あらすじ
などない。
久々だから1羽から張りなおす。
秘密結社に就職しよう〜第一話・変身!ナックルニート!〜
「変ッ!身ッ!」
腕を回転させ。
「ナッコォォォォ!ニィィィィトッ!!」
天に拳を突き出す!
・・・が、やはり何も起こらない。
「だめじゃのう・・・」
博士も落胆の色を隠せないらしい。
これで俺が変身失敗したのが既に1000回を越えている。
「はぁ〜…」
食堂でうな垂れる俺。
此処に来て1週間1度たりとも、変身に成功していないのだ。
前から居る怪人はおろか、戦闘員にすら陰口を叩かれている。
「はぁ・・・やってられんな・・・」
うな垂れ、そのままテーブルに顔を伏せる。
どの位経ったのだろうか、コト、と言う小さな音で眼を覚ました。
どうやら寝てしまっていたらしい。
「あ・・・ごめんなさい、起こしちゃいましたね・・・」
顔を上げるとそこに居たのは、名前も顔も知らない女の子。
「えーっと・・・君は?」
もう食堂もしまっている時間らしい・・・と言う事は今俺の目の前で湯気を立てているお茶は彼女が淹れてくれた事になる。
「あ、私は第17戦闘員班の六号です」
柔らかく微笑む六号さん。
「あぁ、俺は第7怪人班の・・・」
「ナックルニートさんですね、よく知ってますよ」
微笑む。
フラグktkr?
「えーっと六号さんは・・・」
フラグかも知れない…!此処は慎重にまずはさん付けで・・・
「六号で結構ですよ」
「あ、判った…六号は何でこんな変身できない怪人の俺なんかに?」
…フラグだよな!フラグだと信じたい!
「・・・あなたは、博士の前での訓練以外でも、一人で変身の練習をしたり、他の人は全くやってない白兵訓練をしたり一生懸命な所を見てて…」
頬が朱に染まる六号。
見られてたのか…誰にも見られない様に、してたつもりなんだが…
「見られてたのか…」
「えぇ…初めは偶然見かけて…その後気になって…ごめんなさい…」
うつむく六号。
「…いや、いいよ、大丈夫」
俺も顔が赤く染まってる気がする。
「えっとですね…私…」
ヴィー!ヴィー!ヴィー!ヴィー!
唐突に鳴り響くサイレン。
敵襲の合図。
「敵襲…!」
「・・・私、行かなきゃ…また逢いましょう」
「あ、ちょっと待って・・・行っちまった…」
彼女、泣いていた?
って、俺も行かないといけないな…!
「博士!」
「うむ…ナックルニート…お前が闘えるかどうか判らん…が、出撃しろとの命令だ」
「…闘って見せますよ、それが求められてるんだから」
拳を握る。
「随伴は、第17戦闘員班だ…」
「…ッ!」
「どうした?ナックルニート」
第17戦闘員班…六号…
「すぐに出撃します!」
「おい!待て!」
相手は1人、ライダータイプと呼ばれるヒーローであった。
5人で闘う戦隊タイプよりもライダータイプの戦闘力は強い。
そう…戦闘員など、話にはならない程に。
しかし六号は前線していた。
ダメージは与えれていないものも、攻撃をぎりぎりで回避し、当たらないように…当たれば、一撃で戦闘不能になるだろう。
まだ、もたせないと…彼が…ナックルニートが来るまで…
戦場へと到着した時、其処はまさに地獄と呼ぶにふさわしかった。
そう、今最後の一人の戦闘員が倒される瞬間だった。
死屍累々の戦闘員の倒れた姿。
砕かれた装甲、飛び散った血飛沫。
その中心に立つライダータイプ…
俺の姿を見つけたライダータイプが、手にもっていた最後に倒された戦闘員を投げてきた。
受け止める・・・
「・・・!」
その姿を見た時、俺の思考は停止した。
「ぁ…ナッ・・・クル・・・ニート・・・さ・・・ん・・・良かった・・・」
割れた仮面の間から見える顔。
血に塗れた顔で安堵したのか微笑む。
「あ・・・あぁ・・・あぁぁぁぁぁぁぁ!」
眼を閉じる。
彼女を横たわらせる。
「ライダータイプ…!俺は貴様を…赦さん…っ!」
拳を握り締める。
「行くぞ、ライダータイプ…!」
「…怪人か、変身しろよ」
後悔させてやる…!
