( ^ω^)ブーンがロストグラウンドでs.CRY.edを叫ぶ
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
どうせ立たねーよwwwwww
立ったら今日を潰して書きまくるwwwwwwwwwwwwwwwwwww
2 :
|・∀・)ノ ◆CYCIKFvG3U :2006/01/28(土) 19:16:03.11 ID:KDPPUXwV0
γ´`ヽ
_ゝ -''` ー- _
/ \
/ ヽ
,′ ',
! , -────── 、 |
| | ィェァ ィェァ| |
| `───────' |
.| |
| l
l /
| ヽ /
` 、 /
` ー'ー '
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:16:48.89 ID:RnXcqNOn0
さぁ書きたまえ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:16:50.89 ID:bMT5GW+B0
立っちまった、ヤバス
ストーリーほとんど覚えてねーよwwwwwww
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:18:11.66 ID:bMT5GW+B0
言ったからには書く。けどクオリティは知らん。
第一話「ブーン」
( ^ω^)「あーあ、今日も暇だお」
( ^ω^)「このマンガも飽きちゃったお。また新しいの拾いにいくお」
ブーンが寝そべったソファの周りにある紙の山に雑誌を放り投げる。
( ^ω^)「さぁて、じゃあ今日も一丁がんばるお!」
ロストグラウンド"荒野"
カズマ「このおっさん、重てーんだよ、ったく」
HOLY本部"劉鳳自室"
劉鳳「アルター犯罪者め……!」
――――boon.CRY.ed――――
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:27:21.00 ID:bMT5GW+B0
( ^ω^)「さて、今日は何があるのか楽しみだお!」
ブーンは市街から出されたゴミを漁ることが大好きだった。
それを売って暮らすやつも居るが、ブーンはその中にある漫画雑誌などをもとめていた。
( ^ω^)「お、このエロ本まだ新しいおwwwwwけどブサイクキメエwwwwwwww」
比較的汚れの少ない漫画雑誌を漁ると、ブーンは両手に抱えていつも以上に微笑みながら帰路につく。
( ^ω^)「そうだお、古い雑誌を交換に出せば部屋も片付いて一石二鳥だおwww」
わらしべ長者のように使い古した漫画雑誌がなにに変わるのか妄想しつつ、ブーンは荒野を下る。
その途中でブーンが見かけたのは、HOLY、HOLD隊員が乗って市街からロストグラウンドに来る車だった。
( ^ω^)「うはwwHOLYウザスwwwww」
そして荒野からはチンピラが必死の形相で逃げ出してくる。そこに居るのは、二人の男だった
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:31:04.62 ID:bMT5GW+B0
書くの時間かかるwwwwwww
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:32:55.92 ID:0QoJyjP/0
スクライドktkr!!!!!1
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:41:19.20 ID:bMT5GW+B0
一人は右腕を融合装着型のアルターに変えた髪を逆立てたネイティヴ。
そしてもう一人は融合型アルターの前に自身のアルターを作り出したHOLYの隊員。
銀色の姿を持つアルターは、自身の両腕を拘束服で縛るかのように封印されていた。
カズマ「撃滅のォ……、セカンドブリットォォオォッォォオゥア!!!」
劉鳳「絶影!」
( ^ω^)「うは、テラヤバスwwwwwwww」
アルター戦は一般人が巻き込まれるとものすごいヤバイ。どの位ヤバイかというと、
姉歯のヅラがバレナイ確率ぐらいやばい。
右腕アルターの男が背中の羽を光に還元して放った一撃は、しかしHOLY隊員には届かない。
逆に一撃を貰い、荒れた岩に叩きつけられた。
カズマ「ぐっぁあ……!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:48:19.64 ID:bMT5GW+B0
右腕アルター……って、面倒くさいからカズマと劉鳳でもういいや
それでも倒れこまず、カズマは地面の砂を握り締めて投げつける。
劉鳳「くっ!」
カズマ「卑怯だって怒るかい?」
劉鳳「いいや、だが底は見えた!」
劉鳳が目を閉じ、しかしカズマの方向を睨みつけて絶影を走らせる。
カズマ「抹殺のぉお!!」
( ^ω^)「僕の影が薄い件」
ブーンが漫画雑誌を丁寧に地面に起き、カズマと絶影の間に割りこむ。
ああ、しかしそれでもカズマは止まらない!
カズマ「ラストブリットォォォォォオオーーー!!!!!」
劉鳳「絶影!」
( ^ω^)「ちょwwwwwペタヤバスwwwwwwwwwwww」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:50:54.85 ID:bMT5GW+B0
ブーンのアルターの名前決まってないんだけど、何がいいかな
仮名はラディカル・ブーン・スピードなんだけど
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:52:57.44 ID:bMT5GW+B0
ああ、うん。人居ないね。クオリティ低いし仕方ねーか。
つーか書くのムズイ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:54:00.25 ID:z8SG1MmbO
>>11 それで良いんじゃないか?
あと、今日中に終わるのか?
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:55:35.03 ID:bMT5GW+B0
>>13 どうだろ、終われるのなら今すぐ終わりたい。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 19:58:55.18 ID:z8SG1MmbO
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:03:21.63 ID:bMT5GW+B0
( ^ω^)「ストレイト・ブーン・スピード!!!」
ブーンの周囲の岩石が分解され、ブーンの足に集まる。
アルターとは、物質を分解して自身のエゴに反映した物に変換する、特殊能力である――――――!
ブーンの膝下はやけにごついブーツに覆われ、かかとからつま先までは走行戦車のような形をしていた。
走り出したブーンは人の限界を遥かに越えた速度でそこから走り出し、カズマと絶影の挟み撃ちから抜け出す。
彼が持つのは、ただ速く走ることが出来るだけというしょぼいにもほどがあるアルターだった。
カズマ「お、おお、ぉあああああああああ!」
劉鳳「だが決まらんよ!」
( ^ω^)「あ、避けられたお」
カズマは絶影の平べったい触手にぶっ飛ばされて転がり、アルター能力すら強制解除されて、しかしそれでも倒れない。
カズマ「同じ倒れるのでも、前のめり……だ」
( ^ω^)「さて、僕は帰って漫画でも読む」
シェリス「そうはいかないわよ」
カズマと( ^ω^)はHOLYに連行されました。
第一話「ブーン」 終了
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:04:07.09 ID:bMT5GW+B0
( ^ω^)「さて、僕は帰って漫画でも読む」→( ^ω^)「さて、僕は帰って漫画でも読むお」
脱字った
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:06:45.33 ID:8RjlmH4/O
応援してるお
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:09:18.14 ID:4v9p/Da/0
SRCのシナリオに「ジョイント」ってのがあるが
それにスクライドが出てくる。作者が原作を良く分かってるから感動した。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:13:02.63 ID:bMT5GW+B0
第二話「ボクの球はビッゲスト」
( ^ω^)「完全に巻き込まれますた」
実際、ブーンは何もしていない。割り込もうとして直前で逃げ出しただけだ。
HOLYまで連行されたのは、シェリスの独断と偏見による抽選の結果、大当たりしただけである。
カズマ「……ん、ん? どこだ、ここ」
目を覚ましたカズマは逆立った髪ではなく、撫でつけたように落ちている。
( ^ω^)「HOLYだお。お前がぶっ倒れてから連行されたお」
カズマ「っていうか、なんだお前。全然知らねぇぞ」
( ^ω^)「僕は内藤ホライゾンだお。呼びにくかったら絶対無敵雷神王漆黒の四国"地平線の内藤"でいいお!」
カズマ「長ぇしうぜぇし覚えきれねぇ」
カズマが右腕ですっとぼけたブーンの頭をぶん殴り、ブーンが地面に倒れる。
( ^ω^)「ブーンでいいですお」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:22:35.77 ID:bMT5GW+B0
カズマ「んで。えーと……なんだっけ、まあいいや。お前、脱出の方法とかわかるか?」
( ^ω^)(ちょww頭悪すぎスwwwwきっと脳の年齢五歳くらいだおwwwwww)
ブーンは内心で(^Д^)9mしつつ、実際言われたらぶん殴られるから言わなかった。
( ^ω^)「さあ。ぶちこまれてから確認にも来ないからわからないお」
ブーンが言うと、カズマは舌打ちして壁に右拳を叩きつける。
噂をすれば影というものか、暗闇の中扉を開いて現れたのは劉鳳だった。
劉鳳「ようやく目覚めたか。NP-3228」
カズマ「てめえ! そのNPなんたらっつーのは俺のことか!?」
劉鳳「そうだ、NP-3228。お前はアルター犯罪を犯した罪で、第三級犯罪者として無期限労働を言い渡す。
戦闘の最中割り込んできたそっちの阿呆面も同罪だ」
( ^ω^)「ちょwwwwwねーよwwwwwwww」
それだけ言うと劉鳳は去っていき、ブーンとカズマだけが暗闇に取り残された。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:23:41.57 ID:bMT5GW+B0
ストーリー全然覚えてねー。第三話で脱出するまでどうしたんだか。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:25:43.79 ID:z8SG1MmbO
数年前にアニメで見たけどほとんど記憶にない
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:33:52.89 ID:T2T0/9WX0
1話がカズマ(ネイティブアルター)中心のお話。
2話が水守が狂言回しになって市街(HOLY)中心のお話。
3話はカズマがHOLYから脱出する話。
4話はビックマグナムwww
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:36:25.93 ID:bMT5GW+B0
カズマが吠えながらアルターを作ろうとするも、この部屋には能力を封印する機能でもあるのか、
髪は逆立つものの分解されるものが無く、結果としてカズマの腕にアルターはできない。
足元は素手ではどうあっても切れないワイヤーで固められていて、立ち上がるのも一苦労だった。
そこに現れたのは、劉鳳よりもやや背が低く、彼のように尖ったと言うよりは丸い印象をもつ別のHOLY隊員だった。
橘あすか「気分はどうですか、NP-3228と阿呆面。食事です、食べたかったらどうぞ」
そういうと持っていたトレーごと薄そうなスープとパンが二つ入ったものを二組置いて、挑発するように近づく。
( ^ω^)「だれが阿呆面だヘタレ顔が、てめえさっきのやつの劣化した野郎みたいなんだよぼけが、お」
カズマ「んで、わざわざ忙しいHOLYのくそッたれ野郎様が一体なんのようだ? メシ置くだけならもうすんだろ」
あすかは逆上したように二人を蹴り、硬いブーツの裏で何度も何度も踏みつける。
橘あすか「誰ががヘタレだって? 誰が劣化コピーだって? もう一度言ってみろよド低脳面ぁ!」
( ^ω^)「ちょwww痛スwwwwww男に踏まれても嬉しくねーよ」
カズマ「やっぱ二流顔だな、簡単な挑発でこんなに近づきやがる」
あすか「なんですって!」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:38:02.80 ID:+07BINziO
黒くて硬くてぶっといアレか
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:42:12.84 ID:bMT5GW+B0
( ^ω^)「卑怯だと怒るかお?」
ブーンが自由に使える両手であすかを引き倒し、同じように地面に転がす。
カズマ「いいや、ナイスな作戦だ」
あすか「お前が答えるなよ!」
カズマ「アルターが無くても、てめえみたいな野郎ならこれで十分だ!」
人差し指から小指までを握り、親指で閉じた拳をあすかの頬に叩きつける!
あすか「くっ、エタニティエイト!」
この くうかん では アルター は つかえない!
あすか「ぶべら!」
カズマ「さあて、這ってでも抜け出すか」
( ^ω^)「ド低脳はお前だったようだお」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:46:11.43 ID:bMT5GW+B0
二話ってあれか、思い出した。クーガーが水守連れてってカズマVS劉鳳覗いた奴か!
書かないこと思い出してもな・・・
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 20:53:46.71 ID:bMT5GW+B0
這って抜け出したカズマとブーンは、ワイヤーをアルターで再構成して自由になった。
( ^ω^)「このままでていっても掴まるだけだからこれを着るお」
カズマ「ちっ、しかたねぇな。癪だが使えるしよ」
ブーンとカズマはぶちぶちと言いながらHOLD隊員の服を着込み、顔を隠せるヘルメットを被って暗闇を後にした。
水守「色々あって行間でつかまりました」
( ^ω^)「三行で説明するお!!!!!!」
・一旦アルターを解除したカズマがHOLD隊員の服を再度アルター化
・劉鳳に一撃ぶちかまし、名前を刻み込みあう
・桐生水守を人質にして現在HOLY本部から逃亡中。
水守「で、私はいつまで掴まってればいいんでしょうか」
カズマ「きまってんだろ、市街を出るまでだよ!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:04:50.10 ID:bMT5GW+B0
あすか「そうはいきません!」
ブーンたちの行く手には、あすかがいつのまにか先回りしていてエントランスの門番のように立ち構えていた。
( ^ω^)「お前ならチョロいお。人が蟻を踏み潰すのにちょっと手を加えたぐらいでぶっ倒せるお」
あすか「このHOLYB級隊員、エタニティエイトの橘あすかがあなた程度のネイティヴに倒せると?」
カズマ「ごちゃごちゃとうるせえんだよ! やるならやる、やらねえならやらねえ! 阻むなら突き崩す!」
あすか「あなたじゃ無理だ! エタニティエイト!!」
あすかが直径五センチほどの球を八つ作り出し、それを自在に操りながらカズマ目掛けて走り出す。
球が直列に並ぶと、それを保護するように同じ緑色の光が現れる。
カズマ「撃滅の……セカンドブリットぉおお!」
背中の羽を推進力に変えて、カズマは自身のアルターをエタニティエイトに叩き込む!
