おにゃのこのお話書く。

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やあ (´・ω・`)

ようこそ、おにゃ書きへ。
このテンプラはサービスだから、まず読んで落ち着いて欲しい。

うん、「パートスレ」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「おにゃのこモエス」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐としたVIPで、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレを立てたんだ。

じゃあ、以下、テンプラだ。

・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk
・またーり進行で
・投下が被っても泣かない
・書き手はコテ推奨
・↑コテにしなくても題名とか名前欄に入れたほうが被った時見やすいかも
・age、sageは各自自由に
・ネタでならおにゃのこが出てなくてもちょっとはいいかも

それ以外は臨機応変で

http://www.geocities.jp/vipperscuties/
2gr ◆iicafiaxus :2005/09/13(火) 00:55:20 ID:ua/e6lc50
さあどうぞ
3以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 00:55:40 ID:16QpVxNu0
いいからあやまれ
4以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 01:04:08 ID:XnJYFD8VO
これは保守らなければ・・・
5森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 01:07:20 ID:fbY1MJ/sO
>>3
お前がgrたんに謝れぇい!
6以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 01:08:05 ID:636ekO9r0
そんなことより、↓のブログにま○こうpされてる
http://blog.livedoor.jp/akanehotaru/
携帯から更新してるから
彼氏にメール送るつもりで間違えて更新したんじゃ・・・?
7森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 01:12:27 ID:fbY1MJ/sO
>>6
そんなことよりて…

とりあえず小さなおともだちはおやの見てない所でみようね☆
8以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 01:13:29 ID:16QpVxNu0
森蔵 ◆vt6tklwx1o お前でいい俺に謝れ
9森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 01:19:54 ID:fbY1MJ/sO
なんだかわからんが僕がわるかった。
済まない。
いくら謝っても謝りきれないのはわかってる。キミの気持ちなんか、これっぽっちも考えてなかったね。
キミが嫌なら、僕とは関わりを持たなくていい。
でも
でも僕はキミと関わっていたいんだ。
10以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 01:23:25 ID:16QpVxNu0
こっちから願い下げだよ!ばかっ(////)
11森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 01:34:44 ID:fbY1MJ/sO
ほんとは寂しくて構って貰いたいんだろ?
いいよ
ずっとそばにいてあげても。キミは僕だけを罵って生きていればいいんだ。
僕はキミと関わっていたいだけ。ずっとそばにいるなんて造作もない。
12森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 01:48:39 ID:fbY1MJ/sO
おいてめぇら!
気合い入れて保守して下さいよ
13以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 01:57:52 ID:u6ZAhChB0
スロット中毒のフリーターオヤジが女子高生との愛の性活サイト始める
  ↓
実は女子高生はオヤジを援交相手として利用してただけ
  ↓
その事実は認めず、オヤジ半ばストーカー化
  ↓
メンヘル女たちが「頑張って!」などと見当違いの応援
  ↓
メンヘル女たちのファンが増え、オヤジ勘違いしはじめる
  ↓
メンヘル女と肉体関係。付き合うことに。しかしまたストーカー臭が…  ←今ここ

男のHP
http://diary2.cgiboy.com/2/0586766/index.cgi?y=2005&m=9#10
BBS
http://bbs6.cgiboy.com/6R0586766
女のプロフ
http://pr1.cgiboy.com/S/1039181
女の日記
http://diary10.cgiboy.com/0/1039181/
女のBBS
http://bbs6.cgiboy.com/1R1039181
14森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 02:04:42 ID:fbY1MJ/sO
俺もう寝るけど落ちても知らないよ?
ってか落とさないでね?
煽りレスでもいいからさぁ
15以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 02:29:58 ID:rAuKbZBDO
16以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 03:07:29 ID:rAuKbZBDO
・・・ほ
17森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 03:23:18 ID:fbY1MJ/sO
久しぶりに悪夢を見てうなされてしまった……
いざ寝ようと思ったらこれだよ。昔俺にストレスを与えた奴らが勢揃いで俺を追い詰める。
ラストは俺が一番最後に関係をもとうとした男が俺の家の周りで大型犬を殴り殺す様を窓からコッソリ覗いていたら笑顔で近づいてきて窓をノック。
どこから夢で、
どこまで夢やら。
そもそも、今ここで書いてる俺は本物か?
今も男に捕まってケツの穴犯されてちんこ勃起させてよがってるだけなんじゃないのか?

俺はそれを確かめるべく、このスレに繋ぐ。全身汗だくだ。怖くて窓の外が見れない。いい年してトイレにも行けれねぇ。
ハッ。お笑い者だな。
レスは寝る前から2つしか増えてない。
これは現実か?
お前ら、きちんとそこにいるか?
返事、してよ……
不安で寝れない。
いつもはあんな風に振る舞っているけど、こう見えて繊細なんだぜ?眼を閉じればホモ男がニタニタ笑いながら犬の頭を持って窓の外から覗いてるんだ。
やめてくれ。もう俺はあんたとはやりたくない。ここは二階だぜ?早く消えてくれ!


……早く…
18森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 03:29:55 ID:fbY1MJ/sO
俺には全身全霊を懸けて護らなきゃいけない女性がいる。
初めて見たときにそう感じたからだ。
この女性になら俺の全てを捧げてもいいと思ったね。
心も、体も。俺の時間さえも、全てこの女性の所有物。
死ぬときはこの女性に使われ、この女性の為に働き、この女性を護って、この女性の腕の中で死にたい。
だから、
もうこんな奴に構ってられないんだ。俺の体を誰かの為に動かす決定権は、その女性にあるのだから。穴一つ、指一本だってあんたの快楽のために動かしたりはしない。
19以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 03:30:33 ID:rAuKbZBDO
乙!
今このスレにはオレと森蔵しかいない件。
20以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:07:45 ID:LmO0p8/AO
うん。モリゾーのわけのわからん文は相変わらずアナル話か。
おはよう。今日から地獄の日々ですよっと。
21以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:09:51 ID:rAuKbZBDO
おはやうございます。
なんで地獄の日々なのですか?
22以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:12:55 ID:LtNizpG90
23以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:18:18 ID:LmO0p8/AO
>>21
今日から9月いっぱいまで急遽お仕事ですわ♪っと・・・orz
保守できないのが地獄w
24gr ◆iicafiaxus :2005/09/13(火) 04:28:39 ID:ua/e6lc50
友人から電話が来て話し込んでた
おにゃのこだけど色っぽい話は無し
25以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:30:18 ID:LmO0p8/AO
その話の内容をこと細かくおにゃ書きらしくkwsk!!
26以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:32:53 ID:rAuKbZBDO
>>23
保守様か!ガンガレ!
>>24
kwsk
27あぼーん:あぼーん
あぼーん
28以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:34:54 ID:LmO0p8/AO
うんがんがるお!


つーかgrたんいるなら前スレ埋めても大丈夫なんじゃね?
29gr ◆iicafiaxus :2005/09/13(火) 04:42:17 ID:ua/e6lc50
>>25
もう妹みたいなもんだから
色っぽくもないしモエスでもないよwww

読んだ本とか見た映画
最近あった出来事
彼氏とどうのこうの
知り合いの動向
人生について
昔の思い出話
30以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:47:55 ID:LmO0p8/AO
なっ、、、、、後半が絶対友達と話す内容じゃねえ!!
ここはあえて言うぜぇ。










   妹みたいなおにゃのこモエスwwwwwww
31以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:53:56 ID:rAuKbZBDO
先生!kwsk!
  /■\∩
 ( ´∀`)ノ
_(つ  ノ_
\ ̄ ̄ ̄ ̄ \
‖\     \
‖\‖ ̄ ̄ ̄ ̄‖
‖ ‖ ̄ ̄ ̄ ̄‖
  ‖    ‖
32以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 04:55:06 ID:iwkvp4F20
grたんいる?
33gr ◆iicafiaxus :2005/09/13(火) 05:02:36 ID:ua/e6lc50
ノシ
34以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 05:08:54 ID:iwkvp4F20
>>33
中途半端なログ達。

http://www.vipper.org/vip105577.zip.html
35以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 05:16:24 ID:iwkvp4F20
あっち埋めたヨー
36以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 05:17:18 ID:LmO0p8/AO
埋まったお^^

999:以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します 09/13(火) 05:15 sBdIBhU00
ここはだれも1000をとろうとしない大人なスレですね
1000:以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します 09/13(火) 05:15 jgN+M8Tk0
 1000
37gr ◆iicafiaxus :2005/09/13(火) 05:17:37 ID:ua/e6lc50
移行おめ

>>34
THX
なんとかしてみる、助かりますわww
38以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 05:18:28 ID:iwkvp4F20
>>37
あ、ギコナビのソースからやったヤツだから、
多分「新着レス」ってのが残ってるかもしれん。ゴメス。
39以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 05:24:17 ID:iwkvp4F20
よし、埋めたことだし俺は寝るぜ。
ノシ
じゃあ支度しますか。
昨日は散々お話書くとか言っときながら有言実行できなかったorz
鬱だ。非常に鬱。
41以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 05:41:31 ID:7GkXvAxXO
誰もいなくなる?
保守がてら、前スレで書いた女王様の話の続き書いてもいいですか?
42以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 05:46:13 ID:rAuKbZBDO
wktk
お願いしますお( ^ω^)
44以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 06:06:38 ID:7GkXvAxXO
んじゃ、オコトバに甘えて。
前の話を思い出しつつ、これから続き考えるお。
保守は30分くらいで平気?
45以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 06:08:27 ID:LmO0p8/AO
保守は1時間置きぐらいで大丈夫だお
46以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 06:10:24 ID:7GkXvAxXO
なら遅筆でも心配ないかw
保守様は仕事がんがれー
47以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 06:23:54 ID:LmO0p8/AO
おk 逝ってくるおw
一月ぶりだから体がつらいけど・・・
48以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 06:35:13 ID:7GkXvAxXO
ならホドホドにがんがれw
行ってらー


さて、続き考えよう・・・
ちなみにツンデレラ姫スレで「ツバメ」って男の子が出てきたが、偶然だ
49森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 06:54:58 ID:fbY1MJ/sO
おはゆう。
あまりの怖さに寝不足だ。ネタじゃなく。
50女王とツバメ:2005/09/13(火) 07:23:21 ID:7GkXvAxXO
この国の女王・マリールゥ=ヴィプトリアT世は、小鳥が人語を話すことより、自分の名を呼ばれたことの方に驚いていた。
「マリーと呼ばれることなんて、もうないと思っていました。あなたは誰?」
「俺は見てのとおり、ツバメだ。」
それは言われるまでもなくわかっているんだが。
「随分と無礼なことですね。私に何用ですか?」
ツバメは芝居がかった仕草で空を仰ぎ、額(?)に翼を当てて嘆いた。
「あー!まずその喋り方がいけねぇ!無礼だぁ?無礼で結構、俺様はマリーの家来じゃないんだぜ?」
ツバメが全身で拗ねるので、マリーは少し慌てた。
「咎めているわけではないのです。貴方がなぜ、ここに来たのか聞きたい。」
「何でって…そりゃ、あれだ。何つぅか…。」
…適当な言い訳が思いつかない。
51佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 07:49:03 ID:Rn3PV8Bj0
おはようございます。
昨日のスレは落ちちゃったんですね(つДT)
7GkXvAxXOさん、女王とツバメの続き楽しみにしています!
52女王:2005/09/13(火) 08:04:09 ID:7GkXvAxXO
>49 >51
ごきげんよう

モリー候、我が国より獏を一頭お譲りしますわ。

佐伯伯、拙いお話ですが楽しみにしてくださって光栄ですこと。
過去ログはまとめサイトに保存してくださっているようですよ。



何やってんだ俺・・・
53森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 08:09:09 ID:fbY1MJ/sO
有り難き幸せ。
感謝の極み。
重宝させていただきます。
54佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 08:13:18 ID:Rn3PV8Bj0
まぁ!わたくし感激ですわ!
わたくしのような庶民に女王様の方からお声を掛けていただけるなんて!
あぁ、今日という日は人生で一番すばらしい一日になりますわ!


ノってみた・・・。過去ログ見てきますorz
55 ◆JBL/J113zU :2005/09/13(火) 08:33:50 ID:Vhz/SWQo0
キックス女神X 型2『主将・速水』  

今のところの主な登場人物

・阿加木響(あかぎ・ひびき)
 本編の主人公。空手、テコンドーなどが大好きな女子高生。

・阿加木晴枝(あかぎ・はるえ)
 響の姉。響よりも遥かに強い。

・眞鍋香織(まなべ・かおり)
 小原高校テコンドー・サークルのマネージャー。


56森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 08:34:17 ID:fbY1MJ/sO
佐伯さん伯爵やから庶民でないのですよ。
俺佐伯さんより下か……
57 ◆JBL/J113zU :2005/09/13(火) 08:34:41 ID:Vhz/SWQo0
小原高校の朝。
登校している生徒たちは、皆一様に道を開けた。 
校舎に入り、下駄箱で靴を履き替え、廊下を歩く。
周りに居る生徒たちは、ひそひそと話をする。
「ねぇ…、聞いた?」
「知ってる。三年の早見ってヒト、ブッ倒したんでしょ?」
「人は見かけによらないものね…」
話しながらも、視線は一点に集中している。
こっちから視線を向けると、一斉に目を逸らす。
「はぁー……」
その様子を見て、話題の張本人、阿加木響は大きなため息をついた。

転校三日目。響の気分は最悪だった。
初日に不良に絡まれ、二日目にはそのアタマと大立ち回り。
(今日は一体、何が待ち受けているんだろう……?) 
自分が世界で一番不幸な人間のように思えて仕方が無い。
「はぁー…、あ、いった……」
再び大きなため息を吐き、痛みで顔をしかめる。
響の顔は所々腫れ上がり、顔中、絆創膏だらけだった。
原因は先日の大立ち回りもあるが、その大元は姉、晴枝の鉄拳制裁だった。 
喧嘩して顔を腫らして家に帰ると、学校から連絡を受けてた姉が仁王立ちで待っていた。
そして、散々お説教された後、ボコボコに殴られ、最後はクリップラー・クロスフェイスの刑。
散々タップしても放してくれず、最後はそのまま、泣きながら失神した。
失禁しなかったのが、唯一の救いと言える。
「どうなるんだろう、私の高校生活……」
周りは皆、響を見てる。すっかり校内の有名人(問題児)となっていた。
「はぁ……」
大きなため息を吐き、響はとぼとぼと、自分の教室に歩いていった。

1レスだけ投下。続く
58とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 08:45:05 ID:rAuKbZBDO
乙カレー!
んじゃあオレも、昨日からため込んだツンデレ話の続き投下してよいかい?
59女王とツバメ:2005/09/13(火) 08:46:52 ID:7GkXvAxXO
ツバメはただマリーの笑顔が見たかっただけなのだが、そんなクサい台詞は嘴が裂けても言えない。
「俺は…」
ちらりと庭の方に目を遣ると、庭師の老爺と視線がぶつかった。
くそ、爺さん、何見てやがる。
「あの花壇にいる爺さんから頼まれたんだ。女王陛下はお疲れだろうから、ちょっと笑わせてやって差し上げろってな。」
嘴からでまかせだが。
「まあ、じいやが?じいやには幼い頃、随分お花の名前を教わったものです。でもなぜ貴方に頼んだのでしょう?」
マリーの頬は少し緩んだように見えた。
「うん、まあその、あれだ。俺は爺さんから花につく虫をもらってるからな。恩があるってやつだ。うん。」
マリーは老爺の方へ視線を移した。
彼は再び黙々と花壇の手入れをしていた。
「そういうわけだ。これは爺さんからの贈り物だ。綺麗だろ?じゃーなっ!」
そそくさと飛び去ったツバメが残していったのは、エメラルドグリーンにきらきらと輝く…、カナブンだった。
60以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 08:52:02 ID:rAuKbZBDO
カナブンかよwwww
61佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 08:53:19 ID:Rn3PV8Bj0
いやー、皆さんすごいですね・・・。
今まで井戸で生活していた蛙が太平洋の真ん中に捨てられた感じです・・・。
とりあえず、佐伯はまず文を書くことに慣れようと思います。
なので、御眼汚しかもしれませんが、しばらくはこの板で投稿させてくださいorz
できれば、「ここがちょっとおかしいな」とか、ワンポイントアドバイスをいただけると助かります。
ある程度書ける様になったら、HPで長編を公開して文芸板の荒波に飲み込まれる予定です。
という訳で、しばらくお世話になります佐伯です。改めてよろしくお願いしますm(__)m
62以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 09:03:21 ID:rAuKbZBDO
いや、十分うまいと思うよ。少なくともオレの10倍はうまいwwwww
63佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 09:06:30 ID:Rn3PV8Bj0
>>62さん、これを見てもそういえますか?
http://saekiblog.seesaa.net/ にまとめてあるツンデレラを見てください・・・。
きっと貴方の考えが180°変わります・・・orz
では、佐伯は学校に行ってきますλ.....
64 ◆JBL/J113zU :2005/09/13(火) 09:18:35 ID:Vhz/SWQo0
それじゃあ、俺もついでに晒しておくか
ttp://blog.livedoor.jp/nekokonekorogirl/

>>55
× ・眞鍋香織(まなべ・かおり)
○ ・眞壁香織(まかべ・かおり)

