文才ないけど小説かく

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
テーマ>>5
短い奴をちょこちょこと
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 15:37:12.04 ID:6pxJO9Gr0
       !⌒!__    ヴィップオワッタナ連合王国 (Vulipuowatana United Kingdom)
     /       )   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    /      /      国の標語:イッショウスレタテルナー
  /      /     (ジンセイオワター語:永久追放とは美しいことだ)
  |       |          _____________
  |       |           公用語|ジンセイオワター語
  /       . |            首都 |ネシウュチルハ
 ヽ       ヽ           国王 |コノイタカラ・デテケー
  \       |         .面積 |18,427,314ku
    \     /          .人口 |約144285000人
     \_/            .通貨 |オワターウォン
                    国歌 |キエウセロ行進曲
                    場所 |ヨーロッパ北部
                    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 15:37:37.98 ID:ozei+/cx0
2ゲト
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 15:38:27.60 ID:9VPK7As80
ksk
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 15:40:48.26 ID:ITmGIJmsO
ホムンクルス
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 15:42:15.05 ID:9VPK7As80
>>5
把握
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 15:44:56.21 ID:ITmGIJmsO
小説出来るまでこのスレどーすんだ?
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 15:46:49.59 ID:9VPK7As80
技術やアドバイスやらスレ放棄して全員で>>5のテーマ書くとか
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 15:51:47.21 ID:ITmGIJmsO
>>8
今更だが
ブーン系総合スレでやれば?
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:07:27.67 ID:9VPK7As80
「どうだった?」
拍手の乾いた手打ち音が響くホールの中で背もたれに体重を預けながら、隣に座る彼女に問うた。
少し腰を浮かせて、手すりに体重を移動させ、口元へ耳を持っていき、彼女の出方を待つ。

「………………」

返答は無い。
ややあってたら、彼女の口からゆるゆると漏れる呼吸音に気付き、苦笑か失笑か、どちらとも取れる曖昧な笑いを漏らした。「…寝てるか」
第二幕の内容は、小5の妹には難解だったのかも知れない。
いや、別にそれは第二部や何幕、などの断片的に言える物ではなく、その劇に一環して言えることかも知れないが。
機体といった本人が熟睡など、本末転倒ではないか。
口にまた少し苦笑の色を混ぜて、体重を元の位置にもどしながら瓶の中から生まれたホムンクルスの心情を汲み取ってみる。
――――……常人が及び計れる物ではないなと実感。
そこでふと、違和感を覚える。 カキ、カキ。歯車が合わない。元を辿ろうと、何が可笑しいのか考える。
幕の降りた舞台、以前鳴り止まぬ拍手。何の変哲も無いホール。隣で寝ている妹。――寝ている?
否、寝ていないのかもしれない。呼吸音は寝息そのものだけれど、それでも隣にいる妹は目を開ききっていた。
否、意識が無いのだろうか。纏う雰囲気に、持っているはずの人気と言う物が無い。 ――――――おい。
俺がかけた言葉の向こうを見ているような。そんな彼女が漏らした言葉を、

「――――父様」

俺は聞き逃してしまった。聞き逃してしまいたかったのかも知れない。
ゲーテ作 戯曲『ファウスト』 先刻行われていた部の内容は人工生命ホムンクルス。
照明が落ちる。第三部の始まりを告げる鐘が鳴り響いていた。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:08:26.86 ID:9VPK7As80
お題と作者の意図がまったく噛合ってないなと実感。

>>9
ブーン系ってあくまでブーンが出てなきゃ駄目なのでは?
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:22:06.01 ID:9VPK7As80
>>15 でリベンジ
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:23:21.65 ID:vOEPVzu70
登校風景
学生カップル
初々しさ

をテーマに書いて欲しい
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:23:40.89 ID:vOEPVzu70
ちょwwwwwww予想以上に過疎wwwwwwwww
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:24:05.52 ID:vOEPVzu70
登校風景
学生カップル
初々しさ

をテーマに書いて欲しい
連投マジスマソ
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:25:26.04 ID:9VPK7As80
>>15
把握

もうこのスレには君と俺しかいないんだ。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:27:29.32 ID:vOEPVzu70
人少なくてカナシス(´・ω・`)
まぁゆっくり納得いくまで推敲してくれ
その間の保守は任せろ
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:42:55.09 ID:vOEPVzu70
wktk保守
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 16:57:19.97 ID:vOEPVzu70
ほしゅ
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:13:17.47 ID:vOEPVzu70
ほしゅしゅ
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:30:30.80 ID:fjP8RgQX0
「どした? ツンデレ。何か嬉しそうだお」

家から出てきた私を見て、開口一番、内藤はそういった。
お前が嬉しそうだと、俺も嬉しい。
そう微笑む内藤の顔と声を見聞きしながら、表情を崩さず手にもっていたカバンでそのまま内藤の顔を殴った。
角でクリーンヒット。うん、我ながら今日もイイ調子。平和呆けしたコイツの顔見るとつい遣ってしまいたくなるから不思議だ。
地面にのたうちまわって悶絶する内藤に短くおはようと返す。そのまま玄関を閉めて、調子を整えるように息をついた。
その際投げられた道行く生徒の相変わらずな視線もスルー。思い返せばそれらももう慣れたもの。

「そんなことないわよ。ああ、でもまぁ――うん、ちょっとね」
所々言い渋って、だけど目一杯の笑顔を内藤に向けた。

何でだと思う? 

疑問文を疑問文で返してみたりする。次に内藤がした不思議そうな顔を見て、浮かべた笑顔に少しだけ苦笑いの色を混ぜた。
「わかんない」
半ば即答気味の返答に、更に苦笑いを深めて見たりして。
その顔を崩さずに、内藤の腕時計に手を伸ばした。其処に書かれた月日。
「?」
やっぱりわかんない。とでも言うように、頭の上に疑問符を浮かべた内藤に、
まあ解らないならそれでいいわよと、短く返し、
ますます、と言った感じに眉を顰める内藤に、早く行かなきゃ遅れるわよ。と言葉を掛けて駆け出した。

2月29日。
4年に1回、ささやかだけれど確実に特別な日。


ほら、アンタと会える日が、今日1日だけ、長くなった。

22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:31:15.59 ID:fjP8RgQX0
>>15
初々しいってこうですか? 分かりません!
恋愛物は書きやすい。ID変わってるけど1です。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:37:09.83 ID:vOEPVzu70
(*´A`)
初々しさ発揮はないけどこういう馬鹿ップルはそれはそれでGJwwwwwwww
俺はアンタの書くものみたいな文体好きだおw
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:43:52.14 ID:fjP8RgQX0
>>23
べ、別にあんたに喜んでもらうために書いたんじゃないんだからっ…!


>>25でリベンジ
あ、夕日が綺麗……
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:46:16.55 ID:vOEPVzu70
屋上
夕日をバックに
告白シーン
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:47:18.94 ID:+B796u2j0
今北把握

私も是非参加したい
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:47:20.57 ID:fjP8RgQX0
>>25
はあーく。いってきます
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:49:25.66 ID:vOEPVzu70
>>26
参加者ktkrwwwwwwwww
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:49:52.11 ID:BjqDk30Z0
じゃあ>>26には
屋上で夕日をバックに告白した男女が
そこから立ち去りそれぞれが物を思うシーンを頼もうか。
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:53:12.73 ID:vOEPVzu70
>>29
うほwwwwwwwwサイドストーリーwwwwwwwwwww
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:55:48.38 ID:+B796u2j0
>>29やってみた


君の言葉を聴いた
ぬくもりが心の中に溜まっていく

君は今何を思う?
何思いながら家路を急ぐ?

泣きたいの?喜びたいの?
それとも・・・
抱きしめてほしかったのかな

僕は独り 甘い匂いのする街角で
コーヒーをすすりながら ぼうっと考えている

「僕は君に・・・何をしてあげられるんだろう?」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 17:57:02.34 ID:7X2Uh0KN0
やあ
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:00:20.05 ID:7X2Uh0KN0
>>31
そのまま歌にできそうだね
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:00:37.64 ID:STOIfNto0
今北産業
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:02:56.70 ID:vOEPVzu70
>>34
安価
で題材決めて
小説書く

36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:03:03.91 ID:fjP8RgQX0
>>34
書き手過疎
見る人過疎
兎に角過疎
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:03:44.98 ID:vOEPVzu70
>>31
小説ってよりは詩っぽいな
でも中々のクオリティだお、GJ
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:04:08.08 ID:fQO6QAoS0
OK俺が優しく見守ってやるぜ
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:04:37.57 ID:+B796u2j0
>>37
小説っぽくしたつもりだけどなぁ
不慣れなんだ、スマナイ ありがと

んじゃ次は>>42
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:05:20.33 ID:fQO6QAoS0
ksk
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:05:48.79 ID:fjP8RgQX0
ksk
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:05:54.04 ID:BjqDk30Z0
告白された女の、午後七時二十七分。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:06:24.54 ID:7X2Uh0KN0
バスケやろうぜ!
みたいなの
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:06:56.28 ID:o3TVdBMY0
オレも仲間に入れてクデ、書くほうで
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:07:09.11 ID:fQO6QAoS0
>>44
安価!
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:08:25.62 ID:o3TVdBMY0
あげ
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:10:40.58 ID:+B796u2j0
>>42これはまた微妙な時刻
かいてくる
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:11:15.67 ID:BjqDk30Z0
小説読むなら、一人称と三人称どっちのが読みやすい?
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:15:20.49 ID:+B796u2j0
>>42「告白された女の、午後七時二十七分。」


まだ・・・君は私の事を思っているのかしら

私は君が・・・好きなのかもしれないけど
月を隠す雲のせいで 私の思いも閉ざされてしまっているの

明るい 幸せな夜が 君にも来ますように。
暗い間は一緒に、手をつないで話そうね

好きでは・・・ないのかもしれないけど・・・
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:16:34.05 ID:fjP8RgQX0
>>48
書き手側として書きやすいのは三人称。読み手として読みやすいのであれば一人称。
ただしその一人称でも5Wをきちんと書いてなかったら把握しにくいってデメリットもあるお。

一人称でも三人称でも、TPO使い分ける必要があるから、場面によって変える方が賢い遣りかただとは思うお。
あと視点を切り替えるのは(一人称→三人称)タブーだから(と言うかこんがらがる)
それだけ注意してもらえば、特に人称や視点での大差はないと思うお。個人の好きなようにするのが一番。

うはwwwww何かいっちょまえに講釈たれてすまそwww
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:16:44.42 ID:vOEPVzu70
>>48
個人的には三人称を推したいけど書きやすい方でいいんじゃまいかと
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:18:12.85 ID:+B796u2j0
>>50-51
一人称と二人称ばかり書く私は逝ってよしでしょうか



>>49は カオス意識して やってみた

うそです まとまらなかっただけです ぶたないでぶたないで
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:18:27.92 ID:STOIfNto0
>>35>>36
ありがd
書き手過疎なら俺も参加したいと思う
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:20:11.02 ID:BjqDk30Z0
ありがとう。俺も書く側で参加するわ。
なんかみんな一人称っぽいから、俺も一人称フォーマットで。

>>53
アンカを飛ばせい!

せっかくだから、俺は>>58を書くぜ!
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:21:12.09 ID:STOIfNto0
>>54
おk


んじゃ、>>59
よろしく
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:21:29.28 ID:+B796u2j0
そんじゃ私は>>60

詩っぽいと感じるのはエロイ人だけです
ギャー
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:22:19.83 ID:vOEPVzu70
うはwwwwwww参加者一気に増えたwwwwww
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:23:34.82 ID:fQO6QAoS0
猫がねこむ
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:23:48.88 ID:+B796u2j0
あなたを愛しすぎてたまらないの
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:24:08.67 ID:fjP8RgQX0
>>57
最初らへんからいる人間としては嬉しい限りだよなっwwww


お題 つ【距離感】
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:24:40.96 ID:+B796u2j0
>>60おk、書く。
増えるのは嬉しいな!
漏れは3人目にきた香具師だ
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:25:02.10 ID:vOEPVzu70
主人公部活帰り
一人で歩いてると幼馴染(恋愛感情アリ)登場
ヒロインはツンデレ気味
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:25:04.87 ID:BjqDk30Z0
>>58-60
お前らあとで覚えてろよ。
貴様ら安価出したら、俺は絶対「高見盛」でスナイプする。
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:25:05.61 ID:STOIfNto0
>>59
おk 把握
しかし難しいのが来たな・・・
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:26:13.60 ID:vOEPVzu70
おー、放置してるとお題遅くなるくらいに増えたかww
やっぱ人増えると嬉しいおw
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:26:34.67 ID:NK149dGd0
過疎k
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:28:30.51 ID:+B796u2j0
>>60「距離感」

君と二人で座る
お互いの体が触れる
暖かい体温
それが僕らをつなぐもの

ほら、近くに寄っておいで
ひざの上に座ってみようか
軽く腕を絡め 楽しく口付けよう

もっと近くに距離感を感じたい
僕も、君も、望んでいることだろう?
冷たくならないように お互い温めあうんだ



>>63
ええ、どうぞ。


>>70
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:30:20.33 ID:fQO6QAoS0
高見盛
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:30:28.50 ID:vOEPVzu70
ksk
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:30:42.46 ID:BjqDk30Z0
高見盛
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:31:25.74 ID:aC9vcHIN0
今北
面白そうだから俺も書く。

>>75
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:33:04.86 ID:fjP8RgQX0
うはーwww加速装置
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:33:57.91 ID:vOEPVzu70
盛 り 上 が っ て ま い り ま し た
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:34:02.05 ID:+B796u2j0
>>70「高見盛」


はっけよーい のこったのこったのこった
のこったらったらったらったらったたた!!!

寄りきりでぇ
たかみもーーーりーーーーーのーーーかちぃーーーー

ワー
     −−==≡◆))
 ⊂彡


ごめんなさい、ギャグです。
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:34:20.35 ID:fQO6QAoS0
河童ときゅうり
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:34:37.72 ID:vOEPVzu70
主人公部活帰り
一人で歩いてると幼馴染(恋愛感情アリ)登場
ヒロインはツンデレ気味
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:34:54.02 ID:vOEPVzu70
…俺必死乙orz
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:35:02.04 ID:zaaovIKf0
俺は、テレビを見ていた。
高見盛・・・、俺はせいぜい「相撲をやっている人」という事ぐらいしか知らない。
不意に横から声がする。

「にぃに!一緒にお風呂入ろ!」

ああ、と短く答えて立ち上がる。
俺の後ろをぴょこぴょことついてくる彼女もどう見ても高見盛だ。
何故なら彼女も特別な存在だからです。
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:36:56.27 ID:+B796u2j0
安価
>>83

変なのだったらギャグで済ませてやる
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:39:52.66 ID:vOEPVzu70
ksk
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:40:11.63 ID:BjqDk30Z0
>>58

 硬い石塀の上で、私は眠っている。
 日は高く空は青く、そよと吹く風が私の髭を揺らしている。
 枯葉の欠片が耳をくすぐり、私の意思とは関係なしに振動する。
 ふと、影が日を遮る。目を開けば、何か大きなものが私の頭を包もうとしている。
 人の手だ。
 私は野良だ。常ならこの手を刻み、噛み付き、走り出していただろう。
 しかし今はそれもできない。
 人の手はひとしきり私の頭をまさぐり、去る。
 私は今、病に殺されようとしている。人の手によって殺されたところで、
程なく私の呼吸が止まることに変わりはない。
 何もかもが億劫だ。
 全くままならない自らの体が疎ましくもあるが、暖かな日の中で眠ることができるのは
他の野良に比べて幸せな死に様かもしれない。
 大きな眠気が私の眉間を撫でる。
 私は、一つ大きく溜め息をつくのだ。
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:42:47.95 ID:BjqDk30Z0
トス!
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:43:03.42 ID:BjqDk30Z0
主人公部活帰り
一人で歩いてると幼馴染(恋愛感情アリ)登場
ヒロインはツンデレ気味

察するに得意分野だろ?
いったれや!
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:43:36.20 ID:vOEPVzu70
うはwwwwwww
>>83dクスwwwwwwwwwww
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:45:28.24 ID:fjP8RgQX0
世界とはこんなにも赤く。青春とはこんなにも青いものだったのだろうか。
立ち入り禁止の張り紙も無視して、学校の屋上をうろちょろする男子が一人。
「愛してる! …え、あ…、なんっか違うんだよな。ツン、俺はお前が好きだ! いや……之だとストレートすぎやしないか?」
いやでも男なら…… と、堂堂巡り状態の思考回路。さっきから同じような場所を行ったり来たり。
カシャンと、フェンスに頭を預けた。怒涛のように押し寄せていた思考回路が少しづつだが停滞し始める。
あー、とかうー、とか。其処らへんに転がっているような言葉を吐き出しつつ、相手が来るのを待つ午後4時35分。
グラウンドを見下ろせば、サッカー部がランニングしている姿が見れた。
その掛け声と、隣の校舎で練習する吹奏楽部の、音のずれたトランペットの音が、夕日に照らされる屋上に何処か遠くのほうで響く。
おーえすおーえす。ぷおおぉぉーん。ぷおぉーん。おーえすっ。

「好きだ! やっぱこれかなぁ……」

終わりが見えないとも思えた隘路に一筋の光が見えた。よしっ! と膝を叩いて、ついでに頬も叩いて、目を静かに閉じて、深呼吸。
「何してんの?」
「………………」
ぎゃーとかきゃー、とか、そういう類のことを言うべきなんだろうけど、もう唐突なくらいの背後からの声に、完全に思考が止まった。
おーえすおーえす。ぷおおぉぉーん。おーえすぷおぉーん。
出鼻を素敵に挫かれたと言うか、もうなんて言うか俺らしくてアホらしくて涙が出ちゃう だって初めての告白だもんとか、
声の主を確認するような真似はしない。というか、もう解ってるから。振り返らずとも、解るから。
空笑いが漏れていた。ムードも毛もあったもんじゃないとはこの事だろうかド畜生。

「一人でぶつぶつぶつぶつ。大丈夫?」

ハア、と。相手がため息をつく音がする。
「――あの、さ」
ぽつりともらす言葉が、遠くで響く日常の音を、かき消すように響いた。
「な、何よ」
少しだけ緊張したような相手の声が、赤い世界に響いて、時間を削り取って行く。
「さっきの言葉、聞こえてた?」「もうばっちり」
って言うか、最初っからいたわよ。即帰ってきた終了の意を持つ返答と、(社会的に)さようならの言葉に、嗚呼終わったなと実感。
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:45:51.70 ID:fQO6QAoS0
>>81
続き気になる感じだね
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:46:06.00 ID:fjP8RgQX0
それでも

諦めるような真似は、まだ出来なくて。やっぱ自分もガキなんだなと思う。往生際が悪いなとは思うけれど―― 
一抹の可能性に、掛けてみたくて。まだ、終わってない。ってことを、信じたくて。

「……へ、返答のほうは?」
「私に言わせる気?」
「……俺はツンの口から聞きたい」
はっきり、一言一言、言葉の中にある思いを、伝えるように。
何秒か何分か何時間か。いや、時間って言うのは適切な表現ではないのだろうけど、俺にしてみればそえとも思える時間経過。
そうした後に、また彼女がため息をついて、ぽつりと。零れたような言葉で一言「OKよ」
「…へッ?」
「二度も言わせるような無粋な真似させない」
「……ッ……あ゛ー! もうッ!」
立ち上がって、抱きしめた。
「な、俺の歯変じゃないか?」
「何でよ?」
「む……いや、さっきから歯の浮くような台詞ばっか喋ってたから……大丈夫かなと」
「全然変じゃないから安心しなさい。どっちかって言うと可笑しいのはアンタの頭よ」

それでも――――クスクスと。ツンデレが愉しげに笑う声がする。つられて俺も笑った。
俺たちらしい、恋人としての始まりであり、友達としての終わりだったと思う。


空は以前変わらぬ赤に染め上げられている。

88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:46:23.35 ID:+B796u2j0
>>83
・・・得意なのかね・・・ワカラナス
やってみる
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:47:02.09 ID:fjP8RgQX0
>>87
お題 >>25
うはーwww見事にグダグダやーwwwww
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:49:45.04 ID:vOEPVzu70
>>ID:fjP8RgQX0
俺はおまいのクオリティが大好きだ
91彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 18:51:02.41 ID:ZH9Gz1r90
シロート小説書きの俺がきましたよ
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:51:37.36 ID:BjqDk30Z0
>>86
サントス。
小説書いて、これ以上の褒め言葉はねえ。

>>89
そのパッションがナイスすぎ。勢いがあって、俺は好きだなあ。
ただ、もうちょい主人公のキャラクターを一貫させた方がいいかも。

で、安価は?
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:52:55.92 ID:+B796u2j0
疲れた体を引きずって
家に帰る途中

「ねえ、今、帰り?」

と声をかけてきたお前・・・
急に火照ってくる俺の頬。

「なっ、何・・・私何か言った?」

気づかないお前の態度・・・
お前は俺の欲望を奮い立たせる気か!

「せっかく声かけてあげたのに」
「そ・・・それは・・・」

お前のせいで、疲れが増してきたよ
それでも気持ちはおさまらないんだから困る

「そんなんじゃもう遊んであげないよ?」
「そっ、それは嫌だ!」

とっさに叫んじゃったよ・・・

「・・・素直になりなさいよね!」

そう言うと俺の肩に手を置いて、
一緒に途中まで帰ったんだ。
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:53:27.27 ID:fjP8RgQX0
俺次の安価書き終わったら結婚するんだ……
じゃあ安価>>96
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:53:56.42 ID:+B796u2j0
>>93>>83のね

>>85>>87
惚れていい?
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:54:33.58 ID:fQO6QAoS0
結婚式場で嫁を取られた男のその後
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:55:14.31 ID:NK149dGd0
>>89
いや良かったよ、風景が自然と頭の中に入ってきた
でも「ツン」ってなんかブーンを思い出すからマヌケっぽい印象を受ける
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:56:27.72 ID:+B796u2j0
>>101

100は踏む
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:57:18.54 ID:BjqDk30Z0
じゃあもういっちょトス!
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:57:33.55 ID:+B796u2j0
100
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:57:54.16 ID:zaaovIKf0
逃げ出した男、そして・・・
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:58:13.16 ID:BjqDk30Z0
>>101
このスナイパーめ・・・!
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:58:17.90 ID:+B796u2j0
>>101
なんかいいな
シャッター下ろしてきたら書いてくる
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:59:20.01 ID:vOEPVzu70
ksk
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:59:42.16 ID:zaaovIKf0
人いないから安価とるの楽だなwwww
暇だから誰かの安価頂いて書くか。
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 18:59:54.06 ID:9ltC0Hwx0
HPを宣伝させてくれ

http://dendou.jp/index.php?i=2177155261
アクセスランキングだよ、ぽちっとお願い♪
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:00:37.20 ID:BjqDk30Z0
>>105
逃げられた女、そして・・・
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:05:04.86 ID:+B796u2j0
「お前を・・・食べたい」
そういい残して出て行った男・・・
どこにいるのか 分からないのだけど

いつもあなたが見ているようで
いつもあなたに抱かれているようで
でも不安なんだよ

男はその時
ホステスを抱いていた
その女と同じ名前の奴を指名して。



だ、だめだ、妄想が
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:05:40.78 ID:vOEPVzu70
これだけ書く側が増えてくると見るだけの自分が肩身狭い気がしてきた…(´・ω・`)
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:06:24.22 ID:BjqDk30Z0
>>109
書き手は潤ってるからなあ。
俺も暫く読む側になるよ。
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:06:30.62 ID:vOEPVzu70
>>108
美味しく頂きました
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:07:47.14 ID:BjqDk30Z0
>>108
なんか色々想像させられる文章だなあ。
何もかも意味深だ!
113彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 19:09:17.12 ID:ZH9Gz1r90
おまえら、よかったらこれ読んでくれ
短編集
http://neetsha.com/inside/main.php?id=470

一番短い奴をひとつ――

 俺の目の前には一冊の辞書がある。
 中坊の頃から使っている広辞苑だ。
 この辞書で一体いくつの言葉をひもといたのか、とても数えられない。
 ……それでもこの辞書には、まだ俺が開いたことのない頁が無数にある。

 一冊の辞書のなかで、実際に開く頁は一割にも満たないんだろう。
 俺がその一割をひもとくために、残りの九割は存在している。
 俺の一割と、他の誰かの一割は違う。
 だから辞書は厚いのだ。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:09:24.48 ID:IA6pQZvY0
今北だけどなんか書けばいいの?
1151/3:2006/03/26(日) 19:09:27.52 ID:STOIfNto0
猫は笑わないらしい。いや、猫だけではなく人間以外の全ての動物は笑わないと言う。
笑えないことは、哀しい事かもしれない。気持ちを直接的に表現できないのだから……
「それで、いつまで猫の相手をしてるのかな?」
退屈そうな彼女の声。
「できれば……いつまでも」
おずおずとそんなことを言ったら、間髪いれずに殴られた。
僕は今彼女の家にいる。お互いに色々と忙しいからこんな風にくつろげる日はあまりない。
でも、僕は彼女のほうを向いてない。僕が一心にその頭を撫で、にやつく相手は
「……タマ」
猫、だ。
彼女は猫を飼っている。タマという、なんとも古風な名前の三毛猫だ。
僕は猫が好きだ。だけど、僕の住むマンションではペットの飼育が禁止されている。つまり今の僕は目の前に生肉をちらつかされたライオンのようなものである。食いつかないわけがない。
彼女には悪いと思う。けど、どうしても猫から目を話すことが出来ない。それほどに……可愛い。
色々と猫の顔をいじってみる。頬を伸ばしてみたり、垂れ目にしてみたり……どうしよう、飽きそうにない。
一心不乱に猫と遊んでいる僕。その後ろでテレビを見ながら欠伸をする彼女。この構図がもう、30分ほど続いている。
「ねぇ、暇だよ」
「んー、もう少しだけ」
そんなやり取りももう3回目。でも、ついに彼女が行動を起こした
「もうやーだ、待つのやーだー」
……何をするのかと思えば、絵に描いたような駄々っ子のまねを始めたようだ。少しだけ振り返ってみてみると、彼女は両手両足をばたつかせて、首を左右にぶんぶん振っている。これもこれで可愛い。でも、僕は猫の誘惑に負ける……負けている。僕が振り返ろうとしたとき
「にゃー!」
……にゃあ?
一瞬思考回路が停止した僕の背中に彼女が両手を広げて襲い掛かった。
そして、ぼふっと
彼女が背中にしがみつく。
「うわっとっと」
危うく前のめりに倒れそうになった。僕が突然飛び掛ってきたとでも思ったのだろうか、タマは僕の手から離れて別の部屋に行ってしまった。
1162/3:2006/03/26(日) 19:09:54.92 ID:STOIfNto0
「……よし、成功」
とかなんとか、彼女が言ってる。僕は当然、ちょっとだけ不機嫌。
「何が成功なんだよ、ほら、離して」
「やだ」
「なんで」
「また行っちゃいそうだもん、タマのところに」
口を尖らせる彼女。僕はため息。
「行かないって。それにこの恰好、結構苦しいんだ。一度離れて」
更に体重をかけてのしかかってくる彼女をなんとか引き離して、一安心。さて、タマはどこに……
「あーあ、せっかくうちに来てくれたと思ったら、ずっとタマと遊んでるんだもん」
行ったかな・・・台所かな?
「タマ、誰かにあげちゃおうかなぁ」
お風呂かな……って
「おい!」
「なに?」
「何物騒なこと言ってるんだよ。タマをあげちゃうなんてもったいない」
「むぅぅ……だって……」
しゅんと、少しだけ縮む彼女。いつも元気なだけに、こういう姿は見る機会がないな……
「だって……うらやましいもん、タマが」
「うらやましいって……猫だよ?猫。ね、こ」
「わかってるー」
「……嫉妬してたりするの?」
「そ、そういうわけでもないけど、さ……」
「そうだよな、まさかそんなお話のような嫉妬の仕方、しないよ」
ぼふっ
今度は飛びかかってきた音じゃない。クッションが飛んできた音だ。おかげで僕の言葉が途切れてしまった。
「何」
「お話みたいってね……じゃ、じゃあね」
彼女の頬が薄紅色に照る。そして、四つん這いで座り込んでいる僕の腕を掴む。そして僕を見上げた……怒ってるし。
「お話みたいな言葉、言ってあげようか?」
1173/3:2006/03/26(日) 19:10:28.81 ID:STOIfNto0
「え……どんなの?」
一瞬、僕から目をそらす彼女。次に目を合わせたとき。僕は彼女の表情の変化に驚いた。少し目を細めて、悲しげな表情をする。でも、相変わらず頬は少し赤い。
「……あ、あ」
時間とともに彼女の赤色が濃くなっていく
「あなたのことが……」
最高潮になってる……あれ、僕も少し頬が……
「……愛しすぎてたまらないの」

数十秒ぐらい、テレビの音だけが部屋を支配する無音の空間になった。
……多分、多分だけど、僕は今、真っ赤だ。彼女も未だ真っ赤だ。
「……ええと」
状況を打破しようと試みる。でも、でてくるのは「えー」だの「あー」だの、言葉にならない言葉だけ……仕方ない
「うん、ごめん。その……」
やっぱり、言葉が出てこない。仕方ないから彼女を抱きしめた。ちょっと強すぎるぐらいに。
気持ちを上手く伝えられない……猫か、僕は。
彼女が相変わらずの赤色のままで見上げてきた。そんな彼女に……とりあえず、笑ってみることにした。猫には出来ない、人間だけの気持ちの伝え方だ。この伝え方が正解なのかよくわからない。でも、彼女も笑い返してくれたから、多分正解なのだろう。
いつの間にか、タマが僕の視線の先を歩いていた。でも、今は……今からは……

彼女の誘惑に負けそうだ。
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:11:17.58 ID:STOIfNto0
今更ながら>>59のお題を消化

どうみても駄文です 本当にありg(ry
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:11:18.74 ID:+B796u2j0
>>111
うははウマウマありがとん
>>112
カオスですから
>>115-117
お、おお、かわいいな
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:11:32.88 ID:BjqDk30Z0
>>114
勇者よ。
まずは安価を飛ばし、それをテーマに書くがよかろう。
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:12:04.09 ID:vOEPVzu70
>>113
あやかじゃないのか、と言ってみる
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:12:04.61 ID:+B796u2j0
>>118
よかったおー、ありがとう
自分が書きたいようなお題をぶつけてみたけど
健全な愛っていいですね!ムハムハ
モレキモス

次、>>125
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:12:16.35 ID:uttaAcDU0
http://up2.viploader.net/mini/src/viploader21325.txt
俺も書いてみた 読んでくれ
124彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 19:12:19.83 ID:ZH9Gz1r90
>>121
あ、お前もそう思う?
俺も彩夏は「あやか」派
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:12:59.59 ID:IA6pQZvY0
カニバニズム
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:13:18.19 ID:+B796u2j0
>>124
あやか か あやな
じゃないかね?

>>125
kwsk説明してくれ
127彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 19:14:42.30 ID:ZH9Gz1r90
そんでな、新都社には「励ましのお便り」ってシステムがあるから
何か感想とか書いてもらえると嬉しいね
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:14:52.50 ID:IA6pQZvY0
>>120
ちょww、>>115-117見ちゃったらそんな事できなくなっちゃった
>>126
カニバリズム(Cannibalism)とは、人間の肉を食べること、あるいは宗教儀礼としてのそのような習慣をいう。食人または人肉嗜食ともいう。

wikipediaより
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:14:58.78 ID:STOIfNto0
読んでくれた人ありがd
まだまだ精進が足りんね 俺
よしゃ、リベンジしよう

>>131
よろしく
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:15:05.01 ID:vOEPVzu70
>>115-117
彼女の誘惑に負けた後が気になr(ry
131彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 19:15:51.81 ID:ZH9Gz1r90
彩夏ってなんてよむ
132逃げられた女、そして・・・:2006/03/26(日) 19:16:02.90 ID:zaaovIKf0
「───」
よくは聞こえなかった。彼女は聞こうとしていなかったのかもしれない。
彼女は彼の姿を捉える事ができずに、その場に泣き伏しただけ。

時計の針が時を刻む・・・

何を思ったか、彼女は部屋を飛び出す。
海が、広がっていた。相変わらず青い。綺麗な光景だ。
そして、彼女はその青さに身を投じるのであった。
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:16:07.03 ID:+B796u2j0
>>128
うおお、グロか
・・・よしやったるでよ

奇形ベスみたいだなぁおい

安価なら
「あたしを食べて」
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:16:19.34 ID:fjP8RgQX0
>>96
幸せなりなよとは言わないよ。地獄に落ちろとは言えないよ。
ただ君のその神経の太さを疑う真似ぐらいしか僕には出来ないよ。

人生最悪の日だとは言わなかったよ。君と結婚できなくて残念だったとは言えなかったよ。
ただ君を失った欠落感を感じるしか僕には出来なくて。

嗚呼なんて言うかもう頭の中こんがらがって気が狂いそうだよね
嗚呼なんて言うかもう全て投げ出して逃げちゃえばどんなに楽だろうね

僕の手には五寸釘と藁人形。
僕の手には青酸カリに程よいロープ。


選ぶのなら、どっち。


もうなんて言うか、微妙だ。
次安価、>>135
安価踏んでたら つ 【哲学三原則】
135ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 19:17:27.36 ID:Xn2OlzqG0
悪と戦う男
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:18:08.05 ID:STOIfNto0
>>130
そのあたりは各自で脳n(ry
>>131
把握
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:18:29.41 ID:+B796u2j0
>>125


見えるのは屍の山
血なんて見飽きた 死ぬほど、見飽きた。
ああ・・・俺もこの中にまじることになるのか

そう思うと 興味が沸いて来ると同時に
その屍たちに愛着さえ感じてしまった

そっと手を伸ばすと答えてくれそうな
その口の肉を

口に含んでみた
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:18:49.92 ID:W/iXYjAk0
ジョジョの奇妙な冒険
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:21:44.95 ID:+B796u2j0
か、過疎


とりあえず安価
>>142
140彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 19:22:23.43 ID:ZH9Gz1r90
「彩夏をなんとよむのか」
これをテーマに書いてもらおうかw
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:22:50.38 ID:STOIfNto0
>>137
そういうの好きです
142彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 19:23:25.29 ID:ZH9Gz1r90
「彩夏をなんとよむのか」
これをテーマに書いてもらおうかw
143ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 19:23:27.88 ID:Xn2OlzqG0
明るい学園生活
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:23:59.52 ID:aC9vcHIN0
>>75河童ときゅうり

姉は突然、僕に無理難題を押しつける。
その日も、突然の事だった。

サザエさんを見ながらコーヒーを飲んでいた姉が、僕の方を向いている。
やたらニヤニヤとしている彼女を見て、僕は嫌な予感がした。
こういう時は、何かと同じで目を合わせない方が良い。
15年一緒に暮らしていることによって育まれた勘はそう告げていた。

だが、それも無駄な抵抗だった。

後ろを向いて、マンガを読み始めた僕の背中に、それは投げつけられたのだった。
「河童巻きが食べたい」
「ハァ? 」
意外な物だったという感情と、意味がわからないという感情と、拒絶の意志を込めた嘆息を口から出す。
彼女はそんな事は意に介せず僕の頭をがっしと掴み、無理矢理自分の顔と向き合わせるようにして、
再度、同じ言葉を繰り返した。
「河童巻きが食べたいなぁー」
「キュウリでも切って、自分で作ればいいじゃんか」
「あんた、私が料理が下手なのは知ってるよね?」
「うん、包丁で小指を詰めそうになったくらい、どうしようもない不器用だってのは知ってるよ」
「いいから作れ。このウスノロ」

恐喝された僕は素直に立ち上がり、台所へと歩みを進めることにした。
薄汚れた台所は今の僕の心には妙に合うような気がする。
まずは材料をさがす。キュウリは冷蔵庫の隅に一欠片だけ残っていた。
冷えた飯も見つかった。酢は探すのに手間取ったが、調味料の山に埋もれているところを発見した。
在ることに気づく。海苔が、無かった。
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:24:31.02 ID:aC9vcHIN0
「買ってきなさい」
「海苔が無くても美味しいと思うんだけど」
「美味しいと思うのは世界であんただけだと思うから、さっさと買ってきなさい」
「いや、でも食べて見なきゃわからな」

瞬間、空気が凍った気がした。凍てつく波動の震源地は彼女だ。
笑いながら、彼女は僕を見た。それだけの行動なのに、彼女に逆らう意志を僕は完全にうち砕かれた。

「はい、買ってきます。お姉さま」
「わかれば宜しい」

「海苔、買ってきました。お姉さま」
「宜しい、早めに取りかかるように」

「随分、時間懸かるのねー。早く作りなさいよ。腹減ってんだからさ」
催促の声がかかる。自分で作ってみろ!と怒鳴り散らしたくなるが、止めておく。
この前、綺麗に河童巻き(プロレス技の方だ)を決められた経験から来る恐怖が、自制心の支えとなる。
酢飯を造り、巻きすを取り出す。
良くもまぁ、こんな物がわが家に在ったものだと、感心して作業に移す。
巻きすの上に海苔を敷き、ご飯を乗せ、最後に乗せたキュウリが彩りを添える。
丁寧に巻いて、出来上がった。見かけだけなら、一流店の物と変わらないはずだ。多分。
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:24:50.33 ID:aC9vcHIN0
「デキタヨー」
精神は圧迫され、僕の言葉は片言となっていた。
「30分も待たせて・・・河童巻き作るのにどれだけ時間懸かってるのよ」
「ノリガナカッタカラ、カイモノニイッタジカンガ、ハンブンデスヨー」
「それじゃ、いっただっきまーす」
僕の訴えはあっさりと流され、彼女は口に河童巻きを放り込む。
「うん、美味しい!」
微笑んで、一言。

笑えば、普通に可愛いのに。
「ん?あんたも食べたいの?」
僕の心中の思いは届かず、姉は僕が作った河童巻きを勧めるのだった。
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:25:10.80 ID:+B796u2j0
おk
>>142


君の名前、彩夏という、すばらしい名前。
鮮やかに、華やかに 夏を彩る君なんだろうね

読み方よりも 君自信が 大切なのさ



結論:好きなように嫁
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:25:51.97 ID:vOEPVzu70
>>123

そういう狂気の世界書けるのは素直に感動した
純粋に人を求めるってそんな気持ちなのかもねー
感想をキチンとした文章に出来ない自分がもどかしいorz



何かダーク方面に傾いてきたな
いや、こういうのも嫌いじゃないから全然問題はないんだが
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:26:15.21 ID:/Y1vklwD0
ミスチルのTomorrow never knowsっぽいやつ
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:26:46.56 ID:gDsmJYAC0
(´・ω・`) やあ
君たちは残念なことにこのスレを開いた時点で呪いがかかっている。
君たちには一生セックスもオナニーもできない。
しかも外にも出れないし、死ぬときは苦しみながら死ぬ。
他にも呪いの効力はあるんだが書き切れない。
しかし君たちは運がいい。



http://game10.2ch.net/test/read.cgi/goveract/1135656045/
↑このスレに


「糞 ス レ 糸冬 了」

と書き込んでくれ。
そうすると君たちの呪いは私に移る。私が君たちのために体を張ろうと言うのだ。
では、健闘を祈る。
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:26:48.51 ID:+B796u2j0
安価

>>155
もし誰かの安価踏んじゃったら
「どうでもいいですよ」
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:27:43.66 ID:zaaovIKf0
ksk
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:27:54.36 ID:vOEPVzu70
ksk
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:28:09.03 ID:vOEPVzu70
ksk
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:28:47.77 ID:zaaovIKf0
屋上からのI can fry
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:28:50.36 ID:vOEPVzu70
公園
夕暮れ時
キス
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:29:16.08 ID:9VPK7As80
>>135
昨日のスレでは偉いお世話になりました。
寝るまで保守は任せろと言った割には10分もせずに寝落ちした田中さんwww
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:32:22.03 ID:+B796u2j0
>>155
お、おk


さあ、一番高いところにきた・・・
風もきもちいい、背中を押してくれるよ

目の上に広がるのはきれいな青空なのに
すぐ下を見下ろせば歪んだ世界が広がるんだ
俺の方が高いところにいるからか、なぜだか優位に立っているようだ
最期に、希望の芽がすこし育ってくれたのだろう

鏡みたいに輝く空 汚い世界を映し出しているように
こちらへおいで、と雲が手招きする

ただ俺は、汚い世界に身を放り込むしかできないようなんだ・・・
飛んでみたいな、清々しく、煌く世界に
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:37:05.40 ID:9VPK7As80
帰宅ほしゅゆ。
安価ー >>160
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:38:01.56 ID:STOIfNto0
幸せは歩いてこない
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:38:11.38 ID:+B796u2j0
そんじゃあたしも安価
>>165
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:38:13.14 ID:NK149dGd0
合宿
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:38:56.88 ID:vOEPVzu70
ksk
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:39:24.77 ID:9VPK7As80
ksk
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:39:24.71 ID:m6JA60za0
彩夏。何の前置きもなく俺の机にこの字を蛍光ペンで書いたこいつの頭を、とりあえず引っぱたいた。
「まあ聞けよ」なんだよ。
「これ、何て読むと思う?」またくだらんことを。
「あやか」
俺がそういうと、こいつは軽く頷き、それから口を開いた。
「なんでそう思った?」
「なんで、って…お前、これがトムって読むと思うのか」
「そういう極端な話じゃなくってよ。さいか。って読むかも知れない」
「――まあ、そりゃそういう場合もあるだろ」
「だよな」
最後には俺に同意をしているというよりは、自分で納得している感じでうんうん、と言い続けている。
「で」まだこの話題かよ。発展するのか、これ。
「俺は、さいか。だと思うんだ」
「好きにしろよ。マジで」
「だからさー、お前はなんでそう話を膨らまそうとしないかな」
「膨らみようのない話題だからだ」
「例えばだ。入社試験でこの字は、あなたなら何と読みますか? 出てくるのが、この字」
「ねぇよ」
「例えばだよ。例えば」
例えにしてもお粗末にすぎるものに、思わず息を吐いた。
「あやか」
「ほーほー。でも、普通すぎる答えだと落とされるかもしれんぜ?」
「さいか、なら受かるとも限らんだろ」
「社会というものは得てして独自性を持つ人材を求めるのだよ」…そうなんですか。
俺が憐れみの目を向けたこいつは、既にあいつのところに向かっていた。
「なーなー。これ、何て読むと思う?」
まさかこいつ全員に聞く気か。そんなことを考えていると、俺の耳に信じられない言葉が飛び込んできた。
「トム」
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:40:07.39 ID:m6JA60za0
横入りな上に安価取りスマソ

つ「イヤホン」
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:40:46.95 ID:+B796u2j0
>>166
おkおk。

ちょっとまったってな
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:41:17.17 ID:vOEPVzu70
>>166
気にしなくておk
それより書き手来てくれて嬉しいお( ^ω^)
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:45:18.31 ID:+B796u2j0
イヤホン
片方ずつ聞いて
いっしょの世界につかるとき

君はどう思うのだろう?
この曲を好きになってくれるかな?

コード、短いから
と言い訳して 少しだけ寄ってみる

なあ、これが、恋ってやつなのか?

