【ずっと】素直クールな娘【一緒に】

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ふたば★ちゃんねる落書き板の天才によりツンデレに対抗すべく、
新たに”素直クール”なる言葉が誕生した。
ツン→素直 デレ→クール

ガチで愛してくれるが、人前であれ、好意に関してはストレートかつ
クールな表現をするため、男にとっては嬉し恥ずかし暴露羞恥プレイ。
しかし、どこか天然。言葉萌えのツンデレ、シチュ萌えの素直クール。

■前スレ
【やっと】素直クールな娘【キミに逢える】
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1134983495/

■保管所Wiki
http://sucool.s171.xrea.com/

■まとめサイト(まとめ管理人◆bkvNgM0nrU)
http://japan.milan.jp/~vipper/

■素クールデイズ開発ページ(素直クールゲーム制作サイト)
http://www.geocities.jp/sucooldays/

■クーのいる世界(小説系サイト coobard◆69/69YEfXI)
http://coobard.fc2web.com/

=PART23=
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:05:07 ID:ExTIy6HZ0
携帯のかたは以下の方法で見て下さい。

http://fileseek.net/proxy.html から見る。
・pic.toをアドレスの前に入れて見る。
・下の方にある「設」でime.nuにチェックしてから見る。

素クールのイメージがつかみにくいアナタ!
これを読むイイアルネ
ttp://www.geocities.jp/ikuikubook/kanojyo.htm

素直クール発祥の地「ふたば★ちゃんねる」の保管庫(右下に「素直クール」)
ttp://www.geocities.jp/hokakoko/

ふたばログより転載「素直クール」  
・冷静沈着で感情的になることはまずない  
・完全自立型  
・表情が薄いあるいは無表情  
・ガチで愛してくれている一途  
・愛情表現がストレート  
・照れが少ないあるいはない  
・「素直」と「クール」の矛盾したアンバランス感が最高にいい
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:05:28 ID:ExTIy6HZ0
■お題/性格ジェネレーター
http://udonkari.run.buttobi.net/
SS書くときのお題が欲しい人はアクセス。
ファミリーベーシック風。

■正式避難所
・PC用
http://yy17.kakiko.com/sucool/
・携帯用
http://yy17.kakiko.com/sucool/i/
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:06:04 ID:ExTIy6HZ0
いくらなんでも落ちすぎです。

保守。
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:06:09 ID:fEMKtvgG0
ダディクールな娘と聞いて飛んできましたよ
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:06:15 ID:/rNgkk2GO
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:09:08 ID:UMxMVpvvO
素クールて乙女さんみたいなキャラ?
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:19:34 ID:/rNgkk2GO
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:22:55 ID:xYUBAoWZO


起きたら落ちてるし
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:27:06 ID:diJBAHdbO
また落ちたのかよ
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 08:39:52 ID:QYxXxi9d0
落ちるの早すぎ・・・
前スレのdatお願いします
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 09:05:03 ID:3CMLQ0qw0
前々スレのdatもホスィ
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 09:14:27 ID:eJqnXSQy0
ho
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 09:22:24 ID:ExTIy6HZ0
>>12
保管所のロダにあったよ
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 09:33:38 ID:3CMLQ0qw0
>>14
あれは途中までだから…
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 09:35:12 ID:NVOAC3N3O
お疲れ様
そろそろ座敷わらしの続きを投下するが
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 09:37:03 ID:hxLup35UO
ばっちこ〜い
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 09:37:55 ID:eJqnXSQy0
wktk
19 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/20(火) 09:38:45 ID:NVOAC3N3O
「そういや、お前は彼氏できたのか?」
 昼間の会話だ。僕は彼方の煎れたお茶を飲みつつ、そんな質問を紅音に投げかけた。
「いないよ。で、なに?」
「つくれよ。高二だろ?」
「歳は関係ねぇ。それに、彼女いるし」
 ふぅん。彼女ねぇ……。かの……はい?今なんて言ったんだ?
「どしたの?そんなに驚くことなのかな、やっぱり」
 いや、それなりにはそうだろ。古い人種だし、僕は。。
「彼女……ですか?」
 彼方が口をはさむ。
「そ。先輩なんだけどさ、教室でいきなり告白されてね。いっぱい人がいるなかで、あれは恥ずかしかったよ」
「お熱い方ですね。そんな恋愛に憧れますよ」
「やめといたほうがいいよ?穴掘りたくなるから。あとね……最近よくあんパンをもらうんだよね」
「あんパンですか?」
「そ」
 …………なんで、こいつら馴染んでんだよ。
「なに?彼方ちゃんと仲良くされるのはイヤ?独り占めしたいってタイプ?」
「……だから、彼女じゃないって」
「……じゃあ、どうやってこんな娘、こましたの?」
 お前はマジで高校生か。
「こますって、懐かしい言葉ですね。ただ……あまり使うのはよろしくないかと」
20 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/20(火) 09:39:31 ID:NVOAC3N3O
>>19
「……外出てくる」
 付き合いきれないな、まったく。
「あ、わたしも付き合います」
「ん?じゃあ、お二人さんいってらっしゃい」
「……彼方は来なくていいぞ」
「行きますよ」
 珍しく、反論されたな。
「いや、来なく――」
「行きますよ」
「……はい」
 何でこう、押しに弱いんだ、俺は…………。

「寒いですね、この季節は」
「……ああ」
 まわりからはどんな風に見えるんだろう。まあ、彼方の格好も、まともなものにはなってるけど。
 ちなみに、彼方は黒いトレーナーに、同じく黒いロングスカートをはいていた。いつもは白を好む彼女だけど、温かさを選んだんだろう。
「この道も、あの店も、ふと見ると変わってるんですね、やっぱり」
「だろうね」
「……気がない返事ですね」
「そうか?」
 なんか、期限が悪いみたいだし、さて、俺は何かしたかね。
「まあ、隼人さまらしいですけどね」
「どういう意味だ、それ」
「…………鈍感」
 鈍感?は?
 いや、いやいやいや。いままで生きてきたなかで、そんな言葉を言われたのは初めてだぞ。
 いや、それにしても、鈍感ねぇ……。
「気にしないでも、いいですよ」
21 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/20(火) 09:40:32 ID:NVOAC3N3O
>>20
「……そぉかい」
「ええ」
 ……なんだかなぁ。
「変わって、いくんですよね」
「ん?」
「わたしも、変われるんですよね」
「そうだろうね」
「なら……」
 間が開く。
「…………なんて、考えてみたくなりますよ」
「そっか」
「ええ」
 ほんの少しだけ、雪が降っていた。

「ねぇ、隼人さま……?」
「あん?」
「もしも、できるなら」
 珍しく言いよどんでるな。今日は珍しいことばかりだ。
「できるなら、ずっと一緒にいられますか?」
「さあね。まあ、引っ越す予定はないしね。死ぬまでは無理かもしれないけど、長くはいると思うよ」
「……そですか」
「そですよ」

 ざぁ。風が吹いた。
「あなたが、大好きです――」
 僕はその声を聞きながした。
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 09:41:28 ID:NVOAC3N3O
今回はこんな感じで
23イラストに騙された名無しさん:2005/12/20(火) 09:47:05 ID:HJSnZK9JO
GJ!

あんど保守してあげるさ。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 10:01:33 ID:/4zxgifFO
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 10:03:16 ID:eJqnXSQy0
GJ!続きに期待。
ただ、>>20の期限→機嫌でないかと。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 10:08:52 ID:NVOAC3N3O
>>25
確かに
また、ミスか……
次回から気を付ける
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 10:18:08 ID:H4VOCGkvO
スレ落ちすぎ…〇| ̄|_
保守
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 10:26:06 ID:eJqnXSQy0
ほす
どんくらいのペースがいいのか・・・
29 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 10:30:53 ID:LFQlGdh00
スレ19 >>57,59,71,74,160,161,162
『Don't tell me』 前々20 >>102->>105
『Childhood friend』 前々20 >>137->>141
『Let's get it started』 スレ20 >>340-344
『Together』 スレ20 >>393-396
『Where is love』 スレ21 >>45->>48
『Summer time blues』 スレ22 >>93-96

の続き

『Summer time blues II』

4レスほど使わせていただきます。
30Summer time blues II 1/4 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 10:32:36 ID:LFQlGdh00
  ――――Summer time blues II――――

 それはある意味で天国であり、地獄であった。
「和馬、これなんてどう思う?」
 シャッ、と更衣室のカーテンを開ける音がする。
 中から、真っ白なビキニに身を包んだ梨香が現れた。
「どう? こういう清楚なのも、案外、似合ってると思わない?」
「…………!!」
 顔を真っ赤にして、和馬は目をそらした。それでも、ビキニの白に負けないほどに輝く素肌は、
瞼の裏に焼きついて離れない。
「こーら、和馬。ちゃんと見てよ」
 命令口調なのに、その声には甘い毒が混じっている。知らず早打つ心臓に、彼の理性は叩き
のめされていく。
「こういう格好とか、好きなんじゃないの?」
 誘われて顔を向けた和馬の視線の先には、前かがみになって谷間を強調する幼馴染の姿があった。
「…………!?」
「あはは、和馬ったらスケベな顔になって、やらしいなー」
 明るく笑って、さっと彼女は更衣室のカーテンを閉めた。
 危険なほどに魅力的な果実が目の前から消えたことを、喜んでいいのか、悲しんでいいのか、
彼は判断に迷う。
「しっかり目に焼き付けた? せっかくサービスしてあげたんだから」
 着替えているのだろう、衣擦れの音をさせながら、梨香がからかうように言ってくる。
「あのな、変なこと言わないでくれ。だいたい、白の水着って透けるかもしれないんだろ? 実用
的じゃない」
「だから、ここで着てるんじゃない。買うつもりはないわ」
 あ、そうなの。と呆けた声で和馬は返す。今度ははっきりと、残念だと考えていた。
「ちょっと」
 邪念が伝わったのか、顔だけを出して睨み付けてくる梨香。
「私の水着姿で、抜くんじゃないわよ?」
「だ、誰が抜くかっ!!」
31Summer time blues II 2/4 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 10:33:43 ID:LFQlGdh00
>>30

 一方その頃、唯と麻紀も、水着を見て回っていた。
「クーも後で、試着して和馬に見てもらったら?」
「それはそのつもりなんだが、一つ、困ったことがある」
「へぇ、なになに?」
「桜井や宮田のように、私は胸が大きくないから、性的魅力にかけるのだ」
 あー、と唯は頷く。取りようによっては失礼な態度なのだが、彼女にはまるで嫌味というものが
ない。そして麻紀自身、何の頓着もしていなかった。
「まぁ確かに、クーの胸は小ぶりな方だね。形は綺麗っぽいけど」
「だといいのだが。全く、君が羨ましい」
 言いながら麻紀が見つめるのは、唯の豊満な胸。シャツの上からでもはっきりと巨乳だとわかる。
「それで彼氏がいないというのが不思議だぞ、私は」
「あはは、ま、それとこれとは別だよ。それより、これなんてどうかな?」
 話題を変えようと、手近な水着を手に取って渡す。麻紀はふむ、と頷いた後、
「実は、探しているものがあるんだが、やはりここでは見つからないらしい」
「え? こんなに大きい水着売り場にもないの? どんな水着?」
「うむ。スクール水着だ」
 大真面目に、彼女は言ってのけた。
「……は?」
「胸のところに、名前を書けるスペースがあれば、なお良い」
「…………」
「さらに眼鏡をかけて、眼鏡スク水。これで少しは貧乳をカバー出来ると思うのだが、どうだろう」
「うーん、なかなかマニアックなチョイスねー」
 言われたままの麻紀の姿を、唯は想像してみる。そして、困ったことに、案外悪くないと思えて
しまったのだった。
「けどそれって、和馬の好みなの?」
「問題ない。ちゃんとリサーチ済みだ。一緒に本屋に行った時に、スク水を集めた写真集に目が
行っていた」
 そう、と唯はひきつって頷く。和馬の新たな一面を知ってしまったな、と思いながら。
32Summer time blues II 3/4 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 10:34:47 ID:LFQlGdh00
>>31

 そうして和馬は、散々に三人のファッションショーを見せられ、ようやく解放された時には半分
グロッキー状態になっていた。
 瑞々しく、完璧に調和の取れた肢体を、惜しげもなく晒す梨香。
 グラビアアイドル並みに豊満な胸と、ふくよかで柔らかそうな体の唯。
 小さいが張りのある整った胸に、折れそうなほどに細い腰の、スレンダーな麻紀。
 ただでさえ三人とも、標準レベルを優に超越した美貌の持ち主だと言うのに、艶かしい姿を見せ
られては、さすがに彼女達と一緒にいることに慣れたはずの和馬も、たまったものではなかった。
「んー、なかなかいいのが見つからなかったわね」
「また今度、探しに行こうよ」
 しかも彼女達は、悩んだ挙句、誰一人として水着を買わなかったのだ。
 次は、俺は絶対に参加しないぞ。火照りが未だ冷めやらぬ頭で、彼はそう誓ったのだった。
「さて、どうしようか? ちょっと中途半端な時間だね」
「四時ちょっと前か。確かに、微妙ね」
 どうする? と視線で梨香は和馬に問いかけてくる。
「そうだなー、カラオケか、ゲーセンってところかな」
「まあそんな感じよね。じゃあ多数決で決めましょ。カラオケがいい人、手を挙げて」
 言った自身と、唯が手を挙げた。
「む、二対二に別れちゃったわね」
「その前に、一つ、いいか?」
 じゃんけんで、と言おうとした梨香を遮ったのは、麻紀の一言だった。
「何よ? じゃんけんじゃない方がいいの?」
「いや、そうじゃなくて。実は私は、ゲーセンというものに行ったことがないんだ」
『……えっ!?』
 期せずして、三人の声が重なった。
「行ったことないって……本当に?」
「ああ、話では聞いたことがあるし、前を通ったこともあるんだが、中には入ったことがない」
「確かに、クーと遊びに行っても、そういうとこは寄ったことなかったな」
「そういや、俺もそうだ」
33Summer time blues II 4/4 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 10:35:53 ID:LFQlGdh00
>>32

「よし、それじゃこうしましょ」
 またも梨香が、リーダーシップを発揮する。
「これから四人でゲーセンに行って、四人でプリクラを撮る。で、クレーンゲームとかで遊んで時
間を潰す。これでいいわよね?」
 異議はない、と和馬と唯は頷く。
「申し訳ない。私に合わせてもらって」
「なぁに言ってんのよ。女子高生なのにプリクラの一枚も撮らないで、どうするのよっ。今日はたっ
ぷり撮って、アンタの携帯とか手帳に貼りまくってやるからねっ」
 麻紀の言葉に、何故か梨香が勢い込んで答える。その様を見て、残りの二人は、顔を見合わせ
て苦笑した。共有するのは、なんだかんだで梨香はいい女だ、という思い。

「これがプリクラというものか……」
 人生初のプリクラを、大事そうに手に取る麻紀。いつもの無表情の奥に、見え隠れする感動。
「ほら、クー。何やってんのよ。次、撮るわよ、次」
 もうすでにブースに入っている梨香に手招かれて、ふわふわと空を飛んでいるかのような足取り
で彼女はそちらに向かって行く。
 普段、冷静で感情を表に出さない麻紀だったが、今ははしゃいでいるように見えて、和馬は素直
に喜ぶ。一緒に来れて良かったな、とも。
「和馬もとっとと来なさい。さっさと撮らないと、待ってる人だっているんだから」
「はいはい」
 そうして彼らは、設置された全部の機械でプリクラを撮りまくったのだった。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 10:37:12 ID:LFQlGdh00
感想を下さった皆様、本当にありがとうございました。とても励みになりました。

では、よろしくお願い致します。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 10:52:58 ID:qlLC6DNj0
ゲーセン初の素直クールがプリクラを撮るって、
wikiにある京と亮のちょっと変わった日常って作品でも見た。
これなんて二番煎じ?
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 10:53:49 ID:NVOAC3N3O
保守
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 11:01:12 ID:eJqnXSQy0
>>35
こんだけ作品が出てりゃちょっと位はかぶって当然・・・と思う。
ほす
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 11:01:56 ID:LFQlGdh00
>>35
確かにございました。今まで見逃しておりました。大変、申し訳ございません。

『京と亮のちょっと変わった日常』の作者様、誠に失礼いたしました。どうかお許し下さいませ。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 11:25:36 ID:NVOAC3N3O
保守
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 11:25:56 ID:iLfki+8i0
スレ立て乙
作品乙

今50モリタポ使って前スレのログを
過去ログ倉庫からOpenjane用datに書き写し終えた
一応あげときます
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 11:26:30 ID:lYvXaYHk0
逆に、こんなにみんな書いてるにも関わらず、
かぶったシチュが少ない事のほうが、すごいと思う。
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 11:49:27 ID:lYvXaYHk0
>40
GJ
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 11:57:25 ID:2CMNNKTaO
>34
gj
相変わらずいい文章を書く。


てか題材被るの気にしてたらその内ネタが無くなるよ・・・
被り過ぎるのは問題だけどさ。
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 12:19:38 ID:7e9KayBu0
ho
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 12:30:01 ID:2YkgmG4M0
保守
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 12:44:58 ID:eJqnXSQy0
まんまパクリじゃなきゃいいんじゃないか、と思う。
同じシチュでも書く人によって全然話が違うし。

保守
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 12:55:52 ID:/4zxgifFO
基礎となる性格が同じなんだから多少かぶるのはしょうがないと思ったホシュ
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 13:12:57 ID:eJqnXSQy0
ho
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 13:30:41 ID:x8bk0QhiO
保守
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 13:41:04 ID:63YTc4eS0
折角VIPにあるんだから、みんな根性見せようぜ
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 13:56:27 ID:5wVByiqm0
保守、
後でなんか投下してみようか。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 14:09:27 ID:Nz9Wgzj60
歯が痛くて会社早退してきた。見た目は何ともないのにめっちゃ痛い
たぶん神経までいってるな
そんな保守
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 14:18:11 ID:GbKSpTm30
        ,イ         ━┓¨
       / |         ━┛
   ,r‐、,λノ  ゙i、_,、ノゝ     ━┓¨
  ゙l          ゙、   ━┛
  .j´    [゚д゚]    (  ━┓¨
  {    /[_]ヽ    /  ━┛
   )    | |   ,l~
 ■■□■■□◇_◇□□□
54 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:20:10 ID:LFQlGdh00
スレ19 >>57,59,71,74,160,161,162
『Don't tell me』 スレ20 >>102-105
『Childhood friend』 スレ20 >>137-141
『Let's get it started』 スレ20 >>340-344
『Together』 スレ20 >>393-396
『Where is love』 スレ21 >>45-48
『Summer time blues』 スレ22 >>93-96
『Summer time blues II』 スレ23 >>30-33

の続き

『Summer time blues III』

ちょっと長めに、10レスほど使わせていただきます。
55Summer time blues III 1/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:21:35 ID:LFQlGdh00
  ――――Summer time blues III――――

「今日は負けないんだからねっ」
「熱くなったら負けだぞ」
 梨香の挑発に、ふんと鼻を鳴らして答え、彼はハンドルを握る。
 プリクラの次に彼らが向かったのは、四人対戦の出来るレースゲームだった。
「これがアクセルで、これがブレーキ。当然、初めてだよな。だったら最初は、オートマだね」
 ゲーセン初心者の麻紀には、唯が付いてレクチャーをほどこしている。ペダルは右がアクセル、
左がブレーキというところから始めたのだが、
「ふむ、わかった。問題ない」
 操作方法を教わったところで、麻紀はそう言った。
「ま、慣れるより馴れろの世界だからね。最初は上手くいかないと思うけど、頑張んなよ」
 言って唯も自分のシートに付き、残りの二人に合図をする。
 百円玉を二枚入れて、ゲームをスタートさせる。コースは麻紀のことを考えて初級が選ばれる。
『3――――2――――1――――GO!!』
 シグナルが青に変わり、レースがスタートした。

 麻紀を除いた三人で、レースゲームをするのは、よくあることだった。
 順位はといえば、ダントツで唯が一位だ。
 三人の中でただ一人、マニュアルで運転し、別次元の運転をして見せる。和馬と梨香は、当に彼
女を追い抜くことは諦め、二位争いに焦点を当てていた。
 今回は、麻紀が増えて四人になったとはいえ、初心者の彼女では相手になるはずがない。だから
二位も、自然どちらかになると想像し、和馬も梨香も、お互いを敵視していた。

 が。
 レース終了後の光景はといえば、和馬も梨香も焦燥しきった顔でシートにもたれかかっていて、唯
もまた、額に冷や汗を浮かべている。
 画面に映る順位は……トップから唯、麻紀、和馬、梨香という順。
「なかなか面白いな、このゲームは」
「クー……アンタ……ホントに初心者?」
56Summer time blues III 2/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:22:29 ID:LFQlGdh00
>>55

「いやー、危なかったー。ほんと、あとちょっとの差で追い抜かれるところだったからね」
「すごいな、折口。びっくりした」
「どうやら私は、ああいったゲームに相性がいいようだな」
 唯と和馬に褒められて、まんざらでもなさそうな麻紀。対して梨香は、一人、どんよりと沈み込
んでいた。
 スタート直後は和馬と麻紀を抑えて二位に踊りだした梨香だったが、すぐに追い抜かれた。そ
れが和馬ではなく、麻紀だったことに驚いてハンドル操作をミス。コースを外れてしまったのだ。
 そのタイムロスが最後まで響き、結局、彼女は四位に沈んだのだった。
「ところで桜井は大丈夫なのか?」
 落ち込み続ける彼女に、さすがに心配になったのだろうか、麻紀がそう言ったのだが、
「……あったまきたっ!! 負けっぱなしは気がすまないわっ!! クー、もう一回、勝負よっ!!」
 ものの見事に逆効果だったらしく、いきり立った梨香は、麻紀に指をつきつける。
「やめといた方がいいと思うけどなー」
「俺もそう思う。麻紀じゃ勝負にならないって」
「そんなの、やぁってみなくちゃ、わっかんないでしょうがっ!!」
 唯と和馬がたしなめるが、どうやら火に油を注いだだけのようだった。
「ふむ。私は別に構わないが……」
「あ、どうせなら、何か賭けたら?」
 悪戯を思いついた小悪魔の笑顔で、唯がそう言った。
「いいわよ、なんでも賭けてあげようじゃないっ!!」
「じゃあ、一対一の勝負で、負けた方が勝ったほうの言うことを何でも一つきくってのはどう?」
「いいだろう。私は問題ない」
「アタシだってっ!!」
 じゃ、決定だね。そう頷く唯を挟んで、にらみ合う麻紀と梨香。
 和馬は一人、苦笑しながら三人のやりとりを眺めていた。

 結果。
 梨香が再び、涙を飲んだ。しかも今回は、周回遅れというおまけつきで。
57Summer time blues III 3/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:23:37 ID:LFQlGdh00
>>56

「とりあえず、何をしてもらうかは、保留ということにしておこう」
 そんなに簡単に決められない、とそう言う麻紀の顔を、梨香は見ていなかった。
「唯っ!!」
「はいはい、付き合えばいいんだろ」
 本当に負けず嫌いなんだから、と首をすくめながら、麻紀と交代でシートに座る。
「とりあえず、和馬はクーと一緒に回ってれば? 初めてのゲーセンなんだから、ちゃんとエスコ
ートしてあげなよ」
「そうだな、じゃあ折口、行くか」
「ああ、問題ない」
「クー、後でもう一回、勝負してもらうからねっ!!」
 梨香の声を背中に受けながら、二人は並んで、レースゲームの筐体を後にした。

「これは、どうやって取るものなんだ?」
 ビデオゲームやメダルゲームには興味ないだろうな、と考えて、彼が連れていったのは、クレー
ンゲームのコーナーだった。
 ぬいぐるみや様々な景品の入ったそれを、一つ一つ、興味深そうに覗き込んでいた麻紀は、その
中の一つの前で足を止めた。
 彼女の視線の先には、お世辞にも可愛いとは言えない犬のぬいぐるみがある。どうやら人気がな
いらしく、和馬が見る限り、設定はゆるめで楽に取れそうに思えた。
「やってみたら? 俺もサポートするし」
「……君がそう言うのなら、試してみよう」
 簡単に説明をした後、麻紀は恐る恐る、硬貨を投入する。その姿は、初体験のレースゲームで見
せた落ち着きっぷりとは裏腹に、ぎこちないものだ。
「まずは横の座標を合わせるんだ。手を離したらダメだぞ」
「む。こうか?」
「ん、ちょっち足りないかも? 何とかなるかな? 次は前後に動かす……そう、いい感じ」
「こうか? これでいいのか?」
 肩が触れあってていることに気付かないほどに、二人は熱中してクレーンの動きを追っていた
58Summer time blues III 4/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:24:51 ID:LFQlGdh00
>>57

「……あー」
 何とかクレーンに引っかけはしたものの、最後まで吊ってこれることは出来ず、穴のすぐ側でぬ
いぐるみは落ちてしまった。
「惜しかったな」
「うむ、残念だ」
 そこでふと、和馬は隣を見る。
 間近に、麻紀の横顔があった。
 首筋から薫る、芳しい匂い。珍しく彼女が、香水を振ってきたことに、今になって彼は気付く。
 麻紀が呼吸をするたびに、微かにすれる肩から、彼女の熱が彼の体に伝わり、中で広がる。暖か
く、優しく。
「もう一度、チャレンジしてみようか」
 虜にされかかった心を解放したのは、当の本人の言葉だった。我に返った彼は、
「あ、ああ、うん。けど、折口、そんなにそのぬいぐるみが欲しいのか?」
「そうだね。欲しくないと言えば、嘘になる」
「じゃあ」
 取ってやるよ。そう言って彼は、お金を入れる。慣れた手つきでボタンを操る、フリをする――――
本当は、先ほどの少女の横顔が、何故か頭から離れずにいたのだ。
 動揺を隠すために、必死で普段通りの自分を演出する和馬の努力は報われ、
「おお、すごい」
 見事にぬいぐるみを取ることが出来、麻紀が感嘆の声をあげた。
「ほらよ、プレゼント」
「……いいのかい? 君のお金で取ったものなのに」
「いいって。気にすんな」
 おずおずと、その犬のぬいぐるみを受け取った彼女は、しばらくその顔を見詰めた後、そっと胸に
抱きしめる。
 まるで赤ん坊を扱うように慈しむ麻紀の姿は、普段の凛とした彼女からは想像出来ないものだ。
が、こうして見ると、それがとても自然なものに思えて。
 また一つ、和馬は麻紀のことを、深く知ったのだった。
59Summer time blues III 5/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:26:25 ID:LFQlGdh00
>>58

「まだやってる」
 呆れたように言う彼の横で、麻紀は無表情に頷いた。
 三十分ほどかけて回ってきたはずなのに、梨香と唯は、まだ争っていた。
 いや、正確には梨香がムキになっているだけだ。唯の方は、いい加減疲れたという顔をしている。
「今度は負けないんだからっ」
 すでに梨香は当初の目標を見失っているのだろう。レースが終わるとほぼ同時に、また硬貨をつ
ぎこむ。しかも、唯の分まで。
「まだやるの……?」
「当たり前よっ。手加減したら承知しないからねっ!!」
 助けてくれと言わんばかりに肩を落とす唯だが、熱くなった彼女を止めることは出来ないようだ。
「こりゃ、もうしばらくかかりそうだな。どうする、折口?」
 隣を見ると、ちょうど麻紀と視線がぶつかった。そのまま、じっと見つめてくる彼女に当惑しながら、
彼はもう一度、問いかける。
「あー、折口?」
「もう一度、プリクラを撮りに行きたい――――今度は二人きりで」
 少女の放った言の葉は、矢となって彼の心を射抜いてきた。

 麻紀が言うには、それは『不公平だから』ということだった。
「桜井も宮田も、君と二人きりでプリクラを撮っている。だから」
 私だけが持っていないのは不公平だ。そう彼女は主張したのだ。
 実際、彼は梨香や唯のどちらかと遊びに出かけることも多く、その流れでプリクラを撮ったこともあっ
た。その中の何枚かを、麻紀はさきほど、梨香達の手帳に貼られたプリクラの中に見出したのだろう。
「そりゃ別に、構わないけどな」
 釈然としないものを感じながらも、和馬は頷いた。
「では、すぐに撮りに行こうじゃないか」
 急ぐ彼女に付いていきながら、彼は、これぐらいのことで喜んでくれるなら、それもいいか、と思うの
だった。
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 14:26:28 ID:/rNgkk2GO
GJ!
61Summer time blues III 6/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:27:42 ID:LFQlGdh00
>>59

 麻紀が選んだのは、四人で最初に撮った機械だった。
 カーテンの中に入って、荷物を置く。
 さすがに和馬とて、何回も経験があるとはいえ、この半分密室状態の空間で、女性と二人っきり
でいるというのは、なかなか慣れるものではなかった。
 意識するな、友達だろ。そう自分に言い聞かせる彼だったが、
「…………?」
 彼女が、もらったばかりの犬のぬいぐるみを見つめるのを見て、首を傾げる。それに気付いたと
いうわけではないのだろうが、麻紀はゆっくりと和馬の方に振り向いた。
「和馬。前言を撤回してもいいか?」
「ん? 何のことだ?」
「二人っきりじゃなくて、この子も一緒に入れたいんだ。ダメか?」
 とても真剣な口調で、彼女はぬいぐるみを差し出してくる。冗談や洒落でなく、麻紀が本気でお願
いをしているのだと、和馬は知る。
 それはほんの少し前、麻紀にその子をプレゼントした時と同じ感覚。普段とのあまりのギャップに、
わけもなく彼は笑ってしまいそうになった。

 それは暖かくて、幸せな気持ち。

「いいぜ、もちろん。一緒に写ろう」
 和馬の答えに、彼女はかすかに、だがはっきりと、ほっとした表情を浮かべる。
「良かったな、おまえ」
 そうおでことおでこをぶつけて話す彼女の様は、とても微笑ましいものだった。
「さ、撮ろうぜ。グズグズしてると、梨香がうるさそうだ」
「確かに」
 そして二人と一匹は、一つのフレームに納まる。
 犬を挟んで顔を寄せ合った時、和馬の心に訪れたのは。

 ただ、ただ穏やかな気持ち。
62Summer time blues III 7/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:28:57 ID:LFQlGdh00
>>61

「あー。今日はたっぷり遊んだーっ」
 大きく伸びをしながら唯が言ったのは、長くなった日も暮れかかった頃のことだった。四人は並
んで、家路を急ぐ。それぞれに充実した顔を見せる中で、ただ一人、梨香だけが溜息をついていた。
「全く、ほら、梨香。そんなに落ち込むなって」
「んなこと言ったって……初心者にあれだけコテンパンにやられたら、へこみもするわ……」
 唯の慰めに、また溜息を混じえて梨香は答えた。
 あの後、彼女は麻紀にリベンジを挑んだのだが、残念ながら再び返り討ちにあってしまった。周回
遅れにはならなかったあたりに、進歩は確かに見受けられたのだが。
「それで、麻紀はどうするの? 賭けに勝ったわけだし」
 何でも言うことを一つきく、というその内容を、まだ彼女は決めていなかったのだ。
「二回勝ったから、二つ言っていいよ。ね、梨香」
「……しょうがないわね」
 どっちの味方なのよ、と責める目を梨香はするが、唯はまるで気にとめない。この状況を、心から楽
しんでいるようだ。
「とりあえず、一つは決まった」
「いいわよ、何でも言ってごらんなさい」
 覚悟を決めて促す彼女に、麻紀は静かに言った。
「和馬が私のことを、名前で呼ぶのを許して欲しい」
「……は?」
 和馬と梨香は呆気にとられ、唯はそうきたか、とさらに笑みを深くした。
「ちょ、なんでそんなこと……」
「いつも君が言っているだろう。和馬に何かして欲しいなら、私の許可を得なさい、と」
 プッ、とこらえきれずに吹き出したのは唯だけで、言われた少女は言葉に詰まり、少年は頭の中が真
っ白になってしまっていた。
「桜井も宮田も、梨香、唯と下の名前で呼ばれているのに、私だけまだ折口と呼ばれている。確かに二
人に比べれば、共に過ごしてきた時間は少ないかもしれないが、それぐらいは許してもらえないだろうか」
 少女は、真摯な目で二人に頼み込んだ。
63Summer time blues III 8/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:29:54 ID:LFQlGdh00
>>62

「……いいわよ」
 ボソリ、と梨香が呟く。が、その声はあまりに小さくて、
「すまない。もう一度、言ってくれ」
 麻紀と和馬の耳には、届かなかった。
「……いいって言ってるのよっ!! 好きにしたらいいじゃない」
 言いながら、彼女はそっぽを向いた。
 何で俺のことなのに、お前の許可が必要なんだ。そう呆れる和馬だったが、口には出さない。今
はそれよりも大変なことに、対応しなければならなかったから。
「許可が出たな。和馬、どうだろう? 私をこれからは、麻紀と呼んではもらえないだろうか」
 夕陽を横から浴びる彼女の顔は、眩しくて彼には正視出来なかった。

 思い出す記憶は、一月ほど前に、公園で迫られた時。
 あの時と、同じようで、それでいて違うように感じるのは。
 より、彼女を知ったから、なのだろうか?

「嫌か?」
 その声は硬い。和馬の心はそれで、現実に浮かび上がった。
「あ、う、あー。いやとかじゃなくてだ」
 しばし明後日の方向を見る。意識せずに使ってきたが、改めて、女の子の下の名前を呼ぶという
のは気恥ずかしいと、彼は思った。
 それでも、麻紀の期待に応えたくて。
「あー……麻紀」
 やっと、そう言った。
「……ありがとう、和馬。そう呼んでもらえて、私は嬉しい」
 何かを抱きしめるように、彼女は自分の胸に手を置いた。
「これからも、そう呼んでくれたら、もっと嬉しいんだが」
「……気が向いたらな」
 それが彼に出来る、精一杯の抵抗だった。
64Summer time blues III 9/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:31:36 ID:LFQlGdh00
>>63

「『あー……麻紀』」
「う、うっさい、真似すんな」
 途端に彼の操るキャラは、隙をつかれてコンボを叩き込まれる。あー、と天を仰ぐ暇もなく、ラ
イフゲージは呆気なくゼロとなってしまった。
「まだまだ修行が足りないねー」
 コントローラーを持ったまま、得意げに言う唯を、和馬は睨んでみせる。が、全く効果がないこ
となど、彼はすでに承知していた。
 今、宮田家には、和馬と唯しかいない。和馬の両親は共働きで、今日は遅くまで帰ってこない。
「あの程度で動揺するなんて、純情なんだなぁ、カズ君は」
「だーかーらー。違うって言ってんだろっ」
 ふてくされる彼を見て、パジャマ姿の唯は、やっぱり可愛いわ、カズ君、などと言いながら笑い
転げるのだった。
 カズ君、というのは、唯が和馬と二人きりの時にだけ、使う愛称だ。学年は一緒だが、生まれた
月はわずかに彼女の方が早い。だからか、唯は彼に対してお姉さんぶろうとする。それが呼び方
に現れたのが、カズ君という呼び方だった。もっとも、人前では恥ずかしいから使うな、と和馬に厳
命されていたが。
「でも、さ。正直な話、どうすんのよ?」
「どう……って、何がだよ」
「決ってるじゃない。クーのことよ」
 そう言った彼女は、真剣な面持ちだった。冗談でかわそうとした彼だったが、その表情を見て口を
つぐむ。
「カズ君、告白されたのに、ちゃんと返事してないじゃない」
「返事はしたぞ。お互い、よく知らないから、もうちょっと待って欲しいって」
「もうちょっと、ってどれぐらい?」
 鋭い唯の舌鋒に、和馬は言葉を飲み込む。

 二人だけの家は、広すぎる。
 何故か頭の片隅で、彼はそんなことを考えていた。
65Summer time blues III 10/10 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/20(火) 14:32:33 ID:LFQlGdh00
>>64

「今日、見た感じだとさ。カズ君とクー、結構、いい感じだったよ?」
「………………」
「それに、麻紀って呼ばれた時のクー、とっても幸せそうな顔してたし」
「………………」
「こう言っちゃなんだけど、カズ君が何でクーと付き合わないのか、私にはわかんないな」
「……そりゃ、わかんないだろうな」
 言って和馬は溜息を付いた。
 それはどこか、諦めが混じったもので、何故か。
 唯は急に、不安になった。

 二人だけの家は、静か過ぎる。
 何故か頭の片隅で、彼女はそんなことを考えた。

「ごめん、何か妙なこと言っちゃった……おじさんたち、まだ帰ってこないかな?」
「ん……あのな、唯。もう時効だから言うけどさ」
 和馬は、彼女の方を見ない。テレビの中では、勝ち名乗りを受けたキャラの音楽がループを続け
ている。
「俺さ、好きな人がいたんだ――――ああ、今じゃ、好きとかそういう気持ちはないんだ。本当に、い
い友達だと思ってるし」
「…………」
「けど、折口……じゃない、麻紀に告白されたのって、まだ吹っ切ったばっかりの頃だったからさ、正
直、そんな状態で付き合ったとしても、麻紀に悪いなー、って思って」
「……その、好きな人って」
 梨香のことだ。そう彼女は思った。
 思おうとした。
 和馬がゆっくりと、唯を見て。そして、優しく笑って言った。
「俺が好きだったの、お前だぜ、唯」
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 14:33:05 ID:LFQlGdh00
長くなりましたが、このへんで。よろしくお願い致します。
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 14:37:02 ID:Kr6Ngmxt0
GJ
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 14:44:32 ID:bPbW2PUq0
テラモエス
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 15:06:09 ID:u977Diau0
長いなおいw
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 15:28:45 ID:5wVByiqm0
喫茶店にて。

男「じゃ、俺コーヒーで。」
クー「私も、あ、あとケーキ。」
男「へぇ、甘いもの、好きなんだ。」
クー「うむ、キミの次に好きだな。」
男「そっか。俺が1番で良かったよ。」
クー「ふふ。」

………
クー「どうした?そんなに見つめて。ケーキ食べたかった?」
男「いやいや、ケーキじゃなくて。」
クー「何?」
男「幸せそうに食べるな…って。」
クー「ケーキにやきもちを焼かなくとも。全く、キミは可愛いな。」
口の端に生クリームをつけながら、そんなことを言うクーに俺は………
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 15:39:12 ID:iMOqYJfnO
グハッ!
ど真ん中ストライク!
GJ!!
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 15:51:03 ID:AhTh7W1F0
>>52
それは近況だろ
素直に言えよ
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 16:09:31 ID:2tKu69I4O
>>72
チラシを渡してあげればいいと思うよ
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 16:14:17 ID:diJBAHdbO
今がチャンスだ投下だぜ
http://j.pic.to/1vslg
「起きて『しまった』…?」
「あぁ、そのまま寝ていたら添い寝をしたかったのだよ。まぁ今からでも良いなら今からやるがね」
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 16:40:57 ID:x8bk0QhiO
保守
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 16:45:13 ID:cVpyVHPA0
>>74
GJ!
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 17:20:54 ID:cVpyVHPA0
ho
78〜クーとかまくら〜1/2:2005/12/20(火) 17:29:00 ID:uNwKy+m/0
〜クーとかまくら〜

ひさびさの休日。雪が降ったので親父と何年ぶりかの雪かきをした。
かじかんだ手を温めに自室に戻ると写メが一通。

From:クー
Title:二人の愛の巣
______

内容:ようやく完成した。
    手狭だが至急我が家の庭まで来られたし。

写真に写る、クーの背丈ほどの大きさのかまくら。
突き立てたスコップの脇で誇らしげに胸を張るクー。
ホイホイ行きますよっと。
だるまストーブ上のやかんであっためていた缶コーヒー二本をぶんどって、
俺はクーのいる家へと向かった。
79〜クーとかまくら〜2/2:2005/12/20(火) 17:29:21 ID:uNwKy+m/0
>>78

〜クーとかまくら〜2/2

クー「遅いぞ男。もう墨も切れかけている」

人2人入るのがやっとの空間に、クーはレジャーシートと火鉢を入れ、餅を焼いている。

男「そう堅いこと言うなって。コッチも雪かき大変だったんだから。ホレ、おみやげ」
クー「それは私も同様だ。君が来ないせいで私はいくつ焼き餅を焼いたか……」
男「まだ2コぐらいだろ。丁度イイ量じゃないか」
クー「精神的なソレは、物質としての焼き餅を凌駕しているぞ、男。
  ……とりあえず、ほら、お返しだ、私の焼き餅を味わえ」
男「おっ、さんきゅ。しかし、チョットこのかまくら、壁薄くねぇか?下手したら潰れるぞ」
クー「こんな華奢な女子の腕力に一体何を期待しているんだ?これでもがんばった方だ
  比較的安定するアーチ形状を取ったから、薄い割に持つはずだ。しかし」
男「しかし?」
クー「……(もし崩れたときのことを考えると、
  【二人びしょ濡れ→服を乾かすため混浴プレイ→湯冷めせぬよう同衾】が妥当か……しかししかし……)」
男「ん、どうしたクー? 急に黙り込んで?」
クー「……ん、イヤ、(小声で:崩れるといいな) フフフ……」

そんな雪の多い夕暮れ時でしたとさ。
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 17:29:29 ID:qZL0nt7J0
男「クー、ちょっと笑ってみてくれるか」
クー「なんだ、やぶから棒に」
男「いいからさ、ちょっと笑ってみ」
クー「むぅ・・・」
男「・・・・・・」
クー「・・・・・・(ヒクヒクッ)」
友A「引きつってるな」
友B「ああ、引きつってる」
クー「・・・男、これはどういう事だい?」
男「いや、コイツ等がクーの笑った顔を見たことないから、本当に笑うのか確かめたいと」
クー「ほぅ」
友B「でも、無理に笑ってくれ何て言っても難しいか」
友A「そうみたいだな」
クー「いや、私の笑顔は作り方があるから、そうすれば出来ない訳じゃない」
友A「へぇ、どんな?」
クー「こうする」
グッ
男「んッ・・・!?」
友A・B「・・・・・・」
男「プァッ・・・!お、い、いきなり何するんだ、びっくりするだ・・・」
クー「(ニコッ)」
友A「チクショウッ!!やっぱ可愛い子は笑った顔がまぶしいな、チクショウ!!」
友B「クッソウ!!ツボってやつを的確に突いてくる、この攻撃は反則だぜ、クッソウ!!」
男「言いながらアンパンを投げるなッ!」


ネタを書いたノートを親に見られた。orz
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 17:40:32 ID:iLfki+8i0
>>80
クールな子のたまに見せる笑顔モエス
そして生きろ


Tsunamichannel.com見たら外国人も
素クールなキャラクターとは如何なるものか悩んでいるようでワロタ
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 17:50:38 ID:2CMNNKTaO
>81
外国人素直クール多そうなのにな
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 17:59:33 ID:xYUBAoWZO
>>79
墨じゃなくて炭じゃないか?

