【明日は】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【晴れ】
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:36:45.48 ID:q04fERNR0
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:40:19.40 ID:VDyL9pGm0
注意
スレと関係ない雑談は控えてください
『原則「コテ」禁止』
コテハンの人の書き込みが悪いんじゃなくて
コテを付いてるということが荒れる原因になりやすいので原則コテは禁止で
気に入らない作品や書き込みはスルーお願いします
今のとこ基本は女の子となっています
複数のレスの作品を投下するときはアンカーを
長編を投下するとき前スレからの続きや大きくレスをまたぐ場合はあらすじを
投下する時はなるべくジャンルを(死にネタ、百合、うほっ、ホラーとか)
なるべく自分でWikiを編集できるようになりましょう
まとめは他人に押し付けないでなるべく自分でやれるようになってください
エロはエロパロで。どうしても投下したいのであればテキストで投下するか大人の時間に
ドールズは人形ではなく普通の人間
スレタイが女の子なので基本的に10代〜20代前半かな?
投下混雑時以外の「投下いいかな?」及び「グダグダだけど」は不要。
もっと自信持ってよいんだよ。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:41:48.14 ID:eZGiUtvf0
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:42:08.57 ID:Hfz4sr8E0
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:42:23.24 ID:AkhCkHZp0
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:43:06.44 ID:0ZHyioY6O
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:43:51.73 ID:MA9dFcJG0
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:43:51.97 ID:IpBXSydn0
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:44:32.00 ID:S/HgT1Id0
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:44:32.24 ID:kd2fpvfVO
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:45:37.85 ID:dl7zDlaI0
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:46:29.92 ID:eZGiUtvf0
1000とれんかったがカナも外したか
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:47:53.31 ID:dl7zDlaI0
3秒差で負けた。次は牙をむくカオス金糸雀祭に出来るよう頑張る…
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:49:03.63 ID:kd2fpvfVO
観覧車にて
翠「うわぁ高いですぅいい眺めですぅ」
ジ「お、ほんといい眺めだな」
翠「人がごみのようですwwwあ・・(///)」
ジ「どうしたんだ?」
翠「え?いや、そのあの・・・あれ(///)」
翠が前の箱(?)を指さす
ジ「ん?あのキスしてるカップルがどうしたのか?」
翠「な、なんでもねぇですけど・・・その・・(///)」
ジ「翠星石もしたくなっちゃった?」ニヤニヤ
翠「そ、そんなんじゃねぇですけど・・・(///)」モジモジ
ジ「おいで」
翠「ジュンがそういうならしゃあねぇですね(///)」
ジ「んじゃ目つぶって」
翠「・・はいです!(///)」
目をつむる翠星石
それをナデナデするジュン
翠「ナデナデだけじゃ嫌です、き、キスもしてほしいです(///)」
ジ「わかってるよ、翠星石wんじゃするよ」
翠「はぃです、ん(///)」
唇が合わさる二人
二人には短かったが
員「お客さん、いつまでやってるんですか?もう一周する気ですか?」
翠ジ「(////////)」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:52:38.51 ID:v1Wy3No4O
>>1 乙
>>15 前スレじゃ言えなかったが甘いなwww
翠のデレはたまらんなw
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:54:43.75 ID:eZGiUtvf0
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:58:51.01 ID:kd2fpvfVO
翠派の人挙手
ノノ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 00:59:45.28 ID:28MF1Ver0
ノ
実は水×翠が大好物なんだが。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:03:51.44 ID:R5XCofRS0
>>1 おつ
巴ー俺にも飯を〜
一人、カップ麺はさびしいよー
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:05:52.62 ID:MA9dFcJG0
>>20 あなたの後に女性が見えますけど彼女さんじゃないですか?
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:07:34.76 ID:eZGiUtvf0
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:08:33.06 ID:2XL0JOimO
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:10:33.91 ID:/X5+Y3Pt0
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:11:27.27 ID:uGoiRL/7O
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:15:09.78 ID:v1Wy3No4O
ぶっちゃけJUM絡みの薔薇乙女達は最強だと思うんだ
そんな俺は薔薇派なんだがね
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:19:35.97 ID:MYbgUpiz0
>>26 JUM良いよねw
そんな俺はJUM派の蒼好きという恐らく少数派
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:21:19.19 ID:kd2fpvfVO
>>27 J×蒼も結構いるんでね?俺は翠×Jだけど
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:28:11.42 ID:S/HgT1Id0
〜前回までのあらすじ〜
それでは、スレを跨いだので、一応主役の真紅が説明するのだわ。
私こと真紅と双子の姉妹は、鬼祖軍団という穢れの者どもの襲撃を撃退しつつ、同志を探す旅を続けていたわ。
途中の街で、蛇娘にちょっかい出されたり、水銀燈という頭の弱い女に絡まれたけれど、
私の八面六臂の活躍で、居並ぶ敵の横っ面をはり倒してやったのだわ。
しかし、峠道を抜ける途中で、雲行きが怪しくなり始めるの。
なんとなんと、四天王の一人、笹塚が策を巡らし、待ちかまえていたのだわ。
ちょっとだけピンチになったけれど、そこは演出と言うことで。
私の華麗なる活躍で、辛くも笹塚を撃退して、左目に眼帯を着けた娘を救出した――
というのが、前回までの話なのだわ。
翠「なんか、滅茶苦茶ウソが混じってるですぅ」
蒼「いいのかなぁ、あらすじが、こんなので」
銀「笹塚を斬って、貴女を救ったのは、この水銀燈さんでしょぉが!
大体、頭の弱い女って、誰よぉ!
それと、私の左手に【仁】の文字が浮かんだのは要チェックぅ!」
紅「貴女たち、うるさいわよ。それと、タイトルは未定だけれど『翠星石』ではないので悪しからず」
翠「ちっ! ですぅ」
とまあ、長くなりましたが、それでは次から八犬伝モノ〜第四章〜を投下します。
(※ 話の都合上、一部に百合の要素が含まれております)
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:29:38.22 ID:2XL0JOimO
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:30:09.45 ID:EuelAFEI0
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:30:28.99 ID:S/HgT1Id0
>>29 〜第四章〜
うらぶれた廃屋の中、真紅は未だ目覚めない隻眼の娘に付き添い、看護を続けていた。
発汗量も減り、だいぶ穏やかな寝顔になったとはいえ、意識を戻さないことには予断を許さない。
夜も更けてきて、些か眠い。
だが、真紅は瞼が下がってくる度に、ぱしぱしと頬を叩いて眠気を堪えていた。
紅「絶対に、死なせる訳にはいかないのだわ。だって、この娘は――」
かけがえのない、同志なのだから。
手当の最中、偶然に触れ合った左手に電流が走った時は、流石に驚いた。
水銀燈だけでなく、【忠】の御魂を持つ五人目の同志にまで巡り会えるとは、なんという偶然だろう。
真紅たちは、この娘を休ませるため、峠道を下って件の村へと脚を踏み入れたのだ。
ところが、やっとの思いで辿り着いた村は、既に死に絶えていた。
田畑は雑草に覆われ、最早、その辺の草原と何ら変わらなくなっている。
家屋は倒壊こそしていないものの、屋根が吹き飛び、朽ちかけ、久方ぶりの訪問者に無惨な姿を晒していた。
村内を回ると、至る所に白骨と化した骸が転がっていた。
いかに短期間で、村民たちが絶命したのかは、大体の察しがついた。
それから、真紅は損傷の少ない家屋に隻眼の娘を運び込み、看病を始めて今に至っている。
双子の姉妹は、激戦を繰り広げた上に、屍を埋葬した疲れもあってか、ぐっすりと眠っていた。
蒼星石の背中にしがみつく様にして眠る翠星石を眺めて、真紅は頬を弛ませた。
紅「本当に、仲の良い姉妹なのだわ。少し、羨ましいわね」
今の状況を見る限り、蒼星石の方が姉っぽく感じられるが、それは言わない方が良いだろう。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:32:41.92 ID:S/HgT1Id0
>>32 >>30レスで決めてもらうと、出てきそうだったので・・・
水に浸した手拭いで、真紅が娘の額を優しく拭いていると、見回りに出ていた水銀燈が戻ってきた。
視線で状況を確認する彼女に、水銀燈は無言で頸を振って見せた。
つまり、異常なし……と。
真紅は安堵の息を吐いた。休める時間があるのは、何よりもありがたい。
銀「どぉ、その娘の調子は?」
紅「確実に、快方へは向かっているのだわ。でも、かなり疲労困憊しているみたいでね」
銀「こんな華奢な身体で、どのくらいの間、毒に耐えていたのかしらねぇ?」
紅「さあね。今夜いっぱいは、目を覚まさないかも知れない」
本職の医者ではないから、断言など出来ない。素人療法も、ここまでが限界だった。
あとは、この娘の生命力に賭けるしかない。
真紅は、静かな寝息を立てる娘を見つめながら、欠伸を噛み殺した。
銀「代わってあげるわよ、真紅ぅ。貴女も、少し眠りなさぁい」
紅「……ごめんなさい。それじゃあ、お言葉に甘えるのだわ」
銀「気にしなくて良いわよぅ。私って、宵っ張りだからぁ」
埃っぽい茣蓙に移ると、真紅は静かに、疲れた身体を横たえた。
それでも舞い上がった埃で鼻がムズムズして、二回三回と、くしゃみを繰り返す。
銀「大丈夫ぅ? よほど、上等な布団に慣れてるのねぇ」
紅「別に、そんな事はないのよ。普段だって雑魚寝ばかりだし、それに――」
銀「それに?」
紅「元々、私は孤児なのでね。つい最近まで、布団で寝る事なんて滅多になかったわ」
銀「ふぅん……真紅も、孤児だったのねぇ」
紅「も? って、まさか水銀燈、貴女もなの?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:33:35.35 ID:S/HgT1Id0
>>33 意外さのあまり、つい勢いよく半身を起こしてしまった真紅の周りで、もわぁん……と、埃が舞い上がる。
再び、くしゃみを連発する真紅の後頭部に、小振りな椀が投げ付けられた。
ぱかん!
翠「うるせぇですぅ…………むにゃ……」
紅「っ痛たぁ……なんて粗暴なの、この娘は!」
ぶつけられた箇所を撫でさすりながら文句を言おうとしたが、翠星石は既に、夢の世界に戻っていた。
仕方ない。溜息を吐いて、真紅は水銀燈の隣に移動した。
紅「今ので、目が冴えてしまったのだわ。もし良ければ、貴女の話を聞かせてもらえない?」
銀「いいけどぉ……面白い話じゃあないわよ。寧ろ、退屈するかもねぇ」
紅「大いに結構なのだわ。退屈な話なら、寝物語に丁度良いもの」
銀「はいはい。えぇっとねぇ、昔々――」
水銀燈は、おちゃらけを交えながら、自分の身の上を語って聞かせた。
鎮守の森の社に、捨てられていたらしいこと。
子供の居なかった老夫婦に引き取られたものの、赤目銀髪の外見で虐められたこと。
そんな中でも、一人だけ仲良くしてくれた、めぐという娘のこと。
難病に冒された彼女のために、腕利きの医者を捜していること。
銀「あれから一ヶ月……名医の噂を聞きつけては、訪ねてるんだけどねぇ」
紅「見つからないのね」
銀「胡散臭い祈祷師だったり、怪しい薬を高額で売りつける詐欺だったり……。
たまに本物の名医も居たんだけど、めぐの症状を伝えると、自分では治せないって断られたわ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:34:29.55 ID:S/HgT1Id0
>>34 早く、治してあげたい。苦しい思いから、解放してあげたいのに。
ぽつり……と呟いた水銀燈の頬を、一滴の煌めきが伝い落ちた。
親友の為に、我が身の危険も省みず、当てのない旅に飛び出した水銀燈。
それが、どれだけ辛く、寂しい道のりだったのかは、想像に難くなかった。
紅「人前では気丈に振る舞うけれど、本当の貴女はとても寂しがりで、心の優しい人なのだわ」
銀「よしてよぅ。そういうの、私の柄じゃないわぁ」
紅「そう? 【仁】は慈しみの御魂。私は、羨望を覚えるけれど」
銀「勝手に羨望でも何でも、してなさいよぅ。おばかさぁん」
紅「確かに……ばか……かもね」
水銀燈の肩に、真紅の肩が触れ、ぐっ……と、体重が掛けられる。
なんのつもり? ちょっとドギマギしながら水銀燈が頸を巡らすと、真紅の寝顔が近くにあった。
肘で小突くと、はっ……と目を覚ますものの、直ぐに瞼が閉じて寄りかかってくる。
それを何度か繰り返して、水銀燈は諦めた。
銀「仕方がないわねぇ。どぉして私が、こんなことを」
水銀燈は真紅の背に腕を回して支えると、少し横にずれて、徐に真紅の身体を傾けた。
流石に目を覚ますかと思いきや、真紅は眠ったままだ。
そっ……と、水銀燈は真紅の頭を、自分の太股に乗せた。
真紅が心地よさそうに呻く。安心しきった寝顔で、健やかに呼吸を繰り返している。
以前、拳で殴りかかってきた時とは全く違う、無邪気な寝顔だった。
銀「こういうのは……柄じゃないんだってばぁ」
溜息混じりに呟いた彼女の表情は、言葉に反して、少しだけ嬉しそうだった。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:35:15.94 ID:S/HgT1Id0
>>35 誰かに話しかけられた気がして、水銀燈は目を覚ました。
いけない。うっかり眠ってしまったらしい。
眼を瞬かせながら背筋を伸ばしたところで、隻眼の娘と視線がぶつかった。
?「あ、あの……」
銀「あらぁ。漸く、目を覚ましたのねぇ」
ひょいっ……と立ち上がろうとして、脚に重みを感じた。
しまった、真紅に膝枕してたんだっけ。
思い出した時には、既に手遅れ。真紅の頭は水銀燈の太股から滑り落ちていた。
ごんっ!
板張りの床に思いっ切り側頭部を強打した真紅は、あまりの痛さに、ぷるぷると身悶えしていた。
銀「ご、ゴメン、真紅ぅ。誓って、悪気は無かったのよぅ」
紅「……本当なの? なんだか胡散臭いのだわ」
銀「信じてったらぁ。ああ、それよりも、あの子が――」
紅「えっ?」
憤慨しつつ、水銀燈が指さす方へ目を転じた真紅に、隻眼の娘は軽く会釈した。
?「あの…………私、薔薇水晶……です」
紅「良かったわ、気が付いたのね。私は真紅。一応、退魔師を生業にしているのだわ」
銀「へっぽこ退魔師だけどねぇ……ああ、私は水銀燈よ。よろしくねぇ」
紅「ちょっと! 今の台詞、聞き捨てならないわね」
銀「気にしない気にしなぁい」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:35:59.93 ID:S/HgT1Id0
>>36 賑やかな話し声を聞きつけて、双子の姉妹も起き出してきた。
そして、薔薇水晶に気付くと、二人揃って満面の笑みを浮かべた。
翠「おぉ〜。やっと目ぇ覚ましやがったですか」
蒼「まだ、少し顔色が悪いね。大丈夫かい?」
薔「ええ……なんとか……」
翠「なんとか、じゃあダメです。私が、何か滋養のつく物を獲ってくるです」
そう告げて飛び出していった翠星石は、暫く経って戻ってきた時、獲物を両手に抱えていた。
兎にアナグマ、山芋と、なかなかの量だ。
紅「アナグマなんて、美味しいのかしら?」
銀「タヌキ汁なら聞いた事があるけどねぇ」
翠「街で育った奴等は、モノを知らねぇです。狸や狐なんか、不味くて食えねぇですよ。
昔話で旨いタヌキ汁と言ってるのは、実はアナグマ汁のことですぅ」
蒼「じゃあ、ボクは調理してくるよ。姉さん、その辺の野草も摘んできて」
翠「任せるですぅ」
それから程なくして、あばら屋の中に旨そうな匂いが充満してきた。
蒼星石は手際よく兎やアナグマを解体して、肉を大鍋に放り込んでいく。
紅「驚いたのだわ。貴女たち、生活力あるのね」
蒼「出来なければ、死ぬだけだったからね。ボク達姉妹は、孤児だったんだよ」
翠「小さな子供の頃から、こういう生活をしてきたですよ」
俊敏な翠星石が獲物を捕らえ、器用な蒼星石が調理する。
しっかりと役割分担されている事に、誰もが感嘆の声を上げた。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:36:41.77 ID:S/HgT1Id0
>>37 翠「ほれ、薔薇しぃ! これ食って元気になるです」
薔「ば、薔薇しぃ……って」
すっかり翠星石の勢いに呑まれた薔薇水晶は、差し出された椀を両手で受け取った。
ほかほかと湯気の立つアナグマ汁は、味噌仕立て。蠱惑的な匂いを立ち上らせている。
山芋は短冊状に切り揃えてあった。
銀「味噌なんて、よく持ってたわねぇ」
蒼「床下に、味噌の瓶が埋め込まれてたからね。使わせてもらったんだよ」
紅「ちょっと待って! 大丈夫なの? この村には疫病が蔓延ったのよ」
蒼「大丈夫だよ。表面の方は捨てたし、使う前に軽く炙った上に、ボクが毒味したから」
翠「うん! 旨いですぅ。流石は蒼星石です」
皆の心配を余所に、翠星石は平気な顔をして、蒼星石の料理に舌鼓を打っていた。
なんとまあ、逞しい姉妹だろうか。
翠星石があまりにも美味しそうに食べるものだから、皆は生唾を呑み込み、恐る恐る椀に口を付けた。
その後はもう、誰もが話すことも忘れて、アナグマ汁を味わい尽くしていた。
食後の、のんびりした空気の中、薔薇水晶は双子の姉妹を交互に眺めて言った。
薔「お二人が……羨ましい……」
翠「どうしてです? ロクな人生じゃないですよ」
薔「でも……いつも、一緒に居られたでしょう。私は……」
薔薇水晶は目を伏せ、下唇をキュッと噛んだ。
薔「私は、お姉さまと…………一緒に居られなかった」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:36:48.71 ID:kd2fpvfVO
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:37:50.55 ID:S/HgT1Id0
>>38 薔薇水晶の金眼から、ぽろぽろと涙が溢れ出た。
泣きながら、彼女は幼い日の出来事を語った。
戦乱に巻き込まれて、養父母を殺され、姉と別れ別れになってしまった事を。
以来、ずっとずぅっと捜し続けているのに、手懸かり一つ掴めない現実を。
薔「ずっと……いつまでも隣に……居たかったのにぃ」
蒼「もしかしたら、キミの姉さんは、もう――」
翠「蒼星石っ! 縁起でもないコト言うなですっ!」
薔「ううん、いいの。そう思われても…………仕方ないから」
薔薇水晶は袖で目元を拭うと、ひとつ頷き、気丈に微笑んだ。
彼女の瞳に、悲しみの色は無い。力強い光だけが宿っていた。
薔「でも、私は諦めない。捜し続けていれば……きっと会えると信じてる」
翠「薔薇しぃ……お前は、健気なヤツです。私たちも、姉さんを捜すの手伝ってやるです」
蒼「そうだね。薔薇しぃ、さっきは無神経な事を言ってゴメン。
ボク達も、キミの姉さんについて調べてみるから、元気出して」
薔「うん。二人とも……ありがとう」
翠「よし! それなら、ちゃんと親友になった証の、握手をするですよ」
【忠】は、嘘偽りのない真心を示す。三人は、しっかりと手を握り合った。
その様子を縁側で眺めていた水銀燈は、同じく隣で休んでいる真紅に話しかけた。
銀「なんだか、向こうで勝手に話が進んでるみたいだけど……いいのぉ?」
紅「私は構わないのだわ。それに、貴女だって本当は、手を貸してあげたいのでしょう?」
銀「はぁ? ばっかじゃないのぉ? 私が、何の得にもならない事をする訳ないじゃなぁい」
紅「はいはい……。貴女って、本当にウソが下手なのね」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:38:29.48 ID:S/HgT1Id0
>>40 ぐむぅ……と、口を噤む水銀燈に、真紅はにっこりと微笑みかけた。
紅「でもね、水銀燈。私は、そんな貴女が大好きよ」
銀「へっ? な、なに? それ、どーいう意味よぉ?!」
紅「どうって、そのままの意味よ。何を狼狽えているの? おかしな人ね」
素っ気なく言いつつ、顔を背けて笑いを堪える真紅を見て、水銀燈は漸く彼女の意図に気付いた。
かぁっと頬を赤らめて、握り拳を振り上げてみせる水銀燈。
銀「真紅ぅ! さては、からかったわねぇ!」
紅「貴女が勝手に、誤解したのだわ。それに、大好きというのは本心よ」
銀「いや……だからぁ、そう面と向かって言われると……恥ずかしいんだってば」
紅「これからも、よろしくね。水銀燈」
真紅が、すっ……と手を差し伸べる。
銀「わ、解ったわよぅ」
水銀燈は手を伸ばし、少し躊躇って、徐に真紅の手を握り返した。
その様子を室内から見守っていた三人は、声を潜めて言葉を交わした。
翠「あの二人――いつの間に、あんな仲良くなったですかねぇ?」
蒼「きっと、出会った頃からじゃないかな。二人併せて、初めて『仁義』になれるんだからね」
薔「他者を思いやり、行動できる人たちなんですね。女同士の友情って、なんだか……素敵だなあ」
翠「私は…………姉妹の愛情の方が大切ですぅ。ね、蒼星石ぃ?」
蒼「ちょっと、姉さん。いちいち抱き付かないでよ」
薔「え? あの……お二人って……まさか、そういうカンケイ?」(ドキドキ……)
ちがぁーう! 蒼星石の叫びが、山間の村に響きわたっていた。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:39:29.27 ID:S/HgT1Id0
>>41 深い渓谷に架かる吊り橋は、細く、心許ない。
その袂で、小袖姿の娘と、緋色の甲冑を纏った娘が何やら謀議に勤しんでいた。
め「のりさん。連中は、本当に此処を通るの?」
の「これまでの足取りから分析すると、ここを渡る確立が最も高いわ。お姉ちゃんを信じなさい」
め「勿論。信じたからこそ、色々と小細工を弄したのよ」
の「うふふ……めぐは素直で、良い娘ねえ。同じ新入りでも、糞生意気な笹塚とは大違い」
言って、のりはめぐの背後から蛇のように腕を絡ませ、尖った爪で彼女の頬を撫でた。
めぐは黙って、のりの気の済むようにさせている。ただ一点、吊り橋を睨み続けていた。
め「正直、私なんかが四天王の大役を任されても良いのかって、不安になるの」
の「だぁいじょうぶ。めぐが一人前になるまで、お姉ちゃんと雪華綺晶が、しっかり補佐してあげる」
め「これからも頼りにして、良いのよね?」
の「言ったでしょう? お姉ちゃんを信じなさい……って」
め「……解った。絶対に、私を裏切らないでね。もう、誰かに見放されるのは厭なの」
のりの瞼が、すぅっと細められた。なんて健気で、無垢なんだろう。衝動的に、汚したくなってしまう。
手首だけでめぐの顔を横に向けると、のりは、めぐの唇を奪い、激しく吸った。
突然の事に、目を見開くめぐ。しかし、抗おうとはせず、のりを受け入れた。
情熱的な口付けを終えると、のりは蛇の舌で、ちろちろと自分の唇を舐めた。
の「本当に可愛い娘ね、めぐは。御前様がお気に召すのも解るわあ」
め「御前様が…………私を?」
の「そうよお。ご期待に副えるように、頑張らなくっちゃねえ」
御前様の為に働くこと――
めぐにとって、それは自分の存在意義に他ならなかった。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:43:18.49 ID:S/HgT1Id0
>>42 以上、第四章は投下完了です。
今回は戦士の休息、という感じで。
ところで、このくらいの百合は、どうなんでしょう?
あと、試しに訊いてみたいんですけど……。
もしSSのタイトルを募集したら、どんなタイトルにして貰えます?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:44:31.72 ID:kd2fpvfVO
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:46:28.22 ID:kd2fpvfVO
薔薇八犬伝(翠星石万歳)とか?
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:48:42.57 ID:EY7wnJWTO
翠星八犬伝
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:50:18.96 ID:dl7zDlaI0
>>43 GJ!!今回も楽しませていただいた。次回もwktkだ!
タイトル…朗前八犬伝とか…薔薇乙女八犬伝とかそのまんまか。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:50:48.76 ID:EuelAFEI0
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:51:23.45 ID:MYbgUpiz0
>>43 GJ
個人的には何で百合ばっかなんだろう? と思った。
タイトルは『退魔八乙女・狼善命伝』とか
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:51:28.40 ID:kd2fpvfVO
翠がつかないと駄目な気がする・・・
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:51:37.71 ID:0ZHyioY6O
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:54:20.26 ID:dl7zDlaI0
>>43 それと、百合に関しては、百合が好きな俺から見れば、友情や姉妹の情と十分言い張れる範囲だけれど、
明記しておくに越した事は無いくらいか、と感じる。
いや、この場合むしろ百合と書くからそう見えてしまうのかどうなのか。
>>43 GJでした。次回もwktkしてます
題名;ローゼン薔薇乙八犬伝
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 01:57:24.39 ID:2XL0JOimO
桜田八犬伝でいいんじゃね?
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:02:16.72 ID:EY7wnJWTO
【薔薇八紋・楼漸鳴電】〜翠はツンデレ〜
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:02:26.86 ID:kd2fpvfVO
ローゼンメイデンが八犬伝!?
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:03:00.28 ID:kd2fpvfVO
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:04:16.78 ID:Hfz4sr8E0
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:05:04.85 ID:2XL0JOimO
いっそのこと安価汁
そして俺のように後悔しろ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:05:50.61 ID:kd2fpvfVO
ここでアンカ?
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:06:36.40 ID:v1Wy3No4O
>>43 おもしろい!!なんかもうこの世界観にのめり込んじまったw
GJ!!
あと題名は
>>49みたいなのでいいんじゃね?とオモタ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:07:19.27 ID:0ZHyioY6O
>>52 百合に関しては範囲を決めるのが難しい希ガス。嫌いなヤシにNGワード等を決めてもらい、それがあれば警告を入れるなどの対策をすればいいんじゃないかな?
まぁこういうのは雑談所でした方がいいかな?
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:07:49.17 ID:kd2fpvfVO
>>60 俺のせいかwあんときはもう来てるとおもったんだよorz
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:08:28.28 ID:S/HgT1Id0
>>44-55 こんなにレスいただけて嬉しいです。
にしても……やはり翠星石ですか〜。タイトルって意外に難しい。
取り敢えず、八犬伝は入れた方が良いと言うことで。
>>49 一応、薔薇乙女を八犬士に設定したので、男性キャラを入れてないんです。
敵としてなら出場の機会もあるんですけどね。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:12:46.09 ID:S/HgT1Id0
しまった、こんなに反響があったとは。
なるほど……タイトルは
>>49みたいな感じが良さそうですね。
ちょっと、考えてみます。
>>60 だから、アンカすると『翠星石』になりそうで怖いんですって。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:14:31.16 ID:DoaOx7qL0
薔薇伝承 乙女八犬士
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:15:31.12 ID:MYbgUpiz0
>>65 いつかJUMが浜路として出てくると期待してます(前にも言ったなこれ)
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:15:55.74 ID:kd2fpvfVO
翠星石・・・・恐ろしいこ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:18:58.42 ID:kd2fpvfVO
>>66 そういや今日もアンカやって翠星石当たった人がいたけど被るって理由で逃げられた
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:20:11.70 ID:EY7wnJWTO
未来安価はあんまりやらない方が良いかもしれんなwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:20:26.42 ID:kd2fpvfVO
今日じゃない昨日だ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:26:19.09 ID:dl7zDlaI0
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:34:03.77 ID:kd2fpvfVO
ジ「翠星石〜」
翠「なんですか?」
ジ「ちょっと僕の所においで」
翠「?いいですけど」
トコトコとジュンの所に行く翠星石
ジ「えっと僕の隣に座って」
翠「?」
首をかしげながらも座る翠星石
ジ「翠星石つかまえた〜っと」
いきなり抱きつくジュン
翠「ななな何するですか?(///)」
ジ「いやぁ二人でいる時ぐらい翠星石を感じていたいなぁと」
翠「そ、そうですか?ほ、ほれもっとよるです、存分に甘えさせてやるですよ(////)」
ジ「じゃあお言葉にあまえてっと」
ナデナデ翠星石の頭をなでるジュン
翠「こ、これじゃあ翠星石が甘えてるみたいじゃないですか(///)」
ジ「ん?撫でられるのいやなの?」
翠「やじゃねぇですけど(///)」
ジ「じゃつべこべいわない♪」
翠「わかったですぅ(///)」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:34:08.95 ID:EY7wnJWTO
保守
借りてきたローゼン一期見終った
翠星石三部を書いてる途中に電波きたからせっかくだから電波を先に処理ってみる
三部は今日中には書き上げて投下予定だす
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:35:23.93 ID:2XL0JOimO
スレ活性化計画第(たぶん)十一弾
〜金太郎ごっこ・設定は幼少期〜
薔「金太郎ごっこしよ」
ジ「いいよ、ばらしーちゃん」
薔「じゃあ、ジュン君が金太郎ね」
ジ「ばらしーちゃんは何をやるの?」
薔「私は熊さん」
ジ「お相撲だね」
薔「違うよ」
ジ「 ? 」
よつんばいになる薔薇水晶
薔「乗って」
ジ「えっ? 何で?」
薔「く〜まに跨りお馬の稽古っていうでしょ?」
ジ「さすがばらしーちゃんだね」
無邪気にジュンは薔薇水晶に跨った
薔「あんっ」
ジ「どうしたの?」
薔「大人の人の馬はこうゆう風に鳴くんだよ」
ジ「ばらしーちゃんは大人だね」
薔「お尻も叩いて」
ジ「分かったよ」
ペチペチ
薔「あっあん、もっと〜」
ジ「ばらしーちゃんは物知りだな〜」
〜おわり
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:36:38.84 ID:EY7wnJWTO
>>77 なにやらしてんだよっwwwwwwwwwwww
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:36:50.64 ID:kd2fpvfVO
>>76 翠「翠星石にどこが不満ですか・・・ウッ・・」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:37:08.57 ID:2XL0JOimO
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:37:16.23 ID:S/HgT1Id0
ともかく、色々なご意見、ありがとうございました。
少しばかり検討してきます。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:37:29.42 ID:kd2fpvfVO
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:38:18.61 ID:0ZHyioY6O
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:39:04.77 ID:kd2fpvfVO
>>81 タイトルはジックリ決めたほうがいいぞwまちがっても翠星石とかはやめとけw
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:45:24.74 ID:2XL0JOimO
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:47:43.70 ID:kd2fpvfVO
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:48:01.93 ID:2XL0JOimO
電波は一つだけじゃなかったりして……
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:48:47.70 ID:kd2fpvfVO
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:48:55.53 ID:2XL0JOimO
スレ活性化計画第十二弾
〜赤ずきんちゃんごっこ・設定は幼少期〜
薔「今日は赤ずきんちゃんごっこしよう」
ジ「いいよ、僕が狼だね?」
薔「うん」
薔「ねぇお婆さん、お婆さんの耳はなんでそんなに大きいの?」
ジ「それはね、お前の声をよく聞くためだよ」
薔「もう(///)」
ジ「どうしたの?」
薔「大人の赤ずきんちゃんごっこはこうなの気にしないで」
ジ「さすがばらしーちゃんだね、分かったよ」
薔「ねぇお婆さん、お婆さんの目はどうしてそんなに大きいの?」
ジ「それはね、お前の姿をよく見るためさ」
薔「そんな……見つめちゃいや〜ん(///)」
ジ(ばらしーちゃんは本当にすごいや)
薔「ねぇお婆さん、お婆さんの口はどうしてそんなに大きいの?」
ジ「それはね、お前を食べるためさ」
薔「いや〜ん、けだもの〜(///)」
ジ(やっぱり、ばらしーちゃんの演技は皆と違って大人びてるなぁ)
〜おわり
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:49:28.98 ID:kd2fpvfVO
なあなあ
>>74にタイトルつけるとしたらなんてなる?
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:50:22.68 ID:kd2fpvfVO
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:50:27.37 ID:EY7wnJWTO
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:51:04.11 ID:2XL0JOimO
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:51:36.82 ID:v1Wy3No4O
>>77 JUMが無邪気を装ってるようにしか見えないwww
JUM・・・恐ろしい子!!
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:52:35.22 ID:0ZHyioY6O
>>90 えぇ〜!それは、えっと、す、翠星石かな(///)
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:53:29.03 ID:kd2fpvfVO
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:54:57.57 ID:kd2fpvfVO
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 02:58:11.21 ID:2XL0JOimO
>>77と
>>89はいつも通りのお蔵入り作品です
もう寝ますが目が覚めた時にはタイトル通りに活性化できればと思う所存であります
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:04:32.47 ID:/qcAz6NnO
金「誰もいないのかしら。とりあえず保守かしら〜」
みっちゃん「あぁ〜ん、保守するカナも激カワぁ〜!」
金「みみみみ、みっちゃん!いつからそこに!?」
み「カナあるところに私あり、ってね!カナの傍には、いつも私がいるよ〜!」
金「…みっちゃん…それほどまでにカナのことを?」
み「もちろんよ!カナの為なら、例え火の中水の中草の中森の中♪」
金「土の中雲の中あのコのスカートの中♪かしらー!」
み「あぁ〜もう!お歌を歌うカナもかわいすぎ〜!!愛してるぅ〜〜!!」
金「カナもみっちゃん大好きかしら〜!」
み「あぁんもうっ!カナァァア〜〜〜!!」
金「きゃああああっ!まさちゅーせっちゅぅぅうううう!」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:13:29.33 ID:kd2fpvfVO
真「ジュンちょっと来て欲しいのだわ」
ジ「どうしたんだ?真紅、うわ」
ジュンに抱きつく真紅
真「あなたはどこにも行かないで、私の元から去らないで欲しいのだわ」
ジ「どうしたんだよ、急に」
真「怖い夢をみたのだわ、あなたが私の元からいなくなってしまうという」
ジ「僕は真紅とずっといるよ、僕が真紅を守り続ける(///)」
真「ジュン(///)」
ジ「愛してるよ真紅」
真「私もなのだわ(///)」
傍観者はここらで退散するとしましょう
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:14:20.31 ID:kd2fpvfVO
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:25:09.06 ID:kd2fpvfVO
ほ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:26:05.11 ID:v1Wy3No4O
>>100 やっぱこのペアは和むねw
でも、みっちゃんて見方をかえると精神いじょu(ry
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:44:15.06 ID:gQkN7K1NO
ある所にそれはそれはわがままで、気の強いお姫様がいました。
姫様の名前は真紅。彼女のわがままには家来も程々手を焼いていました。
そんな彼女にも一つだけ可愛らしい所がありました。彼女は寝るときはくんくんと称した魔除けといつも一緒だったのです。
しかし、ある夜水銀燈という魔術師がくんくんを奪い去りました。
水「ふふ…お馬鹿さぁん。くんくんは頂いていくわ。」
真「な、待ちなさい!くんくん!くんくーーん!!」
くんくんを奪われた姫さまはそれはもう、手が付けられない程怒ったそうです。
怒り狂った姫さまは国中にお触れを出しました。
[憎き水銀燈より魔除けを奪い返した者に報奨を与える。]と。
かくしてこの国には様々な冒険家や強者が集うようになりました。
魔術師水銀燈が作り出した迷宮に腕試しに挑むもの、名声、富を得んとする者達が…
プロローグ書いたがこりゃダメだな(´・ω・`)
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:50:55.75 ID:dl7zDlaI0
>>105 最後の水銀燈の部屋の前には営業時間が書いてあるのか…w
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:54:58.17 ID:Hfz4sr8E0
P.S. Reiner Rubin SUX!!
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 03:56:50.17 ID:gQkN7K1NO
構想だけは思い浮かぶのにSSにするリキがでねぇw
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 04:11:02.78 ID:dl7zDlaI0
保守
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 04:20:53.53 ID:gQkN7K1NO
薔「…どうしてくんくんを真紅から奪ったの…?」
水「ダンジョンを作ったのはいいけど、全然人が来なかったのよぉ…」
水「そこで、お馬鹿な真紅を利用したら冒険者が集うと思ったのよぉ。」
く「…僕って一体…」
保守
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 04:29:32.38 ID:/X5+Y3Pt0
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 04:34:35.37 ID:gQkN7K1NO
マーフィー「やれやれ、冒険者の経験値稼ぎってのはつらいぜ」
携帯だから見れん保守
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 04:38:12.10 ID:EuelAFEI0
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 04:56:30.24 ID:F6Ej4gzO0
保守
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 05:23:39.58 ID:VzDIfcCg0
保守
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 05:24:08.39 ID:gQkN7K1NO
おおっと!保守
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 05:33:10.50 ID:cG7NPYi3O
>>112 おまえは俺の波動砲を壊す気かと小一時間とい(ry
銀さま〜〃(*´∀`)
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 05:45:40.56 ID:dl7zDlaI0
保守
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 06:01:51.91 ID:EuelAFEI0
保守
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 06:01:52.82 ID:yOrwFlSkO
保守
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 06:13:44.49 ID:yOrwFlSkO
保守
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 06:16:00.18 ID:KX51IkO6O
J「あれ、携帯どこやったっけ…」
薔「ジュン…」
J「ん?」
薔「貴方が落としたのはきらきーですか?銀ちゃんですか?」
J「何をやってるんだ三人とも…」
銀「さあ、ジュン!どっちを選ぶの!」
雪「ジュン君…」
J「……携帯落とした」
薔「正解…正直者の貴方には…全部あげましょう…私含めて」
ガシガシ
J「え、ちょ………なんで二人して抱き付いて来るの…!?それにそのカメラは!?」
銀「なにって…既成事実作る為に決まってるじゃない♪」
雪「末永く…よろしくお願い致しますね…♪」
J「ははは…ま、たまたご冗談を…薔薇水晶、何人の服を脱がしてるんだい?」
薔「……婚前交(ry」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 06:28:22.39 ID:yOrwFlSkO
保守
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 06:47:15.73 ID:EuelAFEI0
ほ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 06:59:43.60 ID:nonI8Xw5O
保守
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 07:18:31.20 ID:yOrwFlSkO
保守
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 07:32:12.11 ID:yOrwFlSkO
保守
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 07:58:53.61 ID:kd2fpvfVO
保守ですよ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 08:24:00.58 ID:fIVp5uVlO
保守
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 08:41:34.47 ID:yOrwFlSkO
保守
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 08:48:46.66 ID:2IASFdu90
保守だ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:12:03.47 ID:V1p6KBWCO
保守
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:13:43.69 ID:2IASFdu90
そろそろ保守
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:24:24.51 ID:/X5+Y3Pt0
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:29:00.96 ID:v1Wy3No4O
>>123 ジュンウラヤマシスwww
そしておはよう保守
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:29:04.27 ID:tFyEBdw20
朝っぱらから変にエロイの、苦手な人注意
薔薇水晶の家
薔「それじゃ・・・お茶入れてくるね・・・」
J「ああ、ありがとう・・・ん?なにかはみ出してる・・・」
座っているベットの隙間からはみ出している縄を・・・縄?
J「なんでこんなところに縄が・・・」
ベットの布団部分が持ち上がる・・・持ち上げてみると・・・
J「縄・・・び、媚薬・・・こ、近藤さん・・・!?」
い、いったい何なんだ!?
J「これは・・・精力増進剤・・・説明欄に・・・服用するとそれはもうやばい事になりますって・・・!」
や、やばい、薔薇水晶が戻ってきた!急いで戻して・・・!
薔「JUM君・・・お茶・・・どうぞ」
J「あ、ああ、ありがとう薔薇水晶」
お茶を机に置くとそのままジュン隣に座る薔薇水晶
薔「JUM君・・・」
J「な、なんだ薔薇水晶」
薔「・・・・・・試してみる?」
J「亜w背drftgyふじこlp;@「:」
の「なんだか最近疲れてそうだね、大丈夫」
J「・・・・・・どうだろ」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:31:35.65 ID:2IASFdu90
変化球とはいえ朝から・・・勇気アリだなw
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:34:36.92 ID:tFyEBdw20
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:34:44.75 ID:X9wZthBv0
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 09:49:42.97 ID:XmNbveUx0
_..-''''"´: : : : :`'ー .、 ,,, ,,
う r‐-,, /_,,二゙゙゙゙"r‐,'ゝ八、: `'..∫`"`ゝ
と l.['' ,_ヽ: : : : : : :`,,, ' .r‐‐ ,"''"⌒゙- 、 !
う l:l'、 、゙、 .、: : : ::〈 ∫ t-;;, '`、,,、.丿 `'j
と /..ll,:゙li/`、: ゙'-、: : : :'、、.,シ‐"くし'>.,ゝル' } _,.,.. -- ..,,_
!l.:, 'i !`ラ',;;、: `'ーヽ,,xヽ ./ 'ッ、,ハ、,! ._,[. ゛`: :‐: : : : :`゙'‐
:*: l/: :...l、 ``'ー ::,,,,゙‐'/イ |゙ ! ! ,,,'._,゙ ゙̄',-┐..... へ_,,
,!: ./ ゙゙-- '' │!_ ! !、.l.!.'-、',-、 `^`' ,: : :
ヽ.! ,,-- ―- l_,,| `] il/从-'''i',  ゙̄\ ゙´',:
_..〃`'',.l `、 T/ ,i".rニ┐ `' "
/i >;;-〔~ゝ `'l`ー〈,,/;;;;ュ,s \、
.,,.. -r'ン.,ヘ'=ii,ノ'、 { ''ヘハ'' ノ ハ+-- _nノ/---、゙l ゙'
k,;;;;ー!''''""{jヘy ..,,:,yト'",,',i ァソ 、、、─(ゝ、そ、_ `~''、.
'、,, ゙゙゙⌒-'!?/"゙゙, ' .',,..r''"ヽ个ー─ tっ-―(Uノlノ゙(_へ`゙~゙‐'>ー "/゙゙゙^`''ー
`''L.. -i,..‐'― -'ー!-ムノ"^゛ `゛ レ‐`ゝ_r'゙'-r''
…保守かしら〜…保守。。。
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 10:00:20.64 ID:HkIcq7Iu0
ho
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 10:17:15.34 ID:2IASFdu90
shu
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 10:37:23.84 ID:rMaZz597O
保守
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 10:47:41.15 ID:HkIcq7Iu0
アッー!
