなんかもう…知らない…!」
ジ 「ま、待てよ薔薇水晶!僕が悪かった!」

蒼 「…喧嘩?珍しいね。」
真 「あの二人が喧嘩なんて…何があったのかしら。」
翠 「…見てりゃあわかるです。」
水 「…なんで翠星石の機嫌も悪いのよぉ。」
翠 「…見てりゃあわかるです!」

薔 「絶対に許さない…」
ジ 「言い訳はないよ。でも!もう一度!もう一度だけチャンスをくれないか!」
薔 「……」
ジ 「頼む!」
薔 「…わかった…ラスト一回。」

真 「…目を瞑ったのだわ。」
翠 「ま、またやる気ですかあいつら…独り者の気持ちも考えずに…ブツブツ…」

CHU♪

ジ 「…ジャストフィットじゃないか?」
薔 「…うん。大成功。」

水 「…なるほど。目を瞑ったままで唇にキスが出来るか、ってことねぇ…」
真 「…う、初々しいわね…ほ、微笑ましい光景なのだわ…」
翠 「…孤独な私の寂しさも知らずに…呪ってやるです…」
蒼 「はぁ。嫉妬だなんて…みんな、落ち着きなよ。」
三 「…あぁ?」
蒼 「こ、ここで名言。 こ こ か ら が 本 当 の 地 獄(ブツッ、ツーツーツー…)
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:25:45.11 ID:bcJupzEx0
これは初々しいwwwwwwwww
そして蒼の子wwwwwwwww
902以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:31:47.64 ID:6i+5qcRj0
蒼の子空気読まないとwww
そしてJUNとばらしー公衆の面前で何やってるのwww
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:35:12.97 ID:wVs6A9Xy0
>>891 >>899様と同じく「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!? 」とw
>>900 蒼の子がかわいそうだ……ww

保守を兼ねつつ投下します【ゆめまぼろし】第十話 旋律(一)後半です。
>>778の続きとなります
レスをくれた方々、読んでくれた方々、ありがとうございました。
>>782 お気遣いありがとうございます。日常生活に支障が無いレベルで書いております
>>786 しー! しーなの! ……おみそれしましたorz
>>789 恐縮です……ありがとうございます。


 では、どうぞ……
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:36:10.54 ID:wVs6A9Xy0
>>778
――――――――――


「さあ……あとは、私達だけど」

 "庭師"が夢の"世界"への扉に飛び込んでいって、そして考えなければいけないこと。
ジュンには真紅を守ってもらうとして、あとは私達だが……

「金糸雀、――――どの位、時間は稼げる?」
「どうしたのかしら、ジュン」

「これから、試してみたいことがある。――真紅は今、指輪の"存在の終わり"に呑み込まれ
 かけてる状態だ。――今はまだ大丈夫そうだけど、ずっとは保たないだろうし……むしろ、
 僕等も"異なるもの"にやられてしまう可能性が高い」

 ……確かにそうだ。"異なるもの"の発生の気配は、館の中にも感じているし……そして
館の外にも。今眼の前にある"世界"の入り口から出てこようとする虚像については、"庭師"が
食い止めてくれると信じる他無い。

 何より、戦力が足りなすぎる。虚像の殲滅が終わったあとで――いや、その終わりがある
のかどうかもわからない。何か別の……この戦闘に終止符を打つための、ある手段が必要か
もしれないことは確かだった。

「今から、僕が真紅の精神に同調する。ちょっと時間かかるかもしれないけど……そこで
 僕が、真紅の指輪の存在を全て奪ってしまえばいい」

「……だけど、それだとジュンは……!」
905以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:36:31.81 ID:w0/bwhsp0
ベ 「第一回、清純派乙女決定戦!いよいよ開幕だ!司会は俺様、ベジータが務めるぜ!」
笹 「…一応、司会補佐の笹塚です。でも待機場所が廊下って…(ry」

ベ 「さて、それでは早速第一回戦!テーマは『涙』!審査員の桜田ジュンの入場!」
ジ 「おいベジータ。僕はルールも聞かされてないんだけど。」
ベ 「ルールは簡単!『乙女っぽい泣き方に高めの点数あげちゃえば?』って感じだ。」
ジ 「買Aバウトー!」
ベ 「それでは、挑戦者の方々、配置にどうぞ!」


 そ れ が 波 乱 の 幕 開 け だ っ た 。


  レディ コンテスト
 「  乙   女   」  近日公開予定!
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:37:54.44 ID:wVs6A9Xy0
>>904
「指輪の"存在の終わり"を、この空間では無い何処かで発動させればいいさ。僕が大丈夫って
 保障はないだろうけど。上手くいけば、そのまま闘いにピリオドが打てる。
 ――それまで、時間を稼いでほしいんだ」

「ジュン君……うん、わかったよ」
「みっちゃん!?」

「カナ、貴女は"策士"でしょう? 状況を、冷静に見て判断して。こちらから何かアクション
 を起こさないと、ジリ貧になって結局やられちゃうんじゃないかな」

「……」

「彼の案に乗るべきだよ。私達は、それを邪魔しようとする奴らを排除する役目。
 ……確かに賭けかもしれないけど。それでも、やってみなければわからない……!」

 みっちゃんの言葉が、胸に刺さる。私は"策士"、この状況を打開する最善の策を、真っ先
に考え付かなければならない立場なのに。自分が……情けない。

「……わかったかしら。"異なるもの"がこの場に辿りつく前に、私達はそれを食い止めるかしら」
「――ありがとう、金糸雀」

「礼は全部終わってから纏めて聞くかしら。だから――ジュンもどうか、無事でいて」

「はっ。幽霊になってまでこんなことしてるんだ――そう簡単には、消えやしないよ。
 "旋律"も張っておけば、それだけで虚像どもも簡単には近寄れないさ」

 にっ、と笑みを浮かべながら、そんなことをのたまうジュン。彼は廊下全体に、光の糸を張り巡らせた。
907以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:39:36.47 ID:wVs6A9Xy0
>>906
「"旋律"の結界――――こっちは大丈夫だ。さあ、行ってくれ。……頼む!」

その言に頷きを返し。彼をこの場に残し、役割の決まった私達は走り出した。


「――カナ、ごめんね。きついこと言っちゃって」

 走りながら、みっちゃんはそんなことを言い出す。

「ううん、みっちゃん……不甲斐なさは感じるけど、それでもやるしかないことは、確かだから」

 私達が走る先は、"異なるもの"達が発生しようとする気配のある空間。もう屋敷そのものは……
いや、結界が張っている庭先まで。虚像の観念に塗り潰されてしまっている。何処から虚像が這い
出てこようともおかしくは無かったのだが、その中でも取り分け『濃い』気配がある場所へと向か
っている。

