1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
Gocc (極猫) ◆HswindowsI :2005/11/30(水) 17:22:19 ID:2PxuL9Du0
■■■■■
■■■ ■■
■■■by Gocc ■■■
■■■■ ■■
■■■ ■■
■■
■■
■■
■■
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■■
■ ∧ ∧ ■ ■■■ ■■■■ ■■■■■
■■ (*゚ー゚) ■ ■ ■ ■ ■ ■
■■ (∩∩) ■■ ■ ■■■ ■■■ ■
■■■■■■■■■■■■ ■ ■ ■ ■
■■■■■■■■■■■■ ■■■■ ■■■■ ■
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:26:54 ID:CrllYVSi0
保守。
っつーか昨日今日の投稿SS落ちたのカナシス。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:29:11 ID:CrllYVSi0
ちょwwwwwマジでおちんのはええwww
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:31:06 ID:CrllYVSi0
保守
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:32:19 ID:A/3Gk50iO
一斉圧縮でもあった?
ブックマークしたスレ全部落ちてるんだけど
>現在40分間隔でDAT落ち判定(偶数時00分、40分、奇数時20分)
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:35:01 ID:A/3Gk50iO
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:37:07 ID:TBbmqPg/0
今北
やっぱり落ちたか…
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:41:20 ID:rXwRx0kp0
>1
乙です。
前のスレ、295までのログは保存してます。
要望がありましたらうpします。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:41:59 ID:ifKGmAbR0
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:43:46 ID:QlW2sOEF0
>>1 乙
前スレのログは俺も295でとまってるねぇ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:43:54 ID:CrllYVSi0
>>16 自分のもってるログでも295まで。
OpenJane-doeのdat形式なら自分もうpできまするよ。
19 :
15:2005/11/30(水) 17:46:27 ID:rXwRx0kp0
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:46:50 ID:pFmVyulbO
300越えた記憶があるが……
何本かSSの投下で
295で終了だよ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:49:34 ID:pFmVyulbO
すまん
気のせいか……
最近記憶力悪いな……
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:52:37 ID:CrllYVSi0
>>19 手持ちdatで295まで変換>閲覧を確認。
サンクス。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 17:58:06 ID:CrllYVSi0
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:01:05 ID:7UafTcdC0
最近、イチャモン付けてくるやつ多いな
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:01:15 ID:CrllYVSi0
ホントにはやいな落ちるの…保守。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:06:10 ID:E/OVTnpl0
>>1 乙っ素
Wikiの陸海空のところを書き手視点で修正したんだが直す部分はこれくらいかな?
もし他に直す部分があったら手直ししてもらえると嬉しい>Wiki詳しい偉い人
修正箇所は誤字・脱字修正、少し読みやすく、キャラ設定くらい
まぁ自己満足修正って感じ
尚、正式タイトルは陸海空のままでサブタイトル付けただけ
と、報告保守
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:07:09 ID:26auirukO
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:13:32 ID:CrllYVSi0
保守保守っと。
>>27 修正オツです。特に問題はないかと。
正式タイトル決まったようですし個人保管再開ウレシス
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:19:37 ID:CrllYVSi0
保守。
あとはまかせた>ROMの方々
保守
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:33:24 ID:8Xm/bQg4O
☆
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:39:51 ID:hFX8lTPvO
保守
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:41:20 ID:VXdT2hUP0
40分なら、いくらなんでもこんな短時間の保守はいらんだろ
しかし過疎wwwwwwwwwwww
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:41:54 ID:rXwRx0kp0
てか、前スレ落ちて、新参者がごっそり減った?保守。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:50:38 ID:X/bA6Sag0
>>27 -Caress of Venus-
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
第三者がまとめなおすのは無理があるから、
書き手の方々で直したいところがあったらどんどん直していってください。
改行が少なくなってたり、勝手に罫線引っ張ったり
いろいろ勝手にやってますから。クオリティ低くてすまそ
保守
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 18:52:22 ID:QMTbrZjoO
落ちてる……
(´;ω;`)テラカナシス
自分で勝手に名付けた男は〜が好きなのかシリーズ考えよう……
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 19:09:07 ID:zPX5H7VS0
保守
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 19:20:41 ID:E/OVTnpl0
>>29 >>36 この程度であれば何とか自分でも出来るようになったけど
Wikiに書き込むのが遅いようであれば先に書き込んでおいて
貰えると助かります
それと元々改行殆ど入れてないので、陸海空に関しては投下時
のままだったので問題なかったですよ
罫線は『前スレの〜』とふざけた文章入れていたため読みやすく
するための処置で今の形にしただけなので
これからもご迷惑おかけするとは思いますが宜しく保守
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 19:45:32 ID:eajWpdL/0
微力ながら保守
41 :
犬神さんの人:2005/11/30(水) 19:47:24 ID:+liB0kiz0
微力ながらしばらくしたら投下します。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 19:52:45 ID:cNdxTe0HO
wktk
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 19:55:32 ID:mP9VI+/d0
どっかの阿呆が女子高生スレを乱立させたから煽り喰らった。
皆ガンガレ、超ガンガレ。
保守
男「クー、誕生日今日だろ?」
ク「ああ」
男「なにか欲しい物ある?」
ク「・・・・君が欲しい」
男「アーアー聞こえない」
ク「むぅ・・・・なら君との幸せな結婚生活を・・・」
男「却下」
ク「・・・・・ケチ・・・・」
男「・・・あのね、無理難題を押し付けてるのはそっちでしょ」
ク「むぅぅ・・・・・じゃあ・・・指輪が欲しい」
男「指輪?」
ク「そう、指輪。君とペアの一緒やつを、2人の名前入りで」
男「・・・・それは婚約指輪と言うのでは?」
ク「そうとも言うな」
男「・・・・・他は?」
ク「駄目だな、これ以上は譲れない」
男「・・・・・ハァ・・・分かった、でも婚約するわけじゃないぞ?」
ク「・・・・今はまだ、な」
男「・・・は?」
ク「なんでもない。・・・・綺麗なヤツを頼むぞ」
男「りょーかい」
保守><
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 20:19:39 ID:Bee6dSgFO
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 20:24:54 ID:Mn8//RLR0
wikiの素直シュールとスクールライフはどこに分類すればいいんだ?
長編ってわけでもないし短編ってわけでもない。
あたらしくSSって項目でも作る?
3レス以下でシリーズ化しても個々の話が連続していないもの
ということにして。
47 :
◆oEsZ2QR/bg :2005/11/30(水) 20:33:08 ID:U1ozzV300
>>46 ん…。そうですね。前も言ったとおり漫画雑誌巻末4コマ漫画のようなものなので
SSというものがあれば良いんですが…。
手間がかかるようなら長編でお願いします。
48 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/11/30(水) 20:37:23 ID:E/OVTnpl0
犬神さんの人氏の投下まだかな?
まだのようならさくっと投下するんだけど…
49 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/11/30(水) 20:42:22 ID:E/OVTnpl0
まだっぽいのでサクっと4+1レス分投下します
陸海空 -Caress of Venus-
Promised land
です。
50 :
1/4:2005/11/30(水) 20:42:35 ID:E/OVTnpl0
クーに数回食べさせると夏海があ〜ん、と口を開いてくるので、俺一人が食事じゃなく
運動しているような気分になる。
夕食が終わる頃にはクーもほぼ普段通りになってきた、気もする…
食休みも兼ねてリビングでまったりとテレビを見ながら雑談。
が、当然ここぞとばかりに要求をエスカレートさせるのが夏海流。
夏海「クー、公人の腕に抱き付くのもいいけどさ〜」
嫌な予感がして席を立とうとする。しかし、左右の腕は既に固定され動けない。
空 「何でしょうか」
夏海「肩を抱いて貰うっていうのも良いと思わない?」
猛禽類を思わせる瞳。多分今の俺の心理状態がそう見せてるだけだと思いたい…
空 「それはとても魅力的な提案です。公人さん、是非お願いします」
公人「………」
夏海「今日はクーも手を怪我してるし一人でお風呂入らせてあげようかなぁと思ったけど
クーの身体を隅々まで…」
公人「一度クーの肩を抱いてみたかったんだよね〜 嬉しいな〜〜」
クーが何か言い出す前に肩を抱き寄せる。何か言いたげな視線を向けられるが少し強く
抱き寄せ気を逸らさせる。
夏海「で、勿論空いた片手は私に向けられるのよね?」
そう言うとにっこり微笑んだ。
時計の針が9時を回り、夏海は固まった身体をゆっくりと伸ばす。
夏海「公人、先にお風呂入っちゃってよ。私はクーに説教しなきゃいけないから」
空 「…そうですね、今だけは公人さんがいない方が都合がいいです」
2人とも共通の認識があるのか珍しく開放される事になる。
公人「まぁ入れって言うなら先に入るけど、クーに無茶な事言い出すんじゃないだろうな」
夏海「今更クーに何言っても無駄だろうけど、公人が関わると意固地になっちゃうからね〜
まぁ少なくとも目の前にいると邪魔にしかならないわ」
空 「残念ですが、今日は一人でお風呂に浸かって下さい」
確かに男としては残念だが、昨日からの攻勢で疲れているのでありがたかった。
51 :
2/4:2005/11/30(水) 20:42:55 ID:E/OVTnpl0
夏海「そうね〜。急いで出てくるようなら今日は隅々まで磨いて貰うって事にしときましょ」
公人「それだけは勘弁してくれ… くれぐれもクーに無茶な事するなよ」
当然でしょ、と言う台詞を聞き流しながら脱衣所に向かった。
湯船に浸かり、少し虚空を見つめる。
二人に懐かれ疲れが溜まるようじゃどちらか決めるって時点まで心が定まってないよなぁ、
とややぬる目の湯に浸かりながら考える。
それよりも昼間の女の子は一体何だったんだろう…
二人は何か知ってそうな雰囲気があったけど聞けるような状況とは言えないし…
幾度かの思考のループに陥る。
結局一人で考えても答えは出ないので、身体も温まった事だし風呂からあがる事にした。
脱衣所から出ると二人の話し声が微かに聞こえてくる。
公人「風呂空いたぞ〜」
すぐに廊下に現れる二人。
空 「では、私達もお風呂に入ります」
夏海「覗きするくらいなら入ってきていいからね〜」
公人「するか、馬鹿者。俺は部屋の片付けしてる」
空 「それは残念です」
夏海「お風呂から出たら呼びに行くから部屋で待ってなさい」
そう言うと二人は脱衣所に消えて行った。
まぁ今日買った服片付けなきゃいけないしな…
部屋に入るとテーブルの上にティーカップの箱と小さなメモ。
『直してクーに渡しなさい』
蓋を開ける。壊れたティーカップの破片。血の落とされていない数片の破片。
ズルイ奴だ…
洗面所でこびり付いた血を落とし水気を拭う。
部屋に戻り、瞬間接着剤を使い組み直していく。
「俺にはこれくらいしかしてあげられないんだよな…」
52 :
3/4:2005/11/30(水) 20:43:16 ID:E/OVTnpl0
1時間ほど経ったころ夏海が部屋にやってくる。
夏海「直った?」
公人「まぁ形だけはな…」
テーブルに並べられた3客のティーカップとソーサー。
夏海「上出来。さぁ、クーの部屋に行くわよ」
箱にカップをしまい直し部屋を出た。
夏海「クー、入るわよ」
返事を待たずにドアを開ける夏海。それは違うと思うぞ…
テーブルの前に座って待っていたクー。
空 「どうぞ座って下さい」
座る事なくドアの傍に立つ夏海。まぁそれが夏海の優しさなのか…
俺はクーに近づくと膝立ちになりティーカップの箱をテーブルに置く。
表情の曇るクー。
公人「俺に出来る事はこれくらいしかないから… すまない」
少し躊躇していたが箱に手を伸ばし蓋を開けるクー。
中には形だけの使い物にならないティーカップ。
空 「……公人さんの優しさが詰まったティーカップです。これ以上の記念品はないです」
うっすらと涙を浮かべたクーは立ち上がるときつく抱きついてくる。
夏海「…よかったわね」
空 「はい」
公人「あ〜、でも直せと言ったのは夏海だからな…」
軽く身体を離すと軽く微笑む。
空 「それでも嬉しいんです」
そう言うと強く唇を押し付けてくる。そのままバランスを崩し床に押し倒される。
公人「むっ、…な、夏海…が見て……るって………」
何とかクーを離そうともがくが体勢が悪く全然離せない。
空 「私は見られていても構いません」
話すためだけに唇を離すが、更にキスをしてくる。
53 :
4/4:2005/11/30(水) 20:43:35 ID:E/OVTnpl0
夏海「そろそろいいかな〜?」
耳元で聞こえる夏海の声。その声で顔を離すクー。だが身体は離してくれない…
横を向くと床に寝そべり頬杖をついた夏海。
空 「まだ満足していません」
公人「暴れるとまたカップ壊すかもしれないし、この辺りで…」
夏海「じゃぁベッドに行きましょ」
にっこりと笑顔を向ける夏海。
いつか見た写真のように両手を左右から引っ張られベッドに引きずられる俺。
抵抗は力が拮抗していなければ意味がないことを理解する。
夏海「クーばかりキスしてずるいと思わない?」
空 「仕方ないです。愛する気持ちが夏海より大きいのですから」
夏海「勝手に人の愛の大きさ測らないでよねっ」
笑いながらじゃなければケンカしてるようにしか聞こえない台詞。
公人「あの〜、俺としてはこういう事は恋人同士になってからでいいんじゃないかと…」
空 「私は公人さんとキス出来るなら恋人になってなくてもいいです」
夏海「いいじゃない、二人して公人の彼女になってあげるから」
公人「そういうのは世間的にだな…」
発言権は夏海のキスによって奪われた。
両肩に二人の頭が乗った状態で横になっている。腕枕は二人的に却下となったらしい。
空 「こうしていられるのであれば私は公人さんの愛人でも構いません」
夏海「あら、私が公人の愛人でいいわよ? 正妻にはクーがなりなさい」
二人とも正妻にはなりたくないらしい。
公人「二人とも勝手に話を進めるのはやめてもらおう」
空 「では、公人さんが選んで下さい。私はその決定に従うまでです」
夏海「どっちを正妻にしたいの?」
公人「つぅか、正妻決めると愛人がもれなく付いてくる環境ってどうなん?」
空 「幸せならそれでも許されるんです」
幸せそうにクーは微笑んだ。
54 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/11/30(水) 20:43:54 ID:E/OVTnpl0
これで多分11話だと思う、多分。
やっと本格的に新展開に持っていけるんじゃないかな〜と目論んでるんですが、
次回いつも通りだったとしても笑って許して下さい
これで投下終了します
55 :
犬神さんの人:2005/11/30(水) 20:46:33 ID:+liB0kiz0
ここで続いて投下します。
56 :
犬神さんの人:2005/11/30(水) 20:47:31 ID:+liB0kiz0
そして当日
龍一「……」
犬神「どうした龍一?さっきから全く喋らないではないか。」
龍一「…緊張してきた。」
犬神「何を言っている。出番は午後なんだぞ。」
龍一「それでも緊張するもんなんだよ。」
犬神「まぁ、いざとなったら私に身をゆだねるんだ。」
龍一「…どういうこと?」
犬神「私が君を担いで走るさ。」
龍一「いやいや、それじゃ二人三脚にならないじゃん。」
とそんな事を話していると
「やはりあいつらだけには負けられん!」「命賭けて走んぞ!」「この戦いは聖戦だ!」
そんな声が聞こえてきた。そして何かオーラらしきものも見えた。
あは…ははは……
57 :
犬神さんの人:2005/11/30(水) 20:48:40 ID:+liB0kiz0
>>56 しばらくして誰かがこっちにやってきた。
生徒「犬神さ〜ん、もうすぐ始まるから並んで〜」
犬神「ああ、わかった。」
始まる?二人三脚はまだだけど。
龍一「犬神さん、他にも何かに出るの?」
犬神「言ってなかったな。他に100m走に出る事になっている。」
なるほど、でも犬神さんなら大丈夫だろう。
犬神「それでは行ってくる。」
龍一「頑張ってね。」
そして犬神さんは行った。代わるように友人がやってきた。
友人「お前二人三脚気をつけろよ。」
龍一「気をつけるって何を?」
友人「周りを見ればわかる。」
龍一「??」
言われたとおりにメンバーを見てみた。よく見ると二人三脚のメンバーだけが赤い服を来ていた。
龍一「みんな赤い服を着てるね。」
友人「ああ、だから気をつけろよ。」
龍一「だから何に。」
友人「通常の3倍だ。」
とか言って友人は行った。何だったんだ…
そして競技が始まった。
58 :
犬神さんの人:2005/11/30(水) 20:49:33 ID:+liB0kiz0
>>57 犬神さんは予想通りに1位だった。他のクラスはその速さに驚いていた。
ていうか本気であの速さって、二人三脚の時はどれぐらい落としてるんだろう。
そして犬神さんが帰ってきた。
龍一「お疲れ。やっぱり1位だったね。」
犬神「高校に入ってからそれほど運動はしてこなかったが、まだ衰えてはないようだ。」
龍一「あとは二人三脚だけだね。」
犬神「ああ、練習を思い出せば大丈夫だろう。」
龍一「…練習って、まともにしたのは最初の1週間だけだよね。」
そうだ、最初の週はまともに練習していたが、後の週は走っている時に犬神さんが抱きついてきたりしてきたりして練習にならなかった。
犬神「何を言っている。あれも立派な練習だぞ。」
龍一「あれのどこが二人三脚に活かされるのか教えてほしいんだけど。」
犬神「万が一、こけてしまいそうな時の対処法だ。」
龍一「の割には嬉しそうにしてたよね。」
犬神「どんな時でも君に抱きつける時は嬉しいもんだ。」
龍一「…そうですか。」
口じゃ絶対に勝てない、そう改めて思い知った。
そして僕達の番が来た。
59 :
犬神さんの人:2005/11/30(水) 20:50:29 ID:+liB0kiz0
>>58 スタートラインに並んでみるとやっぱり周りが違うように見えるよなぁ。
犬神「どうした?また黙り込んで。」
龍一「…やっぱり緊張するって。」
犬神「ふぅ、仕方ないな。」
ちゅっ
龍一「!?」
その場の時が止まった。予想だにしなかった事。
周りは凄い顔でこっちを睨んでくる。中には泣きながらこっちを見てる者も。
犬神「ほら、これで緊張が解けただろう。後は走ることだけに集中すればいい。」
あの〜今の出来事で集中とかそれどころじゃないんですけど。
「よーい!」
この声ではっとした。そうだった、もう走るんだった。
とりあえず練習した事だけを思い出して走ろう。
「パーン!!」
60 :
犬神さんの人:2005/11/30(水) 20:51:36 ID:+liB0kiz0
>>59 はぁ…はぁ…
疲れた…けど頑張った。
犬神「お疲れ。」
龍一「犬神さんこそお疲れ様。」
結果は1位だった。それでも結構ぎりぎりであった。
みんな本当に3倍なのか?ていう速さだった。
それでも僕達も負けるわけにはいかなかった。じゃないと一緒に練習した犬神さんに迷惑かけるかもしれないから。
そうして体育祭は終わった。
龍一「…できれば二度と二人三脚はしたくないな。」
犬神「何故だ?」
龍一「個人じゃないから、どうしても僕は一緒に走る人の事を考えちゃうからさ、
そういうの苦手なんだ。」
犬神「そうか…」
そう言うと犬神さんは後ろから覆いかぶさるように抱きついてきた。いきなりなのはいつもの事だが。
龍一「ど、どうしたの?」
犬神「君は人の事を先に考える性格だからな、そう思っても仕方ないだろう。
だけどあの時君と一緒にいたのは私だ。私は君の全てを受け入れるから、そんな事を考えなくていい。」
龍一「う、うんわかった、だから胸を押し付けるのやめて。」
犬神「ふふふ、それは断る。」
そんな感じで今日が終わった。
61 :
犬神さんの人:2005/11/30(水) 20:52:33 ID:+liB0kiz0
ここまでです。
次回は夏休み編の予定です。ではノシ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 20:58:18 ID:ry4Pmb/70
>>54 両手に花。いつ読んでもウラヤマシスwww
>>61 犬神さん燃え素ww
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 20:58:56 ID:pFmVyulbO
前スレの最後の方を再投下していいかな
続き書いたんだけど、分からないと思うから
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:00:11 ID:5SVejDJh0
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:03:56 ID:5SVejDJh0
なんで、誤爆もついてくるのか・・・・・
66 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/11/30(水) 21:04:55 ID:U1ozzV300
さらに投下しても大丈夫かな?
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:06:33 ID:5SVejDJh0
68 :
スクルライフ1/2 ◆oEsZ2QR/bg :2005/11/30(水) 21:07:11 ID:U1ozzV300
お笑いコンビスクールライフのふたり。
とある深夜。
ク1「尾崎、君が欲しい」
ク2「私も欲しい。ク1と同じようにかわいがってくれたら尚うれしい」
尾崎「わかったわかった、じゃあ折り重なるように抱き合って(以下略)」
(その後、それなりにやらしい絵が続く)
ク1「まったく、弱いな。君は。ク2、君は尾崎の下を頼む」
ク2「了解した。むちゅぅ」
尾崎「あ…あうぅぅぅー!!」
がばり。
尾崎「………!! なんだ…夢か…」
クぅ「ふぅむ、どんな夢を見ていたのだ?」
尾崎「クぅがふた………ってクぅ! いつのまに!」
クぅ「愛鍵(あえて誤字)をくれたのは君だろう。私が夜中に君の部屋のベッドに侵入するくらいのこと造作ない」
尾崎「……………うん、そうだな。お前に合鍵を渡したのは間違いだったな。返せ」
クぅ「断る。それより、君の夢の内容を教えてくれないか? 気になるぞ」
尾崎「……嫌だよ。結構淫夢だったし」
クぅ「ふむ、俄然興味が湧いた。愛鍵を返してやるから教えたまえ」
チャリン←鍵を出した。
尾崎「わかったよ…、どうせ教えなくてもしつこく聞いてくるだろうし」
クぅ(……鍵はすでに複製を作っているから返しても問題ないのだが……)
尾崎「クぅが二人に増えて両方と…アレだ…。二人同時えっつ……」
クぅ「……」
尾崎「……黙るなよ…」
クぅ「やらしい奴だな。君は」
尾崎「うるさいっ」
69 :
スクルライフ2/2 ◆oEsZ2QR/bg :2005/11/30(水) 21:08:37 ID:U1ozzV300
クぅ「しかし、それが君の願望だとすると私にはできそうも無い。私をもう一人に増やすのは不可能だぞ」
尾崎「願望じゃねーよ。夢だって言ってんだろ?」
クぅ「夢と願望は直結するものだ。ちなみに私は毎日のように君の夢を見るぞ。しかもある意味マニアックな」
尾崎「うわー…聞きたくねぇ」
クぅ「しかし、とても不思議なことがおこったな。実は私もさっきまで夢を見てたのだが…ちょうど君と同じような夢を見てたのだ」
尾崎「…なに?」
クぅ「君が二人に増える夢だ。まったく二人そろって同じような夢を見るとは運命的なものを感じるな」
尾崎「………」
クぅ「しかし、私は君とは違うぞ。君はもう一人の私に浮気して二人同時に頂いた。まぁ、どちらも私なのだから浮気とはいえないようなものだが…。私はそんなことはしなかった」
尾崎「え?」
クぅ「いつも言ってるだろう? 浮気はしない。私は君以外の人は好きにならない」
尾崎「…」
クぅ「たとえ君と同じような者が現れたとしてもだ」
尾崎「…お前義理堅い奴だな…」
クぅ「一途だと言え。それに君と愛し合っているのにそこにもう一人来てしまったら、君への愛は半分になってしまうじゃないか」
尾崎「そっか………クぅは凄いな……」
クぅ「だから片方の君は寄付した」
尾崎「え、寄付!?」
クぅ「多分、まだ見ぬ恵まれないクールビューティの元に大切に届けられているであろう。どうだ、メルヘンだろう。尾崎」
尾崎「……コイツ夢の中までなにしてんだ…」
(終わり)
駄文、どうもでした。
70 :
空ネーとシュール:2005/11/30(水) 21:13:02 ID:fLg6XKwFO
>>46 シュールは毎日早朝保守用に好きかって書いてるぶんなので、好きに扱って下さい
貯まってきたらwikiにうpします
正味10ぐらいで作ってるやつなんでww
空ネーもお任せします。
一話出来たらスレにうpしますので
編集ありがとうございます。
ご苦労さまです
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:13:07 ID:Mn8//RLR0
燃え素とかいろいろ更新してきました。
不具合があったら修正よろしくお願いしますね。
72 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/11/30(水) 21:14:25 ID:U1ozzV300
もう、陸海空さんも犬神の人もテラもえす。
昨日用意した木炭がものすごい勢いで火を噴くwww
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:28:02 ID:Mn8//RLR0
とりあえず、SSの項目に
3レス以下でシリーズ化しても個々の話が連続していないもの
と
3レス以下でシリーズ化していないもの
の二つを作っといたんで
単発ネタや小ネタとかはそっちに保管でよろしい?
74 :
空ネーとシュール:2005/11/30(水) 21:29:26 ID:fLg6XKwFO
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:30:05 ID:E/OVTnpl0
>>44 うぉ、クーの誕生日だったとは
婚約おめw
>>61 通常の3倍に素でワラタ
>>67 クぅ二人は羨ましいのか恐ろしいのか判断に困るw
>>63 一応過去ログにあるけど再投下した方が親切かも
76 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/11/30(水) 21:30:08 ID:U1ozzV300
>>73 乙カレー。了解です。
しかし、wikiのやり方まったくワカンネ…。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:30:35 ID:QlW2sOEF0
つーか、SSと短編をあえて分ける必要もないんでない?
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:31:44 ID:26auirukO
(゚Д゚)はぁ?
ごめん何でもない
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:32:20 ID:4LlDv4wo0
SSと短編 (゚д゚ )
SS = Short Story = 短編 (゚д゚ )
SS = 短編 ( ゚д゚ )
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:34:16 ID:Mn8//RLR0
>>79 こっち(ry
いやなんていいうか、短編の項目に
「3レス以上でシリーズ化していないもの」
ってあったんで、別項目作ったほうがいいかなと思って。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:34:37 ID:pFmVyulbO
では投下を3レス分……
2レスは前スレのからで……
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:35:56 ID:pFmVyulbO
たとえば、僕がここにいると言うこと。
たとえば、君がここにいると言うこと。
めぐり会う、人。交差する人。
僕と……君と。
この感情を。
『僕』は彼女の部屋に――彼女のベッドに座っていた。透けるような光が、さしこんで照らす。
『僕』はおいてけぼりだ。こんなに愛しい人の、近くにいるのに、たしかに触れれる、そんな距離でも、こんなに――遠い。
「う……ん」
寝言が聞こえた。しずかな吐息。彼女の目には……涙がたまっていた。
「寂し……いよ…………」
彼女の口から漏れる。
――寂しい。うん……。僕もだよ……。
手を見る。そこにはやはり――透けた手があった。
つい先週だ。彼女との帰り道、僕は――弾かれた。
なにが起こったのか初めはわからなかったけど、気付いた時には、僕が二人いた。
眠ったように死んでいる『僕』。そして、それを見下ろす『僕』。
物を触ることもできた。足だってある。
だけど……、
君に声が届かないんだ。
『ごめん……。先に死んじゃったね。けど、うん……』
ずっと、そばにいるから……。
「……あり……がと」
寝言だよね?
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:37:01 ID:QlW2sOEF0
>>79 こっちみんな
>>80 あぁ、そういやそんなよくわからん縛りがついてたか。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:38:01 ID:pFmVyulbO
>>82 でも、うん。心が、充分みたされるや……。
『おやすみ、クー』
「うん……」
なんだかな……。
「あ、クーちゃん……その……大丈夫……?」
彼女は、学校で、そんなことを聞かれていた。
「大丈夫。つらくないとは言えないけど、泣いてなんかいられないだろ?」
そういって、笑う。
「それに」
それに?