「変ッ…!」
俺は…
<右腕を腰に当てる左腕を水平に>
「身ッ…!」
お前を…っ!
<左腕を回す>
「ナックルッ…!」
絶対に…っ!
<右腕を溜める>
「ニィィィィィィィィトォォォォォォォォッ!!!!」
赦さないッ!お前を全身全霊を持って……倒すっ!
<天に拳を突き出す>
全身を光が包む。
分子まで肉体の構成が分解される。
肉体が分子のレベルから再構築される。
「行くぞ…ライダータイプ…!」
言葉を発したのは俺…ナックルニート
漆黒の肉体を持つ、黒き兎。
速度を求めるために作られた肉体。
闇を塗り固め、燃える怒りを瞳に持つ、拳士…
「俺は、ナックルニート…貴様を打ち倒す者の名だ…!」
「ふん、怪人黒兎か…お前などに負けたりはせんぞ…」
ライダータイプが構える。
遅い。
<踏み出す、踏み出し、加速する>
瞬間、目の前のライダータイプへとまっすぐに拳を繰り出す。
「ぐぅっ!」
受けられる、が此処までの速度を持てばただのジャブだろうと、一撃必殺の威力を持つ。
「お前がお前の正義を貫くように…」
「っく…俺は負けるわけにはっ…!」
<踏み出す準備>
次で決着が着く。
ライダータイプが飛ぶ。
<ただ跳躍>
「いかないんだぁ!」
「俺の正義を貫くだけだっ!」
交差する飛び蹴り。
着地。
崩れ落ちたのはライダータイプ。
「俺は…俺はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
そう、ヒーローとは言え、ライダータイプの元は秘密結社にて改造された存在…
敗北のあとに残されるのは―――
ドンッ!
低く鈍い音が鳴る。
衝撃が大地を走る。
爆発。
―――そう、ただ消滅のみ。
「…六号」
倒れている六号へと駆け寄る。
「ぁ…ナ・・・ックルニート…さん…」
「喋るな!俺が…今…」
口に指を当てられる。
「言わないで…?私…もう…だめな…の判ってるか…ら…」
「でも…」
「良い…の…私…貴方の…事…初めて見た…時から好き…でした…」
「六…号…」
彼女の身体を抱える。
「れん…か…っていう…の…わた…しの…本当の…名前…」
「れんか…」
彼女の身体を抱きしめる。
「あは…嬉しい…」
最後の力を振り絞ってか、彼女の腕が、俺を抱きしめる。
そう、それはとても儚く。
「ありがとう…×××君…」
「え…」
彼女の体から力が無くなる。
「れんか…」
俺の本名を知っていた…?
何で…れんか…蓮香…?
高校の時の…クラスメイト…そうだ、れんかって…俺がつけた彼女のあだ名じゃないかよ…
「何で…なんでお前…こんな…はははっ…ははっ……」
俺も…お前のことが…
「ウおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「ナックルニート…」
何時の間にか、処理班と共に来ていた博士が俺の肩に手を乗せる。
「博士…」
「…死体を蘇らせる事は出来ん…だが、その意志を受け継ぐことは出来る」
「あぁ、頼む…ソレが彼女の意思なら…」
少し悩んだが、俺は頷く。
「あぁ、そのことだがな…彼女は今回担ってしまったが…次回の出撃の際、自分が死んだらお前にパーツとして与えて欲しいと頼まれていたのだ…」
「…そうか…そうだな…蓮香ならそう言うな…ハハッ…全く俺は昔からアイツに迷惑かけっぱなしだ…」
俺は、彼女の意志を、彼女の想いを継いで生きようと、俺は決意した。
正義と人の呼ぶものに理不尽に奪われた物を、取り返す為に…
面倒になったので省略。
あらすじ
妹
ヒロイン
さぁ、どうする?
