1 :
グロック18 ◆RQKY4H.GFo :
どうぞ!
2 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/09(火) 22:17:03.18 ID:8+FIkbFu0
人の画像整理が軌道に乗ってきたところでなにしてくれるんだあんたはwww
レイと聞いてやってきた俺は
どう見てもシト新生です。本当に(ry
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:18:43.38 ID:TLb5bFJ4O
5 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/09(火) 22:20:32.35 ID:8+FIkbFu0
覚悟ができてない上にいきなりなスレ立てだけどな・・・
気になることがひとーつ。
・・・・・・・人いる?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:23:05.58 ID:6P/mJMEkO
ノシ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:23:37.80 ID:TLb5bFJ4O
ノ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:23:37.65 ID:BIruJ66xO
ノノノ
9 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/09(火) 22:26:38.26 ID:8+FIkbFu0
おk−では書く。
コンテンツを選んでくれ。
1.対秘密結社ヒーロー物小説続き
2.シト新生な小説
3.安価小説
1で
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:27:43.42 ID:05HEmGIP0
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
へ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:28:11.17 ID:05HEmGIP0
1wktk
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:29:17.82 ID:BRfg/kj70
断然2で。
てか、シト新生って編集版だけどね。うん。
14 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/09(火) 22:31:01.60 ID:8+FIkbFu0
なんかDEADエンドばっかりですなぁ。
みんなそんなに血が好きなのか?
秘密結社には正義のヒーローを。
ではDEAD ENDには安易な奇跡を。
という訳で選択肢追加。
4.安易な奇跡小説
さあ選べ
>>20
15 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/09(火) 22:33:29.28 ID:8+FIkbFu0
このまま落ちるのも・・・楽しいなww
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:34:02.63 ID:7GGHpKVU0
そうはさせん!
ksk
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:34:22.41 ID:Gbm1brCK0
奇跡は起こらないから奇跡なんだ
ってばっちゃが言ってた
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:36:40.45 ID:BRfg/kj70
すべてはシナリオ通りに。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:38:29.39 ID:BIruJ66xO
ksk
踏んだら1
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:38:55.07 ID:7GGHpKVU0
1
21 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/09(火) 22:39:27.20 ID:8+FIkbFu0
把握した。しばし待て。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:50:40.52 ID:6P/mJMEkO
wktk
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:51:13.18 ID:BIruJ66xO
保存
24 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/09(火) 22:53:11.88 ID:8+FIkbFu0
25 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/09(火) 22:58:34.70 ID:8+FIkbFu0
すったもんだあって一週間経った。
その間、三回出動指令が俺たちの横を素通りして行った。
一応自治の上で組織された団体への補助金を出して、警戒と対処に当たらせる計画も機能しているが。
実際は大して戦闘力も無い五人組の私腹を肥やしているだけだと聞く。
抜本的な監査制度を設けた方がいいのではないかと思うのだが、秘密結社と戦う者達はあくまで野放し
にした猟犬でなければならない。
この国にテロリストそのものな極左武力集団がいること。
そいつらが人体改造を執り行い生活を脅かしていること。
保険も利かない災害が、あなたの街にも潜んでいること。
未だ安全を無償と考える国民にそれは、冷や水もいいところな情報なのであった。
行政機関へのデモやタカ派代議士への権力移動ならまだいい。
最悪、この情報が埋もれてしまう危険性さえあった。
事実をそれと認識しないことなかれな国民性。そこに原因があるとは言わないけど。
少なくとも、今はまだその時ではない。
というのが、内務省所属の地域犯罪対策委員会の見解だった。
そして、その時が来るまで。
俺たちは銃を取らねばならんという訳だ。
・・・・・・・第二回、奇怪!蜘蛛男!・・・・open
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:58:38.95 ID:+jK/D8hK0
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 22:58:43.36 ID:9mcvhTWg0
びー!びー!びー!
