【花より】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【団子?】
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:13:41.67 ID:LsizLL53O
まったりしてるねー
続きwktk
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:15:03.40 ID:MlLylykZ0
言い合う翠星石とジュンある音がそれを止める。
・・・くぅ〜〜〜〜。
ジュン「・・・・・・。」
翠星石「・・・・・・。(顔真っ赤)」
ジュン「・・・。今何時だ? 腹減ったよな。」
翠星石「フォ、フォローになってねーです。乙女にはもうすこし遠まわしに聞くのが普通じゃないかですぅ。」
ジュン「あ、わりぃ。・・・。んで今何時?」
翠星石「もう。デリカシーのないやつですぅ。」
翠星石「今はもう九時ですぅ。」
ジュン「九時か。翠星石は何時から起きてたんだ? 」
翠星石「翠星石は規則正しい生活をしているから八時には目が覚めたですぅ。」
ジュン「(八時って遅刻ぎりぎりじゃないのか?)ん?じゃあなんで朝ごはん食べないでずっといたんだ?」
翠星石「・・・ジュンのせいです!ジュンが私をずっとぎゅってしていたから動けなかったんですぅ。というか、いいかげん離しやがれですぅ。」
ジュン「ん?おぉ!わりぃ。」
ジュンはびっくりして、きゅうに手を離した。
翠星石「ふう。やっとでれるですぅ。まったくこのまま餓死させられるところだったですぅ。」
ジュン「大丈夫だよ。人間ってのは何日k(ry翠星石「そういう意味じゃねーです。」
そういうと翠星石は起き上がり部屋を出て行こうとする。
翠星石「いいからさっさとおりてくるですぅ。朝食を一緒にたべるですぅ。その前に顔を洗ってから来るですぅ。」
ジュン「ああ、わかった。」
翠星石「でも、ジュンにぎゅってされてるとすごく安心できるし、あったかかったですぅ。また今度してほしいものですぅ。(ボソッ)」
ジュン「ん?なんかいったか?」
翠星石「別に何もいってないですぅ。」
顔を洗ってからリビングに行くと昨日の残骸であろう物がたくさん転がっていた。ほかの人はまだ寝ているらしい。
その後、朝食を食べ終えたあたりにみんなが起きてきた。
翠星石が忙しそうだったので僕も朝食の手伝いをしたり昨日の後片付けをしたりした。
こんな日だったら毎日でもいいかも。そう思ったジュンであった。
終わり
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:16:21.91 ID:MlLylykZ0
>>926>>928 おまけ
水銀燈「あらぁ、ジュンってばもうねているのぉ?お子様ねぇ。」
翠星石「やっぱりジュンはチビです。チビとチビチビはもうおねむの時間ですぅ。」
蒼星石「僕ももう眠くなってきたよ。そろそろお開きにしない?」
翠星石「まだですぅ。まだ語りたいことはたくさんあるのですぅ。」
真紅「なにを語るつもりなの?もう十分じゃない?」
翠星石「なぁ〜に、まだまだですぅ。」
水銀燈「じゃあ私は先に失礼させてもらうわぁ。」
翠星石「あ、抜け駆けは。ってなにしてるですぅ!?」
水銀燈「なにって見てのとおりよぉ。ジュンと一緒に寝るのよぉ」
真紅「水銀燈、貴方何がしたいの?」
水銀燈「一緒に寝たいに決まってるじゃない?」
真紅「バッ、バカなこといわないで。襲われたらどうするつもりよ。」
水銀燈「大丈夫よぉ。ジュンならぁ。」
蒼星石「じゃあさ、クジできめない?」
翠星石「い、いい考えですぅ。これなら公平ですぅ。」
真紅「そうね。これなら公平だから文句はいえないわね。」
蒼星石「じゃあ先端が赤い割り箸をとった人がジュン君とで、青色が雛苺と、緑色がもう一人の緑色のひととってことで。」
真紅、水銀燈、翠星石、蒼星石「(こい。赤色。)」
・・・。
結果。
赤、翠星石
青、蒼星石
緑、真紅、水銀燈
本当に終わり
あとアンカー忘れてスマン。