どっちでもいいよと思いつつ、訂正
65以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 09:38:37 ID:rAuKbZBDO
>>63
今読みおわった!
フツーにおもしろかったぞwwwwwww
あんなに長い文章を書いたことにも感心した!
乙です。
66とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 09:45:18 ID:rAuKbZBDO
前スレ>>855の続き
圭二「大丈夫か?」
オレはベンチに座っている沖田と瑞樹に声をかける。
沖田「オレはもぉダメぇ〜・・・」
瑞樹「だ、大丈夫よっ!・・・うぷっ」
圭二「こりゃあダメだなぁ・・・」
沖田はしばらく考えている様子を見せると、やがて口を開いた。
沖田「オレたちはここでしばらく休んでるからさ、お前と千歳の二人で回ってこいよ」
圭二「いや、でもさ・・・」
千歳「それは悪いよ・・・」
瑞樹「・・・いいから行きなさいよ」
圭二「え?」
瑞樹「せっかくの遊園地なんだから、楽しまなきゃ損でしょ」
圭二「でも・・・」
瑞樹「いいから!気分が良くなったら、あたしたちも合流するから!変な気使わないでよっ!・・・うぷっ」
圭二「・・・わかった。沖田、ちゃんと瑞樹と一緒にいてやれよ!」
沖田「あー、わかったわかった。早く行け」
圭二「よくなったら携帯に連絡しろよな。・・・じゃあ千歳ちゃん、行こうか」
千歳「・・・うん。沖田くん、瑞樹ちゃん、ごめんね」
そういうと、オレと千歳ちゃんはベンチをあとにした。
瑞樹「(小声で)・・・あたし、何やってんだろ・・・やってること全部裏目じゃない・・・」
沖田「えっ?」
瑞樹「なんでもないわよっ!」
沖田「・・・」
67とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 09:47:38 ID:rAuKbZBDO
そしてオレと千歳ちゃんは、ジェットコースター、メリーゴーランド、海賊船、ゴーカート、etc・・・をやっつけた。
千歳「すっごい楽しいね!」
圭二「な!あ、もう三時かよぉ〜・・・」
千歳「集合時間は五時でしょ?まだまだ時間あるじゃない!」
圭二「そうだね」
正直千歳ちゃんと二人っきりで遊んでいるのはすごいうれしい。
・・・だけど、やっぱり沖田と瑞樹がいないのはなんとなく寂しくて、楽しめない部分があった。
千歳「どうしたの?圭二くん」
圭二「えっ、あ、なんでもないよ。次はなにに乗ろうか?」
千歳「あ、あたしあれがいい!観覧車!」
か、観覧車・・・!オレが千歳ちゃんと二人っきりで一番乗りたかった乗り物。まさか、向こうから乗ろうって誘ってくれるとは・・・。
千歳「・・・?乗りたくないの?」
圭二「いや、乗りたいよ。・・・じゃあ、乗ろうか」
千歳「うん!」
オレと千歳ちゃんは観覧車に向かう。が、その時だった。
ヴーヴーヴー
携帯のバイブ音。沖田から電話だ。体調良くなったのかな。
圭二「もしもし。体調良くな・・・」
沖田『大変だ!瑞樹ちゃんがいなくなったんだ!』
圭二「!?どういうことだよ?」
沖田『トイレに行くっていったっきり、もう三十分以上戻ってこないんだ!!』
圭二「まさか・・・」
沖田『ああ。最近ここに出没する変質者ってのにさらわれた可能性がある。くそっ!!最悪だ!!』
圭二「いいから落ち着け!オレもすぐ探してみるから!」
沖田『ああ、わりぃ!じゃあな!』
ガチャッ
68とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 09:51:53 ID:rAuKbZBDO
千歳「・・・どうしたの?」
圭二「瑞樹がいなくなったらしい」
千歳「えっ!?」
圭二「探しに行かねえと・・・千歳ちゃんはバスまで戻ってくれないか?」
千歳「あたしもいくよ!」
圭二「いや、それは危険だからやめたほうがいい。バスなら先生がいるし、安全だから・・・」
千歳「・・・わかった」
圭二「大丈夫だよ。オレと沖田なら、そうそうやられはしないし」
千歳「そうだよね。あの・・・気をつけて!」
千歳はそういうと、バスに向かって走っていった。
圭二「さて・・・」
オレは瑞樹を探しはじめる。なんとなくどこにいるかの検討はついていた。

さて、ところ変わって三十分前の瑞樹はというと・・・
瑞樹「ふぅ・・・少し吐いたらすっきりしたな・・・」
トイレから出てくる瑞樹。そこに狙いすましたように物陰からピエロのメイクをした男が現われた。
ピエロ「ヒャッハァー!!ここは通さねえぜ!!」
瑞樹「・・・なにあんた」
ピエロ「さてなんでしょう?」
瑞樹「・・・ピエロ」
ピエロ「正解〜!」
瑞樹「・・・うぐっ」
瑞樹がピエロに気をとられている隙に、後ろから来たもう一人に、クロロホルムか何かを染み込ませたハンカチを口にあてられた。
否応なしに睡魔が襲ってくる。
ピエロ「おやすみなさいませ・・・」
瑞樹「うぅ・・・だ・・・め・・・」
瑞樹は完全に眠ってしまった。
69以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 09:52:46 ID:7GkXvAxXO
>63
あ!まさにツバメの話じゃん!
面白かったぞー。マキオも上手く借りてたし。
何で気付かなかったんだ俺・・・orz

てか、佐伯たんの方は何でツバメとスズメだったんだろう?
ちなみに俺の話でツバメを使ってるのは佐伯たんのパクリじゃなくて、別の話のパクリだからです。
70森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 09:59:19 ID:fbY1MJ/sO
>>69
俺が言うのも何だが、余り他の人が書いているときに割り込まない方がいいと思う。

>>佐伯さん
過度に自分を卑下するとかえってイヤミに聞こえる。
前スレでもあったが評価を希望するなら文芸板へ。
71とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:00:15 ID:rAuKbZBDO
機械のような音が聞こえる。・・・ここはどこだろう。
「おい、起きろ!」
・・・え?なに?なんなの?瑞樹はうっすらと目を開ける。
そこは何かの機械がたくさんおいてあり、絶え間なく聞こえてくるヴヴヴヴという機械の音が耳障りな部屋だった。
そして、そこにはさっきのピエロと他2名の男が立っていた。
ピエロ「やっと起きたか・・・」
瑞樹「な、なんなのよ!あんたたち!こんなことしてタダですむと思ってるの!?」
そう言うとピエロたちはケラケラと笑いだした。
ピエロ「今のお前に何ができるのよ?」
たしかにピエロの言うとおり、今の瑞樹は体をロープで縛られているため何もできやしなかった。
いや、仮にロープで縛られてなくても男3人を相手にどうすることもできるわけがない。
瑞樹「くっ・・・!」
72とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:00:47 ID:rAuKbZBDO
ピエロ「くくく。これから何されるかはわかってるよなぁ?」
瑞樹「・・・なによっ?」
瑞樹は精一杯強がってはいたが、体は小刻みに震えていた。
ピエロ「こうするんだよ」
そういうと、ピエロはおもむろに瑞樹の胸をもみだした。
瑞樹「んあっ・・・や、やめて・・・やめてよっ!・・・あんっ!」
ピエロ「ガキのくせにでかい乳しやがってよぉ」
ピエロはそう言うと、胸をもんでいる手に力をこめた。
瑞樹「やっ・・・痛いっ!・・・いや、誰か助けてよ・・・圭二!」
ピエロ「ひゃっひゃっひゃっ。誰も助けになんか来ねえよぉ!」
調子に乗ったピエロはあろうことか、瑞樹の下に手をのばし始めた。
瑞樹「やめてっ!・・・やめてよぉ・・・こんなのイヤ・・・!」
瑞樹の目からは涙が浮かんでいた。と、その時。
ドンドン!
?「開けろ!開けやがれ!」
ピエロ「・・・は?」
外からドアを叩く音が聞こえてくる。一体誰が・・・
ピエロ「・・・おい、開けてやれ」
男A「は?いや、しかし・・・」
ピエロ「人を呼ばれると面倒だ。開けた瞬間に中に引きずり込んで始末しろ」
男A「わかりました」
73とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:03:24 ID:rAuKbZBDO
瑞樹は声を聞いて助けに来てくれたのが、誰だかわかった。そう、圭二だ。
瑞樹は圭二に危険を伝えるために精一杯叫んだ。
瑞樹「圭二!逃げて!!」
男は勢い良くドアを開ける。が、誰もいない・・・。
男A「・・・いません」
ピエロ「・・・どういうことだ?」
?「こういうことだよ」
ドアの後ろから現われた圭二は、背中を向けていた男に向かっておもいっきり前蹴りをかました。
男A「ぐおっ!!」
男は勢い良く中にふっとんだ。
ピエロは一瞬焦った表情を見せたが、すぐに圭二を睨み付けた。
ピエロ「誰だてめぇ・・・どうしてここがわかった?」
圭二「どうしてだろうな」
圭二はファイティングポーズをとる。
すると突然瑞樹が圭二に向かって叫んできた。
瑞樹「ちょっと!なに助けに来てんのよ!あたし・・・あたし、助けてくれなんて頼んでないじゃないっ!・・・バカ!」
圭二「・・・」
瑞樹「どうしてあんたは、いっつもそうやって・・・あたしを・・・助けてくれるのよっ!!」
圭二「・・・」
瑞樹「・・・あんたはバカよっ!バカバカバカ!!」
74とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:05:03 ID:rAuKbZBDO
森蔵厳しいなwwwww
まぁ、オレん時は割り込んでもかまわんよwwwwwwww
75とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:05:49 ID:rAuKbZBDO
そうこうしているうちに、男Aが立ち上がってきた。その表情は怒りに満ちている。
男A「ガキ・・・今の蹴りは効いたぞ。・・・ぶっ殺してやる!」
男Aは圭二に飛び掛かろうとする。が、ピエロはそれを静止した。
ピエロ「やめろ。一人で飛び掛かってどうする。」
男A「しかし・・・!」
ピエロ「こっちは三人いるんだ。一人ずつ行くよりも、三人で同時にかかったほうが遥かに効率がいいだろう」
男B「その通りだ。少し頭を冷やせ」
男A「・・・了解」
男Aはしぶしぶ後ろに下がった。
ピエロ「さて、ところでお前、まさか一人で来たのか?」
圭二「ああ」
ピエロ「バカだな。三対一で勝てるとでも思ったのか?」
圭二「ああ」
ピエロはやれやれといった表情をしていたかと思うと、突然怒りに満ちた表情に変わり大声を上げた。
ピエロ「スカしてんじゃねえぞガキが!!!」
その声に男Aと男Bがびくりと反応する。
ピエロ「このガキ殺すぞ!」
男A・B「う・・・うっす!」
76とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:08:26 ID:rAuKbZBDO
ピエロと男二人は一斉にオレに向かって突っ込んできた。
瑞樹「圭二!」
オレは構えている拳に力をこめる。
――その時だった
?「ちょっと待ったぁ!!」
オレとピエロたちは動きが止まり、声のした方向に振り向く。・・・つーかこの間の抜けた声は・・・。
?「愛することも」
・・・間違いないアイツだ。
?「死ぬことも」
ドアの裏からそいつは姿を現していく。
?「美しすぎて」
そしてオレの隣で立ち止まった。
?「絵に無らない・・・」
圭二「・・・」
ピエロ「・・・」
男A・B「・・・」
瑞樹「・・・」
?「・・・」
まぁバレバレだと思うが、沖田である。
沖田「愛死美絵無・・・」
77とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:09:13 ID:rAuKbZBDO
オレたちはしばらくそのまま固まっていたが、やがてピエロたちが戦いのゴングを鳴らした。
ピエロ「こいつもぶち殺すぞ!」
男A・B「了解!」
再びピエロたちが突っ込んできた。
沖田「なんだよコイツら。オレのせっかくの登場シーンを台無しにしやがってぇ・・・」
圭二「いいから来るぞ!集中しろ!」
沖田「へいへい・・・」
男Aはおもいっきりオレに掴み掛かろうとしてきた。
が、オレはフットワークを使い、男Aの横に移動すると耳をねらい、ワンツーをかました。
男Aは両手で耳を押さえながらうずくまる。
そこに左ボディをめりこませ、今度は腹を押さえてうずくまったところに体重をのせた左フックをかまして男Aを倒した。
78とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:12:13 ID:rAuKbZBDO
隣を見ると沖田も男Bを倒したようだ。
沖田はオレのほうを見ながらニッと笑うと、ピースをしてきた。オレもつられて少し笑う。
ほとんど一瞬の出来事だったので、ピエロはなにもできずに固まっていた。
沖田「楽勝だったな」
圭二「まぁさすがに、何もやってないヤツに負けるわけにはいかんだろ」
ピエロ「て、てめぇら今の動き・・・ボクサーか?」
沖田「ピンポーン!オレたちボクシングはじめてから、今年で5年目になります!」
ピエロ「なっ・・・」
ピエロは臆したのか後ずさりしていく。
沖田「こいつどうするんだ?」
圭二「・・・できれば無駄に喧嘩なんかしたくないからな・・・」
沖田「逃がすのか!?」
圭二「まさか。とりあえずもう戦意喪失してるみたいだし、この件は遊園地側に処理してもらおう」
沖田「なんで遊園地側に?」
圭二「・・・ま、それはあとで説明するよ」
沖田「ふうん。じゃあ後で聞くわ。教師には言わなくてもいいのか?」
圭二「・・・いや、やめておこう。このことが学校中に広まったら、瑞樹が嫌だろう。オレたちだけの秘密にするぞ」
沖田「OK、OK。相変わらず優しいヤツだなぁ」
そんなことを話していると、突然オレたちに向かってナイフが飛んできた。
それは見事に沖田の腕に突き刺さる。
沖田「いってえぇぇ!!」
飛んできたほうを振り向くと、そこにはピエロが立っていた。
79とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 10:13:19 ID:rAuKbZBDO
終わりだ終わりwwww
こんなの書いてられっかwwwwwwwwww
80以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 10:17:32 ID:7GkXvAxXO
>70
指摘ありがとう。ちゃんと更新かけてから書くようにするよ。

とがしたん乙、割り込んでごめんよ
81以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 10:19:19 ID:rAuKbZBDO
いや、気にすんなってwwwwwww
オレもついつい割り込んじゃう時とかあるしwwwwww
82森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 10:25:53 ID:fbY1MJ/sO
とがし乙。

>>80
俺もえらそうな口聞いて済まない。
83森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 10:33:56 ID:fbY1MJ/sO
また気になる所で切りやがって。


でもそんな所が好きさ!
84以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 10:34:57 ID:7GkXvAxXO
保守いらなくなったみたいだから、続きはメモ帳使ってゆっくり書くよ。

>82 いや、むしろ激しく罵ってくれた方が…ゲフン、いや、何でもない
85以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 10:41:57 ID:rAuKbZBDO
それが森蔵への愛
86 ◆JBL/J113zU :2005/09/13(火) 10:42:25 ID:Vhz/SWQo0
>>55 >>57
昼休み。校舎裏にあるテコンドー・サークルの専用道場。
その中で、テコンドー着を着、スピーディで綺麗な蹴りを繰り出す男子が居た。
蹴り技だけのシャドーを十分こなした後、今度は天井から吊られているサンドバッグを蹴り出す。
サンドバッグを蹴るたびに、そこから小気味いい音が聞こえてくる。
「速水主将、やっぱり此処だったんですね」
道場の外からマネージャーの眞壁香織が顔を出す。
男子は右足だけで何発もの連続蹴りで蹴った後、ティミョ・トラ・ヨプチャ・チルギでフィニッシュした。
ティミョ・トラ・ヨプチャ・チルギ。空手で言う飛び後ろ蹴りだ。
最後の一撃で、サンドバッグは大きく歪み、ギシギシと音を立てて揺れていた。
「ほぇ…。昼休みから気合が入ってますね、速水主将」
「こうでもしないと、強くなれないからね…」
汗を拭いながら呼吸を整え、香織に話しかける速水。
体格は小柄ながら、道着の下からは引き締まった体を覗かせる。
「でも、最近は他の道場への出稽古ばかりで、疲れも抜けてないんじゃないですか?」
「大丈夫だよ。オーバーワークにならない様に気をつけてるし、休みも取ってるつもりだよ」
「そうですか? なら、いいんですけど…」
汗を拭いて、体をストレッチしている速水に気遣う香織。
「それよりも俺の居ない間に、何か変わった事とかはあった?」
「そうですね…。特に何も……あっ!」
少し考えてから、何かを思い出す香織。
「そうそう、一人有望そうな子がいるんですよ! 女の子なんですけど、凄い強い子!」
「ん? ひょっとして噂になってる…?」
「そうです! それで、その子のクラスの子に聞いたら、テコンドーも好きだって言ってたらしくって!」
急ききった様に話し出す香織と黙って聞いている速水。
「どうですか!? 彼女にテコンドーやらせたら、凄い活躍してこのサークルも活性化するかもしれないですよ!」
「どうだろう…。俺はその子を良く知らないし、そう上手くいくかどうかもわからないよ」
即答を避ける速水。噂は耳に入っているがいい噂ではなかったので、ここは慎重になるべきと判断した。

つづく。続きは早くて夜
87以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 10:49:12 ID:rAuKbZBDO
乙!
つーか夜かよwwww
88森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 11:23:31 ID:fbY1MJ/sO
昼前に保守

今朝は取り乱した所を見せてしまい誠に申し訳ない
89以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 12:17:24 ID:LmO0p8/AO
みなさんおつー。
さて昼飯食ってくる保守
90以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 12:51:20 ID:LmO0p8/AO
フォーー!!!ふぉしゅ!!!!
91以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 13:14:24 ID:rAuKbZBDO
保守!
   ∧_∧∩
  ( ´∀`)/
__/ /  /
\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\
||\      \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
  ||     ||
92以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 14:25:44 ID:rAuKbZBDO
保守!
   /■\
  (´∀`)
 /    ̄ ̄|
/  |   |_」
|__|   |
  |___|
  (_)(_)
93以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 14:27:08 ID:5fuw2Lg90
おいすー^^ ヒント:この速さならツンデレ俺も新参VIPPERだお (´・ω・`)
てゆーか馴れ合いたい携帯厨ですがなにか文句でも?と書いてみるテストwwwwww
今北産業orzなんだけどこのスレタカスクリニックがひろがりんぐwwwうえっwwwうぇww( ^ω^)
ブーンだけあったかいナリ詳しくテラワロスwwwうはwwおkwww
ちょwwwwwおまwwwwwそれなんて全力で釣られるのがVIPクオリティな件?www
sageない古参厨UZEEEEEEEEEEからおっぱいうp汁wwwwwwwww
突撃先で「VIPからキマスタwwwwwww」と書きこんだ俺ガイルwwwwwww
94以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 15:13:05 ID:rAuKbZBDO
95以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 15:13:18 ID:7GkXvAxXO
保守
96森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 15:30:51 ID:fbY1MJ/sO
書こうかな
97森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 15:34:01 ID:fbY1MJ/sO
――人の言い争う声が聞こえる。女の人の声。
よく頭が働かない中、ぼんやりと薄目を開けた。1人は木に縛られ、もう1人はナイフ片手に何か叫んでいる。
木に縛られているのは……鼎だ。
98森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 15:44:53 ID:fbY1MJ/sO
もう1人はこちらに背を向けていて、顔が見えない。
起き上がろうとして、2つの事に気付く。
僕の体が椅子に縛りつけられている事。
口にボールギャグが咬まされている事。
さっきの鼎と同じだ。

◆ 血 味 朦 朧

……口が塞がっていては、声が出せなければ、僕の絶対にして唯一の武器である"嘘"が憑けない。
無力だ。実に無力だ。
また女の子1人守れやしないのか。
悔しさでいっぱいになる。
奥歯をギリギリと噛み締める。
プラスチック製のギャグは悲鳴を上げ、遂に割れた。
口の中が切れたが気にしない。
粉々になったプラスチックの破片と血を吐き出して、僕は叫んだ。
99森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 15:51:38 ID:fbY1MJ/sO
「鼎から離れろッ!!」
ナイフを持った女の手が一瞬震え、持ち直したときに刃が鼎を傷つけた。
その傷は、頬を掠めた程度のものだったが、僕には何か致命傷の様に思えた。

