902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/07(月) 21:12:06 ID:lC10UnVL0
アンカー間違えたがな(´・ω・`)
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/07(月) 21:31:15 ID:iIscyGqY0
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/07(月) 22:22:06 ID:VioxPku10
wktk保守
905 :
◆iQO/KNrhZ. :2005/11/07(月) 22:23:02 ID:hQ+wAU7XO
ツン「ハル(※変更します)って言うんだ…綺麗な名前」
にっこり笑って答えるハル
ハル「ありがとうございます、名付けてくれた亡父もきっと喜ぶと思います」
その笑顔は確かに春のようなあたたかさがあった
ツン「ブーンと…知り合いなの?」
やや表情をこわばらせ、作り笑いをするツン
ハル「はい、以前このモスの大灯台が魔物に占拠された時、モナ城からの討伐隊が派遣されたのはご存じですか?」
ツン「覚えてるわ、船が出せないって大騒ぎになった時ね…そう言えばその中にブーンいたわね」
思い出したように掌をたたくツン
ハル「はい…その時、地元の私の父もご一緒させて頂きました、父も名うての武闘家だったのですが、運悪く…」
うつむくハル
ツン「たくさん犠牲者が出たって聞いたわ…うちの神官戦士団も三人、それと地元の武闘家の方一人って…あなたのお父様だったのね」
目の前で十字を切り祈りをささげるツン
ハル「ありがとうございます、父もきっと喜びます…」
流れる沈黙…
ツン「こんなとこで立ち話もなんだから、お食事でもしながらお話しない?」
ハル「え?いいんですか?」
ツン「ご飯はみんなで食べた方が美味しいわ、ね?ブ〜ン?」
(あんた、お父さんを亡くしたこの子に優しくしたんでしょ?全く天然記念物級のお人好しなんだから。そこがあんたのいいとこなんだけどね)
( ^ω^)「は、はい、ブーンもそう思いますお」
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/07(月) 22:44:56 ID:07xH89jYO
捕手
907 :
◆iQO/KNrhZ. :2005/11/07(月) 22:56:08 ID:hQ+wAU7XO
海沿いの一軒のレストランに入る一向
ハル「ここの料理は絶品なんですよ♪ね、ブーン?」
( ^ω^)「う、うまかったお(し、視線が痛いお)」
ツン「それは楽しみだわ〜(ほ〜う…後でどうしてくれようこの男)」
適当な所に落ち着く三人、ウェイターにおすすめを持ってくるように頼む
ハル「ブーンは、私の父の形見を持ってきてくれたんです…この腕輪」
左手にはめられた意匠がかった腕輪をツンに見せる
ツン「それ、もしかして星降る腕輪?」
古代の遺産とも言われるその腕輪を見るのはツンでも初めてだった
ハル「はい、その通りです。父は遠い異国の女王様から授かった物と言って片時も身から外しませんでした
これをブーンが私の所に持ってきた時、父がこの世からいなくなったということを思いしらされました…
塞ぎ込む私をブーンは毎日毎日励ましてくれて…いつしか私もブーンのおかげで心の平静を取り戻す事が出来ました」
ブーンを見て微笑むハル
ツン「なるほど、そういう知り合いなのね」
うなずくツン
ハル「私は、ブーンがいたから父の死から立ち直ることが出来ました
心の支えになってくれたブーンにいつしか恋心を抱くようになりました…
ブーンがモナ城に帰る日、私はブーンに思いの丈を打ち明けました…」
ツン「え?ほ、ほんとに?」
まさかそこまでは想定外だったらしく、ツンはおろおろと慌て出す
908 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/07(月) 22:59:21 ID:0i+zZprr0
wktk
909 :
◆iQO/KNrhZ. :2005/11/07(月) 23:33:31 ID:hQ+wAU7XO
ハル「でも…優しく、断られました…『自分には一生かけて守らなくてはいけない人がいる
ハルはこれだけかわいくて、優しくて、一生懸命なんだから
必ず一生沿い遂げられる素敵な人に出会えるから』って…」
その時の情景を思い浮かべるかのように目を閉じるハル
ツン「そうなんだ…(ま、守らなくちゃいけない人って…私?)」
