1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 18:28:35.56 ID:OtTywE4x0
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 18:28:57.38 ID:OtTywE4x0
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 18:29:51.20 ID:OtTywE4x0
▼このスレについて
・このスレは、素直クールに関するものなら何でも扱うスレです。
SS・絵・声・雑談・議論・妄想等なんでもありです。
・ただし、ごく特定の人にしか分からないネタや私信については
避難所の馴れ合いスレ(
http://yy17.kakiko.com/test/read.cgi/sucool/1134032617/l50)で。
・ここは「素直クール」スレです。「素直シュール」「素直狂う」はそれぞれのスレでどうぞ。
▼2chとしてのルール
・初めて書き込む人は、さきに保管Wiki、避難所に目を通してください
・煽り/荒らし/コピペはクールにスルー(荒らしに反応する者も荒らし)
・スレに関係ない質問はしない(しても無視orググれと言われるだけ)
▼スレとしてのルール
・コテは投下時、レス返答など必要な時にだけ付ける
・コテ同士、及びそれ以外の人も”過度”に馴れ合わない
・スレの趣旨にそぐわない雑談をだらだら続けない
・性描写(エロ)は空気を読んで程々に。 過激なSSについてはtxtうpを推奨
▼投下時のルール
・投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為必ずリロードしよう。迷惑がかかります。
・多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れるのが好ましい。または「何レス目/総レス」を名前欄に
・投下宣言は質問形にしない。投下したらダメなんていう人はいません
・作品投下が終わった後の自虐は、読み手が不快に感じるので書かない
・Wikiに保管してほしくない、批評してほしくないといった要望は投下と一緒にどうぞ。
※その他、自虐・馴れ合い・愚痴・避難などはこちらの避難所へ
http://yy17.kakiko.com/sucool/
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 18:31:05.63 ID:9iw75fFx0
乙保
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 18:36:19.51 ID:6O1+iRngO
どちらかというと
「私がチョコだ」だよな
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 18:37:01.80 ID:OtTywE4x0
8 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/13(月) 18:42:33.55 ID:V7B6oZd70
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 18:52:30.57 ID:cEq2zQLC0
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 19:04:14.49 ID:HcOr+PaAO
乙保守
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 19:04:34.83 ID:itFi7YJj0
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 19:09:08.18 ID:S4A0i4JC0
学校行って帰ってきたら前スレもう終わってた
ログきぼん・・・
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 19:10:25.64 ID:nck4/PTf0
『なあ男よ、私がもし昨日オリンピックをずっと見ていてチョコレートを
作るのを忘れたといったらどうする?』
「そういうこともあるってクーをなぐさめる」
『何故私をなぐさめる? 残念に思ったりはしないのか?』
「チョコレートが貰えなくても構わないよ。クーが僕のことを
嫌いになったからくれないとかそういうことではないと分かってるから。
でも、クーはそういうイベントを大事にするからチョコ作り忘れたら
落ち込むと思うからなぐさめる」
『君は優しいな。でも忘れたわけではないが、チョコレートを作っていないのだ』
「別に気にしてないよ」
『で、さっき私を慰めてくれるといったな。だから一緒に風呂に入ってなぐさめてくれ』
「分かったよ」
=風呂=
「ねえクー。外に置いた箱は何?」
『入浴剤みたいなものだ。とりあえず体を洗おう。
綺麗にしておかないとまずいからな』
『洗い終わったし、湯船に浸かろう。先に入ってくれ。私は入浴剤を入れる』
「うん」
『これを見てくれ。東急ハンズで見つけたチョコレート風呂の素だ。
しかも食べても大丈夫なのだよ』
「本当にチョコレートになってきた、すごいね」
『そうだな。さあチョコレートでコーティングした私を食べてくれ。遠慮しないでいいんだぞ』
「そんなこといわれても・・・」
『なら先に私がチョコバットをいただくぞ』
バクッ
14 :
1/2:2006/02/13(月) 19:19:26.81 ID:LVYnG1RxO
風の香りが変わった。僕は顔をあげた。
「…ああ、芹沢さんか」
『その言いぐさは何だ…?まるで私がいると迷惑みたいに』
「や、別にそんなことないよ…頭痛くてさぁ、風邪引いたかもだ」
『そうか。よかった』
「よくないよ…うー、頭いて…」
『君が私のことを迷惑だと思ってなくてよかった、ってことだ』
「当たり前じゃん」
缶コーヒーを手渡し、ベンチの隣に座った芹沢さんは遠い目をしていた。
この人は本当に心配性だ。
「ね、芹沢さん」
『?』
「何でもな〜い」
『ふふ、どうした?』
15 :
2/2:2006/02/13(月) 19:21:25.58 ID:LVYnG1RxO
僕と芹沢さんのそばを秋の風が、冬の匂いをつれて足早に通り過ぎていった。
コーヒーがおいしかった。あったたかった。ずっとこうしていたい。
『じゃ、そろそろ』
「あそっか、芹沢さんこれから講義だもんね」
『ああ。君はどうする』
「僕は…もうちょっとここにいる」
『ふふ、マイペースだな』
「当たり前じゃん」
『じゃあな、風邪には気をつけろよ』
「ん。コーヒーありがと」
『じゃあ』
「じゃっ」
僕は秋と冬の間の微妙な季節が好きだ。
これからも多分、変わらないこの季節を変わらない芹沢さんと過ごすだろう。
それで、充分。
「頭…痛くなくなってる…」
風がほんの少しあったかくなったような気がした。午後3時過ぎだった。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 19:37:25.48 ID:bP/iYhMh0
>>12 その時間帯ならほぼ100%保守だけで埋まってた。気にしなくていい。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 19:38:54.01 ID:3NIkBNRG0
過去ログ保管所使ってよ(´・ω・`)ショボーン
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 19:52:24.95 ID:bP/iYhMh0
>>17 まず
>>1をみて、そして上から5つ目の黒い四角のところをよーく見るんだ。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 19:52:59.93 ID:bP/iYhMh0
あいたたた。使ってよが作ってよに見えた。吊ってくる。
前スレで決まったテンプレ貼らないのか?
21 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/13(月) 19:59:05.43 ID:S4A0i4JC0
>>17 把握した!
そして前スレ
>>693様、大人くーありがとう!!
こちらもほぼイメージ通りデス。
前にも描いてくれた人いるし、俺は幸せモンだ・・・
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 20:00:22.14 ID:HcOr+PaAO
Wikiの方のテンプレは変えてあるはずなんだがな……
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 20:10:55.38 ID:HcOr+PaAO
そして今日も保守
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 20:25:59.14 ID:HcOr+PaAO
保守
保守
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 20:31:56.83 ID:LVYnG1RxO
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 20:33:04.92 ID:OtTywE4x0
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 20:40:53.76 ID:HcOr+PaAO
>>27 確認はそっちみて欲しいと
あってるとは思うんだが
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 20:48:05.57 ID:HcOr+PaAO
保守
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 21:01:07.56 ID:R0nbZvi20
何か落ちるの早い
前スレ
>>690さんへ
>地の文が入った小説スタイルと、台詞だけの掛け合いのスタイル
既婚素クールの初期のころに
同じストーリーで小説スタイルと会話掛け合いスタイルを
並列してみる実験をしてみました。
書き手側の感想としては、やはりストーリーによって
心理描写とテンポのどちらかを選ぶのではないかと。
どちらが読みやすい、というよりやはり、、
・小説でしか書けない展開
・会話のみでしか書けない展開
・どちらでも書ける展開
があると思います。
1−3作目まではストーリーが両方にかけられるものだったので両方作れたのですが
4作目以降、どうしても会話だけで作れないストーリーになってきたので実験は断念しました。
以後、とりあえずどちらかの形で作ってみて
会話のみでしっくりこないものを小説に転用、あるいはその逆ということにしています。
(最近会話のみはあまり作ってませんが)
ご参考まで。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 21:12:01.09 ID:jzT9v11BO
揚げ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 21:22:02.41 ID:HcOr+PaAO
保守
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 21:22:25.52 ID:w+9HSWFu0
>>26 芹沢でぱにぽにを思い出した俺はどうみても(ry
そんなことよりなんで載せたくないの?もったいない。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 21:35:31.52 ID:HcOr+PaAO
保守
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 21:49:46.23 ID:HcOr+PaAO
保守
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 21:55:11.09 ID:azFXQWsZO
ほ。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 22:09:55.60 ID:HcOr+PaAO
保守
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 22:19:39.52 ID:HcOr+PaAO
保守
微妙に微妙な早さ
新スレ乙
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 22:28:06.30 ID:kEoIc/j00
age
42 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/13(月) 22:34:48.53 ID:S4A0i4JC0
ソミーから大事なお知らせです。
「大事なお知らせ?」
「ああ、そうなんだ」
「冬悟さん?」
「聞いてくれくー……」
「なんだ?」
「実は、一話冒頭、中盤、五話冒頭で、俺が十七歳高二という設定だったろう」
「設定とな」
「実は、実はな……」
「…」
「俺は今現在高校一年の三学期と言う設定なんだよー!!!」
「な、なんだっry」
というわけで、一話の二行目から言っていた、
冬悟の17歳はソミーの理不尽な設定変更により16歳の高一に変更されました。
あと早紀も。
あとで改訂版うpしますは…
スンマセン……
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 22:46:19.05 ID:R0nbZvi20
保守
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 22:46:50.27 ID:LVYnG1RxO
>>34 リアクションなかったから何か書いた意味わかんなくなって
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 22:49:42.26 ID:nck4/PTf0
スルーされてみんな強くなっていくものさ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 22:53:49.14 ID:HcOr+PaAO
スルーされるのが9/10さ、俺なんか
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:01:01.16 ID:6sETCiVN0
保守
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:05:26.16 ID:6sETCiVN0
五分したら、京と亮の作品5レス投下します
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:10:09.52 ID:6sETCiVN0
――1月21日(日) 幼い女性と大人な少年
寝顔をずっと見て居たかったが、京がチビ姉さんとあんな風に揉めるとは思わなかった。
自分で何か手を打っておいた方がいいだろう。枕と毛布を拝借して、京を床へ寝かしつける。
施錠を解いて戸を開け、廊下を窺う。あの人なら不意打ちくらいしそうなものだが、それは
なかった。居間へと踏み込み、辺りを見る。まず目についた時計の針は、先より一時間近く
経過していた。後は、綺麗に片付けられたダイニングテーブル。
それから、小さな頭が覗くリビングのソファ。何となく、しょぼくれて見えた。
亮「えっと……お、おい」
考えてみたら、チビ姉さんをまともな名で呼んだことはなかったので、こう呼んでいた。
祭「……何か用かよ?」
振り返ることなく、チビ姉さんは暗い調子で突っぱねてきた。
亮「京なら、落ち着かせるために寝かしつけてきた。それと、あんたに用事がある」
祭「変なことしてねぇだろうな? 京ちゃんに酷いことしてみろ。死なねぇ程度に殺してやんよ」
亮「それ矛盾してないか? まぁ、それよりだな――少し話がしたいんだ」
祭「……そこに居ろよ。話すだけなら、この距離でもできるじゃん」
亮「ちょっと真面目な話だ。そっち行くぞ」
祭「来んな。来たらオメーを十七個の肉塊に変えるからな」
亮「はい、もう来ましたよっと」
近付いていたことに気付いてなかったらしいチビ姉さんは、驚いて小柄な身体を震わせた。
祭「ぅ、見、見んなよな!」
赤くなり、少し湿ったままの目元を隠すように、チビ姉さんは顔を伏せた。
亮「分かったよ。じゃあ、顔を見ないようにあんたの座ってるソファの裏に居させてもらうぞ」
祭「勝手にしろ、バーカ!」
亮「そうさせてもらうつもりだ」 噛み合わない二人で続く
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:10:58.34 ID:6sETCiVN0
>>49――1月21日(日) 幼い女性と大人な少年 1−2
ソファを挟んで、チビ姉さんと背中合わせに、冷たいフローリングへ腰を下ろす。
祭「で、話って何? 正直、初めて会った日からオメーのこと気に食わないんだけど」
亮「話の取っ掛かりを作ってくれてありがとう。嫌いな理由も聞かせろよ」
祭「んなもん、京ちゃんにエッチなこと強要してるからに決まってんだろ……!
初めて家に来た日に服を剥くって、どこの世界のイベントだ!? 岩塩で抉りたかったよ」
亮「あれは京――あぁ、いや、なんでもない……」
京の天然か何かよく分からないボケで、男が居ても即座に着替えを始めたのが原因だが、
家族にとって、こういうのは理屈じゃないと思う。言葉を濁して口を閉じる。
祭「それでも懲りずに、また同じことしやがったよな?
京ちゃんは楽しみにしてたのに、クリスマスは一緒に過ごさなかったよな……!?
更に今回は人の居ない時に上がり込んで京ちゃんと――ん、その……こ、この強姦魔!」
最後は何が言いたかったのか分からないが、とにかく大意は理解できた。
亮「要は、あんたにとって俺は不誠実な人間に見えるってことだろ?」
祭「そうだよ! あんなに可愛くていい子な京ちゃんを食いものにするなんて鬼畜の所業だ。
京ちゃんを泣かせてみろ。昏睡させてゲイの集まるサウナに投げ込んでやるよ」
亮「何が何でも勘弁願いたいが、俺がいつ京を食いものにした?」
祭「学校のある日は毎日毎日お弁当作ってきて貰ってるだろ。
朝早く起きて料理するのが、どれほどの労力かオメー知ってんのか?」
亮「……礼は言っても、そういうのは知らないな」
愛情表現と言って、何気なく彼女が渡してくれる弁当の重みを思い出し、正直に答える。
すると、チビ姉さんは勝ち誇ったように鼻で笑った。
祭「ほーら見ろ。京ちゃんの苦労も知らずに彼氏ヅラしてんなよバーカ、すっげーバカ!」
亮「……あんた、さっき京に昼御飯作って貰ったくせに文句つけてなかったか?」
チビ姉さんは黙った。 過保護なのに甘えっ子な祭で続く
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:11:57.41 ID:6sETCiVN0
>>49>>50――1月21日(日) 幼い女性と大人な少年 1−3
亮「あー…………いや、今は俺の話だったな。あんたの話関係ねぇや」
祭「そ、そうだよ。私は関係ないもんね。今は不真面目なオメーの話だよ」
亮「不真面目って。俺、京との付き合いって真剣に考えてるつもりなんだが」
祭「付き合って日が浅いにも関わらず、この家での卑猥な悪行三昧。
大切な日には一緒に過ごさない。美味しい食べ物を貰ってもお返しはなし。
最近は普通の学校の日でも、京ちゃんに寂しい思いさせてんだろ? これが真面目か?」
分かりやすく、自分は好きと言った人に対して、酷い扱いをしていると突きつけられた。
亮「そう言われたら、反論はできねぇ。京に寂しい思いをさせてたってのは、本人から聞いた」
祭「なーんだ。京ちゃんも、盲目的に従順ってわけじゃないんだ。心配して損したー。
早く別れろよ。京ちゃんは獣医になるつもりなんだ。オメーみたいな不良崩れは邪魔だよ」
亮「そうだな。本当に邪魔なら、俺は京の前から消える」
背後で、チビ姉さんが息を飲むような音を漏らした。
亮「俺は頭悪いし、あんたの言う通り、チンピラみたいで見た目も悪党っぽいみたいだ。
京は頭いいし、見た目も綺麗で人としても優れてる。あんたが大事に思うのも分かる。
俺は就職も難しいバカで、目指す先も安易なものって笑われるだろう。
京は、自分の夢があって医大を目指してる。きっと、獣医になれるだろ。
ぐだぐだと並べるまでもねぇ。俺が京とつり合ってないことくらい、分かってんだよ」
祭「じゃあ、さっさと京ちゃんの傍から離れろよ」
当然のことを言って、京を心配する彼女が舌打ちした。
そうだよ。京は、俺みたいな出来損ないが、おいそれと近付いていい存在じゃない。
傍に居れば分かる。親しくなる程に強く感じる。優れた箇所を見る度に思い知らされる。
けれど――
亮「それ無理だ。俺、京が本気で好きだから」
亮、高潔な想い。続く
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:12:46.15 ID:6sETCiVN0
>>49>>50>>51――1月21日(日) 幼い女性と大人な少年 1−4
チビ姉さんの戸惑う空気をひしひしと感じるが、ややもして落ち着いた彼女は、軽く笑った。
祭「な、何恥ずかしいこと言ってんだよ……キモいよ、オメー」
亮「どう言われても、俺の気持ちは変わんねぇよ。
恥ずかしいとか、格好悪いとか、そんな自己中な感情で京を手放す気もねぇ。
俺が劣ってるなら、せめて京の隣に居てもおかしくない人間になればいい。
さっき言った通り、俺バカだから。失敗もするし、誤解も招くし、周りを呆れさせる。
けど、そのままで居る気はない。
バカなまま、適当に妥協して楽な道進む――そんなしけた真似はしない。
難関って言われる公務員も目指す。仕事に就けたなら、夜間でも大学はきっちり出る。
京が胸張って、俺を大切な人と言えるよう出来る最善を尽くす。
京が大切と思っている家族の人達に、ちゃんと認めて貰えるよう努力する」
言葉を切り、髪をかき上げるように掻いて、一息挟む。
亮「悪ぃ。何言ってんのか自分でも分からなくなってきたけど、京を真剣に想ってる。
俺との付き合いで京を心配するあんたが、いつか安心できるように頑張る。
だから――京と、あんまり揉めないでくれ。
京に、居心地の悪い家に居てほしくない。京が大好きなあんたと、仲違いしてほしくない。
そういうのって、結構辛いから……京には、幸せに笑っていてほしい」
祭「……オメーん家、問題あんのか?」
亮「一般家庭に比べりゃ、歪だろうな。母親には、苦労のかけっ放しだ」
祭「そっか……うん。大変だな……」
消え入るような声がした後、がさがさとビニール袋を触る音がした。
それから、視界に大きなお菓子が唐突に沢山映り、手の中へ落とされる。
仰ぎ見れば、ちょっとだけ笑ったチビ姉さんが居て、ほんの少し優しい声をかけてきた。
祭「京ちゃんを大切に思ってるのは分かったから……それやるよ」 祭なりの親愛の証で続く
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:13:51.80 ID:6sETCiVN0
>>49>>50>>51>>52――1月21日(日) 愛すべき少女を思う二人
何となくチビ姉さんと並んでリビングの床に座り、貰ったお菓子を食べる流れになった。
亮「聞きたいんだけどさ。あんだけ俺のこと嫌ってたのに、何で俺のこと許してくれたんだ?」
今では珍しい瓶ラムネを一口飲んでから、チビ姉さんはちょっと口を尖らせた。
祭「別に許したわけじゃないからな。エッチなのはお姉ちゃんが厳禁。
可愛い京ちゃんにエッチなことしたら、バールのような物をケツの穴に捻じ込むぜ」
亮「何を目的にそんな凶悪な物を使ってこじ開けるの!?」
祭「(///)え、エッチなこと聞くなよ、思春期少年が! セクシャルバイオレンスか!?」
亮「セクシャルハラスメントだ」
と言うより、エッチなことだったのか。
チビ姉さんも追及されたくないらしく、赤い頬を隠すように横を向いてラムネを飲んでいる。
しばらく、だんまりとしてお菓子を食べたりしていたチビ姉さんが、不意に言葉を零した。
祭「……自分を認めさせようとするだけだったら、きっと許さなかった。
けど、求めてきたのは京ちゃんと私の仲直りだから……ちょっと、信じようって思ったの。
真剣に、京ちゃんだけを考えてるの伝わったから――私は、亮を信じてみることにしたの」
亮「ぁ……あ、りがと……(///)」
それ以上の言葉はなかった。出せなかった。
とても優しくて、穏やかで、大人の響きがある声に、ただ気圧された。
へへー、と笑って、小柄な彼女は元気よく立ち上がった。
祭「ちょっと京ちゃんの部屋行って、仲直りしてくる」
亮「あぁ……もう三時も過ぎた。ちょっと遅いが、その後は三人で茶会でもするか」
おー、と元気に答えてリビングから出て行く彼女の後ろ姿を見やり、小さく呟く。
亮「その……よろしくな、祭さん」
彼女は何も言わず、戸を閉める時に少しだけ振り返り、京が言う可愛い笑顔を見せた。
終わり
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:14:34.73 ID:6sETCiVN0
以上です
明日はSSラッシュになりそうですね。では
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:22:20.43 ID:azFXQWsZO
保守。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:24:18.12 ID:/vRfwkZ6O
>>54 GJ!!
俺より年下なのに亮の方がだいぶ大人だwwwwww
57 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/13(月) 23:24:32.16 ID:S4A0i4JC0
>>54 祭姉ちゃん可愛い!!
こっちはストーリー的にバンアレン滞SS書けねえな…読みきりで短編書くかな
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:29:32.42 ID:DWMbRetuO
今思ったんだが、素直クールとツンデレの間に出来た子どもは、どっちになるんだろ?
どっちが母かによって変わるのかね
59 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/13(月) 23:31:48.19 ID:V7B6oZd70
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:39:12.71 ID:zECf02Y0O
素直シュールスレがないんだけどどうなったかしらない?
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:45:19.60 ID:cEq2zQLC0
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/13(月) 23:50:56.28 ID:LVYnG1RxO
>>54 おもすれ…新参にはちょっと理解しがたいが
63 :
ダンディ彼氏3:2006/02/13(月) 23:55:10.31 ID:QZhRXQCoO
俺の分身、俺の全て、己の強さの象徴を君に叩きつけた俺は、自己の席に座る。
皆のモノに、この素晴らしさを魅せつけるべく下半身はそのままで硬さを保持し、腕を組みリラックスする。
「ん? そんなに気になるのか?」
マジマジとモノ欲しげに俺のコルトガバメントを凝視するのは、先程右頬に俺の想いを叩き込まれた彼女。
地面に佇み頬に手を当て、うっとりしながら呟いている。
「保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守……」
ふっふっふ、心身共に俺の女になったな……それでいい、それでいい。
「なんだ、欲しいのか?」
俺の女は幾度もなく頭を上下に振る。だか、そう簡単にはあげられん。
目の前を、なに食わぬ顔で通り抜けるツンデレの手をとり、有無も言わさず俺の欲望に当てがう。
「ちょっアンタなにやっ――」
ツンデレを睨みつけ、眼力で黙らす。手を上下に動かしながら問う。
「御託はイラン! 俺の今、聞きたい言葉を言え」
「保守……」
そうだ、そうだ、いいぞ。俺は二重の意味で満足し、彼女を見た。
悔しそうに唇を噛み、血が流れ出していた。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 00:02:49.90 ID:bLNjqs0JO
ほしゅ。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 00:07:57.14 ID:Xqp58Sxe0
3分後に7レスほど行きます
既婚素クール9 いい人へ、チョコを。
ツンが後ろでうろうろしている。
何かを言いたげな様子は、振り返らなくてもわかる。
落ち着かない足音と息づかいで、何を考えているかも。
この子が産まれた日からの付き合いだ。
──考えれば当たり前の話だ。私はツンの親なのだから。
私と同じように、姿を見ず、話を聞かなくてもツンの心が読めるもう一人の人物は、さきほど外出した。
今日はツンの「計画」が完了するまで、この寒空の中、あてもなくさまよう一日になる。
──せめて夕飯は、暖かいものにしてあげよう。ダンナの好きなビーフシチューにするか。
朝食のときに、「今日は休日出勤」と何度も強調するダンナのことばを、
ツンは聞いていないふりをして、しっかり聞いていた。
父親に悟られずに台所で何かをつくるには、願ってもない状況。
残る難関──もしくは最大の味方、あるいは最大のライバル──は私だけだ。
だから、会社に行くはずのに、なぜかカバンも持たず私服姿のダンナが出て行くとすぐ、
娘はダイニングを行ったり来たりし始めているのだ。
……お目当ては、キッチンのテーブルの上に鎮座まします高級チョコレート。
もっとも、ツンがそれを欲しがっているのは、自分が食べるためではない。
──私が昨日会社帰りに買ってきた、某王室御用達の逸品は、
優れた「完成品」であると同時に、もっと優れた「材料」でもあるためだ。
私は、台所の中をざっと見渡した。
生クリームその他の材料、よし。
ボールや小鍋、ハンドミキサーなどの調理具の準備も、OK。
後は──。
「ツンよ。お湯が沸いているか、見てきてくれないか」
「──え? あ、うんっ!」
ぱっと駆け出した娘は、すぐに取って返してきて、
電気ポットに十分にお湯が入っていることを報告してきた。
湯せんにつかうお湯が十分にあることはわかっていたが、
今の無駄な会話は、「必要な無駄」。──夫婦や親子に、とても大切なもの。
声をかけられ、返事をすることで、ツンが私に話を切り出しやすい雰囲気になった。
「ね、ねえ、ママ。あのね……」
「なんだ?」
「……このチョコ、少しだけ、貰っていい?」
ツンは、テーブルの上の包みをおずおずと指差した。
「一口でも二口でも。──今、食べたいかね?」
わざと反応を間違える。
この子を産んでから、私はこういうやり取りが本当にうまくなった。
「あ、あ、あ、ちがうのっ! その……わ、私もチョコ、手作りしたいな、……とか。
チョ、チョコ、あまってたらで、いいんだけどっ!」
娘よ。
もとからそれを見越しての量を買い込んできてあるぞ。
「……かまわないが、──彼氏でもできたかね?」
「え、え、え?」
ツンは瞬時に真っ赤になった。
この加熱を再現できる電熱器を発明したら、ノーベル賞ものだ。
「ち、ちがうよ。いないよ、そんなの!」
それは本当のことだろう。
この子は、その手のことは晩生(おくて)だ。
──というより、生涯に何度も恋をできるような器用な娘ではない。私と同じく。
「彼氏」を連れてきた日が、そのまま私たちからの巣立ちの日になるだろう。
それまでは、父親がツンの手作りチョコを独占する男であっても、罰は当るまい。
「……ええと、その……手作りチョコって、彼氏にしか、あげちゃいけないの?」
ツンは私との会話に、動揺しているようだった。
これは予想外の反応だ。
考えてみれば、最近はおませな子が多い。
初恋は小学校、どころか幼稚園、保育園だってめずらしくない時代だ。
もう、彼氏のためにチョコを手作りする娘もいるにちがいない。
ツンも外でいろいろな話を聞いているのだろう。
私の予想通りのツンと、予想外のツン。──子育ては実におもしろいものだ。
「むむ、そういうわけではないが……」
ここで「父親に作ってあげてもいいものだ」と答えたら、ツンは意地でも作るまい。
──そうして、バレンタイン・デー当日を後悔にのたうちまわって過ごすことになる。
それは父娘ともども不幸な2月14日ということだ。
ふむ。
なにか、良い言い方はないか。
──ああ。
あった。
とっておきのものが。
「ツンよ、手作りチョコとは、<いい人>にあげるものだ」
「<いい人>?」
「うむ。ツンが、<いい人>と思っている人にあげればいい。彼氏でも、そうでない人でも」
ツンは考え込んだ。
いい人、とは色々な意味があることばだ。
文字通りに「善良な人間」という意味もあるし、微妙にちがった「いい奴」という意味もあるだろうし、
「都合のいい相手」という揶揄的な意味で使うこともありえる。
もちろん、「恋人」もしくは「恋人未満の異性」を指す意味も、ある。
実に使い勝手がよいことば。
それは、今のツンにとって心強い味方になる、ということだ。
「え……と、それじゃあ……パパでも……いいのかな?
たっ、たとえばだよっ! たとえばっ!!」
「ツンが、ダンナを<いい人>だと思っているならな」
上目遣いでたずねる娘に、私は鹿爪らしい表情で答えた。
「ま、まあ、パパは<いい人>ではあるわよねっ。すごく、ダサいけど、<いい人>だよねっ!」
当たり前だ。──あれは、君と私のためならば、全世界を敵に回しても悔いない男だぞ。
私はこっそり苦笑した。
娘にとって、父親より<いい人>など、そうそういない。
普通は、一生に一人見つかるか、どうかだ。
ツンは、恥ずかしさに任せてかなりの暴言を吐いているが、真理を無意識に言い当てている。
いつか、自分のことばの意味をあらためて知る日が来るだろう。
「……う、うんっ! パパは<いい人>だから、一年に一回くらい、チョコ作ってあげてもいいわよねっ!」
ツンは真っ赤になって自分で自分を納得させた。
ああ。
この子は可愛いな。
さすがは私たちの自慢の娘だ。
──そのチョコを貰ったら、ダンナは全宇宙を敵に回したって決して悔いないに違いない。
「……ふむ。では、私と一緒に、ダンナにチョコを作るか?
私にとっても、もちろん、ダンナは<いい人>だからな」
「う、うんっ!」
チョコのレシピは、すでに考えてある。
今年は、ツンの技量に合わせてシンプルなものを選んだ。
湯せんでチョコレートを溶かしながら、私はまたこっそりと笑った。
この一番簡単なレシピのチョコには思い出がある。
私が、ツンの言う<いい人>とは違う意味で、ダンナへ最初に贈ったものだから。
「──バレンタインとは、自分の<いい人>か、
これから<いい人>になってほしい相手にチョコレートを贈る日、と聞いた」
姿を見るやいなや、大真面目な顔で突進してきた私に、
ダンナは──当時はまだ恋人同士ですらなかった間柄だったが──目を丸くした。
今にして思えば、唐突な話題と話の切り口であったが、当時はそんなことを考える余裕などなかった。
バレンタイン・デーなどという風習とは、それまでの十九年間まったく無縁であったし、
四月に出会ってから十ヶ月間、日に日につのる彼への想いも、まったく未経験のものだった。
想い人にチョコレートを贈るという風習は、菓子メーカーの陰謀に過ぎないが、
あの時の私にとっては、渡りの船のイベントであった。
以来、冠婚葬祭や季節の風習は、一見理不尽なものであっても、なるべくおろそかにしないことにしている。
「……そ、そりゃ、そう……かもね」
「では、私は、君にそれを贈ろうと思うのだが、どうだろう?」
さらに唐突なことばに、ダンナは目を白黒させながら、聞き返した。
「えええーーーーっと、そ、それはっ、ど、どういう意味……かな?」
「文字通りの意味だ」
それまで料理などしたことがなかった人間が、鍋から何から買い揃えて何度か失敗したのち、
やっと完成した会心のチョコを差し出しながら、私は、一世一代の告白を行なった。
短いが、考えに考えたことばに、願をかけて。
「……君に、私の<いい人>になってほしい」
「……あ、……はい。喜んで……」
ダンナは、こくこくとうなずいた。うなずいてくれた。
私は安堵のあまり、へたりそうになった。
それは、人生で一番思い出深い日だった。
その時かけた願も、きっと叶うだろう、と確信したこともよく覚えている。
「──思い出したよ。あの時も、このチョコだったよね」
ツンが寝た後で、紅茶をすすりながら、ダンナは懐かしげに私のチョコを手に取った。
おおわらわの一日も、もう残すところ一時間もない。
今年のバレンタイン・デーは平日だったから、ダンナはなかなか帰ってこれなかったし、
首まで真っ赤になったツンが、土壇場で恥ずかしがってチョコを渡すのにひと騒動おこしたから、
ダンナが娘の初手作りチョコの最初の一口を食べるまでは、大変だった。
結局、私の分のチョコにありつけたのは、この時刻。
「──覚えていてくれたのか。嬉しいな」
「うん。クーが、古風な言い回しで告白してくれたのも覚えている」
「古風?」
「クーは、あの時、私の<いい人>になってくれ、って言ったでしょ?」
ダンナは照れたように笑って、私のチョコをひとかじりした。
「ああ。だが、あれは別に古風と言うわけではない。意味は、あった」
「ん? だって、普通は、恋人になって、とか、付き合って、とかじゃないの?」
「……」
もう、種明かしをしてもいいか。
「あの時、私は、君と恋人になりたいとか、付き合いたいとか願っていたわけではないから、な」
「え……!?」
「もちろん、そう思ってもいたが、本心では、もっと別の事を考えていた。
──あの時から、私は君に、私の<いい人>になってほしい、と願っていたのだ」
「……?」
「──<いい人>とは<良い人>と書く。<良人(おっと)>、すなわち<夫>だ」
あの日のように目を丸くしているダンナに近寄って、私はキスをした。
某王室御用達のチョコの香りがする、豪勢なキスだった。
いつか、ツンがバレンタインに告白するようなことがあったら、私は最高の方法を教えてやるつもりだ。
成功率は折り紙つき。
──<いい人>は、手作りチョコで捕まえるものだ。
72 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/02/14(火) 00:12:42.24 ID:Xqp58Sxe0
おまけ
「……くーッテバ、最初ッカラ、ソノ気マンマンダッタノネ……」
「今さら照れなくてもいいだろう。願掛けどおり、君と私は夫婦になれた」
「……知ラナカッタ。コノちょこト、アノ告白ニ、ソンナ意味アッタンダ……」
「ふふ、男は料理やお菓子で落とすもの、というが、あれは本当だな」
「──」
「<良い人>と横に並べて書くと、<良人>。──上下に書くと、<食>だ」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 00:18:42.06 ID:bLNjqs0JO
名前欄って入力しないと表示されなくなったのな。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 00:26:07.82 ID:7I4v5J5L0
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 00:28:18.34 ID:zWm+IUJ+0
既婚素クール専用氏 いつも巧いなあ
でも後から投下する人に対してハードル上げ過ぎなんじゃないのwwww
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 00:30:02.29 ID:sWSrdcgf0
>>72 なんちゅーか、既婚素クールさんの作品は凝ってるなー。
こういうのって頭よくないと書けないよなぁ・・・素直に凄いと思う。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 00:44:34.77 ID:/o7E62220
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 01:02:29.62 ID:ZPsW7X4p0
保守
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 01:06:21.01 ID:bQwld6FUO
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 01:27:25.62 ID:zWm+IUJ+0
ほしゅ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 01:53:26.07 ID:zWm+IUJ+0
もいっちょ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 02:02:11.07 ID:aQZ/mxpl0
3分後ぐらいに7レスほど使いま。
83 :
我侭:2006/02/14(火) 02:06:26.40 ID:aQZ/mxpl0
彼女は、包み隠さず全てを曝け出し、行動に移せる事を言えば有言実行。
プラスして感情をそれほど感じさせない表情、言葉の感情。
それ故、彼女はとてもクールな事で有名だ。
しかし、上記の事をもっと親密な関係の立場から見れば、それは一層新しい形へと変わる。
「駅前にある『ルフラン』のシュークリームが食べたい。」
もさもさとジャムパンを食べながら、唐突にそう言う彼女。
また始まった、と言葉に出さず心で語る。
指先に付着したジャムをペロペロと舌で舐め取り、すくっと立ち上がる。
どうせ、何を言っても無駄だと解っていても結局口から言葉が漏れる。
「5時間目、どーするんだよ?」
「食べたい。」
言葉のキャッチボールさえ間々ならぬ状態。
こうなってしまっては、もはや梃子でも動かない。
そう、彼女の我が侭。
それが、【恋人】という立場から見えた彼女の一面。
有言実行するということは、それが成されるまで彼女は歩を進める。恥ずかしげも無く。
これを我が侭と言わず何と言えようか。
「俺はどーなっても知らないからなー。」
反論だって今まで幾度もしてきた。
だが、それが実ることは数少ない。
84 :
我侭:2006/02/14(火) 02:06:52.05 ID:aQZ/mxpl0
紙パックの珈琲牛乳を飲み下しながら事を見届ける。
そのつもりでいたが、彼女はぐいっとシャツの裾を引っ張り、俺を同行させようとする。
「君と一緒に食べたい。」
「俺は食べたくない。」
ぱしっと彼女の手を払い除け、断固それを拒否する。
「私は君と一緒に食べたい。」
「次の授業は単位危ないから駄目。」
またしてもぎゅっと裾を引っ張りながら上目遣いで俺を見る。
「食べたい。」
「ぜーーったい、嫌。」
何時までも彼女の我が侭に付き合うわけにはいかない。
男たるもの、こうして女をリードするべきなのだ。
そうそれは、男として大切な事なのだ。
「美味。」
頬を緩ませ、口元にたっぷりのクリームを付けながら食す彼女。
はぁー、と自分の魂が口から出ている感覚に囚われながら、己がいかほどに情けなく、ちっぽけな存在かを思い知る。
85 :
我侭:2006/02/14(火) 02:07:11.85 ID:aQZ/mxpl0
結局、何時もこうなのだ。
惚れた弱みと言われれば、反論の余地もない。
こうやって彼女の我が侭に付き合うのだから、リード云々よりもどれだけ尻に敷かれているのかと、どんより暗くなる。
「悪いなぁ、何時も何時も私の我が侭に付き合わせて。」
「そう思うなら、もちっと自粛して。」
薄っぺらな自分の財布を覗き込み、涙を流しながら自分の分のシュークリームに齧り付く。
今月は結構ピンチだって言うのに、出費が酷い。
「別に君が代金を払わなくても良いのに。」
「せめてこういう所で、男の威厳を残したいんだよ・・・。」
【?】という文字を頭に浮かべるが、取り留めてさほど気にするわけでもなくまたシュークリームをぱく付く。
ちらりと彼女の横顔を見つめる。
少し性格がきつそうに見える顔立ち、だが、良く視れば、それは可愛らしく綺麗に見える。
性格だって、言葉遣いが悪いだけでかなり優しい。
後は、この我が侭なところだよなー。
まぁ、実際のところ、この程度の我が侭なら悩みの種として発芽することなんてなかっただろう。
問題はこういう我が侭じゃない。
「あ。」
シュークリームを食べるのを止め、何かを思い出したようにこっちを見る彼女。
途轍もなく嫌な予感。
「君と無性に手を繋ぎたくなった。」
86 :
我侭:2006/02/14(火) 02:07:31.52 ID:aQZ/mxpl0
はい、来ました。
これだ、これなんだ、悩みの種の原因は。
俺と彼女は恋人という関係だから、手を繋ぐことがあっても不思議じゃない。
だが、こんな人通りの多い中で手を繋ぎ合えるほど俺は羞恥心が弱い方じゃないんだ。
とてもそれは耐えれることではない。
「勘弁してくれ・・・・、さっき自粛してくれって言ったばっかりじゃん。」
「手を繋ぎたい。」
キラキラと目を輝かせながら、それだけを何度も呟く彼女。
このまま、無視するのも手だが、それをして長引けば長引くほど彼女は声を荒だけながら何度も同じ事を言うだけ。
そして、そんなことに俺の羞恥心がとても耐えれるわけがない。
創造するだけで、心の隅でぶるぶると震えながら怯えているのだから。
「んー、愛しい人と手を繋ぎながら食べる菓子は、格段と美味。」
他人からはそう見えないだろう、ニコニコ顔の彼女は当然ご機嫌だ。
逆に俺と言えば、まぁ、自分のことだから当然見えないわけだが、おそらくとても顔を真っ赤にさせていることだろう。
こんな辱めを受けるぐらいなら別れるのも1つの手だと思うだろう。
しかし、残念ながらそれは無理というもの。
さっきも言ったが、惚れた弱み。
とてもそれぐらいじゃ嫌いになれないほど、俺の心は鋼と化している。
誇って良いのか、毒されたのか。
訳の解らぬ気持ちでいる俺に、彼女はまだまだ我が侭を言う。
「駄目だ、キスしたい。」
87 :
我侭:2006/02/14(火) 02:07:50.37 ID:aQZ/mxpl0
どうか神様お願いします、彼女の我が侭をお治め下さい。
俺はそれ以上に何も望まない。
ああ、でも神様。
他人からは羨ましいと嫉妬の目で見られているこの私。
幸せ者の悩みと言えるのかもしれません。
こんな俺は地獄行きでしょうか・・・?
