【君は私を】素直クールな娘【惚れさせた】

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ふたば★ちゃんねる落書き板の天才によりツンデレに対抗すべく、
新たに”素直クール”なる言葉が誕生した。
ツン→素直 デレ→クール

ガチで愛してくれるが、人前であれ、好意に関してはストレートかつ
クールな表現をするため、男にとっては嬉し恥ずかし暴露羞恥プレイ。
しかし、どこか天然。言葉萌えのツンデレ、シチュ萌えの素直クール。

■前スレ
【ずっと】素直クールな娘【一緒に】
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135033452/

■保管所Wiki
http://sucool.s171.xrea.com/

■まとめサイト(まとめ管理人◆bkvNgM0nrU)
http://japan.milan.jp/~vipper/

■素クールデイズ開発ページ(素直クールゲーム制作サイト)
http://www.geocities.jp/sucooldays/

■クーのいる世界(小説系サイト coobard◆69/69YEfXI)
http://coobard.fc2web.com/

=PART24=

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:23:49 ID:t1IDq6pd0
この糞スレは姉歯が建てました
倒壊の恐れがあるので近よらないでください
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:23:57 ID:qtvMaSku0
携帯のかたは以下の方法で見て下さい。

http://fileseek.net/proxy.html から見る。
・pic.toをアドレスの前に入れて見る。
・下の方にある「設」でime.nuにチェックしてから見る。

素クールのイメージがつかみにくいアナタ!
これを読むイイアルネ
ttp://www.geocities.jp/ikuikubook/kanojyo.htm

素直クール発祥の地「ふたば★ちゃんねる」の保管庫(右下に「素直クール」)
ttp://www.geocities.jp/hokakoko/

ふたばログより転載「素直クール」  
・冷静沈着で感情的になることはまずない  
・完全自立型  
・表情が薄いあるいは無表情  
・ガチで愛してくれている一途  
・愛情表現がストレート  
・照れが少ないあるいはない  
・「素直」と「クール」の矛盾したアンバランス感が最高にいい
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:24:35 ID:qtvMaSku0
■お題/性格ジェネレーター
http://udonkari.run.buttobi.net/
SS書くときのお題が欲しい人はアクセス。
ファミリーベーシック風。

■正式避難所
・PC用
http://yy17.kakiko.com/sucool/
・携帯用
http://yy17.kakiko.com/sucool/i/

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:27:27 ID:y7oD7ACRO
おつかれ
座敷わらしを3レス投下するよ
6 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 21:28:59 ID:y7oD7ACRO
 外は雪。いや、ときたまに、雪やこんこんでいうアラレが降る。
「……今年は寒いですね」
「ああ、そうだな」
 彼方用のコートがなかったので、僕のを着させた。だぼだぼしてるが、まあ、モトがいいからそれでも似合っているのだけど。
「隼人さ――ん。どこで晩ご飯にしましょうか?」
「そうだな……」
 出てすぐに、ハンガーガーを食べた。あの明らかに怖い人のやつでなく、野球がどうのでもなく、高いのでも、クリスマスがやってきたというCMのでもなく、近くの喫茶店のだ。

「腹減ってないんだよな」
「わたしもです。食べたのが遅かったですし」
「なにやるか……」
 つぅか、人混みがつらいな。流されそうだし――
「どうしました?」
「いや。なんでもない」
 確実に彼方が流されそうだからといって、ずっとこの手を握ってるわけにはいかないしな。

 ザッ――ザザ…………

 ノイズが走った。

「ん?」
 いや、気のせいか。
「あ、あれなんですか?」
 頭を軽く振ってると、彼方が一つの店を指差した。
 ゲームセンター。
 できるのあったかな……。
7 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 21:31:13 ID:y7oD7ACRO
>>6
 中に入る。妙に寂れているというか、まあ、人混みよりはいいか。
「すごいですね」
 ……いや、僕ができるのはあるけど、彼方ができるのがないな。
 ギルティ、式神の城の1、メタルスラッグ。それにしても、ある意味濃いな。
「これなんですか?」
 彼方が指差した機体は……脱衣麻雀ですと?
「いや、それは彼方はしらなくていい。ああ」
「なんだか、狼狽たえてますけど、どうしました?」
「ああ、なんでもない。もちろんそうさ」
『やだ……。恥ずかしいです……』
 誰かやってるし……。
「ああ、なるほど……」
 いや、すごい睨んでませんか?
「たしかに、女の人に教えたくはありませんよね」
「いや、彼方はこういうゲームは嫌いだろうなって思って、ああ、もちろん僕はしたことないよ?ただ、ゲームセンターには、ああいうのが大抵はあるから、僕は知ってただけで」
「言い訳みたいですね」
 ……たしかにそう聞こえますね。
「……まあ、いいです。男の人ですし、興味もあるでしょうから」
「いや、だから……」
「それよりも、どこかにご飯を食べに行きましょう。もう九時すぎてますよ?」
「……ああ」
8 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 21:34:03 ID:y7oD7ACRO
>>7 なんだか、なんとも言えない気分だけど……まあ、仕方がないか。
「なに食べる?」
「なんでもいいですよ」
 じゃあ、
「外食じゃなく、僕がつくるか」
「あ、隼人さま……いえ、さんの手料理ですか」
 そういや、家から出る前に『さま』づけはするなって言ったっけか。
「やっぱ合わないな、お前がさんづけするのは」
「そうですね。わたしとしてもつらいです」
「だが使うなよ」
「……はい」
 さて、帰るか。
 手を握る。
「そういや、グラタンの元があったっけか」
 それがいいな。グラタンか。

 まあ、こんなクリスマスも、いいかもしれないな。
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:37:04 ID:y7oD7ACRO
これで
明日は二日目を……

間違ってる部分があると思うので、よければ教えてもらえれば
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:40:54 ID:pv5RPKop0
響鬼のあきらは素直クールですか?
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:41:06 ID:BwCN/j+R0
>>1
乙です。
前スレの続きですが、京と亮のお話、書かせて頂きます。
また折りを見てアップします。
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:41:20 ID:uBr3hpalO
GJ!
間違っている箇所は無いと思うです。

あんど、ほしゅー。
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:48:02 ID:y7oD7ACRO
>>12
ありがと
さて、別ネタ書くか……
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:53:50 ID:CENcsEEB0
保守
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 21:57:50 ID:3YeouJVM0
>>1
遅ればせながらスレ立て乙!!
16 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/24(土) 21:59:50 ID:MV8f/2ay0
>>10
あれはツンデレです。
八之巻を見てください。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:02:02 ID:qUW0GnI90
>>1
ふむ、どうやら私は君のことが好きなようだ。
世間でいうクリスマスというものも今まではよく理解できなかったが、今日君とメールをしていて理解できた気がする。
やはりクリスマスの夜、私の隣に君がいないのはとてつもなく寂しいものだな。
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:12:00 ID:qtvMaSku0
保守
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:16:21 ID:CENcsEEB0
保守
20 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/24(土) 22:17:54 ID:heiDl17M0
6スレ使ってクリスマスネタを投下します。
21 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/24(土) 22:18:28 ID:MV8f/2ay0
>>20
使いすぎwwwwwwwwww
22 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/24(土) 22:18:28 ID:heiDl17M0
今日はクリスマス。僕は恋人である真赭の家に行くことになっていたのだが・・・

プルルルルーッ。

雪「もしもし」
真澄「雪君?真澄です」
雪「真澄さん?どうしたんですか?」
真澄「えっとねー・・・実は、真赭が熱出して寝込んじゃってて」
雪「えっ!?具合はどうなんですか!?」
真澄「ちょっと落ち着きなさい。2〜3日もすれば直るそうよ。」
雪「良かった・・・」
真澄「それでね・・・今日、雪君は私の家に来る予定だったでしょう?」
雪「ああ、はい。」
真澄「で、私たちは出かけてあなたたちを2人にする予定だったんだけど・・・」
雪「聞いていませんよそんなこと」
真澄「そりゃあ、トップシークレットだったから。」
雪「えーと・・・出かけてた場合、何時くらいに家に戻る予定だったんですか?」
真澄「ちょうど12時くらいね」
雪「じゃあ、僕が真赭さんを見ていますから、2人で出かけてください。せっかくのクリスマスなんだし。」
真澄「そんなこと、悪いわよ」
雪「いや、行くって約束していたんで・・・お願いします」
真澄「んー・・・分かったわ。でも、何かあったら電話して頂戴。これは守ってね。」
雪「分かりました。」


数時間後、真赭の家の前。
昌吾「じゃあ、よろしく頼むよ。」
雪「はい。」
真澄「動けないからって、変な事しちゃ駄目よ?」
雪「しませんよ・・・」
232/6 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/24(土) 22:19:05 ID:heiDl17M0
僕はドアを開けて、中に入る。どうやら、真赭の弟もどこかへ出かけているようだ。

階段を上がって奥の部屋。そこが真赭の部屋。
僕はノックする。

コンコン。

真赭「はーい・・・」

真赭の声が聞こえた。どことなく声に力がない。
僕はドアを開けて中へ入る。

雪「やあ。調子はどう?」

真赭「雪か・・・」
雪「君の両親が出かけている間、僕が留守番をすることになった」
真赭「わざわざ来なくても良かったのに」
雪「せっかくのクリスマスだからね。夕食はどうするの?」
真赭「あー・・・何か作ってくれるとうれしい」
雪「じゃあお粥でも作るよ。」
真赭「ありがとう」

雪「できたぞ〜」
真赭「相変わらず作るのがうまいな・・・」
雪「自分で食べられるか?」
真赭「・・・・・・食べられ・・・やっぱり無理だな。食べさせてくれ」
雪「なぜそこで詰まる」
243/6 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/24(土) 22:19:38 ID:heiDl17M0
雪「熱かったら言ってくれよ」
真赭「うん」
雪「口あけて・・・」
真赭「ムグムグ・・・ちょうどいいな・・・雪、人に食べさせるときは『はい、あーん』とか言うものだぞ。」
雪「へ?そ、それは恥ずかしいよ・・・」
真赭「言ってくれないと警察に電話して『知らない人に襲われた』って言う」
雪「だあぁぁ!すればいいんでしょすれば・・・」
真赭「ニコニコ」
雪「はい、あーん・・・」
真赭「ん〜、おししい〜」
雪(なんで・・・)

食事が終わった後、僕は食器を洗っていた。
雪(あと少しで終わり、っと・・・)
雪(終わったらプレゼント渡さなくちゃな)

僕はニット帽をプレゼントするつもりだ。
喜んでくれるといいけど・・・

雪「真赭、プレゼントがあるんだけど。」
真赭「む?何だ?」
雪「似合うかどうか分からないけど・・・はい、これ。」
254/6 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/24(土) 22:19:57 ID:heiDl17M0
ラッピングされた袋を開ける真赭。

真赭「これは・・・ニット帽か。」
雪「どうかな?僕なりにかなりがんばって決めたんだ。嫌だった?」
真赭「・・・うれしいに決まっている。雪がはじめてくれたプレゼントだぞ。今日来てくれただけで私は十分だったのに・・」
雪「そっか、よかった。」
真赭「・・・寝込んでいたから私は君にプレゼントをあげられないのだが・・・」
雪「いいよ、そんなの。たいした問題じゃない。」
真赭「そうか。・・・雪」
雪「何?」
真赭「そろそろ寝ようと思ってるんだが、君はどうするんだ?」
雪「12時くらいまではいないといけないから・・・まあここにいるけど。」
真赭「なら起きていたほうがいいかな・・・・・・・・・・・・スゥ、スゥ・・・」
雪「あ、寝ちゃったか・・・」

起こすのも悪いので(ましてや相手は病人だ)、僕はストーブの設定を弱にして部屋の明かりもスモールにする。
そしてベッドの端に座った。

・・・・・・・・・・・・・・・

トントントントントン・・・・・・


・・・誰だ?僕の家の中を歩き回っているのは・・・・・

僕は目を覚ます。どうやらままうつ伏せになって寝ていたようだ。
・・・・・・なんだこの目の前にあるやわらかいものは?しかもなんか暖かいし・・・
なんだか気持ちがいいので僕はそのまま目の前にあるものに抱きついたまま眠りにつく。
265/6 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/24(土) 22:20:17 ID:heiDl17M0
ガチャ。

???「キャアアァァァァ!!!!」
僕「!!??な、なんだっ!?」

突如叫び声が聞こえて、僕はまた目を覚ました。

???「真赭姉さんから離れろっ!この変態っ!」

真赭?・・・もしかして・・・

僕「真赭の部屋で寝ちゃったのか・・・」

誰かが僕の上にかかっていたと思われる毛布を取ったようだ。寒い。

???「ああーっ!な、何姉さんの胸、触ってんのよ!!!」
僕「え・・・じゃあこの柔らかいものって・・・まさか・・・」
真赭「私だ」

僕は瞬時に跳ねとび、壁にへばりついた。

真赭は布団の中から僕を見ている。そして、もう一人・・・僕の知らない女の子がベッドの横に立って僕をにらんでいた。

???「あんた、姉さんの何なのよ!?」
真赭「彼は私の恋人だ」
???「こ、恋人!?あんたがっ!?」
僕「まあ・・・そうですけど・・・君は誰ですか・・・?」
真赭「こいつは私のいとこだ。」
???「そういうことよ!」
276/6 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/24(土) 22:20:34 ID:heiDl17M0
そういうことだった。どうやら、真赭のいとこが遊びに来たらしい。
しかし、何で昌吾さんも真澄さんも起こしてくれなかったんだ・・・

真赭のいとこが出て行った後。
僕「・・・・・・」
真赭「何かしゃべったらどうだ?私の胸の感想とか。」
僕「・・・・・・・・・・」
真赭「私としては目を覚ましたら雪が私の上で寝ていたから、非常にうれしかったのだが。」
僕「あー、えーと・・・・・・やわらかかったです・・・って何を言わせる!」

なんてこった・・・まったく、こんなことになるとは思っても見なかった・・・

僕(あー、すげー疲れた・・・・・・)

僕は真赭の家で朝食をいただき、9時ごろ、ようやく自分のすんでいるアパートに着いたとこだ。
真赭のいとことかいうあの子、冬休み中はずっといるみたいだしなあ・・・気まずいなあ・・・

そんなことを考えながらアパートの階段を登ろうとすると、

茜「おーい、雪ー」

管理人の茜さんに呼び止められてしまった。

僕(ぜったいろくなことじゃないな・・・)

茜「いやぁ、朝帰りですかー。いい身分ですねぇー。実にうらやましい。」
僕「全然事情が違いますよ・・・で、なんか用ですか?」
茜「昨日あんたの友達が来ていろいろ置いていったわよ。」

もういや・・・
28 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/24(土) 22:21:21 ID:heiDl17M0
終わりです。

>>21
すみません。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:23:03 ID:y7oD7ACRO
>>28
前はそれぐらい俺も使ったからいいと思う
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:25:25 ID:qtvMaSku0
>>28
問題ないと思うが
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:29:24 ID:c1HLhnJt0
前スレ>>728>>734>>739>>749>>758>>766>>772
  ――12月24日 1−8:君と過ごす特別な日々 PM11:58
  静かに涙を流し、じっと立っている京からネックレスを指で掬うように受け取る。触れた指は
 白く儚く、そして小さかった。彼女が外せなかったチェーンのフックを外し、半歩近付いた。
亮「そのままじゃ着け辛いから。髪、上げてくれる?」
京「分かった……それなら見えなくても大丈夫だ。少し、待ってくれないか……」
  彼女は答えて、両手を首の後ろに回し、まだ濡れた髪を持ち上げる。覗くうなじと耳が、ほん
 のりとした色香を漂わせていた。
京「これで、大丈夫だろうか……?」
  指先で摘んだネックレスを首に回すことで答え、フックの部分を見えない所で掛け合わせ――
  それから――そのまま、彼女の薄い唇に、夜気で冷たくなった自分の唇を、そっと重ねた。
  時間は、どのくらいだろうか。彼女と今過ごした時間からしても、ほんの短い時間だったろう。
  それでも、甘いミントの味が、離れた後も確かに唇へ残った。
  エントランスホールに飾られた大時計が、真夜中の十二時を報せる鐘を鳴らす。
亮「……うん。似合ってるよ、京」
京「(///)…………クリスマスにファーストキス、か……ロマンチックな演出だ……ありがとう。
 世界中で君だけが私に贈ってくれる、唯一にして最高のプレゼントだ……!」
  京は、言い終わるや否や、ぎゅっと抱き締めてきた。懸命に手を伸ばし、温もりを求めて――
 彼女が華奢な身体を、こちらの胸の中に収めようとする。
  そんな行動が可愛くて、愛しくて、ただ抱き締めて応える。
亮「ハッピーハッピークリスマス、京」
  耳元で囁いて、また彼女の唇に小さく口付けた。
                 Happy Happy Xmas! END
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:35:48 ID:Rej9SVM9O
SSクリエイターに敬意を抱きつつ保守
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:37:29 ID:VSq2goN80
>>29
6スレッドも使ったのか
さすがVIPは違うな
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:38:59 ID:Mcn00Ti70
>>33
全然気づかなかったのに、お前のせいでワロタ
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:39:05 ID:c1HLhnJt0
>>31の作品を書いている者ですが、前スレが落ちたため
このスレには最終回のみ掲載致します。
興味を持たれた方が居られましたら、>>1にある保管所Wiki
に作品が後日掲載されますので、御足労をお願い致します。
それでは、よい休日を。
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:39:13 ID:/krx6svY0
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:44:48 ID:CENcsEEB0
保守
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:45:06 ID:qtvMaSku0
>>35
おつかれ!
とても楽しかったです。
次もよろしく!
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:52:41 ID:c1HLhnJt0
>>38
まだ完結ではないじゃないんです。クリスマス編が最終回なだけですから
……まだ書いていいですよね? 明日には番外編で関先生の話を書こうと
思ってますが、駄目なら一気に飛んで大晦日編を書こうと思ってます。
これからも、まだまだお世話になりたいので、お願い致します。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:56:26 ID:qtvMaSku0
>>39
そうでしたか、早とちりすみません
どんどん書いてください!
とっても楽しみなんでw
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 22:58:04 ID:AX3b93v30
>>1
乙。

な、何とか今日中に描き終えることが出来た・・・。
つう訳で、長編の踏み台となる試作品を投下。
前後編構成になってしまったのが自分でも驚き。

http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0096.txt
『試作品・メイドもの』 前編

クリスマス?なにそれおいしいの?
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 23:10:02 ID:c1HLhnJt0
ho
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 23:18:51 ID:CENcsEEB0
保守
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 23:21:10 ID:Mcn00Ti70
           \\保守♪保守♪保守♪保守♪//
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   し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J.     し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J    し ⌒J
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 23:29:52 ID:CENcsEEB0
保守
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 23:38:23 ID:RjzBMFJw0
保守
47699万回寝込みを襲う猫耳:2005/12/24(土) 23:38:40 ID:fFozL4wI0
たまにでいいから僕のことも思い出してください保守。
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 23:46:44 ID:VSq2goN80
ho
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 23:49:56 ID:qtvMaSku0
保守
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 23:51:23 ID:JGT5gl+U0
保守
51イエローの人:2005/12/24(土) 23:53:35 ID:AX3b93v30
・・・ゴメン、今の今まで名前入れ忘れたことに気付かなかった。
>>41は僕です。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 00:04:20 ID:vaFjDzu60
保守
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 00:10:33 ID:GrlNL4gOO
ほっしゅほっしゅ
54 ◆LkbRgkU//s :2005/12/25(日) 00:12:35 ID:9UPoOZ5f0
えー。
(超)間が空きましたが、続き物六発。五分後に投下します。
55けものの日・前編 [1/6] ◆LkbRgkU//s :2005/12/25(日) 00:18:00 ID:9UPoOZ5f0
 
 ―― そら と しんいち ―― 八部 けものの日・前編
 
 
 僕の名前は『堤 真一』(つつみ しんいち)
 高校二年生の男の子だ。
 僕には『素直 空』(すなお そら)っていう恋人がいる。
 みんなは空さんのことを「くう」って呼んでる。
 どんな子かってゆーと。こんな子です↓
 
 
  昼休み、屋上。
 
「真一君。今夜SEXしないか?」
  ぶっっ
 とりあえずなんか吹いた。
「くうさん……今日はまた、一段と直球だね」
 僕の返事を聞いてるのか聞いてないのか、溜息をついてなおも呟く。
「たまらなく、君と、SEXがしたいんだ」
「遠い目をして切なそーに言わないで下さい。おちんちんがおっきしちゃいます」
「む、それは本当か!?」
「……なんで今、一瞬時計を見た?」
「見てない」
「……」
 彼女が時々つまらないウソを言うのは、照れなんだろうか。それとも本気で自覚してないんだろうか。
 ……やっぱり、自覚ないんだろうな。
 
56けものの日・前編 [2/6] ◆LkbRgkU//s :2005/12/25(日) 00:18:40 ID:9UPoOZ5f0
  帰り道。
 あの後、『明日の夜まで親が居ないんだ、私の家に来てくれ』と言われ『あ、ああ』と間抜けに答えてはみたものの、良いのか? 買い物のお誘いみたいに乗ってしまって良いものなのか? 男の僕からしてみれば良いに決まっているんだけど。
 
 二人で歩きながら、うわの空でそんな事を考えていると。
「真一君」
「いたたたたっ痛っ!」
 突然、思いっきりほっぺたをつねられた。
 それに顔近っ。
「ああいう事は男の子から言って欲しかったな」
 あっちゃー。
「ごめん……くう……怒らせちゃったよね」
「いいや」
 ニヤリと微笑み。
「そんな君が、たまらなく愛おしいよ」
 キス
 
 分かれ道までやってきた。
「いつもならここで別れるんだよね」
「ふふふ、そうだな、君と初めて出会ったのもここだったな」
「ん? ああ、初めてキスしたってこと?……って言わせるなよっ!」
 僕の勝手な自爆に「君はわかってないな」と呆れた顔をするくう。
 
 どこにでもある何の変哲もないただの曲がり角だけど、あの日以来、僕にはとても大切な場所になった。
 張り紙のあとのある少しくたびれた電信柱。端がぽっこり凹んだガードレール。継ぎ目から雑草が覗く縁石とアスファルト。
 それらを心にしっかりと刻みたくなって、なんとなく手を伸ばした時。
 
57けものの日・前編 [3/6] ◆LkbRgkU//s :2005/12/25(日) 00:19:26 ID:9UPoOZ5f0
  ”触れてはいけない”
 透き通った声が聞こえた。ような気がする。
 ふわっと、真っ白な光の中に浮かぶような感覚に包まれて。
 え??
 不思議そうな顔をしたくうが、僕の手をつかんでいた。
「どうした真一君? 私の家はこっちだぞ」
 あああれ? なんだこりゃ?
 
  くうの家。
 分かれ道から歩いて15分ほどの所、児童公園が向かいにある閑静なマンションの4階。
 かちゃかちゃっ きいい
「どうぞ」
「おじゃましま〜っす」
 玄関を上がると部屋の中からくうの匂いを感じた。くうが住んでるんだから彼女の匂いがするのは当たり前か、いやそれとも部屋の匂いがくうにうつっただけなのか。はてさて。
 彼女は僕を居間まで通すと、ソファーをぽんぽんと叩く。
 ここにお座り下さいという意味らしい。
「散らかっているがゆっくりしてくれ、何か飲み物を持ってくる」
「おかまいなくー」
 台所の方に姿を消すくう。
 
 彼女はああ言ったけど、そんなに散らかってはいない。
 ただ、目に付くのは大量の本、本、本。親がお仕事で使ってるのか、居間の隅にある事務机を中心に、本の山脈が形成されている。絶景だ。
 その山脈の最古の地層に位置する本は、どうやって取り出すんだろう。
 やはり掘り起こせた時は学会で発表するんだろうか。
 とか考えていたら。
「真一君、投げるぞ」
 ぼすっと胸元で受け取ったのは、オレンジジュース500mlペットボトル。冷蔵庫に入れてあったみたいで冷えてる。
58けものの日・前編 [4/6] ◆LkbRgkU//s :2005/12/25(日) 00:20:11 ID:9UPoOZ5f0
 うはは、音もなく戻ってきていきなりか。少し心の中で笑ってしまった。
 たぶん本人は手抜きのつもりじゃないんだろうけど。彼女のこういった不器用で、無骨で、真っ直ぐな気持ちが好きだったりする。
「ありがとー、でも、ホント気を使わなくて良いんだよ」
「私から誘ったんだからな、君こそ気にするな」
 彼女は同じ銘柄のジュースをシャカシャカしながら隣に腰を下ろした、とたんに僕の心拍数はゆっくり上昇し始める。
 ちょっとばれるのが恥ずかしくて、何でもない振りをして適当に。
「そう言えば今日は帰ってこないって言ってたけど。二人ともお仕事?」
「二人? 母は仕事だが、父親はもとから居ないぞ」
「え? くうさんってお父さん居ないの?」
「ああ誤解を招く言い方だったな、すまない。ジーザス・クライストじゃないんだから種の父はいるよ、一度も会ったことはないのだがな」
 そんな誤解はしていないんだけど、ちょっぴり驚いた。いや。けっこう驚きました。
「えーっと、……なんか悪いこと聞いちゃったかな」
「ベタな展開を嫌う君にしてはベタな台詞だな」
「すんませんね、いちお、気を使ってみたんですよ」
 ”ふふふ”と笑う彼女は気にしてないように見える。何となくだけど、本気で気にしてない気がする。
「物心付いた時から居なければ、それが当たり前だと思うものだよ」
 そう言いながら手を差し出して。
「鞄」
「かばん?」
「うむ、君の上着や荷物は私の部屋に置いておこう」
「おっけおっけ、自分で持って行くよ」
 
59けものの日・前編 [5/6] ◆LkbRgkU//s :2005/12/25(日) 00:21:19 ID:9UPoOZ5f0
 ”ワーイ女の子の部屋だ〜♪”などと内心うきうきしながら彼女の部屋に入って驚いた。
 さっきは山脈を見たが、今眼前に広がるのは壮大な渓谷だった。
 様々な表情を見せる自然の雄大さを前に、僕はただ、人間とはちっぽけな存在なんだなあ。と、しみじみ感じつつも。心の底から自然の持つ造形美を――
 ――って、また本かよっ。
 部屋の三面を天井まである可動式の大型本棚が占めていて、ものすごい圧迫感だ。勉強机、衣装ケース、それにシングルサイズのベットまでむりやり隅に追いやられている。
 僕は棒読みで、
「くうさんは、本が大好きなんですね」
「本は好きだが、これはただ物置代わりにされているだけだ」
 相変わらず淡々と返すもんだから、不服なのかそうでないのか分からない。
 
 促されるまま部屋の隅に荷物を置いて、ふと目に入ったのは、なんでもない彼女のしぐさ。
 上着を脱いで壁に掛けるという、ただの動作。
 普段おなじことをしても、こんな感情は抱かなかっただろう。
 お誘いを受けたからだろうか。
 狭い部屋に二人っきりだからだろうか。
 上着を脱ぐことで、ほんの少しだけ、彼女が無防備に見えたからだろうか。
 心の奥から湧き上がる、正しく描写するのが困難な程、膨大な感情の奔流。
 一言で言い表すなら。
 ”ずきゅん”
 
60けものの日・前編 [6/6] ◆LkbRgkU//s :2005/12/25(日) 00:22:00 ID:9UPoOZ5f0
 「あっ」
 と言う。くうの声で、自分が何をしたのか気付いた。
 ベットに押し倒していた。
 真っ白なシーツの上に黒髪が扇を描き、目の覚めるようなコントラストを創りだす。
 いつもよりほんの少し開かれた、真っ黒な瞳が僕を見上げる、
「……くう」
「しん……いちくん」
 次の言葉を遮るように、彼女の両腕を押さえつけ唇を奪った。
 彼女がふたたび口を開いて、拒絶の言葉を発するんじゃないかと。どうしてだか、それが少し怖くなって……。
 彼女はそんな乱暴な扱いに、なすがままにされることで答えた。
 そして僕の手をやさしく振りほどくと、ゆっくり抱きしめる。臆病な生き物を安心させるように、少しずつ、力をいれて。少しずつ、ぎゅうぅーっと。
 いつも彼女の手はほんの少し冷たい、だけど何故か暖かい。その不思議な愛撫を受けると、砂が水を吸うように力が抜けていく。
 
 唇を重ね合わせたまま、抱き合ったまま、どれぐらいの時間そうしていただろう。
 半ば酸欠状態の僕が唇を離したとき。
 くうがぽつりと訊いた。
 
「君の嫌いな、ベタなことを、言っても良いかな?」
「え?」
 僕の耳を引き寄せると、小さな声で。
 
「……初めてなんだ、優しくしてくれ」
 ハレルヤ。
 
 
        八部 けものの日・前編 終わり
 
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 00:32:03 ID:QJOkvwHMO
ほ。
62書いてみたが ◆518YLv.Xnc :2005/12/25(日) 00:43:11 ID:OO9oiRYn0
 いわゆる居酒屋で人を待っていたら、高校時代の同級生を見つけた。卒業してから三年なので、実に三年ぶり
ということになる。つまるところ、卒業後初めて会った。
 高校時代はよくつるんでいたが、住んでいる場所も進学先も全く別だったうえに、いまどき携帯電話を持って
いないという割と変わった奴だったので、お互いの連絡先の交換もせずにそのまま卒業別れをしてしまった。
 漠然ともう一度会ってみたいという気持ちはあったものの、あれ以来全く接点もなく、今日に至る。
「久しぶりじゃないか」
 奴は俺が声を掛けるなり、そう言った。聞けば、どうも人を待っているらしい。
「実は彼女なんだけど、いっつも約束の時間よりも随分早く来るものだから、僕が先回りしないと彼女を待たせ
ちゃうんだ」
 成る程、なかなかの顔立ちだったが、高校時代に一度も浮いた話題が無かった奴が遂に彼女を作ったか。
「奇遇だな、俺も人待ちなんだ。それにしてもお前、お互いに早く来すぎるんだったら、時間をもっと早く
設定して約束するか、その時間になるまで来ないようにルールを決めればいいのに」
 などとアドバイスをしてみるが、役に立つのかどうかは分からない。
「ん〜、そうだね。今度はそう提案してみるよ」
 奴はそんなことを言って苦笑いした。
 それからほんの短い時間だが、お互いの卒業後の話をしているうちに、奴の彼女がやってきた。
「こいつ、僕の高校時代の友達なんだ」
 奴は彼女に、そう言って俺を紹介した。
「どうも、初めまして」
 俺はその彼女に軽く会釈。
「こちらこそ、初めまして。この男とお付き合いしてもらっている、――――だ」
 彼女は名乗ったが、生憎と人の名前を覚えるのが苦手な俺の耳には、綺麗な響きだな、程度の感想しかもたら
さなかった。
 それにしても、綺麗で聡明そうで、何というか、強いお嬢様みたいな女性だ。奴も良い女と知り合ったらしい。
「ところで……」
 俺は奴の肩にポンと手を乗せる。俺の浮かべる邪悪な笑みに何かを感じ取ったか、奴の顔が少しだけ引きつって
いる。
63よく分からない方向に ◆518YLv.Xnc :2005/12/25(日) 00:43:46 ID:OO9oiRYn0
「………ヤッたのか?」
 人に彼女が出来たと聞くと、もう中学生の頃からこの質問ばかりだ。相変わらず子供から成長できない自分を
笑いつつ、相手の反応が面白いのでついつい聞いてしまう。案の定、奴も少し狼狽えた。
「ええ? どうなんだ? 毎日ヤリまくりか?」
 ガキの悪ふざけと全く変わらない絡み方だ。肘でつんつん突っつくと、面白いように奴は目を泳がし始める。
「私たちの性生活は、周に四回だと決めている」
 唐突に、テーブルの反対側に腰を下ろしていた奴の彼女が口を挟んだ。
「…………………………」
「…………………………」
 あまりに予想外の展開に、一瞬耳を疑ったのち今度はこっちが狼狽え始める。
「私は毎晩でも交じりたいのだが、彼が肉欲だけでなくただ抱き合う時間も必要だと言って聞かない。だが、最近は
私もその通りだと思い始めた。怖いな、恋というものは」
 俺の隣で奴は、完全に頭を抱えている。というか、耳まで真っ赤に染めて羞恥に打ち拉がれている。
「…………すまん」
 ここまで素直な娘だと思っていなかったので、不用意な質問をしたことを奴に詫びる。
「いや、良いんだ………最近は少し慣れた」
 最近は、ということは、このようなことが今までも何度かあったということだろう。だが、端から見ている分には
全然"慣れた"という感じは見受けられない。
「し、しかし、なんというか、健全な性生活じゃないか、うん」
 とりあえず、話を終わらせる方向に持っていく。
「そうなのだ。最近は、彼の肌に触れるだけで感じる体になってきた。どちらから求め合うでもなく、自然と互いの
粘膜を求める活動にでる。本当に怖いな、恋というものは。彼の体に触らなくては落ち着かない」
 全然終わらなかった。
64むしろ途中でダレた ◆518YLv.Xnc :2005/12/25(日) 00:45:39 ID:OO9oiRYn0
「えと……席、変わろうか」
 今の話で奴の彼女を向かいの席に座らせたままにしていたことを思い出し、慌てて席の交換を申し出る。
「ああ。済まないな、催促させたみたいで」
 全く済まない様子も見せずに、彼女は言う。
「というか、今のは嘘じゃん。いっつもお前から求めて来るじゃないか……」
 席を替わっている間、奴は誰かに言い訳している。
「嘘では無いだろう。君だって、私の体を隅から隅まで貪り尽くしている。おあいこだ」
 自ら墓穴を掘っているのかいないのか、よく分からないが、ますます奴は羞恥の罠に嵌っていく。
 そんな二人を、俺は向かいの席からほほえましく眺めていた。まるで、少し前の自分を見ているようだ。
「やあ、待たせたようだな。済まない、今度からはもう少し早く来るよ」
 俺の後ろから、別の女性の声がした。俺の待ち人だ。いつも時間より早く来るから、色々ルールを決めたりしたが、
全く役に立たず、こうして先回りのいたちごっこである。
「ん? その二人は誰だ?」
 その声の主――つまり俺の彼女は、俺に尋ねた。だから俺は、高校の友人だと紹介する。
「そうか、初めまして。私はこの男と将来を約束した者だ。お互い、体の隅々まで知り尽くしている」
 今では、俺が羞恥心。俺の彼女はもちろん素直クール。
 なぜなら彼女もまた、特別な存在だからです。



こっからセルフ感想
前スレ>>659のリクエストを実行
だがしかし、自分が居酒屋とやらに行ったことがないので、はっきり言って背景描写超薄、許してくれ
内容は……途中で少しダレたから強引に終わらせた感が漂ってる
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 00:57:04 ID:ay8j360X0
>>64
ベルタースオリジナル燃え素


保守
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 00:57:34 ID:hsn0Z1u10
あげないと、保守の意味はないかな。と思っている
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 01:11:31 ID:I5/gevLYO
ク-「なぁ、クリスマスなんだからそろそろあれをしないか?」
男「えっ?あれって何かな?何かな?」


ク-「保守」
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 01:19:40 ID:VcHc6ZGoO
>66
sageでも保守になるがすぐに落ちるのでage推奨
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 01:19:50 ID:qEIAfoh80
70犬神さんの人:2005/12/25(日) 01:25:51 ID:F5TCbJ4y0
5分後に投下します。
71犬神さんの人:2005/12/25(日) 01:31:22 ID:F5TCbJ4y0
…寒い、布団に入っているのに何だこの寒さは。
と思ったら掛け布団がないじゃないか、どこへ…
千鶴「Zzz...」
龍一「……」
何で姉さんが僕の布団で寝てて、さらに布団全部持っててるのさ。どうりで寒いはずだよ。
ふと窓に目を向けると外が真っ白だった。
龍一「うわっ、雪だ。」
そう、外は雪が積もっていた。そういえば雪を見るなんて久しぶりだな。ここは滅多に降らないしね。
千鶴「…龍一、うるさい。」
龍一「姉さん、雪が降ってるよ。」
そう僕が言うと姉さんは起き上がって窓のほうへ見た。
そして
千鶴「寒い。」
と言ってまた布団に潜ってしまった。
はぁ、とため息をつき時計に目を向けた。時間はまだ5時らしい。道理でまだ眠いはずだ。
しかし、布団を姉さんに全部取られてる今、あまりに寒くて二度寝なんてできない。
仕方ない、ここは布団を奪うしかないようだ。
ぐいぐいっ
コロンッ
龍一「……」
布団を引っ張ったら姉さんまで転がってきた。布団に抱きつきながら寝ているようだ。
姉さんを剥がして布団を奪おうとすると
ガバッ
72犬神さんの人:2005/12/25(日) 01:32:44 ID:F5TCbJ4y0
>>71
ドサッ
千鶴「…ん。」
龍一「ちょ、ちょっと…」
剥がした時に姉さんが僕に乗っかってきた。そして僕を布団と勘違いをしているのか、僕に抱きついてきた。
しかし、今までの経験上こんな事では焦らなくなってきた。問題はどうやって布団を姉さんから奪うかだ。
因みに今布団は僕の足のほうに………!?
さっき姉さんが起き上がった時は気づかなかったけど…
姉さん、下着しか穿いてない。
それでいて僕に抱きついてきている姉さんが目の前にいる。
僕だって男だ。そういう状況になったら…ねぇ?
布団を奪う前に脱出する事になってしまった。全くクリスマスの朝から何やってんだろう。
とりあえず布団から出ようと立ち上がろうとしたら、姉さんがぶら下がる形で起きた。
仕方ない、姉さんを起こすか。
龍一「姉さん、起きて。お願いだから起きて。」
千鶴「…んん。なぁに?」
龍一「とりあえず降りて。」
と僕が言うと姉さんはパッと手を離した。
73犬神さんの人:2005/12/25(日) 01:33:52 ID:F5TCbJ4y0
>>72
そして姉さんは布団に横になった感じで目を擦りながら。
千鶴「…おはよ。」
龍一「うん、おはよう。それはいいけど、下着で寒くないの?」
千鶴「……」
龍一「……」
何も答えない。
龍一「姉さん?」
千鶴「覚えてないの?」
といって首を傾げた。覚えてないって僕何かしたのか?
龍一「覚えてない?って僕なんかした?」
千鶴「…龍一酷い。」
酷いって…ええっ!?何したよ!!いや、騙されるなこれは試されているんだ。
そう僕が犬神さんという彼女がいて、浮気をしても動じない男になるために。これは姉さんに試されているんだ、そうに違いない。
龍一「姉さん、そんな風に言っても騙されないよ。」
千鶴「…ううっ。」
そう言って姉さんは布団に蹲ってしまった。
…ちょっと待ってよ。本当に僕が何かしたみたいじゃん。いや何もしてないけど聞いてみるか。
龍一「聞くけど姉さん。僕何かした?」
千鶴「…本当に覚えてないの?」
姉さんの口ぶりからすると本当に僕は何かしたみたいだ。
74犬神さんの人:2005/12/25(日) 01:34:33 ID:F5TCbJ4y0
>>73
思い出してみよう。
昨日はあれから犬神さんと夕食を食べて、犬神さんはその後帰った。
そして僕はお風呂に入って、そのまま寝た気がするんだけど。
龍一「ごめん、本当に思い出せないんだけど。」
千鶴「…龍一に脱がされた。」
龍一「ちょっと待って。それ本当に?」
千鶴「うん。」
…やっぱ嘘でしょ。そんな記憶はないし。ていうか何で僕が姉さんのズボン脱がさなきゃいけないのさ。
龍一「念のために聞くけど、それ何時の話?」
千鶴「龍一が寝た後。」
龍一「…寝た後って、それじゃ僕何もできないじゃん。」
千鶴「布団に入ったらいきなり脱がされた。」
待て待て、いくらなんでも寝ぼけてでもそんなことはしないよ。多分。
龍一「先に言わせて貰うけど、何で僕の布団に入って来たの?」
千鶴「一緒に寝たかった。」
龍一「…そうですか、因みに聞くけどその後僕は何した?」
千鶴「そのまま。」
龍一「そのまま?」
千鶴「うん。」
…ネタきれたな。
75犬神さんの人:2005/12/25(日) 01:36:06 ID:F5TCbJ4y0
>>74
龍一「ふぁ〜あ。悪いけど二度寝させて貰うから、部屋に戻ってよ。また布団奪われたら敵わないからさ。」
千鶴「私も寝る。」
龍一「…また脱がされるかもしれないよ。」
千鶴「いいよ。」
…どうして僕の周りの人たちは羞恥心がないんだ。犬神さんがいたら「喜んで」とか言いそうだな。
龍一「わかった、けど頼むから布団取らないでね。」
千鶴「うん。」
と言ってまた僕達は布団に入った。
そして姉さんは僕に抱きついてきた。
龍一「姉さん?」
千鶴「こうすれば二人温かい。」
はぁっ、とため息をつき僕達はまた寝た。
朝から何やってんだろうな、午後からは犬神さんと出かけるし、今日1日で濃い1日になりそうだ。
76犬神さんの人:2005/12/25(日) 01:36:56 ID:F5TCbJ4y0
クリスマス編前編以上です。
後編は今度投下します。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 01:40:58 ID:5VRNAmg00
お姉さん燃え巣wwwww
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 01:47:52 ID:VcHc6ZGoO
こんな姉さん欲しいな・・・
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 02:02:01 ID:yZB/EUEcO
保守
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 02:25:28 ID:yZB/EUEcO
保守
81coobard ◆69/69YEfXI :2005/12/25(日) 02:35:28 ID:INWm3vMT0
遅いけど、イヴネタっす。3レスで投下します。
821/3:2005/12/25(日) 02:44:22 ID:INWm3vMT0
イヴの夜。駅前の広場。この街で待ち合わせと言えば、ここが定番だ。
いつもはないクリスマスツリーが、きらめく色とりどりの電飾に覆われ
いやになるほど自己主張している。まさに街はクリスマス一色。

 俺は、そのへんのガードレールに腰掛け、もぐもぐと、クッキーを口に運ぶ。
味はあるんだろうけど、感じない。げほッ……咳と共に出る息が白い。
 さっきから飲み物もなしでクッキーを食べているせいで、何度も喉が詰まる。
げほッ……涙が出た。止まらない。でも、俺はそれを食べ続けた。げほほッ……
 こんな夜に、俺は何が悲しくて、独り、こんなことを?
理由は簡単。付き合っていた女の子にさっき、フラれたからだ。

 20分前。
俺は大学に入って初めて出来た、彼女を待っていた。
待ち合わせの時間になった時、彼女が思いもよらないところから現れた。
 見知らぬ車から、急いで降りて来る彼女。俺を見つけて、
忙しい、と言う顔で走り寄ってくる。決して喜びの表情ではなかった。
「今まで言い出せなかったけど、付き合ってる人がいたの。ごめんね。これ、プレゼント。
はい。じゃあ、彼、待たせてあるから」
 俺に、そのへんで買ったようなクッキーの袋を押しつけた。
そのまま足早に、俺の知らない男の車に戻って、どこかに行った。
 なんだこれ。……えーと。あれ?俺と、付き合ってたんじゃなかったっけ?
思考はまとまらない。彼氏……は俺、だよな。あれ?
 現実を受け入れられなくて、そのまま俺はここで凍えながら、彼女のくれた
最後のプレゼントを食べることになった。
832/3:2005/12/25(日) 02:45:46 ID:INWm3vMT0
>>82
俺は、またクッキーを口に放り込んだ。もぐもぐ……げほッ!自分の涙だけが熱かった。
「蒼山君」
 ふいに後ろから、よく通る澄んだ女性の声がした。先輩の緑河さんの声だ。
彼女が俺に、鋭い刃物のような言葉を投げつけた。
「フラれたな」
 ズバッ!一刀両断。痛みを感じる暇もない。お花畑が見える。いかん!
俺はなんとか魂を肉体に呼び戻し、返答した。
「みみみ、見てたんスか?!」
「うむ。しっかり」
 俺は、自身の顔が真っ赤になるのが解った。
「例え先輩でも、人としてそれはどうなんだよ!」
 俺に荒い語気で叱られた緑河先輩は、俺の目をじっと見て、静かに言った。
「甘えても、いいぞ」
 え……っ……俺が、その言葉の意味を把握しかねている間に、彼女は、使い込んでいる
ディバッグから、暖かい缶コーヒーを二本、取り出し、片ほうを俺にくれた。
「クッキーで咳してたから、買っといた。飲むと落ち着くよ」
 俺には、缶コーヒーと彼女の言葉、2つの暖かさが身に染みた。
「……ありがとうございます」 
「初めてのクリスマスプレゼントがそんなもので、すまんな」
「いや、そんな。充分ですよ」
「そうか?だが、ふたつ目のプレゼントは、もっと気に入ってくれると思うがな」
「……なんですか?」
「わたし」
ぶふぉ!コーヒーを吹いた。周りにいるお姉さんや男たちが一瞬、注目する。
恥ずかしくてうつむいてしまう。考えがまとまらなくて、複雑な顔になる。
843/3:2005/12/25(日) 02:47:56 ID:INWm3vMT0
>>83
そんな俺の態度を見て、少しガッカリしたような顔の先輩。
「イヤならいいんだが。さっきの彼女とはタイプも違うし」
 イヤとか、そういうことじゃなくて。えーと、唐突過ぎるんだよ。そう言うことはもっと考えてだな……
「蒼山君。わたしは君を初めて見たときから、気に入っていたんだ。
最初は単純にかわいいな、と思ってた。それから、だんだん気になって、
気が付けばずっと見てた。だから、わたしは君がいかに優しく誠実な、いい男か知ってる」
 ……彼女にとって、それは唐突ではなかったらしい。
「でも、君にはすでに彼女がいたから、言えなかった」
 彼女は、ぐぐっと近寄る。いや、マジで近い、近いよ。
俺の目を見つめて、つぶやくように言う。
「でも、今は言える」
 いったん、息を大きく吸い込んで、ハッキリ大きな声で言い放った。

「わたしを君の、女にして欲しい!」

 周りの人々が、一瞬、沈黙してこちらを注目した。
やがて、パラパラと拍手が起こり、大きな喝采に変わった。
俺は真っ赤になって、彼女を連れて、その場を去った。

 それから。
俺は”彼女自身”と言うプレゼントは、もらわなかった。
いや、正確にはまだ、もらえなかった、と言うべきだろう。
 俺は、フラれたばかりで、そんな気になれるほど簡単な人間じゃない。
年末の押し迫った日に、電話でそのことを正直に伝えると、彼女は、
「うむ、わかった。待っている。やっぱり君は誠実な男だな」
 そう言った後、彼女は少し笑ったような気がした。
それがなぜか、俺にあたたかい春を予感させた。
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 03:01:38 ID:CjByRgQK0
誰もいないのか・・・
861/1 クリスマス短編。:2005/12/25(日) 03:06:31 ID:aVowjJn20
 湿気たタバコに、火をつける。 不味くもなければ、美味くもない。
 立ち上る紫煙も、こんな空模様のお陰か、まったく見えない。