>>80
世の中には自作のエロ絵を親に見られた奴もいるのさ。
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 18:02:29 ID:uNwKy+m/0
>>82
欧米じゃ標準的な娘って感じかもな、素直クールは。
と言うことは、

「 素 直 ク ー ル っ て 世 界 標 準 じ ゃ ネ ? 」
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 18:16:23 ID:uNwKy+m/0
>>83
仰せの通り。
墨は炭です。指摘dクス!!
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 18:34:10 ID:yWYArBha0
ho
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 18:45:52 ID:QYxXxi9d0
ho
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 19:05:38 ID:w8P2/3kZO
ほす
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 19:16:58 ID:qZL0nt7J0
>>83
自作エロ絵は既に見られた。厨房の頃に。
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 19:27:41 ID:IE/rskNN0
保守
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 19:35:07 ID:IZHK+Ta7O
保守
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 19:46:27 ID:IE/rskNN0
保守
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 19:55:18 ID:5wVByiqm0
さてと、また投下してみようか。
ちょっと今までの素クールとは趣旨が違うのもありかもしれない。
ってことで何かチャレンジしてみまふ
あと保守
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 20:19:13 ID:FaTbyMM90
ho
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 20:29:40 ID:X0jrrOzq0
>>89
うp!
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 20:38:13 ID:ExTIy6HZ0
>>93
wktk
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 20:46:06 ID:5wVByiqm0
age
あとちょっと、あとちょっと。
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 20:58:13 ID:fxMb8J180
保守
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:04:57 ID:/rNgkk2GO
昨夜のS祭りが忘れられない
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:06:40 ID:ExTIy6HZ0
保守
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:07:11 ID:2tKu69I4O
違う意味でな
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:08:14 ID:xYUBAoWZO
たった一度の体験が>>99の官能に消えない炎を宿らせたのだった。
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:08:54 ID:xYUBAoWZO
たった一度の体験が>>99の官能に消えない炎を宿らせたのだった。
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:11:29 ID:xYUBAoWZO
うは、俺も二重送信初体験orz
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:26:52 ID:QYxXxi9d0
ho
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:29:21 ID:jBmQ0RJm0
保守
1071/2:2005/12/20(火) 21:33:35 ID:5wVByiqm0
「くぅちゃんは好きな人、いる?」
クーおばあちゃんがいきなり言った。
「え?」
「ふふ、まだ小学生だもんね、わかんないか。」
「…いるよ。」
私は答えた。
「へぇ。」
おばあちゃんは驚いたみたいだった。けど心底驚いたようではない。
「もう、4月から中学生だもん。」
「そうだね、私もそれくらいだったかなぁ、おじいちゃんが好きになったの。」
「え?」
驚いた。おじいちゃんとおばあちゃんの仲がそんなに古いものとは思ってなかった。
おばあちゃんは何も教えてくれないから、全然知らなかった。
「初恋は実らないって言葉があるけどね、私は、実っちゃった。」
口を押さえて思い出して笑うおばあちゃんは凄く美人で、幼く見える。
「でも、その男の子、ちょっと人気があるんだ、仲のいい友達も何人か好きだって言ってた。」
だから中学校に行ったらもっと人気が出そうな気がする。前途は多難なのだ。
おばあちゃんは私の言葉を聞いて口を開いた。
「ツンさんはね、おじいちゃんの恋人だったの。」
私はすごく驚いた。
「恋人?」
そんなの信じられない。だっておばあちゃんとツンさんは仲が良かった。
それに、おばあちゃんとおじいちゃんは結婚してたじゃないか。
「あのね。くぅちゃん。」
くぅというのは私だ。私の名前はおばあちゃんとそっくりだ。
お母さんは性格もそっくりだって言うけど、そうかなぁ?
私は口調がきついって言われるけど、おばあちゃんは凄く優しい。
笑顔だってすっごく美人だ。私は目つきがきついから、時々怖いなんて言われる。
1082/2:2005/12/20(火) 21:33:52 ID:5wVByiqm0
「誰かを好きになったら、その人のしたことを全部許せてしまうものなのよ。」
私は何となく写真でみたおじいちゃんを思い出した。

「今頃、ツンは向こうでおじいちゃんと会ってるのかしらね。」
「……」私は何も言えなかった。一昨年、ツンさんは亡くなった。
おじいちゃんは、私が生まれる前に亡くなってた。だから顔も声も全然知らない。
「同じ人を愛したんだなぁって思うと、なんだか互いにいとおしくなっちゃうのよ。」
「……」
そんなの寂しいと思う。おばあちゃんも、ツンさんも、どっちとも寂しい。
「ふふ、くぅちゃんにはまだちょっと早かったかな、でもね。」
そういうとおばあちゃんはすうと息を吸った。
「くぅちゃんは私にそっくりだからね、言いたい事を素直に冷静に言える。だからすぐに分かると思うわ。」
「…。」
分かるのだろうか、なんだか想像もつかない。
「ただね、おじいちゃんはそれだけ魅力のある人だったの」
「魅力?」
「人はね、誰かに愛されたら、その愛に報いる生き方をしなくちゃいけないの。」
「?」
おばあちゃんの言いたい事はよくわかんない。けどおばあちゃんがおじいちゃんを愛してたってことはよく分かる。
「おばあちゃんは、今でも、おじいちゃんの事、好き?」
つい、そんなことを尋ねた。
「ええ、大好きですよ。」
クーおばあちゃんはそう、はっきりと答えた。

私はよくわかんないけど、その言葉を聞いてなんだか自信が沸いてきた。
雪はちょっぴり冷たいけど、心がなんとなく温かくなった。
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:33:55 ID:DwimejWd0
新・VIP嫌いなコテランキング完成
一人一票頼む
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:39:11 ID:5wVByiqm0
こんな感じどうでしょう。小説風に書いてみました。
今までにない素クーを書いてみたかったのでチャレンジしてみたんですが。

まぁ、その結構頑張ったので評価いただけると嬉しい。
BJ、GJ、ガンガン来てください。 ( `・ω・´)b
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:40:14 ID:3gSL2tg70
>>110
全米が泣いた
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:42:16 ID:xYUBAoWZO
>>108
ちょっと涙が出て来た。
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:45:17 ID:xYUBAoWZO
>>108
目から分泌液が出て来た。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:49:39 ID:Ckkfdj470
>>108
尿道から白濁液がでた
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:50:57 ID:YqnJFhJdO
>>110
人を愛することの凄さを知った
116ぬるぽメーカー ◆jEkFIRyFwI :2005/12/20(火) 21:51:03 ID:zznLF03S0
 ぬるぽ
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 21:55:08 ID:iLfki+8i0
おまいは喜びそうだから止めとく
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:08:58 ID:IZHK+Ta7O
保守
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:09:38 ID:x8bk0QhiO
保守!
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:16:30 ID:ExTIy6HZ0
保守
121超絶魔界波動残酷冷徹戦士闇暗殺丸百二十世 ◆9dYLE8z3D6 :2005/12/20(火) 22:26:20 ID:Sh5Qs6d+0
保守
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:33:04 ID:VI52e35l0
びっくりフラに引っかかった超絶を思い出してワロタ保守
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:42:13 ID:QYxXxi9d0
ho
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:42:30 ID:Yo7olW0S0
WIKIに上がってる前スレのdatをノートン大先生がウィルスだと警告してくる…
誰か助けて
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:45:11 ID:2CMNNKTaO
>124
ググれ
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:46:27 ID:ExTIy6HZ0
>>124
なんかブーンのAAと一緒にCドライブで何かするような文字列が入ってたね。
たぶんウイルスコードの類だと思うよ。
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:52:22 ID:5wVByiqm0
ageホッシュ
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:54:29 ID:2tKu69I4O
>>124
はいはいわろすわろす
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 22:58:22 ID:iLfki+8i0
>>124
すみません、ウイルスコードまで気が回らりませんでした。

できれば修正したいのだけど、どこを修正したらよい?
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:04:54 ID:2tKu69I4O
>>129
簡単な事なんだから自分で対策させるのがいいかと
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:05:50 ID:75Sso6PgO
もこみちはスーデレが好きwww
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:11:12 ID:Yo7olW0S0
いや、警告が出るだけなら無視すれば良いんだけどdatそのものがDL出来んのよ…。
専用ソフトもブラウザでも無理。かと言ってノートン大先生を切ると洒落にならんし…

>>129
「MS―ITS:MHTML:FILE://C:¥」
「CAT /ETC/PASSWD | MAIL NOBODY」
恐らくこの2つだと思う
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:12:00 ID:5wVByiqm0
ノートン先生なんか最初から入れてない俺は超負け組。
なんせスパイウェアバリバリバリ入ってる。生涯現役だもんで。
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:13:16 ID:hxLup35UO
流れを切るようだが投下おk?
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:15:19 ID:NMH0Ff0MO
http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0092.txt

この話はフィクションです。
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:17:37 ID:ExTIy6HZ0
>>134
おk。
ってか別に許可求めんでも投下宣言だけすればいいよ。
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:22:38 ID:HNbcimT10
  ――昼休み7
  二年一組の教室内にて。
亮「うー……何で英単語ってこんな沢山あるんだ。とてもじゃないが範囲内の二百五十個とか覚え
  られんぞ……ぬぁ。日本史の年号もまだだ……化学式って何だっけか……?」
圭「うわー。修羅場ってるね、京。幹原君って頭よくないの?」
京「その言い方は相当に角が立つが、事実だな。まぁ、彼はアルバイトをしているため、私達より
  圧倒的に勉強時間が少ないから、仕方がないと言えば仕方がない」
圭「ふーん。それにぴったり付き添うなんて、京は彼女の鑑だねぇ」
京「何。好きで傍に居るのだからどうということもない。こうして少しでも力になれれば、それが
  私の幸せなのだからn――こら、亮。古文の訳がまた不明確だぞ。フィーリングに頼るな」
翔「京、採点もしてるの? もう健気の域超えて幹原のヒモっ振りが微妙に腹立つわ」
京「翔が腹を立てる理由が不明確だ。私は望んで亮の力になっている。むしろ逆に遠慮される方が
  私には辛い。彼との時間を共有することは、私にとって生きる糧でもある」
翔「友達としちゃ、あんたが無償で奉仕している様は見てらんないのよ。おい、幹原」
亮「【聞いてない】うぅ。日本史の文化って何でこんなごちゃごちゃしてんだ……!?」
翔「(ムカァ)ふぅん……あんた、私のこと無視するんだ。ちょこっとばかり、虐めようかな……」
圭「うわ、またSモードだよ……幹原君、ニャムニャムー」
京「? 翔。君は一体何をするんだ? 亮への危害はたとえ友人でも許せないと警告する」
翔「危害? 安心なさいな、事実を公表するまでよ。それで傷付くなら後ろめたいことをやってる
  ってことでしょ【息を吸い込む】――二年一組の幹原亮君ー! 昨日のお昼に駅前の商店街で
  子持ちの人妻と仲睦まじく腕を組んでへらへら笑いながら密会をしていた幹原亮君ー!」
友『えっ!? マジでっ!?』
亮「【椅子から転げ落ちる】おぉぉぉぉぉぉぉぉいっ!? 今の悪意のみで構成されたデマは――
  ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 痛い、痛いからアンパンで延髄殴るなぁぁぁぁっ!」
                         久野翔。亮が最も苦手とする女。続く
138 ◆2Z94Sex/3o :2005/12/20(火) 23:34:02 ID:hxLup35UO
私は君の事を愛している。それくらいのことではなんともない
むしろ君はとても格好いい、女子の方がほっとかないだろう
君の全てが好きだ、しかし私に内緒事は嫌だ。
浮気はしてもいいぞ人生は一度きり、楽しみたまえ、それ位の余裕はある。
しかしまぁあれだ。私も君がもの凄く欲しくなる、今晩は寝かさないぞ
ふふふ・・・




(くくく・・・・基礎体温表を見る限り今日が危険日、ツンとモクには悪いが男は頂かせてもらう。
恐らく今晩で妊娠するだろう・・
そして私は男の嫁になり男を私だけの物とするっっ!!)
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:36:07 ID:pkbiaySd0
>>138
ちょwwwwwwwww黒いwwwwwwwwwww
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:39:05 ID:HNbcimT10
>>138
割り込み、申し訳ございません。
>>135のテキストが投下分と勘違いしていました。
重ねて、謝罪致します。
1411/4:2005/12/20(火) 23:48:11 ID:dqjkVPsz0
 …いよいよ、明日だ。
 作戦については、よく、わかってる。
 この戦争は、もう勝ち目はない。
 だからこそ、少しでもその『差』を埋めなきゃいけない。

 そう、この国が、搾取されることのないように。
 この国が、もう、戦火に巻き込まれることのないように。
 ――――――――もう、悲しむ人のいないように。


 作戦がいかに酷いものかについては、よくわかってる。
 それでも、きっと誰かがやらなきゃいけないことだ。
 …だったら、僕がやればいい。
 その作り話みたいな未来を、信じて。

「ちょっと、話があるんだ」
 …これで、最後になるから。

「…ん、ああ。大体は把握しているよ。明日だろう?何度も聞いたよ。
  千人針、作ったんだ。帰ってきてくれないと、困るからね。私のお腹の中には、キミの子供がいるんだから」
「あはは、そんな何度も言ったかな? …うん、ありがと」
 自分の笑い声は、乾いていた。

 もう帰ってこないことを、教えなきゃ、いけない。
 …そんなこと、教えたくなんて、ないのに。
 ―――――――それでも、これだけは、伝えなきゃ、いけないと思う。

 だって、そんなのって、卑怯だ。
 いなくなるってわかってるんなら、ちゃんと、さよならっていわなきゃ、ダメだ。
 人を……自分を騙すタメの嘘なんて、つきたく、ない。
1422/4:2005/12/20(火) 23:48:54 ID:dqjkVPsz0
「それが、ね。……たぶん、帰ってこれない」
 そうなのか、という、呟き。
 …どうやら、彼女は察してくれたらしい。

「ああ…私も、キミの傍に往くよ。心配しないでも、大丈夫」
「…考え直してくれ。君は、生きてなきゃダメだ」
「キミがいないのに、生きてる意味なんて、ない」
 …なに、バカなこと言ってるんだよ。
 『僕の分も生きる』とか、そういう言葉がほしいんだよ。

「ふざけんじゃ、ねぇよ…!生きろよ、生きてくれよ!?
  君のお腹の中には、僕の子供がいるんだろ!?だったら、生きてくれよ……!!」
 …そんな、たいそうな理由じゃ、ないんだ。
 もっと、単純に。

「―――――君に、いきていて、ほしいんだよ」
 彼女は、そう言った僕を、茫然とした目でみつめる。

「…そんな顔、しないでくれよ。こっちも、どんな顔すればいいか、わからなくなる」
「じゃあ、私はどんな顔をすれば、いいのかな。 キミがいないと、わからないんだ。
  …自分が、笑ってるのか、泣いているのか、それすら、わからなく、なるんだよ」
 この子には、いつも笑っていてほしいって、いつも思ってる。

「…とっても簡単なことだよ。 わらえば、いいんだ。
  僕は鈍いやつだからさ、たとえ強がりでも、君が笑ってるだけで、幸せなんだ」
「キミがそういうなら、そうするよ」
 そういって、彼女は不器用に笑った。 それがおかしくて、ぼくもつられて笑う。
 ……もう、心残りなんてない。 ただ、彼女を信じて、祈るだけだ。

 ――――――彼女が、僕以外の前でも、いつか、強く笑えますように。
143スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/20(火) 23:49:07 ID:LKmz6wqQ0
久しぶりに来たらまた素クールぶんが再熱した。
5分後にスクールライフ3レスいきます。
1443/4:2005/12/20(火) 23:49:10 ID:dqjkVPsz0
「―――――昔話は、これでお終いだよ」
「…じゃあ、質問。 おじいちゃんは隊員になれて、しあわせだったのかな」
 難しいことを聞いてくる。
 愛しい孫娘も、最近少しませてきたような気がする。

「…幸せでは、なかっただろうね。志願したのだって、強要されたから、じゃないかな。
  それに、彼、『自分が犠牲になればいい』って、いつも考えてるような人だったからね」
 …彼だって、きっと、生きていたかったはずだ。
 それでも、彼は死を選んだ。

 ――――――誰かの死より、自分の死を優先させたのだ。

 家族を、恋人を、自分を切り捨てて、少しでも、国を……みんなを守ろうとした。
 …それは、どんな勇気だろうか。

 自分を捨てて、国の道具として利用されても、彼には誇りがあった。
 最後の最後まで、その誇りを捨てずに、戦い続けたのだ。

 祖国が戦火に巻き込まれないような、素晴らしい未来を、信じて。


「でも―――――きっと、笑ってるんじゃないかな。
  誰よりも争いを嫌う人だったからね。 ……うん。 きっと、天国で恥ずかしそうに笑ってるよ」
 きっと、あたたかい笑みを浮かべて、今の日本を、見守ってくれている。

「おばあちゃんは、おじいちゃんのこと、わかるの?」
「分かるよ。よく、わかる。
  ほら、今も、笑ってる。だって――――――――」
 ―――――――――――彼の望んだ未来は、今、ここにあるのだから。
1454/4:2005/12/20(火) 23:50:36 ID:dqjkVPsz0
 三年前の夏を、今も思い出す。

 おばあちゃんの話を聞くのが好きで、その時はおじいちゃんとの話。
 おじいちゃんについて話す時のおばあちゃんの姿は、とてもキレイだった。

 …話を語り終えたあと、静かに微笑んで、祖母はその人生を終えた。
 その笑顔が、ほんとうに穏やかで、 昔の約束を果たせたみたいに、ほんとうに満足そうだったからだろう。
 幼い自分は騒ぎ立てずに、夏の星空を見ていた。

 ひぐらしの声さえも、泣いてるように聞こえた。
 明るい闇の中、両目だけが熱かったのを覚えている。
 泣き声もあげず、月が落ちるまで、ただ、涙だけが止まらなかった。
 今でも、こうやって思い出すだけで目頭が熱くなる。
 …ふっ切れることは、ないだろう。

「ボーっとして、大丈夫か? 迷わないように気をつけろよ?」
「ああ……ちゃんと、わかってるから。大丈夫だよ」
 賽銭箱の前まできた。
 今年は奮発して、1000円を入れよう。

「なぁ、キミは何を願ったんだ?」
「全人類が幸せでありますように、ってな。
  …ま、1000円じゃたかが知れてるけどさ。 おまえの方はどうなんだ?」
「聞かなくても分かってるじゃないかな?」
「…ああ、まぁな」

 目を瞑り、両手を合わせる。
 もちろん、願うことはひとつ。

 ――――――――世界が、平和でありますように。
146スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/20(火) 23:52:18 ID:LKmz6wqQ0
>>145
割り込みスマス…。
30分もたってたからもう無いと思ってたんだ。
GJ!
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:52:56 ID:AhTh7W1F0
投下宣言の是非以前に、投下してる奴自身に全然譲りあいの精神がないことが判明した件
148スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/20(火) 23:55:50 ID:LKmz6wqQ0
もっかい、5分後にいきます。
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:55:51 ID:rF0WpRAl0
まあまあ、読むぶんには困らないんだしクールにいこうよ
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:57:25 ID:5wVByiqm0
>>147
たまたま被っただけだと信じたい('A`;)
俺は投下宣言だろうと何だろうと書き込む直前にリロードすることをつとめている。
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:58:29 ID:dqjkVPsz0
>>147
一分前なんだし被るのは仕方ないんじゃないのかなぁ
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:58:37 ID:iLfki+8i0
>>132
おk
修正版をあげてみました
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/20(火) 23:59:27 ID:NVOAC3N3O
リロードしてもかぶることがある
俺は、一分程度待って再度リロードして投下するが
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:00:05 ID:ZKPAjXN50
ナンバリングしてるわけで、被る理由が見当たらない
155スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/21(水) 00:00:16 ID:sh6zRiQN0
動物クイズ番組のゲストとして出演。
その後楽屋でのお笑いコンビスクールライフ。

尾崎「犬を飼ってないのに首輪を貰っちゃった…」
クぅ「高級なヤツらしいな」
尾崎「あぁ、なんかコレだけで三万円だとよ。犬に首輪で三万って…。わかんねーなぁーこんなんに三万円も使うやつは」
クぅ「価値があるかは人によって変わる。例えばタバコを吸わない人間はタバコの価値など微塵にも感じないが、
 タバコを吸う人間にとってはタバコはいくら高くても欲しくなるものなのだ」
尾崎「そんなもんかぁ…」
クぅ「ソレと同じように、他人にとっては凡人にしか見えない君でも、私にとってはいくらお金を積まれても手放すことのできない」
尾崎「…若干お前の酷い本音が見えたようが気がしたんだが」
クぅ「気のせいだぞ。それに私はいつも本音しか喋らない」
尾崎「都合の悪いことは黙るじゃねーかよっ」
クぅ「それはそうと、この首輪ちょっと貸してもらえるか?」
尾崎「えっ? お前犬飼ってないだろ」
クぅ「いや、私がつけるのだ」
尾崎「ぶっ! やめいっ!」
クぅ「ぱちりっ。ホレ見てみろ。似合うだろう?」
尾崎「あー、つけちゃったよ」
クぅ「ふふふっ。犬だぞ犬。私は君のメス犬だな」
尾崎「そういうこと言うんじゃねぇっ!」
クぅ「何故だ? お犬さんプレイとやらも面白いそうだと思わんのか?」
尾崎「言っとくけど楽屋ではしないぞっ! 前も最中に先輩が来てかなりやばかったじゃないか!」
クぅ「わかっている。しかし、首輪をしているとなんだか変な気分になるな。本当に自分が犬になったみたいだ」
尾崎「そうか…。ほいっ」
クぅ「………なんだその手は」
尾崎「お手(笑)」
クぅ「……ぷっ。ははは、なるほど」
尾崎「お手だよ」
クぅ「そうだな、ほいっ」
156スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/21(水) 00:00:36 ID:sh6zRiQN0
がばちょ。
尾崎「…おい…。誰がハグしろと言った」
クぅ「今日の番組はわんわん特集だった。犬の知識はかなり増えてるぞ。
 犬は差し出された顔には舐めるという習性を持っているのだ」
尾崎「ねーよっ」
クぅ「そして飼い主に甘える時も顔をぺろぺろと舐めるものだったな。ぺろりぺろり」
尾崎「うひゃっ! くすぐったっ! やっ、やめいっ!」
クぅ「じゅるじゅるじゅる」
尾崎「やめろ…やめっ…うっ、じゅるりじゅる…。ぷはっ本格的になってるじゃねーか! やめろって!」
クぅ「何を言う。誘ったのは君のほうではないか。あの差し出した手が合図だろ?」
尾崎「違っ!」
クぅ「むぅ、それだけ嫌がるなら仕方が無い。残念だが開放してやろう」
尾崎「あー…びっくりした…。どっちが飼い主なのかわからないよ…」
クぅ「アレだな。言ってみれば私はセントバーナードだな」
尾崎「なんでだ?」
クぅ「飼い主が大好きだが大きすぎるため抱きつくと飼い主のほうが死にそうになるのだ」
尾崎「お前、だんだんそういうのが上手くなるな…。というかお前自覚してたのか」
クぅ「ふふふ…」
尾崎「そろそろ首輪外せよ。誰かに見られたら誤解…」
クぅ「されたいが」
尾崎「やっぱり…」
クぅ「というわけで私は首輪をしたままシャワーを浴びてくる」
尾崎「…わかったよ…。今日だけだからな」
クぅ「応」
1573/3 ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/21(水) 00:01:37 ID:sh6zRiQN0

五分後。

クぅ「全裸で首輪、さらにびしょ濡れというほうが燃えるだろ?」
尾崎「お前そのためにシャワー浴びやがったな!!」
クぅ「さらに……『くぅーん(上目づかい)』」
尾崎「………ぶはっ!!(鼻血)」
クぅ「ふっ、愛しい人を落とすことなど容易いことだ。さて、もうひとつのは何処だ…?」
(犬ネタは次回に続くかも)

現在素クール少女で長編書いています。
ここでのUPはしない予定ですが、魅力たっぷりに書いときますね。
ナンバー付け忘れた…。
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:15:08 ID:Le+14J5p0
ho
159 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/21(水) 00:15:47 ID:DbgnSiY2O
 これはある夜のことだ。

「トリック・オア・トリート」
「はい?」
「トリック・オア・トリート」
「いや、今は、十二月だぞ」
 そう俺は言ったが、コイツは言うのをやめようとしない。
「トリック・オア・トリート。トリック・オア・トリート」
「いや、だか――」
「トリック・オア・トリート」
「…………お菓子をあげればいいんだろ?」
 そう言うと、フルフルと首を振られた。
「じゃあ、どうすればいいんだよ」
「君」
「俺?」
「ちょうだい。と言うか、食べる」
「…………へ?」
 俺がほうけていると、急に跳びかかってき――
「トリック・オア・トリートー!」
「エロいことをしたいだけか――――!!」

 そこで、俺は飛び起きたんだ。
「ゆ、夢か……」
 笑えない、夢だった。

 今思うのは一つ。コイツがハロウィンを知らないでくれて、助かったということ、それだけだ。
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:17:46 ID:t3C/6y9k0
お菓子あげないとイタズラされちゃうんだな?wwwwwwww
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:20:40 ID:DbgnSiY2O
>>160
正しくは
だけど、時期があってない
狙ったけど
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:27:43 ID:NTrYf3InO
お菓子あげてもなんだかんだでいたずらされそうwwww
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:34:39 ID:Jw1TGrAzO


164 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/21(水) 00:39:18 ID:DbgnSiY2O
>>159のあげた場合

 よく考えると、お菓子をあげればいいだけの話だ。
「ほら」
 小さい、クッキーとかビスケットの詰め合わせ?みたいなのを放ってやる。
「ありがと」
「……ああ」
 袋をつかんで、ん?なんだろうか。少しずつ近付いて来たような……。
 ビリッ……バラッ……。
 俺の上に、お菓子を巻き散らかされ……、って、え?
「いただきます」
「ちょ、なにを!?」
 頬やらをペロペロ舐められ――

 そこで俺は、飛び起きたんだ。
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:42:34 ID:yoZvvO2r0
>>164
結局そうなるのかwwww
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:43:58 ID:zPBjQZWM0
>>137――昼休み7−2
亮「――で? クラスメイトの勉強を阻害して楽しそうな久野さんは一体どのような用件があって
  話しかけられてこられたのでしょうか……!?」
京「亮。顔が引き攣っている。無理に笑顔になれとは言わないが、君のそんな怖い顔は見たくない。
  うむ……こうしよう。よしよし(ナデナデ)」
亮「いや、突拍子もなく頭撫でられても恐ろしく反応に困るが」
翔「まぁ、頭撫でられたままでもいいから聞きなさいよ。幹原。京にお弁当作って貰ったり勉強
  見てもらったりしてるけど、何かお返ししてる? あんたヒモみたいでムカつくんだけど」
京「お弁当は私の愛情表現だ。勉強を見る報酬は既に頂いているのだがな、翔」
翔「報酬って何よ、京」
京「先週、亮にここで額にキスをして貰った。私が望むものを速やかに頂いて非常に満足だったが」
翔「はぁっ? 互いの利益になるのが報酬? 嫌がることや金品を毟り取るのが報酬でしょ」
亮「お前寺に帰依して性格矯正してこいよ。嫌がるとは言わないが、公開キスは恥ずかしかったぞ」
圭「んー。あれは私もびびったよ。京と幹原君があそこまで大胆だったなんて」
京「亮がとても美味しそうにお弁当を食べてくれたからな。それで何だか無性に胸がキュゥッとなって、
  それがキスを求める気持ちになったのだ」
翔「そんなスウィートでべったべたに甘ったるい話はいいのよ。傍目からするとね、京が一方的に
  扱き使われて不遇に見えるのよ。幹原、何か形で愛情示せよ」
亮「何で手前に色々口出しされにゃならんのだ……だけど、一理あるな。弁当の手間を考えれば、
  京に何かあげたいが、欲しい物ないのか? バイトしてるし、それなりに融通は利くが……」
圭「私、プーマの新作のスニーカーが欲しいな幹原君!」
亮「何故遠藤が俺にねだる」
京「そう言われてもな……私は亮と一緒に過ごすだけで満たされる。記念になる物は既に貰ってい
  るし、負担になろうとも思わない。私は十分だ」
                           健気に続く
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:46:43 ID:r6gcbomFO
>>157 GJ! あいかわらず巧いですね。

>クゥ「応」
言いそうwww
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 00:49:17 ID:DbgnSiY2O
>>165
まあ、お約束で
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:02:18 ID:DbgnSiY2O
保守
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:05:22 ID:oKOYZGru0
就寝ホシュ
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:10:38 ID:u61LRNvlO
まだまだ保守
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:11:41 ID:VJCvq5sv0
>>170-171
こんな短時間に保守はいらねーだろ
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:20:30 ID:yoZvvO2r0
今作成途中。もう少し待っててね
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:27:48 ID:Le+14J5p0
保守
175A certain warm snowy day:2005/12/21(水) 01:34:55 ID:yoZvvO2r0
完成。ちょっと昨日と比べて短いけど、投稿します。
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:35:26 ID:yoZvvO2r0
12/31。俺とクーはコタツにもぐり、ぬくたまっていた。

タカシ「っかし今年ももう終わりか。早いもんだな。」
クー 「そうだな。少し前まで、そんなこと意識してなかったのにな。」
タカシ「ホントだよな。なんか今年もいろいろあったな。」
クー 「特に修学旅行なんか楽しかったな。」
タカシ「こっちは冷や汗かいちゃったよ。いきなりお前が俺の布団の中で寝てるんだもんナ。」
クー 「まぁそれももう良き思い出だ。それになんだかんだ言って楽しかったじゃないか。」
タカシ「まぁ、そうなんだけどね。でもやっぱ一番の驚きはクーが告白してきた時かな?」
クー 「そんなに驚いたのか?」
タカシ「当たり前じゃないか。いきなり『好きだ。私と付き合ってくれ』だなんて。しかも教室のど真ん中で。
    あれをびっくりしない奴なんかほとんど居ないと思うぞ。」
クー 「そう言うな。私だって恥ずかしかったんだから。」
タカシ「へぇ、クーでも恥ずかしがる事なんてあるんだ。」
クー 「むっ。失礼な。私はこれでも女だぞ。好きな人への告白緊張せずにはおられまいよ。」
タカシ「そっか。」

ゴーン ゴーン ゴーン――――――――。

クー 「む。除夜の鐘だな。」
タカシ「おぉ。もうそんな時間か。それじゃぁクー。一緒に初詣行かないか?」
クー 「初詣?この辺にできる所あったか?」
タカシ「少し時間かかっちゃうけどね。歩いて30分位の所にあったんだ。」
クー 「そんな所があったのか。よし、行こうか。」
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:35:56 ID:yoZvvO2r0
      at:神社:

クー 「うおぉぉ。さすがに人が多いな。タカシ大丈夫か?」
タカシ「大丈夫だよ。手、しっかり掴んでるから。」
クー 「そうか。んじゃ行こうか。」
タカシ「ちょっと。急ぐなって。」

タカシ「もうすぐだな。」
クー 「あぁ。ところで一つ聞きたい事がある。」
タカシ「何?クー。」
クー 「お前はどんなことをお祈りするんだ?」
タカシ「そうだな・・・。まぁまずお約束の『合格祈願』かな?クーもするだろ?」
クー 「当然だ。せっかく同じ大学に志願できたんだ。一緒に受かりたいだろう。」
タカシ「まぁな。それと、もう一つお祈りすることがある。」
クー 「欲張りな奴だな。それは何だ?」
タカシ「フフフ。悪いけどそれは秘密。」
クー 「むぅ。私に対して隠し事か。それはさぞかし重要なことなんだろうな。」
タカシ「拗ねるなって。今は言いたくないだけ。後になったら教えるよ。」
クー 「そうか。なら後で存分に教えてもらうことにしようか。」
タカシ「楽しみにしててね。」
クー 「わかった。」
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:36:26 ID:yoZvvO2r0
ガランガラン パンパンッ

タカシ「さて、帰ろうか。クー。」
クー「そうだな。寒くなってきたしな。」
クー 「む。タカシ、せっかくきたんだ。おみくじでも引いていかないか。」
タカシ「おぉ。気がつかなかった。いい考えだ。どれ、俺も一回引こうかな。」


タカシ「『中吉』か。クーはどうだった?」
クー 「むぅ『凶』を引いてしまった。」
タカシ「アチャー。クーも運が無いね。はやく木にしばってきな。」
クー 「そうするよ。受験を控えているというのに凶では縁起が悪いからな。」
タカシ「どれおれm・・・。って、あれ山田とツンじゃないか?」
クー 「む。本当だ。」
タカシ「オォーイ。山田!ツン!」
山田 「うぉ!タカシか。奇遇だな。お前らもお参り?」
タカシ「あぁそうだ。今終わって帰ろうとしてたところだ。」
ツン 「クーちゃん、明けましておめでとう!」
クー 「あぁおめでとう。ツン。相変わらず仲いいな。お前らも。」
ツン  「ちょっとクーちゃん。そんなんじゃないって(///)ただこいつが一緒に行きたいからって誘われただけよ。」
タカシ「そういいながらも、なんだかんだで一緒に来てるんじゃン。」
ツン 「ちょっとタカシまで(///)もぅ。山田!責任取りなさいよ!。」
山田 「おいおい理不尽だないきなり。それに行きたいって言ってたのお前ジャン。」
ツン 「う、うるさいわね!もうとっとと行くわよ。じゃぁねクーちゃん!今年もよろしく。」
山田 「おぃ!引っ張るなって!じゃぁナタカシ!クー!」
タカシ「仲良くやれよ〜!っと、さてクーさん帰りますか。」
クー 「そうだな。寒くなってきたしな。」
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:36:53 ID:42WUcj6x0
男「なぁ、保守しないでいいのか?」
クー「今は夜だ。私たちは愛を育み、肉をぶつけ合う、そんな獣性を解き放つべき時間だ。
  さぁ、男、長い夜の、始まりだ……」

こんな、寒い夜の熱い序章の保守。
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:36:56 ID:yoZvvO2r0
     at:帰り道

クー 「ヘクチッ!ズズズ・・・。」
タカシ「おいおい大丈夫か。ほれ、これ羽織ってろ。コート。」
クー 「む、ありがとう。相変わらず君は優しいな。」
タカシ「まぁね。それでだけどさ、クー。」
クー 「なんだ?タカシ。」
タカシ「さっきのお願いのことなんだけどな。あれな、その、お願いの内容なんだが、
    『お前とずっと一緒にいたい』ってお願いしたんだ。」
クー 「!・・・・・・・・・・・・・・・・。」
タカシ「それで、なんだけどさ。ちょっと聞きたい事があるんだ。」
クー 「なんだ?」
タカシ「うん、えっとな。その、本当に、ずっと一緒に居てくれないか?辛いときも、悲しいときも。
    お前が居れば、クーが居ればきっと乗り越えられる、って思うから。」
クー 「そうか。こちらこそお願いするよ。」
タカシ「そっか。よかった。ありがとうね。クー。」
クー 「いや、こっちもお前とこのままずっと一緒にいたいからな。それだけだ。」
タカシ「そっか。あ・・・・・。」
クー 「む、どうかしたか?」
タカシ「いや、雪が降ってきた。」
クー 「おぉ、本当だ。道理で寒いわけだ。」
タカシ「クー。ありがとう。」
クー 「何を・・・。む・・・。」

短い、ソフトな口付け。あたりが雪で白くなる。
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:37:26 ID:yoZvvO2r0
クー 「ふふッ。強引だな。」
タカシ「いてもたってもいられなくなってナ。誰も見てないからいいだろ?」
クー 「まぁ誰かが見ていても私は一向に構わないがな。」
タカシ「そっか。クーらしいや。」
クー 「君のおかげで、さっきまで寒かったのが嘘のようだ。あったかい。」
タカシ「俺も暖かい。雪、降ってるのにな。何でだろ?」
クー 「まぁ何だっていいだろう。それじゃ帰ってテスト勉強でもしますか!」
タカシ「きょ、今日くらいはいいんじゃないか?」
クー 「いや、お互い合格点ギリギリのラインだからな。気は抜けない。今日も張り切って勉強だ!。」