 その場所に、何か特別な因縁でもあるのだろうか……? いや、ここは考えるよりも行動だ。

「みっちゃん、ここで二手に別れるかしら」
「うん……しょうがないね。じゃあ、私は庭の方に出るよ」

「私はこっちに行くかしら。……みっちゃん、気をつけて」
「大丈夫よ! カナ! 全部終わったら、皆で撮影会ねっ?」

 そしてみっちゃんは、外へ飛び出していった。
 元々私達はペアで戦闘を行ってきたのだから、別れることによって戦力がダウンすることは明白。

だが、今はそうも言ってられない。私は――――
908以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:40:33.01 ID:wVs6A9Xy0
>>907
「――――ここね」

 屋敷内の大広間に、辿りつく。

 酷い、有様だった。この部屋に入った瞬間に感じた圧力もそうだったけれど。眼の前に広がる
光景に、私は背筋を寒くする。
 今まさに発生しようとする"異なるもの"ども。その予兆とも呼ぶべき空間の歪みから成る渦が、
いくつもいくつも犇いている。

「なんて数なのかしら……!」

 一斉に襲われたら、ひとたまりも無い。まずは先に……!


『"策士"が宣言する! 我が身に迫らんとする虚像の衝撃――――実なる音色は、これを悉く妨げん。

 荒ぶる波は、我が旋律が、それを収めんとする……沈黙の前奏曲は今、鳴り響くっ!』


 "宣言"とともに、部屋の中を響く旋律。私の力では、この空間を『塗り潰し返す』には足りない。
だが、これで少しでも衝撃を緩和して。そしてこの部屋に、奴らを閉じ込める位のことが出来れば……!


『……――――――――』


 出て、きたか。虚像の観念ども。
909以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:41:35.59 ID:wVs6A9Xy0
>>908
 かたちは、はっきりとしたものを模している様子は無い。単なる曖昧なイメージ。
 この広間からは、不幸中の曖昧とでも言えば良いのか。部屋に備え付けられた大きな窓から、
庭先の様子を見ることが出来る。みっちゃんの姿を捉えることも出来た。

「……!?」

 その庭にあった、大きな大きな、くらい穴。そこから出てきたのは……一体の、巨大な狼だった。
それとみっちゃんが、庭で対峙している。

「人型じゃない、"異なるもの"……!? あれは……!」

 そこで私は、自分達の選ぶ道の誤りを感じた。何らかの『かたちを為す』ものならば、それに
沿って然るべき原典がある。私が居れば、その正体を暴くことは出来たかもしれない……

 庭に居る"異なるもの"――巨大な狼が、みっちゃんを攻撃し始めていた。
 私も早くこいつらを片付けて、向かわなければ……!

 私は、愛用のバイオリンの弦を構える。


『"策士"が宣言する……実像を持ちし我が弦は、"実眼"の力を以て、

 虚を実に返す刃に、その姿を変える……!』


 この実空間は最早、観念の"世界"と殆ど変わりない。今私の眼の前に居るのは、圧倒的な数の
虚像。一度空間にかたちを現してしまったならば、恐らく"宣言"をして、イメージに意味を付加
させる余裕は無いだろうと直感する。
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:42:36.85 ID:wVs6A9Xy0
>>909

 ――――ならば、体力勝負。一つ一つ、私の持つこの弦で、切り裂いていく……!


 覚悟は決まった。私は渦の中に飛び込み、かたちを現した一体を、まず切り裂く。

 ザクン!

「次っ!」

 ザクッ! ザクッ! ザクッ!

 繰り返す。ひたすらに、虚像の観念を滅していく。

(みっちゃん、今行くから……!)

 焦ってはいけない。頭ではわかっている筈のことが――今は、行動に現すことが難しい。
 だが、落ち着かなければ。
 
 虚像が出てくる空間の位置。攻撃を仕掛ける方向。その衝撃の余波。

 頭を使え……! この空間の戦闘の全てを見切ることに、私は全神経を集中させる―――!



――――――――
911以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:43:28.67 ID:wVs6A9Xy0
>>910
「……次、かしらぁっ!」

 踵を返し、振り返った先。もう眼前まで迫っていた虚像を、弦で串刺しにする。


『――――――………!』


 声にならない声を上げて、掻き消える"異なるもの"。

「はーっ、はーっ……」

 数が、多すぎる。一体一体の存在の力自体も、低い訳では無い。だが、一撃で仕留め損なったら、
私自身が『喰われてしまう』。

「…………!」

 額を伝う汗が煩わしい。それを拭っていた――――時だった。

「きゃああっ!」

 庭に居たみっちゃんの声が、響き渡る。

「みっちゃんっ!?」


 其処に見えていたのは、庭を囲む壁に追いこめられているみっちゃんの姿だった。
 早く、早く行かなければ――――――!
912以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:43:58.53 ID:wVs6A9Xy0
>>911
 
「ちいぃっ!」

 迫り来る"異なるもの"が放つ衝撃に対し、私はその場から飛びのく。
 "庭師"の二人が"世界"に飛び込んでから、それほど時間は経っていない……筈。
 だが、その短時間で――――この疲労の具合は、どうだ。

「早く……しないと……!」


 庭先に居る狼が、みっちゃんに牙を向く。それを寸でのところで、みっちゃんは回避していた。

 ――――そうやって、他の者に気をとられていたのが、本当に良くなかったのだ。


「――――――――あ」


 部屋に居た"異なるもの"の一体が、私の身体を貫通していた。

「あ…………っ」

 弦に施していた観念が掻き消され……私の"実眼"も、解除される。

 ぺたり、と。腰が抜けたように、その場に、座り込む。……まずい、力が、入らない、
913以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:44:23.38 ID:wVs6A9Xy0
>>912

『――――――――』『――――――――――』『―――――――――――』


 五月蝿い、声が、響いている。
 本当に、五月蝿い……。眼の前が、くらくなっていく。


『――――――――』『――――――――――』『―――――――――――』


 心が、虚像に塗り潰される感覚……
 
 
 働かない頭でなお、私は状況を冷静に分析していた。なんて――無駄な、こと。


 私はこのまま……死ぬ……?