 …ああ、退屈だ。 待ち合わせまで、あと三十分というところか。
 その間、ぎしぎし泣くベンチに座り、ただタバコを吸うだけでは、やはりつまらない。
 ―――――そうだな、彼のことでも考えようか。

 ためしに、いま何をしているか、予想してみよう。
 ようやく起きて、急いで身支度をしている。もしくは、うっかり待ち合わせ時刻に時計をセットして、まだ起きていないのかもしれないな。
 彼はそういったところが抜けているから。誰かがついていないと、ついうっかり、大きなミスを犯してしまうのだ。

 ――――――なぜ、だろうか。
 彼を想っているだけで、こんなにも、心があたたかくなる。
 楽しくて、嬉しくて、…それでいて、哀しく、切ない。

「あ、いたいた。やっぱ、僕より先にくると思った」
 そう言いながら、彼が近寄ってくる。 タバコを灰皿に押し付けて、きいきい鳴くベンチを立った。
 時計を見る。 …待ち合わせまで、おおよそ五分前というところか。
 む? となるとどうやら、私の予想は外れてしまったらしい。
「まぁ、これは嬉しい誤差だが」
「ん、なんの話?」
「いや、キミに直接の関係はないんだ」
 そういって、彼の手を私のポケットに導く。そうすれば温かいと、どこかで聞いたことがある。
 そうすると彼は、顔を真っ赤にしたまま動かなくなってしまった。 …なぜ、だろうか。
 だから仕方なく、そのまま目的地までひっぱっていくことにした。

 …いつの間にか降り始めた粉雪。
 それは、そんな私たちを祝福しているかのようで。
「―――――メリー、クリスマス」
 ふしぎと、そんな言葉が口からこぼれた。
87 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/25(日) 03:28:25 ID:+TlRxnrw0
ほっしゅん
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 03:44:27 ID:hsn0Z1u10
保守
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 03:50:42 ID:5YPYMozv0
やっと見つけた・・・保守
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 04:16:34 ID:RP5omJai0
ho
91 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/25(日) 04:35:54 ID:+TlRxnrw0
保守〜
92トレタテチンポミルク ◆7b9DL4hJvA :2005/12/25(日) 05:02:06 ID:+TlRxnrw0
もっかい保守
933分の1話〜ツンツンツン〜:2005/12/25(日) 05:11:32 ID:5YPYMozv0
「はぁ・・・とうとうこの日が来てしまったか・・・まあ、それぞれの家にちょっと顔出すくらいなら・・・」
―午後四時―
「よぉ。本日はお誘い頂きありがとうござ・・・ぐえっ」
ツン「・・・」
「けほっ、けほっ・・・ここでは客の襟首を掴んで入れるのを家訓としているのか?」
ツン「来てくれて、ありがと」
「・・・・・・」
―午後四時二十一分―
「・・・・・・(どーする?)」
ツン「・・・・・・(どうする?)」
「(こう沈黙したままでは、外に出ることは難しい。かといって話しかけても今日に限って機嫌の悪いこいつは返事すら返さないかも。
  ここは何かを思いついたフリをして席から立つことから始めよう・・・外に出る作戦はその後考える)・・・ん?」
ツン「(こう沈黙したままじゃ、コイツといい雰囲気になる事は難しい。でも緊張したままのアタシがコイツに上手く話しかけられるかどうか。
   ここは何かを思い出したフリをして席から立つことから始めないと・・・一線を越える作戦はその後考えよう)・・・あっ」
「・・・・・・・・・」
ツン「・・・・・・・・・」
「(何だ?何を思い出した?それにしたってバッドタイミング・・・結局立つことも出来なかった)」
ツン「(何よ!何思いついたっていうの!せっかくのアタシの名案を台無しにして!立つこともできなかったじゃない)」
「(まずい・・・ここから黙り姫の家まで走っても20分はかかる。何とか、自然にここを離れる方法は・・・あれでいくか)」
ツン「(・・・ていうかアタシ。まだ何も出してないじゃない。ケーキすら出してないなんて、迂闊だわ。あれだけ準備してたのに・・・)」
「う・・・うおお、腹が痛いぃぃぃぃぃ!」
ツン「何か食べ・・・って、ええ!?何も出してないのにそりゃないでしょ!」
「腹が痛いぃぃぃ、薬局へ行ってぇぇぇぇ、薬をぉぉぉぉぉ!」
ツン「ま、待ってて!アタシの父さん医者だから薬くらい家に・・・」
「福島薬局の店長川島さぁぁぁぁん(45)!何で自分の名前つけなかったぁぁぁ!」
ツン「え?え?福島薬局の薬がいいの?え、えっとぉ、ああダメ!ウチの病院のしか無い・・・って何で薬にこだわりが!?」
「ダッシュしてゴー!待っててくれぇぇぇぇ、川島さぁぁぁん(奥さんと不和、息子は珍走隊)!」
ツン「あ!ちょっと!・・・・・・いっちゃった」
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 05:37:09 ID:k+fLQMQHO
寝る前保守!
953分の1・5話〜モク家前の攻防〜:2005/12/25(日) 05:45:29 ID:5YPYMozv0
「はっ・・・はっ・・・はっ・・・間に合ったのか?」
―午後四時五十一分―
「ふぅ〜。途中、川島さん(最近は野良猫が友達)の息子に絡まれたりしたが、どうにか・・・」
クー「やあ」
「ぎょっええああああ!」
クー「後ろから失礼した。君を見かけると声をかけずにはいられないものでな」
「え、え、え、えええ?」
クー「?何か不思議な事でも?私の家はこの近所だ」
「あ、ああ、そうだったよな。うん、そうなんだよな・・・」
クー「ふむ・・・まあいい。ところで何故君はこの家の前に?」
「え?えっと・・・」
クー「走ってきたようだが、私との約束まではまだ時間がある。急ぐ必要はなかったのでは?」
「その・・・あ、あいつがさっき俺の携帯に電話かけてきてさ・・・」
クー「ほぅ、どんな用件だったのだ?」
「えと・・・腹が痛く・・・なった・・・って。それで薬をもってきてくれないか・・・って」
クー「む?彼女がか?ならば親に頼めばよかったろうに。何故君に・・・」
「あ、ああ・・・それが、あいつとあいつの親が・・・えっと、何か生ものに当たったみたいで・・・それで」
クー「ふむ、両者動けずで君に電話を?・・・しかし、君は手ぶらだが・・・薬は?」
「え?・・・ああっと!しまった何やってんだこの俺は全くドジったぜ急いで来たもんだから慌ててた!」
クー「困った人のもとに急いで向かう・・・君らしいな。薬なら福島薬局の物をお薦めしよう。急いでいきたまえ」
「ああ、ありがと!遅れるかもしれないけどお前の家には行くからさ!ほんじゃ!」
クー「ああ、それは仕方ないだろう。それでは、また」

「ふぅ〜、行った・・・か?しかし、何で本当の事を言わなかったんだ、俺は?さっきだって・・・嘘までついて。何やってんだよ・・・俺」
クー「・・・ふふ、彼女の声が電話で聞き取れた、と言うのか・・・ふふ」
96 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/25(日) 05:52:40 ID:+TlRxnrw0
>>95
イイヨイイヨー

んで保守
973分の2話前編〜・・・・・・・・・〜:2005/12/25(日) 06:03:53 ID:5YPYMozv0
モク「・・・・・・・・・」
「や、メリクリ」
モク母「この前はどうも。本当にあなたのおかげでコロが・・・」
コロ「ハッハッハッ・・・アンアン!」
「いやいや、こちらこそ。この前頂いた贈り物(ハム、鮭の燻製、アイヌのお守り・・・)のお礼がまだでした」
モク母「あら、あんなの。この子の嫁入り道具の一種みたいなものですから」
モク「!!(//////)」
モク母「照れちゃって、まあ」
「ニャハハハハ」
モク母「ささ、上がってください。大した物も用意できてませんが」
「いえいえ、こっちだって手ぶらでプレゼントも持ってきてないんですから」
モク母「うふふ、この子はあなたがいれば満足みたいですけど」
モク「・・・・・・(/////////)」
モク母「赤くなっちゃって、まあ」
「ニャハハハハ」
―午後五時五分―
983分の2話後編〜あらあらまあまあ〜:2005/12/25(日) 06:31:57 ID:5YPYMozv0
―午後五時三十分―
モク母「あはははは、もっと楽しくいきましょうね!ほら飲んで飲んで」
「ニャ、ニャハハハ・・・そんなに未成年に酒を勧めちゃ・・・」
モク母「固いこと言いっこなしですよ!ほらほら・・・あら、この子もう寝ちゃったみたい」
「(・・・う〜む、こういう場合も抜け出しにくいな〜。さて、どうしたものか・・・)」
モク母「ねぇ?」
「は、はい!何・・・」
モク母「ん〜」
「どわっとぉ!」
モク母「あら、惜しい」
「ななななななな・・・」
モク母「あらあら、ふふふ・・・未経験なの?そんな端正な顔して」
「ちょちょちょちょちょ・・・」
モク母「寝てるけどこの子の前では、しにくいですか?」
「いやいやいやいやいや・・・」
モク母「・・・私も寂しいのですよ」
「え?え?え?え?え?・・・」
モク母「・・・この前、犬を助けてもらったとき。その後も元気になるまで付き添ってくれたとき。私は胸が高鳴った。
   素敵な男の子。この子と一緒のクラスだと知って嬉かった。・・・ほんの少ぉし、嫉妬もしましたが。
   ・・・先程、この子をからかっていたように結婚をほのめかしましたが、あれは本当にそうなればと思っていたから。
   私は既に子を持つ人妻・・・でも、この子と結婚すれば、あなたと・・・」
「しょ、しょ、少年はここらで帰らせていただきまぁぁぁす!」
モク母「あっ・・・!待って・・・!」

「ひゃー、あの人昼メロ好きなのか?俺もちょっと本気になるとこだったぜ。・・・酒って怖いな」
モク母「・・・焦ること、なかったかしら」
モク「・・・・・・zzz」
モク母「ふふ・・・よく眠ってるわね・・・頑張りなさい」
―午後五時四十八分―
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 06:33:04 ID:5YPYMozv0
続きは今夜にでも書きます
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 06:40:33 ID:goUXjtEe0
>>99
早朝乙!

そして保守
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 07:43:19 ID:Plie9zgCO
保守
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 08:28:55 ID:CG5j3dWI0
保守
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 09:01:02 ID:kqlTHGSl0
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 09:27:35 ID:BmQStwFO0
o
105前スレ659:2005/12/25(日) 09:36:45 ID:3eU2mI4b0
OO9oiRYn0さんへ
ありがとうございます!
サンタさんにプレゼントもらったみたいです!
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 09:39:02 ID:rYZm33Uj0
「おはよう、男。昨日のキミは激しかったな。何も聖者の生誕のお祝いだからといって、
あんなに激しくする必要はあるまい。
だが……
こういう静かな朝に、静かに寝息を立てているキミを見るというのも、
まさに私だけに神がお与えになった特権、否、私が勝ち取った至福の時だというほかあるまい」

するりとベッドから音を立てずに抜け出す、クー。

「さて、本来キミに朝食を振る舞っていい時間帯なのだが……」

(……やはり、もう少しだけ見ていようか。キミの寝顔を……)
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 10:00:20 ID:yZB/EUEcO
保守
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 10:28:56 ID:BFeHOTowO
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 10:48:24 ID:81EUfL2T0
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 11:10:53 ID:NuIir9W20
ho
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 11:23:30 ID:zEc/BA46O
(´・ω・`)つhttp://k.pic.to/2dkdi
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 11:26:02 ID:NbyBu+muO
>>111
(*´Д`)モエス
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 11:50:09 ID:9YMfQUEZ0
ho
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 12:11:41 ID:aM5Ee0O00
俺的神絵師御光臨!
最高のクリスマスプレゼントだ、ありがとうサンタさん!
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 12:45:36 ID:yZB/EUEcO
保守
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 13:00:43 ID:9YMfQUEZ0
ho
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 13:11:52 ID:BmQStwFO0
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 13:21:10 ID:XvAJ/Z2w0
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 13:37:31 ID:9UsMYyd/O
>>111
「こなぁぁぁぁゆきぃぃぃぃ」にワロスwwww
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 13:37:45 ID:MMXGzsnH0
http://clubkaho.seesaa.net/
へぇ夏帆だね
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 13:57:13 ID:CjByRgQK0
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 14:03:44 ID:q4yaQkxhO
モクイラネ
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 14:10:02 ID:d7tl2tLp0
a-
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 14:35:15 ID:QpFEWvCrO
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 14:46:50 ID:d7tl2tLp0
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 15:17:25 ID:xGqnWpeJ0
やば保守ー。
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 15:34:40 ID:4d9MkYnbO
保守
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 15:52:33 ID:pGar1ivv0
ho
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 16:07:28 ID:GKzCJcY60
人少ないな保守
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 16:13:08 ID:zEc/BA46O
追加したお(´・ω・`)つhttp://k.pic.to/2dkdi
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 16:26:51 ID:pL6TKohPO
ほす
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 16:37:54 ID:xo4XnF460
>>130
キタコレ!
最近投下がなくて寂しかったけど、
俺やっぱあんたの絵が好きだ
133以下、名無しにかわりましてVIPでお送りします:2005/12/25(日) 16:46:29 ID:AhmcnGjnO
皆様GJ!

あんど、ほしゅー
134犬神さんの人:2005/12/25(日) 16:53:53 ID:F5TCbJ4y0
これから投下します。
因みに後編ではなく中編になりました。
135犬神さんの人:2005/12/25(日) 16:55:03 ID:F5TCbJ4y0
>>75
さて、起きてみるともうお昼だ。約束の時間まで後2時間ぐらい。
にしても今日は直接家に来て欲しいとか、それまでに犬神さんに渡すプレゼントを買いに行かないと。
でもなぁ犬神さん、何渡したら喜ぶかな、犬神さんの趣味ってあまりわからないからなぁ。
そう思っていると姉さんがこっちに来た。
千鶴「龍一はい。」
龍一「??」
姉さんが何か渡してきた。何だろう。
渡されてみるとそこには諭吉が5人ほどいた。
龍一「姉さんこれは?」
千鶴「プレゼント代。」
龍一「い、いいよ自分のお金があるし。」
千鶴「でも龍一バイトとかしてない。」
確かに、僕は高2だけどバイトとかはまだしたことが無い。だからあんまり自分の小遣いとかはないけど、
今日はこの日の為に貯めてきたお金がある。
龍一「いや自分のがあるからいいよ。」
と僕が言ってると
母 「そうだ、龍一はいこれ。」
と母さんがやってきて僕に何か渡した。見てみるとこれもお金、しかも諭吉5人。
龍一「いやだからね自分の
母 「それじゃ母さんとお父さん出かけるから、千鶴ちゃん後お願いね。」
千鶴「うん。」
といって二人は行ってしまった。
正直こんなに貰ってどうしようと思った自分がいる。
136犬神さんの人:2005/12/25(日) 16:57:34 ID:F5TCbJ4y0
>>135
あれこれ悩んで1時間、犬神さんには時計を買うことにした。
はぁ…もっと考えておけばよかったな。でも姉さんと母さんに大金渡されたからお金には困らなかったが、何か帰りに買って帰ろう。
あと30分か、これなら間に合うな。でも急いでいこう。

ピンポーン
龍一「犬神さん、来たよー。」
犬神「ああ、上がってくれ。」
中に入ると良い匂いがした。そしてテーブルには色々な料理があった。料理もすごかった数かなり多かった。絶対二人分じゃないぐらい。
龍一「これ全部犬神さんが作ったの?」
犬神「当たり前だろう。ここには私しか住んでいないのだからな。それに君が来るんだから他の人には頼めない。」
龍一「朝から作ってたの?」
犬神「ああ、私の都合でこんな時間になってしまったが。」
龍一「いいよ、気にしてないよ。それにお昼も食べて来なかったしね。」
そう、犬神さんはお父さんの都合で26日から向こうに行くんだ。
それと僕は買ってきたプレゼントを渡した。
龍一「はい犬神さん。」
犬神「これは?」
龍一「これはって、クリスマスプレゼントだよ。」
犬神「…まさか貰えるとは思っていなかったよ。」
龍一「いやいや、犬神さんは僕の大事な人だしね、これぐらいはしないと。」
犬神「ありがとう龍一、まさか私がここまで想われているなんて。
   龍一、君のには及ばないが私からのプレゼントだ。」
137犬神さんの人:2005/12/25(日) 16:58:22 ID:F5TCbJ4y0
>>136
犬神さんに渡されたのは手袋だった。
犬神「私は編み物が苦手なので買ってきたものなんだが。」
龍一「ありがとう犬神さん、そうか犬神さんにもできないことはあったのか。」
犬神「龍一は私をなんだと思っていたんだ?」
龍一「いや、いつも何でもこなしてるから、何でもできるなぁと思って。」
犬神「私にもできない事はたくさんあるぞ。」
龍一「そうなんだ、新たな一面を知った、って感じだよ。」
犬神(少なくとも君が望めばそれはなくなるんだがな)
そして僕達は目の前のご馳走を食べた。

食べ終わって一息ついていると犬神さんが行った。
犬神「龍一、一つ聞いていいか?」
龍一「何?」
犬神「私たちは付き合って約2年になるな。」
龍一「そうだね、確か告白したのが冬休みに入る直前だったからね。」
犬神「それで疑問なんだが、何故まだ私の事を名前で呼んでくれないんだ?」
138犬神さんの人:2005/12/25(日) 16:59:22 ID:F5TCbJ4y0
>>137
龍一「えっ?」
犬神「むっ、聞こえなかったか。だから何故まだ私の事を名前で呼んでくれないんだと聞いているんだ。」
龍一「そ、それは…その…。何かまだ恥ずかしかったから…」
犬神「……そうか。」
と言って犬神さんは僕の方に来て後ろから抱きついた。
犬神「ふふ、やはり龍一は可愛いな。」
龍一「ご、ごめん。」
犬神「何謝る事は無い。それにこれで名前で呼んでもらっても無理強いさせたみたいで嫌だからな。
   名前で呼んでくれた時こそ、本当に龍一に認めてもらった、そう思うことにしたから。」
龍一「み、認めてもらうってそんな。」
犬神「何だ?」
と笑って顔を近づけてきた。その時
……
龍一「……」
犬神「…ふふ、どうしたんだ龍一、顔が真っ赤だぞ?」
龍一「…驚いただけだよ。」
犬神「そうか。むっ、もうこんな時間ではないか。すまない龍一、私は明日の用意があるからこれで。」
龍一「わかった。」
そして犬神さんが外まで送ってくれると、僕達は外に出た。
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 16:59:31 ID:zEc/BA46O
>>114>>132
ありがとうございます。こんな誉め言葉を頂いて、ホントに励みになります。

がんがってもっとクオリティタカスな絵かくよ(`・ω・´)
140犬神さんの人:2005/12/25(日) 17:00:24 ID:F5TCbJ4y0
>>138
龍一「ありがとうね犬神さん。」
犬神「礼を言うのは私の方だよ龍一、君のお陰で今日が素晴らしい1日になった。」
龍一「そんな… それじゃこれで。」
そして犬神さんと別れた。
やっぱりなぁ、まだ僕には名前で呼ぶのは恥ずかしいな。
呼んでくれないって言われた時に言おうと思ったけど、恥ずかしくて言えなかった。僕も頼りないよなぁ。
そして僕は帰りに飲み物やケーキ等を買って家に戻った(母姉代)

その頃の犬神さん
さて龍一が帰ってしまったので明日の準備をしなければ…
……ん?
何だ足元に何かが……お前は――
141犬神さんの人:2005/12/25(日) 17:00:52 ID:F5TCbJ4y0
以上です。
後編は早いうちに投下します。
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 17:31:22 ID:kqlTHGSl0
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 17:47:21 ID:goUXjtEe0
ほっしゅ
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 17:57:17 ID:BmQStwFO0
hoshu
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 18:19:04 ID:kqlTHGSl0
h
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 18:21:45 ID:zEc/BA46O
>>112
抜けてたorz
ありがとうございます!
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 18:41:07 ID:CG5j3dWI0
保守
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 18:54:20 ID:GrlNL4gOO
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 19:14:15 ID:goUXjtEe0
ほしゅ
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 19:34:19 ID:vaFjDzu60
保守
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 19:52:13 ID:4d9MkYnbO
保守
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 20:14:08 ID:kqlTHGSl0
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 20:32:50 ID:XvAJ/Z2w0
保守
154 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/25(日) 20:37:59 ID:yZB/EUEcO
「ハッピークリスマス……なんですかね?」
「どうだろうね」
 僕は彼方を見上げつつ言う。
「痛くありませんか?」
「……痛いさ、そりゃ」
 僕は、雪道のなか滑って、勢いよく転んでしまっていた。
 そこら辺に卵が飛び散ってるわ、明らかに紅い物が目につくわ――
 彼方のはいているスカートからチラチラと白い布が見えるわ……。
 いつの間に、僕はこういうのの人員になったんだろうね?
「お手を」
「ありがと」
 手を握って、引っ張ってもらう。ああ、背中が痛――
「あっ」
 あっ?
 とす……。
 滑ったのか、彼方が僕の上に、押し倒すような感じで、乗っかっていた。
 ……誰もいないよな?
「痛い……です」
「そりゃあ、な……」
 なんで、ここに来たんだっけかな……。
 コンビニ帰りに、そんなことを思った。
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 20:38:48 ID:yZB/EUEcO
続きは、夜中に……
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 20:40:43 ID:U9LJkgDg0
乙!
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 20:51:58 ID:XvAJ/Z2w0
保守
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 20:57:38 ID:DAMma0xv0
ho
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 21:05:17 ID:XvAJ/Z2w0
保守
160 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/25(日) 21:19:52 ID:obW2EcI70
「悪い!クー!!プレゼント、何も用意できなかった!!!」
深々と下げられた彼の頭を、ボクはきょとんとして見ていた。
「何で、頭を下げるの?」
「へ?」
間抜けな声を出して彼が頭を上げた。
「何で?」
「いや、だって、クリスマスなのに彼氏からプレゼントの一つもやれないのは……」
とても申し訳無さそうな、まるで悪戯を見つかった子供の様な顔。
そんな表情(かお)をする彼が可愛くて、愛おしくて。
思わずくすり、と笑みがこぼれた。
「な、何か可笑しかったか?」
そう彼は聞き返す。
「いいや、ゴメン…キミが、可愛くて……」
「っ…だけど、プレゼント、ごめんな?」
まだ謝る彼に、ボクは白い息を短く吐いて、口を開く。
「ねぇ、ボクは、クリスマスを特別な日だとは思わない」
「え?何で?」
「キミがいるから。君と出逢ってから、毎日がボクには特別な日だよ」
「俺、が…?」
「ん。それにボクはいつもプレゼントを貰っている。
 キミがボクの傍にいてくれること。キミがボクの頭をくしゃってしてくれること。キミがボクを優しく抱きしめてくれること。
 全部全部、ボクにはかけがえのない宝物だよ」
「クー……」
「とは言っても、欲を言えばやっぱりボクもクリスマスプレゼントが欲しいな」
「何が欲しい?つっても金、あんまり無いけど…」
ボクはまたくすりと微笑む。
「欲しいのは…キミ。キミの全てが…欲しいな」
寒い日は良い。
恥ずかしさと嬉しさで真っ赤な顔が、誤魔化せるから。
粉雪が街に降り注ぎ始めた。
161 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/25(日) 21:20:34 ID:obW2EcI70
クリスマス用突発ボクっ娘SSです。
確かにボクっ娘はクールにし辛いネ。

メリークリトリース!!
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 21:22:45 ID:giuYi8vrO
クリトリスかよwwwwwこのwww変態wwww
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 21:34:25 ID:XvAJ/Z2w0
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 21:44:35 ID:XvAJ/Z2w0
しゅ
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 21:56:26 ID:XvAJ/Z2w0
保守
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 22:04:39 ID:goUXjtEe0
ほっしゅー
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 22:16:20 ID:ay8j360X0
保守
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 22:31:39 ID:ay8j360X0
ほしゅ
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 22:31:40 ID:XvAJ/Z2w0
保守
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 22:32:47 ID:I81794iq0
  ――12月25日 京と亮のちょっと変わった日常 番外編 関先生の忘年会
  居酒屋『酔狐』にて。
関「えー、皆様。今学期も色々とありましたが、何とか平穏に終了しました。部活の顧問であられる
 先生方も居ますが、とりあえずは学校も普段より落ち着きますから――今日は飲んで騒いで楽しく
 やりましょう。それじゃ、お疲れ様でした。乾杯!」
  ビールジョッキを掲げて、参加者が声を上げる。幹事で乾杯の音頭を執ったからには、自分も
 好きではないビールを口にしなければならない。チューハイなら飲めるのだが、ビールはあの変な
 苦味がどうにも慣れなくて、ずっと敬遠している。だから飲んでみても――
関「(うぇっ……不味ぃ)」
亮「どれだけ分かりやすく顔に出してんですか。ウチの店は薄めてないから美味いんですよ」
関「幹原か。いや、俺って酒飲まないし、ビール自体苦手なんだよ。甘いチューハイないか?」
  すると、ジンベエ姿の幹原が渋い表情を露骨に見せて吐息した。 
亮「追加の注文で受けときますよ。酒、弱いんなら腹に食い物詰めてから飲んで下さいよ」
関「分かってんよ。幹事だから他の先生方の帰りの足確保しないといけないし、だから飲み会なん
 てやりたくなかったんだよ。若く見られるとこういう雑務が回ってくるから嫌なんだよなぁ。
 早く家に帰って甘いココアを飲みながら二次元の世界に入り浸りたーい」
亮「そういう妄言を垂れ流すには酔いが足らんと思いますが……まぁ、どんなお客さんにも楽しんで
 貰うのが商売ですから、本来はやらんですけどアルコール薄めのチューハイ――後で持ってきます」
関「悪い。新学期は、鈴井と学校でいちゃついてたらアンパン一つのところを三つにしとくから」
亮「嫌がらせがエスカレートしてんだろ!? 教師が率先して生徒苛めるってどこの腐れ教師だ!?
  店長! 本日の幹事へ景気づけにバーボン!」
関「幹原!? バーボンって素人の俺でも分かるぞ。それ度数きついだろ!?」
亮「やかましい! アルコールに漬けて少しはその弾けた思考鈍らせろ!」
瞳「はーい。バーボンお待たせでーす」
関「待ってない!」                  お酒はほどほどに続く
171イエローの人:2005/12/25(日) 22:34:51 ID:Y0cit3kR0
これ本当に試作品か?と思いつつ投下。

http://www.vipper.org/vip164856.txt.html
『試作品・メイドもの』後編

少ししたらまた凸凹を再開する予定です。
・・・明日の補修が早く終わればいいんだが・・・。
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 22:46:52 ID:XvAJ/Z2w0
乙!
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 22:53:05 ID:XvAJ/Z2w0
保守
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 22:53:36 ID:ay8j360X0
>>171
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 23:06:33 ID:XvAJ/Z2w0
保守
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 23:16:02 ID:GrlNL4gOO
ほしゅ
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 23:29:05 ID:vJN49bSH0
>>170――12月25日 関先生の忘年会1−2
  周りの先生方がはしゃぎ出し、結局バーボンなるウィスキーを飲んでしまった。早くも酩酊が
 酷くなる時、幹原がさらりとアルコール度数が50を超えていることを教えてきた。
関「(奴は許さん……休日でも街中で鈴井とデートしてたら絶対に邪魔してやる……!)」
牧「あら、関先生。さっきのバーボン一気飲みで酔われたのですか?」
関「え、えぇ、まぁ。普段から酒は飲みつけないもんですから……」
牧「でしたら、あちらの席に移られたらどうですか? あちらは下戸の方が多いですから」
関「ははぁ。でしたら酒をこれ以上勧められることもないですね。ありがとうございます」
  牧先生の言葉に従い、ふらふらと足を動かしながら席を移る。途中で酌をしながら辿り
 着くと、向こう側とは違う随分と消沈した雰囲気で面食らい、酔いも少し醒めた。
  どうしよう。下戸が揃っているなら、酒を勧めるわけにもいかないし、食べ物は揃って
 いる。正直、めっちゃ空気重い。何で俺こんなとこ居るの? いつもなら家でドーナツで
 も食いながら義妹とほのぼのトーク[注:脳内、もしくは二次元です]してる時間帯なのに。
関「帰りてぇ……(ボソリ)」
教「帰りたい……(ボソリ)」
  同調した台詞が聞き違いじゃないと判断した時、向かいに座る女性と目を合った。
  フレームレスの眼鏡をかけた、化粧っ気のない女性。保健室の養護教諭で、確か
 名前が――そう、篠先生だったか。保健室の先生といえば色気過多でボディコンな服
 と白衣を着た、ちょっと年増な女ばかり[注:創作世界の事例のみです]だと思っていたが、
 彼女は小さく幼く見えて、だが誰も近寄らせない雰囲気があった。生徒の評判も芳しくない。
篠「関先生もですか?」
関「は、はぁ……」
  周りを窺うが、こちらの会話を聞いている人は居そうにない。皆、食事の方へ目を向けている。
篠「そうですか。では、二人で抜けましょう」
  彼女は茫洋とした目をこちらに向けて、さらりとそう言った。    続く  
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 23:32:08 ID:so0eQ9tP0
フラグクラッシャー関に期待
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 23:34:12 ID:yZB/EUEcO
バーボンという文字をみて泣きたくなってきた……
バーボンハウスがどこにもない……

それはそうとGJ
さっさと自分の書かないとな……
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 23:43:06 ID:U9LJkgDg0
ついに関がアンパンを喰らうのか
181coobard ◆69/69YEfXI :2005/12/25(日) 23:52:07 ID:86mjcS4N0
もうクリスマスも終わりですが
>>82>>83>>84 を改稿してHPのほうに追加しました。
トップページの下の方、
番外編に[クリスマスと世界]です。
よろしくお願いします。

クーのいる世界
http://coobard.fc2web.com/






1823分の2・5話〜福島薬局〜:2005/12/25(日) 23:55:03 ID:5YPYMozv0
店の前を通ってゆく人の数が少しずつ減り始めた午後四時の半ば。
薬品の棚の整理を終えて私はドアの向こう側に思いを馳せていた。
妻は夜中まで帰ってこない。息子は夜中を過ぎても帰ってこない。最近の心の拠り所である野良猫も今日は会っていない。
猫にまで愛想をつかれたのかな、自嘲気味に口の中で呟いた。
思えば私は世間話のつもりがいつの間にか愚痴を延々と相手に言ってしまう癖がある。
息子が非行化してから、愚痴を言う時間は多くなっていた。
今の妻との不和もそれが原因である事は解っていた。それでも――。
思考の中にも愚痴が広まりはじめた時だった。少女が一人、息を切らせて店内に入り込んできた。
いらっしゃいませと反射の一部となった言葉を口に出すが、聞いてないらしく少女はいないと呟くと私に近づいてきた。
吊りあがっている目は私を刺さんばかりであった。
「ここに少し背が高めの男の子がやって来た?」
敬語を使わないのは私が見ても分かるほど、彼女の頭に血が上ってるせいだろうか。
その男の子は彼氏なのだろうか。クリスマスに追いかけっことは微笑ましい。
来てませんよ、と私が返事をすると少女は呆然とした。
そして俯き何かをブツブツと呟きだしたと思ったら、突然顔を上げて怒声をその小さな口から放った。
「あんのサギヤロォォーッ!さてはあの女の家にぃぃーーっ!」
私が床に頭を打ち付けたのと彼女が走り出したのは同時だったと思う。
男女間のいざこざに何故私が巻き込まれないといけないのだろう。
とことん私に理不尽を尽くす世界を恨んだ。

自分の商品を頭に塗っていると、腹が減っている事に気付いた。しかし、私は我慢する事にした。
冷蔵庫にはケーキやフライドチキンなどが入っており、家にある食品は今日のところそれぐらいしかない。しかし、私は我慢した。
なぜなら今日はクリスマスなのだから。
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/25(日) 23:57:41 ID:5YPYMozv0
くそぅ・・・本文長いなんて言われて大分すっきりさせなくてはならなかった・・・

リアルで悔しい
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 00:14:30 ID:bO5ItxwPO
保守
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 00:22:47 ID:NQWihkzd0
全く関係ないけど「クーのいる世界」ってタイトルすごくいいんだけど、なんとなく寂しいよね
なんかこの世界にクーはいないんだなぁ・・・って思う






こんな俺は末期ですか
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 00:26:46 ID:hZ84KA9v0
>>185
お前が素直クールになればいいんじゃね?
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 00:27:19 ID:SA87Gym20
寝る前保守
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 00:31:10 ID:eI5ypgMD0
>>170>>177――12月25日 関先生の忘年会1−3
  駅前通り、海岸方面行きの道程にて。
関「俺、幹事なんですけど抜け出してよかったんですかね……?」
篠「酔った私を自宅まで送り届けるという大義名分はあります。大丈夫ですよ。教頭先生がいつも
 通り仕切ってくれますから、そのまま帰っても問題ないですよ」
関「いや、素面で淡々と返事されると大儀も名分もないと思いますが……ま、正直助かりました」
篠「私も帰りたかったですから。利害の一致で感謝される謂れはないでしょう。それに、私にも
 思惑があってのことですから気にしないでください」
関「は? 思惑、ですか。帰宅以外に、何かあるんですか?」
篠「えぇ。私、関先生と親しくなりたかったんです。二人きりになれる機会なんて学校勤めだと生徒
 の目もありますから、難しかったですよ。こういう機会使わないと、やっぱり不自然ですから」
  ――……………………待って。え、何? 親しく? 俺と? 二十六で素人童貞ですが何か?
篠「私、関先生を一目見た時から、どことなく私に似てる空気を纏っていると思いました。同族、
 ですか。話してみたいなと考えてはいたのですが、同じ学校でも全然違う職場ですから」
関「は、話? 私と親しくお話……ですか?」
篠「はい。よろしければ、これを機に親しくさせて頂きたいと思ってます。時間が許すなら、私の
 家に寄られませんか?」
関「……………………あ、あぁ、はい、はい……【呆然と頷く】」
篠「よかった。では、案内します。駅からそれほど離れてませんので、五分少々ですね」
関「は、ははは……じゃ、じゃあ、おじゃ、おじゃおじゃま、おじゃまし――お邪魔します」
  あれ……? これって例のあれかな……あれだろうか……もしかして――フラグキター?
                        現実世界の勝ち組入りなるか? 続く     
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 00:40:17 ID:FGFZML58O
ホヌ
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 00:47:43 ID:YyQ+/afE0
>>188
今までの話の流れ的にフラグクラッシャーは40歳ぐらいのおっさんだと思ってた…。

番外編だけど今後の展開にwktk
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:00:44 ID:Xd9Bg/hDO
ほす
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:05:53 ID:bBqyUkSb0
素クールってさ一歩間違うと・・・


素「・・・他の女と付き合っているのは本当か!?」
主「いや・・・あ、唯の女友達だって」
素「今の一瞬の間は何だ!!付き合っているyんだろう!!」
主「ちょwwwまwww」
素「gjlkjvhlkj」
主人公の腹に突き刺さる刃物
素「これで永遠に私だけのものだ・・・」

数日後〜

素は逮捕されることとなったが主人公はバラバラにされて素に食われていた



うはww
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:09:19 ID:Wk0QOr3CO
それはない
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:11:40 ID:i9gsQWr60
確かに俺の好きな感じのキャラだけど語呂が悪くね?
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:13:22 ID:YRoR8caZ0
>>192
それならむしろ
「ならキミのその好きな娘の処に行くがいい。
その替わり、交換条件と言ってはなんだが、妾でいい。毎夜私を抱いてくれないか?」
と、圧倒的物量作戦で愛を勝ち取りに逝きそうだ……。
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:14:22 ID:5MBQqDPeO
>194
既出
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:18:34 ID:3LFr5IhQO
一人称が「あたい」な素クールと言うのを思い付いた
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:20:04 ID:Xd9Bg/hDO
>>192
素クールなら

素「ほかに女ができたって本当かっ!?」
男「えっ…いやっそんなことないって!!」
素「そうか、君がそう言うのならそうなんだろう。
しかし、君がもし他の人を好きになったのなら私に言ってくれ、君のためなら喜んで身を引こう。
しかし、私は諦めずにまた君を落としてみせるけどな!!」

って、こんな感じじゃない?
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:22:52 ID:bBqyUkSb0
>>195
>>198

やっぱそうかー
純粋がゆえにって思ったが


スマン俺が基地外キャラ好きなだけか
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:25:47 ID:i9gsQWr60
ツンデレの声は高めの早口気味で素クールの声は低めのハスキーボイスを想像してしまう
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:26:15 ID:Xd9Bg/hDO
>>199
黙デレの方がそうなる可能性が高くないか?
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:30:44 ID:bBqyUkSb0
>>201
確かに

何もしゃべらず笑顔でさくっと刺しそうだ
もしくは毎日作りにくる飯に薬品盛って主人公を半身不随にしそうだ
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:33:03 ID:cDwJKfR0O
……すまない
バーボンの代理やったりして、いま書き終えたんだが、座敷わらしの投下いいかな?
もりあがってるから、その話を続けるならあとにするけど
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:34:09 ID:5MBQqDPeO
イメージなんて人それぞれだろ。固めちゃうと話書く幅狭めちまうよ。
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:35:10 ID:bBqyUkSb0
>>203
おk
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:36:08 ID:cDwJKfR0O
では、3レスほどお付き合いを
次からで
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:37:04 ID:ENwsHvg0O
ほの板の眠れない人が溜まるスレでVIPを糞呼ばわり…天罰を下しませう!
208 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/26(月) 01:37:29 ID:cDwJKfR0O
「……ふぅ」
 僕は、ゆっくりと背中を伸ばした。
「なんだかね」
 もう、これも口癖になったな。
 トン……。
 ゴールデンバットを少しだけ叩く。バカなことに、これしか吸えなかった。まあ、一年に、一回だけしか吸わないけど。
「クリスマスも終ったな……なぁ」
 天井に紫色の煙と書くのが溜っていく。頭はもやもやするし、吐気もすごい。

「なんだかねぇ……」
 彼方は、とっくに眠った。今日は別の部屋だ。
「なあ、お前はどう思うんだ?」
 手を伸ばす。ゆっくりと、ゆっくりと、紫煙を掴んだ。
「座敷わらし……ねぇ」
 はっきりいって、よくわからない話だ。信じない訳じゃないけど。
「なあ、今の『俺』はどう思うよ」
 ――いいんじゃないの?やさしくて』
 そっか。
「やさしく、なれたのか」
『うん。わたしにも、そうしてほしかったけどね』
 そんなもんかね。

 ――日常か。よく考えると、いままでとあまり変わらないのかもな。
 昔っから、幽霊とか見えたし。こいつだって、死んでも友達やってるし。
 ただ、こんなにも誰かが近くにいるというのは、非日常か。
 たしかに、近いよな。こんなにも。
209乱 ◆kil/HS1/z6 :2005/12/26(月) 01:38:45 ID:cDwJKfR0O
>>208
『気になってるんだ、彼方ちゃんのこと』
「そりゃな。俺だって男の子だぜ?」
『僕から一転俺だって。格好つけるんじゃないっての』
「まあ、ね。だけど、元々はこうだしさ」
『そだったね』
 屈託ない笑顔で笑ってくる。
『で、ドーテーさんは、いつヤッちゃうの?』
「……ヤらねぇよ。たとえ、今と関係が変わってもな」
『昨日の夜みたいに、おでこにキス?』
「……ありゃ、ただの気の迷いだ」
 ごめんなさい。一度だけ後ろを向きました。
『しちゃいなよ。きもちいよ?』
「勧めんな、バカ」
『冗談だって。それに、わたしのことも、抱かなかったしね』
「……そうだな」
 煙草の煙をくすぶらせながら、会話を続けていく。
『彼方ちゃんのこと、好き?』
「ああ」
『愛してる?』
「わかんね」
 わからんよ、愛してるって感情は。
『ニゲゴシー、ニゲゴシー』
「……仕方がないだろ。誰かを愛そうとしたことないやつが、誰かをしあわせになんかできるか?」
『できるよ』

『――誰だって、誰かをしあわせにできる。わたしは、君と一緒に歩けた、今も歩けてる、それがしあわせだから』

「そうかい」
『うん』
210 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/26(月) 01:40:10 ID:cDwJKfR0O
>>209
 俺は、天井に手を伸ばしている。なにも掴めないけど、ずっと。

「――隼人さま?」
 声をかけられた。
「まだお眠りになられていませんでしたか」
「うん。ちょっとね」
「もう、お眠りになられたほうが、よろしいかと思いますけど」
「わかった」
 煙草の火を指で消す。熱いより痛い。
 ――頑張んなよ。
 ああ。わかってるさ。
「彼方」
「なんですか?」
「もうすぎちゃったけどさ――」

「クリスマスプレゼントはどうしようか?」
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:42:05 ID:cDwJKfR0O
……すまない
携帯なんだが、定型文にここ用のトリとコテトリが並んでて、間違えて、一本コテトリで投下した
……心から謝罪する
でわ、よい眠りを
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:46:58 ID:bBqyUkSb0
>>211
GJ
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 01:50:20 ID:DZ5j7Lvw0
>>170>>177>>188――12月25日 関先生の忘年会1−4
  招かれて上がった部屋は、塵一つない整然としたものだった。ゴミに雑誌にエロゲの無駄に
 でかい箱やらが転がっている自分の部屋とは、雲泥の差だ。同じ1DKのアパート住まいなのに、
 神殿とNYのスラム街くらい違う。これが初めて上がる女性の部屋だと思うと、ついつい肺一杯
 に空気を吸い込んでしまいたくなる。いやまぁ既にしているのだが……どことなく消毒薬臭い。
関「と、とても綺麗じゅきぃ――好きなのですね。匂いも徹底して無臭にするのは、流行ですか?」
篠「いえ……それは……私の癖です……何て言うか……外の穢れた空気が嫌いでして……」
関「は、はぁ。そうですか。それなら、玄関でファブリーズされたのも納得できます」
  答えるが、彼女の様子が少しおかしいことに、疑念を抱いた。外では淡々としていても
 はっきりとした口調だったのだが、自室に戻ってから随分と塞ぎ込んで見える。
  何て言うか、彼女は巷で熱い素直クールという属性だと考えていたのだが、これでは
 ただのダウナー系だ。ロリダウナー。これもあ――いや、ここはやはり個人的嗜好で素直
 クールがいい。だって素直に好意晒してくれないと、俺には現実世界のことは、どれが照れ
 隠しでどれが本心か分かりませんから。だから……素直でクールな君で居て下さい!(←最低)
篠「私……自宅に人誘うの……初めてなんです……潔癖症……なんですね……だから……
 こういうの慣れてなくて……すみません……」
関「いえ、何を言うのでしゅ――すか。私が貴女の初めてでコーエー、もとい、光栄です」
篠「さっきから……噛みますね……舌を噛み切る方が……いいですか……?」
関「は? 舌を噛み切る……ですか?」
篠「舌は……駄目ですよ……血がね……どばぁっと出ます……神経が沢山ある部位です……
 痛いだけですよ……やるなら……基本のこれですよ……痛くないですから……!」
  そう呟き、彼女は酷く慣れた手付きで大型のカミソリを取り出すと、こちらの手首
 目がけて斬りかかってk――っ!?
関「メンヘラァァァァァァァァァァァァァっ!?」
                       傷害事件勃発で続く
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:01:14 ID:Jy0PWyvC0
保守
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:02:42 ID:4N5fSlRn0
保守
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:05:33 ID:ErkT728r0
諸君(心の中のクー全員) 私は男が好きだ 諸君 私は男が好きだ 諸君 私は男が大好きだ

何時も隣にいてくれる男が好きだ 
私の気持ちを伝えた時、顔を赤らめる男が好きだ
嫌がる素振りを見せながら私のしてほしいことをしてくれる男が好きだ
何時もおいしそうに料理を食べてくれる男が好きだ 歩調を合わせてくれる男が好きだ
高いところが苦手な男が好きだ 獣(猫)に目が無い男が好きだ
甘えさせてくれる男が好きだ 時に怒ることがあるがそれでも男が好きだ

道端で 学校で 自宅で 彼宅で 日本で 外国で 地上で 地球で 天国で 地獄で
この世界の存在するありとあらゆる場所で男と共にする行動が大好きだ
 
いてもたってもいられなくなり男を抱擁するのが好きだ
休日にデートができる時など心がおどる 
彼の無防備に見せてくれる寝顔が好きだ
共に手を繋いだ時など胸がすくような気持ちだった
頬を緩ませながら甘いものを食べる姿が好きだ
滅多にしない男から接吻をされると感動すら覚える 
耳元で愛を囁かれる時などはもうたまらない
強く強く抱擁されながら撫で撫でされるのも最高だ
哀れな抵抗者達が雑多なアンパンで健気にも立ち上がってきたのを
男が全身全霊の私への愛で教室ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
スケベな男に滅茶苦茶にされるのが好きだ 
彼に私の愛の全てを伝えきれないことはとてもとても悲しいものだ
男と心も体も繋がるのが好きだ 何も知らない輩が男を侮辱するのは屈辱の極みだ
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:07:41 ID:ErkT728r0
諸君 私は男を もっと男と一緒にいることを望んでいる
諸君 私に付き従う諸君
君達は一体 これ以上に何を望んでいる?更なる欲望を望むか?醜く愚かな欲望を望むか?
男に嫌われるかもしれない、それでも尚、嵐の様な欲望を望むか?