心臓が 音楽に合わせて高鳴っていくよ・・・
170ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 19:53:08.69 ID:Xn2OlzqG0
>>157
嘘は言ってないぞ!そんな目で見るな!ごめんなさい!
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:54:39.41 ID:m6JA60za0
ぼくは、イヤホンが好きだ。
音楽が好きなわけではない。イヤホンが好きなのだ。
ヘッドホンのように大音量で低音が響くようなものではなく、小さくて鋭く鼓膜を振動させるイヤホンが好きだ。
スピーカーのように解放的な気分でただただ音楽を垂れ流すようなものでなく、閉鎖的で存在感も薄いイヤホンが好きだ。
幾ら音量をおおきくして聞いていようと、ジャックを外せばそれだけで聞こえなくなってしまうイヤホンが好きだ。
ぼくのような人間にはぴったりの代物だ。
今日もぼくはイヤホンをつける。外界の情報を遮断するために。

ジャックの先には、何もないけれど。
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:54:50.81 ID:IA6pQZvY0
俺も書いてみようかな
安価>>173
1731/3:2006/03/26(日) 19:55:02.88 ID:STOIfNto0
「さぁ、さっさと行けよ!」
「わ、わかったから押すな……」
休み時間の、ほんの些細な出来事

「さて、そこの天才女に問題です」
……こんな声のかけ方しかできないのか、俺は
「……何」
彼女は明らかな嫌悪の表情を向けてくる。気圧されそうになるが……負けない
ここで俺はあらかじめ用意しておいた漢字プリントをもってくる そのプリントの裏に「彩夏」とだけ、書いておいた。それを彼女に見せる。参考書を閉じ、首を傾けてプリントを見る彼女。
次に俺に向けられた表情は、「なにかんがえてるの?」とでも言いたげな、怪訝そうな表情だった。
でも、彼女はその感情をを言葉にしようとしないので、ただ気まずい雰囲気だけが流れた。
「これ、何と読むでしょうか!」
「……」
少し声を張り上げてみたが……やっぱり、反応が鈍い。
「そんなこと聞いて、どうするの?」
「いや、これって結構読めないかなーと思って」
「……」
引っ掛け問題かも、と思ってるのかもしれない。顎に指をあてて、真剣に考えてるように見える。
「あや……か?」
秒針が一回りしたぐらいに、やっと彼女が答えた。
「うん、そうか」
俺は、多分嬉しそうな声で返事していたと思う。実際、嬉しいから
「……ちょっと」
そのまま去ろうとする俺に、彼女が声をかける。振り返って彼女を……頑張って直視する。
「な、なに?」
俺の表情の変化に少し首をかしげて、彼女は口を開いた
「正解は?」
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:55:08.92 ID:aC9vcHIN0
温泉卓球
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:55:36.41 ID:STOIfNto0
ごめんよ・・・orz
安価
つ「消えそうなもの」
1762/3:2006/03/26(日) 19:56:30.23 ID:STOIfNto0
正解
正解か……
「あやか、で正解だよ」
僕はそう答えることにした。案の定、不審そうな彼女の顔
「本当に?と、いうかそれだけのために私に話しかけてきたの?」

仕方ないだろ、罰ゲームだよ

彼女はあまり誰とも喋らない、一人でいつも机に座っている女の子だ。
そんな彼女に陰口を叩く男は多い、俺の周りにも結構いる。そして今日、その中の一人のバカが、彼女を使って遊ぼうと提案してきた。
やることは簡単だ。じゃんけんで負けた奴が彼女と数分話をする。それだけのこと。
そして、俺はじゃんけんで負けた。勝った奴らにはやしたてられたが、正直、俺は負けて嬉しかった。その理由は言わずもがな、彼女のことが少し気になるからである。
とはいっても話題が見つからない。彼女のことを何も知らないし、彼女も俺のことを何も知らないだろう。しかし、こうやって同じクラスで半年以上過ごしたのに自己紹介というのも変だ。だから、俺は適当に漢字を書いて、それを彼女に見せることにしたのだ。

「うん、それだけ」
「そう」
もう少し食いついてくれるかと少しだけ期待したのだが彼女は見事にその期待を破壊してくれた。また参考書に目を向けようと手に取っている。
「あ、ちょっと」
慌てて呼び止めてから、後悔。何も思い浮かばない。話が思い浮かばない。どうした、いつもはムードメーカーであるはずの俺が。
彼女の視線が突き刺さる。後ろから男子の目も突き刺さっている。
どうするんだ、何が言いたいんだ、俺は。
「あ、その」
らしくないどもり方をして、少し声量を落として、彼女だけに聞こえるように
「ありがとう」
とだけ言った。
1773/3:2006/03/26(日) 19:57:27.18 ID:STOIfNto0

数秒の沈黙後、
「は?」
と、彼女から当然の反応が返ってきた。
「いや、なんでもない!」
そう言うと、俺は男子の中に逃げ帰った。一斉にはやしたてる男子の集団。
「コクッたのか?」
「そんなわけないだろ!」
「ってかもうちょいなんか面白いことしろよ、シケるし」
「うるさいな」
……そんな、他愛のない会話を交わしている途中で、一瞬だけ彼女に目を向ける。
いつもどおり、彼女は参考書を読みふけっていた。
……これでいいと思う。少なくとも、弱弱しいながらも接点が出来たのだから。次は、もう少し気兼ねなく話せると思う。
付き合いたいとか、そんなことはまだ考えてない。今は、もっと話せるようになればいいなと、それだけ考えている。



よし、安価消化
>>172
ほんとにごめん…
178ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 19:58:21.45 ID:Xn2OlzqG0
俺もチャレンジングしてみようかな。

>>180
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:59:02.11 ID:IA6pQZvY0
>>175
いや、全然大丈夫です
「消えそうなもの」でチャレンジします
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 19:59:11.35 ID:m6JA60za0
まくら
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:00:50.51 ID:jJ8+lFfj0
「最後の夏祭り」

浮かれ気分の夏祭り
そっと林へお花摘み

知らないおじさん あなただれ?
あぁ・・・・息が出来ない 首が痛い

薄目向こうに屋台の光
響く痛みの暗闇で
私の叫び 届かない

後の祭り 祭の後に
私は人形になりました

足の間に咲く花が
彼岸花に似ています
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:01:51.17 ID:STOIfNto0
>>181
ガクブル
でもこんな雰囲気が好きだ
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:03:10.16 ID:aC9vcHIN0
・・・再度挑戦。
>>185
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:04:23.44 ID:STOIfNto0
ksk
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:04:38.44 ID:BjqDk30Z0
卓球温泉
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:04:41.45 ID:m6JA60za0
ひとさしゆび
187消えそうなもの:2006/03/26(日) 20:09:11.44 ID:IA6pQZvY0
僕の見ているものは他人にはどう見えているのだろう
もしかしたら見えてすらいないかもしれない
僕にしか見えないその景色
でもみんなと違う
僕だけが見れる
僕だけしか見れない
僕だけが感じ取れるそのカンジ
でも僕しか見れない
他の人にとっては無い
もしかすると僕もここにはいないのだろうか
僕は本当にあるのだろうか
それならば
消えてしまってもいいんじゃないのかな
僕は今にも消え絶えてしまうようなものでしかないのかな

虚しい虚しい虚しい虚しい虚しい



たったいま切り裂いたばかりの手首から溢れ出す鮮血を見て思ったんだ
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:09:25.29 ID:STOIfNto0
過疎化?
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:10:14.03 ID:STOIfNto0
>>187
ダーク多いなwww
好きだけどね
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:12:07.80 ID:9VPK7As80
>>160
「幸せ、って。歩いてこないよな」

内藤の唐突な発言に、一寸。私の部屋の中に流れていた空気が止まった。
「は?」
相手の意図が掴めずに、思わず出てきた心情をそのまま吐露した。振り向こうにも、背中合わせの為に首だけしか動かせない。
内藤の表情が見えないから、一体どう言う気持ちで、一体私にどう返答して欲しいのかがよく解らなくて。
もう一度、は? と問うた。
「幸せって、歩いてこないよな」
テープレコーダーかアンタは。コチンと来る。アンタは何が言いたいの、何を言って欲しいの。
「……はぁ」
まあ、こんなのは毎度のことだから、慣れてしまったのだけれどさ。
「ツン。幸せって、「歩いてこないよな。でしょ」
蓄音機みたいに、メトロノームみたいに。
「うん」
生気の無い相槌が内藤から打たれた。心の中で一人打ち拉がれる。
「幸せは歩いてこない。か……」口の中だけで、そう言って。
あ。と、声を漏らした。――そう言うこと? 首の角度を落として、口元に手を持ってきて。くすりと微笑んだ。
そうして二人して、同じようなタイミングで。
「「幸せは歩いてこないよな(よね)」」
もう一度発言する内藤に、当たり前よ。とぶっきらぼうに返して、背中合わせの、彼の背に上体をちょっとだけ預けた。
少しあけた窓から、相変わらずな春の陽気と春先に吹く北風が部屋に舞い込んできている。
アンタ、本当に子供っぽいわね。と、微笑んで。背中越しの内藤の微笑む音を聞き届けて。

――――そうだ。幸せは歩いてなんか来る訳がない。

ココにもう、確かにあるんだから。
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:13:00.89 ID:9VPK7As80
>>190
「幸せはここにある」自覚した瞬間が、本当の幸せなんじゃなかろうか。
次安価ー >>200
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:14:37.17 ID:9VPK7As80
ウハァwwwwまた過疎化ーwwwwwwwww
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:16:01.52 ID:STOIfNto0
>>190
この優しげなふいんき(何故か変換d(ry)がいいと思う
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:18:31.54 ID:1eAC3f7E0
三日前もこれ系のスレ立ってなかった?

自分も書きたいからお題おくれ。
195卓球温泉:2006/03/26(日) 20:20:26.02 ID:aC9vcHIN0
奴の手にはシェイクハンドのラケット。
粘着性のラバーが奴のプレイスタイルを示している。
本番前の肩慣らしのラリーが延々と続く。
静かにカン・・・カン・・・と誰も居ない卓球場に音が響いた。
永遠とも思えるような時間を懸けて、ゆっくりと二人はラリーを続けた。

勝てるか・・・己に問う。
勝てる。内なる己は、そう答えた。

互いのラケットを交換し、確認し、再び交換する。
試合の始まりの前の儀式は終わり、戦いが始まる。
「じゃんけん、ぽん!」
声と共に拳が突き上げられる。
じゃんけんの勝敗の結果、俺は先にサーブを打つことになった。

全神経をピンポン球に集中する。垂直に投げあげ、独特な形をした中国式のペンハンドのラケットをひねる。
粘着性のラバーが回転を生み、ピンポン球は自陣を一回跳ねた後、相手の陣地へと襲いかかった。
「!」
相手の驚愕する顔が目に浮かぶ。
ニヤリと笑った次の瞬間、綺麗に決まったスマッシュが俺の横を通り過ぎていた。

数分後、嘘のようにボロ負けした俺の姿が、そこにはあった。

「聞いてなかったぞ!お前が全国大会に出たなんて話は!」
「言わなかったっけ?・・・ま、良いか。約束通り、温泉の宿泊料、払って貰うわ」
「・・・財布持ってきてない」
「へ?」
「財布持ってきてないんだよ!勝つと頭の中で決め込んでたからさぁ!」
「嘘ッ!・・・この馬鹿・・・・」
「うわ、何をするやめr」
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:20:27.95 ID:STOIfNto0
>>194
一昨日作家になりたいみたいなスレが立ってたな・・・
で、お題安価する?
勝手に出していいなら
つ「羅針盤」
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:21:32.37 ID:1eAC3f7E0
>>196
d。それでいく。
198ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 20:25:25.91 ID:Xn2OlzqG0
>>180
俺はティン・K・ウープ、刑事をやってる。今日はファッキン・部長の御達しで
クソッたれ幼女誘拐の容疑者様・・・いや幼女に失礼か、
幼女様誘拐のクソッたれ容疑者であるミラー・イアンカーを署まで
引っ張ってくるというやる気にもなれねえ仕事をしなけりゃならん。

そう言っている間にミラー宅に到着、ボロいトランザムのドアを体当たりで開け
クソッたれの犯人・・いやまだミラー容疑者か、の玄関をノックするついでに
スイス製の9mmオートマチックのセフティを解除した。

ミラー「なんだ?警察なら弁護士を通してくれないと何もしゃべらないぞ!帰ってくれ!」
うるせえアホ野郎、とっとと中に入れろ。扉を蹴破ってミラー宅に押し入る俺
ミラーの野郎がギャアギャアうるさかったので銃を向けて黙らせる。

部屋を見回すと高級そうな調度類に彩られたこぎれいな部屋でやがる。金持ちめ。
誘拐は地下室と相場が決まっている。地下室は何処だ?おいミラー!地下室は何処だ!
「地下室には誰もいないよ!帰ってくれよ!」

誰も居ない?なぜ人探しとわかった?やっぱりコイツが犯人だ。
ミラーを銃のグリップでぶん殴り手首を後ろで縛ってベッドの上にうつ伏せにさせ
た状態で後頭部にまくらを押し当て9mmを2発撃った。まくらの中身の
羽毛が派手に飛び散ったが気にしない。まくらに羽毛だと?金持ちめ。
やっぱりコイツは悪党だ。 い や 、 悪 党 だ っ た 。
死んだ奴は皆良い奴だってママンが言ってたからな。
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:28:07.06 ID:NK149dGd0
つ 欠陥
200ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 20:32:31.01 ID:Xn2OlzqG0
なんか難しいな小説。みんなスゲーな
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:35:46.70 ID:STOIfNto0
>>198
なんかマッドな感じがいいと思ったよ
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:37:56.26 ID:vOEPVzu70
飯から帰ってきてもまだ200にしかなってないこの遅い流れも好きだ

さて、せっかくだし俺も何か書いてみるとするか
お題 210
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:38:31.20 ID:STOIfNto0
ksk
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:38:53.61 ID:aC9vcHIN0
ksk
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:39:20.31 ID:9VPK7As80
ksk
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:39:37.39 ID:STOIfNto0
ksk
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:40:02.14 ID:9VPK7As80
ksk
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:40:17.51 ID:aC9vcHIN0
ksk
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:40:58.07 ID:9VPK7As80
かそーく。
210ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 20:41:00.49 ID:Xn2OlzqG0
戦うおじさん
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:41:01.01 ID:5HeNge5Y0
ウイルス
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:42:11.30 ID:STOIfNto0
よし、もういっちょ頑張ってみる

>>215
頼んだ
213ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 20:42:31.26 ID:Xn2OlzqG0
ksk
214ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 20:43:37.28 ID:Xn2OlzqG0
ksk
さあどうぞ↓
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:44:01.00 ID:aC9vcHIN0
剣と魔法とファンタジー
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:44:35.12 ID:9VPK7As80
一杯の水
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:44:45.65 ID:STOIfNto0
>>215
把握
うむ、これを纏めるのは大変そうだな・・・
ガンガル
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 20:47:08.72 ID:vOEPVzu70
…戦うおじさん(´・ω・`)
おk、精一杯がんがる
出来悪くても勘弁なwwwwwwww
219ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/26(日) 20:54:17.00 ID:Xn2OlzqG0
>>218
まくらでなんとかなったんだ、おじさんぐらいなんとかなるっさ!
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:04:41.56 ID:STOIfNto0
ネタ浮かばねーほしゅ
221彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 21:15:42.41 ID:ZH9Gz1r90
保守
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:18:08.84 ID:1eAC3f7E0
ジャイロコンパスは不機嫌だった。
「くだらない。本当にくだらない」
最近の彼女はいつもこんな感じで悪態をついている。いつものことと言ったらいつものことだけど、
航海士の僕としては羅針盤というもの、特に電磁波等の影響を受けないジャイロコンパスには多大な敬意を払っていたので、
それを聞き流すことが出来なかった。

「なにがくだらないと言うんだい」
「だってそうじゃない。この私のお陰でお前らの航海は順調と来たてるもの。これ以上に腹立たしいことがある?」
「君には感謝してるよ。僕ら人間の感覚では真方位を測定できないからね」
「馬鹿かお前。私だってそんなもの感覚できねーわよ。どっちが北でどっちが南かだなんて知らない。体が勝手に示してるだけ」
「……無意識にも正しい方向が示せるのなら、それはそれでけっこうなことじゃないか?」
僕がそんなことを言うと、彼女はなおさら「ハッ」と馬鹿にしたような声を上げた。

「本気でそんなこと言ってるの? お前ら人間はいいわよね。道を過てばそれを自分の無能さのせいにできるんだから。
 俺の気持ち、分かる? 自分の意志とは無関係のところで、常に正しさを証明し続けることの苦しみってやつ」
僕には彼の言っていることが分からなかったので、ただ黙って首を傾げた。
「私の方向性は決定している。それは、私の存在を定義した科学者どもよりはるか上の、この世界を支配する定理に則っている。
 私がどこを示すかは、過去現在未来に渡ってすでに決定済みで、私にはそれをどうすることも出来ない。
 私がどんなに望んだところで、その大前提が覆らない限り私は決して間違えることが出来ない。
 私がどれだけ絶望してるか、分かる?」
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:18:34.04 ID:1eAC3f7E0
やっぱりなにを言ってるのか分からないが、その言葉の奥底にはなにか切実な響きがあった。
ふと、思いついたことを言ってみる。
「要するに君は、意図せぬ寄り道というか……迷子になってみたいのか?」
「バ、馬ッ鹿じゃない!? 誰がそんなこと言った?
 私が言ってるのは、私の示す方向が狂うようなことがあれば、それが世界の終わる時だってこと! ただそれだけ!」
「じゃ、その時は僕が道案内をしよう」
「ふん、馬鹿みたい。お前みたいな方向音痴に任せてたら、どこに連れて行かれるか分かったものじゃない。
 ……でもまあ、それもいいかもね。自分の道が正しいのどうか、ビクビクしながら進むのも──」

そこで彼女は眠そうに「ふわあ」と欠伸をつき、しばらくして静かに寝入った。
僕は彼女を眺め、海図に目を落とす。航路は順調、なに一つ狂い無し。

眠りながらも高速回転する彼女に触れ、その回転トルクを感じながら僕はそっと囁いた。
「せめて夢の中では道に迷いますように」
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:18:42.52 ID:vOEPVzu70
戦うおじさん書こうと思ったらリストラされて自殺寸前な描写から始めてしまった件
あ、ID変わってるけど >>202
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:20:26.42 ID:1eAC3f7E0
あ、これ>>196のお題ね。

ネタがまるで思いつかなかったので、羅針盤を無理矢理ツンデレにして投げっぱなしジャーマン掛けてみた。
今は反省していない。
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:22:18.07 ID:vOEPVzu70
>>222-223
不覚にもジャイロコンパスに萌えた
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:22:36.29 ID:STOIfNto0
>>226に同意
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:25:32.67 ID:vOEPVzu70
つーかID変わってると思ったら変わってねえwwwwwwwww
俺ちょっと馬鹿だったおwwwwwwww
229彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 21:28:53.76 ID:ZH9Gz1r90
保守してみる
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:40:12.03 ID:STOIfNto0
ほしゅ
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:41:31.99 ID:BjqDk30Z0
保守するくらいなら小説書くよ。
お題>>233
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:42:08.70 ID:vOEPVzu70
ksk
233彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 21:42:17.95 ID:ZH9Gz1r90
鬼の立場からみた「桃太郎」
234彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 21:49:53.51 ID:ZH9Gz1r90
保守あげ
2351/2:2006/03/26(日) 21:52:32.84 ID:STOIfNto0
歪んだ幻想だった。
最強の剣などどこにもない、ましてや魔法など、存在すらしない
そんな現実世界を生きているのに俺は何を間違ったのか。
幻想世界に身を委ね、妄信し、夢を語った。
そんな世界は所詮幻想であり、具現化することなどないというのに
「現実を見ろ」と
ある人が俺にこう言った。その忠告にすら耳を貸さず。俺はひたすら前へ歩いていた。

たどり着いた、ここはどこだ。
何故荒れ果てている
何故人が山積みになっている
何故俺だけ生きている?

戦争が始まって、幾ヶ月
誰がこんな世界を予想していたのだろう。
誰かが勝って終わると予想していたはずなのに
はずなのに・・・
何故全てが崩壊した?
何故俺の視界に動くものが入らない?
何故風一つ吹かない世界になった?
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:52:56.16 ID:BVCMNBOi0
参加ノ
2372/2:2006/03/26(日) 21:53:26.07 ID:STOIfNto0

逃避したのは俺だけじゃないはずだ。
皆逃げた。現実世界から。見ていられなくなったからだ。親が壊され、恋人が壊され、消えてゆく世界を。
俺もみんなと同じように逃げた。
気がついたら、皆壊れてた。

剣に魔法
幻想世界はすばらしかった。なんでもできる。そんな世界だった。
でももう戻れない 
茶色の土、茶色の人間、灰色の空
何もかもが現実世界。信じたくない現実世界。
幻想世界も今はない

とにかく一歩目を踏み出してみた。
そこに明日は見えなかった。


やっつけ仕事で申し訳ないorz
最初はネトゲ廃人を書こうとしたのだがいつの間にやら・・・
しかも自分で読んでも意味分からんorz
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:54:08.51 ID:STOIfNto0
>>236
この過疎状態を救ってくれる勇者様
安価出してお題を求めるんだ!
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:56:37.38 ID:1eAC3f7E0
じゃ、再度チャレンずる。お題カモン。
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:56:54.93 ID:BVCMNBOi0
>>235
主人公、なにかの扉(とりあえず)開いて幻想世界へ

現実世界に戻ってきた、でおk? 

>>238
了解だお。じゃあ>>245
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:57:49.32 ID:vOEPVzu70
>>236
安価でお題
がんがって書く
勇者様お願いorz
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:58:48.18 ID:vOEPVzu70
ksk
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 21:58:55.00 ID:STOIfNto0
>>239
勝手に出していい?
つ「海」
>>240
自分で書いててもよく・・・多分そんな感じの解釈でおk
244彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 22:00:00.14 ID:ZH9Gz1r90
ksk
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:00:58.76 ID:vOEPVzu70
ラブレター入れてるところ見られるおにゃのこ
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:01:27.16 ID:BVCMNBOi0
>>243
あの解釈でいいならいい感じのファンタジー小説が書けそうだお( ^ω^)ちゃんと書いたならね

まぁ、ラストに救いがなさそうだがなw
247鬼の立場からみた「桃太郎」 1/2:2006/03/26(日) 22:02:18.32 ID:BjqDk30Z0
貴方は、鬼という存在をご存知だろうか。
赤や青の体躯に、角や牙を持つ生き物だ。
文化を持たず好戦的で、人を食らう。
財宝を奪い、害を為す。
しかし今、死を前にしてこの手紙をしたためているのは
正にその、鬼なのだということをお知り置き頂きたい。

我々は、鬼が島と名づけられた小さな島に住んでいる。
端から端の海が見える、小さな島だ。
ここは然る大名が、我々の為に用意したものだ。
我々は大名の命に従い、必要なときにだけ呼び出され
人を殺し、食らい、財宝を奪う。
下々の戦力を削ぐのがその目的であるようだ。

信じられないかもしれないが、我々は争いを好まない。
しかし、この大名の家は遠い昔、我々の祖を保護していたのだ。
鬼は義を忘れない。
これを言い訳にするつもりはないし、許されることとも思わない。
只、鬼が無為に人を襲うわけではないということだけお知り置き頂きたい。
248鬼の立場からみた「桃太郎」 2/2:2006/03/26(日) 22:02:34.29 ID:BjqDk30Z0
異形の我々が、国を平らに保つ役に立っていると
その大名は説く。それが正しいことかどうか、私には判らない。
しかし、このような生き方を終わりにしたいと不義理にも思う。
我々は争いを好まない。しかし、この生き方を終えることができるなら
精一杯戦い、そして終えたいと思う。

遠く、備前に異形が生まれたと及び聞く。
それは桃から生まれ、ひとよりずっと早く成長すると聞く。
それは人々を苦しめる鬼を退治する為、この鬼が島を目指すと聞く。
無論、大名は我々にこれを討つべしと命じた。
我が軍を以てば、異形の一つを食らうことなど造作ない。
しかし、我々は彼の異形の大義を立てたく思う。

我々が討たれれば、民草に力が戻るだろう。
その時、大名がどう出るか。
桃太郎が自らの行いの真実に気づいた時、どう思い願うか。
我々が知ることはないだろう。
今日、我々は冷血の鬼として果てる。


キジが門を開いた。
私はここで筆を置くが、後に誰かがこの書を見出してくれることを願う。
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:02:48.10 ID:BVCMNBOi0
>>245
うはwwww難しいテーマktkrwwww

まぁ、がんがってみるわ。gdgd覚悟だお!!⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:02:53.19 ID:vOEPVzu70
↑ちょい言葉足らずだな
「ラブレターを好きな人机に入れてる現場をその好きな人に見られるおにゃのこ」で
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:04:35.71 ID:BVCMNBOi0
>>250
把握した
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:04:49.26 ID:STOIfNto0
>>248
鬼さんカワイソス
>>250
なんとも萌えるシチュエーション
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:05:03.59 ID:1eAC3f7E0
>>247-248
うるっときた。
254彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 22:09:27.54 ID:ZH9Gz1r90
鬼さん…クオリティテラ高す
255彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 22:16:09.67 ID:ZH9Gz1r90
保守
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:16:20.40 ID:STOIfNto0
ほしゅ
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:20:31.83 ID:vOEPVzu70
鬼さんせつなす
258保守ついでに書きかけ:2006/03/26(日) 22:26:24.94 ID:vOEPVzu70
目の前を電車が通り過ぎる
飛び込もうと思った
いや、飛び込めると思った
自分にはもう何にも残ってないのだから

「はぁぁ…」
朝の陽射しが眩しい
無意識のうちにため息を出る
35年尽くした会社にリストラされたから?
29年付き添った女房にも愛想尽かされたから?
それとも自殺しようとしても飛び込む勇気すらない自分自身に呆れたから?
「…はぁぁぁ…」
ため息が出たことにため息が出る
何とも馬鹿らしい
次に電車が来るのは3分後だったかな
次こそ飛び込んで見せる、次こそ―――


正直、どこが戦うおじさんなんだろうorz
やべぇ、お題難しいwwwwwwwww
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:34:30.74 ID:vOEPVzu70
ほしゅ
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:35:17.99 ID:STOIfNto0
>>258
鬱展開wktk
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:35:31.29 ID:BVCMNBOi0
俺はまだ楽の方なのか……頑張らなければ
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:36:24.83 ID:STOIfNto0
今スレ見てる人いたら何かお題を出してくれ
本日4度目の挑戦をしたい
263彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 22:37:05.18 ID:ZH9Gz1r90
>>262
「携帯はどこまで便利になるんだろう」
これで
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:37:33.94 ID:STOIfNto0
>>263
把握した
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:37:41.93 ID:BjqDk30Z0
>>262
理想の世界ネトゲと冷たいリアルの境目。
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:38:05.64 ID:Tj+PxnOU0
定期乙。
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:39:11.03 ID:fQO6QAoS0
定規乙
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:39:22.15 ID:STOIfNto0
>>265
把握したい
混ぜれたら混ぜてみる
269彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 22:40:25.45 ID:ZH9Gz1r90
ちなみに俺はいつも「そのうちケータイで電話がかけられるようになるんじゃないかな」なんてギャグを言ってる
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:40:28.90 ID:fQO6QAoS0
>>262
携帯のバイブでオナニーを…
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:41:48.16 ID:BjqDk30Z0
>>269
それが可能になったら、同じ理屈でネットやメールも可能になる。
アリエナスwwwwwwww
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:42:16.48 ID:STOIfNto0
>>269
俺この前それマジで言った希ガスorz
>>270
ちょwwww
年齢制限つくじゃねーか
・・・ニュアンスだけでも頑張る
273>>258の続き:2006/03/26(日) 22:42:31.11 ID:vOEPVzu70
「あのー」
後ろから肩を叩かれる、それと同時にかかった若い女性の声
悪いことをしたところを見つかった子供のようにビクリとなるのが自分でも分かる
誰だろう、若い女性の知り合いなんていないハズ
お世辞にも職場で若手に人気があるなんて言えなかった自分に声をかけてくる奇特な人間などいるハズが―――
「あのー、おじさん、聞いてます?」
振り向いてみる
…やはり今まで見たこともない、完全に知らない子だ
…まぁ思考のループを断ち切るのにもいいキッカケかも知れない、この子の話に付き合ってみるのも悪くないかも知れないな
「ん、こんなおじさんに何の用かな?」
とりあえず適当に返事をしてみる
さて、後頭部も寂しくなってきたオヤジに一体何の用があるのやら…
援助交際しようにも既に自分にはその気力すら無さそうだな、
ふとそんなことを考えるがこんな朝からそれはあるまい
そこまで考えて自分がひどく下衆なことを考えていることに気づき、内心自嘲する
そんな私が違う世界に旅立っていた数分の間を置いて、彼女が再び口が開いた




「おじさんも自殺志願者ですか?」



多分まだしばらく続く
短く纏められない自分が情けないorz
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:44:43.99 ID:vOEPVzu70
がんがれID:STOIfNto0
俺は無責任に応援だけするおwwwww
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:45:57.50 ID:STOIfNto0
>>274
ガンガル
ってかこれで小説の雰囲気出すのな むずいな・・・いや、ガンガル
276彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 22:50:18.07 ID:ZH9Gz1r90
期待
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:50:42.66 ID:aC9vcHIN0
二回書いてレスが一つもない俺が三度目の挑戦をしてみますよ。
278彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 22:52:09.99 ID:ZH9Gz1r90
悪魔
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 22:52:56.13 ID:aC9vcHIN0
>>278
把握したww
280彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 23:01:10.42 ID:ZH9Gz1r90
俺そろそろ寝るけど、明日の朝までこのスレがあったらいいなあ
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:02:04.57 ID:fQO6QAoS0
>>280
パートスレ化の呼び声高く
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:04:07.62 ID:STOIfNto0
>>280
2時半ごろまでなら保守できるんだがな・・・
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:06:37.34 ID:vOEPVzu70
俺も保守頑張ってみるよ!
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:08:39.02 ID:aC9vcHIN0
保守、頑張ろう。・・・もうかなりヤバイけど・・・。
285ラブレター:2006/03/26(日) 23:10:09.39 ID:BVCMNBOi0
「これを入れるだけなのに。どうして悩むのよ!」

誰もいない教室で頭を抱え込みながら、そう呟く。そう、好きな男子に告白しようとラブレターを書いたのだ。
しかし、それを机にいれる勇気がない。振られたらどうしようと自問自答を繰り返すばかり。

こんな事になったのはふとしたきっかけだった。それはその人が好きだ、と相談していた友達との中の会話だった

「わたし、あいつが好きなの。でも、こっちからは言えないし。かといってあいつから告白される気配ないし……」

「じゃあ、ラブレターにしなよ。それだったら私も手伝えるよ」

「ほんとっ!?」

友達は以前ラブレターで告白し、OKをもらい今もその男子と付き合っている。そんな友達の言葉だから信じれたし、決断できた。
善は急げとその日の放課後、友達に買い物に付き合ってもらいかわいらしい手紙を買った。ちなみに買ったのは友達が成功したのと同じものだ
その後、細かく書かれたアドバイスの紙ををもらい書くのは深夜に書くことにした。
が、いざ書こうとするとなるとなにも浮かばない。白紙の紙とアドバイスの紙を交互に見るだけだった

「書けない………あーーーー!!!!!」

騒いだところで解決にはならない。しょうがなく、友達に電話することにした。

「どうしたの? いいのが書け…」

「良いのとかどうとかじゃなくて、浮かばないの!!! 私どうしたらいい!? ねえ!! うわぁああぁああーーん!!!」

「と、とにかく落ち着いて。ね?」
286ラブレター(2):2006/03/26(日) 23:11:07.91 ID:BVCMNBOi0
どうにか落ち着いて、状況を説明。そうすると友達はため息をつきながらも付き合ってくれた。
そうして、なんとか完成したラブレター。電話越しになんどもお礼を言った。最後に頑張りなさいよ、と言われて勇気をもらった気がする。
時計を観ると既に午前4時。仮眠程度の睡眠をとり、軽く身だしなみを整えただけで学校にきたのだ。

それを今机の中に入れる。気持ちは固まった。そーっと入れ……

「あれ? 今日おまえも当番だったの? というか、俺の机になに入れようとしてるの?」

「…なんでいる……の?」

見られた。顔が熱くなっていくのが分かる。終わりだ。何もカンガエラレナイ。もうやぶれかぶれだった。

「これ!! 受け取ってください!!」

「これって……」


これ以上書くのはむりぽ('A`) 俺文才無さ杉wwwっうぇwwwworz
結果はおまいらの脳内で保管してくれ。駄文杉で申し訳ない
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:12:29.25 ID:STOIfNto0
>>286
おにゃのこのドタバタっぷりに萌えス
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:14:10.39 ID:vOEPVzu70
>>286
ラブコメの王道みたいな性格のおにゃのこのドタバタっぷりが非常にハァハァ

…お題「戦うおじさん」書いてる途中だけどちょっと風呂入ってくる
帰ってくるまで保守頼むwwwwww
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:14:56.45 ID:aC9vcHIN0
>>288
おk
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:16:32.71 ID:BjqDk30Z0
戦うおじさんってえと、高橋留美子の漫画思い出すな。
確か、短編集に入ってるやつ。ありゃあ面白かったなあ。

で、今進行中なのは戦うおじさんだけ?
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:17:25.43 ID:HyPU+Y3U0
今北産業
今はこれっていうお題は無くて適当にあがってるのかいてええのかね?
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:17:50.65 ID:STOIfNto0
>>290
バイブオナニーと
ネトゲとリアルの境目と
携帯電話の行く末
この3つを纏めている俺がいます
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:18:02.34 ID:BjqDk30Z0
>>291
そこで安価です
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:18:27.01 ID:STOIfNto0
>>291
ぜんぜんおkですよ
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:18:37.97 ID:BjqDk30Z0
>>292
二番目出したの俺だわ。
じゃあ暫くwktkしてるわ。
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:19:16.84 ID:BVCMNBOi0
>>291
お題安価
お題元に書く
うp!!
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:20:05.96 ID:STOIfNto0
>>295
といってもこれがなかなか纏まらない・・・orz
ゆっくり保守しながら待っててくれると助かる
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:20:13.29 ID:HyPU+Y3U0
>>293
以前こういうの参加した時も安価したりで酷い目に合ったからなぁwww


お題ぼしう>>301
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:21:01.06 ID:VdAq6UCJ0
ksk
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:22:08.14 ID:aC9vcHIN0
>>290
悪魔で書いてる俺も忘れないでくれ。
301彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 23:22:17.90 ID:ZH9Gz1r90
VIPにおける「一期一会」について
302彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/26(日) 23:22:53.31 ID:ZH9Gz1r90
じゃあ俺は寝るけど、明日の朝まで絶対スレ持たせてくれよw
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:23:35.87 ID:HyPU+Y3U0
>>301
把握した。遅筆なんでしばし待ってください
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:23:44.43 ID:STOIfNto0
>>302
2時半までなら任せろ
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:35:19.45 ID:STOIfNto0
ほしゅほしゅ
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:36:08.81 ID:BjqDk30Z0
保守ばっかじゃつまらん! 俺にもお題くれ!

>>308
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:36:26.01 ID:aC9vcHIN0
ksk
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:37:24.30 ID:STOIfNto0
夕焼け
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:38:35.51 ID:BjqDk30Z0
>>308
さんこす!
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:48:13.13 ID:STOIfNto0
ほっしゅほっしゅ
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:49:33.27 ID:1eAC3f7E0
夏休みを利用して帰省した私は、ある女の子と再開したらしい。
らしい、という変な表現には理由がある。

重い荷物から解放されて、さて爪先でも濡らしてこようかと、私は実家のすぐ先にある砂浜へ足を運んだ。
夕暮れが近いために人影は少なく、うざったいナンパ男につかまることもなかった。沖からは涼しい風が静かに流れていた。
波打ち際に立って足をちゃぷちゃぷ揺らしていると、麦藁帽と白いワンピースの少女に声をかけられた。
「久しぶり。あたしのこと覚えてる?」
「……どちら様ですか?」
「あ、やっぱ忘れてるか。そだよね、昔のことだもんね。じゃあ、はじめましてでいいや。
 はじめまして。私は轍海といいます。ワダチ、ウミ。あ、君の名前はいいよ。あたしは覚えてるから」
返す言葉が咄嗟に浮かばず、私はなんとなく横を見る。夕日が今まさに水平線に沈もうとしているところで、
夏の濃密な空気のために海面は真っ赤に染まっていた。それは私が一番好きな風景だった。
そしてゆっくりと少女のほうに目を向ける。「はあ、海さんですか」
「あはは、まんまな名前でしょ」

まあそういう訳で、轍海という名の少女と私の、ひと夏の交流が始まった。
海は泳ぎが上手く、快活で、よく笑う子だった。
感情の波が激しく、静かに微笑んでると思えばとたんに荒れ狂うこともあった。
しかし全体的には爽やかで気持ちのいい性格をしており、夏が似合う女の子だった。
私は骨を折って海に関する記憶を甦らせようとしてみたが、まるで上手く行かなかった。
子供の頃の私というのはまったく人付き合いがなく、いつも一人で遊んでいた。
だからこそ友達がいたのなら覚えていそうなものだが、そういう記憶はない。
両親に訊ねてみても返ってくるのは、社の近くで溺れたとか観光客が捨てたビンで足を切ったとか、私の話ばかりだった。

何度か海本人にも問い質した。
最後に聞いたのは、たしか海岸の端にある洞窟のなかでだったように思う。
しばらく重ねていた唇を離し、手は繋いだまま、海の体重を胸に預かったままの姿勢で聞いた。
「ねえ、やっぱり私、あなたのことが思い出せない。教えて。どこで会ったの?」
「や、覚えてないならいいよ。今は君とこうしているだけで嬉しい」
にひひ、とはにかむ海を見て、私もそれ以上のことは聞けなかった。
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:49:49.47 ID:1eAC3f7E0
別れは突然にやってきた。
私の休暇もそろそろ終りに近づき、それをどう切り出すか考えていたところに、
向こうから「もう逢えなくなる」と告げられたのだ。
「どうして?」と聞いても泣きそうな顔で「ごめんね」と繰り返すばかりで、なにも教えてくれなかった。
私はいたたまれなくなって海の前から逃げ出した。夕立が降り始めた。

どしゃ降りの雨は海岸から人気を追い払っており、無人の海岸をなにも考えずに駆けた。
サンダルを脱ぎ捨てて波に足を浸し、そのまま真っ直ぐに進んだ。やがて肩まで浸り、足がつかなくなったが、
それでも泳ぎながらがむしゃらに、目的を定めずにひたすら泳いだ。押しては返す海水が、この痛みを洗い流してくれることを期待して。

やがてすぐに後悔した。風雨で荒れる海面は執拗に私の手足に絡み、私を沈めようと圧し掛かってくる。
踊る波間に振り回され、私は今まさに溺れていることを自覚した。そしてひときわ大きな波に飲まれ、私はついに抵抗する力を喪った。
最後に見たものは、いつの間にそこまで流されたのか、お社がある離れの岩礁だった。

一瞬で記憶が甦る。私は昔にもお社の近くで溺れたことがあり、その時は、確か──。
(思い出してくれたんだね)
──どこからかそんな声がした。

ふと気がつくと、私は浜に流れ着いていた。衣服は水を吸って重くなっており、口の中はひどく塩辛かった。
雨はやんでおり、あの、泣きたいくらいに美しい夕暮れが、穏やかな水面を紅く染めていた。
唇を舐めると、そこだけは塩気が失せているのが分かった。

そして二日後、帰りの列車に乗る前に、私は海岸に立ち寄った。裸足で波に足を入れ、その感触を味わいながら名残を惜しむ。

いつか世間話のついでにばあちゃんが話してくれたことが脳裏に浮かぶ。
「あのお社にお祭りしてある海神様はよう、童のような御姿をしておって、とっても寂しがりやなんだあ。
 だからよう、日の一番の長い十日間だけ人里にまで渡ってきなさるんだあ」

誰にも聞こえないようにそっと呟く。
「さよなら、わだつみさま」
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:52:07.11 ID:1eAC3f7E0
>>243のお題ねこれ。
二時間もかかった。遅いよ。
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:53:07.07 ID:STOIfNto0
>>312
普通に感動した
ええ話や・・・
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:55:26.72 ID:aC9vcHIN0
>>313
乙!
海を擬人化するというアイディア(・∀・)イイ!!
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:56:54.50 ID:aC9vcHIN0
鬼にインスパイアされたのは否めない事実orz

悪魔

「彼は社会の悪を全てかき集めて一つの塊にしたような・・・
 そう、悪魔みたいな男だった。血を好む彼は全ての秩序を刑場の露とした」
                  〜年代記 第五十四章〜

「彼の男は悪魔である。地獄からの使者である。そうとしか私は思えない」
                  〜伯爵への手紙〜


静寂が身を包んでいる。周囲に人の気配は無い。
男は一人で、教会に佇んでいた。懺悔をするためにである。
「・・・助けてくれ」
彼の声に答える者はいない。
本来、そこにいるべき、神父さえ居なかった。
理由は簡単なことである。彼が殺したからだった。
「・・・心中に夢を抱き歩んだ末に、ここまで堕ちた私を救ってくれ」
男は過去を語り始めた。懺悔を始める。彼の正面にある、十字架に架かった男の彫像に対して。
「私は、天使になりたかった」

「私は、幼い頃をある程度幸福な家庭で過ごした。毎日、パンは食べることができたし、
腹一杯とは言わないが、スープを飲むことはできた。昼には近所の子供達と短剣を持ち出して、
冒険を気取って遊び、夜には母の腕に抱かれて眠るのが日課だった」

男は教会を歩き回っていた。心に溜まった過去を、一歩歩く毎に吐き出していく。
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:57:19.58 ID:aC9vcHIN0
「青年になって、私は思想に被れ、現実を拒否し、夢を見た。
地上に天国を作る。そのような恥ずかしい夢を語った。自分たちの心を理解できない者たちは
哀れな盲人で啓蒙すべき下等な連中だと決めつけ、慈悲を与える天使になりきった心地で
物事を書き、叫んだ」

男の口調は激してきていた。息が荒くなり、口から泡が飛ぶ。

「中年の時、私は手に入れた。私の軍とも呼べるような組織を。
私のペンと論弁が掴んだのだ。この集団は私の力の証明なのだ。そういう誤りを恥じることなく信じた。
事はそれからトントン拍子で進んでいった。力を持った私はこの天下を転覆させ、己の夢みた天国を作った」

外が騒がしくなっていた。反乱の旗を掲げた民衆達が挙げる声は何よりも良く通った。
精神が頂点に達する。高揚が彼の身を包み、そして、彼は悄然として、言葉を紡ぎ始めた。

「はずだった。だが、違った。
私に集まった人々は単に収奪する貴族共が憎かっただけなのだった。私の論を聞いたわけではなかったのだ。
そして、上から民を抑えつける悪魔を全て叩き斬ったと確信した瞬間、私は民を抑えつける悪魔となっていた。
私はその時目を閉じた。声を荒げて私を批判する者を悪魔と思いこんだ。
行動に移し私を倒そうとする者を悪魔と思いこんだ。悪魔は討つべき存在だった。
私は悪魔を殺して、殺して、殺して、殺した」

騒音はより近づいてきた。過去を語るべき時が少なくなっていることを、肌に感じる。
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:57:40.82 ID:aC9vcHIN0
「そのような政治とも呼べぬ殺戮に、民が反発するのは当たり前だった。
彼らは首都で、地方で、私の見えぬ暗闇に潜み、機会を待った。
私は彼らを見つけようとやっきになったが、無理だった。
小さな小さな村で蜂起した彼らを潰そうとしたとき、彼らは燎原の火の如く燃えさかり、
全土を包んだ。そして、私を目覚めざるをえない状況へと追いつめていった」

ここまで語り、彼が思い出したのは一つの事。
言葉が涙と共に流れる。語るべき全てを語り、そして最後に一言。

「老年になり、ようやく目を開いた。こうして私は今、ここにいる。」

最後の一言を発した瞬間、教会の扉が開いた。
「悪魔はここにいるぞ!」


「さぁ、私を救ってくれ。悪魔となった私を」
        〜年代記 第六十二章 独裁者の最期の一言〜
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:57:56.47 ID:sObuq23b0
久しぶりにVIPクオリティ( ^ω^)  
最速1000を目指すぜ!!!!  
取りあえず下が作戦本部だ。  
このカキコを見た場合他の5つのスレにコピペしなきゃ一生包茎だよ。健闘祈る。  

【待機中】最速1000を午前0時から目指す【待機中】  
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1143381948/  

そして加速するスレのURLは↓  
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1143385200/  
皆の健闘を祈る  
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/26(日) 23:58:28.85 ID:BjqDk30Z0
>>313
がっぺイカす!
密かに萌え要素を含みつつ綺麗にまとめたなオイ!
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:02:13.84 ID:Nx7TYcW80
>>318
男の過去話の内容がいいと思う
所々に入る中世っぽさもイイ!
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:03:01.80 ID:6ouMgv9v0
>>316-318
ちょwww ラストがイカす!
「悪魔はここにいるぞ!」
この台詞を活かす為だけに集約された前文に
無駄がなくて潔し!