「ほらほら、んー。」
人目も憚らず、唇を突き出す彼女。
うー、と唸りながらもそれに従い軽く口付けを交わす。
ちゅっ、と響く耽美な音に、蕩ける甘さが唇に感じる。
まぁ、実は喜んでいる自分がいたりするのは神様にも内緒だったりするんだよなぁ。
で、明けて翌日。
本日は乙女の日、バレンタインデー。
そんな乙女の決戦日に、授業をさぼった罰として教室の掃除を命じられた。
なぜか、俺にだけ。
こればっかりは納得いかない。
「ご苦労様。」
一通り掃除を終わらせた俺に、お茶を手渡す。
88 :
我侭:2006/02/14(火) 02:08:20.80 ID:aQZ/mxpl0
「つかれたぁー。」
「君はやっぱりやれば出来る男だな。」
「っつーか、お前もやれ。」
「残念ながら、言われてないのでどうしようもないな。」
くすくすと笑いながら、目を細める。
何だかんだ言ってもこういうのが一番良いよなぁー。
「そうそう、もう1つ渡すものがあるんだ。」
何時ものように、唐突に。
だが、その渡すものはチョコだろう。なんせ今日はバレンタインデー。
お茶と合うかは解らないが、まぁ、疲れた時に糖分を取るのは良い。
「ん、どんなの?」
恋人という関係ながらも、どんなものが貰えるのだろうかとドキドキする自分。
初心で純真な乙女みたいで気持ち悪いだろうが、それが俺。
ガサゴソと鞄の中から封筒を取り出す彼女。
板チョコ・・・・・、にしては薄すぎるよなぁ・・・。
困惑気味ながらも、封筒の中身を取り出してみる。
そこにはやっぱり紙切れ一枚。
緑色のインクで印刷されているのが良く解る。
ペラッとそれを広げてみて、そして、彼女を凝視する。
すると彼女は、初めて他人からも解るように頬を紅らめ、妖艶な笑みを浮かべて何時もの我が侭を主張する。
89 :
我侭:2006/02/14(火) 02:10:35.06 ID:aQZ/mxpl0
「結婚したい。」
どうか神様、お願いします。
もう彼女の我が侭を止めて下さいとは言いません。
これを抗う方法だけでも教えてください。
追伸
今度の願いは結構ガチです。
ここ見るまで今日がバレンタインデーとまったく気付かなかった。
まぁ、もう諦めてるから良いんですけどね・・・・。
G J !
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 02:16:38.79 ID:zWm+IUJ+0
GJ!
面白かった
GJwww
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 02:23:25.98 ID:G6VDfL+lO
バレンタインデー?
なにそれ?おいしいの?
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 02:51:26.81 ID:zWm+IUJ+0
ほす
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 02:51:31.29 ID:shyj2LDf0
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:05:15.05 ID:3J6b7sYz0
>>83-89 GJ!!11!!
ちょーツボに入った!www
今までで 一 番 最 高 だ !
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:18:24.90 ID:NPkuqwIK0
四レスもらいます
98 :
ある神父の話:2006/02/14(火) 03:19:37.07 ID:NPkuqwIK0
今から1730年ほど前のことです。
当時、ローマにクラウディウスという皇帝がおりました。
彼は強力な軍隊が欲しいと考え、ある政策を立てました。
その政策とは、「兵士となる若者の結婚を禁ずる」というものでした。
結婚をしてしまうと、妻子と別れがたくなり、戦場においても士気が低下すると考えたのです。
ちょうどそのころ、ローマに一人の神父がおりました。
彼はキリスト教徒でしたが、当時まだ新興宗教だったキリスト教は迫害を受けていました。
そんな彼のもとに、ある日一組の男女が相談にやってきました…。
「神父様、どうか私達の願いをお聞きください」
「私達は愛し合い、結婚を誓った仲なのです」
「しかし、皇帝陛下がお出しになった法令のせいで結婚が出来ないのです」
「どうか内緒で私達の結婚式を執り行っていただけませんか」
哀れに思った神父は、密かにこの男女の結婚式を執り行ってやりました。
神父はその後も、彼を頼ってやって来る恋人達の結婚式を内密に執り行っていました。
しかし、そのことがついに皇帝にばれてしまいました。
彼は捕らえられ、処刑されることになりました。
この時、彼は取り調べを受けましたが、その時の判事が、アステリオという男でした。
アステリオには、娘がおりました。
彼女は、目が全く見えませんでした。
娘は彼に訊きました。
「神父さん、貴方は一体なぜ捕らえられ、取調べを受けているのですか?」
99 :
ある神父の話:2006/02/14(火) 03:19:56.06 ID:NPkuqwIK0
彼は娘に、わけを話しました。
娘はその話を聞き、そして言いました。
「それは貴方が正しい。愛し合うものは結ばれて当然だ」
それから二人は、多くのことを語り合いました。
そして、ある時娘は言いました。
「私は目が見えない。でも、貴方から光よりももっと大切なものを貰った」
「貴方のことを愛している」
と。
神父は答えて言いました。
「私もだ」
と。
そして二人は、多くの時を共に過ごしました。
それは二人にとって、何物にも変えがたい時間でした。
ある時、娘の目に異変が起きました。
全く見えていなかった目が、少しずつ見え始めたのです。
娘は言いました。
「ああ…貴方の顔が見える」
「私は貴方から愛を貰った。今度は神様が光をくださった」
彼は神に感謝しました。
愛が起こした奇跡だと信じました。
それを聞いたアステリオは非常に感激し、家族そろってキリスト教に改宗してしまいました。
100 :
ある神父の話:2006/02/14(火) 03:20:13.46 ID:NPkuqwIK0
しかし、そのことが市長に知られると、アステリオの一家は全員捕らえられてしまいました。
そして取り調べの結果、一家は全て処刑されてしまいました。
その中には、神父と心を通わせた、あの娘も含まれていました。
やがて、神父は罪人として捕らえられ、数々の拷問を受けました。
そしてついに、彼は殴り殺されてしまいました。
神父の名はバレンティヌス。
彼は権力に屈さず、愛を貫いた人間として、愛の守護神として語られるようになりました。
やがて、「聖バレンティヌスの日」が定められ、これが「聖バレンタイン」となったのです。
この日は恋人達の祝日とされ、ヨーロッパでは十四世紀頃から
恋人達が互いにプレゼントを贈りあう風習ができたのです。
それが日本に入ってきたのは昭和になってから。
チョコレートを贈るようになったのはチョコレート業者のMリーとM永の広告を出したのがきっかけです。
ようは商業戦略です。
みんな騙されているんです。
義理チョコなんてもっての他です。
みんなバレンティヌス神父を見習いましょう。
チョコレートなんかよりもっと大切なものがあるはずです。
…まあ、くれるというならもらうけど。
………失敬。
んで、今の日本はどうなっているかというと…。
ク「男、今日はバレンタインだな。チョコレートを作ってきたぞ」
男「お、くれるのか?ありがたい」
ク「私の特製チョコだ。喜んでもらえるとうれしい」
男「ありがとう、後でゆっくり食べさせてもらうよ」
101 :
ある神父の話:2006/02/14(火) 03:20:34.16 ID:NPkuqwIK0
ツ「ふっ、ふんっ!あ、あんたなんかにチョコあげたくないけど、余ったから一応あげるわ。
ぎ、義理だからね!勘違いしないでよ!」
ク「義理なら要らないな。私から本命をもらってるんだから」
ツ「う、うっさいわね!あんたはだまってなさい!」
ク「ほう、義理チョコと言う割にはなかなか手の込んだ包装じゃないか。
まるで本命のようだ」
ツ「う、うっさい!暇、そう暇だったのよ。他意なんて無いんだから!」
男「あー、分かった分かった。義理でもありがたく頂いとくよ」
ツ「あ、ちょっとお酒入ってるから気をつけてね」
男「ん?おお、分かった」
ク「ああ、私のほうもちょっと変わったものを入れているので、私の前以外で食べないように」
男「…何入れたんだ?」
ク「ガラナチョコ」
男「…」
ク「今日は君の家に泊まるつもりだからよろしく」
ツ「あっ、あんたら何言ってんのよ!?(ガラナチョコって何だろ…?)」
友1「また始まったぜ」
友2「アンパン投げるか?」
友1「いや、もっといい物がある」
男「痛っ!?何だてめえ…って、これチョコあ〜んぱんじゃん」
友2「バレンタインデー特別記念だ。じっくり味わえい!」
友1「今日この日に野郎が売店でチョコ製品に手を出す惨めさを味わいながらな!」
男「知るかそんなの!」
ク&ツ(………ウホッ?)
続かない
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:25:13.27 ID:m0tWYYdWO
グラディウスに見えてしまった
ともあれGJ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:25:51.60 ID:zWm+IUJ+0
うわwwwwww
前半関係Neeeee!
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:27:58.10 ID:NPkuqwIK0
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:35:17.69 ID:zWm+IUJ+0
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:47:21.58 ID:shyj2LDf0
>>104 でも、バチあたってでも
チョコ欲しいですよね
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:53:11.50 ID:nkiZiczKO
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 03:56:55.00 ID:nkiZiczKO
何先走ってんだ俺orz
>>106ね
今気付いたけど、106IDがシャイ
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 04:06:08.75 ID:x+21ZhNcO
も ら え ま せ ん け ど ね
110 :
coobard ◆69/69YEfXI :2006/02/14(火) 04:09:31.35 ID:NXH32U7P0
クーのいる世界 管理人です。
バレンタインネタ、なんとか当日に間に合った!
と言うことで、番外編に[まもるもの]をアップしました。
トップからすぐいけるようにしてあります。
よろしくお願い申し上げます。
■クーのいる世界
http://coobard.fc2web.com/
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 04:11:55.65 ID:3/XspnMl0
CLANNADの智代…かと思ったけど、
あれはデレデレしすぎか。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 04:14:25.72 ID:luKfzcSH0
バレンタインSSじゃなくてごめんね、6つ投下します。
…世界ってのは気まぐれで、こちらの都合などお構い無しに突然何かを押し付ける。
何かを突然終わらせて、勝手に何かを始めてしまう。そう、いつだって、人の都合などお構い無しに。
…それは、入学式も無事に終わり、新たな教室にて中学時代からの親友と雑談をしていた時の事だった。
「昨日また妹が爆発してさー…」
「あるあ…ねーよwww」
中身の全く無い、いつも通りの会話。
ただ楽しければいい、そんな会話をしていた時―トントン。突然、後ろから肩を叩かれた。
「…君、楽しげな会話の最中悪いがそこは私の席だ。どいてくれないか?」
「あ、わりいわり…い…」
振り向くとそこには、先程の声の主であろう線の細い、黒髪の少女。
彼女と目が合った瞬間…既知感に似た、奇妙な感覚があった。
よく見れば彼女も少し驚いたような表情をしている。もしかして、彼女も俺と同じくこの奇妙な感覚があったのだろうか。
―ドクン。心臓が高鳴る。何かが俺の胸の中でざわめく。身体が熱くなる。
「な、なあ、」「君、」
言葉を発したのは全くの同時。余りのタイミングのよさに更に驚く。
彼女も驚いたらしく、一瞬だけ両目を見開き…
「君からどうぞ。私は後でいい。」
薄く微笑を浮かべながらそう言った。
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
ちょっとだけ息を吸い込む。落ち着け、落ち着くんだ。
「初めて…会うよね?」
「…その筈だ。しかし、ずっと前から知っているかの様な感覚がある。しかも、既知感と言うには余りにハッキリとしすぎている。君も…この感覚を?」
やはりそうだったか。彼女もこの感覚を抱いていたのか。
「うん。何でだろ…初めて会った筈なのに、ひどく…懐かしい。」
そう、初めて会った筈なのに、とても懐かしい。ずっと昔から、誰よりも相手の事を知っているかの様な奇妙な感覚。
「…不思議だな。初めての筈なのに、ずっと…今までずっと、君の事を探していたような気がしてならない。」
彼女は少しだけ俯きながら、己の胸にそっと手を当てる。
「先程から心臓の鼓動が高鳴って止まない。きっと、これが恋というものなのだろう…」
そう言いながら、彼女は俺を真っ直ぐに見つめてきた。その真っ直ぐな視線に、俺は思わず息を呑む。
「君。」
これから彼女が言わんとする事は大方予想がつく。本来ならば、俺が言うべき言葉なのだろう。しかし、俺は敢えて何も言わずに頷いた。
「私は君が好きだ。世界で誰よりも。言葉では言い表せない位に好きで好きで堪らない。君と目が合った瞬間に世界が変わった。」
彼女の言葉一つ一つが心に沁みる。
これだ、俺がずっと求めていた何かはこれなんだ。
「世界はこれほどまでに素晴しいものだったか。と、この世に生を受けて初めて気付いた。
君はきっと私の心の欠落を埋めてくれる唯一の存在だ。私は君とずっと一緒にいたい。君の温度を感じていたい。君と全てを共有したい。君と一つになりたい。」
これは雨だ。俺の渇ききった心を潤してくれる恵みの雨だ。
今まで…彼女がいなかったから、俺の心はずっと渇いていたんだ。
「だから…私と付き合ってくれ。」
…彼女は、俺をずっと、ひたむきなほど真っ直ぐに見つめたまま、そう言い切った。
その目は俺が拒絶する事など端から考えていない。きっと、あやふやな予感などではなく、確信を持っているのだろう。
「…ちょっと待ってね。」
返事を待つ彼女から少しだけ視線を外し、首にかけたチョーカーにぶら下がった指輪を外す。
それは爺ちゃんの形見の指輪。それは内側に『Rissyun』と彫られた、持ち主のいない指輪。一人の男の強い想いが込められた指輪。
「右手…出してもらってもいいかな?」
「あ、ああ…」
恐る恐る差し出された右手を優しく掴み、その薬指に指輪をそっと填める。
「何時の日か、君の左手に填めるのが俺である事を願って。」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 04:19:18.17 ID:x+21ZhNcO
このスレって素直クールな娘なら何でもいいんだよな?
それが小学生でも…フヒヒh…
118 :
誕生日擬人化最終話(下):2006/02/14(火) 04:19:22.10 ID:luKfzcSH0
…ずっと、運命なんて信じていなかった。ずっと世界から拒絶されていると思っていた。
渇いたままの俺を生み出した世界を心のどこかで憎みさえした。
でも、俺はようやく気付いた。世界は気まぐれだけど、時々、凄く粋な事をする。
俺はそれを初めて知った。
…その日、生まれて初めて告白された。
その日、生まれて初めて心が満たされた。
その日、生まれて初めてアンパンを投げつけられ、本気で投げられると痛い事を知った。
そして俺は、ずっと探してた大事な何かを手に入れた。
誕生日を素直クールに擬人化 ―完―
119 :
ぎj(ry:2006/02/14(火) 04:22:33.18 ID:luKfzcSH0
これにて完結です。
見てくださった方、Wikiに保存してくださった方、本当にありがとうございます。
感想、批評等を頂けたなら幸いです。
では、またネタが浮かぶまではROMらせて頂きます。
120 :
ご め ん:2006/02/14(火) 04:23:47.07 ID:x+21ZhNcO
やっちゃった…ガチで首を縄跳びで吊ってきますアハハ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 04:39:15.56 ID:/o7E62220
>>119 いや〜。良かったです。
内から暖められる感じ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 05:17:57.82 ID:luKfzcSH0
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 05:44:12.59 ID:x+21ZhNcO
>>122 ありがとう、すまない…縄跳びがないので明日買ってくるとして
保守
124 :
◆t0BCEF0uzI :2006/02/14(火) 05:54:13.12 ID:gqXz5d6NO
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 06:01:38.48 ID:x+21ZhNcO
>>124 (^ω^;)…( ^ω゚ )…( ゚∀゚ )…
( ゚Д゚ )
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 06:06:08.60 ID:zWm+IUJ+0
ほしゅ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 06:52:51.04 ID:f631owU70
さげちゃった・・
ほしゅ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 07:41:32.38 ID:ZFLrCDnN0
保守
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 07:58:09.93 ID:/o7E62220
保守
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 08:12:09.62 ID:tLRTXhnZ0
>>124 このスレ初期はこういうノリだったwwwwwww
最近はこういうのは喪板でしか見ないな。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 08:17:41.52 ID:hQwjJPyOO
>>131 そういやそうだ
ドラゴン圧縮の頃はROMってたけど、あの艦長もどこかハイだったし
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 09:03:42.03 ID:rKA/ZJ5cO
保守
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 09:05:37.94 ID:qdDJjvObO
車校から保守
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 09:30:12.08 ID:e/g8DchL0
バイト後に保守
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 09:33:39.34 ID:qdDJjvObO
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 10:00:37.92 ID:CgPr3LQBO
仕事中に保守
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 10:03:37.67 ID:FVO8wZ4UO
クソッ!今井メロのラップ見てたらどうでもいい改変思いついちゃたじゃないかwwwwww
139 :
保守:2006/02/14(火) 10:29:52.81 ID:FVO8wZ4UO
夢/詞:素直クール
1,2,3,4 ガンガン ズンズン グイグイ 上昇
5,6,7,8 毎回 ビッグ キック Check yeah
夢に描いたナイトタイム デカイ思いは夢じゃない
デート前の深呼吸 ベッド上でmaking making dream
跳ね上がれ舞い上がれ ラブホのベッド 妄想に変えて
体位がバック コスはナース 男とつながる at last 寝る既に
戦場・炎上・技・特上 ほてた身体が物語る
凄い仕方がeroな売り 夢に向かってフルパワー
あの頃夢見描いた世界は 今男の胸の中に
夢・感動・ファンタジー My dream 男との営み
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 10:30:59.53 ID:G6VDfL+lO
チョコがもらえた嬉しさのあまり保守
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 10:32:09.44 ID:W58gVm0oO
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 10:46:00.83 ID:pKQ8jMDl0
オマイラ、俺のおごりだ
シュッ シュッ
∧∧ シュッ シュッ
>>124→ (`・ω・) シュッ シュッ
(つ と彡 / シュッ
/// /
/c□ /
/旦 /
//c□ ./
/旦 Y /
| | 旦 |
|旦 ガシャーン
ガシャーン
ガシャーン ガシャーン
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 11:15:05.60 ID:Uydjqtkd0
素直クールが現れた
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 11:16:31.78 ID:Z1OQuT3DO
俺の友達に素直クール娘いるwww
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 11:24:22.38 ID:Uydjqtkd0
素直クールな男ならいる
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 11:33:22.68 ID:bQwld6FUO
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 12:00:16.34 ID:Uydjqtkd0
ほす
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 12:07:04.05 ID:7anogVG/O
>>124 考えてみれば入学直後はそれなりだったおれがきもい言われるようななった理由は今のように授業中携帯でSSよんで吹き出したからかもしれない
クー「邪魔するよ、兄貴」
兄貴「真っ昼間に珍しいな、妹よ」
クー「まあね。寝てないんだ……リアルで」
兄貴「そうか、それでどうした?」
クー「ほら、今日はバレンタインデーだろ? 兄貴はどうするのかな? と思って」
兄貴「ああそうだな。妹よ、勉強机の上を見てみろ」
クー「うわ、懐かしいな。ジャイロじゃないか、兄貴」
兄貴「そうだ、これからチロルチョコを積み上げる! ソフトも買ってきた。マリオがブロックを踏むヤツだ」
クー「さすがだな兄貴、ある意味本格的だ」兄貴「まあな。それで、妹はどうするだ? もう男にあげたのか?」
クー「まあね。あげたと言うか、仕込んだな」
兄貴「気になるな、妹よ。教えてくれないか?」
クー「まあ、とりあえず保守だ。少しだけ待ってくれ」
>>149 クー「待たせたな、兄貴」
兄貴「いや、言うほど待ってないぞ妹よ」
クー「そうだったか? まあいい。それで、なんの話しだったかな?」
兄貴「ジャイロのソフトで、マリオが土管に埋まって、強制リセットの話しだったかな?」
クー「確実に違うな。既にソフトが変わっているな、兄貴」
兄貴「そうだったか……で?」
クー「あ、そうそう。チョコを仕込んだ話しだな」
兄貴「それ。それだった」
クー「いやなっ、昨日サガミオリジナルのケース使いきったから、今晩新しいのをおろだろ」
兄貴「ほうほう」
クー「それで、男がケースを開けると……」
兄貴「チョコレートがギッシリ」
クー「正解。FCばかりやってる大学生は違うな。兄貴」
兄貴「ほめるな、妹よ。今晩はチョコレート三昧だな」
クー「本当にチョコレートしか入ってないからな。男がどうでるか? 楽しみだ」
兄貴「頑張れ」
クー「ああ」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 12:32:16.72 ID:gI3w5Z+XO
152 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/14(火) 12:51:16.92 ID:4x7pm24Q0
>>149-150 素直シュール、キタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 13:27:47.67 ID:t1/+Q+xlO
保守
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 13:46:40.60 ID:jxlnxDTfO
エロパロ板にスレ立ってる
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 14:27:57.78 ID:hQwjJPyOO
保守しますよ
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 14:38:53.79 ID:7ugY7II/0
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 14:44:04.60 ID:gqXz5d6NO
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 14:49:44.73 ID:FnXN221e0
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 14:53:18.78 ID:7ugY7II/0
新参であろうが古参であろうがテンプレに書いてあることを守るべきなんじゃないの?
このスレは古参やコテや酉を特別扱いするスレなのか?
だが考えすぎではないか?保守
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 15:01:09.24 ID:G6VDfL+lO
>>156 あれはその昔にディープなFCネタで見事毎度スルーされた素直クールのシュールな会話だから俺はいいと思うけどなぁ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 15:02:48.38 ID:zWm+IUJ+0
じゃあ俺は
>>4 >・煽り/荒らし/コピペはクールにスルー(荒らしに反応する者も荒らし)
これを守ることとする
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 15:27:58.84 ID:Emh4whv00
まあ狂うはちと困るが、シュールくらいは合流してもいいんじゃね。
単独スレなくなったし、クールのみじゃ保守もままならんことは前スレで証明されたしな。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 15:32:42.82 ID:hQwjJPyOO
つうかね
このやつのシュールは、あのジャンルとしての素直シュールが出来る前からあったやつなんだよね
つまり、題が同じ別物と言うことで、ジャンルの素直シュールと
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 15:48:54.19 ID:bLNjqs0JO
保守。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 15:58:22.17 ID:zWm+IUJ+0
>>163 みんなそれぞれの道を歩いてるんだし
いまさら合流はできないだろう
167 :
◆t0BCEF0uzI :2006/02/14(火) 16:07:51.52 ID:gqXz5d6NO
一応酉発言させて貰いますと
カキコして貰ったように、元々素直シュールというシリーズ物の作品がありました。
のちに素直シュールというスレッドが立ちまして、素直シュールという作品と属性ができました。
それらを踏まえて、ここからが本番↓
俺の方が先に素直シュールをやってて、後から素直シュール属性が出来ましたので、と言われても納得出来るか!と。
コッチは素直クールのつもりで書いてんねん。何で俺が作品名変えなあかんねん、と。
大体FCしメインの話しやのに、米なんかでてくるか。良く調べてからスレッド立てろ。結果素直シュールスレッド
>>1半世紀ROMってからスレッド立てろ。
以上が言い過ぎた酉の発言です。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 16:35:18.02 ID:zWm+IUJ+0
保守
169 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/14(火) 16:41:49.19 ID:4x7pm24Q0
163が書いてるが、素直シュールは単独スレが現在のところ無くなっちゃったみたいだし、
たまに投下するくらい構わないと思う。
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 16:57:08.43 ID:bLNjqs0JO
保守。
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 17:23:07.26 ID:TqH/+Zo5O
保守
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 17:43:26.96 ID:zWm+IUJ+0
保守
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 17:45:06.16 ID:zWm+IUJ+0
あれ?
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:11:08.47 ID:zWm+IUJ+0
保守
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:11:58.34 ID:7ugY7II/0
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:20:17.28 ID:m0tWYYdWO
間違ったこと言って恥ずかしいのはわかるが
おとなしく自分の非を認めろよ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:20:39.25 ID:dRfhI6jz0
>>175 自治厨乙。
酉やコテが特別偉いわけではないが古参は書き手にしろ読み手にしろ前からこのスレを支えてきてくれてるんだから感謝はしてる。
>>167さんの事情は分かったと言ったそのすぐ下で古参厨がうざいとか言うなよ。お前主観で何が分かったんだよ。
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:23:15.78 ID:7ugY7II/0
俺の主観では投下した作品が素直クールに見えないといっただけで何か分かったなんて言ってない。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:25:00.67 ID:HBWesMfa0
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:41:09.22 ID:hQwjJPyOO
保守
なんかシュールスレ勘違いしてるみたいだな
新スレ立ってるが
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:42:13.89 ID:XvZM9dPj0
ヒント:ID:7ugY7II/0
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:43:05.30 ID:m0tWYYdWO
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:43:23.20 ID:hQwjJPyOO
ああ
なる
そういうことか
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:45:18.24 ID:nkiZiczKO
やれやれだぜ…
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:51:37.46 ID:hQwjJPyOO
さて
この件には手を退こうか
もしあっちからなんかあったら、過去ログ見せて説明すればいいし
あと、本家とかいうのも、あんまやめとこうや
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:51:45.44 ID:7ugY7II/0
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:55:59.91 ID:m0tWYYdWO
わざわざ他スレ行ってまで叩くなよ厨房が
向こうでスルーされてんのにこれじゃ台無しじゃねぇか
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 18:59:24.41 ID:nkiZiczKO
もう厨房は放っとけ
そもそもあの天麩羅はシュールや狂うの誤爆を防ぐ為のもんなのに、
それすら分かってないんだからお話にならん
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:00:37.59 ID:7ugY7II/0
確信犯で投下する◆t0BCEF0uzIはうざいよな
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:03:30.75 ID:2I2n/lQw0
素直シュールスレから来ました
◆t0BCEF0uzI氏の作品が元祖であることは確認しています
初代
>>1がそれを知っていたのかどうかは分りませんが……
こちらの素直シュールとは◆t0BCEF0uzI氏の元祖とは名前が同じだけの
別物と考えてくださると幸いです
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:05:39.35 ID:hQwjJPyOO
>>190 こちらとしてもそのように考えています
そちらも頑張ってスレ進行してください
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:05:47.12 ID:nkiZiczKO
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:06:11.77 ID:m0tWYYdWO
>>190 その事はみんな把握してるよ。
一部の厨が騒いでるだけだから気にするな。
194 :
(´ω`):2006/02/14(火) 19:07:44.65 ID:2ZswMdlh0
クールスレ 曜子ちゃん萌えスレ シュールスレ 狂うスレ
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| ノ ヽ ( i )))
/ ● ● | / /
| ( _●_) |ノ /
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/__ ヽノ /´
(___) /
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:11:09.79 ID:ham4Iww40
NGワード推奨ID:7ugY7II/0
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:11:51.14 ID:DOnjosin0
結論。
◆t0BCEF0uzI作品はシュールな素直クール。
向こうの素直シュールはシュールすぎて素直かどうかすら判別不能なところがいいんだよ。
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:12:03.61 ID:zSp5vGC20
以下、いつもの流れでおながいします↓
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:13:39.12 ID:DOnjosin0
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:14:54.43 ID:nkiZiczKO
こっちだろ?
保守
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:15:53.89 ID:m0tWYYdWO
>>195 ついでにID:dRfhI6jz0とID:ham4Iww40もな
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:23:15.57 ID:XozYkBZPO
男「なんか荒れてるな」
クー「クールだろうとシュールだろうと結局私の旦那さんは君しかいないのだからな」
男「いや、そゆ事じゃ……」
クー「メリークリスマス」
男「いや、違う」
クー「たまにはボケてみようと思ってな、ほらチョコだ」
男「お、さんきゅ」
クー「作りすぎたからスレのみんなにもあげよう」
男「おまい良いやつだな」
クー「ほらほらおまいらチョコでも食べてマターリ汁」
男「……古い」
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:27:44.96 ID:fauuQ3fT0
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:34:45.82 ID:mFMh6NKn0
自分の形のチョコレートを作ろうとしてシリコン風呂に入り
結果的に窒息死しかけるのは素直クール? 素直シュール?
それともただのドジっ娘?
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:35:42.53 ID:hQwjJPyOO
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:36:34.74 ID:nkiZiczKO
それは素直フールだ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:51:29.82 ID:hQwjJPyOO
過疎ったな
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:54:09.27 ID:Cq3VW31N0
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:55:25.98 ID:nkiZiczKO
バンアレン帯作品の投下を待とう
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:57:22.26 ID:sqHycwh6O
>>203 まぁいつものような完璧な娘じゃなくて
ドジっ娘な素直クールにできればそれはそれでありだと思うが
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 19:59:13.71 ID:naf+ooBEO
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:08:38.79 ID:zWm+IUJ+0
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:09:18.05 ID:gakM6J5+0
>>210 一気に三枚も、しかも別バージョンとは芸が細かい。
GJ!
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:09:28.93 ID:hQwjJPyOO
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:16:41.32 ID:sqHycwh6O
>>210 おー、久しぶりに来ましたねー
とてつもなくGJ
相変わらずいい絵だ!
俺も頑張ろっと
215 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/14(火) 20:22:07.11 ID:folLlw0p0
「せんぱ〜い、愛してるッス〜!」
一体どこから走ってきているのか、ドップラー効果を伴ってやや甲高く響く声。
「愛してどぐぁ」
そして僕の一歩手前で、いつものようにノックアウトされる。何度目だろうか、このアンパンマンのような小芝居は。
いや、やってる本人達は大いに真面目なのかも知れないが、周囲から見ると、はっきり言って失笑の対象だ。
ドップラーの音源を遮ったのは、小柄な少女。というか、僕と同じ書記補佐の後輩。
「外敵は排除しました、先輩。愛してます」
そしていつもと同じ、謎の決め台詞。周囲の目が痛い。
「あ、あたしの先輩に触るなあぁ……グフッ」
床に倒れた少女は、会計監査の後輩。今は書記補佐の子にとどめを差されている。
「さあ先輩、邪魔は居なくなりました。愛し合いましょう」
人にとどめを差した後で平然とこんな事を言ってのけるこの書記補佐の子は、ちょっと駄目かも知れない。
「……あのさ、今から生徒会の会議だって分かってる?」
「それが何か?」
いや、多分駄目だ。
「うふふ、せ・ん・ぱ・い」
そんなこんなしているうちに、会計補佐の子は蛇のように僕の体にまとわり付いてくる。
「は、原川先輩! 助けて下さい!」
とりあえず、近くに居る先輩に助けを求める。
「……上田、お前、ジュニアって映画知ってるか?」
「はぁ!? 今それどころじゃないっすよ! 助けて下さい!」
「治外法権だ」
「何ですかそれ!? ここ生徒会の敷地じゃ無いんですか!?」
「じゃあ外交官特権?」
「知りませんよ! ってか何で語尾にはてなが付いてるんですか! 助けて下さいよーー!!」
216 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/14(火) 20:23:08.45 ID:folLlw0p0
もうこの先輩はあてにならない。というか、あてになることの方が少ない。
体にまとわりついている蛇の手が、段々と僕のワイシャツのボタンを外し始めた。
「ふふ……先輩の敏感なところ、私に任せて下さい」
手遅れになる前に、仕方なく最終手段の方に顔を向ける。顔を向けた先には、生徒会長が居た。
生徒会長、つまりこの部屋で最強の先輩に、アイコンタクトで、かつ全力で助けを求める。
「あはは……まあ神楽さんもそれくらいにしてあげなよ? 上田君も困ってるみたいだしね」
生徒会長がそういうと、書記補佐の子――――神楽さんは、仕方なしといった風に僕に絡めていた体を解く。
この生徒会では、基本的にこういう場面で生徒会長の命に背く者はいない。……会長を困らせると、後が怖い
からだ。
だが決して、会長本人が怖いわけではない。むしろ、会長は凄くいい人だ。
「あと原川、そこに倒れてる篠山さんを起こしてあげて」
生徒会長が、皆が生徒会長を恐れる原因に声を掛ける。そう、原川先輩。ヤンキーだとか、そういった理由で
怖いわけではない。いや、むしろ傍目には勤勉で真面目な生徒だが、色々怖いのだ。
原川先輩が、床に倒れていた、会計監査の子――――篠山さんを起こす。そして椅子に固定すると、僕の
方を向いて、
「上田、お前が声を掛けろ。それが一番よく効く気付け剤だ」
と言った。
「はあ……篠山さーん、大丈夫?」
すると刹那、突然変な電気でも流れたかのように、篠山さんの体が動き出す。少し気味が悪い。
「はい、先輩! 元気ッス! 愛してます!」
「篠山、座れ」
「そんな! 殺生ッス、原川先輩! せっかく上田先輩の元にたどり着いたっていうn」
「座れ」
「ハイ」
原川先輩の効果は、こういうときは抜群だった。
217 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/14(火) 20:23:55.16 ID:folLlw0p0
生徒会の会議が始まる。が、両サイドからは常に妙な視線が感じられる。
神楽さんと、篠山さん。僕が二年生に進級したあと、一年生から生徒会役員を選ぶ選挙を経て生徒会に
入ってきた二人。
で、何でか知らないけど、今僕はその二人に妙に気に入られてる。
方や超クールな後輩、方や超ハイテンションな後輩。しかも一つ上の学年には、学校中が警戒している
超危険人物の原川先輩を参謀に据えた、就任演説で夫婦宣言をかますという前代未聞……いや、確か
卒業式で結婚宣言をした先輩が居たという話もあるが、兎に角怒濤ののクールさを発揮した生徒会副会長、
片桐すみれ先輩までもが揃っている。
この学校の生徒会、本当に大丈夫なのだろうか……。
218 :
◆518YLv.Xnc :2006/02/14(火) 20:25:09.58 ID:folLlw0p0
バレンタイン? しらんがな(´・ω・`)
でもバレンタインムードでいてもたってもいられずに出てきました
あ、これ別にシリーズモノではないんで、そこのところよろしくお願いします
>>既婚素クール氏
>>31でわざわざご回答頂き、ありがとうございます
一番尊敬する氏に返事を頂けて嬉しかったです
自分、前スレ690です
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:28:58.31 ID:zWm+IUJ+0
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:34:05.58 ID:XxaBYwWU0
何だ、今日は大盤振る舞いの祭りか?
現実が辛いと、ここが暖かく感じるね……('A`)
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:34:33.64 ID:decjZvhcO
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:37:14.92 ID:es2Zf2j90
いつも、まとめをコソコソ読んでるだけの俺が流れを読まず
既婚素クール専用氏へ蝶GJ!!!!!!!!1
毎度ながら素晴らしい。
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 20:49:12.03 ID:naf+ooBEO
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 21:03:18.23 ID:5z5WIhA0O
孤独
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 21:05:51.02 ID:sqHycwh6O
>>224 GJGJ!
あとは画質だけですよ、マジで
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 21:21:46.26 ID:hQwjJPyOO
保守
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 21:27:16.81 ID:sqHycwh6O
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 21:30:13.03 ID:n5TCLY7q0
――2月14日(火) 恋と感謝の境界線
鳩時計の鳩が十二度鳴いて、日付が変わったことを知らせる。
それとほぼ同時に、お母さんが台所に顔を出して、小言を並べてくる。
母「圭。あなた、まだチョコ作ってたの? もう十二時よ。寝なさい」
圭「分かってるよ。後はラッピングだけだから、すぐ終わる」
母「そんなに凝らなくても、お父さんとお兄ちゃんのチョコなんて、チロルチョコでいいのよ」
圭「お母さんがそんなだから、私が毎年手作り上げてるんだよ……」
母「はぁ……家族想いなのはいいけど、その年頃なら、せめて好きな人に渡せばいいのに」
圭「放っといてよ、もぅ。邪魔だから寝てて。私もすぐ寝るから」
母「はいはい。明日、起きないようだったら、お兄ちゃんに圭を学校へ送るよう伝えとくからね」
おやすみ、と言うお母さんに返事をして、作業に戻る。
小さく模った、ハート型のチョコ。作るのに、手間はそれほどかからなかった。
いい加減作り慣れたし、量も多くない。お父さんもお兄ちゃんも、上げた分だけ、ちゃんと
食べる人だから控え目に作った。一人五粒。今、目の前にあるのは――十五粒のチョコ。
圭「幹原君……」
渡しても、変じゃないよね? 手作りだけど、深い意味はないの。
初詣の時に、私を守ってくれたから。始業式の日、私も大切って言ってくれたから。
ちゃんとしたお礼、まだしてないから――こんなのだけど、お礼に受け取ってくれるかな。
圭「義理なの。だけど、受け取って貰えると……嬉しいな……」
これは義理。京が気合十分、愛情一杯で作ったチョコの影に添えられる、小さな物。
圭「友達からの義理チョコだから……きっと、きっと大丈夫」
友達から、友愛の表現。幹原君も、京も、嫌な顔しないよ。しないよね。しないで……
圭「これ渡したら……この気持ち、消すから。誰にも気付かれないよう頑張るから……」
だから、義理でも、想いの詰まった物を渡すこと――許してください。
続く
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 21:31:14.68 ID:n5TCLY7q0
京と亮の作品、続きは今晩中に投下しようと思います。
まずは、これだけを。では
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 21:37:22.66 ID:E7MwCJAI0
231 :
犬神さんの人:2006/02/14(火) 21:39:07.78 ID:hczNBY2v0
バレンタイン物という事で。久々に犬神さんを投下します。
いつも通りに5分後です。
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 21:43:25.68 ID:MbySCPjf0
テラヒサシブリスwww
233 :
犬神さんの人:2006/02/14(火) 21:45:23.44 ID:hczNBY2v0
雪と一緒に住み始めてから約1年経って、なんとか雪の家での生活は慣れてきた。
だけど、雪はそうでもないと思ってるけど僕はある事で悩んでいる。
その事とは家事の事。
当然、住ませて貰っている僕はしなければならないんだけど、
雪 「龍一に家事をしてもらう訳にはいかない、君はそんな事を考えなくて全て私に任せてくれればいいんだ。」
と言って聞かない。いくら僕が頼りないと思われてるとしてもそれぐらいはできる。
それでも雪がいない時にはさすがにするけど。
ていうか、1年間ほとんど何もしないで住ませて貰っている僕って…
そんな事を考えて帰ってきた。
龍一「ただいまー。」
と言っても雪は今学校だから家には誰もいない。
さて、雪がいない間に片付けでもするかな。
そう思って僕は着替えてまずキッチンの方に向かった。すると奥から何やら物音がする。
おかしい、雪は学校なはず。じゃ誰がいるんだ?
