指定のネタで短編小説書きます

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:26:16 ID:/P/bX32Y0
とりあえず>>5

プロじゃないけど、何回か雑誌に載ったことある程度の実力
即興だから、深くないかも
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:27:06 ID:tUfLdBgO0 BE:56355236-
かまきり
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:27:35 ID:rAjvAaw10
オナニー
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:27:50 ID:Xff/8CcN0
よだれ
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:27:54 ID:MglynfoN0
亀頭
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:29:54 ID:Xff/8CcN0
鬼頭先生ナツカシス
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:29:59 ID:/P/bX32Y0
亀頭でかくわ・・・。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:44:18 ID:/P/bX32Y0
小学校4年生の頃、上級生も使うトイレを掃除する機会があった
僕は、そが好きではなかった
上級生の奴らって、僕らが掃除しているときにも平気で中に入って勝手に
用を足すんだ。きっと、なめられていたんだろうな。
掃除当番は週ごとに場所が変わるのだけど、僕は、その場所が回ってくるのが本当に
イヤだった。それでも、必ず来てしまう、トイレの掃除当番

僕と、同じクラスの友達が男子便所、女子は女子便所の掃除
水を床にまいてブラシで擦って、ただでさえ便所は汚いのに、掃除するとさらに汚いところに
目が行って、本当にいやだった
そして、やっぱり来てしまう、上級生

「早く掃除しろよ、おしっこもれそうなんだよ」
「すいません、でも、ちょっと待ってください・・」
「いいじゃん、すぐ帰るからさ、お前らは勝手に掃除でもしとけ」
二人組みの6年生、体が大きいので、なんにも言えない
ずかずかと、トイレに入って、小便をしてしまう
何も言えないし、何も出来ない僕が、情けない

「なぁなぁ、お前ちんちん剥けた?」
「まだ。お前は?」
「俺もまだ。なんか、剥けると亀頭っていうのが出てくるんだって」
「亀頭?」
亀頭??初めて聞いた言葉・・・
上級生も、詳しくは知らないみたいだ

続く
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:50:37 ID:/P/bX32Y0
その日の掃除当番は、ずっと亀頭っていう初めて聞いた言葉が頭を占めていた
同じクラスのさとるは、そんな僕を見て「ちゃんと働けよなぁ」と言った
でも、さとる、お前は気にならなかった?上級生の言った亀頭って言葉?
そんなことを考えたけれど、口には出せなかった

家に帰ってもずっとそのことを考えていたけど、さっぱり判らない
友達にも、お母さんにも、お姉ちゃんにも聞けない
「ちんちん剥けた?」からはじまって出た言葉。なんだか人に聞くのはいけない気がする

一体何なんだろう・・・。調べようかな。でも何で?
「たっだいまぁ」
考えているうちに、おねえちゃんが帰ってきた。
お姉ちゃんは、階段を駆け上がって、僕と共有の部屋に鞄を投げ入れるとすぐに階段を下がって言った
「お腹すいたよー。今日さ、部活で褒められたんだよ、タイムよくなったって」
お姉ちゃんは中学生だ。中学生だから、何でも出来る。部活も出来るし、英語も出来る
英語をもっと良くできるようになる為にお父さんに電子辞書も買ってもらった。
「あっ、電子辞書!」
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:58:21 ID:/P/bX32Y0
お姉ちゃんが大切にしている電子辞書。
あんまり大切にするから、僕はまだ一度しか触らせてもらっていない
一度貸してもらったときに使い方が判らなくて色々触っていたら「壊れるから返して!」
と怒られた。
その電子辞書が、きっとお姉ちゃんの鞄の中に入っているはず。
少しだけ借りて、見つからないうちに返せばいいかな・・。お姉ちゃん下でお母さんと話しているし

