1 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:
やあ (´・ω・`)
ようこそ、おにゃ書きへ。
このテンプラはサービスだから、まず読んで落ち着いて欲しい。
うん、「パートスレ」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「おにゃのこモエス」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐としたVIPで、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレを立てたんだ。
じゃあ、以下、テンプラだ。
・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk
・またーり進行で
・投下が被っても泣かない
・書き手はコテ推奨
・↑コテにしなくても題名とか名前欄に入れたほうが被った時見やすいかも
・age、sageは各自自由に
・ネタでならおにゃのこが出てなくてもちょっとはいいかも
それ以外は臨機応変で
http://www.geocities.jp/vipperscuties/
2 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 07:48:03 ID:m3+eX+w00
3 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 07:53:16 ID:3EdzenM0O
なによ行動が早いじゃないの。
4 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 08:06:04 ID:3EdzenM0O
保守
5 :
珍々電車発射 ◆t0T.803Gj. :2005/09/28(水) 08:06:59 ID:1yZYzjTr0
ガラッ
女「おはよー」
完
6 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/28(水) 08:21:37 ID:euxHxdhpO
おはようございます。
7 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 08:30:22 ID:3EdzenM0O
9 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 09:39:40 ID:3EdzenM0O
10 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 09:39:52 ID:SA22kExf0
フォーーーーーーーー守
11 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 10:03:41 ID:3EdzenM0O
〃〃∩
⊂⌒( ・ー・)
`ヽ_つ ⊂ノ
12 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 10:20:01 ID:pJySV75cO
おつ
避難所の人もおつ
13 :
朝比奈:2005/09/28(水) 10:25:00 ID:k+jdAZlO0
Romance Symphony〜恋愛交響曲〜
少し肌寒くなってきた十月。静かな朝に鳥のさえずりが聞こえる。
私は部活の朝練に出るために人通りのない通学路を一人歩く。
吐く息はほんのり白く染まる。深呼吸すると冷たい空気が肺を満たすのを感じられる。
学校へと続く上り坂。私はそこを一気に駆け上がる。
はあ、はあ、はあ。と呼吸が速まる。体が少しずつ温かくなっていく。
坂の頂上、校門が見えてくる。私は走るのを止めてゆっくりと歩く。
校門の前に着き、上がった呼吸を整える。
ふと、後ろを振り返ってみる。そこには景色一面に朝の町並みが広がっていた。
うっすらと朝靄に包まれた町は、まるでまだ眠ってるみたいだ。
遠くの山の向こうに朝日が見える。私はその眩しさに目を細めた。
不意に、強い風が私を通り越す。
「あわわっ!」
捲れてしまったスカートの裾を慌てて押さえながら、周囲に人がいないことを確認する。
誰もいないことを確認して胸を撫で下ろす。
気を取り直して校門の中に入る。入ってすぐの校庭では陸上部と野球部が練習をしている。
彼らの元気な声が校庭に響き渡る。
それを横目に、私は校舎へと歩いていった。
14 :
朝比奈:2005/09/28(水) 10:26:57 ID:k+jdAZlO0
下駄箱で上履きに履き替え、校舎の中に入る。朝のひんやりとした空気に包まれている校内。
目的地は4階にある音楽室。
入学当時は4階まで行くのが大変だったけど、さすがにもう慣れてしまった。
しばらく階段を上り音楽室の入り口に到着する。すると中から人の気配がする。
私は音楽室の扉を開けて中へと入っていった。案の定、中には先客が居た。
「春香か、おはよう。」
その先客は手入れ中の楽器から目線を離し、私の方を見て素っ気ない挨拶をしてきた。
「おはよう、浩介君。相変わらずいつも早いね。」
そう言って私は自分の定位置(浩介君の横)に腰を下ろす。椅子はひんやりと冷たい。
浩介君は「ああ。」と一言だけ答えて再び楽器の手入れに戻る。
私も鞄を置いて楽器を取り出す。窓から差し込む朝日が反射して輝く銀のフルート。
浩介君も手入れが終わったのか、フルートに息を入れて暖めている。
私と浩介君は同じフルートパートで、入学当時からこうやってよく朝練を一緒にしている。
「私の方も楽器暖まったから、基礎練する?」
「ああ、今日はロングトーンからやろう。メトロノームは50でいくぞ。」
「うん。オッケーだよ。」
メトロノームのカチッカチッカチ。と言う音が拍子を刻む。
「いち、に。」浩介君が合図を出す。私はさん、よん、で息を吸う。
二つのフルートが奏でるの音が音楽室を優しく包む。
こうして、今日も一日は始まっていく。
つづく
15 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 10:35:31 ID:SA22kExf0
16 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 10:38:27 ID:nAkrppwZO
17 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 11:03:23 ID:3EdzenM0O
>>朝比奈
先陣おつ
18 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 11:42:45 ID:aLa5VuOeO
保守
19 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 12:02:24 ID:pJySV75cO
最初の
>>100までは誰も書かないと思ってたけどおつ!
20 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 12:24:52 ID:3EdzenM0O
はすょ
21 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 13:20:49 ID:aLa5VuOeO
保守
22 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 13:26:31 ID:3EdzenM0O
ほぁ
23 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 14:13:03 ID:3EdzenM0O
ほぁしゅ
24 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 14:58:11 ID:aLa5VuOeO
保守
家に帰ったらね、書こうかなっと
25 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 15:15:11 ID:pJySV75cO
書いて書いてー
26 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 15:59:11 ID:IMTq3Z280
俺はまだ暫く書けそうにねぇなぁ。
用事が色々多すぎる……。
27 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 16:05:51 ID:nAkrppwZO
28 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 17:01:04 ID:aLa5VuOeO
破防法
29 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 17:52:37 ID:aLa5VuOeO
保守
30 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 18:37:45 ID:3EdzenM0O
ほし
31 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 19:43:02 ID:4FQMyRYT0
それじゃあ、そろそろ
32 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 20:05:50 ID:pJySV75cO
wktk
33 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 20:14:11 ID:3EdzenM0O
WKTEKA
34 :
夜比奈:2005/09/28(水) 20:43:21 ID:k+jdAZlO0
禁断の果実(フォビドゥンフルーツ)
静かな病室に一人、ベットに横たわり窓の外を見つめる少女が居た。
窓の外には太陽が燦々と輝いている。遠くに見える市営プールでは子供達が無邪気にはしゃいでいる。
彼女は少し体を起こし、枕元にある読みかけの本に手を伸ばす。
外の世界とは隔離されたような空間。その中に彼女は溶け込んでいるかのようだ。
彼女は時々ずれ落ちてくる眼鏡を無意識のうちに指で押し戻しながら読書に熱中している。
この病室には医師や看護師以外には一人しか尋ねてくる者がいない。
彼女は気がついたように枕元の時計を確認する。質素なデジタル表示が15:00を指す。
「そろそろ、かな。」
彼女の口元は自然と緩む。見ているページに栞を挟んで本を閉じる。
たった一人の見舞客を待ちこがれる彼女の姿には、確かに女性を感じられる。
控えめに病室の扉がノックされる。
「どうぞ。」
ドアを開けて入ってきたのは背の高い男だった。彼女よりも少し年上だろうか。
男は入って来るなり無言で、でも優しい笑顔で彼女のベットの横の椅子に腰掛ける。
「調子は、どうだ?」
トーンの低い声。しかしその声は確実に彼女の心を揺さぶる。
「うん、だいぶ苦しくなることは減ったかな。早く退院したいよ。」
彼女は男に向かってはにかむ。男の瞳にはそんな彼女しか写っていない。
「眼鏡をかけた姿も似合ってきたな。」
その言葉に、彼女は複雑そうな笑みを漏らす。そして男は彼女に手を伸ばす。
「お前が居ないと、家が寂しいままだ。俺が慣れる前に早く戻ってこい。」
男は愛しそうに右手で彼女の頬に触れる。彼女はその触れた手を彼女は両手で優しく包み込む。
「頑張るよ、私。」
「ああ。」
静かな病室に二人、彼らの邪魔をする者はもう居なかった・・・。
35 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 20:43:35 ID:pJySV75cO
あ、あれ?
36 :
夜比奈:2005/09/28(水) 20:43:46 ID:k+jdAZlO0
誰かの気配がする。しかし俺は眠いので目を開けない。ほっといてくれと思う。
「・・・ちゃん。おにいちゃん、朝だよ起きて。」
聞きなれた声に呼ばれ、段々と夢から覚醒していく。
目を開けると、既に制服に身を包んだ妹の愛理が目の前に立っていた。
「あ、おはようお兄ちゃん。もう朝ごはん作ったから起きてきてね。」
そういうと愛理は部屋から出て行った。俺は体を起こしぐぐっと体を伸ばす。
制服に着替えて身だしなみを整えてからリビングに行く。それが俺の日課だ。
リビングのドアを開けると香ばしい味噌汁の匂いが漂ってくる。
「おはようお兄ちゃん。はやくご飯食べようよ。」
いつも通り愛理は食卓の椅子に座り、俺を律儀に待っていた。
「おはよう愛理。親父は?」
「父さんはもう出て行ったよ。なんか大事な会議があるんだって。」
「ふーん。」と、俺は聞いておいたくせに興味なさ気に自分の定位置に座る。
俺の家はどこにでもあるような父子家庭だ。親父と愛理と3人で暮らしている。
母さんはがんに侵され、膨大な医療費を残して二年前に他界した。
医療費の支払いにより、親父の収入だけで生活するのは無理がある。
その為、俺もバイトをして金を家に入れているのでなんとか生活は出来ている。
朝食を食べ終わり、自分の食器を流しに運ぶ。
戸締りをして、二人一緒に学校に向かう。
愛理は入学したての時に暴漢に襲われ、それ以来俺がこうして付き添いながら登下校している。
時々自分は過保護、シスターコンプレックスなのかもしれないと思うときがある。
37 :
朝・夜比奈:2005/09/28(水) 20:53:04 ID:k+jdAZlO0
最近自分のしている事に責任を感じられないです・・・。
ああ、どうすればいいのでしょうかorz
とりあえず、朝と夜に一回ごと更新予定。ご期待しないでくださいorz
38 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 21:52:06 ID:3EdzenM0O
>>37 ここじゃ無理して責任持たなくていいんだぜ
続いてくれれば、不定期だってそれでいいのさ
じゃ、俺はまた11時ころ
39 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 22:32:01 ID:4FQMyRYT0
妄想執筆中。
ある程度溜まったら、数レス投下する。
続き物だけど
40 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/28(水) 23:25:25 ID:pJySV75cO
おつ。投下中だったのかorz
わけあってミシュカで検索したらしあわせミシュカってのが・・・
どんな児童書なのか気になったりする
41 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 23:36:46 ID:3EdzenM0O
取り込んでました。
今から書きます
42 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/28(水) 23:55:01 ID:3EdzenM0O
僕等の無線は受信は問題ないが、送信するにあたって軍に見つかるとヤバいので近距離でしか使わない。
半径400m以内でしか送受信できないものを使っている。
僕は同じものをもう一機作り、佐伯に与えた。
これでどこにいても、私達は繋がっていられるね。と、彼女は喜んだ。
Pale Cubic-そばにいること-
その年の冬、僕等はその後の人生を大きく変えた一つの無線を傍受した。
百川早内……東側で、天下無双と呼ばれた目薬師。行方不明になり、死んだと思われていた、緒方の祖父の声を。
43 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 00:03:06 ID:lHQH1G5kO
「爺さんは、盲目だった婆さんの目を見えるようにしたんだ」
寒い工場の中、その声はよく響いた。
「先天的な全盲だった婆さんの片目を抜いて、自分の片目を移植したらしい。それから、爺さんは有名になって。でも、15年前に……」
石油ストーブの上で、薬缶がシュンシュンと湯気をあげている。
「東西戦争勃発、か」
緒方は無線のスイッチを入れた。
どこの周波数もホワイトノイズだらけで、今日は何も拾えないようだ。
「佐伯の目も、見えるようにしてくれるかも知れない」
佐伯が緒方の方を見た。
緒方の目は、眼鏡越しに佐伯をじっと見つめている。
44 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 00:13:20 ID:lHQH1G5kO
「移植する目はどうする?」
俺は常備してある紙コップに薬缶の湯を注ぎ、ティーバッグを入れると2人に渡した。
「ドナーか……いなければ、俺達のを使えばいい」
「移植できるとして、どうやって壁の向こうまで行くんだ?」
緒方は視線をコップに落とす。眼鏡はすぐに白くなり、彼の表情は見えなくなる。
「それは……」
黙ってしまった。
佐伯はさっきからずっと、薬缶の方を見ている。
「簡単に……向こうに行くとか、言うなよ」
「ごめん……佐伯さん」
佐伯が笑いながら応える。
「2人とも何暗くなってんの?本人が気にしてないことでさ、全く…」
「ああ、ごめんな、佐伯。ほら、冷めるぞ」
前線基地から飛び発った飛行小隊が、寒空に9本の白線を描く。
僕にも、翼が欲しい。
45 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 00:16:44 ID:lHQH1G5kO
次回は無線が先生に見つかっちゃいますよ。
訂正。
>>43の緒方の台詞、
「佐伯の目も〜」を、
「佐伯さんの目も〜」に。
百川早内については作中で描かれる予定なので説明ナシ。
以上。
46 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 00:24:45 ID:X2/yqzAB0
乙
俺は明日の朝、色々まとめて投下する
47 :
gr@札幌:2005/09/29(木) 00:28:55 ID:GZmPWonBO
新スレ乙
にぎわってるみたいね
48 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 00:43:21 ID:lHQH1G5kO
わぉ、grさんだ
49 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 01:47:59 ID:lHQH1G5kO
保守
50 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 02:00:39 ID:lHQH1G5kO
このままだとまた前スレの繰り返しなんだが
そうは言っても書き手が居ないことには盛り上がらないわけで
52 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 02:33:32 ID:lHQH1G5kO
いや、夜の保守を…誰かやってくれないかと
53 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 02:48:39 ID:lHQH1G5kO
ヤバいな…
眠いぞ
54 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 02:54:02 ID:lHQH1G5kO
寝る。
落ちない事を祈りつつ…
55 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 05:30:38 ID:stGLHe1+O
おはよ保守
56 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 06:49:08 ID:lHQH1G5kO
よかった落ちてない
57 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 06:54:46 ID:NBHnGuAOO
モリゾーは心配症だなぁ
58 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 07:30:56 ID:X2/yqzAB0
沖田総司
59 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 08:01:56 ID:lHQH1G5kO
俺は心配で眠れなかったさ
寝たけど
60 :
朝比奈:2005/09/29(木) 08:18:32 ID:t5nwK+np0
Romance Symphony〜恋愛交響曲〜第二話
私は日野春香。自宅から約二十分で歩いて通える県立高校に通う一年生。
趣味というか得意な事はフルート演奏。中学の時からずっとやってる。
目標は夏の吹奏楽コンクールの全国大会に出ること!なんだけど・・・。
今年の夏は地区大会止まりで終わっちゃった。すごく悔しい。
だから私は欠かさず朝練にも出て練習してるんだけどね。(朝練は自主練なの)
でも、最近になって朝練に身が入らないのは何でだろう・・・。
折角クラスメイトで同じパートの麻神浩介君も一緒に練習してくれてるのに。
気がつくと、浩介君と二人っきりで練習すると緊張するようになっちゃった。
今日の朝練も浩介君に音程が安定してないよって怒られちゃった。
やっぱり浩介君は上手だし、そんな人と二人っきりだから緊張しちゃうのかも。
浩介君は入部当時から放課後の練習はあまりでない。バイトで忙しいらしい。
それでも、彼の演奏は一年の中では飛び抜けて上手い。
でも、その事をよく思わない人も多く、彼の陰口をよく耳にする。
(麻神君また休みなの?上手い人はさすが余裕ね。)
(けっ!麻神の野郎、ろくに練習もでないで舐めやがって。)
みんなは口々に酷いことを言う。でも、私は知っている。
彼が上手いのはみんなよりもちゃんと練習してるからだ。
練習はかける時間も大事だけど、どれだけ集中してやれるかも大切だと思う。
それに、彼がバイトをしているのには訳がある。
61 :
朝比奈:2005/09/29(木) 08:18:56 ID:t5nwK+np0
「ふぅ、私ももっと頑張ろっと。」
私はお昼ごはんを食べ終わり、購買で買ってきたリンゴジュースで一息ついた。
「春香、元気ないじゃん。悩み事でもあるの〜?」
友達の高木優花が話しかけてくる。
「ん〜ん、なんでもないよ。それより優花、文化祭のクラス出し物どうなるの?」
優花は私の隣の席の椅子によっこらせと腰を下ろす。
「ん〜、候補はいくつか出てるみたいよ。なんだったっけな〜・・・。」
目を閉じて悩む優花の姿はちょっと考える人の像に似てる。
「たしか、喫茶店かお化け屋敷が候補にあったかな。今日のHRで多数決のはず。」
「優花はどっちが良い?」
私が聞くと、優花はそんなの決まってる!とでも言うように腕を組んだ。
「もちろん喫茶店だよ。だって衣装が作れるんだもん。」
「そっか、優花は服作るの好きだもんね。」
「はっはっは〜。裁縫部所属の優花様の力を見せつけてやる!」
優花はそういうと私の飲みかけのジュースを勝手に飲み干して自分の席に戻っていった。
優花は結構美人で、黙っていればもてるタイプだ、と私は思う。
小学生の時からの友達で、優花とはよく休日は二人で遊ぶ。
私は彼女の天真爛漫な所がとても好きだった。
つづく
62 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 09:02:28 ID:X2/yqzAB0
もつかれ
キックス女神X 型3『新入部員誕生』
今のところの主な登場人物
・阿加木響(あかぎ・ひびき)
本編の主人公。空手、テコンドーなどが大好きな女子高生。
・阿加木晴枝(あかぎ・はるえ)
響の姉。響よりも遥かに強い。
・眞壁香織(まかべ・かおり)
小原高校テコンドー・サークルのマネージャー。
・速水海斗(はやみ・かいと)
小原高校テコンドー・サークルの主将。
「お姉ちゃ〜ん。ホントに、アレどこやったのぉ〜?」
「知らないわよ。アンタが自分でどっかにホン投げたんでしょ」
「ええ〜っ。何処に置いたっけ……」
「自分で探しなさい」
響と姉の晴枝が住むアパート。
押入れに頭を突っ込んで探し物をする響。
上京した時に、家から送ってもらったダンボールを物色している。
「確かこの箱だと思ったんだけど…。こっちの箱かな?」
今見ていたダンボールの蓋を閉め、隣にあるもう一つのダンボールを探す。
「あっ、良かったー。あったあった…」
それから30分後。悪戦苦闘した末、何とか目的のものを発見した響だった。
「初めましてのご挨拶〜♪ 余計なことも紹介しよう〜♪」
響が入部した翌日の昼休み。香織は上機嫌で、道場の掃除をしていた。
「何か、気分は上々って感じですね、先輩」
床の埃をほうきで掃きながら、後輩の男子生徒が口を開く。
「それは当然よ、橋本君。新メンバーが入ったんだもん! しかも、有望そうな人材が!」
橋本と呼んだ後輩に、香織は満面の笑みで話し出す。
「彼女が居たら、このサークルも盛り上がるわよ! 速水主将との二枚看板でね!」
「そ、そうですね」
香織のテンションに、やや圧倒される橋本。
「あ、でも、橋本君も頑張ってね。橋本君だって、サークルのメンバーなんだからさ!」
「ああ、はい。わかってます」
「それじゃあ、皆で張り切っていこうか! 目標は全日本制覇でさ!」
「はい! でも、僕はまずは黒帯が目標で…」
「そうね。まずは小さなことからコツコツと、頑張っていこう!」
それぞれ目標を掲げ、盛り上がる香織と橋本だった。
放課後。
「すいません…。阿加木ですけど……」
道場にスポーツバッグを抱えた響がやってきた。
道場内は、サークル・メンバーがストレッチを行っている。
「阿加木さーん、待ってたよ! これから一緒に頑張っていこう!」
おずおずと道場に入ってきた響に香織が笑顔で出迎える。
「それじゃあ、動きやすい恰好に着替えてきてくれる? 道着があれば一番いいんだけど」
「あ、一応、道着は持ってきました。空手で使ってたやつなんですけど…」
「うん、全然問題ないよ。あとで、サイズを教えてね。改めてテコンドー着を注文しておくから」
「はい、わかりました」
「更衣室は体育館のを使ってね。それじゃあ、後でね!」
一通りの話を済ませて、響は体育館へ向かった。
数分後、空手着を来た響が再び道場に姿を現した。
「押忍、お願いします」
「テコンドーでは、押忍はいらないよ」
笑いながら香織が言う。
「あっ、いつものクセで…」
「徐々に慣れていけばいいよ。言葉とかも色々と変わってくるしね」
「はい、わかりました」
二人は笑って、テコンドーの練習に目を向けた。
主将の速水を中心に、4人のメンバーは蹴りの練習をしていた。
「綺麗に足が上がりますね」
「すごいでしょう? 速水主将だけじゃなく、白帯の子とかもね」
「はい…」
感嘆の声を上げる響に、何処となく誇らしげな香織。
「それじゃあ、一旦休憩にしようか。新メンバーも加わったことだし…」
速水の一言でメンバーは練習を止め、汗を拭き、水を飲み始めた。
「みんな知ってるように、今日から新メンバーが加入した」
一息ついたあと、速水が話し始める。
「それじゃあ、阿加木さん。自己紹介をして」
「今日からお世話になる阿加木響です。よろしくお願いします」
速水に促されて、自己紹介をする響。
メンバーは一同に拍手をする。
「メンバーは全員で5人。左から、1年の橋本、2年の宮前と高田…」
速水に紹介され、それぞれが頭を下げる。
「それと、マネージャーの…」
「眞壁香織ですッ。堅苦しいのもアレなんで、ヨロシクね。響ちゃん!」
速水の言葉を引き継ぎ、笑顔で名乗る香織。
「で、俺が速水海斗だ。一応、このサークルの主将を務めてる」
最後に速水が自己紹介をする。
「ところで、響ちゃんはテコンドーについて、どれだけ知ってる?」
「え? まあ、詳しくは知らないですけど、一通りの知識は…」
香織の質問に答える響。
「それじゃあ、ITFとWTFの区別とか、わかる?」
「はい、わかります。このサークルはITF系ですよね?」
「その通り! じゃあ、トゥル(型)やマッソギ(組手)のルールとかはわかる?」
「試合のルールなら多少…。ロー無しのライトコンタクトですね」
香織の続く質問に、響は思い出しながら答える。
「そうそう。それじゃあ、空手の試合の方はどうだったの?」
「一応、それなりに…。最高位は県大会のベスト8まで行きましたけど…」
「そっか…」
うんうんと満足そうに頷き、少しの間、考える香織。そして、
「主将。響ちゃんにマッソギ、やらせてみてもいいんじゃないですか?」
と、速水に提案した。
「え? 彼女に?」
「響ちゃん、全くの素人ってわけでもないですし、百聞は一見にしかず、かと思います」
速水の疑問にさらりと答える。
その提案に、少し考え込む速水。
「まあ、いいか…」
思いの外、すんなりOKする。
「それじゃあ、審判は俺がやるから…。高田、彼女の相手をしてやってくれ」
「え、自分ですか?」
突然の指名に、ちょっと驚く高田。
身長は165cmの響よりも、数センチ高め。
ヒョロッとした体格で、道着の帯は緑帯を締めていた。
「ああ、頼むよ。それじゃあ、阿加木さんも準備して」
しばらくして、道場内で響と高田が対峙した。
「テコンドーにもメンホーがあるんですね」
響が顔につけている面を直しながら呟く。
「そうよ。もっぱら、女子や有級者の試合で使うものだけどね」
「そうなんですか?」
「大会にも寄るけどね。女子でも全日本だと素面だし」
響の言葉に香織が答える。
「響ちゃんは、素面だとやり辛い?」
「いや、そんなこと無いですよ。大会では素面もあったし、それに…あわわっ」
「ん? どうかしたの?」
「な、何でもないです…」
慌てて口を紡ぐ響。
危うく、「素面は喧嘩で慣れてます」と言いそうになったのだ。
「それじゃあ、始めようか」
冷や汗をかく響と準備万端の高田に、速水が組手の開始を促した。
68 :
◆JBL/J113zU :2005/09/29(木) 09:21:13 ID:X2/yqzAB0
69 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 10:05:40 ID:NBHnGuAOO
お二人さんおつー。
今は嫁ないけど
70 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 10:57:33 ID:lHQH1G5kO
おつぅーっ
71 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 11:31:17 ID:lHQH1G5kO
ふぉす
72 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 12:23:36 ID:NBHnGuAOO
ho-syu
73 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 13:08:38 ID:lHQH1G5kO
〃〃∩
⊂⌒( ^凹^)
`ヽ_つ ⊂ノ
74 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 14:24:13 ID:X2/yqzAB0
ほそ
75 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 15:08:56 ID:NBHnGuAOO
hoso
76 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 16:00:35 ID:X2/yqzAB0
hosyu
77 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 16:48:12 ID:stGLHe1+O
ほ
78 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 17:27:14 ID:lHQH1G5kO
書こうよぅ
79 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 17:34:53 ID:X2/yqzAB0
書いてるよ
80 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 17:39:26 ID:NBHnGuAOO
明後日まで待ってよ
「時間は2分1ラウンドで。練習だからライトスパーで、お互い怪我しないように」
速水が二人に簡潔に
「それじゃあ、構えて……、始め!」
開始の合図と同時に、ステップを踏む両者。
(テコンドーだと、どう戦えばいいんだろう…?)