龍一「雪?いるの?」
そう言ったが返事は来ない。恐る恐る開けようとすると
雪 「龍一か?」
雪の声だ。
何でいるの?学校はどうしたの?と聞こうと思ったが
雪 「すまないが今手が離せないんだ。向こうで待っててくれ。」
龍一「う、うん。」
向こうと言うのは和室の事だ。その部屋には掘りコタツがあり、
いつもはこの部屋で雪といるのが多い。
僕は言われたとおりに和室で待ってる事にした。
234 :
犬神さんの人:2006/02/14(火) 21:49:04.61 ID:hczNBY2v0
>>233 しばらくして何だか甘い匂いが部屋に入って来た。
何か作ってたのかな?そう考えていると雪が入って来た。そして雪が入ってくるとその匂いは一層強くなった。
雪 「すまない、龍一の帰宅に合わせたかったんだが、君がこんなに早く帰って来るとは思わなかったんだ。」
そう言う雪の手には何かがのった皿を持っていた。
龍一「何作ってたの?」
雪 「チョコだ。」
龍一「チョコ?」
雪 「ああ、今日はバレンタインだからな。君の為に作ったんだ。」
龍一「そっか、今日バレンタインだったっけ。」
雪 「そうだ。だが安心してくれ。君が忘れていても私は絶対に忘れないから。」
龍一「そ、そう。でもそういうの気にしてて疲れたりしない?」
雪 「疲れたりする訳が無い。たとえ疲れるとしても君の喜ぶ顔が見れれば疲れなんて無くなるさ。」
龍一「それならいいんだけどね。」
雪 「さぁ、食べてくれ。」
龍一「うん。」
と僕は雪が作ったチョコを食べた。
僕は別に甘いには苦手ではないけど、どちらかというと控え目な方が好きだ。それを知っている雪はその通りに作っている。
龍一「ん。おいしいよ。」
雪 「そうか。それは何よりだ。本当はフォンデュにして私の体に塗ろうと思ったんだが、
予定外に早く君が帰ってきたんでな、ありきたりな形になってしまった。」
龍一「いや、本当に普通のでいいから。」
…早く帰ってきてよかった。
雪 「まぁ、それは流石に冗談だ。それに、まだ私もそこまでの自信が無い。」
しなくていいですよ。とは言えない。
雪 「……龍一頬についているぞ。」
龍一「えっ?」
235 :
一つの道:2006/02/14(火) 21:50:09.12 ID:hczNBY2v0
>>234 チュッ
龍一「!?」
雪 「…ふふ。やはり君と一緒に貰うと更に甘くなるな。」
龍一「……何か普通にするよりも恥ずかしいんだけど。」
雪 「ふふ、ここなら誰も見ていないだろう?
そうだな、ホワイトデーには君にチョコを塗ったのでいいぞ。」
龍一「ごめん、本当に勘弁して。」
雪 「ふふふ、冗談だよ。」
龍一「全く…」
そうやって僕をからっている雪の顔は本当に幸せそうだ。
その顔を見てると僕はもっと雪の為に頑張らないと、って思う。
雪 「龍一。」
龍一「何?」
雪 「土曜の事なんだが…」
龍一「土曜?……あっ!大丈夫だよその日は………」
こうして今年のバレンタインは終わった。
思うと一緒に住む前の時よりも結構平穏に終わってくれて正直ほっとした。
やっぱり一緒に住むと違うなって改めて実感した日だった。
236 :
犬神さんの人:2006/02/14(火) 21:50:58.48 ID:hczNBY2v0
以上です。
…って3レス目の名前欄がorz
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:08:59.72 ID:t1/+Q+xlO
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:11:05.12 ID:RfnmjrLH0
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:14:18.04 ID:hQwjJPyOO
>>237 久しぶり
君を待ってた
書き終らない自分……
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:23:20.22 ID:gI3w5Z+XO
うー素直ハイテンションがいいと思ってしまった………
圭の恋心セツナス(´・ω・`)
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:37:30.55 ID:5z5WIhA0O
素直孤独
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:50:51.43 ID:zWm+IUJ+0
340までほしゅ
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:50:53.04 ID:f631owU70
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:52:02.94 ID:Uydjqtkd0
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:52:03.10 ID:zWm+IUJ+0
うわ高品質
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 22:55:56.27 ID:O6d8MOir0
五分後に京と亮の作品、4レス投下します
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:00:35.42 ID:O6d8MOir0
>>228――2月14日(火) バレンタインデーという名の戦争
いつものバス停で京と合流し、挨拶を交わす。
亮「おはよ、京」
京「おはよう、亮。今朝も寒いな」
聞かずとも、彼女が欲することは察しがつく。左手を差し出すと、右手をそっと重ねてくる。
そのまま手を繋いで学校へ向かっていると、京が話しかけてきた。
京「時に、亮。今日はバイトが休みだったな。放課後、亮の家へお邪魔してもいいだろうか?」
亮「まぁ、いいけど……その、誰も居ないから」
京「大丈夫だ。以前のように私を抱けと強要するk――もにゃもにゃ」
京の口を塞ぎ、惨事を回避する。近くに居る何人かの男子生徒が、露骨に舌打ちを残す。
アンパンを懐にしまい込み、彼等は学校へと足早に向かった。
京「んー、っふぁぅ……亮。何故急に私の口を塞ぐ。私は何か不味いことを言おうとしたか?」
亮「もう少し注意して日々俺が受ける虐待のきっかけに気付こうな」
京「……? すまない、亮。私には何のことだか理解ができない」
亮「うん。もういい加減受け入れた方が楽かなって思うけど、戦い続けるよ」
分からないなら、それでいい。校門を通り過ぎて、玄関口で上履きに履き替える。
靴箱の中に、小さな手紙が入れられていた。ただ一言、『呪』とだけ書かれている。
京「亮……靴箱の中をしげしげと見ているが、チョコが入っていたのか?」
亮「いや、チョコは入ってないけど……抗議書みたいなものか。
男にとっちゃ、バレンタインデーは戦争みたいなもんだろうしな……戦勝国へのデモだ」
京「むぅ……今日は亮の言うことが深遠過ぎて理解できない。私は努力が足りないようだ」
理解しなくていいんだよ、というジェスチャーをして、京を連れ教室に向かう。
教室の戸を開けると――
男『ギブミーチョコレート!』
負け犬共が大合唱していた。 敗戦国ここに極まれりで続く
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:01:43.08 ID:O6d8MOir0
>>249――2月14日(火) バレンタインデーという名の戦争 1−2
教室は、一種異様な熱気に包まれていた。
浮浪児みたいな雰囲気の男共が、警戒心剥き出しの女子に手を伸ばして近寄っている。
男『ギブミーチョコレート。ギブミーチョコレート』
女「嫌よ! あんた達にチョコ渡したら、義理でも本命貰ったって絶対言い触らすでしょ!」
男『ギブミーチョコレート。ギブミーチョコレート』
女「もう嫌ぁっ! キモいんだよ、男子! ちょっと、翔。何とか言ってよぉ……」
翔「ベビーチョコを窓から校庭にばら撒いてみれば? 喜んで飛び降りて行きそうじゃない」
女「ここ三階だよ、久野さん……男子、死んじゃうから」
翔「手っ取り早い解決方法なら、これが一番なんだけど」
亮「止めれ」
久野に声を掛けると、教室内に居る全員が静まり返り、注目してきた。
女子は、生け贄が来たという目で。男は、憎憎しそうに睨んできた。
きついプレッシャーを感じて下がると、京が気に留めた様子もなく教室に足を踏み入れた。
京「何の騒ぎだ、翔?」
翔「今日はバレンタインデーでしょ。戦う前から負け犬な男子諸君が手近な私達にチョコを
要求してるのよ。無視したかったんだけど、友達に泣きつかれると断れなくて」
男「あ、姐さん酷いっす! 俺ら負け犬じゃないですよ。ネバーギブアップの精神で、こうして
チョコを恵んでもらおうと必死じゃないですか!」
亮「それ負け犬根性剥き出しの発言だろ」
男「黙れ戦勝国の裏切り者! 自分は鈴井さんから貰ってご満悦か!?」
京「放課後に渡すつもりなのだが……そうだな。渡しておこう、亮」
亮「暴動が起こるから絶対に止めてくれ」
空気を読まない京と続く
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:02:41.58 ID:O6d8MOir0
>>249>>250――2月14日(火) バレンタインデーという名の戦争 1−3
静かになったのを機としたか、久野が手際よく教室内で男子と女子を二つに分ける。
翔「はい。落ち着いたようだから話すわよ。男子。一体何が目的で私達にチョコを求めるの?」
男「そ、そんなの決まってるじゃないっすか! 2月14日のバレンタインデーにチョコをゲット
するのは男の分かりやすいステータスっすよ! ゼロだったら号泣ですよ!」
翔「限りなくステータスの低い奴が吠えるな。自分で買って机に忍ばせろ」
男「ぐはぁっ!? 過去、過去の古傷がぁ……!」
男「や、山口ぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」
男「誰か萌えを、萌えを山口にやってくれ! 山口が現実に潰されて死んじゃうよ!」
男「お、俺の『萌え単』貸してやるよ! ちょっと、もえたんのページ貼り付いてるだけど……」
男「俺のネギ○のコミック見せてやるよ! エヴァたんのページないけど……」
男「山口君……これチョコだよ。本命なんだからね。私と一緒に食べて☆【野太い裏声】」
山口は倒れたまま、動かなくなった。流石に最後のは無理だったらしい。
男「ひ、酷いや姐さん! 山口を、山口をこんな目に遭わせるなんて何の恨みが……!」
翔「酷いのはそっちでしょう。女子が嫌がってるの分からなかった?」
男「い、嫌よ嫌よも好きの内と言う言葉が古来からありまして――」
翔「家族から貰ったチョコを見知らぬ女から貰ったと友達に話す奴は、妄言をよく垂れ流す」
男『ブルァァァァァァァァァァァッ!?』
男「安藤、渡辺、市部、久保ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
男「酷ぇ。まるで、まるで人が虫けらのように死んでいく……!」
色んな意味でこれ以上ない惨劇を目にして、京が聞いてくる。
京「死んだのか、亮?」
亮「精神的に立ち直れんだろうから死んだも同然だろ」
翔「さーて。この調子で全員躾けてあげようかしらねぇ……!」
サディスティックな翔と続く
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:03:50.66 ID:O6d8MOir0
>>249>>250>>251――2月14日(火) バレンタインデーという名の戦争 1−4
予鈴も近い時間になった頃には、本気を出した久野の前に転がるのは馬鹿の骸だった。
男「酷い、酷いよぅ。姐さん酷いよぅ」
男「もう、らめぇぇ……お婿にいけにゃいのぉ……」
男「あぁ……もっと、もっとなじってくれ……!」
中には特殊な世界に目覚めた奴も居たが、全て撃破である。
久野は女子に囲まれ、賞賛の嵐を受けている。女子は、よっぽど嫌だったらしい。
女「でも、男子ちょっと可哀想だよね……三組は、クラスの女子がカンパし合って、チョコを
男子に渡すらしいよ。勘違いされないくらい、へちょいチョコなら、渡していいんじゃない?」
女「麦チョコなら私持ってるよー」
翔「ん、ナイス。男子ー。今からお情けでチョコを上げるから――全員二列横隊で並べ!」
久野の厳しい響きの声に反応して、調教された男共が整列する。
京「何をするのだ、翔?」
翔「ま、男子のレベルに合わせた言い方なら、配給かしら。アメとムチは使い分けないと」
亮「は、配給……?」
麦チョコの袋を破いて久野が手を突っ込み、待ち構えている男達に投げ渡す。
翔「はい、一人四粒ね。喧嘩しないで、皆で仲良く分けるのよ」
男「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ! あ、あああ、姐さんからチョコじゃぁっ!」
男「甘い、甘いのぅ! ホッペが落ちてションベンちびりそうじゃわい!」
男「麦のように、踏まれても踏まれても真っ直ぐ伸びますから――踏んでください!」
狂乱の騒ぎを横目に京は鞄を探ると、包装された箱詰めのチョコを渡してきた。
京「亮。チョコなら私が幾らでも差し出す。絶対にあのような真似はしないでくれ」
亮「ああなるくらいなら舌噛み切って死ぬから。ありがと、京……」
真剣な眼差しを向けてくる京の頭を撫でていると、遠藤が息を切らして教室に入ってきた。
圭「ぁぅ、何とか間に合ったy――何この惨劇!?」 お昼休み編に続く
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:04:45.50 ID:O6d8MOir0
以上です。
ハッピーバレンタイン。
ではでは。
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:06:24.22 ID:iGKh97cD0
>>253 うおお、グッジョブですじゃー。
途中男子の一人のはだしのゲンっぽいのにワロスwwwwwwwwwwww
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:06:29.57 ID:RfnmjrLH0
>>253 ちょwww男子生徒がツボにwwwwはらいてぇwwwwww続きwktkwwwwwwww
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:08:51.46 ID:0rxpGRLp0
良作の後でちょっとこさ気が引けるけど5分後に投下予定
5レスほど使います。
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:11:59.13 ID:l2Skp6350
ウキウキウオッチ
258 :
1/5:2006/02/14(火) 23:15:05.69 ID:0rxpGRLp0
また今年もこの日がきた。
ボクはね、本当に甘い物がキライなんだ。
だからこの日は大キライ。
こういうとイヤミくさいけど本当に甘い物はキライなんだ。
うん、まぁ言い訳だけど。
甘い物がキライだけどこの日がキライなのはボクを憂鬱にさせる為に、
お菓子メーカーが組んだ陰謀のせいだ。
お菓子メーカーに狙われるなんて俺って何て大物だろう!!
さて、日本で何人の男性がお菓子メーカーに狙われてるんだろうか。
ボクだって、甘い物がキライだけど、やっぱり期待してしまう。
思春期の男の子なんだから。
高校に入ったら少しはかわるかななんて希望を抱いたけど、抱いた分だけ絶望も大きい。
………もしかして、チョコが貰えるなんて都市伝説じゃないのか。
259 :
2/5:2006/02/14(火) 23:16:41.23 ID:0rxpGRLp0
今、教室は負のオーラで包まれている。勝ち組が入る事を許さない、禁断の地。
カーテンまで閉め切って、雰囲気は抜群。
中にはホリエモンみたいに、本命かと思ったら靴箱間違えた、なんて悲惨なオチがあるような
元勝ち組、現負け組も混ざってる。ぬか喜びなだけに最初から貰えなかった俺等より悲惨な気がする
それに購買ではここぞといわんばかりに、チョコレート系の菓子パンしか置いてなくて、
プライドが購入を断った飢えた男達が、教室で涙を肴に酒…じゃなくてコーラを飲んでいるのだ。
………購買のおじちゃんは、俺たちの敵だ…。
そんな教室の扉が開く。また一人、負け組が増えたのか。いや…
教室内がざわつく。
学校で一番の美人と言われてるクーさんの登場に一瞬で皆の顔が明るくなった。
それでも、もう完全に諦めきった人間は一瞬だけ顔を上げて、また顔を伏せた。
…ボクも同じだ。駄目なもんはどう頑張って駄目なんだから。
ましてや、学校中の男子が
「クーさん、今年はチョコを渡すんだろうか?渡すとしたら誰に…」
なんて噂されるような人なんだ、高嶺の花過ぎる。
流石に夢を見る領域じゃない。ボクだってそれなりの現実は見えてるさ。
260 :
3/5:2006/02/14(火) 23:17:23.01 ID:0rxpGRLp0
「えっと、この落人村に、いるはずなんだけどな。」
…落人村なんて名前がついたのか、この教室は。
まぁ、あながち間違ってはいないが。
「ああ、いたいた。ほら、カカオを調達して原材料から作った手作りチョコレートだ。受け取ってくれ」
ぽんと肩を叩かれたのは………俺?
「あ、え、えっと、人違い………?」
暗闇だから十分にありえる。
「ん、流石に一年も恋い焦がれた人を私が間違うはずがない、
こんなイベントを後ろ盾に告白するのは少し気が引けるが、もうこれ以上我慢できない、
好きだ、つき合え。」
「…、は…い?」
…命令形?
261 :
4/5:2006/02/14(火) 23:19:30.86 ID:0rxpGRLp0
「そうか!良かった苦労した甲斐があった!」
ぱぁと顔が明るくなる。
「あっ、ちょっ、今のへ、返事じゃっ………」
「ああ、できれば!」
こっちの声は全然届かず、教室の外にかけだし始めた。
落人村でチョコを貰ったという事実、そしてそれが学校一の美人だという事実。
それだけでも十分すぎるほど目立っているというのに、言付けは尚更に。
「………ああ、お返しにはキミの甘くて黒くて固い物が欲しいな。」
なんて言って教室を飛び出していった。
ボクに対する冷たい目と、ボクの羞恥心をかき立てた。
………なんてことを言うんだ。
それからは教室内で、血に飢えた狼によってもみくちゃにされ、ちょっと口を怪我した。
悪ふざけがいつのまにか本気になってたような…。
夕暮れの校舎、最後まで死守した綺麗に包まれた箱を開けてパキリと一口チョコを食べる
「…甘。」
262 :
5/5:2006/02/14(火) 23:20:10.42 ID:0rxpGRLp0
………やっぱり、甘い物は苦手だ。
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:25:15.60 ID:5z5WIhA0O
喪板人稲素直孤独保守
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:27:07.21 ID:0rxpGRLp0
>>263 内容的に喪板の方に投下すべきだったかなぁ…?
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:29:27.66 ID:f631owU70
いんじゃね?
男子の理想GJ
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:39:47.58 ID:hQwjJPyOO
座敷わらし3レス次から投下で
267 :
スクルライフ1/2 ◆oEsZ2QR/bg :2006/02/14(火) 23:40:19.15 ID:21Z7DmoH0
とある料亭のリポートをすることになったお笑いコンビスクールライフ。
D2「ええー、今日はスクールライフのお二人にグルメレポートをしてもらいます」
尾崎「はいはいぁー」
D2「誉めてません」
クぅ「私はどうすればいいんだ?」
D2「クぅさんはどうせ台本どおりにやってくれませんから普通に素直な感想を述べてもらうだけで結構で。発言がすでにクレイジーですから」
クぅ「照れるな」
尾崎(デビュー二年目にしてすでにスタッフがクぅの扱い方をマスターしている!)
尾崎「はい、食いたがり探偵団探偵のスクールライフですっ。今日は都内にある老舗の料亭にやってきました」
クぅ「今日はここでの料亭の名物の海鮮刺身定食を頂く。早速行くぞ、尾崎。もし美味かったら今度は二人で来よう」
尾崎「いきなり仕事とプライベートを混同させるな!」
船盛りが登場。
クぅ「鮒は居ないのか」
尾崎「船盛りは海水魚だけだっつーの」
試食。
尾崎「もぐもぐっ。おお、身がコリコリしてて美味いなぁ! クぅ」
クぅ「…美味い」
尾崎「……すごい美味いよなぁ!」
クぅ「…ふむ…ぱくり」
尾崎「……クぅ? …どんなふうに美味いか言ってごらん?」
クぅ「ぱくり……もぐもぐ。 ふぅむ……」
尾崎「あ、すいません。ちょっと止めてくださいー」
D2「はいー」
268 :
◆ilkT4kpmRM :2006/02/14(火) 23:40:19.62 ID:hQwjJPyOO
台所。珍しく早く起きると、朱音が何かを作っていた。
「ん?なにやってるんだ」
「バレンタインだからチョコ」
ああ……。
「しかし、お前のは彼氏じゃなく彼女だろ」
「…………まあ、いいじゃん」
「まあな」
それにしてもチョコか。こいつが中学の頃までは、作ってくれてたっけ、毎年。
「義理チョコ渡すのも卒業だな」
「いいもんじゃないね。今まで以上に出来が気になるから」
「そうかもな」
二度寝して起きたら、当たり前だが朱音はいなかった。
「ま、学校だしな」
「学校ですか?」
「そう。勉強しに行ったんだよ……たぶん」
「勉学ですか。最近はどのようなものを習うのでしょうね」
どのような、か……。
「えっと……、なにと言われると出てこないね。そんな生きるのに使わないしさ」
「勉学は大事ですよ?」
「まあね。でも、高校の三年間は散々だったし」
例えば、彼女の事とか。
「あ。そういえば台所に、チョコレートでしたでしょうか?そのような名前のものが置いてありましたが」
「作りすぎたんだろ」
「作りすぎですか?」
「ああ」
立ち上がる。実のところ甘いものは好きじゃなかった。
269 :
乱 ◆kil/HS1/z6 :2006/02/14(火) 23:42:16.50 ID:hQwjJPyOO
>>268 「まあ、今年は彼方と食うか」
台所へと僕は向かった。
チョコを取って居間へと戻る。彼方は壁際で正座して待っていた。
「食べよっか」
彼方の隣に座る。壁に体を預けてまず思ったことは、僕たちはどう見えるんだろう、そんなことだった。
「こっち来なよ、彼方」
「なんですか?」
「一人で義理チョコ食うのも虚しいから、一緒に食べよう、ってさ」
「義理?」
「ああ。バレンタインだから、チョコ渡すだろ」
……あれ?そういや彼方はしらないのか?
「チョコレートを渡すんですか?」
「あー……、いや。今のは忘れていい」
これ以上色々あるときついし。チョコレート買いに行きます、とか普通にありそうだし。
「まあ、食べよう。というか、全部食べていいよ?」
「半分こしましょう」
さいですか……。まあ、トリュフだったか、あれだしな。
「ちょっと貸してくださいね」
彼方がチョコを手に取る。小さな手に、ころんと一つ。
ぱくり。
「……甘いです」
「そりゃあね」
「目をつぶってもらえますか?」
「ん?こう?」
目をつぶる。まあ、なにがあるかは分かってる。
ただ、さ。受け流すのも疲れたから。
270 :
◆ilkT4kpmRM :2006/02/14(火) 23:43:05.54 ID:hQwjJPyOO
>>269 軽く唇が合わさる。少し間が開いてから、甘いような苦いようなチョコの味がした。
「ハッピーバレンタインです」
にこりと彼方がわらう。
「チョコは苦手だ」
僕はいつものように、ただ少しだけ頬を上へ釣り上げて言う。
「君も、ね」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:44:13.76 ID:hQwjJPyOO
はい、ごめんなさい
またやりました
何度目だ、コテつき
釣ってくる
では、これで
272 :
スクルライフ2/2 ◆oEsZ2QR/bg :2006/02/14(火) 23:45:43.62 ID:21Z7DmoH0
失礼。かち合いました。
(以下何事もなかったかのように続き)
尾崎「おいっ。クぅ!」
クぅ「なんだ尾崎。もぐもぐ……ぺろり」
尾崎「カメラ止めたんだから箸を止めろよ! どこまでマイペースだ!」
クぅ「君が美味しそうに食えと言った。現に美味しかった。だから私は箸を止めたくない」
尾崎「待てって! 仕事なんだってっ。コレはただ食べるだけじゃなくて、テレビで見ている人にどう味が伝わるかがポイントなんだよ」
クぅ「ふぅむ…。視聴者が見ているだけでブラウン管を舐め出すぐらい美味しそうにレポートをしなければならないのか…」
尾崎「いや、そこまで夢中にはさせんでもいいけど」
クぅ「私は君を見つめるだけで下を濡らせるぞ」
尾崎「それはいま関係ないな」
クぅ「しかし、どうやって味を表現するんだ? 口の中を見せるわけにはいかないだろう」
尾崎「なんかホラ。インパクトのある表現文句みたいなー…。アレ、『宝石箱みたいだー』とか」
クぅ「なるほど。なにかに例えて言うのか…。わかったやってみよう」
尾崎「あと『味のIT革命ー』とか」
クぅ「D2、まわしてくれ」
D2「はいー。カメラさんもう一度食べるところからお願いしますー」
尾崎「ではいただきますー」
クぅ「ぱくり…もぐもぐ」
尾崎「どう? クぅ」
クぅ「まるで尾崎の乳首のようなやわらかさ…」
どがぎっ!!
クぅ「最近容赦がないな。…ぽっ」
尾崎「しかも悦んでやがるし…」
(終わり)
273 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/14(火) 23:47:12.59 ID:iGKh97cD0
gdgdだなあwwwwwwwwwwww
お二人さんGJですわ。
んじゃこっちもバレンタインSS〜
274 :
1/2 ◆SoMyUBYlMA :2006/02/14(火) 23:48:09.88 ID:iGKh97cD0
「さて、マコト君。チョコを貰ってもらおうか?」
朝早くから登校し、読書に耽る生徒。
「………は?」
騒がしい友人に適当に相槌を打ちながらアクビをする生徒。
「聞こえなかったのか?私の手作り本命ド真ン中のチョコレートを貰って欲しいと言ったんだ」
寝坊したらしく跳ねた髪もそのままに教室に駆け込む生徒。
「………なんで、オレが?」
徹夜した分の睡眠を取り戻そうと机に突っ伏す生徒。
「決まっている。私が君を愛しているからだ」
そんな教室内の喧騒の中の、異質な空間。
「んなコト言われても……」
喧騒にまぎれて聞こえる二人の会話に、周囲の人間は密かに耳をそばだてていた。
「照れるな。キミが大の甘党ということは既に調査済みだ。飛び切り甘いのを作ってきたぞ」
周囲からは、「またか」だの「熱いねぇ」等と、小声で言い合う生徒の声も聞こえる。
「うぐっ!!?………い、いや、ダメだダメだ!!オレはそんなのいらない!!」
二人のやりとりが進むに連れ、周囲の喧騒も収まり始め、視線は二人に注がれる。
「そうか…―――なら仕方が無いな」
ぱくり。と、少女は自分の持っていた小さな箱の包装を破き、中に入っていたもの―――チョコを自分の口に含んだ。
「あぁっ!?」
ソレを見て、今まで拒み続けていた生徒も驚き、嘆き、悲しみの織り交ざった声を上げる。
「フフ…これならどうかな?」
と言って、チョコを口に含んだ少女は、目の前の相手の顔の横に手をそえ、すっと引き寄せてた。そして―――
「―――んむっ!?」
「おお!!!」と、あたりからどよめきと歓声が入り混じって聞こえる。
「ん……はぁ…ぁ…」
少女は貪る様に、唇を何度も何度も重ね、口の中のチョコを、舌に絡めて相手に送る。
「むーっ!んーっ!む…ぁ…は、ぁ…ぃ、やぁ……」
激しく手足を動かしても少女の濃厚なキスから逃れられない―――その少女は―――抗うことを止めた。
「ん…はぁ…くちゅ…ふ、ぅ…!んっ…」
275 :
2/2 ◆SoMyUBYlMA :2006/02/14(火) 23:48:28.87 ID:iGKh97cD0
クラスメイトの女子達はその光景を目の当たりにして、口々に言っていた。
「マコちゃんもクーちゃんも、女同士見せ付けるねえ」
「相沢さん格好良いからねー」
「女子高だとどうしても真琴ちゃん見たいなのって目立っちゃうもんね」
「クーちゃんみたいな美人さんは惹かれちゃうかもね」
周囲の視線も、周囲の言葉も。
少しも気に留めることなく、雪野空子と相沢真琴は最早チョコ等関係無しにお互いの唇を求め合っていた。
276 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/14(火) 23:49:05.49 ID:iGKh97cD0
あれ?なんか前もオレっ娘と百合素クール書いたような…ま、キニシナイ。
おやすみー
277 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/02/14(火) 23:49:42.05 ID:DZdOxOBy0
うわー、みんな!!!━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ キター!!!
お久しぶりな方々もGJです。
こういうのがあると、チョコとは無縁な人間にとっても
バレンタインってやっぱりいい日だなーと思いますねw
>>218 はうわっ、◆518YLv.Xncさまでしたか。釈迦に説法だったーw
>>110 coobard ◆69/69YEfXIさま
ツボりました。萌えました。インスパイアされました。
思わずSS書いてしまいました。
なれ合いスレに行ってまいります。
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:53:04.32 ID:NPkuqwIK0
流石一年に一度の恋人達の記念日だな…
みんなGJ!!
さて、ひな祭りに備えてネタでも練るかww
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/14(火) 23:59:48.38 ID:bLNjqs0JO
保守。
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 00:08:10.24 ID:UA584EfYO
いきなり過疎った
281 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2006/02/15(水) 00:13:28.45 ID:JeiNWtHV0
もういっちょ。
時刻は午後11時45分。
クぅ「…!!! 今日はバレンタインデーだったのか!!?」
尾崎「あ、今気づいたんだ。どうりでくれないと思ったら」
クぅ「しまった! 一週間後の愛しい人の誕生日のことで頭がいっぱいでこんな大イベントを忘れるとは…」
尾崎「いいよ。明日渡してくれれば」
クぅ「いやいやいや。そういうわけにはいかん。今日中にチョコを作らねば…。まず、近所のツンデレエンスストアでカカオを買うのに2分かかると仮定して…」
尾崎「ちょっと待てって。わざわざつくらなくてもいいし。市販のもので…」
クぅ「…むぅ、少なく見積もってもあと6分でつくれる余裕はないな…。仕方がない。いますぐ買ってくる!」
尾崎「おいおいっ!」
しかし、時計の針は無常にも。
クぅ「ただいまっ……午前0時12分。夜のツンデレ(エンスストア)がこんなに混むとは…。パチスロ雑誌を持ったジャージ姿の女どもに制裁を加えたい気分だ…」
尾崎「あー…。しかたがないよ」
クぅ「せっかく、愛しい人の好きそうなチョコを5つもチョイスしたのに…」
尾崎「ねぇクぅ。遅れたのは選ぶ時間が長かったからじゃないのか?」
(終わり)
んじゃ過疎ったついでに硬い話でも投下。
防人たちのつばさ 2
視点が『彼』に替わります。
ついでにキャラ名も追加。
戦闘シーンはありません。
何スレ行くかは知りません。
今後の糧にするんで誹謗中傷どんとこいです。
283 :
防人たちの翼 2:2006/02/15(水) 00:15:08.92 ID:qb25wl8D0
俺の名前は桜庭忠。TACネームは『ブロッサム』
航空自衛隊第二航空団900飛行隊に所属する二等空尉。
今は訳合って、本来いる場所の千歳基地ではなく、三沢基地にいる。
三沢基地は本州最北端にある航空自衛隊の基地だ。
しばらくはここが俺たちの『巣』になる。
俺たちが元居た『巣』…千歳基地が潰されて3日。
隣接する新千歳空港までもが無残にも破壊され、民間人も大勢死んだ。
既にテレビニュースや各社新聞ではその事実が大きく報じられている。
だが、基地と民間空港を襲撃した勢力については依然不明のままだ。
俺は格納庫の奥で翼を休めるF-15に目を向けた。
千歳基地を飛び立ったF-15は4機。しかし、目の前には3機しかいない。
何度確認してもそこにある事実は覆されることはない。
仲間が死んだ。それもすぐ目の前で。
ふと格納庫から待機所の隅に目を向ける。
そこには戦闘服のままずっとうつむいている1人の女が居た。
今の彼女はこの国を守る組織の人間である『防人』ではない。
文字通り、戦闘服を着ただけのただの女だ。
萩島香子二等空尉。空自で3人目の女性イーグルドライバーだ。
その冷静な判断と行動。
そして冷たい言動から付けられたTACネームは『クール』。
だが、先日彼女は『クール』ではなかった。
まぁ無理もない。
実戦を経験することがないと言われるこの国での初めての実戦。
初めてのウィングマンの被撃墜、そして死。
こんなことが立て続けに起これば、誰だって冷静さを失う。
そんな中で俺だけが妙に冷静だったのは仲間を死なせまいという想いに駆られてたのか。
それとも防人としての血がそうさせたのか、そこのところはもう分からない。
284 :
防人たちの翼 2:2006/02/15(水) 00:17:34.00 ID:qb25wl8D0
>>238 「萩島」
なんとなく俺は香子に声をかけた。
気休めにしかならないと思うが、そうしておかなければならないと思ったからだ。
「こんなこと言うのもなんだが、お前は今生きてんだ。空をこれからも飛ぶ以上、無茶なことはするなよ」
「…」
「橘…あいつだって、それを望んでるはずだ」
橘光。先日、香子を守ろうとして敵のミサイルに撃墜、死んだウィングマン。
ニコニコとした笑顔が自慢の、基地の女の子からも人気だった好青年。
「私は……光を守れなかった。それどころか、守られた…」
「…」
「必ず守るって言ったのに…」
香子はそういうとまた黙ってしまった。
「…やれやれ。『クール』が聞いて呆れるね」
香子の体がぴくりと動く。
「それじゃイーグルドライバー失格だな。救難ヘリにでも乗り換えて高みの見物してろ」
「なに?」
「お前に背中を任せられんってことだ。やっぱりもう空飛ぶな」
無論、俺の一言でそんなことは決められない。
だが、塞ぎこんでいた彼女を突き動かすには十分だった。
285 :
防人たちの翼 2:2006/02/15(水) 00:19:55.58 ID:qb25wl8D0
>>284 「貴様っ」
香子が俺に掴みかかる。だが俺はひたすら罵る。
「お前、何のために空自に入ったんだ?何のためにここにいるんだ?」
「私はっ!私は…空を、この国の空を守るためだ」
「じゃぁ仲間が死んだくらいで塞ぎこむんじゃねぇよ。お前は、この空を守るんだろ。
そんなんじゃ仲間どころか自分すら守れねぇよ」
「私は…私は……」
ちょっと言い過ぎたか?
そんなことも頭によぎったが、香子が橘を守れなかったことに固執して
彼女が死に急がないためにもこうしておく必要があった。
「空守るんだろ?だったらそれだけに集中しろ。それが橘に対する弔いだ」
そう言って俺は下を向いたまま黙りこくった香子を残し待機所を後にした。
基地の外にでると、春先の心地よい風が通り抜けた。
286 :
防人たちの翼 2:2006/02/15(水) 00:20:38.36 ID:qb25wl8D0
>>285 エプロン上ではF-2がエンジンを温めている。
F-15とは違う、単発エンジンのアイドリング音が、ここが千歳ではないと教えてくれる。
「桜庭」
聞いた声が背中に届く。後ろを向くとそこには香子が居た。
だがその目は先ほどまでのただの女ではない。
国の空を守り、国の空で戦う『空の防人』の目だ。
「私は、『クール』の名を持つものとして、お前に宣言する」
「なんだよ」
「今後、お前の背中につく敵は私が必ず排除する。私は心に決めた。もう誰も死なせはしない」
声に振るえがなくなり、目つきはいつものように鋭く尖っている。
どうやら『クール』は復活したらしい。
「じゃあ今度、訓練に付き合え。俺の背中についてこれるか試してやる」
「承知した。望むところだ」
さて、完全復活とまではならないかもしれないが、これでいつもの香子にもどれば
安心して背中を任せられる。それほど、香子の実力は大したものだ。
次、いつくるか分からない襲撃に供え、俺たちは万全の準備をする必要がある。
じゃ、訓練の申請を基地指令に申請してきますかね!
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 00:22:06.94 ID:qb25wl8D0
>>283-286 4レスでした。
んじゃ「用語わかんねぇよ馬鹿野郎!」って人は言ってくださいね。
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 00:29:56.44 ID:eOjfjtXl0
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 00:30:09.29 ID:4zOi/Y4m0
>>283-287 ちょっと文字数が多くて読み難く感じた。
個人的には行間を開けてくれると助かる。
女の素直クール分が少ない気がする。
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 00:37:32.07 ID:zwYY3YaIO
ほ。
291 :
防人たちの翼 3:2006/02/15(水) 00:39:21.21 ID:qb25wl8D0
>>288 どうもです。
>>289 >行間
やなるへそ。次からはトライしてみます。
>素直クール分
増やせればいいとは思いますが、なにぶんこういう話なので難しいです。努力します。
まぁ素直クールな奴も1人の人間ということで書いたつもりです。
いくら冷静でも、突然のイレギュラーに混乱し、迷うこともあるのかなと。
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 00:39:54.48 ID:qb25wl8D0
名前欄消すの忘れたorz
素直クール用の序章を書いたら、素直クール分が0だった。
大体どれくらいが一レス限界かもわからない。
そんなんだが、いるか?
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 00:43:04.81 ID:OCwfrRyf0
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 00:52:04.61 ID:e6ChZekh0
バレンタイン当日に間に合わなかったけどバレンタインSSです。
なんていうか
>>83-89があまりにもツボに入りすぎたため
途中まで書いていたのを白紙に戻し最初からやり直したのが原因だったり。
というわけで急遽いくつかあるプロットの中から
一番甘いものになりそうなものに出張ってきてもらいました。
今回は素直クール分300%UP(当社比)。
では以下7レス程使います。
296 :
濡烏 ◆qvd75.vDpc :2006/02/15(水) 00:53:30.79 ID:e6ChZekh0
1/7
冷たいホットココア ――特別編・Valentine Day――
いつも通りの昼休み。
彼女の手作り弁当を丁度食べ終わり、一息ついたところで彼女からバレンタインのプレゼントが両手で差し出された。
「はいこれ。バレンタインのチョコレート」
丸い眼鏡と無造作に束ねられただけの長い髪。
相変わらずの無表情と抑揚に乏しい声。
俺の彼女はとてもクールでカッコイイ。
周りのヤツらは『サバサバしすぎててイマイチ』なんて戯けたことをぬかしているが、バカなヤツめ。そここそが彼女の揺ぎ無い魅力だと言うのに。
「受け取らないの?」
「勿論丁重に受け取らせて頂きますよ」
とりあえず差し出された大きめの箱を受け取った。
「ありがと」
受け取ったけど……周囲(主に野郎ども)の視線がスゲー痛い……。
「あんまり嬉しそうじゃないね」
机に頬杖をつきこちらを見つめる彼女。
彼女の喋り方はとても淡々としている。
なのに、その行動はいつも突飛かつ直線的だ。
「い、いや、すげー嬉しいんだけど……」
「だけど……?」
「別に昼休みの衆人環視の中で渡さなくてもいいだろ。放課後とか、せめてどこかに場所移すとか……」
何もこんなクラスメイトの見守る中で堂々と渡さなくたっていいじゃん……。
「そんなこと別にいいじゃない。移動なんて面倒だし、食べるならお昼でいいでしょ。だから今日はわざわざお弁当にデザート入れてこなかったんだから」
そうか……。今日の弁当に珍しくデザートが無かったのはこの為か……。
297 :
濡烏 ◆qvd75.vDpc :2006/02/15(水) 00:54:40.66 ID:e6ChZekh0
>>296 2/7
周りにはチョコレートをもらえない野郎達の怨嗟の気配が渦巻いている。
チョコレートは嬉しいが、こんなところで開けて食べるのは精神衛生上あまりよろしくないような気がする。
俺としては家に帰って落ち着いてからゆっくりと味わいたのだが。
「やっぱり今ここで食べるべき?」
「当然」
残念ながら彼女に『否』を唱えるという選択肢は俺にはない。これが惚れた弱みと諦めている。
まぁ唱えても、常に押し切られるんだけど。
「…………じゃあ開けるよ」
「どうぞ」
中に入っていたのは六等分されたチョコレートケーキだった。
微かに漂う甘い香り。シンプルなデザインだが、シンプルだからこそ解るその技巧。かなり高級そうなケーキだ。
彼女に限ってこういうイベントに市販品ということは有り得ない。ならばこれは自分で作ったということになる。
だがその出来栄えたるや、どこぞのパティシエも裸足で逃げ出しそうな程。
まだ味わってみたわけじゃないけど、その見た目だけでどれ程の労力をかけて作られたものだかは一発で理解出来る。
「おお……また随分と手の込んだもの作ったねぇ……。大変だったでしょ?」
「私は貴方が好きなの。だから別に大した労力じゃないわ。貴方が喜んでくれるならこの程度、またいくらでも作ってあげる」
淡々と、ただ真実を言っているだけ、といった感じで彼女は言う。
ああやばい。顔の温度が上がっていくのが解る。きっと俺の顔は赤く染まっていることだろう。
彼女はいつも唐突に愛を囁く。まるでそれが自然であるかのように。
「……嬉しいんだけど、その、もうちょっと周りを意識した発言をしようね……」
時と場所と俺の羞恥心を考慮しないのが彼女の欠点だ。
「私は素直な気持ちを言ってるだけ。何時も通り。それだけのことでしょ?」
淡々と抑揚なく語る彼女は自分の気持ちにとても素直。さらに自分の欲望にも忠実だったりする。
「ああ……解ってるよ。解っているとも。最早俺は何も言わない」
言っても無駄だし。何故なら、俺もそれを嬉しいと感じているから。
いやぁ俺も末期症状だなぁ。
298 :
濡烏 ◆qvd75.vDpc :2006/02/15(水) 00:56:38.66 ID:e6ChZekh0
>>297 3/7
「良い心がけね。それじゃ私の会心のチョコレートシフォン、食べてみてくれる?」
そこでふと気が付いた。なんていうか今日の彼女は――
「……なんか、今日は何時もに比べて(かなり若干ではあるけど)行動が常識の範囲内になんとか収まってるね? ……このチョコレートシフォン、何か仕込んでたりしない?」
――随分と楽しそうに何かを期待しているような気がする。
「ねぇ、それはバレンタインの為に手間隙かけた彼女に対して随分な言動だと自分で思わない?」
確かに普通に考えればかなり失礼な発言だが、彼女には油断出来ないワケがある。
「いや、前科むっちゃあるじゃん! お茶に興奮剤入れてみたりとか、プリンに媚薬仕込んだりとか、
挙句の果てに家に招かれた時は危うく睡眠薬飲まされそうになったし! 寝入った俺に一体ナニする気だったんだよ!?」
「……周りにはいっぱいクラスメイトいるけど、そんなこと大声で言っちゃっていいの?」
「――はっ!?」
しまった。興奮してつい言ってはいけないことまで口走ってしまった。
「「「………………(ヒソヒソヒソ)」」」
何かクラスメイトが遠巻きにこちらを見ながら囁きあっている。絶対良い内容じゃないのは明白だ。
「ぐ…………」
これ以上の追求は俺が自滅するだけっぽい。
「ねぇ、いい加減食べてみてよ。私もそろそろ傷つくわよ?」
「そりゃあ勿論美味しく食べさせてもらうつもりだけど……」
まぁ異物混入とは別に、彼女が両肘を机につき両手の上に顎を乗せ、こちらを見つめる中で食べるのは流石に気恥ずかしい。
そんなことを思い食べるのを躊躇していると、彼女が痺れを切らしたのか仕方なく、といった様子で口を開いた。
「……ふぅ。本当に今日はね、私は特別なことをする必要がないの」
「……?」
「今日はバレンタインという特別な日なのよ? 私自身が何かする必要はないの。私は普通に、貴方のために腕によりをかけてチョコレートシフォンを作り、貴方に渡し、
こうして貴方の正面という特等席で、貴方が私の作ったチョコレートシフォンを食べる様を見ることが出来る。それって最高に幸せなことじゃない?」
ちくしょう。そんなの反則だ。そんな風に言われたら俺はもうどうしようもないじゃないか。
「――――そういうことは、真顔で言うもんじゃない」
「あら、私は何時だってこんな感じよ。さぁもういいでしょ? 食べてみて、私の自信作。貴方が『美味しい』って言うその言葉を聞く為だけに、私は今日を迎えたんだから」
「ああ、それじゃいただくよ……」
「どうぞ」
299 :
濡烏 ◆qvd75.vDpc :2006/02/15(水) 00:57:20.52 ID:e6ChZekh0
>>298 4/7
さっそく小さく切って一口食べてみる。
「む――」
「どう?」
口に入れた瞬間に拡がるチョコレートの甘み。かなり甘いのにすっきりと引いていき、後味は全然くどくない。俺は専門家とかじゃないから詳しくは表現出来ないけど、それはもう単純に――
「――――これは……最高に美味い」
「うん、有り難う」
……なんていうか、本当に今日はヤバい。俺は今彼女から目が離せない。
「私は、その言葉が聞きたかったの。今とっても幸せな気分だわ」
いつも殆どその表情を変えることのない彼女が、今はなんと――薄く微笑んでいるのだから。
本当に、ここが教室でなかったのなら、俺は思わず彼女を抱きしめていたに違いない。
それくらい彼女の微笑みは珍しく、魅力的で、俺にとっては致死量だった。
とはいえここは昼休みの教室。あまり見惚れているわけにもいかず、慌ててなんとか取り繕う。
「い、いやしかしこれマジで美味いな! これならそこらの洋菓子店なんて目じゃないんじゃないのか?」
「そのチョコレートシフォンは貴方の為のものだからね。ねぇそれより――」
「ん?」
「私、今本当に良い気分なの。とっても甘いモノが欲しい感じ」
彼女は(この部分だけは)普通の女の子のように甘い物に目がない。バレンタインに貰ったものとはいえ、俺だけが目の前で食べているのも変な話だろう。
「ん、そうだな、独り占めしちゃ悪いしな。ほら、食べたら?」
「ううん、もっと甘いモノがいい」
「もっと甘いもの……?」
目の前のケーキは充分に甘いと思うが……?