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 10:55:51.54 ID:2IASFdu90
保守だけど
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 11:08:19.77 ID:0ZHyioY6O
ウホッ守
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 11:12:31.82 ID:u1E0EH1o0
主人公キモオタで話もしてくれないだろうな
普 通 の女の子だったら
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 11:26:09.07 ID:KX51IkO6O
保守
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 11:36:31.29 ID:XmNbveUx0
翠「はぁー、まったくもって理解できね−です。」
ヒナ「ヒナもわからないの〜。」
カナ「学園一の策士であるこのカナが追試験を受けようとは、末代までの恥かしらー!」
ヒナ「カナはこの前も追試を受けてたのよ?」
カナ「そ、それは…。」
翠「ざまぁねーです。策士なのはあくまで自称ですからねー」
カナ「ぅうっ、それは孔明の罠かしらー!!!」
薔薇乙女の通う有栖学園は、つい先週学年末試験を終えたばかりだ。
ほとんどの生徒はテストからの開放され、部活動に勤しんだり遊んだりと思い思いに過ごしているのだが。
蒼「ほらほら、集中集中!日頃の授業をまじめに聞いてればk(ry」
翠「だぁー!蒼星石まで梅岡の肩をもつですかー!?」
蒼「そんな!僕は翠星石の将来を心配して…」
カナ「け、喧嘩はやめるかしらー!!」
ヒナ「そうなの、そうなの!喧嘩はめーっなの!」
蒼「いいかい、翠星石!明日の追試失敗したら、留年だってありうるんだからね!」
翠・ヒナ・カナ「ヒィーーーーーー!!!!」
蒼「それが嫌なら勉強あるのみだよ。それと僕は部活に行くからね?あとは三人でがんばってよ!じゃぁ…」
ガチャッ
カナ「蒼星石行ってしまったかしら…」
ヒナ「うゅー。誰も教えてくれる人がいないのー・・・。」
翠「…………」
ヒナ「翠星石?」
翠「……………背に腹は変えられんですよね…」
カナ「どういう意味かしら?」
翠「よく聞くですよ、チビチビにデコッチン!!」
ヒナ・カナ「???」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 11:47:09.63 ID:ipcMh+0b0
wktk
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 11:49:31.16 ID:XmNbveUx0
>>150 翠「やるですよ!やるです!今晩職員室に侵入して問題かっぱらうです!!!」
ヒナ・カナ「!!!!!!!!11!」
翠「そうと決まれば早速作戦会議ですよ!って、二人は怖くてちびっちゃったですかぁ?(ニヤニヤ」
ヒナ・カナ「ヒナちびってないもん!!・カナはこ、怖くないのかしら〜!」
翠「それじゃあ、今晩ここに集合して…(ry」
ヒナ・カナ「フムフム。」
・
・
・
・
・
・
そして深夜12時……
たぶん続く。
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 11:50:50.02 ID:ipcMh+0b0
>>152 カンニングでなくそっちですかwwww
wktk
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:07:35.57 ID:isrYOSlCO
薔薇「嘘だといってよ!!!バーナード・ワイズ万!!!」
バーラード
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:26:16.26 ID:tFyEBdw20
また変なの
べ「ジュン、買 わ な い か」
J「・・・何を?」
べ「怪しい露天で買ったチャネリングなるものだ、人の強い思念を受信できる代物だ」
J「なにその怪しい物品」
べ「通常価格5000円の所を1000円だ」
J「そういえば笹塚にかりた1000円返す当てが無いって騒いでたな」
べ「友人を助けると思って買ってくれ、頼む」
J「まあ、ベジータの頼みならな。わかった買うよ」
べ「ありがとう!やはり持つべきものは友達だな!」
J「さて、信じてるわけじゃないけど・・・試したくなるのが人間の性だよな。使ってみるか。」
電波受信中
J「お、なんか聞こえてきた」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:26:48.50 ID:tFyEBdw20
真(ふふふ・・・明日こそジュンを私のものに・・・明日二人きりになるチャンスがあるわ・・・)
銀(うふふ・・・ジュンを夜道で襲って・・・貴方を私だけのジャンクにしてあげるぅ・・・)
翠(この一服盛った弁当を・・・ジュンに・・・ですう)
蒼(ふふ・・・翠星石を私のお嫁にして・・・ジュン君を私のお婿にすれば・・・完璧)
金(楽してズルしてジュンをゲットかしらー。まずはノリを買収して合鍵ゲットかしらー)
雛(ううージュンのうにゅーは雛だけのものなのー・・・)
雪(明日ジュン君をうちに呼んで・・・ラプラスをご馳走して・・・薔薇水晶と一緒に・・・)
薔(・・・明日・・・きら姉と一緒に・・・ジュン君を私達好みに・・・・・・・調教)
べ(や、やめろ梅岡ー、ここからが本当のうわあああああああああああああ)
梅(ふ・・・ベジータは僕のもの・・・あとは・・・ジュン君だ・・・)
ロ(くく・・・娘達をどこの馬の骨と分からぬ奴等にやるものか・・・やはりここは幼馴染のジュン君に・・・まずは法律を・・・彼を拉致して・・・)
笹「最近ジュンと連絡が取れないんですけど・・・」
の「部屋に何個も鍵つけて閉じこもっちゃって・・・」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:29:12.35 ID:KX51IkO6O
ちょwww毒電波wwwwww
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:30:36.42 ID:XmNbveUx0
warosuwwwwwwwwwwwwwwwww
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:33:17.87 ID:0ZHyioY6O
(´;ω;)キラキーはラプラス食べるのだね…wwwwwwバロスwwwwww
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:42:53.98 ID:XmNbveUx0
>>152 翠『ザーザーザー、えーこちら本部の翠星石。こちら本部の翠星石です。聞こえますですかー?』
カナ「もちろん聞こえるかしら。こっちは目的に到着し、指令を待つだけかしら!」
翠『ちび苺はどうですかー?』
ヒナ『うぃ−。校門に着いたのー。ヒナは何するの?』
翠『ちび苺は障害となり得る人間の掃討役です。実行役はデコッチンですぅ。』
ヒナ『翠星石〜』
翠『す、翠星石はお前らの安全の確保と作戦全体の把握ですぅ。自分の手を汚さず楽してずるして頂ですぅ!なんて思ってないです!!!余計な詮索はするなですぅ!』
ヒナ『ヒナは何も言ってないの〜。ぇえっと、誰か来るのよ?』
翠『確認するです!』
ヒナ『うぃー。』
ヒナ『翠星石〜、いっこ上のJUMだったのよ〜。』
翠『誘惑して学校から遠ざけるです!』
ヒナ『うぃ−。』
ヒナ「ジュンー!」
JUM「うわっ!何で雛苺がここに?」
ヒナ(ジュンなんか、抱きついてスキーって言えばいちころよwww)
ヒナ「ヒナ、JUMと散歩したいの〜!だめぇ?」
JUM「ぇえー!!でも…」
ヒナ「ヤー−−−−!散歩するの!!」
JUMの胸元に抱きつき上目遣いで目を潤ませる雛苺。
JUM「(タマランwwww)しょうがないなー。今晩だけな」
ヒナ「わーい。ジュン大好きー!!(役得wwwwww)」
翠『後で覚えてるですよ雛苺…』
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:43:39.76 ID:yOrwFlSkO
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:45:47.12 ID:kd2fpvfVO
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:51:08.74 ID:ipcMh+0b0
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 12:52:39.44 ID:kd2fpvfVO
ジ「翠星石!おまwなんてカッコしてるんだ!?」
翠「えっとスク水です、帰ったら見せてやるって約束したですし、ほらとっととみるです」
ジ「あぁ(うはwきたwこれw)」
翠「ちょ・・・へんな所ばかりみるなです(///)」
ジ「・・・・・・( ゜Д ゜)」
翠「(なんだか変な気持ちになってきたです)(////)」
ジ「う〜ん(たまらん)」
翠「も、もう我慢できんです(///)」
ガバッ
終わり
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 13:07:03.58 ID:aqQ0YZFM0
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 13:17:09.53 ID:XmNbveUx0
>>161 カナ「さて、そろそろ本題に入るかしら。翠星石、時間は?」
翠『定刻まで後2分です。』
カナ「ではスタンバイかしら。」
〜二分後〜
翠『作戦開始ですぅ!善はいそげ!作戦時間は5分ですよぉ!』
カナ「ラジャー、かしら!」
カナ(さて、職員室は一階、侵入は容易いかしら。ただ、守備は完全みたいかしら。なんたってあの長嶋さんが守ってるんだから…。)
*長嶋さん→セコム
カナ(でも学園一の策士ことこの金糸雀、作戦に抜かりはないかしら!職員室の防御は完璧、だが隣の進路指導室は完全フリー。そこから進入すれば完璧かしら!!)
・
・
・
カナ「ふふふ、カナにかかればテストなんて朝飯前かしら!」
翠「今回はへましなかったですねぇ。珍しいですぅ」
カナ(JUM激しかったの・・・)
かくして問題用紙を手に入れた三人、徹夜で詰め込み本番を迎えることに・・・・。
続く
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 13:20:30.43 ID:ipcMh+0b0
wktk
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 13:25:27.18 ID:XmNbveUx0
>>167 二年生の教室で・・・
カナ&翠「って問題違ー−−−−−−−−−−−−−−−う!!!!!!」
そのころ一年生の教室では
ヒナ「楽してずるしていただきなの♪」
蒼「一年生の問題必死に覚えるなんて…途中で気づくだろうに…」
真紅「無様ね」
JUM(ひないちご……) (終)
みんなご免!俺には書けねぇ!
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 13:27:55.42 ID:ipcMh+0b0
>>169 笑わして\(^o^)/モラタ wwww
GJ!!!
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 13:38:31.53 ID:kd2fpvfVO
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 14:05:38.59 ID:ipcMh+0b0
ho
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 14:11:07.16 ID:2XL0JOimO
>>169 明日追試の俺にはためになる話だった
GJ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 14:36:21.26 ID:P0ZOgEJr0
ほ
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 14:46:43.58 ID:kd2fpvfVO
翠分が・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・足らん
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 14:52:43.62 ID:YRoPtSMGO
J「薔薇水晶、何飲んでるんだ…?」
薔「ポーション…」
J「色が…うまいのか…?」
薔「おいしい…よ?JUMも飲む…?」
J「え…じゃあちょっとだけ…んむっ!?」
ちゅう、じゅる、はむっ、こくっ。
J「ぷはっ、ちょ、薔薇水晶!?」
薔「口移し…どう?おいしい…?」
J「え?ああ…。リポDだな…。でも、よくわからないからもう一回飲みたいな(////)」
薔薇「…うん(/////)」
あれ、不味いよな…
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 14:56:07.81 ID:kd2fpvfVO
>>176 テスト前にポーションのんだら気持ち悪くなった・・・・俺アンデットかなぁ・・
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:06:20.61 ID:rMaZz597O
膝擦りむいたからポーション飲んだのに回復しなかった。不良品か?
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:07:37.09 ID:kd2fpvfVO
>>178 一本じゃ10ぐらいしか回復しないですよ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:08:28.22 ID:kd2fpvfVO
>>178 10本ぐらいいっきに飲みやがれコンチクショーって感じです
これはひどい
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:16:07.47 ID:YRoPtSMGO
J「うぅ…気持悪い…」
翠「どーしたですか?変なもんでも食ったですか?」
J「食ったっつーか、飲んだ…。吐きそう…。」
翠「はぁ…しょ〜がねぇバカですねぇ。」
J「悪かったな…うぇ…」
翠「ヤバそうですね…。横になっとくですよ。しゃーねぇーから翠星石の膝を貸してやるです(////)」
J「え?いいの?じゃあ…。」
翠「ちょ!どっち向いてるですか!!んっ!」
J「ん〜…キモチイイ…」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:17:35.37 ID:0usP9TGKO
りぽD=ポーション
ゼナ=ハイポーション
ユンケルの一番高いの=エリクサー
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:18:51.52 ID:kd2fpvfVO
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:19:24.20 ID:kd2fpvfVO
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:24:40.00 ID:XmNbveUx0
実は一日中ここ見張ってる俺。学校終わって暇なのよね〜
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:28:37.02 ID:YRoPtSMGO
翠「暇な奴は何か書きやがれですぅ〜。」
金「たまには出番が欲しいかしらぁ〜…。」
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:29:49.66 ID:isrYOSlCO
>>186 俺も。部活出たけど校舎立ち入り禁止でなんもできないから帰ってきた
じゃあ、なんか書いてくるわ
まあ、金の出番があるかは不明だけど
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:40:19.17 ID:MA9dFcJG0
「きゃっ!な、何をするの雛苺!!」
真紅の四肢を蔓で縛った。服の上から胸のあたりをつついてみる。
「あっ、止めて!雛苺!こんなっ、ことしてっ!あっ!何が嬉しいのッ!!」
つつく度に初々しい反応をする。
「真紅、かわいいの。」
そう言って真紅の服を破いた。
「きゃあっ!こ、こんなことして!許さないわよ!!」
「真紅が水銀燈にいじわるするから悪いのー」
貧乳の癖にブラを付けていた。外すとピンク色に乳首と僅かな丘が露わになった。真紅の顔が真っ赤になった。
「ちょっと!もういい加減にっ!あっ!止めてッ!!」
真紅の乳首を蔓で摘んで優しくなぞったり、時には強く引っ張ったりする。
「ッん!あっ!ひゃあっ!!」
「真紅の反応・・かわいいの・・・もっと見てみたいの・・・」
「あっ・・そこはっ!ダメぇっ!!」
真紅のパンツを破るとピンク色の花弁が露わになった。そこに蔓を突っ込み、かき回す。
「んんっ!ああぁっ!ダメエっ!!あっ!あっ!!」
「真紅〜、もうイきそうなの?イきたいならイってもいいのよ?」
(省略されました・・全てを読むには何かを書いたほうがいい)
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:41:58.35 ID:ipcMh+0b0
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:49:09.62 ID:y/Dbz9f30
ポーションは、あれだよ・・・
容器ごと上に放り投げて、頭から浴びないと効果ない
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:54:14.56 ID:ZcElxazh0
ありがちな死亡フラグ
@この戦争が終わったら、ヒナね、結婚するなの
Aうと、ヒナが帰ってくるまでここを動いちゃダメなの
Bヒナニーする前のシャワー
Cいわく付きの場所で雛苺がいい雰囲気
D「必ず戻ってくるなの」 「必ず迎えに来るなの」
E「この中に犯罪者がいるかもしれないのに一緒に寝れるかなの!ヒナは自分の部屋に戻るなの!」
F「明日は巴の誕生日なの」
Gこの仕事を最後に足を洗うなの
H「この仕事が終わったら巴と2人で暮らすなの」
I「真紅が出るまでもないなの。ここはヒナに・・・」
J今まで目立たなかった雛苺が急に目立つ
K「今度の仕事でまとまったおカネが入るなのー」
L「うーっ!怒ったなのー!出会え!出会えーぃっなの!! 」
M「深い傷を負ったなの・・・ポーションを頭から浴びるしかないのよーっ!!」
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 15:58:36.45 ID:b1FE0Hqo0
〜が終わったらばっかだなwww
そんなに雛を殺したいのか(´・ω・`)
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:02:11.52 ID:2XL0JOimO
翠「アクセントに悪戦苦闘です」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:05:46.83 ID:XmNbveUx0
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:28:29.07 ID:EUykLaVc0
保守
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:40:16.58 ID:dl7zDlaI0
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:40:19.33 ID:0ZHyioY6O
ほ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:41:40.76 ID:0ZHyioY6O
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:44:26.94 ID:EuelAFEI0
>>198 塗り方なんか変わった?
でもこっちも好きです
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:56:17.24 ID:dl7zDlaI0
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 16:59:46.78 ID:+H/gBwXE0
金「はーい、カナの『おさななじみなふたり』の前回のあらすじのコーナーかしら」
金「はあ、でも今一やる気が起きないかしら。」
金「いくら頑張っても本編に出番が無いならやる気起きないかしら。」
金「そんな訳でてきとーにあらすじ解説するかしらー。」
つカンペ
金「うん?何々?『今回金糸雀出番アリ』…」
金「そ、そういうことは早く言うかしら!じゃあ早速あらすじいくかしら!」
金「一人暮らしのJUNは幼馴染の巴に毎日家事を任せっきりで暮らしてるかしら。」
金「そんな駄目人間のJUNの世話を甲斐甲斐しくする巴はとても良い子かしら。」
金「そんなある日、同じクラスの翠星石がJUNにお弁当を作る約束したかしらー。」
金「お馬鹿なJUNは翠星石の提案を受けお弁当を作ってもらう事になったかしらー。」
金「翠星石がJUNにお弁当を作ると聞いて巴は複雑かしらー。」
金「さて今日は翠星石のお弁当をJUNがもらう所から始まるかしら。」
金「三行しか読めない人用にまとめると
JUNニブチン
翠星石弁当作る
巴出番が少ない
こんな所かしら。」
金「カナに手に掛かれば作者の助長気味な文を三行でまとめる何て造作でも無いかしら」
金「では早速…」
薔「…『おさななじみなふたり』第三話」
雪「始まり始まりですわ。」
金「こらー!それはカナのセリフかしらー!」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:00:18.45 ID:+H/gBwXE0
そんなこんなで次の日
キーンコーンカーンコーン
「お、もうこんな時間か。委員長あいさつ。」
「起立 礼かしら。」
午前の授業も終わり。学生生活の彩り昼食の時間だ
今日は翠星石がお弁当作ってくれるてるんだな
「おーい、桜田。先行ってるからな。」
食堂組のベジータと笹塚が先に食堂に行こうしている
普段なら僕も後から合流するんだけど……
「ごめん。今日はパス。」
「なんでだ?」
「いや、実は。」
「ほら、JUN行くですよ。」
翠星石がお弁当を二つ持ってやって来た
「おう、ちょっと待って。」
「早くするです。せっかく翠星石がお弁当作ってやったんだから早くするです。」
「……。」
「……。」
「ベジータ達に今日は二人で食堂行ってくれって言わないと。」
「ベジなんかどうでも良いです。早く行くです。」
「……。」
「……。」
「こら、腕引っ張るなよ。」
翠星石が僕の腕を取り強引に引っ張って行こうとする
「良いからキリキリ歩くです。」
「わ、分かったから引っ張るなよ。ごめん、二人とも。」
「ほら、屋上に行くですよ。」
ズリズリと引っ張られながら僕は屋上に向かった
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:02:04.95 ID:+H/gBwXE0
>>204 「なあ、笹塚。」
「なに?」
「何か、俺たち凄い負け犬みたいじゃないか?」
「それは違うよ。ベジータ。」
「そうか?」
「みたいじゃなくて。負け犬なんだよ。明確に。」
「そうか。」
「そうだよ。」
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:02:57.56 ID:+H/gBwXE0
>>205 翠星石に連れられて屋上に行くと華やかな集団がいた
「みんな待たせたです。」
「遅いわよぉ。待ちくたびれちゃったじゃない。」
「普段より五分三十秒送れているのだわ。」
「まあまあ、二人とも。」
「玉子焼き……。」
「いけませんわ。薔薇水晶、食事はみんな揃ってから始める物ですわ。」
「その玉子焼きはカナの玉子焼きかしら!勝手に食べるなかしら!」
「うにゅー、お腹空いたのー。早くうにゅー食べるの。」
皆思い思いに騒いでる
女子が九人もいたらこんなに騒がしいのか……
屋上には他にも昼食を取っているグループはいるけど
流石にこの人数は他にはいないらしい、かなり目立ってる
「さあ、JUN座るです。」
蒼星石の隣に座った翠星石が手招きしている
「お邪魔しまーす。」
「邪魔をするなら帰るのだわ。」
「……。」
真紅がボケてるが無視しておく
「へー珍しいわねぇ。JUNが屋上に来るなんてぇ。」
「まあな。」
「そんな事はどうでも良いです。それより早く食べるです。」
「そうねぇ。じゃあ頂きましょう。」
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:03:19.35 ID:+H/gBwXE0
>>206 「「「「「「「「「「「いただきまーす」」」」」」」」」」
各自お弁当を広げ始める
「さあ、JUN。食いやがれです。」
翠星石がお弁当を差し出してくれる
「ありがたく頂きます。」
「ふん、感謝して食いやがれです。」
何か顔を背けながら弁当を差し出してる。変な奴
「へーJUNのお弁当は翠星石の手作りぃ?」
「まあな。」
水銀灯がニヤニヤしてる
「あー、だから今日。普段より早起きだったんだ。」
蒼星石は納得顔で頷いてる
「珍しい事もある物ね。」
真紅は興味が無いのか一言呟いてそれっきり自分の弁当に集中しだした
「うにゅー美味しいのー。」
雛苺は弁当の前におやつの苺大福を食べてる
この後、弁当食べるのか?よく甘い物の後に食べれるな……
「…玉子焼きウマウマ。」
「私、甘い玉子焼きはあまり好きではありませんわ。」
「それはカナの玉子焼きかしらー!返すかしらー!」
この三人は放っておこう
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:03:47.76 ID:+H/gBwXE0
>>207 「JUN、翠星石の作ったお弁当はどうですか?」
あ、やべ、周りの観察に必死で弁当食べるの忘れてた
「えっと、ちょっと待てよ。」
とりあえず目についたミニハンバーグに口をつける
「お、うまい。」(でも、ちょっと薄味かな)
「ふん、当たり前ですぅ。翠星石がわざわざ早起きして作ったお弁当がまずい訳ないです。」
「へぇ、わざわざ早起きして作ったんだぁ。」
「水銀灯おめぇ、何が言いたいんですか…。」
「別にぃー、男の為にお弁当作るなんて中々献身的と思っただけよぅ。」
「何か言いたげですね。」
「まあまあ、二人とも落ち着いて。」
「まったく、騒がしいわね。」
このメンバーだとまとめ役は蒼星石なんだろうな
……かわいそうに
「食後のうにゅーなのー。」
って雛苺の弁当、苺大福かよ!そしてまた苺大福!
「ご馳走様。JUN、紅茶を淹れて頂戴。」
「いや、俺まだ弁当食べてるし。」
「使えない下僕ね。早くしなさい。」
「それにお湯も葉っぱも無いのにどうやってお茶淹れるんだよ。」
「それ位、用意しておきなさい。駄目な下僕ね。」
我侭な奴……
「……玉子焼き。」
「玉子焼きですわ。」
「返すかしらー!」
普段より大人数で騒がしい昼食が過ぎて行く
そう言えば柏葉がまったく喋ってなかったな……
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:04:17.78 ID:+H/gBwXE0
>>208 今日一日の授業も終わり
帰り支度をしていると翠星石が声をかけて来た
「きょ、今日のお弁当は美味かったですか?」
「ああ、美味しかった。ありがとな。」
ちょっと味が薄かったけど、それは云わぬが花って奴だな
「ふん、翠星石が作ってやったんだから美味いに決まってるです。」
「ああ、それより弁当箱洗って返さなくて良かったのか?」
「それくらい、別に気にするなです。」
「そうか、なら良いけど。」
「それよりJUN。明後日の日曜は暇ですか?
まあ、ちび人間のJUNが日曜に予定があるとも思えないけど一様聞いといてやるです。」
「失礼な奴だな。僕だって予定ぐらい……。」
「え!あるんですか!」
「……ありません。」
仮にあったとしてもベジータ達と遊ぶぐらいしか予定は無い
柏葉の部活が休みだったら日用品の買出しに二人で出かけたりすることもあるけど
確か今度の日曜は部活があるって言ってたはず
「わかったです。なら寂しいJUNの為に日曜は翠星石が夕飯を作りに行ってやるです。」
「え、良いよ、別に。」
「遠慮するなです。じゃあ日曜、四時にJUNの家に行くから楽しみに待ってるですよ。それじゃバイバイです。」
「あ!ちょっ!」
言いたい事だけ言って翠星石はさっさと帰って行った
「勝手な奴だな…。まあ良いや。僕も帰るか。」
鞄を持って教室を出る
さて、いつも通り買い物して帰りますか
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:05:27.88 ID:+H/gBwXE0
>>209 いつもの柏葉との夕食
今日はツナサラダと豚の生姜焼き
それにじゃが芋ともずくの味噌汁に白ご飯だ
うん、いつも通り美味い
特にじゃが芋ともずくの味噌汁は僕の好物なのでありがたい
「漬物も食べる?」
「もらう。」
この漬物は柏葉が家で漬けた物を持って来た物だ
両親が長いこと家に居ない僕からすればこの慣れ親しん漬物はお袋の味と言っても良いかも知れない
まあ、作ったのは同い年の女の子だけど…
「ご馳走様。」
「お粗末様。」
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:06:05.08 ID:+H/gBwXE0
>>210 僕が食器を洗っている横で柏葉はお茶を沸かしている
そうだ。日曜の事、言っておかないと
「なー、柏葉?」
「何?桜田君。」
「明後日の日曜日、部活だったよな?」
「うん。お昼までだけど。」
「あー、そうなんだ。」
「うん、だからお昼から買い物付き合ってくれない?」
「ごめん、実はさ。日曜日、翠星石が家に来るらしいんだ。」
「え?」
「何か、晩御飯作りに来てくれるんだって。」
「……そうなんだ。」
「うん、ごめんな。買い物はまた今度な。」
「……わかった。」
「なんか急いで買い足しておかないといけない物あったっけ?」
「ううん。そうじゃないけど……。」
「そうか、じゃあ今度。」
「…うん、また今度。」
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:06:58.30 ID:+H/gBwXE0
>>211 「でも、家に柏葉以外の女子が来るなんて何か緊張するな。」
「そうなんだ……」
「あー柏葉だと全然そんな事無いけどな。やっぱり他の子だと意識しちゃうな。」
「……なんで?」
「やっぱり柏葉は毎日一緒にいるからな。あんまり女の子って気がしないだよなー。」
「……。」
「まあ。そのかわ」
「ごめん。今日は帰るね。」
「え?お茶は?」
「御免なさい。いらない。」
「そうか?」
「それと土曜と日曜。部活で来れそうにないの。御免なさい。」
「え?明日も?」
「うん。じゃあ、さよなら。」
小走りで家を出る柏葉
「何急いでんだろ?変な奴…。」
でも何となく彼女の後姿が気になった
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:07:24.73 ID:+H/gBwXE0
>>212 巴は自室のベットで横になり天井を見ていた
手を掲げる
その手には映画のチケットが二枚
流行のアクション映画で期限は明後日までだ
ある少年の事を考える
何時も一番傍にいた男の子
何時までも一番傍に居れると思っていた男の子
彼の隣には私が居て
私の隣には彼が居る
昔から変わらず
之からも変わらない
そんな関係だと思っていた
でも……
「ばか。」
一言呟くと目を閉じた
このまま寝てしまおう
明日は普段よりゆっくり出来る
だって起こしに行かなくて良いんだから……
おさななじみなふたり 第三話 了
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:08:33.88 ID:XmNbveUx0
このニブチンがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁl−−−−−−−−−−−−−!!!!!!!!!!!!!!
巴を泣かすんじゃneeeeeeeeeeeeeeee!
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:09:22.68 ID:+H/gBwXE0
とりあえず三話終了
なんかやっと巴にライトが当たった気がする…
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:11:08.58 ID:P0ZOgEJr0
JUMの鈍感さはすごいですね><
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:14:01.26 ID:+H/gBwXE0
次は四話じゃなくて2.5話みたいな番外編が入る予定
しかしJUNをニブチンにしたの誰だよ!
話が進まないんだよ!
このキャラ書きずらいんだよ
作者出てこい!
あ、おれか
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:15:32.95 ID:0ZHyioY6O
Juuuuun!!お前って奴は!11!!
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:18:11.35 ID:+H/gBwXE0
わーJUN大人気
まあそのうち変わると思います
…たぶん
……きっと
………もしかしたら
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:33:50.84 ID:0ZHyioY6O
保守
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:36:36.52 ID:2IASFdu90
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:40:40.37 ID:EuelAFEI0
巴が泣きそうになったら自分がでていってJUMをやっつける
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:41:51.99 ID:KX51IkO6O
保守
224 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/03/07(火) 17:46:54.15 ID:9ybHRc3u0
でも、翠星石もいいな…と思ってしまった。やっぱり巴かね。
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 17:49:55.81 ID:2IASFdu90
それに最近翠分過多だからな。
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:01:13.68 ID:0ZHyioY6O
人間の体は自然と自分の不足しているものを求めるのだね。保守
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:09:16.80 ID:VKaBGL7D0
ヘリコプターの逆風とかで上着の裾の部分がはためいてたり、
突風でスカートの裾片手で抑えたり、その反対側の手で髪を抑えてたり、
その時風の中で髪が弄ばれてたり、またその時片目瞑ってたりする絵がとてつもなく壺なんだが、
誰か書いて。
つか同属おるんかな?
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:10:51.05 ID:rMaZz597O
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:11:57.41 ID:EY7wnJWTO
今北 ノ
>>225 最近翠×Jを書き始めてたんだかちょっと萎えた
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:13:38.06 ID:/X5+Y3Pt0
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:16:09.74 ID:28MF1Ver0
>>227 銀スレに近い奴投げたから
ペン入れし直してくる
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:19:16.73 ID:5LGc0s4sO
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:20:36.70 ID:5LGc0s4sO
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:20:39.98 ID:KX51IkO6O
保守
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:20:46.00 ID:2IASFdu90
>>230 へんなこと書いて悪かったな。翠話は面白いし読みでもあると思う。
だが、タイトル決めかねてたら翠星石とかそういうのが多いんだ。
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:25:06.11 ID:5LGc0s4sO
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:26:56.86 ID:VKaBGL7D0
どうでもいいけど俺ID ヴァカ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:28:57.81 ID:SOunsxZd0
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:38:22.87 ID:eZGiUtvf0
保守
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:44:33.51 ID:5LGc0s4sO
翠「保守される事無く放置されたスレの辿る運命を知ってるですか?チビ苺」
ひな「うゅー、ヒナ知らないの。どうなるの?」
翠「寂れたスレには悪魔がやってきて、その存在ごとこの世から抹消されてしまうです!!!その時にスレの発する憎悪は保守せずにROMっていた奴に向かうです。そいつはスレと同じように……」
ひな「…お、同じように?」
翠「ぐぁばぁぁぁっと、存在ごと消え失せてしまうですぅ(はぁと。せいぜい気を付けるですよチビ苺♪」
ひな「あ、悪魔、スレッド可愛そうなの〜(ガクガクブルブル」
ひな「み、みんなも気を付けるの!悪魔に食べられてしまうのよ」
翠「それでは、チビ苺!」
ひな「うぃ」
翠&ひな「保守ですぅ!/保守なのー!」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:52:30.72 ID:EY7wnJWTO
眠い保守
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 18:58:16.09 ID:VKaBGL7D0
久し振りにやるか。名前変換ドリーム小説の奴。
スピードではないからそこらへんご了承お願いします。しかし早くうp出来るようにはするつもり。
では 先着一名ッ
夏場のアスファルトより熱いのを頂戴ッ
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:01:15.17 ID:yGdLyyUz0
蒼星石
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:01:16.19 ID:Hfz4sr8E0
しょげてる蒼姉を立直らせるためにイロイロでどうか
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:01:31.49 ID:D6R+IDnK0
真紅おね
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:01:57.46 ID:EY7wnJWTO
銀様 ポーション飲む
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:03:28.62 ID:VKaBGL7D0
>>244 蒼星石な、了解しました少々お待ちください。
30分で帰還しなかったら9時ぐらいになるかも。
>>245-245 一秒差。
残念、またの機会に!www
タイムキーパー、出来るかどうかはわからないけれどもしいらっしゃったら今から30分で。
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:04:51.73 ID:Hfz4sr8E0
オウシットorz
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:06:25.27 ID:VKaBGL7D0
>>247 ポーションは今日買ってくる予定。飲んだら個人的な恨み辛みでやるかもしれないwww
不味い不味い各所で言われてるからなぁ…怖いもの見たさ。
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:06:50.80 ID:yGdLyyUz0
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:10:03.68 ID:oqpMDAtm0
あぁ、なんて自分は運が悪いんだろう、と蒼星石は心の底から思っていた。
「なんで僕が」
「いいじゃなぁい。それより、作ってくれた?」
「はぁ・・・はい、サッカーボール型爆弾。扱いには注意してね」
「??どうやって使うの?」
「目標に投げつけて、このリモコンのスイッチを押すだけ。人のいるところで使っちゃだめだよ」
「うん、ありがとぉ。それじゃあね。これで真紅もお終いよぉ!」
去って行く水銀燈を尻目に、蒼星石はもう一度大きなため息をついた。
「しーんーくー!遊びましょ」
「うるさいわね、大声出さなくても聞こえてるのだわ」
「ねぇ、ドッジボールしない?」
「サッカーボールで?悪いけどいま忙しいのだわ」
「はぁい、ぱーす!」
「きゃ!もう、仕方のない子ね・・・」
ボールを真紅に投げた後、水銀燈はいそいそとリモコンを取り出した。
「えぇっと、なんだったかしら・・・あ、そうそうスイッチを・・・」
「水銀燈!投げたわよ!ちゃんと見てないと危ないわ!」
「ちょっと静かにしてぇ・・・わかってるわボールくらい・・・機械って苦手なのよぉ」
どうも機械の扱いは苦手なようで、水銀燈は手元に集中したまま、ちらっとだけ真紅のほうを見た。
そのままパシッ、とボールを受け取り、ポチッ、とリモコンのスイッチを押した。
ドーン!と大きな音を立て、サッカーボールが爆炎と煙をあげた。
「水銀燈!!なんでサッカーボールが・・・」
しばらくして煙が晴れ、大の字で倒れる水銀燈の姿があらわれた。
「けほっ・・・やるわね真紅ぅ・・・」
「アフロで済んだからよかったものの・・・まさか!?水銀燈、私を守って・・・」
あぁわかった、アホなんだこいつ。しかし、本当にアホなのは真紅だけだろうか。
一瞬そう思ったが、水銀燈はすぐに考えを打ち消した。だって、なんか悔しいから。
一方そのころ蒼星石は、爆弾の威力を上げておけば平和になったんじゃ、とかそんなことを考えていた。
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:20:28.39 ID:YrzGA05+0
保守
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:25:00.56 ID:VKaBGL7D0
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:27:40.68 ID:Hfz4sr8E0
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:28:44.23 ID:D6R+IDnK0
>>254 安西先生・・・・読めません・・・・・・・
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:29:22.25 ID:VKaBGL7D0
>>256 こっちの編集ミスです……
もう多分大丈夫……
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:30:25.70 ID:D6R+IDnK0
>>257 再読み込みで読めました。
GJ!!です。
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:35:10.51 ID:VKaBGL7D0
更新ボタンちょくちょく押すと、名前変換ドリーム小説が試行錯誤してるのが垣間見えてニヤニヤできますよ。と。
大体左のスペース、これぐらい空けたほうが見やすい?
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:36:40.99 ID:bIxjKc1j0
スピード小説ktkr!!!
そして
>>252 地味にワロタw
銀様が馬鹿キャラとはwww
ところで、一昨日に勉強会の序章書いて続きまだ書いてないばか者だけど、
需要ある?
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:40:40.73 ID:D6R+IDnK0
>>259 そうですねww
とりあえず掲載したので
再編集お願いします。
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:41:57.90 ID:EY7wnJWTO
需要あるあるwwwwwwwwwwww
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:43:57.53 ID:jo64QG0l0
>>247 俺今ポーション飲んでる、
うはwwwwwww青色一号うめぇwwwwwwwwww
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:45:01.31 ID:VKaBGL7D0
>>261 了解、ありがとう御座いました。
業務連絡【余裕があれば今日の9時ごろに亀スピード勝負やるかも知れない。
ほぼ固定客でしょうがwwwいや、ありがたい事です。本当に】
この蒼星石ものの受けは悪いだろうなぁ…
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:45:51.56 ID:VKaBGL7D0
>>260 無いはずが無いなんて絶対言わないんだから…!
あるあるww
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:47:49.80 ID:KX51IkO6O
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:48:24.16 ID:bIxjKc1j0
よし、ドリーム小説の人があるなんて言ってくるなら書くしかねぇw
9時から書き始めまつノシ
ポーションのんで脳汁しぼるぜ。
ホラーか感動かリクたのむぜ
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:49:05.23 ID:EY7wnJWTO
ホラー
ポーション飲んだら
ゾンビー
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:50:32.62 ID:jo64QG0l0
>>268 ホラー希望
ポーション3本目、発癌性がある?
うはwwwwwwwしらねwwwwwwww飲みまくるwwwww
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:50:58.23 ID:D6R+IDnK0
おし、じゃひさびさにホラーだぜ。
期末テスツ? 聞こえないぜ。
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 19:52:52.29 ID:28MF1Ver0
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:00:23.04 ID:gpxFU8Ld0
ほしゅ
>>273 うはwwwwwおkwwwww
GJ!モエスwwwww
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:00:25.23 ID:D6R+IDnK0
>>273 ちょwwwwwwktkr
GJ!!!!!!
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:00:30.66 ID:bIxjKc1j0
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:02:32.17 ID:/X5+Y3Pt0
>>273 銀様にはセーラーとニーソがよく似合うと私は思う。
テラGJ!!!!
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:03:55.93 ID:fIVp5uVlO
銀「ポーション、とってるぅ?」
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:17:28.93 ID:EY7wnJWTO
>>273 俺の心にクリティカルヒットwwwwwwwwwwww
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:23:21.12 ID:jo64QG0l0
乳酸菌+ポーション=銀様飲料
こ れ は 売 れ る
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:25:56.14 ID:D6R+IDnK0
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:27:13.31 ID:jo64QG0l0
>>282 すまんwwwwwwwwポーション近くに売ってないし
すでにすべて飲み干したwwwwwwwwwうぇwwwwww
誰かよろしく
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:28:04.32 ID:ZcElxazh0
よろしく↓
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:29:46.71 ID:jo64QG0l0
アマゾンで予約して作ってみるかな(´・ω・`)
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:34:37.73 ID:D6R+IDnK0
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:42:34.99 ID:oqpMDAtm0
「ホワイトデーよぉ」
3月14日、水銀燈のテンションはいつも以上に高かった。
「もう参っちゃうわぁ。あげてもないのにこんなにお菓子もらっちゃったぁ。2桁よ2桁!」
真紅は読んでいた本を閉じ、少し自慢げに、それでいて冷静に言った。
「私は3桁だったわ。ついでに翠星石は4桁ですって」
はしゃいでいた水銀燈の動きが、ビタッ、と止まった。
「わかったら静かにしてくれる?落ち着いて本も読めないわ」
「ねぇ、どうしたらいいかしら。いいアイデアない、ばらしー?」
水銀燈は薔薇水晶のところへ相談にきていた。
「真紅たちを、どうしたいの水銀燈」
「ものっそいいたずらで苦しめて、あわよくば死んで欲しい」
「じゃあ、二人で協力してチョコを作ろう。そして中に毒を仕込もう」
「それだわばらしー!!・・・でもなんで一緒に?」
「水銀燈一人に毒を渡したら、うっかり飲んで死んじゃいそう・・・」
毒チョコ作りが開始した。
「できたわぁ!我ながらいい出来、味見は必要ないかしらぁ?」
「いや、毒が・・・」
水銀燈はボケでも始まっているのではないだろうか。薔薇水晶は本気で思った。
「それじゃあ、ありがとうねばらしー。ちょっとぶち殺してくるわぁ」
いってらっしゃーいと手を振った後、薔薇水晶はこっそり後をつけた。
「ほら食べて真紅。私からもチョコをプレゼントよぉ」
「あ、怪しすぎるのだわ・・・ドクロ型って・・・」
「(あぁ水銀燈、だからドクロはやめようって言ったのに。「だって毒だもの」て。)」
「・・・まぁいただくのだわ。ありがとう水銀燈」
そう言うと真紅はドクロを受け取って後ろを向き、削って少し形を変えると水銀燈の前に差し出した。
「はい、これはほんのお礼なのだわ水銀燈」
「(いや、うけとっちゃだめだよ水銀燈。わーいじゃなくて、見てればわかるでしょ。あ、あー・・・帰ろう)」
薔薇水晶は見なかったことにして踵を返した。後ろでパタリと倒れる音がしたから、十字を切って帰宅した。
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:44:21.49 ID:D6R+IDnK0
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:45:22.14 ID:jo64QG0l0
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:54:54.61 ID:kd2fpvfVO
>>215 凄い亀だけどこの展開>>巴ヒロイン>>翠星石カワイソス>>俺発狂のフラグな気がしてしょうがないww
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:55:59.34 ID:28MF1Ver0
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 20:57:24.61 ID:sFPSxy7o0
293 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/03/07(火) 20:59:12.53 ID:9ybHRc3u0
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:00:28.06 ID:kd2fpvfVO
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:00:30.41 ID:S/HgT1Id0
>>291 凄く巧いっ!!
脊髄反射で保存した。ぜひ、また来て欲しい。
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:00:56.10 ID:5LGc0s4sO
「終わったぁー!手応えあり!!」
僕、桜田ジュン。第一志望の県立○△高校の入試がたった今終わったんだ!
(今日から遊ぶぞ〜♪まずは久しぶりの通販やって〜)
ドンッ ドザー
「いってぇ…」
誰かがぶつかってきた。その拍子に互いのカバンの中身が地面に散らばる。
「うわっ、カバンの中身がっ!おい前むいて歩け…ってあれ!?」
「ご、ごめんなさいですぅ…っ」
(うわっ、綺麗な瞳…しかも可愛い…)
彼女の瞳は左右で色が違い、栗色の長い髪によく映えて見えた。
「す、すぐに拾うですから!」
「いや…こちらこそ、きみは大丈夫?」
「だ、だ大丈夫ですから、あの、その、ぶつかってごめんなさいですぅ!」
彼女はそう言うと、立ち上がって走り去ってしまった。
(ガーン、びびらせちゃった?名前きけばよかった…たぶん同じ高校受けたんだよな?入学したら会えるかなー…)
「ただいまー」
「あら、お帰りジュンくん!入試どうだった?」
「まぁまぁかな、落ちることはないと思うよ」
「あらぁ、おねぇちゃん嬉しいわ。ジュンくんと同じ高校に通えるんですもの。今晩はお赤飯ね!」
「何で赤飯なんだよ、しかも気が早い」
一応突っ込んどく
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:01:32.83 ID:kd2fpvfVO
>>291 銀様〜ポーションはやめといたほうが・・・・
絵うまいなGJ
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:02:31.68 ID:5LGc0s4sO
桜田家は海外にいる両親、ねぇちゃん(名前はのり)そして僕の四人家族だ。いつもいない両親に代わり、家事など身の回りのことはねぇちゃんがしてくれる。
「いつもの花丸ハンバーグでいいよ」
そう伝えて僕は二階の自室にあがる。机の上には封筒が置いてあった。
「真剣ゼミ?受験終わったばかりだし関係ないや。」
そして夕食後
「じゅんくん?」
「んっ?なに?」
「ジュンくんは将来どうするか決めてるぅ?」
「将来かー…まだ決めてないよ。それに受験終わったばっかだし、入学までは楽にしてたいし。もちろん入学したら勉強するつもりだよ」
「そっかー。ジュンくん中学では成績よかったしねぇ。でも入学式からでいいやぁておもってたら、あっという間に周りから取り残されるわよ!同じぐらいのレベルの人が集まるんだから。」
「そ、そう言うもんなの?」
「そうよー!甘く見てたら痛い目に会うんだから!この春休みが勝負よ、ジュンくん!まずは中学3年間の復習と、高校での勉強法を身につけることから始めなさい」
「わかったよ、でもそんなに沢山、二週間そこらで出来るもんなの?」
「ふっふっふ、そこで秘密兵器よ。」
そう言って姉は何かを取り出す。
「ジャーン!真剣ゼミよ!!おねぇちゃんもお世話になったわぁ。」
(あっ、さっきの封筒…)
「どうかしらジュンくん?これなら五教科の復習が、一日60分×7日で出来てしまうのよぅ!それに続ければ大学に合格する力もつくんだから。やりたいことも自然と見つかるわよぅ」
(そっか、そうだよな、大学入ってからでも遅くないよな…よしっ!)
