呼ばれず飛び出る小説スレ

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1ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw
どうぞ
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 21:33:35.41 ID:myutzCTI0
2get
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 21:33:42.83 ID:e9K/M/Z/0
ぐはぁwwwww
マジかwwww
4ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw :2006/05/15(月) 21:34:37.33 ID:V0id9Zxw0
>>3
反省は粉微塵とてしてないから困るw
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 21:35:40.49 ID:myutzCTI0
>>3
wktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktk
6保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 21:38:12.71 ID:e9K/M/Z/0
んー、じゃあ・・・人がいないようなので(ォィ安価で小説でもするか。
それが一番落とすのに近道そうだという罠wwww
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 21:39:27.33 ID:e4Kn8cXJ0
よーし、無茶な指示出しちゃうぞー
8ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw :2006/05/15(月) 21:41:54.23 ID:V0id9Zxw0
弓弦さん着たよ。
9保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 21:42:41.83 ID:e9K/M/Z/0
この春から新社会人になるから、荷物を整理していた。
そしたら、別れた彼女の荷物が出てきた。
正直思い出したくなかった俺は、その彼女の下着を含めた一切合財をごみとして処分しようと。

衣類は燃えるごみへ。
本は資源ごみへ。
下着は萌えないごみに。

はて・・・?

そこで、なんだか解らないものがでてきた。

それは、鮮やかな装飾が施された、童話に出てくるような、金色のランプだった・・・・・

擦りますか?
>>次の次
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 21:44:04.12 ID:myutzCTI0
萌えないゴミwwwwww
擦らない
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 21:46:37.32 ID:e4Kn8cXJ0
擦る━━━━━━━━!!!!!!
12保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 21:56:22.98 ID:e9K/M/Z/0
把握。

なんだかなぁ。あいつはこんな金属まで置いていきやがったのか。
これは燃えないごみ、っと・・・
そう考え、ポリ袋に放り込もうとしたが。

・・・・・・。

ひしっ

!!!??

なにかが、手のひらに絡みつくような感覚。
ぞっとするほど冷たく、体温を奪うような。
この感覚には、覚えがある。・・・思い出したくは無いが。

ランプに視線を落とす。なんら、見かけに不自然なところは無い。
が、意味不明な、意味深な、訳の解らない興味が、湧き上がって来た。

とあればやる事は一つだ。

擦る。
どうやればいいのかなんてわからない。童話を見返せば正しいやり方が載っているかもしれない。
こういった呪術的に危険なものは扱い方を間違えるとえらこっちゃなるとは聞いていたが。

残念ながら、非科学を信じていなかった。

きゅっ・・・・きゅっ、きゅっ。
13保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 22:00:07.32 ID:e9K/M/Z/0
無造作に、数回、袖で擦ってみた。
セーターの繊維でさえ傷が付いてしまいそうな繊細な表層。

なんてこたぁ無い。何も起こるはずは無い。


だから、このご発展する事態が、このランプに端を発しているものなのか、それともそう見せかけられた狂言なのか。
あるいはただの偶然の積み重ねか。
それは解らない。

ただ、感じたことの無い『因果』というものが、俺の背後の扉を叩く。

がんがんがん。がんがん。ぴぽぴぽぴぽぴんぽーーーーん。

・・・・・・・ざわざわ。

出る?出ない?
>>次の次
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:00:29.88 ID:e4Kn8cXJ0
ksk
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:03:16.69 ID:M314ZOifO
でる
16保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 22:12:13.18 ID:e9K/M/Z/0
把握。

ドアのノックは明らかに、焦燥では無い別の何かの感情によって『叩かれて』いた。
不機嫌な相手であればやり過ごしても構わないかもしれないが、まぁ立つ鳥跡を濁さずくらいは果たしたっていい。

厄介ごとの匂い。
だが、出た。

がちゃっ

ぐいっ、がばっ

鍵を開けると同時に強引にノブが回り、一気に扉が全開まで開かれる。
それは明らかに、通常生活圏内で振るうべきでは無い上限の力積を越えていた。
なんらなのと特別な事情が、この扉の向こうの―――

「遅い!私が叩いたら可及的速やかに出なさい!!これ命令の一!」

キチ○イな事をのたまう少女が――――
少女が―――

妹がいた。

・なんでおまえがここにいる?
・了解した
・沈黙
・その他

>>次の次
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:15:05.20 ID:4dc+8MIZ0
ksk
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:16:02.33 ID:VPxBPgL80
だが断る
19保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 22:23:37.31 ID:e9K/M/Z/0
「だが、断る」