 そんなことを考えながら、眼を閉じかけた。……その、刹那。


『――――――だからね。金糸雀はこういうのは向かないんだよ……
 数に対して、数で対抗出来ないから……』
914以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:45:24.05 ID:wVs6A9Xy0
>>913
「……」

 声が聴こえる。

『……"策士"は頭脳労働がお仕事。だけど……そこを根性論で乗り切ろうとした
 気合は……実にぐっじょぶ。金糸雀』


 ざあぁ、と生温い風が一陣、部屋の中を通り過ぎて。この空間の空気が変わる。
 ああ――このとぼけた感じで話をする人物といったら、一人しか思い浮かばない。

「……まだ寝ぼけてるの? 早く眼を覚まして……」

「――薔薇水晶……!」

「……庭に居るでかいやつには、お姉ちゃんが向かったけど……きっと、"策士"の力が
 必要だよ。早く片付けて、そこに向かわなきゃ」


 そして、この大広間の空気は、完全に塗り潰された。観念の終わりの場所、"虚ろなる街"
の空気に……話には聞いていたが、この眼で見るのは初めてである。

「……っ!?」

 背筋を、嫌な汗が伝う。気をしっかり持っていないと、このまま私の存在が――この街
に、『持っていかれそう』だ……!

「……"実眼"を解放して。自分の身を守って、金糸雀……貴女は、"世界"に『近い空気』
 には耐性があっても、生身ではこの街には居られないから……」
915以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:46:26.29 ID:wVs6A9Xy0
>>914

 言われて直ぐ様、精神を集中。上手く力は入らないが、なんとか正気を保っていられる
ようだ。

「……すぐ、終わらせる……」

 きっ、と。前方を見据える薔薇水晶。"異なるもの"は、また増えているような気がする。
でも、彼女なら――きっと。


『"鏡の姉妹"が一人が宣言する……汝等、かたちを持たぬ虚像は……

 この、観念が終わりの街で……その存在を終えるのが、相応しい。最早、解放にも値せず』

『……観念の、牢獄。……"水晶の檻"』


 『ガァァン!』という激しい地響きと共に地中より現れたのは、まさに――"檻"。幾本もの
紫水晶が重なり合い、眼の前に居る"異なるもの"どもを……一斉に取り囲む。

 唯一体の虚像も残さず、捕らえきった『牢獄』は。その空間を狭め、中に居る者達を圧迫する。


『――――――――!!』『……――――――――』『………――――………』


 "異なるもの"は、断末魔を上げたのだと思った。だが、それすらも無かったかのように。
薔薇水晶の『牢獄』は――奴らを捕らえ、圧倒的に――――押し潰し、掻き消したのだった。
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:46:56.70 ID:wVs6A9Xy0
>>915

 "虚ろなる街"から、また元の大広間へと空気が戻る。

「――――――はぁっ、はぁ……!」

 勿論、今この館を満たしている空気そのものも、……決して私にとって優しいものでは
無い。だが。先ほどの"虚ろなる街"の空間が、特殊すぎた。其処に居る間、私は気付くと
ずっと息を止めていたらしい。ここに戻ってくるなり堰を切ったように呼吸を初め、心臓
は早鐘のように鳴り響いている。

「はぁ、はぁ……貸しを一つ、作っちゃったかしら……お礼を言わせて貰うわ、薔薇水晶」

「……いいよ。今度シウマイ、奢ってね……」

 にこりと微笑むその表情の邪気の無さに、……彼女には敵わないな、などと思ってしまうのだ。


「……さ、行かなきゃ……って言いたいところだけど。一つ注意があるの」

「――何かしら?」

「……ジュンの"旋律"は……殆ど万能だけど、過信しすぎちゃ……駄目。……館の"異なる
 もの"の発生源は、ここだけじゃ無かった。戦力が足りなかったのはわかるけど……」

「――――!」

 しくったか……肝心な所でのミスは、本当に命取り。ああもう、私ってやつは……!
917以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:47:17.68 ID:wVs6A9Xy0
>>916
 だけど。本来致命的なミスを責めるべき立場にある彼女の語気から、その様子が全く感
じられない。むしろ、何処かしら余裕があるようにすら感じられる。

「……大丈夫。ジュンの周囲は……期待のルーキーが守ってる筈だから。
 ……ごめんね、ちょっといじめてみた」

 ……思わず、力が抜けた。ああやはり――全く以て、敵わない。

「シウマイ食べ放題の上に、玉子焼きもつけてあげるかしら……!」

 守る体制は、これ以上ない位に整った……筈。だが、私の頭には、また一つ懸念が浮か
んでいる。

「"庭師"の二人は、大丈夫かしら……」

「……多分、超苦戦してるかもしれないけど……平気。私達が多分足元にも及ばない二人が、
 手伝いに行ったから……」

「えっ? それって――」

「……さ、急がなきゃ。れっつごー……」

 また、彼女の顔に浮かぶ微笑み。それに苦笑を返しつつ、頷いて。私達は――庭へと走
り出す。
918以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:47:44.89 ID:wVs6A9Xy0
>>917
――――――――――――――


「……すいせい、せき」

 小さな小さな、声。だけどそれは、今頭の中で語られているどんな言葉よりも、私には大きく
響いた。

「蒼星石! 大丈夫なんですかっ!」

「平気……ではない、けど……君の"茨"のお陰だよ……」

「ごめんなさい……! 私の、せいで……!」

 まだ、涙は止まらない。これは私のミスだ。一瞬気を逸らすなど、闘いの場ではあってはなら
ないこと。

「……翠星石。奴らの声は、僕にも聴こえていたよ……でも」

 蒼星石が、震える手を私の顔の方に伸ばしてきて。涙を、拭う。

「……僕等が負けたら、また、繰り返すだけ……終わって、しまう……!」


 ――――そうだ。私達はまだ、自分達の"庭師"としての使命を、果たし終えていない――――!

「ちょっと休んでるです、蒼星石……ちょっくらここが、踏ん張り所みたいですから。
 お姉ちゃんにどんと任して、寝てるです!
919以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:48:35.70 ID:iAjKKKjF0
>>918

 ふっ、と。蒼星石が微笑んだ。
 私はその場に蒼星石を寝かせて、すっくと立ち上がり。
 "人間"……いや、"異なるもの"達と対峙し、私は言葉を発する。

「確かに……おめーらが死んでしまったのは、私の血族の責任かもしれんです。
 そこだけは、いくら私が謝っても謝りきれんです……

 でも、いくら恨みが深くても。
 今を生きようとするひとの邪魔をしようとすることだけは、許さない……

 おめーらは、自分の子孫がどうなってもいいですか!
 不幸の概念……それを、背負わせようって言うですかぁっ!」


 私が正しいことを言っているかどうかは、わからない。
 けれど。この"異なるもの"達に屈してしまえば。私も蒼星石もやられてしまい、そして真紅も……
 私は自分が信じる道を、進むしかないじゃないか……!