「ねぇちゃん俺やるよ!!」
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:02:35.60 ID:kd2fpvfVO
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:02:37.77 ID:D6R+IDnK0
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:04:33.90 ID:oqpMDAtm0
進研ゼミ漫画wwwww
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:06:43.03 ID:5LGc0s4sO
数日後
今日は発表の日だ。ゼミも昨日とどいた。あとは受かるだけだ!十時の鐘と同時に掲示板が張り出される。
希望を胸に掲示板を覗く…
(186…187…189…189…191…んっ?186…187…189…189…191…えっ!?まじっ!?俺の番号ねぇー!!!!)
ど、どうしよう。滑り止めなんて受けてないよ…。
僕は帰りの電車に突っ込んだ…
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:07:52.33 ID:D6R+IDnK0
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:10:43.49 ID:23+z5KAt0
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:11:57.16 ID:oqpMDAtm0
))302
あれ?終わり?
突っ込んだって「ここで落ちるのかよ!」とかそういうあれじゃなくて?
あ、落ちたのとオチがかかってる?
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:14:12.19 ID:kd2fpvfVO
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:19:19.26 ID:jo64QG0l0
>>302 まさに俺だなwwwwwwwwワロッシュwwwwwwwwww
(´;ω;`)
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:23:12.65 ID:kd2fpvfVO
>>307 翠「生きてたら良いことあるですよ・・え、あ、いやおめぇの心配なんてしししてねぇですよ!?自惚れるなコンチクショーです」
蒼「素直じゃないな〜」
翠「なんか言ったですか?」
蒼「なんにも」
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:23:25.54 ID:5LGc0s4sO
ごめんなさい、ごめんなさい・゚・(ノД`)・゚・。
途中まで調子よかったんだけど、失速し、これでいいかと思い書いてしまった…
翠分期待してたひと、他人事じゃねぇと冷や汗かいた人、本当にスマンカッタ
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:23:28.28 ID:MOHgyhNu0
だ、誰か…。
>>302のJUMに救いの手を差し伸べてくれる勇者はおらんのか?
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:24:09.90 ID:S/HgT1Id0
>>302 電車に突っ込んだって、まさか飛び込み自さ・・・うわなにするasxd@ふじこ
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:25:13.66 ID:23+z5KAt0
>>310 予備校で翠星石とばったりとか?それはそれで翠が可哀相ではあるが
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:25:27.78 ID:o2AKj0ul0
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:26:56.53 ID:fIVp5uVlO
あの後桜田邸にJUNの補欠合格の連絡があったそうな
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:27:22.28 ID:23+z5KAt0
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:27:39.56 ID:fIVp5uVlO
翠も、もちろん受かってたり
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:28:14.86 ID:kc3fRhIT0
>今日は発表の日だ。ゼミも昨日とどいた。
正直これだけの日数で合格したら苦労しないのにwwww
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:29:18.91 ID:kd2fpvfVO
>>302 僕は引き込もった
だけど引きこもりはじめてから3日目
の「じゅじゅんくん〜!!!」
うるさい海苔だ・・・ジ「うるさい!!静かにしてくれ」
の「いいいま学校から電話きてジュン君補欠合格したそうよ!」
ジ「ちょwまじで?」
の「お姉ちゃんうそいわないわよ」
ジ「生きてればいいことあるな〜」
・・・・・・なにこれ?
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:31:24.68 ID:DoaOx7qL0
真紅の手によって、金持ち学校に強制編入させられるんじゃね?
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:32:03.84 ID:jo64QG0l0
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:32:19.68 ID:kd2fpvfVO
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:32:31.50 ID:oqpMDAtm0
>>302 駅のホームで、涙を流す少女を見つけた。
あぁ、あの子も落ちたのかな。
ん?あの子って・・・
「きみ、あの時の・・・キミも」
「泣いてなんかねーですよ!」
「いや、まだ何も・・・」
「あんな高校、こっちから願い下げです!!ぐすっ・・・」
なんか、よくわからんけど、放っておけなかった。
「一緒に、海とか見に行かない?」
「・・・?な、何を突然・・・というか誰ですかですぅ」
しまった、と思った。
ちょっと廊下でぶつかっだけ、お互い名前も知らない。
慣れなれしくしすぎたな。
「いいですよ、もうなんでもやってやるです」
意外な返事にびっくりしたが、とりあえず平然を装った。
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:33:36.23 ID:kd2fpvfVO
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:36:13.50 ID:kd2fpvfVO
>>320 滑る止めはうけたか?受けてないなら2次募集のためにもう勉強せい
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:37:42.34 ID:dvKHg5O/0
>>302 電車に突っ込もうとしたら、誰かに背中をつかまれた。
あの日ばったり逢った、女の子だった。
翠「あぶねぇーです!落ちたらどうするですか!?」
ジュン「……良いんだよ、僕はもうダメだ」
翠「もしかして、受験に落ちたんですか?」
ジュン「ああ、そうだよ…。クソ!」
僕がそう言うと、いきなり殴られた。しかも、すごい強さで。
僕は思わず、倒れこんだ。
翠「何を落ち込んでるですか!受け入れろです!」
ジュン「じゃあ、ニートになれと?」
翠「本当に頭の悪い奴ですね。浪人して、もう一度やれば良いんです」
ジュン「で、でも高校浪人なんて……」
翠「恥ずかしがるなです!私が、教えてやるから立ち直れです!」
そう言うと彼女は、僕の手を取ってくれた。
ジュン「ねえ、君の名前は?」
翠「私は翠星石です」
ジュン「……僕は、ジュン…」
こうして、僕は彼女ともう一度逢えた。そして、また歩き出すんだ。
あきらめたら、負けだ。もう一度、受験という戦いに挑むんだ。
彼女と一緒なら、今度は…勝てる気がするんだ……。
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:38:34.20 ID:o2AKj0ul0
翠星石だけはガチ
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:38:47.66 ID:D6R+IDnK0
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:42:17.73 ID:kd2fpvfVO
>>325 ・・・落ちた方がよかったんじゃね?翠星石とマンツーマンいいなぁ
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:43:20.19 ID:5LGc0s4sO
>>325 綺麗にまとまった!!
サンクス(`・ω・´)
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:45:20.02 ID:kd2fpvfVO
翠星石書きたくなった、ネタボシュウ(できるだけ短くできそうなやつ
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:45:45.71 ID:D6R+IDnK0
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:47:01.21 ID:kd2fpvfVO
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:47:39.82 ID:D6R+IDnK0
wktk
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:48:33.09 ID:oqpMDAtm0
あぁもうなんか
>>322の続きを投下する空気じゃないな。
よし、投下しよう。
海に向かう途中はずっとうつむいていたが、到着すると少しだけ元気を取り戻したようだった。
夕方、二人で砂浜を・・・なかなか悪くないシチュエーションだと思った。
まだ寒いからだろう、砂浜には僕ら以外誰もいなかった。
彼女は突然歩く足をぴたりと止め、海に向きなおす。
「ばっかやろーですぅ!!!」
うるさいと思うよりも先に、よく通る素敵な声だと思った。
「ふふ、一度海に向かって叫んでみたかったですぅ」
そういって彼女は、今日始めての笑顔を見せてくれた。
「海にばかやろーなんて言うやつ、噂には聞いてたけど実物は始めてみたよ」
皮肉っぽいことを言いながらも、僕は夕日を浴びる少女に釘付けだった。
「・・・あなた、名前は?」
「え、あ・・・桜田、ジュン」
「ジュンくん、今日はどうもありがとうですぅ。ちょっとだけ、元気がでたです」
「ん、いや、僕も来たかったし・・・君の、名前は?」
海からこちらへ振り返り、彼女は微笑みながら言った。
「翠星石、やがて人類を支配する者ですぅ」
あ、電波だこいつ。なんか台無しな気分だった。
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:49:24.06 ID:ly9M5JEuO
同じことの繰り返しw
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:51:03.47 ID:5LGc0s4sO
本当台無しだよwww
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:53:47.96 ID:ZcElxazh0
>>302 ガバッ
J「・・・・・・・・・・・・・・夢?」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:55:00.66 ID:S/HgT1Id0
>>302 ならば、これで綺麗に締めくく・・・れるかな?
重い足を引きずるように帰った僕に、姉ちゃんは何も訊かなかった。
そりゃあ、こんなシケた面してれば、落ちたって事ぐらい誰にだって判るよな。
はぁ……気が重い。なんにもする気になれず、ベッドに倒れ込んだ。
このまま眠りに就いて、目が覚めたら合格発表前に戻れてたらいいのにな。
それから、どれだけ眠ってたか分からない。
窓の外は、既に真っ暗だった。
「……気晴らしに、ネット通販でもすっか」
部屋の明かりを点けて、パソコンのスイッチを押したとき、
机の上に見慣れないハガキが載せられている事に気付いた。
「これって……受験票じゃないか」
私立薔薇学園高等学校、入学試験票。
こんな高校の願書を書いた憶えはない。その筆跡は、よく見れば姉ちゃんのものだった。
「そう言えば…………最近、姉ちゃんバイトしてたっけ。あれって、まさか――」
この受験料を稼ぐために? 無駄になるかも知れないって、思わなかったのかよ!
「姉ちゃん……なんで、そんなにバカなんだよ……僕なんかの為に、こんなっ!」
涙で滲む目を擦って確認した受験日は、明後日。
もう少し、頑張ってみよう。僕はパソコンの電源を切って、受験勉強を始めた。
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:58:31.03 ID:5LGc0s4sO
>>338 すばらしい!
俺が腑甲斐ないばかり、ストーリーがタコ足のごとく広がったが、まぁこの形態も悪くないかな?
結果オーライ♪
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:58:55.00 ID:D6R+IDnK0
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:58:55.04 ID:0ZHyioY6O
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 21:59:10.16 ID:hViyswci0
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:00:09.90 ID:fIVp5uVlO
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:04:35.95 ID:kd2fpvfVO
翠「ジュンお弁当創ってきたですよ、一緒に食べるです」
ジ「あ〜と俺べ
翠「んなもん知らねぇです、さっさといくです」
ジ「(すまんべ、僕は翠にはさからえないんだ)」
屋上
翠「じゃ〜んどうです?翠星石の自信作ですよ〜」
ジ「お、なかなか旨そうだな、いただきま〜す」
食べ始めようとするジュン
翠「ま、まつです、翠星石が食べさせてやるです(///)」
ジ「え、いいよ〜恥ずかしいし」
翠「いいから口を開けるです!はい、あ〜んするです(///)」
ジ「しょうがないな〜あ〜ん(///)ムグムグうまい!」
翠「当たり前です!この翠星石が創ったんですから!」
ジ「流石〜(なんか字がおかしいけど・・・)」翠「えっと・・・その・・す、翠星石にも、その・・・(///)」
ジ「?・・!わかったよwはい、あ〜んw」
翠「あ〜ん(///)」
真「またやってるのね・・・」
金「殺意が芽生えたかしら!」
水「ほぉんとおばかさぁんたちねぇ・・(ジュン・・・)」
蒼「僕の翠星石を・・・ヌッコロス###」
薔「・・・ジュン・・」
雛「うにゅ〜」
雪「うま〜」
ラ「たべないで〜!!」
平和だね〜
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:05:26.42 ID:5LGc0s4sO
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:07:06.11 ID:kd2fpvfVO
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:07:45.49 ID:D6R+IDnK0
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:08:02.58 ID:hViyswci0
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:09:23.54 ID:kd2fpvfVO
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:14:05.43 ID:/X5+Y3Pt0
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:14:42.99 ID:gU50ECq50
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:15:18.31 ID:D6R+IDnK0
>>350 ちょwwwww俺の理性テラヤッバスwwwww
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:16:24.11 ID:0ZHyioY6O
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:18:04.96 ID:kd2fpvfVO
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:18:39.00 ID:hViyswci0
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:24:12.63 ID:0ZHyioY6O
保
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:28:40.50 ID:sFPSxy7o0
坂
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:32:25.53 ID:/X5+Y3Pt0
>>351-356 レスサンクス
俺ラフ書いてるとき軽くおっkくぁwせdrftgyふじこlp;@:
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:37:37.79 ID:0ZHyioY6O
保
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:43:08.05 ID:dWYXYR3Q0
守
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:45:03.79 ID:5LGc0s4sO
思い起こせば3年前…
初めての挫折、彼女との劇的な出会い、そして姉の優しさ…
この日新しい桜田ジュンが生まれたのかもしれない。
姉の優しさに触れてから試験までの二日、僕は必死に勉強した。もちろん先生は翠星石だ。あの拳はとても響いたもの
彼女のおかげだろう。僕は見事に合格した。
「おめでとうですぅ、ジュン!」
「翠星石のおかげだよ。」
「これで同じ学校に通えるですね♪」
「へっ?」
「だーかーらー、これで同じ学校に通えるですねと言ってるですぅ!」
あとで聞いた話によると、彼女は七人兄弟の三女でとても人見知り、だからあの日の試験は慣れるために受けたそうだ。もともと薔薇学の中等部に在席していて、そのまま高等部に進学することにしていたそうだ。
彼女と過ごす3年間はあっという間に過ぎてしまった。
それでも振り替えればとても有意義な3年だった。
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:46:25.09 ID:5LGc0s4sO
そんな僕も明日からは大学生。
薔薇学で知り合った翠星石の姉妹達も一緒だ。
きっと今日からの四年間は一生の宝になるだろう、そんな気がする。
「なぁ〜ににやにやしてるです、いやらしいことでも考えてるですか?♪」
「翠星石…」
「?」
「ありがと」
「へっ?」
「ありがとな!」
「?なっ!い、いきなりどうしたです?変なジュンですぅ」
そう言う彼女の顔にはどことなく優しさが広がっていた
そう、人は変われる
姉と彼女が変えてくれた
姉は優しさを、彼女は勇気を…
ねぇさん、やりたいことが見つかった気がするよ
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:47:01.49 ID:kd2fpvfVO
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:50:34.70 ID:hViyswci0
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:51:18.13 ID:5LGc0s4sO
>>362-363これで完結させてください><
僕は甘ーい話を書くのが無理みたい・゚・(ノДヽ)・゚・。
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:52:20.72 ID:kd2fpvfVO
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:52:59.02 ID:hViyswci0
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:53:23.00 ID:kd2fpvfVO
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 22:59:48.14 ID:eq+4l/PV0
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:02:26.20 ID:D6R+IDnK0
>>370 乙。
もしアレならSSにして1投下汁www
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:02:53.46 ID:kd2fpvfVO
色がwww
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:07:32.60 ID:0ZHyioY6O
保
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:08:38.83 ID:dl7zDlaI0
妖怪物語な話の番外編のような短編を…まだ途中までですが、投下します。
注:前までの話はまだ言い訳出来るレベルでしたが、今回のは言い訳できないレベルで百合の可能性が高いので
苦手な方はご注意ください。
前までの話は…タイトルがいまだ未定なので決まった時点でWikiにUPしますorz
タイトル決定は苦手だってば…
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:10:57.47 ID:/X5+Y3Pt0
>>365 銀様スク水ktkr!!
帽子に萌える俺
>>370 その飲み物に名前をつけるとしたらなんだ?
ポーション+ヤクルトだったらポークルトとか、俺何こんなこと真面目に考えてんだ…
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:11:27.67 ID:kd2fpvfVO
だからアン(ry
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:12:02.37 ID:hViyswci0
wktk
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:12:40.89 ID:28MF1Ver0
>>370 ::::::::::::::::::: ::..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r_‐、_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::: ::..::::::::::::::::::::::::::::::::::::_, -ー::L._.」‐-、` 、:::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::: ::..::::::::::::::::::::::::::::::::/‐ '´ ̄ ̄ ̄`¨ヽ:::丶ヽ:::::::::::::::::::...::::
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::::::...゜ . .::::::::: 丶、._  ̄ ___/ / l........ ..::::
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:.... . ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:( )ゝ ( )ゝ( )ゝ( )ゝ無茶しやがって… ..........
.... i⌒ / i⌒ / i⌒ / i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
.. 三 | 三 | 三 | 三 | ... ............. ........... . .....
... ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:13:25.86 ID:dl7zDlaI0
あらすじ…というか、設定解説。話は以前のものとは別のお話というくくりであるものの、
特殊な設定が多いので、そろそろ必要であると思い付記します。
このお話は、機械や鉄砲が存在せず、
八百万の神々、そして森の生き物や妖怪達が、まだ人々にとってとても身近であった頃の物語。
年齢的にはまだ子供である翠と蒼の双子の姉妹は、
森の神であるという二匹の白い片目の狼、雪華綺晶、薔薇水晶の二人の女性に
故あって拾われて、一緒に生活することになりました。
そして3年の歳が流れ、双子達自身も満月の晩の不思議な出来事以来狼になる力を得て、
居候から、二人の娘という関係になった…
今回のお話は、それから少し季節が流れた頃にあった、一つの事件のお話です。
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:13:46.85 ID:kd2fpvfVO
ハイポーションかな?緑だしw
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:14:32.46 ID:fIVp5uVlO
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:14:37.35 ID:S/HgT1Id0
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:14:44.49 ID:hViyswci0
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:14:49.33 ID:dl7zDlaI0
>>379 秋も深まり、冬も近づく今日この頃。
森に暮らす動物達にも、恋の季節が訪れます。
彼らは一体この時期を、如何にして過ごしているのでしょうか…
「…と言っても、私達ほど歳をとってしまうと、
もう、悟ってしまうと言いますか…あまり関係なくなってしまうのですけれどね。」
まるで動物番組のナレーションのような台詞を考えながら、
お社の縁側に座って呟く白い着物の女性、雪華綺晶。
眺める先は、元境内の…今は枯葉に埋もれて石畳などまったく見えない小さな広場。
特に何かがあって眺めているわけではなくて、
ただ暇であったからぼーっと枯葉が舞う様を眺めて居ただけだ。
そんな彼女の後ろの扉を開けて、薄紫の着物をまとう薔薇水晶が現れる。
「…ううん、私にはまだ関係がある…」
「ああ、時期にかこつけて甘えに行くのね。いってらっしゃい」
さり気に身も蓋も無いことを言われたが、そんな双子の姉の言葉を気にすることも無く。
彼女はブイサインをして狼の姿に変わり、風のように駆け去った。
それを見送り、再び暇そうに頬杖をつく。
「はぁ。暇ですわ…」
けだるげに欠伸をした所で、がさがさと枯葉を踏み分けて近づいてくる足音が二つ。
比較的軽いこの足音は、聞きなれた二人のものだ。
「ただいまです!柿を見つけたけど渋柿だったです。食えたもんじゃねえですよ…」
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:15:44.82 ID:dl7zDlaI0
>>384 最初にしかめっ面で森から現れたのは双子の姉の方である翠。
「ちゃんと確かめずにかぶりつくからだよ…干し柿にしたら食べられるから取って来たよ」
その後を、袋を担いで上ってきたのは妹の蒼。
どちらかといえば妹の方がしっかりしているこの双子の姉妹は、
雪華綺晶と、薔薇水晶の義理の娘達である。
義理とはいえやはり子供となると可愛いもので、
しっかりものの子供達だが何かあればつい世話を焼いてしまうのだった。
「おかえりなさい。そうね、柿は皮をむいて吊るしましょう」
話し相手も出来て、やることも出来て、やっと暇から解放される。
雪華綺晶は立ち上がり、社の裏手にある炊事場まで歩いていく。
蒼と翠が袋を持ってついてきた。
柿は川で一度洗ってきたとのことだったので、そのまま3人で小刀を使って皮をむきはじめる。
「そういえば、薔薇水晶はどうしたですか?」
剥いている最中に、そんな事を聞かれた。
ちなみに薔薇水晶はお母さんと呼ばれるのが何故か不服らしく、呼び捨てもしくはお姉さんと呼べ!
とか言っていたので…素直に呼び捨てになっている。
「ああ…薔薇ちゃんはこの時期だから、しばらくお出かけするそうですわ」
「「時期?」」
二人の声が不思議そうにハモる。案の定、意味は分からなかったようだ。
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:16:30.46 ID:dl7zDlaI0
>>385 「まあ、そうねえ。冬が近いと何かと寂しくなるものなのよ。生き物は」
にっこりと微笑んでごまかしておく。この子達にはまだ早い気もするし。
二人は釈然としない表情ながらも納得はしてくれたらしい。
その時は、話題はそこまでだった。
その夜のこと。翠は布団の中でもぞもぞと動き回る。
外に出て用を足したいのだけれど、中々布団から出られない。
そろそろ冬も近い今の時期、夜中は特に冷えるのだ。
だからといって、このまま我慢しておねしょをしたなんてことになれば目も当てられない。
姉としての威厳というかなんというか。恥ずかしい事この上ないし。
仕方なく、えいやっと勢いをつけて起き上がる。…寒い。本当に寒い。
布団の中の暖かさがあっという間に逃げていく。
けれど…行かないわけにも。
翠は、このまま布団の中に戻りたい気持ちを押して、何とか布団から這い出て外へと向かう。
しばらくして、そっと扉を開けて戻ってきた。中に出来る限り風が吹き込まないように気をつけて、
布団の元へ急いで戻る。洗った手が氷のように冷えて、本当に凍えてしまいそうだ。
早く布団に。そう思って手を入れてみるものの…
夢も希望も無い事に、あの短時間空けただけで布団は再び冷え切ってしまっていた。
これじゃ寝ようにも寝られやしない…そう考えた翠は、ふと隣の布団で眠る妹の姿を見る。
現在寒くて死にそうな姉を他所に幸せそうな間抜け面で(翠視点)眠っている。
ちょっとムカっときた。そしてごそごそと動き始める…
暗い闇の中、暖かい布団の中にヒヤッとした風が入ってきた。
蒼はそれから逃げるように寝返りを打つ。
ごそごそという音、布団が引っ張られ、何かが布団に入ってくる。
そして、氷のように冷たいものが背中に触って…
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:17:28.18 ID:dl7zDlaI0
>>386 「ひぅ!!!!?」
思わず息を吸い込むような変な声が出る。さすがにすっかり目が覚めた。
外から差し込む月明かりだけが頼りのこの部屋で、慌てて姿勢を戻して隣を見ると、
そこには上機嫌そうな姉の顔。何を考えたのか唐突に布団の中に入り込んできたらしい。
困った顔をして見つめると、翠は静かにするようにジェスチャーをする。そして、小さな声で
「寒いから入れるです」
それだけ言って抱きついてきた。
外にでも出てきたのかもしれない。ずいぶん体が…特に手が冷えている。
そんな手を背中に回されたもので、翠は暖かいのかもしれないが蒼の方はその冷たさが結構辛い。
それもしばらくすれば、段々温まってきて、翠は寝息を立てはじめたのだが…
しかし、蒼の方は中々寝付けなかった。
蒼は思う。一緒に寝ることなんて昔から良くあったし、
このお社に来てからも、新しい布団が出来るまでは同じ布団に眠っていた。
…ので、別に平気で普通なはずなんだけれど。なんでか今日に限って変な感じ。
いつもだったら安らぎを感じる翠の匂いとあったかさに、なんだか落ち着かない気がする。
その感覚は、別に嫌な感覚ではなくてむしろ嬉しいとか楽しいとかで…とかく落ち着かない。
自分は一体、一体どうしてしまったんだろう。
結局、それから空が薄明るくなる時刻まで良く眠れなかった蒼である。
おかげでじっくり寝ているまもなく朝になってしまったのであった。
朝、翠は明るい日の光と、少々の息苦しさで目を覚ます。
大きく伸びをしながら寝ぼけ眼を無理やり開くと、目の前には蒼の頭。
息苦しかったのは、多分体が抱きしめられているから。
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:18:07.79 ID:dl7zDlaI0
>>387 …昨晩蒼に抱きついて寝たのは覚えているのだけれど、
さすがの翠も、まさか朝になったら逆に抱きしめられているとは思わなんだ。
朝からのこの良くわからない状況に、
翠はしばらく目を白黒させていたものの、どちらにしてもこれでは起きあがれない。
仕方なく、まだ気持ち良さそうにすやすやと眠る蒼を起こすために声をかける。
「…蒼!起きるです!蒼!もう朝ですよ!」
「うぅ…まだ眠いよ…」
…声をかけるくらいではダメそうだ。まだ寝かせてくれとばかりに、
胸の辺りに顔をぐりぐりと押し付けてくる。正直かなりくすぐったい。
「ひゃ!…あーもう!仕方ないです。こーなったら…」
翠が、蒼の頭に手を伸ばす。そして目の前でピコピコと動いている物をつかんで…引っ張った。
ぎゅーっ!
「いだーーーっ!!」
「とっとと起きるですよ!なんで耳生やしてるですか!美味しい夢でも見たですか!」
ちなみにそれは、前に翠が耳を生やして目を覚ました時のことである。
ともあれ、さすがにそれは効いたらしく、蒼はあわてて翠の体から腕を放す。
チャンスとばかりに布団から飛び出る翠。
しかしそこに広がる極寒地獄。床板の冷たさもあいまって、一気に体中に鳥肌が立つ。
「さ…さむっ!!」
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:18:38.62 ID:dl7zDlaI0
>>388 慌てて布団の中に戻ろうとするものの、
そのときには、既に完全に布団に包まって丸くなった蒼が、再びその中ですやすやと眠りの国へ…
「っかーーーーーー!!!この馬鹿蒼!馬鹿妹!何あったかい布団独り占めしてるですか!」
それはきっと論点が違う。
叫ぶ翠は敷布団にひざを付いてガクガクと揺らしたが、もちろん出てくる気配は無い。
唯一下からはみ出している茶色くてふさふさした何かだけが、
ぽすぽすと抗議をするように布団を叩く。
それを見た翠の目がきらん!と輝いた。
そしてぐっとそのふさふさ…しっぽを握り締め、力いっぱい引っ張った。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
布団の中から声にならない叫びがあがる。手ごたえあった!
翠はそのまま無理やり布団を引っぺがして、高笑いしながら…自分が包まって寝っ転がった。
涙目の蒼がそれに気がついたときには既にもう完全防備体勢に入っており。
「おやすみです。翠は二度寝に入るので、朝の水汲みは二人分任せたです」
「え、ちょ……!」
かくして、蒼受難の朝は過ぎていったのである。
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:18:48.84 ID:kd2fpvfVO
wktk
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:20:52.07 ID:dl7zDlaI0
今は此処まで。
ええと、前に予告してたばらきらとも、JUM紅とも違う話ですいません。
どっちも詰まってしまったので別で垂れてきた脳汁のほうから先に具現化してみました。
とりあえずはこれの続きをなんとかしてくることに。
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:23:02.34 ID:hViyswci0
>>391 GJ!!続きをwktkしながら待っときます
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:24:28.89 ID:kd2fpvfVO
>>391 GJ続きが早く読みたいw題名は翠星石とかどうでしょう?
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:25:19.20 ID:y/Dbz9f30
この物語は、まだ続いていたのか!!
次回にwktk
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:26:12.58 ID:S/HgT1Id0
>>391 もう、面白いのなんのって、双子のじゃれ合う姿が目に浮かびますよ。
この雰囲気が好きなんだよなぁ。
ぜひ、このシリーズを続けて欲しいですね。いや、ホントに。
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:26:50.55 ID:GlOYIEFi0
>>391 GJ!!!!双子分補給しました!!!続きwktk
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:30:17.18 ID:YrzGA05+0
>>391 GJ!
耳に尻尾が生えた幼い翠蒼の百合とかもうね…
永久保存版ですよ('A`)
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:32:09.02 ID:yGdLyyUz0
>>391 和んだw
さて、そろそろみんな忘れている頃かもしれないけれど
ドールテイカー外伝を投下したいと思います
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:33:02.82 ID:yGdLyyUz0
街の一部に深い霧が立ち込めている。
その霧の中には霧の晴れている空間が存在した。
そしてその霧の中に居たのは・・・
ダァンッ!
黒い外套を羽織り、刀を振るう少女と・・・
ザシャッ!
巨大な人形・・・
『ドールテイカー 〜人形狩〜』-外伝-
少女の一太刀により巨大な人形は見事に切り裂かれていた。
少女は切り裂いた人形の中から壊れた小さな人形を取り出した。
巨大な人形は霧散して消える。
「・・・ごめんなさい」
彼女はそう呟くと小さな人形を切り裂いた。
切り裂かれバラバラになった人形はそのまま消えてしまう。
そして周囲を覆っていた霧が晴れていく。
彼女は霧が晴れる前に刀を鞘に納め、円筒形の筒の中に入れた。
そして外套を脱ぎ手提げカバンの中に入れた後、筒を肩に架けカバンを持って歩き出す。
彼女の名は柏葉巴。ロストドールから人間を守りし者、人形狩(ドールテイカー)である・・・
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:33:21.48 ID:KX51IkO6O
全然忘れてないよ
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:33:32.03 ID:kd2fpvfVO
>>398 ドールティカキターwww激しくwktk
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:33:45.61 ID:yGdLyyUz0
>>399 巴(また斬ってしまった・・・)
歩きながら彼女は苦悩していた。
巴(悲しみに暮れる人形を私は・・・)
彼女の悩みは人形狩なら誰もが抱え、乗り越えていく壁なのだ。
だが、彼女はまだ人形狩になって日が浅い。それに事を割り切れるほど大人でもない。
巴(人形狩である限り、これから先もこんな思いを続けなければならない・・・)
元々、彼女は望んで人形狩りになったわけではない。
家が代々人形狩をしてきた家系だったが故、一人娘である彼女が父親からその使命を引き継いだ。
だが、そこに自分の意思はなかった・・・
巴(人形狩は自分で決めた道じゃない・・・ でも、私がやらないと大勢の人々が・・・)
今現在この街にいる人形狩は巴しかいない、
もし彼女が使命を放棄すればこの街の人々は何も知らぬままロストドールの犠牲となってしまうだろう。
巴(でも私は・・・)
彼女は苦悩し続けていた・・・
「この街に奴がいるのか?」
「うん、間違いないね、僕の鼻がそう言っている。・・・でも」
「何だ・・・?」
「すでに別の人形狩がいるみたいだね」
「・・・関係ない、僕は奴の巣穴を探すだけだ」
「でも、人形狩の中には縄張り意識のある者もいるし、先に会って断っておいたほうがいいじゃない?
相手によっては協力してもらうとか、君が職人(マエストロ)だってことを明かせば協力してくれると思うし」
「・・・必要無い」
「やれやれ、相変わらずだね・・・」
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:34:24.94 ID:yGdLyyUz0
>>402 日が変わっても巴の心は暗いままだった。
巴(いけない、こんな調子じゃ戦いにも支障が出る・・・)
こんな時に彼女を支えてくれる存在が居ればいくらか違うだろう。だが彼女は一人だった。
彼女はまだマスターを持っていない。
幼い頃から積み重ねてきた修行と、父から受け継いだ刀の力で戦えては居る。
しかし、今の精神状態ではまともに戦えるかどうか怪しい。
そんな時、巴のカバンに付いていたマスコットが―――
額に『呪』という字が書かれ、胴体を釘が貫いているという妙なデザインのマスコットが小刻みに震えだした。
巴(また出たの!?)
巴はマスコットを手に取り反応を調べた。
巴(・・・向こうね)
巴は反応のある方向へと走り出した。
しばらく走り続けて、巴は白い霧を発見した。
巴(あった・・・ 幸い人は居ないみたい・・・)
それを確認すると巴は霧の中へと入って行った。
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:35:02.37 ID:yGdLyyUz0
>>403 霧の中をしばらく進むと、視界が晴れる。
そこに居たのは、巨大な人形と人型をした猫の姿であった。
巴はカバンから黒い外套を取り出し羽織る。
猫「おいでになりましたか、人形狩のお嬢さん」
巴はそれに答えず、肩に担いでいた筒の中から刀を取り出し構える。
猫「やれやれ、無視とは冷たいですね人形狩のお嬢さん」
巴「ラプラスの魔と馴れ合う気はないわ・・・」
猫「そうですか、残念です・・・ やはり人形狩とは無慈悲な心しか持ち合わせていないようですね」
巴「っ・・・(心を乱しちゃダメ・・・)」
猫「まぁ、そうでなくてはできませんか、悲しみに暮れる人形達を無理矢理引き裂くなど・・・」
巴「それはあなた達が、人形をこの世に引き戻すから―――」
猫「忘れてはいけません、ラプラスの魔(わたし)とは世界の摂理(システム)。世界が在るために必要な存在なのですよ」
巴「・・・・・・」
猫「そして、ラプラスの魔(わたし)とは人間達のせいで生まれた摂理なのです。
にもかかわらず、その摂理に抗おうとするあなた達は酷く醜い・・・」
巴は気付いたらラプラスに向かって突っ込んでいた。
猫「おやおや、図星を突かれて冷静さを失いましたか」
巴の眼にはラプラスしか映っていなかった。
ドゴォッ!
ラプラスに向かって突撃していた巴は、巨大人形に横から吹き飛ばされてしまった。
巴「っっっ!!」
倒れながらも何とか立ち上がろうとする巴、だがその巴に巨大人形は第二撃を加えようと腕を振りかぶっていた。
巴(!! ダメ、避けられない!!)
思わず眼を閉じてしまう巴、だがいつまでも攻撃が来ることは無かった。
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:35:38.44 ID:yGdLyyUz0
>>404 巴の開いた眼に映ったものは、黒い外套を纏い、巨大人形の腕を切り落とす少年の姿・・・
巴(人形狩・・・?)
猫「っ!? 新手ですか!」
ラプラスは少年に向かって拳を振りかぶった。
パシッ!
猫「!!」
少年はラプラスの拳を軽々受け止めていた。
?「・・・この程度か、これじゃ巣穴もしれてるな」
ドガァッ!!
猫「くっ!!」
少年はラプラスの腹部を蹴り飛ばし、吹き飛んだラプラスには目もくれず巨大人形に飛ぶ。
ザシュッ!!
少年は巨大人形を一太刀で切り裂き、その中から小さな壊れた人形を取り出した。
巨大人形は霧散して消える。そしてラプラスの魔も虚空へと消えた。
巴(強い・・・ 私と同じくらいの歳のはずなのに・・・)
巴は彼の姿を見つめていた。
巴(彼は迷わないんだろうか、ドールを切り裂くことを・・・)
そんな事を思っている巴を余所に、少年は外套の中から何かを取り出した。
巴(・・・金色の針と糸?)
次の瞬間彼女が見た光景は、彼女にとって思いもよらないものだった。
少年が針を走らせるたび、壊れた人形は元の形を取り戻していく。それはまるで魔法のようだった・・・
巴(ドールを修復している!? これは!? これがまさか職人(マエストロ)の技・・・?)
完全に修復された人形は光となって消える。巴にはその人形が笑っているように見えた。
巴(そういえば父が言っていた。私と同い年位の少年がマエストロの技を受け継ぎ、人形狩になったと・・・
確か名前は・・・)
桜田JUM・・・ 彼は人形を悲しみから救うことのできる唯一の存在、職人(マエストロ)である。
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:36:10.39 ID:yGdLyyUz0
>>405 周囲の霧が晴れて行った。それと同時に彼は近くに放り投げていたカバンに外套と剣を入れ歩き出した。
巴(ま、待って!)
巴は急いで刀を筒の中にしまい、外套をカバンの中に入れて彼を追いかけた。
彼は少し早足だったが、巴は駆け足だったのですぐに追いつくことができた。
巴「さっきはありがとう」
JUMは聞こえていない訳が無いその言葉にまったく反応を示さなかった。
彼はそのまま歩き続ける。巴はそれを追いつつ、もう一度声をかける。
巴「待って、桜田君!」
またもJUMは反応を示さなかった。が、その時彼が首から提げていたマスコットが口を開いた。
?「ジュン君、君に話しかけているんだから何か反応してあげなよ」
JUMは半眼になりながらマスコットに言葉を返した。
J「・・・気になるのならお前が相手をしてやれ」
?「やれやれ・・・」
マスコットが喋っているのを見て、巴は少なからず驚いた。
巴(普通の探知のマスコットとは違う?)
?「えーと、こんにちわお嬢さん。僕はくんくん、このジュン君のパートナーをやっている。
よければ、お嬢さんのお名前も教えてくれるかな?」
巴「・・・私の名前は柏葉巴、人形狩です」
く「いい名前だね・・・ で、ジュン君に何か用なのかい?」
巴「・・・彼は職人(マエストロ)ですよね?」
く「そうだよ」
巴(人形を悲しみから救うことのできる職人(マエストロ)、彼なら私の悩みを解消してくれる・・・)
巴が次の言葉を紡ごうとしたその時、JUMは急に駆け足で走り出した。
巴(!?)
急いで後を追いかける巴。
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:36:50.21 ID:yGdLyyUz0
>>406 彼が走った先に居たのは小さな男の子と女の子。
女「うわ〜んっ! お兄ちゃんのばかぁ〜!」
男「ごめんっ、ちょっとふざけてたら・・・」
どうやら妹の人形を兄が壊してしまったらしい。
二人の前でJUMは立ち止まった。
男「・・・ごめんよ、―――痛っ!」
JUMは男の子の額を指で弾いた。
J「・・・人形にだって心がある、こんなことするもんじゃない」
男「・・・・・・ごめんなさい」
J「・・・その人形ちょっと貸してみろ」
男「・・・ハイ」
男の子はJUMに壊れてしまった人形を渡した。
JUMはカバンから針と糸を取り出し、壊れた人形を修復していった。
男「わぁ・・・!」
JUMは修復の終わった人形を男の子に手渡す。
男「すごいっ、元通りだ! ホラ!」
男の子は女の子に人形を渡す。すると女の子は泣き止んでJUMに笑顔を向けた。
女「すごい、すごい! ありがとうお兄ちゃん、まるで魔法みたい!」
JUMは半眼になって言い放った。
J「たいしたことじゃない、大事にしてやれよ・・・」
女「うんっ!」
JUMは身を翻し歩き始めた。そんな彼に二人の兄妹は手を振った。
女「バイバーイ、魔法使いのお兄ちゃん!」
巴はそれを見届けた後、彼を追いかけた。
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:37:38.37 ID:yGdLyyUz0
>>407 巴「・・・優しいのね」
追いついて声をかけた巴を彼はやはり無視した。
く「話の途中すまないね、ああやって壊れた人形を直して魂を呼び戻してやることも彼の使命だから」
使命、それは今彼女を最も苦しめているものだ。
く「で、何の用事なんだい?」
巴は呼吸を落ち着けて、口を開いた。
巴「・・・私を一緒に戦わせて欲しいの」
く「・・・どういうことだい?」
巴は今自分が抱えている悩みについて話した。
く「なるほど、ドールを切り裂くことに迷いがあるわけだ。でも、彼と一緒ならそれを悩まなくていい、そう言う事だね?」
巴は頷いた。確かにJUMの職人(マエストロ)としての力があれば、ドールを切り裂かなくても人を救うことができる。
彼と共にいることで彼女の悩みは解消されるだろう。
く「彼女は君と一緒に戦いたいそうだけど、どうする?」
J「・・・お断りだ」
JUMの口から発せられたのは拒絶の言葉。
巴「! ・・・どうして?」
J「僕は誰かとつるむ気は無い・・・」
彼はそう言い捨てると足を速めた。巴も足を速める。
巴「お願い、桜田君」
巴はJUMの背中に語り続けた。
巴「私は父から使命を引き継いだ、でも自分でそれを決めたわけじゃない。だからどうしても・・・」
人形狩は彼女の意思でなったわけではない、それ故に彼女は迷っているのだ。
その時JUMは立ち止まった。
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:38:36.04 ID:yGdLyyUz0
>>408 J「・・・ならお前は何がしたい?」
巴「え・・・?」
それは初めて彼女に向けられた彼の言葉。
J「父親が・・・ お前の先祖達が代々引き継いだ使命を否定してまでお前は何をしたい・・・?」
巴「私は・・・」
巴は言葉が出なかった。
J「・・・今の内に決めておくことだ、いずれ人形狩の戦いは終わる」
巴「えっ・・・」
J「僕が終わらせる・・・」
JUMはまた歩き出した。巴はその後姿を見つめるだけだった・・・
巴(私は何がしたい・・・? 代々引き継いだ使命を否定してまで・・・?)
数日後。
ズシャッ!!
JUMはラプラスをその一刀にて切り伏せた。ラプラスの魔はそのままゆっくりと消えていった。
J「やはりたいした巣穴じゃなかったな・・・」
く「そうだね、また次のラプラスを探さないと」
霧が晴れていく。JUMが外套を脱ごうとした時、横から声をかけられた。
巴「桜田君・・・」
J「・・・」
巴「私は人形狩を続ける・・・」
J「・・・それでいいのか?」
巴「ええ、もう迷わない。私は父から引き継いだ使命を果たす、あなたが戦いを終わらせる日まで・・・」
J「・・・そうか」
JUMはそれだけ告げてその場を立ち去った。
そして巴はそれをその場で見送った。
巴(桜田君、私はあなたがこの戦いを終わらせてくれると信じる。だからそれまでは・・・)
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:40:03.72 ID:yGdLyyUz0
>>409 そして・・・
J「蒼星石・・・」
蒼「ジュン君・・・」
翠「・・・朝っぱらから二人の世界作ってるんじゃないです!」
薔「ザ・ワールド・・・」
真「見せ付けられるこっちの身にもなって欲しいのだわ」
銀「別にいいじゃなぁい」
金「仲良きことは美しきカナ、かしら♪」
梅「ほーらみんな席につけー」
席に付く生徒達。
梅「では、ホームルームを始める前に転校生を紹介する」
わずかにざわつくクラス。そして入ってきた転校生は短い黒髪の少女だった。
梅「今日から一緒に勉強する柏葉巴君だ、みんな仲良くするように。えー、柏葉から何か言うことは?」
巴「柏葉です、これからよろしくお願いします」
騒ぎ出すクラスの男子達。その時一瞬、巴はJUMに目配せをした。
J(・・・・・・)
梅「それじゃあ柏葉の席は、雛苺の隣が空いてるな」
歩いて雛苺の隣に座る巴。
雛「雛苺なの、よろしくねトモエ」
巴「こちらこそ、これからよろしくね」
まだ私が何をしたいのかはわからない。でも、これから見つけていきたいと思う。
彼がくれた、この普通の生活の中で・・・ 誰かのためじゃない、自分だけの何かを・・・
『ドールテイカー 〜人形狩〜』-外伝- 完
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:41:10.00 ID:yGdLyyUz0
>>410 ドールテイカー外伝終了です、ありがとうございましたorz
いやー、本編に出さなかった巴を使って書きだしたは良かったんですが、書きにくくてしょうがありませんでした。
さて、これからドールテイカーをまとめに載せようかと思うのですが
蒼星石に乗せるべきでしょうか、それともJUMに乗せるべきでしょうか?
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:41:36.72 ID:kd2fpvfVO
ドールティカやっぱりおもしれ〜wみいっちまったぜwGJ
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:42:59.74 ID:5LGc0s4sO
GJ!