しれっとそう言い放つ。
はっきり言って俺はこの妹があまり好きじゃない。
容姿を伝えれば納得していただけると思う。

ギャルだ。それも、かなりこってりした格好の。
ジャラジャラとチンケなアクセサリーをぶら下げ、ギャハハ、と下品な笑い声を上げるあの生命体だ。

その妹が、さていつもと雰囲気はまったく違ったが、その傲慢さだけはそのままに、俺にこんな要求をしやがる。
突っぱねる理由はあれど、飲む理由は無い。理由については別ページを参照ください。
そういって、しかしドアを閉めようとはせず、開けたまま招く意味で室内に戻る。
その俺の背中に、

どげしっ!!!

衝撃。息が詰まる。
―――肘鉄っ!!?

思わず膝が折れる。そのまま頬が床に付いた。その状態で振り返ると・・・
ミニスカートの中m じゃなくて、
妹の右腕から、陽炎のようなオーラが立ち昇っているように、見えた。
・・・・錯覚?

・なにしやがる
・応戦
・了解
・その他
>>次の次
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:23:40.97 ID:CoTKdtPl0
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:25:51.92 ID:M314ZOifO
モルスァ!
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:25:52.89 ID:4dc+8MIZ0
なにしやがる
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:26:02.88 ID:e4Kn8cXJ0
事情を聞く
24保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 22:36:28.71 ID:e9K/M/Z/0
おもむろに立ち上がる。

これはアレか。今流行のなでしこファイターとかそういうのか。
んで、道場破りで俺のところに来たとかそういうことか。

ハン、舐めやがって。

こいつとしてはきっと、北斗の拳のタイピングゲームで言うなら最初の野良犬くらいの相手としか見てはいないんだろう。
そんで、ぶちのめしてもいい適当な成人男性、として、俺に挑戦してきた、という事か・・・””

ゆっくりと呼吸を整え、構えを取る。

「破!!」

狭いアパートの入り口、洗濯機とか置いてある廊下でいきなり決闘を始める俺。

ボッという空気が押し避けられる音を伴い、俺の掌低が妹に迫った。
しかし、一朝一夕で同行できる、対処できるスピードをはるかに超えたはずの一撃は、やすやすと妹に見切られていた。

右の掌低、それですまないと悟った瞬間、さらにはなった左のにーキックは、しかし妹が脚一本を立ててそれを防ぎ、
その足を踏み下ろすと同時に俺の腹といわず胸といわず中心に、正拳を突き出す。

「モルスァ!」

という気合の言葉を俺は遠くに聞いた。
吹っ飛んだ。
25保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 22:44:47.83 ID:e9K/M/Z/0
おーっと伸びます!のびます!ぐんぐん伸びて・・・・・入ったぁーーーー!!
ホーーーームラン!!ホーーーーームランです!!!
ああそして今、ぐったりと壁に背をもたれる兄に、妹が近づいていきます!喜びの凱旋!

「命令その二。私にたてつこうとは思わない事。おk?」

「・・・・けはっ。ぐっ・・・げほっげほっ」

どうにか、話せ・・・・いや、話せる。
この距離、廊下から反対側の壁まで。
15mは吹っ飛ばされたというのに、俺の体にはほとんど痛みがなかった。
妹にコテンパンにされたという心のキズは残ったが。

「ちょっと、聞いてる?」

しかし・・・なんか変だな。
荒っぽいがしかし、口調は凛々しく。
傲慢な命令さえ自然なレベルに落とす、気品を備えた声だった。
俺の妹の声の音素である事は確かだったが。

・・・・・・そもそもこの状況。何かがおかしい。

・了解した
・事情を聞く
・隙を突いて反撃
・その他
>>次の次
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:45:36.03 ID:4dc+8MIZ0
k−s−k
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:47:01.71 ID:QhDy63TI0
ここは情事……でなく事情を
28保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 22:52:50.59 ID:e9K/M/Z/0
把握。