「昨日は、夢の中だけど、彼に会えたから……彼が近くにいる気がするから、わたしは、頑張れるんだ」
いままでは、こういうことを言われるのがとても恥ずかしかったのに、今はこんなにも、うれしい。
ありがとう……。
僕は、ここにいるから……。
たとえば、僕がここにいること。
たとえば、君がここにいること。
たとえ触れ合えなくても、気付かないようなしあわせは必ずある。
だから――
僕たちは、愛し合うんだ。
85 :
◆oEsZ2QR/bg :2005/11/30(水) 21:39:10 ID:U1ozzV300
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:39:35 ID:pFmVyulbO
>>84 一緒にいることと好きあうことは同じじゃない。
だから、
わたしはここで、頑張れるんだ。
「ねぇ、クーちゃん」
「ん……?なんだ」
「最近、また少しだけ元気になったね」
ああ、そういうことか。
「吹っ切れてはいないけど、少しはな」
もしも君が見ていたら、そんな姿を見て悲しむと思うから。
「まあ、まだ完璧に吹っ切れるのは時間がかかりそうだ」
というか、吹っ切れるなんてことは、ないだろうけど。
君の笑顔がみれないだけて、こんなにつらいんだ。
だけど、わたしは頑張ってるから、
「君が、隣にもしいてくれるなら、それだけでいいんだよ」
だけど、君に声は届かないのかもしれない。触れたいけど、触れ合えないし。
「愛してるよ、今も、今からも君を」
こんなに強い気持を。
「どんなときも、一緒に、いるんだからな」
大好きな君と、心だけでも。
一緒にいることを好きあうことは違う。
ただ、それでも――
心だけは、想いだけでも、君のそばにあるから、
わたしは頑張れるんだ。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:40:47 ID:4LlDv4wo0
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:41:47 ID:pFmVyulbO
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:43:18 ID:cBMPGKNV0
クー「遊びに行くぞ。」
男「えっ。そのヘルメットは。」
クー「キミのだ。大型免許持っていただろう?」
男「あ、ああ、免許だけなら持ってるけどね・・・。」
クー「だからバイクを準備した。」
男「へっ?」
クー「ツーリングにでも行こうじゃないか。」
男「え、、、っってこれMT-01じゃないかっ!!」
クー「む、イヤだったか?私のVMAXは貸さないぞ。」
男「イヤっていうか・・・すっげえ格好いいっ!!」
クー「そうか、それは良かった。私の父のだが、ゴツゴツしたフォルムがキミに似合いそうなのでな、貰ってきた。」
男「貰ってきたって・・・いや、それよりクーは免許持ってたっけ?」
クー「一昨日取ったばかりだ。大型を誰でも簡単に取れるようになったのは良い世の証拠だ。」
・・・
クー「遅いぞっ!!」
男「一昨日取ったばかりのくせに速ぇぇぇよっ!!!」
納車の喜びで一杯の駄文です。本当にありがとうございました。
>>88 たんたんと語るクーに萌え素
そして納車したばかりのバイク転けて燃え素wwww
どうしてくれるんだwwww
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:50:40 ID:eph37D8R0
>80
短編に規定付けたの俺だ。スマソ。
SSとは分けたほうが良いんジャマイカ?と思ったもんで。
ここで言うSSは、要するにVSS(Very short story)て事だと思ってた。
規定は外してもらってイイです。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:53:09 ID:pFmVyulbO
>>89 レスありがとう
バイクの免許を取りたくても、親が止めるから取れない……
男とクーが羨ましい……
そして、ナイスなSS、GJだよ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 21:58:06 ID:X/bA6Sag0
>>90 短編とSSは分けたほうがいいと思う。
管理もしやすいだろうし。
作者の方々には、短編には題名をつけていただくとありがたい。
こちらで勝手につけるのは気が引けるので。
こういう議論は避難所とかでやったほうがいい希ガス
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:00:00 ID:pFmVyulbO
>>92 短編の題名の付け方を統一したほうがいいかもしれない
テンプレートにでもたして、わかりやすく
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:01:53 ID:QlW2sOEF0
SSだけど、ショートショート、という言葉もあったりする。
それでも原稿用紙10枚以下t(長いので省略
とりあえず、ひとまず長編とSSだけにして
素直シュールのようなシリーズ物があればそれ用ページつくってしまえば問題ないんじゃないかなっと。
あぁ俺うぜぇ('A`)
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:10:17 ID:Mn8//RLR0
避難所にWiki編集のスレ立てる?
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:18:03 ID:cBMPGKNV0
引きこもり男と素直クール(?)を投下してみるテスト
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:25:00 ID:eph37D8R0
>95
よろ。
>96
どぞ。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:28:53 ID:cBMPGKNV0
「おはよう。」その言葉で救われた気がした。
・・・
男「・・・ふぅ、流石にゴミ出さないといけないな。」
久しぶりに部屋を掃除してゴミを出しに行く。久しぶりの掃除と久しぶりの外出。
外出と言ってもちょっとそこまで。外に出ない理由?
カーテンから零れる太陽の光が嫌いなんだ。ボクはね。だから直射日光なんて考えられないんだ。
うんっしょっと・・・。かけ声が出るくらい老けたんだなぁ、と時の流れをしみじみと感じるね。
や、まだこれでもまだまだ20代前半なんですよ?と自問自答を繰り返す。
外に出る。・・・雪だ。なるほどイヤに寒いわけだ。
「おはよう。」
・・・世界が一転した気がした。
「あ、おはようございます。」
このアパートに入った頃はよく顔を合わせた隣人。最近は引きこもりがち、
じゃなくてHIKIKOMORIで、見事に顔も会わせなくなったあこがれの人。
「ふふ、そのおっきな袋。サンタさんみたいだね。」
「・・・」
何か恥ずかしいので顔を下ろす。
・・・ふと顔を上げると彼女は居なくなっていた。
ああ、そっか、今日はクリスマスだったか。
だけど何となく、明日から頑張れる、そんな気がした。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:29:34 ID:cBMPGKNV0
あらら?ライトノベルっぽい文章になった上に素クール分が足りないね。
なんつうか、素クール分が足りないのは俺の得意技みたいだ。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:35:33 ID:Mn8//RLR0
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 22:39:49 ID:A/3Gk50iO
>>24 かなり遅れてしまったがありがとう、恩に着るよ。
ソースをdatに書き直すのは結構骨が折れたけど
せっかくの君の厚意を無駄にするわけにはいかないしな
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:03:32 ID:pFmVyulbO
寝る前に予備で保守
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:20:49 ID:9SiKryts0
彼女は凶悪だ。
勿論、彼女に自覚があるわけでも、わざとやっているわけでもない。素で凶悪なのだ。
先日など、
『今晩はうちに両親は居ません。泊まりに来て下さいな』
などとクラスのど真ん中で言い放つし、別の日には、
『少し厠に行って来ます。貴方の精液が垂れてきました』
などと廊下のど真ん中で宣言する始末だ。
重ね重ね言うが、彼女に悪気はない。ただ単に自分の思ったことをすぐ口に出すタイプなだけで、
意地悪とか言うわけではない。むしろ、それが恥ずかしい発言だという自覚があるなら、意地悪でも
そんなことは口走れないだろう。
いや、彼女の名誉の為に言っておこう。彼女にだって羞恥心はある。ただ、僕の前だとどんなことでも
包み隠さず言うその素直さが災いしたのだろうか。
初めは面白がって僕たちをからかっていた友人も、徐々にあてられてきたのか、今ではすっかり
スループレイだ。
そんな彼女のおかげで日々戦々恐々と生きている僕だけど、今朝はなぜだか彼女が、
『先に学校に行って下さい』
なんて電話で言うものだから、久々に一人で登校する寂しさと若干の安堵をかき混ぜながら学校に
やってきた。
して、そろろろHRも終わり、さあ授業だという時間だというのに、彼女はまだやってこない。先に行って
欲しいと言っていた声に病気の影は感じなかったが、一体何があったのか。
そんな心配をしていると、授業開始間近になってやや控えめに教室の後ろのドアが開く。彼女だ。
遅かったね、と声を掛けようとする間もなく、彼女は僕の前につかつかと歩み寄ってきた。
挨拶しようか、と思うもつかの間、彼女がエヘンと咳払いを一つ。そして彼女が口を開いた。
「子供が出来ました。結婚して下さい」
八百万の神々よ、助けて。
素直クールの原点を振り返ってみた。なのに出来はいまいち。そしてあんパンの出番無し。
続きそうな終わり方だけど、続きませんよ?
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:23:58 ID:PubltUP20
エロっ娘GJ!
じゃ、俺はBIO4買ってくるな!
ノシ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:36:30 ID:QMTbrZjoO
男「水曜どうでしょうワロスwww」
クー「男は水曜どうでしょうが好きなのか?」
男「北海道民として当然だ」
クー「そうか…」
次の日曜日
男「あれ?そっちは函館空港だよ、ラッキーピエロに行くんじゃ…」
クー「企画発表だ男、サイコロの旅をしよう」
男「ちょwwwおまwww」
クー「私から降ろう………六か……私の実家に行って両親に挨拶だ」
どうみてもローカルネタです
どうみても考え無しです
どうみても今リアルで見てるだけです
後悔はしていない
今日初めてきたけどこのスレに参加しておk?
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:43:03 ID:jXyRH7wg0
Wiki職人の皆様、お疲れ様です。
>>108 問題ないなーい。
2レス+1ほど使って投下します。
>>102 HMTLtoDAT使ったら楽ッしたよ
…ってこれも素直クールなのか?w
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:44:35 ID:eph37D8R0
>108
いいよー
dクス
では過去ログを読み漁ってくる
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:45:06 ID:jXyRH7wg0
前編:
http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0011.txt 「2次で、f(x)が出てきた場合はまず何をしてみる?」
昼休み。教科書を開きながら委員長は俺に言う。
周りは弁当食べたり、雑談したりしながらも、こちらを凝視している。
無視して記憶を引きずり出すことにする。確か、f(x)は関数だから、そうだ、アレだ。
思い当たった俺は委員長のほうを向きながら言う。
「平方完成、か。」
委員長はかすかに口元をゆがめた。
「正解。」
いつもの姿とは違う委員長に羨望の眼差し。近くに居る俺に嫉妬の眼差し。
お下げ髪を解いて、メガネからコンタクトにした委員長は人気がうなぎのぼりなのだ。
気付けば、二日三日で学校の一、二を争う人気者になった。
曰く「踏まれたい」「なじられたい」らしい。俺にその気は無い。委員長にもその気は無い。
とりとめも無いことを考えていると、委員長はルーズリーフにさらさらと問題を書き込んだ。
『f(x)=x^2-4x+a の頂点と軸を答えよ。また、f(x)がx軸と共有点を持つaの範囲を答えよ。』
こういうのを見ると、頭が痛くなる。分からないし、面倒くさそう。
だが、ぐっとこらえて問題に向き合う。シャープペンを持ち、計算する。
えーと、f(x)=(x-2)^2+a-4になって、頂点が(2,a-4)になって、と。
と脳内で作った計算式をそのままルーズリーフに書き出す。カリカリと音が鳴る。
数分ほど格闘。判別式を思い出すまでに結構時間がかかってしまった。
「これでいいか?正直、自信はないんだが。」
ルーズリーフをぴらっと差し出す。委員長は受け取り、凝視。
眼が左から右へ、上から下へ、と動く。頭で即座に計算しているのだろうか。
「うん、これなら大丈夫だな。合格。」
はぁ、とため息をつく俺。毎日ノルマを課せられ、合格しなければならないのだ。
面倒だ、とは思いながらも何故か毎日やってしまう俺。どうしてだ?
シャープペンを筆箱にしまい、鞄へぶち込む。机の上を整理整頓していると、
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:45:51 ID:jXyRH7wg0
後ろから抱きつかれた。平均より大きな、ふくよかなふくらみが胸に当たる。
「なあぁっ!?」
思わず声を上げてしまった。周りは一斉に俺を凝視。そして噴き出す。
当の委員長は何も思っていないらしく、顔を俺に近づけ、耳元で言う。
「今日の褒美だ。昨日まででは満足できないだろ?」
手に力を入れられた。逃げることも出来ない。顔が熱を帯び、拍動は早くなる。
周りからは号泣の声やすすり泣く音が聞こえる。
ふと周りを見渡すと、泣きながらアンパンやメロンパンを構えている男子勢に気付いた。
俺は力ずくで委員長を引き剥がし、臨戦態勢。構わず投げてくる男子勢。
(不本意な)喧嘩で鍛えられた動体視力を駆使し、軌道を把握。席から立ち上がる。
右手で飛んできたアンパンを弾き、床へ叩きつける。左手はメロンパンを叩く。
周りは静寂。だが、一瞬だった。次々と投げられるアンパンやメロンパン、ショートケーキにワッフル。
あぁ、もったいない、と思いつつも一つ一つ叩き落す俺。委員長は唖然としてみている。
弾が切れた男子勢は、息も切らしながら俺を凝視。俺は目つきの悪い顔を向け、言った。
「お前ら、投げるなら食べ物じゃないものにしろ。もったいねーだろ?」
そこで男子諸君は我に帰る。口々に「すいません」「すいません」とつぶやく。土下座をするものまで現れた。
また誤解が、と心の涙を流しながら席に座る俺。そのまま机に突っ伏す。非常に疲れた感じがした。
口から漏れた一言「お前、空気読めよ。」その一言が静まり返った教室に響いた。
そして、俺は気付いた。その言葉によって、火の中にガソリンをぶちまけたことを。
「いつから!?」「お前ええぇぇえぇぇっ!!」と遠巻きから叫ぶ男子勢。
俺は頭を抱えた。やっちまった。俺にその気は無いのに、なあ。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/30(水) 23:46:23 ID:jXyRH7wg0
ちらっと委員長を見た。口を一文字に結び、眉は寄り、近寄りがたい雰囲気を発していた。彼女は叫んだ。
「君たちは、『私』を好んでいるのではないな?」
澄んだ、綺麗な声が、騒がしいはずの教室に凛と響いた。
押し黙る男子勢。俺は起き上がり、委員長を見た。続ける。
「君たちは、変わる前の私には見向きもしなかったな。なら、『私じゃなくてもいい』のだろう?」
綺麗ながら悲壮な響きが伝わる。急に周りからちやほやされたため、かなり鬱積した感情を抱いていたように見える。
と観察していると、物凄い力で引き寄せられた。胸に顔が埋まる。
「その点、彼は『私』に接してくれるからな。」
空気が、空気が肺に入らない。俺の顔色は赤から紫へと変わっていく。
周りの男子勢は気付いたようだ。だが、時既に遅し。俺の意識は闇に沈んだ。
以上です。(一応)後編、ってことで。
男「あ、クー。レポート手伝ってくれてありがと」
ク「気にするな、当然の事をしたまでだ」
男「たまにはお礼しなきゃな・・・・」
ク「なら、キスしてくれ」
男「おま、ここ教室だからそれh・・・」
ク「いや・・・私達はそこいらの『キスしよう』と言っているだけのカップルやアベックとは違う・・・
心の中で『キスしよう』と思ったならッ!その時既に行動は終わっているッ!」
男「いや、ちょ、落ち着k・・・・」
チュッ
ク「・・・『キスした』なら、使ってもいいよな・・・」
男「いきなり・・・教室でする馬鹿が・・・あるか・・・・」
A「2人で赤くなってやがんの、昼間からノロケやがって」
B「ケッ、なんか10歳ぐらい老け込んだ気分だぜ・・」
A「氷あるぞ。使うか?」
B「そうだな、ジッパーの人が来るまではそれで耐えようか・・・・ハァ・・・」
元ネタ分からないと全然面白くありませんね(・ω・`)ゴメン
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:04:53 ID:0uv90Dtu0
ペッシーーーッ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:07:38 ID:UdErJQKE0
話は全く思いつかないが
素直クール
↓
すなおくーる
↓
くーるすなお
↓
来栖 直
という名前だけ考えついた
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:08:23 ID:WTk++l420
>>118 来栖奈緒が既出
4スレぐらい前だと思う
120 :
【中吉】 :2005/12/01(木) 00:14:23 ID:Y0AEikt6O
頭が痛いなこれは。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:17:28 ID:UdErJQKE0
>>102 あああああああ、ごめんよ、datのほうが親切だったかorz
datももってたからうpすればよかった。こちらこそありがとう。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:23:55 ID:i2CNsnxPO
閉じろジッパー!!
久々にきたが,やはりいいなここは
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:24:20 ID:EPsp3HpIO
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:33:40 ID:i2CNsnxPO
>>106 こんなボードは感じ?w
1,快楽の園でさしつされつつ ラブホ
2,ゴールへ少し前進 市役所
3,ゴールへもう少し前進 男の実家
4,夢の直行便 クー実家
5,夢の直行便 クー実家
6,夢の直行便 クー実家
直行便ではないか………
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:38:25 ID:wJEKWQ6vO
つ『お題:政治家素クール』
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:38:39 ID:kG/erR+aO
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:42:10 ID:qS8IJEqs0
クー議員、真夜中のアヴァンチュール?!
クー「全く・・・マスコミというのはすぐに騒ぎたがるな。」
男「・・・どうするんだ?」
クー「どうもこうもない、別に黒い影は無いのだからかまわんだろう?」
男「でも黙ってたら不利になるだけじゃ?」
クー「そうだな・・・しょうがない、公表すればいいじゃないか。」
男「ええっっっ?!」
次の日の一面には
クー議員、マニフェストより先に婚約発表?!
と言う見出しが全紙の一面を飾ったとか飾ってないとか。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:42:57 ID:WTk++l420
総理大臣のえるの素クール版を書けばいいのだ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:47:15 ID:wJEKWQ6vO
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 00:59:13 ID:+fCjGDytO
ほしゅ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 01:00:02 ID:CrPS2SF8O
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 01:15:57 ID:qS8IJEqs0
男「・・・ふぅ、暇だな。」
クー「期末テスト明日からなのにそんなにこたつでゴロゴロしてていいのか?」
男「かまわん、期末テストなんてのは日頃の勉強の成果が出るんだ。常日頃から勉強してない俺はどうあがいても無駄。」
クー「・・・むぅ、そういう考え方だから勉強しないのだ。」
男「そんなことよりクーこそ勉強しなくていいのか?」
クー「別にかまわん、80点取れればいいからな。」
男「畜生、優等生の嫌味か・・・もういいもん、ミカン食べて寝るもん。」
クー「じゃあ、ミカンの皮は私が剥こう。」
男「サンクス。」
クー「ほら、むき終わったぞ。」
男「ありが・・・」
クー「バルスッ!!!!」
男「うがっ!!!?」
クー「ふふどうだ、我がバルスは。」
男「ミカンをつぶすなっ!目に、目にミカン汁が・・・
目が、目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!」
クー「ふっ、愚か者よ、心眼も開けぬとは。だから我がバルスごときに目がつぶされるのだ!」
男「バルスは目つぶしの技じゃない!崩壊呪文だ!」
クー「崩壊呪文というのも間違ってるぞ。」
男「と、とにかく痛い!目が痛いっ!って、ちょ、何のしかかってるんだっ!!」
クー「いやなに、せめて保健の勉強くらいはしようかな・・・と思ってだ。」
男「何ぃっ、やめ・・・」
クー「ほら、抵抗する。だから目をつぶしたんだ。」
男「謀ったなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ということでホッシュホッシュ。
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 01:38:13 ID:le5owmv40
保守
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 01:53:57 ID:le5owmv40
もいっちょ保守
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 02:17:55 ID:RnmOURD/O
保守
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 02:19:38 ID:01CZtP6A0
クー「男、まだバイクなんて危険な物を乗り続けるのか?」
男「あぁ」
クー「しかも今時2ストエンジンだなんて時代の流れを逆行しているとしか思えん」
クー「大体、パワーバンドをキープして走らなきゃならない所や、
燃費も悪く環境への影響も然り…良い所無しではないか」
男「悪い所も含めた上でバイクという乗り物が好きなんだ」
クー「ふむ、言いたい事は分かるが論理的ではないな」
男「車みたいにステータスや移動の手段として扱われる事は無く、
ただ純粋なまでに走る事に特化している所が堪らない」
男「よく車とバイクで速さを比べられるが、あれは話にならない」
クー「そうだな、バイク如きでは車に敵う筈がないからな」
男「総合制御まで行っていて遅い方が如何かしてるよ。
それにバイクは車体の限界よりライダーの限界が低いから仕方ないだろ」
男「クドクド(略」
クー「(あぁ、普段無関心な男がバイクの話になると生き生きとしている。
凛々しい顔を見れる反面、私の魅力は無機物にも劣っているのか…悲しいぞ…)」
結論、バイク・車ヲタと素直クール馴染まない
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 02:33:07 ID:wwF2xOOh0
>>137 そんなクーにオススメのこうげき!!
つ「タンデム」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 02:35:22 ID:pMQ07kRE0
ク「男・・・」
男「だ か ら 。 教室で、抱きつくのは や め ろ」
♪ちゃーらちゃちゃーらちゃちゃちゃちゃー
男「ん、なんだこの曲?ファイナルファンタジーの戦闘曲か?」
ク「そこの男子たちの中に、召喚師が紛れ込んでいたようだな」
ゴゴゴゴ・・・
男「教室が、消えた?!」
キラーン
男「あ、あれは!!巨大なあんぱんが、天空からぁぁぁッ!!」
ク「ふむ、こんなこともあろうかと用意していたランスが役に立ちそうだ」
シュバッ!
男「クーが飛んだァァッ?!竜騎士だったのかァァァッ!!」
ズバァァッ!!
男「ああ!あんぱがまっぷたつに、って、持って帰ってくるのかよ!」
スタッ!
ク「ちょうど2つに切り分けたぞ。ほら、あーん」
男「でかすぎて、食えねーよ!!」
ク「季節柄、これからは肉まんなどにしてくれると暖まって良いのだがな」
男「聞いてねー」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 02:35:58 ID:hLoLtG460
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 02:41:43 ID:hLoLtG460
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 03:01:36 ID:931KcMjw0
BOSCH
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 03:20:57 ID:099TiJKY0
保守っとくか…
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 03:22:22 ID:LB6i8Rz80
hosyu
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 03:31:11 ID:UIOvOzzDO
ク「なぁ、男」
またか・・・・・、今日はどんなことを言いだすんだ?
男「どうした、クー?」
ク「愛してる、と言ってくれないか?」
毎度ながら思う。恥ずかしくないのだろうか?
男「ちょwwwwいきなりどうしたwwwww」
ク「いやな、明日から休みだろ?それで明日から家族と旅行に行くんだ。」
ク「その間に君と会えないのはとても寂しい。だから今のうちに君からの愛情分を補給したいんだ。」
旅行ったって三日やそこらだろ。そのくらい我慢できないのか?
男「旅行に行くのはわかった。で、なんで今なんだ?」
ク「さっき思いついたからだ。さぁ、早く言ってくれ。」
男「家に帰ってからじゃダメなのか?」
ク「今言ってほしい。それとも、私を愛してくれていないのか?」
そうきたか。上目遣いでそれを言われると拒否できないだろう。
男「わかったよ・・・。」
男「・・・・・・・・・・愛してる。」
ク「あぁ・・・。今私は幸せだ。だが、やはり言葉だけではダメだ。今から屋上に行くぞ、男。体で愛を確かめあおう。」
結局それか。
俺達はやれやれと思いながら男にあんぱんを投げ付けた。
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 03:54:26 ID:5GyDZ+Dt0
ねるまえほっしゅ。おやすみなせい。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 03:55:17 ID:+fCjGDytO
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 04:14:05 ID:DjW0G7pp0
>>113 まさに王道ってのもいいね
このまま続けて貰えると嬉しい
つまりGJ!
>>145 視点を変えるとひどく新鮮な感じ
クールに観察できない葛藤バージョンも読んでみたい
言ってみればGJ!
149 :
素直シュール:2005/12/01(木) 05:21:13 ID:7bGl54Y9O
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 06:19:39 ID:UIOvOzzDO
ほしゅ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 06:48:05 ID:U6U60hSNO
保守
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 07:20:13 ID:UIOvOzzDO
>>149 GJ!!!
でもなんかありえそうだな…
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 07:40:22 ID:01CZtP6A0
出勤前の保守
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 08:03:19 ID:p8D/Wei10
h
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 08:26:20 ID:U6U60hSNO
保守がわりに次レス一本分投下
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 08:27:06 ID:U6U60hSNO
笑いつつ歩く。ときたま手と手が触れる。
顔を真っ赤にする君と、なんともないフリをするわたし。
たぶん、すべてを分かり合うことはできないけど、それでも、いいんだ。
「寒いな」
「うん。そうだね」
こんな短い言葉の交差でも、こんなにうれしくなれるから。
大好きだから、こんなに愛してるから、全部の気持をつたえたくて、それに、君に甘えたくて、学校でも、街中でも、色々なことを言ったり、したりしてしまうけど、
それだって、君の気持ちがわからなくて、怖いからで。
「ねぇ」
「……なんだ?」
彼に、顔を見つめられる。
「言葉にしなきゃ、やっぱりわからないよね」
「ん?なにがだ」
「愛してるよ」
「な……」
顔が熱い。たぶん真っ赤にはなってないだろうけど、それでも、恥ずかしそうな顔をしてるんだろう。
感情はオールレット。感度も最悪。
ただ、
それでも、だからこそ、ぎこちなくても伝えあうんだ。
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 08:58:08 ID:U6U60hSNO
保守
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 09:09:47 ID:LiA5cADjO
>>156 GJ!
エロスなのもいいがこういう純粋なのもいいな
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 09:53:46 ID:U6U60hSNO
Hi-素クールガールが夢に出てきたので保守
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 10:36:46 ID:s3Byd7tr0
>>156 GJ! テラ萌え素
個人的には男言葉のよりこういう素クールのほうが好きだ。
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 10:45:07 ID:HP7GiFAX0
>141
ツンデレは詳しくないのでスマソ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 11:07:36 ID:i2CNsnxPO
皆の為に保守
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 11:15:35 ID:nwtJHS0U0
じゃあ俺のために保守
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 11:34:38 ID:HP7GiFAX0
海の向こうから来たクー
ク「アナタにloveデス」
男「は?」
ク「ワタシとmakeloveしてクダサイ」
男「どういうこと?」
ク「ah・・・ンー、日本語で言ウトデスね、ワタシと、オマン」
男「わーわあーわーあ」
ホッシュートです。♪ちゃらっちゃらっちゃーん
今朝見た夢。
ツンデレ娘が想いを伝えられず、ストレス抱えすぎて。
「もっと素直になれたら」と悲しい気持ちで寝る。。。と、夢を見て。
魔女に「では素直に想いを伝えられるようにする代わりにその元気な性格を頂くぞ」と…
どう見ても人魚姫です。
本当にありがとうございました。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 12:08:15 ID:tDT5W3fF0
- ここにいるということ - の作者です。
わー!保管所Wikiの短編に自分の作品がッ!
ご登録頂いた方、ありがとうございました。
おかしなとこたくさんあったので加筆修正しておきます。
ということで保守。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 12:26:15 ID:U6U60hSNO
予備で保守
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 12:39:31 ID:qd8tg0H90
捕手
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 12:57:46 ID:9TL5b0RzO
保守
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 13:29:22 ID:U6U60hSNO
保守
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 13:29:25 ID:s3Byd7tr0
保守
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 13:41:37 ID:i2CNsnxPO
そいや昔,俺素クールになろうとしてた保守
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 14:09:20 ID:2JnczgfSO
授業前の保守
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 14:43:52 ID:LiA5cADjO
眠いけど保守
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 14:57:28 ID:9TL5b0RzO
ここ最近、毎日腹が痛いけど保守
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 15:18:21 ID:kG/erR+aO
正露丸を薦めつつ保守
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 15:21:09 ID:qS8IJEqs0
保守がてら投下しようか
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 15:30:24 ID:MjBvZwp10
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 15:58:59 ID:tDT5W3fF0
とりあえず投下待ち保守。
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 15:59:30 ID:U6U60hSNO
保守
帰宅したので保守
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 16:03:11 ID:LiA5cADjO
184 :
(1/3):2005/12/01(木) 16:09:21 ID:qS8IJEqs0
好きな人がいる。
告白もしてないし、付き合ってもいないけど、それでもいい。
毎朝、こんな私に「おはよう」と声をかけてくれるキミが好きだ。
授業中なんかに見つめていると、時折、こっちを向いてきて目があったりする。
目が合うと凄く恥ずかしくてうつむいてしまう。
放課後はいつも図書館でなにやら難しそうな本を山積みにして読んでいる。
朝と、このときだけが唯一、キミと一緒に居る時間。遠くから見てるだけで嬉しい気分になれる。
無口な性格のせいでキミと上手くはなせないし自分からは声をかけきれないけど、だけどそれでもいいんだ。
キミから時々声をかけられると声が上擦ってしまう。別に用件なんてないのに、いつものように単調な言葉では返せなくなって
私が噛むと優しい笑顔で笑ってくれる。凄く・・・恥ずかしい。
男「もうすぐクリスマスだな、何か予定ある?」
クー「わざと言っているのか?共に過ごそうと話をしていたじゃないか」
男「そんなこといったかなwwwwwwwww」
クー「プレゼントはお前がいい。私を愛せ」
男「ちょwwwww十分愛してるってwwwww」
クー「まだ、私を抱いてないではないか…」
186 :
(2/3):2005/12/01(木) 16:16:21 ID:qS8IJEqs0
>>184 その子に「おはよう」と、この言葉を言うのに凄く時間がかかったし、勇気が要った。
憧れてる女の子。みんながクールなんて言うけれど、ただ口ベタなだけだと思う。
時々こっちを見てる気がするけど、自意識過剰なんだろうな。恋は盲目って言うし。
それから図書館に通うようになったのもその子が居るから。本が好きってのも一応理由にあるけどね。
時々、二人きりになると声をかける。一生懸命話してくれる姿は可愛い。つい笑みがこぼれてしまうこともよくある。
ただ話すだけなのに緊張して噛んだりする姿は本当に可愛い。
好きになった理由は凄く単純。可愛いとかいう理由は後付。
空が晴れててぽかぽか暖かい日に誰に聞かせるわけでもなく独り言で「あったかいね」なんて言ったら
「うん」なんて返事が返ってきた。その後はずっと沈黙だったけど、あの雰囲気は好きだった。暖かいにおいがしたから。
187 :
(3/3):2005/12/01(木) 16:20:28 ID:qS8IJEqs0
>>186 A「先生ーっ、またなんかアイコンタクトでほのぼの空間が出来てますー。」
B「先生っ!本に、本に火がっ火がぁっ!!!」
先生「・・・もうその本は外に出して、焼き芋でも作ってなさい・・・。」
B「アンパン焼いてもいいですー?」
先生「・・・かまいません。」
C「なんでこの学校は放火魔しか居ないんだっ!クラスで問題発言を繰り返すクーといい、こいつらと言い・・・。」
D「全くだ!ちくしょう、特にこいつらにはアンパンが投げづれぇから扱いづらいっ!!」
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 16:25:07 ID:UIOvOzzDO
>>187 ほのぼのしてるなぁ〜と思ったら最後にワロスwwwwwwwwwwwwww
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 16:36:31 ID:LiA5cADjO
>>184>>186 全く同じ場面を違う目線で描写してあったりと、工夫がなかなか
またちょっと違った素直クールさが表現されてていいかも、と雑感です。スマソ
てか
>>187がオチでワロスwwwww
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 16:42:17 ID:tDT5W3fF0
>>184>>186 やわらか仕上げGJ。
同一の事象を2人それぞれの視点から、
っていうのは自分も考えてたネタでヤラレタGJ。
オチつけるあたりがまたwwwwwwソフランS燃え素wwwwww
既出かもしれんが、快楽天というエロ漫画雑誌の今月号に
素クールチックな女の子の話が載ってた。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 17:10:00 ID:LiA5cADjO
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 17:16:17 ID:n1tbIoDt0
一月号でいいのか?