蒼い子
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:44:23.31 ID:y/Dbz9f30
いちおうJUMが主人公なんだから
JUMなんじゃまいか
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:45:21.10 ID:MOHgyhNu0
>>411 相変わらずおもしろかったよ!GJ!!!!!!!!
オレは載せるのはJUMの方が良いと思う。
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:45:45.28 ID:S/HgT1Id0
>>411 巴まで人形狩だったとは。
しかし、全く違和感を感じさせない展開に魅了されました。GJです!!
まとめには主役で……となると、う〜む。蒼視点な感じだったから、蒼星石かな!
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:48:14.02 ID:kd2fpvfVO
長編・・ミーディアム達の欄があるからそこは?
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:50:07.54 ID:dl7zDlaI0
>>411 GJ!今回も楽しかった。人形狩な巴が中々にカッコイイと思ったw
まとめ掲載は、個人的には蒼い子で。
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:50:41.93 ID:yGdLyyUz0
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/07(火) 23:59:20.37 ID:kd2fpvfVO
翠
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:01:36.11 ID:jxbw+Til0
なにがなんだかよくわからない勉強会できた
今日も変わらない朝の喧騒の中、一人浮かない顔をした少女がいた
蒼「翠星石、君、大丈夫なの?」
翠「?なんのことですぅ?」
蒼星石が心底心配そうに話しかけているのに、翠星石は頭の上に「?」を浮かべている。
蒼「その様子じゃ大丈夫じゃ無さそうだね・・・君、今までの理系科目の評定10段階で2でしょ?今回頑張らないと留年しちゃうよ」
翠「(゚Д゚)」
蒼「ちょwwwこっち見んなw で、まったく勉強してないんだろ?」
翠「で、ですぅ・・・・・・」
急に弱弱しくなった翠星石、そんな様子を見て蒼星石をクスリと笑う。
蒼「まぁ、まだ1週間あるんだから、今から頑張れば大丈夫だと思うよ」
翠「ホントですか!?蒼星石、勉強教えてくれですぅ」
蒼「うん、じゃあ今日は寄り道しないですぐ帰ろうね」
翠「はいですぅ!!!」
その頃通学路・・・
J「なぁ真紅・・・」
真「なに?JUM」
J「お前・・・大丈夫か?」
真「何が?もうちょっとわかりやすくいいなさい」
J「数学、物理、化学」
ボソッと呟いたJUM。それを聞いて真紅の動きがギクシャクし始めた
真「な・・・なにがいいたいのかしら?JUM」
J「試験、評定、留年」
これまたボソッと呟いたJUM。完全に真紅の動きが停止する。
真「JUM・・・勉強教えて頂戴・・・」
J「なんで僕が・・・ってウッ!!!」
口答えをして殴られると思ったJUMだが、真紅の眼は潤み、今にも涙が溢れてきそうだ
真「私・・・あなたと一緒のクラスにいたいの、せっかく結ばれたのに・・・」
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:02:34.59 ID:jxbw+Til0
J「だ、大丈夫だよ!まだ1週間あるんだから、これからがんばれば、絶対進級できるって!!!」
真「JUM、ありがとう・・・大好きよ・・・」
J「ちょwww真紅・・・涙拭けよ。ほら」
真「ありがとう。ほら、いきましょ」
そう言って抱きつく真紅。実はかなり不安だったようだ
J「(ただ僕一人で全部教えるのはやっぱ無理だよな・・・)」
J・真「おはよー(なのだわ)」
翠「相変わらずベタベタしやがってですぅ。見てるこっちまで暑苦しくなるですぅ」
銀「あらぁ。蒼星石とラブラブしながら登校してくるのはどこの誰かしらぁ」
翠「な!!!!!(////)そっちこそ薔薇水晶と雪華綺晶2人なんて二股ですぅ!」
薔「私はそれでいいもん・・・」
雪「私も満足ですわ(はーと)」
銀「ありがとぉ2人ともw」
蒼「で、2人に話があるんだけど、勉強会なんてどう?実は翠星石が・・・ゴフッ!」
翠「余計なことは言わないでいいのですぅ!で、どうなんですか!?」
J「ちょうどよかった。僕もそれを考えてたんだよ。実は真紅が・・・ゴハッ!」
真「余計なことは言わないで頂戴!丁度いいわ。参加させてもらうわね」
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:03:25.20 ID:jxbw+Til0
>>422 蒼「で、場所なんだけど・・・」
翠「JUMの家がいいですぅ!」
J「え・・・」
銀「いいわねぇそうしましょうよぉ」
皆に押されて了承せざるを得ないJUM。方や真紅は浮かない顔をしている
J「そ、それじゃ放課後に僕の家な・・・(あれはどうする?真紅)」
真「(どこか別の部屋に隠すしかないわ。帰ったら急ぎましょう)」
J「(あぁ・・・)」
ベジ「ちょっと待て!!!保健体育なら俺に・・・ボハッ!!!」
6人の薔薇乙女(チビッ子2人は後輩)から右ストレートを浴びたベジータは10mほどぶっ飛び、窓ガラスをぶち破って3階から落ちる
笹「ベジータぁぁぁぁぁ!!!!!」
笹塚が絶叫しているが、まぁサイヤ人の王子らしいから大丈夫だろう。
しかし、彼の地獄(リハビリの)はこれからだ
ブブブブブ
銀「(なにかしらぁ?)」
水銀燈の携帯電話が震える。授業中にメールが入ってきたが、教師は気づいていないようだ。
銀「(JUMから?なにかしらぁ『水銀燈って化学得意だったよな?真紅が留年の危機にある、教えてやってくれないか?』
JUMも大変なのねぇwww)」
J「(なになに?『いいわよぉ。ただしヤクルト1年分よろしくねぇ(はーと) 真紅のことだから理系教科ヤバいんでしょ?
薔薇水晶と雪華綺晶に物理教えるように頼んどくわ。勿論、あの子たちにもなにか報酬あげなきゃだめよぉw
私に化学を頼んだってことは数学はJUMが教えるんでしょ?お互い頑張りましょうねぇ』か・・・よかった)」
授業中、成績が学年トップクラスのJUM、水銀燈、薔薇水晶、雪華綺晶、蒼星石は真紅、翠星石のためにテスト範囲を教える準備を着々と進めていた・・・
そして、放課後、彼らの戦いは始まる・・・
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:04:21.99 ID:jxbw+Til0
>>423 J「真紅、あと1週間、がんばるぞ」
真「無論だわ。薔薇乙女に敗北は許されないのよ」
J「で、数学は俺が、化学は水銀燈が、物理は薔薇水晶と雪華綺晶が教えるからな。授業形式で」
真「す、水銀燈に教えてもらう・・・?く、仕方ないわね」
J「で、報酬としてヤクルト1年分だってw」
真「あのジャンク・・・ヤクルトが腐っても知らないのだわ。で、さっさと帰ってあれを何とかしなきゃ(///)」
J「あぁ、そうだな・・・あいつら絶対部屋漁るからなぁ」
二人は桜田家へと駆け出した
翠「やるしかねぇですぅ!」
蒼「ふふっ。珍しいね、翠星石が勉強を頑張る気になるなんてw」
蒼「蒼星石と違う学年なんて絶対嫌なのですぅ。でも、もし一生懸命やっても駄目だったら、蒼星石も一緒に留年してくれるです?」
蒼「ちょwwwwwwwww まぁ、翠星石が本気で頑張れば、絶対大丈夫だよ。だから、もし駄目だったら、僕も一緒だよw」
翠「蒼星石ぃ〜!!!!!」
ワッと泣き出す翠星石。蒼星石は翠星石の頭を優しく撫でる。
蒼「僕たちはずっと一緒だよ・・・」
銀「もうバッチリねぇ。真紅は受験で化学は使わないだろうけど、私が教えるんだから手抜きは許さないわぁw」
薔「私たちも大分準備できたね・・・」
雪「そうですわね。でも、先にJUM君に微積分を完璧に伝授してもらわないと駄目ですわ」
薔「確かに・・・。でも1週間じゃあ・・・」
銀「そぉねぇ〜、こーゆーのはどう?」ゴニョゴニョ
薔・雪「!!!名案(ですわ)」
銀「そうと決まれば準備してさっさと乗りこむわよぉw」
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:05:35.65 ID:jxbw+Til0
ピンポーン
J・真「!!!!!」
J「遅かったか・・・しょうがない、この部屋のどこかに隠すしか・・・」
真「仕方ないわね・・・ベッドの下にでも・・・」
J「あいつら真っ先にここ探しそうだけど他に場所も無いしな〜」
ピンポーン
J「んじゃ行ってくるから、隠しとけよ」
銀「遅いわよぉ」
J「悪い悪い、って何だその大荷物は!?」
銀「合宿よぉw1週間、学校はサボるわよw」
J「なにぃぃぃ!!?(め、滅茶苦茶だ・・・)」
翠「もう来てたのですかー。早いですねぇ」
蒼「JUM君、大丈夫なの?」
そう言いつつちゃっかり準備してる双子にため息をつくJUM。どうせ姉は二つ返事で了承するだろう。
J「入れよ・・・orz」
真「ベッド付近には私が座ったほうがよさそうね」
銀「邪魔するわぁ。あら、真紅、早いのね。って直接来たの?」
真「えぇ、それよりその荷物はなんなの?」
薔「合宿・・・」
雪「ですわ」
真「(どういうことなの!?)」
J「(どーもこーもないよ・・・)」
アイコンタクトする二人。真紅はまだ事情がつかめない
銀「というわけでぇ、着替えを後で取ってきなさいよぉ。まさか、もうここにあったりはしないわよねぇ?w」
真「(///)そ、そんなことあるはず・・・ない、のだわ・・・」
銀「あら、真っ赤になっちゃって、怪しいわねぇw」
真「と、とにかく、勉強をはじめるのだわ!時間は限られているのよ!」
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:06:04.42 ID:lZHP3dCTO
土曜の続きかwwktk
>>425 銀「はいは〜い、これ、時間割」
見ると睡眠時間が4時間しかない
真「し、仕方ないわ、早速始めるわよ」
J「ちょっと待って、蒼星石は翠星石に教えるんだよな?」
蒼「そのつもりだよ?」
J「どうせ翠星石も理系科目が駄目なんだろ?真紅と一緒に教えたほうが効率よくないか?
化学は水銀燈、物理は薔薇水晶と雪華綺晶、数学は僕が教える。蒼星石はどうする?」
蒼「それもそうだね・・・なら僕は数学を教えるよ。化学なら水銀燈一人で大丈夫だろうし」
J「よし、それじゃ早速始めるか」
微積分の定義すらしらない真紅と翠星石に(゚Д゚)となった数学担当の2人だが、定義から丁寧に導入、公式は使って覚えさせるという木目細かな指導で、2人も元は馬鹿じゃないので、どんどん吸収していき、予想外のスピードに教える側はただただ驚いていた。
なんと4時間足らずで微分をマスターしてしまった。最後に行った小テストも完璧な出来だった。
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:09:02.80 ID:jxbw+Til0
>>427 蒼「ふぁ〜、ちょっと仮眠させて・・・毛布とかあるかな?」
J「あぁ、そのベッドの下に・・・!!!ちょっと待って!」
言うが早いか蒼星石は既にベッドの下に手を突っ込み、ゴソッと中にあるものを取り出した
蒼「!!!!!JUM君・・・これ・・・」
翠「不潔ですぅ〜!!!信じられないです!」
銀「やっぱり思ったとおりねぇwまぁ着替え取りに行く暇が省けてよかったんじゃなぁい?www」
真紅は顔を真っ赤にして硬直している
J「(見つかった・・・orz 人生\(^o^)/オワタ)ぼ、僕ちょっと風呂入ってくるから・・・」
J「はぁ〜なんであんなことになったかな・・・やっぱ姉ちゃんの部屋にでも置いとけばよかったか・・・」
コンコン
J「はーい・・・って、え?」
ガチャ
J「ちょwwwwwwwwなにやってんだお前らwwwwww」
そこには水着を着た薔薇乙女の姿が
銀「背中を流してあげようと思ってぇw」
J「それにしても多すぎだろ!wそんな入れねーよw」
翠「浴槽広いから大丈夫ですぅw」
J「そーゆー問題じゃwwwwwうひゃあ!」
真紅が体を擦りつけ始めた
J「真紅!お前までなにやってんだ!w」
銀「ほらほらぁ。しっかりやらないと勉強教えないわよぉw」
J「おまwww卑怯だぞwwwww」
JUMの抵抗空しく、一方他の薔薇乙女は浴槽へ入り始めた
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:09:44.61 ID:jxbw+Til0
>>428 真「お、終わったわ(///)」
銀「それじゃ真紅とJUMも入りなさぁいw」
J「真紅はともかく、翠星石たちは平気なのかよwww」
翠「つべこべ言ってねぇでさっさと入るですぅ」
J「マジかwwwwwwwwwww」
ザバーン
蒼「や、やっぱり7人だときついね・・・」
J「(あぁ、柔らかいものが体の至るところに当たるwwwも、もう駄目ぽ)」
ブバッ!!!
JUMは鼻血を吹き出して倒れた
銀「わ、大きくなってるわぁw」
薔「凄い・・・」
雪「ちょwwwwwwwwwなめるもんじゃないですわwwwww」
思わず口を付けようとした薔薇水晶を静止させる雪華綺晶
翠「真紅はこんなものによがらされてるですか(///)」
真「あなたたち、み、見すぎなのだわ!」
そう言ってバスタオルでJUMの体を覆う。
5分ぐらいしてJUMが目を覚ますと真紅しかいなかった
J「さっきのは・・・夢か?凄い柔らかい夢だったけど」
JUMが呟く
真「そ、そうなのだわ!JUMがあんないい思いするはずないのだわ!」
J「それもそうか・・・(ん?なんで真紅は『いい思い』って知ってるんだ?まぁいいか)」
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:12:26.02 ID:lZHP3dCTO
ちょwwなに見付かったんだ?
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:15:15.00 ID:jxbw+Til0
>>429 先ほどのハプニングは別として、真紅と翠星石はわずか5日間で試験の全範囲をマスターしてしまった
予想よりも相当早く終わってしまったので、6日目は睡眠日とし、起きたらそれまでの試験範囲の復習テストという形になった
その復習テストも満点という驚異的な結果を叩き出した2人に皆も安堵し、7日目は解散。JUMと真紅は久々のデートとなった
その帰り道・・・
真「JUM、本当にありがとう。あなたが励ましてくれなかったらここまでがんばれなかったわ」
J「礼なら試験終わった後に聞くよw今日は楽しめたか?」
真「えぇ、いい気晴らしになったわ。明日から頑張るわ」
J「あぁ、今日は落ち着いて寝れそうだwそれじゃ」
真「えぇ、それじゃまた明日の朝に」
夜の路上、真紅の家の前で短い口付けをして2人は別れた
テスト後・・・
真紅、翠星石も無事、というか全教科満点で試験を終えた
この2人でこれということは他の薔薇乙女+JUMも全教科満点
教師曰く前代未聞だそうだ。校長は東大合格者が増えると喜んでいるらしい
ベジータはもともと成績が悪かった上に試験を受けられなかったので留年してしまった
さようならベジータ!
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:16:20.57 ID:jxbw+Til0
>>431 銀「真紅ぅ。報酬」
真「それなら今日の朝に発送しておいたのだわ」
銀「ちょwwwwwww腐るwwwwwww」
真「あなたの望みをかなえただけなのだわ」
銀「この2人もなにかあげてよぉ。薔薇水晶、雪華綺晶、あなたたちは何が欲しい?」
薔「ヤクルト1年分」
雪「私もですわ。ヤクルトは健康によろしいのですわよ」
真「そう言うと思ってあなたたち2人にも発送しておいたのだわ」
薔・雪「(゚Д゚)」
薔「でも、冷凍すれば・・・」
銀「駄目よ!乳酸菌が台無しになっちゃうわぁ。1日12本、1ヶ月で飲み干しましょう」
薔・雪「お腹がwwwwwwwwwwwwwww」
翠「翠星石ならやれば出来るとわかってたですぅ。試験なんて余裕です!」
蒼「はいはい、よかったねw明日は遊びに行こうか」
翠「はいですぅ!」
梅「ベジータよかったな!来年も俺が担任だぞ!存分に楽しめるってもんだw」
ベ「こ、これからが本当の地獄だ・・・((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:17:47.83 ID:jxbw+Til0
>>430 普通にわからんよなorz
大人のおもちゃ・・・ではなくて真紅の衣服、下着などですw
まぁ頻繁にお泊りしてるってことです
つかもうgdgdでヒドス
みなさんご教授よろ
俺としては風呂のシーンは要らなかったと思うw
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:20:30.80 ID:lZHP3dCTO
>>433 着替えかw俺は人生オワタっていうからマニアックなコスプレとかかとwべジが・・・カワイソだけど面白かったGJw
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:22:37.88 ID:jxbw+Til0
>>433 今度から入念に見直しをして、客観的にも違和感がないようにしますので、次回作を書くことがあればそのときはよろしくw
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:34:00.02 ID:7xC7sWpHO
保守
カコーン
ジ「ふぅ〜今日も疲れたな〜」
ガチャ
翠「お邪魔するです〜(///)」
ジ「ちょwななんで!?(///)」
翠「え、えと、たたたまには背中流してやろうとおもったですよ」
ジ「いいよ、恥ずかしいし・・(///)」
翠「な、なにいってるですか、せ、折角翠星石が背中ながしてやるっていってんです、遠慮するなです」
ジ「そ、そうか、じゃお願いするよ」
翠「それでいいんです」
と胸にボディソープを塗ってジュンの背中に当てて擦り始める翠星石
ジ「ちちちょっと待て!なんか違うぞ(///)」
翠「え?水銀燈がこうするといいと教えてくれたですよ(///)」
ヌルヌル
ジ「・・・(す、水銀燈あとで覚えてろ・・・あ、やばい理性飛びそう、プツ)翠!」
ガバッ
翠「や、優しくお願いするです・・(///)」
翌朝
ジ「こ、腰が・・・・」
翠「(昨日ははげしかったです)(////)」
銀「おはよぉ、昨日はどうだったのぉ?」
ジ「水銀燈・・翠に変な事教えるなよ・・・」
水「いいじゃなぁい、その調子だと楽しめたようだしぃ、今度なんかおごって貰おうっとwじゃまた後でねぇ」
「「(////)」」
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:41:26.14 ID:lZHP3dCTO
ごめんなさい・・・後悔も反省もしてないけど
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:46:26.77 ID:7oJkaCXWO
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:48:26.52 ID:qJ7OV9dy0
>>438 直でもないし大丈夫だと思う。いいね。
あと謝る必要はない。
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:48:54.80 ID:npvq1XNv0
最近、翠が多いが、皆、もしかしてツンデレ好き?
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:52:13.02 ID:qJ7OV9dy0
みんな大好きなようすのツンデレ。作品に力も入ってるし。
でもおれは策士が好きだ。
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:53:03.25 ID:lZHP3dCTO
翠が多いのは俺のせいか?
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:54:38.96 ID:UjD8iSvN0
>>442 ここであえて言おう、俺はJUMが好きだ!
蒼星石と絡むともう最高だ!
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:54:51.57 ID:lZHP3dCTO
後は翠星石がメインじゃないのに題名を翠星石にされた方もいたようなw
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:56:57.56 ID:npvq1XNv0
の「お姉ちゃんもツンデレになれば人気出るかしら?」
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:57:25.48 ID:8QwSgdOFO
銀様が一番だなwwwwwwwwwwww
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 00:59:13.80 ID:lZHP3dCTO
いやなんといっても翠星石だろ!真紅も捨てがたいけど
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:04:58.58 ID:npvq1XNv0
ツンデレの真紅
ツンデレデレの翠星石
ボケてる金糸雀
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:10:55.87 ID:E6wZ/NEe0
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:14:09.61 ID:RV3E7nF60
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:14:56.45 ID:lZHP3dCTO
真紅が猫舌だったら
真「ジュン紅茶を入れてきて頂戴」
ジ「オレンジペコでいいかぁ?」
真「いいわよ、98℃以上の熱湯でおねがいね」
ジ「あいよ」
コポコポ
ジ「ほれ」
真「ありがとうなのだわ」
口をつける真紅
真「熱い!?舌火傷したのだわ、ジュン消毒を頼むのだわ」
ジ「はいはい」
真「はやく頼むのだわ(///)」
んちュッ
真「ん、ぷはっ・・ありがとうなのだわ(///)」
ジ「いつも思うんだが、猫舌なんだから冷ましてからのんだ方がいいとおもうんだが・・」
真「な、なにをいっているの!?紅茶は熱くないといけないのよ(////)(ジュンとキスする為に火傷したっていってるなんていえない)」
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:15:29.09 ID:npvq1XNv0
>>451 巴ー俺も切り捨ててwwwwwwwwww
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:15:36.58 ID:UjD8iSvN0
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:16:36.05 ID:lZHP3dCTO
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:17:39.37 ID:8QwSgdOFO
>>451 テラカッコヨスwwwwwこれで巴の服が多少破れてたりしたら最高だったwwwwwwww
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:19:18.06 ID:lZHP3dCTO
ザクズシャ
>>454「あんぎゃあ!巴たんハアハア」
巴「またツマラナイモノを!!!!?このこの!」
ザクザク
454「もっとぉ」
巴「いやぁ〜〜〜」
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:21:07.94 ID:npvq1XNv0
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:22:01.43 ID:E6wZ/NEe0
>>453 真紅猫舌www
…猫耳猫髭真紅とかちょっと思い浮かんだwww
>>454-457 サンクス
服破れか、思いつかなかったぜ。今度やってみるぜ。
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:28:57.07 ID:lZHP3dCTO
>>458の続き
巴「えいえい、ふぅ〜跡形もないわ、これで一安心ね・・・んなんか物音が」
後ろを振り返る巴
巴「ひぃぃぃ〜助けて〜」
451「モットモット」
巴がこの後どうなったかは誰も知らない
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:33:58.51 ID:E6wZ/NEe0
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:34:36.02 ID:E6wZ/NEe0
あー!ほくろがきえてる!orz
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:36:29.44 ID:lZHP3dCTO
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:37:56.03 ID:Vr5O6M2u0
>>451 >>462 巴、かっこいいなぁ。ポーズとか決まりすぎ!
それでは漸く書き終わったので、八犬伝モノ〜第五章〜投下したいと思います。
一応、仮題『退魔八紋乙女・狼漸命伝』〜星の導くままに〜
まだ変わるかも
翠「ちっ! 〜翠はツンデレ〜 じゃなかったですかっ!」
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:38:40.18 ID:RV3E7nF60
キター!!!!
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:39:22.06 ID:lZHP3dCTO
翠星石・・・残念だったな・・・
翠「ざ、残念なんかじゃねぇです・・ウッ・・」
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:39:33.58 ID:Vr5O6M2u0
>>465 〜第五章〜
かつて激戦の末に陥落した安房津城は、誰にも省みられることなく、風雨に曝されていた。
門や壁の殆どが崩落し、僅かに残る屋根瓦の間から、雑草が好き放題に生い茂っている。
焼け跡の残る柱も徐々に傾ぎ始めており、いつ潰れてもおかしくはなかった。
無論、そんな物騒な場所に寝起きする者など居ない。
人が寄りつかないことで、廃墟には一層おどろおどろしい雰囲気が漂いだしており、
それが更に、人々の脚を遠のける原因になっていた。
ところが、そんな廃墟の中を、滑るが如く移動する影がひとつ。
鬼祖軍団四天王の一人、笹塚だった。
彼は謁見の間に踏み込むと、ささくれ立った畳の上に、どっかと胡座を掻いて頭を垂れた。
笹「御前様、おはようございます」
御「……笹塚か。このような朝早くから、何用か?」
笹「ははっ。実は、よい報せを三つばかり、お耳に入れたくて足を運んだ次第でございます」
御「ほぉ。よき報せ、とは?」
笹「一つ目は、例の件……鉄砲の量産体制が整った事にございます。
二つ目は、新たな居城が完成した件ですな。御前様には、折を見てお移り頂きたく存じます」
ふむ……と、御簾の奥で、満足そうな呟きが起こる。
御「それで、三つ目の良い報せ……とは?」
笹「手の者の報告で……主君様にふさわしい人物を、探し当てたのでございます」
御「相違ないのだな?」
笹塚が自信に満ちた態度で肯定すると、御前は御簾の中で立ち上がり、笑い出した。
その哄笑は廃墟に響きわたり、いつまでも続いていた。
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:40:34.04 ID:Vr5O6M2u0
>>469 庭に咲く菖蒲の花を見つめながら、ジュンは彼女のことを考えていた。
短い間ながら、桜田家に仕えていた双子の姉妹。
その、妹の方。名を、蒼星石と言った。
孤児でありながら、その剣技は桜田家に仕える、どの武将よりも優れていた。
一見すると男勝りな一面ばかりが目立つが、じっくり付き合うと、実に献身的な娘である。
ジュンはいつしか蒼星石に心を惹かれ、逢瀬を楽しむ間柄になっていた。
そして、ゆくゆくは妻に……とすら考えていた。
しかし、その想いを伝えることは出来なかった。
彼等を取り巻く人々は、二人の関係を快く思わなかった。
領地を持つ武家の嫡男に、平民の娘が輿入れするなど、有ってはならない。
たとえ武芸に秀でていようとも、例外は有り得なかったのだ。
ジ「あの時、僕にもっと力があれば――」
周囲の反論など、ねじ伏せられたのに。
その一言を、ジュンは呑み込んだ。今更、口にしたところで、彼女が帰って来る訳ではない。
蒼星石は、自ら身を引いたのだ。これ以上、ジュンに迷惑がかからない様に、と。
ジュンに別れの言葉も残さず、蒼星石は何処へともなく、旅立ってしまった。
ジ「どこに居るんだ、蒼星石。僕は、こんなにも君に会いたいのに」
この半年、草の者を使って捜しているが、彼女の行方は杳として知れない。
空の彼方に目を転じて、嘆息するジュン。もう、彼には時間がなかった。
明後日には、望みもせず、顔も知らない相手と祝言を上げねばならない。
政略結婚だと解っていても、家臣や領民の生活を思えば、拒絶することなど出来なかった。
自らの意思を犠牲にしてでも、民の幸せを護らなければならないのだ。
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:41:16.95 ID:Vr5O6M2u0
>>470 人の上に立つ者として、公私の区別はせねばならない。
そのことは、蒼星石が教えてくれた。
私心を捨てて、ジュンの元を去った蒼星石。
今度は、ジュンが私心を捨て、國のために尽力すべき時だった。
ジュンの背後で、すっ……と、襖が開かれ、初老の武将が顔を見せた。
ジ「じい……何か用か?」
梅「また、あの娘の事を考えておりましたな、若」
ジ「何故、そうだと言い切れるんだい」
梅「恐れながら、この梅岡。若が幼少のみぎりより、教育係としてお仕えして参りました故」
なるほど……と、ジュンは微笑した。
思えば、梅岡には様々なことを教わってきた。
水練や馬術、剣術に合気道、なぜか料理まで。
結果、剣術よりも裁縫が得意になったのは、今もって謎である。
見抜かれているなら、隠す必要もない。ジュンは静かに頷いて、また青い空に向き直った。
ジ「その通りだよ。僕はまだ、彼女への想いを吹っ切れてないんだ。
この國の為に粉骨砕身するって、決心したのにな」
梅「良いではありませぬか。それだけ、若の想いが真剣だったのですから。
その事はきっと、あの娘も解っていた筈ですぞ」
ジ「ありがとう。じいに、そう言って貰えて少し救われたよ」
梅「そんな安易な考えでは困りますぞ。未練を引きずったままで祝言を上げては、先様に失礼」
梅岡は、ジュンの本心を試すかの様に、ずばりと核心を突いてきた。
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:41:57.38 ID:Vr5O6M2u0
>>471 梅「このまま先様の姫を迎えて、若は幸せになれましょうか? 姫を愛せるのですか?」
ジ「そ、それ……は」
梅「事情を知らぬ姫に、蒼星石の影を重ねて、ご自身の心まで誤魔化すのですか?」
ジ「僕は、そんなこと――」
しない、と言い切れるだろうか。
多分、梅岡の言う通りになるだろう。蒼星石との関係を、断ち切れたと思えない限りは。
しかし、祝言の日取りは既に決まっている。これ以上、何が出来ると言うのか。
苦渋に満ちたジュンの表情を、真っ直ぐ見詰める梅岡。
それはまるで、息子が自力で答えを出すのを、辛抱強く待ち続ける厳格な父親の様だった。
ジ「僕は……やっぱり、蒼星石を諦めきれない。彼女しか愛せないんだ!」
梅「ならば、すべき事は、ひとつですな」
梅岡は満足そうに微笑んで、二度三度と頷いた。
そして、懐から一通の書状を抜き出して、ジュンに手渡した。
ジ「じい、これは?」
梅「先程、草の者より届いた報せです。あの娘の足跡が掴めた……と」
ジ「!!!」
ジュンは雷に撃たれたかと思えるくらいに、身体を震わせた。
今頃になって、まさか、こんな報告が届くとは……夢ではないのか?
梅岡は、放心状態のジュンに気合いを入れるつもりで、ジュンの背をバシンと叩いた。
梅「しっかりしなされ。若、この機を逃せば一生、会えなくなりますぞ」
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:42:40.84 ID:Vr5O6M2u0
>>472 ジ「じい…………だけど、僕にこんな我が侭が許されるんだろうか?」
梅「そんな事は、心配しなくても良いのです。想いのままに行動できるのは、若者の特権。
第一、自分すら幸せになれない者が、どうして他人を幸福に出来ましょうや?」
梅岡の言葉は、ジュンの心を打ち続けた。これが人生経験というヤツなのだろうか。
ジュンは、梅岡の熱意に答えるように、力強く頷いた。
ジ「解ったよ、じい。僕は、蒼星石を追い掛ける。絶対に捕まえて、連れ戻してくる」
梅「よくぞ申してくれましたな。それでこそ、若ですぞ」
ジ「では早速、馬の用意を――」
梅「ご安心なされい。既に、出立の準備は整えております」
ジ「じい……何から何まで、本当に済まない」
梅岡は片目を瞑って、戯けた。
裏門から出立するジュンを見送った後、梅岡は風呂に入って、身を清めた。
梅「大事な祝言を潰したとあっては、誰かが咎を背負わねばならぬ」
自室に籠もると、白装束に着替え、辞世の句を詠んだ。
梅「若……最後まで、じいの讒言に耳を傾けてくれたこと、感謝いたしますぞ。
この梅岡、若が蒼星石どのと仲睦まじく暮らせますよう、草葉の陰から祈っておりまする」
――その日、梅岡は全ての責を負い、自害して果てた。
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:43:21.34 ID:Vr5O6M2u0
>>473 ジュンは馬に鞭をくれながら、愛する蒼星石へと想いを馳せていた。
早く会いたい。少しでも近付きたい。
想いばかりが急いて、距離は一向に縮まらない。
出来ることなら、この身体を置いて、魂となって彼女の元へ飛んでいきたかった。
街道をひた走り、山間の道へ差し掛かった所で、馬に変調が見られた。
少し、走らせ過ぎた様だ。
やむなく、ジュンは馬を休ませるため、青々と雑草の生い茂った草むらに留まった。
ジ「待っていてくれ、蒼星石。僕は必ず、君に追い付く」
そして、あの時に伝えられなかった気持ちを、届けてみせる。
ジュンは何気なく、空を見上げた。彼女も、この空を見ているだろうか?
彼女は今も……僕を想い続けてくれているのだろうか?
そう考えたら、ちょっとだけ怖くなった。
あれから、半年。彼女にだって、想いを寄せる人が出来ているかも知れない。
仲睦まじく恋人と歩く彼女を見て、僕は果たして、正気で居られるだろうか?
ジュンの心に広がり始めた暗い影を具現化したかの様に、雷鳴と暗雲が空を支配し始めた。
これは、ひと雨くるなとジュンが独りごちた直後、地鳴りに似た音が聞こえた。
まさか鉄砲水? いや、違う。多数の騎馬が疾駆する音だ。
自分の出奔を知った身内が、連れ戻しに来たのかも知れない。
ジ「ここまで来て、捕まってたまるか」
ジュンは急いで馬に跨ると、手綱を握り締めた。
馬の腹を踵で蹴って、走り出させる。
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:44:00.11 ID:Vr5O6M2u0
>>474 どどどどっ
凄まじい勢いで、追っ手が背後から迫ってくる。
向こうの馬だって、此処まで疾走してきたのだから、疲れている筈だ。
しかし、減速する気配を全く見せずに、追いすがってくる。
ちら、と振り返ったジュンは、そこに信じられない光景を見た。
白骨の馬に跨った、鎧武者の一団が、すぐ後方まで迫っていたのだ。
兜の奥に収まっていたのは、やはり人間の頭骸骨だった。
ヤツらの持つ槍の先が、稲妻を受けて、不気味に輝く。
ジ「な、なんだ、あれはっ?!」
どうして、自分があんなヤツらに追われなければならないのか?
再び前に向き直ったジュンが目にしたのは、道を塞ぐ白馬と、黒い甲冑に身を包んだ白髪隻眼の武将だった。
躱しきれるか? ジュンは白馬の脇を擦り抜けようと、手綱を捌く。
だが寸前で、馬上の武将が振り回した槍の柄に弾き飛ばされ、ジュンは地面に叩き付けられた。
ジ「くっ! 痛って……ぇ」
呻きながらも、身を起こし、抜刀するジュン。
けれど時すでに遅く、ジュンは骸骨の騎馬武者どもに取り囲まれていた。
ジ「お前たち、何者だ!」
雪「我々は『鬼祖軍団』ですわ。わたくしは四天王が一人、雪華綺晶」
白馬の武将は、槍の切っ先をジュンの喉元に突き付けて、名乗った。
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:44:45.61 ID:Vr5O6M2u0
>>475 『鬼祖軍団』とは、何者だ? ジュンにとって、初めて耳にする名詞だった。
ともあれ、人知を越えた存在であることは間違いない。
ジ「なぜ、僕を狙うんだっ!」
雪「それが、御前様のご命令だからですわ。貴方には、絶望を味わいながら死んで戴きます」
ジ「なん……だと?」
訳が解らなかった。御前様とは、誰だ? もしや祝言の相手だったとでも?
ジュンは自嘲した。幾らなんでも馬鹿げた発想だ。
こんな化け物どもと、政略結婚などする訳がない。
ジ(どうすれば……この場を逃げ切れる?)
ジュンは、それだけを考えていた。こんな所で、殺される訳にはいかない。
折角、蒼星石の足取りが掴めたのだ。
彼女に会うまでは、死んでも死にきれなかった。
一瞬、骸骨騎馬の間に隙間が出来た。
ジュンはそこへ滑り込もうとしたが、槍の柄で膝の裏を叩かれて、その場に跪いてしまった。
そうやら、いたぶられた様だ。
ジュンは怒りに満ちた眼差しを向けて、最も近くの騎馬武者の胴に、刀を突き刺した。
しかし、相手は骸骨。刺されたところで、どこ吹く風だ。
カタカタと顎の骨を揺すらせて、骸骨はジュンの顔を蹴り付けた。
ジ「くっそぉ……。こんな、化け物どもにっ!」
手も足も出せない自分の非力さが口惜しくて、ジュンは土を握り締めた。
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:45:26.68 ID:Vr5O6M2u0
>>476 雪「さて、そろそろ終わりに致しましょうか。弱い者イジメは、趣味じゃありませんので」
よくもまあ、臆面もなく、そんな事が言えるものだ。
ジュンは憤慨したが、こいつらを倒す力を持ち合わせていない以上、相手のなすが儘だった。
雪「お覚悟を――」
雪華綺晶が、馬上から槍を構える。切っ先は、ひた……と、ジュンの心臓に向けられていた。
厭だ。まだ……死にたくない。
彼女に、もう一度、会うまでは……。
ジ(蒼星石――っ!)
ジュンが心の中で彼女の名を叫んだ、まさにその時、一騎の骸骨騎馬が絶叫をあげて消滅した。
立て続けに、隣の骸骨も両断され、地面に墜ちて塵と化した。
雪「な、何事っ?!」
ジ「なっ! あ、あれは――」
骸骨を切り伏せた人影を見て、ジュンは瞼を見開いた。
後ろ姿だけだが、短く切り揃えた鳶色の髪や、背格好は彼女にそっくりだった。
ジ「そ、蒼星石っ!」
思わず、呼びかけるジュン。
けれども、振り向いた人物の瞳は、髪と同じ鳶色だった。
左の目元の泣きぼくろが印象的な、美しい女性だった。
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:46:05.57 ID:Vr5O6M2u0
>>477 ?「何者かは知らないけれど、これ以上の狼藉は、わたしが許さない」
そう言うや、彼女は突進してきた骸骨騎馬を薙ぎ払い、落馬した骸骨武者の顔に剣を突き立てた。
ジュンは直ぐに、彼女の技量の高さを見抜いた。
蒼星石と同じくらいか、それ以上だ。
雪「くっ! 邪魔が入って、命拾いしましたわね。退け!」
雪華綺晶が号令をかけると、他の骸骨騎馬は彼女の後に続いて、闇に消えていった。
それを見届けて、ジュンは助けてくれた女性に、感謝の言葉を述べた。
ジ「ありがとう。正直、もうダメかと思っていたよ。よければ、お名前を」
巴「わたしは、柏葉巴といいます。剣術の修行のため、諸国を回っているんです」
正面に立ってみると、巴は蒼星石と、よく似ていた。
瞳の色が違うだけで、面差しや、身に纏う雰囲気も酷似している。
他人のそら似……と言うが、ジュンは未だ嘗て、ここまで瓜二つな人物に会った例しがなかった。
巴「どうか、しましたか?」
自分の顔に何か付いているのかと、巴は指先で頬を撫でた。
ジ「いや、ゴメン。ちょっと、知人と似てるなって思っただけだから」
巴「それなら、いいんだけど。あ、それより怪我とかしてない?」
ジ「ん? 特には無いよ。強いて言えば、打ち身ぐらいかな」
それなら……と、巴はジュンの腕を掴んで、ぐいと引っ張った。
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:46:29.84 ID:npvq1XNv0
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:46:59.06 ID:Vr5O6M2u0
>>478 ジ「痛てててっ! な、なにするんだ!」
巴「肩も、痛めているわね」
ジ「そう言えば、落馬したときに肩を強く打ち付けてたっけ」
巴「やっぱりね。肩の辺りの気が、変に歪んでいたから」
巴は、ジュンの服に付いた土埃を払いながら、言葉を続けた。
巴「この先に、打ち身に良く効く湯治場があるんです。行ってみませんか?」
ジ「え? でも、君は修行中なんだろう?」
巴「別に、構いませんよ。それに、さっきの連中が戻ってこないとも限らないでしょう?」
ジ「それは、確かに」
今の状態で再び襲われれば、間違いなく殺されてしまう。
ジュンにとって、巴の提案は寧ろ、渡りに舟だった。
彼女の力を利用するのは気が引ける。
けれど、蒼星石に会いたい一心が、巴の好意に甘える道を選ばせていた。
ジ「じゃあ、済まないけど……案内を頼むよ」
巴「ええ、行きましょう」
乗ってきた馬は、さっき逃げてしまったから、歩いて行くしかない。
ジュンは巴と並んで歩きながら、なんとなく昔に戻った気分になっていた。
蒼星石と二人で過ごした、懐かしい日々――
それは心地よい余韻となって、ジュンの気持ちを和ませてくれるのだった。
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:47:54.10 ID:lZHP3dCTO
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:49:18.79 ID:Vr5O6M2u0
>>480 以上、第五章、投下完了です。
やっと出せました、浜路役のジュン。
この後、巴による『浜路くどき』があるかどうかは不明。
翠「今回は全く出番なかったですぅ!」
紅「ま、そういう時もあるのだわ。諦めなさい」
銀「次章ではぁ、ジュンと私のラブロマンスで決まりねぇ」
蒼「水銀燈……いっぺん、死んでみる?」
薔「私…………影、薄すぎ」
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:50:09.79 ID:lZHP3dCTO
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:50:37.11 ID:RV3E7nF60
>>482 すげぇ面白い!!!次もwktkだ!!!!!!
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:51:16.15 ID:XLO8lTlqO
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:51:56.27 ID:UjD8iSvN0
>>482 超GJ!!
JUMに悶えたww やったよ、JUMが浜路だよww
梅岡がカッコ良かった・・・ そして巴・・・
続きにwktkしまくりですww
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:52:25.42 ID:E6wZ/NEe0
>>482 俺は梅岡の心意気に涙で前がみえなくなってきた
面白かった!GJ!
次回もwktk!!
>>482 これがあの梅岡か……!
第六章も期待して待ってる!