不安そうにブーンを見つめるツン
相変わらず居心地悪そうにそわそわしているブーン
ハル「ふられちゃったんですよね…それから私は、自分を鍛えるために修行に励みました
父の残した書物を読み、各地を転々とし…まぁ、素敵な人に出会えればいいなぁなんてちょっと思ったりもしましたけど(笑)
なかなかいませんね、ブーン以上の人は」
二人の様子を見てくすくす笑うハル
ハル「お二人はこれからどちらにいかれるんですか?」
( ^ω^)「海を渡ってノマネに行くつもりだお」
やっとブーンが口を開く、早くこの話題から脱出したくて仕方ないようだ
ハル「あ、それちょっと…問題アリ」
ツン「どうして?」怪訝そうな顔をして尋ねるツン
ハル「昨日の夜から、大灯台今度は海賊の一団に占拠されちゃったの
だから私これから大灯台に行って、海賊蹴散らそうって思ってた所にブーンと再会したってわけなの」
ツン「ならあたしたちも手伝うわ、結局船に乗らなきゃ私達進めないわけだし
可愛い女の子一人でバ海賊の巣に行かせるわけには行かないわ」
910 :
◆iQO/KNrhZ. :2005/11/08(火) 00:12:11 ID:W53XRY+eO
ハル「え…姫様にそんな危険な事お願いできません」
首を横に振るハル
ツン「私もいっぱしの魔術師よ、神官戦士のブーンもいるしバランス的にちょうどいいはずよ」
にっこり微笑むツン
ハル「姫様…魔術師なんですか?モナの姫様なら神官かとばっかり…」
ツン「祈ってるばっかの退屈な毎日にうんざりしてた反抗期の賜ね(笑)」苦笑いでハルに答えるツン
ハル「…本当によろしいのですか?」
こくりと頷くツン
ツン「ひとつだけ条件があるの…私のこと、『モナの姫』じゃなくて友達って思ってくれると嬉しいな…」
少し顔を赤らめてハルに語りかけるツン
ハル「ありがと…ツン。私ほんとはとっても不安だったの…でも三人いれば海賊なんて何も怖くないわ、よろしくねツン」
手を差し出すハル、握り返すツン
ツン「うん、よろしくハル」
( ^ω^)「善は急げですお、来た料理冷めないうちに平らげて大灯台向かいましょうお」
ツン「そうね、いただきま〜す」
ハル「いただきま〜す」
911 :
◆Qvzaeu.IrQ :2005/11/08(火) 00:13:01 ID:tIiXtHTA0
ツンと僕の変わらぬ日常に、ちょっとした事件が起こったのは、一本の電話からだった。
「hello! I'm merry! I'm hare in England!」
「あ、あわわ、は、はろー! あいあむ〜〜」
その電話は、冬の朗らかな日のことだった。
相手は僕でも良く解る、英語で挨拶をしてきた。
焦って電話に出る僕に、
「あ、ニホンゴダイジョブなの〜。私、メリーさん。今イギリスにいるの」
「ちょっ、ちょ! メリーさんって!」
「……」
相手は自分の名前と居場所を言って、電話を切った。
「メリーさんってあのメリーさん?」
じりじりと近づいてきて、最後に振り向いた瞬間に殺される。誰でも知っている都市伝説だ。
「うわー、微妙っ。イギリスからじりじりやってくるの? めちゃくちゃ微妙だよ〜。本場から出勤なのかな? イタ電にしてもびみょ〜〜」
そうこう思っていたら、また非通知の電話がなる。
「私、メリーさん。今からイングランド国際空港に行こうと思うの」
「ふーん、で、誰? 僕もう寝るから、イタ電は辞めてね。切るよ」
「あ、待って! 私はメリーさん。あなたの知っているメリーさん!」
僕が電話を切ろうとしたら、相手が必死に呼び止める。さっきは、自分から切ったくせに。
「あのメリーさん? うわっ! 微妙っ。誰だか知らないけど、次電話したら怒るからね。良い?」
「えー、だってメリーさんが電話しなかったらメリーさんじゃないと思うの。だから、日本に着いたら電話するの」
「そ、それは、そうだけど、って! えー! えー! また切った!」
相手はまた電話を切る。
僕は急いで、携帯電話を非通知設定にした。
912 :
◆Qvzaeu.IrQ :2005/11/08(火) 00:24:12 ID:tIiXtHTA0
>>897 おk 纏めてくれて、本当にありがとう♪
タイトルはね、『このそらの下で』かな。
メモ帳で書いていて、悟られるツンデレってやっているから、実は言うと正式な名前はなかったんだ。
今回の第二話は、お話のテンションを少し変えて頑張ってみるっ。
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 00:54:00 ID:09Whoyx/0
二人とも(,,゚Д゚) ガンガレ!