しかし見た目よりも遥かに強度のあるエタニティエイトは、その一撃にも砕けない。
あすか「エタニティエイト、この男を昏倒させろ!!」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:08:54.26 ID:FBRByLsP0
/ ̄⌒⌒ヽ
| / ̄ ̄ ̄ヽ
| | / \|
.| | ´ ` |
(6 つ / はぁ・・・予告だけかよ・・・
.| / /⌒⌒ヽ
| \  ̄ ノ
| / ̄
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:09:44.41 ID:FBRByLsP0
__,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / _/ ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / ,.フ^''''ー- j
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ / \
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// / _/^ 、`、
ヽ_'_ノ)_ノ \> / / / _ 、,.;j ヽ|
n 「 | /. | -'''" =-{_ヽ{
ll || .,ヘ / ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ!
ll ヽ二ノ__ { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
l| _| ゙っ  ̄フ.rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
|l (,・_,゙> / { ' ノ l /''"´ 〈/ /
ll __,冖__ ,、 > >-' ;: | ! i {
l| `,-. -、'ヽ' \ l l ;. l | | !
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
ll __,冖__ ,、 |\/ l ; l i i | l
ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: l | { j {
|l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
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|! |! |! l | ::. `ー-`ニ''ブ
o o o ,へ l :. |
/ ヽ :
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:13:46.56 ID:bMT5GW+B0
^ω^)「だが断る。ストレイト・ブーン・スピード!!」
走行戦車のように無骨なブーンのアルターが、カズマに迫る一つの球を蹴り飛ばす。
走る速度を上げるだけのしょぼい能力だが、それ自体の硬度も高いらしい。
あすか「くっ、じゃあまずはあなたからだ!」
カズマ「昏倒のシェルブリット!」
ブーンに振り向いたあすかの後頭部をぶん殴り、カズマは舌打ちしながらアルターを構える。
殴られたあすかはロビーを数メートル吹っ飛ぶも、後頭部をさすりながら立ち上がる。
あすか「エタニティエイトで防御しないと危なかった。こいつら、ネイティヴの癖に強い……!」
( ^ω^)「ちょwwwwwヘタレ面のくせに強いお」
カズマ「仮にもHOLYのくそ野郎だからな。だが、喧嘩なら負けねえ」
あすか「仕方がない。こうなったら奥の手だ。エタニティエイト、ボクの球は――大きくなる!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:20:45.52 ID:FBRByLsP0
シェルブリット早杉w
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:25:38.62 ID:bMT5GW+B0
八つが一つに凝縮されたエタニティエイトは通常時の三倍ほどの大きさになっている。
( ^ω^)「やっぱり馬鹿だお。八つもあったのが一つになったら二人に対応できなくなるお」
あすか「それはどうかな? エタニティエイト、この阿呆面を操る!!」
( ^ω^)「!!」
高速で迫ったエタニティはブーンの額に激突し、鈍い音を立てて床に倒れこむ。
しかしすぐに立ち上がるが、体をだらりとさせたままで不気味だった。
カズマ「ぉおっ……らぁ!」
カズマがあすかを殴りつけようとするが、それを阻んだのはブーンのアルターだった。
空を『走って』加速したR.B.S.がカズマのシェルブリットを上方向へ叩き飛ばす。
カズマ「んなぁっ!? 血迷ったかてめえ!」
あすか「いいえ、冷静でしょう。エタニティが操ってるんですから、意識もないでしょうし」
嘲るようにブーンを見て笑い、あすかは命令する。
あすか「間抜け面、NP-3228を叩きのめせ!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:26:51.22 ID:bMT5GW+B0
猛烈に打ち切りてえ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:36:21.02 ID:w8DXgRhO0
「あいつは・・・ベーン?ボーンだったか?」
と未来レス
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:42:08.47 ID:bMT5GW+B0
カズマ「てめえ、劉鳳の偽野郎! あとでぶっ飛ばすから待ってやがれ」
あすか「あすかだ! いいかげん名前を覚えろよ腐れ脳味噌ども!」
カズマ「覚醒のシェルブリットぉ!」
カズマはブーンの頭上空を待っているエタニティをシェルブリットで狙うが、ブーンの移動が早くて当たらない。
カズマ「この、ちょこまか動き回りやがっててめえは蝿か!」
あすか「あははははは、滑稽だ! ネイティヴ同士で下手糞なお遊戯会とはね!」
カズマ「面倒くせえ! だったら偽者野郎から叩きのめしゃあアルターが解除されるだろうが!」
あすか「だけど、君は僕に近寄れない! 阿呆面、そのバカを蹴り飛ばせ!!」
カズマ「反撥のシェルブリット!」
R.B.S.でハイキックを繰り出すブーンの一撃をシェルブリットで真っ向から受け止め、カズマはあすかに跳んで近寄る!
あすか「考えた末がそれか! 甘いんだよNP-3228!!」
あすかがしゃがむと、反発力で飛ぶカズマはその上空を滑って行く。
カズマ「んでもって、もう一発反撥のォ!」
本部の壁を殴りつけ、方向修正をしたカズマがあすかの方向へ戻っていく。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:48:24.90 ID:bMT5GW+B0
あすか「くっ。でも、僕の球は二つある! エタニティ=ツイン!!」
ブーンを洗脳している一つを呼び戻し、もう一つを作り上げてあすかはカズマの一撃の防御に回そうとする。
カズマ「遅ェ! 抹殺のォラストブリットぅあー!!!」
あすか「そんな! 僕の球が潰される!? 二つも!!?」
カズマ「砕け散れええええええええええ!!!」
( ^ω^)「夢を、夢をみていたお。雄々しく、荒々しく、カズマを殴る夢」
カズマ「現実だよボケ」
君島「おおーい、カッズマくーん。逃げよーぜー」
カズマ「っと、君島か。じゃあ俺は逃げるぜ。お前も早く逃げろよ」
( ^ω^)「ちょwwww僕も連れてくおwwwwwwwwwww」
第二話「ボクの球はビッゲスト」 終了
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:49:10.46 ID:bMT5GW+B0
( ^ω^)「夢を、夢をみていたお。雄々しく、荒々しく、カズマを殴る夢」→( ^ω^)「夢を、夢をみていたお。雄々しく、荒々しく、カズマを蹴る夢」
今度は誤字った
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:50:32.75 ID:bMT5GW+B0
( ^ω^)「あと二時間で開放されるお!!!!!!!!!!!!!」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:57:55.27 ID:z8SG1MmbO
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 21:59:15.00 ID:bMT5GW+B0
>>42 つけるほどの作品じゃあないだろう。
現にスルーされまくりだし。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:00:51.13 ID:FBRByLsP0
今のやつらはスクライドを知らないみたいだな(´・ω:;.:...
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:02:38.30 ID:bMT5GW+B0
>>44 その屑、その馬鹿、他には居ないってぇことだろう。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:04:08.97 ID:z8SG1MmbO
アニメやってたんだからそこそこ有名だろ
やってたのは4年前ぐらいだけど
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:07:25.83 ID:bMT5GW+B0
第三話「行け逝け! 僕らのビッグマグナム立浪先生」
立浪「ふんふーん。俺は、今日もー、太くてー、硬くてー、暴れっぱなしー」
省略
( ^ω^)「カズマたちは寺田あやせの依頼でHOLYの強制労働施設に忍び込んだ」
・寺田あやせの弟がなんたらかんたらだった気がする。
・色々とハプニングりながら潜入成功。
・キャラ多い回は書けないって。
( ^ω^)「前話の再現のように巻き込まれますた」
カズマ「てめえが施設の近くをぶらぶらしてるから見つかりそうになったんだろうが」
ブーンが施設の近くのゴミを漁ろうとしていると、侵入の足かせになったブーンが巻き込まれますた。
あやせ「作者が口調なんて覚えてねーからしゃべらないわ」
( ^ω^)・カズマ「オッケー、刻んだ」
あとはめくるめく三流探偵のような手際で見つかり、上機嫌の立浪先生と遭遇した御一行。
いつだってピンチだぜ!
ふと思ったがブーンの能力が巴武士みたいだな
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:13:49.80 ID:DHE5HxX90
その保守に反逆
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:18:06.63 ID:DHE5HxX90
,i
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) | | \い iヾi |i | .i :i i "ヾ-、ニ-,__ ,-v-、
i 'i"| ̄二ニ-、,,} / i |ヽiヽ:| λ 、 ヽ -二ニ=-- / _ノ_ノ:^)
| i |ヽ{ -=_iッ=、 /' ,,-|±±、;|i |:::::i:::::::ヽヾ二" ̄ 違うか? ./ _ノ_ノ_ノ /)
//ヽ i |ヽ 〉ヾ-P--リ} /::::::ヽ--ヽ、 ̄ / ノ ノノ//
i::ヽ \ i ゚ ''- /'":::、ミヽ、( ____/ ______ ノ
ヽ::ヽ、 ヾ ,---、 /^i:{ヽノヾ ヽ\ _.. r(" `ー" 、 ノ
ヽ::::`Yi  ̄"' ̄ /;;/ _. -‐ '"´ l l-、 ゙ ノ
ヽ::::|ヽ、  ̄ /人 __ . -‐ ' "´ l ヽ`ー''"ー'"
. | -`'-、_ /,i/ / ' "´/`゙ ーァ' "´ ‐'"´ ヽ、`ー /ノ
ヽ ` -''" ´'// / / __.. -'-'"
| | \ / / l / . -‐ '"´
\ |___>< / ヽ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:22:29.13 ID:T2T0/9WX0
太いんだよ!硬いんだよ!大きいんだよwwwwwwwwwwww
立浪「こっちも口調覚えてないから決め台詞オンリーだぜ! ドゥー・ユー・アンダスタン?」
( ^ω^)・カズマ「把握した」
立浪「オッケイ! YAHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!」
巨大な砲身から巨大な弾頭が飛び出し、灼熱した巨d(ryが薬莢が地面を焦がす。
カズマ「押し切れねえ!?」
カズマがシェルブリットで弾丸を殴りつけるが、その破壊力はシェルブリットの一撃よりも高く、カズマが逆に吹っ飛ばされる。
( ^ω^)「ちょwwwヤバスwwwwwww」
ブーンは自分のアルターで逃げ回りながらその光景を見ていた。あやせはその光景に唾を飲みこみ、全身を緊張させる。
カズマ「ふ、ふへへ……いいね。やっぱりアルター戦ってのは燃えるよなぁ。こう来なくちゃよぉ!」
カズマは前へと突き出した右腕を左腕で支えるように構え、右半身を前に突き出す。
カズマ「いくぜ、衝撃のファーストブリット」
爆ぜるように前へと飛び、途中襲ってくる弾丸を器用に回転して避けながらカズマは突進する。
立浪「散弾だ!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:24:40.21 ID:F8mtTod40
リ ´∀`§ ミジョウ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:24:51.30 ID:VphcYTZg0
そういやチャンピョンREDだっけ?続編始まるんだよな
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:34:16.68 ID:bMT5GW+B0
カズマの目の前に迫った弾丸が弾け、中から普通の弾丸並みの鉄丸がカズマを襲う。
寸前にシェルブリットで致命的なものはガードしたものの、幾らかは体を貫通した。
カズマ「ぐ、ぁあっ!」
立浪「げぁはははは! どうだ、チンケなアルターを持つ糞野郎ども。俺のアルターはどうだい?
黒いだろうが! 硬いだろうが! ブっといだろうが! 暴れっぱなしだろうが!」
( ^ω^)「どう聞いてもセクハラです。本当にありがとうございました」
ブーンの方向へビッグマグナムが銃口を向け、散弾を連発する。三発の弾丸はそれぞれ違う方向に飛び、R.B.S.でも逃げるには遅い。
( ^ω^)「これはもうだめかもしらんね」
R.B.S.が全速力で走るも、何発かの弾丸を食らってブーンは地面に倒れこむ。
あやせ「カズマ! 今なら隙だらけよ!」
カズマ「わぁってるよ! 壊滅のシェルブリット!!」
ぶん殴られたビッグマグナムは派手に回転し、ゆらゆらとゆれるがしかし壊れるまでには至らない。
立浪「てめえは人の話を聞かねえのか? 言っただろうが、このビッグマグナムは硬ぇんだよ」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:47:51.26 ID:VZlNZUCr0
太いんだよ!( ゚∀゚)
硬いんだよ!!(#゚Д゚)
暴れっぱなしなんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!!