僕は、紺色の中学校の指定鞄の中を開けてみた。でも、入っているのは教科書とかふでばことか、給食用のお箸だけ。ここじゃない。
次に赤いチェックのトートを開いてみた。あった!電子辞書。
銀色で、薄いのに重くて、手に持つとずっしりとする。壊したら怒られるだろうなあ。
ゆっくりと、ふたを開けてみる。「和英」「英和」の文字の左に「国語辞典」
これかな。電源を入れて、「国語辞典」のボタンを押してみる

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:06:02 ID:/P/bX32Y0
調べたい言葉を打ってください。というような事が画面に出てきた。
調べたい言葉、もちろん「亀頭」これだけ調べられたらいいんだ。急がなきゃ。
ひらがなの「き」「と」「う」を探してボタンを押す。あれ?「g」「s」「4」
って鳴っている・・・おかしいな。ちゃんと亀頭って打ったはずなのに。
もう一度やってみたけど、結局同じようにアルファベットが打ち込まれてしまう
僕はだんだん焦ってきた。早くしないと。
あせりながらボタンを押していたら「ぎ」「4」の文字が出来た。あっ、ひらがなになった
「g」と「E]のボタンを押したらひらがなになった。
そこでやっと僕は思い出したんだ。ローマ字ってやつを。
えっと、亀頭だから「kitou」のボタンを押せばいいんだな。
「ほらでた!」僕はちゃんと亀頭を打ち込めた。
あとは、この決定ボタンを押して、意味を調べるだけだ。
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:11:39 ID:LKIYv1oc0
よし、がんばれ、俺は今から寝るところだ
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:16:37 ID:/P/bX32Y0
亀頭
「 陰茎の先端部。海綿体の帽状の部分で、先端に尿道が開口。雁首(かりくび)。」

え?なに?
一体なにが書いてあるのかさっぱりわからない。陰茎、何て読むのだろうクキはわかるけど。
海綿体?海のわた?海ってなんだ?尿はわかる。おしっこだ。でも他はさっぱり判らなかった
お姉ちゃんの電子辞書って、言っている事が難しすぎる。中学生だからかな。中学生って、すごいな・・

「あー、ちょっと何人の電子辞書使ってるの!鞄勝手に開けないでよ、もう」
亀頭に熱中していた僕はお姉ちゃんが部屋に戻ってきたのに気が付かなかった
「あ、ごめん。宿題でさ、調べたいのあったんだ」
「ふーん。何調べてたの?」
「えっと、、かめ。かめって英語でなんていうのかなって」
「タートルだよ。そんなの調べなくても常識ジャン。とにかくもう人の勝手に触んないでよね」
「ごめん」
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:21:01 ID:/P/bX32Y0
誰もよんでねぇwww
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:25:50 ID:tUfLdBgO0 BE:56354663-
ちょくちょく覗いて見てたが、まあ時間が悪い
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:33:27 ID:/P/bX32Y0
結局、亀頭が何かわからなかったな。
でも、いつかはわかるようになるんだろうなー。6年生の一人は知っていたし。
結局何一つわからないまま、僕はお風呂に入って寝た。

次の日、僕はすっかり亀頭のことなんて忘れて、校庭でさとる達とサッカーをして
帰り道にお小遣いでチョコまんを買って、泥だらけでうちに帰った。
サッカーしたせいで、帰りが遅くなって、家にはお母さんとお姉ちゃんがすでに居た。
「ただいまー。お腹すいたー」
「ただいまじゃないよ、ちょっと部屋おいで」
お姉ちゃんが、何故か怒っている。なんでだろう。わけがわからない。
何か悪いことしたかなぁと思いながら靴を脱いで冷蔵庫からイチゴオレを出して飲んでいると
「そんなの後で飲めばいいからはやくっ」と怒られた

