( ^ω^)ブーンたちの星に円盤がやってきたようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
地球から遥か遠い場所にある星。
そこから、終焉を知る人々が、地球に向かってやってきていました。
ーーー宇宙ーーー
地球に近い宇宙。
そこに、浮遊する青い円盤が、3つ
動くわけでもなく、黒い空間の中で静止しています。
ーーー円盤内ーーー
そこにいるのは二人の男。彼らは、彼方からやってきた宇宙人です。
( ´_ゝ`)「準備はできたか、弟者」
(´<_` )「ああ、もう完璧だよ、兄者」
( ´_ゝ`)「そうか。やっぱり流石だよな、俺ら」
(´<_` )「そうだな、流石だよな、俺ら」
そこにもう一人の・・・毛深く、もふもふとした体つきの男がやってきました。
/ ,' 3 「準備はできたか」
( ´_ゝ`)「荒巻さん・・・はい、もう準備は完了しています」
/ ,' 3 「他2つの船のコントロールは?」
( ´_ゝ`)「自律システムが正常に起動していますから大丈夫です」
/ ,' 3 「そうか・・・部隊は」
(´<_` )「全機の制御が可能です」
/ ,' 3 「そうか・・・よし、いこうか」
( ´_ゝ`)(´<_` )「はい」
呼び声
それは特になんの予兆もなく訪れました。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:43:56.18 ID:l4QWhdn90
ーーー高等学校 5F 教室ーーー
ブーンたちの住む星・・・地球。そこでは、いつもどおりの日常が展開されていました。
教師「えー、つまりここでのベクトルは・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
('A`)「・・・・・・」
(´・ω・`)「どうした、ひしゃげた顔をして」
( ^ω^)「数学つまんないお。どうせ将来使わないのに、どうして僕たちはこんなこと勉強してるんだお?」
(´・ω・`)「・・・知らんがな」
('A`)「あー、セックスしてぇ・・・」
(´・ω・`)「だまれ死ね鬱陶しい」
授業終了を知らせる電子音が響きました。先生はチョークを置き、生徒たちは起立します。
委員長「きをーつけー。れー」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「あざーしたー」
('A`)「さー、メシだメシだ」
( ^ω^)「言い方がおじさんくさいお」
('A`)「るせーなー・・・」
いつもどおり、ブーンとドクオはしょぼんの机に集まって、弁当を広げます。それもまた、日常
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:45:40.44 ID:l4QWhdn90
しかし、日常は時にいとも容易く崩れます。それもまた、日常の出来事の一つといえるのかもしれません。
ブーンがお箸を取り上げた瞬間、爆音が轟きました。それとともに広がる震動。
直後に生徒たちの悲鳴が響きました。ブーンたちは反射的に立ち上がり、あたりを見回します。
(;^ω^)「な、何が起こったんだお?」
その声は生徒たちの二度目の悲鳴によってかき消されました
('A`)「・・・!」
(´・ω・`)「あれは・・・」
二人の動向を見て、ブーンも校舎の外、グラウンドを見やりました
( ^ω^)「!!!」
そこに見えたもの。
グラウンドを覆い隠すほどの大きさの青色の円盤。
ついさっきまでそんなもの無かったはずなのに・・・
( ^ω^)「・・・・・・」
('A`)「・・・・・・映画?」
(´・ω・`)「にしては突然すぎる・・・一体なんなんだ、これは・・・・・」
そのとき、困惑の表情を隠しきれないブーンたちの耳に拡声器を通したような声が聞こえてきました。
穏やかな、男の声でした
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:47:47.28 ID:l4QWhdn90
(´<_` )「随分予定座標とずれたな・・・まぁ、無事ワープできたからいいのだが」
( ´_ゝ`)「あー・・・うん、ち、ちきゅーじんのしょきん。。。」
(´<_` )「おk兄者、落ち着け」
( ´_ゝ`)「・・・・・・地球人の諸君!」
(´<_` )「おk、流石だな、兄者」
( ^ω^)「・・・何が始まってるんだお?」
('A`)「ほれみろ、やっぱ映画の宣伝か何かじゃねーのか?」
(´・ω・`)「それだとあんな巨大なものがいきなり現れたことに説明がつかない」
('A`)「考えすぎだ」
(´・ω・`)「お前が考えなさすぎなんだよ」
彼らだけでなく、他の生徒も、その異形で巨大な物体を遊び半分で眺めていました。それは何も危害を加えようとせず、ただじっとしているだけだったからです。
( ´_ゝ`)「この星は・・・我々、荒巻漂流船団がいただいた!」
(´<_` )「おk、少し子供っぽい演説だが、流石だ、兄者」
( ^ω^)「……」
(´・ω・`)「……」
('A`)「…よし、メシ食おうか」
( ^ω^)「…そうするお」
(´・ω・`)「……」
兄者の口調はあまりにも幼稚すぎて・・・皆、当初の半分以上の関心を失ってしまいました。
未だにその物体は、彼らの目の前にあるのですが・・・
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:49:33.72 ID:l4QWhdn90
ーーー円盤内ーーー
(´<_` )「静かになったな・・・兄者、どうやら信じられていないみたいだぞ」
( ´_ゝ`)「・・・おk、見せしめが必要だな」
(´<_` )「・・・見せしめ?」
( ´_ゝ`)「そうだな・・・あの建物、潰すか」
(´<_` )「おい、それはさすがにまずいぞ兄j」
( ´_ゝ`)「おk、スイッチON」
(´<_` )「……」
ーーー教室ーーー
(´・ω・`)「・・・演説、終わったのか」
('A`)「俺らの反応が薄いからがっかりしたんじゃねーの?」
( ^ω^)「・・・なんだか、嫌な予感がするお」
ブーンがそう呟いたまさにその時、赤い光が走りました。
その赤い閃光は
円盤からグラウンドの向こう、白いマンションに向かっって放たれたように見えました。
そして次の瞬間に響いたのは鉄の割れる嫌な音。
マンションが崩落を始めたのです
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:51:49.58 ID:l4QWhdn90
爆音、鉄の落下音・・・それに入り混じって響く人々の絶叫・・・
それらは、彼らに現実を伝えるのには十分すぎました。
( ´_ゝ`)「よし、悲鳴が聞こえるぞ!」
(´<_` ;)「……信じてはもらえたな。流石・・・とは言えないが」
そんな兄者と弟者の声は当然、かき消されていました。
ーーー校舎ーーー
悲鳴のこだまする校舎。誰も正常を保つことができません
先生の怒号・・・「避難しろ、避難しろ!」と・・・その声も、混乱と恐怖で震えています。
('A`)「やべぇ・・つかどこに避難しろってんだよ・・・」
(´・ω・`)「あんなもの・・・絶対、人間の造ったものじゃない・・・」
(;^ω^)「そんなこといいから、二人とも逃げるお!」
廊下は生徒たちでごった返しています。
とても賑やかな声・・・しかし、日常とは全く違う声・・・それは明らかに、恐怖で震えた声でした
ーーー円盤内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・騒がしいな」
(´<_` )「当然だろう」
( ´_ゝ`)「・・・どうする、弟者」
(´<_` )「・・・荒巻さんも言ってただろう。俺らの目的は殺戮じゃない、征服だ。人間には俺らの力を見せ付けさえすればいいんだ」
( ´_ゝ`)「おk・・・地球人の諸君!よくきけ!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:54:14.47 ID:l4QWhdn90
ーーー校舎 5F廊下ーーー
( ´_ゝ`)「我々はけして君達を殺戮しようとしているわけではない。目的はあくまでも征服だ」
兄者の声は混乱の渦の中にいるブーン達にもよく聞こえます。
(´・ω・`)「・・・宇宙人か何かだな」
('A`)「宇宙人・・・んなばかな」
(´・ω・`)「そうとしか考えられないじゃないか」
( ^ω^)「遅いお!早く逃げないと、校舎も狙われたらどうするんだお!?」
ブーン達の教室のある階・・・五階は校舎の最上階。つまり、校舎が狙われた場合一番被害を受けやすいのです。
('A`)「そうは言うがよ、ブーン」
('A`)「これだけ人で溢れかえってるんだぜ?走ろうにも走れないじゃねぇか」
ドクオの言うとおり。
廊下は人で溢れかえっていました。意味の無い押し合いへし合い。意味の無い叫び声・・・混乱のおかげで、少しずつしか前に進むことができません。
('A`)「避難訓練なんてなんの役にもたたねーんだな」
(´・ω・`)「・・・だな」
( ´_ゝ`)「我々の力を思い知っただろう。一度退くが・・・次、我々が諸君の前に現れたとき、諸君が我々を歓迎してくれることを願う。以上だ」
ーーー円盤内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・流石だな、俺の演説。特に後半」
(´<_` )「・・・荒巻さんに言われていただろう。無駄な殺戮は控えろと。増してや、あれはおそらく一般人の住居だぞ」
( ´_ゝ`)「そうは言うがな弟者。征服には多少の暴力も必要だろう」
(´<_` )「勘違いするな、兄者。俺たちがこの星にやってきた、その本義は征服でもないんだ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:56:30.66 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)「救済だろう。わかっている。しかしその割には随分と沢山の戦闘用ロボットを積んでいるようだが?」
(´<_` )「あれは戦闘用ロボットではない」
( ´_ゝ`)「どこからどうみても戦闘用だろう!」
ダン!と、兄者が目の前の機器に拳をたたきつけました。
そこで、カチッという嫌な音。次いで、液晶に表示される様々な文字。響く電子音。
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(´<_` )「・・・どうした、兄者」
( ´_ゝ`)「おk、レーザー発射ボタン、ON」
(´<_` #)「あにいいいいいいいいいいいいいいじゃああああああああああああああ!」
(;´_ゝ`)「ま、待て。時に落ち着け弟者・・・」
円盤には多数のレーザー発射装置が搭載されており、兄者が起動させたのはその中の一つでした。
そのレーザー。標的は・・・ブーンたちのいる校舎でした。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:57:17.51 ID:l4QWhdn90
ーーー校舎1F 廊下−−−
(;^ω^)「やっと一階だお・・・」
('A`)「・・・はぁ、疲れっアグァッ!?・・・・・・」
(´・ω・`)「ドクオ!」
未だに人でごった返している空間。
その中で、ドクオが・・・こけました
しかしこけただけではすまないのです。
ただでさえ多人数が一度に通過するには狭すぎる廊下。後続の生徒たちが次々と、うつ伏せに倒れたドクオの背中を踏みつけていきます。
生徒A「ッ!転がってんじゃねーよ不細工」
生徒B「うわっと・・・チッ、キモいんだよ、死ね」
('A`)「ウボァ」
ドクオが醜い呻き声をあげている・・・その時、でした。
赤い光が、ブーン達の背後から、襲いかかりました。
次の瞬間、あの、破裂音が響きました
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 01:59:02.16 ID:l4QWhdn90
(;^ω^)「!!」
一旦落ち着いていた人々の悲鳴がまた沸きあがります。それとともに、人の流れが一気に加速しました。
(´・ω・`)「ブーン、早くこっちへ!」
( ;ω;)「まだだお!ドクオが・・・ドクオ、が、まだうわっ」
人ごみという濁流にのまれ、ブーンもしょぼんもほとんど身動きできずに流されていきます。姿勢を保つのが精一杯でした。
( ;ω;)「ドクオ、ドクオぉぉぉぉぉ・・・・」
その声もまた、濁流の中に消えました。
校舎は、ガラガラと轟音をあげて、崩れ落ちました。それとほぼ同時に、ブーンとしょぼんは校舎の外に吐き出されました。
(´・ω・`)「・・・何が一旦退くだ。畜生・・・」
( ;ω;)「・・・・・・」
(´・ω・`)「?・・・お、おい!ブーン!」
ふらふら・・・と
すでに瓦礫と化している校舎の残骸に近づこうとするブーンをしょぼんが慌ててひきとめます。
( ;ω;)「ドクオ・・・ドクオは・・・?」
(´・ω・`)「待て、また攻撃してくるかもしれないし、それに今校舎に近づくのは危険だ」
( ;ω;)「・・・・・・」
(´・ω・`)「ブーン!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 02:00:07.57 ID:l4QWhdn90
( ;ω;)「う・・・」
涙目になっているのはブーンだけではありません。
周りにも、泣き崩れる生徒や、呆然と立ち尽くす生徒・・・それらをなだめる生徒たちが沢山います。
彼らの友もまた、瓦礫の下にいるのです。
(´・ω・`)「とにかく、一旦ここから離れよう」
( ;ω;)「・・・わかった・・・お・・・」
(´・ω・`)「安心しろ・・・あいつはこれぐらいで死ねるほど人間味を帯びていない」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 02:03:36.79 ID:l4QWhdn90
ーーー円盤内ーーー
(´<_` #)「二度目をやらかすとは何事だ兄者!」
(;´_ゝ`)「お、落ち着け弟者・・・それに、だ」
( ´_ゝ`)「地球人の一人や二人・・・死んでも構わないだろう」
(´<_` #)「!」
その瞬間、円盤内に奇妙な沈黙が流れました。
聞こえるのは小さな電子音のみ
(´<_` ;)「・・・本気か、兄者」
( ´_ゝ`)「・・・?」
(´<_` ;)「今の発言は本気か」
( ´_ゝ`)「何を震えている、弟者」
(´<_` ;)「いや、なんでもない・・・とにかく、このことは荒巻さんに報告する」
( ´_ゝ`)「・・・・・・好きにしろ」
(´<_` ;)「・・・兄者」
( ´_ゝ`)「なんだ、弟者」
(´<_` )「兄者とは相容れられそうにない」
( ´_ゝ`)「何?」
(´<_` )「・・・ワープスイッチ、ON」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 02:06:44.39 ID:l4QWhdn90
やっぱりこの時間だと誰も来ないねorz
とりあえず今からは書きながら投下します。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 02:07:56.76 ID:2UiV0o2l0
最近深夜にスレ立てするの多いなー
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 02:13:25.71 ID:l4QWhdn90
ーーー学校付近 路上ーーー
(´・ω・`)「・・・ん?」
しょぼんは不思議な光景を見ました。さっきまで見えていた青色の円盤が・・・一瞬にして、その姿を消したのです。
眼を凝らしたところで・・・結果は同じ、でした。
(´・ω・`)「・・・・・・おい、ブーン」
隣でうなだれながら早足で歩いているブーンの肩を叩き、グラウンドを指差します。
( ;ω;)「……円盤が消えてる・・・」
(´・ω・`)「ワープという奴か・・・突然現れて、突然消えた」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 02:20:00.26 ID:l4QWhdn90
( ;ω;)「・・・・・・」
みるみるうちに、ブーンの顔が変化します
( ^ω^)「探すお」
(´・ω・`)「ダメだ。今はまだ」
( ^ω^)「でも・・・!」
(´・ω・`)「・・・俺だって行きたいがな。ここで俺たちが何か怪我したりしたら本末転倒だろう」
( ^ω^)「……」
(;^ω^)「わかったお」
(´・ω・`)「そのうち救助する人も現れるよ・・・だから、今は」
( ^ω^)「・・・・・・・」
涙の枯れたその眼は、まだあきらめきれていませんでした。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 02:32:30.92 ID:l4QWhdn90
ーーー宇宙ーーー
(´<_` )「ただいま戻りました」
/ ,' 3 「・・・あぁ、よく戻ったな」
弟者が荒巻の前に現れたのはあれから数分後のことでした。
これも、ワープ航法の賜物です
(´<_` )「・・・荒巻さん。一つ、報告したいことが」
/ ,' 3 「・・・ほう?」
(´<_` )「兄者のことなのですがね・・・」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 02:43:05.31 ID:l4QWhdn90
/ ,' 3 「・・・そうか」
(´<_` )「申し訳ありません」
/ ,' 3 「何故弟者君があやまる?」
(´<_` )「・・・俺の兄者ですから」
/ ,' 3 「しかし、そうなると少しやりにくくなるな…やはり、ロボットたちを使うほかないか」
(´<_` )「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・まぁ、最初から予想できたことだが、な」
/ ,' 3 「弟者君、我々の目的が何か、わかっているね?」
(´<_` )「・・・はい」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 03:00:37.88 ID:l4QWhdn90
/ ,' 3 「我々がかつて住んでいた星は技術の進化と共に滅びの道を歩んだ・・・この星にやってきたのは我々の星の二の舞にさせないため・・・この星を救うためだ」
(´<_` )「そのためには不要な殺戮はしない・・・いや、してはならない」
/ ,' 3 「・・・とはいえこの星の人々もそれなりの技術を持っている。我々のような異分子には当然牙をむくだろう。そうさせないようにある程度の恐怖を植えつけることは必要不可欠だ」
(´<_` )「しかし、兄者のやり方は消して許されるものではない・・・」
/ ,' 3 「・・・いつもの弟者君とは違って、妙に怒っているな」
(´<_` )「・・・それほどでもありませんよ」
/ ,' 3 「・・・ところで、兄者君は」
(´<_` )「・・・あれ?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 03:03:14.15 ID:l4QWhdn90
投下終了・・・短くてごめんなさい
明日残っていれば投下続けますが十中八九のこっていないでしょうね・・・
落ちていればまたスレ立てると思います・・・見ていてくれた人いましたら、どうもありがとうございました。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 03:04:45.75 ID:2UiV0o2l0
OZ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 03:53:19.34 ID:bYsUq2KdO
ほ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 04:30:39.24 ID:uu17cA3uO
保守
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 05:34:09.89 ID:/+M66eiMO
ほっしゅ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 06:29:20.33 ID:kf3JCR9fO
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 07:26:22.58 ID:beA1OuW1O
保守
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 07:43:42.32 ID:B0MVrymyO
ほしゅん
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 08:15:26.27 ID:4MW637740
どこいった兄者
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 08:46:29.67 ID:RUC+FFlu0
保守
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 09:19:49.17 ID:l4QWhdn90
起床しました('A`)b
残っていることに驚きつつ、保守してくれた人には本当に感謝しますorz
それでは、書き始めます
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 09:23:41.54 ID:l4QWhdn90
ーーー円盤内ーーー
兄者は・・・荒巻と弟者のいる円盤とは別の円盤・・・先ほど地球に降り立つために使った円盤の中にいました。
( ´_ゝ`)(・・・弟者・・・何を考えている・・・俺とは相容れられないだと・・・?)
( ´_ゝ`)(俺の言葉に間違いは無い・・・暴力なくして、異星人の救済などできるはずが無いんだ)
( ´_ゝ`)(弟者も荒巻さんも優しすぎる・・・いくらこちらに超級の技術があるとはいえ、油断をしてはならない・・・むしろ、高圧的に・・・)
( ´_ゝ`)(・・・友好路線ではこの行動は成功しない・・・ならば)
( ´_ゝ`)(俺一人ででも・・・地球人に恐怖を与えてやる・・・そして、征服する・・・!)
悲しいことに、その場に兄者を止める人はいない・・・のです。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 09:29:14.94 ID:l4QWhdn90
ーーー荒巻・弟者のいる円盤内ーーー
椅子に座って瞑想をする荒巻。弟者は液晶画面を見つめていました。
(´<_` )「・・・!」
液晶に現れた文字・・・それを見て、弟者が息をのみました。
/ ,' 3 「どうした」
(´<_` )「第二船がワープ・・・・・・しました」
/ ,' 3 「・・・兄者君か」
(´<_` )「・・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・追尾できるか?」
(´<_` )「いえ、不可能・・・です。まったく、一人じゃロクに円盤の操縦もできないのに・・・それも無断で・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 09:40:11.27 ID:l4QWhdn90
/ ,' 3 「・・・よし」
不意に、荒巻が立ち上がりました。
(´<_` )「荒巻さん・・・どこへ?」
/ ,' 3 「地球に行く・・・少し、様子を見に」
(´<_` )「では私も」
/ ,' 3 「いや、いい」
(´<_` )「・・・・・・」
/ ,' 3 「弟者君は第三船を使って兄者君を探してくれ」
(´<_` )「はい・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 09:47:08.02 ID:l4QWhdn90
ーーー某所ーーー
そこは、少し古びた田舎町の外れでした。
突然空間が揺らぎ、一瞬の後、青い円盤が現れました。
ーーー円盤内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・ここはどこだ」
( ´_ゝ`)(俺は確か東京に降り立ったはずなのだが…)
( ´_ゝ`)「・・・やはり手動操作をしてはいけないな。自動にきりかえよう」
( ´_ゝ`)「・・・それにしても妙に綺麗な場所にでたな・・・」
( ´_ゝ`)(外に出てみるか・・・誰もいないようだし)
( ´_ゝ`)(まず円盤を隠して・・・)
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 09:57:25.46 ID:l4QWhdn90
ーーー町外れ 草原ーーー
そこは草木ばかりの場所でした。一面が緑色で・・・とても美しいところです。
( ´_ゝ`)「・・・この星にはまだこんな場所があるのだな」
( ´_ゝ`)(我々の星にも昔は・・・こんな場所が・・・緑ばかりの・・・綺麗な場所が・・・)
???「あーあ、やっぱりこんなド田舎に引越しだなんて・・・人生狂ったわよ、もう・・・」
???「・・・あれ・・・誰?」
( ´_ゝ`)「!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 10:04:48.04 ID:l4QWhdn90
ξ゚听)ξ「・・・あなた、誰?」
現れたのは一人の、高校生ぐらいの少女でした。
( ´_ゝ`)「・・・しまったな」
兄者の外見は人間のそれと変わりません。しかし、着ている服は明らかに・・・人間のきる服とは違う、異質なものでした
ゆえに、少女は兄者を畏怖・・・の感情をこめた眼で見つめています。
( ´_ゝ`)(・・・迂闊だったな・・・どうする)
( ´_ゝ`)(・・・この際、殺すしかないか)
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 10:11:16.23 ID:l4QWhdn90
ξ゚听)ξ「あんた・・・誰なのよ!」
( ´_ゝ`)(・・・いや、待てよ・・・)
少しずつ、兄者の表情が冷たく変化していきます。
( ´_ゝ`)(何も殺すことは無いじゃないか・・・むしろ)
そう考えながら兄者は腰ポケットから赤色の物体を取り出しました。
光を反射するそれは、明らかに拳銃です。
ξ゚听)ξ「・・・!」
( ´_ゝ`)(殺すよりは、活用すべき、だ)
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 10:18:17.05 ID:l4QWhdn90
ξ゚听)ξ「ちょ・・・何よ、あんた・・・こ、殺す気・・・?」
( ´_ゝ`)「安心しろ、少し意識は飛ぶが死にはしない」
ξ゚听)ξ「安心できないわよ!だ、誰かたすk・・・」
非常に小さな音が鳴った数瞬後、少女はその場に崩れ落ちました。
( ´_ゝ`)「・・・まぁ、麻酔銃というやつだ。安心して眠れ」
( ´_ゝ`)(次起きたときには目の前に想像を絶する楽しい世界が広がっているよ)
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 10:23:09.72 ID:l4QWhdn90
一旦投下終了。ちょっと出かけてきますorz
11時半ごろに投下再開します。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 10:23:21.24 ID:gryWeH6uO
wktk
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 10:23:43.83 ID:l4QWhdn90
大事なこと書くの忘れてた・・・
見てくれている人、いましたらどうもありがとうございますorz
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 10:33:50.15 ID:bCsV1OfiO
だれかいないなあ、と思っていたらツンがいなかったのね
時間軸がよくわからないけど
がんばってねー
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 11:31:20.53 ID:y2tt3eec0
期待保守
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 11:34:37.01 ID:l4QWhdn90
残ってた・・・
えっと、時間軸は
日本時間午後0時半ごろ:円盤襲来
↓数分後
ドクオとブーンたちが離れ離れ
↓数分後
流石兄弟荒巻のもとへ
↓数分後
兄者無断でどこかに
↓数分後
兄者ツンを誘拐←今ココ
となってます。わかりにくくて申し訳ないですorz
では、続き書き始めます。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 11:45:57.28 ID:l4QWhdn90
ーーー二時間後 円盤内ーーー
円盤の中を奇妙な電子音、金属音が響いています。時折、閃光も走っています。
その中で一人、兄者は腕を組んで座っていました。
( ´_ゝ`)「我が星の技術をもってしても・・・流石に洗脳には手間取るな」
( ´_ゝ`)(それにしても、この星は綺麗だ・・・)
( ´_ゝ`)(植物が生き、昆虫が舞う・・・おそらく、動物たちも沢山いるのだろうな)
( ´_ゝ`)(だが・・・俺が最初に降り立った場所には・・・明らかに人工的に植えつけられた木々しかなかった・・・)
( ´_ゝ`)(・・・この星にいきているのは高等生物・・・人間だけではない)
( ´_ゝ`)(虫も、花も、樹も、皆等しく生きている・・・)
( ´_ゝ`)(荒巻さんはこの星を救済するといっていた・・・)
( ´_ゝ`)(それは、人間だけを救済することではないはずだ・・・そのほかの、多数の生命も救済しなくてはならない)
( ´_ゝ`)(・・・・・・)
( ´_ゝ`)(いや・・・いっそのこと、人間など滅ぼしてしまえばいいのかもしれないな)
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 11:51:48.74 ID:0h/UVLs00
ダ・ガーン思い出した
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 11:58:08.72 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)(我々の星もそうだった・・・無駄に知能の高い生物・・・我々が出現したことにより、星は滅亡への道を辿った)
( ´_ゝ`)(ならばいっそのこと根源を滅ぼせばいい・・・人間だけを、滅ぼせばいい・・・)
( ´_ゝ`)(・・・ふふ・・・最高の案じゃないか・・・流石だな、俺ら・・・・)
( ´_ゝ`)(・・・・・・)
( ´_ゝ`)(俺ら・・・か・・・)
( ´_ゝ`)(弟者はこの案に、賛同してくれるだろうか)
そのとき、ピーッと長めの電子音が響きました。
( ´_ゝ`)(終わった・・・か)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 12:04:19.55 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)「・・・起きろ」
兄者は目の前の緑色の寝台の上に横たわるあの少女に呼びかけました。
少女がゆっくりと眼を開きます。
少しの間、少女は生気のない瞳を中に彷徨わせ、その後ゆっくりと兄者を見ました。
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「まず、名前を教えてもらおうか」
ξ゚听)ξ「・・・つ・・・・・・ん・・・・」
( ´_ゝ`)「ツンか・・・よし、ツン。これから君にあらゆる事を教えなければならない」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「なぁに、赤子のように頭が空っぽの今の君なら覚えることも容易い内容だ。安心するといい」
( ´_ゝ`)(これも一つの・・・礎となる・・・)
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 12:12:44.58 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午後3時42分 ブーンの家ーーー
( ^ω^)「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
ブーンたちの目の前から消えた円盤は二度と現れませんでした。
誰もが混乱する事態
避難しようにも、相手がどこにいるのかわからないので避難しようもありません。
自然と自由解散になり、ブーン達は家に戻っていました。
学校も、壊されたマンションも立ち入り禁止となり、救助活動が始まっているようです。
空からヘリコプターの音が聞こえます。TV局のものでしょう
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 12:22:04.15 ID:l4QWhdn90
(´・ω・`)「なぁ、ブーン、お前の母さんは?」
( ^ω^)「母さんは仕事に行ってるお・・・でも、もうすぐ帰ってくるみたいだお。それよりしょぼんこそ、家に帰らなくていいのかお?」
(´・ω・`)「俺のところも同じだよ・・・」
(´・ω・`)「なぁ、ブーン。どう思う?」
( ^ω^)「どう思うって・・・何がだお?」
(´・ω・`)「あの円盤だよ。いきなり攻撃してきた」
( ^ω^)「・・・・・・」
(´・ω・`)「しかも襲撃されたのはこの地域だけだって話だ・・・首都圏でもないのに、なんでわざわざ・・・」
( ^ω^)「・・・何であろうと」
( ^ω^)「いきなりやってきて学校壊してドクオを・・・そんなやつがいいやつなはずがないお!」
(´・ω・`)「ま、まぁそうだな・・・」
( ^ω^)「どんな理由があろうと、人を殺すことはいけないことなんだお!」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(´・ω・`)(・・・相変わらず、純粋な奴だな)
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 12:25:33.60 ID:l4QWhdn90
(´・ω・`)「じゃあ俺は帰るが・・・一人でドクオ探しに行くなよ?」
( ^ω^)「・・・・・・」
(´・ω・`)「返事は?」
(;^ω^)「は、はいだお」
(´・ω・`)「よろしい」
そういうとしょぼんは立ち上がり、玄関へと向かいました。
(´・ω・`)「じゃあな・・・明日からどうなるかわからないが、とりあえず今日のところは」
( ^ω^)「うん、さよならだお」
扉をあけ、しょぼんは出て行きました。
( ^ω^)「・・・・・・」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 12:50:28.23 ID:l4QWhdn90
その日のニュースは円盤の話題で持ちきりでした。
謎だらけの事件・・・
明日の学校のことも、ドクオのことも何も連絡がないまま、ブーンは夜を迎えていました。
ーーー日本時間午後8時34分 ブーンの家ーーー
( ^ω^)(そろりそろり・・・)
抜き足差し足忍び足・・・ブーンは足音を立てないようにゆっくりと玄関に向かっていました。
ブーン母「ブーン!」
(;^ω^)「な、なんだお!?」
突然の母親の呼び声に慌てて振り返るブーン。しかしそこに母親はいません。居間から呼んでいるようです。
ほっと胸をなでおろします。
ブーン母「ヨン様のDVDどこいったか知らない!?」
(;^ω^)「し、知らないお!なんで僕がそんなこと知ってるんだお!」
ブーン母「ああそう、じゃあいいわ!」
(;^ω^)(・・・円盤がやってきて仕事から早く帰ってきたらしいのに・・・まったくのん気な母親だお)
(;^ω^)(・・・でも、そのおかげで抜け出せるお)
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 13:13:16.66 ID:Uxyofh/SO
ほす
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 13:18:04.95 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午後8時58分 学校付近 路上ーーー
(;^ω^)「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」
ブーンは走っています。いや、自然と走ってしまうのです。
やがてブーンは壊された学校が見える場所までたどり着きました。
薄く明かりが漏れています。
夜になったからでしょう。今日の救助活動は終了したようです。
(;^ω^)「よかった・・・入れるかもしれないお」
しかし、妙に騒がしい・・・
マスコミが、張り付いているようです。
(;^ω^)「・・・どこか抜け道はないかお・・・」
???「・・・ここか、兄者君が壊したというのは」
( ^ω^)「・・・?」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 13:33:44.58 ID:l4QWhdn90
/ ,' 3 「・・・見事に壊してしまったものだ・・・いくらか、人も死んだだろう・・・」
( ^ω^)「誰だお?」
/ ,' 3 「おぉ、これはこれは・・・」
( ^ω^)「今、壊したとか、死んだとか言ってたお?」
/ ,' 3 「・・・あぁ、そうだ」
( ^ω^)「お前がやったのかお?」
今その路上には彼ら二人しかいません
宵闇がじわりと、彼らを包んでいます。
/ ,' 3 「そう考えるのか・・・その割に、驚かないものだな。君の推測通りだと私は宇宙人ということになるぞ?」
( ;ω;)「そんなこと関係ないお!・・・関係あるのは、お前がドクオを・・・ドクオを・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・すまなかった」
向いていないのかもしれない
そう、荒巻は悟りました。
/ ,' 3 (偽ることすらも、できないのだな、私は・・・)
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 13:47:06.48 ID:l4QWhdn90
( ;ω;)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・謝って許されるものではないな・・・」
( ;ω;)「お前たちは何しに来たんだお!?僕たちを殺しに来たのかお?」
/ ,' 3 「それは違う・・・が・・・もう、遅いな」
そういうと、荒巻は身を翻しました
( ;ω;)「どこ行くんだお!」
/ ,' 3 「・・・君は何故ここに来た?友を、探すためだろう?」
( ;ω;)「・・・・・・」
/ ,' 3 「私と話していても恨み、憎しみしか生まれないよ・・・」
/ ,' 3 「だがこれだけは覚えておいてくれ。言い訳といわれても仕方ないが」
/ ,' 3 「私たちは君達を殺しにきたのではない・・・救いに来たのだ」
そのまま、荒巻は闇の中へと消えていきました。
( ;ω;)「何が・・・何が救うだお・・・」
???(やはり・・・荒巻さんは俺の案には賛同してくれそうにもないな)
宵闇の中、いつの間にか一人、人が増えていました。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 13:47:29.19 ID:8gJuTPCpO
傲慢さは抜けないのな
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 13:58:30.67 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)(にしても荒巻さん・・・あの男を捨て置くとはどういうつもりだ・・・やはり、自分より低等だからと油断しすぎている・・・)
( ´_ゝ`)(・・・私が始末するしかなさそう・・・いや、待てよ?)