ステップを踏みながら、戦法を考える響。
足技で戦うこと以外は、それほど詳しく知ってるわけでもなかった。
(まあ、いつも通りでいいか。上段蹴りに注意しながら…)
間合いを取る高田に、少しずつ間合いを詰める響。
(よしッ!)
響はゆっくり間合いを詰めた後、大きく足を踏み出し一気に間合いを詰めた。
『ボスッ』という音と共に、上段突きが顔面にヒットしていた。
高田の突きが響の顔面に。
「はい、1ポイント」
速水は冷静に高田のポイントを取る。
「イタタタタタ…」
「だ、大丈夫…? 一応、軽く突いたんだけど…」
顔を抑える響に、心配そうに見る高田。
「だ、大丈夫です。まともに当たりましたけど…」
「阿加木さん。ITFルールでは上段突きも認められてるから、ガード気をつけて」
速水が響に声をかける。
「はい…」
「それじゃあ、続行!」
速水は一度仕切り直した後、改めて組手を続けさせた。
「はーい、時間でーす」
ストップウォッチで時間を計っていた香織が声をかける。
組手2分が終了。結果としては、ポイント差で響の負けだった。
「どうだった? 初テコンドーは?」
面を外し、顔の汗を拭う響に香織が声をかける。
「いや、楽しかったですよ。やっぱり上段蹴るのは気持ちいいですね」
「そうでしょそうでしょ。響ちゃん、筋もいいからもっと強くなれるよ」
「そ、そうですか…?」
「うん、僕もそう思うよ」
響の後ろから高田が声をかける。
「空手経験者って言うのもあるだろうけど、綺麗なヨプチャチルギ蹴るしね」
「ヨ、ヨプ…、なんですか?」
謎の単語にはてなマークが頭に浮かぶ響。
「ヨプチャチルギ。足刀の横蹴りのことよ」
香織が意味を言う。
「足刀蹴りですか。左のヤツは得意なんでよく蹴るんですけどね」
「綺麗に足が上がるから、きっと上手くなるよ。阿加木さん」
「これから、もっともっと練習して頑張ってね!」
二人に褒められ、何とも言えない表情の響だった。
「よし、次は俺と宮前でマッソギをやろう。宮前、準備して」
「はい」
速水と指名された宮前は、組手の準備を始めた。
二人とも、シューズとグローブを身につける。面は付けなかった。
「お、速水主将のマッソギが始まる。響ちゃん、良く見ておいた方がいいよ」
「あ、そうですね」
高田を審判に、速水と宮前が向かい合った。
つづく
83 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 18:46:52 ID:X2/yqzAB0
保守
84 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 19:31:37 ID:X2/yqzAB0
風呂入る前保守
85 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 19:41:46 ID:NBHnGuAOO
おつですおー
今から読むお
86 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 19:59:26 ID:NBHnGuAOO
ひとつ聞いてくれ。
今、家に帰ってきたんだ。そう、そこまでは平穏そのものだった。でもその平穏が脆くも崩れてしまった。
家の電気とまってるorz
87 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 20:14:09 ID:lHQH1G5kO
(・ω)ノ[ロウソク]
88 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 20:33:02 ID:NBHnGuAOO
「違う…違うんだ……。俺は…お前達の輝かしいレスを見れないのが苦痛なんだよ…。」
89 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 20:34:52 ID:lHQH1G5kO
「何を言うんだ!お前はまだ終わってなんかいない。終わってなんかいないんだ!」
今は携帯で?
90 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 20:44:33 ID:NBHnGuAOO
うん。
で、とりあえず落ちるよ
今日も保守できなくてスマナス
早くPC直さにゃならんね
91 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 20:56:23 ID:lHQH1G5kO
お早めにお戻り下さいね
92 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 21:45:20 ID:lHQH1G5kO
また11ころ書こうじゃないか
93 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 22:14:23 ID:X2/yqzAB0
hosyu
94 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 22:36:09 ID:lHQH1G5kO
さあ書こうじゃないか書こうじゃないか。
95 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 22:37:48 ID:lHQH1G5kO
アイヤァー。
電池がないアルヨー。
ってことは書けるのは0時だな
96 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/29(木) 22:40:51 ID:6dzqwe0S0
ノシ
はぁ…もうだめだ…(バタッ)
ノシ
97 :
ももも ◆vt6tklwx1o :2005/09/29(木) 23:03:31 ID:lHQH1G5kO
電池切れる前に保守
98 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 23:30:35 ID:X2/yqzAB0
hosyu
99 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/29(木) 23:55:57 ID:oW3uLQzwO
保守
100 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 00:04:05 ID:/TDQVLh6O
おにゃ書きいいとこ
一度はおいで
投下開始
101 :
夜比奈:2005/09/30(金) 00:09:06 ID:PzO7OyrF0
学校はすごく暇だ。今年は受験が控えているため皆受験勉強をしている。
就職組の俺はなにか疎外感を感じる。友人達はみんな進学するようだ。
(ふう、暇だな・・・。)
ぼんやりと外を眺める。夏を思わせる大きな入道雲が空に浮かんでいる。
もうすぐ夏休みになる。今年も愛利を連れて海にでも行こうなどと考えにふける。
四限目が終了し、帰りのHR後にクラスメート達は次々と教室を出て行く。
それというのも、この学校の方針で三年生は四限目で授業が終わるのだ。
部活をしていない俺は、ただ妹のためだけに放課後までいつも教室にいる。
クラスメイトが殆ど居なくなると、愛理がうちのクラスにやって来た。
「ごめんねお兄ちゃん、四限目の授業が長引いちゃって。」
愛理は誰かの椅子を俺の席まで持ってきて座り、机に二人分の弁当箱を置く。
「いや、気にするな。・・・体育だったのか?」
愛理からはいつもと違い微かに塩素の香りがする。髪も少し濡れている。きっと水泳の授業があったのだろう。
「すごーい、正解だよ!あ、そっか、髪がまだ濡れてる。」
俺はポケットからハンカチを出して愛理の髪を優しく拭いてやると、くすぐったそうに目を細める。
「よし、これくらいでいいだろ。後は自然に乾くな。」
「あ、ありがとう・・・。」
ハンカチをしまい、弁当の蓋を開ける。
「今日も美味しそうだ。・・・うん、美味い。」
「我が家のシェフが腕によりをかけてるからね〜。」
話しながらの楽しい昼食。こういう時間こそがきっと幸せというものなんだろう。
食べ終わり、弁当の蓋を閉める。ごちそうさまというと愛理はすごくいい笑顔になる。
「んじゃ、この後の授業も頑張れよ。」
「うん、終わったらすぐに来るから待っててね〜。」
笑顔で自分の教室に戻っていく愛理の姿を見送る。
やがて一人になると、いつものように本を開く。
102 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 00:10:26 ID:/TDQVLh6O
Pale Cubic-そばにいること-
ある日、僕の無線が先生に見つかって没収された。
授業がつまらなくなった僕は、ダイヤルを何も入らない周波数にして、イヤホンでホワイトノイズを聞いていたのだ。
ホワイトノイズを聞きながら目をつむると、空を飛んでいる気になれる。あても無く、何かを探すわけでもなく、どこまでも、どこまでも。
放課後、職員室へ行った。
「崎坂、授業を聞いていないのは……まぁ、よくない事だが、それより問題なのはコレだ」
担任の岸島先生は机の引き出しから無線を出した。勿論、僕のだ。
103 :
夜比奈:2005/09/30(金) 00:12:04 ID:PzO7OyrF0
愛理の授業が終わるまで暇つぶしに本を読むのがいつからか日課になっていた。
今日もいつものように図書室から借りてきた本だ。
しばらく読書に集中する。
しかし、自分でも気がつかないうちに本に集中できなくなっている。
本を読んでいても、脳裏に浮かんでくるのは愛理のことだった。
昔から意識はしていた。たとえ実の妹だとしても、年齢も二つしか離れていない所為だ。
それに、愛理は日を増すごとに女性として美しくなっていく。
きっと愛理は母さんに似たんだろう。母さんも病に倒れる前はとても美人だった。
時々恐ろしくなる。
俺は愛理のことをそのうち妹としてみることはできなってしまうのではないか。
そして愛理を悲しませてしまうのではないか。
しかしこの気持ちはいずれ抑えられなくなるだろう。
そんな考えが無限ループする。
俺は読み終わってしまった本を閉じる。
時計を見るとまだ六限目が始まったばかりの時間だ。
席を立ち、俺は図書室に本を返しに行くことにした。
図書室に行く途中、必然的に愛理の教室を通り過ぎる。
ちらっと横目で教室を見ると、後ろの方の席に座っている愛理が船を漕いでいた。
「(きっと水泳で疲れたんだろうな。)」
俺はそのまま通り過ぎ、図書室へと向かった。
104 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 00:16:38 ID:/TDQVLh6O
「崎坂、コレは、何だ?」
「…無線です」
「自分でつくったのか?」
「……拾いました」
実際、無線は僕の家の倉にあった。緒方の無線はそれを元につくったもので、オリジナルのコレよりは、無線には見えない。
「本当に、拾ったのか?」
「拾いました」
フッ と、先生が鼻で笑った。顔がニヤニヤしている。
「どこで拾ったんだ?」
「道に落ちていました」
すると、岸島先生は声を上げて笑い出した。周りの先生がこちらを見る。
「そうか、そうか。よしよし、道で拾ったか。……崎坂、ちょっと来い」
先生は無線を隠すように持ったまま、職員室を後にした。
105 :
夜比奈:2005/09/30(金) 00:17:13 ID:PzO7OyrF0
あ、ごめんなさい!被っちゃいました。
申し訳ないので今日はここまでにします。
106 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 00:18:44 ID:/TDQVLh6O
つづく。
岸島 速和 キシマ ハヤオ
当時23歳。国語教師。古典を担当。
比較的ものわかりのいい担任である。
107 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 00:19:47 ID:/TDQVLh6O
ああ!
ごめんよ比奈たん!
気にせず書いてくれよ
108 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 00:48:10 ID:Payl5PxrO
見事に交互に書いていてワラタ
109 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 01:18:48 ID:/TDQVLh6O
死守
110 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/30(金) 01:22:00 ID:nHTrM+T70
ラジオの話好きだー。
それにしても眠れない。
111 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 01:30:29 ID:L7lcsgnw0
星野の蟲また読みたひなあ
112 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 02:01:10 ID:/TDQVLh6O
眠れなかったら保守するといいさ
気が付けば寝てるから
113 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 02:14:24 ID:/TDQVLh6O
保……sy……
ぐー…
114 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/30(金) 03:07:21 ID:t6ByhTBmO
うむ。保守だ。
今、幸のお話を書き直してる。
明日は学校休もうかな…
115 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 04:21:07 ID:m5bfH6700
ほ
116 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 05:20:09 ID:Ck++GnwZO
し
117 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 06:12:38 ID:BmldX5PYO
みんなおつです!
充電復活したお
118 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 07:16:27 ID:BmldX5PYO
ほ
119 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 07:22:56 ID:/TDQVLh6O
し
120 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 07:23:18 ID:m5bfH6700
そ
121 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 08:10:53 ID:/TDQVLh6O
う
122 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 08:23:03 ID:9ZGIDZ8a0
やっぱりまとめ欲しいな
WIKIで作るか?
123 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 09:34:18 ID:9ZGIDZ8a0
保守
124 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 09:46:10 ID:/TDQVLh6O
今まとめサイトつくったら末代まで神として崇められるだろうよ
125 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 10:22:04 ID:/TDQVLh6O
むゅー
126 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 11:32:26 ID:8g608aiFO
保守
127 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 12:30:48 ID:/TDQVLh6O
イ口
I木
128 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 12:33:28 ID:BmldX5PYO
神として奉りますのでどうか作者別でまとめを…
129 :
122:2005/09/30(金) 13:39:48 ID:8g608aiFO
作るのはやぶさかじゃないが、俺は最近のヤツしかしらない
130 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 14:14:28 ID:/TDQVLh6O
そこでログですよ。
131 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 15:16:17 ID:Ck++GnwZO
神様、よろしければ携帯厨にもお恵みを…
132 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 15:21:26 ID:BmldX5PYO
htmlかtxtなら携帯でも串刺したら見れるんだけどね
できれば携帯ページも作ってくださいませ。。。
133 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 15:31:21 ID:/TDQVLh6O
gr氏のあれは機種によれば見れるんだがなぁ…
134 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 15:36:36 ID:8g608aiFO
簡単な物でいいなら考える
とりあえず、時間をくれ
135 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 17:05:14 ID:Ck++GnwZO
まあ無理しない程度におながいします
だがかなり期待しているw
136 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 17:05:57 ID:v3Hn00Sd0
137 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 17:40:20 ID:BmldX5PYO
2ちゃん料金自体が運営公認のネタ
あとはdatで見れない
138 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 18:36:37 ID:/TDQVLh6O
まだ料金プランのひっかけがあるのか…
いつまでもやってるとさすがにうざいね。電車厨がたくさん来た時だけだったらよかったのに
139 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 18:50:27 ID:BmldX5PYO
なに言ってんだ
あんなの結構前からずっと続いてるじゃねーか
140 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 19:28:23 ID:In0KLUTl0
PCのみならWikiで十分だけど、携帯可とちょっとマンドクセ
でも、すぐできそうな悪寒
141 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 20:07:14 ID:aM24NEGc0
wikiだと携帯で見れないのか……
142 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 20:07:44 ID:BmldX5PYO
そのマンドクセをお願いします。。。
143 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 20:13:11 ID:/TDQVLh6O
144 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 20:14:19 ID:/TDQVLh6O
145 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 20:16:02 ID:aM24NEGc0
>>144ってめちゃめちゃフレーム使ってるのに見えるのか。
へー
146 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 20:28:31 ID:/TDQVLh6O
>>145 フレームの表示はされてないけど使ってるんだ…
とりあえず壁紙とカウンター、各リンクと更新履歴は見える状態。
147 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 20:42:28 ID:aM24NEGc0
148 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 20:48:19 ID:BmldX5PYO
携帯で入ったら普通に見れたお
149 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 20:49:48 ID:/TDQVLh6O
150 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 20:54:03 ID:BmldX5PYO
見れた
でもVIP可愛いスレっていつから別の板に行ったんだ?
151 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 20:58:14 ID:aM24NEGc0
152 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 21:05:53 ID:/TDQVLh6O
153 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 21:09:31 ID:In0KLUTl0
>>141 見れないわけじゃないんだが、エライ事になる
多分、パケが
154 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 21:19:49 ID:BmldX5PYO
パケは定額だからいいんだけどな
>>151 そっか。保守のためとか聞いた気がするんだけどまじ?
155 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 21:21:19 ID:/TDQVLh6O
パケのこと心配だったらPCで見た方がいいだろな
156 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 21:28:40 ID:In0KLUTl0
とりあえず、携帯じゃすっきり見れんてのが第一
157 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 21:42:59 ID:/TDQVLh6O
だね。
VIP可愛いよが一番理想的じゃね?
158 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 22:16:14 ID:In0KLUTl0
hosyu
159 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 22:25:55 ID:PzO7OyrF0
喪主
160 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 22:45:49 ID:BmldX5PYO
いやっほーーーうっ!!!!
やっと長かったバイトの日々が終わったぜぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!
161 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 22:55:19 ID:L7lcsgnw0
オメ
162 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 22:59:24 ID:/TDQVLh6O
(´・ι・`)
じゃあ、お話を書こうか
163 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:02:38 ID:In0KLUTl0
めんどくさくなってきた
164 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 23:07:38 ID:/TDQVLh6O
くせぇーーっ!
コイツは面倒の臭いがプンプンするぜェーっ!
165 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:08:44 ID:L7lcsgnw0
mand kurseil
166 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:12:21 ID:BmldX5PYO
がんがれ!! 応援しかできないけどがんがれ!!
