1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
やったことないけど気合いで感想書くわ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 04:38:08.38 ID:FG40hPZT0
いま川辺のところまで進めた。水子の霊はどこにいるのかな。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 04:41:51.28 ID:FG40hPZT0
あらすじ
にくお(大学生)は大学で都市伝説の研究をしていた。
そこでゼミ仲間のとしこと恋に落ちる。
二人はいろいろな心霊スポットでデートを重ね、次第に精神に異常をきたしてゆくのであった……。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 04:49:40.17 ID:FG40hPZT0
にくお「おいとしこ」
としこ「なあに? にくお」
にくお「イヤな気配を感じないかい?」
としこ「あらやだほんとね」
としこ振り返る。
としこ「きゃー! 霊よ! 水子の霊よ!」
にくお「大変だ。南無三! 南無三!」
水子「ギャース」
にくお「効いているのか!? 今がチャンスだ」
としこ「アヘヘヘヘヘヘ」
にくお「としこ!?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 04:52:18.78 ID:FG40hPZT0
にくお「大丈夫かとしこ!」
としこ「アフェフェフェフェフェ」
としこ爆発する。
にくお「あつっ。炎あつっ!」
気づけば水子の霊も消えていた。
にくお「としこ……」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 04:54:51.91 ID:FG40hPZT0
数年後……
にくお「俺は帰ってきたぜ……この日本の地にな」
にくおはイギリスでフィッシュアンドチップスを24時間デリバリーするという事業に失敗していた。
にくお「俺の経験は無駄では無いはず……としこをよみがえらせてみせるぜ」
にくお両腕をあげて咆吼。
にくお「うおおおおおおおおおおん!」
〜OPムービー〜
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 04:59:11.36 ID:FG40hPZT0
OPソング「つ(かれた)よ き(もちわる)す」
ドンツカチーパンツカチーツカチードンツカチーパンツカチーツカチー
俺の名前は やめてくれよ
ドンツカチーパンツカチーツカチードンツカチーパンツカチーツカチー
そんなところで 出さないでくれよ
ドンツカチーパンツカチーツカチードンツカチーパンツカチーツカチー
俺の名前は やめてくれよ
ドンツカチーパンツカチーツカチードンツカチーパンツカチーツカチー
道ばたにそんなに 書かないでくれよ
ドンツカチーパンツカチーツカチードンドンドンドドン
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:01:32.67 ID:FG40hPZT0
ピーヒャラーピーピーピーピーヒャラーピーピーピー
そしたらある日 郵便箱に
ピーヒャラーピーピーピーピーヒャラーピーピーピー
知らない店から ダイレクトメールさ
ピーヒャラーピーピーピーピーヒャラーピーピーピー
名前ならまだしも 住所はやめろよ
ピーヒャラーピーピーピーピーヒャラーピーピーピー
あまり家には いないんだけどさ
ピーヒャラーピーピーピーピーヒャラーピーピーピー
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:02:40.34 ID:FG40hPZT0
全蘭哀悼
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:04:41.63 ID:Bn2MP7Li0
今日つよきすはじめた俺が来ましたよ
まぁがんばって
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:06:28.88 ID:FG40hPZT0
にくお「ここか……。としこが爆発したのは」
そこはもう荒れ果てた地になっていた。にくおは地面を叩く。
にくお「くそっ。これじゃ手がかりをつかむことさえできないじゃないか!」
???「なにをしている若者」
にくお「誰だっ!」
にくおはポケットから銃(銀玉鉄砲)をとりだし、突如現れた人に向ける。
???「そうあせるな。私は老子だ」
にくお「老子?」
陳老子「そう。わたしはこのいっぺんを仕切っている。陳老子だ」
これが運命の出会いであった。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:10:29.04 ID:FG40hPZT0
陳老子のもとで修行を積んだにくおは自動車ぐらいなら25秒ぐらいでスクラップにできるようになった。
にくお「老子。ありがとうございます。これで奴らとも戦えそうです」
陳老子「お前は何を探しているのかな?」
にくお「はい。数年前。水子に彼女を爆発させられたんです」