( ´_ゝ`)(ふふ・・・そうだ、奴も洗脳してしまおう・・・そして、手先にすればいい・・・ツンと同じように・・・!)
( ´_ゝ`)(だが、それは)
( ´_ゝ`)(荒巻さんに背く・・・つまり決別を意味する・・・)
( ´_ゝ`)(・・・く、くくく・・・)
( ´_ゝ`)(かまうものか・・・私こそが、この星を救うのだから)
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:05:35.98 ID:l4QWhdn90
( ;ω;)「・・・う・・・い、いつまでも泣いてられないお」
( ^ω^)「さ、さあ、いくお!ドクオはきっと生きているお!」
そういってまた走り出そうとするブーンの後ろから、足音
( ´_ゝ`)「おい」
( ^ω^)「?・・・!」
振り返ったブーンに、向けて、兄者は麻酔銃を撃ちました。
( ゜ω゜)「お・・・・お・・・・」
どさっ、と、アスファルトに転がるブーン
( ´_ゝ`)「ふ・・・ふふ・・・ふふふふふ・・・・・」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:07:00.55 ID:z5HldC2y0
ブーンとツンが一緒になれてハッピーエンドじゃん!b
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:07:02.70 ID:8YFrRiG70
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:11:18.52 ID:8gJuTPCpO
ふと世界が崩壊したようですを思い出した
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:17:35.35 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午後9時11分 第2船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)(やはり荒巻さんを説得するのはやめておいたほうがいいな・・・だが、弟者だけはどうしても・・・)
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・ん?どうした。作業は終わったのか?」
近づいてきたツンに声をかける兄者。ツンは黙って首を振ります
( ´_ゝ`)「ならば作業にもどれ。お前がやるべきなのはそれだけだ」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・あぁ、こいつか?こいつはな・・・」
( ´_ゝ`)「・・・お前の新しいお友達、だ」
ξ゚听)ξ「・・・友達・・・」
( ´_ゝ`)「そう、友達だ」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:23:05.54 ID:0h/UVLs00
ξ゚听)ξ「・・・トモ・・ダチ・・・」
とかの方がよかったなww
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:29:19.75 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間10時22分 校舎跡ーーー
('A`)「・・・・・・」
('A`)「・・・あー・・・」
('A`)「・・・」
('A`)「・・・暗いな」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「・・・痛いな」
('A`)「・・・・・・俺」
('A`)「生きてるのかぁ・・・」
('A`)「・・・つか誰か助けろよヴォケ」
('A`)「誰にも助けられないほど影が薄いって事ですかそうですか・・・」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「ブーンたち・・・大丈夫かねぇ・・・」
('A`)「・・・」
('A`)「・・・眠いな」
('A`)「・・・・・・」
('A`)(Zzz・・・)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:42:02.50 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午後11時34分第3船(弟者)内ーーー
(´<_` )「・・・やはり、闇雲に探しても見つかるものではないな・・・もしかしたら、どこか別の惑星に・・・?」
弟者はずっと兄者を探していました。しかし、地球というとてつもなく広い範囲を探しているうえに、先ほどから発している通信にも応じようとしません。
(´<_` )(兄者はいつも考え方が極端だ・・・何か良からぬことを考えていなければいいのだが)
その時
ピピピピッと電子音が鳴りました
(´<_` )「!」
(´<_` )(兄者から・・・通信が)
恐る恐る・・・弟者は機器のスイッチを押しました
( ´_ゝ`)「やぁ、弟者」
画面に映ったのは明らかに、兄者
(´<_` )「兄者・・・!」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 14:56:52.78 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)「久しぶり・・・のような気もするが、まだ半日も経っていないな」
(´<_` )「兄者、どういうことだ。突然消えたかと思えば今頃になって」
( ´_ゝ`)「通信にも応答しなかったのは悪かったな。それどころではなかった」
(´<_` )「・・・兄者、何を考えている?」
( ´_ゝ`)「この星の救済だ」
(´<_` )「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「弟者、少し聞いて欲しいことがある」
(´<_` )「・・・なんだ、兄者」
( ´_ゝ`)「俺が考えた、案だ・・・」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:11:29.98 ID:l4QWhdn90
兄者は語りました
自らが考えた救済案
人間を滅ぼして、他のすべての生物を生き残らせる計画
弟者は黙ってそれを聞いていました
(´<_` )「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「どうだ、弟者。流石だろう」
(´<_` )「・・・兄者」
( ´_ゝ`)「?」
(´<_` )「・・・今回ばかりは、兄者に賛同できない」
( ´_ゝ`)「なに・・・?」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:23:09.62 ID:l4QWhdn90
(´<_` )「その考えはあまりにも極端すぎる。人間も含めて、全ての生き物を守るのが俺らの目的だろう」
( ´_ゝ`)「しかし、だ。そんなことが不可能なのは眼に見えている。有り余った頭脳をもつ生物は全てを滅ぼす・・・俺らがそうだったじゃないか」
(´<_` )「それを繰り返させないために、それを教訓として活かすために俺らはここにきたんだ」
( ´_ゝ`)「それは傲慢すぎる。理想論だ。もっと確実かつ有効な方法を選ぶべきだ」
(´<_` )「・・・・・・だからといって、何故人間を、我々が滅ぼす必要があるんだ・・・」
(´<_` )「裏切る気か。荒巻さんを」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(´<_` )「裏切る気か!・・・俺・・・を」
( ´_ゝ`)「弟j」
(´<_` )「もういい!・・・兄者には失望した・・・」
( ´_ゝ`)「弟者・・・・・・」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:27:51.66 ID:y2tt3eec0
wktk
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:29:24.93 ID:TlHqC9Rb0
wktk
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:35:40.58 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)「・・・ふ・・・」
( ´_ゝ`)「ふ・・・ふふふふふ・・・そうか・・・そうかそうか・・・弟者も荒巻さんと同じ考えか・・・」
(´<_` )「・・・」
( ´_ゝ`)「そしてその考えが変わらないならそれでいい・・・俺は俺一人で成し遂げてみせる・・・!」
(´<_` )「兄者!」
( ´_ゝ`)「・・・いや、一人ではないな・・・可愛らしい下僕が二人、私の傍にいる・・・」
(´<_` )「な・・・あ、兄者・・・まさか、洗脳を」
( ´_ゝ`)「・・・弟者、見ているがいい・・・この星は綺麗になるぞ・・・!」
(´<_` )「兄者!」
しかし、弟者の最後の叫びが兄者に届く前に、兄者は通信をきってしまいました
(´<_` )「・・・兄者・・・まさか」
(´<_` )「本気で人間を滅ぼして・・・この星を征服するつもりなのか・・・?」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:40:15.43 ID:TlHqC9Rb0
(´<_` )「兄者キメェwwwww」
(;´_ゝ`)「・・・」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:45:02.24 ID:MNvJqrrN0
GW初日のお昼だから人少ないけどwktk
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:45:31.63 ID:0h/UVLs00
これ誰が主人公だよwwww
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:47:37.57 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午後11時56分 第2船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)(やはり弟者もダメか・・・少し残念だが、仕方ない)
ξ゚听)ξ「あにじゃ」
( ´_ゝ`)「どうした?ツン」
ξ゚听)ξ「やる事終わた。他仕事ない?」
( ´_ゝ`)「・・・あぁ、いや、無い。もう休め」
ξ゚听)ξ「わかた」
( ´_ゝ`)(もう少し言語を鍛える必要があるな・・・)
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:47:40.92 ID:7vN+zFo80
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 15:51:46.83 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)「ああ、そういえば、どうだ?彼とは」
ξ゚听)ξ「・・・あぁ、ぶーん?」
( ´_ゝ`)「ああ」
ξ゚听)ξ「あいつ嫌い・・・なんか、好きなれない」
( ´_ゝ`)「そ、そうか・・・まぁあまりいがみ合うなよ。ケンカしてもらっては困る」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・ん、どうした?」
ξ゚听)ξ「・・・あにじゃに言われたない」
(;´_ゝ`)「・・・・・・」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 16:01:21.76 ID:l4QWhdn90
( ^ω^)「・・・・・・」
ブーンは寝台に座っていました。何故か晴れやかな表情で・・・
そこに兄者がやってきました
( ´_ゝ`)「どうだ、ブーン。調子は」
( ^ω^)「・・・ブーンはいつも元気だお!」
( ´_ゝ`)(こっちは言語を鍛える必要はなさそうだな・・・洗脳も安定性がないから困る)
( ´_ゝ`)「お前も休めよ」
( ^ω^)「・・・わかったお」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「お前はどう思う?」
( ^ω^)「・・・何がだお?」
( ´_ゝ`)「ツンのことだ」
( ^ω^)「!・・・」
( ^ω^)「可愛いとは思うお」
( ´_ゝ`)「そうか・・・」
( ^ω^)「それがどうかしたのかお?」
( ´_ゝ`)「いや・・・・・仲良くやれよ」
( ^ω^)「わかったお!」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 16:10:22.93 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午前0時2分 第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・・・ん、通信か」
椅子にもたれかかって半分眠っていた荒巻はふっと顔を上げてスイッチを押しました
(´<_` )「荒巻さん」
/ ,' 3 「・・・あぁ、弟者君」
(´<_` )「兄者と連絡を取ることができました」
/ ,' 3 「そうか!よかったな」
(´<_` )「いや、それが・・・」
弟者は兄者とのやり取りを全て、荒巻に報告しました。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 16:12:00.09 ID:l4QWhdn90
投下一時停止・・・orz
読んでくれてる人ありがとうございます。
6時ごろに再開できると思います・・・
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 16:13:11.77 ID:r5PQlkRK0
wktkしながら待ってるお
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 16:49:44.43 ID:CofCblapO
ほ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 17:02:31.86 ID:0r/0Axf5O
ほす
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 17:07:38.53 ID:/+M66eiMO
保守
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 17:31:08.23 ID:TL+RyJq00
保守
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 17:44:41.29 ID:r5PQlkRK0
ほしゅう
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 17:57:49.36 ID:0BvB8f6QO
保守
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 17:59:56.11 ID:l4QWhdn90
復活しました。保守してくれた人どうもありがとうございます
それでは、投下再開します
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 17:59:58.47 ID:OAoZzp8Y0
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 18:17:57.16 ID:l4QWhdn90
/ ,' 3 「・・・兄者君が」
(´<_` )「兄者はけして狂ってはいなかった・・・本気です」
/ ,' 3 「そう、か」
(´<_` )「兄者一人で何かができるとも思えないのですが、憂慮すべき点が、いくつか」
(´<_` )「複数のロボット部隊が兄者の船に搭載されていること、兄者は船の操作は下手だがコンピューターの操作には長けていること。そして」
/ ,' 3 「二人の下僕・・・か」
(´<_` )「はい。洗脳した人間であると思います」
/ ,' 3 「・・・困ったな・・・」
/ ,' 3 「人間を、人間として考えていないということか」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 18:28:54.38 ID:l4QWhdn90
(´<_` )「どうしますか」
/ ,' 3 「・・・放置するわけにはいかない・・・な。しかし」
(´<_` )「兄者の追尾は困難を極めます」
/ ,' 3 「あぁ・・・」
(´<_` )「各地にロボットを配置し、兄者の出現を報告させるという手段もありますが」
/ ,' 3 「・・・そうだな・・・」
/ ,' 3 「今日や明日に彼が動き出すとも思えない・・・彼は綿密に計画を練るはずだ・・・それはすなわち、こちらにも考える時間があるという事」
(´<_` )「・・・・・・」
/ ,' 3 「しばらく、考えてみようか」
/ ,' 3 「・・・弟者君」
(´<_` )「はい」
/ ,' 3 「君はどちらが正しいと思う?兄者君か、私か」
(´<_` )「・・・荒巻さんに決まってます」
/ ,' 3 「そう、か・・・」
/ ,' 3 「もしも兄者君が正しいと思うならば、いつでも私を殺してくれ」
(´<_` )「・・・何を弱気になってるんですか。らしくもない」
/ ,' 3 「そうだな・・・すまない」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 18:31:22.31 ID:jQYZaRRNO
wktk
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 18:38:47.23 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間 午前7時45分 ブーンの家付近 路上ーーー
ブーンの母親がブーンの姿が見当たらないことに気付いたのは夜10時ごろのこと
彼女は慌てて警察に電話しましたが、行方はわからず・・・そのうち、円盤事件の取材に来ていたマスコミが集まりだし
「ブーン君は円盤に連れ去られた」などという噂がまことしやかに囁かれるようになってしまいました。
そんな、ブーン達の街にとっては騒がしすぎた一日が終わり、街は朝を迎えていました
(´・ω・`)「・・・ブーンが・・・」
しょぼんがその事件を知ったのは翌朝のことでした
(´・ω・`)(あいつ・・・ドクオを探しに行って・・・)
(´・ω・`)(ッ!・・・馬鹿が・・・)
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 18:46:48.81 ID:l4QWhdn90
そのうち、しょぼんの家に連絡が回ってきました。
今日は、学校は臨時休校との事。
(´・ω・`)「俺に出来ることはないのか・・・?」
(´・ω・`)「・・・何も思いつかない・・・」
ーーー日本時間 午前7時51分 学校跡ーーー
('A`)「ふぁーーーー・・・朝か」
瓦礫の中で、ドクオは眼を覚ましました。
('A`)「あれ・・・あぁ、そうか。俺、あのまま・・・」
眠っている記憶を呼び覚まし、ドクオは上半身を起こしました。
視界に広がるのは崩れた校舎の残骸。
('A`)「こりゃひでぇな・・・つか、全身いてぇ・・・よく生きてたよ、ほんとに」
???「ね、ねぇ・・・やっぱり、やめとこうよ。ね?」
???「るせぇ!ついてきてから文句言うな!」
('A`)「・・・あー・・・?人?」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 19:00:09.54 ID:l4QWhdn90
???「んな事言ってるからいつまでたってもガキなんだよ、しぃは」
???「どう見てもギコ君のほうが子供だよ・・・いくら近道だからってなんで瓦礫の山を・・・」
('A`)「・・・・・・」
ドクオの前に現れたのは若い・・・といってもドクオよりは年上のようですが・・・男女でした。
(*゚ー゚)「・・・あ」
(,,゚Д゚)「・・・あぁ?」
('A`)「・・・あ、どうも」
(,,゚Д゚)「・・・お前、なんでこんなとこで座ってんだ?」
(*゚ー゚)「・・・ね、やっぱりこの人・・・機能の円盤事件に巻き込まれたんじゃ・・・あ、大変!怪我してるじゃない」
('A`)「あ、いや、これは・・・」
照れ隠しのように、ドクオは立ち上がってしぃから少し離れます」
(*゚ー゚)「・・・大丈夫?」
('A`)「あぁ、はい、大丈夫っす」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 19:06:28.55 ID:SVn7nhWkO
ストーリーはおもしろいんだが、文が稚拙すぎる……
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 19:12:55.03 ID:l4QWhdn90
男「おい!そこ!何をしている!」
不意に響いた男の怒鳴り声。ドクオ達がそちらを向くと。ヘルメットを被った男がこちらに向かって叫んでいるのが見えました。
(,,゚Д゚)「・・・あ、やべぇ・・・しぃ、逃げるぞ!」
(*゚ー゚)「あぁ、ちょっとギコ君!?」
('A`)(アホかこいつら・・・)
(*゚ー゚)「ほら、君も!」
('A`)「あ、え、俺?」
(*゚ー゚)「ほら、行くよ!」
('A`)「ちょ・・・ねーよ・・・」
('A`)(なんつーか・・・なんでこんなに和やかなんだよ、おい・・・)
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 19:22:55.60 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午前8時11分 ギコとしぃの家ーーー
('A`)「・・・で、なんで俺がここにいるんすか?」
(,,゚Д゚)「・・・おい、しぃ」
(*゚ー゚)「何?」
(,,゚Д゚)「何?じゃねーよゴルア!」
(*゚ー゚)「・・・あ、ごめんなさい・・・えっと、君の名前は?」
('A`)「あぁ、ドクオでいいっす」
(*゚ー゚)「ドクオ君ね。私はしぃ。こっちがギコ君」
('A`)「あ、ああ・・・そうっすか・・・」
(,,゚Д゚)「誰が自己紹介しろって言ったんだゴルア!」
(*゚ー゚)「え、え?違うの?」
(,,゚Д゚)「ちげーよ!なんで関係ないこいつまでここにつれてきたんだよ!それでお前も!」
('A`)「あ、はい」
(,,゚Д゚)「ほいほいついてきてどーすんだゴルア!」
('A`)「・・・あ、すんません・・・」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 19:39:56.45 ID:l4QWhdn90
(*゚ー゚)「ごめんね・・・無理に連れてきちゃって」
('A`)「あ、いや、気にしないでください」
(,,゚Д゚)「・・・ったく・・・」
(*゚ー゚)「ギコ君もそんなに怒んないで。ね?」
(,,゚Д゚)「・・・ッ・・・」
(*゚ー゚)「じゃ、とりあえず中にはいろっか・・・ドクオ君も、どうぞ」
(,,゚Д゚)「おい、しぃ」
(*゚ー゚)「いいじゃない。ね?」
('A`)「は、はあ・・・」
ーーーギコとしぃの家の中ーーー
(*゚ー゚)「そうだ、お父さんとお母さんに連絡しなくていいの?」
('A`)「あ、うち親両方いないっすから」
(*゚ー゚)「・・・そうなの・・・」
(,,゚Д゚)「・・・」
(,,゚Д゚)「おい、ドクオ」
('A`)「はい?」
(,,゚Д゚)「お前、汚い。風呂行ってこい」
('A`)「あぁ、いや・・・その・・・おかまいなく」
(,,゚Д゚)「おかまいなくじゃねーよ。こっちが迷惑なんだ。部屋が汚れたらどうすんだ!」
('A`)「あ、はい・・・」
(*゚ー゚)「・・・ギコ君」
(,,゚Д゚)「あぁ?」
(*゚ー゚)「・・・ありがとう」
(,,゚Д゚)「・・・・・・」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 19:49:55.30 ID:l4QWhdn90
ーーーお風呂の中ーーー
('A`)(・・・あの二人、やっぱ同棲してんだろうな・・・)
('A`)(・・・つーことは毎晩ギシアンやり放題かよ・・・)
('A`)(畜生、鬱だな・・・)
('A`)(つかそれ以前に、俺、学校行かなくていいのか・・・?)
('A`)(休みかな・・・やっぱり)
('A`)(あーもう、一日寝てたから何もわかんねえよ・・・)
(*゚ー゚)「着替えおいとくねー」
('A`)「あ、は、はい!」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:06:31.59 ID:0BvB8f6QO
マダー?
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:07:14.63 ID:l4QWhdn90
ーーーギコとしぃの家 居間ーーー
('A`)「ふー・・・」
(*゚ー゚)「お、その服、似合ってるよ!」
('A`)「は、はぁ」
(*゚ー゚)「んー・・・でも、ギコ君の方が似合うかなー」
(,,゚Д゚)「何言ってんだゴゴルア!」
(*゚ー゚)「えへへ・・・」
('A`)(バカップルうぜぇ・・・でも・・・羨ましいぜ畜生・・・)
ドクオが「場違い」というものを身に染みて感じている時、テレビのニュースが始まりました
ニュース「・・・次は、円盤関連の話題です」
(*゚ー゚)「あ、UFO事件のことだ」
('A`)「・・・・・・」
ニュース「・・・なお、現在も瓦礫に埋まってしまったと思われる人々を救出する活動が続いています・・・」
(,,゚Д゚)「昨日と言ってることほとんど一緒じゃねえか」
(*゚ー゚)「仕方ないよ。あれからUFOは現れてないみたいだし」
('A`)「・・・・・・」
ニュース「・・・誘拐事件のほうも依然手がかりは見つかっていません。誘拐されたのは・・・」
そこで画面に、一人の少年の顔写真が映し出されました
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:13:45.69 ID:0BvB8f6QO
保守
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:14:26.35 ID:l4QWhdn90
('A`)「・・・!」
ドクオが反射的に立ち上がりました。
(*゚ー゚)「・・・どうしたの?この男の子に見覚えが?」
見覚えがないはずがありません・・・そこに映し出された少年は間違いなく、親友、ブーンなのですから。
('A`)(ブーンが誘拐・・・?)
ニュース「犯人からの要求などは無く、これも円盤事件に関連しているのではないかと・・・」
('A`)(・・・チッ・・・)
(*゚ー゚)「ドクオ君!どこいくの?」
('A`)「・・・お邪魔しました」
(*゚ー゚)「え、も、もう行っちゃうの?」
(,,゚Д゚)「・・・・・・」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:16:59.27 ID:0BvB8f6QO
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:17:40.20 ID:l4QWhdn90
>>106 ごめんなさいorzペース上げるよう頑張ります
グレンダイザーまだ?
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:20:16.61 ID:0BvB8f6QO
>>106がんばれ
あんま人いないけど自分は楽しんで読んでるから
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:21:03.76 ID:0BvB8f6QO
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:21:26.65 ID:l4QWhdn90
(,,゚Д゚)「・・・ほら、これもってけよ」
そういってギコはドクオに彼がさっきまで着ていた制服を投げ渡しました。
('A`)「あ、あざーす・・・あ、この服・・・」
(,,゚Д゚)「んなもんくれてやるよ。だからさっさと行け」
('A`)「は、あ、どうも・・・」
ドクオは一度軽く礼をして、小走りで消えていきました
(*゚ー゚)「・・・・・・」
(,,゚Д゚)「・・・ダチらしいな、さっきのガキの」
(*゚ー゚)「誘拐された男の子が?」
(,,゚Д゚)「あぁ」
(*゚ー゚)「・・・そっか・・・」
(*゚ー゚)「辛いだろうね・・・私からしてみれば、ギコ君がいなくなるようなものかな?」
(,,゚Д゚)「・・・俺はいなくならねーよ」
(*゚ー゚)「・・・うん、そうだよね・・・」
ーーー日本時間午前9時46分 しょぼんの家 居間ーーー
(´・ω・`)「ドクオ!」
('A`)「あぁ、しょぼん」
(´・ω・`)「生きていたのか・・・よかった」
('A`)「・・・俺のことより、ブーンが」
(´・ω・`)「あ、あぁ・・・」
('A`)「あいつ・・・なんで誘拐なんてされたんだ?ニュースじゃ夜中に外で誘拐されたって言ってたけどよ」
(´・ω・`)(・・・・・・)
(´・ω・`)「さぁ、わからん」
('A`)「そう、か」
???「あ、あー・・・電波のってるだろうか・・・」
(´・ω・`)('A`)「・・・!?」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:29:05.12 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)「この星で初めての乗っ取りにしては上出来か・・・流石だな、俺」
(´・ω・`)「こいつは・・・?」
('A`)「おいおい、今ニュースの時間じゃねーのか?」
(´・ω・`)「いや、この声は・・・」
( ´_ゝ`)「あ、あー・・・日本人の諸君。おはよう。元気かな」
(´・ω・`)「!・・・間違いない」
('A`)「あー?」
(´・ω・`)「こいつ・・・円盤から演説していた奴だ」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:32:42.69 ID:0BvB8f6QO
ショボン勘いいなwwwwww
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:38:27.15 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)「今回この電波を勝手に拝借した理由は一つ。君達に警告しておきたいからだ」
( ´_ゝ`)「俺たちはこの星を征服し、救済するために宇宙の彼方からやってきた」
( ´_ゝ`)「しかし、お前達人間がこの星を貪っている限りこの星が救われることは永遠に有り得ない」
( ´_ゝ`)「だから俺たちはお前達人間を滅ぼすことを決意した」
('A`)「・・・はぁ?」
(´・ω・`)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「抵抗しようなどとは考えないほうがいい」
( ´_ゝ`)「俺たちの星の技術は君達の技術を凌駕している。抵抗したところで、無駄なのだ」
( ´_ゝ`)「おとなしく裁きを待つがいい。お前達人間に生存権は最早、無い」
('A`)「・・・ムチャクチャなこと言ってるな、こいつ」
(´・ω・`)「こうまでも高圧的な態度・・・相当な自信の表れだ」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:42:05.79 ID:l4QWhdn90
( ´_ゝ`)「・・・あぁ、そうだ。忘れていた」
( ´_ゝ`)「私の優秀な下僕を二人、紹介しておく・・・ブーン、ツン、こっちへ」
('A`)「・・・おい」
('A`)「こいつ今・・・なんつった?」
(´・ω・`)「・・・・・・」
二人とも耳から聞こえる声が信じられません。しかし次の瞬間、自身の眼までも信じられなくなってしまいました
( ^ω^)「ブーンだお!よろしくだお!」
ξ゚听)ξ「ちょっとブーン。礼儀をわきまえなさいよ!」
( ^ω^)「ご、ごめんなさいだお・・・」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:44:57.62 ID:8gJuTPCpO
ダオス思い出した
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:45:43.98 ID:l4QWhdn90
('A`)「・・・ブーン・・・ブーン!?」
(´・ω・`)「まさか・・・」
二人とも、声が震えています
( ´_ゝ`)「彼ら二人は私の言葉に賛同し、率先して味方になってくれた・・・下僕だ」
( ^ω^)「・・・よろしくお願いしますだお」
ξ゚听)ξ「そう、それでいいのよ!・・・あ、私も、よろしくお願いします」
(´・ω・`)「言葉に賛同・・・?ブーンが・・・!?」
('A`)「・・・つか横の女の子誰だよ・・・可愛いじゃねえか」
(´・ω・`)「ドクオ、今回ばかりは本気で殺して埋めるぞ」
('A`)「あ、すまん・・・」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:47:22.89 ID:RY+zoM2S0
wktkk
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:51:26.34 ID:l4QWhdn90
(´・ω・`)「だが有り得ない。あのブーンが人殺しに賛同するなんて・・・」
('A`)「あ、ああ!嘘に決まってる」
( ´_ゝ`)「・・・じゃぁ、ブーン、ツン。君達の仕事は?」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「はい、地球を救うことです!」
( ´_ゝ`)「・・・よろしい。では、そのために君達は何をしなければならない?」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「はい、人類を滅ぼさなければいけません!」
(´・ω・`)('A`)「!!!!」
( ´_ゝ`)「・・・どうだ?力強いだろう?こういう平和的な考えを持つ少年少女が君達と同じ地球人にもいるということだ」
( ´_ゝ`)「それでは今日はこのあたりで失礼する・・・あぁ、そうだ」
( ´_ゝ`)「裁きの執行はこの星でいう1週間後に始める。それでは、ごきげんよう」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:55:44.87 ID:l4QWhdn90
('A`)「……何が平和的だ。思いっきり矛盾してるだろうが」
(´・ω・`)「・・・ブーン・・・一体何を考えているんだ・・・お前が・・・人類を滅ぼすって言うのか・・・?」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「だが、一理あるよな」
(´・ω・`)「!ドクオ!」
('A`)「あ、あぁ。別に人類を滅亡させるのが正しいだなんて思ってねえよ・・・ただな」
('A`)「確かに地球・・・にとっちゃ俺たちは必要ない存在なんじゃないかなってな・・・」
(´・ω・`)「・・・ドクオ。お前が普段からネガティブなのはわかっているが・・・そういうことを言うのはやめろ」
('A`)「・・・すまない」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 20:59:44.58 ID:0r/0Axf5O
ストーリーは良いな
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:00:23.51 ID:l4QWhdn90
('A`)「でもよ、俺たちに何ができる?」
(´・ω・`)「・・・・・・」
('A`)「ブーンと連絡が取れない。それどころか今ブーンがどこにいるのかもわからない・・・これじゃあ、俺たちには何もできねえよ」
(´・ω・`)「・・・ドクオ、俺たちはただの高校生だ。何かができるわけ無い」
('A`)「・・・そうだけどよ・・・」
(´・ω・`)「・・・わかってる・・・俺だって何かやりたいさ・・・」
(´・ω・`)「ブーンもそうだが・・・このままじゃ俺たちは滅ぼされてしまうんだからな」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「なぁ、しょぼん」
(´・ω・`)「・・・ん?」
('A`)「俺に取っちゃブーンもお前も・・・親友だ」
(´・ω・`)「・・・なーに言ってんだ。臭いな」
('A`)「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(´・ω・`)「俺もだ。俺にとっても・・・お前とブーンは親友だ」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:01:53.38 ID:jQYZaRRNO
楽しんでみさして
もらってますよ!!
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:02:01.99 ID:YzqzGRFC0
wktk
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:09:12.65 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間10時1分 第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・・・・兄者君」
荒巻は兄者の演説を見ていました。そして深く、肩を落としました
/ ,' 3 (兄者君・・・それで本当の救済が成功すると思っているのか・・・?)
/ ,' 3 (それに・・・あの少年は・・・)
その時通信が入りました。荒巻はゆっくりとスイッチを押します
(´<_` )「荒巻さん」
/ ,' 3 「ああ・・・弟者君」
(´<_` )「・・・見ていましたか?演説を」
/ ,' 3 「・・・あぁ」
(´<_` )「やはり本気だ。しかしあんな演説を行うなんて・・・やはり狂っているのかもしれない」
(´<_` )「・・・荒巻さん。一週間、猶予があります」
/ ,' 3 「そうだな・・・しかし」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:13:23.76 ID:l4QWhdn90
/ ,' 3 「・・・どれだけ考えようと・・・有効な手段が思いつきそうにない」
(´<_` )「何を弱気に・・・と言いたいところですが、私もです・・・」
/ ,' 3 「・・・弟者君」
(´<_` )「はい?」
/ ,' 3 「神にでも祈ろうか」
(´<_` )「この星の神など、知りませんよ」
/ ,' 3 「・・・はは、そう、だな。私もだ」
(´<_` )「・・・荒巻さん。冗談を言っている場合ではありませんよ」
/ ,' 3 「冗談ではないさ・・・それしか、思いつかないんだよ」
(´<_` )「・・・・・・」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:17:53.98 ID:l4QWhdn90
/ ,' 3 「・・・あの案でいこうか」
(´<_` )「各地にロボットを配置して・・・ですか?」
/ ,' 3 「そうだ。首都圏に配置するのが効率的だろう。おそらく兄者君も、人の多い場所から狙うだろうからな」
(´<_` )「・・・わかりました。しかし、一週間でできますかね?」
/ ,' 3 「・・・この星には、なんでも一晩でやりとげる男がいるそうだ」
(´<_` )「そうなのですか」
/ ,' 3 「・・・まぁ、胡散臭い話だがね・・・私も協力する。頑張ろう」
(´<_` )「・・・はい」
(´<_` )「・・・なんだか、目の前を絶望が待っているような気がしますよ」
/ ,' 3 「奇遇だな・・・私もだ」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:20:52.14 ID:l4QWhdn90
とりあえずここで区切りです・・・
だめだ・・・長く薄い内容になってる・・・orz
一つだけ訂正・・・
>>128 待っている→舞っている
ですorz
少し投下停止します。10時ごろ、再開する予定です。
読んでくれている人、本当にありがとうございますorz
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:26:07.34 ID:jQYZaRRNO
後どのぐらいあるんですか?