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 17:30:10 ID:62AMng1tO
男「だめだって!!!」
ク「何故だ?」
男「誰か来たらマズイじゃないか……」
ク「来てもらわないと困る」
男「え…?」
ク「………落ちる」
どうみてもオナニーSS保守でした
ありがとうございました。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 17:51:18 ID:BX+ThzYJ0
2レス投下するね
お題「クーが過労で倒れたら」
男「あ〜、今日も一日長かったな〜、よっし!じゃあ帰るかクー。そうだ!ケーキ食いに行く?」
クー「・・・・・」
クーは机にうつむいたままで、めずらしく僕に反応しない。
男「クー?どしたの?」
クー「・・・あ?あぁ、すまんが今は何も食べる気がしないな、ケーキより君の家に寄りたいな。」
男「ん?あぁ、別にいいけど。・・・クーなんか元気ないんじゃない?」
クー「そ、そんなこと無い。私はいつも通り元気だぞ。」
男「そうか?なんか顔色がよくないし、呼吸も少し荒いしな。風邪でもひいたの?」
クー「君もしつこいなぁ、大丈夫だって。ほら!」
そう言ってクーは大げさに腕を振ってアピールしている。けどやっぱり僕には元気がある
ようには見えなかった。それどころか、クーは今のアピールで息を切らしてしまっている。
クー「これで、元気なのはわかっただろ?それじゃあ君の家に行こぅ・・・・(パタッ)」
僕にそう言い終わる前にクーは僕にもたれかかってきた。周りの視線が痛い。
男「ちょっwえぇ〜!?おい、クー!?もしもーし!!返事しろって!!」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 17:51:51 ID:BX+ThzYJ0
クー「・・ん・・・ここは?」
男「保健室だよ。」
僕が突然声をかけた事にクーは驚いたみたいで、ベッドのなかでワタワタと取り乱している。
クー「はっ?えっ!?なんで?あれ?私は確か君と教室にいて、それで元気があるとか無いとかの
話をして、それから君の家に行こうとしてから、それから・・・それから?」
男「それから、クーはその場でいきなりぶっ倒れたの。んで、そのまま保健室ってわけ。」
クー「そうか、私は倒れたのか・・そうか、じゃあ男がここまで運んでくれたんだな、ありがとう。」
クーはもう冷静さを取り戻している。僕は慌てているクーをもう少し見ていたかった。
男「いいよいいよ、気にするなって。」
クー「迷惑かけてすまないな、その・・・重くなかったか?」
男「ぜんぜんwなんか柔らかかったよww」
クー「ふふ、君はスケベだな。でも君ならいくらでも触っていいぞ。それとも今ここで
もう一度私の柔らかさを確認する?」
そう言ってクーが布団を持ち上げ、僕にここに来いとばかりに手招きしながら微笑んでいる。
男「なっ!?バカwここ学校だぞ!?・・・・でもちょっとくらいならww」
クー「あはは、冗談だよ。やっぱりスケベだね。」
クーがそう言いながら僕の頭を撫でてくる。まただ。気づけばいつもクーのペースに
僕は巻き込まれている。
男「お前な〜。」
クー「ごめんごめん、今はこれで我慢してくれ・・」
そう言ってクーが僕にキスしてきた。カーテン一枚隔てた向こう側には先生が
居るって言うのに。
男「ほんとにこいつは・・」
クーは悪戯を成功させた子どもの様に無邪気な笑顔を見せた。
やっぱ疲れたらこのスレに来るのが一番だねww
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 18:01:02 ID:tDT5W3fF0
どうもSS書こうと思っても短編になる自分がいる。
やっと半分ぐらいだわorz 今日投下できるかしら。
>>195-196 素直分多めで若い印象のクーに2UラックのサーバのBIOSチップ燃え素
普段笑わない子がたまに見せる笑顔ってなんでこんなにズキュゥゥゥンてくるのだろうか。
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 18:05:19 ID:Ltszu6jQ0
保守
来砂高校3年2組、友 一人 (とも かずと)。校内の超常現象調査を一手に引き受けるエリート集団、KMR(来砂ミステリーリサーチ)の代表だ。今日は放課後になると怪しい男女の声が聞こえて来るという、東校舎裏の調査だ。部下を従え、慎重に目的地へと向かう。
東校舎は現在使われておらず、また校庭の隅にあるため放課後ともなると人が近づくことはほとんどない。しかし、校舎に迫るにつれ、なにやら異常な声が聞こえてきた。これはただごとではない。慎重に身を隠し、裏を覗き込んだ我々の見た者は・・・
「うん・・・また大きくなったな。もう駄目なんて、君は嘘つきだな。お仕置きが必要だな。」
「あ、あ、クーやめて、人が来たら・・・うっ!」
友「エイリアンが地球人を襲っている!部下1、新兵器あんパンランチャーを!」
部下1「ここに!」
友「よしお前ら武器を取れ!目標を射殺しろ!人質の生死は問わん!」
部下「うおーーーー!!!」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 18:33:04 ID:VqCVRfCb0
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 18:38:14 ID:W2xacdxX0
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 18:55:07 ID:U6U60hSNO
まあ、保守
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 18:56:07 ID:6Nq6fgzf0
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 18:56:08 ID:i2CNsnxPO
保守
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:03:46 ID:62AMng1tO
男「っだ──────!!!!!!なんだよそれっ!!!!!」
ク「男、どうしたんだ?」
男「VIP、今年のクリスマス中止だって……って言ってもクーにはわかんないか」
ク「さっぱりわからん。そうだ、少し待ってろ」
男「ん?」
─ガサゴソガサゴソ─
ク「これなら男も元気になるだろう?」
http://h.pic.to/4swny 男「流石クー。わかってるね」
ク「勿論だ」
完全オナニーSS
本当にありがとうございました。
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:11:18 ID:tDT5W3fF0
>>205 前倒しで速達郵便お願い致します。
ファーの部分で!ファーの部分で!!!
ということで短編投下準備完了。
推敲してる時間がないのでアレですが、7レス分行きます。
タイトルは名前欄で。一応投下時だけトリップつけますね。
207 :
Joy to the World 1/7 ◆xea/FPnk0o :2005/12/01(木) 19:12:45 ID:tDT5W3fF0
『この通りを歩くのが好きだ。』
彼女はそう言いながら一定のペースで歩みを止めずに進んでいく。
路肩の土を盛り上げる霜柱を踏みながらそのあとを行く日曜日午前8時38分。
この緩やかな上り坂の並木通りを抜ければそこはこの町を見下ろす丘の上。
質素、と呼ぶにはすこしみすぼらしい(といったら失礼かな)具合の教会がある。
『別に属しているわけではない。自身の性情に対する自戒の場…とでも言えばいいのか』
「セイジョウってなんかすごいな…それでわざわざ礼拝に?」
『月に一度だけ、な。』
湿った路面が穏やかな日差しを受けながら緩やかに光を反射する。
霜が残る日陰を照らせば光の粒が広がる天の川の様に輝く。
『神父様にはずいぶんお世話になっているということもあるが。』
「へぇ?そうなんだ」
さくりさくりさくりと街路樹の並ぶ土の部分を選んで歩く。
『月に一度でいいから礼拝に来て欲しい、と。』
「そんなに人こないんだ」
僕は苦笑しながら足の裏の感触を楽しみ、ふと彼女の方をみる。
『そんなことはないと思う。毎月私が見る限りでは満員御礼の札が出るほどに人が集まる』
普通に考えたらそれって君が目当ての人なんじゃ?って思うんだけどな。
きっと彼女は微塵もそんなことは思ってないだろうな。それはそれでなんかこう…。
いやいやよくないよくない。ジシンのセイジョウをジカイしに行くんだもんな。
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:12:52 ID:i2CNsnxPO
サンタクーひとちょっ〜!
209 :
Joy to the World 2/7 ◆xea/FPnk0o :2005/12/01(木) 19:13:47 ID:tDT5W3fF0
教会は相変わらずな佇まいでそこにあったけれど、これだけ老若男女が、いや…、
割合で言えばニャクニャクナンナンみたいなもんだけど、集まっているのは初めて見た。
なんだか釈然としないのは僕の心がやましいからですか?神様。
『それよりも君が礼拝に興味があったとは知らなかった』
彼女がコートを脱ぎながら言う。礼拝に行かないか、なんて誘われたのは初めてだけど。
「いや、正直宗教行為にはあんまり興味はないよ。宗教自体にはあるけどね。」
『知的好奇心、というものか。君らしいな。』
「うん。まぁ都合のいいときだけ神様頼みってのもどうかなぁなんておもったりして」
『ロマンチストなのだな、君は。』
神頼みでロマンチストなんて言われたのも初めてだよ。
「まぁまぁ、色々忙しいでしょ、準備とか。行っておいでよ」
『ん、行ってくる。』
彼女がこれを、と紙を渡す。「もろびとこぞりて」とタイトルが振られた紙。
聖歌だっけ?ってなんか歌うのか!…僕歌には自信無いんだけどなぁ…
しばらくすると神父さんが入ってくる。あれ?彼女が戻ってこないけど…
すると前方右手側に異様にひとがぎゅうぎゅうに集まっていることに気付く。
その奥には聖歌隊が…そういうことか…。
聖歌隊は5人で構成されていた。よくみると学校のコーラス部の女子が2人。
肝っ玉母ちゃん風の女性が一人、そして…茜さん…がいる。その隣に彼女。
茜さんは学校では有名な姐さん肌の女性で、男子からも女子からも好かれる
いわばミスキャンパス的な女性。そういうことには全く興味がないみたいだけど。
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:14:09 ID:n1tbIoDt0
「すみれちゃんちょっと、言ったげて」
「はい、聞きたいか余の武勇伝」
「その凄い武勇伝を言ったげて」
「余の伝説ベストテン、れっつごー」
「愛妻弁当を毎日作る」
「すごい梅干し必ず二個入ってる」
『武勇伝、武勇伝、武勇デンデンデデンデン、れっつごー』
「毎日一緒にお風呂に入る」
「すごい大事なところも洗いっこ」
『武勇伝、武勇伝、武勇デンデンデデンデン、れっつごー』
「先輩の精子を膣内(なか)にせがむ」
「すごい安全日なんて嘘八百」
『武勇伝、武勇伝、武勇デンデンデデンデン、れっつごー』
「初体験で涙がぽろり」
「すごい痛みと幸せ両折半」
『武勇伝、武勇伝、武勇デンデンデデンデン、れっつごー』
『意味は無いけれど〜、むしゃくししゃしたから〜、教室で思い切り抱きついた〜、武勇デンデンデデンデン』
『爽やかな朝に〜、ガッコ行きながら〜、先輩の胸に手を当てる〜、デンデンデデンデン、れっつごー』
『デンデンデデンデン、デンデンデデンデン、デンデンデデンデン、デンデンデデンデン』
「あのさ、二人でなにやってるの? 特に原川」
「ふっ、知れたこと。お前のイチャイチャ生活実況dグフッ」
「とりあえず、今回はアッパー一発で」
211 :
Joy to the World 3/7 ◆xea/FPnk0o :2005/12/01(木) 19:14:41 ID:tDT5W3fF0
ふと茜さんと目が合う。満面の笑みでピョコピョコと手を振る。
と同時に走る悪寒。とっさに僕は下を向く。野性の勘なんていらない。
間髪おかずに「ザッ!」と音が聞こえるかのごとく振り返る男性陣。学校の
男子生徒共、一部の講師、近所の肉屋のおっさんまでが親の敵でも探すかのように
こちらを見ている。説明するまでもなく、僕は何故か茜さんに好かれている。
「さ、さむいですねぇ」
となりにいたおじいちゃんに話しかけてみるけど耳が遠いのか反応せず。
これだけの蛇ににらまれてたら死んじゃうよ…と半泣きになりつつそっと彼女の方を
みると…あれ?なんか雰囲気が違うな…。あ、眼鏡はずしてる…。
普段見慣れない彼女の顔をじっと見ていると視界に茜さんが入ってきた。
すこしぷぅっとふくれると彼女に耳打ちをする。彼女がこちらを見る。すぐまた手元の
紙を見つめる。なんーんだつまんないの、という顔の茜さん。…何をはなしたのやら。
程なくして神父さんの説法が始まる。これはこれで興味深い。
しばらくは話が続いたが、聖歌を歌う時間になったようだ。時期的なものもあるのか
クリスマスに歌うための練習も兼ねて、ということで有名な曲が選ばれた。
「ではお手本として聖歌隊の方に歌って頂きましょう」
神父がそう告げると聖歌隊のメンバーが中央に移る。彼女は女性にしては身長が高く、
端の方に立っていたけどぴょこっと飛び出る形になっていた。
ざわざわと男共から話し声が聞こえる。
「茜さんのとなりの子も、なんかいいなぁ」「あぁ、なんかこう冷たそうな感じとかいいよな!」
なんだこいつら、同じ学校なのに彼女のことわかんないのか?
212 :
Joy to the World 4/7 ◆xea/FPnk0o :2005/12/01(木) 19:16:49 ID:tDT5W3fF0
…理由はわからないけどなんかそれはそれでちょっとイラっと来た僕がいる。いかんいかん。
神父様が古ぼけたカセットレコーダーの再生ボタンを押すと、これまたいかんともしがたい
パイプオルガンのいなたい伴奏が流れ始める。
もろびとこぞりて むかえまつれ
ひさしく まちにし
しゅはきませり しゅはきませり
しゅは しゅは きませり
「うわぁ」
僕は小さく声を上げてしまった。なんだこのコーラス隊は!絶妙なバランスでがっちりハモる!
肝っ玉母ちゃん風のおばちゃんのファルセットは金切り声にはならず遠くへ伸び、コーラス部の
2人はサラウンドスピーカーのごとく調和の取れた広がりを見せる。そして中心の声は茜さんだ。
この人できないこと無いんじゃないだろうか?とおもわせる。質が違う。
彼女の声は…と思った時、僕は彼女が歌ってる声聞いたことがないという事実に気付いた。
カラオケにもいったことないし、鼻歌を歌うのだって聞いたことがない。…にしても、だ。
完璧な調和のなかから彼女の声が聞き分けられない。その事実に僕は愕然とした。
彼女はまっすぐステンドグラスを見ながら歌っているのに、その声がわからない。
「はい、それではみんなで歌ってみましょう。」
2番を歌い終えたところで神父さんがそう言うと、全員がぞろぞろと紙を取り出す。
僕はなんだかとても申し訳ない気持ちになって彼女を見ることが出来なかった。
男共が云々なんていえやしない。彼女の歌声がわからない僕にはそんなこといえやしないんだ。
絶望とまでは行かないまでも気持ちが凹んでしまった僕はうつむいて止まってしまった。
好きな人の声がわからないってなんだよ。僕ぁなにしてんだ…。
213 :
Joy to the World 5/7 ◆xea/FPnk0o :2005/12/01(木) 19:17:45 ID:tDT5W3fF0
「自身の性情に対する自戒、かの。」
唐突に隣のおじいちゃんが口をひらく。
「お前さんがいまこの歌を聴いてなにについて自責の念を持ったのかはわからんが
そんな顔をして自分を責めていても何もならんよ。
それに対して何が出来るか、が肝要なんでないかの?」
にやっと笑ったおじいちゃんはまっすぐ前方の十字架を見上げた。
恥ずかしさで顔から火が出そうだった。それこそなにやってんだ僕は。バカめ。
初めてあったおじいちゃんにまでそんなこと見抜かれるような顔。
僕にできること、今、できることはなんだ。
巻き戻しがおわったテープが再生される。伴奏が大きめの音で聞こえてくる。
また歌が始まり美しいハーモニーが流れる。歌声には粗野な男共の微妙な声も
混じるが、気にならないほどの美しさだ。
刹那、ブツッっという音と共に伴奏が止まる。カセットテープが切れたのは誰にも明確だった。
ぷつりと止まった伴奏と共に歌声が止んだ、用に思えた次の瞬間。
あくまのひとやを うちくだきて
とりこをはなつと しゅはきませり
透明で凛とした声が教会の空気を揺らしていた。彼女は止まらずに、まっすぐ歌っていた。
涙が、自然と流れた。
しゅはきませり しゅはきませり
しゅは しゅは きませり
214 :
Joy to the World 6/7 ◆xea/FPnk0o :2005/12/01(木) 19:18:59 ID:tDT5W3fF0
彼女の歌声は響く。上手いとかそう言う事じゃなくて。気持ちがまっすぐに伝わる声。
即座に僕は今できることに気が付き、同時に行動に移していた。
「『 このよのやみじを てらしたもう 』」
僕らの声が響く。皆がこちらを向いた。彼女もこちらを向く。ほんの少し笑ったように見えた。
たえなる ひかりの
しゅはきませり しゅはきませり
しゅは しゅは きませり
しばしの沈黙。そしてそれを破ったのは茜さんの拍手だった。
ぱら、ぱらら、ぱちぱちぱちぱち、パチパチパチパチパチパチパチ
まもなくその場全員の拍手が僕らに降り注いだ。僕は急にはずかしくなってまたうつむいてしまった。
隣にいたおじいさんはこの教会の一番偉い人だったらしく、彼に相談を持ちかける生徒も多いと
あとで茜さんがおしえてくれた。君の歌声にも惚れたよ、なんて大きな声で言われて僕は少し
あせってしまった。そそくさと準備をして教会をでる。彼女は既に着替えを終え、入り口横の
ベンチに腰掛けていた。少し離れた場所を囲む男性陣。彼女はいつもの、人を寄せ付けませんよ
オーラをこれでもかと醸し出しながら、歌詞の紙を見ている。声…かけにくいなぁ…。
『帰ろうか。』
僕を見るとすっと立ち上がり何事もなかったかのように歩き始める。
男子共からなんとなく生暖かい視線を浴びつつ、僕らは帰路についた。
215 :
Joy to the World 7/7 ◆xea/FPnk0o :2005/12/01(木) 19:20:18 ID:tDT5W3fF0
『まさか君の歌声が聞けるとは思わなかった』
彼女はとても上機嫌な風でそう言った。
「いや、その…」
『テープが切れたのはわかったが歌を止める理由にはならない。だから歌ったのだが』
くるりとこちらを向いて、もうなんというかそれは卑怯だ、といいたくなるぐらいの笑顔。
『君と私の声が空気を震わせる事がこんなに嬉しいとは思わなかった』
凹んだことや、恥ずかしかったことや、申し訳ない気持ちもどこへやら。
『カラオケ…俄然興味がわいてきた。』
「へ?」
『今日の予定は?』
「いや、ないけど…」
『よし、それでは君に任せる。カラオケに連れて行ってくれ。』
「あ、いや、うん、わ、わかった」
『君の歌声、たくさん聞かせてもらおう』
「歌うの僕だけなの!?」
『いや、一緒に歌おう』
やっぱり彼女にはかなわないな、と思う。[自身の性情に対する自戒]か…。
とりあえずは一生懸命歌うことでちょっとでも彼女の気持ちに報いることが
今できることだと思いたい。そして君の歌声を聞かせてほしい。
Joy to the World Joy to the World
君と僕の歌声が、できることならばみんなに小さな幸せを運ぶ日が来ることを願って。
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:21:58 ID:tDT5W3fF0
以上です。
茜さんはちょっと消化不良ですが、これ以上のばすのもアレかなとおもったので。
気が向いたら後日談でも追加するかもしれません。
んでは名無しにもどります。
次々と投下ドゾー
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:22:58 ID:n1tbIoDt0
割り込み申し訳ないッス、そしてGJでした
こういうのも良いですね
ただ自分的には隣のじいちゃんはカミサマかと一瞬思ったので、予想が外れて残念
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:24:45 ID:i2CNsnxPO
GJ!なんかこういう感じ大好きw
これからもよろしく!!
ク「邪魔するぞ」
男「お・・・・・何それ?」
ク「クリームをかけに来た」
男「・・・・・は?」
ク「とろとろとろ〜・・・・・」
男「ちょ、おま・・・・・」
ク「さぁ、食せ」
男「あ・・・・ああ・・・・いただきます・・・・」
ク「彼女とかいるのか?」
男「ブッ!・・・・何を・・・・」
ク「なってあげよう・・・フフフ」
男「・・・・は?」
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:26:08 ID:62AMng1tO
描きたい気持ちがわいてきたwwwwww
GJwww
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:29:18 ID:nwtJHS0U0
なんかとてもいい空気になったなこのスレ
と今北俺は思った
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:29:43 ID:tDT5W3fF0
>>217 すんごい具合のバッシュでワロタwwww問題ないです。
じいちゃん=神様!!!!!その手があったkゲフンゲフン
ファンタジックにするならそれもアリっすね。メモメモ。
個人的には「とんでもねぇ、アタシャ神様だよ」っていうイメージになっちゃうのは内緒。
>>218 あいがとうございます。なんかが降ってくる限り書こうと思います。
>>220 『私を書いてくれるのか?個人的には彼をびしっと書いていただk』
「わーわーわー!なんでもないです!!!ゼヒ、彼女でひとつ。」
超期待してます。
ではまた後ほどーということで帰宅時保守。
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 19:47:07 ID:U6U60hSNO
書きつつ保守
今日はいいのが多いな
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:03:26 ID:0YHUkk3f0
なぜ私はここにいるのだろう。ここにいて意味があるのだろうか。
なぜ私は毎日を過ごしているのだろう。楽しいことがあるのだろうか。
なぜ私は生きているのだろう。生きているという実感が欲しい。
なぜ私はこの生活をやめないのだろう。毎日が惰性ですぎていくだけだというのに。
そう思っていた時だ。君と出逢ったのは。
君は私を見てくれた。私の話を聞いてくれた。
頑張ってと励ましてくれた。いいことをしたら褒めてくれた。泣いた時に抱きしめてくれた。
君の一言一言が私の心をとかしていった。
私の行動1つ1つに十分すぎる反応をくれた。
ごく自然なことだった。君を好きになるのは。
君の隣が特等席だ。
君は優しいな。
君と居たい。
いつしか私は君のことしか見えなくなった。
こんな私でよかったら。ずっと一緒にいて欲しい。私は君が大好きだ。
なぜ私はここにいるのだろう。君と一緒にいたいから。
なぜ私は毎日を過ごしているのだろう。君のことを見ていたいから。
なぜ私は生きているのだろう。君と時間が欲しいから。
なぜ私はこの生活をやめないのだろう。君と心を通わせたいから。
君は私の手を握る。真っ赤な顔で好きだと言う。
そんな君がどうしようなく愛しい。
私も好きだとつぶやいて。君の暖かな手を握り返す。
なぜ私はここにいるのだろう。2人でずっといたいから。
なぜ私は毎日を過ごしているのだろう。2人でずっと見つめあいたいから。
なぜ私は生きているのだろう。2人の時間が欲しいから。
なぜ私はこの生活をやめないのだろう。2人でずっと愛し合いたいから。
これから何があろうとも、私は君を愛してる。
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:06:43 ID:vhwVR457O
>>224 うはwwwww
それなんてスレタイ集?
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:08:08 ID:62AMng1tO
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:11:26 ID:gwiZocbX0
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:16:16 ID:nwtJHS0U0
230 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/01(木) 20:24:20 ID:5VRxKr+V0
クイズ番組に出演。楽屋でのスクールライフ。
クぅ「クイズ番組か。私の一番好きな収録だ」
尾崎「お前クイズ番組になると俄然張り切るなぁ…いつもテレビの仕事は、というかほとんどいつもローテンションなのに…」
クぅ「クイズ番組は別だ。考えろ、たいてい我々は二人でひとつの解答席に座らされるだろう」
尾崎「うん…、まぁまだデビューして間もないからな」
クぅ「しかも、解答席はカンニングできないように壁に仕切られてる」
尾崎「うん」
クぅ「だから収録中、ほぼ密室でずっと君と密着できるというわけだ」
尾崎「…それか………。まぁ、いいか。理由はとにかく、仕事を楽しめなきゃな」
クぅ「あ、尾崎。今日の収録中はずっと手を繋ごうじゃないか」
尾崎「わかったわかった」
番組開始。
『体当たりクイズ! 〇×パネルに突っ込んでハズせばドボン!!』
クぅ「…私は騙されたというわけか」
尾崎「クぅ…、ごめんな。黙ってて…。でもあんなに楽しそうなクぅを見ると言いづらくて…。クぅ普段台本読まないし……」
クぅ「……いや。君は悪くないぞ…うん。とりあえず、行って来る」
ヘルメット姿のクぅは泣きながら×のパネルに突入し、綺麗に泥の池に突っ込んでいった。
最近、なんだかタレントまがいの活動ばかりだったクぅは久しぶりに芸人としての仕事を果たしたという。
クぅ「こんな泥だらけの私でも…愛してくれるか?」
尾崎「わかったからそのまま近づいてくんな…っ。 うわぁ!」
ドボドボーン。
(終わり)
231 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/01(木) 20:31:19 ID:5VRxKr+V0
WIKIの追加、ありがとうございました!
>>215 もう、すげぇ。燃えるなんてもんじゃないね。読んでてさわやかな気分になる。
>>224 燃えるよ、俺の財布。
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:32:45 ID:i2CNsnxPO
俺の右手が真っ赤に燃える
233 :
最終兵器彼氏 1/2:2005/12/01(木) 20:44:55 ID:9u6AOTMf0
「好きだ。」
口の中で転がしながら勉強をしている彼を後ろから抱きつく。もちろん愛情からだ。
周りの皆は眼を丸くし、驚きの声とと歓声を上げた。
「うわあああぁぁっ!」
紅くなりながら私のほうを見て、再びそむける。
可愛いやつだ。頭をわしゃわしゃしてやる。
「んああぁっ!?」
手を離すと、すぐに頭を手ぐしでとく。なんとも可愛らしい。
別に虐めたいわけじゃないが、なんとなくちょっかいを出したがる。
アンパンを投げられたり、羨望の眼差しを受けたり。そんな平和が、突如終わりを告げた。
「動くなあっ!!」
野太い、大きな声。皆がそちらのほうを向く。
軍服を着た男が数名。手にはサブマシンガンやハンドガン。
頭には『革命』と書かれた赤いハチマキ。皆は銃を突きつけられ、正門前へと歩いていった。
声明を聞くと、どうやら過激派によるテロのようで、様々な場所で同時に行われているらしい。
皆は壁際に固まり、震えていた。しかし、彼だけは、決意に満ちた目をしていた。
何か、悲しい決意を感じさせる眼だった。
「『僕』と引き換えに皆を助ける。」
彼はつぶやいた。私は何がなんだか分からなかった。
急に立ち上がる彼。一歩、二歩と私達から離れていく。
当然、相手は銃を向けてくる。だが、彼は歩き続けた。右腕の周りが、うっすらと黒い闇に覆われていた。
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:45:16 ID:62AMng1tO
長編書いてみようかな保守
235 :
最終兵器彼氏 2/2:2005/12/01(木) 20:45:23 ID:9u6AOTMf0
「これが、『僕』さ。」
彼は、校舎の壁に激突して気絶しているゲリラを見ながら言った。私は我が目を疑った。
彼の右腕は、漆黒で、華奢な彼の身体と同じぐらい太く、鱗のようなもので覆われていた。「変化した」。
その右手で銃弾を全て弾き返し、人を殴ると2,30mは飛んだ。一騎当千、といえば聞こえはいい。
彼はこちらを向いた。表情には、憂いしかなかった。彼の眼に光は宿っていなかった。
視線を私にやった。私は彼を正面から見据えた。周りに居た者たちは、戦々恐々としていた。
一歩、彼は壁に背をつけ、恐怖におののき固まっている私達に近づこうとした。
「く、くるなっ!化け物ォッ!」
ある男子が叫んだ。同調し、男子も、女子も、彼に罵言を浴びせた。
ついさっきまで、あんなに仲が良かったのに。
ついさっきまで、私達のために戦っていたのに。
ついさっきまで、私に、いや、皆に笑いかけていたのに。
彼は、視線を私達から外した。私達に背を向けた。声は、心なしか震えていた。
「やっぱね。僕は、この場に居ちゃいけないんだ。」
そう言うと、彼は歩き出した。正門から外へ出ようとした。
私は、考える前に身体が動いた。後ろから、彼に抱きついた。愛情ではない何かに突き動かされた。
「どこへ、行くんだ?君は、私を置いていくのか?」
私の言葉は、彼の言葉にかき消された。
静かな学校に響く、彼の、伸びやかな声。爽やかな声。だが、今は悲しみしか与えない声。
「君に、迷惑がかかるからね。ごめん。」
彼はそう言うと、私を振り払った。変わった右腕は、すでに普通の人の腕に戻っていた。
そのまま、彼は正門から外へ出て、私の視界から消えた。
いつもなら、私もついていこうとした。いや、ついていこうとした「はず」だった。
だが、私は気付いた。私も皆と一緒なのだ。『異常な』彼を、受け容れられなかったのだ。
そして数日後に、私は知ることになる。彼が『兵器』として扱われているのを。
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:45:57 ID:9u6AOTMf0
ちなみに、続きません。
Wiki職人の方、全国来栖社設立宣言文を加えていただき、ありがとうございました。
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:48:46 ID:62AMng1tO
238 :
ちょいとネタ:2005/12/01(木) 20:51:08 ID:BY9Sl5Sj0
男「・・・ん?どうしたクー。」
ク「・・・」
クー、男の手のひらを指でトントンと叩く。
ク「−−・−− ・− −−・−・ ・−・−− −・−−・ ・−−・ −・−・・ −−・−− ・−−・ ・−・−− ・・・− −−− 」
男「・・・あのさ、クー、その気持ちは嬉しいんだけどモールス信号は分かりにくいよ。」
ク「・−・−− ・・ ・−−・ −・−・・ −−・−− ・−−・ ・−・−− ・・・− −−− −・−−・ ・・−− ・−・・」
男「お願いします。・・・って言ってるそばからモールス信号使わないでよww」
ク「−−−− ・・− −−−・− −−− −・・・ ・・ −−・−− ・− ・−・・ ・・ ・・−・− ・・−− −・−−・ ・・−・・ −・−・・ ・− −・ 」
男「いつのトリビアですか?」
どう見ても分かりません。
本当にありがとうございました。
ttp://www6.ocn.ne.jp/~miz2/morse.htm クーの打ったモールス信号はここで翻訳してみてね。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 20:59:43 ID:BY9Sl5Sj0
よくみたらsageてたのでage!