『管理区画、6N、9N、5W、12SSで事件発生。第四方面12SSに急行せよ。繰り返す、かんr』
「うっせ。」
の一言ともに突き出された拳は正確に出動警報装置を沈黙させるに十分な衝撃を、その単純化されたサイレンに与える。
がしゃん、びー−−−−・・・・・かしゅん。
心もとない音を立て、喧しい上に緊張感のまったく無いサイレンが黙る。任務完了。
・・・ではなく。
「うぉーい、西村ー。出動だってさー。」
リビングに向けて手でメガホンを作って呼びかける。
あー、着替えなきゃな。こんな格好じゃさすがに出歩けないし。移動は俺が運転だけど。
「聞いてるかー、さっさと支度
「もうできてます!早く来きてくださいっ!!」
と、背後から。
着替えるの早!?
西村 緑・・・俺の相棒にしてネコミミメイド。
不当に改造手術を施された少女にしか見えない少女なんだけど男子が声を荒げる。
フリフリのメイド服に颯爽と身を包み、コンバット・ショットガンを軽々肩に下げた西村は既に地下駐車場直行のダストシュートに手を掛けていた。
おまえはその格好だからいいけどな、俺の軽装だと摩擦熱すごいんだぞ、それ。
仕方ないので昨日から訓練できてたのと同じような格好・・・すなわち、白いシャツに迷彩のカーゴパンツ。
すらすらと三十秒ほどで着替えを完了し、今朝のうちに西村が整備しておいたであろう、警視庁払い下げのMP5Kサブマシンガンを手に取る。
念のため支給されたコルトを引っさげる。ホルスターは無い。俺にはまるサイズがなかった。なんで?
いやそれもそうだろう。
リボルバー向けのホルスターを備える部隊なんていまさらどこにいるって話だ。
ニューナンブのそれじゃあ収まらないし。それに尻尾きりに備えてだろう、
流出したって事になってるMP5Kの出所はどうとでもできるがニューナンブのホルスターを武装したテロリストにしか見えないアンチテロ組織が保有してたら・・・
もみ消しに手間がかかる。
それだけの理由。
ともかく、40秒で支度を終えた俺はダストシュートに手を掛け・・・深呼吸。
初出動。
緊張しないはずは無い。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 23:17:19.09 ID:9wgeq0xb0
が、目下の緊張は。
「ケツが焼けませんよーに・・・」
手を、離し。
「あああぁぁぁああぁぁあーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・・・・・・」
自由落下に近い加速度で落下。
黒だけが視界を染め。
奈落とも思えた先に、駐車場がある。
ここ数日で、きっと地獄は駐車場のようなところなんだろうなぁとか思うようになったよ、ママ。
で、着地。
五点着地。そうでもしなきゃ骨が折れる。
最初に何も解らずここに放り込まれたときはマジ焦った。
幸いにトランプリン(!)が設置してあったから助かったものの、もし頭から突っ込んだら・・・
素人なら死にかねない。っていうか、死ぬ。死ぬところでした!畜生!
既にエンジンは温まっていた。じゃあおまえ運転しろよとか思うが。
公道を走るにあたってメイド服を着た外見年齢15歳、実年齢15歳のこいつで呼び止められては話にならん。
「遅いですよ!今このときも事態は出血し続けてるんですからね!?」
解ってるよっ!