コンセプトが決まってると、文が締まっていいね。
かっけえ。
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:04:45.77 ID:zRwsTipT0
>>325
なんかお題くで。
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:05:44.77 ID:Nx7TYcW80
ksk
お題なら
つ「進化」
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:06:37.25 ID:Nx7TYcW80
ならば
つ「コンプレックス」
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:06:53.79 ID:c0JFQkze0
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:08:52.50 ID:zRwsTipT0
>>325
把握
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:09:20.40 ID:c0JFQkze0
↓これで書く。
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:09:23.95 ID:t9Ybj88D0
今帰った、お題「戦うおじさん」続き


「あちゃあ…電車、通り過ぎちゃいましたね」

…頭が空白になる、とはこのことだろうか
何故分かったのだろうか、なんて考えるのが普通だろうがそれすら思い浮かばない
今自分がどんな顔をしているのかすら分からない
完全に自分の脳が今目の前の少女が言った言葉を理解する気がないのだろう
「図星って顔してますねー」
そんな私の心を無視して意地の悪い顔をして彼女が更に続ける
「何かさっき電車が通った時凄い形相してたからそうかと思ったらやっぱり…」

…最早自分が何と言えばいいかも分からない
思考が纏まらない、考えれば考えるだけ余計にこじれていく感じだ
彼女の意図が理解出来ない、何故話かけたのか、もしかして止めようとして―――
そこまで考えて、ふと違和感があることに気がついた
「…も?」
そうだ、普通に考えれば【おじさんも】と言うこと、つまり
「はい、実は私も自殺しちゃおうかなー、と思いまして」



この後の女性とおっさんの会話が中々思い浮かばない遅筆な俺orz
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:10:55.16 ID:t9Ybj88D0
>>328
うはwwwwwwwゴメンおwwwwwwww
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:10:59.20 ID:6ouMgv9v0
>>329
多分、女性の心理と過去を少し練るとグっと面白くなる。
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:11:18.76 ID:c0JFQkze0
↓ もう一回!
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:13:17.87 ID:Tpkg2ZgY0
卒業
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:13:26.42 ID:6ouMgv9v0


さあいけ!
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:15:26.91 ID:c0JFQkze0
>>333
おk
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:17:12.32 ID:n23Vw1Dg0
VIPにおける「一期一会」

 この世界は途方も無く無限に広がっている。
 現実世界と切り離された位置に存在しているであろう世界だった。
 いや、正確に言えばこの世界も現実の中の一部に過ぎないのかもしれない。
 それでもここは"非現実”世界なのだ。

 時計の針が零時丁度を指す。昨日という過去が終わり、今日という未来が始まる。
 しかしこの世界は眠ることを知らず、今も絶え間なく動き続けていた。
 それはパソコと向かい合う、一人の少年の指先から聴こえてくるクリック音のように。
 モニターに次々と映し出されるのは、書き並べられた文字群とVIPという半角英数字。
 少年は寝る間も惜しんで毎日のようにこの場所を訪れていた。
 青く浮かぶ文字色のスレッドを開いては、少し眺めて閉じるの繰り返しを淡々と行う。
 その様はまるで職人が行う流れ作業のようだった。
 何十回と作業をこなしたとき、不意にマウスを操る手がピタリと止まる。
 見つめる先に表示されていたのは、なんともないありがちな相談系のスレッドだった。
 少年はモニターを数秒凝視した後、無表情だったその顔が少し緩んだ。
 そして今度はマウスからキーボードへと指を滑らし、軽快なリズムで文字を打ち始めた。
 次々とモニターに打ち出される文字列は、やがて綺麗な文章へと姿が変わっていく。
 送信ボタンを押した頃には、スレッド主への共感の言葉が書き連ねていた。
 リロードを繰り返すうちに新着レスが表示され、少年は食い付くようにレスを追う。
 その文章は少年の書き込みに対するスレッド主からの返信レスだった。
 それをきっかけにして少年は更にレスを返していく。
 やがて何度かレスのやり取りをしているうち、時間が経つのも忘れて盛り上がっていった。
 現実世界で人と接することが少ない少年にとって、それはなんとも心地良いものであった。
 しかしそんな時間も長くは続くはずもなく、スレッド主は仕事があるため就寝することとなる。
 僅かながらに親近感を抱いたその彼に対し、少年は未練を残すが素直に切り上げた。
 もしかしたらスレッドが残っていれば、また逢えるかもしれないという希望があったから。
 少年は出来る限りスレッドの存続に努めたが、やがて抗えない睡魔に襲われてしまう。
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:18:04.24 ID:n23Vw1Dg0
>>336


 次に少年が覚醒したときには、すでに昼を過ぎていた。
 少年は祈る気持ちでスレッドをリロードするが、現れたのは存在していないという文字。
 スレッドが無くなったこと知り、溜め息を大きく吐いた少年の顔は明らかに落胆していた。

 たった数時間だったが、彼と少年には何らかの繋がりがこの非現実世界を通してあったはずだ。
 しかしこの広い世界の中では、名前も知らない者同士が再び出逢うことは無きにも等しかった。

 少年は今日も新しい出逢いを求め、この広大なVIPの地をアテも無く彷徨い続けるのだろう。



なんか無理矢理終わらした感がありますね…
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:22:24.25 ID:Nx7TYcW80
>>335
VIP見るという行動をこれだけ綿密に描写できるのがすげぇ
しかも一期一会の雰囲気も出てるし
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:24:04.79 ID:6ouMgv9v0
>>336-337
描写が密だなオイ!
VIP特有の、流れの速さが文章で伝わってくる。
オチの切ない感じもまたいいなあ。
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:24:53.66 ID:t9Ybj88D0
>>336-337
その描写力を俺に少し分けてください
341夕焼け 1/2:2006/03/27(月) 00:25:14.05 ID:6ouMgv9v0
午前五時三十分。
俺は2ちゃんねるブラウザを閉じてマシンの電源を落とす。
スピーカーから流れていた音楽は空に溶け、マシンのノイズも聞こえない。
静かな部屋には朝日が差し込む。
もう何日も外には出ていない。
俺はカーテンを閉めて、布団に入る。
俺の日常。
日が沈んでから起き出して、夜明けと共に床に就く。
心が苦しくて眠れない。昔はこんなじゃなかったのに。

朝日に起きて夕日と共に家路に着き、温かい飯があった。
日のある間は友達と遊んで、いつでも傍に誰かがいた。
太陽が白から赤に変わり、一日の終わりに胸が熱くなった。
夕日は大きかった。
巨大な一日の終わりに照らされて、自分がクタクタだと気づく。
とても気持ちの良い疲労感だったと思う。
342夕焼け 2/2:2006/03/27(月) 00:25:29.56 ID:6ouMgv9v0
VIPは良い。子供の時分を思い出す。
先を知らず、知ろうともせず、只今を生きていた子供の頃だ。
笑い、笑わせることだけを考えて、俺はVIPの扉を叩く。
外は暗く、俺の眠る頃まで変化がない。
時が止まったかのように思えるが、しかし流れる。
澱重なり、無駄な時間ばかりが過ぎて行く。
それでも良い、と俺は考えていた。
考えるのは止そう。今は、眠ろう。
疲れてはいないのだから、眠れないのは当たり前だ。
それでも、眠ろう。何も考えないように。

俺は布団を出て、窓を開ける。
朝日が目に沁みる。痛い。
それでも俺は青空を見上げ、眠い目を擦り、
そして外へ出る準備をする。
今の俺には、夕日を美しいと感じる資格さえない。
それは、一日を戦い抜いた者にのみ与えられる特権だ。
今日、俺は戦う。
大義も何もない。
只、あの日見た夕日が懐かしくなった。
俺の勇気は凍りついたままで、膝は笑い手が震える。
それでも俺は戦う。
あの、大きな夕日を抱く為に。
343327:2006/03/27(月) 00:28:34.04 ID:zRwsTipT0
コトンと音を立てて、グラスを置いた。
チリンと音を立てて、氷が溶けてゆく。

ごく当たり前の、何処にでも居るサラリーマンの日常を過ごす俺のひび割れた
心に、琥珀色の毒がユックリと染み込んで・・・染み込んで・・・心の中にある何
かを溶かしてゆく。

「もう一杯・・・。」

いつからそうなったのかはよく判らないが、自分が世界にとって異質な存在だ
という事は、物心ついたときには知っていた気がする。

自分の弱さと浅はかさを呪いながら、俺はただ、琥珀色の毒を流し込む。

冷たく、鋭く、刃のように生きることで、自分を守っていた俺の前に現れて、俺に
本当の温もりを与えてくれた女の髪の匂いが、鼻の奥によみがえる。

もう顔すら思い出せないのに、あの抱きしめた髪の香りだけが、ただ俺の中に
よみがえる。

「さみしいな・・・。」

優しさが怖くて、孤独であろうとした・・・。そのはずが・・・。
思い出の中の、髪の香りだけが、孤独であることを忘れさせてくれる。

コトンと音を立てて、グラスを置いた。
チリンと音を立てて、氷が溶けてゆく。
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:31:06.47 ID:Nx7TYcW80
投下されまくりで自分のかけねえwwwww

>>342
懐かしい気分に浸れた
感情描写に秀でてるとオモタ
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:31:46.58 ID:n23Vw1Dg0
普段自分のしてることを描写してるだけで、描写力があるっていうわけでもないお^^;
1レスで纏められる力がほしいwwwwww

連投中に割り込んだらごめん
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:33:53.24 ID:9rqSLL69O
才能があって羨ましすぎる
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:35:23.01 ID:6ouMgv9v0
>>343
琥珀色の毒っていう言い回しが惚れそう。
いい意味で枯れたサラリーマンがかっこいいわー。

>>344
女性の今後の展開にwktk!
こういう謎めいたキャラに弱いんだよなあ。

>>346
まずは安価と行こうじゃないか。
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:37:06.65 ID:tGZ9xK2z0
これが文才があるという事か・・

すげぇ・・・・・
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:37:57.30 ID:n23Vw1Dg0
もうちょっと書こうかな
お題ぼしう>>353
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:38:17.49 ID:zRwsTipT0
もう一個書いたら寝る。
お題くれ。
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:38:53.40 ID:Nx7TYcW80
ksk
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:39:11.88 ID:6ouMgv9v0
>>350
幸せな日々
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:39:33.86 ID:6ouMgv9v0
女子高生VIPPER、かく語りき
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:40:35.95 ID:n23Vw1Dg0
>>353
把握した。けど難しいな…
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:41:36.43 ID:xo47ldYU0
面白そうなスレに乗り遅れた俺乙
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:43:05.13 ID:6ouMgv9v0
>>355
お題:神スレの練成される過程について
357no,1:2006/03/27(月) 00:48:07.01 ID:Nx7TYcW80
「そ、そういえばさ、携帯電話って持ってないの?」
僕がそう尋ねたとき、彼女……中井さんは少しだけ悲しそうに首を横に振った。

付き合い始めて間もない頃、その頃は彼女のことを何も知らなかった。
携帯電話を持っていないどころかファッション雑誌の類を読んだこともない流行とは無関係の子であることも。
実は下ネタが結構オッケーだということも。
結構おしゃべりの好きな子だったということも。
付き合い始めてもう半年。
それでもまだ、知らないことは多いと思う。

「携帯電話って凄いんだってね」
そんな話を彼女が持ち出したのはお昼休み、一緒にお弁当を食べているときだった。
「ん、まぁすごいね。最近はね……それにしても、中井さんはどうして携帯持たないの?」
相手から携帯電話の話を振ってきたんだ、聞いて悪くはないだろうと思って一番気になってたことを聞いてみた。
そういえば、彼女は普通の電話もあまりしない。なんでだろう?
「んー、だってさ、電話って声だけでしょ?」
「ん、まあ、そうだね」
何を今更
「相手の姿見えないって……生殺しもいいところじゃない?特に、君が相手だとさ」
……そういう考え方もあるんだ。
「じゃあテレビ電話は?」
と聞くと
「それはもっと生殺しだよ」
との答えが返ってきた。よくわからない・・・
358no,2:2006/03/27(月) 00:48:35.67 ID:Nx7TYcW80
「ゲームも出来るんだってね、携帯電話で」
一度会話が途切れたかと思ったが、また彼女は携帯電話の話を持ち出してきた。
「ん、そうだね……」
「楽しい?」
「え」
「携帯でゲームしてさ」
少しプレッシャーをかけるような彼女の物言いに、僕は少しだけたじろぐ。
「僕はあまりしないから分からないけど……楽しいと思う人もいると思うよ」
「ありえないね」
「……そうなの?」
彼女は自分の意見をしっかり持ってる。僕とは大違いだ。でも、断言ばかりするのはどうかと思うんだけどな。特に根拠もないんだし。
「ほら、パソコンにもあるじゃん、あの……遠いところの人と遊ぶゲーム」
「ネットゲーム?」
「多分それ。それだよ」
彼女の熱弁に気付いたのか、僕の周りが少し静かになったような気がする。
「結局あれって、自分を美化してるじゃん。現実だとそうはできないことも普通にしちゃうし」
「まあそういっちゃえばそうだけど……」
「そんなのダメだよ、いつもありのままでいないとさ……」
「そうなの」
なんだかさっきから怒られている気分だ。相槌をうつことしか出来ない。それにしても、こんなに熱弁をふるう彼女もあまり見たことがないな・・・
「私が電話とか嫌なのもそれ」
「え?どういう意味?」
ここで何故か彼女は僕の両方の頬に手を当てる。そして、目を見ろといわんばかりに僕に顔を近づけた。
「電話でも何でもありのままの君がいないからやなの、わかる?」
・・・なんか言ってることが滅茶苦茶な気がするけど、彼女の言いたいことはわかった。
つまり、一緒にいてこそ、相手のことをもっと知ることが出来るということだ……と思う。
知ること、知ることか
彼女は僕のことを知ってくれてるのかな。少し、ほんの少しだけ不安だけど、彼女は僕のことを想ってくれている。それだけで幸せだし、きっと、僕のいろんなことを知ってくれているとおもう。僕の頑張らないと。彼女のこと、たくさん知らないと
…僕も彼女のこと、想ってるから。
359no,3:2006/03/27(月) 00:49:19.57 ID:Nx7TYcW80
「……うん、わかるよ、わかったよ」
「ん、よかった、わかってくれて」
彼女の満足そうな表情を至近距離で確認できた。そのまま、彼女の顔が近づいてくる。
声を上げる暇も首を振る暇もなかった。次の瞬間、彼女の唇が僕の唇に触れていた。

彼女のその柔らかさを感じていたのは一瞬だったはずだ。でも、僕はとても長く彼女とふれていたような気がした
「……ここでそういうことするのはやめてくれない?」
「いいじゃん。周りの人も知ってるでしょ?私たちのこと」

その時
鈍い振動音が響いた。僕の携帯電話だ。ポケットから取り出してみてみると、メールが届いていた。
「今の音、何?」
彼女が聞く。
「ああ、これはね、バイブレーション。音のかわりに着信とかを知らせてくれるんだ」
「へぇ…………」
その顔が
みるみるうちに悪そうな笑みを湛えた。
「ど、どうかした?」
「んーんー、ちょっとだけ、携帯欲しいかなーって思っただけ」
「どうして?」
「それ、聞きたい?」
悪戯っぽくかわいらしい笑み。
「いや、いいです……」
僕には、その領域に入る勇気はなかった




4度目にして最高のgdgd・・・
お題くれた人ごめん、完全に消化不良になってしまった・・・明日リベンジすると誓う
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:53:56.06 ID:6ouMgv9v0
>>357-359
こういう積極的な女の子がそばに欲しいです・・・!
しかしバラバラなお題三つ、よく消化したなあ。
いきなりちゅーとかされてみてえええええよおおおおおお!!
顔両手で挟まれてみてええええ得よおおおおおおおお!!!!!!111
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:54:11.52 ID:xo47ldYU0
>>356
把握した
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 00:54:46.10 ID:t9Ybj88D0
>>357-359
バイブレーション+悪戯っぽい笑み

官 能 し た
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:01:34.21 ID:6ouMgv9v0
アレだな。
このVIPを見ている奴が、自分と同時期に頭捻って小説書いてると思うと
なんか心強いな。
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:03:56.01 ID:Nx7TYcW80
バイブレーションはどうみても後付だ (`・ω・´)
今からは保守組にまわりますよ
>>363
禿同 こんな機会めったに無いからな
365まだまだ書きかけですよ:2006/03/27(月) 01:06:35.64 ID:t9Ybj88D0
…頭が痛くなってきた

普通、自殺志願者がこんな風に「自殺する」意志を言うものだろうか…
少なくとも自分は今から「結果的に社会から逃げる」という恥ずべき行動を取ろうとしているのだ
それを他人にこうも軽く言うのは、少々考えにくい
…もしかして、時々聞く「かまって欲しいだけ」な人なのかもしれない
まぁそれならそれで最後の話し相手にちょうどいいかも知れない
「そうかい」
少々ぶっきらぼうに返事をしてみる
相手も最後に誰かに話をしたかっただろうし、少々愛想に欠けても平気だろう
「おじさんは何で自殺しようとしたんですか?」
何となく予想通りな質問
何だかお手本でもあるかのようなその問いに思わず気が抜けて笑みが浮かんでしまう

よくある話さ、会社はリストラ、それに愛想尽かして女房は逃げて…
息子とっくに自立してるし、働く目標も気力も無くなってしまってね
今まで自分が積み上げてきたものが崩れ去ったんだ、もう諦めても誰も文句は言わないさ―――
だって、頑張ったんだから
「…おじさんも大変なんですね」
…ため息をつく
言わなくても自殺しようとしてる人って普通は大変だから自殺しようとしてるんじゃないだろうか
と、出かかった言葉を咽喉で飲み込む
神経を逆撫でするようなことをわざわざ言うこともないだろう
「…さて、おじさんの話も聞いたし、今度は私の話も聞いてもらえまんか?」



うはー、凄い強引な流れだな、誰か俺に文才をくださいorz
366350:2006/03/27(月) 01:07:45.01 ID:zRwsTipT0
>>352

少し肌寒い4月の休日。

「クロワッサンかってきて。」
腕の中の彼女が、ちょっと上目づかいに眠そうにつぶやいた。
「クロワッサン?」
たずね直した俺の胸に軽く抱きついて、彼女が言う。
「外がカリカリで、中がフワフワのクロワッサンがいいの・・・。」
そういったきり、また目を閉じた彼女の髪を軽くなでて、俺はベッドから
這い出すと、ジーンズを履いて、革ジャンを羽織った。

彼女のマンションの下に止めた愛車のボンネットを軽く叩いて俺は車
に話しかける。
「お姫様は、クロワッサンをご所望らしい。」

367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:08:09.05 ID:zRwsTipT0
30分後、小さな袋一杯のクロワッサンを助手席に、俺は彼女の家へ
と急ぐ。食いしん坊の姫君は、まだ夢の中だろう。

「って、なにしてるんだ?」

黄色のワンピースに小さな麦藁帽子、帽子のリボンにどこで摘んだの
かタンポポを二本さした彼女がマンションの下で、手を振っている。

「カフェオレを淹れたの。河原にで朝ごはん!」

女ってわかんねえな・・・、まったくわかんねえ。子供みたいな笑顔を
みながら、俺は釣られて微笑む。

幌をおろした水色の愛車が、春の陽射しを受けて走る。春風にふわり
と舞う、花びらと微笑を乗せて。
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:09:35.96 ID:Nx7TYcW80
>>365
いや、十分綺麗な流れ方だと思う
続きwktk
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:13:47.72 ID:xo47ldYU0
>>356
さぁ、今日はボウリングだよ。ボーリングじゃないよ。それじゃただの
地質調査になっちゃうからね。
んじゃ、まず靴を履くんだ。うん。そこにコインを入れて。そうそう。
ボタンが光ってるだろ、それを押して。ほら、出てきた。
んじゃそれを履いて―…
なんだって? ダサい?
まぁ君がダサいというのも一理ある。この派手なカラーリングは文句をつけられても
しょうがないレベルのものだしね。
だけど今からするのはボウリングなんだ。ファッションショーじゃない。
楽しむことだけに集中するためには、恥を捨てるってのもまた一理ある話だろ?
うん。別に指摘することは悪い事じゃない。僕の言ってることが正しくない可能性もある。
んじゃ、次はボールを選ぶんだ。沢山並んでるから、自分にあったボールを選ぶといいよ。
無理にかっこつけようと思って重たいのを選ぶようなやつは大体失敗する。
かといって軽すぎても手ごたえが無いからね。うん。
それにするのかい? うん。それじゃ次はレーンに立って。
まずはタオルで汗をちゃんと拭いておくんだ。手を滑らせてガーター、なんて
かっこ悪いにも程があるしね。
それじゃ、いよいよ本番。ボールに穴が開いているから、そこに指を入れて。
指の入れ方はこう。小さく並んだ二つの穴に中指と薬指を入れる。それから親指の位置にある
ちょっと大きい穴に、そう。親指を入れる。
一般的にはこうやるらしいけど、別にこれしかないって訳じゃない。これが間違ってるってこともある。
んじゃ、あとは投げるだけ。
真ん中のピンに当たるようにコースを整えて。だけどただ真ん中からまっすぐ投げることが真ん中のピンに当てる
極意じゃない。自分のボールと自分のフォームとレーンの状況にぴったり合ったコースを見つけるんだ。
最初は難しいだろうけど、そのうちうまくなるよ。
ほら、投げて。いった。あぁ、ストライクだ。
意外とうまくいったね。 まぁ、こんなもんさ。あとは同じように考えればいい。
もしピンが残っても、きっと誰かが倒してくれるさ。
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:14:00.54 ID:zRwsTipT0
もやすみ。
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:14:23.62 ID:9cBVqztI0
17歳VIPに来た記念にうpします

http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1143389073/

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/03/27(月) 01:04:33.13 ID:R61fiOMH0
どれくらいがいいのかな?あと30分で200でとか・・・><
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:17:07.17 ID:Nx7TYcW80
>>367
やばい、その雰囲気にテラモエス
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:19:51.96 ID:6ouMgv9v0
>>365
ますます謎めいてきたなあ。
でも、ちゃんとオチは考えてある?
人によると思うけど、締めを最初に決めておくと
バッチリ決まる場合が多いよ。

>>366-337
ちょと幸せになった。
「お姫様は、クロワッサンをご所望らしい。」
ってのはちいと臭いけど、俺は大好きだ!
こういうのをさらりと言える奴ってのは格好いいし
そういうのをさらりと入れた小説ってのも格好いい!

「カフェオレを淹れたの。河原にで朝ごはん!」
モエスwwww
なんか、時間がゆっくり流れてて良い感じの小説だ!
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:20:05.42 ID:t9Ybj88D0
>>366-367
おまいのかもし出すその空気が大好きだ
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:21:56.95 ID:Nx7TYcW80
>>369
これはかなり奥深い内容と見た
>>370
おやすみノシ
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:22:31.55 ID:t9Ybj88D0
>370
もやすみー
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:23:54.07 ID:6ouMgv9v0
>>369
うめえwwwww
思わずニヤリとしちまうなこりゃ。

>>楽しむことだけに集中するためには、恥を捨てるってのもまた一理ある話だろ?
格好つけても始まらない、それがVIPPER。

>>無理にかっこつけようと思って重たいのを選ぶようなやつは大体失敗する。
アレな。ネタ選びな。

>>別にこれしかないって訳じゃない。これが間違ってるってこともある。
一般的な方法ってのは効率の良い場合が多い。
でも、選択肢はそれだけじゃねえってのがVIPのいいところ。

>>もしピンが残っても、きっと誰かが倒してくれるさ。
参加者の質が良くないと、名スレも只の駄スレになっちまう。
逆にいえば、参加者もクオリティが要求されているわけだな。

こりゃオモスレwwwwwwwww
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:24:14.06 ID:xo47ldYU0
正直今は反省している
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:24:50.32 ID:n23Vw1Dg0

「ねぇねぇ、昨日の深夜ドラマ観た?」
「あー、あれでしょ、ちょっとマイナーなイケメン俳優が出てるやつ」
「なにそれ、あたし知らないよ」
「私の内藤様をマイナー呼ばわりするなってーの」
「様付けとかチョーウケるんだけど」
「うっさいわね」
 某有名ファーストフード店の一角で盛り上がる女子高生集団。
 学業が終わる夕方にもなれば珍しくも無い光景である。
 そんな集団の中に一人、終始無言の少女が居心地悪そうにイチゴシェイクを啜っていた。
 周りの話はちゃんと聞いているようだが、故意に混じろうとはしていないようにも見える。
 その少女はどことなく他の生徒とは違う雰囲気を醸し出していた。
 やがて聞き役に飽きたのか、少女は黒いトートバッグから携帯を取り出してメールを打ち始める。

『乳うpも出来ない小娘が何言ってんのよって感じ』
 着信メールの内容は相変わらずの毒舌で、受け取った青年は苦笑いをしながら返信をする。
「一応そいつら友達だろ? 仲良くしてやれよwwwww」
 青年の送信メールから僅か一分後、携帯からメロラップの腑抜けた着うたが流れる。
 新着メールが一通。液晶に表示されている差出人はさっきの子から。
『学校辞めようかなー。何も面白くないし、VIP入り浸ってたほうが楽しいよ』
 青年はメールを眺め、やれやれといった表情で携帯を操作する。
「リアルでそんなクオリティださなくてもwww まあ、イザとなったら俺が面倒見てやるよ^^」
『ちょwwww口説かれたwwwwおkwwww』

 彼女はその日以来、学校に行かなくなったという。
 それでも好きなVIP板は未だに皆勤賞で、毎日飽きることなく住人を釣っているそうな。
 事の発端を作った青年の負担は大きくなったが、少しも後悔はしていない。

あれ?語ってないし適当すぎだorz
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:25:15.56 ID:xo47ldYU0
と思ったら>>377が全部言ってくれたぜwwwwwwwww
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:25:46.06 ID:n23Vw1Dg0
ごめん>>353のお題ね
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:28:47.90 ID:Nx7TYcW80
>>379
VIPぽさがなかなかwww
さりげなくVIP中毒に警鐘を鳴らしている文章と見た
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:28:55.78 ID:t9Ybj88D0
>>377
無知な俺に解説をありがとう
なるほど納得できるwwwwwwwwうめえwwwwwwww
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:31:20.36 ID:6ouMgv9v0
>>379
ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか
読んだ人間によって意見がわかれそうだな。
こういう、印象を読み手にぶん投げるタイプって好きだなあ。
っつうかこんな女子高生と付き合いてえwww
でもVIPで必死に出会い求める奴は死んで欲しいwwwww
俺テラムジュンwwwwwwwww
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:39:26.20 ID:t9Ybj88D0
退学でVIP=NEETの仲間入り
うはwwwwww
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:41:15.31 ID:c0JFQkze0
ジャングルの奥底、小高い丘の上に、『それ』はあった。
黒光りして陽光を撥ね返し、静かに中空に佇む直方体。
3:4:5の辺比率を極めて精確に保ち続ける『それ』の真の価値を知るものは、ここにはいなかった。

あるとき、一匹の猿が蒸し暑い夜の熱気から逃れて『それ』のそばにまでやってきた。
『それ』の近くはいつでも涼しいことを、経験から知っていたためだ。
もちろんその理由を猿は知らない。知らないという概念すらなかった。
だがその日、偶然にも蚊を追い払うために振り回した猿の手が『それ』にぶつかる。

その異常な感触、初めて触れる固く冷たい質感に、猿は怖れおののいた。
奇声を発して後ずさり、観察し、なにも変化が起きないことを悟ると注意深く『それ』ににじり寄る。
おそるおそる、といった具合で『それ』を叩き、また驚く。そしてまた近づき、叩く。
猿はこのまま立ち去ってしまいたい衝動に何度も駆られたが、それ以上の、
この猿の知能ではとうてい名状できないある種の欲求が猿を支配していた。

闇のジャングルに繰り返し繰り返し衝突音が響く。
興奮しきった猿が、100回目(猿が数えていたわけではない)の拳を『それ』に打ち付けたとき、
『それ』は突如として眩いばかりの白光を放ち始めた。
それ驚いた周囲のあらゆる動物が逃げ惑うなか、その猿だけは身じろぎもせずに『それ』を見つめる。
やがて光は収まり、暗黒が戻ってくる。猿は名残惜しそうに振り返りながら、その場を離れた。

次の夜は涼しい夜だった。
それにも拘わらず、猿はまた『それ』の前に立つ。再び、そして今度は慎重に、規則正しく『それ』を叩く。
時々叩くのを中断し、何事かを確かめるように宙を睨み、あたりを見回す。
殴打が100に届き『それ』が輝きだしたのを見て、猿は振り上げた腕を降ろした。

口の端を持ち上げて犬歯を見せ、光から目を逸らすことなく眺め続けた。
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:42:21.17 ID:n23Vw1Dg0
もうちょっと青年のバックグラウンド描写すればよかったかなぁ、と

お題ぼしう>>391
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:43:33.08 ID:c0JFQkze0
『ナイトノッカー』と『それ』の奇妙な逢瀬は三年間に渡って継続された。

その日、『それ』の挙動はいつもとは大きく異なっていた。
激しく明滅を繰り返し、聴いたこともない高周波を放ち、小刻みに蠢動していた。
その未知なる反応に対しても、ナイトノッカーは怖れることなく観察し、『それ』が与える意味を探ろうとしていた。

やがて『それ』は沈黙し、二度と動かなくなった。
ナイトノッカーは二昼夜そこから離れなかったが、ついに諦めて巣に帰ろうとした。
丘から降りたところで、ハイエナの集団が自分を取り囲んでいることに気がつく。
慌てて逃げ去ろうとするが、疲労のためか体が思うように動かない。
歯を剥き出して威嚇するが効果は薄く、ハイエナどもはじりじりと距離を詰めてくる。
恐怖に縮み上がるナイトノッカーの背後で、ぽん、という奇妙な音が響いた。
ナイトノッカーは反射的に『それ』に視線を送るが、変化は見えない。
次の瞬間には正面に、とす、という何かが落ちる音。それは棒だった。

ナイトノッカーはその棒を拾い上げる。とても奇妙な棒だった。
非常に硬く、透明で、片方の先端は細くなっていた。
その棒に気を取られている隙に、がるう、という唸り声を上げてハイエナどもが襲い掛かってきた。
ナイトノッカーは実に自然な動作で、棒の細いほうの端を握り、ハイエナの一匹に向けて力いっぱい横に払った。

一時間後、無数のハイエナの死体が並ぶなかで、血まみれのナイトノッカーが立っていた。
自身は噛み傷だらけだったが、ハイエナどもに噛み痕はない。
代わりに、折れ曲がった足や潰れた頭など、今までどんな生物も被ったことのない死に方だった。
ナイトノッカーは自分の為したことの意味を確かめるように注意深くあたりを睥睨し、天に向かって吼える。
「オ、オオォォ……コォォォォォォォォォォッォォォルアアァァァァァァァアアア!!!」
その雄叫びには、自分が猿という存在から卒業して、新たな段階へと進んだのだという強烈な自覚が込められていた。
瑞々しい生命力と希望に満ちて、ナイトノッカーは今自分がここにいることを世界のすべてに宣言した。
そして彼の「卒業」を祝福するように、暁は輝いて彼を照らしていた。

手に握られた透明の棒には、白い文字で「Coca Cola」と記されていた。
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:44:48.35 ID:c0JFQkze0
>>333のやつ。
2001年宇宙の旅にインスパイヤされたのは公然の秘密だ。
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:45:37.55 ID:t9Ybj88D0
ちょwwwwwwwwwwコカ・コーラwwwwwwwwwwww
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:46:01.20 ID:/alFtHZVO
猫が寝込んだ…永遠に
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:47:57.75 ID:6ouMgv9v0
>>386
モノリスktkr!

モノリスの謎めいた存在感がたまらん一編だなあ。
不条理系のギャグとか、怖い奴書いたら面白いかもしらん。

っつうかコーラワロwwwwwwwwwwwwwww
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:47:59.15 ID:n23Vw1Dg0
>>391
把握…していいのかな?
その大竹ギャグでオチそうだけどwww
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:48:47.14 ID:6ouMgv9v0
猫が寝込んだはテラ悩んだwwwwwwww
>>393の手腕に期待する!
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:49:22.97 ID:Nx7TYcW80
>>388
コーラワロスwwwwwwwwwww
でも文章力もなかなか
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:54:37.06 ID:c0JFQkze0
あと一回だけ書かせて。
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:55:27.43 ID:Nx7TYcW80
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:55:56.84 ID:xo47ldYU0
英和辞典
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:56:55.39 ID:c0JFQkze0
>>397
おk
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 01:58:30.93 ID:5PPQ9ySs0
厨くせぇー
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:04:16.84 ID:c0JFQkze0
>>397
おk……と言いたいところだけど、
この間まさに「夢」っていうテーマで書いたばっかだから、
それに引き摺られたもの書きそう。
それ晒すから、お題変更していい?
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:05:17.92 ID:t9Ybj88D0
生徒会長と副会長
居残りの一時
一方通行の恋心
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:06:52.33 ID:xo47ldYU0
>>402
どちらからの一方通行か(・∀・)ニヤニヤ
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:10:09.34 ID:t9Ybj88D0
会長(♀)→福会長(♂)の一方通行がいいおwwwwww
405戦うおじさん続き:2006/03/27(月) 02:14:06.54 ID:t9Ybj88D0
彼女は「かまって欲しい」だけなんだろう
今の言葉でそれが分からないほど鈍感ではない、まぁ冥土への土産に聞くのも悪くない
「…おじさんで良ければいくらでも」

―――私、彼氏がいたんです
毎日他愛無いことで騒いだり遊んだりして…
時々は喧嘩もしちゃったけど、ホントに仲良くって、周りにも羨ましがられるほどの馬鹿ップルだったんです
って、こんなこと自分で言うのもどうかと思いますけどね
…さて、まぁ前置きはこの辺りにして、と
昨日、その彼氏と待ち合わせしてたんですね
道路一つ挟んだ場所にいるの見つけて手を振ったんですよー
そしたら彼氏、私を見つけてくれて
こっちに手を振りながら横断歩道渡ってたんです
そんなところに赤信号なのに猛スピードでトラックが突っ込んで来て…
後は言わなくてもお察しですよね
そのまま病院に運ばれる途中にはもう彼氏の手、冷たくなっちゃってて
病院に着く時には訳分かんなくなって
お医者さんがしてくれた話は虚ろながら覚えてるだけで、気がついたら家の玄関の前でした
呆気なさ過ぎて悲しむ余裕もなかったけど、部屋に戻って写真立てに入れてある彼の写真見て思いっきり泣いちゃいました
しばらく泣いて、泣きつかれて、涙も枯れた頃に考えました
…私、彼がいなくなって何をどうすればいいんだろう―――


書いててもう「戦うおじさん」が主軸じゃない流れになった件
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:14:49.31 ID:c0JFQkze0
>>402
今度こそおk
夢のやつ晒すから、ちょっと待って。意外に長いから削ってる。
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:15:39.77 ID:Nx7TYcW80
さすがに眠くなってきた・・・が、保守せねば
>>405
よい展開だと思うよ 続きwktk
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:17:31.48 ID:6ouMgv9v0
>>405
この女の話から、おじさんがどういう風に戦う方向へスイッチするのか。
頑張れ!
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:23:18.29 ID:6ouMgv9v0
参加者増えねえかなあ。
油断してると落ちちゃうぞこりゃ。
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:24:22.54 ID:t9Ybj88D0
戦うって言っても普通に言論で諭すだけの展開になる予感
ゴメン、アクションな展開を予想してた香具師、いたらホントにスマンorz
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:25:35.13 ID:6ouMgv9v0
テーマの解釈は作者に委ねられるべきだ。
自由に、やりたいように頑張れ!
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:26:15.15 ID:c0JFQkze0
物々しいくらいに設備の整った病室で、浅葱色の寝巻に身を包む点滴少女がかたわらに座る少年と語らっている。
「『井原ミカゲ』、くんかぁ。いい名前だね? 私はね、『月島ことのは』っていうの。覚えておいて。
 じゃあ、これあげる。私のことを忘れてしまわないように、のおまじない」


ある朝、井原ミカゲが気掛かりな夢から目を覚ますと、その手にはまだ固さの残る林檎が握られていた。
「あら、ミカゲ。この林檎どうしたの?」
「……知らない女の子からもらった。レンガ造りの病院で」
「そんな病院、ここら辺にあったかしら?
 ま、あんまり出歩いたらだめだよ。――なんたって、世界はもうすぐ終わるんだから」

井原ミカゲの住む世界は滅亡に瀕していた。
終末というのは想像以上に騒がしい。テレビから流れるニュースはまさに花盛りだった。
異常気象によって11月なのに真夏日爆進中だとか、南極大陸が真っ二つに分断されたとか、
ある都市が外部から隔絶されて閉塞状況に陥ったとか、
どこぞの国が新型爆弾を製造しちゃったとかで国連の査察を受けたとか、派手な話には事欠かなかった。

ミカゲの実感としても、例えば朝靄の空気が鉄の味を帯びていたり、
昼夜を問わず地震が頻発してもう慣れっこになっていたり、
正午くらいになるとF-108レイピアに護衛されて飛ぶXB-70ヴァルキリーの編隊を必ず見ることができたり、
要するに「世界の終わりも近いんだなぁ」的なムードに満ちみちていた。

そんな訳で、見知らぬ少女の夢とその不思議な記念品のことも、
『世界の終わり』が自分にだけそっと見せてくれたささやかな幕間、
いずれ泡と消えるゆめまぼろしのようなものだと、ミカゲは解釈していた。
しかしその夜、温かな眠りの中でミカゲは悟る。
『それ』は確かに夢であっても、決して幻ではないことを。
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:30:31.74 ID:xo47ldYU0
>>412
言葉様…
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:31:22.23 ID:c0JFQkze0
毎夜毎夜、ふと気がつくとミカゲは病室にいて、浅葱色の寝巻きを着たことのはがにこにこしながら待ち構えているのだ。
そして目を覚ますと、夢で渡されたものをその手に握り締めているのだ。
最初は気味悪がっていたミカゲだが、数日過ぎる頃にはすっかり慣れて、
ことのはとの会話を楽しむようになっていた。

それら不思議な現象について、ことのはと話したことがある。
「私が思うにね、これは集合的無意識とか超自我とか、そういったものがかたちを変えて顕在化しているのよ」
「へ?」
「つまりほら、今、世界が終わりそうじゃない? っていうか、
 みんなもう諦めモードになって『こりゃどーしよーもないよ』みたいになってない?
 それはつまり、私たちの気持ちの上では、もう世界は既に終わっているのよ。
 あとはただ、天使がラッパを吹くのを待っているだけ。
 でもそれってとても不安定なことだと思うの。
 だから、それを埋めるために波長の合う人間同士の心が繋がって、
 同じ夢を見ているってこと。今だけを切り取って、
 永遠だけを閉じ込めた、綺麗な春の夜のような夢を、ね」
「かつての世界の代わりが、二人だけの世界か……」
「え? なに?」
「なんでもないよ。それで?」
「うん、それでね、私も、君も、他の人たちも、世界が終わるってのに、
 パニックムービーの登場人物みたいに取り乱したりしてないでしょう?
 きっとこの『夢』がバッファになってるお陰だと思う」
「でもそれだと、この夢から物を持ちかえられることの説明がつかないよ」
「ぅ……さすが井原くん、ナイスツッコミ。ま、まあそれは宿題ってことで。ね?」

こんな意味のない馬鹿話の他には、お互いの身の上話――
どうやらことのはは心臓に病を抱えていることとか――などを語らい、
ただ、その内容が具体的なものに及ぶことはなかった。ことのはがそうした方向へ話が進むのを嫌い、
ミカゲもなんとなく気後れを感じていたからだ。
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:31:40.49 ID:6ouMgv9v0
>>412
>>例えば朝靄の空気が鉄の味を帯びていたり、
こことか妙にリアルでイカす!