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:17:47.79 ID:LsizLL53O
あんまー(*´д`)
931 :
>>925:2006/04/06(木) 18:18:11.94 ID:YN5ySOtS0
おk、把握しました、次から気をつけます。
アマーイ
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:31:05.74 ID:4TF6ccr30
―幸せな普通の日 薔薇水晶7―
「よう」
「・・・」
「・・・もしもし?」
「・・・」
「・・・無愛想女」
「・・・なに?不器用でヘタレで引きこもりでベッドの下にHな本(実写7冊、
漫画4冊)を隠していて机の一番下の奥にはプリキュアのフィギュアが・・・」
「わ、わかった!もうやめてくれ!」
「ごめんなさいは?」
「・・・ごめんなさい」
・・・・・・
「で、何してるんだ?」
「・・・かげおくり」
「影送り・・・ってちぃちゃんのアレか?」
「うん・・・やる?」
「面白そうだな。付き合うぞ」
「うん、じゃあ・・・ここに立って・・・」
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:31:44.98 ID:4TF6ccr30
>933
・・・・・・
・・・・
・・
「・・・目が痛い」
「やりすぎだ。アルバム1冊分は送ったぞ」
「だって好きなんだもん・・・」
「あんまりやりすぎると空が足りなくなるぞ」
「・・・ロマンチストだね」
「うるせぇ」
「うふふ」
・・・・・・
「ところで、なんで俺のモノの隠し場所知ってたんだ?」
「・・・前遊びに行ったときに見た」
「ふーむ、隠し場所変えとくか」
「・・・」
「・・・処分します」
「よろしい」
オハリ
影送りやらないか
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:34:30.69 ID:LsizLL53O
昔やったな…影送り
何はともあれ甘い甘い
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:36:24.18 ID:uo66I5nG0
影送りうまくでなかった・・・薔薇水晶可愛いよ
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:47:35.72 ID:8Lub5vxg0
い〜ち…にぃ〜…
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 18:57:37.61 ID:PyzqEfbJ0
翠「蒼星石、ちょっとこっちくるです」
蒼「何?」
手招きする姉の元へ、蒼星石が歩く。
近くまで来た所で、唐突に翠星石の手が顔に伸びた。
翠「はいですぅ」
かちゃ、という軽い音と共に耳と鼻に小さな重みがかかり、何かが視界に入ってくる。これは…
蒼「…眼鏡?」
翠「ですぅ。」
蒼「どうしたの突然。」
翠「…ちょっとかけてほしかったですよ」
度の入っていない銀縁の小さな伊達眼鏡をかけた蒼星石の顔を、翠星石はしげしげと見つめている。
蒼「な、なに?」
翠「うーん…むーぅ…」
翠星石は、横から斜めから角度を変えて観察する。
そんな様子に次第に恥ずかしくなってきた蒼星石。頬を赤らめながら眼鏡を取った。
翠「あぁ〜」
蒼「もういいでしょ。気は済んだよね?」
明らかに落胆した声を上げる翠星石に、取った眼鏡を手渡した。
翠「仕方ないです。でも、これで決定ですかね…」
蒼「一体何なのさ…その眼鏡、何に使うの?」
翠「今週末の仮装p…げふんげふん 秘密ですぅ」
翠星石は、そのまま眼鏡を持って逃げるように走り去ってしまった。
蒼「仮装……?」
週末には、薔薇水晶が家でホームパーティを開く、と言っていたけれど。
それと眼鏡に何の関係が!?
そんなことを考えながら、蒼星石は首をひねるのであった。
しかし、この時の蒼星石には、これがあんな大変なことになろうとは、
思いも寄らなかったのである…!