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 01:58:58.63 ID:lZHP3dCTO
べ「梅岡みなおしたぜ」
梅「そうか、ならばホテルにいくぞwもちろん拒否権はないぞ」
べ「これからが・・・・ハァ」
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:07:23.78 ID:lZHP3dCTO
す
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:12:15.07 ID:E6wZ/NEe0
く
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:12:31.39 ID:Vr5O6M2u0
感想、ありがとうです。
八犬伝を語る上で、信乃と浜路は切り離せなかったもので、相成りました。
梅岡、意外に好評でしたね。
次回からは、また薔薇乙女メインということで・・・
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:15:37.18 ID:RV3E7nF60
>>492 ガンガレ!!ホントwktkしてます
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:21:22.32 ID:lZHP3dCTO
す
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:27:12.06 ID:Dvoh+j710
ROM専の漏れが保守って落ち
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:31:59.73 ID:G71I6gC40
デブ専の漏れが保守って落ち
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:38:47.20 ID:lZHP3dCTO
翠星石万歳保守
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:46:15.61 ID:ZSvk7bso0
ほ
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:53:36.87 ID:CrE7zbPiO
ここで流れをぶった切る俺が登場
〜あら・すじ〜
まさかの追試により投下予定がずれ……じゃないや
まさかの追試により途中までしか書けてない……でもないや
ジュンの学校に七人の乙女が転校してきた
その乙女はアリスになるために旅をしているらしい
ジュンはそのことを聞いた代わりに真紅の下僕になる約束をしてしまった
注:タイトルはストーリーと一切関係無いはず
たぶん、こんな内容
詳しくはまとめにある翠星石をよろしく
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:54:17.75 ID:CrE7zbPiO
あの後はどうにか静かに放課後まで迎える事が出来た――性悪と口論に何度かなったが、先生に叱られなかったから大丈夫だろう
とりあえず学校は終ったんだやっと帰れる
「何をしているの? ジュン」
「学校終ったから帰れるんだよ」
「何を言っているの? 終ったのだから学校を案内なさい」
「何で俺が……」
「貴方は私の下僕なのだわ」
「下僕って……」
そんなこと――聞いてしまった貴方が悪いのだわ――は確かに言われたな
「分かったなら行くのだわ」
「……はいはい」
「゙はい゙一回なのだわ」
何で真紅から聞いてしまったんだろう
「ねぇ真紅、僕たちも一緒に行ってもいいかな?」
「雛も行きたいの」
「別に構わないのだわ」
「ありがとう」
本当に蒼星石はいい子だな
ローゼンの事も蒼星石に聞けばよかった
「なら、早速出発です」
「はいなの〜」
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:54:22.65 ID:lZHP3dCTO
翠星石きたー
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:55:06.56 ID:CrE7zbPiO
>>500 とりあえずどこを回るか……
この学園は主に本館と分館に分かれている
本館の一階は、この学園の莫大な、学生の靴を収納することができる、下駄箱がある生徒玄関
正直、初めの頃は、自分の下駄箱を探すのに、悪戦苦闘したものだ
二階には、生徒の数にも、負けず劣らないと思うほど居る、教師の溜り場、職員室
二年になった今でも、見たことがない先生の数の方が多い
ついでに、本館と分館を繋ぐ連絡通路があるのはここである
三階には、会議室、生徒会室がある
全くもって俺には興味が無い場所だ
四階は……噂では校長室があるらしい
噂だと今まで四階に言った者はいないとか……
学校に何故そんな所が有るのかが気にはなるが、あるのが校長室なら行く必要も無いな
分館については、本館を正面に見たとき
向かって右にあるのが、北館
左側にあるのが、南館
本館に後ろに隠れてあるのが、西館
分館には図書室やら色々あるがこの広さだ把握できる訳がない
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:56:35.86 ID:CrE7zbPiO
>>502 「どこを回る?」
「そうね、翠星石が今日言ってたように一年の教室にでも行くのだわ」
「流石真紅です、話が解るです」
「一年だな、ちゃんとついて来いよ」
「チビに言われなくても大丈夫です」
一年か……懐かしいな
北館は日が入らないから寒いイメージがまだあるな
「 ? どうしたの翠星石」
「ちょっとトイレに行ってくるです」
「じゃあ、ここで待ってるよ」
「すぐに追い付くから先に行ってていいです」
「分かったよ」
「あら、翠星石がいないのだわ」
「翠星石ならトイレに行くったよ」
「あの馬鹿、言ってくれたら待ってやったのに」
一年もここに通ってる俺でもたまに迷いそうになるのに、昨日今日来たばっかのあいつが解るわけ無いだろ―― 一年の教室が北館に在ることも言ってない俺も悪いな
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:58:07.63 ID:CrE7zbPiO
>>503 「お前らここで待ってろ、すぐに戻ってくるから、いいな、絶対にそこを動くなよ」
「ジュン、行っちゃったの」
「ゴメンね、僕がちゃんと言っていたらよかったのに」
「気にしなくていいのだわ、翠星石は変なところで意地を張るからなのだわ」
「ふふっそうだね」
「蒼星石〜どこです〜」
やべーですこんなところで迷子になっちまったです
「誰でもいいから出てきやがれです」
返事が返ってこない
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 02:59:16.67 ID:CrE7zbPiO
>>504 「真紅〜雛苺〜……へっ返事くらいしやがれです……ウグッ ヒグッ」
「……星石」
「!? 蒼星石ですか!?」
「ハァハァ……やっと見つけた」
「チッチビ人間どっどーしたです?」
「どうしたって迷子になってるお前を探しに来たんだよ」
「だっ誰が迷子なんて……」
「そんなセリフは涙を拭いてから言ったらどうだ?」
「あっ……」
ゴシゴシ
「泣いてなんかねーです、これは汗です」
「はいはい、行くぞ」
「…………」
「んっ? 俺の顔になんか付いてるか?」
「なっなんでもねーです」
「今度はちゃんと着いて来いよ」
「……はい……です」
〜翠星石・三部前編完
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:00:43.92 ID:CrE7zbPiO
>>505 まだここまでorz
例のごとくまとめの方にお願いします
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:23:38.52 ID:qQtXxw2m0
おさななじみなふたりの番外編いきます
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:24:01.63 ID:qQtXxw2m0
金「はーい、全国百万人の金糸雀ファンの皆様お待たせかしら。」
金「『おさななじみなふたり』あらすじコーナーの時間かしらー。」
金「さて、今回は番外編で普段とはちょっと違った話になるかしら。」
金「前回のお話とその前までのお話は
>>203−
>>213を参照かしら。」
金「それにしても作者の奴、前回、出番があるって言っておいて実際はほとんど無かったかしら。」
金「でも、今回は番外編と言うことできっとカナが主役の『大空策士ガイカナリア』が…」
薔「…ねーよwww」
雪「…ねーよですわwww」
金「(゚д゚ ) ( ゚д゚) ( ゚д゚ )」
薔「…今回のお話は『オバーマン キングバラシー』。」
雪「『乙女王 キラガイガー』ですわ。」
このあらすじと本編は一切関係がありません
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:24:31.21 ID:lZHP3dCTO
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:25:03.36 ID:qQtXxw2m0
特別朝が早いとは思わない
確かに多くの人はまだ寝てるかも知れないが
それはそれ これはこれ
自分には朝するべき事がある
するべき事の為に起床時間を計算したらこの時間になった
ただそれだけ
何時だったか言われた
「包丁の扱い慣れてるね。」
それはそうだ。毎日扱っているのだから
「きっと良いお嫁さんになれるね。」
それはどうだろう?幾ら美味しい物が作れたとしても
相手に喜んで貰わないと意味が無い
『料理は愛情』
まさにその通りだ
……でも愛情を込めるって如何したら良いんだろう?
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:25:13.11 ID:XLO8lTlqO
保守
明日のテストを乗り切れば、ようやく女子高生スレの頃から暖めてた大正物が書ける…
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:27:43.75 ID:qQtXxw2m0
>>510 彼は喜んでくれるだろうか?
まあ、少なくとも嫌がりはしないだろう
……多分
もし、嫌がられたら如何しよう
いや、今までも不快に思われていたとしたら……
……止そう
考えるだけ無駄だ
それに彼の人也は誰よりも私が知っているはずだ
少なくともそう思いたい
若しかしたら彼女の方が私より……
……止そう
只今はこのお弁当を彼が食べている時
笑っている事を願っておこう
彼が私の作った食事を笑顔で食べる
それが私の願い
この毎日が続く事を唯願う
彼が私の作った食事を笑顔で食べる
それが私の願い
そんな毎日が来る事を唯願う
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:27:48.60 ID:lZHP3dCTO
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:28:26.84 ID:lZHP3dCTO
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:28:38.79 ID:qQtXxw2m0
番外編終了
時間軸とか気にしない方向で
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:31:47.68 ID:lZHP3dCTO
>>515 ジャムめ・・巴と翠星石の心をもて遊びやがって・・・翠星石は連れて帰る
次回もwktkしてるw
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:44:44.05 ID:aTuczaKn0
保守ー
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:55:37.88 ID:XLO8lTlqO
保守
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 03:57:55.50 ID:HhlxR6DkO
薔薇「大変だよ!ジュン!」
ジ「どうした?」
薔薇「1/100MG MSN-04アッガイ4200円がもう売ってる!」
ジ「はぁ?それがどうしたんだ?」
薔薇「どうしたって…ジュン君は私の婚約者でしょ!」
ジ「そうだけど何の関係が…」
薔薇「男の子は愛する女の子にプレゼントあげなきゃ駄目なんだよ?」
ジ「だからってアッガイはいらないって買わなくていいよ」
薔薇「ジュン君…そんなことしたらどうなるかわかってるの?!」
ジ「どうなんだよ?」
薔薇「もしジュン君が私にアッガイ買ってくれないと…アッガイが家に来て私を襲ってくるんだよ?どんなことされるか…私…もうジュン君に会えなくなるかもしれないんだよ?」
ジ「ねーよ」
薔薇「酷い!ジュン君は私が他の人の子を産んでもいいっていうんだね………」
ジ「まてまてなんでそうなる?!」
薔薇「私はジュン君以外の人の子なんて産みたくないのに…」
ジ「僕だってお前が他の男にとられるなんて嫌だぞ!!」
薔薇「じゃあアッガイ」
ジ「…わかったよ。買う、買ってあげます!」
薔薇「やったぁ!うれしいな」
ジ「そのかわり、今日は僕の言うことなんでも聞けよな」
薔薇「なんでも聞くよ。…子作りでも…いいよ♪」
ジ「ちょっ何言ってんだ!」
薔薇「うふふ。ジュン君のそういうとこ大好きだよ♪」
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 04:17:19.76 ID:lZHP3dCTO
薔薇しぃかわい・・・はっ俺には翠星石が・・・・バタ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 04:20:41.84 ID:CLLx3ZW8O
夜勤で感想レスが返せないがSSやSSSや絵を書いてくれる人たちへ・・・
休憩中に見て、かなり癒されるよ
ありがとう、GJを送る!!
そんな保守
保守
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 04:40:09.60 ID:qNz2xNPu0
どうか巴が救われますように
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 04:53:10.07 ID:QIraPKv60
保守
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 05:04:56.35 ID:WRCYE0lNO
原作が手に入ったことで
銀>>巴>薔=キラ>蒼=翠>真>>>>雛>>>>>越えられない壁>>カナ
に変更された保守
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 05:28:24.82 ID:qNz2xNPu0
ほ
保守
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 06:19:26.85 ID:qNz2xNPu0
おちる
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 06:30:28.94 ID:XLO8lTlqO
保守
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 06:50:20.98 ID:7xC7sWpHO
保守
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 07:21:49.12 ID:qNz2xNPu0
まじで保守しないと落ちる
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 07:39:48.38 ID:XLO8lTlqO
保守
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 07:50:02.05 ID:gPfPQOanO
一応原作とアニメの一期二期を見たが、
紅=銀=翠=蒼=雛=金>>薔薇=雪
こうなった。
みんな好きだ(´ω`)
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 07:59:59.00 ID:E6wZ/NEe0
巴「雛苺、行くよ。」
雛「あい!トモエ、あいとー!」
巴「雛苺、あれを持ってきて。」
雛「あい!(ごそごそ)どうぞなの!」
巴「これがなくちゃね。」
巴は炎を模った紋章の入った手袋をきっちりと手にはめると肩を慣らす様に
腕を回した。
巴「燃えろー!」
雛「萌えるのー!」
……何か変な電波飛んできてたわ…
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 08:13:30.80 ID:XLO8lTlqO
保守
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 08:24:51.57 ID:7xC7sWpHO
保守
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 08:33:26.03 ID:ca5ug8Db0
保守ね
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 08:47:25.05 ID:poVca7UaO
保守ぁ
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 09:04:56.85 ID:8QwSgdOFO
保守
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 09:19:14.33 ID:ca5ug8Db0
保守しよう
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 09:32:59.99 ID:ca5ug8Db0
まず保守
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 09:35:23.64 ID:FfzeLM3J0
僕には殺したい人がいる…
我慢に我慢を重ね早6年。長かった、とても長かった…
〜6年前〜
「今日は僕」
「…こんにちは」
「それじゃ、二人をお願いするよ叔父さん。」
そういって両親は海外に行ってしまった、幼い二人を残して。
「私は桜田のりです、これからお願いします」
「いえいえ、いいんだよ。かわいい甥の子供だもの。孫が出来たみたいでうれしいよ!今日からは叔父さんでいいからね」
「はい、叔父さん」
「……」
見た目は小奇麗な紳士といったとこだろうか、口を結び作ったような笑いを浮かべていた。
『嫌だ…』
これが第一印象だ。何故だろう、心の奥底から拒絶する僕がいる。ねぇちゃんもどことなく緊張しているようだった。
今思えば、小奇麗にしていたのは僕らを欺くため、口を結んでいたのは黄ばみ切った乱杭歯を隠すためだったのだろう。
叔父は結婚していた。
生活には困らなかった。僕の親はちょっとした金持ちで、かなりの金銭援助をしていたらしい。
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 09:36:02.87 ID:FfzeLM3J0
>>543 半年が過ぎた。
後半年。約束は一年だ。後半年我慢すれば…
突然鳴り響く電話。僕は言い知れない不安にかられる
「はい、はい、そうですか…。叔父に伝えます…」
叔母の口調は不自然すぎるほど淡々としていて、僕の不安を余計に掻き立てる。
「アナタ…ちょっと…」
「どうした?」
「それが…」
・
・
・
こちらに近づいてくる叔父
(嫌だ)
「…両親が亡くなった」
(分からない!!!)
「飛行機事故だそうだ…」
「……」
葬儀が済み、引取先のない僕らはまた叔父の家に居候することになった…。
帰りの車の中は静かだった。
(続く) とりあえず書いた。今日か明日には続きを書く
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 09:52:07.10 ID:3efX41ZGO
wktk
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 10:12:43.74 ID:S6Qf22s5O
保守小話
紅「水銀燈………昨日貸したくんくんのビデオを壊したわね?」
銀「!!!さ、さあ〜?水銀燈は知らないわぁ〜…………」
紅「あら、とぼける気?薔薇水晶が私に貴女がビデオを壊したってメールをしてきたわ。」
銀「………………」
紅「沈黙する気なのね、そう……………」
ボキャア!!!
銀「ぐふぅっっ!!!!な、何で殴るのよ、し………ん………」
紅「………良い?正直に答えるのだわ水銀燈。既に質問は拷問に変わってるのよ?」
銀「あ……あぁ………!!!!」
紅「覚悟はできてるかしら?……………私はできてるのだわ。」
銀「き、きゃぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!」
翠「め、めちゃくちゃ怖いです真紅ぅ…………」
ジ「ほっとけ、いつもの事だ。」
蒼「ぜんぜん動じないねジュン君………」
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 10:21:44.98 ID:ca5ug8Db0
>>546 正直に答えても拷問のままか処刑になるだけだなw合掌
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 10:38:02.13 ID:8CNBuPQH0
グヴォッ(´ ゜ω ゜`)
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 10:49:54.98 ID:rGfzK8NYO
やあ (´・ω・`) 突然だけれども、
このレスを読んだ君に一生セクロス出来ない呪いをかけたよ。
ああ、君が怒るのも無理はない。
落ち着いて欲しい。
この呪いから逃れる方法はただ一つ、
このスレに↓
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1141523119/ スタッフに媚売り枕営業するな大根アイドル と書くだけなんだ。
うん、重ね重ね強引なのはわかっている。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていなない。
さあ、(ry
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 10:50:45.76 ID:MrFjqiaY0
保
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 10:51:05.69 ID:FfzeLM3J0
>>544 家につくとすぐに部屋にこもった。とにかく泣いた。声をあげて。
姉が部屋に入ってくる音がした。
「ジュン君、二人で暮らそうか?お父さんたちが残したお金で何とかなりそうなの。おねぇちゃん来年は高校だし、バイトでもして稼げば生活費に回せるでしょう?そしたら叔父さんたちにも迷惑かけづに済むし…」
「…」
「どうかなぁ?」
「…住もう…一緒に住もう」
「ジュン君、よかったぁ。おねぇちゃん叔父さんたちに話してくるから♪」
ちょっとうれしかった。半年経ってもあの叔父には慣れなかったから。
新しい生活は大変だったけど、とても充実していた。家事のほとんどを姉がこなしていたが、さすがにそれは申し訳ないので時々手伝った。
そして年月は過ぎ、僕は姉と同じ高校に入学した。
「おはよう、ジュン君」
「おはようですぅ、ちび人間!」
「うん、みんなおはよう!」
登校中になじみの顔に挨拶をする。中学から友達の蒼星石、翠星石だ。
まじめで頑固だが繊細な心をもっている蒼星石。
口が悪く性悪だが憎めない翠星石。
2人ともにとてもいい友達だ。
僕は叔父のことはすっかり忘れていた、あの日まで…
とりあえず序章終了。とてつもなく長くなりそう…gdgdだけど付き合ってくれwww
いちおう倒叙形式のミステリーというコンセプトで書くつもりです。
くんくん探偵を絡めたいけど、キャラガ分からん!
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 10:52:29.34 ID:3efX41ZGO
J「…なあ、薔薇水晶」
薔「………何、ジュン君?」
J「…なんでお前が俺の部屋にいるんだ?」
薔「…のりさんにジュン君の彼女ですって言ったら通してくれた」
J「付き合ってる覚えはないけど…それで、何か用か?」
薔「…やろう?」
J「何を?」
薔「……私は受けも攻めもOKだよ?」
J「…ひ、ひとまず姉ちゃんの誤解を」
薔「のりさんは…隣り町のレストラン行ってる…」
J「………あ、俺トイレ」
薔「ちなみに…部屋の鍵は…中からは開かない用に改造済み…」
J「それじゃお前も出れないじゃん」
薔「……………………あ」
J「…………………」
薔「…………………」
553 :
552:2006/03/08(水) 10:54:18.18 ID:3efX41ZGO
正直タイミング悪過ぎたと思っている
今は反省している
というわけで
>>551 wktk
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:02:12.58 ID:7oJkaCXWO
>>551 wktkだ!
gdgdなんて言う必要はないぜ!!
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:02:44.70 ID:ca5ug8Db0
>>551 続きが気になるねwktk。
スレまたぎそうならまとめに載せとくといいかも
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:10:22.07 ID:FfzeLM3J0
レスありがとw
クンクンはテキト−に推理物の主人公を被せてみます
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:18:15.30 ID:X9ngPHYvO
蒼「このスレも活気づいてきたね。」
J「そうだな。少しずつ職人さんが復活してるんだよ。」
翠「翠星石はもうちょっと活気がある方がいいですけどねぇ。」
J「僕は今のペースも好きだよ。早く走ると、早く止まっちゃう。このスレは短距離じゃなくて、マラソンの様にやっていけたらいいなと思うんだ。」
蒼「そうだね。のんびり、ゆったり。」
翠「翠星石的には、もの足りないですぅ。おめぇが何が書けばいいんですよ。」
J「う…書いてるじゃないか…。まとめには1つも載せてないけど…。忙しいんだよ…。」
紅「とりあえず、これからも楽しくやっていけたらいいのだわ。そんな事よりJUM。紅茶を入れて欲しいのだわ。」
J「おめぇに飲ませる紅茶はネェ!」
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:23:54.38 ID:poVca7UaO
(´ω`)保守
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:30:13.87 ID:ca5ug8Db0
『薔薇雪と SW編その3』
今日は珍しく金糸雀がGMを申し出た。自称策士さまの実力を見せてもらうか。
金「JUM、食事が終わったところで抵抗ロールするかしら。」
J「毒でも入ってたのかこの料理(ころころ)低いな、11。」
雪「私たちは大丈夫ですわね。」
金「JUMは体に異変が起きたのに気付いた、女になってしまったかしらw」
J「うわー、ムーンライトドローンか。」
《ムーンライトドローン》
小さな粒状の毒物。男なら女に、女なら男になってしまう。効果は永続。
薔「・・・見えた。これだ!行ってくる。」
J「おい、どこ行くんだ?」
薔「ちょっと用事!」
セッションの途中だというのに突然教室を飛び出していった薔薇水晶。
戻ってくる様子もなかったのでこの日はその時点でお開きになった。
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:31:38.55 ID:ca5ug8Db0
>>559 (翌日)
J「昨日はどうしたんだ?みんな心配してたぞ。」
薔「・・・ゴメン、これお詫び。」
そういうと薔薇水晶は鞄から青色の小瓶を取り出す。
J「これ変な味がするって噂の・・・。」
薔「意外とおいしいよ。飲んでみて。」
言われるままに口にする。おくすりの味・・・。
J「微妙な味だな。医薬部外品みたいな匂いもするし。」
薔「・・・ねぇJUM、今のローゼンに足りないものって分かる?」
J「さあ?・・・・・・あれ?からだが・・・。まさか!」
体の変調に気付くJUM。その場にへたり込んでしまう。
薔「・・・それは眼鏡っ娘。JUM、よろしくね。」
J「くっ、謀ったね薔薇水晶。これから私どうすれば・・・。」
雪「ふふっJUM、心配いりませんわ。これからは3人で。」
梅「桜田、聞いてるのか?」
梅岡の声に反応して立ちがるとそこは教室だった。あわてて自分の体を確認する。
J「なんともない。夢?」
梅「居眠りは良くないぞ。笹塚廊下に立ってろ。」
やがてチャイムが鳴った。時計を確認する。もう昼休みの時間だ。
薔「・・・JUM、お昼一緒に食べよ?」
昼食を誘いに来た薔薇水晶の手には青い小瓶が握られていた。
終わり
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:34:37.62 ID:3efX41ZGO
ちょwwwポーションwwwwww
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:35:02.60 ID:ca5ug8Db0
>>560 眼鏡さんがいないなと思ってたらこうなったが
のりのことすっかり忘れてたw
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 11:54:51.42 ID:ca5ug8Db0
昼前保守
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 12:13:54.57 ID:lZHP3dCTO
保守
家ついたら翠星石の短編かく保守
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 12:30:56.78 ID:3AYvkbnSO
ホシュー!!
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 12:40:22.31 ID:zZiO53WhO
微風が頬を撫でてゆく…
真「もう春ね…」
暖かい日差しの中で紅茶を啜りながらのんびり過ごす…
そんな保守…
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 12:51:30.75 ID:poVca7UaO
保守
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:03:46.46 ID:WpTaWsm+O
保守かしら〜
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:16:22.06 ID:ca5ug8Db0
保守なの
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:26:58.66 ID:kBIL1OMY0
保守がてら何か書くよ
リクよろ
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:27:21.00 ID:poVca7UaO
暖かい保守
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:27:31.30 ID:pAfQQsoz0
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:29:17.39 ID:kBIL1OMY0
>>572 真紅か……
何時か来ると思っていたが……
OK がんばってみる
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:33:08.41 ID:3efX41ZGO
薔「ジュン君…髪伸びたね」
J「ん?ああ、そろそろ切るかな…」
薔「私が…切ってあげる」
J「いいのか?頼むよ」
薔「それじゃ…お客さん…どの様に…?」
J「ん、全体的に詰めるだけでいいよ」
薔「ラジャー…それじゃあ…」
J「!!!!」
薔「え………どうしたの…?」J「い、いや、なんでもない!!」
薔「……?」
J(い、言えない…薔薇水晶の手が耳に触れて髪の毛が首筋に触れて感じたなんて!!!!!)
薔「それじゃあ…続けるよ」
この後散髪が終わるまでジュンは必死に我慢し続けました…
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:33:14.16 ID:pAfQQsoz0
wktk保守
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:56:15.52 ID:ca5ug8Db0
保守
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 13:56:16.78 ID:lZHP3dCTO
ほ
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:01:03.64 ID:HhlxR6DkO
薔薇「ジュン、明日って仕事休み?」
ジ「ああ。休みだけど」
薔薇「じゃあ明日一日中ジュンの側にいていい?」
ジ「え?」
薔薇「だって最近ジュンってば残業ばっかりで晩御飯も一緒に食べれないし…朝ぐらいしか顔合わせないから…」
ジ「いいんじゃないか?」
薔薇「じゃあ明日ずっと側にいていいの?」
ジ「ああ。実は僕も明日薔薇水晶と2人きりでいたかったんだ」
薔薇「ほんと?」
ジ「最近ひとつ屋根の下で一緒に暮らしてるのに少ししか顔を合わせないのがちょっと嫌だったからなぁ」
薔薇「じゃあ明日と言わず今日から一緒にいるよ。だから今日は一緒のベッドで。ね?」
ジ「じゃあ今日は寝かせないぞ?」
薔薇「ふふふ、ジュンのえっち〜♪」
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:10:19.99 ID:7nQj1X5L0
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:12:09.36 ID:gPfPQOanO
薔薇しぃー…カワイイ(´ω`)
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:12:52.11 ID:kBIL1OMY0
「JUN、彼方、何か始めたりしないの?」
何時もの帰り道
隣を歩く真紅が聞いて来た
「あー何かって?」
「そうね。何か部活なんてどう?」
「部活ねえ。」
「ええ、折角の学生生活なのに何もせずに無為にすごすのは勿体無いのだわ。」
「パス。」
わざわざ放課後に何かしたいとは思わない
「なら、アルバイトとか。」
「それもパス。」
バイトも楽しそうではあるが面倒だ
それに小遣いは両親の仕送りで十分過ぎるほど貰っている
「全く彼方はもう少し日々の生活にやる気を出すべきね。JUN。」
やる気ね〜
「何か日々の目標を持つべきだわ。」
目標ね〜
「ちゃんと聞いてるの?JUN。」
「おー聞いてるよ。」
「まったく、もっとシャッキリしなさい。」
「まったく、うるさいなーいちいち。」
「それに僕はこうやって真紅と二人で帰る生活が気に入ってるだよ。」
この穏やかな生活リズムをあえて崩したいとは思わない
そんな僕に真紅は呆れたのか溜め息を一つ吐くと言った
「なら、毎日私を家まで送り届けないさい。命令よ。」
「はいはい。分かったよ。」
「"はい"は一回。」
まあ、それはこっちも願ったり叶ったりと言いますか
精々真紅に置いて行かれないようにするとしよう
彼女と歩く帰り道 この穏やかな日々が続く事をただ願う
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:13:37.14 ID:kBIL1OMY0
うー予想以上に時間掛かった
真紅ムズイよ真紅
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:15:00.99 ID:pAfQQsoz0
>>582 でも、ありきたりな日常の1ページを見せてもらった。
GJ!!
そして、アリガトウ。
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:19:47.69 ID:ZjsrOKbg0
日常を書くってのは案外センスが要ると思うよ
ジ「・・・・・」
ハム
翠「ひゃっ!?な、なにするですか!?(耳はよわいですのに・・)」
ジ「いや〜暇だったからさwもしかして耳弱い?」
翠「そ、そんな事ねぇですよ!!(///)」
ジ「ふぅ〜ん?なら噛んでも平気だね!」
ハムハムハムペチョハムハム
翠「ちょっとま・・・ん・・くっ・あう・・なめ・・あっ・・(//////)」
ジ「耳弱いじゃんwやめる?(やべっwかわいいww)」
翠「や、止めないで欲しいです!も、もっとして欲しいです・・・(//////)」トロ〜ン
ジ「え?そ、そう?(ちょwなんか目がトロ〜ンとしてきちゃってるよ・・・)」
ハムハムハムハムペチュペチュハムペチュハムペチュハムハムハムペチュペチュチュパ
翠「ん・・・あっ・・・うん・・っ・・・(/////)」
翠星石は何かに目覚めてしまったようです
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:22:48.33 ID:kBIL1OMY0
書いてて、このパターン他のキャラにも流用できるな
と思ったり
そんな訳で帰り道シリーズもう一人受け付けるよ
リクよろ↓
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:23:57.72 ID:lZHP3dCTO
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:24:01.14 ID:pAfQQsoz0
蒼い子よろ
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:25:23.33 ID:lZHP3dCTO
うぇwww一足遅かった
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:26:20.98 ID:lZHP3dCTO
双子wktk
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:29:36.31 ID:kBIL1OMY0
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:30:12.47 ID:ca5ug8Db0
下校会話シリーズ化おもしろいね。
JUM1ヵ月後に転校しそうw
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:31:08.33 ID:pAfQQsoz0
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:40:30.52 ID:lZHP3dCTO
欲守です
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:49:04.47 ID:KTHZjBik0
ソフト百合投下。銀紅
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:50:28.40 ID:pAfQQsoz0
wktk
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:52:29.78 ID:KTHZjBik0
短編「図書館」シリーズ四話「水銀燈」
突然だが、私、真紅は図書委員だ。
元々本が好きで、中一のときに初めて図書委員になり…
気が付けば図書室、そして図書委員の常連となり早3年。
その間に図書室仲間ともいうべく、同じく本の好きな友達連も出来て、
図書館をよく利用する人の顔もかなり覚えた。
これは、そんな私の図書室でのある日の話。
昼休みも中盤に入ってくる頃、入り口の扉から入ってくる人影。
目立つ銀髪に赤い瞳…高等部一年の先輩、水銀燈だ。
彼女は私の姿をカウンター内に見つけて、近寄ってきた。
銀「あらぁ、今日の当番は真紅なのねぇ…お疲れさまぁ」
そしてにっこり微笑む。少し頬が熱くなるのがわかったが、私はできる限り気にしないようにして、
要件だけを言う。
紅「返却の本は?」
銀「はい、これよぉ」
手渡されたのは美麗なイラストに彩られた表紙の文庫本。要はライトノベル、といわれる類の本だ。
イラストは綺麗だと思うが内容は薄いものが多い。
全体的な貸出量から見れば、読みやすいからか人気の分野であるが、探偵小説好きの私には
内容的に少し物足りなく感じる事も多い。
けれど彼女は好んでこの手の本を読んでおり、しかも読む速度も驚くほど速いために
一日に何度も借りては返却し、借り手は返却し、を繰り返す。
基本的に一度には2冊までしか借りられないのだが、返却すれば話は別。
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:53:13.74 ID:kBIL1OMY0
「姉さん。夕飯のおかず何が良い?」
蒼星石が聞いてきた
今日は妹が食事当番である
「そうですねー。満願全席が食べたいです。」
「はいはい、そのうちね。」
流された
「うーん。魚な気分ですね。今日は。」
「魚か……。」
思案顔の蒼星石を見ていると少し悪戯心が湧いてきた
「しかも普通の魚じゃ駄目です。」
「え?」
「翠星石が食べた事無いような魚を用意するです。」
「いきなりそんな事言われても!」
「お姉ちゃん命令です。がんばるですよ。」
そう言って私は一目散に駆け出す
あの子の料理の腕は自分が一番よく知ってるので不安は無い
何より姉想いな子だ。きっと何とかしてくれる
それに今も
「ちょっと待ってよ。」
呆れながらも追い駆けて来ている
だからきっと今日の夕飯は期待しても良いだろう
「さあ、急いで帰るです。」
因みにその日の夕飯には
じじいの田舎の郷土料理
「藤壺」
が出たそうです
「おー、懐かしいのー。」
「姉さん。残しちゃ駄目だよ。」
「うー変な食感です……。」
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:53:18.63 ID:KTHZjBik0
>>599 おかげで、一時期は朝借りて昼借りて放課後に借りて…多分一日に6冊くらいは借りていたと思う。
しかし、さすがに最近は新しく入ったもの以外は大部分を読んでしまったらしく、
今はそれ以外の分野もかなり借りるようになった。おかげで、一時期よりは冊数も落ちてきている。
…それでも一日4冊は借りているが。
紅「はい、はんこは押したのだわ。」
銀「ありがとぉ」
貸し出しカードを受け取ると、彼女は奥へ歩いていく。
金「あ、水銀燈先輩こんにちはかしら〜」
奥に歩いていくにつれて、図書室で本を読んでいた数人から彼女に向かって挨拶が飛び、
それに対して、にっこり笑って挨拶をしていく。
しばらくすると、彼女が本を選んで腰掛けた周囲にいつの間にか数人の人だかりが出来あがった。
…そう、彼女は図書室のカリスマとでも言うべき存在なのだ。
美少女だと胸を張って言える容貌に、生来のノリの良さ、そしてその良き先輩後輩っぷり。
おかげで彼女が図書室に現れると、その周囲にはいつの間にか図書室常連達が集まって、
様々におしゃべりを始めるのである。
紅「…まったく…」
そんな中、頭を抱えるのは今日の当番である私ばかり。
正確に言えば金糸雀だって当番なのだけれど、
彼女はまた奥まで本を戻しに行って…そのまま読みふけっていたようだ。
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:53:49.87 ID:KTHZjBik0
>>600 昼休みには、図書室常連でなくとも普通に出入りしている人たちは居るわけで、
彼ら以外に話している人が居ないわけじゃない。
けれど、その人数が集まれば、小さな声でもうるさくなってしまう。
常連だろうがなんだろうが図書室でうるさくしてはいけないのだ。
そんなわけで…
み「ねえ、奥が少しうるさくなってきたから注意お願いできる?」
そろそろ注意に行こうかと思っていたところで、奥の司書室からみっちゃん先生が顔を出す。
片手で拝むような感じで片目を瞑ってのお願いだ。
紅「あ、はい。そろそろ行ってくるのだわ。ついでに金糸雀も呼び戻してきます」
今は幸い借りる人も数が少ないので、カウンターから立ち上がって奥へ向かう。
いざ人が来た場合は、みっちゃん先生が対応してくれるだろう。
紅「皆、図書室では少し静かにしてほしいのだわ!」
人だかりに向かって注意する。ここでタムロしている人たちの大半は
当番ではない図書委員達なのだから、もう少し自分で注意してほしいと真紅はいつも思う。
ため息をついた所で、後ろから気配が。慌てて振り向こうとすると
銀「真紅ぅ、注意いつもお疲れ様ぁ♪」
…抱きつかれた。
そう、言い忘れていたのだけれど。私、真紅はどういうわけかこの図書室のカリスマたる先輩に、
やたらと気に入られてしまっていた。何がしか、すれ違ったり挨拶したり…
図書室で本を読んでいては、いつの間にか背後に忍び寄られて抱きつかれるのだ。
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:54:58.16 ID:KTHZjBik0
>>602 前のアンカーは
>>601 銀「あらぁ?今日は反応が薄いわねぇ」
紅「こう毎回何度も抱きつかれていたら慣れます…あ、金糸雀、いつまでも本を読んでないで、
そろそろカウンターに戻るのだわ!」
金「はいかしら〜。お邪魔はしないのかしら〜♪」
紅「お邪魔ではないのだわ。当番はちゃんとするべき、ということなのだわ」
周囲のこういったからかいにももうかなり慣れた。
何せ、一年の時に唐突に図書室でつかまってからずっとこうなのである。
そのまま、しばらくはこの大荷物…水銀燈先輩を引きずりながら歩いて、本を片付けていく。
数冊しかないそれが大体片付いた辺りで…
銀「よっし、真紅の感触も堪能したし…借りる本を探してくるわぁ」
やっと私は解放されて、水銀燈先輩も小さく手を振って微笑んでから歩いていく。
少しだけ熱くなった頬を無視して左手の時計を見れば、休み時間はもうあと少し。
そろそろ貸し出しラッシュが始まっている頃、早く戻らないと今頃金糸雀が大変だろう。
私は、少しだけ歩調を速めると、図書室入り口正面のカウンターに向かって急いで歩いていった。
次回「水銀燈 U」
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:55:52.11 ID:kBIL1OMY0
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:57:02.92 ID:pAfQQsoz0
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:58:21.25 ID:aYkQK7MW0
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 14:59:32.66 ID:kBIL1OMY0
>>606 食べた事無いから想像で書いちゃった
ごめんね
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:00:07.29 ID:KTHZjBik0
>>604 いやいやこちらこそ。
さておきGJ!!双子和んだ! 藤壺か…ぐぐって理解したけれど、何故か先に別の人物がw
>>605 エロスなのかwwwwGJサンクス!
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:01:12.29 ID:QUn3wXQy0
>>603 ktkr!!
このシリーズ好きなんだ(というか、銀紅の百合が好き)
『水銀燈 U』に激しくwktk!
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:03:11.85 ID:qyAu+z8y0
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:05:09.72 ID:ca5ug8Db0
藤壺わからんかったからkwsk。フジツボじゃないよね?
>>603 図書委員待ってたwいいね。
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:06:48.56 ID:kBIL1OMY0
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:11:01.16 ID:ca5ug8Db0
>>612 どもす。でもフジツボって甲殻類だから魚じゃないような。
まあ魚介類ってことか。
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:12:43.13 ID:kBIL1OMY0
>>613 書いてて思ったけど気にしない事にした
まあ、ノリで
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:14:17.94 ID:KTHZjBik0
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:30:11.30 ID:KTHZjBik0
保守
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:31:21.40 ID:VHh7AOkT0
去年
薔「・・・ジュン君」
J「どうした、薔薇水晶?」
薔「誕生日プレゼント・・・」
J「え?ああ、そういえばもう誕生日か」
薔「うん・・・」
J「ありがとう、で・・・何くれるの?(何も持ってない・・・)」
薔「ふふふ・・・プレ」
J「プレゼントは私って言うんじゃないだろう」
薔「・・・・・」
J「・・・・・」
今年
薔「・・・ジュン君」
J「どうした、薔薇水晶ってなんで裸なんだよ!?」
薔「誕生日プレゼント・・・」
J「またプレゼントは私って言うんじゃ」
薔「今年は一味違う・・・」
J「けど結局は変わらないじゃないか」
薔「名づけて『貴方色に染めて薔薇水晶』・・・」
J「( ゚Д゚)」
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:34:18.21 ID:ca5ug8Db0
>>617 ほんとにやりそうなんだよなwリボン巻いたりとか
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:36:04.76 ID:3efX41ZGO
貴方色に染めて薔薇水晶wwwwwwww
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:52:35.54 ID:ca5ug8Db0
保守
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 15:58:48.57 ID:W0v69arb0
保守
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:04:42.36 ID:hnjaQ42h0
久々投下
新婚雪華綺晶シリーズその9『新婚と独身の差』
紅「今日は。」
蒼「みんなで。」
翠「カラオケに。」
銀「来た。」
雛「のー。」
金「金の台詞が無いかしらー!」
薔「という訳で・・・・独身チーム・・・・先攻で歌います。」
上の7名「マダ〜イワナイデジュモンメイタソノコトバ〜『愛なんて羽のように軽い!!!』」
JUM「何で、そこだけまともに歌うんだよ。」
雪「私たち、見られてますよ。JUM様。」
JUM「まあ、気にしないようにするさ。」
薔「次は・・・・新婚チームの・・・・番です。」
雪「JUM様!頑張って下さいね!」
JUM「よし!頑張ってくるな!」
JUM「誰だ!誰だ!誰だ〜!俺の心を盗った奴〜!」
JUM「白い素肌の、雪華綺晶〜!」
雪「JUM様。私へのラブソングなんですね!」
JUM「うわっ。飛び付かれたら、続きが歌えないだろ。」
雪「JUM様。大好きです!」
他7名「ダメだこりゃ!」
二人は今日もラブラブでしたとさ。
fin
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:07:52.47 ID:i46HhbuY0
>>619 ああだめだそのフレーズ聞いた瞬間魅惑のボンデージ女王様薔薇水晶がwww
「おーほほほほじょおうさまとおよびー(棒読み)」
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:09:42.51 ID:ca5ug8Db0
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:23:32.59 ID:ca5ug8Db0
保守
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:40:32.48 ID:V3+Fb4ZY0
保守保守(´・ω・`)
保守
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:50:43.48 ID:VHh7AOkT0
昼休み
べ「あー雨降ってきやがった」
J「折り畳み傘もってきてよかった・・・」
笹「いいなー僕も傘もってくればよかった・・・」
薔「・・・・(ピキーン)」
薔薇しー傘忘れる→濡れながら帰る→傘をさしたジュンと会う→相合傘→いい雰囲気→ジュンの家で休ませてもらう→ジュンの服を借りる→○s×jf■△あ刄ソh
銀「どうしたの薔薇水晶?」
真「なにかあったの?」
薔「・・・ううん、なんでもない」
薔「・・・・・・・(・・・いける)」
放課後
べ「じゃあな、ジュン」
笹「また明日!」
J「風邪引くなよー・・・さて、俺も帰るか」
帰り道
J「ん?あれは・・・薔薇水晶!」
薔「あ・・・ジュン君(タイミング良し・・・)」
J「おいおい、びしょ濡れだぞ、急いで帰ったほうが・・・」
薔「家遠いし・・・あんまり変わらない・・・(もう少し粘って・・・ジュン君の家に・・・)」
J「けどそんなんじゃ風邪引くって、一回僕の家寄れよ。傘かしてやるから」
薔「・・・ありがとう(フラグ来た・・・)」
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:50:59.80 ID:VHh7AOkT0
金「あー薔薇水晶とジュンかしらー」
J「お、金糸雀。今帰りか?」
金「そうかしらー一緒に」
薔「・・・・・・・ジロ(・・・帰れ・・・帰れ・・・帰れ)」
金「か、帰ろうかとおもったけど用事思い出したかしらー!」
J「・・・なんだったんだ?」
薔「・・・・さあ?(邪魔者撃退・・・)」
J(しかし・・・よくよく考えると相合傘・・・恥かしいな)
薔「・・・どうしたの、ジュン君?(相合傘・・・うれしい・・・)」
J「い、いや・・・!(か、顔が近いって!)」
薔「・・・・?(急接近・・・ドキドキ)」
翠「あああー!薔薇水晶!なにジュンと相合傘してやがりますか!」
J「翠星石?」
薔「・・・翠星石(・・・ち)」
翠「薔薇水晶、抜け駆けはやめるです!」
薔「・・・蒼星石が怒ってたよ?(・・・嘘だけど)
翠「え゛!?」
J「蒼星石怒ると怖いよな・・・早く帰ったほうがいいんじゃないか?」
翠「う゛・・・わ、わかったです・・・」
薔「・・・(後で蒼星石に砥石でもプレゼントしておこう・・・)」
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:51:14.18 ID:VHh7AOkT0
ジュンの家
J「ただいまーって、姉ちゃんまだ部活か・・・ほら、タオル」
薔「ありがとう・・・(なんとか・・・家に上げて貰わないと・・・)」
J「ああ、この傘なら・・・」
薔「イタイイタイ・・・くすん(仮病・・・)」
J「ど、どうした?」
薔「・・・お腹イタイ・・・くすんくすん(我ながら完璧な演技・・・)」
J「あ、ああ・・・じゃあ少し休んでいくか・・・?」
薔「うん・・・(よし・・・)」
J「じゃあ何か暖かい物でも・・・」
薔「着替え・・・(ほんとに寒い・・・ガクブル)」
J「は?」
薔「洗って返すから・・・着替えかして・・・(できればジュン君の・・・)」
J「うーん、姉ちゃんの部屋鍵かかってるしな・・・」
薔「ジュン君の服でいいよ・・・(むしろそっちのほうが・・・)」
J「ん、じゃあジーパンとシャツと・・・」
J「はい、こんなものしかないけど着替え」
薔「ありがとう・・・それじゃあ・・・(脱ごう・・・)」
J「わあ!?いきなり脱ぐなよ!」
薔「・・・ごめん(ジュン君顔真っ赤・・・)」
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:51:29.81 ID:VHh7AOkT0
薔「・・・・・・(次の手を・・・)」
J「・・・・・・(気まずい)」
薔「ジュン君・・・今日はありがとう・・・(なにか次の手は・・・)」
J「いや・・・友達だしさ」
薔「・・・・・(友達・・・)」
J「・・・・・(好きだからなんていえないな・・・)」
薔「ねえ・・・(私は・・・)」
J「うん?」
薔「私ね・・・(言っちゃだめ・・・)」
J「・・・・」
薔「・・・好き、だよ(拒絶されたら・・・)」
J「・・・え?」
薔「ジュン君が、好きです・・・(けど、友達じゃいや・・・)」
J「・・・お、俺も・・・」
薔「え・・・?(ジュン君・・・?)」
J「俺も、好きだよ。薔薇水晶のことが」
薔「・・・ほん、とう・・・?(夢じゃない・・・)」
J「う、うん・・・」
薔「・・・・ジュン君!」
J「う、うわ、薔薇水晶!?急に抱きつくなって!」
薔「だって・・・だって・・・うわーん」
J「まったく・・・しょうがないな、薔薇水晶は・・・」
薔「ぐす・・・だって・・・本当に嬉しいんだもん・・・!(ピキーン)」
J「ん?どうした、薔薇水晶?」
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:51:46.76 ID:VHh7AOkT0
の「ジュンくーん!ただい・・・スースー」
J「ね、姉さん・・・って、寝た・・・?」
薔「・・・・命中」
J「薔薇水晶・・・その構えてる腕時計は・・・?」
薔「・・・腕時計型麻酔銃・・・」
J「コナン・・・っていうか何でそんなものを・・・」
薔「ジュン君を拉・・・じゃなくて・・・危険から守るために・・・」
J「いま拉致って言おうとしなかったか?」
薔「・・・・気のせい」
J「・・・・そうか」
薔「それよりも・・・」
J「薔薇水晶・・・キス・・・しよう」
薔「先に言われちゃった・・・」
J「俺だって男だよ。たまにはリードしたいさ」
薔「ジュン君なら・・・どこへでも付いていくよ・・・♪」
J「ありがと・・・ん!?」
薔「ん・・・チュー」
J「ぷは、薔薇水晶・・・」
薔「えへへ・・・私だってジュン君リードしちゃうよ・・・♪」
J「ふ・・・こいつぅ」
薔「きゃん・・・ジュン君のエッチ・・・」
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:52:24.96 ID:VHh7AOkT0
通学中
金「あ、ジュンに・・・薔薇水晶かしらー」
J「おはよう」
薔「おはよう・・・」
金「おはよう、かしらー(今日は機嫌いいかしらー)」
翠「こうらぁ!薔薇水晶!嘘つきやがりましたです!」
蒼「薔薇水晶・・・嘘はだ」
薔「これ・・・」
蒼「こ、これは・・・最高級の砥石・・・!」
薔「・・・」
蒼「まったく・・・翠星石、それぐらいで怒っちゃだめだよ」
翠「な゛!?なに買収されてるんですか!?」
銀「あら〜ジュン。今度の休みに一緒に遊びにいきましょうよぉ」
真「だめよ、ジュンは私と遊びに行くのだから」
J「い、いや、俺は・・・」
薔「私とデート・・・」
一同「え゛!!!??」
薔「ジュンは私と一緒に遊園地にデートに行きます・・・」
J「ちょ、薔薇水晶!?」
薔「だって・・・私達は『愛し合った仲だから』・・・」
一同「!!!!!!!!!!?????」
J「ば、薔薇水晶・・・」
薔「今まで・・・思ったこと、言いたかったこと、言えなかったけど・・・ジュン君に勇気もらったから」
J「薔薇水晶・・・」
薔「だから・・・誰にも渡さないからね♪」
メビウス1クラッシュ!終了
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 16:59:52.50 ID:ca5ug8Db0
>>633 策士ばらしーきた。そして砥石wいいね。
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 17:04:55.98 ID:Dvoh+j710
コナンの道具ワロタw
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 17:18:51.15 ID:LkdF86EJ0
保守
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 17:27:46.79 ID:X9ngPHYvO
ほ?