まだ先があるんだよね?
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:34:26.21 ID:c0JFQkze0
そして別れ際には必ず贈り物をされた。
(押し花とか森奈津子の本とか小さな手編みの籠とか、まあそういう他愛のない小物)
ミカゲもなにか贈ろうと考えたことはあるが、
それをどうやって夢の世界に持ち込むのか皆目見当がつかなかった。
ことのはにその方法を訊ねてみても、「さあ? なんとゆーか……『気は心』?」
と本人もいまいち分かっていない様子。

贈り物はいつも違うものだったが、再び林檎を贈られた夜があった。
その日のことのはの態度もどこかおかしく、そわそわと落ち着きがなかった。
「……じゃあ井原くん、また明日ね」
「うん、さよなら月島さん」
「い、井原くん! 私のこと、忘れないでよね!」
「どういう意味?」
「あ、ううん、そうじゃなくて……。 えーと、やっぱなんでもない」
「……?」

次の日、なにごとも無かったかのようにことのはは夢に現れ、ミカゲもそのことには触れなかった。

そのことはお互いの心に小さなしこりを残しながらも、二人は静かに絆を深めていった。
同時に、世界の終わりもゆっくりと近づいていることも、ミカゲは知っていた。

そしてある夜。いつもの病室、いつもの格好でミカゲを待っていたことのはの小さな手に、
真っ赤な林檎が握られていたことに、ミカゲは訳もなく不安に駆られた。
いつも通りにパイプ椅子に腰掛けたミカゲの胸へ、ことのははそっと、だが有無を言わせぬ静けさで潜り込んできた。
「つつつ月島さん?」
「――は、―――げる」
「え、なに?」
「今日は、私をあげる」
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:35:52.82 ID:t9Ybj88D0
世界の崩壊は遠い世界の出来事にしか思えない
だけど空気はそれを悠然と物語っている

…いいねぇ、その才能を俺に分けてk(ry
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:35:58.48 ID:6ouMgv9v0
ちょっとティッシュとってくる。
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:36:33.31 ID:c0JFQkze0
「なに……言ってるの?」
「いいから、私をそっちへ連れていって。私をここから連れ出して。
 色々なものが送れるなら、人間の一人や二人だって送れるでしょう?」
「無茶だよ。きみ、心臓が悪いんだろう? それでここにいて、ほら、点滴してるんだろう?」
「どうだっていいの、そんなこと」
「どうだっていいって……」
「だって世界は終わるんでしょう?」
「―――」
「世界が終わるのに、身体の心配してなんになるって言うの?
 こんなチューブに縛られたまま死ぬなんて私は嫌。絶対に嫌」
「……まだ世界は終わらないかも知れない。君より長く耐え続けるかも知れない」
「じゃあ私と一緒にお祈りして。『早く世界が終わりますように』って」
「月島さん」
「私と『波長の合う』井原くんなら分かるでしょ? この世界はもうとっくに終わってるんだって。
 今ここにある世界はただの脱け殻で、心ないゾンビみたいなもの……気持ち悪いだけの、異常なものだって。
 私、そんなの見たくない。終わるならさっさと終わってほしい。
 無駄に苦しむよりかは、綺麗さっぱりと消えてなくなって欲しい!」
「ことのはちゃん!」
「―――痛い。どうしてぶつの?
 わた……私ただ、一人で、ひ、とりで……んじゃうのが怖いだけなのに……。
 怖い……怖いよ……う、うぅ……ミカ……井原くんなんか大嫌い……」

ミカゲが目を覚ましたとき、当然ながらそこにことのはの姿はなく、林檎だけが寂しげに枕元に置かれていた。

「ねーミカゲ。また林檎増えてない?」
「うん……」
「どーするの、これ? 腐らせる気?」
「知らないよもう……」

その夜、夢は見なかった。
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:38:42.96 ID:Nx7TYcW80
私をあげるでエロ展開を期待した俺は吊ったほうがいいね
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:39:56.01 ID:xo47ldYU0
>>420
ちょっと待って俺も一緒に逝くわ
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:39:58.78 ID:c0JFQkze0
相変わらず賑やかなニュースを聞き流しながら、ミカゲは考える。
ことのはのこと、夢のこと、彼女の贈り物のこと。
すべてが不確かで、そこには根拠も裏付けもないけれど、ミカゲの脳裏に浮かぶ一つの答えがあった――。

「また逢えたね、井原くん」
「ああ、二日ぶり」
「……えーと、なにから話そうか。 うん、じゃあ夢のことから。
 正直言うと、これはよく分からないよ。前に話した通りなのかも知れないし、
 それは全部私の勘違いで、なにか別の理由で君と私が同じ夢を見てたのかも知れない。
 ただ、贈り物のことだけど、これどう考えても普通じゃありえないよね?
 これも物凄いミステリーだとは思うけど、私は、その具体的なメカニズムには興味がないの。
 私が思ったのは、この『贈り物』をもっと突き詰めたら、どうなっちゃうんだろう、ってこと。
 もしかしたら『巨大なもの』『かたちのないもの』だって、君を通してこの世に送り出せるかも知れない。
 例えば、そう――」
「『世界の終わり』、とか?」
「うん、そう。――ねえ、井原くん、どう思う? 今のメチャクチャな世界って、本当に必要かなあ?
 私、井原くんのこと、好きだよ。もしも井原くんが同じ気持ちで、私のこと『好き』って言ってくれるなら、
 こんな終わってる世界なんかぶっ壊して、今ここだけの夢を詰め込んで、
 本当の永遠を呼び覚ますこともできると思うの」
そう言いながら、ことのははミカゲの手を取る。
「私の気持ち、分かるよね? 分からないなんて言わせないよ?
 他の人のことなんかどうでもいい、自分のことだけ考えたい、そう思える瞬間って、あるよね?
 今がその時だよ。誰もかれもが自分のことだけ考えすぎたせいで、世界は終わってるの。
 誰にも遠慮しないで自分達だけの幸せを選べる機会なんて今しかないよ?
 ね、井原くん、私のこと、好き?」

ミカゲは震える手でことのはの両肩をつかみ、なにかを思い定めたように固く目を閉じる。
ことのはは少し顔を赤らめ、同じように目を閉じてそちらへ首を向ける。
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:42:03.52 ID:6ouMgv9v0
>>420-421
ティッシュ使うけ?
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:42:25.68 ID:t9Ybj88D0
>>420-421
俺もついて逝くよ、ちょって待ってくれ
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:45:30.40 ID:c0JFQkze0
「――気持ちは嬉しいけど、でも、今は可愛い友達、くらいにしか」

「……うん、分かった。はっきり言ってくれてありがとう。
 あー、そっか、振られちゃったか。しょうがないか。君は『終わってない』人なんだね」
「君だってそうだろう? 君もまだ終わってないんじゃないのかい?」
「……そうかな?」
「そうだよ。だって、君と僕は波長が同じなんだろう?」
「そう言ってもらえると、ちょっと嬉しいかも。
 ……林檎のことなんだけどね、あれ、実は手術の日だったの。正確には手術の前の日、かな。
 でもその度……手術の直前になってから、タイミングよく具合が悪くなって、伸ばしのばしになってたの。
 ビビってるのが身体に出たんだね。普段は思い通りにならないくせに、こーゆー時だけは素直なんだから嫌になるよ。
 ほんのひとかけらでいい、勇気が欲しかった。ほんの一言でいい、誰かに泣き言を言いたかった。私、臆病だから。
 だから、井原くんとお話できたのはとても嬉しかったよ。―――ありがとう。
 今はもう手術も終わってて、あとは私が目を醒ますのを待つだけ。
 とても難しい手術みたいだから、そのまま死んじゃうかも知れないけど。
 ―――そう思うとやっぱり不安だったから、君に甘えるついでに、自分の想いとかどうしようもない嫌な気持ちとか、
 そーゆーのに全部決着つけちゃおうかなー、って、まあつまりこれで私の話はお仕舞いです。
 じゃ、これでさよならしようか」

周囲が黄金色の光に包まれ、ことのはがその中へ溶け込んでゆく。

「あ――」
「覚えておいて。この世界の終わりに『月島ことのは』って女の子がいたこと。
 彼女は手先が器用で、ちょっと少女趣味入ってて、林檎が好物で、
 そして、井原ミカゲって男の子が大好きだった、ってこと」
「待って!」

ある朝、井原ミカゲが気掛かりな夢から目を覚ますと、そこにはなんの異変もなかった。
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:45:28.51 ID:n23Vw1Dg0
>>391  うはwwクオリティ高い作品のあとの投下は気がひける。スルーしてくれ

 夕飯も済んだゴールデンタイムのひととき。
 コタツを囲んで家族団欒の中、テレビにはバラエティ番組が垂れ流されていた。
 お笑い芸人が多く出演しているだけあって、これがなかなかに面白い。
 特に出演芸人が己の身を削りあう一発ギャグ対決がこの番組の目玉だ。
 なにより俺の好きなコンビが唯一ゴールデンに出演している番組でもある。
 今はそのコンビの眼鏡の方がギャグ対決をしている最中。
 俺は予想出来ぬ展開を期待しながら胸を躍らせていた。
 スポットライトに照らしだされ、とうとう彼の口が開く。
「猫が寝込んだ……永遠に」
 彼特有の後付けギャグがここぞとばかりに炸裂し、会場は静かな含み笑いに包まれた。
 ダテ眼鏡を得意げに指先で直しながら、してやったりの表情が憎たらしくもある。
 大爆笑を狙っていない彼だからこそ出来る独特の笑い。
 じわじわと襲い来る笑いの波。時間差を経て俺は噴出していた。
「永遠に寝てるなんて可哀想……」
 そんな頓珍漢な言葉で彼の相方とは別のベクトルでツッコむ隣の姉。
 心地良い笑いも一気に吹っ飛び、思わず姉の顔を見やった。
 テレビを見つめるその表情は真剣だったが、少し泣きだしそうな感じも混じっている。
「姉ちゃん……」
 姉は極度の猫好きだということと、以前飼っていた子猫が亡くなった日のことも思い出した。
 家族団欒の時間が、少しばかりしんみりとした雰囲気に包まれる。
 テレビのスピーカーはそんなことを知らず、明るい笑いを絶え間なく流し続けていた。
「あの子猫はまだ眠っているだけなんだよ。まだ子供だからね。寝る子は育つっていうし」
 父親の言葉が静かに俺の心へ染み渡る。
「……そうだ、今も小さな寝息をたてて寝ているだけなんだ。きっとそうに違いない」
 不思議とそんな言葉が無意識に俺の口から吐かれていた。
「じゃあ、まだ起こしちゃ可哀想だね」
 姉はそう言いながら笑っていた。俺を慰めてくれるときに見せる、いつもの柔らかい笑顔で。
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:49:54.72 ID:Nx7TYcW80
>>426
姉さんカワユス
きっちり纏まってて良いと思うよ
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:49:55.35 ID:c0JFQkze0
テレビを付ければ、世界が相変わらず緩やかな坂を下る様子が映し出されている。
たまに『新技術の平和利用ガイドライン協議会開催』とか『半年に及び続いたブラジル森林火災、鎮静化』とか、
明るい話題が流されることもあったけど、それ以上のスピードでネガティブなニュースが押し寄せてくる。

その溢れ返る雑多な映像の中に、あの白レンガの病院が映し出されたのをミカゲは見た。見たと思った。
だがすぐに画面は切り替わり、確かめる前に消えてしまう。

「ミカゲ。ほら、アンタの林檎、ジャムにしたよ。これなら長持ちするでしょう?」
ミカゲはジャムのビンを姉から奪い取り、リビングから飛び出してゆく。

昨日の夢は、『どっち』だったのか。
昨日に限って『贈り物』が無かった。
夢が幻ではないと信じさせる、ただ一つの確かなものが。
そして、一昨日は夢を見なかった。
実は喧嘩別れした時点で『夢』は終わりを告げていて、
昨日のそれは自分の願望や思考が投影された、
正真正銘の単なる夢なのかも知れない。
だが、どちらにせよ――ことのはに逢いたい、ちゃんと逢って伝えたいことがある。

部屋で荷造りをするミカゲに、姉が話し掛ける。
「なによ。そんなに目をきらきらさせて。好きなコでもできた?」
「いや、でも……好きになりたい人なら、いるんだ。もっと話がしたい。もっと彼女のことが知りたい」
「世界が終わるってのに? 『命短し 恋せよ乙女』ってか。 ま、どうでもいいけど」
「じゃ、行ってきます」
「良い終末を」

世界が終わる前に、この夢の結末を確かめに行こう。

背負ったリュックサックのなか、林檎のジャムが黄金色に輝いていた。
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:51:56.21 ID:Nx7TYcW80
>良い終末を
これは震えた
続きwktk
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:52:55.90 ID:c0JFQkze0
>>429
あ、ごめん。そこで終り。
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:53:52.38 ID:t9Ybj88D0
>>430
締めが上手いな
だからその才能をくれと何度言ったら(ry
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:54:57.59 ID:xo47ldYU0
>>430
乙。雰囲気いいねぇ
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:55:09.90 ID:Nx7TYcW80
>>430
わ、終わりだったのか
と、いうことはこれは
ほどよい後味を残す文章なわけか・・・
これはもうあれかね、先には絶望しかないのかね。切ないな・・・
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 02:58:02.26 ID:6ouMgv9v0
>>430
mjk!!!!!!!
うめえええええええええ!!!!
シメがかっこえええええ!!!!!!!!!
このオチはいい! 続きが押し付けられないながら
それでもハッピーエンドを想像させるいいオチだ!
姉の「良い終末を」ってのも小粋でいい!

世界観も、ありきたりのようでユニーク。
こりゃあすげえ!
コトノハにも萌えた!
ストーリーを淡々とこなしながら萌えさせるなんざ
只者じゃねえなこりゃ。

世界の崩壊が止まるかもしらんって希望もあるけど
どうせ終末ならいい終末を、って解釈もできる。
こりゃあいい!
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:00:01.79 ID:Nx7TYcW80
良作を拝めたところで
俺はそろそろ寝るよ
誰か、明日ってか今日の朝までの保守を頼んだ
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:02:00.04 ID:6ouMgv9v0
>>426
姉モエスwwwww

>>家族団欒の時間が、少しばかりしんみりとした雰囲気に包まれる。
>>テレビのスピーカーはそんなことを知らず、明るい笑いを絶え間なく流し続けていた。
このギャップな。映画とかで作ったら沈黙の表現力が面白いかもしらん。

親父の小粋な返しがまたグっと来る!
なんか酸いも甘いも噛み分けて来た感じだなあ。
俺のときより、ずっとうめえ! よくやった!
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:02:35.54 ID:t9Ybj88D0
保守頑張るよ保守
ついでに戦うおじさん続き書くよ戦ってないけどorz
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:05:55.31 ID:xo47ldYU0
誰か保守代わりにお題くれお
1〜2レスくらいで済みそうなやつ
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:06:28.78 ID:6ouMgv9v0
>>438
英和辞典。
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:07:02.25 ID:xo47ldYU0
>>439
貴様!見ているな!!

把握した
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:10:54.45 ID:6ouMgv9v0
>>440
バカみたいに高いポラロイドカメラ壊さなきゃいかんからな。
期待してるぜ!
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:11:16.42 ID:n23Vw1Dg0
スルーせず感想をくれるおまいらが大好きです

c0JFQkze0さんの良作をコピペ保存しました
何度読んでも素晴らしい…(´;ω;`)
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:13:17.75 ID:6ouMgv9v0
>>442
女子高生かく語りきもそうなんだけど
すげえ優しい空気感があるのな。
小粋な少女マンガみたいなほのぼの小説書いたら
面白いかもしれん。

ささ、安価を出すんだ。
この過疎っぷりなら、間違いなく俺が高見盛を当てるけどな!
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:14:48.45 ID:t9Ybj88D0
一応俺も見ている
スナイプして他のお題を出して見せるぜ!!!!!1
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:16:04.66 ID:n23Vw1Dg0
>>443
得意分野はシリアス、ダーク系なんだけど初めて言われたおw

仕事あっけど書きますか

お題ぼしう>>448
高見盛り以外でw
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:16:21.83 ID:t9Ybj88D0
ksk
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:17:20.10 ID:t9Ybj88D0
ksk
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:17:52.68 ID:6ouMgv9v0
高見盛!!!!!!!
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:17:55.50 ID:t9Ybj88D0
人を刺しちゃった後の犯人の独白
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:19:52.17 ID:n23Vw1Dg0
>>448
期待通り把握した
つまんなくてもしらいおw
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:19:59.55 ID:t9Ybj88D0
高見盛スナイプ成功されたorz
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:21:27.03 ID:6ouMgv9v0
でもアレだよな。
もし俺が高見盛で小説書けって言われたら泣くな。
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:23:19.47 ID:c0JFQkze0
>>402会話形式でやってみる。

「会長。やっぱり計算合いません」
「そんなことないって。もう一回計算して」
「何度やっても同じです。僕もう帰りたいんですけど」
「ダメだよ。一円でも誤差があるうちは帰しません」
「銀行じゃあるまいし……会長、僕に隠してること、あるんじゃないですか」
「ナイヨー」
「なんで片言!? ……まさか、使い込んだとか」
「…………惜しい、でもほぼ正解」
「うっわ最低だ。なにやってるんですかアンタ?」
「まあぶっちゃけるとね、君を居残りさせてやろうと思って」
「信じらんねー、なんでこんな女が会長になれんだよ」
「まー人徳?」
「勘弁してくださいよ。僕ずっと会長にいじめられてばかりじゃないですか。
 僕はそんなことのために生徒会に入ったわけじゃないんですよ」
「あら、じゃあなんのために副会長になったの?」
「なんで会長は会長になったんですか?」
「質問を質問で返すなと荒木飛呂彦に教わらなかったの?」
「なに言ってるんですか、もう……。
 そりゃ使命感と、内申書のためですよ。一年生には会長職への立候補権がないので、副会長に」
「だからよ」
「は?」
「君が副会長になるって知ったもんだから、君を好き勝手にいじめられる立場になろうかなって」
「…………」
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:23:49.34 ID:c0JFQkze0
「やだ、泣くことないでしょ。ほら、お金は使ってないんだから、ね?」
「じゃあさっさと返してくださいよ。どこですか?」
「ブレザーの内ポケット。言っておくけど、私は取り出さないわよ。欲しけりゃ自分でどうぞ」
「いい加減にしてくださいよ。なんでそんなことしなきゃいけないんですか」
「それもこれも愛ゆえよ」
「いいからさっさと出してください。脱がしますよ」
「喜んで」
「…………はぁ。いいですか、取り出しますけど、動かないで下さいよ。大声とかも無しで」
「信用ないなぁ」
「『信用』って言葉の意味、知ってますか?」
「モチのロン」
「新しい辞書買ったほうがいいですね」
「ところであたしの胸どう思う? 間近で見て」
「ノー・コメント」
「ぁ……や、ぅ……く」
「意味もなく喘がないでください!」



『(ガラッ)こらー、お前ら。仕事熱心なのはいいがそろそr──』

「いやん」
「もおおおいやだああああああああああぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!」



終り。
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:25:47.43 ID:t9Ybj88D0
ちょwwwwwwwwwえろいwwwwwwwwwww
ティッシュ取ってくる


会話形式でちゃんと風景連想させてくれるとはやるじゃないか
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:28:38.93 ID:6ouMgv9v0
>>453-454
モエスwwwwwwwwww
ひたぶるにモエスwwwwwwwwwwwww

ああああああ!!!!!
こんなオナゴに目えつけられてえええええええええ!!!!!!
モエス!!!!!!!!

しかしこの短時間に、よくこんだけのことが思い浮かぶなあ。
ちょっとそのサーキットわけてくれ。
俺の渋い親父サーキット上げるから。



さて、安価かね?
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:32:13.26 ID:c0JFQkze0
もう一つくらいならいけそう。
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:32:48.29 ID:6ouMgv9v0
会長の猛攻
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:36:19.95 ID:t9Ybj88D0
猛攻かぁ…ティッシュの量増やさないとダメかも分からんね
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:37:02.48 ID:c0JFQkze0
>>458
会長って>>453-454の会長?
それともまったく別のやつ?
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:40:01.05 ID:6ouMgv9v0
>>453-454
に決まっておるだろうがああああああああ!
フンー! フンー!
462物語の進展の遅い俺がきましたよ:2006/03/27(月) 03:51:27.96 ID:t9Ybj88D0
「結局浮かんだ道は何も無かった?」
相槌を打つ
思っていたよりありふれた話だった
人間はこんな簡単に精神を崩せるんだな、今まで平凡に生きてきた自分には夢物語にしか思えない
…咽喉まで出かかったそんな言葉を飲み込む
「彼氏がいなくなってから何だか世界が真っ白になっちゃった感じなんです…もう全部、どうでもいい、消えちゃいたい」
陰が差した
空を見上げると雲が太陽を隠していた

「電車、もうすぐ来るみたいですよ」
そういうと彼女が線路側に一歩近づいた
微かに電車の音が聞こえ始めてくる
「一つ、聞いてもいいかな?」
思わず出てしまった言葉
―――君の彼氏は幸せなままで死ねたのかな?―――

彼女が目を丸くしてこちらを見ている
電車の音が近づいてくる
「君といた間、彼氏は間違いなく幸せで、轢かれて死ぬまでの間も君が側にいたんだろう?」
自分の口が止まらない、止められない
―――本当に彼を思うのなら、今不幸なまま死ぬよりも君が彼よりも幸せになる方が彼は喜ぶ
男として、彼女が自分より不幸なままで死んで欲しくない、おじさんはそう思うよ―――

電車の音が更に近づく
駅のホームが電車の到着が近いことを知らせる

「私…ちゃんと幸せに…なれるでしょうか…?」


―――やらなきゃ分からないさ―――
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:52:23.38 ID:t9Ybj88D0
…どう見てもやっつけ仕事杉です、本当に(ry
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 03:54:05.78 ID:6ouMgv9v0
>>462
超緊迫! dkdkしてきた!!!!!!!
続き! 続き!
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:01:00.81 ID:n23Vw1Dg0
>>448 高見盛

 相撲は日本の国技なのは有名な話である。
 だが、観戦する年齢層は他の競技に比べて大幅に上がっていたりする。
 若者に不人気というイメージがここ数十年あまり続いていた。
 実際問題、競技人口は年々少なくなり始めているという。
 とは言っても、有名な力士になれば知名度は下手なサッカー選手より上だったりもする。
 それだけ相撲という国技は、なんだかんだで一般に親しまれているということなのだろう。
 この世の中、まだまだ力士を目指す若者は後を絶たない。
 そんな夢を持つある一人の少年は、コミカルな印象を持つ高見盛の大ファンだった。
 親友にも熱弁を振るうほどの熱の入れようで、周りからは相撲馬鹿と呼ばれ親しまれていた。
 少年は中学三年にして身長180cm、体重にいたっては120kgを超える恵まれた体格を持つ。
 力士として将来は有望な人材であったのだが、部活動の稽古中に膝を壊してしまう。
 大掛かりな手術もしたが、結局完治までには至らず力士の夢を諦めるしかなかった。
 少年はそれ以来、相撲の話題を出さなくなり、どことなく元気も失ってしまっていく。
 リハビリも終わらないまま入院生活が長引き、つまらない日々がそれからも続いた。
 唯一の娯楽といえばテレビだろう。病院は老人が多いため、そこに映されるのは相撲中継。
 一度諦めた夢の舞台がそこには在った。土俵で繰り広げられる真剣勝負。
 大きな力士同士がぶつかり合う様はまさに究極の肉弾戦。
 歓声と野次の交じり合う舞台は、とてつもない熱気で溢れんばかりである。
 少年の瞳はテレビに釘付けになったまま、13日目の全試合を観続けた。
 大ファンの高見盛は現在11勝2敗。優勝争いからまだ転落していない位置に付けていた。
 明日の最終日に同順位の琴欧州に勝てば優勝ということになる。
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:02:14.98 ID:n23Vw1Dg0
>>465

 その日、少年は明日の相撲中継を楽しみにしながら眠りについた。

 そしてそのときがやってくる。国技館はいつも以上に盛り上がりを見せていた。
 結果は見事高見盛が上手投げで白星をもぎ取り優勝。
 テレビの向こうで歓喜の涙を流す高見盛の姿を見つめ、少年も同じように涙を拭った。

「先生、俺やっぱり諦めたくない。高見盛のように強くなって、あの世界で頑張ってみたいんだ」
「……君なら彼のようになれさ。さあ、リハビリを頑張って夢を実現しようか」


 数年後、少年はあの大舞台へ自らの足を踏み出すこととなる。
 引退した高見盛の愛弟子として。



真面目な話になっちゃったw
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:03:33.86 ID:xo47ldYU0
僕は紙の辞書が好きだ。
最近では電子辞書なるものがそこいらで横行しているようだが、
僕はどうもその電子辞書とやらを好きになることができない。

この間友人に新しく買ったという電子辞書を自慢げに見せられ、少しばかり触らせてもらったのだが
僕は英和辞典が開かれたその電子辞書の前で凍り付いてしまった。
考えても考えても、入力したい単語が浮かんでこないのだ。

電子辞書の前で呆けている僕に文句を垂れながら、友人は僕からそれを取り上げる。
「何だよ、何も調べてないのかよ」
「調べようにも、どこにも鍵穴が無いよ」
友人は呆れた風に僕を見たのち、そのまま後ろを向いてしまった。カリカリとノートに字を書く
音だけ立てて何も語らない彼の背姿に多少の罪悪感を感じながら、僕は彼に向かって言葉を投げる。
「僕が欲しいのは、銀色にかためられたアタッシュケースじゃないんだ。
 錆び付いてて、ちょっと力を入れればすぐに開くような宝箱の方がいい」
友人はちらりと僕の方を向いて言った。
「何変なこと言ってんだよ」
そして彼はまた机に向き直って、忙しくペンを走らせる。
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:03:55.14 ID:xo47ldYU0
僕はカバンから重たい宝箱を取り出した。ぼろぼろに錆び付いたそれは親指をなぞらせるだけで
簡単に開き、秘められた宝物がまばゆいばかりの光を放つ。
「Placebo effect って、知ってる?」
僕は友人に問いかけた。
「何だよ、それ」
「プラシーボ効果。《偽薬を与えられると心理的な効果により治療の成果が出ること》、だって」
僕がそういうと、友人は僕のほうに身を乗り出してきた。
「今見つけたんだ。病は気からってことだね」
指差して伝えてやると、友人の視線がゆらゆらと動いて小さな文字を見つめる。
「へぇ…」
感嘆の隙間から声を漏れ出させ、なおも友人は宝の山を舐めるように見る。

「見ろよ、Plagiarism」
友人が小さな文字を指差す。
「ん?」
「(他人のアイディアの)盗用、剽窃。だってよ」
僕は眉をひそめて彼を睨み、言った。
「それは何か僕に言いたいことでもあるのかい?」
「いや、そういう訳じゃない。『今見つけたんだ』」
友人はおどけて笑いながら答えた。
「そうかい」
彼の気の利いた返事に、僕もつられて笑顔になった。

そして僕達は、交わす言葉を肴にしながら手に入れた宝物の前で小さな宴を開いた。
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:04:40.04 ID:xo47ldYU0
>>439
おしまい。案外時間かかった…
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:05:21.81 ID:6ouMgv9v0
>>465-466
ヌケないけどナケた!
いいなあ。相撲で夢を繋いだ少年の話かあ。
こういう、ポジティブな話はいいよなあ。
そろそろ死にたくなる時間帯だから、こういうのはガチ感動する。
よくやった!
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:06:20.66 ID:xo47ldYU0
>>469
ちょwwww俺の書き込み時間キモスwwwwwwwwwwwwwwww
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:09:50.94 ID:t9Ybj88D0
手に入れた宝物…
その表現は中々のものだな
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:11:55.73 ID:6ouMgv9v0
>>467-468
ちょwwwまたこりゃ深えなオイ!
紙の辞書はランダムに開けるけど、電子辞書はそうはいかねえ。
紙の辞書だからこそ出来る遊びってわけだな。
っつうかよく気づいたなこれ!

>>「僕が欲しいのは、銀色にかためられたアタッシュケースじゃないんだ。
>> 錆び付いてて、ちょっと力を入れればすぐに開くような宝箱の方がいい」
一瞬電波かと思わせておいて、次ですぐ消化される布石。

>>彼の気の利いた返事に、僕もつられて笑顔になった。
物凄え粋なことになってんなチクショウ!
言語センスじゃなくて、こんな内面的なセンスを見せ付けられたのは初めてだ!
安価! 安価出せ! 次が読みてえ!


>>471
全部04だったら死んでたな。
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:13:51.47 ID:n23Vw1Dg0
辞書=エロ単語
ネタに走ってしまう俺が嫌だorz
475多分、次で最後:2006/03/27(月) 04:14:03.18 ID:t9Ybj88D0
あの後彼女がどうなったのか、結局最後に一言だけ言い残して去ったから私には分からない
そして私自身も自分で言った言葉が枷になって結局自殺することは出来なかった
「…やらなきゃ分からない、か」
リストラされて、妻に逃げられて―――それでもまだ自分は生きている
全てを無くした、なんて結局思い上がりなだけの気がしてきて

家に帰ってシャワーを浴びた
それだけで驚くほどに落ち着いた
落ち着いたところで電話が掛かってきた
電話によると妻は私に愛想が尽きて逃げたのではなく、リストラと聞いて実家に金銭の工面に言ってただけらしい
書置きをしていた、らしい(妻の証言を元に捜してみると妻の部屋の机の下に落ちてあった
…自分が馬鹿らしくなった
それと、数年前に一人暮らしを始めていた息子が交通事故で死んでしまったらしい
葬儀を行うから実家まで来て欲しい、とのことだ
踏み切りの前で自殺するかどうか悩んでいたのが馬鹿にしか思えないような話だ
思わず大笑いしてしまった
笑って笑って、明日家を発つ準備をしよう
葬儀には、出席しないとな
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:16:21.60 ID:c0JFQkze0
「んふふ、二人きりだね」
「会長……勘弁してください。もっと離れてくださいよ」
「それは不可能というやつよ。だってほら、用具入れに閉じ込められたんだもん」
「最悪だ……」
「まあ、結果オーライ」
「どこがオーライですかどこがっ! 会長が悪いんですよ! 無理矢理に僕を押し込めるから!」
「二人きりで密着したかったんだよう」
「どーすんですか、もう……これ、無駄に頑丈だから音もなかなか漏れないし、誰か来るまで待つしかないですよ」
「ラッキー」
「いい加減で怒りますよ」

「誰も来ないね」
「まあ、さっき昼休みが終わったばかりですから。この教室を使う授業が来ないと」
「んふふ。いい匂い〜」
「会長、やめてください服噛まないで! 唾液で汚れるじゃないですか!」
「そんなに怒るなよ」
「はぁ……会長、なんで僕なんですか? 他にももっといいやついるんじゃないですか?
 例えば書記の小坂先輩とか。こないだデートしたって聞きましたけど」
「ありゃしつこく誘われたから仕方なくだよ。妬いてる?」
「いいえ、爪の先ほども。いいじゃないですか、あの人と付き合えば」
「あいつじゃ役不足だよ」
「……それは誤用ですよ。『役不足』の意味、知ってますか?」
「四飜縛りなのにメンタンピンのみで上がろうとするような馬鹿のことでしょ?」
「……新しい辞書を買ってください」
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:16:39.23 ID:c0JFQkze0

「……ハァ……ハァ」
「だから無意味に喘がないでくださいって──会長? どうかしました?」
「思ってたより……ここ、密閉されてるね……」
「空気穴が上にしかない……二酸化炭素は下に貯まる……! 会長、大丈夫ですか」
「うん……でも、ちょっと苦しいかな……」
「分かりました。僕が持ち上げますから、空気穴から新鮮な空気を吸ってください」
「あり、がと」
「もっと身体を押し付けないと持ち上げられませんよ」
「あまりそうすると、君が困っちゃうんじゃないかなって……」
「そんなこと気にしてる場合ですか。せーので持ち上げますよ。……せーの!」
「(チュッ)」
「おわぁ! なななにやってるんですか会長!」
「馬鹿だなあ、一時間やそこら閉じ込められたくらいで酸欠になるような欠陥品、私が購入するわけないじゃん(チュッ)」
「ちょ、会長、やめてください! 離してくださいよ、ぶら下がらないで!!」
「離さないよ? ほらほら、ちゃあんと私を抱えてないと首を痛めるよ?(ペロ)」
「や、うそ、かいちょ」
「なに可愛い声出してるの? (ガブ)」
「た、助けてー!」

『あれ? 誰か入ってるのこれ? (カチ、ガチャ)どうしt──(バタン、カチ)』

「んふふ、ふ・た・り・き・り」
「誰か、たぁぁすけてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」





こうですか、分かりません><
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:19:00.23 ID:n23Vw1Dg0
書記長の枠は空いてますか?
こんな会長なら虐められたい(;´Д`)はぁはぁ
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:19:25.95 ID:xo47ldYU0
>>473
褒めすぎwwwwwwwwwww
この程度の短編で一時間かかるクチだから勘弁してくだしあ><
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:22:43.22 ID:6ouMgv9v0
>>475
親父、なんかすげえボロボロだなあ。
頑張れ! 超頑張れ!
一回死に掛けた人間は強えぞ!

>>476-477
ヴェラモエスwwwwwwwwwwwww
会長wwwwwwwwwwwwwwwwww
俺こんな状況になったらオニンイン爆発寸前で
まともに喋る自信ねえよwwwwwwwwww
会長! かいちょおおおおおおぉぉぉ!!!!
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:25:48.05 ID:6ouMgv9v0
>>479
言語センスってのとはちいと違うんだけど
思わせぶりなギリギリの台詞回しと
布石の消化の仕方が半端じゃない。

ちょっとやりすぎか? って位の比喩表現の押し切り方が
自然すぎて、小粋にまとまってる。マジで巧いと思う。
お前になら俺のケツ貸しても良い。
サイトがあったら是非晒してくれ。
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:26:45.01 ID:xo47ldYU0
>>476-477
むしろここまでエロイ会長を断り続けられる副会長に萌えた
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:28:36.73 ID:c0JFQkze0
寝る前にも一つ。
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:29:41.94 ID:6ouMgv9v0
会長、小坂先輩とのデートを副会長に説明するの巻。
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:30:49.88 ID:c0JFQkze0
>>484
また会長かよwww
他にないのかwwwwww
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:34:08.48 ID:6ouMgv9v0
>>485
貴様には、エレクトした俺のテュポーンに対する責任がある!!!
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:34:32.02 ID:xo47ldYU0
>>481
ウホッwwwwww

サイトは持ってなす。めんどくさそうだしw
時々暇があると紙に長いの書いたりするけどなかなか完成しない
よくあるパターンの奴が俺だwww
てかそこまで褒められたのは初めてだぜwwww鼻が伸びるwwwww
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:45:46.48 ID:t9Ybj88D0
しかし深夜で人少ないとは言えある程度流れを保持出来るとはw
元がかなりの過疎スレだけに何かウレシスwwwwwwwww
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 04:58:36.36 ID:6ouMgv9v0
VIPで十二時間生存し、居間だ500を超えない。
ここ、結構すげえスレかもな。

>>487
長編が巧く書けないのは、多分色々詰め込もうとするからだよ。
巧いことやるのは、ワンセクションに一回で良い。他は布石だって考えてみ。
あと、全体のコンセプトを先に決めておく。
そうすると、中だるみはあっても行き先不明にはならないから。

いやマジで俺と一緒に同人誌作ろうぜ。
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:02:03.31 ID:c0JFQkze0
「で、まあ小坂くんとデートしちゃった訳だけど、聞きたい?」
「いえ、まったく」
「うん、聞きたくないのは分かるよ。
 一度聞いたら最後、風ロンみたいな愛憎の渦に巻き込まれるのは目に見えてるからね」
「まったく興味がないです」
「でもね、君には聞く義務があると思うの。だって私が何も疚しいことをしていないって知らなくちゃいけないから」
「会長には、僕の話をこそ聞く義務があると思うんですが」

「……で、会長。なんで僕らは映画館にいるんですか?」
「だから小坂くんとのデートを詳しく説明するためだってば」
「口で説明すればいいでしょう!? 誰が実況検分を頼みましたかっ!」

「ここで小坂くんね、暗がりに乗じて私の手を握ってきたの(ヒソヒソ)」
「それは分かりました。ですが、会長がなんで僕の腿をさすってるのかが分かりません(ヒソヒソ)」

「はい、あ〜ん」
「勘弁してくださいよ」
「だって小坂くんもこれやってきたんだよ」
「だからってなんで……そして会長、さっきから僕のドリンクばっか飲んで、なんのつもりですか」
「かんせt」
「あ、いいです。言わなくていいです」

「それで、ここでフランクフルト買ったの。買って」
「はいはいはい」
「ありがと」
「普通に、あくまで普通の動作で食べてくださいよ。言ってる意味、分かりますよね」
「……チッ」
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:02:19.67 ID:c0JFQkze0
「会長……ここって」
「そして二人は夜の街に消えたの」
「それは嘘です! 絶対嘘です! だって僕その日の夕方に小坂先輩に会ったんですもん!
 その時にこの話を聞いたんですよ!」
「うん。嘘。だってまだ処女だし」
「よ、よかったですね。じゃあもう帰りましょうか。小坂先輩とのデートがどんなものか、よーく分かりました」
「いやいや、これはもう君とのデートなんだから。ちゃんと最後まで付き合ってくれないと」

「ちょ、ちょっと会長! 腹痛が。帰してください」
「往生際が悪い」
「誰かに見られたらどうするんですか! いや、それ以前の問題です!」
「まあまあ。ほら、エレベーター来たよ」
「だから僕は──! せ、先生……!!」
「うそ」

『……いや、人違いだ(ウィーン、ガタン、チーン)』

「今の……僕のクラスの……え、マジですかこれ」
「ふふん、どうやら見逃してくれるみたいだね。
 じゃあ、なんの障害もないってことで……いちゃいちゃしようか?」
「勘弁してくださいよホント……」
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:07:26.70 ID:xo47ldYU0
>>489
アドバイスdクス
がんばってちょっと長いの一つ書いてみるわ
今日でちょっとやる気出たしwwwww
同人誌はそれからでwwww

んじゃ今日はもう寝るわ。ノシ
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:08:18.15 ID:6ouMgv9v0
>>490-461
モエスwwwwwwwwwwwww
会長テラモエスwwwwwwwwwwwwwww
あり得ねえってのは理解してるつもりだけど
こんな学生生活送りたかったなあ。

で、ID:c0JFQkze0先生の作品はいつ発売されますか?
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:10:33.49 ID:N8Fk/dof0
今沖田産業
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:13:02.18 ID:t9Ybj88D0
>>494
>>493の書く会長が
えろくて可愛くて
テラモエス
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:14:11.73 ID:N8Fk/dof0
>>495
把握した。
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:14:23.79 ID:/alFtHZVO
>>493に期待
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:15:07.29 ID:xW2fOK0U0
このスレちょwwww
1の変わりに俺が書くwww
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:15:49.46 ID:c0JFQkze0
羅針盤と海と夢と卒業と会長×3、と。

良質なお題だったので、楽しく書けた。ありがとう。
高見盛とかだったら泣いてた。

じゃ、寝る。

>>493
期待してる。
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:16:03.61 ID:t9Ybj88D0
>>498
安価で
お題決めて
書く
501498:2006/03/27(月) 05:16:52.07 ID:xW2fOK0U0
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:17:37.65 ID:t9Ybj88D0
ksk
503498:2006/03/27(月) 05:17:43.48 ID:xW2fOK0U0
ミステリー
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:18:08.88 ID:6ouMgv9v0
自力ゲットかよ!
505498:2006/03/27(月) 05:18:11.59 ID:xW2fOK0U0
解ったミステリ書くわ
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:18:16.49 ID:t9Ybj88D0
世界の終わり
一日前に
カップル成立
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:18:55.37 ID:t9Ybj88D0
自力ゲットかよwwwwwww
コーヒー吹いたwwwwwwwwww
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:19:14.58 ID:/alFtHZVO
自力ゲット吹いたwwwwwwwwww
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:20:19.71 ID:6ouMgv9v0
なんか期待されてるから、お目汚しとは思うけど俺も頑張るよ。
お題頼む。
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:21:05.86 ID:c0JFQkze0
会長だろ?
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:21:21.32 ID:t9Ybj88D0
放課後の教室
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:22:08.82 ID:6ouMgv9v0
ちょwww今気づいたwwwww
会長が萌えるのは>>510じゃねえか! 俺じゃねえwww
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:25:40.05 ID:t9Ybj88D0
みんな、ゴメン


お題「戦うおじさん」の纏めが上手くいかないから諦める…orz
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:29:04.52 ID:6ouMgv9v0
>>513
もうちょいなんだろ? 頑張れ!
小説ってのは完結しねえと生まれてこなかったのと一緒なんだよ。
往々にして俺の小説なんかは生まれても日の目を見ない。
しかしここには読んでくれる人間がいる。
生まれてくる小説にとって、こんな恵まれた環境はねえんだよ。
どんなにgdgdなオチでもいい。
完成させて、ここに生まれさせてやってくれ!
515もうgdgdやる気なくなったの丸分かりorzなエピローグ:2006/03/27(月) 05:33:18.97 ID:t9Ybj88D0
太陽が顔を出している
雲一つない空だった
吐く息と共に自分の視界に雲を一つ増やしてみる
しばらく浮かんで、やがて空気に溶けて掻き消えてしまう
「煙草、吸うんですね」
ふと横から声が聞こえる
いや、まさかそんなハズがない
「何で君がここに?」
咄嗟にそんな言葉が口をついて出た
目の前のありえない偶然を理解することを脳が拒否してる、そんな感じだ
だって―――
「あー、質問を質問で返すのはよくないですよ」
踏み切り前で会った女性が今目の前にいるなんて普通はないだろう
「いや、すまないね、あまりにもびっくりして…つい」
それを聞くと彼女はむすっとした表情でこちらを睨んだ
…正直、あまり迫力がないから睨んでいるとは思えないくらいだが
「…まぁ煙草の話はただの社交辞令だからいいです」
途端、彼女の顔が微笑で染まる
…見事に冗談に乗せられたような気がする
「何でいるんだって言われても…恋人の葬儀に来ちゃダメですか?」
多分、自分は今もの凄く間抜けな顔をしているのだろう
そしてそんな私をまるで意に介さないと言わんばかり彼女
傍から見ると滑稽な気がする
「さて…私はそろそろ帰りますね」
彼女はそう言って手を振り歩き出す
と、ふと何かを思い出したかのように立ち止まり
―――やらなきゃ分からない…私の恋人が、尊敬してる人の口癖だって言ってました―――
そう呟いて去っていった
「…さて」
葬儀が終わったら職安にでも行こうか
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:36:30.84 ID:/alFtHZVO
>>515
そう卑屈になるなよwwwww
うまくまとまってるよー
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:36:40.96 ID:t9Ybj88D0
要するにアレだ、実は女性の恋人はおじさんの息子でしたー、ってオチ使って
↑のをもうちょっと真面目に仕上げたのを完成品にしようとしてたんだけど…
俺の文章力ではこれ以上は_だわ…
こんなヘタれな文章書いてる俺の期待したくれてた香具師、万が一いたらマジゴメンorz
518498:2006/03/27(月) 05:38:10.52 ID:xW2fOK0U0
プロローグ〜〜〜探偵事務所から神様荘へ〜〜〜
『1』
「探偵ってさ、本当に殺人事件とかに遭遇とかするの?」
私の親友、三谷潤也からの質問だ。
「いや、それはやはり、小説の話。実際にそういう事件に遭遇したことはないよ」
俺の名前は麻生潔。月18万の安月給だが、探偵事務所に勤めている。
「でも、今回は何か起こりそうだよね」
何て不謹慎な事を、と思いながらも肯定していた。
「それを防ぐのが探偵の仕事さ。」

『2』
二人は三谷の軽車に乗り、三宅社長の別荘、神様荘に向かっていた。
三宅社長が今回の依頼主。三宅株式会社の社長。テレビ番組にも多々出演しており、
殆ど、テレビタレントと変わりない。
「その依頼ってどんな内容なの?」
と助手席に座る私に聞いてきた。
「脅迫状が来たらしい『例の事件の恨みだ。12月24日、お前を殺しに行く』って」
三谷は楽しみでたまらない、といった様子で車のスピードを上げた。

AM10:00。俺の事務所を出てから3時間、二人は神様荘に着いた。
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:38:48.39 ID:6ouMgv9v0
>>515
見事! こいつは予想がつかなかった!