//////////_---―――――---_\ /////////////////
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// ///
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // /
// //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // ////
/ // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// ////
/// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// ///
////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// /////
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // /////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// //
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:54:39.18 ID:bMT5GW+B0
カズマ「が、ぐぉぉぉぉお!」
マグナム弾をシェルブリットで迎え撃つが、銃口近くで受けすぎたカズマはまた吹っ飛ばされて地面に転がる。
まともに攻撃を受けすぎたシェルブリットはその装甲が壊れ、カズマ自身の腕が見えている。
( ^ω^)「衝撃のドロップキッキュアアアアアアアアアアアアアーーーーー!!!!」
立浪「ぶべら!?」
陰の薄さを利用してこっそりと立浪の後方へ回っていたブーンが、R.B.S.の速度のまま突っ込んだドロップキックをかます。
背骨が反るように弧を描いた立浪はビッグマグナムに打ちつけられ、しかしそれに倒れこむようにしながらも立っている。
( ^ω^)「やべぇ、やべぇおカズマ。やばい展開しかうかばねえおーーーーー!!」
カズマ「その展開に反逆する!!」
立浪「て、てめえら……死ぬ用意は良いか」
カズマ「いいや、ちっともよくないね」
( ^ω^)「こうなったら、ジョースター伝統の……いいや、その考えに反逆しないと生きて帰ってもカズマにぶっ殺されるお!」
立浪「くらええええ! スペルm(ry」
( ^ω^)「正体がわからない技を出させるわけにはいかないお!
⊂二二( ^ω^)二⊃ストレイト・ブーン・スピード最大だお!!!」
ブーンがクラウチングスタートの体勢から両腕を広げて走り出す。その速度は、今までの1.5倍は出ていた。
カズマ「撃滅の、セカンドブリットォぅあ!」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:56:41.17 ID:TFW8tw3o0
やべぇwwwww無駄に熱いwwwwwww
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:56:41.46 ID:bMT5GW+B0
( ^ω^)武運と悪魔召喚士スレが見たいが書く。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 22:57:17.00 ID:VZlNZUCr0
がんばれw
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:06:18.67 ID:z8SG1MmbO
wktk
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:07:23.94 ID:bMT5GW+B0
立浪がビッグマグナムをカズマに向け、マグナム弾を連続発射する。
カズマは何発かを避けるものの、しかし最後の一発を避けきれずシェルブリットを叩き込んだ。
だがマグナム弾はシェルブリットを押し込み、カズマを後退させる。
⊂二二( ^ω^)二⊃「壊滅のッ、ブゥゥゥーーーーーーンンンンンンンナァ!!」
最高速度のブーンが飛び上がって立浪の背中を蹴りつけ、腰骨の致命的な音を聞きながら吹っ飛ぶ。
しかし立浪は笑い、カズマを嘲るように見ていた。――俺の勝ちだ、と。
カズマ「足りねえなら持ってくりゃいいんだろう! 抹殺のラストブリットぁ!!!!!!!!!!!!」
最後の羽が光に変わり、ブーンの最高速度にも負けない推進力で、カズマが弾丸をビッグマグナムの銃身に叩き返す!
立浪が目を見開いて、その光景を見て愕然とする。そして、カズマが雄叫びのように吠えた。
カズマ「俺の、俺たちの、勝ち、どぅゎあーーーーーーーーー!!!!」
銃身を詰まらせたビッグマグナムが内部から膨れ上がり爆発を起こす。
( ^ω^)「アリーヴェデルチだお、黒岩先生」
第三話「行け逝け! 僕らのビッグマグナム立浪先生」 終了
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:09:33.10 ID:bMT5GW+B0
あと一時間、強引に終わらせるべきか。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:12:29.49 ID:bMT5GW+B0
ちょwwwwww反応無くてテラコワスwwwwwwwww
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:13:49.38 ID:VZlNZUCr0
すまん、武運見てたw
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:15:47.92 ID:bMT5GW+B0
俺も見てえwwwwwwいいや、第四話「真・絶影さん」を書いたら見る。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:21:27.70 ID:bMT5GW+B0
第四話「真・絶影さん」
( ^ω^)「おいすー^^」
カズマ「誰だぁ? ……なんだ、お前かよ。まあいいや。んで、なんのようだ」
( ^ω^)「かなみちゃんに読み飽きた漫画をあげにきたお」
かなみ「こんにちは、ブーンさん。こんなに貰って良いんですか?」
( ^ω^)「片づけにもなってちょうど良いんだお」
カズマ「俺ん家をゴミ捨てに使うんじゃねーよ。ったく」
カズマも呆れるほど地面に落ちた漫画雑誌から一冊抜き取り、治療用の電動シートに寝転びながらぱらぱらと捲る。
そんな退屈な時間を過ごしていると、元診療所の扉が丁寧にもノックされる。
かなみ「はあーい。どなたさんですか?」
カズマ「ったく、今日は客の多い日だな。入れよ、君島ァ」
外でした車のエンジン音から自分の友人と思ったカズマが漫画雑誌を放りながら言う。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:26:24.87 ID:bMT5GW+B0
しかし、現れたのは君島ではなく別の人間だった。
劉鳳「邪魔するぞ。――カズマ」
カズマ「てめえ! なにしにきやがった!」
( ^ω^)「うはwwwwwテラヤバスwwwwwwwww」
かなみ「えーと、お飲み物なににしますか?」
カズマ「ミルク」
劉鳳「コーヒー」
( ^ω^)「幼女のおっp(ry」
カズマ「何がコーヒーだ、ウチはビンボーなんだよ!」
拳でブーンを殴りつつ、カズマは劉鳳を睨みつける。
劉鳳「ふん。ネイティヴには相応しい暮らしだな」
カズマ「てめえッ!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:27:17.86 ID:H481yJz70
漫画版の方キボンヌ
そっちの方がおもろい
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:31:48.88 ID:TxsxrVcW0
そういやスクライドのファンディスクでこの話あったな。
漫画のアニメってのは違和感があったけど嫌いじゃない。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:32:15.73 ID:bMT5GW+B0
かなみ「おまたせしまし――あれぇ? みんないない……」
劉鳳「場所を変えるとは、ちょっとは人間らしい所があるようだな」
カズマ「十二分に人間らしいよ、俺は!」
( ^ω^)「カズマはかなみちゃんにアルターのこと教えてないのかお?」
俯きながらも劉鳳を睨みつけ、声を返す。
カズマ「ああ。アルター使いは嫌われ者だからよ」
カズマは右腕を突き出し、左腕を二の腕を掴みながら声を荒げる。
カズマ「だが俺にはこれしかねえ。殴ることだけが俺の力だ。それを否定したら、俺は俺じゃあなくなる」
劉鳳「そんな考えだからアルター犯罪者が居なくならない!」
( ^ω^)「……シリアス過ぎてついていけないお」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:33:11.11 ID:bMT5GW+B0
>>69 僕らのビッグマグナム立浪先生がキーコちゃん殺してないから無理ス
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:37:59.58 ID:VZlNZUCr0
│↑
└┘
オラッシャァァァアァァ!!!
∩∧ ∧
ヽ( ゚Д゚)
\⊂\
O-、 )〜
∪
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:42:56.98 ID:bMT5GW+B0
劉鳳「やはり、何を言っても無駄のようだな」
カズマ「ああ、無駄だね。特にお前の言葉は絶対に聞きたくねぇ」
周囲の岩が瞬時に分解され、半分はカズマの腕に、もう半分は劉鳳の目の前に集束する。
カズマ「シェルブリットぉ!」
劉鳳「絶影!」
( ^ω^)「関係のない僕は見学してるお!!」
絶影が平べったい触手を硬質化させ、高速で前に突き出す。カズマはそれを弾き、地面を殴って空に上がった。
劉鳳「絶影、貫けぇ!」
カズマ「打ち砕く! 衝撃のファーストブリットぉ!!」
束ねた触手がシェルブリットと拮抗するが、それも一瞬のこと。カズマの拳が触手を打ち砕き、その本体を殴りつけた。
劉鳳「ぐっ! どういうことだ、前とは威力が段違いだ……」
カズマ「さあね。お前が弱くなったか、俺が強くなっただけ。単純なことだろ!」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:49:43.98 ID:bMT5GW+B0
( ^ω^)「うはwww今日は巻き込まれなくて楽スwwwwwwww」
シェリス「ところがそうもいかないのよね」
HOLYに遭遇したその日、ブーンの記憶がよみがえる。
声をかけてきたその女こそが、自分を巻き込ませる原因になったくそったれだと。
( ^ω^)「お前のせいで! 僕は、僕はねッッッ……!」
シェリス「残念だけど、相手をするのは私じゃないわよ。このダースたち」
シェリスの背後から現れたのは、灰色の仮面を被った見分けがつかないほど似通った奴らの姿。
その数は名前どおり十二人。カズマのように戦闘に特化していないブーンのアルターにはやや厳しい。
シェリス「さて、じゃあ我が隊の橘、立浪と戦ってきたネイティヴの実力、見せてもらうわ」
( ^ω^)「……今度こそもうだめかもわからんね」
ブーンはうな垂れながら周囲の岩を再構成し、自分のアルター、ストレイト・ブーン・スピードを作り上げた。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:49:54.82 ID:z8SG1MmbO
ちゃんと完結してくれよ…
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:50:56.82 ID:bMT5GW+B0
ほぼすべてがアドリブだからだめかもわからんね
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/28(土) 23:54:28.48 ID:Q18Oq3pL0
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 00:00:17.22 ID:+Bf8aNCn0
カズマ「もう一発ぶん殴る! 撃滅のセカンドブリットォ!!」
劉鳳「絶影! 腕を掴んで掻き回せ!」
シェルブリットに触手を絡ますと、絶影は自ら滅茶苦茶に跳んで推進剤を切らそうと頑張る。
カズマ「ぐちゃぐちゃと、うざったいんだよぉ!!」
カズマが腕を引き、その力で絶影を引き寄せるとその顔面にシェルブリットを叩き込んだ。
あまりの威力に絶影の顔面が砕け、破片があたりに散らばる。
カズマ「へへっ、どうしたHOLY野郎。次は粉々にぶちのめすぜ」
劉鳳「……お前が俺を本気にさせた」
カズマ「なに?」
劉鳳「恨むのなら、その強さを持った自分を恨めよ。真・絶影!!」
絶影は拘束服じみたそのシルエットを破り、中からどこに入ってたんだと言う巨大な自身を表す。
角が丸かった姿はなりを潜め、今では劉鳳自身のように刺々しい鋭さを持っている。
劉鳳「剛なる拳・臥龍!」
回転し始めた腕を飛ばしつつ、真・絶影は名の通りその影すら見せず高速で飛び、カズマに体当たりをかました。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 00:00:58.98 ID:+Bf8aNCn0
うっしゃー、やっと拘束時間終わったwwwwwww
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 00:01:30.20 ID:+Bf8aNCn0
( ^ω^)「武運スレ見てくるお!」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 00:18:14.61 ID:+Bf8aNCn0
オーキドスレ見るのはさすがに「真・絶影さん」が終わってからにしておく。
( ^ω^)「数が多すぎるお。いくら一人が弱くても、これではあまりにも一方的にやられてしまうお!」
シェリス「宝石もたいしたことない物だと、大量にあった方がゴージャスに見えるのよ。
さすがに最高品質の宝石だと、質の方がゴージャスになるけど」
ダース×12「ひっこぬかーれてー。たたかーってー、なぐーられてー、
でーもーわたしたーち、愛してくれとはいわーないーよー」
( ^ω^)「ドロップキックなら倒せるかもしれないけど、でもやったら他の奴らに攻撃されるお!」
ブーンは無い頭を絞りながらひたすら逃げ回り、体に疲労とダメージを蓄積させていく。
シェリス「だいぶお疲れなんじゃない? 地面に倒れてやすめば気持ち良いわよ」
( ^ω^)「……たしかにそうすれば楽だお。でも、僕はカズマに教えてもらったお。
楽な方にばかり逃げてたら立ち向かえなくなるんだお!!」
ブーンは両腕を広げ、地面をひたすら強く踏み込んで前進する。
目の前には、逃げ回って意図的にそうしてダースが十二人並んでいる。
⊂二二( ^ω^)二⊃「ストレイト・ブーン・スピード、最速で直進するお!!!」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 00:29:41.29 ID:+Bf8aNCn0
体当たりで吹き飛ばされたカズマは追撃する臥龍にシェルブリットを叩きつけるが、勢いは止まらず逆にシェルブリットが削られた。
カズマ「て、めえ……! 今まで三味線引いてやがったな!!」
劉鳳「こうなったからには手加減できん。断罪するぞ、その命をも覚悟しろ」
カズマ「ぬかせ! ……ぐぬぁ!」
カズマは自分から触れることも出来ず、真・絶影にただ翻弄される。
カズマ「なら、触れさせてやる! 抹殺のォ……ラァストブリットォァアアアー!!!」
カズマは攻撃を無視して劉鳳に直進し、しかしその途中で現れた真・絶影に止められる。
剛なる拳・臥龍、伏龍が共にシェルブリットに突き刺さり、ついにはその装甲を完全に破壊した。
劉鳳「命だけはあるか、運が良いのか悪いのか……」
劉鳳は気を失ったカズマに興味を無くし、その場を去っていった。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 00:37:33.59 ID:+Bf8aNCn0
⊂二二( ^ω^)二⊃「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」
両腕を広げたままブーンは体当たりし、その痛みに耐えながら突き進んでいく。
ダースがアルターを盾にするが、それもたいした効果は無く簡単に左右に跳びながら倒れていく。
⊂二二(メ^ω^)二⊃「ブーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!」
二人、三人、四人とダースは倒れ、ブーンは祈るように叫びながらただ突き進む。
⊂二二(メ;^ω^)二⊃「ブーーーーーーーン!!」
五人、六人が吹き飛び、ブーンはただ進む。そして……七人を倒したところでその勢いは完全に止まった。
シェリス「あら、意外と頑張ったわね。こんなに倒されるとは思ってなかったわ」
ブーンは残った五人のダースにいいようにやられ、最後にはボロくずのように荒野に倒れた。
劉鳳「シェリス、こっちは終わった」
シェリス「あら、こっちも今終わった所よ」
まるでなんでもないことだったように聞こえる声が悔しくて、ブーンは倒れたまま涙を流した。
第四話「真・絶影さん」 終了
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 00:40:13.93 ID:+Bf8aNCn0
とりあえず、俺はクオリティ低いから後は誰か書いてくれ。
一応やるだけのことはやった……とおもう。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 00:55:07.39 ID:8N+9A9mR0
>>1 これでやめる?