 力を込めて、私は"宣言"を掲げようとする。

 この身が滅びようと――足掻いてみせる!
920以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:49:10.46 ID:iAjKKKjF0
>>919

 だが。私のすぐ近くにいた"異なるもの"達は、その直後――
 蒸発してしまったかのように消えてしまう。

 何が起きたかわからなかったので、声を上げることすら出来なかった。


「……うん、合格」

「――えっ?」

 やっと出た私の一言は、随分間の抜けたものだった。だって、今聴こえた声は、

「遅くなりまして申し訳ございません、翠星石さん。ちょっとここまで来るのに手こずりました」

「……合格と言っても、ぎりぎり及第点かな」

「それは厳しいだろう。心にかかる圧力には、自分の精神で対抗するしかない。――よく頑張りましたね」


 私の横に立っているのは。にこにこと微笑んでいるのが一人と、無表情のままで居るのが一人。
 組織の中でも、圧倒的な力を持つと謳われる能力者――

「白崎さん、……槐さんっ!?」

 思いもよらぬ救援に、私は驚きの声を上げるしかなかった。
921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:49:37.28 ID:v3giEDb60
>>792
どう考えてもプロローグです。本当に(ry

ジュンの受難 第一話

さて、確かに今朝僕は休みたいと思ったが、だからと言って自分を小さくする人間なんていない。
なぜ、こんな唐突な問いが来るか?だって、ぶっちゃけ不便だからだ。
「身長が・・・足らない」
一通りの家事くらいはできるが、なんせ身長をさっき器用にも自分で測ってみたら132.5cm。
ジュンは体格差の前に敗れ去った。ちなみに、小学4年生の頃の身長だ。
「こうなったら、あれを・・・使うべきか」
そういってジュンが家の押入れから取り出してきたのは牛乳パックとガムテープで作られた可愛らしい台。
昔リサイクルだか何だかで流行って作ったのだ。多少ブラコン入ってる姉が残しておいたものだ。
しかし、これを使うというのはなんともプライドに傷がつく。
しかし、背に腹は変えられぬ。というか腹が減っている。
しばらく自問自答して、まあ仕方ないという結論に達した。

「ふぅ。朝食完成」
今日のメニューは紅茶とシリアル。
いや、シリアルにいたっては作り方も何もないけれど、彼なりに努力したのだ。
そして久しぶりにゆっくりとした朝なので朝刊を開きながら紅茶を啜る。
紅茶のリラックス作用が彼を癒す。
でも、紅茶を啜りながら新聞を一面から見ていく小学生っていうのもなかなかシュールだ。
922以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:50:23.80 ID:iAjKKKjF0
>>920までで、【ゆめまぼろし】第十話 旋律(一)後半は終了です。
本当に、長くて……ごめんなさい……

 先週あたりから頭の悪いペースで投下を続けておりましたが、これで一旦止まります、
明日より出張orz……次回投下は来週以降となります。ごめんなさい
 

 皆様、良い一週間を。それでは、また……
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:50:56.30 ID:w0/bwhsp0
>>905
Noooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!
リロードしろよ俺!時代は移り変わるんだよ!

>>922
乙GJ!そしてごめんなさい。PCの電源コードで吊ってきます。
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:51:20.33 ID:v3giEDb60
>>921

皿洗いを先ほどの台の上に立って行った後、
とりあえずこのぶかぶかのパジャマでは心もとないという意見が発生したので、
家の押入れを探るとやはり当時の服装が出てくる。やはり、多少ブラコン入ってる姉が残しておいたものだ。
「でも、この歳で短パンはねーよ・・・」
いや、実際短パンを履かすと当時からそれなりに美少年だったジュンはそうとう可愛らしくなるのだが。
「もういいや。僕は10歳。そうさ、10歳さ」
間違った方向に自己解決しているものの、とりあえず衣食住そろえれた。

じゃあ、洗濯でもしよう。次にやることを探した結果、とりあえず洗濯でもすることにしたのだ。
台をいちいち持って運んで、洗濯機の前に置くと自分のパジャマを中に入れて、水を昨日の残り湯から再利用。
環境には気を使い、きちんと洗剤を測って投入。スイッチ類を押して、とどめに「開始」ボタン。
ガタゴトと音を立てながら洗濯機が回る。ジュンは少し見て、やがて次の目的を果たしに行った。
925以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:54:12.56 ID:v3giEDb60
>>925

次は掃除だ。掃除機をムリして重いのに運んで、コンセントに繋ぐと元々の性格が出るのか、結構丁寧に掃除機をかける。
隅々までくまなく掛けると、なんだか気分が微妙にすっきりする。
「僕って、主夫向き?いや、でもなぁ」
僕が主夫をやるとしたら、誰と結婚した場合だろう。
真紅は・・・そうだな、アイツとかまさに僕を尻に敷きそうだ。
雛苺は・・・意外と頑張るかもしれない。
翠星石は・・・意外とアイツ、器用になんでもこなすんだよなぁ。
蒼星石は・・・もはや言うまでもない。
水銀橙は・・・若奥様ルックとか似合いそう。って関係ないな。
金糸雀は・・・ちょっと想像できない。どんなのだろ。
薔薇水晶は・・・ちょっと想像したくない。毎晩搾り取られ・・・ゴホン。
雪華綺晶は・・・古風な家庭とか築けそう。
「って、何考えてるんだろ。誰も僕の事なんか眼中にないだろ」
何だか無性に恥ずかしくなったジュンは、一息つくと洗濯物を干した。
その後、紅茶を淹れ直して、ワイドショーを見てみる。
どうでもいい芸能人の痴話がたくさん。
しばらくすると、ちょっと眠くなってきたので横になることにした。

【ゆめまぼろし】の作者様かぶってしまって申し訳ありません。
この駄文書きをお許しください。
926以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/05(月) 23:56:42.04 ID:bcJupzEx0
>>905
wktkwktk




審査によってはジュンが死にそ(ry

>>922
薔薇雪姉妹キタ──────(゚∀゚)────────!!
白崎と槐もキタ──────(゚∀゚)────────!!
皆集まってキタ──────(゚∀゚)────────!!