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 17:42:27.56 ID:qNz2xNPu0
銀紅にwktk
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 17:50:02.26 ID:ca5ug8Db0
ほす
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 17:55:42.06 ID:3efX41ZGO
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:05:39.09 ID:poVca7UaO
あ
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:20:02.24 ID:n+7nC5sKO
薔「私は…腹黒くなんか……ない」
「ただ、JUMが…好きなだけ」
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:20:23.73 ID:7xC7sWpHO
保守
金「ここはカナが保守かしら!」
雛「あっ!ヒナもほしゅしたいの〜」
金「だめかしら!カナが先だったもの。カナがやるべきかしら!」
雛「や〜!ヒナもするの〜!!」
金「カナかしら!」
雛「ヒナなの〜!」
金「カナカナカナカナカナ!」
雛「ヒナヒナヒナヒナヒナ!」
金「カナカナカナカナカナ!」
雛「ヒナヒナヒナヒナヒナ!」
金「カナカナカナカn」
雛「いい加減にしろよヒグラシかお前は」
雛「…ほしゅなの〜!!」
金「( ∵ )」
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:37:49.59 ID:poVca7UaO
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:43:35.71 ID:KTHZjBik0
もちもちとソフト百合投下。銀紅。
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:44:20.07 ID:KTHZjBik0
短編「図書館」シリーズ五話「水銀燈 U」
突然だが、私、真紅は図書委員だ。
元々本が好きで、中一のときに初めて図書委員になり…
気が付けば図書室、そして図書委員の常連となり早3年。
その間に図書室仲間ともいうべく、同じく本の好きな友達連も出来て、
図書館をよく利用する人の顔もかなり覚えた。
これは、そんな私の図書室でのある日の放課後のお話。
当番の日は、普通の掃除は免除になる。しかし代わりに広い図書室の掃除があった。
HR後に、同じ掃除箇所のクラスメイトに当番だから、と声をかけて歩き出す。
図書室にたどり着くと、みっちゃん先生が掃除機や雑巾を出して待っていたが、
金糸雀のクラスはまだHRが終わっていないようで姿が見えなかった。
紅「掃除に来たのだわ」
み「はーい。まだ急がなくてもいいけど…はじめるなら掃除機の前に机の雑巾がけをお願い」
金「遅くなりましたかしら〜!」
み「じゃあ、一緒に雑巾ね。終わったら掃除機よ」
そして3人で手分けをして掃除を始める。
広い図書室全体を掃除するのは大変であるけれど、
毎日掃除しなければいけない部分はケシゴムのカスが散乱する勉強・読書スペースの周りだけなので、
掃除はそれなりに簡単だ。しかも、教室などの他の場所と違って、
ここには掃除機という文明の利器がある。ちゃっちゃと掃除すれば
そんなに時間はかからない。
そして、その後は入り口の掃除中の札が外されて、放課後図書室の開店だ。
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:45:12.52 ID:KTHZjBik0
>>647 まず最初に返却ラッシュがあって、皆が次々と本を返却していく。
放課後はこの辺りが一番めまぐるしく、たまに友達などがその中に居ても
話なんてしている暇も無い。
今日はその中に水銀燈先輩の姿もあったけれど、さすがにこの時はちょっと手を振るだけ。
あっという間に次に並んだ人と入れ替わる。
それからしばらくたって、やっと列が全部掃けた頃に本を手に持った水銀燈先輩がやってきた。
銀「はぁい。今日はこれを借りていくわぁ」
差し出されたまず一冊目。A・ビアス著「悪魔の辞典」
紅「…良い趣味をしているのだわ」
この本は、私も前に少し読んだことがあるのだけれど。
世の中の様々な物や事柄が、ひねくれた視点と皮肉、そして頷かされる真実で解説されている。
たまにひねくれた考え方をする彼女にはある意味ぴったりな本かもしれない。
銀「久しぶりに読んでみたくなってたのよぉ」
2回目なのか…本の側に挟まる貸し出しカードを眺めてみると、たしかに前にも名前が並んでいた。
そうしてもう一冊貸し出されたのは、いつものライトノベル。
他のものよりも少し分厚い感じのするそのタイトルは、「楽園の魔女たち」
読んだ事の無いタイトルだ。
表紙に広がる楽しそうなイラストを眺めていると、カードを書きながら解説してくれた。
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:45:59.65 ID:KTHZjBik0
>>648 銀「それねぇ、結構面白いのよぉ。見覚えのある感じのキャラクターも居たりしてぇ…」
紅「例えば…?」
銀「別にそっくりってわけじゃないけれど、雰囲気がねぇ。
まず、あのいっつもにぎやかな雛苺ちゃんでしょぉ、
それにあなたに似た感じの子とか、蒼星石とか…はい、書けたわぁ」
書きあがった貸し出しカードが手渡される。それを受け取って、未整理分の山に加えていると
銀「これから部活だから、良かったら後で一緒に帰らなぁい?」
特に急ぐ予定はないので、当番が終わった後、部活が終わるまで図書室で待つのも悪くは無い。
紅「わかったのだわ。」
銀「ありがとぉ。じゃあ、なるたけ急いでくるわねぇ」
水銀燈先輩はそのまま急いで図書室から走り出て行く。
それを見送っていた所で、横で貸し出しカードを整理して記帳していた金糸雀が言う。
金「…あれ?水銀燈先輩って確か茶道部だったはずかしら。
でも茶道部は今日は活動日じゃないかしら…?」
紅「そうなの?私は前に文芸部の部室に入っていくのを見たのだわ」
金「そういわれてみれば、前に歴史研究会の発表にも名前があったような…」
…一体あの人はいくつの部活をかけ持ちしているのだろうか。謎は深まるばかり。
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:46:45.03 ID:KTHZjBik0
>>649 そのうちに、またいつものようにかしましい雛苺が現れ、
さらに水銀燈先輩の部活の謎が深まったりなど、いつも通りの光景が繰り広げられながら、
時間は過ぎていった。
貸し出し終了の20分前には、また本を戻しに行って帰ってこない金糸雀と
それについていった雛苺もついでに連れ戻し、記帳を急ぐ。
そして、最後の貸し出しラッシュが終わり、当番の時間は無事すぎた。
当番時間が過ぎてしまえばもう帰っても良い。
金「また明日かしら〜」
雛「また明日なの〜」
下級生二人組は、司書室にも声をかけてから、ぱたぱたと楽しげに図書室を出て行く。
残った私は、みっちゃん先生に「別に全部はやらなくても後でやっておくよ?」と言われた
残りの記帳を済ませながら時間をつぶす。
それも終わって今日の貸し出し数を記入、提出し、借りた本を読み始める。
タイトルは、「楽園の魔女たち」先ほど水銀燈が借りていった本の一巻である。
ライトノベルなんて普段はあまり読まないのだけれど、しかし気になってしまったのだ。
なので、本を返却に行くついでに、棚から一巻を取り出して借りた。
一冊はもう読み途中の本を借りているので、これ以上は借りられない。
ページをめくって徐々に読み進めていく。
途中で、ああ、確かにこの子は雛苺と雰囲気が似ているかもしれない。
こんなに細かい所まで気が回る子じゃあないけれど。そんなことを考えてふっと笑ったところで…
後ろから唐突に何かが覆いかぶさってくる。
紅「きゃ!?」
銀「待たせてごめんねぇ」
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:47:50.68 ID:KTHZjBik0
>>650 水銀燈先輩だった。いつの間にか閉館時間も近くなっており、
部活もそろそろ終わるころあいと言った所。驚いた私の反応に満足したのか、
先輩はぱっと体を離すと、かばんを持ち上げて歩き出す。
銀「さ、そろそろ帰りましょうかぁ」
司書室のみっちゃん先生に挨拶をすると、彼女はとっとと図書室の出入り口へと歩いていく。
私は、ため息をついてから同じく司書室で挨拶し、その後を追った。
帰り道でしたのは、大体は普通の学校の事や、最近読んだ本の話。
道を歩きながら、あの探偵はどうだこうだ、と話し合う。
そんな中で、ふっと先ほどの本の話が出る。
銀「そういえばぁ、さっき読んでたでしょぉ。楽園の魔女たち」
紅「…ええ。気になったから読んでみることにしたのだわ」
銀「で、今のところの感想はどぉ?」
先輩が、にっこり笑って問いかけた。
紅「そうねぇ…雛苺は、確かに似ているかもしれないわ。
でも…私はあんなにすぐに激昂したりなんてしないのだわ」
銀「あらそぉ…?」
紅「しないのだわ!」
にやにやしながら言ってくる。思わず語調強く言ってしまい、慌てて口を押さえる
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:48:31.02 ID:KTHZjBik0
>>651 にやにやしながら言ってくる。思わず語調強く言ってしまい、慌てて口を押さえる
銀「ほらぁ♪」
結局、私は分かれ道まで延々とからかわれ続ける事になった。
そして分かれ道で、先輩はいつもの別れ間際の言葉を私に投げかける。
銀「じゃあねぇ、真紅ぅ。愛してるわぁ♪」
紅「…はいはい。先輩、また明日」
冗談とも本気ともつかない、手を振りながらのいつもの台詞。
初めて言われた頃は戸惑っていたものの、今はもう慣れた。
私は軽く受け流しながら微笑んで手を振り返し、見送ってから家路へとついた。
その日、本を読み終わってから寝て見た夢の中…私は魔法使いの弟子だった。
雛苺や金糸雀、双子達と一緒に、ぐーたらで面倒くさがりな水銀燈師匠から魔法を習う。
見たのはそんな、楽しげな日常の夢。
起きたらきっと忘れてしまう非現実的な夢の中で、
私はやっぱり先輩にからかわれていたような気がした。
次回「写真集の少女」
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 18:50:09.93 ID:KTHZjBik0
投下完了。コピペミスはお見逃しを。
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:02:49.00 ID:KTHZjBik0
保守
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:12:16.20 ID:3efX41ZGO
保守
人いないな
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:12:26.93 ID:qJ7OV9dy0
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:19:14.27 ID:5GvZn7it0
俺名前ジュンだけどこのエロゲ最近まで知らなかったw
すごい有名なのになw
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:20:44.32 ID:KTHZjBik0
>>656 wktkありがとう。確かに、今回150行いってるしなあ…
短編を書くつもりが長編になるのは…やはりちょいと余計な部分の入れすぎか。
次はもう少しスリムにやってみる。
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:25:26.57 ID:qJ7OV9dy0
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:29:33.55 ID:KTHZjBik0
>>659 いや、まだ載せてない。どこに置けば良いかイマイチ微妙で…まとめて長編に放り込んだほうが良いのかな?
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:33:49.36 ID:qJ7OV9dy0
>>660 真紅のとこ、複数長編はないのでその他、のどちらかかな?
連作ものは1話ごとにページ作って編集するといいかも。
丁度ドールテイカーがそんな構成。
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:33:57.82 ID:LtgqOZXV0
>>660 自分で短編と名乗ってるから
短編に図書館シリーズと作って、1話毎にまとめたら?
面倒だろうけど・・・・・・
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:42:28.72 ID:lZHP3dCTO
翠「・・・・・・・」
ジ「(やべ・・・なんか目眩が・・・)」
バタッ
翠「ジュン!?しっかりするですよ!?だれか救急車をたのむです!」
病院
ジ「あれ?ここは・・病院?確か翠とデートしてて・・・」
翠「ジュン!?やっと目覚めやがったですか!?心配かけやがってですぅ・・・グス」
ジ「翠、泣いてるの?」
翠「な、ないてなんてねぇですよ・・ただこのまま目覚めなかったらと思うと・・・翠星石はヒクっ・・ウッ・」
ジ「そうか心配させて悪かったな」
翠「ほ、本当ですよ、自分の体調かんりぐらいちゃんとしろです、次心配かけさせたら、ただじゃおかねぇです!」
ジ「悪い悪い」
翠「わかればいいんです・・・」
ジ「じゃあ、俺はそろそろ病人らしくねるな」
翠「じゃ、じゃあ子守り歌、歌ってやるですよ!」
ジ「あぁ頼む」
翠「いくですよ?健やかに〜♪のびやかに〜♪」
翠「寝たですか?(寝顔かわいい)」
チュッ
翠「これは・・翠星石を心配させた罰です・・・(///)」
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:45:21.40 ID:KTHZjBik0
>>661 真紅のところに置くにしては、前回と今回のとか百合っぽいのが混じるのがネックかも
ドールテイカーさんと同じ形式でやってみるかな
>>662 ちょいと目立つかもしれないけれど、それでやってみるわ。サンクス
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 19:54:49.20 ID:3efX41ZGO
保守
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:00:50.77 ID:4517NecO0
>>653 はじめてですよ・・・この私をここまでwktkさせた作者さんは・・・
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:13:57.83 ID:lZHP3dCTO
へ
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:17:55.67 ID:Vr5O6M2u0
>>652 もう投下されてたのか〜。
遅くなったが、いつも面白い話を読ませてくれて、ありがとう。
次回『写真集の少女』って……なにやらダークな想像をしてしまった。
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:20:16.26 ID:n+7nC5sKO
ば、ばかな!!>
>>666の戦闘力が……200000……210000…………220000………まだあがる!!
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:23:00.47 ID:E6wZ/NEe0
>>660 図書館シリーズGJです!
続きもwktk
>>663 翠星石可愛いよ、翠星石
ここで前スレで投下したものの続きを投下いきます。
題名も方向性も決まってないお話なのでどれだったかわかりずらいかも。
というわけであらすじ
雷鳴。稲光に浮かび上がるのりの狂気。
目がさめた彼、ジュンはそれが夢だったと知る。
だが、家の中にのりが存在した痕跡は全て消えうせて、
変わりに彼の幼馴染だと名乗る真紅という少女が訪問してくる。
そんな幼馴染をジュンは覚えてい無い。
だが、真紅の長い間そうであったような振る舞いにジュンは混乱した。
やがて、時計の音がジュンの意識を奪う。
意識の途切れる寸前、彼の見たのは部屋に飛び込んでくる真紅の姿だった。
671 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:24:26.26 ID:E6wZ/NEe0
>>670 「――ン。――ジュン?――ジュン!!」
誰かが体を揺すっている。
大きな声で叫びながら体を揺すっている。
「この…起きろですぅ!!」
風を切る音。
刹那――
「うげぇっ!?」
奇声をあげていた。
「ふん…翠星石が起こしに来てやったのに、いつまでも起きねぇからです。」
「な…げほっげほっ…」
腹に重いチョップを受けたらしく、思わず咳き込む。
「だ…だれだ…」
「寝惚けてるんじゃねぇです。このままじゃ遅刻するです!」
「は?遅刻?」
腹を抑えて起き上がったジュンの目の前には、オッドアイの瞳が覗いている。
綺麗な栗色の髪を膝元まで伸ばした一人の女性がいた。
「姉さんも既に朝食を済ませて出勤しちまったですぅ。私たちもさっさと朝食を採って
会社へ行くです!」
「…こ、今度は一体…?」
「まだ寝惚けてるですか?」
状況が掴めていないジュンを覗き込んだ女性は、ジュンの両頬をぐっとつかむと
ぐりぐりとまわし始めた。
「こうすれば、起きる、です!」
「い、いふぁい…いふぁいいふぁい!!」
手加減無しに目の前の女性はぐりぐりとジュンの頬を回すものだから、その痛みに眠気など
吹き飛んでしまう。
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:25:02.71 ID:E6wZ/NEe0
>>671 「ふふん、起きたですか?」
「あ、あぁ…」
枕もとに置いてあった眼鏡をかけて、目の前の女性の顔をよく見る。
「…翠星石の顔に何かついてるですか?」
その視線に不思議そうな顔をして翠星石が首をかしげる。
「…お前、誰だ?」
「……………」
そのジュンの疑問に翠星石は目を閉じると、拳を強く握り締めぷるぷると微かに震えだした。
「この…ボケ人間!!」
バチン!!
手加減無しに思い切り平手を振るった翠星石。
それをもろにくらって体勢を崩すジュン。
「な、なっ、いてーだろ!」
「この、こんなに可愛い妻に向かって、誰とは何事ですか!?」
「つ、つまぁ!?」
翠星石の意外な一言に、ジュンは一際大きな声をあげる。
(ちょ、ちょっとまってくれ、僕は結婚した覚えなんて…)
「翠星石が妻では何かご不満ですか!?」
キッと睨む翠星石に何もいえなくなるジュン。
「い、いや…そういう事じゃなくて…き、記憶が…」
「記憶?…それはただ寝惚けているだけなのです。さっさと準備しないと遅刻してしまうというのに…さぁ、もう一発で起きるですよ!」
翠星石がそういって手を振りかぶる。
「ちょ、ちょ、ちょ、まっ…」
振り下ろされる平手。次の瞬間、激しい痛みがジュンを――襲わなかった。
その代わりに、そっと頬に手を当てられて、一度叩かれた方の頬に柔らかい何かがそっと触れた。
「――!?」
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:25:46.39 ID:E6wZ/NEe0
>>672 平手をされたときよりももっと驚いて目を見開く。目の前に顔を赤くした翠星石が
いたずらっ子のような顔をしてちろっと舌をだした。
「さ、これで起きたですね?す、翠星石は朝食の支度をするですから、さっさと降りてくるですよ?」
顔を真っ赤にしながらも優しい声でそういうと、翠星石は部屋を出て行った。
突然のキスにしばらくポカーンとしていたが、階下から翠星石の怒声が聞こえてくると、
すぐ傍に掛けてあったスーツを着込むと、翠星石が待つキッチンへと向かった。
不思議な事に、始めて着るはずのスーツは、もうずっと着ているかのように体になじんでいた。
階段を一段降りる度に記憶がはっきりしてくる。
階段を降りきる頃には全てを思いだした。
「おはようです、ジュン!」
「ああ、おはよう。」
いつものように挨拶を交わして席につく。
「さぁ、さっさと食べて出勤です。」
食卓にはすでに二人分の朝食が用意されていて、美味しそうな湯気を立てている。
「いただきます。」
「いただきますです。」
ジュンに続いて翠星石も手を合わせる。
特に喋る事も無く黙々と朝食を食べるが、時折翠星石がニコッと笑いかけてきて、
それに応えるようにジュンも笑顔を返す。
全てが通じ合っているような、そんな気がして、翠星石の笑顔に笑顔を返せる自分に
幸福感を感じていた。
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:27:11.66 ID:E6wZ/NEe0
>>673 「そのままその世界の住人になりますか?」
幸福感と安堵に包まれているジュンを、不意にそんな声が襲う。
「それとも…」
突然箸が止まり、聞こえるはずの無い声にしきりに辺りを見回すジュン。
その様子に翠星石は首をかしげる。
「どうしたですか?」
「いや、声が…」
「声?………翠星石とジュン以外ここには誰も居ませ……」
不意に静寂がジュンを襲う。翠星石の言葉は遮られて、まるで何かの口真似のように
翠星石がぱくぱくと口を開いている。
次の瞬間まばゆい光がジュンの視界を覆って、また何処からとも無く壊れた古時計の音が響いてくる。
ボーン…ボーン……
まばゆい光の中で、ナイフを振り下ろすのり、真紅という名の少女、そんな映像が
まるで走馬灯のように駆け巡って、やがて時計の音だけがジュンを支配していく。
針の音、また鐘をならしては、次第に大きくなっていくその音。
「う……」
頭を抱えてその場に倒れこむ。
「行っちゃだめです…行かないで!!」
そんな翠星石の声が聞こえた気がした。
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:29:15.35 ID:lZHP3dCTO
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:29:30.16 ID:E6wZ/NEe0
>>674 ここまでです。
全員分描くっていう気持ちだけあって、それ以外は何も考えてませんorz
題名は『時計(仮)』としておきます
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:33:28.19 ID:Vr5O6M2u0
>>676 なんだか不思議な話だなぁ。
幻想的と言おうか……こっちまで、夢を見せられている気分になる。
続きもwktkしてます。
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:34:31.21 ID:3efX41ZGO
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:34:34.56 ID:3Dxs9uO00
「どんな川?」ミリスント・アイドリが尋ねた。
「ただの小川さ。でもちょっとちがうかもしれないね。<荒地>と呼ばれているから」
「ほんと?」
「ああ」とウィニフリド。「そうさ」
−−−ロバート・エイクマン「ぐる」
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:43:12.13 ID:7v+agPU10
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:43:22.82 ID:E6wZ/NEe0
>>675>>677-678 サンクス
全員分書こうとは思ってるけど、そうすると結構前にあったネタとかと被って
難航し気味だが、頑張りたいと思った。ありがとう。
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:52:32.71 ID:lZHP3dCTO
ほす
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 20:56:22.06 ID:X9ngPHYvO
684 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/03/08(水) 21:07:09.23 ID:UduquHFv0
>>681 何か不思議な話ですね…続き期待してます!
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:20:56.07 ID:LkdF86EJ0
保守
GJなSS多いけどなぜか人少ない気がするなここ('A`)
まぁあんまり流れるの早すぎても困るが・・・
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:21:15.80 ID:E6wZ/NEe0
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:24:55.52 ID:lZHP3dCTO
翠「保守です( ゚д゚ )」
688 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:31:21.28 ID:Vr5O6M2u0
薔「人が……少ないから、流れが遅い」
銀「あらぁ、そんな事ないわよぅ……多分」
紅「今はきっと、みんなトリビアの泉を見ているのだわ」
てなワケで、保守
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:31:32.26 ID:gPfPQOanO
金「(゚д゚)」
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:33:38.59 ID:jxbw+Til0
>>687 ちょwwwwwwwwwwwもっと俺を見てwwwwwwwww
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:40:59.46 ID:lZHP3dCTO
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:51:13.89 ID:LkdF86EJ0
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:55:39.24 ID:0EFCkV0O0
「薔薇」
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 21:57:30.66 ID:n+7nC5sKO
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:03:40.14 ID:E6wZ/NEe0
ちょっと聞きたいんだが、
薔薇乙女達と、のり、巴、めぐ、みっちゃんの私服って
何がいいんだろor何が似合うと思う?
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:03:41.09 ID:lZHP3dCTO
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:08:13.57 ID:n+7nC5sKO
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:08:17.55 ID:lZHP3dCTO
>>695 翠星石、へそだしキャミソール、ジーパン
>>695 蒼星石はフォーマルなパンツスタイルが似合うと見た。
でもスカート穿いて居心地悪そうにしてるのもいいな。
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:13:55.34 ID:lZHP3dCTO
薔薇しぃ・・・ボンテージ女王様
ごめんドラマCD聞いてたらつい・・
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:16:09.39 ID:HhlxR6DkO
水晶娘はもらっていきますね
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:19:26.72 ID:E6wZ/NEe0
>>698>>700 翠星石は
>>198の絵師さんが描いてるそのものか、いいね!
薔薇水晶、雪華綺晶、水銀燈はそれぞれ薄紫、白、黒のボンテージで…
って、それで出歩くのかwww
>>699 俺も、フォーマルなスーツみたいなのは似合うと思う
スカート穿いて恥ずかしそうに俯いて顔を赤くしてる蒼星石もいいな、確かに。
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:24:18.22 ID:4COUHjKH0
日常の風景
ジュン 梅岡 薔薇乙女
↑ ↑ ↑
制服 裸 ボンテージ
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:25:06.20 ID:lZHP3dCTO
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:27:39.44 ID:lZHP3dCTO
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:28:23.19 ID:HhlxR6DkO
薔薇水晶はやっぱり普通に薔薇ドレスがいい
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:30:07.65 ID:3efX41ZGO
>>703 ジュンが梅岡を身代わり薔薇乙女達から逃げたように見えた
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:30:53.30 ID:poVca7UaO
ジ「…で、家に来たわけか…」
雛「うん…お願いなのー」
ジ「うーん…ヒナのお願いなら良いよ」
雛「やったーありがとなのー!ジュンだいすきー!」
ジ「僕も大好きだが…頭に登るのは止めて…くれ…人間サイズに成ったら重い…」
雛「???雛は元々人間なのー」
ジ「おっとそうだったな、じゃあ僕は下で寝るからベット使ってくれ」
・
・
一時間前…
巴「雛苺ー本当にゴメンねー。合宿中の間だけ桜田君の所に泊まって、お願い。
心配で雛苺を一人には出来ないの、ね?」
雛「うゆー…解ったのー早く帰って来てね?」
巴「うん、桜田君に迷惑かけちゃ駄目よ?」
雛「はいなのー」
雛(しばらく巴と離れるのはさびしいけどジュンと一緒に居られるのー////)
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:36:29.73 ID:lZHP3dCTO
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:37:40.46 ID:KZAofv3f0
あれが頭上で回転すんのかwww
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:39:42.94 ID:1T3wxL60O
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:40:05.19 ID:4COUHjKH0
微エロ注意
J「はあ、梅岡の奴、もっと早く返してくれよ・・・疲れたな・・・」
ガチャ
真「あら、遅いわよ下僕。さあ縛ってあげる」
銀「うふふ・・・今日も足でしてあげるわよぉ・・・?」
翠「チビ人間・・・足を舐めるですぅ♪」
蒼「さあ、今日も耳を責めてあげるよ・・・」
金「早くお尻を出すかしらー!」
雛「ジュンのうにゅーほしいのー!」
雪「大丈夫ですジュン君・・・すぐに良くなります」
薔「ふふふ・・・・・・ピシ(鞭を鳴らす」
笹「え?泊めてくれって?なんか顔が真っ青だけど・・・大丈夫?」
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:46:19.60 ID:lZHP3dCTO
ちょwwwww
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:47:28.06 ID:gPfPQOanO
なんて羨ましいんだ
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:50:56.59 ID:aYkQK7MW0
羨ましい・・・か?
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:55:27.40 ID:gPfPQOanO
俺Mなのかもしれん(゚д゚)
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 22:56:47.90 ID:lZHP3dCTO
>>716 どうみてもどえむです本当にありがとうです
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:01:45.18 ID:4COUHjKH0
保守ついでにまた微エロで変なの
こんな夜更けに、闇と風邪の中にチャリで二人乗りしてるのは誰だろう
それはベジータとジュンだ。ベジータはおびえるジュンをチャリに乗せて走っている。
ベジータ 「ジュンよ、なぜ顔を隠すのだ」
ジュン 「ベジータには水銀燈が見えないの。鞭を持ってを、ボンテージを着ている・・・」
ベジータ 「あれはただのホテル街だ・・・」
水銀燈 「かわいいジュンや、一緒においで。面白い遊びをしよう。縛って鞭で叩いて蝋燭を垂らし、足で踏んだり後ろから攻めてたり耳を攻めたりするよ。」
ジュン 「ベジータ、ベジータ!きこえないの。水銀燈がぼくになにかいうよ。」
ベジータ 「落ち着け、車が玉突き起こしてるだけだ」
水銀燈 「いいジュンだ、私と一緒に行こう。私の妹達がもてなすよ。お前をここちよくたたき、踏み、愛するのだ。」
ジュン 「ベジータ、ベジータ!見えないの、あの暗いところに水銀燈の妹達が!」
ベジータ 「見えるよ。だが、あれは未だに廊下に立たされてる笹塚だよ」
水銀燈「愛しているよ、ジュン。お前の美しい姿がたまらない。力づくでもつれてゆく!」
ジュン 「ベジータ、ベジータ!水銀燈がぼくをつかまえる!水銀燈がぼくをひどい目にあわせる!」
ベジータはぎょっとして、チャリを全力で走らせた。あえぐジュンに必死で声を掛け、やっとの想いでベジータ宅に着いた・・・
後ろにいたはずのジュンはすでにいなかった・・・
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:02:05.06 ID:HhlxR6DkO
ジ「おらおら晩御飯はどうしたぁ?!」ビシビシ
薔薇「痛い!痛いです!」
ジ「飯作るのが遅いんだよ」バシバシ
薔薇「お願いです!やめてください!」
ジ「あぁ?!お前に喋る権利はねぇ!」ビシバシビシバシ
薔薇「うぅ…痛いよぅ…」
みたいなことすんのか?ボンテージで
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:03:06.78 ID:3efX41ZGO
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:03:55.90 ID:3efX41ZGO
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:06:33.59 ID:lZHP3dCTO
魔王ナツカシイwww
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:06:58.44 ID:TbB1ktV3O
>>718 魔王バロスwwwwwwwwwwwwwwwwwww
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:07:22.49 ID:HhlxR6DkO
>>720 おと〜さん!♪おと〜さん!?
マイファーザーマイファーザー
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:07:34.57 ID:gPfPQOanO
やべっ!まじエムに目覚めたかも…
水銀燈に叩かれてー!
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:07:35.58 ID:MgFI0VZT0
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:07:37.59 ID:lZHP3dCTO
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:09:28.15 ID:lZHP3dCTO
>>725 翠「ひぃ〜っひっひっ翠星石の靴をなめやがれです」
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:09:39.06 ID:E6wZ/NEe0
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:10:44.75 ID:8QwSgdOFO
>>718 歯磨き粉噴いたwwwwwwwwwwww
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:15:58.75 ID:HhlxR6DkO
じゃあ
薔薇「私の言うこと…聞きなさい」
ジ「か、勘弁してください」
薔薇「駄目」ザクザクグサグサバシュメゴパ
薔薇「気分はどう?」
ジ「性欲をもてあます」
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:23:27.19 ID:lZHP3dCTO
スネークきたーーw
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:27:41.59 ID:E6wZ/NEe0
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:28:48.48 ID:nwAbUeRJ0
早く連れ去ってください
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:29:00.53 ID:W0v69arb0
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:39:14.92 ID:HhlxR6DkO
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:39:56.17 ID:CrE7zbPiO
まだ残ってたからスレタイに合わせた物投下今から書こうと思うのだが
>>740メインの要望ある?
五分以内に要望無かったら真紅にするが
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:40:16.50 ID:lZHP3dCTO
保守
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:43:42.51 ID:X9ngPHYvO
すいせーせきがいいなぁ
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:44:01.49 ID:lZHP3dCTO
翠
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:44:02.18 ID:qNz2xNPu0
水銀燈真紅の若干シリアス
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:44:59.34 ID:lZHP3dCTO
うっしw
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:45:58.52 ID:CrE7zbPiO
何か俺、翠星石に縁があるような……
とりあえず書いてきまつ
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:47:56.73 ID:lZHP3dCTO
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:49:30.11 ID:V3+Fb4ZY0
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:56:12.33 ID:HhlxR6DkO
うわぁ!!今少しだけ眠りにおちたら薔薇水晶が犬の〇〇〇をフェラしてる夢みた!ごめんよ薔薇水晶!
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/08(水) 23:59:35.56 ID:lZHP3dCTO
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:00:05.23 ID:onZ1JKxaO
JUM「歯食いしばれ!そんな夢修正してやる!」
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:05:21.86 ID:8gRr31AjO
これが若さか…キラキラ
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:07:10.61 ID:vTTH3UU+O
若さ?若さってなんだ〜?
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:07:14.42 ID:MbNwavUY0
安価でSSの題名「翠星石」きまってから題名安価でそのながれとにたようなことやってるのみるたびにふきだしてるんだがw
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:10:11.76 ID:vTTH3UU+O
題名安価の時に翠星石にあたったみなさま本当に申し訳ありませんでした( ゚д゚ )
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:12:06.54 ID:vTTH3UU+O
反省も後悔もしておりません
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:14:36.33 ID:xyW5krJCO
人気のない神社
そこに一人の少女が座り込んでいた
「はぁ〜ジュンの馬鹿野郎です」
学校ではいつも真紅の言いなりだし、
勉強で分からないところは巴に聞くし、
雛苺はいつもベタベタくっついているし、
雛苺が居ないと思ったら金糸雀が変な邪魔をしてくるし、
「それもこれも、全部ジュンのせーです」
その掛け声と共に勢いよく足元にある石に蹴りをくりだす
スポーン
「あっ!!」
石が飛んでいくことなく靴だけが明後日の方へ行ってしまった
「……いって〜」
聞きなれたどこか抜けたような独特の声が靴の行った方から聞こえた
「誰だ……って翠星石?」
「ジュン、どうしたです!?」
「どうしたっていきなり靴が……これお前のか?」
「そっそーですよ」
「何してたんだ?」
「ちょっと明日の天気を占ってただけです」
「なら明日は雨だな、裏返ってたし」
「そんなの分かんねーですよ、晴れるかも知れねーです」
「なんだよそれ、占ってたんじゃないのかよ……まぁいいや、俺は帰るけど一緒に帰るか?」
「仕方ねーから翠星石も一緒に帰ってやってもいいです」
「はいはい、行くぞ」
ジュンと一緒……(///)
「やっぱり明日は晴れです」
「はぁ?」
いや、きっと明日゙も゙晴れです
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:16:39.60 ID:xyW5krJCO
翠星石の作者ですが何か?
>>754 これが俺の限界だす
また読みたいと思ったらまとめに載せてやってくれ
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:18:22.27 ID:vTTH3UU+O
>>755 翠星石いいわぁGJ
翠星石にのろわれてるんでね?w
翠星石って安価で言われた者ですが。なにか?
さすがに巴もので翠星石はねw
ヒロイン変わっちゃうしw
今日は今一長編が進まないので気晴らしに短篇リク受け付けます
↓キャラのリクよろしく
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:23:47.75 ID:xJbHX5gV0
蒼い子
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:24:03.49 ID:jpfm9vcE0
紅銀
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:25:26.65 ID:xyW5krJCO
かなり遅れたが翠星石三部前編を載せてくれた方
心から乙です
761 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:26:15.28 ID:8gRr31AjO
はぁ薔薇水晶とセックスしてぇ
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:28:21.42 ID:CuOaLWaW0
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:34:13.33 ID:vTTH3UU+O
>>757 え?ニブチンジュンの事だから翠星石とハッピーエンドかと思ってた・・・・(´・ω・`)
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:36:12.73 ID:rhXAL5gK0
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:38:10.68 ID:gAwf4mDJ0
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:38:26.75 ID:vTTH3UU+O
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:41:53.28 ID:FbRUZkla0
なんとなく反応してみる
>>752 こっちみんな!
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:44:21.37 ID:CuOaLWaW0
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:44:51.31 ID:vTTH3UU+O
σ( ゚д゚ )?
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:46:41.04 ID:3LaXzWdt0
長編が進みません。のでまた短編投下…今回は百合じゃない…よ?多分。
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:46:44.24 ID:GCJNdJPz0
八犬伝とか妖怪とか巴の続きが楽しみで寝られないんだが
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:47:05.31 ID:HIU+ZuMY0
773 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:48:39.73 ID:3LaXzWdt0
短編「図書館」シリーズ六話「写真集の少女」
突然だが、私、真紅は図書委員だ。
元々本が好きで、中一のときに初めて図書委員になり…
気が付けば図書室、そして図書委員の常連となり早3年。
その間に図書室仲間ともいうべく、同じく本の好きな友達連も出来て、
図書館をよく利用する人の顔もかなり覚えた。
これは、そんな私の図書室でのある日のお話。
さて。この話をする前に図書室の構造について説明していた方が良いだろう。
この図書室には、中央付近に吹き抜けがあって、そこから下の階へと降りられるようになっている。
下の階には主に、古典全集や、図鑑、写真集、画集、専門的な内容を含む書籍、
それに禁帯出本等の、要はあまり使用頻度が高くなかったり
人気がなかったりする本が主に納められているのだ。
だから、この階は普段はほとんど利用されていない。
ただ、個人用の勉強スペースが大きな窓の付近にいくつか設けられているので、
テスト前になると大入り満員になっていることもあるのだけれど。
まあ、ともかくそんな普段は利用する人の少ないその階なのであるが、
最近、昼休みに吹き抜けから下を見下ろすと、いつも同じ位置に座り込む人が居るのだ。
この階の本を積極的に借りる人間で私が知っているのは、前にも話した翠星石・蒼星石の
園芸部の双子姉妹くらいなのであるが、下の階に見える彼女はもちろんその二人のどちらでもない。
彼女は一体何を見ているんだろう、と少し興味を引かれることもある。
けれど、その後すぐに私は友達から呼ばれて、そのことを忘れてしまうのだ。
ところがある日。私は家に財布を忘れて、昼ごはんを食べることが出来なかった。
仕方が無いので、私は本を読んで空腹を紛らわそうと休み時間が始まってすぐに図書室へ向かう。
中に入ると、昼休みも始まったばかりということもあって人はほとんど居ない。
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:48:43.28 ID:vTTH3UU+O
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:49:59.25 ID:3LaXzWdt0
>>773 読書スペースに歩いていく途中、私はいつもの癖でまた吹き抜けを覗き込んだ。
…もちろん、いつもの場所に、まだ彼女の姿は無い。
私は、階段からそっと下の階へ降りていく。
下の階は人が少ないので、暖房費節約のために普段は暖められていない、と聞いている。
上の階と違って肌寒い空気が流れるそこは、
しかし、窓と天井からの光であくまで明るい様子を保っていた。
ゆっくりと、彼女がいつも居る棚の前に立つ。そこは、写真集が並ぶ棚だった。
上のほう…目線の高さに並ぶのは、戦争や、古い村や、里山等、人とその周辺の景色を写した写真。
それが段々下に降りて…座り込む彼女の目の高さの位置になる。するとそこに並んでいたのは…
遠い異国の自然の風景。サンゴの海の生き物達。どれも、人間以外の動物達と自然が主役の写真集。
重くてサイズの多きいそれらを、ためしに一冊開いてみる。
海の中を撮影したその本に写っていたは、どれもとても綺麗な写真だった。
たまにはこう言う文字の無い本を見るのも面白いかもしれない、
そう思いながら私はページをめくっていく。私はいつの間にか、彼女と同じように床に座り込んで、
それらを眺めはじめていた。
気がつくと、いつの間にか誰かが近づいてきて本をとり、横に同じように座ったのが分かった。
顔を上げると、それはいつもの…上の階から見えた彼女のようだった。
目線が会うと、彼女がはポツリと呟いた。
「…あなたも、写真集好き?」
「ええ。今さっき、好きになったところかしら」
「…そう」
彼女は、それだけ言うと、ひざに大判の写真集を広げて覗き込む。
776 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:50:43.09 ID:3LaXzWdt0
>>775 私も私で別の写真集を見ながら、たまに彼女の様子を観察していたのだが…
彼女は1ページ1ページをとても時間をかけてみる。
じーっとながめて居たかと思うと、時々目をつぶってみたり。
気に入ったページにもなると、そこをずっと開いたままにしていることもあった。
それとは逆に、ちらと見てすぐに飛ばしてしまうページもある。気に入らなかったのかもしれない。
真剣に写真集に見入る彼女の様子が気になった私は、彼女にそっと声をかける。
「ねえ」
「…?」
彼女が振り返った。気になったことを聞いてみる。
「どうしてそんなにゆっくり見ているの?」
聞いてみてから馬鹿な質問だと思う。見る速度なんて好きずきだ。
きっとそのような答えが帰ってくるだろうと思っていると、
しかし彼女からは予想外な答えが帰ってきた。
「風とか空気を…想像してる」
「風?」
「…うん」
どういうことなのだろう。キョトンとしている私を見て、彼女は、
今まで見ていた写真集を床に置いたまま私に向ける。
写っているのは広大な草原と、そこにそびえたつ岩山。
「こうやって、この景色を見て…頭で想像する。どういう風に風が流れているか、とか
此処に立ったら寒いかどうかとか…この景色のある場所に立った自分の感じるものを想像する。」
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:51:12.45 ID:vTTH3UU+O
図書館きたーwktk
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:51:29.32 ID:3LaXzWdt0
>>776 …なにやら難しそうだ。でも、私は彼女に倣って目をつぶって、そこに立つ自分を想像してみた。
風が吹いていて、私はこの草原に立っていて…風が…だめだ、やっぱり難しい。
「…ちょっと難しいのだわ…」
「ううん、意外と簡単。」
「そうかしら…」
「言葉じゃなくって、今まで自分が感じた感覚を思い出せばいい」
「感覚?」
「うん、例えば…この風景なら、夏場の高原に旅行に行ったときに感じた、
冷たい風とか葉っぱの感触や音を思い出せば良いし」
言いながら別のページを開く。そこには雨の降る熱帯雨林が映し出されている。
「この景色なら、夏の夕立を…こっちなら、冬の夜の冷たい空気を」
次々ページを変えながら説明していく。その過程で、なんとなく、分かったような気がした。
「もう一度やってみるのだわ」
開かれているのは、雪に覆われた冬の森。私は、それを目に焼き付けてから目を閉じ、
去年スキーに行った時に感じた、雪と、風の冷たさを思い出す。
それが丁度、寒いこの階の空気と重なって…
その時の静けさと、肌に感じた寒さが一瞬感じられたような気がした。
それを感じてから改めて写真を見なおすと…なんだか、同じ写真が違って見えた。
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:52:08.89 ID:3LaXzWdt0
>>778 「…ああ、確かにこれは…すごいかもしれないのだわ」
思わず感心する。今まではただ、綺麗だなあと思いながらぱらぱらと最後まで見て
終わってしまっていたの写真集が、全然違う、もっと面白いものに見えてくる。
驚く私を見て彼女がにっこり笑った。
そして、またぼんやりとした表情に戻ると、遠くを見るようにして呟いた。
「今はまだ…いけないけれど。
いつかきっと、この写真集の、想像じゃない本当の感触を感じに行きたい…」
彼女にとって夢、なのであろうその台詞は、とても真剣に聞こえた。…なので、私は
「大人になったら…きっといけるのだわ」
そう彼女に微笑みかけて、見せてもらっていた写真集を返す。
「そう…だね」
受け取る彼女も、小さく微笑んだ。
そうして、私達はその昼休みの間中、一緒に下の階で写真集を見てすごしたのだ。
次回「蒼星石」
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:52:56.73 ID:3LaXzWdt0
百合分が足りない人に送る<おまけ>
予鈴が鳴って、二人で階段を上がっていく。上がりきると、さっきから下を見下ろしていたらしい、
水銀燈先輩の姿があった。
「…珍しいわねぇ。真紅が下の階に居るなんて」
「ちょっと、写真集を見ていたのだわ」
「へぇ。後ろのその子は?」
「ああ、ええっと…」
「…薔薇水晶」
「そぉ。学年はぁ?」
「…真紅…と同じ、中3」
「あら、そうなの。私は水銀燈。高一よぉ。よろしくぅ」
水銀燈先輩が、手を差し出すと、薔薇水晶はそれをぎゅっと握り返す。
…双方やたらと力が入っているような気がするのは…なんだろう。
そんな事をしているうちに、みっちゃん先生の声が聞こえてきた
「ほら、そこの3人戻らないと!授業始まっちゃうわよ!」
その声で、改めて時間が無いことに気がついた私達は、
急いで荷物を持って、教室へ走ることになったのだ。
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:54:03.92 ID:vTTH3UU+O
>>779 イイヨイイヨGJ次回もwktkしてるです
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:55:32.91 ID:3LaXzWdt0
完了。 実はこの話が最初に書きたかった話。今までのはそこにたどり着くまでのキャラクター紹介が、
膨らみすぎて仕方なく切り分けたものでした。
妖怪も、ちょびっとだけなら今晩中に投下できるかも。
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:55:55.58 ID:XkT/35lu0
>>782 ゆ・・・許さん・・・
絶対に許さんぞ虫けらども!!