見覚えのあるその後ろ姿は、鼎にナイフを突きつけたままゆっくりとこちらを向いた。
「もう、起きたんだ」
「おかげ様で」
体を完全にこちらに向けた彼女の後ろで、鼎はその場にへたり込んだ。
「あんたはもう少し危機感というものを持った方が…」
100森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 15:56:21 ID:fbY1MJ/sO
「そんなものはこれっぽっちも持ち合わせていないよ」
刃渡り20p程のナイフは鼎に向けられたままだ。
「薬の量を間違えたわ。禍人が目を覚ます前に、全部終わらせるハズだったのに。
「他の人はどうでもいいけど、鼎だけはダメだ」
僕は目の前に立つ女性――逸美さんに笑いかけた
101森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 15:58:11 ID:fbY1MJ/sO
俺も続きは夜だな。
テストがあるから夜更かしできないし。

次回、嘘憑き
◆ 紺 色 夜 叉
102佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 16:00:48 ID:Rn3PV8Bj0
こんにちは。今日は結構早く帰れました。
森蔵さんの指摘で自分の物書き以外の面の未熟さにも気付かされましたorz
これからは十分言葉に気をつけるようにします。すみませんでした。

>>69さんへ
ツンデレラに出てきたツバメ、スズメの名前にはちゃんとした理由があるんですよ〜。
ツバメの父がワロス候という名前なんですが、そのワロスをもじってツバメにしたんです。
ワロス→(組み換え)→スワロ→(変形)→スワロー→(日本語訳)→ツバメ
とまあ、結構強引な感じでツバメという名前をつけました。
スズメは、ツバメの妹という事でなんとなくスズメと名付けました(^_^;)
登場人物の名前を考えるのって結構難しいです・・・。
コピペ推奨

やあ(´・ω・`)
このレスを見ると幸福が訪れるよ
しかしhttp://ex10.2ch.net/test/read.cgi/campus/1121686689/l50


VIPから釣られに来ました( ^ω^)

と書き込みしないと意味ないよ
頑張れ

もうすぐ1000だお
104以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 16:06:31 ID:rAuKbZBDO
>>101
乙カレイ。
やっぱ緊迫感があるとおもろいな!次回もこのノリで頼む!
105佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 16:45:44 ID:Rn3PV8Bj0
>>101
遅れましたが乙です!
104さんも言ってますが、緊張感が良い味を出しているお陰か、
物語の場面がすごくリアルに想像できました。
続きも楽しみにしてます!
106以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 16:55:13 ID:azDX00IWO
遅くなったけど新スレ乙です。

前スレで投下した話の日記的お話しですが(・ω・`)

相変わらずカラメでスマソ
http://kurage-vip.b.to/momiji/
107 ◆J5mlB8PJQQ :2005/09/13(火) 16:58:23 ID:j/s8Uu+A0
ω・`)いっさい続きを書かずに来てしまった俺がいる・・・

なんだかあれネタ切れしちゃったんで別の話書こうかな( ^ω^)
108とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 17:30:48 ID:rAuKbZBDO
バーローwwww
書きたまえwwwww

さて>>78の続き投下するよ!
109とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 17:33:10 ID:rAuKbZBDO
ピエロ「ガキどもが!殺してやるよ!」
ピエロが何かをわめいていたが、オレはナイフの刺さった沖田の腕を見てブチ切れた。何も言わずにピエロに突進する。
ピエロ「て、てめぇ!死にてぇのか!」
ピエロがナイフを投げ、オレはそれを突進しながら勘だけを頼りにガードする。ナイフは左腕に浅く刺さったが、オレはひるむことなくなおも突進する。
ピエロ「ひっ・・・」
オレはピエロの目の前まで来ると、突進しながらたっぷりウェイトを乗せた右ストレート・・・と言うよりは、右ロシアンフックをかました。
それはキレイに鼻にきまり、ピエロは鼻血を出しながらダウンした。
沖田「ふぅ〜。終わったな」
オレと沖田は腕から血を流しているが、たいした傷でもない。
圭二「瑞樹、大丈夫か?」
瑞樹「・・・だ、大丈夫よ・・・」
オレは瑞樹のところまで行き、ロープをといてやる。・・・肩が小刻みに震えているようだ。
沖田「・・・んじゃあ、オレはその辺から遊園地のスタッフでもつかまえてくるから、お前らはどっか行ってろよ」
圭二「え?じゃあオレたちも行く・・・」
沖田「あー、いいっていいって!・・・(瑞樹ちゃんにも気ぃ使ってやらねーとな)」
そういうと、沖田はさっさと外に行ってしまった。
110とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 17:33:43 ID:rAuKbZBDO
圭二「なんだあいつ?・・・あ、瑞樹。大丈夫か?」
瑞樹「・・・大丈夫・・・」
圭二「そっか。ならよかっ・・・」
瑞樹「・・・ウソ・・・」
圭二「え?」
瑞樹はそういうと、突然オレに抱きついてきて、涙でくしゃくしゃになった顔をオレの胸にうずめた。
瑞樹「大丈夫なわけないでしょ!!あたし、あたし本当に怖かったんだからぁ!!ばかぁ!!」
圭二「お・・・おい!」
瑞樹「うわーん!!怖かったよぉ!!なんでもっと早く来てくれなかったのよぉ!!ばかぁ!ばかぁ!!」
瑞樹がオレを抱き締める手がいっそう強くなった。
瑞樹「ひっく・・・ひっく・・・圭二のばかぁ」
圭二「あー、もう泣くなって・・・」
なんで助けたのに、バカ呼ばわりされなくちゃいけないのか甚だ疑問ではあるが、今は瑞樹をよしよしするしかなかった。
111とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 17:34:26 ID:rAuKbZBDO
やがて瑞樹が泣き止み、オレの体から離れた。
圭二「もう大丈夫か?」
瑞樹「・・・うん」
圭二「あー・・・服がべしょべしょ」
瑞樹「し、しょうがないじゃないっ!あ・・・あたしが悪いんじゃないんだからっ!」
圭二「へいへい。・・・さて、じゃあそろそろバスに戻るか」
瑞樹「・・・えっ」
圭二「ん?どした?」
瑞樹「・・・なんでもないわよ(せっかくの遊園地なのに、圭二とほとんど遊べなかったな・・・昨日張り切ってた自分がバカみたい・・・)」
圭二「あー・・・でも」
瑞樹「え?」
圭二「集合時間まであと30分ちょいだから、一個くらいは何か乗れるかもな」
瑞樹「ほんとにっ!?じゃあ、あたし観覧車に乗りたいっ!!」
瑞樹は物凄いうれしそうな表情でオレの顔を見た。かなり可愛かったので、これにはさすがにドキッとした。
が、瑞樹はすぐに顔が真っ赤になって下を向いてもじもじしながら喋りだした。
瑞樹「あっ・・・いや、えっと、し、しょうがないから一緒に乗ってあげてもいいわよ」
・・・変なヤツだなぁ。うれしそうな顔をしたかと思えばこれだよ。正直なにを考えているのかさっぱりわからん・・・
圭二「しょうがないんならバスに戻るかぁ」
オレは後ろを向いて歩きだした。
瑞樹「えっ?ち・・・ちょっとまってよ!」
瑞樹はオレの背中をちょこんと掴むと、恥ずかしそうにしながらしばらくうつむき、やがて口を開いた。
瑞樹「・・・一緒に観覧車、乗ろ?」
112とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 17:35:52 ID:rAuKbZBDO
圭二「ん・・・?あ、あぁ」
正直はじめて見る瑞樹のこの態度には戸惑った。
いや、戸惑ったというより、この気持ちは・・・・・・なんだろ。わかんね。
瑞樹「?なに立ち止まってるの?早く歩きなさいよ」
圭二「あ、わり・・・つーかお前、いつまでオレの背中掴んでんだ?」
瑞樹「えっ・・・?」
瑞樹は一瞬きょとんとした顔を見せたが、やがて自分の手を見て慌てて背中に隠す。
瑞樹「べ、べ、べ、別にいーじゃないっ!なんとなくよ!なんとなくっ!」
圭二「ふーん・・・」
オレたちはそんなことを話しながら、トイレの裏の機械だらけの部屋をでて、観覧車乗り場についた。
そして瑞樹はうれしそうに観覧車に乗り込む。観覧車が動きだすと、今度は子供の様にはしゃぎだした。
瑞樹「うわあーっ!すごいよ!ねぇねぇ!ほらほら!」
圭二「ははは。そうだな」
ここまで喜んでもらえると、オレまでうれしくなってくる。
瑞樹「なによぉ、そのやる気のない返事は!楽しくないのぉ?」
圭二「いや、はしゃいでるお前を見てるだけでおもしろいよ」
そう言うと、瑞樹はかなり慌てた様子ではしゃぐのをやめて、やたら姿勢よく座りだした。
圭二「?どした?」
瑞樹「な・・・なんでもないわよっ!(しまったー!絶対ガキっぽく見られちゃったよ・・・恥ずかしい・・・あたしいっつもバカばっかり)」
圭二「そっか。(ほんとどうしたんだろう)」
そして沈黙がおとずれる。観覧車はちょうど4分の1を過ぎたあたり。
オレは外の風景をぼんやりと眺めていると、妙に姿勢を良くしている瑞樹が沈黙を破った。
113とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 17:36:45 ID:rAuKbZBDO
瑞樹「あの・・・」
圭二「ん?」
瑞樹「・・・と、隣座ってもいいかな?」
圭二「え?」
瑞樹「か、勘違いしないでよっ!べっ、別に、あたしは、あんたの隣に座りたいわけじゃないんだからねっ!」
圭二「????(こ・・・この娘は何を言ってるんだ?)」
瑞樹「・・・その、ほら、そっちからの風景も見てみたいっていうか・・・とにかくそういうことよっ!」
圭二「あっ、なるほどな!別に座ってもいいよ。始めっからそう言えよなぁ〜」
瑞樹「ふ、ふんっ!(あー・・・なんで素直に座りたいって言えないかな!あたしのバカバカバカ!)」
瑞樹はちょこんと圭二の隣に座る。
ちなみにこの観覧車は狭いため、二人が並んで座ると肩と肩が微妙に触れ合ってしまうのだ。
これには瑞樹はもちろんのこと、さすがの鈍感な圭二もドキドキしていた。
その後しばらくの間は二人に沈黙が続いた。が、観覧車が頂点に差し掛かりそうになったところで、瑞樹が意を決したように沈黙を破った。
114とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 17:38:15 ID:rAuKbZBDO
瑞樹「・・・圭二」
圭二「ん?」
瑞樹「今日のことなんだけど・・・」
圭二「ああ。どうした?」
瑞樹「あの、ほら、あたしさ、ちゃんとお礼言ってなかったじゃない・・・」
圭二「あー、そういえばそうだな」
瑞樹「だから、ちゃんと言おうと思って・・・」
圭二「うん・・・」
瑞樹「あっ!か、勘違いしないでよっ!これは、その、なんていうか、その・・・」
瑞樹は下を向きながら物凄い考えていた。そして顔を上げると、真っ赤な顔で圭二を見ながら口を開く。
瑞樹「そう!あたしからの感謝の気持ちなんだからっ!・・・別に、す、す、す、好きとかそんなんじゃないんだからねっ!」
圭二「あ、あぁ・・・」
瑞樹「・・・」
瑞樹は急に静かになると、頬を染めながら真剣な眼差しで圭二の顔を見つめる。そして・・・
瑞樹「・・・ありがとう。あたし、あなたに・・・・あなたに本当に感謝してる・・・」
圭二「・・・」
瑞樹「・・・」
瑞樹は尚も真剣な眼差しで圭二のことを見つめ続ける。
瑞樹「・・・ありがとう」
圭二「・・・どういたしまして」
お互いの顔の距離は、どちらかがあと数センチ唇を前につきだせば届いてしまうほどの距離であった。
圭二「・・・」
瑞樹「・・・」
お互い自分の心臓の鼓動が聞こえてしまうんじゃないか・・・そのくらい、二人の鼓動は最高潮にまで高まっていた。
そして・・・瑞樹が静かに目を閉じる。そのたたずまいはまるで一匹の妖精のように美しく、一人の女神のように妖しげな雰囲気を辺りに散りばめていた・・・。
圭二「瑞樹・・・」
瑞樹「圭二・・・」
・・・二人を乗せた観覧車はまもなく頂点に差し掛かる・・・
115とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/13(火) 17:38:50 ID:rAuKbZBDO
めでたしめでたし
116以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 17:44:17 ID:f1bt59KA0
どこがめでたしだwwwwwwwwwwww
117佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 17:50:33 ID:Rn3PV8Bj0
      【解冬】第二話

ガラガラ・・・。光雄が玄関を開ける。
「ただいまー。今帰ったよー。由里も一緒だよー。」
由里と光雄が玄関に入り戸を閉めると、その音を聞きつけて台所から旭がお玉を持ったまま出てきた。
「おかえりなさい。由里ちゃんがよかったわぁ〜。」
よっぽど由里のことが心配だったのだろう。我に返った旭は持っていたお玉を後ろに隠した。
「もうすぐご飯だから、二人とも手を洗って待っててね。あ!うがいも忘れずにね。」
「うん。」「はい。」
旭が台所に戻っていくのを見守った後、光雄は由里の体を抱きかかえて家用の車椅子に乗せてあげた。
「はい。これでよしっと!」
光雄は外用の車椅子を玄関の端に置いて、玄関に上がり自分の靴と由里の靴を下駄箱にしまった。
その光景を、由里は礼を言うこともなくただじっと見つめていた。

数ヶ月前、由里は退院中に両親の死亡を知った。
しかし、由里は両親の不幸を知っても泣かなかった。
入院中でお葬式に出るどころか、別れも告げていないことから実感が湧かないのか。または15歳の少女には既に両親が死んでしまっていると確信があったのだろうか。
両親の不幸を知らせに来てくれた医者に、「わざわざありがとうございます。」と丁寧に礼を言った。
しかしその晩、由里の病室からは闇に紛れてすすり声が聞こえてきた。その声は空が白み始めるまで止むことはなかった。
その後下半身麻痺の後遺症が残った由里は、退院した後に仙台に住む親戚の片岡家に引き取られた。
そこでは、父の妹である旭、その夫雄治と由里の従兄弟である光雄が由里を温かく迎えてくれた。
特に小さい頃から時々遊びに来るほど仲のよかった光雄は、進んで由里の世話をした。
好意で世話を焼いてくれる光雄に、由里は何もできない自分に対し歯がゆさを感じていった。
118佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 17:54:05 ID:Rn3PV8Bj0
わーい!とがしさんの続きがキター!
と思ったらまた良いところで終わってるし!!!
続き楽しみに待ってますorz
圭二カッコイイ!
119森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 18:22:24 ID:fbY1MJ/sO
とがしのツンデレ話、最後の1レスが見当たらないのは仕様ですかそうですか。

そんなとがしには電撃文庫のアリソンをお薦めする。
あれはいいツンデレだ。
120森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 18:25:04 ID:fbY1MJ/sO
おっと、訂正。
正確にはアリソンシリーズの続編である、「リリアとトレイズ」の方だ。
アリソンはただ気が強いだけで基本的にデレだな。
娘と息子にモエスなのか?
個人的にはアリソンとリリアとトレイズよりキノの旅の方が好きかな。
122以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 18:55:02 ID:rAuKbZBDO
そうなのか?なら今度暇なときにでもチェックしてみるよ!
123佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 19:02:27 ID:Rn3PV8Bj0
ツンデレの基本形ってどんな感じなんですかね?
イマイチ自分の中でツンデレのイメージを確立できないんですよ。
森蔵さんのあげた本以外に、ツンデレについて判りやすいキャラが書いてある本てありますか?
124たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/13(火) 19:04:03 ID:k6WHqMSU0
うぃーす、ただいま帰りましたよ
125以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 19:09:00 ID:f1bt59KA0
俺はツンデレあんまり好きじゃないからなんとも言えないにゃー。
まぁ、頑張ってくれい。
ツンデレっつったって色々千差万別あるだろうから。
今VIPで人気(?)なのは、ツンデレの中でもかなり分かりやすいタイプと言えるような、気がする。

たわごと氏おかいり。
126佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 19:09:48 ID:Rn3PV8Bj0
おかえりなさい、たわごとさん。
初めまして佐伯です。お邪魔してます。
127以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 19:12:41 ID:4tXHccW80
>>123
ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら95
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1126463998/l50
128佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 19:13:52 ID:Rn3PV8Bj0
>>125さん
む〜、そうなんですか・・・。
VIPで受けやすいタイプのツンデレを書くか、
自分の納得するタイプのツンデレを書くか・・・。
書き手としてはどっちがいいんでしょうかねorz
ご飯食べてきます。
129たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/13(火) 19:14:02 ID:k6WHqMSU0
え?^^;佐伯さんとは前スレで会った気が・・・^^;
130以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 19:14:07 ID:rAuKbZBDO
おかえりなさいまし
131以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 19:23:45 ID:LmO0p8/AO
あ、おかえりなさいませ。
132たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/13(火) 19:31:02 ID:k6WHqMSU0
ちょいご飯食べてきますね。その後続き書きますので…
133以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 19:37:04 ID:LmO0p8/AO
wktkしときますね。
多分寝そうだけど……orz
134以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 19:43:29 ID:rAuKbZBDO
オレもwktk
寝そうだけど・・・
135以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 19:57:20 ID:iW+tdY//0
>>128
>VIPで受けやすいタイプのツンデレを書くか、
>自分の納得するタイプのツンデレを書くか・・・。

自分の納得するタイプのツンデレを書いて、読者に「これが佐伯流のツンデレか!」ぐらい言わせるぐらいじゃないと意味がないよ。
そうしないと自分の力にはならないと思う。

136森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 20:13:42 ID:fbY1MJ/sO
>>135
しかし俺のツンデレは中途半端だと言われたぞ。

>>佐伯ちゃん
ライトノベルなら「神様家族」や同じ電撃文庫で「半分の月がのぼる空」
普通に読みたいなら森博嗣の「スカイ・クロラ」や、山田詠美の本とか。
137森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 20:15:07 ID:fbY1MJ/sO
>>125
とがしのツンデレはわかりやすいっつうか典型的だよな
138以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 20:19:25 ID:iW+tdY//0
>>136
森像誰に中途半端と言われたんだ?そういうレスがあったかどうか俺は覚えてないんだけど・・・
139森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 20:22:37 ID:fbY1MJ/sO
あの口調は多分れあたんだな…
140森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 20:46:09 ID:fbY1MJ/sO
このスレで一番のツンデレは>>10じゃないだろうか
141以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 21:02:40 ID:G3ICFN2lO
俺だったか?
深夜たんか、その辺りだと思ったぜ?
俺はネカマっぷりが中途半端だとは言ったが。
142森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 21:14:32 ID:fbY1MJ/sO
なにもかも中途だなwツンデレにもなりきれてない

みたいなことを言われた気がするが…
思い違いかもしれん
143以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 21:15:15 ID:XnJYFD8VO
>>森蔵さん
神様家族を知ってる人がいてくれてうれしすwwwwwwww
144森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 21:20:11 ID:fbY1MJ/sO
マイナーな本は沢山読んでるから。
そのかわりメジャーなのは余りわからない。今は東京タワー読んでる。
20歳差とか、凄く参考になります。
145森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 21:43:37 ID:fbY1MJ/sO
ラジオの話にエロパートを組み込んでしまった事を激しく後悔している。
そもそも童貞にセクロスシーン書けっつうのが無理な話だ。
フランス書院でも読んで勉強しろってか。
146佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 21:49:10 ID:Rn3PV8Bj0
たわごと様へ
わああああああああああああああああああああああああああ!!!!
たわごとさん、ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!
勘違いしてましたorz
何でもするので許してくださいorz orz orz orz orz

>>135さんへ
佐伯は貴方の一言にとても感動しました!
そうですよね!佐伯流を目指します!今度から師匠とよb(ry

森蔵さんへ
結構いっぱいあるんですね〜。参考にさせていただきます!
早速明日探しに行ってみよ〜っと。

佐伯作・解冬について
ゆっくりまったり一日一話〜二話程度のスピードで書き込んでいく予定です。
なにぶん学生なので、考える時間と文字に打ち込む時間を考えると平日はそれが限界です。
オリジナルは初めてなんで、意味の判らないところもあると思いますが、
完結を目指して頑張りますので、温かい目で見守っててくださいorz
147以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 21:50:17 ID:JGE1gNP10
さて、続きでも書くか。
148たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/13(火) 21:55:28 ID:k6WHqMSU0
いやいや、佐伯さん間違いなんて誰にでもあるものですよ^^;

…ってあれ?過去ログ見たってことは…

ってことは…


僕の作品見られた!!??