白い世界にある二つの姿。まるで雪が祝福しているかのように―――――――。
182A certain warm snowy day:2005/12/21(水) 01:38:51 ID:yoZvvO2r0
ちょっと早いけど年越しネタやってみました。一昨日、昨日は欝系列のネタだったから今度は
逆ジャンルに挑戦。もしよろしければ感想、批評、よろしくお願いします。
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:41:23 ID:42WUcj6x0
スマンリロって無かった。わびにアンカー。
>>176-178,
>>180-181
割ってしまったスマソ吊ってくる……λ
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:42:30 ID:hdFejGgZ0
>>182
乙!
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:44:03 ID:JKmTE0sbO
>182
gj。相変わらずの文章力乙。

俺はどっちかっていうとお前さんの文章は欝物の方が好きだけどwww
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:46:43 ID:hdFejGgZ0
>>182
俺も欝系のやつがあってもいいと思う
とりあえずGJ!
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:48:30 ID:VJCvq5sv0
>>182
間接住人乙
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 01:58:02 ID:Qci/ocmBO
保守
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 02:01:09 ID:yoZvvO2r0
>>184-187
感想どうも。なんか欝の方がみんな好きみたいだなww意外ww
思いついたらだけどまたがんばってみるよ。
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 02:13:46 ID:C+tJ6e6LO
寝る前保守
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 02:24:35 ID:Qci/ocmBO
保守
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 02:47:00 ID:hqITZofy0
ふっ
193Yukinomoerer ◆MG64yE6TCE :2005/12/21(水) 02:52:07 ID:PNmT/o6U0 BE:43835876-
クーデレ普及委員会御用達スレッド
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 03:09:17 ID:dNahcQ5p0
>>137 翔「あっまーい! 京の記念になる物ってプリクラでしょ? そうじゃなくてもっと高価な物よ。
  こいつがバイトしてるなら靴も服もバッグもよりどりみどり――ここで搾らずいつ搾る!?」
亮「将来こいつと付き合う奴は相当忍耐力を求められるな」
圭「(ブッ、クックック……! 幹原君、凄い的確……!)」
京「翔。君が私と亮の関係を傍目から見て不平等だと心配するのは察した。だが、そんな形では
  例えどのような物であろうと比べられない幸福を、私は毎日亮から貰っている。私は、無理
  に象られた愛情より、目に見えなくとも確かに感じる愛情の方が大切なんだ。物は不要だよ」
翔「…………はぁ。物欲のない子だとは知ってたけど、ここまでとは……幹原。感謝しなさいよ、
  こんないい子が彼女なんて、私が男だったらあんた殺してでも奪い取ってるわ」
亮「何で手前がえらそうなんだか……ま、確かに京には世話になってるし、そういうのだけじゃ
  寂しいだろ。京。試験終わったら、どっか遊びに行こうか」
京「亮。私は別に無理を強いる気はないぞ。私は君n――【亮に手を取られる】」
亮「何で無理なんだよ。俺は、京と一緒に居たいって思う。だから、遊びに行くのも変じゃない。
  京。形にはならないけど、俺はせめて京との思い出を残したい……」
京「――うん……了承した。では、二日後の試験終了後、君と二度目のデートだ……よろしく」
亮「こちらこそ、よろしく……」
翔「(んー……まぁ、京が喜んでるみたいだからこれはこれでいいか)」
圭「(///)(幹原君って、一旦スイッチ入ると凄いよなー……)」

友「神様……ボク達の幸せ……どこにありますか……? まだ、まだ見つからないんです……」
友「言うな! きっと、きっと神様はクリスマスに奇跡を起こしてくれるさ!」
友「そうさ! とびっきりのハッピーを抱えて神様が俺達を待ってるぜ!」
            神は死んだ。ツァラトゥストラはかく語りきより抜粋。二―チェ終わる
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 03:12:09 ID:JKmTE0sbO
>194
gj。毎回笑えるお話楽しみにしてます。
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 03:13:54 ID:BOk11M1OO
>>194
GJ
毎度楽しみにしてます、これからも頑張ってください
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 03:15:38 ID:dNahcQ5p0
>>194
アンカーをミスしました。
この話は>>137>>166>>194で構成されています。
申し訳ございません。訂正を告知させて頂きます。
もし興味を持たれた方が居られましたら、>>1にある素直クール保管所Wikiに
過去の話を掲載して頂いております。そちらをご利用下さい。
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 03:19:51 ID:PuV0qBWc0
寝る前保守
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 03:33:14 ID:yoZvvO2r0
ほしゅ
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 03:46:49 ID:Qci/ocmBO
保守
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 03:59:51 ID:JKmTE0sbO
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 04:37:04 ID:JKmTE0sbO
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 05:22:56 ID:Qci/ocmBO
保守
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 06:32:37 ID:URtznes1O
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 06:33:31 ID:URtznes1O
保守
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 06:34:30 ID:vMr0suANO
ここ、なんて涼風のスレ?
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 07:35:31 ID:7rLLUEo80
保守
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 07:56:52 ID:DbgnSiY2O
保守
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 07:59:29 ID:NTrYf3InO
補修
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 08:00:46 ID:uEpviClJ0
なにこれ
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 08:16:25 ID:DbgnSiY2O
保守
書き始めるか……
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 08:33:55 ID:Bf4+qbxr0
素直に保守。
今度こそ1000まで普通に行きたいよ。
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 09:03:05 ID:vBEGagAIO
ほしゅ
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 09:22:40 ID:DbgnSiY2O
保守
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 09:27:49 ID:Bf4+qbxr0
保守
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 09:46:08 ID:DbgnSiY2O
保守
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 09:56:49 ID:gkpAltX+0
保守
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 09:56:59 ID:EpdTaiSA0
捕手
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 09:59:59 ID:zLb6GgyxO
野手
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:12:42 ID:ugw/zpCu0
保守
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:16:04 ID:gkpAltX+0
投手
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:18:10 ID:zLb6GgyxO
選手
223 ◆2Z94Sex/3o :2005/12/21(水) 10:29:27 ID:uIKIh5FTO
ネタが思い浮かばない保守
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:30:09 ID:o3CHA/180
『Summer time blues』 スレ22 >>93-96
『Summer time blues II』 スレ23 >>30-33
『Summer time blues III』 スレ23 >>55-65

の続き

『Summer time blues IV』

4レスほど使わせていただきます。
225Summer time blues IV 1/4  ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/21(水) 10:31:32 ID:o3CHA/180
  ――――Summer time blues IV――――

 和馬との初めての出会いは、物心ついて間もない頃だったように思う。
 両親と共にアメリカから帰国してすぐに、同い年の従弟だと紹介された。日本人以外の友人ばか
りに囲まれていた彼女にとって和馬は、大して気にとめるような存在ではなかった。
 ただ、アメリカでの話をするたびに、すげーすげー、と感動してくれるのは、少し嬉しかった。その
意味で言えば、唯が日本に来て初めて心を許したのは和馬だと言ってもいいだろう。
 そんな彼の隣には、すでに彼女がいた。
 桜井梨香と言う、幼馴染の少女が。

 ――――色が失せ、セピアに染まった記憶を、唯は辿っていく。
 ベッドに横になった彼女の耳の奥では、まだあの言葉がリフレインを続けている。
『俺が好きだったの、お前だぜ、唯』
 ポフ、と彼女は枕に顔を埋めた。
 一瞬、見えた時計の針が指し示すのは二時三十分。皆、もう寝てしまったのだろう。
 静けさがひたひたと忍び寄ってくる錯覚。
 一つ、物置を挟んで向こうの部屋に、彼は眠っている。眠っていて欲しい。そう、彼女は願う。

 小学校の頃は、一年に一度か二度、会うぐらいの関係だった。
 唯の父親は多忙で、また引越しも多かった。それでも、お正月には必ず兄、つまり和馬の父に会
いに行くあたり、兄弟仲は良い。
 だから、だろう。中学二年の夏、父親が再びアメリカに転勤になると聞いた時、彼女はわがままを
言えたのだ。
 日本を離れたくない、叔父さんの家に住ませてもらいたい、と。
 当然、彼女の両親は困惑したし、怒りもした。話し合いは延々と続き、険悪な雰囲気になることもし
ばしばだった。
 それでも最後に父親が首を縦に振ったのは、兄とその家族が、彼女を喜んで引き受けると言ってき
たからだった。
『迷惑はかけるなよ、絶対にな』
 父親の出した条件に、唯はもちろん、と大きく頷いたのだった。
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:32:07 ID:zLb6GgyxO
待ってました!
227Summer time blues IV 2/4  ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/21(水) 10:32:42 ID:o3CHA/180
>>225

 後で聞いたところ、和馬も唯を受け入れるようにと、両親を説得したのだそうだ。
 実は、アメリカに行きたくない、と最初に言ったのは彼にだった。渡米前にと、両家族で旅行に
出かけた時、身近な人間には言えなかった弱音を、和馬には素直に話すことが出来たのだ。
 驚いた彼が、しばらく考えた後に言ったのは、
『じゃあ、うちに来たらいいじゃん。アメリカに行くよりはましだろ』
 最初は、何を馬鹿な、と唯は思った。
 だが彼は真剣だったし、考えるほどにそれは名案だと思えたのだ。
 そうして唯は、宮田和馬とその両親の家に、居候をさせてもらうことになったのだった。

 新しい生活、新しい学校にも、彼女はすぐに溶け込んだ。叔父夫婦も、唯を歓迎してくれた。何で
もする、ぐらいの覚悟を持っていた彼女を、しかし和馬の母は、
『普通に、お家の手伝いをしてくれるだけでいいのよ。自分の家だと思ってちょうだい。私達も、自分
の娘だと思うから』
 そう言う隣で、叔父が笑いながら頷くのを見て、唯は本当に自分が幸せだと思った。
 叔父さん叔母さんは、本当に素敵な人なんだ、とも。

 だからこそ、彼女は目をそらし続けていた。
 自分の内に芽生えた、小さな灯し火。宮田和馬への恋という、想いから。

 彼のことが気になるようになったのは、居候が決まる前後からだ。
 自分に対して、本気で考え、優しくしてくれた少年に対する感謝の気持ちが、いつかもっと深い想い
へと変わっていった。
 それはきっと、珍しくも何ともない、ありきたりのことだろう。
 だがその気持ちは決して、表に出してはいけないと、彼女は心に誓ったのだ。
 何故ならそれは、きっと、『迷惑』なことだからだ。
 アメリカに行きたくないという理由で残らせてもらったのに、迷惑をかけないと誓ったのに、その自分
が和馬に恋してるなんてバレたら、きっと迷惑をかけてしまう。和馬にも、叔父夫婦にも。
 だから絶対に、この気持ちは表に出さないのだ、と。
228Summer time blues IV 3/4  ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/21(水) 10:34:11 ID:o3CHA/180
>>227

 元より、唯は和馬が幼馴染の梨香と付き合っているものだと思っていた。同居を始めてすぐに、
そうでないと知って、かすかな希望を抱いてしまったが、それもすぐに打ち消した。
 和馬はただの従弟なんだから。心にそう何度も言い聞かせる。
『アンタ、和馬の家に居候することになったんだってね』
 中学で同じクラスになった梨香は、最初、彼女とは既知の仲でありながら、なかなか受け入れよ
うとはしなかった。彼女は唯が和馬のことを好きだから日本に残ったのではと疑り、唯は自身の気
持ちを悟られたのではと怯えていた。
 そして彼女は、何とか自分の心を押し殺し、梨香と和馬が仲良くなる手助けをし続けた。やがて梨
香も、唯と徐々に打ち解けるようになり、そうなると幼い頃から和馬を介して知り合っていた分、親友
と呼べる関係になるのも早かった。
 こうして唯は、彼を好きになってはいけない理由を一つ増やしたのだった。

 もちろん、苦しい時もあった。溢れてこぼれそうな気持ちに、涙を流した夜。梨香と和馬が二人で出
かけるのを、遠慮して見送った休日。
 素直になれと囁く心の声に、何度、唯は流されそうになっただろう。
 だがその度に、彼女は足を踏みしめ、その場に留まった。
 自分はもう十分に、我侭を言わせてもらっている。両親にも、和馬にも、叔父夫婦にも。
 だからこれ以上の我侭を言うことは出来ない。息子と同い年の女を住まわせてくれた、その信頼を無
碍にするわけにもいかない。親友となってくれた少女を裏切って、傷つけるわけにもいかない。
 そう。宮田唯は決して、和馬に恋をしてはいけない。
 彼女はそう誓って、二年間、彼と共に暮らしていたのだ。

 中学を卒業し、二人揃って入学した高校。
 そこでクーこと折口麻紀が現れ、和馬に告白をした。それを見て、梨香も慌て出した。のんびりしてい
られないと気付いたのだろう。不器用ながら、和馬に対して攻勢をかけるようになってきた。
 この分なら、二人のどちらかと和馬は付き合うことになるんだろうな。そう思う唯は、寂しくもあったが、
逆にホッとしてもいた。踏ん切りがつけられる、と。
 それなのに。
229Summer time blues IV 4/5  ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/21(水) 10:35:44 ID:o3CHA/180
>>228

『俺が好きだったの、お前だぜ、唯』
『……え?』
 聞かされた時の自分は、どれほど間抜けな顔をしていたことだろうと思う。
 それはあまりに想定外で、一度も考えたことがなかったから。
『いや、だった、って過去形だからな。今は、本当に何とも思ってないし』
 彼女の反応に、急に恥ずかしくなったのだろうか。和馬は照れながら、目を背けた。
『あ、ああ。うん、そっか』
 唯もまた、目をそらす。混乱しきった頭の片隅で、頬が赤くなっていないように、ただ祈る。
『………………』
『………………』
 二人を包む沈黙が、わけもなく気を急かす。何も言えない癖に、何かを言わなきゃと思考は走る。
 その一方で、まだ不思議に思っていることがあった。どうして彼は、その時に想いを告げてこな
かったのだろうか。
『あ、言っとくけど、好きになったのって、唯がうちに来た後のことだからな?』
『へ?』
『だから、お前のことが好きで、だからうちに来いって言ったわけじゃないから』
 どうしてそんなことを言い出すのだろう。思わず首をかしげる唯に、彼はまだ目をそらしたまま、
『唯に恩を売って、付き合えって迫るとか、そんな風に思われたくなかったんだよ』
『……あ、ああ。なるほど』
 なんだ、と唯は思う。
 彼女が自分で自分を律することを命じたように、和馬もまた、自分の言葉に縛られていたのだ。
『最初はホント、好きとか何もなくてさ。ただ純粋に、困ってるから助けてやろうって気持ちだったんだ。
なのにさ、側にずっといて見てるうちに、なんつーか、その……好き、になったんだ』
 彼は見るからに、照れている。だがそれは、過ぎ去った想いを懐かしむ目をしているということを、唯
は敏感に悟る。
『けどお前、俺に全然、興味なくて、ただの従弟だと思われてるんだなー、ってわかってさ』
 まぁしょうがないんだろうけどな、と言って和馬は笑う。唯はそれに機械的な笑みで返しながら、また、
なんだ、と思った。お互いに、鈍感だっただけなのか、と。
230Summer time blues IV 5/5  ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/21(水) 10:36:51 ID:o3CHA/180
>>229

『まぁそんなわけで、俺の初恋の相手は、唯、お前だったって話だよ。今は本当に、なんとも思っ
てないぜ?』
 何回も同じことを言わないで。そう彼女は思った。
 言えば言うほどに、嘘臭く思えてしまうから。まだ私のことを好きなんじゃないかと、期待をしてし
まいそうになるから。
『そういうわけで、俺、先に部屋に戻るわ。んじゃ、おやすみ』
『和馬』
 呼び止める。振り向いた彼に、唯は笑って、
『そーかそーか。私のことが好きだったのか、カズ君は。これはいいネタを掴んじゃったな』
『バ、バカ。人の綺麗な思い出を笑うんじゃねぇっ』
『いやいや、全然気付かなかったわ。そうと知ってたら……』
『知ってたら?』
『もっと、からかいようがあったというものなのにな』
『…………!! 寝るっ』
 リビングの扉を音を立てて閉め、階段を荒々しく駆け上っていく和馬。
 うまくやれたかな。なんでもないと思わせられたかな。
 自分に問いかける。答えは――――でなかった。

 そして今、一人の部屋で。
 唯は秒針が時を刻み続けるのを、布団に入ったまま、ずっと聞き続けている。

 思わぬ告白。だがそれは、過去の彼女へのもの。
 ――――けれど今だって、もしかして。じゃなきゃ、あんなこと言うはずがない。
 叔父さんは? 叔母さんは? 梨香は? クーは?
 皆を裏切るというの?
 ――――両想いになれるチャンスなのに、それを手放すの?

 葛藤に胸を焼かれながら、少女の長い夜は、少しずつふけていく。
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:37:29 ID:o3CHA/180
 普通に数え間違いしてました。
 ではよろしくお願い致します。
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:43:04 ID:zLb6GgyxO
涙で形態画部子我立!
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:47:17 ID:DbgnSiY2O
座敷わらしもいきますか……
今回は前回の続きで
3レス使うので……
234 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/21(水) 10:49:17 ID:DbgnSiY2O
>>21
「おかえりぃ」
 部屋へと帰ると、朱音がそう言ってきた。
「遅かったね。もしかして…………ホテルにでもいったの?」
「一回死んでおけ」
 コイツはまったく……。
「えぇと、ホテルというのはなんなのでしょうか?」
「外国的な宿屋、とでもいうのかな?まあ、泊まる場所だね」
「はぁ……。あれ?なんで、そんなところに行かないといけないんですか?ここに家があるのに」
「いや、それは……まあ、男と女が、なんと言いますか……ええと」
「んなもん彼方に教えんな。そんでなくても、どこかウブなんだ」
「子ども扱いですか?まあ、見た目はこんなのですけど、隼人さまよりも長生きですよ?」
 いや、知ってるけどな。
「え?じゃあ、何歳なの?」
「……ざっと二ひゃ――」
「二十一だ」
 いや、いやいやいやいやいやいや。今言おうとしたぞ?つうか、二百かよ……。
「ああ。兄貴の一歳上なんだ」
「は、はあ……」
 くぃっ、と袖を引っ張られた。
「……なんで歳を偽るんですか?」
 小声で彼方が聞いてくる。
「んなもん言っても、頭がおかしい人と思われるだけだ」
 こちらも小声。
「なにミツゴトかわしてんの?」
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:51:34 ID:DbgnSiY2O
>>234
「内緒ばなしの意味じゃねぇよ、それは」
「そなの?」
「ミツゴトというのは、夜這いのことですよ」
「「…………」」
 兄妹ともに、言葉を失ってしまった。
「どうしました?」
「……夜這い?」
「もしくは夜伽でしょうか」
 なに言ってるんだ、お前は。いや、なに考えてるんだ、お前は!
「ちなみに、隼人さまとは、よく一緒に寝ますけど、そういうことになった試しがないんですが……魅力がないのでしょうか?」
 …………あなたは鬼かなに――座敷わらしだよ……。
「兄貴……」
「…………あん?」
 肩を掴まれた。
「今日からあだ名は変た――」
「願い下げだボケ」
 まあ、まずはだ。
「彼方」
「なんでしょうか?」
「ちょっと部屋出るぞ」
「はい」
 寒空に下に、改めて出た。

「お前はな、なに考えてるんだ?」
「なんにも、考えてないのかもしれませんね」
 さっき通った道の逆回り。また、寒くなった。
「魅力、ないですか?」
「しらん。知るか」
 ホントに、コイツは考えてることがわからない。
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:52:38 ID:DbgnSiY2O
>>235
「じゃあ、質問を変えますけど――わたしのこと、お嫌いですか?」
「嫌いではないな」
「けれど、好きなわけでもない、ですか」
 寂しそうな声だ、まったく。
「わたしは好きですよ。嫌いでもあります」

「そして、それ以上に、愛してるんです」

「……答えられないよ、僕は、ね」
 そんな言葉には、答えられない。
 ただ、
「一緒には、いてやるってのは、本当だからな」

 綺麗な音みたいな。
 なんだかなぁ。
 こんなにも純粋な気持ちに、僕は、答えを返せないんだ。
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 10:54:00 ID:DbgnSiY2O
今回はこれで……
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 11:10:15 ID:URtznes1O
GJ

でもミツゴトなんて言葉は聞いたことがない・・・創作?
何となく秘め事って言葉のことかなとも思ったけど。
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 11:13:45 ID:zLb6GgyxO
座敷テラモエスwww
GJ!
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 11:27:52 ID:NTrYf3InO
>>231
切ネッ!
こいつらの関係は四角なんて生易しいモノじゃない。三角錐クラスの地獄だぜ。
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 11:29:45 ID:DbgnSiY2O
>>238
たまのたまに聞いた憶えがあるから使ってまた
常用じゃないので、この世界限定語ということで
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 11:47:26 ID:T7T8/Bjn0
もしかして:密事(みそかごと)
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 11:48:13 ID:Qci/ocmBO
>>225
あなたの作品はいつ読んでも最高ですね。
まとめには載せないんですか?
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 11:56:17 ID:DbgnSiY2O
>>242
知り合いが、俺に間違って教えたんだろう

じゃあ、全体的に
ヒメゴト
秘事
に変更で
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 12:17:46 ID:j95dvGuAO
保守
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 12:28:16 ID:GniLVKJD0
まとめの「ID:gG8NFJCF0氏の作品」はwikiにのらないのだろうか?


保守
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 12:38:06 ID:lCUVR6M1O
h
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 13:11:23 ID:URtznes1O
保守
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 13:28:28 ID:OtrzYML/0
保守
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 13:43:46 ID:DbgnSiY2O
保守
251名無し募集中。。。:2005/12/21(水) 13:47:14 ID:L9kS7YLe0
狼から俺れが来たよ
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 14:00:39 ID:/xp/XOEy0
ここ数スレ程一晩経ってから見ようとすると落ちてたから、
今回は落ちてなくてほっとした。
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 14:03:17 ID:/i99i0wr0
>246
神絵師な。まだここ、見てるんだろうか。
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 14:16:47 ID:yyBGZPxJO
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 14:39:51 ID:j95dvGuAO
保守
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 15:02:51 ID:C+5GyoSc0
ほしゅ
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 15:22:30 ID:JPK4KqFHO
保守
258超絶魔界波動残酷冷徹戦士闇暗殺丸百二十世 ◆9dYLE8z3D6 :2005/12/21(水) 15:43:37 ID:syhxvHoJ0
保守
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 16:05:15 ID:DbgnSiY2O
保守
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 16:21:37 ID:C+5GyoSc0
保守
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 16:36:35 ID:EpdTaiSA0
補習
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 16:38:24 ID:zLb6GgyxO
毛先のダメージ補修
263犬神さんの人:2005/12/21(水) 16:38:39 ID:qJDnMIgG0
5分後に修学旅行番外編の投下をします。
264犬神さんの人:2005/12/21(水) 16:43:49 ID:qJDnMIgG0
番外編
ホテルに戻り夕食も食べ風呂もあがって部屋に戻った時の話
電気も消していざ寝るという時
犬神「龍一、一つ聞く。」
龍一「何?」
犬神「何故布団を離してしまうのだ?」
龍一「…犬神さんあの時何したか覚えていないの?」
そう犬神さんに抱き枕にされた時だ。あの時意外に犬神さんの力が強くて起きた時体中が痛かった。
犬神「すまない、寝ている時の記憶はないんだ。」
そりゃ寝ている時の記憶は誰もないだろう。
龍一「犬神さん、寝ている時僕を抱き枕にしてたんだよ。」
と言った時、犬神さんは物凄く驚いた顔をしていた。
犬神「何!?私はそんな至福の時間を無意識に過ごしていたのか!?」
いや、至福の時間と言われても
そう思うと犬神さんは急に抱きついてきた。しかも今度は前から。そして勢いに負けて布団にドサッと倒れた。
龍一「い、犬神さん!急に抱きつかないでよ!!」
犬神「ああ…私は無意識に龍一とここまで近づいていたのか…」
龍一「今も近づいてるよ!!」
やばい、犬神さんが暴走し始めた。しかもいつもの比じゃない。まずい事を言ったと後悔している。
犬神「ふふふ、意外に君は小さいんだな。」
龍一「ひゃ!首に息を吹きかけないで!!」
さりげなく小さいとか言われてるけど今はそれどころじゃない、犬神さんが暴走してるんだ。どうやって止めるかだ。
龍一「い、犬神さん落ち着こうよ!それにうるさくしたらまた迷惑かかるからさ!!」
犬神「私は落ち着いているが、それに君の方こそ落ち着いた方がいいと思うが。
   しかし、落ち着いてると言ったが、このままだと私の欲望が抑えられなくなってきそうだ。」
龍一「お、お願いだから抑えて!」
265犬神さんの人:2005/12/21(水) 16:45:45 ID:qJDnMIgG0
>>264
とその時、隣の部屋から注意を受けている声が聞こえた。もしかして見回りの先生だろうか。
龍一「犬神さん、見回りの先生が来てるから大人しくしててよ。」
犬神「嫌だ、私はいつまでも龍一とこうしていたいんだ。」
駄目だ、聞いちゃいない。そうしている間に隣の部屋のドアの音が聞こえた。次は僕達の部屋だろう。
しかし、犬神さんは僕から離れる様子がない。今この状況を見られるとまずいのに。
そう思っているうちに
ガチャッ
  「……」
龍一「……」
犬神「……」
ガチャッ
ふぅ、どうやら大丈夫だったようだ。犬神さんは布団の中でモゴモゴ言ってる。
とりあえず離れないから無理やり布団に押し込んだ。大丈夫、僕は悪くないさ。
龍一「ごめん犬神さん。大丈夫?」
犬神「…もう駄目だ。」
龍一「えっ?」
犬神「龍一の方から抱きついてきてくれるなんて、しかもあんなに強く。」
龍一「いや、あれは違うんだけど。」
また暴走し始めてきてる…
犬神「龍一!」
龍一「うわっ!」
また犬神さんが僕を抱き寄せてきた。
犬神「もう私は我慢できない、龍一が悪いんだ!」
龍一「ちょ、ちょっとどこ触ってんの!?」
こうして修学旅行最後の夜が過ぎていった。
266犬神さんの人:2005/12/21(水) 16:47:44 ID:qJDnMIgG0
番外編以上です。
本編の投下は21時の予定です。
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 16:57:30 ID:T7T8/Bjn0
イイヨイイヨー
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:00:41 ID:yS2F7h+U0
超絶ってここにもいんのかよwwwwww
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:04:03 ID:zLb6GgyxO
21時まで俺は何をしたらいいんだorz
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:06:02 ID:C+5GyoSc0
>>269
なにか書いてうp
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:06:27 ID:iNrYm8K0O
知らんがな。
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:12:07 ID:zLb6GgyxO
>>270携帯からのうpの仕方が解らない、教えてくれたら姉ちゃんのパンツならうp出来る
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:19:10 ID:r6gcbomFO
姉さん素クール?
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:24:52 ID:zLb6GgyxO
残念ながらツンです、男から掛かってくる電話には聞いたことない甘い声で喋ってたw

普段から聞かせろと……。
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:25:17 ID:/i99i0wr0
>272
マジレスするなら、姉ちゃんのパンツはスレ違いなので、やめれ。
普通に書き込めばいいだろ。
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:30:56 ID:zLb6GgyxO
文才がイマイチで書くのが恐い
ガクガク((((;゚д゚)))ブルブル
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:33:35 ID:T7T8/Bjn0
Tsunamichannel.comのSu-cool、#12で最終回。

GOOD JOB!Tera-moes!とか通じるかな、あちらさんw
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:46:10 ID:0zRFnnc70
保守
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 17:52:05 ID:zLb6GgyxO
保守
280以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします:2005/12/21(水) 18:02:37 ID:DVvnJyo50
ほっしゅ
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:04:06 ID:68POvMAS0
もしもシリーズ・素クールが二人いたら

最近僕のクラスで騒動を起こす女子が二人いる。片方は、背がかなり低いのに胸囲だけは叶姉妹並みな、炉 空 (ろ くう)。
もう片方は、身長185センチで細身、同じく胸囲が殺人的に大きい、姉小路 空(あねのこうじ くう)。この二人が教室を地獄となすのは、僕に原因がある。といって僕が何かする訳じゃないんだけど。
朝、始業前ぎりぎりに教室へ着く。学校にいる時間を少しでも短くしたいからだが、そんな努力も無駄だ。
教室に入る前から、なにやら言い争う声が聞こえてきた。大きい声ではないが、一本通った筋の強さを感じさせる声。間違いない。言い争っているのは奴らだ。
教室の前に突っ立っているわけにもいかないので、いやいや教室に入る。と、すぐに二人が駆け寄ってきた。
姉小路「やっときたか。立った今まで君について議論していたのだ。私の質問に答えて欲しい。」
男「ええと・・・今ですか・・・?」
姉小路「そうだ。」
炉「今ここではっきりさせるしかないのだよ、男」
男「はい・・・分かりました・・・」
姉小路「なら聞くが」
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:05:28 ID:68POvMAS0
姉小路「きみはSか?Mか?」
膝の力が抜けた。なぜ僕は毎朝毎朝こんな目に遭うんだ。同級生達は皆諦めきったような雰囲気で、黙々と授業の準備をしている。おそらく今までずっとこいつらの議論を聞かされていたのだろう。
姉「いや、炉が男は確実にSだというのだ。男がSならば、身長が低くて無防備な自分の方が確実に有利であると。しかし私は、君の行動を観察した結果や君の友人筋からの情報などから、君はMだと判断した。しかしどうも炉が納得しないので、こうやって聞いたわけだ。」
炉「姉小路は、自分が男に強く迫っても嫌がらないからMだなどと妄言をいうのだ。だが私は知っている。君は女性には優しいのだ。人に強く当たれないのだ。だがそれではいろいろと溜まる物もあるだろう。私がすべて受け止めてやるから、来い。」
助けを求めて振り向くと、数学の教師がいた。数学は一時限目だ。良かった、助かっ・・・
教「出席扱いにするから、屋上へでも行って来なさい。」

教「君らがいると授業にならんのだよ・・・絶え間なく淫語の囁かれる教室で授業をしろというのか・・・?非行をでっち上げて退学にしてやってもいいんだぞ・・・?」
姉「それでは行って来ます。問題が解決しさえすれば又授業をお願いします」
炉「それでは男、行こうか」
神は死んだ・・・この二人が殺した・・・
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:15:07 ID:vBEGagAIO
>>282
GJ!!!
素クール二人はかなり大変そうだな、男が…
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:22:34 ID:bRSxbqUZ0
ho
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:28:24 ID:Bf4+qbxr0
>>282
GJ!
ワロスw
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:30:05 ID:u3UDVGs70
5レスほど使って短編投下します。
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:30:50 ID:u3UDVGs70
窓を見た。暗い空から雨がシトシト降っている。地面には水溜りがいくつか出来ていた。
午後から雨の予報だったのだが、信用してない俺は傘など持ってきていなかった。
やむ気配はない。空の端から端まで厚い雲で覆われていた。
「どうしようか」
独り言がもれる。机にひじをつき、窓をぼーっと眺める。
皆は帰りの支度をしている。俺は一人、席に座っていた。雨は降り続いている。
なんとなく物思いに耽りたくなる。とりとめもないことを色々と考えてみる。
友達のことや、進路のことなど、自分に身近なものから政治や芸能など、自分にあまりなじみのないものまで。
「何してるんだ?」
一瞬、びくっ、と身体をこわばらせた。声がした方向へ顔を向ける。現実へ引き戻す声。
腰に手をあて、メガネをしたクーが横に居た。歩く音は聞こえなかった気がする。
「どうもこうも。雨見てただけだ」
「じゃあ、帰ろう。傘は持ってきたか?」
「確か、鞄に折りたたみを入れてきた、はず…」
急に自信がなくなる。俺はすぐに鞄をあさりだす。
数分間、ガサゴソと音を立てる。ない。どこにもない。
顔から血が、さーっ、と引いていく。虚空を見上げ、呆然とする。
ふぅ、とクーがため息をついた。我を取り戻し、俺はクーを見る。
「もしかして、二本あるのか?」
「いや、一本だ」
「…さいですか」
「解決法が一つだけある」
「何?」
「相合傘だ」
「…はい?」
「む、聞こえなかったか。相合傘だ」
「いや、聞こえてる、って、な、なんで塩!?」
「塩といえば赤穂の塩だな」
「そこじゃないっ! い、いたっ!!」
288白いもの 2/5 ◆aYWIZ3xyNg :2005/12/21(水) 18:31:22 ID:u3UDVGs70
>>287
信号が青になるのを待っている。空は暗くなり、雨は雪に変わった。
同じ信号待ちの人々がこちらをチラチラと見ている。なぜなら、
「ほら、もう少しくっつけ。雪がかかるぞ」
白地に水色の水玉模様の傘に、高校生の男女が入っているのだ。しかも腕を組んでいる。
結局、クーの押しに負けて相合傘で帰る事になった。
雪が道路に積もるのを見ていると、クーは俺の頭をはたき始めた。
「なっ、何してんだっ!?」
「ん?頭に白い粒々が乗っかっていたからはたいた」
「…塩か」
「その通りだな。しょっぱいぞ」
「そんなもの舐めんな!」
「君の身体についたものなら大丈夫だ」
周りの温度が急に冷めていった。体感温度もそうだが、雰囲気がより寒くなった。
俺はそっぽを向いた。クーと話していると、自然に周りの眼が厳しくなるからだ。恥ずかしいのもある。
信号が青に変わった。歩き始める俺とクー。
「なあ、こっちを向いてくれ」
「嫌だ」
「なんでだ?」
「なんとなく」
「コッチヲ見ロ」
「なんだその片言…」
思わず振り向いてしまう。少し眉根がより、上目遣いでこちらを見ているクーが居た。
胸が高鳴る。顔が熱を帯びていくのが分かった。再び横を向く。
「ど、どうした?」
少しどもりながら訊く。クーは組んでいる腕の力を強くした。
「見てくれないと、さみしい」
289白いもの 3/5 ◆aYWIZ3xyNg :2005/12/21(水) 18:31:51 ID:u3UDVGs70
>>288
俺はクーのほうを見ずに、笑いながら言った。
「さみしすぎて死にそうか?」
横断歩道を渡り終えた。
「うむ」
「…本当か?」
「うむ」
「本当ならコーヒー買ってきて」
「分かった」
クーは傘を俺に持たせ、近くの自動販売機へ走っていってしまった。傘を持たされ、呆然とする俺。
数分後に、クーは戻ってきた。肩にうっすらと雪をのせ、手には2つの缶コーヒーを持っている。
「ほら」
缶コーヒーを差し出される。後悔の念が俺の頭に生まれた。
「…本当にするとは。冗談だったのに」
肩の雪をはらう。クーはきょとん、と俺のほうを見た。
歩き始める。持っている傘を少しクーのほうへ傾ける。俺の左肩へ雪が降る。
「そんなことしたら、雪が…」
「いーんだよ」
「でも」
「いいんだって。気にすんな」
俺はクーを向き、微笑んだ。すぐに顔を背ける。
「その、悪かった」
「何が?」
「いや、わからねーならいいさ」
「むー」
左肩にうっすらと雪が積もってきたのを、横目に見ながら駅への道を歩いた。
290白いもの 4/5 ◆aYWIZ3xyNg :2005/12/21(水) 18:32:18 ID:u3UDVGs70
>>289
駅に到着。サラリーマンや学生などの帰宅する人々で溢れかえっている。
とりあえず構内へ入り、傘をたたむ。
「ありがとな。助かった」
傘を返し、腕を解こうとした。クーは頑なに拒否した。首を横に振っている。
「君は電車に乗るんだろう?」
「あぁ、そう、だ、が…?」
「このままでいこう」
「え、それじゃ改札口にとおれな、って周りから塩が飛んでくるのは気のせいか?」
「気のせいじゃない。でも、私は狙われていないようだな」
「…なんで俺なんだろう…」
背中にビシビシと塩の粒を受けながら、改札口へ。財布から定期を取り出し、通過する。
その間も後ろから塩の投擲を受けていた。通り抜けると、後ろから歓声が聞こえた。
嫌な予感にかられ、後ろを振り向く。クーもつられて振り向いた。
手の平大の塩の塊を、何十個と抱えた男がこちらへと突っ走ってくる。
「おきよめのしおおぉぉぉっ!!」
叫び声を出し、改札口の手前で大きく腕を振りかぶった。数多の塩の塊が空中を飛び、こちらへと向かってきた。
俺はクーの腕をつかみ、奥へ走った。クーは俺に半ばひきずられるようにして奥へ。
後ろで塩の塊が地面に落ち、砕け散る音が聞こえた。俺は聞こえないふりをした。
「おー」とクーが感嘆の声を上げた。足は動いているが、身体は横を向き、後ろを見ていた。
「その前に逃げるのが先だろうがッ!」
「む、私としたことが。失敬」
「そう思うなら走れェッ!」
「分かった分かった」
「…って、エスカレーターを使うんじゃねェッ!!」
「む? 楽だろう?」
「…違うんだ、違うんだよ…」
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:33:06 ID:u3UDVGs70
>>290
ホームに無事たどり着く。息が切れ、肩で呼吸をしている。
周りは『何事っ!?』という感じでこちらを見て、『あぁそうか』と納得したように頷きあった。
そして、ゆっくりとポケットの中から「じっくりコトコト清めた塩」なる袋を取り出した。
唖然とする俺。そこへ、エスカレーターで登ってきたクーが来た。
周りの状況を見て、一言。
「ここには幽霊か何か居るのか?」
ホームの雰囲気が一瞬にして凍った。カキーン、と音を立てた。
誰も動かず、クーをあんぐりと見つめていた。俺の顎は外れている。
「…皆どうしたんだ?」
クーは気づいていないようだ。周囲の人々はヒソヒソ話を始めた。
俺はがっくりと肩を落とし、クーへと近づいた。肩をポン、と叩き、首を横に振りながら、
「違う、違うんだよ」
「何が違うんだ?」
「何か」
「…むー。」
考え込んでしまった。俺はなんとなく、クーの頭をわしゃわしゃ。
「な、何を?」
「いや、なんとなくだ」
「…」
「あはは、拗ねるな、って塩?また塩なの?お清め?邪なのか俺は?」
びしびし、と塩の粒子が当たる音がする。数分間その爆撃に耐えていると、電車が到着した。
乗り込もうとすると、待ってましたと言わんばかりに電車の中から塩の塊を持った男達が出てきた。
男が4人がかりで、直径2mはあろうか、という岩塩。まっすぐこちらへ向かってくる。
「ちょ、まっ!!」
「「「「せーのっ」」」」
上へ投げられた岩塩は、山を描きながら俺へ向かう。そのまま、俺は岩塩に潰された。
岩塩は俺の身体にあたると、三つの塊と少しの欠片に割れた。
周りから『祓ったぞー』『よくやった』『お疲れ』と声がうっすらと聞こえ、段々と意識は薄れていった。
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:33:39 ID:u3UDVGs70
以上です。アンパンに代わる攻撃を模索中です。
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:39:46 ID:iNrYm8K0O
虚空から雨?
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:44:20 ID:Bf4+qbxr0
>>292
ちょwww男死んでまうwwwww
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:51:05 ID:t3C/6y9k0
アンパンはカスタード入りがうまいよな
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:52:11 ID:w50rK5No0
それアンパンじゃねぇwwwww
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:52:58 ID:Hg+rTZ6D0
>>295
それクリームパンだろwww
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:56:52 ID:t3C/6y9k0
いや、違うんだってwwwwwww餡とクリームが上下で入ってんだおwwwwwwwwwwwww