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:28:55.99 ID:z5HldC2y0
ジェバンニ頑張れよwwwwwwww
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:33:07.84 ID:U5CdrUQaO
アドベンチャーにwktk
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:46:16.36 ID:W5ytRhj5O
wktk
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 21:59:02.82 ID:sCeZyRoPO
ほ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:01:01.04 ID:oK4pfIt4O
ジェバンニktkr
作者乙
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:01:20.45 ID:l4QWhdn90
復活('A`)b
>>130 そうですね・・・
このスレが1000に到達するまでには終わらせる予定です。
まだ結構続くかと思います・・・orz
それでは、書き始めます。
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:02:50.88 ID:teotipuH0
書き溜めしてんの?
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:02:52.97 ID:5ANz9h3Z0
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:06:28.37 ID:l4QWhdn90
兄者はその後
様々な国の電波を乗っ取り、「人類を裁く」という主旨の演説を行いました。
その結果。
各国はUFOに対抗するためのあらゆる手段をうちだそうとしました。
しかし
実体のわからないUFOに対する手段など皆無に等しく、有効な対策など立てられるはずもありませんでした。
各国が頭を悩ませる・・・そのような不安の渦の中のような日々が過ぎ・・・ついに、6日目を迎えました。
兄者の予言どおりならば、明日は、裁き執行の日です
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:11:24.34 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午前8時24分 しょぼんの家付近 路上ーーー
今日も街は普段どおりの朝を迎えていました。
中には恐怖に震え、どこかに逃亡した人もいました。
しかし、ほとんどの人が「逃げても無駄」という悲観的な意見を持っているために、街から離れることなく、人々の生活は正常に機能していました。
明日、裁きが始まることなど忘れてしまっているかのように。
しょぼんの家の近くを二人の人物が歩いています
一人は長身の若い女。もう一人はこれもまた長身の、若い男
???「多分このあたりだと思うのだが・・・」
???「ちょっと待ってよー。速いってばー」
???「君が速く歩けば済む問題じゃないか」
???「相変わらず冷たいなー」
???「お前のことは嫌いなんだ」
???「・・・ひどいよねー、クーはさー」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:13:07.33 ID:sCeZyRoPO
もっと早く。期待
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:14:45.94 ID:l4QWhdn90
川゚−゚)レ「お前にひどいといわれる筋合いはないぞまたんき」
(・∀ ・)「そうかなぁ・・・素直だからひどいんだよね、クーは」
(・∀ ・)「・・・にしても今の状況。いいよねえ。僕も宇宙人の仲間になりたいなあ」
川゚−゚)レ「・・・またそんな事を言うのか。余計に嫌いになるぞ」
(・∀ ・)「もうどれだけ嫌われてもかまわないよー」
川゚−゚)レ「いいか、私たちは軍人なんだ。軍人が国に背くような発言をしてどうする」
(・∀ ・)「それはそうだけどさー・・・」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:17:53.01 ID:l4QWhdn90
(・∀ ・)「でも、いいことはいいってちゃんと言うべきだと思うんだ」
川゚−゚)レ「・・・いいことではない」
(・∀ ・)「どうしてー?」
川゚−゚)レ「人間だけを滅ぼすなど不可能に決まっている。他の生物も沢山死んでしまうだろう。それに、他の星の奴に地球の指針を決められる筋合いは無い」
(・∀ ・)「なんだー、単に死にたくないだけなんじゃないのー?」
川゚−゚)レ「・・・ついたぞ、ここだ」
(・∀ ・)「あー、無視した」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:22:23.04 ID:l4QWhdn90
ーーーしょぼんの家ーーー
(´・ω・`)「・・・ふぅ」
(´・ω・`)(いよいよ明日か・・・)
学校は臨時休校のままです。再開の目途はまだたっていません。・・・このままだと、二度と再開することは無いということにですが
(´・ω・`)(あれから全く音沙汰なし・・・逆に怖い・・・)
(´・ω・`)(ブーンとも連絡が取れないままだ・・・)
(´・ω・`)(・・・・・・)
その時、玄関のチャイムが鳴りました
しょぼん母「はい・・・はい、はい、わかりました・・・しょぼん!」
(´・ω・`)「何?」
しょぼん母「お客さん」
(´・ω・`)「・・・誰だ?ドクオ?」
しょぼん母「女の人みたいよ」
(´・ω・`)(・・・女・・・?)
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:23:03.17 ID:8gJuTPCpO
またんきとは珍しい
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:26:40.48 ID:l4QWhdn90
しょぼんが扉を開くとそこにはクーとまたんきが立っていました
川゚−゚)レ「失礼する。君がしょぼん君だね?」
(´・ω・`)「は、はあ。そうですが」
(・∀ ・)「僕はまたんきって言うんだー。この子はクー。よろしくねー」
(´・ω・`)(・・・軍服・・・軍人か)
(´・ω・`)「軍人が俺に何の用です?」
川゚−゚)レ「少し聞きたいことがある・・・ここではなんだから、外に行こうか」
(´・ω・`)「・・・はあ」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:27:30.21 ID:0r/0Axf5O
wktk
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:30:07.01 ID:0BvB8f6QO
私はショボンを応援する。
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:30:09.58 ID:WvRVyZMT0
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:30:12.32 ID:78tiSsQs0
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:31:51.24 ID:l4QWhdn90
ーーーしょぼんの家付近 路上ーーー
川゚−゚)レ「君は、ブーン君の友達なんだってね?」
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「この前のふざけた演説、君も見たか?」
(´・ω・`)「・・・はい」
(・∀ ・)「ふざけてなんかないよねー。ちゃんとした、立派な演説だったよー」
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「この男の発言は気にしなくて構わない・・・その演説にブーン君が映っていたね?」
(´・ω・`)「はい」
川゚−゚)レ「ブーン君は人類を滅亡させなければならないと言っていた・・・あれは、彼の本心だと思うか?」
(´・ω・`)「・・・そんなはずないですよ。あいつは人殺しなんて絶対にしない・・・いい奴なんです。俺なんかよりも、ずっといい奴なんです」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:36:49.01 ID:l4QWhdn90
川゚−゚)レ「ほう」
(´・ω・`)「だから俺は・・・あいつが・・・今のあいつが、信じられない」
(・∀ ・)「なるほどねー」
川゚−゚)レ「・・・そう、か。間違いないね?」
(´・ω・`)「はい」
川゚−゚)レ「ふむ・・・」
(´・ω・`)「・・・それが何か?」
川゚−゚)レ「いや、一つの仮説が成り立つと思ってな」
(・∀ ・)「ブーン君は洗脳されている」
(´・ω・`)「!」
(・∀ ・)「まったく、夢物語だよねー・・・でも、今のこの世界も夢物語みたいなものだから、有り得るかもしれないよね」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:42:41.42 ID:l4QWhdn90
川゚−゚)レ「・・・それを確認したかっただけなんだ。今日はありがとう」
(´・ω・`)「待ってください・・・それだけなんですか?・・・それだけのために、わざわざ俺のところに?」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(・∀ ・)「・・・あはははははは、何か裏があるとでも思ってるの?」
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「裏・・・か。あればいいのだがな。本当に、これだけだ」
(´・ω・`)「・・・お暇なんですね」
川゚−゚)レ「皮肉られても仕方ないな。私たちには今、何もあの異星人への対抗手段が無い・・・だから、君の話が何かの糸口にならないかと思ってな」
(´・ω・`)「・・・すいません、お役に立てなかったみたいで」
川゚−゚)レ「謝らないでくれ。むしろ、そんな小さな事にすがろうとしている私たちが愚かなんだ」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:47:16.69 ID:l4QWhdn90
(・∀ ・)「だから滅亡を受け入れればいいんだよー・・・」
川゚−゚)レ「・・・またんき」
(´・ω・`)「またんきさんは、異星人に賛成するんですか?」
(・∀ ・)「うん。そうだよー」
(´・ω・`)「何故?」
(・∀ ・)「んー、そうだなぁ・・・あの演説どおり、かな。地球を救うためには人間は排除すべきなんだよー」
(´・ω・`)「・・・そうすか」
(・∀ ・)「んー、不愉快?不愉快かな?」
(´・ω・`)「・・・いえ、別に」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:51:59.16 ID:l4QWhdn90
川゚−゚)レ「あまり無駄口を叩くなまたんき・・・行くぞ」
(・∀ ・)「無駄口って・・・ひどいなー、わかったよー」
???「しょぼん君・・・というのか?」
不意に聞こえた声。しょぼんは振り返ります。
(´・ω・`)「は、はあ・・・あなたは?」
/ ,' 3 「・・・私は、荒巻・・・異星人だ」
(´・ω・`)川゚−゚)レ「!!!」
(・∀ ・)「異星人・・・ほんとだ、それらしい格好してるねー」
荒巻の服装も、兄者たちと同じように特徴あるものでした
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 22:59:31.70 ID:l4QWhdn90
(´・ω・`)「・・・お前が」
(´・ω・`)「お前がブーンを・・・!」
/ ,' 3 「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・荒巻さん、色々と話が聞きたいのだが」
/ ,' 3 「・・・あぁ、わかっている」
(・∀ ・)「いいのー?そんなに簡単に信じちゃって」
/ ,' 3 「・・・そうだな。それでは、船まで来てもらおうか」
(´・ω・`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「車はあるか?」
川゚−゚)レ「あ、ああ」
/ ,' 3 「ではそれで向かおう。少し遠いからね」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:01:44.08 ID:l4QWhdn90
メシ食ってきますorz
できるだけ高速で食ってくるのでそれほど時間はかからないと思います・・・
帰還次第続きを投下します
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:03:45.18 ID:teotipuH0
その一言が1の運命を変えるとは今は誰も知らない・・・
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:04:01.32 ID:8gJuTPCpO
ゆっくり食えよいやww
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:04:13.63 ID:0BvB8f6QO
ほす
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:17:54.50 ID:IRiml6aaO
ほすん
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:26:26.53 ID:0BvB8f6QO
保守
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:37:23.30 ID:l4QWhdn90
遅くなって申し訳ないですorz
メシついでに風呂はいってました・・・
続き、書き始めます
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:42:01.60 ID:0BvB8f6QO
wktk
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:42:47.64 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午前9時28分 第2船(兄者)内ーーー
ブーンたちはコンピューターのような機械に向かって必死に何かを打ち込んでいました。
ξ゚听)ξ「ああもう!あんた作業遅い!」
( ^ω^)「ご、ごめんなさいだお・・・」
ξ゚听)ξ「まったく・・・」
( ´_ゝ`)「まぁそう言ってやるな。ブーンもよくやっている・・・ツンが早すぎるんだよ」
( ´_ゝ`)(それにしても見事なものだ・・・たった一週間で船の操縦、ロボットの管理の全ての手順を覚えたのだからな・・・)
( ´_ゝ`)(流石俺の下僕・・・)
( ´_ゝ`)(さて、俺は俺の作業を終わらせなければ・・・)
( ´_ゝ`)(弟者、荒巻さん・・・俺が何故一週間の猶予を作ったか、わかっていないな・・・)
ξ゚听)ξ「ああもう、バカ!」
( ^ω^)「痛いお!殴るなお!」
( ´_ゝ`)(いよいよ明日だ・・・明日、俺の流石すぎる作戦が始まる・・・)
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:48:14.75 ID:l4QWhdn90
ーーー日本時間午前11時2分 街外れーーー
/ ,' 3 「・・・ここだ、車を止めてくれ」
川゚−゚)レ「随分人気の無いところだな・・・というか、見たところ、何も無いが」
/ ,' 3 「迷彩機能を使っているんだ・・・」
そういったとほぼ同時に、彼らの目の前に巨大な青い円盤が現れました。
(・∀ ・)「・・・なるほどー・・・すごい技術だ」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「これじゃーいくら僕たちがあがいたって勝てっこなさそうだねー・・・」
/ ,' 3 「・・・中に入るか?」
川゚−゚)レ「・・・・・・ああ」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:53:12.07 ID:l4QWhdn90
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
中に足を踏み入れた荒巻と地球人3人
地球人はその内装・・・まるで未来を模したかのような機器の数々に息を呑まずに入られません。
/ ,' 3 「さて、どこから話すべきかな・・・」
そういいつつ、荒巻は話し始めました
自らの目的。兄者の反乱。ブーンのこと・・・それら、全てを。
3人はただ黙って聞くほかありませんでした。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:57:40.30 ID:l4QWhdn90
/ ,' 3 「・・・と、まぁこんなところだ」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(・∀ ・)「・・・どうしたのクー?何か怒ってるみたいだね?」
川゚−゚)レ「気に入らない点が二つある」
川゚−゚)レ「一つ。兄者が反乱を起こしたというが、それはお前の油断が招いたものだろう。責任の一端はお前にある」
/ ,' 3 「・・・否定できないな」
川゚−゚)レ「もう一つ」
川゚−゚)レ「我々を救済するために征服する・・・?お前みたいな部外者に、地球の未来を決定する権利はない」
川゚−゚)レ「そういうのを、大きなお世話というんだ!」
(・∀ ・)「おー、かっこいいなぁ、クー」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/03(水) 23:58:10.07 ID:l4QWhdn90
そろそろ日付変わるけど酉は・・・つけなくていいか
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:03:00.86 ID:rq8MHa1QO
寝る
朝までスレが残ってますように
作者頑張れ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:03:07.74 ID:spH94bTb0
/ ,' 3 「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・私が言いたいのはそれだけだ」
/ ,' 3 「・・・そうか・・・君は?」
(・∀ ・)「僕?うーん、そうだなー・・・」
(・∀ ・)「その兄者って人がどこにいるのかは分からないの?」
/ ,' 3 「ああ・・・」
(・∀ ・)「そうかー・・・残念」
/ ,' 3 「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・しょぼん君、君は?」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:03:13.46 ID:KWDwgwfkO
ほす
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:09:58.60 ID:spH94bTb0
(´・ω・`)「・・・ブーンは・・・ブーンは元に戻るのか?」
/ ,' 3 「・・・・・・」
(´・ω・`)「なぁ、それだけは教えろ!」
/ ,' 3 「・・・洗脳を解くことは可能だ」
(´・ω・`)「!」
/ ,' 3 「しかし・・・元には戻らない・・・記憶は消去されているはずだ・・・洗脳を解いたところで、彼は君の知るブーン君ではなくなる」
(´・ω・`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・すまない」
(´・ω・`)「謝るな・・・殴りたくなるから・・・」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:19:47.16 ID:spH94bTb0
川゚−゚)レ「これからどうするつもりだ?」
/ ,' 3 「・・・準備は整えた。後は、明日を待つことしかできない」
(・∀ ・)「その準備というので兄者を倒せる可能性は?」
/ ,' 3 「・・・・・・ほぼ0、だ」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(・∀ ・)「そっかー・・・」
/ ,' 3 「兄者君の持つ兵力も大したことは無い・・・裁きも、一日や二日では終わらない」
(・∀ ・)「なーんだ」
(´・ω・`)「・・・荒巻」
/ ,' 3 「・・・ん?」
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:27:23.04 ID:spH94bTb0
(´・ω・`)「俺も連れて行け」
/ ,' 3 「・・・なんだと?」
(´・ω・`)「ブーンと会わせろ」
/ ,' 3 「・・・・・・」
川゚−゚)レ「しょぼん君・・・」
/ ,' 3 「・・・いいだろう」
(・∀ ・)「いいのー?」
/ ,' 3 「・・・償いだ」
(・∀ ・)「いいなー・・・僕も行きたいなー・・・ね、いいでしょ?」
川゚−゚)レ「またんき!」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:35:24.74 ID:spH94bTb0
見てくれている人いるのかな
いたら、本当にありがとうございます。
少し練り直してきます
その間に落ちたら・・・その時はその時
1時半ごろから少しだけ投下して今夜は終了とします
gdgdな文章で申し訳ないですorz
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:38:30.47 ID:mT/whswXO
乙
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:42:11.26 ID:ThpxDnMJ0
見てるお
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:43:05.45 ID:VbOjJdtZ0
俺は見てないよ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 00:48:02.09 ID:Aiqj0rL00
ちんぽっぽ
そしてちんぽっぽ
されどちんぽっぽ
みんなのちんぽっぽ
ぽっぽっぽちーん
ちーんぽっぽちんぽっぽ
はるまきいんげんちんぽっぽ
しょくぜんしょっかんちんぽっぽ
じょしじゅうにがくぼうちんぽっぽ
くらむぼんはちんぽっぽ
ふろっぴーでぃすくちんぽっぽ
ひがしにしちんぽっぽ
ぽんぽぽぽぽぽんちんぽぽぽん
ぽぽんぽんぽんちんぽっぽん
ぽちんぽちんぽぽちちちんぽぽぽ
ちんぽっぽちんぽっぽ
とうざいなんぼくちんぽっぽ
ここんとうざいちんぽっぽ
さんどのめしよりちんぽっぽ
ちょくせつこくぜいちんぽっぽ
いわやまちんぽいずむだいちんぽっぽ
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:02:25.17 ID:tWm65IAEO
ほし
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:02:37.40 ID:d9r9TCoPO
みてます!頑張れ!
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:26:28.99 ID:spH94bTb0
お、落ちそうだw
投下再開します・・・おそらく、2時には終わります
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:31:35.95 ID:spH94bTb0
(・∀ ・)「なんだよー」
川゚−゚)レ「なんだよではない・・・私たちが、有事に遊んでいてもいいとでも言うのか?」
(・∀ ・)「遊ぶんじゃないよー。どーせ僕たちが頑張ったって無駄なんだからさー。それなら荒巻さんと一緒に乗って、兄者とか言うのを迎え撃ったほうがいいんじゃない?」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(・∀ ・)「クーも一緒に乗りたいでしょ?」
川゚−゚)レ「私は・・・しかし・・・」
川゚−゚)レ「わかった・・・私も行こう」
(・∀ ・)「そう来なくっちゃね・・・というわけで、よろしく」
/ ,' 3 「・・・・・・まぁ、別に構わないが」
(・∀ ・)「それじゃあ決まりだねー。クー、しょぼん。改めてヨロシクねー」
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・ああ・・・」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:31:57.28 ID:d9r9TCoPO
wktk
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:38:44.13 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午後0時23分 第2船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「できたぞ!」
ξ゚听)ξ「きゃ!?」
突然の兄者の叫びに驚いて、ツンが悲鳴をあげました。
( ´_ゝ`)「ふふ・・・ついに完成した・・・後は・・・起動するだけ・・・」
( ^ω^)「・・・どうかしたのかお?」
( ´_ゝ`)「礎が完成したのさ・・・もう、明日のためにやり残したことは無い」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・兄者さん」
( ´_ゝ`)「ん?」
( ^ω^)「僕たちはどうしてこんなことをやっているのかお?」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:43:55.21 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「何を今更・・・」
( ^ω^)「時々、わからなくなるんだお。僕がどうしてこんなところにいるのか・・・」
( ´_ゝ`)(・・・記憶の消去が完全でなかったのか・・・?)
( ´_ゝ`)「迷うことなど無い。ただ君は俺が言ったことをしておけばいいんだ」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「そうよ、ブーン。兄者さんの言うことに間違いはないわ」
( ^ω^)「・・・わかったお」
( ´_ゝ`)(洗脳が弱かったか・・・しかし、今更洗脳しなおすわけにもいかない・・・)
( ´_ゝ`)(まぁ、心配は要らないか・・・)
( ´_ゝ`)「お前たちも今日は早めに休め。来る裁きの日のためにな・・・」
ξ゚听)ξ「わかった」
( ^ω^)「わかったお」
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:49:26.73 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午後1時37分 ドクオの家付近 路上ーーー
('A`)「・・・あーぁ。なんかだりー・・・」
胸をかきむしりたい気分・・・その表現が正しいのでしょうか。
とにかく、ドクオは落ち着いていられないのです。
無意味に外を出歩いているのもそのためでした。
('A`)「・・・はぁ」
???「あ、ドクオ君!」
('A`)「・・・あ?」
(*゚ー゚)「久しぶり!」
(,,゚Д゚)「・・・・・・」
('A`)「あ・・・どーもっす」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:54:48.30 ID:spH94bTb0
(*゚ー゚)「元気?」
('A`)「・・・はぁ、まぁ」
(,,゚Д゚)「嘘つけ。顔青いじゃねーか」
('A`)「これは元々っすよ・・・」
(*゚ー゚)「ちょっとやつれたみたいだけど・・・あ、その服!」
しぃが指差したドクオの着ている服は、あの時・・・しぃが貸したギコの服でした
(*゚ー゚)「気に入ってくれたの?」
('A`)「まぁ・・・その」
(*゚ー゚)「よかった!喜んでもらえて」
(,,゚Д゚)「・・・つか返す気はないんだな」
('A`)「はぁ、すんません・・・」
(*゚ー゚)「もう、ギコ君もそんなこと言わないの。また新しい服かってあげるから、ね?」
(,,゚Д゚)「・・・ガキ扱いするな」
(*゚ー゚)「えへへへへ・・・」
('A`)(相変わらずムカつくバカップルだぜ畜生・・・)
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 01:58:54.91 ID:spH94bTb0
(*゚ー゚)「今日、うちに泊まらない?」
(,,゚Д゚)「!おい、しぃ!」
('A`)「いやいやいや、それはさすがに悪いっすよ・・・」
('A`)(お前ら・・・俺がいてもギシアン始めそうじゃねえか・・・)
(*゚ー゚)「えぇ、でも、一人で寝るのって寂しくない?」
('A`)「・・・・・・」
(,,゚Д゚)「そりゃお前だけだろ」
(*゚ー゚)「そんなことないよ!・・・ね?ドクオ君」
('A`)「いや俺はずっと一人で寝てましたから・・・慣れましたよ」
(*゚ー゚)「たまには多人数で寝たいと思わない?私、ご飯も作るからさ」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 02:00:19.52 ID:spH94bTb0
('A`)「・・・なんでそんなに俺にかまうんすか?俺、所詮他人っすよ?」
(*゚ー゚)「・・・それはそうだけど、わかるもん」
('A`)「何がです?」
(*゚ー゚)「一人がどれだけ寂しいかって事」
(,,゚Д゚)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「今はギコ君と二人でいるけど、昔は・・・」
('A`)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「だから、君のことがほっておけないんだ」
('A`)「・・・・・・」
そこで初めて、彼は気付きました。
自分は、人に飢えているのだと。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 02:02:02.31 ID:spH94bTb0
今夜の投下終了です。
読んでくれた人、保守してくれた人、みんなありがとうございます
明日はもう少し面白い話にするつもりなので・・・少しだけ期待してくれると嬉しいです
・・・といっても、明日までスレが残っているかどうか分かりませんが・・・
明日は午前10時ごろから投下する予定です。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 02:14:42.23 ID:d9r9TCoPO
乙です!楽しんでみさして
もらってます!
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 02:17:24.26 ID:5RM53e9mO
乙
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 02:28:20.52 ID:tWm65IAEO
ほし
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 02:41:14.93 ID:XYzthfb8O
アザラシス(・ω・`=)つ_)э
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 03:22:25.50 ID:fPfBo1t4O
保守
ほすするほど読者がいるってことですぜ
ってことでほっすほっす
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 03:29:46.95 ID:Q1KcpzbA0
age忘れ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 03:48:17.28 ID:dRiGAu0NO
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 04:17:07.22 ID:WT2bFNvz0
hs
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 04:18:44.35 ID:tWm65IAEO
お、落ちてない
ほしゆ
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 04:29:09.73 ID:x5tE22bmO
保守&保守
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 05:04:51.37 ID:nbNRDDnD0
ピンクレディ
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 05:29:51.74 ID:dX1LSYCNO
補習
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 05:49:58.00 ID:x5tE22bmO
保守&補佐
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 06:14:55.12 ID:nbNRDDnD0
やきそば
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 06:27:44.27 ID:I+ODgc/iO
この作者前にも見たことあるな・・・なんだっけ?
ワカラン('A`)
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 07:03:12.85 ID:nbNRDDnD0
ウーパールーパー
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 07:15:11.49 ID:KWDwgwfkO
残っててよかった。保守
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 07:38:00.82 ID:dX1LSYCNO
ほぅ
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 07:58:36.42 ID:KWDwgwfkO
☆
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 08:18:04.42 ID:x5tE22bmO
★油
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 08:37:19.02 ID:4ZwTEukxO
EDF
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 08:40:20.09 ID:iKwTpapQO
ほ
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 08:53:40.76 ID:Sc+RL/lhO
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 09:02:38.16 ID:jJgTAUQeO
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 09:31:56.43 ID:4ZwTEukxO
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:00:18.67 ID:spH94bTb0
復活('A`)b
保守してくれた人。どうもありがとうございます。
>>208 一度春休み頃にお世話になりました・・・
それでは、書き始めます。
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:01:41.54 ID:spH94bTb0
('A`)「・・・・・・」
(,,゚Д゚)「おい、昔の話掘り返してんじゃねえよ」
(*゚ー゚)「あ・・・うん、ごめんね」
(,,゚Д゚)「あ・・・いや・・・」
(,,゚Д゚)「で、どうすんだドクオ」
('A`)「・・・はぁ」
('A`)(俺は一人でいるほうが好きだ。それに、一人でいる事に慣れている・・・それなのに)
('A`)(誰かと一緒にいたいと思う俺ガイル・・・)
(*゚ー゚)「・・・無理、しないでいいよ?」
('A`)「あぁ・・・いや、その」
('A`)「・・・邪魔でないんなら、よろしくお願いします」
(*゚ー゚)「!・・・こちらこそ、よろしくね」
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:06:55.58 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午後3時42分 東京ーーー
???「ファビョーーーーーーン」
???「何言ってんだタコスケ」
町を歩く軍服姿の男が二人。
<ヽ`∀´> 「ウリはタコスケじゃないニダ!ちゃんとニダーって名前があるニダ!」
( ゚∀゚)「・・・そうかい」
彼らはニダーとジョルジュ。彼らもクーやまたんきと同じく、軍人です。
ニダーは・・・韓国人でも在日でもないのです。おそらく
<ヽ`∀´> 「いよいよ明日ニダ!ウリ達の愛国心が試されるニダ!」
( ゚∀゚)「そーんな簡単な事じゃねーだろ・・・死ぬかもわからんよ」
<ヽ`∀´> 「母国のために死ねるなら本望ニダ!」
( ゚∀゚)「・・・ま、ムチャはすんなよ」
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:11:46.41 ID:spH94bTb0
色々な人たちの色々な明日。
死ぬという運命の形もまた、人によって様々。
日本に夕陽が訪れました。
兄者の裁きが始まるまで、あと少し・・・
ーーー日本時間午後6時23分 第3船(弟者)内ーーー
(´<_` )「・・・・・・」
(´<_` )(ロボット配置は完了した。あとは明日を待つだけ)
(´<_` )(それにしても、どこにとっての「明日」から裁きを始めるのだろうか、兄者は・・・)
(´<_` )(これはしばらく眠れそうにないな・・・)
(´<_` )(・・・・・・)
(´<_` )(・・・兄者と戦わなければならない)
(´<_` )(だがそれは・・・俺は望んでいない結果だ。兄者にとっても・・・おそらく・・・)
(´<_` )(戦う前に話し合うことができればいいのだが・・・)
(´<_` )(仮にも俺たちは兄弟だ・・・話が通じないはずがない・・・)
(´<_` )(・・・・・・)
(´<_` )(もう・・・遅いかもしれないが・・・な)
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:16:38.06 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午後7時12分 第1船(荒巻)内ーーー
(・∀ ・)「♪〜」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
川゚−゚)レ「のんきだな、またんき」
(・∀ ・)「あれ?そう見える?」
川゚−゚)レ「鼻歌を歌うほどの余裕があるのだろう?」
(・∀ ・)「まーねー・・・というか、騒いだり落ち込んだりしても仕方ないしね」
/ ,' 3 「・・・またんき君は、兄者君に賛同しているのか?」
(・∀ ・)「うん。兄者さんの考えはすばらしいと思うよー」
/ ,' 3 「・・・そうか」
川゚−゚)レ「・・・しょぼん君」
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・大丈夫か?もしかしたら明日」
(´・ω・`)「マイナス思考にはなりたくありません」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:22:35.34 ID:spH94bTb0
(´・ω・`)「・・・まぁ、あなたに言われなくても自然となっちゃうんですがね」
川゚−゚)レ「ブーン君は君の友達なんだな?」
(´・ω・`)「・・・友達じゃないですね・・・親友ですよ」
川゚−゚)レ「そうか・・・」
川゚−゚)レ「・・・君は、友達と親友の違いはなんだと思っているんだ?」
(´・ω・`)「・・・友達は見捨てることができる。だけど、親友を見捨てることはできない」
川゚−゚)レ「ほう。随分極端な考え方だな」
(´・ω・`)「間違ってますかね?」
川゚−゚)レ「さぁ・・・私には分からないよ、ただ」
川゚−゚)レ「親友を守ろうとする君のような男。私は好きだ」
(´・ω・`)「・・・はぁ、そうですか」
川゚−゚)レ「む、信じてないな?」
(´・ω・`)「あぁいや、そういうわけじゃ・・・」
川゚−゚)レ「私は年下も守備範囲だぞ」
(´・ω・`)「・・・・・・」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:28:02.51 ID:spH94bTb0
(・∀ ・)「しょぼんくーん」
(´・ω・`)「・・・はい?」
(・∀ ・)「どうだった?クーに迫られて」
(´・ω・`)「・・・・・・いや、別に」
(´・ω・`)(聞いてたのか、この人)
(・∀ ・)「そっかー・・・彼女年下好みだったんだねー。僕がまったく相手にされないわけだ」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「じゃーねー、僕からは一つだけ、教えておいてあげるよ」
(・∀ ・)「友情って時々すごく邪魔になるからねー、さっき君は親友は見捨てられないって言ってたけど、見捨てる勇気も必要なんだよー」
(´・ω・`)「・・・そうすか」
(・∀ ・)「気のない返事だねー、僕は忠告したからねー?」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「あーあ、しょぼん君にも嫌われちゃったかなー?」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:33:43.07 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間 午後11時56分 第2船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・そろそろか」
( ´_ゝ`)「ブーン、ツン、起きろ」
( ^ω^)「・・・ん・・・」
ξ゚听)ξ「・・・ふぁ・・・」
( ´_ゝ`)「時間だ。裁きを開始する」
( ^ω^)「・・・わかったお」
( ´_ゝ`)「まずは・・・そうだな」
( ´_ゝ`)「・・・ニホンの首都・・・トーキョーを潰そうか。ブーン、操縦を。ツンはロボットの準備にとりかかってくれ」
ξ゚听)ξ( ^ω^)「はい」
( ´_ゝ`)「・・・さ、て・・・」
( ´_ゝ`)(ふふふふふ・・・私は、歓迎の準備をしなければな・・・)
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:38:14.35 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間 午前0時1分 第3船(弟者)内ーーー
(´<_` )(・・・さすがに眠いな・・・)
弟者がうつらうつらしていたその時
突然、目の前の画面に様々な文字が表示され始めました。それは高速で出現と消去を繰り返します
(´<_` )「な、なんだ・・・?」
弟者は戸惑いながらキーボードをたたきます。しかし
(´<_` )「・・・操縦できない・・・まさか」
(´<_` )(乗っ取られたのか・・・!)
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:43:18.83 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間 午前0時3分 第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・ん・・・?」
川゚−゚)レ「どうかしたか?」
/ ,' 3 「・・・弟者君からの発信が途絶えた・・・」
川゚−゚)レ「何・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・」
/ ,' 3 (兄者君・・・か・・・?)