あぁ、恥ずかしい…OTL
149森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 21:58:17 ID:fbY1MJ/sO
ケケケ…
たわごとさんの作品なんか最初から最後まで、隅から隅までまるで視姦するかのように何度も拝見させてもらったぜ
150たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/13(火) 22:00:15 ID:k6WHqMSU0
モリゾとはもう5スレ以上付き合いかなぁ?^^;
正直瑠衣にするかローザにするか、僕かなり悩んでたからなあ、あの頃
151以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 22:33:47 ID:LsQCc4F2O
星野たんいる?
152森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 22:35:57 ID:fbY1MJ/sO
星野さんって前々スレ辺りから見てないね。

>>たわごと
今書いてる奴って外伝?それとも続編?
153森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 22:41:33 ID:fbY1MJ/sO
全然コテなんかいない板にいつもの癖でコテのまま書き込んでしまったよぅ。
恥ずかしいよぅ。
154たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/13(火) 22:43:21 ID:+euYBn9g0
そういえば見てないよな

今のは外伝のつもり。次はまた違う世界の話が書きたいから…
155佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/13(火) 22:44:35 ID:Rn3PV8Bj0
たわごとさん、許していただきありがたき幸せです。
まだ昨日落ちたスレ以外の過去ログは時間がなくて目を通せていないので、
今週の土曜日にでも「ゆっくり」見させていただきますね(^-^)

なるほど〜、森蔵さんとたわごとさんの二人はかなり親密な間柄なんですね・・・。
・・・ピーン!キタキタキタキタキタ!キターーーーー!
佐伯は 如何わしいアイデアを ひらめいた。
では、早いですが今日は寝ます。おやすみなさいませorz
156たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/13(火) 22:53:47 ID:+euYBn9g0
佐伯さんおやすみなさいです


如何わしいアイデア とやらが気になるけどね
157森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/13(火) 22:55:37 ID:fbY1MJ/sO
おやすみ、佐伯ちゃん。

なんだかさえちゃんを見てると2ちゃんを始めたころを思い出すぜ。
その礼儀正しさを、何時までも忘れずにな。
あとネタはいくら書いても怒られないから。バシバシどうぞwwww
158以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 23:04:25 ID:pH9mi+6a0
うはwwwwwあんまり礼儀正しすぎると疲れちゃうから適度にしとけよwwwww
159以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 23:12:44 ID:iW+tdY//0
まったくだwwww
160 ◆JBL/J113zU :2005/09/13(火) 23:17:23 ID:JGE1gNP10
>>86
放課後の1−Aの教室。
教室の中には、響が一人だけ席に座っていた。
今日は今のところは何事も無く、平穏無事に過ごすことができた。
しかし、響の心は晴れなかった。
朝、教室に入ってから、昼休み、放課後になるまで、誰とも口を聞かなかったからだ。
クラスメイトは皆、腫れ物に触るように、遠巻きにして見てるだけ。
響も一先ず、ほとぼりが冷めるまではあまり喋らず、大人しくすることに決めた。
「はぁー……」
ため息が出る。寂しいが、自業自得なので仕方が無かった。
(いつか打ち解けられる日が来ると信じて、今は学校に慣れる事に専念しよう…)
そう決意し、響は一人残った教室で、学校の広報に目を通していた。
読んでいるのは、部活に関することだった。
安直な考えかもしれないが、部活で頑張れば皆の目も変わるかもしれない。
それに、今の状況にくすぶってるよりは、部活で気を紛らわした方が健全だとも思った。
広報に目を通して数十分、響は第一志望の部活を決め、鞄を持って教室を後にした。
部活見学に行くために。

「それじゃあ、一旦休憩。汗を拭いて10分経ったら、練習再開ッ」
速水の声が掛かる。メンバーたちは練習を止め、休憩に入る。 
「ふぅ〜……」
「お疲れ様です、主将」
香織が速水にタオルを差し出す。タオルを受け取り、汗を拭う速水。
「主将、どうします? 明日辺りにでも阿加木さんを勧誘に行きませんか?」
香織の提案に顔をしかめる速水。
「あの後、周りから改めて聞いたよ。その阿加木って子のこと。俺としてはその子は……」
「すいませーん! 部活見学をさせて欲しいんですけど……いいですか?」
ガラガラッと道場の扉が開き、話題の張本人である響が現れた。

続く。
161以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/13(火) 23:52:06 ID:JGE1gNP10
hosyu
162以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 00:12:03 ID:J8vlx40o0
寝る前の保水
163森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 00:30:06 ID:MSxGBH7aO
書く是よ。
164森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 00:40:54 ID:MSxGBH7aO
「私としてはもう少し怖がって貰いたいんだけど?」
逸美さんはナイフの向きを鼎から僕に変えながら言った。
僕が尖端恐怖症だったら気絶している所だ。
「たかが何人か人を殺しただけだろう?僕は平等主義者でも、偽善者でもないから他の人はどうでもいいんだ。だから僕は、鼎が傷つく事以外、何も怖くはない」
――それに、僕は僕にナイフを突きつけているこの優しい殺人鬼に確実に勝てる事を知っている。
それは多分、彼女も。
本当に怖れているのは、彼女の方。

◆ 紺 色 夜 叉

「ま、もうすぐ全部片付くから、アンタはもう少し寝てなさい」
逸美さんが懐から小瓶を取り出し、僕に近づいてくる。
近づいてくるその、後ろでは、バスケットボール大の石を持った鼎がその手を振り上げ―――――
165森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 00:49:53 ID:MSxGBH7aO
―――「気づいてないとでも、思ったのかしら?」
いける、と思ったその瞬間、腕に何か熱いものが当たったかと思うと、鋭い痛みが走って、私は石を落としてしまった。
「アンタさぁ、アタシの方が長く生きてんの。わかる?アタシの方がアンタより長く禍人と一緒にいるの。これからもね。
アタシだけが、唯一禍人を支えていられたのよ。
それが何?急に出て来て。アンタが出て来てから、禍人はアタシよりアンタを選んだ。
……あの子はねェ!アタシだけ見てればそれでいいの!
あの由良の屋敷で、アタシと2人っきりで、ずっと一緒に暮らすんだから!
あの子がアタシを保護者としか見てくれなくても、アタシは禍人と2人でいられれるだけでよかった!
ぃいらないのよォ!アンタ達なんかさァ!!」
166以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 00:55:06 ID:CCHRTCCxO
どき・・・どき・・・
167森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 00:57:01 ID:MSxGBH7aO
殺人犯が人を殺す時、顔つきが変わると言うけれど、
このヒトは、このヒトの眼は、あの雨の日に禍人君の家で会った時と何も変わってない。
思えば既にあの時からこのヒトは、私を憎んでいたのかもしれない。
「もういいわ。禍人には見せたくなかったけど、あの子の前でアンタを殺してあげる。この前殺した女の子みたいに、血を全部抜いて頭からかけてあげようかしら?それとも―」

――透子。私の親友。この町に来て、初めてできた私の友達。
このヒトは、こいつは、この場所で透子を切り刻んだ。――
私の中で恐怖は突如として、全て憎悪に切り替わる。
168森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 01:03:21 ID:MSxGBH7aO
盛り上がった所で今日は切っておこう。
これぞとがし流。
俺流は必ず切る時に、「オナニーしたいから止める」と書く。
でも今日は書かない。俺思った。
書けばいいもんじゃないって事。

次回、嘘憑き
◆ 情を捨てよ、町に出よう


今回のサブテーマは、金色夜叉から取ってます。







オナニーしたいから止める。
169森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 01:05:21 ID:MSxGBH7aO
訂正。
>>164一行目、
私としては〜
を、
アタシとしては〜
に。

一人称統一しないと誰の台詞かわかんないんで。
170以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 01:07:27 ID:o9wPcKFe0
おう、乙。
>>168
ちょwwwww結局wwwwwwwwwww
172森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 01:10:09 ID:MSxGBH7aO
まぁ実際してるかしてないかっちゃぁ









してるがな
173以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 01:12:03 ID:CCHRTCCxO
このへんたい!(>_<;)
174gr ◆iicafiaxus :2005/09/14(水) 01:12:03 ID:KMkSZIV60
実況!実況!
175以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 01:15:22 ID:o9wPcKFe0
>>174
いきなり出てきてソレかw
176森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 01:21:23 ID:MSxGBH7aO
前に紙ちんこうpしたじゃん?
あれよりちょっと太いくらいよ。


固さは胸筋くらい。
ネタはまぁ想像でなんとかなる。
たまに動画。


彼女でオナニーとか考えられないがどうよ?
177以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 01:40:51 ID:8UwvF7HPO
マツタケ君なら携帯のフォルダに入ってる
178以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 01:43:35 ID:o9wPcKFe0
たまには脚本でもあげとくか。完成も公演もしてないが。そしてする予定もないが。
*

1、自殺志願者と灰かぶり

     ユウ、焼却場へとやってくる。
     ここの焼却場は小規模のため屋外である。荒野が灰で白く染まった状態。
     戦場であるかのように煙が立ち上り、死体を積み上げた山が見える。

ユウ  ここか。(辺りを見回しつつ)これ、全部死体か? 気持ちワル!

     死体の山へと接近していく。
     眺めていると、急に死体の山の一つが動く。

ユウ  !!!

     ユウ、一歩引く。死体(灰かぶり)が起き上がる。

ユウ  でっ、だっっ!! 死体が動いた!!
灰   ん……? 死体とは失礼だな。
ユウ  ああ、確かにお前は死体じゃない、死体は動かないからな!
    ということはお前は死体ではなく動く死体、つまりはリビングデッドだ!
灰   あんた何気に冷静だな……て、そうじゃなくて。
ユウ  近寄るな! 噛み付いて俺もリビングデッドにしようなんてそうはいかん!
179以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 01:44:31 ID:o9wPcKFe0
灰   何の話だ。私は死体でもリビングデッドでもない。
ユウ  じゃあ俺が眠気のあまりに見えてきた妖精さんなのか?
灰   私が妖精に見えるんなら、あんたは死体焼却場よりも病院に行くべきだよ。
ユウ  じゃあ貴様は何者だ。
灰   私は死体焼却人。
ユウ  したいしょーきゃくにん?
灰   まさか知らないとは言わないでしょう?
ユウ  知ってるさ。死体を焼くなんていうどうしようもない仕事をしている人間だ。
    人手不足のため休みも取れずに毎日死体ばっか焼いているもんだから、年中死体を
    焼いた灰がとれなくて、ついたあだ名が灰かぶり。
灰   観客席の皆様に対して親切な解説ありがとう。
ユウ  その灰かぶりが、何で死体の山から出てくるんだ。いくら焼却人だからって、自分
     まで焼くつもりなのか?
灰   まさか。私は仕事の合間の休憩を取っていただけ。
灰   まさか。私は仕事の合間の休憩を取っていただけ。
ユウ  死体の上で?
灰   死体の上で。
ユウ  こんな気持ちの悪いものの上でよくまあ寝ていられるもんだ。
灰   年中こんな仕事をしていればこのくらいの奴らはかわいいものだよ。ところで、あ
    なたは誰? ココの関係者には見えないし、ましてや死体でもないようだけど。
ユウ  俺はここに自殺をしに来たんだ。
180以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 01:44:59 ID:o9wPcKFe0
灰   自殺?
ユウ  街中で自殺すると、死体の処理は面倒だ。人様に多大なご迷惑をおかけしてしまう。
だが、ここならすぐに処理して貰えるという寸法だ。
灰   私は仕事が増えて面倒なんだけど。
ユウ  知るか。死体処理の仕事をしてる奴に人権なぞ無い、というのが世間一般の常識な
んだぞ。知らんのか。まぁ、知らんだろうな。灰かぶりだもんな。
灰   馬鹿にしたいなら勝手にすればいいけど、あなた本気で自殺しに来たの?
ユウ  当たり前だろ。言っとくけど止めるなよ。
灰   別に止めないけど、自殺志願者には見えないなぁと思っただけ。
ユウ  見えない? 俺は生まれても育ちも自殺志願者だぞ。
灰   よく今まで生きてたな。
ユウ  何?
灰   いや何でもない。どうでもいいからさ、死ぬならここはやめてくれないかな。身元
不明で家族の承認が取れない死体を勝手に焼くと問題になるから。
ユウ  ……そうなのか?
灰   当然でしょう。
181以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 01:45:51 ID:o9wPcKFe0
ユウ  そうか。じゃあ俺はどこで死ねばいいんだ。
灰   そんなこと知らないよ。じゃあね。
ユウ  何だよお前、自殺志願者を見捨てていくのかよ。
灰   止めるなゆーたやん。
ユウ  確かに言ったけど普通は止めるだろ、普通は。
灰   あのね、私は自分の人生楽しく生きることで精一杯で、他人の人生に介入する暇は
ないの。
ユウ  ……何、お前。人生楽しいの?
灰   楽しいけど?
ユウ  嘘くさい。
灰   楽しんじゃいけないの?
ユウ  だってお前灰かぶりだろ?


*
とりあえず以上。
182以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 02:09:34 ID:o9wPcKFe0
……今更のように見直すと意味が分からないな。
うはwwwwww続きはさらに意味不明だがw
183森蔵@オナニー終了:2005/09/14(水) 02:17:30 ID:MSxGBH7aO
やりてぇ……
この舞台やりてぇ…
勿論灰かぶりの役でな。


こんな雰囲気大好きだぜ。

>>177
現物はいま流れ流れてだれの手にあるかわからないと言うのに!
グッバイ、俺の分身…
184以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 02:19:41 ID:o9wPcKFe0
>>183
ちなみにここまでが「第一場」だ。
第五場まで考えてあるが、第二場までしか書いてない。

現物どこやったんだよwwwwwwwwwww
あんなもん無くすなよwwwwwwwwwwwwww
185森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 02:29:20 ID:MSxGBH7aO
先輩(男)にあげたら他人の手に。この前俺の尻蹴った女の子もしってた。
世の中どこで繋がってるかわからないねぇ。

懐かしの一枚。
http://o.pic.to/1c495
186森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 02:31:40 ID:MSxGBH7aO
オナニーもしたし今日はぐっすり寝れそうだ。
おやすみみんな!
みんなも良いオナニーライフを送れよ!
187以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 02:55:03 ID:o9wPcKFe0
オナニーライフってなんだろうな。
わからないよママン
188以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 03:19:46 ID:qe0qUllXO
少なくともそんなもん送れないor送らなくてもいい人が何人かいるだろうに…。
おはよう。みなさんおつです。今から追ってきます
>188 おはようさん。随分早起きだね。

>186 オナヌー乙。贈った獏はちゃんと仕事してるだろうか?

>102 亀でごめんだけど、佐伯たん、なるほどね。名前は悩むよな。
190以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 04:14:48 ID:o9wPcKFe0
キャラの名前かー。みんな色々考えてるんだろうな。
俺はあんまり考えてないけどな。
191以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 04:21:31 ID:qe0qUllXO
今追い付いた産業

>>189 おはよう! 今日は早いんだ。
キャラの名前の発想凄いな
俺も同じく全然考えてません…
192以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 04:28:13 ID:o9wPcKFe0
まぁ、名前はマジメーに考える場合とまったく関係なく適当に決めるときがあるよ。
名前が何がしかの意味を持つときもあるし、無いときもある。
ちなみに七海達の名前は深い意味を持たないタイプだ。
193以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 04:32:24 ID:9MQSo/d3O
考えた挙げ句、名前つけたの女王だけなんだ。しかも平凡・・・
書くのもやたら時間かかるし。

>59 の続き、少しだけ書けたから置いていっていいかな?
194以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 04:35:51 ID:qe0qUllXO
どうぞどうぞ、置いていってくださいまし。
wktk

>>192
うん。ノリ系は考えなくてもいいのが利点だよね。お気にのキャラは真面目に考えるけど
で、遠野たんの活躍マダー?
195以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 04:37:05 ID:o9wPcKFe0
>>194
ちっ、まだ諦めてねーのか。

俺は長編に向いてないんだ。短編においてその実力を発揮するタイプなんだよ!
つまり、漫画家でいうと藤崎竜だ!!
196女王とツバメ:2005/09/14(水) 04:40:50 ID:9MQSo/d3O
「なあ爺さんよう、人間の女の子って何もらったら嬉しいんだ?」
相変わらず自らの仕事を淡々とこなしてゆく老庭師に、ツバメが何やらこぼしている。
「まあ、カナブンでないことは確かじゃな。」
「カナブン嬉しくないのか?あんだけ色艶のいいやつはなかなか見つからないっつうのに…orz」
こやつ珍しくへこんでおるな、と手を止めた庭師はツバメに向き直った。
「お前さん、あの娘のことが可哀相だと言っておったな。何が可哀相なんだね?」
「だってよう、全然笑わないんだぜ?それどころか、泣きも怒りもしねぇ。あんな商売やめちまえばいいのによう…。」
マリーが治めるこの国は、東西二大国の緩衝地帯であり、外交にすり減らす神経は並々ならぬものがある。
197以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 04:44:20 ID:qe0qUllXO
諦めるわきゃねーだろうがチキショーッ!!!!
俺は遠野たんLOVEなんだよコンチクショーッ!!!!!