[二二二二]
(  餡  )    こういう素敵な食べ物
( カスタード )
[二二二二]

どっちにせよスレ違いだけどwwwwwwwwwww
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 18:58:00 ID:68POvMAS0
ちょwwwwwwwwwそれwwwwwwwwww太閤饅頭wwwwwwwwwww
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 19:12:22 ID:0zRFnnc70
保守
301素直クール娘から大切な、お知らせとお願い。:2005/12/21(水) 19:19:49 ID:42WUcj6x0
クーこと「素直クール娘」から、大切な
お知らせとお願いだ。

13年以上前に製造された古い年式のある「男」を探している
(それ以前の男については、私はペドでは無いので興味がない)。
屋内外を問わず、純粋で優しい心根を持ち、ときに気概のあるタイプで、
とにかく私が一途になれる、あの素晴らしい男の引き取りや点検修理を行っている。

そんな男をツンデレ等に惚れさせたまま放置していると、
私は一酸化炭素を含む排気ガスに汚染されたように胸が苦しくなり、
妄想・妄言を教室内に漏らしてしまい、

万一の場合、
(クーや喪男達の)死亡事故に至る
恐れがある。

純粋で優しい心根を持っている男で、
まだ(私の愛の)点検が済んでいない男は、直ちに現行の恋愛を中止していただき、
誠に手数はかかるであろうが、至急ご覧のフリーダイヤル
(0120-470-906:[スナオ-クール])まで連絡をして頂きたい。

何卒、ご理解とご協力を
お願いする。

皆には、
多大なるご迷惑をおかけし、深く詫びねばなるまい。
誠にすまない。
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 19:21:37 ID:3PU62hP+0
>>301
バロスwwww
ちょwww今すぐ電話しねえとwwww
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 19:22:10 ID:oypkxsJc0
ネタとしてかなりギリギリのラインだな
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 19:32:14 ID:t3C/6y9k0
いやワラタwwwwwwwwwwwwww
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 19:33:24 ID:zLb6GgyxO
つながらない………。('A`)
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 19:58:08 ID:R0cui0r40
307素直クール娘から大切な、お知らせとお願い。:2005/12/21(水) 19:59:08 ID:42WUcj6x0
ほぉ
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 20:09:10 ID:42WUcj6x0
やってもた保守
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 20:28:44 ID:EpdTaiSA0
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 20:28:51 ID:bRSxbqUZ0
ho
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 20:44:58 ID:/xp/XOEy0
h
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 21:00:28 ID:BOk11M1OO
ほす
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 21:02:31 ID:BOk11M1OO
sageてしまった…orz
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 21:14:37 ID:bRSxbqUZ0
ho
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 21:26:16 ID:PZAV2dTz0
ho
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 21:33:00 ID:b8dTl4eb0
法主
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 21:39:11 ID:42WUcj6x0
〜素クール鍋〜
クー 「冬と言ったら鍋。鍋と言ったら闇鍋だ。男、さぁ、電気を消してくれ」
男 「ちょっwwwwwwwおまっwwwwww!! いきなり人が帰ってくる成りどういう事だコレは」
クー 「そもそも『寒いから鍋にはもってこいの季節になったな』と言ったのはキミじゃないか」
男 「それよりどうやって漏れの部屋に……」
クー 「まぁ、堅い話は抜きだ。秘密の材料も一杯用意してある。男、さぁ、電気を消してくれ」
男 「……判った、まぁとりあえず喰うか、鍋も煮えてることだし(パチン←電気を消す)」

コトコト……もぐもぐ
男 「……なぁ、コノなんか軟骨一杯の肉、喰ったこと無いんだが……」
クー 「それか、それはスッポンだ。滋養と精が付く。色々と効くらしい」
男 「それとやたら臭いこのゴボウみたいなヤツ……」
クー 「それは朝鮮人参だ。滋養と精力(ry」
男 「……コトン(←箸を置く)」
クー 「……どうした? 口に合わないか? まだいっぱいあるぞ(卵巣やら睾丸やら精の付きそうなもの(ry」
男 「クー、何がしたい?」
クー 「(無視しつつ)なら、もう寝るか、最も仮眠までの時間はじっくり熱のこもった運動込みだが……」
男 「……ねぇ、それなんてエロゲ…って耳に息吹きかけないで…ってどこイジるのクーさん!!」

ア ッ ! ! 
そんな保守。
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 21:45:47 ID:QZ8IFcrX0
保守
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 21:59:50 ID:n6aa2NKZ0
ほっしゅ
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 22:00:00 ID:yyBGZPxJO
男「ああ・・・気持ちいいよクー」
ク「ふふふ、男のために練習したからな。そら、こういうのはどうだ」
男「んっ!クー、いいよ・・・」
ク「凄くかたいな・・・これはもっとしてやらないとな・・・」
男「はあっ!ク、クーそんなにしたら・・・」
ツン「あ、あんた達何やってるのよ!」
ク「男の肩を揉んでいただけだが?」
ツン「なっ・・・/////」
男「つーかお前何でここにいんだよ」
321犬神さんの人:2005/12/21(水) 22:01:42 ID:0RuerDBm0
修学旅行編最終日投下します
322犬神さんの人:2005/12/21(水) 22:05:40 ID:0RuerDBm0
清水寺に着いた、今日ここが終われば修学旅行も後は帰りだけ。
修学旅行は一生の思い出になるって聞いた事があるけど、正直犬神さん関係の記憶しかないんだよなぁ。
にしても、少し雨が降ってるよ…
犬神「どうしたんだ?そんなに暗い顔をして。やっぱり後悔をしているのか。」
龍一「何がさ、今日雨だからだよ。」
犬神「そうか、しかし私に天気は関係ないな。」
龍一「何で?」
犬神「私は龍一がいればいつでも私の心は晴れるからな。」
龍一「そ、そうですか。」
はぁ…最近の僕の心は曇りだよ…
そいやガイドの人が清水には学業と恋愛と寿命がよくなる水があるとか言ってたな、
寿命の奴でも飲むかな…
そう思いその水があるところへ行こうとすると
犬神「何だ龍一、君も音羽の滝に行くのか?」
龍一「うん、寿命の奴でも飲んでおく。一応来たんだからね。」
犬神「私と同じ事を考えていたのか。」
龍一「犬神さんも水を?」
犬神「ああ、君と長く一緒にいる為に延命長寿の水を飲むんだ。」
龍一「もう10年くらい一緒にいた感じがしてきてるんだけど。」
犬神「10年どころか君と永遠に一緒にいたいんだ私は。」
犬神さんが言うと本当に永遠に生きてそうな気がする。
本当にここが現実でよかった気がした。
犬神「そう、永遠に君とまぐわっていられるなら本当に幸せだ。」
と悦な表情でとんでもないことを言う人が僕の彼女という現実。
323犬神さんの人:2005/12/21(水) 22:08:44 ID:0RuerDBm0
>>322
延命長寿の水とやらを飲み、バスに戻ろうした頃、雨がさっきより降ってきた。
龍一「うわぁ降ってきたよ。どうしよう、傘置いてきたままだよ。」
犬神「安心しろ龍一、ここに1本の傘がある。」
龍一「1本って、それじゃ駄目じゃん!」
犬神「何を言う、これは大きい傘なんだ。二人で入って行けばいいだろう。」
二人でって相合傘!?い、いや今までに比べれば大した事は無いよ。
それにこの歳で相合傘くらいで恥ずかしがってらんないよね。
…なんか無理して自分に言い聞かせてるよ
と思っていると犬神さんは傘を開いてこっちへきた。
犬神「ふむ、これなら君も濡れないだろう。」
とそのまま僕達はバスへ戻る道を歩いているんだけど、道行く人みんな僕達のほうを見ている。
ちくしょう、そんなに相合傘が珍しいかよ…
そんな事を考えていたら
ズルッ
龍一「!?」
足が滑ってしまった。だけど不思議と転びはしなかったが、背中に柔らかい感触が…
犬神「大丈夫か龍一?」
龍一「あ、あの?」
そう、犬神さんが後ろから抱きとめてくれたのだ。多分今回は僕を助けようとしたと思うんだけど、その格好がまずかった。
この状態、後ろから抱いているので物凄い格好になっている。しかも周りがこっちを凄い目で見ている。当然僕は恥ずかしさが最高潮に来ていた。
犬神「大丈夫か?」
龍一「う、うん…」
結局、最後の日でもこんなことになってしまった。
どうやら犬神さんと僕は絶対に離れられない運命なんだろう、そう頭に残った修学旅行であった。
324犬神さんの人:2005/12/21(水) 22:09:35 ID:0RuerDBm0
以上で後編が終わりです。
次回からはまた普通の日常にもどります。時期的にはクリスマスになるかもしれません。
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 22:27:39 ID:bRSxbqUZ0
>>324
毎回GJ!
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 22:27:54 ID:rtwF9rvV0
>>324
GJ!!
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 22:31:31 ID:HA0Pt/S80
GJ!!!
俺もこの前修学旅行で京都行って最終日清水寺だったんだけどwwwwwwwwww
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 22:41:18 ID:n6aa2NKZ0
>>324
GJ!! (*´Д`)モエス〜
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 22:41:28 ID:PZAV2dTz0
ho
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 22:44:11 ID:0RuerDBm0
10月が修学旅行で最後の日は清水寺だった。2ヶ月しか経ってないのにあんま覚えてないという
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:01:53 ID:QZ8IFcrX0
保守
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:01:56 ID:PZAV2dTz0
ho
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:09:08 ID:EpdTaiSA0
保守
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:16:27 ID:42WUcj6x0
クー「ミンナ保守ッテルナ……ダレモイナイナライマノウチ……」

クー「プスッ(←男の首筋に針を刺す)」
男「アウッ……Zzzzz……」

〜翌朝、男宅〜
クー「おはよう、よく寝ていたな。」
男「ああ、しかし朝から、何か、変な気分だ、やけに、ムラムラ、するッッッ!!!」
クー「ああッ、男ッッッ!! この激しさでは、恥コクし、てェン……」

ほしゅっっっっ!!
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:19:27 ID:8xLsPxm5O
保守
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:25:38 ID:Uz0LBml+O
すまん今wikiで大体の職人様方の作品を読まして頂いて
萌死にかけてきたのだが初心者ゆえ
「あんぱん」の意味(or元ネタ?)が解らないのだがどなたか教えてくれないか?
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:30:23 ID:Jw1TGrAzO
死ぬがよい
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:32:27 ID:ExbVHFKi0
>336
ヒント:あずまんが大王
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:34:33 ID:r6gcbomFO
あんぱんはROMりようがない様な……

ここは素クール初心者には手厳しい、インターネッツですね。
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:36:21 ID:R0cui0r40
過去ログを読み漁る。
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:40:10 ID:r6gcbomFO
>>336
ガンガレ
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:42:15 ID:Jw1TGrAzO
自分で「初心者ですが」と書けば優しく教えてもらえると思ってるような奴が来る場所でないことは確かだな
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:45:09 ID:DbgnSiY2O
>>342
最初はそう書いたよ、俺は

>>336
悪いね
わすれたよ
完結した長編からだった気はするけど
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:46:25 ID:oypkxsJc0
初心者ですが〜
はもうネチケット違反と思われても仕方がないくらいに禁句指定されつつある
これは2chというかネット全体の意識として
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:46:29 ID:r6gcbomFO
80シリーズ
まとめサイトの方池
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/21(水) 23:55:54 ID:8xLsPxm5O
ほっしゅっしゅ
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:02:06 ID:5Z5QZa6h0
wikiで読んでたらわかんじゃね?
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:05:36 ID:bqy5BEzNO
陸海空の人最近いないな…
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:12:38 ID:mwLhcZRa0
CHEERの人とかイエローの人って今どうなってるんかね
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:16:38 ID:I5+hHHFK0
寝る前保守
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:17:41 ID:L426fIvvO
壁||_σ)っhttp://k.pic.to/20pei

流れ読まずに
少し早いクリスマスプレゼントだ

352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:23:36 ID:j7dUSZup0
>>351
dd
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:26:46 ID:oxRs0r190
>>351
トdクス!! GJ!!
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:33:57 ID:9ttGjeJX0
>>349
イエローの人=今期だけ凸凹ふぁんたじーの人では?
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:51:33 ID:Urs/8AE50
ho
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 00:53:28 ID:256kZ5El0
嵐でおちたから正確なところはわからないが
3つか4つ前のスレであんぱんについて話してた気がする。

保守
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:03:30 ID:AzlJG0MC0
ほしゅ
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:11:24 ID:aFkODgFJ0
保守
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:23:49 ID:QFrBGpdsO
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:24:12 ID:0VMGf/T3O
男『ちょwwwおまwww何で俺がフクロウ?の格好で縛られてるんだよっ
クー「それは自分の胸に聞いてみるといい‥‥キミにはきついお仕置きが必要のようだからね
男『ウワー、目がマジっすーっ
クー「海よりも深く反省したなら‥‥


クー「手をついてお願いするんだ、ナデナデシテー、と
男『え‥‥あ‥‥?
クー『そして私はマッサージ機をキミの頭にあてる‥‥キミは直ぐに耐えられなくなり、ブルスコファー言い出すんだ
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:24:50 ID:0VMGf/T3O
男『あの‥‥何言ってるのか‥‥
クー「そう、そして私はブルスコいうキミが少々気持ち悪く思い、クビをはねるのさ。‥‥こんなふうに
男『ちょま‥‥やめろときにおちつkmtpgdh――



アッ――
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:40:49 ID:rlTStvGrO
保守
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:45:09 ID:H0lKkPjFO
そう…初めての出会いは中1の秋だった

男子「何見てんだよ、お前に見られると気分が悪くなるんだよ」
女子1「なにあれ〜、汚〜い」
女子2「マヂでキモいよねぇ」

…そう、僕はいじめられっ子だった
…誰も助けてはくれない
…誰もが僕を汚い物を見るように見下していた
…僕は一人だった


…彼女が現れるまでは
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:50:14 ID:AErx+DtS0
なあ・・・ひょっとして書きながら貼ってんのか?
だったらメモ帳とかに書き上げてからドバッとやった方がいいぜ
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:53:56 ID:256kZ5El0
>>364
そーいえば3レス以上使う作品はtxtでwikiのろだに、って前に書いてあったな。
割り込んでたらスマソ
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:56:39 ID:H0lKkPjFO
>>363
彼女は突然やってきた

担任「今日から転校生が来るから仲良くしてくださ〜い」

担任がそう言うと教室のドアが開き、女性が入ってきた

転校生「今日から一緒に勉強することになる飯島 美桜(いいじま みお)と言います、よろしくお願いします」

その可愛らしい顔と声にクラスは盛り上がった
でも、僕にとっては僕をいじめる人数が増えるわけで喜ばしいことではなかった
担任「じゃあ、そこの空いてる席に座りなさい」

僕の席とは席を一つ挟んで右隣だった
まぁ、関係の無いことだと机に伏せたままHRを終えた
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 01:58:18 ID:H0lKkPjFO
了解した
んじゃ続きは明日UPするよ〜
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 02:14:38 ID:iqD3FLe60
『Summer time blues』 スレ22 >>93-96
『Summer time blues II』 スレ23 >>30-33
『Summer time blues III』 スレ23 >>55-65
『Summer time blues IV』 スレ23 >>225-230

の続き

『Summer time blues V』

今回は短めに3レス使わせていただきます
369Summer time blues V 1/3 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/22(木) 02:15:58 ID:iqD3FLe60
  ――――Summer time blues V――――

 そして、朝。
「おはよ」
「ふぁ……おはよ」
 いつもと変わらぬ挨拶で、二人は一日を始める。

 まるで何も知らなかったかのように。
「おはよ、母さん」
「おはようございますー」
「はい、おはよう。二人とも顔洗って、早く御飯食べちゃいなさい。試験終わったからって、のん
びりしてちゃダメよ」
 並んで歯を磨き、顔を洗う。
「ほい、タオル」
「ありがと」
 和馬は髭剃りをあて、唯は眉を描く。
『いただきます』
「あ、和馬。マーガリン取って」
「ん」
「サンキュ」
 向かい合って朝食を食べる。テレビからはニュースが流れる。
「今日も暑くなりそうだってよ」
「ほんとに? やだなー」
 天気予報を見終えると同時に、席を立ち、着替えるために部屋に戻る。
「じゃあ、いってきまーす」
「いってきます」
 そして並んで家を出る。

 いつもと同じ朝を、二人は迎える。いや。
 作り上げる。
370Summer time blues V 2/3 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/22(木) 02:17:30 ID:iqD3FLe60
>>369

 二時間目の授業、日本史の担当教官は、クラスの担任でもある柳田だった、おっとりした性格
の老教師で、授業もそれほど厳しくはない。だから生徒達も、こっそりとメールのやりとりをした
りと、わりと自由にしている。
 どちらかといえば、柳田も日本史も好きな唯は、普段はまじめに授業を受けている。が、今日は
集中出来ず、上の空で右手に持ったシャーペンをもてあそぶ。
『何かあったのか?』
 メールが届いたのは、そんな時だった。差出人は、『クー』。
『え?何にもないよ。どうしたのさ、急に』
 一瞬、浮かんだ動揺を押し殺して、唯はメールを作って返す。背中に、彼女からの視線を感じる
が、振り向くことはしない。そこに、また返信。
『放課後、教室で』
 簡単極まりないメールに、彼女は一瞬、あっけにとられる。思わず浮かぶは苦笑。埒があかない
とでも思ったのだろうか。
 途中の経過をすっとばして、結論に一気に辿り着こうとする。言い換えれば、何でも最短距離を
選んで進もうとする。そして麻紀は、それだけの冷静さと知性を持っているのだ。
 今も、これ以上のやりとりは無駄だと思ったのだろう。だから、待ち合わせ場所を指定してきた。
 そんな彼女の率直な態度を、唯は好ましいと思っている。しかし、今は――――複雑だった。

 放課後。なんとなく、言われるままに唯は教室に残り、続々と帰宅したり部活に行くクラスメイトの
背を見送っていた。
 ギラギラと輝く太陽。差し込む強い日差し。うるさい蝉の声。肌にまとわりつくシャツが、鬱陶しくて、
唯は眉をひそめる。
「すまない。待たせた」
 このまま帰ってしまおうか。そんなことを思った矢先に、一度、教室を出て行った麻紀が帰ってきた。
「遅いぞー。自分から誘っといて、待たせるなんて」
「いや、本当にすまないと思っている。この通りだ」
 そう言って彼女は、深く、頭を下げた。
371Summer time blues V 3/3 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/22(木) 02:18:56 ID:iqD3FLe60
>>370

「で、どうしたの? もしかして愛の告白?」
「ああ、君は確かに魅力的な女性だ。私が男だったら、絶対に放っておかないだろうな」
 茶化そうとして放った言葉を受けての、大真面目な麻紀の答えに、唯は表情の選択に困った。
「ありがとう、って言えばいいのかな、それは」
「うむ。ところで、何があったんだ?」
 まただ、と彼女は思った。言葉を選ぶとか、オブラートに包むとか、そういったことを麻紀はし
ない。ただ一直線に、核心をつく一手を放つ。
 それはさながら、言の槍。鋭く、急所を撃ち貫いてこようとする。
「だから、別に何もないってば、本当に。考えすぎだよ」
 唯は言って笑い、逆に問い返す。何でそんな風に思ったのか、と。
「簡単だ。和馬の様子が普段と違った。そして宮田の方を何度も窺っていた。だからきっと、何か
あったのだろうと思ったんだ」
 あっさりと、麻紀は答える。唯は、息を飲んだ。
 眼鏡の奥からの真っ直ぐな視線に、彼女は気圧されそうになる。それでも、
「何だ、私を見てそう思ったわけじゃないんだ?」
「そうだな。だが今の答えを聞いて確信した。やはり、何かあったんだな」
 必死に誤魔化し笑いを浮かべるが、それは何の守りにもならなかった。変わらぬ視線が、言葉と
同じ槍のように、唯には感じられた。
 急に、何故か、どうしてか。
 目の前の少女に、苛立ちを唯は覚えた。理由もなく湧き上がった赤く、熱い感情に脳が沸騰して。
「あー。やっぱ隠し切れなかったか」
 口が勝手に動き始めた。
「そうだね。確かに、何かあったよ。和馬とね」
「ふむ。一体、何があったんだ?」
 止まらない、激情。そして彼女は、嘘を紡ぐ。
「何って、別に、告白されただけだよ」

 甘い毒が、体の中に広がっていく。自分が自分でなくなっていく感覚に、唯は酔いそうになった。
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 02:21:52 ID:iqD3FLe60
>>232,240,243
感想ありがとうございます。

ではまた、よろしくお願いいたします。
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 02:39:12 ID:zNdmvw4mO
保守
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 02:59:53 ID:zNdmvw4mO
保守
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 03:55:15 ID:H0lKkPjFO
保守
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 04:01:17 ID:/pIhjqnEO
ヒルティ&ホッシュ
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 04:14:19 ID:wXg4QoqH0
>>369−371
本当におもしろい
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 05:03:07 ID:H0lKkPjFO
就寝前保守
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 05:41:44 ID:oTUDs5bJ0
「あいつらと出会ったきっかけって何だったっけ?」

ツン『・・・なにジロジロ見てんの』
『隙を探していたのだ。何とかして友好関係を結べないものかと』
ツン『気持ち悪い。友達ならあっちの方で作れば?』
『ニャハハハ。こいつは手厳しい。ま、チャイムも鳴るし今回はここまで、か。じゃ、授業(昼寝)の支度あるから、またな〜』
ツン『・・・何なのよ、アレ。ちょっと顔に自信あるからって。・・・ムカつく』

『あちゃー、やっぱ昼時には人多くなるな〜。待っててくれよ、ハムカツ姫・・・・・・ん?』
モク『・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・人ごみが苦手なのか?ったく、ああいうネガティブちゃんは・・・見捨てておけんな』
モク『・・・・・・!』
『はいは〜い、女の子とその他一名が通りま〜す。どいたどいてどきなさ〜い・・・・・・よしっ、ハムカツゲット〜!ほれ、お前の分も』
モク『・・・・・・・・・』
『・・・?ハムカツ苦手か?それとも、男に手を握られるの初めてだったのか?』
モク『・・・・・・・・・』
『・・・両方とみた』
モク『・・・・・・・・・』

クー『君か?友達のいない人間とあえて付き合おうとする変わり者とは』
『ウホッ、いいおなご・・・だけど、変わり者って・・・』
クー『一学年の間では噂の種となっている。・・・それより、私も友達がいない』
『え?』
クー『君と親交を深めたい。友達になって欲しい』
『え、ああ、いいぜ。こんな別嬪さんとお近づきになれるなんて俺も嬉しいしな』
クー『・・・』
『どうした?』
クー『・・・いや、君の笑顔が少し眩しかった。・・・さて、昼食でも一緒にどうかね?』

「・・・なんか、俺ってウザいな。あいつらも我慢してたのかな〜」
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 05:56:56 ID:oTUDs5bJ0
クー「・・・どういうことだ?」
ツン「・・・私だって、知らないわよ・・・でも」
モク「・・・・・・・・・」
ツン「本当らしいの・・・」


クー「彼が・・・ヤクザと喧嘩をしたというのがか?」


「――え?ああ、大丈夫ですよ。そんなに顔を殴られたわけでもないし―はい、ええ、いきなり、ですね。
 理由?――やっぱり、そうとしか思えないですけど。
 とにかく、その、クラスの奴らとかには『わけもわからず、襲われた』って事にして。ええ、お願いします。
 ―――はい、ありがとうございます。じゃあ、少し寝かしてもらいますね。すみません。」


「・・・せっかく、普通になれたってとこなのに・・・。くそ・・・!
 次、来てみろ・・・アバラじゃ、済まさなくするからな・・・!」
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 06:25:04 ID:oTUDs5bJ0
「ふ〜む・・・」
ツン「なに、ぼさーっと突っ立ってるの。掃除しなさいよ」
「いや、こうして雑巾がけに励む諸君を立って見ていると征服者になった気分がしてな。少し気分がいい」
クー「そうか、それなら」
ツン「うわっ!・・・後ろにいたんだ」
「それなら、って何だ?」
クー「うむ、私の方へ近づいて欲しい」
ツン「・・・アンタも雑巾がけしないで何してんのよ・・・もう」
「?ああ・・・で、これが何か?」
クー「・・・・・・オゥ」
「???」
クー「・・・メス犬と、主人・・・」
「?????」
ツン「馬鹿っ!」
「!!うごっ!!なぜ、おれが蹴られ・・・と、と、と・・・とっ・・・あ」
ツン「え」
クー「ぬ」
「・・・手をついた先は女の子のし」
モク「・・・(////////)」

ツン「最っ低!!」
「りであったっ!!」

モク「・・・(//////////)」
クー「・・・今のは事故だ。彼に君への下心があったわけではない」
モク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
クー「・・・」
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 06:39:49 ID:oTUDs5bJ0
このシリーズも年が明けるまでに完結させようと考えていマス
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 07:20:28 ID:bSPvpbyPO
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 07:47:56 ID:a+W9o+IrO
保守
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 08:00:33 ID:QFrBGpdsO
保守
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 08:00:58 ID:4qfdYMmeO
>>369
GJ!毎回楽しませてもらってます。
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 08:13:21 ID:Vvv68N+NO
京都雪降ってるよ、有り得ないよ寒いよ
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 08:37:37 ID:i89IpbWcO
大阪も降ってる。おかげでテスト15分遅くなった。
クー、俺に学力を…
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 08:56:21 ID:laLXzk6yO
大阪ブリザード保守
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 09:09:10 ID:FFtZsh8gO
何故だか知らないが
部屋の電気が安定しない状況の中保守
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 09:21:41 ID:j7dUSZup0
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 09:33:08 ID:2S1GqULZ0
職人さんたち、クリスマスネタは準備おけ?
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 09:38:40 ID:a+W9o+IrO
>>392
今のところ、考え中
……座敷わらしが、クリスマスを祝うのって、どうなんだろう
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 09:58:18 ID:a+W9o+IrO
保守
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 09:58:33 ID:laLXzk6yO
運動場が白くなってきた保守
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 10:26:05 ID:a+W9o+IrO
保守
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 10:31:03 ID:C44rIyaQ0
>>392
そんな言葉はこの世に存在しません
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 10:51:18 ID:a+W9o+IrO
保守
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 11:19:45 ID:cI+jSuh40
保守
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 11:25:35 ID:JqPrPoWUO
保守
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 11:37:42 ID:hbIRKMSf0
>397
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 11:47:29 ID:i89IpbWcO
保守
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 11:58:39 ID:Vvv68N+NO
雪の中学校から帰ってきたほしゅ

・・・雪の中歩いてるときにクーが隣にいたらなぁ・・・って思った俺は末期か
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 12:05:12 ID:p9HzksUW0
>>403
あ、あるあるwwwww  orz
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 12:50:52 ID:Lj/j30cX0
ho
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 12:55:14 ID:hbIRKMSf0
>403
囲いのあるバス停。深々と雪が降る。
俺は独り、帰りのバスを待つ。

「バス、動いてんのかな?」

次のバスまでの時間を、自動的にデジタル表示している時刻表。
それにちらっと目をやると、ちょうど、そのタイミングで延長。15分増えた。
うんざりして長いすに、もたれ掛かる。溜息が白い。

「今日はマジ寒いな……」

静かだ。世界が白く覆われていく。孤独が冷気とともに身に染みる。
ガラ……ん、誰か来た、と目をやるとウチの学校の制服を着た美人がいた。

「お?クゥさんじゃないですか。先輩もバスだっけ?」

先輩は、答えずに俺の目の前までやってきて、こう言った。

「温めてくれないか?」
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 13:14:34 ID:Lj/j30cX0
ho
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 13:36:41 ID:Vvv68N+NO
>>406
・・・萌え素・・・(*´Д`)
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 13:39:22 ID:KSeXJ81DO
>>376はダンサー
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 13:56:38 ID:QFrBGpdsO
鉄のゴーレムホッシュ
411名無し募集中。。。:2005/12/22(木) 14:13:14 ID:z35L3r3g0
素直クールだが人当たりは柔らかいってのは有りか無しか
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 14:29:56 ID:hbIRKMSf0
>408
d!

>411
在り!
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 14:33:22 ID:/XjfO8fb0
>>411
半々。
男以外をどうでも良く扱うも良し、
誰にでも優しく皆の人気者でも良し。
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 14:57:01 ID:4Fx2GmUB0
ラーメン
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 15:19:55 ID:JqPrPoWUO
家事、勉強ができない素直クールはあり?
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 15:34:08 ID:QTxautYb0
hoshu
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 15:39:44 ID:FxeITDiEO
何でもありだろ。ただそれを使って素直クールという気質を壊さずにうまくSSが書けるかどうかだ。
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 15:59:30 ID:a+W9o+IrO
保守
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 16:09:55 ID:7Z7S0o5H0
・発想 自由の境地
 ↓
・執筆 ここで実際の感触が自分で分かる
 ↓
・投下 第三者の目によってアリどうかの判断が下る

だと思っているのでありかどうか聞く前に実験SS書いて投下してみるのが一番。
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 16:26:46 ID:a+W9o+IrO
保守
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 16:37:57 ID:QFrBGpdsO
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 16:52:53 ID:laLXzk6yO
バイト前保守
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 17:02:57 ID:RwQfuZfC0
男「クーって、居ないのか」

・・・ガラッ

クー「む、来ていたのか。・・・おや?」
男「どうした?」
クー「いや、机の上に置いておいたはずの物が無いんだが、君は知らないか?」
男「シュークリームの事か?」
クー「ああ。もしや、食べたのか?」
男「あー、うーん・・・うん、食べた」
クー「そうか。どうだ」
男「お、おいしかった。本当」
クー「ならよかった。元々君に食べてもらうつもりだったからな。だが、君がシュークリームを食べている顔は見たかったな」
男「そ、そうか。悪いな、勝手に食べちゃって・・・」
クー「いや、かまわんさ。おや?口にクリームが付いているぞ」
ペロッ
男「!?」
グッ
男「ンッ・・・」
クー「・・・どうだ?」
男「え、な、何が?」
クー「美味しかったか、美味しくなかったのか、どっちだ?」
男「お、おいしかったです・・・」
クー「それはよかった」
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 17:03:44 ID:RwQfuZfC0

隊長「皆、武器は持ったか!?」
ヒラ「イエッサー!!」
隊長「よし、行くぞー!!」
ヒラ「オォー!!」

隊長・ヒラ「パイお届けにあがりましたー!!」
男「なっ!?」
ベチャッベチャベチャベチャベチャベチャベチャッ・・・

クー「クリームまみれだな。もう一度食べさせてやろうか?」
男「勘弁してください」


保守
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 17:21:55 ID:Vvv68N+NO
コタツの中で二時間ほど寝てしまって熱でうなされる夢を見た件について。

汗びっしょりなんでクーセンパイ助けて!
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 17:22:14 ID:IMP1iJlK0
保守
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 17:40:14 ID:a+W9o+IrO
最近ネタ切れ気味なんだが、お題もらえないかな?
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 17:57:18 ID:tIWkEPMCO
>>427

>>411
>>415
複合でよろ
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 17:58:46 ID:a+W9o+IrO
>>428
やってみる
少しかかりそうだ
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 18:16:54 ID:9ttGjeJX0
ho
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 18:39:35 ID:9ttGjeJX0
ho
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 18:46:09 ID:718rNHG10
ところでおまいら
ウィキペディアの素直クールの項目がクーデレに変わっていた。
とりあえず、素直クールに戻そうというふうにノートに入れてきたが
おまいらの力が必要だ。何とかしてくれ。
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 18:52:11 ID:a+W9o+IrO
>>428
こんなのになった
2レス男側で、1レス女側で
では、次から
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 18:53:17 ID:a+W9o+IrO
「おはよ。あの時はありがと」
「いえ。先輩こそです」
「じゃ、また」
「はい〜」
「ふぅ」
 俺はこの声を聞きつつ、溜め息を吐いた。
 いつものように、隣では会う人会う人に挨拶をして歩く女がいた。
「先行くぞ」
「ちょ、待ってくれ」
「待たねぇ」
「ひどいな、それは。いつも一緒にいたいのに」
「話が違う。それにお前は会うやつに挨拶をして歩くから、急がないと遅刻するんだよ」
 いや、いまからなら、確実に遅刻か……。
「……なんで、今日はこんなに遅かったんだ?」
「お弁当をつくっていたんだよ」
「…………なるほど。どおりで、バンソウコウだらけな訳だ」
 こいつは、人との付き合いがうまいだけで、あとはてんで駄目だった。
 勉強、補習を免れる程度。点数スレスレ。家事、皿を楽に割りますよ?
 ……なんで俺は、こんなやつと付き合ってるんだろ。
「でも、君に食べさせたいと思ったんだ、手料理」
「何度か食べて死にかけたろうに」
「……そうだったか?」
「そうだよ」
「ああ。お泊まり看病した日か」
 トントン。
 肩を叩かれた。
「あ?」
 後ろを振り向くと、校長――!?
「な、なんで、校ちょっ――」
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 18:53:42 ID:a+W9o+IrO
>>434
「性異性交遊は、どうなるかわかってるよ、なぁ?」
「あ、おはようございます」
「おはよう。朝は会わなかったからな。まあ、とにかくだ」
 間が、少し開く。

「お前は、家の娘になんもしてねぇだろうな?」

 そうなのだ。この学校の校長が、彼女の父親なのだ。まあ、別に、なんもないが。
「してませんよ」
「キスをよくするが」
「いっ!?」
「ほほう?」
 お前は、いらんことを!
「……明日は、家に来い。地獄をみせてやろう」
 ひぃぃ――!

 まあ、よく考えると、こういうゴタゴタがよかったんだろう。
 それに、まあ、こいつには言えないが、
 惚れちまったもんは、仕方ないしな。

「……ふぅ」
「どうしたんだ?」
「いいや、なんでも」
 愛するのって、大変だ。
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 18:56:08 ID:a+W9o+IrO
「あぅ」
 ガシャン……。
「また、割ったか……」
 これで、皿を五枚も割ってしまった。使わないのに。
「君の為に、頑張るんだがら、これぐら――っ痛!」
 指を切った。血が、玉になって……。
「わたしは、ダメな娘だな」
 彼がいないとなにも出来ない。こんな簡単な料理も、勉強も。
 それどころか、君がいると余計にだ。気が、急くから。
「痛いよ……」
 君を想うだけで、こんなにも胸が苦しくなる。

 ああ。こんなにも、好きなんだな……。
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 18:56:41 ID:a+W9o+IrO
ごめん
少しお題と違う気がする
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:00:04 ID:718rNHG10
>>437
安心しろ。燃えた。
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:19:56 ID:a+W9o+IrO
と、保守
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:38:47 ID:cI+jSuh40
保守
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:43:40 ID:nzlZjACj0
>>432
何とかしたいがどうすればいいかわからん。
正式名称でページ名を作るべきだよな?

> 今の勢いは語呂の良さの為に「クーデレ」を使う人が増えつづけている。
ハァ?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A0%E7%9B%B4%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:51:50 ID:a+W9o+IrO
……なんだ、このWikiは
今のところ、素直クールで統一じゃないのか?