>>162 眠くて死にそうな俺に何を書けと?
167 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 23:29:24 ID:/TDQVLh6O
眠そうなおにゃをネタに何か
168 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:30:21 ID:aM24NEGc0
もうさ、OPとED(?)を歌えるようになればいいんじゃないかな?
169 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:30:52 ID:aM24NEGc0
と、めっちゃ誤爆した。ゴメース
170 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:31:58 ID:PzO7OyrF0
捕手
171 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:36:29 ID:In0KLUTl0
もう寝ます
172 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 23:38:38 ID:/TDQVLh6O
そうだなw
OP(OPpai)とED(EroticDebu)歌えれば完璧だなww
なんかさー、誤爆する暇があるなら何か書いてよと
174 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:48:30 ID:aM24NEGc0
今レポート書いてるんだよ!!
175 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:48:33 ID:rBm71Zds0
中途半端に書いているのがあるんだ、さらしてもおk?
176 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/30(金) 23:50:29 ID:/TDQVLh6O
もう中途半端でもなんでもいいから汁するおwwww
177 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:55:04 ID:rBm71Zds0
メチャクチャ少ないうえに続きを書くつもりはないけどなww俺最低wwww
ま、2〜30分かけてかいたから見てくれwww文体は意識して変えてるから変だけどなwwっうぇwww
【VIPより面白いこと】
俺はVIPPERだ。
けど、普通の友人の前では一般人で通っている。
ま、外見も普通だし、性格もVIPのとき以外は普通だしな。
そんな俺が、ある日ひとりの少女と出会う。
そして、そこからこの物語は始まったんだ。
ある夕方のことだった。
俺はいつものように学校が終わって、すぐに帰路に着いていた。
その理由はVIPを見るため。
そして、いつものようにクオリティ低いやつを罵るためだった。
主「……けど、正直VIPもなあ」
最近のVIPは落ち目で、どうも面白くない。
昔はどうのこうの言うつもりはないけど、見たことのあるようなスレばっか。
しかもどれもこれもpartスレで、参加する気も失せる。
主「あーあ……どっか、面白いことねーかなあ。」
それこそ、VIPよりも面白いこと。
178 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:55:41 ID:rBm71Zds0
主「……ん?」
ふと、俺は物陰に落ちていたものに気をとられた。
夕焼けに反射している光、手鏡のようだった。
主「女物だな……男で手鏡持ってたそれも変だけどさ」
誰に言うわけでもなく呟き、俺はその手鏡を拾い上げた。
裏側には傷が入ってしまった四葉のクローバーのデザイン。
幸運にも鏡そのものは割れていなかった。
主「警察に届けるってのも面倒だしなあ。大体、手鏡なんか……」
?「あー! 見つけたー!」
主「へ?」
俺が振り向いた先。
そこには、変な女の子がいた。
いや……なにが変って……。
普通さ……女の子って、学ランなんて着ないよな?
?「返して! それ、あたしのなの!」
主「え? あ、この手鏡?」
179 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/30(金) 23:56:18 ID:rBm71Zds0
俺はそう言いながら手鏡を指差した。
女の子は、「うんうん」と頷いた。
それにしても、女の子と話すのなんていつ以来だろ。
小学校の頃とか、結構話してたと思うんだけどな。
?「お願い、返して!」
主「あ、う、うん」
ここまでしか書いてないwwww
180 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:07:45 ID:7DKBnuU1O
がんがれおww続きヨミタスwwwwwww
>>174 明日から保守に励むから頼む
181 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:11:14 ID:O9V8Zdtd0
>>180 主人公とおにゃのこの名前がキマラナスwwww書けない一番の理由はそれだお(´・ω・`)
182 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 00:14:20 ID:3IypBJ1SO
コウジとキミコだな、うん。
184 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:23:47 ID:O9V8Zdtd0
続き、少しだけ書いてみたお。
まとめてうpと、リアルタイムであと20分くらい書きながらうpどっちがいい?
185 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:25:55 ID:7DKBnuU1O
どっちでもいいお! ワクテカしてる
186 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:26:57 ID:O9V8Zdtd0
先に謝るがクオリティ低くてスマソwwww
?「良かったぁ〜……」
女の子はホントに安心した様子で、大事そうに手鏡を握り締めていた。
うーん、偶然とはいえ困っている人を助けたんだから気分がいい。
主「偶然拾ってよかったなあ」
俺は女の子に聞こえないくらいの小さな声でそう呟いた。
女の子と話をするなんてそんなこと……想像しただけでガクブルだ。
……あれ? でも、俺拾った場所から動いてないような?
じゃあ、どっちにしろこの子は手鏡を見つけたんだろうなあ。
?「……あんた」
主「え?」
187 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:31:19 ID:O9V8Zdtd0
何か聞いてはならなかったことを聞いたような気がして、俺はつい聞き返した。
そして気づく、女の子がなにやら凄い形相でこちらを見ているのに。
え、ちょ、おま……俺、なんか悪いことしたか?
いや、してないよな、してないよな、してないしてないしてない。
してないのに、なんで。
?「この、さいってーやろう!」
バシーン!
……なんで、ビンタされなきゃいけないんだ?
188 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:36:46 ID:O9V8Zdtd0
主「いたたたた……」
?「ゴメンナサイ……」
主「い、いいけどさ。いきなりビンタはやめとこうよ」
?「……うん」
ビンタされたあと、俺は近くの公園で頬を冷やしていた。
ハンカチなんて持ってなかったんだけど、何故かさっきの女の子が貸してくれた。
ビンタされた後、俺は少しうろたえながら彼女に説明をした。
今ここで拾ったこと、警察に持っていこうと思っていたこと。
大体、手鏡なんて俺には不要だということ。
189 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:43:04 ID:O9V8Zdtd0
主「もう大丈夫だから、ハンカチありがとう」
意外なことに話し始めてみると女の子でも普通に話せた。
まあ、男友達と話しているようなもんかもしれない。
学ラン着てるし……でも、その割には髪が肩よりも長く女の子らしい。
男かと一瞬考えたけど、この顔立ちで男だったらそれはそれで嫌だった。
?「べ、別におれいなんて……そもそも、あたしが悪いんだから」
主「大切なものだったんだろ? だったら仕方ないよ、うん」
俺はそう言って、彼女に絞ったハンカチを渡そうとした。
だが、少女は受け取ろうとしない。
フルフルと首を振って、無言のまま立ち上がった。
190 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:52:15 ID:O9V8Zdtd0
主「あ、ちょっと、どこいくんだよ」
?「帰るの」
主「それはいいけど、ハンカチは?」
?「いらない。あげる」
主「あげる、って言われてもなあ……」
正直、俺はこんな女の子のハンカチを使うようなキャラじゃない。
……つーか友だちに笑われるな、これ。
主「返すよ、ほら」
?「いらないってば! 男の人が使ったハンカチなんて使えないでしょ」
俺が差し出して腕を払いのけて、少女はそう言った。
主「……そんなもんなの?」
普通の女子ってそこまで気にしないような気もするんだけど。
……変なのはどっちだ? 女の子と話さないから分からん。
俺が考えているうちに、少女は早足になって立ち去ろうとしていた。
191 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:53:24 ID:O9V8Zdtd0
?「さあ? それじゃ……ビンタして悪かったわね」
主「あ、ちょっと」
呼び止める。少女は少し怒ったような感じで、双眸を吊り上げた。
あ、こうやってみてたら結構可愛いんだなこの子。
ツリ目だけど、全体のイメージにあってるっていうか……。
キツめの運動部、って感じだなあ。
?「なによ、まだなんかあるの?」
主「名前は?」
?「……ナンパする気? もっかいビンタされたいの?」
あ、なんか空気が冷たくなったかも。
結構……本気っぽい?
主「違う違う! 俺は、ただ……」
君にハンカチを返したいから。
そう言おうとしたところに、口を挟まれた。
192 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:53:46 ID:O9V8Zdtd0
?「別に名前くらい教えてもいいけどね。キミコよ」
主「キミコ?」
キ「そう。もういいでしょ? それじゃ」
少女……キミコはそう言って、公園から出て行った。
颯爽と歩いていく姿と学ラン姿、そして長めの髪がとても不思議な光景に見えた。
その髪が夕暮れに朱く染まっている。
綺麗だな、と思った。
主「……あのさあ!」
そう思った瞬間、俺は無意識のうちに声をはりあげていた。
俺の声に反応して、キミコがふとこちらを見る。
主「俺、コウジっていうんだ! またな!」
声が届いたかどうかは分からない。
ただ、少女が一瞬だけ呆れた顔で息を吐いた気がした。
193 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 00:54:42 ID:O9V8Zdtd0
ここまで全力で書いて疲れたお(´・ω・`)
そろそろ寝るから、続きは需要があったら書くお。それじゃ、つまらん話でごめんなwwwww
194 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 00:58:10 ID:3IypBJ1SO
いや、よかったよ。
しかし何故ビンタされたんだ?
コウジとキミコは俺が偶々東京タワー読んでたからww
195 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:00:01 ID:s8KPMC6h0
>>193 お疲れでっす。
うーん、ちょっと興味ある、自分も書いてみようかなぁ…。
学生(先輩(女)&後輩(男))のお話を少ーし練ってたりするんですがッ、
投稿とか初めてだしテラコワスw
196 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:00:12 ID:O9V8Zdtd0
>>194 それは続きで明らかにするおwwwでは、ホントに寝るわノシ
っておまwwwそれか理由www
197 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:01:08 ID:O9V8Zdtd0
>>195 (`・ω・´)シャキーン 寝ようと思っていたのに眠気がうせたではないかwwww
198 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 01:06:22 ID:3IypBJ1SO
じゃあ今日は僕は書かなくてよさげですね
>>195 「誰もがはじめは初心者」
199 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:06:54 ID:s8KPMC6h0
>>197 うは(;・ω・ノ)ノそりは失礼ッ。
反応を恐る恐る見て寝ようかと思ってたのは秘m(ry
明日、用事あるからいい加減寝ないとヤヴァスorz
書いてもいい雰囲気だったら罵倒覚悟で明日にでも少し突貫しようかナ。
200 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:08:46 ID:O9V8Zdtd0
>>198 書く必要が生まれたおwww
>>199 明日か、じゃあ様子見に来るおwww
ていうか俺も明日8時から用事wwwwうはwwwww
201 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:09:24 ID:7DKBnuU1O
全然つまんねくねーよ!!!
おつ!続き期待してるお!
>>195 初めてとかは知らん。
とりあえず、だ。
wktk
202 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:14:05 ID:s8KPMC6h0
>>198 有難いッお言葉だッ。
そして、ゴメンナサヒ、床につかねヴぁ…是非書いて頂きたい。
>>200 無理だったら申し訳ナサスwww
うはww寝なきゃ辛いwww自分も7時起き…時間ヤヴァス ( д) ゜。
朝弱いのでそろそろ、また暇を見て来させてもらおうかなッ、
お休みです。
203 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 01:20:25 ID:3IypBJ1SO
あいや分かった!
重い腰上げるおwww
しかし未だにガチで腰が痛いwwww
204 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:30:28 ID:7DKBnuU1O
モリゾーも書けよぉ
205 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 01:31:53 ID:3IypBJ1SO
先生さ無線を隠すように持ったまま職員室を後にした。
既に校舎内に生徒は殆ど残っていなくて、吹奏楽部の楽音と校庭で活動してる野球部の掛け声だけが聞こえる。
Pale Cubic-そばにいること-
岸島先生は放送室に入った。
日当たりの悪い部屋で、廊下にいるより寒かった。
「崎坂、正直に言え。道で拾ったんじゃ、ないな?」
「…………」
「大方、自分の家の倉で見つけて、直したんだろう。違うか?」
「…………」
「ハハッ……そう堅くなるな。無線は返してやるし、咎めはしないさ。…ホラ」
先生は無線を僕に差し出すと、部屋の奥の、長い間使われていないものが沢山置かれている所を物色し始めた。
206 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 01:41:39 ID:3IypBJ1SO
僕はわけがわからなかった。
「俺もなぁ、一時は無線にハマってたんだ、よっ、と」
棚の一番上の段の、奥の方からホコリと共にダンボール箱が下ろされる。
「先生、無線は違法ですよ」
「お前に言われたかぁ無いね。崎坂には…コレをやるよ」
そう言って先生はダンボールを開けた。中には、色々なアンテナや、機器が無造作に詰め込まれている。
「先生、コレは…」
「お前の無線は見た所振幅変調を範囲狭くして使ってるようだが、この…」
箱からアンテナキットを取り出した。
「範囲が小さいなら周波数変調にした方が変なノイズが混じらなくていいぞ」
先生は放送室の戸を開けた。
「何か困ったことがあったら、俺に出来ることだったらやってやる。あと、授業はちゃんと聞くんだぞ…」
ダンボールを抱えて、僕も続く。
「それと……」
先生が振り向いた。
「危なくなっても、簡単に諦めるなよ?」
207 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 01:45:37 ID:3IypBJ1SO
トゥドゥク
用語
・振幅変調(AM):雑音(ノイズ)が多いが、距離は長い。
・周波数変調(FM):雑音が少ないが、距離は短い。
・ホワイトノイズ:何も放送されていない局に合わせた時に入る。砂嵐。
次回は佐伯といい感じ。
208 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 01:54:42 ID:7DKBnuU1O
おっつー
モリゾーの文才には毎度驚かされるお
209 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 02:00:30 ID:3IypBJ1SO
そんなに文才無いおwww
厨学の夏休みの宿題の論文を母親に書いて貰ったら県知事賞だったおwww
カーチャンクオリティテラタカスwwwwwオレクオリティギガヒクスwwww
ついでに言うと田中康夫背がヒクスwwww
210 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 02:19:40 ID:7DKBnuU1O
それってもしかしてかーちゃん譲りなんじゃね?
211 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 02:27:16 ID:3IypBJ1SO
沢山本読んだらこんなもんじゃね?
俺小論文書くと点数低いし。
環境問題から家族のふれあいに発展したせいでwwww
212 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 02:34:17 ID:7DKBnuU1O
本読むだけじゃここまでならんだろw
まぁ論文みたいな糞なもんよりこんな感じのお話で本領発揮するタイプに一票
213 :
れあ:2005/10/01(土) 02:38:22 ID:pQsaQvDj0
はいはい番外編番外編。
おにゃのこ出ない出ない。
----------------------------
これは、2年生の頃の物語。
「おう、佐藤。お前学校くるの何日ぶりだよ」
七海が不意に俺の方を向いてそう言った。
いつも気配を消して行動してるつもりなんだが、アイツは何故かいっつも俺に気づきやがる。
ヲタでサボリ魔の俺など、大抵の奴は見向きもせず視界に入れないんだけどな。
特に、この進学校で上位の成績を収める七海みたいな奴は。
「1週間くらい来てなかった気がするねぇ。もう留年するかもしれんな!!」
「まったくだな……また痩せたんじゃないか? お前」
「そうかー?」
……いくら目立たないようにしてても、身長180cm体重4*sじゃ目立ちすぎるか……。
七海が自分が目立たないようにしてても目立ってしまうくらいには。
まともに俺の相手をする奴なんか七海くらいのものだから、なんだかんだで仲はいい。
お互い勉強教えあったりは結構するし。
そんでもって俺と七海がこうして仲良く会話してるとこう、背後の方からヒロがじとーっと……
睨まれても困るから。俺一応そういう趣味ないから。
多分。
214 :
れあ:2005/10/01(土) 02:38:56 ID:pQsaQvDj0
いやまぁ、七海くらいの美形になればそういうのを超越した部分はあるんだけど。
外見のおかげで近寄り難いやらヒロが監視してるやらで、七海も友人はあまり多くないみたいだ。
「そういや、演劇部潰れるんだって?」
俺はつい最近入手したばかりの情報を口にする。
七海は一瞬「なんでそんなこと知ってるんだ」とばかりに眉を歪めたが、すぐに苦笑いの表情になる。
「あぁ、六花の奴会長に就任して最初の仕事がそれかよ、って感じだ」
まぁ六花としてみればそれが目的で会長になった可能性も少なくないぞ……。
七海は諦めたような、少し寂しそうな表情を浮かべて、笑う。
「人数も少ないし、大した成績もおさめられないし、おまけにやたらと金を食う。
仕方ないと言えば仕方ないさ。六花と戦って勝てるとも思わんし、潔く諦める」
……おいおい、未練たらたらの表情でよくまぁそんなこと言えるもんだ。
可哀想なくらいに七海はホントに未練たらたらで、今この時ですら泣きそうにも見える。
ブラコンの妹を持つ兄ってのも大変だな……。
詳しいことは分からないけど、七海にとって演劇部ってのは大事なものだったんだろう。
いつも嬉しそうに先輩にこんな人がいて、仲間がこんなことをやって、
後輩はどういう風なのか、と楽しそうに話している。
お気に入りは後輩の遠野翼、という子らしくて彼女の演技について熱っぽく語ってたこともあったっけ。
215 :
れあ:2005/10/01(土) 02:39:44 ID:pQsaQvDj0
本人は自覚してないかもしれないけど、七海はその遠野翼とやらが好きなんだろう。
遠野、という名前を出しながら少しはにかんだように笑う表情は強く印象に残っている。
この才色兼備、文武両道の男を惚れさせるとはどういう女なんだか……今度調べておこう。
まぁ、それはともかくとして。
演劇を楽しんでいる七海の姿は打ち込めることを持たない俺にとっては羨ましいことで、
(今はネトゲにはまってるけどなんか違うと思う。別に止めたからって未練が残るとは思えない)
それを失ってしまった七海は酷く、なんというか、表現しにくいけど。
とにかく俺は七海の頭をがしがし撫でてやった。
「うあっ!!」
唐突に頭を撫でられて七海が悲鳴みたいな声をあげる。
うむ、反応がよくて面白い。
七海が俺を睨んで口を開いたが、何か言う前に俺は声をあげた。
「また、出来るといいな」
「……何を」
「演劇」
と、言うと。
彼は一瞬戸惑ったように口を閉じて、前髪を掻き上げながら、俯いてぽそりと
「ありがとう」
と乾いた声で口にした。
いつか、出来るのならば。
コイツのために何か舞台を用意してやれたらいいと思う。
あんまり何か建設的なことに熱中するなんてガラじゃないけど七海と何かをやるのは楽しそうだと思うのだ。
七海にとっては単なる同級生なのかもしれないが、
教室の隅でぼんやりと黒板を眺めていただけの俺に声をかけてくれたのはお前だけだから。
216 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 02:40:26 ID:pQsaQvDj0
はいはい終わり終わり。
217 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 02:51:18 ID:3IypBJ1SO
俺なんかよりれあちんだな。
学園モノが書けるのがウラマヤシス。
さて、右手の痛みも引いたしオナニイして寝るお。
218 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 02:58:34 ID:7DKBnuU1O
正直な話、遠野たんが一番だけど佐藤も中々・・・
219 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 04:13:55 ID:Hsguy5bI0
ほおおおおおおおおおおおおおおおお
220 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 05:49:46 ID:/RoloaZFO
保守
221 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 06:51:02 ID:Wp6PUTT30
保守
222 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 07:46:05 ID:3IypBJ1SO
おはゆー
223 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 08:30:46 ID:Wp6PUTT30
うはwwwwwGJwwwwwwww
でもカナが半角になってる・・・(´・ω・`)
携帯だけ?
225 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 08:54:17 ID:+R0qa+zw0
>>218 まぁ、俺も男性キャラだと佐藤が2番目に好きだからな。ってそんなに男性キャラいないけどな。
ちなみに1位:「覚醒七海」2位「佐藤」3位「七海」
>>223 GJ!!
お疲れ様でぃす!!
226 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 08:57:16 ID:+R0qa+zw0
PCでは普通に見れるぞ。
227 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 08:59:49 ID:7DKBnuU1O
覚醒七海か・・・
ホンっトにおまいは壊れが大好きだなーww
PCで普通にってことは携帯だけなんか・・・orz
228 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 09:08:07 ID:Wp6PUTT30
最初、名無しで書いてて後からコテつけるのを見ると、ちょっとムカっぱらがww
名無しのまとめんのメンドクセーだよwwwwww
それを考えると最初からコテのたわごと氏がいい人に見える
229 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 09:11:51 ID:7DKBnuU1O
ごめん、俺ずっと名無しだw
書き方とIDでがんがって判別しる!!