「 結婚!! 結婚!! 結婚!! 」

よろしい  ならば結婚だ
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で○○年もの間『愛』を知らなかった我々には ただの結婚では もはや足りない!!
更なる愛を!! 一心不乱の欲望を!!
我らはわずかに一人間 千人に満たぬ個人にすぎない
だが諸君は男の事に関しては古強者だと私は信仰している
ならば我らは 諸君と私で総兵力100万と1人の軍集団となる
我々の行く末を嫉妬や妬みなどで邪魔する連中を捻り潰そう
男の髪の毛一本でさえ私のものだということを思い出させよう
連中に私の愛の深さを思い出させてやる 連中に我々の幸せぶりを思い出させてやる
天と地のはざまには 奴らの哲学では到底理解出来ない幸福があることを思い出させてやる
一千人の感情の戦闘団で男の全てを奪いつくす

「最後の大隊 大隊指揮官クーより全感情のクーへ」
第一次ウエディング作戦 状況を開始せよ

「というわけで結婚しよう。」
「理由の『り』にすらなってねぇ。」



暇なんでやった、反省はしていない
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:21:04 ID:cDwJKfR0O
保守
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:32:37 ID:bBqyUkSb0
保守
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:33:18 ID:5KeVJyqD0
まだツンクーモクの話が書けないまま保守
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:38:48 ID:E7vkSRB80
うっお―――っ!!?くっあ―――っ!!?ざけんな―――っ!??
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 02:47:26 ID:5KeVJyqD0
>>221
ドシタノデスカ?
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 03:03:42 ID:Xd9Bg/hDO
就寝前保守
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 03:04:08 ID:4Ti+/LFT0
はぁ…もうクリスマスも終わったな…
まぁ彼女のいない俺には関係ない事なんだけど。
子供の頃はよかったな、いつサンタが来るのか期待してたけど結局寝ちゃうみたいな。
今の子供ってどれぐらいサンタを信じてるんだろうな。
そう思ったとき
ガララッ
窓が開いた、そして外から見知らぬ女が入って来た。
クー「ふむ、男の家はここで合っていたか。」
男 「だ、誰だあんた!」
クー「私はいわゆるサンタという奴だ。今日はお前にプレゼントを届けに来た。」
言われてみるとサンタらしい格好をしている。
男 「サンタと言うのは夢見る子供にプレゼントをあげるんじゃなかったのか。」
クー「私の役目は夢が無い男達にプレゼントあげる役目なんだ。」
男 「夢が無いとは失敬な。俺にだって夢はあるさ(主に二次元に)。」
クー「それがどういう意味があるかわからんが、とりあえずサンタなんぞもう信じていないだろう。」
男 「何故そんな事が言えるんだ?」
クー「この時間に起きているのが何よりの証拠だ。」
男 「……」
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 03:05:41 ID:4Ti+/LFT0
男 「わかった百歩譲ってお前がサンタと信じよう。だが袋も何も持ってきてないサンタが何を渡しに来た。」
クー「君に渡す物は無い。」
男 「お前何しに来たんだよ!!」
クー「よく聞け、物は無いと言ったんだ。」
男 「なるほど、物は無いって事か。じゃあ何なんだよ。」
クー「私がプレゼントって奴だ。」
男 「…はっ?」
クー「君は人の話を聞かない奴だな。私がプレゼントと言ってるだろうが。」
男 「…話が見えないんですけど。」
クー「実はな、今までもこういう仕事をしていたんだが、会う男みんな頼りない奴でな少し説教をしていたんだが、
   そのことで上からきつく言われてしまって、ついに今回ので切られてしまったんだ。」
男 「それとこの事の関係は?」
クー「一昨年前から君に惚れていんだ。それで最後の仕事で君へのプレゼント代わりに私、と思ったんだが。
   どうか私を貰ってくれないだろうか。」
男 「な、なんか唐突だけど、俺なんかでいいの?」
クー「愚問だな。君だから言うんだ。」
男 「はぁ、それじゃよろしくお願いします。」
クー「おお、認めてくれたか。それじゃ今日は初夜といこうじゃないか。」
男 「お前気が早ぇ!!」
こうして自称サンタだった奴との生活が始まった
(続かない)
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 03:18:20 ID:E7vkSRB80
なめんじゃねえ…?おれはまだ起きたのままだ?うろたえるんじゃねえ――っ!!!??
保守はきみとアンディにまかせる?大人の教えだーっ!!??
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 03:29:17 ID:0cB9c+Kp0
>>170>>177>>188>>213――12月25日 関先生の忘年会1−5
  カミソリが左手首数センチの床を穿つ。咄嗟に身体を動かしていなければ、歪な傷が刻まれ
 たところだった。彼女は錆びた玩具のように首を傾げ、呟く。
篠「何故……躱すのですか……? 手首から血が抜ける時……すぅーってして……いいですよ」
関「よくないよ何それ!? 何だこの急展開! 甘いラブなパッションが弾けて二人の影が重なり
 モーニングコーヒーと裸ワイシャツがお出迎えキスじゃないのか!?」
篠「出迎えは……天から来ます……だから―― 一 緒 に 逝 こ う !」
関「絶対逝きたくねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ! もう帰ってこれねぇだろそれぇっ!?」
篠「人 は 皆 い ず れ 土 へ と 還 り ま す か ら !」
関「会話が成り立たねぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ! もう帰るぅっ! ばか、ばか、ま○こ!」
  テーブルを引っ繰り返して盾にし、その隙に出入り口の扉に取り縋るが、開錠に手間取る。
篠「帰っちゃ駄目! 貴方は同じ匂いがするの絶望して生きていくことが苦痛で未来が夜より
 暗き闇に覆われて光の欠片も見えない自分に速やかな終焉が訪れることを切に祈る匂いが!」
関「すっごい勘違い! て言うか、そこまで酷く映るか俺の人生!?」
  ようやく出入り口の扉が開き、靴もそのままに転げ出て、駅方面へひた走る。
篠「待って……! 一人じゃ寂しいの。だから同族の匂いがする貴方と一緒に死にたい!」
関「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁっ! こんな女しか居ないなら――もう現実いらない! 二次元でいい!」
  後日談だが、地方新聞の片隅に、半狂乱で鬼ごっこをする教師の名前が、ひっそり載ったという。
  その頃、居酒屋『酔狐』のカウンター席にて。
瞳「んでー? あんたがちょっといいって思ってる同僚君はどこ行ったのよ?」
牧「知らない。何か精神病んでそうな保健医送るって意気揚々と出てったわよ。酒、おかわり」
瞳「ひゃっひゃっひゃ! 遼子は昔っから男運ないねぃ。ちょっと、年齢的に焦るんじゃないのぅ?」
牧「ふん。あんたも勝司君が傍に居ないんだから独り身も同然でしょ。独り身同士、飲むわよ」
                 これにて終劇!
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 03:50:39 ID:4Ti+/LFT0
>>227
篠先生が良いと思った俺は末期
229スクルライフ1/2 ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/26(月) 04:00:43 ID:1cvTtmAH0
年末恒例漫才グランプリ決定戦(優勝賞金1000万)。
そのテレビ生中継準決勝・決勝を控えたお笑いコンビスクールライフのクぅと尾崎。

クぅ「なぁ、愛しい人…」
尾崎「なんだ、クぅ。そろそろ寝ないと明日…」
クぅ「うむ、わかってる。明日は漫才グランプリの決勝中継だ。去年は私の我侭により希望を潰してしまった大事な大事な戦いだ。それはわかっているんだ」
尾崎「なんだよ」
クぅ「今はもう十分に休んで、明日の本番で力を100&発揮するのが一番いい判断だ。しかしそれを承知の上で頼みがある。明日は絶対我侭は言わない。だから今日だけは我侭を聞いてくれ…」
尾崎「うん…」
クぅ「今夜…私を抱いてくれ…」
尾崎「わかった」
クぅ「君の貴重な睡眠時間や体力を奪ってしまうだろう。本当は君なんかに迷惑をかけたくないんだ。しかし…この私の中のプレッシャーを押しのけるには君のぬくもりが必要なんだ…」
尾崎「だからわかったって」
クぅ「わかった……え…? わかった?」
尾崎「だからいいよ」
クぅ「い…いいのかっ? 明日だぞ! 明日本番だぞ! いいのか?」
尾崎「いいんだよ。ほら」
クぅ「むっ…! すでに下着一枚とな…。傍から見ると若干変態だが、私的にはアリアリ…」
尾崎「お前が落ち着くんならいくらでもやってやるよ」
クぅ「本当にいいのか?」
尾崎「お前あってのスクールライフだ。お前のボケが決まらないと俺のつっこみも引き立たないだろ?」
230スクルライフ2/2 ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/26(月) 04:01:43 ID:1cvTtmAH0
クぅ「……わたしは今日は結構激しいと思うぞ…?」
尾崎「何年お前とコンビ組んでるんだよ」
クぅ「二年だ」
尾崎「お前のことなんてお見通しだよ。今日やらなくて明日力を出せなかったら俺がお前のファンから叩かれるからな」
クぅ「…ふふ、私のファンはそんな心の狭い者らではないぞ……ふふふふ…」
尾崎「おいおい、泣くなよ」
クぅ「いや…安直だが君のやさしさが心に染みてな…。ありがとう…」
尾崎「まったく、ほら。ちゃっちゃとやるぞ」
クぅ「あぁっ」

2分後…。

クぅ「というわけで今日はいつか君の趣味が変わるときまで準備していたムチとローソクと木馬を使いたいんだが」
尾崎「誰がそこまでしていいと言った」
(終わり)

M-1の前にUP予定だった。
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 04:07:08 ID:Xd9Bg/hDO
>>227,229
GJ
毎度楽しみにしております
これからも頑張ってください
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 04:41:50 ID:cDwJKfR0O
保守
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 05:07:19 ID:cDwJKfR0O
保守
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 05:08:41 ID:o5X5u0beO
弟のメテオスをこっそり徹夜でやってた俺が保守
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 05:21:34 ID:5KeVJyqD0
続きをかけないまま寝そうな俺も保守
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 05:36:30 ID:cDwJKfR0O
保守
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 06:30:10 ID:X5a56XbIO
保守
238 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/26(月) 06:32:49 ID:d7UyN44sO
KH2やってた俺が保守します
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 07:06:34 ID:SA87Gym20
出勤前保守
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 07:42:33 ID:YyQ+/afE0
保守
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 08:02:58 ID:EMws9LzA0
hoshu
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 08:18:01 ID:X5a56XbIO
保守
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 08:41:44 ID:Otj9CeBm0
h
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 09:08:10 ID:98uAoCvD0
君のために保守
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 09:20:34 ID:wV58I15m0
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 09:44:55 ID:5MBQqDPeO
ほす
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 10:06:58 ID:ju3RvNUD0
ほっしゅ
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 10:30:08 ID:l4XLJOBe0
っほ
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 10:41:11 ID:Jy0PWyvC0
保守
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 10:56:57 ID:iqThI0haO
ほしゅ
251犬神さんの人:2005/12/26(月) 10:57:01 ID:+PAKe+vq0
後編投下します。
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 10:57:17 ID:oXAmOqeV0
武士クール 信 長子

「男!猿男はおらぬか!わたしの草履がないぞ!」

「姫。それがしのふところにて、あたためておりまする」

「なんと!好きだ!婿に来い!」
253犬神さんの人:2005/12/26(月) 10:59:20 ID:+PAKe+vq0
>>140
家に帰ると姉さんがすぐに僕の方に来て言った。
千鶴「龍一ミィ知らない?」
龍一「いや見てないけど。」
千鶴「起きた時からいないんだけど。」
龍一「外へ行ったんじゃない?少し外見てくるよ。」
千鶴「お願い。」
さて帰ってきて早々猫捜しか。そういえば僕も今日は見ていないな。どこへ行ったんだろう。
とりあえず一通り回ってみるかな。

…いない、正直本当に見つかるのかと思ってきた。
すると後ろの方から声がした。
瞳 「あれ?龍一さん、何をしているんですか?」
龍一「瞳ちゃんか、いま姉さんの猫がいなくて探してるんだ。」
瞳 「そうですか、よければ私も一緒に捜しますよ。今日はもう用事もないし。」
龍一「悪いね。」
瞳 「いえ、龍一さんのためですから。」
龍一「あ、あはは…」
そういえば瞳ちゃんもなんか犬神さんから僕を奪うとか、そんなことプールで言っていたっけな。
結局あれは本当なのかどうかが未だにわからない。
瞳 「そういえば龍一さん、今日は雪さんの所に行ったんですか?」
254犬神さんの人:2005/12/26(月) 11:00:50 ID:+PAKe+vq0
>>253
龍一「うん、と言っても夕方に帰ってきたけどね。犬神さんの用事があるから。
   で、帰ってきて猫がいなくなった、てね。こうして今捜しに来たんだ。」
瞳 「そうですか。」
と言うと瞳ちゃんは黙ってしまった。何だろう、少し元気が無いみたいだけど。
龍一「瞳ちゃん、こんな時に言うのもなんだけどさ、もし終わったら家に来ない?」
瞳 「えっ?」
龍一「家に戻っても姉さんしかいないしさ、それに瞳ちゃん元気無いみたいだったからさ。
   でも、暇だったらいいだけど。」
瞳 「…ふふふ、いいんですか?」
龍一「うん、いいよ。」
瞳 「ふふふ、雪さんという彼女がいるのに私を呼ぶなんていけない人ですね。」
龍一「そ、それはそれ、これはこれだよ。」
瞳 「あははは、龍一さんは面白い人ですね。」
龍一「そ、そうかな?」
自分では普通にしてるつもりなんだけどな。でもよかったさっきよりは笑ってるし元気でたかな?
ていうか最初の目的からかなり外れてるよね。
255犬神さんの人:2005/12/26(月) 11:02:57 ID:+PAKe+vq0
>>254
駄目だ。やっぱり見つからないよ。
龍一「瞳ちゃん、もう暗くなってきたし一旦家に戻ろう。もしかすると戻ってきてるかもしれないし。」
瞳 「わかりました。」

そして僕達は一旦家に戻ったんだけど
犬神「それでは。」
と家の玄関から犬神さんが出てきた。何で僕の家に?
犬神「龍一と瞳ではないか。何故二人が?」
龍一「いやこれは
瞳 「龍一さんにお呼ばれされたんです。」
犬神「ほう?」
と犬神さんは僕の方を見た。ま、まずい何か話題を変えなければ。
龍一「い、犬神さんの方こそどうしたのさ。」
犬神「私は君の家の猫を届けに来たんだ。」
龍一「ええっ!い、犬神さんの家の所にいたの!?」
犬神「ああ、君が帰ってから私の足に擦り寄っている猫がいてな。よく見るとこれは龍一の家にいた猫じゃないのかと思ってきたら、
   やっぱり君の家の猫だったと言うわけだ。」
龍一「そうだったんだ。ごめんね、忙しかったのに。」
犬神「いや平気だこれくらい。それじゃ私はこれで。」
龍一「またね。」
瞳 「さようなら。」
そして犬神さんは帰った。そっちいるなら見つかるはずがないな。でもちゃんと見つかってよかった。
しかし、この場面を犬神さんにみられたなぁ、帰ってきたらどうなる事やら。
256犬神さんの人:2005/12/26(月) 11:05:13 ID:+PAKe+vq0
>>254
そして僕達は家に入り、気になる事があるんで先に瞳ちゃんを部屋に行くように頼んだ。
龍一「瞳ちゃん、先に部屋に行っててくれないかな?色々持ってくるものもあるし。」
瞳 「いえ、私も運ぶのを手伝いますよ。」
龍一「いやいや、瞳ちゃんはお客様なんだから駄目だよ。それにちょっと姉さんに聞きたい事があるから。」
瞳 「…わかりました。」
渋々と瞳ちゃんは部屋に行ってくれた。さて姉さんはどこだ?

リビングの方にいると姉さんがさっき買ってきたケーキやジュースを用意していてくれた。聞こえてたかな?
龍一「姉さん、犬神さんと何か話した?」
千鶴「別に龍一との関係とかしか聞いてない。」
龍一「話してるんじゃん、変な事言わなかったよね?」
千鶴「秘密。」
龍一「姉さん!」
千鶴「それより瞳ちゃん来ているんでしょ?待たせちゃ駄目だよお客様なんだから。」
どうやらさっきの会話は聞かれていたようだ。仕方なく僕はケーキ等を持って行こうとすると
千鶴「もう龍一の部屋にいるの?」
龍一「うん、先に行ってもらった。」
千鶴「あらら。」
龍一「あらら、って何!?何かしたの!?」
と僕が言うと姉さんはくすくすと笑って結局喋ってくれなかった。
そして中に入ると本を見て顔を赤くしている瞳ちゃんがいた。どうやら見られてはいけないものを見られたようだ。
ちくしょう、あららってこういうことだったのか。
因みにその日の夜は大変な事になったのはまた別の話。
257犬神さんの人:2005/12/26(月) 11:06:01 ID:+PAKe+vq0
以上です。
次回は番外編2つほどです。
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 11:15:27 ID:iqThI0haO
>>257
gj
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 11:18:13 ID:3LFr5IhQO
>>252
光秀はツンデレだな
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 11:33:04 ID:Aw82Yjub0
ho
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 11:33:06 ID:ju3RvNUD0
>>252
gj
>>257
ワロス
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 11:33:51 ID:ju3RvNUD0
逆だったorz
>>252
ワロス
>>257
gj
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 11:49:30 ID:Otj9CeBm0
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 12:21:40 ID:9SRjZoja0
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 12:22:26 ID:ju3RvNUD0
S
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 12:24:35 ID:U/L6um7z0
h
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 12:32:59 ID:iqThI0haO
ほしゅ
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 12:56:50 ID:0Yylv/WbO
H
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 13:02:37 ID:bRagy77yO
2701/3:2005/12/26(月) 13:06:40 ID:bO5ItxwPO
―来たな。
今日も彼が一番乗りだ。
図書室のいつもの角席に陣取り、本を物色。
―やはり昼休みの続きかな?

彼は本を借りない。
しかし休み時間、放課後と最初に来て最後に出ていくので、読み掛けの本を他人が借りていくこともない。

しかし、今日は違った。軽い悪戯心で彼が読んでいた本は今私が持っている。
本棚の端から何度も探す彼。
―なんか可愛いな。…あ…。
初めて見る彼の悲しげな表情。
…息が苦しい。
彼が立ち尽くしたまま数時間ほど過ぎた気がした。
もちろん彼が来てからまだ5分と経ってない。
2712/3:2005/12/26(月) 13:08:19 ID:bO5ItxwPO
不意に彼がこちらを向き、視線が重なる。
―っ!
落ち着け、悪戯がバレるはずはい。
鞄を持ち出口に向かう彼。
帰るつもりか?
「…き、君!」
思いの外大声が出てしまった。
「…あ、いや、探している本はこれか?」
この時の彼の−から+への表情の変化を多分忘れることは出来ない。
御礼の言葉と共に頭を下げ本を受け取ると、彼はそのままいつもの席へ。
…あんなに感謝されるとさすがに後ろめたい。

静かに本を読んでいる、彼の±0の表情。
それとさっきの表情の変化を頭の中で並べて思わず笑ってしまった。
2723/3:2005/12/26(月) 13:09:36 ID:bO5ItxwPO
閉館時間直前。彼が受付に来た。
「すいません、先に読ませてもらったのに…
結局こんな時間まで待たせてしまって」
―勘違いしているが、ここはそういうことにしておこう。
「いや、構わない。
何、君が昼休みに読んでいたのを思い出してな」
自分の顔が赤く染まっているのが分かる。
「次巻は借りて行くことにします」
…つまり明日はここに来ないのかと考え、少し残念になった。
「結局ここで読むんですけどね」
苦笑する彼。
考えを読まれた気分になり少し焦る。
―何を考えている。
「…そうか」
「…じゃあまた明日。
…先生」
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 13:11:02 ID:NQWihkzd0
生徒と先生オチかwwwww
GJ!
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 13:17:16 ID:CxFvPru3O
>>272
ノックアウトされた
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 13:34:49 ID:mEQrOVM20
PCの積みゲー崩してたら
これ素直クール?ってキャラがいたんだけど
『状況開始っ!』の千手院奈津姫って該当します?
と、既出かもしれん事を聞いてみんとす

>>272
ちょwwwwたまんねぇwwwww
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 13:37:20 ID:iqThI0haO
h
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 13:54:16 ID:ju3RvNUD0
月刊ジャンプのロザリオとバンパイアっつー漫画のヒロイン
一見フツーのデレキャラだけど覚醒すると素直クールになる。
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 14:25:28 ID:RyZFAZvS0
保守
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 14:32:14 ID:fRJ8KXvL0
vipperをバカにしているやつがいますよ
850 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar 投稿日:2005/12/26(月) 12:59:25 dw0M21LF0
いやVIPもニュー速もゴミクズだろw

http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/download/1135401928/l50/850
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 14:34:03 ID:y6uKGK7RO
>>277
既出。
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 14:50:56 ID:cDwJKfR0O
保守
282捻り無し:2005/12/26(月) 15:12:16 ID:ErkT728r0
白い雲、照らす太陽、そんな昼下がり。
曖昧ながらもそれは穏やかな昼食時。
「早いもんだよなー、俺達ももう2年生か・・・。」
あんぱんに夢中でかぶりつく友人にぼそっと呟く。
頬を揺らせ一噛み一噛み味わう様にしながら友人も答える。
「じじくせー。」
目を向けることなく柵に凭れ掛かっている。
会話はそれ以降続かない。
話すことがないわけじゃない、唯この空気を感じていたい。
2人してそう思っているだけ。
だからそれは最小限に抑えられる。
「あいつは?」
「寝てるんだろ、この時間にここに来ないってことは。」
自分も柵に凭れ掛かり景色を眺める。
昔居た場所とは違い自然が多い、まぁ平たく言えば田舎というところだ。
その景色はいつも心を穏やかにさせてくれる。
鉄やらコンクリートやら冷たい建造物にうんざりする自分には幾ら眺めても飽きはしない。
そんな折、ぽつぽつとしかされていなかった会話が加速し始める。
それは漫才師がやるつっこみの様にぽんと左肩を友人の手で叩かれることから。
「景色も良いがあれ見ろよ。」
右手で指差す方向、それは普段人気の無い校舎裏。
だが、それはこの見渡しが効く屋上では何の意味も成さない。
つまりは見られたくないものも見られてしまうわけだ。
「あらら、これで何人目だ?」
「あー、16人目か・・・?」
眼に見えるその映像。
そう、学園生活では切っても切れない関係と言っても過言ではない告白シーン。
283捻り無し:2005/12/26(月) 15:13:57 ID:ErkT728r0
「やっぱ彼女、改めて凄い人気あるなー、と実感させられるな。」
「そうだな。」
ここからだと声は聞こえないが誰かぐらいは認識出来る。
だが、それが誰かなのは探るつもりはない。
それでも毎度毎度『される側』の人間が同じなら否が応でも認識してしまう。
人間の未知なるパワーか。
【す、鈴木さん。ぼ、ぼかぁ、もう我慢できんとです!】
【ああ、わたしもよ太郎さん!でも、解って・・・、まだ駄目なのよ・・・。】
「アテレコすんな、馬鹿。」
友人のふざけた口調で言う軽いボケ。
それにクスクスと笑う自分。
「青春してるな。」
「羨ましい限りだよな。」
ちゅー、とコーヒー牛乳をストローで飲みながらまだ目線は下。
そして、予想された結果がそこに映し出される。
「やっぱ駄目・・・か。」
「これで16人連続斬り、か。」
彼女が何時もどおりぺこりと頭を下げどこかへと消えていく。
そして残された男は負のオーラを纏いまたどこかへと消える。
「彼女を落とす男が現れるのは何時のことか?」
「確かに・・・、ここまで連続斬りをしているのを目の当たりにすると興味はあるよな。」
「案外・・・・・、お前だったりして。」
「笑えない冗談だ・・・、彼女とは禄に面識もないのに。」
「そらそうか、なんたって高嶺の花、みたいなもんだもんな。」
「そゆこと。」
284捻り無し:2005/12/26(月) 15:15:12 ID:ErkT728r0
白い雲、照らす太陽、そんな昼下がり。
曖昧ながらもそれは穏やかないつもの昼食時。
それはこの学校に居る限り続けられる、穏やかな時。
今現在1人欠席していないが友人2人と馬鹿な話をして、過ごす。
そうやって続けられる。
はずだった、わけで。
そのまぁ、これは実は昨日の出来事なわけで。
本題はここから。
今日の昼下がりなんだが。
「君、唐突で申し訳ないのだが、流石に私も我慢が出来なくなってな。
 私は君のことを愛している、なのでどうかこの手紙を読んで欲しい。」
まぁなんだ、笑えない冗談が起きてしまったわけで。
「・・・・はい?」
そりゃあ、こんな返事しかでない。
左右に座っている友人2人、多少のことでは動揺せずのらりくらりとかわし、自分のペースにもっていくことが出来る友人もパンを
口に銜えたまま固まっている。
「ん。」
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 15:16:09 ID:ErkT728r0
こんだけやっといてなんだがやっぱ作家はすげぇと思い知らされた。
続きは気が向いたら。
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 15:39:56 ID:bRagy77yO
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 15:45:18 ID:ju3RvNUD0
>>285
気になるんで頑張って
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 15:53:35 ID:0b4y3Cw00
風が頬を斬る。独り者には辛い季節がやってきた。肉体の寒さはいくらでも防げるが、心の寒さは防げない。私は一人歩く。
突然、見知らぬ男が私に話しかけてきた。
「神を信じますか?」
私は答えた。
「信じないね。神などいるはずがない」
「私たちの教壇が崇拝する教祖は、現人神であられ、数々の奇跡を起こしています。それを見れば、あなたも心を開くことでしょう」
「無駄だよ。根拠を見せてあげようか」
「・・・なんですか?」
「あれを見たまえ」
数メートル向こうには、一組のカップルがいた。
「あのカップルがどうかしたんですか?」
「彼らの会話を聞いてみるがいい」
「・・・?」
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 15:53:54 ID:0b4y3Cw00
ク「男、愛しているぞ。」
男「僕もだよ、クー」
ク「それでだな、今日私の家には私しかいない。共に夜を過ごそう」
男「ええっ、それって」
ク「両親は明日の昼帰ってくるから、君に挨拶して欲しい。どちらも理解のある人だし、君のことは殆ど話してあるから心配はいらない。両親も君に会いたがっている。」
男「いや、でも、僕らまだ高校生だし」
ク「・・・私と一緒になるのは嫌か?」
男「い、嫌じゃないけど」
ク「それならいいではないか。私の家に行こう」
ツン「あ、あんた達言ってるのよ!高校生が、ひ、一晩同じ家に泊まるなんて、ふ、不潔よ!」
ク「愛し合っているのだから問題はあるまい。」
ツン「あ、あるわよ!男!あんた今夜私の家に来なさい!」
男「なに!?」
ツン「あんたほっとくとクーさんに何するか分からないから、今夜は私が監視するわ!」

男「なんだよそれ!」

「・・・どうだね。同じ国に、あんなに恵まれた、天上の楽園のような場があり、私たちはこの寒空の下一人だ。神がこんな不平等を許すと思うかね?」
「・・・僕は・・・夢を見ていたのかもしれない。神にすがって、世界が平等になればいいと・・・」
「故郷に帰るんだな。お前にも家族がいるだろう・・・・」
「僕は・・・僕は・・・これから何を信じれば・・・」
「それはお前がこれからの人生で見つければよいさ」
「あ、ありがとう御座います・・・お名前を聞かせてくれませんか?あなたは私の、人生の恩人です」
「なに、名乗るほどのものではないさ。しがない教師だ」
「ほんとうに・・・本当にありがとう御座います」

風が頬を斬る。独り者に辛い季節はまだ終わらない。
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 15:56:59 ID:YQteOnlh0
>>289
ちょwwwwwwwwwwガイルwwwwwwwwwwwwwww
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 16:22:56 ID:5MBQqDPeO
>290
>289のせいで牛乳吹いたwwwww
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 16:47:58 ID:llTyoGLNO
保守
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 17:01:54 ID:NQWihkzd0
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 17:05:06 ID:8/blK7Q30
(*´д`*)
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 17:16:38 ID:0b4y3Cw00
不況のあおりで僕は失業してしまった。しかし妻であるクーの稼ぎがあるので、一家三人暮らしていくことは出来る。クーは薬剤師なので収入はなかなかいいのだ。
僕が失業すると同時にクーが出産し、仕事に復帰したので、自然と僕が子供の世話と家事をやるようになった。昔から細かい仕事や小さい子供の世話なんかは結構好きだったので、思ったほどは苦にならなかった。
そんなある日。
ク「ただいま。」
男「お帰り。ほら、ツン、お母さんにお帰りって。」
ツ「んじろえqうrねをふぁふじこ」
男「はは、まだ何を言ってるのかは分からないな。」
ク「さて、早速君を頂くとするかな」
男「・・・なんですと?」
ク「新婚家庭では帰ってきた夫に新妻が『ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?』と聞くそうだ。」
男「いや僕まだなにも言ってな」
ク「その三つなら男を選ぶほか無いだろう。遠慮なくいくぞ」
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 17:22:24 ID:7uZcMEl80
>>295
勝手に改変。



男「ただいま…、ふぅ疲れたよ。」
ク「おかえり。ほら、ツン、お父さんが帰って来たぞ。」
ツ「んじろえqうrねをふぁふじこ」
男「はは、まだ何を言ってるのかは分からないな。」
ク「さて、早速だが私を食べないか。」
男「・・・なんですと?」
ク「新婚家庭では帰ってきた夫に新妻が『ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?』と聞くそうだが。」
男「いや僕まだなにも言ってな…」
ク「ならばご飯や風呂より私を優先して貰いたい。これが私の欲望だ。それが叶えば女冥利に尽きるというものだ。」
男「…とりあえず風呂。」
ク「風呂でするのか、わかった準備してこよう。」
男「ちょっ…、今日は疲れたのに………。」
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 17:33:15 ID:7grBssb40
流れをぶった切って、ボク素クールッ娘に挑戦!!

クー「やぁ、男君。クリスマスのプレゼント、どうだった?」
男 「プレゼントもナニも、キミが箱に入ってミニスカサンタでサプライズ!!
   あとはいつもの通り暗転だったじゃないか!!」
クー「……ボクじゃ不満か?(涙目ウルウル)」
男 「不満もナニも、毎日こう、そう云うコトしてるとスタミナが保たなくって……。
   嬉しいけどちょっとバテ気味、かな……」
クー「(聞いてない)……早くも十日目でマンネリか……。対策が必要だね!! 
    よっし、きょうは裸エプロンにしてみよう!! 決まり!!」
男 「ちょっwwwおまっwwwww声デカすぎwwww」
クー「キミのフェティシズムを満足させるためなら、ボクは何だってやるさ。
   あらゆる性交渉を行い、百八手の完全制覇!! そうして二人の愛は極限に……」
男 「ちょ、クー!! 口から妄想ダダ漏れだ!! 誰か、誰か止めてぇ〜!!」
??「……さすれば止めてやろう、貴様の息の根を……」
ちょっ、道行く通行人の方々、ナゼに熱々のおでんの鍋を? 沸騰してるよ?
羽交い締めはよくないよ。暴力反t……ぐぁっ、熱ッ!! はんぺん痛い痛い!!
玉こん、そんな熱いのやめっ!! ごほっ気道が灼ける!! 
ちょっクーまで何で!? コンニャクをほっぺでぴちぴちしないッ!! あついたい!!

クー「ああ、サディスティックに歪むキミの顔も、たまらないよ……、ボク、我慢出来ない」

……結局全身やけどを癒すと称して、クーは男と十一連戦に挑みましたとさ。
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 17:35:30 ID:oXAmOqeV0
>>296
さらに追加。


ク「新婚家庭では帰ってきた夫に新妻が『ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?』と聞くそうだが。」
男「いや僕まだなにも言ってな…」
ク「ならばご飯や風呂より私を優先して貰いたい。これが私の欲望だ。それが叶えば女冥利に尽きるというものだ。」
男「…とりあえず風呂。」
ク「風呂でするのか、わかった準備してこよう。」
男「ちょっ…、今日は疲れたのに………。じゃあ、風呂はやめ!ご飯だ」
ク「ふむそうか。準備しよう。」
男「ってなんで、裸になる!」
ク「女体盛りで食べさせてやるつもりだが、何か問題でもあるのか?」
男「……」
ク「わかめ酒も付くぞ?」
ツ「おかーたん、いーかげんにしなちゃい!」
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 17:40:01 ID:qXnVUuzq0
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 17:48:12 ID:Wk0QOr3CO
ガイルの台詞かと思って期待した俺サマソ
301たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/12/26(月) 17:49:39 ID:1h0HGZeo0
(´w`)
302たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/12/26(月) 17:51:52 ID:1h0HGZeo0
(;´w`)久しぶりに来てみたらおにゃ書きスレがない…
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 18:09:20 ID:oXAmOqeV0
>299
声師さん、GJ!
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 18:30:35 ID:Otj9CeBm0
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 18:30:50 ID:bRagy77yO
ほっしゅっしゅ
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 18:35:11 ID:+PAKe+vq0
考えた
不甲斐ない男を調教…もとい更生させるためにやってきた素直クール娘

…なんかと被ってるね
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 18:59:27 ID:SPOPcHtR0
hosyu
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 19:17:37 ID:SPOPcHtR0
保守
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 19:20:57 ID:FCtGU9QS0
とりあえず投下。
読み難かったらゴメン。

http://www.geocities.jp/kinsate/kuSS2.html
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 19:25:44 ID:LnPoWZvr0
>>299
ちょwwwww声師さんGJwwwwww
俺の存在燃え素wwwww
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 19:38:10 ID:7grBssb40
>>310
ツン「バカバカバカっっ!! あんたは零時迷子だから戻って必ず戻って来るの!!」
クー「むしろ私の元に戻ってこないか? 厚遇するぞ!!」
モク「…………………(////)」
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 19:47:51 ID:5MBQqDPeO
>309
gj。
クーに惚れた。
313今期だけ凸凹ふぁんたじーの人:2005/12/26(月) 20:02:16 ID:Ptih6H4L0
十三階段上りつつ、筆は静かに下ろされる。

http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0097.txt
『凸凹ふぁんたじー・第二部?』第六話

避難所の意見を取り入れてこちらのあぷろだにしてみますた。
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 20:08:10 ID:LnPoWZvr0
>>313
見れない・・・・・・orz
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 20:08:40 ID:NQWihkzd0
いろんなネタ詰め込みすぎwwwwwwwwwwww
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 20:14:33 ID:LnPoWZvr0
>>313ごめ、見れたわwwwwいつもGJ!!!www
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 20:47:19 ID:5MBQqDPeO
危ねえ
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 21:01:05 ID:OgbWOFni0
>>313
A組とD組を間違えてはいませんか?
319今期だけ凸凹ふぁんたじーの人:2005/12/26(月) 21:10:37 ID:Ptih6H4L0
>>318
あ、しまった。思いっきり大勝だったのに何故かA組が優勝してら。
優勝したのはAではなくDです。


・・・あと、今更ながら気付いたことを。
イエロー本編で宣高が『男』だと紹介されてたのに登場時は女。逆アナスイか。
どう見てもミスです、本当にありがとう御座いました。
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 21:11:54 ID:FGFZML58O
グルグルネタで煎餅吹いたwwwww
321 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/26(月) 21:14:50 ID:cDwJKfR0O
風邪をひいたみたいで、投下からは何日間か遠のきます
みなさん体に気を付けて
でわ
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 21:16:22 ID:Wk0QOr3CO
マジかマスター
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 21:17:17 ID:7grBssb40
クー「軽い保守だ、男。痛くないから安心しろ。むしろ気持ちいいことだ……」
男 「……そういいながら何故キミは服を脱がすの? ってキミまで何故脱ぐの!!」
クー「行為をしやすくするためだ、男。どうして脱衣を止めるんだ? 着衣プレイの方が燃えるのか?
   ……そうか、これからすることを全て私に話させて、言葉で私を辱めるのがキミのプレイスタイルか。
   ……(めもめも)」
男 「ってコレ単なるこのスレの保守だろ? 何でオレ達が全く関係の無い事するんだよ!!」
クー「……大事の前の小事、キミと愛するための場所を確保するためには、このくらい大胆に行かないと駄目だ。
   ……それとも、男。私のほかに好きな娘でも出来たか?」
男 「そんなこと、あるわけ無いだろ……。むしろ、キミを誰にもやりたくない。だから、嫉妬って言うのかな?
   オレ達のことを、おおっぴらにしたくないんだ。密やかな幸せに、しておきたいんだ……」
クー「……秘めた蜜月。いい響きだ。やはり駄目だ、男、やはりここでしよう(ガバッ)」
男 「ぐはっ……ちょっクーさん……だから秘めた関係……や・め……な……」

アッッッッッ!!
324 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/26(月) 21:22:04 ID:cDwJKfR0O
>>322
……来店者がいたか
ちなみに、38度をこえてるので、インフルエンザの可能性が高いようで

出来れば大晦日、無理ならば年明け後に出会えることを期待して……
ちなみに、これ以上レスはきついので切らせていただく
でわ、本当にまた……
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 21:27:25 ID:+DLqL1BJO
モクっていらんよね
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 21:47:46 ID:1J8TefwDO
ツンデレよりクーよりモクの方が好きな事に気付いた
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 21:47:47 ID:RyZFAZvS0
保守
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 22:14:40 ID:bRagy77yO
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 22:18:16 ID:suu7tta40
やあ、また君か(´・ω・`)
とりあえず君には呪いをかけておいたよ
1回オナニーするたびにティムポが5ミリずつ短くなる呪いだ
この呪いを解くには↓このスレに
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135514181/
「リアルで相手にされないブスは氏ねよwwwwwwwww」
と書くしか無いんだ、それじゃあ頑張ってくれ
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 22:38:45 ID:OgbWOFni0
ボスホス
331犬神さんの人:2005/12/26(月) 22:50:44 ID:j1uWImhk0
5分後番外編 犬神さん視点投下します。
332犬神さんの人:2005/12/26(月) 23:00:06 ID:j1uWImhk0
この猫は確か龍一の家のではなかったか?
にしても何故私にこんなに擦り寄るんだ、まだ会ったのは初めてだろう。それとも私に龍一の匂いがついているのか、それならば私としても嬉しい。…っと、こんな事を考えている場合ではないな。この猫を龍一の家に届けなければ。

ピンポーン
ガチャッ
千鶴「はい。…あら?」
犬神「犬神と申しますが龍一君いますでしょうか。」
千鶴「龍一はその猫を捜しにいった。」
犬神「そうですか、ではこの猫を届けに来たので。」
千鶴「ありがとう。…随分と落ち着いた性格ね。」
犬神「…どういう事でしょうか。」
何を言うんだ?落ち着いてる?そうだろうか、少なくとも目の前にいるのは私の邪魔をした女だ。それでも私は落ち着いているのか?
千鶴「私はあなた達が二人になる所を邪魔してる、龍一が誤解されそうな格好で。
   その本人を目の前にしてあなたは平然としているでしょ?それとも元々そういう性格なの?」
犬神「元々こういう性格です。それにその時の事は気にしていません。龍一は私の事を愛してくれている、そして私も龍一の事を誰よりも愛しているから。」
千鶴「ふふふ、その自信はどこからくるのかわからないけど本当にそう言い切れるの?」
犬神「……」
千鶴「龍一にはその想いが重荷なっているんじゃない?龍一はよく流されていく子だから。」
何故この人は私の考えがわかるのだろうか。考えていた…いや、考えたくなかった事を。だけど…
犬神「…もし龍一がそう思っていても、私には抑えられない。抑え方がわからないんだ。
   我侭な考えかもしれないが、龍一に受け止めてもらうしかわからないんだ。」
千鶴「あなたのその想いは溢れているの、龍一だって止められるものもそれじゃ無理。
   もう少しゆっくりしていけばいいの。それともあなたは何か急いでいるの?」
急いでいる…か。もしかするとそうかもしれない。今までこんな感情はなかったからどうしていいかわからなく焦ってるのかもしれない。
だから…だから龍一の事を考えていなかった。龍一の事を第一に考えていたのに
犬神「…あなたの言うとおりに私は急いでいたのかもしれない。私だけの想いで走っていたかもしれない。我侭が過ぎたのかもしれない。」
333犬神さんの人:2005/12/26(月) 23:01:32 ID:j1uWImhk0
>>332
犬神「…だけどあなたは何故私にこんな事を。」
千鶴「龍一とあなたの関係を大切にしたいだけ。」
犬神「それだけですか?」
千鶴「それだけ。」
この人にとっては「それだけ」なんだろう。だけど、その「それだけ」の為に言った言葉はどれだけ私の心に残っただろう。
大切な事を気づかされたな。
犬神「一つお聞きするが、私が龍一のへやに入った時の格好は意図的だったんですか?」
千鶴「うん。」
うん、って何を考えているんだ。さっきはあんな事を言っておきながら。
犬神「矛盾してませんか、さっきは大切にしたいって。」
千鶴「あの時は私が楽しみ為にしたこと、そしてさっき言った事も同じ。」
犬神「あなたが楽しむために私と龍一の関係を良くしたと?」
千鶴「そう。」
はぁ…龍一も凄い姉がいるもんだ。私達の関係が3者が楽しむものになってしまうとは。
これを壊す事は簡単だが不可能な事。できるわけがないな。
犬神「あなたはとんでもない人だって事はわかりました。でも今日の事はお礼を言わなければなりませんね。」
千鶴「そんな事無い。あなたは猫を届けに来てくれたでしょ?」
犬神「それだけでは到底足りませんよ。」
千鶴「そう。…そろそろ龍一が帰ってくるけど、あなたは何か用事があるんじゃない?」
どこまでも見透かされているな。私の最も苦手とするタイプだ。
犬神「本当にあなたはとんでもない人だ。確かに用事があるのでこれで。」
と言い別れた。
もう一度私も龍一の事を考え直さなければならないな。
これからの為にも私の為にも、何より龍一の為にも。そうすれば龍一も私の事を認めてくれるだろう。
想いが溢れている…か。龍一には何でもできるように見えると言われたが、実際私は何もできていなかったのか。
こんな事にすら気づかないなんてな。だけど、私は変わるんだ。
そう、大切な人の為に。
334犬神さんの人:2005/12/26(月) 23:02:18 ID:j1uWImhk0
その1は以上です。
その2はその日の夜の話になります。
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 23:17:46 ID:ju3RvNUD0
>>334
おっつ〜
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 23:28:14 ID:X5a56XbIO
犬神さんの話を見ると勃起すんの俺だけ?
337犬神さんの人:2005/12/26(月) 23:29:25 ID:j1uWImhk0
その2投下します。
338犬神さんの人:2005/12/26(月) 23:30:13 ID:j1uWImhk0
瞳 「…龍一さんこれ。」
と言って瞳ちゃんは手にしている本を僕に向けた。
あの本は前に隼人が家に来たときに置いていった奴だ。(多分わざとだと思う)
おかしい、あの本は隠していたのに何故ここに。まさか瞳ちゃんがあさる様なまねはしないだろうし。
まさかさっきの姉さんのが…
龍一「い、いやそれはね…」
瞳 「これ兄さんのですよね?」
龍一「そ、そう!隼人が家に来たとき置いていった奴なんだ。」
なんか凄くわざとらしく聞こえるよね。でもこれって本当なのよね。
瞳 「やっぱり…」
と言いながらも目は本に行っている。うん、仕方ないね思春期だもんね。
龍一「でも何でこれが隼人のだってわかったの?」
瞳 「兄さんの部屋にはこういう本がたくさんありまひたから。」
成るほど、隼人はこういう趣味だったのか。まぁ僕が言える立場じゃないけど。
瞳 「龍一さんもこういうのが趣味なんれすか?」
龍一「いや、この本はたまたまだよ。…ていうかさっきから舌が回ってないけど?」
瞳 「そんなことはないれふよ?」
…何が起きたんだ?
よく見ると瞳ちゃんの近くに1本の缶がある。こ、これは…
龍一「瞳ちゃん、この缶どうしたの?」
瞳 「千鶴さんから渡されたんれす。」
339犬神さんの人:2005/12/26(月) 23:33:15 ID:j1uWImhk0
>>338
そう、瞳ちゃんが飲んだものは
龍一「瞳ちゃん、これお酒だよ。」
瞳 「そうなんれすか?オレンジの味がしましたよ。」
龍一「そういうお酒だよ。」
全く、姉さんは何を考えてんだ。
とその時瞳ちゃんが急に抱きついてきた。
瞳 「龍一さん、私にこの本と同じ事をしてもいいんですよ…」
龍一「ちょ、ちょっと瞳ちゃん!?」
まさか酔っているとはいえ、瞳ちゃんまでもこんな事を言うとは。全くの予想外だ。
ガチャッ
千鶴「龍一――」
そこに姉さんが入って来た。うんバッドタイミング。
龍一「姉さん瞳ちゃんに何飲ませてるのさ!?」
しかし姉さんは僕の話を聞かないで一点を見ていた。そこにはさっきの本があった。
千鶴「龍一…」
龍一「ち、違うよ。断じてこれはこれとは関係ないよ!」
そうとう焦ってきた。まずいこれは非常にまずい。
そう言うと姉さんは持っていた飲み物飲んで飛びついてきた。それは瞳ちゃんが飲んでいたものと一緒だった。
千鶴「龍一〜」
龍一「ちょ、ちょっと姉さんまで。だ、誰か助けて。ひゃ!?どこ触ってんの!?」
瞳 「龍一さん…」
龍一「瞳ちゃんまで!ちょっと耳噛まないで!!」
結局瞳ちゃんと姉さんは僕に抱きついたままで離れてくれなかった。そして瞳ちゃんは僕の家に泊まる事になった。
その日は後始末が大変だったり親に見つかったり凄い夜になった。
340犬神さんの人:2005/12/26(月) 23:34:08 ID:j1uWImhk0
番外編終了です。
次回は正月の話の予定です。
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 23:35:13 ID:PxUuVWHk0
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135607216/

23:40までに1000いったら犬と交わってうpするww
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 23:37:46 ID:NQWihkzd0
千鶴姉さんをください
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/26(月) 23:49:18 ID:ZrmIjfpQ0
>>342
誤爆?
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 00:11:17 ID:ZpORTvGW0
保守
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 00:11:22 ID:4c7XyshtO
保守
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 00:25:05 ID:ZpORTvGW0
保守
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 00:36:08 ID:ZpORTvGW0
保守
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 00:43:55 ID:/HvP3kp4O
ほっしゅほっしゅ
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 00:49:47 ID:ZpORTvGW0
ほす
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 01:03:54 ID:asAzK51Z0
保守
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 01:26:02 ID:odjOfQ9y0
ho
352 ◆t0BCEF0uzI :2005/12/27(火) 01:33:35 ID:6aJ4L+uRO
「なあ、男――本当に行くのか?」
「ああ」
「よく聞いてくれ、私は君をいつまでも待っているから……」
「ああ」
「私は泣かない、男――思う存分書いてきてくれ」
「クー! 俺、書くから――クーの事、書くから」
「何を書くんだ?」


――何を書くって?
小説です。小説。
「何だって!!」
只今【時折魅せるクールな一面】内BBSにて、作家陣――大募集!!
「そうだな……とりあえず見る事をオススメする」
行き方=wikiから、クー姉から、直リンが一番の近道。


君の勇気とクーへの愛を書きつづってはみないか!!
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 01:35:53 ID:OSMtUw4QO
だが断る。
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 01:45:24 ID:d6Pn1DNq0
保守だ
355捻り無し:2005/12/27(火) 01:48:13 ID:RxzxqH+T0
>>282-284の続き。めっさ長くなってる割に山も落ちもないのは勘弁して。