まぁ短編もいいんだけどさー、V.SとV.S外伝は俺の中ではかなり受けがよかったんだ。
ってわけだ。遠野たんの活躍に期待してるお
198女王とツバメ:2005/09/14(水) 04:53:26 ID:9MQSo/d3O
「爺さんはあの娘がちっちゃい頃から知ってんだろ?俺らで何とかしてやろうぜ?」
「ふむ、可哀相たぁ何とやら…、か。」
老爺は意味深に呟いて、再び草を抜き始めた。
「ちょ・・・何だよその笑いは・・・おい爺さんっ!」
翼をバタバタさせて庭師に食ってかかったツバメは、急に話題を変えた。
「…あれ?何でここだけ草抜かねぇの?」
あまりにわざとらしい逸らし方に、庭師は優しい目で微笑んだ。
「白詰草は肥料になるからな。クローバーとも言うんじゃが。」
「ふーん。ん?何で他のはみんな葉っぱが三枚なのに、これだけ四枚なんだ?」
ツバメは四つ葉のクローバーを引き抜いた。
「ほう、お前さん四つ葉を見つけたか。それは幸運の印と言われておるでな…。」
庭師はニヤリと笑い、ツバメから視線を外してうそぶいた。
「まあ、当分肥料が必要な花壇はないからのう。しばらくこのままはやしておいてやるわい。」
199以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:01:33 ID:9MQSo/d3O
今日はここまで。
高齢男性と鳥類しか出せなくてすまん・・・

遠野たんみたいに熱烈なファンのつくキャラ作れるのスゴス
200以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:02:45 ID:o9wPcKFe0
乙ー。ツバメ、俺好きだぜw

遠野についてはなんでこんなファンがついてしまったのか極めて謎だぜ。
201以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:04:59 ID:o9wPcKFe0
つーか、七海は演劇シーンを飛ばしていいというのなら、割とすぐにでも書ける気がするんだけどね?
202以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:13:41 ID:9MQSo/d3O
この話、脳内では4〜5ページの絵本なのに、なんでこんなに長くなるんだ?


>200 ありがとう。めちゃ嬉しい。
1スレ目から延々ROMってて、ずっと読者でいるつもりだったけど、参加したほうが楽しいなw
203以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:20:49 ID:qe0qUllXO
支度完了

ツバメおつー。俺もこの手のお話好きだな。
もう女王いらないやw

>>200
線は薄いけど秘かにしっかりもののおにゃのこが俺に大打撃を与えたから
つーか演劇抜いたら遠野たんの活躍がひとつ減るじゃねーかwwwwwwwww
204以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:22:52 ID:qe0qUllXO
で、だ。1スレ目からいる人って何人いるんだろ?
ロムの人合わせてで。
205以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:25:39 ID:9MQSo/d3O
ちょwwwこれから女王を笑かすのにwww

てか保守様は熱中症ってヤバかったんじゃね?
深窓の令嬢?萌えw
206以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:31:49 ID:qe0qUllXO
うはぁwwwwwwwwwスマナスwwwwwwwww
でも正直女王よりツバメにモエスを感じたんだw

熱中症は寝て起きたらましになったお^^
まぁ俺に萌え要素は無い!!ってかバイト無い間はただの引きこもりwwwww
207以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:33:46 ID:o9wPcKFe0
ロム含めちゃうと何人いるかなんかわかんねーおw
208以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:36:23 ID:qe0qUllXO
うーん…そりゃそうだ。
今のとこ5人?
209以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:40:51 ID:9MQSo/d3O
鳥類萌えマニアックすぎwww

俺は個人的に感情表現苦手な女の子がツボなんで・・・

んでROMなんだが、けっこう多いと思う。
俺はヤバそうな時だけ保守してた。
210以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:47:15 ID:qe0qUllXO
感情表現の苦手なおにゃのこかー……ってツンデレとかじゃね?w
俺は感情表現薄い子とか好きだお

あーあー、あの時保守してくださってた人の一人だたのか。
ロムの人がけっこういるのはありがたいかぎりだw
書き手さんたち、読み手さんたちに感謝!
211以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:53:56 ID:o9wPcKFe0
俺も感情表現が薄いのは結構好きだな。

別に演劇抜いたところで遠野の活躍は減らねーよwwwwww
なぜなら、お前よりも俺が、そして俺よりも七海が遠野翼を愛してるからだ!!


さて、寝るか。
212以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:57:09 ID:9MQSo/d3O
ツンデレは違うよ ^^;
極端なこと言うと、ピグマリオンかな。
石像に命を吹き込むみたいな。

さて、限界。二人とも読んでくれてありがとう。
ノシ
213以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:57:31 ID:qe0qUllXO
>なぜなら、お前よりも俺が、そして俺よりも七海が遠野翼を愛してるからだ!!

ここの最後だけは認めないw
まぁ遠野たんエンドなら許すけどな!!
とりあえず演劇を騙し騙しやっとけwwwwwwwww
214以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:57:54 ID:o9wPcKFe0
ピグマリオンかwwwwwいいねぇwwwww渋いねwwwww
215以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:58:57 ID:qe0qUllXO
>>212
おやすーノシ
なんとなくわかった気もする。
じゃあ俺はバイトに行ってきますか……。
216以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 05:59:40 ID:o9wPcKFe0
>>213
最終的なところでだよ!!!!
VSなんかだと、七海は遠野に狂っちゃってる感じだけどなw
217以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 06:07:27 ID:qe0qUllXO
狂ってる感じがまたいい!!
正直アレだね。GJ!!!
遠野たんエンドはありがたいなw
218以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 06:09:09 ID:InuWxnmH0
           愛
           │
        γ ⌒ヽ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        i ^ω^i  < 愛、忘れてませんお?
       /i    i\  \_______
  ⊂二二/i ブーンi\二⊃
         ゝ   /
      〜/    \
       /  /~\ \
       /  /   >  )
     / ノ    / /
    / /   .  / ./
三  / ./     ( ヽ、
三  (__)      \__つ
219以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 06:51:48 ID:qe0qUllXO
ほしゅ☆っと…
220佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 07:06:48 ID:Dliyv4xI0
おはようございます〜。
皆さん乙ですorz
女王とツバメの雰囲気、私的にかなりツボで楽しく読ませていただいてます。
これからどうなるのかまったく予想できないので楽しみです。
保守の方もお疲れ様です!
221以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 07:26:28 ID:qe0qUllXO
ところで佐伯たんにまだあいさつしてなかったのを思い出した。
よろしゅーたのんますー。
222以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 07:45:57 ID:KfMLlmUOO
殺気沖田産業
佐伯おはようだな。さて、じゃあ今日は用事があるんで保守はよろしくだな。
223佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 07:58:18 ID:Dliyv4xI0
>>221さん、こちらこそよろしくお願いします!
>>222さん、おはようございます。
学校行く前に三話書こうかな・・・。(遅刻しない程度にw)
224以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 08:01:45 ID:qe0qUllXO
書いて書いてー!wktk

>>222
おはよう
今からバイト
ほしゅムリス
225以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 08:06:30 ID:KfMLlmUOO
書け書け!
つーかオレとがしだよwwwwwwwww
普段書き込む時はコテつけないからやっぱわからんかwwwwwww
226佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 08:28:38 ID:Dliyv4xI0
わあああああああああん(つДT)
書き終わったらのに急にPCの電源が切れたよ〜(シクシク)
思い出しますのでもう少しお待ちください・・・。
227佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 08:51:31 ID:Dliyv4xI0
      【解冬】第三話

今日は雄治が町内会の集まりで帰りが遅くなる為、三人で夕食を取る事になった。
「ねえ由里ちゃん。今日はどこに行ってたの?」
旭は責める事は言わず、優しく由里に問いかける。
しかし、由里は箸を置きうつむいてしまう。
自分が内緒で父と母のお墓が見える場所に行っていたなんて知ったら旭は悲しむだろうと思い、言い出せなかったのだ。
「ああ、由里は雪が見たくて公園に居たんだよ。」
由里の気持ちを察してか、旭に咄嗟の嘘をつく光雄。
「ほら、あそこは家と違って周りに建物がないから空が広く見えるんだ。あそこから見上げる雪の降る景色は綺麗だもん。」
「あら、そうだったの。私も一度公園に探しに行ったんだけど、どうやらすれ違っちゃったみたいね。」
旭は照れ笑いを浮かべ、肩まで伸ばした自分の後ろ髪を撫でる。
「ごめんなさいおばさん。心配かけちゃって・・・。」
由里は落ち込んだ声で謝り、上目遣いに旭の様子を伺った。
「元気出して由里ちゃん。由里ちゃんが無事に戻ってきたんだし怒ってないわ。」
そう笑顔で由里に答える旭。
「でも、今度から外に行きたいときは私に声をかけてね。」
旭が悲しそうな目をしたが、すぐに笑顔に戻る。
「うん・・・。わかった。」
由里はもう一度「ごめんなさい」と謝った。
両親を見てきた後だからだろうか。
旭の優しさが暖かくて、由里は少し泣きそうになった。
「さあさあ、お説教はこれでおしまい!お鍋の具がまだこんなに余ってるから沢山食べてね。あ、こら光雄!お肉もちゃんと食べなさい!」
「は〜い・・・。」
いつもはしっかり者の光雄が、怒られて渋々肉を口にする姿を見て、
由里はおかしくなり、思わず「ふふっ」と笑みを漏らす。
「あ、由里〜!今笑っただろー!」
「あははっ、おばさん。私にもお肉取ってください。」
由里は笑顔で器を旭に差し出す。
228佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 08:52:36 ID:Dliyv4xI0
間に合った〜。それじゃあ行ってきます(`・_・)ゝビシ!
229以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 09:00:16 ID:1Lwn69bv0
燃料投下してみるツンデレラ
http://leaf.boy.jp/vip/log/eid218.html


佐伯ガンガレヨ ノシ
230以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 09:51:37 ID:kehdB5Vo0
hsy
231以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 10:36:49 ID:9MQSo/d3O
佐伯たん可愛いな、保守
232森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 11:18:06 ID:MSxGBH7aO
さえちゃん可愛過ぎてネタに出来ねぇや
233森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 11:52:36 ID:MSxGBH7aO
保守
234以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 12:02:27 ID:9MQSo/d3O
>232 おはようモリゾン。よく眠れたかい?
俺でよければいくらネタにしてくれても構わないよ。

いや、むしろイジられたいくらいだw
235以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 12:18:19 ID:qe0qUllXO
じゃあみんなまとめて俺がいじろうか?

つーかこのスレって普通の掲示板6割、VIP4割って感じじゃね?
236以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 12:30:36 ID:9MQSo/d3O
確かにVIPらしくないかもな。

じゃ、俺は仕事行ってきます。 ノシ
237以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 12:33:22 ID:qe0qUllXO
だがそれがいい。

いってらっしノシ
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/14(水) 12:33:36 ID:bro2sdpM0

239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/14(水) 13:11:21 ID:tHpaaOi80
 
240深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/14(水) 13:19:34 ID:/Pq+UThTO
講義中携帯から覗き見しております。
携帯で書けるときに書くかもしれないが期待しないで待っていておくれ。

佐伯たんはいい子だねぇ(´ω`*)
241以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 14:02:06 ID:KfMLlmUOO
wktk
242以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 14:09:22 ID:qe0qUllXO
お題ワクテカ
243以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 14:58:25 ID:qe0qUllXO
ホーーッ!ホーーッ!!!
244深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/14(水) 15:12:17 ID:/Pq+UThTO
冬の教会のお題なら忘れてないぜ。
だいたいの感じは練ってあるから生化学のプリントまとめたら書いて、時間のあるとき投下しますよ。
245以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 15:45:24 ID:zbKHQSLGO
保守
246森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 15:51:24 ID:MSxGBH7aO
誰もがネタにしやすい様に燃料投下。

さえちゃん(完成予定図)
http://o.pic.to/32tz7
247森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 16:40:25 ID:MSxGBH7aO
保守
248森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 17:12:54 ID:MSxGBH7aO
保守
249以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 17:13:28 ID:8UwvF7HPO
字汚ねwwwwwwwwww
250佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 17:55:54 ID:Dliyv4xI0
こんばんわぁ・・・。
突然ですが、パソコンが不安定なので修理に出すことになりました・・・。
それにともない、数日間音信不通になります(つoT)
251以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 18:04:34 ID:qe0qUllXO
終わったぜぇー!!!ひゃっほぉーっ!!!
絵は上手なのに字が汚いって悲惨だなw

>>250
まじで? そんな時は携帯VIPPERになろうぜ!!!1!!
252とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/14(水) 18:20:10 ID:KfMLlmUOO
あー疲れた疲れた!
森蔵アレだな。絵うまいな!字はアレだけど!
253森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 18:25:48 ID:MSxGBH7aO
だって字はメインじゃないじゃん。
それに、この前学校の先生に
「森蔵は字が上手いな」
って褒められたんだよっ
254以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 18:29:12 ID:KfMLlmUOO
そうなのか。
じゃあまだ本気じゃないだけだなwwwwww
255以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 18:32:40 ID:qe0qUllXO
深夜たんに期待しておこうかw

モリゾーの字が上手いなら俺の字とかネ申ぐらいじゃねーか!!!
256以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 19:30:14 ID:KfMLlmUOO
257以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 19:30:27 ID:qe0qUllXO
そういやさ、なんで俺だけ『様』なの?
258深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/14(水) 19:45:32 ID:/Pq+UThTO
今電車の中だから、投下してみる。
259森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 19:52:25 ID:MSxGBH7aO
>>257
お客様は神様です
と同じ心理。
260以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 19:55:08 ID:qe0qUllXO
wkwktktk

>>258
正直『様』は可愛くないと思います。
261以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 19:55:39 ID:qe0qUllXO
あ、アンカーミス。
>>259
262深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/14(水) 19:57:07 ID:/Pq+UThTO
風が冷たかった。雪こそまだ降ってはいないものの、すっかりと街は冬の空気を漂わせていた。
我が国で最北の商港があるこの街。しかし、全盛期(おそらく僕の両親が、僕らくらいの頃)に比べてすっかりと寂れてしまっていた。
僕は鞄を背負い、家を出る。今日は一段と寒いから普段着ているパーカーよりも厚手のコートを着た。様々な服装で学校に行けるのは制服のない高校の特権だ。工業は制服がある。工業の校風はあまり得意ではない。
路面電車を待つ間も、冷たい風が吹き、僕の肌を突き刺す。息が白かった。やがて定刻通りに電車はやって来た。
263深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/14(水) 20:07:37 ID:/Pq+UThTO
電車に乗る。朝といえば通勤通学ラッシュだがそれ程混んではいない。昔は一度に全員が乗れないくらい混んだらしい。
後ろの座席は工業の学生が多いので前の方が僕の指定席だ。座ると、鞄からカセットプレーヤーを取り出す。これが僕の生命維持装置だ。中学卒業の時に父親が買ってくれた。
両耳から心地よい音が流れる。目を閉じる。窓から朝日が入ってくる。僕の視界にやわらかな色が広がる。この時間が、一番幸せ。
十数分で学校前の停留所に着く。学校はいつも変わらない。馬鹿は馬鹿、勉強してる奴は朝からしてる。僕はだらだらと教室に入った。
264深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/14(水) 20:08:37 ID:/Pq+UThTO
駅着いた。続きはすぐ書きます。
斜め向かいのカップルがうざいw
265森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 20:16:31 ID:MSxGBH7aO
多分女の方俺だwww
266以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 20:23:30 ID:KfMLlmUOO
その隣のイケ面はたぶんオレwwwwww
267森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 20:24:22 ID:MSxGBH7aO
↑スレ違い
スルー汁!
268深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/14(水) 20:37:17 ID:/Pq+UThTO
飯食ったら書く。
何か設定が気に入ってきたから長くなりそうだ。

週末妹来るから部屋片づけなきゃならない。
てなわけで途中でとめるかもしれん。スマソ
269森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 20:40:25 ID:MSxGBH7aO
>>267
>>265な。
後々になってから見たらすげーキモイレスだと思った
270以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 20:47:40 ID:KfMLlmUOO
オレも書き込んだあと、ちょっと後悔したwwwwww
271森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 20:53:05 ID:MSxGBH7aO
じゃあ深夜さんは週末に妹話うpって事で
272以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 21:18:16 ID:qe0qUllXO
深夜たんおつー。続き書いて書いてー!
祈りの歌も忘れないでねww
ってわけで妹(話)うpはまだかね?
273れあ:2005/09/14(水) 21:51:28 ID:Wqj2lcy10
久々に。
*

最初は真っ白だった台本。
今、俺の手元にあるものは、色んな色のペンで汚れ、ホッチキスが意味を成さないほどボロボロだ。
この、汚れた台本が今までの俺達の稽古を思い出させてくれる。
蕪木「それを調べにきたんだろうが」
タカナシ「それはそうだけど…」
蕪木「警察は絶対見落としてるはずだ。
   教授が理由もなく自殺なんかするハズがない」
タカナシ「そんなにズボラかなぁ、警察は
     遺言書なんて、普通みつけやすい場所に置くんじゃないかなぁ」
蕪木「じゃあ、お前は教授が何の理由もなく窓から飛び降りたっていうのか?
   発作的に?」
タカナシ「そうは、言ってないよ……」

順調に続く台詞。
そう長くない話だし、二人とも台本は完璧に入ってる。台詞の失敗は今更心配することじゃない。
二人はしばらく、といっても客が飽きない程度に黙ったままの作業を続けた。
主人を無くした部屋を片付けていく作業を。
時折文句を言ったり、これをどうするだのこうするだの、アドリブ混じりの会話をしながら、
少し、寂しい空気を作り出していく。
「照明、音響、いきます。3,2,1」
指示を出しながら指で照明盤を操作する。
一瞬の暗転の後、一人スポットライトに照らされた蕪木が姿を見せる。
274れあ:2005/09/14(水) 21:52:20 ID:Wqj2lcy10
「教授は、妖精やら妖怪やら都市伝説やら、そういった方面の研究をしていた。
 俺も、タカナシも、そういう分野に興味があって教授を師と仰いだ」
そう言った蕪木の後ろから、背中合わせに立っていたタカナシが姿を見せる。
正面から見る限りでは、小柄な遠野は大野の身体の影で見えなかったので、
唐突にタカナシが現れたように見えるだろう。
まぁ、斜めから見る場合はその限りではない。残念ながら。
「教授は普通の人のフリをしていたが、実際はとても変わり者だっが。
 『人には見えないもの』が見えてしまう。つまり」
タカナシはすっと身体を移動する。
背中合わせのタカナシと蕪木が、それぞれまったく別の方向をみつめながら、会話をはじめた。
「アナタはアレが見えますか?」
タカナシが言う。
蕪木はタカナシの指し示す方向を見もしない。
「いいえ、何も見えませんが、何かいるのですか?」
二人は既に、蕪木とタカナシではない。
『見えない者』と『見える者』へと変わっている。
275れあ:2005/09/14(水) 21:52:53 ID:Wqj2lcy10
「あそこにハネモノがいるんです。わかりませんか?」
「ハネモノ? ハネモノとは何ですか?」
「ハネモノはハネモノです」
「どんなものなんですか?」
「飛びます。ハネモノは飛ぶものです」
「姿はどんなものですか?」
「何とも説明しがたい姿です。ほら、よく見て下さい」
「何もいないじゃありませんか。いないものは見れません」
「本当に、本当に見えるんです」
「いないものを見えると言うなど、正気の沙汰ではありませんよ」
まったく別の方向を見る二人の会話。
見えない者は、見える者を奇人と責め立てる。
それでも見えるものには、見えてしまう。その『ハネモノ』が。