-続かない-
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 19:00:19.51 ID:ygYmCIkqO
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 19:03:32.18 ID:os6JN3cvO
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 19:14:51.94 ID:hOKM2CW00
>>938 wktkしてたら終わりだったのに気付いた俺orz
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 19:42:49.18 ID:IEkouRgc0
>>336 J「結局家の前まで付いて来ちゃったよ・・・」
猫雪「にゃーにゃー(うう・・・全然気付いてくれません・・・)」
猫薔「・・・・にゃー(・・・・ジュンには鳴いてる様にしか聞こえない)」
J「うーん・・・しょうがない・・・飼い主が見つかるまで家で預かるか・・・姉ちゃんも大学通うために遠くに行っちゃったし」
猫雪「にゃー!にゃー!(ジュン君・・・お優しいのですね・・・)」
猫薔「・・・・にゃー(うん・・・これでひとまずは安心だね)」
猫雪「にゃ?(安心・・・とは?)」
猫薔「・・・にゃー(ジュンの側にいれば保健所に連れてかれたり誰か知らない人に拾われたりしない)」
猫雪「にゃ、にゃー(あ、そうですね・・・ジュン君に拾ってもらえてラッキーでしたね)」
J「鍵開けてと・・・よし、よっと」
猫雪「にゃ!?(あ、私・・・ジュ、ジュン君に抱っこされてる・・・)」
猫薔「・・・にゃ(・・・・・・・役得)」
J「えーと・・・ミルクと・・・煮干・・・これくらいしか思いつかないな・・・」
猫雪「にゃー・・・(わ、私お皿から直接なんて・・・)」
J「食べないな・・・調子悪いのかな・・・病院にでも・・・」
猫薔「・・・にゃー(病院に連れてかれたら・・・知らない男(医者)に体の隅々まで・・・)
猫雪「にゃ、にゃ!?(そ、それはダメです、そ、そんな異性の人に・・・)」」
猫薔「にゃ・・・・(けどさっきジュンに見られたよね?)」
猫雪「にゃ、にゃ・・・(ジュ、ジュン君は・・・私が心に決めた人ですので・・・(////))」
猫薔「・・・・にゃ(・・・・いつの間に)」
J「やっぱダメか・・・病」
猫雪「にゃ、にゃー!(た、食べます!食べますから!)」
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 19:45:38.89 ID:uo66I5nG0
頑張れ薔薇雪華・・・
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 19:47:29.48 ID:LsizLL53O
猫(*゚д゚)=3
これから何も知らないジュンにあちこち見られちゃう訳ですね
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 19:55:54.82 ID:m+dFvJlvO
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:08:28.02 ID:LCoHSNIW0
誰が求めていなくとも、俺が求めているのでJUM×蒼分を補給
僕は走っていた・・・ 走って彼を追いかけていた・・・
蒼「待って! ジュン君!!」
僕は彼に近づくことすらできない・・・
彼は歩いているだけなのに・・・ 僕はこんなにも走っているのに・・・
彼は必死で追いかける僕に寂しげな表情を向けた・・・
J「さよなら・・・蒼星石・・・ 今までありがとう・・・」
ダメッ・・・ イヤッ・・・ 僕は・・・僕は君のそばにいたいんだ・・・!!
蒼「ジュンくん!!」
彼が光に包まれて消えていく・・・ 僕の手の届かない所へ行ってしまう・・・!
イヤだよ、ジュンくん・・・!!