両手で便箋をこちらに向ける彼女。
どうやらさきほどの告白はやっぱり俺に向けられているらしい。
「ど、どうも・・・。」
「うむ、好きだぞ。返答など感想についての諸々は手紙に全て書き記したつもりだ、だが如何せん初めてのことなどで見落としがあるかもしれない。
 その場合は遠慮無く報告してくれ。苦情も然りだ。それでは。愛している。」
無表情と言うか真顔と言うか、とにかく顔色一つ変えずに恐ろしくも恥ずかしいことを告白相手だけでは無く友人2人にも聞かれているのだが
まったく気にしていない様子でその場から彼女は消えた。
どうでも良くないけど、この便箋って、あのー、つまりはラブレターだよね。
既に告白しているから何か順番としてはアベコベのような気がしないでもない。
「・・・・・ドッキリだと思う・・?」
一旦思考が停止していた2人も、時間の流れを取り戻し改めてあんぱんをもさもさとほうばる。
「正直、答えかねる質問だ。」
「まぁ、仮にそうだとしたらこんなふざけたことで人の気持ちを踏みにじる奴は女・子供だろうと張っ倒してやるから安心しろ。」
ああ、なんて俺は最高の友人達がいるんだろう。
正直、俺には友人と呼べる存在はここの2人以外にいない。
だが結果論になるだろうが【量より質】とは上手く言ったものでこの2人は本当に心から親友だと言える。
「・・・なのだが、我々としても青春直球ストラーイク、バッターアウトのど真ん中。」
「お前と彼女の気持ちを踏みにじることになるとは解っているものの、ロマンティックは止まらない。」
「は?」
356捻り無し:2005/12/27(火) 01:49:34 ID:RxzxqH+T0
刹那、1人は俺を羽交い絞めにし、もう1人は音速をも超える速さで便箋を引っ手繰る。
前言撤回、最悪だコイツら。
「お兄さんが、今から朗読してあげるからねー。」
「お、おい!止めろ!彼女に悪いだろうが!」
「はいはい、暴れない暴れない、シャー、この野郎ー!」
「彼女だけでは無くお前にも悪いぞ?何たって声を大にして彼女からお前に対する気持ちを読むんだからな。恥かしいだろ?」
「尚更悪いわ!」
「はいはい、落ち着いて落ち着いて、シャー、この野郎ー!」
「似てねぇんだよ、馬鹿!」
「それでは、先生お願いします。」
「やーめーろー!」
「はい、こほん。『まず、突然の手紙を許して欲しい。だが、これ以上の我慢は出来ない、自分でも生まれて初めての猛り狂う情熱に・・・・』」
これから行われる羞恥プレイ。
せめて耳を塞ぎたい気持ちだったが、羽交い絞めされている現状ではそんな願いさえ適わない。
もはや成す術無し、戦況は敗北の一途を辿るだけだと思っていたのだが。
「・・・・・・・」
どうも朗読していた友人の様子がおかしい。
羽交い絞めをする友人もその変貌に気付いたのか抑える力が弱まっている。
「おい、男の赤面なんて気持ちわるいだけだぞ。」
「・・・うるせー。」
さっきにも言ったが、この友人は多少のことでは動揺しない。
その友人がこれほどまで赤面するという事実は正に驚愕以外何物でもない。
羽交い絞めをしていた友人も同じ感想だったのだろう、俺に「どうしたんだ?」という目でこっちを向き静かにそいつから便箋を取る。
俺としては便箋をこれ以上読まれたくなかったが、赤面している友人よりも今から便箋を読もうとしている友人は更に動揺しないタイプだ。
彼が読んだらどうなるのかはとても好奇心を刺激する。
「んーーー・・・・・・・・・あー・・・・・・ほれ。」
さーっと目で軽く流しながら読んだのだろう、さきほどの友人みたいに赤面することはなかったが苦笑を滲み出しながら便箋を渡してくれた。
「流石にこれはドッキリじゃないみたいだし、今更だが他人が読むだけで本当に彼女の気持ちを踏みにじることになるから止めとくわ。」
この友人にまでここまで言わせる代物とは。
薄々感づいてはいるが、内容がどういったものか非常に気になり、手渡されて直ぐにそれを読む。
357捻り無し:2005/12/27(火) 01:51:20 ID:RxzxqH+T0
【まず、突然の手紙を許して欲しい。だが、これ以上の我慢は出来ない、自分でも生まれて初めての猛り狂う情熱に驚いているほどだ。
 1年間今まで隠そうと我慢しようとして何も出来ずにいた。何時も言い寄ってくる輩のように君が来てくれるんではないか、と酷い自惚れを持ちながら。
 だが、所詮それは夢でしかなく現実にはならない。もはやこの結末も終焉も見えているのだが、それでも私は行動に移す。
 そう、君が好きなのだ。好きで好きで堪らなくとても愛おしい。誰1人とさえ持たされなかった感情を君1人に、君だけに与えてもらえた。
 何時貰ったかなんて覚えていない。これは君にとても失礼であるかもしれないが、本当に覚えていない。
 ただ、少ないながらも君と出会い、話し、楽しませてくれた、その数回の面識で私は恋に落ちたのかもしれない。
 それも定かではない、だから信じてもらえる自信がない。けれどたったそれだけと他人が言う出来事で私はきっと恋に落ちたのだ。
 他の誰かならこんなことはない。君だから、そう、君だからこそ芽生えたもの。
 気付けば君のことを目で追い、見つければ一方的に出会えたと勘違いし、話がしたいと欲求し、抱かれたいという欲望にかられる。もはや病気の域だ。
 それを直す為には見えている結末であろうと君に手伝ってもらう他、手がないのが真に申し訳無いとしか言い様がない。
 どこまでも唐突ですまないが返事は本日の放課後、君に手紙を渡した場所で言って欲しい。
 もし、会いたくなければ気にせず帰ってくれれば結構だ。また苦情、罵声などもあると思う。
 直接会って言いたい場合は同じく放課後、会いたくないが言いたいことがある場合は
 下記に住所と電話番号を載せておくのでどこまでも手数をかけるがそちらにお願いする。
 では、最後になるが、好きだ、とても君が好きだ、愛している。】
ぼっ!
「おーおー、これまた見事に完熟しちゃって。」
「俺で赤面するものがコイツに耐えれるわけねぇ。」
358捻り無し:2005/12/27(火) 01:53:31 ID:RxzxqH+T0
幾分かの時が流れ、ある程度落ち着きを取り戻した。隣では2人で煙草を吸う友人達。
この学校はとても変わっている、煙草を吸うのも授業中寝るのも自由。
もちろん煙草は見つかれば即罰が待っているが基本的に見つからなければ良い。
だが、それは【人に迷惑を掛けない・自分を大切にする】という範囲内なら、だ。
授業中に携帯を弄ろうが文句は言わない、だが携帯をマナーモードにしていなかったり通話を開始しようものなら雷が落ちてくる。
勉強ができなくても授業中寝ていても文句は言わない、だがサボリをしようものなら嵐が巻き起こる。
前者は真剣にやっているものの邪魔、後者は友達だけにでも会いに来いということらしい。
甘い様で筋が通っている。そんな曖昧さ。
そこで煙草を吸っている友人等も姿を見れば昔で言うヤンキーみたいなもの。
事実、2人とも相当荒んでいたらしいがこの学校でいろいろと目覚めたようだ。
1人は料理の専門に、もう1人は頑張って大学を目指すと言った。
もちろん学校もそうだが、やはりここにいる先生も特殊だからこそ今のこの学校が成り立っているんだろう。
ここまでふざけていて、一騒動起きない学校は以外にも楽園なのかもしれない。
「で、だ。」
モルスァー、と言わんばかりに煙を吐く。
「返事、どうすんの?」
「あ・・・・・・。」
言われて気付いたわけじゃない、極力考えないようにしていただけ。
「どう・・・しよう・・・。」
「俺等に聞かれても困るわな。」
「でもさ、ホントどうしよう。『はい、付き合います』なんて気持ちに嘘ついて言えるわけないし、かと言ってここまで思ってもらって断るのも悪い・・・ってそれ自体彼女を侮辱するよな・・・。」
「ホント馬鹿みたいに残酷な優しさだな。」
「・・・・優しいとは思わんが残酷とは思う。」
「無理に考えず、お前の思った通りのことをすれば良いってこと。」
くしゃくしゃと頭を撫でられる。同年代だと言うのに何をするんだろう。
「・・・でも何で俺なんだろうな・・・。」
「愚問だな、彼女が良いって言ってるんだ、それ以上でもそれ以下でもなく、おまけにお前がどーこー言える立場でも無し。」
「胸張って答えるだけ。」
煙草を銜えた2人の言葉、どこまでも透き通る優しさが滲み出る。やっぱ前言撤回、こいつら最高・・・。
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 01:57:47 ID:KpnLmOqKO
保守。
360捻り無し:2005/12/27(火) 01:59:34 ID:RxzxqH+T0
で、放課後なのだが。至極当然俺1人。なんだかとても落ち着いていられない。
「まぁ、当たり前ながらこっからは2人の世界なんで、私達は踏み入るつもりはありません。」
「せ、せめて下で待っててくれるとかは?」
「却下、私達は遊びに行くのです。」
「だ、だから俺も。」
「途中で合流するよろし。」
そんなことを言われてつい先ほど別れた。
はぁ、やっぱ緊張して堪らない。とは言いつつも答えは決まっている。友人等にはそれを伝えた。
「答えは決まったんだけど・・・、それって最低の部類に入るかもしれない・・・。」
「それは彼女が決めることだ。」「だから俺達も聞かない。」
どこかで誰かを頼ろうとしている自分にほとほと情けなくなる。
せめて友人等みたいに強ければ・・と思うが、何時も彼等が言う「人は人、己は己の良さがある」、その言葉をかみ締めている。
自分の良さかぁ・・・、親友等はとても良いところだらけだが自分には何があるのだろう?
一度聞いてみたことがあるが「聞いて納得できるわけない。」と教えてくれなかった。一体自分には何があるのだろうか?
「君。」「うわぁ!!」
突然、後ろから声を掛けられた。漫画などで良くある光景だが本当に声を掛けられるだけでこんなに驚くものなんだなと実感した。
「まさか、待っていてくれたなんて。うむ、私はそれだけで非常に嬉しい。」
表情を変えずに言う辺り、嬉しいという感情を出しているとは思えないがそこは深く考えないことにした。
「えーと・・・、お待たせしました。」
「いや、待たせたのは私だ。諦めていたから少し遅れたようだ。申し訳ない。」
ふ、とある異変に気付いた。なんだかもわもわして心がざわつく。違和感、不自然そんな感じだ。

ゲーセンにて
「ところでさぁ。」 「ん?」
「お前あれびっくりしなかった?」 「あれって?」
「彼女。」 「ああ、喋り方か。」
「やっぱ気付いてるよな。」 「確かに、どこぞの武者だぞ、あれ。」
「正直、吹きそうになった。」 「しっかしあいつは全然気にしてなかったな。」
「まぁ、そんなことはまったく気にならない男だしな。」 「そうそう、そこが良いところ。細かい所は気にしない。」
「が、そろそろ会ってる頃だし、気付くんじゃね?」 「まぁ、ある種鈍感のアイツでもそろそろ気付くわな。」
361捻り無し:2005/12/27(火) 02:02:33 ID:RxzxqH+T0
「ハクション!」「はくちん。」
「あ、ごめん。くしゃみなんかして。」
「いや、私もした。同時だったというのがとても良い思い出になりそうだ。」
あ、気付いた。ちょっとした不自然に。
「えーと、そう言えば喋り方・・・・変わってるね。」
「ああ、良く言われることだ。」
「あ、そうなの。」
なるほど、これだったわけか。うん、心のもわもわが消えて無くなる。とても良い気分だ。
「それだけか?」
「え?」
「それ以上の事は聞かないのか?」
「まぁ、ある意味特殊だけど良いと思うよ。個性的でさ。」
「そうじゃない、私がどうしてこういう喋り方になったかを、だ。」
その台詞ではっと気付いた。もしかして俺は彼女の触れてはいけない傷に触れてしまったのではないか?と。
「ご、ごめん!聞いちゃいけないことだったね、ホントごめん。」
「何も言ってない。それに別に大した理由ではない。母親譲り。それだけだ。」
「そ、そうなの?良かった。」
心底ほっとする、心の傷口なんか触れてしまっていいわけがない。
「君はやはり変わっているな。」
「え?」
「好奇心で聞いてくる奴は最後まで聞いてくる、または途中からの君みたいに何か理由があると思い聞かずにいる。時には笑うものまでいる。」
「はぁ・・。」
「いずれにせよ、皆言うのだよ。『女の子らしい喋り方にすれば?』と。」
んー?そんなものなのか?個性的で面白いと思う自分は特殊なのか。
「初めてだ、個性的などと言ってくれたのは。本当に良い思い出ができた、これで悔いはない。」
「はぁ・・・。」
「で、返事か?それとも苦情か?」
「あ・・・。」
改めて現実に戻された。ぬぅ、心臓が苦しい・・・。
「へ、返事で・・・。」
362捻り無し:2005/12/27(火) 02:03:58 ID:RxzxqH+T0
「そうか、んんっ!では、どうぞ。」
「えーと、そのですね、最初に言っておきますがこれから俺は最低な事を言うかもしれません。
 で、ですね。我慢できなくなったらぶん殴るなり蹴り上げるなり自由にして下さい。あ、もちろん校内で言い触らしてくれても良いです。」
「君はどこまでも優しい男だな、全て非はこちらにある。気にせず言ってくれたまえ。」
「そ、その、僕はまだ貴方に好きという感情はありません。でも、ここまで思ってくれていると解ると嬉しさはあります。
 だけど、浮ついた気持ちで付き合うなんて出来ないので、その、お友達からで良ければお付き合いしたいのですが。」
恥ずかしながらも言ってしまった。
柄にも無く敬語まで使って。
そして彼女はというと、静かに微動だにせず目を瞑っている。
うう、やはりこれは最低な答えか・・・。
「そうか、良く言ってくれた。これから先、同じ感情を抱く相手が到底居るとは思えないが私も頑張るよ。」
「はい?」
「最初で最後かもしれないこの感情を抱かせてくれ、そして尚今日私の我が侭で付き合ってくれたことに心から感謝する。」
「い、いえ、どういたしまして。」
「我が侭ついでで悪いんだが、握手してくれないか?」
「は?あ、こんな汚い手で良ければ・・・。」
がしっと握られる手と手。
「うん、暖かい・・・・。有難う、それでは。」
「・・・それでは・・・。」
そして彼女は去って行く。
・・・・・やっぱ最低の答えだったみたいだな・・・、明日噂されるのか・・・。
自分が悪いとは解っていてもどうも凹む気持ちを抑えきれず、とてもこの後友人等に会う気など起きず、且つ、初めて学校に行きたくないと思ってしまった。
363捻り無し:2005/12/27(火) 02:06:04 ID:RxzxqH+T0
翌日
教室では友達同士の朝の挨拶が幾度も聞こえる。
同じクラスの友人1人は「昨日どうだった?」と聞いてくるが昼休みに答えると言って机に突っ伏した。
どうやらまだ噂は広まっていないようだが、それはそれで死刑執行を待つ気持ちみたいなもの。優れるわけがない。
「よーし、朝のHR始めるぞー。」
担任の元気一杯な声。どんよりした自分の気持ちとは裏腹なのが恨めしい。
しかし、いくらどんよりしていても何時までも机に突っ伏しているわけにはいかない。
のそのそと体勢を起き上がらせ、前を向く。
それと同時だろうか、教室の扉がガラッと開かれる。
「先生、申し訳ない。この学校の唯一の校則【人に迷惑を掛けない】を破ることになるかもしれないがほんの少し時間を頂けまいか?」
彼女だ。まさかここで噂を広めるのではないでしょうねぇ!?
2つ席前にいる友人も「どゆこと?」とこっちを見ている。
俺が使いたい台詞だよ、それ。
そして、担任も彼女のその行動に何か感じるものがあったのだろう、右手でピースサインを作り、「2分だけ」という合図を送る。
「忝い。」
そう言いつつ彼女は足早に真っ直ぐこっちに向かってくる。
「君。」
「お、俺?」
「そう、君だ。」
「な、何でこざいましょう?」
「実はだな、昨日どうも腑に落ちないことがあってな。幾ら記憶を遡ってみても君が拒絶の台詞を言ってないように思えるのだ。」
「は、はぁ?」
「いや、あの時何度も言っていたように諦めていたから拒絶の言葉しか出ないと思っていて君の言葉を深く考えずああ言ってしまったわけなんだが。」
「へ、へぇー。」
「私のただの自惚れだとは思うのだが、君は【友達】から私と付き合ってくれると言っていなかったか?」
「い、言った。」
「・・・・・・それはつまり、期限を設けてその間に君を私が好きになるようにすればお付き合いも了承する、ということなのだろうか?」
「んー、あ、そんなとこかな・・・・。」
「・・・・・・本当だろうか?」
364捻り無し:2005/12/27(火) 02:07:10 ID:RxzxqH+T0
「い、いえす。」
「よ、良いのか!?本当に良いのか!?」
「です・・・。」
「こ、これは夢か幻か・・・、こ、こんな現実が待っていようとは・・・・とても気持ちが舞い上がる・・・。す、すまない、本来なら昨日のうちから用意をしておかなければならなかったと言うのに!」
「あー、気になさらず・・・。」
「も、申し訳ないが、きょ、今日1日は期限の内に数えないでもらいたい!」
「あ、あいあいさー。」
「忝い!!そ、そうと決まれば急がねば!か、必ず期限内に好きにさせてみせるからな!」
ドタバタと急ぐ彼女。ぽかんとするクラスメイト。以外に担任は冷静そうだ。
「それでは、先生。失礼した!」
そう言って彼女は扉を閉め、出て・・・・
「ああ、君!」
「うぇ!?」
「愛しているぞ!!」
今、出て行った。
そして、まだ沈黙が残る教室内。
ごん!と俺が勢い良く机に突っ伏す音だけが爽快に鳴り響いた。


続くかなんて俺にも解らない。
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 02:19:01 ID:KpnLmOqKO
ほ。
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 02:21:07 ID:lxLfzkDe0
>>364
GJ!
続き期待してます
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 02:52:30 ID:GJu7raRc0
ほっしゅ
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 02:53:25 ID:wbLiAdN/0
ほっしゅ
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 02:54:23 ID:UW6wAQ6a0
>>364
うん、久々にこの言葉を言わせてもらうよ
寺燃え素wwwwwwwww
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 02:57:57 ID:GASg8PlxO
>>364 GJ
我が家燃え素w
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:13:31 ID:GJu7raRc0
寝る前保守
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 03:48:45 ID:4c7XyshtO
保守
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:08:30 ID:7xS+TpFR0
>>364
イイネ!!
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:09:06 ID:dxM9EpWz0
ふぐわっ、声師のデータ流れていた・・・。
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:19:03 ID:odjOfQ9y0
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 04:34:50 ID:ATDF79qJ0
hosyu
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/27(火) 05:27:41 ID:0/sgRfbX0
保守
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 05:42:22 ID:6aJ4L+uRO
「あー胃が痛いなぁ……」
例の男拉致事件から、早三ヶ月。
コソコソと、妹が部屋から出ているみたいなのだが、遭遇せず。
今でも男が、どうしているのか?気になる所で――FCを堪能出来ない自分がいる。
「見たままだが、妹のサイコさんっぷりには、目をみはるモノがあるからなぁ」
妹の見た目は、容姿淡麗云々はさて置き――内に秘めた情熱が、FCのカラテカのラスボス並にあるため、
仮に俺が男を助けに行くとしても、妹との戦闘に三十分はかかりそうだ。
「勝てる自信が皆無だ……」
どうしたモノかな? 思案してみても――
「駄目だわ、勝てる気が全くしない」
「とりあえず、妹の部屋に行ってはみるか。」
飛び出せ青春専用3D眼鏡(赤、青)にパックスパワーグローブ(三百円の叩き売り品)を腕にハメ、
ファミリーマット持参して妹の部屋に向かう。
「妹、たまには兄貴とアスレチックで遊ばないか? なんだったら、ファミリーカラオケ持ってくるぞ」
妹の部屋の奥から、三ヶ月ぶりに声が聞こえる。何か? 楽しそうだ。
「すまない兄貴、男と源平討魔伝をやっているから……」
「そうか、それは良かったな」
本当に良かったと、思いながら自分の部屋に戻る――ここで二つ言えることがある。
「FC版では無い事を祈る。クリアーまで六時間は、かかるからなあ」
「六時間どう過ごすのか? 保守しかないな」
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 05:54:29 ID:GASg8PlxO
>>378
GJ!!
あんたの懐ゲーネタ大好きだよwwww
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 06:16:35 ID:dxM9EpWz0
>>378
更なる研鑽を積み素直シュールが帰ってきた!!w
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 07:10:04 ID:WRmPSfeBO
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 07:40:52 ID:u+QCpfnt0
保守
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 08:02:34 ID:7+99epAT0
hosu
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 08:19:29 ID:pFHdwGui0
ho
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 08:38:42 ID:ymAJuKnSO
素直シュールスレが同じvipにある件について
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 08:43:23 ID:F3nUHHlh0
『Loop in my heart』 スレ23 >>597-602
『You and Me』 スレ23 >>713-714

の続き

『Basic thuganomics』

3レスほど使わせていただきます。
387Basic Thuganomics 1/3 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/27(火) 08:44:16 ID:F3nUHHlh0
  ――――Basic Thuganomics――――

「……という夢を見たんです、姉さん」
「八月の終りに、クリスマスの夢を見るなんて、随分と気が早いね、麻紀」
「本当にあんな関係になれれば、と、そう思いました」
「違うよ、麻紀。それは違う」
「と、いうと?」
「なるものじゃない。するものだよ」
「……さすがは、姉さん。強いですね」
「聞いた話、ライバルは多いみたいだけど、でも麻紀なら大丈夫だよ」
「そう言ってくれると、心強いです」
「さて、そろそろ私は出かける準備をしなくちゃいけないんだ。そろそろ切るよ」
「はい。ありがとう、姉さん。つまらない話を聞いてくれて」
「いや、全然。妹の幸せな話を聞けて、私も嬉しいよ――――その夢が正夢になるように、祈って
る。それじゃ」
「はい、それじゃまた、姉さん」
 通話を終えて、携帯を充電器に差し込む。ふぅ、と一つ溜息を吐いて、麻紀は自室の天井を見上
げた。
 正夢、か。口を動かさず、彼女は呟いた。
 なって欲しくない、と続けて思う。何故なら。

 夢の中。
 彼女は、見ていた。
 彼――――想い人と、クーと呼ばれる少女、二人のデートを。
 初めて尽くしのクリスマスを楽しむ、カップルの姿を。

 彼女は、ただ、見ていた。
 見ていただけだった。

 だから、正夢になど――――
388Basic Thuganomics 2/3 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/27(火) 08:45:15 ID:F3nUHHlh0
>>387

「あっついなぁ……」
 始業式を終えて、初めてのHRを迎えようとする教室で、和馬は大きくシャツの前を開け、下敷
きで風を中に送っていた。
「ホントにね」
 彼の後ろの席で、うだるように机に突っ伏しているのは、唯だ。ブラが見えるかもしれないという
羞恥と、暑さとを天秤にかけた彼女は、今、彼にならうようにシャツのボタンを二つ目まで開けている。
 シャツの隙間から覗く谷間に、唯はクラスの男子達からの視線を感じていたが、そこは割り切る
ことにした。わずかとはいえ、涼しさには代えられない、と。
「こう暑いと、また海に行きたくなるな」
「あー、海は良かったねー」
 夏休みに何度か行って遊んだ海を、二人は思い出す。もちろん、二人だけではなく、梨香や麻紀も
一緒だった。
「………………」
 自分で言ってから、和馬が顔を赤らめたのは、三人の少女の眩しい水着姿を思い出したからだ。
「最高に楽しかったよね、海。来年もまた行きたいね」
「だな。また行こうぜ」
「それはいい案だな」
 いつの間にか近付いてきていた麻紀が、大きく唯の言葉に頷いた。そして二人の前に、見にアルバ
ムを置く。
「あの時の写真が出来たから、持ってきた。焼き増しして欲しいものがあったら、言ってくれ。プリントし
てくるから」
「お、サンキュな、麻紀」
「なに、これぐらい。ところで、今日、転校生がうちのクラスに来るらしいな」
「ああ、それで私の席の隣、新しい机が来てたんだ。で、男? 女?」
 唯が問い返したその矢先に、
「はいはい、皆さん、お待たせしました。HRを始めますよ」
 担任の柳田が教室に入ってきて、三人はそれぞれの席に戻って行った。
389Basic Thuganomics 3/3 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/27(火) 08:46:33 ID:F3nUHHlh0
>>388

「小松英寿です。よろしく」
 ぶっきらぼうに、少年は言い放ったのだった。

 紹介された転校生は、不躾にクラス中を見回して、機械的に頭を下げる。短い髪に、鋭い目つき。
端正な顔立ちに、女受けは良さそうだな、とボンヤリと和馬は考える。
 彼には、転校生と言う言葉から想像する緊張といったものはなかった。新しい環境に溶け込むこ
とが出来るだろうか、といった不安も感じられなかった。
「何か、カッコイイね」
「うん、チョイワルって感じ」
 後ろの席で、クラスメイトの女子が話しているのを聞いて、なるほどな、と彼は心の中で頷く。
確かにそんな雰囲気だ。
 ただその一方で、とっつきにくそうだが、懐にまで入れば、もっと違った一面が見れるんじゃないか。
そんな想像を、和馬はしたのだった。
「じゃあこの後すぐに席替えをするんだけど、それまでは宮田さんの隣の席に座ってて下さい」
「はい、先生」
 柳田の言葉に頷いて、彼は教室の一番後ろの唯の隣、新しく運ばれてきた机へと向かう。それをぼ
んやりと見ていた和馬は、ふと気付く。
 麻紀が強張った表情で、彼のことをじっと見ている――――いや、睨んでいることに。
 知り合い、なのか? そう思ったのは、彼女の視線の鋭さと敵意が、今までに和馬が見たことのない
ほどの強さだったからだ。初対面の人間に向けられるものでは、ありえなかった。
 それに気付いていながら、しかし彼は眉一つ動かさず、そのまま唯の隣の席に腰を下ろした。
「……よろしく」
「ああ、よろしく」
 声をかけた唯も、どう接していいのかわからないのだろうか、困惑した表情を見せながら、開けていた
胸のボタンを閉める。
 そしてそんな二人を、相変わらず麻紀が睨んでいた。

 何故か和馬は、胸がざわめくのを感じた。
390 ◆t0BCEF0uzI :2005/12/27(火) 08:46:44 ID:6aJ4L+uRO
向こうの方がシュールだった
俺のは兄貴と妹の話だから別物だけどwww
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 08:48:02 ID:F3nUHHlh0
Wikiに私の作品をまとめて下さった方、本当にどうもありがとうございます。

それでは皆様、よろしくお願いいたします。
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 09:17:03 ID:DIKxXqhHO
>>391
GJ!相変わらず最高ですね!
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 09:59:04 ID:lxLfzkDe0
保守
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 10:33:50 ID:FfKQQBfV0
ho
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 10:53:46 ID:9zhpNZKWO
ほしゅ〜る
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 11:42:33 ID:lxLfzkDe0
保守
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 12:23:16 ID:1iXUrKvLO
ホス
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 12:36:47 ID:asAzK51Z0
ho
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 12:46:21 ID:KpnLmOqKO
保守。
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 12:46:36 ID:eEVV1NpC0
保っ守
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 13:03:53 ID:yK4UiECV0
保守
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 13:04:18 ID:ZpORTvGW0
保守
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 13:26:33 ID:SebhkJdB0
保守
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 13:40:23 ID:/HvP3kp4O
バイト前保守
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 13:58:02 ID:lymzMKcHO
俺にできる事はこれしかないから・・・だから・・・!




ほしゅ
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 14:23:24 ID:4c7XyshtO
保守
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 14:49:35 ID:lxLfzkDe0
保守
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 15:08:11 ID:OmwGC95l0
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 15:21:37 ID:SebhkJdB0
10分ぐらいあとに短編投下します。
5レス分予定です。
クリスマスと大晦日、その間の短い期間を思い浮かべて頂ければ幸いです。
410Butterfly 1/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/27(火) 15:30:16 ID:SebhkJdB0
年の瀬も押し迫ってきたこの時分に、ふと空いてしまった数時間を共有したい、
と君を呼び出した午後9時28分。
すぐさまこちらへ向かうと電話からの君の声。
待ちきれずに待ち合わせの喫茶店の外へ向かう足。
おそらく君は全力疾走でここへ向かっているだろう。
私が君に出来ることはないけれど、せめて一秒でも早く君の顔が見られるように。
きっと外にいることを咎められるのは間違いないだろうけれど。

ドアの向こうは今まで見たことのない銀世界に変わっていた。
少し大きめの黒いショールを肩に羽織り、雪の積もった階段の上で彼を待つ。
吐く息は白く、空気は張りつめ、音もなく白い羽根のような雪が次々に舞い降りる。
まるでそれは季節はずれの蝶が舞っているかのように映った。

雪を羽根や蝶と表現する様な感覚は、はたして私に持ち得る感覚ではなかった。
もののたとえ、といえばそこまでだが、本当にそう見えてくるのは、私が
そう感じることに対して喜びを感じるからであろうか。
正確に言えば、彼と同じ物の見方をし、感じることが出来る喜び、ということだろうか。

去年のこの時期、私は何を考え、何をしていただろう。
課題や約束、成さねばならぬ事をこなした後は、行く年を送り、来る年を
迎えることさえ些細な問題としてただその日を過ごしていたかもしれない。
なにより感情の起伏自体がそれほど多くはなかったように思う。
決して不幸せではなかったけれど、おそらくは世の中にある様々な事象の
多くには触れることもなかっただろう。

彼のに出会い、その考え方や意見、感情に引き寄せられ、彼が見る世界を
同じ場所から見ることが出来ることを教えられた。
ひとつの事柄に於いての真実は変わらずひとつかもしれない。
しかしその事象についての、いわば物語とも言える様々な思考、行動は
それを見て感じる者の数だけ存在し、それは無限に増え続ける可能性を持つ。
411Butterfly 2/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/27(火) 15:31:45 ID:SebhkJdB0
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らなければ損である、という言葉は
一見理解しがたい意見にも見えなくはないが、それは言葉の意味を表面的に
とっているだけである、といわれ、その言葉に込められた意味を理解した
ときには、私は彼を尊敬し、なおかつ羨ましいと思った。

彼は感じることを重んじる。その上で思慮を重ねる。
私はそのファーストステップが抜けているため、感情が欠落した様な印象を
受けるのではないかと、彼には言われていた。
感情の起伏が皆無に等しい状態では、何を見てもそれを感じることが出来ない。
私がそのような基本的な事に気づかない愚鈍な人間であっても、彼は投げること
なく、根気よく私に色々なことを伝え続けてくれている。今でもそれは変わらない。

おかげで私はよく表情を外に出すようになった。自分でも気が付くほどであるの
だからよほどの変化だと思うのだが、それでも肉親やごく近しい友人を除く
彼以外の人間には相変わらず無愛想で近寄りがたい雰囲気であることは変わりないようだ。
彼と一緒にいるときや彼のことを話すとき、私はなんともいえない高揚感を感じる。
いつもより口調が緩やかになると、私の数少ない友人はいう。
「嬉しそうな顔してるときがふえたよね。」と告げる彼女もまたいい笑顔をする。
プラスの方向へ心が向いているときは、周りもいい方向へ向かうものなのだろう。
小さな変化が連鎖して起こるささやかな幸せを享受できるのも、また彼のおかげなのだと思う。

目の前の道をトラックが通りすぎると、地面に積もっていた雪が舞い上がる。
街頭の光を乱反射してキラキラと輝く結晶は緩やかにまた地面へと舞い降りる。
小規模だけれど幻想的な光景が夜に映える。
ふと心の隙間に切ない感情が芽生える。幸せを噛みしめるための心の準備を行うが如く。
その原因不明の切なさも抱きしめ、彼を待つことの幸せを思う。
おそらくはバランスをとっているのだ。不安になることはない。
幸せになれてしまうぐらいならば、この様な心の揺れは甘んじて受ければいい。
それは間違いなくもうすぐ幸せに変わる。
412Butterfly 3/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/27(火) 15:34:23 ID:SebhkJdB0
遠くに息を切らせて走る人影が見えた。やはり予想通りに彼は全力疾走でここに
向かっている。おそらく一言目には「雪が降っているのに何故外で待っているのか」と
私に問いかけるであろう。自然と頬がゆるむ。

しかし今日はその予想を覆すべく、私は行動に出ることにした。

横断歩道を渡りながら、私が居ることに気付いた彼がすこし不機嫌そうな顔をする。
笑顔だけれど困って怒ったときの顔。予想通りの彼の顔。

「ちょ、なにやってんの!雪降ってるのに!」

階段の下まであと数歩の距離に彼がさしかかった時、私は十数段の階段の上から
ふわりと彼の到達点より少しだけ左側にずれた雪だまりの地点ににむかって飛び込んだ。

「うわっ!っとぉぉぉ!!!!」

彼が多少スピードをゆるめていたとはいえ真正面からの力をそのまま受け止めれば
ケガをするかもしれない。しかし彼は私を受け止めるとそのままつるりと足を滑らせる。
まるで漫画の中に出てくるバナナの皮で滑ったキャラクターのように。
私を抱えたまま、誰も足を踏み入れていない雪の上に倒れ込んだ。
柔らかく積もった雪は大きく舞い上がり、白い蝶が音もなく舞う。


『受け止めてくれてありがとう。』

彼に何か言われるより先にそう告げる。自然と頬が赤くなっていく。
彼の暖かな胸。少し湿った体温が伝わる。汗をかくほど急いできてくれたのだな。

しかし、予想とは裏腹に何とも言えない顔をしながら彼は空を見ていた。
何も言われる気配がない。違和感を覚え、彼の打ち所が悪かったのではないかと不安になる。
413Butterfly 4/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/27(火) 15:35:44 ID:SebhkJdB0
『すまない、どこか打ったか?大丈夫か?』


「…綺麗だね」

そう呟いた彼の見る空を見上げる。白い羽根が、紡がれた蝶が、夜空を舞っている。

『…うん、綺麗だ。』

車通りが途切れ、道を行く人もない。
無音の闇を照らす街灯の光、雪の蝶、君の息づかい、胸の鼓動、熱さ。

「蝶に見えたんだよ」

不意に彼が呟く。

『雪の蝶、だな。とても綺麗だ。』
「あ、それもあるんだけど」

彼が私をちらりと見る。

「君が飛び込んできたとき、蝶が舞っているようにみえたんだよ」

予想外の答えが飛び出す。

「そのショールに雪が模様みたいになってて。アゲハチョウが降りてきたみたいだった。」

恥ずかしそうに彼はそう呟くと、私に積もっていた雪を優しく払ってくれる。
胸の真ん中の辺りが締め付けられるような気持ちが私を支配する。
次の瞬間、私は彼を抱きしめていた。
414Butterfly 5/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/27(火) 15:37:45 ID:SebhkJdB0
「わっ、ちょ、まって、僕汗かいてるから、ほら、風邪ひいたらまz ッ!」

しどろもどろな彼の口をそっと唇でふさぐ。一瞬硬直した彼の身体が弛緩する。
体温が上がっているのは彼だろうか、私だろうか。
おそらくは、両方。静寂に二人の鼓動と雪の積もる音が聞こえる。

ゆっくりと離れ、もう一度彼を抱きしめる。

『私はアゲハじゃなくていい。…そうだな、同じ蝶ならコミスジチョウでいい。君だけの、ね。』

「コミスジチョウって……ずるいなぁもう…」

さて、彼が風邪を引く前に喫茶店へ入り着替えと共に暖をとらねばならないと理解はしているが、
出来るだけ長くこの時間が続けばよいと考える邪な私を彼は許してくれるだろうか。
願わくば今しばらくこの静寂が続けば、私は神の存在を信じてもいいと思った。


私の気持ちは天高く上ってゆく。螺旋を描き、夜空を羽ばたく。
貴方の姿をみつけたら、蝶の様に舞い降りるから、貴方の胸で抱き留めて欲しい。
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 15:38:37 ID:KKtk5DWg0
1月1日0時0分0秒2006年最初の1000getを目指すスレ
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/anniversary/1134806979/

支援おっぱい
http://k.pic.to/2lmfp

おまいらとりあえずkskしろ
過疎板カワイソス
それがVIPヌクモリティ
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 15:39:03 ID:SebhkJdB0
以上になります。
雪をみてるとなんだかいろいろ想います。
ご感想頂ければ幸いです。
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 15:57:10 ID:KpnLmOqKO
ほ。
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 16:21:47 ID:SebhkJdB0
ほしゅ
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 16:39:48 ID:SebhkJdB0
保守
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 16:54:25 ID:erAh5xZ10
今までの声うpまとめて再うp保守 つhttp://079.info/file/079_11976.rar.html
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 16:55:49 ID:X5Kkxa7X0
ho
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 16:58:43 ID:ddl/+DtS0
ラップがうpされるまで保守お願いします。
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135666821/
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 16:59:59 ID:vBXsPxOhO
>416
gj
中々綺麗な話で面白かった。
ただ個人的に前半のテンポが少し悪い気がした。
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 17:10:42 ID:yAitO3uj0
>416
>423が言うように、前半が入りにくい。
うまく独白なんかを混ぜてみては?

全体としては、文章も読みやすいし、構成もいいと思う。
句読点が足りないとことかも、あるけど。
内容も、きれいでやさしくてGJ。

425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 17:14:04 ID:DdmDzlgI0
キメェwwwwwwwww
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 17:25:42 ID:SebhkJdB0
Butterfly の中の人です。レスさせて頂きます。

>>423
ご意見ありがとうございます。
前半部分に関してですが、クーの観点での文章を書く際にどうしてもああいった形の
描写になりがちなことは自覚しております。
自分の書きたい内容を盛り込みすぎなのかな、とおもってみたり。
今年を振り返りつつ、という部分でどうしても削りたくなかったのであのような形になりました。
この文体でもテンポよく読んで頂けるよう精進します。GJいただけていがった(*´д`*)

>>424
独白についてはこれまでの短編で使っているので敬遠してた部分がありますが
その方が読みやすかったかもしれませんね。

誤字、脱字は完全にケアレスミスです。申し訳ない。
句読点については(思考部分の描写として)あえて無しで書いてたりしますが
読みにくくなってしまっているのでは本末転倒ですね。
ご指摘感謝します。GJありがとうございます!


415の割り込みタイミングに恐怖を覚えつつ。
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 17:27:14 ID:gOjHM3Up0
>>420
GJGJGJGJGJGJGJ

保管所のどこかに置こうかな。
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 17:33:12 ID:SebhkJdB0
保守
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 17:38:12 ID:A65iAm/M0
俺「おはよう」
素「おはよう」
テクテクテク
俺「テストだな明日」
素「そうだな」
俺「勉強してるか?」
素「・・・してないよ」
俺「でも、おまえ頭いいからな。いつも俺より上にいるよ」
素「・・・」
俺「この学校だってさ、おまえもっと上に行けただろ」
素「・・・ちがう」
俺「ん?」
素「わたしは、おまえと一緒じゃないとダメだから」
俺「・・・」
素「・・・」
俺「・・・はは、嬉しいよ。なんだかんだで幼稚園の頃から一緒だったしな」
素「これからもずっと一緒だ」
俺「そうだな」
430今期だけ凸凹ふぁんたじーの人:2005/12/27(火) 17:40:51 ID:orBJqcs70
朝から書いてて今出来上がったって如何よ。

http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0098.txt
『凸凹ふぁんたじー・第二部?』第七話
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 17:56:44 ID:/q5NNEX50
保守
432 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/27(火) 18:08:30 ID:Xquzo7/+O
点滴したらまだきついが、復活した……
夜までに一本投下する

報告保守
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 18:24:16 ID:SebhkJdB0
>>430
個人的には食いつきやすいネタが散らばってて楽しい。
が、全体がそろって一気に見ないと単発で感想書くのは難しいかと思いました。
スルーじゃなくて見守ってるっす。続きに期待。

>>432
とりあえず身体大事。無茶せずに。
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 18:24:29 ID:qVS1c5Kv0
だいじょぶか?
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 18:25:49 ID:Xquzo7/+O
>>433
ありがとう

>>434
薬を大量に貰ったし、寝てるから、たぶん
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 18:42:18 ID:4c7XyshtO
保守
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 18:52:38 ID:ZpORTvGW0
保守
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 18:52:51 ID:MUX2AeIV0
439捻り無し:2005/12/27(火) 18:56:14 ID:RxzxqH+T0
簡単な話の方が好きだ。

「時に母よ。」
「どうした娘よ?」
「実は明日に、我が最愛の人を連れて来ようと思うのだが。」
「なるほど、それは実に興味深い。良し、許可しよう。」
「有難い、強いては父にもご同伴願いたいのだが。」
「勿論だ、我が最愛の夫にも娘が認めた男と会ってもらいたい。」
「それは助かる。我が最愛の人はとても私とは釣り合わない人だ。」
「それは自惚れか、娘よ?」
「逆だ、母よ。私には余りある人だ。」
「知っている、何せ私の娘だからな。」
「冗談もほどほどにして頂きたい、だが、彼は本当に私にとってかけがいの無い存在。どうか粗相の無い様に。」
「母に対する言葉とは思えん。」
「母の娘なのだから納得は出来るはず。」
「出来る。」
「やはり。それにしても彼を見て母は嫉妬しないか心配だ、我が最愛の人は世界一の人だからな。」
「待て娘よ、それは聞き捨てならないな。」
「どういう意味だろうか?」
「世界一の人は我が最愛の夫だ、それは譲れない。」
「これはまた愚かな。確かに父は最高の人物だが、我が最愛の人には到底及ばない。」
440捻り無し:2005/12/27(火) 18:56:38 ID:RxzxqH+T0
「娘よ、それは我が最愛の夫への侮辱と取って良いのだろうか?」
「私は事実を述べたまでだ。」
「大方、その男はそこらの輩と今頃浮気でもしているのではないか。」
「母よ、それはあまりにも酷い。それこそ彼を侮辱していると取って良いのだろうか?」
「可能性の問題だ。」
「ならば、父とて今頃知らぬ女性と夜を共にしているかも知れない。」
「何たる事、娘から父に対する言葉がそれとは。」
「頬を引っ張らないでもらいたい。」
「娘こそ。」
「これ以上話し合っても埒は明かない。」
「うむ、我が最愛の夫と娘の最愛の人が一緒にいるのだ、結論は明日出る。」
「明日が楽しみだな、母よ。」
「それはこちらの台詞だ、娘よ。・・・・サラダもちゃんと食べろ、娘。」

で、結局次の日もお互いの最愛の人の褒め合い。
男共終始赤面で友情深まる。
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 19:25:26 ID:8BQZB46V0
ho
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 19:45:27 ID:4c7XyshtO
保守
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 19:50:22 ID:Sva2f4uY0
>>440
ちょwwww
良いなぁ、こんな親子喧嘩。
っていうかクーの居る家はどうやら男同士が仲良くなるのは必然の理らしいな。
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 19:52:52 ID:NLjZjunj0
>>439
いいwwwwww
当日の褒め合い聞きたくなってキタ━(゚∀゚)━!
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 19:56:59 ID:ZpORTvGW0
保守
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:10:39 ID:PT4p/NAS0
保守
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:13:11 ID:cPkkb1R+0
こちらもよろしくお願いします。

http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135679879/
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:25:45 ID:9zhpNZKWO
保(たもつ)×守(まもる)
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:27:53 ID:PZgXowoG0
〜素直クールの素直ウール100%〜
クー「待たせたな、男。今日は寒いな。」
男 「クー、今日はもこもこだな」
そう、今日のクーはまさしく毛玉。もしくは雪ん娘。全身を白いニットで柔らかくくるんだような姿。
クー「今日の冷え込みは昨日以上だからな。風邪など引いてはキミに迷惑をかける」
男 「そっか……(////)」
クー「どうした、男?顔が赤いぞ? さては風邪でも引いたか?」
男 「イヤ、その……。意外に、そういう格好も可愛いんだなって……(////)」
クー「男ッッ!! 今のキミは実に愛らしい。さぁ早速我が家で『ナァにやってンのよッ!!』……」

男 「ツン!! どうした?」
男の目の前に現れたツン。こちらは赤一色のウール。白いマフラーがちょっとしたアクセントで、
これまた可愛い。
ツン「べっ、別にアンタがウール好きだからって着て来た訳じゃないんだからねっ!!
   ただちょっと寒いから……」
男 「い、意外な組み合わせだが、結構お前も可愛いな……(////)」
ツン「結構とか言うなッ、バカ!! でも、可愛いってホント……?(////)」
クー「ふむ、コレは問題だな。キミの浮気が早速発覚した。
   早急にどちらを選ぶのかはっきりしてもらった方が、私としては望ましい。
   むろん、ツンには全ての点に於いて、負ける気などしないが……」
男 「(こりゃヤベェ、づらかろう……って誰だ、引っ張るの)」
ツン「ねぇ、アンタアタシのこと、浮気で可愛いとか思ってるの?アタシに失礼だと思わないの?
    どうせなら、本気で好きだって言える娘と付き合いなさいよ!!
   ……本気じゃなかったら、張ったおすからネ……ッて、また消えたっ!!ドコ行ったのよっ!!」
モク「…………(ニット帽と手紙を差し出す)」
男 「何だよこんな茂みの中引っ張り込んで……って、コレ、オレに?」
モク「(こくこく)」
男 「『耳が冷えるだろうから、あなたのために編みました』って……、ありがとう、モク(ギュッ)」
モク「……ニャハ(////) 」
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:29:37 ID:8BQZB46V0
ho
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:30:58 ID:Xquzo7/+O
>>449
すごいしあわせそうだけど、俺はやばそうだな……
肌が……
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:32:32 ID:Sva2f4uY0
モクがニャハって言った瞬間、俺の家の上に原爆が落とされました。


そろそろ短編も読みたいな…('A`)俺が書くか
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:40:42 ID:gOjHM3Up0
>>449
ツンとモクが萌える・・・
男ウラヤマシス
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:44:25 ID:K91vscnsO
みんなモクにだまされるな!
今までなんだかんだでいつもモクが一番良いとこ持ってってるんだぞ!