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 21:00:50 ID:0uv90Dtu0
男「・・・ん?どうしたクー。」
ク「・・・」
クー、男の手のひらを指でトントンと叩く。
ク「付き合ってくれ 」
男「・・・あのさ、クー、その気持ちは嬉しいんだけどモールス信号は分かりにくいよ。」
ク「付き合ってくれるのか?」
男「お願いします。・・・って言ってるそばからモールス信号使わないでよww」
ク「こうすれば愛が実ると聞いた」
男「いつのトリビアですか?」
翻訳コンニャク
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 21:02:37 ID:bumPX6Eh0
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 21:03:47 ID:i2CNsnxPO
ありがとう,狸型ロボットw
携帯のせいか訳せなかったから助かった
243 :
◆oEsZ2QR/bg :2005/12/01(木) 21:07:24 ID:5VRxKr+V0
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 21:09:01 ID:UIOvOzzDO
ク「なぁ、男」
またか・・・・・、今日はどんなことを言いだすんだ?
男「どうした、クー?」
ク「愛してる、と言ってくれないか?」
あぁっ、B!まだ逝くには早いぞ!!これからどんどん激しくなる!!総員、次の攻撃に備えよ!!
男「ちょwwwwいきなりどうしたwwwww」
ク「いやな、明日から休みだろ?それで明日から家族と旅行に行くんだ。」
ク「その間に君と会えないのはとても寂しい。だから今のうちに君からの愛情分を補給したいんだ。」
旅行ったって三日やそこらだろ!!そのくらい我慢できないのか、あのバカップル!!!
男「旅行に行くのはわかった。で、なんで今なんだ?」
ク「さっき思いついたからだ。さぁ、早く言ってくれ。」
男「家に帰ってからじゃダメなのか?」
ク「今言ってほしい。それとも、私を愛してくれていないのか?」
ぐふぁっ・・・・・。上目遣いとはやるじゃねぇかセニョリータ・・・・・。って、Cの心音が停止してる!誰かマッサージを!!
男「わかったよ・・・。」
男「・・・・・・・・・・愛してる。」
ク「あぁ・・・。今私は幸せだ。だが、やはり言葉だけではダメだ。今から屋上に行くぞ、男。体で愛を確かめあおう。」
結局それかぁぁぁぁ!!!
俺達は地獄の淵から蘇ったCと共に男にあんぱんを投げ付けた
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 21:09:34 ID:UIOvOzzDO
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 21:30:29 ID:0uv90Dtu0
たもつくん
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 21:33:04 ID:bumPX6Eh0
保趣
248 :
空軍エースパイロット クー:2005/12/01(木) 21:45:13 ID:BY9Sl5Sj0
もう一回小ネタ(前スレで書いた小ネタの続編と思わしきもの。)
飛行機専門雑誌の取材にて
記者「今日はクール中隊1番機のパイロット、クーさんとその一番機のレーダー員を勤める男さんにお話を聞きたいと思います。」
ク「よろしく頼む。私たちのことなら何でも聞いてくれ。」
男「・・・よろしくお願いします。(どうかクーが爆弾発言しませんように。)」
記者「まず、クーさん。パイロットになったきっかけは?」
ク「男が航空学校に進むと聞いたから。」
記者&男「・・・。」
記者「お、お二人は古くからのお知り合いで?」
男「え、えぇ。まぁ所謂幼馴染ってヤツです。でも階級は彼女のほうが上ですがね。」
記者「では、男さんが航空学校に入ろうと思ったきっかけは?」
男「元々、空に対して憧れを持っていて、どうにかして空を飛びたいと思って受験してなんとか合格して今に至るわけです。
操縦があまり上手じゃなかったのでパイロットには実戦でパイロットをしたことはありませんが、それでもレーダー員として空に飛びたてる喜びを実感しています。」
ク「ベットの上では私を使いこなしているじゃないか。君の操縦技術は大したものだよ。」
男「すみません。せっかくの取材・・・。」
記者「いえ、とんでもないです。」
男「ここはカットできますか?」
記者「ノーカットです。」
男「ちょwww」
ク「私たちのことを知ってもらえるいい機会じゃないか。」
男「ヽ(`Д´)ノウワァァン!!」
この号の発売日の次の日、編集部と二人の所属基地に
大量のアンパンが送られてきたのは言うまでも無い。
249 :
誤植修正:2005/12/01(木) 21:47:47 ID:BY9Sl5Sj0
×パイロットには実戦でパイロットをしたことはありませんが
○パイロットとして実戦に上がったことはありませんが
読みづらくてスンマセン!
保守!
250 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 21:57:49 ID:m6UuSuU40
>>90 亀レスですが、短編に<政略結婚>を乗せてくれた人ですか? だったらアリガ豚。
再び、会話のみ → SS化の実験で既婚素クール行きます。5レスくらい。
251 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 21:58:13 ID:m6UuSuU40
既婚素クール1 合コンとカエルメール
1
「お先に失礼する」
フロア内は残業するものが多い時期だが、就業時間ぴったりに立ち上がった彼女をとがめる者はいない。
もともと女性職員の残業は少ない会社だし、そうでなくても彼女の就業時間内の仕事密度を知っている者なら、
口が裂けても意味のない残業命令など出せないだろう。
第一、必要な資格や特許をいくつも保有している彼女がそっぽを向いたら、会社全体とまでは行かなくても
この部署くらいなら、たちまち動かなくなってしまう。
私が彼女だったら、きっとフロア内で女王様のように振舞うだろうが、彼女はそうしたことには興味がないらしい。
と、いっても、決して親しみやすいわけではない。
──むしろ、近寄りがたい。
それでもエレベーター前で声を掛けることができたのは、同期のよしみだ。
あだ名で呼べるのも。
「あ、待ってよ、クー。──今日、合コン行かない?」
彼女がくるっと振り向いた。
女の私でも、どきっとしてしまうくらいの美貌。
これで情熱的な視線とコケティッシュな微笑のひとかけらでも浮かべればどんな男もイチコロだ。
あーあ、私がこんな美人だったら、すごいお金持ちを捕まえてたのにな。もったいない。
クーは怪訝そうな表情で私を見た。
252 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 21:58:34 ID:m6UuSuU40
2
「……私は亭主持ちだ。君も既婚者ではなかったか?」
「あら、結婚していたら合コン行っちゃ行けないの?」
自慢ではないが、私は週2のペースだ。もちろん旦那には社内の飲み会と言っている。
「法的には問題はない。が、異性に声を掛けられることを前提とした飲酒の席への参加は、
既婚者としては道義的に問題がある。だから私は参加しない」
すごい、何の躊躇もなく言い切ったよ。
予想はしてたけどね。
たとえ既婚者でもこの美貌とこの頭脳──社内一の才媛だ。言い寄る男は数知れず。
しかしメールアドレスを教えてもらうどころか、日常会話すらまともにできた男も皆無。
クーと挨拶と仕事上の会話以外で話ができる人間は、私を含めてほんとうに数少ない。
彼女は、家ではよくしゃべるそうなんだけど、とても信じられない。
──クーの旦那様ってどんな人なんだろう。
私はちょっと反発を覚えた。
最近、自分が旦那とうまくいっていないからかもしれない
「堅いこと言わないでよ、別に全部が全部不倫するわけでもないし。──やってる人も結構いるけど。
たまに男の子と遊ぶのも面白いわよ。私たちだってまだまだ若いんだから、
まだまだトキメキも女も捨てちゃいけないんじゃない?」
イケてる女の理論武装は、石のようにゆるぎない城壁の前ではまったく無意味だった。
「年齢的には若いかもしれんが、それと合コンに行く行かないは関係がなかろう。
そもそもトキメキも男も、私は旦那一人で身がもたないほど間に合っている」
わお。身がもたないほどって、アナタ……。
クーはたまにめちゃくちゃすごいことを無表情のまま、さらっと言う。
253 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 21:58:51 ID:m6UuSuU40
3
取り付く島もないが、それでも私は粘ってみた。
「──たまには息抜きでもして楽しまなきゃ。美人のクーがくれば盛り上がるよ」
たしかにクーが来たら、ものすごいサプライズだ。
幹事からの謝礼は──高級な夕飯5回くらい奢りかな?
でも、私の野望達成はちょっと無理そうだった。
「私は旦那といる時間が一番リラックスできるし、一番楽しい」
こうなったら、意地だ。
「クーは、ほんと頭固いわね。
人生は一度きりなんだから、後悔しないように思いっきり楽しまないと。時間が足りないわよ。」
「それには同意する。人生は一度きりしかないくせに、私が旦那と一緒にいられる時間は足りなすぎる。
残りの人生全部を無駄なく使っても、全く足りない」
うん。脈がないのは、分かりすぎるほど分かっていた。
そんなセリフ、私も言ったことがある。
旦那さえいれば、他に何もいらない──そういう気持ち、私にもあったはずだから。
クーは、その気持ちがずっと続いている人なのだ。たぶん、死ぬまで、一生。
254 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 21:59:32 ID:m6UuSuU40
4
そのとき、クーの携帯が鳴った。
チャイム音がない、バイブレーションだけの着信は彼女の静けさにふさわしい。
「失礼」
携帯を眺めたクーがすぐに微笑んだので、私はびっくりした。
知り合ってあってから○年も経つが、クーの笑顔は──ひょっとして、はじめてみるかも知れない。
「──それ、旦那さんからメール?」
「ああ。今日は早く帰ってこれるらしい」
パタンと蓋を閉じた携帯を、まるで宝物か何かのようにそっとポケットにしまう。
私は、言葉もなく立ち尽くし、会話が途切れる。
ちょうどそのとき、エレベーターのドアが開いた。
「では、失礼する」
こういうとき、クーは全く躊躇しない。
あっという間にエレベーターに乗り込んだ彼女を、私は呆然と見送った。
「……旦那、ねえ。──なんだかな。私だって、新婚の頃は……」
ひとりでに口をつい手出てきた言葉に、わたしは自分でびっくりした。
なんとなく、携帯を取り出してもてあそんでいることにも。
眼を閉じる。
もうずいぶんとすれ違っている相方の顔を思い出す。
意外なことに、最近よく見る不機嫌な表情でなく、いつかの笑顔だった。
彼女とは似ても似つかぬ不細工な旦那なのに、なぜか私は携帯を覗き込んだクーの微笑みを思い出していた。
255 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 21:59:57 ID:m6UuSuU40
5
気づいたとき、私は携帯をかけていた。
今日の幹事とつながる。
既婚だが、現在年下の女性と不倫中の、かっこいい遊び人だ。
私も酒の席で何度か誘われたことがある。
応じたことはなかったが、悪くないと思ったこともある。
でも、改めて聞くとひどい声だ。──うちの旦那のほうがずっといい声をしている。
そうだ、思い出した。最初、私はあの人の顔じゃなくて声に惹かれたんだっけ。
「──あ、私。ごめん……今日、合コンいけなくなっちゃった。うん、ごめんねー」
すらすらと言葉が流れる。
電話の向こうでドタキャンをなじる声がするが、無視して電話を切る。
──どうせ、もう二度と会うことがない相手だ。
次の電話は、もっとなめらかに言葉が出た。
「──もしもし、あなた? あの…今晩空いてる? うん、今朝言ってた飲み会が急に中止になったの。
……たまには夕飯でもいっしょに食べない? うん、結婚前に二人で行ったレストラン? それ、いいわね。
待ち合わせは、あの場所で。……うん。じゃ、おめかしして待ってるからね!」
ちょうどエレベーターが降りてきた。
どこかで化粧を直して──今日は良い夜になりそうな気がしてきた。
(終わり)
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:04:57 ID:i2CNsnxPO
なんともいえないよさがあるな,GJ!!
同僚を無意識に更正したクースゴスw
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:05:16 ID:BY9Sl5Sj0
全世界の役所にある離婚届燃え素!!!
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:07:37 ID:62AMng1tO
さりげなさがGJwwwwwwwww
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:22:39 ID:DjW0G7pp0
>>187 淡い文体がいいなぁ
そして最後ワロタ
>>196 計画的に二人きりになろうとしたのだと思った心の薄汚れた俺ガイル
そして相変わらずの展開にいつもと違う燃え素を感じた
GJ!
>>216 これはまたいい作品書くなぁ…
淡い感じのって好きなんだけど自分じゃ書けない方向性なので
かなりジェラ素ィ
GJ!が燃え素
>>231 泥だらけのクーを想像すると何気に可愛いんですが…
GJ!
>>236 ガチで愛してくれるといっても異常な事態ではどうなのかと考えると難しいね…
それでもこれだけは変わらない GJ!
>>245 145との対比がいい 個人的には245の方があんぱん投げる理由になってて
好きだなぁ GJ!
>>249 記者の冷静さにワラタ
>>250 前回も思ったけど上手いなぁ
いい作品は何度読んでもいいと再確認 GJ!
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:23:41 ID:qS8IJEqs0
男「俺の偏差値が60...58...57...56...馬鹿なまだ下がっていくっ!?」
クー「ほらみろ、キミが勉強しないからだ。」
男「俺は期末テストをあと3日分残している。この意味がわかるな?」
クー「ああ、だから勉強しろ。今回のは土日を挟んでるから楽じゃないか。」
男「そうだな・・・っと明日は社会と家庭と英語だしあそぼっと・・・」
どう見ても成績がヤバイのにこんなスレに来ています。本当にありがとうございました。
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:28:34 ID:BY9Sl5Sj0
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:30:02 ID:qS8IJEqs0
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:33:37 ID:6Nq6fgzf0
>>260 ちょうど、ドラゴンボール読んでタカラ
スカウター創造したwwwwwwwwwwwww
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 22:45:42 ID:0uv90Dtu0
た========もつ
_ ∩
( ゚∀゚)彡 VIPろだ
( ⊂彡 VIPろだ
| |
し ⌒J
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:00:03 ID:0uv90Dtu0
↑スレ間違い
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:00:09 ID:i2CNsnxPO
ゴルゴ13も素クール
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:00:32 ID:n1tbIoDt0
既婚素直クールのせいで俺の心が燃え素
駄目だ、この設定には抗えない! もっと燃やしてくれ!
なんだか久々に燃え素って言った気がするな、俺
俺も既婚素直クールに勝てるSSを頑張るよ
269 :
【大吉】 :2005/12/01(木) 23:00:56 ID:6u1ftCNe0
出ろ。
ク「フフ・・・・初めてやったが・・・・案外気持ちがいいな・・・・・・
愛する人に手作り弁当を食べさせるのは・・・・・
しかもそこであーんなんてできたなら・・・さらに最高・・・・別格だっ・・・・」
男「いや・・・あの・・・・周りの視線がイタすぎるんですけど・・・・・・」
ク「気にするな、大事の前の些事だ」
男「そういう問題か?」
ク「そういう問題だ。・・・ほら、唐揚げ、あーん」
ざわ・・・ざわ・・・
A「いい加減アイツらも周囲の視線に気付いてくれると思うんだけど」
B「ところがどっこいっ・・・彼等はまさに2人の世界・・・・
こっちの視線などは気にもとめない・・・それが仕様っ・・・・それが現実っ・・・・!」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:04:43 ID:qS8IJEqs0
>>270 ざわ・・・ざわっ!!
そしてこの世のギャンブル全て燃え素wwww
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:12:06 ID:CrPS2SF8O
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:16:32 ID:FFM6H774O
いま日テレみてて思いついた!!
ふたなり素クール!
_ ∩
( ゚∀゚)彡
( ⊂彡
| |
し⌒J
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:20:12 ID:qS8IJEqs0
健気で一生懸命だけど料理下手クーというのを思いついたんだが投下してみるのも一興かな?
275 :
1/2:2005/12/01(木) 23:26:17 ID:qS8IJEqs0
クー「・・・おい、保(たもつ)は?」
友人A「あ?ああ、保なら今日は風邪ひいたとかで休み。」
B「なんだかんだであいつも人の子だったってことだな。」
C「ああ、お見舞いはアンパンとお汁粉とあんこもちでいいよな?」
クー「・・・そうか。」
A「知ってるか?風邪って治療法が無い病気なんだぜ。」
B「それくらいなら知ってるぞ。水虫、癌、風邪のどれかの治療法を発見すれば
ノーベル賞を貰えるんだろ。」
C「え、じゃあ風邪って不治の病?」
B「不治の病ではないんだが・・・あなどってはならんって程度だろ。」
A「やめろよ・・・ますます心配するだろ。」
B&C「 誰 が ? 」
クー「先生、保の看病に行って来ます。」
A「・・・あいつが。」
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:27:23 ID:62AMng1tO
ちょうど長めの短編投下しようと思うんだけど 大丈夫?
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:28:53 ID:62AMng1tO
ちょっとの間違い orz
278 :
2/2:2005/12/01(木) 23:31:29 ID:qS8IJEqs0
>>275 保「・・・あー、なんか楽になってきたな。これなら学校休まなくても良かったかも・・・」
ピンポーン
保「・・・誰だ?」
クー「大丈夫かっ?!風邪をひいたときいたので飛んできたのだが!」
保「肩で息をしてるくらい急いできたのはごくろうだが、十分ほどではないが元気なので心配ご無用だ。」
クー「いかん、風邪を侮ってはならんぞ!不治の病ではないが治療法が無い病気なんだからな!」
保「・・・どこの受け売りだ。」
クー「とにかく、お昼ご飯くらい作るから寝ておけっ!!」
保「ん?あ、ああ、なら頼む。だるいのは事実だから休んでおく。」
クー「珍しく素直だな。」
保「病気だからな。」
・・・
クー「きゃーっっ!」
ドンガラガッシャーン
クー「ちょっ、ちょっと焦げちゃったっ?!」
クー「・・・わわっ」
保「・・・頼むから、台所を地獄絵図にしないでくれ。」
どうみても精一杯の保守です。今日はなんでか文の神様が降りてこない(´・ω・`)
>>277 早く早くっ!!俺の保守じゃどうにもならないっ!!
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:33:48 ID:62AMng1tO
「嘘だっ!!嘘だろう…?なぁ、答えてくれ!!答えてく……れ…嘘だと言ってくれ……」
クーがあんなに取り乱してたのを見たのは多分 最初で最後だと思う。
いや、最後であって欲しい。もう 見たくないな……。
僕とクーは小学校からの幼馴染み。家が隣ということもあり 親同士も仲が良い 家族ぐるみの仲だった。
あの日までは……。
確か高2だったかな。いつもの様に一緒に帰ってた。そりゃ家が隣だったし 一応 付き合ってたし……。
でもその日は いつもの様にはならなかった。
クーの両親が……。
僕らの家は大きな通りに面した所に建っていた。割りと交通量も多い。
そこで事故があったんだ。クーの両親を巻き込んだ事故が。
ちょうど僕らが学校をでて直ぐぐらいだったみたいで、僕にもクーにも連絡はなかった。
事故を起こしたのはトラック側。
クーの両親は買い物帰りで あと そこの角を曲がれば家に着く というところだった。
僕とクーは見覚えのある車へ走った。警察のテープをくぐって。
クーは止められる前に入って行けたけど 僕は警察に止められた。
とりあえず 身内だと言って 救急車で運ばれようとしているクーの両親であろう人の所へ行こうとした。
でも 当のクーが 救急車の少し手前で止まってた。
クーの居たその位置から ばっちり見えてたんだ。
両親の乗る車の無惨な姿と 両親の姿が……。
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:35:06 ID:62AMng1tO
「……なぜ……。………」
涙はなかった。ただ 何かを呟いていただけだった。
僕がクーの肩に手を置いた瞬間 糸が切れたみたいに涙を流しながら 叫んだ。
「何故だ!!何故私の両親なんだ!!!これからまだやりたいことがあるんだぞ……。何故……何故………」
何も言えなかった。言葉が出なかった。
「そうだ コレはきっと悪い夢なんだ。なぁ?そうだろう?」
『クー……』
「嘘だっ!!嘘だろう…?なぁ、答えてくれ!!答えてく……れ…嘘だと言ってくれ……」
そう叫び終わったクーは 意識を失ってしまった。
クーの両親は即死、クーは事故のショックで言葉が出なくなってしまった。
でも3ヶ月で治った。
それからのクーはもっと無表情になってしまった。
もう 二度と笑わないんじゃないかと思った。
笑ってくれたとしてもその笑顔はどこか悲しそうで その笑顔をみる度 僕は胸が締め付けられる思いだった。
でも またあのクーの笑顔がみたくて、無駄だとわかってたけど とある歌をクーに唄った。
『消せない過去に縛られて
うつむき…膝を抱えてた
昨日までの両手広げて
今日からは涙を拭いて…』
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:36:10 ID:62AMng1tO
少し 目の感じが変わって見えた。
その次の日から 少しずつだけど 前向きになってくれた。
周りにはわからなかっただろうけど しっかり 僕には分かった。
そして 今日はクーの両親の命日。
「本当に感謝している。君がいなかったら私は……」
すまなそうにうつ向いて笑うクー。
『クー?今日はそんな顔を見せに来たんじゃないよね?』
「嗚呼。すまない。そうだったな。
そういうことだ。私は元気にやっている。だが見守っていて欲しい。ずっとずっと……」
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:37:44 ID:62AMng1tO
サラリと仕上げたつもりなんだが……。
携帯からだとキツイな(^ω^;)
>>278 ミスって割り込んでしまった('A`)
すまない…
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:40:03 ID:U6U60hSNO
馬鹿な短編書いたんだが、2レス分投下していいかな
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:40:55 ID:ixO/SqdM0
また、ケンカしちゃった。なんでかな、あいつの前じゃはっきり言えない。
…好き、なのかな。アイツの事…
でも、顔合わせたら、きっとまた、この口がイヤな事ばっか、アイツに言うんだ。
アイツの笑顔、見たいなぁ。。。私の隣にいて…
どうしたら、、、アイツの前で素直になれるのかなぁ
素直に、好きって言えたら…ううん、そんな事、言えないよぉ。。。
『ツンよ、おまえのその願い、叶えてやらん事もないぞ』
だ、誰っ?!
『わらわは名も無き魔女。おまえのその願い、叶えたくはないか?』
(魔女??? 確かに黒いドレス着てるし…夢かな?うん、きっと夢なんだ。)
…うん、、、叶えたい。
『ならば、おまえのその活発で豊かな感情を代わりに貰い受けるが、良いか?』
とりあえず保守してみました
285 :
284:2005/12/01(木) 23:41:25 ID:ixO/SqdM0
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:41:29 ID:62AMng1tO
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:44:42 ID:U6U60hSNO
じゃあ、次から2レスで
あと、わかりやすいように、これから名前のとこに題名と鳥をつけるようにするよ
投下の際のみ
288 :
ゲーム1/2 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/01(木) 23:47:05 ID:U6U60hSNO
「なあ、まだマナのデータは残っているか?」
マナ?ええと――ああ、聖剣伝説か。
「残ってるよ」
「よかった。久しぶりに君とやりたくなったんだ」
そう言って、ディスクとメモリーカードを出した。
「すごいやる気だね」
「ちょっとな」
妙にもの悲しい曲が流れ始める。
ロードするのは、僕のデータ。
「わたしをつれて、ボンボヤジの所まで行ってくれ」
町で召喚?して、フィールドに出る。言われた通り、そこまで行く。
「次は、わたしのメモリーから、買ってほしいものがあるんだ」
このゲームには、プレイヤー間で作った武器などを売買できた。
出たころは、武器を鍛えるのにばかり時間を使ってたっけ。
「なにを買えばいいの?」
「たぶん、見ればすぐ分かる」
彼女のデータを見る。少しの時間でロードが終り、買える武器一覧があらわ――
「え、エンゲージリング?」
そんな名前の防具があった。
「それだ」
「いや、それだって……」
「ホンモノは無理だけど、ゲームの中でだけは、一緒の指輪をつけてほしいんだ」
「一緒って、おんなじの作ったんだ」
さすがだ。このシリーズに妙に失着してるだけある。
289 :
ゲーム2/2 ◆ilkT4kpmRM :2005/12/01(木) 23:48:03 ID:U6U60hSNO
「ほら、早く買ってくれ。君がつけてるのを見たいんだ」
「あ、うん……」
その指輪を買い、装備する。材質は、この世界で一番武器や防具を作るのに適した、アダマンタイトだった。レアリティもすごい。
「作るのに三日かかった」
「すごいね……」
よくやれるね、それだけゲームを……。
「さて、君もつけたことだし、マナの女神のように――」
そう言い出しつつ、彼女の目が怪しく光る。
やばいかもしれない。
「わたしの愛を存分に伝えてあげよう」
「ちょ、やっぱり――」
一気に押し倒される。やっぱり、そんな気がしたんだ。
ゲームの中では、ペアリングをつけた二人がずっと立っていた。
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:50:01 ID:099TiJKY0
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:51:58 ID:U6U60hSNO
>>290 固い=想いの強さをかけてた
たしかに、あちらのほうがらしいかもしれないけど
292 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 23:53:54 ID:m6UuSuU40
>>256-257 素直クールは、結婚に重要な
・信頼 ・愛情 ・理性/知性
・実験/試行錯誤が好き(マンネリ防止)
・会話/スキンシップをしたがる(無関心化、セックスレスの回避)
・愛情表現がストレート(すれちがいの回避)
・貞節(他人に目をくれない) ・完全自立型
という要素を強力に持っているのでもともと既婚キャラ向きなのです。
>>268 もっと燃えられるように私も頑張ります!
再度 会話のみ → SS化の実験 既婚素クール2 3レスほど
293 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 23:54:12 ID:m6UuSuU40
既婚素クール2 勝負下着
1
カレンダーを見ながら、身支度するクーに声をかける。
「クーは今夜、同窓会だったな」
「一次会で帰って来る」
そっけない答え。うちの奥さんは、今日は朝から機嫌が悪い。
「楽しんでくればいいのに」
言ってから、しまった、と思う。クーにこの論法は通用しない。
「楽しむ要素は何もない。私にとって最低限の義理を果たす以外に意味のない集まりだ」
氷点下二、三度の声。
半年も前から決まっていたことなのに、クーにとっては「この半年で一番気に食わない出来事」だそうだ。
同窓生に誰か嫌いな奴でもいるのか? と聞いたことがある。
逆だ、という答えが返ってきた。
嫌いな奴はいないのではなく、好きな奴がいない、ということらしい。
たしかに男に対しても女に対しても、クーが好印象を抱く人間はごく限られている。
しかしそんなもので、こんなに不機嫌になるのか。
昨晩、理由を聞こうと思ったけど、なんとなく聞きづらかった。
シャワーを浴びたクーが、バスタオルを体に巻いたままタンスをごそごそやっている。
あれ、下着とかはその手前の取り出しやすいところにあるはず──?
294 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 23:54:37 ID:m6UuSuU40
2
「……ちょっ、クー。そんなおばさんパンツはいてくのか!? おへそまであるよ、それ!」
クーが手に取ったベージュ色の下着に、僕はなじみがない。
というか、こんなおばさんパンツを持っていることすら知らなかった。
クーの下着は普段の白やらブルーやらから、勝負パンツまで全て知っている
──というより、教えられていたはずなのだが。
妻がセクシーな下着を持っているのを夫が知らないのは、浮気の危険のサインというけど、
その逆はいったいどういうサインなんだ?
「この季節、女が子宮を冷やすのは良くない」
クーは大真面目な顔で言った。
「い、いや、外出するんだからそんなんじゃ……」
「心配しなくても、服はそれなりのものを着ていく。
君と別行動ということは、私は今夜、性行為を行なう予定がまったくない、ということだ。
つまり、下着を見せる可能性も脱ぐ可能性もゼロ。──なぜ勝負下着をつけていく必要がある?」
ぶはっ。
飲みかけていたお茶を噴き出す。
うちの奥さんは、この辺の言動が非常にストレートだ。
我が家では「微妙なすれ違いの末のセックスレス」には縁がなさそうだった。
「いや、まあ……そう言えばそうだけど。
──俺は夕飯どうしようかな。隣町にでも出て食ってくるか」
話題を変えようとしてつぶやいた一言に、クーが振り向いた。
眼が輝いている──もっとも僕以外の人間がそれを読み取るのは難しいが。
「なんだ、隣町なら、私の同窓会会場のそばだぞ?」
「あ、じゃあちょっと遅くに出て、クーと合流してから一緒に食いに行くか」
「それはデートだな。今夜が俄然楽しみになってきた」
クーはうんうんと頷いた。
295 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/01(木) 23:55:02 ID:m6UuSuU40
3
「で、デートって、ちょ……飯食いに行くだけ……」
「では、私は一番のお気に入りの下着に穿き替えてこよう。
今夜は見せる可能性も脱ぐ可能性もでてきたからな」
先ほどとはうってかわった超ご機嫌モード──これも僕以外の人間にはわかりづらいらしい──で
クーはタンスのもとに引き返した。
わ、それは勝負パンツの中でも一番やばいデザインの奴だ。
女は子宮を冷やしちゃいけないんじゃなかったのか?