いあ、まじでおながいします
230 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 09:14:06 ID:+R0qa+zw0
ごめす……
俺に至ってはそれだけに留まらず唐突に名無しでわけわかんねぇ投下してる……。
マジごめん。ごめん。
231 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 09:19:20 ID:Wp6PUTT30
要望とかあったら避難所のスレまで。
このスレや保管庫Topにコメントでも桶
232 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 09:25:27 ID:+R0qa+zw0
了解した。頑張って下さい。
よし、学校いってくる。
233 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 09:33:21 ID:7DKBnuU1O
把握したwwwww
>>230 1kの時なんか題名を名前に入れてやがるしなw
234 :
萌える”管理”人さん:2005/10/01(土) 09:59:53 ID:Wp6PUTT30
235 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 10:05:48 ID:7DKBnuU1O
VS七海外伝じゃなくて無題。。。
でもGJ!!!
236 :
萌える”管理”人さん:2005/10/01(土) 10:56:42 ID:Wp6PUTT30
タイトル不明や作者名不明で、ちゃんと名前がある場合は教えてね
訂正するから
237 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 11:15:46 ID:7DKBnuU1O
見てわかったら伝えるお
ちなみにV.Sおよび七海外伝については確か過去ログにも避難スレにも書いてあったはず
238 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 11:39:18 ID:3IypBJ1SO
239 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 12:40:31 ID:hbb+FkEZO
保守
240 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 13:33:33 ID:Hsguy5bI0
ほあれ
241 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 14:24:41 ID:Hsguy5bI0
もすかーう
242 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 14:34:37 ID:7DKBnuU1O
自分が保守しようとした10分以内に保守があると悲しいよな。。。
243 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 14:37:23 ID:Hsguy5bI0
(´・ω・`)ゴメス
245 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 14:46:44 ID:ReKKZNfF0
246 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 15:08:45 ID:7DKBnuU1O
>>243 いあ、保守してもらってありがたいんだよ。
でも自分の間の悪さに悲しくなるだけさ。
だからどんどん保守してくださいw
247 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 16:20:26 ID:3IypBJ1SO
すかさず俺が保守
248 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 16:33:07 ID:6mzlSS4O0
249 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 17:15:08 ID:hbb+FkEZO
保守
250 :
ツバメ ◆VVC7z/TH7M :2005/10/01(土) 17:48:44 ID:/RoloaZFO
251 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 18:09:06 ID:7DKBnuU1O
・・・・・なんで俺だってわかるんですか?
dクス!
252 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 18:12:13 ID:7DKBnuU1O
やっぱ釣りだったのかよorz
253 :
萌える”管理”人さん:2005/10/01(土) 18:59:15 ID:Wp6PUTT30
さて、まとめの続きやるか
書きたい話もあるんだけど
254 :
萌える”管理”人さん:2005/10/01(土) 19:11:36 ID:Wp6PUTT30
255 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 19:12:04 ID:GDVg7xuU0
256 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 19:59:24 ID:Wp6PUTT30
hosyu
257 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 20:08:04 ID:3IypBJ1SO
シベリア豪速球
258 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 20:23:06 ID:7DKBnuU1O
259 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 20:38:43 ID:3IypBJ1SO
260 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 20:48:26 ID:7DKBnuU1O
冗談だってww
やってくれたら嬉しいけど
261 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 20:49:29 ID:Wp6PUTT30
初代スレからまとめサイトの話は出てたんだね
>>258 ぬっ頃す
262 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 20:52:34 ID:7DKBnuU1O
その時は作ってくれるって人が消えちゃって実現不可に・・・
あ、ごめ・・・ん・・・・・
263 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 20:59:29 ID:Hsguy5bI0
クレしんの映画見てきた。感動した猛烈に
264 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 21:06:59 ID:3IypBJ1SO
イジリマタベエカッコヨサス
265 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 21:42:13 ID:3IypBJ1SO
いまラジオの話の新キャラのイメージイラスト書いてたけど主人公より格好よくなった
こいつ主人公で一個書きてえくらいww
266 :
萌える”管理”人さん:2005/10/01(土) 21:48:45 ID:Wp6PUTT30
267 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 21:52:31 ID:3IypBJ1SO
仕事の早いヒトは大好きだ。
ちゅーしてあげよう。ちゅーー
268 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 21:56:20 ID:7DKBnuU1O
うーん・・・そういえばれあたんそんなお話書いてたなぁ・・・・
としみじみ思う。おつです!
>>265 俺は別所ロムってるから書け書けwww
269 :
193:2005/10/01(土) 22:13:08 ID:+/xjRgIJ0
というか、このスレの人って文才ありすぎ。上の投稿見てたら・・・orz
昨夜の続きを書こうと思ったんだけど、コテ名乗るべき?まとめの人が嫌がってるから名無しでいくべき?
270 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 22:16:59 ID:7DKBnuU1O
安心しる。俺みたいな凡人以下もいるw
さあ、書いてくだされ!
コテを嫌がってるんじゃなく名無しを嫌がってるんじゃまいか?
271 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 22:20:50 ID:+/xjRgIJ0
俺も凡人以下だwwwVIPPER何気にすごいやつオオスwwww
あ、いやいや。途中でコテ化するのを嫌がってるみたいじゃん?
272 :
萌える携帯:2005/10/01(土) 22:21:21 ID:hbb+FkEZO
続きならレスアンカー付けてくれればいい
理想としては、投下時限定でコテ
要は判別できればムモンダイ
273 :
L/Y:2005/10/01(土) 22:29:06 ID:+/xjRgIJ0
>>272 了解した!最初から投下時コテにしとけばよかったな、面倒かけてスマソ_l ̄l○
あるていど書いたら投下するわ。コテはこれで頼むwww
274 :
L/Y:2005/10/01(土) 22:57:02 ID:+/xjRgIJ0
>>192の続きだおww
ID違うけど、
>>177 >>178 >>179も俺が投下したやつだお
翌日、俺はクラスメイトにキミコって女の子のことを聞いてみた。
あの子が同じ学校という保障はない。でも、聞かないよりマシだと思ったんだ。
ツリ目で、肩より長いくらいの髪の毛、名前はキミコ。
こんな子を知らないか――聞いた途端、学友は奇妙な顔をした。
コ「な、なんだよ?」
ク「……おまえ、本気なのか? それ、うちの生徒会長じゃん」
コ「はあ!?」
マジカヨ。
そんなアホな……いくら俺でも、生徒会長くらい知ってるぞ。
最近選挙が行われたばっかりじゃん。
髪が肩よりちょっと長くて、少しキツメで、確かチアも掛け持ちしてるやつだろ?
ん……チア? チアって、学ラン着たりするかもしんないな……いや、でもなあ。
コ「んなアホな……いくら俺でも、生徒会長くらい知ってるって」
俺の言葉を聞いていたそいつは、大きなため息を吐いた。
そしてニヤニヤ笑いながらこう言う。
275 :
L/Y:2005/10/01(土) 23:05:28 ID:+/xjRgIJ0
ク「ぜんっぜん知らねえだろ。まあ、お前って女の子に興味なさそうだもんなあ」
コ「失礼だな、普通くらいに興味あるぞ」
わざとそう言った。別に嘘じゃないさ、興味ないこともない。
ただ……はなしかけるタイミングとかがないだけで。
だから俺って女の子の友達いないんだろうな……うは、凹む。
ク「へえ? じゃあ、好きな女の子でもいるのか?」
コ「……それはいないけど」
というか話す相手がいないのに好きとかなるわけがない。
顔とかだけで好きになるほどお子様なわけでもない。
小学校から女の子と話してないから、初恋あったか覚えてねーけどな。
ク「じゃあ、女の子でヌクのか?」
コ「それこそ失礼だ! 俺がするのは、こうやって腕振りながらおっぱ――」
ガタンと音を立てて椅子から立ちあがって……俺は我に返った。
ク「ん?」
コ「………………いや、なんでもない」
276 :
L/Y:2005/10/01(土) 23:15:39 ID:+/xjRgIJ0
あ、あっぶねー……!
一般人の前でおっぱい!おっぱい!ってやるとこだった……。
つか今昼休みなんだから、やってたら他の奴らにも見られていたかもしんね。
ガクブル。
コ「まあいいや、ありがとな」
お礼は言わなきゃな。
立ち上がったついでに教室のドアを開けに行く俺。
学友は俺の様子を見て、からかうように笑った。
ク「どっか行くのか?」
コ「ああ、ちょっと……」
ク「愛しのキミコちゃんのとこへ?」
コ「ねーよバカ」
そういって、後ろ手で教室の扉を閉めた。
いとしのキミコちゃん?
……ねーよ。
277 :
L/Y:2005/10/01(土) 23:16:24 ID:+/xjRgIJ0
区切りのいいところで一回区切るわww
風呂入ったりしなきゃいけないから、続きは12時くらいからまた投下します
278 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 23:18:02 ID:7DKBnuU1O
投下中スマナス
>>271-273 あんまり固くならなくてもいいんじゃね?
コテ名乗りたいなら名乗りゃいいし、名乗りたくないなら名無しで
まぁまたーり臨機応変だお
279 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 23:18:52 ID:7DKBnuU1O
あ、終わってたのか・・・
おつー!
280 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/01(土) 23:19:23 ID:3IypBJ1SO
じゃあ俺も書こうかな
もう少ししたら
どうでもいいがここ最近小説以外の俺のレスが空回りしてるよな?
281 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 23:36:00 ID:7DKBnuU1O
俺もだから気にすんな
282 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/01(土) 23:37:21 ID:kSMHW2/H0
うお、まとめブログが発展してる!!
1スレ目の俺の分終了してるwwwww乙ですwwwwww
283 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:03:32 ID:9J0pSlOa0
ブログ更新してたら風呂入り損ねた・・・orz
あとでいっか(´・ω・`)
さっきの続きだおー
コ「……何組の子なのか、聞いておけばよかった」
俺は途方に暮れていた。
先日選挙があって、当選した。選挙に出たということは2年生だ。
俺も2年生。うまくいけば、何とか見つかるかもしれないと思ったんだが……。
生徒会長が同じ学年でも、俺は女子との交流がない。
つまり男に聞くしかないのだが、他のクラスの男はあんまり親しくない。
コ「さて、困ったな」
ぼやきながら廊下を歩く。
昼休みの廊下は意外に人がいない。生徒は、教室か食堂にいるからだろう。
窓から外を見ると、空が青かった。
天高く、馬肥ゆる秋……だったっけ?
とにかくいい天気で、授業中もついウトウトしたくなるような感じだ。
284 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:07:36 ID:9J0pSlOa0
コ「いい天気だな〜」
?「そうね。こんな日は眠くなるわ」
コ「そうそう! 現代文の授業とか、もう眠くて眠くて……え?」
独り言に返事が返ってきた。
この声は……まさか!?
俺は慌てて声の主の方に向き直った。
途端、ツリあがった眼と眼が合う。
コ「あ、あんた」
キ「キミコよ。せっかく名前教えたんだから、それで呼びなさいよ」
彼女はつっけんどんな態度でそう言った。
あれから一日も経たないうちに再会してしまった。
昨日と違うのは、学ランを着ていないという所くらいだろうか。
あ、いや、今日は髪を後ろで結んでるか。
そして、続けざまに彼女は手に持っていた荷物を俺に突き出した。
見た感じ、なんかの書類か?
結構束になってるし、重そうだな。
285 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:20:23 ID:9J0pSlOa0
コ「……なんだこれ?」
キ「重い」
コ「は?」
キ「重いから持ちなさいって言ってるのよ。どうせ暇なんでしょ?」
彼女は尊大な態度でそう言い放ち、俺に荷物を全部押し付けた。
おわっ、マジでけっこう重い……。
コ「それはそうだけど……じゃなくて、なんで俺が?」
キ「生徒会長命令です。早く荷物を持ちなさい、2年5組の滝川コウジくん」
コ「なっ!? なんで俺の苗字を……クラスまで……」
俺のリアクションが面白いのか、彼女は猫のようにニヤニヤと笑っている。
あ、なんか可愛いかも。俺ってけっこう動物好きだからなあ。
……言い訳みたいじゃん、これじゃ。
286 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:36:04 ID:9J0pSlOa0
キ「昨日、あんたが自分で叫んだんじゃない」
コ「俺は名前しか言ってねーぞ?」
キ「名前だけ聞けば十分よ。見たことのある顔だったし、うちの生徒ってすぐわかったわ」
サラリと匂わせる生徒会の権力。
名前が分かれば簡単に分かるっていうのもなあ……すげえ。
コ「わかったら調べるんか、お前……」
……恐ろしい子!
キ「……なに、その顔? 20年前の少女マンガ?」
コ「い、いやなんでもない」
キ「別にどうでもいいけど。そんなことより、早くそれ持ってついてきなさいよ」
スタスタと歩き始めながら、当然のように彼女は言う。
生徒会長なんてやってるとそんな性格になるもんなのか?
いや……そんな性格だから生徒会長なのか?
コ「おーい、どこまでだよ?」
キ「せーとかいしつー」
コ「どこだよそれ……おい? おいてくなよ、生徒会室なんてしらねーってーの!」
キ「じゃあついてきなさいよ」
287 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:42:03 ID:9J0pSlOa0
俺のことなんか知ったこっちゃない。そんな感じだった。
……お前が荷物持たせてんだろ。
コ「つか、なんで俺が持ってんだよ」
キ「暇ならいーじゃん」
コ「暇だけど何か納得いかねー」
キ「昨日のハンカチの代金ってことで」
コ「なんだそりゃ……」
そんな風に、時々会話をしては黙るを繰り返す。
5分くらい歩いただろうか、ようやくキミコは足を止めた。
生徒会室って意外に遠いんだな……別棟じゃん。
キ「ここよ。ありがと、そんじゃ帰っていいわよ」
コ「は?」
なんだって?
ナンダッテ、オイ?
人をこきつかっておいて、そんな言い草――。
キ「帰っていいって言ったのよ。労働力にはなったし」
コ「……さいですか」
288 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:47:32 ID:9J0pSlOa0
分かった。
こいつ、真性の君臨者だ。
人の上に立つ生き物だ。
コ「そんじゃ帰るわ……」
なんか疲れた。
結局ここまで歩かされたしな。
ったく……アレ、教室に置いてきたしなあ。
放課後、また来ないといけないか?
キ「あ、ちょっと」
コ「んあ?」
キ「ほいっ」
コ「おわっとっと……なんだこれ?」
冷たいアルミ缶。
この色は……やっぱり、コーラか。
キ「手伝ってくれたからね。生徒会室の冷蔵庫にあったもので悪いけど、ジュース」
289 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:49:58 ID:9J0pSlOa0
彼女はそう言って、楽しげに微笑んだ。
中庭から聞こえるほかの笑い声が重なる。
まるで彼女が笑っているようだった。
……笑ったら、イメージ変わるなあ。
コ「……くれるのか?」
キ「いらないなら返しなさいよ」
コ「いや……ありがたく受け取るわ。サンキュ」
彼女の逆鱗に触れたくはない。
俺が素直に礼を言うと、彼女は尖らせていた口を元の形に戻した。
キ「ん。よろしい」
コ「んじゃな……あ、そういやアンタさ、なんく」
キ「キミコか、生徒会長か、どっちかで呼びなさい」
俺の言葉を遮ってそう言うキミコ。
……つえーな、こいつ。
290 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:50:41 ID:9J0pSlOa0
コ「……じゃあ、キミコさんって、何組?」
キ「呼び捨てでいーわよ、同じ歳じゃない。3組だけど、なんで?」
コ「いや、ちょっと聞いておきたかっただけ。そんじゃな、キミコ」
キ「……変なの」
俺の後ろから、不思議そうな彼女の声が聞こえた。
放課後、すぐに3組に行けばいっか。
そんときにハンカチ渡せるだろ。
291 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:51:47 ID:9J0pSlOa0
ここらへんで今夜は限界だお(´・ω・`)
続きはまた今度で・・・次くらいに完結させるようがんがるわwww
292 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 00:54:41 ID:mX87B+fX0
293 :
195:2005/10/02(日) 00:58:50 ID:WQrRyAUx0
>>291 どつかれさんです。
昨日、チラッと出没した若輩者です。
何とか一応仕上がりはしたので…のっけて見ようかな…
やっぱ難しいw悩んで悩んで、何時間だろうww
294 :
L/Y:2005/10/02(日) 00:59:52 ID:9J0pSlOa0
>>293 書いたのかwww乙wwwww
今から風呂行くから、あがってきて投下されてたら食い入るように読むおwww
295 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 01:00:40 ID:Rs0SUMoJ0
щ(゚▽゚щ)
296 :
195=お空さん:2005/10/02(日) 01:03:42 ID:WQrRyAUx0
見てみたらIDが昨日と違う罠wちょいと失礼ながらコテハンで投稿
させて貰っとこ。。。orz
ではでは、結構長くなってそうなので何回かに分けますね、
クオリティはギガヒクスなので期待しないでイタダキタヒwwww
297 :
お空さん:2005/10/02(日) 01:05:09 ID:WQrRyAUx0
「何が『就職率120%!貴方も本校で将来安泰!』だよ…アホらし…」
定期的に送られてくる専門学校や塾のチラシを見もせずにごみ箱に叩き込む。
「そんなに上手く行ったら…誰も苦労しませんよ、と」
そんなツマラナイ日課を終えた後、そそくさと朝食を済ませて家を出る。
母親の怒鳴り声を背に何時もの道を歩きだす、何の変哲もない通学路。
「あ、ココアだ、ココア買おう…上手いんだよな、コレ」
朝一の外で飲むひんやり冷たいココア…
人知れず顔が綻びる、朝一番の内緒の笑顔だ。
自販機に手を伸ばしてお気に入りを取出しにかかる俺。
「!?」
平穏は一瞬にして崩れ去った、アンニュイな気分もろとも…
「あっちぃ!?何だよこれっ!?」
放り出しそうになった缶を両手で受けとめ、ポケットの中に放り込む、
ミニサイズはこういう時に便利だ、なんて苦笑しつつ問題の陳列品を見た。
「あ…」
『あったか〜い』
「っ信じらんねぇー…。」
298 :
お空さん:2005/10/02(日) 01:07:34 ID:WQrRyAUx0
OVER SKY〜明日への光
―俺は、三蔵良孝、16才、高校生。特に成績が良いわけでもないし、
スゲェ特技なんてのも無い、夢とかやりたい事とかも別に無いし…
んー、将来はまぁ普通に定職つけりゃぁいいや、なんて。
とにかく、自分で言うのも変だけど、フツーの学生なんだよ。
―ゴーン、ゴーン…
授業終了のベル。退屈な時間を振り払うかの様に湧き上がる教室、
それを尻目にそそくさと退室をハカる。
「よっし―、今日カラオケ行かね?」
「わーりぃ、今日はちょっとな」
友人達をかわしつつ教室を出て、一階の隅にある小部屋に入る。
「…いい加減に終わらせないと」
年に数回発行される校内雑誌を作成するのが俺の所属する委員会の仕事。
所属の生徒は殆ど提出したみたいだけど、俺はまだ半分位しか書けていなかった。
「ハァ…ったる…」
悩んでばかりでほとんど進まない、だんだんイライラしてくる
「くそー…くそー…何でこんなにもっ…」
と、理不尽な怒りに振り回されかけたその時、声が響いた
299 :
お空さん:2005/10/02(日) 01:08:34 ID:WQrRyAUx0
「落ち着くのだ、よっしぃ、君はやればできる子!!」
あっけに取られる俺を余所に声の主は高々と続ける
「あたしもネタが無い時は苦しむんだよ〜…いやぁ、まいっちゃう
よねぇ〜…。」
もそもそと奥のソファーから起き上がってウィンク。
「せ、先輩!?」
「よっ!」
微笑みながらぱたぱたと手を振る先輩、国末翔子。
俺とは違って、才色兼備・完全無欠なんて言葉が
当てはまる人だ。
「よっ!じゃないですよ、何してんすか…もう3年は―」
「あーあー、いいじゃないいいじゃない、よっしぃもあたしが居たほうが
寂しくないでしょ?…でしょ?」
「別に…」
むくれる先輩、焦る俺
「いや、寂しいですとも寂しいですとも、先輩が居てくれたら嬉しいですとも。」
途端にぱっと明るくなる先輩、不覚にも少しグッときた
300 :
お空さん:2005/10/02(日) 01:09:35 ID:WQrRyAUx0
「うんうん、素直が一番だよ、よっしぃ。家から持ってきたクッキーを
上げるよ」
「どーも」
苦笑しつつ受け取り、口に放り込む
「…む、美味い……」
「ホントに?」
「ええ、美味いっす」
「よかったよー、安心した」
妙に嬉しそうにする先輩に思い当たった事をぶつけてみる
「これ、先輩が作ったんすか?」
「うん!いい感じに焼けたんだ〜…ふふ」
「へぇ…」
暫く雑談を楽しみ、気も晴れたので作業を再開させて貰った。
時計の秒針が奏でる一定のリズムが響く室内、どれだけの時間が
経ったのか日も落ち始め寂しい空気が漂い始めた。
もう夏も終わりなんだと改めて実感させられる、
そういえば自販機のココアも温かいのに差し替えられてた
っけか…。
「よっしぃ」
置いてあったテディベアを抱き上げ、膝に乗せて遊んでいた先輩が
、ふと口を開く。
301 :
お空さん:2005/10/02(日) 01:10:26 ID:WQrRyAUx0
「あのさ、よっしぃはさ、空を飛びたいって思った事ある?」
「え…?空…っすか?」
「うん…飛行機とかそういうのじゃなくて、なんてゆーのかなぁ〜」
ぎゅっ、と膝の上のテディベアを抱きしめつつ小難しい顔で溜息を
付く先輩。
「うーんとね?気持ちで…心で空を飛ぶの…うーん、やっぱり変だね、
自分でも良く解んないや」
てへへ、と少し顔を赤くして苦笑しテディベアを置いて立ち上がった。
「ごめんね、何か訳わかんない事言って、疲れてるのかな〜」
苦笑しつつ、フォローに回る
「疲れてんすよ、先輩…受験生っしょ?」
「んー…んー…うん」
「煮え切らない返事、らしくないっすね」
「そ、そうかなぁ?何か生意気だゾ」
「俺だって言う時は言う…って、先輩!?」
突然先輩がふらりとよろめく
302 :
お空さん:2005/10/02(日) 01:11:12 ID:WQrRyAUx0
「ちょ、大丈夫っすか?!」
駆け寄り、身体を支えて呼びかける、何が何だか解らない…
混乱を必死に抑えようと試みるが矢張り動転は簡単に収まらない。
どうすればいいのか、どうすればいいのか、焦りともどかしさが
全身を支配していく…的確に動けない自分が情けなく、悔しい。
「だ、大丈夫だよ〜…大丈夫…ちょっとね、めまいが、しただけなんだ」
俺の肩に額をつけ、体重を預ける。
「…よっしぃ」
「あ、ちょ…」
予想もしなかった事態に別の意味で動転する、これまた情けねぇ…。
先輩の手に少し力が入り、震える声でポツリポツリ
「あたし、別に完璧なんかじゃないんだよ…勉強出来るとか、運動出来るとか
、そんなんで勝手に期待されて…自分の将来も自分で決められない…
講義すれば反抗だなんてヒス起こされて……」
「先輩…」
「あたし……もう、疲れたよ…」
すすり泣く先輩をそっと抱きしめ、頭を撫でる
「俺みたいなのが言うのもなんだし、解決もクソも
無いっすけど…先輩、優しいから頑張り過ぎるんすよ。
怒られるの覚悟で少し位気ぃ緩めんのも必要だと思うっす。」
嗚咽を漏らす先輩を落ち着くまで、と優しく撫で続ける
303 :
お空さん:2005/10/02(日) 01:12:04 ID:WQrRyAUx0
「俺は先輩の味方っすから、先輩をイジメるヤツ何かいたら
ぶっ飛ばしてやりますよ!」
冗談っぽく腕を掲げつつ笑いかける、我ながら良く言ったモンだ。
「ぅぅ…っ…な、何…それ…」
涙に濡れた顔を上げ、見上げる様にして俺の顔を覗き込み
「…っ…何時にも…増して……稚拙だゾ…!」
少し頬を赤らめ、潤んだ瞳でニッコリと笑う…
そして、再び俺の胸に額を当てて、ゆっくりと…確かな声で言った。
「ありがとう!」
304 :
お空さん:2005/10/02(日) 01:13:20 ID:WQrRyAUx0
―
人は皆、明日に向かって走る。でも、時折自分の走ってる道が
解らなくなったり、走るのを止めたくなったりする。
そんな時、人を救えるのは人しか居ないって俺は思う…
暗い道を照らして、進むべき道を映し出す光、それが
人の温もりなんだ。
先輩が何時か言っていた、世界中の人に笑顔を上げる仕事がしたい
お金になんなくたって辛くたって、そんな仕事がしたい、苦しんでる
人の光になりたい…って。
俺は先輩の光になりたい、今の所夢も目標も無い俺だけど
この女性(ヒト)の笑顔が見ていたい、
そう心の底から思った初秋の夕暮れでした。
Fin
305 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 01:15:54 ID:0IXR4r+0O
おつ
せんぱあぁぁい!