/ ,' 3 「とにかく、さっきまで弟者君がいた場所までワープする」
川゚−゚)レ「あ、ああ」
(・∀ ・)「おー、なんだか急展開?」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:49:10.54 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間 0時5分 東京ーーー
深夜
ジョルジュとニダーは二人、軍用者の中にいました。
<ヽ`∀´> 「ふみゃ・・・しゃざ・・・しょうを・・・ニダ・・・」
( ゚∀゚)「寝言かよ・・・」
( ゚∀゚)「・・・!」
その時、ジョルジュの眼に映ったのは遠くの空に浮かぶ巨大な円盤
( ゚∀゚)「おい、ニダー、起きろ!」
<ヽ`∀´> 「・・・ニダ?」
( ゚∀゚)「来たぞ・・・円盤が」
<ヽ`∀´> 「!!!」
彼らの目の前で、円盤は赤い光を落としました。
落とされた場所にあった建物が、粉々に砕けます
たちまち、夜の東京は賑やかになりました。
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:53:55.06 ID:spH94bTb0
<ヽ`∀´> 「来たニダ!ウリが落としてやるニダ!」
( ゚∀゚)「落ち着け、ニダー・・・よく考えたら、俺たち何もできないだろ」
<ヽ`∀´> 「・・・ええ?」
( ゚∀゚)「だってほら、俺たちには戦車も戦闘機もないんだし」
<ヽ`∀´> 「・・・・・・」
<ヽ`∀´> 「ファビョーーーーーン」
( ゚∀゚)「・・・何か、できることは・・・」
その時、また光が落とされました。建物が崩壊し、人々の悲鳴が轟きます。
( ゚∀゚)「・・・ん?」
その時ジョルジュは、一瞬だけ、光に映し出された小さな物体を見つけました。
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:59:17.20 ID:spH94bTb0
( ゚∀゚)「あれは・・・」
<ヽ`∀´> 「・・・あ、通信が入ってるニダ」
<ヽ`∀´> 「・・・はい、はい、わかったニダ」
<ヽ`∀´> 「戦闘機部隊がやってくるニダ」
( ゚∀゚)「そうか・・・」
間もなく、空を裂く轟音が聞こえてきました
<ヽ`∀´> 「ほれ、噂をすれば」
( ゚∀゚)「さすがに早いな・・・しかし」
( ゚∀゚)「倒せるのだろうか・・・」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 10:59:53.91 ID:d9r9TCoPO
wktk
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 11:00:33.54 ID:spH94bTb0
戦闘機は真っ直ぐ円盤に向かいます
円盤はそれにかまうことなく、ゆっくりと移動しながら光を吐き出し、町を破壊していきます。
戦闘機からミサイルが放たれました。
真っ直ぐと円盤に向かって・・・着弾しました。
しかし
その直後戦闘機に向かって光が飛びました。
その光は戦闘機を崩していきます。
たちまち、それが赤色に染まりました。
<ヽ`∀´> 「・・・どうなってるニダ?」
( ゚∀゚)「・・・ミサイルは効いていないみたいだな・・・さすが円盤」
<ヽ`∀´> 「・・・ということは・・・あ、また通信ニダ」
<ヽ`∀´> 「・・・わかったニダ」
<ヽ`∀´> 「戦闘機部隊・・・全滅ニダ」
( ゚∀゚)「・・・・・・」
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 11:06:47.22 ID:spH94bTb0
<ヽ`∀´> 「それと、もう一つ情報が」
<ヽ`∀´> 「ロボット部隊が・・・街を進攻中らしいニダ」
( ゚∀゚)「ロボット・・・?」
その時
彼らの前に男が走ってきました
畏怖と混乱が入り混じったような表情で。
そこに、大きな破裂音。
その男が突如前のめりに倒れました。
彼の背後に・・・人と同じぐらいの大きさのロボットが、腕の銃口をこちらに向けて立っていました
<ヽ`∀´> 「!」
( ゚∀゚)「チッ・・・!」
ジョルジュが反射的に、傍らに置いてあった銃を取り上げます。
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 11:08:17.83 ID:spH94bTb0
一時投下停止です・・・短くて申し訳ないですorz
次の投下は12時ごろになるかと思います・・・
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 11:27:57.21 ID:yI3iLQsxO
ほす
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 11:50:13.99 ID:QIjiUSGT0
保守
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:04:14.72 ID:whknCv+OO
ほ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:09:56.67 ID:whknCv+OO
こないお(;^ω^)
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:13:01.00 ID:spH94bTb0
帰還('A`)
遅くなって申し訳ないです
では、書き始めます。
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:21:45.94 ID:spH94bTb0
金属質剥き出しのロボット。その両腕は銃身になっています。
( ゚∀゚)「降りるぞ!」
<ヽ`∀´> 「に、ニダ!」
転がるようにして軍用車から降りる二人。ロボットは彼らを眼で追います。そして、ゆっくりと銃口を彼らに向けました。
( ゚∀゚)「とろい!」
ロボットが撃つ前に、ジョルジュがサブマシンガンを連射します。それを見たニダーも慌てて拳銃で加勢。
しかし ロボットは倒れるどころか怯みもしません
弾はほとんどロボットに命中しています。全く・・・効果がないのです
( ゚∀゚)「硬すぎだろおい・・・」
そのうち、ロボットの銃が、ためらいもなく火をふきました。
<ヽ`∀´> 「に、ニダーぁぁぁ!」
( ゚∀゚)「!」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:22:17.34 ID:yI3iLQsxO
ktkr
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:24:32.58 ID:Kmtk7GxXO
wktk\('A`)
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:27:39.27 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前0時22分 第2船(兄者)内ーーー
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・よし」
ξ゚听)ξ「兄者、終わったの?」
( ´_ゝ`)「あぁ、こっちはな・・・そっちはどうだ」
ξ゚听)ξ「順調よ。ロボットは着実に侵攻しているわ」
( ^ω^)「街の破壊も確実に遂行しているお」
( ´_ゝ`)「流石だな・・・」
( ´_ゝ`)(荒巻さんは弟者からの電波発信が途絶えたのを知れば必ず、弟者のもといた場所にワープする・・・)
( ´_ゝ`)(違う場所に自動ワープさせておいて正解だったな・・・)
( ´_ゝ`)(弟者の登場はもう少し後、だからな・・・)
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:28:08.85 ID:IEV0Ij1n0
wktk
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:28:53.12 ID:FmN1O2mg0
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:33:02.63 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間 午前0時23分 某所ーーー
/ ,' 3 「だめだ、やはりいない・・・このあたりで電波が途絶えたのだが」
川゚−゚)レ「・・・何が考えられる?」
/ ,' 3 「・・・兄者君が弟者君の船を乗っ取った」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
/ ,' 3 「裁きを始めたということだろう・・・」
その時、電子音が響きました
/ ,' 3 「ん・・・!」
川゚−゚)レ「どうした」
/ ,' 3 「兄者が攻撃を開始している」
あらかじめおいてあったロボットが、荒巻に信号を送っていたのです。ワープをしていたために、遅くなってしまったのでしょう。
川゚−゚)レ「!・・・場所は!」
/ ,' 3 「・・・東京だ」
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:36:02.65 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前0時24分 第2船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・ん?」
ξ゚听)ξ「どうしたの?兄者」
( ´_ゝ`)(・・・この電波は・・・)
( ´_ゝ`)(・・・ふ、ふふ・・・なるほど、そういうことか・・・)
( ´_ゝ`)「ツン、全てのロボット部隊を引き上げさせろ」
ξ゚听)ξ「え・・・?」
( ´_ゝ`)「荒巻さんが来るぞ・・・」
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:42:05.26 ID:spH94bTb0
ーーー東京 路上ーーー
( ゚∀゚)「バカニダ!」
<ヽ`∀´> 「す、すまないニダ・・・」
( ゚∀゚)「すまないですむかバーーーーーーーーーーーカ!・・・いてぇ・・・」
ニダーに向かって放たれた弾丸は、咄嗟に飛び出たジョルジュの右肩に命中していました。
怯えるニダーを左腕でひっつかみ、ジョルジュは物陰まで連れて行ったのです。
( ゚∀゚)「叫ぶ暇あるならちっとは避けようとしろ、バカ!」
<ヽ`∀´> 「に・・・ふぁ、ふぁびょーん・・・・」
ガチャリ
いやな金属音がニダー の後ろから響きました。
振り返るとそこに
ロボットが立っていました。
( ゚∀゚)「・・・あーあ」
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:48:08.22 ID:spH94bTb0
しかしロボットが銃口を向けることはありませんでした。
数回首を左右に振って・・・背を向けたのです。
( ゚∀゚)「なんだ・・・?戻る気か・・・?」
ジョルジュがそういった瞬間
ニダーがロボットに飛び掛りました。
<ヽ`∀´> 「アイゴーーーーーー!」
( ゚∀゚)「ちょ、ニダー!?」
<ヽ`∀´> 「ちょっと待つニダぁ、ぁ、ぁ、アーッ!?」
ニダーを背中に乗せたまま、ロボットは大きく飛び上がりました。
炎も出さずに、一直線に円盤に向けて飛び去っていきます
( ゚∀゚)「ニダーーーーーーーーー!」
<ヽ`∀´> 「安心するニダ!ウリが、ウリが野蛮な宇宙人を滅ぼしてやるニダ!アイゴオオオオオオオオオォォォォ・・・・」
( ゚∀゚)「・・・・・・」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:57:58.82 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前0時30分 第2船(兄者)内ーーー
ξ゚听)ξ「・・・全部隊、収容完了しました」
( ´_ゝ`)「ご苦労様」
( ^ω^)「退却するのかお?」
( ´_ゝ`)「・・・そうだな」
???「……ァィーーーー…」
( ´_ゝ`)「・・・ん?なんだ、この声は」
ξ゚听)ξ「さぁ?ロボットかしら?」
( ´_ゝ`)「ロボットはこんな気味の悪い声を出さない・・・」
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:00:29.65 ID:spH94bTb0
<ヽ`∀´> 「・・・潜入成功ニダ」
<ヽ`∀´> 「・・・にしても、どこにいけばいいニダ?」
<ヽ`∀´> 「・・・・・・」
<ヽ`∀´> 「アイゴーーーーーーーーーーーーー!」
アイゴーーーーーーー
アイゴーーーー
アイゴーー
アイゴー
ァィーー
・・・
・・
<ヽ`∀´> 「・・・・・・」
<ヽ`∀´> 「とりあえず、奥に進むニダ」
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:00:47.63 ID:whknCv+OO
ちょwwwニダーwwwwwww
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:02:41.48 ID:FmN1O2mg0
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:06:44.12 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「・・・侵入者か・・・バカが一匹釣れたようだな」
ξ゚听)ξ「・・・どうするの?」
( ´_ゝ`)「そのうちここまでくるだろう・・・そのときに考えればいいさ」
( ^ω^)「のんきだお」
( ´_ゝ`)「・・・・・・・」
( ´_ゝ`)「ブーン、ワープだ」
( ^ω^)「どこいくお?」
( ´_ゝ`)「そうだな・・・よし」
( ´_ゝ`)「北京に行こう」
( ^ω^)「わかったお。北京にいくお」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:13:04.04 ID:spH94bTb0
ーーー東京 第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・遅かったか」
川゚−゚)レ「・・・ひどいな、これは」
(・∀ ・)「おーーーー、すごいなー」
(´・ω・`)「・・・これを・・・ブーンが・・・?」
/ ,' 3 「・・・!また、信号だ」
川゚−゚)レ「次はどこだ!?」
/ ,' 3 「・・・北京だ」
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:26:51.43 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前0時42分 中国 北京ーーー
( ´_ゝ`)(・・・ここもか・・・各地に配置しているらしいな・・・一週間でよくやったものだ)
( ´_ゝ`)「・・・一旦退こうか」
( ^ω^)「どうするんだお?」
( ´_ゝ`)(どこなら大丈夫か・・・少し時間が欲しいからな・・・)
( ´_ゝ`)「よし、あそこにしよう。座標は・・・・・・」
・・・
・・
・
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:28:25.38 ID:ESu0EOUBO
わくてか
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:36:06.06 ID:d9r9TCoPO
wktk
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:36:24.14 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前0時48分 某所 海底ーーー
(´<_` )「・・・やはりだめだ、全く動かない」
(´<_` )(というかここはどこなんだ・・・海・・・?)
(´<_` )(・・・・・・)
(´<_` )(・・・青い・・・な、綺麗だ)
(´<_` )(・・・兄者もこれを見て・・・人類を滅ぼそうとしたのだろうか・・・)
(´<_` )(・・・・・・)
その時、電子音が響きました
(´<_` )「!・・・どこかに行くのか?」
数秒後、円盤は少し歪んで、海底から、消え去りました。
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:43:29.56 ID:ZnrqJdL5O
侵略に来たのに山と森と海の美しさに感動して坊主になったどっかの宇宙人を思い出した
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:48:38.87 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前0時55分 某所 町外れーーー
(´<_` )「・・・ここは・・・?」
( ´_ゝ`)「やぁ、弟者」
突然の通信。相手は・・・懐かしく、憎い相手・・・兄者です。
(´<_` )「!・・・兄者ァ・・・」
( ´_ゝ`)「どうだ、弟者。この1週間、元気だったか?」
(´<_` )「・・・この船を乗っ取ったのは兄者か?」
( ´_ゝ`)「そんなこと、俺以外の誰にできるというんだ?」
(´<_` )「・・・兄者」
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「少し 話がしたい」
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:56:00.99 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「話?・・・今更、何を話すというんだ?」
(´<_` )「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・ふ、ふふ・・・いいだろう。少しぐらい、聞いてやろうじゃないか」
( ´_ゝ`)「待っていろ。今からそっちに行ってやろう・・・」
そこで、兄者からの通信は途絶えました。
弟者の円盤の隣に、兄者の円盤があります・・・
(´<_` )(・・・ここはまた・・・自然の多い場所だな・・・)
(´<_` )(もう・・・荒巻さんの作戦に気付いたのか・・・)
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:56:48.15 ID:Tw+XWGetO
保守
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 14:02:18.79 ID:spH94bTb0
ーーー第2船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・と、いうわけだ。行ってくるよ」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ^ω^)「わかったお・・・」
( ´_ゝ`)「なに、すぐに戻るよ・・・それでは」
そういって、兄者は底部のハッチへと歩き去りました。
( ^ω^)「・・・・・・あ、そういえば、まだ侵入者がうろついているんじゃないのかお?」
ξ゚听)ξ「・・・そう・・・ね」
( ^ω^)「ツン、どうかしたのかお?」
ξ゚听)ξ「・・・なんでもないわよ」
( ^ω^)「ならいいお」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「ここね」
( ^ω^)「お?」
ξ゚听)ξ「前に来たことがある気がするの・・・」
無理もありません。
そこは田舎町の町外れ・・・
ツンが兄者にさらわれた場所、なのですから
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 14:14:53.78 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前1時12分 第3船(弟者)内ーーー
( ´_ゝ`)「や、弟者」
(´<_` )「・・・兄者」
( ´_ゝ`)「話とは何だ?私もそれほど暇ではないのだがな」
(´<_` )「・・・もう一度だけ・・・考え直してくれ」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(´<_` )「この星は綺麗だ。美しい・・・兄者がこの星の自然を守りたくなったのもよく分かる」
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 14:20:08.67 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「わかってくれるか」
(´<_` )「だが・・・そのために人間を殺してどうする・・・この地球は、人間を含めたうえで、自然として機能しているんだ」
( ´_ゝ`)「それは昔の俺らの星の姿だろう?やがて人間たちの技術力が高まれば、俺らの先祖と同じ道を歩む」
(´<_` )「そうならないために俺らがきたんじゃないか」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(´<_` )「俺らと荒巻さんの力があれば絶対に地球を正しい方向に導ける」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(´<_` )「今ならまだ間に合うんだ!」
( ´_ゝ`)「・・・む」
(´<_` )「兄者!」
( ´_ゝ`)「・・・わかった」
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 14:24:36.37 ID:spH94bTb0
(´<_` )「兄者・・・!」
( ´_ゝ`)「弟者の言うとおりだ。俺は・・・少し早まってしまったのかもしれない」
(´<_` )「わかってくれるのか・・・兄者・・・」
( ´_ゝ`)「・・・すまなかった」
(´<_` )「いや、いいんだ・・・」
( ´_ゝ`)「・・・俺は・・・この星を救うよ」
(´<_` )「俺もだ、兄者・・・ともに、頑張ろう」
( ´_ゝ`)「・・・ああ」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 14:25:17.25 ID:spH94bTb0
ちょっと投下停止・・・orz
3時15分頃に再開できると思います・・・
読んでくれている人、いましたらどうもありがとうございますorz
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 14:33:33.87 ID:+dZ6veMSO
保
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 14:46:04.61 ID:VbOjJdtZ0
オチはちゃんとあるのかな
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:08:41.72 ID:cU/S+0/gO
保守
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:17:24.70 ID:spH94bTb0
復活('A`)
なんか昨日から色々なもの逃しているような気がするけど気にしない('A`)
保守してくれた人ありがとう。
続き書きます
>>271 オチは考えてるので大丈夫です。ただそこまでの道のりがry
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:19:16.96 ID:d9r9TCoPO
最後まで読むからがんばれ!!
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:28:59.64 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「・・・まず、この船のコントロールを元に戻さないといけないな」
( ´_ゝ`)「弟者・・・すまないが、その装置にこの船の起動キーを入力してくれ」
(´<_` )「わかった」
そう言って弟者は椅子に座り、兄者に背を向けました。
(´<_` )「少し待っていてくれ。結構時間がかかるからな・・・」
( ´_ゝ`)「ああ、待つさ」
キーを叩く弟者・・・その後ろに、兄者が立ちました
( ´_ゝ`)「すまないな・・・私がやってしまったばかりに」
(´<_` )「気にしないでくれ・・・俺は、兄者が眼を覚ましてくれたことがとても嬉しいんだ」
兄者は自らの腰に手を伸ばしました。
そしてゆっくりと・・・銃を取り上げます
( ´_ゝ`)「弟者」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「夢を、ありがとう」
(´<_` )「え?」
弟者の後頭部にぴたりと、銃口が当てられました。
その硬い感触に気付いて弟者が振り向く寸前
銃声が一つ、響き渡りました。
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:32:58.63 ID:spH94bTb0
弟者は言葉もなく、いすから崩れ落ちました。
( ´_ゝ`)「夢の見すぎ、信じ込みすぎ・・・だ。弟者」
( ´_ゝ`)「・・・にしても面倒な殺し方をしてしまったな。後片付けするのが大変だ」
( ´_ゝ`)(・・・ふ、ふふ・・・だがそれがいい・・・)
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:37:32.18 ID:spH94bTb0
ーーー第2船(兄者)内ーーー
ξ゚听)ξ「・・・遅いわね、兄者」
( ^ω^)「話し合いをしてるみたいだから、仕方ないお」
???「アイゴーーーーーーーーーーーー!」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「!!!」
<ヽ`∀´> 「ここニダかぁ!」
( ^ω^)「し、侵入者だお!」
ξ゚听)ξ「き・・・きゃぁ!!!」
<ヽ`∀´> 「ふっふっふ・・・野蛮民族にウリが裁きを下すニ・・・ダ・・・?」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「・・・?」
<ヽ`∀´> 「こ、子供・・・?」
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:41:50.71 ID:spH94bTb0
<ヽ`∀´> 「子供が・・・?・・・クソッ!」
ニダーは拳銃を握り締め・・・ツンに向けました
ξ゚听)ξ「・・・え・・・」
<ヽ`∀´> 「ウ、ウリが・・・野蛮み、民族に鉄槌を・・・」
ξ゚听)ξ「い・・・いや・・・」
( ^ω^)「ちょっと待つお!」
( ^ω^)「撃つなら僕を撃てお!ツンを撃つなお!」
ξ゚听)ξ「ブーン・・・」
<ヽ`∀´> 「・・・ぅぅぅぅ・・・」
ニダーは悩んでいました。殺すべきなのか・・・それとも・・・
<ヽ`∀´> 「ええい!ではお前から処刑してやるニダ!」
(;^ω^)「・・・」
ξ゚听)ξ「・・・・・・!」
<ヽ`∀´> 「死ねニダ!」
銃声が、一つ
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:42:01.62 ID:pFKbXrPL0
ま さ に 鬼 畜
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:47:19.28 ID:spH94bTb0
( ^ω^)「!!・・・・・・・お?」
しかし、倒れたのはブーンではありませんでした
<ヽ`∀´> 「・・・ニ・・・・ダ・・・・・・・・?」
それもそのはず
銃声の主は、ツンの持つ銃だったからです。
ニダーの胸に、焦げた穴が一つ
ガチャリ、と鉄の銃が床に落ちました。
<ヽ`∀´> 「・・・む、無念ニダ・・・鬼畜民族を・・・ウリ・・・が・・・」
仰向けに倒れるニダー
そしてそのまま、目を閉じてしまいました。
ξ゚听)ξ「あ・・・・・・や、ちゃった・・・」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:55:52.21 ID:spH94bTb0
ニダーを殺したのは、ツンなのです
( ^ω^)「・・・銃、持ってたのかお?ツン」
ξ゚听)ξ「護身用にって兄者が・・・う・・・うぇ・・・」
突然えずきだすツン
( ^ω^)「どうしたお!?」
ξ゚听)ξ「気持ち悪い・・・気持ち悪いよ・・・」
( ^ω^)「大丈夫かお・・・」
ξ゚听)ξ「ねぇ・・・人を殺すのってなんでこんなに苦しいの・・・?」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「ブーン・・・私、これがいい事だなんて思えない・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・兄者のいうことは、正しいんだお」
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:58:19.88 ID:FwFoSqBJ0
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:58:22.37 ID:SvQiAMn/0
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 15:58:46.23 ID:spH94bTb0
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ^ω^)「兄者の言うことは・・・正しいんだお」
ξ゚听)ξ「・・・わかってるわよ・・・バカ」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・ブーン」
( ^ω^)「?」
ξ゚听)ξ「・・・や、な、なんでもない・・・」
( ´_ゝ`)「ただーいま」
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:01:36.40 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「・・・なんだ?こいつ」
( ^ω^)「侵入者・・・だお」
( ´_ゝ`)「そうかい」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「どうした?ツン」
ξ゚听)ξ「・・・兄者の言うことは正しいのよね?」
( ´_ゝ`)「・・・当然じゃないか」
ξ゚听)ξ「・・・わかったわ」
( ´_ゝ`)「?・・・」
( ´_ゝ`)「あぁ、そうだ。重大なことを伝える」
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:08:16.30 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「弟者の船を乗っ取ることに成功した」
( ^ω^)「弟者の船お・・・」
ξ゚听)ξ「お、弟者はどうなったの?」
( ´_ゝ`)「始末した」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「これからは二手にわかれよう。その方が、見つかる可能性も少なくなる」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「俺が向こうの船にのる。ツンとブーンはこちらの船を、頼む」
( ^ω^)「ちょっと待ってくれお!・・・それは・・・」
( ´_ゝ`)「・・・我慢してくれ、ブーン・・・これも、お前たちのことを思ってのことなんだ・・・ツンも、いいな?」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「それでは、これからの予定を伝える・・・」
・・・
・・
・
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:13:01.05 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「・・・以上だ。わかったか?二人とも」
( ^ω^)「・・・わかったお」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・それでは、私は向こうに行く。たまに通信するよ・・・それでは」
ξ゚听)ξ「ちょっと待って!」
( ´_ゝ`)「・・・ん?」
ξ゚听)ξ「それ、片付けてよ・・・」
( ´_ゝ`)「・・・あぁ、こいつ、か?」
兄者は息の無いニダーを汚いものを見るような目つきで見下ろしました。
( ´_ゝ`)「わかった・・・あぁ、それと」
( ´_ゝ`)(少し細工をしておかなければ・・・な)
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:17:25.95 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間 午前3時48分 第1船(荒巻)内ーーー
(・∀ ・)「ふあーあ・・・・」
川゚−゚)レ「・・・またんき」
(・∀ ・)「なんだよー、眠いんだもん仕方ないじゃないかー」
川゚−゚)レ「・・・・・・」」
川゚−゚)レ「荒巻さん」
/ ,' 3 「・・・依然動きは無い・・・弟者からの連絡も無し、だ」
川゚−゚)レ「そうか・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・しょぼん君」
(´・ω・`)「なんか、街壊されるのも嫌ですけど、いなくなってしまうのも嫌ですね」
川゚−゚)レ「・・・・・そうだな」
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:19:33.18 ID:spH94bTb0
/ ,' 3 「・・・!」
川゚−゚)レ「どうした」
/ ,' 3 「・・・第2船、出現」
川゚−゚)レ「!場所は!」
/ ,' 3 「それが、おかしいんだ・・・」
/ ,' 3 「・・・日本の田舎町・・・こんなところにロボットを配置したつもりは無いのだが・・・」
(・∀ ・)「・・・・・・」
/ ,' 3 (誘っているのか・・・?兄者君・・・)
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:25:50.19 ID:spH94bTb0
ーーー第2船(兄者→ブーン・ツン)内ーーー
( ´_ゝ`)(これでいい・・・あとは早めに退避しなければな・・・)
( ´_ゝ`)「それでは、私は向こうの船に行く。お前たちは予定通りパリに向かってくれ」
( ^ω^)「わかったお」
ξ゚听)ξ「・・・わかりました」
( ´_ゝ`)「健闘を祈る。それでは」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・・・」
( ^ω^)「・・・いくお」
ξ゚听)ξ「・・・うん」
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:29:26.28 ID:spH94bTb0
ーーー第3船(弟者→兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・ふ、ふは、ふはははははは・・・・」
( ´_ゝ`)(・・・上手くいけば荒巻さんとあの下僕二人をまとめて殺すことができる・・・流石だ、俺は!)
( ´_ゝ`)(・・・・・・・)
( ´_ゝ`)(しかし、ブーンたちを殺す必要はあったのか?)
( ´_ゝ`)(・・・まぁいい。必要なときに死ぬのが、忠実な下僕というものだ・・・は、ははっははははははは・・・)
( ´_ゝ`)(さて・・・私はしばらく傍観するとしようか・・・)
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:35:09.05 ID:spH94bTb0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・ワープしたな」
川゚−゚)レ「どういうことだろう・・・兄者・・・ミスをするような人なのか?」
(´・ω・`)「開き直ったかもしれませんよ。ロボットの存在に気付いたから」
(・∀ ・)「・・・はー、これだから正義論しか述べられない人は・・・」
川゚−゚)レ「何か言ったか?」
(・∀ ・)「んーん、なんにもー?」
/ ,' 3 「・・・・・・ふむ」
川゚−゚)レ「ん?」
/ ,' 3 「パリ、だな」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:42:43.96 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前3時56分 パリーーー
パリはまだ日付が変わっていません。午後8時ごろです
そんなときに突然現れた円盤とロボット部隊
人々は混乱の中で次々と死んでいきます
赤い光によって建物は崩壊し、ネオンが次々と消えていきます。
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ^ω^)(会話がないお・・・)
ξ゚听)ξ「・・・けほっ」
( ^ω^)「ツン・・・?」
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:49:30.04 ID:spH94bTb0
ξ゚听)ξ「けほっ・・・けほっ・・・ぅぅ・・・」
( ^ω^)「ツン!大丈夫かお!?」
ξ゚听)ξ「だいじょうぶ!・・・だから、気にしないで・・・!」
( ^ω^)「・・・そうかお・・・」
ξ゚听)ξ「そうよ・・・私は、私は人間を滅ぼさないといけないの・・・それが、私の使命」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「私の使命、それが私の使命・・・それ、が・・・私の・・・」
( ^ω^)「ツン・・・」
ξ゚听)ξ「私の・・・ッ・・・」
( ^ω^)「・・・泣いちゃ・・・だめだお」
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 16:50:25.07 ID:spH94bTb0
投下一時停止・・・細切れですみませんorz
次は6時ごろから投下できると思います・・・
読んでくれてる人、gdgdでごめんなさい。読んでくれてありがとうorz
もしかしたら今日中に終われるかも・・・
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 17:07:23.86 ID:ESu0EOUBO
わくてか
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 17:23:56.13 ID:OB2Q3izUO
おつ
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 17:28:04.08 ID:d9r9TCoPO
おつ
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 17:48:50.45 ID:cd3tocgIO
追い付き保守
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 17:50:54.13 ID:cd3tocgIO
そして300アイゴー!