/`ヽ、 ,.、-'i"::`ヽ、 / / /
/::::::::!::i゙''"::::,"::::::〃:`ヽ__ / , / / ,r‐‐、
,、-"、::::::::!::i::::::,":::::〃:::/::::::`ヽ-"i / / / l
‐- 、__,,.-'"ヽ:::::゙、:::::::!::i:::,"::::,":::::/:::::,、-'"::::::/ / l l
゙、:::::::::::゙ヽ,:::::゙、::::゙、:::::!::!:i ,,,.i,,,,r"::/:::_,,.、-‐l / l l
゙i`ヽ、:::::::ヽ:::゙、::::゙,::::i、-'"" ´´゙`ヽ、-'"::_,.-‐゙、 ゙i、==-! んなわけねーよな!!!
l::::::::\:::::゙、:::゙、::_i-" / ̄ ̄i ゙i‐''" -‐''ゝ、 _,,,,,,,_zj‐‐''`ヽ,
!‐‐-、 ヽr"゙`''''" // ゙、r'"ヽ,‐‐‐''`゙- / /
ノ‐‐-、,_i" // /`゙ヾ ゙,ir‐ヽl‐''""゙/" { _,,,..、-'' ゙、
-"__ ,l/ ゙゙゙゙̄''''ニ、ヾ '、_,bj_,/ l〉ゞ/‐‐-/ /`''''"´ 〉
゙`ヽ、:::::`゙ヽ /`r。'、 , r/ !-=ミゝr‐l _,,- /-、
゙ヽ,彡"r、 __ヾ' ,. /:l l'‐':/"´ ,./j ヽ、,,.、-‐''" ヽ, i,
}/ ヽヽ, ヽ _ノ:::::! j゙i://``" / f" ノ / ゙!
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"´`゙`ヽ、 ゙ヽ、 ‐'----‐‐'" /--、;;;;;゙、_/ /" /! |
i/,.-ゝ、 '"゙' //⌒ヾ);;;;;;7 〉、 ..,,_,,. ノ./! !
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ヽ j;;;;;;;;;:::::l | !;;;;;;;;;;;〉 / / ヽ-‐/" l
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 01:03:12.28 ID:+Bf8aNCn0
書きたかった第五話を書いたらテンションが著しくさがりそうなんだが
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 01:23:18.46 ID:+Bf8aNCn0
第五話「その名はギャラン=ドゥ」
シェルブリットを右腕に纏い、カズマは崖を掴んで滑り落ちる。
ブーンは落ちながら時々崖面を逆さに走り、速度を弱めながら下る。
そこはアルターの森と呼ばれる、特別な場所だった。
そこに住む者は動物でさえアルターを持ち、領域を侵したものは誰一人帰って来れないという。
( ^ω^)「ホントにこの森に来れば強くなれるのかお?」
カズマ「知るか。だが、燻ってるだけじゃ強くならねえ。足踏みしてちゃ進まねえ。だったら可能性にかけるしかねーだろうが」
雑然と生える草をシェルブリットで払いながら、カズマとブーンは森を進んでいく。
やがて木々が乱雑に生えた場所からずいぶん開けた場所まで来て、ブーンは一息吐いた。
しかしカズマは止まらず、ブーンは仕方なくその背についていく。アルターの森とは、それほど危険な場所なのだ。
その場所にたどり着くまでにカズマとブーンは一言では言い表せないほど苦労をした。
カズマ「俺はお前らの住処を荒らす気はねえ!」
( ^ω^)「リスウメエwwwwwwww」
カズマやブーンが必死に言葉で説得し、二人はついにたどり着いた。この森の主の元へと。
ギャラン=ドゥ「ドゥー」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 01:40:16.80 ID:+Bf8aNCn0
まるで耳鳴りのように音を出す目の前の森の主――ギャラン=ドゥにブーンは震え、本能的に逃げ出したくなった。
けれどカズマはその本能を押さえこみ、恐怖と退治して捻じ伏せ、力を求めてシェルブリットを構える。
ギャラン=ドゥはその意思を感じたのか両手胸の前で組み、威嚇した。
( ^ω^)「うっ……!」
カズマ「ははっ、震えが止まらねえ! 嬉しいねぇ。きっと、コレが『正解』だ!!」
指先にギャラン=ドゥは黒い光を集め、直径三十センチにもなるとそれを解き放った。
それが巻き起こしたのは、その小ささに似つかわしくない破壊の暴風だった。黒い光の正体――雷が爆ぜる。
辺りは衝撃で木が薙ぎ倒され、近くにいた動物が地面に横たわっている。カズマは一時呆然とし、そして瞳に怒りを灯した。
ブーンはただ圧倒されていた。勝てる気がしないのだろう。本当の阿呆のように口を開き、目の前のギャラン=ドゥを見ている。
カズマ「てめえ……! なにもこいつらを巻き込むことはねぇだろ!!」
カズマの背で二枚目の羽が怒りに燃える。
カズマ「撃滅のッッ、セカンドブリットオオオォ!!!」
しかしそれすらもギャラン=ドゥはたいした事が無いとでも言うように、今度は腕を前に突き出して指を開いた。
その指先に黒い光を集め、三センチほどの黒雷を計十つ前へと放す。
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 01:53:03.76 ID:+Bf8aNCn0
カズマ「ぐあああああああ!!」
カズマの手前で三つの黒雷が爆ぜ、その衝撃と感電で後ろへと吹き飛ばされる。ブーンよりも後ろへ。
残った七つの黒雷がブーンを目掛けて飛ぶ。
( ゚ω゚)「あ、ああ、あああああああああああああ!」
単なる恐怖心から、ブーンはS.B.S.を開放してその場から走り退く。
それでもまだ追ってくる黒雷から逃げ、十つの黒雷が消えるまでにブーンは息を切らしていた。
カズマ「おい。なんつったっけ、お前。あー……、面倒くせえ!」
( ^ω^)「ああああああああぶべら! ……シェルブリットで殴んなお!!」
ブーンは自分を取り戻し、改めて目の前のギャラン=ドゥを見る。
( ^ω^)「強いお」
カズマ「ああ、強いな」
( ^ω^)「凄いお」
カズマ「ああ、凄いな」
( ^ω^)「でも、よく見ればなんてことないお」
カズマ「ああ、負けることに比べりゃ、しんどいぐらい屁でもねえ」
( ^ω^)・カズマ「勝つ!!」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 02:09:00.17 ID:rP58Sn/dO
凄いwktk
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 02:09:49.10 ID:+Bf8aNCn0
カズマ「いいか、一発ぶち込めば何とかなる。それまで、お前がどうにかしろ!」
( ^ω^)「ちょwwwwおまwwwwwwww……しくじるんじゃないお!」
ブーンは疲労がたまった足に力をこめ、見るほどに腹の底から恐怖がせり上がってくるギャラン=ドゥを睨む。
ギャラン=ドゥ「ドゥー」
黒雷が放たれる。一つ一つが致命的な殺傷力と殺意を凝縮されたものだ、まともに当たれば命は無い。
それをブーンはギリギリまで引きつけておいて一足で回避する作戦で、断崖絶壁の場所に立っている。
それを何度も繰り返してようやく諦めたのか、ギャラン=ドゥは胸元で両手を構える。
( ^ω^)「それを待ってたお!」
小さな黒雷に比べれば放つのに時間がかかる大きな黒雷が放たれる数秒の隙に、ブーンは走り出す。
両手を広げ、後はないとばかりに全身の力をこめて前へ。
⊂二二( ^ω^)二⊃「ブーン!!!」
何よりも速く前へ。自分の全てを注ぎ込んで前へ。動物たちの無念を汲み取って前へ。カズマの信頼を胸に前へ。
恐怖を仕舞い込んで前へ。足が砕けても前へ。両腕が朽ちても前へ。アルターが無くなっても、前へ――!
⊂二二( ^ω^)二⊃「ブーン!!!!!」
ブーンは右腕をギャラン=ドゥの首に引っ掛けてそれでもなお走る。動かなくとも走る。
それを煩わしく思ったのか、ギャラン=ドゥは構えを解かないが攻撃もしてこないカズマから意識を逸らしてブーンを見る。
カズマ「抹殺の、ラストブリットォ――――――!!!!」
そしてギャラン=ドゥがブーンからカズマに意識を戻した時は既に遅すぎた。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 02:32:09.70 ID:+Bf8aNCn0
シェルブリットがギャラン=ドゥの胸元に根元まで突き刺さっていた。
カズマはそのまま致命的ダメージを与えようと思ったのか、胸元で踏ん張って背骨をもぎ取る。
カズマ「ヒャッハァ! 背骨とっとゥあー!!」
( ^ω^)「僕もあばら取ったお!!」
しかしカズマとブーンが取った行動も無駄だったのか、目の前のギャラン=ドゥはこともなく再生する。
指先には黒雷。ブーンとカズマは手に持ったギャラン=ドゥの骨格を持ったままその場所から飛び退く。
一帯は破壊にまみれた。ブーンは走ったせいで木に叩きつけられ、カズマは地面を殴って飛んだせいで地面に落ちる。
( ^ω^)「ちょwwwwwwwどうにもなってねーお! せ・き・任! せ・き・任! さっさと・せ・き・任! しばくぞ!」
カズマ「うるせえ! いけると思ったんだよ……ぉお!?」
カズマとブーンの持ったギャラン=ドゥの骨から極彩色が生まれ、辺りを閃光で埋め尽くしていく。
再びブーンとカズマが視覚を取り戻すまで体感時間でたっぷりと時間はあったはずだが、二人は無事だった。
それどころか、壊れかけた二人のアルターは別の形状に変わっている。
カズマのシェルブリットは金色からオレンジに変色し一回り大きくなり、侵食は右眼部一帯からこめかみまで。
途中のギザギザとしたひび割れと、尖った爪ぐらいしか面影は無い。三枚だった羽はまとめられ、渦を巻くプロペラになっている。
ブーンのS.B.S.は無骨だった形が洗練され、装甲戦車と言うよりも飛行機になり、しかしより強固なイメージを持たせる。
侵食は脚部全体にまで及んでいる。
カズマ「はは、ははは、はっはっはっは……!」
( ^ω^)「コレが、僕のアルターかお?」
カズマが人差し指から順に握って親指で閉じると、留め金が外れて腕部が展開し、手の甲は金色の光に満ちる。
ブーンがクラウチングスタートの姿勢を取って足に力を込めると、甲高い音が響き始める。
カズマ「行くぜ! シェルブリットぉーーぁあ!!!」
( ^ω^)「ストレイト――いや、ソニック・ブーン・スピード!!!!」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 02:36:04.18 ID:+Bf8aNCn0
ブーンの姿は掻き消えるように走り出し、ギャラン=ドゥを越えて遥か前方へ
背のプロペラが回転し始め、カズマが浮かぶ。そして金色の光を推進力に大気を切り裂く。
( ^ω^)「ちょwww速過ぎwwww行きすぎたおwwwwwww」
ブーンは反転してギャラン=ドゥの元へと走り、速度に乗ってそのまま前転する。
カズマ「う、おおおおおおおああああああああああ!!!」
カズマのシェルブリットが許容量を越えたように金色から極彩色の光に変わり、同時にブーンも同じ光を放ち始める。
二人は再び極彩色に飲み込まれた。
第五話「その名はギャラン=ドゥ」 終了
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 02:39:33.00 ID:+Bf8aNCn0
七時間もやって100いかないスレワロスwwwwwwwwww
だから誰か他の奴が書いてくれといったんだ・・・・・・
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 02:55:18.69 ID:+Bf8aNCn0
もう寝る。
途中まで付き合ってくれたVIPPERありがとう。
もう下手なことはせん方が良いと学んだよ。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 03:01:40.96 ID:WnCod2XZO
(´・ω・`)
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 03:27:36.95 ID:ZaygpcZQ0
逆転閃光カットォッ!!
`ヽ\jJ|::::::::::::::::::...:.:..:::::::::::::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ハ::::ヽ!::::::、::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ::::::::/:ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::...:.::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
〉::/:::::ハ从::、::::::ノ:ノ^ヽ‐zZ_::ノ:.:.:,:.:.:'´.:.:.:.:.