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 01:08:36 ID:b5ifbPDI0
「純愛って実際にはないよね(はぁ…ちはやが羨ましいな)」
「さあ」
「さあって何よ?(私じゃ相手にならないとでも言うつもり?)」
「いやいや。愛とか言い出すなら、口説かなきゃいけないんだろうけど怖くて……考えてなかった」
「ふん、腰抜け(口説くって、誰を? って、じっとこっち見てる。見てるよっ)」
「まあ、そろそろ聞いてもいい頃だよな?」
「な、何よっ(えっ、ぅ、うん、そろそろ…って、心の準備が……っ)」
「愛なんて語りだして、熱でもあるのか?」
「は?(………………お、おでこがっ///……じゃなくて)」
「熱があるのはアンタだああああああ!(こぉぉぉの朴念仁んん!!!!!)」
ドゴッ ゲシッ ガスッ メキッ ……(中略)…… グシャッ!!!
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 01:09:53 ID:b5ifbPDI0
「シヌ、マジで……ゴメ……」
「全くもうっ。同じ男でも影艶とは大違い!(バカバカバカバカっ)」
「艶って、ォィ。どんな男だよ!」
「こんな男よ!(影艶は綺麗で、冷たく見えるけどそれでいて優しくて、そこがまた可愛くて……っ)」
「OVAじゃねぇか……」
「悪い?(ぁ、ちょ、調子に乗りすぎちゃったかな)」
「悪くはない」
「へえ。この、ちはやって呼ばれてるのが彼女か」
「男よ(受け)」
「え? いや、ほら影艶が男なんだろ? それとカップ…」
「うん、両方男(影艶攻め)」
「や、やぁ……おお……」
「いいでしょ〜?(ふふっ、真実の純愛……そしていつしか……)」
「やおいかよおおおおおおおお!!!」
保守代わりに妄想。反省はしていない。
そろそろ保守
917 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 03:17:11 ID:BOLR/DBg0
ほ
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 05:55:50 ID:W53XRY+eO
ぽ
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 07:53:24 ID:S2xbCCGoO
す
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 09:42:51 ID:TPdmkV2KO
ほす
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 10:53:22 ID:XmZ8cD3QO
干す
../\ パイナポー
__/_____|____★゚+。・*
ゞミ(^ω^) / ゚*。+・
/~っ○ノっ 魔法を掛けてあげよう
_/;:::;:::/|__
~~~~~~~
これで君も一生童貞だお
「君も」って
てめーにはステキな彼女がいるじゃねーか
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 13:53:34 ID:fPE/qRd4O
「記憶喪失のツンデレを拾ってきた」
の壱のサイト誰か知らないか?
最後見逃した…
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 14:24:04 ID:Sx4d8sz60
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 15:20:02 ID:S1SUYg0rO
こんなところにもイタカ(・ω・)
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 17:20:06 ID:p0ZEPuwC0
hosyu
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 17:34:44 ID:fPE/qRd4O
>>925物凄くd!!
良かった読めて。 諦めてた。
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 18:32:51 ID:p0ZEPuwC0
おとさせはしない
930 :
◆iQO/KNrhZ. :2005/11/08(火) 18:59:58 ID:W53XRY+eO
>>923 ツン姫「ちょっと!それ誰よ?べ、別に気になったわけじゃないんだからね?
一応家臣の事は知っておかなきゃって思っただけなんだから…あぅぅ
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 19:25:31 ID:ZV+KvVvM0
ほす
932 :
◆Qvzaeu.IrQ :2005/11/08(火) 19:53:40 ID:tIiXtHTA0
翌日、僕はツンに昨日あったことをなんとなく話した。
屋上では、相変わらず風が気持ちよかった。
「あんたさあ、もっと面白い話できないの? 作り話なら、作り話らしくオリジナリティーを出しなさいよ」
(どんな話かと思ったら、メリーさんのパロディーって)