「なにが、どうなってんだよ。」

「質問の意味不明。あと、女の子部屋に上げたんだからお茶と座布団くらい出しなさい。」

「・・・・・・。なにが目的だ?なんでここに来た?っていうか学校どうした。」

記憶が確かなら、まだ春休みには入っていないはずだが。

「うっさい。まずは座布団とお茶。私の求めている事を察して速やかにそれを満たす努力をすること。これ命令の三。」

「・・・・・・・・。」

ムカつくとかはなかった。かといって、さてこのままホイホイ主導権を握られてもなぁ。

・お茶を淹れる(オプション指定してくださいww)
・反撃
・逃げる

>>次の次
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:54:07.99 ID:4dc+8MIZ0
ksk
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 22:54:28.50 ID:4dc+8MIZ0
ドクダミ茶を淹れる
31保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 23:02:30.15 ID:e9K/M/Z/0
把握。

そーいえば通販で買ったどくだみ茶があったなぁ。
よし淹れてやる事にした。

「はいったぞ」
「ん、戴こう。」

湯のみだった事が少々不服だったようだが、一応出されたものには敬意を払うらしい。
何度か聞茶、数度くゆらせると、上品にその真っ黒に近い液体を口に運んだ。
かなり濃く淹れたためか、少し顔をしかめて。

「・・・・ちょっと、渋いな。いつもこれで飲んでるのか?」
「んー・・・・?まぁな。あ、砂糖いるか?」
「砂糖?・・・・試してみよう。」

キッチンに角砂糖のポットを取りに行った。
・・・・はて。

どくだみ茶に砂糖。
これはむしろ、俺がやらずに妹がやっていた事なのだが。

「懐かしいだろ、どくだみ茶。昔、ばあちゃん家でよく出されたよな。」
「ん?・・・そうか。」

こいつ、ちょっと・・・・・・おかしいぞ・・・・・・?

質問安価
自由質問とします。どうぞ。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:04:03.64 ID:QhDy63TI0
前から男言葉だったん?
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:04:48.87 ID:VPxBPgL80
何故突然やって来た?
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:05:14.37 ID:4dc+8MIZ0
で、学校はどうした
35保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 23:11:57.50 ID:e9K/M/Z/0
俺「そういやいつからそんな・・・・そこはかとなく丁寧な口調に変更したんだ。」
妹「最初っからだが?そもそも、私は今来たばかりだろうが。」

私・・・?

俺「まぁー、小汚いギャル語よっかマシだけどな。」
妹「そうか。よかったな。」
俺「その調子で、髪ももっと自然な色に戻すとかしたらどうだ?」
妹「ふむ・・・確かに正論だが、これはこれで気に入ってるぞ。エキセントリックだ。」
俺「そのブレスレットもさ、重いんじゃないか?そんな手当たり次第に嵌めてちゃ。」
妹「ん?呪術的、宗教的意味合いが強いものだと思っていたのだが・・・違うのか?」
俺「そのミニスカートも。また母さんに怒られるぞ。せめて短くするなら自分で裁縫しろって。」
妹「ふふ、これは確信犯だ・・・」

ちらり、と。
裾をつまんで持ち上げて見せた。

俺「・・・・やめなさい、はしたない。」
妹「つまらん反応だな」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:12:40.78 ID:e4Kn8cXJ0
結局何の用があって来たんだ
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:12:43.36 ID:1KdmA8om0
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:13:03.01 ID:4dc+8MIZ0
・・・・・・

お前、誰だ?
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:18:59.21 ID:e9K/M/Z/0
俺「どうして突然やってきたりしたんだ。学校はどうしたのさ。」
妹「自主休校だ。いやなに、ちゃんと欠席の申請はしてあるし、学業に支障が出ないようには取り計らってやるさ。」
俺「新幹線で着たのか?もしかして・・・また父さんとケンカしたか。」
妹「ああ、残念ながら・・・母君とは会ったが、まだ父上殿にはお目にかかって無いな。
 ここには、トランスポーターに頼んで運んでもらった。」
俺「マジで!!?」
妹「ああ、史上最速で、かつもっとも安全だったぞ。」
俺「いいないいなーー!!今度電話番号教えてくれよ!!」
妹「うむ、しかしこのあと少年を運ばねばならんから、しばらくはそれに付きっ切りにならねばならんそうだ。」
俺「うあーーーいいなーーー。ってかそんなツテ、どこでつけたんだよ?」
妹「蛇の道は蛇、ということだ。ふふふふ。」
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:29:27.22 ID:82RZNkR+O
保守
41保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 23:31:12.11 ID:e9K/M/Z/0
で、だ。

俺「結局、なにをしにここに来たんだよ?・・・・いや久しぶりに会えて俺も良かったけどさ、おまえちょっと変じゃないか・・・?」
妹「それはそうだ、違和感を感じずにはいられまい。

 なぜなら私は、おまえの妹では無いからだ。
 
 正確には、おまえの妹の体は、私が乗っ取った。」

俺「・・・・・・・ふーん。」

火山由来のケイ素生物の侵略か・・・?
火星からの電波で脳が変質したか・・・?
カルト宗教団体による洗脳か・・・?