ムイ::/ヘ:::V个iYィ厶ヘ::::ヽ <,,.:イ:Z:_:.:.:.:::::::.
r‐7/::ハ `Yil li!l/メ〈 .ハ::rイ!了`ア:フ´_::::::.::.
>>96 l /:::ハ ト、 、ソ/´ _,,ノハ::iリ_,.ィ Zイ/乙i:::::ノ いや…スゲェ
r‐{ /::/ lヘ弋ー、{〈_ィィZt。テ孑!¨´ イ7 ( 7}∠ あんたスゲエよ…
,ィ^ 〈::::{ ! `ニ´} 彳 `二´7ノ U i jr JノZ´
l { `リ! u ヽ 、_ノ u `ミ /´ u ,'ト- '´ハ 一般的なイカレVIPPERとは違う…
j Y l ヽ. ヽ u _ u /:::.. 信念すら感じるよ…
〈〈 l ! u ハ ー-、__,,.ィl`! /イ::::::..
ハヽ ` u ヘ:::ヽ `ニー‐ '¨´u/彡'′:::
`ヽ、 、l l::::ハ、__,,,.. '´ ̄\::::..
く::ヽ i V:::::::∠ニ 、::::::::::::::..
}:::`ー、 >-ハ:::::{{ ☆ }:::ヽ::
く::::::::::::V´:::::::::::::ヽ::`ー::':::
\:::::/:::::::::::::::::::::l::::::::
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 04:45:15.68 ID:rP58Sn/dO
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 05:18:58.20 ID:rP58Sn/dO
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 06:39:14.17 ID:gS4UwgjnO
ほしゅ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 08:47:20.80 ID:ZaygpcZQ0
けどよ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 09:49:50.61 ID:+Bf8aNCn0
ちょwwwwなんでまだこのスレあんだよwwwwwwwwww
このスレがあったら続き書かなきゃいけないじゃねーかwwwwwwwwwwwwww
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 09:51:58.14 ID:Cb4smcIuO
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 10:18:41.57 ID:+Bf8aNCn0
適当になにやら書いてみようと思ったけど、頭が働かんわ
書けたら書く。すまんね
::::::::::i:::::l::::::::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄``ヽ‐、..,,,,,,__::::::::::::::::\l:!-r‐''"`
:::::::::::!::::',:::::::::l、::::::::::::、::::::::、:::,,,,,,,___:::::::::::::::::::::`::ヽ.、..l ̄``'''ー-,ヽ、
::::: :::|:::::',::::::::i,\::::::::::\:、._ヽ、 / , ̄7‐'、'''ヽ,`ヾ'"`l:. :. !.i. 〃 やめさせないからね
: .:::::!::::::',:::::::|:、 \:::::::::\、`''ー- イ /ハ._.ノ:r-、ヽ.ノ. |::./ :::. |:l!゙,
.::::::::i::::::::',::::::!ヾ、 ヽ、:::::::ヾ、、 'ヽ ヾー'‐'"´ !:l:;. :.:::i:. |:i!::゙、 四肢切断して、目玉くり抜いて
.::::::::::::|::::::::l',:::::! ,ゝ‐''"´ ヽ、:::::゙ヽ、 '´ l l l , l:,!:!:. :::::l!.i:l'::::/ 急所切断して、皮膚全身剥いて
.:::l:::::::::!:::::::i ゙、::'r'" ヽ__,,,,, `''ー--`=‐ / ! l l ! l:l |l::::.:::::ll:l:l::/ 歯を全部抜いて、舌を切除して、
:::'!:::::::::i:::::::|/ヾ、 /、:ヽ.`゙、 、 ' l l!'゙l゙,::::::,' l! !' ! 腸を引きづり出しても
:::l',::::::::',:::::i ,ィ'l、_ノ;;、-', ' \ l l ゙,:::l ' /.,'
::::l::',:::::::l,::::|、 'l ヾ:(ー'/ 、 、 ' l,、!/ ,'! やめさせないからね
、::! :゙、:::::!゙、l::\ j、 -‐'" ,. ! l lヽ ヽ ,..ィ´ /'゙'、 / l
l!゙、 :::゙、:::l:::゙!::::',l\ l /l l l l // / l l どんなことをしても
! l::゙、::::゙、:',:::゙、、:'`ー\ ,' l l ' l l _,.r_,/ ヽ、 ,' / / 絶対にあなたをやめさせたりはしない
ヾ、'、::::ヾ、::`!ゝ、 ‐-\ 、 ` ,' l ! /
. /ヽ.ヾ、::::::\l´|l ``'''''´`ヽ、 、ヽ / , l ! /
| ` ゙、;::l:::::l ll | ヽ` '‐- ...,,,,,___ ,/ / ! l _,,∠.._
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 10:42:57.75 ID:rP58Sn/dO
(((;゚д゚)))
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 10:53:00.20 ID:Cb4smcIuO
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 11:29:13.01 ID:l0NZRN7YO
面白い
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 11:45:54.42 ID:+Bf8aNCn0
第六話「あなたに物語を、君に微笑みを、私に危機を」
雲慶「まったく、橘も立浪も不甲斐ないのであーる!」
来夏月「本当ですよ。だからあんなヘタレや下品な奴をHOLYにしておくのは嫌だったんだ」
エマージー「いつも女性を侍らしているあなたが言うのもどうかと思いますがね」
来夏月「それは僕に喧嘩を売っているのかい、それとも僕の女の子たちを馬鹿にしているのかい?」
エマージー「やだなあ、そんなに怒らないでくださいよ。ああ、怖い怖い」
雲慶「仲間割れはそこまでにしておくのであーる! 問題は、あのネイティヴアルターだ」
壁に埋め込まれたモニターが起動して、そこにシェルブリットをあすかに打ち込む姿が映る。
続いて立浪のビッグマグナムに弾丸を押し戻す光景が映り、爆発してからモノトーンのノイズで埋め尽くされる。
雲慶「このように、ネイティヴとは言え馬鹿に出来ないほどの力をこのアルター使いは持っているのである」
来夏月「知性のかけらもない人間でも何かしら取り柄はあるもんだね」
エマージー「ふふ、なかなか良いピンチっぷりじゃないですか」
三人はまったく揃わぬ解釈をして脳に情報を記す。
エマージー「で、何なんです、雲慶。わざわざこんなものを見せるために呼んだのではないでしょう?」
雲慶「そうである。君たちを呼んだのは他でもない。あのネイティヴを倒すために呼んだのである」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 11:56:10.02 ID:+Bf8aNCn0
来夏月「で、どうやって倒すって言うんだい。まさか真正面から戦うわけじゃないだろう?」
雲慶「当然である。私たちの能力はとても相性がいいのである。
物語を書く天才雲慶、物語を盛り上げるヒロインとヒーロー!
どうであるか! これで燃えなきゃ男じゃないのであーる!!」
来夏月「僕の女の子たちが使われるって言うのが気に入らないけど、なかなか面白そうじゃないか」
エマージー「ふふふふふ。ヒーローって柄でもありませんが、たしかに」
雲慶「それでは、ネイティヴ撲滅実験第一稿を渡すのである!」
――――ラブ・ヘル――――
???「あははは! まーてーよー!」
???「あははは! まーたーなーいー!」
ナイス「僕はトンデ・ナイス! とんでもないことに巻き込まれやすい普通の高校生だ!」
ヒロイン「私は二人いるヒロインの片方! 名前なんかねーよ!」
台本を読み始めた二人に影が落ちる。
雲慶「間違えたのであーる! これは隊長に頼まれて書いていたHOLY部隊の演目だったのである!」
来夏月(それって、どっちにしろ僕たちがやるってことじゃないのか……?)
雲慶は懐から別の台本を二冊取り出し、今度こそ中身をたしかめてそれを二人に渡した。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 11:56:53.09 ID:+Bf8aNCn0
今のとここれしか考えてないから、とりあえずやりたいことやってくる。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 12:08:00.64 ID:rP58Sn/dO
自分を慰める旅か
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 12:38:49.44 ID:+Bf8aNCn0
いや、昨日遅くまでやってたから眠気限界になって風呂は入れなかったからシャワー浴びてた。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 12:45:40.61 ID:+Bf8aNCn0
やべえ、ベースになる十話の前半をまるで覚えてねえ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 13:05:44.80 ID:+Bf8aNCn0
君島「おーい。カズマ、居るかぁ?」
君島がいつものように診療所のドアを叩き、カズマがそれに返事をして気だるそうに車に乗る。
他愛もない言い合いををしつつ君島がアクセルを踏み、車は診療所を遠く引き離していく。
かなみ「あー! もう、カズくんったら。今日も甲斐性なしのろくでなしなんだから」
( ^ω^)「ふひひひひ! 久しぶりに普通に遊べるお。普通最高、読み飽きた漫画だって今は懐かしい気分だお」
ブーンがソファに寝転びながら漫画雑誌を読み、やっぱり飽きるほど飽きた漫画だけあってすぐに捨てると、窓の外に目がいった。
外では子供たちがみんな真新しいロボットの人形を持っていて、いかにも楽しそうに「ごっこ」遊びに興じている。
( ^ω^)「ん……? なんであんなに新しいおもちゃがたくさんあるんだお」
子供Y「おい、いいだろー」
子供Z「ばっか。それただで配ってる奴だろ? 俺だって持ってるぜ!」
( ^ω^)「うはwww良いこと聞いたお。あのおもちゃカッコイイから僕も貰いにいくおwwww」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 13:13:31.21 ID:f5qdmQvEO
保守
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 13:16:21.23 ID:/ebihWPB0
嘆きも悲しみもなく、ただSSを書き続けるだけのこの
>>1に何故か僕は!
感銘すらしている・・・!
今までVIPPERってただの荒らしだと思ってたけど
こんなに根性ある奴もいたんだな。
頑張れ、難民板から応援してる
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 13:44:33.80 ID:rP58Sn/dO
保守
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 13:45:48.47 ID:+Bf8aNCn0
エマージー「ほーら、カッコイイスーパーピンチだよー。はは、慌てない慌てない。たくさんあるからね」
子供「だが慌てる。俺たち子供の最も好きなものの一つは、上から見た大人たちに逆らってやることだ」
ブーンが子供たちの列に後ろに並び、大人気なくおもちゃを貰って喜ぶ。
( ^ω^)「カッコヨスwwでも名前が気にくわないからかえるお! んー。そうだお、『ギガヴィッパー』にするお!
うはwwwwwwwいけギガヴィッパー。ナメクジよりも速く地球を一周するお!」
エマージー「ちょwwwwねーよwwwww」
ブーンは手に持った元スーパーピンチ『ギガヴィッパー』を手に子供より子供らしくブーンしながら外へ出る。
子供「そうだな、スーパーピンチはだせーよwwwwじゃあ俺のは『デスティニーガンガル』な」
子供「じゃあ俺のは『ストライプブリーフ穿く』な!」
エマージー「僕の、僕のスーパーピンチが!!!!!!」
カズマ「んで、一体なんなんだよ君島ァ。仕事ってぇわけでもねーだろ?」
君島「まぁな。ちょおっと怪しい奴がいるから見てもらおうと思ってよ」
カズマ「へえ、怪しい野郎ねえ。まあ、気に入らなかったらぶん殴るだけだけどよ……俺の拳で!」
カズマは右の拳を握り締め、口の端を吊り上げた。
CV若本「s.CRY.ed」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 13:59:51.77 ID:+Bf8aNCn0
CV若本「s.CRY.ed」
( ^ω^)「どうみても行数稼ぎです。本当にありがとうございました」
ブーンが⊂二二( ^ω^)二⊃をしながら駆け回り、手に持ったギガヴィッパーを口の効果音で動かしながら仮想の敵相手に攻撃する。
( ^ω^)「デュクシ! ちょwwwヤバス! ブーン隊員、ブーン隊員、こうなったら……奥の手を使うんだお!!」
無駄に表情すら作りながらブーンは走り回り、仮想の敵をにらみつける。
( ^ω^)「わかりましたお。ブーン、ギガヴィッパー機、kskモード入ります!!」
( ^ω^)「カシュン、カシュン、カシュン。キュィィィィイイイ! kskモードは三分しか持たない、その間にきめるんだお!!!」
( ^ω^)「うはwwwwテラヤバスwwwwwwww いくお、地下治下ロボ『ショボンガー』!」
( ^ω^)「Option parts VIP-XXX3 『アボーナ・ソード』起動! クリティカルモーション=燐誤重素ッッッッッ」
( ^ω^)「ふっ……悪が栄えた試しはねーお!」
カズマ「なにやってんだてめーは!」
( ^ω^)「ちょwwwwおまwwwwwww余韻がwwwwwwwwwww」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 14:03:15.15 ID:rP58Sn/dO
このスレのブーンの性格は好きだなwwwwww
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 14:08:08.64 ID:+Bf8aNCn0
カズマ「お前の年でそれはねーだろ」
( ^ω^)「あるあるwwwww」
君島「誰、こいつ」
君島が初対面のブーンにやや警戒しつつ、その間抜け面に気を抜かれて、結局カズマに訊ねた。
カズマ「んー? そういやなんつったっけ、お前」
( ^ω^)「キング・ヴィッパー・ホライゾン・内藤一世だお。呼びにくかったら極光大帝ブーン様でいいおwwwww」
カズマ「なげーからブーでいいだろ」
( ^ω^)「あるあrwwwwねーよwwwwwwwwww」
君島「んで、ブーンでいいのか、あんた」
( ^ω^)「いいお。様をつけるとモアベターだお」
カズマに脳天をぶん殴られて、頭を押さえこむブーンを無視しながら君島が続ける。
君島「んでよ。さっき言ってた怪しいやつってのが、コレなんだわ」
ブーンが手に持ったギガヴィッパーを指差して、君島は言う。
カズマ「はあ? こんなモンのどこがおかしいんだ、ただのおもちゃだろ」
君島「さて、ね。配ってる奴があいつじゃなきゃそう思えるんだろうけど……」
君島が指をブーンの向こう側へ向けると、そこにはHOLYの制服を着込んだエマージー・マクスフェルがスーパーピンチを配っていた。
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 14:24:37.12 ID:+Bf8aNCn0
常夏三姉妹の仲夏と初夏ってどっちが眼鏡でどっちが二つ結びだっけ?