……まさか、ネトランのあれのせいか?
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:52:47 ID:nzlZjACj0
>>442
ネトランで紹介されたのか?
kwsk
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:55:05 ID:CDdulM2e0
ツンデレスレだかどこかの素クールスレだかは忘れたが、
議論内容の一つに「素直クールという名称がツンデレに比べて直接的過ぎる」という意見があった。
「ツンデレ」に比べて名称から想定される設定が自分で作りにくいらしい。
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:56:25 ID:gOQHUCnJO
中身が変わらなければどうでもいいよ
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:58:27 ID:a+W9o+IrO
>>443
詳しくは忘れたが、勝手な使用な上に、クーデレと言って、使ったんだ
過去スレをあされば確実だな
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 19:59:05 ID:Ng0D1OUH0
まあ確かにツンデレってのがあるから
クーデレの方が分かりやすいと思う
だが
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:01:20 ID:CDdulM2e0
ネトランはサイト管理人や各掲示板のスレ住人の許可を得ずに勝手に雑誌に載せるので有名ですよ。
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:03:25 ID:7Z7S0o5H0
最初の頃の素クール・クーデレ両立時代の話だと、
素クールという名前に発想を得て書かれた作品と、クーデレという名前に発想を得て書かれた作品とでは微妙に内容が違ってくるということだった。
VIPデフォの「男口調・主人公に積極的アプローチ」の属性は、まさにクールでデレデレな訳だが、
ふたば保管庫の画像の中にある「理科準備室が怖い。一緒に来てくれ」のような自分の弱みにたいしても素直である点は「クーデレ」では表現できない。

一行で言えば「クーデレ? デレとは限らねえじゃん」ってこと。
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:03:38 ID:a+W9o+IrO
直接的すぎるというのも、ありだろ
そこらは、ツンデレに当てはめるのはおかしいな
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:03:55 ID:yBQ4oXy4O
何にせよ、出回ってる情報が古い。
クーデレってスレタイ一回ぐらいしか使ってねーんじゃねーの?
素クールに慣れたから、クーデレはキモイってか、デレないし
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:05:32 ID:256kZ5El0
テンプレの「ツン→素直 デレ→クール」
を考えると正式名称をクーデレにするのは違うと思う。
響きはこっちのがいいのは事実だが。
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:05:36 ID:Ng0D1OUH0
>>449
なるほど
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:10:44 ID:yBQ4oXy4O
正直どっちでも良いけど、初期の頃にもめて素直クールで収まったんだから今更クーデレと言われても^^;
語弊あるけど、ウチラがしまいに本家になりそうだから、ウチラで決めたらいいんでね
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:15:10 ID:7Z7S0o5H0
(最新版) (前の版) 2005年12月21日 (水) 12:49 211.132.154.201
(最新版) (前の版) 2005年12月20日 (火) 13:50 Noda,Kentaro (→アニメ)
(最新版) (前の版) 2005年12月20日 (火) 13:31 Noda,Kentaro M
(最新版) (前の版) 2005年12月20日 (火) 13:05 Noda,Kentaro (→外部リンク)
(最新版) (前の版) 2005年12月20日 (火) 12:28 Noda,Kentaro (かきかえ)
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(最新版) (前の版) 2005年12月20日 (火) 12:01 Noda,Kentaro M
(最新版) (前の版) 2005年12月20日 (火) 11:51 Noda,Kentaro M
(最新版) (前の版) 2005年12月20日 (火) 11:44 Noda,Kentaro M (素直クール を クーデレ へ移動)
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(最新版) (前の版) 2005年11月29日 (火) 01:28 BitBucket (+stub)
(最新版) (前の版) 2005年11月28日 (月) 18:46 Sric78

素直クールを勝手にクーデレにしたのはこのノダ ケンタロウという奴みたいだな
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:15:46 ID:7Z7S0o5H0
利用者:Noda,Kentaro
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
Noda, Kentaroは1976年2月24日三重県生まれの作曲家、ピアニスト。MUSInodA代表。

三重県立四日市高等学校普通科卒業までにピアノを石踊誠子、小杉卓也、田隅靖子、音楽理論を石原立教の各氏に師事。
この他にも、ヤマハ音楽教室第一楽器店舗、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専修、ワイオミング大学音楽学部演奏専修、ノースフロリダ大学音楽学部演奏専修の各地に在学中、ピアノ、エレクトーン、オルガン、マリンバ、ジャワ・ガムラン、作曲を学んだ。

帰国後、第十九回現音作曲新人賞入選(2002年,東京)、第二回JFC作曲賞コンクール入選(2002年,東京)、第三回若手作曲家対象ユルゲンソン国際コンクール弦楽四重奏曲部門第二位(2005年,モスクワ)。

2006年2月に、オランダのアペルドールンで行われる第十二回若手作曲家の集いへ招待され、新曲を委嘱されることが決定した。

 公式HP

"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85:Noda%2CKentaro" より作成
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:18:17 ID:nzlZjACj0
野田 憲太郎(のだ けんたろう、1976年 - )は三重県生まれの作曲家、ピアニスト、著述家。

京都市立芸術大学音楽学部にてピアノを専攻後、アメリカのワイオミング大学音楽学部や、ノースフロリダ大学音楽学部の各地に在学中にピアノ、作曲等を学んだ。
ノースフロリダ大学在学中まで、学生による個展ボイコットなどのトラブルのために、目立った作品を発表していない。

帰国後、国内外のいくつかの作曲コンクールに入賞。その作風はポスト・ケージ・コンセプチュアリズム的な音響作品と言われており、彼にとって全ての音楽は「耳で把握される知覚モデルの稼動状況」に聴こえるらしい。
代表作品にフルートとヴァイオリンの為の「最も大切なこと」、弦楽四重奏の為の「希望なき自由」、ピアノ、チェレスタ、グロッケンシュピール、クロタレスの為の「五つの精霊」、などがある。

ピアニストとしては国内外の無名や新作の初演で活躍がめざましい。見ず知らずの作品の収集能力と記憶力・紹介の多さには特記に値する。まだ評価が定まっていない作品も公にしてしまう問題点も併せ持っているが、
インターネットという新しい媒体を巧みに駆使したアプローチで注目を浴びている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%94%B0%E6%86%B2%E5%A4%AA%E9%83%8E
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:19:59 ID:7Z7S0o5H0
>ノダケン
「現代音楽作曲家だけど何か質問ある?」スレを立てるときは是非声かけてください
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:39:40 ID:a+W9o+IrO
保守
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:40:18 ID:718rNHG10
>>443
クーデレ女教師カオリだったかな?
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:42:51 ID:718rNHG10
とりあえず、こちらで話し合ってても埒が明かないから
ウィキペディアのほうに行ってみたら?
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 20:50:05 ID:FxeITDiEO
編集し直しゃいんじゃね?
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 21:12:17 ID:9ttGjeJX0
保守
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 21:18:38 ID:rlTStvGrO
てか素直クールとツンデレは対極と言うより全くの別属性と考えるべきだと思うんだがなあ。
発想は確かにツンデレから来てるんだけどあくまで名前の発想だけだしな。
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 21:20:41 ID:9/gd3r5yO
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 21:33:32 ID:7DCBEVK50
ho
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 21:51:35 ID:7DCBEVK50
ho
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 21:51:36 ID:9ttGjeJX0
保守
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:04:10 ID:7U/+IdHx0
俺らがつかってるWikiのTopには
「ネトランお断り」の書き込み入れた
ほうがよくね?
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:06:31 ID:pRy/G1aw0
断っても、断っても、ネトラン排出できず
ぢっと手を見る
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:07:53 ID:rlTStvGrO
>469
確かに。
本当は2ch自体にネトランお断り入れられるのが理想だけどな。そこはひろゆきの意志だしどうにもならんけど。
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:10:25 ID:Sikw7ptY0
Rounder Roundのイトコに萌えた

保守
473 ◆WV5OeIUgo2 :2005/12/22(木) 22:13:35 ID:+4ssu06B0
試し
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:28:20 ID:718rNHG10
保守。
475今期だけ凸凹ふぁんたじーの人:2005/12/22(木) 22:33:11 ID:rytb9kdU0
今日から冬休み、か・・・。
と言うわけで凸凹うp。

http://www.vipper.org/vip162748.txt.html

『凸凹ふぁんたじー・第二部?』第4話

そろそろイエローのプロットでも考えるか・・・。
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:35:43 ID:DRxYmKRj0
スクールでよくね?
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:38:48 ID:ppKLRP9s0
聞こえるが小さめ
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:47:21 ID:718rNHG10
>>475
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:47:23 ID:ABA93vRuO
ほっしゅほっしゅ
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 22:50:36 ID:rlTStvGrO
>476
テンプレと過去ログしっかり読んでこい
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:00:21 ID:718rNHG10
とりあえず、ウィキペデアを体裁だけでも整えてきた。
あとは項目名を変えることが出来る方が光臨して変えてくれるだけなんだけど・・・。
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:13:09 ID:a+W9o+IrO
保守
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:18:13 ID:Te/YvdDf0
>>481
ちょっと待て、お前一体何をしたんだ?
素直クールをクーデレに置き換えるのが目的だったのか?
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:20:57 ID:718rNHG10
>>483
とんでもない。誤解しているようだがクーデレはクーデレとして単項で扱うか
素直クールの呼び名の一つとしてやれとノートに書いてきた。

本文のほうはクーデレがあまりに押し付けがましいので
本文消すのではなくコメントアウトしてきた。

だから、俺だけじゃなくて他にも誰か編集してくれ。
俺だけじゃ至らないところあるだろ。
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:23:43 ID:Te/YvdDf0
>>484
あ、スマン、ノート見てなかった
急に素直クールからクーデレにリダイレクトされたから一瞬驚いただけだ、申し訳なかった

というか、素直クールを項目名にして、クーデレは類似語として本文に書くだけで良いと俺は思う
ウィキペディアって今は簡単に編集できないの?
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:46:59 ID:5X+CP/HW0
ho
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:55:18 ID:718rNHG10
保守
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:55:40 ID:I5+hHHFK0
寝る前保守
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/22(木) 23:55:42 ID:QTxautYb0
490スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/23(金) 00:06:10 ID:va2Z9QGD0
五分後、3レス投下します
4911/3 ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/23(金) 00:12:15 ID:va2Z9QGD0
お笑いコンビスクールライフ。
尾崎、自室で絶望。

尾崎「あーっ! どうすればいいんだぁー!!」
クぅ「どうした。愛しい人? 頭を抱えて」
尾崎「どうしよぅ…クぅ。軽く友達の保証人になったら失踪して400万の借金を肩代わりすることになっ

ちまったんだよ…」
クぅ「それは…気の毒だな…」
尾崎「ああ…やっぱり簡単に判なんて押すんじゃなかった…。あれだけ夕方のニュース番組でリストラマンのインタビューとか見てたのに…」
クぅ「ふむ…金を工面する当てはあるのか?」
尾崎「あるわけ無いじゃないか…」
クぅ「誰かに借金するとか。きみの先輩は最近良くテレビに出ているし羽振りがいいからいくらかは貸して
くれるんじゃないか?」
尾崎「ダメだよ、先輩はもうすぐ3人目(しかも年子)の子供が生まれるじゃないか。これから一番お金の
かかる時期にお金を借りることなんてできないよ」
クぅ「君はやさしい人だな。そんな状態でも先輩のことを考えているとは…」
尾崎「親に言うわけにも言わんし…。あぁ…本当にどうしよう…」
クぅ「……………なぁ愛しい人、その400万を一気に返す方法を知っているぞ」
尾崎「本当か!?」
クぅ「あぁ、明日は確か比較的視聴率の高いゴールデン番組『アンタの神様』の生放送だったな…。よし、これでいこう」
尾崎「え、テレビの力を使うのか?」
クぅ「当たり前だ。我々の芸人としての特性を最大限に利用するんだ」
尾崎「まさか、放送でカンパ募るとかじゃないだろうな? そんなことできるかよっ!」
クぅ「そんな愛しい人を辱めることするわけないだろう。それにそんなことすれば君が情けなく映ってしまうだけだ。絶対やってたまるか…」
尾崎「じゃあどうするんだ?」
クぅ「ひとつ約束してくれ。この方法は君と私が本気で力を合わせなければ成功しない。君は私の指示を完遂するのだ」
尾崎「…わ…わかったっ。お前の言うとおりにしよう」
クぅ「良し。ではおしえてよう。いいか明日の生放送の時のネタは……」
4922/3 ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/23(金) 00:13:04 ID:va2Z9QGD0

翌日。

尾崎「尾崎ですー」
クぅ「クぅ(芸名)だ。よろしく」
尾崎「えーっと、今日は一年ぶりに抱き合ってネタします!」
クぅ「(愛しい人、できるだけ見せ付けろ…)では抱き合ったままショートコントにいこう。タイトル:『

高速ラジオ体操』」
尾崎「この状態でそんな動きのあるコントできるか!」
クぅ「何を言う、私たちは密着しながらの運動には慣れてるではないか」
尾崎「言うな言うな!」
クぅ「ベッドでのな」
尾崎「さらにマズイ部分を付け足すな!」
クぅ「だいいち、君はいつでも腰の運動が不得意だろう。そのせいで私は満足できない。
 だからここでラジオ体操でもして鍛えて今後の夜の生活を潤おわせようというという私の心をわかってくれ」
尾崎「その心は明らかに下心じゃないか!」
………。
4933/3 ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/23(金) 00:14:30 ID:va2Z9QGD0

翌日。
NEWS『アンパン食品株式会社株券、史上最高の値上がり! 昨夜夜9時以降、驚異的な伸びを見せ証券は一時パニックに』
クぅ「見ろ。愛しい人。10万円の株券が400万へと成長したぞ。笑いが止まらないな」
尾崎「…もうなんでもアリだな…」
(終わり)

クぅ「しかし、ここからは楽屋ネタだがこういう素直クールな漫才の形式が今のお笑いブームなら少し売れそうな気がしてきたんだが」
尾崎「まぁハードゲイが売れる時代だもんなぁ…」

駄文ありがとうございました。
もうすぐM-1です。
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 00:16:48 ID:ICG4MP0K0
GJ!
南海キャンディーズ燃え素wwwwwwww
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 00:17:34 ID:OYbbnjiQ0
積極的なしずちゃん見てるみたいだwww
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 00:26:52 ID:rOuu4K8C0
クー「お早う」
「・・・おはよ」
クー「どうかしたのか?」
「いや・・・俺の朝の散歩コース(休日版)に突然お前が現れたから、ちょっとビックリした」
クー「うむ、この公園を君が歩くということを昨日知ったのでな。来てみたのだ」
「そっか・・・」
クー「・・・迷惑であったのなら謝罪したい」
「複雑だな・・・」
クー「む?」
「いや、前までここにいるのは俺一人でいいと思ってたのに、お前が学校にいる時みたいに現れてさ・・・これも悪くないかなって、思ったんだ」
クー「・・・私はここにいても?」
「だな。今は悪くないってより、いてくれた方が・・・いいな」
クー「なぜ、前まで君一人でいいと思っていたのだ?」
「見つけた場所、ここがちょっと綺麗なところだったからな。土、木、泉、あとここから見る空は何故かいつも、綺麗なんだ」
クー「独占を邪魔したようで、やはり悪いな」
「いいって。・・・誰のものでもないこの場所を勝手に自分の物だって思ってた俺が、馬鹿なんだよ」
クー「・・・」
「どした?」
クー「・・・何か偉大な力が君を通じて私に呼びかけたような気がした」
「?」
クー「離れない」
「え?」
クー「偉大な力への返答だ。それでも私は、離れない」
「・・・わけわかめ」
クー「さあ、行こう」
「は?」
クー「せっかく休日に会ったのだ。どこかへ出かけるのが筋だろう」
「・・・・・・わけわかめ」
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 00:37:51 ID:cForH0W30
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 00:42:30 ID:tEeajSmNO
>>491
リストラマンのインタビューwwwww
貴様笑い殺すきか? 払いてー。
原痛す杉て、続き読めません。
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 00:52:03 ID:Zfk+alyK0
そういえば陸海空の人のSSはどうなったんだっけ?
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 00:53:15 ID:va2Z9QGD0
>>498
何故何気なく書いたリストラマンのインタビューが
そこまであなたのツボに嵌ったのかが詳しく聞きたい。
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:04:51 ID:rOuu4K8C0
ツン「クリスマスパーティを開くから、午後四時にアタシの家」
「いきなりだな。で、他に誰が来んの?」
ツン「・・・アンタだけ」
「へ?」
ツン「アンタだけ・・・アンタだけ呼ぶんだって!恥ずかしいから二度も言わせないで!」
「友達少ねーな」
ツン「!うるさい!いいから12月25日午後四時にアタシの家!親もいないから二人っきり!ちゃんと来なさいよ!・・・全く、もう」
「・・・すぐキレんだから。あれさえ直せばなー」

モク「・・・・・・・・・」
「ん?何の用だい、お嬢ちゃん・・・手紙、か?」
モク「・・・・・・(///)」
「あ、おい・・・何だ、一体。・・・ま、とりあえず読むか・・・虫眼鏡を用意して。
 どれどれ、『クリスマス』・・・『私の家』・・・『午後五時』・・・虫眼鏡でもこれくらいしか読めないな。
 う〜む・・・・・・どっちかを断らなくちゃいけないのか」

クー「12月25日午後六時に私の家に来て欲しい。親は親でよろしくやるつもりらしいから当日は二人きりだ」
「ちょっと待て」
クー「安心したまえ。夜に備えてのそれなりの用意はしておく」
「いや、何を言ってる」
クー「ふむ・・・心臓の鼓動が激しい。男を誘うのは想像以上に緊張するものだな。では用件は以上だ。当日を楽しみにしている」
「おい、ちょっと・・・」

「・・・どうすれば、いいんだよ」
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:07:58 ID:T6zpe/mw0
>>501
続くの?
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:13:38 ID:M3iKB6dt0
男が覚悟して家に三人を呼べばいいんじゃね?
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:14:03 ID:wGGnYEbtO
久しぶりに500いったね。
この調子で1000までいこうか。
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:16:10 ID:rOuu4K8C0
>>502
続きみたいなものは25日辺りに書こうと思ってます。
それまではチビチビと・・・

506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:17:05 ID:T6zpe/mw0
>>505
wktkしてます
507犬神さんの人:2005/12/23(金) 01:23:13 ID:sNf3iupY0
これから投下します。
今回から当分の間千鶴姉さんが入ってきます。
508犬神さんの人:2005/12/23(金) 01:25:58 ID:sNf3iupY0
>>323
今日は終業式だった。学校行って校長の長い話を聞いて終わりだ。
これから冬休みだけど冬休みも楽じゃないな。クリスマスと正月は犬神さんとだし、
隼人や瞳ちゃん達とも遊ぶだろうし。何より姉さんが帰ってくる。
去年は兄さんは帰ってきたけど今年はどうだろう。まぁ毎年帰って来なかったんだから帰ってこないだろう。
そんな事を考えながら僕は靴をはいていた。
外へ出ると珍しく落ち込んだ顔をしている犬神さんがいた。
龍一「どうしたのそんな落ち込んだ顔をして。」
犬神「龍一か…」
と言って犬神さんはため息をついた。
…本当に凄く落ち込んでるよ。一体何があったんだろう。
龍一「犬神さん、悩みでもあるの?もしよかったら相談にのるけど。」
犬神「…この悩みは解決できない悩みだ。」
龍一「そ、そうなの。でも何があったの?」
犬神「実は父に今年は26日から帰ってきて欲しいと言われたんだ。」
龍一「うん。」
犬神「それだけだ。」
龍一「えっ?それだけ?」
犬神「ああ。だが26日からだぞ!?毎年正月に帰っていたのを急に26日になったんだ。
   いつもより5日も龍一に会えないんだぞ!?その5日がどれだけ大きいか!」
龍一「わかった、わかったから落ち着いてよ。」
犬神「これが落ち着いていられるか。今すぐにでも君を押し倒してやりたい気持ちを抑えてるというのに、
   君に会えないって知ったら抑えられなくなってしまう。」
龍一「お願いだから押さえといてね。代わりにクリスマスの日に5日分になる事をすればいいじゃない。」
犬神「5日分をか?」
龍一「うん。」
509犬神さんの人:2005/12/23(金) 01:27:59 ID:sNf3iupY0
>>508
犬神「朝から君と抱き合っててもいいのか?」
龍一「いやそれはちょっと…」
犬神「…君は私の気持ちを汲んでくれないんだな。」
龍一「何でそういうのしか出てこないのさ。」
犬神「まぁそれは(半分)冗談だが、ではクリスマスまでに龍一の為に色々考えておこう。」
龍一「わかった。楽しみしてるよ。」
そういって僕達は別れた。そうか犬神さんは26日からお父さんの所に行くのか。
そうすると初詣とかは誰と行こうか。
そう考えているうちに家に着いた。
龍一「ただいまー」
…返事は無い。いつもだと母さんから声がするのに。
リビングに入ると書置きがしてあった。
  「今日はお父さんと出かけるから遅くなるから夕飯は先に食べてていいよ。 愛しの母より」
…いや、いい歳して「愛しの」はないでしょ。まぁ歳相応の格好に見えないのは確かだけだけど。
そして部屋に戻り、着替えてある事に気づいた。
妙に部屋が綺麗になっている。朝は出しっぱなしになっていた本が端に重なって置いてある。
そして気づいた。ベッドが膨らんでいる事を。
誰がいるかを確認するために布団をどけた。
バサッ
龍一「!!」
そこには何故か下が下着しか穿いていない姉さんの姿があった。
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:29:19 ID:sNf3iupY0
>>509
さて?整理してみよう。
まずは僕は帰ってきたばっかだ。そして家には誰もいないはずだった。
しかし部屋には半裸で寝ている姉さんがいる。

いやいやいや、何でこの人はいつも下着なんだよ!
まいったここで姉さんに目覚められると非常に困るんだけど。
千鶴「んん……龍一おかえり。」
…困るんだけど。
龍一「…ただいま姉さん。色々言いたい事はあるけど、これだけは言わせて。
   何でいつも下着姿で僕のベッドで寝てるのさ。」
と言うと姉さんは平然な顔をして
千鶴「面倒だから。」
はい、姉さんがこういう人ってのをすっかり忘れてました。
まいったね、このままだとまたぐっすり眠れない夜が続きそうだよ。
千鶴「龍一ご飯。」
龍一「僕はご飯じゃないよ。」
と僕が言うと姉さんは「むっ」とした顔で見ていた。いやお約束みたいなものだし。
龍一「冗談だよ。お昼作るから姉さんも着替えて手伝ってね。」
そういうと姉さんは「わかった。」と言った。

キッチンで卵を焼いていると姉さんが降りてきた、が
千鶴「できた?」
龍一「…!?」
…おかしい。さっきわかったって言ったはずなのに
僕は顔を真っ赤にして言った
龍一「着替えて来いっていったじゃん!!」
511犬神さんの人:2005/12/23(金) 01:30:13 ID:sNf3iupY0
以上です。次回も千鶴姉さんの話しになります。
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:34:51 ID:hwJ5+1JWO
千鶴ねーさんと俺の姉がどことなく被るから困るw
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:35:55 ID:T6zpe/mw0
>>512
うらやましい限りで
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:39:36 ID:wGGnYEbtO
>>512
kwsk!はどうみてもスレ違いですほんとうに(ry
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:43:41 ID:dBatcD7RO
じゃあ馴れ合いスレで詳しく
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:46:17 ID:hwJ5+1JWO
いや、下着姿で歩き回るってなぐらいで(ry

ほす
5171/2 ボクっ子。素クールじゃないかもわからんね…:2005/12/23(金) 01:49:59 ID:xR0pIu140
 …ヘマ、しちまったな。
 俺としたことが、まったく情けねぇ。

 ああ、くそ。
 こんな時だっていうのに。
 あいつとの約束のことばっか、思い出しちまう。


「――――この仕事終わったら、アシ洗おうと思うんだよ、俺。まとまったカネも入るしさ」
「ああ、いいね。 それじゃあ……結婚、しない? あの、坂の上の教会で、式を開くんだ」
 そういって、にこにこ笑ってんだ。

「いま、幸せか?」
「うん、……すごく、しあわせ」
 心底人を信用しきったような顔して、にこにこ笑ってんだ。

「キミに、おいしいって言わせるようなカレー作って、待ってるから。 …ずっと、待ってるから。 だから、はやく帰ってきてね」
 …ひなたみたいに、あったかく笑って、俺の帰りを待ってるんだ―――――!


 そうだよ、思い出せ。
 こんなとこでヘタってる場合じゃ、ねえだろ。
 気合、入れろよ。 ほら、まだ動けんじゃねぇかよ。

 …見ろよ、ほら。 あいつら、もう死んでると思って油断してやがるぜ。
 敵に背を向けるとは、ほんと未熟なやつらだな、ったく。
 安心するのは、脳漿ぶちまけてからにしろっての。甘すぎるんだよ、てめーらは。

 銃のセーフティーを、外す。 …残念。今ごろ気付いても、もう遅いぜ。
 ―――――――そのまま、引き金に力を込めた。
5182/2 ボクっ子。素クールじゃないかもわからんね…:2005/12/23(金) 01:50:32 ID:xR0pIu140
「…えへへ。カレー、がんばろ」
 今日こそ、おいしいって言わせてやるんだ。

 特製のカレー粉を、冷蔵庫から取り出す。 …ずっと寝かせておいたから、きっといい味になってるはずだ。
 まずは、鍋であめ色になるまで玉ねぎを炒める。 ぜったいに鍋の前から離れちゃダメだと、彼に教わった。 
 それと同時にフライパンでルーを作る。 気を抜いてるとすぐに焦げてしまうので、注意が必要だ。

「…まだ、かなぁ」
 時計は、6時を指している。
 ルーを鍋に入れて、トマトを切り始める。 切るときに力が入りすぎていると、もちろん潰れてしまう。
 トマトを鍋に投入。馴染むようにかき混ぜ、煮込んでいく。

 ―――――がちゃり、という金属音。 …彼が、帰ってきた。
「ただいま。カレー、できてるか?」
「いや、まだだけど…もうすぐ、終わるから、大丈夫。ソファで、待ってて」
 彼が自分の体に包帯を巻く姿を見るのも、久しぶりだ。 …彼の体は彼に任せて、ボクは自分の事をやろう。


「……それじゃ、いただきます」
 ぱくっ。
「…おいしい、かな?」
「まだまだ、俺には及ばないな。 …明日からじゃんじゃん教えてから、覚悟しろよ」
 ―――――――――ああ、そうだ。 明日から、ずっと一緒なんだ。

「何だよ、にこにこして。楽しいことでもあったのか?」
「うん。明日からキミと一緒だと思うと、なんだか嬉しくて」
 …今までも、これからも。 きっと、楽しいことだらけだろう。
 だって、この人と、ずっと一緒に生きていけるんだから。

 ああ、ほんとに。 ボクは、しあわせものだな――――――――。 
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:50:54 ID:XP9WpqT20
うpスレ潰そうぜwwwwwwwwwwww
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135267858/
1 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2005/12/23(金) 01:10:58 ID:DPrb9mNl0
今のVIPに厨が流入するのは各うpスレのせい
1:30に突撃するぜwwwwwwwwwww
突撃文>>20


これに ふともも突撃しようぜ
 _  ∩
(*゚∀゚)彡 ふっともも!ふっともも!!
 ⊂彡


520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:53:16 ID:l0i3PhLo0
ボクッ娘素クー・・・ありだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 01:55:10 ID:qy/+LEd1O
たまに俺も書くけど、これぐらいが一番いいな

じゃんじゃん教えてから
になってた気がする


……1レスだけ座敷わらしを投下
522 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/23(金) 01:56:50 ID:qy/+LEd1O
「……すぅ」
 隣で、彼方が寝ていた。
 いや、こんなときでも寝ますか?この家にいるのは、僕らだけじゃないんだぞ?
「ふみゅ……」
「ふみゅってな……」
 ホント、子どもみたいだな。
 ――トントン。
「ねぇ、あに……、あ、彼方、寝てるんだ」
 朱音が入ってくる。
 声を下げて、僕も答えた。
「ああ」
「ホントに、子どもみたいだよね」
「そうだな」
 髪をすいてやる。さらさらとして、気持ちがいい。
「やっぱ好きなんじゃん」
「どうなんだろうな。好きとかわからねぇしさ」
「逃げ口だね、いつもの」
「まあ、な」
 でも、好きとか嫌いとかは、別にいらないはずだ。
 この瞬間がある。それだけだから。ただ、いま隣に彼方がいるんだから。
「兄貴も早く寝なよ」
「わかってる」
 少しの音をさせて、朱音が出ていく。

 なんなんだろうね、この感情は。ホントに、僕は、こういうのに、弱い。
「彼方……」
 ゆっくりと、ゆっくりと呼吸を繰り返している。
 なんなんだろうな。
「おやすみ、彼方……」
 申し訳程度に、頬に唇を押し付けた。
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 02:00:00 ID:qy/+LEd1O
では、最後に、保守を
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 02:07:03 ID:rOuu4K8C0
ドMな素直クールっていい・・・
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 02:12:04 ID:D50kX7x30
>523
話の振り幅が広くて羨ましいっす。

でも、ちょっと思い込みで、言葉を書いちゃう傾向が
おありなのかも・・・。

>逃げ口だね、

>逃げ口上だね、
かな、と思います。
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 02:16:16 ID:qy/+LEd1O
>>525
すまない
ありがとう
ご忠告感謝する

さて、土日にでも、直さなければ
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 02:28:23 ID:bwPpS6970
保守。

それから宣伝になりますが、素直クール保管所Wikiに
『京と亮のちょっと変わった日常』という作品を掲載して頂いております。
長期の作品になり、登場人物も増えてまいりましたので、登場人物のまとめ
をWikiに置かさせて頂きました。明日にでも作品はこのスレで再開させて
頂きますが、もし興味を持たれた方が居られましたら、御足労をお願い致します
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 02:40:08 ID:PfxI+Lqn0
保守。
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 02:47:44 ID:I3OeNdraO
亮京をまとめて見おわった。何回読んだだろうか。
毎回激しく使用済みティッシュが燃え素!
続き楽しみにしとります。

でホヌシュ
530coobard ◆69/69YEfXI :2005/12/23(金) 02:52:38 ID:D50kX7x30
クーのいる世界
http://coobard.fc2web.com/

管理人coobardです。
ちらっとこっちで書いたものを、大幅に改稿して
追加しました。

●番外編
[ようこそ、ここへ]

です。
よければ、読んでみて下さい。
よろしくお願いします。

531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 02:57:50 ID:rOuu4K8C0
ツンクーモク外伝「野郎の過去」予告
『お前の叔父さん――ウチのオヤジを―――』

『奴――死ん――落とし前は――』

『お前の親御さんで―――』



『――げなさいっ!――あんただけでも―――」

『――すまない――兄貴のせい――』


『は――はは――よく燃え―――は――はは――』

『殺す?――キがっ!――生かして――感謝――』


ころしてやる・・・・・・・・・・・・・・・・
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 03:00:08 ID:rOuu4K8C0
>>531
スレ違いを承知でいつか書きます(オナニーです。ええ、そうです)

その前に色んなの書きますが・・・
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 03:09:28 ID:tYHB4O+U0
ho
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 03:12:32 ID:rOuu4K8C0
てか、誰かお題くれないか?

福西のせいで頭に火がついて眠れない・・・
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 03:27:38 ID:rOuu4K8C0
ジェネでやったら・・・
 女の家で 「(セリフ自由)」と 押し倒される

よしwwww
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 03:29:23 ID:rOuu4K8C0
今回はIfで書いてみる

好き勝手できるぜ、おいwwwww
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 03:31:19 ID:bUxJvRg/O

538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 03:38:25 ID:hwJ5+1JWO
今の俺の状態だが「一人で寝るのが怖い男」を慰めるクーとかどうy・・・いや、何でもない
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 03:47:43 ID:rOuu4K8C0
>>538
今の俺の妄想が止まり次第書く

とにかく眠れない・・・福西のせいだよ
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 04:01:58 ID:rOuu4K8C0

「へ〜、ここがお前の部屋か〜」
ツン「・・・・・・・・・」
「・・・?どした?ま、男がいるんだから、いい気持ちがしないのも分か――」
ツン「好き・・・好き好き好きぃ!欲しいの!アンタが欲しいの!」
「!!おい!な、何やってんだ、顔近――んん?!」
ツン「んん・・・!ん・・・はぁ・・・・・・アンタをアタシのものに・・・誰にも渡さない・・・髪一本も・・・!」
激しい夜を過ごした(好きって一生分聞いた)・・・

「へ〜、ここがお前の部屋か〜」
モク「・・・・・・・・・」
「ニャハハハ、これってアイヌ民族の弓矢――」
モク「・・・!・・・!(////////////)」
「!!おい!な、何やってんだ、顔近――んん?!」
モク「・・・チュ・・・チュ・・・ジュル・・・ジュ・・・ジュ・・・チュプ・・・チュプ・・・チュパ・・・」
激しい夜を過ごした(喘ぎ声聞こえなかったけど)・・・

「・・・ここが、お前の部屋か・・・」
クー「・・・・・・・・・」
「な、なぜ俺の写真がポスターやカレンダーに――」
クー「オゥ・・・ワイシャツや靴でしか味わえなかった温もりと香りが私を包む・・・」
「!!おい!な、何やってんだ、顔近――んん?!」
クー「ん・・・はぁ・・・さぁ、存分に弄(いじく)り、貪(むさぼり)りたまえ・・・私もそうするから」
激しい夜を過ごした(踏んでくれだの、ぶってくれだのうるさかった)・・・
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 04:04:01 ID:LeM7tyr5O
お題を15回やったのだが「やらないか」が14回炸裂……orz
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 04:14:46 ID:rOuu4K8C0
クー「どうした?怖い夢でも見たのか?・・・眠れない?
  ふむ、それはいけないな・・・睡眠は取らなければ体力はおろか、脳細胞も消えてゆく。
  そうだな。暖まれば、安心して眠れるだろう。
  さあ、私の体を・・・私も抱きしめてあげよう・・・眠るまで、こうしてあげよう。
  
  我慢ができなくなれば、好きに体を触っていいぞ。

  ・・・本当にいいのだぞ?
  
  このパジャマ同士がすれる感触・・・生で触れ合うのとはまた違った・・・

  ああ・・・もう

  すまない・・・君の足を使わせてほしい

  んっ、んんっ、はぁっ・・・

  はぁ・・・ダメだ。君全体を感じたい・・・
  
  すまない・・・しかし、我慢が出来ない・・・」
「・・・はぁ・・・いいよ。絶対こうなるって思ってたからな」
クー「すまない。では早速。とうぁ、素直だ〜いぶ」
「んっ、ぷ・・・!ぷはぁ・・・また、眠れないな・・・」
543 ◆t0BCEF0uzI :2005/12/23(金) 04:16:39 ID:tEeajSmNO
ラノベ研究所で投稿した分ですが、俺の中で気に入ったので、投下。

http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0094.txt


>>500
夕方公園でリストラマンがブランコに乗ってる姿が脳裏に浮かんで、わらひがwwwwwww
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 04:30:06 ID:rOuu4K8C0
>>543
俺が見てたら笑えなかったな・・・
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 04:30:34 ID:rOuu4K8C0
ま、ただの学生だけどね
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 04:51:15 ID:bUxJvRg/O
>>545
お前他のスレでも見かけたけどつまんねーよ
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 05:13:42 ID:3aphMPxb0
『Summer time blues』 スレ22 >>93-96
『Summer time blues II』 スレ23 >>30-33
『Summer time blues III』 スレ23 >>55-65
『Summer time blues IV』 スレ23 >>225-230
『Summer time blues V』 スレ23 .>369-371

の続き

『Summer time blues VI』

6レスほど使わせていただきます。
548Summer time blues VI ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 05:15:10 ID:3aphMPxb0
  ――――Summer time blues VI――――

「そうか。君は強敵になりそうだな」
 思いもかけない麻紀の答えに、唯は言葉を失った。
『告白されただけだよ』
 そう言えばきっと、彼女は傷つくと思っていた。いつもと変わらぬその顔を、動揺で乱したいと
願ってしまった。
 だが彼女は、一つ、ふむと頷いただけだったのだ。
 苛立ちが、加速する。だがそれよりも、驚きの方が大きい。
「強……敵?」
「ああ、そうだ――――君は、私が一日にどれぐらい、和馬のことを考えていると思う?」
 すでに勝負に負けたと、クーは思っていないんだろうか。呆気にとられる唯の前で、麻紀は机
に軽くもたれかけて、話し始める。
「一日の全てを、愛する人のことを想って過ごせる人間は、いるかもしれないが、私はそうじゃな
い。本を読む時、御飯を食べる時、眠っている時、目覚めてすぐの時。色んな時に、私は和馬の
ことを考えていない」
 真っ直ぐな瞳は、相変わらず、唯の瞳に向けられている。
「だから後になって思うんだ。一緒の本を読めたら、一緒の御飯を食べて美味しいと言えたら、一
緒に眠れたら、一緒に目覚められたら、と。それは普段の生活の中で、彼が隣にいないと気付い
てしまった時だ――――忘れているわけじゃない。逆に、何故、彼は私の隣にいないのだろう、と
不思議に思ってしまうんだ」
 一つ、息を吐いて、麻紀は続ける。
「だが君は、その全てが出来る。望めば、全ての時間と、物事を、和馬と共有することが出来る。そ
んな君を相手にするのは、確かに骨が折れることだ。だから、君を強敵だと言った」
 言い終わった彼女は、重心を左足から右足へと移した。
 ――――ふと、唯は気付く。
 彼女が普段と違って、あまりに饒舌なことを。
 そして――――
「クー、もしかして……動揺してる? 膝が笑ってるけれど」
「問題ない。ただ、思いがけない強敵の出現に、武者震いをしているだけだ」
549Summer time blues VI 2/6 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 05:16:27 ID:3aphMPxb0
>>548

「……プッ」
 麻紀の、予想外に意地っ張りな態度に、彼女はこらえきれず吹き出す。お腹をおさえて、くの字
に体を曲げなければ、大声で品無く笑ってしまいそうだった。
「何がおかしいんだ?」
「あ、ごめん。クックック」
 気分を害された、といったように問いかけてくる麻紀に、唯は笑いを噛み殺しながら手を振った。
 いつの間にか、彼女の中に巣食っていた苛立ちや憎悪は、どこかに消えてしまった。
「冗談だよ、冗談。クーの和馬への想いの強さを、試してみたかっただけさ」
「む。人が悪いな、君は」
「ごめん、ごめん。でも、もし私が本当に和馬と付き合ってたらどうした?」
 クーの答えを、唯は予想できた。それでも聞きたいと、唯は思ったのだ。
「簡単なことだ。君から和馬を奪うさ」
「それで、私との仲が悪くなるとか、思わないの?」
「思わない。正々堂々と勝負を挑み、君にグウの音も出ないほど、完璧に勝利してみせるさ。あとく
されなく、私とも和馬とも付き合っていけるようにね」
 それはとても不遜な考え。自分が愛する男を奪ったとしても、恨むなと彼女は言っているのだ。
「なんていうか、さすがだな、クーは。最後にもう一個。クーって、これが初恋?」
「……どうしてそれがわかったんだ?」
 目を見開いて驚く麻紀の顔に、唯はまた吹き出した。
 今日一番、目に見えて驚いたのが、初恋を見抜かれたことだなんて、クーらしい。
 彼女はそう思って、また笑う。涙が出るほどに、笑う。
「簡単だよ、クー。初恋じゃなきゃ、そんなことは言わないし、きっと言えない」
「そうなのか? 私は私である限り、きっとこのままでい続けるぞ」
 つい先ほどまで震えていたとは思えない強さで、凛と彼女は立つ。
 そして唯は、もしかして彼女なら本当に、有言実行しまうかもしれないと思った。初恋じゃない恋で
も、クーは強くあり続け、無茶を押し通すだろう、と。
「もっとも私は、初恋を最後の恋にするつもりだがね」
 そう嘯く麻紀の姿は、とても、眩しく唯には思えた。
550Summer time blues VI 3/6 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 05:17:31 ID:3aphMPxb0
>>549

 ああ、そうか。
 唯はふっと、納得した。
 私は。宮田唯という女は。

 麻紀の、真っ直ぐなその姿に憧れていたからなのだ。

 どんなになっても想いは捨てない。
 その強さは、唯が望んで、だが得られなかったものだ。
 幼馴染で、和馬に一番近い女性、梨香。
 自分を居候させてくれている、和馬の両親。
 そして、和馬本人。
 彼や彼女達との関係を、壊すのが怖くて。
 想いを封じ込め、先に進もうとしなかった。
 もし恐れることなく進んでいたなら、想いは結ばれていたのに。

 だから、か。唯は思う。
 長い付き合いなのだから、本来なら自分は、梨香の肩を持ってやるべきなのだ。彼女と和馬がう
まくいくように取り計らうのが、古くからの友人というものだろう。
 それをしなかったのは、無意識のうちに、麻紀に期待していたからだと彼女は気付く。
 クラスメイト全員と幼馴染の少女の前で、恥じることなど何一つないと、和馬に告白した彼女の姿
に、唯は自分の理想を重ねて見てしまったのだ。
 誰にも臆することなく、ただ自分の想いに忠実に、真っ直ぐに。そう、生きられたらと。
 そうなれなかったのは、自分がそれまでの人間だったのだろう、と唯は思う。
 自嘲はない。麻紀のような、敵をなぎ倒すだけでなく、ひれ伏させた上で尊敬させることが出来る、
そう考えられるだけの絶対の自信は、自分では持てないと思っているから。
 不可能だ、とそんな風に自分は考えてしまう。
 だが麻紀は、意志の力で貫けば可能なことだと、信じている。
 そして唯は、麻紀ならもしかしたら……と思ってしまったのだ。
551Summer time blues VI 4/6 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 05:18:41 ID:3aphMPxb0
>>550

「やれやれ。クーには本当に、参っちゃうな」
 こんな形で理想の自分を知るとは思わなかった、と唯は首を振る。
「……? よくわからんが、まだ話は終わってないぞ。一体、君と和馬の間に、何があった?」
「ああ、告白されたってのは本当なんだ。ただ、前に好きだった、っていう感じなんだけどね」
 なるほど、と頷いた麻紀の顔に、唯は安堵の色を見て取った。そしてぼんやりと思う。クーでも
こんな顔はするんだな、と。
「それで、君は何と答えたんだ?」
 わずかに下げていた視線を、再び上げて麻紀は、彼女の方向を見つめてくる。
 当惑は一瞬。素直に唯は、自分の心を吐露する。
「わかんない。今も好きって言われたわけじゃないし。でも、嬉しいかな」
「宮田も、和馬のことが好きなんだな」
「うーん。好きだって言ってもいいかもしれない」
 その心に、嘘偽りはない。恋をしているという自覚はある。
 だが。
「でも、唯や梨香みたく、積極的にアタックする気分にはなれないから。私はのんびりやらせても
らうことにするわ」
 麻紀という理想に、手が届かないと知って、唯はやっと、自分なりの生き方を悟った。
 図らずも目の前の少女が言ったように、自分はとんでもなく幸せなのだ。好きな人と一緒に暮ら
しているのだから。
 焦ることはない。三年後には、二人とも高校を卒業している。合格したら一人暮らしをしたいと思
っているし、そうすれば和馬の両親に迷惑をかけることもないだろう。
「二人が派手にやりあってる横で、隙をうかがってるよ。和馬を癒したりしてね」
「確かに宮田の胸は、癒し系と呼ぶにふさわしいが。それにしても、漁夫の利を狙うと宣言されると
は思わなかった」
「ちょっとくらい卑怯な手を使わないと、二人には勝てなさそうだから。私はそこまでアグレッシブに
行けないんだ――――でももしも二人に隙が出来たら……わかるよね?」
「――――そういうことを、平気で言う。やっぱり君は強敵だな」
 そう言って麻紀は、大きな溜息をついたのだった。
552Summer time blues VI 5/6 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 05:19:40 ID:3aphMPxb0