>>―――やらなきゃ分からない…私の恋人が、尊敬してる人の口癖だって言ってました―――
これ、アドリブで入れた臭いけどゾクっと来た!
確かに淡々としすぎて情熱の冷めた印象はあるんだけど
逆にそれがリラックスしてて、無駄がないように感ぜられる。
素晴らしい!
ちょっと全体に迷走気味なところがあったけど、このオチは見事!
ぶっちゃけ全体を通してもこの最後が一番うめえ!

>>葬儀が終わったら職安にでも行こうか
お題が「戦うおじさん」ってところを鑑みると、このシメは渋い!
よくやった!
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:41:08.56 ID:6ouMgv9v0
>>518
ミステリーっつうか探偵モノの匂いがするなあ。
今までになかったパターンだから、ちいとwktkするぜ!
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:42:23.68 ID:t9Ybj88D0
>>516,519
生まれて初めて書いた小説だからいろいろアホなミスしてるところとか
これはねーだろwwwみたいな部分もあったと思う
それでも読んでくれてありがとうwwwww
正直に嬉しいおwwwwwwww
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:44:40.26 ID:t9Ybj88D0
>>518
ミステリー系統って普段読まないからwktk
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:45:39.10 ID:6ouMgv9v0
>>521
mjk!!!!!!!!
初めては嘘だろwwwwwww
布石と回収が見事すぎるwwwwwww
ストーリーテリングの巧さが本当に天然なら
マジで小説書いてみ。お前なら本当に面白いものが書ける筈だ。
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:49:47.00 ID:t9Ybj88D0
>>523
趣味で小説とかラノベ結構読んでるし、自分の脳内ではいろいろ話作ってるけど
実際に文章に書いたのはこれが始めて
疲れた…気を抜いたら寝そうだwwwwwwwwww
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:55:37.83 ID:6ouMgv9v0
これで今執筆中なのはミステリーだけか?
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 05:58:09.92 ID:t9Ybj88D0
>>525
おまいは
書いて
くれないのかorz
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:00:23.04 ID:6ouMgv9v0
じゃあ安価な
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:01:52.36 ID:t9Ybj88D0
世界の終わり一日前
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:04:33.53 ID:6ouMgv9v0
ちょwww被ってるwwwwwwww
アレより面白いもん書く自信ないなあ。

やれるだけやってみるわ!
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:06:09.42 ID:t9Ybj88D0
>>529
がんがれー
wktkしながら待ってるお><
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:08:04.44 ID:6ouMgv9v0
世界が終わった。
次の日、扉を叩く者があった。







世界一短いホラー小説。
532498:2006/03/27(月) 06:10:06.40 ID:xW2fOK0U0
第一章〜〜〜神様荘の人間〜〜〜
『1』
「お待ちしておりました」
執事が出てきても私は全く驚かなかった。それもその筈だ。テレビタレント程有名な上に
社長。そして、昔のドラキュラ館を連想させるこの大きな館だ。執事がいても全くおかしくない。
「こんにちは。探偵の麻生です」
俺に「お待ちしておりました」と言うくらいだ。三宅社長から探偵が来ることを
聞かされているのだろう。そして推理小説をよく読むのか、興味本位で着いてきた三谷を気にもしない。
探偵にワトソン役がいる、ということが当たり前のように感じているようだ。
『2』
中に入ってみると神様荘はより一層広く感じた。
「さぁ、こちらです。」
ここが社長の部屋か。
ドアをノックすると、「どうぞ」との返事だ。
「麻生です。で…隣にいるのが三谷というんですが…」
「構わんよ。三谷君もどうぞ」
テレビでの気さくなキャラは嘘じゃないようだ。
「さぁかけなさい。」
(↓に続く)
533498:2006/03/27(月) 06:10:49.04 ID:xW2fOK0U0
「例の手紙なんですが、見せてもらえますか?」
三宅はこれを予測していたようだ。すぐにポケットから取り出した。
その紙はA4の大きな紙に小さく『例の事件の恨みだ。12月24日、お前を殺しに行く』
と書いてあった。
「でその例の事件というのに心あたりは?」
聞いてみた。勿論ダメもとで。
「ないんですよ…だから謝りようもない…」
これは嘘じゃないと思う。自分の命がかかってるのに嘘はつかないだろう。
多分、例のドラえもんだか、マルえもんだかのような事もしてないだろう。
「あなたはどちらはお考えですか?その内部犯か、外部犯か」
こんなにおおきな別荘だ。人も結構住んでいるだろう。
その分内部犯の可能性も高い。
「心当たりがないんです。特に家内には怨まれる覚えはありません。」
そういえば…聞いてないな。家内構成。
「えっと。家内構成と此処に住む住民の名前をお伺いしてもよろしいですか?」
(↓に続く)
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:15:45.77 ID:t9Ybj88D0
>>533事件wktk
被害者は出てしまうのか否かdkdk
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:27:13.08 ID:8v5raJPr0
なぁ横槍はやっぱ駄目か?
工房のときに書いた小説が昔のHDから出てきたんだが
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:27:50.21 ID:6ouMgv9v0
>>535
ばっちこい!
537498:2006/03/27(月) 06:28:50.24 ID:KNIlveWn0
「えっと、まず妻が一人…まぁあたり前ですが、で、名前は春江。
あとは長男の健次郎。で長女、桃子。次女、萌絵。」
ふんふんと二人で聴いていると上から(二階からか?)三発の銃声らしき音が聴こえた。
俺と三谷と社長が階段を駆け上った。
「何が起こったんだ?」
そこには三つの無惨な死体があった。
『2』
「早く警察に電話しないと」
と三谷。
「社長電話は何処に?」
「俺の部屋にあるが…」
解りました。と言い、一階に駆け下りた。
三谷と入れ替わるように、何が起きた、と神様荘の住民が集まりだした。
(↓に続く)
538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:31:54.55 ID:t9Ybj88D0
>>535
さぁ日の当たる場所にその小説を晒すんだ
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:33:18.19 ID:6ouMgv9v0
>>537
やっべえwww推理になりそうだから警戒しながら読んでるwwwww
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:35:46.82 ID:t9Ybj88D0
>>537
気になって眠れなくなったじゃまいか
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:42:14.12 ID:6ouMgv9v0
すまねえ! 裏で作業が始まっちまった。
世界の終わり一日前、せっかくお題もらったのに消化できそうもねえ。
本当にすまねえ!
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:44:34.80 ID:t9Ybj88D0
>>541
把握した
気持ちだけでもありがたいおw
まぁまた暇な時にお題安価してくれるとウレシスwww
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:47:39.16 ID:6ouMgv9v0
これから寂しんぼのVIPPERを助けに行くぜ!
ぼちぼち保守だけはさせてもらう。
本当にすまねえ。
クオリティ高い小説を本当にありがとう。
楽しませてもらったぜ!
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:57:33.43 ID:t9Ybj88D0
保守してくれるなら凄い助かる
正直、俺もう限界だわw
ちょっと寝てくる ノシ
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 06:59:21.40 ID:O7s8Lj2f0
よしおれも書く
>>550テーマ
546498:2006/03/27(月) 07:02:56.66 ID:KNIlveWn0
「なに?殺人事件だと?」
彼は宮部直樹。社長とは血の繋がりは無く、彼の祖父と社長が仲が良く
その関係で住ませてもらってるそうだ。
「えぇ…健次郎さん、桃子さん、萌絵さんがお亡くなりになりました。」
「えっ!?」
と言ったのは直樹ではなく、安藤良枝だった。
「どうして…健次郎さんたちが…」
それはこっちが聴きたいと思った。
命が狙われてるのは社長じゃなかったのか?
三谷が帰ってきた。息を切らしている。
「電話線が切られている。」
「何?犯人はまだ人を殺す気なのか?それとも何か調べられるとまずいものでも…?」
麻生には解らなかった。
「あなた達だれ?それと犯人って…?」
と春江がやっと二階に上がってきた。正確に言うと降りてきたのか?彼女の部屋が何回なのか知らないが
階段の方からやって来たことは確かだ。
「息子さん達がお亡くなりになりました。」
彼女は、「えっ?信じられない」と言う顔をしたが口には出さず、その場に倒れ込み
泣き出してしまった。
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:05:50.23 ID:t9Ybj88D0
寝ようと思ったけどあまりの過疎っぷりなのでせめて>>545のお題出してみようと思う
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:06:14.13 ID:t9Ybj88D0
ksk
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:06:31.14 ID:t9Ybj88D0
ksk
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:06:34.54 ID:6ouMgv9v0
ちょwww俺の保守はあんま期待しないでくれwwwww
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:06:49.30 ID:6ouMgv9v0
すんません! ほんとすんません!
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:07:30.57 ID:t9Ybj88D0
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:21:02.62 ID:t9Ybj88D0
さてID:O7s8Lj2f0は>>550でもう書いてるんだろうか
再安価なら再安価で言って欲しいような
554498:2006/03/27(月) 07:28:00.40 ID:KNIlveWn0
第二章〜〜〜神様荘の検分〜〜〜
『1』
長い沈黙を破って喋りだしたのは社長。
「みなさん、一先ず私の部屋に集まりましょう」
それは名案だ。と言ってみたが誰も笑わなかった。
『2』
一番広い部屋。椅子も彼のだけ特別大きい。
天井の照明(シャンデリアかな?)も俺の身長じゃ脚立がないと届かないと思う。
「全員揃いましたか?もっと大勢住んでると思ってましたが」
三人殺されたとはいえ、ここに集まったのは私と三谷を除くと、たったの五人。
社長、直樹、良枝、春江、そして執事。
「まず、今日午後3時…銃声がした時間ですね…
アリバイがあるという方がいらっしゃいましたら。
申し出てください。まず僕と三谷と社長にはアリバイがあります」
「おいおい。本当に銃声なんて聴こえたのか?俺には聴こえなかったが…」
と直樹。すると良枝が
「私はちゃんと聞こえたわよ。これじゃアリバイにならないわよね?」
「はい、なりません。春江さんは?」
ようやく落ち着きを取り戻した春江は
「はい。私にも聞こえました。」
(↓に続く)
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:33:17.80 ID:6ouMgv9v0
ちょwww死にまくりwwwwww
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:34:38.18 ID:t9Ybj88D0
解決編wktk
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:39:51.93 ID:c0JFQkze0
起きた。とりあえずお題
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:41:29.39 ID:t9Ybj88D0
うたた寝
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:41:57.87 ID:O7s8Lj2f0
「お!田中がきたぜ」
クラスの男子どもがざわつき始める
「田中君、怪我は大丈夫なの?」
野球部の高橋が駆け寄って声をかけてくれた
「おはよう高橋、この包帯はなぁ、取れるまで1ヶ月かかるらしいよ」
その会話を聞いて数人やじうまが駆け寄ってきた
「まじかよ!それじゃ大会どうすんの?」「ちょ、包帯さわらせてくれよ」「すげー包帯かっけー!」
すこしの混乱だが、高橋が制して話題を戻す
「そっかそれじゃ部長にはおれが話してくるよ」
ケガを気遣ってくれるのは嬉しいが部長には自分で伝えたい
「いや、おれも一緒にいく」
「田中、話はだいたい監督からきいたぜ」
すでに監督には連絡しておいたから部長にも話が伝わっていたようだ
「すいませんおれの不注意でこんな怪我しちまって」
本当に申し訳ないと思ってる。やっと県大会の決勝までこれたっていうのに、情けねぇ。
「キャッチャーは、無理だな」
そうおれはキャッチャーなんだ。小さい野球部でキャッチャーは一人。控えはいない。
「でも試合を棄権するのはいやっすよ」
と高橋が割ってはいる。そうだよなやっとここまできたんだ。棄権なんてしたくねぇ、それは部員全員が思ってることだ。
「まあ聞け、監督と話あって決めたんだ。いまからでも即興のキャッチャーを立てて試合に臨む」
しかしそうなると誰を代役に立てるかだ
「それなら高橋おまえがキャッチャーをやってくれ!」
おれは高橋の肩を叩いて言った
「田中の御推薦かやってくれるな?高橋」
部長もそう考えていたらしい。
「ちょwww俺の保守はあんま期待しないでくれwwwww」
「ははは、こいつめ。学生服の下からプロテクターがみえてるぞ」
「あっちゃー、ばれちゃってました?田中が怪我したって聞いたときから準備だけはしてたんすよ」
ははは高橋の奴!これならなんとかなりそうだ!――終
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:44:55.11 ID:t9Ybj88D0
>>559
ちょwwwwwwww良く頑張ったwwwwwwwwwwwwww
ついでに保守頼む、もう俺寝ないとヤバそう
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:46:40.50 ID:O7s8Lj2f0
ちょwww俺の保守はあんま期待しないでくれwwwww
562498:2006/03/27(月) 07:48:40.12 ID:KNIlveWn0
「そうですか…皆さん、とりあえず調べたいものがあるんですが…」
「何?探偵さん?」
お前に言われなくても話すから黙っとけ、と心の中で毒づいてから
「凶器です。まだ発見されてません。」
「俺の部屋から調べろよ。俺は見つかってまずいものなんて持ってないぜ」

彼の望み通り直樹の部屋から調べることになった。
特に問題のある物は無かった。敢て言うとしたら、釣り道具一式。
ミステリの定番。針と糸は今回の事件とは関係ないと思われた。
「な?凶器なんて無かっただろ?」
「はい協力ありがとうございます。次はどちらの部屋にしますか?」
「私の部屋からどうぞ、別に何も隠してないし」

やはり何も見つからなかった。まぁ気になるものといえば、健次郎の写真が
置いて有った事か。プライベートな質問は遠慮した。
「ね?何も無かったでしょ。」
「はい。次は春江さんの部屋を。いいですか?」
「解りました。断ったら犯人にされかねませんし。」
563彩夏って何てよむと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/27(月) 07:50:44.32 ID:Y2QP8Rkg0
皆おはよう。やった、スレが続いてるw
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 07:56:50.79 ID:O7s8Lj2f0
保守
565498:2006/03/27(月) 08:02:32.46 ID:KNIlveWn0
何も見つからないだと。何がどうなっているんだ?
心の中で嘆く。執事が犯人ってのはミステリに置いて有ってはならないことだ。
「何もないでしょ?」
「はい…何もありませんでした。」だがそこが怪しい。←の一文を口にしたらキリがない。

「執事さん。あなたの部屋も調べさせてもらえますか?」
「ええ。構いませんよ。」

ない。ない。ない。ない。ない。拳銃が何処にもない。
執事の部屋にも無かった。

待てよ…あそこならどうだ?もし、そうだとしたら拳銃と一緒にあれも…
「執事さん。この家に脚立とかありますか?」
「そんなものないですよ。」
「脚立がどうかしたのか?」と何も活躍できなかった三谷が呟いた。
「解ったぞ。犯人はあの人以外ありえない。あの人にしか…」

☆☆☆読者への挑戦☆☆☆
犯人は誰でしょう。この物語の何処かに決定的な手がかりが二文で書かれています。
その二文と犯人をお答えください。
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:07:03.96 ID:O7s8Lj2f0
わからないので保守
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:08:09.61 ID:JIgqHj5B0
うはwwwwwなにこのすれwwwwたのしそうwwww
産業でわかりやすく丁寧にたのむwww
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:09:04.97 ID:Nx7TYcW80
何この伸び方
そして同じく犯人がわからない保守
569498:2006/03/27(月) 08:10:19.70 ID:KNIlveWn0
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1137957436/l50
こっちにも貼りたいんだが連投無理らしい。
誰か続き希望とかでいいから書き込んでくれ
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:11:02.01 ID:O7s8Lj2f0
わかった犯人は田中だ
あの包帯はイミテーションで実は怪我なんてしてないんだ
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:12:41.42 ID:JIgqHj5B0
つか連投になってないから読みにくいな・・・
572498:2006/03/27(月) 08:14:00.93 ID:KNIlveWn0
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1137957436/l50
誰か↑に『w』でいいから書き込んでくれ。
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:16:47.42 ID:RYYnLOVW0
女の子は熱い絡みをしようぜぃ(*´3`)
ttp://blog.duogate.jp/majp/
574498:2006/03/27(月) 08:17:03.74 ID:KNIlveWn0
キャッチャーする
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:17:24.48 ID:JIgqHj5B0
かきこんでやったぞw
576498:2006/03/27(月) 08:19:58.88 ID:KNIlveWn0
↑サンクス
577498:2006/03/27(月) 08:20:50.34 ID:KNIlveWn0
何故か連続投稿になるしorz
578498:2006/03/27(月) 08:23:57.48 ID:KNIlveWn0
何故か書き込めないorzいっその事貼ってもらえるとありがたい
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:25:07.08 ID:JIgqHj5B0
ID違うからおれが張ると変じゃないか?
580498:2006/03/27(月) 08:25:51.90 ID:KNIlveWn0
大丈夫です。お願いします。
581498:2006/03/27(月) 08:28:34.62 ID:KNIlveWn0
ありがとうございます
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:28:50.46 ID:JIgqHj5B0
いまはってるからまっててな
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:29:04.78 ID:O7s8Lj2f0
拳銃はシャンデリアの上で
実は停電している
犯人は釣り糸の人

かな?
584498:2006/03/27(月) 08:33:52.34 ID:KNIlveWn0
>>583
惜しい。はずれ。
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:34:21.25 ID:JIgqHj5B0
解りました。と言い、一階に駆け下りた。
三谷が帰ってきた。息を切らしている。
これで三谷と予測
586498:2006/03/27(月) 08:35:41.25 ID:KNIlveWn0

ヒント:ものすごくオカシナ事がある部分に書かれています。
587498:2006/03/27(月) 08:37:18.71 ID:KNIlveWn0
>>585
三谷にはアリバイがあります。

かなりオカシナ二文がありますので探してください。
588498:2006/03/27(月) 08:39:06.95 ID:KNIlveWn0
>>585
因みに三谷は犯人じゃない。
勿論麻生も。
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:40:17.96 ID:JIgqHj5B0
ちょっとマジメによんでみるぜwww
ウトウト状態だったw
590498:2006/03/27(月) 08:45:05.79 ID:KNIlveWn0
ヒントは大きさ
591498:2006/03/27(月) 08:48:34.84 ID:KNIlveWn0
馬鹿みたいな答え書いていいですか?
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:49:25.21 ID:JIgqHj5B0
もうちょいまってくれw
593498:2006/03/27(月) 08:49:47.83 ID:KNIlveWn0
>>592
わかったw
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:51:49.59 ID:c0JFQkze0
「成美さん、起きて」
「んぅ……鵜筒くん、おはよぉ」
「次の授業は教室移動だよ」
「……んー。わかた……。──あ痛」
「ほら、ちゃんと足元気を付けて。教科書は持たないの?」
「どーせ寝るからいらない……」

僕の隣の席の成美さんは、学年でも有名な『眠り姫』だ。
一時限から七時限まで、月曜日から金曜日まで、その学生生活のほとんどすべてをぶっ続けで寝て過ごしている。
とにかく、寝るねるネル。授業中も、試験中も、セレモニーも体育祭や文化祭、果てには林間学校のさなかでも、
噂では三者面談中でもその姿勢を貫き通したという伝説的な人物だ。
それでいてなぜか、試験の成績はダントツでトップをキープしているのだから、先生方もうかつには手を出せないのだ。

彼女の眠りは非常に深く、一度寝たらちょっとやそっとでは起きない。
かなり思いっきり肩を揺さぶって、やっと数秒の覚醒が可能になる、という塩梅だ。
その瞬間を見逃さずに言いたいことを伝えなければ、彼女に言葉は届かない。
そして目が覚めたら覚めたで、半覚醒状態の彼女に危険が及ばないよう、起こした人間がそっと見守る必要がある。

「あ──」
「成美さん!」
僕は手にしていた教材を放り捨て、成美さんの身体を抱える。
ふわっとした甘い香りが僕の鼻をくすぐるが、次の瞬間には、ばさばさっ、という音と共に
大量のコピー用紙が僕の後頭部に降り注ぐ。最後にダンボール箱が振ってきて僕の頭にすっぽりかぶさる。
「ごめんね……だいじょぶ?」
僕の腕の中で、眠そうに目を瞬かせつつ謝ってくる。
「平気さ。もう慣れっこだからね」

出席番号の関係でちょくちょく彼女の面倒を見てるうち、いつの間にか僕が専属の世話係、みたいな雰囲気になっていた。
実に迷惑で面倒くさい話ではあるが、そういうのを放っておけない性格でもあるので、こうして彼女を起こす日々が続けている。
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:52:06.78 ID:c0JFQkze0
「……っはー。疲れたー」
放課後、僕はやれやれと自分の椅子に腰を降ろした。
今日は些細なトラブルが幾つも重なり、その後始末に追われていたのだ。
そのトラブルがすべて成美さん由来ってところが、疲労感を倍増させる。
その当の成美さんは、僕の後ろの席にうつ伏せて幸せそうな寝息を立てている。
「幾ら眠いからって、ガスバーナー扱ってる最中に眠ることないだろうに……」
ぶつぶつ言いながら溜め息をつく。
「なんで僕、こんなことしてるんだろうか」
ただのおせっかいというだけでは、とてもここまでは──いや、答えは分かりきっている。

「成美さん、起きて」
「んー? もう授業終わったの?」
「な、成美さん…………僕、君が、す、好き──って、あれ?」
僕の言葉が待ちきれなかったのか、彼女は再び机に突っ伏して、すうすうと可愛い寝息を立て始めていた。
「はぁ」
──なんか、どっと疲れた気分だ。
机に膝をついて彼女の寝顔を眺めながら、僕はそんなことを考えていた……。


私が目を覚ますと、その横で彼が眠っていた。
春の心地よい風が流れ込むなか、肘を立てた格好でうたた寝をしている。
今日もたっぷり眠れたお陰でとても気分がいい。これなら、家に帰るまではちゃんと起きていられそうだ。

目の前の彼にそっと口付けて、ささやく。
「いつもありがとう、ナイト様」
そうして私は滅多に見れない彼の寝顔を拝見しながら、
とても幸せな気持ちで、彼が目を覚ますそのときを待っていた。
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:52:24.58 ID:c0JFQkze0
>>558のやつね。
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:54:54.56 ID:JIgqHj5B0
だめだwwwわっかんねーwww
手紙の文字とか写真があやしいかともおもったんだが・・・w
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:56:11.63 ID:Nx7TYcW80
>>596
・・・・・・萌え殺すつもりですか(´・ω・`)
しかも相変わらずの文才・・・感服しますた
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:56:31.82 ID:JIgqHj5B0
>>596おつかれさんw
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 08:58:05.74 ID:JIgqHj5B0
答え頼むわwww
もぉwww限界www眠気が・・・
601498:2006/03/27(月) 08:58:44.26 ID:KNIlveWn0
ヒント↓
「例の手紙なんですが、見せてもらえますか?」
三宅はこれを予測していたようだ。すぐにポケットから取り出した。
その紙はA4の大きな紙に小さく『例の事件の恨みだ。12月24日、お前を殺しに行く』
と書いてあった。
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:01:28.17 ID:O7s8Lj2f0
つまり大きなものしかない社長の部屋で書かれた手紙だから犯人は社長?
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:02:24.64 ID:JIgqHj5B0
社長に家内構成聞いてるときに銃声したんじゃまいか?
おれも社長あやしいとおもったけどw
604498:2006/03/27(月) 09:06:01.93 ID:KNIlveWn0
答え発表します
・犯人は三宅社長
・犯人の身長は4mだった。↓参照
すぐにポケットから取り出した。その紙は『A4』の大きな紙に小さく『例の事件の恨みだ。12月24日、お前を殺しに行く』
と書いてあった。
・銃声はシャンデリアの上に隠しておいたテープレコーダー
・凶器の隠し場所はテープレコーダーと同じくシャンデリアの上。
・麻生を呼んだのはアリバイ作りのため。

備考
・社長なのにテレビタレントの如くテレビに出てるのは身長が高いため。
・椅子も彼のだけ特別大きい。

無理があるか?
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:06:09.36 ID:O7s8Lj2f0
つっこむところが
その紙はA4の大きな紙という変な文?
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:07:19.06 ID:O7s8Lj2f0
把握した
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:09:05.17 ID:JIgqHj5B0
どんだけ背が高いんだよwwwwww
だれかが社長のイスを脚立代わりにして、シャンデリアにかくしたとwww
おもったぜwww
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:10:58.24 ID:c0JFQkze0
叙述トリックってやつ?
せめて『折り目のない』とか、折りたたまれてない事実をさりげに伝えてあればよかった希ガス。
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:13:53.85 ID:JIgqHj5B0
でもまぁ楽しかったよ
そしておれは寝るよ
おやすみ〜〜〜〜ノシ
610498:2006/03/27(月) 09:14:18.91 ID:KNIlveWn0
>>608
A4をポケットから出した。
って文書いてからストーリー作ったからできなかった。
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:15:17.25 ID:Nx7TYcW80
朝一つ書いてみよう
↓よろしく
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:19:11.00 ID:x+VjWpzs0
永田議員の偽メール
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:20:51.77 ID:Nx7TYcW80
>>612
おk
614498:2006/03/27(月) 09:21:23.72 ID:KNIlveWn0
>>612
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:25:08.85 ID:c0JFQkze0
↓お題
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:25:32.83 ID:8V6F0klL0
ネコ
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:28:04.78 ID:LIfHyv/s0
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:30:17.48 ID:c0JFQkze0
おk
619370:2006/03/27(月) 09:45:51.00 ID:8V6F0klL0
一瞬で落ちるかと思ったけど、良スレになってるしw
よーし、オサン、仕事サボって一個書いちゃうぞ



お題
620498:2006/03/27(月) 09:46:41.15 ID:KNIlveWn0
ミステリ
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:47:35.81 ID:aYOUXVgw0
>>619 の消防時代の恋愛
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 09:57:05.74 ID:8V6F0klL0
>>620
把握・・・。
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:02:48.24 ID:8fI4MkjwO
昨日暇だからブーン系小説書くってスレ立てといてgdgdに終わった俺が来ましたがROMってる事にします
文章書くのテラムズス 尊敬
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:03:38.22 ID:Nx7TYcW80
>>623
あの絵がやたらに上手かった人か
あの絵の上手さに俺は尊敬
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:03:58.23 ID:aYOUXVgw0
>>612書いてみた。文章のほうは気にシナイ

7月15日 AM3:34

「nszwだが、例のメールが手に入った。一千万でどうだ?」 
「わかった。今すぐそっちへ向かう。6時ぐらいにはつくだろう。すこしまっていろ。」 
「へへへ。毎度。」 
「・・・・・・・・ガチャ」 
(なぜ俺がこうまでしてjm党をつぶしたがるのか。それは・・・・・・・・・ 
だめだ。思い出したくない。それより今はメールが先決だ。早く行こう。) 
 
AM6:07 西沢邸 
(・・・・・ついた。ついにjm党をつぶせる。見てろよ。 
親父。絶対に、絶対に、お前だけは許さない。) 
「ピンポーン」 
「どちらさまでしょうか?」「私だ。早くあけろ。」 
ガチャ 
「ほら、一千万だ早く渡せ。」 
「まぁまぁ、お茶でもどうです?」 「遠慮する。はやくわたせっ!!!」 
「へいへい」
「本物なんだろうな?」 「本物ですよ。」 
「・・・・・・・・・・邪魔したな。」
 (このメールを、明日・・・・・・・・) 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜fin〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  
 
 
  
626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:08:51.68 ID:c0JFQkze0
あるときのわたしは打ち捨てられた仔猫だった。
その事実を認めたくなくて、生きるという行為それ自体に没頭し、考えることをやめようとしたりもした。
だがそんなことはまったくの無意味で、いっそう孤独と寂しさが募るばかりだった。
冬の訪れも間近にあり、気分は沈むばかりで、前日から一気に冷え込んで息が白くなる朝などは
すべてがどうでも良くなって、このまま死んでしまおうか、とも思ってしまう。
そんなときだった。道端で、わたしの同類と目が合ったのは。

「……なによ、あんたも捨てられたの? そんな目してもだめですからね」
「ニャー」
「ニャーじゃないでしょニャーじゃ。私じゃなくてもっと他のお人よしにガン付けなさいよ。
 だいたいねぇ、この寒空にダンボール箱でじっと座ってるってのはどーゆー了見よ? 風邪引きたいの?
 自身の健康くらい自分で管理しなさよ。仔猫って立場に甘えてるんじゃないの?」
「ニャニャー」
「まあそういう訳だから、じゃあね。……見るなってば。ほら、あっち向いてホイ」
「ニーニー」
「……ああ、もう! はいはい、連れて行きますよ、連れて帰ればいいんでしょう!?
 その代わし、あんた私のしもべだからね? ちゃんと私のことをご主人様と崇め奉るのよ?
 『僕ネコだから縦社会関係ないもーん』だなんて言い訳は通用しないわよ。分かった?」
「ミャー」
「本当に分かってんかね、この子は。さ、こっちおいで。……やだ、身体冷え切ってるじゃない。
 風を避けるとか、そーゆー発想は無いわけ? ほんとにもう……帰ったらお風呂に入れてあげるから。
 こら、暴れないの。ほら、ちゃんと抱いてるんだからじっとしてなさい」
「ウニャァ」
「ま、ちょうどいいわ。一人のマンションに帰ったって面白くないし」
彼女がなにを言っているのかわたしにはまるで分からなかったが、
彼女の胸がとても温いこと、そしてまた彼女もわたしの胸に温もりを感じているのかと思うと、
なにやらとてもむずがゆいような心持ちになって、つい喉を鳴らしてしまう。

秋はすでに終わろうして寒くなるばかりであったが、その空気の移り変わりは
冬が来たりなば春は遠からじということことをわたしに思い起こさせ、その密やかな喜びに眼を細めた。
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:10:45.61 ID:c0JFQkze0
>>616のやつな。
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:13:25.32 ID:c0JFQkze0
それからおまけ
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:13:41.77 ID:c0JFQkze0
ある朝、地獄崎爾が気がかりな夢から目を覚ますと、 妹の十日夜がネコミミを生やしているのを発見した。

どうやら本人はその変化に無自覚だった様子で、その事実を指摘すると激しく狼狽する。

「どどどどうしよう!?」
「……病院だな。外科手術だ。切除だ。
 及ばぬものは補う。過ぎたるものは削る。それが世の中ってものだ」
「い、嫌だよそんな痛そうなのっ!」
「って言ってもな……」
「てゆーか、こんなの絶対他の人に見せられないよ。お願い、これ内緒にして。誰にも知られたくないの」
「その『他の人』ってのにオレをカウントしてくれないのか?」

こうして喜劇の幕は上がり、なかなか姿を見せない二人を不審がる母親、
十日夜を遊びに誘う同級生、爾と約束をしていた女友達など、
様々な者たちが二人の(滿的にはあくまで十日夜個人の)秘密を暴こうと爾の部屋を訪れる。

爾は辟易しながらも、彼には理解できない理由で怯えている十日夜のために、
それら暴露者とドア際での攻防を繰り広げる。

「あー、母さん。ちょっと十日夜の体調が悪いみたいなんだ。……え、うん、今オレのベッドを占有している。
 ……メシ? おい、どうするんだよ(小声)。……えーと、味噌汁と白米だけでいい。ぶっかけて食うってよ」

「悪いね、今日は十日夜のやつ、具合が悪いんだ。
 ……いや、オレの部屋の方が日当たりが良いから、こっちで寝かせているんだ。日溜まりが好きなんだと」

「その約束キャンセル。今日は雨が降る。なぜかって? ……十日夜が顔を洗ってるからな。
 いいから帰れよ。埋め合わせは必ずするから。どこへでも付き合う。あーもーどこへでも付いていきますよ。
 ――痛っ! なにすんだよこの猫娘!! ……あー、いや、こっちの話。ネコに蹴り入れられた」
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:13:57.47 ID:c0JFQkze0
どうにかこうにか一線を死守する爾だったが、最後にして最強の敵、『社会=反個人』の権化、
十日夜の担任教師が地獄崎家を訪問する。

「なんで休みの日に担任が家庭訪問に来るんだこのボケっ!」
「……が、学校、行って、ない。仮病で、先週まるまる休んだの」
「聞いてねーよ!」

なんとかその場を凌ぐ爾と十日夜だが、担任は階下で母親との情報交換を始めており、情況は最悪の絶体絶命だった。
観念した(というかうんざりした)爾は、ネコミミを衆目に晒す覚悟を十日夜に促す。
そして担任が母親を伴ってドアの前に現れる。だが、十日夜はなかなか首を縦に振らない。

「もーいいだろ面倒くさい。お前が思ってるほど、周りはお前のことなんざ気にしてねーよ。ネコミミがなんだってんだ?」
「どうしてそういうこと言うの? 私が悩んでるのに、なんで他人事みたいに言うの?」
「だって他人事そのものだからな」
「……兄妹でしょ!?」
「それでも他人だよ」
「――っ。こ、こっちだって、アンタのことなんかお兄ちゃんだなんて思ってねーわよ! バーカバーカバーカ!!」

十日夜は半泣きでドアの外に飛び出し、担任と母親を突き飛ばして家から遁走する。
取り残された爾は、母親と担任の問い詰めの十字砲火を浴びる。

「今のふざけた態度はなんだ」「真面目に学校行っているフリしてサボるなんて言語道断」
「君がそうやって甘やかすから彼女は増長する」「表面だけいい子ぶって、都合が悪くなると逃げるなんて人として最低」

十日夜の特殊な事情を全く忖度しない物言いに、爾は静かに切れる。
631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:14:31.45 ID:c0JFQkze0
「猫を被ることのなにが悪いって言うんですか。
 誰にだって、どうしても隠しておきたい『ありのままの自分』ってのがあるでしょう?
 十日夜を猫可愛がりしちゃいけないんですか?
 他の誰かに依存しなきゃなにもできない、そんなどうしようもない瞬間だってあります。
 その時、十全の力を貸してやるのが、兄妹ってものでしょう。
 ――あいつを迎えに行ってきます。オレも、十日夜に謝らなきゃいけないことがあります」

十日夜は近所の公園の木の上でべそをかいていた。勢いで登ったものの、降りられなくなったらしい。
爾は十日夜を降ろしてやり、持ってきたニット帽を被せる。
足首を痛めた十日夜を背負いながら、先の冷たい態度を詫びる。
やっと泣き止んだ十日夜は、以前のように構ってくれなくなったのは、
もしかして嫌われたからじゃないかという不安を吐露する。

(――距離をとるのは、お前とどう接していいか分からなくなっていたからだ。
 お前は日々成長してゆくし、オレだって変化してゆく。綺麗になってゆくお前は、オレを不安にさせる。
 今は過渡期なんだ――。
 オレたちは、子供の頃のような無邪気さから脱却して、新しい兄妹関係を選択しなければいけない)

「そういえば、どうして学校休んでたんだ? なにか嫌なことでもあったのか?」
「うん……でももういいの。――ねえ、ネコ好き?」
「ん? ああ、まあな」

ふと気が付くと、十日夜のネコミミは消えていた。
爾と十日夜は少し複雑な気持ちになりながらも、穏やかな日常が回復したことを喜んだ。

次の日。

ある朝、地獄崎爾が気掛かりな夢から目を覚ますと、妹の十日夜との間から血縁が消失していることを発見した。
(了)
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:23:24.88 ID:Nx7TYcW80
「彼にはほとほと困っていてね」
窓はあるのだがすだれがかかっているために日が差し込まない。
鈍く部屋を照らすスタンドスタンドライトの向こうに座っている男のシルエットが浮かび上がっている。
「少し目を離せば問題発言ばかり……それに今回のメール問題と来た」
その言葉に、嘲りが含まれているように僕には思えた。
「ここで斬り捨てることに問題はない……まぁ、表向きは私たちも多少は彼を擁護するがね」
「よくも、そんな白々しいことを言ってられますね。さすがはベテラン政治家だ」
僕が横槍を入れた。男は「ほう?」と興味深そうな声を出した
「彼は今までも数々の問題を起こしてきました。しかし、マスコミに大々的に取り上げられるほどのものではなかった……しかし、今回のメール問題は連日報道されるほどの人気ぶり……あなた方にとっては大成功だった」
「……」
「たった一人の人柱で世間は完全にくだらない問題に目を向けている。その間にあなた方は裏で動くわけだ」

彼は答えない、ただ、小さく鼻で笑った。
「全く、恐ろしいやり方ですよ。自分たちのために一人の同士を捨てたのですから」
「批判などそのうちおさまる……それに、君一人が事実に気付いたところで世論は動かないさ」
「そうでしょうね……しかし、指をくわえてみているつもりはありません」
「やってみるがいいさ……君一人の手で、我々をとめることが出来るかどうか……ね」

僕は彼に背を向け、外界扉に向かって歩いた。いい加減、胸が苦しくなってきたからだ。
「もし君が私たちを止めることが出来たなら」
足早に立ち去ろうとする僕の背中に彼の声が被さってくる。
「君に最高の祝福を与えよう」
嬉しそうな声だ。
「結構です」
僕はそう答えて、扉を開いた。



>>612のお題消化
無理やり臭漂うけどなんとか1レスで終わらせることが出来た
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 10:47:17.98 ID:Nx7TYcW80
保守
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 11:18:57.51 ID:Nx7TYcW80
保守
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 11:44:30.62 ID:Nx7TYcW80
最後の保守 ってか誰かいるのか?
出かけるよノシ
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 12:27:42.31 ID:PoD2zBzE0
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 12:41:03.85 ID:6ouMgv9v0
今戻ったラスト保守。
もうここに上げられた新しい小説を読む力もねえ。
次に起きて来るまで、このスレが残っていることを願う。
VIPではあるまじき行為だが、心から願う。
全ての小説書きに幸あれ!
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 12:55:21.22 ID:t9Ybj88D0
今起きた
639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:00:02.45 ID:t9Ybj88D0
>>626
これはいいツンデレ
>>629-631
兄と暴露者との戦いをもうちょっと見たいかも…とか思う俺ガイル
思春期前な兄弟うめえwwww
>>632
ちょwwwwwww続きがすげえ気になるwwwwwwww
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:13:42.89 ID:t9Ybj88D0
保守
ていうか俺以外に今人いるのか?
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:14:27.74 ID:Nx7TYcW80
今帰ってきたよ保守
ってわけで一応いるよ
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:17:45.84 ID:t9Ybj88D0
>>641
おかえりー
せっかくだから何かお題募集しようかな、と昨日gdgdで小説終わらせた俺が言ってみるテスト
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:19:24.11 ID:Nx7TYcW80
よしゃ んじゃ
つ「春の昼下がり」
でどうだろう
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:20:15.27 ID:t9Ybj88D0
>>643
把握
今度は短く纏めるようにするかな
645以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:21:37.42 ID:Nx7TYcW80
ガンガレ 超ガンガレ
俺はまた夜に挑戦する
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:25:49.13 ID:t9Ybj88D0
>>645
じゃあまた夜にでも安価スナイプしてみせるおwwwww
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:29:49.99 ID:SIAYnq1U0
うはwwwこのスレまだあったのかwww

俺も夜に再挑戦してみるか。文章書くのはスキだお

考えるのは苦手だけどなwwwwwうぇwwwww
648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:35:38.59 ID:sXapduZbO

「ねぇ〜美味しい?」

エプロン姿の彼女が聞いてくる。

この春に付き合い初めたばかりの彼女。毎日甘えてくるが俺は素直には答えてやらない。
だから今日は素直に答えてあげよう。


「ん、美味しいかもな」
「本当に!?ありがと!ん〜大好き!!」

コイツ抱きついてきやがる。
日頃言ってやらないが、そんなお前が……大好きだ。


今日はこんな――昼下がり。




649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:36:38.66 ID:sXapduZbO
急にスマソ
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:38:19.93 ID:t9Ybj88D0
主人公ツンデレなオーラwwwwwww
GJだおwwwwwww
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:42:27.79 ID:Nx7TYcW80
>>647
楽しみにしとく
>>648
ほのぼのしてるしテラモエス GJ
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:54:42.31 ID:t9Ybj88D0
窓の外を覗いた
陽射しが眩しい
少し前まで葉もつけていなかった裸木も今は初々しく芽吹いている

視線をまた目の前のモノに戻す
―――今、肉塊と化した“モノ”
妻を無くして狂ってしまった可哀想な人
そして―――俺の最愛の妹に手をかけた哀れな存在
俺自身が殴られるだけならいくらでも耐えられると思っていた
―――妹を守らなくちゃいけなかったから―――
そんな守りたい存在が目の前で消えていくのを見て耐えられるほど強くもなかった

2年前の誕生日プレゼント、義父が最後にくれた誕生日プレゼント
手に持った包丁から赤い雫が零れ落ちる
空けようとしたところで母さんが交通事故に遭って、結局開ける機会を逃してたっけ
母さんが死んですぐにアイツは変わってしまった
…今までの優しい義父は死んだんだ
だから、目の前の肉塊は死んでいる方が正しいんだ―――

包装を切り裂く
安物の時計と一緒にメッセージカードが入っていた
「誕生日おめでとう、3月中には家族一緒にどこかに旅行しような」
―――お義父さん、その最後の願い事…今叶えるよ
窓の外には、春が確かに近づいてきているのが分かる
春を祝う生き物達が歓喜の声をあげている


さぁ、あの時に帰ろうか
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:55:49.38 ID:t9Ybj88D0
やっつけ仕事で書いた
正直、春が関係ないなぁと思ってしまう
今では後悔している
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 13:57:05.81 ID:Nx7TYcW80
>>653
この禍々しさがなんともいえずGJ
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:00:36.17 ID:sXapduZbO
>>652乙です
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:02:19.58 ID:eSf/mBPI0
(´・ω・`)やあ
早速だが君にはインポになる呪いをかけさせてもらった。
呪いを解くには下のBBSに
http://ip.tosp.co.jp/Kj/Tospi200.asp?I=papic030&P=0&Kubun=V5
⊂二二( ^ω^)二⊃ ブーン
VIPからきますた


V I P P E R な め る と
   
    ヒ ド イ 目 ,r'"⌒ヽ に あ う お
          / ^ω^ \
      , .-‐- くJ(      ゝ-rr- 、、
     /Y  ,r 、 `ー r'"^〃 、  つヒヽ
    ,ノ '^` i! =テミ i' 天ニ  ミ、 ='"^ヾ }
   ,/ ''=''" ノ-‐'ヾ-人,,__ノnm、''::;;,,  イ
  i!   ,∠-―-、、     `ー'フヾ、  j
  f'´    ノし   `丶、 ー=ミ-JE=-  /
  ヾ=ニ- 彡^ 〃   ,,>、、`''ー-::,,_,,ノ
    ``ー--┬:, ''"~´フ ソ´`7'' ''"´
         ,に (`゙゙´ノ   f^ヽ
        ,ハ    ,ィ'   ,;-ゝ、
        /ミ`ーt!,_,ィ-‐彡''"^ヽ
        /  ヾ::::::::::::::::r''"  ぃ ;}          それがVIPクオリティ
       l   t:::::::::::/    ノ /        http://ex14.2ch.net/news4vip/
       l!   `'T7′   / /

と書き込んでくれ
健闘を祈る
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:03:31.32 ID:t9Ybj88D0
>>654>>655
誉めてくれてありがとうだおw
当方こんな風に小説書くのって初めてだからマジで嬉しいwwwwwww