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 23:37:43.61 ID:2GBvTrsJ0
保守せな!マサルさん
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/09(火) 23:49:12.07 ID:COU5LMat0
いや、見てるんだけどね。
自分のところでいっぱいいっぱいだったり orz
車内、後部に身を潜めた西村はメイドの土産と大書されたリボンでストライカーを隠蔽。
現地迷彩を施し、現場へ急行。
この街は、結構な都市だ。
東に太平洋を望み、南に都心を控える、山岳に引っかかる頃合の街。
管理区画12SS、丁度自然公園やゴルフ場が乱立してるあたりだ。
なにが狙いかね。
まぁ、何でもいい。
殲滅、それだけ。
目的も、存在理由も。法廷速度でもそれほど時間はかからなかった。
現場に到着。
案の定、ゴルフクラブだった。
狙いは大方、余暇を過ごしに来た連中のロッカーだろう。
そんなセコいようで実にあなどれ無い犯罪ばかりを繰り返し、しかし着実に力を着け。
半年前のロッキード以来の政変にかこつけて巻き起こった総選挙と、次々に暴露され、白日に晒された現職知事の実体。
そんな政治不信の進んだ現在に至り、戦闘員の質もかなり上昇しているという。
まだ現場の警備隊や県警にも対応できる範囲に収まっているというが。
今回のように、現場指揮に戦闘員『以上』の敵がいた場合は、話は別だ。
犠牲を覚悟すれば県警でも叩けるだろう。
しかし、これは俺たちの仕事。
黒いタイツに身を包んだ、異様な戦闘員が数珠繋ぎにされて連行されている横を通り過ぎる。
封鎖されたグリーンキャンプ。
車を、止めた。
県警の現場管理者に話を聞く。
37分前、このクラブが襲撃を受けた。
人質は脱出、ただし資材や資金などといった物品狙いであることは明らかで。
俗に言う・・・
怪人、も。
二人確認されたそうだ。
・・・・・上等じゃないか。
俺たちは正義の味方だが、その背後には同じような連中が控えている。
特撮物によくあるような、一対一を繰り返すような非効率なマネは通常起こらない。
例えば某仮面ライダーにしても、怪人五、六人同時に派遣すればひとたまりも無い。
悪の組織は、組織なのだ。組織的な『面』での行動をされれば、『点』でしか行動できない孤高の戦士は太刀打ちできるべくも無い。
連中としても『怪人』は貴重な人材なのだろう、書類送検で解放される、フーリガンにしか数えられない戦闘員は使いっ走りで。
使用者責任を問うことは実質難しい。その首魁が不明だからだ。
思想的背景以外に繋がりを持たない奇怪な戦闘員。
ちゃちな連中だが、再利用が利くのが恐ろしい。
だから、『怪人』を仕留める。
そのための正義の味方。
ミテルヨー
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 00:21:41.17 ID:LWm54V00O
ほしゅる
「人払いをよろしくお願いします。それと、護送車を二台。なるべく怪人は生け捕りにしますけど、邪魔な戦闘員が中にいた場合は・・・」
死体で引き渡す事になる。
とまでは言わなかった。
しかし、怪人と行動を共にするだけの人材だ、何らかの情報を所持している可能性もある。
どっちにしろ必要なのは検死官だ。
「怪人のタイプ・・・外見的特徴に関して情報は?」
すらすら、と、西村が、自分の父親ほどの年齢の現場指揮者に質問を繰り返す。
さすがに子供に任せてばかりもいられないので、俺は俺で周囲の情報を集める。
植樹された細い低木と、細やかにカットされた松林。その向こうにゴルフ場のコースがあるのだろが、そこの連中の用は無いはずだ。
「はい。部下の話では、前日の公聴会で例に取り上げられた『蜘蛛男』と、そして・・・これは不正確な情報なのですが、『蟹』のような奴もいた、とのことです。」
「蟹・・・・・。それって。」
車内からPDAを取り出す。高速検索。
「こんな感じ?」
赤い甲羅。幾つかの腕。改造された証拠。ありありと。
「はい、部下の報告そのものです!」
「そう・・・・・・・・では、三十分して戻らなければ、
現場の封鎖を維持したまま本部の増援を待ってください。
本部は、グレネードを用意するように、と伝えて置いてください。
包囲網は縮めてはいけません。私たちになにがあっても、です。
現場の人間には、全員発砲の用意をしておくように言ってください。