先輩テラモエスwwwwやっぱ年上やね。
そろそろ書くかね
306 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 01:17:58 ID:WQrRyAUx0
君と出会ったき〜せ〜きは〜、こ〜の〜胸にあふれてる
きっと今は〜自由に〜空も〜飛べ〜るはず〜。
駄文乱文申し訳ナサス、長いし(;´A`)
307 :
L/Y:2005/10/02(日) 01:23:33 ID:9J0pSlOa0
乙www先輩モエスwww
誤字あったから一応・・・
>>302の「講義すれば反抗だなんて」→「抗議すれば反抗だなんて」
そしてホントGJ!!!111今後もがんがってほしいwww
308 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 01:26:27 ID:0IXR4r+0O
Pale Cubic-そばにいること-
冬は空が高くなって、電波がよく飛ぶ季節だ。
成層圏に閃光が走る。
今日は珍しく僕1人で工場にいた。置きっぱなしの石油ストーブに火を点ける。
なかなか火が大きくならないストーブの前で、僕は無線のダイヤルを回した。
岸島先生が言った通り、周波数変調の方がクリアに聞こえる。
『…ちら………の撃墜…こちらブラボー4、敵機の撃墜』
上空での戦況報告は暗号回線ではないので、周波数さえ合わせれば直接聞き取れる。
ダイヤルを固定すると僕はストーブに向き直った。
少し赤い女の子の素脚が目に入る。
309 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 01:32:59 ID:0IXR4r+0O
「…佐伯…」
佐伯は何かを見るように、上を仰いでいた。
つられて上を見る。青い空が、小さな窓の向こうに広がっているだけだった。
「こんにちは、崎坂君。…今日もよく、電波が飛んでるね」
「ああ」
遥か上空で、白く煌めくモノが見えた。
同時にスピーカーに音が入る。
『野澤!?おい!返事をッ……糞ォ!!』
1機墜ちたらしい。
「今、色がひとつ、消えたよ」
佐伯が呟く。
僕は無線の電源を切った。
今日はもう、これ以上聞きたくなかった。
310 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 01:36:57 ID:0IXR4r+0O
「崎坂君……そこに、いる?」
無線を切ったから、僕の居場所がわからなくなったんだろう。
「佐伯。僕は、ここにいるよ」
僕は冷えてしまった佐伯の手を握る。
小さくて柔らかい佐伯の手はしっかりと握り返してきた。
「今日は2人で、どこかに出かけようか」
「いいの?私なんか連れてって…大変だよ?」
「……気にするな」
僕は佐伯と手を繋いだまま、駒舞山を下りた。
311 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 01:38:28 ID:0IXR4r+0O
312 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 01:40:31 ID:WQrRyAUx0
>>森蔵さん
どもでーす、バトンタッツィでふ、頑張ってください。
先輩、受けてよかったw
絵ウマッ
>>307 ブフォ、ホントだ、眠い目擦って強行突破して自爆したwww
誤字訂正サンクスです。
そう言っていただけると非常に感激でっす。
313 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 01:42:57 ID:FGN9SwzvO
314 :
L/Y:2005/10/02(日) 01:48:04 ID:9J0pSlOa0
>>311 ブハッwwww絵ウマッwwwwコウジの顔GJです!!!wwwwwwww
つかこんな顔の男がいたらイヤスギルwwwwww
315 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 01:50:24 ID:0IXR4r+0O
>>314 ガラス仮面読んだこと無いから昔みたペリーFLASHのうろ覚え。
確かあんなだったが…
316 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 01:58:10 ID:3/bgwNdF0
こんばんは。
みんな乙です。
ってか保管庫すげーね!
俺は処女作?の幸たんのお話を最初から書きます。
ってか新作が行き詰まr(ry
317 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 02:03:00 ID:0IXR4r+0O
じゃあ俺はそろそろ…
オナニイしてぬるぽ
318 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 02:08:36 ID:3/bgwNdF0
もりぞたん寝るのか(´・ω・`)
319 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 02:19:54 ID:0IXR4r+0O
>>318 ごめんなさい深夜さん。
ぼく…もうねむくて……
320 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 02:24:35 ID:3/bgwNdF0
ゆっくりお休みモリゾーたん。
ずっと頭なでなでしてあげるから。
321 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 02:51:00 ID:3/bgwNdF0
わたくしも寝ます。
誰か保守…
322 :
(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/10/02(日) 03:00:35 ID:Rs0SUMoJ0
☆かな。新しい作家さんが来て盛り上がってるねw
「お空さん」いいね。うまく書けてると思う。何がって聞かれると「一人称」って答えたい。
323 :
(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/10/02(日) 03:01:29 ID:Rs0SUMoJ0
さて、コテつけたんでなんかお題もらえれば保守代わりに何か書きます。
324 :
(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/10/02(日) 03:30:44 ID:Rs0SUMoJ0
ぼ、ぼくは小説が、す、好きなんだな
325 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 04:01:30 ID:Rs0SUMoJ0
そろそろ保守
326 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 04:27:43 ID:Rs0SUMoJ0
\\ 一 万 年 と 二 千 年 前 か ら 愛 し て る //
\\ と っ て も 大 好 き ド ラ え ぼ ん //
\\ 一 億 と 二 千 年 後 も 愛 し て る //
_ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩.
( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡
( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡
_ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩.
( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡
( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡.
| | | | | | | | | | | | | |
し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J
327 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 05:24:44 ID:sSJ70BtB0
はいはい保守保守
328 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 07:02:35 ID:jEwOkuoq0
hosyu
329 :
れあ:2005/10/02(日) 08:12:57 ID:sSJ70BtB0
はいはい、公演中。
-----------------
「音響、3,2,1」
静かに流れてくるピアノ曲。
ネットで拾ったフリー素材だと言ってたから、なんて曲なのかはよくわからない。
明るさこそ先ほどと同じだが、舞台は赤みを帯びている。
夕暮れ。
「糞、みつかんねぇなぁ」
蕪木は身体を伸ばし、舞台の下手側へと向かう。
胸の辺りまである台。
その台の上に窓があるかのように、蕪木は窓を開くジェスチャーをした。
うん、窓は流石に用意できなかったからな。
このジェスチャーは大野が泣くまで稽古させたんだ。わからないと意味がないから。
ヤツはぼろぼろ泣きながら「すいません、もう一回お願いします!」と悲鳴をあげてたっけ。
まぁ、お陰で誰が見ても窓を開けてる仕種に見える。
蕪木は少し、窓の外を覗き込んで、沈黙していた。
ここが、教授が飛び降りた、窓だから。
軽く頭を振ってその感情を振り払い、「風が気持ちいいな」と呟いてみせた。
タカナシもそれに倣うように風を顔に受ける。
心地良さそうに目を細め、作業の手を止める。
「やっぱり、無いんじゃないかな」
数秒の沈黙の後、タカナシが言う。蕪木は眉間に皺を寄せた。
「じゃあ、教授は理由もなく自殺したっていうのか?」
「そうじゃなくて」
ふるふる、と首を横に振ると、タカナシは迷ったような仕種をしながら言葉を選んだ。
330 :
れあ:2005/10/02(日) 08:13:23 ID:sSJ70BtB0
「教授の講義を受けてる人たちの間じゃ、『先生はハネモノに連れて行かれた』って噂だよ」
ハネモノ。
それが何なのか、観客席には分からない。
ただ何か分からないけど、見える人にしか見えない、飛ぶもの。
ソレについて説明するつもりはない。
大野にも、遠野にも、ハネモノがなんであるかの説明はしなかった。
お前たちが何かそれについて頭に描いたならそれが正解でいい、と。
「蕪木も分かってると思うけど、教授には『見えてた』。見えてたなら誘われたっておかしくないでしょう?」
訥々と。ただ訥々と。殆ど棒読みのようなのに、やけに印象深い口調でタカナシは、言った。
「あははははははははははははははははははははっ!!!!!!」
あまりに静かすぎる声を切り裂き、破り捨てる、笑い声。
負けないくらいにわざとらしく、本を読み上げているかのような。
「じゃあ教授はハネモノに殺されたっていうのか!」
きっ、と睨み付けた先にいるのは小柄な女。
彼女は男の視線に怯まない。すっと、音も立てずに歩き出す。
「教授は、ハネモノ研究の第一人者」
「そんなことは知っている」
「教授は言ってた。ハネモノは飛ぶものだって」
「だから、なんだよ」
蕪木の前を通り過ぎ、窓の横までやってきたタカナシはくるりと身を翻した。
「蕪木、本当に分からないの? ハネモノがどんなものなのか、教授のすぐ横で研究を手伝ってたのに」
その言葉は決して蕪木を非難する響きは持っていなかったけれど、
蕪木は声を張り上げた。
「っ分かるわけないだろ!! 俺は教授みたいに『見えて』たわけじゃないんだ!!」
さぁ、長台詞だ。
噛むなよ、大野。
331 :
れあ:2005/10/02(日) 08:13:49 ID:sSJ70BtB0
「俺には何も見えない。見えないんだよ!! 教授みたいにはなれないんだよ、俺は!
考えなかったわけじゃない。教授が俺には見えない何かの所為で死んでしまったんじゃないかって。
でもそんなこと認められるわけないじゃないか! そんなこと認めたら…………
俺は絶対に教授のようにはなれないということと同じなんだから。
でも気が狂って死んだなんてことはもっと認められない! 俺は教授を尊敬してた。
教授みたいになりたかった。その教授が俺には手の届かない存在ということを認めるというのが……
どれだけ辛いことなのか、お前には分からないんだよタカナシ!」
息を継ぐのも惜しいとばかりにまくし立てた男は、はっと顔を上げる。
タカナシは静かに俯いている。
「……音響、3、2、1……」
さぁ、クライマックスの始まりだ。
夕暮れのはずの世界に、不意に流れる月明かりに似た音色。
郷愁に駆られる。ありもしない世界へ、帰りたくなる旋律。
「蕪木、教授はハネモノに誘われて飛ぼうとしたんじゃないかな」
「え?」
蕪木が顔をあげたとき、タカナシはぼんやりと窓の外を見つめていた。
「教授はハネモノに誘われて、この窓を開けて手を伸ばし、ハネモノと一緒に飛んだんだよ。
でもヒトの身体は重いから、教授から剥がれ落ちてしまった。
教授はコンクリートに頭ぶつけて死んだんじゃない。身体から抜け出して飛んでいった。どうだろう?」
ここには、風などないのに。
密閉された体育館の中の、ステージ上なのに。
ふわりとタカナシの髪が風に揺れたように思えた。
332 :
れあ:2005/10/02(日) 08:14:09 ID:sSJ70BtB0
「馬鹿言うな。ただの憶測じゃないか」
そう言った蕪木の声は震え、裏返っていた。怯えている。何かに。
タカナシは悲しそうに微笑んで、小さく呟く。
小さくだ。
でもこの場にいる全ての人に聞こえるようにはっきりと。
「ごめん」
宛先不明の言葉が宙を舞う。
「じゃあ、証明するから見ていてね?」
タカナシはそう言うと窓の桟、に見立てた箱の上へと足をかけ、ひらりとその上に立ち上がった。
あまりにも、不安定に。
窓の外に目をやりながら、タカナシは子供みたいに笑った。
「ハネモノが、呼んでる」
まるで小鳥と戯れるように彼女はひらりと手を伸ばし
「じゃあ、ちょっとハネモノになってくるね」
途切れる、音楽。
ゆるやかに弧を描き、背中から窓の外へと倒れる、遠野、翼。
あ、いや。それはタカナシなんだけど。確かにタカナシなんだけど。
空に向かって手を伸ばし、静かに落下するその少女のラインに白い翼を見たような気がして。
俺は見惚れていた。
その仕種がまるでコマ送りのように目に焼きついて離れない。
遠野が微かにこちらを見て、笑ったような気がしてならない。
333 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 08:14:49 ID:sSJ70BtB0
「つ…………」
ぐしゃっ
滑稽なまでにチープで、それでいてやけにグロテスクな音が、響いた。
あ……あぁ、ここのSEのタイミングは佐藤に任せたからな………。
遠野が落下した先には、走り高跳びなんかに使うマットが引いてある。
その落下の「ぼすっ」という音を隠すための「ぐしゃっ」でもある。
俺は慌てて照明盤を操作した。
舞台上が少し、暗くなる。
「なんだよ、それ」
低く、小さく、蕪木は呟いた。
「なんだよ、それ」
絶望とも混沌ともつかない表情。意味を成さない台詞。
さぁ、もう一度。
「なんなんだよ、それは!!」
蕪木は力任せに、机の上の紙の束を破り、撒き散らす。
白い紙は雪か、或いは羽根のように舞台上を舞う。
世界の中央に立ち尽くした男は己の顔を覆い、掠れた声で、言った。
「なんだよ、それ…………」
334 :
れあ:2005/10/02(日) 08:15:09 ID:sSJ70BtB0
照明がゆっくりと消えていく。
舞台の幕がじぃー、と電動音を立てた閉じていく。
「え、ここで終わり?」とばかりに曖昧な拍手がぱらぱらと起こる。
うん、ここで終わりだ。
幕が閉じきったところでアップテンポの曲が流れ出した。
再び、幕が開く。
舞台上には、たった3人の役者が並び、遠野はこれ笑顔でマイクを握っていた。
「本日は御覧頂き、まことにありがとうございました。
それでは当劇団の劇団員を紹介したいと思います」
はきはきとした声で遠野は一人、一人と団員……この1回きりの劇団の住人達を紹介した。
スポットライトに照らされて、それぞれ頭を下げる。
俺は一番最後に名を呼ばれ、照明席から深々と頭を下げた。
335 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 08:15:45 ID:sSJ70BtB0
やっと公演終わったよ…………
畜生、保守様を怨んでおく。
336 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 08:43:33 ID:HoXuq0DXO
うはwwwwwwwついにキタコレwwwwwwwwww起きてすぐにwwwwアリガタスwwwwwwwGJwwwwwww
この先もワクテカしてるお!
で、次回予告は?w
337 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 08:47:09 ID:sSJ70BtB0
とりあえず学校祭終わるまで待てぃ。
338 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 08:47:19 ID:HoXuq0DXO
339 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 08:48:47 ID:HoXuq0DXO
もう空気読まないからな!
>>337 おk 待ってるからがんがれ!
340 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 09:44:53 ID:HoXuq0DXO
ほ
341 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 09:51:19 ID:0IXR4r+0O
ヤァヤァ皆さん。
おはやう。
342 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 10:40:37 ID:HoXuq0DXO
モリゾーなんか書けww
343 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 10:43:32 ID:0IXR4r+0O
ネタおくれ。
多少ムリっぽいやつでも己クオリティでなんとかするぜ
344 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 10:45:34 ID:sSJ70BtB0
はんだごて。
345 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 10:47:19 ID:HoXuq0DXO
きらきらな感じの
346 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 10:49:12 ID:0IXR4r+0O
桶。
きらきらな感じのはんだごてだなww
きらきらな感じ?
347 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 11:02:20 ID:0IXR4r+0O
僕の隣にいる彼女は、基盤フェチである。携帯のストラップに基盤をつけている程に。
彼女が基盤について熱弁を振るう時、彼女は最高にきらきらとしているのだ。
全く、僕も変な女に惚れたもんだと思う。でも顔は悪くないし、性格も悪くない。基盤フェチな事を除けば、彼女はかなり良い女性である。
「ゆっきー、はんだごて取って」
彼女の舌足らずな声も大好きだ。
でも
それより好きなのは
彼女がはんだづけしている時で
そんな僕も立派な変人なんだろう。
「ぅぁあ熱ッ!!……な、な、何すんだよッ!」
溶けたはんだが手の甲に落ちていた。
SMプレイ?
「ゆっきーエロい目で見ないでよぉ」
「見てねぇよ」
348 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 11:03:00 ID:0IXR4r+0O
すいませんやっぱりムリなものはムリでした
349 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 11:08:33 ID:HoXuq0DXO
そこをなんとかするのがモリゾークオ(ry
きらきらはどこに消えた?
350 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 11:14:13 ID:sfeQcJks0
>>349 2行目くらいにきらきらしてるじゃんかww
351 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 11:14:41 ID:0IXR4r+0O
基盤について熱弁を振るう時、
彼女は最高に きらきら しているのだ
352 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 11:16:44 ID:jEwOkuoq0
名無しさんの作品をどうまとめようか考え中。
IDで分けるかな?
そうか・・・彼女がか・・・・ふ、ふふ・・・・・
orz
354 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 11:21:41 ID:0IXR4r+0O
いや、ほら、彼女の雰囲気がって事で、別に彼女の服がとか、なあ?