「……<可能性>というより、<決定>という顔なんですけど……」
楽しそうな表情で下着をはきかえるクーにはその声は届かなかったらしい。
「これで今週も君とデートができるな。とてもうれしい」
そういえば、結婚するずいぶん前から週末の夜はいつもクーと過ごしていたことに僕は気づいた。
「じゃ、クーが機嫌悪かったのは……」
「同窓会は早々に切り上げる。その後は……今夜は夜更かしだな」
──すでに<確定事項>ということらしい。
(終わり)
友「ねぇ、なんでクーちゃんいっつも黒い服ばっかり着てるの?」
ク「明るい色が苦手でな、服を選ぶ時どうしても偏ってしまうのだ」
友「たまには派手な服着てみれば?男君喜ぶかもよ?」
ク「むぅ・・・そうか・・・・試してみよう・・・」
〜次の日〜
ピンポーン
男「おう、おはようクー・・・・・・ブッ!」
ク「おはよう・・・・」
男「・・・・どしたの?その格好」
ク「いやな・・・・昨日友人に派手な物を着てみろと言われてな・・・・・似合わないか?」
男「いや、うん、似合ってるには似合ってるんだけど・・・」
ク「・・・・けど?」
男「・・・・なんでゴスロリ?」
ク「明るい色でなく、派手な物はこれしか思いつかなかったんだ・・・・」
ゴスロリクーの図は想像におまかせします><
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/01(木) 23:56:37 ID:Swfgw83q0
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 00:09:30 ID:SS/h59Ge0
保守〜
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 00:11:22 ID:wKmm5HlDO
>>296 一つ 言わせて欲しい
ゴスロリは黒と白を基調としている
だから あの場合 甘ロリかロリータだと思うんだ。
すまない('A`)
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 00:26:03 ID:wOIo1xBEO
ミサミサか
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 00:26:17 ID:o4TMQRSLO
寝る前に保守
後は任せたよ
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 00:33:04 ID:VZv0I4ewO
俺既婚シリーズにどっぷりハマってしまった俺ガイル
303 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/02(金) 00:42:05 ID:jx5e54Ta0
今回は新展開まで引っ張るために長文になってしまいました
飽きずに読んで貰えるといいんですが
投下予定がなければ8+1レス分投下します
304 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/02(金) 00:42:06 ID:knhQOrj50
保守ー。
また既婚書こうかなぁ。
昨日長編云々の議論の最中で、企業実習に行って実習中ずっとスクルライフをどう終わらせるか考えてた俺が居る。
そして最終回案が固まったところでいつもの流れに戻っててうれしいやら悲しいやら。
この最終回どうしよう…。
305 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/02(金) 00:44:24 ID:jx5e54Ta0
あ、申し訳ない少し投下遅らせます
ミスを発見してしまった…orz
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 00:45:37 ID:t9srrwbb0
Joyかいた人です。保守しつつレスとか。
>>226 いいっすねぇ。僕の中では結構大人びた印象の彼女(クー)なので
そういうイメージにもなるのかーと。
ありがとうございます。
>>231 あえてエロ成分とか出さない方向性で。根がギャグ気質だから
ここんとこ毎日荒行だよママン。
で、自分のイメージとしての彼女はこんな感じ。
つ
http://h.pic.to/4u4nj ということでがんばってくだちい<長編組
307 :
犬神さんの人:2005/12/02(金) 00:49:07 ID:FKt+b6Qz0
先に投下しても平気かな?
308 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/02(金) 00:50:59 ID:jx5e54Ta0
お先にどうぞ
申し訳ないです
309 :
犬神さんの人:2005/12/02(金) 00:53:11 ID:FKt+b6Qz0
>>60 さて僕の隣には犬神さんと瞳ちゃんがいる、そしてその隣には友人―隼人―がいる。
そこまではいいんだけど、何故かさっきから僕を挟んで犬神さんと瞳ちゃんが睨みあっている。
このメンバーで出かけるの事になったのは夏休みに入る前の日の事だった。
隼人「おい、龍一今度プールに行くぞ。」
龍一「…僕達でか?」
隼人「馬鹿言ってんじゃねぇよ。瞳の奴が行きたがってるんだよ。」
龍一「一緒に行ってやればいいじゃないか。」
隼人「何が嬉しくてあいつと行かなきゃならんのだ。ああ、あと犬神さんも誘えよな。」
龍一「…僕に選択権は?」
隼人「ない。」
龍一「はぁ…わかったよ。」
とまぁこんな感じだったんだけど、まさかこういう場になるとは…
…ちょんちょん
ん?犬神さんか?
龍一(どうしたの?)
犬神(誰だこの女は。さっきから睨まれているのだが。)
龍一(ああ、隼人の妹の瞳ちゃんだよ。)
犬神(何故私が睨まれなければならないんだ?)
龍一(それはわかんないけど…)本当に姉さんに言われたのかな?
と隼人に助けを求めようとしたが、何だか凄く疲れた顔をしていた。
310 :
犬神さんの人:2005/12/02(金) 00:54:27 ID:FKt+b6Qz0
>>309 龍一「誘った本人が疲れた顔してないでよ。」
隼人「こいつが朝からうるさいのなんの…」
瞳 「兄さんがいつも遅れるからです。」
龍一「確かに。」
こいつはどんな時でも遅れてくるからな。でも学校の遅刻だけはしないんだよなぁ。
瞳 「ところで龍一さん、こちらの方は?」
来た!
龍一「ああ、こっちは
犬神「私は犬神雪だ。龍一とは結婚を前提として付き合っている。」
龍一「……」
おーい…
確かに紹介は紹介なんだけど、余計なものも入ってる…
それにその言い方のせいで僕の立場がもっと悪くなるじゃないか!
瞳 「そうですか。私は今井瞳と申します。龍一さんとは昔からの友達です。学校の先輩としてこれからもよろしくお願いします。」
対抗するように瞳ちゃんも自己紹介をした。昔ってとこを強調してる気がするが。
一体瞳ちゃんもどうしたのか。昔はこういう娘じゃなかったのに。
犬神「なるほど、同じ学校だったのか、よろしく。」
と犬神さんはにこりと笑って言った。
二人とも笑顔なのになんか殺伐とした自己紹介だ…胃が痛いよ…
311 :
犬神さんの人:2005/12/02(金) 00:58:27 ID:FKt+b6Qz0
>>310 僕は話題を変えようと隼人に話しを向けた。
龍一「ところで隼人、今日は何時に起きたんだ?」
隼人「…7時だ。」
龍一「…うわ、珍しいな。」
隼人「わかってると思うが起こされたんだからな。」
瞳 「普段寝すぎている兄さんには丁度いいくらいです。」
龍一「あは、あはは…犬神さんは?」
犬神「5時だ。」
龍一・隼人「はやっ!」
5時って…一応集合は10時だったんだけどな…僕なんか9時で1番遅いじゃないか。
龍一「な、何でそんなに早かったの?」
犬神「決まっているだろう、みんなの昼食を作るために早めに起きたんだ。」
隼人「流石犬神さんだ!!、俺達にできない事を平然とゴフッ!!」
と隼人の言葉は瞳ちゃんによって止められてしまった。南無…
瞳 「兄さんうるさいです。お昼でしたら私も作りましたよ。」
龍一「へぇ、瞳ちゃんもかぁ、そりゃ楽しみだ。」
隼人「こいつ珍しく料理したから食えるもんじゃガハッ!!」
瞳 「兄さん少し黙ってて下さい。」
またもや隼人の言葉は止められてしまった。あいつも大変だな。
まだ平然と喋っているが、未だに二人の言葉が怖い。
ていうかそろそろこの空気に耐えられなくなってきたよ。
プールってこんなに遠かったっけ…
312 :
犬神さんの人:2005/12/02(金) 01:00:01 ID:FKt+b6Qz0
ここまでです。次はプールの話しです。
プールなんてここ4年行ってないな…
313 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/02(金) 01:05:51 ID:jx5e54Ta0
では、問題点を修正したので投下始めます
314 :
1/8:2005/12/02(金) 01:06:04 ID:jx5e54Ta0
陸海空 -Caress of Venus-
fate -II-
頻伽の声。水晶のように透明で穢れなき歌声。囁くような儚い歌が耳朶を震わせる。
意識の覚醒を妨げ、夢に誘う誘惑の声。
空 「…あ、起こしてしまいましたか?」
また眠りに落ちそうなところでクーの声が聞こえ、急速に意識が覚醒してゆく。
公人「クー、おはよう…」
空 「おはようございます、公人さん」
今日もクーは腕を抱きかかえるようにしていた。
公人「また腕が冷たくなってた?」
空 「それほどでもありませんでしたが、私がこうしていたかったんです」
そう言うと腕に頬をすり寄せる。
公人「そういえばさっき歌ってなかった? とても綺麗な歌声を聞いた気がしたんだけど」
空 「申し訳ありません。気づいた時には口ずさんでいたようです…」
公人「とても上手だったよ、高く澄んだ声で。迦陵頻伽かと思った」
空 「それは褒めすぎです。私は歌声を褒められた事はないので嬉しいのですが」
そういうと身体をずらし胸に滑り込んでくる。クーの手がスウェットの下から潜り込み、
徐々に胸の方へとくすぐっていく。
公人「ちょっと待てっ、そういう事は朝からする事じゃない!」
空 「夜でも許して貰っていません。私はもっと深い繋がりを求めています」
そう言うとクーは馬乗りになってパジャマのボタンを全て外してしまう。
クーの素肌が朝日の中で露になる。欲望と理性の葛藤。
公人「いや、気持ちは嬉しい。クーの事は好きだし、抱きたいと思うが…」
空 「それなら問題はまったくないという事ですね。私はキス以上の事を望んでいます」
倒れこみながらスウェットの上着を捲り上げ、身体を密着させて唇を塞がれる。
夏海「朝から元気ね。朝食の準備が出来たけど、そういう事なら私も参加しようかしら」
参加しなくていいからクーを引き剥がしてくれ、と言いたかったが口は塞がれていた。
315 :
2/8:2005/12/02(金) 01:06:27 ID:jx5e54Ta0
夏海の参戦なんてことがあったら抜け出すのは不可能なので、上に覆いかぶさっている
クーが怪我しないように気を配りながら半回転する。
上下が反対になったことで俺がその気になったと思ったのか、クーの身体から力が抜ける。
そのチャンスを逃さず強引に腕の中から抜け出すのと、夏海がベッドまで辿り着いたのは
同時だった。
夏海「あれっ、もうやめちゃうの?」
公人「最初から何もしてない」
空 「公人さん、この格好は寒いです。暖め直して下さい」
そう言って両腕を伸ばしてくる。パジャマははだけたままなので目を逸らす。
夏海「こんな可愛い仕草で求めてくる子を放っておくなんて男じゃないわね」
公人「何とでも言え。俺はずるずると流れに任せて二人を傷付けたくないだけだ」
空 「私はこんな格好で放っておかれる方が傷付きます」
夏海「手を出しても出さなくても女は傷付くんだから我慢することないわよ。その傷を
癒す方法を考えなさい」
空 「夏海が今いいことを言いました。それにとても辛そうに見えます」
二人の視線が一点に集中していた。
公人「だから見るなー! 男だってデリケートなんだぞっ!」
デリケートな部分を隠そうと護りにはいった事が災いした。
空 「大丈夫です。公人さんが傷付いても私が責任を持って癒して差し上げます」
耳元でクーの甘い声。隙を突いて傍まで近づいていたようでそのまま抱き付かれる。
救いは期待できないが藁をもすがる思いで夏海を見るとパジャマの上に羽織っていた
カーディガンを投げ捨てクーを同様にパジャマのボタンを外していた。
夏海「覚えておきなさい。護りにはいると自分が思っているよりも隙が出来るものよ」
妖しい笑みを浮かべた夏海は首に腕を回し激しくキスをしてくる。
空 「公人さんは暖かいです」
俺のスウェットを捲くり上げ、背中に胸を押し当ててくるクー。
理奈「ふむ、これは公人君の負けね」
声のした方向に目を向けるとリンが椅子に座ってこちらの痴態を観察していた。
316 :
3/8:2005/12/02(金) 01:06:48 ID:jx5e54Ta0
夏海「また邪魔しに来たの? 言っとくけど公人はあげないわよ」
空 「公人さん、手をどけて下されば私が鎮めて差し上げます」
温度の違う視線で見つめ合う二人と、マイペースに襲い掛かるクー。
理奈「こういうのを実際に観察できる機会ってほぼないじゃない。いい機会だからじっくり
観察さて貰うわ」
無慈悲な台詞。それでもここで唯一すがれる藁はリンしかいない。
公人「助けて、どらえリ〜〜ン」
理奈「……夏海、手助けしてあげるけど何かして欲しいことある?」
自爆ボタンだった…
夏海「……これ以上借りを作ると公人を一日貸せとか言われそうだからやめとく」
夏海は少し考えきっぱりと拒否する。
理奈「そういうのもいいかもね〜。それじゃ公人君の手助けでもしてあげようかしら」
公人「リン、それだ! 弱者を助けることこそ王道!!」
夏海「………リン、そうして公人に貸しを作って同じことしようとしてるでしょ」
理奈「あら、そんなこと全然思ってないわよ」
部屋の空気がねっとりと絡み付くくらいに重くなる。つぅかクー、耳噛むのはやめろ。
夏海「……公人、今日のところは解放してあげるわ。リンに借り作られても困るし」
理奈「ちっ」
えっ、何その『ちっ』て何、何?
空 「公人さん、そろそろ私にも…」
『朝飯前』という言葉があるがこんな朝飯前は要らない。取り敢えずデコピンしておく。
空 「うぅ…、額が痛いです」
テーブルを四人で囲み食事を摂る。一人は額を押さえて痛みを訴え、二人は交戦中。
クーの怪我はもう一日様子を見るとのことで俺が食べさせているが、トーストは自分で
食べられるんじゃないか、と提案したが額を押さえて手が空いてないと言われる始末。
向こう側は空中を料理が飛び交い、フォークがそれを阻止。そのまま口に運ぶという
アクロバティックな食事が繰り広げられている。あれも食べさせてあげる内に入るの
だろうか… 入居して二日目で自分の判断を心底呪っていた。
317 :
4/8:2005/12/02(金) 01:07:07 ID:jx5e54Ta0
食後は昨日と同様にリビングでのんびり過ごしていた。
公人「クー、額はもう大丈夫?」
空 「殆ど痛みはありません。ですが、唇で冷やして頂ければ治りも早いと思います」
夏海「……」
夏海はどう言えば自分も同じ事をして貰えるか考えてる模様。
理奈「公人君も大変ね〜」
公人「そう思うなら二人を何とかしてくれ…」
理奈「それは自分で何とかしなさい。それと、昨日学内で騒いだらしいわね〜。
私のところにも噂が流れてきたくらいだから数日間は人気者確定ね」
それだけ言うと頑張ってね〜、と言って出て行く。溜め息しか出ない…
空 「今日はどうしますか? リンの話だと大学に向かうのは得策ではない気もしますが」
夏海「まぁ公人次第でいいんじゃない?」
公人「何となく二人の台詞を聞いていると昨日のように一緒に出かけるように聞こえるね」
空 「それは当然です。私の使命は公人さんをあらゆる障害から護り切ることです」
きっぱりと言い切るクー。
夏海「公人は昨日の件でしっかりマークされたと思うし離れる事は危険ね」
公人「一体誰のせいで巻き込まれたのか聞きたい」
夏海「伊達ね」
空 「伊達さんです」
間違ってはいないが正解でもなかった。
公人「今日は昨日のお礼に『せしる』でも行こうか」
ぶっちゃけ勉強どころの話じゃない。昨日のような状態になったらと思うと鬱になって
何もする気が起きない。
夏海「そうね、迷惑かけちゃったし」
空 「では、お詫びにお菓子でも作って持って行きましょう」
夏海「じゃぁクーの手伝いしてあげるか〜。片手じゃ作れないでしょ」
空 「はい、片手では無理なものはお願いします」
そう言って二人はキッチンへ向かった。
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:07:26 ID:umy6I3JSO
>312
gj
テスト用紙燃え素
319 :
5/8:2005/12/02(金) 01:07:27 ID:jx5e54Ta0
片手、しかも左手だとは思えない手際の良さで準備を進めるクー。夏海も手伝っては
いるが、クーの手際に驚いているようだ。
夏海「結局手伝うところなんて殆どないじゃない」
公人「利き手じゃないのに、そんなこと思わせない動きだったな」
空 「私は元々左利きなのですが、右利きに躾け直されましたので左手も使えるんです」
公人「じゃぁ、箸も左手で…」
空 「ただ箸は左手で使った事がないので今日も公人さんに食べさせて頂くしかありません」
きっぱりと先手を打たれる俺。そして菓子作りが終わるまで騒いで過ごした。
菓子の詰まった袋を手に『せしる』へ。ガラン、という音を立てて開く扉。
益田「いらっしゃ〜い」
夏海「マスター、昨日のお礼にってクーがお菓子作ってきたんだけど〜」
益田「気にしなくていいって言ったのに〜」
空 「そうはいきません。これをどうぞ」
クーはカウンターに袋を置く。
益田「じゃぁ、ありがたく頂くよ。それはそうと、言わなきゃならない事があるんだ…
公人君、おめでと〜〜」
公人「はい?」
益田「来店5739人記念のお客様として粗品を進呈いたしま〜す」
微妙な沈黙に包まれる店内。だた一人、クーは素直に拍手している。
公人「え〜と、そんな半端な数字なのに記念ですか?」
益田「じゃぁ、6000人記念で〜す。おめでと〜〜」
公人「いきなり増えた261人はどこにいるんだ…?」
益田「細かいところは気にしなくてもいいよ」
空 「マスターは豪快ですね、いっそ1万人記念にしましょう」
益田「10000人記念で〜す。おめでと〜〜」
3人から暖かい拍手を受ける俺。あ、夏海は呆れてるか。
益田「粗品進呈には少し時間がかかるからそれはまた後でね」
粗品用意してないとことか何か適当な感じを受けるんだが…
320 :
6/8:2005/12/02(金) 01:07:51 ID:jx5e54Ta0
益田「それじゃ飲み物は奢るからクーちゃんのお菓子を頂こうか〜」
夏海「それじゃお礼にならないからいいですよ」
益田「こんなに多いと食べきれないからね。はいはい、座って座って」
結局断り切れずカウンターで談笑していた。
益田「クーちゃんのお菓子は相変わらず美味しいねぇ」
空 「褒めて頂いて嬉しいです」
夏海「まぁ今回のは手を怪我してるからいつも通りとはいかないけど、充分すぎるくらい
美味しいしねぇ」
益田「そうだ、クーちゃんもここでバイトしない?」
空 「申し訳ないのですが私は公人さんと一緒にいたいのでお断りします」
公人「ぉぃぉぃ、よりによって理由はそれか…」
夏海「むぅ……」
またクーの発言によって考え込む夏海。嫌な予感がする…
益田「じゃぁ公人君も一緒にバイトすればいいんだね」
公人「え?」
沈黙。そしてマスターの言葉に頷くクー。
空 「公人さんと一緒であれば断る理由がありません」
益田「じゃぁ夏海ちゃんと一緒のシフトの方がいいよね〜」
夏海「決定」
既に断れない空気を作り出す三人に頭を抱えた。
公人「でも三人一緒だとシフト偏りすぎませんか?」
最後の抵抗を試みる。
益田「夏海ちゃんがいない時は一人でも充分人手は間に合ってるから大丈夫。それに
クーちゃんが入れば客足は倍増間違いないからね〜」
夏海「マスターの見解は正しいわね」
最早引く事を許さない鉄壁の布陣。
公人「でも二人がいれば俺の仕事ないような…」
益田「大丈夫、何か仕事探しておくし暇なら休憩してればいいから」
321 :
7/8:2005/12/02(金) 01:08:10 ID:jx5e54Ta0
既にバイトですらない。
夏海「それじゃバイトの件は決定という事で乾杯〜」
最近とみに影薄いよな俺…
夏海「あ、クーそろそろ服買いに行こうか」
空 「そうですね。公人さんを陥落する為にもお願いします」
微笑ましいものでも見るような笑顔のマスター。
夏海「公人も来る? 実際に反応見た方が判断しやすいし。下着も買うけどね」
意地の悪い笑顔を向ける夏海。
公人「二人で行ってこい…」
二人は買い物に向かう。疲れ果てカウンターに突っ伏す俺。
益田「公人君モテるねぇ〜。羨ましい限りだよ」
公人「実際の状況を知ったらそんな台詞は出ませんよ」
益田「まぁそうだろね〜」
あはは〜と笑うマスター。
益田「あぁそうだ、粗品渡さなきゃ。公人君、バックヤードまで来て貰える?」
断る理由もないのでマスターとともにバックヤードへ向かう。
食材や備品のダンボール箱が並ぶ棚の突き当たりまで行くと何か探し出す。
その時壁がスライドし下り階段が現れる。振り向き笑顔を向けるマスター。
益田「さぁ行こうか」
何か嫌な予感がしつつもマスターの雰囲気がいつもと違うような気がして断れなかった。
地下室は何に使うのか分からない機械が並ぶ部屋になっていた。
公人「ここは一体何です…」
益田「分かりやすく言うと喫茶店の地下なんだけど。そんなのを聞きたい訳じゃないよね〜」
公人「…それくらいは分かりますからね」
マスターはこちらを振り向くと口を開いた
益田「ようこそ、有限秘密結社へ。君は今日からヒーローになる」
322 :
8/8:2005/12/02(金) 01:08:28 ID:jx5e54Ta0
デパートの屋上。給水塔の傍に二人の女が立っていた。
一人は全身を覆う白いマントに儀礼用のような装飾の施された長い杖を持ち、もう一人は
腰までの黒いマント。その下は複雑な構成で成型されたボディスーツにフレアが付いた
服を着込んでいた。材質さえ違えばエアロビクスでも始めるのかと思わせる。
それだけでも特殊な二人だったが、頭から顔まで覆うマスクが現実とは異質な美を強調
していた。
屋上に設置された特設ステージではマイが歌い踊る。熱狂する観客と簡易テーブルで
グッズを売りさばく黒服達。
そこに突如先程の二人が舞い降りる。
マイ「な… 来栖に華姫。なぜここにいるのよっ」
来栖と呼ばれた白い女は儀礼杖を舞台に突き答える。
来栖「君は少しやりすぎた。一般人を巻き込むのはルール違反だな」
華姫「まぁ、貴方のように力を持たない者には一般人を相手にするか不意打ちしか選択肢は
ないかも知れないけど」
黒い女はそう言うと腕を組み直しマイを見下げるようなポーズを取る。
マイ「ふん、そんな事言っておきながら二人してやって来るなんて私を倒す自信のなさの
現れなんじゃないの〜」
観客は何が起こったのか分からずざわめき出す。
来栖「そんな瑣末事知らないな。君の処分が決まる前に退場願おうという優しさだよ」
華姫「それに私は貴方が卑怯な手を使わないように監視するだけ。貴方程度に二柱が相手
するなんて自惚れないで欲しいわね」
マイが合図すると舞台のソデから十数人の黒いタイツ男達が現れる。
マイ「来栖程度、私と部下だけで充分だわ。私を舐めた事、後悔させてやる!」
部下に合図するマイ。一斉に飛び掛ったタイツ男達は空中で全員弾き飛ばされる。
マイ「何… 一体何をしたの!?」
来栖は前に一歩出ると左腕を軽く差し出し中指を親指で軽く押さえる。
来栖「デコピンだ」
黒タイツの男達は額から煙を上げて失神していた。
323 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/02(金) 01:08:55 ID:jx5e54Ta0
思うが侭に書いていたらエロ〜ス展開になってました…orz
まぁ作品的に趣旨が違うのであっさり切り捨てましたが〜
あの二人が絡んでエロ〜スになったら収拾つかないしねぇ…
ちなみに華姫で『かひ』です
以上で投下終了します
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:14:06 ID:umy6I3JSO
>323
割り込みスマソ
筆記用具燃え素
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:18:47 ID:t9srrwbb0
>>323 ヒーロー物の展開はヤバいな。嶋大輔のリーゼントの先っちょ燃え素。
これにより公人の名前が複線、ちうかまんまでワロタwwwwwwww
やべ、主題歌考えたくなってきた自分がいる。
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:20:46 ID:umy6I3JSO
>325
影山ヒロノブか水木一郎的によろしく
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:27:54 ID:t9srrwbb0
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:30:10 ID:jx5e54Ta0
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:31:16 ID:umy6I3JSO
>327
そうか。残念だ。
まあ頑張れ。期待している。
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:48:10 ID:VZv0I4ewO
>>323 急展開に戸惑いまくっている俺ガイルwwwwwww
なんか受信した
素クール的問答…?
妙なネタの答えは一応メル欄
「やっぱりなんだか申し訳なくなってくるよ」
「私はしたい事をしてるだけだし、気に病む必要は無い」
「それを飲むと今度は尽くされるのが当然って精神になりそうで怖い」
「なら、自分が納得出来るまで私を愛してくれればいい」
「そうするとお前はまた張り切るんだよな」
「まるでリフレクターで挟んだチャージショットの威力のようだな」
「で、今日もやるのか?」
「勿論。君はまたフォックスか?」
「まあな。しかしお前、その面してガノンドロフでパワフルプレイは止めろw」
「ふふふ、この戦い方にしてから勝率が18l位上がっているんだ」
どうみてもゲーマーです。本当に(ry
そしてこの駄文でもって保守
>>323 毎度ながら陸海空GJ!
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 01:55:26 ID:Y7oKl2Sa0
>>331 弱体化されまくったカービィが灰になった
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 02:22:42 ID:tdYi0liU0
ほ
334 :
クーのいる世界”管理”人coobard ◆69/69YEfXI :2005/12/02(金) 02:43:05 ID:JqYFBbwR0
335 :
Loki ◆thMJSdfXj. :2005/12/02(金) 03:14:06 ID:9Oy/msS60
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 03:29:43 ID:I38iBEsw0
>>335 GJじゃまいか
今度は支援絵とかも投下汁べし
俺も暇があれば描くがなぁ、と、独りごつ深夜
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 03:47:08 ID:aOzF29Qj0
>>335 俺が今まで観た中で一番いい素クールだ
ありがとう
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 04:31:32 ID:Nzeysr7GO
保守
あぼーん
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 05:29:53 ID:0ssCxELF0
保守
つまりは宝塚系の女ってことじゃねーか
腐女子かお前ら
344 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/02(金) 05:44:53 ID:B8mvRZ2I0
あれ……
既婚素クールをwikiにあげたのですが、
どこに載ったんだろう。
更新履歴にはあるのに・・・。
短編に載せるのはどうすれバインダー?
wiki職人さん、教えてくださいorz
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 05:56:38 ID:UVaEq9mt0
初めて今北
ねぎま!の龍宮姉さんはこれに当たりますかどうですか?
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 06:15:34 ID:jx5e54Ta0
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 07:00:15 ID:jx5e54Ta0
>>344 合コンとカエルメールはどなたかが上げ直していたようなので
勝負下着を上げておきました
オリジナルをそのまま貼り付けたので修正などありましたら
修正はお願いします
348 :
クー姉と素直シュール:2005/12/02(金) 07:14:13 ID:9PiUAPYiO
仕事が忙しくてごめんなさいね。
素直シュールwikiあげありがとうございましたwww
書き込んですぐ上がってたんでびびびっくりしました!!