一挺のストライカーより、十挺のニューナンブです。よろしいですね?」
「解りました。・・・あの、どうか、お気をつけて。」
敬礼。
40 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/10(水) 00:33:23.76 ID:2fPjAKQ60
そっと。
西村の耳元に顔を寄せる。
「ひょっとして・・・ヤバァー?かな?」
その口調と、そして事実に西村がしかめ面を作る。
「ええ、そうです。蜘蛛はご存知の通り正義のヒーローなら誰でも撃破したことあるほどメジャーな怪人ですが。」
「蟹・・・は、これまで、一人しか確認されていません。」
「警官隊の集中砲火ならいざ知らず、ストライカーで何とかできるかどうかって相手です。」
「あなたは、初戦で荷が重いかもしれませんが・・・いいえ、これくらいの働きはしてもらわないといけませんね。」
「あなたには蜘蛛のほうを担当してもらいます。高分子生体繊維の罠に気をつけて。それで接近を許さず。」
「確実に、その銃で仕留めればいいだけです。粘糸を飛び道具にすることもあります。でもまぁ・・・たぶん、大丈夫でしょう。」
「おまえは?蟹をやるのか。」
「アレは俗称を『赤い悪魔』といいます。」
「既に二人、あいつに取られてる。」
「どうにかここで仕留めたい相手ですね。」
「・・・大丈夫なのか。」
「心配は自分にかけるべきですよ。」
「僕の覚悟。知ってるでしょう?」
にこり。
その笑みが、薄ら寒かった。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 00:50:09.89 ID:rZ+/htFX0
保守
本部の増援を待つって言う選択肢はないのか。
だめですよ。みんな忙しいんですから。大体、それで正義の味方が勤まると?
二、三人、警官連れてってもいいんじゃないか。
死人が増えるだけですよ。僕が殺す、ね。
各個撃破する方法は無いのか。包囲はできているんだろう。
この狭い・・・いや狭くは無いですけど、あの建物の中で、ですか?待ち伏せで二人ともやられますよ。
その待ち伏せに俺が引っかからないという保証は。
蜘蛛の糸の粘度は高いですが、成人男性が本気出してどうにもできないレベルじゃありません。
体に油を塗れば大丈夫なんじゃないか。
そんなにちゃちなモンじゃないですよ、生体繊維は。指向性は粘糸の投擲のための機構でしょうけど、それでいて高い異方性も備えているんです。脆い分、とことん粘る。だからあなた、気を付けなきゃいけませんよ。あ、このククリナイフあげます。使ってください。
・・・・はぁ。
なにため息ついてんですか。
いいや、・・・・やる気満タンだぜ?
じゃあ、行きましょうか。
歩き出す。
二人。
正面入り口に。
堂々と。
そして
作戦開始。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 00:53:03.23 ID:XbB9gUc40
そんなに大量の保守が必要なほど時間は開かないじゃないの!
だが保守
あーもーしゃーねーなぁー!やったるよぉ!
来いや蜘蛛男ォ!テメーの罪状なんかヘでもねえ罪背負った俺が相手になってやるぜ。
ガラス戸を押し開け、一歩踏み出し、それがその足元の感触に違和感を覚え。
そしてそんな俺に構わず、西村は飛び出した。
跳躍。
一足でホールの粘糸トラップを飛び越す。
俺は強情に、スニーカーをぐっちゃぐっちゃ言わせて。
さあ、怪人はどこだ。怪人はどこだ。
突然「」が無くなったのは仕様?
よーし保守には早いのに保守しちゃうぞー
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 01:17:52.03 ID:LWm54V00O
wktk保守
そして姿をあらわす。
自分から所在を教えるその粋やよォし。ぶっ潰してやるぜ。蜘蛛野郎。
ホール眼前。ロビーの側から蜘蛛。そして、ちょうどガラス張りの正面から外の様子がよく見える。
その向こうに、ああなるほど。蟹野郎がいた。
「散れ」
西村がつぶやく。
まだべとつくスニーカーを床から離す。先ほどまで俺がいた地点に、透明な粘糸が投下された。
それは見る間に白く変色。木工ボンドと逆だな。
片手でも少し大きいサブマシンガンを構える。
低い姿勢。
西村は既に粘糸のトラップを見切り。
OB対策に網の入ったガラスに、ストライカーを向け、一発、二発。
ばちん!!ばりばりっ!!!