355 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 12:06:01 ID:0IXR4r+0O
保守
356 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 12:13:51 ID:sfeQcJks0
疑問に思ったんだけど、ここで書いてる人で自分のHPとか持ってるやついないのか?
357 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 12:16:09 ID:HoXuq0DXO
れあたん
358 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 12:18:58 ID:sfeQcJks0
>>357 そうなのか、サンクスw
ちょっと気になっただけだから深い意味はないんだ、わざわざありがとう
359 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 12:23:44 ID:HoXuq0DXO
探してうpするのか・・・と言ってみる
360 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 12:48:59 ID:0IXR4r+0O
俺もある。
人が来ないから逆にきて欲しいくらいだ。
361 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 12:52:38 ID:jEwOkuoq0
ブログスレで晒してる
362 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 12:56:41 ID:sfeQcJks0
>>359 いや、俺じゃ見つけられないと思うww
>>360 やっぱりあるんだ?訪問客が少ないのは同じだよ・・・orz
>>361 さて、どれなのか教えてもらおうか
363 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 13:01:07 ID:jEwOkuoq0
364 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 13:31:15 ID:0IXR4r+0O
うわぁ…………
365 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 13:49:19 ID:Rs0SUMoJ0
今書いてる短編が書きあがったら記念にもしかしたらサイト作る予定
366 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 13:52:57 ID:jEwOkuoq0
367 :
お空さん:2005/10/02(日) 13:58:04 ID:qyOEeaf70
憧れの一人暮らし、どれだけ夢見たことか
親の束縛から逃れ好きなだけ機械を弄り倒せる
まさに俺にとってのオアシスだ!
そう思っていた、そう信じていた。
だが…
「ちょっと!!うるさいよ!!いい加減にしてよ!!」
「なっ!?」
「機械弄りも良いけど、時間考えてよ!!」
俺のオアシスにいきなり土足で踏み込んできたこの女、
今じゃ色々あってどういうわけか、付き合ってる。
「あ…はんだごてが…」
長年、俺と共に趣味の道を走ってきた相棒とも言えるべき存在が
今、時の流れに負けた、それは初秋の夜の事であった。
「ぅ…ぅわぁぁぁ…遂にっ!!遂にぃぃぃぃぃぃ!!!」
悲痛な叫びを上げた直後、携帯がけたたましい音を上げる
368 :
お空さん:2005/10/02(日) 13:58:38 ID:qyOEeaf70
「…美弥子か」
何かあったのかと急いで手に取って耳にあてる
「うるさーーーーーい!!!ご近所に迷惑でしょ!!!」
「ッ…」
耳が…ちくしょう、心配して損した。
「お前も今のだいぶ迷惑なんじゃねぇの?ご近所迷惑」
「あ…ぅ…ば、ばか!!あんたがうるさいからっ!!もー!!」
「あー…悪かったよ、ただよぉ、聞いてくれよぉ…」
急にしおらしくなった俺の声に少なからず焦ったようで
「ど、どうしたの…!?お腹、痛いの…!?ご飯無いの??」
「…ごてが…」
「へ…?」
「はんだごてが殉職したんだよッッッ」
「…ばか」
ブツッ
「あっ…切りやがった…チクショウ」
打ちひしがれ、無気力に苛まれる。
大事なものを失う虚無感、焦燥感は何時味わっても嫌なものだ
決して慣れる事の無い気分。
ボフッと音を立ててベッドに倒れこんだ
369 :
お空さん:2005/10/02(日) 13:59:05 ID:qyOEeaf70
―ポーン、ピンポーン…
「ぁ…?あ…」
身体を巡る倦怠感を振り払うように立ち上がり、ドアの前に向かう
「はい、向瀬ですけど」
「あ、将一!良かった、出てくれたんだね」
「み、美弥子!…わ、悪ぃ…今開ける」
鍵を外し、ドアを開ける
「ううん、寝てたんだ…ごめんね、起こしちゃった」
「いや、いいよ。どうした?」
一瞬迷ったような表情になった後、顔を真っ赤にしながら
後ろ手に持っていた包みを俺に押し付ける
「これ…」
「ん…?」
「あげる、あ、あの…元気出してね?それじゃ」
そそくさと出て行こうとする彼女の腕を掴み、一言
「ありがとな」
「うん。…お休み」
「あぁ、お休み」
窓から見える星が何時もより輝いて見えた。
370 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 14:00:55 ID:qyOEeaf70
書いてみたけどダミだコリャ(つд`)
ちくしょーちくしょー、きらきらな感じが出ないしはんだごて一瞬だし。
俺も無理でしたorz
そしておはようございます。いきなり投下してスイマセン、
今は反省している。
>>366 更新作業お疲れです。
371 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 14:20:55 ID:HoXuq0DXO
ちっ、無茶しやがって…
お二方おつです
372 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 15:46:44 ID:jEwOkuoq0
hosyu
373 :
萌える”管理”人さん:2005/10/02(日) 16:23:48 ID:jEwOkuoq0
たわごと氏の長編のタイトル知ってる人教えて
初代スレからのヤツ
374 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 16:52:39 ID:HoXuq0DXO
タイトル・・・って聞いてたっけ?
たわごとさんが来た時に聞くしかねーか
375 :
萌える”管理”人さん:2005/10/02(日) 17:53:16 ID:jEwOkuoq0
hosyu
まとめ更新。
たわごと氏のをまとめた。
376 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 17:58:59 ID:HoXuq0DXO
まじだwwwwwwwwwww助かるおwwwwwwww
377 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 18:28:07 ID:jEwOkuoq0
hosyu
378 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 19:17:22 ID:Rs0SUMoJ0
ほも
379 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 20:10:09 ID:0IXR4r+0O
ホモって言うなぁー!!
ホモソーセージのホモって何?
>>338 俺が高校一年生の時。彼女と初めて会った日のこと。
どの部活に入部しようかと、色々なところを周り、最後に俺は美術室に行った。
優柔不断な性格が災いして、多くの部活を回ったので、そこに着いた頃にはもう日が暮れていた。
もう誰もいないだろうな、と覗いてみると、一人の先輩らしき女生徒が絵を描いていた。
紙を見つめる目は真剣で、一筆一筆に魂がこもっているようだった。
その姿をぼうっと俺が見ていると、彼女は俺に気付いて立ち上がった。
「そんなところで見てないで、何か描いてみれば?」
彼女は俺のとこまで来て、俺の手を握った。驚いたけど、嫌ではなかったので俺は従った。
指で椅子に座れ、と指示されて俺は座った。彼女は紙のパレットを一枚破り、絵の具、画用紙と一緒に俺に渡した。
「何でもいいのよ。描いてみなさい」
そう言われて、俺は何も考えずに、画用紙の下のほうに白い線を引いた。
「これは?」
「えーっと。雪、かな」
「今は春よ?どうして冬の絵を描くの」
彼女は笑った。でも、嘲るというより、微笑むといった感じだったので、何故か嬉しかった。
「それにね、雪って白じゃないのよ」
彼女はねずみ色を絵の具に混ぜ、俺の引いた白線に灰色をちょっとだけ足した。俺は驚いた。
只の白線が彼女の手によって、みるみる内に雪になっていくのだ。
「ほんとだ、雪って白じゃないんだ」
「目に見える物は全ては単色じゃないの。色々な色が混ざり合っているのよ」
彼女はそう言って、筆を置いた。俺は彼女の言ったことを頭の中で反芻した。
色、物、混ざり合っている。白や、赤や、青。青?一つの漢字を思い出した俺は言った。
「あの、蒼って何色ですか?」
「え?」
俺は画用紙に漢字でそれを描いて彼女に見せた。ちょっとした遊び心だ。だけど彼女は少しも困ることなくこう答えた。
「青色じゃないかしら。だってあなた、青の絵の具でその文字を描いているのよ」
俺と彼女は声を立てて笑った。
その後、俺は美術部に入部して、彼女と付き合うことになった。この話は僕の大切な思い出だ。
381 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 21:18:23 ID:HoXuq0DXO
>>380 今さらなんかじゃないお!
dクス GJ!!!
382 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/02(日) 21:22:12 ID:LsK3ou0O0
(うぃーん)ただいま〜
ところで過去ログ読み返したんだが自分が死んだと書かれてたな…
しかも鳥一致だし。何者だったんだろな…
>>379 そういえば牛乳もホモ牛乳とノンホモ牛乳ってあるね
383 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 21:25:33 ID:Rs0SUMoJ0
384 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/02(日) 21:29:41 ID:HoXuq0DXO
ホモという字を見るとモリゾーしか思い浮かばなかったのに驚愕の真事実を知った気がする
>>382 おかいりー
あの時は一人で騒いでたよ・・・
でも無事でなによりです
385 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/10/02(日) 21:35:48 ID:aXbzliXX0
【解冬】第五話
翌日の夕方、由里が自室で本を読んでいると玄関のガラガラッと開く音がした。
光雄が帰ってきたと思い、出迎えるために車椅子を部屋の入り口まで動かしたときに、いつもとは違うことに気がついた。玄関から光雄と聞き慣れない女性の話し声が聞こえるのだ。
由里は、開けようと手をかけた入り口の扉を開けずに聞き耳を立てた。
(どうぞ遠慮なく入って。)
(うん、お邪魔します。あ、これが由里ちゃんの車椅子ね?)
(そうだよ。それは外用で、由里なら今は部屋にいるかな。)
そんな会話を聞き、由里は少し混乱した。光雄が自分以外の女の子と仲良くしている所なんて見たこともなかったし、彼女が居るなんて思ってもいなかったからだ。
由里はショックを受け、扉を開けるのを躊躇っていた。
すると、二つの足音がだんだん近づいてきて、扉がノックされた。
「由里、ちょっと入っても良いかな?」
「え!?あ・・・、う、うん。良いよ。」
突然の出来事に声がうわずる由里。扉が開けられ、そこには光雄とその横に一人、見たことのないシュートカットの女の子が立っていた。
「えっと・・・。」
「この子は同じクラスの鏡夏紀さん。今日は漸化式を教えに来てくれたんだ。」
光雄の紹介で夏紀は一歩前に出た。
「初めまして由里ちゃん。片岡君のクラスメイトの鏡夏紀です。夏紀って呼んでね。」
中学生とは思えない美しく整った顔の夏紀に、由里は少しドキッとした。
「あの、綾瀬由里です。わざわざその・・・、漸化式を教えに来てくれたんですか?」
「ええ、こう見えても数学は得意なの。片岡君とは小学校からの友達だし気にしないで。」
夏紀はいたづらっぽく光雄を見たので、光雄はバツが悪そうに苦笑いをする。
「えっとな、俺の友達の中では鏡以外はみんな成績が良くないんだよ。」
「まったく、淳君も浅木君も片岡君くらいは勉強して欲しいわね、ふふ。」
楽しそうに由里の知らない学校での話をする二人を見て、由里はすこしムッとした。
386 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/10/02(日) 21:37:08 ID:aXbzliXX0
「それじゃ、母さん居ないみたいだから僕は飲み物持ってくるね。」
そう言って台所に光雄は消えていった。由里と夏紀はそれを見送る。
「由里ちゃん、お部屋の中に入っても良いかしら?」
「あ、はい!どうぞ・・・。」
光雄が来る間、由里は夏紀から学校での光雄の話を聞いていた。
それは楽しくもあり、光雄の知らないところを他人から聞くのは複雑な気持ちだった。
暫くして、光雄がレモネードの入ったマグカップを三つ持って戻ってきた。
三人でレモネードを飲んだ後に、光雄と由里は夏紀に漸化式を教えて貰った。
夏紀は親身になって教えてくれ、教え方はとても解り易いものだった。
一通り勉強が終わる頃には、窓の外はすっかり暗くなっていた。
「はい、二人ともお疲れ様!そろそろ私帰らないと。」
そう言って鞄を持ち立ち上がる夏紀。
「あ、もう暗いから僕が送っていくよ。」
慌てて立ち上がる光雄。
「あら、いいの?それじゃあお願いしちゃおうかな。」
「由里、僕は夏紀を送ってくるから母さんが帰ってきたらそう伝えておいて。」
「あ、うん・・・、わかった。夏紀さん、今日はありがとうございました。」
由里がお礼を言うと、夏紀は優しく微笑んだ。
「また解らない所があったらいつでも呼んでね。今日はお邪魔しました。」
そう言って部屋を出て行く夏紀と光雄。由里も続いて部屋を出る。
由里は二人を玄関まで見送った後、光雄の夏紀に話しかける時の笑顔を思い出していた。
「なによ・・・。楽しそうにしちゃって。」
その時初めて、今までに感じたことのない切ない気持ちを覚えた由里だった。
387 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/10/02(日) 21:40:43 ID:aXbzliXX0
こんばんは〜!たわごとさんお帰りなさいませ〜。
最近は書き物が滞り気味の佐伯です(つ−;)お久しぶりです。
趣味やら塾やらで時間が取れなくて・・・。
ところで、纏めサイトの管理人さんお疲れ様です!
すごく見やすくてGJです!
私でも手伝える事があったら言ってください!(できる限り手伝います)
388 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/02(日) 21:42:34 ID:LsK3ou0O0
佐伯さんお帰りなさい!^^
友里たんモエスですなw
389 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/10/02(日) 21:56:23 ID:aXbzliXX0
それでは、お先に失礼します。
書き手の方々、保守の方々、纏めサイトの管理人さん、がんばってください!
390 :
萌える”管理”人さん:2005/10/02(日) 22:42:51 ID:jEwOkuoq0
391 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 22:44:16 ID:0IXR4r+0O
(OWO)オトゥ
ホモは加工って意味か……
>>384 ホモって言うなぁーッ!!
うわあぁぁん!(つД`)
392 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 23:10:59 ID:0IXR4r+0O
>>390 thx.
自分の短編読み返したら恥ずかしくなったwww
最後の「トイレも〜」あたりでギャグにしたかったんだろうが逆に違和感の原因にwwwww
393 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:13:06 ID:3/bgwNdF0
そろそろ深夜さんの時間ですよ。
>>390 まとめ管理人様乙であります。
>>392 自分の過去の読むとはずかしくなるのわかる…
俺も小説フォルダにはそんなものがたくさん入ってて…orz
394 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 23:18:58 ID:0IXR4r+0O
し・ん・や!
し・ん・や!
んじゃその後己の時間ですよ……フヒャハ
395 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:21:26 ID:3/bgwNdF0
じゃ、幸たんのお話の編集版をうpします。
396 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:22:35 ID:3/bgwNdF0
それは柔らかな雨の降る夜だった。
俺は今日も夜中まで大学に残って勉強を続けていた。
4月は始まりの月。
飲み会などが続いているが、休む暇はなかった。
もう3年目なんだ。少しでも時間が必要だった。
俺はいつものように22時40分の電車に乗った。
車窓から見える街のネオンが雨の日はとても綺麗に見える。
いつもは騒がしい町並みも違った顔を見せる。それが雨の日だった。
20分程電車に揺られ、いつもの駅に降りる。
ここは学生街といったところか、ワンルームのアパートなどが並ぶ地域だ。
改札を抜けて北口から出た。いつものように向かいのコンビニでビールとタバコを買う。
買い物を済ますと、そのまま路地に入っていく。いつもの変わりない道のはずだった。
歩道に何か白いものを見つけた。
(何だよこれ…)
近づいてみると、それは俯せに倒れている人間だった。
思わず息を飲む。
397 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:23:10 ID:3/bgwNdF0
「だ、大丈夫ですか?」
俺は傘を歩道に置いて、倒れている人に声をかけた。が、反応はない。
彼女は上は白いカーディガンで、下は黒っぽいスカートを履いていた。
「もしもし、大丈夫?」
俺は彼女を抱き上げた。目は開いているが朦朧としている。
具合が悪く、途中で倒れてしまったのだろうか。いずれにせよここにいては風邪を引くのも時間の問題だ。とりあえず、アパートのすぐ近くだったので、俺は彼女を抱きかかえたままアパートの階段をかけ上がった。
ドアを開け、中に入る。狭いアパートだが、新しい物件だし住み心地は悪くないので気に入っていた。
とりあえず、彼女を自分のベッドに寝かせた。あまりきれいではない男の寝床だったがこの際贅沢を言っている暇はない。彼女は、ぼんやりと天井を見つめたままだった。
「今、タオルと何か暖かい飲み物入れるから。紅茶でいいかな?」
しかし彼女は俺の呼びかけには反応しない。俺は仕方なく洗面台からまだ使っていないタオルを彼女に渡そうとした。
すると、彼女はゆっくり、小さな声でつぶやいた。
「あ、あれ…?」
398 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:23:34 ID:3/bgwNdF0
彼女は相変わらず天井を見つめたままだった。
「あ…あ…起きてる?あれ?今…」
「君は道路で倒れていたから、俺が運んだんだよ」
「え…倒れてた?あれ?うん…ああ…」
「今は何も考えなくていいから、ゆっくり休みなよ」
何か理由がある。今は彼女について深く探る事はやめておこう…。
彼女が口を開いてから数分経った。彼女はベッドに腰掛けてマグカップに入った紅茶を飲んでいた。
「あったまるかい?」
しかし、相変わらず反応はない。黒い瞳はぼんやりと彼女の足もとに視線を向けたまま動くことはない。
「疲れたならそこでゆっくり寝て良いからね」
俺はそう言いながら、彼女の濡れた髪を、彼女の首にかかっているタオルでごしごしと拭いた。
やがて彼女は何も言わずにベッドに横たわり、すやすやと眠り始めた。
399 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:24:05 ID:3/bgwNdF0
(ふう…それにしてもどうするかな)
彼女は小さなバッグを肩から提げていた。
本来なら見知らぬ人の荷物などを勝手に見るわけにはいかない。
だが、事情が事情だ。
おそらく彼氏と喧嘩でもしてフラフラ外に出たのだろう。
彼女の知人や家族も心配しているはずだ。とにかく身元を調べなくては。
俺は彼女のバッグを開けた。
カバンの中には、財布と化粧道具とMDプレーヤーが入っていた。
とりあえず俺は財布を開けた。
金は1000札一枚と小銭が300円程度しか入っていなかった。
カード入れには何か手掛かりはないだろうか。
ビデオ屋の会員証、古着屋のスタンプカードの他に、『心療内科・神経科 中央心療クリニック』という病院の診察券を見つけた。
彼女は平川幸という名前らしい。昭和59年生まれということは…俺が昭和58年生まれで今年22歳だから、今年21歳になるのか。
そして俺は、幸がこんな雨の中倒れていた理由が何となくわかった。どうやら普通の内科では診てもらえない病気の主らしい。
400 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:25:00 ID:3/bgwNdF0
とにかくそれは別として、幸の知人や家族の連絡先の手掛かりを探さなくては…
(あ、そういえば、携帯…)
何故早く気付かなかったのだろう。携帯があれば解決するじゃないか。俺はカバンの中を調べた。
「…あ」
中から真っ二つに折れたピンクの携帯が出てきた。 なるほど、これは何かある。
とりあえず俺は幸が目覚めるのを待って、来客用の布団を床に敷いて眠ることにした。
明日は土曜日だから、特に学校に行く必要もない。図書室で過去の研究論文でも漁りたいところだが、今はそんな場合ではない。 女の子を一人、預かっている訳だから。
俺は、部屋の電気を消し、幸の寝ているベッドの隣に敷いた布団に潜り込んだ。
外の雨の音が微かに聞こえる。
幸はすっかり眠っているらしい。きっと疲れたんだろう。
疲れよりも、体調は大丈夫だろうか…心配でならない。
401 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:25:40 ID:3/bgwNdF0
それにしても、やはり普通の出来事ではないようだ。
一体どうしてこんなことになってしまったのだろう。
家出とか、そういった類ならばまだ何とかなりそうだが…
もし何らかの事件に巻き込まれたりしていたのなら…
そう思うと、とてつもなく不安になってくる。今ここで不安になっても仕方ないのだが。
しかし、何故か俺は彼女を、幸を放っておきたくはなかった。
それは、彼女の少し短めに切った黒い髪や、白くて綺麗な肌がそうさせたという訳ではなかった。
何かはわからないが、彼女には(少なくとも)俺を惹きつける何かがあったのだろう。
(この子を守らなきゃいけない…)
頭の中で事件説が浮上した時には、俺はいつの間にかそんなことを考えていた。
俺も相当疲れていたので、ゆっくりと眠りに就いた。
402 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:26:52 ID:3/bgwNdF0
今日はここまで。書きためていたものを投下した。
ちょっとだけ改良を加えてるけどストーリーそのものは今のところは前と同じです。
403 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 23:40:50 ID:0IXR4r+0O
〃〃∩
⊂⌒( ・ー・)
`ヽ_つ ⊂ノ
幸たん♪幸たん♪
……気に入ったキャラクターをすぐ描いちゃうくせは直したい
404 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 23:44:58 ID:0IXR4r+0O
ここから先は俺タイム
そっから先は過疎タイム。
405 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/02(日) 23:52:25 ID:0IXR4r+0O
Pale Cubic-そばにいること-
僕等2人は街で評判の喫茶店に入った。
レトロな内装にシャンソンが流れる感じの良い店だ。
「2名様ですね?こちらへどうぞー」
奥のボックス席へと案内された。
カウンターや2人で着く席はとっくに埋まっていた。
「崎坂君……隣でも、いい?」
ボックス席の片側だけに座る。
お冷やとメニューを置きに来た店員が待ち合わせですか?と聞く。
「いえ」
軽く返事をする。佐伯の肩が少し触れて、僕は少しドキドキしていた。
さっきから手は握っているというのに。
406 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:52:32 ID:3/bgwNdF0
もりぞーたんがイラストを描いてくれるのは嬉しい限り。
俺っちは絵心がないからさぁ(´・ω・`)
もりぞーたん
407 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/02(日) 23:53:03 ID:3/bgwNdF0
もりぞーたん
wktk
408 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 00:08:53 ID:PdunlZUSO
「何か飲もうか」
メニューを手にとって開く。
佐伯のために、ひとつひとつ、ゆっくりと読み上げる。
佐伯は小さな声でありがとう、と言うと少し間を置いて、
「ミルクティーが飲みたいわ」
と言った。
ミルクティーが二杯運ばれてきて、佐伯はわざわざ左手で僕の手を繋ぎ直した。
「佐伯。もし今手を離したら、どうなる?」
「きっと寂しくて、泣き出しちゃうわ」
そんな事を言っている割には、佐伯は笑顔だった。
少し手を緩めると必死で握ってくる佐伯が、愛おしくなった。
409 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 00:18:36 ID:PdunlZUSO
「なぁ、目が見えないってのはどんな感じなんだい?」
「そうね……よく本なんかだと、"真っ暗"って表現するけど、逆なのよ」
「逆?」
「うん。真っ白。多分……"真っ暗"って感じる人は、まだ光を感じ取れる人」
カップを口に運ぶ。
「私は産まれた時から眼球の構造が他の人と違ったらしいの。盲目って言うより、はじめからコレは目じゃなくて……電波を感じ取る機関なんじゃないかな?」
さも他人事の様に彼女は言うけれど、僕にとっては結構重い話だったりした。
「そっか……」
いつの間にかティーカップから立ち上る湯気は消えていた。
冷めてしまったミルクティーをスプーンで少し掻き混ぜると一口で飲み干して、言った。
「出ようか」
「そうね」
410 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 00:22:00 ID:PdunlZUSO
冷たい空気が頬を包み込む。
ふと空を見上げれば、藤色の空の奥にはもう、煌めくものは無い。
「どうしたの?」
何時までも立ち止まっている僕に、佐伯は不安げに言った。
「いや。…佐伯、送るよ」
空がきれいだった。
それだけの事だ。
トゥドゥコゥ
411 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 00:26:13 ID:PdunlZUSO
2人のセクロスシーンはどうします?