「ん? 麻紀に、唯まで。こっちにいたのか」
「和馬」
 教室を覗きに来た彼に、一瞬、唯は話を聞かれたかと焦る。が、首を傾げてる和馬の姿に、それ
はないと悟った。
「すまない、和馬。今日はちょっと用事が出来たから、先に帰らせてもらう」
 不意にそう言って麻紀は、鞄を手に取る。そして唯の耳元で、
「今日だけは特別だ。早く仲直りするといい」
「……敵に塩を送るつもり?」
「勘違いするな。宮田でなければダメだから、仕方なくだ」
「……? 何を二人して、コソコソ話してるんだ?」
 聞こえないように話しているのを見て、和馬が声をかけてくる。
「何でもない。それじゃ、和馬。また明日」
 おう、と頷いたものの、彼は去っていく背中を見て首を傾げる。
「どうしたの?」
「いや、麻紀があんな風に、急いで帰ることって珍しいからな」
 ああ、そうかもね。頷いて、唯は思う。
 やっぱりかなわない。出会ってまだ三ヶ月しか経たないのに、もうすでに和馬の心の中に、麻紀
は自分の席をもう作っている。
 私の出番は、なさそうだな。そう考えながらも、それでも、と願う。
 許される限り、側にいたい。そして、すでに諦めた『If』を信じさせて欲しい。和馬が、梨香でもなく、
麻紀でもなく、自分を再び選んでくれないか、と。
 その夢ならば、信じられるから。
「んじゃま、帰ろっか。和馬」
「ああ、そうだな」
 そして並んで家路に着く二人は、自然に紡ぎあげる。
 いつも通りの、穏やかな日常を。
553Summer time blues VI 6/6 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 05:20:22 ID:3aphMPxb0
>>552

 夜。
 眠りに落ちる直前に、何故か唯はまた、あの時の彼女の顔を思い出した。
 それは、麻紀が見せた、ほっとした表情。
 何でそこまで気になってしまうのだろう。
 思ったのは、一瞬。次の瞬間には、彼女はもう、眠りの世界に落ちていった。
 そして翌朝には、もはや覚えていなかった。


 後々になって、彼女は思い知らされることになる。
 その、彼女の表情の意味を。
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 05:22:00 ID:3aphMPxb0
>>377,386
感想ありがとうございます。励みになります。

ではよろしくお願いいたします。
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 05:53:28 ID:GvDJC46OO
保守
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 06:50:21 ID:GvDJC46OO
保守
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 07:21:33 ID:6WUg+Kh00
休日出勤前保守
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 07:52:23 ID:4xt3jF3S0
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 08:29:10 ID:RT/tWNof0
o
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 08:31:11 ID:3Y0B92qUO
コンビニにて
客「肉まん」
ク「肉まんがどうした?」
客「はぁ?だから肉まん」
ク「だからry」
男「すいませんッ!肉まん一つですね?」
男「ありがとうございました!…クー…」
ク「…私は客商売には向かぬようだな」
男「クーに向いてるバイトなら他にも…」
ク「それでは同じバイトを始めた意味がない。私君と一緒にいたいだけだ」
男「クー…」
ク「そ、そんなに見つめらるれとry」
スパーン!小気味よい音で殴られるクー。
店長「えーと…お二人さん?…仕事しろや!」
レジ前にはあんパンを持った客の列が出来ていた。

保守
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 08:46:37 ID:f4um5HUfO
保守
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 09:26:28 ID:P6Vcd9Cy0
ho
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 09:54:58 ID:dBatcD7RO
>554
gj。その文章力に嫉妬。
てか物語が加速する度に上手くなってくなあ。最後のヒキとか普通に巧い。
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 10:13:54 ID:WK5lAaXqO
>>554
GJ!あなたの作品が完結したら、一冊にプリントして欲しい。金を出して買いたい。それだけの価値がある。
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 10:22:08 ID:hWOEdDS30
恋の嫉妬はアンパン投げろ。
文章力の嫉妬はクリームパン投げろ。
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 10:26:34 ID:lCRwmpun0
  ――期末試験終了日、放課後
  二年一組教室内にて。
京「亮。テストの出来はどうだっただろうか?」
亮「うん、そうだな。まず、京に言いたいことがある」
京「何だろうか。感謝なら遠慮しよう。君には沢山のモノを貰った」
亮「うん。何て言うか――ごめんなさい! テスト思う程できませんでしたぁ!」
圭「うわ、そんな深々と頭下げなくても……」
翔「情けない男ねぇ。ま、あんたが土下座して地べたに這い蹲って靴を舐めるなら許すわ」
京「翔は全く関係ないだろう。亮、テストの結果が芳しくなかったとしても、腐ることはない。
  今は努力したことが最良の収穫と思えばいい。その努力は、きっと次回の試験に活かせる」
翔「ヘタレを量産する甘言ね。京があんだけ献身したんだから、ずばっと学年一位取れよ幹原」
亮「毎回赤点と平均点の間をタイトロープで渡り歩く俺に何を求める?」
圭「うーん。幹原君って地味に頭良さそうと思ってたけど、本当におポンチさんだったんだねー」
亮「さっくり言葉のナイフを刺していくな遠藤は。軽く言われると逆に堪えるぞ」
京「まぁ、今更あれこれとぼやいても結果は変わらない。結果は明日点数として表示され知らされ
  る。これまでの努力を信じよう、亮」
亮「何か努力しようとする矢先に変な出来事や変な人が邪魔してたんだがな」
翔「他人のせいにするなよ。それより、今日は京と一緒に遊ぶんでしょ? 早く京に報いろ、幹原」
亮「ん……京。周りが小うるさいけど――俺、京と遊びたいから誘わせて貰うな」
京「うん……放課後デート、二回目だな。よろしく、亮」

友「へへっ! テスト終わったし、皆で遊びに行こうぜ!(`д´)ノ」
友「おうっ! そうだなー、どこ行こうか? カラオケ、ゲーセン? ?(゜д゜)」
友「どこでもいいぜ! お前らさえ居れば楽し――楽しい、もんな……!(;ω;)」
                              悲喜交々に続く
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 10:38:00 ID:h3XOHl1W0
素クール→スクール→School→学校
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 10:39:17 ID:WdHQ8WmiO
保守。
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 11:00:56 ID:lCRwmpun0
ho
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 11:36:21 ID:lGssX7EJ0
>>566――期末試験終了日、放課後1−2
  駅前にて。
京「亮。今日はどこへ行くのだ? ゲーセンか?」
亮「いや。京、タバコの臭い苦手だろ。お前が嫌がるところは行かねぇよ」
京「ならば本屋だな。四十八手の技術書は年齢制限で買えないが、最近の少女コミックはそういった
  性描写が苛烈極まるようなので、吟味して買いたいと思っていたところだ」
亮「【無視】今日は市内の方へ行こうかって思うけど。時間、平気? 門限ってあるのか」
京「む。具体的な時間はないが、夕飯の手伝いをしなければならないので七時くらいだろうか」
亮「今が三時過ぎで……六時半にここへ帰れば大丈夫か。行こうぜ【京へ手を差し出す】」
京「ふふ。二人で遠出するのは初めてだな。何だか、どきどきする(キュッ)」
  二人から見えない影にて。
圭「隊長。二人は駅からどこかへ移動するようです」
翔「二人で市内へ行くみたいね。追うわよ」
圭「隊長は本当に人間? 二十メートルは離れてますが、普通に人類の可聴域を超えてますよね?」
翔「こういうのはね、相手の唇の動きを読むのよ。読唇術って奴。私、視力いいのよ」
圭「サ○コンさんの再来ですか」
翔「あの人は一キロ離れたシマウマの模様を正確に言い当てるのよ。それより、引き続き追うわよ」
圭「ラジャー。何か友達のデートの尾行って、背徳感でどきどきして楽しいよねー」
翔「何言ってるの。幹原が京を満足させられるかどうかの選考会よ。厳しい目で見なきゃ駄目」
圭「それは翔に任せるよ。私、楽しもーっと」
                           恋人一組、馬鹿二人。続く
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 11:55:10 ID:lGssX7EJ0
ho
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 12:16:15 ID:ga8QdJOi0
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 12:16:55 ID:Qjg0UGzA0
ほす
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 12:38:04 ID:QQCw6Z0l0
hosyu
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 12:49:28 ID:637n+3aE0
勢いで書いたものを投降してみようと思う。
5分くらい後で
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 12:54:09 ID:637n+3aE0
朝。7時起床で着替える僕。
でも、すでに彼女は来ている。
着替え終わり一階に向かうと、なにやら楽しそうな話し声が。
 「そうなのよねぇ、あの子奥手だから。」
 「いえ、そこが彼という味を引き出しているのですよ。」
 「そう?まぁあなたが満足ならそれでいいんだけど。それはそうと、もう手は尽くしたの?」
 「はい。私が持っているありとあらゆる方法で彼を誘惑したのですが、ことごとく失敗に終わりました。」
 「う〜ん、それはそれで問題よね〜」
 「朝っぱらからなんて会話してやがる・・・」
とりあえず、朝からアダルトチックな会話をしている二人(母さんとクー)にツッコミを入れ、
朝飯にとりかかる・・・・って、あれ?
 「メシは?」
 「ここにあるではないか」
そういうクーのほうを見るが何もない。
 「どこよ?」
 「だからここだ。」
・・・・・えーっと、つまりなんだ。
指を指す方向を見ると、クー自身を指してる。
 「ドウイウ意味デスカ?」
 「む、ご飯は私だ。見てわからないか?」
そういうクーを見てみると妙に胸元が強調されている服を着て、ものすごく短いスカートを履いていた。
 「・・・・・なんで制服着てないの?」
 「今日は開校記念日だ。」
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 12:56:35 ID:637n+3aE0
あ、そういえば昨日そんなこと聞いたな。
あれ?じゃあつまり・・・・・
早起き損じゃん・・・・・・・
がっくりとうなだれる僕。
しかしクーはそんな僕を見て
「どうした、君は制服のほうが好きなのか?そんな趣味があるとは知らなかった。
  気がつかなくてすまなかった。すぐに着替えてこよう」
なに言ってますか、こいつは。
 「いやいやいや!そんなんじゃなくて!休みに早起きして損したな〜ってこと!
  僕にそんな趣味はない!断じてない!」
そういうとクーは歩くのをやめこちらを向いた。
 「そうなのか?ならいいのだが。」
 「わかってもらえて嬉しいよ。」
相変わらずつかみにくい人だ。
ところでさっきから疑問に思っていたことを聞いてみる。
 「ところで、なんでここにいるの?」
そう、休みならここにいる理由はないのだ。
彼女が理由もなしに行動しないことは知っている。
だけど思わず聞いてしまった。
 「愚問だ。君に会いに来たに決まっているだろう。
  本当はどこかに出掛けたいのだが、あいにくの雨だ。
  だから君の家で君との時間を共有しようと思っている。」
これはもうほぼ決定事項ですね、うん。
断ったところで意味がない。断りきれる自信がない。
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 12:58:47 ID:637n+3aE0
 「だめか?」
ほらきた。
『必殺!上目遣い』(僕命名)
ひねりがないけど名前なんかどうだっていい!
こんな顔されて断れるわけないでしょう!だって男の子だもん!!
 「い、いや、大丈夫だよ。どうせそんなことだろうと思ってたし。
  じゃあ僕の部屋行こうか」
 「いや、待て。君はまだご飯を食べていないだろう。」
チッ!覚えてやがった!どうする俺!?どうする!?
だが、都合よくライフカードが現れるわけでもなく、言い訳を考える。
 「や、クーが上に行ったら食べるよ。」
 「・・・・・そうか。待っているぞ。」ニヤリ
ヒッ!怖い・・・・ガクガクブルブル・・・・・・なんでそこで笑うんですか・・・・。
朝飯を食べ終わった僕はクーの待つ部屋に行く。
その途中で
 「まったく。母さんちょっと出かけてくるからね。
  留守番と避妊はしっかりね!」
なんてことを言われた。母さんのこと忘れてたよ・・・。
ガチャ 「お待たせ〜・・・って空?」
クーがいない。どこいった?
ふとベッドを見ると不自然に盛り上がっている。
なにしてんだYO〜!
 「空?なにしてんの?」
そういってベッドに手を伸ばした瞬間
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 13:01:15 ID:637n+3aE0
  ブンッ!
世界が一回転した。
気がついたら空が僕の上にのしかかっていた。
 「え〜っと・・・・どゆこと?」
僕の上に覆いかぶさっているクーに話しかける、すると
 「ベッドで君のニオイを嗅いでいたんだ。そしたらだんだん脳の奥まで君のニオイで侵食されていった。
  もう我慢できない、と自慰を始めようとしたら君が入ってきたんだ。我慢できるはずがない。
  こんなことをしてすまないと思っている。だがもう我慢の限界なんだ。もはや自慰だけでは治まらない!
  君がほしいんだ!」
クーの語気がだんだん強くなってきている。ヤバイ!
 「ちょっと!クーやめて!だめだって!あっ、どこ触ってるのさ!ちょっと空!
  うわ〜〜〜!!」
 「ハアハア、君のニオイだ。もう離さない、離せない。ハアハア・・・・・」ガバッ!
暗転



しばらくお待ちください。



 「うぅ〜、ひどいやクー。無理矢理なんて・・・・・」
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 13:02:13 ID:637n+3aE0
僕は部屋の隅で、シーツに包まって丸まっている。
まるで小動物のようだったそうだ。←クー談
クーより体は大きいが、ほんの僅かな差でしかない。
しかも僕は運動が全然できない。力は空のほうがあるのだ。
 「すまない、だが君の体は魅力的すぎる。
  付き合いはじめてもうかれこれ二ヶ月余り。
  私の我慢にも限界というものがあるんだ。」
 「でも無理矢理はないでしょ!」
うぅ、なんだかすべてが崩れていく気がする・・・。
僕っていったい・・・・・・・。
 「すまなかった。こんな私だが嫌いにならないでやってくれ。
  これでも君のことをこの世に存在するなによりも愛しているんだ。
  君に嫌われたら私は私じゃなくなる。」
なんでこんな恥ずかしいこと言えるんだろうかと、いつも思う。
 「確かに恥ずかしかったけど、嫌いにはならないよ。
  僕だってクーのことが・・・す・・・好きなんだから・・・・・・・。」
 「む!よく聞こえなかった!もう一回言ってくれないか!?」
 「うっ、だから・・・・その・・・・クーのことが・・・好き・・なんだ・・・・・。
  だから嫌いにはならないよ。」
 「ふふ、照れる君も可愛いな。思わず濡れてしまった。
  もう一回ヤろう。」
 「え?もう一回!?無理だよ!せめて・・・明日!そう!明日にしよう!
  明日も休みだし!ね!?お願いだから!」
 「駄目だ。私は今じゃなきゃ駄目なんだ。
  それとももう私とはヤりたくないのか?」
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 13:03:18 ID:637n+3aE0
う!全裸の空が上目遣い!ぎゃー!口が!口が勝手に動く〜!
 「そうじゃないよ。ただ、今のクーが魅力的すぎて戸惑っていただけなんだよ。」
なに言ってるんだこの口は!?
 「そうなのか。じゃあ問題はないな。さっそくはじめよう。」
ぎゃーーーーーーーーーー!!!!!










そして夕方
 「ただいまー」
帰ってきた母さんが居間でテレビを見ている妙にテカテカしているクーと、疲れきった僕を見て一言。
 「今日は赤飯ね。」
582579:2005/12/23(金) 13:06:08 ID:637n+3aE0
どうみても無理矢理です。本当に(ry

ついでに保守
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 13:16:47 ID:Zax9kmG90
〜思わずグッと来るクーのセリフ集〜で保守

シチュ:待ち合わせ(雪の降る公園)
待ち合わせで時間どおりに来た男が雪まみれのクーを見て心配していると、クーの一言。

クー「むしろキミの熱を失って久しい私の心を心配して欲しい、というのはわがままか?
   キミの、ぬくもりが欲しい……(ギュッ!!)」

……雪玉あんパンは、アリでしょうか?
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 13:51:23 ID:WdHQ8WmiO
保守。
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:01:16 ID:Nn1mQKxH0
保守
586職人さん入場!:2005/12/23(金) 14:11:40 ID:D1MWhR910
クー姉は忘れちゃいけない!! 更なる研鑚を積み素直シュールに甦った!!!
武神!!  クー姉とシュール ◆t0BCEF0uzI 氏だァ――――!!!

アンパンはすでに我々が完成している!!
80シリーズ、94シリーズ ◆518YLv.Xnc氏だァ――――!!!

落ちがつきしだい(アンパンを)投げまくってやる!!
脇役代表 名無し友人ズだァッ!!!

初期のSSなら我々の歴史がものを言う!!
まとめサイト管理人 ◆bkvNgM0nrU氏だ!!

真のクールを知らしめたい!! ひそかにライバル? 理クールだァ!!!

皇甫嵩は三国志序盤で退場だが、素直クールなら中国全土オレのものだ!!
「The Yellow Yellow Sadness」 イエローの人だ!!!

アンパン対策は完璧だ!! デフォ主人公 男!!!!

結婚生活のベストSSは私の中にある!!
既婚ネタの神様が来たッ 既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 氏!!!

男争奪戦なら絶対に敗けない!!
最強のライバルの実力見せてやる 元祖萌属性ヒロイン ツンデレだ!!!

TVの前のバーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
「漫才コンビスクールライフ」 スクルライフ◆oEsZ2QR/bg氏だ!!!

妖怪の里から185歳の犬が上陸だ!!  「今日のワンコ(仮)」!!!
587職人さん入場!:2005/12/23(金) 14:12:37 ID:D1MWhR910
ルールの無い愛情を主に与えたいから 座敷わらしになったのだ!!
人外の素直クールを見せてやる!! 「彼方から」 ◆ilkT4kpmRM 氏!!!

男を落とすには手料理とはよく言ったもの!!
クー・ツン・理のスタンダードが今 長編でバクハツする!!
「陸海空 -Caress of Venus-」 陸海空の人 ◆ForcepOuXA 氏だ―――!!!

素直クールな先輩こそが王道の代名詞だ!!
まさかこの人がきてくれるとはッッ 「ヤカ先輩」!!!

会いたいから一人はここまできたッ もう一人は過去一切不明!!!!
素直クール二人がヒロイン!!! 「君といる時間」だ!!!

オレたちはヒロインだけが最強ではない 一族そろって最強なのだ!!
御存知一家そろって萌え系!!! 「家族」!!!

クーデレの本場は今やネトランにある!! オレを驚かせる奴はいないのか!!
ネトランだ!!! (帰れよ!!!)

長ァァァァァいッ説明不要!! 長寿連載60回以上!!! 登場人物10人!!!
「京と亮のちょっと変わった日常」だ!!!

SSは微エロで使えてナンボのモン!!! 超実用SS!!
「そら と しんいち」から◆LkbRgkU//s 氏の登場だ!!!

主人公は私のもの 邪魔する魔物は思いきり殺し思いきり消滅させるだけ!!
「少女幻葬」 Loki ◆thMJSdfXj?. 氏
588職人さん入場!:2005/12/23(金) 14:13:38 ID:D1MWhR910
新萌要素を試しにここへきたッ!!
黙デレが素直クールとツンデレを内包するっ! 「ツンクーモク」!!!

萌え声に更なる磨きをかけ "声師"が帰ってきたァ!!!

今の自分に死角はないッッ!!  天才絵師トイ ◆TOY.SJktmA 氏!!!

連載30回以上の長寿作が今ベールを脱ぐ!! 「犬神さん」だ!!!

歴史ファンの前でならオレはいつでもイエローの人だ!!
今期だけ凸凹ふぁんたじーの人 別名で登場だ!!!

「手紙」「ここにいるということ」「Joy to the World」 短編の炎 未だ消えずッ!!
どんな短編も思いのまま!! ◆xea/FPnk0o氏だ!!!

特に理由はないッ 三角四角関係が面白いのは当たりまえ!!
それぞれの恋心はないしょだ!!! 日の下開山!
「Summer time blues」 ◆ajqAF6Pwjs氏がきてくれた―――!!!

喪板で磨いた実戦SS!!
「聖夜で」「変化」「CD」 ◆aYWIZ3xyNg氏だ!!!

オチつけるんだったらこいつを外せない!! 超A級食物 アンパンだ!!!
589職人さん入場!:2005/12/23(金) 14:14:06 ID:D1MWhR910
超一流喪板職人の超一流のSSだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
千葉県在住のI氏の友人!!  「音速騎行クウ」ぱくらない氏!!!

高校純愛素直クールはこの男が完成させた!!
「C.H.E.E.R」!!  ◆aYWIZ3xyNg氏だ!!!

若き王者が帰ってきたッ
いつも編集お疲れさまですッ 中の人ッッ
俺達は君を待っていたッッッwiki編集職人たちの登場だ――――――――ッ
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:18:56 ID:qy/+LEd1O
…………なにがしたいんだ?
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:19:08 ID:rOuu4K8C0
アリガトウッ!

アリガトウッ!

アリガトウッ!


・・・俺は犬神さんに首を折られるのか
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:23:01 ID:ZIqVZ0sEO
>>589
恥ずかしいからやめて
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:37:48 ID:QQ0n3A1i0
>>589
中の人とwiki編集職人が入ってて感動した
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:38:57 ID:T6zpe/mw0
書いてる人全員分作ったのか?
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:39:48 ID:qy/+LEd1O
>>593
それはたしかに
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:39:51 ID:3aphMPxb0
『Summer time blues』 スレ22 >>93-96
『Summer time blues II』 スレ23 >>30-33
『Summer time blues III』 スレ23 >>55-65
『Summer time blues IV』 スレ23 >>225-230
『Summer time blues V』 スレ23 .>369-371
『Summer time blues VI』 スレ23 >>548-553

の続き

『Loop in my heart』

5レスほど使わせていただきます。
597Loop in my heart 1/5 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 14:41:10 ID:3aphMPxb0
  ――――Loop in my heart――――

 手を合わせて、目を閉じる。隣では、父と母も、同じようにしている。
 何も見えない真っ暗な世界の中で、梨香はあの人の姿を思い描こうとする。
 この下に眠る、優しかった祖母のことを。

 梨香は彼女のことが、大好きだった。
 一緒の家に住んでいたおばあちゃんは、梨香をとても可愛がってくれた。
『はい、梨香ちゃん。お待たせ。熱いから気をつけてね』
 おばあちゃんの焼いてくれるアップルパイには、魔法がかかっていたと、今でも彼女は信じてい
る。祖母が使っていた料理の本を読み込んで、何度も作ってみたのに、同じ美味しさに辿り着くこ
とは出来ないから。
 亡くなった後に、母親から聞かされた話がある。
 祖母は元々、洋菓子などには興味がなかったのだが、梨香の好物がアップルパイだと聞いて、
あれこれと試行錯誤をして、自己流のものを作り上げたのだと。
「おばあちゃん、あなたのためにお菓子を作ったりしてる時が、一番幸せそうだったわ」
 懐かしむ母親と共に食べた、店売りのアップルパイは、こみあげる気持ちに少ししょっぱい味がし
て、あの魔法のアップルパイに比べたら、やっぱり美味しくなかった。

 振り返れば、様々な思い出がある。
 例えば、おばあちゃんの為だけに開いたファッションショー。買ってもらったばかりの服を着て、正
座して座るおばあちゃんの前で、テレビで見たファッションモデルの真似事をした。
『本当に、梨香ちゃんは別嬪さんだねぇ』
 皺くちゃの手でパチパチと手を叩くおばあちゃんに褒められて、とても嬉しかった。
『きっと和馬君の、いいお嫁さんになれるよ』
『ホントに? ホントにそう思う?』
『ああ、もちろんだとも。おばあちゃんが保証してあげるよ』
 他の人の前では、ムキになって否定する幼馴染への恋心も、祖母の前でだけは素直に認められた。

 祖母が、眠るように旅立ったのは、三年前のことだった。
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:41:56 ID:5m6WB5wo0
test
599Loop in my heart 2/5 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 14:42:30 ID:3aphMPxb0
>>597

「よ、梨香」
「和馬」
 目を開くのを待っていたのだろうか、いつの間にかすぐ近くに、幼馴染の姿があった。軽く目礼
を交わす二人、その隣ではそれぞれの両親もまた同じようにしている。
「俺もいいかな?」
「ん。どうぞ」
 彼の言葉に、梨香は場所を譲った。親子三人、並んで目を閉じる和馬達の背中と、その向こう
側を、彼女は見つめる。

 穏やかな風が吹く。わずかに混じる、線香と花の匂い。

 最初はただの軽い病気で、入院も少しの間だけだと思っていた。見るからに健康そうで、お見舞
いに行っても、自分で立って一緒に売店に行ったりもした。
 その入院が一ヶ月を越えた頃の、ある夜。居間に呼ばれた梨香が見たのは、お酒でこれ以上な
いというぐらい顔を真っ赤にした父親だった。驚く彼女の両肩に、母親が手を置いて言った。
「おばあちゃん……もう、ダメなんだって」
 その言葉の意味が、一瞬、理解出来なかった。理解出来ても、信じられなかった。
 ウイスキーを注いだグラスを口に運ぶ父親の、目の端に涙が浮んでいるのを見て、初めてこれが
現実だと知った。
 そして、彼女は泣いた。
 母親に抱かれ、泣いた。父親の肩にすがって、泣いた。一人、自分の部屋でも、泣いた。
 翌日から毎日、彼女は学校の帰りにお見舞いに行くようになった。
 ちょうど時期を同じくして、祖母の容態はみるみると悪くなっていった。立ち上がることも出来なくな
り、一日の半分を寝て過ごすようになった。
 お見舞いに行って、ただ祖母の寝顔を見るだけで帰ることもあった。
 唯一救いだったのは、祖母が苦しそうな顔をしなかったことだろう。
 みるみるやつれていくその顔と体で、苦しくないはずはなかったろうに、梨香の前ではいつも、優し
いおばあちゃんのままだった。
600Loop in my heart 3/5 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 14:43:37 ID:3aphMPxb0


 死期が近いことを、祖母も気付いていたのだろう。時折、死という単語を口にするようになった。
 何言ってるのよ。すぐに元気になるって。そう梨香が励ますと、おや、そうかい、じゃあ頑張らな
いとねと、祖母はわずかにおどけて笑ったものだった。
 色々なことを、二人は話した。生まれてからこれまで、ずっと一緒にいて、たくさんのことを話し
たはずなのに、自分はまだまだ祖母のことを知らなかったのだと、梨香は思い知らされた。
 生まれ育った街の話。子供の頃の思い出。
 戦争。疎開。終戦。
 そして結婚。梨香が生まれる前に亡くなった祖父との馴れ初めの話をしている時、祖母が初々
しい顔で照れていたことを、梨香は忘れられなかった。
 息子が産まれてからの忙しい日々。やがて彼も成長し、恋をして、結婚する。
 初孫の顔を見るのが楽しみだった、と祖母は懐かしそうに言った。
「オギャーと生まれた時にわかったよ。この子は美人に育つ、って」
 そしてやっぱり、美人に育ったねぇ。目を細めて自分を見つめてくる祖母の姿に、梨香は、
「やだな、おばあちゃん。私、もっともっと、綺麗になるよ。まだまだこれからだもの」
「そうだねぇ。楽しみだねぇ」

 心残りという言葉を、祖母は決して使わなかった。
 本当なら、まだまだたくさんしたかったことがあるはずなのに。
 例えば祖母は、自分の孫娘がいつか迎える結婚式をとても楽しみにしていた。ウェディングドレ
スがよく似合うんだろうね、と言っては、まだ早いよ、と不機嫌そうな息子に窘められていた。
 そんな望みも、口にしなくなった。代わりに、
「私は幸せだよ。毎日、梨香ちゃんが来てくれるんだからね」
 本当に幸せそうな顔で、祖母は笑った。だから、どんなに切なくて、泣きそうになっても、梨香は
祖母の前でだけは、決して涙を見せなかった。
 休日には精一杯のお洒落をして、祖母に綺麗だね、可愛いねと喜んでもらおうとした。
 その言葉どおり、いや、もっともっと綺麗で、可愛い子になること。それが、自分がおばあちゃん
に出来る精一杯のことだと、梨香は思っていた。
 それは、祖母が亡くなった今でも、変わらない。
601Loop in my heart 4/5 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 14:44:43 ID:3aphMPxb0
>>600

「もう三年か――――早いよな」
 墓地を出てすぐの公園で、和馬と唯はブランコに並んで座る。幼稚園児向けに設計されたのだろ
うか、座る部分が随分と地面に近く、二人とも足を伸ばしていた。
「そうね」
 言葉少なに梨香は返す。シャツの上に半袖のジャケットを羽織り、デニムのミニスカートを着ている
彼女は、さらに薄く化粧もしている。普段は乗せないファンデーションに、マスカラ、チーク。唇には薄
く、紅を引いている。自慢の栗色の髪も、アイロンをあてたのか、軽く巻いていた。
 それは、お墓参りに来る時の格好ではないように思える。むしろ、街に遊びに繰り出そうとしているか
のようだ。
 だが彼女にとっては、これでいいのだ。
 おばあちゃんは私に、綺麗な子になって欲しいと願って、眠りについた。だから、おばあちゃんに会い
に行く時は、一番美人な自分を見せたいのだ、と。
 それを知っているから、彼女の家族も、和馬も、何も言わない。
「おばあちゃん子だったからな、梨香。随分とへこんでた」
「そりゃ、まあね」
 ゆっくりと彼はブランコを漕ぎ始める。
 いつだったか、随分と昔に、祖母がブランコに乗った和馬の背を押してやっていたのを、梨香は思い
出す。
「そういう和馬だって、自分のおばあちゃんでもないのに、泣いてくれてたよね」
「まあ、いっぱいお世話になったし」
 空に届けとばかりに、彼の乗ったブランコは加速していく。太陽に重なった彼の背を、地面に足を付け
たまま梨香は、眩しそうに眺めた。

 祖母が旅立ったのも、こんな夏の暑い日だった。

 夏休みだというのに、どこにも遊びに行かず、梨香は毎日、病院に入り浸った。いや、夏休みだからこ
そ、だろう。
 祖母と少しでも、時間を共有したいと、ただそれだけを願っていた。
602Loop in my heart 5/5 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/23(金) 14:45:55 ID:3aphMPxb0
>>601

 段々と口数も少なくなり、話の途中でも寝入ってしまうようになった祖母の姿を見るのは苦しか
ったけれど、それでも彼女は目をそらすことも、逃げることもしなかった。
 予感があったから。この夏の終りを、祖母と一緒に迎えることはないのだ、と。

 そしてその予感通り、八月のお盆の時期に、祖母は眠ったまま危篤状態になり、知らせを受け
て駆けつけた梨香と両親が見守る中、そのまま亡くなった。

 最後に言葉を交わしたのは、梨香だった。その言葉は、
「また明日ね」
 という、なんでもない一言だった。

 劇的な言葉や出来事など何もない、それは、ありふれた死の光景。

 だが梨香は思う。
 自分を見守ってくれていた祖母の、優しさや生き方と云った全ての物事を、確かに私は受け取っ
ていたのだ、と。

「ありがと」
 空をブランコで駆けている少年に、彼女はそっとお礼の言葉を告げる。
 きっと彼もまた、今、その背に、あのしわくちゃの手を思い出しているのだと思ったから。

 天を仰ぐ。
 強い日差しと蝉の鳴き声が、あの人の思い出を運んでくる。

 おばあちゃん。私、綺麗になったよ。これからも綺麗になるからね。

 少女の声にならない言葉を、涼しげな風が運んでいく。
 空へと。
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:49:03 ID:3aphMPxb0
>>563,564
そこまで褒めていただいて、本当に光栄です。どうもありがとうございます。これからもっともっと、精進して、
物語を書ききりたいと思っております。どうか末永く、よろしくお願い致します。

>>588
私の名前も入れていただき、どうもありがとうございます。これからも一職人として頑張っていきたいと思って
おります。


それでは、どうかよろしくお願いいたします。
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:50:03 ID:l0i3PhLo0
乙wwwwwwww
涙がちょちょ切れた。ばあちゃん。(゚´Д`゚)。
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 14:50:07 ID:6QTSAK4Q0
>>589
俺=あんパンかよwwwwwwww
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 15:10:53 ID:T6zpe/mw0
ho
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 15:24:33 ID:k3ZbipRVO
>>587-601

GJ。・゜・(ノД`)・゜・。
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 15:25:37 ID:k3ZbipRVO
誤爆orz
>>597だた

吊ってくる……
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 15:26:47 ID:T6zpe/mw0
>>608
どうやったらそんな誤爆ができるんだ・・・
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 15:48:21 ID:Zax9kmG90
クー「男ぉ〜!! 男はどこだぁ〜!!」
クー「ふむ、ここに来れば私の愛する男が居ると聞いてきたのだが……、こんな三連休で周りの目も憚らず愛し合える
  日なぞそうそう無いのに。……とりあえず……一旦ここで保守るとしよう」


611 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/23(金) 16:12:09 ID:LeJXlw+70
「……なぁ、愛してる。そろそろ答えを聞かせてくれないか?」
「んなっ…だから、お、オレはお前と付き合うとかそーゆー気は無いって言ってるだろ!」
「でも私はキミのことを考えると夜も眠れない…頼む。私と一緒に居てくれ」
「ん、んなこと言われても……て言うかオレは、お―――」
「ならば実力行使だー」
「―――ぅわ、ちょ、待、そこ、は、ぁ―――」
「くぉらー!何やってんのー!!!」
「あぁ、委員長か。邪魔しないでくれ。今私は愛する人と一つになろうとしているのだからな」
「な、何が一つに、よ馬鹿!!委員長として、不純異性交友―――っていうか、不純 同 性交友なんて許さないわよ!!」
「フフフ…なんだ、委員長も混ざりたいのか?確かに彼女は可愛いからな…フフフフフ……」
「わ、ちょ、ひゃ、オレ、胸は、弱いって、止め、きゃ―――」
「だから止めなさいってー!!」

実験短編。
百合百合素クール、オレっ娘、ツンデレ委員長。
アリかな?
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 16:12:16 ID:d2+JyFLKO
ほしゅ
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 16:13:32 ID:OYbbnjiQ0
>>611
スマン。最初野郎同士の話かとオモタ。
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 16:38:55 ID:Zax9kmG90
>>611
実験は性交……もとい成功のようだ。冬至カボチャモエ素。
……このボクッ娘には何を投げればいい?
あんパンか?
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 16:44:29 ID:D1MWhR910
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 16:56:15 ID:l0i3PhLo0
普通にうまそうwwwwwwwwww
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 16:57:15 ID:Bqz2onxd0
私的にはヤカ先輩の続きが気になるわけだが。
未だにここ見てるのかな?