盛大な音を立て、ガラスが砕け散る。集弾性を落とした12番が、西村一人通るに十分な穴を開ける。
そのまま外へ。
ある意味、分断されたようだが。
これは分担だ。真っ当な。
wktk
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 01:40:49.58 ID:LWm54V00O
wktk
ロビー向こうの蜘蛛男に向け、軽く引き金を絞って三点バースト。正確に眉間を貫ける・・・といいな。
牽制にはなっても仕留めることはできないだろう。弾切れは・・・正直危ないかもしれない。
これは戦闘で、相手を殺すのが目的なのだ。
殺されないように隠れてちゃ意味が無い。
だから、隠れた相手を引きずり出して。
できれば確保したいけど、まぁあ所詮はどこにでもいる蜘蛛男だ。
殺したって構わないだろう。
特権。撃ち捨て御免。戦闘下では許された俺たちの権利。
身を隠した応接ソファの影から身を乗り出す。
カウンターの影に隠れ、俺の動き封じんと糸を飛ばす蜘蛛。
芸の無い野郎だ。舐めてんのか。
接近。接近。徐々に詰まる距離、詰まる間合い、俺は飛ばされる粘糸を見切り、よけるまでの時間も短くなり。
ついに必中距離に入る。もう一度頭出してみやがれ、その綺麗じゃない頭を吹き飛ばしてやるぜ。
が、甘く見てはいけない。
怪人というのは人をやめた連中のことだ。
一発や二発ぶち込んで死ぬものじゃない、と聞く。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 01:59:01.88 ID:0R3wXYuuO
保っ守ぅ
かくして、停滞の状態。
考えが無いわけじゃない。
閉塞状態を打破する一手。
相手が蜘蛛ならこれを使え。
禁鳥謹製『殺虫爆弾』。
早い話がバルサンだ。
対蜘蛛用の。
こいつで炙り出す。
水なし着火、効き目抜群・・・だといいな。
裏蓋で擦る。
そいつを放る。
五秒。
強烈な発煙。
たまらず、姿をあらわす蜘蛛。
ちょろいもんだぜ
たたたたたたったたたたたん!!!!
ぐざっ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 02:04:10.17 ID:XbB9gUc40
禁鳥てwwwリーサルウェポンwwww
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 02:15:07.68 ID:w3X+2X++0
バルサンwwwwwww
弾倉の9mmが一斉に吐き出される。
一直線に。寸分違わず。その頭蓋を吹き飛ばそうと。
しかし、読まれている。
いた。読まれていた。
こちらの殺虫剤使用も。接近も。
誘導されていた。
この一撃のために。
一対の脚と、五指を持つ一対の腕。
残り四本の剛毛を蓄えた無骨な捕食者の脚が弾丸を受け止め、なにかの液を撒き散らし、はじけた。
そして、あらわになった頭部。
目が合った。
まなこ。
さすがに八つ目にはなれなかったのだろう、その目。
しかし注視すべきは口元。
人の形を捨てたそこには、まだ知らぬ武器があった。
ひゅっ
風
何かが飛んで、俺の左腕に突き立つ。
それはまるで、ダーツの矢のような。
・・・聞いてねえよ。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 02:44:36.21 ID:/BGCmlkx0
黒兎さん、保守は任せました。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 02:45:45.19 ID:/BGCmlkx0
59 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/10(水) 02:56:01.18 ID:2fPjAKQ60
じくじく、と脈動を始める血管。
じわじわと広がり始める麻痺。
やベえ。
毒針。
内部から溶かす奴。
そんなの・・・
こいつ、ただの蜘蛛男じゃないなっ・・・・!!?