陳老子「水子だと!? 水子会……関東最大規模の地下組織だ。
お前が敵に回そうとしているものはあまりにでかい。
悪いことはいわない。やめておけ……」
にくお「しかし……俺はやると決めたんです」
老子は神妙な顔つきでナップザックの中をあさった。
陳老子「これを持っていくとよい」
にくお「これは?」
陳老子「これを使えば水子と対等に張り合える」
にくおはトーテムポールを手に入れた。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:12:44.79 ID:FG40hPZT0
にくおはこのトーテムポールを……
1 投げ捨てた
2 折った
3 振り回してみた
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:14:32.98 ID:FG40hPZT0
1 投げ捨てた ←
2 折った
3 振り回してみた
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:16:19.72 ID:FG40hPZT0
トーテムポールを捨ててしまいました。
にくおは突然、世の中が嫌になってしまったようです。
-GAME OVER-
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:18:15.46 ID:FG40hPZT0
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:20:58.58 ID:FG40hPZT0
さあもういっかい始めよう……
カチッ ヴイーン
「セーガー」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:22:30.53 ID:FG40hPZT0
あっ、まちがえたこれゲームギアだったよー
あっはははははは
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:23:39.79 ID:FG40hPZT0
あれ、電話だ。
うっせーなあ。いま(ほとんど)俺しかいないスレで遊んでたのにさあー。
もしもーし。
えっ?
親父が……?!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:25:30.04 ID:FG40hPZT0
俺は大急ぎで京都行きの新幹線に飛び乗った。
落ち着かない……。煙草……煙草は……。
「一本差し上げましょうか?」
自由席で隣に座った女性が話しかけてきた。
「す、すいません」
「1mgですけれど……クスッ……」
それが俺たちの出会いだった。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:28:52.24 ID:lI53hlx/0
なんて悲しいスレ・・・
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:28:58.10 ID:FG40hPZT0
三十分後には俺たちはすでにうち解けていた。
「……そうですか……お父様が。それは大変ですね……」
「ええ。俺もびっくりしました。ついこないだまで元気だったのに……爆発するなんて……」
「でもきっと無事ですよ」
「そうだといいです」
俺は落ち着きなく膝を揺さぶった。もっと電車が速く走ればいいのに。
思えば、父親のために何かをしたことなど一度もなかった。
小さい頃から何かと言えば反抗をしてばかりだった。そのことが今になって悔やまれる。
「ちくしょう」
俺は新幹線の窓から外を眺める。
外は大雨だった。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:31:47.65 ID:FG40hPZT0
京都に到着し、俺はあわてて席を立ち上がる。
「私は新大阪までですから……。あ、携帯、教えてくれますか?」
「あ、ちょっと時間無いんで……」
俺はメモ用紙にさらさらっと電話番号だけを書いて彼女に手渡した。
「……じゃあ。さようなら」
「さようなら。電話しますね」
新幹線から降りる。……懐かしい景色だ。そういえば何年も実家に帰ってはいなかった。
「いくか……」
駅から出て、タクシーを捕まえる。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/27(金) 05:36:03.19 ID:FG40hPZT0
タクシーの中、懐かしい景色に俺は目を細めた。
「ラジオ、なにかかけてくれますか?」
そう言うと運転手はラジオのスイッチをオンにする。
懐かしい曲がかかっていた。俺が中学時代にはやっていた曲だ。
思わず涙ぐむ。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
「まずいっ!」
タクシーの運転手が急にアクセルを踏みこんだ。
「奴らがきた!」
俺は振り返る。黒塗りの車が三台ほどこのタクシーをつけていた。
「誰なんです、あれ!」
俺は運転手を問いただす。運転手は答えず、ものすごい早さで道路をとばしている。
「くそっ。アレをつかうしかないのかっ!」