部屋でお姉ちゃんが沈黙して正座していて、その前には何故か電子辞書が置かれていた
沈黙と電子辞書。これはただごとではないなと、直感でわかった。
「ななな、なんですか?」と僕は言ってみた。軽いジョークのテイストで言った
「あんたさぁ、これで変な言葉調べなかった?」
「亀頭?」
「そーそれ!なんで人のでそんなの調べるの!?」
「え、だって意味知らなかったから、なんか悪いことした?」
言いながら僕は酷くおびえた。なんでこの人は僕が昨日調べた言葉を知っているの?
エ、、、エスパー?
「今日学校で友達に貸したら『あんた変な言葉調べてるね』って笑われたんだから!」
「ねえ!なんで僕が昨日調べたことをその友達まで知ってるの?中学生はエスパーなの?」
「履歴っていうのがあって、一回調べた言葉が残るようになってるの!」



17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:46:00 ID:/P/bX32Y0
履歴!!僕はそれで嫌なことを思い出した。
先月のある日曜日、僕が寝過ごして遅い時間に起きると家には誰も居なかった。
台所に、お姉ちゃんは部活の練習、親は二人で久々に映画を見に行ったという書置きがしてあった。
チャンスだこれはと、僕はパソコンを急いで開いてインターネットで「エロ」と検索し、
色々なエロい単語のページを検索して、出てきたエロそうなページを早く見ようと慌てて操作をしたために
結局何一つエロいものを見ぬままパソコンが動かなくなって
電源ボタンを押してパソコンを消したのだった。
そして、そのときも履歴という機能のせいで僕の秘密のいたずらがばれた
また履歴か!
「り、履歴かぁ。そんなの卑怯だよ」
「卑怯って何よ。とにかく私、あんたのせいで恥ずかしかったんだから。どうしてくれるのよ」
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:47:47 ID:0aIvQwsn0
一応wktkしてる奴もいる
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:55:08 ID:/P/bX32Y0
「ねぇ、なんで亀頭って調べたら恥ずかしいの?」
「なんでって、普通調べないでしょ、そんな言葉」
「亀頭って一体なんなのさ。オレさ、本当にわかんないで調べただけなんだよ」
お姉ちゃんは、黙ってしまった。ただ黙っているんじゃなくて、何か考えているみたいだった。
その証拠に目が斜め右の天井を見ていた。お姉ちゃんは考えるときいつもそうするんだよな。
「亀頭ってのはねー、あんたが持ってるけど、わたしが持ってないもんだよ」
と、言うと、お姉ちゃんは立ち上がって「とにかくもう、変なの調べないように」
と言いながら階段を下がって言った。
ぼくは、結局ワケがわからないままだった。おねえちゃんが言っているのはきっとちんちんの事だ。
でも、ちんちんと亀頭は別のものなはずだ。だって、6年生はちんちんが剥けたら亀頭が出るっていったんだ
結局、おねえちゃんも、なんとなく恥ずかしい言葉だとは判っているけど、結局何も判っていないんだな・・。
少し残念な気分になった僕は、だんだんお腹がすいてきたので階段を下がって
お母さんの手伝いでハンバーグをこねているお姉ちゃんの横に立って、冗談で
「なぁ、お姉ちゃんが辞書貸した相手って、男か?」
と聞いた。

終わり
一人で書いて一人で読む。そんな冬の夜長ですた



20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:55:34 ID:/P/bX32Y0
いや、見ててくれたか!ありがとう!!
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:57:02 ID:0aIvQwsn0
これからお前の亀頭を直接調べてやる!
とかいう展開を期待してた
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:58:25 ID:/P/bX32Y0
vipぽくなくてすまんかった
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:58:25 ID:tUfLdBgO0 BE:43832227-
>>21
俺も、エロ本読みすぎたかなぁ・・・
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 05:02:25 ID:/P/bX32Y0
朝までつき合わせてエロくないなんて糞だな
ほんとわるかったよ
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 05:03:45 ID:0aIvQwsn0
朝からエロいのを期待してる俺もどうかと思った
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 05:13:57 ID:jrV8xtnb0
なかなか良い出来だと思う。
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ありがとう!