ふらつく。
だが走る。
まだ動くうちに弾倉を交換。
しようとするがうまくいかない。
カウンターに足を掛け、悠然と、余裕さえ感じさせる足取りで、今度は俺が追われる立場に。
ちっくしょう・・・ちくしょー・・・・!!!
倒れこむように逃げる。相手が銃器を装備していないのが幸いだった。ビバ、非武装日本社会。
毒が回らないように止血をしたいところだったが、無効もその隙をみすみす与えてくれるものではないだろう。
体後とぶつかるように、二本目に来るかもしれない針から逃げ。
施設のさらに奥へ、熱に浮かされたような思考のまま、俺は逃げた。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 03:19:56.41 ID:a36REoTyO
61 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/10(水) 03:35:15.07 ID:2fPjAKQ60
サブマシンガンを取り落とさないよう保持するだけで精一杯だった。
談話室、事務室、ふらふら、ふらふら。
やば・・・
やばやば・・・・
やばい、やばい、やばいやばいやばい
痺れが首筋を登る。
左腕の感覚が遠ざかる。
左耳に痺れが回る。
音が聞こえなくなりつつある。
その時耳を澄まして、遠くショットガンの炸裂音が聞こえた。
救援は期待できそうにない。
くそ。
こんなところで。
終わってたまるかっ・・・!
なにか手段は。
なにか。
どこかに隠れる?どこに隠れる?
その閃きと同時に、視界に入ってきた扉。
ここに、いったん隠れて・・・
右手で押し開ける。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 03:58:12.78 ID:0R3wXYuuO
|ω・`)ラスト保守やがな
|ω・`)ノシ
|ミサッ
63 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/10(水) 04:00:45.02 ID:2fPjAKQ60
ドアを背に弾倉を交換。
まずいな。
単純な作業で、わずかに打算が戻る。
何か、迎撃、できなくとも、時間稼ぎ。
したくは無いが、死ぬよりマシだ・・・逃走。
どうやって?どうやって?
考えろ・・・・
殺される。
殺されるぞ。
落ち着け、素数を数えて、深呼吸をs―――
がががん!!!!!
ドアを突き破る幾つかの触覚。
それはあの捕食者の脚。
背を剥がす。
向き直り、
たたたたたたたたたたたたたっ!!!
撃った。が、これでは。
殺せない。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 04:22:51.74 ID:LWm54V00O
保守
65 :
保冷剤 ◆xl4B3i0CLs :2006/05/10(水) 04:29:13.37 ID:2fPjAKQ60
すまないが、今日はこれまでだ。
寝るから。
協賛スレの保守をしてくれると、うれしい。
もし、このスレが残ってら続きを書くよ。
さようなら、僕は灰になる。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 04:31:23.18 ID:LWm54V00O
乙・・・
誰か保守頼む
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 05:08:42.73 ID:a36REoTyO
ほ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 05:31:41.16 ID:2fPjAKQ60
らすとほしゅ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 06:18:48.18 ID:a36REoTyO
ほ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 06:43:30.04 ID:a36REoTyO
れ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 08:22:34.03 ID:0R3wXYuuO
い
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 09:52:46.25 ID:a36REoTyO
ざ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 10:25:09.60 ID:0R3wXYuuO
い
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 11:18:13.41 ID:a36REoTyO
の
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 11:50:08.43 ID:a36REoTyO
ネ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 12:12:03.37 ID:LWm54V00O
コ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 12:36:03.97 ID:0R3wXYuuO
娘
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 13:19:19.17 ID:0R3wXYuuO
は
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 13:42:00.76 ID:LWm54V00O
じ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/10(水) 13:42:46.75 ID:0R3wXYuuO
保守
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
保守