俺「・・・・・・大丈夫、大丈夫だ。まだ間に合う。」

そういって、妹の座る横に、擦り寄って移動。

俺「なにがそんなに辛かったんだ?もっと早く相談してくれれば力になったのに・・・いや、もっと速く気がつかなくてごめんな。」

そっと妹の肩に手をかけ、抱きしめた。

俺「大丈夫、お兄ちゃんが付いてってらるから。一緒に病院にいこう。な?ちゃんと謝れば、警察も父さんも許してくれるから。」

ちくしょう・・・俺の妹だって言うのに、まさか麻薬に手を染めてしまうなんて・・・!!

病院にいきます。オプションになにを持ちますか?
>>次の次
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:32:24.64 ID:4dc+8MIZ0
ksk
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:33:17.80 ID:e4Kn8cXJ0
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:33:21.51 ID:4dc+8MIZ0
家の鍵と財布と保険証
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/15(月) 23:43:56.61 ID:82RZNkR+O
保守
46保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/15(月) 23:45:36.10 ID:e9K/M/Z/0
病院ってビザが使えた・・・よな。
現金は心もとなかったがなんとかなるだろう。出かける前に母さんに電話しておこう。
正直、妹がこうなってしまうまで放置していた母親に、そしていささか「正しすぎる」感のある父親に、腹が立たないでもなかった。
でも、なんていえばいいんだ・・・?
妹がヤクやってるらしい、俺ンところまできやがった。これから病院行ってくる。ノシ
か?気の弱い母さんは卒倒しかねない。父さんは最悪縁を切るとか言い出しそうだ。
迷った結果、とりあえず。

「もしもし母さん?今ゆりあが来たんだけど、心配は要らないから。帰ったら電話くれ。over」

とだけ留守電にれて、とりあえず出かけるに当たって必要な装備を確認。
そうだ、車出してもらおう。ちょっと気が引けるが、こういうときにこそ頼れるのが友人。

俺「ちょっと待ってろよ、すぐ準備済むからな?」

妹は先ほどの強硬な姿勢とは打って変わって意外なほど素直に、
「そうか病院か。それもいいかも知れんな」
と言って、わたわたしている俺の横でどくだみ茶を飲みながらいいともをみている。

あらかた準備はできた。あと必要なのは、なにがあっても妹を立ち直らせてやろう、という愛だ。
たぶん、持ってる。
その確認を済ませると、アパートの隣の部屋に向い、そのドアを叩いた。

俺「すまない、ちょっと車貸してくれないか?」

就寝中だったらしい友人は、俺運転しようか、と気遣いを見せてくれたが、自分で運転すると請け負った。
そして。
俺は妹を連れて、一番近くの一番大きい、県立病院へ向った。
47保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 00:00:00.71 ID:pPYszyBb0
どうにか病院いついて。
俺は薬物中毒の疑いがある、と受付に告げた。ぎょっとしたかのような若い受付の看護士をなだめ、どうにか診察を取り付ける事に成功。
今のところ急を要する事態でも無い。禁断症状らしきものも無いし。
しかし・・・・と。

ここまで、来てしまったか。
体の心が、柔軟性を牛待った、しかし脆い棒になってしまったかのような気分。
想い足取りで、しかし妹に心配を書けないように、しっかりした足取りを装ってロビーに戻る。

俺「おーい、ゆりあ・・・・。・・・・・?」


!!!!!!

ゆりあがいねぇーーー!

どこを探す?