じわじわと一字一句暗記してやる!!!
一話たりとも見逃さんぞ覚悟しろ!!
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 00:57:17.98 ID:rhXAL5gK0
>>780 図書館ktkr!
毎回wktkさせてもらってます
GJ!次回にもwktk!!
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:02:27.61 ID:RPUuqssT0
ここで双子分投下ですよ。
百合ちっくっつーかガチで百合な気がするので閲覧ご注意。
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:03:23.10 ID:RPUuqssT0
僕は私。
私は僕。
心の繋がり。
体の繋がり。
──切れることの無い、絆。
-Twins〜半神〜-
僕と姉さんは双子だ。
女の子らしい姉さん。男の子みたいな僕。
ちょっと鈍い姉さん。ミスをあまりしない僕。
文系が得意な姉さん。理系が得意な僕。
草木を育てる姉さん。伸びた枝葉を剪定する僕。
双子なのに、正反対な僕達。
そんな正反対な僕達にも共通点がある。
色の違う瞳、栗色の髪、寒色を好む事──大事な事を素直に言えない性格。
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:03:48.28 ID:RPUuqssT0
僕達の絆に入る傷は、多い。
きっと、他の人ならその絆が切れてしまう程。
だけど、僕達の絆は切れない。むしろ、傷付くほどに強くなる。
何回も衝突して、その度に傷付いて、そして傷を舐めあって理解する。
『ああ、姉さんはこれほど痛かったんだ。僕だけが痛いんじゃない』
きっと僕達は、この先死ぬまでこんな事を繰り返すんだろう。
傷ついて、傷つけて、お互いに慰めあって──そして、その末に、果てる。
きっと、他の人に僕達の関係は理解できない。
でも、自分たちがわかっていればそれでいい。
姉さんも、多分、同じ気持ち。
「─翠星石?」
隣を歩く姉に視線を向ける。
呼びかけられた姉が僕を見つめる。
交錯する、視線。
互いが互いを射抜いて、心の底まで見透かして。
ふっ、とどちらからともなく笑った。
「どうしたですか、蒼星石。翠星石を見つめても何も出んですよ」
茶化すような姉の物言い。不思議と不快感は、無い。
心地よい僕達の日常。
788 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:04:16.84 ID:RPUuqssT0
「翠星石」
もう一度、問い掛ける。
足を止め、お互いに視線を交錯させたまま、一呼吸…二呼吸。
短くも長い時間。空の上で、鳶が鳴いた。
「大嫌い」
にこ、と笑って言う僕。
大して驚く風でもなく、さりとて怒る様子でもなく、それを受け止める姉さん。
それは、きっと後に続く言葉を知っているから。僕と姉さんの共通点。
「─大嫌いだけど、誰よりも大好きだよ」
「─大嫌いだけど、誰よりも大好きですよ」
見事に、ハモった。
そう、僕達は双子。正反対だからこそ、お互いが必要なそんな関係。
僕達はお互いが半身同士。多分きっと、召されるのも一緒。
愛する相手も、幸せを感じるのも──もしかしたら、悦びすらも一緒かもしれない。
傍目には少し異常な、禁忌の絆。
でも、僕達はそれでもいい。
お互いが居れば、それだけで生きてゆける。
どちらからともなく、手を取って、指を絡めた。
つがいの小鳥が、身を寄せ合うように。
視線を交し、微笑みあって、僕達は歩いてゆく。
どこまでも、いつまでも。
蒼視点なのは俺が蒼スキーだから。
直せといわれても直せないのできっと運命。南無。
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:10:22.98 ID:3LaXzWdt0
>>789 ( ゚∀゚)o彡゜双子!双子!GJ!
蒼い子視点だとなんとなく妖しさが上がるような気がします。なんとなく。
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:14:32.63 ID:3LaXzWdt0
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:15:24.34 ID:pOGSUZRG0
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:21:11.99 ID:vTTH3UU+O
>>789 GJwそんな文が書けるのが妬ましい・・殺してでも奪い取る
つか翠ジュン書こうと思ったら電波が受信できない・・・なんかくれないか?
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:26:03.60 ID:gLDRQKaq0
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:26:10.71 ID:CuOaLWaW0
「重くない?」
二人でスーパーの買い物袋を提げて帰る放課後
何でも蒼星石は毎日帰りに夕飯の買い物して帰るらしい
「別に、これぐらいは。」
「ありがとう。助かるよ。JUN君。」
「いえいえ、お礼にジュースでも奢ってくだされば。」
おちゃらけて言ってみる
「はは、それは姉さんに言ってね。」
「そうだな。翠星石にはしっかりお礼貰わないとな
元はと言えば翠星石が
「翠星石は今日はどうしても外せない用があるです。丁度良いです。
あそこに暇そうな奴がいるです。あいつを連れて行くです。」
と言って帰ろうとした僕を捕まえたのが原因だ
「まったく、翠星石の奴、僕がいなかったら蒼星石一人に全部持たせるつもりだったのか?」
買い物袋は全部で三つ
流石に蒼星石一人で、三つは大変だろう
「うーん、実はね。今日は普段より多く買っちゃたんだ。」
「へ?」
「普段だと二袋で足りるんだけどね。折角、JUN君が手伝ってくれるんだし…と思って。」
ちゃっかりしてるよ
「ごめんね。でも助かるよ。」
「いえいえ、お安い御用ですよ。」
まあ、蒼星石と二人で帰れる訳だし
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:26:42.91 ID:CuOaLWaW0
>>795 「毎日、大変だろ?」
「もう、慣れちゃったよ。」
そう言って笑う蒼星石
……よし
「明日から買い物手伝うよ。」
「え?」
「だから、放課後、荷物持ち手伝う。」
「いいよ。悪いし。」
蒼星石は首を振っている
「良いの。僕も暇だし。男手があった方が蒼星石も楽だろ?」
「助かるけど……。迷惑じゃない?」
「自分から言い出したのに迷惑な訳無いじゃん。それに……。」
「それに?」
「あ、何でもないよ。」
「?」
毎日二人っきりで帰りたいとは恥ずかしくて言えない……
「ありがとう。JUN君。」
「いえいえ、明日からはちゃんと声掛ける様に。」
「うん。」
退屈な放課後に色がついた日
明日からが楽しみだ
後日談
二人っきりだと思ったら翠星石がばっちり付いて来て
二人っきりにはなれませんでした
「ちぇっ。」
「ちぇっ。」
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:27:35.05 ID:CuOaLWaW0
予想以上に時間かかった
でも蒼はいいな
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:28:10.83 ID:XkT/35lu0
思わずニヤリとしてしまった
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:28:55.09 ID:GuApmHqG0
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:29:07.88 ID:vTTH3UU+O
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:30:13.54 ID:SU7o1t400
>>782 亀レスだが、図書館シリーズGJ!
写真集とか地図帳って、眺めてると時を忘れることがあるよね。
妖怪ものも期待大!
>>789 巧く言えないが、読んでて空気が張りつめてる感じがした。凄いよ、これは。
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:33:43.71 ID:CY/Pg8v70
半神 萩尾望都か
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:33:51.06 ID:RPUuqssT0
>>796 蒼の子分キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━━ヨ!!
二人して舌打ちするあたり心は一つかwww
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:35:28.53 ID:RPUuqssT0
連カキ失礼
>>802 Exactory(その通りでございます)
解ってくれる人が居て嬉しいよ
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:38:50.86 ID:GuApmHqG0
ここで、ネタがわかる人がいるかも怪しい娯楽系SSを投下したいと思います
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:40:10.37 ID:GuApmHqG0
蒼「ジュン君っ、起きて」
J「う〜ん・・・ おはよう蒼星石・・・」
JUMは蒼星石の声で眼を覚ました。
蒼「おはよう、ジュン君」
JUMは身体を起こし、伸びをする。
J「ん〜・・・」
蒼「早く着替えてご飯食べないと遅刻しちゃうよ。僕、下で待ってるから」
J「うん」
そしてJUMは着替えて朝ごはんを食べ玄関へと向かった。
玄関には蒼星石が靴を履いて待っていた。
J「お待たせ」
蒼「じゃ、行こ?」
そして二人で家を出た。
二人して学校へと向かう、おなじみの光景だ。
J「毎朝ありがとな」
JUMの言葉に蒼星石は笑顔で返す。
蒼「どういたしまして」
J「いや〜、しっかり者の幼馴染を持って僕は幸せだよ」
蒼(幼馴染か・・・)
蒼星石は少し暗い顔になった。
J「ん、どうかしたか?」
蒼「ううん、なんでもないよ。それより急ご? 遅刻しちゃうよ」
J「あ、うん」
二人は歩くペースを少し速めた。
蒼(ジュン君・・・ 僕はいつまで幼馴染なの・・・? 僕はずっと前から君の事が好きなのに・・・)
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:41:04.29 ID:GuApmHqG0
>>806 昼休み。JUMは学食に行き、蒼星石は他の薔薇乙女達と一緒にお弁当を食べていた。
蒼「はぁ・・・」
雛「蒼星石、暗い顔してるの〜」
翠「どうしたですぅ? 具合が悪いですか?」
銀「そういえば朝からちょっと暗い顔してたわねぇ、大丈夫ぅ?」
蒼「いや、なんでもないんだ・・・」
翠「そんな顔でなんでもないって言われても信じられないですぅ!」
真「・・・ジュンね」
蒼「!!」
図星を突かれた蒼星石はあからさまな反応をしてしまう。
翠「あのちび人間に何かされたですか!!」
声を荒げる翠星石。
蒼「ち、違うんだ! ただ僕が勝手に落ち込んでるだけで、ジュン君は悪くないよ・・・」
銀「どういうことぉ?」
蒼「・・・僕はいつまで彼の幼馴染なんだろうって思って」
金「かしら?」
蒼星石は思い切って自分の想いを言葉にした。
蒼「僕はジュン君の事が好きなのに、ジュン君は僕の事を幼馴染としか見てないから・・・」
薔薇乙女達は蒼星石がJUMを好きな事は知っている、というか見ていて丸わかりだ。
だが、当の本人であるJUMはそれに気付いていないのだ。恐るべき鈍さといえるだろう。
銀「なるほど、ジュンが鈍いからいつまでたっても幼馴染から進展しないのねぇ」
翠「む〜! ちび人間め、こ〜んなに可愛い子に想われていると言うのに、それに気付かないとはなんて鈍い奴ですか!」
真「・・・告白でもしてみたら? ジュンだってあなたを嫌ってはいないはずだわ」
蒼「でも、もし断られたら・・・」
その時は幼馴染としての関係すら失ってしまう。蒼星石は自分に自信が持てなかった。
翠「あぁもう! こうなったら向こうに告白させてやるです!!」
真「どうやって?」
その時、薔薇水晶が手を上げた。みんなの視線が薔薇水晶に注がれる。
薔「我に策あり・・・」
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:41:42.29 ID:GuApmHqG0
>>807 そして放課後。
J「蒼星石、帰ろうぜ」
蒼「あ、うん」
真「待ちなさいジュン」
J「ん、何だ真紅?」
真「ちょっと付き合いなさい」
J「なんだよ、またくんくんの推理検証か?」
真「四の五の言わないで付き合いなさい」
J「やれやれ。ごめんな蒼星石、ちょっと待っててくれるか?」
蒼「うん、わかった」
JUMは真紅と一緒に教室を出て行った。
10分後、JUMが教室に戻ってきた。
J「なんだよあのトリック・・・ 蒼星石〜」
だが、教室に蒼星石の姿はない。
J「ありゃ、帰ったかな?」
だが、カバンはまだあった。それに良く見ると蒼星石の机の上に何かを書いた紙がある。
J「なんだ・・・『蒼星石は預かった・・・ 返して欲しくば、机の中にある物を持って屋上まで来い・・・』って、何だコリャ!」
タチの悪い悪戯としか思えない文面。
J「悪戯だとは思うけど・・・ 机の中・・・?」
机の中にあったのは手のひらサイズの車のような玩具。
J「ガルダフェニックス・・・?(何でクラッシュギア・・・? というかこんなことする奴は一人しかいないな・・・)」
ともかくJUMは屋上へと向かうことにした。
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:42:23.74 ID:GuApmHqG0
>>808 JUMが屋上に着いた時、思わず眼を疑った。
J「なんなんだ!?」
屋上には金属でできた小さなスタジアムのようなものがあった。
J「バトルフィールド・・・ どっから持ってきたんだこんなの・・・」
?「よく来たわね・・・ 桜田ジュン・・・」
フィールドの向こうには覆面で顔を隠した少女が立っていた。
J「・・・何やってんだ薔薇水晶」
薔「薔薇水晶じゃない・・・ 私はギアカイザー・・・」
JUMは無視することにした。
J「蒼星石はどこだ、薔薇水晶」
薔「蒼星石はあそこ・・・」
JUMは薔薇水晶の指が指す方を見た。
そこには給水タンクに縛り付けられた蒼星石の姿。そしてその横には爆弾らしきものが・・・
J「蒼星石!!」
蒼「じゅ、ジュンくん・・・」
JUMは蒼星石の下に走ろうとした。
薔「待って・・・ 蒼星石を縛っている鎖の鍵はここ・・・」
薔薇水晶は自分の持っている鍵をチリーンと鳴らした。
JUMは薔薇水晶に向き直り、言葉を投げつけた。
J「薔薇水晶、悪戯にしてはやり過ぎだぞ! その鍵を渡せ!」
薔「鍵が欲しければ・・・ 私にギアファイトで勝ちなさい・・・ もしファイトしないなら・・・」
薔薇水晶は右手で爆弾が爆発するジェスチャーをした。
J「っっ! やってやるよ・・・!!」
JUMは渋々フィールドへと上がる。
それを見て薔薇水晶はニヤリと笑った。
蒼(ごめんね、ジュン君・・・)
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:43:03.30 ID:GuApmHqG0
>>810 もちろん、この光景を他の薔薇乙女達も隠れて見ていた。
雛{ジュン怒ってるの〜}
翠{本当にこんなことでちび人間に告白させられるですか?}
真{疑問だわ}
銀{まぁ、薔薇水晶を信じましょ}
金{切り札はカナかしら}
さて、ここでクラッシュギアファイトについて簡単に説明しよう。
クラッシュギアは、中にモーターを内蔵した小さな車に武器をつけたような玩具だ。
それを縦10メートル横5メートルのリングで戦わせ、相手のマシンをリングから弾き出すか、行動不能にした者の勝ちとなる。
それがギアファイトである。
J「・・・」
薔「・・・」
フィールドの上で向かい合う二人。
薔「バトルは三本勝負・・・ 先に二本先取した方の勝ち・・・」
J「わかった・・・」
緊張が走る。
薔「ギアファイト・・・セットアップ・・・!」
二人はギアを構える。
薔「レディ・・・・・・」
ゴォォォォォーーーーー!!
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:44:39.36 ID:GuApmHqG0
>>810安価ミスったorz
J「行けっ! ガルダフェニックスッッ!!」
薔「鎧輝・・・! お前の力を見せてやれ・・・!!」
JUMはオーバースローで、薔薇水晶はアンダースローでギアをリリースした。
ガァンッ!! ギギィィ! ガァンッ!! ギギィィ!
二人のギアは無事フィールドに着地し、ホイールでフィールドを掴み走り出した。
J(鎧輝か・・・ ギアカイザーとか言ってるくせにカイザバーンじゃないんだな・・・
まぁ、あんなアホみたいな機体で来られても困るけど・・・)
二人のギアが正面から激突する。
ガァァンッッ!! ガンガン!
互いに弾き飛ばされるギア。
薔「・・・鎧輝」
その時、鎧輝のボディ内部の電池ボックスが前にスライドした。
その瞬間、鎧輝はスピードを増しガルダフェニックスへと襲い掛かる!
鎧輝はVTシャーシという電池ボックスをスライドさせられる特殊な機構のシャーシを搭載している。
前にスライドさせることにより通常の三倍のダッシュ、後ろにスライドさせることにより通常の三倍のスピンをすることができる。
J「くっ!」
鎧輝のVTダッシュをガルダフェニックスもVTダッシュをする事でかわす。
薔「逃がさない・・・!」
その瞬間、鎧輝はVTスピンに切り替えた。鎧輝の回転が加速し竜巻が発生する。
J「くっ、吸い込まれるっ!」
ガキャァァァッ!!
竜巻に吸い込まれたガルダフェニックスは中心の鎧輝に弾かれ真上へと舞い上がった。
薔「覇王・・・!! 昇竜撃・・・!!!!」
その瞬間、竜巻が消え鎧輝はジャイロ回転をしながら飛翔し、上空のガルダフェニックスを捉える!!
ドゴァァァァァァッッ!!!!
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:45:35.75 ID:GuApmHqG0
>>811 ガンッガンガンガン・・・! ガァンッ!! ギギィィ!
ガルダフェニックスはリングの外まで吹き飛ばされた。
そして鎧輝は無事フィールドに着地して、走り続ける。
勝敗は分かたれた。
プォォォォォォーーーーー
ファイト終了のサイレンが鳴り響く。
J「っっ!」
薔「まずは一本・・・」
薔薇水晶はフィールドから鎧輝を回収する。
JUMはいったんフィールドを降りガルダフェニックスを回収した。
J(くそっ・・・ さすが鎧輝、開発費800億は伊達じゃないな・・・)
JUMはマシンのチェックを行いながら、勝つ方法を思案していた。
J(こうなったら、アレしかないな・・・!)
そして、フィールドに上がるJUM。
再び向かい合う二人。
薔「ギアファイト・・・セットアップ・・・!」
二人はギアを構える。
薔「レディ・・・・・・」
ゴォォォォォーーーーー!!
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:46:56.37 ID:GuApmHqG0
>>812 BGM『風のイーグル』
薔「鎧輝・・・!」
薔薇水晶は先ほどと同じようにアンダースローでギアをリリースした。
その時JUMはその場に片足で立ち、回転を始めた。
薔「・・・トルネード投法」
回転が十分に乗ったところでJUMは足を踏み込みジャンプ、そしてそのままの勢いでギアをオーバースローでリリースする。
J「飛べっ! ガルダフェニックスッッ!!」
リリースされたガルダフェニックスはその特殊な空力特性によりブーメランのように宙を舞い、
凄まじいスピードでフィールドへと着陸する。
このトルネード投法により、ガルダフェニックスは10倍モーターと同等のパワーとスピードを得る。
ガキャァァァッッ!!
フィールドを駆けていた鎧輝をガルダフェニックスが弾き飛ばす。
宙を舞う鎧輝。
J「シャイニングッッ!! ソードブレイカーァァァァァ!!!!」
その瞬間、ガルダフェニックスは空を駆ける一羽のフェニックスとなった!
フェニックスは宙を舞う鎧輝へと飛ぶ。
薔「鎧輝・・・!」
その時、鎧輝は突如VTスピン。それによって軌道を変え、シャイニングソードブレイカーをかわす鎧輝。
ガキィンッ!!
鎧輝はフィールドに着地しVTスピンを加速させる!
薔「覇王・・・!! 昇竜撃・・・!!!!」
その瞬間、鎧輝はジャイロ回転をしながら飛翔し、上空のフェニックスに真っ向から激突する!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!
学校全体がその衝撃で震えた。
蒼「きゃっ!」
J「っ蒼星石!」
JUMはファイトの結果そっちのけで蒼星石の方を見た。
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:47:25.94 ID:vTTH3UU+O
朝のひとこま
チュンチュン
ジ「朝か〜ふぁ〜あ!?蒼星石!?」
蒼「おはようジュン君」ニコッ
ジ「あぁ、おはよう、でもどうしてここに?」
蒼「ジュン君を迎えに来たんだけどのりさんがまだ寝てるからお願いねって」
ジ「のりの奴目・・・またか・・ん?じゃあなんですぐに起こしてくれてなかったんだ?」
蒼「ジュン君の寝顔が可愛いくてね、ついみとれちゃったアハハ(///)」ばつの悪そうに笑う蒼星石
ジ「(///)んと・・・」
蒼「あ?着替える?じゃあ僕は下で待ってるね」
ジ「ああ、急いで支度するからテレビでもみてて〜」
蒼「はーい・・あ!そうだ!忘れてる事があった」
ジ「ん?」
チュッ
蒼「おはようのキス(///)じゃ僕はまってるから早くしてねw」
ジ「あ、あぁ(///)」
終わり
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:48:33.93 ID:GuApmHqG0
>>813 ガンッガンガンガン・・・! ガァンッ!! ギギィィ!
凱輝が落ちたのはリングの外、そしてガルダフェニックスは無事フィールドに着地して、走り続ける。
勝敗は決した。
プォォォォォォーーーーー
ファイト終了のサイレンが鳴り響く。
J「蒼星石、大丈夫か!?」
蒼「うん、ちょっと揺れてビックリしただけ・・・」
JUMはホッと胸をなでおろした。
薔「これで一勝一敗・・・」
JUMはフィールドのガルダフェニックスを回収し悩んだ。
J(後一本で勝ちだけど、シャイニングソードブレイカーを使えば蒼星石が危険だ・・・
でも、まともにやったら鎧輝に勝てる方法は・・・)
その時、JUMの後ろから声が聞こえた。
?「お困りの様かしら少年!」
JUMはその声に振り返り言葉を放つ。
J「グラサンなんぞかけて何のつもりだ金糸雀・・・」
金「私は通りすがりのギアマスターかしら、決して金糸雀という聡明な美少女ではないかしら!」
J「・・・で、何の用だ」
金「少年に助け舟を持ってきたかしら」
そして金糸雀は右手に持った何かを掲げる。
J「それは、ゴルドブレード!」
ゴルドブレード、伝説のギアゴッドが作ったとされる強大な力を秘めたフロントウェポンである。
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:50:11.32 ID:GuApmHqG0
>>815 J(アレがあれば、鎧輝に遅れを取らない・・・!)
JUMはゴルドブレードに手を伸ばしたその時、金糸雀の手が急に引っ込められた。
J「!?」
金「ただでは上げられないかしら」
J「なっ!?」
金「あの子、あなたにとってどういう子かしら?」
J「・・・蒼星石は僕の大事な幼馴染だ」
金「・・・本当にそれだけかしら〜?」
J「それだけって・・・」
金「あなたにとってあの子は、ただの幼馴染でしかないのかしら?」
J「・・・!」
薔「ギアファイト・・・」
薔薇水晶はすでにフィールドに上がっていた。
J「っ! 早く渡してくれ!」
金「あの子はあなたの何かしら?」
薔「セットアップ・・・」
J「あの子は、蒼星石は・・・ 僕の・・・」
時間が迫っていた。
薔「レディー・・・」
JUMは想いのままに叫んだ!
J「っ!! 蒼星石は僕の大好きな、大切で守りたい女の子だっっ!!!!」
蒼(ジュンくん・・・!!/////////)
金「・・・それが聞きたかったかしら♪」ニヤリ
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:51:41.69 ID:GuApmHqG0
>>816 BGM『GET UP CRUSH FIGHTER!』
金糸雀はJUMにゴルドブレードを投げた。
JUMはそれをパシッっと受け止めて、ガルダーフェニックスに装着。
ゴォォォォォォォーーーーー!!
J「疾れっ! ガルダフェニックスッッ!!」
ガキィィンッ!! ガガガガッ!!
オーバースローでリリースされたガルダフェニックスは力強くフィールドを駆ける。
そして最初と同じように鎧輝と正面から激突した!
ガァァンッッ!!
ガルダフェニックスが鎧輝を正面から弾き飛ばす。
薔「っっ・・・!」
鎧輝は弾き飛ばされながらもVTダッシュでガルダフェニックスに突撃する。
J「させるか!」
ガルダフェニックスは鎧輝のVTダッシュをVTスピンで迎え撃つ!
ガキィィンッッ!!
またも弾き飛ばされたのは鎧輝だった。
薔「なら・・・」
鎧輝はVTスピンに切り替え、回転を加速し竜巻を発生させる。
J「吸い込まれるなら、こっちから行くまでだ!!」
ガルダフェニックスはVTダッシュに切り替え鎧輝に突撃、VTダッシュの超スピードは吸い込む竜巻の力で更に加速する!!
薔「まさか・・・!」
J「いけぇぇぇぇ!!」
ガキャァァァァァァンッッッッッ!!!!
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:52:44.55 ID:GuApmHqG0
>>817 ガンッガンガンガン・・・・・・
リングの外へ弾き出されたのは鎧輝、ガルダフェニックスはゴルドブレードが輝かせフィールドを走っている・・・
プォォォォォォーーーーー
ファイト終了のサイレンが鳴り響く。
J「僕の勝ちだ・・・!」
薔「ギアカイザーの私が負けるなんて・・・」
落ち込みながらも、JUMに鍵を投げる薔薇水晶。
JUMはそれを受け取り蒼星石を向いた。
J「・・・待ってろ、すぐ助けてやるから」
蒼「あ、うん///////」
JUMは梯子を上り蒼星石のいる給水タンクまで登る。
そして、蒼星石を縛っていた鎖の鍵を外した。
蒼「ジュンくん・・・////////」
J「蒼星石・・・ 言いたいことは色々有ると思うけど、ここから降りてからにしよう/////」
二人とも赤い顔をしていた。
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:53:19.92 ID:lmZTWXYB0
乙です。
クラッシュギアテラナツカシスwwwwwwwwwww
TVと現物の差が凄い玩具だったな…。
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:53:39.99 ID:GuApmHqG0
>>818 そして二人が降りて来た時、薔薇乙女達が集合していた。
翠「ヒューヒューです! お熱いですね〜!」ニヤニヤ
銀「私もあんな風に言われてみたいわぁ・・・」ニヤニヤ
JUMはみんなを冷ややかな眼で見た。
J「・・・で、どういうことなのか聞かせて欲しいんだが・・・」
ブルッ!
薔薇乙女全員の背筋が震えた。
銀(やばいわぁ、本気でキレてるみたい・・・)
翠(誰か何とかするです・・・!)
真(今、迂闊な事を言うと不味いわね・・・)
雛(ジュン、恐いの〜)
金(何か良い策はないかしら・・・!)
薔(夢はでっかく世界チャンピオンだ・・・)
みんなが黙りこくっていたその時・・・
蒼「ごめんジュンくん、僕のせいなんだ・・・」
J「蒼星石・・・」
蒼「僕がみんなに相談したんだ、ジュンくんの気持ちが知りたいって・・・ それで・・・」
JUMは息を吐いた。
J「・・・帰るぞ、蒼星石」
蒼「あ、うん・・・」
そして二人は屋上を後にした。
翠「こ、恐かったです・・・!」
銀「ジュンをあまり怒らせるもんじゃないわねぇ・・・」
真「な、生意気なのだわ・・・」
雛「うゆ〜」
金「蒼星石は大丈夫かしら・・・?」
薔「その時・・・真のシャイニングソードブレイカーが目覚める・・・」
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:54:35.12 ID:GuApmHqG0
>>820 教室に戻る途中、二人は何も話さなかった。
蒼(ジュンくん・・・ 何も言ってくれない、やっぱり怒ってるのかな・・・)
その時、急にJUMが立ち止まった。
蒼「ジュンくん?」
JUMは蒼星石に向き直り真剣な顔をした。
J「・・・もう一度ちゃんと言わせてくれ」
蒼(ジュンくん・・・)
J「蒼星石・・・ 僕は、お前の事が好きだ・・・」
蒼「ジュンくん・・・//////」
蒼星石はJUMに抱きついた。
蒼「・・・僕も好き、ずっと前から好きだった」
蒼星石はJUMに抱きつきながら泣いていた。
蒼「・・・僕ずっと、ジュンくんが僕の事、ただの幼馴染としか思ってないんじゃないかと思って不安だった・・・」
J「・・・不安にさせてごめんな蒼星石、本当はお前の気持ちに気付いてたんだ。
でも、幼馴染でいることが心地良かったから今まで言えなかった・・・ 本当にごめん・・・」
JUMは蒼星石をそっと抱きしめた。
蒼「ジュンくん・・・//////」
J「蒼星石・・・」
二人はどちらともなくキスをした・・・
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:55:30.52 ID:GuApmHqG0
>>821 そして・・・
蒼「ジュン君っ、起きて」
J「う〜ん・・・ おはよう蒼星石・・・」
JUMは蒼星石の声で眼を覚ました。
蒼「おはよう、ジュン君」
JUMは身体を起こし、伸びをする。
J「ん〜・・・」
蒼「早く着替えてご飯食べないと遅刻しちゃうよ。僕、下で待ってるから」
J「うん」
そしてJUMは着替えて朝ごはんを食べ玄関へと向かった。
玄関には蒼星石が靴を履いて待っていた。
J「お待たせ」
蒼「じゃ、行こ?」
そして二人で家を出た。
二人して学校へと向かう、おなじみの光景。でも、いつもと違うのは二人が手を繋いでいること。
J「毎朝ありがとな」
JUMの言葉に蒼星石は笑顔で返す。
蒼「どういたしまして」
J「いや〜、しっかり者の彼女を持って僕は幸せだよ」
蒼「ふふふ♪」
二人の上には蒼い空がどこまでも高く広がっていた・・・
/終わり EDテーマ『愛だよねっ!! 〜ギアをつなごう〜』
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:56:24.61 ID:GuApmHqG0
>>822 お付き合いいただきありがとうございましたorz
楽しんでいただけたでしょうか?
ネタがわかる人いるんだろうか・・・? と不安だったりもします・・・
ちなみにネタを知らない人に一言、本物はこんなものじゃありません・・・
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:56:32.52 ID:jpfm9vcE0
乙。
クラッシュギアwwwwww
それだしてくるとはw
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:56:54.05 ID:lmZTWXYB0
うわ・・・
空気読めてないな俺・・・orz
3万年ROMってます・・・。
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:57:02.08 ID:CuOaLWaW0
蒼星石祭り開催中
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:57:11.77 ID:vTTH3UU+O
>>822 クラッシュギア知らないけど面白甘かったwGJwそれと駄文の割り込み申し訳ないorz
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:57:38.99 ID:gLDRQKaq0
クラッシュギアテラナツカシスwwwwwwwwwwwwww
弟が昔遊んでたよwwwww
>>823 GJ!!GJ!!リアルで蒼分補給できたよwwww次回作も期待してまつ
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 01:59:59.62 ID:RPUuqssT0
>>822 元ネタ知らないけど楽しめたよ。
関係を壊したくなくて一歩を踏み出せない二人ってのはいいね(*´д`)
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:03:20.10 ID:SU7o1t400
>>823 文章表現が巧い!
クラッシュギアは良く知らないけど、テンポよく読ませて貰いました。
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:04:18.31 ID:SU7o1t400
今日も、やっと書き終えた・・・
いつもいつも、こんな時間になってスミマセン。
それでは、性懲りもなく八犬伝モノ〜第六章〜を投下したいと思います。
仮題 『退魔八紋乙女・狼漸命伝』〜翠はツンデレ〜
紅「ああっ! サブタイトルが、いつの間にか変わっているのだわっ!」
翠「きっしっしっし。前回は出番なかったから、密かに差し替えといたですぅ」
蒼「姉さん…………そこまでやる?」
銀「や、やるわね翠ちゃん(次は、私が――)」(ぐっ……と、握り拳)
と言うわけで、次から行きます。
薔「注:微妙にエロと、死にネタが含まれてるよ。覚悟を決めて読むか……スルー、宜しくね」
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:05:14.45 ID:GuApmHqG0
>>824-830 レスをありがとうww
意外とわかる人がいて良かった・・・
一度やってみたかったですよねクラッシュギアネタ・・・
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:06:23.26 ID:SU7o1t400
>>832 〜第六章〜
巴の案内で訪れた湯治場は、とても小さな、隠し湯と呼ぶべきものだった。
ジュンと巴の他に、湯治客は居ない。
見張りを引き受けてくれた巴に感謝しながら、ジュンが鉱泉に身を沈めていると、
岩影から物静かな声が投げかけられた。
巴「桜田さま。お湯加減は、いかがですか?」
ジ「少し熱めだけど、このくらいが丁度いいかな。それとさ、僕の事は、ジュンでいいよ」
巴「でも、お武家様に、そんな無礼は――」
ジ「今の僕は、武士でもなんでもない。明日の糧にも困る、ただの浪人さ」
巴「あの……じゃあ、ジュン?」
ジ「なんだい、柏葉さん」
巴「それだったら、わたしの事も、巴と呼んでください」
命の恩人の頼みだ。聞き入れない訳にはいかない。
ジュンは「解ったよ」と返事をして、今後の事を思案し始めた。
なんと言っても重要な問題は、路銀である。
幾らかの持ち合わせは有れど、実入りが無ければ、いずれ食い潰してしまう。
蒼星石を追いかける事ばかりに気を取られていたが、これからは収入を得る方法も、考えなければならなかった。
ジ(にしても、僕に何が出来るだろう?)
誰かの用心棒? 自慢じゃないが、剣の腕には大して自信がない。
大道芸? 余興として見ることはあっても、自分で演じた事など無かった。
では、何が得意なのか……と考えれば、裁縫くらいしか思いつかない。
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:07:02.51 ID:lWjr+OxpO
翠「ジュン!す、好きですぅ!!!」
JU「僕は嫌いだ、また明日」
翠「( ゚Д°)」
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:07:18.57 ID:SU7o1t400
>>834 ジ「待てよ……何でも屋って言うのは、どうだろう?」
幸いにして、教養はあるつもりだ。腕力も、剣を振り回せるくらいだから、まあ強い方だろう。
何でも屋と銘打っておけば、針仕事をしていたって違和感はない。
ジ「うん。これは、いけるかもな」
巴「なにが、いけるの?」
不意に、側で話しかけられて、ジュンは口から心臓が飛び出すかと思うくらいに驚いた。
見れば、隣には、手拭いで胸元を隠した巴の姿。
いつの間に入っていたのだろう。考えに没頭していたせいか、全く気が付いていなかった。
返す言葉が見つからず、鯉のように口をパクパクさせるジュンの様子がおかしかったのか、
巴は控えめな微笑みを浮かべた。
巴「なぁに? そんなにビックリしたの?」
ジ「あ、当たり前だろうが。大して親しくも無いのに、こんな――」
巴「ごめんなさい……。もしかして、迷惑?」
悲しげに、目を伏せる巴。
――ズルい。そんな顔をされたら、文句を言う気も失せてしまう。
ジュンは気まずそうに頭を掻きながら、上気した頬を隠すように、そっぽを向いた。
ジ「ま、まあ、なんだ。迷惑だなんて、思わないって」
巴「本当に?」
ジ「本当だよ。巴みたいに大人しげな娘が、こんな大胆な事をするから、驚いただけさ」
巴「……良かった。嫌われちゃったかと思ったわ」
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:08:06.41 ID:SU7o1t400
>>836 そう呟くと、巴はジュンの背後に回り、彼の背中を優しく撫でた。
外気に冷やされた濡れ手の、ひんやりした感触が、火照った肌には心地よい。
ジュンの背筋に、ゾクゾクッと震えが走った。
巴「落馬したとき、かなり酷く打ち付けたのね」
ジ「よく判るね。医学の心得でも有るのかい?」
巴「気が乱れすぎてるから、直ぐに判るのよ。これは、完治まで少し時間がかかるわ」
ジ「一見すると、二、三日も休めば治りそうだけど?」
巴「安易に考えない方がいいわ。見た目で判らない症状って、とても怖いのよ」
それは、なんとなく解る。目に見えないから、知識のない素人は対処法に困るのだ。
完治まで時間が必要と、巴は言ったが、果たしてどの程度だろう。
尋ねようとしたジュンの機先を制して、巴が口を開いた。
巴「背中、流してあげましょうか?」
ジ「えっ? なんだよ、いきなり――」
巴「肩が痛むでしょう? それに、気を込めながら擦れば、少しは治りが早まると思うよ」
そう聞かされては、ジュンに拒絶する理由は無かった。
一刻も早く元気な身体を取り戻して、蒼星石を追いかけなければならないのだから。
ジ「それじゃあ……よろしく頼むよ」
巴「うふふ……任せて。心を静めて、気持ちを楽にしてね」
ジ(この状況じゃあ、それは難しいかも)
心の中で苦笑しつつ、ジュンは巴に背中を預けた。
これが、蒼星石だったら良かったのに……と、思いながら。
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:08:48.09 ID:SU7o1t400
>>837 ――同じ頃、五人の犬士は、とある場所を目指して歩いていた。
紅「ちょっと待って……この辺で、休憩するのだわ」
他の四人から少し遅れていた真紅が、弱々しい声を出した。
彼女の膝はガクガクと震えて、かなり疲労しているのが見て取れた。
戦士である他の四人と比べれば、術士の真紅が体力的に劣るのも無理はない。
脇の草むらに、へたへたと座り込む真紅を見て、蒼星石は眉を顰めた。
蒼「大丈夫かい、真紅。ゴメン、気が付いてあげられなくて」
銀「確かに、朝から歩き詰めだったわねぇ。みんな、少し休みましょうよぅ」
翠「しゃ〜ないです。非力な退魔師の為に、水でも汲んできてやるです」
薔「じゃあ……私は、その辺で薬草を……」
翠星石と薔薇水晶が連れ立って姿を消すと、水銀燈は真紅の隣に腰を下ろして、
懐から小さな瓢箪を取り出した。
くぴ……っと呷って、真紅に差し出す。
銀「飲むぅ?」
紅「それって……滋養強壮薬の?」
銀「そう。薬流湯」
紅「…………貰うのだわ」
真紅は瓢箪を受け取って、水銀燈と同じように、ぐいっと呷った。
甘酸っぱい液体が、するりと喉に流れ込んでくる。
紅「あら……割とイケるのだわ」
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:09:41.48 ID:SU7o1t400
>>838 言って、真紅は残りの薬流湯を、グビグビと飲み干してしまった。
銀「ああっ! ちょっとぉ! 全部、飲んで良いなんて言ってないでしょぉ!」
紅「あ、ごめんなさい。美味しかったから、つい」
銀「あうぅ……お風呂上がりに、飲もうと思ってたのにぃ」
真紅たちは、蒼星石の知る湯治場に向かっている途中だった。
このところの激戦で、真紅の身体は、かなり痛めつけられている。
その治療のため――というのが表向きの理由だが、各々の思惑は違っていた。
わけても、蒼星石には特別な意味があった。
昨夜、桜田家の草の者が、蒼星石に一通の文を届けてくれたのだ。
内容は、ジュンが予定されていた祝言を蹴って、蒼星石の元に向かっているというものだった。
それを読んだ途端、蒼星石の胸にしまい込まれていた感情が、抑えようもなく溢れてきた。
もう一度だけ、ジュンに会いたい。会って、きちんと話をしたい……と。
だからこそ、湯治場に行こうと、話を切りだしたのだ。
翠「どうしたです? 元気ないですね」
蒼「ん? 別に、どうもしないよ。いつもどおりだってば」
ふぅん、と呟いて、翠星石は汲んできた水を真紅に手渡しに行った。
そして戻って来るなり、蒼星石の頬を両手で押さえて、彼女の瞳を覗き込んだ。
今まで一緒に暮らしてきた翠星石には、どんな小さな変化も鋭く見抜ける。
その理由も、大方の予想は付いていた。
翠「草の者が来たことぐらい、忍びである私には解ってるですよ」
蒼「……やっぱり、気付いてたんだね」
翠「ジュンのこと、考えてやがったですか」
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:10:26.79 ID:SU7o1t400
>>839 矢継ぎ早に放たれる姉の質問に、蒼星石は「うん」とだけ答えた。
翠「それで、あの湯治場へ行こう――と?」
距離的に見れば、丁度、湯治場の辺りで落ち合える筈だ。
翠星石は妹の頬を手放すと、ぽんと肩を叩いて、にんまりと微笑んだ。
翠「やっと、決心を固めたですね。私は嬉しいですぅ。
蒼星石とジュンは、きっと幸せになれると信じてたです」
桜田家に仕えていた時から、翠星石は、ジュンと蒼星石を応援し続けていた。
周囲の戯言など気にするな。好き合っているなら駆け落ちしろ……とまで言った事もある。
だから、蒼星石がジュンに別れも告げず桜田家を飛び出した時は、我が事の様に悲嘆に暮れていた。
けれども、喜ぶ翠星石に対して蒼星石が放ったのは、思わず耳を疑いたくなる言葉だった。
蒼「違うんだよ。ボクは、ジュンに決別の意思を伝えに行くんだ」
翠「え? な、なに言ってるですか、蒼星石。ジュンは、蒼星石を追い掛けて――」
蒼「そんな事をされても、ボクは嬉しくない。彼は、そんな事をしちゃいけないんだ」
翠「そんな……どうしてです? 蒼星石だって、ジュンの事を……」
蒼「ボクはもう、彼のことなんか何とも思ってない。寧ろ、迷惑だよ」
翠「蒼星石っ!」
ぱぁんっ!