なんて平和なことを考えていた俺は、なんていうか文字通り甘ちゃんだった。
「キス――とか、して欲しいな」
「――なっ!?」
両肘を机につき両手の上に顎を乗せた格好のまま、彼女はいつも通りの表情で、淡々と言い切ってくれた。
300 :
濡烏 ◆qvd75.vDpc :2006/02/15(水) 00:58:05.52 ID:e6ChZekh0
>>298 4/7
当然だが驚いたのは俺だけじゃない。
クラス全体が騒然となっている。
元々こんなところで手作りチョコレートシフォンなんて広げていただけで目立っていたところに、そんな爆弾発言がトドメを刺した。
昼休みの喧騒がウソの様に静まり返り、皆がこちらを注視している。
今クラスの心は一つだ。曰く――本当にキスする気か?
「とっても甘くて濃厚なのがいい。それが、チョコレート味だったりしたら言うことないんだけど?」
それはあれか!? キスするうえに口移しでケーキを食べさせろと!?
「ちょっと待て! いくらなんでもそれは――」
「ねぇ。私は貴方のことが好き。大好きなの。今すぐにキスして欲しいくらいに」
ぐ……今こんなタイミングでそんな発言は卑怯だろう……。
「……いやでもホラ、時と場所とかそういうモロモロが――」
「――ねぇ? 貴方は……どうなのかな? 私のこと好き? 今すぐキス――したくない? 飛びっきり甘い、チョコレート味のキスよ」
ああ――本当に。
彼女には敵わない。
俺だって今すぐにでも彼女を抱きしめてキスしてしまいたいのに。
でもそこまで素直になれない。自分の欲望に流されることが出来ない。気恥ずかしさが邪魔をする。
でも――彼女にはそれがない。
どこまでもクールに、自分の気持ちに素直で、自分の欲望に忠実で。
それはきっと、俺の自惚れではなく、俺の事を好いていてくれるから。
「ん――」
差し出される唇。
そのあまりの魅力に頭がクラクラする。
301 :
濡烏 ◆qvd75.vDpc :2006/02/15(水) 00:58:56.96 ID:e6ChZekh0
>>300 6/7
ああ解ったさ。解っているとも。
俺も覚悟を決めよう。
残念ながら彼女に『否』を唱えるという選択肢は俺にはないのだ。
これが惚れた弱み。
『否』を唱えても、常に押し切られるのは――それが俺も望んでいることだから。
俺にはもう彼女しか見えていない。
ここは昼休みの教室だけど、ここにいるのは最早俺と彼女の二人だけ。
それだけが全部。それだけで全部。
彼女もきっと、俺と同じ気持ちだから。
俺は小さく切ったチョコレートシフォンを口に含み、軽く咀嚼し、彼女に顔を近づけ――
――そっと唇を重ねた。
「ん――」
今までにない激しい口付け。
咀嚼したチョコレートシフォンの甘みが口いっぱいに広がっている。
それを唾液とともに彼女に送った。
「ん――ふっ……ん……」
彼女の舌が絡みつくたび、脳の何処かが焼け飛びそうになる。
「んんっ……ふ、んん――」
とても、甘い。
「ふっ……ん、んっ――……」
この甘さに比べたらさっきまでのチョコレートシフォンなんてまるで味がない。
「ふぁ…………」
ようやく唇が離れた。
302 :
濡烏 ◆qvd75.vDpc :2006/02/15(水) 00:59:40.44 ID:e6ChZekh0
>>301 7/7
お互いの唇の間を唾液が糸ひく。
陶然とする彼女に、背筋が震える程の艶かしさを感じずにはいられない。
理性を総動員しなければナニカが起きてしまいそう。
後に残らずあっさりと引いていくはずの甘みは、いつまでも舌の上にくどく残り俺を虜にしている。
「ふぅ……。とっても甘くて、美味しかったわ」
呆然としているクラスメイトなんて最早カキワリにも等しく。
「ご満足頂けました?」
舞台の上に立っているのは主役の二人だけ。
「うん。満足した」
でもそれはきっと俺の勘違い。
「そして再認識したかな」
俺ですら所詮ただの端役にしかすぎなくて。
「何を再認識したって?」
主役はきっと彼女たった一人――
「私――貴方のこと、大好きだから――――」
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 01:01:36.04 ID:e6ChZekh0
>>296-302 途中のはアンカーミス。
以上です。
バレンタインに間に合わなかったのがちょっと口惜しい。
まぁ自業自得だけど。
(*ノωノ)萌ゆる〜
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 01:07:06.27 ID:xfohBv6Q0
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 01:10:15.97 ID:eOjfjtXl0
正直萌えた
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 01:15:59.65 ID:Sip+f4Nm0
140 名無しさん 2006/02/15(Wed) 00:15
前から思ってたけどVIPPERってくずやん
141 名無しさん 2006/02/15(Wed) 00:15
>>140 やな、口だけでなんもできひんやつやろ
142 名無しさん 2006/02/15(Wed) 00:17
>>141 ここでメアドばらしてみよかな
143 名無しさん 2006/02/15(Wed) 00:20
>>143 やってみろよ俺はやらんけどなそれにしてもVIPPERてくずやんな
質より量って感じで集団でしかけぇへんし
144 名無しさん 2006/02/15(Wed) 00:21
>>143 あんなんゴミに等しいし
145 名無しさん 2006/02/15(Wed) 00:22
>>144 お前メアドさらしてるやん
俺はちょっとやめとくわ
146 名無しさん 2006/02/15(Wed) 00:22
VIPPERなんかになんもできひんってことをしょうめいしたるわ
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=kinki&vi=1138613246&rm=75
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 01:37:26.35 ID:OCwfrRyf0
ほしゅ
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 01:57:03.22 ID:xvpRakmYO
保守
くっ、殺す気か?
311 :
◆t0BCEF0uzI :2006/02/15(水) 02:04:59.70 ID:9BlinzrqO
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 02:17:17.59 ID:xvpRakmYO
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 02:28:13.53 ID:OCwfrRyf0
戦闘中に歌うのは基本ですなww
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 02:57:21.47 ID:MhSXOuH70
ああ、また一年後にこのスレでバレンタインを迎えられるだろうか?
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 03:07:47.92 ID:zLDAH+7Z0
◆ajqAF6Pwjs氏のmemoriesはもう投下されないのか…
続きが気になるとこで終わってるからかなり気になるのだが
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 03:24:38.17 ID:sXnemdWE0
ほ
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 03:35:16.33 ID:MhSXOuH70
最近更新されてない長編がいくつかあるなあ
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 03:52:15.76 ID:sXnemdWE0
保守
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 03:54:31.72 ID:++wkCw9X0
執筆の途中だったり、行き詰ってたり、受験だったりするから気長に待とうぜ
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 04:11:22.60 ID:75aSIkfb0
ほすゆー
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 04:12:34.77 ID:MhSXOuH70
>>320 そうだな
俺も最近絵ばっかりで文あまり書いてないしww
何か書くか…
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 04:41:06.11 ID:++wkCw9X0
>>322 ガンガレ
俺も最近は絵ばっか。しかも暇が無くてあまり描けんし
でも絵描くのって楽しい…
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 05:09:28.49 ID:xvpRakmYO
保守
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 06:02:43.49 ID:9BlinzrqO
ほ
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 06:54:44.91 ID:NvdVS2Ov0
しゅ
ho
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 08:27:19.59 ID:EfKnBWvTO
保ち守る
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 08:41:05.36 ID:uJYGC1SY0
昨日の夜は投下の嵐だったんだなー
恋人同士の甘い話や真面目な話の中で、ギャグに走る「京と亮〜」の人が大好きだ
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 09:28:09.32 ID:EfKnBWvTO
保守っ…
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 09:59:16.57 ID:EfKnBWvTO
今年のチョコは何故かしょっぱかった俺が保守。
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 10:15:37.92 ID:olM++wAD0
先々月の快楽天にそういう漫画があったな。
今年のチョコは妹手作りチョコの毒味オンリーだった俺が保守。
実質0に等しいぜフゥハハハーハァー
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 10:51:27.89 ID:6HURrLxw0
カーチャンから50個チョコの入ったお徳用パックを貰ったんだが
これはチョコレートを50個貰った勝ち組ということでおk?
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:23:13.42 ID:NRSlffl2O
カーチャンにもらう時点で負け組だろ
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:28:50.25 ID:2h0qqHGtO
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:32:05.82 ID:WNjxsEXS0
>>336 うぉ、凄ぇ!
滅茶苦茶ハイペースでクオリティの高い絵を提供するなんて…GJ!
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:42:42.11 ID:OCwfrRyf0
>>336 カメラのフォーカスが合ってれば最高なんだけど…
マクロ撮影はついてないのかいな
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:51:01.59 ID:2h0qqHGtO
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:55:00.00 ID:UA584EfYO
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:56:26.59 ID:OCwfrRyf0
>>339 さあーーーーいーーーーーこーーーーーーうっ!
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:59:14.06 ID:2Wo2Ao0pO
お前は俺を燃えさせた
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:59:37.05 ID:qb25wl8D0
>>340 ちょwwwコンマ秒神wwww
防人の続き投下してみようかと思います。
たぶん4〜5レス。
今回も前回と同じ人物の視点。
戦闘シーン(戦闘訓練だけど)は一応あり。
ただし、試験的なものなので分かりづらかったら書き方変更します。
見直しいれるんで、少し後に投下させてもらいます。
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 11:59:37.75 ID:xvpRakmYO
345 :
防人たちの翼 3:2006/02/15(水) 12:03:12.08 ID:qb25wl8D0
あれから幾日か経った時、俺と香子は、2機編隊を組んで米軍のF-16と演習を行うことになった。
相手側のパイロットは過去の戦争で数回実戦経験がある。訓練にはもってこいの相手だ。
生き残ったもう一人のパイロットは地上でアラート待機。
三沢基地は米空軍と海軍航空部隊も身を寄せる基地でもある。
本来ならば、ちゃんとした手続きをもって行われる演習だが、今回は非常時だ。
そんなことをしてる余裕はない。今回は両基地指令の独断で行われることになる。
F-15のターボファンエンジンがうなりを上げて起動する。
あれから格納庫にこもりっぱなしだったF-15だったが
整備員がよく整備しておいてくれたおかげでエンジン音やエレベーター、エルロンの感度は良好だ。
整備員たちは、今念のためのAAM-3とAIM-7スパローを胴体にくくり付けている。
その様子を香子はヘルメットを片手にじっと見つめていた。
「もし、また『巣』がなくなったらどうする?」
香子が隣にいる俺に言う。
「さあな。だがココには米軍もいる。一筋縄ではいかないさ」
「そうか…」
それだけ言って、香子は黙ってF-15へ繋がるタラップへと足をかけた。
F-15に乗り込み、エプロン上で待機すること数分。
ヘルメットに内蔵されたヘッドセットから英語の無線が聞こえた。
基本的に航空無線は英語で行われる。まぁ訳すとこうだ。
<<『ブロッサム』『クール』。滑走路へのタキシーを許可する。滑走路手前で待機せよ>>
<<タキシー許可了解>>
管制塔に了解の意を伝え、タキシングを始める。
そばに居た基地クルーに敬礼をし、敬礼を返すクルー。
どこの基地でも見られる光景だ。あの日もそうだった。
滑走路手前で止まる2機のF-15。幾秒か後に管制塔から通信が入った。
<<『ブロッサム』『クール』。離陸を許可する>>
さて飛びますか!
346 :
防人たちの翼 3:2006/02/15(水) 12:04:02.63 ID:qb25wl8D0
>>345 離陸許可と同時にエンジンのスロットルを最大にまで上げる。
一瞬、エンジンの吸気音が甲高くなった刹那、機体が急に加速する。
次の瞬間、ボンという音と共に、機体の加速が強まった。
アフターバーナーが点火して、その推力を急激に上昇させたからだ。
ものの数秒で離陸可能速度まで到達したのを確認した後、操縦桿を引く。
ふわりと機体が浮き上がり、体に掛かる重圧も増す。
ある程度上昇したところで、さらに操縦桿を引き、90度近い角度でF-15は上昇を始めた。
強力で、単体でも浮き上がることが出来る推力を持つエンジンだからこそ可能な芸当だ。
地上では雷が鳴るような凄まじい轟音が鳴り響いている頃だろう。
十数分後、俺たちは訓練空域に到着した。既に米軍の2機は臨戦態勢に入っている。
俺と香子は互いの死角を補いながら飛行していた。
と、その時。レーダーがブリップを探知した。
レーダー上では1機しか見えないが、恐らく2機は極めて密着して飛行しているのだろう。
<<『ブロッサム』、お前の背中、守らせてもらうぞ>>
「頼むぜ。『クール』さんよ」
347 :
防人たちの翼 3:2006/02/15(水) 12:04:35.74 ID:qb25wl8D0
>>346 隣にいる香子の乗るF-15に軽く手を振る。
2機のF-15はそれと同時にブレイクする。同じくレーダー上のF-16も2つに別れた。
あちらのF-16は1機づつ単体攻撃を仕掛けるつもりなのか、別れた2機はそれぞれ
俺と香子のF-15にめがけて飛んできた。
そのうちの1機──つまり俺のほうに飛んできたF-16──と間近ですれ違う。
それと同時に俺はエアブレーキを展開、エンジンスロットルを一時的に最小にし目一杯操縦桿を引いた。
翼の先からベイパートレイルを引きながら、通常の7倍のGに耐える。
「っ…くっ…ふぅ!っ…くっ…ふぅ!」
対G呼吸と同時に対Gスーツが反応し、血液を偏らせまいと、下半身を締め付ける。
最小限の旋回をしたF-15は即座にアフターバーナーを点火、失った分の速力を補充しながらF-16を追いかけた。
だが、F-16のパイロットとて米空軍のエリートだ。簡単にはいかせてもらえない。
翼面加重やエンジン推力でF-15より劣るF-16だが、小型の分、軽快性はF-15より遥かに高い。
追いかけるF-16は巧みな機動でF-15の追撃をかわそうとする。
前方のF-16を追いかけながら、ちらりとレーダーを見る。
もう一機のF-16が香子の追撃を振り切ってこちらに向かってきていた。
「『クール』!」
<<少し待て>>
感情、苦しさも感じられない声がヘッドセットに響く。
これこそが香子が『クール』と呼ばれる由縁だ。それが頼もしくもあり、不安になることもある。
「頼りにしてんぞ」
マスクに内蔵してある無線にそう吹き込んだ俺は、前方のF-16を追いかけることに集中した。
<<ランウェイへの着陸を許可する>>
約1時間の戦闘訓練を終え、俺たちは三沢に帰ってきた。
三沢の無事と、3日間のうちに鈍っていなかった自分の腕を確認し、着陸態勢に入った。
348 :
防人たちの翼 3:2006/02/15(水) 12:04:56.61 ID:qb25wl8D0
>>347 エプロンに到着し、機体を止める。
ギアに車輪止めを付けるのを確認した後、マスクを外し、キャノピーを開いた。
僅かに開いた隙間から流れ込む風を吸い、一つ深呼吸した後、エンジンを切った。
とたんにエンジンブレードの回転力が落ち、可変インテークが元の位置に戻る。
基地クルーが機体に取り付けたタラップで地上に降り立った俺は、すぐそこに香子が立っているのに気が付いた。
激しい空戦訓練の賜物か、顔にはマスクの跡うっすらとついている。
手のひらには細かい内出血の痕。それは通常の倍以上の戦闘機動をしたことを物語っていた。
「今日はずいぶん張り切ったんだな」
「自分の限界を試したくなってな」
「あんまり無茶はすんなよ」
「お前こそ、後で鏡を見ろ。結構凄いぞ」
手のひらを確かめてみる。なるほど、確かにいつもの倍以上の内出血の痕だ。
これを見る分だと、顔にはマスクの跡がくっきり写っているのだろう。
「俺はこれが普通なんだよ。お前は女なんだ。女は顔が命だぜ」
「空に居る時はそんなことは無用だ。女だろうが、男だろうが関係はない」
「ま、ごもっともな意見だな」
空戦訓練のデブリーフィングが行われた。
肝心の戦績は3戦1勝1敗1分け。まぁこんなものだろう。
流石に軽快性で勝るF-16相手に苦戦はしたが、なんとか1勝は上げることが出来た。
相手側のパイロットにはそれは驚きとして捕えられたようで、アドバイスを色々もらえた。
地上に残っていた1人はその結果に驚きの表情を浮かべていたが、香子は表情を一つも変えることはなかった。
まるでそれが当たり前かのように。
明後日は、防空司令部の査問委員会に召喚される。
俺たちの処遇はそこで決定されるだろう。
そこで、千歳を襲った勢力についても、何かわかるといいのだが……。
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 12:06:32.79 ID:qb25wl8D0
終わりっす。
んじゃいつも通り「用語わかんねぇよ下衆!」って人は言ってくださひ。
クール分が足りないなぁ…どうにかして増やせればいいけど。
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 12:21:00.59 ID:TdaUUJ/N0
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 12:34:39.82 ID:zwYY3YaIO
保守。
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 12:57:04.36 ID:OCwfrRyf0
>>349 男が完璧すぎて香子の存在感薄い
じゃりン子チエでいうとタカシぐらい
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 13:04:43.58 ID:zwYY3YaIO
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 13:11:57.56 ID:EfKnBWvTO
しかしいいセンスだ
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 13:14:28.71 ID:QjL9RWlG0
バレンタインデーの日風邪で学校休みました^^
どうせ貰えないので別によかったです…
あれ…?目から水が…
何で次の日にこんなこといってるんだろうね
保守
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 13:21:00.54 ID:qb25wl8D0
>>352 >存在感
どうにかしてやろうとは思うんですけど
その辺は力量不足です。努力に勤めます。
ただ例えが分かりませんww
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 13:40:03.21 ID:SC3xiR0CO
孤独
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 13:47:39.30 ID:cOtLk7Um0
時代は猫&メイドだ、と誰かが囁いたので、4レス使って投下します。
359 :
1:2006/02/15(水) 13:47:57.15 ID:cOtLk7Um0
ピピッ、ピピッ、ピピッ…………俺は目覚まし時計の音で目を覚ました。
「あー……眠い……」
今日も学校に行かなければいけないのでとりあえず着替えることにする。
「ああ、そうだった……」
今日から、父が海外出張で半年くらいいないんだった。ずっと、物心ついたときから父との二人暮らし。
まあ、父は普段から干渉してこなかった、飼っている猫が一番の家族みたいなものだ。
「朝ごはんでも食べるか……」
階段を下りる。まだ食パンが残っていたはずだ、などと考える。
「ん……?」何か妙な匂いが。「何だっけ……?」
思い出せないまま台所へ。
「父さん、まだいたのか?」
そこには、父親────ではなく、見たことのない女性が立って、料理をしていた。
『あ、おはようございますね』
「だっ……誰!?」
こっちを見て微笑む。きれいな人だなあ……
「いや、そうじゃなくて!あんた誰だよ!」
『あれ?聞いてないんですか?』
「はぁ?何のこと?」
『いえ、お父さんから聞いているはずなんですけど。クーですよ』
「何言ってんの?クーは猫で…………ああ、警察に電話しないと」
そう、こういうときは警察に任せるのが一番だ。
『あぁー、電話は駄目ですよ。だから私がクーですってば』
電話しようとすると、女性に携帯を奪われた。
360 :
2:2006/02/15(水) 13:48:13.27 ID:cOtLk7Um0
「あ!携帯返せよ!」
『今から私がクーだという証拠を見せますから』
「はいはい、分け分からないこと言ってないでそれを返して」
『ちょっと待っててくださいね…………はいっ』
「うわっ!?」
ボッ、と音がして目の前の女性の姿が変わる。気がついたときには、さっきの人が着ていた服が床に落ちていて、その上にクー、猫が座っていた。
『にゃぁー、どうですか?』
猫が……喋ってる……嘘だ…………目の前が真っ暗になった。
……恒久さん、恒久さん…………誰かが呼ぶ声が聞こえる。頭が痛い。
「つぅ…………」
『あ、起きましたか』
「あれ?何で俺こんな所で寝てんだ?」
『さっき私を見て気絶したんですねー』
目の前にいたのは、さっき自分はクーだと言い、その後に猫に変身?した女性だった。
「うわあぁぁぁあああ!」
『わっ、びっくりした。何ですか、いきなり』
「あ、いや、その…………服、着ろよ!」
そう、その女性は何も着ていなかったのだ。
『え?ああ、忘れてました』
のんきにそんなこと言ってる場合か!服を着るのを忘れる奴がどこにいるんだ!
『猫のときは服なんて着なかったですからー』
あっそ。いいから、着ろ!
『で、私がクーだってこと、信じてくれました?』
「……本当にクーなのか?」
『こんなことで嘘ついても仕方がないと思いますけど』
はぁ。確かにそうだ。
「分かったよ。信じるよ……ところで今何時?」
『えーと、九時過ぎですね』
361 :
3:2006/02/15(水) 13:48:34.63 ID:cOtLk7Um0
「え!? も、もっと早く起こせよ!学校行かないと!」
『いろいろ説明することがありそうですし、今日は休んだらどうですか?』
「…………」
結局、今日は学校を休むことになってしまった。授業が…………そしてその後、父さんに連絡、事情を説明させる。
なんでも、父さんは魔法使いで、家を空けている間、クーに家事などの世話をしてもらうために人間の姿に変えたのだという。
…………聞いてないよそんなこと!大体魔法使いってなんだよ!どこの世界の話だよ!
「しかし……なんでわざわざクーを人間にしたんだ、父さん」
『そのほうが面白いだろ』
「そんだけの理由かよ!?」
『何が気に障るんだ?別に困らないだろ』
「困らないけど……こういうことは早く言っておけよ!」
『いやあ、忘れてたんだよね。ああ、ついでに言っておくと、お前のイトコ、いるだろ。あいつらやその親族も魔法使いだから』
「意味わかんねえよ! だから何で今までそういうことを言わないんだよ!」
『だってお前魔法が使えない体質だし、言っても信じないかなー、と思って』
「使えるかそんなもん!」
『俺と母さんの子供だぞ?使えないほうがどうかしてるんだが』
「しるか!」
『まあそれはいいんだ。とにかく、大体の家事はクーは出来るから』
「一緒に住めと?」
『あと、服とかその他いろいろな日常品はお前が買っておいてくれ。時間がなくて買ってないから』
「人に押し付けといてなんだよそれは!」
『あー、時間がないからまた手紙か何かで連絡するわ。じゃね』
プツッ、ツー、ツー、ツー。切りやがった……
『恒久さん』
「はい……」
『これから、改めてよろしくお願いしますね』
「うう……」
362 :
4:2006/02/15(水) 13:48:49.99 ID:cOtLk7Um0
『で、早速なんですけど』
「何だよ……」
『あのー、服が、これ一着しか……』
何?服を買えと?俺が?なんで一着?
「今から?」
『でないと明日着る服がありません』
「…………代えの服ぐらい用意しとけ、糞親父!」
俺の叫びはそばにいるクーにしか届かず、消えていく。
俺とクーの不思議?な生活が始まる。
363 :
◆SORA6zxQVU :2006/02/15(水) 13:49:30.85 ID:cOtLk7Um0
トリ忘れてた・・・せっかくつけたのに。
以上です。
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 13:51:46.64 ID:EfKnBWvTO
劇場版の出来杉君並
とまではいかない
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 13:52:49.19 ID:cOtLk7Um0
何それ
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 14:05:27.74 ID:OCwfrRyf0
↑このすれ違いシチュエーションは恋に発展する予感?。
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 14:16:24.07 ID:OCwfrRyf0
>>363 期待のにゅーかまー
萌え萌えに発展する予感
メイド派もネコ派も食いつきそうだ
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 14:22:35.79 ID:EfKnBWvTO
リロ忘れ…orz
ごめんなさい
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 14:29:07.34 ID:xvpRakmYO
>>363 そうきたかwww
今回は素直クール分があまり出てきてないので続きに期待
しかし言葉遣いが丁寧だから素直クール分出すの難しいと思うがガンガレ
超ガンガレ
>>368 投下の後とはタイミング悪すぎだぜ
フーハハハーーー!
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 14:46:53.89 ID:QjL9RWlG0
ロリ忘れに見えた俺は末期
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 14:47:58.71 ID:C+vjh6Nj0
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 14:58:36.75 ID:J3LVB1jM0
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 15:13:17.10 ID:zwYY3YaIO
ほ。
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 15:20:01.22 ID:dbnk8T2+O
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 15:52:48.61 ID:cOtLk7Um0
ほっしゅ
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 16:16:16.01 ID:OCwfrRyf0
保守か
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 16:40:26.51 ID:OCwfrRyf0
もいっちょ
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 17:01:54.15 ID:zwYY3YaIO
保守。
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 17:15:57.67 ID:uqTCB14v0
hosyu
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 17:31:40.98 ID:NNH81pPvO
新参者で最初の書き込みでなんですが、一言
素直クール最高
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 18:04:56.06 ID:UA584EfYO
保守
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 18:05:40.19 ID:2dcr3X6A0
今から7+1でMF投下しますー
383 :
MF 1/7 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/15(水) 18:06:00.64 ID:2dcr3X6A0
「心配だ」
机に突っ伏しながら僕はつぶやく。
五月十九日、朝の八時四十八分。そろそろ担任が「転校生」を連れて入ってくる時間だ。
僕はその人物がどんな人なのか分かってるけど。周りはその話でもちきりだ。
なぜか「転校生といえばありきたりな名前の宇宙人だよな?」と言っていた。
前情報を必ず仕入れてくる人が居て、色んな意味で普通ではない彼女にわくわくしてるようだ。
クー、お願いだから、初日から問題行動は起こさないで。
昨日に二時間かけて熱弁したことをきちんと頭に入れといて。
「みんなー、席に座りなさーい」
メガネをかけた、お下げの担任が皆を席に誘導する。
僕はゆっくりと起き上がり、深呼吸する。僕の胸は段々と高鳴っている。不安で。
教壇に立った担任は一回咳払い。
「えー、既に知ってると思うけど、転校生が居ます」
一気にテンションアップ。到底人とは思えない咆哮が教室を揺らす。
「入ってきて」
と、担任は扉の方を向き、手招き。
すぐに、しん、と静かになり、皆が皆、扉を見入った。
カラカラカラ。
トッ、トッ、トッ。
ワアアアアアァァァァァァァァ!!
うん、うるさい。
「えー、なま、静かにしなさい。 彼女のな」
言葉が途切れ、ぶちん、と音がみなの叫び声の隙間からかすかに聞こえた。
担任はおもむろに竹刀を取り出す。僕は思わず、あ、と呟いた。
ずどぉん、と轟音を立てて真っ二つになる教壇。ああ、またクラス費から引かれるのかなあ。
音に反応したクラスメイト達は一瞬にして縮こまった。誰も何も言わない。
「はい、静かにねー。 で、彼女の名前は『生田 久海』(イクタ クウミ)さんです」
「よろしく」
384 :
MF 2/7 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/15(水) 18:06:22.37 ID:2dcr3X6A0
>>383 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
Mechanical Fairy
ver,2.01 同志
------------------------------------------------------------------------------------------------------
クーの綺麗な声が響いた。「生田 久海」という偽名は、チーフが決めたとのこと。
青く長い髪を風になびかせながら深々とお辞儀をするクー。様になってる。ちょっと安心した。
皆と同じブレザーに、フレアのスカート、黒のニーソックス。スカートがかなり短いのは気にしないでおく。
「では、質問は後回しにし」
「ちょっと待った!」
「せんせー、なんで後回しにするんですかーっ!?」
「あなた達が私の言葉を聞かないからです」
「そんなーっ」
「殺生なーっ」
「けちー」
「みそじー」
「まけいぬー」
「……そんなに死にたい?」
微笑みながらも、物凄い威圧感を放つ担任に黙り込む生徒。僕の顔にも冷や汗が流れる。
「で、席ですけど、空いてるのは……神崎くんの隣しか空いてないわね。 生田さん、そこに」
「分かりました」
うわー、クーにしてはすごいキラキラした笑顔だよー。傍目からしたら分かりづらいけど。
僕の方へ歩いてくるクーに、皆の視線は釘付けだ。近づくにつれて、僕の冷や汗が増えてくる。
すとん、とクーは僕の隣の椅子に座り、鞄を置いた。
ほっ、と僕が肩をなでおろした、その時。
「よろしくお願いしますね、巧?」
クーの言葉に反応した諸君は、先生の睨みのプレッシャーで叫べてないでいる。
皆、眼が怖い。視線が怖い。それ以上に、先生、怖いです。
「はい、ではHRは終了ー。 質問は休み時間に終えること。 では解散」
385 :
MF 3/7 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/15(水) 18:06:43.14 ID:2dcr3X6A0
>>384 「で、説明してもらおーじゃねーか、神崎ィ?」
つい先日、僕の家に質問に来た短髪の男子が、口元をヒクヒクさせながら僕に言う。
担任が教室を出て、扉を閉めた途端に、僕とクーの席の周りが黒山の人だかりに変貌した。
「え、と、これは、ね、あはは」
明らかに動揺し、苦笑いを浮かべながら弁明を試みようとする。
ああ、なんで『神崎くん』と他人行儀で呼んでくれないかなあ。
「お前、このお方について知ってるのか?」
近くの男子が彼に質問する。
「神崎の家に居るのさ」
「何ィッ!?」
「異性不純交遊!?」
「何やってんのっ!?」
「まさか押し倒したのか!?」
「フケツ!!」
「サイテーっ!!」
なんでここまで言われなきゃならないの?
僕は顔に苦笑を貼り付け、心で涙を流しながら弁明を試みる。
「え、えーと、あの、その、えと、あうー」
しどろもどろになる僕の代わりに、クーがさらっと答える。
「これもテストの一環です。 それ以上でもそれ以下でもありません」
「なーんだ」
「そうなのか、申し訳ない」
「へぇー」
「なら安心だね」
「だねー」
泣けてくる。
386 :
MF 4/7 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/15(水) 18:07:02.85 ID:2dcr3X6A0
>>385 「で、神崎とはどーゆー仲なんだ?」
茶髪の男子が先陣を切った。
「どういうも何も、『こいびと』です」
「なっ!?」
「何ィッ!?」
「あんた、媚薬でも使った!?」
「そんなばかなっ!?」
「なんでよりによってコイツなの!?」
「ありえなーいっ!」
我ながら、すさまじい言われようだ。ホント、泣けてくる。
その言われようを見たクーは、ちょっとだけ、むっ、と顔を膨らまし、
僕の腕をつかんだ。
むに。
「ちょっとォ!?」
なんだこりゃああぁ!腕に伝わる、柔らかい感触はああああぁぁぁ!!
「おっ、おっぱあああぁぁぁ!?」
「な、何をするだぁーっ!?」
周りも、あまりの唐突なクーの行動に動揺して、ろれつが回らない。
叫び声と、嘆きの歯軋り、ニヤニヤした雰囲気が良いハーモニー。なわけない。
僕はムリヤリクーの腕を引き剥がす。これ以上やられたら僕しんじゃう。
「と、まあ、こういう関係です」
わかんない。わかんないよクー。
それから、クーへと質問の嵐が訪れた。
普通の質問には真摯に答え、きわどい質問はさらりとかわす。
クーの頭の回転の速さには驚かされる。すごいなあ。
だんだんと、皆の注目が「僕とクー」ではなく「クー」に移行していった。
機会を見計らって、僕は人の山の隙間をなんとかして通り抜けた。
387 :
MF 5/7 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/15(水) 18:07:33.10 ID:2dcr3X6A0
>>386 屋上で右手に温かいココアの缶を持ちながら一息つく僕。
無人の屋上は、なんだか淋しく、落ち着いているように感じた。
弱い風が時折吹き、雲はゆっくりと動いていた。それ以外は、動いていなかった。
物思いに耽るにはもってこいだ。
「なんで廊下に、あんな大人数居るんだ?」
僕が机の周りの山を抜けると、廊下は既に野次馬で占領されていたのだ。
野次馬の大群もどうにかしてすり抜けて、人の居ない屋上に来たのだった。
はあ、とため息をつく。
「……どうにかして、平穏な生活送りたいなあ」
「最初の方はムリだ、うん」
「そうですか……」
「あぁ、ムリだな。 まあ、慣れりゃ皆スルーしだすから」
「そうで、って、え?」
右を見た。黒の短髪、精悍な顔立ちの二年生がいつの間にか横に座っていた。
よっ、と挨拶をする彼。もしかして。
「もしかして、もしかすると、その、羽里先輩?」
「おー、俺も有名になったなあ」
もはや伝説と化している、バカップルという形容では物足りない熱愛ぶりのカップルの片割れ。羽里 項貴。
なんでこんなとこに。そもそも、何やってんだこの人。
羽里先輩は左手に持った缶コーヒー「上司 微糖」を一口飲んだ。
「先輩は何してるんですか?」
「ん? なんとなく」
屈託の無い笑顔で彼は言う。
「なんとなく? どうして?」
「神崎くんと同じかもしれないな」
一瞬にして把握。
「そうですか」
388 :
MF 6/7 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/15(水) 18:07:54.48 ID:2dcr3X6A0
>>387 「まあ、一つだけアドバイスしておく」
笑顔からキリッとした顔つきになる。雰囲気ががらりと変わった。
僕は息を飲んだ。同じ人が、ここまで変われるものなのかな?
「どんな行動されても、気にしない。 驚いてばかりいると、疲れるからな」
言い終わると、彼はコーヒーをくいっ、と飲み干した。
「返事は?」
「は、はいっ」
「よろしい。 じゃっ」
羽里先輩は軽く挨拶すると、たたた、と走って屋上を後にした。何やってんだろう?