今日は空ネー書きますwwwwww
よろすくーwwww保ww守wwwwww
>>273 「・・・こんな私でも、愛してくれるのか・・・?」
「当たり前じゃないか!クーはクーだよ!」
「男・・・ありがとう(ぎゅ)」
「ちょwwwwwwクーの股間硬いwwwwww」
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 08:29:25 ID:BQ7PtMJzO
保守
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 08:44:34 ID:o4TMQRSLO
「簡潔に言おう」
そいクーは前置きした。
「保守だ」
つまり保守
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 08:46:36 ID:o4TMQRSLO
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 09:35:18 ID:M2lsAOLnO
保守
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 09:46:51 ID:7ph3IlPk0
Wiki更新はやいなぁ。
ということで保守。
355 :
ちゅなおクール(?):2005/12/02(金) 10:09:03 ID:wKmm5HlDO
キーンコーンカーンコーン
授業が終わるチャイムがなる。
授業が終わっても俺の仕事は山積みだ(苦笑)
一応運良く職にありつけた。小学校の先生なんだけどな。
あれ?もう下校して良いのにまだ教室に残ってるじゃないか。
え─っとあれは……
「まだ残ってたの?」
『待ってたんだ』
「誰を?」
そういって俺の事を指差した。
この子はウチのクラスで一番成績の良いクー。
何だか小学校に見えないんだよなぁ(笑)
『これを先生としたかった』
そう言って ランドセルからNintendo DS を取り出した。
「もーこういうのは学校に持って来たらダメなんだよ?」
356 :
ちゅなおクール(?):2005/12/02(金) 10:09:24 ID:wKmm5HlDO
って聞いてないな……。
DSを僕に渡して 操作方法を説明してくれた。
『A室に入って欲しい。待ってる』
「ん。今入ったよー」
これがピクトチャットと言われるソフトなしで出来る通信機能みたいだ。
そしてクーから何か送られてきた。
『保守』
テスト1時間だたから帰宅です。
イラストは後でぅpします('A`)
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 10:28:44 ID:7ph3IlPk0
昼間はホントに人がスクナス。
ROMの人保守がてら挙手してみてーと言ってみるテスツ。
学校遅いからいるよ〜ん
ノシ
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 10:48:15 ID:aD2GTYHl0
ノン
360 :
空軍エースパイロット クー:2005/12/02(金) 10:48:31 ID:XjZvHX2+0
sageちまったので保守ネタ
上官「今日はツン中隊と合同でアグレッサー部隊との模擬戦闘訓練を行う。クー中尉と男少尉!」
ク&男「はい」
上官「とりあえず、接敵したらいちゃつけ。」
ク「了解!!」
男「(クーが目を輝かせている・・・)なぜですか?」
上官「やればわかる。」
--そんでもって--
男「ツン中隊が接敵。現在交戦中。」
ク「来たな。クール中隊でるぞ。ところで男よ。」
男「(こっちも来たか)なんでしょうか中尉?」
ク「愛してるといってくれ。」
男「(恥ずかしいけど命令だからな)あ、愛しています。」
ク「もっと」
男「愛します!」
ク「もっと!」
男「愛してるよ!クー!!」
僚機A「アグレッサー部隊、ツン中隊を放棄して反転してこちらに向かってきます!」
僚機B「あ、アグレッサー部隊がツン中隊に撃墜されてる・・・。」
僚機C「俺たちは慣れてるからいいけど連中はガマンできなかったか。」
結果、ツン、クール中隊の圧勝でアグレッサー部隊は部隊初となる大敗北をした。
その後のデブリーフィングで男がアグレッサー機パイロットにアンパンを投げつけられたらしいが定かではない。
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 10:49:15 ID:Soi66odU0
人がいないんで保守がてらに話題を
俺的男のイメージ
・基本的にはヘタレ、でもやれば出来る子
・フツメンで中肉中背
・隠れオタ(重度)
こんなとこだと思うがみんなはどんな感じで捉えてるんだろうか
ほいよ。
素直クール
媚びず飾らず偽らず
そんなところがたまらなく好き
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 11:01:10 ID:QNCJgIk60
素クールは、どうみても宝塚の男役じゃありません。
本当に(ry
俺的には、ちょっと天然が入っている部分がツボ。
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 11:20:15 ID:3ejmKmt20
なんだ、このスレは。
俺の心に直球ストライクだよヽ(`Д´)ノ
ツンデレなんかより全然いいよ、マジで。
というわけで新参者が夜までSS書いてきますよ。
頑張るよー俺。
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 11:26:26 ID:QNCJgIk60
>365
同志よ、wktkで待つ。
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 11:32:49 ID:3ejmKmt20
普段はさっちんをメインに書いているのだけどなー
クーデレにかなり惹かれた俺がいます。
>>366 頑張っていいのを書く。夜までしばし待たれよ。
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 12:00:40 ID:7ph3IlPk0
>>365 作家さん増えてウレシス。
自分も書いてますがさすがに4日連続となるとペースがwwwwww
自分もがんばってみますわ。
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 12:18:44 ID:Gy+CfoaSO
保守
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 12:35:01 ID:3ejmKmt20
よーし、ネタの構想はできた。
とりあえず風呂に入ってから書き始めます。
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 12:53:31 ID:Nv1oNF2a0
来砂高校3年2組、友 一人 (とも かずと)。校内の超常現象調査を一手に引き受けるエリート集団、KMR(来砂ミステリーリサーチ)の代表だ。
今回は悪霊退治である。「言動の異常な女子学生が居る。悪霊がとり憑いているかもしれないので調査して欲しい」という匿名の電話があったのだ。
早速その女子学生のことを調査してみると、その女子学生には羞恥心が全く見られず、とても一般人が人前ではいえないような単語を大声で言うという。
しかも最近の女子学生は体調が良くないようで、たびたびえづいているという。これは非常に怪しい。ということで、その女を監視することにしたのだ。
翌日の放課後、我々が女を監視していると、男に声をかけ東校舎の方へ連れていく風である。人のいない東校舎で何をするというのだろうか?
校舎の端まで来ると、女が急に口を開いた。
「・・・君に報告しなくてはならないことがある。」
「君の子供が出来た。結婚して欲しい。」
友「ついにしっぽを出したな悪霊め!今話したのは霊界語だ!皆武器を取れ!殲滅作戦開始だ!」
部「うおおおおおおおおおおおお!!!」
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 12:57:05 ID:QNCJgIk60
>250
スーパー亀レススマソ。
>政略結婚
そうッ素。絵まで描いちゃうくらいに燃えたのでwikiにうpしました。
てか、既婚も書いてたのか。あんた、文才あるな。
俺も既婚もの書きたいと思ってたんだ。負けらんない。
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 12:58:40 ID:7ph3IlPk0
♪保守でSS?(パジャマでオジャマのイントロで)
- 素直クールについての考察云々 -
『疑問がある。』
「なんだい藪から棒に?」
『[素直クール]の定義についてだ。』
「ふむ?」
『まとめWikiや歴代テンプレにもあるようにツン→素直、デレ→クールという逆属性の
シチュエーションによって生まれた属性、という定義なのは間違いないな?』
「そういうことになってるね」
『しかし中には[クーデレ][クルデレ]と言った表記がある。
これはは素直クールとは異なるのではないだろうか』
「そういやそうだ。クールでデレデレってなんだろな。」
『然り。基本的にはデレデレはしないはずなのだ。』
「んでもまぁそれはあくまで基本だからいーんじゃないの?」
『もちろんだ。素直クールでデレデレしている、というシチュエーションも考えられる。
スクルライフ氏の描く[くぅ]はまさにその典型だろう。』
「素直クールでありつつ、頭の回転早くていろんな事も知ってるけど
それをどう使うかってとこだよね。かなり素敵な感じだけどね、あの[くぅ]はw」
『まさに[〜とはさみは]、といったところか。』
「そのへんどう考えてるんだろな、みんな。」
『気になるところだ。とくに作家諸君の考えは大いに聞いてみたい。』
「まぁとりあえず普通の人には扱いにくいって言うのは共通だよな。」
『…詳しく説明してもらおうか…』
「ヒッ!!!!!!!!!!」
どーですか?皆さん。
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 13:08:26 ID:3ejmKmt20
>>373 確かにデレデレとは言わないですな。
クールだけど、好きなヒトに対してその行動が一途というか直球というか。
うん、その辺をふまえて書いてみます。
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 13:12:02 ID:qaCI0XLJO
クーデレはvipでの方言みたいなもの
某所で素直クールが誕生したのと同時期にvipでクーデレスレが建ったって事
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 13:15:24 ID:rhCcsG/k0
素直とデレが近いものだと俺はオモタ
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 13:23:13 ID:HE2w/tgZO
な…なんだこのモレのハートをわしづかみするものは…ッ!!
今日の夜あたりパソからなんか投下します
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 13:27:45 ID:PdDna13E0
いまwikiで94シリーズを読んでて気付いたんだけど、五話の
「ですが、旦那様が洗って差し上げると申すのでしたら」
ってセリフは
「ですが、旦那様が洗って下さると申すのでしたら」
の方が正しいんじゃないんだろうか。
あくまで俺の感覚的なものだから、正しく国語勉強してる人教えて。
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 13:36:33 ID:7ph3IlPk0
『意外に反応が多くて嬉しい。』
「昼間でも人いるんだね」
>>374 『期待しております。』
「わ、珍しい丁寧語だ。」
『初対面の方に失敬な話し方はできないだろう?』
「まぁそうだけどさ」
『そういえば君に対しては私も直球だな。昨日とk』
「わあああああああ!!!な、なんでもないです!!!」
>>375 『それもどこかで確認した覚えはあります。』
「まとめサイトかな」
『そうかもしれない。ありがとうございました。』
>>376 『そう言う認識の方が多いのかもしれないですね。』
「たしかに端から見たらデレデレしてんじゃねぇってアンパンなげられるよね」
『デレデレしてるのは私じゃなく君だろう?』
「…デレデレじゃなくて困ってるんだよ、恥ずかしいから…」
『君はかわいいな』
「ちょwwwww」
>>377 『楽しみです。』
「です。」
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 13:45:43 ID:7ph3IlPk0
>>378 『おそらく94氏の物語上での立場で考えるのであれば
「旦那様が洗ってくださるとおっしゃるのでしたら」
という表現がいいかもしれない。』
「申す、は下の立場の人につかう感じかな?」
『自分より上と位置づける人を指して、自分に対して[差し上げる]は違うな。』
「伝聞で他の人に対して旦那様が言ってたことをつたえるなら[申されていた]でもいいかも」
『特に国語を専攻しているわけではないので怪しいところもあるががおそらくこのような形かと思う』
「国語得意な人、間違い見つけたらつっこんでください。」
『にしても作者は短編すすんでいないようだな』
「SSとかツッコミとか保守してるのにね」
自分で決めたテーマがテラムズカシス orz
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 14:04:53 ID:qaCI0XLJO
きっとクールに振る舞ってるけど内心は慌てふためいてたんだよっ
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 14:21:57 ID:7ph3IlPk0
>>381 『意地っ張りクール、とで分類できそうな様相ですね』
「略すと…」
『ッパクールか。』
「へ?」
『 ッ ハ ゚ ク ー ル か。』
∧_∧ [本当はパニック]
(・ω・)丿 ッパ
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
 ̄  ̄
「・・・かわいいじゃまいか」
『君が何を妄想したのかわからないけど多分違うと思うぞ。』
という保守。
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 14:23:57 ID:PdDna13E0
>>380 突っ込んでおきながら正しくは直せていないダメ人間な俺 orz
正していただきありがとうございました。
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 14:50:44 ID:QNCJgIk60
>380
「旦那様が洗ってくださるとおっしゃるのでしたら」
は、二重敬語になって、不自然かな。
「旦那様が洗うとおっしゃるのでしたら」
かと。
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 14:56:36 ID:7ph3IlPk0
>>383 『いや、全く自信はない。というかおそらくこれもおかしい。』
「日本語はむつかしいねぇ」
>>384 『やはり…不覚。』
「天皇じゃないですもんね。ツッコミありがとうございました。」
『恥をかくのは次へのステップだ。落ち込むことはないぞ』
「間違ったの僕じゃないよ…」
orz
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:03:22 ID:K5MWAavz0
>>384 もしくは
「旦那様が洗ってくださるのでしたら。」
でも意味は通る。
さらに道をはずした例を出すと…
「旦那様が洗いたいとおっしゃるのでしたら。」
>>384との違いは、男のセリフを男自身の欲求とすりかえてるところにある、と。
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:09:24 ID:QNCJgIk60
>386
アリですね。主体とか視点にもよるんだよね。
日本語、ムツカシデスネー。
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:19:55 ID:7ph3IlPk0
♪(ミョミョミョミョ〜ンミョミョミョ ミョミョミョミョ〜ンミョミョミョ)
シチュ燃えの星が〜 君を呼ぶ〜
君は素(直)クール〜 呼ばれたからにゃ〜 (パーパーパラッパラッ)
鉄の仮面の取れるまで〜 (テツメンピ-)
熱い血潮の燃え尽きるまで〜 (チャラチャッチャー)
彼氏〜 一筋〜 命をかけた〜
素(直)クールの〜 素(直)クールの〜 スレの元〜
(ミョミョミョミョ〜ンミョミョミョ ミョミョミョミョ〜ンミョミョミョ ミョンミョン!)
-----
どう見ても侍ジャイアn(ry
本当にあr(ry
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:20:18 ID:Nv1oNF2a0
ある有名な心霊スポットへ、深夜に車で行ってみたんです。
トンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。
と、そこに目の前にふっと女の人の白い影が。
あ! と思って、慌ててブレーキを踏んで降りてみたところ、そこに人影はなく、目の前は崖。
ガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら落ちてしまっていたかもしれない。
「あの幽霊は助けてくれたんだ」
そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についた。
トンネルを引き返す途中、ふとミラーを見ると、後部座席に先ほど目の前を横切った女の人の姿が……。
その女の人は、こう呟いた。
「君が好きだ」
「ええっ!?でもホント助かったよ。ありがと」
「礼には及ばない。君に惚れた。」
「・・・なんかよく分からないけど、また来週きてもいいかな」
「待ってるぞ」
翌週、なんか弁当用意して待っててくれました。
精のつくものばかり入っていました。
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:22:01 ID:K5MWAavz0
391 :
◆518YLv.Xnc :2005/12/02(金) 15:24:02 ID:6El4zOoi0
おおう、なんだか俺の国語力に限界がqあsうぇdrftgyふじkぉp;
いろいろ意見をありがとうございます
あとでもう少し考えてからwikiの方を直したいと思いますorz
ただ、言い訳させてくれ!
ごめん、あのときは酔ってた!(推敲の時はしらふだったのにね)
そして
>>381の言う通り、俺の素直クールはクールに振る舞ってても重要な場面ではテンパってるんだ!
ほんとにごめんなさい
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:27:57 ID:QNCJgIk60
>391
素クールって実は ビミョツン(微妙にツン) なんじゃないか?
と思う俺ガイルので、それもOK。
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:47:16 ID:Nv1oNF2a0
【7:12】母親の笑い声で起床。まだ眠い。顔を洗う。男の弁当を作る。母親に作らせるわけにはいかない。
【7:22】朝食のかわりに男のことを考える。心が軽い。ハイになる。「学校に行っておいで」父親の言葉だ。勉強しに行くんじゃなくて男に会いに行くんだよ。「(妊娠しないように)気を付けて!」言われずとも分かっている。
【8:00】男に会いに出発。隣の家ではうるせぇツンデレがわめいている静かにしろ。
【9:43】「助けて〜!」男が叫んでいる。今すぐ助けてやるぞ。
【9:45】男救出。理ンデレに薬を飲まされそうになったらしい。うだつの上がらない奴だ。やはりこいつには私が必要だ。
【11:03】今日は曇りだ。男が居なければきっと不機嫌だっただろう。
【11:46】あんパン屋がニヤニヤしている
【12:03】午前の授業終了。
【12:15】お腹がすいた。男に弁当を渡す。男の顔が赤くなる。毎日のことなのにまだ慣れないのか。
【13:11】二人で談笑。男の笑い声で安らぐ。
【14:27】ツンデレ 登場。
【14:28】「クーさん、こんな男といつまでもふざけてちゃダメ!!襲われるわよ!」 相変わらず元気な奴だ。「男がそんなことをするはずがないだろう」襲うのは私だ。
【15:40】手をつないで帰る。あんパンで攻撃されるが問題ない。
【15:41】「今夜はお父さんとお母さん出かけるから明日の昼まで帰らないわよ。」母だ。タイミングが良すぎる。どこから見ていたんだ?
【15:42】「コンドームは寝室の棚にあるから。」気配りありがとう。父がニヤニヤしている。
【16:00】「今夜はたっぷりかわいがってやるぞ」ほんの小手調べだ。「####」また赤くなる。まだ何も始まって無いというのに。
【16:58】夕食。「美味しいか?」不味いはずがない。
【18:31】ツンデレが来た。「クーさん!男の一晩過ごすなんて不潔よ!」遅すぎる。帰れ。もう服を脱いでしまった。うだつの上がらない奴だ。
【20:30】第1ラウンド終了。少し休憩しようと今にいったらツンデレが居た。嫌がらせか?私の恋路を邪魔する者は排除する
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:54:16 ID:m6jurxVN0
実験にちょっと長文になりそうなあらすじというか出だしを書いてみてもいいかな?
反応を頼む
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 15:54:44 ID:m6jurxVN0
キンコンカンコンといつも聞き慣れているチャイムが鳴る。
・・・
・・・・・・・・・
・・・遅い
「あれ、HR遅くねえ・・・?」
A「あ、今日、教育実習の先生くるからだろ?」
B「あ、聞いたか?担任の担当の奴はなんでも女の人らしいぜ?」
C「聞いた聞いた!すっげえ美人とか!」
D「おお、俺も知ってる顔見たもん、すげえ美人だったっっ!!」
A「えー?でもみっちゃんも可愛いじゃん?」
B「確かに。」
C「いや、青いな君たち。美人≠可愛いだ。さらに言えばみっちゃんは保護欲を駆り立てるような小動物的かわいさじゃまいか。」
D「うーん、確かに可愛いけどね。そういわれるとそうかも」
A「いや、俺はあの顔も!控えめな胸も!幼い性格も好きだ!なぁ?」
「なぁと言われても・・・」
・・・みっちゃんと言うのは古文の教師で、このクラスの担任的存在・・・じゃなくて担任。
で、俺の・・・っと、ドタドタドタと駆け足。来たな。
ガラリと大きな音を立てて教室に入ってくる。
「おっはよおーーーーっっ!!遅れちゃったっ!」
・・・開口一番、あの小さな体にどんなスピーカーを内蔵してるのかわからないような大きな声で叫ぶ。
そう、この人が担任で・・・俺の姉貴。守口 美代。愛称みっちゃん。
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 16:02:11 ID:m6jurxVN0
「遅れちゃった理由は」なんて誰も聞いてない事をしゃべり出す。
「みんなは知ってると思うけど、教育実習生が今日来るのね?で、その先生なんだけど、連れて来ちゃいましたー。」
おおーっ!拍手と喚起。
「本当はこのHR直後の全校集会で挨拶があるんだけど、先生がどうしてもお世話になる生徒さんと先に会いたいと言ってたから、
連れて来ちゃいましたっ!ではどぞっっ!!」
いつもハイテンションだけど、今日は特にテンションが高い。
ガラリと音を立てながら開扉。
長い黒髪に透き通るような白い肌。なるほど、男子の皆が騒ぐわけだ。
「「おおおおーーーーっっっ」」女子までも感嘆の声を挙げる。つい俺も。
騒がしい教室を一瞬でシンとさせたその先生は、黒板にチョークで文字を書いていく。
「深谷 綾です。2週間という短い期間ですが、どうぞよろしく。」
と簡素な挨拶をすると唐突に
「ケイスケ君。やっと逢えたな。このときを待ちわびたんだぞ。私は。」
・・・なんて意味の分からないコトを口走る。クラスにケイスケは俺だけだ。
ざわっざわっ・・・カイジ的効果音がクラスに広がる。
「えっと・・・?綾先生?」
「綾先生なんてよそよそしく呼ばないでくれ。」
「はい?」
「それとも何だ・・・?私は・・・遊びだったのか?」
「「ざわっっっっ・・・・・・・」」
・・・なんだなんだなんだ、俺は何をした!?!?!!
こうしてボクと実習の先生の素クールライフが始まった。
(続かない
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 16:02:20 ID:u6wzLnWTO
>>393 テラワハハwwwwwwwwwwwwww
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 16:05:10 ID:m6jurxVN0
こんな感じどうでしょうか?イヤなんか思いついたんで書いただけなんですけど・・・。
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 16:16:36 ID:PdDna13E0
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 16:17:06 ID:V9dvA7910
素直クール?知らない。流行ってるの?
そうなの。でもあまり興味ないわ。
私が?じゃあ貴方にとって私はタイプってことね。付き合っちゃおっか。だって私、貴方のこと好きだし。
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 16:37:47 ID:7ph3IlPk0
保守。
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 16:40:34 ID:QNCJgIk60
>363
その絵、wikiにupさせていただいても、よろしいでしょうか?
また、出来ればその際、トリコテをお教え下さい。
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 16:46:42 ID:umy6I3JSO
>393
ガイドライナーとしての俺でも吹いたww
秀逸だwww
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 17:16:38 ID:6I7stz+rO
保守
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 17:48:12 ID:0ssCxELF0
保守
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:01:56 ID:o4TMQRSLO
削りに削ったら1レス分になったが、投下していいかな?
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:03:51 ID:BQ7PtMJzO
聞くまでもない
投下すべし
409 :
バス停にて ◆ilkT4kpmRM :2005/12/02(金) 18:11:20 ID:o4TMQRSLO
バスの待合室から、外を見る。真っ白い、雪。
「雪か……」
「雪?ああ、どおりで寒いと思った」
彼はわたしの手を握りながら言う。
――彼の目は、一ヶ月ほど前に、見えなくなった。
彼の妹の、自殺。
それをみたくなくて、心が目をふさいだんだ。
「ごめんね、こんなのに付き合わせて」
「別にいい。それにわたしは君のなんだ?」
「うん。ありがと」
にこりと笑う。無垢な、笑顔。その顔があまりに綺麗で、見いってしまう。
「もしかして、見てる?」
「ああ」
「そっか」
バスが来る。彼の手を引いてゆっくり、歩いていく。
「なあ」
わたしの方に顔を向けてくる。一生懸命、見ようとするように。
「わたしが君の目になってやる。それに、たとえ見えるようになっても、一緒だ」
「言わなくてもわかってる。けど、ありがとう」
バスが動き出す。少しずつ速度をあげて。
まるで時の流れだ。景色が流れて、まるで見失うみたいに。
ただ、今握っているこの手は、絶対に見失わないように――
「――愛してる」
「え?なにか言った?」
「なにも言ってないよ」
ギュッと、きつく手を結んで、彼の顔を見つめるて、すこしだけ、わたしは微笑んだ。
>>403 悪い今沖田
構わない。いや 寧ろ光栄だ。
過去にイクツか描いているのだがソレはいらないか…?
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:26:29 ID:XjZvHX2+0
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:27:37 ID:lc9xzRDj0
今から3レス程でSS投下します。
413 :
ピアノ 1/3:2005/12/02(金) 18:28:02 ID:lc9xzRDj0
毎日、放課後に音楽室でピアノを弾いている女の子。
僕は音楽室の横を通る。奥に僕が所属している演劇部の部室がある。
彼女はよくクラシックを弾いていた。たまに、声を出して歌っていた。
綺麗な声だった。僕は、足を止め、聴き入ることがあった。
彼女を学校生活で見たことはなかった。上履きの色は、僕達の学年なのに。
それどころか、放課後のピアノの音を聴いた人すら居ないらしい。どういうことだろう?
ある日、僕はまた通りかかった。いつものように、女の子はピアノを弾いていた。
髪は長く、座った時の腰のあたりまで伸びていた。黒く、つややかな髪。
肌は白く―というより、「青白い」に近い―、黒く大きな瞳が印象的だった。
彼女は振り向いた。僕は一瞬、身体をこわばらせた。密かに聴いていたのが、癇に障ったのだろうか?
表情は、無かった。無表情のまま、彼女は僕を見ていた。そして、かすかに微笑んだ。
それから、毎日僕と彼女は言葉のないコミュニケーションをした。
ドアを一枚隔てた、距離は無いようである、交流。聞こえるのは、ピアノの音だけ。
彼女は、僕を見ると決まってある音楽をピアノで弾いた。
「運命」。ベートーベンの、あの「運命」だ。それが何を意味するのか、僕には分からなかった。
でも、とても綺麗な音だった。そして、何か物悲しそうな音だった。
次の日、僕はまた音楽室の横を通りかかった。
相変わらず、彼女はピアノを弾いていた。僕は相手が気付くまで、ずっと立っていた。
一曲弾き終えた彼女は、僕の方を見た。そして、おもむろに、手招きをした。
僕は何か、言い知れない胸騒ぎを感じた。でも、手はドアに伸びていった。
414 :
ピアノ 2/3:2005/12/02(金) 18:28:30 ID:lc9xzRDj0
『話すのは、初めてですね。』
彼女は僕に話しかけた。でも、ちょっとエコーがかかっているような気がする。
椅子に座って、無表情なままの彼女。僕は、相槌を打つしかなかった。
「そうですね。」
いたたまれなくなって、僕はピアノのすぐ傍にある椅子に座った。
彼女は僕の方に向き直って、ピアノの鍵盤に手を置きながら言った。
『私の演奏は、どうでした?』
彼女の言葉に、僕はすぐに思ったままを言った。
「凄かったですよ。とても、綺麗な感じです。」
素人丸出しの感想。でも、彼女はその言葉を素直に受け容れたようだ。
彼女はピアノを向いて、再び鍵盤を叩いた。「運命」だ。
流麗な手つきで弾きながら、彼女はつぶやいた。
『「運命」ですよ。』
彼女の声は、ピアノの音にかき消されること無く、響いた。僕の、頭に直接響いているような感じを受けた。
僕は座って、黙って訊いていた。彼女の声と、ピアノの音は、両方とも素晴らしかった。
『私と、君とが出会ったのは、「運命」だと思います。』
視線を彼女に向けた。彼女はこちらを見ずに、ずっとピアノを弾いている。
そのまま、彼女は黙った。段々と、演奏も終わりに近づいてくる。
『でも、私は、』
つぶやいたと思うと、すぐに言葉は止まった。彼女の細い指は、まだ鍵盤を叩いていた。
僕は胸騒ぎが強くなるのを感じた。演奏が、終わった。
415 :
ピアノ 3/3:2005/12/02(金) 18:29:08 ID:lc9xzRDj0
彼女はピアノの前の椅子から立ち上がった。
そして、僕は見た。彼女の脚が、足先にいくにつれ、うっすらと消えているのを。
僕は、彼女の顔を見た。無表情。でも、どこか悲しげ。そして、かすかに向こうの壁が透けて見えた。
『こういう、存在ですから。』
彼女は、僕に近づいてきた。僕は、何もしなかった。
今までの、不自然なことが全て一本でつながった。
同じ色の上履きなのに、見たことがないこと。誰も聞こえないピアノの音。脳に響くような声。
彼女は、僕の目の前まで来た。そして、僕の肩に触れようとした。まじまじと見る僕。
でも、すり抜ける。細い彼女の腕は、あっさりと、僕の身体を貫通した。
『嬉しかった。』
僕は彼女の顔を見た。無表情に変わりは無いが、眼の力が違った。
彼女は、僕を貫いている手を抜いた。そして、僕の前で直立不動になった。
『私の、ピアノ、声を聞いてくれて、姿を見てくれる人が居たことが。』
彼女の意図が理解できた。なぜ僕を見ると「運命」を弾いていたかが。
僕は立ち上がった。彼女は、僕が何をするのか想像がついていないらしく、きょとんとしていた。
歩き、彼女の前に立った。僕は、そのまま彼女を抱きしめる。
少しすり抜けた。彼女の身体より、腕が囲む空間は小さくなり、腕は彼女の身体に沈んだ。
「寂しかったんだね。でも、これからは僕が居るから。」
彼女は、透ける腕で僕を抱きしめ返した。彼女の腕が、僕の身体に沈んだ。
そのまま、時が流れた。数分間では有るが、長く、長く感じた。
腕を彼女から離す。彼女もそれに気付いて、僕から腕を離す。
僕は再び椅子に座る。彼女も、ピアノの前の椅子に座る。
『こんな存在になっても、変わらないものがあるなんて。』
突然彼女は呟いた。僕は頭に疑問符を浮かべた。
彼女は、はっきりと分かるように微笑んだ。そして、告げた。
『恋や、愛の類。私は気付いたよ。君が好きです。』
その言葉から、僕の非日常の幕が上がった。
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:29:46 ID:lc9xzRDj0
以上です。
ギャグは苦手なのでシリアス路線を突っ走る私。
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:31:13 ID:7ph3IlPk0
>>416 ぬお、ゴースト系だ!