>>次の次
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:00:05.22 ID:8yPZSOjfO
保守
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:02:56.18 ID:IVz6W9o/0
ベンチの下
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:03:30.89 ID:GQHRyb4o0
うーん、外に出てないかチェック
51保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 00:06:50.07 ID:pPYszyBb0
あわててロビーの床に五体当地。
視線を360度に巡らせる。

いねぇーーーーー!!
それにいろんな人に色んな目で見られたorz

続いて、外にでていないかを確認。
大病院だけあって、正面玄関には守衛がいる。

俺「小汚いギャルは通りませんでしたか?」

守「見て無いねぇ。」
52保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 00:11:48.09 ID:pPYszyBb0
ちょっと広すぎましたね、すませんorz

・地下(駐車場、モルグ)
・一階(ロビー、受付、内科診察室、ER)
・二階(職員研究室、保管室、資料室)
・三階(手術室、隔離室、検査設備)
・五階(一般病室)
・六階(一般病室)
・七階(ホスピタル速報VIP)
・屋上

>>次の次の次
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:12:43.00 ID:GQHRyb4o0
k!s!k!
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:16:36.17 ID:GQHRyb4o0
俺一人でも加速する!
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:17:38.72 ID:GQHRyb4o0
では地下へ
>>53-55 酷い自演を(ry
56保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 00:28:52.71 ID:pPYszyBb0
把握。

地下かなぁ・・・・地下っぽい気がしないでも無いんだよんぁ・・・いや、作劇的にさ。
さて地下には・・・こう行ったものかね。たぶん、職員側の領域に入り口があるんだろうけど。
ふふふ・・・妹に突破できて俺に突破できないはずは無い!

まずはトイレで待ち伏せ。運良く、すぐ入ってきた男性職員を気絶させ、その服とIDを奪う。
変装を済ませ、裏口から進入。レントゲン室の横を抜け、隔離病棟へ続く長い廊下を素通りし。

俺「あった・・・・!!」

それっぽい入り口が。職員用の階段だ。これが地下まで続いている。
壁に背をつけ、そろそろと進む。ダンボールが欲しいな。

こうして、地下への潜入を果たした。
地下一階。レベル1、HP10/10、満腹度100%、ちから8/8 装備品なし。所持品:大きなパン

地下二階でラリホーでやられました。
次どこ探す?
>>次の次
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:29:01.77 ID:8yPZSOjfO
歩ー朱ー
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:38:27.69 ID:IVz6W9o/0
3階
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:39:44.27 ID:GQHRyb4o0
不思議な地下室wwwwwww
60保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 00:46:41.80 ID:pPYszyBb0
把握。

三階へ行ってみた。かなり適当だが、なんぞ病理を疑いたくなるあいつならいてもおかしくは・・・・。

・・・・居たっ!!
しかし、誰かと話しているうだった。

俺「おい、ゆりあ!勝手にどっかいかないでくれ!」

そう声を掛ける。そして歩み寄ると、ゆりあの隣に居たのは――――

・手術室の前でうなだれる、中年だった
・生きてるのか死んでるのか解らないじいさんが、検査室の前のイスに座っていた

>>次の次
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:48:23.51 ID:0GtflPq50
ksk
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:48:26.97 ID:D+1g5w8P0
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:48:40.23 ID:IVz6W9o/0
これはひどい
64保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 00:49:40.27 ID:pPYszyBb0
>>次
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 00:51:25.59 ID:IVz6W9o/0
生きてるのか死んでるのか解らないじいさんが、検査室の前のイスに座っていた
66保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 00:59:37.81 ID:pPYszyBb0
把握。そして大勢決定。

俺「あ、どうもすいません・・・妹がなにかご迷惑をかけませんでしたか・・・?」
妹「失敬な奴だな。私は」
俺「良いから、少し静かにしてなさい、いいこだから。」

爺「・・・・・・・・・・・・・・・ほぉあ〜〜〜〜?」

俺「では、あのっ・・・大変失礼しました。」

そう言って、まだ良く状況が理解できていない爺さんを置いて。
妹の手を引き、歩き出そうとしたが。

妹「待って。」
俺「なんだよ。」

妹「私たちは、このおじいさんに会いに、ここに来たのよ。」

・・・・・・・・・・やっぱり薬中を放置するもんじゃないなぁ・・・・・・・・・
あきれる俺に構わず、妹は続けた。
67保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 01:11:37.10 ID:pPYszyBb0
あなた。

このおじいさんの願い、七つ叶えなさい。


妹は、そういって、俺に、指を突きつけた。

俺?