にしても相変わらず過疎だな
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:05:17.32 ID:Nx7TYcW80
>>657
昼間だからな・・・
夜になれば皆集まってくる
と信じて保守
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:07:52.08 ID:sXapduZbO
ほしゅ
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:13:30.73 ID:t9Ybj88D0
せっかくだから保守しながら何か文章でも書いてみるかな

というわけでお題安価

>>663
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:14:09.42 ID:Nx7TYcW80
ksk
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:15:22.70 ID:Nx7TYcW80
ksk
もとい
過疎化
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:18:17.48 ID:xo47ldYU0
死者への手向け
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:19:26.70 ID:t9Ybj88D0
おまwwww難しそうなお題だなwwwww


とにかく把握、精一杯がんがる
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:27:27.01 ID:SIAYnq1U0
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:40:59.43 ID:t9Ybj88D0
保守
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:41:31.73 ID:c0JFQkze0
お題こい
668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:42:43.38 ID:avF1VxwA0
面白そうなスレですね
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:47:25.97 ID:sXapduZbO
テーマ>>663


 相変わらず急な坂道。階段なんて一つも無い。己の足で一歩一歩登るしかないこの道。
 こんな地に訪れる人間は、俺以外には居ない。だから俺はここを選んだ。


 頂上には見渡す限りの――墓。

 俺が殺した人間の数だけの――墓。


 殺した人間への償い――死者への手向けとして、俺はお前らに人間を……捧げよう。






駄文スマソ
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:48:17.74 ID:t9Ybj88D0
書き手ぼしうorz
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:54:40.99 ID:t9Ybj88D0
>>669
犠牲の連鎖かぁ
そういう狂ったダークなのもいいね、GJ!
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 14:55:33.34 ID:c0JFQkze0
も一度こい
673お題>>663 ただしやっつけ気味:2006/03/27(月) 14:58:20.13 ID:t9Ybj88D0
「にゃーん」
そんな泣き声が聞こえなくなってもう8年は経ってしまった
声の主が好んだ場所には今は墓だけがある


私の家の縁側の下はある猫のお気に入りの場所だった
とは言っても決してペットとして飼っていたのではない
縁側の下で怪我をしていた彼を助けたのがそもそもの始まりだ
他の猫に引っかかれたのだろう、切り傷からかなりの出血をしていた
とりあえず消毒をして包帯を巻いてやった、ただそれだけだったのだが…
翌日から、彼は一日に一度、太陽が心地よい昼過ぎになると家の縁側の下、太陽を浴びながらうたた寝をしに来たのだ
時々、そんな彼にカツオ節やミルクをあげたこともある

ある日、いつも通りの時間に、彼は大きな怪我をして我が家へとやってきた
ほとんど息も絶え絶えなほどの傷であった
縄張り争いでもしたのであろう、私は何となく直感でそう感じた
そして彼は縁側の下でいつものようにうたた寝を始めた
その日から彼は目を覚まさないままここにいる


墓にカツオ節をそえる
一年に一度、こうやって彼にカツオ節をささげる
それ以上の干渉もそれ以下の干渉も、私にはするべきではないだろうから
今日もいい天気で縁側で昼寝するにちょうどいい
「にゃーん」
どこからかそんな声がしたような気がする



こうですか?分かりません><
674お題>:2006/03/27(月) 14:59:36.37 ID:t9Ybj88D0
>>672
ごめんなさいホントごめんなさいorz
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:00:22.74 ID:sXapduZbO
>>>>673
おおおおおおGJです!!!!
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:00:36.12 ID:c0JFQkze0
>>673
ヌコ(´;ω;`)ウッ……

>>674
アフリカではよくあること
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:08:13.22 ID:/alFtHZVO
サイクルヒット
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:11:16.76 ID:c0JFQkze0
>>677
サイクルヒットってなに? ってウィキペディった俺ガイル。
しかし把握。
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:14:30.70 ID:S54rgnjF0
今北産業
680お題>:2006/03/27(月) 15:15:20.17 ID:t9Ybj88D0
>>679
お題求める
お題を含めてなんか書く
うp
681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:16:48.58 ID:S54rgnjF0
>>680
把握した。じゃあ俺もお題貰っていいのかな?
スレタイ見る限り文才無くてもおkだよね?
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:18:57.37 ID:t9Ybj88D0
>>681
安価!安価!
683以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:19:00.35 ID:mJUsh8eT0
楽門のすすめ
684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:20:52.49 ID:S54rgnjF0
あ、安価だすのか。
じゃあすぐ下↓
685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:23:43.41 ID:/alFtHZVO
ハットトリック
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:24:54.08 ID:S54rgnjF0
スポーツ系かよorz
だが把握
687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:27:18.68 ID:t9Ybj88D0
がんがれ、超がんがれ
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:40:46.40 ID:t9Ybj88D0
ほしゅ
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 15:59:20.05 ID:t9Ybj88D0
wktkしながら保守
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:03:38.19 ID:sXapduZbO
保守ついでにテーマ安価
すぐ下↓
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:05:41.50 ID:c0JFQkze0
>>677

ドクトルは有能な精神科医である。
ドクトルに精神の問題を解決してもらおうと、今日も患者が彼の診療所に列をつくる。

その日最後の患者は、どこか神経質そうな四十前半くらいの男だった。
しかしドクトルの元を訪れるものは、そのほとんどがそうした傾向を備えている。
大なり小なり神経質でなければ、心に病むほど物事に悩んだりはしないのだ。

「私は十代の頃、女性というものに興味を示しませんでした」
安楽椅子に腰掛けた男はそう切り出した。
「しかし二十歳を迎える前夜、私は甘い靄のかかった夢を見ました。
 それから目を覚ましたとき、私はいてもたってもいられない衝動に駆られ、街に飛び出しました。
 そこで私の興味を引いたのは、ちょうど四十の誕生日を迎えた女性で、私は彼女を相手に一夜を過ごしました。
 それ以来、私は狂ったように色に目覚め、彼女と同じ年代の女性ばかりを求めるようになりました」
ドクトルは男の話を反芻して、軽く頷いた。
「なるほど。確かに歳の差はありますが、それほど異常な趣味ではないと思いますね。
 むしろ、姉さん女房は金の草鞋を履いてでも探せ、という言葉もあります。あなたは充分に健全ですよ」
男は軽く首を振り、ドクトルの言葉を遮った。

「この話には続きがあります。それから半年が過ぎると、私はまた女性への興味を失いました。
 再び目覚めたのは、やはり三十歳を迎える前夜の、甘い靄の夢を見たときです。
 その時に私が魅入られた相手というのは、ちょうど三十歳になったばかりの女性でした。
 次の日から、私は三十前後の女性しか魅力的に感じないようになりました」
「はあはあ、なるほど。しかし、あなたのお話のどこに問題があるのか分かりかねますな。
 同年代の女性に魅かれることが、そんなに悪いことでしょうか」
「はい。もう少し話させてください。それからまた半年後、私はまたもや性欲を失いました。それが再燃したのは四十前の」
「ははあ、例の甘い靄がかかった夢ですか」
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:05:57.38 ID:c0JFQkze0
「そうなんです」
「そしてあなたは欲望の命ずるままに二十歳の女性と肌を重ねた、と」
「その通りです。そして半年後にはまた興味をなくしました」
男は勢い込んでこくこくを頷いた。
ドクトルは男をじっと見つめ、考えた。
(どうやら彼は自分の嗜好対象が低年齢化していくという観念妄想にとらわれているらしい。
 しかし、若いうちは年上の包容力に甘え、一人前になれば対等な相手を望み、少し歳を重ねたら生命力に溢れる若い女性を求める。
 考えてみれば当然のことなのに、神経質なそうさせるのか、その事象を勝手に関連付けて振り回されている)
実に馬鹿馬鹿しい話だが、本人は深く悩んでいるのも事実だ。
それに、半年後に必ず性欲が失せること、こちらのほうが重要だろうに、そのことを気に留める余裕がないほど苦しんでいるらしい。
それらの問題に対して全力で解決の手助けをするのが、ドクトルの仕事である。

「なるほど、お話はよく分かりました。最大限の努力はしますので、二人でじっくり取り組みましょう」
そう言って、ドクトルは立ち上がった。
「それではまた来週、この時間においでください」
その言葉を受けて、男は急に不安そうにドクトルを見つめた。
「あの、今日はこれでおしまいなのでしょうか」
「残念ですが、この後に会食がありましてね。なあに、時間はたっぷりあります。焦らずに一歩ずつ片付けていきましょう」
ドクトルはカルテをに仕舞い、白衣をハンガーにかけて鞄を取り出した。
男はそれを眺めながら、落ち付かなげに膝を揺すっている。

男とは診療所の前で別れた。
男と反対方向に歩き出したドクトルは、ふと不安を覚えて男の背中に声を掛ける。
「もしもし、失礼ですが、あなたは今年でお幾つになられますか」


「よく若く見られがちですが、四十九歳です。明日で五十を迎えます」
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:07:30.11 ID:c0JFQkze0
>>690
スマソ。責任もってお題
つ「影」
694以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:11:12.04 ID:t9Ybj88D0
明日で五十wwww
話を展開させていくのが上手いなー、その才能を俺にくr(ry
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:16:07.58 ID:S54rgnjF0
「なぁ、ハットトリックって知ってるか?」
ふと、隣に座っていた友人がそんなことを聞いてきた。
俺は何で突然そんなことを聞くのかと思いながらも短く、あぁと答えた。
「ハットトリックってさ、すげぇよな。一人で3回ゴールにシュート入れるんだぜ。俺には無理だよ」
「そもそもお前サッカーできないだろ」
これ以上話が訳のわからない方向へ進む前に、俺は話の腰を折った。

しかし、それでも止めるつもりが無いらしく更に話は進んでいく。
「例えさ、サッカーじゃないにしろ3回ってのはすごいよな。せいぜい2回がいいところだって」
まるで興味の無い話を長々と続けられるもんだから、俺はもう一度話を遮ろうとする。
「だから、それがどうしたんだよ」
すると、さっきまで饒舌だったそいつが急にその口を閉じてしまった。
俺は少し強く言ってしまったかと思ったが、そんなはずは無い。

沈黙が少し長く続いたと思ったその時、不意にそいつの口が開いた。
「俺さ、今ちょっと精神的におかしくてさ」
何を言ってるのかと茶化してやろうかとも思ったが、そんな雰囲気ではなかったので俺は黙って続きを聞くことにした。
「それで一応薬は飲んでるんだけどさ、もしかしたらふとした時に、お前に迷惑をかけるようなことをするかもしれないんだ」
「迷惑?」
同じ単語を反復し、俺は続きを促した。
「いきなりナイフを振り回すかもしれない。もしかしたら首を絞めにかかるかもしれない」
淡々とそんなことを語ってくるそいつの顔からは、まるで表情が読み取れない。
「だからさ、終わりにしようぜ。俺たちの友情はここまで。これから先関わらない方がお互いのためだと思うんだ。
 他にも何人かもう話をしてるのはいるんだけど――」
そう言ってこちらを見たそいつの顔は、もういつもの日常の顔に戻っていた。
少なからず俺はショックを受けた。
それは抱えている症状になんかではなく、普通の表情でそんな考えを言ってしまうことにであった。
何故勝手に一人で判断してしまうのか、俺は怒りにも似た感情を抱えていた。
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:17:03.57 ID:S54rgnjF0
このままそいつをそんな日常に行かせるつもりの無かった俺は、話しているその途中に飛び込んだ。
「あのさ、別にそんなことしなくたって、俺もムカついてる時はお前ぶん殴るかもしれないじゃん。だからさ、やめようぜ、そんな…終わりとかさ…」
怒りが悲しみに変わったのは、完全に言い終わった後のことで、俺はそのまま涙を流しうつむいてしまった。
泣いてる顔を見せまいと必死に涙をこらえながら、さも平気だと言うように顔を上げると、目の前のそいつまで泣いていた。
それを見て、俺はやっとのことでせき止めていた涙をまた手放してしまった。
「いいのかよ。そんな、簡単に…さ」
「いいに決まってるだろ」
そう言って俺たちは抱き合った。
普段からすれば気持ち悪いと思うだろうが、今はただこの距離がどこか心地よかった。

そして涙も乾いた頃、そいつが何かを呟いたのが聞こえた。
「…ハットトリック」
「え?」
「決めたぜ、ハットトリック。お前で俺を受け入れてくれたのは3人目なんだ」
眉をハの字にして笑うそいつを見て、俺もつられて笑いながら言った。

「バーカ、お前が思ってるよりまだまだ試合はなげーぞ」

-終-



やっぱり無理だったwww
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:18:54.97 ID:c0JFQkze0
>>695-696
最高に爽やかな青春だ……。
すっかり汚れちまった身としては羨ますぃ……。
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:25:48.34 ID:t9Ybj88D0
>>695-696
眩しい青春…いいねぇ
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:27:52.20 ID:c0JFQkze0
νお題
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:28:09.20 ID:xo47ldYU0
>>691
乙。サイクルヒットがこんなんになるとはwwwwww
携帯から安価スナイプしたんだがよかった、よかった

>>695
うはwwwそんな友達いねぇwwwwwwwworz
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:28:24.95 ID:xo47ldYU0
>>699
済まん…
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:30:38.97 ID:c0JFQkze0
>>701
なあに、かえって免疫力が付く。
お題
703以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:36:45.08 ID:S54rgnjF0
うはww感想もらえたwwwウレシスwwww
俺と対の青春を書いたらいつの間にか(ry

踏んでたら
お題:似すぎた姉妹
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:37:49.53 ID:c0JFQkze0
>>703
光速で把握した。
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 16:49:58.94 ID:sXapduZbO
テーマ「影」

 春――卒業の季節
 春――別れの季節
 春――恋愛の季節


 校庭の桜が舞い散る中、夕日に映える二つの影。一つは僕。そしてもう一つは、目の前の彼女。


今日僕らは学校を卒業した。卒業式では鬼のような先生も今日ばかりは涙していた。
 卒業の歌を唄う頃には僕も思わず涙していた。 そして在校生に送られながらクラスの皆と笑い合う。

 とても良い卒業式だったと思う。


 だけど一つ、僕にはやり残した事があった。
 だから僕は彼女をこの桜の下に呼び出した。





スイマセン、続きがまだ出来てませんorz
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:00:11.74 ID:t9Ybj88D0
桜の樹の下か、告白シーンwktk
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:19:47.68 ID:t9Ybj88D0
wktk保守
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:38:25.40 ID:t9Ybj88D0
18時くらいから出かける予定があるからその辺りから保守誰かに頼みたい罠
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:38:34.86 ID:Nx7TYcW80
今沖田保守
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:39:03.56 ID:Nx7TYcW80
>>708
俺が頑張ってみる
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:40:11.45 ID:sXapduZbO
>>705続き

「ごめん、待った?」

 別に遅れてはいないが後から来た義務として言う。

「待った、十分待った」

 彼女は勝手に先に来て怒っているらしい。機嫌悪くなるのは困るので謝っておこうと思ったら、

「ごめ……」
「そんな事いいから用件を早く言いなさい」

 簡単に遮られた。確かに彼女には長年の付き合いから、直球勝負しかないと分かっていた。
 だけど、いざ言おうとすると緊張で頭が回らない。

 僕は今まで、告白なんて恥ずかしくて出来ないと思っていた。むしろ告白して来いとさえ思っていた。
 だけど言葉にしないと伝わらない事があると身を持って知った。


 だから僕は自分勝手だし、口も悪い、だけど優しくて、料理上手で、僕には勿体無い位可愛い彼女に、告白しようと思う。


712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:46:03.84 ID:sXapduZbO

「ずっと、ずっと前から好きだった。」

「中学生の頃気付いてから、高校を卒業する今日までずっと好きだった」





「だから、これからは恋人として僕の隣に居て欲しい」


 言い終わった瞬間、二人だけ別次元に移動したかのように、辺りが静まり返った。

 僕は彼女の言葉を待った。別に振られても良かった。彼氏が居ても良かった。 告白した事が、彼女が彼女であり続ける事が、僕の支えになってくれるから。

 
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:52:18.31 ID:sXapduZbO

 そして彼女の口が開き静寂を破った。

「バカ……言うのが…遅いわよ……私も、私も大好き!!」


 そう言って僕の胸に飛び込んで来た彼女の瞳は潤んでいて、頬は朱に染まっていた。
 僕のを見上げる顔や仕草、彼女の全てが可愛いらしく、愛おしかった。



 そして僕らの影は、夕日に映える桜の下で一つになった。



END
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:54:42.76 ID:sXapduZbO
長文スマソ
感想など貰えれば嬉しい限りです
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 17:57:35.01 ID:t9Ybj88D0
ツンデレツンデレwwwwwwwww
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:05:44.89 ID:t9Ybj88D0
さて、出かけるついでに誰かにお題貰って出かけてる間に小説考えてみようかな
つーわけで
お題 >>718
717以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:06:20.12 ID:Nx7TYcW80
>>713
ほのぼのーっていいね
この季節に似合った作品だと思う GJGJ
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:06:39.55 ID:YmxLUfeh0
大正ロマンの悲哀
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:07:34.95 ID:sXapduZbO
つVIPPER
720以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:08:08.74 ID:59cvbOP90
≫718
なんか微妙じゃね?
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:09:07.13 ID:59cvbOP90
≫718
なんか微妙じゃね?
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:09:10.89 ID:Rdrbi0SU0
微妙っていうか難しいお題だなwww大正っていうと太正しか思い浮かばねwwwwwwwww
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:12:11.01 ID:59cvbOP90
大正袴の女学生。
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:13:06.11 ID:t9Ybj88D0
ムズカシスwwwwwwwww
ちょっと小説とか今まで滅多に書いたことないし、多分それ無理だわwwww
ヘタレで申し訳ないけど再安価>>726
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:13:47.77 ID:YmxLUfeh0
江戸時代の怪談
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:13:53.65 ID:Rdrbi0SU0
選抜甲子園準決勝延長15回引き分け再試合の延長15回裏の攻防。
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:15:50.09 ID:t9Ybj88D0
>>726
把握
精一杯がんがる
出来上がり見て失笑してくれ ノシ
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:26:05.96 ID:tnbt9Osp0
1主人公は高校生
2主人公は小学生の時に記憶喪失になり元に戻っていない
3ある女子が主人公のクラスに転入してくる
4いろんな人と出会い昔の記憶を取り戻していく
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:28:42.10 ID:c0JFQkze0
私は右京が大嫌いだった。
右京は私の一卵性双生児の片割れで、私よりも美しく、頭が良かった。
知り合ったばかりの人からはよく
「左京ちゃんと右京ちゃんは双子なのにあまり似てないわねえ」
と言われ、それは非常に腹の立つことだった。
(なにも分かってないくせに、口先だけでものを言うなよ)という反感を必ず抱いた。

別に二人の相違について劣等感を抱いているわけじゃない。
確かに右京は聡明で煌びやかな風貌だったけれど、私には人を落ち着かせる愛敬や細やかな気配りを備えていた。
右京が私にないものをたくさん持っているように、私だって彼女にないものを多く持っている。
私が彼女を憎む理由は、そんな上っ面の事象によるものではない。
私と右京が内面の深いところで似過ぎている、いや二人は本質的に同じ存在であるために、私は彼女を憎悪していたのだ。

例えばこんなことがあった。
小学生の頃、母が風邪で寝込んだために父が朝食を作ってくれたことがあった。
私は父の味噌汁を一口飲んで「お味噌入れすぎ」と思ったのだが、
次の瞬間、まだ口もつけていなかった右京が「パパ、お味噌入れすぎ」と台所に向かって叫んだのだ。

こういったことはしばしばあり、前触れなく私が右京の言動を代行することも多かった。
それは漫画や小説などによくある感覚の共有とは大きく異なっており、
何かを察知したからそうしてるのではなく、無意識に、自動的にそれを行って、
その後になってはじめて二人が一つになっていたという事実に思い至る、という具合だった。

歳を経れば経るほど、私たちの外見は大きく離れてゆき、その一方で、私たちはどんどん密接に繋がっていった。

例えば私は自慰というものをしたことがない。
鏡にキスするようにお互いに口付け、昏い欲望に身を任せ、行為を終えて熱が引いた後に醒めた後ろめたさを感じるのだ。

それはまるで二人はひとつであってこそ完全な存在で、今の私たちはそれぞれ半身の欠けた出来損ないの人形であるという
錯覚を私に与え、そのことにこそ、私は深い劣等感と絶望を覚えていた。
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:28:59.82 ID:c0JFQkze0
だから右京は私にとっては、生まれた瞬間に私の半分を引きちぎった略奪者に他ならず、ために憎しみを募らせていた。

十七歳の誕生日を迎え、私はある決断をした。
それは失われていたものを取り返す、重要で切実で孤独な戦いだった。

私は和菓子屋で栗羊羹を買い、リビングでテレビを見ていた右京に声をかけた。
「お茶にしようよ」
台所で羊羹を切り分けながら、私はポケットに忍ばせた注射器を取り出した。
キャップを外し、皿に盛った羊羹の片方にだけその中身を注入する。

細工を施したものは紅い皿に、手付かずのものは白い皿に。
それをリビングに運ぶと、右京はお茶を用意して待っていた。
私は紅い皿を自分の席に置き、白い皿を右京の前に置いた。そして思い出したように言う。
「あ、ちょっと待って。トイレ行ってくる」

私は努めて落ち着いた足取りでリビングから出てゆき、足音を殺して右京の部屋に忍び込んだ。
机の引き出しを開けると、その奥にさっきの注射器を放り込んだ。
そしてリビングに戻った私は、席に着きながら何気なく二つの皿を見比べる。
(思った通りだわ)
私は皿を目印にしていたわけではない。羊羹の切り口を目安に、毒入りとそうでないものを見分けていた。
予想通り、毒入りの羊羹は白い皿、つまり右京の皿に置かれていた。
そうなのだ。私たち二人が似ていればこそ、きっと中身を取り替える、そう踏んで仕掛けた罠が、見事にその効果を示したのだ。
右京が「あ、メールだ」と言って席から離れたとき、私はほくそ笑んだ。

私は偶然にも、もう一つの決定的なアドバンテージを有していた。
注射器を右京の机に放り込んだ際、そこに、見慣れぬ白い粉末が小袋にパッケージされていたのを発見したのだ。
つまり、彼女は私と同じことを考えており、あの綺麗な粉末は、目の前の湯飲みに溶かされているのだ。
同じ考えということは、今目の前にあるお茶こそが安全なもので、向こうに置かれたものが罠だ。
だから私は右京のお茶を引き寄せ、『そしてそのままそれを元に位置に戻した』。
離れた場所で携帯をいじりながら、その背中越しから彼女がこちらを窺っているのが感じられた。
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:29:42.43 ID:c0JFQkze0
「じゃ、食べようか」
怪しまれないように、と自分を落ち着かせる、その振りをしながら、私は右京が羊羹を口に運ぶのを見守った。
「毒が入ってるよ」
意図せず、口から言葉がこぼれ出た。
「!? …………っ」
右京が苦しげに胸を掻き毟るのを見て、晴れ晴れとした達成感が沸き起こる。
「バイバイ、右京」

「それ、毒入りだよ」
一瞬、なんのことだか理解できなかった。しかしすぐに、舌に強烈な痺れが走っていることと、
私が右京の湯飲みを手にしていることに気がついた。
「やっぱり……取り替えてなかったんだね……アンタならそうすると思ったよ」
息も絶え絶えに右京が囁く。理解できなかった。なぜ私は彼女の湯飲みからお茶を飲んでいるのか。
「そのお茶……私が飲もうとしたんだよ……勝手に取るなんて酷いね……」
稲光のように、脳裏に閃くものがあった。もつれる舌のため、言葉にならぬ声が口の中で暴れる。
「そう、あの粉はね、中和剤なの。両方とも、毒入りのお茶なの。それは左京が離れたときに、もう飲んでたの。
 アンタが羊羹を自分のところに置いてたってのには……気がつかなかったけれど」
これだ。これこそが、私が彼女を憎む理由そのものだ。
知恵比べに勝ったとか負けたとか、そういう些細なことではない。
私は大事を取ってお茶を飲まないつもりだった。それを、なぜかこうして飲んでいる。
しかも、右京のほうを飲むという念の入れようだ。これではまるで──二人で示し合わせたようではないか。
まるで、辻褄を合わせるように、二人が共に死ねるように。

自分の影を見るように、お互いを見ていた。似ても似つかぬからこそ、私たちは同一だった。
通常の条理を超えた、この決して分かちがたい絆をこそ、私は断ち切りたかった。
私は、私たちは──ひとつでありたかっただけなのに。
遠のく意識のなか、私は右京の紅い瞳を見る。彼女は、私の蒼い瞳を見ているはずだった──。

この狭い箱庭で、一つの小さな人形が死んでいた。
その幼い人形は、紅と蒼の瞳をそれぞれ片方に持つ、金銀妖瞳の相を備えていた。
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:30:21.77 ID:c0JFQkze0
>>703のやつ。
書いてて我ながら分けわかんなくなってきた。
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:34:45.11 ID:Nx7TYcW80
>>732
右京と聞いてどこかの刑事ドラマを思い出したorz
いや、こういうシリアスなのもいいっていうか、怖ス
最後の人形の文章も更に怖ス これだけの緊迫感を出す能力を俺にくだs(ry
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:36:51.94 ID:c0JFQkze0
>>733
相棒か。あれ大好きw
次のお題
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:40:09.34 ID:Nx7TYcW80
つ「一度死んだ男」
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:43:18.17 ID:c0JFQkze0
>>735
HG的に把握したフォゥゥーーーー!!
737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:50:05.87 ID:tnbt9Osp0
1主人公は高校生
2主人公は小学生の時に記憶喪失になり元に戻っていない
3ある女子が主人公のクラスに転入してくる

これなら可能ですか?
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:51:24.60 ID:sXapduZbO
>>729ー731
凄いです、普通に怖くなりました。
そんな文章書けないorz
凄い乙でした。
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:52:39.60 ID:sXapduZbO
人が少ねぇ保守
740ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 18:53:19.03 ID:j0YFnPAP0
仕事が終わった保守
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 18:54:47.33 ID:nffMwHOs0
小説産業
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:00:00.77 ID:59cvbOP90
エロパロ板で小説書いて自己嫌悪に陥った俺が来ましたよ。
≫737でとりあえず少し書いてみる。気に食わん買ったらそう言ってくれ。

彼は今日もいつも通りに登校した。
周りは今日来るはずの転校生の話で持ちきりである。噂によれば女子で目撃者によればもの凄い美人だとか。
しかし、所詮は噂。何処かで話が肥大しているのだろう。
彼にはそんな噂どうでもよかった。というより、彼には現在それよりも重要なことがあったのだ。
朝から頭痛がするのだ。しかも時間が経つごとにどんどんと強くなっているような気がする。
やはり、休むべきだったのだろうか。
彼はそう思いながら窓の外の風景を見つめた。
743737:2006/03/27(月) 19:04:43.75 ID:tnbt9Osp0
>>742
GJ!!
ついでに言うと主人公に1つ上の姉がいる
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:08:20.02 ID:59cvbOP90
ホームルームの開始のチャイムと共に教師が入ってくる。
珍しく全員が直ぐに席に着いた。
「今日は、皆も知っている通り転校生を紹介する。」
諸連絡を幾つか述べた後に教師がそういい、全員が騒ぎ出す。
その時彼の頭痛は限界を超えるような痛みになっていた。
針でさされかき回されるような痛み、騒いでいる声が頭に響き、今にも気絶しそうになる。
教師が生徒を静め、転校生を呼ぶ。
ガラッとドアが開いた。
主に男子からのざわめき。
彼はうっとおしいと思いつつ頭を上げた。
丁度転校生が黒板に名前を書き終えこちらに振り向くところだった。
「滝蓮寺まどかです。皆さん、よろしくお願いします。」
彼女の顔を見た瞬間、彼の頭痛が限界を超えた。
彼は気を失って倒れてしまった。
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:09:45.82 ID:59cvbOP90
すまん。ちょっと抜ける。
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:19:54.78 ID:sXapduZbO
>>744
とても読みやすいGJ!!
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:20:26.21 ID:nffMwHOs0
誰か産業
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:22:16.21 ID:sXapduZbO
じゃあ安価>>750
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:26:08.24 ID:Nx7TYcW80
>>747
小説読む人
小説書く人
大歓迎
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:28:36.97 ID:Rdrbi0SU0
ヒロシマ1945 -火と光の跡-
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:29:58.90 ID:nffMwHOs0
オモスw
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:30:39.19 ID:sXapduZbO
>>750把握
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:36:18.28 ID:Nx7TYcW80
よし、今日も頑張ろう
↓お題をよろしく
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:40:14.25 ID:RodB7Wvt0
人生の三大定義
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:41:12.64 ID:Nx7TYcW80
>>754
把握した
756ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 19:41:57.73 ID:j0YFnPAP0
短めに描いてみるか
お題キャモォーーン!↓
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 19:42:48.57 ID:DDXm8Vhr0
ホモ
758ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 19:43:12.44 ID:j0YFnPAP0
>>757
把握しまくった
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:09:20.73 ID:Nx7TYcW80
ほしゅ
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:12:41.50 ID:sXapduZbO
>>750

「何読んでんの?」「ヒロシマ1945ー火と光の跡ー」

来た。とうとう来た。図書室で本を見ると必ず邪魔する図書委員長――通称スッポン。
これ以上関わらないように本に集中すると、

「おわっ!?」

急に本との間に顔が現れる。
てゆうか近い。キスしそうな位近い。


「ちゅっ」

「ん――――!?」


ってキスされたっ!?ってキスされたっっ!?

俺が委員長に文句を言おうとした瞬間――

「ちょっ……何すっ」

――ガンッ!?


761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:14:14.60 ID:sXapduZbO

ぱっと目を覚ますと図書室に居た。

「ちっ夢かよ……」
そう独り言を呟き、ふと手元を見ると、


ヒロシマ1945-火と光の跡ーにメモがあった。


「変態!!寝言がウルサイ!!byいいんちょ」

そんな泣きたい午後の昼下がり。


意味不明ですorz
762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:16:55.01 ID:sXapduZbO
あーほしゅ
763ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 20:17:12.80 ID:j0YFnPAP0
>>757
AM11:05 都内某所
公園のベンチに地味なサラリーマン風の男が座って雑誌を読んでいる。
そこに近づいていく男が居た。背筋の伸びきった大柄な男で、
短く刈った髪をオールバックにしている。口には火の着いていない煙草を咥えていた。
大柄な男はベンチの前で止まり、煙草に火をつけると開口一番

大柄 「おいホモ野郎。今日も男のケツ追い掛け回してんのか?」
阿部寛のようなシブイ声で言い放った。サラリーマン風の男が静かに答える
「私はホモでは無くゲイだよ。あと女でも犬でもかまわない、仕事ならだが。」
「そうか、で、今日はそのゲイの旦那が何のお仕事でござりましょうや?」
「ひと探し・・・と言えば解かるか?」
「わかんねーよ。また俺たちの仕事の邪魔か?」
「とんでもない、見つかれば君たちにも旨みはある。」
「うさんくせえな。そのうち官憲侮辱でしょっ引いてやる。」
「いつの時代の話だ?状況が変わり次第連絡を入れよう。
 ところで君は今晩暇か?食事でもどうだ?」
「・・・そうか、良い彼氏が見つかると良いな。じゃあなホモ野郎」

そういうと大柄な男はまた大股で来たほうに帰っていった。

「・・・今回も駄目か。」
少し残念そうな顔をしたサラリーマン風の男は、ランチを食べ来たOL
に追い出されるようにして公園を出た。
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:17:40.28 ID:Nx7TYcW80
>>761
あの重たいテーマをここまでやわらかくしたおまいはスゴス
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:20:38.68 ID:RodB7Wvt0
何か書くかぁ……
↓ お題ヨロシクおねげしぁーす。
766ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 20:21:12.29 ID:j0YFnPAP0
セーラー服と機関砲
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:21:41.87 ID:sXapduZbO
VIPPER
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:23:46.14 ID:RodB7Wvt0
>>766
はあーく。
田中さん、戦うおじさんといい、貴方が出すのは難解なスナイポですね。
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:23:50.49 ID:Ok6T2n1M0
おひっこし
770ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 20:25:11.59 ID:j0YFnPAP0
>>768
その方が思考訓練としては良いと思うんだ。
ベタなテーマから新しい読みもの作るのは難しいからね?
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:25:37.72 ID:Nx7TYcW80
>>763
そ、それがホモの哀愁というものか
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:26:16.48 ID:c0JFQkze0
>>736書き終った。
773以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:26:32.56 ID:c0JFQkze0
錆びて軋んだ音を響かせて、倉庫のドアが開かれた。
俺はゆっくりと目を開け、真下に視線を送る。大きな木箱が幾つも運ばれ、積まれていくのをじっと眺めていた。
そいつらは俺の存在に気付こうともせず、黙々と作業をこなし、やがて倉庫から出ていく。
誰もなんの不審も抱かなかったようだ。そりゃそうだ。決して気付かれぬため、俺はこうして一週間も天井に張り付いていたのだ。
文字通りの意味で身動き一つせずにそうしているのは想像以上に堪える重労働だったが、
そうするだけの価値はある。これから始まる出来事を、俺はずっと待ち構えていたのだ。

それからさらに五時間後、複数の男が辺りを警戒しながら倉庫に入ってきた。
そいつらは黒スーツにトレンチコートと分かりやすいくらいにマフィアっぽい格好で、
よくもまあ職質されなかったよな、と逆にこっちが心配になったくらいだ。
しばらくすると、今度は必要以上にヤクザらしいヤクザがぱらぱらと現れる。
「遅かったな。まあいい。今夜はいい月だ。揉め事は無しにして、さっそく取引を始めようか」
「ブツは?」
「ここに」
「よし、金はここにある」
「では確認しようか」
まだだ。はやる気持ちを抑え、事の成り行きを高みから見守る。俺の出番は、まだ早い。

「──よし。商談成立だ。我々は失礼する」
よし、ここだ。ここが、不死身のヒーローであるところのこの俺の出番だ。
天井の鉄骨を思い切り蹴りつけ、宙に踊る。
──しまった。ここ一週間の運動不足が祟って身体が完全に固まっている。
しかも天井裏に張り付くというアクロバティックな作戦にすっかり魅了され、
着地のことをまったくこれっぽちも全然考えていなかった。
どがしゃあん、ごぎっ、ぐちゃ、という我ながら気味の悪い音をたて、俺は首から地面に打ち付けられた。
こいつはこれまでの人生で二番目くらいに格好悪い醜態だ。最悪だ。死ね俺。死なないけどな。
「ハロー」照れ隠しにそんな挨拶をしてみる。
ヤクザさんの親玉さんが「なんだこのどうしようもない馬鹿は」みたいな目つきで俺に銃を向けた。
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:26:48.29 ID:c0JFQkze0
ぱん、と乾いた銃声が夜の闇を切り裂く。
俺は身をよじって銃撃を避け、そのまま流れに任せて跳ね起きる。
呆気に取られていたマフィアとヤクザが、ふと思い出したようなぎこちなさで一斉に銃を向けた。
そのすべての照準はきっちり俺にロックオンされてた。

「なんじゃあゴルァ!!」
「ハンズ・イン・エアー!」

二ヶ国語音声の罵声を聞き流し、俺はビッと見得を切る。
「チッチッチ。……あっあー、そんな興奮するなよ。気持ちは分かる、だが落ち着け。高血圧になるぜえ」
ぱん。ぱぱん。
「うぉおい! いきなり撃つな! 心臓に悪いじゃねーかよ! あんた礼儀ってモンを知らねーのか!
 ……コホン、失敬。えー、悪党諸君、こんばんは。前置きは省略して本題に入ろう。
 俺の名は屍四十九郎。以後よろしく」
その口上にヤクザの一人が反応した。
「嘘ついてんじゃねえ! そいつは三年前に死んだはずだ!」
お、俺ってけっこう有名人?
「ま、そういうことにしておこうか。てゆーか、どっちでもいいんじゃねーか?
 死んだはずの人間が生きてるなんて、あんたらの業界じゃ珍しくないだろ?」
半ばあてずっぽうというか、映画の影響でそんなこと言ってみたのだが、驚いたことに誰も反論しない。
え? マジでよくあることなの? 怖いなあ、あんたらなにやってんだ。

「……まあいいや。俺は人を探している。三年前の十一月七日、池袋で俺を『殺した』人間を探している。
 あの時も、こんな取引の最中だった。あんたらマフィアとあんたらヤクザ、二つの組織が噛んでいた。
 俺はたまたまそれに出くわして、逃げまくったのはいいが捕まって、腹いっぱいの銃弾を食わされた。
 あんたら心当たりはないか? もしこの中にいるなら手を挙げろ。なあに悪いこたぁしねえよ。怒ってないから正直に言ってみ?」

その返答は銃撃の雨霰によって返された。やれやれ。結局こうなるのか。
まあこいつらが揃う場面を抑える以外はなにも考えていなかったので、当たり前ったら当たり前だが。
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:27:04.08 ID:c0JFQkze0
経済不況もどこへやら、派手にばら撒かれる弾丸を物陰に隠れたりしてかわしながら、
『拳児』を読んで覚えたカンフーアクションでそいつらを一人ひとり叩き飲めす。
文章力がないのでその描写は省くけど。

──そして三十分が過ぎる頃には、青ざめた表情で拳銃を構えるトレンチコートのお兄さん一人だけになった。
「なあ、そろそろ素直になって質問に答えてくんねーかな? 知らないなら知らないでいいんだから」
「……言えば、この場から引くか?」
「ああ」
「誓えるか?」
そう言いながら、突きつけられた銃が引っ込められた。おお、好感触。にっこり笑って答えてやる。
「間違いない(ベット・ユア・ライフ)。そん代わり、ちゃんと教えてくれよ」
そしたらお兄さんはにやぁ、と破顔した。
「誓ってやるよ(ベット・ユアーズ)!!」
腰に衝撃が走ったので振り向くと、マフィアの一人が俺の背中にぶっといナイフを突き立てていた。
「あ、ああ──」
足がもつれて崩れ落ちる。どくどく流れる血は床を汚し、俺は自分が作った血貯まりに倒れ伏した。
その後頭部に硬い筒状のものが押し付けられる。
「賭けは成立かな?」
遠くから、勝ち誇った兄ちゃんの声がした。
そして、銃声。俺の頭は派手に脳漿を飛び散らして爆ぜた。

「不成立だよ(ドロップ)」
俺はばねのように跳ね起きて、俺の頭を打ち抜いたアホの腕をつかむ。
そいつは驚いたように腕を振り払おうとするが、化勁の応用でしっかり絡み付いてそれを逃がさない。
袖をつかんで引き倒し、無防備な胸に一撃。そのまま跳躍。
顎ごと跳ね上げる蹴りをくらって、そいつは三メートルくらい後ろに飛んで行った。
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:27:22.65 ID:c0JFQkze0
さっきよりも真っ青な顔で、お兄さんが呻く。
「馬鹿な……頭を吹き飛ばされてなぜ死なない!?」
「もう、死んでるからだよ」
「なん、だと?」

こつこつ、とわざとらしい靴音で、お兄さんのほうへ向かう。
「俺は三年前に死んだはずだった……が、なんでかこうやって動いている。おかしいよな。
 男の生き様は死に様で決まる。なのにこの様はなんだ? 俺は自分が誰に殺されたのかも知らない。
 死んでるのに、うろつき回っていられる理由も分からない。滅茶苦茶じゃねえか。
 こんなぐだぐだのおふざけが許されると思うか? 俺は思わん。
 だから俺は……俺を殺した人間、そいつに頼み込んでもう一度殺してもらうのさ。今度こそ、完璧に格好良く華々しく、な。
 だから俺はこうやって、生き恥だか死に恥だか分かんねーもんを晒しながら、そいつを探し回っている」
お兄さんの正面に立った。もう腕が届く。
「なあ、教えてくれないか。俺を殺し損ねたアホはいったいどこのどいつだ?」
「お、おおおおおっっ!」
お兄さんが再び銃を構えるのへ、俺はその腕を払い同時に足も払って相手のバランスを崩し、
発勁と震脚を用いて大地を爆発的に踏みしめ、その反動で背中から体当たりした。

受身を取ることもできず、お兄さんは一直線に跳ね上がった。
そのまま空の木箱の山にぶつかり、板をへし折りながらその中に埋もれていった。

サイレンが聞こえる。まあ、ここまでやって警察に気付かれないほうがおかしい。当たり前だ馬鹿。
警官隊を突き飛ばしてその場から逃走する。背中にびすびすと弾丸が幾つも突き刺さるが、
その職務に忠実なお巡りさんの心意気に免じて仕返しはやめておいた。

冬の夜の海は心臓に悪い。生きてる人間なら死ぬね。寒さに震えながら、愚痴を言ってみる。
「やれやれ……二度死ぬのも楽じゃねえな」

(不終劇)
777ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 20:32:13.10 ID:j0YFnPAP0
>>772-776
ダークヒーロー風でカコヨス
778以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:32:41.34 ID:Nx7TYcW80
>>776
ハードボイルドな劇風に感動
779ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 20:33:58.60 ID:j0YFnPAP0
みんな!オラに文才を分けてくれ!
780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:36:14.53 ID:sXapduZbO
ちょっと聞きたいんだが、どんなジャンルが好きなんだ?
781ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 20:37:59.92 ID:j0YFnPAP0
>>780
魔界都市シリーズと涼宮ハルヒとアリソン
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:42:02.78 ID:Nx7TYcW80
>>780
哀しみキメラみたいなダークなの
あと、属性としては素直クーr(ry
783ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 20:42:07.39 ID:j0YFnPAP0
俺が止めたみたいじゃないか保守
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:42:10.36 ID:RodB7Wvt0
>>780
大抵ミステリとか推理小説。
古いのであれば京極とか、浅田次郎とか。ジャンル隔たり無く読んでるお
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:46:29.45 ID:c0JFQkze0
>>780
純文学とSF中心かなあ。
ミステリなら森博嗣、ホラーなら貴志祐介、ラノベは上遠野浩平くらい。あとブラックロッド。

お題↓
786ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 20:46:30.84 ID:j0YFnPAP0
保守
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:46:57.10 ID:sXapduZbO
把握した。皆dクス
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:49:11.67 ID:c0JFQkze0
ぎゃぼ。
こんなんばっかりだな俺。
小説の神が俺に『書くな』って言ってるのかも。
もう一回。
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 20:50:49.39 ID:Nx7TYcW80
おまいほどの文才が書かずしてどうする
つ「猫と休日」
790ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 21:00:09.30 ID:j0YFnPAP0
深度500を切ったら保守のペースで平気かな?
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:01:04.02 ID:SB74a6rC0
今北産業
まだ残ってたのか。良かった。

お題求む。
792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:01:07.73 ID:sXapduZbO
>>789便乗
かなり軽く


ゆったり、ゆったり。


何にも無い久しぶりの休日。
空を見上げて、手を広げて。
畳に大の字を作る。


ゆったり、ゆったり。


暖かな日差しを浴びながら、隣の猫とお昼寝タイム。



ゆったり、ゆったり。


793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:02:36.66 ID:sXapduZbO
>>>>791スマソ
っお題→VIPPERでヨロシク
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:03:02.86 ID:SB74a6rC0
>>793
把握した。こちらも邪魔してスマソ
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:03:14.21 ID:c0JFQkze0
>>789
猫か……猫、朝に書いたばっかなんだけどな。さすがに猫成分が枯渇してますよ。