蒼「待って! 僕も連れて行って!! お願いだよ・・・! ジュンくん! ジュンくん!! ジュンくん!!!!」
・・・・・・
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:09:24.15 ID:LCoHSNIW0
>>946 蒼「っ!!」
僕はベッドから飛び起きた。体中に汗をかいている。
夢・・・? 嫌な夢・・・
僕はベッドから降りて窓を開けた。
外はまだ暗い。それでも僕は構わずに窓の外へと出た。
お隣の彼の部屋の窓は鍵がかかっている。
カーテンも閉まっているから彼の様子もわからない。
僕は彼の部屋の窓を叩く。こんな時間に迷惑なことはわかっている。
それでも僕は彼の顔が見たかった。僕のそばに彼がいることを確認したかった。
しばらくしてカーテンが開かれ、彼の眠たそうな顔が見える。
それだけで僕は泣きそうなほど嬉しかった。
J「・・・どうしたんだ? こんな時間に・・・」
そう言いながら窓を開けた彼に僕は抱きついた。
J「っ! お、おい、どうしたんだ!?」
蒼「ジュンくん・・・!」
窓枠にお腹が擦れて痛かったけど、気にならなかった。
そんなことより彼がそばにいる、こうして触れられる、それが何より嬉しかった。
J「ちょっと、落ち着けって、とりあえず中に入れ」
僕は彼を抱きしめる腕を放し、窓を乗り越えて部屋の中に入る。
J「・・・どうしたんだ?」
僕は窓を閉めながら問いかける彼に後ろから抱きついた。
J「蒼星石・・・?」
蒼「・・・夢を見たんだ」
J「夢・・・?」
蒼「うん・・・ ジュンくんが僕を置いてどこかに行っちゃう夢・・・」
J「・・・・・・」
蒼「だから、僕恐くなってジュンくんの顔が見たくなったんだ・・・ ごめんねこんな時間に・・・」
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:10:04.04 ID:LCoHSNIW0
>>947 J「・・・なぁ蒼星石」
蒼「・・・なに?」
J「・・・一緒に、寝るか?」
・・・・・・
僕はジュンくんのベッドの中で彼に優しく抱きしめられていた。
J「・・・これでもう恐くないだろ?」
蒼「うん、ありがとう・・・」
いつもは僕が抱き付いているのに今日は彼が僕を抱きしめてくれている、それがとても嬉しい。
蒼「ジュンくん・・・」
J「ん?」
ジュンくん・・・ 好き・・・ 大好き・・・
だから・・・
蒼「これからも僕のそばにいてね・・・?」
J「・・・ああ」
彼は笑って答えてくれた。
J「僕も蒼星石のそばにいたい・・・」
きっと今の僕は、世界で一番せな女の子だ・・・
そして僕らは、おやすみのキスを交わしてから眠りに付いた。
今度見る夢はきっと、二人が一緒にいる夢・・・
/終わり
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:10:24.62 ID:uo66I5nG0
そろそろ血糖値が危ないです
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:12:46.49 ID:5xTfNdpOO
血糖値がヤバイくらいに上昇中ですwww
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:16:47.59 ID:5xTfNdpOO
次スレは950が立てるんだっけ?
携帯で立てられないから誰か頼む
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:20:08.21 ID:MWU7iqbQ0
>980が立てる
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:22:16.69 ID:5xTfNdpOO
そっか早漏ごめん
ラプラス「おや、誰もいないようですね…」
ラ「…さて。どうしますか…」
ラ「やぁ、良い子のみんな!僕はくんくん!今日も華麗に保守しちゃうぞ☆」
ラ「それじゃあ、次回の保守もヨロシ…くんくん!!」
ラ「…ふぅ……帰るとしましょう」(すっきり)
薔薇(一人で変な声を出して…いったい何をやっているの……?)
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:44:05.05 ID:iMlve9kdO
クーガーとミケロの真似も是非!
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:51:49.42 ID:8Lub5vxg0
ほしゅ
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 20:59:04.05 ID:LsizLL53O
薔「ジュン」
J「どうした?」
薔「私ね」
J「うん」
薔「今履いてないの」
J「ぶっ!?」
薔「……見たい?」
J「ば、ば、馬鹿!」
薔「見たくないの?」
J「こ、こんな所で見せたら…その、他の奴に見られるだろ」
薔「…嫌?」
J「嫌に決まってるだろ……その、見て良いのは……」
薔「ジュンだけ……だよね?」
J「う……(///)」
薔「ふふ……大好き」
ベ「いいな…俺も……あんな彼女が……」
梅「僕も今履いて」
ベ「 脱 ぐ な 」
959 :
>>958:2006/04/06(木) 21:03:29.95 ID:YN5ySOtS0
うんまぁ、何だ?梅岡脱獄した?
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:09:24.18 ID:LsizLL53O
あ、梅岡出しちゃダメだった?