登場人物まとめ
ナックルニート(多分21歳)
秘密結社(名称未定)の改造人間。
変身機構付きで、変身後は黒い兎。
本名不明。本名が出る際は×××と表現される。
恋夏(年齢秘密と言うかマダ不明)
秘密結社の食堂で働いてる女の子。
非改造者。一応ヒロイン。
優(多分19)
ナックルニートの妹。
変身後の姿は不明。
事故にあって、死んだと思われていたが生きていた。
食堂のお姉さん(不明)
偽名:カナ
一応戦闘員クラスらしいが、ナックルニートを圧倒するほどの戦闘力の持ち主。
まぁ、食堂のお姉さん。
秘密結社に就職しよう!〜第四話後編・運命の三叉路〜
まぁ、あの後恋夏は優と和解したようで、二人してベッドで眠っている。
俺はと言えば、二人にベッドを占領されてしまったので一人ベランダで煙草をふかしていた。
「ふぅ…生きていた…ねぇ、実感わかないけどな…」
妹の顔すら忘れてしまっているのだから…なんて、薄情な兄なんだろうな俺は…
何時までもこう煙草を吸っている訳にも行かない。
さて…どうするか
1.喉が渇いたな、食堂の自販機なら、まだ買える筈だ。
2.もう、ソファーで寝るか
3.ベッドへルパンダイブ!
結果3
ガラ…
ベランダのドアを開ける。
さて…二人の眠るベッドへと近づく。
「れぇ〜んかちゅわぁ〜n」
飛び込む前に何かが俺を吹き飛ばす。
ガシャーン。
ベランダを突き破って地面に叩きつけられる。
流石優だ…そう言えば実家でも俺へのいたずらと称して迎撃装置を作り上げていたな…
とりあえず、部屋が1階でよかった…
さて…
1.痛いからとりあえず医務室へでも。
2.暴れたら喉渇いた、食堂の自販機へ。
3.諦めてソファーで寝るか…。
結果2
喉渇いたな…少し、体が痛むが…まぁ通常活動…いや、日常生活には問題ないか。
あ、財布家の中か。
ベランダの柵を乗り越えて室内に入る。
起きてないらしい、強い二人だ。
まぁ、最も恋夏の方は本当に疲れて死んだ様に眠ってるのかも知れないけどな。
自分の財布を取る。
出る前にベッドの方を確認する。
でかいグローブがベッドの上でゆれている。
…優、お前はフジコか?
食堂へ行く。
流石に暗いな。モウ誰も残ってないんじゃないか?
とりあえず…と金を入れて、何買うかな…
1..基本にして王道赤い缶の炭酸飲料。
2.青い缶のスポーツドリンク。
3.もう少し悩む。
結果3
うーん、安易に決めすぎかなぁ?
赤い缶と青い缶…どっちにしようか悩む。
「えいっ」
ポチ。
いきなり後ろから伸びてきた手がボタンを押してしまう。
「誰だっ!」
横に飛ぶ。
「何よくーちゃんが悩んでたから決めてあげたのに」
食堂のおねーさんだった。
「…あ、すいません…そしてこんばんは、お姉さん」
頭を下げる。
「良いよ良いよ、ほら、これ」
自販機の中から缶を取り出して投げてくる。
キャッチ。
「……なんでまだこんなの売ってるんですか?」
缶入り汁粉だった。
そりゃ、甘い物好きだけど…
で、何でこんな所にこの人は居るんだろう?
聞いて見るか。
1.なんでこんな時間に?