「パロディーじゃないし、作り話でもないって! 本当なんだよ〜。昨日、メリーさんって名乗る変な子が、シツヨウにイタ電かけてきたんだもん」
「はいはい。もう飽きたからその話」
「まあいっか、ところでさ〜」
僕もあまり興味のない話だったので、別の話題を出そうと思ったら、
「あ、電話」
「ん? あたしに気にせずに出れば?」
(どうせ、家族じゃない? それにしても、コイツに電話がかかってくるなんて珍しい……)
「珍しいは、余計だってばあ! 確かにそうだけど」
見慣れない番号から、電話がかかってきた。
「はいは――」
「私メリーさん、今やっと成田空港。非通知拒否しないで欲しいの。電話できな……」
僕は携帯を遠ざけると、
「ちょ! ツンツン! 今メリーさんから来た!」
「は! え? 本当だったの? それなら面白そうだし、どうせなら電話切れるまで話してみなさいよw」
(少なくとも、どれだけ奇人なのか暇つぶしにはなりそうだし)
「そんなあ、僕もうこの電話飽きたんだけど……」
「良いから!」
(暇なのよ、あたしは! 暇つぶしくらい頑張りなさい)
「はいはい、解りましたよ」
と、小声で話し合い。僕はまた携帯を耳に近づけた。
「で、そりゃあもう大変な思いだったの」
なんだか、電話口で愚痴られたよ。
「あのさあ! ほんっとお、誰なの!」
「だから、私メリーさん。だけど、羊は飼ってないの。お金もないの」
「いや、そんなこと僕に言われても困るし!」
933 :
◆Qvzaeu.IrQ :2005/11/08(火) 19:55:59 ID:tIiXtHTA0
「成田空港も大きすぎて、出口がわからないの。しかも、あなたの家も解らないの。困っているの」
「そりゃ、僕の家知っていたら驚きだよ」
「メリーさん、困ったことが多すぎて泣きそうなの。ぐすん」
「僕のほうが困っているよ」
「あなた、切り替えしがシャープなの。目の付け所が……」
「しらんがな!」
「シャープでしょ? ってCM知らないの? ちょっとショックだったの」
「ちょっおま! 日本人だよね? それ最近の奴だから!」
「違うよ、私メリーさん。お化けだよ。がおー」
「……」
「ごめんなさい、怖がらせて」
「もう、疲れたから電話切るね」
「あ! ちょっとまって! せめて、家電だけでも教えて欲しいの。電話代がバカにならなくって、メリーさんちょっとお財布寂しくなりそうなの。今月国際電話もしちゃったの」
「むりっ! だいたいどうして僕の電話番号知っているの!」
「適当にかけたら、ヒットしただけなの。本当、家電教えて欲しいの」
「えーー、適当なのっ。そ、れ、に! なんで知らない人に電話教えなきゃ駄目なのっ!」
「それじゃあ、メリーさんちょっと頑張っておっぱいうpするの。それで解決して欲しいの」
「えっ…………う……………、だめっ……。高見盛似だろうから」
「メリーさん、凄くかわいいの。羊並なの」
「駄目じゃんっ! それ、可愛くないし!」
934 :
◆Qvzaeu.IrQ :2005/11/08(火) 19:57:30 ID:tIiXtHTA0
「じゃあ、今から写メール送るの。私メリーさん、今空港の待合所にいるの。」
「いらないってば……、また切れた」
その後、メリーさんから送られてきた写メールは、明らかにそこら辺の少女を写したものだった。
どう考えても、メリーさん。イギリスから来る貴女が、コアラの縫い包みを抱えているのはオカシイでしょう。しかも、よだれで汚れているますよ。
「……、ツン。どう思う?」
「メリーって子。本格的にアホね」
(日本人写してどうするのよ……。しかも、子供じゃない。)
冷ややかな嘲笑と共に、的確なコメントをくれる。僕もそう思う。
その後かかって来たメリーさんの電話には、アホでしょ。と一言だけ答えておいた。
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 21:43:58 ID:p0ZEPuwC0
wktk保守
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/08(火) 21:46:16 ID:dX+r1LggO
ちょwwwメリーさんモエスwwwwwwww
937 :
◆iQO/KNrhZ. :2005/11/08(火) 22:42:59 ID:W53XRY+eO
大灯台の前には見張りが二人…いや二体いた…
ツン「ちょっと…あれ人間じゃないわよ?突撃兵じゃない!?海賊じゃなかったの?」
困惑した表情でハルに尋ねるツン
ハル「私が町長に聞いた話では海賊と言う話だったのに…なんでモンスターが?」
戸惑いを隠せない様子のハル
( ^ω^)「あいつら…海賊の格好してるお…もしかして…ネクロマンシー?まさかまた…」
つぶやくようなブーンの言葉を遮るようにツンが語りかける
ツン「細かい事は後でなんとかしましょ、相手がモンスターなら遠慮はいらないわ
中の仲間呼ばれたら厄介だからあいつら瞬殺するわよ、いい?」
こくりと頷き二手に散る二人、同時にツンが低い声で魔術の詠唱を始める
ツン「喰らえッ!!」
指先に魔力を凝縮させたメラを二発、モンスターの目を狙い打ち出すツン
ボンッ!ボンッ!
「ぐわぁ…」「ぎゃあ!」顔面に炎のレーザーを受けもがき苦しむ二体の突撃兵
隙をつくように魔物に襲いかかる二つの影
ハル「はぁーっ!!」ドカッ!
( ^ω^)「……!!」ザシュッ!