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 14:34:44.41 ID:fXyUSxMl0
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. `ト 、ヽ、 ´ `,ィiリ / .:/.:,'ハv〃::.. .:. ヽ、ハ ‐-、ノ
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i7 〉ー--ヽ ∠.. __ |:::::::``ヽー-、ノ ´ i7 / ヽ
/ ヽ / `ーノ:、::::::::::::l:} // , 个、 ヽ
\ , 个、 〉ーく ___ /:::::::::`:::ー:l:リ〈 ̄` ー- ´ l \ ___..ゝ
` ー - 、 / | ヽ / ` ー -- 、 __:::\ l |
仲夏です 初夏です 晩夏です
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 14:36:34.44 ID:+Bf8aNCn0
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 14:39:46.28 ID:fXyUSxMl0
/ .:.:.:// `ヽー- 、 __ __
/ .:.:.〃∠ィ´ ノ } ハ , -‐ '´ `ヽ
::`ーニ三彡'´Zィ´ , ィ1i ハ. iil / / / / ,ヘ`ー、
:::::::li >/ 弋__少、ハ:::.、 ノリ ,' / / 弋__少、ヽ:ヘ
:::;イリv'/ , -‐-、 ,-┴、::::.V ,':..:::....:/ , -‐-、 ,-┴、il
::{ f !:| 「て_刀 厂{_]}ハマィ /:::::::::化| 「て_刀 厂{_]}リ
:::ヽニ{:.、 `ー-‐′`ーイイ´´ , ' ⌒ヽ、 __,. '-─-‐'‐.、 `ー-‐′`ーイ
ー 、::::ハリ\ イ / .:,イ7´ \ ______ノ
`ト 、ヽ、 ´ `,ィiリ / .:/.:,'ハv〃::.. .:. ヽ、ハ ‐-、ノ
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__ ノ:::`:::::、::::::::::l /::! ^ヽ、::`::...、:::::::V:,化リ| 「て_刀 厂{_]},'
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` ¨ ー - 、::::`ヽ、 / ノイl__ヽ、 `,ィノ´ ̄ ̄`7ー-、
i7 〉ー--ヽ ∠.. __ |:::::::``ヽー-、ノ ´ i7 / ヽ
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どういたしまして どういたしまして どういたしまして
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 14:41:24.01 ID:+Bf8aNCn0
カズマ「なるほどね、くそったれのHOLY野郎が配ってるんじゃあ、怪しくても当然だな。
んで、今すぐぶん殴ってわけを聞くかい? それとも聞かずにぶん殴るか?」
君島「おいおい、別に俺は怪しいって言っただけで、なにも気に入らないからぶっ飛ばしたいわけじゃないぜ?」
両肩をすくめ、君島はオーバーアクションで両手を上げる。
カズマ「じゃあ、聞いてからぶん殴る」
君島「ったく単細胞のバカ野郎が! わけも無く殴って間違いでしたすみませんじゃすまねーんだよ!」
( ^ω^)「僕は巻き込まれたくないから離れますお。アリーヴェデルチ」
カズマと君島があーだこーだと言い合っている間にブーンがギガヴィッパーと共にその場所を離れ、住処の近くに戻ってきていた。
???「あっ!」
( ^ω^)「お?」
余所見をしていたブーンは誰かとぶつかり、地面に倒れこんだ。同時にギガヴィッパーがブーンの手から離れ、地面に転がる。
???「どこ見て歩いてるのよ。あんたのせいで転んじゃったじゃない!」
素直に謝ろうと思ったブーンだが、謝る態度のかけらも見えないその言葉に条件反射で言い返してしまう。
( ^ω^)「お前こそどこ見て歩いてるんだお! お前のせいで僕のギガヴィッパーが汚れたお!」
顔を上げたブーンの前に居たのは、髪を二つに結んだ少女の姿だった。お約束なことにスカートは捲れ上がり、その中身が見えている。
( ^ω^)「うはwwwwwwコレなんてエロゲ?」
初夏「ちょっと、変態!!」
初夏のキツイ平手打ちがブーンの頬を思いっきり打った。
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 14:54:45.86 ID:+Bf8aNCn0
雲慶「ふふふ、阿呆面だけあって我輩の脚本世界にまんまと嵌ったのである!」
来夏月「僕の女の子になにをさせるんだよ!」
来夏月が腕を組んだ雲慶の首をかなりの力で締めながら、息荒く自身を制御して手を離す。
来夏月「これで倒せなかったらお前の髪型をアフロザビエルに変えるからな!!」
雲慶「大丈夫なのである! 我輩の脚本は最高なのである!!」
( ^ω^)「ぶべら!」
初夏が立ち上がって引っぱたいた拍子に彼女が足元の何かを踏み、同時にプラスチックが割れる音がした。
彼女が自分の足元を見てみると、そこには頭と片腕がもげたギガヴィッパーの無惨な姿がある。
初夏「あ……」
( ^ω^)「痛いお……ってちょwwwww僕のギガヴィッパーがラストシューティグ!!」
初夏「ごめん、すまない、ゆるして」
( ^ω^)「ねーよwwww叩いたのは許すから僕のギガヴィッパーを元通りにするお!」
初夏「元通りって……出来るわけないじゃない」
( ^ω^)「ならお前がギガヴィッパーの変わりになるお! 自分で動く次世代ギガヴィッパーだお!!」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:16:34.67 ID:rP58Sn/dO
保守
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:18:56.47 ID:+Bf8aNCn0
初夏「元には戻せないけど弁償するからいいでしょ!?」
(#^ω^)「出来るわけないお! これは造りが良いからきっと無茶苦茶高い奴だお! きっとテラクオリティ仕様だから何万円もするお!!」
初夏「そんなお金、ないわよ……」
(#^ω^)「だったら僕のギガヴィッパーになるお! ギガ・ヴィッ・パー! ギガ・ヴィッ・パー!」
初夏「……わかったわよ! なればいいんでしょ、なれば!」
来夏月「おい、雲慶」
雲慶「なんであるか?」
来夏月「氏ねアホ」
雲慶「意味がわからねーのである」
エマージー「おや、こんにちは。あなたもスーパーピンチをほしいんですか?」
カズマ「いいや。んなもんいらねえし興味もねえ。聞きたいことがあるだけだ」
エマージー「そうですか。いったいなんなんでしょうねえ、聞きたいことというのは」
カズマ「てめえが何を企んでるのかってことだよ!」
カズマが拳を握り締め、いきなりエマージーの左頬をぶん殴った。
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:21:23.63 ID:rP58Sn/dO
⊂二二(#^ω^)二⊃ DVD! DVD!
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:22:20.35 ID:+Bf8aNCn0
ぶっちゃけ常夏三姉妹の口調なんて覚えてねーから捏造。
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:34:37.73 ID:+Bf8aNCn0
エマージー「ぶべら! 一体何をするんですかあなたは! ああ、怖い怖い。怖くて手が震えそうだ」
そう言いながらエマージーはポケットからおかしな箱を取り出し、その上部に作られたプラスチック片に指をかける。
カズマ「おい、そりゃあ一体なんだ?」
エマージー「単なるボタンですよ。それともスイッチと言った方がいいんでしょうか」
カズマ「んなこたぁわかってんだよくそ野郎! 何のスイッチだって訊いてんだぁ!!」
エマージー「んふふ。僕の大好きなスーパーピンチが花火に変わるスイッチですよ。派手な、ね」
カズマ「てめえ!」
エマージー「おおっと、殴らないでくださいよ。怖いじゃないですか。
ピンチじゃないですか。とても恐ろしくて、指が震えてしまいますよ」
( ^ω^)「いくお、ギガヴィッパー! ローリングサンダーハリケーンボンバー改だお!!」
初夏「どんなのよ!」
( ^ω^)「ぶっちゃけ考えてなかった。だが僕は謝らないお!」
初夏(この阿呆面……覚えてなさい……。……いつか……いつの日か……ぶち殺してくれる……っ……!)
( ^ω^)「だったらクリティカルモーションだお! 『アボーナ・ソード』で必殺剣、千烈爆散斬を放つお!」
初夏「どんな技か知らないから出来ないわよ」
( ^ω^)「マジで千回斬りつける技だお。コンマ一秒で百回斬ればたった一秒でできるお!」
初夏(殺す……ぶち殺す……! できるわけがないでしょうが…………!!)
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:38:07.15 ID:+Bf8aNCn0
おかしいな、もう一話分ぐらい書いたと思うのにアルターすらでてこねえ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:40:32.17 ID:rP58Sn/dO
そのうち出るよ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:50:40.04 ID:+Bf8aNCn0
エマージー「この場所では少々手狭ですから移動しましょうか。
ああ、そこの人。車を運転してくださります?」
エマージーの注意が君島にそれた途端、カズマは手中のスイッチを奪い取り、同時にエマージーを殴りつけた。
エマージー「ぶべら! ……あはっ、痛いなあ。ああ、痛い。これじゃあ本当にボタンを押してしまいそうだ……!」
そういってポケットからは多量のスイッチをカズマと君島に見せつけて微笑む。
エマージー「だから、殴らないでくださいよ。押しちゃうじゃないですかァ」
君島は歯を噛んでエマージーを車に乗せ、カズマと共に荒野へと戻った。
初夏「101,102,103,104,105……」
初夏は息も絶え絶えになりながら木の棒を振り回し続けている。
( ^ω^)「テラ遅スwwwwもういいお。今度はじゃあkskモードになるお!!」
初夏「はっ、はっ、はっ、……で、それなにするの」
( ^ω^)「kskモードは表面装甲を破棄して同時にジェネレータを超過運動させて強引に運動能力を上げるんだお!」
初夏「ちょっと、それ……まさか私に脱げって言ってるの?」
来夏月「雲慶、お前ぼくの女の子たちに何か恨みでもあるのか!?」
雲慶「知らないのである! 幾らあの阿呆面の脚本を書いても従わないのである!」
来夏月「なんだって!? それじゃあどうするんだよ!」
雲慶「脚本家自らでしゃばるのはよくないのであるが、こうなったら自ら出て行くしかないのである!!」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:52:34.75 ID:+Bf8aNCn0
第六話 「あなたに物語を、君に微笑みを、私に危機を・前編」 終了
第七話 「あなたに物語を、君に微笑みを、私に危機を・後編」 は夜にまだスレがあったらで。
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:53:35.03 ID:rP58Sn/dO
おk保守する
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 15:56:37.85 ID:rgYXNRiXO
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 16:21:26.57 ID:x1aRWa9sO
スクライドナツカシス
wktkしてるぜ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 16:41:35.08 ID:rP58Sn/dO
保守
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 16:58:56.19 ID:llgmpx2T0
ほも
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 17:12:43.96 ID:rP58Sn/dO
過剰か?
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 17:41:02.86 ID:l0NZRN7YO
☆
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 18:21:47.69 ID:llgmpx2T0
上昇
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 18:33:15.40 ID:l0NZRN7YO
左下がり
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 18:46:35.82 ID:fXyUSxMl0
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150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 18:47:06.34 ID:fXyUSxMl0
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/ , l r‐'`ヽ、_,j --┬┬―――┬-- 、.|_:/
/ / | r=ヽ l | || _ | | ,ィ'ス ならば、保守ってやりますか
''´ / `ー'"´ `ヽ、_| || / ゙、 |l,.-'"| lヽ )
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151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 18:47:38.28 ID:fXyUSxMl0
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152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 18:48:09.65 ID:fXyUSxMl0
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154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 18:49:26.91 ID:fXyUSxMl0
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lハ:::::|:::::::| `ー、',:::::::::|__メ|._.ヽ:::::::m/ この僕に不意打ち連投なんて
. ヽ|ヽ、l r'´|`i.`ヽ、::| ーi´::|``i/|.|.|ヽ とても許せそうにない!
. i´l ーー' .` ー‐'' . | | | | ト,
,.-フ1 ヽ / .! l ! !.| 隊長!許さなくていいですか?