2.俺に何か用事でも?
3.まさか俺をストーキング!?
結果2
「何か俺に用事でも?」
こんな時間にこの場所に居たって事は俺に用事があるか、まだ食堂の仕事があるか…
だが、食堂の灯が落ちてるんだから、後者は無いだろう。
「んー、まぁ、用事があるっちゃあるんだけど明日の朝かなって思ってたんだけどね」
笑って言う。
手に財布を持ってるって事は、ジュース買いに来たのか。
「あ、一応用事はあるよ?」
あるらしい。
「何の用事ですか?」
「とりあえず座って話そうか」
頷いて、近くのテーブルの椅子を引いて座る。
「クーちゃん結構料理できるんでしょ?」
「まぁ、それなりには…」
お姉さんが買ったジュースは俺と同じ、缶入り汁粉。
しかも冷えてるから甘ったるさが前に凄い出てるんだが…
それは置いといて、俺はまぁ、一人暮らしの期間がある程度あったので料理のうではそこそこ…かな。
「そこで、一応戦闘員だけど君の上司な私から君に指令です」
上司だったんだ、知らなかった。
「あさって、開催される、別の秘密結との会食パーティーで君も出て料理の手伝いをする事っ!」
「そんな大事なパーティーに参加して良いのか?俺なんかが」
「一応指令だし、改造人間以上なら参加資格あるんだけどね?どうする?一応断っても良いよ?」
さて…どう答えよう?
1.判りました、力足らずですがナックルニート全力を持ってその任務へと当たります。
2.今回はちょっと遠慮させていただきます。
3.そんなことより一緒に踊りませんか?
結果1
「判りました、力足らずですがナックルニート全力を持ってその任務へと当たらせて頂きます」
「あら、そんなにかしこまらなくても良いのよ、じゃ、明日は通常任務じゃなくて食堂に朝6時に出てきなさい」
朝6時…早いな…
ちなみに通常の任務なら8時に控え室へ行けばよかった。
書類とかは、戦闘員の人たちが処理をしたのを見て、認可のはんこを押すという地味な作業だから良いんだけど…
「あ、上には私から話しておくわ」
それじゃ、また明日と言って、先に食堂を出て行く。
明日、明後日は忙しそうだな…
翌日。
「ほら、早く!急いで!もう待ってる人居るんだから!」
お姉さんの怒号が飛ぶ。
「ルーレットあなご定食3つお待たせしましたぁ」
恋夏が、カウンターへと定食のトレーを持って行く。
「はいはーい、ハンバーグカレーできましたー」
何故か優まで居る。
気にしない事にしよう。
「ブレアの3時カレーとマーボーカレーお待たせしましたぁ」
俺もカレーの更を両手に持ってカウンターへと行く。
あぁ…予想以上に、此処は戦場だ…
時間は過ぎて。
「さて、食べちゃいましょー」
「「「頂きます」」」
全員の声がハモル。
時間はもうそろそろ10時。
ようやく朝飯である。
朝食は朝の残り物を加工したまかないである。
大変なんだな食堂も。
「さて、それじゃ洗い物して、昼も頑張りましょー」
「「「はーい」」」
気のせいだろうか?