あとぱくらない氏はもしかして陸海空の人じゃないのか?
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 17:16:54 ID:4xt3jF3S0
h
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 17:17:57 ID:nWkCh5eP0
ho
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 17:31:10 ID:Bqz2onxd0
ホッシュ
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 17:36:24 ID:OYbbnjiQ0
保守
622しょっぱいかぼちゃあん:2005/12/23(金) 17:46:14 ID:Zax9kmG90
>>615
喪男1「うぅ〜、このカボチャあんパン(゚Д゚)ウマー……」
クー「ふむ、そこな喪男、本当に旨いか?」
喪1「(゚Д゚)……(何でクーさんがオレに……)コクコク」
クー「そうか、なら一欠片、私に恵んでもらえまいか……」
喪1「(まさか……、オレも喪男脱出か……)ど、どうぞ(ドキドキ)」
クー「うん、甘さ控えめで結構イケるな、男、コレも一緒に買ってくれ」
喪1「ハッ、ハイィィィ買います幾らでも何個でもぉぉぉぉ!!(ドキドキ)」
男「(同時に)おお分かった……」

男・喪1「…………………」

クー「おぉ、キミが私たちの前途を祝して買ってくれると言うのか。そうか、分かった。
  なら頼む。店主。ここのカボチャあん全部と男の持ってる奴、全部彼の支払いで頼む」

喪男1「(TAT)(……言えない、クーさんの彼氏になったと思ったなんて、絶対に言えない……)」

…………………

喪男1「と言うわけで、われわれはあんパンを男に投げつけるようになったのだ」
喪男2「兄貴ィ〜!!しょっぱいッス!! 桜あんパンのパンに乗ってる桜の塩漬け以上にしょっぱいッス!!」
喪男1「2よ、大きな声を出すな。全てはあの男が悪いのだ。諸悪の根源は奴だ……。行くぞ、あんパン特攻だ!!」
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 17:52:38 ID:Z5EJIuas0
>>603
Wikiに今までのを載せたいのですがタイトルはないでしょうか?
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 18:12:21 ID:Z5EJIuas0
保守
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 18:13:09 ID:xiYFgMB1O
>617
同意だ
が、それ以上に完結扱いになってる94シリーズヨミタス
626超絶魔界波動残酷冷徹戦士闇暗殺丸百二十世 ◆9dYLE8z3D6 :2005/12/23(金) 18:23:28 ID:G6svXkHa0
>>589
バキの地下闘技場トーナメントの選手入場の場面を思い出して吹いたwww
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 18:41:11 ID:h/uRqoi00
ho
628陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/23(金) 18:41:58 ID:dUAe06Lm0
暫く作品を投下せず本当に申し訳ない
今月に入ってから時間が取れなくて何も書いてないです

ぱくらない氏の名誉に関わるので否定しておきますが、
『陸海空の人』のHNでしか作品を投下した事はないです
つぅか、陸海空 -Caress of Venus-しか投下した事がないが正解か…

書き上げ次第こっそり投下するので宜しく
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 18:45:03 ID:Bqz2onxd0
>>628
そか、違ったか………、
いやなに、話がいきなり飛躍してるあたりが、同じだと思っただけなんだよ。
失言だったな。続きガムバって。

さて後はヤカ先輩でも誰でもいいから降臨をwktkして保守るのみ。
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 18:45:53 ID:6WUg+Kh00
休日出勤から帰宅保守
631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 19:04:15 ID:P+4pGWPa0
保守
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 19:26:06 ID:4xt3jF3S0
h
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 19:35:22 ID:tkQQ1Zz20
ほっす
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 19:39:46 ID:tDqRuji70
VIP発のエロゲが終に開発開始!!
現在次の職人募集中

 絵担当
 プログラム担当
 サイト管理担当
 テキスト担当
 まとめ担当
 BGM担当
 声優担当←未定
 保守担当
 そのほかに必要な役割

腕に自身のある方

「姉は建築士」てタイトルのエロゲ作ろう
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135168763/l50

こちらまでご連絡を

公式サイト(仮
http://48.orz.hm/vip/etc/aneha/aneha/test.html
まとめ
http://blog.goo.ne.jp/vipper-game/
635coobard ◆69/69YEfXI :2005/12/23(金) 19:59:48 ID:VUK8ATTi0
>>586->>589
わたしが入って無くてショボーン(´・ω・`)
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 20:11:29 ID:Bqz2onxd0
age
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 20:25:42 ID:BzWFuZzf0
保守
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 20:43:28 ID:qy/+LEd1O
保守
639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 21:00:07 ID:tkQQ1Zz20
よいしょおい
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 21:10:12 ID:aym+sTeU0
ヤカ先輩書いてる人間です。支持者が居たんですね、結構嬉しいです。
結構いろいろ短編とかSSとか書いてたりしますよ。
例えばこのスレで言えば>>110付近とか。
うpろだの53あたりとか。
本編が進まないのはどうにもこうにも。
本筋は通ったんですがそこまで繋げきれないというかorz
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 21:32:08 ID:6WUg+Kh00
hos
642 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/23(金) 21:37:01 ID:LeJXlw+70
>>635
オレも入ってないYO!!
643今期だけ凸凹ふぁんたじーの人:2005/12/23(金) 21:40:37 ID:uTiR0OQC0
>>586-589
実はそのガイドライン見てたりする。
ちゃっかり僕二回も出ててワロス。

そして珍しく連続投下。

http://www.vipper.org/vip163274.txt.html
『凸凹ふぁんたじー・第二部?』第五話

あと明日の話ですが、イエローが終了しだい投下するであろう長編の試作を投下するかもしれません。
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 21:49:24 ID:WdHQ8WmiO
保守。
645以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 22:01:05 ID:aym+sTeU0
保守
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 22:23:03 ID:BzWFuZzf0
保守ール
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 22:36:10 ID:Z5EJIuas0
ho
648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 22:44:05 ID:Zax9kmG90
〜今日は天皇誕生日?〜
男「そおいや今日は今の天皇の誕生日だから祝日でお休み、なんだよな」
クー「ふむ、昭和帝も狙っていたのだろうな」
男「?? 何を?」
クー「クリスマスだよ。その日に皇太子を出産すれば、今度の天皇がキリストと同i……モガモガ……な、何をする」
男「馬鹿ッ!! 時と場所をわきまえろよ!! ってどうしたクー?……(ヤバイ、スイッチ入ったか……?)」
クー「……(アアッ、こんなところで口を塞いで…さては私をホテル街へ…そして始まる主従プレイ……私は賤しい雌犬……罵られる私……)ウッ!!」
男「おーい、どうしたクーさ〜ん(←手をかざして振り振り)」
クー「……クーは、あなただけの雌犬です(潤んだ上目づかい)」
男「(ドキッ)きききき急に何を言いだすんだよ、クー!!」
クー「……今、発情しました。だから慰めて下さいまし、ご主人様……(ズリズリ)」
男「……って、なんでホテル街の方へひきずってくの? あと明らかに言行不一致だよぉ…助けて、サンタさぁん!!」

落ちが作れなかった……後悔しているが、反省は(ry
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:00:21 ID:OYbbnjiQ0
保守
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:07:34 ID:qodpVl5i0
>>566>>570――期末試験終了日、放課後1−3
  電車内にて。
京「ふむ。平日の昼にしては人が多いな。まぁ、近辺の学生ばかりだが」
亮「試験が今日終わったってとこ多いだろうし、市内でぱーっと遊ぼうってんだろうな」
京「……なぁ、亮。皆は大体どういったところで遊ぶのだろうか? 私はあまり遠出をしたり、友
  人達と遊びに行くことがなかったので、よくわからないのだ」
亮「遊びに行かないって……遠藤や久野が居るじゃないか」
京「む。遊ぶとしても、誰かの自宅でまったりしたり地元でぶらぶらしたり、その程度だ。互いに
  習い事で都合がつかなかったりすることが多くて、こうして市内に行くことはなかった」
亮「ふーん。ま、やることはそんな変わらないかな。ぶらぶらして服の店冷やかしたり、映画見た
  り、そのくらいだろ地元と違うことって。それより俺は皆がどんな習い事をしてるか気になる」
京「? 習い事か。私は小学校から高一まで地元の道場に通っていた。父と旧知の仲である師範が
  変わった人でな。楽しみながら武術を学んだよ」
亮「(やっぱり格闘経験者か。道理で投げが綺麗だと思った)」
京「他には、翔がご両親の意向で日本舞踊と茶道。圭は音楽教室だな」
亮「ちょっと待て。え? それ……京ジョーク?」
京「? そんなに圭が音楽教室に通うのがおかしかっただろうか。彼女の美声は私も耳にしている。
  今度カラオケに同行させて証明させてみるとしよう」
亮「遠藤はいい。問題はその前だ。久野が茶道……サディストじゃなくて?」
京「そんな習い事は聞いたことないが」
  亮達と同じ車両、少し離れた場所にて。
翔「あんの野郎……テスト終了でテンション上がってんのか……? 抉るぞ……!?」
圭「普段の素行を考えればそれも――ひゃぁっ!? 翔ぅ、誰かにお尻触られたぁ……!」
翔「誰だ私の友達のケツを触った奴は!? 手前の余った皮を被せた過保護なチ○コもぎ取るぞ!?」
                              隠密行動に向かない二人と続く     
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:15:14 ID:qodpVl5i0
>>586-589
京と亮の作品を書いている者です。
亀レスですが、紹介頂いてありがとうございます。
長寿というところが先輩である犬神さんと被って恐縮の極みですが。
まぁ兎にも角にもこれからも作品を書いていきますのでお願い致します。
652ぱくらない:2005/12/23(金) 23:20:31 ID:zqoGNq67O
>>586-589
過分に扱っていただき恐縮です。
>>空陸海の人さん
こちらこそ申し訳ないです。
やっと「音速騎行クウ」終わりました……
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:22:52 ID:OYbbnjiQ0
>>651
地獄耳コワスww

>>652
お、楽しかったぞ。
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:31:45 ID:dUAe06Lm0
>>652
作品完結おめでとうございます
素クールライフスレの方でリアルタイムに楽しませて頂きました

これからも良い作品を投下し続けて下さい
応援しています
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:47:19 ID:dKapQ3p80
>>652
作品完結オメ!!
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:48:35 ID:NRYtNzHM0
ほしゅ
スレ数680越えてるけど、クリスマス合戦あるのかなあ。

>>651
>>652
GJです!
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:50:44 ID:qy/+LEd1O
>>656
十二時を回ったあたりから、クリスマスのを投下予定だけど
たぶん、他の人も用意してると思う
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:55:04 ID:NRYtNzHM0
>>657
ああ、いや、クリスマスSSの話でなくて
スレ立て乱立→保守合戦に突入しちゃうのかなーっと。
今の圧縮ルールはどうなってんだろ…。

実わ私もクリスマスSS用意してたり…。
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:56:23 ID:F4Ze9NZC0
リクエストしたいんですが
友人に「週何回のペースでまぐわっているのか?」と質問されて
それを赤裸々に答えるにクゥに戸惑う男
さらに「どちらが誘うのか?」という質問にも答えるクゥにうろたえる男
って言うのを書いてもらいたいのですが
それで、できれば場面は居酒屋って設定でお願いします
あの居酒屋独特の喧騒が好きなもので・・・
よろしくお願いします
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/23(金) 23:57:05 ID:qy/+LEd1O
>>658
ああ、なるほど
まあ、二十分に一度保守すれば大丈夫かとは思う
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:00:16 ID:O9mGbfKP0
クリスマスネタはあえて用意してない。
ヤる事がかわらないかr・・・くぁwせdrftgyふじこlp;@:「
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:01:07 ID:heiDl17M0
クリスマスって明日なんですか・・・知らなかった
663犬神さんの人:2005/12/24(土) 00:06:12 ID:zIdJDEO/0
5分後に投下します。
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:09:04 ID:+Lcekt2c0
クリスマスネタなんて書かないが、明日時間があったら>>659のリクエストは受けてみようと思う
665犬神さんの人:2005/12/24(土) 00:11:07 ID:zIdJDEO/0
>>510
昼食を食べ終わって僕は姉さんの猫―ミィ―と遊んでいた。
そういえば姉さんはミィをいつから飼ってるんだろう。
まだ姉さんは部屋着替えているから部屋にいるだろう。聞いてみよう。
コンコンッ
龍一「姉さん、入るよ。」
千鶴「いいよ。」
ガチャッ
よかった。今度はちゃんと着替えていた。
龍一「姉さん、ミィはいつから飼ってるの?」
千鶴「飼ってないよ。」
龍一「えっ?でも帰ってくる時はいつも連れて帰ってくるじゃん。」
千鶴「いつもついてくるからそのついで。」
…つまり野良猫を勝手に連れてきてるってことか。勝手に連れてきていいのか?
龍一「それにしても人懐こい猫だね。数回しか会ってないのに僕の膝の上で寝ちゃってるぐらいなついてるよ。」
と僕が言うと姉さんチラッと僕の方を見た。
そして僕のほうに来て僕に寄りかかってきた。
龍一「姉さん?」
千鶴「何?」
龍一「いや、何で僕に寄りかかってくるの?」
千鶴「龍一といたいから。」
龍一「そですか。」
千鶴「…信じてない。」
信じてないって、正直姉さんの性格からしてどれが本当だか違うんだかわからない。
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:11:38 ID:Mcn00Ti70
ざわざわと五月蠅い喧噪。確かに五月蠅い、けれどこの五月蠅さは好きなのだ、煩わしい五月蠅さとは違うから。
そんなことより、今はこいつ等の方が、煩い。
友「なぁ、一つ聞きたい事があるんだが。」
男「なんだ?答えられる範囲でならOKだぞ。」ほろ酔いで気分がいいから。
友「おまえら、いつもベタベタしてるけど、週何回のペースなんだ?」
男「ペースって?」
友「その、週何回のペースでまぐわってるんだ?」
男「っバ、バカ、な、な、な、何聞いてるんだ!」
クー「ふむ、そういうことか、大体ほぼ毎日だな。」
友「よく、身体持つなぁ………。」 …さぁと、血の気と酒の酔いは見事に醒めていく。
友「なぁ、どちらが誘うんだ?」
男「その質問は答えないぞ!」
クー「ふむ、大体が男の方からだ。だからいつも満足してる。時には私からという事もある。が、極たまに、だな。」
 最初はこんな風に先導されるなんて思ってもみなかったものだがな、
 初めての時は私からだったと言うのに………。」
男「ワーッ、ワーッ!タンマ!タンマタンマ!ストップ、落ち着けクー!」
クー「落ち着いてるぞ?むしろ慌ててるのは君の方だろう。」
友「そうだそうだ、で、他には?例えば男の性感帯とか…。」
クー「そんなのを聞いてどうするんだ?まぁいいか。男の………」
男「うわーっちょ、ちょっとまった!な、なんでそんなこと聞いてるんだ!!」
友「その、お前の弱みとか握ってると後々便利かなーと。」
男「その提案、却下させていただく!!」
クー「む、そんなこと考えてたのか、男にも迷惑がかかるし、私も却下しよう。」
友「職場で俺が 男 の行動を監視する。」
クー「のった、で男の性感帯はだな…。」
男「わあああああああああああああああああああああ!!!」
667犬神さんの人:2005/12/24(土) 00:14:45 ID:zIdJDEO/0
>>665
千鶴「龍一もいつか一人暮らしして私達と離れちゃう、それでなくても私や兄さんと離れてる。
   だから、龍一ともっと離れる前に離れたときの分まで一緒にいたいの。」
龍一「…そう。」
姉さんがそこまで考えていたとは正直思わなかった。
龍一「でも僕達は家族なんだから、ずっと離れるってことはないんだから。」
千鶴「龍一は優しいね。でもその優しさは私じゃなく彼女に向けないと駄目だよ。」
とニコッと笑って姉さんは僕に言った。姉さんは何が言いたいのかわからなくなってきた。
その優しさを犬神さんに、か。別にさっきのは優しさとかじゃなくてそう思っただけなんだけどな。
龍一「ところで姉さん、帰ってきた時母さん達はいた?」
千鶴「いなかったよ。」
ということは結構早くから出かけてたんだな。何か買いにでも行ったのか。それとも姉さんとすれ違いになったのか。
そんな事より結構前から疑問に思ってた事があったんだ。
龍一「そういえばどこで瞳ちゃんと知り合ったの?」
千鶴「図書館。」
この人は何故単語で終わらせるんだ?僕の姉ながらなぞだ。
龍一「もっと具体的に。」
千鶴「趣味の本が一緒だった。」
…図書館で趣味の本がいっしょだった、ねぇ。わかるかっ!!
結局そんな事しかわからなかった。こんど直接瞳ちゃんに聞いてみるかな。

1時間ぐらいすると姉さんは僕の肩に寄りかかったまま寝てしまった。
…うむぅなんか退くに退けない状況だ。しかも姉さんの寝顔が可愛い。
ガチャガチャッ
下からそんな音が聞こえてきた。どうやら母さん達が帰ってきたみたいだ。その音を聞いてミィは起きた。
母 「それじゃ、龍一は部屋にいると思うから。」
??「わかりました。」
こ、この声は!?まずいこの状況を見られるわけにはいかない。だけど姉さんは起きない。
ゆっくり退こうとしたが姉さんが掴んで、それに釣られて僕は倒れてしまった。
??「…龍一、何をしてるんだ?」
668犬神さんの人:2005/12/24(土) 00:16:30 ID:zIdJDEO/0
>>667
今の状況を説明しよう。
姉さんは僕に寄りかかっていたんだ。それを僕がゆっくり退こうとしたら姉さんが掴んできた。
そして僕は倒れて姉さんが僕に乗っかる形になっている。はたから見れば押し倒されているように見えるが。
そして今は
龍一「い、犬神さん何でここに。」
犬神「買い物をしている時に偶然君の母に会ったんだ。そして話をしていればよければ夕食一緒に、と誘われたので君に会えるならと思い来たんだが、
   君は私と言うものがありながら…」
龍一「い、いやこれは姉さんが掴んで離さなくて。」
犬神「君は私の誘いにのってくれないと思ったらこういうことだったのか…」
龍一「ち、違うよ。そういう事じゃないから本当に。」
犬神「ならばここで証明してくれ。」
龍一「しょ、証明って。」
犬神「何でもいい、君が私の事を愛してくれている証を私に見せてくれればいい。」
証って、やっぱりしなければならないんだろうか。
669犬神さんの人:2005/12/24(土) 00:17:57 ID:zIdJDEO/0
>>668
僕は姉さんから離れて犬神さんの方に近づいた。犬神さんは少し笑っている。
ちくしょう、何をやるかもうわかってるんじゃないか。
そして僕は犬神さんに顔を近づけ
ちゅっ
自分からするのは顔から火が出るほど恥ずかしい事を改めて知った。なんで犬神さんは簡単にできるんだろう。
犬神「ふふ、ふふふふふ。」
犬神さんは笑っていた。また暴走なのか?
犬神「遂に龍一からキスを…」
何か半暴走してるよ。
龍一「犬神さん、犬神さん?」
そう言うと犬神さんははっとした顔で
犬神「むっ、すまない少し浮かれていたようだ。龍一今回はこれで許そう。」
よかった許されたみたいだ。ていうか姉さんといると何でこんなことになるんだろう。
そう思ってると犬神さんが急に抱きついてきた。
龍一「もう抱きついてくるのも慣れたからいいけど、その顔やら身体やらを擦るのはくすぐったいんだけど。」
犬神「こうして龍一に私の匂いを擦り込むんだ。」
龍一「そんな動物みたいな事やめてよ。」
犬神「仕方ないだろう、今の私は発情期なんだ。」
龍一「思春期じゃないの!?」
犬神「君のせいで今なったんだ。だから君がこの気持ちを鎮めてくれ。」
だ、誰か助けて。
670犬神さんの人:2005/12/24(土) 00:22:39 ID:zIdJDEO/0
以上です。

>>589
ご紹介ありがとうございます。
>>651
いえいえ、長寿紹介同士これからも頑張りましょう。
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:23:18 ID:Mcn00Ti70
やってもた、すいません、わざわざ投下予告受けてたっていうのにorz
俺の食べるタン麺はねえ!
>>665
>>667
>>668
>>669
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:35:19 ID:y7oD7ACRO
3レス使って座敷わらしのを投下する
次からで
673 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 00:36:03 ID:y7oD7ACRO
「で、今日から戻るのか」
「そ。明日イブだしね」
 今日――いや、もう十二時を回ったから昨日か――の朝方の会話だ。朱音が、実家のほうに帰ると言う話をしたのだ。
「彼女持ちはつらいなぁ、と。二日間一緒にすごすんよ」
「そうかい」
 しかし……、彼女なんだよな。
「楽しんできてくださいね」
「うぃ」
 そんな感じで、会話して別れる――

 なんてことにはならなかった。

「じゃ、また後日に」
 がちゃりと、ドアノブが回って、開く。
「体に気を付けろよ」
「いってらっしゃいませ」
「ん」
 ドアが開ききる。
 一人の女性が佇んでいました。
 って、え?
「あの、どちらさ――」
「……なんでいるの?」
「寂しかったから」
 急に、朱音とその女性が話始める。なに?知り合――まさか、これが、彼女か?
「ええと、そちらがお兄さまか」
「あ、うん。そうそう」
「初めまして。わたしは、朱音さんとお付き合いさせていただいてます、ミヅキといいます。あ、字は深いに月でです」
「はあ……。これはご丁寧に……」
 いや、その前にだ。
「なんで、チャイムを鳴らさなかったんだい?ええと……深月さん」
674 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 00:38:40 ID:y7oD7ACRO
>>673
「深月で結構です。それに、ご両親はここにはいらっしゃいませんが、家族水いらずには変わりありませんし」
「はあ……」
 テンポがあわない……。
「で、だから、なんでいるの?」
 朱音が言う。
 ――彼方が忘れられてる気もするけど、仕方がないのかどうなのか。
「……なにもないよ。ただ、本当に寂しかっただけだ」
「そっか」
「……あの」
 彼方の声。
「お茶を煎れましたので、どうぞ」
 無視以前に、そこにいなかったか。

 そこからは、ぐだぐだと話をした。大半以上が、朱音の話を。
 彼方は始終無表情だったけど。
 で、二人が出ていってから言われたことは、
「深月さん。あの方は、人じゃないですね」
 ……はい?
「どういうこと?」
「たぶん、狐だと思います。空気が変わりましたから」
 ……今までのような日常には、いつ戻れるんだろうか。

 さて。なにもこんな話を意味もなく続けているわけではない。理由がある。
 今の現状を、すこしでも忘却したいからだ。でだ。
「なんで、彼方は、裸なんだ?」
 ……なにをしたいんだろうか。それ以前に、なぜに、そんなことを思い付いたんだろうか。
675 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 00:41:41 ID:y7oD7ACRO
>>674
 ベッドの上から彼方が言う。ちなみに俺は、部屋のドアの前だ。
「クリスマスというのは聖夜だと、朱音さんにうかがいました。あとは……好きな人と夜伽をする日だと……」
 朱音のあのボケは、よりによって、こんなウソを吹き込みやがって……。いや、まあ、する人はするんだろうけどさ。
「なあ、彼方」
「はい」
「それはあいつのウソだぞ」
「知ってますよ」
 ……あん?
「いや、知ってるなら――」
「本当は、抱かれたいのですけど、そういう身分でないのは承知しています。ですから、せめて、今日はこの格好で、一緒に寝させてください」
「却下だ」
 僕だって男だしな。いつ、変な気を起こすかわからない。
「今日だけで、いいですから」
「だから」
「おねがい、します……」
 頭を垂れてくる。

 お前は、本当に――――

「…………背中向けるからな」
「ありがとうございます」
 本当にうれしそうに、言ってくる。
 まったく……。
「なんだかねぇ、ホントに」
 今日も、いや今日は特に、彼方が気になって眠れなそうだ。
 まったく……。なんだろうね、この日常は。

 どこかで楽しんでる僕が、一番おかしいのかもな……。
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:43:40 ID:y7oD7ACRO
今回はこれで
今回も、どこか間違いがあると思うので、言っていただければ
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:45:47 ID:y0JyG1kJO
>>675
クリスマス燃え素
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:47:32 ID:h9ybmyaa0
>>673-675
GJ!
私も五分後にクリスマスネタ、次鋒レオパルドンいきます!!グオゴゴゴ

奇しくも、あなたの座敷わらしにインスパイアされた昔話の入ったネタです。
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 00:47:34 ID:l8yV0P6V0
>>566>>570>>650――期末試験終了日、放課後1−4
  市内大通りにて。
京「久方振りに市内へ来たが……人が多いな」
亮「はぐれないよう、手ぇ繋いどけよ」
京「当然だ。君の手はとても大きくて、繋いでいると非常に安心する。離したくないのが本音だ」
亮「(///)そっか……じゃ、必要時以外は離さないようにするかな……」
京「うん。それは、名案だ。私も、そうしたい……亮と、ずっと手を繋いでいたい」
亮「ん。それじゃ、行きたい所ある? ないなら、俺がエスコートしますけど?」
京「君のエスコートに任せたい。お願いできるだろうか?」
亮「喜んで。まずは、小物を見に行くぞ。これからまだ寒くなるだろうし、マフラーとかニット
  キャップでいいのがあればいいけど」
京「(赤いニットキャップを被せてサンタクロース亮、か…………可愛いな……)」
  私は何だかその想像で嬉しくなって、緩ませた表情を彼に向ける。
  ――だけど彼は、どこか申し訳なさそうな表情で笑い返した。
亮「いいのがあったらプレゼントするよ。クリスマスプレゼントってことで」
京「え? クリス、マス……? 何を言っている、亮。クリスマスはもう少し先じゃないか」
亮「うん……テストがあって休んでたけど、俺バイトあるし。言い出せないで悪かったけど……
  明日から冬休みの間はずっとバイト漬けなんだ。前に飲み屋で働いてるの教えたよな?」
京「君は駅前の『酔狐』という飲み屋に勤めていると聞き及んでいるが……」
亮「ん……それでな、俺も働いて長いし、冬休みの間は仕込みからシフト入ってくれって言われ
  てる。明日――二十二日から年明けの九日までは忙しくて、多分その間、京と会える時間ない」
  二人の後方十メートル付近にて。
圭「隊長。二人は何を話しているでありますかー?」
翔「ええい、死角で唇の動きが読めん。ちょっと前に立つオヤジ退けっ! 邪魔だゴルァッ!」
                          クリスマスの予定無し? で続く   
680既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 00:52:10 ID:h9ybmyaa0
既婚素クール6 クリスマスプレゼント

「──ゆきおんなは、りょうしにいいました。
<わたしにたすけられたことを、ほかの人にいってはいけないよ、さもないと……>」
隣の部屋から、ツンが本を読む声が聞こえる。
日本昔話全集全10巻。
祖父母──クーの両親から今日渡されたばかりのクリスマスプレゼントだ。
ちなみに僕の両親から朝一に届けられたプレゼントは、世界童話全集全10巻だったから、
ツンの蔵書はちょっとすごいことになった。
帰ったら、本箱を一つ買ってあげなきゃな。
「いや、しかし、すまんね。クリスマスなのに、わざわざ来てもらって」
ウイスキーの水割りをちびちびやっているお義父さんが笑いながら頭を下げた。
五十を過ぎているはずなのに、スマートで若々しい。
もっともクーから聞いた「中年太りしない秘訣」は、ちょっとハードなのだが。
「いえ、正月には僕の実家に行くつもりですし、ツンもこちらに来たがってましたから」
僕も水割り──こっちは焼酎──を空けながら答えた。
夕食が終わって、ツンは、クーとお義母さんと一緒の部屋で読書。
僕とお義父さんは、リビングに残って飲んだくれている。
車で2時間行程の義実家も、来るだけの価値はあった。
ツンのはしゃぎっぷりを、開けっ放しのドア越しにながめ、僕はそう思った。
681既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 00:52:38 ID:h9ybmyaa0

「君は酒は焼酎一本だったかな?」
「いえ、なんでももたしなむ程度には──クーにはかないませんが」
結婚後に知ったが、飲む気になればクーは老酒を甕ごと空ける。まるで酔わないが。
独身時代、「どうしても出なければならないので出席した」飲み会で、
送り狼を狙った男たちは、何人か救急車で運ばれたらしい。
僕とはじめてのお泊りになった時、クーはカクテル2杯ですっかり酔っぱらい、
「君が介抱してくれなければ、私はこのまま道端で凍死する」と言い張ったのだが。
「あれは、家内の血だ。──家内も、その気になればコニャックの小樽を二つ三つ空ける」
お義父さんは頭を振った。
「……つかぬことをお聞きしますが、お義父さんと飲んだときは──」
「ああ、ハイボールをジョッキ半分で<一人では帰宅できないくらい、ふらふらだ>と主張していたな」
──先輩が、ここにいた。
そういえば、お義母さんもクーも今日は飲んでいないな。二人とも「飲まなくても別に平気」な人だが。
ツンの相手をしているので控えているのかもしれないが。
「……それにしても、ちょっと意外でした。
お義父さんたちからが日本昔話で、うちのほうが世界童話なんて」
ツンへのプレゼントについては、両方の家で釣り合いが取れるように事前に相談していてくれたのだが、
なにかとモダンなクーの実家が日本で、保守的な僕の家からが世界というのはイメージがちょっと逆だ。
「いやいや、僕がどうしても日本のほうを贈りたくてねえ。君のご実家と調整したんだ。
雪女、座敷わらし、鶴の恩返し……僕はこの辺りの話に興味があって、色々集めているんだ。
ツンちゃんに贈ったのは、挿絵が一番気に入った出版社の奴だよ」
「へえ。いい趣味ですね」
たしかに、ちらっと見た全集は綺麗な挿絵が入っていた。
ツンが「パパには見せてあげないっ!」とすぐに閉じてしまったので、本当にちらっとしか見えなかったが。
「……趣味というより、気になるんだよ」
お義父さんは、僕にウイスキーの水割りを作ってくれながら、つぶやいた。
682既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 00:52:59 ID:h9ybmyaa0

「気になる?」
「雪女とか、座敷わらしとか、鶴とか、が」
「え?」
「──彼女たちは、おろかな男が約束を破ったり、突き放してしまったために、去らなきゃならなかった。
男が約束を破らなかったら、どうなったと思う?」
「……そりゃ、いつまでも幸せに暮らしたんじゃないですか?」
「そう、そうだな。──君はその自信があるかね?」
唐突な言葉だが、僕はその意味が理解できた。
クーは、旦那の僕が言うのもなんだが、はっきり言ってとんでもない才媛だ。
雪女や、座敷わらしや、鶴の化身ように、「普通以上」の能力を持っている女性。
僕の伴侶には、「もったいない」が三つくらい付く。
そのクーに好意を寄せられ、結婚して、子供まで授かって──。
この幸せが怖くなることが、時々ある。
きっと──おろかな男たちもそうだったのだろう。
絵本には載ってないが、彼らは、裏切りたくて裏切ったわけでも、
ただの好奇心で約束を破ったわけでもないはずだ。
この幸せを試さずにはいられないくらいに、怖くなってしまったのだ。
そして、大事なものを傷つけ、失ってしまった。
愛を試してはいけない、と知っていたはずなのに。
僕は──それを守ることができるか。
守り続けることができるか。
酔った頭の中に、色々な場面や風景が浮かぶ。
クー。
なんでもできて、一人でも生きていける、完璧な女性。
僕は、その伴侶でい続けられることができるのだろうか。
足元が不意に底なし沼になったような恐怖感が僕を包んだ。
683既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 00:53:23 ID:h9ybmyaa0

「──おつうは言いました。<機を織るところを決して見ないでください>」
クーの声が聞こえる。
読み飽きたツンに代わって、聞かせてやっているのだ。
「ママ、つうって、ツンの名前と似てるね」
「おつうは、お鶴から来た呼び名だろうな。鶴華の鶴と同じ。この鳥をあらわす字だ」
「そうなんだ。綺麗な鳥さんだねー。ツンの名前がこんな綺麗な鳥さんと同じで、うれしいな」
「それは、ダンナが選んだ字だ。鳥や花の字を使う事を、私は思いもつかなかった」
「えー、この字、パパが選んだのー?」
──暗闇の中で不安定に揺れていた世界が、急に明るく堅固なものに戻った。
僕と、クーと、ツンが生きる世界。
「……大丈夫、ですよ。たぶん。──いや、絶対に」
何度も不安になる。
何度も愛と信頼と幸せを、ひどい方法で試してみたくなる。
この先もきっとそうだろう。
でも、何度でも僕は、約束を破る誘惑を退けられるはずだ。
クーやツンを失いたくないから。
「ああ。大丈夫だろうな、君なら。──私にだって、できたことだ」
先達の経験の重みに満ちた声で言い、お義父さんはうなずいた。
雪女や、座敷わらしや、鶴を、一生幸せな普通の人間で終わらせること。
何、やれないことはないさ。
684既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 00:53:44 ID:h9ybmyaa0

「──ま、精神面は君なら大丈夫だ。僕が太鼓判を押す」
お義父さんは水割りを空けた。
「精神面<は>?」
お代わりを作りましょうか、というジェスチュアで壜を持ち上げると、お義父さんはかぶりを振った。
「いや、もう、こっちに切り替えるよ。君もそろそろ準備しておいたほうがいいんじゃないかな?」
どこから取り出したのか、栄養ドリンクをずらりと並べ、どぼどぼとグラスに注ぎながらお義父さんは答えた。
お皿のつまみは──朝鮮人参と黒ヤモリ、それになんだか得体の知れない物体。
「え、準備……?」
「精神面は一生なんとかなりそうだが、肉体面はけっこう……来るんだ、これが」
悲痛な表情のお義父さんが、お皿の物体をバリバリ噛み砕いてグラス3杯の栄養ドリンクで喉の奥に流し込んだとき、
クーとお義母さんがリビングに入ってきた。
「ダンナ、そろそろツンがお寝むだ。トイレから戻ってきたら、おやすみの挨拶をしよう」
「亭主よ。孫が寝たら、私たちは出ようか」
「出るって、──これから?」
どう見ても30代の若々しさを維持しているお義母さんのせりふに、首をかしげて質問する。
「うむ。聖夜なのでな、亭主と私は近所のホテルのスイートルームを予約してある。車で行けば、10分だ」
「でも、お義父さんも僕もへべれけで……あ、お義母さんは飲んでないのか」
「私は飲んでも運転は別に差し支えはないが、せっかくの夜だから、素面のほうがより深く楽しめる」
「何」が「楽しい」のかは、手に持った<明るい家族計画>を見れば予想がつく。
うわあ、新品一箱持っていくのか。一晩だけなのに?
あれ、待てよ、なんでクーも同じ箱を手に持ってるんだ?
「君たち夫婦は、孫もいることだし、今日はこの家を愛の巣に使いたまえ」
「この家は防音がよくできているから、ツンを起こしてしまう心配はないぞ、ダンナ」
絶句する僕の肩をたたいて、お義父さんがこっそりささやいた。
「……僕の部屋に強壮剤の買い置きがある。必要なら使ってくれ」
──涙が出るほどありがたいクリスマスプレゼントです、先輩。
685既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 00:54:32 ID:h9ybmyaa0
次鋒レオパルドンから中堅ゴーレムマンに格上げになっていた、ラッキー!
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:04:52 ID:l8yV0P6V0
>>685
申し訳ありません。二番手に割り込む失礼を致しました。
しかし……何故キ○肉マンなんですか? 
しかもあまりメジャーでないチームをチョイスするなんて、
そのセンスが大好きです。キ○消し燃え素wwwwww
687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:06:36 ID:Cit2rhdz0
レオパルドンワロスwwwwwwwwwww
そしてお義父さんシブス
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:07:33 ID:3YeouJVM0
>>681-684
不覚にも>>682-683の辺りで感動した漏れの純真さ燃え素wwww
漏れもこう、がっしりとした長編ネタを書いてみたい!!
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:10:23 ID:SQzHK1Rm0
>>685
蛙の子は蛙燃え素www
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:11:46 ID:bHbOtn66O
保守。
691既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 01:20:57 ID:h9ybmyaa0
>>686
いえ、お気になさらずー。
最もインパクトのある二番手、次鋒といえば、レオパルドンなのです(力説)!

>>586
紹介ありがとうございます。
イスタスだ。オーガに首の骨折られるぞー。
ゴーレムマンもマンモスマンに首ねじぎられてたっけ。
なにかの暗示…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
692coobard ◆69/69YEfXI :2005/12/24(土) 01:21:15 ID:+ALL5Uw+0
>685
 ……相変わらず、伏線を巧く使う見事なお話しの展開ですね。
マジでジェラシー。
 でも、ひとつだけ難があるかと。
読みにくい漢字は、開いたほうが良いかと思います。
でも、ほんとそれだけです。悔しいなぁ。
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:28:50 ID:Rej9SVM9O
全部のSSで枕代わりのしろたん抱き枕燃え素wwwww
694以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:30:08 ID:Rej9SVM9O
sageちった
ホスage
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:38:35 ID:JOQ/hL8OO
>>692
IDカコイイ
696既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 01:43:17 ID:h9ybmyaa0
>>692
読み返すと、やっぱり、文章が見た目黒いですね。
甕(かめ) とか 先達(せんだつ) とかはルビふるか単語さしかえて
動詞をなるべくひらがな表記にしてみます。ありがとうございました。

というか、私のほうは
玖宇皇女をあんなに美人に書いていただいて
あの画才に嫉妬なのですが(笑)
あれのおかげで、あの世界のイメージが一気に中国ものになりました。

空照(そらてらす)帝国(=クーデレ帝国w)で、古事記の世界観だったのが、
もう、そのイメージは完全に負けて中国文化に。嫉妬めらめら。
IDもALL5の完璧超人だし。
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:47:41 ID:3YeouJVM0
唐突に粉雪が舞い降りたと思った。

クー「遅い!! 男、2分38秒遅刻だ。待ち合わせは16時丁度の筈だぞ」

アーケード下のバス停で珍しく白い息を荒げて叫ぶ、ボクの友達以上恋人未満の人。クー。

男 「しようがないだろう?電車が遅れたんだ。」

言い訳をする僕の目に飛び込んできたのは、そう。彼女を取り巻く、美しい白−。
クーの着ている白いロングコートと、透けるような白い肌は、この街の空気みたいに冴えていて、なのに温かそうだった。
実際、外は氷点下で、雪もちらついている。
ここは北の町。
ホワイトクリスマスなんて毎年し、高齢化が進んでサンタと同年代ぐらいの方々が雁木の下でカートを押している。
その下には切り出してきた杉の木に豆電球をただ付けただけの貧相なツリーが数本。
派手な都会らしい喧噪というより、師走の買い出しのような静けさといった方が正しいかも知れない。
でもボクは、クーに伝わらなくてもいいから、「君と一緒に過ごしたい」、「この街を出よう」と言いたかった。
はずだった。

なのに、何故かその言葉は、時折舞い散る雪と通り過ぎる対向車のフラッシュバックと、
クーの背中から落ちる水滴が織りなすハレーションで、一瞬で吹っ飛んでしまう。
ちょっと、この街で彼女と一冬過ごしてみるのもいいかもしれない。
そう、思った。
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:49:16 ID:3YeouJVM0
……
とまぁ、単発ですよ、ええ。
セリフ? ンなモン燃えちまったよ。
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 01:52:03 ID:fFozL4wI0
俺も書いていいのかな?かな?