だが把握! この俺の最も好きなことは! 俺にお題を出してくれた相手に把握と言ってやることだ!
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:04:52.21 ID:/alFtHZVO
今携帯だから帰ってから書くぞ

というわけでお題plz↓
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:06:00.35 ID:sXapduZbO
電車
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:07:42.32 ID:/alFtHZVO
>>797
おkkkk把握した!
複線ドリフトいくぜええええええええ
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:13:12.52 ID:sXapduZbO
保守
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:18:52.57 ID:Nx7TYcW80
>>795
すまない・・・
だが、俺は、ぬこが、好きなんdうわなにをするやめrklqw
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:27:16.03 ID:t9Ybj88D0
今帰った
>>726のお題のアイデアを文章に変換しながらROMるお
文才溢れる書き手が増えてきて正直ガクブル
802ケビン田中 ◆YXuuINDA66 :2006/03/27(月) 21:32:18.50 ID:j0YFnPAP0
>>801
楽しみにしてるよ。
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:43:34.84 ID:SB74a6rC0
保守
804彩夏ってなんて読むと思う?  ◆urbxMiFb4w :2006/03/27(月) 21:51:06.65 ID:Y2QP8Rkg0
おお、このスレまだ残ってるw
保守
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:53:23.03 ID:c0JFQkze0
僕はあわれな飼い猫なんだ。(や、別に本気で思ってるわけじゃないんだよ?)
物心ついたその時から、ご主人の狭いワンルームの中で暮らしている。
表に出ることはあまりないし、ちょっと外出するとご主人がすぐ追っかけてくるので、
なおさら外の世界というものを知らない。
なんかこー息苦しいよねーみたいな気持ちになることもあるけど、
でもやっぱりこんなもんでしょ、とか思ってお気楽に毎日暮らしていたんだ。

そんなある日、僕は人間の世界には「キュージツ」というものがあることを知った。
教えてくれたのは八百屋のとこのミケおばばだ。
いったいいつになったら死ぬの? って感じのおばばは、
なんとなんと「人間と会話できる」ってゆー信じらんない才能の持ち主だった。
「時間じゃよう。人間と過ごした時間がその奇跡を可能にしたんじゃあー」とか言ってる。

で、まあ、その「キュージツ」ってやつは、真面目に働いていた人間だけができる遊びみたいなのもので、
しかも「キュージツ」には決まりごとがない。好き勝手にやってもいいんだって。
「お前さんもたまには外の世界というを学んできたらいかがかえ?」

そんな面白そうな遊びがあるのなら、ぜひやってみたい。
僕だって真面目に飼い猫やってきたわけだし、人間に飼われてるんだから、
これもー僕だって人間みたいなもんでしょ。

そーゆーわけで、僕はキュージツして遊ぶことにした。
一応、ご主人には報告しておいた。ほら僕って歳の割にはギリガタイ猫だからさ。
「おい、ご主人。僕はキュージツしてくるから、今日は帰ってこないよ。先にご飯食べてていいからね」
って言うと、ご主人は
「pl、尾kみjぬhbygvtfcrdぇszわq」とかなんとか、正直なに言ってるかわかんなーい。
こーゆーとき、おばばのすごさがわかるよね。こんなのをきちんと聞き分けてるんだから。
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:53:41.10 ID:c0JFQkze0
こうして僕は、生まれてはじめてタバコ屋の角を曲がった。
その向こうには見たこともないような景色が広がっていて、ついついしっぽがゆらゆらする。

「世界すげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
感じたこともない風がおいしそうな匂いを運んでくるし、知らない犬がれいぎ正しくあいさつしてくれた。
恥ずかしがり屋の小鳥たちはしきりに僕のうわさをしていたよ。
そんなるんるん気分の僕は、気の向くまま風の向くままに、好きほうだいキュージツした。

でも、夕暮れが近づいてくると、なんかさみしくなってきた。なにを聞いてもなにを嗅いでも、
ご主人ならきっとバカみたいによろこぶだろうな、とかご主人は今一人ぼっちなんだろうな、とか思っちゃうんだ。
途中で知りあった気前のいい黒猫さんがおいしいご飯をごちそうしてくれるって言ってくれたけど、
僕はていちょうにそれをお断わりして、帰ることに決めた。

迷子になったりして、通りすがりの野良ワニさん(もっかとーそーちゅーらしいよ)に道を教えてもらって、
やっとこ家に帰りついたころにはすっかり暗くなっていた。
ドアの前で「開けてー。ただいま帰りましたよー」って言うと、
ばーんってものすごい勢いでドアが開けられて、ご主人が出てきた。
ご主人はやっぱさみしかったみたいで、ぎゅーって僕を抱きしめながらいろいろ言ってた。
「くぁzwsぇdcrfvtgbyhぬjみk、おl。p;・」
やっぱなに言ってるかわかんないよ。

ま、キュージツしてる間もご主人を気にするなんて、僕って飼い猫の鏡だと思わない?
(この言いまわしおかしいよね。鏡がそんなにえらいわけないじゃん。人間ってバカ)
そんなわけで、今日も僕はご主人の足元にしがみ付いたりして一生懸命飼い猫してるのでした。


あ、ご主人にちゃんとお土産もって帰ってきたよ。
いい感じのネズミの死骸を見つけたんだ。
あげたらとってもよろこんで、ティッシュでくるんで台所の四角いはこにしまってた。
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:53:47.81 ID:t9Ybj88D0
アイデアは湧いても中々文章に変換できない遅筆な俺orz
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:54:10.47 ID:c0JFQkze0
>>789
書いたよ。猫は可愛い。
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:58:20.14 ID:sXapduZbO
今日は楽しかった。初めて小説?と言うものを書いた為、ダメ過ぎてスマソ。
最後の保守。股

「あ〜っ!もうヤメだ!」

 そう言って教科書を投げ出す俺――三神恭平。歳は十六で地元の高校に通っている高校生だ。

 普段は全く勉強せず、授業中は寝てばかりいる。そのせいで定期テストは赤点のオンパレード。つまり留年のピンチという訳である。もし、留年などしようものなら………考えるのは、やめておこう……。
 とりあえず最後のテストまであと一週間というのに全くはかどらない。やはり勉強は地道にやってきた者が勝ちという事らしい。

 ああ、どうしよう……首でも吊ろうかな……と考えていると、

『ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン』

 突然、家中にチャイムが鳴り響いた。

810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 21:59:11.71 ID:t9Ybj88D0
>>805-806
無邪気な猫も可愛いけど「どこ行ってたの!」とか言ってそうなご主人に萌えた
もっかとーそーちゅーのワニに不覚にもワロタw
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:01:02.53 ID:sXapduZbO
>>805>>806
猫カワユスwwGJでした!!
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:01:41.35 ID:Nx7TYcW80
>>808
猫かわええ・・・
途中で入る猫の気持ちみたいなのがまたほのぼのとしてて・・・
GJ 超GJ!
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:05:17.62 ID:c0JFQkze0
お題カモン
814以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:08:58.23 ID:SIAYnq1U0
世界滅亡
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:09:10.97 ID:q2WNapzw0
 ドアを開けると、そこには、びしょ濡れの女の子がいた・・・。
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:10:59.77 ID:c0JFQkze0
>>814
一万年と二千年前から把握した。
817VIPPER:2006/03/27(月) 22:13:07.74 ID:SB74a6rC0
気持ちのいい日曜の朝だった。光が窓から差し込み、外からは鳥のさえずりが聞こえる。
素晴らしい夢を見た後で、私はインスタントコーヒーを煎れて、パソコンの電源を入れる。
六畳一間の小さな部屋に、パソコンの起動音が静かに響く。
やがてウインドウズの毒々しい青がモニターに映し出され、私はパソコンの前に座り込んだ。
インスタントコーヒーを口に含み、パスワードを入れる。安っぽい香りと苦みに口内は包まれ、
私は少し顔をしかめて、ブラウザを開いた。
目的地は私の作った小さく、夢見がちな、ネットの辺境ブログ。

「・・・なに、これ!」
私は思わず叫んでいた。モニターに映し出されていたのは、まともな日本語じゃない
単なる文字の羅列のような、だけどはっきりと意味の伝わってくる文章群だった。
「・・・なによ、これ・・・」
いつもなら、10人程度の常連が書き込むはずのコメント欄に、信じられない量のコメントが付いていた。
「・・・テラワロス?」
見慣れぬ言葉、見慣れぬ単語。その一つ一つを丁寧に丁寧に見ていき、口に出して、
意味を把握しようとする。
「・・・ブーン?」
中には全くわけの分からない言葉。

「・・・私のブログの内容が、原因なのかしら・・・」
思いつくのはそれだけ。
夢見がちな文が彼らを誘ったのだろうか。
それとも単なる通り魔的な者たちなのだろうか。
いくら考えても検討もつかない私を引きつけたのは一つの英単語だった。
「う゛ぃっぷ・・・?」
半角のローマ字3文字が示す物。それが彼らを意味するのかは分からない。
「VIPって、大物とか有名人とかそういうことよね・・・」
一般的な意味を考えてみるが、これだけ考えても仕方のないことだけはわかっていた。
とにかく、調べてみる。私はお気に入りの欄からグーグルを探し出してクリックした。
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:13:12.77 ID:59cvbOP90
今頃≫744の続きうp。
気に食わなかったら無視してくれ。

起きると白い天井が見えた。体を起こし、周りを見ると保健室のようだ。
頭痛はいつの間にか治まっていた。
保健教師がいなかったので、理由を聞かれる前にさっさと保健室を出た。
結構眠っていたらしく、もう直ぐで昼休みになる。
授業を受ける気にもなれなかったのでそのまま屋上へと足を運んだ。
昼休みのチャイムがなり、10分くらい経って一人の女子が入ってきた。
「あ、やっぱりここにいた。」
口調に少し怒気が含まれている。
「そりゃあ昼休みだし。」
「先生から聞いてるわよ。朝のホームルームで倒れたって。」
「・・・。」
「・・・もう、大丈夫なの?」
今度は一転、優しげな口調になる。
「大丈夫だよ。那美姉。」
彼は自分の姉、那美子に素っ気無く言う。
「本当に?」
「・・・本当だよ。」
不意に那美子に抱きしめられる。
「ちょっ、那美姉!」
「お願いだから心配かけないで・・・。」
那美子の声が弱弱しくなる。
「・・・もう、あなたしかいないんだから。」
819以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:13:51.29 ID:83iPdQNR0
一応、簡単にまとめて見たので、
http://novel.news4vip.org/
820VIPPER:2006/03/27(月) 22:14:11.12 ID:SB74a6rC0
「VIPっと・・・」
決して早くはない速度でタイプして、検索のボタンをクリックする。
コーヒーを一口。もう一回顔をしかめて目を覚ます。
「ま、これで出るわけないだろうけどね。だって、英単語3文字で検索しただけ・・・」
独り言を呟いてもう一度モニターを見た私が目にした文字は英語ではなく、日本語だった。
「・・・あれ?私、日本語のページを検索したわけじゃないのに?・・・あれ?」
首をひねる。再度、考えても仕方はないと考え直して、気を取り直す。
「・・・2ちゃんねる?」
日本語の中にぽつりとあったのは2chbbsという文字。
2ちゃんねるくらいなら、ネットに疎い私も知っている言葉だった。
ニュースでも散々取り上げられ、何かと黒いイメージのあるネットの超巨大掲示板。
電車男などで取り上げられ、プラスなイメージもあるけれど、それでもまだ入りにくい所ではあった。
VIPで検索して出たのだ。おそらくは、彼らと関係在るに違いない。
そう確信した私はおそるおそる2chへと入った。

四苦八苦して見つけたのはニュー速VIPという掲示板。
「ここね・・・」
唾を飲み込んで、覚悟する。マウスに乗せられた右手の人差し指に全神経を集中する。
クリック!

「・・・なに、これ・・・」
覚悟して飛び込んだ先に見えた物は、先ほど見た文字列と似た雰囲気を持つスレッド群。
思わず口から出た言葉は先ほどと同じ言葉。
様々なスレッドのタイトルが私を幻惑し、小さな私の処理能力をあっさりとパンクさせる。
「・・・垂れ流し?・・・実況?・・・うp?」
渦となった単語が私を襲い、そして私は波に呑まれていった。


こうして、また世界に一人のVIPPERが生まれた。
彼女が後年、VIPに於いておっぱいをうpしたのはまた、別の話。
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:15:20.64 ID:59cvbOP90
彼が小学生の時、彼が両親と一緒に乗っていた車で事故がおきた。一方的に相手側が悪い事故だった。
その際、運転席と助手席にいた両親が犠牲となった。
彼自身も多少の怪我を負い、記憶をなくした。両親を亡くした那美子と彼は両親の親戚の家の子供となり家を引っ越した。そんな経験のある那美子にとって彼が最後の肉親だった。
「・・・わかってる。無理は絶対しない。」
「・・・今日は、早退させてもらいなさい。」
「・・・わかった。」
彼はこういうときは敢えて姉に逆らわない。姉の悲しむ姿が見たくなかった。

822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:16:13.49 ID:59cvbOP90
相対して家で寝ていると不意にチャイムが鳴った。時間を見ると5時を少し過ぎていた。
来訪者は思わぬ人間だった。
転校生、滝蓮寺まどかだった。
「え、えっと、そ、そう・・・。」
「滝蓮寺まどかです。」
まどかの目は一瞬たりとも彼の目を離れることは無かった。
吸い込まれそうな綺麗な瞳。少し、目つきが悪いがそれも彼女の美貌に貢献している。
「そ、それで、滝蓮寺さんは、一体、何のよう?」
全く状況が掴めない彼はしどろもどろに問いただす。今日、しかも彼は彼女の顔をほんの一瞬しか見ていないし、彼女は恐らく彼の顔すら見ていないかもしれないのに、何故転校生が彼の家に来たのか。分からないでいた。
「・・・覚えていないの?」
「な、何のこと?」
「・・・私のこと、覚えてないの?」
まどかの目と口調がより一層きつくなる。
「お、覚えてるも何も、君と俺は今日会ったばかりじゃないか。」
「・・・そう、やはり情報どおり、本当に覚えていないのね。」
息を吐き、まどかは妖しく微笑みながら彼に言った。
「それとも、思い出したくないのかしら?」
頭痛が走った。今朝感じた時と同じくらいの激痛。
「・・・な、なんの話?」
「・・・いずれ嫌でも思い出させてあげるわ。嫌でも、ね。」
そういって彼女は微笑みながら出ていった。彼の全身から冷や汗が流れ出るのを感じた。

823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:16:52.22 ID:59cvbOP90
頭痛はその後一時間くらいしてひいた。
夕食はなるべく姉弟一緒にとるようにしている。勿論、那美子がご飯を作る。
彼は夕方の転校生の件が気になっていた。それを何とは無しに姉の那美子にぶつけた。
「那美姉、滝蓮寺まどかって今日来た転校生知ってる?」
那美子の手が止まった。
「・・・今、なんていったの?」
「そ、滝蓮寺まどかっていう転校生だけど。」
那美の顔が一気に青ざめた。
「ど、どうしたの!那美姉。」
「・・・まさか。本当に?そんな!そんなはずは・・・。」
「那美姉!」
「・・・えっ?あ、うん。何でもないよ。何でも・・・。」
「那美姉、何か知ってるの?」
「そ、そんなわけないないでしょう。そ、それよりほら、早く食べて。」
挙動不審な姉。彼は姉が何かを隠している事に気付きながらも、敢えて知らないふりをして箸を勧めた。
23時を過ぎた頃に不意にノックがなった。彼の部屋に訪れる人は一人しかいない。那美姉だった。様子がどうもおかしかった。
「どうしたの?那美姉から来るなんて珍しい。」
座るように促そうと那美子に近づくと、いきなり抱きついてきた。
「・・・ねぇ、どっか遠くに行こう。」
「急にどうしたの?那美姉。」
「二人でさ、どっか遠くに行こう、ね?誰にも邪魔されない、遠くへ。」
那美子の体が小刻みに震え出す。
「ど、どうしたのさ!?」
「お願い。暫くこのままでいさせて・・・。」
彼は困惑しながらずっと姉を抱いていた。

824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:17:29.63 ID:59cvbOP90
次の日学校から帰って、いくら待っても那美子は帰ってこなかった。遅くなる時は必ず電話かメールをよこす筈なのに・・・。
不意にチャイムが鳴った。
一瞬姉ではないかと思ったが、姉ならチャイムなど押さないはずだ。
玄関にいたのは滝蓮寺まどかだった。
「滝蓮寺さん?」
「・・・あなたのお姉さんが事故に会われたわ。」
「何だって!!?」
「今救急車で運ばれているわ。送ってあげるからついてきて。」
「わ、わかった。」
彼は急いでまどかの車に車に乗り込んだ。
彼はこの時気付くべきだったのだ。病院から自宅に電話が来てない事に。
車に乗るといきなりまどかが彼にしなだれかかってきた。
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:17:53.89 ID:59cvbOP90
「そ、滝蓮寺さん!!?な、何を!?」
「・・・まだ?思い出さない!?」
妖しい笑みを浮かべながらまどかは問いかける。まどかは彼の首のうしろに手をまわし顔を数センチという距離まで近づけていた。
「と、とにかく。ね、姉さんのところまで」
「姉さんならもう、この世にいないわ。」
「・・・えっ?」
「だって、私が殺したもの。」
彼の時間が止まった。それと同時に激しい頭痛に襲われる。
「あなたが私を拒むから、あなたの大切な人間が消えていく。」
「・・・な、なにを。」
「そろそろ思い出したら?」
そういってまどかは彼と唇を重ねた。
「私の愛する人。」
彼の中で何かが外れた。
記憶が一瞬にして蘇ってくる。
小学生の時の記憶。
小学生の時に彼は滝蓮寺まどかと同じクラスだった。
彼女の思いを拒んだ次の日に彼は両親と一緒に事故にあった。
そう、彼女の思いを拒んだ時、彼女はこう言ったのだ。
「私の思いを受け入れないのなら、あなたは大切な人を失っていくわ。あなたが私を受け入れるまで。」
その時の妖しい微笑が、今目の前で彼女が浮かべている微笑と重なった。



なんか書くと色々と書きたいことが増えてまとまりがなくなった。スマソ。
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:20:00.96 ID:SIAYnq1U0
まあ、なんだ。こうやって文才に恵まれてる奴の小説を見てると書きたくなってくるw

30分ぐらいで書ける軽めのテーマで頼む
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:20:50.59 ID:Nx7TYcW80
>>820
やっぱりVIP中毒は怖いですガクブル
>>825
最初姉モエスと読んでいたのに・・・orz
しかしこのなんともいえずダークな雰囲気が好物だ

お題
つ「午後10時」
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:22:24.47 ID:SIAYnq1U0
>>827
もう一人の俺が把握した

うはwwww結構ツラスwwww
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:27:54.86 ID:t9Ybj88D0
―――再試合では負けねえぞ

親友はそう言った
草野球時代からのライバルだった
「勝負だ!」
お互いそれが口癖だったっけ
お前の決め球はカーブだったな
キレ味鋭くて結構空振りさせられたなー
お互い、違う高校に入ってからは連絡することもなくなった
お互いどれだけ上達したかも分からないけど

―――絶対に決め球で三振取ってやるよ

試合前にわざわざそう言いに来たな
言葉通りに、受け取るぜ

2ストライク3ボール2アウト満塁
―――さぁ、勝負だ


…ゴメン、ものそいやっつけ仕事になったorz
>>819
まとめ乙wwwwwwww
dクスだおwwwwwwwwwww

つーか他の文神の作品見てると泣けてくるんだがorz
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:30:46.42 ID:Nx7TYcW80
>>819
乙 ありがd
>>829
これはこれで短く纏まってて良いと思う
それにしても文才多いな
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:30:49.82 ID:CEX8BPxE0
今から風呂
入浴中に考えてみるからお題頂戴
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:30:54.91 ID:SB74a6rC0
本日、二度目の挑戦。
↓お題下さい。
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:33:25.14 ID:RodB7Wvt0
スイカと花火と鴨川の夏
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:33:25.73 ID:t9Ybj88D0
弁当
あーん
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:34:02.43 ID:RodB7Wvt0
ちょwwwコンマ何秒の争いwwwwww
836以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:36:12.75 ID:SB74a6rC0
>>833
把握した。

鴨川って京都?千葉?
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:40:09.87 ID:t9Ybj88D0
コンマの差で負けるとか正直凹むなwwwwwwww
838以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:40:54.14 ID:Nx7TYcW80
「あの、先輩……」
「あたってるんですけど、って言うんならあててるのって答えるけど?」
「……そういうこと言わないほうがいいと思いますよ……」
「んーん、君にしか言ってないからだいじょぶ」
「そういう問題じゃ……」
「ね、木崎君」
「は、はい?」
「人生の三大定義」
「は、はぁ?」
「知ってる?人生の三大定義って」
「定義って言うのは、あれですよね?そのものを象徴してるような……」
「私の人生の三大定義はね」
「人の話は無視するんですね」
「愛する、恋する、好きになる」
「……」
「あ、勿論君にだけ、だからね」
「聞いてるほうも結構恥ずかしいんですけど……」
「私も恥ずかしいよ。うん」
「嘘でしょ?」
「嘘じゃない、それじゃ、もっと恥ずかしいことしてあげようか」
「な、なんでそうなるんですかぁって、ちょっと!ここでそういうのするのは」
「気 に し な い――――――」
「〜〜〜〜〜〜!?」

ええと、今更ながら
>>754
のお題を消化
無理して会話文だけにしたらこんなのになってしまった……orz
木崎といってもガムリンじゃないです
839831:2006/03/27(月) 22:41:52.58 ID:CEX8BPxE0
なんかわからんけど>>833-834どっちのお題で書いたらいいの?
840午後十時:2006/03/27(月) 22:44:49.89 ID:SIAYnq1U0
午後十時。あと二時間で今日と言う日が終わり、そしてまた明日という新しいモノに支配される
しかし、俺にとってはそんなモノなど意味を成していなかった。なぜならそんな概念が無くとも普通に暮らせるからだ。
しかし、人によってはまったく違う日になる。それは受験、彼女(あるいは彼氏)ができた。他にもいっぱいある。それは分岐点であり、何かのスタートなのだ。
だが俺には何も当てはまらない。ただダラダラと一日を過ごし、生きていく。ただ食って、ネットをして、寝るだけだ。
それではダメだと思った事は何度もあった。しかし、何もできずにいる。そんな毎日の繰り返し。
子供の頃は違った。あの頃は夢の為にがむしゃらに頑張れた。物事に純粋に打ち込めた。大声でみんなと笑いあえていた。
そんな日は遠い過去に過ぎ去り、いわゆるニートになった俺。後ろを見てもしょうがないけど、前も見ても希望は見えない。
いつのまにか今日が終わり、明日という今日が始まった。今日もただ食って、ネットをして、寝るだけなんだろう。
でもいつの日か、輝けるだろう。そんな日を信じてネットに打ち込んでいる


うはwwwすげえ暗いwwwうぇwwww
しかも小説じゃないよな……これorz
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:48:05.35 ID:Nx7TYcW80
>>839
>>833>>832氏が書くそうだから>>834を書くのがいいと思う

>>840
いや、この語り部みたいな雰囲気もGJだと思う
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:51:19.24 ID:CEX8BPxE0
>>841
把握
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:52:43.35 ID:8fI4MkjwO
午前に空気の読めない今北カキコをした俺が再び来ました
家帰ったら軽いの一つ挑戦したいと思う
お題を頼む↓
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:52:55.77 ID:RodB7Wvt0
>>836
鴨川は京都。書きにくければ除外してもかですよー。
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:53:34.37 ID:TS+2pN7P0 BE:260304454-
test
846以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:54:44.17 ID:SB74a6rC0
>>844
把握した。良かった・・・京都で。既に書き始めていたもんだから。

>>843
ペン、剣
847以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:55:15.93 ID:t9Ybj88D0
>>840
先輩モエスw
というかあててんのよは(ry

>>842
お題採用d
848以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:56:32.64 ID:8fI4MkjwO
>>846
把握、したけどペンは剣よりも強しのイメージで凝り固まってしまっているw
色々悩んでみよう
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:58:19.63 ID:Nx7TYcW80
>>847
あててんのよは明らかにインスパイヤしまs(ry

よし、もう一個書こう
↓よろしく
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:58:45.57 ID:SIAYnq1U0
851以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 22:59:18.85 ID:Nx7TYcW80
>>850
よし、おk
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:00:28.98 ID:t9Ybj88D0
せっかくだから俺もお題募集してみようかな
素敵なほどの遅筆っぷりだから深夜に完成になるかも知れんけどねwwwww

せっかくだから安価  >>856
853スイカと花火と鴨川の夏:2006/03/27(月) 23:05:18.49 ID:SB74a6rC0
どうみても花火とスイカの要素が少ないです。
有り難うございました。

鴨川の畔を歩く。
既に季節は晩秋に入っていた。
京都の冬は寒い。他の地域と比べても寒いように感じる。
準備を怠っていた服も、そろそろ用意しなければならないだろう。
「そろそろ、冬物出さなきゃな・・・」
独り言が白い霧となって消えていく。
随分と早くなった夕暮れが、少年を照らして沈む。

一人。ぽつねんと立つ。
三ヶ月前、二人で立っていた場所。
今は一人。思い出したくないのに、ここに来るとあの夏を思い出してしまう。
「だから避けていたはずの場所なのに」
言葉が、鬱屈した思いが、胸中より飛び立ち、夕闇の彼方へと飛んでいく。

一夏の記憶がフラッシュバックする。
彼女と歩いた鴨川の流れ。
彼女と見た線香花火の色。
彼女と食べたスイカの味。
彼女の唇に付いたスイカの種。
彼女の唇の口紅の色。
彼女の唇の感触。
854スイカと花火と鴨川の夏:2006/03/27(月) 23:06:00.14 ID:SB74a6rC0
背後に人の気配を感じ、はっとして振りかえる。
だが、そこには誰もいなかった。
彼女が居たような気がして振り返った。
でも、そこには誰もいなかった。

「もう、戻らない」
再度、現実へと戻る。少年は鴨川の畔で一人。
深くなってきた闇が少年を包む。
「帰るか」
何かを諦めたような心地がした。
足下の石を拾い上げる。冷たい石の感触。
大きく振りかぶって、投げた。彼女への思いと共に。

ポチャンという音が、少年を成長させる。
京都はもうすぐ冬になる。
855以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:12:11.56 ID:Nx7TYcW80
>>854
哀愁漂うなあ・・・
鴨川ってのがまた、趣があってGJ
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:18:09.22 ID:UQIdgymA0
深夜まで書いてたせいか、目覚めたら仕事遅刻してた

ログも読まずにお題ぼしう>>861
857以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:18:47.65 ID:Nx7TYcW80
ksk
858以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:20:45.98 ID:t9Ybj88D0
>>856
せっかく踏んでくれたしここはおまいにお題を決めてもらいたい
859以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:22:01.17 ID:t9Ybj88D0
ついでにksk
860以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:24:24.41 ID:UQIdgymA0
>>858
え?あ、本当だ…ごめんなさい…
じゃあ今こんなお題で書きたい気分なんで

つ「紫陽花」
861以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:27:53.98 ID:t9Ybj88D0
>>860
把握

踏んでたら
つ「向日葵」
862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:28:02.22 ID:Rdrbi0SU0
目覚めたら仕事遅刻してた
863以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:29:33.60 ID:UQIdgymA0
>>861
把握した
864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:35:50.52 ID:59cvbOP90
割り込みで書いてみようか。

梅雨の優しい雨。
君はそんな雨の中を濡れて僕の元にやってきた。
水に濡れて肌が透ける色っぽさ。
まるで君は紫陽花のように色っぽく、僕の理性を奪うんだ。

・・・あんまエロくないな、スマソ
865以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:38:17.53 ID:t9Ybj88D0
今製作中の小説がどれなのか把握しきれない罠
866以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:42:49.95 ID:t9Ybj88D0
あんまり上手い言い回しじゃなかったな
今誰かが制作してる途中の小説のお題がどれがどれなのか分かる香具師いないかな?
867以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/27(月) 23:45:26.79 ID:Nx7TYcW80
俺が「空」を書いてる途中・・・ものすごく遅筆だが
他は俺も把握できてないw
868以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:01:24.96 ID:+urAUIHy0


向日葵
wktk保守
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:04:00.36 ID:KpyLIirX0
最近僕の生活が似たようなことの繰り返しになっている気がしてきた。
思い返せば、毎日決まった時間に体を起こして、決まった道を進んでいる。
これって凄くつまらないことなんじゃないだろうか。
そんなことを思いながら今日も目を覚ます。

僕がこんなことを考えるようになったきっかけに、こんなことがあった。
この間僕が、たまたま僕よりちょっと年上の奴と一緒に休憩室に入ったときのことだ。
「夜ってのはいいねぇ」
そいつは悦に入った表情で僕に話しかけてきた。
「夜? なんでですか?」
僕が呆けた答えを返すと、そいつは僕のことをちょっと見下したような目で見た後、答えた。
「夜ってぇと、いつもと違う景色でさ。周りは真っ暗だってのに、宝石を
散らしたみてぇな小せぇ光がいっぱいあってなぁ。気持ちよかったぜぇ、そん中を駆け抜けるのは…。
おめぇは夜に走ったこと、ないのかよ」
「ないですね。毎日明るい中を走りますよ」
僕は全く普通に答えたのに、そいつは心底驚いたような表情で、
「無いのかよ! おめぇ、そいつぁつまんねぇなぁ…」
そう言い放って休憩室を出て行った。
僕は呆然とそいつを見送る。
870以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:04:24.16 ID:KpyLIirX0
僕の生活はつまらないものなのか?
よく考えたらいつだって俺は敷かれたレールの上を決まった調子で決まった時間に走る。
僕は今まで一度の不満も垂れたことはない。垂れる気も起きなかった。
だが、一度気づいてしまうと考え込んでしまうんだ。
僕の生き方は正しいのか?
僕の行き方は正しいのか?

何故だか今日はいつもより感じる風が強かった。
直線を猛スピードで突っ切る。角を歪ませながらも結局は変わらない景色を振り切って、
僕はカーブに身を預ける。
そして一度だけ僕の頭を突き刺した、悪魔の囁き。
「敷かれたレールの上を走るだけの人生なんて、ごめんだ―――

107の小さな追加電流を二つ目のモーターにぶち込んで、僕はレールから飛び跳ねた。

後は覚えていない。
871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:05:43.74 ID:KpyLIirX0
>>797おしまい。

アイデア出なす…疲れました…
872以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:13:56.15 ID:+urAUIHy0
>>869-871
乙ー
てかお題が電車…
どこぞの脱線事故とかぶr(ry
873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:19:35.00 ID:KpyLIirX0
>>872
^^;

家近いもんで。真っ先に思い浮かんだのがその事故ですた
874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:23:25.86 ID:91w6CP9n0
いいな。
俺も文章書けるようになりてえ。
875以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:24:27.33 ID:+urAUIHy0
…紫陽花テーマに書いてたら小説じゃなく詞になった件
876以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:25:50.91 ID:+urAUIHy0
>>874
書けるようになるにはまず練習
さぁおまいさんも安価を出すんだ
877以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:30:34.77 ID:91w6CP9n0
>>875
詩じゃなくて詞か。
物語的な詞もあるから、それはそれで面白そう。

書く以上は完成を目指すけど、いつも途中で挫折するのよね。
ってわけで、>>880おながいします。
878以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:31:27.59 ID:4lRdijdL0
ksk
879以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:33:24.26 ID:aVjSNkjt0
ksk
880以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:35:04.67 ID:+urAUIHy0
公園のブランコ
881以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:39:46.64 ID:iAFLHmoO0 BE:832973388-
ksk
882以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:42:01.59 ID:IwvMPxmv0
>>814出来た。長いからご勘弁。
883以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:42:17.42 ID:IwvMPxmv0
「世界が終わるとき」についての話をしようと思う。
それにはまず、あいつのことについて、あいつとの出会いについて話さなければならない。

俺がそのか細いノックの音を耳にしたのは、カップラーメンをすすりながらテレビを見ていたときだった。

ちょうどニュースで「セーラ・ヴァレンタイン宇宙飛行士、宇宙ファウンデーション建設作業中に謎の失踪」
という未曾有の大報道が流されており、正直テレビの前から離れたくなかった。
「ま、いーやどうせ大家だろ」とか思って無視してたのだが、ノックはしつこく続いている。
「開いてるぜぇ」と玄関に向けて叫びまたテレビに意識を戻すが、ノックはやまない。
「なんだってんだよ」とぶつくさ言いながらドアを開けると、そこには見知らぬ少女が突っ立っていた。
「…………」
「…………」
「…………」
「なんか言えよ」
「…………なんか」
なんだこいつは? 頭脳が可哀想な子なのか?
俺は一歩下がってそいつを観察した。
歳はせいぜい12、3で、針のようなロングストレートが印象的だった。
大きな瞳をぱちくりさせて、じっと俺を見ていた。
確実に俺の知り合いではないし、俺の知り合いでこういう知り合いがいそうなやつはいない。
つまりおそらく俺とは無関係の人物だ。

「なあ、なんか用?」
「…………」
警察でも呼ぼうかな、と考えたところで、ぐう、と腹が鳴った。
俺が鳴らすはずはない。だって今まさに食事中だから。
「腹減ってるのか?」
「腹……減ってる」
そしてそいつはまた黙る。その無言の迫力に根負けした形で、俺はそいつを家に招じ入れた。
884以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:42:33.63 ID:IwvMPxmv0
とりあえず買い置きのカップラーメンをそいつに渡し、薬缶に火をかけた。
「家出か?」
「…………」
「違うのか?」
「家出、違う」
「じゃあなんなんだ? ……犯罪がらみか? 警察に連絡していいか?」
「犯罪、違う。警察、違う」
こんな感じでこいつとはまったく会話が成立しない。
埒が明かねえな、と諦めた俺は、お湯が沸けたのをいいとこにその場から離れた。
そいつは真剣な目で俺の食べかけのカップラーメンを見ていた。どうやら空腹なのは確実のようだ。

だが、薬缶を手に戻った俺は驚きのあまりお湯をこぼしそうになる。
「おま、なにやってんだ?」
「…………」
そいつは、渡したカップラーメンのフタを全部剥がしていたのだ。
「カップラーメン食べたことないのか、お前はあ」
「ない」
なんかそれだけで一気に疲れた気がした。

重しをつけてなんとか出来上がったカップラーメンを食べさせながら、しばらくは普通にテレビを眺めている。
例の宇宙飛行士失踪事件がまだ続いていた。そいつは興味深そうに液晶画面に見入っていた。
頃合を見計らって、そいつとの対話を再度試みる。
「お前、名前は?」
「セーラ」
ニュースキャスターがセーラ女史の名前を情感たっぷりに連呼していた。
「おもっくそ偽名だろ、それ」
「偽名、違う。偽名じゃない」
「嘘くさいな」
「それは事実。偽名という物的証拠はない」
さっきよりは口の回りが良くなっているようだが、それでもどこかおかしな喋り方だった。
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:42:51.79 ID:IwvMPxmv0
そして……。
「ねーねー、セーラちゃんいる?」
「いきなり入ってくるな。職権濫用だぞ大家」
「うっさいなー。いいじゃんかよ」
「こんにちは、大家さん」
「はいはいこんにちはセーラちゃん。肉じゃが食べる?」
「食べる」

なんでか知らないが、そいつ──セーラは家に居つくことになった。
いったいどういう手違いが重なってそうなったのかさっぱり見当つかなかったが、
セーラを警察に引き渡す算段をしてる頃に大家の娘が入ってきて、
(こいつはマスターキーで賃借人の部屋に押し入るという悪癖がある)
「幼女誘拐!?」とか騒ぎ出したせいですったもんだしてるうちに、なぜか俺がセーラの面倒を見ることになっていた。
三日経った今では、なんかもう自然に馴染んだりしてるわけで。

そして一緒に過ごす中で、俺はセーラの超常性というか、人間離れした能力を何度も目の当たりにした。

例えば学習能力の高さ。
セーラは、俺や大家との会話、テレビなどで一度耳にした言葉は、すぐさま理解して操ることが出来る。
最初はろくに喋れなかったやつが、たった三日で流暢に会話をこなしているのだ。

例えば観察能力というか、先見の明。
セーラはある状況のなかで次に何が起こるか、恐ろしいほどの正確さで言い当てることが出来た。
ある時窓の外を眺めていたセーラが「鳩が二つ落ちるよ」と言ったので、外を見てみると鳩の群が近くを飛んでいた。
次の瞬間には、言ったとおりの二羽の鳩が、群から離れて落ちていったのだ。

「連れて行って。鳩が落ちた。連れて行って」
その通りにしてやると、セーラは鳩の死骸を愛おしそうに抱え、何事かを呟いていた。
俺が墓を作って埋めてやっても、しばらくはその地面を撫でさすっていた。
886以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:43:10.09 ID:IwvMPxmv0
ある夜、セーラがせがむので夜の公園まで散歩に連れ出したことがある。
良く晴れて月の綺麗な夜だった。セーラはジャングルジムの天辺に腰掛け、細く透き通った声を発しはじめた。
それは一定のリズムを備えた、そう、確かに歌だった。
その内容は分からなかったが、どこか悲しげな旋律を奏でていた。

「なあ、お前はどこから来たんだ? お前は何者なんだ?」
そう問うと、セーラは困ったような表情を浮かべ真っ直ぐに空を指差した。
「天国から来たってか? じゃあお前は天使なのか?」
するとセーラはぱあっと顔を輝かせ、力強く首肯した。
「そう。天使」

だが俺は、それとは異なる答えを導き出していた。
大家に頼んで調べてもらい、ネット上からある画像を入手したのだ。
それはあの失踪した宇宙飛行士、セーラ・ヴァレンタインの幼い頃の写真である。
両親に挟まれて幸せそうに笑うその少女は、今ここで天に歌うセーラと瓜二つだった。

それから二週間が経過した。
セーラと大家がお菓子を作っていると、俺の部屋をノックするものがいた。
「はいよー」
ドアを開けると、キャリアウーマンって感じでスーツを着こなした女性が立っていた。
そいつは無遠慮にも俺を押しのけて部屋に侵入し、セーラの前に立った。
「プーティウィ?」
小鳥がさえずるように、侵入者はそんな発音を口から漏らした。
「…………」
セーラが押し黙っていると、そいつは次いで日本語で語りかけてきた。
「ああ、そうか。地に降りるに当たってすべての言葉を失っていたのだな。今日は報告を聞きにきた。『選別』は終了しているか?」
みるみる内に蒼白になったセーラは、抱えていたボウルを取り落とした。
がしゃん、という音が静寂の中に虚しく響いた。
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:44:25.40 ID:IwvMPxmv0
「どうした? 終末は近いのだ。選別は済んだのかと聞いていいる」
「ちょっと、どちら様ですか! 勝手に人の家に上がりこむなんて非常識ですよ!!」
お前にだけは言われたくないよ、と内心で突っ込んだところで、いきなり大家が崩れ落ちた。
「…………!?」
慌てて駆け寄り抱き起こしたが、大家は──動かなくなっていた。その心臓すらも。
「あんた、なにした!」
かっとなった俺は、見境をなくしてそいつにつかみかかった。
だが、そいつは身体それ自体を瑠璃色に発光させたかと思うと、俺の身体の自由が唐突に失われた。
「……セーラ、という呼ばれ方をしていたな? セーラ、なぜ邪魔をする。
 お前の仕事は選別だ。私の仕事に関して容喙するところではないぞ」

「この人には、手を出さないで」

「そうか、こいつが選別者なのだな。よろしい。こいつ以外のすべてを断罪する」
そいつがなにを言っているのか分からなかった。だが……なにか、俺の想像を超えた事態が進行しているのだけは理解できた。
「違う。私は、選別しない」
「なんだと?」
「あなたはいつか言った。街に良き者が50いれば、そのために断罪を留まると」
「……それとこれとは状況が違う。それに結局、あの時も選別は行われた」
「そんなこと知らない。帰って、ミカ」
そいつ──ミカと呼ばれた女は、ふぅ、と溜め息をついた。
「なるほど。それがセーラの結論か。よろしい。ではそのように御許に言うといい。私は一度帰ろう」
 そして俺を見る。
「ああ、そうだ。それから一つ人間に言っておくことがある。貴様らが造りし天空の島、あれは砕かせてもらった。
 それは不遜であるからだ。人間である貴様に伝えておく」
そう言うと、ミカはまた激しく瑠璃色に光り、眩さに耐えかねて目を閉じ──開いたときには影も形もなかった。

そしてそれがきっかけであったかのように、セーラが床に伏した。
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:44:41.44 ID:IwvMPxmv0
「おい、どうしたんだよ」
セーラの小さな身体を抱え、その冷たさに息を呑む。それはおよそ生きている人間とは思えぬ温度だった。
「大家さんとか……他の人の記憶は消してしまうけど……あなたのだけは残しておいてもいいかな?
 ふふ、思い出、独り占めだね。…………ごめんね、ありがとう」
「なにいきなり謝ってるんだよ」

そしてセーラはぜいぜいと息を乱しながらも、ゆっくりと語った。
「私は……調査のために送られた、人ではない存在なの。私が地に降りようとしているとき、
 ちょうど一人の女性が同じく地に落ちようとしていた。彼女は帰りたがっていた。
 だから私は、その人の姿を借りたの。せめて心だけでも帰れるようにって」
その女性がセーラ・ヴァレンタインを指していることはなんとなく察せられた。
「人の姿を借りることが、こんなにも苦しいとは思わなかった。寒くて、ひもじくて、寂しかった。
 でもあなたは……そんな私にたくさんのものを与えてくれた。愛してくれた。
 この地には愛が溢れていることを教えてくれた。だから、私には、選別なんて出来なかった。
 愛を教えてくれて、ありがとう」

セーラの言っていることはよく分からない。
だが、それでもパズルのピースを合わせるように、一つの絵が浮かび上がってくる。
「お前たちは……俺たちを滅ぼすために来たんだな? そして、『残しておくもの』を選ぶのがお前の役割だった」
「そう。そしてミカは帰っていった。私の言うことを聞き入れてくれて、断罪のときを保留してくれた」
セーラの体温はどんどん低くなっていく、その存在感の危うさは、今にも消えてしまいそうにおぼろげだった。
「だから私も……仕事が終わったのだから、帰らなくてはいけない。だから、さよなら」

「苦しいよ……身体を手放すと言うのが、こんなにも苦しいなんて思わなかった。でもこれが……血と肉の証しなんだよね……」
セーラはくく、と喉を鳴らすと、今までになく明瞭に、声を発した。
「愛しているよ」

そしてセーラの身体は白い光に包まれ──。
889以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:46:00.80 ID:IwvMPxmv0
風が吹いた。
一瞬それに気を取られ、我に返ったときにはセーラの身体は消えうせて、
「嘘、だろ」
部屋の中には、純白の羽根が無数に乱舞していた。
「嘘だろ……まさか……」