ラストって感じだな
あとはジュンと真紅が・・・
続きwktk
って一週間寸止めかよorz

>>925
体はショタ!頭脳は高校生ぐらい!その名も(ry
薔薇乙女たちとの邂逅が楽しみwwwwww
927以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:01:42.41 ID:lvQYGMym0
>>905 923
レディコンテストに全力でwktkしてもよいですか! そしてどうかお気になさらず……!
>>925
いえ、私の文が長すぎなのですorzこちらこそすみません……
ジュンが小さくなる新発想。展開にwktkします!
>>926 ……申し訳ありませんorz

928以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:07:44.31 ID:Oug1pXus0
>>922
遂に勢ぞろいって感じですね。


>>925
ショタか。つかむしろショタ化。
小さい体で頑張るJUMを想像した。
JUMかわいいよJUM。
929以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:18:36.51 ID:FCrRnR94O
>>905
コンテストwktk
乙女の涙は破壊力抜群
>>926
しょたじゅんくんが薔薇乙女お姉ちゃん達にどうされちゃうかwktk
>>922
槐ktkrwwwwww
放置プレイもまた一興
一週間後にwktk
930以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:20:03.84 ID:3yOuwgiH0
保守
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:36:20.74 ID:lzjIENrX0
保守
932以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:45:19.13 ID:LsMEx6OI0
>>905

ベ 「えー、それじゃジュン。配点は10点満点な。」
ジ 「何で僕がこんな目に…」
ベ 「なんか言ってんのは気にせず…エントリーナンバー1番!水銀燈!」
水 「よろしくぅ。」
ジ 「あれ?最初っから泣いてるわけじゃないんだな。」
ベ 「泣くのはステージの上に立ってからだ。制限時間は1分。」
ジ 「1分…長いな。」
ベ 「挑戦者がお前にアピールする時間も必要だ、と白崎ディレクターが言っていた。」
ジ 「(秤スやってんだあの兎ー!!)」

ベ 「えー、ルール説明も終わったところで…早速泣いてもらいましょう!」
ジ 「え、もう?」
ベ 「それでは…Let's Crying Time!」
ジ 「(英語ー!?)」

BGM:フランダースの犬、ネロとパトラッシュが天に召されるシーン

ジ 「(BGM!?それも何故こんな物悲しい…!)」
水 「…う…ジュン…ネロが…可哀想よぉ…」
ジ 「(は、迫真の演技だな…)」
水 「ねぇ、ジュン…貴方が死んだら…私、絶対ついてくからぁ…」
ジ 「…」
水 「…置いてっちゃ…駄目よぉ?」
ジ 「…!」
ベ 「あーっと、ジュンの奴、抱きしめられている!殺意が!殺意が抑えきれねぇぇぇぇ!」
笹 「…っと。ここで1分経過です。審査員に判定をお願いしましょう!」
ジ 「…あ、そうか。ええっと…」
933以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:46:59.69 ID:LsMEx6OI0
>>932

水 「…(涙目で上目遣い)」
ジ 「…9点!」
べ 「おお!これはいきなり高得点!私的な意見で言えば、何故10点じゃないのかと小一時間(ry」
笹 「はい、水銀燈さん。お疲れ様でした。結果発表まで、控え室でお待ち下さい!」

水 「ねぇ、ジュン?」
ジ 「…?」
水 「さっきの、本気だからねぇ…」
ジ 「え…それって…」
ベ 「それでは抑えきれない俺の殺意が暴発する前に…二人目の挑戦者、金糸雀に入場してもらおう!」
水 「…なによぉ。少しぐらい話してたっていいじゃなぁい。」
金 「さあさあ、場所を譲るかしらー!(ふっふっふ。作戦通りに優勝をかっさらうかしらー!)」

ベ 「えー…それでは早速泣いてもらいましょう!…Let's Crying Time!」

BGM:火曜サスペンス劇場

(一分近くの間)
金 「…狽ア、これは何かしらー!?」
ジ 「涙の一筋すら零れていないな。0点。」
ベ 「0点が出たー!金糸雀、無得点!」
金 「ちょ、ちょっと待つかしらー!これは何かの陰謀よー!」
笹 「はい、金糸雀さん。お疲れ様でした。結果発表まで、控え室でお待ち下さい。」

翠 「ひーっひっひっひ…いい気味ですぅ。」
蒼 「翠星石…ちょっとずるくない?」
翠 「金糸雀ごときと正々堂々勝負する必要を感じねーです。」
蒼 「…金糸雀ファンに怒られるよ?」
934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:49:35.83 ID:LsMEx6OI0
>>926-927
うん、すまない。ギャグ、なんだ。
仏の顔もサンドって言うしね。穴掘って許してもらおうとも思っていない。
ただ、残る薔薇乙女達の文も一応書くことにする。
それが投下されたときに、ああこんなのもあったな、と思ってくれたら嬉しいよ。
じゃあ、用件を聞こうか。↓
935以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:50:35.22 ID:cSwHrSVN0
真紅
936金糸雀ファン:2006/06/06(火) 00:51:00.21 ID:m+rvSUav0
翠星石許すまじ
937以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:51:10.15 ID:FCrRnR94O
カナリアカワイソスwwwwww
続き?もちろんwktk
938以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 00:56:51.69 ID:4itNz/ph0
>>933
翠の子が酷いwwwww
939以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:00:49.32 ID:NHyioVWp0
>>909 のかっこいいカナにシビれた!
ttp://rozeen.rdy.jp/up/2006060600584130.jpg
ので描いた。

>>922
お疲れさまです!
続きとってもwktkなんで出張の間に構想を練っておいてくださいw
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:02:07.37 ID:LsMEx6OI0
>>939
かっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
941以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:06:41.25 ID:FCrRnR94O
やばい本当にかっこいい
こんなかっこいいカナリアは久々に(ry
942以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:27:22.12 ID:TzW/CXV0O
保守
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:33:33.47 ID:zD1z5ujM0
>>939
凛々しい金糸雀は珍しいっ!

ここで、唐突に短編を保守投下
プロローグ的な話は、Wikiの短編その他4 に纏められてます。
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:34:28.17 ID:zD1z5ujM0
>>943

夜闇の中、俯せに倒れているカーキ色の軍服を着た兵士は、ピクリとも動かない。
水銀燈に、サブマシンガンで撃たれて――

(まさか、死んじゃってるの?)