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:14:03.49 ID:spH94bTb0
復活('A`)
怠惰になってるなぁ・・・毎度遅れて申し訳ないです
保守してくれた人、ありがとうございます・・・
それでは、書き始めます
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:22:36.37 ID:DWkSZC9wO
wktk
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:23:55.49 ID:spH94bTb0
( ^ω^)「・・・!」
ξ゚听)ξ「・・・どしたの?」
( ^ω^)「レーダーに反応・・・・・・これは・・・」
ξ゚听)ξ「・・・?」
( ^ω^)「・・・円盤」
ξ゚听)ξ「やっぱりここにもロボットが設置されていたのね・・・」
( ^ω^)「えーっと、この場合は・・・」
( ^ω^)「一時先ほどの田舎町に退避、とあるお」
ξ゚听)ξ「・・・わかったわ・・・ロボットを退避させる・・・」
( ^ω^)「間に合うかお?」
ξ゚听)ξ「・・・わかんない」
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:31:57.43 ID:spH94bTb0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・あれだ!」
(´・ω・`)「ブーン・・・!」
川゚−゚)レ「・・・しかし、どうするんだ?攻撃して墜落でもすれば・・・」
(・∀ ・)「ためらう必要なんて無いよー。パリの一つや二つ、世界に比べれば安いもんじゃないの?」
川゚−゚)レ「そういう問題ではないだろう!」
(・∀ ・)「そういう問題だよー」
(´・ω・`)「・・・荒巻」
/ ,' 3 「・・・あぁ、わかっている・・・円盤に発信」
(´・ω・`)「・・・・応えろよ、ブーン・・・!」
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:35:51.74 ID:KWDwgwfkO
追い付いた 保守
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:39:42.88 ID:spH94bTb0
ーーー第2船(ブーン・ツン)内ーーー
けたたましい電子音が響きます
( ^ω^)「お?・・・通信・・・?」
ξ゚听)ξ「誰からかしら・・・兄者?」
( ^ω^)「とりあえず、応答してみるお」
/ ,' 3 「・・・よし、つながった」
(´・ω・`)「ブーン!!」
ξ゚听)ξ「・・・誰?」
( ^ω^)「・・・・・・・」
( ^ω^)(・・・この顔・・・どこかで見たことあるお・・・)
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:49:10.80 ID:spH94bTb0
(´・ω・`)「ブーン!ブーン!」
( ^ω^)「なんだお!うるさいお!」
(´・ω・`)「・・・!!」
( ^ω^)「お前は一体誰なんだお!?どこかで見たことがある気がするお・・・」
(´・ω・`)「・・・俺のこと忘れたのか・・・!」
(・∀ ・)「荒巻さんが言ってたでしょー」
( ^ω^)「覚えてないお」
ξ゚听)ξ「・・・前方の円盤からの通信みたいね」
( ^ω^)「とりあえず、退避するお。ロボットの収容はまだかお?」
ξ゚听)ξ「・・・もう少しね」
(´・ω・`)「ブーン!!」
( ^ω^)「ああもう!お前は黙ってろお!」
/ ,' 3 「・・・やはり、無駄、か・・・ブーン君」
( ^ω^)「また・・・誰だお?今度は完璧に記憶に無いお」
/ ,' 3 「兄者君はそこにいるのか?」
ξ゚听)ξ(ブーン、いる、と答えなさいって書いてあるわよ)
( ^ω^)(わ、わかったお)
( ^ω^)「いるお!」
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:53:21.70 ID:spH94bTb0
/ ,' 3 「話をさせてくれないか?」
( ^ω^)「なんで兄者がお前と話しなきゃいけないんだお!」
ξ゚听)ξ「ブーン、全部隊の収容が完了したわ」
( ^ω^)「わかったお・・・とりあえず、退避だお!」
(´・ω・`)「待てよ、おい!」
・・・
・・
・
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 18:54:12.78 ID:KWDwgwfkO
ブーン…(´;ω;`)
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:01:04.24 ID:spH94bTb0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・あの馬鹿野郎・・・」
(・∀ ・)「そろそろ、親友辞めたくなったんじゃない?」
川゚−゚)レ「またんき、黙っていろ」
(´・ω・`)「・・・俺は」
(´・ω・`)「あいつはいつまでも俺の親友であることに変わりない・・・だから」
(´・ω・`)「次会ったときは・・・思いっきり殴ってやる」
/ ,' 3 「・・・・・・・!」
川゚−゚)レ「どうした、荒巻さん」
/ ,' 3 「・・・彼らの居場所を特定した」
川゚−゚)レ「何!」
/ ,' 3 「彼らはやはり電波を発している・・・しかしおかしいな。先ほどの言動から考えると、逃げる気でいたようだが・・・」
(・∀ ・)「・・・ふふん、面白くなってきたねー」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:15:45.29 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前4時28分 宇宙 第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)は第2船に通信機を取り付けていました。全ての音声が、兄者には聞こえていました。
( ´_ゝ`)「・・・ふむ・・・これは予想外だったな」
( ´_ゝ`)(・・・まさか荒巻さんの船にブーンの友人が乗っているとは)
( ´_ゝ`)(ブーンの洗脳は若干不安定だった・・・何かが引き金で・・・暴走など、しなければいいのだが・・・」
( ´_ゝ`)(まぁ、暴走したらしたで面白い・・・か)
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:21:33.61 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前4時30分 田舎町ーーー
( ^ω^)「・・・ふぅ」
ξ゚听)ξ「またここにくることになるなんて・・・」
( ^ω^)「・・・ツン」
ξ゚听)ξ「な、何よ・・・改まって」
( ^ω^)「・・・僕たちのやってることは本当に正しいのかお?」
ξ゚听)ξ「・・・またそれ?」
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:29:07.10 ID:spH94bTb0
ξ゚听)ξ「さっきあんた言ってたじゃない。兄者のいうことは絶対正しいって」
( ^ω^)「・・・でも、ツンも疑ってるお?」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・僕たちは、どうすればいいのかお?」
ξ゚听)ξ「どうすればって・・・じゃあ、今私たちがやってることをやめたら、他に何かすることがあるの?」
( ^ω^)「・・・僕たちは、何のために生きてるんだお?」
ξ゚听)ξ「・・・人間を滅ぼすためでしょ?」
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:30:06.43 ID:cd3tocgIO
まだーチンチン(AA略
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:31:50.22 ID:spH94bTb0
( ^ω^)「そうじゃなくてもっとこう・・・人間らしいというか・・・」
ξ゚听)ξ「人間を滅ぼそうとしてるのに人間らしいってどういうことよ」
( ^ω^)「・・・うーん、そうじゃないんだお・・・」
( ^ω^)「生きるって、もっと楽しいことだと思うんだお」
ξ゚听)ξ「・・・楽しい・・・」
( ^ω^)「ツンは今、楽しいかお?」
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:34:26.61 ID:spH94bTb0
ξ゚听)ξ「・・・別に」
( ^ω^)「苦しくないかお?」
ξ゚听)ξ「な・・・あんたに心配されるようなことじゃないわよ!」
( ^ω^)「僕はもっと・・・楽しく生きたいんだお」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「じゃあ・・・恋でもしてみる・・・?」
( ^ω^)「何か言ったかお?」
ξ゚听)ξ「!・・・な、なんでもないわよ、バカ!」
( ^ω^)「お?」
317 :
【K】桃姫 ◆Momo..8gNY :2006/05/04(木) 19:37:13.21 ID:gNVCGu99O
ブーンに会いに来ました
アウ板に遠足に来てる、
ブーンは、ここに居ますか?
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:39:24.02 ID:spH94bTb0
( ^ω^)「本当、どうすればいいのかお・・・・・・お!」
ξ゚听)ξ「きゃ!な、何!」
( ^ω^)「・・・また、円盤が・・・」
ξ゚听)ξ「えぇ!?どうして!ここは安全だって兄者が!」
( ^ω^)「そんなことわからないお!」
ξ゚听)ξ「ど、どうするのよ」
( ^ω^)「と、とにかく逃げるお!」
ξ゚听)ξ「逃げるの!?」
( ^ω^)「・・・今は、戦う気分になれないんだお!」
319 :
【K】桃姫 ◆Momo..8gNY :2006/05/04(木) 19:42:09.72 ID:gNVCGu99O
こんばんは!
ブーンに会いに来ました
アウ板に遠足に来てる、
ブーンはここに居ますか?
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:45:08.62 ID:KWDwgwfkO
wktk
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:45:57.52 ID:spH94bTb0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・また、ワープした」
川゚−゚)レ「どういうことだ・・・?」
(・∀ ・)「ツンデレだねー」
/ ,' 3 「・・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・また、反応が」
川゚−゚)レ「・・・追いかけるしかない、か」
(・∀ ・)「これって、傍から見るとすごくまぬけな光景だよねー」
川゚−゚)レ「いい加減殺すぞ」
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:52:49.34 ID:KWDwgwfkO
マダー?
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:53:11.29 ID:spH94bTb0
ーーー第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「・・・予定が狂いすぎている」
( ´_ゝ`)(あそこまでブーンとツンが自我に目覚めているとは・・・)
( ´_ゝ`)(あれでは暴走はおろか、任務を遂行するかさえも・・・)
( ´_ゝ`)(・・・・・・)
( ´_ゝ`)(一人・・・殺せばいいか?)
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:55:13.49 ID:aosh8b1iO
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:55:40.02 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)(いや、それは逆効果か・・・それこそ、私に恨みを向けられる・・・)
( ´_ゝ`)(・・・私に・・・?)
( ´_ゝ`)(・・・そうか、ならば・・・)
( ´_ゝ`)(ふ、ふふふふふ、できる・・・できるぞ・・・今の俺にならできる・・・!)
( ´_ゝ`)(俺は、新世界の神となる・・・!)
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 19:58:51.43 ID:VbOjJdtZ0
本気と書いてマジと読む
そんなDQNか
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:00:50.52 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前4時43分 某所 第2船(ブーン・ツン)内ーーー
( ^ω^)「この山奥なら大丈夫なはずだお・・・」
ξ゚听)ξ「でも一体どうして・・・?」
( ^ω^)「とりあえず、兄者に連絡取れるかやってみるお」
( ^ω^)「・・・!ま、またきてるお・・・」
ξ゚听)ξ「もう!なんでよ!ねえ!」
( ^ω^)「わからないお・・・とにかく逃げるお!」
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:04:40.12 ID:spH94bTb0
( ^ω^)「・・・もう、いつまでこんなことやってなきゃいけないんだお?」
ξ゚听)ξ「・・・兄者と連絡取れないの?」
( ^ω^)「ワープしている間は無理なんだお・・・」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ^ω^)「またきた・・・」
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:10:41.39 ID:spH94bTb0
( ^ω^)「これで何度目のワープだお?」
ξ゚听)ξ「知らないわよ」
( ´_ゝ`)「・・・ブーン、聞こえるか」
( ^ω^)「!兄者!」
ξ゚听)ξ「兄者!一体これはどういうことよ!ワープしてもワープしても敵が・・・」
( ´_ゝ`)「今は説明している暇が無い。とりあえず、この座標に向けてワープしてくれ・・・そして、そこで停滞しろ」
( ^ω^)「円盤が来たらどうするんだお!?」
( ´_ゝ`)「それでも、だ。そこで新しく指示を出す」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・兄者」
( ´_ゝ`)「ん?」
ξ゚听)ξ「信じていいのね?」
( ´_ゝ`)「・・・」
( ´_ゝ`)「当たり前だ」
( ^ω^)「!来てるお!」
( ´_ゝ`)「では、健闘を祈る」
ξ゚听)ξ「兄者・・・・・・」
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:12:15.54 ID:spH94bTb0
少し投下停止します・・・毎度毎度申し訳ないです。
光の速さぐらいの気分でメシ食って風呂はいってきます・・・
投下再開は8時45分・・・を目指します。
読んでくれている人、どうもありがとうございます・・・
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:17:04.18 ID:KWDwgwfkO
保守
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:24:29.54 ID:KWDwgwfkO
ほす
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:35:43.17 ID:KWDwgwfkO
ほっすー
334 :
右京 ◆u/C0pR/mhk :2006/05/04(木) 20:43:39.67 ID:gEVdI7AS0
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:51:18.59 ID:spH94bTb0
帰還('A`)
保守してくれた人ありがとうございます。
>>334 いやそんなこんな駄文まとめてくださったなんてその・・・
ありがとうございますorz
頑張っていきます。
では、書いていきます
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:52:44.99 ID:KWDwgwfkO
ガンバレー
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:55:20.15 ID:KQk7SKSd0
ドクオがいつの間にか居なくなってる件
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 20:57:09.89 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間午前6時3分 ギコとしぃの家ーーー
その朝は、爆音から始まりました
(,,゚Д゚)「・・・!・・・おい、しぃ!」
(*゚ー゚)「・・・むー?もう朝ぁ・・・?」
(,,゚Д゚)「さっさと眼を覚ませ!で、そこのドクオも!」
('A`)「・・・ウボァ」
(*゚ー゚)「どーかしたのー?」
(,,゚Д゚)「・・・円盤が来た」
('A`)「!」
('A`)(・・・ブーン・・・!)
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:02:56.45 ID:spH94bTb0
(*゚ー゚)「・・・ふぇ、ここにきたの・・・?」
(,,゚Д゚)「あれ見てみろ!」
そういってギコは窓の外を指差します
(*゚ー゚)「・・・ほんとだ・・・どうしよう」
(,,゚Д゚)「逃げるしかねえだろ・・・」
(*゚ー゚)「逃げるって、どこに?」
(,,゚Д゚)「・・・・・・・」
('A`)「・・・ブーン」
(,,゚Д゚)「ブーン?」
(*゚ー゚)「・・・あ、ほら、あの円盤に乗ってるはずの」
ブーンが誘拐されたあと、宇宙人の味方になったことは、ニュースなどで放送されていたために、すでに周知の事実となっていたのです。
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:08:48.00 ID:spH94bTb0
(,,゚Д゚)「・・・友達か」
('A`)「・・・親友っす」
(,,゚Д゚)「どうする」
('A`)「・・・え」
(,,゚Д゚)「逃げるか?」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「・・・逃げられないっすよね、やっぱ」
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:14:20.86 ID:spH94bTb0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・またワープしたな」
川゚−゚)レ「どうするんだ。いつまでもいたちごっこをしているわけにもいかないだろう」
/ ,' 3 「・・・おそらく、それは向こうもだ。いつまでも逃げているつもりは無いだろう。そろそろ、何かアクションを起こすはずだ」
/ ,' 3 「・・・・・・!・・・」
川゚−゚)レ「位置、特定できたか」
/ ,' 3 「あぁ」
川゚−゚)レ「どこだ」
/ ,' 3 「・・・・・・しょぼん君の家の近く、だな。最初に壊された学校の所だ」
(´・ω・`)「!!!」
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:19:24.52 ID:spH94bTb0
(´・ω・`)「・・・あいつまさか・・・」
(´・ω・`)(そういえばあそこにはまだドクオも・・・母さんも・・・)
(´・ω・`)「急いでください!」
/ ,' 3 「あぁ」
(・∀ ・)(・・・ほら、自分に関係するところだと焦っちゃう・・・正義面してても、所詮人間なんて自己満足の民族なんだよねー」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:23:50.76 ID:VbOjJdtZ0
(・∀ ・)(・・・ほら、自分に関係するところだと焦っちゃう・・・正義面してても、所詮人間なんて自己満足の民族なんだよねー」
発言してるのか内にひめたる思いなのかわかんない
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:24:40.46 ID:2ZugbDMbO
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:25:08.01 ID:spH94bTb0
>>343 思いっきりミスです・・・orz
(・・・ほら、自分に関係するところだと焦っちゃう・・・正義面してても、所詮人間なんて自己満足の民族なんだよねー)
・・・小カッコでお願いします 申し訳ないですorz
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:28:23.34 ID:spH94bTb0
ーーー第2船(ブーン・ツン)内ーーー
ξ゚听)ξ「・・・ここでいいのかしら・・・首都でもないし、田舎でもない・・・中途半端なところね」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・ブーン?」
( ^ω^)(この場所・・・見たことあるお・・・)
( ^ω^)「・・・!・・・来てるお」
ξ゚听)ξ「兄者はここでとどまっておけって言ってたけど・・・」
( ^ω^)「・・・とりあえず、兄者からの連絡を待つお」
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:31:20.39 ID:spH94bTb0
目の前に、もう一つの円盤が現れます。下から聞こえる、小さな悲鳴
( ^ω^)「・・・・・・来ちゃったお・・・」
ξ゚听)ξ「兄者からの連絡はまだなの・・・?」
( ^ω^)「もう少し、もう少しだけ待つお・・・」
その時、けたたましい電子音
ξ゚听)ξ「兄者!?」
/ ,' 3 「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・違った・・・
/ ,' 3 「ブーン君。ツンさん」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・まだ何か用なの?」
/ ,' 3 「・・・君達は何故人間を滅ぼす?」
( ^ω^)「それは・・・地球を綺麗にするためだお」
/ ,' 3 「・・・こんな方法で、本当に綺麗になると思っているのか?」
ξ゚听)ξ「わからないわよ!でも、兄者が言ってたから・・・」
( ^ω^)「兄者のいうことは正しいんだお!」
(´・ω・`)「・・・ブーン・・・!」
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:40:02.59 ID:spH94bTb0
( ^ω^)「・・・兄者を信じられなくなったら、僕たちには信じるものがなくなっちゃうんだお!」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・しかし」
( ´_ゝ`)「そこまでにしてもらおうか、荒巻さん」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「兄者!」
/ ,' 3 「・・・兄者君」
( ´_ゝ`)(・・・まったく、この下僕どもは・・・やはり・・・)
( ´_ゝ`)「・・・ブーン、ツン。これから指示を与える」
( ^ω^)「・・・お!」
( ´_ゝ`)「とりあえず、荒巻さんとの通信を切るんだ」
(´・ω・`)「待て、ブーn」
( ^ω^)「切ったお」
( ´_ゝ`)「よろしい」
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:43:59.44 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「・・・・・・・・・・以上だ いいな?」
( ^ω^)「・・・それで、地球は綺麗になるのかお?」
( ´_ゝ`)「・・・なるさ。必ず」
( ^ω^)「わかったお!」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・じゃぁ、行ってくるお」
ξ゚听)ξ「・・・うん」
( ^ω^)「・・・ツン、あとは任せたお」
ξ゚听)ξ「ブーン・・・」
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:48:01.71 ID:spH94bTb0
ーーー第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)(・・・おそらく、あのブーンの友達は感情的だ)
( ´_ゝ`)(ならば・・・私の計画通り、事が運ぶはず)
( ´_ゝ`)(ふふ・・・さようなら・・・君は優秀な下僕だったよ・・・)
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:54:01.84 ID:WCcev7Wt0
ここで兄者の前に(´・ω・`)が現れて
(´・ω・`)「君は僕に犯されたがっている」
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:55:29.52 ID:spH94bTb0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・ブーン・・・やっぱ俺、何もできないのな・・・」
川゚−゚)レ「一つ、言えることがある・・・彼らは今、追い詰められているということだ」
(・∀ ・)「まぁ・・・そうだねー・・・頼るものが無い・・・みたいな感じだったね」
川゚−゚)レ「・・・おそらく、兄者とやらのことも信じきれていないのだろうな」
/ ,' 3 「・・・!」
その時、ブーンたちの船の底部ハッチが開き・・・無数のロボットが飛び出しました
川゚−゚)レ「ロボット!?」
しかし、驚くべきことはそれだけではありませんでした
その中の一つのロボットの背中に・・・
(´・ω・`)「・・・ブーン!?」
(・∀ ・)「・・・あらら、あの子、バカなの?」
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 21:59:40.82 ID:spH94bTb0
川゚−゚)レ「何をするつもりだ・・・?あんな、非効率的な・・・というか、無意味な・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・」
その時、目の前の円盤が赤い光を地上に放ちました
(´・ω・`)「!」
その光は建物を・・・粉砕していきます
(´・ω・`)「・・・ドクオが・・・母さんが・・・!」
(・∀ ・)「・・・あらあら、容赦ないんだねー」
(・∀ ・)「・・・ブーン君は自分の街を破壊するつもりなのかー」
(´・ω・`)「ッ!」
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:03:46.14 ID:1hkCIUJYO
( ゚д゚ )遊びは終わりだ・・・
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:05:35.96 ID:J6icQ0m6O
( ゚д゚ )こっちみんな
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:08:00.75 ID:spH94bTb0
(´・ω・`)「荒巻!あの円盤を撃て!」
/ ,' 3 「しょぼん君・・・」
川゚−゚)レ「何を言い出すんだ、しょぼん君!」
/ ,' 3 「・・・・・・」
(´・ω・`)「あの中にはブーンはいない・・・!」
川゚−゚)レ「女の子は殺してもいいというのか!?」
(´・ω・`)「このままだと沢山の人が死んでしまう!ドクオも・・・母さんも・・・」
(・∀ ・)(でたよー。自分勝手な理論・・・ま、混乱してるから仕方ないのかな」
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:12:30.17 ID:spH94bTb0
また最後鍵になってる・・・
(でたよー。自分勝手な理論・・・ま、混乱してるから仕方ないのかな」
↓
(でたよー。自分勝手な理論・・・ま、混乱してるから仕方ないのかな)
でお願いしますorz
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:15:35.35 ID:u0dfVJnH0
wktk
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:16:50.85 ID:spH94bTb0
/ ,' 3 「・・・いいだろう」
川゚−゚)レ「荒巻さん!」
/ ,' 3 「・・・いや、警告の意味を含めて、な。エネルギーレベルを最低にすれば・・・傷をつける程度で済む」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
/ ,' 3 「それに、ここで攻撃しなければせっかく追い続けてきた意味がないじゃないか」
/ ,' 3 「・・・しょぼん君、そんなに興奮してはいけないよ」
(´・ω・`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「エネルギーレベル最低・・・目標、第2船・・・」
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:26:31.69 ID:ZnrqJdL5O
ショボンは始めから感情で行動してんだろ
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:27:59.22 ID:spH94bTb0
ーーー第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)(・・・そろそろ、か)
( ´_ゝ`)「どうだ、ツン。調子は」
ξ゚听)ξ「・・・順調・・・」
( ´_ゝ`)「円盤は動いたか」
ξ゚听)ξ「・・・ううん、動きはない」
( ´_ゝ`)(・・・まだなのか・・・?)
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:33:52.84 ID:spH94bTb0
ーーー日本時間 午前6時20分 ギコとしぃの家付近 路上ーーー
(*゚ー゚)「うわぁ・・・ロボット・・・?」
(,,゚Д゚)「ちっとやべぇな・・・ドクオ」
('A`)「・・・・・・・・・」
(,,゚Д゚)「何震えてんだゴルァ!」
('A`)「・・・すんません」
(*゚ー゚)「ねぇ、今は逃げたほうがいいよ・・・」
???「もっと探すんだお!一人残らず排除するんだお!」
('A`)「!・・・あの声・・・」
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:39:29.24 ID:spH94bTb0
空中で一機のロボットに乗り、叫ぶブーン。ロボットたちは機敏に行動しています。
( ^ω^)(兄者は言ってたお・・・ロボットを激励するとさらによく働くようになるって・・・)
( ^ω^)(でも本当に、こんな方法が通用するのかお?)
( ^ω^)(・・・ううん、気にしちゃダメだお。兄者の・・・言うことなんだから・・・)
???「おーい!ブーン!」
( ^ω^)「・・・僕の名前を呼ぶのは誰だお?」
('A`)「ブーン!」
( ^ω^)「まだあんなところに人が・・・!」
( ^ω^)(どうして僕の名前を知ってるんだお?気味が悪いお・・・)
( ^ω^)「僕が直接やってやるお・・・!」
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:51:19.82 ID:spH94bTb0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
(・∀ ・)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「どうした、またんき」
(・∀ ・)「え、んーん、別に?」
川゚−゚)レ「・・・お前、何か悪いことを考えてるんじゃないだろうな」
(・∀ ・)「えー?そんなことないってー。考えすぎだよー」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・発射!」
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:53:32.86 ID:spH94bTb0
ーーー第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)(・・・さすがに、もうそろそろのはずだ)
( ´_ゝ`)はいつの間にか、右手に赤いスイッチを持っていました
ξ゚听)ξ「・・・!前方の円盤が砲首をこっちに向けてる・・・!」
( ´_ゝ`)「大丈夫だ・・・お前が落ちて困るのは向こうなのだから・・・警告の威嚇射撃だろう」
( ´_ゝ`)(3・・・2・・・)
ξ゚听)ξ「で、でも・・・」
( ´_ゝ`)(・・・1)
ξ゚听)ξ「きゃぁ!」
( ´_ゝ`)(0。さようなら、ツン)
彼はためらいもなく、スイッチを押しました。
彼の耳に、スピーカーを通して聞こえる爆発音が轟き・・・そして、画面が消えました
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 22:58:41.17 ID:spH94bTb0
とりあえずここで一区切り・・・
やばい、今日で終わりそうにない・・・
何か矛盾点とか見つけたら言ってやってください・・・できる限り答えますので。
しばらく話を練りこむ作業に入ります・・・投下再開は、11時20分ぐらいになると思います。
読んでくれている人、ありがとうございます
無意味に長くなってごめんなさいorz
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:01:44.18 ID:VbOjJdtZ0
投下が遅すぎなのはどういう事だろうか
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:04:16.67 ID:u0dfVJnH0
あらかじめメモ帳か何かに書いておけば投下が楽だお
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:04:28.12 ID:qd7lUFiQO
今追いついた。
ガンガレ
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:04:35.27 ID:IguVLiDFO
今書いてんだろ
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:25:28.59 ID:spH94bTb0
復活('A`)b
えっと、投下遅くて申し訳ないです・・・
なるべくペースを早めていきます・・・
それでは、投下再開します
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:27:17.14 ID:spH94bTb0
その光景
誰もが眼を疑いました
そう、荒巻たちも・・・
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・一体どういうことだ」
無理もありません
赤い光を円盤に向けて照射を始めた直後に、円盤が大きな音と共に爆散したのですから。
川゚−゚)レ「これは・・・」
/ ,' 3 「有り得ない・・・エネルギーレベルは最小限に抑えたはずだ・・・それに、たとえ最大にしてもあれほど大きな爆発が・・・」
(・∀ ・)「あれは僕らのせいじゃないね」
/ ,' 3 「何?」
(・∀ ・)「あれは確実に、内部からの爆発だよ・・・つまり」
(・∀ ・)「自爆、だね」
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:30:35.79 ID:GrTwOtbu0
ツン死亡
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:32:01.60 ID:d9r9TCoPO
ツンー!!
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:32:07.32 ID:spH94bTb0
川゚−゚)レ「自爆・・・?兄者が、か」
(・∀ ・)「・・・兄者は多分あの中にいないよ。彼にあきらめる理由はないもんね」
川゚−゚)レ「じゃあ何故あのような・・・」
(・∀ ・)「それは多分」
(・∀ ・)「あの中に乗ってた女の子が、邪魔だったからじゃないかなあ」
/ ,' 3 「邪魔だったから・・・そんなバカな」
(・∀ ・)「バカだとは思うけどねー・・・それをやったんだから、意味があるんだよ、きっと」
(´・ω・`)「じゃあ兄者は今どこに・・・」
(・∀ ・)「そこまではわからないけどさー・・・」
(・∀ ・)「きっと、僕たちに見つからないように、隠れてるんじゃないかな」
川゚−゚)レ「・・・非道・・・」
(・∀ ・)「それが、戦いだよ」
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:35:50.55 ID:spH94bTb0
ーーー路上ーーー
その光景は当然、地上にいたブーンやドクオたちからも確認できました
ブーンが乗っているロボットがドクオに銃口を向けたところで聞こえた爆音・・・
ロボットを止めて、振り返ったブーンが見たものは、爆発して煙と炎と塵と化す円盤と、照射されていた赤い光
( ゜ω゜)「・・・・・・ツン?」
(,,゚Д゚)「・・・マジかよ・・・爆発・・・?」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
('A`)「・・・つかあなた達はいつまでそこにいるつもりなんです?」
(*゚ー゚)「え。だって・・・友達は見捨てられないよ」
('A`)「友達って・・・」
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:38:57.63 ID:spH94bTb0
( ゜ω゜)「ツン・・・ツンが・・・?」
手が震え、頭が揺らぐ・・・ブーンはロボットの上でよろめき、落ちそうになります
( ゜ω゜)「そんな・・・なんで・・・?」
その時、耳にしていたイヤホンから兄者の声が流れてきました
( ´_ゝ`)「ブーン、聞こえるか」
( ゜ω゜)「・・・ツン・・・ツン・・・」
( ´_ゝ`)「ツンは死んだ」
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:42:28.06 ID:spH94bTb0
( ´_ゝ`)「殺されたんだ・・・あの船にいる、荒巻さんや君の友人と名乗る者の手で」
( ゜ω゜)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「奴らは警告もせずに攻撃を加えた。そして一撃で・・・円盤を破壊した」
その言葉、全て虚言
全部兄者の計画通りでした・・・
( ´_ゝ`)「・・・すぐに私もそちらに向かいたいところだが、今円盤の調子が悪くワープができない・・・修理には多少の時間を要する」
( ゜ω゜)「・・・・・・」
( ゜ω゜)「・・・殺してやる・・・」
( ´_ゝ`)「ブーン?」
( ゜ω゜)「殺してやる・・・あの円盤ごと・・・殺してやる!」
( ´_ゝ`)「待て、ブーン!」
その声は、当然、ブーンの耳には届きません。
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:44:01.46 ID:KWDwgwfkO
ブーン!!やめてええええ
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:45:51.26 ID:spH94bTb0
ーーー第3船(兄者)内ーーー
殺したのは荒巻たち・・・嘘
円盤の調子が悪くてワープができない・・・嘘
全て・・・嘘
( ´_ゝ`)(ブーンが我を忘れることも計画通りだ・・・)
( ´_ゝ`)(しばらくは傍観してみようじゃないか・・・ふふ、ふはははは・・・)
( ´_ゝ`)(・・・しかし何もしないのも暇だな・・・そのうち、赴いてやるか)
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:48:46.10 ID:spH94bTb0
('A`)「おい、ブーン!一体何があったんだ!お前は何でそんなものに乗っている!」
( ゜ω゜)「・・・全ロボットに告ぐ・・・あの円盤を・・・破壊せよ・・・」
('A`)「ブーン!」
( ゜ω゜)「・・・殺せ・・・殺せ・・・!」
('A`)「きいてんのかてめぇ!おい!」
そういうと、ドクオはそばにあった石を掴んで、ブーンに投げつけました
それは見事に彼の方に当たりました
ブーンの冷たい目が、ドクオを見下ろしました
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:53:23.57 ID:spH94bTb0
( ゜ω゜)「・・・・・」
('A`)「おい、ブーン!一体何があったのか知らないがこんなこともうやめ」
( ゜ω゜)「お前・・・誰だお?」
('A`)「な・・・!」
( ゜ω゜)「さっきから五月蝿いお・・・」
('A`)「何言ってんだ!俺だよ、ドクオだ!お前の親友のドクオだ!」
( ゜ω゜)「親友・・・?」
('A`)「そうだよ!俺たちずっと一緒にいたじゃねえか!」
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 23:58:25.38 ID:spH94bTb0
( ゜ω゜)「一緒に・・・・・・いた・・・」
ロボット部隊は次々と円盤に向かっていっています
ついにその場に残されたのは、ブーンと、彼を乗せているロボットと、ドクオと、しぃと、ギコだけになってしまいました
( ゜ω゜)(僕はずっとツンと一緒にいた・・・一緒にいたかった・・・!)
( ゜ω゜)(一緒に・・・ずっと・・・)
( ゜ω゜)「そんな気持ち・・・消えてしまえばいいんだお・・・」
('A`)「何ィ・・・?」
(,,゚Д゚)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「・・・ギコ・・・くん?」
(,,゚Д゚)「・・・チッ・・・」
( ゜ω゜)「そんな気持ちがあるから・・・一緒にいたいなんて気持ちがあるから・・・」
( ゜ω゜)「僕は今、とっても悲しいんだお!」
ブーンは腰の拳銃を抜き放ち、ドクオに向けました
('A`)「な、おい!」
( ゜ω゜)「・・・死ね・・・さっきから不愉快なんだお・・・」
('A`)「てめぇ・・・親友を裏切る気か!」
( ゜ω゜)「勘違いするなお・・・親友だから・・・殺すんだお!」
ブーンがその引き金を引く・・・それとほぼ同時に
ドクオの身体が大きく突き飛ばされました。
('A`)「ウボァ!?」
その場に、ギコが立っていました。その身体に、銃弾が勢いよく突き刺さりました。
386 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:09:15.80 ID:BIKJpyVn0
(*゚ー゚)「ギコ君!!」
(,,゚Д゚)「・・・あー・・・やっちまった・・・」
そんなことを呟きながら、ギコはゆっくりと倒れます。
慌ててしぃとドクオが駆け寄ります
( ゜ω゜)「・・・・・・」
( ゜ω゜)「・・・げほっ・・・げほげほっ・・・はぁ・・・ッ」
( ゜ω゜)「なんだか、気分が悪い・・・お・・・」
( ゜ω゜)「・・・そうだ、早く円盤を・・・壊さないと・・・」
そんな独り言を残し、ブーンはロボットを促して、飛び去ってしまいました
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:11:23.19 ID:HzxN4bn+0
ギコーーーーーーーー!!!!
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:11:42.19 ID:p85VWk8G0
( ´;ω;`)ぶわっ
389 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:11:44.05 ID:BIKJpyVn0
(*゚ー゚)「ギコくん!ギコくん!」
(,,゚Д゚)「・・・うるせぇなぁ、まだ生きてるぞ・・・まだな・・・げほっ・・・」
大型の銃弾が胸部を貫いています・・・助かる可能性は・・・最早皆無
(*゚ー゚)「なんであんなことしちゃったの・・・?ねぇ・・・」
(,,゚Д゚)「しらねえよ・・・身体が動いた」
(*゚ー゚)「そんなことで・・・」
(,,゚Д゚)「そんなことってな・・・あのな」
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:12:28.56 ID:Y2hTkutt0
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:13:02.67 ID:rU2vk/scO
落ち着きすぎだろwwww
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:14:43.75 ID:pyVvnXeiO
かっけぇ
393 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:19:34.70 ID:BIKJpyVn0
(,,゚Д゚)「俺は人のために、死ねる、んだぜ・・・ぁ・・・これ、ほどいい死にかたねぇだ、ろうが・・・」
得意そうなその顔もどこか苦しげで・・・
(*゚ー゚)「でも・・・ギコ君やだよ・・・私を一人にしないでよ・・・ねぇ・・・いなくならないって言ったじゃん・・・」
(,,゚Д゚)「・・・・・・」
(,,゚Д゚)「・・・ごめん・・・げほっ・・・げほっ・・・」
(*゚ー゚)「ギコ君!・・・」
(,,゚Д゚)「・・・は。、はは・・・死ぬ前になっ、てやっと謝れたぜ・・・しぃ・・・今まで・・・ごめ・・・」
彼女の頬に触れようとしたその手が彼女に届く前に、力が無くなり、その手は路上にたたきつけられました。
そして・・・その眼がゆっくりと、閉じられました
(*゚ー゚)「・・・・・・」
('A`)「・・・・・・」
ドクオは・・・何もできず、ただ拳を固めていました・・・
394 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:22:22.83 ID:BIKJpyVn0
(*゚ー゚)「・・・ねぇ、ドクオ君」
('A`)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「・・・泣いても・・・いいかな?」
('A`)「・・・俺に・・・聞かないでくださいよ・・・」
(*゚ー゚)「・・・ごめん、ね・・・ごめん・・・」
(*゚ー゚)「ギコ君・・・私が泣くの嫌いだったか、ら・・・」
嗚咽と共に溢れる涙
彼女はギコにすがりつくようにして、大声で泣き始めました。
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:22:53.58 ID:1oLqWLTXO
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ
396 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:25:34.77 ID:BIKJpyVn0
('A`)(・・・ギコさん・・・バカじゃね?)