翠星石が妹の頬を撲った音で、みんなが一斉に振り向く。
彼女の互い違いの瞳からは、ぼろぼろと悔し涙が溢れていた。
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:11:17.62 ID:SU7o1t400
>>840 銀「ちょっとぉ……どうしたのよぅ?」
見かねて、水銀燈が二人の間に割って入る。
翠星石は涙を堪えようともせず、蒼星石に罵声を浴びせた。
翠「馬鹿! バカ、ばかっ! 蒼星石は大馬鹿やろうですっ!
お前なんか、もう妹でも何でもないです!」
銀「なに熱くなってんのよぅ、翠ちゃん。蒼ちゃんも、何とか言ったらぁ?」
蒼「別に……言うことなんて無いよ」
翠「――っ!!」
翠星石は踵を返すと、脱兎の如く走り去った。
そんな彼女を追い掛け、引き留める事は、誰にも出来なかった。
紅「蒼星石、何があったの? 答えなさい」
蒼「本当に、大した事じゃないんだよ。姉さんは、たまに癇癪を起こすからね」
薔「私…………ちょっと様子を見てきます」
銀「それなら、ほらっ! 貴女も行きなさいっ!」
水銀燈は蒼星石の背を押して、薔薇水晶と共に翠星石の去った方角へ向かわせた。
だが、忍びの足に追い付くのは、容易ではない。
暫くすると、全く足取りが掴めなくなってしまった。
蒼「参ったな。姉さんったら、どこへ?」
薔「あっ! 蒼ちゃん、あれ! あの吊り橋の上を走ってるのは、翠ちゃんじゃない?」
薔薇水晶の指差す方を見た蒼星石は、谷に架かる吊り橋を渡っていく翠星石の姿を捉えた。
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:12:03.49 ID:SU7o1t400
>>841 翠星石は唇をキュッと噛み締め、泣きながら走り続けていた。
バカだ。蒼星石は、本当にバカだ。
ジュンの事を今でも愛しているクセに、こんな時まで公私の区別を付けようとしている。
どうして、自分ばかり犠牲になろうとするのか。
翠星石には、そんな妹の不器用さが歯痒くて、口惜しかった。
少し、人気のない所で、頭を冷やした方が良い。
そう思って、翠星石は細い吊り橋を渡り、対岸へと辿り着いていた。
泣きながら走ったせいか、息が苦しい。
翠星石は側の岩に腰を降ろして、重い溜息を吐いた。
翠「バカなのは、私の方かも知れねぇですね」
癇癪を起こして、こんな所まで突っ走って来るなんて。
あの二人の気持ちが、未だ通じ合っているというのも、自分の思い込みかも知れないのに。
すっかり落ち込む翠星石に声が掛けられたのは、その時だった。
の「どおしたの? 泣いたりして」
翠「! 誰ですっ!」
反射的にクナイを取り出し、狙いを定めた相手は、いつか宿で見た蛇娘だった。
翠「お前っ……確か、のり……って」
の「あらまあ、憶えててくれたのね。お姉ちゃん、感激よお」
翠「くっ! なんで、こんな所に――っ!」
突如、背後に強烈な殺気を感じて、翠星石は咄嗟に真横に飛んだ。
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:12:49.93 ID:SU7o1t400
>>842 ごろごろっ
地面を転がり、体勢を立て直す。
片膝を突いて止まり、先程まで自分が居た場所を見遣ると、そこには緋色の鎧を纏う娘が立っていた。
その手には、禍々しい妖気を放つ刀が握られている。
め「お初にお目にかかるわね。私は四天王が一人、めぐ。あなたの命、貰い受けるわ」
翠「冗談じゃねぇです。お前らなんかに、殺られる訳にはいかねぇです!」
叫ぶと同時に、クナイを投じる。
しかし、めぐは予想を遙かに超える速さで移動して、翠星石の目の前に飛び込んできた。
め「遅いわ、あなた。まるで、止まっているみたい」
翠「!!」
慌てて飛び退いた翠星石だったが、腹部に灼けるような痛みを覚えて、小さく呻いた。
なんて速さだろう。剣を振り抜く動作が、見えなかった。
このままでは拙い。
たった独りで、四天王の二人を相手にするなんて、無謀以外の何物でもない。
翠星石は、発動型特殊攻撃精霊を起動した。
翠「睡鳥夢っ!」
一瞬にして地面から生えた植物が、のりと、めぐの身体を縛り上げた。
この間に、出来る限り遠くまで逃げなければならない。
が、走り出した翠星石の耳元で、絶望的な言葉が囁かれた。
め「だから、遅いんだってば」
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:13:53.35 ID:SU7o1t400
>>843 どしゅっ!
自分の胸から飛び出した刀の切っ先を、翠星石は茫然と眺めていた。
これは、悪い夢だろうか?
まるで他人事の様に思えた光景は、刀が引き抜かれると共に、現実に変わった。
多量の喀血。右の肺を潰されていた。
翠「くはっ! こ、こん……な」
よろよろと、吊り橋に向けて、歩を進める。
見れば、橋の対岸に、薔薇水晶と蒼星石の姿が有った。
翠「追い掛けて……くれた……ですね、蒼星石」
の「あらあら〜、助っ人の登場みたいよ。どうするう?」
め「あの二人も、誘き寄せて斃すだけよ。折角、罠を張ったんだもの。使わない手は無いわ」
背後から届くめぐと、のりの声が、翠星石の意識を喚び醒ました。
彼女たちを、こっちに来させてはいけない。
翠「お前たちっ! 来るなですっ!」
蒼「なに言ってるんだ、姉さんっ! 早く、こっちへ走ってくるんだ!」
薔「待っていて、今……助けにいくから」
薔薇水晶が、腰の左右に吊した小太刀を引き抜き、橋を渡ろうとしている。
そして、蒼星石も。
翠「ダメですっ! 来るなですうっ!」
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:14:37.34 ID:SU7o1t400
>>844 翠星石の叫びを聞いた直後、蒼星石は信じられない光景を、目の当たりにした。
対岸にいた翠星石が、吊り橋を斬り落としたのだ。
丁度、橋に踏み出そうとしていた薔薇水晶は、わあっと声を上げて尻餅を付いた。
蒼「そんなっ! 姉さん、何のつもり――」
翠「うるせぇです! お前なんか妹じゃねぇですっ!」
蒼「こんな時まで、何を言ってるんだっ! 姉さんがどう思おうと、ボク達は姉妹だ。
一緒に、そうやって生きてきたじゃないか! 姉さんが居なければ、ボクはっ!」
苛立ちに語気を強めた蒼星石に、翠星石は、にこっ……と微笑みかけた。
翠「ありがとです、蒼星石。普段から、そうやって本音をさらけ出せば良いです。
ジュンとの事も、世間体だの周囲の眼だの、気にする事ないです」
蒼「解ったよ! 解ったから――」
翠「じゃあ……ジュンに、本当の気持ちを伝えるですよ。さっきは、撲ったりして悪かったです」
そう言って、翠星石はめぐと、のりに向き直った。せめて、どちらか一方と刺し違えてやる。
め「ふ……友情だの愛情だのと……そんな欺瞞には、虫酸が走るわ」
めぐの妖刀が煌めく。その切っ先は、寸分の狂い無く、翠星石の鳩尾を刺し貫いた。
翠「あぁ……そ……蒼……せ…………き」
刀が引き抜かれると、翠星石の身体は仰向けに傾いでいき、谷間へと墜ちていった。
蒼「ねえさぁ――――んっ!!」
深い渓谷に、蒼星石の絶叫が、いつまでも響き渡っていた。
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:17:27.89 ID:SU7o1t400
>>845 以上、第六章、投下完了です。
はぁ……やっちまった。orz
自分で書いてて、少し鬱になりました。
翠「じゃあ、書くなですっ! このアホっ」
薔「でも……きっと死んでないよね」
紅「また、なんの根拠があって、そんなヨタ話を?」
薔「ズバリ! 魔界転せ・・・うわなにするの*@☆〒▼〓◇」
銀「続きは、たぶん次スレになるわねぇ。それじゃ、まったねぇ〜」
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:17:46.17 ID:vTTH3UU+O
ちょ・・・翠星石・・・・(´Д⊂)・・・
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:18:28.43 ID:RPUuqssT0
>>846 急 展 開
翠の子が。・゚・(ノД`)・゚・。
今後どうなるのかめっさ気になるス
849 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/03/09(木) 02:19:00.56 ID:nl89ETvz0
翠星石死んじゃったんかね…・゚・(ノд`)・゚・
予言
ビーダマン、クラッシュギアの次はミニ四駆が来る
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:20:28.26 ID:vTTH3UU+O
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:22:39.17 ID:pV+9ofHgO
ここで翠星石死んだら八紋揃わなくないか?
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:23:00.98 ID:P5FMwyit0
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:23:24.46 ID:vTTH3UU+O
う〜んみんな文章うまいな〜それに比べて俺は・・・モウダメポ
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:23:47.57 ID:CuOaLWaW0
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:24:13.41 ID:lWjr+OxpO
ってか折れタイミング悪すぎ…
吊ってきますノシ
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:28:14.11 ID:Y1o4blaeO
>>853 いや、きっとマジックザギャザリングか遊戯王かアクエリアンエイジだ
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:29:56.57 ID:GuApmHqG0
>>846 翠星石ぃ!!
続きが気になって眠れなくなってしまうじゃないか!!
>>850>>851 どっちも書いたの俺だけど、多分書かんよ
ミニ四駆にもベイブレードにもそこまで思い入れがない
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:33:19.23 ID:9USsnLij0
>>846 翠星石…俺は君が生きていると信じているよ…!
続きwktkです
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:37:39.42 ID:CuOaLWaW0
蒼星石ものの短編が出来たので投下
え?巴ものの続き書け?
プイス
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:38:23.59 ID:CuOaLWaW0
カポーン
この音で全部説明出来た気がするが一様、入浴中だ
ただ普通の入浴タイムと違うのは……
「うー、あんまり見ないでね。」
蒼星石と一緒だって事だ
「蒼星石、一緒にお風呂入ろう。」
「やだ。」
即答かよ
「えー入ろうよー。」
「やだよ。恥ずかしいもん。」
別にお互いの裸ぐらい何度も見てるのに……
「いーやーだー!今日は蒼星石とお風呂入る!」
「絶対やだ。どうせJUN君エッチな事するもん。」
「しない。僕は純粋に蒼とお風呂に入りたいの。」
「駄目!入らないよ。」
「いやだ。入る。」
そんな問答を三十分繰り返して……
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:39:23.69 ID:CuOaLWaW0
>>861 今、蒼星石は僕と一緒に風呂に入っている
「ふぃー極楽極楽眼福眼福。」
「もう、見ないでよ。」
僕の脚の間にいる蒼星石が呟いた
見るなと言われても見えてしまうわけで…
少し紅い顔とか…
水滴の付いたうなじとか…
控え目な胸とか…
あ、やべ
「ねえ?JUN君。……何か当たるんだけど。」
何かって言うか……
「その何と申しましょうかナニと申しましょうか……。」
「!」
863 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:40:21.80 ID:CuOaLWaW0
>>862 あ、蒼星石が気づいた
「えっち!スケベ!変態!」
蒼星石が暴れだした
「わ!暴れるなって!」
「JUN君のエッチ!こっち来ないでよ!」
いや来るなと言われてもこんな狭いバスタブじゃあどうやってもくっ付いてしまう訳で
「えーいこうなったら!」
蒼星石を抱き締める
「おーちーつーけー!」
「きゃっ、離してよ!えっち!」
「良いから落ち着け!」
僕の腕の中で暴れ続ける蒼星石
どうしたもんかな…
ほとほと困り果てていると……
ギュ
あ、そこは
ギューーーー
「ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
「もう、JUN君なんか知らない。」
蒼星石は怒って出て行ってしまった
……うう、僕は純粋に蒼と風呂を楽しみたかったのに
教訓:パニクってる時は言っても無駄
864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:42:27.12 ID:vTTH3UU+O
( ゚д゚ )
865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:46:56.99 ID:GAhWWrMh0
ふふ 次 は ス マ ブ ラ だ
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:47:58.27 ID:vTTH3UU+O
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:49:08.03 ID:GAhWWrMh0
スマブラかマリオカートな感じがいいかしらー?
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 02:49:31.71 ID:CuOaLWaW0
869 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 03:01:00.34 ID:CuOaLWaW0
寝る前保守
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 03:09:56.94 ID:vTTH3UU+O
はいはい保守ですよ( ゚д゚ )
試しにマリオカートっぽいのを
金「ふっふっふー!この紅茶の裏にバナナの皮をしかければ、真紅なんてイチコロかしらー!」
そんなカナを横目に激しいデットヒートを繰り広げる赤い跳馬(イメージ)と銀色の矢(インスパイア)
紅「くっ!待ちなさい水銀燈!ここでポイントを逃すわけにはいかないのだわ!」
銀「やぁよのろまの真紅ぅ。待てっていわれて待つおばかはいないのよぉ?」
紅「言わせておけば…!あらあんな所に紅茶?」
金「きたわ!さぁ真紅!紅茶からの甘い誘惑に屈した所をカナが華麗にサイドバイサイドかしら!」
カーーーーン!!!(エンジン音ね)
カナのねらいどおり紅茶に近づく真紅!!!
ひょい。
タイヤに巻き込みそうな程の綺麗なブロンドて紅茶だけを巧く拾いあげる真紅。これぞスーパーライセンスがなせる業。
紅「甘いのだわ金糸雀!」
金「そ、そんなぁー!」
どうみてもイエローフラッグです本当に亜久里がとうございました
873 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 03:31:19.52 ID:n9s2LSz+0
>>872 フェラーリとマクラーレンすかwwwww
カナはジョーダンかな?
874 :
かいたひと:2006/03/09(木) 03:40:33.99 ID:pZMyWXCUO
銀→マクラーレン
紅→フェラーリ
蒼→ウィリアムズBMW
翠→じゃがー
金→ジョーダン
雛→ごめんなさい
雪→ホンダ
なイメージかしら!
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 04:03:26.50 ID:n9s2LSz+0
>>874 ちょwwwww雛カワイソス(´・ω・`)
つー事で、保守して寝るぽ。
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 04:20:30.57 ID:hKszeW7M0
保守ります
877 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/03/09(木) 04:49:10.82 ID:nl89ETvz0
雛→スーパーアグリ
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 04:56:15.04 ID:BQWPkG6Z0
ほ
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 05:14:27.95 ID:TCMc5lM9O
しゅ
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
∧ ∧
(´・ω・)
_|⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
(・ω・`)
_|⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧
( ・ω・ )
_|⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
(´・ω・)…
_|⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(((((((())
(´・ω・)
_|⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
(´・ω・)…
_|つ/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
……
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 05:47:51.71 ID:YBbka97yO
保守
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 06:07:15.33 ID:tAheTkm/O
保守
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 06:24:40.49 ID:cm7hyRA/O
ほ
891 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 06:56:38.37 ID:Df3lKC7pO
おはすた見ながら保守
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 07:43:13.25 ID:Ft3kiZvY0
今起きた保守
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 07:55:56.73 ID:xJbHX5gV0
保守
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 08:20:43.32 ID:QaeRz+Uv0
捕手
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 08:35:06.63 ID:onZ1JKxaO
J「さて、学校休みだしもう一眠り…」
薔「……ダメ」
J「薔薇水晶?」
薔「……一緒に…保守しよう?」
J「可愛い薔薇水晶の頼みなら断れないな」
薔「………保守(////)」
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 08:49:03.47 ID:5Nyi8JSM0
保守よ
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 09:02:12.87 ID:8gRr31AjO
銀「真紅って人はぁ!!!」
真「やめなさい!水銀燈!」
銀「はぁぁぁぁぁ!!」
ザックリ
保守
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 09:16:28.52 ID:5Nyi8JSM0
保守
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 09:26:51.65 ID:jTLG3dgRO
雛「JUN登りなの〜♪」
J「こらっ!!朝から抱きつくなよっ!!」
雛「うゆ〜JUNは嫌なの?」
J「・・・・・・そんなわけないよっ!!ただ・・・・・・」
雛「うゆ?」
J「途中では止められないぞ?」
がばっ!!
雛「うゆ〜♪♪」
J「・・・・・・保守」
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 09:39:54.45 ID:5Nyi8JSM0
>>899 雛苺も策士化wそれとも天然か。天然雛苺で行くか。
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 09:57:25.28 ID:yuXLjDQRO
保守
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:07:48.25 ID:ESDB8HmC0
>>551の続きですぅ
前回は序章ということで、今回は第一章を…
では↓
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:09:22.57 ID:ESDB8HmC0
第一部『再開、混沌』
「いいかぁ、みんなー。二年生になってんますます勉強が忙しくなる、この一学期、ボケッと過ごしていたらあっという間においてかれるからなぁ。気を引き締め行くように!」
気の抜けた返事をする生徒を他所に一人張り切る梅岡。いつもこうだ。
「それとみんなんに知らせたいことがある!入ってきなさい」
梅岡は一段とうれしそうな声で廊下に向かって話し掛ける。
ガラァッ
開いた扉の向こうにいたのは…
「!し、真紅ぅ!?」
「し、知ってるですか!?ちび人間」
あの金色の髪に青い目、そして凛とした表情。間違いない、真紅だ。
「紹介するぞ、新しくうちのクラスの仲間となる真紅だ」
「宜しくなのだわ」
「桜田〜、知り合いなのか?」
「えぇ、まぁ一応…」
「それじゃあ真紅の席は桜田の隣だ」
なんでだ?イギリスに行ってたんじゃ…
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:10:55.06 ID:ESDB8HmC0
>>903 「あらっ、帰ってきたのよ。久しぶりねジュン」
読心された。そういえばこいつには隠し事できなかったよな…
「よ、よぉ!久しぶり。戻ってきてたんだ」
か、変わった?なんか、その…
「どうしたの?ジュン」
「い、いやなんでもない。ちょっと変わったかなって…」
「あら、それは褒め言葉?ありがたくいただくわ」
彼女はからかう様に言って教科書に目を落とした。
(き、強敵ですぅ〜〜)
休み時間のたびに教室は沸く。真紅が質問攻めにあってるのだ。
「綺麗な髪〜」
「どこに住んでるの〜?」
「つ、付き合ってください!!」
他愛のない質問は放課後まで続いた。
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:11:36.57 ID:ESDB8HmC0
>>904 放課後の鐘と同時に僕は下駄箱に向かう。いつも帰りは一人なのだが…
「ジュン、一緒に帰りましょう」
後ろから呼び止められる
「何で僕が」
「あら、私はこの辺の地理に詳しくないのだわ。そんなレディーをほっとくの?」
「はいはい、わかったよ。ご主人様」
「それでこそ私の下僕だわ」
中学の時からこの何ともいえない主従関係は続いてるようだ
真紅からイギリスの話を聞いてるうちに家の前まできていた。
「うちここなんだけど、真紅のうちまで送っていこうか?」
「大丈夫よ、そこの駅から電車に乗ってすぐのところだから」
「そ、そう?なら大丈夫か。じゃっ、また明日な」
「ええ、また明日」
ねぇちゃん帰ってるかな?真紅のことはなしたら驚くかな?そう思いながら玄関の取っ手に手をかける。
「ただいま」
「あら、お帰りなさい。早かったのね」
「寄り道しなかったしね」
軽い会話を交わして二階の部屋に上がる。
足をとめ耳を澄ます。聞こえてくるのは不快な鼾。胸糞が悪い。
出来るだけ足音を立てずに自分の部屋に入る。着替えを済ませ、勉強に取り掛かる。
十分、二十分、勉強に集中できない。頭の中ではまったくべつのことを考えている。
どうして、どうしてねぇちゃんはあいつをこの家においとくんだ?何時までいるつもりなんだ?
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:12:10.79 ID:ESDB8HmC0
>>905 夕食は手作りのパスタだった。見た目も味も最高だ。姉の作る料理はとてもおいしい。
「今日転校生がきたんだ」
「へぇ〜、女の子?」
「それが聞いてよ、あの真紅だよ!イギリスから帰って来たんだって」
「真紅ちゃん?ジュン君の仲良しだったわよね、よかったわね〜♪」
「ま、まぁ久しぶりに会えて素直にうれしいけどね」
幸せだと思う。姉は優しいし、学校も楽しい。あいつさえいなければ…
ガチャッ
「……」
「(糞ッ!)」
「お、お酒ですか?」
「……」
「…どうぞ…」
無言で姉から酒を奪ったそれはもと来た道を引き返す。
「…」
「…」
「何時までいるの?あいつ」
「行くところがないのよ、あて先が見つかるまでは…」
「でも…」
「短かったけどお世話になった人なのよ?これぐらいは…」
「…」
食事中、それ以上の会話はなかった。
また静かに二階に上がる。酒のにおいと、野球中継の音声が漏れている。
全てが癪に障る。目障りな顔と体、耳障りな声に鼾…嫌だ、理由はあいつが存在すること。それがあいつを嫌う理由。
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:12:43.13 ID:ESDB8HmC0
>>906 いつのまにか朝になっていた。いつもの様に身支度をし、おいしい朝食をとって姉と一緒に家を出る。
二人とも友達と待ち合わせているので途中で別れる。
「おはようですぅ!」
「おはよう、ジュン君」
「おはよう、ジュン」
いつものメンバーに今日は真紅が加わっていた。双子とは家が近いらしい。
楽しそうに翠星石と真紅が話している。ちょっとだけ安心した。
一日もすぐに終わり、今日も真紅と帰る。
「ジュン、覚えてる?私たちがはじめてあった時のこと」
「うん、一応な。確か中一のマラソンの時だよな?」
「えぇ、厳密には同じクラスなのだから入学式の時からだけども…」
「それがどうした?」
「いえ、ただ、またこうして合えたのも何かの運命かと思ったのだわ」
「なんだよ突然」
「デートしましょう」
「あぁ、いいよ」
いつものことだ、からかってるんだろう。その手には乗らないぞ
「いつにする?」
「そうだな、今度の日曜でどうだ?」
「いいわ、じゃあ日曜の12時に迎えに来るのだわ」
そう言うと顔を真っ赤にして走っていってしまった。
「……」
取り残された気がした。肩透かしを食らったような…
あれ?俺嬉しがってる?まさか
908 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:13:35.53 ID:ESDB8HmC0
>>907 「ただいま〜」
姉はまだのようだ、二階に上がる。
隅の一室からラジオの音が漏れている。競馬だろうか?あいつお金ないんだよな?何で競馬なんかしてるんだ?
くそっ、やめだやめ。あいつの事なんか詮索していても胸糞悪いだけだ。
昨日全然勉強してないし、宿題もたまってきた。勉強道具を机に広げる。
大学には行きたいが姉に負担をかけることになるので、国立の大学に通おうと思っている。
私立よりは学費が安くて済む。それには人一倍勉強しなくては…
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:13:57.92 ID:ESDB8HmC0
>>908 「おねぇちゃん?」
夕食の時の姉は少し暗かった、
「ジュン君、あの…」
「何?」
「(いえないわ、通帳のお金が減っているだなんて…)」
「あいつの事?」
「ち、違うわよ!」
「やっぱり…、あいつが何したんだ!」
「あの人と関係あるかは知らないけれども…、その、預金が減ってるの…よ」
「!…あいつが取ってるの?」
「そ、それはわからない…」
糞ッ!どれだけ迷惑かければ済むんだ!しかも親の遺産に手をつけるだと?
糞ッ!糞ッ!糞ッ!糞ッ!糞〜ッ!
「ジュン君!」
姉に呼ばれはっとする。
噛み締めた唇には血が滴っていた。握り締めたこぶしは真っ白で、手のひらにつめがめり込んでいる。眉は今にもくっつきそうだ
「まだ、まだあの人と決まったわけじゃないから…」
「……あいつ、夕方に競馬してた…」
ポツリと呟き自分の部屋に向かおうとする。
「ジュン君…」
「…あいつに出て行ってもらえよ」
強く扉を閉める。
姉は弱みでも握られているんだろうか?あんな寄生虫なんてすぐに追い出せばいいだろ?
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:14:45.08 ID:onZ1JKxaO
蒼「ほら…こんなに沢山…」
J「あ、ダメだよ蒼星石…」
蒼「そんな事言って…ジュン君だってこんなにしてるじゃないか…」
J「そ、それは…蒼星石が激しくするから…」
翠(な、一体二人で何をやってるですか!?)
翠「こおらああああ!二人でた何やってるですか!私も混ぜるですう!」
J「あ、翠星石も食べるか?鍋」
蒼「ジュン君ったらお豆腐ボロボロにしちゃて…」
J「蒼星石がかき回すからだろ」
翠「(´・ω・`)」
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:15:55.45 ID:ESDB8HmC0
>>909 …もし、もし姉が弱みを握られてるとしたら?
……僕がやるしかないのかな?
やるって、何をやるんだよ…。
心に片隅にどす黒い感情が湧いた。自分でも気づかないような、小さな小さな変化…
第一部『再開、混沌』 〜完〜
長すぎるよなwww気長に付き合って下さい
912 :
910:2006/03/09(木) 10:16:58.36 ID:onZ1JKxaO
リロードしてなかった
ごめん
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:18:03.54 ID:Ft3kiZvY0
>>911 気長に付き合いますよ。次回wktk
どうでもいいが907のJUMの一人称が俺な件。
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:19:10.65 ID:ESDB8HmC0
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:37:55.15 ID:jTLG3dgRO
雛「JUN〜朝ご飯できたの〜」
J「また甘いんじゃないのか?」
雛「四の五の言わず食べるのっ!!」
J「うっ・・・・・・あれ?甘くない・・・・・・ってか味が全然無いんだけど」
雛「うゆ?変なの〜ちゃんと作ったの〜」
J「ちゃんと全部食べるから大丈 雛「あっ!!良いこと思いついたの〜こうすればいいの〜♪」
ちゅっ
J「ちょっwwwwww今の・・・・・・」
雛「えへへ〜JUNまだ食べる〜?」
J「いただきますっ!!」
雛「うゆ〜電気消すの〜♪」
真「・・・・・・保守だわ」
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 10:50:56.67 ID:w5gXSi+9O
保守
917 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 11:11:29.95 ID:5Nyi8JSM0
まずは保守
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 11:26:08.01 ID:cm7hyRA/O
さらに保守
今日も金糸雀がGMだ。策士を自称するだけあって罠の配置がいやらしい。
金「感知は失敗かしら。先頭はJUMね、足元に陣が出現かしら。」
J「また罠か、変なのじゃなきゃいいが(ころころ)ダメだ。」
雪「まだ裏成功ができますわ。」
J「ここはひっくり返すしかないね。」
《裏成功》
央華封神の特色といえばこの裏成功。
2Dして出た目をひっくり返して大きくすることができる。
ただし、気の力で事象を捻じ曲げていることになるため
成功したときにいろいろと反動が発生したりするのだ。
J「反動はと。(ころころ)効果は半分か。罠の効果は?」
金「変化の陣で(ころころ)性別が逆転するかしら。」
J「お前その効果好きだな。ねらってんのか?」
金「ダイスのせいかしら。えーっと効果半分ってどういうことかしら?」
薔「・・・これだ!行ってくる。」
J「おい、どこ行くんだ?」
薔「ちょっと用事!」
またしてもセッションの途中に突然教室を飛び出していく薔薇水晶。
どうせ戻って来ないのでここまででお開きになった。
>>919 J「昨日はどうしたんだ?みんな心配してたぞ。」
薔「・・・ゴメン。お詫びに弁当作ってきた。」
そういうと薔薇水晶は鞄の中の弁当箱を見せる。
薔「・・・図書館前の芝生で食べよ。雪華姉さんも待ってる。」
J「わかった。行くから引張るなって。」
薔薇水晶に腕を捕られたJUMはそのまま牽かれる形で歩いていたが・・・。
薔「えいっ♪」 J「うわっ?」
突如強い力で投げ振られた。3歩進んだ先、足元に光の漏れ出す紋様が現れる。
J「何すんだw・・・・・・あれ?からだが・・・。」
薔「・・・JUM、大丈夫、頑張って。」
体中の力が吸い取られるような感覚。
薔薇水晶の呼びかけで辛うじて気を保つことができた。
やがて光が治まり衝撃は止んだが起き上がれない程疲弊しきっていた。
薔「・・・ご苦労様JUM、今のローゼンに足りないものって分かる?」
J「この状態で訊かれても。それより今の・・・あれ、声が?」
体の変調に気付くJUM。
J「まさか、そん、な。くっ、ありえ、ない―――」
薔「・・・それはアンドロ・・・・・JUM・・・よろ・・ね。」
雪「ふふっ・・・JUM・・・心配あ・・んわ・・・3人で・・・。」
消えゆく意識の中で見たのは2人のこの上ない笑顔であった。
ふと、目が覚めた。
薔「・・・JUM、気が付いた?よかった。」
J「いまのは?夢?」
雪「ここは保健室です。急に倒れられたので心配しましたわ。」
薔「・・・無理しちゃダメ。まだ安静に。」
体が重いが、僅かに動く手で自身を確認する。
J「良かった、ある―――ってある!なんかある!?」
JUMは自分の胸の違和感の原因を突き止めたところで再び意識を失った。(終われ)
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 11:40:40.82 ID:onZ1JKxaO
ちょwww薔薇雪やばすwwwwww
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 11:55:58.59 ID:5Nyi8JSM0
昼前保守
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 12:21:14.98 ID:RfBsmVYh0
食後保守
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 12:40:38.00 ID:X6/8379y0
|ω・`)
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 12:44:59.52 ID:RWcnkWJg0
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 12:45:48.47 ID:vTTH3UU+O
翠「保守ですよ( ゚д゚ )」
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:03:25.71 ID:w5gXSi+9O
保守
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:15:16.64 ID:5Nyi8JSM0
保守します
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:18:02.80 ID:0IVWEcJn0
___ ♪
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ)) )) 保守ですぅ
(( |l |リ ゚д ゚ノl|
ノl⊂l_介」つ0匚lア ミミ
≦ノ`ヽノヘ≧ ミミ
. ミく二二二〉ミ ψ
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:24:25.01 ID:ESDB8HmC0
>>911の続きできましたよ
それではドゾー↓
第二章『正義』
あいつは僕らの生活にはあまり干渉しない。酒と少しのつまみだけもって部屋にこもってる。
それが堪らなくムカツク。何様だ?当たり前のように食料を要求、終いには預金にまで手をつけやがった。
どうしてだよ、なんで何も言わないんだ、ねぇちゃん。
どうすれば、どうすればあいつはいなくなる?
「ジュン!ジュン!」
「どうかした?」
「どうかした?じゃないわよ!あなた変よ?ずっと怖い顔してたわ」
感情を顔に出さないというのは難しいな
「大丈夫なの?」
「あぁ、大丈夫」
「それよりどこに行くのだわ?」
今日は約束のデートだ。私服の真紅は新鮮で、朝合ったときは柄にもなくドキッとしてしまった。
「そうだな、映画でも見に行こうか?」
「それなら、くんくん探偵の新作が発表されたのだわ!それを見に行きましょう」
くんくん探偵、彼はまさしく天才、事件解決の裏にくんくんありと世間は騒いでいる。
鋭い洞察力に観察眼、そして優れた推理力。気になることは全て自分で確認するという行動力。
正直彼を相手に完全犯罪をする事は不可能だろう。
有名になると同時に本やドラマなどが作られる。今では映画まで作られるほどだ
「くんくんは天才よ」
これは真紅の口癖だ。彼女は中学の時からくんくんに惚れ込んでいる。
「くんくんか、好きだなお前も」
「うるさい下僕ね、いいからついて来るのだわ!」
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:25:18.72 ID:ESDB8HmC0
>>930 「ちょっとまった!」
「どうしたんだ、くんくん探偵」
「どら猫警部、何か違和感を感じませんか?」
「どういうことだね」
「ガイシャの首を見たまえ!」
・
・
・
話はクライマックスになるにつれテンポを上げていく。
「違う!俺じゃない!!!」
「それではこれをどう説明する!」
「うっ…」
追い詰められる犯人、次々と矛盾を突いていく探偵。
正直面白い、どんどんのめり込んで行く…
「やはりくんくんは天才なのだわ」
「意外と本格的だよな」
「あら、それは当たり前よ!実話を元に作られているんだもの」
「そうなの?フィクションじゃないんだ」
「当たり前よ、くんくんの解決した事件を忠実に再現してるのだわ」
現実に起きた事件か…。もし犯罪を、やつを抹消したとしたなら僕も映画の犯人のように追い詰められ、そして…
だめだ、やるからには完全犯罪を。発覚はすべての崩壊を意味する…
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:26:06.80 ID:ESDB8HmC0
>>931 「ジュン!ジュン!」
「えっ?」
「まったくしっかりして欲しいのだわ。私とデートじゃ不満でも?」
「そ、そんなことないよ!楽しいって」
「嘘だわ、さっきから浮かない顔ばかり…」
「真紅…」
だめだ、今はデートに集中するんだ!
「ごめん。ご飯でも食べに行こうぜ?おなか減ったろ」
「…」
「ほら、ほら。奢るからさ」
「〜♪」
「…ドンだけ食うんだよ」
テーブルに並べられた料理のあまりの量にメマイがした
「あら、御代はジュンもちだから私はかまわないわ」
「お、おまっ、僕は高校生だぞ!そんな余裕ないっての」
「ふふっ、主人を悲しませた罰なのだわ」
「悲しかったのか?」
「だ、誰が!」
「素直じゃないなぁ」
人から見たら仲の良いカップルだろうか?互いに軽口を言い合いながらも楽しく同じ料理を食べる。
真紅とずっとこうしていたい
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:27:05.82 ID:ESDB8HmC0
>>932 「今日は楽しかったのだわ。」
「僕も楽しかったよ」
真紅は僕にそっと口付けをする。
「!…」
「…鈍感な下僕にはこれぐらいが丁度いい告白でなくて?」
真紅の顔が真っ赤だ。僕の頭は対照的に真っ白だ。
「えと、その、あの…」
真紅は恥らいながらも僕の眼を見つめている、応えなくては…
「スッ、スキdヨ!!」
しまったぁ、ここで噛むなんて…
「ぷっ。何緊張してるのよ」
「だって、いきなり」
「嫌だった?」
「とんでもない!好きだよ、真紅のこと」
もう一度キスを交わす、今度は長く
「ただいま〜♪…?」
幸せが吹っ飛ぶ。部屋が暗い、すすり声が聞こえる。次いで聞こえる怒声。
「金って要ってるんだ!!!早く出せ!」
「この間、渡したばかりですが…」
ドガッ!
「キャッ!!」
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:28:42.74 ID:ESDB8HmC0
>>933 「使っちまったんだよ!」
ねぇちゃんがマズイ!悲鳴の聞こえたほうへ急ぐ。奴だ、姉に手を出しやがった!
「ねぇちゃん!」
「ジュン君!きちゃだめ!」
奴と目が合う。どす黒い、欲で濁った眼。
ふと記憶がよみがえる。
-------------
ピンポーン
「ジュン君出てくれるぅ?」
「わかったよ」
ガチャッ……!?
「久しぶりだな、坊主。ねぇちゃんいるか?」
「ウッ……ハイ、イマス…」
奥へと上がって行く叔父。依然とは違う。荒んでいて酒臭い
どうしてここに?連れ戻しに来たの?怖い、眼が…怖い
その夜
奴がうちに居候することになった。交通事故で家族を失ったとか…その日から悪夢が始まった。
何もすることなく部屋を占拠する。二階には常に酒のにおいが充満している。
少しは同情した、同じ境遇だったから…
------------
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:29:06.46 ID:ESDB8HmC0
>>934 だが、その同情は今そぐに憎悪に掻き消された。
「ねぇちゃんに何をしてる!」
「ちっ!金だよ金!遺産相続したんだろ?」
「最初から金目当で来たのか?」
「それ以外に何がある!お前らが俺の家から出なければ、その金は俺のになってたんだよ!!」
狂ってる。すぐに殴り飛ばしたい。金欲しさに僕の幸せを壊しやがって…
「やるのか?コブシを握り締めて、」
嘲笑するかのように僕をからかう。
だめだ…僕には出来ない。あの目で見られると足が竦む。
「餓鬼が調子に乗りやがって。おい、金だ!」
叔父は姉の財布の中の札を全て取り出し家を出て行く。
悔しい、こんなに悔しいことはない。何も出来てないじゃないか…姉さえも守れない。
後ろから呼び止める声がしたが無視して部屋に上がる。
『やる…』
姉を守るため、幸せを取り戻すため…
あいつは悪だ、対抗する僕は正義だ。誰にも文句は言わせない。奴になくて僕にある力がひとつある。
力なき正義は無力…
正義に裏打ちされた力が最も実効性のある解決策…
第二部『正義』〜完〜
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:32:12.62 ID:5Nyi8JSM0
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:32:40.06 ID:j06UgAdgO
>>935 暗い…助けてくんくん!!
早く続きを!
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 13:47:00.22 ID:IFdWySeR0
保守
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:02:32.35 ID:X6/8379y0
放課後、ジュンが教室の前を歩いていると…
ジ「ん?教室から、音がするな…ってべジータなにしてんだ!!!」
ベ「やべ!!…ってジュンか…全く気づかなかったぜ」
ジ「何言ってんだよ!しかもそれ、蒼星石のブルマじゃないか!」
べ「まぁそういうなって、俺たち友達だろ?」
ジ「そういう問題じゃ…」
コツコツコツコツ
べ「やべ!! 誰かきた!ジュン、後は任せた!!」
ジ「うわ!服投げんな!おい、まて!!」
ガラ
蒼「ベジータ何急いでたんだろう?あれ…ジュン君…それ僕の服…」
ジ「ち、違うんだ蒼星石!これはベジータが…」
蒼「……ジュン君なら…いいよ」
ジ「え…?蒼星石……」
蒼「ジュン君…」
ジ「蒼星石…」
蒼「ジュン…君……」
べ「くそっ、学校でやるなんてうらやましすぎるぜ」
HG「オッケ〜イ!ベジータ君そんなにやりたいなら先生とやりましょう〜」
べ「ちょっ!先生!これからが本当の地獄…アッー!」
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:09:26.81 ID:8gRr31AjO
薔薇「う〜ん眠い〜」
ジ「ほらぁ寝るなら布団で寝ろよな」
薔薇水晶を抱っこするジュン
薔薇「ん〜ジュンは白馬の王子様ぁ」
ジ「薔薇水晶〜起きてんのかぁ?」
薔薇「ん〜にゃ〜」
ジ「ちょっと飲みすぎだな」
薔薇「飲んで、なんか、ないよ〜」
ジ「ほらぁ布団に着いたぞ」
薔薇「う〜んふふふ…ジュンの匂いがするぅ」
ジ「ダブルベッドで一緒に寝てんだから僕の匂いはするだろ」
薔薇「ん〜ジュン〜…ZZZ…」
ジ「寝ちゃったよ」
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:15:41.33 ID:XkT/35lu0
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:18:28.24 ID:onZ1JKxaO
943 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/03/09(木) 14:20:29.35 ID:nl89ETvz0
>>935 JUMが早まらなければよいが…とりあえず警察で叔父さんを告訴だ!
>>943 叔父さんを影で隠滅させるのが吉かと・・・
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:23:40.31 ID:ESDB8HmC0
>>943 そんな甘いラストにはしないよw
とことんダークに書くつもり
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:31:21.05 ID:5Nyi8JSM0
>>945 ダークもwktkだが、そろそろ注意書きが必要かも知れんね
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:32:07.55 ID:QVaw5OY80
いや、もう殺せ。
やらないで後悔するより
大切なものを守れ。
って恩師が言ってた
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:50:25.74 ID:Df3lKC7pO
>>945 叔父に殺意を覚えるな・・・これ(#^ω^)
あと、なんか叔父のイメージがDioの親父なんだが・・・w
ともあれGJ!!
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 14:51:19.87 ID:5Nyi8JSM0
保守 コンビニでローゼンコピーしてる小学生を見た。
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:08:02.27 ID:/Vza5+fL0
hs
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:08:10.58 ID:5Nyi8JSM0
保守
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:23:40.27 ID:XkT/35lu0
h
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:23:44.42 ID:5Nyi8JSM0
保守
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:38:07.50 ID:ESDB8HmC0
第三章できたんだが、次スレで投下のほうがいい?
955 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:38:13.54 ID:IFdWySeR0
保守
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:40:09.73 ID:5Nyi8JSM0
>>954 もうそろそろだから待てるなら次がいいかも
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:41:38.97 ID:ESDB8HmC0
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 15:57:38.92 ID:XkT/35lu0
じゃあ梅でいいじゃない
懐かしいネタで保守でも
雛「ねぇJUM、今日小耳に挟んだんだけどワカメ酒っていうお酒があるそうなの。
どんなお酒なの?JUMは飲んだことあるの?」
J「僕は飲んだことはない。本当だ。」
雛「ねぇJUM、今日小耳に挟んだんだけど女体盛りっていう料理があるそうなの。
どんな料理なの?JUMは食べたことあるの?」
J「僕は食べたことはない。本当だ。」
雛「ねぇJUM、尺八って吹くものだよね?」
J「ん?ああ。」
雛「今日小耳に挟んだんだけど尺八って吸ったりなめまわしたりするらしいの。
JUMもしたことあるの?」
J「僕はやってない!それだけは本当にやってない!」
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 16:07:05.39 ID:XkT/35lu0
ほ
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 16:09:20.82 ID:5Nyi8JSM0
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 16:11:09.84 ID:b0sksov+0
薔薇水晶の部屋
J「なあ、薔薇水晶・・・その、そろそろ離してくれないかな?」
薔「・・・・いや」
J「いやって・・・かれこれ一時間は抱きつかれたままなんだけど・・・」
薔「・・・・ジュンが浮気するから」
J「ははは・・・浮気って・・・(ちょっとTVに映ってた女優さん可愛いって言っただけなんだけどな・・・)」
薔「だから・・・ジュンがどこにもいけないように・・・私だけを見てくれるように・・・離さない」
J「僕の居場所は薔薇水晶の隣だけだよ?」
薔「・・・じゃあ・・・キスして・・・してくれれば・・・許してあげる」
J「まったく・・・わがままなお姫様だね・・・」
薔「なら貴方は・・・鈍感な王子様・・・」
J「はは・・・ん(チュ」
薔「ん・・・」
J「・・・どう?」
薔「・・・もう一回・・・」
J「何度でも・・・ね」
薔「うん・・・・・大好きだよ、ジュン」
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 16:16:55.47 ID:XkT/35lu0
>>962 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 16:28:27.90 ID:onZ1JKxaO
王子様!お姫様!
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/03/09(木) 16:31:26.93 ID:5Nyi8JSM0
嫉妬深いのが板についてるな。
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
hs