今後の展開に期待大です。
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:50:41 ID:hMWnVSZ6O
GJ〜何故か早くも切なくなってきたw
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:51:33 ID:7ph3IlPk0
なんとか完成。作風が偏ってきてる気がするのでとりあえずここで打ち止め予定。
5レス分投下します。
420 :
冷たき闇うつろう刻 1/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/02(金) 18:53:03 ID:7ph3IlPk0
冬が近づくと必ず見る夢。
闇の中へ沈んで行く夢。
一点の光も見えず、音も無く、ただひたすら沈む。
その感覚だけが私を飲み込んでいく。
『…っ!!』
目覚めれば涙が溢れ出す。喩えようのない孤独感。
そして虚無。浮かんでくる感情はどれも寂しさからの逃避願望。
私は何から逃げているのだろうか。
午前2時32分。窓の外の空は真夜中だというのに闇には覆われていない。
気が付けば私は枕元に置いてあるPHSのリダイヤルボタンを押していた。
「どしたの、こんな時間に?」
いつもの声。安堵感がじわりと広がる。
『声が…聞きたかった。』
「…泣いてる?」
『ああ、泣いている。』
涙が止まらない。理由はわからない。彼は黙っている。
『…何も聞かないのか?』
「ん、泣きたいんじゃないのかなって。」
『…うん。』
涙は止めどなく溢れて零れる。
421 :
冷たき闇うつろう刻 2/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/02(金) 18:53:51 ID:7ph3IlPk0
彼は不思議な人だ。
どのような理論、経験に基づいた行動かはわからないが、、私が困ったときや
悩んでいるとき、するりとその答えにたどり着くべく道しるべを与えてくれる。
そのくせその答えを押しつけるような事は決してしない。
普段はなにげなく、なんということもなく、自分の楽しみを密かに持ちながら
いわゆる「普通」の生活をおくることを信条として生きているのはわかる。
しかし、ひとたび窮地に追い込まれたときの頭の回転は、おおよそ私には
敵わない領域にまで達するように感じる。
『すまない。理由もなく突然こんな遅くに連絡をして。
本当にこれと言って説明できる理由などないんだ。
ただ、ひたすら怖かった。縋りたかった。声が聞きたかった。
完全に私の身勝手な我が儘でしかない。本当にすまない。』
「なんもなんも。大丈夫。
僕に出来る事なんて無いようなもんなんだから。
変に背負い込んで隠し通せちゃう性格なんだからどんどんだしなよ。
出来る範囲でだけど、僕が出来ることはしたいしね。」
さらりと答える彼の言葉は私の心に染み渡る。
乾いた大地が水を吸うかのごとく、その奥深くまで。
潤いを大樹の根が吸い上げ、枝に、葉脈に、その命をたたえるかのように。
鮮烈な光が脳裏をよぎる。私はあることを思い出していた。
『昔、まだ私が幼かった頃。』
「ん?」
『母が突然庭先で倒れたことがあった。』
422 :
冷たき闇うつろう刻 /5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/02(金) 18:55:41 ID:7ph3IlPk0
『結局大事には至らなかったのだが、丁度父が外出していたときで、私はどうして
いいのかわからずに、ただただ泣いて母親に縋っていた。
程なくして父親が戻ってくると、倒れている母を見つけ、ふいと近くにより
呼吸、脈拍、意識等を確認し、即座に救急車を呼び、滞りなく対処を行った。
普段はくだらないことを話したり、ちゃらんぽらんな言動をとるのでしばしば
私がそれを厳しく非難していたが、あのときは父が映画のヒーローの様に見えた。』
『思えばあのとき、父は母に向かって君と同じ事を言っていたのだと気付いたんだ。』
「大丈夫、って言ってたのかな。」
『そう。たった一言、大丈夫、と母に告げた。それだけ。』
「そっかぁ、なーんかわかるな、お父さんの気持ち。」
彼はふーっと一つながい息を吐くと言った。
「お父さんかっこいいなぁ。本当は凄いパニックだったとおもうよ、きっと。」
『父が?』
「うん。だって気持ちはわかるでしょ?その場にいたんだから。」
『それはそうだが、あの時だって父は飄々としていたぞ?』
「やせ我慢だって。自分の愛する人が倒れたのみつけてあわてない人なんかいやしないよ。」
想像してみる、もし私が彼の家へ行ったとして、彼が倒れていたら。
もちろん理屈では状況把握、可能であれば応急処置、然るべき場所に連絡、という流れは
頭に入っている。しかし。感情に支配され私は動くことが出来ないであろう自分を想像
するに至る。そしてそんな自分に絶望するだろう。私は何も出来ない。なにも。
423 :
冷たき闇うつろう刻 4/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/02(金) 18:57:00 ID:7ph3IlPk0
「って、どしたの?黙って…ってまた泣いてる?」
『君が倒れたところを想像して考えていたらとても辛くなってきた。』
「いやいやいや、勝手に倒さないでよ!」
『きっと何も出来ない。何も出来ないことが………辛いよ…』
君がいなくなってしまったら。思考は…停止する。全てが止まってしまう。
「君の作ってくれたお弁当、おいしいよ。」
彼が唐突に言う。
「一緒に歩くのも楽しいし、ぼけーっと空を見るのも好きだな。たまに笑ったときとかも。
急に突拍子もないこと言われるのも…まぁちょっと困るけどキライじゃないよ。」
「君が欲してるのは君が何かできるんだ、という証みたいなもので、何もできてない
わけじゃないとおもうんだ。それはとってもあやふやだし手には入りにくいもので、
手に入ればいつ消えるか不安になってしまうような、やっかいなものかもしれないね。」
ガラガラっと窓を開ける音が聞こえる。
「自信もって、なんて、言うのは簡単だけど僕だってそんな自信はないし。 説得力もないけど。」
「大丈夫。きっと大丈夫だよ。」
頭の中を光が走った様に感じたのは錯覚だったのだろうか。
『理由も根拠も証明も不可能なのに、なぜそんなに力強い言葉なんだろう。』
「理由も根拠もないからじゃない?」
彼が笑いながらそう言った。涙は止まっていた。
424 :
冷たき闇うつろう刻 5/5 ◆xea/FPnk0o :2005/12/02(金) 18:58:34 ID:7ph3IlPk0
冬が近づくと必ず見る夢。
闇の中へ沈んで行く夢。
一点の光も見えず、音も無く、ただひたすら沈む。
その感覚だけが私を飲み込んでいく。
遠くで誰かの声がした。
「大丈夫」
その声に導かれた私は、闇の中で必死に藻掻く。
届かなくても。逃げられなくても。
私が創り出した闇を越えられるのは私しかしない。
人間はいつでも一人だ。
けれど、いつだってひとりぼっちではない。
私に出来ること。私が私らしくあること。
この夢をいつか見なくなる日が来るかどうかは私次第。
私を信じてくれる人のために。
「大丈夫」といってくれるあなたのために。
やがて朝はやってくる。いつ、どんなときも。
私はこの闇をも飲み込んで、あなたと歩いていきたい。
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 18:59:33 ID:7ph3IlPk0
以上です。
お楽しみいただければ幸いです。
新規作家さん達ガンバッテー!!!
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 19:12:46 ID:XjZvHX2+0
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 19:38:20 ID:q375mgdk0
ほ
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 20:01:57 ID:lc9xzRDj0
保守
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 20:06:50 ID:/7imxoGDO
だ・れ・か しゃっくり と・め・て♪
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 20:09:56 ID:Tq3fMF7A0
私は、男が好きだ。
そして男も私が好きだと思う。
事実、私が四六時中一緒にいても嫌がるそぶりすら見せない。
私に話しかけてくる事も無いが、そんな距離感が逆に心地良い。
不満を言うとすれば、私に何もしてくれない事だろうか。
キスはおろか、手をつなごうともしてくれない。
でも、いつかはさせてみせる。
私はもっと男を感じていたいのだ。
それまでは絶対に離れてやらないからな。覚悟しろよ?男。
友「なぁ、なんかお前最近やつれてねぇ?」
男「そうなんだよ……。肩になんか乗ってるみたいな感じがしてさ。
ときどき寒気もするし。風邪ひいてんのかなぁ。」
友「ふーん……。(こいつ、後ろのやつ見えてねーのかな。)」
男「実は幽霊に憑かれてたりしてなw
んなわけねぇか。」
友(言わぬが花、ってやつか?)
94の、昼に指摘を頂いた部分を修正しました
というよりも「申す」を辞書でひいて、自分の認識が少しずれていたことに少し驚きました
指摘をしてくれた方々、ホントにありがとう
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 20:10:42 ID:feIESWA40
>>429 そのしゃっくり止めてみせる 2レス使うね
お題「顔が紅くなるクー」
今日は男が家にやってきた。連絡もなく来るので、何か用かと聞くと別に用は
ないけど来たという。それならそれで私も暇なので彼を部屋にいれ、いつものように
雑談を始めた。
男「あっ、この本。」
彼がいきなりそれまでの話題を切り、私が最近読破した短編小説集に目を向ける。
クー「どうした?その本がどうかしたか。」
男「うん、俺この本書いている人の作品好きなんだよね。・・・・・読んでもいい?」
クー「ダメって言っても君は読むだろ。どうぞ気の済むまで。」
そう言って彼を見ると、すでに彼の興味は本に移っていたようで返事に愛想がない。
私は少し不機嫌になる。せっかく部屋に来たのだからもっと話がしたい、本より私を
優先して欲しい。その気持ちが顔に出ていたんだろう、彼が私の頭をグシャグシャと撫でる。
男「ごめんな、一時間で読むからちょっと待っててな。」
しょうがない、おとなしく待つことにしよう。私はベッドの上で壁を背もたれにしている
彼の近くに行き、そばに座り、肩を寄り添え、時計を眺めていた。
ふと、彼の方を見てみた。
クー「あっ・・」
そこにいたのはいつもほがらかに笑っている、悪く言うといつもヘラヘラしている
彼ではなかった。目は焦がす様に本を見つめ、いつも笑っている口はこの瞬間だけは
二度と開かない様な印象を持たすほどまっすぐに閉じている。
クー「・・・・・」
急に息がしにくくなる、体が熱くなっていく感覚がする、このときの私は完全に男に心を
奪われていたようで、不自然なほど男の顔を見てしまっていたことに私は気づかなかった。
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 20:11:15 ID:feIESWA40
男「・・・クー、そんなに見られてると読みにくいよ。」
クー「はぇっ!?」
彼に声をかけられ、急に現実に引き戻された私は思わず間抜けな声を出してしまった。
男「『はえっ』ってなんだよ、変な声出すなって。」
彼に笑われてしまった。恥ずかしさもあったが、彼の笑い顔を見るとさっきの彼の表情を
思い出し顔が熱くなっていく。何だろう、何か、胸が灼けるような、それでいてなぜか
心地いい気持ちになる。
男「クー、なんか・・いや、とっても顔が紅いよ。大丈夫?」
彼が私の顔をのぞき込む。気づいたら体が動いていた。彼の唇に唇を重ねてしまっていた。
男「・・・いきなりは反則だって。あ〜顔が熱い。」
クー「男、変なことを言ってしまうが、気持ちを押さえつけることができないから
聞いてくれ。」
彼は本を静かに置き私の顔を見る、目が合い、さらに気持ちが高ぶる。
クー「何だろう、たった今私は君が好きになった。付き合っているのだから惚れ直した
と言うのが正しいのだろうが、違うんだ。なんだろう、これは・・そうだ、私はまた
君に恋し直したんだと思う。すまない、私何言っているんだろうね。」
はっきり言ってとても恥ずかしかった。自分がおかしな事を言っているのは十分わかって
いた。だがこの気持ちを抑えることなんてできなかった。
彼の顔も紅くなっている。また彼を困らしてしまったようだ、申し訳なさがこみ上げ
てくる。
男「うん・・その、うん、ありがとね。・・すごい嬉しい。」
そう言って今度は彼からキスしてきた。とても優しいキスだ、力が抜けてしまう。
今この瞬間、私は誰よりも幸せだ。
うん、腹減ったからなんか食おう
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 20:39:55 ID:PdDna13E0
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 20:58:18 ID:o4TMQRSLO
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:03:00 ID:FtkeiO8h0
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:07:51 ID:o4TMQRSLO
>>436 すまない
設定変えるの忘れてた
変えたので
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:11:46 ID:FtkeiO8h0
それにしてもなっつかしいなぁ…厨房のころだったかなぁ…
もう何にも覚えてないけどね
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:12:48 ID:/31A1WZ/0
>>435 うはwwwwwwwテラナツカシスwwwwwwwwwwwwwww
440 :
398:2005/12/02(金) 21:17:19 ID:BUVZL9UB0
反響があって何よりです。
ただ、素クールライフの方がどうにもこうにも過疎ってるみたいなので向こうに投下していきます。
>>399-400 レストンクス
ノシ
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:20:45 ID:P370CyBzO
男「……ヒック」
ク「授業中からだな。止まらないのか?」
男「……ヒック」
返事の代わりにしゃっくりがでる。
クーは「ふむ」とだけ言って、イキナリ俺の手を取ると自分の胸に押し付けた。
俺は慌ててその手を引きはがす。
男「ちょっ」
ク「止まったか?」
男「ヒック」
ク「驚いたら止まると思ったんだが。ふむ、解った」
何が解ったのか分からんが、今度はバッグからペットボトルを取り出す。
あれだ、水を三回に分けて飲むとか言うやつだ。ていうかそれ迷信でわ?
まあいいか、と思いつつペットボトルに手を延ばしたが、その手は空を掴んだ。
見れば何故かクーが中身を飲んでいる。
まさかと思ったときには既に行動は終わっていた。
唇に柔らかい感触。
口の中にどんどん液体が流れ込んでくる。
ゆっくりと、三回に分けて流し込まれる。
飲み終えて唇が離れる。
ク「驚きの要素も取り入れてみた。止まったか?」
男「……ヒック」
ク「ふむ、次で最後だな。呼吸を限界まで止める」
クーはそう言うが、わざわざやる必要は無いみたいだ。
この後俺は大量のあんパンに埋もれて息の根が止まりかけた。
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:21:14 ID:926jrBaW0
443 :
既婚素クール専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/02(金) 21:23:43 ID:yUVLsZR+0
やっと帰ってこれたー。
>>346-347様
>Wikiの中の人様
アドバイス&wikiでの編集ありがとうございます。
自分でも載せることができるように時間があるときに試行錯誤してみます。
>>372 うp&皇女様肖像画ありがとうございます!
既婚クー物、いっぱい増えるといいなあ……。
>>382 「ッパクール」と聞いて真っ先に
「(ま)っぱ(だか)クール」と変換してしまった。
全裸クール……。
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:38:28 ID:wKmm5HlDO
>>425 めちゃくちゃ遅くなったのだが
感動した。
勝手にクーを自分に変換して読んでいた。
涙がでそうになった。
感動した。有り難う。
445 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/02(金) 21:39:57 ID:knhQOrj50
10分後投下しますー。
聖剣じゃないか
447 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/02(金) 21:49:31 ID:knhQOrj50
生放送番組。
不正解者全員に罰ゲームとして大苦ジュースを飲む。
司会『青チームは大苦ジュースを飲んでもらいますー!』
尾崎「…ぐぐっ…吐かないようにしないと…ごくっ…。くぅぅぅ〜」
クぅ「ごくごくごく」
尾崎「すげぇ…クぅ。顔色変えず飲みきったな」
クぅ「ふっ(笑)」
ディレクターズ。
D1「あの女…。あの大苦ジュースを」
AD「凄いですねぇ。あんまり罰になってないんじゃないんですか?」
D2「もしかしたらあの人にとっては美味しいのかもしれませんな」
D1「くそっ! あの女の苦くて苦しむ表情が欲しいのに…! おいっ! あの女の大苦ジュースだけ3倍増しにしてやれ!」
448 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/02(金) 21:49:57 ID:knhQOrj50
司会『また負けた青チームはもう一度大苦ジュース一気飲み〜!!』
尾崎「またかよー! くそー…」
クぅ「ふぅむ。またか。ごくごくごく」
尾崎「またするすると飲んでいくな…」
司会『おーっと、スクールライフのクぅさん、ごくごく飲んでいきますね』
クぅ「ん…まぁな」
尾崎「すげぇよコイツ…」
司会『凄いですねぇ。 あなたにとっては美味しいんですか? 苦くないんですか?』
クぅ「いや、苦いことは苦いな」
司会『あ、やっぱり苦いんですね』
クぅ「だが、このジュースは尾崎の精液と同じ味がするから毎日飲んでいる私にとっては…」
尾崎&他出演者「ぶほっ!!!!!」
………。
TV『職人の熟成のあんぱんを眺めながらしばらくおまちください(の画面)』
D1「D2、お前の判断のおかげで、危ない部分は放送阻止できたぞ…。あぶねぇあぶねぇ…」
AD「『だがこのジュース…』のところですぐに映像を差し替えましたね。D2さん。」
D2「もうなに言うか大体予想つきますよ」
そのころスタジオでは『これ尾崎のアレの味なのか…』と微妙な空気が漂っていたという。
まもなく、大苦ジュースの罰ゲームは廃止された。
(終わり)
449 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/02(金) 21:51:37 ID:knhQOrj50
駄文、どうもでした。
WiKiの方、いつもありがとうございます。仕事が速くてお疲れ様です。
そしていつもすべての作品のレスをくれる方。あなたのおかげで私の創作意欲も高まってきます。
いつもいつも、GJをありがとうございます。それと新規の作家さんいつもの作家さん。ご苦労様です!
では、これからすべて読んでいきます。
450 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/02(金) 21:53:39 ID:knhQOrj50
げっ、文うわぁ…。切れてる…。
D1「あの大苦ジュースを」→「あの大苦ジュースを顔色ひとつ変えず飲みきったぞ…」
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:55:18 ID:BUVZL9UB0
俺の家の青汁全部燃え素www
そしてエロス
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 21:57:56 ID:XjZvHX2+0
>>440 素クールライフだとなんか妙に評判悪いからやっぱりこっちで投下したら?
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:02:21 ID:jgmPesYQ0
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:11:55 ID:XjZvHX2+0
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:17:30 ID:4dCMifgR0
この中で、素直クールのゲームのこと覚えてる人ってどれぐらいいる?
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:18:06 ID:iW7431g70
ノシ
>>455 素クールライフだろ?まだかなまだかな学研のおばさんまだかなってくらいwktkしてるけれど。
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:18:50 ID:XjZvHX2+0
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:20:05 ID:VZv0I4ewO
>>455 覚えてるも何も、俺を素直クールにハマらせたのがそれだからな
460 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/02(金) 22:20:06 ID:knhQOrj50
>>453 gj! 俺のココアの表面が綺麗に燃え揺る!
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:21:38 ID:4dCMifgR0
だいぶ住人が入れ替わってもしや……と思ってたけどそんな事なかったかwwwwwwwwwおkwwwwww
前回から一ヶ月も経ってるしwwwwww
そろそろ一旦アップロードしたほうがいいよね?
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:23:05 ID:PdDna13E0
>>461 wktk
ってかどのくらい開発が進んだのか。気になる。
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:26:53 ID:jgmPesYQ0
>>454 >>460 レスdクス
poeticにしようとしたが台詞が入るとやっぱムズカシス
とにかくGJいただきありがとうです
スクールデイズwktk
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:27:31 ID:4dCMifgR0
>>462 現在
・05/12(金)放課後 倫
・05/13(土)朝〜昼
・05/13(土)放課後 空子・恵歩・倫
・05/14(日)空子デート 恵歩デート
今さっき恵歩日曜デートを書き終えた。
これから演出施して、新素材の3D学校メニュー入れて、うpしようかな、と
倫の日曜イベントは次回に回そうか迷ってる。
最低空子と恵歩がいれば素クール的にはオールオッケーだし
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:34:34 ID:jgmPesYQ0
>>464 うpにwktk
3Dとかもすごいんでかなり期待
てか
>>463は素クールデイズだ、間違えた
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:39:07 ID:4dCMifgR0
だいたい容量は50M前後だと思う。
誰かいい大容量のレンタルスペース知らない?
それだけが問題……
てか、本スレでゲームの話題してもおk?
避難所に専用スレ立てたほうがいいと思う?
毎回悩んでるんだけど
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:43:41 ID:f4h7J+PO0
二三前のレスで、主人公がクウの家に行く
話を書いた者だけど、後で続き書いてうpするよ。
体調崩してて暫く続き書けなかったもんで
覚えてくれてるかどうか心配だけど
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:49:10 ID:wKmm5HlDO
>>466 出来れば避難所に立ててくれると嬉しいかも。
ここはSS投下するだろうし……
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 22:51:24 ID:4dCMifgR0
>>466 わかった。
じゃ、更新の告知だけにするね。
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 23:03:05 ID:qaCI0XLJO
471 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/02(金) 23:05:13 ID:jx5e54Ta0
切りのいいところまで書き上げたので6+1レス分投下予定
投下予定がなければ連続投下始めます
472 :
1/6:2005/12/02(金) 23:07:32 ID:jx5e54Ta0
陸海空 -Caress of Venus-
birth!
マイ「くっ、このくらいでいい気になられたんじゃ私の立場がないわ! 私のマスクを
用意しなさいっ!」
ソデから現れたタイツ男がマイのマスクを手渡す。それを前後に割ると被る。
来栖「それで対等になったつもりか?」
マイ「ふふ、そんなわけないでしょ。これでアンタなんて手も足も出なくなったのよっ」
華姫は肩を竦める。
華姫「所詮その程度の女ね。いいわ、来栖。軽く捻ってあげなさい」
来栖はマントの留め金に手を伸ばすとマントを投げ捨てる。マントの下にはやはり純白
のレオタード状のボディスーツ。華姫のものよりフレアが大きくオーガンジーのような
布がふんだんに使われている。
そしてマスクを前後に割ると脱ぎ捨てる。切れ長の澄んだ目を持つ整った顔が現れた。
来栖「これではまだハンデにもならないが、君の力が及ばなかったという事で諦めてくれ」
『うおおおぉおぉぉぉおおぉっっ!!』
それまで戸惑っていた観客から盛大な歓声が上がる。
黒服達の動きにも変化が現れた。数人の黒服が沢山の段ボール箱を抱えてテーブルに
並べ始めたのである。そこには来栖と華姫の様々なグッズが並び始めた。
先を争ってそれらを買い集める群集。
あははは、と笑う華姫。
華姫「ギャラリーまで奪われたらマイには何も残らないわね」
華姫の瞳に小さな男の子に姿が映り込む。最前列まで見に来ていた子供のようだ。
舞台を降りしゃがむと話しかける。
華姫「坊や、手伝ってくれる?」
手を差し伸べるが子供は怯えて後退りする。あぁ、ごめんね〜と言うと華姫もマスクを
外す。マスクの下には優しい表情をした綺麗な女性が存在していた。1/6
473 :
2/6:2005/12/02(金) 23:07:52 ID:jx5e54Ta0
その表情を見て子供は恐る恐る手を差し出す。
そのまま男の子を抱きかかえると舞台に飛び移る華姫。
華姫「さぁ、正義の味方さん。この小さな坊やを助けたかったら来栖を倒してみなさい」
華姫を見て呆然としていた観客の熱気が一気に膨れ上がる。
テーブルの前に待機している黒服が怯えるほどの購買欲だ。
来栖「では私は悪の味方としてマイを倒せばいいのだな?」
マイ「ふ、ふざけるのもいい加減にして貰うわ! マスクなしで私に勝てると思ってる
なんて馬鹿にしてるの!?」
来栖「事実だから仕方があるまい。理解出来ないなら掛かってくるといい、君のような者
でも実際に体験してみれば理解できるだろう」
華姫「今ならルール違反をした一柱を征伐するという大義名分もあるわよ?」
ね〜、と胸に抱いた男の子に微笑みかける華姫。
マイ「医療班、倒れている者を下げなさい!」
マイの号令でソデから現れた胸に赤十字のマークを付けた白タイツの男達が気絶している
男達を運んでいく。
マイ「じゃぁ本気を出してあげるわ。せいぜい後悔しないことね」
マイは突風のような速度で来栖に飛び掛る。素早い連携で攻撃を加えるが来栖は左手のみ
でその攻撃を凌いでいく。
来栖「ほう、思ったよりやるな。だが私は右手をまだ使っていないぞ」
マイ「くっ、なぜ来栖如きにこの私が…」
全ての打撃を凌がれ仕方なく間合いを取り直すマイ。
華姫「マイが弱いからに決まってるじゃない」
来栖は儀礼杖を床に置くとマイに向き直る。
来栖「さぁ、遊びは終わりにしよう。本気でかかってくるといい」
割れるような歓声が沸きあがり来栖コールが屋上に響き渡る。
来栖「しまった、私は悪の味方だったな。目立ち過ぎては正義の味方に悪い」
華姫「来栖。それを言うなら悪の手先よ」
474 :
3/6:2005/12/02(金) 23:08:12 ID:jx5e54Ta0
マイ「何馬鹿なこと言ってるのよ!」
来栖「ふむ、そうなのか… まぁ待て、コレは重要な事柄だぞ。まず、悪の手先という事は
悪の組織があり、その尖兵として悪事を働いている事になる。
そして正義の味方という事は正義という存在があり、その味方と言うだけで正義
そのものではないのだ」
マイ「…だから何なのよ」
来栖「つまり、絶対的な正義ではない君は絶対的な悪の元で働く私には勝てない。絶対的な
力とそれ以外の力の歴然たる差だ」
『おおぉぉぉぉーーーー』
何の確証もない理論。言ってみれば詭弁の類だったが自信満々に言い放つ来栖の話術に
飲み込まれる観衆。
そしてその煽りを受けてマイは怯んでしまう。
華姫「……普通に考えれば適当なこと言ってるだけって分かるでしょうに」
マイ「例えそうだったとしても… 最後に正義は勝つのよっ!」
いつの間にか正義の味方になり切っているマイ。
全ての力を出し切り来栖に打撃を加えるマイ。風圧で来栖の髪や装飾が揺れるが、来栖
はその場に以前と同じように立ったまま微動だにしない。
マイ「何で当たらないのよっ!」
来栖「君の攻撃は無駄が多すぎる。せめて一秒間に三発多く打ち込めれば当たるのだがな」
そう言って一歩踏み込む来栖。マイは盛大に吹き飛ばされ舞台の支柱に叩き付けられる。
床に崩れ落ちむせ込む。
華姫「まさか一撃で終わりなの? 大した事ないわね、バク転のセーギって」
目の前で物凄い光景を見せられぽかーんと口を開いている子供を抱き直すと一人ずつ
指差し口を開く華姫。
華姫「三人の中で誰が一番好き?」
その小さな男の子は三人を見比べ少し考えると華姫を指差す。
華姫「あら、嬉しいわね〜。じゃぁお礼しなきゃ」
そう言うと舞台を飛び降りて黒服に近づいていった。
475 :
4/6:2005/12/02(金) 23:08:36 ID:jx5e54Ta0
貰うわよ、と黒服に言うと自分が被っていたマスクと同じ図柄のお面を手に取り子供に
手渡す。
華姫「来栖、それくらいじゃ気が済まないとは思うけど私に代わってよ。この子の期待を
裏切っちゃ悪いでしょ」
来栖「そうだな、今日の賓客の意思は裏切れないか」
来栖は華姫から子供を預かると手にしたお面を頭に付けてあげる。
来栖「これで、あのお姉ちゃんと同じになったぞ」
涼しげに微笑む来栖の笑顔を見てあどけなく笑う。
マイ「今更出てきて、弱った者の相手しか出来ないわけ?」
華姫「私は来栖ほどのスピードが出せないから更なるハンデをあげるつもりで出てきて
あげたのよ。感謝なさい、バク転のセーギの味方さん」
マイ「ふっざけるなぁぁぁーーーっ!」
どこにそれだけの力が残っていたのかと思える速度で飛び掛るマイ。
それに合わせるように拳を打ち上げる。パキーーン、という硬質な音を立ててマスクと
腕のプロテクターを破壊され吹き飛ぶマイ。
舞台に叩き付けられた瞬間、小さな爆発が起こり七色の煙が立ち昇る。
『おおぉぉおぉぉーーーっ!』
拍手とともに巻き起こる華姫コール。来栖に抱き上げられた子供もぱちぱちと拍手。
来栖「さて、少年。お姉ちゃん達と記念写真を撮ろうか」
ポラロイド写真を手にして手を振る子供に軽く手を振る二人。
華姫「悪の手先が正義の味方倒しちゃったけど、どうしようか?」
喫茶店の地下で見つめ合う二人。理由は勿論何からツッコムべきか分からなかったから。
公人「え〜と、ヒーロー?」
益田「正義の味方とでも言えばいいかな?」
公人「まぁ普通は正義の味方だとは思うけど、何で俺が?」
益田「公人君は力が欲しくないかい? 例えば、あの二人を護るための力とか」
476 :
5/6:2005/12/02(金) 23:08:55 ID:jx5e54Ta0
確かに自分に出来る事が何かないかとは思ったがヒーローってのは突拍子もなさすぎる。
公人「だからってヒーローと言われてもピンと来ないんですけど…」
その言葉を聞いてマスターは機械に向き直りディスプレイに映像を流し始める。
昨日の駅前での騒動が映し出されるディスプレイ。
公人「これは昨日の…」
益田「今、日本の経済はある秘密結社に狙われている。現在はこの周辺地帯に限定されて
いるが、着々とその手を伸ばし続けているのだ。
君が昨日出会ったこの少女はその尖兵に間違いないだろう。
そこで君には強化スーツを着込んで貰い悪の野望を打ち砕いて貰いたい!」
何か特撮番組でも見ている気分になる台詞。
公人「まぁ一向にピンと来ないんですけど、何で俺が…」
益田「正義の味方に必要なのは愛だ! 人類愛とか郷土愛とか言ったところで規模が大き
すぎて実感が湧かないだろう。だが、君には護りたい人がいる筈だ。
彼女達のために立ち上がり、悪の秘密結社を倒すのだ!」
公人「だから何で俺なのか…」
益田「……バイト代は自給3000円ではどうだね?」
公人「うっ…」
とても魅力的な条件が出てきてヒーローという存在に実感が湧き出す。
益田「勿論それは喫茶店でのバイトに関してだ。正義の味方として活動、悪の手先を倒す
度に能力給が追加される。しかも医療関係も安心して任せてくれ」
公人「ところでマスターは一体何者なんですか?」
益田「喫茶店のマスターとは仮の姿… その正体は有限秘密結社の司令官、益田だ!」
普段の行動を見ているだけに演技してるようにしか見えない。
公人「何で喫茶店なんです?」
益田「喫茶店。それが正義の巣窟の古くから継承される真の姿だからだよ」
公人「巣窟って何となく嫌な響きですね」
益田「喫茶店に屯する正義の味方。黄色い奴はカレー好き。赤い奴は熱血。青い奴は…」
長くなりそうだな、と感じていた。
477 :
6/6:2005/12/02(金) 23:09:13 ID:jx5e54Ta0
益田「では、正義の味方になってくれるね?」
公人「危険な事もしますよね?」
益田「安心したまえ、先程も言ったとおり医療関係はこちらで用意するし。危険が少なく
なるためのルールが存在している」
公人「ルール?」
遠くを見るような目をして虚空を見つめるマスター。
益田「…以前は確かにルールなんてものは存在しなかった。その為に我々も敵方も大量の
犠牲者を出したよ。だがそんな事が許される時代は終わった、今では警察機関や
法関係で以前のように無秩序に戦う事が出来ない世の中になった。
そんな折、決定的な事件が双方に訪れたのだよ」
冷静さを取り戻すかのように椅子に座るマスター。そして俺も座るように指示される。
公人「それで何が起こったんですか?」
益田「兵力バランスが崩れた。というか、バランス自体が存在しなくなった。
双方とも壊滅寸前までお互いを潰し合ったのだよ。
その時、運命のいたずらとでも言うのかな、首脳者会談を開くチャンスが出来てね
その話し合いで不可侵の協定。ルールが結ばれた」
公人「その話、長くなります?」
益田「……ルールについてはこれを読んでくれ」
渡されたのは一枚の紙。
そこには、一般市民を巻き込まない。破壊力を下げ決定的な打撃を与えない。など数箇条
に及ぶルールが記載されていた。
その時、昨日のクーの姿を思い出してしまった。カップを壊してしまい悲しむクー。
公人「…正義の味方には興味はないんですが、悲しむ顔は見たくないんですよね…
それに借りた金は返さないと」
益田「そうか、やってくれるか! では、この外出許可証に…」
公人「やっぱり考え直していいですか?」
外人部隊には送られたくない俺がいた。
478 :
陸海空の人 ◆ForcepOuXA :2005/12/02(金) 23:09:30 ID:jx5e54Ta0
あまりいい方法とは思えないんですが今回は少し説明入れてしまいました
展開が変わる作品もこういった点が弊害かもしれない
以上で投下終了します
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 23:18:52 ID:XjZvHX2+0
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 23:21:17 ID:jom3cbmM0
うまいなあ・・・
自分も書いてみたが情景の描写が難しいと思った。
キャラもクールかどうかよう分からん・・・
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 23:34:49 ID:bGDEU1ro0
保守がてら
「君は本当にエロスだな」
『冗談だってwww本気で言ったわけじゃないよwwww』
「全く…胸を触らせてくれだなんて悪ふざけにもほどがある」
『うぇっうぇえwwww』
「大体私の胸など触ってもつまらんだろう?Bほどしかないしな」
『そうそうwwwやっぱり大きい方がいいしなwwwEくらいはないとwwww』
「ハハハ、やはり大きい方がいいか?」
『そりゃもちろんwwwBよりもやっぱりEですよwwwもっと大きくならなきゃwww』
「フフフ、私はもうこれ以上大きくならないしな」
『うぇうぇwwwっうぇwwっうぇ』
「…わからんぞ?」
『へ?』
「必ずEカップになってお前に胸を触らせてやるからな!!覚悟していろよ!?」
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/02(金) 23:44:53 ID:MRKYGwY10
映画「SAW2」を観てジグソウはある意味素クールなのかな?と
483 :
犬神さんの人:2005/12/02(金) 23:48:37 ID:QCfJc3na0
今日は短いけどこれから投下します。
484 :
犬神さんの人:2005/12/02(金) 23:51:03 ID:QCfJc3na0
>>311 その後も二人は沈黙の戦いを続けていた。一体何でこうなるんだろう。
そうやっているうちにプールに着いた。
龍一「…やっと着いたね。」
隼人「…ああ、長い道のりだった。」
どうやら隼人も僕と同じ気持ちだったらしい。
犬神「二人ともどうしたんだ?そんなマラソンでも走ったような顔をして。」
龍一・隼人「……」
もう何も言えなかった。
龍一「と、とりあえず早く入ろうよ。」
犬神「そうだな。」
瞳 「そうですね。」
僕らは中に入って、着替えるために分かれた。
そういえば去年も飽きるほどにここに来たなぁ
龍一「去年、お前犬神さんに変な事教えただろう。」
隼人「事実を教えたまでだが?」
龍一「あれのせいで周りから凄い目で見られてたんだぞ。」
隼人「だけど良いものが見れただろう。俺らの学校は水泳の授業が無いからな。」
龍一「それ以上に恥ずかしかったよ。」
こんな事を話しながらさっきから思っていた疑問を聞いてみた。
485 :
犬神さんの人:2005/12/02(金) 23:52:50 ID:QCfJc3na0
>>484 龍一「ねぇ、さっきから瞳ちゃん、犬神さんに突っかかってるみたいけど。」
隼人「…お前気づいてないのか?」
龍一「気づいてないって何が?」
はぁ〜とため息をつきながが隼人は言った。
隼人「ヒントだけやろう。1俺らは昔からの知り合い。2瞳が俺らと同じ学校にいる。3お前は鈍感。」
龍一「全くわからないんだけど。」
隼人「まぁ一生考えてろ。ほら行こうぜ。」
さっぱり分からない。僕なんかしたっけな?