455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 20:49:53 ID:PZgXowoG0
>>454
クー「なんだこのメモは……?
   ・お題『ツンが突き、クーがコネし男クン、座りしままに喰うは黙クール』だって……!!
   男、そんなはずはないだろ? 私が一番なんだろう(涙目で上目づかいに)?」
456捻り無し:2005/12/27(火) 21:04:17 ID:RxzxqH+T0
考えて無かったが考えたらぽろぽろ出てきた

「こちらが我が最愛の人、男だ。」
「こちらが我が最愛の人、夫だ。」
「そんなことは百も承知している、今日は我が最愛の人を紹介するはずでは?」
「敵前逃亡か?」
「母よ、それは聞き捨てならない。無残な姿になる母を父に見せるわけにはいかないと思っていたが遠慮はいらないみたいだな。」
「紹介は済んだ、後は娘自身が決めること。私達の決めることではない。見たところ、娘を幸せにしてくれる男であるのは間違いないしな。」
「それはとても感謝する。」
「だが、昨日言っていた【世界一の男】となると話は別。」
「それはこちらも同じ事。」
「娘の最愛の人は、何時でも何処でも私に愛を囁いてくれたことがあるか?」
「そんなものは当然の事、我が最愛の人は時と場所を選ばず何時でも私を強く抱擁し愛を囁いてくれる。
 そういう母こそ、父から何かプレゼントを貰ったことがあるのか?」
「これはなんと浅はかな。形に拘るとこなど正に子供。我が最愛の夫は形ではなく思い出として私に全てを与えてくれる。」
「そんなことも至極当然の事。されど、形として残る物も素晴らしい。」
「それが子供と言うものだ、私は我が最愛の夫さえいてくれれば他に何もいらない、欲しくもない。娘よ、お前はそんな気持ちを持ったことはあるまい。」
「愚問だな、私とてその気持ちに変わりはない。」
「・・・・・・前言撤回、だ。後は娘、お前もいてくれれば何もいらない。」
「・・・・・・心より御礼申し上げる。・・・・そういえば朝から気分が優れなかったようなので、この薬を飲んで欲しい。」
「・・・・・・娘の気遣いに私は嬉々とする。」
457捻り無し:2005/12/27(火) 21:05:05 ID:RxzxqH+T0
「で、だ。父は我が最愛の人のように毎日、浴槽でお互いの体を洗うことをしているか?」
「・・・・・・」
「恨めしそうに父を見る辺りまだの様だな。」
「ふん、我が最愛の夫は恥ずかしがり屋なだけで私が願えば毎日でもしてくれる。」
「負け惜しみか。」
「ならば、娘よ。お前達は体で繋がったことがあるか?」
「・・・・・・・」
「恨めしそうに彼を見る辺りまだの様だな。」
「ふん、彼は私を大事にしてくれている。聞けば【初めて】はかなりの痛みを生じる。それを我が最愛の人は気にしているのだ。」
「そうだろうか?案外、娘に魅力がないだけかもしれぬぞ。」
「そんなことはない。彼は何時も我慢していると言う。それだけ大事にしてくれているということだ。」
「浅はかな考えだ。・・・・少し待て。」
「・・・・・」
「茶を入れてきた。娘よ、お前が好きな苺のショートケーキだ。」
「・・・・母よ、わざわざ買ってきてくれたのか?」
「気にするな、ついでだ。」
「感謝する。で、だ。体で繋がることが全てではない。私は心で繋がるだけで十分だ。」
「どこまでも子供だ。心と体、両方で繋がることで得られる幸せもある。事の終わりに我が最愛の夫に抱かれる快感など娘には解るまい。」
「ただ、盛りついた獣のようになりたくないだけだ。」
「親に向かってその口はなんだ。」
「胸を鷲掴みしないでもらいたい。」
「娘こそ。」
「このままでは埒が明かない。」
「ふむ、時も時だ。まずは夕食としよう。娘の最愛の人よ、君も食べて行くと良い。」
「母よ、私も手伝う。」
「そうか、ならば一緒に造ろう。・・・・ふむ、これで料理という部類で相手を思う気持ちの大きさが解るな。」
「俄然やる気が出てきたよ。」

キッチンへ消えていく2人。仲が良いのか悪いのか。
残された男共、お互いに【世界一】と呼び掛け合ったまま固まる。
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 21:22:36 ID:ZpORTvGW0
GJ!
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 21:24:53 ID:0TjkD+d90
GJ。
会話の応酬が原点ということを再確認。
母娘が何気にお互い気を使っているところが萌え。
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 21:42:00 ID:ZpORTvGW0
保守
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 22:01:59 ID:ZpORTvGW0
保守
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 22:15:38 ID:ZfFAaZcn0
男 「さて、この荷物で運ぶのは終わりだな。」
クー「ああ、それで終わりだ。」
俺達は今引越しの荷物を整理し終わったところだ。後は向こうに着いて待つだけだ。
先に言っておくが住むのは俺だけだ。
クー「どうした?疲れたのか?」
男 「まぁな、普段はあんま動かないからな。」
クー「もう荷物は無いんだろう?なら少し横になってるといい。」
男 「ああ、そうさせてもらうよ。それとさっきから気になってたんだけど、お前が持ってきたのってなんだ?」
クー「そうだ、すっかり忘れていたよ。今日君の為に弁当を作ってきたんだった。」
男 「弁当…もうそんな時間だな。」
辺りはすっかり暗くなっていた。始めたのが夕方だからこんな時間になったんだな。
男 「なぁ、その弁当貰ってもいいか?一息ついたら腹が減ってきたよ。」
クー「勿論だ。君の為に作ってきたんだからな。」
男 「悪いな。」
こうやってこいつはいつも何かとあれば「君の為」て言ってたな。
付き合い始めてから弁当を作ってきてた時も言ってたな。何でこいつはここまでできるんだろうな。
そう思って俺は聞いたことがあったが返ってきた答えが
  「それが私なりの愛し方だ。」
だった。
愛し方…か。
男 「…なぁ。」
クー「どうした?」
男 「お前、俺の事好きなのか?」
クー「君もしつこいな。言ってるだろう。君の事は誰よりも愛していると。」
男 「そうか。」
クー「どうしたんだ?さっきから元気がないようだが。味に不満があったか?」
男 「いや、そういう事じゃないけど。」
クー「何か悩みでもあるのか?」
悩みか。確かに悩んでるな。
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 22:18:01 ID:ZfFAaZcn0
男 「時々不安になるんだ。何もできない俺と正反対なお前が付き合っているって事が。今はもう好きと思ってないんじゃないか、とかそんな事が頭にきたりさ。」
と俺が言うとクーは後ろから優しく抱きついてきた。
クー「何故君がそんな考えを持つのかは知らないが、さっきも言ったとおりに私は君の事を誰よりも愛している。
   この気持ちに今も昔も変わりは無い。だから安心してくれ。」
男 「そうか、そうだな。」
クー「まだ納得のいかない顔をしているようだな。」
男 「いんや、納得はしてるよ。だけどその「愛し方」をもう少し抑えてくれ。」
クー「ふふ、これでも抑えてるつもりだがな。それと今の今まで忘れていたんだが。」
男 「お前結構忘れる事多いな。何だ?」
クー「今日泊めてくれないだろうか?」
男 「ブフッ!」
口に入っていたのを噴いてしまったいきなり何てこと言うんだこいつは。
クー「むっ、どうした?味が変だったか?」
男 「違ぇよ!お前急に変な事言い出すな!!」
クー「私としては至極真剣に聞いているのだが。」
男 「それに家に連絡とかは。」
クー「家を出るときに泊まっていくと言った。」
男 「決定じゃねぇかよ。はぁ…いいけどよ、布団もう一人分しかねぇぞ。」
クー「十分だ、私が君の抱き枕になれば問題無いだろう。」
男 「だからそういうとこを変えてくれと。」
全くこいつは…そういうこいつに惚れた俺も俺だけどな。
クー「それと、一つ言っておくが君はさっき「何もできない」と言ったがそれは間違いだ。」
男 「ん?」
クー「少なくとも君には隔たりない優しさがある。私は君のそういう所に惚れたんだ。まぁそれだけではないけどな。」
男 「ありがとう。」
こいつと話していて少し楽になったかもしれない。
だけどな、俺がそういう性格になったのもお前がいたからなんだよ。
俺はお前から色々な物を貰いすぎた。だから一生かけてでもお前にそれを返そうと決めたんだ。
男 「少し気が早いと思うが、来年もよろしくな。」
クー「こちらこそよろしくな。」
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 22:28:13 ID:4c7XyshtO
保守
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 22:30:22 ID:hjj8Qnsr0
自衛隊入隊試験落ちた。
慰めてくれ。

そしてもう一度自衛隊を受験するために勇気をくれ。

クーさん
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 22:44:47 ID:a1yuml+70
>>465

「君は入隊にはわずかながら情熱が足りなかったようだ。
だが安心するがいい。君の熱い情熱を受け入れる用意は出来ている!」

7月隊員募集中の地連のクーデレより愛を込めて。
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 22:49:31 ID:KpnLmOqKO
保守。
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:07:36 ID:GASg8PlxO
保守
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:13:53 ID:Xquzo7/+O
約3レス投下
書き方などを変えてるので、読みにくい部分があるかもしれないけど
でわ、次から
470fool ◆ilkT4kpmRM :2005/12/27(火) 23:16:21 ID:Xquzo7/+O
 月夜。笑い声のない笑み。仕方がないと言うしかない仕方がなさ。


「……ふぅ」
 ため息をついた。
「寒くないか?」
「大丈夫」
「そっか」
「うん」
 ……まあ、これぐらいの時間の流れが、いいのかもな。

 ガクガクと体が震える。カラカラに喉が渇く。笑えるほどに時間がない。
 ……君は。

「終わりってのは、なんにでもくるんだよね」
「そうだろうな」
「君と、わたしにも?」
「…………別れは、な」
 別れだけ。『想い』は残るから。
「……そっか」
「ああ」
「愛してる」
「知ってる」
 意味のない、会話だな。

「大嫌い」

「え…………?」
 そんなことを、彼女に言われるとは思わなかった。
 大嫌い?君が、そんな言葉を、言うなんて……。
471fool ◆ilkT4kpmRM :2005/12/27(火) 23:18:00 ID:Xquzo7/+O
>>470
「だってさ、こんなに好きなんだよ?別れるなら、つらすぎる」
「だけど、想いは残る」
「想いだけではつらすぎるから」
 そうかも、しれない。
「でも、いつまでも、一緒なんてことはできない」
「わかってる。だから、今だけは、この時だけは、一緒にいてほしいんだ」
 ……想いは、つらすぎる。君を、僕を、こんなに縛るんだ。
「約束なんかは、できないよ」
 僕がそう言うと、彼女は少しだけ笑ってこう返した。
「そこは、嘘でも一緒にいてあげるって言うところだよ」
 どことなく寂しげな笑みが、痛かった。


「――もう、こんな季節だね」
「そうだね」
 雪融けの音がする。冬を越して、少しずつ春へと近付いてきたみたいだ。
「あとどれくらい、一緒にいられるんだろ?」
 彼女は言う。
472fool ◆ilkT4kpmRM :2005/12/27(火) 23:19:24 ID:Xquzo7/+O
>>471
「えっと……」
 彼女は、あの時よりも少しだけうれしそうに、笑っていた。
 まあ、嘘でもいいのなら、ね。

「――いつまでも、一緒だよ」
「うん」

 僕たちは、こうやって笑いあった。
 たぶん、なんて言う意味もなく別れは来るけど、
 それまでは、愛しあうんだ。
 愚かしくも、綺麗に。
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:19:54 ID:Xquzo7/+O
でわ、これで
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:22:48 ID:/HvP3kp4O
gj!

あと、無理はすんな。お大事に。
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:26:06 ID:Xquzo7/+O
>>474
ありがとう
薬のお陰か、かなり楽だから、たぶん明日も投下出来ると思う
476超絶魔界波動残酷冷徹戦士闇暗殺丸百二十世 ◆9dYLE8z3D6 :2005/12/27(火) 23:27:42 ID:K62oGuXF0
>>465
俺も防大落ちた。
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:28:40 ID:BRRl4ei30
お前は突然すぎるなwwwwwwwwwwwwww
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:43:09 ID:Xquzo7/+O
保守
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:44:20 ID:VeT9Z3IY0
GJ!

あんど、ほしゅー
480捻り無し:2005/12/27(火) 23:52:18 ID:RxzxqH+T0
>>465>>475
「何も受からなくても君が君じゃなくならない。受かって君が私の知らない人になるなら
 君には申し訳ないがこれで良かったと思ってしまうよ。
 でも、それじゃあ君は満足しないだろう?だって君は更に良くなろうとする為に受けるんだから。
 私の為に、皆の為に、そして何より自分の為に。
 そんな君に私から与えれることはなにも無い。
 だけど、これだけは言える。君は僕の好きな君だよ、がんばれ。」

マジガンバレよ。

>>470
GJ!ちと暗い雰囲気のようでどこか違う。そこが良い。
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:52:54 ID:RxzxqH+T0
名前ずっと忘れてた、スマソ
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:54:08 ID:RxzxqH+T0
しかも安価ミス
>>465>>476だった。死ね、俺
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/27(火) 23:59:01 ID:0TjkD+d90
自衛隊には軍隊クーとかエースパイロットクーとかがきっといる!
そしてみんなで営倉であんパンを買うんだ!

とか思いながら、5分後にWizardryな素クールを投下します。
484既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/28(水) 00:04:49 ID:39A8nMjP0
Wizardry素クール リルガミンの娘

<街>の入口に差し掛かると、やっぱり<奴>がいた。
門の脇にある詰所で身じろぎもしないでいる。
黙って通り過ぎようと思ったが、向こうから声をかけられた。
「おや、お帰り。そろそろ戻ってくるころだと思っていた」
「……分かるのか?」
「風の匂いでな」
──迷宮の下層に作られたこの<街>に、風など吹くのだろうか。
もっとも、匂いのほうなら分かるかもしれない。
長旅で汗まみれな上、ドラゴンの返り血をたっぷり浴びた俺の体は、
古びた鎧や装備の匂いも混じって大変なことになっている。
まあ、冒険者ならば、かぎなれた匂いだ。
それを相手の取引で成り立っている街の住人も。
「では──どこに行くかね?」
詰所から<奴>は出てきた。
「武器屋だ!」
俺は武器屋に向かおうとした。
「待ちたまえ、先に酒場に行ったほうがいいと思うぞ」
<奴>の言葉に、俺は憤然と振り返った。
「断固、武器屋だ!」
「……お好きなように」
<B武器店>の看板がかかる扉に大またで歩いていくと<奴>が後ろをついてくる。
最後の一歩で追い越される。<奴>は武器屋の中に消えた。
──どうやっても、この最後の一歩のところで追い越される。
今までに何百回か抵抗してみた。──あらゆる対策やフェイントが無駄に終わった。
485既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/28(水) 00:05:09 ID:39A8nMjP0

舌打ちをして扉を開く。
──どこをどう移動したのか、ほんの数瞬のあいだに、<奴>はカウンターの向こうにいた。
「いらっしゃい。武器屋に何用かね?」
俺は、門番と同一人物の顔を睨みつけたが、向こうは平気の平左だった。
「──鑑定料と引き取り値が同じなど、どういうこった!」
「仕方ないな。それが<規則>だ」
もう何百回も繰り返されたやり取り。だが──。
「……君のために<規則>を捻じ曲げてもいいのだが」
<奴>が真剣な顔をして提案すると、俺のほうが腰が引けてしまう。
こいつだったら、言ったとおりのことをやる。
<規則>というのがどんなものなのか、今いちわからないが、捻じ曲げちまったら
──おそらく、とんでもないことになる。
俺は戦利品一式を抱えて憤然と席を立った。
「どこへ──?」
「酒場だ!」
店を飛び出して、扉をばたんと閉める。
振り返ると、<奴>は俺のぴったり後ろにいた。
扉を閉める瞬間はたしかにカウンターの向こうにいたのに、
閉めた瞬間には扉の外側にいやがる。
「くそっ!」
俺は先ほどにもまして大またで<Gの酒場>へ向かう。
最後の一歩で追い越されるのも、酒場の中に入ると、
<奴>がもうカウンターの中にいるのも、いつもどおりだ。
「いらっしゃい。ご注文は──?」
俺は、<奴>を睨みつけたが、やっぱり平気な顔をしていた。
486既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/28(水) 00:05:26 ID:39A8nMjP0

「エール! 揚げじゃが! 肉! 2人前だ!」
「承った」
<奴>が魔法のような手早さで飲み物と食べ物を運んでくるのを、俺は不機嫌に眺めた。
……ところで、<奴>はいつの間に着替えたんだ?
白のブラウスに紺のスカート──今の<奴>は、典型的な女給仕の格好だ。
衛兵の制服と、武器屋の看板娘の衣装はどこに消えた?
エールをがっと飲み干して、俺はカウンターに怒鳴った。
「仲間を募るぞ!」
言い終える前に、俺の目の前に白墨で文字が書き込まれた石版が差し出されていた。
この酒場──この<街>にいる、俺以外の冒険者名簿。
端正な文字でかきこまれたそれの内容は、見なくたって分かっていた。
俺がこの<街>に来てから、ずっとそこには一行しか記入がない。
そいつの戒律は何度か変わっている。
俺が善の戒律に属しているときは、そいつも善だったし、
俺が悪の戒律に身を寄せているときは、そいつも悪だった。
たしか、職業も変わっていたはずだ。
だが、名前──人物だけは変わらない。
俺はそいつの名前を読み上げる。
「……リーリル」
<奴>の表情にはじめて変化があらわれた。
笑ったのだ──にっこりと。
瞬きする間に俺の向かいの席に着いた女司教を、俺はバシリスクより強くにらみつけた。
──やっぱり<奴>は平気な顔をしていた。
瞳が輝き、わずかに頬が上気しているのだけが、それまでと違っていた。
487既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/28(水) 00:05:41 ID:39A8nMjP0

「ロングソード+2が2本に、チェインメイル+2、それに村正か。──ひと財産だな」
「ああ。武器屋に持ち込んだら、引き取り料金は鑑定料と相殺、だそうだ」
俺の皮肉に、<奴>は動じた様子はなかった。
「こうして私が鑑定した上で武器屋に持ち込めば、鑑定料は無料だが」
「……」
武器屋の娘と同一人物の女司教に、俺は反論する気も失せた。
「ところで──」
<奴>──リーリルはちらりと俺を見た。
「左肩の傷は、誰につけられたのだ?」
酒場の空気が二、三度下がった。背筋がぞくぞくする。
「このロングソード+2を持ってたドラゴンさ。薬で傷はもう塞がっている」
「後半は真実だな。前半は、嘘。──龍の爪による傷痕には見えない」
俺は、<奴>の水のような無表情に慌てた。──やべえ。
「……アークデーモンに出あっちまってな。すぐに逃げたんだが……」
「そうか。君はとても賢明だな。アークデーモンは、君がまだ1対1では勝てない相手だ。では──」
立ち上がりかけた<奴>をあわてて押しとどめる。
「ま、待て。どこへ行く」
「そいつに、報いを受けさせに。──この世界に現れた事を後悔させてやろう」
冗談じゃねえ。
以前、サッキュバスにエナジードレインを食らったことがある。
ほうほうの態で<街>にたどり着いて、宿屋でぐっすり眠り、
次の日、出立しようとして──俺は胃の中のものを門の前で全部ぶちまけた。
<街>の前で絶望と苦悶の表情を浮かべて並ぶ、数百体のサッキュバスどもの死体を見て。
<奴>なら最初の一匹目に、俺の精を吸ったやつを捕まえるのも朝飯前だ。
そのほかの数百体の虐殺は──単なる腹いせだ。
488既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/28(水) 00:05:57 ID:39A8nMjP0

「お、俺の獲物だ、横取りするな。──俺が自分でケリをつける」
冒険者の意地とか面子とか、そういうものより、単純な恐怖が俺を止めさせた。
「君がもう一度そいつに出会う確立は少ない。私なら……」
「うるせえ、だまれ、メシに付き合え」
言葉よりも、手首を掴んで引き止めたことが有効打だったらしい。
「承知した」
<奴>はおとなしく椅子に座りなおした。

「──揚げじゃがも、チキンも、うまいな」
「お前が自分で作った物じゃないか」
「いや。君といっしょに食べると味が変わる。できれば何時もこうありたい」
普通なら言いにくいことを無表情でさらりと言うな。
揚げじゃがと肉を平らげ、コインを2人分のチップ込みでテーブルに置く。
「む、店を出るのか。──私はもう少し、君とこうしていたいのだが」
「うるせえ、パーティーは解散だ」
「──いつか、君といっしょに冒険をしたいな」
それもさらりと言うな。
「そのうちな」
俺は扉に手を掛けた。
「──どこに行くかね?」
「宿屋だ。今日はもう寝る」
「そうしたまえ」
489既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/28(水) 00:06:14 ID:39A8nMjP0

「宿のコースだが」
「馬小屋だ」
「ロイヤルスイートが空いている」
「歳を取るのは御免だ」
「この<街>の一個下の階層に、魔法の泉があるのだが」
「その深度9には若返りの効果があるっていうんだろ?」
「武器屋に<若返りのアンク>の在庫も充実している」
「めんどくせえ」
「君は傷を癒す必要はないので、どの道、効果はそう変わらんのだが」
「馬小屋だ!」
「承知した」
いつもどおりの会話の後、宿屋の娘は、俺を裏手の馬小屋に案内した。
寝藁を整える。そのあと、立ち去らずに、藁の上に大の字になった俺の隣にちょこんと座る。
──これも、いつもどおりだ。
「どうした?」
「我が宿は、現在サービス期間中でな」
その「期間」は、俺がこの<街>を見つけてからずっと続いている。
「夜のお供に、女の子でも紹介してくれるのかい?」
「その通りだ。どんな女がお望みかな?」
「そうだな」
俺はことさらに鹿爪らしい表情をした。
「俺は好みにうるさいぜ」
「要望を聞こう」
490既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/28(水) 00:06:55 ID:39A8nMjP0

「──髪の毛は、お前くらいの長さがいいな」
「該当者がいる」
「──スタイルは、まあ、胸も尻もお前くらいは欲しいな」
「該当者がいる」
「──顔の好みは、お前に似てる子がいいかな」
「該当者がいる」
「──性格は、お前みたいな奴がいれば最高だ」
「該当者がいる」
「……お前みたいな女がいい」
「ぴったりの者がいる」
「じゃ、そいつでいい──そいつがいい」
「承知した」
リーリル、<リトル・リルガミン>と名乗る女は、にっこりと笑って寄り添ってきた。

ひょっとしたら、俺は呪われてるんじゃないかと思うことがある。
迷宮の上層階にはずいぶん戻ってない。
他の冒険者にも全然会わない。
ひょっとしたら、<地上>はとっくの昔に滅びているか、
さもなくば、俺のほうがとっくの昔に死んでいて亡霊となってさまよっている可能性だってある。
じゃなきゃ、こんなところにリーリル……リトル・リルミガン、つまり、
<リルガミンの娘>と名乗る<街>があるはずがない。
俺はこの迷宮からも、この<街>からも、逃れられないのかもしれない。
──まあ、それもいいんじゃないかな、と思っているさ。
この「街の娘」は、ちょっと無愛想だが、とびっきりいい女だからな。
491既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/28(水) 00:07:19 ID:39A8nMjP0
自分の原点的な素クールはこんな感じの女版Dr。メフィスト。
エロありverはエロパロ板に投下。
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:24:14 ID:ygMR4jyq0
>>491
ぬあーいいなぁファンタジア!
こういうのが書けるようになりたいと切に思う。

そういえばTRPG畑出身の作家さんって多いんだろうか。
ちときになりますな。
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:24:26 ID:uSO3BkYPO
>>491
途中でやるのを諦めた俺が見ると
妙に怖くなって、一生やることはないだろうなと思った
ただ、GJなのに違いはない
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:25:27 ID:P/S03R920
エロパロ板に素クールあんの?
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:26:02 ID:SPVd9dNO0
>>491
元ネタはあるのかどうか解らんがなんか自分はMH思い浮かべた。
まぁ、何にせよ、GJ。楽しんだよ
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:26:40 ID:SPVd9dNO0
>>494
無い。必死に探した俺が言うんだから間違いない。
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:28:00 ID:zrIzjkGP0
エロパロ板なんて厨房叩きが異常だからこの場で充分。
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:32:27 ID:N54oIKL3O
よく分からん。
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:34:15 ID:B6z/W0jLO
素直クールが登場したスレならあったがな>エロパロ
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:41:38 ID:KvyJOmvl0
>>495
MHてファイブスター?
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:54:39 ID:cuf4iigQ0
ほしゅしてねる
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 00:57:58 ID:2haHDovS0
今北産業
そして素直クールな娘に萌えたwwwwwww
うぇwwwwwww
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 01:00:42 ID:eIUxsFco0
思ったんだが、Wikiに保存される短編と
保存されない短編の違いを教えてくれ

それとも作者自身が自分で保存してるのか?
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 01:02:14 ID:6zygsv4B0
エロパロ版発見。
あっちも萌えた
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 01:13:14 ID:lLqP0+qR0
〜素クールタンX 予告編〜
[このお話は、某FCの名作、ス○ルタンXをインスパイアして作られたSSです。]

私の名前は来栖 奈緒。私立ツンデレラ学院高等部に通う一年生だ。
世間にいわせると花の15歳。母様もこの頃に生涯の伴侶を手に入れられたそうだ。
そういうわけで私も昨今同じクラスで気になる男、相川 優史(ゆうじ)に恋文を渡した。
無論、コソコソと隠れるのがイヤなのでSHRの時間を借りて、こう宣言した。
「出席番号二番、相川優史への連絡だ。唐突だがキミのことが好きだ。付き合って欲しい。
返答は放課後。場所は屋上。刻限は15:30迄とする。キミが刻限まで来ない等都合の合わない場合には
予め私に直接伝えてくれ。なお私のキミへの具体的感情は、この手紙に記して、掲示板に貼っておく
最後に、貴重なSHRの時間を使い申し訳ない。以上。」
しかしこの至極真っ当な私の求愛行動が、彼女らの逆鱗に触れるとは正直、私も予測していなかった。
何でも、相川にあらぬ事か私を恥女扱いし、貞操を奪われるなどと吹聴したらしい。
その女達は……
ツインテールかなみ
沈黙の少女ちなみ
お嬢リナ
孤高の女剣士纏
そして、優史とともに屋上で待つ、謎の女ミス=X!!

さらにあんパンやら抱きつきやらで私に好意を寄せる
(私は過去に17度も断った)男どもも加わり、学校中に嵐が吹き荒れる!!
果たして刻限の15:30までに、彼女は優史の元に駆けつけられるのか!!
ただいま鋭意執筆中!! 刮目して新作を待てッ!!
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 01:13:44 ID:3TeBCVIF0
>>503
作者が行ってる場合もあるし、作者に許可を取った第3者が行ってる場合もある
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 01:16:09 ID:YcpVLdx4O
>>505
基本パクりがワロタ
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 01:16:24 ID:lLqP0+qR0
こんちわ。
いつも短編モノで保守してるんだが、
ファミコン版 『スパルタンX』をアレンジして、長編投下しても場のふいんき(ry
壊さないだろうか?
ツンデレスレの勝ち気とかダウナーとか、武士風とか使おうと思ってるんだが……。
他スレモノを使うのはヤバイのカナ……。
509 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/28(水) 01:19:26 ID:uSO3BkYPO
自分のは、すべて保管は可能な方向で
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 01:35:50 ID:uSO3BkYPO
まあ、なんかそんな話が出てたから言ったけど、タイミングを間違えた気がする
保守
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 01:47:14 ID:N54oIKL3O
保守。
5123分の3話前編〜フッフッフッフッ〜:2005/12/28(水) 01:51:29 ID:r8j5Jyl60
「これは死に値する」

―午後六時十分―
クー「肉は好きかね?」
「肉・・・まあ、魚よりは好きだな」
クー「そうだな。誰しもマグロよりは汁溢るる肉を好むであろう。君が正常な男子で良かった」
「え?鮪だって俺は好きだが?」
クー「君は・・・やはり心が広いな。そうだな、君には体など関係ないのだろうな」
「・・・体を作るには肉も魚も必要だと思うが」
クー「・・・なかなかに、深い言葉だ」
「・・・?ところでさ、肉の話するのはいいけど」
クー「さっさと出してくれ、か?分かった。こっちへ来てくれ」
「あれ?ここが食べるとこじゃ・・・え、階段あがんの?」
クー「私の部屋は二階だ」
「お前の部屋で食べるのか?・・・いいのかよ」
クー「構わない。君とならどこでも」
「・・・まぁ、いいって言うならいいのかな」

クー「フッフッフッフッ・・・」
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 02:04:48 ID:7v+w+DHPO
三レス程五分後位に投下予定です。よろしく。
5141/3:2005/12/28(水) 02:09:46 ID:7v+w+DHPO
友「お前さ、いい加減女に慣れろよ」
男「無理無理無理無理無理無理。」
友「いやだってさ、そんなんじゃ青春をフルスイングでドブに捨てる事になるぞ。」
男「って言われてもなあ・・・」
友「それともお前ホモなの?」
男「んな訳ねえ。男に興味はねえ。」
友「ED?」
男「失礼な。しっかり性欲も普通にあるわ。」
友「やっぱりホモか・・・」
男「ちげえって言ってんだろ!」

この野郎。俺だって好きでこんなんになってる訳じゃねえんだよ。
今までの会話から察して頂けるだろうが俺は女性恐怖症である。幼少期のトラウマのせいで恐怖症になってしまった。軽くめまいがするぐらいに。

友「しっかしなあ。お前せっかく可愛い女の子が多いクラスになったのにもったいなくねえか?」
男「知らん。そんな事言われても困る。」
友「クーさんとかかなり良いぜ。あの美貌、知能、運動神経、どれをとっても抜群じゃないか。」
男「確かにいい女だな。」
友「だろ?お前もったいないぜ?」
男「仮に厄介なトラウマ持って無くても付き合えるとは限らないだろ。」
友「いやあ。わからないよ?お前女子から人気だし。硬派とか言われちゃって。」
男「好き勝手言ってくれるな。」
・・・てかそんな事女子に思われてたのか。まあぶっちゃけ迷惑なだけなんだが。
5152/3:2005/12/28(水) 02:10:17 ID:7v+w+DHPO
友「持ったいねえなお前。」
男「てかなんでこんな話になってんだよ。」
友「ん?んー・・・あ、アレだ。クーさん良くね?からだ。・・・噂をすればなんとやらってか?」
友人の見る方向を見る。確かにクーさんがクラスに入ってきた。
友「ん?なんかこっち来るぞ?」
男「まさか。」
反論しながら本人を確認。・・・本当に来た。何故だ?
クー「君に話がある。」
男「ピギャーー!!!」
いきなり近付かれて話をされたのであまりにもビビる。幸い今クラスに人は少ないので恥もかかずにすんだが。
男「ああ、悪い。悪い。いきなりで驚いた。」
クーさんに向かって釈明する。何を考えてるか無表情過ぎてわからないがとりあえず謝る。
男「んで?こいつになんか用?」
正直ビビりまくりながらも冷静に振る舞う。軽く顔がひきつってるかもしれない。
クー「いや友人じゃなくて君にだ。男。」
「「へっ!?」」
友人と共にハモる。そりゃ驚くだろなあこいつ。お前はともかく俺は一回もクーと接点が無いんだからな。てか、俺自身が一番驚いてる訳で。何考えてんの?この人は?
クー「単刀直入に言う。男、君が好きだ。」
5163/3:2005/12/28(水) 02:10:55 ID:7v+w+DHPO
男「・・・・・え?」
クー「わからなかったのか?」
男「いやいやいやいやいや。わかりましたけども。」
クー「そうか。じゃあ付き合ってくれ。」
かなりパニクってる俺。苦手な女子が来ていきなり好きだから付き合えと?はい?何?ここどこ?私は(ry
男「いやいやいやいやいやいやいやいやいや。ホント勘弁して下さい。俺が何かしましたか?神様?仏様?バース様?マジで勘弁。告白とか勘弁。罪の告白ならまだも愛の告白だと?何の罰ゲームだ?これは?」
クー「断るならまだしもそこまで拒絶されると傷付くな。何故だ?」
放心状態でぶつぶつ独り言を言っている俺に疑問を投げ付ける。 友「あー・・・スマンな。こいつ女性恐怖症なんだよ。周りにあまり言ってないんだけどさ。」
代わりに答え、俺をフォローしてくれる友人。かなり助かる。
友「あまりこいつが女子と話してる所見たことないだろ?」
クー「確かに。」
友「それはそこにこんな背景があるわけで。だからゴメンな?」
クー「なるほど。」
俺は諦めてくれると思いホッとしていた。
クー「じゃあ私が恐怖症を治してやろう。」


・・・・え?はい?
「「なにいいいいい!?!?!?」」

あまりにも予想外の展開に二人(俺と友人)の驚きの阿鼻叫喚が叫ばれる昼休み。


・・・・てかこいつ何だよ・・・?
マジで勘弁してくれ・・・
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 02:12:04 ID:7v+w+DHPO
ちょっと新しい方向にチャレンジ。
これからの向上のため批評よろしくお願いします。
5183分の3話中編〜チュ―編でも可〜:2005/12/28(水) 02:15:05 ID:r8j5Jyl60
クー「遠慮なく、寛(くつろ)いでくれ」
「・・・・・・できない」
クー「異性と二人きりという状況に戸惑いを・・・」
「いや、そういうことじゃない」
クー「不満な点があれば遠慮なく言ってくれ」
「ポスター・・・カレンダー・・・」
クー「ふむ、私としては上手く撮れたつもりだったのだが・・・」
「・・・・・・・・・『俺』じゃん」
クー「芸能人等には興味をもてなくてね。こっそり撮ってはプリントして作った。私が興味を常にそそられるのは・・・」
「・・・なぁ・・・ちかい・・・ぞ」
クー「君だけだからな」
「!!!」
クー「初めてか?それであれば嬉しいな。私もだ。口付けなど、処女膜と違い初めてかどうか確かめる事も出来ないのに。
  日本人はこんなあやふやで不完全な誓いの形の方を重要視する時がある」
「うぁ、あ・・・」
クー「今の私は幸せな気持ちで一杯だ・・・。ワイシャツや靴を盗むなどしていた浅ましい私が・・・君と。
  二人きりで。こんなにも近くて。キスまでした。ああ、好きだ好きだ好きだ」
「あや、ややややや・・・うぁ?」
クー「好きだ好きだ好きだ・・・止まらない。好きだ好きだ好きだ」

ピンポ〜ン
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 02:17:10 ID:NQey9/Wj0
>>517
続き読みたいんで続ききぼん。


寝る前に保守
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 02:27:41 ID:N54oIKL3O
保守。
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 02:39:40 ID:txAJ34+b0
>>518の続きと>>517の続編見るまで寝れないよ
o(`ω´*)oジタバタ

保守しちゃうんだからっ
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 02:58:23 ID:i2uC4LiBO
とりあえず保守
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 03:18:45 ID:Lqf7EdAcO
就寝保守
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 03:34:02 ID:h1/Vta8R0
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 03:55:16 ID:MhisxWJXO
保守
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 04:19:21 ID:xMnq9/Yc0
ho
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 04:46:02 ID:SPVd9dNO0
どっかからの続き

がさがさとビニールが擦れ、重なる音。
左手にパンを持ち、右手に紙パックの珈琲牛乳。
何時もと同じ、なんら代わり映えしない昼食のメニュー。
ただ、1つだけ何時もと違う所があるとするならば、他人の視線が刺すように痛いことぐらい。
「いやー、彼女、変わってると思っていたがまさかあそこまでやってのけるとわね。」
「それ自体が悪いとは言わないがこの事態を招いたことは事実だよな・・・。」
「まぁまぁ、一途な恋心、野暮なことは言いっこなしで。」
「こういう時、俺達しか屋上を利用してなくて助かるよ。」
もちろんこの事態を招いたのは今朝のHR。
理由なんて言わずもがな、あんな出来事があって校内に広がらないわけがない。
「ま、ま、凹む理由も解らなくもないが今は飯。」
「そだぞ、ぱーっとこの甘美な甘さのあんぱんを喰らおうではないか。」
「ほんと、お前等あんぱん好きだな。」
並んで屋上へと続く階段を、足取り重く昇る。
俺の顔と名前を知っているものはチラチラと何度も目をやり更に俺の足取りを重くする。
「はぁ・・・。」
何が悪いわけでも、何が嫌なわけでもない。
だが、こうも見せ物のようにされた気分はとても平穏な気持ちをもたらせてくれるわけがない。
「取り合えずは、食事に集中するか・・・。」
何時の間にか先頭に立っていた自分が、がちゃりと、屋上の扉を開ける。
聞きなれた音、変わらぬ時間、そしてそこから見える景色だけが天候に左右され見た目を変える。
そう、景色は天候にしか左右されないはずだったのだが。
「やあ、遅かったじゃないか。」
屋上の真ん中で女の子座りをしながら扉の方を凝視する1人の少女。
そんな光景など誰が想像できるだろう。
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 04:47:44 ID:SPVd9dNO0
「何時もここで食べていると聞いてな、待っていたんだよ。」
昨日まで何1つ彼女の感情を読み取ることができなかったはずなのに、この言葉にどこか嬉々としたものを感じる。
それはとても純粋で透き通っているように。
「いやはや、ここまでするとはね。」
「彼等は君の友人か?」
「いや、まぁ、そうだよ。」
「そうか、君の友人ならそれは私の友人ともなる。今後とも宜しく。」
どこがどうなったらそういう回答が出てくるのかは解らないが、その答えはとても俺の好きな部類の回答だ。
彼女はすっと左手を伸ばし、握手を求め、相手が握り返すのを待っていた。
「これはご丁寧に、今後とも宜しく。」
「宜しく。」
友人2人は、もはや動揺などせずすっと右手を出し軽く手を握る。
順応という言葉を超越したなにかを感じる。
「ん。」
「え?」
「君も。」
「あ、いや、昨日したし。」
「あれは決別するつもりのものだったからな、これは今後の関係としての【挨拶】みたいなものだ。」
そう邪気無く言われれば、勿論断る理由も無い。
「・・・・宜しく。」
何故か俺の手だけ、幾分強く、そして長く握られる。
「・・そろそろ離してくんない?」
「・・んー、やはり君の手と彼等の手では感覚が違うな。こう、なんだ。暖かさ、がな。」
そんなこと言われて誰が顔を紅くせずにいられるものか。
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 04:49:03 ID:SPVd9dNO0
「いやいや、早く離してぇ。」
「ああ、すまない。どうも君の事となると何か箍が外れてしまう。許してくれ。」
柔らかい感触が残る右手、妙に汗ばんでしまって彼女に不快な気持ちを与えたのではないかと気になってしまう。
「そいつの手、そんなに良かった?」
さっきから妙ににやにやしながら俺を見ている2人。良くある悪戯っ子の顔だ。
「ああ、なんていうかな。私は男というものが嫌いで触られるのがとても不快なんだ。」
「ほう、じゃあ俺達も?」
「申し訳ないが、他の者共ほどではないが、少々ザラつく感じはした。」
さらり、と俺の大切な親友達にそんなことを言う。それは俺の逆鱗に触れるには十分なことだ。
「おい!それは」
こうなる事を察知していたのか、ばっと口を友人に抑えられ彼女に聞こえないようにぼそっと耳元で呟かれる。
「アホ、俺達はそんなこと気にしないってぇの。彼女もストレートに言ってるだけで何も悪気がないわけじゃないし。」
「そうそう、それに他の奴等とは違うってだけで十分嬉しいし。」
言われてみれば其の通り。だがことこの2人に関してはどうも感情の高ぶりが早い。
「ついでにお前にそこまで思ってもらってるのも、嬉しいよ。」
男からの言葉だと言うのに、また赤面してしまう。
「悪い、で、続き聞かせてくれる?」
俺達の行動が不可解なものだったんだろう、何時もどこか険しい顔が眉を吊り上げ更に険しくなっている。
「ああ。ザラつく感じがすると言ったが君達の手も十分、暖かさを感じた。だが、それ以上に私が好意を寄せている彼の手から、そう、電気が送られた様に痺れるんだ。」
ここまで人想われれたことがあっただろうか、下手すれば両親より思われてるんじゃないかと思えてしまう。
これだけでも十分、俺の顔を紅葉とさせれる効果はあるのに、彼女は更に一言付け足した。
「女の部分を刺激されるぐらいにね。」
呆然とする男3人。
だが、次の瞬間、俺は完熟林檎のような真っ赤な顔になり、友人2人は大声で笑っていた。
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 04:53:50 ID:SPVd9dNO0
「あははは、最高!」
「ひー、腹痛い。アンタ、ホントおもしろいね。」
「本当のことを言ったまでなんだが・・。」
「ああ、悪い悪い、笑っちゃって。」
「でもそういうのはコイツだけに言ってやるんだな。」
彼女の顔をまともに見れず、顔を塞ぎこんでいる俺の首元に腕を廻し、子供のような明るい声で友人が言う。
「言われてみれば、そうだな。最愛の人にだけ呟く言葉。それはとても甘美なものだ。」
「はいはい、ごちそうさま。っつーわけで後はお二人だけにしましょうかね。」
「えっ!ちょっ!飯はどうすんだよ!?」
「もう喰った。」
ひょい、と空になったビニール袋を持ってこちらにことさら見せ付ける。あんぱん喰うのどんだけ速いんだよ!
「向こう側で一服してくるから。」
「別に何時も向こうで吸ってないじゃん!」
「アホ、女の子の前で吸うわけないだろ。」
それだけ言って、2人は俺と彼女がいる反対側の柵の方へと歩いていく。
「あ。」
友人が何かを思い出したように彼女に何かを伝えようと振り返る。
「一服の件、一応内緒ね。」
「まったく、【百害あって一利無し】だぞ。」
「解ってるんだけどね。」
「まぁ、彼と2人っきりにさせてもらえるんだ。それぐらい安いものだ。」
「あはははは!ありがと。」
それだけ言い残し、2人は笑い合いながら去っていく。
あいつ等はもう、彼女との付き合い方を学んだようだ。まぁ、俺と幾分かは彼女との関係、というかポジションが違うので落ち着いてはいられるだろうが俺としてはそうはいかない。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか。いや、知らずだろうが構わず彼女は語りかけてくる。
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 04:55:22 ID:SPVd9dNO0
予想以上に糞長かったんで止める。
起きたらまた投下する。
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 05:10:07 ID:dqOMgVB10
>>531
アンカーくらいつけたらどうだ?
どっかからの続きとか投げやりなことされても不快なだけだ。
作品以前の問題だと思うので評価はしない
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 05:26:16 ID:SPVd9dNO0
>>532
すまん、横着しすぎたな。
>>364の続きから。
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 05:49:10 ID:bO1WW7kj0
>>531
たしかに安価つけたほうがいいね
でもGJ!期待してるよ
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 07:26:48 ID:w+yUSe2O0
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 08:06:48 ID:h1/Vta8R0
h
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 08:17:21 ID:u6Vq9gzMO
o
538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 08:55:45 ID:7v+w+DHPO
干す
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 09:12:17 ID:lLqP0+qR0
喪男達の素クールへの告白……。それは困難を極める苦行である。
喪男達の朝は早い。
まず明け方、日も上がらぬ内から川に入って斎戒沐浴。
コレは精神的な意味合いも含めた、大事な『清め』の儀式だ。
終わると軽い朝食を食べ、食パンを加えつつ登校。
意味も無く遠回りしてクーの通学ルートにある十字路をシンクロしつつ通るのも忘れない。
……今日も四,五人ほどの男子達が、「おつかいアリさん」の歌詞よろしく『ごっつんこ』している。
クーはその脇をナニ喰わぬ顔をしつつ、お目当ての男目掛けて一直線だ。
……男に向けて数十枚の食パンが、その瞬間飛び交う。

授業のときもチャンスだ。皆クーさんが大好きだと言ったあんパンを机に最低一コ忍ばせている。
だからこそ飛ぶのだ。クーさんが男に求愛行動や、その他様々な問題発言をした際に、
あんパンが……。
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 09:32:52 ID:lLqP0+qR0
昼休み……。授業の開放感から解き放たれる一方、新たな告白ラッシュが始まる。
皆様々に趣向を凝らした告白をする。腰振りの早さで愛を伝える者。
空を飛ぶ仕草で愛を伝える者、手料理でもてなそうとする者。手紙に愛をしたためる者。
詩を朗読する者。ダンプカーの前に飛び出して轢かれないことをアピールしようとする者。
しかし、その多くはクーの「そうか」「残念」「遅い」「やり直し」等の言葉で拒否をされる。
そして、クーの作った手料理を食べる幸せそうな男に、祝福のあんパン(イチゴミルク付き)
が大量に投げられる。イチゴミルクをこぼさず取るクーに思わず皆、スタンディングオベーション。

下校時、図書館や武道場、校門や下足置場、体育館裏等は危険地帯だ。
あらゆる処にクーを誘い入れ、隙あらば告白という空気で校内は満たされる。

校舎の外へ出ても危ない。ウィンドウショッピングや本屋、ファーストフード店もさることながら、
彼女は直帰することが多い。特に男宅へ。
ゆえに男宅からが喪男達の第二の戦場となる。
基本的にクーさん宅周辺のあの十字路に出待ちのごとく告白してくる喪男どもに、
「私の運命はもう決した。邪魔だてしないでくれ!!」
と足蹴にされることもしばしばだ。また男が四,五人ごっちんこしている。
でもあきらめない。屈することはない。

ある意味我らも、クーさんを愛する純粋な素直クールだ。
ゆえにどんな言われようをしようと、それを上回る愛で、きっと彼女を振り向かせてみせる!!
そんな心意気で一杯だ。

夜寝る前はストレッチ、クーさんにOKの返事をしてもらうイメージトレーニングをしたあと、
ゆっくりと眠りにつく……。
明日の勝利を夢見て……。
541573:2005/12/28(水) 09:46:34 ID:bO1WW7kj0
>>540
泣いた
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 09:53:26 ID:YHcNtgHL0
C†Cの支倉曜子ってまんま素直クールだな
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 09:54:01 ID:Sal3JiyOO
何を間違ったか、海自に4月入隊予定の俺。

不安でいっぱいの俺に勇気をくれ、クーさん。
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 10:13:34 ID:U03gOkY+0
ほしゅ
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 10:35:53 ID:U03gOkY+0
保守
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 10:37:30 ID:/Y2fib6tO
あなたの敗因はたった一つ…
たった一つのシンプルな答えよ…

「あなたは私を惚れさせた」
547超絶魔界波動残酷冷徹戦士闇暗殺丸百二十世 ◆9dYLE8z3D6 :2005/12/28(水) 10:44:26 ID:DE5+sv3S0
>>543
おめ
奇遇だな、俺も海自志望だ
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:00:57 ID:U03gOkY+0
保守
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:07:00 ID:wvyxFf+10
>>503
基本的には、すべて保管派だけど…wikiの中の人じゃないので
躊躇われるが、できる範囲で保管はしてる。
ただ…一行レスとかコテ無し、作品名無しだと激しく悩む。
(仮)とかにしてますが…。
>>506
作者でもないし、許可も取ってないのに勝手に保管してる
愚か者です…。こんな素晴らしい作品たちを後からきた人達が
読めないというのは嫌…そして、自分が読み返したくなるので…。

本スレに書くことじゃないかもしれなかったですが…問題があったら
一言記述してもらえばその作品は保管はしません。

勝手にWikiに保管してる人…orz
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:07:06 ID:Sj7z0A/j0
>>543よ、まさかとは思うが君はホモなのか?
海自というところは長期にわたり男だけの航海に出るが故にそのような趣味の者が多いと聞く。
長期にわたって航海するとなれば私も寂しくてたまらない。
陸に上がるにもいちいち許可が必要だと聞く。大変じゃないか。
いや、今言ったことは忘れてくれ。君が選んだ道なのだからきっと素晴らしいものとなるだろう。
私だけではなく日本国民全員のことを考えてのことだと思う。
私はそのような君の優しさが好きだ。だから・・・私のことなど気にせず行ってこい。」」
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:07:32 ID:FYXHA3cA0
マリみてネタバレスレより

期待の新人キャラ・有馬菜々が素直クールという推測がなされた
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:23:39 ID:N54oIKL3O
保守。
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:30:07 ID:Sal3JiyOO
>>547
同志!