一分ぐらい後に、羽里先輩と入れ替わる形で、女子の先輩が入ってきた。
身長は、あまり高くない。黒のセミロングで、華奢。肩で息をしている。
眼は全てを悟ったような、半開き。表情からは、あまり感情が読めない。
「そこのキミ、えーと、こう、短髪で、これくら」
「羽里先輩ですか?」
「そうそれ。 どこいったか、分かる?」
あぁ、この人が片割れなんだ、と直感した。脅威のカップルの片割れ、空深 玲。
羽里先輩を求める眼に炎が宿っていた。眼だけで気圧される。
うん、羽里先輩も、僕と同じような苦労を続けてるんだろうなあ。
「えと、今さっきまでここに居たんですけど……」
「そう。 ありがと。 じゃっ」
羽里先輩と同じポーズをして、空深先輩も走っていった。
数分後、ぎゃああああぁぁぁぁ、という、羽里先輩の叫び声がかすかに聞こえた。
南無。
「そろそろ、僕も戻ろうかな」
右手に持ったココアを飲みきって、ゴミ箱へ入れてから教室へ向かった。
389 :
MF 7/7 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/15(水) 18:08:14.01 ID:2dcr3X6A0
>>388 教室を恐る恐る見てみると、既にクーへの包囲網は解かれていた。
クーは静かに自分の席に、座っていなかった。
ぼくの席に座って、机に頬をつけて、悦な雰囲気をかもし出していた。
僕は思いっきり扉を開けた。そしてツカツカとクーの元へと歩いた。
「何やってんの?」
「ん、んぅー? ……あ、巧、おはようございます」
寝てたのかよ。
「で、なんで僕の席に座ってるの?」
「気持ちいいからです」
別に日は当たってないぞ。
「ほら、隣に移動ー」
「んー」
喉を鳴らし、イヤイヤ移動するクー。周りはそれだけで嬌声を上げる。お願い、静かにしてくれ。
自分の席に座ると、ため息をつく僕。ふぅ、気にするな、って言われてもなあ。
気にしないわけにはいかないよ、せんぱーい。
「どこか悪いのですか?」
クーの心配そうな声が、隣から聞こえてくる。
「大丈夫だよ。 単に、疲れてるだけさ」
「そうですか。 どうやったら疲れは取れますか?」
「え、そりゃ、寝るのが手っ取り早いとは思うけど」
「じゃあ、はい、ここへ」
と、クーは僕の方へ向いて、ひざをポンポン、と叩く。
直後、僕の延髄に手刀が叩き込まれた。嫉妬のこもった手刀だった。思わず、ぐぉ、とうめく。
あぁ、なんか、ずっと、こうなのかなー、もっと、へいお……がく。
僕は気を失い、前へと倒れた。倒れた後の格好は、まさに「膝枕」の格好だった。
390 :
MF ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/15(水) 18:10:25.50 ID:2dcr3X6A0
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 18:20:44.35 ID:zwYY3YaIO
保守。
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 18:35:41.20 ID:sXnemdWE0
保守
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 18:36:13.87 ID:7tPz3e4E0
>>390 GJ!!! いつも楽しませてもらってますwwwwwww続きにwktkwwwwwwww
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 18:42:05.16 ID:7tPz3e4E0
連レスな上、少し遅いですがバレンタインもの7レスいきます。
395 :
1日遅れのバレンタイン(1/7):2006/02/15(水) 18:42:59.07 ID:7tPz3e4E0
2月15日は2月14日の次の日。
こんな当たり前のことを当然のように言った僕の頭は別にどうもしてません。
ただ、バレンタインデーの次の日だってこと。それだけ言いたかっただけ。……お願いします、信じて下さい。
前日までの熱気が嘘のように引き、教室に訪れる平穏。
ちらほらと目立つ空席。
何名かの男―いや、漢たちが昨日女子に向かって特攻、撃墜されたのが記憶に新しいですね。
お悔やみ申し上げます。
けれど僕には正直どうでもいいこと。だって、僕は今大きな問題を抱えているのだから。
言い忘れたけど、僕には彼女がいます。僕は彼女のことを「くー」と呼んでいます。
こんなアホな言い方もどうかと思うけど、半端ない美人です。いや本当に。
でその馴れ初めはというと、忘れもしない僕の誕生日。
今年も何もなかったなぁ、と自分の席でぼーっとしていた僕の元へ。
彼女はやって来ました。
腰まで届く黒髪を翻し、切れ長の眼を爛々と光らせ、可愛いよりも綺麗に分類される整った無表情な顔を僕に真っ直ぐ向けながら。
何だ何だとざわめく教室。
周囲の目線を存分に惹き付け、彼女が口にした言葉。
『今日は君の誕生日だと聞いた。好きだ。私と付き合ってくれ』
前と後ろの文が全く噛み合ってない台詞を発し、
「お願いします」
と反射的に答えた僕を力一杯抱きしめてその場を後にした兵(つわもの)。
ちなみに取り残された僕に残された課題は、
憎悪に塗れた投擲物の回避。及びその片付け。
帰りに校門で僕を待ち変えていた彼女からの衆人環視の中でのキスでした。
次の日学校に行くと、僕の靴箱は彼女のファンや男―漢たちからの憎しみ、妬み、僻みに満ち溢れた剃刀レターで一杯に。
彼女の柔らかい唇と合わせて本当にいい思い出。……思い出?
まぁ―良くも悪くも素直な人。今では僕の大切な人です。
396 :
1日遅れのバレンタイン(2/7):2006/02/15(水) 18:43:36.02 ID:7tPz3e4E0
そんな彼女―くーは人目を気にすることなく僕に甘えてきました。
登校時、教室、昼休み、帰り道……挙げ続けると枚挙に暇がありません。
―いつでも、どこでも、どんな時でも―をスローガンにしてるかもわかりません。
そのぐらい彼女はストレートに行動をしてきました。
その度に何故か僕のみに向けられる攻撃の手。
数週間で回避能力を飛躍的に上昇させることに成功しました。今では何事もないかのように会話を続けることも可能です。
っと。話が逸れました。
僕が困っているのは別のことです。
それは―
昨日彼女がチョコレートをくれなかったこと。
おかしいです。
僕は一緒にいられる理由を作るのが彼女の趣味だと信じて疑いません。何たって前科があるのですから。
誕生日然り、クリスマス然り、お正月然り。
彼女は行事に敏感です。
この間も僕が冗談で、
「くー。鮎漁の解禁日って知ってる?」
と聞いたところ、間髪いれずに答えてくれました。その日付は現在僕の記憶に残っていないためお伝えできません。残念です。
そんなくーが全部の行事を頭に叩き込んでいても何ら不思議はないのです。
ましてや国民的行事であるバレンタインデーを忘れるはずがありません。
それどころか昨日は僕と一緒に帰ることもしませんでした。いつもなら寝る前に送られてくる「おやすみ」のメールも。
不思議です。今までそんなことがなかった分、何故か不安な思いに駆り立てられます。
本当にどうしたのでしょう?
「はぁ……」
人も疎らな教室で、僕は溜息をつきました。
おかしいです。くーはともかく僕自身。
いつもは何の恥じらいもなくベタベタしてくるくーにもう少し休ませて欲しいと思ったり。
すぐに言いたいことを言うくーを見て勘弁してくれと思うのに。
昨日はゆっくりできたはずなのに。
何だか心が重いです。
「はぁ……」
397 :
1日遅れのバレンタイン(3/7):2006/02/15(水) 18:44:25.31 ID:7tPz3e4E0
僕はぐだっとだらしなく机に突っ伏してもう1度息を吐きました。何だか溜息も質量を伴っているようです。
「くー……」
僕の口から漏れた言葉。
そしてわけのわからない思いが一瞬溢れそうになり―
『失礼する、彼はいるか?』
教室に響く澄んだ声。その声は僕の良く知る声。
僕は慌てて顔をあげるとそこには見たかった彼女の顔。
「くー!!」
僕は叫びます。
『おぉ、そんな所にいたのか』
彼女はいつも如く周囲などお構いなしと行った様子ですたすたと僕の元へとやってきます。
いつの間にかくーは僕の目の前に来ていました。
「くー、昨日はどうしたの? 心配だったよ!!」
僕がそう言うと、彼女はふむ、と呟き、喋り始めました。
『あぁ、すまない。昨日、バレンタインであることに気付いてね。いや、全く失念していた。
キミとの思い出を反芻して悦に入っていたらすっかり忘れてしまってね。本当にすまない』
「へ?」
僕は相当馬鹿みたいな声をあげていたことでしょう。そんな僕を尻目に彼女は喋り続けます。
『それで昨日作っていたのだが愛するキミのためだと思うと気合が入ってしまって……作るのとラッピングに時間がかかってしまってね。
気付いたら結構遅い時間になっていたため、渡すのを今日にしたんだ』
僕は絶句します。
「……じゃあ、昨日メールがなかったのも……」
『あぁ、そうだったな。忘れていた。緊張していたものだから』
「緊張?」
僕はその言葉に驚きました。緊張なんて言葉、彼女の口から出るとは思っていませんでしたから。
僕の顔がよっぽど酷かったのでしょう。くーは眉を顰めます。
『どうした? 私は変なことでも言ったか?』
「う、ううん……ただくーが緊張なんておかしいなと思って……」
『酷いな、キミは。私のことをもっと知っていると思ったのだが』
398 :
1日遅れのバレンタイン(4/7):2006/02/15(水) 18:45:07.09 ID:7tPz3e4E0
彼女は呆れた様に息をつきます。
「ご、ごめん」
僕は謝るしかありません。
『まぁいい。これから知っていってもらうさ。それより……はい、これ』
そう言うと彼女は手に持っていたものを僕の机に置きます。
というか今何か持ってることに気付きました。どんだけテンパってたんだ、僕。
机の上に置かれたものは綺麗にラッピングされた箱。メッセージカードにでかでかと僕の名前が書かれていますが気にしません。
『1日遅れのバレンタインというのも……うん、まぁ乙なものだろう。というわけで、受け取ってくれ。愛してるぞ』
僕は変です。返事ができません。
いや、返事なんかできたものじゃありませんでした。
だって―
ボロボロと涙を零していたのですから。
眼から零れた雫がぽたぽたと机に落ちて、小さな小さな水溜りを作ります。
くーは僕のその顔を見て、いつもは崩さない無表情を驚いた顔に変えていました。
『ど、どうした? 何かまずかったことでもあったか? やはり1日遅れたのが気に入らなかったのか?
それとも、やっぱり全身にチョコを塗って「私がチョコだ」と言ったほうが良かったのか?』
僕はぷるぷると首を振ります。声が出せないのでこうするしかありません。
そんなことされたら僕の身はどうかなってしまいます。
「違うよ……」
だから僕は言います。
「チョコは嬉しいんだ……けど、そうじゃなくて……」
『……』
くーはいつの間にか真剣に僕の方を見ていました。
399 :
1日遅れのバレンタイン(5/7):2006/02/15(水) 18:45:52.76 ID:7tPz3e4E0
僕は必死に声を絞り出します。
「1日くーに会えなかっただけで……メールがこなかっただけで……すごく不安で……
くーが僕のこと嫌いになったのかとか馬鹿なこと考えて……怖くて……寂しかった……会いたかったよ……くー……」
そう、僕は―寂しかったのです。くーがいなくなってしまうのが怖かったです。
何とかそれだけ言うと、後はもう声になりませんでした。
情けない姿は見せたくないのに、そう思えば思うほど涙が止まりません。
いつの間にか、野次馬が集まっていました。
教室にいた人だけでなく、騒ぎを聞きつけた他のクラスの皆も色々な所から覗いていました。
大変恥ずかしいです。
『……ねぇ』
先程から沈黙を続けていたくーが突然口を開きました。
「んぁ?」
僕は真っ赤になった目をくーに向けます。
その瞬間、僕は固まりました。
だって―
『ありがとう。キミがそこまで私のことを愛してくれると、改めて感じた』
僕の前には滅多に笑わないはずのくーが、笑顔で立っていました。
天使の微笑みにも負けません。
『大丈夫だよ。私はキミをずっと愛してるから』
いつも聞いているはずの愛の言葉。なのにいつも以上に僕の心を揺さぶって。
「………………ありがとう」
くーは僕を抱き締めて、僕の頭を撫でました。何度も何度も。
僕は―
大きな声で泣きました。
400 :
1日遅れのバレンタイン(6/7):2006/02/15(水) 18:46:25.06 ID:7tPz3e4E0
『どうだ? チョコの味は?』
僕たちは近くの公園にあるベンチに座っていました。
あの後何とか泣き止んだ後、自分が何をしたかに気付いて辺りを見ると、囃し立てる声の大合唱。
僕は真っ赤になりました。
横にいるくーを見習わないと、と心に決めます。もちろん、表情の方だけです。
色々言われない内に早々とくーとここに来て今に至ります。
僕の手にあるものはさっき渡された箱。
中身は美味しそうなハート型のチョコレートでした。
ぱくりと食べると、口一杯に甘さが広がります。
「おいしいよ。ありがとう」
普通に食べるそれとでは、決定的に違います。
味の決め手は何なのかと聞いたところ、
『ひとえにキミへの愛の証しだ』
だそうです。そういう意味じゃないのに。
「まぁいいか」
僕がもぐもぐとチョコレートを食べる様子をくーはじっと見ています。
何だか落ち着きません。よし、ここは1つ。
僕は最後の一口を口に放り込むとくーに向かって笑いながら言いました。
「チョコ、食べる?」
401 :
1日遅れのバレンタイン(7/7):2006/02/15(水) 18:47:47.82 ID:7tPz3e4E0
一瞬きょとんとした顔を見せるくー、僕はそれでまんぞ―
『ありがとう』
突然くーが僕の唇に自分のそれを触れさせました。
舌が入ってくるのがわかります。
口の中のチョコは溶けて、僕たちの舌に絡まりました。
『ん……』
しばらくしてチョコがすっかりなくなってもキスを続けた後、彼女はゆっくりと唇を離します。
そして相変わらずの無表情で言いました。
『ご馳走様』
僕は耳まで真っ赤になっていたでしょう。
そう、すっかり忘れていました。
彼女は―とっても素直だってことを。
後日談ですが、僕を抱き締めているくーの写真が裏取引されていたとか何とか。皆物好きですね。
あ、それと。騒ぎを聞きつけた男―漢たちのおかげで、次の日は剃刀レターが一杯でした。処理が大変です。
そんな僕とくーの日常。今でも恥ずかしながらも楽しんでいます。
あー……最後に。……くー、僕は貴女を……愛してます。
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 18:50:02.31 ID:7tPz3e4E0
以上です。明らかにバレンタイン熱が冷めてるとかそういうのは無しです。
クールっぽさを出せていたかもわかりませんが。
個人的には頑張ったつもりなので目を瞑ってもらえたら……何でもないです。
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 19:12:00.42 ID:Qw3HWgBPO
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 19:12:19.77 ID:2Wo2Ao0pO
大丈夫だから自信を持て
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 19:19:08.03 ID:OCwfrRyf0
かなり練り上げられた感じがする
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 19:25:23.87 ID:TdaUUJ/N0
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 19:44:36.54 ID:2Wo2Ao0pO
やっぱりクーはキスチョコだな
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 20:03:26.72 ID:Qw3HWgBPO
保守
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 20:17:57.55 ID:Qw3HWgBPO
保守
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 20:30:23.40 ID:zwYY3YaIO
保守。
保守
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 20:47:37.29 ID:2Wo2Ao0pO
クーはフィギュアスケートが似合いそうな気がする
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 20:49:49.67 ID:eNhtyb7e0
2レス分投下します
『かおり先輩』
「ゆうーーじ!何してんの。早くおいでったら。」
長い石段の中腹でヒザに手をつき、息も絶え絶えの勇治にかおりは容赦なく無邪気な声をかける。汗ばんだ体に制服のシャツの隙間から
入り込んでくる2月の冷たい風がいまの勇治にはちょうどよかった。見上げると、すでに彼女は階段を登り終えたようで、てっぺんに腰掛けて
こちらを見下ろしている。
「ゆーじ!だらしがないぞ。男だろ〜?」
そう言って彼女が意地悪にケタケタと笑う。そう言われてムッとするが、かおりの悪意のない笑顔に怒りの芽は簡単に枯れてしまった。
「かおり先輩、ちょっと・・・タンマ。少し休ましてください。」
「なに〜、ホントにだらしないな。ゆーじ、お前ちょっと運動不足じゃないの?そんなんでこの先ずっとあたしを支えきれるのか〜?」
「な〜に言ってんすか!誰だってこんな急で長い階段なんか登ったら疲れるに決まってるでしょ。先輩の体力の方がおかしいんですよ。」
かおりにそう言いながら、勇治は勢いよくそこに座り込んだ。シャツの襟の隙間から漏れ出している熱を感じながら、勇治は
なぜ自分は今、こんな所にいるのかを思い返していた。
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 20:51:18.85 ID:eNhtyb7e0
放課後、いつものように勇治は3年のクラスまで彼女を迎えに行っていた。正直、1年生の自分が明らかに空気の違う3年の校舎に入るのは
気が引けると勇治はいつも考えていた。だが、勇治のこの考えを彼女はいつも聞き入れず、そのたびに『好きな男に毎日迎えに来てもらうのがあたしの
の幸せだ』と自分の意見を通すばかりだった。そんな彼女の嬉しくて迷惑なわがままも苦にならなくなってきた今日このごろ、突然彼女があること
を口に出した。
「ねぇ、ゆーじ。今日はちょっと足をのばして『素直ヶ丘』の方に行こうか。」
「えっ!?、『素直ヶ丘』・・・っすか。」
いつかはこのときが来ると思っていた。『素直ヶ丘』とはこの町にある唯一の観光名所の様なところで、そこにカップルで訪れると、訪れる前より
親密になれるという伝説があり、その伝説を彼女がいつまでもほっとくわけがなかった。
「うん、これからもっとゆーじとの愛が深まればいいと思ってね。どうせあんた暇でしょ?」
「いや、まぁ暇って言えば暇ですけど。でもあそこは・・」
勇治がためらうのには理由があった。素直ヶ丘の頂上に行くにはある一つの難関があるからだ。その難関とは誰が名付けたか知らないが『地獄の石段』
という何のひねりもない名前の付いた急角度の長い石段である。多くのカップルのチャレンジを飲み込んできたこの坂は、とうの昔に運動への情熱が無くなった
勇治が最も関わりたくない事の一つだった。
ちょっと一休みします
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 20:57:12.70 ID:OCwfrRyf0
かおり先輩
素直ツン?
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:00:31.24 ID:2Wo2Ao0pO
ツンの対義語が素直なのでは
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:03:59.86 ID:szBL5f480
だがそれがいい
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:04:44.29 ID:eNhtyb7e0
すこしわがままな素クールのつもりだったんだけど。
そう言われたらツンっぽいっすね。こりゃだめかな?
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:05:18.03 ID:zK/vh8iV0
全員ここに集合!!
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1139996801/ 『2ちゃんねる』
最近よく2チャンネルを見てる私であります(・∀・)ニャニャ
あれっておもしろいよね♪♪
ジャンルも様々だしwwwかなり嬉しいDEATH♪♪
ただ…
ひとつだけ許せない事が求c;・д・)
VIPという集団、あれは何!?
昨日見てた板をしつこく荒らされて、なんにも会話できない(T_ゝT)
荒らしってホントに許せんと思いません!?
なんか友達にもVIPみてる子がいておもしろいなんていうけど
なにあのくだらないスレッド…そしてあの内容…
他人を中傷してあだ笑うのはやめて欲しいと思うんですよ!!!!!!
あんな人達がいるからインターネットのイメージも悪くなるんだろうなあ…↓
# by (ますけ・∀・) | 2006-02-12 17:27:00 | Trackback(0) | Comments(4)
『VIP告ぐ』
なんなんだよこのコメントの嵐!(#゜3゜)≡@ペッ!!!!!
やっぱりVIP糞だな!!!!!!いい加減にしろ!(#゜3゜)≡@ペッ!!!!!!!
バカカスチン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
# by (ますけ・∀・) | 2006-02-15 20:40:32 | Trackback(0) | Comments(0)
http://blog.duogate.jp/suemayu/
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:20:00.53 ID:zwYY3YaIO
ほ。
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:25:44.92 ID:2Wo2Ao0pO
そういえば、素直クールの派生(?)的な属性で今残ってるのってシュールだけか?
っていうか、結局全部でどのくらいあったんだろ
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:27:11.64 ID:C+vjh6Nj0
>>418 色んな素直クールがあると思う。
荒れることになったら申し訳ないが、例を上げるとシュールな素直クールだってある。
だからすこしわがままな素クールもありだと思うよ。
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:31:57.54 ID:8aer87lw0
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:41:08.26 ID:8aer87lw0
ほす
425 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/15(水) 21:41:29.46 ID:w0vrpRI10
>>418 あんまり限定しすぎても廃れてしまうし、いいと思う。
続きをwktkしながら待ってる。
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 21:57:01.98 ID:ZbwQKQrp0
>>421 シュール、フール、グール、狂うの四つまでは覚えてる
今、vipにあるのはシュールだけだな
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:00:41.24 ID:m6+B7rIh0
もしかして今のミラクルタイプの小西さんの役って素直クール!?
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:01:12.74 ID:J3LVB1jM0
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:06:10.57 ID:m6+B7rIh0
>>428 若干素直クールはいってないか?これ?
最初の「つきあってください」のとことかww
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:10:19.56 ID:OCwfrRyf0
>>418 まあものの考え方がクールだとかそういう線もあると思う
話し方がどうとかいうだけではけっしてない
けど、今のところツン風味に見える
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:13:25.59 ID:2Wo2Ao0pO
>>426 グールとフールってどんなのよ?
見てなかったから知らんのだが
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:20:36.16 ID:szBL5f480
素直ウールってのもあったよな
すぐ消えたけど
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:21:10.94 ID:+8CzOgjK0
>>431 グールは「あうあうあー」って感じの
フールは「ほら、愛する君のために弁当を作ってきてやったぞ・・・しまったー!忘れてきたー!!!1111!!」って感じのうっかりさん素直クール
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:21:49.18 ID:N7JZM7Pt0
エロパロ板の素直クール板に
誰かエロいのを落としてくれる職人さんいないかなー。
エロいの書いてる/書ける職人さんはいっぱいいそうなのに……。
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:24:12.03 ID:2Wo2Ao0pO
一日見なかっただけでこんなにも増えるものなのか…
明日ゆっくり読むことにするよ
それまで落ちないでね
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:31:14.40 ID:cProz3t3O
グールって属性と呼べるところまで昇華してたか?w
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:38:41.31 ID:SC3xiR0CO
真島昌利は素直クール
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:39:04.26 ID:eNhtyb7e0
>>413>>414の続き また2レス使います
『かおり先輩』
「かおり先輩、『素直ヶ丘』・・・やっぱりまた今度にしません?」
素直ヶ丘に向かう道中のバスの中で、諦めが悪い勇治がかおりに問いかけた。
「ねぇ。ゆーじ。こんないい女からゆーじを誘っているのに、ここまで来て帰るなんて言うのは野暮じゃないのかなぁ。」
かおりはわざと勇治を窘めるように、ただでさえ芯の通った響く声なのに、大きめの声でそう言った。
「ちょっと!!周りに誤解を招くような言い方はよしてくださいよ。だって今日いきなり告げられたんすよ?恋人同士なんだからさぁ、
前日にメールでやりとりとかしましょうよ!?」
勇治の必死の訴えに、彼女はやや面倒くさそうに応える。
「あぁ、ごめんごめん。悪かったってば。もう、うるさいな〜。あんまりうるさいとあたしの口でその口を塞いじゃうよ?。」
「・・・・・」
彼女なら本当にやりかねない。公衆の面前でキスされるのはかなわないと勇治は考え、おとなしく黙ることを選択した。
「ちょっと、急に黙るなんて、それはそれで酷いんじゃない?」
「・・すいません。」
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:39:38.26 ID:eNhtyb7e0
だんだんと目的地に近づいてきて、憂鬱な気分になってきた勇治はなげやりにそう応えた。そんな勇治を見たかおりは何の反応も示さず、ぽすっと
頭を後ろの座席に預ける。
しばらくの間、勇治は目の前の座席の広告を見てるようで見てないような、そんな虚ろな眼差しで捉えていた。意識が宙に漂っているような間隔になっていた
勇治の肩を、ふと、かおりの細い指がつつく。急に夢から覚めた勇治は少しだけ慌てて彼女の方を向く。
「はい?何スか、先ぱ・・」
すぐに、左目の視線のすぐ先に彼女の左まぶたと長い睫毛が映った。そして唇にも柔らかな感触が。不可解な光景と感触に一瞬、脳は活動を停止し、そして活動
し始めると同時に蒸気を噴き出し始めた。
「ちょ!先輩!?ちょっと!!あんた何してんすか!?」
「何って・・・・・・・・きす。」
わざと向こうを見ている彼女は、少しだけ頬が紅く染まっていた。
「『・・・・・きす』じゃないでしょ!?ってかさっきと言ってることが違いますよ!何考えてんすか!?」
「だって、なんだか無性にキスしたくなったんだもん。悪い?」
「なんでちょっと逆ギレ気味なんすか!?・・・はぁ〜、勘弁してくださいよ、もぉ〜。周りの視線が・・・」
好奇の目にお互いさらされているのにも関わらず、かおりは平然と勇治にこう言った。
「ゆーじ、悪かったって。・・・お詫びに丘の頂上で好きなことさせてあげるからさ。」
その言葉が発せられると、周りが一斉にひそひそと騒がしくなった。『うほっ、大胆。』、『えっ、野外?』などの声が聞こえてくる。勇治は羞恥心で死ねると
と思った。
「・・・・・もう家に帰りたい。」
しかし、バスはそんな勇治の気持ちを気にすることはなく『素直ヶ岳』の前で停車し、対照な雰囲気の二人を勇治とかおりを降ろした。
今日はここまでっす
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:45:44.58 ID:tBwQnudH0
ほ
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:48:23.44 ID:OAoZc3af0
>>438にフいた
マーシーは素直クールだったのかwwwwwww
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:50:02.90 ID:OCwfrRyf0
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 22:58:57.67 ID:q+TyMqQl0
今 更 北 産 業
いままで敬遠してたけど、Wikiの保管庫見てみて感動した。
まだ全部は見てないが◆xea/FPnk0o氏の作品がすごい好み。
まだこの方は作品投下したりしてる?
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 23:14:41.87 ID:GgG9XoyHO
保守
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 23:29:02.83 ID:zwYY3YaIO
保守。
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 23:45:47.76 ID:SC3xiR0CO
真島昌利
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 23:45:48.22 ID:Qw3HWgBPO
保守
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 23:52:22.06 ID:GgG9XoyHO
甲本ヒロトは素直クール
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 23:52:52.09 ID:SC3xiR0CO
>>442 あの人感情顔に出さないし喋り方も変わってるから
素直クールだろうと思うよ
ヒロトは素直ハイテンション
っていうかヒロトをキャラクター化したら新属性になりそう
〜じゃーとか方言丸出しで優しいけど変わり者みたいな
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 23:56:09.49 ID:OAoZc3af0
ルーレットが回るように
毎日が過ぎていくんだ
何にどれだけかけようか
友達 今がその時だ
名曲だと思うお( ^ω^)
あ、馴れ合いじゃなくて雑談な。
>>451 リアリズム+ロマンチストって感じかな。
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/15(水) 23:59:33.73 ID:MhSXOuH70
ヒロトは素直だろ
「僕、パンクロックが、好きだ〜!」って素直に言ってんじゃん
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:02:39.31 ID:Zc/lN1jOO
ヒロト
「ボクは、あなたの事が好きだ、
夕暮れがボクのドアをノックする頃、
あなたをギュッと抱きたくなってる…」
マーシー
「俺…アンタの事…好きですよ…」
みたいな感じか
なんかワロス
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:05:16.62 ID:Zc/lN1jOO
どうでもいいけどマーシーってボソボソ区切って喋るよね
はいはい保守がわりの雑談保守がわりの雑談
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:05:42.75 ID:4iSdSznY0
>>453 まずけりゃ吐くぜって言ってるしな
>>454 ソ レ ダ ! !
はいはい、投下待ち稲荷町
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:09:16.78 ID:tNTmk5c30
河ちゃんはどうよ
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:11:45.61 ID:Zc/lN1jOO
じゃあ素直ヒロトと名づけよう
いや素直ロマンチックか?
臭いセリフも平気で言うけどちょっと子供っぽいみたいな。
マーシーは素直マーシーだ
ボソボソ喋ってあんま饒舌ではないけど言うときは言うみたいな
でもモクとかぶるね
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:12:53.19 ID:4iSdSznY0
素直ヒロトはねーよwwwwww
いやもう、素直ロマンチックで。
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:15:15.22 ID:bAjI+EenO
ろくでなしブルースかと思った………
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:17:08.58 ID:4iSdSznY0
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:17:41.36 ID:Zc/lN1jOO
今日時間あれば素直ロマンチック書けたんだけどな
>>457 河ちゃんは喋り凄い面白いけど表現難しそう
「私の事が好きか、そうか、ありがとう、濡れた…
心が感動の涙でだぞ?」みたいなね
素直からかいってか
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:18:48.13 ID:tNTmk5c30
>>461 どうでもいいが素直フールの言いだしっぺ俺(´・ω・`)
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:27:35.62 ID:tNTmk5c30
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:41:02.49 ID:v+NxosMyO
保守。
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:51:02.19 ID:35hJXe/80
男「今年はチョコもらえなかったな…はぁ…」
ク「おい男!」
男「ん?なんだクーか。どうしたの?」
ク「これを貰ってくれ」
男「これって何?」
ク「何って今日はバレンタインだろう」
男「もう終わってるよ」
ク「何!?…豆から育て、丹精込めて、育て上げたカカオ。
砂糖、ミルクの分量や香料の研究に研究を重ねて君のストライクゾーンど真ん中の味に仕上げた
この私の渾身のチョコレートがっ!」
男「いや、豆から育てるって何気に凄くない?」
ク「クソ!これでは私の努力が水泡に帰してしまうッ!」
男「聞いてねぇし」
ク「ああ!私はなんて過ちを犯したんだ!」
男「くれるんなら貰うけど」
ク「本当か!じゃあ私と付き合ってくれ。子供を生んでやる」
男「付き合うのは構わないけど、まだ父親になりたくはないです」
ク「ああ!我が積年の思いがついに報われる」
男「所でどうして日にち間違えたのさ」
ク「君のために世界各地を飛びに飛びまくってたおかげで時差ぼけを起こしてしまったようだ」
男「あ、そう……」
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 00:58:49.78 ID:4iSdSznY0
性格判断にさえ性格を否定された俺が保守
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 01:02:33.67 ID:g1YKEGaI0
>>467 今お前は泣いていい
・・・泣いていいんだ
俺ぁ寝る。保守
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 01:16:25.56 ID:35hJXe/80
保守
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 01:41:06.63 ID:i8xWAnSMO
保守
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 01:53:18.44 ID:2rlEXC8N0
ほ
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 01:55:33.12 ID:35hJXe/80
防人たちの翼 4
大して需要もなさそうなので、今回からテキストに。
でも、ちゃんと完結はさせるつもりです。
ttp://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0251.txt クール分は次回から増やせればいいかなと思います。
・劇中専門用語
アヴィオニクス
-日本語に直すと電子航空機機器。
飛行機を飛ばすのに必要なコンピューターや電子機器の総称。
M16
-米軍の主力アサルトライフル。
元々は空軍の護身用ライフルだったのを陸軍が採用したのが普及のきっかけ。
ちなみに、日本のテレビドラマや映画などで出てくる警察が使うライフルの殆どがこれ。
473 :
472:2006/02/16(木) 01:59:04.35 ID:35hJXe/80
ちなみに視点は『ヒロイン』側になってます。
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 02:23:36.96 ID:wXGVCfE5O
ほくほく
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 03:15:38.80 ID:wXGVCfE5O
ほく
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 03:38:48.88 ID:c0VRVoFO0
>>472 新造人間キャシャーン(アニメ)
が頭に浮んだ
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 04:39:38.07 ID:c0VRVoFO0
保守が留守になってるぜ
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 05:14:55.50 ID:hoo13p86O
保クール
479 :
濡烏 ◆qvd75.vDpc :2006/02/16(木) 05:43:18.35 ID:zAfIH8r80
――じゃあこれで切りますよ。
ええ解っています。男の方こそ身体に気をつけてください。受験間際で風邪なんて洒落にならないですから。
最後に――キス、ください。
――『ちゅっ』ってなんですか『ちゅっ』って。ネズミですか?
いえいえ。満足してますよ。これで男を思っての自慰の数が減りそうです。
ふふ。仕方ないですよ。女にも性欲はあるのですから。
ええ。楽しみにしています。
はい。それじゃ本当に切りますよ。
朝早くからごめんなさいね。
いえ、男が帰ってくるまで保守しないといけませんから。
勿論愛しているからです。
ええ。返ってくるのを指折り数えていますから。では――
ふと見たら誰もいなかったので長編書いてる気分転換。
「保守の電話」
480 :
シスコン 1/2:2006/02/16(木) 06:08:21.45 ID:11f49rtP0
2/13 PM22:00
兄上「クー、こんな時間に台所で一体何やってるんだい?」
クー「ああ、兄上か。丁度良かった。生チョコを作ったのだが、試食してみてくれないか?」
兄上「う、うん…別にいいよ。(この時期にチョコレートだと!?一体誰に渡すつもりだ…彼氏か?彼氏なのか!?我が最愛の妹はどこぞの馬の骨に取られてしまうのか!?)」
パクッ。モグモグ。
クー「…どうだろうか兄上。」
兄上「グッ…(く、糞甘い!と言うか正直不味い!一体どうすればこんな味に…あのテーブルの上に在るのは練乳!?クーよ、生チョコに入れるのは生クリームだ!…って待てよ…)」
クー「…まずいのか?」
兄上「いや、美味いよ。やっぱりクーは料理が上手だね。(このチョコを男が食う→男「マズー」→クー振られる→オレ慰める→キタコレwwww)」
クー「そうか、そう言われると照れるな。褒めてくれてありがとう、兄上。」
兄上「気にしない、気にしない。(ククク…そう易々と彼氏など作らせる訳にはいかんのだよ。しかし、何たる不味さ…意識が飛びそうだ…)」
481 :
シスコン 2/2:2006/02/16(木) 06:08:46.44 ID:11f49rtP0
――そして翌日――
2/14 PM17:15
クー「兄上、一つ聞きたい事がある。」
兄上「いきなりどうしたんだい、クー。(振られたのか?振られたんだな!)」
クー「男がチョコを食った途端、顔を真っ青にして倒れたのだが……心当たりは無いか?」
兄上「さ、さあ。(…いかん、あの目は完全に気付いてる目だ!)」
クー「そういえば兄上、今日は会社を休んだらしいが…何故休んだ?」
兄上「…ごめんなさい。(…完全に気付いてるっ…!)」
クー「浮かれて自分で試食する事を忘れた私にも責はある。しかし兄上、何故私に嘘をついた。」
兄上「あのね、兄上ね、クーに悪い虫がついちゃいけないと思ったの(´・ω・)ショボーン」
クー「ハァ…まあいい、兄上のおかげで私は男の家に看病に行く大義名分が出来た。」
兄上「え、駄目だよ!襲われちゃうかもしれないよ!エッチなのはいけないと思うよ!(;´・ω・)アタフタ」
クー「そうなったならばまさに本望。では、私は看病に行ってくる。」
兄上「ちょっ、ちょっとクー!」
クー「そうそう、美味いと言ったのだから……冷蔵庫の残っている分、全て食べてくれよ。」
二割ほど実話が混ざってるけど(゚З゚)キニシナイ!
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 06:36:23.22 ID:qmjVN0vg0
保守。
>>444 最近投下少ないけどかいてるっぽい。
長編書き始めてからペース落ちてるみたいだが。
今回のバレンタインもなかったし。
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 06:38:38.10 ID:hazvHqnY0
>>480-481 GJ!
……つまり、「妹に好きな男が出来た」「チョコがまずかった」「会社休んだ」等々が虚構部分で
「素直クールな妹がいる」あたりが2割の現実で、
話にでなかった8割は「妹とラブラブ」とかいう話なのですね?
484 :
◆t0BCEF0uzI :2006/02/16(木) 06:49:03.25 ID:X3K+opF2O
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 07:05:57.90 ID:Zc/lN1jOO
真島昌利が保守
486 :
沖田十三:2006/02/16(木) 07:15:39.93 ID:c0VRVoFO0
>>484 >たかだか速度30km/秒で、だ。
すげぇ
第3宇宙速度超えてる
太陽系外まで行っちゃうよ
ぜひ放射能除去装置持ち帰ってくれ
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 07:27:26.50 ID:X3K+opF2O
>>486 だから200R。その先には星があるだろう。
すまん、ミスった。脳内よろしく。
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 08:11:06.34 ID:i8xWAnSMO
保守
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 08:28:26.92 ID:l2+bId8+0
保守
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 08:52:04.38 ID:xctY8ZZIO
誰かイエローの3-5をwikiにあげてくれないか?
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 09:03:45.21 ID:c0VRVoFO0
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 09:10:43.00 ID:xctY8ZZIO
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 09:52:56.22 ID:MS1fBwHa0
ならばほしゅ
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 10:38:05.99 ID:Zc/lN1jOO
甲本ヒロトも保守
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 11:04:05.25 ID:MS1fBwHa0
そんなことよりきいてくれ
ほしゅ
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 11:31:43.56 ID:2rlEXC8N0
これは
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 11:35:29.36 ID:MS1fBwHa0
よくみたら俺のIDがモビルスーツな件について
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 11:57:41.79 ID:MS1fBwHa0
トス
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 12:22:17.42 ID:tcOsx+waO
保守
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 12:25:45.51 ID:2rlEXC8N0
茶「あ〜、青さ〜ん」
青「ん?茶じゃないの。どしたの?」
茶「え〜と、あのですね、青さんみたいにしっかりした人になるにはどうしたらいいんだろう、と思ってですね」
青「うーん、難しいこと聞くわね……」
茶「どうやったらしっかり出来るんですか?」
青「そうね……とりあえず、よく考えながら行動してみたら?考えないで動くと失敗する元だし」
茶「考えながら動く、ですか! 分かりました、やってみますね!」
男「おーい、茶さんー」
青「お、男が呼んでるぞ。見せ付けるチャンスだ」
茶「な、べ、別に私はそんな」
青「まあがんばりなさい」
男「茶さんー手伝ってよー」
茶「はいはーい!……きゃうっ!」
青「…………」
男「だっ、大丈夫?怪我とかない?」
茶「ふえぇ、大丈夫です……」
男「えっと……大丈夫ならいいんだけど……」
茶「わ、私は何をしたらいいですか?」
男「ああ、この紙のこっち側を持っててくれないかな?」
茶「分かりました、任せてくだひゃい!」
男「ひゃい?」
茶「か、噛んだだけ!さ、早くしよっ?」
桃「あー、うまく貼れてますね」
茶「桃ちゃん?」
桃「茶さんですか。ちゃっ、茶さん、ぱ、ぱんつが……」
茶「ふえ?あー!!スカートが引っ掛かってて見えてる!!桃ちゃん、直して、直して〜!」
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 12:26:03.92 ID:2rlEXC8N0
すまん誤爆した
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 12:30:04.32 ID:MS1fBwHa0
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 12:31:31.23 ID:E4HbNn+W0
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 12:49:38.72 ID:E4HbNn+W0
「クー、うまそうなもん飲んでるな。一口くれないか?」
「ああ、構わない。好きなだけ飲むといい」
「サンキュー。ングング…ぷはあ。ふー生き返ったぜ」
「そうか、なによりだ。ゴクゴク…」
「…なあ、クー。これって間接キスだよな?」
「間接キスとは何だ?」
「えーっと…相手の口に触れたものを口にすること…かな?」
「ふむ。では間接キスだな。ならば…」
ちゅー
「…ふう。これは直接キスだな?」
「…そ、そうだね…」
そんな保守
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 12:50:05.86 ID:LrEqr2u20
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 13:30:43.65 ID:MS1fBwHa0
そんなことよりきいてくれ
ほしゅ
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 13:30:57.35 ID:t8sa7yugO
保守
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 14:04:18.79 ID:2rlEXC8N0
ho
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 14:26:56.85 ID:2rlEXC8N0
ho
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 14:44:03.65 ID:2rlEXC8N0
ho
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 15:08:42.51 ID:t8sa7yugO
保守
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 15:20:51.23 ID:v+NxosMyO
保守。
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 15:39:13.50 ID:E4HbNn+W0
ho
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 15:44:49.67 ID:qkmvDghk0
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 16:14:46.49 ID:wtEqDNSk0
保守
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 16:19:12.12 ID:aB86EjlBO
ほりゃあ
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 16:36:19.21 ID:aB86EjlBO
不思議だ‥この緊張感‥‥
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 16:42:14.23 ID:aB86EjlBO
PCでは到底味わえない
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 16:42:55.96 ID:aB86EjlBO
保守タイムがこんなにも息吹を!
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 16:43:24.27 ID:aB86EjlBO
俺の保守はレボリューションだ!
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 16:59:46.84 ID:aB86EjlBO
また会おう!