洗い物先に入っていた俺は考える。
俺以外が全員女性なのは。
「あ、ナックルニートさん良いですよ、代わりますよー」
「あ、大丈夫です、作り始めてから洗い物までが料理と言うものだと思ってるんで」
代わると言ってきた女性、多分彼女も戦闘員に答えて洗い物をする。
あぁ、パワー型の改造されていたらそう思いっきり皿を割るんだろうな。
流石にそこまでドジじゃないと思うけどな。
洗い物が終わり、再び食堂は戦場と化す。
そう昼飯の時間だ。
次は配達まであるのでさらに人手が足りない。
さて…俺はどうするか。
1.食堂で調理。朝以上の戦場、俺の実力を発揮してやる。
2.配達に回るかね、力仕事なら男手のが良いだろう。
3.サボるか。
結果1
っと言う間に気付いたら昼時が終っていた。
どうやら配達は他の部隊の人たちがローテーションで配達しているらしい。
「さて、お疲れさん、これから5時まで次言う人以外は休憩入って良いよー」
と、お姉さんが此処の責任者やってるらしい。
今更だが。
「恋夏、クーちゃん、で私に優ちゃん」
名前呼ばれちったい。
「2時半までは休憩してて良いからね」
他にも数人呼ばれていたのでまぁ、大丈夫かな。
「呼ばれちゃったね」
恋夏が俺に声をかけてくる。
「あぁ、まぁ何にせよ、頑張るだけだがな」
「うん、クーちゃん凄いなぁ、闘うだけじゃなくて料理も出来るなんて」
昼の事を少し思い返す。
中華なべを延々と振っていた気がする。
汗が凄いからという理由で、お姉さんが、手ぬぐいを渡してくれたので頭に巻いている。
「つまりは、今日の俺は汗臭いから近寄らないように」
「…クーちゃん、脈絡が無いよ?」
「それが、俺だ」
さて、休憩時間か…何するかな。
1.恋夏と話している。
2.何故か居る優のところに行く。
3.お姉さんと話す。
4.他の食堂で働いている人達と話してみる。
5.一人の時間も必要だ、煙草をテラスで吸う。
結果2
「よう…」
俺は恋夏と分かれて、何故か朝から食堂で働いている優のところへ来た。
「お兄ちゃん、どうしたの?」
と頭に手ぬぐいを巻いて三白眼化している俺の姿を見る。
「なんでお前が居るのかと気になって…な」
「あはは、私は結構初期からいるから、この組織の幹部なんだよーだから仕事も結構自由利くから」
…幹部なんだ。
「なるほど、だが明日は表立って立つんだろ?話したりとかしないのか?」
どうしても先生みたいに話すイメージがあるんだが。
「大丈夫、そう言うのは他の人が考えてくれるから」
えへへーと笑って抱きついてきて。
即離れた。
「そんなに汗臭いか」
「うん、休憩前にお風呂入って来たほうが良いよ、これから女の人一杯来るから」
…そうか、なら入って来た方が良いな。
1.自分の部屋の風呂に入りに行く。
2.大浴場に入りに行く。
3.お姉さんに一番近い風呂を聞いてみる。
結果2
一番近いのは…
大浴場か。
大浴場は、温泉を引いてきて、個室を持たない戦闘員の皆様に無料解放している大浴場である。
あぁ、なんて判りやすい。
効能は良く知らん。
パッと入ってパッと出るかな。
「はぁ〜良い湯だ…」
昼間に入る背徳感も増して、素晴らしい湯だ。
ゆったりと浸かる。
と、もう出ないとまずいな。
食堂に戻る。
さて、何すりゃ良いんだ?
「あ、クーちゃん良いところに」
お姉さんに聞けば良いか。
「クーちゃん、生地を叩いてもらえる?」
「把握した」
生地を叩く。
なんの生地だろう?
「薄くお願いね、今日ミルフィーユ出すつもりだから」
ふむ、ミルフィーユだったか。
薄く薄く薄く薄く薄く…
「クーちゃん!そのぐらいで良いわよ!」
…っは!お姉さんの言葉で我を取り返す。
どうやら物凄い薄さの生地にしてしまっていたらしい。
…この薄さだと、512層の奇跡のミルフィーユが出来そうだ。
これだから、速度と精度に特化した改造のこの肉体が恐ろしい。
「それじゃ、すぐ焼き上げるから、着替えてもらえる?」
渡されたのは、執事が着ているような服だった。
名前知らんが…
「ソレに着替えたら紅茶の準備をしといてね」
「…判った」
あぁ、何時薔薇人形が来ても良いように紅茶の勉強しておいて良かった。
着替えるとぴったりだった。
頭の手ぬぐいを取り、髪を整える。
つまりはこう言う事も要求されるという事か。
ならば俺の全力を持って、3時の休憩に来た女性をもてなしてやろう!