550
うはwwww行きたくなくなってきたwwwwww
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:30:09 ID:U03gOkY+0
>>549
どうあがいたって何らかの形で残るモノだとおもう。
だから出来る人がWiki登録してってくれるのはむしろありがたいんじゃなかろうか。

Wikiなんだから嫌だったら消せるわけだし、本人の手で。
迷わず保管していけばいいと思う。そのためのWikiだとおもうよ。
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:38:35 ID:K5+temnI0
>>549
保管乙!大変だけどがんばってください
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:42:41 ID:eIUxsFco0
海自志望が多くて驚いた。
よろしくな。

>>550
ビバ、偏見。やめてくれよ。クーはそんな偏見で物を言う奴じゃねえぞ!
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 11:45:29 ID:i2uC4LiBO
>>549
凄く嬉しい。
少なくとも一人には気に入って貰えたってことだし。
で、季節外れネタですが投下してみます。
558fly 1/4:2005/12/28(水) 11:50:03 ID:i2uC4LiBO
―絶対無理だ。
崖の上に立ち、下を覗き込む…が、すぐに後ろまで逃げ帰る。
「だらしないな…」
後ろで溜め息をつく彼女。
「無理だ…下手したら死ぬ」
「…母に聞いたが…今まで死んだ者はおろか、ケガをしたという話すらないらしいぞ?」

島の子供の遊び場は海。
しかし、毎年毎年泳ぐだけではさすがに飽きる。
中学生くらいになると遊びは「潜る」か「飛び込む」かに移行する。

先日、クラスの男子に僕の飛び込みを見たことがないとからかわれた。
食ってかかったのはこの幼なじみ。
「彼なら『瀬の崖』からでも飛べる」
…と。
5592/4:2005/12/28(水) 11:52:49 ID:i2uC4LiBO
瀬の崖は飛び込みに慣れ親しんだ高校生でも躊躇う飛び込みスポットだ。
僕の同級生でチャレンジした勇者は、まだいない。

「…君は悔しくないのか?見返すチャンスだぞ」
座り込んだ僕を、スクール水着の上にTシャツを着た彼女が覗き込む。
目のやり場に困り、下を向く。
「お前が勝手に決めたんじゃないか。
皆の前で飛び込みを披露するとか…無茶言いやがって」
ハァ…と、また溜め息をつく彼女。

「…なんか私でも飛べそうな気がするな」
「え?」
崖下を覗いていた彼女がそう言い、いきなり走り出し…。
「え?え?」
―飛んだ。
5603/4:2005/12/28(水) 11:55:05 ID:i2uC4LiBO
慌てて崖下を覗く。
広がる波紋。
―…おかしい。浮かんでこない。
「冗談だよな!?」
さぁっと血の気が引いた。
下りるには時間が…それより大人を…でも…。
「くそ!」
僕は崖に向かって走った。

初めての落下。
何も聞こえない。
体への衝撃で水に到達したことに気付く。
視界は暗転し、水中へ。

なんとか目を開き、彼女を探す。
―…いない、どこだ?
…くそ!
息が続かない。
とにかく今は水面に逃れる。

パンッパンッ
「やれば出来るじゃないか」
崖下の死角に座った彼女が拍手しながら、ニヤリと笑う。
―…はい?
5614/4:2005/12/28(水) 11:57:54 ID:i2uC4LiBO
「あ…ア…」
「これで本番も大丈夫だ」
「アホォォォッ!」
「…アホとは心外だな。心理的に君の背中を押しただけだ」
「無茶っ苦茶心配したんだぞ!」
「それは嬉しいな、君にとって私は大切な人ということか?」
「そういう問題じゃねぇ!思い付きだけでこの高さを飛ぶな!」
「思い付きではない。ちゃんと練習した」
「…は?」
「ここで飛び込むのは50回目くらいかな?
…本当に沈んだように見えただろう?」
再びニヤリと笑う。
…駄目だ、こいつにゃ勝てねぇ。
「さて、特訓の礼だが…デートで構わないぞ?」
彼女は三度笑った。
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 12:02:49 ID:u6Vq9gzMO
>スクール水着の上にTシャツ
(*´д`)ハァハァ
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 12:31:22 ID:U03gOkY+0
保守
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 12:52:26 ID:ClaKWrQ9O
>>561
島っ子クーってなんか新鮮だな
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 13:04:40 ID:rSZzG65/0
安心しろ、海自には素直クールなオペレーターがいる
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 13:09:54 ID:wvyxFf+10
>>554
心理的に背中を押してくれてありがとう。
>>555
がんがって保管します!
>>557
GJ!
幼なじみ素直クールいい!
作品楽しみにしてます。

勝手にWikiに保管してる人…orz
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 13:33:55 ID:7v+w+DHPO
スネオクール
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 13:34:53 ID:uSO3BkYPO
保守
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 13:35:00 ID:PlLQL8dWO
いろんなスレ回ってきたけど、やっぱここが一番落ち着くお

とりあえず新しいの描き上がるまで過去のを見ててくださあ><
http://g.pic.to/59fgc
http://g.pic.to/5anj0
http://g.pic.to/5l9gl
http://h.pic.to/61ury
http://i.pic.to/62nxg
http://j.pic.to/2ok9k
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 13:41:00 ID:g6leiRCU0
>>569
(・∀・)イイヨイイヨー
新しいのどんなのー?
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 13:42:02 ID:ClaKWrQ9O
スネオヘアー
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 13:44:13 ID:7v+w+DHPO
>570-571
に吹いたwwwww
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 14:05:35 ID:uSO3BkYPO
保守
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 14:23:26 ID:i2uC4LiBO
>>562
うちの田舎じゃ水泳時にTシャツ+水着はデフォルト装備。シャツが着てないと日焼けして肩から背中が痛い。
服着たまま泳ぐのが危険ってのは島出るまで知らなかった。
今考えるとエロい。
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 14:46:15 ID:uSO3BkYPO
保守
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 14:55:13 ID:N54oIKL3O
保守。
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 15:18:56 ID:i2uC4LiBO
保守
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 15:31:50 ID:N54oIKL3O
保守。
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 15:59:41 ID:uSO3BkYPO
保守
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 16:04:05 ID:NQey9/Wj0
なんか自衛官(志望?)が多いなこのスレ
俺は昨日試験堕ちたって言ってた香具師だが
もう一度あきらめずに受けてみるよ。

本当は空が好きで、空自に行きたかったんだが、一番国民に貢献できる陸自に志願してたんだ。
でも今度は自分に正直に空自志願してみる。
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 16:29:05 ID:lLqP0+qR0
〜白いTシャツに青いビキニクーさんの誘惑(&脚線美の誘惑)〜

  じゃばッ!!
  クーが泳ぎ終えたらしい。
  海から上がるそのムダのない均整の取れた姿にみとれている内気なボク。 
  でも、ボクの方からは声もかけられなくて……、ただ、堤防で一人体操座り。そんな切ない夏。
  揺らぐ陽炎。堤防沿いでもはっきりとみえる、クーさんの胸元の青い二つのおむすび。
  でもそれは、ボクには当然届くはずもない。
  拝みたい。出来ることならもっと近くで、そう、もっと近く。均整の取れたあの長い脚線……。
  こんな風にゆっくりと寄ってきて、陽炎が薄れてきて、△がどんどんくっきりはっきりと……。
クー「なにをそこでしょぼくれている、男!!」
  ……そう、こんな風に声もかけてくれて……。ついでに▽もどんどん近づいて……ってエッ!!
  そこには濡れたクーさん。いつもTシャツを着て泳ぐから、まだ服は濡れたまま。
  肌にぴったりと張り付いたTシャツは妙にエロチックで、ボクはナニも答えられない。
クー「ほら、いじけたみたいに体操座りしてないで、こっちへ来い!!」
  ぐいっと引き寄せられて感じる、クーさんの内なる熱。やべっ、おっきしてること、バレた……か?
クー「……男、性欲をもてあます、か」
  そんなん答えられるわけありません、クーさん。 うつむきつつ腰を引くボク。
クー「なら、揉んでみるか? まず着衣でイイなら」
  うえらばっ!!手を添えないでぇッッ!! 妄想だ、妄想に決まってるコンナノ……(バタン)
クー「男ッ!! 大丈夫かっ!! ……ふむ、軽い熱射病ッぽいな。では早速我が寝室へGo!!」
  最後に太陽をにらんでクーの一言。
クー「キミより私が優れていると言うことを、これからベッドで男に仕込む!! 負けないぞ!! 太陽!!」

アレ、オチってナニ? 旨いのそれ?
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 16:31:19 ID:A3mwweID0
誰かこれ↓を映像化してくれないか

ネットで流行る新属性「素ツン義理ナチおあずけ乱視」
http://bogusnews.seesaa.net/article/11112023.html
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 16:48:20 ID:K5+temnI0
>582
ツンクールだな!!
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 16:50:12 ID:uSO3BkYPO
>>582
クーのいる世界のリンクがあった
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 17:05:33 ID:WoYW+6HE0
保守
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 17:05:38 ID:umD4LDhc0
保守と、京と亮のちょっと変わった日常 番外編 って保管しないの?
あの作品、更新ペース速いしギャグのキレもいいから好きなんだけど。
最近、投下もないし作者の人どうしたんだろ。
早く続き見たいよwktk
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 17:41:11 ID:U03gOkY+0
保守
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 18:01:33 ID:cuf4iigQ0
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 18:22:38 ID:N54oIKL3O
保守。
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 18:23:32 ID:i2uC4LiBO
保守
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 18:31:45 ID:NQey9/Wj0
>>504
今更ながらアドきぼん
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 18:36:53 ID:t1x5+y/t0
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 18:51:33 ID:uSO3BkYPO
保守
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 18:58:50 ID:osfjakJg0
>>592
それは違うんジャネ?
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:02:03 ID:t1x5+y/t0
>>594
そのつっこみをお待ちしておりました
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:09:04 ID:SPVd9dNO0
>>530からの続きを投下させてもらいま。
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:09:26 ID:SPVd9dNO0
「じゃあ、一緒に食事をしよう。」
断る理由などない。彼女と食べることには何らマイナスと成りえる要素はないが、どっと疲れが溜まる。
「最近の私は幸運だ。君からあんな返事を貰える上に・・・。」
先ほどから持っていた袋の結び目を解き、しゅるしゅると鋭い音が響く。
「今日は私が作った昼食を食べて貰えるチャンスがあるのだから。」
そう言うや否や、またしても「ん。」と弁当箱をこちらに差し出す。
「あ、いや、俺もうパン買ってるんだ。」
「なら、私がそれを食べる。」
「いやいや、それは悪いよ。だってそのお弁当、どう見ても豪勢じゃん。パンとじゃ釣り合わない。」
「構わない。ああ、もしかして代金のことを気にしてるのか?もちろん、それは払わせてもらうよ。」
「そんなのどうでも良いよ、でもやっぱ悪いし。」
「そうか。食べてくれないか。何度も幸運は続かないものだな。」
うっ、なんだ、その悲しみオーラは。まるで俺が悪者じゃないか。
「はぁ、食べる、食べますよ。」
「真か!?」
「そこまで言われて断れるわけないでしょ。」
どうも彼女は変な感じの押し強さがある。それに負けたというのもあるが、どうも彼女のことが段々おもしろくて魅力的に思えてきた。
まぁ、恋愛感情なんてものはまだ生まれてこないが。
「じゃあ、受け取ってくれ。」
「はい、ありがと。」
「・・・ああ、幸せだ。君に私が作った料理を食べてもらえるなんて・・・。」
まだ表情を読み取れないが、言葉の感情からは本当に幸せが滲み出ている。
大げさだな、と思いつつ、自分にも彼女に対して少なからずの慣れがでてきており、疲れという感覚が無くなっていく。
「はいはい、じゃあ、これどーぞ。」
「忝い。・・・・君からプレゼントを貰えるなんて・・・。夢の様だ・・。嬉しい。」
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:10:13 ID:SPVd9dNO0
ぷっ、交換条件だっていうのに何を言い出すかな、この子は。
昨日の出来事から暗い気持ちを引き摺っていたからだろうか、諦めという感情がそれさえもすぱっと取り除いてくれ、改めて彼女と会話すれば彼女の本当の姿というものが見えてきそうな気がした。
「はいはい、馬鹿なこと言ってないで、食べよ?」
「う・・・むぅ・・・、折角のプレゼントを・・・。」
「あのねー、交換条件でしょ、それ。」
「だが、やはり勿体無い・・・。」
「駄目だよ、ちゃんと食べなきゃ。まぁパンだから栄養なんてものはないだろうけど。」
「それでも・・・。」
「はいはい、じゃあ今度、形に残るものを買いに行きましょうかね。」
言ってから、【しまった!】と思うが時既に遅し。
「ま、真か!?」
「いや、まぁ、ちが!」
「【行きましょうかね?】とはそれはもしかして、デートの誘いか!?」
「ストーーップ!疑問系にはしてない!1人で買いに行こうかねって話!」
「なんだ、違うのか・・・・・。」
たったこれだけの短時間だと言うのに、俺には見えた。
彼女の落胆する表情が。傍から見れば何時もの彼女の険しそうな表情だ。
だが、気持ちを切り替えて見ればそこには、どこにでもいる普通の少女がいる。
漫画で良くある【見ようとするのではなく視るんだ】とか【心の目で見ろ】とはこういうことなのかもしれない。
「あー、もうしょうがない!友達同士だし、今度遊びに行くってことでOK!?」
そんな本当の彼女を見たからだろうか、何時しか自分もどこか遠慮がちに話すことなく普段の自分として会話していた。
「・・・・・勿論だ!」
さっきとは打って変わってぱぁっと明るくなる彼女。
自分もそうだった人間で偉そうなことなど何も言えないが、表情を変えず感情を出すことが無いのではなく彼女は本当は他の子と何ら変わりない表情豊かな女の子じゃないのか、そう思えてならなかった。
上手くやっていけるかもな。
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:11:12 ID:SPVd9dNO0
「それじゃあ、飯にしよう。」
「これ。」
「ん?」
「パンの代金だ。」
「いらないって。」
「しかし。」
「怒るよ?」
「・・・・すまない。」
「良いよ、こんな豪勢な弁当貰ってる俺としては、こっちが代金払いたいぐらいだよ。」
「・・・自信があるよ。」
「ん?味の?」
「いや、これからも君を好きになっていくことが、だよ。」
ああ、忘れてたよ。
疲れやら諦めやらそんなもの全てを取っ払って対等に話を始めたところで、羞恥心だけは一生付きまとうってことを。
「さぁ、早く食べよう。」
「・・・そうしますか・・・。」
突然すすっとぴったり俺の隣に寄ってくる彼女。
「ん?」
「一度、やってみたかったのだよ。」
「何を?」
「あーん。」
頭が割れそうに痛い。こう来たか・・・・。
勿論、そんな要求を呑めるわけなく目線だけを泳がしていると、あいつ等の姿が見える。
何時もよりも幾分強くにやにやしながら「モルスァー」と煙を吐いているその姿が。
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:12:08 ID:SPVd9dNO0
「どうした、食べないのか?」
「あ、あのねぇ・・・。」
「・・・・・そうだな、自惚れすぎていたよ。既に一生分の運を使い果たしているのに、これ以上を望むなんてな。」
「・・・・・。」
「さぁ、食べてくれ。味は自分でも良くできている方だと思う。」
すっと箸を渡す彼女をじっと見つめ、はぁと大きな溜め息を漏らし、少し怒りを込めて言う。
「あーん!」
彼女はそれをたっぷり数秒見つめて、慌てて玉子焼きを掴んで他人からは目を吊り上げたように見える、その笑顔でもう一度だけ言う。
「あーん。」
目を瞑っているのに、にやにやとした友人等の表情が見え、それと同時にふんわりとした玉子の甘みが口に広がる。
そして、何故か解らないが自分が心の中で思った言葉【上手くやっていけるかもな】、これが一体何を指していたのかふと考えてしまった。


以上、本当に申し訳ない。
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:14:58 ID:MsCP47GsO
GJ
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:21:19 ID:6rqv22590
男 「きみがすきだ」
女 「なんだ、卵が食べたいのか」
男 「君が好きなんだ」
女 「なんだ、私が好きなのか、物好きだな。」
男 「自分でもそう思う」
女 「で、どのくらい好きなんだ?」
男 「一番好きだ」
女 「好物のカレーより好きなのか?」
男 「うん、好きだよ」
女 「VIPよりも?」
男 「っ・・・・・・うん」
女 「そうか、だが、私はVIPも好きだ」
男 「うん、わかってる」
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:25:24 ID:N54oIKL3O
保守。
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 19:55:27 ID:QwxoLTON0
保守
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 20:14:53 ID:QwxoLTON0
保守
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 20:34:49 ID:A0SI7ckq0
保守
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 20:35:10 ID:TkoEP6bb0
俺が保守してるとこを陰で素クールな娘がみてるはずだから




        ほ       し      ゅ
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 20:52:21 ID:C0Tdxfk+0
ho
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 20:57:00 ID:eIUxsFco0
最近は読み手のレベルの低下が著しいが
それでも僕は保守しかできないのだ
許してくれ。
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 21:13:35 ID:A0SI7ckq0
保守
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 21:30:41 ID:kqb96Rvx0
せめて作品投下の直後は保守じゃなくて短くても良いから感想欲しいよな。
GJでもBJでも良いからさ。
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 21:42:03 ID:7v+w+DHPO
>611
そりゃそうだな。てかなるべく保守は少ない方がいいんだがな。
なんか過疎ってる事を強調してるようで。まあ実際過疎ってんだけどさ。
というより保守代わりに感想書けばいいんじゃね?
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 21:47:42 ID:YsBNWfsW0
GJ
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 21:48:40 ID:3Riv82f90
BJ
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 21:56:43 ID:/7j42XH+0
>>600
主人公うらやますぃな
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 21:57:13 ID:N54oIKL3O
ほ。
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 22:00:52 ID:7v+w+DHPO
>613-614
お前らwwwwwwwアホスwwwww
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 22:05:25 ID:TCMJM+S00
>>611
>>612
お前らにはスルーで十分ですよ
GJでもBJでもいいとか無茶言うよな
だったら人の目に留まる作品書いたらいいじゃん
お前らの意見見るだけだと構ってちゃんにしか思えんぞ
まあ、この意見見たら、具体的に悪いところを指摘しろとか
お前が書けとか言うんだろうけど、まず自分ができる最大の努力したら?
スルーされるのはその人にとって語る価値なしの駄作ってわけじゃん
他人に自分の意見を押し付ける前に頑張れよ
ROMってる奴も意見がしたくなりゃカキコくらいするよ
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 22:11:12 ID:kqb96Rvx0
>>618
俺はいつも俺に出来る最大限の努力をしてSSを書いてる。
どのスレでもだ。
ただいつもSSの投下の一レス下も保守とかで味気ないなーと思っただけだよ
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 22:15:00 ID:uSO3BkYPO
まあ、俺が言うのは、最近調子に乗ってると思われそうだが……

やる場所を考えろ
たしかにこういう話は必要だろうけど、これをみて投下を控えたりするんだから
過疎は、ここにも理由があるぞ
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 22:34:02 ID:i2uC4LiBO
島の海岸、流れ着いたのはビンに入った手紙。

「…また今時珍しいモノを拾ったな?」
「…君はビンに入った偽の宝の地図に騙されたりしてたなぁ」
「…ガキん頃の話じゃん」
「不幸の手紙を拾って、うろたえてたことも」
「…もういいって、…ハズいから」
ニヤニヤと笑う彼女。
「で、何て書いてある?」

『保守』
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 22:35:36 ID:8SDfr6qfO
ねぇ

私と―――


保守
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 22:58:50 ID:p/q8FLNw0
保守
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 23:16:32 ID:A0SI7ckq0
保守
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 23:21:57 ID:r8j5Jyl60
あああああっ!くっそおおおおお!実家のパソコンからやってるけど、
こいつ起動するのがグレート遅いし、やっていたら嫌なタイミングで姉貴が邪魔するし、
おかげで作品投稿できないしで、これほど鬱な帰郷はないぜ、全く!

・・・今は姉貴もいないのでゆっくり書いて投下します
626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 23:23:55 ID:osfjakJg0
>>625
姉ちゃんうp
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 23:45:17 ID:CkBxbb1XO
今北産業
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 23:47:39 ID:NDKiZTsZ0
おいおい某姉スレ再びかよ
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 23:47:59 ID:PlLQL8dWO
なんか今日はまったく書けない…orz
昼からやって見せられるのはこれくらいか…
http://j.pic.to/2qzcy
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 23:53:49 ID:6kmGPmYU0
>>629
あんたこないだドクオスレに居なかったか?
631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/28(水) 23:57:02 ID:6rqv22590
「弟よ、少し頼み事があるのだが」
SS推敲中で動揺しながらもノートPCを閉じる>>625
「なんだよ、さっきから頼み事ばかりじゃんか」
「うむ、これで最後にするが…先ほどから書いているSSが進んでいない様だが」
「うぉっ何でしってんだよ!?」
「実は無線型のLANカードをさしてもらった」
「…いつのまに」
「根の詰めすぎは良くないぞ。息抜きに私と遊んでくれないか?」
「別に良いけどさ」
「そうか、それは良かった。
 今のSSは次の機会にして、姉弟愛ネタでどうだ?」
─っぶ!?
「何を驚いている?
 可愛い弟のためだ、何なら実況でもいいぞ?」
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:10:13 ID:lWMZc+71O
>>630
正解
ちょっと色々行ってたお
633 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/29(木) 00:10:39 ID:ZGZnXhcR0
>>631
出たなwwwww
前に意地でも俺を姉萌えにさせようとするSSがあったのを思い出した
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:28:53 ID:IBrz29OGO
続き物四レス程五分後に投下予定。
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:32:53 ID:SqI/aKDd0
wktk
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:35:29 ID:IBrz29OGO
〜昼休み教室にて〜

ざわざわざわざわざわ・・・・
入ってきた瞬間それか・・・
あー。皆こっち見てやがる。もう噂広まってるのか・・・。欝だ・・・。
ヒソヒソ声が聞こえる。 「あいつクーさんに告られたらしいぞ・・・」
「クーさん今まで告られたのを拒否してたのはそのためか・・・」
「あの子狙ってたんだけどなあ〜」
「でも断ったらしいよ?」
「ホモなの?」

ホモじゃねえ!

てか皆好き勝手言いやがるなチクショウ。こっちは軽く死活問題だと言うのに。
友「もう噂になってるな。」
男「ああ・・・。」
面倒くさいなクソ。もういいや放置で・・・
昼休みが終わり、授業が始まり一旦ざわめきが止まる。しかし、始まってしばらくすれば静かにざわめきが始まる。てか皆器用だなオイ!
男「はあ・・・」
今日何回目のため息だろうか。
あー。クーさんめっちゃこっち見てる!何だこのプレッシャーは!あ、目があった。
微笑むな!微笑まないでくれ!何か罪悪感感じるだろ!!
慌てて目を反らし外を見る。うむ。いい天気だ。

結局授業が終わるまで同じ事の繰り返しだった。落ち着かねえ。
まあ授業中は特に何も起こす訳にはいかない
6372/5:2005/12/29(木) 00:36:27 ID:IBrz29OGO
ので何も事件は起きなかった。

しかし、事件は放課後に。
6383/6:2005/12/29(木) 00:39:07 ID:IBrz29OGO
〜放課後〜

授業が終わり玄関に急いで向かう。皆、質問したそうな顔をしていたのでさっさと逃げさせてもらった。
友「待て!早いよお前。」
男「しょうがないじゃないか。色々と。」
友「わからないでもないけどさ・・・」
男「ほれ。さっさと学校出るぞ。」
友「ヘイヘイ。りょーかーい」
おし。誰よりも先に出れた。誰もいないはず・・・・・

「「・・・・・」」
固まる俺と友人。
えええええええ!?!?
クー「一緒に帰ろうじゃないか。」
男「なんでいるんですかあんたは・・・」
クー「?君を待っていたからだが?」
男「いや・・・俺一番最初に出てきたはずなんですが。」
クー「愛の成せる業だ。」
男「いや無理だろ!」
クー「正確には帰りのHRをサボった。」
男「サボるなよ・・・」
マジですか。あなた。神よ・・・俺が何かしましたか?
友「良し!いいこと思いついた。」
突然口を挟む友人。何だ?
友「俺のケツの中で(ry」
男「ネタはいい!」
クー「君はホモなのか?」
男「ホモじゃねえ!!」
6394/6:2005/12/29(木) 00:39:37 ID:IBrz29OGO
友「はっはっはっは」
笑い言じゃねえよ・・・。今にでも俺は倒れそうなのに・・・。
男「で、何だよ。良い案って。友人Aよ。」
6405/6:2005/12/29(木) 00:43:05 ID:IBrz29OGO
友「うおいっ!俺親友から格下げ!?」
男「お前なんぞそれで充分だ。・・・泣くなよ。」
シクシクと泣いてる友人。マジ泣きか。
クー「で何なのだ?良い案って?」
それだ。ツッコミに疲れて話が脱線してた。
友「もうお前クーさんの言ってた通り治せよ恐怖症。」
男「んなっ!?」
・・・何言い出しやがるかこいつは?
クー「私ははなからそのつもりだが?」
友「うん。俺もそういう考えに変わった。というわけでお前一緒に帰れ。」
男「なっ・・・!?」いやいやいやいや。そんな。マジ勘弁してくれよ。
男「何言ってんだよ!おま」
友「まあ聞けって。」
俺の反論を遮りなだめる友人。そして小声で俺に囁く。
友「隠れて離れて監視しててやるから安心しろ。大体倒れたら誰が連れてくんだ。」
男「さすが心友。」
友「それにちょっと面白そうだし」
笑いを堪えながら言う友人。・・・前言撤回。
男「お前誉めた瞬間それか!」
友「まあしょうがないじゃないか。多分撒く事出来ないだろうし。」
確かにそうだけどさ。なんかなあ・・・
クー「相談は終わったか?」
友「うん。今終わった。こいついいってさ。」
クー「本当か!それは嬉しい。」
そんなに目をキラキラさせないでくれ・・・。なをか罪悪感を感じるじゃないか。
男「だけど一つだけ条件がある。」
クー「何だ?君が言う事は何でも聞くぞ?」
6413分の3話中篇の2〜ツインテールを内側に逆回転〜:2005/12/29(木) 00:43:18 ID:v8ixVDXv0
「俺は行くぞ」
クー「行かないでくれ」
「いいや、行く・・・・・・手を、離せ」
クー「君と会えなくなる気がするんだ」
「・・・そんなわけ、ないだろ」
クー「ああ、まだ行かないでくれ」

ツン「ノックしてもしもーし、アーンドガチャ。窓から失礼、サンタなんかじゃないんだからね」
「なんでコイツ・・・まさかピンポン鳴らしてたのは・・・・・・いずれにしろ詰みってやつだったのか・・・くそぉ」
クー「何故ここに来た」
ツン「・・・コイツの家分からなくて人に道聞きながら何とか辿り着いてみれば誰もいないから『もしや』と思ったの。
  で、薬を買いに行ったはずの福島薬局へ行ってみれば店の人は知らないっていうし、
  ちょっとキレかけながら寡黙女の家に行ったらあの子は寝てて、代わりにお母さんが出てきてもう居ないって言うのよ。
  その人がなぜかため息ついてたのが気になったけど、探し続けてようやく思いついたのよ。・・・悪魔の可能性を。
  で、チャイム鳴らしても誰も出てこないから、仕方なく窓から入ってきたってわけ。・・・それで、何をしてるのよアンタ達!」
クー「抱き合ってキスもしたので次にお互いを求めあおうとしていた」
ツン「なっ!アンタ!・・・・・・って、え?キス?」
「・・・俺も明日から街歩けなくなるな〜、こりゃ」
ツン「・・・・・・・・・・・・・・・ツンツン」
「え?」
ツン「アターーーック!!」
クー「はっ、しまった」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えぁ?」
ツン「・・・セカンド、なのかな?私はファーストだけど」

ピンポ〜ン
6426/6:2005/12/29(木) 00:43:46 ID:IBrz29OGO
男「俺から少し離れてくれ。近くにいられるとめまいがして倒れそうになる。」
クー「ふむ。それはしょうがないか。私としてはべったりしたいのだが。」
男「それは恋人にしてくれ。」
クーさんが少し悲しそうな顔をする。
ヤベっ。今のは流石に失言だった。無神経過ぎたな。好かれる必要も無いが嫌われる必要もない訳で。
男「あー・・・。というわけで一緒に帰る?」
空気を変えようとするがばつが悪い。しかしクーさんは何事も無かった様子で
クー「ありがとう。」
と一言言った。感謝しないでくれ。罪悪感が(ry



なんだ?これ?何で俺こんな事になってんの?あの爆笑してる心友のせいか?
まあなっちゃった物はしょうがないんだけどさ・・・
多分会話とか続かねえよ。気まずい・・・



さてどうしたものか・・・・
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:45:05 ID:IBrz29OGO
もうなんか色々すいませんでした。
こんなんですが、感想頂ければ幸いです・・・
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:45:17 ID:v8ixVDXv0
しまった・・・なんてことを・・・orz
645以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:46:44 ID:SqI/aKDd0
>>643
乙!
646>>514から:2005/12/29(木) 00:47:35 ID:IBrz29OGO
>644
気にしないで下さい・・・
なんかもう手際が俺悪くてorz
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:48:54 ID:frcu7zyfO
>>643
いらん事言うな。
648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:50:14 ID:5jvFC/NY0
hosyu
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:50:31 ID:IBrz29OGO
>>647
スマンかった。どうにも予定通りにいかなかったので。作品については自虐してないです。
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:50:35 ID:5jvFC/NY0
hosyu
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:51:16 ID:v8ixVDXv0
>>646
いやいや、完全に俺のミスです
本当スミマセン
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 00:52:46 ID:2CVyNUVH0
VIPのみんなでP2P地震情報
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135782717/
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 01:08:50 ID:IBrz29OGO
>>641
バロスwww
どうしてもツンツンアタックに吹いてしまうwww
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 01:14:58 ID:v8ixVDXv0
>>653
必死な男とウホッな友人に吹いたwwwww
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 01:21:16 ID:lWMZc+71O
しばらくみない間に作品増えててうはうはwwww

スクールライフの話を元に描いてみた
http://j.pic.to/2qifc
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 01:26:00 ID:IBrz29OGO
>655
gj
ヤバいわこれww
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 01:28:19 ID:Bta0czKo0
>>655
アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 01:43:47 ID:iUcG8lzWO
>>655
キタコレwwww
GJ!!!!!
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 01:48:10 ID:BkShBpuIO
カウパー氏がヤバス
6603分の3話中篇の3〜ザ・サードウーマン〜:2005/12/29(木) 02:00:10 ID:v8ixVDXv0
「・・・という事があって、俺は窓から飛び下りてアイツらから逃げ切ったんだ」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「しかし足つめて〜!北のほうじゃ『しゃっけぇっ!』っていうらしいけど」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・おいおい、何してんだよ。いいって、お前の足が・・・」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「?靴の代わりにおんぶしろってことか?ああ、わかった。けど、それでもちっとは寒いんじゃ・・・」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「雪降ってないだけマシなのかな・・・・・・・・・・・・・・・よいしょっと、軽いな本当に」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのさ、何でそんな機嫌悪いんだ?さっきから」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「信じてないのか?・・・確かに嘘みたいな話だけどさ」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そういや、アイツどうやって二階の窓から入ってきたんだろ?まあ、俺が飛び下りれたんだから、そんな高くはなかったと思うけどさ」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「よじ登ってきたのかな?いや、一気にピョ―ンて来たのかも・・・なぁ、お前はど――」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・っぷは・・・・・・な・・・」
モク「・・・・・・・・・」
「・・・・・・まじで、きょうはどーなってんだ」
モク「・・・ウッ・・・ウッ・・・ウッ・・・ウッ・・・」
「!え!?おい!泣くなよ!い、いまのは事故だったのか!?そうだったんならゴメン!俺の不注意で―――」
ツン「あっ!見つけた!って、何してんのよー!」
クー「・・・すまない。次は私を存分に痛めつけていいから、今回は君を・・・殴らせてくれ」
「もう、なにがなんだかわかんねーよぉ・・・」
モク「ウッ・・・ウッ・・・ウッ・・・ウッ・・・ウッ・・・」
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 02:16:56 ID:Jr6cnDbYO
モクのSS書きたいならモクのスレ立ててそこで書け
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 02:17:33 ID:Qey5lP9V0
過疎るんだろうなあ、そんなスレ立てても。
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 02:18:42 ID:C8R/ePj+0
ボクっ娘とか入れればそれなりに過疎らずすみそうだが………。

もうこの際萌え総合スレでいいんじゃね?
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 02:20:12 ID:N124Xw800
ぶっちゃけボクっ娘はスルーしてる俺ガイル
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 02:23:13 ID:IBrz29OGO
モクは素直クールの亜種と認識してる俺ガイル
666coobard ◆69/69YEfXI :2005/12/29(木) 02:28:33 ID:vK7kk4jA0
>>584
亀レススマソ
確かにリンク、あってちょっとビックリっす。
6673分の3話後編〜静かなる母〜:2005/12/29(木) 02:45:49 ID:v8ixVDXv0
ツン「完全デレ無しキーーック!!」
クー「とうぁっ、素直殺意パーンチ」
「これは死に値する・・・」
モク「・・・ウッ・・・ウッ・・・ウッ・・・ウッ・・・」

―午前四時十三分―
「ぐ・・・う・・・・・・わさびぃ・・・ぃ・・・ぅ・・・っは!・・・ふぅ〜、嫌な夢を見た」
モク母「どんな夢ですか?」
「ええ、唐辛子がCDから再生されて・・・・・・え?」
モク母「ふふ・・・ベッド一つじゃ狭いのでみんなで毛布かけて床で寝る事にしたんです」
「え?え?え?え?え?」
モク母「ほら、右腕に私、右足に娘。左腕と左足に娘と一緒に来た女の子二人がくっついて寝ていますよ」
「・・・何があったんですか?」
モク母「あなたをこの三人が運んできたんです。みんな不機嫌そうでしたから何となく予想はつきますけど。
   そして傷の手当てをして、夫のベッドに運ぼうとしたんですが、みんなが『私も一緒に寝たい』って。
   それでこういう形になったんです」
「なんで・・・俺と一緒に寝たいって」
モク母「あなたを気絶させた事で後ろめたい気持ちがあったんですよ、一人で寝かせるのは放っといてるみたいだって思ったんでしょう。
   それと、本当にあなたと寝たかった。この子達は不機嫌でしたが、それでもあなたが魅力的だから一緒にいたかった。
   ・・・私はこっちの方だけですね。無理いって寝かせてもらったんです」
「・・・どうして、ですか?」
モク母「え、どうしてって・・・・・・あなたって凄いですね。この子達が不機嫌になる理由が分かります」
「は、はぁ、その・・・すみません」
モク母「・・・でも、そういうところも魅力なんでしょうね・・・こうしたくなっちゃう・・・」
「!!」
モク母「・・・・・・・・・ふふ、おやすみなさい」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・寝よう。本当にわけがわからない・・・なんて聖夜だ」
668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 02:47:42 ID:v8ixVDXv0
>>661
年内にシリーズ完結させる予定ですから辛抱ください
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:08:30 ID:R58/g7/l0
その少女は、唐突に俺の前に現れた。

ク「失礼。今、時間良いかね?」
俺「・・・別に構わないが・・・」
ク「それは良かった。実は君に言っておきたいことがあるんだ」
俺「何だ?」
ク「うむ、実は・・・

>>670
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:12:40 ID:RNpPZ7MrO
保守
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:17:52 ID:J2RoJp4E0
>>667
GJ!!
むしろここで見れて嬉しい。
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:32:16 ID:R58/g7/l0
>>670保守だ」
俺「・・・は?」
ク「いやだから保守だ」
俺「・・・すまん、言っている意味が分からないんだが。
  保守とはなんだ?」
ク「ああすまない、分かりにくかったか。
  つまり私が言いたいのは・・・

>>673
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:33:16 ID:UxHy5yEs0
こm・・・いや保守だ
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:33:21 ID:oopnHF1r0
モルスァ
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:33:21 ID:4M1Y4Qj50
…………米
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:34:47 ID:EUWx5eokO
は?
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:35:45 ID:N124Xw800
>>673
お前にはガッカリした
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:37:01 ID:R58/g7/l0
>>673こm・・・いや保守だ」
俺「いやだから、保守ってなんなんだよ」
ク「うむ、保守というのはな・・・

>>678
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:37:26 ID:R58/g7/l0
間違えた、>>680
680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:37:40 ID:4M1Y4Qj50
681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:40:49 ID:uARDiRBvO
クー「すっすごい……なんだ? このスレッドは」
クー「まるで蟻地獄、光に群がる虫の様だな」
クー「何でもいいが、私を忘れんでくれ。それだけでいい」

兄貴「忘れた」
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:41:29 ID:R58/g7/l0
>>680米だ」
俺「・・・あ、そう。で、その米がどうかしたのか?」
ク「うむ、これを君にあげよう」

>>683
683以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:42:25 ID:uARDiRBvO
イソジン
684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:43:25 ID:4M1Y4Qj50
>>638
ちょwwwwwwwwwwwうがい薬wwwwwww
685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:49:14 ID:R58/g7/l0
俺「・・・イソジン?」
ク「うむ。君の喉が枯れているようなのでね。風邪をひいているのか?
  自分の身体は大切にするものだぞ」
俺「・・・生憎、俺は元々こういう声なんだ」
ク「そうか、それは失礼した」
俺「・・・もういいか?」
ク「ああ、いや待ってくれ」
俺「まだ何かあるのか?」
ク「うむ。

>>686
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:50:25 ID:N124Xw800
花京院典明は、自分のこの「法皇の緑」を見る時、いつも思い出す。
小学校教師
『花京院さん、お宅の典明くんは、友だちをまったく作ろうとしません。 
 そう、嫌われているというより、まったく人とうちとけないのです。担任教師としてとても心配です。』

『それが…恥ずかしいことですが…親である…わたしにも…なにが原因なのか…』
子供の時から思っていた。 町に住んでいると、それはたくさんの人と出会う。
しかし、普通の人たちは、一生で真に気持ちがかよい合う人が、いったい何人いるのだろうか…?
小学校のクラスの○○くんのアドレス帳は、友人の名前と電話番号でいっぱいだ。
50人ぐらいはいるのだろうか? 100人ぐらいだろうか?母には父がいる。 父には母がいる。
自分はちがう。 
TVに出ている人とか、ロックスターはきっと何万人といるんだろうな。
自分はちがう。
「自分にはきっと一生、誰ひとりとしてあらわれないだろう。」
「なぜなら、この『法皇の緑』が見える友だちはだれもいないのだから…
見えない人間と真に気持ちがかようはずがない。」
ジョースターさん、承太郎、ポルナレフ、アヴドゥルに出会うまでずっとそう思っていた。
アヴドゥルとイギーのことを考えると、背中に鳥肌が立つのはなぜだろう。
それは、目的が一致した初めての仲間だったからだ。DIOを倒すという、この旅!
数十日の間だったが、気持ちがかよい合っていた仲間だったからだ。

花京院典明は「法皇の緑」を見て考える!
こいつを昔のように誰にも気づかせなくしてやる。
そう!DIOの正体をあばき、倒すため完璧に気配を消してやろう。
687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 03:57:19 ID:R58/g7/l0
>>686というわけだ」
俺「意味わかんねえから。帰れよ」
ク「気分を害したのなら謝罪する。そして君が望むなら私はすぐに君の前から消えよう。
  だが最後に、一言だけ言わせてくれ・・・

>>688
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:01:17 ID:MmRoQKCQ0
わたしは素クールを愛している!
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:02:58 ID:GDxem7BjO
>>688
自己愛かよwwwwww
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:06:16 ID:R58/g7/l0
>>688わたしは素クールを愛している!」
俺「・・・ああ、俺もそうだよ」
ク「そうか!ならば付き合おう!君のことがずっと好きだった!」
俺「え・・・。あ、まあ・・・別にいいけど」
ク「そうか、良かった!これで気兼ねなく君と

>>691
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:06:28 ID:MmRoQKCQ0
素クールは不滅だ!
とかにすればよかった・・・
後の祭りだ。
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:07:16 ID:MmRoQKCQ0
すまんorz
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:07:53 ID:HCKiTx+00
別れ話モードwwwwwwwww
694以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:11:04 ID:R58/g7/l0
>>691素クールは不滅だ! とかにすればよかった・・・。後の祭りだ」
俺「は?何て言ったんだ?」
ク「ああいや、気にしないでくれたまえ!ところで君、

>>695
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:14:39 ID:N124Xw800
こいつをどう思う?
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:16:47 ID:R58/g7/l0
>>695こいつをどう思う?」
俺「・・・すごく・・・

>>697
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:20:50 ID:Jr6cnDbYO
おっぱい
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:25:48 ID:R58/g7/l0
>>697おっぱい」
ク「そうか!ではすぐにホテルに行こう!」
俺「まあ待て。授業が終わるまで辛抱しろ」
ク「分かった」

教師「・・・」
生徒「先生、これはアンパン投げるべきなんでしょうか?」
教師「私に聞かないでくれ・・・」


まあ、保守が目的だったわけだが。
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:26:49 ID:N124Xw800
>>698
授業中だったのかよwwwwwwwwwwwwww
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:27:22 ID:4j8MsNSBO
分割するときは1レス何文字くらいに分ければいいんだろ。

いやまあ書けるかも微妙なんだけど、一応。
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:33:49 ID:SqI/aKDd0
だいたい20行くらいじゃないか?
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 04:46:57 ID:J2RoJp4E0
5スレ目399のテキストを再うpしていただけないだろうか?
703以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 05:14:58 ID:J2RoJp4E0
ほす
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 05:52:42.42 ID:J2RoJp4E0
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 06:40:54.45 ID:J2RoJp4E0
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 06:48:33.00 ID:XY6ChIWq0
俺は素クールで4年振りに萌えた。
頭から離れない。もう大好きだ。
今後はこういう女の子を探していこうと思う。
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 07:00:53.70 ID:frcu7zyfO
>>698
みたいなの面白いな。
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 08:31:38.94 ID:wAJjHKBTO
保守
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 09:10:41.64 ID:mtuP2bQDO
ほしゅ
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 09:12:40.79 ID:4j8MsNSBO
20行くらいか……

2レス使います。
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 09:18:06.64 ID:4j8MsNSBO
「放課後一人で教室に来てくれ、か」
それは昼休みの一言。
いつもは短刀直入貫通型のクーがこちらに眼を合わせようとせず、
俯きながらに発したものだ。
躊躇い、迷い、不安。
君は鈍い男だなといつも言われる俺だが、
それくらいの感情は読み取れた。
「……心配、だよな」
クーの心に今まで気付けなかった情けない自分に舌打ちをする。
俺に何かが出来るなら。
――否。
出来るなら、じゃない。
するべき、なんだ。
クーの不安の理由は俺にあって、それが何であるかの見当は付く。
それなら簡単だ。
俺が今クーに出来る最大限の事をすればそれでいい。
目の前にある薄っぺらな教室の扉を開けて、
心に浮かぶ不器用な一言を言えばそれでいい。
扉に手を掛ける。
クーの横顔が見えた。その横顔に言うべき言葉は決まっている。
「……今まで、今までクーの気持ちに答えられなくてごめん。俺、お前のこと……」
――俺は、もう迷わない。
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 09:21:55.37 ID:4j8MsNSBO
うわ、送信ミスって後編消えたorz
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 09:30:37.99 ID:4j8MsNSBO
バックアップ取ってないからほしゅほしゅ。
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 10:02:24.63 ID:Q27zOs6z0
保守
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 10:33:40.12 ID:4M1Y4Qj50
>>712
ちょwwwwwwwwww生殺しwwwwww
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 10:51:44.32 ID:QG/gdd+lO
ク「男のパンティーおくれーーーー!」
男「お前…」
717以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 11:36:41.61 ID:NfH7+GdD0
ho
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:00:11.63 ID:m6370EHV0
ho
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:18:38.44 ID:N124Xw800
ところで、なんで秒数がこんなに細かいんだ?
720以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:20:28.85 ID:I+OlyFG40
決まっているだろう
君との時間をたくさん数えるためだ
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:27:33.97 ID:a/D7wiX10
フルメタみたいに、男が素クール+女がツンデレの組み合わせが面白いと思うの
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:41:54.87 ID:1zQruFxAO
されには同意
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:43:05.99 ID:QG/gdd+lO
>>721
フルメタルジャケット?
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:43:40.85 ID:OS3zSxuO0
フルメタは男が結構鈍感だから困る
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:49:59.35 ID:wtSnTYNs0
>>723
素直クールなハートマン軍曹
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 12:54:37.90 ID:OS3zSxuO0
「君たちは蛆虫だな」

「私は差別はしないぞ。うん。君たちは同等に価値がないからな」

「このおフェラ豚め。脳みそをFUCKするぞ?」

ちょっとムリスwwwwwww
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 13:02:43.10 ID:IiQ2Q/wS0
    /ノ 0ヽ
   _|___|_
   ヽ( # ゚Д゚)ノ   訓練教官のハートマン先任軍曹が男をgetする!
     | 个 |      私の質問に答える前と後に「クー」と言え!
    ノ| ̄ ̄ヽ     男よ!私の海兵隊をどうするつもりだ!
     ∪⌒∪     気に入った 家に来て私をファックしていいぞ
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 13:24:36.24 ID:QG/gdd+lO
「よく幸せな人間にパンを投げられるな」
「簡単さ!動きが鈍いからな」
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 13:48:04.44 ID:NjEKng+p0
勇気ある同じ学年の 君
正直なのは感心だ 気に入った
家に来て私をファックしていいぞ

愛しい奴めが! じっくりかわいがってやる!
泣いたり笑ったり出来なくしてやる!
さっさと立て!
隠れてマスかいてみろ
一月かけて全部私に流し込んでもらうぞ

なぜ告白した?

彼氏志願か

行為の顔をしろ!

私を犯すときの顔だ!