私は、まるで夢でも見ているかのような心地で、兵士の肩を突っついてみた。
だけど、案の定、反応は無かったわ。

「珍しい娘ねぇ、貴女。普通は、死体を見たらキャーキャー騒ぎ出すのに」
「長く入院して居るとね……人の死に目に立ち会う機会が多くなるのよ。
 だから、すっかり慣れちゃったわ」
「ふぅん? 若いに似合わず、擦れっ枯らしなのねぇ」

水銀燈は、面白い玩具を見付けた子供みたいな目で、私をジロジロと眺めた。
ホント、失礼ね。なんなのよ、この人は。
私に言わせれば、水銀燈の方こそ擦れっ枯らし……と言うか、変人よ。
サブマシンガンを乱射して、四人も射殺しておきながら、平然としてるなんて、
普通の神経じゃないわ。

「と、ところで、どうするの? この人達、殺しちゃったんだから、
 やっぱり警察に行かなきゃ……」
「はあ? 貴女って、救いがたいお馬鹿さんねぇ。
 こいつらの正体が、まるっきり解ってないじゃなぁい」
「そんな事、当然でしょっ! 私に言わせれば、貴女だって充分に、
 得体の知れない連中の一人よ。なんなのよ、一体!」

私がそう言うと、水銀燈は小馬鹿にしたように、鼻で嘲笑った。
945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:35:15.37 ID:zD1z5ujM0
>>944

彼女は、黒いレザージャケットのポケットから、小さな箱を取り出すと、
トントンと箱の底を叩き、唇に、煙草のような物を銜えた。
そして、ごそごそと身体中を撫で回した後、私に目を向けた。

「ねえ」
「な、なによ」
「ライターとか持ってなぁい?」

そんな物、あるワケがない。私は煙草なんて吸わないし、火遊びの趣味も無い。
私が無言で頚を横に振ると、水銀燈は、まるでこの世の終わりが来たかの様な、
苦渋に満ちた表情を浮かべた。
どうやら、ニコチン中毒みたいね、この人。

「ま、銜えてるだけで我慢するわぁ」
「そもそも、暢気に煙草なんて吸ってる場合じゃあないでしょ?」
「まぁね。じゃあ、早いトコ行きましょうかぁ」

水銀燈は、いきなり私の腕を掴んで、ぐいっ……と引っ張った。
冗談でしょ。どうして、私が連れて行かれなきゃならないワケ?
私は、水銀燈の腕を振り払って、彼女のルビーみたいな瞳を睨め付けた。

「どうしてよ! 私は、ただの入院患者よ。関係ないじゃない。
 この人達を撃ち殺したのは貴女でしょ? 変な事に、私を巻き込まないで!」

あと少しで、退院できるって言うのに。
こんな時に、妙な事件に巻き込まれるのは、御免被りたかった。

私が逆らうと、水銀燈は真剣な面持ちで、私の左胸を指差して言った。
946以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:35:59.86 ID:zD1z5ujM0
>>945

「残念だけど、貴女の左胸にアレが埋め込まれた時点で、当事者なのよ。
 そして、確実に言えることは……ここに居残ったって、貴女は生きて病院を
 出られないってコトね」
「なっ!? なに、それ? ふざけた事を言わないでよ!」
「……こんな冗談を言うために、四人も殺すと思う?」

水銀燈の一言は、私の心に冷水を浴びせ、大きな衝撃を与えた。
確かに、そう。こんな事、嘘や冗談じゃあ済まないわよ。

「信じても……良いの?」
「それは、めぐの自由よぉ。私と来るか、来ないか。二つに一つ」
「わ、私は――」

どうしよう。水銀燈を信じるか、病院の医師を信じるか。
水銀燈の話が真実だとしたら、私は死ぬまで、退院できないことになる。
それは、何故? 水銀燈の言う『アレ』って何?
私の左胸に埋め込まれたのは、私の体細胞から造りだしたクローン心臓じゃないの?
一体、私の左胸に、どんな秘密が隠されていると言うの?

考えても、全く解らない。
だったら、行動あるのみよ。立ち止まってたって、何も変わらないから。

「私は、水銀燈に付いて行くわ。そうすれば、直ぐに退院も出来るものね」

それに『アレ』とやらの詳細な話も、聞けるかも知れない。
正しい判断を下そうとしたら、まずは多くの情報を集めなければね。

私の決断に、水銀燈は満足そうな笑みを浮かべた。
947以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:36:42.52 ID:zD1z5ujM0
>>946

水銀燈は部屋の出入り口付近の壁に貼り付き、廊下の様子を探っていた。
月明かりに浮かぶ彼女の横顔は、なんだか凛々しくて……ちょっとカッコイイ。
でも、人殺しなのよね、この人。
そう思うと、素直に憧れることが出来なかった。

「今なら、まだ平気そうねぇ。めぐ、靴は履いたぁ?」
「準備なら、済ませてあるわ」

と言っても、靴を履いて、お財布を持っただけなんだけどね。
服装は、パジャマのまま。ひんやりした夜気で、ちょっとだけ肌寒い。

「行くわよ、めぐ。付いてきて」
「う、うん。解ったわ」

火を付けていない煙草を銜えて、水銀燈は猫のように足音を忍ばせて、
非常階段に接近した。そこで敵の気配を探り、私の方を見て、手招きした。
私も、彼女に倣って忍び足で廊下を横切り、非常階段に辿り着いた。

「水銀燈。これから、下に降りるの?」
「逆よぉ。屋上に向かうわ。もうすぐ、仲間のヘリが迎えに来る筈だからぁ」
「ヘリ? ヘリって、あのヘリコプター?」
「他に、どんなヘリが有るのよ。ホント、おばかさんねぇ」

彼女の言い種に、ムカッとしたのも束の間、夜空に、時ならぬ爆音が轟いた。
水銀燈は「もう来たのねぇ」と独り言を呟いて、非常階段を駆け昇った。
私も、彼女に続いて、懸命に階段を昇る。

屋上に辿り着いた私たちを待っていたのは、無灯火の真っ黒いヘリだった。
948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:38:12.48 ID:zD1z5ujM0
取り敢えず、ここまで。
めぐ主役の、めぐ×銀モノでした。
949以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:39:05.77 ID:IYVRwJIt0
真面目なサイトに生まれ変わったから遊びに来てください
http://blog.livedoor.jp/downgamer/