ごめんね、
>>958はまとめに乗せなくて良いよ
あとスルーして
961 :
>>960:2006/04/06(木) 21:12:06.93 ID:YN5ySOtS0
あーごめん、そう意味で言ったんじゃないから、
>>959はスルーしていいよ。
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:14:30.62 ID:DJ8ysfS30
ここはとある学院
全てはこの日の朝から始まった。
いつものようにマリア様にお祈りをして、登校しようとした時後ろから声が聞こえてきた。
真紅「お待ちなさい」
振り返るとそこには、紅薔薇様こと真紅お姉さまが立っていた。
ゆっくりとこちらに近づいてくる。
雛苺「あの雛に何か御用でしょうかなの?」
真紅「呼び止めたのは私で、その相手はあなた」
真紅「間違いなくてよ」
真紅「持って」
紅薔薇様に鞄を渡され言われるがままに鞄を持つ雛苺
真紅「帯が曲がっていてよ 身だしなみは、いつもきちんとね」
そう言って紅薔薇様が雛苺の帯を直していく
真紅「マリア様が見ていらしてよ」
そして雛苺から鞄を受け取る紅薔薇様
真紅「ごきげんよう」
そういって紅薔薇様が校舎の方に歩き出した。
雛苺「ご・・ごきげんようなの ありがとうございますなの」
その声を聞いてゆっくりと振り向く真紅 にこやかに笑いまた校舎へと歩き始めた。
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:20:35.61 ID:DJ8ysfS30
>>962 〜中略〜
そして月日は流れ雛苺は真紅のスールとして楽しくも忙しい日々を薔薇の館で過ごしていた。
所変わって学園内を歩きながら薔薇の館に向かう2人
蒼星石「最近さ 真紅少し厳しくない?」
真紅「何のことかしら?」
蒼星石「雛苺に」
蒼星石「最近特に厳しく当たってるように見えるけど・・」
真紅「教育 もしくは指導と言ってほしいわ」
蒼星石「教育?指導?」
真紅「ええ 雛苺もロサキネンシス・アン・ブトゥンになったのよ」
真紅「今までより 一層大勢の生徒の手本にならないといけないんだから」
真紅「後で恥をかかないよう私は、あの子の為を思ってあえて心を鬼にして厳しくしているの」
蒼星石「あえてねぇ・・」
真紅「何?」
蒼星石「あぁ いや別に でも雛苺よくやってるように見えるけど」
真紅「まだまだよ そうやって貴方たちが甘やかすからあの子は成長しきれないの」
真紅「貴方も剣道部の稽古で翠星石に手加減して竹刀を打ち込む?」
真紅「そうじゃないでしょ? 本当に相手に成長して欲しいなら、そういう厳しさが大事なのよ」
蒼星石「いや私が言いたいのは、たまには優しく接してあげないとパンクしちゃうんじゃないか?って事」
真紅「私の教育方針に口を挟んでほしくないわ」
蒼星石「はいはい」
そして2人は薔薇の館に入っていった。
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:21:40.08 ID:DJ8ysfS30
>>963 ガチャ
扉が開き真紅お姉様と蒼星石お姉様が中に入ってきた。
真紅・蒼星石「ごきげんよう」
その声を聞き中に居た雛苺を翠星石が挨拶をした。
雛苺・翠星石「ごきげんよう」
雛苺「お姉さま 頼まれてた書類全部纏め終わりましたの」
真紅「あら ご苦労様 大変だったでしょ?」
雛苺「とっても大変だったの 2日前から取り掛かりきりで昨日も徹夜したの」
真紅「そう? じゃ次はこれをお願いね」
どさっと大量の資料が雛苺の前に置かれた。
雛苺「ええっ!!?」
真紅「どうしたの? 明日までに出来る?」
雛苺「だって・・・昨日も徹夜で・・授業中に居眠りしちゃってそれからそれから・・・」
真紅「何ですって?」
雛苺「は・・はぃ ひ・雛頑張るのー。 元気だけが取り柄なのー」
真紅「そう じゃあよろしくね それと紅茶淹れて貰える?」
雛苺「了解なの〜」
雛苺が紅茶を淹れに入った。
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:23:24.14 ID:DJ8ysfS30