「お待たせしました、ダージリンです」
テラスの方へとポットを持って行く。
モチロン渡す時に微笑む事も忘れない。
「あ・・・ありがとうございます」
相手の顔が赤い、風邪でも引いてるのか?
「お顔が、赤いようですが、気分が優れないようなら、医務室へ行って休養したらいかがでしょう?」
「あ、だ・・・大丈夫ですから」
さらに赤くしてうつむいた。
あ・・・フラグ立てた?俺?
まぁ、良いや俺はフラグクラッシャー2級を持っているからな…
何でこんな資格取ったんだろう?
と、まぁ、色々とやりながら一日が終った。
確かに、かなりの疲労を感じる。
俺は風呂に入ると、そのままベッドに倒れこんだ。
あぁ、本当の仕事は明日だったか…と考えながら。
翌日…会食の開催日。
秘密結社ではなく、街のホールを借り切って行うらしい。
もちろん、表向きは会社同士の会食。
ま、あまり内容は変わらないが。
「あーなんで俺は食堂に手伝いで入っちゃいけないんだ?」
食堂から締め出された俺はお姉さんに聞いてみる。
「最近、力がある怪人のあなたが、食堂なんかで働いてたり、そもそもこの会食に参加しなかったら、意味が無いのよ」
左様ですか…
しかたなしに、会場へと出る。
おうおう、殆どが知らない人ばかりだな。
当たり前か。
さて…仕事も無い俺はどうするかな?
1.相手方の組織の怪人と見られる狐耳の人に話しかけてみる。
2.トレーを持って働いているっぽい恋夏に話しかけてみる。
3.ベランダに出て、一服してみる。
ここからです。
>>次
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/19(金) 23:06:36.78 ID:6k2N8taZ0
1じゃね?
把握した。
(*´Å`)復帰おめでとうございます
>>1 小津ー。
キツネムスメーのほうはどうなってるんだ?
んー…あそこに居るのは別の組織の怪人の人かな?
一応交流って目的で来てるんだから…交流しないのはまずいよな…
「うー…海先輩も、とり先輩もどっか行っちゃったし…」
困ってるらしい。
そう言う時こそ、男が出て男を立てるときだろう。
「どうしました?」
「ひぁ!?」
後ろから話しかけたのはまずかったか?
驚いたのか飛び上がって逃げてしまった。
「あー…すまない、俺はナックルニートって言う怪人だ」
「あ、ご丁寧にどうも…私はトリックフォックスと言います」
どうも見た目からして、変身機構の付いていない怪人らしいな。
「な、なんのようですか?」
あーそりゃ、警戒されるか。
「いや、な…困ってたみたいだし、多少は交流しないといけないわけでな…そう上からのお達しなんで」
つい苦笑してしまう。
「はぁ…そうだったんですk」
ドーン
爆発が起きる。
そちらを見る。
酔った怪人の一人が暴れ始めたらしい。
「…全く、空気の読めない奴だ…手伝ってくれるか?」
「あ、はい、判りました」
怪人キツネムスメーの方は俺の管轄外。
ミミサン探して抗議してw
協賛って事で出させて貰っただけだからっ!
どきどきしつつ支援
相手は耐久力に自信のあるタイプに見える。
トリックフォックスが怪人を投げる。
俺が飛びソレを蹴り床に叩きつける。
.「ナックルニート!新しい形態になるんじゃ!」
博士の声が聞こえる。
何だよソレ、全く聞いてないぜ?
てかそんなの使ったら大変な事になるんじゃないか…?
「転身と叫ぶんじゃ!」
博士の声が聞こえる。
1.転身する。
2.必殺技を叩き込む。
3.トリックフォックスに任せる。
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