なんで?
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 01:23:04.41 ID:GQHRyb4o0
七つもなのか……
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 01:24:46.59 ID:0GtflPq50
ドラゴンボール7つを7回

7×7=49で計49個分のドラゴンボール回収作業が必要です
70保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 01:27:22.06 ID:pPYszyBb0
私はランプの精。
聞いたことはあるでしょ?アラジンの話。
あれと同じようなものね。
私の存在理由は、『願いをかなえること』
その機能と実行力、そして揺るぎ無い意思。
数百のそれを結い合わせて人工的に造られた、第二基準生命。
第二基準生命って言うのは・・・あー、まだ民間への認知度は低いみたいだけど。

猫耳少女の脳に宿ったcv.若本の猫や、ジャーキーに肉を得た鬼教官の仲間といえばいいかしら。

え?知らない?・・・・まぁいいわ。
とにかく、私はあなたの妹のからどぉ乗っ取り、あなたにこのおじいさんの願いを七つかなえさせるために来たの。

なんで、って・・・・あなたが、ランプを擦ったから。
それだけよ?うん、本当に。

薬じゃないってば。
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 01:35:54.30 ID:GQHRyb4o0
え、じゃあ 妹であって妹でないのか
72保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 01:44:35.36 ID:pPYszyBb0
解った、解った、とりあえず下に行こう?先生が待ってるから(警察も)。
あのおじいさんとは何をはなしてたんだ?きっといい人なんだったんだろうね。
うんうん、よくなったら一緒にお見舞いに行こう、約束だ。
だから今は、自分の心配をするべきだ。な?もう、自分が何をしてきたかもわかっているんだろう?
おまえはゆりあだ。ランプの精なんかじゃない。お兄ちゃんにはわかる。
大丈夫、大丈夫。お兄ちゃんはゆりあが好きだから。
ね、ランプの精じゃなくてもゆりあが好きだよ。だから、もう一度自分の名前を言ってごらん?

・・・・・・・・・・・

うん、うん、そうだね、そうだね。さぁ先生のとこいこう。きっと良くなるから。
え?
あのお祖父さん?
・・・・・・・・・・そんなこといっても・・・・
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 01:47:07.12 ID:GQHRyb4o0
も……もどかしい場面だな……ああウズウズウズウズ
74保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 02:14:52.18 ID:pPYszyBb0
私が理解できないならそれでも構わない。
だけど、それではいつまでたってもおまえの妹の記憶とゴーストは私の巣であるランプに閉じ込められたままだぞ?
じゃあこう考えてみてはどうかな。
私は本当に薬中だとして、私は私の再起のために、あなたに何かお願いしたとしたら、あなたはそのためにどんなことができる?
この場に、愛を持ってきたあなたは、私のために、その程度の事もできないというのか?
いいや、あなたには、今は私が付いている。
願いをかなえる力がある。その用意もある。
それが私の力。

そんなに悲しそうな顔しないでよ・・・私は正常なつもりなんだから。
とりあえず、医者にかかれというならかかろうじゃないの。なにもでやしないわ。

病室聞いたから、明日また来るわよ。
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 02:25:25.30 ID:GQHRyb4o0
誰でも良いから願いを叶えれば自由とか、そういうのかな……
76保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 02:42:45.31 ID:pPYszyBb0
薬物反応は出なかった。

妹は・・・・・・どうなってしまったというんだろう。
幸いにも、自分は今少しばかり暇な時期にある。
であれば、妹のこの願いというか。
ワガママを聞いてみてもいいかもしれない。
決して、よく解らない話を信じた訳ではない。
ただ、よくよく話を聴けば。
この老人、なかなか。
知り合ったとあれば、放っておくのが気遅れるような、老人だった。


構想『老人の夢。』
ルート確定。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 02:47:20.76 ID:bT/bZP8S0
老人と海?
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 02:51:32.90 ID:GQHRyb4o0
見つける場所で分岐か……
79保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 03:07:31.40 ID:pPYszyBb0
とりあえず、妹はしばらくこっちに滞在するそうです。

俺「飯おまえ作れよ」
妹「だが断る」
俺「そんくらいやれよ!薬物反応でなかったんだし」
妹「飯はおまえが作る。これ命令その四」
俺「っていうか、なに、その命令は。」
妹「あ、言い忘れてたけど、今あんた呪われているから」
俺「あーそー。ちょっと教会行ってくる。」
妹「ちょwwwダメ!やめて!!ほんとに私殺されちゃうから!」
俺「マジかよwwww」
妹「って程怯える事も無いけど。本気で祓おうとされれば、あるいは危ないかもね。
 人間が私たちを殺す方法もあるのは事実。私たち第二基準生命を殺すのは、ある特定の脳波なの。無生物時代の名残とも言うべき、ね。」
俺「はいはい、ワロスワロス。」