- "´:::::::::人. ,-----.、 / .ハー 、
/:::::::::::::::/. \. `ー―‐'/ ./ `ヽ::`ヽ、
. /:::::::::::::::::::ヽ、 |.ヽ、 / ,/ /::::::::::::
/:::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ `ーイ i'`i /:::::::::::::::::
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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 18:54:13.00 ID:fXyUSxMl0
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ヽ::::::\ \、: : : : : ミ、ゞヽ\: : : : :N M/): }
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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 19:26:28.55 ID:+Bf8aNCn0
じゃあ、そろそろ再開します。
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 19:30:25.22 ID:+Bf8aNCn0
第七話 「あなたに物語を、君に微笑みを、私に危機を・後編」
無人だった、岩だけがどこまでも続く荒野に今は二人だけ。
君島はアルター戦になると踏んだのか、遠く離れて被害が及ばぬように退避している。
エマージーは不気味に微笑み、持っている限りのスイッチをポケットから出した。
そして、その内の一つを掌に転がすように乗せると、まるで息を吸うかのように、スイッチを押し込んだ。
カズマ「て、てめえ……!!!」
エマージー「やだなあ、冗談ですよ。じょ・う・だ・ん。ほら、現に爆発していないでしょう?」
エマージーを睨みつけたカズマは無言で近寄り、エマージーの頬を殴りつけた。
エマージー「あいたたた……ふふ、まったく怒りやすい人だ。ジョークも通じないなんて」
カズマ「人の命で遊んでんじゃねえ!」
残心のようにエマージーへ右腕を突きつける。そして、その周囲が分解されて右腕へと纏わりつく。
エマージー「ふふふふふ。ああ、ピンチだ。ピンチだ。ピンチだ! このままでは殺されてしまうかもしれない!
助けて! ひひ!!」
カズマ「誰が助けるか! おぅッらァ!!」
進化したシェルブリットではなく、従来のシェルブリットでカズマはエマージーのみぞおちを貫くように殴りつける。
エマージーは抵抗するまもなく吹っ飛ばされ、近くの岩へと激突し、上部の岩が石になって落ちるほどその威力は凄まじかった。
カズマ「ずいぶん情けねえ野郎だ、まさかHOLYの人間がこんなもんじゃねぇよなァ?」
カズマの声に答えるように、積み重なった石の中からエマージーが立ち上がる。
エマージー「ふ、ひひひひ! 素晴らしい威力です。この衝撃吸収スーツを着ていなければ死んでいたかもしれません」
そういってHOLYの制服を脱ぎ捨てると、中からエマージー曰く衝撃吸収スーツが姿を表した。
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 19:36:45.10 ID:yN+nmzgNO
支援
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 19:46:24.71 ID:+Bf8aNCn0
( ^ω^)「ちょwww誰も脱げなんて言ってなスwwwwwただお前が解釈したkskモードになれって言ってるだけだお」
初夏は納得したようなしていないような感じで頷きながら結んでいた髪を解き、上着のボタンを二つ外して憮然と構える。
初夏「これがまあ、私なりのkskモード? かな」
( ^ω^)「下ろし髪ktkr!」
ブーンはイメージが違って見える初夏に夢中になっている間に、雲慶と来夏月はブーンの近くまで迫っていた。
来夏月はぎりぎりと歯軋りをして歯をすり減らし、仲夏と晩夏にそれを癒してもらっている。
初夏「なによ、急にそんな興奮しちゃって……」
( ^ω^)「全然気づかなかったけど、お前けっこう可愛いお」
初夏「失礼ね。私は最初から可愛いわよ」
やや頬を赤らめてそっぽを向き、初夏は吐き捨てるように言った。
来夏月「あれなんてエロゲ? じゃねーよ! 僕の女の子。僕の女の子。僕の女の子なのに!」
雲慶「うるせーのである、二次コン野郎が。作戦だから仕方ないのである」
来夏月「たとえ作戦で嘘だとしても、僕はあんな野郎と初夏が一緒に居るのが許せないんだよ!」
( ^ω^)「怒ることないだろお。誉めたんだから、喜べばいいお」
初夏「……仕方ないわね、喜んであげるわ。で、次は何をすればいいの?」
( ^ω^)「……もういいお。ギガヴィッパーが壊れたのは哀しいけど人を巻き込んじゃだめなんだお。
だから、君ももう次世代ギガヴィッパーじゃなくていいお」
初夏「……そう。わかったわ、じゃあね」
( ^ω^)「……もしもしサポートセンターですか? フラグが立たないバグが発生してますお」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 19:52:02.54 ID:+Bf8aNCn0
武運スレがゆっくり見たいからがんばってたのに、これはもうだめかもわからんね
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 19:59:25.29 ID:yN+nmzgNO
そんなこといわないでくださいよ〜
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 20:01:04.66 ID:Ck9Gt7Aw0
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 20:01:24.54 ID:+Bf8aNCn0
カズマ「衝撃の、ファーストブリットゥゥゥゥゥアー!」
カズマのシェルブリットがエマージーのスーツに突き刺さる。ダメージ自体はあるものの、致命的なものは何一つ届いていない。
エマージー「ひ、ひひひひひ!! 崖っぷちだ、ピンチだ! 助けて! 僕のピンチクラッシャー――!!!」
巨大が岩盤が消滅し、変わりにその場に現れたのは人間の優に数倍はある巨体。
黄色い肌と無機質な体を持つそれは、エマージーがスーパーピンチと呼んでいた人形を酷似したものだった。
カズマ「でかッ!?」
エマージー「これが僕のアルター、スーパーピンチクラッシャーだ!!」
宣言するとエマージーの右腕手首に腕時計のようなものが現れ、彼自身が青い光で作られた立方体に包まれる。
エマージー「ふふふふふ! これは絶対防御壁、いかなる攻撃も通しません!」
カズマ「だったら、まずこのでかぶつを片付けりゃいい! お前はその後でぶん殴る!!
撃滅のォ……セカンドブリットォォオゥァアァアア!!!!」
エマージー「無駄です! ピンチハザーーード!!!!」
エマージーが叫ぶとS.P.C.が反応し、無数の銃弾をばら撒く。
カズマ「ぬぅあああ!?」
エマージー「ふふふふ。伊達に崖っぷちのマクスフェルと呼ばれているわけじゃありませんよ」
カズマ「っがぁ! それでも押し通す!! 抹殺のラストブリットぉぉぉあぁうぁああ!!!」
撃滅のセカンドブリットの残光が消える前にカズマが最後の羽を還元し、光に変えて突き進む。
エマージー「スーパーピンチクラッシャー、叩き落せええーー!!!」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 20:01:44.36 ID:+Bf8aNCn0
ご飯食べてきます
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 20:10:01.18 ID:YE3PtXV70
雲慶「『猫の如く足音をさせない雲慶』
『猫の如く足音をさせない来夏月』」
雲慶が自分の脚本に書き込むと、アルターを通してそれは実現される。
来夏月「ふーん。たしかに足音はしないみたいだね」
面白そうにアスファルトにブーツを叩きつけながら、子供のように来夏月ははしゃぐ。
雲慶「そんなに叩きつけては音がするのである。
猫のように聞こえにくくさせているのであって、音は出ているのである」
仲夏「そうなんですか、結構中途半端なんですね」
晩夏「そうね。語彙の少なさが致命的なのかしら?」
雲慶「黙れ! うるさいのである。お前らは別の方向からあいつに接触するのである」
来夏月「お前が僕の女の子たちに命令するなよな!」
( ^ω^)「ん? なんだかちょっと騒がしいお。今は静かな時間を過ごしたいからどこか行くお……」
ブーンは背後のざわつきが気になって振り向いたが、別にどうということはない光景だった。
やや違和感は残ったものの、気にしないでブーンは荒野の方へと足を進めていく。
途中、自分を追いかけてくる数人の姿に気づかずに。
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 20:44:19.61 ID:+Bf8aNCn0
筋骨隆々とした男がスレッジハンマーを思いっきり振り下ろしたような音が鳴り響き、巨大なS.P.C.とカズマの姿が砂煙に包まれる。
その一帯が晴れるまで五秒ほどの時間を必要とし、そしてその間の五秒は張り詰めるほどの緊張があった。
最初に姿をあらわしたのはS.P.C.で、右腕部と側頭部に当たる部分を壊されていた。
次にあらわれたカズマはひびの入ったシェルブリットを構え、自慢の玩具を壊されたエマージーを嘲笑う。
カズマ「どうした、HOLY野郎。でかぶつの割には大したことないみたいじゃねぇか」
エマージー「ひ、ひいいいいいいい! ピンチだ、崖っぷちだ。どうしよう、ひ、いいい! ああああああああ!!」
エマージーが頭を抱えて悲鳴をあげると、上空から風を断つような音が地面を揺らす。
同時に崩れた岩塊が分解され、壊されたS.P.C.を再々構成した。
カズマ「なんだと!?」
エマージー「ピンチだ、崖っぷちだ! ああああああああああああ!! ピンチバァァァドッッッ!!!」
空を舞う鋼鉄の怪鳥がカズマにも視認できる頃になり、エマージーはその悲鳴を強めていく。
エマージー「超ピンチ合体!!! グレートピンチクラッシャー――――――――!!!!!」
S.P.C.が膝関節を撓めて飛び、空中でピンチバードが変形してS.P.C.と合体する。
その姿はより巨大になり、威圧感を増していた。
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:01:32.95 ID:+Bf8aNCn0
ほとんど人気の無いところに来てブーンはようやく立ち止まり、ちょうど良い大きさの岩に腰を下ろす。
ため息を吐いてブーンは空を見上げた。青い空に白い雲が流れ、ブーンの気持ちを無視したような快晴。
( ^ω^)「……このままじゃ死ぬまで童貞だお。現実は厳しいお」
ブーンが空を見上げていると、辺りから砂利を転がしたような音がさっきから続いているのに気づいた。
( ^ω^)「……もしかして、誰か僕のあとをついてきたのかお?」
ブーンがフラグを期待して振り向くと、そこには色黒マッチョのピンクアフロというゲテモノがいた。
雲慶「気づかれてしまってはしかたないのであーる!」
来夏月「あっさりばれてるじゃない」
雲慶「うるさいのである。時にはそういう場合もあるのだ。『ゴリラのように怪力の雲慶』!」
雲慶が原稿用紙に万年筆で書き込むと、その腕の筋肉が急激に発達して制服を押し上げる。
( ^ω^)「……なんだか良くわからないけど、ギガヤバスってことだけはわかるお!」
ブーンがアルターを構築してストレイト・ブーン・スピードを身に付け、その場から離れる。
雲慶は文句を言って行動を遅らせた来夏月に文句を言いつつも、近くにあった石を拾う。
そしてその石をその強靭な腕を使い、オーバースローでブーン目掛けてブン投げる!
( ^ω^)「ちょwwwwあんなのに当たったらおじいちゃんになる前に逝っちまうお!」
雲慶「うむ、絶好調であーーーーーる!!」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:06:47.71 ID:NbkUrIo80
武運スレ今日はお休みでござる
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:07:41.78 ID:+Bf8aNCn0
ブーンPartが終わりそうもねー件
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:18:34.82 ID:+Bf8aNCn0
カズマ「おいおい、とことん無茶苦茶な野郎だな」
エマージー「グレートピンチクラッシャー! 僕のピンチを守って!!」
カズマは空から落ちてくる拳を避けつつ、自身の拳でG.P.C.を殴るが、大した効果はあがらない。
エマージー「無駄無駄! 僕のグレートピンチクラッシャーはそんな攻撃じゃ傷つかない!!」
高笑いするエマージーにカズマは睨みをくれてやり、ひびの入ったシェルブリットを左手で握り締める。
カズマ「仕方ねえ。劉鳳とやるときまで取っときたかったんだが、んなこと言ってる場合じゃねぇな」
エマージーは不適に笑うカズマに首を傾げ、しかし絶対の優位を、勝利を疑わない。
そんな心は、一分以内に破壊し尽くされた。
カズマはシェルブリットを砕けよとばかりに握り締め、苦痛に覚悟しながら歯を食いしばる。
カズマ「もっと! もっと!! もっとだ!!! もっと輝けぇぇぇえぇぇえええぇえ!!!!」
カズマから光が立ち上り、その閃光がエマージーの視界を焼き尽くす。
エマージー「なんだって!? こんなこと、僕の記憶にはない!」
エマージーが彼方に去った閃光から目を開けてみれば、カズマのアルターはその姿を変えていた。
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:30:32.97 ID:+Bf8aNCn0
武運スレの作者に釣られた。
さて、がんばろう
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:40:11.88 ID:+Bf8aNCn0
( ^ω^)「く、……う!」
こめかみを掠る岩に危機を知りつつ、ブーンは自分にできるだけの逃げをうつ。
来夏月はただ雲慶の後ろで当たったら死亡よ剛速球ショーを楽しんでいる。
雲慶はほとんど当たらなかった岩の塊のコントロール方法を覚えてきて、次か次の次で倒す確信を持ったようだった。
( ^ω^)「このままじゃジリ貧だお……!」
???「あんた! こっちきなさい!」
( ^ω^)「!? この声は……元ギガヴィッパー!」
岩陰で呼ぶ初夏にブーンは反射的にその場所へ行き、走りすぎて荒い息を必死で抑える。
初夏「あんたなんでそんなことになってるの?」
( ^ω^)「わかるわけないお。僕はHOLYに狙われるほど悪いことなんて……」
( ^ω^)(あ、隊員ぶっ倒したりしてたお)
初夏「ふうん。じゃあ、逃がしてあげようか?」
( ^ω^)「え……?」
初夏「ホントは恨んでるぐらいなんだけど、そんなに悪いことできそうも無い顔してるしね」
( ^ω^)(フラグktkr!)