まぁいいか、今日も流れるかな。
龍一「おまたせー」
犬神「来たか。」
瞳 「……」
どうやらもう犬神さん達は先に着替え終わっていたようだ。
流石に犬神さんはもうスクール水着ではないが…
なんて言えばいいか、二人の姿見てると男として僕たちは今幸せらしいことがわかった。
よく見ると瞳ちゃんの顔が赤い。やっぱりこういうのは恥ずかしいのか。犬神さんは普通の顔をしてるけど。
隼人「で、お前は泳げるようになってるのか?」
龍一「いや全く泳げないよ。だから流れるプールにでも入ってのんびりしてるよ。」
隼人「…お前な。」
隼人は呆れた顔をしながらため息をついてた。
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 00:04:29 ID:PzjjxdWu0
素「いきなりだが君に言わねばならないことがある」
俺「はあ」
素「実は私は妖怪なんだ」
俺「はあ!?」
素「今まで騙していてすまない。けど、どうしても言い出せなくて… どうか気分を悪くしないで欲しい」
俺「いや、別に怒らないからさ、病院行こ。ついて行ってやるから」
素「君は私が嘘をついているとでも!?」
俺「逆ギレ!?」
素「キレてなどいないが、君に信じてもらえないというのは少し不本意だ」
俺「……(前から少し変わったやつだと思っていたが、もう、少しどころじゃねえぞ)
わ、分かった、信じるって。で、何の妖怪なわけさ」
素「犬だ」
俺「犬っすか」
素「犬の姿になることも出来るが、やってみようか?」
俺「信じて欲しいなら最初からそれやれよ」
素「む、そうだった。不覚を取ったな」
俺「いいから早くしろって」
素「うむ」
ドロン
素「どうだ?信じたか?」
俺「…………」
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 00:12:47 ID:PzjjxdWu0
次の日
俺「あ、お早う」
素「うむ、お早う。」
俺「えっと、昨日は信じてあげなくてごめん」
素「構わないさ。私もいきなり過ぎたしな。
ところで、その後ろに持っている包みは?」
俺「ああこれ。昨日のお詫びの印にと思って、プレゼント」
素「…ありがとう。凄く、嬉しい」
俺「別にいいって」
素「早速開けてしまってもいいかい?」
俺「うん。きっと喜ぶよ」
素「それは楽しみだ。一体何が入っているのだろうな」
ガサゴソ
素「…これは何だ?」
俺「何って、骨」
素「…それは知っている」
俺「英語でボーンとも言う」
素「そういう意味での『何だ』ではない」
俺「え、犬用チューインガムのほうが良かった?」
素「君は私を何だと思っているんだ!?」
俺「犬じゃないのぉ!?」
488 :
犬神さんの人:2005/12/03(土) 00:18:16 ID:n7sbkD710
>>485 犬神「何を言っている今日も君を泳げるようにするに決まっているだろう。」
瞳 「私も手伝いますよ。」
といきなりの攻撃が来た。
龍一「い、いや折角来たんだしそんなこと時間を使うわけにはいかないし。」
犬神「そういう君の気持ちも嬉しいが、今日は君を泳げるようにする為の日だろう?」
龍一「…はい?」
犬神「む…違うのか?」
もしやと思い隼人の方を向く。しかし、そこにはもう隼人はいなかった。
瞳 「兄さんならさっき一人でどこかへ行きましたよ。」
あいつめ逃げたな。ていうかこのままだとまた去年の二の舞に。
瞳 「龍一さん、あそこが空いてますからあちらで練習した方がいいですよ。」
と意見を言う前に二人に連れてかれてしまった。
まさか泳げないってだけでこんな事になるとは思わなかった。
でやっぱり犬神さんは僕に抱きつきながら教えて、瞳ちゃんはその見本を見してくれる。
うん、瞳ちゃんには悪いんだけど、犬神さんの胸を意識しちゃって泳ぐどころではない。
龍一「…犬神さん、その抱きつきながらの奴はもういいよ。大体わかったし。」
犬神「むぅそうか、できれば私はずっとこのままでもいいのだけどな。」
龍一「……」
瞳 「でも龍一さん動きづらそうですよ?」
と瞳ちゃんが言った。それに反応した犬神さんは瞳ちゃんを見ていた。
そしてまた二人は睨みあっていた。もちろん笑顔で。
正直犬神さんにこう言ったりしたのは瞳ちゃんが始めてかも。
489 :
犬神さんの人:2005/12/03(土) 00:19:02 ID:n7sbkD710
プール前半終了。もうちょっとうまく表現できないのが悲しい…
それではノシ
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 00:22:24 ID:Bq9ciZT40
保守
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 00:33:11 ID:TtuB1uxo0
せっかくだしここに書いていい?
492 :
スクルライフ ◆oEsZ2QR/bg :2005/12/03(土) 00:35:25 ID:jaBAcOrb0
>>489 じりじりと両方から攻撃!
いいですなぁ。なんか足元から燃えてきたww
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 00:36:28 ID:TtuB1uxo0
うりゃっ!
それは夏休みを1週間後に控えた金曜日のことだった。
家に帰ってくると僕はポストを確認するのが習慣になっている。
いつもならどうでもいいチラシなどしか入っていないのだが、その日は違った。
何だどう違っていたのかというと・・・・・・手紙が入っていたのだ。
その手紙は鳩羽 真赭というたぶんクラスメイトからのものだった。
中を見てみると、白い便箋に丁寧な青い文字が連なっていた。
『南雲 雪。今私は君に対しての手紙を書いている。
手紙など書いたことがなかったので正直なところ何を書いたらいいのか迷っている。
だから、私は私の気持ちを素直に書くことにする。
南雲 雪、私は君のことが好きだ。付き合って欲しい。
君は私のことをどういう風に思っているのか、私には分からない。
君は、私はもとより他のクラスメイトに関してもあまり関心がなかったようだから。
私のことを知らないが故に、君は私との交際を断るかもしれない。
しかし、私はそれでもいいと思っている。
なぜなら、今、こういう形で自分の気持ちを君に伝えているのだから。
週明けの月曜日、YESでもNOでも、必ず返事をしてほしい。』
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 00:37:18 ID:TtuB1uxo0
僕『どうみてもラブレターです。本当にありがとうございました。』
・・・じゃなくて!どうしようか・・・
彼女とはあまり話したことがない。話していて気持ちのいいタイプの人間だ、位の印象しかないのである。
断ろうか・・・しかし手紙を見る限り彼女は真剣なようだ。
まあいい、幸いなことに土・日とまだ2日ある。ゆっくりと考えるとしよう。
それよりも夕飯の支度をしないと。今日はシチューでも作ろうかな・・・
2日たって・・・
月曜日。僕が彼女に返事をしなければいけない日だ。
2日間考えて、僕は彼女に対する返事を決めた。放課後に伝えるつもりだ。
僕は教室に入り、席に座って読書を始める(ドグラ・マグラ)。朝の読書はいいものだ。
読書をしながらSHRが始まるのを待っていると、
「南雲君」誰かから名前を呼ばれた。
顔を上げてみると、目の前に誰かが立っている。
???「手紙の返事を聞かして欲しいの。」
・・・・・・・・・まさか?
慌てて顔を見ると、鳩羽だ。
鳩羽「聞いているの?」鳩羽は言う。
状況が飲み込めない。取りあえず彼女に聞いてみる。
僕「え、えーと・・・今、ここで言わなくちゃいけないのか・・・?放課後に外で言うつもりだったんだけど・・・」
鳩羽「今、ここで言って欲しいの。そうでなければ今日1日集中できないから。悪いことをするわけじゃないし、私は恥ずかしくないから大丈夫よ」
いや・・・僕が恥ずかしい。かなり。
僕「後じゃ、駄目なのか?」
鳩羽「駄目」
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 00:38:12 ID:TtuB1uxo0
僕「・・・・・・分かったよ・・・僕は君の気持ちを受け入れる。」
・・・言ってしまった。恥ずかしい・・・なんかみんな見てるし。
これでいいのか、と思っていたら、彼女は更なる攻撃を仕掛けてきた。
鳩羽「ありがとう。でも、私は君に好きだ、といってもらったらもっとうれしいんだけどなー。」
はぁ?僕に言えっていうのか?彼女は動かない。まっすぐに僕の顔を見ている。
僕「・・・・・・・・・」
鳩羽「・・・・・・・・・(真剣な表情)」
僕「・・・・・・・・・」
鳩羽「・・・・・・・・・(少し悲しげな表情[!!])」
埒が明かない・・・このままではSHRが始まってしまう!ううう・・・・・・分かったよ、言えばいいんだろう!
僕「・・・・・・僕も、鳩羽のことが好きだ。」「だから、・・・・・・付き合ってくれ。」
刹那。彼女の顔は満面の笑みを浮かべる。
「ありがとう。」そういって彼女は、・・・ ・・・僕にキスしてきた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15秒ほどたって、彼女は口を離す。「これからよろしくね、南雲君」そういって彼女は何事もなかったかのように自分の席に戻った。
それを呆然と見つめるクラスメイト僕。
その後、僕がクラスメイトから質問攻めにあったのは言うまでもない。
こうして僕と鳩羽は付き合うことになった。
それ自体は問題ではなかったのだが、今まで高校に入学していらい目立たずに暮らしていたのが一転、注目の的となってしまった。
でもそれはまた別の話。
終わりです。厳しく批評してくれるとうれしい。
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 00:44:48 ID:MlMTgZkQ0
つ ミ[あんぱん]
497 :
◆xea/FPnk0o :2005/12/03(土) 00:44:57 ID:xH0eaGAa0
遅くなりましたがレスをば。
>>426 ありがとうございます。
クール分控えめですが素直分多めでいきました。
>>431 なんもだー。まぁ僕も二重敬語だったわけでorz
日本語ってムツカシイネ
>>443 『確かに全裸はクールだな。よし、ためs』
「ちょちょちょちょちょ!!!既婚さん!!!よけいなこと言っちゃダメwwww」
>>444 おそらく自分を重ねる方もいると思っておりました。
そういう方への応援もこめています。がんばってください。
なんもだ。あなたも大丈夫。
>>478 最近通勤時に主題歌を考えて続けてる自分がいる。
かっこいいのがいいよね!(結構やる気らしい
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 01:02:28 ID:jmIDjNS+0
あいかわらずWikiの更新テラハヤス
やっぱ短編投下する時だけコテトリあったほうがいいかな?分類しやすいし
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 01:10:45 ID:q38IaCRLO
>>497 なるほど。
だからあれほど心に響いたのか。
いつか人の心に響くほどのものが書けたら良いなと思う今日この頃。
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 01:13:13 ID:2TdYPvZo0
>498
投下時は俺はコテトリ推奨派なんだが。
分類は、スレ、レス番号でもできるって話になってて、決まってないんだな
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 01:17:02 ID:0dte+Hv40
昨日から少しハイペースにしすぎて疲れた俺ガイル
>>443 Wikiの『はじめてのWiki』読めば基本は理解できると思うので頑張って下さい
新規ページ立ち上げは
>>346に書いた通りですし
>>455 素クールデイズ期待しています
>>479 ジャッカーならマスターにもスーツ着てもらわないとかなw
>>480 俺宛のレスではないとは思うけどレス
俺も書いては修正してをくり返して作品仕上げてるので
数書いて経験を積むのが一番の早道かと思う
情景描写が上手い作家さん多いので参考にするといいかも
>>491 批評って難しいよね〜
それが出来れば自分の作品をもっと理想に近づけられるんだが…orz
一言言うとすればメリハリつけるといい作品になると思う
ギャグ路線かシリアス路線かって感じに
こんな事言うから叩かれるんだ>俺
>>497 ヤル気ですかwww
クールにアツいのお願いしますw
少し前、テンプレに
投下時はコテトリ
みたいなの書いてなかったかな…?
実はひっそりとwikiにイラストが載るのをwktkしている……。
あのレス見てもらえてないのかな…?
503 :
LAMY ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/03(土) 01:23:49 ID:TtuB1uxo0
>>501 メリハリですか!ギャグかシリアスかどっちかで行く、ということですか?
>>502 申し訳ない!
これでいいかな?
あ、タイトル決めてなかった・・・
>>503 最近(?)は
タイトル◆酉
って感じみたい。
俺はコテ酉にしてるけどね。
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 01:41:37 ID:2TdYPvZo0
>502
すんまそん。レス、意味がとれなくてスルーしてた。>410ですね。
過去分もお願いいたす。
506 :
LAMY ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/03(土) 01:43:33 ID:TtuB1uxo0
>>504 へぇ・・・そうなんですか・・・
じゃあタイトルも LAMY でいいや
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 01:49:50 ID:MlMTgZkQ0
>>506 ちょwwそんなに簡単に決めていいのかww
タイトル考えろよww
これって続くの?長編?短編?
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 01:50:06 ID:0dte+Hv40
>>503 俺の場合は長編なので投下毎にギャグ編、シリアス編と
書き分けられるけど、短編で投下する場合はどちらかに
比重を置いた方が統一感が出るんじゃないかな
後はやっぱり他の作家陣の作品を読んで自分なりに
それを分析してみるとか
良い点を参考にしてみて一本書いてみたら何度も
読み直してダメ出しする方法とかね
自分なりの作風が見つかるまでは試行錯誤しかないと思う
509 :
LAMY ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/03(土) 01:53:49 ID:TtuB1uxo0
>>507 一応長編にできるようにはしてあるんだけど・・・
やっぱタイトルは大切かな?
どうでもいいけどキャラ設定が楽しい。
>>508 短編の場合は統一ですか。参考になりますー。
ノートに書いてからPCに打ち込んだらかなり変わった。
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 02:02:51 ID:0dte+Hv40
>>509 後からタイトル付け直す事も可能だけどね
実際 『陸海空』 は登場人物の名前で、そう呼んでる人が
いたのでそのままタイトルになったという感じだし
序章の時はタイトルすらなかったなぁ
勿論、シリアスでもフレーバーとしてギャグを織り交ぜるとか
可能だし、その辺りはバランスかなぁ
元々文章書きじゃないので良い言葉が見つからん
申し訳ない
511 :
LAMY ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/03(土) 02:05:06 ID:TtuB1uxo0
難しいですねえ。
どうでもいいけど別のスレで精液◆Rf8GbhUid6n素直クールの話題振られてちょっとあせった
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 02:15:01 ID:5QaXAJUC0
さて今からSSを書いてみますw
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 02:17:31 ID:bz1mYRwZ0
6レスほど投下してもよろしいでしょうか?
つーか初投下なのでコワイ・・・
514 :
LAMY ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/03(土) 02:18:45 ID:TtuB1uxo0
515 :
1/6 ◆d9kzVwybQE :2005/12/03(土) 02:24:16 ID:bz1mYRwZ0
んじゃ行ってみます。
僕には、いわゆる彼女と呼べる存在がいる。
彼女の名前は倉敷 祐子。皆には略して「くうこ」と呼ばれている。
他にもゆうちゃんとかゆっことか呼ばれているが、大半はくうこと呼ぶ。
学校が始まって以来の秀才と言われていて、全国模試では十位以内の常連で、運動能力も高い、
しかも美人で素行もいいという、まさに模範的な生徒である。
だが、男子から告白される事はほとんどないらしい。
その一番の理由が、物凄く冷たい目をしていることだ。
噂では、他の生徒には威張り散らしている体育教師をひとにらみで黙らせたとか。
他にも、男のような言葉、175pもある身長、思った事はすぐ言って来る率直さ(能力が高いので辛辣な批判が多いのだ)、
等が災いしてのことらしい。
そんな祐子が僕の「彼女」になったのは、ついさっきのことだ。
516 :
2/6 ◆d9kzVwybQE :2005/12/03(土) 02:24:56 ID:bz1mYRwZ0
「加賀君、私と付き合って欲しい。」と言って来たのだ。昼休みに、しかも教室で。
一瞬静まり帰ったあと、大騒ぎになった。そりゃ大騒ぎにもなるだろう。
なんせ学校始まって以来の才媛と言われているくうが、強いて言えば運動が得意くらいしか取り柄のない僕に、告白して来たのだから。
「えっと、ぼ、僕?」
「そうだ。加賀義彰君、君だ。」
と、言うと、さらに真剣な目で僕を見て、
「私は君が好きだ。」と言った。
クラスの皆の視線が集まる。僕としては嬉しいんだけど・・・。さすがにこの状況で答える勇気はない。
「えっと、返事は放課後でもいい?」
「ふむ。まぁ即断はしにくい問題だろうからな。私としては今返事が欲しい所だが。色よい返事を期待している。」
と言って席に戻って行った。
五、六時限の間ずっと考えて、結局付き合ってみてもいいんじゃないか、という結論に達した。
ただ、なぜ僕が好きだというのかはきちんと聞いておかないと。
僕にとっては彼女は高嶺の花だし、彼女からすれば僕なんかは路傍の石ころがいい所だ。普通に考えて好きなるはずがない。
と、ここまで考えがまとまった所で、ふと彼女を見ると、しっかりと目があってしまった。
517 :
3/6 ◆d9kzVwybQE :2005/12/03(土) 02:25:29 ID:bz1mYRwZ0
彼は一瞬驚いた様な目をしていたが、すぐに目をそらしてしまった。
その後も見つめ続けていると、ちらと再びこちらを見た。
すぐに授業に集中することにしたらしく、目線を黒板に移してしまったが、耳まで真っ赤になっている。
可愛い。抱きしめたくなる。
私にこんなに誰かを愛しく感じることが出来たとは。驚きだ。
彼と付き合うことが出来れば、もっとこの幸せな気持ちを味わえるのだろうか。
そう考えると、放課後が早く来て欲しいという気持ちと、いつまでも来ないで欲しいという気持ちが胸の内で拮抗してくる。
親友である春華は、私ならまず振られたりしないと太鼓判をおしていたが、大丈夫だろうか。等と考えていると、授業が終わった。
結局、午後はろくに授業に集中できなかったが、仕方ない。
と、彼に呼ばれる。
「くうこさん。」
「ああ、義彰君、結論は出たかい?」と、言いながら、付き合うことになったら、彼には祐子と呼んで貰おう。と、考える。
若干、現実逃避の様な気がしないでもないが、緊張からは逃れられる。
「えっと、ここじゃ話しにくいし、屋上でいいかな?」
話しにくいということはやはり断られてしまうのだろうか。私のような堅い女は嫌いなのかもしれない。
もし断られてしまったら、なんとしても彼の好みに合う様な女になるように努力せねば。
とはいっても私が自分を変えるのはかなり困難なことではないだろうか・・・。
518 :
4/6 ◆d9kzVwybQE :2005/12/03(土) 02:26:15 ID:bz1mYRwZ0
「えっと、くうこさん?」
「ん、ああ、すまない、少し考え事をしていたものでな。」
くうこさんにしては珍しい。いつもはどんな質問をしてもぱっと答えてしまうのに。
やっぱりくうこさんも人間なんだよな、と思ってしまった。さすがに告白なんてことをしたのだから緊張しても当然、なのかな?
「では先に行って待っている。」
と言って、先に一人で行ってしまった。一緒に行っても良かったんじゃ・・・。
なんか屋上で告白とか(実際は告白に対する返答だけど)、マンガみたいだな、なんてことを思いながら屋上へ向かう。
屋上に着くと、彼女は一人、夕焼けを眺めていた。
なんというか、ものすごく絵になるなぁ。
「さて、義明君。返事を聞かせてもらえるのだろう?」
「へ、あ、うん。でもその前に、なんで僕なんかを好きになったのか教えてもらえないかな?」
ついつい見とれてしまって返事が遅れてしまったが、しどろもどろになりながらも、
何とか決めていたことだけは喋れたので、まあよしとしよう。
519 :
5/6 ◆d9kzVwybQE :2005/12/03(土) 02:26:42 ID:bz1mYRwZ0
彼の質問に答えるには、私が他の人に抱いている、醜いコンプレックスを明かさねばならない。
彼なら受け止めてくれるだろうか?
どちらにせよ、いつかは話さねばならないことだ。なら、今きちんと打ち明けるべきだろう。
「私はな、義明君、透明人間なのだ。」
「と、透明人間!?ってあの体が透明で見えないって言う・・・。」
ああ、そうだ、きちんと由来から話さねば訳が分からないのも当然だ。
「そういった意味の透明人間ではなくてだな、うん、まずは私が小学生に成りたてのときの話なのだが。」
「うん。」
「自分で言うのもなんだが、そのころから私は、勉強ができた。そして、他の人たち、親や先生方だな、
その人たちには親切にしてもらっていたのだが、クラスメイトからは避けられていた。」
「勉強が出来すぎて?」
「だろうな。当時は分からなかったが、訳の解らない事ばかり言っている奴だと思われていたのだろう。
そして、避けられていたからこそその大人たちを頼ったのだが、その大人たちは私の能力にしか興味がなかったのだ。」
そう、あの大人たちは私の性格や気持ちなどは全く無視していた。
「そして、小学二年生のときに、姉に読んでもらった本でな、透明人間について書かれた話があった。
曰く、体は透明で、服を着ていないと全く見えず、服を着ていても服しか見えない人間なんだそうだ。
その話を聞いたときに私は気付いたのだ。私を見ている人たちは皆私の服である能力にしか興味がない。
中学、高校になって私の周りに友達が増えても、結局は皆、私の能力にしか興味が無かった。」
「そんなことは無いと思うんだけど・・・。」
彼はそう言って困ったような顔をする。
「まあ、私がそう感じていたという事だ。」
「そして今年の四月、私が委員長になったときだな、君は私に言った。
『あんまり無理しない方がいいよ。ときどきは空気抜かないとパンクしちゃうし。』と。」
520 :
6/6 ◆d9kzVwybQE :2005/12/03(土) 02:27:08 ID:bz1mYRwZ0
何となくそんなことを言ったような記憶はあるけど・・・。それがきっかけなんだろうか?
「ああ、あれは、何ていうか、委員長に立候補したときに無理してるように見えたから・・・。」
「それが重要なんだ。今まで私に掛けられる言葉は『頑張れ』とか『もっと出来るはずだ』といった叱咤激励の言葉ばかりだった。」
出来るってのも大変なんだな・・・。
「そんなときに唯一君だけが私が無理に頑張っていることに気付いたのだ。」
「そんな大げさな。僕だって何となくそう思ったってだけだし、」
「だが、その無理をしている事に気付いたのは君だけだったのだ。
私自身、頑張ることに慣れていて、無理をしている事に気付かなかった。」
「えっと、それが理由?」
「というか、きっかけだな。それ以降、君を観察していたら何時の間にか好きになっていた。
と、まあこんな所だ。これで、返事は聞かせてもらえるんだろうな?」
と言うと、まるで睨むかの様な目で僕を見据えた。
果たして、僕に彼女の感じているものから守れるだけの強さが有るだろうか?
多分、彼女は人間不信の様な状態なのだろう。
いま僕を睨んでいるのも、きっと不安なのだ。素の自分をさらけだして、受け入れられるのか、否か。
そう考えたら、とても断ることは出来ない。それに、くうこさん、美人で好みにピッタリだし。
「えっと、じゃあ、よろしくお願いします。」
「付き合って、くれるか。」
「はい。」
「そうか。では証として、接吻をしてくれ。」
「い、いきなりですか!?」
「問題は無いだろう?私達は付き合っているのだから。」
「いや、それはそうですけど・・・。」
「嫌か・・・?」
と言いつつ、首に腕を絡ませて来る。さすがにそこまでされては断るのは難しい。
「えっと、それじゃ失礼します。」
と言って僕は彼女にキスをした。
521 :
◆d9kzVwybQE :2005/12/03(土) 02:28:52 ID:bz1mYRwZ0
以上です。
とりあえず長編の始めの部分て感じで読んでもらえると有り難いです。
522 :
LAMY ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/03(土) 02:29:59 ID:TtuB1uxo0
うまいですねえ・・・
昔から書いていたの?
523 :
453のChristmas Presentの人 ◆njI4bWTECs :2005/12/03(土) 02:38:58 ID:jmIDjNS+0
>>521 これは続きにwktk
一応投下時にはコテトリつけたほうがいいような流れなのでつけときます
Wikiに関しては不勉強なのでどなたか修正お願いします
524 :
トイ ◆TOY.SJktmA :2005/12/03(土) 02:39:50 ID:q38IaCRLO
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 02:44:17 ID:h+KKZ4WHO
ツンデレから乗り換えようと思いますた
526 :
LAMY ◆Wpvq/EHVbg :2005/12/03(土) 02:54:31 ID:TtuB1uxo0
理系素直クールが最強です。姉属性がついたら神です。
寝ます。(・ω・)ノシ
527 :
クー姉とシュール ◆t0BCEF0uzI :2005/12/03(土) 02:54:34 ID:WbACFt4qO
>>525 乗り換えて下さい
一応酉つけますた。投下時に使用します。
wikiの更新の速さには呆然とするほどすらばしいでーす
528 :
◆d9kzVwybQE :2005/12/03(土) 02:56:22 ID:bz1mYRwZ0
>>522 初めて書いたというか昨日初めて書いたんで・・・。うまいとか身に余る光栄。
昼ぐらいから投下するか迷ってました。
>>523 明日の朝までによっぽどの酷評がなければ続けるつもりですが。コワイw
>>524 確かに長いですね・・・。とりあえず短くまとめる努力をします。
あしたの朝コテ嫌いが暴れないか不安。
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 03:01:18 ID:q38IaCRLO
>>528 いや、このままで良いと俺は思います。
試行錯誤されるのでしたら構いませんが^^
投稿時のコテは大丈夫かと。
無意味なコテは鬱陶しく思われるかもしれませんが。。。
>>wiki編集者の方
有り難う御座居ます(;´Д`)
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 03:09:43 ID:2TdYPvZo0
>524
了解です。wikiにとりあえずページは作ったんですが、インデックスにリストするのが解らなくて。
絵とコメントは全て保管しました。有り難うございます。
今日はもう寝るので明日にでも・・・。すみません。
>527
そちらのページをwikiからリンクして良いでしょうか?
あと、そちらのBBSにコメントしました。よろしくです。
>>530 相変わらず早い更新有り難う御座居ます。
ゆっくり休んで下さい。
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 03:25:24 ID:bz1mYRwZ0
ところでここはエロスはどのへんまでおk?
80シリーズとか結構すごかったんだが・・・。
もしかしてあれは別な板?
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/12/03(土) 03:42:35 ID:AFgQbcx6O
>>532 80シリーズもここだったから結構大丈夫だと思われ
534 :
Loki ◆thMJSdfXj. :