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 17:00:50.34 ID:qmjVN0vg0
523 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/16(木) 17:21:26.93 ID:4Z3hamoy0
新キャラに素直クールメイドさんと素直ハイテンション後輩書こうと前から思ってたんだが。
>>218と
>>363が俺と心の深いところで繋がっていた件。
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 17:21:39.14 ID:JQ6vQ8tT0
帰宅一番で保守だ
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 17:43:24.23 ID:wtEqDNSk0
保守
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 18:04:48.63 ID:wtEqDNSk0
誰もいないのか?
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 18:12:27.05 ID:qmjVN0vg0
ノ
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 18:14:09.37 ID:H4lH+5LpO
いる
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 18:22:13.60 ID:pty7Iuy30
今もバレンタイン編を書いている時流に乗り切れない私が居ますよ
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 18:53:53.22 ID:pty7Iuy30
保守
531 :
素直ロマンチック:2006/02/16(木) 19:01:29.22 ID:6MNklz8O0
「…あの、何ですか?こんなとこに呼び出して」
「うん、いいね、その反応。定番の流れだよー」
「いや、普通聞くじゃん…んで、何なんですか?」
「ああ、ほら、あるじゃない。あのさ、甘くてしかくいやつさあ、アレアレ」
「…角砂糖ですか?」
「いや違うよー。あのほら、茶色いやつさ、アレ」
「…チョコレートですか?」
「そうそれ!それをだな、君に渡そうと思ったのよ」
「…丸いのもあるし苦いのもありますけどね…っていうかバレンタインって一昨日…」
「皆と同じ日に渡したらつまんないでしょ、二日分他の人より愛がこもってるよ」
「あ、そうですか…」
「ハイ、これ。君のことは神様よりも大好きだよ。
毎日ボクのベッドには君がいればいいのにと思って寝てるんだ」
「どおも…」
どこがヒロトなんだ
どこがロマンチックなんだ
そんな保守
今度は言葉遣いが面白い素直能天気でも書こうかしら
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 19:14:29.75 ID:H4lH+5LpO
いや
ここ素直クールだから
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 19:35:54.88 ID:H4lH+5LpO
保守
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 19:51:16.76 ID:H4lH+5LpO
保守
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 20:18:54.50 ID:c0VRVoFO0
保守
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 20:34:01.31 ID:c0VRVoFO0
>曜子ちゃん
>甲本ヒロト
>真島昌利
>・煽り/荒らし/コピペはクールにスルー(荒らしに反応する者も荒らし)
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 20:50:22.29 ID:4iSdSznY0
ヒロトとマーシーが荒し扱いにorz
ちょ、ヒロトとマーシー連呼した奴出てこい
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 21:07:53.88 ID:v+NxosMyO
保守。
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 21:22:03.74 ID:S6TjCOMSO
いいからスルーしろ
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 21:23:02.34 ID:4iSdSznY0
そーりー
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 21:23:32.38 ID:aB86EjlBO
山猫は保守を逃さない
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 21:44:16.57 ID:v+NxosMyO
ほ。
543 :
うんちっち:2006/02/16(木) 21:57:16.67 ID:RXk4w3sU0
『ふぅ、悪いがお茶を入れてくれないか?』
「いいよ、ちょっと待っててね。」
クーの今の仕事は論文の作成らしい。
机の上には難しそうな本がいっぱい広がっている。
「はい。」
『ありがとう、とっても美味しいな!』
「それはよかった、あれ?クー今日は眼鏡かけてるんだな。」
『あぁ、普段生活する分には裸眼でも問題ないんだが…
書物を調べたりする時に掛けていた方が見やすいからな。』
「ふーん、よく似合ってるね!」
『眼鏡っ子萌えか?』
「いや別に…」
『眼鏡っ子萌えか!?』
「わかったよ!萌えですよ!!」
『そうか、今日の夜は楽しみにしていてくれ。』
疲れるわぁ…
『そう言えば君もたまに眼鏡をかけているな。』
「俺もレシピとか調べ物する時に掛けてるんだよ。」
『因みに私は眼鏡っ男萌えだ!』
疲れるわぁ…
「ちょっと図書館に調べ物してくるわー!」
『おーい男ー!君の必需品を忘れてるぞー!』
ザワザワ
ちょっと!!!!何やってんの!!!!
「なんで普通に眼鏡忘れてるって言わないんだよ!恥ずかしくて外歩けないよ!」
『遠くからだと見にくいと思った。形はそっくりじゃないか。』
ブラジャーはありえないよ――――!!!!
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 21:58:27.78 ID:4iSdSznY0
キミは投下先を、
間違えては、
いないかい?
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 21:59:07.66 ID:RXk4w3sU0
すみません間違えました。
どおりで名前が記入されてないと思った。
よくあることだし気にしないよ。
私の懐は寒いけど広いのだよ。
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 22:13:48.15 ID:qkmvDghk0
一瞬喪板かとオモタwwwwwww
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 22:16:51.04 ID:C2H7puvO0
バロスwwwwwwwwwwwwww
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 22:20:32.14 ID:121shDwl0
「クー、今どんな感じ?」
「んん・・すごく、気持ちいいよ・・・」
「そう。じゃあ、こういうのはどう?」
「うぁっ、そういう仕方も、いい。」
「じゃあ、ここはどうだっ。」
「あっ!まって、そこは・・あぁ、もうダメ。頭がおかしくなりそう・・」
「ふぅ、これでお終いっと。クーどうだった?」
「最高だったよ、ありがとう。男のマッサージはいつも私を気持ちよくしてくる。」
「疲れたときはいつでも呼べよ。あ〜、それにしてもなんか俺も疲れちゃったな。」
「よし、じゃあ今度は私の番だな。男、ベッドに横になれ。」
「ちょっと、なんで服を脱ぎ始めているの。」
「今からする私のマッサージは特別だぞ。ほら、男も脱いで。」
「はは、なんか余計につかれそうだな。まぁいいけど。」
「男、大好きだ〜。」
その後、男はクーに2時間のあいだ解放されなかった。
「男、私のマッサージはどうだった?」
「うん、気持ちよかった。・・・けど、さすがに疲れた。」
「そうか、じゃあ今度は普通のマッサージしてあげるよ。どこからしようか?」
「うん、じゃあ・・腰を中心にお願いします。」
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 22:32:25.99 ID:wtEqDNSk0
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 22:40:43.94 ID:c0VRVoFO0
うんちっち氏の後というのがまさに絶妙
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 22:56:10.53 ID:4iSdSznY0
保守
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 23:12:30.48 ID:0LAVraqsO
保守☆
554 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/16(木) 23:25:45.76 ID:HQvFM0CU0
うんちっちの書き込みに何の疑問も抱かなかった俺が保守
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 23:32:45.46 ID:1oM9eEhL0
うんちっち氏について三行で解説たのむ
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 23:40:21.17 ID:82gqZyBm0
喪板のSS神
『喪男(もお)、大変!!』の作者
受験生
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 23:40:27.51 ID:pn2FgfQ10
エロい
喪板
受験生
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/16(木) 23:52:35.40 ID:tcOsx+waO
保守
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 00:08:50.80 ID:nEb55IER0
保守
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 00:21:43.59 ID:Qiby8M26O
保守
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 00:41:29.29 ID:50K1jO6w0
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 00:43:58.77 ID:W7BFvekU0
うんちっち氏のオチがいじわるばあさんのパクリである件
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 00:46:58.41 ID:nEb55IER0
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 01:14:23.54 ID:nEb55IER0
保守
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 01:40:52.77 ID:Qiby8M26O
穂種保守
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 01:45:15.04 ID:j4LW1etD0
妹に「牛タンってウマイよな」って言ったら、
「うん、人間の舌も牛タンだったらいいのにね」って言われた。
「そしたら何も食べてなくても、常に牛タンの味がしておいしいのに」だって。
たしかに、人間の舌っていつも口の中にあるのに味がしないなー。
妹と話し合った結果、それはもしかすると
ずっと同じ味の舌が口の中に入ってるから味覚が麻痺してるんじゃないか?
ということになって、お互いの舌を舐め合って確かめてみることにした。
そしたらすごい!妹の舌おいしい!!まろやか!
お互いに相手の舌を舐めながら「おいしいよー」「おいしいねー」
「デリシャスだよー」「デリシャスだねー」ってやってたら、
だんだん
(省略されました 続きを読むにはデリシャスデリシャスと書き込んでください)
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 01:49:37.45 ID:eWMXdGaPO
SO3のマリアはガチ
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 02:26:08.84 ID:nEb55IER0
保守
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 02:56:23.81 ID:G0octdArO
保守
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 03:25:09.51 ID:Yunel1D50
保守
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 03:53:13.42 ID:G0octdArO
なかなか絵が完成しねぇ…
保守
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 04:57:11.16 ID:AG81oWlH0
hosyu
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 05:35:11.47 ID:+kRthsGK0
2週間分の未読の山を乗り越えて追いついた記念保守
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 06:06:20.69 ID:nEb55IER0
そこで何か新しいのを書けば追い越せるんじゃね?
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 07:25:21.01 ID:GC5/DB24O
保守
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 07:37:19.92 ID:nSchniUr0
保守
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 08:13:22.72 ID:fDTkOfHj0
ホシュ
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 08:27:24.70 ID:G228cptiO
最近忙しくて書けなかった続きを書きながら保守
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 08:43:25.08 ID:IGuO9tSQ0
保守
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 08:48:17.27 ID:nSchniUr0
保守
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 09:23:52.72 ID:G228cptiO
保守
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 09:52:32.56 ID:2nxHGCrc0
一晩でSS実質1本か…まあ保守しとくか。
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 10:42:02.17 ID:SNNWpe2gO
保守。
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 11:11:13.76 ID:dVfQiYqTO
ほ
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 12:06:37.67 ID:eUMqukrM0
し
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 12:22:47.24 ID:KyugMgjqO
ぞ
589 :
魔法・猫・変身・メイド? ◆SORA6zxQVU :2006/02/17(金) 12:36:52.43 ID:CGh2hxrN0
>>363の次の話、三レス使って投下します。
タイトルは名前欄です。
590 :
魔法・猫・変身・メイド?1 ◆SORA6zxQVU :2006/02/17(金) 12:37:34.98 ID:CGh2hxrN0
「えー!? これだけしかないのか!?」
父親がクー用に用意していたもの:クーが今着ている服一セット、クー用の布団。
「お父さんは必要最低限のものしか用意していないから、って言っていましね」
「これは最低限とは言わない……最低限以下だ……魔法使いなんだろうが!」
「服以外にもいろいろ買わないといけませんね」
「面倒だな……」
「すみません」
「いや、クーは悪くないだろ。しかし俺は何買ったらいいのか分からんしな……」
「私も分かりません」
「………………」
十二時過ぎになって、俺はクーと買い物に出た。
「たくさん服がありますね」
「何でもいいから早く決めて……」
「とはいってもどれがいいんですかね。恒弘さんはどんなのが好みですか?」
「何で俺の好みを聞くんだよ」
「私じゃ選べそうにないからです」
俺にも分かるわけないだろ!心の中で突っ込む。サイズが合うのを適当に選んだらいいのか?
「橙山? あんた何してるのよこんな所で。学校休んだんじゃないの?」
げっ。吉野じゃないか。まさかクラスメイトに会うとは思わなかった。だいたい今まだ昼過ぎだぞ?何でいるんだ?
「あー、ちょっと事情があって……吉野こそ何してるんだ?今頃こんなとこで」
「今日は学校は半日で終わりじゃないの。何?こんな所にいるってことは、変態?」
誰が変態か!俺だって好きでいるんじゃないんだ!
「だから事情が………………」
適当に嘘を交えて説明する。ついでにクーの買い物を手伝ってもらおう。
「ふーん……まあいいわ。で、何を手伝えばいいの?」
「服を選ぶ。こっちがクー、俺の親戚」
「クーです、よろしくお願いしますね」
「あ、吉野と言います。」
「とりあえずクーに似合うのを選んでくれ、俺は分からんから」
591 :
魔法・猫・変身・メイド?2 ◆SORA6zxQVU :2006/02/17(金) 12:37:52.25 ID:CGh2hxrN0
吉野が来たおかげで、服選びはスムーズに進んだ。俺とクーだけだったら永遠に終わらなかったかもしれない。
「橙山、終わったわよ」
「決まりましたー」
やっと決まったか!よし、早く会計を済ませよう!女性の下着売り場まで連れてこられちゃたまらん!他の人が変な目で見るんだよ!
で、次は日常用品。歯ブラシとかそんなの。……なんでこっちは五分もかからずに決まるんだ?
「決めるの早くない?」
「歯ブラシとかってあまり違いがないじゃないですか」
「まあ……そうだけどね……」
「クーさんってきれいですねー」
「そうですか?」
「そうですよー」
クーと吉野はすっかり仲良くなったようで、歩きながら話している。俺は荷物持ち。何この扱い?
「本日はありがとうございましたー。またいらっしゃいませー」
会計の人の声が身にしみる…………荷物が重い。
「吉野、今日は助かったよ」
「明日昼食おごりね」
また食べ物か!こいつは本当に食い意地が張っている女だな……だがそんなことは口が裂けても言えない。
「はいはい、そのくらいならお安い御用で」
「じゃあまた明日ね。クーさんもまた」
「今日は助かりました」
「また明日な」
592 :
魔法・猫・変身・メイド?3 ◆SORA6zxQVU :2006/02/17(金) 12:38:59.35 ID:CGh2hxrN0
「あー、疲れた……」
「今日はありがとうございました」
「いやいや、いいよ別に……」
「今までもお世話になったのに、こんな買い物にも付き合ってもらったんです。お礼を言わないわけにはいきません」
「お世話……ああ、猫の時のことか」
「恒弘さんに拾ってもらってから、今までずっとです。私がダンボール箱の中にいたとき、誰も見てくれさえしませんでした。
恒弘さんは見ただけでなく、家に連れていって、世話までしてくれました。私はうれしかった。だから、今から、精一杯恩を返すつもりです。私に出来ることなら、何でもおっしゃってください」
「いや別に何かさせようっていうつもりはないんだけど」
「いろいろ出来ますよ?料理、洗濯、掃除、庭の草抜き、夜のお世話などなど」
「何だその最後の言葉は」
「言葉の通りですが」
「猫なのに?」
「愛があれば出来ないことなど」
「猫じゃないの?」
「変身後の身体構造は人間の女性と同じです。それに愛があれば……」
「愛があっても俺は人間で変身しててもクーは猫だっ!!」
593 :
魔法・猫・変身・メイド?4 ◆SORA6zxQVU :2006/02/17(金) 12:39:16.20 ID:CGh2hxrN0
「え〜」
「それにその愛があればってのは何だ?」
「それも言葉の通りですね。恒弘さんはいわば私にとって命の恩人ですから」
「それは恋愛感情としての愛か?それとも助けてもらったことに対する忠誠心的な愛か?俺としては後者であることを望むんだが」
「そうですね……どちらかというと、後ろのほうでしょうか」
「ふぅ……」
「前の方がよかったんですか?」
「違う!」
コカコーラとペプシコーラくらい違うぞそれは!
「そうですか」
「ああ、それと人の前でそういう言動をとらないでくれ……周りには親戚ってことで通すつもりだから」
「親戚ですか」
「そう親戚」
「わかりました、出来る限り対処します」
今日は、帰ったらもう寝よう……いや本当に疲れた。
594 :
魔法・猫・変身・メイド? ◆SORA6zxQVU :2006/02/17(金) 12:39:44.22 ID:CGh2hxrN0
以上です。四レスになってしまいました。
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 12:50:14.55 ID:nEb55IER0
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 12:56:59.85 ID:nEb55IER0
ん?ネコミミついてないのか?(´・ω・`)
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 13:26:32.44 ID:CGh2hxrN0
猫耳はそのうちでるかも保守
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 13:57:21.44 ID:CGh2hxrN0
ほしゅ
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 14:20:34.30 ID:nEb55IER0
保守
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 14:49:23.72 ID:KikicKDiO
☆彡
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 15:03:31.27 ID:c0xy1KcZ0
保守
何か書いてみようかと思ったけど無理だ
ツンデレは身近にモデルがいるから何とかなるんだけどな・・・
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 15:05:44.81 ID:nEb55IER0
そのツンデレが怒りそうなことをするキャラを脳内に作れ
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 15:05:46.00 ID:JUD6n2k+0
素直クールは男友達にしかいないわ
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 15:06:44.76 ID:NjDulS+N0
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 15:36:34.94 ID:G0octdArO
保守
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 16:04:27.79 ID:G0octdArO
人イナス
保守
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 16:28:01.47 ID:SNNWpe2gO
保守。
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 16:55:06.56 ID:yDHFaTAT0
ほす
609 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/17(金) 17:07:04.16 ID:+qqeY+yD0
>>594 遅くなったけどGJ!
続きを早く読みたいです〜><
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 17:31:54.96 ID:2tzabtzV0
保守
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 17:46:53.22 ID:o5dluZYd0
保守
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 18:04:56.78 ID:yDHFaTAT0
ほ
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 18:19:56.83 ID:43pyDBB80
保守
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 18:43:45.16 ID:qeLdcCIYO
過去スレで酒はお題になったんだろーか保守
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 19:00:08.09 ID:gZGQ+5U0O
保守
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 19:22:06.79 ID:SNNWpe2gO
保守。
617 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/17(金) 19:29:24.03 ID:rxGI1W7+0
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 19:38:35.65 ID:emwwXWEu0
>>617 自分でやってみ。そんな難しいことじゃないし。
間違っても直せるし、どうしようもなかったらWikiスレに依頼すれば
なんとでもしてくれるはず。すでに乗ってるもの修正とはか自分で
やったほうが早いし的確だとおもうし。
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 19:41:41.11 ID:GC5/DB24O
修正だけでも憶えといた方がいいね
使えるし
620 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/17(金) 19:42:37.30 ID:rxGI1W7+0
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 19:51:24.20 ID:VZqWOu9b0
クー「どうしたんだ男、そんな朝から疲れた顔をして。」
男 「…今日マラソンだろ?」
クー「そうだな。私達は5km男達は10kmだったな。」
男 「そうだよ。それに俺は長距離は苦手なんだよ。」
クー「そうなのか意外だな。」
男 「何を今更。」
クー「いや君は運動系は得意だと思っていたからな。特に夜の。」
男 「(最後をスルーしつつ)まぁ人並みぐらいならできるけどな。」
クー「…それに結構鍛えているじゃないか。」
男 「いや鍛えてないんだけど。」
クー「夜な夜な私の体を君の逞しいので持ち上げているじゃないか。」
男 「お前頼むから外でそう言う事言うのやめてくれ。しかもそれは鍛えてない。」
クー「…ふむ。じゃ夜な夜な私の体で君を慰めてやってる、これでいいだろう。」
男 「いいだろうじゃねぇ!言ってる事同じじゃねぇか!!しかも皆俺の事怪しい目で見てるし。」
クー「君をからかうのもこの辺にしてと、ほらもうすぐスタートだぞ。」
男 「……お前のせいで余計に疲れたんだけど。」
クー「安心してくれ。終わったら私がいつも以上に癒してやろう。」
男 「俺休ませてくれないの!?」
タッタッタッタ...
男 「はぁはぁ…。」
クー「お疲れ。」
男 「…おう、はぁはぁ。」
クー「男よ。そんな目の前で興奮されると私も我慢できなくなるんだが。」
男 「ちげぇよ…どう見ても息切れじゃねぇか。」
クー「そうか。だが私も今不足しているんだ。」
男 「何が。」
クー「男分だ。」
男 「…とりあえず聞いてやる。何だそれは。」
クー「男の愛だ。」
男 「はいはい、また今度ね。」
クー「何を言う。疲れてて男が抵抗できないこのチャンスを私が逃すわけ無いだろう。」
男 「おい、その縄何だ。どっから出した?」
クー「大丈夫だ、上手く縛れるはずだ。」
男 「大丈夫じゃねぇ!またみんなこっち見てんじゃねぇか!!
……ちくしょう、怒鳴ってたら余計に疲れてきた。」
クー「それはいけないな、今すぐ保健室でしようじゃないか。」
男 「半分以上お前の願望じゃねぇか。」
バタッ…
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:21:24.79 ID:nEb55IER0
80シリーズ+うんちっち?
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:22:00.66 ID:nn4bK0Fp0
>623
日本語でおk
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:37:14.46 ID:fM6+rAJY0
3分後に京と亮の作品、5レス投下します
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:40:08.27 ID:fM6+rAJY0
――2月14日(火) バレンタインウォーズ
朝から一貫してハイテンションな男共は、昼休みになると一斉に教室外へと駆けていった。
今も廊下から、恐らく他のクラスの知人友人を相手にして、自慢げに話をしている。
男「いや、俺もさ、チョコとか貰えるわけないって思ってたんだよ。俺って、Too shyじゃん?
女子ともあんま話できないし、今日は学校行きたくないなーって思ってたんだけどよ――
びっくりしたね、俺は。朝、クラスの女子達がやってきて、何とチョコを四つもくれたんだよ」
男「嘘吐け! 義理で一つとかならともかく、四つもくれるわけねーだろ!」
男「あぁ、信じなくてもいいよ。俺がチョコを四つも貰った事実は変わらないし、チョコに込めた
女の子達の真心は――確かに、俺の中へと伝わったから……」
男「うっわ何その余裕ぶった面! マジでこいつむかつく!」
投げ渡された麦チョコ四粒という事実を捻じ曲げ、彼等の中ではチョコ四個が手渡しされた
ようだ。何と言うか、真実を知る人間にとって、これは非常に切なくなる会話だ。
騒ぎの中心に居た久野を交えて食事をしているので、一気に場の空気が悪くなる。
翔「当初に予測していた通りの反応ね。少し躾けが足らなかったわ」
箸を握り締め、久野がこめかみをひくつかせながら、呟く。
亮「あれ以上は精神崩壊を招くだけだ。放っといても、いずれボロが出る」
ボロが出た時は更なる悲劇が待ち構えているのだろうが、それは知ったことではない。
圭「私が居ない時に、おバカな騒ぎあったんだね。何か、仲間外れ……」
亮「あいつらは世間の常識から仲間外れって感じだから、関わらない方がいいんだぞ」
京「それに、圭は私達の友人だ。疎外感に悩まされることはない」
圭「あはは、ありがとね。京、幹原君」
翔「まぁ、折を見て、また調教してやるわよ。あぁ、それと忘れない内に――幹原?」
亮「何だ」
翔「はい、これ。特別にチョコあげる」
全『えぇっ!?』 ありえない出来事に驚いて続く
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:40:57.73 ID:fM6+rAJY0
>>626――2月14日(火) バレンタインウォーズ 1−2
弁当箱の並ぶ机に、無造作に投げ置かれたチョコ。手作りか既製品かなど問題ではなく、
本当に何故存在しているのかが分からない一品だ。教室に居る全員が戸惑っている。
翔「そんな風に驚かれるのも癪に障るわね……他意はないのよ。
ただ、京に聞けば真面目に彼氏してるし、始業式の日は、友達守ってくれたから。あげる」
目の前にあるチョコは、何の変哲もない、袋包みの小さなものだ。
亮「ん、その……えっと、京? これ受け取っていいのか?」
京がヤキモチを焼いた前例があるので、念のため確認はしておく。
京「そうだな……私は、二人の間で取引されるチョコに関して、口出しできないだろう。
亮の恋人である私も、この件に関して無関係であり、二人の気持ちの問題であると思う。
翔の気持ちをどうするかは、亮が決めるべきだと考える。私は、そう思う定めることにした」
最後の言葉が微妙に引っかかるが、久野の珍しい厚意を無碍にしても可哀想だ。
亮「じゃあ、受け取らせてもらうな、久野。ありがと」
翔「京を気遣うようだったら、無理にとは言わないよ。どうせコンビニの安いチョコだし」
亮「気持ちの問題だろ。京から貰ったチョコを食べた後で、ちゃんと頂くよ」
京が無言で、心なしか胸を反らして誇らしげになる。今のは、ちょっと嬉しかったらしい。
圭「えと、翔が渡したなら――友達として、私もいいかな……?」
遠藤が鞄からチョコを出しかけた時、唐突に出入り口の戸が勢いよく開かれ、咆哮が轟く。
男『納得いかねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!』
圭「ひゃぅっ!? な、何ぃ……?」
クラスの男共がわらわらと入室してきて、憎悪に凝り固まった視線を向け、指差してきた。
男「何故だ!? 何故、幹原だけが――そんな高級チョコなんですか、姐さん!?」
翔「高級って、コンビニで二百五十円なんだけど」
男「二百五十円って――家が一軒建つじゃないですか!?」
亮「犬小屋も建たねぇよ」 不動産業界、超デフレで続く
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:41:51.61 ID:fM6+rAJY0
>>626>>627――2月14日(火) バレンタインウォーズ 1−3
食事をしていた女子から、またか、みたいな倦怠感溢れる空気が立ち込める。
しかし、空気の読めない馬鹿共は、脳内麻薬が分泌され過ぎた犬のように吠える。
男「幹原! 前から聞きたかったんだが、お前のその高待遇は一体何なんだ!?」
亮「高待遇とか、よー分からん。簡潔に話せ」
男「鈴井さんと一緒にお弁当を食べるのは分かる。貴様を一生許すことはないが、互いに望む
ことだから鈴井さんの顔に免じ、血の涙を飲む思いで黙認してきた!」
男「だが、貴様は先月から大罪を犯し続けている! 何で姐さんと遠藤さんも交えて楽しそうに
ランチタイムを過ごしてやがるんだ!? 返答次第では軍法会議をスキップして銃殺刑だ!」
亮「はぁ? んなもん、ダチなんだから一緒に御飯くらい食べるだろ」
男「うっおー! くっあー! ざけんなー! よりによって学年トップ3どころか全校トップ3と
噂される三人と食事だと!? 一日でいいんで代わってくださいお願いします!」
いきなり土下座をする木島を数人が踏みつけて蹴転がし、仕切り直す。
男「ともかく、お前は今、とんでもない贅を尽くした時間を過ごして居るのを教えてやろう。
まず、和風美人の名を戴き、その苛烈でサディストな性格が魅力的な久野の姐さん!」
男『一度でいいから踏んでください!』
男「クールで知的、袖にした男は数知れず! ビューティークイーンの鈴井さん!」
男『一生のお願いですから、俺を蔑んだ目で見てください!』
男「ほんわかした口調とは裏腹に、何気なく毒を吐き捨てるギャル系美人の遠藤さん!」
男『ちょっとでいいんです! 口汚く罵ってください!』
声よ、天まで届けと言わんばかりに己の心情を明大に表した男共は、一転して静かで
真摯な視線をこちらに向けて手を差し出し、諭すように話しかけてきた。
男「幹原。こんな三人に囲まれて過ごしている上にチョコだと? 贅沢は敵だ。分かるな?」
亮「一人残らず死んでしまえ真性どM共」
世界はそれをマゾと呼ぶんだぜ? で続く
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:42:40.81 ID:fM6+rAJY0
>>626>>627>>628――2月14日(火) バレンタインウォーズ 1−4
拒絶の意味で吐いた言葉に反応して、男共のボルテージは一気に上がった。
男「き、貴様ぁ……! そのチョコを独占する気か!? 俺らが共産主義の貧民層【注:非モテ】
だからって調子に乗るなよ――この資本主義【注:勝ち組】の豚野郎がぁっ!」
京「いい加減辟易するな」
翔「京。後一回無礼を働いたら私が調教するから」
亮「うざい。知るか、散れ。俺らはまだ食事も終わってないんだぞ、邪魔すんな」
男「ぬぅ! ならば力ずくよ。そのチョコ貰ったぁっ!」
真田が手を伸ばすと同時に、遠藤が珍しく怒った表情で立ち上がった。
圭「ちょっと、もういい加減にしてよ!」
そのタイミングは、不味かった。チョコを手にしたままの遠藤と真田がぶつかり、遠藤は
バランスを崩してチョコを手放してしまった。
圭「あっ――」
漏れる吐息。近くに居た京は、反射的に遠藤を支えてしまった。
だからチョコは床に落ち、緩く結んでいただろうリボンは解け、中身が零れ出てしまった。
圭「あ……チョコ……」
教室が、静まり返った。誰の非難もなく、同情の声もなく、外の喧騒が、ただうるさい。
最善のことなんか、思い浮かばない。頭の悪い自分が、無性に腹立たしい。
できることなんて、遠藤が渡してくれようとしたチョコを拾い集めるくらいしかない。
膝を着こうとすると、遠藤が京の手から離れ、落ちた袋に転がったチョコを拾い入れる。
圭「あはは、ご、ごめんね、皆。空気変にしちゃって……これ、捨ててくるから……」
亮「遠藤――」
圭「義理だから! 義理だから……気にしないで。どうでもいい、チョコだから……!」
遠藤は立ち上がると、そのまま静かに教室から出て行った。
続く
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:43:48.92 ID:fM6+rAJY0
>>626>>627>>628>>629――2月14日(火) バレンタインウォーズ 1−5
気にしないことが、できる筈ない。京と比べてとか、義理だとか、そういう問題じゃない。
遠藤が、友達と言ってくれた俺に渡そうとした気持ちが重要で、ただ嬉しいから。
教室を出て行く時の背中が、本当に傷付いて見えたから。ダチとして放っておけない。
亮「俺、遠藤を探してくるわ」
京「私も行こう。翔。君にはここの事後処理をお願いしたい」
翔「……うん。終わったら、すぐ私も圭を探しに行くから。お願いね」
机の上はそのままで、廊下へ駆け出る。京は素早く携帯電話を取り出し、連絡を取ろうと
するが、苦い表情を見せて携帯を懐に仕舞う。
京「亮。二手に分かれよう。圭は携帯も置いていったようだ。繋がらない」
亮「ん。南校舎と特別校舎は俺が見て回る。この校舎、頼むな」
京「了承した。見つけたら、私か翔に連絡をしてくれないか。
圭は明るいが、繊細でナイーブな子なんだ。長い付き合いになる私達に、任せてほしい」
亮「ん……女の子の慰め方とか分からないし、その辺は京達にお願いする」
京「では、亮。後ほど」
京はそれだけ言い残すと、人の間を器用に駆け抜けて廊下の向こうに消えた。
まずは南校舎から回ろうと考え、渡り廊下へ駆け出そうとすると、久野の大喝が響いた。
翔「よくも私の大切な友達を傷付けたね!?
朝はちょっと躾けが足りないようだったから、今回はぎりぎりまでいくわよ……!」
男「あ、姐さん。そんなホウキを持ってどうするんでs――どわぁっ!?
きゅ、急に足払いをしないで、って、何ですかそのホウキの柄は? 何で突きつけるの!?
ひ、も、もしかして、ちょ、駄目、そこは違う、違う穴ですかr――ひ、ひぎぃっ!
姐さん! 姐、さん……!? 駄目、そこは出る穴なのぉ、捻じ込んじゃらめぇぇぇぇぇぇっ!?
らめにゃのぉ! それ以上したら――気持ちいすぎてお国が分がらなくなっぢゃう!」
向こうは久野に任せて、早く遠藤を探しに行こう。 続く
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:44:16.03 ID:fM6+rAJY0
以上です。
では
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:51:48.58 ID:rxGI1W7+0
>>631 圭が可哀想過ぎて泣きそうだけど最後の男で腹がよじれたwwwwwwwwwwwwwwww
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 20:52:19.38 ID:G0octdArO
GJ…
圭…せつねぇよ…
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 21:06:21.04 ID:vgP2H5cE0
豪快にお茶吹いた
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 21:23:51.87 ID:WeXiS9UZ0
保守
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 21:34:08.54 ID:SNNWpe2gO
ほ。
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 21:52:12.90 ID:nn4bK0Fp0
保守
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 22:03:07.67 ID:RiaCFQGIO
もののけ姫のサンって素直クール?
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 22:08:10.19 ID:cCDA9A9J0
>>638 「アシタカは好きだ。でも人間を許す事はできない」
OK、素直クール範囲内だ
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 22:11:42.86 ID:RiaCFQGIO
喋り方がかなり近いしな
ちょっと感情表しすぎだけどね。
ああいう話書いてみたいけど時代考証難しそう
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 22:24:09.98 ID:aqmHtlvIO
素直だけどちょいツン入ってるな。いや…ツンではないか。
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 22:37:52.24 ID:gZGQ+5U0O
保守
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/17(金) 23:17:58.07 ID:UAVFJsktO
ほ
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 00:07:47.56 ID:y55ZCN58O
俺しかいない保守
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 00:56:56.05 ID:TYk8/cw3O
俺もいる
保守
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 01:00:24.51 ID:hVCwu1S5O
保守しとくわよ
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 01:25:47.45 ID:j3w8eZeMO
なんかVIP931鯖が落ちた模様
運用見てきた
こりゃ保守もつらい
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 01:57:51.55 ID:j3w8eZeMO
どれくらい落ちてるか確認できないけど、分数的に保守
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 02:42:42.80 ID:NUywCAbg0
ほ
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 02:49:15.09 ID:JObmvv3p0
直ったのか?
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 03:00:37.68 ID:j3w8eZeMO
保守
乱立ありそうな感じ
規制解除で
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 03:13:54.27 ID:ahEtJDZu0
切々と保守
そのうちなんか投下しよ
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 03:31:59.76 ID:j3w8eZeMO
後はまかせた
保守
654 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/18(土) 03:48:28.33 ID:Es9zP2rS0
保守
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 04:23:00.57 ID:3VQpew0FO
圭………切ない(つД`)
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 05:15:07.69 ID:GIb05W+i0
保守
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 06:04:46.10 ID:b8NyxPfFO
いつの間にかエロパロに素クールスレができてたよ
658 :
シス魂:2006/02/18(土) 06:12:08.50 ID:trrNB7GK0
兄上「ただいまー。(´・ω・`)〜♪」
クー「兄上、お帰り。」
兄上「クー…何読んでるの?(;´・ω・`)」
クー「何って、見れば分かると思うが卑猥な本だ。」
兄上「それは分かるけど…何処から持ってきたの?(;´・ω・`)」
クー「ああ、兄上のベッドの下から拝借した。友人からも借りたのだが、何故か男性同士の物ばかりだったのでね。」
兄上「それってやお…じゃなくて、女の子がそんなの読んじゃ駄目なの!(#`・ω・’)」
クー「男との接合に備え、予習しておこうと思って借りたのだが、いけないのか?」
兄上「それ余計に駄目ー!(#´;ω;`)」
クー「そこまで言うなら諦め…む、兄上、ページが張り付いているのだが、何故だ?」
兄上「お願いだから聞かないで…(´・ω;:….サラサラ…」
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 07:18:58.50 ID:Qqx9Yq+JO
ほ
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 07:19:42.67 ID:LgbUdB1lO
おれも長編の続きを夜にでも投下しますよ
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 07:59:29.09 ID:Qqx9Yq+JO
ほしゅ
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 08:02:46.22 ID:bNwCyIt50
>>657 32 名前: 名無しさん@ピンキー Mail: sage 投稿日: 2006/02/18(土) 00:09:09 ID: vLGmP6gv
>>30 宣伝は止めてね
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 09:05:55.74 ID:Qqx9Yq+JO
ほしゅ
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 09:06:11.70 ID:PDMjn4RjO
ほしゅん
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 09:22:18.24 ID:i/Omjhra0
今北。つまり、ときこさんね。素直クールってww
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 09:35:32.85 ID:VbZwSPLQ0
激しくホシュ
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 10:05:52.78 ID:i/Omjhra0
小説、読んでる途中。保守
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 10:13:28.28 ID:i/Omjhra0
朝から悶えてしまったよorz
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 10:31:03.28 ID:Qqx9Yq+JO
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 10:42:15.45 ID:bNwCyIt50
671 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 10:42:47.44 ID:i/Omjhra0
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 10:44:54.69 ID:bNwCyIt50
陸海空を官能小説とはどういうつもりだ
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 10:45:35.92 ID:SNzs+taZ0
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 10:50:59.55 ID:i/Omjhra0
いやぁ 三人で風呂入りたい。。。
なんつーか、「この裸をみんなで協力して探してくれ4!!!!!」
ってスレでマンマン見過ぎてげんなりしてたからさ、シチュエーション大事だね!
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 11:22:30.23 ID:mYD8asYZO
ほ
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 11:41:43.09 ID:7SPkHhgn0
保守
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 12:00:28.61 ID:tQwneQEc0
保守
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 12:27:04.40 ID:dhaxvWy10
カキーン
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 12:51:14.70 ID:tQwneQEc0
保守
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 13:08:25.38 ID:jkxc6mQBO
ウヘヘ…保守☆
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 13:15:20.06 ID:fEggJ9gV0
保守
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 13:32:39.80 ID:bNwCyIt50
短編も欲しい保守
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 13:43:27.25 ID:hrHpDGS70
10分後くらいに投下予定です。よろし?
684 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 13:44:05.92 ID:hrHpDGS70
おおう、書き込めた、良かった良かった
10分後は長すぎるので5分後に変更です。
685 :
雪が涙に変わる日:2006/02/18(土) 13:52:18.99 ID:hrHpDGS70
よく待ち合わせした街で、彼と…、ばったりと出会った。
一瞬、時間が舞い戻ったかのようにさえ感じて。
「「あ」」
凄く気まずくて、無言の時間が流れる。
その沈黙を破ったのは、私ではなく珍しく…彼からだった。
「元気、…だった?」
「…うん、そっちは?」
「そう、だね。まだ仕事はあまり慣れないけど」
彼はそういう笑顔は確かに少し疲れていたけれど、
だけども、出会った頃の、いやそれ以上の輝きが眩しいくらい満ちていた。
「時間は、ある?」
何故か、自分でもわからないけど、ぽろりと言葉が出た。
「あ、うん。待ち合わせなんだけど、仕事帰りに直行で来たら、一時間もあいちゃって。
そうだね、うん。外で、話すのもなんだから、そうだね、すぐそこで。」
「ああ。」
昔じゃ考えられないほど、彼は自分で言葉を言えるようになっている。
私が振り回していたのが、本当に遠い昔だということが感じられる。
686 :
雪が涙に変わる日:2006/02/18(土) 13:53:01.23 ID:hrHpDGS70
近くの喫茶店に入る。
ラジオからは少しだけ古いラブソングが流れている。
彼は変わった。
…そう、私は、全然変わってない。
それから少し他愛のない話。不思議と二人とも話があった。
あの頃はいつも、話と性格の小差が気になっていたと言うのに。
そうやってケンカではなくすれ違いを繰り返して、
時間がつけるより先に、自分たちで決別を付けた。
「あ、そろそろ時間だ」
彼は時計を見てそうつぶやく。
時間はすぐに過ぎた。あの頃は凄く長く感じたと言うのに。
「友達でいよう。そしたら別れることもないだろうから、ずっとこのままで。」
そう言う彼と
「そうだね。友達でいることができたら、あの頃のように、…愛が憎しみに変わることもないから」
そう返すのは他でもない私。
687 :
雪が涙に変わる日:2006/02/18(土) 13:53:58.81 ID:hrHpDGS70
夕闇暗く春風が吹いた冬の街角、
彼は店を出て、傘を持って人混みの中をかきわけながら、走っていく。
駆ける先には一つの人影。
ああ、そうか、あれが待ち合わせの相手。
少し髪が長くて、元気そうで。
…なにより、私とは違って暖かそうなヒト。
傘の中に二人入って肩を並べて歩いていく。
私も…、ああやって肩を並べて歩いた事がある。
離れる事もできない、けれど近づく事は許されない。
私だけが、常に不安定な場所で友情を守っている。
抱きしめられたいもう一度。彼のぬくもりは今も胸の中。
それでも…、前に踏み出す事はためらった。
彼の声はずっと響いてる、耳の奥で。
今はただじっと、遠くから彼を見つめていることしかできない、そしてこれからも。
688 :
雪が涙に変わる日:2006/02/18(土) 13:55:15.80 ID:hrHpDGS70
ラジオからは、DJがリクエストにあわせて曲を紹介し、
ビートルズが寂しげな声で歌を歌う。
Get back Get back
Get back to where you once belonged...