人が増えたし、純情な青少年も中にはいるかも知れないではないですか。
http://d.pic.to/kq9p 幸たんと実写版ちせの中の人を並べて幸たんの魅力を引き立たせる作戦
412 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 00:30:45 ID:sh3kPizI0
乙〜。
セクロスのシーンはキレイにでいいから書いてほしいお。
だって、飯とかうんこと一緒でセクロスもあったほうがリアルだから←建前
(正直セクロスシーンが読みたくて読みたくて仕方ないんだけどね)←本音
ちょwwwwwwwってか実写版の中の人コワスwwwwwww
413 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 00:44:22 ID:PdunlZUSO
前田亜季(実写版の中の人)の写真別のにすればよかった……orz.
セクロスシーンは他の方の作品や愛読する村山由佳あたりを参考にしますよ。
まちがってもフランス書院や愛読する田口ランディなんか参考にしねぇwwww
414 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 00:49:28 ID:sh3kPizI0
あれ前田亜季なんだね…無知だ。検索してわかった。
でも孕みってこわいよ(((( ;゚Д゚)))
俺はセクロスはすごくライトな感じに書いてる。
ちなみに好きなのは沢木耕太郎と雨宮処凛。
太宰治や梶井基次郎は神すぎて崇めている。
415 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 00:57:23 ID:PdunlZUSO
文学と呼ばれるものには余り手をつけていなかったなぁ…
阿部公房の汗とかの据えた臭いのしそうなセクロスも好きだけど。
416 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 01:03:36 ID:sh3kPizI0
俺もあまり深く考えずに本読んでる。
やっぱ太宰先生は好き。
安部公房は…砂の女とか?
ってか、もりぞたんと俺しかいないのかw
417 :
L/Y:2005/10/03(月) 01:04:59 ID:4eg/FejB0
いやまあ、さっきから見てはいるけどねw
今夜は書く気がしないからひたすら潜伏するwww
418 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 01:11:28 ID:PdunlZUSO
おっと、深夜さんと2人きりだと思って勝負褌つけてきてしまったぜ。
砂の女が一番おっきした。
ざらざらべとべとしたなかでのセクロスなんか実際にしたら不快極まりないだろうけどww
あとは箱男だね
419 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 01:14:35 ID:sh3kPizI0
L/Yたんいたのかw こんばんわー
ってか書かないのかぁ…(´д`)
俺はベッドの上と旅館の布団でしかセクロスしたことない。
友達が高校の時、神木に手をついて立ちバックしたって話は聞いたがwwww
箱男は謎なお話だった気がする。
420 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 01:17:33 ID:PdunlZUSO
箱男は偶に挿入される写真がまた不気味さを引き立てるね。
医者と看護婦のセクロスをひたすら箱の中で見てるだけだった気がする
421 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 01:31:42 ID:sh3kPizI0
そんなんだったか。
そういや大学入ってから満足に本も読んでないな…
422 :
L/Y:2005/10/03(月) 01:34:24 ID:4eg/FejB0
ここ2年くらいまともに本読んでないような気がするよ・・・orz
423 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 01:37:12 ID:sh3kPizI0
時間があったら寝たいくらい疲れてるから読みたくても読めないのな。
高校の時は電車通学だったからその時間読んでたけど。
お風呂入ってくるね。
今日は久々にお湯貯めて入浴剤も入れちゃったw
424 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 01:41:36 ID:PdunlZUSO
L/Yはまだ大丈夫?
ぼくそろそろねむたくなってきちゃったゆ
425 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 01:42:17 ID:PdunlZUSO
L/Yはまだ大丈夫?
ぼくそろそろねむたくなってきちゃったゆ
426 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 01:47:25 ID:PdunlZUSO
427 :
L/Y:2005/10/03(月) 01:49:31 ID:4eg/FejB0
明日から3日間だけ秋休みなんよー。うちの学校、変な学校だわ
同じくお風呂いってこようかな、忘れてたorz
428 :
お空さん:2005/10/03(月) 01:55:42 ID:LZ9C0Jms0
ゝ`)じーっと覗きつつ舞台の台詞を頭に入れてる内に夜中、ボクも寝るお。
明日は学祭の実行委員ある、メンドクサス…寝ていたいのにぃぃ。
429 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 01:59:06 ID:PdunlZUSO
じゃあ、保守宜しくってことでおやすみ。
おまいら愛してるぜ
430 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 02:01:40 ID:sh3kPizI0
>>427 うちの高校も秋休みあった。前期と後期の間に数日だけね。
>>428 学祭とか懐かしい…俺3年の時は行かなかったなw
彼女が違う学校にいてさ、そっちの学祭行ってた。青春だ…
おやすみ。頑張ってね。
ってかここのスレって高校生多い?
気のせいかな?
431 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 02:02:20 ID:sh3kPizI0
もりぞー、オヤス(・ω・)ノシ
432 :
L/Y:2005/10/03(月) 02:03:27 ID:4eg/FejB0
多いのかもねえ、自分も高校生だし。
そして前期後期の間に秋休みって同じだわww
433 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 02:04:16 ID:sh3kPizI0
学校のシステムって地域によって違うからね。
まさか…L/Yたん北海道民…?
434 :
L/Y:2005/10/03(月) 02:06:03 ID:4eg/FejB0
森蔵たんおやすみ
いや、福岡県民だおwwたぶんシステムが一緒なだけだなwww
435 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/10/03(月) 02:11:21 ID:sh3kPizI0
あれw遠いww
それでは私も寝ます。明日早いから…
夢に大好きなあの子が出てきますように。
L/Yたん他皆様、保守はよろしくであります。
436 :
L/Y:2005/10/03(月) 02:11:59 ID:4eg/FejB0
あ、寝るんだ?おやすみー
そしておきている間は保守がんがろうかねw
437 :
お空さん:2005/10/03(月) 02:12:27 ID:LZ9C0Jms0
書き込むたびにID変わるお。
>>430 青春イイw
ありでっす、頑張りますよー(・ω・)ノ
お休みなさー。
でぁいい加減本当に寝るお、保守の人がんばでふ(−ω−)ノ
438 :
L/Y:2005/10/03(月) 02:36:42 ID:4eg/FejB0
保守〜
439 :
L/Y:2005/10/03(月) 03:44:33 ID:4eg/FejB0
そろそろ保守
440 :
L/Y:2005/10/03(月) 04:03:32 ID:4eg/FejB0
そろそろ寝るお・・・・・誰か頼むorz
441 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 05:13:17 ID:lytG2v8+O
夜中保守、おつでした!
ゆっくり休んでください ノシ
442 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 06:06:46 ID:zaYNAxczO
みんなおつー
443 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 07:04:15 ID:zaYNAxczO
ほしゅ
444 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 07:53:52 ID:zaYNAxczO
・・・なんで人が休みで喜んでる時にバイトが入るのかねぇ
保守
445 :
朝比奈:2005/10/03(月) 08:09:04 ID:Xp8zlBci0
Romance Symphony〜恋愛交響曲〜第三話
結局帰りのHRでの多数決の結果、文化祭での出し物は喫茶店になった。
「はい!皆聞いてー!・・・では次に、係分担などを決めたいと思います。」
黒板の前で委員長の高田君が落ち着きのない皆を纏めている。
優花は元気良く手を上げ、「私衣装係やります!」とすごいやる気だった。
私はと言うと、特に何かが秀でてるというわけではないので残った係をやろうと思っていた。
ふと窓の外を見ると青い空一面に鱗雲が浮かんでいる。しばらくぼんやりとその景色を眺める。
「推薦です!私は日野さんが良いと思います!」
不意に優花の声が聞こえて我に返る。何で私の名前が出たのか解らずに戸惑う。
「では日野さん、それで良いですか?」
「え?あ・・・、はい。」
高田君がそう尋ねてきて、話を聞いていなかった私はつい生返事をしてしまう。
黒板の係分担の所に私の名前が書かれていく。
――ウェイトレス係 高橋霧菜 下峰桜 岡田凛子 日野春香――
「・・・え!?」
私はやっと状況を理解し、すぐさま優花の方を見る。優花はニヤリと笑っていて、ジェスチャーで「ファイト!」と伝えてくる。
「それでは、文化祭までの二週間、各自しっかりと仕事をしてください。」
その高田君の言葉でHRは解散になり、私は号令後すぐに優奈の席に駆け寄った。
「ちょっと優花!何考えてるのよ!」
私は少し大げさに怒る。しかし優花はニヤニヤと笑ったまま耳打ちしてきた。
「(可愛い衣装着れば麻神君にアピールできるチャンスじゃない?)」
その言葉で私の思考が一瞬停止し、すぐに顔が熱くなっていくのを感じる。
「(な、なな!なんで浩介君が出てくるのよ!?)」
そう言い返すと、優奈は眉毛をハの字にさせて大げさにため息をついた。
「はぁー・・・。まったくこの子は隠していたつもりなのかしら。春香って麻神君の事す、んぐぅ!」
私は慌てて優花の口を押さえると周りに目を配った。どうやら誰も今の会話を聞いてない様だ。
口を押さえたままの優花がニヤニヤしていることに気がつき、押さえていた手を退ける。
「今の行動は肯定と見なしますがよろしいですかな、日野春香さん。」
私は観念して顔を真っ赤にしながら小さく頷いた。優花はとても満足そうだった。
446 :
朝比奈:2005/10/03(月) 08:09:42 ID:Xp8zlBci0
その後、無理矢理優花に家に連行され、浩介君との事をいろいろと尋問された。
話し終わった後、意外にも優花は不満そうな顔だった。
「ど、どうしたの優花?」
「あんたさ〜、もう高校生なのに何よそのプラトニックな関係は!デートに誘ったり告白したりしないわけ?」
優花はどうやら私の奥手加減に腹を立てたようだった。
「だ、だって私なんかじゃ浩介君と釣り合わないかなって。それにまだ好きって訳じゃ・・・。」
その言葉に優花から「プチッ!」と音がしたような気がした。優花は私の両肩を強く掴む。
「あんた、そんな調子じゃ麻神君取られるわよ?彼って見た目も良いし人気あるんだから。」
それは知っていた。浩介君が疎まれているのは部活内だけであって、実際には外見の良さから女子の評判は良いのだ。
「他の子に取られても良いの?」
チクッっとした痛みが私の胸を刺す。他の人に取られる・・・。その言葉が反復する。
「良くないんでしょう?」
「・・・う、うん。」
私が頷くと、優花は急に立ち上がった。なにやらもの凄い気合いを感じる。
「よし、春香!すごく可愛い衣装を着て麻神君に特大アピールよ!」
優花の目はメラメラと燃えているかの様に見えた。
「良いわね春香!?返事は!?」
私は戸惑いながらも「う、うん。」と返事をする。
「声が小さい!」
「は、はい!」
熱血な優花のペースに巻き込まれながら文化祭の準備を進めていく私たちだった。
「んじゃ、早速衣装のサイズ計るから。どれどれ・・・・・・。うーん、春香って胸小さいよね。」
「なっ!ほっといてよ!」
先行きは果てしなく不安だった。
447 :
朝比奈:2005/10/03(月) 08:11:52 ID:Xp8zlBci0
登校前に急いで書きました。
誤字などがありましたらごめんなさい!
それでは行ってきます(>−<)ゞ
448 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 08:21:26 ID:zaYNAxczO
ノシ
学校前におつです
449 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 08:26:04 ID:PdunlZUSO
遅くまで保守ご苦労様。
450 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 08:38:05 ID:rGZM+qdv0
なんだおにゃのこって
普通に言えよ気持ち悪い
451 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 08:43:17 ID:B3NgIXHf0
452 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 09:12:00 ID:PdunlZUSO
しかし女の子にすると「女の子描く」スレと間違えやすいかなと
453 :
ムカつく女ども:2005/10/03(月) 09:20:39 ID:Rb7o7IkXO
454 :
L/Y:2005/10/03(月) 09:59:26 ID:7PFrMq1C0
混同しなきゃいいんだから、おにゃのこの方が分かりやすいんじゃない?
455 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 10:04:17 ID:B3NgIXHf0
hosyi
今日の夜、初代スレのまとめはわらせる予定
後は、寮の人氏だけだし。
余裕あれば新しいの投下するかも
456 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 10:11:14 ID:cKS50qCeO
457 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 10:21:19 ID:q4E/1gIC0
458 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 10:55:43 ID:PdunlZUSO
バーチャルの女はだめだろ、と思った
459 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 12:13:35 ID:zaYNAxczO
doui
460 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 13:03:33 ID:zaYNAxczO
あ、バーチャル39%、リアル1%ってのはどうだろ? ほしゅ
461 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 13:19:08 ID:1Di09SCF0
いや、配分は割とどうでもいいんじゃないかな……
462 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 13:23:42 ID:PdunlZUSO
逆に言えば「バーチャルの私なら39%持ち帰られるわ!」って言ってる引きこもりネットアイドルという悲しい現実
463 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 14:05:17 ID:PdunlZUSO
あばばばば
464 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 14:42:09 ID:786j7yvkO
保守
465 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 15:19:27 ID:zaYNAxczO
配分がどうでもいいのはよくわかった
つまり中の人の自演で
>>462 じゃあ早速それで書いてみたまえモリゾー君
466 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 16:00:53 ID:786j7yvkO
保守
まとめブログ作ったヤツは天才だな
物凄い自画自賛したくなったwwwwwwww
467 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 16:20:49 ID:tAr+4PGP0
ども〜
かなり遅くなったけどまとめブログGJ!!!感謝感激です。
後モリゾ、毎度毎度絵がうまいのぉ…w
468 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 16:35:23 ID:tAr+4PGP0
仕事なのでこのへんでノシ
469 :
夜比奈:2005/10/03(月) 17:04:26 ID:Xp8zlBci0
禁断の果実(フォビドゥンフルーツ)〜第三話〜
図書室の扉を開けると、涼しい空気と共に古本特有の臭いが鼻につく。
中に入り扉を閉める。どうやら誰もいないようだ。
読み終わった本を司書の居ない返却カウンターに放置し、新しく借りていく本を物色し始める。
別に暇さえ潰せれば何でも良いので、棚に並んでいる本かた適当に一冊抜き取る。
「(家庭の医学・・・。)」
つまらなそうなので棚に戻そうとしたが、それを思いとどまる。
「(愛理が怪我をしたときとかに役立つかもな。)」
そう思って結局家庭の医学を借りる事にした。
借りていく本も見つかり、図書室を出ようとすると不意に声をかけられた。
「あ、あの、本を借りるときはカウンターに一度持ってきてください・・・。」
後ろを振り向くとそこには女子が立っていた。制服のネクタイの色からして同じ三年生だろうか。
「あぁ、ごめん。来たときは誰もいなかったからつい。」
そう言ってその子に本を渡した。しかしその子はなぜか戸惑っている。
「え?あ!その・・・。」
訝しげに見ていると、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「・・・どうした?」
俺がそう尋ねると、小さな声でこう答えた。
「わ、私は図書委員じゃないんです・・・。」
470 :
夜比奈:2005/10/03(月) 17:04:56 ID:Xp8zlBci0
話を聞くと、その子は図書室に勉強をしに来たところ、俺が本を持って勝手に出て行こうとしたのを見つけて声をかけた。と、言うことらしい。
一見内気そうな子なのに、意外としっかりしてるんだなと思った。
「なるほど、大体解った。しかしどうするか・・・。」
なかなか司書が戻ってくる気配は無く、とりあえず読書用の長椅子に二人で座る。
「君は三年生だよね?勉強しに来たって事は受験組?」
「はい、そうですよ。西河君は就職組なんだよね?」
「あれ?俺のこと知ってるの?」
俺が間抜けにそう聞くと、彼女はくすっと笑った。
「私、西河君と同じクラスの佐藤優です。」
「え!?そうだったのか?すまん、気がつかなかった・・・。」
素直に頭を下げると、彼女はまたも笑い出した。
「気にしないでください。私って存在感ないから西河君が気がつかなかったのもしかたないよ。」
そう言って笑顔で許してくれる佐藤。
「えっと、ごめんな、佐藤。」
それから司書が来るまでの間、俺と佐藤は世間話などをして時間を潰した。
「あ、司書が来たみたいだ。俺はそろそろ行くよ。」
席を立つと佐藤が何か言いたそうな目で俺を見ていた。
「うん、どうした?」
俺が佐藤の言葉を待っていると、だんだんと佐藤の顔が赤くなっていく。
「あ、あの!その・・・、いえ、医学の勉強頑張ってください!」
「あ?ああ・・・。それじゃ佐藤も勉強頑張って。」
「はい!さようなら西河君。」
佐藤と別れ、本を借りた俺は自分のクラスへと戻っていった。
471 :
朝・夜比奈:2005/10/03(月) 17:08:16 ID:Xp8zlBci0
こんばんわ〜。
まとめブログ本当にGJです!管理人さんお疲れ様です。
たわごとさんお仕事頑張ってください!
それと、しばらくの間、朝・夜比奈の投稿はお休みさせていただきます。
どうでもいいと思いますが一応連絡しておきます(;−;)ノシ
472 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 17:57:05 ID:786j7yvkO
乙&保守
473 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 18:17:17 ID:zaYNAxczO
どうでもいい〜?
いいわけねーよ!!!
帰りを待ってますお!
474 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 18:22:28 ID:dS/bnOVSO
475 :
以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/10/03(月) 19:08:11 ID:zaYNAxczO
ほ
476 :
L/Y:2005/10/03(月) 19:55:03 ID:mwgR9UX00
す
477 :
萌える”管理”人さん:2005/10/03(月) 20:04:49 ID:B3NgIXHf0
478 :
萌える”管理”人さん:2005/10/03(月) 20:13:29 ID:B3NgIXHf0
リレーは拾った方がいいのかな?