つーか、お前もブログ作らない?
950以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:53:46.03 ID:yK/LxZTJO
 電気屋やCDショップの前を通ると色々な曲が流れてくる
今、流行りのJ-POPから懐かしいフォークソングまで
――君は僕の友達だ――
「あれっ? この曲……何だったかな? えっ、とー」
懐かしい曲は、心に残るが日に日に忘れ去られていくものだ
――恋をした素晴らしい――
「どうかしたのか? 蒼星石」
懐かしい曲は懐かしいあの頃を思い出させてくれる
――さよなら――
「そう、言えばさ、ジュン君に昔、助けてもらった事があるよね」
「そうだっけか?」
――君は僕の友達だ――
「うん、男女、男女って僕がイジメられてたのを助けてくれたよ」
今、思えばあの時からずっと会ってないね
「そうだったかな? 覚えてないや」
「もう」
「だって、蒼星石は今も昔も可愛い女の子だよ」
「そっ……んな事を言われても(///)」
――また会う日まで――
「行こっか」
「うん」
あの曲の余韻をまだ耳に残しながら、CDショップの前を後にした
――君、無しではとても生きて行けそうもない――
だけど、僕の彼はね、とても優しい人なんだ
だから、また暫くは君と会えないんだ
「涙くんさよなら」
「んっ?」
「いや、さっきの曲」
「そっか」
「うん」
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 01:55:40.86 ID:yK/LxZTJO
>>950
久々に書いたから、゙涙くんさよなら゙を使ってみた

゙坂本 九゙は古すぎたかもorz
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 02:09:08.21 ID:JsnBEniF0
>>951
JUMと一緒なら涙が流れる事なんて無いよね。
にしても懐かしいなぁ・・・
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 02:24:53.01 ID:TzW/CXV0O
保守
954以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 02:39:51.73 ID:8hF7c5W1O
955バー:2006/06/06(火) 02:49:25.80 ID:HNjU9gQJ0

     // |    |l |/   , - 、
    //  |    |l |   〃⌒ヽ‐    ̄ ̄   ‥ 、          /
  /      |    |l |    |i  _「 ̄ `ヽ.   `ヽ   \         /
        /|    |l |    |l ´ 、      \    \   \    /
      /  |    |l |   ' ヾ、  ヘ \   \   _∧ , ヽ
     /   |    |l | //  ×_,\ \    r┘ ' └1_ ',
   /     |    |l | ,′ / -- 、   \ \ _」 __    ムハ  _
          |    |l |.i ィ´        \ ヽ /:::::Y⌒>、し'⌒ ̄廴_
          |    |l |il ,| ,ィ=ミ,、      \と⌒Y ハ伐入、    __フ
          |    |l |ll/|r':::::::::i }      `ヽL  〉八Zソノ:ヽ  _)
          |    |l |}ハ|ゝ:::::ノ      x =<弋 /:√⌒i::ト、::/__」
       _ _|    |l |、 }l '''     ,    i」::::::::i } L!::|  __ハ:Yノ
      く ヽ|    |l | } ハ    _      ゝ:::::ノ ' ,、|::|ー' イ^|::|         
      く \)|    |l |ノr‐ ^> ´ 丿     '''   ,、__川::l/   |::|
     , -\. Y|    |l |┘ , '  ,へ. ___ ,.-、イ-、二ヘ::\  |:::l
    /厶ーJノ |    |l 「ー〈_  `ヽr┬‐/ // /`Y=ト、::\ |::::l
.   〈〈__ ィ  〈|    |l |    厶ィノ r‐、/ // / /´}__{ ヽ/└┘
    ̄ Fニニ!     |l 「廴_  └zハ   `  ' / /__j        /
      └テt /|    |l | }├‐z_ \}       /_] -┬、   / /
    _. ィ´ ̄/ |    |l | |!   L.)├ハ/ヽr勹、/了工___,ノ /     /
 < /  /, |    |l |       匕ノー┐   └^ーrイー‐'     /
 .//  //  |    |l |       /  ヽハ/レヘ、_ └i    /


956以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 02:55:20.00 ID:vmDuLJ/JO
ホス
957以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 03:08:04.98 ID:T3QMiJz+0
958以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 03:13:50.83 ID:8QGVOLoI0
「立て、真紅」彼女の背後に駆け寄った桜田は命じた。
何処までも冷酷な、恋人の愛撫さえはね除けるような態度であった。
「今の僕に君の趣味に付き合っている暇はない」
「まさか、本当に当たるとは思わなかった」
うずくまったまま真紅は言った。視線をあわせようともしなかった。
「姉妹でした。姉妹だったんです」
「既に報告は受けた。遺体も確認した。埋葬も済ませた。君もそれは確認したはずだ」
桜田は答えた。
「ただちに任務(ゲーム)に戻れ」
「あなたのせいだ」真紅は怒鳴った。立ち上がる。振りかえった。
引き攣った顔を桜田に向ける。全身が震えている。真紅は喚いた。
「あなたがわたしに姉妹(水銀燈)を殺させた!」
「それは君の意見に過ぎない」桜田はきっぱりとはねのけた。
「僕に分かっているのは君が僕の命令を忠実に実行し、それを果たしたということだけだ」
「僕 の 命 令 を、だ!」
彼の言葉、その最期の部分はひどく大きな声で発せられた。叩き付けるような勢いがあった。
真紅は左右に大きく首を降った。
「もう、あなたの命令には従えない」
「つまり抗命する訳だな」桜田は言った。「ならば処罰(契約解除)する」