「まさか本当に天使だったとでも言うのかよ……」

俺はセーラが天使だとは今の今まで信じていなかった。
あのミカとやらのやり取りを聞いてもなお、それを信じなかった。
きっとセーラは宇宙人かなんかで、どこか遠い世界の、決して分かり合えない存在だと思っていた。

だけど、セーラが嘘をついたことなどあっただろうか。
セーラはいつも真剣で、ひたむきで、純粋で……人というものを信頼していた。
俺はそんなセーラを信じてやれなかった。
その不純さを思えば、俺はいたたまれない気持ちになる。
俺は滅ぼされてもしょうがない、最低のやつなんだ。それをセーラは──。

「嘘だろおおおおおおぉぉぉぉ!?」

つけっぱなしのテレビは原因不明による宇宙ファウンデーションの崩壊を報じており、
夜空には無数の流星が雨のように降り注いで俺たちを明るく照らしていた。

その優しい光に打たれながら、俺は飽きることなくいつまでも天に吼え続けた。
890以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:47:36.24 ID:IwvMPxmv0
「おっはよー」
「勝手に入ってくるなよ。職権濫用だぞ」
「うっさいなー。いいじゃん別に」

セーラが自分で言ったとおり、かつてこの部屋に天使がいたことを知るものは俺以外に誰もいなくなっていた。
何事もなかったかのように、日常が回復している。

だが、思う。
世界の終わりは先延ばしにされただけで、これっぽちも救われていないのだと。

俺たちはどうしようもなく嘘つきで、行き当たりばったりで、誰かを信じるのは難しくて。
だから、いつかきっと、天使たちは俺たちを滅ぼしに蒼穹の彼方から降りてくるのだろう。

ならば俺は、世界の終わりを心から願う。
いつか世界が滅亡を迎えるときがきて、天使たちがラッパを鳴らして降りてきたら──。

その時、俺はセーラに伝えたいことがある。
あのとき言えなかった本当の気持ち、彼女こそが俺に教えてくれた愛の言葉を。



「ねえさっきから空ばかり見て、なにしてんの?」
「んー? ま、天使が落ちてこないかなあって」
「…………アンタ、エロゲのやりすぎ」

(The end of the world)
891以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:48:40.04 ID:IwvMPxmv0
マジで長いし、>>4121と被ってるけど、勘弁して。
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:49:53.66 ID:+urAUIHy0
お ま い の 才 能 を 俺 に く れ
893以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:51:38.49 ID:z0Vx1FUD0
俺もホスィ
894以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:54:32.28 ID:7QI9hWJT0
>>891
長作乙カレー

折角なので俺もなんか書いてミタス。
お題たのむ>>937
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:54:41.26 ID:4lRdijdL0
俺にもください
896以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:55:35.87 ID:KpyLIirX0
>>894
遠距離パス乙

んじゃ携帯電話
897894:2006/03/28(火) 00:56:11.36 ID:7QI9hWJT0
うっうっ…
レス番ちがった、>>899たのむ…
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:57:03.66 ID:z0Vx1FUD0
ksk
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:57:05.63 ID:KpyLIirX0
ksk
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:58:10.06 ID:KpyLIirX0
>>897
      /"´⌒`ヽ、
     >,, イ,ヶ:::::::;\
    (www,,,::::::::;;;;;:::ヽ、  ごめん
      ゞ μ ノ ;;;;;::::;;::::ヽ、  
      };w〆;;;;:::::;;;;;;;:::::::ヽ、Mw,
       ~~{ミ彡;;;; /;;;;:γ⌒;;. .ゞ Mw,
        }ミ彡;:/::;;檎;;:::::...;;:::: :ヽ、7
        ノ#!##(::;;璽;;≠;;;;;;:::::: : } メwゝ∧_
       {##!##,;;::;螺檎}};;;;;::: :  ;メ::}~~~>  (´
ャ‐(,j{゙j、,、 {##!##※;護爾{{;;;;:::: ". . .メ;;;}/~  (´
 やλ^/  {##!!##;;:痔羅碁..... "" ; メ;;;::] {M∧/^´
  ~ヽ^´;,、 ヘ###等醐璽裸;;;;;,,,;.. . ;};;;: ::::}>こし、∧//
   ヘ ;;::: ̄,/^へ、._, -;;;´ ̄;;;:::: ; メ,,,,,;::;;;:{~~~~.> そ
    \;;;;;;;レ〈/メ、_;;;;::::;;;;;:::; ノ ,,:::::,,,;;;;;;;}/~  ,へ〈
        /::;;;;;:::;::檎璽羅冫"" ;;;;;;;;:::: 〈WV⌒
        {::;;;;;;::/檎璽羅護; ;;;;;;::,,,,,,,:::: : 〈し、_
         {護璽 /;;;::::::;;;;;;;;´;;;;;⌒;;::`:ヽ}>そ
         〉螺:::;/: ;;;;;\:::..::::;;;::::.....:;;;;;::::: }W´
        /{醐璽{:  \\;;;;;;:::;; ; ; ;; : :::: ::::::;;;:}:}、
        { ;;:{爾等{:  \;;;:;;;: ::; ;;;;;;; ::::::: ::::::;;;;ノ}:: {、
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:58:32.81 ID:+urAUIHy0
kskしすぎwwwww
902以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 00:59:23.24 ID:4lRdijdL0
このスレで安価がkskでスルーされるのは珍しいwwww
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:00:07.87 ID:7QI9hWJT0
kskで書けと!?
初心者には荷が重過ぎる、最安価906
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:01:11.74 ID:7QI9hWJT0
ご、ごめんね。安価下手で…
>>906たのむ
905以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:01:19.59 ID:KpyLIirX0
ksk
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:03:03.23 ID:4lRdijdL0
深夜
907以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:04:00.45 ID:7QI9hWJT0
>>906
把握
908以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:05:58.96 ID:sFf5meGi0
909以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:07:02.65 ID:4lRdijdL0
>>908
ありがd!
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:07:14.05 ID:+urAUIHy0
お題 >>860 神作品きた後がこんな駄文でゴメンだお

サァァァァ―――

今日も朝からずっと降り続いてる雨
「…止まないなぁ」
隣で愚痴る彼
梅雨時だししょうがないよ、と相槌を何度打ったことやら
―――彼は雨が嫌いだ
そもそも彼は交友関係が広く、人当たりのいい性格だ
私が一人で独占出来ないほどの人望がある
そして彼自身にとってそんな周りの友人達と遊ぶことが最上の喜びなのである
しかし、所詮は遊び友達でしかないわけで
雨天中止と言う言葉はこの時期には特に彼の口からよく発せられる
いかにも残念そうに落ち込む彼を見ながら、しかし私はこう思う
―――今日は彼に愛して貰える、彼だけの私になれる
雨で外に出るのが億劫、そんな周りの声を無視して私は彼だけのものになる
こんな時でもないと、彼は友人達の下へ駆けて行ってしまう
だから、せめて雨の日だけは彼の腕に抱かれたい
「紫陽花…」
雨の時にしか自分を主張できず、雨の時にしか彼に見てもらえない
なんて卑屈で卑怯な自分
「ん、どうかした?」
独り言を聞かれたのか、彼がささやく
「…何でもない、それより―――」

アナタに愛されるためなら紫陽花でもいい
どんなカタチでもいい、どんなに少しでもいいからアナタに愛されたい
「…しよ?」
こんな卑怯な方法でもアナタの愛がもらえるなら私はそれでいい
911以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:09:04.10 ID:+urAUIHy0
>>908
編集ありがd!!!!1
912以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:11:30.53 ID:NR6SRukh0
>>861 向日葵

 子供より大きくそびえ立つ姿はどこか威風堂々と。
 それでも植物特有の細くて儚げな体は今にも折れそうだった。
 精一杯にその体を背伸びさせ、まるで太陽を探すようにその花は青空を見つめていた。
 私はそんな向日葵が好きだった。

 夏季に訪れる灼熱の日差しが煌々と私を照らす。
 身が焦がれそうな程の陽光は、店先に撒いた打ち水の水溜りでキラキラと踊り輝く。
 私は麦わら帽子の先から青く澄んだ空を見上げ、あまりのその眩しさに目を細めた。
 もう穢れてしまった私にとって、夏の無垢な日差しは眩し過ぎるのだから。
 照りつける太陽から逃れるように、アルバイト先の花屋の軒下へと退避した。
 夏休みを利用してのアルバイトは楽なものではなかった。
 店に並ぶ色とりどりの花々の名前を覚えるだけでも大変で、それに慣れない接客の仕事。
 お金を稼ぐということがいかに難しいのか、それを肌で実感した気がする。
 私は客足の途絶え始めた店内で、憑き物を払うように溜め息を吐いていた。
 こんな陰鬱とした気分のときに思い出すのは一昨日のことばかり。
 そんな私の気持ちを知って知らずか、曇一つ無い空から雫が数回ほど降り堕ちてくる。
 狐の嫁入り――俗に言う天気雨というものだった。
 疎らに地面へと辿り着くだけだった雨粒は、次第に強くなり本降りへと移り変わっていく。
 私は未だ青を保つ空と降り注ぐ夏雨を暫く見つめ続けていた。
913以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:12:21.81 ID:NR6SRukh0
 天気雨も止んで夕方になり、少し涼しさも顔を覗かせた頃、思わぬ客が私の前に現れた。
「やあ」
 目の前の男の子は苦笑いを浮かべながらそう切り出すと、後の言葉は早口気味だった。
「ここで働いてるって友達に聞いたから来てみた。急には迷惑だったかな」
「え? あ、ううん、私は全然平気だから」
 緊張からか、私の声は少しばかり上擦ってしまう。
「そっか、良かった……」
「あの、えっと、お、一昨日はごめんなさい……」
「ん? ああ、いいっていいって。俺の配慮が足りなかっただけだから」
「でも……」
「あんま気にしないでくれよ。さらっと水に流してくれればいいからさ。友達だろ?」
「うん……そう、だね」
 短い会話の後、彼は「バイト頑張れよ」と言って背を向け歩き出そうとする。
 その様を見てから私は彼の背中に向かって「待って」と言って引き止めた。
 立ち止まって振り向く彼を確認してから、花の香りが立ち込める店の中へと引き戻る。
 店先に生けてあった向日葵を一輪、包装紙で彩を加えて彼に手渡した。
 「ありがとう」と言いながら受け取ってくれた彼の優しい笑顔は、極自然なものだった。
 やっぱり後悔はしたくない。始めて私が好きになった人だから。
 私も精一杯の笑顔で彼に微笑む。さよならは言いたくなかった。
 一度は諦めかけた気持ちだったけれど、もう偽りの嘘は付きたくないと素直に思った。

 今も変わらずに居られるのなら、もう少し私も向日葵のように背伸びをしようかな。
 まだきっと彼の眩しい陽光を受けとめられるはずだから。

 夏の花と言われる向日葵。彼に贈ったその花言葉は――


ごめ、テレビに見入って遅くなった。クオリティはないw
914以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:15:05.11 ID:4lRdijdL0
「ねえ、今日の空はどんな空?」
「…綺麗な星空だよ」
「そう……よかった」
彼女は笑った

「目が見えなくなっちゃったんだ」
そう言われた時、俺は何と答えればよかったんだろう。
久しぶりに帰ってきた田舎町、変わらない風景、変わらない空色がそこにはあった。
たったひとつ、幼馴染だった彼女だけがかわってしまっていた
「こんな綺麗なところにせっかく住んでるのに、何も見えないんだよ」
そういったときの彼女が笑っていたのは多分、見えないことに慣れてしまっていたからだろう。
「どう?久しぶりに帰って来れたんだし、ここの夜空でも見ていかない?多分、昔と変わってないからさ」
そんな言葉に遠慮することが出来ず、俺は彼女を連れて見晴らしのよい丘まで車を走らせた。

そして現在に至る 俺は丘の、芝生の上に座って星空を見上げている。
冬の夜空は綺麗というが、ここの空は格別だ。
輝く星は都会で見るよりも数多く、どれも綺麗に瞬いている。
それを見ている俺。しばらくは幻想的な雰囲気に浸っていた。
突然、隣に座っている彼女がくしゃみをした。それでやっと、俺は我に返る
「大丈夫か?」
「うん、だいじょうぶ……ちょっと寒いだけだよ」
「帰ろうか?風邪引いたら困るし」
「ううん、もうちょっといようよ」
「でも」
「だいじょうぶだって……ね、教えてよ」
915以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:16:08.97 ID:4lRdijdL0
「ん?」
「今日の空は、どんな空?」
そうだ
彼女は何も見えてない。
この空も、この町も、この俺も
それなのに 今までずっと俺の隣で黙ってくれていた。
俺を信じてくれているから?わからない。ただ俺はもう一度空を見上げた
「……綺麗だ、すごく綺麗だな」
「そう……かわってなくてよかった」
「ごめん、なんか、こんな説明しか出来なくて」
「ううん、昔からそんな繊細な性格じゃなかったじゃん。むしろそんな言葉の方が嬉しいよ」
そして笑顔。星光に照らし出されたその笑顔は盲目だということを気付かせないぐらい晴れやかなものだ。
「……ね」
「ん、どうした?」
「手」
多分、俺の声がする方角を辿っているのだろう。彼女が俺の目の前に手を差し出した。
「そろそろ、声だけじゃ不安なんだ」
「・・・ああ」
その手を軽く握る。
「……ん、あったかいね」
「お前が冷たすぎるんだよ」
こんなにいい奴なのに なんで盲目なんかにするんだ

流れ星でも流れないか それが願いを叶えてくれるなら
俺は彼女のことを願う
拙い恋心かもしれないが ただ純粋に願ってみたい


お題「空」消化 なんか小説っぽくない
誰か筆力をわけてくれorz
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:20:10.21 ID:+urAUIHy0
>>912-913
導入部と締めがすげえ上手いwwwwwwww
おまいの文才を分けて欲しいと何度言ったら(ry

>>914-915
情景描写上手いなー
俺、おまいさんみたいに景色を上手く書けないよwww


ところで次スレとか必要?
パートスレにするならテンプレとかも考えた方がいいのかな
917以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:26:18.75 ID:4lRdijdL0
>>910
心情描写が細やかですごくいいと思った
>>913
これもGJGJ
俺も導入部がいいと思ったよ
918以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:29:24.81 ID:4lRdijdL0
>>916
次スレあれば嬉しいと思っている俺
テンプレつくろうか?保守ついでに
919以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:31:56.13 ID:NR6SRukh0
>>916
導入部と締めを先に書いたり、そこだけ力いれようとすると上手く見える罠w
導入部は読み手を引き付けるために、どうしても拘る必要があったりするからね…
花言葉をググるとさらに物語の真意がわかるかと

次スレは俺もほしいな
920以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:34:11.19 ID:+urAUIHy0
>>918
是非是非頼む

もしよければテンプレに
“感想をくれることは書き手側の意欲向上にも繋がります
 感想や、ここはこうした方がいいかも、等の意見は出来れば書いてあげてください”
ってつけて欲しい

さて、風呂入ってる間に何か文章ひねってみるかな
お題よろ↓
921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:37:53.89 ID:4lRdijdL0
>>920
よし、まかしてくれ 頑張って作ってみる

そしてお題
つ「明日」
922以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:40:05.57 ID:+urAUIHy0
>>921
把握

やっぱりこういう匿名で文章かけるってのはいいなぁ
恥かくことなく自分の文章投稿できるってのはマジ嬉しいwwwwwwww
じゃあ風呂行ってくるよ、保守は任せた ノシ
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:44:15.97 ID:KpyLIirX0
テンプレ案を>>369からインスパイア

さぁ、今日は小説を書くよ。社説じゃないよ。それじゃただの
反日教育になっちゃうからね。
んじゃ、まず安価を出すんだ。うん。そこに>>を入れて。そうそう。
青く光ってるだろ、それを押して。ほら、出てきた。
んじゃそれをよく噛み砕いて―…
なんだって? 難しい?
まぁ君が難しいというのも一理ある。この難解なお題は文句をつけられても
しょうがないレベルのものだしね。
だけど今から書くのは君なんだ。文才が有るとか無いとかじゃない。
楽しませることだけに集中するためには、恥を捨てるってのもまた一理ある話だろ?
うん。別に指摘することは悪い事じゃない。僕の言ってることが正しくない可能性もある。
んじゃ、次はネタを考えるんだ。沢山並んでるから、自分にあったネタを選ぶといいよ。
無理にかっこつけようと思って難しいのを選ぶようなやつは大体失敗する。
かといって簡単すぎても手ごたえが無いからね。うん。
それにするのかい? うん。それじゃ次はキーボードに指を置いて。
まずはズボンで汗をちゃんと拭いておくんだ。手を滑らせて誤字脱字、なんてかっこ悪いにも程があるしね。
それじゃ、いよいよ本番。指の動くままにキーボードを打って。
一般的にはこうやるらしいけど、別にこれしかないって訳じゃない。これが間違ってるってこともある。
んじゃ、あとは書き込むだけ。
最初は難しいだろうけど、そのうちうまくなるよ。
まぁ、こんなもんさ。あとは同じように考えればいい。
もしレスが止まっても、きっと誰かが感想を書いてくれるさ。

長スwwwwwwwwwwwww
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:46:30.83 ID:z0Vx1FUD0
>>923
ウマスwww
925以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:47:22.95 ID:NR6SRukh0
テンプレをお題にしてみんなで書けばいいんじゃね?
926以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:47:27.92 ID:4lRdijdL0
>>923
いいんじゃね?www
参考にする
927以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:48:26.38 ID:4lRdijdL0
とりあえず書かないといけないのは

前スレ
書く人に注意
読む人に注意

これぐらい?
928以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 01:51:34.44 ID:7QI9hWJT0
>>923
長スwwwでもウマス

>>927
必須なのは多分それくらいだとおも
929以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:00:42.97 ID:4lRdijdL0
ここは筆力のある人・ない人がお題をもらって自由に小説を書き、それぞれの筆力を向上させるスレです


■前スレ
文才ないけど小説かく
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1143355024/

▽初めて投下する人へ
安価指定をしてお題をもらいましょう。
人のお題を使うのもありです。たくさん投下すればスレも盛り上がります

▽投下の際の注意
他の方が投下中の場合は投下終了まで待ちましょう
小説の最後に「終」「完」などをつけると投下待ちの人に目印となります

▽読み手の方へ
感想をくれることは書き手側の意欲向上にも繋がります
感想や、ここはこうした方がいいかも、等の意見は出来れば書いてあげてください

▽保守をしてくれる勇士へ
保守は大体15分おきが効果的です。保守ついでの投下も勿論OKです。


こんなもんしか思い浮かばんorz
誰かアドバイスしてくれ
930以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:13:45.98 ID:4lRdijdL0
過疎化・・・
俺のせいかな・・・保守
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:15:55.96 ID:KpyLIirX0
>>929
無駄が無いな…どっかの誰かさんのテンプレ案とはえらい違いだ
932以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:18:07.10 ID:7QI9hWJT0
>>929
投下するやつは名前欄にお題かタイトルをいれてもらうとなお見やすい予感

保守しつつ制作にはげむぜ
933以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:19:27.91 ID:91w6CP9n0
>>930
今、>>880のお題で書いてます。
他の人のを読む余裕もレスする余裕もなくてごめんよ。
934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:21:40.53 ID:4lRdijdL0
>>931
いや、おまいの案の方がとっつきやすくてよさそうだww
>>932
そうだな、おk 付け加えてみる
>>933
いきなり誰もいなくなったから少々不安になってた
いや俺のほうこそごめん、頑張ってくれ

あー眠い・・・
けど、3時までは頑張るよ保守
935848(お題:ペン、剣@):2006/03/28(火) 02:24:15.94 ID:LnXXoNVu0
「『ペンは剣より強し』なんて言うけど、どう考えても剣の方が強いよね」
彼女の言葉が頭をよぎった。

「いや、そういう物理的な話じゃないだろ、あれは」
「え、そうなの?」
新婚の妻との昼下がりの他愛無い会話。
俺は、彼女の素朴かつ無知な疑問に半ば呆れていた。
「ペンは剣よりも強しっていうのは要するに、武力よりも言論の方が大衆に強い影響を及ぼすって意味で…」
「へえ…物知りだね」
「これくらい常識だろ」
「そうかな」
「そうだよ」
「そんな即答しなくても」
「だって」
「だって…何?」
他愛の無い会話はいつしか口論となり、居心地の悪くなった俺はあからさまな溜め息をついて家を出た。
背中に彼女の嗚咽が聞こえた。

当ても無く彷徨っている内に、どうしてあんな些細な事で口論などしてしまったのだろう、という罪悪感に苛まれた。
姑息だと思いつつも機嫌直しに何か買って行こうと思ったが、勢いで家を出て来たため、ポケットに大した金額は入っていなかった。
「金額じゃないよな…誠意だ、誠意」
俺はコンビニでケーキを買った。
936848(お題:ペン、剣A):2006/03/28(火) 02:25:40.15 ID:LnXXoNVu0
「た、ただいま…」
返事が無い。
鍵もかけずに出掛けるとは思えないし…やはりまだ怒っているのだろう。
とにかくちゃんと向かい合って謝ろう、そう思い、リビングへと向かった。

そこに広がっていたのは真っ赤な血溜まり。
その中心に倒れているのは、愛しい人。
「っ…大丈夫か!」
ケーキの入ったコンビニ袋を放り投げ、慌てて彼女の背中を抱きかかえた。
見ると、腹部に数度、刺された跡があった。
「…ああ…あなた…」
「い、いい、喋るな!今救急車を」
「いい…もう…」
「でも!」
「あのね…さっ…き…は」
「いいから!」
「…ご…めん…ね…?」
それが最期の言葉だった。
937848(お題:ペン、剣B):2006/03/28(火) 02:25:58.83 ID:LnXXoNVu0
「本当に…ごめん」
俺は妻の墓前に手を合わせた。
彼女は恐らく空き巣の顔を見てしまったために殺されたのだろう、と聞かされた。
犯人は未だに捕まっていないらしい。
…あの時喧嘩などしなければ。
後悔の念が込み上げる。
しかし、過ぎ去ってしまった時間を元に戻す事など出来はしない。
「それと…ちょっとだけ、行って来るよ」
そう言って、俺は、ナイフを手にした。

「『ペンは剣より強し』なんて言うけど、どう考えても剣の方が強いよね」
墓前に背を向けた俺に、彼女の言葉が頭をよぎった。
…そうだな、剣の方が強いかもな。


終わり
お題に沿ってない事に気付いたけどどう見ても手遅れです、本当にありがとうございました
安易に書くなんて言った事を後悔しながら寝るよノシ
…あ、ちなみに『ペン』は犯人の情報提供を呼びかけるとかそういった言葉の類という事で…後付けイクナイね
938以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:27:55.39 ID:4lRdijdL0
>>937
胸に来るな、こういう救えないお話は
いや、おまいには十分な筆力あるよ
また気が向いたら書きに来てくれよ おやすみノシ
939以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:33:05.94 ID:+urAUIHy0
今風呂上がったお

それじゃあ>>921のお題で浮かんだアイデアを文章に変換しながら保守の態勢取るかな


>>935-937
是非主人公にはペンの強さに気づいて欲しいところ
いろいろと事後の想像を膨らませられる作品だなwwww
まぁ気が向いたらまたその文才をいかんなく発揮しておくれ
おやすみー ノシ
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:36:01.78 ID:Sia3jXl30
開成の校章キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
941以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:52:14.63 ID:4lRdijdL0
ほしゅ
942以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 02:59:31.94 ID:+urAUIHy0
導入部が上手いこと思いつかねえorz
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:03:09.71 ID:KpyLIirX0
次スレもろもろ後は頼んだぜ!!!!111

お休み保守
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:06:36.64 ID:+urAUIHy0
>>943
おやすみー
945894:2006/03/28(火) 03:11:39.85 ID:7QI9hWJT0
やっと書きおわた。今から春夫
946深夜1:2006/03/28(火) 03:12:31.39 ID:7QI9hWJT0
つけっ放しにしていたラジオからFM放送の時報が鳴った。
0時。
ラジオの音が微かに流れているだけで、住宅地にあるアパートの俺の部屋は静まり返っている。
何故か居たたまれなくなってラジオをきった。

途端に携帯が鳴り出す。
机の上で振動するバイブが異様なくらい大きく響き、数秒後に止まった。

自身の振動のせいで少し場所のずれたそれを一瞥して、また視線を窓の外に戻す。
俺は六畳ほどある部屋の片隅で、軽く膝を抱えるようにして座っていた。
外では雨が降っている。
濡れた窓からは深夜だというのに時折ボヤけた車のライトの残像が見え
雨に打たれ揺れる並木の葉の黒々としたシルエットが映し出されていた。

947深夜2:2006/03/28(火) 03:13:12.66 ID:7QI9hWJT0
眠れなくなったのは、いつからだったろうか。
昨日、一昨日、と指を折りながら数えてみた。
右手の動きが小指だけを立てた状態で止まった。
ほとんど睡眠をとらなくなって今日で4日目らしい。
不眠症の症状が出始めてからはおよそ一年だ。何がきっかけだったのかはわからない。
当時付き合っていた彼女にフラれたのがそうだったかもしれないし
実家を離れ独り暮らしを始めたのが契機だったのかもしれない。
最近うまくいっていないバイトのせいもあるかもしれない。

なんとなく自分をふった彼女の横顔を思い出した。
すでにあやふやな輪郭しか思い出せない彼女の顔の中で、薄くて少し特徴のある唇だけが鮮明に脳内に描き出された。
彼女の赤い舌が唇の端をぺろりと舐める。

ぼうっと彼女の唇を思い出したまま煙草一本取り出し口に咥えた。
空になった煙草のケースは丸めてゴミ箱に放った。
かすりもせずに床に落ちたが気にしない。
ライターを探してジーンズのポケットを探る。
立ち上がって、壁に掛けてあった上着のポケットを探る。
部屋を見渡したがどこにもライターは見当たらない。
携帯の着信ランプが点滅しているのが目にとまったがシカトした。

仕方がなく狭い台所へ行ってコンロの火を着け、咥えた煙草の端を近づけた。
瞬間、ちりちりと嫌な音がしてコンロから顔を離した。
慌てて洗面台に駆け込むと、案の定長い前髪の先が焦げて縮れていた。
俺は洗面台で濡れて役に立たなくなった最後の煙草をゴミ箱に落として家を出た。
948深夜3:2006/03/28(火) 03:14:56.70 ID:7QI9hWJT0
雨は止んでおり、アスファルトにはいくつもの水溜りが残っていた。
冷たく濡れた外気を吸い込みながら近くのコンビニへ向かう。
空を見上げると真っ黒空に夜間便の飛行機が赤と緑のライトをゆっくりと点滅させながら
俺の前方から後方へと流れていく。

車の気配に気が付いたが遅かった。
びしゃっと音をたてて盛大に跳ねた泥水は俺のジーンズにクリーンヒットした。
染み込みきれなかった水が生地を伝って垂れる。喉の奥から唸り声のようなため息が漏れた。

真っ暗な住宅地の中、5分ほどかけてたどり着いたコンビニの白い清潔な明かりだけが皓々とアスファルトを照らしていた。
その明かりに吸い込まれるように自動ドアをくぐった。
コンビニの看板では数匹の蛾がばたばたと羽音をならしている。

奥の陳列棚からペットボトルを一本とり出してカウンターに向かった。
店員は18、9の若い女の子だった。
目を合わせずにセッタを1カートンとライターを一つたのむ。
彼女が「はい」と言いながら肩を震わせたので、何かと思って顔を見た。
目は大して大きくはないが睫毛が長く鼻筋の通った可愛い顔をしていた。薄い唇だった。
染めていない黒い髪を見て”めずらしいな”と思った。
俺の視線に気付いた彼女はすぐに笑うのを止めたが、今にも噴出しそうだ。




「すみません…でも、あの………前髪」
949842:2006/03/28(火) 03:15:10.67 ID:SfxsM23g0
ゴメソ
俺には本当に文才がなかったから書けない・・・orz
950深夜(ラスト):2006/03/28(火) 03:16:53.30 ID:7QI9hWJT0
彼女にそう告げられた瞬間、俺は前髪を押さえた。
焦がしてから切ってくるのを忘れている。恥ずかしさのあまり顔に血が上がってくるのがわかった。
何故か俺の口が勝手に謝罪の言葉を吐き出す。
「…す、す、すいません。」
金を払う。まだ肩の震えている彼女からビニール袋を受け取った。
彼女の薄い唇が動く。

「いえ、こちらこそすみません、ありがとうございました。」

出口に向かうと背中からもう一度、ありがとうございました、と明るい声が聞こえた。



濡れたアスファルトの匂いのする空気を吸い込みながら、ついさっき歩いてきた道をアパートに向かって歩いた。
冷たい外気と左腕に下げたビニール袋の重さを感じながらなんとなく
今日は眠れそうだと思った。

焦げた前髪を切ったら明日の朝食はあのコンビニで買う予定だ。




改行大杉だっていわれた(´・ω・`)ス
まあいいが・・・人に見られる間もなく次スレに移動しそうな悪寒w
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:22:10.97 ID:0cZF725fO
>>949
あえて言おう



書け
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:26:42.53 ID:7QI9hWJT0
寝る前に保守
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:28:45.90 ID:+urAUIHy0
>>946-948,950
この過疎スレなめんなwwwww
多分980になってからでも一時間は軽く持つぜwwwwwwww
さて、肝心の文章の感想
日常風景の描写が神懸かってる
描写力が高いから日常描写に特化すれば物凄いいいものかけそうだなぁ
その文才を俺にくr(ry

>>949
書 こ う よ
954以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:29:49.01 ID:5wVU7Iiy0
そこで俺の参戦だ。

お題ばっちこいや!
955以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:33:21.03 ID:+urAUIHy0
彼女が俺の家に料理を作りに来てくれた
956以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:35:29.47 ID:+/DXh0Jc0
俺だって参加だぜ!
お題↓
957以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:36:14.93 ID:0cZF725fO
>>950
乙。深夜の雰囲気よく出てたお。ストーリーも夜明けに繋がる仕上がりでお後が(ry

あとストーリーの割に固い言葉がよく使われていて、ちょっと目立ってたように思う。
一瞥した→ちらりと見た
とかの方が合ってそう
あくまで個人の感想ですが

あと「振動するバイブ」は文脈上分かるけど「振動するバイブの音」とかの方が

細かいですね><吊ってきます><
958山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:37:10.26 ID:c4wGXzP20
ミステリー・ラノベでおすすめのやつ
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1143471762/

このスレで小説かいてたんだけど、あまりに過疎ってるので寝ようかと思ってる。
もし需要あるなら続き書くけど、いる?
因みに俺は酔ってます
959以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:37:44.32 ID:0cZF725fO
>>956
ごめんorz


俺が出していいかな?お題
「壊れかけたMDプレーヤー」とかどうだい?
960以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:39:44.13 ID:+/DXh0Jc0
>>959
ドドンマイ。あっという間に把握した
961以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:41:52.45 ID:0cZF725fO
>>958
基本自由じゃね?長すぎたりするとレスもらえないかもしれないが。
軽くスレ覗いてきたががんがれ。
962山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:44:14.25 ID:c4wGXzP20
>>961
じゃぁ、このスレジャックして書きます。元スレ落ちそうなんでw
ミステリを書きたいんだけど、こんな即興で書けるかどうかw
963山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:44:44.46 ID:c4wGXzP20
ミステリー・ラノベでおすすめのやつ
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1143471762/

このスレで小説かいてたんだけど、あまりに過疎ってるので寝ようかと思ってる。
もし需要あるなら続き書くけど、いる?
因みに俺は酔ってます
964山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:45:09.33 ID:c4wGXzP20
半年前に祖父が倒れた。両親の間で少しごたごたはあったようだけど、どうやら父が押し切って、
春から父方の田舎に引っ越す事になった。
僕は多少の不安はあったけど、長期の休みには頻繁に帰省していたし、お向かいには同い年の女の子がいて
よく一緒に遊んでもらっていたので大きな不安は無かった。
むしろ大きな不安を抱えていたのはずっと都会生まれ都会育ちの母だったのではないだろうか?
僕のほうは、もちろんいままでの友人と別れることに対する悲しさはあったけど、親に扶養してもらっている身では、
親の意向にさからうことなど出来るはずもなく、いままでいい子で通してきたままに、おとなしく従おうと考えていた。
どうしても残念な事は、ピアノのレッスンが続けられない事くらい。
どう考えても父の故郷である、人口3000の町で今の先生のような師匠に出会える訳も無く・・・
965山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:45:33.25 ID:c4wGXzP20
父の実家は、とても広いので、(今まで住んでた借家に比べると)自分の部屋がもらえた。
その事はとても嬉しい。僕は春からは高校生なので、学校になじむのも途中からよりは楽だと思えた。
妹は中学校に編入する形になるので、少しかわいそうかも知れない。
でも、社交的で人懐っこいタイプなのですぐに友達も出来ると思う。
中学時代のクラスメイトで仲の良かった子たちががお別れ会を開いてくれた。
泣いてる子もいたので、おもはゆいけど、素直に嬉しく思える。
まぁ、電車で2時間半揺られれば、いつでも会いに行く事は出来るのだけど。
最後に何人かとメールアドレスを交換した。憎からず思っていた子がメールアドレスをくれたのが嬉しい。
携帯を皆が持っているわけではないので、半分以上はパソコンのメールアドレスだった。
僕も携帯はまだ持たせてもらっていない(高校生になったら、買ってもらえる約束はしている)のだが、
パソコンのメアドの方が、何か文通をしているような、本音をかけそうな気がして・・・
そして、その女の子のメアドがパソコンだったのが何か・・・嬉しかった。
966以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:45:39.31 ID:0cZF725fO
>>962
ジャックは結構だが、まとめて投下した方がよさげwwwwwww
967山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:46:12.93 ID:c4wGXzP20
高校の入学試験は、家から通える範囲で普通化ではあまり選択肢が無かった。
父は地方公務員の職を入手したが、やはり転職と引越しが重なったので公立にしてくれと頼まれたからだ。
普通化を選んだ理由は特に無かったけど、まぁ、大学に行ってモラトリアムをもう少し持続していたかったとでもいうか・・・
偏差値的には中の上で、僕の成績は前の学校で上の下くらいだったので、あまり落ちる心配はしていなかったけど、
やはり自分の受験番号を掲示板で見たときは嬉しかった。でも、もっと嬉しかったのは、お向かいさんの幼馴染の女の子に、
受験会場で会えたこと。彼女も合格したようで、彼女の友人たちに紹介もしてもらった。
どうやらスムーズに高校生活に入れそうだ
968春から田舎の下位駅弁:2006/03/28(火) 03:46:22.05 ID:+cvIwEfB0
田舎にある中下位駅弁の学生を主人公にしてください。
969山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:46:46.47 ID:c4wGXzP20
>>966
うぃ。了解
970春から田舎の下位駅弁:2006/03/28(火) 03:46:53.54 ID:+cvIwEfB0
おーっ。山田じゃないか。
971山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:47:19.66 ID:c4wGXzP20
とりあえず、引越しも終了し、前の借家と実家を往復する生活も終わった。
お向かいさんに蕎麦を持って挨拶に行く。なんでこういう時は蕎麦なんだろう?出てきたのは幼馴染の女の子だった。
「はい、どちら様・・・あ、薫君、合格発表依頼やね。まぁ、こんな田舎に越してくるとは奇特な事で。
とりあえず、お茶でものんでいき?ここのすごし方教えたげるさかいw」
お言葉に甘える事にする。まぁ、お茶も何も家まで徒歩1分の本当にお向かいさんなんだけど。
因みにお向かいさんは、山元千英子さん。まぁ、毎年帰省していたので、気安い仲ではある。
ショートカットの可愛い子なのだけど、印象に残っているのは頻繁に立ってる後ろ髪。
隙が大きいのかな?半年振りなのだけど、確か半年前には彼氏はいなかったことを記憶している。
今はどうなのかな?そういう感情を持っているつもりはないんだけど、考えてしまうのは男のサガなのだろうか?
972山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 03:47:51.94 ID:c4wGXzP20
ちえちゃんは、紅茶を用意しながら、
「ほんまに奇特やね、わざわざこんなところに引っ越してくるなんて。薫君、そこそこ頭よかったんちゃうん?」
と質問した。
「いや、まぁ、親に扶養してもらってる身では逆らえなないですよ。前の家狭かったし、こっちは家が広いのは嬉しいかな?
まぁ、わからないこといろいろあるんで、ちえちゃんを頼りにしてますよ。」
僕は向かいの椅子に腰を下ろして軽い感じで頭を下げる。
「とりあえず、こんな田舎にも遊ぶところはあるし、紹介したげるよ。明日暇?」
「まぁ、悲しいことに・・・」
もちろん、引っ越してきた僕には、ちえちゃんと親戚達以外に知り合いなどいるはずもなく・・・
明日ちえちゃんに町と、そして、高校のあるとなりの市のスポットを紹介してもらうことになった。
973以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:52:47.22 ID:0cZF725fO
長そうだな…誰か次スレ立てた方が良さそうな気がしてきたwwwww
PCの人参上よろ
974以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:53:30.57 ID:+urAUIHy0
これは日が昇る前に1000逝きそうだな
とりあえず1000逝ったら新スレ立てて寝るかな
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:55:10.64 ID:SfxsM23g0
>>951,953
これがヌクモリティか・・・
1000行きそうだけどがんばってみるお

そして割り込みゴメン
976以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 03:55:26.91 ID:0cZF725fO
>>974
d!
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:00:08.10 ID:gYpPZvbK0
ブーン系統合から来たが、こういう文章派の人々が書くブーン小説読みたいと切に思う
最近のブーン小説は会話で全部組み立てようとする人が多くてツマラナス
もし気が向いたらやってみて下され


スレ汚し失礼しました。
978以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:04:27.65 ID:+urAUIHy0
>>977
それを言われると少しでも人を呼びたい過疎スレ住人がそちらに宣伝に行きたい限りで(ry
ゴメンナサイジョウダンデスソンナコトヨリオダイノテンカイカンガエマス
979以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:05:00.54 ID:c4wGXzP20
翌朝、10時半にバス停で待ち合わせと言う事になった。
妹は、地元の中学生と待ち合わせとか。僕の知らない間に待ち合わせするような人を作っているのはさすが。
入学手続きの時に、仲良くなった子がいるらしい。
因みに駅でなくバス停なのは、この町に鉄道が通ってないから、バスしか交通手段が無いと言う切ない理由。
バス停に行くと、男の子一人、女の子一人、予定より増えていた。
実は知らない顔では無い。何回か顔を合わせた気はするが、えーっと、誰だったっけ?
「山之内夏彦君と、咲中邦子ちゃん。何回か一緒に遊んだよね?」
ちえちゃんが紹介してくれた。
「ほんまに久しぶりやな。春から学校一緒なんでよろしく。俺の事は夏彦って呼んでくれたらええよ。」
わりと体格のいいがっちりした男の子のほうが挨拶してくれた。
「私のこと覚えてる?薫君、小学校以来やね?」
背の高い女の子のほうが、たずねる。
申し訳ないことに、実は二人ともあまり覚えていない。まぁ、向こうは偶に帰ってくる子を一人記憶すればいいのに対し
僕は、ちえちゃんが連れて来る子を、(しかも、毎回メンバーが変わる)全て覚えるのは困難なので許して欲しい。
「久しぶり、こっちに越してくる事になりました。よろしく。」
それでも、無難に返答するのは世渡りの知恵。
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:05:05.50 ID:+/DXh0Jc0
>>977
俺書いてるよ。って日付変わってからまだこのスレに投下してないけど。
981彼女が俺の家に料理を作りに来てくれた:2006/03/28(火) 04:06:02.64 ID:5wVU7Iiy0
>>980
気合い入ってんな。
期待してるぜ!
982山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 04:07:33.86 ID:c4wGXzP20
>>979
またトリップ忘れた。俺山田 ◆DyaRfad5Y6ね。
需要と、内容の要望ある?
983彼女が俺の家に料理を作りに来てくれた:2006/03/28(火) 04:08:00.91 ID:5wVU7Iiy0
>>982
>>977じゃね?
984山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 04:11:34.48 ID:c4wGXzP20
>>980
こういうのってやっぱりある程度まとめてから落とすものなの?
俺マジで即興で一レスごとに書いてるんだけど。
まとめたほうがいいかな?
支離滅裂になりそうな予感をひしひしと感じてますw
あと、内容の要望何かよろしく。ネタがつきそうなんでwww
985以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:14:10.64 ID:0cZF725fO
>>984
さくっと読めるというか、場面抽出の方がこのスレではウケそうだwwwww
986以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:14:21.49 ID:+urAUIHy0
>>984
せっかくだから
安価で決めれば
いいんじゃない?
987以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:14:59.36 ID:0cZF725fO
>>977
俺長いの1つ書いたことある(・∀・)
988以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:18:36.86 ID:+/DXh0Jc0
>>984
俺は即興は絶対やらない。
全部テキストに落として、推敲して、読んでる人がすぐに最後まで読めるように努力する。
でもVIPだし、好きなようにしていいんじゃね?

>>987
結構ブーン系作者潜んでる予感w
なんか全然雰囲気違うよね。
989以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:18:49.35 ID:c4wGXzP20
>>986
らじゃ、安価立てる。条件は今までの文章に矛盾しない事。
あまりに無茶な場合は安価建て直します。わがままでゴメン。
990よろしく
990以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:19:28.79 ID:gYpPZvbK0
なんだかこのスレの空気好きなので、これからROMることにした。
991山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 04:19:51.05 ID:c4wGXzP20
>>989これ俺です。
990厳しいんで995よろしく
992以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:20:16.80 ID:gYpPZvbK0
すまねぇ!お題
自転車(MTB)で旅、海岸沿いの道路
993以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:21:45.87 ID:+urAUIHy0
このスレで初めて小説書いた俺は空気が違うのですかorz
ブーン系見たことなかったな、そのうち見に行くかw

>>984
処女作=即興
それ以後=一応テキストに落として推敲はしてる
やっぱりここは訂正したい、てところが後からどんどん出てくるもんだと分かったからねwwww
994以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:22:07.76 ID:91w6CP9n0
今分かった。俺、文才じゃなくて、才能がないんだ。
才能以前に、想像力がないんだ。
995以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:23:51.09 ID:0cZF725fO
あめだま

1000前なのにこの早さwwwwwwwwww
996山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 04:25:44.00 ID:c4wGXzP20
>>995
うわーん・・・
なんだよ、あめだまって意味わかんねーよw
明日の晩また書いたほうがイイのかな?
>>993
いや、俺もこれが処女作だしw
997以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:27:03.24 ID:0cZF725fO
>>996
ごめんwwwwwww何か飴玉が絡んでるストーリー書いてくれwwwwwwwwww
998山田 ◆DyaRfad5Y6 :2006/03/28(火) 04:27:19.61 ID:c4wGXzP20
次スレ立ててくる。
1さんいいかな?
999以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:27:35.65 ID:8YiXTJNvO
1000なら今年も携帯びっぱーは安泰http://m-pe.tv/u/page.php?uid=7093150&id=1
1000以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/28(火) 04:27:38.20 ID:H0f1Dp9Y0
1000だったら、このスレにレスした皆3日以内に事故死
10011001
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +        このスレッドは1000を超えました。
     〈_} )   |                                次スレも…VIPクオリティ!!
        /    ! +    。     +    +     *         http://ex14.2ch.net/news4vip/
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
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