それと文芸創作板のやつはID出ないからなぁ
479 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 20:19:17 ID:PdunlZUSO
文芸板に誰か書いてたっけ?
480 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 20:22:15 ID:PdunlZUSO
比奈サン、必ずまた来てくれよな
481 :
萌える”管理”人さん:2005/10/03(月) 20:23:45 ID:B3NgIXHf0
>>479 貴女の短編2本とリレーが1つ
短編2本は回収した
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 20:29:59 ID:zaYNAxczO
あぁ、リレーは俺とれあたんだ・・・
なんであんなに暴走してたんだろ・・・orz
483 :
萌える”管理”人さん:2005/10/03(月) 20:30:51 ID:B3NgIXHf0
今日の更新は此処まで
484 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 20:33:14 ID:PdunlZUSO
>>481 感謝の極み
れあたんとかたわごとさんとか名指しでネタにしたアレとかどーしょー
485 :
萌える”管理”人さん:2005/10/03(月) 20:33:58 ID:B3NgIXHf0
今日の更新は此処まで
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 20:41:49 ID:zaYNAxczO
ぬあっ!? 名無しが元に戻ってる?!
487 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 20:46:18 ID:npdEzcC+0
やはノシ
まとめの人、比奈たん乙ですー。比奈たんまた戻ってきてくださいねw
>>486 のまネコの商標登録申請をAVEXが取りやめたからじゃない?
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 20:54:32 ID:zaYNAxczO
それはこーゆーことですか
完 全 勝 利
ってこと?
489 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 20:56:09 ID:npdEzcC+0
どうだかね…AVEXの社長の家に放火するとか書き込みした人がいたみたいだし。まだもうしばらくはおさまらないでしょうね
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 20:59:16 ID:zaYNAxczO
あれって結局阿部糞の自演じゃなかったの?
まぁどうでもいいっちゃいいけど名無しが戻って良かったぁって話です
491 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 20:59:17 ID:PdunlZUSO
阿部糞の問題って余りニュースでやらなかったよね
492 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 21:00:57 ID:npdEzcC+0
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:02:45 ID:zaYNAxczO
494 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 21:04:03 ID:npdEzcC+0
495 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 21:10:29 ID:PdunlZUSO
娘。の盗作問題は上がったのにね
496 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 21:13:08 ID:npdEzcC+0
娘。のメンバーの一人でしょ?
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:14:07 ID:zaYNAxczO
あ、ホントだ
似たようなレスしてたw
>>495 ソレに対する社会の認知度の違い
498 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 21:15:21 ID:npdEzcC+0
499 :
L/Y:2005/10/03(月) 21:16:24 ID:28ZxzFL30
ちーっすノシ 今夜は多分書くww
のまねこ問題解決してなくない?
キャラデザインは変わらず、名前は「米酒」でまた登録しようとしてるよavex・・・
500 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 21:18:14 ID:npdEzcC+0
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:19:32 ID:B3NgIXHf0
のまねこの登録取り下げはあくまで「のまねこ」の文字のみ
モナーの絵は取り下げてない
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:20:13 ID:LW/mVDQn0
このスレは、代々VIPをバカにして
さらに他人のメールを晒し嘲笑するという、趣味の悪いスレです
VIPPERの正義見せ付けてやりましょう
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1128262193/ 過去のVIPをバカにした発言の数々
593 :ほんわか名無しさん :2005/05/04(日) 04:48:11
VIPってアホしか居ないのかな?
まあ、覗いてみたけど、ほとんど中身の無い会話で成り立ってる基地外板なんだがw
649 :ほんわか名無しさん :2005/05/04(日) 05:14:11
やっぱり来たよ
VIPって、人に迷惑かけることしか生きがいのない
クズのあつまりなんだな
703 :ほんわか名無しさん :2005/05/04(日) 05:31:59
VIPって幼稚園児が掲示板やってるところだからなw
VIPやってる奴からのメールとかキモそう
リアルとネットの区別がつかないで犯罪に走るようなやつらだからな〜
765 ほんわか名無しさん sage New! 2005/10/03(月) 21:01:37
VIPPERは来るな氏ね
そして散々バカにしといて過去にスレタイにVIPの言葉をパクる
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:20:35 ID:zaYNAxczO
そろそろ阿部糞には正義の鉄槌を社会的に加えてほしい今日この時間
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:31:34 ID:au3C6cUCO
505 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 21:32:45 ID:npdEzcC+0
そういえば某PC雑誌にVIPのことが特集されていたづらせ^^;
506 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 21:33:41 ID:PdunlZUSO
まぁ何か書こうよ。
ネタ集
弟のエロ本を見つけちゃった姉
江戸時代
アダルティな雰囲気のバー
半バーチャルな女
れあ
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:38:05 ID:zaYNAxczO
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:40:00 ID:B3NgIXHf0
IPな
509 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 21:40:46 ID:PdunlZUSO
>>507 ねとらんじゃなくて?
引きこもり美人なら書けるが素でかわいそうな人は書けねぇな…
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:44:09 ID:zaYNAxczO
よし、とりあえず明日立ち読みしてくるお
>>509 そこをなんとかするのがモリゾークオ(ry
511 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 21:45:40 ID:npdEzcC+0
IPのこと言ったんだがな^^;
ねとらんにも載ってたの?明日見に行ってみるわ
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 21:48:37 ID:PdunlZUSO
>>511 いや、ねとらんは知らないが……多分載ってるな。
じゃあ引きこもり美人で(って書いてる間に頭ん中じゃ話の筋できてるんだけどな)
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 22:03:22 ID:PdunlZUSO
[退屈。来て。]
という簡潔なメールに呼び出され、俺は2ヶ月振りに翔子の家に行った。
翔子は引きこもりだ。学校に来てない。
俺と翔子は遊び仲間だ……遊び場の殆どはネット上でこうして顔を合わせるのは年に十数回くらいしかないけど。
「翔子、入るぞ」
「んー」
2ヶ月前よりは片付けてあるが…こりゃ女子高生の部屋じゃないな。
「こりゃ女子高生の部屋じゃないな」
「うるさいにゃー」
床に積み重ねてあるマンガや週刊誌。
本来それらが入る場所にはプラモデル。
しかも、トマホークやデストロイドなんたらとかマイナーなものばっか。
唯一女の子っぽいものと言えばベッドの上のシーモンキーのぬいぐるみくらいか。
…シーモンキー?
ああ、言い忘れてたが俺がこの部屋に入った時からずっと、彼女は俺の方を見ていない。
その目はディスプレイに向けられている。
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 22:03:55 ID:PdunlZUSO
風呂入る。
ああなんてバランスのとれた体なんだ。
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 22:09:46 ID:zaYNAxczO
コテつけてないモリゾーなんかモリゾーじゃないやいっ!
続きマダー?
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 22:38:56 ID:B3NgIXHf0
スレが止まった
517 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 22:42:33 ID:PdunlZUSO
良い湯であった。
しかしなんてバランスのとれた体なんだ
俺のわき腹画像だけでご飯1/5はいけるな
コテ忘れてた
518 :
たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/10/03(月) 22:42:58 ID:npdEzcC+0
そしてスレは動き出す
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 22:44:28 ID:W4qeSBbC0
ていうか、お題の中の俺の名前が入ってる点について詳しく。
520 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 22:51:02 ID:PdunlZUSO
都筑。
ふと机の上を見遣れば、今俺達が授業でやっている所より2つ3つ先の範囲がノートに書かれている。
「勉強が厭なわけじゃないんだ」
「教室に行くのが厭だ。臭いから」
「臭い?」
「香水臭くて汗臭くて厭だ」
「そしてお前は面倒臭い、と」
俺は彼女のベッドに腰をおろす。
……シーモンキー…
「今良い事言ったなとか思っただろ」
…少し思った。
「保健室登校とかあるんだからさー」
彼女が何も言わないのでぬいぐるみから目を外すと、何かに驚いた顔をしていた。
「どした?」
「そんな便利なシステムがあったとは!」
521 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 22:57:30 ID:PdunlZUSO
「知らなかったのかよ……まぁいいや。来る気になったか?」
翔子は下を向いている。
「……ちゅー」
「……………は?」
「ちゅーしてくれたら行ってやる」
……………。
立ち上がり、彼女に近づく。
少しかがんで、おでこにキスをする。
「ほら、してやったぞ」
「おまいはバカか?」
「わかったわかった」
顎をつかんで強引に上を向かせた。
かわいいやつめ。
「かわいいやつめ」
「それは私に言っているのか?」
……シーモンキー…
「勿論翔子だ」
>>519 僕の頭の中にはいつだって貴女がいますよ
522 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 23:01:03 ID:PdunlZUSO
ああ、書き忘れたけど翔子はかわいいんで。
イメージは絶望先生の小森 霧。
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/03(月) 23:33:16 ID:B3NgIXHf0
止まった
524 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/03(月) 23:46:21 ID:PdunlZUSO
止まったと思うのなら小咄の一つでも書いてみようとは思わぬか
ラジオの話は作者取材のためお休みさせていただきます
“Bizarre daily life”
真っ赤に染まっていた。
染まっているのは……、俺の胸。
何が起こったのかがわからなかった。
赤く染まっている胸を見る。
変わった装飾の施されたナイフが突き刺さっていた。
俺は糸の切れた操り人形のように地面にへたり込む。
力が入らない。
そのまま仰向けに倒れた。
(俺、死ぬのか……?)
あっけない人生だった。
頭は意外にも冷静だが何も頭に浮かばない。考えられない。
あまりにも突然すぎたからだ。
ジムからの帰り道。
暗い道を歩いていたら、不意に何か黒い影が飛び出した。
そして、身構える前に、俺の胸にはナイフが刺さっていた。
熱い……。
ナイフの刺さった胸が焼けるように熱い……。
いや、熱いのは全身か……?
死ぬ間際なのに、良くわからないことを考える。
「…………ているな。…め…とう」
仰向けに倒れている俺に、黒い影がやってきた。
俺を見下ろすように立ち、何かを言っている。
「君は……か…生まれ………。……には素質………」
(もう、ほっといてくれよ……。俺は死ぬんだろ……)
黒い影の言葉を無視して、俺は目を瞑った。
そして、そのまま俺は意識を失った。
『……ピピッ、…ピピピッ、ピピピピッ!』
「……ん、う〜ん……」
遠くから聞こえる目覚ましの音で、俺はゆっくりと目覚める。
「あれ……、どこだ、此処は……」
眠い目を擦りながら、ゆっくりと辺りを見回す。
眩しい日差しが窓から差し込む。そして、いつも目にする風景。
「俺の部屋……」
俺の目の前に広がっているのは、自分の部屋だった。
「夢か……」
ホッと胸を撫で下ろす。夜道にナイフで刺されたのは、ただの夢だった。
「しかし、目覚めの悪い夢だな……、あれ?」
ふと、一つの疑問が頭に思い浮かぶ。
「俺……、昨日、どうやって帰ってきたんだ?」
記憶が綺麗サッパリなかった。
記憶の無い部分は昨日の夜、ジムからの帰り道からだった。
「うーん…。でも、ベッドで寝てたってことは、ちゃんと帰ってきたってことだよな…」
どうも、ハッキリと思い出せない。
改めて、自分の状況を確認してみる。
「シャツ着てねー…」
俺は上半身裸で寝ていたようだ。ふと思いついて、胸の辺りを見る。
「傷とかは無いか…」
昨日の“悪夢”を思い出し、ナイフで刺された辺りを見るが、何ともなっていなかった。
「まあ、いいや…。別に何とも……ん?」
考えるのを止め、立ち上がろうとしたその時、俺の視界に妙なものが目に入った。
「なんだ、これ…?」
それは布の切れ端だった。しかも、火で焼いたのか、切れ端は焦げていた。
何とも、釈然としないものを感じながら、俺は自分の部屋を出て行った。
「じゃあ、行ってきまーす」
制服に着替えて、学校に登校する俺。
別にいつも通りの日常風景だが、何か違う。
それが何かはわからないから、もどかしい。
「あ、お兄ちゃん、おはよう」
「ん? おう、おはよ…」
外に出ると、隣に住む桜井愛が挨拶してきた。
家が隣同士でガキの頃から一緒の、いわゆる幼馴染ってヤツだ。
年は俺より3コ下、俺の通う高校の側の中学校に通ってる。
別に兄妹でも何でもないんだが、「お兄ちゃん」という呼称が定着してる。
「どうしたの? 何か元気ないんじゃない?」
愛が俺の顔を下から覗き込む。
こいつは頭も良くて、細かなことにも色々と気がつく。
「いや、別にな…。どうも、朝は調子悪くて…」
「そう? なら、いいんだけど…?」
「何でもないって。それよりも早く行かないと遅刻するぞ」
「あっ、そうだね」
俺と愛は一緒に学校に向かって、歩き出した。
特に用事がない場合は、俺と愛は途中まで一緒に登校する。
理由はない。こいつが小学校からに上がってからの習慣だった。
「ふあーあ……」
「眠そうだね。ちゃんと夜更かししないで寝てる?」
大きな欠伸をする俺。どうも疲れが抜けてないようだ。
そんな俺を見て愛が口を出す。
俺の方が年上だが、愛は母親のように俺の面倒を見ようとする。
別に悪くないんだが、たまーにウザったい時もある。
「ちゃんと寝てるよ。気にすんなって」
適当に生返事をする俺。愛もそれ以上は特に言わない。
そんな感じで歩き、とある場所で俺は立ち止まった。
「? どうしたの?」
(ここは…)
立ち止まった俺を見る愛。
俺にとっては、あまり気持ちのいい場所じゃなかった。
――昨日、俺が死んだ場所。
とは言っても、あくまで夢の話だが。
でも、ちょっぴりブルーな気分になる。
「いや、なんでもない…」
そう言って歩き出そうとした時、おかしな物を発見した。
「何これ…?」
「何か燃やしたっぽいな。でも、それにしては…」
道路、それと誰かの家の塀に焦げ跡がついていた。
そして、アスファルトの一部が溶けていた。
普通、何かを燃やし、それでアスファルトが溶けるなんて考えられない。
余程の高熱で熱しない限り。
言い様の無い不安が駆け巡る。何か良くないことが起こりそうな…。
(フフフフ……)
不意に女の笑い声が耳に入った。
「ん? 何がおかしいんだ?」
俺は振り返って、愛に訊ねる。
「え、何が?」
「何がって……。お前、今笑ったろ?」
「知らないよ、私。お兄ちゃんの空耳じゃないの?」
愛はキョトンとしてる。どうやら、嘘はついてないようだった。
じゃあ、さっき聞こえた女の笑い声は一体?
空耳にしては、妙にハッキリ聞こえた。
何だか、わけがわからない事ばかりだ。
どれも些細なことかもしれないが、一つ一つがどうも引っかかる…。
「あーっ!」
そんな考え事をしていると、突然、愛が大声を上げた。
「なんだよ、ビックリすんだろッ」
「お兄ちゃん、早く行かないと遅刻しちゃうよ!」
言われて俺は時計を見た。
時計は、普通に歩いていったんじゃ遅刻する時間を差していた。
「ヤバッ! 愛、走るぞ!」
俺は愛にそう言って、駆け出した。
「まっ、待ってよ、お兄ちゃーん!」
慌てて愛も走り出す。
「早くしないと、置いていくぞ!」
俺と愛は全速力ではないが、学校に間に合うように走っていった。
「それじゃあね、お兄ちゃん!」
「おうっ!」
通学路の途中、大きな桜の木の交差点で俺と愛は別れた。
ここで俺の高校と愛の中学校の通学路が分かれている。
場所的には、100メートルくらいしか離れていないが。
ちなみに、この両校の近くには俺と愛の母校の小学校もあった。
「あー、やっと校門が見えた…」
走りながら時計を見ると、どうやら遅刻は免れたようだった。
歩いてもよかったが、そのまま走り続ける。まあ、トレーニングの一環だ。
俺は走ったまま校門を抜け、
『ドンッ』
思いっきり、何かとぶつかった。
「うわぁぁっ!」
「キャアッ!」
そのまま、タックルするように前のめりで倒れた俺。
「イタタタタタ…」
派手にコケたが、膝を軽く打ったくらいでどうやら怪我は無かった。
ムニュッと柔らかい物に手が触れる。
この柔らかい物がどうやらクッションになったんだろう…って?
俺が四つん這いになって覆いかぶさっている物を見た。
それは物じゃなく、人だった。金髪ロングヘアの美少女だった。
初めてみる顔だったが、制服を着ていることからウチの生徒ってことはわかる。
そして、俺が触れている物は…、彼女の大きめの胸だった。
「あっ! あ、あのー……」
慌てて胸から手を離した俺。柔らかい感触が手に残っていた。
「………」
最初、金髪美少女は放心したように何も言わなかったが、段々と顔が紅くになっていった。
そして、
「あ…、い……、いやあぁぁぁぁぁっ!」
『パンッ』
悲鳴&乾いた音と共に、俺の頬を思いっきりビンタして、校舎に走り去っていった。
−今日は此処まで−
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 00:03:47 ID:B3NgIXHf0
もう寝ます
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 00:40:36 ID:/F4lediH0
>>521 そうか、俺は大概忘れてるけどな。
今もエロゲのレビューみたいなもの書いてすげーレス忘れてたからな。
533 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 00:52:04 ID:JaD9rypIO
っていうか今繋がらなかったよね
534 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 00:53:31 ID:JaD9rypIO
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 01:28:58 ID:dcqVFDgP0
ホモ
536 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 01:39:29 ID:JaD9rypIO
ホモって、ホモって言うなあぁぁぁ!
またかぁぁぁっ!
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 01:42:21 ID:dcqVFDgP0
(・∀・)ニヤニヤ
538 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 01:50:01 ID:JaD9rypIO
ちなみにホモソーセージのホモは加工したっちゅー意味だァ!
ホモがついてないソーセージは否加工ソーセージだ!
介党鱈や秋刀魚に塩胡椒振って終わりだッ!正に漢の食べ物ッ!
つまり何が言いたいかっていうとだな、
アナルにソーセージは入れるなよ!
539 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 02:06:31 ID:JaD9rypIO
ソレガシはそろそろ寝たいんだがなァ
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 02:12:30 ID:dcqVFDgP0
だが断る
541 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 02:15:25 ID:JaD9rypIO
なんなら一緒に寝るかい?
……ほぅら、厭だろう?なら俺だけ寝るよ
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 03:03:34 ID:dcqVFDgP0
ほ
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 05:15:28 ID:dcqVFDgP0
にやりー
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 06:57:43 ID:/F4lediH0
ご
545 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/10/04(火) 07:02:18 ID:TMt30b2b0
おはようございます。
やはり朝の挨拶はとても大切だと思います。
ごめんなさい、寝ぼけてます(´・_・)
保守しつつ学校に行ってきま〜す。
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 07:30:45 ID:BuxhrYcvO
おはよー
れあたんいじりのお話を少し書いてたはずなのに気が付いたら寝てたお^^;
しかも起きて即で寝惚けて消しちまったから困る
みなさんおつです!!
547 :
萌える”管理”人さん:2005/10/04(火) 07:38:53 ID:ukIKkWNY0
2スレ目の6氏のまとめ終わり。
と言うか、これだけしかなかった
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 07:44:12 ID:BuxhrYcvO
6さん途中で消えたからなー
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 08:00:44 ID:/F4lediH0
なんでみんなそんなに俺をいじるんだ。
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 08:04:11 ID:BuxhrYcvO
いじられキャラの燃えキャラらしいからかな
551 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 08:12:15 ID:JaD9rypIO
みんなれあが大好きだからだよ
552 :
萌える”管理”人さん:2005/10/04(火) 08:15:12 ID:ukIKkWNY0
V.Sの第5羽も収録。
2スレにあるのを全部まとめて
朝の更新はこの2つだけ
後は昨日の続きでも書くか
553 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 09:09:56 ID:JaD9rypIO
萌管理人乙〜
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 09:35:29 ID:BuxhrYcvO
もうアレだ。乙なんて言葉じゃいい表せないぐらいだ
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 10:19:31 ID:/F4lediH0
管理人働き者だな……
無理せずやってくれい。
556 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 10:29:52 ID:JaD9rypIO
無理せずキリキリと働いて下さい
557 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 11:02:33 ID:JaD9rypIO
無理せずキリキリとなまめかしく働いて下さい
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/10/04(火) 11:56:35 ID:7nbOSAseO
保守
559 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 12:06:19 ID:JaD9rypIO
〃〃∩
⊂⌒(℃゜)プイ
`ヽ_つ ⊂ノ
560 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/10/04(火) 13:09:48 ID:JaD9rypIO
捕虜
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
保守