>>964 蒼星石「真紅」
真紅「何?」
蒼星石「ありがとうぐらい言っても 罰は当たらないんじゃないの?」
真紅「何度も言うように、甘えは禁物」
蒼星石「そういう問題かなぁ?」
真紅「獅子は自らの子供を千尋の谷に叩き落すと言うわ」
蒼星石「這い上がってきた所を、また叩き落してる気がするんだけど?」
紅茶を淹れ終わった雛苺がカップを持ちながら真紅の所に歩いてきた。
雛苺「お姉さま お待たせしましたなの〜 あっ」
雛苺が紅茶を運んでる最中足を引っ掛けてしまい カップを床に落としてしまった。
ドン ガシャーン
雛苺「ご・ごめんなさいなの お姉さま 怪我とか大丈夫?」
真紅「私は大丈夫だけど・・・随分派手に割れたわね」
雛苺「お・・お姉さまのお気に入りのカップだと知ってるの ふ・・深く反省してますなの」
うろたえながらも何度も頭を下げ真紅に謝る雛苺
真紅「いいのよ 雛苺」
雛苺「お姉さまぁ」
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:24:16.30 ID:DJ8ysfS30
>>965 真紅「直せば良いんだから」
雛苺「えっ!?」
真紅「薔薇水晶 接着剤は何処だったかしら?」
雛苺「ま・・まさか」
薔薇水晶「棚の3段目」
真紅「そう」
そう言って真紅は棚の方に歩き出し棚から接着剤を取り出し 雛苺の前に置いた。
真紅「じゃあ雛苺 頑張ってね」
雛苺「お・・お姉さま 幾らなんでもこれは無理なの」
雛苺「形あるもの何時かは壊れると言うか自然の摂理とも言うか あの あの」
真紅「何も今すぐとは言ってないわ」
雛苺「え?」
真紅「明日までで良いって言ってるの」
真紅「私だって鬼でも悪魔でもないんだから」
それを聞いた雛苺は小声で呟いていた。
雛苺「じゅ・・十分鬼なの 悪魔なの」
真紅「じゃあ今日は帰らせて頂くわ」
真紅「明日を楽しみにしているわね 雛苺」
雛苺「は・・はい」
そのまま真紅は部屋を出て行った。
蒼星石「ちょっと 真紅」
真紅を追うようにして蒼星石も薔薇の館を後にした。
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:28:12.24 ID:iMlve9kdO
雛苺カワイソス
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:29:56.19 ID:DJ8ysfS30
>>966 蒼星石「真紅 ねぇ真紅ってば」
真紅「ん?」
蒼星石「ちょっと酷すぎるんじゃない今の?」
真紅「何処が?」
蒼星石「何処がって・・あれじゃ教育とか指導じゃなくてただのイジメだよ」
真紅「雛苺は大体不注意すぎるのよ」
真紅「これ位したほうがいい薬だわ」
蒼星石「にしたってさ、雛苺今は何も言わないかもしれないけど」
真紅「何? 雛苺が私に反抗するとでも言うの?」
真紅「だったらそれはそれで、雛苺の成長だわ」
蒼星石「知らないからね 本当に」
真紅「えぇ 望むところだわ」
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:30:48.42 ID:DJ8ysfS30
>>968 ブォォ〜と何処からもなく角笛の音が響き渡る
大勢の人たちが鎧を着て屋敷を取り囲んでいた。
真紅「何?騒々しいわね」
プシューン
突然弓矢が目の前を横切り柱に突き刺さった。
真紅「こ・・これは!!?」
一つの足音がこの部屋に近づいてきた。
金糸雀「真紅ー 大丈夫かしら?」
真紅「カナリアか これは一体何事なの?」
金糸雀「ご謀反かしらー」
真紅「謀反!? 何者なの?」
金糸雀「雛苺の旗印かしらー」
真紅「なんですって!!」
大勢の配下を引き連れた雛苺が馬に跨り真紅の屋敷の前に居た。
雛苺「皆一歩も引いちゃだめなの お姉さまを討ち取らねば我らの未来はないのー」
雛苺「今こそ長年の恨みを晴らす時 狙うはお姉さまの首一つなのー」
刀を抜き天に掲げる雛苺
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:31:43.19 ID:DJ8ysfS30