てな保守。元ネタ(というかまんま朴李)が分かった人は同志。
959以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 03:34:33.97 ID:lzjIENrX0
保守
960以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 03:48:13.60 ID:TzW/CXV0O
保守
961以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 03:49:34.17 ID:CKuf9W+E0
962以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 04:12:43.10 ID:vmDuLJ/JO
963以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 04:20:05.48 ID:zc5OBadg0
>>939
こういうカナを待っていた
964以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 05:09:41.45 ID:78tkC+WU0
保守なのだわ
965以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 05:26:28.55 ID:TzW/CXV0O
>>827の続き書きます
966以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 05:38:52.80 ID:TzW/CXV0O
「ピンポーン」
僕と雛苺は水銀燈の家の前に来ていた。
水銀燈の家は凄いデカい。
そして広い。
この家に来るたび「社長ってやっぱ儲かるだな」とつくづく思う。
ちなみに雛苺の家は僕の家とさほど変わらない。
そんな事を考えてるとインターホンの受話器を取る音が聞こえた。
「はい。」
「あっ、桜田です。」
「少々お待ちください。」
と言うメイドさんとのいつもと変わらない会話を終えると、鉄で出来た柵が自動的に開く。
ふと雛苺の方を見ると、満面の笑みで目をキラキラさせそれを見ている。
何が面白いんだ?
967以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 05:52:12.60 ID:TzW/CXV0O
鉄の柵が開ききるのを見た後、僕らは玄関まで歩いた。
雛苺はキョロキョロ辺りを見回しながら歩く。
「ねぇねぇジュン、あれ凄いのー!」
「お前いつも見てるだろ。飽きないのか?」
「凄いのは凄いのー!」
と笑顔を僕に向けて言った。
可愛いな・・・
あぁこれが娘をもつ父親の心境なのか。
こんな事を思ったり、雛苺と話をしたりしてたら、いつの間にか玄関に着いた。
水銀燈が出て来るまで待つ。
雛苺は今日も扉やその周りの彫刻などを見ている。
よく飽きないな。
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 06:17:00.88 ID:TzW/CXV0O
しばらく待っていると扉が開いた。
「行ってらっしゃいませ、お嬢様。」
「お留守番よろしくねぇ。」
と言いながら水銀燈が出て来た。
「銀ちゃんおはようなのー!」
雛苺は片手を挙げてそう言った。
「雛ちゃんおはよぉ。ジュンもおはよぉ。」
「あぁ、おはよう。」
体をかがめ雛苺の頭を撫でながらそう言ってきた水銀燈に、僕はそう言葉を返した。
水銀燈とは小学校六年間・中学校三年間・そして高校も同じクラス。
いわゆる腐れ縁。
そういや、なんで社長の娘なのに公立の学校に通ってたんだ?
まぁどうでも良いか。
雛苺とは性格を含め全てが正反対だ。
共通してる点はどちらも何をしでかすか分からない所だけだな。
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 06:20:03.79 ID:TzW/CXV0O
とりあえず今はここまで
微妙な所でごめんなさい
説明ばっかでごめんなさい
次はもっとちゃんと書けたら良いな
とりあえずまだ続きます
ごめんなさい
970以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 06:45:13.31 ID:G8jaNcLFO
>>969
いいほのぼの感ですな(*´д`*)

この後ラブコメが続いて欲しいと期待してしまうw

wktk!
971以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 06:51:34.99 ID:Sq2h4QJiO
かなりワクテカ
972以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 07:27:47.79 ID:78tkC+WU0
保守だわぁ
973以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 07:29:32.91 ID:CKuf9W+E0
おい!携帯厨集合!
http://category.bloog-ranking.com/
974以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 07:56:37.78 ID:yqMP+Gzx0
ほっしゅ
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 08:17:28.00 ID:9iEhBQBH0
保守
976以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 08:17:50.47 ID:LcMPsrHJ0
>>922
乙女のピンチには颯爽と正義の味方が現れる!
あとはJUM君がどう動くかですね。
命を懸けるのと命を捨てるのは違うってことを…

>>925
バーロー化したJUMはどうなるんだwwwwwww

>>933
てめーは俺を(ry

>>939
カコ(・∀・)イイ!!
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 08:25:28.77 ID:LcMPsrHJ0
>>948
一体どんな事件が展開されていくのか……!

>>951
愛しさが伝わってきたです。

>>969
雛イイネー
978以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 08:51:10.70 ID:tP8Vlv6DO
保守
979以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 09:25:43.78 ID:tP8Vlv6DO
保守
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 09:32:34.79 ID:5JavGlKE0
>>980
スレ立ての勅命が下りました。
981以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 09:34:11.17 ID:xjVdrs2AO
頼む。 あんたらの力を貸してくれ。
以前は1日に2、3レスあればいいって感じの静かなスレが僻みババアの連レスで見苦しい事になってしまった。
おまえらの力で追い出してくれ。  頼む。

このスレの>>732あたりから
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/actress/1120453019/
982以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 09:37:57.66 ID:5JavGlKE0
立てました。
【彼女は】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【デリケートw】
ttp://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1149554086/

タイトルは勢いでwもうしません
983以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 09:42:25.30 ID:g0ZVRfeT0
では・・・

埋めますか?

埋めませんか?
984以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 09:44:59.51 ID:5JavGlKE0
ラプラスいるかな?
985以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 09:56:50.88 ID:g0ZVRfeT0
ひさしぶりに会えると嬉しいんだけど
986以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 10:28:52.00 ID:LcMPsrHJ0
ksk
987milky :2006/06/06(火) 10:30:28.08 ID:YkicX+c00
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 1:肩ロース           6:ヒレ
 2:肩                7:ランプ
 3:リブロース         8:そともも
 4:ばら                 9:テール
 5:サーロイン           10:すね
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988milky :2006/06/06(火) 10:30:48.39 ID:YkicX+c00
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 1:肩ロース           6:ヒレ
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 1:肩ロース           6:ヒレ
 2:肩                7:ランプ
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990milky :2006/06/06(火) 10:31:29.23 ID:YkicX+c00
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 1:肩ロース           6:ヒレ
 2:肩                7:ランプ
 3:リブロース         8:そともも
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                                           (__)11
 1:肩ロース           6:ヒレ
 2:肩                7:ランプ
 3:リブロース         8:そともも
 4:ばら                 9:テール
 5:サーロイン           10:すね
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996milky :2006/06/06(火) 10:33:29.39 ID:YkicX+c00
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     〈`ー─-、_ノ^j
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                  |  /   | |                  |  / │ / 〈ノ
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 1:肩ロース           6:ヒレ
 2:肩                7:ランプ
 3:リブロース         8:そともも
 4:ばら                 9:テール
 5:サーロイン           10:すね
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 5:サーロイン           10:すね
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 1:肩ロース           6:ヒレ
 2:肩                7:ランプ
 3:リブロース         8:そともも
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 5:サーロイン           10:すね
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 1:肩ロース           6:ヒレ
 2:肩                7:ランプ
 3:リブロース         8:そともも
 4:ばら                 9:テール
 5:サーロイン           10:すね
 11:>>1
1000以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/06/06(火) 10:34:39.75 ID:LcMPsrHJ0
1000なら次スレ以降milky来ない
10011001
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
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     〈_} )   |                                次スレも…VIPクオリティ!!
        /    ! +    。     +    +     *         http://ex14.2ch.net/news4vip/
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 ガタン ||| j  / |  | |||
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