ハルの強烈な蹴りが一体の顔面を蹴り砕き、ブーンの剣の一閃がもう一体の首を切り落とす
ツン「予定通りね、気付かれないうちに走るわよ!」
( ^ω^)「御意」
急ぎ塔の内部に潜入する一向
938 :
◆iQO/KNrhZ. :2005/11/08(火) 23:09:13 ID:W53XRY+eO
ツン「イオっ!」ボッカーン
響き渡る爆音、吹っ飛ぶリビングデッド
ツン「なんなの?ゾンビばっかじゃない…全くこの臭い、なんとかして欲しいわ…せっかく新しい防具買ったばっかりなのに…」
うんざりしたように鼻をハンカチで抑えるツン
塔の内部に入ってからもリビングデッドや突撃兵といったアンデッド系のモンスターばかりが出現していた
( ^ω^)「占拠した海賊が何者かに皆殺しにされて、ネクロマンシーでゾンビにされたと考えてよろしいかと思いますお」
腕組みをして答えるブーン
ツン「ちょっと!ネクロマンシー使えるのってかなり高位の闇司祭でしょ?マジで?」
冷静なブーンの分析に慌てるツン
ハル「まさか…前の大灯台占拠事件の時と同じ奴…」
脅えるように青ざめていくハルの顔
( ^ω^)「それは無いはずだお、ブーン達神官戦士団が奴の亡骸を焼却処分したお…
しかし、今回のボスが奴のように強大な魔力を持っているモンスターだとしたら…
前回は十人で戦い四人の犠牲者を出してしまいましたお…三人だけでは心許ないのではと思いますお…」
不安そうにツンを見つめるブーン
ツン「だいじょぶよ、あんたもあれからレベルアップしてるし、ハルの強さはかなりのものだし
何てったって魔術師のあたしがいるのよ?しっかりあなた達をサポートするわ。ハルどうする?」
ハル「倒す…あいつら父さんの仇だから」
唇をぎゅっと噛み、力強く返事をするハル
ツン「よし、行きましょ」
うなずく二人
939 :
◆iQO/KNrhZ. :2005/11/08(火) 23:47:17 ID:W53XRY+eO
ツン「どうブーン?前と同じ奴?」
( ^ω^)「姿形はほぼ同じなんで同種族のモンスターかと思いますお」
ここは最上階入り口、三人は陰に隠れ様子を窺っていた
( ^ω^)「あいつのザキに気を付けてくださいお…精神力高めておかないとあっと言う間にあっち連れていかれますお」
こくんと頷く二人
ハル「私とブーンが直接攻撃するからツンは援助お願いね?」
ツン「任せといて…まず一発、でっかいやつかますわよ!
これ一発で終れば楽なんだけどね…ぶっぱなしたら二人ともお願い」
詠唱に入るツン
ツン「メラミぃーっ!!!」
人の体の大きさはあろうかという火球がネクロマンサーに襲いかかる
ネクロ「…何だ?ぐわぁぁぁぁ!!!」
炎に包まれるネクロマンサー
精神力を使い果たしがっくりと膝を落とすツン
ツン「やった?!…ブーン避けてッ」
炎の中から繰り出される鎌の一撃がブーンを襲う!
( ^ω^)「うぉっ?」
カキィーン、乾いた音を立てるシルバーシールド。見事な受け流しだった
ハル「くらぇぇぇ!!!」ばきっ!
その隙をつくように強烈な回し蹴りをネクロマンサーの頚部に叩き込むハル、よろめくネクロマンサー
( ^ω^)「喰らうおっ!!」
ネクロ「させるか人間め!!」
鎌でブーンの剣をなぎ払うネクロマンサー、バランスを崩すブーン
ネクロ「お前は終りだ」
その隙をつくかのように横から飛び出すハル
ツン「バイキルトっ!!ハルっ今よ!」
ハル「任せてツンっ!おりゃあ!!」ドゴン!
ネクロ「ぐはぁ…」
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 00:25:42 ID:CAHwaTsrO
次スレだれかたのむ
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 00:32:14 ID:UL/VmWHq0
>>940 980ぐらいになってからでも遅くないと思うが
>>iQ
イイヨイイヨー。
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 01:32:28 ID:LJDc/NlwO
ほっしゅん
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 02:13:53 ID:3FQIqqMTO
ほ
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 03:03:22 ID:7KuuAbW3O
保守します
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 04:29:13 ID:sGsxSV8N0
ほしゅ
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 05:11:15 ID:cC2dtN+G0
ho
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 05:19:18 ID:dmqk0Tte0
syu
,'从从)〉
rヤ^ー゚ノi|
ヽ`》 Y《lヽ
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/11/09(水) 07:41:06 ID:CAHwaTsrO
ほ
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
しゅ