初夏はブーンの腕を取ると岩陰を伝って走り出し、ブーンは引っ張られるままについていった。
雲慶の剛速球が止んでいることにも気づかず。
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:42:32.38 ID:+Bf8aNCn0
なんかのどが痛い。風邪ひいたか・・・
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:45:44.19 ID:rP58Sn/dO
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 21:58:18.71 ID:+Bf8aNCn0
エマージー「ひ、い、ピンチだ、ピンチだ、ピンチだピンチだピンチだ! がけっぷちだああああああああああ!!!」
カズマ「そうかい。じゃあピンチじゃすまねえようにしてやるよ!!」
カズマのシェルブリットが展開し、背のプロペラが回転を始める。
エマージー「ラ、ラストチャンスソード!!」
G.P.C.が背の大剣を取り出して構える。そして、
エマージー「逆転閃光カットおおおおおおおお!!!!」
普通ならば必殺の一撃の撃鉄があがり、そのトリガーが絞られる。
カズマのシェルブリットも十分な準備期間を終了し、自身でさえ持て余す推進力に弄ばれながら、カズマはシェルブリットを突き上げる。
カズマ「てめえのピンチもこれで終わりだああああああああああ!!!!!!!」
ラストチャンスソードごと打ち砕かれ、グレートピンチクラッシャーは瓦礫の群になった。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 22:09:51.92 ID:+Bf8aNCn0
初夏「……うん。ここなら大丈夫よ」
( ^ω^)「ホントかお?」
初夏「信じられないなら別にいいけど? だったら突き出してあげようか」
( ^ω^)「ちょwwwwダメスwwwwwww信じるから許してくれお」
初夏はブーンをやりこめて満足したらしく、悪戯っぽい笑みを浮かべて座りこんだ。
ブーンも同様に座りこみ、高々と日が昇った空を見上げる。
初夏「空、好きなの?」
( ^ω^)「別に好きでも嫌いでもないお。でも、今日みたいな空はキレイだと思うお」
初夏「そう……良かったわね。
こんなキレイな空の下で死ねるんだから」
( ^ω^)「!!!」
ブーンの頭上から巨大な岩塊が降る。それはあまりにも大き過ぎて、既に岩盤と読んで差し支えないほどのものだった。
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 22:24:25.34 ID:+Bf8aNCn0
( ^ω^)「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ブーンは転がるようにクラウチングスタートじみたかっこうで駆け出し、あと一歩で潰れるというところで何とか体を乗り出した。
しかし左足を抜ききれず、足首から下は巨大な岩に押しつぶされて鈍い音がブーンの中に響いた。
( ^ω^)「あ、あああああああ、ああああああああ!!」
初夏「あら、残念。せっかくキレイな空を最期に見て死ねばよかったのに」
( ^ω^)「お前……なんで、だお?」
( ^ω^)(絶対に、絶対にフラグだと思ったのにお!!)
初夏「そう言えば自己紹介してなかったわね。私はHOLYの常夏三姉妹で初夏っていうの。短い間だけどよろしく」
ブーンは何も言えずに沈黙し、笑みを浮かべる初夏に呆然としていた。
初夏の両脇にめがねをかけたショートカットの少女と、チャイナドレスを着込んだ女性が現れる。
仲夏「はじめまして。常夏三姉妹次女の仲夏です」
晩夏「同じく晩夏よ。それじゃあ、名前を知った所で死にましょうか」
いっそ清々しいほどの笑みを浮かべる三姉妹に、ブーンは咆哮した。
( ^ω^)「もっと、かがや、けええええええええええええええええええええええええ!!!」
常夏「!!!」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 22:35:53.02 ID:rP58Sn/dO
wktk
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 22:36:29.77 ID:+Bf8aNCn0
ブーンはソニック・B.S.にアルターを進化させ、無事な右足で地面を後ろ側へ走り、無理矢理岩塊から抜け出す。
無骨なストレイト・B.S.よりも洗練されたソニックは滑らかなデザインのためか、それほど悪化している様子は無い。
初夏「嘘……こんな奥の手持ってたなんて」
仲夏「今の速度と力、かなり強力ですね」
晩夏「真・絶影と互角……いやこっちの方がわずかに上?」
( ^ω^)「くう、う……。畜生、思いっきり釣られたお。阿呆ほど痛い釣りをしてくれた礼は、たっぷりとしてやるお!!」
ブーンが左足を浮かしたクラウチングスタートの構えを取ると、ジェット機のエンジン音のような甲高い音が響き渡る。
初夏「なーんか、ずいぶんヤバイような気がするんだけど」
晩夏「奇遇ね、私もよ」
仲夏「気、ではなくて、実際危ないと思いますよ」
( ^ω^)「ソニック・ブーン・スピードおおおおお!!!」
雲慶「『絶影よりも速い雲慶』!!」
ブーンの高速突撃は、雲慶の体に止められた。
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 22:47:10.54 ID:+Bf8aNCn0
来夏月「さて、雲慶。僕たちの出番は終わったからもう帰ってもいいだろう?」
雲慶「さすがにこの場面で演者を増やすほど腐ってないのである。さっさと帰るのである!」
来夏月は常夏三姉妹を侍らせて、雲慶の悪態を吐きながら帰った。
雲慶「さあて、クライマックスなのである!!」
( ^ω^)「そんなのどうだっていいから冬のせいにして僕も帰りたいお……」
ブーンは幸いにも折れてはいなさそうな左足を使い、今度こそ全速力で賭けに出る。
⊂二二( ^ω^)二⊃「BOON=MAX!!」
雲慶「『立ち止まる内藤ホライズン』!!」
雲慶は勝利を確信した笑みを浮かべたが、ブーンの体当たりを食らってそれが甘かったことを知りつつ、意識を失った。
( ^ω^)「てめえの敗因はただ一つ、シンプルな一つの答えだ、僕の名前を間違えたことだお。
僕は内藤ホライゾン、二度と間違えるんじゃあないお。ピンクアフロマン」
やった! 第七話 「あなたに物語を、君に微笑みを、私に危機を・後編」 完ッ!
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 22:48:51.30 ID:+Bf8aNCn0
はい、今日は調子悪いし拘束もないんで終わりです。っつーか初日と同じぐらい時間使ったしね。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:00:02.77 ID:4qbJPz4a0
スクライドナツカシス。あれは神アニメだった。
そう思うだろ?あんたもぉぉぉ!!
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:09:43.04 ID:YE3PtXV70
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:11:22.18 ID:rP58Sn/dO
>>185 神かどうかは分からんが、EDが好きだった記憶がある
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:16:15.13 ID:fXyUSxMl0
>>184 マジで面白かった。おつかれさん。早く続きかけ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:20:32.54 ID:/ebihWPB0
普通に面白かったぜ!!
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:21:33.12 ID:/ebihWPB0
というか
>>1、兵頭の代わりにアフター3書いてくれ
頼む
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:23:29.60 ID:llgmpx2T0
続き期待wktk
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:24:52.18 ID:+Bf8aNCn0
s.CRY.edの小説読んだこと無いからアフターもニューオーダーのネタもわからない。
ってか感想ほんとにありがと。うれしい。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:27:17.16 ID:/ebihWPB0
>>192 マジな話そこらへんのラノベとかより面白いと思う。
やけに上手いけど普段から小説書いてたりするの?
それと、小説はいいけどもし漫画版読んでないなら読んどけwwwあれは一読の価値ありwww
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:27:35.61 ID:fXyUSxMl0
さて、保守してやりますか
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:30:45.26 ID:+Bf8aNCn0
>>193 一応二次創作かいてたりするけど、s.CRY.edじゃないし有名サイトでもない。
もちろん、晒せない。
漫画版を読んでるから立浪辺りのネタが出てきますことよ?
YAHOOOOOOO!!とかキーコちゃんとか
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:37:55.72 ID:/ebihWPB0
>>195 そういえば前半でキーコちゃんとか出てきてたなwwww
暇だったら今度難民板のスクライドスレ覗いてみてくれ。
んで良かったらSS投下したりしてくれ。あそこは何でもありだから。
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:41:44.97 ID:+Bf8aNCn0
難民板がどこだか知らないから無理スwwwwwwwwうぇうぇwwwwwwwww
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:43:31.97 ID:ZaygpcZQ0
_,、-――- 、`i-―-- 、,,,_
_二ニ=-:::、,,_::::::::::::::::::ヽ ヽ:::::::::~`ヽ
<~::::::::::::::::::,'、ヾ、,ヲl:::::::::::::::ヽヽ:::::::::::::: ヽ
 ̄7´::::::./ |:::::∧::::::::::: ::::::::::::::::::: ヽ
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/ ∵ヽ VV .|' rト. l:::: ノ
. i' 、----, V り.ソ<__
\ ヽ:::::::::| ,;`ー'i:::::::::::i
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\ヽ_j _., - ' /ヽ _⊥_::::::::::::!,_,,
/::`ー‐ ' ´`i / /`~ . ̄~`
(::::::::::::::ヽ n-| .r=' /
ゝ::::::::::'-‐'l|ト,ノ `!| /'
/:::::::::/ !/
i ,ィイ ィi 1ハ|ヘヘムィィメ!ヘi! ! | l!
il | H!l⊥!⊥」_⊥ -‐ ' ´ | li l l li
|! ! i|i| | | i| |_,ィト 、 l l li
!! ト 、 l|| l l ll! _,.ィハi「i!イl ! l i l|
i!! l! `汁‐N-- l!─ ハTl1 !l_ ∠1!ハli ! ! li
l!ト、il l i|li个ゝ、ノ l !|i!|ノzru气1i il ! ! li
>>196 i!lハ|l l l|li‐ir‐弋ッテ=ァ‐lリ个ー'´ li l! | l l! おい…!
llヒハ! ! l i! l!`ニ´..::::´ 、 ハリ! l l i! お前もスクライダーならいついかなるときもスクスレ語を忘れるな…
l|l l l! l l i! i j ハ1:l i レ′ Wだなんて以ての外だ…
!l l ! ll!i|! ´ /イl::i l l
l l li lト、 ,.:-ュェィ ,イlリ!l:::! !:!⌒ヽ、
、 l l 、::::`ヽ `¨ニ´ ,イハ!ソl:::i ノノ⌒ヽ:::\ ,. -───-- 、..,,,_
ヽ ヽ ヽヽ、::__`ヽ、 __,,.ィノliリノノ:ノ∠ -‐-‐''⌒`ヽ、 / 、.,,_,,..,,_ `)
\ `、 ヽ \ ヽヽ ` ̄` L_! ノ!/´/ __,. -‐''⌒ヽ::::::::}/ `‐-、 `¨´ ̄`¨´
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ゝ `ヽ`ヽ‐-\-ゝ、__..ノ ,イl ! l `ヽ、:::::::::::::::::::::::::/ `ヽ、 }
 ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ / ,' ,' ノ ヽ::::::::::::::/ ヽ、 `ヽノ
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200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:46:59.85 ID:/ebihWPB0
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ゞ ;:;:;:;:;:;: ヽ
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', `'<'" `ッ / `'','゙','、|.,、./
_フ'ー 、 `‐、.', ゙', ゛
,ノ : : : : \ ゙'< lリー'" 、,,、,、
.,i'゙./ '゙゙゙゙゙'',,: l, ゙',''、 ノ'′ ,/////、
>>200 ./ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;.l,: ',___ ! ゙',. ,' i .'゙// ごめんな
! .|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!: : : .`''ッ.l .l ! ,、 / わりぃ
i! / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}: : : : ./ . !\,i''l゙l、 ,' / すまねぇ
i./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / : : .`'-l〃 ヽヽ,_./ 許せ
iリ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ : ゙l `'ーl゙
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1138423902/374-375 /l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ : : ! ./ こいつの他演に騙されたぜ
l,';;;;;;;;;;;;;;./: : : | ./
/;;;;;;;;;;;,,./ : : : : ! /
/;;;;;;;;;;;;;.!;;;;~゙゙''''―ーッr‐ー 、 !./
',;;;;;;;;;;;;;;;.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ .l: : : `';;i!゛
|;;;;;;;;;;;;;;;;.l....,,,,,,,__;| .`''''''"
゙',;;;;;;;;;;;;;;; ! ........´|
/i,;;;;;;;;;;;;;;l !
! . l.... --',, |
.! . l ゙', |
`i .ヽ ..l. |.l
.ヽ ヽ ..l | l
! ヽ._,,..-'!',゙|| !
.| ','彡‐''゙´;;;;;゙'''、|
.! ! !"
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/29(日) 23:56:25.46 ID:/ebihWPB0
>>201 いや、別にVIPPERって訳でもないんだけどな。
ただ一応郷に入れば郷に従えでwww付けただけで。
では現役の奴らは頑張ってくれ。俺は寝る。
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
うん、誘ってくれたとこ悪いけど、気色が違うと思う。
多分スクライドスレには常駐せんね。