「本当に教授にそんなものが見えていたのかどうかは、知らない」
蕪木の声だ。
うん、大野は役の演じ分けについては保証書をつけていい。
「ただ、教授は確かに時々だけれど、妖精を追いかけたり、
 窓の外に横切った人影をおいかけて窓を開けることが、あった」
タカナシがそうつけたした。
二人はゆっくりと歩き出し、俺はゆっくりと照明をあげていく。
276れあ:2005/09/14(水) 21:53:17 ID:Wqj2lcy10
「ただ警察は、教授は普段から挙動不審なところがあったために、
 何らかの精神障害で発作的に飛び降りたのだろうと、判断した」
遠野は感情の起伏が激しい役も勿論出来るが、
静かな、一見穏やかな声の中に感情を潜ませるのが得意だと思う。
悲しみがじんわりと、伝わってくる。
タカナシが押し殺しているはずの怒りの感情を、ほんの僅かに匂わせながら。
「教授が狂っていただって? ふざけるな!」
逆に声を張り上げた蕪木。思わずびくりとするほど声量がある。
「教授は狂ってなどいなかった! 発作的自殺なんか、するはずがない!
 絶対に理由があるんだ。絶対に」
二人はいつのまにか、場面転換前の位置へと戻っている。
そして、照明も元の明るさへと。

何もなかったかのように2人は作業に戻っていた。
……なるべく暗転を増やしたくないがための苦肉の策だ。
今考えてみると、そしてこうして見てみると、微妙だ。
なんかもっといい方法あったんじゃないかなぁ……。
277れあ:2005/09/14(水) 21:53:41 ID:Wqj2lcy10
今日はここまで。
278以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 21:59:02 ID:KfMLlmUOO
乙カレー!
279以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 22:07:59 ID:qe0qUllXO
この調子ならまじで書き切れそうじゃね?
おつー。演劇の遠野たんのラストを考えると鬱になりそうだが素敵だ…。
280とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/14(水) 22:16:53 ID:KfMLlmUOO
>>114の続きを投下してもいいですか!?ツンデレ話最終回?かも。
最終回とか言わずにどんどん投下しる!!
ワクテカしてるから!!
282とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/14(水) 22:20:38 ID:KfMLlmUOO
>>114の続き

オレと瑞樹の唇はあと数ミリ近づければ、ふれあいそうになっていた。と、その時―――
ヴーヴーヴー・・・
オレの携帯が鳴り始めた。オレたちはビクッとして、反射的に離れる。電話の表示は『沖田』となっていた。
ピッ
圭二「も・・・もしもし」
?『ばかもん!今何時だと思ってんだ!?』
圭二「え?いや、ええっ?」
?『担任だ、担任!沖田の携帯からかけてるんだよ!お前、時計見てみろ!』
オレは腕時計を眺める。4時45分・・・集合時間は5時だから余裕じゃん。
圭二「いや、まだ4時45分じゃないっすか〜。集合時間は5時ですよね?」
担任『バカ野郎!何寝呆けてんだ!今は5時15分だよ!』
圭二「え・・・ええっ!?」
担任『すぐに戻ってこい!』
圭二「あっ、はい。わかりました・・・」
ピッ
オレは電話を切る。どうやらこの時計30分遅れているようだ・・・。
瑞樹「ど、どうしたの?」
圭二「ん、あぁ、どうやらオレの時計が遅れてるみたいで、集合時間に大幅に遅れてるみたいだ・・・」
瑞樹「ええっ!?ち、ちょっとあんたなにやってんのよっ?」
圭二「いや〜面目ない」
瑞樹「あんたはなんでどっか抜けてるのよ!バカ!」
圭二「て、てめっ!バカばっかり言いやがって・・・!」
結局オレたちはキスすることもなく、観覧車をあとにした。
バスに戻るとクラスのみんなからは白い目で見られ、担任から説教をくらったのは言うまでもない・・・
283とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/14(水) 22:21:26 ID:KfMLlmUOO
そして帰りのバスが出発した。
沖田「つーかお前ら何やってたんだよ?」
圭二「観覧車乗ってた」
沖田「観覧車ねぇ。どうせ中でエロいことでもやってたんだろぉ?」
沖田・瑞樹「や・・・やってねーよ・ないわよっ(///)」
オレと瑞樹は身を乗り出して、顔を真っ赤にしながら言った。
沖田「そ・・・そーか」
圭二「・・・」
瑞樹「ふんっ!」
しばしの沈黙。すると、沖田が思い出したようにオレに尋ねた。
沖田「あ、そういえば、お前あのピエロたちが、遊園地内部の人間ってなんでわかったんだ?従業員に聞いたら、ほんとにそうだったぞ」
それを聞くと、圭二は『やっぱりな』という表情を浮かべて答えた。
圭二「簡単だよ。担任が『最近遊園地によく変質者がでる』とか言ってたろ?」
沖田「ああ、そういえばな」
圭二「わざわざ遊園地に何度も足運んで、痴漢するヤツなんて相当な物好きくらいだろ。だからオレは内部の人間だと思ったわけ」
沖田「あ、なるほど。考えてみれば当たり前のことだな。・・・じゃあ、さらわれた場所をわかったのは?」
圭二「それもまた簡単で、トイレに行って瑞樹はさらわれたんだろ?だったら、トイレの近くの従業員しか入れない部屋に、連れ去られている可能性が高いと思っただけ。
まぁ、かなり大雑把な推理がたまたま当たっただけだわな」
沖田「なるほどな。もし、お前からメールもらわなかったら、あんな場所フツーに気付かなかったぜ」
284とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/14(水) 22:22:15 ID:KfMLlmUOO
圭二「でも、お前が来てくれて助かったよ。正直三対一は厳しかったからな」
沖田「よく言うぜ」
千歳「ねぇねぇ、何の話?」
突然後ろの席から千歳ちゃんが混ざってきた。
沖田「なんでもねーよ」
千歳「えーっ、なんでもないわけないじゃん!ねぇ、圭二くん何の話?」
圭二「えっ、いや、あの、その・・・」
沖田「いーから、あんまり圭二を困らせんなって!ゆっくり寝てろ」
千歳「なによぉ。つまんない・・・」
千歳ちゃんは自分の席に座り直した。
圭二「はぁ・・・」
沖田「お前ほんと千歳に弱いのな」
圭二「うっ・・・うるせーよ」
オレは千歳ちゃんのことが好きだ。だけど、今日の瑞樹との観覧車での一件・・・それが頭から焼きついて離れない・・・。
瑞樹「ねえ、圭二?」
そんなことを考えていると、瑞樹から話しかけてきた。
観覧車を降りてからは、イマイチ気まずい雰囲気だったのに、まさか瑞樹から話しかけてくるとは思わなくて少し驚いた。
圭二「あ、あぁ。どうした?」
瑞樹「あ・・・あのさ、もしよかったら、今日一緒に帰らない・・・?べ、別に変な意味じゃないんだからね!」
圭二「えっ・・・」
オレは少し考える。今は観覧車でのことから、気持ちが高ぶっているため、瑞樹と二人っきりになるのは・・・
沖田「いいじゃねえか!一緒に帰ってやれよ!」
圭二「あ、あぁ。」
瑞樹「べ、別にあたしはどっちでもいいんだからねっ!」
圭二「帰るよ。帰ろう」
瑞樹「あ・・・うん」
沖田「ふぅ〜(瑞樹ちゃんも苦労するよ)」
285とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/14(水) 22:23:19 ID:KfMLlmUOO
バスは無事学校に到着。そして帰り道。空は夕陽でオレンジ色に染まっていた。
圭二「・・・」
瑞樹「・・・」
案の定沈黙。まだ観覧車での気まずさが残っていた。
圭二・瑞樹「あのっ・・・」
お決まりの同時だよ・・・
瑞樹「・・・なによ?」
圭二「いや、そのほら、観覧車でのこと・・・」
オレは思い切って、切り出した。このまま瑞樹と気まずいままでいるのは嫌だしな。
瑞樹「か・・・観覧車がどうかしたのっ?」
圭二「このまま気まずいのも嫌だしさ、もうあのことはきっぱり忘れようぜ」
瑞樹「・・・えっ?」
圭二「オレこのまま瑞樹と友達でいたいしさ!なんていうか、変に意識するのは良くないと思うんだよな。うん」
瑞樹はしばらく黙っていた。・・・オレ、なんかマズイこと言ったのかな。
瑞樹「・・・られるわけ」
圭二「え?」
瑞樹「忘れられるわけないじゃない。・・・ばか。」
なんだか瑞樹の様子がおかしい。妙に冷めてるというか、なんていうか・・・
286とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/14(水) 22:24:10 ID:KfMLlmUOO
瑞樹「・・・あんたは忘れてるかも知れないけどね、あたしは小さい時から・・・」
そこまで言うと瑞樹は黙り込み、立ち止まった。
圭二「小さい時・・・?」
瑞樹「・・・」
なにか引っ掛かることはあるんだが、オレはどうしても思い出せない。
圭二「・・・わりぃ。オレ、小さい時の記憶ってあんまりなくて・・・」
瑞樹「・・・」
とても寂しそうな目でオレを見つめている瑞樹。
・・・風がオレの頬をやわらかく撫で回し、瑞樹の髪を優しくなびかせる。
夕陽は瑞樹をオレンジ色に染め上げ、なにか神秘的なものを感じさせる様な、そんな雰囲気に仕立て上げてた。
瑞樹「・・・どうすれば、いいんだろうね」
圭二「・・・えっ?」
瑞樹「もう・・・わかんないや」
圭二「瑞樹・・・?」
瑞樹「・・・」
寂しい目。なびく髪。乾いた唇。そして・・・
瑞樹「・・・さようなら」
そう言い残して瑞樹は去っていってしまった。オレはその場に立っているだけで、なぜか瑞樹を追いかけることも、引き止めることもできなかった。
空を見上げる。もう空は悲しげなオレンジ色に染まっていた。瑞樹の寂しい目のような、そんな・・・色に・・・。
―――オレは一人空に向かってぽつりとつぶやいた。
圭二「・・・なんで、そんな寂しそうな目をするんだよ・・・」

それ以来、瑞樹がオレと口を聞くことはなかった・・・
287以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 22:25:09 ID:KfMLlmUOO
と、いうお話だったのさ。
めでたしめでたし!!
288以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 22:27:26 ID:qe0qUllXO
どこがだよ!!! バリバリのバッドエンドじゃねーか!!!!11
289たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/14(水) 22:31:31 ID:EiT/juX30
めでたくないぞー

とかいいながら帰ってきますた。昨日は続きかけなくてすいませんでしたOTL
290以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 22:32:12 ID:KfMLlmUOO
ま、こんな終わりかたもアリだよね。
291以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 22:34:40 ID:MSxGBH7aO
アリだが瑞樹ちんがカワイソス
292以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 22:34:57 ID:KfMLlmUOO
お、おかえりなさいまし。今日は書いてくれるのかい?
293以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 22:38:45 ID:KfMLlmUOO
でもほんとは終わらないんだよ。第一部完ってことで。
とりあえず次からは、また超能力の話の続きでも書こうと思うんだ。
294以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/14(水) 22:40:22 ID:K8PyaHym0
王、ガンパレ
295たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/14(水) 22:54:53 ID:EiT/juX30
続き…

鈴「拍手なんて、照れちゃいますよ」
ガラスの向こうでは先輩が顔を赤くして笑っている。
僕「いや、凄くうまいですよ先輩。歌手になれますよ」
そう言った時、ちょっと先輩の表情が曇ったような気がしたが…
鈴「うーん、でも歌は私の趣味で…放送部の部室でしか歌わなかったから」
そう言って、にこっと笑う。と、

きーんこーんかーんこーん

8時15分の予鈴が鳴る。って、
僕「あ、職員朝礼が始まりますよ!」
鈴「あっ!!伏見くん、また後でね!」
そう言って先輩は廊下を走っていく。
僕「…」
296佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 23:00:47 ID:Dliyv4xI0
たわごとさんおかえりなさい!
れあさん、とがしさん、お疲れ様です!
う〜ん、早く過去ログ読む時間が欲しい!
(PC修理に出すので当分お預けですがorz)
とがしさんのことですから、きっと続きがあるはず。いや、ありますよね!?
このままじゃ圭二も瑞樹もカワイソス(;ω;`)
297たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/14(水) 23:08:18 ID:EiT/juX30
僕もとがしは絶対続きを書くと信じてるづらせ
298佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 23:16:04 ID:Dliyv4xI0
たわごとさん、割り込んでしまってごめんなさい・・・。
こまめなリロードが大切ですよね・・・orz
299たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/14(水) 23:22:19 ID:EiT/juX30
いんや、今日はこんぐらいにしようと思ってたから気にしないでけれ

今悩んでるのはこれが終わってから書くであろう物が暗いという件なのだが
300とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/14(水) 23:23:22 ID:KfMLlmUOO
佐伯おかえり!早くパソコン治るといいな。
続きはそのうち書くから安心づらせ!
あと、たわごと割り込みすまぬorz
301森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/14(水) 23:47:39 ID:MSxGBH7aO
まんまんうpスレに突撃して暴走中だから今夜は書けない予感。
302S ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 23:53:58 ID:Dliyv4xI0
とがしさんただいまです。
たわごとさんがもういいみたいなので、
寝る前に続きを書いたので書き込みます。
私はどんなお話でも好き好んで読むので、
たわごとさんの次の暗いお話も楽しみにしてます!
(もちろん、現行の話も応援しています!)
303佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 23:57:45 ID:Dliyv4xI0
      【解冬】第四話

夕食も終わり、台所で食器洗いをする旭。 由里達は光雄の部屋で勉強をしていた。
「ねえ、光雄。ここが少し判らないんだけど・・・。」
由里が困った顔で数学のノートを見せてくる。
「あー、漸化式か・・・。待ってて、今考えるから!」
自分の教科書と由里のノートを照らし合わせて説明を考える光雄。
「む〜〜〜。」
光雄は、頭は結構良いが苦手なところはとことん苦手というタイプだった。 必死にどうにかして説明できないかと悩む光雄。
「もういいわ。これは置いといて別の問題をやるわ。」
そう言うと自分のノートをひょいっと光雄から奪い別の問題を解き始めた。バツが悪そうに光雄は頭を掻く。
不意に「トントンッ」とドアがノックされる。 ドアを開けて入ってきたのは旭だった。
「あら、勉強中だったのね。」
「どうしたの母さん?」
由里も「どうしたの?」という目で旭を見る。
「今お風呂が沸いたんだけど、どうする?」
旭は由里を見てそう言った。
「そうですか。それじゃあすみませんがお願いします、おばさん。」
由里は車椅子を漕ぎ旭の元に向かう。
「わかったわ。それじゃあ由里ちゃん、行きましょうか。」
「行ってらっしゃい由里。ちゃんと肩まで浸かるんだぞ〜。」
「判ってるわよ!」
二人は洗面所へと移動した。
由里は歩けないため、当然一人でお風呂に入ることもできない。
なので、こうやって毎晩旭と一緒にお風呂に入るのが日常になっていた。
片岡家の浴室は広く、浴槽も二人で入っても十分の大きさだった。
以前は「いつもじゃ悪いから。」といって遠慮していた由里を、「遠慮しないで。由里ちゃんと入るの好きなんだから。」と笑顔で旭はお風呂に誘ってくれた。今では由里も遠慮せずに旭との入浴を楽しんでいる。
光雄は浴室から微かに聞こえてくる二人の楽しそうな声を聞きながら、漸化式の問題を睨めつけた。
304佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/14(水) 23:59:51 ID:Dliyv4xI0
あ・・・。
302の名前間違っちゃいました(T_T)
う〜ん、疲れてるみたいなんで早速寝ます・・・。
おやすみなさい、みなさんorz
305とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/15(木) 00:12:13 ID:ffxKjYWZO
たわごとの話は読みやすいし、おもろいなwww早く続きを書いとくれww
佐伯乙〜!
漸化式とかとかなつかしいなwwww続き期待しちょるよ。
306以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 01:05:55 ID:qtBwvdnJO
皆おつです。
寝る前に覗きにきたけど、誰もいない?
307gr ◆iicafiaxus :2005/09/15(木) 01:07:25 ID:Y2VardXO0
ノシ
308以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 01:16:49 ID:qtBwvdnJO
どもどもw
絡むのははじめましてだね。
ツバメの話を書かせてもらってる。





今日はまだ起きてる予定?
309gr ◆iicafiaxus :2005/09/15(木) 01:30:49 ID:Y2VardXO0
あーいや俺は起きてるけど見にくるかどうか微妙なので
俺にかまわずやって下さい
310女王とツバメ:2005/09/15(木) 01:37:59 ID:qtBwvdnJO
午前中は政務、午後は謁見。それがマリーの国の慣わしだ。
若くして王位についたマリーには、さらに夜の勉強時間が設けられている。
責任感の強いマリーは、疲れた顔ひとつ見せずにその全てをこなしていた。
そんなある日、政務を終えたマリーが自室に戻った時のことだった。
「恐れながら陛下、毎日そのように私どもをお部屋から追い出して、いったい何をなさっておいでです?」
女官長の視線が明らかにマリーの行動を咎めている。
「一日に十分だけでいいのです。私は一人でお庭を眺める時間が欲しいの。」
わがままを言わないマリーが、珍しく譲らない。
「けれど陛下、万一危ないことがあってはなりません。おやめくださいませぬか?」
「たった十分でいいのです。落ちないように気をつけます。この時間を奪われては、私も病気になってしまう。」
そこを突かれると痛い。この国の王の死因は、ほとんど胃の病か気鬱の病だったからだ。大国に挟まれた小国の国主。代々あまり長生きした者はいない。
存分にお気をつけてと渋々言って、女官長は引き下がった。
マリーは扉が閉まるのを見届け、窓に近寄った。
「随分イヤミなババアだな、おいwww」
いつものようにツバメが窓枠に止まっていた。
311以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 01:41:00 ID:qtBwvdnJO
>309
すまないけど俺そろそろ寝ないとまずいんで、起きてたら保守頼んます。
ノシ
312gr ◆iicafiaxus :2005/09/15(木) 01:42:17 ID:Y2VardXO0
ノミノ
313登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/15(木) 01:46:27 ID:KeI81yAMO
最近何かと用事が入ってしまってペースダウンして升。
今書く人がいなければ書こうかと思います。

今大丈夫かな?