('A`)(何が人のためだよ・・・あんた、一番大切な人はしぃさんじゃねえのかよ・・・)
('A`)(それなのになんでしぃさん残して死んじまうんだよ・・・正義感ってか・・・?冗談じゃねえよ)
('A`)(バカップルでずっといろよ・・・畜生・・・なんで俺なんかのために死んでるんだよ・・・)
('A`)(ブーン・・・・・・)
('A`)(俺・・・お前を許すこと、できそうにねぇよ・・・)
397 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:30:41.52 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・ロボット群がこちらに迫っている」
川゚−゚)レ「どうする・・・ここで相手をするのは」
/ ,' 3 「確かに・・・危険が多いな」
(・∀ ・)「でもここで退くと、街が壊されちゃうよね」
/ ,' 3 「・・・・・・」
(´・ω・`)「ブーン!」
しょぼんが見たもの。先陣を切ってこちらに飛んでくるブーンの姿でした。
その形相は・・・まさに、鬼そのもの、でした。
398 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:34:15.44 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「とにかく、街から離れよう・・・できるだけロボットをひきつける」
川゚−゚)レ「ブーン・・・やはり、我々が円盤を爆破したと勘違いして・・・」
(・∀ ・)「誤解を解くのは無理そうだねー・・・あの顔を見る限りは・・・さ」
(´・ω・`)「・・・兄者・・・野郎・・・!」
円盤は、ロボット群からつかず離れずといった距離で逃走を開始します
ーーー空中ーーー
( ゜ω゜)「待て!待つんだお!」
( ゜ω゜)「・・・ロボットももっとスピードを上げるんだお!遅いお!」
ロボット「・・・ギギギ・・・」
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:36:22.84 ID:xHDXgFPfO
少しばかり蕎麦屋の小説みたいだな
400 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:38:48.88 ID:BIKJpyVn0
ーーー第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「ワープせずに逃走を始めたか・・・まぁ、妥当な判断だな」
兄者はブーンの通信機から聞こえてくる音だけで判断していました
( ´_ゝ`)「しかしこのままでは面白くない・・・」
( ´_ゝ`)「・・・そろそろ私も行こうか・・・円盤同士の鬼ごっこというのも面白そうだ」
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:39:48.74 ID:wwiPH2zjO
以外に壮大なドラマにwktk
402 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:42:16.02 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・む」
川゚−゚)レ「どうした?」
/ ,' 3 「来るぞ・・・円盤が・・・」
川゚−゚)レ「何!・・・第3船か!」
/ ,' 3 「あぁ・・・!弟者君がやっときてくれたようだ」
(・∀ ・)「ちょっとさー、楽観しすぎじゃない?」
403 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:47:03.19 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「今更現れるなんてどう考えてもおかしいよー」
川゚−゚)レ「・・・というと?」
(・∀ ・)「弟者って人。殺されたか、拘束されていると思うほうが正しいと思うなー」
/ ,' 3 「なんだと・・・じゃあ」
(・∀ ・)「そう。その船に乗ってるのは兄者さんだよ」
(´・ω・`)「・・・!」
川゚−゚)レ「確かに・・・冷静に考えるとその方が可能性としては・・・」
404 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:49:48.87 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「でしょー?」
/ ,' 3 「弟者君が・・・」
(・∀ ・)「まぁ拘束されてるっていうのも楽観的な意見だけどねー。人質をとる必要なんて無いんだし、多分、殺されてるよ」
/ ,' 3 「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・荒巻さん」
/ ,' 3 「・・・落胆していても始まらない・・・来るぞ」
405 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:54:50.74 ID:BIKJpyVn0
ーーー空中ーーー
( ゜ω゜)「・・・・・・!」
突如、ブーンたちの後ろから轟音が響きました。振り向くとそこには、前方を飛んでいるのと同じ青い円盤が出現しました
( ゜ω゜)「・・・兄者・・・」
( ´_ゝ`)「ブーン、遅れてすまなかった」
( ゜ω゜)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・一度、ロボット部隊を全てこの円盤に収容させてくれ・・・こう数が多くては、自由に飛ぶことができない」
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 00:55:36.63 ID:rU2vk/scO
407 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 00:59:06.00 ID:BIKJpyVn0
( ゜ω゜)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「ブーン・・・ツンを失って悲しいのはわかるが、な」
( ´_ゝ`)「君がそんなことではいつまでたってもツンは浮かばれない・・・お前の今の姿を見て、ツンが喜ぶと思うか?」
( ゜ω゜)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「自分を取り戻せ・・・そして・・・私と共に復讐を果たそう」
( ゜ω゜)「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
408 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:02:34.38 ID:BIKJpyVn0
( ^ω^)「・・・わかった・・・お・・・」
( ´_ゝ`)「・・・眼が元に戻ったな・・・」
( ^ω^)「・・・ツンの敵を討つためだお・・・」
( ´_ゝ`)「ああ。そして、この世を綺麗にしよう・・・そうすればもう、悲しむことはなくなるのだから」
( ´_ゝ`)「・・では底部ハッチを開く。ロボットと・・・ブーンも中に入ってくれ」
( ^ω^)「了解したお」
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 01:07:08.94 ID:rU2vk/scO
いつもの顔のはずなのに戦慄した
410 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:08:07.85 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内−−−
/ ,' 3 「・・・・ロボットを収容する気か」
川゚−゚)レ「・・・このまま逃げるのか?山地に入っている。ここでなら・・・」
/ ,' 3 「・・・あぁ、そうだな」
(・∀ ・)「お、戦闘しちゃうんだねー」
(´・ω・`)「兄者と通信はできないか?」
/ ,' 3 「・・・試みてはいるのだが、応答してくれない」
(´・ω・`)「そうか・・・」
411 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:15:02.03 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「追われているこの体勢はまずいな・・・ロボット収容中にどうにか向きを変えて・・・」
/ ,' 3 「その必要はない。この円盤に特定の運動方向は無いからな。それに、砲首も、全方向に装備されている」
川゚−゚)レ「そ、そうか」
(・∀ ・)「あ、クー。赤っ恥ー!」
川゚−゚)レ「うるさい」
(´・ω・`)「なんであのロボットごと潰そうとはしないんだ?」
/ ,' 3 「あのロボットは光攻撃を反射する性質を持っていてな・・・無闇に撃てばこちらが危ない」
(´・ω・`)「そうなのか・・・」
(・∀ ・)「おかしいよね、円盤にはついてないのに」
/ ,' 3 「値段の問題だ・・・さぁ、そろそろ収容を終えるぞ・・・」
/ ,' 3 「エネルギーレベル最大・・・発射準備」
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 01:22:00.63 ID:TfSpYFLY0
今追いついた
wktk
413 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:24:20.22 ID:BIKJpyVn0
ロボットの収容・・・それが終了したと同時に、互いの宇宙船が旋回しながら光を放ちました。
互いの光線は一直線に伸び、相手を捉えようとします。
ーーー第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「ふふ・・・さすが荒巻さん・・・すぐには落ちないな」
( ´_ゝ`)(円盤の手動操作においては俺の方が劣っているが・・・自律システムによって全体の性能が向上している第3船には敵わないよ)
( ´_ゝ`)(だがここで殺してしまうのは惜しい・・・荒巻さんには世界が綺麗になる様を見ていて欲しいからな・・・)
そのうち、第3船の放つ光線が、第1船の端に直撃しました。
( ´_ゝ`)(これでいい・・・もともと光攻撃に対する耐久力はないからな・・・これだけで、落ちてくれるだろう」
案の定、第1船はバランスを失い始めていました。
414 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:32:02.36 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
川゚−゚)レ「うわっ・・・!」
/ ,' 3 「・・・しまった。浮遊リングの一部をやられた」
川゚−゚)レ「い、一部にしては少し揺れが激しいのではないか?」
/ ,' 3 「浮遊リングは完全でないと機能しない・・・落ちる」
川゚−゚)レ「何!?」
(・∀ ・)「・・・そっかー。でも落ちたぐらいじゃこの円盤、壊れないんじゃない?」
/ ,' 3 「まぁ、物理的衝撃には強いからな」
川゚−゚)レ「し、しかし・・・追撃を受けたら」
(・∀ ・)「その場合はほら、もう追撃受けて僕たち死んじゃってるよ」
415 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:37:42.45 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「落とすことを目的としている・・・つまり、我々を殺そうとはしていないということだ」
川゚−゚)レ「・・・そ、そうかな・・・」
川゚−゚)レ「それにしても冷静だな、君達は・・・」
(・∀ ・)「クーが慌てすぎなんだよー・・・ほら、しょぼん君もあんなに静かなのに」
(´・ω・`)「・・・」
(´・ω・`)(ブーン・・・やっとお前と話せるのかな・・・)
416 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:43:52.54 ID:BIKJpyVn0
ーーー第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)(・・・脆いものだ・・・例え荒巻さんでも、最早俺には勝てない)
( ^ω^)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「やぁ、ブーン。お帰り」
( ^ω^)「・・・兄者・・・・・・」
( ´_ゝ`)「何も言わなくていい。疲れただろう。少し休むといい」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「わかったね?」
( ^ω^)「・・・わかった・・・お・・・」
417 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:47:42.92 ID:BIKJpyVn0
独り、寝台に横たわるブーン
( ^ω^)「・・・うう・・・ツン・・・」
( ^ω^)「守ってあげることができなかったお・・・一緒にいたかったのに・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「・・・あれ・・・?おかしいお・・・」
( ^ω^)(涙が出てこないお・・・)
418 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:54:36.89 ID:BIKJpyVn0
ーーー日本時間午前7時48分 某所 山奥ーーー
山奥に響く轟音と、木々の折れる音・・・
第1船は山の中でもある程度草原となっているところに墜落しました。
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
川゚−゚)レ「・・・ふぅー・・・」
(・∀ ・)「やっととまったねー」
/ ,' 3 「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・やぁ、諸君。元気かな?」
/ ,' 3 「!」
(´・ω・`)「・・・兄者ァ・・・!」
419 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 01:57:59.40 ID:BIKJpyVn0
今夜の投下はこれまでとします・・・
結局それほどペースを上げることができませんでした。申し訳ないですorz
しかも結局今日で終わらなかったorz
こんな時間まで見てくれた人、本当にありがとうございます
次回は昨日と同じように10時ごろから投下していきたいと思います・・・スレが残っていれば・・・
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 01:59:11.70 ID:NP/Ws5daO
乙
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 02:02:44.73 ID:zmr0ZX8RO
乙です
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 02:10:57.17 ID:pvt7gs6rO
乙です!
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 02:20:48.82 ID:BFWK0UdC0
乙
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 02:21:57.86 ID:djUs9Izj0
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 02:35:19.08 ID:4kGL4r+TO
ここまできたらおとさせねぇ(・ω・`)
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 02:38:17.28 ID:TfSpYFLY0
保守
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 02:55:03.74 ID:Whu6+C4/0
( ^ω^)
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 03:18:40.73 ID:ybiww6KO0
ほっほっほっ
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 03:30:22.21 ID:pvt7gs6rO
ほほほのほ
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 03:48:14.66 ID:p85VWk8G0
おっおっおっ
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 04:06:36.69 ID:ybiww6KO0
おっおっおっおっ
ξ゚听)ξ「働け!!」
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 04:29:02.42 ID:BFWK0UdC0
おっっっ
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 04:37:16.06 ID:ybiww6KO0
ξ////)ξ「おっおっ・・・ぁあっ!!イっちゃうよおおおおお!!」
ξ*´・ω・`)ξ「ハァ・・・ハァ・・・
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 04:57:45.96 ID:pyVvnXeiO
保守
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 05:53:38.36 ID:pvt7gs6rO
ほぉん
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 06:11:18.89 ID:Q1rB6FFMO
保守&保守
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 06:54:23.00 ID:jb+TtpfcO
保守
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 07:05:00.91 ID:4J8Yu+teO
ほすアンドIDてす
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 07:58:02.75 ID:pvt7gs6rO
ほぉん
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 08:42:59.48 ID:0st8g9qq0
保守
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 09:12:11.15 ID:eKyP/osrO
ほ
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 09:44:36.41 ID:y53SrilpO
ほしゅ
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 09:59:19.35 ID:WJOM2+6HO
ほす
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 10:02:21.50 ID:0kMJnXfCO
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 10:23:23.64 ID:7vqOQGFkO
(´;゚;ё;゚;`)人( ^ω^)人( ^ω^)
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 10:37:02.95 ID:U3c3Jcip0
兄者がこんな大役をもらったのは初めてじゃないか保守
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 11:02:43.82 ID:wwiPH2zjO
ほしゆ
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 11:15:50.21 ID:aY0xcjJ6O
ほしゅ
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 12:16:11.76 ID:sfpxukIUO
星
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 12:35:09.99 ID:eKyP/osrO
ほ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 12:42:28.95 ID:p85VWk8G0
し
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 13:10:53.10 ID:11RR1oAm0
保守
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 13:22:41.56 ID:NP/Ws5daO
補修
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 13:53:30.15 ID:NP/Ws5daO
補修
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 13:54:05.75 ID:ToUN57q2O
続きー
456 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:04:05.20 ID:BIKJpyVn0
復活('A`)
寝過ごしたなんていえない死んでもいえないorz
保守してくれた人ありがとうございますorz
それでは今から書き始めます
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 14:04:25.61 ID:p+pl2H+j0
ほっしゅほっしゅ
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 14:06:21.22 ID:NP/Ws5daO
キタ
459 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:10:21.63 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「・・・やぁ、名前も知らないブーン君の友達」
(´・ω・`)「てめぇ・・・ブーンは!」
( ´_ゝ`)「ゆっくり寝ているよ・・・彼も疲れているだろうからね」
(・∀ ・)「ねー、兄者さん」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「円盤ごとツンさんを殺したの、兄者さんだよねー?」
( ´_ゝ`)「・・・ああ、そうだ」
川゚−゚)レ「・・・外道が・・・」
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 14:11:47.56 ID:CdH19DUN0
きたけどr当然の様に投下スピード遅い
461 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:12:55.26 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「外道?・・・何を言っている。俺の目的は、人間を滅亡させること・・・だ。ツンも人間じゃないか」
/ ,' 3 「・・・では、弟者君は?」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「荒巻さん、一度会いませんか?こうやって話し合うのもあまり好きじゃない」
/ ,' 3 「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「円盤を降下させます。外で会いましょう」
462 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:15:03.26 ID:BIKJpyVn0
通信は途絶えました
川゚−゚)レ「・・・どうするんだ?」
/ ,' 3 「・・・この船には自動修復機能がついている・・・一時間もあれば完全修復できるはずだ」
(・∀ ・)「時間稼ぎー?でも、危険すぎないかなー?」
/ ,' 3 「・・・大丈夫だ。兄者君は私を殺そうとはしないだろう」
463 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:16:49.78 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「・・・・・・」
(・∀ ・)(そーだ。いいこと考えたー)
川゚−゚)レ「だが逆に言えば・・・」
川゚−゚)レ「こちらにも兄者を殺すチャンスがあるということじゃないか?」
/ ,' 3 「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・ここで殺せるなら、それに越したことはない」
464 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:18:36.47 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・兄者君のことだ、おそらくそう簡単にはいかないだろう」
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・しょぼん君」
(´・ω・`)「・・・何です?」
川゚−゚)レ「・・・滅多なことは考えるなよ」
(´・ω・`)「・・・・・・」
465 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:20:33.05 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「・・・・・・」
/ ,' 3 「では行ってくる・・・なに、すぐ戻ってこれるよ」
川゚−゚)レ「私たちは・・・行かないほうがいいだろうな」
/ ,' 3 「ああ・・・それでは」
(´・ω・`)「荒巻」
/ ,' 3 「・・・?」
(´・ω・`)「ブーンを・・・」
/ ,' 3 「・・・あぁ、頑張ってみるよ」
/ ,' 3 「それでは」
(´・ω・`)川゚−゚)レ「・・・・・・」
466 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:24:06.95 ID:BIKJpyVn0
ーーー日本時間 午前8時1分 山地ーーー
そこは、少し平坦な草原のようになっていました
目の前に円盤が降り立ち、底部ハッチが開きます
中から・・・兄者とロボットが二体、現れました
( ´_ゝ`)「荒巻さん・・・本当に来てくれたんですね。警戒してきてくれないかと思いましたよ」
/ ,' 3 「・・・・・・色々、話したいこともあるからな」
467 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:26:20.54 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「とりあえず、身につけている武器を捨ててもらいましょうか」
/ ,' 3 「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「大丈夫ですよ。このロボットたちはあなたが攻撃しなければ動きません」
/ ,' 3 「・・・・・・」
荒巻は無言で、腰に忍ばせていた銃を、地面に投げ捨てました。
( ´_ゝ`)「・・・よろしい」
468 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:29:57.63 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・何故弟者君を殺した?・・・君の、弟だぞ?」
( ´_ゝ`)「弟者・・・彼を殺すことも、計画の一片ですから」
/ ,' 3 「・・・・・・地球を綺麗にするという計画か」
( ´_ゝ`)「弟者はどうしても賛同してくれそうにありませんでしたからね・・・邪魔されても困る」
/ ,' 3 「ならばなぜ、私を殺そうとはしない?」
( ´_ゝ`)「ふふふ・・・そうですねぇ」
兄者は腰から銃を取り出し、荒巻に向けました
469 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:34:20.34 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「ここで殺しても別に構わないのですが」
/ ,' 3 「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「やめておきましょう」
/ ,' 3 「・・・何故?」
( ´_ゝ`)「あなたにはこの星の行く末を見ていて欲しいからですよ」
/ ,' 3 「・・・・・・見ていたくない、といったら?」
( ´_ゝ`)「ふっふっふ・・・あなたがそんなことを言うとは思えませんがね・・・あなたは、全力で私を止めようとするはずだ」
470 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:36:35.47 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・私もまた、邪魔者ではないのか?」
( ´_ゝ`)「いいんですよ・・・あなたはね」
/ ,' 3 「・・・兄者君」
( ´_ゝ`)「はい?」
/ ,' 3 「どうやら・・・君は・・・狂っているようだ」
/ ,' 3 「弟者君は君は狂っていないといっていた。しかし」
( ´_ゝ`)「狂っている?・・・ふふふ・・・荒巻さんでも私の考えを理解できないのですね・・・」
471 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:39:36.17 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)(ぬっきあっしさっしあっししっのびっあしっ)
( ´_ゝ`)「・・・他に話すことはありませんか?」
/ ,' 3 「・・・ブーン君は・・・」
( ´_ゝ`)「あぁ・・・彼はとても役に立つ下僕ですよ」
( ´_ゝ`)「ツンも役立っていたのですがね・・・ただ」
( ´_ゝ`)「彼ら・・・二人の間に妙な情が成立しそうでしたから・・・情は洗脳をより不安定にさせますし」
/ ,' 3 「人間なのだから、当然だろう」
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 14:40:49.27 ID:CdH19DUN0
(・∀ ・) こいつに萌えるのは何故だろう
473 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:44:01.36 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「・・・その当然のことを見落としていたのですよ・・・私は、バカです」
/ ,' 3 「・・・・・・」
/ ,' 3 「彼は・・・普通の人間なのだ。私たちに・・・渡してはくれないか」
( ´_ゝ`)「・・・無理な相談ですね。彼にはまだまだ働いてもらわないといけない」
( ´_ゝ`)「それに・・・彼はもう人間じゃないですよ」
( ´_ゝ`)「立派な・・・ロボットですね」
474 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:48:11.05 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「あなたの船にブーンのお友達が乗っているみたいですね」
/ ,' 3 「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「彼に伝えておいてください。彼のことは、忘れるようにと」
( ´_ゝ`)「もう、ないですかね?」
/ ,' 3 「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「それではこれで・・・裁きを再開しなければならないので」
/ ,' 3 「・・・私は・・・君を追い続ける」
( ´_ゝ`)「・・・ふふ、ふふふ」
( ´_ゝ`)「お好きにどうぞ・・・それでは」
そういうと、兄者はくるりと振り向き、ロボットたちと共に彼らの船へと去っていきました
/ ,' 3 「・・・・・・」
475 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:51:34.46 ID:BIKJpyVn0
ーーー第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)(・・・ふふ・・・久々に荒巻さんと会うことができた)
( ´_ゝ`)(・・・ふ、ふふふふふふ・・・・)
( ´_ゝ`)(裁きを進めよう・・・荒巻さんは都会にロボットを配置しているようだから・・・)
( ´_ゝ`)(まずは田舎町、からか)
そういって、兄者は操縦室へと続く廊下を歩いていき、操縦室の扉を開きました
( ´_ゝ`)「やぁブーン、どうだ調子は」
???「おっかえりなさーい」
476 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 14:55:29.34 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「!」
兄者の前にいたのは、銃を構えた、またんきでした
( ´_ゝ`)「・・・お前は・・・」
(・∀ ・)「兄者さん、もうちょっと円盤の中の危機管理ちゃんとしないとさー。僕みたいなのがすぐに入り込んじゃうよー?」
( ´_ゝ`)「・・・何の用だ・・・俺を殺す気か?」
(・∀ ・)「そうじゃないよー、殺そうなんてしないよー」
(・∀ ・)「兄者さんの味方になりたいと思ってねー」
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 14:57:28.14 ID:mC0Vl1rJO
よし。またんきよ、ちょっとこっちこい。
(´・ω・`)一発殴らせろ
478 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:00:07.45 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「・・・何?」
(・∀ ・)「あー、洗脳とかやめてよねー。怖いからー」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「これでも僕は軍人だからねー。掃除洗濯なんでもやるよー」
( ´_ゝ`)「・・・ふざけているのか?」
(・∀ ・)「ふざけてないよ・・・兄者さんの思想に共感しただけ」
( ´_ゝ`)「・・・私の計画に、か」
(・∀ ・)「そーいうことー」
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 15:02:55.58 ID:1oLqWLTXO
ブーンちょっと来い
(´・ω・`)どうやら俺のマグナムをくらわないと正気に戻れないようだな
480 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:03:10.73 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「・・・ふ、ふふふふふふ」
( ´_ゝ`)「驚いたな、人間にも俺の思想を理解できる奴がいるとは」
(・∀ ・)「人間なんてそんなものだよー。考え方は色々だからねー」
( ´_ゝ`)「・・・ふん、まぁいいだろう」
( ´_ゝ`)「ついてこい」
(・∀ ・)「ありがとー」
481 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:04:06.29 ID:BIKJpyVn0
書き溜めないと内容が薄くなりますねorz
ちょっと書き溜めてきます。30分後ぐらいに戻ってきます・・・
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 15:08:38.25 ID:NP/Ws5daO
wktk
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 15:16:51.38 ID:hxwZmlEP0
wktkkkkkkkkkkkkkkkk
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 15:18:50.73 ID:p85VWk8G0
wktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwwwwwwwwwwwww
485 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:35:28.50 ID:BIKJpyVn0
復活('A`)
あんまり溜まらなかった・・・
それでは投下再開します
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 15:36:15.32 ID:haJyxqhq0
tktk
487 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:36:15.64 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・・・・」
川゚−゚)レ「どうだった?」
/ ,' 3 「・・・進展なしだった」
(´・ω・`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・しょぼん君、すまない」
川゚−゚)レ「・・・あれ?そういえばまたんきは・・・」
/ ,' 3 「何・・・?」
通信が入りました
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 15:38:22.79 ID:p+pl2H+j0
続きが気になるが、これからバイトだぜ・・・orz
帰ってくるまでスレ残っててくれよ(´・ω・`)
489 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:38:57.26 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「どーもー、クー、元気ー?」
川゚−゚)レ「!!またんき・・・お前・・・!」
/ ,' 3 「・・・裏切るのか」
(・∀ ・)「まぁそういうこと。僕は自分の考えの通りに行動しただけだけどね」
川゚−゚)レ「貴様・・・」
(・∀ ・)「・・・クー」
(・∀ ・)「僕、君の事好きだからねー」
川゚−゚)レ「な・・・」
(・∀ ・)「それじゃーねー」
490 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:42:07.58 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・またんきさん・・・」
/ ,' 3 「彼は兄者君の思想に賛同していたからな・・・」
川゚−゚)レ「・・・許さん・・・」
/ ,' 3 「さて・・・これからどうするべきか」
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・兄者は私たちがロボットを配置していることを知っている・・・おそらく、ロボットを配置していない地帯・・・田舎町から攻撃することが考えられる」
/ ,' 3 「そうなると手が出せない・・・」
川゚−゚)レ「せめて出現する場所がわかれば・・・」
(´・ω・`)「・・・ドクオに・・・」
川゚−゚)レ「ん?」
491 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:48:22.85 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「ドクオに会いたい」
川゚−゚)レ「何を・・・」
(´・ω・`)「というか、ドクオは生きてるのか・・・?」
川゚−゚)レ「・・・荒巻さん」
/ ,' 3 「・・・あぁ、しょぼん君・・・相当精神的にきているようだな・・・」
川゚−゚)レ「どうする?もう降ろしたほうが・・・」
/ ,' 3 「それはおそらく彼自身が拒絶するよ」
492 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:52:00.84 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「しかしな・・・」
/ ,' 3 「・・・ドクオ君とやらに会わせよう」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
/ ,' 3 「さっきの町にいるはずだから・・・修復ももうすぐ、終わる」
川゚−゚)レ「・・・荒巻さん、あなたは優しすぎるな」
/ ,' 3 「それは、君もだろう・・・?」
川゚−゚)レ「・・・そうかもしれないな・・・はは・・・軍人失格だ」
/ ,' 3 「・・・・・・」
493 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 15:57:03.17 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(兄者)内ーーー
兄者はすでに裁きを再開していました
様々な国の田舎町・・・規模が小さいので、次々と破壊していきます
(・∀ ・)「♪〜」
( ´_ゝ`)(・・・この男・・・信用してもいいのだろうか・・・)
(・∀ ・)「・・・ブーン君起きないね」
( ´_ゝ`)「しばらくは起きないだろう・・・よし、次だ」
(・∀ ・)「おー、はやいはやい」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 15:58:30.65 ID:NP/Ws5daO
またんき・・・
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 15:59:15.02 ID:BjDRGWwm0
(・∀ ・)「ねぇあんたたち」
(・∀ ・)「くさいよ!」
496 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:00:53.36 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「・・・お前は、ここで何をするつもりだ?」
(・∀ ・)「んー?なんでもいいよー、兄者さんが決めてくれればいいよー」
( ´_ゝ`)「といっても、この調子だとお前にはするべきことがないのだが・・・」
(・∀ ・)「じゃーしばらくじっとしとくよー」
( ´_ゝ`)(・・・つかみどころの無い男だ)
497 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:03:39.98 ID:BIKJpyVn0
ーーー日本時間 午前8時47分 ギコとしぃの家付近 路上ーーー
(*゚ー゚)「・・・・・・」
('A`)(どれだけ時間が経った・・・?つか俺、ここにいてもいいのか?)
ギコとしぃが二人でいた時とは別の居心地の悪さを感じながらも、ドクオはその場に突っ立ったままです。
('A`)「・・・しぃさん」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
('A`)「・・・って・・・寝てんの・・・?泣き疲れて・・・?」
('A`)(・・・バカ?)
('A`)(にしても・・・・・・どうしよう・・・か)
さすがに寝込みを襲う気にはなれないようです
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 16:05:25.38 ID:NP/Ws5daO
(*'A`)未亡人じゃん
その時、彼らの頭上に円盤が現れました。
その場にいるのはドクオとしぃだけ・・・他にいるとすれば、亡骸
('A`)「また来たのかよ・・・まずい・・・」
('A`)(しかし、さっき消えたばかりだってのに・・・)
???「ドクオ!ドクオはいるか!?」
その声は、円盤から響いています
('A`)「え・・・俺?」
('A`)(つかこの声・・・)
500 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:12:05.37 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
(´・ω・`)「ドクオ!ドクオ!」
川゚−゚)レ「・・・やはりもう避難してしまっているか・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・ん、いや、あそこに人影が・・・」
川゚−゚)レ「・・・む、二人・・・いや、三人・・・か」
(´・ω・`)「・・・!あれは・・・」
(´・ω・`)「ドクオだ・・・!」
川゚−゚)レ「何!」
501 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:14:12.23 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「荒巻!」
/ ,' 3 「・・・あぁ、わかった。降下させよう」
ーーー路上ーーー
('A`)(・・・間違いない・・・あの声・・・)
('A`)(しょぼんじゃねえか・・・なんであの船に・・・?)
('A`)(・・・しょぼんは信じてもいいのか・・・?)
円盤はゆっくりと降下します。そして・・・超低空で静止しました。
底部ハッチが開き、しょぼんが飛び降りてきました
502 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:17:52.18 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「ドクオー!」
('A`)「・・・しょぼん」
(´・ω・`)「よかった・・・無事だった・・・か」
('A`)「・・・あぁ」
(´・ω・`)「!・・・・・・死んでる・・・?」
しょぼんはギコの亡骸を見て、震えた声を出しました。
('A`)「あぁ・・・死んでるよ」
('A`)「・・・ブーンが殺した」
(´・ω・`)「!!!」
503 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:22:08.88 ID:BIKJpyVn0
('A`)「なぁ、ブーンはどうしちまったんだ?それに、なんでお前が円盤に乗ってる?」
(´・ω・`)「・・・・・・詳しく話すよ」
(*゚ー゚)「・・・ん・・・」
(´・ω・`)「!・・・」
('A`)「しぃさん・・・」
(*゚ー゚)「・・・ドクオくん・・・」
(*゚ー゚)「・・・はは・・・」
504 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:26:11.28 ID:BIKJpyVn0
(*゚ー゚)「ギコくんがね・・・いたんだよ・・・」
(*゚ー゚)「いつもの声で・・・私を呼んでくれたんだよ・・・」
(*゚ー゚)「やっぱり、夢だったんだね・・・」
(*゚ー゚)「・・・起きなきゃよかったなあ・・・」
('A`)「・・・・・・」
(´・ω・`)「この人は・・・」
('A`)「・・・この人にも、聞かせてあげてくれ」
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 16:26:17.89 ID:QmvYolE00
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 16:29:10.76 ID:zmr0ZX8RO
わかつき
507 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:29:24.18 ID:BIKJpyVn0
しょぼんは話しました。自身のこと、ブーンのこと・・・
ドクオも、自身のことと、しぃのことを話しました・・・
('A`)「・・・そうかよ」
(´・ω・`)「・・・そうなのか」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・ドクオ」
('A`)「・・・ん?」
(´・ω・`)「お前はこれからどうする?」
508 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:31:15.94 ID:BIKJpyVn0
('A`)「ばーか、決まってんだろ」
('A`)「俺も連れて行け」
(´・ω・`)「・・・あぁ」
(*゚ー゚)「・・・しょぼん君っていうの・・・?」
(´・ω・`)「・・・あ、はい」
509 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:34:19.73 ID:BIKJpyVn0
(*゚ー゚)「私も連れてって・・・」
('A`)「しぃさん・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「お願いします・・・」
真っ赤になっている彼女の眼から、また涙が溢れ始めました
(´・ω・`)「・・・わかりました。荒巻に頼んでみます」
(*゚ー゚)「ありがとう・・・」
510 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:36:29.90 ID:BIKJpyVn0
('A`)「じゃあ行こうぜ・・・ぐずぐずしてる暇、ないんだろ?」
(´・ω・`)「あぁ、そうだな」
しょぼんとドクオが歩き出しました。
(*゚ー゚)「んしょ・・・」
('A`)「?・・・!ちょ、しぃさん!?」
彼女は、懸命にギコを抱えあげようとしていました
(*゚ー゚)「重いね・・・ギコくん・・・」
('A`)「・・・・・・」
511 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:39:00.32 ID:BIKJpyVn0
('A`)「・・・手伝います」
(*゚ー゚)「え・・・」
(´・ω・`)「ドクオ」
('A`)「・・・ほっとけねーよ」
(´・ω・`)「・・・・・・」
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
(´・ω・`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「おかえ・・・その女の人は?・・・それに・・・」
('A`)「あ、俺が説明します・・・」
・・・
・・
・
512 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:43:16.25 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「・・・そう、か。しかし・・・」
/ ,' 3 「・・・あっちに部屋がある・・・そこなら、亡骸も少しはもつだろう・・・」
('A`)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「・・・はい・・・ありがとうございます・・・」
/ ,' 3 「いや・・・」
しぃとドクオはとぼとぼと、荒巻の示した方向へと歩いていきました
川゚−゚)レ「・・・・・・」
川゚−゚)レ「今更かもしれないが」
川゚−゚)レ「・・・嫌なものだな、戦いは」
/ ,' 3 「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
513 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:45:07.48 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「・・・あぁ、そうだ。しょぼん君。今荒巻さんと次の行動について話していたのだが・・・」
(´・ω・`)「あ、はい」
/ ,' 3 「・・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・一応、作戦は思いついた。しかし」
川゚−゚)レ「この作戦には、君やドクオ君の協力が必要だ」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(´・ω・`)「俺にできることなら、なんでもしますよ」
514 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 16:46:31.09 ID:BIKJpyVn0
展開遅いね・・・やっと最終章に入りそうです
ここまで読んでくれている人。どうもありがとうございますorz
一時投下停止します・・・再開は、6時ごろです
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 16:47:07.28 ID:6EkzjTL40
いいとこで止めやがって・・・
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 16:49:05.51 ID:NP/Ws5daO
乙
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 16:50:23.90 ID:BjDRGWwm0
乙です
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 16:51:58.39 ID:zmr0ZX8RO
がんばれー!