ふざけるな、それで私を犯せるか!
気合いを入れろ!
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 13:49:13.08 ID:PXh/bWsK0
ハートマンwwwテラカワユスwwwwww
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 13:55:31.74 ID:kdbleIZD0
ho
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 13:56:42.37 ID:NjEKng+p0
わたしが二年一組の素直クールである
私の彼氏以外、話しかけられたとき以外は口を開くな
口でクソたれる前と後に“クー”と言え
分かったか、お邪魔虫ども!

ふざけるな! 私は男のものだ! パンを投げるな!

貴様ら雌豚どもが私に何か話しかけたら―――
各人が敵となる 私と男の空間を邪魔する敵だ
その日は一日ウジ虫だ! 地球上で最下等の生命体だ

貴様らは彼氏ではない
両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない!

貴様らは厳しい私を嫌う
だが憎めば、それだけ私以外の女に目がいく
私は厳しいが公平だ 私と男を邪魔する奴は許さん
級友、教員、親
すべて―――
       
平等に価値がない!

私の幸せは男の子供を産むことだ!
愛する男の子供を!

分かったか、お邪魔虫ども!

ふざけるな! パンを投げるな!
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 14:05:49.41 ID:QG/gdd+lO
いいぜベイベー!
私の告白で顔を赤らめるのは男だ!
私に犯されて白いものを撒き散らすのはよく訓練された男だ!
本当に、男との生活は地獄だぜ!フゥーハハハァー
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 14:42:05.50 ID:JBU7JQMYO
保守
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 15:10:07.36 ID:IBrz29OGO
なにこの流れwww
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 15:26:33.48 ID:bPZdesV0O
(*^ω^)…これはこれで…
737 ◆uBXeCfesdI :2005/12/29(木) 15:44:31.58 ID:/bR26JfO0
ykk
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 16:04:20.34 ID:DUilm10r0
ho
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 16:05:40.99 ID:KqZ6MIhs0
昔小1のころに友達と電話してて、いきなり友達がチョット待っててって言うもんだから
なんだろう?って思ってたら
音楽が流れ出したんだ
友達エレクトーンやってる子だったからてっきり自分に演奏を聞かせてくてたんだと思って
友達が電話に戻ってきたときに、上手だねって言っちゃタ
うちんちの電話は保留機能なくて貧乏だったからそんなこと知らなかったんだ
あとで気づいてテラハズカシスだった
740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 16:35:06.08 ID:QG/gdd+lO
ホッシュ
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 16:51:27.92 ID:eKOOH3e60
保守
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 17:12:18.67 ID:+gfknns/0
保守
743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 17:25:09.60 ID:wHhZzxUEO
素直でクールな保守
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 17:27:10.39 ID:2oWFicKZ0
>739
誤爆?
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 17:45:48.35 ID:R58/g7/l0
人いないな・・・
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 17:47:05.64 ID:Qey5lP9V0
俺がいる
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 17:48:46.92 ID:8g3H1MfvO
短編投下します
748デートごっこ 1/4:2005/12/29(木) 17:50:56.99 ID:8g3H1MfvO
下校時間。
後部座席のドアを開け、彼女が乗り込むのを待つ。
「ご苦労」
この年齢に似合わぬ言葉遣いも聞き慣れた。
―…何か考えごとか?
毎日顔を合わせていると、何となく分かる。…今日は話し掛けないほうが無難だろう。
―やれやれ…10近く歳の離れた娘に気を遣わにゃならんとは。
お嬢様と運転手。当然、立場が弱いのは自分だ。

「ちょっといいか?」
運転中に、珍しく彼女が口を開いた。
「なんでしょう?」
「君はどのような場所でデートをする?」
―…何の謎掛けだ?
「…最近は独り身なもので…」
「過去の例で構わない」
7492/4:2005/12/29(木) 17:53:11.16 ID:8g3H1MfvO
…取り敢えず昔行った遊園地を挙げた。
「そこに向かえ」
「…は?しかし、一度帰宅されませんと…」
「私の言葉に従えばいい」
静かな口調の中に、有無を言わさぬ迫力。
―本当に高校生ですか?
「…分かりました」

遊園地に着くと機嫌は直ったらしい。
表情は変わらないが、どこか興奮している。
「何をしている?いくぞ、私は無一文なんだ」
―…金は俺持ちですか。

入場した途端、不満げに手を差し出してきた。
「どうされました?」
「…手くらいは繋ごう」
―…あぁそうか、これはデートのつもりなんだ。
「…失礼しました」
7503/4:2005/12/29(木) 17:55:24.67 ID:8g3H1MfvO
「雰囲気が出ないな、敬語は禁止だ」
「…分かった」
「まずは…アレからだ」
定番のジェットコースターを指差す。

「…何が可笑しい?」
顔を赤く染める彼女。
今笑いを堪えるのは無理な相談だ。
「まさか一番デカイ悲鳴の主が、君とはね」
ジェットコースターを降りた後も、彼女の手はわずかに震えている。
「…あんなに恐いモノとは知らなかった…。
…いい加減、笑い過ぎだ」
「ごめん」
「詫びる気持ちがあるならソフトクリームを奢れ。
チョコとバニラの二つだ」
「ハイハイ」
ワガママな姫様とのデートは、その後も続いた。
7514/4:2005/12/29(木) 17:56:52.53 ID:8g3H1MfvO
日が落ちきった頃、携帯が鳴った。着信は奥様。
―…デートごっこは終わりだな。

二人して説教を食らった後の帰りの車内。
まだ遊び足りないのか、不満そうだ。
「…しかし、何故こんなことを?」
信号待ち中、ずっと疑問だったことを尋ねてみた。
「…意外と鈍感だな、君は」
彼女が身を乗り出す。
チュッ
柔らかいモノが頬に当たる。
「好きでもない相手とデートをする訳がないだろう?
…次はもっとロマンチックな場所がいいな。調べておいてくれ」
呆然としたまま、彼女の言葉を聞く。
後ろの車のクラクションで青信号に気付いた。
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:00:53.59 ID:YG3/1hh40
素直クール?
私はツンデレの方が好きよ。
だって可愛いじゃない?
照れた顔で私に対して本音とは裏腹な言動。
思わず抱きしめて頭なでなでしてしちゃう。
そこでも暴れるけど形だけ。
ほんと可愛くて仕方がないわ。うふふ
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:02:20.22 ID:jDSOXMRd0
>>752
俺は両方派ですが何か?
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:03:40.77 ID:R58/g7/l0
>>752
黙デレも余裕のストライクゾーンですが何か?
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:05:32.04 ID:Qey5lP9V0
俺が2人も!
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:07:08.61 ID:RNpPZ7MrO
俺が8人も!!
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:07:53.87 ID:YG3/1hh40
>>753-754
素直クール目指して書きましたが何か?
素直クールは武士のような感じですね
どうみても読み間違いました
本当にどうもありがとうございました
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:16:49.52 ID:On6V6lkd0
>>748
GJ、俺はこういうのはかなり好きだ。
だが、2人の年齢は近い方が良いと思った俺、我が侭。
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:31:45.75 ID:2NfN+LAOO
>>758に同意
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:48:57.84 ID:R58/g7/l0
ク「男、ちょっと話がある」
俺「何だ?」
ク「実は・・・

>>761
761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:50:04.73 ID:KvJAEt2ZO
できてしまったんだ
762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:54:27.28 ID:R58/g7/l0
>>761できてしまったんだ」
俺「っはあ!?ちょ、おま、避妊はちゃんとしてるって言ってたじゃないか!」
ク「いや、できてしまったというのは子供ができたわけじゃないんだ」
俺「・・・何だ、おどかすなよ・・・。んで、できたって何が?」
ク「うむ

>>763
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:57:39.20 ID:RNpPZ7MrO
男性器
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 18:57:51.84 ID:Qey5lP9V0
ちょw
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:01:07.25 ID:KvJAEt2ZO
ねーよwwwww
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:01:31.03 ID:Wk92r3mB0
ワロスwwwwwww
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:02:10.37 ID:tpDD/v/50
男が掘られるのかwwwww
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:02:35.34 ID:R58/g7/l0
>>763男性器だ」
俺「・・・は?」
ク「だから、男性器ができたんだ」
俺「えっと・・・つまりお前に○○○が生えたと?」
ク「うむ」
俺「冗談だよな・・・?」
ク「私が冗談を言っているように見えるか?」
俺「見える」
ク「そうか・・・ところで、

>>769
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:03:16.41 ID:C8R/ePj+0
これをつかって
 や ら な い か ?
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:04:15.99 ID:Fsid+M3C0
一度くらいはアリかもな気が・・・何を言わせるんだ、君は
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:04:55.35 ID:KvJAEt2ZO
アッー
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:05:44.20 ID:R58/g7/l0
>>769これをつかって や ら な い か ? 」
俺「だが断る」
ク「何故だ?」
俺「俺にそんな趣味は無い・・・というか、何でそんなもんが生えたんだ?」
ク「実は・・・

>>773
773以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:07:59.86 ID:C8R/ePj+0
俺、日本史選択じゃないしさ。
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:08:21.11 ID:C8R/ePj+0
ごめん、大変な誤爆をしたorz
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:09:22.13 ID:frcu7zyfO
昨日、妙なキノコを食べてしまって。
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:09:55.49 ID:KvJAEt2ZO
・・・・・・
777以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:10:38.02 ID:R58/g7/l0
>>773俺、日本史選択じゃないしさ」
俺「俺は日本史選択だが、全くわけが分からん。
  歴史上の出来事に関係があるとでも?」
ク「そうなんだ。実は・・・

>>778
778以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:12:04.41 ID:pXdPZBDr0
保守ジン
779以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:16:45.02 ID:R58/g7/l0
>>778保守ジンと関係があるんだ」
俺「何だよ保守ジンって・・・」
ク「知らないのか?まあ私もはじめて聞いた単語だが」
俺「・・・お前さっきから言ってることが日本語になってないぞ」
ク「知ってる」
俺「・・・まあいい。で、お前は結局そのモノをどうしたいんだ?」

>>780
780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:17:55.59 ID:RNpPZ7MrO
ヤ ラ ナ イ カ
781以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:19:35.30 ID:frcu7zyfO
>>779
大変だなwww
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:20:42.62 ID:R58/g7/l0
ク「ヤ ラ ナ イ カ ?」
俺「それさえついて無かったなら大歓迎なんだが・・・」
ク「ああ、それなら心配ない」
俺「ほう?」
ク「実は・・・

>>783
783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:23:20.23 ID:pXdPZBDr0
両性具有?
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:24:00.03 ID:4j8MsNSBO
企画としては面白いけど感想も何も書けない……
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:25:34.26 ID:QG/gdd+lO
クソワロタ
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:26:32.32 ID:RNpPZ7MrO
皆で1つの事をやるって面白いじゃないか
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:30:06.10 ID:R58/g7/l0
>>783両性具有? 」
俺「・・・俺?」
ク「そう。君も、両性具有なんだろう?」
俺「・・・そうなんだ。知っていたのか・・・」
ク「君の事ならば何でも知っているさ」
俺「クウ・・・」
ク「男・・・」

運転手「お客さ〜ん、着きましたよ」
ク「ああ、すまない。行き先をホテルに変更してくれ」
男「料金はアンパンでいいか?」
運転手「それは私が投げるものです。・・・投げる気も起きませんが」
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:32:01.09 ID:Qey5lP9V0
この展開はいただけないと思った
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:32:02.98 ID:RNpPZ7MrO
ワロスwww
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:32:44.71 ID:R58/g7/l0
俺も書いてて吊りたくなってきた
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:33:49.96 ID:KvJAEt2ZO
>>790
792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:34:37.70 ID:Qey5lP9V0
>>790
またやってくれ
793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:36:17.04 ID:R58/g7/l0
>>792
深夜とか過疎ってる時に唐突にはじめるからwww
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:36:42.14 ID:8g3H1MfvO
>>758-759
年齢設定は蛇足だったか。
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:37:19.96 ID:Qey5lP9V0
次に来たときは絶対面白い方向にもていきたい
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 19:58:06.50 ID:8g3H1MfvO
保守
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 20:08:08.62 ID:RNpPZ7MrO
エロなしの方が良さそうだな

男性器なんて書くんじゃなかった
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 20:26:25.26 ID:UxHy5yEs0
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 20:49:12.51 ID:RxruK1bx0
あげ
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 20:53:27.81 ID:0MpdqlRD0
  ――12月31日 
 駅前、居酒屋『酔狐』前にて。
亮「(ガラガラ)うぃ、お疲れでしたー。よいお年をー」
瞳「ほいほい。おっかれー! よいお年をー」
  仕事納めの挨拶を交わして、職場から駅のロータリーに向けて歩を進める。
亮「(今が十一時過ぎだから、ぼちぼち京が来る頃か……クリスマス以来だな、会うの)」
京「――亮」
 普段は溢れる人も居ない静かな駅前通り。そこで、凛とした声に呼ばれる。
 携帯の時間表示を見るのに落としていた視線を上向かせると、堂々と立つ彼女の姿が目に映った。
亮「京……久し振り。元気してたか?」
京「うん……一週間振り。私は健康だ。だが、君は私の目に少々やつれて映る。無理はしてないか?」
亮「飯食う間もなく働いてたから少し痩せたかもな。でも、三が日は客足が鈍るからな。楽になる」
京「そうか……亮。どうか、身体は壊さないでくれ。君の不幸を、私は肯んじることができない」
亮「心配すんな。身体は丈夫な方だ」
京「うん……そうか。何だろうな……私は、君に会えば色々と話したいことがあった筈なのに。
 言葉が出てこないんだ。久し振りに亮と会ったから、私は知らず緊張をしているのだろうか?」
亮「いや、きっと言葉で表す気持ちじゃないんだろ……俺も、何か言葉が出ねぇ」
京「む。それは残念だ……電話越しではない君の声を聞くのは一週間振りだから、もっと聞いて
 いたいのだが、言葉がないなら仕方ない」
  そう言って、眉根を寄せ俯く彼女の仕草が胸を衝く。甘く切なく、ただ狂おしく愛おしい。
  気付けば、京の華奢な身体を抱き寄せていた。薄らと香る石鹸とシャンプーの匂い。香水や
 化粧の匂いはしない、純粋な京。タバコと酒の臭いが付いた自分は汚れていると錯覚しそうになる。
  だけど彼女は細い手を背に回して、静かに――ただただ無邪気に、嬉しそうに、呟いた。
京「あぁ……亮なんだな。この大きな手も、厚い胸も、逞しい背も、私が好きになった幹原亮だ……」
  彼女の掠れる声を聞きながら、静かに、少しの間――抱き合っていた。         続く
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:10:22.03 ID:On6V6lkd0
>>800
凄い久しぶりな感。
まぁ、体の調子もあることだし無理せずに頑張ってくれ。GJ!
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:18:27.46 ID:iJzNhyLu0
GJ!
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:31:42.25 ID:pDRgBxH80
保守
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:33:25.81 ID:pXdPZBDr0
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:41:47.63 ID:SqI/aKDd0
>>804
GJ!でも誤字が少しあったよ
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:50:02.31 ID:pXdPZBDr0
>>805
ありがと〜とても嬉しかったりw
誤字に関しては・・・気をつけますorz
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:55:38.03 ID:On6V6lkd0
>>804
この話、かなり好みだ。
だが、1文だけどえらい長さなのが気になった。
改行していれば更に良かった。我が侭ですまんね。
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:58:16.05 ID:9VVl1OL1O
素直クールは千影にしか見えん
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 21:59:27.48 ID:v7aqztwn0
>>804
ktkr
続きを待ってる。
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:19:38.62 ID:FSDSUH5r0
保守
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:19:50.05 ID:faV11L/RO
素直クールにこれって直接キスだよなって言ったら?
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:22:11.04 ID:C8R/ePj+0
>>811
その題材で俺に漫画をかけと?

いいよ、受けてたとうじゃんか。
ただしうpは明日くらいになるけどね
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:23:32.91 ID:JBU7JQMYO
>>811
「……いや。少し、違ったな」
「そっか」
「だから――」
 ガシッと、肩を掴まれた。
「今から、すればいい」

 この次の瞬間に、キス地獄に陥った。
814以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:27:41.86 ID:faV11L/RO
ちょWWWマジで書いてくれるとは。
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:39:44.38 ID:EnEknny60
>>757
そんなことはない
ともすれば クール=男っぽい口調 になりがちだが
それに一石を投じた価値ある1レスであった
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:46:46.86 ID:0MpdqlRD0
>>800――12月31日 1−2
  抱擁の時間は、それほど長く続かなかった。後頭部にぶつけられた、どこか懐かしい感触に振り
 返ると、久野がコンビニの袋とアンパン片手に持ってにやにや笑いながらこちらを見ていた。その
 影には、顔をちょっと赤くしている遠藤も居た。
亮「(///)なっ!? 何で二人がここに居る!?」
翔「当たり前でしょ。夜道が危ないのに京一人でこんなところまで来させるわけないじゃん」
圭「(///)(うわー……何か、話をするだけなら全然平気だけど、リアルだと抱き合っている
 の見るだけで、思ったよりどきどきするなぁ……)」
亮「一人って……京。お前、おばさんに送って貰って駅まで来たんじゃないのか?」
京「うむ。それが、父も母も祭姉さんも夕飯で酒を過ごしたらしく、熟睡していた。起こすのも
 忍びないので一人で駅まで行こうかと思っていたのだが、君が夜道の一人歩きに対して心配を
 しているし、どうしたものかと悩んでいた。そんな時、翔と圭から折り良く初詣の誘いがあっ
 たので、圭のお兄さんが運転する車に便乗してここまで一緒に来た」
亮「俺に連絡しろよ。そしたら迎えにくらい行くのに」
京「働いていた君にこれ以上の負担をかける気はない。私なりに次善の手段を取った積もりだが」
亮「ぅ……気遣ってくれるのは嬉しいけど、な」
圭「京。幹原君も彼氏として頼ってほしかったんだよ」
亮「(///)せめて耳打ちしてくれ! 何だこの羞恥プレイ!?」
翔「おーい。どうでもいいから神社行くよー。早い奴なら、もう並び始めてる時間だよ」
亮「は……? ちょ、ちょっと待て。二人も行くのか?」
翔「幹原、何で私達がこんな夜遅くに家から来たと思ってる。初詣するために決まってるだろ」
圭「うぃー。行こっか、二人共。邪魔はなるべくしないようにするから、よろしくねー」
京「亮……私も世話になった手前、二人の意見に反発できない。二人きりでないのは残念だが」
亮「こいつら……最初からそのつもりだったな……」
  二人は明後日の方向を見ながら、既に神社へと向かい始めていた。         続く
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:55:31.33 ID:iUcG8lzWO
>>816
GJ
楽しみにしてました
でも、お体には気をつけてください
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 22:58:58.08 ID:frcu7zyfO
保守。
819以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:11:44.45 ID:C8R/ePj+0
男「大人って、いいよな。いや………。」
クー「む?どうした?」
男「俺は両親が早くになくなって孤児院で育ったのはクーも知ってるよな?」
クー「うむ。」
男「だからかな。遠慮することを覚えて育ったのもあるし、そんなわがまま言える環境でもなかったから。」
クー「ふむ。」
男「だからこうやって、休みの日なんかにホットケーキを朝ご飯として食べるのが子供の頃からの夢だったんだ。」
クー「ふふ、それくらいならいつでも作ってやるぞ。」
男「けどな。」
クー「?」
男「ホットケーキを作ってくれる、優しい奥さんを貰う事が本当の夢だったんだろうな。
   暖かい家庭築くのが本当の希望だったんだろうな。って、クーを見て確信したよ」
クー「そうか。それは嬉しいな。私も君と入れて嬉しいぞ。」
男「へへ、朝っぱらから恥ずかしいこといってすまないな。」
クー「ああ、私は幸せ者だな。君みたいな人にこんなに愛されているなんて。」
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:16:45.80 ID:0MpdqlRD0
>>819
温かな話でほのぼのしました。
後、誤字を一つ確認しました。君と入れて、ではなく、君と居れて、かと。
重箱の隅を突くようなことで申し訳ないです。
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:21:08.59 ID:C8R/ePj+0
クー「おはよう。街で会えるなんて奇遇だな。」
男「おう、おはよう。確かに奇遇だな。」
大概インドア派の俺は室内にいるので休日に外にいる事自体が珍しいのだ。
でも!でもだ、今日は俺の誕生日。どうせクラスメイトの誰も覚えてないだろう。
だから俺一人寂しく誕生日を祝うのだ。うむ、なんて寂しい奴だ俺。

だってさ、わざわざ冬休みに俺を祝いにくるなんて殊勝な奴は…。
クー「君に会えてよかった。今日は君の誕生日だっただろう?おめでとう」
…いた。

クー「ほら、これはプレゼントだ。受け取ってくれ。」
男「え、あ、えっと、ありがとう。」
クー「ここで君に出会わなかったら家に押し掛けて郵便受けにでもつっこむつもりだったが…
        手渡しできてよかった。じゃあ私はこれで。」
男「え、あ、ありがと、じゃあ。」



家に帰ってプレゼントを広げると手作りと思われるマフラーと、カードが入ってた。
カードには  「誕正日おめでとう」  と一言。実にクーらしい。


…スゴイよ!ジョンイルだよ!将軍様生まれちゃったよ!!!
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:21:45.85 ID:LyE/MgWR0
>>820
推測だが男とクーはお風呂、もしくは夜の営み中。
察してやれっt……えあなただれですかうわ何をするツンやめろあqswでfrtgひゅじお
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:24:46.19 ID:C8R/ePj+0
>>819
あちゃぁ、誤字ありましたか。指摘ありがとです。
読んでくれてる人がいると分かると凄く嬉しいです。

>>822
ちょwwwwそれwwww揚げ足wwww
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:29:40.85 ID:ua5JVcuu0
>>821
ジョンイルってなんだよwww
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:31:51.89 ID:On6V6lkd0
「誕・正日」。
わざとか?わざとだよな?
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:53:44.23 ID:On6V6lkd0
3スレほど投下しま
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:54:12.94 ID:On6V6lkd0
私は右半分、顔を髪で隠している。
何もそれは生まれつきのことではない。
生まれつきなのは爛れた、それだ。
それは人に見せるべきではない、醜いもの。
興味心を露にした者はこれを目にすれば言葉を無くし、ただ謝罪の言葉だけを残し去っていく。
いかに己が気にせずにいようと、他人はそれを良しとしない。
だから私はそれを隠した。
可笑しな点は無い、それを視て不快に思うことなど人としてそれは至極当然のことなのだ。
だが、こんな私でも【恋人】と呼ばれる存在ができた。
彼は隠していることを気になどせず、私と何時も一緒にいてくれた。
そんな彼を私は手放すつもりはない。彼から手放すなら話は別だが。

だが、私はそれを隠したまま、だ。
そう、己で気にしていないと言いつつもそれを見せていない。
滑稽なことだ、結局のところ彼にそれを見せないことは、唯一の絶対的存在にそれを知られ嫌われたくないから。
できることなら私は彼と共に行き着くとこまで行きたい。
ゴールなどという安直な場所ではなく死というおぞましくも自分としての全てを終わらせる場所まで。
だが、その願いを叶えるにはお互いの全てを曝け出し理解し合わなければならない。
だから、決心した。
それが、彼が私と決別を選ぶことになろうとも。
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:54:44.93 ID:On6V6lkd0
「醜いか?」
すっと、彼が集中して見ているテレビの前に立ちはだかり顔の右半分を覆う髪をさらりと掻き揚げことさら彼にそれを見せ付ける。
ずずっ、と湯呑みに入る茶を啜りながらこたつの布団を肩まで持ち上げ、彼はさらっと一言だけ言う。
「みにくい。」
どこまでも滑稽だ、覚悟を決めたと言いながら、彼のたったその一言でどこまでも暗闇が広がる思いがするのだから。
涙腺が緩むのが解る。馬鹿、ここで泣けばそれこそ道化師だ。
そんな私の気持ちも知らず、彼は続けて少し怒りを込めて言い放つ。
「テレビが見えない、用があるなら隣来て言ってくれ。」
すすっと自分の隣に1人分座れるほどのスペースを造り、ごとっと音をさせ湯呑みを置く。
「あ、ああ、すまない。」
何故かそれに反論する気持ちも起きず、私は素直にそこへと座る。
こたつの在り来たりな暖かさではなく、心にまで浸透する人としての暖かさがそこにあった。
「醜い・・・か。」
呟く様にそれは私の口からするりと出た。
「いや、別に大丈夫だ。」
今度は先ほどとは別の言葉。
どうもおかしい、彼は何故さっきと同じ言葉を言わないのか?
「醜くないのか?」
「いや、そりゃあさっきみたいにテレビの前に立たれたら見難いが、別に今は見難くない。」
唖然とした、彼は【醜い】ではなく【見難い】といったのだ。
余りにもテレビに集中しすぎて、彼はそれが見えてなかったのだろう。
ほんの束の間の安堵、だがそれに甘んじるわけにはいかない、これからどれだけ滑稽な道化師になろうとも。
「どうだ?」
先ほどと同じ様に、髪を掻き揚げ彼にそれが見える様に顔を近づかせる。
「ん?」
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/29(木) 23:55:14.35 ID:On6V6lkd0
テレビも今はCM中なので、彼はこっちを向いて私の顔をじっと見つめる。
「・・・・俺に言わせたいのか?」
「ああ、はっきりと言ってくれ。」
「良いじゃん、別に言わなくても。」
「駄目だ、それじゃあ意味が無い。私も覚悟を決めた、さぁはっきり言ってくれ。」
道化師らしい台詞だな、はっきり言われたなら1人で号泣するくせに。自嘲染みた笑みが口に出る。
彼は何を言ってくれるのだろう?
やはり【醜い】と?それとも【気にしない】と?
どの言葉でも私には聞きなれた言葉。彼からどの言葉がでてきても私はもう終わりなのかもしれない。
そう、慰めも罵声も彼から言って欲しくない。
正解など無いに等しいこの問い、私はどこまでも残酷な女だ。
「はいはい、お前は可愛いですよ。」

彼は盲目なのだろう。【恋は盲目】とは良く言ったもの。
彼はそれに何も言わなかった、元から知っていたのだろうか?それとも、気にしていないのだろうか?
多分、そのどちらでも無い。
正解など無いこの問いに彼は自分が見えるものだけをはっきり言ってくれたのだ。
「ってか、やっぱりお前の顔がはっきり見えるのは良いな。髪、切ったら?」
そんな彼に対して、私は【愛している】という言葉では足りないということを知った。
そして【幸せ】だということも。
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 00:04:14.55 ID:POdQekP8O
>>829
いい話だと思う

文章についてでなく、一つ
3スレ投下するで吹きかけた
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 00:08:24.50 ID:wibnRnGF0
やはり気付いたか。
この件に関しての自虐は許してくれ。

死にたいorz
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 00:11:54.52 ID:AuhHHfwA0
>>831
新しい試みですね。
デフォで概ね素直クールは美人の女の子となっていますが、
顔に劣等感がある子の話は初めて見ました。
男も素直クールで話は綺麗に終わっていますが、
個人的にはやはりヒロインの子には綺麗であってほしいですね。
まあ、そうなるとこの話ができなかったわけですが。
何だこれ、感想でぐだぐだになるってどういうことだ?
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 00:21:28.76 ID:Yaln+KSx0
>>831 死ぬな、つーか

唖然とした、>>831は【死にたい】ではなく【志に戴】といったのだ。
この誤字の指摘を戒めとし、彼は次の作品を書く志に戴くというのだろう。

こういうことでそ?
834陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/30(金) 00:27:33.27 ID:jye5awR50
投下予定がなければ5分くらい後に5+1レス分投下します
8351/5 ◆ForcepOuXA :2005/12/30(金) 00:32:06.90 ID:jye5awR50
陸海空 -Caress of Venus-
Promised land -II-

 裏口を抜け、喫茶店『せしる』に入る。
 物音に気付きそちらに目を向けると、開け放された入り口の向こうでマスターが器具の
 点検をしていた。
益田「公人君、おはよ〜」
公人「おはようございます。一体何をしてるんです?」
益田「クーちゃんが今日からバイトに入るからね〜。普段使ってる器具だけじゃ足りない
    だろうと思っての点検作業だよ」
 そう言って作業を再開する。

益田「それでね〜。公人君にはクーちゃんの手伝いと倉庫整理を主に担当して貰おうかと
    思うんだけど、それでいいよね〜」
公人「断る理由もないですし、実際それくらいしか出来る仕事ないんじゃないですか?」
益田「夏海ちゃんは今まで通り接客。クーちゃんには厨房でお菓子類を作り置きしてもらう。
    そうなると仕事ないよね〜」
 あはは〜と無責任にも笑いだす経営者。
公人「いい加減ツッコミ入れるのも疲れてきましたよ……」

益田「生地作りとかってね〜、力を入れ過ぎないようにしつつも同じ動作を繰り返すわけで、
    結構難しいんだよね〜。
    倉庫整理で基礎体力を付けて、生地作りで力加減を覚えてもらおうかな〜、と」
公人「つまりバイトの名を借りた訓練って事ですか?」
益田「敏捷性やバランスも鍛えてもらいたいんだけど、順番にこなした方がいいかな〜」
公人「喫茶店の仕事が特訓っていう正義の味方は、世間的にどうなんですか?」
益田「地域密着型で好感がもてるよね〜」
公人「聞いた俺が間違ってました……」
益田「う〜ん。バイト、アルバイト…… そうだ、覆面ドライバー・アルブってどう?」
公人「出自が微妙ですが、俺の意見は多分反映されないので構いませんよ……」
836>>835 2/5 ◆ForcepOuXA :2005/12/30(金) 00:32:51.67 ID:jye5awR50
 ほどなくしてクーと夏海が出勤してきた。
 マスターは菓子作りに対する簡単な説明をクーに指示する。
 どうやらクッキーやスコーン、マフィンなど、軽めのモノを大量に作る作戦らしい。
益田「まずはお試しセットって感じで出してみるから。足りない材料とか器具があれば
    用意するから言ってね〜」
空  「はい。クリームなども手作りして構いませんか?」
益田「クーちゃんの好きにしていいよ〜。公人君、彼女のサポートお願いね〜」
 マスターはあはは〜と笑いながら、つかみ所のない態度で去ってゆく。

 クーの指示に従い材料を用意する。
 店に出すだけあって揃える量も半端じゃない。これは流石にクー 一人じゃ準備できない
 と実感する。
空  「生地を作りますので、公人さんは私のする動作を真似る事から始めて下さい」
 教えながらというのもあるのか、普段よりゆっくりした動作で準備を進める。
 一つ一つ的確な説明を加えつつ材料を混ぜる。

空  「生地をこねる際には力加減に気を付けて下さい。ここで出来が決まると言っても
    過言ではありません」
公人「りょ〜か〜い」
 クーの手の動きを観察しながら、同じように生地をこねてみる。
空  「少し力が入りすぎていますね。手はそのままで、力を抜いて下さい」
 そう言うと俺の手の上に左手を添え、そのまま生地をこねだす。
公人「え…… ちょっ──」
空  「今は気をそらさないで生地に集中して下さい」
 そう言われても、クーの小さく柔らかな手が、絶妙な力加減でマッサージしてくるような
 感じを受け、集中できるものではない。
空  「では、一人で生地をこねてみて下さい」
 先程の力加減を思い出しながらこねてみる。
空  「力が入りすぎているようですね。 ……今夜、私の身体を使って練習しましょう」
公人「できるか、馬鹿者」
837>>836 3/5 ◆ForcepOuXA :2005/12/30(金) 00:33:10.27 ID:jye5awR50
 その後もこちらに指示を出しながら、テキパキと無駄のない動作でクーは作業を進める。
 今すぐ用意できない物は市販品で代用するとの事だが、明日以降は全て手作りにすると
 言って、それらの仕込みも同時にこなしてゆく。

 厨房はオーブンから漂う香ばしい香りで満たされ、菓子は次々とトレーに取り出される。
 その香りに引き付けられたかのように夏海が顔を覗かせる。
夏海「そろそろ出来上がった〜?」
空  「はい。まさに二人の愛の結晶です」
夏海「むっ」
 夏海はクーの台詞に唇を尖らせる。
 クーは一つだけ形の違うクッキーを摘むと口元に差し出してくる。ハート型だ……
空  「どうぞ、食べてみて下さい」
公人「ぁ、あはは〜、ありがとう……」
 サクっとした軽い歯ざわりで、適度な甘みが心地よい。
夏海「まったく、真面目に働きなさいよねーっ」
 夏海はクッキーを一つ摘むと口に放り込む。クーが止めようとしたが間に合わない。
夏海「っ〜〜! ……ぁ、あちゅい」
空  「夏海。その辺りはまだ冷めていません」

 一段落つき、トレーに並べられた菓子類を手にするとクーは厨房を出てゆく。
 そして店側から漏れるどよめき。
 あ〜〜、クーが運べば当然だよなぁ。

 いくら作ってもストップがかからない。ホントにさばき切れているのか不安になるが、
 手際よく菓子を作り続けているクーの足を引っ張らないためにも生地をこねる。
 幾度目かの往復をくり返したクーが夏海を連れて戻ってくる。
夏海「疲れた〜〜。ま〜さ〜と〜〜、きゅ〜け〜〜」
空  「フロアは私が受け持ちますので、公人さんは夏海と休憩してきて下さい」
 忙しければ手伝うよ、と言おうとしたところ、笑顔のクーに止められる。
空  「福利厚生です」
838>>837 4/5 ◆ForcepOuXA :2005/12/30(金) 00:33:36.24 ID:jye5awR50
 事務所兼控え室といった風情の部屋に置かれたソファセット。
 その上で押し倒されたような格好で夏海に抱き付かれていた。
公人「……夏海。その格好って疲れないか?」
夏海「充電中〜〜。ん〜、このまま時間を無駄にするのも悲しいわねぇ」
 上半身を放し、ティーセットとともに用意してきたクッキーを唇で軽く咥えると、顔を
 寄せてくる。
 ん〜〜と、のどを鳴らし唇を突き出す。
公人「もしかして。食べろ、と?」
 こくこくとうなずく夏海。じわじわと近づいてくるクッキー。
 なかば諦めて夏海の頭を固定すると、唇が軽く触れる程度のところでクッキーを割る。

夏海「むぅ〜。条約違反だ、責任者出せ〜〜」
公人「なんだその条約って」
夏海「公人は福利厚生要員。私が凄い事しださない内に素直に従いなさい」
 夏海は軽い口調で言い放つが、これまでの度重なる実績(悪行)ある女王様だ。
 背筋を凍らせるだけの威力がある発言に、俺は心の底から戦慄する。
公人「……ホントに凄い事しないだろうな?」
夏海「私を信用しなさい。それとも、クーおねぇさんも呼んできた方がいいかな〜?」

 哀れな子羊たちが神にすがりたくなる気持ちをまざまざと体験した三十分。
 恋人同士であれば、甘く心躍るひとときとなるだろうが、心を決めかねている俺にとって
 悪魔の誘惑に耐え抜かなければならない責め苦に近い。
 人の胸の上で至福の表情を浮かべる悪魔。そこにノックの音と共にクーが入室してくる。
空  「夏海は休憩してだいぶ回復したようですね」
 いくら親友だとしても、ライバル関係にある相手を気遣うとはどこの聖女だ……
 夏海は身体を起こし軽く唇を触れ合わせると、ソファから立ち上がりクーに話しかける。
夏海「公人のおかげで急速充電できたからね〜。ところで〜」
 この三十分をダイジェストで説明する夏海に、感嘆の声を上げるクー。
空  「二人で食べるにはクッキーが足りませんでした」
 涼しげに宣言するクーを夏海と共に引き止めた。
839>>838 5/5 ◆ForcepOuXA :2005/12/30(金) 00:34:00.47 ID:jye5awR50
 雛鳥にエサを与える親鳥の心境というモノを感じた。与えても際限なく要求してくる唇。
 夏海と違い上限のないクーの場合、要求がエスカレートする事は少ないが、止めなければ
 いつまでもキスを求め続けてくる。
 あっちが魔女でクーが悪魔なのかも知れない……
 これ以上要求に応じていると理性が持たなくなるので、クーの頭を胸に抱きかかえると
 少し強めに抱きしめる。
 不満げ声が聞こえるが、しばらく頭をなでていると頬をすり寄せるように抱き付いてくる。
 こうしてると可愛いんだけどなぁ、と行為がエスカレートしないことを祈り続けた。

益田「お疲れさま〜。また宜しくね〜」
 バイトも無事終了し、マスターに見送られながら車に乗り込む。
空  「アルバイトというのも楽しいものなのですね」
夏海「クーにとっては誰にも邪魔されず、公人とイチャつけるのが楽しいんでしょ」
空  「はい。それが一番の理由ですが、お菓子作りも楽しいです」
公人「俺は疲れた。特に精神的な理由で……」
夏海「公人。そんな可愛いこと言ってると、おねぇさんが二人がかりで癒しちゃうわよ〜」
空  「今日は公人さんに癒して頂けたので感謝の気持ちを込めて──」
公人「いやっ、今の二人の想いを知って癒されきりました! もう元気っ!」

 車を巨大ガレージにしまい、屋敷の玄関ドアを開く。
夏海「おかえりなさい、公人。遅かったわね」
空  「そうですね。待ち侘びましたわ、公人さん」
 嫌な予感を感じつつ目を前に向けると、そこにはゴスロリで身を包んだ二人がいた……
公人「え〜と、ただいま?」
夏海「言葉がなってないわね。『ただいま帰りました、お嬢様』でしょ?」
空  「夏海、厳しくするだけでは公人さんが萎縮してしまいます」
 カツカツと靴音を鳴らして歩み寄るクー。って、編み上げブーツまで履いてるし!
 俺の手を取ると胸元に引き寄せ、耳元に囁く。
空  「おかえりなさい、公人さん。今日は疲れたでしょう」
公人「……昨日のボンネットで大体予想はついてた。でもな、室内ではボンネット被るな」
840陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/30(金) 00:34:21.72 ID:jye5awR50
長編でありながら、月初め辺りから投下できず申し訳ありませんでした

元のペースに戻るまで暫くかかりそうですが、出来る限り早い投下を
心掛けますので、長い目で見守って下さい

以上で今回の投下を終了します
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 00:40:43.28 ID:YsTMvqS90
>>840
お忙しいようですが無理せずに。
2人の怒涛の攻めにいつ公人が陥落するのかwktkしております。
GJでした。
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 00:40:48.82 ID:vSrK2+Yj0
>>840
お、復活乙!
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 00:44:54.02 ID:YsTMvqS90
>>831
http://k.pic.to/2uqax
勢いのみ。年末だし。自分は好きな感じの話です。
というか先に書かれたーという感も…orz
GJでした。
844犬神さんの人:2005/12/30(金) 00:51:03.67 ID:UuZHzVAL0
5分後に投下します。
845犬神さんの人:2005/12/30(金) 00:55:59.81 ID:UuZHzVAL0
>>256
千鶴「龍一。」
龍一「姉さん、時間的に絶対早すぎるから。」
千鶴「むー。」
龍一「いや、そんな事言われてもね。」
今僕達は何をしてるのかと言うと、それは今朝の事だった。

母 「そろそろ正月に向けて色々買わないとねぇ。」
父 「そうだな。」
ガチャッ
龍一「おはよう。」
母 「という訳で龍一よろしくね。」
龍一「いきなり言われても困るんだけど。何が?」
母 「今日千鶴ちゃんと買い物行ってくれない?」
龍一「…姉さんと?」
母 「そうよ。何か不満かしら?」
龍一「…ないです。」
と母さんの笑顔の裏の威圧感に押されてこうなった訳なんだけど、何でこんな事をしてるのかと言うと
龍一「姉さん、今何時だと思ってんの。」
千鶴「8時。」
龍一「うん、絶対に時間早すぎるから。」
千鶴「早いに越した事は無いよ。」
龍一「だから早すぎなんだって!」
千鶴「二度寝よくない。」
龍一「うっ…」
姉さんがニコニコしてこっちを見ている。仕方ないとりあえず部屋から出よう。
846犬神さんの人:2005/12/30(金) 00:56:52.00 ID:UuZHzVAL0
>>845
龍一「わかったよ。ちょっと着替えるから待ってて。」
千鶴「わかった。」
そして僕はタンスから洋服を取って着替えようとしたんだけど
龍一「姉さん?」
千鶴「何?」
どうやら言葉が足りなかったようだ。
龍一「下で待ってて。」
千鶴「嫌。」
龍一「嫌って、お願いだからさ。」
千鶴「一緒にいたいの。」
龍一「…はぁ。」
仕方なく着替え始めたんだけど、どうしても下が着替えられない。いくら姉だからってやっぱり着替えを見られるのは恥ずかしいもんだ。
千鶴「何で着替えないの?」
ニコニコと笑顔で聞いてきた。ちくしょう…
龍一「…姉さんお願いだからさ。」
千鶴「うふふ、わかった。」
そう言って姉さんは部屋から出て行ってくれた。
はぁ…まだ8時過ぎじゃないか、いつもならまだ寝てる時間だよなぁ。
まぁ犬神さんと出かけた時はもっと早かったけどね。
ドアを開け階段の窓を見る。外は真っ白だった。
道理で寒いと思った。ていうか雪降りすぎじゃない?
部屋に戻りもうちょっと着込んでからまた部屋から出た。
リビングには姉さんしかいなくて姉さんはミィと遊んでいた。
龍一「母さん達は?」
千鶴「先に出かけた。」
847以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 00:58:09.82 ID:UuZHzVAL0
>>846
龍一「…ちょっと待って、買い物って僕達が行くんじゃなかったの?」
千鶴「私は龍一をお願いねって頼まれた。」
どうやら母さんにしてやられた訳だ。まぁね、普段から家に篭りっきりだったからね。
龍一「…ねぇやっぱり出かけるのやめない?」
千鶴「やだ。」
龍一「だって雪積もってるよ?」
千鶴「うん。」
駄目だ。もしかすると雪が積もってるから姉さんは外に出たいんじゃないか?そんな考えが出てきた。
ここで「雪め…」とか思うと犬神さんの事を憎んでる感じになるからやめておこう。
そういえば犬神さんといえば
龍一「姉さん、犬神さんと何話したの?」
千鶴「知りたい?」
龍一「そりゃね。」
千鶴「後悔するよ?」
龍一「一体何話したのさ。」
後悔って、あんた一体何話したのさって。
千鶴「龍一の事。」
龍一「だから僕の何を話したのよ。」
848犬神さんの人:2005/12/30(金) 00:59:46.15 ID:UuZHzVAL0
>>847
千鶴「龍一の事をどう思ってるのか。」
龍一「それで何だって?」
僕としては気になる所だ。
誰だって彼女が自分の事を本当はどう思ってるのかは知りたいはず。
千鶴「知りたい?」
龍一「そりゃ知りたいよ。」
そう言うと姉さんは笑って
千鶴「龍一は愛されてるって事。」
龍一「ちょっと、それってどういう意味?」
と言う前に姉さんは外へ行ってしまった。
またよくわからない事を…
結局それがどういう意味を指してるのかはわからないままだった。
だって毎回毎回犬神さんもそう言うから。
だけど姉さんは犬神さんに何か言ったんだろう。それだけはわかる。
あの日以来姉さんが変わった気がする。うん、多分だけど。
それがいい事なのか悪い事なのかわからないけど。
ガチャッ
龍一「姉さん待っ…!?」
ボゴッ
何かが顔に当たった。払いのけると雪だった。姉さんは笑いながらこっちを見ている。
…どうやら悪い方らしいね。
849犬神さんの人:2005/12/30(金) 01:00:34.24 ID:UuZHzVAL0
以上です。
そろそろ後半に入ります。
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:05:19.57 ID:gTa21Clw0
>>840
陸海空の人 ◆ForcepOuXA 氏、復活乙!
無理しすぎないように。
以下、気になったことを簡潔に。

>>835
出自は誤用かと。家柄、素性など人物に使う言葉です。
代わりの言葉としては、出どころ、由来、かな。

>>839
不満げ声、と言う言葉は日本語的に違和感があります。
不満そうな声、もしくは物足りなそうな声、でもいいかも。

車を巨大ガレージに〜以降の時系列がおかしく感じます。
女子2人は、一緒に車に乗っていたのでは?
851以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:10:08.92 ID:sDwex4g00
>>800>>816――12月31日 1−3
 神社付近、人ごみの最後尾にて。
翔「うわ、もう混んでるよ。暇な奴らだねぇ」
圭「まー、私達も一緒なんだけどさ。京、幹原君。ちゃんとついて来て――」
京「ん? 私と亮なら居るぞ。はぐれる心配もない【繋いだ手を掲げて見せる】」
圭「うん。分かったから。だから見せつけないで。ホントに。私、京にアンパン投げたくない」
亮「だからって俺に投げるな……それより、遠藤も久野も離れるなよ。頭の沸いた野郎なんてどこ
 にも居るからな。強引なナンパなんて一人二人で居ると、がんがんされるぞ」
翔「あら、珍しい。幹原が私達の心配するなんて、私服姿で可愛くて京から目移りした?」
亮「訂正だ。遠藤は絶対に俺らからはぐれるなよ」
翔「あぁ? どういう意味だゴルァッ……!?」
亮「べーつにー。京と遠藤だけが可愛いなんて言ってないですけどー?」
京「可愛い、か……ふむ。やはり、亮がくれた猫耳ニットキャップを被ってきて正解だ」
亮「俺の名誉のために京が選んだ物をプレゼントで贈っただけだということは明言させてくれ」
圭「(///)(え、うわ、冗談なのに、ヤバ――顔、自分でも分かるくらい赤いよ、今ぁ……!)」
翔「上等だ、コルァッ。一度、どっちが上か白黒はっきりさせた方がよさそうだねぇ」
亮「犬猫みたいに何でも上下に分別しないと落ち着けないのか?」
翔「お前ブッコr――」
  久野がこちらに詰め寄る前に、横合いから十数人の団体が割り込んできた。
  あっ、と言った時には既に遅く、京とは手を繋いでいたが、くっついていな
 かった久野と遠藤は、すぐに人ごみの中へと消えていった。
                              続きます   
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:10:36.12 ID:wibnRnGF0
>>843
絵を見て、頭の中では左半分を髪で覆っているのを想像してたのに
右半分と書いてたのに今気付いた。俺、バカス。
とにかく、有難う。
853以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:16:22.07 ID:YsTMvqS90
>>852
書くときに「えーっと右半分だからこっちからみたら左?お箸持つほう?」
とかやってた自分もバカスwwwwwww
短編作家さん超応援してます。是で支援になるかはわかんないけど。
自分も年明け前にもうヒトツぐらいかけたらええのう( ´д`)
854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:34:31.83 ID:2poo1Z+G0
保守
855以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:41:54.22 ID:jye5awR50
>>841,842
ありがとう。
時間の都合を付けて続きを書いてみるので今後とも宜しく

>>850
あ〜、今まで『出自』は間違った使い方してたのか… 勉強になります

投下前に手直しした際に『な』を入れ忘れてました
『不満げな声』でした、申し訳ない

ギャグ要素として時系列を無視してました
やはりこの手法は色々と問題がありそうですね
今後違う手法で攻めてみます

指摘して頂き感謝します
無理しない程度に頑張るので今後とも宜しく
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:42:36.77 ID:wibnRnGF0
>>848
犬神さんと龍一の2人が一緒にいるところを早く見タス。
でも千鶴さんも(ry
とにかくGJ!