あと題名決めました。
他の作品と被ってなきゃいいけど、
【裏と表と表と裏】

俺センス無い・・・・・・ですね・・・。
314登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/15(木) 02:23:30 ID:KeI81yAMO
「ぐぇぇぇぇぇ!・・・・・ぐぇぇぇ」

腹ばいになった体の上をロードローラーで何度も往復されてる時に出すような声を出す雅人。

あの後自分が死に掛けたことも知らない雅人は半身ボロボロのまま家に到着する。
当初雅人は家に帰ることを断固拒否して、当分服が直るまで家に帰らないと宣言する。
しかしその石よりも硬いはずの誓いは
(じゃあ聞くけど今の所持金は?)
「に・・・二十、円・・・・・・・・」
という浦島と雅人の心の会話によって崩れさったのだ!
はい拍手。

そして今雅人は自分の妹であり、この家の家長でもある優香はズタボロの服と外
でのケンカについて主犯である浦島を問いつめるために雅人をエビ固めしていた。

「ちょっと出てきなさい!浦島さん、あなたがお兄ちゃんを危険な目に遭わせた
のはわかってるんだからね!出てきなさい!!」ぐい、ぐい。
「ぎぇぇええ!!!!」ごきごき。
小休止する優香。
「ぎぇぇええ!!!!」ばきばき。
再び小休止。ふ〜。
「ぎぇぇええ!!!!」ごきっ!
もう一度小休止。あともう少しね!

「なにがもう少しなんだよ!俺の背骨を折る気か!?固い針金を折る要領で、何
度も曲げることによって折り曲げる
315登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/15(木) 02:50:44 ID:KeI81yAMO
「なにがもう少しなんだよ!俺の背骨を折る気か!?固い針金を折る要領で、何
度も曲げることによって折り曲げる気なのか!!??」

優香は体が小柄にしては意外に力が強く雅人との腕相撲の勝負では一度しか負けたことがなかった。
そんな体力差、型にハマったことからとにかく身動きできない・・・・・助けも呼べない・・・
もう雅人泣いちゃいます。全泣き状態です。

「えー、違うよ〜〜。優香はただ浦島さんを凹りたくて木の幹に巣くう虫を胆振
だすためその木もろとも破壊しようとしてるだけだよ?」
何故兄がそのようなことを言うのか理解できずにキョトンとした顔をする妹。
「え?いや、ちょっと待って!?その方法じゃ俺が大変なことになるじゃな
いか!!もっと他に良い方法はないの?!てかそもそも浦島の肉体も俺の肉体も
いっしょだから『浦島を凹る』=『俺を凹る』になるんですけど!!というかなってます今!!!!」
悲鳴に似た声で必死に説明する雅人。
さらに「それに浦島は今意識を閉ざしてるから痛みとか伝わらないんでずよぉぉ
ぉ信じでぐだじゃい〜〜」と付け足す。もう気が気でない雅人。

すると上にのっかっていた優香は「う〜ん・・・」と考え込むと「あ、そうゆうことかぁ!」と顔を輝かせた。
やった・・・これで救われる・・・・・救われるぎぇええええ!!

「なら別に問題ないね☆」
「えぇえええええ??????」

がんばれ雅人。
明日は来るさ。


たぶん。
316登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/15(木) 03:11:24 ID:KeI81yAMO
「ふぅ〜、散々な目に遭ったなあ・・・」

二階への階段を上がりながら腰をトントンと叩く雅人。
オヤジくさいですね〜、この男。

部屋に入りドアを閉めるとドッと疲れが出た。
ベッドの上に身を投げ出す。
「俺ばっか痛い目に・・・ぐすん」
(まあ、そう悲観するなよ。優香だってあれでもお前のこと心配してるんだよ)
「う〜ん・・・」
確かに思い出したくないほどプロレス技をかけられた後、優香に火傷の治療をして貰えたのだ。
丁寧に。満遍なく。必要以上に。
家にある中で一番よく傷に染みる薬で。
傷によく染みる薬で。
満遍なく。
「・・・・・・・・・」
(・・・・・え、と。一番効くタイプだったのでは?)
「あれは昔に『これよく染みるからヤだ』って言ったタイプのやつなんだ・・・」
(あ・・・そう・・・・・)
掛ける言葉が見つからない浦島。
カワイそうな雅人。
もう今日は疲れたし、寝よう。
包帯を巻かれた手で掛け布団をひっぱり、肩まで掛けて雅人は眠りについた。

また夢を見た。
317登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/15(木) 03:12:57 ID:KeI81yAMO
俺も寝ますね。

応援してくれる人もそうでない人も
また今度あいましょ〜(^^)/
318以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 05:22:11 ID:qtBwvdnJO
乙ー
319以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 06:11:44 ID:qtBwvdnJO
320以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 06:14:46 ID:shF2wHP2O
おはようおつー。
今から見てくる保守
321以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 07:00:23 ID:shF2wHP2O
うん。読んでる途中に軽く落ちてた保守
322森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 07:15:12 ID:kDRI/Nt6O
おはゆww
今日も保守がんばろーねっ
323以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 07:19:00 ID:shF2wHP2O
今日は楽なバイトだから保守は大丈夫だお!
つーか仕事の時間まで何か書きますかな。
324以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 08:10:41 ID:shF2wHP2O
ほしゅ…するから
325以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 08:45:26 ID:shF2wHP2O
ひなたぼっこで書こうと思って企画倒れ俺乙!!















orz なんかキーワードが欲しいとこだね。
326以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 09:39:19 ID:shF2wHP2O
ほしゅ

じゃあ行ってくるか。
327以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 09:41:43 ID:xHZhoe2H0
>>325
じゃあ

ひなたぼっこ
図書館
眼鏡娘
ひざまくら

でよろしく
328森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 10:00:56 ID:kDRI/Nt6O
耳掃除もプラスして
329以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 10:47:54 ID:shF2wHP2O
ほしゅ
ただいまバイト中w
330 ◆JBL/J113zU :2005/09/15(木) 11:35:00 ID:D5zzBu1t0
>>160

道場にいる全員の視線が響に集中する。
「阿加木さん!?」
「あっ。はい、そうですけど…?」
香織が一際大きい声を出す。それに答える響。
「ひょっとして入部希望!? 見学なんていいから、もう速攻で入部していいよ!」
「え…? ああ、はい……」
テンションの高い香織に押される響。自分の事を知ってるのにも驚いた。
「顔はちょっと痛々しいけど、目がいいね。その気合の入った目がね!」
グッと顔を近づけてくる香織に、僅かに後ずさりする響。
「止めるんだ」
子供のようにはしゃぐ香織に、速水がたしなめる様に声をかける。
「そんな喧嘩屋、ここには必要ない」
冷たく言い放つ速水。そして、その言葉にムカッとくる響。
「色々聞いたよ…。転校早々にクラスメイトと喧嘩。昨日も屋上で大立ち回りらしいじゃないか」
黙ってる響。事実ではあるが、気分が悪い。
「悪いけど…、そんな人を入部させるわけにはいかない。出て行ってくれないか?」
「そんな…。彼女だって、この部で鍛えれば…」
「ちょっと!」
香織の言葉に割って入る響。その目は明らかに怒っていた。
「さっきから黙って聞いてれば、随分好き勝手に言ってないですか!?」
こめかみには青筋が薄ら浮いている。手が出る一歩前の状態だ。
ただならぬ雰囲気の速水と響。他のメンバーたちは、ただ見守っているだけだった。
一瞬即発の中、口火を切ったのは速水だった。
「口が過ぎたというのなら謝る。確かに言い過ぎたかもしれない…」
速水から謝罪の言葉が洩れる。その言葉に胸を撫で下ろすメンバーたち。
「だけど、やっぱり君をここに入れるわけにはいかないな」
その言葉に再び、緊張が走った。
331 ◆JBL/J113zU :2005/09/15(木) 11:35:53 ID:D5zzBu1t0
「テコンドーは自己修練のための手段だ。喧嘩目的の人に教えるわけにはいかない」
「私、そういうつもりはありません!」
速水の言葉に、響が大きい声を出す。
「確かに喧嘩はしてるけど…。でも、それでテコンドーやろうとは思ってません!」
ハッキリと言う響。速水と他のメンバーは静かに聞いている。
「テコンドーやりたいのは、あくまでテコンドーがやりたいから、それでここに来たんです!」
宣言する響。言い終えてから思いの外、声が大きかったのに少し赤面する。
「主将、阿加木さんを入れてあげても、いいんじゃないですか? やる気もあるようですし」
響の言葉に考える速水。そこへ助け舟を出す香織。
「私は阿加木さん、歓迎しますよ! 仲間も増えるし、ここも活気付くと思います!」
「あの主将……」
香織の言葉に、メンバーの男子生徒が話し出す。
「自分も歓迎していいと思います。ここまでハッキリ、テコンドーをやりたいと言う人を追い返すのは…」
「……わかった」
二人の言葉にしばらく考えた後、速水は頷く。
「阿加木さん。俺は喧嘩をするヤツは嫌いで、正直に言えば、お引取り願いたい気持ちはまだある」
響に向き直り、目を見て話し出す速水。
「でも、純粋にテコンドーがやりたいと言うのなら、サークルの加入を認めざる終えない」
「ホントですか!」
パッと顔に笑顔が広がる響。周りのメンバーたちも顔がほころぶ。
「ただし! メンバーとなったからには、喧嘩は絶対にしないでもらいたい。それが条件だ」
「はっ、はい、わかりました」
一瞬詰まる響。自分から喧嘩する気がなくても、どうも巻き込まれることが多いので、やや不安があった。
「やったー! それじゃあ、阿加木さん。早速、この入部届けにサインして!」
「は、はい…」
香織が差し出した入部届けを受け取り、サインをする響。
香織のハイテンションについていけないものはあったが、一先ず、無事に入部できてほっとした響だった。
332 ◆JBL/J113zU :2005/09/15(木) 11:38:33 ID:D5zzBu1t0
>>55
>>57
>>86
>>160
>>330-331

キックス女神X 型2『主将・速水』  
       −完−
333以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 11:45:23 ID:D5zzBu1t0
あー、しんど
打ち切って別なの書こうか…
334森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 11:47:49 ID:kDRI/Nt6O
>>333
一時中断もありじゃね?
335以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 12:10:45 ID:shF2wHP2O
息抜きも大切だから違うお話ものんびり書きながら続けるのが一番だお
まぁそのまま書かなくなって終わるのが俺だけどw

>>327-328
ちょwwwなに増やしてんだよwwwwwwww
ひなたぼっこ、ヒマワリで書こうと思ってたけどまとまんねーからまぁ考えてみるか。
336以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 13:01:53 ID:shF2wHP2O
337以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 14:09:55 ID:vdtMD2GI0
osyu
338佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/15(木) 14:37:56 ID:WfowB7fV0
こんにちは〜。
ついに明日からPC修理が始まります(;ω;`)
先ほどツンデレとグレテールのスレの方を完結させてきて疲れましたorz
なんか今までの物語は全部急いで作ったので、
解冬だけはまったりゆっくり書き上げようかと・・・。
今日はもうネットに繋げないので、挨拶だけにしておきます。
最後に、燃料投下(?)として佐伯のまとめブログ晒していきます。それでは〜。
ttp://saekiblog.seesaa.net/
339以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 15:04:48 ID:shF2wHP2O
ノシ また帰っておいで…
340森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 15:36:00 ID:kDRI/Nt6O
では次は俺が書きますね
341森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 16:13:50 ID:kDRI/Nt6O
「あなたが禍人君や他の人にしている事はただのワガママよ!
一緒に、永遠にあの家で暮らすですって?
禍人君は籠の鳥じゃない!そんなの…幸せじゃないわ!」
三白眼で睨む私に、彼女は言う。
「あら?怒った?……いいわね、若いって。怒った顔も可愛いわ。
…憎たらしい。
小娘如きがアタシに説教?フザケないでよ!
死んで。お願いだから」
342森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 16:23:29 ID:kDRI/Nt6O
彼女が歩み寄って来る。私は後退る。
彼女が歩み寄って来る。私の背中が木にぶつかる。
これ以上、逃げられない。

◆ 情を捨てよ、町に出よう

彼女の左手が、私の頬に。彼女の右手が日光を反射した。
眩しい。右手が引かれる。
動けない。
憎悪なんか全て消えて、そこには、純度の高い恐怖だけ。
ぃゃ。
嫌だ。死にたくない。
少し漏らしてしまった。
恥ずかしい。禍人君の前で。
イヤ。嫌。いや。
恥ずかしい。死にたくない。たすけて。

―――そして、私は。
343森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 16:25:49 ID:kDRI/Nt6O
――――そして僕は、この世で最も残酷な、唯一の武器を振り翳す。



と、まぁ、今は眠いんで。続きは出来れば夜にしたいなぁと。
344とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/15(木) 17:46:36 ID:ffxKjYWZO
てめwwwwww
いいとこで終わらせるなよなwwwwwwww
345以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 17:51:11 ID:qtBwvdnJO
おつー
寺山修二とか読んだことないやw
モリゾンは朔太郎とかも好きそうだと勝手に想像してみる
346以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 17:57:15 ID:shF2wHP2O
おまいだけは毎度毎度オナニーだの眠いだの・・・
すげぇ気になるとこで切るんじゃねぇおw
347以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 18:15:32 ID:vzQAxq/v0
なんとなく>>181の続き
*

   2、回収人と捨てられない奴

     場面転換
     舞台上にはアベが何かを待っているような様子
     そこへセトが参上。

セト  先輩、お待たせしましたー!
アベ  お前、遅いよ。
セト  え、遅かったですか?
アベ  遅い遅い。
セト  ちょっと遅い、普通に遅い、結構遅いだとどのくらいの遅さですか?
アベ  普通に遅い?
セト  まぁ、遅さはどうでもいいですけど。
アベ  じゃあ聞くなよ。とにかく仕事だ、仕事。
セト  イエッサー、先輩! 次はえーと、サイトウタカシの回収ですね。
アベ  (妙な反応)
セト  どうかしたんですか?
アベ  いや、……ホンダサヤの家だな、面倒だ。
348以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 18:16:00 ID:vzQAxq/v0
セト  知り合いですか?
アベ  いや、前も回収に行ったことがあるだけだ。
セト  へぇ、別の人が死んだんですか。
アベ  同じだよ。サイトウタカシ。

     セトとアベ、はける。
     場面転換、舞台上にはサヤと死体。

セト  (声のみ)すみませーん、ホンダさーん。……返事ないですね。死んでるのかな。
アベ  (声のみ)ホンダさん、いるのは分かってるんです。入りますよ。

     2人、勝手に部屋に入ってくる。
349以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 18:16:31 ID:vzQAxq/v0
サヤ  ちょっと、勝手に入らないで下さい!
アベ  それなら鍵でもかけて置いてくださいよ。今日こそサイトウタカシを回収させてい
     ただきます。
サヤ  タカシは人間です! あなた人間のことを回収とか言うんですか!?
アベ  あなたは死体のこと人間と呼ぶんですか。
サヤ  っタカシは私の恋人です。あなた方になんか触らせません!
セト  そんな、俺たちだって仕事だから仕方なく触ってるっつーのに。死体なんて触りた
     くないですよ。
サヤ  帰ってください!
セト  ちょっと先輩、どうなってるんです?
アベ  どうもなにも、見ての通りだよ。死体を渡さないんだ、この人は。
セト  死体を渡さない?
アベ  そう、そこの腐った奴。
350以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 18:17:09 ID:vzQAxq/v0
セト  うわ……通りで臭いと思った。
サヤ  近寄らないで!
アベ  死体は回収し、焼却処分することが義務付けられています。法律によって罰せられ
     ますよ。
サヤ  法律が何だって言うんですか。そんなもの何の意味もない。
セト  いや、罰金とか払わなきゃいけないんですよ?
サヤ  タカシが死んで全てを失った私から何も奪えるものなんてない。無意味です。
セト  ああもう、話にならない!
アベ  前に来たときもずっとこんな調子でな。
セト  無理やり回収すればいいじゃないですか。
アベ  出来ないことはないけどな……ヘタに争って警察沙汰になるのも面倒だ。
    減給になるかもしれないし。
セト  ああ、それはイヤですねぇ。
サヤ  何を話してるんですか。早く出てってって言ってるでしょう!?
アベ  ヒステリックな女だな。少し黙ってこっちの話も聞いて下さいよ。
サヤ  ヒステリック!? 私のどこがヒステリックなのか、原稿用紙にまとめて提出して
     見せなさいよ!
351以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 18:17:38 ID:vzQAxq/v0
アベ  イヤだよ。勉強好きだったらこんな仕事してないんだから。
セト  え、先輩高校行かなかったタチですか? 俺は高校定時制だったんですけど。
アベ  一応行ってたのか。
セト  まぁ、結局中退したから最終学歴中卒なんですけどね。
アベ  俺は高校は行かなかったからな。中卒でここに就職してさ……で、お前中学どこ?
セト  ああ、俺はケーチューですよ。
アベ  何だ近いな。俺メグチュー。
セト  マジすか? 俺の結構メグチューの知り合い多い……
サヤ  何の話をしてるのよ! 人の家で! 早く出て行けって何回言ったら分かるのよ。
アベ  だから、話を聞いてくださいって言ってるでしょう。とりあえず、話だけでも聞い
     てください。
セト  そうですよ。こっちだって仕事なんだから、あっさり引き下がるわけにいかないん
     ですよ。
サヤ  ……聞くだけよ。話したらさっさと出て行ってよ。
アベ  わかりました。
352以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 18:18:47 ID:vzQAxq/v0
セト  で、何の話するんですか?(こっそり)
アベ  出来る限りこの女を説得するんだ。(こっそり)
セト  中卒コンビで説得できる気がしないんですけど。(こっそり)
アベ  そこは……ナントカするしかないだろう。
サヤ  話があるなら早くしてくれない?
セト  あぁええとですね、そもそも何故死体を焼却処分するかといいますと、これはえ、
えーせーじょーの問題というのがありまして……。
サヤ  この家には私しかいないのよ? 何も問題ないじゃない。
アベ  しかし、その臭いなどで周囲の住民から文句なども出ますし。
サヤ  知らないわよ。臭いっていうならそっちが出て行けばいいわ。
セト  さっきも言いましたけど法律が……
サヤ  だから、何?
アベ  罰則もありますし……
サヤ  罰したければ罰せばいいじゃないの。私はタカシのためならなんでもする。
セト  (アベに)……それ以外に処分の理由って何かあるんですかね?
アベ  (セトに)俺に聞くな。
セト  ていうか、ぶっちゃけ俺も「法律でそう言ってるから」って程度にしか知らないん
     ですよねぇ。
アベ  やっぱり衛生の問題だろ? 放っておくとハエもたかるし、有害ゴミを道端に捨て
     てるようなもんだぜ。
353以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 18:19:08 ID:vzQAxq/v0
まぁ、ここまででいいか。
354たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 19:07:23 ID:g5qaQ2/80
ただいま帰りました〜
355以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 19:09:43 ID:vzQAxq/v0
おかいりー
356以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 19:58:16 ID:vzQAxq/v0
青いメイド服は邪道だ。
クラッシックに濃紺か黒にしろ。