Get back Get back
Get back to where you once belonged...
………戻ろう、あの頃に。
689 :
雪が涙に変わる日:2006/02/18(土) 13:56:37.52 ID:hrHpDGS70
私も店を出て空を見上げる。
雲が出て星は見えず少し寒い。
街灯が、月明かりの代わりをしている。
それから雪が雨に変わって、それから頬にあたる。
世界がにじんで、歪んで見えた。
…私の涙が、少し流れた。
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 13:57:42.56 ID:hrHpDGS70
以上です。
ちなみに、某バンドの曲のインスパイアです。
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 13:58:23.71 ID:hrHpDGS70
あ、ああ、あああああああああ、
素直クール分が確実に足りないorz
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 14:00:59.00 ID:bNwCyIt50
おまい喪のとあるスレに居なかったか?
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 14:02:23.82 ID:hrHpDGS70
>>692 ちょっっwwwwwwwww
ええ、本人ですがorz
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 14:05:37.78 ID:tQwneQEc0
>>690 何だかすごいやるせない、切ない気分になった。
ビートルズのその曲聴いてみよっと。
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 14:13:41.27 ID:nvEJq/jTO
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 14:15:33.50 ID:LUL+WibyO
なんだインスパイアか。
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 14:17:48.49 ID:bNwCyIt50
同じ曲でいろいろ書けるのも才能だな
想像力豊かなんだな
ほ
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 14:45:58.84 ID:bNwCyIt50
ロケット見てちゃダメだ
保守
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 14:49:57.23 ID:4tAnO1+D0
700
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 15:11:29.97 ID:tQwneQEc0
君がッ!投下するまで!保守するのをやめないッ!
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 15:28:38.04 ID:j2koXSNt0
ほしゅ
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 15:49:39.61 ID:bNwCyIt50
保守
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 16:17:38.45 ID:bNwCyIt50
保守
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 16:47:50.88 ID:c0l0Q1NtO
vip臭いらしいので携帯から保守
鬱ENDは余所でやれ
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 17:02:08.55 ID:j3w8eZeMO
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 17:40:03.62 ID:LUL+WibyO
ほ。
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 18:00:21.48 ID:w9wK4h8P0
>>439>>440の続き こんかいは3レス使います
「かおり先輩」
「はぁ、はぁ。」
あと少し、あと少しだ。勇治は乳酸がたまり、疲れにどっぷり浸かっている足をなんとか
最後の石段の上に引き上げた。その瞬間、何とも言えない達成感と開放感が押し寄せてくる。
「うあ〜、あ〜!疲れた〜!」
勇治はその場でごろんと寝転がる。目の前の空にはもう、端から少しずつオレンジ色と薄紫
色が混じったような夕日の色が染みこんできている。その空を見ながら勇治の疲れた頭にふと、
かおりのことがよぎる。
「そうだ、先輩!先輩は?」
首だけを持ち上げて辺りを見回すが、人影が見あたらない。帰ったのか・・?と一瞬そう考えたが、
いくら何でもそれはあり得ない。勇治は猫のような気まぐれな彼女の心理を予想するのをやめ、
そこで彼女を待ちながら休息を取ることにした。丘の頂上の空気は何故かおいしく感じる。
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 18:32:26.16 ID:yiSrc+fO0
ほしゅ
書けるかな
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 18:56:12.52 ID:bDTYVMP30
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 19:18:52.14 ID:bNwCyIt50
スレが2000弱まで増えてる
保守
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 19:37:35.16 ID:yOEhj8tY0
そら大変だ。
クールに保守
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 19:57:00.63 ID:9jQrJ0Q+0
ho
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 20:13:33.14 ID:XXHBSROg0
保守
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 20:28:28.83 ID:XXHBSROg0
保守
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 20:36:06.03 ID:j3w8eZeMO
なんか一度鯖落とすような話が出てるみたいだ
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 20:49:17.27 ID:wwmSH1SFO
まじか
保守
720 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/18(土) 20:51:02.25 ID:Es9zP2rS0
保守
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 20:53:59.89 ID:j3w8eZeMO
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 20:56:44.04 ID:pe8L5MSH0
とりあえず避難所に行けばいいんじゃないだろうか
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 21:29:24.17 ID:EsJKhHQnO
ほ
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 21:31:30.62 ID:j3w8eZeMO
復活したか
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 21:35:49.73 ID:bDTYVMP30
てst
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 21:36:01.70 ID:hrHpDGS70
復活したみたいで。
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 21:44:59.69 ID:j3w8eZeMO
復活保守
728 :
珊 ◆XsBwS4QENk :2006/02/18(土) 21:45:45.69 ID:gg4XHUvU0
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 21:45:48.20 ID:LUL+WibyO
保守。
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 21:55:00.48 ID:j3w8eZeMO
保守
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 21:59:51.43 ID:FVFWdEBX0
復活したの?
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 22:01:13.79 ID:j3w8eZeMO
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 22:16:29.83 ID:j3w8eZeMO
保守
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 22:17:22.27 ID:jkxc6mQBO
復活記念保守
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 22:32:26.38 ID:bNwCyIt50
保守
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 22:36:11.19 ID:hVCwu1S5O
保守するかな
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 22:45:08.36 ID:j3w8eZeMO
保守
落ちるの早すぎ
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 22:58:59.73 ID:bNwCyIt50
保守
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:04:03.95 ID:zExLKfY30
>>709の続き やっと書き込めるようになった。続きの2レスです
しばらくの間、勇治は眼を閉じて風を感じていた。ふいに頬に金属的な冷たさを感じた。驚いて目を開けると
かおりがヒザに手をついて見下ろしていた。
「ゆーじ、風邪ひくよ?」
そう言って彼女は柔らかい笑み見せた。彼女の右手には午後の○茶のストレートティーがあった。きっと反対側の
石段を下りて、そこらへんの自販機から買ってきたのだろう。信じがたい体力だ。
「先輩こそ。先輩こそこんな時期に冷たいジュースですか、寒くありません?」
「全然。」
彼女は笑いながら背筋を伸ばし、下の町を見上げるようにしながら静かにストレートティーを口にした。勇治は
すましたかおりの横顔を、ずっと下の方から眺めていた。ふと、かおりのスカートが風になびいているのが目につく。
「先輩、・・・パンツ見えてますよ。」
「・・・スケベ。」
「へへ、すいません。ダメとわかっていても、ついつい見てしまうが男の性です。」
「ふ〜ん、そうなんだ。男ってのは悲しい生き物だね。まっ、私はお前が見たいって言うならいくらでも
見せてあげれるけどね。」
そう言った彼女の手がスカートの左側の端を掴んで少し上の方に引き上げた。左足の太ももがあらわになる。
バスケ部だった彼女の足はほどよく筋肉質で、ふくらはぎから足の付け根までのラインは完璧な脚線美だった。
「先輩!ちょっと!早くスカート降ろして!!」
「えっ、なに?見たいんじゃなかったの?それともパンツじゃ不満?」
「ちがいますよ!馬鹿なこと言ってないで、はやく降ろして!」
かおりは慌てる勇治を微笑みながら見ていた。
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:05:02.99 ID:zExLKfY30
「ほら、そろそろだよ。」
さっきまではしゃいでいた二人は静かに肩を並べて町の方を見ていた。町がたちまちにオレンジ色に染まっていく。
「あっ、ほら!見て、夕日・・・すごいね。」
「はい。」
地平線にどんどん沈んでいく太陽が目に見える全ての風景、そして、二人の心もどんどん優しい色に染めていく。
「前にね、ここに来たときにもこの夕日を見たんだ。あんまりすごくてさ、あのとき決めたんだ。次に来るときは大事
な人と来るんだって。その人とこういう優しい時間を一緒に過ごして、一生の思い出にするって。」
「そうだったんですか。うん、すごく綺麗です。俺、今日ここに来てよかったって思います。」
「一生の思い出になった?」
「はい、なりました」
「よかった。じゃあ、その思い出の中に私はいる?」
「もちろんです!」
「そう、良かった。・・・ふふ、嬉しいなぁ。」
勇治の肩にそっとかおりが頭を寄せる。そして、それが当たり前かのように勇治は彼女の肩を抱くことができた。
「おっ、ゆーじにしては大胆だね。たまにはやるじゃん。」
「俺もこんな時ぐらいはやる男ですよ。」
次にこの夕日を見に来るのはいつになるのだろうか。勇治はそう考えていた。そのときも彼女は僕の側にいてくれて
いるのだろうか、先のことはわからない、こんなに好きなのにいつかは別れる時が来るかも知れない。だけど、今、この瞬間の
僕らの気持ちに嘘はない。ずっと二人で・・・
勇治は今、この時間と気持ちを忘れないように、思い出を心の中に夕日で焼き付けた。
「勇治、結婚しようか。」
「えぇ〜っ!?」
「あはは、冗談だよ。・・今はね。」
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:06:24.64 ID:zExLKfY30
あいだ空けちゃってすいませんでした。素クールっぽくなったかな?
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:15:10.35 ID:j3w8eZeMO
保守
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:16:15.07 ID:bNwCyIt50
>>741 つまり…まあ…あの…なんだ
萌えた
GJ!
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:29:26.24 ID:bNwCyIt50
早いなあ
保守
745 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/18(土) 23:34:58.31 ID:Es9zP2rS0
>>741 ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
特に最後の三行には萌えた…
続き希望なのだが、これで完結?
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:39:58.00 ID:LUL+WibyO
保守。
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:52:43.65 ID:bNwCyIt50
保守
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/18(土) 23:59:55.77 ID:zExLKfY30
>>745 普段は短編書いているんすけど、気が向いたときに番外編みたいなの
書いてみようかな〜と思っています。Wikiの中の人さん、すいませんが
二人のキャラとかを話を忘れないようにしたいので、できれば保管お願い
しまっす。
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:02:48.15 ID:T48+r49e0
中の人じゃないけど
これ長編?SS?
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:14:40.91 ID:Wn7kJ8vg0
う〜ん、自分ではSSのつもりっす
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:27:11.83 ID:T48+r49e0
保守
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:30:27.09 ID:dOoTnid90
Wikiはたくさんの保管人の方々によって支えられています。
>>749 保管乙
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:38:19.07 ID:Wn7kJ8vg0
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:38:47.75 ID:/1GJQVbp0
バロスwwwwwwwwwwwww
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:39:43.10 ID:/1GJQVbp0
誤爆したわけだが・・・何か問題あるか?
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:41:00.09 ID:T48+r49e0
できれば苦しい言い訳でごまかしてほしかった
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:41:50.88 ID:/1GJQVbp0
>>756 君をがっかりさせてしまったようだな。すまない。
758 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/19(日) 00:51:00.65 ID:Q/3JRlv10
「せんぱ〜い! 先輩! おべんと持って来たッス! ってあれ? 先輩はどこッスか?」
「ああ、上田ならさっき、一年の神楽さんにどっか連れて行かれたけど?」
「はぇぇ!? どこッスか? どこに連れて行かれたッスか!?」
「し、知るわけ無いだろそんなの」
「せ、せんぱ〜い!!」
――――
昼休みのチャイムと共に、いつもよりだいぶ早く現れた神楽さんは、突然僕の腕を引っ張って教室から僕を
連れ出した。曰く、
「やかましい小娘が邪魔に入ると先輩に触れる時間が減るので、今日はかなり急ぎました」
との事である。だが一体、どう急いだらチャイムと同時にドアの前に立っていられるのだろうか? それに、
同じ歳の子を小娘って……
「突然走らせてしまって申し訳ありませんでした。さあ、着きましたよ」
彼女が僕の腕から手を離し、鍵を差し込んでいる扉の上には、"第二視聴覚室"と書かれたプレートが掲げ
られていた。
「あの……神楽さん? その鍵は……」
「生徒会特権です」
鍵を回して、扉が開くことを確認した神楽さんは、しれっと答えた。
「だ、駄目だよ、職権濫用だよ!」
「分かりました、先輩がそう仰るのでしたら、次回からはしません」
彼女はそういうと勢いよく扉を開け、僕の腕を掴み中に引きずり込むと、ドアを閉めて後ろ手に鍵を掛けた。
鍵を閉めた瞬間、彼女の顔にうっすらと笑みが浮かんだ気がしたが、瞬きをすると、そこにいたのはいつもの
無表情な神楽さんだった。
「さあ先輩、お昼にしましょう」
「お、お昼?」
「そうです、お昼です。いつも通り、お弁当を作ってきました」
759 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/19(日) 00:51:31.99 ID:Q/3JRlv10
神楽さんと篠山さんは、何が楽しいのか、毎日僕にお弁当を作って持ってきてくれる。おかげでお昼は非常に
助かるのだが、いつもお互いに、互いを敵視してお弁当を作ってくるので、食べる僕には量が多い。が……
「うふふ、今日は邪魔は入りません。さあ、ゆっくりと召し上がって下さいな、先輩」
そう言うと神楽さんは、僕に軽く抱きつく恰好で、部屋の入り口から真ん中に僕を押していく。第一視聴覚室
に比べて、非常にこぢんまりとした第二視聴覚室。その板張りの床の上に僕は押し倒され、神楽さんが僕を
跨ぐ形になる。
「うふふ、このまま先輩をいただいてしまうのも一興ですが、今はお昼の時間なので、お弁当を召し上がりましょう」
そう言って神楽さんは、僕の股間に艶めかしい一瞥をくれると、するすると離れていって、僕にお弁当箱を差し出した。
「さあ、先輩、どうぞ召し上がって下さい」
僕は差し出されたお弁当箱を、恐る恐るといった感じで受け取る。
「うふふ……そんなに警戒なさらずとも、何も変な物は入っていませんよ」
そう言うと彼女は、その白い手と指を伸ばして、僕の手の中にあるお弁当箱の包みを解く。中から現れたのは、
成る程ごく普通のお弁当だ。
「……それじゃあ、頂きます」
「はい、どうぞ召し上がれ」
ふたを開けると、白米、梅干し、鶏の唐揚げ、オクラのサラダ、煮豆、苺、どれもとても美味しそうで、事実それ
らはいつも通り美味しい物だった。
「先輩、お茶をどうぞ」
「あ、ありがとう」
すいすいと箸が進む。いつも思うが、神楽さんと篠山さんは、とても料理が上手い。
「ごちそうさまでした」
「うふふ、お粗末様でした」
僕より後に食べ始め、先に食べ終わった神楽さんが、僕の手からお弁当箱を持っていく。彼女たちがお弁当を
持ってきてくれるようになってから、何度か僕が洗おうかと提案したが、彼女たちはそれを受け入れない。微妙に
悪い気はするが、彼女たちが結構と言っているのにこれ以上言うのももっと悪い気がして、最近はあまり言わない
ようになってしまった。
760 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/19(日) 00:52:39.08 ID:Q/3JRlv10
「さて、それでは先輩」
食事が終わり、板張りの床の上で軽く体をくつろがせていたとき、彼女がバッグから何かを取り出した。
「ん?」
――――ガチャリ。
何か嫌な音が響いた気がする。具体的に言うならば、手錠の掛かる音の様な……
「――――!?」
気付いたときには既に遅かった。両腕が動かない。何かで完全に固定されている!?
「か、神楽さん!? 何を――」
「うふふ……食後のお・た・の・し・み・ですよ?」
「あ、あれ!? お、親指が動かない……」
「うふふ、親指用の小型手錠です。抵抗しなければ、大した苦痛は無いはずですが……」
抵抗せずに居られるわけが無いだろうが、これは。
腕が動かないのならば、とりあえず立ち上がるべきだと気付いた頃には、既に神楽さんは僕の上に跨り、
腰を固定して逃げ道を無くしていた。
「先輩の敏感なところ……大きくいきり立って私の敏感なところに触れていますわ」
そういえば、妙に体が熱い。これは……妙だ。
「お弁当には何も入れていないって言ってたのに……やっぱり嘘か」
「いいえ、私は先輩に嘘は吐きません。入っていたのはお茶です。でもご安心下さい、とても軽い媚薬なので、
体には何の害もありませんし、すぐに抜けていきます」
大してかわらんだろうに、などと思っていても仕方ないので、逃げ道を探す。大声を出せば、昼休みだし
誰か気付いてくれるかも知れないか?
「この部屋はとても防音性に優れているので、声は無駄ですよ?」
釘を刺された。
「うふふ……それでは、先輩の最も敏感なところは後回しにして……」
そう言いながらも、彼女は軽く腰を振って、ズボンとスカート越しに自らの股の裂け目を擦り付ける。
布の二重越しにでも分かる彼女の柔らかさが、僕の股間を刺激する。
761 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/19(日) 00:53:27.73 ID:Q/3JRlv10
「それでは、まず……」
そう言いながら彼女は、先程お弁当の包みを解いたときのように、陶磁のように白い指を僕の首元に
持ってきて、ネクタイを緩め、ボタンを外し始める。その艶がかった指の動きと、それに合わせて揺れる
彼女の体が、薬の効果を更に加速させる。だがそれでも全く意識が朦朧としてこないのは、彼女の言う
通り、薬は極々軽い物なのかも知れない。
「さあ、ボタンはすべてはずれましたよ?」
そう宣言すると、今度はその指を僕の胸に這わせる。まるで蛇のように胸を這う指は、ゾッとするほど
冷たく、それがまたいっそう官能的だった。
胸を這う指が徐々に首へ、うなじへと上っていき、反対側の手が胸から腹に伝い、臀部に到達しかけた
その瞬間――――爆音が部屋に鳴り響いた。
「!?」
二人してビクリと跳ね上がり、爆音の発生源である部屋の入り口に目をやった。
そこには、吹っ飛ばされたドアと、肩で息をしている篠山さんの姿があった。
「小娘、何故ここが分かった!?」
「あたしの先輩レーダーなめんなッス!!」
篠山さんが神楽さんに飛びかかる。が、神楽さんは全く動かない――いや、動けない。
そう言えば神楽さんも、あのお茶飲んでたからなあ、などと考えているうちに、神楽さんは篠山さんに
取り押さえられた。いつもの状況からは考えられない光景が、目の前で繰り広げられている。しかも、
「ふぁ……あぁ、んっ……そんな……先輩以外で私……いやぁ」
神楽さんは取り押さえられて感じていた。多分薬のせいだろう。
篠山さんが神楽さんを完全に無力化したあたりを見計らって、僕は篠山さんに声を掛ける。
「篠山さん、悪いんだけど、この手錠取ってくれないかな?」
篠山さんはひょいとこっちを向いた。
「あれ? 先輩、何で指錠なんてしてるッスか?」
「いや、神楽さんに襲われて……」
「…………すいません先輩、自分それを取れないッス。なんか先輩のその恰好見てたら、お腹がキュンと」
「え、ええ!? いやああああああ!!」
762 :
◆518YLv.Xnc :2006/02/19(日) 00:54:17.59 ID:Q/3JRlv10
セミ・エロな作品で
神楽ちゃん、今までの自分の書いた物の中では一番エロイかも……処女だけど
>>215からの続き物です
シリーズ化はしないと言いましたが、続きは書く可能性が少しあるので、一応215シリーズとでもしておきましょうか
ちなみに、この後上田君は大声を出して他の人に助けて貰いました
ドアが壊れて音は聞こえるようになったので
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:57:59.64 ID:bjocqizK0
「お弁当を召し上がりましょう」はおかしくないか?
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 00:59:43.57 ID:mrTPpQ1KO
215シリーズ大好きです!!w
神楽,篠山両方いいwww
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 01:01:49.34 ID:qf+CgcoJO
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 01:03:15.72 ID:Q/3JRlv10
>>763 すまん、まちがえた
お弁当をいただきましょうでお願いします
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 01:04:14.27 ID:aGmglW8P0
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 01:08:04.36 ID:6yvnnjqoO
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 01:24:37.96 ID:zIMKkrdqO
保守
770 :
魔法・猫・変身・メイド? ◆SORA6zxQVU :2006/02/19(日) 01:33:37.81 ID:gmTSpuYB0
第三話行きます。五レス使いますね。
771 :
魔法・猫・変身・メイド?1 ◆SORA6zxQVU :2006/02/19(日) 01:33:59.84 ID:gmTSpuYB0
「じゃあ行ってきます」
「いってらっしゃい〜」
恒弘さんはほぼ毎日、学校という所に行っているそうです。
私は猫なので行く必要がありませんけど。
さ〜て、今日は掃除でもしようかな。
その後お昼食べて……あれ?恒弘さんは昼は何食べるんだろ?
お弁当持って行ってないし……作って持って行きましょうか。
学校、昼休み
「今日は何食べようかな……」
「あれにしろよ、あの二百円するやつ」
「そんな高いパン、誰が食べるか!」
俺は昼はいつも菓子パンで済ませている。友達は弁当が多いけど、弁当にすると自分で作らないといけないから、パンにした。
とりあえず食堂まで行くか。
「橙山、昨日なんで休んでたんだ?」
今一番聞かれたくない事を聞いてくるこいつは俺の友達。山田という奴だ。ちなみに、こいつが俺の周囲にいる唯一の山田。
「だから、ちょっと事情が……」
「友人に言えないような事情って何だい?気になるじゃないか」
「気にしないでくれ!」
全く、いつもいつもなかなかしつこい。別に休んだっていいじゃないか……
「恒弘さん〜………」
ん?今誰か呼んだ?
「どこですか〜……」
「おい橙山、誰か呼んでるぞ?」
誰だろう?周りを見回してみるが、俺に用事がありそうな人なんていない。
「外からじゃね?ほら、あの人」
外ぉ!?慌てて窓から下を見る。そこにはどこかで見た女の人……
「クー!?」
「へ?何?クーって?」
772 :
魔法・猫・変身・メイド?2 ◆SORA6zxQVU :2006/02/19(日) 01:34:18.06 ID:gmTSpuYB0
あ、そうだ、吉野以外は知らないんだったっけ。
「いや、なんでもない、ちょっと先に行ってるから!お前はゆっくり来い、な!」
階段を三段飛ばしで駆け下りる。
「あ、恒弘さん」
「クー……」
「お弁当作るの忘れてたから、持って来ましたよ」
「…………」
「はい、これです」
クーは弁当箱を手渡してきた。
「あ、ありがと……じゃない!」
「え?どうしたんですか?」
「なんでここにいるのさ!」
「だからお弁当を」
「あ〜もう、まあいいや、ありがと」
「いえいえ」
「弁当届けに来ただけなのか?」
「まあそうですね。帰る途中に買い物をして帰りますけど。切れている食材があったので」
「そんなにがんばらなくてもいいんじゃないか?」
「他にすることもありませんから。じゃあ、帰りますね」
「あいよ」
はぁ、どうなるかと思ったけど見てた知り合いはいなさそうだな……
あ、弁当あるからパン買わなくてもいいのか。とりあえず食堂で食べるかな。
773 :
魔法・猫・変身・メイド?3 ◆SORA6zxQVU :2006/02/19(日) 01:34:33.98 ID:gmTSpuYB0
「おい橙山、何してたんだ?」
「弁当を届けてもらった」
「はぁ?」
「少し前から親戚の大学生が家に住んでてね、なんか大学に行く途中に弁当届けてくれた」
「ふーん……弁当ってそれか?」
山田が指差したのは、クーが渡してきた、布に包まれた弁当箱だ。
「他に何があるんだ?さて食べるか」
この弁当箱を使うのも久しぶりだ。最後に使ったのは確か中学のときの遠足だ。
クーはいったいどんな弁当を作ったんだろう?
結び目を解いて、蓋を開ける……次の瞬間、とんでもない物を俺は見る。
「なあ、どんな弁当?見せてくれよ」
これを見られるわけにはいかん!こんなもの、人に見せられる代物じゃないぞ!
「み、見るな!」
「何だよ、弁当くらい見せろよ」
「いや駄目だ、絶対に見せるわけには」
「そう言われると見たくなるじゃないか」
「止めろ、見るな」
手を伸ばしてくる山田!まずい、とりあえず蓋を閉めて、どこか人気のない場所に……
「何?勉強がんばれ(はぁと)?何この海苔文字?」
吉野!?
「何で受験でもないのにこんな弁当なの?橙山」
「あ、あはははは、何のことかな吉野さん」
「ちょっと、何蓋閉めてるのよ」
「俺は何も知らん!さらば!」
「あ!逃げた!」
何とでも言え、山田。見られるくらいなら逃げるさ。
誰も来ないような教室に入り、とにかく文字の部分から食べる。
あ、結構おいしいな。なぜかおかずも俺好みだし。
とりあえずクーには普通の弁当を作ってくれるように言おう……はぁ。
774 :
魔法・猫・変身・メイド?4 ◆SORA6zxQVU :2006/02/19(日) 01:34:49.88 ID:gmTSpuYB0
そのころ
「牛乳と、後は食パンと……うん、これで足りないものはないですね」
恒弘さんにお弁当を届けた後、買い物をして帰ってきました。
海苔で文字を書くというのは、猫ながらいいアイデアだと思うんですが、どうなんでしょうか?
さて、午前中に終わらなかった場所の掃除でもしましょうか。
そして四時半頃
「ただいま〜」
あ、恒弘さんが帰ってきました。ちょうど掃除もきりがいいところだし、お茶でも入れましょうか。
「おかえりなさ〜い」
「クー……あの弁当は何さ……」
「あ、あれですか?どうでした?」
「頼むから……普通の弁当にしてくれないか……」
「え!?もしかして、おいしくなかったですか?」
むむ、まだ恒弘さんの好みを把握できてないんでしょうか。
「違う!あの文字のことだ!」
「ああ、あれですか。なかなかいい案だと思ったんですが」
「よくない!全然よくない!」
「何で駄目なんですか?」
「何でって……ありゃあ恥ずかしすぎるよ」
「そうですか……では明日からはあれは止めることにします」
「うん、そうしてくれ……」
「あ、そろそろお茶が出来ますよ」
「お茶?」
「紅茶です」
775 :
魔法・猫・変身・メイド?5 ◆SORA6zxQVU :2006/02/19(日) 01:35:05.14 ID:gmTSpuYB0
「へぇ……じゃあ貰おうかな」
「ちょっと待ってくださいね…………はい、どうぞ」
「ありがと、クー。…………なかなかおいしいじゃん」
「そう言ってもらえるとうれしいです」
恒弘さんの隣で、お茶を飲む。私は、幸せだと思います。
「恒弘さん」
「何?」
「拾ってくれてありがとうございます」
「な、何だよ……昨日もそんな事言ってなかったか?」
「言いましたが、何度でも言います」
「別にいいけど……膝の上に乗ろうとするのは止めろ」
「ここが居心地いいんですよね……前もここにいましたし……」
「今は人だろ……」
人間の姿じゃ乗れませんね……あ、猫の格好ならいけるじゃないですか。当たり前ですけど。
「にゃぁー、これなら大丈夫です」
あー、なんだか眠たくなってきました。
「六時前くらいに起こしてくれませんか……」
「はいはい」
恒弘さんの膝の上は、私の席です。少なくとも、他にそこに座る人が恒弘さんに出来るまでは。
だから、いられるうちにいようと思います。
猫でも、人でも、同じ。違うけど、同じ。私はずっと恒弘さんが好き。
おやすみなさい。
776 :
魔法・猫・変身・メイド? ◆SORA6zxQVU :2006/02/19(日) 01:35:27.27 ID:gmTSpuYB0
以上です。
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 01:48:09.61 ID:rB9U1AInO
保守。
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 01:50:51.34 ID:zIMKkrdqO
>>776 就寝前にいいもんに出会えた。おやすみ。
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 01:56:28.35 ID:3m+P8NDN0
>>776 口調が丁寧だからクール分の表現が難しそうだけどなかなか面白い!
GJでしたよ
780 :
以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2006/02/19(日) 02:00:44.16 ID:A2iq/e5d0
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 02:14:21.99 ID:gmTSpuYB0
保守しますね
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 02:26:46.38 ID:WOZBCdGR0
粛々と保守
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 03:02:16.26 ID:WMGdIqwCO
眠い…
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 03:21:43.86 ID:rB9U1AInO
ほ。
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 03:53:23.79 ID:nvsHjAJ/O
し
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 04:13:15.72 ID:WOZBCdGR0
フォーーーーーーーーしゅ
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 04:54:23.65 ID:3m+P8NDN0
絵が完成するまで落としはしない!
あとはハイライト…
寝るけど
ほ
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 05:20:22.14 ID:WOZBCdGR0
ほしゅ
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 06:01:22.55 ID:tQTXuiUUO
保守
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 06:26:20.55 ID:aGmglW8P0
ほ
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 07:08:11.39 ID:aGmglW8P0
ほ
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 07:26:52.96 ID:wVlbmjJb0
保守
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 08:11:18.49 ID:T48+r49e0
保守
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 09:00:33.56 ID:ErvVU7wjO
☆彡
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 09:34:09.22 ID:ErvVU7wjO
ほ
捕手
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 10:07:53.03 ID:K08T+Lx10
あ
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 10:20:42.70 ID:GYYUtKiC0
阿吽の2月号に載ってる「淳〜すなお〜」って素直クールをイメージして書いてあるんだろうか
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 10:25:38.59 ID:Qo6V8KxNO
落ちなかったのか
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 10:59:21.79 ID:ErvVU7wjO
再度干趣
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 11:29:22.24 ID:QQLLP0Ql0
保守
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 12:04:23.12 ID:/1GJQVbp0
保守
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 12:07:16.92 ID:Jpooo+5lO
>803
いいなそのID
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 12:10:23.88 ID:/1GJQVbp0
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 12:33:19.05 ID:sixLPPCGO
KOOLに保守
807 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/19(日) 12:33:47.49 ID:M7OAkiJa0
今日も生徒会が終わって、僕は帰路につく……が、やはりというか何というか、あの二人は僕に
付いてくるわけで……
「さあ先輩、私と二人で帰りましょう」
「先輩! あたしと二人で帰るッス!」
僕にどうしろと言うのだ。
これはほぼ毎日のやり取りと化してきているが、結果的に僕が二人を無下にするわけにもいかず、
かといってどちらか一方を選ぼうともしないので、二人は僕の両脇にひっついて下校するのが恒例
となってしまった。
「そう言えば先輩」
道中、突然に神楽さんがバッグをごそごそと漁り始めた。そして取り出した小さなポーチの中から、
ポケットティッシュの小さい物体のような物を取り出す。
「これ、お約束の品です」
そう言って神楽さんは、そのポケットティッシュ風の物を僕に渡す。
「何か約束してたっけ?」
とりあえずひょいと受け取りながら、僕は一体彼女に何を頼んだか思い出そうとする。だが、彼女に
何かを貸してくれと頼んだ記憶は引き出せない。
「えっと、これ何?」
何か僕の方から頼んでいたことならば失礼かも知れないと思ったが、彼女に尋ねる。
「生理用品です」
「……………………ゑ?」
何だって?
「ですから、生理用品です。未使用ですが」
なんだか、一瞬血の気が引いた気がした。
「いや、あの、かぐr」
「せんぱああああああい! 駄目ッス! 不潔ッス! その女の病気が移るッスーー!」
彼女に突っ返そうとするよりも早く、反対側の篠山さんのツッコミが炸裂する。
「いや、神楽さん、こんなの頼んでないから」
「先輩がどうしてもと仰るので、私は乙女の恥を忍んで……」
はなし噛み合ってねえ。
「先輩! そんなのが欲しいならあたしに頼んで欲しかったッス! 先輩の為なら、恥なんて窓から
投げ捨ててナプキンいっぱいあげるッスー!」
「欲しいなんて言ってないから! あとここ路上だから!」
「駄目ッス! あたしがあげるッス!」
こっちも噛み合わねえ!
「と、とりあえず神楽さん! これ返すから!」
僕にしがみついている篠山さんから神楽さんへと視線を移すと、彼女はいつもの無表情にやや
黒い笑みを浮かべている……様に見えた気がする。
「うふふ、先輩になら生理用品だけじゃなくて、月のものが始まる様子から何から、ずっとつぶさに
観察して頂いても結構ですのよ?」
神楽さん、ガソリン投入。
「あ、あたしだって、先輩にならーー!!」
篠山さん、着火。誰か助けて……
「お前達、こんな路上で何やってるんだ?」
突如、背後から声を掛けられる。二人に両手を引っ張られたまま振り返ると、そこには生徒会長、
副生徒会長、そして声の主である……原川先輩がそこにいた。
「お前達、公道のど真ん中で随分と楽しい事をしてるんだな」
しれっと言ってのける原川先輩の後ろで、生徒会長は苦笑いを隠し切れていない。原川先輩に
言われたくないと思いつつも、否定できない自分が嫌だ。
「は、原川先輩……助けて下さい」
この人に借りを作るのは嫌だと思いつつ、この状況を打破できるのはこの人しか居ないと思う。
「生理か……女の体が羨ましい」
駄目だこの人。もうかくなる上は、走って逃げるしかない。兎に角人の居ないところに行きたい。
二人の腕を振りほどいて強引に逃げる!
「あ、先輩! 待って欲しいッス! あたしの女を見せてあげるッスー!」
「うふふ、先輩、私からは逃げられませんよ」
後ろからとんでもないスピードで追いかけてくる二人から逃げつつ、何でこんな事
809 :
◆518YLv.Xnc :2006/02/19(日) 12:35:43.07 ID:M7OAkiJa0
超ショート
上田君も災難なのか羨ましいのか……
因みに、素ハイの声は脳内で変身中ベホイミにセットして下さい
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 12:41:30.61 ID:/1GJQVbp0
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 13:00:13.16 ID:rB9U1AInO
ほ。
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 13:00:27.10 ID:jqj7+81F0
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 13:27:53.11 ID:M7OAkiJa0
hosyu
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 13:43:58.40 ID:R3hDTyVV0
>>809 GJ、だけど素ハイとやらの声が脳内ではすでに
ぽえみぃinコバヤシの声にすりかわってしまっている
保守しなければ…
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 14:50:31.47 ID:dOoTnid90
ほしゅ
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 15:20:52.55 ID:3w53t+7JO
保守
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 15:29:00.65 ID:zlRjOdOmO
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 15:36:17.03 ID:z5Ys1A4N0
>>818の右端の絵が心に響いたので希望に応えようと思いながらとりあえず保守
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 15:36:36.16 ID:mzMgdHEp0
>>818 憂いの眼差しと口元が艶っぽく感じるんだぜ?
GJ!
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 16:03:36.97 ID:kbR6b16i0
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 16:06:36.47 ID:LBmNGxk60
できれば
「こうこう、こういうキャラですよ。」
みたいなキャラ設定があると描きやすいと思うんだ。絵師の皆さんにとっては。
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 16:25:09.27 ID:/1GJQVbp0
>>818 ハァ━━━━━━━━━;´Д`━━━━━━━━━ン
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 16:52:03.28 ID:3w53t+7JO
保守
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 17:14:49.68 ID:z5Ys1A4N0
今、俺の目の前に下着姿の女子がいる。初めてみる自分とは違う人間の、女子の今にも折れそうなほど
の華奢な体。この状況を理解するために頭の中を整理した。
朝、水野洋二は登校し教室に入った。そしてすぐにいつもより教室が少し騒がしいことに気がつく。
「おい、どしたの?なんか騒がしくねえか?」
「あぁ、なんか今日転入生が来るらしいぜ。」
そのことを聞いて洋二は納得する。そしてすぐにその転校生のことが気になった。教室で空いている
席は右端の奥の窓際の席だけ、きっと転入生の席はそこになるだろう。その席は転入生の人物像を
気にかけている洋二の席のすぐ隣だった。
始業のチャイムが鳴って担任が入ってきた、そしてすぐ後ろから一人の人物が歩いてくる。教室の視線が
全てそこに集まる。
「うわぁ。」「おおっ。」
みんなの驚嘆の声がざわざわと響く。洋二も思わず声を出していた。そいつはとても不思議な雰囲気を
まとっていて、静かで荘厳で、どこかで見た樹齢が何千年にもなった大木が真ん中にある森の写真のとイメージが
重なった。でも何故かその中に大木の安心感は感じなかった
「高橋明です、よろしくお願いします。」
アキラは静かでいい声をしていた。力強くて、芯が通っていて、男にしては少しだけ高い声だが、それが男にはない
女子の声のような優しさを感じさせた。
「じゃあ明はそうだな、洋二の隣、あそこの席に座ってくれ。」
やっぱり。洋二は左隣の席に向かって歩いてくる明を見ていた。身長は168、いや170ぐらいか、背筋が綺麗にしゃんと
伸びている。顔は凛々しく整っていて、かっこいいと言うよりは綺麗という感じだ。そうこう考えている内に明がとなり
の席に着いた。
ちょっと休憩しますね。
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 17:44:42.09 ID:rB9U1AInO
保守。
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 18:01:51.24 ID:T48+r49e0
>>809 518せんせー
これ尻切れじゃないの?
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 18:19:55.68 ID:T48+r49e0
保守
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 18:43:01.39 ID:T48+r49e0
保守
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 18:57:58.62 ID:T48+r49e0
保守を続ける
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:11:23.68 ID:T48+r49e0
保守
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:11:41.12 ID:3w53t+7JO
保守
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:13:35.15 ID:17KYNxMG0
>>827 ゴメス、凄く尻切れだった
wikiの方で補完しました、といっても十数文字ですが
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:33:18.28 ID:T48+r49e0
了解
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:35:56.58 ID:pocE64hr0
ところで
まれにツンデレはリアルにもいるらしいが
クーデレはもっと希少価値高い?
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:47:45.11 ID:3eqrLWCuO
実際にいたら引くけどな…
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:49:38.69 ID:1roml27CO
男ならたまにいるが女性は皆無だよな
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:51:38.79 ID:/1GJQVbp0
悲しいけどこれ妄想なのよね・・・
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:55:55.18 ID:YyiJb0CC0
まぁ広い世界だ日本に4人ぐらいはいるだろう
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:55:58.69 ID:6anO8Il80
もしいたら俺のもんね
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:56:19.51 ID:VOa8o/yE0
愛情表現がストレートだったり、とにかくクールだったり
どっちか一つだけならいるが、素直とクールが両立している奴は少ないな
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 19:59:42.00 ID:/1GJQVbp0
それに「美人」ってのが加わるんだからな。世界に2人いるかどうか・・・
いや美人もはいるならツンデレも皆無だろ
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 20:06:35.56 ID:9G8qNSCM0
少なくとも男口調はいないだろう・・・
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 20:09:52.40 ID:rB9U1AInO
2次元でこその属性だからな。
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 20:25:41.01 ID:h3lX11590
リアルでツンデレだの素直クールだのなんて寒いだけ
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 20:47:09.67 ID:pq9V3zMBO
ぷに
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 20:56:04.84 ID:3eqrLWCuO
リアルで
ツンデレ ウザい
素直クール 怖い
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:01:34.38 ID:/1GJQVbp0
ていうか美人でチャラチャラしてない知的な女性には普通に憧れる。
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:12:25.60 ID:VOa8o/yE0
>>849 世界はそれをクールビューティと呼ぶんじゃね?