隣に妹が居るけど、何か質問ある?
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 03:12:15.07 ID:GQHRyb4o0
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 03:12:56.90 ID:GQHRyb4o0
しまったorz

一人に7つ願いってきつくね?
82保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 03:20:29.14 ID:pPYszyBb0
妹「アラジンだってそんな感じだったじゃない。別に何でもかんでもかなえるわけじゃないし。」
俺「ぶん回される俺の身にもなれ。」
妹「恨むんなら、あんたの彼女を恨むのね。ああ、今は元・彼女なんだったっけ?」
俺「・・・・・っせー。」
妹「まぁおじいちゃんで幸いだったと思いなさいよ。」
俺「・・・・・かもね。俺はまだ、願いをかなえにゃならんという必然性が解らんのだが。」
妹「覚悟を決めなさい。私の僕、ケンシロウよ。」
俺「・・・・・・」

妹に本名で呼ばれるのは
・・・・・
なかなか新鮮だった。
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 03:36:51.16 ID:0GtflPq50
やはり北斗の拳ネタだったのかwwwww
一個質問してから寝るかな。

具体的にどうやって願いをかなえるんだ?
84保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 03:55:05.87 ID:pPYszyBb0
俺「ん、で、どうやって願いをかなえればいいんだよ。」
妹「私が御茶飲みたいって言ったら、どうする?」
俺「淹れるさ。僕的位置づけらしいしね。」
妹「あのお祖父さんの願いがなんなのかは知らないけど、望むものを提供してやるって言う原則は変わらない。」
俺「ちょっと不可能そうなのがきたら?」
妹「例えば。」
俺「空を自由に飛びたいな、とか。」
妹「そーねー・・・ヘリをチャーターして済ませられればいいけど。できなきゃ合衆国空軍の戦闘機にでも乗せてもらうわ。」
俺「それで、済むのか・・・・・・?」
妹「済まなき困るわよ。私はタケコプターなんて持ってないんだから。」
俺「役たたねーなー・・・・・・大腿なんで願いをかなえるなんてしなきゃならんのだ。あまりに一方的に過ぎないか。」
妹「そういうもんよ。どこかで誰かが負わなきゃならないの。」
俺「俺たちとは違う基準の生命に言われてもなぁ。」

具体的に、駆けずり回ってかなえるようです。
85保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 04:08:31.53 ID:pPYszyBb0
質問が無ければこれで今日は終了。
残ってたらまた書かないとも限らない。
質問は随時受付。保守がてらどうぞ。

あと、ここまで読んでくれた皆さんと、保守してくださった皆さん。
安価踏んでくれた皆さんとkskしてくれた皆さん、っていうかもうみんなみんなありがとうー!

俺「・・・・・・寝るか」
妹「私ベットー」
俺「・・・・ちっ」

一緒に寝ればいいじゃん。兄妹なんだし。
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 04:31:56.30 ID:GQHRyb4o0
ごめんね 協力弱くて ごめんねorz
87保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/16(火) 05:00:03.29 ID:pPYszyBb0
大事なの忘れてたwww
このスレは、皆さんはもちろん協賛各スレの同胞と支えあって運営しています。
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1147626607/
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本スレ
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1147507925/l50
の保守を、いや死守をお願いします。ここが過疎ったらみんな潰れる。
とないぬプロジェクトについてはこちらで。
公式HP:http://atapnet.ddo.jp/~tonainu/index.html
まとめ:http://www.geocities.jp/yumigen_yayoi/
wiki:http://www12.atwiki.jp/tonainu/pages/1.html

ではお休み。
今日はありがとうねー。
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 07:18:19.90 ID:bT/bZP8S0
保守
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 07:48:01.39 ID:XTTEEj01O
保守
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 08:16:28.68 ID:JlHkO5OVO
保守
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 09:39:53.41 ID:0GtflPq50
保守質問

結局一緒に寝たのか否か
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 10:30:08.09 ID:0GtflPq50
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 10:55:59.63 ID:JlHkO5OVO
テスト終わった保守
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 11:39:01.30 ID:JlHkO5OVO
保守
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/16(火) 11:54:40.80 ID:XTTEEj01O
保守
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
保守