>>969 真紅「雛苺 ちょこざいな」
金糸雀「館は完全に取り囲まれてるかしらー」
金糸雀「もはやご自裁するしか道は無いかしらー 無念かしらー」
真紅「なっ・・何で私が自害しなければならないのよ」
ガラッ
扉が開かれそこには雛苺が立っていた。
雛苺「お姉さま 見つけましたなの〜」
真紅「待ちなさい 雛苺」
雛苺「今こそ積年の恨みを晴らす時 覚悟するのー」
真紅「ひ・ひひひひ雛苺 ちょっとお待ちなさい は・話し合いましょう話し合いましょうってばー」
雛苺「問答無用 お命頂戴仕るのー」
天高く振り上げた刀が真紅に向かって振り落とされた。
真紅「きゃあぁぁあぁぁあぁあ・・・・」
カバッ
布団を跳ね除け真紅は全身に汗をかいて飛び起きた。
真紅「はぁはぁ・・・・夢・・?」
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:32:59.37 ID:DJ8ysfS30
>>970 早朝の薔薇の館
雛苺「ありがとうなの 翠星石 薔薇水晶」
雛苺「二人が手伝ってくれたお陰で、書類の整理とカップの修理が終わったの」
雛苺「一晩で終わるなんて奇跡なの 本当にありがとなの」
薔薇水晶「気にしないで」
翠星石「そうです 翠星石には感謝するですぅ」
カチャ
その時扉が開き真紅お姉さまが入ってきた。
真紅「ごきげんよう」
雛苺「あっ ごきげんようなの お姉さま」
雛苺「カップの修理が終わったの 見てなのー」
そう言ってカップを真紅お姉さまの所に持って行こうとした瞬間
カシャン
またカップを落としてしまい粉々に砕け散ってしまった。
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:34:10.71 ID:DJ8ysfS30
>>971 雛苺「ご・ごめんなさいなの お姉さま 一晩かけて修理したの 本当なのー」
真紅「いいのよ 雛苺」
雛苺「ふぇ?」
真紅「形ある物 何時かは壊れるって言ってね これは仕方ない事なの 自然の摂理とか言うやつだから」
雛苺「は・はぁ・・」
何がなんだか判らない雛苺
真紅「そんな事より雛苺のど渇いてない? 紅茶淹れてあげようか お腹空いてない? 苺大福食べる?」
真紅「肩凝ってない? マッサージしてあげようか?」
雛苺「どうしたの?真紅お姉さま」
真紅「いいのよ 雛苺 テレビでも見ながらゆっくりしててね」
真紅「紅茶は何がいい?ミルクティ?それともハーブティ?」
雛苺「そ・そんな お姉さま 紅茶なら雛が淹れるの」
真紅「いいのいいの 雛苺は疲れてるんだから ゆっくりしててね」
雛苺「?」
突然優しくなった真紅に戸惑う雛苺
雛苺「そういえば リンゴを貰ったの 真紅お姉さま 今剥いてあげるの」
真紅「!!? ひひひ雛苺 リンゴはいいわ 刃物はやめておきましょうね」
雛苺「???」
雛苺「何かあったのかな?」
翠星石「蒼星石 真紅さまに何か言ったの?」
蒼星石「言ったけど昨日は聞く耳持たないって感じだったよ」
蒼星石「でもまぁいい傾向かな」
雛苺「ちょっと怖いのー」
真紅「はい お待たせしました 真紅特性ミルクティよ」
その後真紅は雛苺にとても優しく接するようになった。
END
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:34:58.21 ID:DJ8ysfS30
拙い文章で長文スマソ
974 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:36:53.68 ID:fGXX5Chc0
本能寺の変で噴いたwwwww
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/06(木) 21:38:03.87 ID:PyzqEfbJ0
ちょwwwwマリみwwwwwww真紅なんて夢見てんだwwwバロスwwwwwwwww
GJ!
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
光秀雛苺にワラタwwww