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 16:54:38.18 ID:DXT7eoqp0
良作age
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 17:08:46.53 ID:4o5Wn4dm0
ほしゅ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 17:29:04.91 ID:aDLoo2pLO
保守
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 17:38:08.09 ID:4kGL4r+TO
そういやニダー死んだんだよな(・ω・`)
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 17:41:34.95 ID:rU2vk/scO
>>522 死ぬ必要どころかいる必要すらなかったくらい影薄いよな
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 17:43:04.30 ID:yvVwmzho0
ツン死んだの?(´;ω;`)
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 17:46:55.27 ID:lwPEZeTe0
それよりもジョルジュが何処に行ったのか気になる罠
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 17:52:57.51 ID:1oLqWLTXO
ジョルジュはツンの仮の姿に10ペリカ
527 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:01:50.01 ID:BIKJpyVn0
申し訳ないです
15分後ぐらいに投下再開いたします・・・orz
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 18:07:40.51 ID:1oLqWLTXO
wktk
529 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:17:29.81 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・ドッキング機能を使う」
(´・ω・`)「ドッキング・・・」
/ ,' 3 「円盤の底部同士を接合させて・・・直接突入する」
(´・ω・`)「できるのか?そんなこと・・・」
/ ,' 3 「理論上は可能だ。重力調整をすれば・・・なんとか」
(´・ω・`)「だが・・・その機会は」
川゚−゚)レ「奴らが街を破壊している隙に・・・な」
(´・ω・`)「・・・・・・・」
530 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:21:14.25 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「だけど、中にはロボット部隊が」
川゚−゚)レ「あぁ・・・だから奴らがロボットを全て排出した後に行動を起こす」
/ ,' 3 「つまり、ロボットを全て出撃させなければならないほどの規模の街を襲撃している時でないとこの作戦の成功確率は格段に下がってしまう」
(´・ω・`)「・・・つまり、都市一つ見捨てるわけか」
/ ,' 3 「・・・そうだ」
川゚−゚)レ「不本意だがな」
(´・ω・`)「・・・・・・」
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 18:25:03.86 ID:HMlrgFPi0
どきどき☆どっきんぐ!
532 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:26:16.99 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「で、どこでやるんだ」
/ ,' 3 「・・・東京」
川゚−゚)レ「東京ならば・・・不謹慎かもしれないが、一度被害を受けている・・・二度目の襲撃を受けても被害は少なく抑えられると考えた」
('A`)「・・・そうするとして、どうやって東京に奴らを呼び寄せるんだ?」
(´・ω・`)「ドクオ・・・しぃさんは?」
('A`)「もう少しギコさんと一緒にいるってよ」
川゚−゚)レ「・・・しぃさんもよっぽど・・・精神的ダメージを受けているのだな」
('A`)「・・・・・・」
533 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:32:50.76 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・今の兄者君をおびき寄せるのは難しくないと思う」
(´・ω・`)「・・・というと?」
/ ,' 3 「少し挑発すればやってくると思うのだ」
川゚−゚)レ「兄者も狂っているということか・・・まったく、戦いは狂人しか生まないな・・・」
('A`)「なんか、今の聞いてると兄者ってのが小物にしか思えないんだが・・・仮にも、この星を征服しようとしてるんだろ?」
川゚−゚)レ「思い上がった人間は自身を過信する・・・それはつまり、弱点を表に晒しているようなものだ・・・そいつを倒すことは、別段難しいことではない」
(´・ω・`)「・・・クリボーをないがしろにするクッパみたいなもんってことだ」
('A`)「・・・なるほど」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
534 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:36:15.78 ID:BIKJpyVn0
ーーー日本時間 午前9時23分 第3船(兄者)内−−−
( ´_ゝ`)「あっけないものだ・・・誰も俺を止められない」
(・∀ ・)「・・・ま、核爆弾でも使うしかないかな」
( ´_ゝ`)「核爆弾とて、この円盤を壊すことはできない」
(・∀ ・)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「この町も終わりか・・・田舎町ばかり破壊というのも、面白くないな」
???「・・・お・・・」
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 18:38:42.48 ID:NP/Ws5daO
クリボーかよ
536 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:39:10.92 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「起きたのか、ブーン」
( ^ω^)「・・・・・・」
(・∀ ・)「ブーン君、はじめましてー」
( ^ω^)「・・・お前は誰だお?」
(・∀ ・)「僕はまたんき。兄者さんの新しい味方だよー」
( ^ω^)「・・・そうかお」
(・∀ ・)「・・・・・・」
(・∀ ・)「つれない返事だなー・・・」
537 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:43:15.00 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「・・・さて、次はどこに行くか」
(・∀ ・)「田舎町なんて無数にあるからねー。正直、効率のいい方法じゃないよね」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「ブーン、どこに行く?」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ^ω^)「東京がいいお」
( ´_ゝ`)「東京だと・・・?」
538 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:48:10.80 ID:BIKJpyVn0
( ^ω^)「・・・僕とツンが破壊し尽すことができなかった街だお」
( ´_ゝ`)「しかしロボットがな・・・荒巻さんとまた出会うことになるのか」
(・∀ ・)「いつかは荒巻たちと戦わないといけなくなるんじゃないの?」
( ´_ゝ`)「だが荒巻さんにはこの世界の浄化を見届けて・・・」
(・∀ ・)「理想でしょ?それ」
( ´_ゝ`)「何・・・?」
539 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:52:58.03 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「理想と現実は別物になって当然・・・それに、いつまでもあれほどの脅威を捨て置くのはいい考えとはいえないね」
( ´_ゝ`)「貴様・・・俺の考えに逆らうのか?」
(・∀ ・)「逆らってなんかいないよー。兄者さんが自由にやればいいと思う・・・僕はただ、僕の考えを言っただけ」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
( ^ω^)「兄者さん?」
( ´_ゝ`)「・・・東京に向かおうか」
540 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 18:58:43.34 ID:BIKJpyVn0
ーーー日本時間午前9時30分 第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・・・・・・・!」
川゚−゚)レ「どうした?」
/ ,' 3 「兄者君が・・・東京に」
川゚−゚)レ「何!?」
(´・ω・`)「相手から来たって事か・・・こっちの作戦が漏れたわけじゃないよな?」
/ ,' 3 「それは有り得ない・・・だがどういうことだ・・・」
川゚−゚)レ「とにかく早すぎる・・・もっと作戦を練るべきだと思ったのだが・・・」
541 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:02:13.95 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「この際仕方あるまい・・・被害を最小限に抑えるため、だ」
/ ,' 3 「ロボットに詳細を報告させる・・・座標を特定し、それから動く」
川゚−゚)レ「わかった・・・しょぼん君、ドクオ君、行くぞ」
(´・ω・`)「・・・よし」
('A`)「・・・成功するんだろうな?」
川゚−゚)レ「・・・成功するかしないか、ではない・・・成功、させるんだ」
('A`)「・・・あぁ、そうか」
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 19:03:32.21 ID:4J8Yu+teO
っあい、ワックッテカ!
っあい、ワックッテカ!
543 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:05:43.51 ID:BIKJpyVn0
ーーー日本時間午前9時32分 第3船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「さすがに首都・・・今までとは比べ物にならないほどの広さだ」
(・∀ ・)「あー、東京タワーだ」
( ^ω^)「・・・・・・」
ブーンが立ち上がりました
( ´_ゝ`)「どこに行く?ブーン」
( ^ω^)「ロボット部隊を出撃させるお」
( ´_ゝ`)「しかしお前が行く必要は・・・」
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 19:06:47.98 ID:WJOM2+6HO
ブーンなんか無口だな
545 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:09:38.33 ID:BIKJpyVn0
( ^ω^)「・・・何言ってるんだお?僕が行って激励したほうがロボットがよく働くんじゃないのかお?」
( ´_ゝ`)「あ・・・ま、まぁな」
( ^ω^)「そういうわけだから、行ってくるお」
( ´_ゝ`)「あ、ああ・・・」
(・∀ ・)「・・・ブーン君廃人化」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「ま、仕方ないことだけどねー・・・ってか、廃人っていうよりロボットかなー?」
546 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:14:09.76 ID:BIKJpyVn0
( ^ω^)(ツンは僕に・・・生きることの楽しさ・・・その答えを教えてくれようとしていたお・・・)
( ^ω^)(でも・・・教えてくれる前に死んじゃったお・・・)
( ^ω^)(・・・もう、生きる楽しさを見つけようとするのはやめるお・・・)
( ^ω^)(僕は・・・・・・僕は、兄者を信じて・・・戦うお・・・)
( ^ω^)(僕はロボットだお・・・涙も出ない、ただのロボットだお・・・)
( ^ω^)(ツン・・・僕は・・・これでいいのかお?・・・)
( ^ω^)「ロボット部隊、出撃だお」
547 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:19:56.60 ID:BIKJpyVn0
円盤の底部から次々とロボットが排出されます。
その中の一機の上に・・・ブーンは乗っていました
ーーー東京 路上ーーー
( ゚∀゚)「・・・・・・」
( ゚∀゚)(あー・・・やっぱニダー、だめだったか・・・)
( ゚∀゚)「やっぱバカはバカのまんまだったか・・・バカ」
( ゚∀゚)(・・・で、そのバカの仇をうとうとしている俺も・・・バカだな)
( ゚∀゚)(・・・ま、もう死んでもいいか)
548 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:22:53.66 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・ロボットの出撃を確認・・・か。頃合いだな」
川゚−゚)レ「準備はできたか?しょぼん君、ドクオ君」
(´・ω・`)「・・・あぁ」
('A`)「・・・はい」
川゚−゚)レ「・・・おそらく円盤の中にはブーン君もいる」
(´・ω・`)「!・・・」
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 19:24:38.18 ID:pt7XF1wA0
wktk
550 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:25:15.32 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「・・・もしもの時、君達は彼を撃てるか?」
('A`)「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
('A`)「・・・はい」
(´・ω・`)「!」
川゚−゚)レ「・・・そうか、しょぼん君は?」
(´・ω・`)「・・・わかりません・・・」
川゚−゚)レ「そう、か・・・」
/ ,' 3 「・・・ワープするぞ。底部ハッチへ」
川゚−゚)レ「・・・あぁ」
551 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:29:33.87 ID:BIKJpyVn0
廊下を、足取り重く歩くしょぼん達・・・
('A`)「・・・しょぼん」
(´・ω・`)「・・・撃てるのか?ブーンを」
('A`)「なんつーか・・・」
(´・ω・`)「親友じゃないのか?」
('A`)「親友だからって・・・・・・」
('A`)「あいつはギコさんを殺した・・・それだけは許せねえ・・・洗脳されていたからだとしても」
(´・ω・`)「・・・・・・」
552 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:33:59.87 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「・・・お前がもしブーンを殺したら」
('A`)「・・・・・」
(´・ω・`)「俺はお前を殺さない保証は無い」
('A`)「・・・なんだ、それ」
(´・ω・`)「・・・・・・あぁ」
(´・ω・`)「すまん・・・なんか、興奮しすぎてた」
('A`)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「もうすぐだ・・・心を引き締めておけ」
('A`)(´・ω・`)「・・・・・・」
553 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:37:06.29 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「座標確認・・・設定・・・・・・よし、ワープ・・・」
荒巻はゆっくりとスイッチを押しました
円盤が若干揺らぎ、しょぼんたちの足元が震えます
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・ブーン・・・」
('A`)「・・・・・・」
554 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:39:47.48 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(兄者)内ーーー
( ´_ゝ`)「排出完了。ハッチを閉め・・・ん?」
(・∀ ・)「どしたの?」
( ´_ゝ`)「・・・くるぞ、荒巻さんたちが」
(・∀ ・)「へー」
( ´_ゝ`)(さぁ、どこに現れる・・・?)
その時、爆音が・・・真下から
( ´_ゝ`)「!!」
(・∀ ・)「・・・ん?」
( ´_ゝ`)「真下・・・だと・・・!」
( ´_ゝ`)(・・・!まさか奴ら・・・ドッキングで・・・!)
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 19:40:52.92 ID:nXdYOv3Q0
wktk
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 19:41:56.30 ID:DXT7eoqp0
wktkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk
557 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:42:25.84 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「チィッ・・・!」
( ´_ゝ`)(見落としていた・・・)
(・∀ ・)「兄者さん?」
( ´_ゝ`)「・・・こうなれば・・・」
( ´_ゝ`)「またんき、ここは頼む」
(・∀ ・)「えー?」
( ´_ゝ`)「初仕事、だ」
(・∀ ・)「・・・わかったよー」
558 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:46:00.84 ID:BIKJpyVn0
第1船に降り立ち、走り始めるしょぼん達
(´・ω・`)「どこに兄者はいる・・・!」
川゚−゚)レ「ここに逃げ道はないはず。落ち着いて探せば見つかる」
('A`)「・・・あ、分かれ道」
川゚−゚)レ「・・・3人いて、道が3つ・・・か」
(´・ω・`)「・・・手分けしようか」
川゚−゚)レ「・・・大丈夫か?君達」
(´・ω・`)「大丈夫に決まってる」
('A`)「・・・根拠ねえけど、多分大丈夫だ」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
559 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:48:48.06 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「・・・それに、ロボット部隊が何かしてきたら困るだろ・・・落ち着いてといっても、早いにこしたことはないだろ」
川゚−゚)レ「・・・わかった。それじゃあわかれよう」
('A`)「・・・了解」
川゚−゚)レ「・・・気をつけろよ」
そして、3人はそれぞれ、別の道を走り出しました。
560 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 19:49:44.33 ID:BIKJpyVn0
・・・メシ呼ばれた・・・orz
朝食兼昼食兼夕食を音速ぐらいの気分で食ってきます・・・15分後ぐらいに再開できるはずです
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 19:54:14.69 ID:yvVwmzho0
そこでクロックアップだ
クロックアップしたお前は、人間をはるかに超える速さで活動することができる
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 19:58:12.10 ID:jQ6CqMyrO
素直に成長って言えよ
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:01:21.75 ID:WJOM2+6HO
564 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:06:26.82 ID:BIKJpyVn0
帰還('A`)
これほんとに今日中に終わるのかなと不安を抱えつつ
今から投下再開いたします
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:08:50.21 ID:WJOM2+6HO
wktk
566 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:09:13.33 ID:BIKJpyVn0
ーーー第3船(兄者)内 川゚−゚)レーーー
クーは長い廊下を走っていました。すると、彼方に扉が、一つ
川゚−゚)レ「・・・あまり部屋が無いな・・・そういうものなの・・・か?」
川゚−゚)レ(・・・そもそも荒巻さんの船と構造が違うとはどういうことだ・・・)
そんなことを考えつつ、クーはその扉を蹴り開け、銃を構えて中に入りました
???「・・・!」
そこは、武器庫のようなところでした。
川゚−゚)レ「・・・なんだ、拍子抜けだな」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
567 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:11:01.80 ID:BIKJpyVn0
( ´_ゝ`)「・・・これはこれは」
川゚−゚)レ「焦りを隠しても無駄だ」
( ´_ゝ`)「・・・ふん・・・まさか人間にこの俺が」
川゚−゚)レ「・・・まぁ、他所の星に手を出そうとするお前のような輩は、所詮その程度だということだ」
( ´_ゝ`)「・・・・・ふ」
川゚−゚)レ「?」
( ´_ゝ`)「ふふふふふふふふふ・・・ふはははははは・・・・」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
( ´_ゝ`)「・・・俺の夢もここで終わるということか」
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:11:56.31 ID:eKyP/osrO
wktk
569 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:15:17.81 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「夢・・・か」
( ´_ゝ`)「俺達の星は・・・俺達自身が滅ぼした・・・ふふふ・・・人間もそのうち私達と同じ過ちを犯すよ・・・」
川゚−゚)レ「・・・ご忠告ありがとう・・・だが」
川゚−゚)レ「私達はお前ほど愚かではない」
( ´_ゝ`)「そう思っていられるのも今のうちさ・・・はっはっは・・・」
そこで兄者は素早く銃を取り上げました
川゚−゚)レ「!!」
( ´_ゝ`)「ふふ・・・さようなら、愚かな、地球人」
兄者の銃は、彼自身の頭を撃ち抜きました。
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:16:43.15 ID:yvVwmzho0
( ゚д゚ )ξ ゚д゚ )ξ
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:16:51.41 ID:4J8Yu+teO
えぇー!
572 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:17:53.83 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・覚えておこう、お前のような愚かな狂人がいたことを」
クーはそう言って、その場を歩き去りました。
ーーー('A`)ーーー
('A`)「・・・俺、はずれか」
ドクオは、目の前に広がる大量のコンテナを眼にして、呟きました。
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:18:39.70 ID:eKyP/osrO
兄者あっけないな
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:19:49.99 ID:eNzZgwKBO
川 ゚д゚ )レ
575 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:21:19.36 ID:BIKJpyVn0
ーーー(´・ω・`)ーーー
しょぼんは走りました
(´・ω・`)「・・・この際、兄者はどうでもいい」
(´・ω・`)(だが、ブーンだけは必ず・・・!)
目の前の少し大きな扉・・・
(´・ω・`)「・・・ここ、か」
扉の向こうには様々な電子機器が置かれた部屋が広がっていました
(´・ω・`)「・・・操縦室か・・・?」
(´・ω・`)「ブーン!ブーンはいるのか!?」
(・∀ ・)「ブーンくんはいないよー」
576 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:23:48.06 ID:BIKJpyVn0
その声。慌てて振り返ろうとしたしょぼん頭に、こつん、と硬い感触
(・∀ ・)「あー、動かないでねー。動くと殺すよー」
(´・ω・`)「・・・・またんきさん」
(・∀ ・)「はやいねー。もうくるなんてさー・・・兄者さんも驚いてたよー」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「・・・まぁ、あの人、思想はいいんだけど基本的にバカだからねー・・・もう、殺されちゃってるかも」
577 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:27:00.66 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「クーとかもここに来てるんでしょ?」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「・・・もう、黙ってとは言ってないんだけどね・・・あ、銃を取ろうとかはしないでね。殺すから」
(´・ω・`)「・・・あんたもバカだろ・・・」
(・∀ ・)「どうかなー・・・正義論振り回す人よりはましだと思うんだけどなー・・・」
(´・ω・`)「・・・あんたも・・・終わりだ」
(・∀ ・)「それはどうだろうね・・・僕、結構強いんだよ?」
578 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:29:23.74 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「・・・・・・」
その時彼方からしょぼんを呼ぶ声が・・・聞こえました
(・∀ ・)「あの声は・・・クーと・・・もう一人・・・荒巻さんじゃないねー・・・誰だろ」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「・・・ふぅ、困ったなー・・・」
だんだんと、せわしない足音が聞こえてきます
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:33:26.49 ID:FrpMtES3O
バイトに行った俺だが、携帯で張り付いてる
wktk
扉が勢いよく開かれました
川゚−゚)レ「!」
('A`)「しょぼん!」
(・∀ ・)「やぁ、クーに・・・誰かな、初めてみる顔だねー」
川゚−゚)レ「貴様・・・!」
(・∀ ・)「あ、動かないでねー。動いたら、しょぼん君殺すからねー」
581 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:37:03.76 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「俺n」
(・∀ ・)「俺のことは気にせずうてー」
(´・ω・`)「!・・・」
(・∀ ・)「って言いたいんでしょ?」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「さ、しょぼん君は気にせず撃ってほしいみたいだけど、クー、どうする?」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(・∀ ・)「撃てないよねー。優しいもんね、クーはさー」
('A`)「この野郎・・・」
582 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:40:07.31 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「・・・人質にするつもりか、しょぼん君を」
(・∀ ・)「まーそういうことだねー・・・あ、クー。兄者さんはもう殺しちゃった?」
川゚−゚)レ「・・・あぁ」
(・∀ ・)「そっかー・・・あっけないよねー、兄者さん・・・ま、あの人はその程度なんだろうけど」
川゚−゚)レ「どうするつもりだ?お前が、地球の掃除を引き継ぐというのか?」
(・∀ ・)「そうだねー。そうしようかー」
川゚−゚)レ「くっ」
クーは銃を引き抜きました
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:40:51.93 ID:WJOM2+6HO
またんきいいいいい(´;ω;`)
584 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:43:55.53 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「・・・お」
('A`)「クーさん」
(´・ω・`)「やってくれ!」
(・∀ ・)「・・・ふ・・・ふふふ・・・あははははは・・・」
その時、でした。
しょぼん達3人の耳の通信機に荒巻の声が響きました
/ ,' 3 「みんな!」
('A`)「どうしたんだ荒巻さん!」
/ ,' 3 「ブーン君は・・・外にいるぞ」
('A`)「何ぃ!」
(・∀ ・)「・・・あらら。もうバレちゃったかー・・・」
585 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:48:33.00 ID:BIKJpyVn0
(´・ω・`)「ブーン・・・!」
川゚−゚)レ「・・・チッ・・・」
/ ,' 3 「ロボット群が円盤への光攻撃を開始している。ロボットごときの攻撃ならば少しはもつが・・・長時間となると」
川゚−゚)レ「く・・・・・」
(・∀ ・)「さぁさぁ、どうするどうする?」
(´・ω・`)「さっさとまたんきを撃て!クーさん!」
川゚−゚)レ「・・・うぅ・・・」
クーの手が震えます
(・∀ ・)「・・・はぁ、焦らしプレイも悪くないんだけど、そろそろ終わりにしようか」
(´・ω・`)「クー!!」
川゚−゚)レ「・・・撃てない・・・撃てばしょぼん君が・・・!」
586 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:51:34.61 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「・・・優しいよね、クーは・・・そんなところがもっと好きなんだけどさ」
(´・ω・`)「クーさん・・・馬鹿野郎・・・!」
クーは銃をおろしていました・・・その目に少しだけ、涙が
(´・ω・`)「・・・!ドクオ!」
('A`)「・・・・・・」
(・∀ ・)「ドクオ君も優しい優しい・・・っと」
(・∀ ・)「でもそろそろ、吐き気がしてきたよー」
587 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:56:06.43 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「しょぼん君たち!まだなのか!」
(・∀ ・)「・・・ほらほら、荒巻さんもご立腹だ・・・」
(´・ω・`)「お前ら・・・!」
(・∀ ・)「それでは、残念なお知らせでーす」
その声と共に、銃声が響きました
(・∀ ・)「優しすぎるドクオ?君とクーのせいで、しょぼん君は死んでしまいましたー」
しょぼんが、その場に倒れます
(・∀ ・)「はい、君達の判断ミス!げーむおーばー!」
川゚−゚)レ「しょぼん君!!」
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:57:46.01 ID:eKyP/osrO
またんき(´;ω;`)
589 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 20:58:29.09 ID:BIKJpyVn0
・・・風呂はいってまいります
投下は10分後ぐらいに再開・・・
烏の行水で、行ってきます
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 20:58:31.65 ID:NP/Ws5daO
(´・ω;:・.,
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:01:14.02 ID:sA1lpw5gO
またんき…一発殴らせろ
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:03:37.59 ID:WJOM2+6HO
またんきがこんなヤツだと思いたくない…
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:04:05.40 ID:wwiPH2zjO
絶妙のタイミングで投下stopですか
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:04:40.54 ID:yvVwmzho0
おっとここでショボンの霊が現れ、またんきを掘り始めました!!
(´・ω・`)「れっつくそみそ」
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:05:03.72 ID:0kMJnXfCO
ヽ(`д´)ノ
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:08:22.54 ID:WJOM2+6HO
597 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:10:04.72 ID:BIKJpyVn0
復活('A`)
ちょっとペースを早めると誓いつつ
投下再開します
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:11:45.63 ID:yvVwmzho0
書き溜めると投下しやすいぜ
599 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:12:05.77 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「あー、動いちゃダメだよー・・・クーまで殺したくないからね」
またんきの持つ銃は、今度はクーの方向を向いていました。
川゚−゚)レ「・・・お前・・・お前は・・・!」
('A`)「・・・野郎が!」
しかし、ドクオが銃をぬき、またんきに突きつけました
(・∀ ・)「・・・おぉ・・・」
('A`)「・・・てめぇは俺が殺す・・・!」
600 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:12:41.47 ID:BIKJpyVn0
>>598 書き溜めるとなると30分ほど時間をいただくことになりますけど・・・
いいでしょうか?
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:14:27.85 ID:eKyP/osrO
602 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:15:16.53 ID:BIKJpyVn0
>>601 把握しました 書き溜めます
・・・できる限り溜めてきます。30分ほどお待ちください・・・orz
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:15:27.98 ID:yvVwmzho0
ま、無理にとは言わないけどね
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:16:39.57 ID:haJyxqhq0
>>602 書き溜めたら推敲も出来る、と思う
ガンバレ
tktkして待ってます
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:17:23.67 ID:WJOM2+6HO
保守
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:24:19.16 ID:eKyP/osrO
ほす
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:24:33.81 ID:haJyxqhq0
この30分が長いのだ
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:25:48.72 ID:8OQOJbif0
補習
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:33:09.36 ID:haJyxqhq0
シュッシュ
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:36:37.07 ID:CdH19DUN0
お前らプライドでも見とけ
後50分くらいたつとショボン生き返るから
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:46:05.48 ID:haJyxqhq0
テカテカ島のテカテカ
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:47:05.43 ID:FrpMtES3O
バイト終わった
613 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:47:07.34 ID:BIKJpyVn0
帰還('A`)
推敲しつつ投下していきますorz
614 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:48:34.29 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「ドクオ君・・・」
('A`)「・・・あなたが止めても、俺は撃ちますよ」
(・∀ ・)「・・・むぅ、そっかー・・・」
(・∀ ・)「・・・クーと一緒に死ぬのも悪くないかなぁ・・・でもなぁ・・・」
迷いに入るまたんき。その瞬間、クーが動きました。
(・∀ ・)「!!」
またんきが引き金を引きますが、弾丸は彼女に当たらず
ドクオが、またんきの胸を撃ちぬきました。
615 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:50:01.28 ID:BIKJpyVn0
(・∀ ・)「・・・・・・あーあ・・・僕もバカだったのかー・・・軍人は、なめちゃいけないね・・・」
川゚−゚)レ「・・・貴様・・・!」
(・∀ ・)「ふふ・・・クー・・・天国で、待って、るよー・・・」
またんきは、しょぼんの隣に倒れました。
('A`)「あー・・・畜生・・・!」
ドクオの目の前には、亡骸が2つ
('A`)(しょぼん・・・せめて何か言い残してから死にやがれ・・・!)