いいのなら明晩、参上いたします。
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 02:07:20 ID:SQzHK1Rm0
>>698
樅木じゃなくて杉木のあたりが高齢化が進んだ町って感じでいいね。
701coobard ◆69/69YEfXI :2005/12/24(土) 02:08:04 ID:+ALL5Uw+0
>698
GJ!セリフがないならないで、OKっすよ。
句読点だけ、もうちょっと欲しいです。

>696
ありがとうございます。以下、ちょっとここだと、なんなんで
馴れ合いスレに返答しておきますー。

>699
みんなのために、GO!
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 02:14:09 ID:PFyjzWMF0
>>566>>570>>650>>679――期末試験終了日、放課後1−5
京「そう、か。クリスマスも、亮はアルバイトか。そうだな。君は生活費や学費を自分で稼いで
  いると言っていた。学校の長期休暇をアルバイトに費やすのは何ら不思議じゃないな」
亮「ごめん。テスト前はそれだけでアップアップだったし、付き合い初めなのにこういうのも不
  義理みたいで申し訳ないけど……ごめんな。俺、久野の提案に乗って、これで許して貰えれ
  ばな、って頭のどっかで考えてた。悪い」
京「何を言う。私は、ほんの十日前まで君と話すことさえ、ままならなかったのだぞ。それが、
  今では君の隣にこうして居られる。手も繋いで貰える。優しい言葉も聞かせて貰える。これ
  以上求めるのは、対等な恋人ではなく愛情を受けるだけの卑しい女だ。気にしないでくれ、
  亮。クリスマスだろうが平日だろうが――私にとって亮と過ごせる日が特別な日なんだ。
  幸せは、私の中に確かなモノとしてある。謝る必要も、罪悪感に悩まされる必要もない。
  だから、どうか――この時間を精一杯楽しく過ごそう。私は、亮とそんな風に過ごしたい……」
亮「京……ありがとな。それから、大好き【京の頭を軽く抱き寄せる】」
京「(///)っ!? 亮……いいな、この姿勢……君の鼓動と息遣いが、とても近くで感じられるよ」
亮「でも歩き辛いから、もう少しだけな」
京「うん。少しでいいんだ。少しずつ、お互いに幸せを重ねよう……」
  二人の後方、建物の影にて。
圭「た、隊長! 二人がいきなりゲージを振り切ってマーックスハート! 状態であります!
  何が起きたのでありますか!? 隊長、指示を!」
翔「天下の往来でやり過ぎだバカップル! 幸せでもこれはNG! アンパンの一斉投射を行う! 
  近隣の方々もご協力お願いします。えぇ、あのうすらでかい男の方だけにこれをぶつけて
  ください。何て言うか、憎しみとかそう言った感情を込めて」
                           次回への伏線を張りつつ、終わる
7031/1 ボクっ娘。 :2005/12/24(土) 02:41:58 ID:Uu92JSzD0
「…ホワイトクリスマスなんて、ホワイトクリスマスなんて……!」
「……俺二次元にしか興味ないもん… 悔しくなんかないもん………!!」
「ちくしょう……ころしてやる…ころしてやる…ころしてやる…」
 彼らがカップルに向ける目は、まさに地獄そのもの。 …ぶっちゃけ、かなり胃が痛いわけで。
「急ごうか。…ここは、ひどくやばい」
「……? よくわからないけど、キミが急ぐっていうのなら、それに従うよ」
 …まぁ、僕だって彼らの気持ちがわからないわけじゃない。 だって去年まであそこの輪の中に入ってたしさ。
 ――――だからこそ、刺激するとやばいってわかる。
「決して、僕らが目立つようなことをしませんように…」
 …神様に祈ってみる。 もうバニシュかけられてるようなものなので、ここで目立つとやばい。 目立てば、確実にデスがくる。

「こちらスネーク。いますっげーロードしたい。選択肢間違えたきっと」
 なので、某工作員も真っ青なスニーキングを敢行する。…考え方がほんとにクールだ。クールすぎるぜ僕。
 周りの人が一斉に僕を避けるのが分かるぜ、さっすがダンボール。 たぶんいまの僕の戦闘力はだいぶ跳ね上がってる。
 きっと麻酔銃持つ寿命寸前のおじいちゃんでさえ背後に来ているのを気付かない。
「ダンボールで移動、か。…なかなか斬新だね。ボクも、真似してみようかな」
 …この子は、だいぶ奇抜なセンスしてると思う。そうでなきゃテンパったりツッコミ入れたりするはずだ。
 こっちの方が絶対目立つと思ったから、ダンボールは畳んで捨てた。…絶対、あんなちいさいバッグには入らないぜ。
 さっきから生暖かい目で見られてるけど、もう気にしないことにした。 一時のテンションに身を任せると身を滅ぼす。いい教訓だぜ。
 ふと気がつけば、辺りは雪景色。 ダンボールを取ると、やっぱ視界広がるよな。迷彩率下がるけど。

「…雪、降ってるね」
「あ、ほんとだ。 ボク、気がつかなかったよ」
 …この子は、やはりどこか抜けてると思う。
「うん。 …なんだか、しあわせだなぁ」
 そういって、彼女は空を見上げる。
 そこには、爛々と光る星々。

 …その表情が、ほんとうに嬉しそうだったから。
 ―――――――この子と、ずっと一緒にいられることを、かみさまにお願いしてみた。
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 02:41:59 ID:PFyjzWMF0
ho
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 02:42:10 ID:QxHaf+X6O
ほす
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 02:52:52 ID:RO69UgyF0
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 03:05:25 ID:PFyjzWMF0
ho
708699万回寝込みを襲う猫耳:2005/12/24(土) 03:13:46 ID:fFozL4wI0
1/2


真夜「・・・ふむ。「海」で「遊」ぶ「館」・・・か。」
進「どうした?真夜さん。」
真夜「いや、水族館を目の前にして言うのもなんだが、この前に海に行ったことを思い出してだな。
  面積の少ない水着を着てみた時の進の顔、進の前でしか着ないといったときの赤い顔。
  そんなものを思い浮かべていた」
進「ぅっ・・;;」
真夜「そうだ、魚といえば、この間食べに行った料理屋。
  一人だとぜんぜん美味しくなかった。進がいたから美味しかったんだと再確認したよ
  そのとき、進も食べたい、とか思い浮かんだことも伝えておこうか」
進「さっ、さぁ早く行こうぜ!!;;」

709699万回寝込みを襲う猫耳:2005/12/24(土) 03:14:16 ID:fFozL4wI0
2/2


(水族館の中に入る)

さっきから真夜さんの動きがおかしい。
進「・・・なんでさっきから俺の前に回りこむの?」
真夜「いや、な。最近気がついた。たとえ魚であっても私以外に進の視線が行くことが気に入らない
  だから、そんな魚介類など見ずに私だけを見ててくれ」
進「(赤面)・・・そりゃぁ・・・真夜さんだけを見てるけどさ・・・じゃぁなんで水族館なんて選んだんだ?」
真夜「一応、だよ。私が進と本当に行きたいところは、世間一般でいう人目をはばかるところだ。
  私は進とそういうところに朝から行ってもいいと思ってるけど、進は気にするだろう?」
進「(更に赤面)・・・ま、まさか・・・それって・・・」
真夜「そう、ホテル。」
進「・・・!!!(絶句&鼻血)」
真夜「さぁ、さっさと行こう。私は早く進に好きにされたい」



隆太「・・・なぁ。あの気に入らねぇオーラを放ってる二人・・・どうすればいい・・・」
隼人「先輩、アンパンならありますよ。」



おしまい。
(こんなんでよかったのか;;とりあえず、これからよろしくお願いいたします。)
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 03:33:59 ID:i2ED7GoyO
鉄壁の保
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 04:11:35 ID:qY9Weu08O
スクール保守ズ
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 04:12:24 ID:hBfAYr8cO
ほしゅ
713You and Me 1/2 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/24(土) 04:34:46 ID:QoqoePmU0
  ――――You and Me――――

「おはよう。今日はすごい雪だな」
「ああ、ホワイト・クリスマスってやつだな」
 ちらちらと降る雪、吐く息の白さを楽しむ彼の顔を、彼女は見上げた。
「どした、クー?」
「君のぬくもりが欲しい。いいだろう?」
 苦笑しながら、彼は手を差し出した。その手を満足そうに取って、彼女は指を絡める。
「手を繋ぐなんて、いつものことだろ?」
「何を言う。初めてのことだろう」
「ん?」
「クリスマスを君と一緒に過ごすのは初めてだ。だから今日は、何をやっても初めてということだ」
 真面目な顔でそういう彼女の姿に、彼は小さく笑って、
「可愛いこと、言うんだな」
 手を引いて、クーを引き寄せる。
「じゃあ、これは?」
「うむ。初めての抱擁だ」
 彼の腕の中で、彼女は幸せそうに目を閉じた。

 その日の二人のキーワードは、『初めての〜』だった。
 初めての映画。初めての散歩。初めての夕食。初めてのバー。初めてのプレゼント。
「何でも言ってみるもんだなー」
「ん?」
「新鮮な気持ちになる」
「そうか。じゃあ最後に……私の初めてをもらってくれるか?」
 言って彼女が目で指すのは――――ラブホテル。
「それは……本当に初めてなんだろ? いいのか?」
「いやか? 私からの、もう一つのプレゼントなんだが」
 そして彼女は、彼の手を自分の胸へといざなった。
714You and Me 2/2 ◆ajqAF6Pwjs :2005/12/24(土) 04:35:43 ID:QoqoePmU0


「ちょ……クー?」
「わかるか? 私の気持ちが」
 変わらぬ表情、だが彼女の胸は大きく震えている。ドクン、ドクンと、激しく。
 それは顔よりも言葉よりも、雄弁に語っている。
「こう見えても、女の子なんだ。あまり恥ずかしいことを言わせないでくれ」
「――――ああ、悪い」
 答えて彼は、クーを強く抱きしめた。
 そして、唇を近づける。
「初めての、これは?」
「……キス」

 そして、翌朝。
「ん……おはよう」
「ああ。もうちょっと寝てていいのに」
 暖房のきいたホテルの一室。薄絹一つまとわずに眠りについた二人。先に目が覚めたのは、男の
方だった。
 自分の腕枕で安らかに眠る彼女の寝顔に、見惚れていた彼は、クーの目覚めを惜しいと思う。
「バカ」
 素肌と素肌が触れ合っていることに気付き、彼女は顔を彼の胸に押し付けた。そんな見慣れない彼
女の姿に、改めて彼は愛おしさを覚える。
「昨日は初めて尽くしだったな」
「……ああ」
「最後の『初めて』は、どうだった?」
「……最高だ」

 そして二人は、その日、初めてのキスをした。

「メリークリスマス」
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 04:46:54 ID:QoqoePmU0
今回は単発。クリスマスもので。

>>604,607
感動していただけたなら、作者としてこれほど喜ばしいことはありません。どうもありがとうございます。

>>603
ありがとうございます。Wikiに登録していただけるなら、『memories』でお願いしてよろしいでしょうか。
本当にありがとうございます。


それでは、よろしくお願いいたします。

最後になりますが、改めて。
皆様、メリークリスマス。
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 04:57:03 ID:zIdJDEO/0
クー「どうやら熱も下がったようだな。」
男 「ああ、朝よりは体も楽になってる気がするよ。
   でも悪いな、朝から俺の看病してくれて。」
クー「君のためなんだ。悪いわけが無いだろう。」
男 「そうか。いつもクーはそう言うよな。今度お礼するからさ。」
クー「それはありがたいな。さて熱も下がったなら後は汗をかけばすぐに治るだろう。」
男 「厚着でもするのか?」
クー「その必要はない。」
バサッ
男 「おい、何で布団に入って来るんだよ。俺の風邪うつるぞ。」
クー「ふふ、君の風邪ならうつってもいいさ。それに今は汗をかかせるために入ったんだ。」
男 「それはどういう意味で―お前なにズボンおろしてんだよ!」
クー「安心しろ、君は病人なんだから私が動いてやろう。」
男 「そういう意味じゃねぇ!!」
クー「何だ、それとも君の方からなのか?」
男 「だから違ぇって言ってんだろ!!」
717以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 05:15:52 ID:QoqoePmU0
>>715
>>603ではなく、>>623でした……orz
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 05:49:41 ID:WjQNyqYbO
保守
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 06:28:23 ID:JMmQUHO1O
720以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 07:41:44 ID:7IrhKRsY0
保守
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 08:33:54 ID:y7oD7ACRO
保守
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 09:03:33 ID:FfaXnCEoO
保守
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 09:09:59 ID:Pw5khNsA0
>>587
「家族」の中の人です
俺の作品を入れてくれてありがとうございます、ただ・・・
ちょwwwwwwムエタイwwwwwwww

最近続きが滞って申し訳ない〇| ̄|_
この時期は何かと忙しくて書く時間が無い
出来るだけ時間をとって書くつもりなので、待っててくれる人がもしいるなら
申し訳ないが、もう少し待ってください
とりあえず今から少し続き書くんで
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 09:22:43 ID:ldPGY7BfO
ほし
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 09:55:29 ID:9NeMWtUg0
ほす
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 09:55:52 ID:y7oD7ACRO
保守
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 10:27:25 ID:y7oD7ACRO
保守
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 10:44:17 ID:DIG7Lmft0
>>702――12月24日:会えない二人 京 AM9:00
  京の自室にて。
  手に取って掲げ、ニットで編まれたそれを、じっと見る。濃紺の色合いを基調とした、少し変わった
 形の帽子。亮が、二人で過ごす時間が取れないと詫び、せめてこれだけはと渡してくれたクリスマス
 プレゼント。彼が自分の生活費を削ってまで贈ってくれた、大切な品物だ。
  きっと、生涯を終えるその時まで大切に持ち続けるだろう。その自信も、ある。
  けれど、何故――彼がこんなにも想ってくれているのに、彼が想いを形にして渡してくれたという
 のに、私は残念だと思うのだろうか? 何故、こんなにも不安定な気持ちになるのだろうか?
  もう、二日会ってないから? 終業式の日、放課後になってすぐ行ってしまったから、寂しいの?
  そう考えて、頭を振った。
京「情けない……彼に依存する気持ちが、まだ私の中に残っているのか。亮は、私の言葉を信頼してく
 れたのだ。クリスマスは一緒でなくていいと、私はそう言ったじゃないか。彼の気持ちを、裏切る
 のか? 大好きな人の思いを、踏みにじるのか……?」
  頭の中の言葉を口にして、己を戒める。
  それは、絶対にできない。してはならない。そうすると、亮が傷付く。私が傷付く。
  だから、彼と過ごせる日が特別だと、言ったのではないか……
  ニットキャップを机に置いて、携帯電話を手に取る。液晶画面に、彼からの連絡を知らせる
 メッセージは、表示されていなかった。
                                 続く
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 10:56:41 ID:+KdBHWYbO
切なス
7301/3:2005/12/24(土) 11:17:18 ID:uoCl37Q3O
俺の名は怪盗「男三世」
今日も汚い金にまみれた金持ちのお宝を、からかい半分で盗みに来た。
おっと、盗んだブツは毎回返してるぜ。
いつものように警官に変装して現場に潜り込む。
周りは蟻一匹お宝に近付けまいと鼻息が荒い。
さてさて、どうやって盗み出そうか…。
ん?女刑事風の美人がこっちを見て体を小刻みに震えさせている。
ツカッツカッ
やばい!もうスピードでこちらに迫ってくる!バレたか!?
ク「いきなりですまない、私と結婚を前提に付き合って欲しい」
一同「ザワッ」
周りの全視線が俺たちに向けられた。
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 11:17:25 ID:heiDl17M0
hohoho
7322/3:2005/12/24(土) 11:18:27 ID:uoCl37Q3O
男「…え?」
警官A「クー警部補と…男は誰だ?」
警官B「知らん、見たことがない」

やばい、思いっ切り目立っている。

ク「以前の現場で見掛けた時、心臓を撃ち抜かれた思いがした。
あの時君はすぐにいなくなり、直後盗っ人の乱入で告白どころではなかったからな」
一同「ザワッ」
ク「目に焼き付けた君の顔を署内の全資料と照らし合わせ、寝る間を惜しんで調べ上げた。
…が、残念ながら君が誰かを知るに至らなかった」
警官A「おい、それって…つまり…」

やばい、やばい、やばい。
7333/3:2005/12/24(土) 11:20:53 ID:uoCl37Q3O
ク「しかし、今日会えて確信した、君は…」
男「…!!
バレちゃあ仕方ない。不本意だが今回は何も盗まず逃げさせてもらうぜ」
とっ○ぁん風刑事「逮捕だぁ〜!」
ばっと警官服を脱ぎ捨て、じいちゃんから引き継いだ怪盗スタイルで逃げ出す。
男「女刑事さんよ!演技とは言えドキっとしたぜ!…じゃあな」
警官隊+とっ○ぁん「「待て〜ル○〜ン」」
男「毎回言うがル○ンじゃねぇぇっ!」
男の逃走劇を一人遠くで眺めながらクーは呟く。
ク「何も盗まず?
…いいえ、君は(以下カリオストロ)」
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 11:32:01 ID:Ge1G5w+h0
>>728――12月24日 1−2:働く男とへべれけ女 亮 PM3:00
  居酒屋『酔狐』にて。
亮「店長。俺、店長に言いたいことあるんですけど」
店「あらら? あらららら? ついに年上のお姉さんの魅力に気付いたの? 今夜はクリスマス。
 予約のお客さんがみっちり入ってるけど、仕事終わった後なら付き合ってあげるわよ。んふふ、
 幹原のあそこが白濁液でホワイトクリスマス」
亮「酒瓶片手に下ネタ言っとらんと仕込み手伝えや。つーか店長、お姉さんと言うより俺の母親
  の方に年近いんですけどね。多分、五つ六つくらいしか変わらんですよ」
店「けっ! ニュージェネレーションの坊やは口がよく回る。ま、あんたの携帯待ち受け、綺麗
 な女の子に変わってたし、その子が彼女で操立ててるんでしょうけどー」
亮「あんた勝手に人の携帯見てるのか!? ここのセキュリティシステムは穴だらけか!?」
店「私が一応セキュリティ管理してるけど……穴ってそんなにないわよ。えーっと……
 幹原が使って気持ちよくなれる穴は、どう頑張っても三つしかないんだけど」
亮「また下ネタかよ! もういいよ! 携帯ポケットに入れて持ち歩くから!」
店「ひゃっひゃっひゃ! いいねぃ。私も、そんな時代あったんだねぃ。そうあれは――」
亮「ぐだぐだ言っとらんと仕込みやれや……! こっちは朝から飯も食わず働き詰めだぞ」
店「若いんだから平気平気。私も三日三晩ヤリっ放しで足腰立たなくなった時があったけど、
 あれも若さ故の過ちと思っt――」
亮「会話しようぜ!? 会話のキャッチボールで意思の疎通をしたいな店長と!」
店「まぁまぁ、ちょっと聞きなさいよ。若い頃の話だけど、多分あんたのためになるわ」
  そう言って、彼女は長い髪を纏めているバンダナを外した。酒瓶も傍らから離し、酒
 で赤い顔も、心なしか緩みがなくなった気がする。
亮「はぁ。んじゃ、こっちはこっちで仕事してますんで、もう存分に管巻いてください……」
店「いぇーい。幹原のお許しが出たから、お姉さん存分に語っちゃうぜー」
                                  続く  
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 11:55:23 ID:y7oD7ACRO
保守
736 ◆7b9DL4hJvA :2005/12/24(土) 12:06:56 ID:MV8f/2ay0
>>734
祭姉ちゃんをエロくしたみたいな店長萌え素wwwwwwww
そろそろ祭姉ちゃん再登場キボン
737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 12:30:41 ID:/ZdnSoZY0
保守
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 12:56:54 ID:onsnUeBKO
ほっちゃん
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 13:00:44 ID:oCZT2gl60
>>728>>734――12月24日 1−3:語るへべれけ女 亮 PM3:10
  カウンター席でだらだらとしていた彼女は、こちらにじっと目を合わせて、語り始めた。
瞳「じゃぁ、瞳さんの昔話を聞かせようかねぇ。あれはもう十年前になるんだけど、私にも恋人が居てね。
 お互いに好き合ってたんだけど、学生なんて気楽な身分じゃなくて食べていくために働いてたんだよね。
 私は親からこの店引き継いだし、彼も彼で夢があったから仕事に没頭してた。もう、全然会えなくてね、
 月に一度休みが合えばいい方で、会えない時は三ヶ月顔も見せなかった。で、私も恋愛初心者だったか
 ら、このまま彼と自然消滅するのかなー、とか思ってた。恋人らしく互いの誕生日も祝えなかったから
 これまでなんだろうなって思った。でも、やっぱり好きだったから。思い悩んで、会える日が特別なん
 だって思うようにした。彼にも、そう思うようにしてって話したわ。
  んで、年の瀬でお互いがてんてこ舞いの時、彼がひょこっとここに来たの。仕事であっちこっち飛び
 回って疲れてるのに、花束と指輪持ってきてくれた。お客さんも私も呆然としてる時に――あいつ、
 しれっと言ったのよ。メリークリスマス、って。たったそれだけ。それだけなのに、私、彼の気持ちが
 凄く伝わってね。嬉しくて嬉しくて泣いたの。心のどこかで、私――やっぱり特別な日を彼と過ごした
 かったから。あはは。でもさ、仕事を途中で抜け出した彼、その後大慌てで職場に帰ったよ。私も仕事
 中だったし、ほんの短い時間だったの。
  けどね、それはきっと、何十年経っても忘れられないクリスマス。大切な思い出だよ」
亮「……その彼氏さんは、今どこへ?」
瞳「んー。今はシンガポールに居るよ。海外勤務って奴? 格好いいよね、響きが」
亮「そうですか…………よし。仕込みも一段落したんで、飯食います」
瞳「外で食べてきていいよー。何なら二時間くらい休憩あげるけど?」
亮「いや、一時間でいいです。買い忘れた物もありますんで、それを買ってきます」
瞳「ジンベエ姿で出る気? ジャケットくらい着て行きなさいよー」
亮「はい。それと、店長…………ありがとうございます。行ってきます」
                                 続く
740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 13:29:10 ID:y7oD7ACRO
座敷わらしのだが
3レス目は少ないけど、3レスいくので投下予告を

では
741 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 13:30:49 ID:y7oD7ACRO
 ちゅん……ちゅん……。
 スズメが……鳴いてるな。
「なんだったか……。朝チュンだっけか……」
 した憶えはないけどね。ずっと、背中を向、け――?
 ……なんかさ、
 俺の向きそのものは同じなんだけど、彼方が目の前の、腕ん中に入ってるんだけど。
「…………」
「ふみゃ……」
「………………」
「ん……」
 …………どうしろと?
「う……ん……。はやと……さま……」
 ……モゾモゾ動いてるよ。つうか、抱きつかれてるし…………。
「彼方……?」
「うみゅ……」
 なんだか、どんどん密着してる気がするんだけど……。
「あの、彼方?」
「すぅ……」
 ……起きてください。つぅか、裸で、それはやばいです。いや、わかってるだろうけど、僕だって男だし。
「ん……なんか、あったかい……」
 起きた!
「彼方。腕を離してくれないか?」
「……はい?どうしたんですか、隼人さま」
「その、今現在僕を抱き締める形になってる手を離していただけませんか」
 少しだけきょろきょろと、彼方はまわりを見始める。
「ええと、今日は、ご用事などはありますか?」
「ないが」
「じゃあ、イヤです」
「……」
742 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 13:34:22 ID:y7oD7ACRO
>>741
 生き地獄を味あわせたいんですか?
「……あら」
「ん?」
 手が離れる。やっとか――って!
「おま、どこ触ってるんだ!」
「ええと、これなんですか?」
「あ……その、男性の、まあ」
 アレだ。生理現象の。
 少しして、手が離れた。なんともよくわからない、その前によくわかっていない顔をしている。
「はぁ……なるほど。さて。朝御飯はどうしますか?」
「なんでもいい。それに、もう昼だ」
「あら」
 ガバッと、彼方が起きる。なだらかだけど、少し膨らんだ胸が見えた。あと、脚のつけね辺りとか。
 ……お前は、裸なんだからもう少し考えて行動してくれ。
「今から作りますから、待っていてくださいね」
 その格好のまま出ていった。
「……」
 なにがしたいんだ?
「あ、なに食べたいですか?」
 いきなり戻ってくる。もちろん、なにも着ていない状態で。
「……まず、服を着ろ」
「あ、はい」
 てとてと歩く。僕は目を閉じた。
「よいしょ」
 衣ずれの音がするし……。
「もういいですよ」
「ああ」
「なに食べたいですか?」
 食べたい、ねぇ。そうだな……。
743 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/24(土) 13:36:34 ID:y7oD7ACRO
>>742
「外出てみるか?」
「外食ですか?」
「ああ」
 それに、そろそろこいつの服を買い増やさねぇといけないしな。
「じゃあ、そうしましょうか」
 なんだか楽しそうだ。

「ま、こんな日だし、楽しまないと損か……」
 僕は、独り言のように小さく、そうつぶやいた。
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 13:37:26 ID:y7oD7ACRO
すこしエロい感じを追加
でわ、夜辺りにまた
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 13:53:29 ID:DlRylSdw0
君は相変わらず素晴らしいクオリティだね。今日の聖夜をモニターの前で楽しみにしているよ
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 14:06:47 ID:bHbOtn66O
保守。
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 14:07:34 ID:Mcn00Ti70
一  万  年  と  二  千  年  前  か  ら  保  守  し  て  る 
 八 千 年 過 ぎ た 頃 か ら も っ と 保  守 し  た  く な っ た    
      一 億 と 二 千 年 後 も  保  守  し て る        
君 を 知 っ た そ の 日 か ら 僕 の 地 獄 に 保 守 は 絶 え な い
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 14:21:13 ID:RO69UgyF0
ho
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 14:25:02 ID:BkKLbXgJ0
>>728>>734>>739――12月24日 1−4:貴方を想う 京 PM7:30
  京の自宅、リビングにて。
祭「ねぇ、京ちゃん。そんなしけた顔しちゃ駄目だよ。クリスマスだよ、クリスマス。メリーメリー
 クリスマスさー。野郎と過ごせないのは残念だけど、独り身も楽で結構居心地いいもんだよ」
母「祭がチキンの一つも買ってこないからしけた顔してるんでしょ。それと、京に変なこと勧めないで。
 亮君は私も結構好きだし、旦那もいいって言うなら京のお婿さん候補筆頭ね」
京「母さん。私は亮と結婚する気ですから候補ではありません。言うなれば、婚約内定者です。その前
 にお互いやることが沢山あるので結婚はまだ先の話ですが。む。待て。高校を卒業したら、籍だけ
 でも入れるのがモアベターか……幹原京……うむ。語呂がいい」
祭「早っ! 十八歳で籍入れるの!? ノーモア無計画。人生にリセットボタンはないんだよ!」
京「私は亮を好きになってから半年以上も入念に計画を練っています……話しかけるだけで半年
 かかったのは誤算でしたが、修正できる範囲内です」
祭「いや多分それ致命的だよ」
母「いいわよ、別に。ちゃんと仕事と恋愛を両立しようって子なら、京を預けられるわよ。京。
 クリスマスとか特別な日に一緒じゃないのは寂しいけど、長く共に過ごそうって言うなら、
 辛いことはまだ沢山あるわよ。自分の弱さに負けないよう、彼と自分を信じなさい」
京「はい。しかし、母さん――やはり、クリスマスにはせめてチキンがほしかったですね」
母「祭が買ってこないから……」
祭「えぇっ!? だって、麗叔母さん――当日でも予約なしで買えるっていうから!」
麗「気の利かない子だねぇ! そこを何とか調達するのが居候の役割でしょ!?」
祭「うえぇっ!? 何か無茶苦茶言われてる気がしてならねー!」
  騒がしい、いつもの家。変わらない。温かい。幸せ。だから――
  だから、この胸は痛まなくていい。彼と居られないことで、痛めてはならない。
                               続く
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 14:27:16 ID:bHbOtn66O
保守。
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 14:42:41 ID:BkKLbXgJ0
ho
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 15:00:18 ID:oUOvMhXrO
保守
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 15:13:00 ID:Rej9SVM9O
ホヌ
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 15:20:30 ID:/ZdnSoZY0
捕手
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 15:33:05 ID:3YeouJVM0
雪は少し止んだ。たれ込める雲もなく、ひさびさの青空。
街の隅に残る微かな雪。ホワイトクリスマスも今日は打ち止めかな……。
独り言のように、口をついて出る言葉。

男 「今日の夜は、雪は降らないけどかなり冷えるかもな」
クー「暖かろうと寒かろうと、別に構わない。今宵はキミのぬくもりが近くにある。そう信じて、いいのだろう?」

上目づかいにボクをちらっと見るクー。その瞳になんの迷いも、ためらいもない。
馬鹿……オレが恥ずかしくなる、あまり見るな……。

トナカイ「ただいま高度8400ft!! サンタ軍曹、本当にアレを……」
サンタ「世界中の純真な喪男の願いだ、仕方あるまい……。
     分不相応の幸せを享受する彼奴らには、コレが一番と聞いている!!」

〜男邸宅付近にあんパンの絨毯爆撃作戦、開始予定時刻18:00、繰り返す……〜

空自HQ「了解した、男を捕捉次第直ちに作戦を開始して構わない。あんパン投下も領空侵犯も、帰国の攻撃と認識しない。
      存分にやってくれたまえ、サンタ君」

……コレってアリ?
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 15:36:39 ID:Lb/juFY90
>>755
若干ネタ分が多すぎる気も。
あと帰国→貴国?
757 ◆xea/FPnk0o :2005/12/24(土) 15:50:22 ID:dlvA/FyQ0
>>588
遅レスもうしわけないです。
ぬお!なんか紹介されてるッ!
短編作家さんが少ない中、がんばって作品を書いておりますが、
新規作家さんの勢いに押されどうも読み手に回っております。

短編作家さんガンバッテ!
SS、長編、その他クリエイターのみなさんもお体にお気をつけください。

つけくわえるとさっきまで8割書いてた新作短編きえt  orz

クリスマス終わるまでに投稿できるようがんばってみます…
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 15:57:28 ID:hNRlqkm60
>>728>>734>>739>>749――12月24日 1−5:イブが終わる 京 PM11:40
  風呂から上がり、居間でけらけらと笑いながらテレビを観る祭姉さんにおやすみと告げた。
  部屋に戻ってすることは、まず携帯電話の確認。画面には、何も表示されていなかった。
京「いつもなら……電話の一つも入っているのだが、今日は忙しいのだろうか……?」
  亮はアルバイトが終わると、短くても必ず電話を入れてくれる。それがない今日は、きっと
 店が忙しくて、まだ働いているのだろう。
  私から電話はできない。そうすると、私の会いたいという気持ちが絶対に見え透くから。彼に
 隠し通せる自信は、ない。それは、亮の重荷にしかならない。彼を困らせる、害悪でしかない。
  私は、亮の前で可愛く在りたい。綺麗で在りたい。強く在りたい。
  見栄のようなものだが、好きな人の前でより良く在りたいのは、当然の欲求だ。彼を虜に
 できるなら、例えどのような難題でもこなせる。それだけ、私は亮を想っているのだ。
  だが――だから、想うが故に、この胸の痛みが消えない。消せない。
  会いたいという願いが、強く心に刻まれる。会いたいという心が、切なさを滲ませる。
  知らず、私はベッドにうつ伏せていた。震えて、身体を縮めて、声を絞り出す。
京「亮……格好をつけたが、私は君に会いたい。会いたくて、会いたくて、胸が痛いよ……!
  君に会えば、抱きしめて、キスをして、頭を撫でてほしい…………だけど、思うだけに
 止める。君と、対等な恋人になりたいから。私は君の重荷にならない。絶対に、ならない」
  思いを誓いに変えて、薄く滲んだ涙を拭う。弱いだけの女にならない。私は、亮に信頼
 される女になるんだ。
京「それでも……君を思う切ない気持ちはなくならないけどね……」
  時計を見れば、既に日付が変わろうとしていた。日付と一緒に、この弱い気持ちが切り
 替わればいいのにと、脳裏でうっすらと考えた。
  刹那――PiPiPi PiPiPiと、小さな音が鳴った。
  慌てて、携帯電話を引っ掴む。表示された画面には、亮の名前があった。
 『ごフンごに 京のまんしょん 入り口 でマツ』             続く
759 ◆xea/FPnk0o :2005/12/24(土) 16:03:58 ID:dlvA/FyQ0
とおもったら復旧できたので投稿します。今回は短く3レス分です。
760かぎろひ 1/3 ◆xea/FPnk0o :2005/12/24(土) 16:04:57 ID:dlvA/FyQ0
今年も鉄骨の枠組みの中にイミテーションの樅の木が掲げられる。
青い光を纏い、白い息を含んだ空気はさらに冷たく、暗き空へ昇る。

もうこの景色を見るのは何度目だろうか。
この時期になると私はここを訪れる。目的はもはや不明瞭になっている。
誰かを待っていた事は覚えているが、その相手の顔も名前も思い出せない。
何もすることはないであろう事を理解しながらも受け入れることを拒否し
私は毎年この場所に来る。
あの時と同じ、リブ編みのタートルネックのセーター、タータンチェックのスカート、
白いファーのついたコートを着て、樅の木を見上げるのだ。

ふと広場に目をやると、滑稽な姿をした一人の男がいた。
さして特筆すべき特徴はないその男は、とぼけたサンタクロースの格好を
しながら、困ったような笑顔で道行く人に声をかけているが、誰一人として
彼の呼びかけに応じる者はなく、手に持っているチラシは一向に減る様子がない。
しかし、いくら特徴がないとはいえ、あれだけ派手な格好をしながら
まったく取り合ってもらえないというのは少々おかしな状況ではある。
完全に、まるでその存在がそこに無いかのごとく、彼は無視され続けた。

数時間が経過し、手足が凍るように冷たくなってきた。
彼は相変わらず一生懸命チラシを配っている。自分は不器用な人間だと
自覚しているが、彼も相当なものだ。おそらく私が来るよりずっと前から彼はそこにいる。

私の目の前を通りすぎた子供が、ふと彼の存在に気付いたのかその小さな手を
彼にさしのべる。彼は満面の笑みでチラシをわたそうと手を伸ばす。

「ホラ、なにしてるの、急いでるんだから。いくわよ?」
しかし、母親らしき女性に引き連れられ、その手にチラシは渡ることなく、
子供は去っていった。名残惜しそうな目で彼をみつめる子供。
彼はまた少し困った顔の笑顔をうかべながらバイバイ、と呟いた。
761かぎろひ 2/3 ◆xea/FPnk0o :2005/12/24(土) 16:05:30 ID:dlvA/FyQ0
「誰かを待ってるんですか?」

不意に言葉をかけられたために即座には自分への言葉とは理解できず
しばらくの間は雑踏を眺めていた。

「…雪、ふってきましたねぇ」

目の前にフェルトで出来た真っ赤な服を着た彼が立ち、そう告げられたとき、
やっと私は彼からの呼びかけが私に対してのものだと気付いた。
長く同じ行動を続けていると、だんだん周りのことに気をとられなくなる。
昔は男性に声をかけられたりもしたが、最近はそのようなこともなく
こちらから誰かに声をかけるということも億劫になっていた。

「あの、これ、もしよかったら…」

彼がいつのまにか手に持っていた缶コーヒーを手渡してくる。
ありがとう、と一言告げると、彼は屈託のない笑顔を見せた。

「こんなに長い時間一人でまってるの、大変そうですね」

ふうふうと缶コーヒーの口を吹きながらそういう。
そういえば彼がチラシを配り始めてから数時間が経っている。
少なくともその時間以上は私はこの場所で微動だにせずに
待ち続けている。何を、ということもなく。

「でもうらやましいなぁ。」

うらやましい…?止まっていた思考の片隅にのこる言葉。

「誰かを待ってるって幸せなことじゃないですか。自分を見てくれる人がいるって。」
762かぎろひ 3/3 ◆xea/FPnk0o :2005/12/24(土) 16:08:45 ID:dlvA/FyQ0
暖かい何かが流れ込んでくるような気がした。忘れていた、何か。

私という存在。私の過ごしてきた時間。そして私のいるべき場所。

私が待っていたのは、私を認めてくれる存在だったのだ。

全てを理解した私は、もう迷うことは無かった。

『声をかけてくれてありがとう。』

そう告げると、彼はほんの少しだけ照れた様子で空を見た。

私はこの暖かな思いを持ったまま、何も伝えることなく消えて往くだろう。
貴方が幸せであるといい。そう願ってやまない。
貴方の笑顔は幸せを運ぶ。

「なんていうか、あの…気になってしまいまして…
 別に疚しい気持ちとかそういうことではなくてですね、えっと…」

もはや独り言となる君の声に包まれながら、私は一足先に春へと向かう。
無くしたものは君が与えてくれた。貴方はその暖かな心で未来を照らせばいい。
おそらく私は貴方という暖かな存在が、この世に残した思いを映した幻。

蒼く暗く、そしてまばらな光の輝く空に消えゆく
ほんの少しだけ早く訪れた春の幻。
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 16:11:00 ID:dlvA/FyQ0
以上です。
感想いただけると嬉しいです。
それでは皆様、よいクリスマスをお過ごしください。
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 16:12:58 ID:DlRylSdw0
イイヨイイヨー(・∀・)
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 16:39:17 ID:qtvMaSku0
保守
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 16:57:54 ID:NkUJCQ250
>>728>>734>>739>>749>>758――12月24日 1−6:二人 亮と京 PM11:55
  京のマンション、エントランスホールにて。
  私は寝巻着の上にカーディガンを羽織って亮に貰ったキャップを被り、サンダルをつっかけて
 そのまま外に出た。母と祭姉さんの声が遠くで聞こえたが、今はどうでもいい。
  丁度十三階で止まったままのエレベーターに駆け込み、もどかしく一階へのボタンを押す。扉が
 閉まり、ゆっくりと降りるエレベーターに苛立ち、やきもきする。
  長い長い降下の時間が終わり、エントランスホールへようやく着いた。
  そこには――
  息の荒い、壁にもたれかかった亮が居た。軽く手を上げて挨拶を寄越す。
亮「よぅ。二日振り……」
  それだけで、私は今までの暗澹とした心がなくなるのを確かに感じた。
  たったそれだけで、私はいつもの私になれたと思った。
京「…………うん。二日振り、亮……」
亮「随分と可愛い格好だな。寝巻着まで猫柄か。キャップと相俟って、特殊な人に見えるぞ」
京「特殊? どのように特殊だろうか? 君が変だと言うなら、すぐに着替えてくるが」
亮「いい、いい。可愛いには変わりないんだから、それでいいよ」
京「そうか……何分、就寝直前であった為、着の身着のままだ。許してほしい」
亮「許すも何も、こんな時間に呼びつけて悪かったよ。でも、どうしても渡したい物があってな」
京「こんな時間……そう、君はこんな時間にどうやって来たのだ? バスも既にない時間ではないか」
亮「途中までは自転車。けどパンクして使い物にならなくなったから、走ってきた」
京「走っ――亮。君がそうまでして渡したい物とは何だ? 言ってくれれば、私が明日にでも君の職場に
 行って受け取ったものを……働いて疲れた身体を鞭打って来るなんて――」
亮「きっと、今日中に渡さないと俺は後悔してたから。だから、これを受け取ってくれ」
  そう言って、彼はジャケットのポケットから小さなプレゼントボックスを恭しく取り出した。
                                            続く
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 17:25:03 ID:qtvMaSku0
保守
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 17:29:18 ID:3YeouJVM0
他の人のオチを取るかも知れないが、やってみる。

〜クリスマスに産まれた男〜

男 「……なぁ、クー、キリストって、かわいそうだと思わないか?」
クー「何故そう思う? 宗派に無関係な我ら日本人にすら、その生誕を祝ってもらい、あまつさえ全世界中の人が
    祈り、ときに涙する。釈迦や孔子に比べたら格段の扱いではないか?」
男 「クー、よく考えて見ろよ。彼が全世界の人から祝われるのは主にイブと言われる前日だ。酒やそれに便乗した
   お祭り騒ぎは彼が産まれる前の日、イブに全て終わっている。
   彼が産まれるのはその騒ぎの終わった後。誰も祝ってくれない淋しい誕生日だ」
クー「……」
男 「お前も知ってるだろうが、孔子だって釈迦だって、マホメットだって誕生日をちゃんと祝ってもらえる。みんな駆け
   つけて、祝辞を述べたり甘茶を掛けたり香を焚いたり爆竹を鳴らしたり……。方法は様々だが、ちゃんと誕生日
   の朝から晩まで、産まれたことを喜んでもらえる……」
クー「……ふむ、確かにキミの言う通りだ。しかしなんで急にそんなことを?」
男 「オレも一緒だから、誕生日。
   毎年毎年、オレもイブにまとめてお祝いをされるんだ。最も本当の誕生日はみんな疲れて、
   俺だけ一人。仕方ないから一人で自分におめでとうって。でもそうやって生きてきたから……」
クー「……いいことを聞いた。男、今日のディナーは取りやめだ。本番は明日だぞ!!
   私たちだけでも、あのかわいそうな教祖様と、何よりキミを祝福しようじゃないか。
   明日は、『私たちだけの誕生記念パーティー』だ!! ……今日はとりあえず夜の予行演習と行こう」
男 「エッ、普通この流れだと自粛するんじゃないの?」
クー「夜間離着陸訓練は毎日行うのが上達への近道だ。さぁ、Touch&Go !!」
男 「ちょっ、まさかここで……、クーさんっ!! その入射角はヤバすぎるって……」

アッ!!
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 17:30:33 ID:3YeouJVM0
宗教の由来? 行事の伝統的意味?
そんなんとっくに燃えちまったよ。
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 17:49:44 ID:IBUXFsuN0
>>763
クリスマスイリュージョンといった風情がイイ
淡い表現にかけては◆xea/FPnk0o氏の独壇場になりつつありますね〜
GJ!
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/24(土) 18:10:19 ID:qtvMaSku0
保守
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
>>728>>734>>739>>749>>758>>766――12月24日 1−7:ハッピークリスマス? PM11:56
  大きな掌にちょこんと乗せられた、淡い桃色の包装紙とリボンで彩られた小さな箱。
亮「メリークリスマス、京。俺からの、クリスマスプレゼントだ」
京「――っ。亮、私は君にもう、十分な物を貰っている。これ以上は、過分だ」
亮「何だそりゃ……俺が、京に、今日こうして渡したいって思った。だから、受け取って?」
京「そんな、可愛く言うのは……反則だ。そういう風にされると、断れない……」
亮「断れないようにしてんだよ。お願い、な?」
京「うぅ……了承した。では、君の心尽くしを受けよう」
亮「京って、押しが強いけど押されると弱いな。ま、それはともかく――どうぞ」
京「ありがとう……空けていいだろうか?」
亮「当然。気に入って貰えれば、嬉しいよ」
  彼女は細い指先を使ってリボンを解き、包装紙を破らずテープを几帳面に剥がす。
 姿を見せた箱の蓋を開け、中に飾られたネックレスを指に絡ませて取り出した。
京「亮……これは綺麗、だな」
亮「うん。京の誕生日が九月だろ。飾りの部分に、誕生石のサファイヤが埋め込んでる」
京「っ!? わ、私の誕生日、話す機会もなくて教えてないのに……どうして?」
亮「遠藤に聞いた。蒼色が、何となく京を思わせてな。似合うと想像してみたけど」
京「では、着けてみよう……君の想像通り、似合えばいいが」
  彼女から箱などを受け取り、ネックレスを飾るその姿を見やる。
  だけど京は、着けることが出来ないで居た。溢れる涙と感情に揺らぎ、その指は
 微かに強張り、いつものように器用な動きが出来ないで居た。
亮「俺が、京に着けさせて貰っていい?」
京「頼む……もう涙で前も見えないんだ……」
                               続く