>>851
無理せずにな、あと今日の分がどれくらいあるのか教えてくれると助かる。
857以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:49:31.43 ID:HxrStr1lO
犬神さんの話と京&亮の話は凄く好きだ
2人ともGJ!!
858以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 01:57:01.72 ID:/mWCyzOx0
>>856
えー、どのくらいなんでしょう?
私は朧気でもプロットとオチが思いついた時点で書き始めますから、
言ってみればライブ感覚で話を書いてます。
それ故、1レスづつ話を投下させて頂いてます。
最初は3、4レスで終わるだろうと思っていた話も、
肉付けをして7、8レスになることが多々あります。
後、寝ようと思っても話を途中で宙ぶらりんにしていると
落ち着かないので、書き終わるか眠気が限界迎えるまで書きます。
まぁ、あれですね。
髄膜炎? なぁに返って免疫力がつく。
お粗末。話書きます。
859以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 02:08:35.38 ID:wibnRnGF0
了承した。何となく感想書くタイミングが掴めなかったもんで
860以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 02:24:03.94 ID:M1tX2gkW0
http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0099.txt

24風味で書いてみた。
中身は全然24してないけどね。
861浦島太郎:2005/12/30(金) 02:24:56.60 ID:UuZHzVAL0
昔々、浦島太郎が浜辺を歩いていると子供達が亀をいじめていました。
可哀想に思った太郎が亀を助けてあげると
亀 「助けてくれてありがとうございます。お礼に竜宮にご招待しましょう。」
と亀に連れられて海の底に大きな城が見えてきました。
中に案内され、ごちそうになりました。他にも魚達が踊りを見せてくれました。
そこにお姫様がやってきていいました。
姫 「亀を助けてくれてありがとう。お礼に私と結婚をしてくれ。」
太郎「おい待て。」
862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 02:32:59.98 ID:wibnRnGF0
>>860
時間の区切り部分を主人公だけじゃなく母主観、クー主観、友主観などにすれば24っぽくなったかも。

>>861
ワロタ
863以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 02:39:09.00 ID:M1tX2gkW0
>>861

日本昔素クール話シリーズとか作れそうな予感が。

かクーや姫「蓬莱の玉、燕の子安貝(以下略)を持ってきた者となら結婚しても良い」
男ども「では、さっそく探してきます!」
竹取の翁「かぐや姫や、どうしてそんな無理難題を申しつけるのじゃ。皆立派な男達ではないか。」
かクーや姫「私が真にお慕いしているのは、おじいさん、あなただけだ!他の男など興味ない。」
翁「な、なんだっt(AA略」
婆「ちょっと、かクーや姫。なにやってるのよ!おじいさんは私のモノなんだから、おまえはちょっかいださないでよ!」
翁「娘に嫉妬するな、娘に!」
864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 02:39:51.33 ID:sXHS3EUN0
亀 「助けてくれてありがとう。お礼に私とry」
865以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 02:45:05.64 ID:YM3LqpPl0
日本昔話が素クールになるとは驚いたwww
866以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 02:53:17.39 ID:iTSey/SM0
>>861
早っwwwww

>>863
ちょっwwwwwwwバァさんツンデレwwwwwww


867鶴の恩返し:2005/12/30(金) 02:57:59.11 ID:UuZHzVAL0
昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんが田んぼを通ると鶴が罠にかかっていました。
可哀想に思ったおじいさんは鶴を助けてあげました。
その日の夜、戸をコンコンと叩く音がしました。
気のせいだろうと思っていると
  「ごめんください、ごめんください。」
という声が聞こえてきました。
おじいさんたちが慌てて戸を開けると、そこには色の白い綺麗な娘がいました。
娘 「私はおじいさんに助けてもらった鶴です。お礼がしたくてきました。」
おじいさんはまさかと思っていましたが
娘 「一つ部屋を貸してください。それと用意ができるまで決して中には入らないで下さい。」
といって部屋に入っていきました。
しかし、娘は次の日の朝も昼も夜も出てきませんでした。
心配になったおじいさんが部屋の戸を開けてみると、そこには体全体濡れた娘がいました。何をしていたのかを聞くと
娘 「おじいさんにお礼をする為に準備をしていた。さぁ体の準備ができた。おじいさん来てくれ。」
婆 「ちょっ、おじいさん!駄目ですよこんな娘に惑わされちゃ!!」
娘 「おばあさん。私はおじいさんにお礼をしにきたのだ。あなたに口を出される筋合いは無い。」
そのころおじいさんは娘の体を見て倒れていましたとさ。
868以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:02:41.62 ID:POdQekP8O
この流れで行くと、夏は百本怪談が出てくるな
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:13:13.62 ID:M1tX2gkW0
>>868

怪談話はツンデ霊が定着してるから厳しい気がするな。
870以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:15:06.85 ID:POdQekP8O
>>869
だからこそ、やってみる気がでるかもしれない
まあ、夏にならないとわからないが
871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:16:27.37 ID:UuZHzVAL0
桃太郎もやろうと思ったんだけどさ、素クールとツンと誰かにするか、
素クール3人にしようか迷ってるんだけど
872以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:19:44.31 ID:iTSey/SM0
日本昔素クール話、参加してみよう。

森の動物たちを冷たくあしらっていたクー熊を懲らしめようと、相撲対決を挑んだ金太郎。
金 「じゃあ、行くぞ、熊!!」
クー「判った、精々堂々の一回勝負だ」
金「なんか『せいせい』の字が違う気がするが……よぉし、力なら熊にだって負けないぞ!!」
はっけよい、のこった!!
行事、式守狸太夫に寄って軍配は返された……。

三時間後……(のこったッッ!! のこったッッ!!)

クー「金太郎、実は相撲を取ろうと言ったのは勝ち負けが目的じゃない。
  実はこうして皆の面前で抱き合っていたかったからだ……」
金「ちょっ、おまっっっ!! どっ、どういう事……?」
クー「こういう事だ(←耳たぶにキス&ねぶり廻す)」
金「何やってンだ……うぁっっっ、あぁぁっっっ!!」

六時間後……(よい、はっけよ〜い!!)

森の仲間達A「ねぇねぇ、まだ勝負は付かないの?」
森の仲間達B「もう、金太郎さん、ぐったりしてるのにまだ立ってるよ?」

クー「男、もう逝ったのはうぅぅッッッ……何度め……アンッ…だぁっ?」
金「もう、むりれす。出ません('A`)」

その姿にやがてあきれたのか、それとも本当に眠くなったのかは別として、
森のみんなも行事もみんな寝てしまいました。
森からは金太郎とクー熊の相撲を取る息づかいが、一晩中絶えなかったそうな。
やがて朝が来て、皆が起きると金太郎にのしかかられて幸せそうに寝ている、クー熊の姿があったそうな。
それ以来、金太郎は熊クーと一緒に、森の仲間達と平和に暮らしました、とさ。
873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:21:51.02 ID:YM3LqpPl0
式守狸太夫にワラタwwwwwGJ!
874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:23:46.10 ID:M1tX2gkW0
http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0100.txt

>>862のアドバイス通り、クー視点母視点を加えてみた。
当然その時間分、主人公時間が削られましたが。

やっぱ24風味にするというコンセプトに無理がある気がしてきたw
875以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:27:55.21 ID:YM3LqpPl0
>>874
すぐに要望にこたえる姿にGJ!
876以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:33:13.28 ID:iTSey/SM0
>>873
アリがd。

>>871
ガンガレ〜!!
アッパー、ダウナーツンデレ&素直クールの取り合わせが一番イイかと……。
877以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:34:57.86 ID:PUN9nJUa0
>>800>>816>>851――12月31日 1−4
  神社、人ごみ離れたご神木の下にて。
京「……駄目だ、亮。携帯の方は繋がらない」
亮「今は時間が時間だしな。あけおめコールで電話もメールも回線がパンクしてるだろ」
京「あけおめ……あぁ、あけましておめでとうのことか。確かに、日付がもう変わりそうだな」
亮「はぐれた時の集合場所決めとけばよかったな。仕方ない。二人を探しに行くか」
京「む。待て、亮。あのタイヤキ屋の前で携帯を片手に立っているのは翔じゃないのか?」
亮「本当だ。あぁ……よりによってまともで普通の女の子な遠藤がはぐれたままか」
京「……亮。今の発言は著しく私と翔の尊厳を傷付けるものだと認識する」
亮「え? いや……その、違うよ? 落ち着いて。ただ、か弱い女の子だなっt――」
京「私も、女の子だ。確かに格闘技を習っていたが、女の子だ。証拠を見せようか……?」
亮「いい、いいです。京が女の子って知ってる。じゃないと、キ、キスなんかしねぇよ(///)」
京「(///)む……そうだな。少々ムキになっていた。許してほしい」
亮「悪いのは俺だしな。その、上手く言えないけどさ――俺にとっての女の子って、京しか居ない
 んだよ。好きになるって言うか、色々と欲しくなるって言うか……そういう女の子」
京「ほ、欲しくなる……それは、キスがしたいとか、抱き締めたいという欲求だろうか?」
亮「う……有り体に言えば。だから、二人きりになると、その…………目、閉じて?」
京「りょ、了承した……だが、亮も目を閉じてキスしてほしい……」
  そう呟いて目を閉じた彼女の長い睫毛が夜気に震えるのを見てから、目を閉じる。
  いつか感じた柔らかな感触を思い起こし、そっと唇を寄せる。
翔「はいはい。アンパンも切れたから代用品を投擲!」
亮「うぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
京「りょ――何、タイヤキだとっ!? こんな熱々の物を喰らえば如何な亮とて無事ではないぞ!?」
翔「人を放っておいてラブいシーンかましてんじゃねぇーよ! 私と京はここで待ってるから、
 とっとと圭を見つけて連れて来い――この発情犬がぁっ!」      不遇なまま続く
878こぶとりツンクー:2005/12/30(金) 03:51:29.32 ID:M1tX2gkW0
むかしむかし、あるところにクーとツンがおったそうな。
ふたりとも頬に大きなこぶがあり、嫁のもらい手もなくたいそう困っておったそうな。
そこで二人は毎日毎日
「このこぶが消えて無くなりますように。」
とお祈りしておったんじゃ。
ある日、二人は山の中へ薪を取りに出かけると、
なんとも凛々しい姿の天狗に出くわしてしまったんじゃ。
その凛々しい姿に二人は同時に一目惚れしてしまったのじゃ。

天狗は二人に気づくと、
「そこの娘達、ちこう寄れ。酒の相手をせい」
クー「わかった。喜んで相手させてもらおう。」
ツン「フン、私はアンタの相手をするんじゃなくて酒が飲みたいから行くだけだからね!」
天狗「よし、どちらからでもいい。踊るのじゃ。」
と天狗は鼓を打ち始めたんじゃ。
クー「では私から。」
とクーは鼓に合わせ見事に踊ったそうな。
天狗「見事な踊りだ。がこぶが邪魔で顔がよくみえん。」
と天狗はクーのこぶを無造作に引っ張ると、こぶがプツンととれて、
クーのたいそう美しい顔があらわれたんじゃ。
天狗「次はお前の番だ。さあ踊るがよい。」
ツン「なんでアンタのために踊らなきゃなんないのよ!」
天狗「なんだと!酒がまずくなったわ!このこぶももって帰れ!!」
と天狗は先ほどクーからとったこぶをツンにくっつけてしまったんじゃ。
天狗「先ほどの娘、お前が気に入った。これからワシの住処に来るがよい」
クー「君がそういうなら、私はどこでもついて行こう。」
そういうが早いか天狗はクーを連れてどこかへ飛び立ってしまったそうな。
ツン「ちょっと〜あんたたち!私も連れて行きなさい!!」
遠くの空へ小さくなっていく天狗とクーに、踏んだり蹴ったりで半泣きになりながらツンは叫びつつけたそうじゃ。
879以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 03:56:37.34 ID:mLI94pIZ0
ツンカワイソス(´・ω・`)
880以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 04:08:36.97 ID:7Xbfs7ge0
カワイソス(´・ω・`)
881以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 04:13:48.69 ID:2poo1Z+G0
>>878-879
不覚にもワラタw
882桃太郎:2005/12/30(金) 04:21:33.57 ID:UuZHzVAL0
昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました。おばあさんが川で洗濯をしていると桃が流れてきました。
おばあさんが戻って桃を切ると中から男の子が出てきました。おばあさん達は男の子に桃太郎と名づけました。
桃太郎は大きくなり鬼退治に行く事になりました。おばあさん達は桃太郎の為にきび団子をこさえてくれました。
桃太郎が歩いていると犬がやってきて
犬 「そこへ行く男よどこへ行く?」
桃 「鬼退治に行くのさ。」
犬 「そのきび団子をくれてたら私もついて行こう。」
と言ってきび団子をあげました。その後猿もやってきて同じ事を言いました。
途中犬と猿が口論をしました。
犬 「何を言っている、桃太郎は私を貰ってくれるんだ。」
猿 「いやこればっかりは譲れん。」
と言っていました。そんな事に桃太郎が呆れていると
雉 「そこへ行く男よ何処へ… どうした?」
桃太郎だけでなく犬と猿も「雉」を見ていました。
雉 「どうした?何か変か?」
桃 「それ雉の羽じゃなくて天使の羽だよね?」
そう雉の羽は白い羽だったのです。
雉 「そう君を楽園に連れて行くために着たんだ。さぁ私と行こうじゃないか!」
桃 「桃太郎はどこへ行った!!」
883以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 04:26:42.75 ID:Yaln+KSx0
桃太郎のお供こそツンクーモクでやったら面白素。
884桃太郎:2005/12/30(金) 04:30:36.94 ID:UuZHzVAL0
>>883
そこはツンクーモクの人にパスします。
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 04:42:51.43 ID:2poo1Z+G0
886以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 04:46:31.74 ID:oY7LQKyK0
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 04:48:36.33 ID:YM3LqpPl0
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 05:06:25.72 ID:/6eGVe/S0
>>872
獣姦?
889白雪姫:2005/12/30(金) 05:21:38.34 ID:UuZHzVAL0
ある国に可愛らしいお姫様が生まれました。名前は白雪姫といいました。
そしてその国のお妃は美貌で負けることは我慢ならない性格でした。
妃 「鏡よ鏡よ、この世で一番美しいのは誰?」
鏡 「それはお妃です。」
と繰り返していたのです。
白雪姫が段々大きくなると、その美しさはお妃よりも美しくなり鏡の答えも
鏡 「それは白雪姫です。」
と答えるようになりました。
それを聞いて怒ったお妃は白雪姫を殺してしまうように命令しました。それを聞いた白雪姫は二度と城には戻らないからと言いなんとか逃げました。
そして森の中で七人の小人に会いしばらくそこに住んでいた白雪姫ですが、ある日白雪姫が生きていると知ったお妃が物売り婆の格好をして白雪姫の所に来ました。
そして一つだけ毒が塗ってある林檎を姫に渡し、姫がそれをかじると倒れてしまいました。小人達が戻り姫の事に気づくと既に遅かったのです。
ある日ある王子が森に来て姫の事に気づきました。王子は姫の美しさに魅入られたように姫に口付けをしました。なんと節操のない王子なんでしょう。
ところが王子が口付けをした瞬間、姫は目を覚ましました。
姫 「あなたが助けてくれたのか?」
と姫が言いました。どことなく顔が少し赤いようです。
王子「はい。(??)」
とその時姫はいいました。
姫 「君に口付けをされた時、体が燃え上がったように熱くなってきたんだ。さぁ二人でこの炎を鎮めようじゃないか!」
王子「お前頼むから台本通りにやってくれぇ!!」
と二人は森の奥で幸せ(約1名)にやっていきましたとさ。
890以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 06:14:00.11 ID:KPuP3TTH0
新しい
891以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 06:44:17.32 ID:KPuP3TTH0
人稲杉
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 07:22:01.07 ID:KPuP3TTH0
誰も居ない悪寒
893以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 07:25:54.35 ID:zI7JGLbpO


帰省してるから過疎ってるのかね。
894以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 08:30:29.91 ID:oZcY8wCD0
hoshu
895 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/30(金) 08:40:38.10 ID:825kNjkH0
3レス使って投下しますね。
終わらせました。
8961/3 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/30(金) 08:41:03.13 ID:825kNjkH0
次の日

真赭「おはよう雪」
雪「おはよう」
真赭「ここの朝食はなかなかのものだったな」
雪「そうだね。今日はスキー場に行くんだったよね?」
真赭「その前に板を借りないと」
雪「どこで借りられるんだろう?」

10分後、スキー場につく。
初級、中級、上級の3コースに分かれていて、雪質も良いと評判である。


雪「あんまり人いないな・・・」
真赭「年末だからじゃないのか?それに人がいないんだから思い切りすべることができる。」
雪「前向きだね。まあそうなんだけど。」
真赭「しかしスキー用の靴は履きづらいな・・・」
雪「そんなもんだよ。まずは初級コースで体を慣らしていこうか。」

2人はスキーをつけてリフトに向かって進む。
リフトは4人乗りのものである。

係員「ちょっと待ってくださいねー」
係員「はいどうぞー」

2人は指示されたとおりに座る。
8972/3 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/30(金) 08:41:20.29 ID:825kNjkH0
雪「よい・・・しょっと。バーをおろして・・・」
真赭「揺れるな・・・」
雪「そう?」

リフトは時折ごとごとという音を立てて、上へと進んでゆく。
距離は短かったので、5分ほどで上についた。

雪「よし、行こうか。」
真赭「どうでも良いが・・・そのスキーは何だ?」
雪「これ?なんか変?」
真赭「いや・・・やけに短いな」
雪「そういうスキーなんだよ。両手が使えて楽なんだ。」
真赭「へえ・・・そういうのもあるのか。」

話しながら滑る。初心コースなのでかなりなだらかである。
ふと、雪はスピードを上げた。

真赭「なんでそんなに早く行くんだ!」
雪「いいからいいから。ゆっくり滑ってきてくれえぇぇ・・・」
真赭「・・・?」
8983/3 ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/30(金) 08:41:35.98 ID:825kNjkH0
20メートルほど早く行った所で雪は止まった。ポケットをごそごそしている。

真赭「何をしているんだ・・・?」

よく分からないが、雪は真赭のほうを見ている。
何かを構えているようだ。・・・・・・カメラ?

真赭「写真を撮ったのか?」
雪「うん。だからこのスキーにしようと思って。」
真赭「馬鹿だな・・・」
雪「は?」
真赭「せっかくなんだから2人で撮れば良いじゃないか。私一人だけ写っても仕方がない」
雪「なるほど・・・」
雪「これってタイマー使えるのか?・・・・・・できた!」
雪「この辺かな・・・よっし。」

雪は真赭の横に急いで立てる。
ピピッ、という音がしてカメラは2人の写真を撮る。
2人で撮るはじめての写真だ。
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 09:37:47.77 ID:BfQzfLYgO
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 10:00:45.76 ID:4xamcaZO0
「んぁ!・・・・・・くっ」
「あ、ごめ・・・大丈夫?」
「・・・心配するな。軽くイッただけだ。続けろ。」
「俺、感じてくれて、なんか嬉しいよ。」
「当たり前だ。・・・くっ・・ん・・・これでも、我慢してる方だ。」
「痛いのを?」
「動きを!・・・動きを止めないでくれ・・・そう。もっとだ。はぁっ・・・あっ」
「クー・・・俺も行きそう」
「ばか!禁止だ!何の為に・・うんっ・・・私が我っ・・・慢してると思うのだ!」
「止まらない・・・い・・・いくよ」
「ん!ん!よし、私もっ・・・絶頂を向かえそうだ・・・あんっ!・・・はっ一緒に・・・イきたまえ」
「・・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「痙攣がっ・・・・終わるまで・・・抜かないでくれ・・・少しだけ時間をくれ・・・」
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 10:16:30.70 ID:/uUVmUA9O
エロは厨が寄ってくるから勘弁してください・・・
902以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 10:19:28.44 ID:DJYO02msO
(;^ω^)すいません寄って来ちゃいました…
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 10:43:25.57 ID:mTmf85SD0
保守
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 10:50:57.11 ID:4xamcaZO0
ごめん。
905以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 10:57:25.13 ID:P2vOLzbw0
クー「男。ひとつ聞きたいことがある」
男「なに?」
クー「君の誕生日はいつだ?」
男「誕生日?ああ、誕生日ね。いつだったかな?確か・・・・(生徒手帳見ながら)明日だな」
クー「なに!?明日だと!?なぜもっと早く言ってくれなかった!よし、いまから行ってくる。」
男「ちょ!クー!行くってどこに!?」
クー「無論、プレゼントを買いにだ」
男「ちょwwwwwwおまwwwwwwwそんなのいらねえよwwwww」
クー「む、私からプレゼントを貰うのは嫌なのか?」
男「いや、そうじゃなくてさ、誕生日なんて別にどうだっていいんだよ。いままでもそうだったし・・・・・」
クー「なんだ、ご家族でお祝いすることはなかったのか?」
男「まあ・・・・な・・・・・。とりあえずプレゼントなんかいらないから。
  どうしてもなんかくれるって言うなら俺はクーが欲しいwwwwwwwww」
クー「むむ!その言葉待っていたぞ!さぁさっそく行こう。」
男「はぁ?行くってどこに?」
クー「私の家だ。今日は都合よく誰もいない。いざ!」
男「ちょwwwwまてwwwwww今授業中wwwww」
クー「(華麗に無視)さぁ行こう、私たちのシャングリラへ」
男「待てってwwwwwこらwww引っ張るなwwwwwあぁ〜れ〜・・・・・・」


生徒達「( ゜д゜) ・・・・」
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 10:59:18.78 ID:P2vOLzbw0
保管庫に自分の作品がのっててビックリしたよ。
修正したいところがありすぎて困ったとさ
907以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 11:01:26.21 ID:DJYO02msO
うはwwwwwGJwwwwwww
908以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 11:47:26.27 ID:zhSEGzMHO
保守
909以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 12:03:47.94 ID:iM5tTArB0
とこでさ、素直クールなスレだから素直に言うけどトイ ◆TOY.SJktmAのイラストってまあまあ上手いけど頭デカ杉だよな
女性的な絵柄だけど顔の比率もおかしい、簡単に言えば目とか鼻とか下すぎ。それを意識して個性として描いてるならいいけど
同人ノウハウだと個性的過ぎる絵を描く人はどうしてかそういった特徴に気付かずに描いてる人が多かったから一応言っとこうかと
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 12:07:25.19 ID:3XfmRU3s0
>>800>>816>>851>>877――12月31日 1−5
  神社、鳥居付近にて。
  最悪だ。皆とはぐれないようにしようと話した矢先にはぐれてしまった。横合いから人が来る
 なんて、本当についてない。連絡を取ろうにも、京と翔の携帯には通じない。あけおめコールで
 回線がパンクしているのだろう。探そうにも人は多いし、あの人ごみの中に入って流されない自
 信もない。京みたいにしっかりしてないし、翔みたいに押しも強くない。一人だと、私は本当に
 何もできないでいる。どうしよう……? 幹原君が翔にけしかけられて探しに来てくれないかな?
圭「ぅー……私って甘えてばっかりだ。ちょっと自分で探してみようかな……」
  とりあえず、人ごみに沿うようにして社務所の方へ向かう。お賽銭を投げてお参りするのが目的
 なのだから、皆がこっちに居る可能性は高い。
男「お、あの子可愛い。ねー、ちょっと、そこのお姉さーん!」
圭「え? 幹原君――(じゃないや、ナンパだ。無視しよう!)」
  足早に離れようとしたが、見知らぬ男がどこからか三人も現れて立ち塞がる。私より頭一つ分は
 大きい男の身体は、近くに在るだけで威圧的だった。
男「ちょ、無視しないでよ。声かけただけじゃん。平気だって、俺ら見た目ほど怖くないし」
男「彼女、これマジでマジで。ホント、大丈夫だから。一人だし、何してるのかなって思って」
圭「あ、あの、友達と待ち合わせしてるから。ちょっと、そこ退いて……」
男「あんま冷たくしないでよー。何なら俺らが一緒に友達のとこ行ったげるし」
男「いいじゃん、それ。人多いし、危ないからさ。おいでよ」
  そう言って、男の一人が手首を掴んできた。その手の大きさに、恐怖した時に走る寒気が、
 背筋を騒がせた。兄や父と違う、他人の手。怖い。気持ち悪い。
圭「や、やだ。放して、放してよ……!」
  怖くて相手の顔も見れずに身をよじらせる。その時、男の笑い声を切り裂くように――
  突然に私の手を引き寄せて、人ごみの中から――待っていた友達が姿を現してくれた。
亮「俺の連れに何か用か……!?」                      続く
911以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 12:11:02.18 ID:jye5awR50
>>906
Wikiに掲載された作品を手直ししたいけど修正方法が分からないと
いうのであれば、あぷろだに修正後の作品を上げて保管所スレに
カキコしておいて貰えれば暇を見て修正するよ

Wiki保管所編集議論スレッド
http://yy17.kakiko.com/test/read.cgi/sucool/1133357628/

Wikiの使い方を覚えたいなら、素直クール保管所の『その他』のところにある
『はじめてのWiki』を読めば基本的な作業ができるようになると思う
912以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 12:21:03.81 ID:CWLTkYMO0
>>910
圭可愛いス
913以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 12:43:30.48 ID:7NyQiFjjO
保守。
914以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 12:55:22.19 ID:LtAgJQtF0
保守
915以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 13:05:46.33 ID:wibnRnGF0
906が一瞬自分かとおもた。
とりあえず直したいとこ直してきた。

で、次スレは980ぐらい?
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 13:23:11.12 ID:14zetd0gO
短編行きます
917甘えん坊 1/3:2005/12/30(金) 13:24:22.52 ID:14zetd0gO
―…40℃?
さすがに恐くなる数字だ。
「息子よ、大丈夫か?」
母が入ってきた。
体温計を見せる。
「…困ったな、今から外せない仕事があるというのに。
…なるべく早く帰るようにするから辛抱してくれ」
「あー…」
承諾したが、正直言うと傍にいて欲しい。
「水分補給、着替えは小まめにやるんだぞ?
どうしてもキツければ電話してこい、すぐに帰る」
いつも冷静な母が、あんなに心配してくれている。

意識は朦朧とし、時間の感覚は既に麻痺している。
急に不安に襲われ、独りに耐え切れず電話を掛けた。
「分かった、すぐ行く」
9182/3:2005/12/30(金) 13:26:25.91 ID:14zetd0gO
人が入ってきた。
「大丈夫か?」
―あぁ母さんか…ありがたい…。
「…無理」
「服が汗でグショグショじゃないか?取り敢えず着替えだな」
そう言うと服のボタンを外してきた。
「体も拭いたほうがいいな」
上半身をタオルで拭いてもらう。
―気持ちいい…。
「ほら、下もだ」
ズボンに手を掛けてきた。
「…や、それは」
何故かこんな体調なのに下半身の一部は元気だ。さすがに抵抗した。
「こんな時に何を恥ずかしがっている?」
下着ごと全部脱がされた。
「…いや…あの」
何も言わず下半身を拭かれる。
―いっそのこと殺せ…。
9193/3:2005/12/30(金) 13:28:25.19 ID:14zetd0gO
「他にして欲しいことは?」
「…手、握って…」
―…我ながら子供っぽい。
「…ほら」
「…頭も撫でて」
「…仕方ないな」
安心感に包まれ、深い眠りについた。

翌朝。
台所に行くと母がいた。
「もういいのか?」
「うん、昨日はごめん。仕事中にワガママ言って」
「…私はさっき帰ってきたばかりだが?」
「…え?」
昨日の記憶を呼び戻す。
違和感に気付き、携帯を見た。
『リダイヤル
12/29 22:33
クー』
―えっと…つまり…。
「アーーーッ!」
「どうした?息子よ?
…居間で寝ている、クーちゃんが起きるではないか」
920以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 13:33:20.55 ID:yL/WZkEiO
アーッ!
921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:02:06.22 ID:Yaln+KSx0
>>917-919
これは(・∀・)イイ!
922以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:03:43.74 ID:2poo1Z+G0
>>919
>22:33
っておかしくない?
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:07:11.74 ID:wibnRnGF0
>>919
そうきたか、って感じ。
一本とられたな、GJ。

>>922
俺はおかしいとは思わないが。
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:10:56.07 ID:14zetd0gO
>>922
母が仕事に出掛けた後の時間としておかしいってことか?
イメージ的に夜中に急な仕事に呼ばれたって感じだけど…違和感あるか。
925既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/30(金) 14:12:00.13 ID:Yaln+KSx0
素クールなお母さんが夜勤だったわけだね。
926以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:17:05.68 ID:PC4RGBP50
はうわ、コテ消し忘れで、作者さん本人の解説後で微妙に間違った解釈さらしていたorz
927以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:23:54.84 ID:PC4RGBP50
しかもまたID変わってるし……なぜだ。
読み込み失敗するとID変わるのかorz
928以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:26:23.32 ID:14zetd0gO
>>926
いえ、その辺りはどうとでも取れるように書いてるんで、読み手任せです。
というかシチュ以外の細かい設定考えてないだけ。
929以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:27:47.52 ID:kfG5eADx0
面白かった!GJ!
930以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 14:30:12.98 ID:2poo1Z+G0
>>924
なるほど。
揚げ足取りしてスマンかった。
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 15:01:21.91 ID:LtAgJQtF0
ほしゅ
932以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 15:05:35.99 ID:3XfmRU3s0
>>800>>816>>851>>877>>910――12月31日 1−6
  彼が来て一言だけ男達に告げると、男達はこちらを見て露骨な舌打ちを残してどこかへ消えた。
 男達の方を睨んでいる幹原君が、ややもしてこちらを向いた。そこに、先のような鋭い印象は
 ない。京と穏やかに話をしている時のように、優しい顔をしている。
圭「み、幹原君。ぅ、ぅうー……! あ、ありがとぉ……怖かったぁ……!」
亮「うん。一人にしてごめん。乱暴なことされてないか? もう大丈夫だからな」
  低い声で囁いて、彼は軽く背をぽんぽん、と叩いてきた。大きい男の人の手なのに、他人の手
 なのに――その手は、お母さんみたいで優しかった。
  彼が優しかったから、とても安心できたから――私の涙腺は一気に壊れた。
  それから、彼の手に縋るよう、子供みたいに鼻を啜り上げながら、ちょっとだけ泣いた。
圭「ご、ごべんねぇ……一人で心細かったし、携帯繋がらないし、変な男に声かけられるし、最悪だった」
亮「……とりあえず泣き止んでくれたようでよかったよ……傍目には俺が遠藤泣かせてるみたいだったし。
  落ち着いたなら、京達のとこに行くか。待たせっ放しだと、また久野が苛めてくるから」
圭「ぇ、ぇへへ……幹原君、さっきは格好良かったのに、翔の前だと形無しだねぇ」
亮「(///)人間、誰しも苦手なモノってあると思うぞ。行くぞ、京達は御神木の辺りに居る」
圭「うん……あ、そうだ。はぐれないよう、手――繋ごうよ」
  童心に帰って、お母さんにねだるよう何気なく言った台詞だった。だけど、振り向いた彼の顔は
 酷く戸惑っていた。手を引いて、あやふやな言葉を口にする。
亮「あ、うん、悪い。俺、バイトで水仕事するから、手が凄く荒れてるんだ……」
  僅かな沈黙を挟んだ後、今頃になって気付く。彼の手は、京だけのものなんだ。京だけに許され
 た、彼女が握っていい手なんだ。きっと、友人であろうが許されない、恋人だけが取れる手なんだ。
圭「ごめん……変なこと言って。行こう、幹原君」
  気遣わし気な表情を見せて、彼が先導するよう人ごみを進む。私は後ろをついて歩いて――彼には
 気付かれないよう、手首の辺りを指先で摘んだ。そして、私は心に微かな温もりを覚えてしまった。 続く
933以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 15:26:01.17 ID:zP1V2L1yO
廁|∀`)ほのぽのせつなくGJイイヨイイヨー
934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 15:49:35.61 ID:14zetd0gO
GJ!
935以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 15:57:07.92 ID:hALJclCR0
>>932
今後の展開にwktk
936以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 16:00:13.24 ID:B7tNzGAV0
GJ
937以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 16:11:14.21 ID:7NyQiFjjO
保守。
938以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 16:18:05.03 ID:vSrK2+Yj0
保守
939以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 16:24:29.67 ID:+DdmTyjd0
>>932
なんかいいなぁ亮・・・
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 16:45:28.71 ID:62CZTjbYO
941以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 16:49:25.46 ID:LtAgJQtF0
942以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 16:49:33.09 ID:1gdk/JuX0
コミケに行ったら、創作意欲みwなwぎwっwてwきwたwぜw!
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 17:11:12.70 ID:3XfmRU3s0
>>800>>816>>851>>877>>910>>932――12月31日 1−7
  人ごみを抜けると同時に、私は幹原君のジャケットの袖から手を放した。彼はもしかしたら、
 気付いていたのかもしれない。こちらを見ず、いつもより半歩だけ遠い隣を歩いている。
  言葉にできず、言葉にさせず、ただ黙々と歩く。彼の恋人と、私の友人が待つ場所へ。
京「亮、圭。こっちだ」
翔「ようやく見つけてきたか。もっと友達甲斐を発揮して三秒くらいで見つけてこいよ、幹原」
亮「【無視】ただいま、京。ナンパされなかったか?」
京「平気だ。他の男が近寄れないよう殺気を放っておいた」
亮「恐ろしく絡みづらい返答だな」
京「む。亮と会話が成り立たないのは非常に寂しい……私はどう答えればよかっただろうか?」
亮「無理しなくていいよ。京は、そのまま素直で居てくれればいいから」
  そう言って、幹原君は京の頭を二度軽く撫でる。表情が殆ど動かない京も、今ばかりは目を
 細めて気持ち良さそうにしていた。それから、彼の胸へちょっとだけ寄り添った。
  私は――その光景に胸が僅かにでも痛むことを全力で否定したかった。幹原君は京の恋人。
 本当に、京は彼だけを好きだったんだ。思って、想って、思い患って、半年もかかってようやく
 彼の隣に居られる彼女になった。二人が付き合うことが決まった時は、我が事のように喜んだ。
 その幸せを、ほんの数瞬でも妬み、嫉み、疎んじそうになるのを、必死で消した。
  周りに気付かれないよう深呼吸をして、私は京の友達だと、心中で繰り返す。
  ややもして落ち着いて、それから周りを窺うと、翔が切れ長の目で私をじっと見ていた。
圭「何、翔……?」
翔「…………ううん。何でもない。おい、そこのバカップル! さっさと賽銭投げて帰るよ!」
  何だかキスをしそうな二人に、翔は手に持っていたタイヤキを全力で投げつけた。
  ……私も手元にあれば全力で投げつけたかったのは、内緒にしておこう。
  神社に居る神様と私だけが知っていれば、いいことだから。
               よいお年を。それから、一足お先に A Happy New Years! END
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 17:14:07.94 ID:P2vOLzbw0
うはwwwwwwGJwwwwww
圭にちょっとばかし好意を持ってしまった
945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 17:30:44.40 ID:/uUVmUA9O
マンガとかの人気投票だったら圭は五位以内に入るだろうなあ・・・
946以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 17:42:24.74 ID:2poo1Z+G0
>>945
なんだそりゃwwwwwwwwwww
947以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 17:51:01.93 ID:e+ZjnPGr0
ク「ありがとう。君のおかげで良い一年が過ごせた。」
男「ああ、俺も良い一年だったよ。」
この一年の様々な思い出につい感慨にふけそうになる。
ク「いや、正確には一言では言い表せないようなものだ
 そうだな、例えるならば…そう
 君が私の中に想いを解き放った瞬間から、余韻が消え去るまでの
 なんとも言い難い、幸福で喜びに満ち、それでいて心安らかなものに包まれている…
 そんな感じだ。」
男「ば、ばか!俺たち今どこにいると想ってるんだよ!」
今にも雪が降り出しそうな寒さだというのにサウナの中にいるように
俺の体はあつくなり汗が滝のように流れだした。
ク「参拝の列の中だな、何心配することは無いよ
 男女が睦まじく愛を語ったとしてもバチは当たるまい」
男「いや、俺が気にしてるのは神様じゃなくてだな。周りの…───!?」
突然マフラーを引っ張られクーの顔で目の前が一杯になった
………ぷは
ク「子供じゃないんだから少し静かにしてくれないか
 一緒にいる私まで注目されて恥ずかしくなるじゃないか」
男「いや、恥ずかしがるところが違う気がするんだが…
 おかげで汗かいて風邪ひきそうだ」
ク「それは大変だな、他にも行きたいところはあるが
 詣でを済ませたらすぐに帰って姫初めをしよう」
男「おまえ、それがどんなことだか知ってて言ってるのか」
半ば諦めがちに疑問を吐き捨てる
ク「君の部屋に置いてあった本を読んだ。
 初詣を済ませた恋人同士がお互いを愛することで一年を始める─
 しかも着物を着てするとは、何ともすばらしい伝統じゃないか。」
男「(忘れてた、こいつクォータの帰国子女だったっけ…)」
ク「まさしく和の心と言ったところだな」
もはや俺たちは完全に周囲からの好機の眼差しの的となっていた…
948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 18:04:22.40 ID:hKw24hxn0
今回はなんとか1000行きそうだな。

>947
読みやすかったGJ!
最後の一文、好機は、好奇のマチガイじゃね?
949以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 18:08:16.72 ID:e+ZjnPGr0
>>948
うむ、指摘の場所は全くその通りだ。
訂正するなら
男「ば、ばか!俺たち今どこにいると想ってるんだよ!」も
「想っている」ではなく「思っている」だな。

謝りはしないぞ?私は君に感謝しているのだから
ただ一言。

「ありがとう」だ
950以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 18:14:58.49 ID:POdQekP8O
次スレの名前はどうするんだ?
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 18:30:01.89 ID:kfG5eADx0
つーか次スレ行くのも久しぶりだな
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 18:53:56.52 ID:DYBlDYp90
ho
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 19:02:19.39 ID:LtAgJQtF0
ほしゅ
954以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 19:07:37.81 ID:k2VObH720
やあ(´・ω・`)また君か。絶対に来ると思っていたよ。
とりあえず君には古より伝わる暗黒の呪いをかけておいたから、死ぬまで一生童貞だよ。
でも呪いを解く方法がたった一つだけあるんだよ。 それは、
このスレに
http://kousinetu.machi.to/bbs/read.pl?BBS=kousinetu&KEY=1133448790

「FOX★氏んで(^v^)」と書き込むんだ。
健闘を祈るよ。
955以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 19:25:56.45 ID:2poo1Z+G0
956以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 19:27:51.84 ID:14zetd0gO
>>945
なんとなく分かる。
957以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 19:30:19.95 ID:L/ZYAATR0
圭は「ヒロインの妹」とか「ヒロインの後輩」とか、微妙な役柄を演じていたときの矢田亜希子
958以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 19:38:34.29 ID:OKcli8m0O
クーと遊んでる夢を見たぜwwww







遊んでただけだけどさ・・・(´・ω・`)
959以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 20:01:11.88 ID:e5E9+bP30
偶にはヒロインの京のことも思い出してあげてください
960以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 20:28:39.45 ID:2poo1Z+G0
961以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 20:37:09.91 ID:wibnRnGF0
>>600からの続き
ttp://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0101.txt
長いんでこっちに。
なんとか後数回で終わらしたい。
962以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 20:58:51.45 ID:8ZOgsdMZ0
保守ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
963以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 21:01:04.44 ID:yL/WZkEiO
>>961
やばいwwwwwwwwww燃え素wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
964以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 21:17:33.51 ID:7NyQiFjjO
保守。
965以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 21:17:45.60 ID:3tuN/Ll10
728 :私事ですが名無しです :2005/12/30(金) 10:48:19 ID:GHVzMbIn
まったくいつの時代も偽善者が多くて嫌だねぇもう少し自分に正直になれよ
死ね死ね言ってる馬鹿も俺と同類な事にいい加減気づけwwwwwwwwww
お望みとあらば死にますよ、75年後になwwwwwwwwwwwww

結局馬鹿上司会社にこないまま休みに入っちまった。
これだからヘタレは本当に困る、人の迷惑考えろっての、俺の仕事が増えただろーが馬鹿が。
もうすぐめでたいお正月だし上司様のご自宅へ行ってお線香でもあげて差し上げましょうかねwwwwwww

来年はいい年になりそうです(´∀`)

733 :私事ですが名無しです :2005/12/30(金) 12:48:23 ID:GHVzMbIn
>>730
(´∀`)おk、線香あげたときに手を合わせて
上司に聞こえる小声で「ミッキー渡すの遅くなってごめんね・・」って言っておくわwwwwww

734 :私事ですが名無しです :2005/12/30(金) 12:50:58 ID:GHVzMbIn
後何か持ってった方がいい物とかある?



コイツあれから全く反省してないお!(;^ω^)
自分の利益のためなら罪のない人の死すら笑い、2chのネタにするなんて狂ってるお!
コイツは社会の屑そのものだお!

嫌いな上司の娘が死んだ
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news7/1135513179/
966白雪姫:2005/12/30(金) 21:34:43.31 ID:8TrQ8bIg0
ここはある学校の演劇部の秘密の部屋
男 「ここに来てもらった理由はわかってるな?」
クー「ふむ、遂に私の魅力に気づいた部長が私に愛の告白をする為に呼び出した、て所だろう。」
男 「違う!何でお前はいつもそういう方向に持っていくんだ!お前が劇の途中でいっつもおかしな方向に持っていくことだ!!」
クー「何もおかしい事はないだろう。私は忠実に台本通りにしているつもりだが?」
男 「お前の脳内の台本はどうでもいいからこの台本通りにやってくれ。」
クー「脳内とは失敬な、ちゃんと書いてあるだろう?」
とクーが台本を差し出す
男 「うっ、確かに書いて…… お前これ書いただろう?」
クー「何を言う、私はただ脚本家にこれを付け足してくれと言っただけだ。」
男 「やっぱお前のせいじゃねぇかぁ!!ていうかそれを承諾した脚本家はどこだぁ!!」
クー「ふむ、さっき私以外を帰らせたじゃないか。そのせいで私は告白されると期待していたのに、このやり場の無い気持ちをどうしてくれる。」
男 「その情熱を真面目に演劇する事にまわしてくれよ…」
クー「ふむ私はいたって真面目にしているんだが。」
男 「ちゃんとした台本通りにやってくれ!」
967以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 21:47:19.84 ID:y/DeD1gsO
ええなあ…。
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 21:50:35.43 ID:LtAgJQtF0
萌え氏ねる
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:05:46.17 ID:7NyQiFjjO
保守。
970以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:12:55.33 ID:/uUVmUA9O
芋羊羹食いてえ・・・
971以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:13:51.47 ID:vSrK2+Yj0
>>970
渋いお茶とセットが好ましいな。
俺としては。
972以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:14:29.00 ID:825kNjkH0
素直クールな女の子がそばにいるともっといいと思います
973以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:14:58.08 ID:LtAgJQtF0
あるあるwwwww



彼女ほしい(´;ω;`)ウッ…
974以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:16:49.55 ID:COvo8Hem0
こたつとみかんと素クールと×××



日本の冬、VIPPERの冬
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:17:58.43 ID:QrEl8qy30
うめるぞ
976以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:18:53.72 ID:cz/y0IOc0
正直ツンデレならいるけど素クールは・・・
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:35:07.90 ID:2poo1Z+G0
>>976
 ↓
>>978
978以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:40:21.40 ID:KPuP3TTH0
979以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 22:57:05.95 ID:Ko2kQfyU0
保守
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:00:37.31 ID:vSrK2+Yj0
次スレは?
981以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:08:28.43 ID:bdc9xrnO0
>>980だって、レス900前半で話でてた。

982以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:13:32.69 ID:hALJclCR0
クー「男、知っているか?」
男「えっ?な、何が?」
クー「漆黒の空を彩るあの星々の煌き、あれは…」
男「過去の光を観測しているに過ぎないってやつ?」
クー「ふむ、流石に知っていたか」
男「まぁー、人並みにね」
クー「私の想いも星の煌きと同じで男が気付く頃には…
  そう思うと何だか悲しくて仕方ないんだ     」
男「…」
クー「気持ちに応えてくれとは言わない…
  だからせめて男の気持ちを教えてくれないか?」
男「お、俺は…」
クー「…」
男「完璧のクーとは釣り合いが取れない程駄目人間だよ
  勉強も駄目だし、運動も駄目で本当に良い所無しだもん
  自慢じゃないが自分1人じゃ生きていけない自信がある 」
クー「ふむ、それでも私は男が好きだ」
男「でもどうして俺なんかを?」
クー「これ以上の言葉は無粋だ」
男「ちょ……おま……」
983980:2005/12/30(金) 23:22:49.58 ID:vSrK2+Yj0
>>981
じゃぁ立ててくる。
984以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:28:19.20 ID:vSrK2+Yj0
985以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:32:25.03 ID:pLv9p19C0
980超頑張った
986以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:33:10.62 ID:/uUVmUA9O
980超頑張りすぎ
987以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:36:52.28 ID:irvqzaxA0
980乙
988everblue ◆SophiaKz6w :2005/12/30(金) 23:38:56.06 ID:YDXQF4KLO
m9っ( ゚д゚ )つ乙!!!!!!!
989以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:39:22.68 ID:bdc9xrnO0
980の漢振りに腰砕け
990以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:40:16.59 ID:5am8NuuE0
>>980
991以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:41:05.55 ID:Ko2kQfyU0
そろそろ1000に向けてksk
992以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:42:30.57 ID:POdQekP8O
ネタないな、続きの……
993以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:42:34.67 ID:5am8NuuE0
じゃあksk
994以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:44:04.13 ID:pLv9p19C0
ksk
995以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:44:58.12 ID:bdc9xrnO0
ksk
996以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/12/30(金) 23:46:24.01 ID:6/2ONcVh0
ksk
997以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:47:13.63 ID:b9chHGMgO
ksk
998以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:47:50.81 ID:J3MCdskC0
ksk
999以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:48:11.78 ID:QcdsftLZ0
1000なら素クールエロ編
1000以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/30(金) 23:48:17.81 ID:hALJclCR0
>>1000なら素直クールな彼女が出来る
10011001
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +        このスレッドは1000を超えました。
     〈_} )   |                                次スレも…VIPクオリティ!!
        /    ! +    。     +    +     *         http://ex14.2ch.net/news4vip/
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 ガタン ||| j  / |  | |||
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