ふと、ドクオは隣を見ました
クーが・・・泣いていました
616 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:51:29.50 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「どうした!返事をしろ!ドクオ君!しょぼん君!」
('A`)「・・・今から戻ります・・・事情は、そのときに」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・ドクオ君・・・わかった」
ーーー東京上空ーーー
( ^ω^)「どういうことだお!こんなところにいきなりあいつらの円盤が!」
( ^ω^)「・・・兄者たちは大丈夫なのかお?」
( ^ω^)(通信が入ってこないお・・・)
( ^ω^)「とりあえずロボット群!下の円盤を攻撃するお!」
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 21:52:35.25 ID:WJOM2+6HO
悲しい展開
618 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:52:52.24 ID:BIKJpyVn0
ーーー日本時間 午前9時51分 第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「ドクオ君・・・クー君」
('A`)川゚−゚)レ「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・しょぼん君は・・・」
('A`)「死にましたよ」
/ ,' 3 「!・・・・・・」
619 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:53:42.40 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・今、あの円盤の中には?」
('A`)「誰もいません・・・誰も・・・皆、死にました」
/ ,' 3 「そう、か・・・」
('A`)「・・・どうするんです?」
/ ,' 3 「あの円盤が落ちることは無い・・・おそらく、自動操縦になっているだろうからな・・・光攻撃もしていないし・・・」
/ ,' 3 「・・・一度退却しよう・・・ロボット群にはこの円盤では対抗できない それにそろそろこの円盤が限界だ」
('A`)「・・・はい」
/ ,' 3 「・・・東京を見捨てることになるが・・・仕方ない・・・!」
川゚−゚)レ「しょぼん君・・・」
・・・
・・
・
620 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:56:22.79 ID:BIKJpyVn0
ーーー東京上空ーーー
( ^ω^)「・・・どういうことだお?ハッチが開いたままだお・・・」
突如、目の前から消えた荒巻たちの船・・・残されたのは、兄者の円盤のみ
( ^ω^)「とにかく、中に入ってみるお・・・」
( ^ω^)「ロボット群はそのまま、破壊活動を続けてくれお」
ーーー第3船(兄者死亡)内ーーー
( ゜ω゜)「・・・・・・」
彼の目の前にあるのは、亡骸が二つ
しょぼんとまたんき・・・
( ゜ω゜)「これは・・・あ、兄者はどこだお!?」
621 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 21:58:40.57 ID:BIKJpyVn0
ブーンは船内を走り回り・・・そして、武器庫で、兄者の亡骸を・・・見つけました
( ゜ω゜)「兄者?・・・兄者・・・」
( ゜ω゜)(死んでる・・・)
一呼吸置いた後、ドン、と、壁を殴りつける音が船内に響きました。
( ゜ω゜)「誰が・・・誰がやったんだお!」
( ゜ω゜)「・・・あいつらが・・・!」
( ゜ω゜)「・・・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ^ω^)「・・・もう、いいお」
( ^ω^)(みんな・・・僕をおいて死んじゃうんだお)
( ^ω^)(僕は一人なんだお・・・)
( ^ω^)(・・・僕が)
( ^ω^)(僕が兄者の遺志を継いでやるお・・・)
( ^ω^)(地球を綺麗にしてやるんだお・・・)
( ^ω^)(ツン・・・兄者・・・見ていてくれお・・・)
ブーンの孤独な戦いが、始まりました・・・
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:02:10.92 ID:WJOM2+6HO
ブーン…だめだああああ(´;ω;`)
625 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 22:04:14.18 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
(*゚ー゚)「・・・はぁ」
(*゚ー゚)「ギコくん・・・どうしてだろうね。私、ギコ君のそばから離れられないよ・・・」
(*゚ー゚)「・・・また・・・泣いちゃってもいい・・・?」
後ろから、小さな物音
川゚−゚)レ「・・・」
(*゚ー゚)「!・・・クーさん・・・?」
川゚−゚)レ「・・・」
(*゚ー゚)「どうしたの・・・?」
川゚−゚)レ「・・・私は、バカだ」
(*゚ー゚)「!・・・・・・」
626 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 22:08:43.65 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「私はバカだ、私は非力だ、私は情けない、私は愚か者だ、私は・・・」
(*゚ー゚)「クーさん、落ち着いて・・・」
川゚−゚)レ「・・・私は・・・わた、しは・・・」
(*゚ー゚)「何か、あったの・・・?」
クーは途切れ途切れに、しょぼんの死を、語りました・・・
(*゚ー゚)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・バカだよ私は・・・身近な人が死んで初めて・・・戦いが悲しいと気付くのだからな」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・は、はは・・・」
627 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 22:12:01.47 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「私は何やっているのだろうな・・・軍人なのに・・・人が一人死んだぐらいでな・・・」
(*゚ー゚)「・・・ねぇ、クーさん」
川゚−゚)レ「・・・?」
(*゚ー゚)「泣こうか・・・一緒に」
川゚−゚)レ「・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・すまない」
(*゚ー゚)「・・・んーん・・・」
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:13:33.72 ID:4kGL4r+TO
(ヽ´ω`)
629 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 22:14:03.47 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内 操縦室ーーー
('A`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・・」
('A`)「・・・荒巻さん」
/ ,' 3 「・・・ん、ん?どうした?」
('A`)「・・・何か喋ってくれ・・・俺、何かに押しつぶされちまいそうっすよ」
/ ,' 3 「あ、ああ・・・すまない」
('A`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・」
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:18:21.70 ID:xDOjDGZX0
('A`)「お前ずっと横になってるな・・・」
/ ,' 3 「あ、ああ・・・すまない」
('A`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・」
631 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 22:19:42.25 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・すまない」
('A`)「・・・はぁ」
/ ,' 3 「私達がここに来なければ・・・何も無かった・・・この星は平和だった」
('A`)「・・・その話・・・っすか・・・」
/ ,' 3 「・・・すまない、軽い話が思いつかない」
('A`)「・・・まぁ軽い話されても俺、キレそうだから、いいんすけどね・・・つかそんなに沢山謝らないでくださいよ・・・」
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:22:28.55 ID:8OQOJbif0
ドラゴンボールを集めてくればいいんじゃね?
633 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 22:22:34.44 ID:BIKJpyVn0
('A`)「・・・そうだ、あの円盤とロボット部隊を止めないと・・・」
/ ,' 3 「・・・各地のロボットを最小限に抑え、後は帰還させよう。そうすればあのロボット部隊に対抗できるほどの戦力は集まる」
('A`)「・・・それしかないっすね」
/ ,' 3 「・・・少し、時間がかかるがな・・・」
634 :
あ:2006/05/05(金) 22:23:52.83 ID:b9NR89W+O
635 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 22:32:17.37 ID:BIKJpyVn0
ちょい書き溜めます
30分ぐらいで帰還します・・・
毎度申し訳ないですorz
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:34:12.71 ID:haJyxqhq0
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:34:56.71 ID:jQ6CqMyrO
乙
それと投稿が遅いといってる奴がいるが、そんなことはないぞ。
むしろ速いぐらいだ。
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:42:34.06 ID:jQ6CqMyrO
ほ
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:46:46.28 ID:rU2vk/scO
ラスボスはまたんきだと思ったのに
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 22:48:17.58 ID:1oLqWLTXO
自分の中で一つの結末ができました
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:00:22.32 ID:WJOM2+6HO
なんか悲しくなってくよー
最後はハッピーエンドにしてくれ
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:01:22.88 ID:eNzZgwKBO
( ^^ω)
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:01:23.25 ID:NcZMuD1vO
↓開始
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:02:13.78 ID:jQ6CqMyrO
→ ↓
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:03:29.88 ID:jQ6CqMyrO
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:03:45.91 ID:266wClY/0
残念、それは私のおいなりさんだ
647 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:06:37.13 ID:BIKJpyVn0
帰還('A`)
今日で終わります・・・必ず
では、投下再開します
648 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:07:40.01 ID:BIKJpyVn0
ーーー東京 路上ーーー
( ゚∀゚)「・・・はぁ、あのロボット、ミサイルでも死なねえのか・・・?」
独り言を言うジョルジュ
( ゚∀゚)(つか、疲れた・・・)
すでに彼は満身創痍です。武器もほとんど使い果たしてしまいました
東京はもうほとんど破壊しつくされ・・・あとにはもう、少しの兵士しか残っていません
肩の傷からは、血が流れ落ちています
( ゚∀゚)(・・・あーそろそろ死ぬな、これは・・・)
( ゚∀゚)(つかここで死ぬとか・・・意味無くね?)
649 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:09:21.15 ID:BIKJpyVn0
( ゚∀゚)(・・・まぁ俺みたいな雑魚兵士が意味とか求めること自体間違ってるか・・・)
( ゚∀゚)(せめてニダーの仇ぐらい・・・って思ったけど)
( ゚∀゚)(無理だよな・・・俺、弱いもんな・・・)
その時、彼の背後から銃声が
それは見事に、彼のもう一つの肩を撃ちぬきました
( ゚∀゚)(ッ・・・!・・・・・・あぁ、もう)
振り返ると、ロボットが一機、こちらに銃口を向けつつ迫っていました
( ゚∀゚)「もう、いいか」
ジョルジュは肩の痛みをこらえ、両手を広げました そして、叫びました
( ゚∀゚)「さぁ!殺せ!」
その彼の頭を、弾丸が貫きました。
650 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:12:12.59 ID:BIKJpyVn0
ーーー第3船(兄者→ブーン)内ーーー
( ^ω^)「・・・もうここは破壊しつくしたお」
( ^ω^)「・・・ロボット部隊、引き上げろお」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ^ω^)「次は・・・どこ行こうかお?」
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:12:44.88 ID:rU2vk/scO
何この火の鳥ばりの重さ
652 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:17:10.65 ID:BIKJpyVn0
ーーー第1船(荒巻)内ーーー
/ ,' 3 「・・・・・・」
('A`)「なぁ、荒巻さん」
/ ,' 3 「・・・ん?」
('A`)「もし、一機でも敵のロボットが残っちまったらどうするんだ?」
/ ,' 3 「・・・その場合、そのロボットのコントロールを奪うしか無いだろうな」
('A`)「コントロールか・・・」
/ ,' 3 「船によってロボットは制御されているはず・・・船を奪うか、破壊すればいい」
('A`)「じゃあもう一度ドッキングで・・・」
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:19:35.49 ID:WJOM2+6HO
作者もドクオもガンバレー
654 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:21:28.20 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「・・・いや、それは不可能だろう・・・さすがに二度目ともなると、敵も慎重になるはず・・・中にロボットの一機ぐらいは残しておくはずだ」
/ ,' 3 「・・・まぁ、一つ、確実の方法があるのだが」
('A`)「・・・なんだ?それは」
/ ,' 3 「道連れ」
('A`)「!」
('A`)「じゃあもう一度ドッキングで・・・」
/ ,' 3 「・・・」
/* ,' 3 「うほっ」
(;'A`)「・・・」
(*'A`)
656 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:25:11.87 ID:BIKJpyVn0
/ ,' 3 「ドッキングしてこちらが自爆する・・・そうすれば相手の円盤も誘爆し、こちらのロボットも敵のロボットも制御できなくなって動かなくなるし、脅威も無くなる・・・一石二鳥・・・いや、三鳥だ」
('A`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「この方法で行こうか・・・」
/ ,' 3 「しかしこの作戦だと君達も死んでしまうことになる・・・それは、避けたい」
('A`)「・・・この際俺のことはどうでもいいっすよ・・・けど、クーさんとしぃさんは・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・」
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:29:44.38 ID:DHca8/OIO
俺専用しおり
ここまで読んだ
658 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:29:53.02 ID:BIKJpyVn0
ーーー(*゚ー゚) 川゚−゚)レーーー
川゚−゚)レ「・・・ふぅ」
(*゚ー゚)「あはは、クーさん、目、真っ赤だよ」
川゚−゚)レ「・・・君もだ」
(*゚ー゚)「・・・むぅ」
(*゚ー゚)「クーさんは・・・」
川゚−゚)レ「・・・?」
(*゚ー゚)「しょぼん君のこと、好きだったの?」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
659 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:32:34.01 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「・・・そんな感情は・・・まだうまれてないよ」
(*゚ー゚)「そっか・・・」
川゚−゚)レ「だが時間さえあればあるいは・・・な」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「・・・早すぎたよね」
川゚−゚)レ「あぁ、まったくだ」
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:33:27.36 ID:mC0Vl1rJO
wktk
661 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:35:46.41 ID:BIKJpyVn0
(*゚ー゚)「・・・もっと、一緒にいたかった」
川゚−゚)レ「・・・それは、私もそう思うよ・・・」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「ねぇ、クーさん」
川゚−゚)レ「・・・ん?」
(*゚ー゚)「・・・死んじゃおうか」
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:36:59.74 ID:266wClY/0
ジュディマリ聴いてなかったら鬱になるところだ
663 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:39:29.72 ID:BIKJpyVn0
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(*゚ー゚)「あ、はは・・・冗談だよ・・・冗談・・・気にしないで、ね?」
川゚−゚)レ「・・・私は・・・」
(*゚ー゚)「でも本当に・・・」
(*゚ー゚)「ギコくんの声、聞きたいよ・・・」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(*゚ー゚)「私・・・ずっと一人だったから・・・ギコくんだけが・・・支えだったから・・・」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
664 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:41:28.41 ID:BIKJpyVn0
('A`)「・・・しぃさん、クーさん」
(*゚ー゚)「!・・・あ、ああ、ドクオ君・・・」
川゚−゚)レ「・・・・・」
('A`)「・・・邪魔・・・でしたかね?」
(*゚ー゚)「う、ううん、そんなことないよ・・・何か用?」
('A`)「荒巻さんが、来て欲しいって」
(*゚ー゚)川゚−゚)レ「・・・・・・」
665 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:44:46.83 ID:BIKJpyVn0
しぃとクーを前にして・・・荒巻は道連れ作戦について話しました。
/ ,' 3 「・・・と、いうわけだ」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「・・・確かにそれしかないと思うのだが・・・荒巻さんは・・・」
/ ,' 3 「・・・ここまで事態を広げてしまったのは私だ・・・死をもって償う」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
('A`)「で、クーさんとしぃさんのことはどうするんです?」
/ ,' 3 「直前にロボットで外に避難させる。君も、だ」
('A`)「・・・わかりました」
666 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:47:28.88 ID:BIKJpyVn0
('A`)「・・・ただ、一つだけお願いが」
/ ,' 3 「・・・ん?」
('A`)「その作戦を決行する前に、ブーンと話をさせてください」
/ ,' 3 「・・・・・・」
/ ,' 3 「いいだろう。通信を試みる」
('A`)「ありがとうございます・・・」
川゚−゚)レ「そうか・・・その作戦を決行した場合・・・ブーン君も死んでしまうのだな」
667 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/05(金) 23:52:13.15 ID:BIKJpyVn0
('A`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・彼に罪は無い・・・」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
('A`)「・・・もうそれは通じないっすよ・・・あいつがやったことは・・・」
/ ,' 3 「・・・あぁ、そうだ、な・・・」
/ ,' 3 「・・・・・・!」
川゚−゚)レ「どうした?」
/ ,' 3 「船が・・・パリに北京に現れた」
川゚−゚)レ('A`)(*゚ー゚)「!」
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:52:50.74 ID:aADPJrxK0
どっちだよww
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:53:17.65 ID:266wClY/0
俺らが「!」だよw
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:54:04.60 ID:1oLqWLTXO
不覚にもワロスwwwwww
('A`)「・・・どっちだよ」
/ ,' 3 「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・北京だ」
('A`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・ロボットの帰還はまだ完全では無いが・・・これだけあれば少しは時間稼ぎできる」
川゚−゚)レ「・・・いくのか」
/ ,' 3 「覚悟は既に決めているよ・・・」
('A`)「そのわりには慌ててるじゃねーか」
/ ,' 3 「・・・・・・」
/ ,' 3 「クー君としぃ君は底部ハッチへ・・・ドクオ君はブーン君と通信を」
/ ,' 3 「ワープする」
('A`)「・・・・・・」
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:55:42.20 ID:y53SrilpO
あと5分
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:56:20.13 ID:NP/Ws5daO
一気に引き戻されたwwww
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:56:39.86 ID:266wClY/0
今日中はきついな
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/05(金) 23:57:08.38 ID:3SmCOwOa0
がんがれー
ーーー第3船(ブーン)内ーーー
( ^ω^)「ここもまだ破壊してなかったお」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ^ω^)(やっぱりあいつらは・・・くるのかお?)
( ^ω^)(来てもかまわないお・・・殺してやるお・・・)
( ^ω^)(ロボットは一機ぐらいおいておいたほうがいいお)
( ^ω^)「ロボット部隊、一機を残して、出撃だお!」
677 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:00:32.03 ID:OoinEjb20
ーーー第1船 底部ハッチーーー
(*゚ー゚)「・・・・・・」
川゚−゚)レ「まさか道連れとはな・・・」
(*゚ー゚)「・・・思わぬチャンスだね」
川゚−゚)レ「・・・何?」
(*゚ー゚)「あ、ううん、なんでもないよ・・・」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
川゚−゚)レ「死ぬ気か」
(*゚ー゚)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「・・・うん」
678 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:04:45.68 ID:OoinEjb20
(*゚ー゚)「ギコくんは天国に行ったと思うんだ」
川゚−゚)レ「・・・・・・」
(*゚ー゚)「私も天国にいけるよね?」
川゚−゚)レ「・・・あぁ、いけるさ」
川゚−゚)レ「・・・しょぼん君も・・・天国に行ったのだろうな」
(*゚ー゚)「え・・・?」
川゚−゚)レ「私も・・・いけるだろうか」
679 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:06:36.09 ID:OoinEjb20
(*゚ー゚)「クーさん・・・」
川゚−゚)レ「はは・・・軍人としての私は死んでいる・・・もう、人間として死んでも・・・いい」
(*゚ー゚)「・・・・・」
川゚−゚)レ「私も行くよ・・・しぃさん」
(*゚ー゚)「・・・ぅ・・・」
・・・
・・
・
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:09:06.00 ID:PUOMCK4YO
('A`)俺以外死にそうなんだけど……。
681 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:09:25.51 ID:OoinEjb20
ーーー第1船(荒巻)内 操縦室ーーー
/ ,' 3 「ワープ完了」
('A`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「もうやってるな・・・」
('A`)「荒巻さん」
/ ,' 3 「あぁ、わかっている。通信を・・・」
( ^ω^)「なんだお?」
('A`)「ブーン・・・」
682 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:12:36.92 ID:OoinEjb20
( ^ω^)「・・・お前・・・この前の・・・!」
('A`)「なぁ、ブーン・・・お前は今、なんでこんなことやってんだ?」
( ^ω^)「・・・・・・」
('A`)「兄者もいなくなった・・・お前がこんなことしても、もう誰もお前を褒めちゃくれねえよ」
('A`)「・・・お前はもう、一人なんだ」
( ^ω^)「そうだお、一人だお・・・だからなんなんだお?」
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:16:53.97 ID:79v+7qLPO
バッドエンドになりそうで怖いんだが
684 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:17:53.41 ID:OoinEjb20
( ^ω^)「でも、きっとツンも、兄者さんも見ていてくれてるお。だから僕は世界を綺麗にするお」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「・・・見てくれてなんかいねえよ」
('A`)「いいか、ツンを殺したのは、兄者だ」
( ^ω^)「!!?」
('A`)「お前はずっと、兄者に弄ばれてたんだよ」
( ^ω^)「・・・・・・」
( ゜ω゜)「何を言ってるんだお・・・」
('A`)「兄者もツンもいねえ!お前は、お前を見てくれている人なんていねえんだよ!」
685 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:21:14.68 ID:OoinEjb20
( ゜ω゜)「兄者さんを・・・ツンを・・・侮辱するのかお!」
('A`)「な・・・」
( ゜ω゜)「お前は・・・お前は許さないお・・・」
( ゜ω゜)「僕が直接殺してやるお!」
('A`)「おい待て、ブーン!」
( ゜ω゜)「自動操縦に切り替え・・・」
('A`)「ブーn・・・・・・きれちまった」
/ ,' 3 「・・・彼は兄者くんを脳内で美化しているようだな・・・」
/ ,' 3 「もう、止められないだろう」
('A`)「・・・まだ」
('A`)「まだあきらめられねえよ」
686 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:22:58.35 ID:OoinEjb20
/ ,' 3 「・・・・・・!ロボットが出てきたぞ・・・」
('A`)「何、もうロボットは出払ったはずじゃ・・・」
/ ,' 3 「残していた一機のようだ・・・!」
('A`)「あれは・・・」
('A`)「ブーンが乗ってる・・・!」
687 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:24:59.56 ID:OoinEjb20
('A`)「・・・・・・」
/ ,' 3 「・・・ドクオ君、行くんだ」
('A`)「え・・・」
/ ,' 3 「君達が出撃したと同時にワープし、ドッキングさせて自爆する・・・さぁ、はやく!」
('A`)「・・・・・・ブーンは殺さない・・・?」
/ ,' 3 「・・・あぁ。彼を殺す必要は無い」
('A`)「・・・・・・」
('A`)「わかりました」
688 :
ひみつの文字列さん:2024/11/13(水) 19:17:51 ID:MarkedRes
日本国またはアメリカ合衆国、もしくはその両方の著作権法に触れる内容であると疑われることから表示できません。
689 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:28:08.05 ID:OoinEjb20
ーーー底部ハッチーーー
('A`)(・・・まさかあいつ自身が出てくるなんて・・・)
('A`)(あいつも・・・狂っちまったか)
(*゚ー゚)「・・・あ、ドクオ君」
('A`)「出撃っす。はやくロボットに」
(*゚ー゚)「・・・うん、わかった」
690 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:31:40.43 ID:OoinEjb20
('A`)「・・・よし」
ドクオは一足先にロボットに乗りました
('A`)(・・・あー畜生・・・暗くて周りが見えねえよ・・・)
('A`)(一応銃は・・・あるな)
('A`)「しぃさん!クーさん!大丈夫っすか」
(*゚ー゚)「大丈夫だよー!」
('A`)(大丈夫か・・・よし、あとはハッチが開くのを待つだけ・・・じゃぁな・・・荒巻さん)
691 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:35:12.80 ID:OoinEjb20
ーーー操縦室ーーー
/ ,' 3 (・・・結局)
/ ,' 3 (私は何もできなかった・・・それどころか、この星を絶望的なまでに破壊してしまった)
/ ,' 3 (私達がもたらしたのはただの暗黒・・・だったのか・・・)
/ ,' 3 (・・・・・・)
/ ,' 3 「・・・ハッチ開放」
/ ,' 3 (すまなかった・・・地球人諸君・・・死すらも・・・贖罪にはならないが・・・せめて・・・)
692 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:38:41.24 ID:OoinEjb20
ーーー底部ハッチーーー
('A`)「よし、開放した・・・出撃!」
ドクオを乗せたロボットは、空へと飛び立ちました
('A`)「・・・ふぅ、しぃさん、クーさん、大丈夫・・・!?」
後ろを振り返ったドクオは愕然としました
後に続くどのロボットにも・・・しぃも、クーも乗っていませんでした
ドクオが何かを叫ぼうとした瞬間、円盤はその空間から消えてしまいました。
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:38:46.12 ID:cBWX/G5bO
みんな死んじゃうのか…
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:38:56.44 ID:e3NDjKZ00
<ヽ#`Д´>アイゴー!
695 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:41:19.92 ID:OoinEjb20
(*゚ー゚)「・・・・・・」
(*゚ー゚)「これでいいんだね?クーさん」
川゚−゚)レ「君こそ・・・」
(*゚ー゚)「私はもう、思い残すことなんて無いよ・・・ギコくんのそばに行けるのなら、それでいいんだ」
川゚−゚)レ「私は・・・」
川゚−゚)レ「誰も死なない世界に行ってみたいものだな」
(*゚ー゚)「ふふ・・・それ、いいね・・・」
数瞬の後、大きな光と共に、ハッチは炎に包まれました。
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:41:52.65 ID:GYdE2HF40
うあああ
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:42:58.75 ID:ira1Uj1i0
( ´;ω;`)ぶわっ
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:43:28.22 ID:E/F31LFo0
サンボマスター聴いてなかったら鬱になってるところだ
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:43:31.66 ID:UTCrh+psO
うわぁぁぁぁぁぁお
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:44:22.01 ID:GbPVds0KO
('A`)
ドクオ、ほんとに独男になったでござる の巻
701 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:45:10.31 ID:OoinEjb20
('A`)「んなバカな・・・なんで・・・」
( ゜ω゜)「うおおおおおおおおお!!!!!」
('A`)「!!」
ドクオが悲壮の感情に浸っている暇はありませんでした
前方からブーンを乗せたロボットが迫ってきていたのです
('A`)「ちぃ・・・ッ!」
放たれる弾丸を、ドクオはなんとか回避します
( ゜ω゜)「殺す・・・殺してやるお!」
しかしその時
大きな爆音が響きました。
彼らが見たのは、爆砕する二つの円盤でした
その瞬間、ガクン、とロボットは動きを止めました。
( ゜ω゜)「おお!?」
('A`)「くっ・・・!」
二人がそれぞれ乗っているロボットも、他のロボット達も・・・次々と落下していきました
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:45:37.78 ID:TJLvvfA4O
うわぁぁぁぁぁ
703 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:48:48.39 ID:OoinEjb20
ーーー路上ーーー
('A`)「・・・いてぇ・・・」
低空だったのが幸いしましたが、
地面にたたきつけられた衝撃で、ドクオは左腕を折ってしまっていました
('A`)「・・・しぃさん・・・クーさん」
('A`)(・・・なんで・・・畜生・・・!死んで・・・逃げちまったのかよ・・・)
一人悲しみに襲われるドクオの足を、何かがつかみました
('A`)「!?」
( ゜ω゜)「・・・お・・・殺す・・・お・・・」
それは、ブーンの手でした。
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:49:38.15 ID:79v+7qLPO
しぃ……(´;ω;`)
しぃに萌えてしまった
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:50:48.53 ID:ira1Uj1i0
俺にも後を追わせてくれ・・・
., ∧_∧
[]() (;ω;` ) l二ヽ
□と ) ̄⊃ ) )
⊂ (_(_つ  ̄⊃ / ̄ ̄ ̄ヽ
⊂_ ._⊃ | (\/) |
⊂__⊃. | > < |
| (/\). |
ヽ___/
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:53:47.21 ID:e3NDjKZ00
>>705 ( ^ω^)「その中身は全部水だお
中身は全部僕が飲んだお」
それがVIPヌクモリティ
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:54:03.42 ID:+DpRXOBDO
708 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:56:35.18 ID:OoinEjb20
ブーンは足を折っていました。地面を這いずり・・・ドクオの足を掴んだのでしょう
まるで、ゾンビのように
('A`)「・・・チッ・・・!」
( ゜ω゜)「殺す・・・殺すお・・・!」
彼のもう一方の腕が自らの腰に伸びました
('A`)「・・・ブーン」
しかし、その前にドクオが銃を抜きました
('A`)「・・・てめぇは・・・てめぇだけは許さねえよ」
( ゜ω゜)「お・・・!」
彼はためらいもなく銃口をブーンの頭にむけ・・・引き金を引きました。
響く銃声 ブーンの腕が力なく彼の足から離れました
('A`)「・・・・・・」
('A`)「俺・・・マジで一人になっちまったじゃねえか・・・」
('A`)「・・・は、はは、ははははは・・・・」
('A`)「・・・俺も、死ぬか」
彼はゆっくりと、自らの頭に銃を突きつけました
('A`)「・・・ブーン・・・しょぼん・・・しぃさん・・・ギコさん・・・」
('A`)「俺もそっちに行くよ・・・」
その顔は・・・少し、晴れやかです。
彼は、ゆっくりと引き金を引きました。
その銃声は、重く、響き渡りました
『完』
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:57:38.39 ID:79v+7qLPO
しかしブーン系にかつてない以上に重い話だな…
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:57:59.85 ID:0zP3gsFb0
これなんてバッドエンド?
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:58:09.18 ID:+pHt16uR0
( ;ω;)おっおっおっ
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:58:39.34 ID:EF8r5LEMO
バッドエンドかよぉぉぉぉ!!
713 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 00:58:40.64 ID:OoinEjb20
なんでこんなに長くなってしまったの・・・?
とか一人で考えつつ、これで終了です
読んでくれた人、どうもありがとうございましたorz
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:58:45.79 ID:e3NDjKZ00
:y=−( ^ω^)・∵;; おっおっおっ
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:58:47.50 ID:m/jB0wlTO
終わり?
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:59:02.07 ID:9t1ZGSHOO
・・・乙
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:59:06.04 ID:AqaqvRlo0
乙
しずかちゃんの作者だから鬱展開は覚悟してたが、今回は主要キャラ全滅か
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:59:20.16 ID:GbPVds0KO
最悪だな
欝になるぜ
⊂⊃
('A`)
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:59:24.05 ID:/OuP1prRO
最後あっさりしすぎかも
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:59:44.86 ID:TJLvvfA4O
ウボァ
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 00:59:48.98 ID:79v+7qLPO
>>508ちょ……
誰一人救われねぇじゃんか……(´・ω・`)
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:00:34.03 ID:e3NDjKZ00
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:00:41.10 ID:UTCrh+psO
(´・ω・`)うわぁぁぁぁぁ
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:01:02.17 ID:79v+7qLPO
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:01:17.44 ID:ira1Uj1i0
鬱だ死n(ry
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:01:22.71 ID:m/jB0wlTO
地球は助かったのか?
しずかちゃんだとスネオだけが生き残ったんだけどね。
ドクオだけでも生存して語り継いで欲しかった。(つд`)
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:01:46.12 ID:E/F31LFo0
ブルハ聴いてなかっt(ry
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:02:08.15 ID:DwkRLAzF0
やっとおいついた。
この話omeeeeeee
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:02:18.15 ID:mMX8z0370
しずかちゃんkwsk
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:02:23.96 ID:79v+7qLPO
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:03:14.69 ID:q1wYL1dlO
暫くして、死んでしまったはずのブーンの手が動いたような気がしました
そして…
( ^ω^)まだまだぁ〜!!だおっだおっ!!!!おっおっおっおっ!!!!!
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:03:25.17 ID:GbPVds0KO
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:03:36.10 ID:zFWVpZQp0
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:03:49.57 ID:0zP3gsFb0
+ +
∧_∧
(・ω・`゚0) + サイドストーリーとかエピローグをワクワクテカテカ・・・
∪ ∪゚0) +
(_(_つ+
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:04:02.91 ID:SWo5KGj7O
こんな状況なのに夜神月の計画通りAA探してた俺ガイル
でも泣いた
>>1乙
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:05:25.12 ID:TJLvvfA4O
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:06:30.92 ID:AqaqvRlo0
>>730 しずかちゃんがデスノートを拾ったようです
しずかちゃんが最終兵器になったようです
しずかちゃんが裏切るようです
俺が知ってるのはこの3作
最後のは完結したかどうか覚えてない
まとめサイトもどこかにあったはず
739 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 01:09:39.71 ID:OoinEjb20
こんなに読んでる人いたんですか・・・
ありがとうございます本当にorz
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:11:00.57 ID:HsjKOj6a0
>>1ごめんよ
始めのころこんな厨小説って言ってごめんよ
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:11:28.10 ID:GYdE2HF40
('A`)
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:13:27.73 ID:cSkdsBosO
乙!面白かったよ!
ただナレーションは語り口調じゃあないほうがいいかも
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:13:54.75 ID:UuFFGBAX0 BE:270156645-
こういう欝系は大嫌い
でもまあアリなんだろうな・・・きっと
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:14:02.85 ID:jR6CYrWF0
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:14:23.92 ID:ira1Uj1i0
>>738 タイトルだけで鬱になってるけど、それでも読んでみたいと思ってる俺ガイル
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:15:13.66 ID:ZGUxCjQz0
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:16:03.34 ID:GbPVds0KO
末期の芥川龍之介みたいだな
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:16:49.00 ID:E/F31LFo0
作者自殺とかするなよ。
鬱のまま寝るぜ
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:17:02.79 ID:qvwb0FLeO
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:21:46.86 ID:AqaqvRlo0
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:21:49.47 ID:cSkdsBosO
ヤツの小説は黒いぜ
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:25:56.40 ID:GbPVds0KO
753 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 01:26:47.62 ID:OoinEjb20
>>752 ねーよwwwwww
というかこの話はハッピーエンドで終わるはずだったのにどこで道間違えたんでしょうね・・・orz
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:28:21.98 ID:UuFFGBAX0 BE:243140663-
書いてる作品軒並み欝?
だとしたらなんつーかもう・・・あああ
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:29:01.72 ID:O/gxO25J0
一気に読み終えた
胸が苦しくなった
それでも言おう
>>1GJと
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:29:10.59 ID:zFWVpZQp0
ツン死も鬱だ
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 01:49:12.52 ID:ira1Uj1i0
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 02:16:58.71 ID:Asu2mGMsO
>>作者
お疲れ様でした
登場人物がカタストロフィーに向かって行く。
読んでて心臓が止まるかと思う場面も在りましたが、何故か清々しさが残りますw
力の無い荒巻、付き従うだけだった弟者、自分を押さえて居た兄者
何の力も無い「ブーン」「ツン」「ショボ」「ドクヲ」「ギコ」「しぃ」
部下を抑えられなかった「クー」「ジョルジュ」
勝手に走る「たまんき」「ニダー」
この登場人物でハッピーエンドにするには、ツンを殺したのがマズかったんじゃないかと・・・・?w
最後まで楽しく読ませて頂きましたw
また、何処かのスレでお会いできます様
(*・ω・)ノシ
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 02:19:57.56 ID:i+B4YLsr0
これは面白い
無意味にハッピーエンドにするよりバッドエンドのが重くていいかも
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 02:22:23.74 ID:mjc9t6kWO
乙です
アッチの世界から引き戻されちまったぜ
761 :
◆xh7i0CWaMo :2006/05/06(土) 02:32:23.25 ID:OoinEjb20
>>758 こんな作品に長く感想を書いていただいてありがとうございますorz
というか俺すらできないほどの人物解析までしていただいてもう・・・orz
たまんきじゃなくまたんきですがまぁそのあたりはうわなにをするやめr
また書くかもしれません・・・ネタが思いつけば、ですけどね('A`)ノシ
>>759 俺の場合バッドしかかけないという問題点がorz
そろそろ寝ます
読んでくれた人 保守してくれた人 皆ありがとうございましたorz
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 02:33:57.50 ID:NteSvgAH0
>>1 激しく乙!
バイト中にも楽しませてもらったぜ!
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/06(土) 02:44:11.49 ID:qvwb0FLeO
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
まぁあれだ、乙。