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:23:06.41 ID:Jpooo+5lO
俺は間違いなく疑うな・・・
俺に好意を向けてくる人間は何かしらおかしいから。
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:39:37.63 ID:3w53t+7JO
保守するよ
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:52:43.28 ID:mqrPQPWNO
何か人いなくなったなあ…
気のせいかな。
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:53:09.48 ID:z5Ys1A4N0
そして
>>825の続き 2レス使うね
洋二は席に着いた明に話しかけた。
「俺、水野。水野洋二って言うんだ。よろしくな。」
洋二の自己紹介に明が反応する。
「あ、高橋明です。よ、よろしく。」
「名前はさっき聞いたよ。」
「あ、そうだったね。」
お互いに少しだけ笑った。洋二は少し意外だった。ショートカットで整った顔だちから、
明のイメージを冷静で完璧な人間のようなものと思っていたが、慌てて再び自己紹介をする様子から
そうでもないのかと考えを改めた。
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:53:30.37 ID:WMGdIqwCO
クールビューティが激しい恋をしたら素直クールになるんじゃね?
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:53:31.89 ID:z5Ys1A4N0
「水野君、その格好は寒くないのか?」
明は洋二の服装に対する疑問をいきなり聞いてきた。洋二の通う高校に制服はない、なのでこの時期は皆これでもかと
言うほど厚着をしてきているが、そんな中で洋二はロングスリーブのカットソーにジーンズだけという軽装だった。
「高橋もそんなに人のこと言えないだろ。」
「そう言われれば、それもそうだね。」
そうしてまたお互いにくすくすと笑った。明の服装も長袖のシャツに細身のジーンズというものだった。男にしては
よく細身のジーンズが似合っている。自己紹介からいきなり脈絡のない服装の話につなげてくる辺りから、洋二はもう、
明をそれほど堅苦しい人物とは考えなくなっっていた。
放課後になる頃には二人はすっかりうち解けていた。洋二は明が見た目と違い、全然、そこらへんにいる奴らと変わらない事と、
お互いなかなか似たもの同士ということに驚いていた。例えばかなりの格闘技好きだったり、ピーマンが嫌いだったりと。ただ、
明は話し方だけは堅苦しく、自分の事を私と言ったり、よく難しい言葉を言ったりで最初のイメージとピッタリだった。だが、
洋二はそこも含めて明をおもしろい奴と考える事ができた。
「なぁ、水野君。私のことは名前で呼んでくれないか?」
帰り道、明が洋二にそう言ってきた。洋二は二人の帰り道まで一緒だったことに驚いたが、明が言ったこの言葉にも驚いた。
「えっ、名前ってなんか馴れ馴れしくないか?」
「今さら馴れ馴れしいってこともないだろう?それに私は好意を寄せる人物には名前で呼んでほしいんだ。」
「さらっと恥ずかしいことを言っているな。分かったよ、じゃあ明も俺のことは名前で呼べな。」
「うん、わかったよ、洋二。」
やばい!かなり長くなってるww次で終わるはず
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:55:33.47 ID:WMGdIqwCO
うん、その、何だ。ゴメンorz
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 21:57:58.62 ID:z5Ys1A4N0
気にするなw
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 22:06:37.13 ID:QQLLP0Ql0
保守
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 22:23:06.45 ID:ie9vXeUq0
保守
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 22:37:05.61 ID:T48+r49e0
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 22:44:04.62 ID:UcexXsWH0
今から9+1レスで続き投下しますー
863 :
MF 1/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:44:28.03 ID:UcexXsWH0
「えと、これは、一体?」
朝学校に来た僕の眼に映ったのは、女子の机の上にあるブルマだった。
この学校は、確かハーフパンツでは……?
なぜ? なぜなんだ? 教えてせんせいさーん。
「それはな、校長の強権発動のせいさ」
なんでも、校長が『どうしてもブルマがいい』と言ったのだそうだ。
……この学校がどうなるのか、心配です。
クーはブルマを見て、「これは何?」と訊いてきた。
僕は一応答えるが、どうも納得がいかない様子。
「チーフからされた説明では、違ったのに」
と、やっぱり校長の強権発動に対して反発しているようだ。
周りの女子達は口々に文句を言う。担任にぐちぐち言う人も大勢だ。
男子は男子で、鼻血を噴出する者続出。そこまで欲にかられたか。
僕は、ふぅ、とため息を吐いて席に座る。
「や、やめろ、やめるんだ玲ッ!」
「発情するー? 襲いたくなるー?」
「しねーしならねーよ! ちくしょぉーッ!」
廊下から騒がしい声が聞こえるなあ。
と、右を見ると体操服姿で全力疾走する羽里先輩と空深先輩の姿が。
どうやら、先輩達のクラスは一時間目から体育のようだ。
羽里先輩は必死の形相で走っている。対する空深先輩は余裕綽々の表情で走っている。
……うん、あの二人は元気だなあ。
864 :
MF 2/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:44:46.34 ID:UcexXsWH0
>>863 ---------------------------------------------------------------------------------
Mechanical Fairy
ver.2,02 密着
---------------------------------------------------------------------------------
隊列を組んで授業が始まる前のジョギングをする。
男子が前、女子が後ろだ。基本的に出席番号順である。
掛け声もちゃんと出さないと、先生から怒られる。
「ほぉらぁ、ちゃんと声ださんかーっ」
芯のある大きな、高い声が校庭に響く。
竹刀を持った、黒のショートカットで、赤のジャージ姿の女性の姿が眼に入る。
僕らの体育の担当は女性の先生だが、かなり厳しい。
大きな声を出さなければ、何周でも走らされる。
最高記録はなんと、三十九周。三十五分近く走らされたそうだ。
いくらなんでもやりすぎじゃないかなあ。
「よーし、準備運動終了ーっ!」
先生の号令で皆が隊形を整え、先生の前に整列する。
「気をつけーっ! 礼ーっ!」
「おねがいしまーすっ!!」
皆が一斉に頭を下げる。「一斉」でなければ、怒号が飛ぶのだ。
結構、厳しいなあ。他の授業はそうでもないのに。どうも慣れない。
「よし、今日はバレーだな」
先生は竹刀で地面を一回突く。どんっ、と重い響きが校庭にこだまする。
「では、男子と女子で二コートづつ使え。 生田は……神崎と組んでトス練習。 では練習開始」
先生はもう一回、竹刀で突いた。ずどん、と更に重い響きが鳴った。皆は即座に作業へ入った。
865 :
MF 3/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:45:07.96 ID:UcexXsWH0
>>864 「あぁ、終わった」
バレーの網を片付けながら僕は独り言を呟く。
トスばかりの練習は面白くない。あぁ、僕に運動神経があればなあ。
僕はさほど運動神経はよくない。中の下、と言ったあたりだ。
「ねえ、巧?」
「おぉわぁぁっ!?」
「どうしたんですか?」
「あ、いやいや。 なんでもないよ。 で、何?」
クーは周りをチラチラ見ながら僕に訊いてきた。
「なんだか、男の方の眼が私達のほうを向きっぱなしな気がするんですが」
クーの合図で、女子達が右を見た。右の男子達が真っ赤になった。
クーの合図で、女子達が左を見た。左の男子達が赤の花を咲かせた。
「どういうことですか?」
「お察し下さい」
「……そうですか」
クーは、こくり、と一回頷いた。最初から分かっていたようだ。
友人いわく『三種の神器』のブルマを履いた女子達がピョンピョン飛び跳ねているのだ。
揺れるものも揺れる。視線が釘付けになるのも当然だろう。
すでに興奮は最高潮らしい。……僕はもう、その系列の状況は慣れたからいいけど。
ツインテールの女子がパタパタとこちらへ走ってくる。そして一言。
「巧くんはどーして真っ赤にならないの?」
「慣れた」
ぴくっ、と彼女は反応する。小悪魔の笑みを浮かべ、
「慣れたぁ? ……これは尋問ものね、ワトソンくん」
「よねー」
なんでこうなる。
866 :
MF 4/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:45:25.64 ID:UcexXsWH0
>>865 体育が終わって、僕達は教室へ戻る。
女子達は僕達の教室で、男子達は更衣室で着替える事になっている。
が。
「なんでクーは腕にしがみついてるの?」
「問題ないです」
「なにが?」
「私的には全然問題ないです」
「話きいてる?」
「むしろ願ったり叶ったりです」
「ちょっと?」
クーはなんだかのぼせてるみたいだ。思考力低下中みたいだ。
僕はどうにかしてクーを教室に押し返した。ぶー、と露骨に嫌そうな顔をされた。
「はあー」
僕は上を脱いで、下着を着る。
すでに他の男子達は着替え終わって、皆教室へ戻っていく。
「お前、サイテーだな」
「この女たらしー」
「このバカタレがー」
「このいんらんー」
……とまあ、口々に色々すき放題言ってくれるわけだけど。あーうれしくないなー。
と考えながらワイシャツに袖を通す。ボタンを一つ一つ留めていると、
「?」
物音がした。
867 :
MF 5/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:45:47.09 ID:UcexXsWH0
>>866 覗き、はないよね。
と僕は考えながら、ハーフパンツを脱いだ。
がたんっ。
……どうも、ドアの傍に誰か居るみたいだ。
僕が視線を移すと、さっ、と「何者か」は僕の見えない位置へ。
僕はズボンを履いて、ベルトを締めながら音を立てないようにドアへ近づく。
「わあっ」
「ひゃっ!?」
「……きーちゃったぁきーちゃったぁ。 クーの恥ずかしい声きーちゃったぁ」
やっぱりクーだった。
「で、何してるのさ?」
「うぅ。 傍に居たいんです」
哀切な瞳だった。
僕とクーしか居ない。ここが男子更衣室でなければいい雰囲気なんだろうなあ。
「家でずっと傍にいられるじゃないか?」
「でも」
「ほら、傍に居られない時が長ければ長いほど、傍に居られるときの幸せは大きくならない?」
「それは遠距離にしか当てはまらないと思いますけど?」
「ぐ」
うぅ、なんで僕はこう、頭の回転が少ないんだろう。もっと回れ回れ。
そう悩んでいる間も、クーは得意の上目遣いでこちらを見る。凝視する。
いやー。やめてー。負けるー。
「……分かったよ。 休み時間に、腕を組むだけね」
「はいっ」
それから、僕は地獄を味わう事になる。
868 :
MF 6/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:46:05.62 ID:UcexXsWH0
>>867 「へあー」
奇声を上げながら僕はソファに倒れる。
「ふふふ、巧、ありがとう」
クーはニコニコ、ツヤツヤしながら僕に言った。生気を僕から吸い取ってるみたいだ。
三時間目の体育から、僕とクーはずっと腕を組んで、密着していた。
周りの男子の視線が冷たく、女子の視線は好奇心そのものだった。
毎時間、全ての学年の全てのクラスから野次馬が湧いて、精神は磨り減っていったのだ。
あぁ、安易に物事を決めるべきじゃないなあ。
「うー、疲れたー」
「今日は私がごはん、作りますね」
「うん、お願いするよー」
僕はベッドにうつぶせで寝転がりながら、言った。
あー、布団に寝たら気持ちよく寝れるんだろうなー。と思っていたとき。
ヴルルルルル。ヴルルルルル。
携帯のバイブレーションが作動した。僕はうつぶせになったまま、手を伸ばして取る。
「もしもしー?」
『チーフだぞー。 ……随分とお疲れのようだな』
「なんですか? また新たなテスト?」
『いや、量産型を軍に納めたから、これからは楽になるよ、って話を』
「それだけですか?」
『おぅ』
「じゃ、きりますよー」
『おぅ』
ぶつっ。
869 :
MF 7/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:46:30.91 ID:UcexXsWH0
>>868 「なんだったんですか?」
「ん? テスト少なくなって楽になるってさー」
「そうですか」
クーは台所で袖をまくり、「やりますか」と意気込んでいた。
数分も経たないうちに、紫色の煙が立ち上り始めた。
僕は唖然として、台所を見ていた。クーは何も喋らず、ただ単に鍋を見ていた。
僕はゆっくりと起き上がり、台所へ歩き、コンロにかけられた鍋を見た。
紫だった。パステルカラーの紫だった。
何を入れればこんな色が出るんだろう?
「ねえ、クー? 何入れたの?」
「え、えと、じゃがいもと、にんじんと、たまねぎと、お肉と……」
本当にそれを入れたの?
というほどに綺麗な紫色だ。ペンキとして、塗装できるな、これは。
「うーん、これは再起不能だね」
「そうですか……残念です」
珍しく、しゅん、とクーは肩を落とす。僕は一回息を吐き、
「仕方ない、僕と一緒に作ろう?」
クーの眼が一瞬にして輝きを取り戻した。
「はいっ」
それから、僕とクーは一緒にカレーを作り始めた。
クーに野菜の皮のむき方から、切り方、炒め方など、一通りを教える。
「猫の手みたいに、手を添えるんだよ」
「こうですか?」
「そうそう」
とん、とん、とん。
ぎこちないながらも、上手く出来ているみたいだ。
870 :
MF 8/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:46:51.52 ID:UcexXsWH0
>>869 「できたーっ!」
「できました!」
二人で万歳をしながら、おいしそうに出来上がったシチューを見た。
あたたかい湯気を出しながら、コトコトと煮えるシチュー。
「ごはんはどう?」
クーに言うと、クーは炊飯器の蓋を開ける。
ほかほかの湯気と、ほのかな米の香りがした。
「だいじょうぶです」
と、クーはこちらにウインクした。よし、今日のごはんは完成。
ごはんをお椀によそい、皿にシチューをよそう。
テーブルに持っていって、野菜サラダとお茶、コップを持っていく。
二人向かい合って席に座り、手を合わせて、
「「いただきまーすっ」」
クーがまず、シチューをスプーンですくい、ぱくり。
もぐもぐ、と口を動かすクーを見て、僕は訊いてみた。
「美味しい?」
クーはにこっ、と微笑んだ。答えとしては申し分ない。
僕も一口、シチューを食べる。うん、美味しい。野菜も肉も美味しい。
クーはシチューを二口ぐらい食べた後、しゃくしゃく、とレタスをほおばる。
僕はシチューに集中する。食べてはお茶を飲み、食べてはお茶を飲み、の繰り返し。
最近では少ない、平和な時間が流れていた。
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 22:46:55.16 ID:doEIxp3eO
872 :
MF 9/9 ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:47:10.34 ID:UcexXsWH0
>>870 だが。
「なんで家でも腕組んでるの?」
「傍に居たいからです」
ソファに二人で座っている。ただでさえ密着しているのに腕組みとは。
でも、悪い気分はしないので放置する。クーは嬉しいようだし、いいかな。
「お昼はごめんなさい」
「なんで?」
「ちょっと、やりすぎたかな、って」
腕を組みながら、ちょっと頭を伏せるクー。
なんでこう、後々で謝るかなあ。
僕はクーの頭を撫でる。
「大丈夫だって、段々なれてきたから」
「そうですか……?」
「うん。 でも、必要以上はやめてね」
「はいっ」
僕はしばらく、クーの頭を撫でていた。クーは僕に身体を預けていた。
数十分経った頃。
ピンポーン。
インターホンが鳴った。僕は玄関に出る。
「はい?」
「あ、これお届けものですー」
僕の視界に、塩の袋が山積みにされた光景が飛び込んできた。
「チーフさんから、『このやろう』とのことです。 では」
宅配便の人は、深々と礼をしてから去っていった。
「あーあ、凄い量ですね」
「あンのチーフめえええええぇぇぇぇぇ!」
873 :
MF ◆aYWIZ3xyNg :2006/02/19(日) 22:48:08.44 ID:UcexXsWH0
大量の塩を送られた巧。その処理は友人に贈るらしいぞ。
さてさて、数日経って、徐々にクーも学校に慣れてくる。
しかし、次の関門は家庭科だ! クーの料理下手は巧がよく知っている!
このままでは犠牲者もでかねない!! さあ、どうする巧!?
次回Mechanical Fairy「料理」
今回のC.H.E.E.R番外編はない、あしからずー
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:00:42.06 ID:T48+r49e0
>>873 カレー作り始めたらシチューができたか
とりあえずシチュー食いたくなった
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:09:39.75 ID:7dO+lsKO0
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:13:05.86 ID:9G8qNSCM0
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:16:06.78 ID:flbwSLv40
保守
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:31:26.24 ID:QQLLP0Ql0
保守
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:36:38.26 ID:z5Ys1A4N0
>>856の続き 流れがわからんということですが、
>>818の実は女の子だったってネタを頂いて書かせてもらっています
今回は4レスも使っちゃいます。
しばらくすると、季節はずれの大雨が降ってきた。洋二は自分の家が近いからと明を家で雨宿りをさせることにした。
「いや〜、びっくりしたな。まっ、しばらくの間ゆっくりしていけよ。」
「うん、ありがとう。それにしても、男の部屋にはいるのは初めてだな。」
「・・?あぁ、そうだ。濡れた服じゃ寒いだろ?俺の服貸してやるから着替えとけよ。」
洋二はそう言って、タンスから服とズボンを取り出して、後ろにいる明にパスしていく。
「ありがとう。それじゃあ、どこで着替えればいいのかな?。」
「えっ?別にここで着替えればいいじゃん?」
「え?迷惑にならないか?」
「何言ってんの?あぁ、わかった!どうせ体に自信がないから恥ずかしいんだろ。明、体すっげー貧弱だもんな。」
「・・・そう言うことは言わない方がいいよ。まぁ、洋二が気にしないって言うのなら私はかまわないけど。」
そう言って明は後ろを向いて服を脱ぎ始めた。明が肩胛骨の辺りまで服を脱ぎかけたとき、洋二は明の背中に不思議な
ものを見つけた。
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:37:22.50 ID:z5Ys1A4N0
「明、背中のそれ。何?」
「えっ、なに?虫でもついている?」
「いや、違うって。なんか、ヒモみたいなのついているじゃん。」
そう言って、洋二は明に近づいてヒモのようなものを引っ張った。そのとき洋二の頭にいくつもの疑問が湧き、そしてそれは、
電撃のような衝撃となって洋二の頭を駆けめぐった。
明の後ろ姿、何かおかしい。腰の辺りが妙にくびれていて、なんか肩も華奢だし首も細すぎる。っていうかこのヒモみたいなの
どっかで見たことがあるぞ。えっ、これって・・?
洋二の頭が答えを出す前に、ヒモの真ん中がプチンと音を立てて下に落ちた。下に落ちたヒモのようなものには小さいが
二つのお椀のようなものが付いている。
・・・・これって、えっ?ブラジャー?なんで明が?
「きゃぁあっ!?」
明が信じられないような高い声を出した。そして洋二を突き飛ばし、すぐに下に落ちた下着を拾った。洋二から借りた着替えで
前の方を隠しているが、胸元にはかすかだが確かに男にはない胸の谷間があった。
「洋二!何をするんだ!?」
「え?えぇ〜!?胸っ!、むね?胸えぇ!!?はぁ?なんで!?」
「洋二!私は確かにさきほど君に好意を抱いているとは言ったけど、だけど、それはまだ淡い恋心のようなもので・・その。」
「えぇ!?うそぉ?おまっ、明は女!!?」
「だから、その物事には順序があって!!だから・・私は経験がないから、いきなりこういう事を求められても困る!!」
「うわぁぁ!??女!?女なの!?!?きゃあああ!!!!!」
この後、一方は気が動転したまま叫び続け、一方は半裸でかみ合ってない会話をするという異様な状況が数分続いた。
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:38:28.72 ID:z5Ys1A4N0
「つまり、洋二は私が女だと言うことに気がついていなかったんだな。」
「はい。そうなんです。」
しばらく騒いだ後、落ち着きを取り戻した二人は部屋の真ん中にお互いに向き合って座り、洋二は反省の正座と弁解をしていた。
「まぁ、私も男に間違えられるのは慣れているが、下着に気づかずに脱がした男は君が初めてだ。」
「いや、それはだって、普通男の目の前女がで着替えるか?」
「私はどこか別のところで着替えるか?って言った気がするけど?」
「い、言ったけど。それでも普通脱がないでしょ。」
「私は最低限の場所を隠せれば肌を見られても気にしないんだ。」
「そうなんだ・・」
洋二は頭の中を整理していた。確かにおかしい所はいくつもあった。自分の事を私と言ったり、そういえば「男の部屋に入る
のは初めてだ。」って言っていたな。
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:39:02.31 ID:z5Ys1A4N0
「洋二、君が私に言った言葉。」
「へっ?」
「私の体が貧弱と言ったことだ。」
「あぁ、それがどうかした?」
「確かに私には女としては体に魅力が足りないが、それでもそこまではっきり言わないでもいいと思う。」
「あっ!?ちがう!あれは明が男と思っていたから。男にしてはすごい華奢だって意味で言ったんだよ。」
「そうか、ならいいんだけど。とにかく、洋二には私の裸を見た償いはしてもらうよ。」
「えぇ、まぁしょうがないよな。償いって何すればいいの?」
「その・・私とつき合って欲しい。」
「うそぉ!?」
「さっき言ったじゃないか、君に恋心を抱いているって。あんな最低な告白じゃ納得いかないからもう一回言わして
もらうよ。洋二、今日あったばかりだけど君が好きになった、心が惹かれるんだ。つき合って欲しい。」
洋二は突然女に変身した彼女からの告白に戸惑っていた。確かに明とは気が合うし仲もいいが、さっきまで男として
見ていた俺につき合うなんてできるのか?そんな理由から洋二が出した答えはこうだった。
「まずは友達からでいこうか。」
当たり障りのない優柔不断な答えだったが、明の顔は少しも曇っていなかった。
「そうか。洋二も嫌って訳じゃないんだね。じゃあ私は頑張るよ、頑張って洋二とつき合うんだ。」
そう言って彼女は照れ隠しに満面の笑顔を見せた。洋二はその笑顔を見て、明と出会ってから初めて彼女のことを
可愛いと感じることができた。
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:41:35.10 ID:z5Ys1A4N0
短編にしようと思ったのにこんな長くなっちゃいました。いや〜今日中にかけてよかった。
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:42:49.01 ID:7sfmJvh40
ID:z5Ys1A4N0さんおつです。
つか続いて欲しいw
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:45:10.69 ID:/1GJQVbp0
886 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/19(日) 23:58:29.15 ID:rB9U1AInO
保守。
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 00:06:12.03 ID:uBPf5woQ0
いやーしかしリアル素クールの話が
>>835あたりで出てるとは…
昔いましたよ…いゃホントに…
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 00:17:13.18 ID:F9PUU06i0
男口調ではないけど、素直クールっぽいやつなら一人知ってる
ただ、彼女の好意は未だ誰にも向けられていないようだが
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 00:17:42.18 ID:t+WSfT2tO
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 00:26:59.61 ID:07/CHw480
891 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 00:33:48.79 ID:uBPf5woQ0
昔話だけど実話な
塾に素クールな女の子が昔居たんだ…
彼女の好意が俺に向いてしまったらしく「××がカッコイイ」とか「私××が好きだな」
とかみんなの前で言ってもう俺、顔真っ赤ですよ。。みんなにシャーシンで刺されるしww
でもそんな日もつかの間引っ越しちゃったんだよね…告白しとけばよかった…
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 00:48:23.93 ID:WmIoO6bm0
煎餅食ってたら折れた歯に気付かず一緒に噛んでた
保守
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 00:49:37.32 ID:L4T/1v2C0
>>891 はいはいsnegsneg
だがいい燃料を貰った
その口調は普通口調素クールを作るうえで役立つ
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 00:55:48.20 ID:eKBzPXnWO
シャー芯で刺される
↑ここに現実味を感じた
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:05:06.08 ID:cYkMvABA0
>>881 「いや、それはだって、普通男の目の前女がで着替えるか?」
→「いや、それはだって、普通男の目の前で女が着替えるか?」
間違いに今気づきました。すいません。そしてお休み保守!
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:08:28.83 ID:lIUMb5S00
898 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/20(月) 01:14:57.19 ID:11ZDmqqf0
「先輩は自慰などはされますか?」
いつも通り、神楽さんと篠山さんに囲まれた昼食を終えて一休みしていると、唐突に神楽さんが
そう言った。
多分聞き間違えたんだと思う。というか、聞き間違いであってほしい。聞き間違いじゃなきゃ駄目だろ。
「えっと、ごめん、良く聞き取れなかった」
「先輩は自らの逞しい肉棒を己でしごいたりはなさるんですか?」
「ありえねーーーー!!」
なんかデンジャーワードがいやらしく拡大されてるし!
「あ、それあたしも興味あるッス。どうなんスか? 先輩」
なんか篠山さんも興味持ってるし!?
「あり得ないと言うことは、普段はなさらないと?」
「違うって! 神楽さんのその質問があり得ないんだよ!」
「違うと言うことは、普段はなさると?」
「否定はしないけど……と言うよりそんなこと聞いてどうするんだよ!!」
「普段先輩がどんな物をオカズにしているのかは知りませんが、代わりに私をオナペットなどにはいかがでしょう?」
代わりに……私を……オナペットって……
「……………………」
なんて返事をすれば良いのかも分からず、とりあえず固まる。一体こんなときはどんな表情をすれば良いのか。
そして0.5秒ほど固まってから、もう一つの問題を思い出した。体が動かないからそっちは向けないが、恐らく
そんなことはしなくても……
「だ、駄目ッス! 先輩、オナペットならあんな変態娘じゃなくて是非この篠山あかねを!!」
うん、悲しいくらい予想通りのリアクションだ。君も立派な変態だよ。
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:15:22.46 ID:uBPf5woQ0
>>893 じゃあ名前えりかにして!本人の名前がそうだから!
いやならいいけど…
900 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/20(月) 01:15:49.39 ID:11ZDmqqf0
「うふふ、先輩、これを差し上げますわ」
そう言うと神楽さんは、フイルムケースを一つ僕に渡してきた。
中身を聞きたくない。というか、なんだか大体中身が予想できる。多分、つまり、その……エッチな
ポーズをとった神楽さんの写真な訳だ。
「先輩を想って自らを慰めた私の写真です」
「そんなもの現像に出せません!!」
予想を遙かに突っ切ったフイルムを神楽さんに突っ返す。
「うふふ、ご安心下さい。先輩のために初めてはとってあるので、まだオモチャはおろか指すらも
私の中には入れたことはありません。私は先輩に貫かれるのをまだかまだかと待っています」
そんなこと聞いてないし。こっちの話も聞いてないし。
「せ、先輩! あたしのパンツ欲しくないッスか!?」
「……要りません」
「あら、先輩はパンツがお好きですか? では、今脱ぎたてを……」
「要りません!! ああ、もう、脱がないで!」
神楽さんは今正にパンツを脱ごうとしてストッキングに手を掛けていた。
「ではこの黒のストッキングなどは……」
「駄目です!!」
残念そうに下ろしかけたストッキングを戻す神楽さん。
「じゃあ先輩! なにか欲しい物無いッスか? あたし、先輩にならどんな物でもあげちゃうッス!」
篠山さんがズイと身を乗り出してくる。
「そうですね、では私は、そこの小娘では無理な注文でも聞きますが。何か私の持ち物で性欲の
対象になる物はございますか?」
神楽さんも負けじとこっちに身を寄せてくる。
901 :
素直クールvs素直ハイテンション:2006/02/20(月) 01:17:39.22 ID:11ZDmqqf0
「まな板娘は黙ってるッス、先輩の下の面倒はあたしが任されるッス」
「私は先輩の好みに沿えるように鍛えてるから、大きさは関係ないわ。あなたこそ、人並みの
大きさしか無いのによく人の胸を貶せるわね」
「あ、あたしはこう見えて着やせするタイプッス! 決して寄せてあげてでは無いッス!」
「ふふん、自ら暴露してどうするの? お馬鹿さん」
「うがー! こう見えて学年11位ッス! とにかく、先輩の性欲はあたしにぶちまけて貰うッス!」
「先輩の性欲は、すべて私で処理して貰うわ。残念だけど、あなたの出る幕は無いの」
にらみ合う二人。というか、神楽さんが篠山さんを一方的におちょくっているようにも見える。
「先輩! あたしの体という体をつかって満足して欲しいッス! ついでに愛して欲しいッス!」
「先輩、私をオナホールのように扱って頂いても結構ですよ? でも愛して下さいね?」
この状況で、僕にどうしろと言うのだ。下手すれば二人に襲われかねない。
これは……逃げるのが最良の手段か? なんだかこの二人に絡まれると逃げてばかりいる気がして
少々自分が情けなく思うが、兎に角このシチュエーションから脱出する必要がある。
そう思うと同時、バッと体を跳ね上げ、階段に向かってダッシュする……いや、しようとしたところで
二人に捕まえられた。二人がしっかりと僕の股間をホールドしていたのだ。
「先輩、あたし達のどっちがそそるか……」
「……直々に決めて頂けますか?」
僕は床に突っ伏した恰好で、自分の情けないこの姿に涙する。
結局その後、二人をなんとか説得する為に小一時間を要し、僕たちは午後の授業には出られなかった。
902 :
◆518YLv.Xnc :2006/02/20(月) 01:18:58.44 ID:11ZDmqqf0
ちょっと強引だったか……
羨ましいな、女の子に「自分をオナペットにして」とか迫られるなんて
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:21:54.33 ID:uBPf5woQ0
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:23:57.91 ID:lIUMb5S00
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:27:00.47 ID:uBPf5woQ0
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:30:50.71 ID:F9PUU06i0
>>902 GJ!!俺の脳内が焼きついたwwwwww
素クールと素ハイとツンデレのカラミも面白そうだな
>>903 ワロスwww
君も立派な変態だよ
↓
その君の友達に乾杯
↓
告白しとけばよかった…
908 :
◆d3G2aKSRzM :2006/02/20(月) 01:36:27.70 ID:FI10X4bt0
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:40:59.74 ID:lIUMb5S00
>>908 なるほど
これにファミコンネタがあれば立派な素直シュールだ
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:55:23.70 ID:WdrNiR8g0
保守
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 01:58:38.52 ID:11ZDmqqf0
>>906 確かに楽しそうだけど、ただですら描写を詰めすぎてクール分に割く量が減り気味なのに
ここにツンデレを足すともうとんでもないことになるのでご勘弁を
912 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 02:07:58.71 ID:F9PUU06i0
>>911 じゃあ、そこにシュールと狂うとフールとグールを足したら
それはもう大変なことになるなww
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 02:29:40.74 ID:cYKTxsDEO
昼間のカフェイン大量摂取により全く眠れない俺が保守
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 02:52:51.51 ID:9gIv52Q8O
素直クールになろうとしても、赤面が治せないと無理だな
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 03:28:04.63 ID:9gIv52Q8O
カフェインは、摂りすぎたせいかあまり効かなくなった俺も保守
917 :
◆t0BCEF0uzI :2006/02/20(月) 03:35:28.75 ID:Mx53YKA7O
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 03:56:20.65 ID:9gIv52Q8O
>>917 「ぱった」とは何ぞや
「ぱくった」か、それとも「ぱろった」か?
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 04:27:31.60 ID:5gtBE4Ks0
>>918 ばったもん、のばったじゃね?
にせものとかそんな感じ。
って保守。
>>918 前者でお願いします。
折角なので
クー「兄貴、兄貴。これみてくれ」
兄貴「なんだ妹よ。今日の出番は聞いてないぞ。折角『戦いの挽歌』で武器を飛ばして素手だけで闘っていたのに」
クー「へえ、そういうクリアーの楽しみかたもあったのか……」
兄貴「ぱっと見たら、グリーンベレーみたいだろ?」
クー「おもいっきり、気のせいだな兄貴。それで、だ。NPCを見てくれよ。持ってきた」
兄貴「うわ、俺が居るなぁ。しかも愛し合ってるな」
クー「私も大概の事は肯定してきたが、コレは無いな」
兄貴「無いな。男が見たら、スネルぞ」
クー「それはそれでいいよ、兄貴。そういうプレイも楽しそうだ」
兄貴「あいかわらず前向きだな、妹」
クー「メガドラのゲーム図書館で、ネットしようとした兄貴には負けるよ」
兄貴「そ、そうか……」
クー「そうだね」
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 05:16:44.08 ID:9gIv52Q8O
まあ、たまたまキャラが被ることもあるだろう
というか、
>>908はあまりシュールには見えんがな
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 05:28:14.89 ID:Mx53YKA7O
正直あれをネタに書きたかっただけ、かもしれん。
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 06:20:41.51 ID:PeonRJrK0
保守
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 07:13:09.12 ID:HTR3fPWcO
保守。
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 07:35:55.89 ID:WdrNiR8g0
保守
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 08:14:48.74 ID:5shQkFLf0
ほ
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 09:28:24.98 ID:ZyWPYpucO
ほ
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 10:18:07.33 ID:lIUMb5S00
時間的に保守
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 10:18:14.93 ID:IfGBpE5GO
☆彡
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 10:47:13.04 ID:dKb4TCh30
す
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 11:12:36.76 ID:dKb4TCh30
な
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 11:24:54.42 ID:D700jKviO
お
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 11:43:34.00 ID:Q5ZaoQ9+0
ク
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 11:48:31.12 ID:rruMJVf30
│
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 11:51:13.88 ID:D700jKviO
ル
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 11:54:05.36 ID:AdcSkG6I0
す>な>お>ク>−>ル 完成で
このスレは落ちず、夜には神SS書きと絵描きが山のように登場する。
素クールは社会現象となり、ツンデレは過去の遺物と化す。
そんな夢を見ていた頃が俺にもありました。
937 :
(´ω`):2006/02/20(月) 11:55:39.54 ID:XtZQxfVK0
曜
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 12:07:11.47 ID:StWOJSAi0
子
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 12:12:41.68 ID:cwpmnOV00
ち
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 12:20:44.15 ID:tcoLFX7b0
んこ
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 12:44:48.72 ID:lIUMb5S00
ちん
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 13:07:20.53 ID:rQgdyyis0
すこう
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 13:33:28.41 ID:y18VxWwL0
イリオモテヤマネコ
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 13:35:00.24 ID:f5aeEyYm0
榊さん
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 13:59:18.93 ID:Vc1TqbC20
保守
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 14:25:55.37 ID:/84BjtdI0
私大の方はもう合格発表のところもあるんだな
保守
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 14:41:00.44 ID:07/CHw480
受験勉強という恐怖から逃避するために保守
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 15:07:57.91 ID:FIZA10WW0
メロン(゚д゚)ノ(#)パン
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 15:50:57.59 ID:lIUMb5S00
保守
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 15:51:35.22 ID:3aqHYGIgO
ハラヘリ保守
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 16:02:29.24 ID:EJ9FMZ8X0
軽く乱立保守
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 16:32:10.68 ID:xfSDX52E0
永遠の保守
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 16:43:38.75 ID:BhMJOOpK0
「ったく、どこ言ったあいつ・・・」
さて、空とアスレチックに歳も考えず遊びに来たわけだが
「圭介ー」
振り向くとどこから持ってきたのかダンボールを尻に敷いて勢いよく滑ってくる。
「空!お前今までどこに・・・」
と、そこまで言って気付いた、このままだと・・・
ストライク
「うん、このダンボールはブレーキが無いのが問題だな」
「その前に言う事は?」
「ああ、圭介と一緒に乗ろうと思ったのだがこれは危ない、乗せるわけに行くまい」
「そうじゃなくて、もっと肝心な事があるでしょうに」
「愛の宣誓か?朝晩欠かさずやっているが・・・足りないのか?」
「十分・・・というより恥ずかしいのでやめて下さい」
「あ」
「どうした?」
「もう遅い」
「ケースケにいちゃーん」
ストライク
「流石に二回目は・・・」
「ケースケにいちゃん、どうしたの?」
「ていうか何故に茜が・・・」
「何でって・・・ケースケにいちゃんとはお墓の中まで一緒だよ」
「む、圭介と同じ墓に入るのは私だ」
「恥ずかしくて微妙に線香臭い議論はやめて下さい」
素直クールってこうですか?分かりません><
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 16:59:54.83 ID:lIUMb5S00
だいたいそんな感じで
\ ∩─ー、 ====
\/ ● 、_ `ヽ ======
/ \( ● ● |つ
| X_入__ノ ミ 俺様が釣られクマー!
、 (_/ ノ /⌒l
/\___ノ゛_/ / =====
〈 __ノ ====
\ \_ \
\___) \ ====== (´⌒
\ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;;
\___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
(´⌒; (´⌒;;;
955 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 17:09:27.99 ID:DbfzG1DM0
保守
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 17:30:22.79 ID:XqTdjcIN0
保守
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 17:47:45.87 ID:YM0/lBa0O
そろそろ新スレの季節か…。
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 18:07:06.65 ID:vMKpqpo/O
やっぱこの時期保守が多いよな
そんな中で次スレになったら俺は息抜きに描いてた絵を投下しま
職人さん来てくんないかなー&増えないかなー
959 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 18:19:35.70 ID:lIUMb5S00
飯時すぎたら新スレでどうだろう?
スタンド攻撃によって今日はシチューを食う
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 18:20:26.71 ID:OepUWRr00
保守
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 18:39:58.88 ID:lIUMb5S00
保守
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 18:54:00.14 ID:iPu/gsVN0
保守
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 19:04:52.82 ID:iPu/gsVN0
保守
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 19:23:22.05 ID:lIUMb5S00
保守
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 19:37:13.87 ID:WHyPAqA70
保守
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 19:49:58.69 ID:WHyPAqA70
保守
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:11:07.12 ID:lIUMb5S00
保守
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:19:57.82 ID:WHyPAqA70
ho
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:34:54.06 ID:WHyPAqA70
ho
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:38:53.69 ID:rBMhBdJn0
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:39:18.48 ID:lIUMb5S00
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:50:27.59 ID:dKb4TCh30
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:52:28.42 ID:IOkaaJ35O
974 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:53:04.15 ID:YkoJ3ZlY0
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:55:05.04 ID:SHRd9J6h0
976 :
(´ω`):2006/02/20(月) 20:55:43.92 ID:XtZQxfVK0
977 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 20:59:56.63 ID:9gIv52Q8O
978 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:00:07.85 ID:IMFEIoa/O
なんでかわからんけど不意におにんにんが元気になってきたwwwwヤバスwwwww
979 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:06:50.67 ID:6OcwCQMb0
>>970 あなたの作品凄く好きです。GJ!!!!!!!!!
980 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:07:05.77 ID:lIUMb5S00
981 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:11:29.52 ID:vMKpqpo/O
982 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:15:57.93 ID:lIUMb5S00
ksk
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:18:12.32 ID:IOkaaJ35O
埋めますか
984 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:18:58.11 ID:wt1p2H4y0
梅ksk
985 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:19:07.65 ID:IMFEIoa/O
梅
986 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:19:20.56 ID:wt1p2H4y0
梅
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:19:29.15 ID:vMKpqpo/O
埋め
988 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:19:54.59 ID:wt1p2H4y0
梅ksk
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:19:58.80 ID:hH9alyWe0
生め
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:20:13.30 ID:wt1p2H4y0
生め
991 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:20:39.89 ID:wt1p2H4y0
熟め
992 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:20:42.62 ID:A0EXdjbj0
うめ
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:21:03.42 ID:IMFEIoa/O
1000なら次スレは10レスに2レスの割合でGJの嵐
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:21:05.60 ID:wt1p2H4y0
倦め
995 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:21:28.35 ID:wt1p2H4y0
うめ
996 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:21:32.03 ID:IMFEIoa/O
おや
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:21:50.14 ID:wt1p2H4y0
あれ
998 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:21:58.48 ID:hH9alyWe0
1000なら明日「君の子供を孕ませてくれ」って教室でおにゃのこに言われる
夢をみる
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/20(月) 21:22:01.62 ID:A0EXdjbj0
ハイクオリティ 1000gets
1000 :
◆SoMyUBYlMA :2006/02/20(月) 21:22:04.92 ID:FilKG+jt0
1000ならもっと頑張れる
1001 :
1001:
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 + このスレッドは1000を超えました。
〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
/ ! + 。 + + *
http://ex14.2ch.net/news4vip/ ./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
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