と思う俺。
もうテレビチャンピオンなんて見ない。
357たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 20:04:51 ID:g5qaQ2/80
つづき。

教室に戻ると、親友の沖井明彦が声をかける。
明彦「おい龍平、今日の一時間目英語に変わるらしいぜ。さっきりっちゃんが見てきたらしい」
僕「まだ朝礼前なのにかよ^^;りっちゃんもやることが早いな」
そう言って、りっちゃん――中井里枝のほうを見る。
里枝「偶然見ただけよ」
里枝はいつもの2本の三つ編みを窓からの風になびかせながら、頬杖をついている。
僕「りっちゃん、不機嫌そうだねぇ」
明彦「仕方ないって。英会話はあの人だろ」
僕「にゃるほどね^^嫉妬してるわけか」
里枝「違うって!私は…私はただ、あの人みたいな綺麗な人になりたくて…緊張してるだけ」
ちょっと顔を赤らめて俯いているから、たぶん本音だろう。
明彦「さすがだよな、あの人は男女ともにファンが多い」
僕「ま、高嶺の花なんだけどね」
そう言って、時計を見る。
僕「お、そろそろ担任がくるぜ」
358たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 20:11:58 ID:g5qaQ2/80
朝礼が終わり、僕ら三人は雑談している。
里枝「あーあ、やっぱり緊張するな…」
龍平「憧れってやつ?」
里枝「うん…多分」
龍平「どんな感じなの?」
里枝「何かね…胸の奥がドキドキするの。その人を見ると、何か世界が変わったような気がして」
明彦「ふむふむ」
里枝「…って、何言わせるのよ!恥ずかしいでしょ!」
明彦「まあまあ…^^;何か、恋心みたいでいいねぇ」
明彦がそう言った時、僕はドキッとした。
里枝が話していた感覚は…たぶん坂本先輩に会ったときの僕と一緒だ。
でも、それは憧れなんだろうか…それとも、恋心なんだろうか…恋愛になんぞ縁の無かった僕には、全く分からなかった。
と、チャイムが鳴り、先生が入ってくる。

ローザ「はい皆さん、授業を始めますよ。起立」
ローザ先生は、いつもの笑顔で号令をかけた。
359たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 20:24:49 ID:g5qaQ2/80
ローザ先生の授業は、いつも楽しいことで有名だ。
ただ容姿や声がすばらしいだけではなく、教科書を進めていく途中で、本場の人ならではの豆知識とか、ちょっとした雑談とか。
既婚じゃなかったら狙ってるのに(爆)

って、あれ?

今日はその後ろに、ついさっき会ったばっかりの人がいる。
先生が紹介する。
ローザ「今日から3週間、教育実習にこの橘高校にいらっしゃる坂本先生です。では先生、どうぞ」
ローザに促され、先輩が教壇に上がる。
鈴「え、ええと、教育実習生の坂本鈴です。その、ふつつかものですが、よろしくお願いします」
先輩は顔を赤くして深々とお辞儀をする。凄く緊張してるな^^;
明彦「おい龍平」
明彦が後ろから肩をたたく。
僕「ん?」
明彦「かなり美人じゃないか」
僕「あ、ああ」
明彦「ん?どうした?顔が赤いぞ」
そう言われて初めて、僕は自分が赤面していることに気がついた。
360たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 20:27:07 ID:g5qaQ2/80
いったんここまでー
361以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 20:31:01 ID:vzQAxq/v0
乙。
ローザも先生なのか。
362たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 20:37:35 ID:g5qaQ2/80
家に帰れば祥一だけのメイドって感じだけど(w
ちなみにローザは非常勤で坂本さんは常勤。
祥一はPA関係の仕事に進んでる。
瑠衣はバレーボール女子日本代表で睦はOLづらせ
おっつー! 素敵な限りだ…。

>>353
案外面白いから途中放置プレイはかなり冷え込むと思いません?

















さて、明日は休みに決まったからさっきのお題でものんびり考えますか。
364以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 20:39:55 ID:shF2wHP2O
設定が完璧じゃね!?
スキがneeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!
365以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 20:41:52 ID:vzQAxq/v0
案外面白いって何だ。
まぁいいや。第二場までしかどうせないしな。
*

セト  なるほど。(サヤに)あなたが死体をずっと放置しておくってことは、有害ゴミを
ふほうとうきしているのと同じなんですよ!
サヤ  前にも言わなかった? あなたはタカシをゴミ扱いするわけ?
セト  ……だって死体なんて動かないし、ゴミと同じじゃないすか。
サヤ  この間までは動いてた! もう動かないからって、外見だってタカシと同じよ!
    一体どこがどう違うっていうの?
2人  …………。
セト  どうします、先輩。
アベ  いわゆる「カチカンのチガイ」って奴だ。俺にはさっぱりわからん。
セト  俺にもわかんねーっす。
サヤ  どうやら、もう話すことはないみたいね?
2人  …………。
サヤ  ちゃんと「話を聞くだけ」は聞いたわよ。さぁ、どうするんだっけ?
アベ  「話したら、さっさと出て行く」
サヤ  …………さぁ出てって。
アベ  ……出直してきます。
セト  また来ます。
サヤ  ごめんねタカシ、もううるさい人達は追い返したからね…………
366以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 20:42:20 ID:vzQAxq/v0
     場面転換、数日後。舞台上にはアベ

セト  先輩、お待たせしましたー!
アベ  お前、遅いよ。
セト  え、遅かったですか?
アベ  遅い遅い。
セト  ちょっと遅い、普通に遅い、結構遅いだとどのくらいの遅さですか?
アベ  結構遅い?
セト  まぁ、遅さはどうでもいいですけど。
アベ  じゃあ聞くなよ。とにかく仕事だ、仕事。
セト  イエッサー、先輩! 次はえーと、サイトウタカシの回収ですね。

     沈黙。

セト  行きたくないなぁ……。
アベ  同感だが、行かないわけにもいかない。給料貰ってるんだからな。
セト  ていうか、報告したのにまだ上の人達動いてないんですかね?
アベ  おやくしょしごとって奴なんだろ。手続きとかが面倒なんだ。
セト  下っ端の苦労もしらないでまったく……。
アベ  まぁそれでもやるしかないんだよな。やらなきゃ食べていけないからな。
セト  またアレですよー。「タカシはモノじゃないわー」とかいわれちゃいますよ。
アベ  (溜め息)
367以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 20:42:42 ID:vzQAxq/v0
     とか言ってるうちにサヤの家に到着。

セト  すみませーん、ホンダさーん。……返事ないですね。死んでるのかな。
アベ  ホンダさん、いるのは分かってるんです。入りますよ。

     セトとアベ、ドアを開ける。
     中にはサイトウタカシ、そしてホンダサヤの死体。

2人  あ。
368以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 20:43:06 ID:vzQAxq/v0
以上。

先に変換で「異常」と出てしまう事実。
369たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 20:44:39 ID:g5qaQ2/80
乙。

よくあることだ。
370以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 20:56:20 ID:shF2wHP2O
あるあr・・・あるあるwwwwwwww
つーか結局サヤ死ぬのかよ。
結構なことだ。


アキバ王きんもー☆
なんか生きてるのが恥じゃね? と率直な感想を置いておく
371たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 20:59:43 ID:g5qaQ2/80
アキバ王はなぁ…引いた。
まじでTVチャンピオンも堕ちたね。
373たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 21:06:46 ID:g5qaQ2/80
なんだかなぁ…悲しくなってくるよ
でもVIPだと祭なんだよなぁ^^;
375星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/15(木) 21:19:29 ID:xfCm4I6n0
俺はメル欄には書かないよ保守
376たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 21:20:39 ID:g5qaQ2/80
それがVIPクオリティ


なんつって
377以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 21:21:24 ID:shF2wHP2O
その一言かよwwwwwwwww

で、前に言ってた件(外国でおにゃのこ捕まえてくる)はどうなったのさ?
378たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 21:21:26 ID:g5qaQ2/80
星野たんキタコレ!!!!
じゃあそろそろ妄想練ってメモにでも書きますお
380森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 21:28:32 ID:kDRI/Nt6O
2人とも乙。
何の間違いか名前も知らぬ女VIPPERに裸体を晒すはめになったwwwwww
381gr ◆iicafiaxus :2005/09/15(木) 21:29:29 ID:Y2VardXO0
大百科掲載おめ
382たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/15(木) 21:33:18 ID:g5qaQ2/80
今日はそろそろ寝ることにしまつ。

ノシ
383星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/15(木) 21:35:16 ID:xfCm4I6n0
>>377
ああ、うん
なんつーか
ポッ
384以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 21:35:54 ID:shF2wHP2O
たわごとさんおやすみーノシ

>>380
情けねーな。まぁ童貞大百科に載って有名になれるんじゃね?
とりあえずどういう経緯でそうなったのかkwsk
385以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 21:42:17 ID:shF2wHP2O
>>383
いやいやいや、捕まえてきたのか?
モリゾーのチムポ話より大いにkwsk
386森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 21:47:59 ID:kDRI/Nt6O
暇だから〜スレと見せい!スレでメールしたら2人とも女の子だった(メモつきおっぱいで確認)。
「ちんこ見せい!」と言われちんこみせた。
顔は見せてないから童貞大百科には載らないと思われ。
載ったとしても童貞ちんこ大百科かキテレツ大百科ぐらいか。
387以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 21:55:39 ID:shF2wHP2O
馬鹿だ・・・馬鹿がいる・・・・・。
388森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 21:58:10 ID:kDRI/Nt6O
自分の体撮ってて気付いたけど










……綺麗だ
389星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/15(木) 22:00:54 ID:xfCm4I6n0
>>385
ラッフルズホテールの有名なバーで
ニョロニョロ
390以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 22:20:40 ID:shF2wHP2O
食ったのか・・・。




「私、星野たんのこと、ずっと信じてたんだよ…?」
少女の声が夜の一室に響きわたる。
「なのに…酷いよ……。」
少女はそんなことを気にも止めずに続けた。
「私の中には初めて会った時から星野さんしかいないんだよ? なのに…なのに……う、ぐすっ……」
391以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 22:21:49 ID:shF2wHP2O
モリゾーはHGでナルシーなんだな。
残念ながら救いようがないです。
392星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/15(木) 22:24:27 ID:xfCm4I6n0
>>390
「ゴメン、英語はナニ言ってるかよくわかんね」
393以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 22:28:28 ID:shF2wHP2O
>>392
ヲまwwwww違っwwwwww
日本で帰宅を待つおにゃのこのつもりだったのに(´・ω・`)
394森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 22:43:29 ID:kDRI/Nt6O
俺もうHGじゃないもん!
隙あらば二の腕揉んじゃうような女の子好きだもん!
写真とったら色白スリムで角度によっちゃ女の子に見えなくもないなって思っただけだもん!
395以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 22:52:02 ID:shF2wHP2O
うん。とりあえずうp。
その間にお話書くから燃料くれw
396森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 22:54:54 ID:kDRI/Nt6O
http://n.pic.to/33rxu

30分には消す。
その間にオナニーでも何でもしとけ
397以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 22:58:02 ID:shF2wHP2O
ちょ、ちょっと! 消すのが速すぎよ!
398森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 22:58:06 ID:kDRI/Nt6O
間違えたwwwwwww

http://o.pic.to/355ef
399以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 23:01:52 ID:shF2wHP2O
うん…ごめん……
400森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 23:05:12 ID:kDRI/Nt6O
何その反応wwwww

ちなみに消した方は類無い俺のセンスでヘアヌード写真のように撮れてしまった俺ヌード
401以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 23:10:37 ID:shF2wHP2O
そっちうpしてほしかったw



















ひなたぼっこ、図書館、眼鏡娘、ひざまくらはなんとかなるけど耳掃除をどうすればいいかわからない
402森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 23:15:04 ID:kDRI/Nt6O
図書館で眼鏡娘とひなたぼっこ

ついつい寝てしまう主人公

「もぅ、仕方ないわね」

ひざまくら

「やだ星野クン!耳垢たまってる!」

耳掃除

セクロス


耳垢に心が篭もると、恥垢になるwwwwww
403森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/15(木) 23:53:14 ID:kDRI/Nt6O
ほす
404以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 23:53:23 ID:w5WucaRmO
モリゾ…もっかいうp
ぽかぽか陽気の晴れた秋の始まり。
今までの暑さとは違い、ふんわりと日差しが体を包みこむ。
本に囲まれた暗い空間の中では特別な場所で少年が本に顔を埋め眠っている。
その場所には円卓状の大きなテーブルと椅子しか無い。この建物の中では特別な場所。
天井の大きなステンドグラスから色とりどりの色が映し出され、回りの窓から光がこぼれていた。
光と静寂が支配するような世界に少年の寝息がすぅ…すぅ…と一つ、二つ。そんな世界に別の音が入り混じる。
階段を昇る音が響き、しばらくして止まる。次にドアの開く音。
小さくキィ…と音を立て、静かにドアが開く。また同じ音でドアが閉まる。
誰かの歩く音が響き、静寂が打ち破られる。が、ギシ…と音がすると再び静寂に戻った。
少しすると本をめくる音がする。
静かな寝息を立てる少年と静かに本を読む誰かの音が調和し、部屋にゆったりとした時間を作り上げている。
時間が過ぎていく中、少年の体が動いた。
虚ろな目を擦り、また眠りにつこうとした。
しかし、倒れた先は硬い机ではなく…
「きゃぁっ!」
「うぇ!?」

少年は目を見開き、眠たそうな顔で目の前を確認する―――少女の顔があった。
406以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 23:56:03 ID:kDRI/Nt6O
>>398
ちょwwwwwピクトに繋がんねぇwwww各自脳内削除wwwwwwwww
407以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/15(木) 23:59:05 ID:shF2wHP2O
見たのは俺だけか?
あれは見ないと損だぞ。
408森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 00:02:16 ID:+/SGWqOaO
実はピクト重くて未だ消してないwwwwwwwww
409以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 00:05:05 ID:xGi7QSTGO
やべっ、目が痛すぎで文字に誤字脱字が・・・
ってわけで多分寝るお。寝れなかったら全部書くと思う。
寝たら起きたら全部書く。
電車男に続け!!!皆で恋を応援しょぅ!!!(人´∀`*)
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1126793843/
411以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 00:11:43 ID:h7JGxF5oO
>408
いい体してんなwwスペックうp
412森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 00:24:52 ID:+/SGWqOaO
>>409
乙かれ様
>>411
全長:185
体重:最近はかってない
体脂肪:痩せ気味
ちんこ:長くて太い
413星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/16(金) 00:28:19 ID:q/ZtT2SB0
高ぇよwww
414森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 00:47:21 ID:+/SGWqOaO
消したお(´・ω・)

もう見たきゃ俺の部屋にくるんだな
415森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 01:22:28 ID:+/SGWqOaO
ほす
続き明日でいいや
416森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 02:10:47 ID:+/SGWqOaO
ほす。
そろそろ寝たい
417以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 02:59:54 ID:eDFBu7xC0
おやすみ
418以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 04:56:19 ID:LQxcQ84f0
俺は森蔵が嫌いだがこのスレは好きなので保守しとく














ほ、ほんとに嫌いなんだからね!!
419以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 06:38:42 ID:s19fUKde0
hosyu
420以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 06:43:32 ID:POqppPBF0
>6
どっかにうpしてくれ。
もう削除してるみたい。
421森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 07:14:11 ID:+/SGWqOaO
>>418
じゃあ俺はキミが俺を嫌う以上にキミが好きだ
>>420
どうでもいいが俺持ってるぞ
422以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 07:46:45 ID:wWFa/51A0
保守

幼馴染ってどれぐらいからの付き合いを言うんだろう?
小学生低学年くらいか?
423以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 08:01:36 ID:xGi7QSTGO
クッソ…なんで飛び込みで仕事があるんだよ!!
424森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 08:12:17 ID:+/SGWqOaO
小学校低学年は幼なじみとは言わんだろw
幼児期から面識があればおk
425以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 08:54:47 ID:xGi7QSTGO
バイト前ほしゅ
426桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 10:01:40 ID:+/SGWqOaO
テスト中保証
427以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 11:29:57 ID:GTY7odN4O
保守
428以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 12:29:22 ID:xGi7QSTGO
ほしゅ
429gr ◆iicafiaxus :2005/09/16(金) 12:45:25 ID:9snCnZ+40
保守
430以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 13:50:18 ID:GTY7odN4O
保守
431以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 14:57:08 ID:GTY7odN4O
保守
432 ◆VkSqYPXpOM :2005/09/16(金) 15:09:26 ID:ZT696xZ+0
「もうチョコレートは食べない。」
わたしは決心をするときは必ず口に出していう。
すっと立ち上がって、胸に手を当てて。
「もうチョコレートは食べない。」
「コアラのマーチは?」
「おねえちゃん・・・」
コアラのマーチ。わたしの大好物。
サクサクの食感、かわいいイラスト、チープなチョコ。
「じゃあ、外側だけ食べる。」
「もう。あんたって子は。」

その日おねえちゃんはSHOP99で腐るほどチョコを買ってきた。
で、わたしの横でバリバリ食べる。
「太るよ?」
「いーの。」
さっきから、チョコ、チョコ、チョコ、チョコ、チョコ。
MeijiBLACK板チョコ5枚目。
見ているほうが気持ち悪い。
「で、今度は何?」
「へ?」
「あんたがチョコ断ちするときは、何かあったってことでしょ。」
あ、コアラのマーチ、買って来てくれたんだ。
バリバリと包みを開けて、わたしの口に無理やり押し込む姉。
「ひどい・・・。」
「な、なにも泣くことないじゃない〜。」
「だって。」
ふんわりとしたセーターのお姉ちゃんの胸の中は、あったかい。
そしてわたしは見てきたことをぺらぺらとしゃべる。
そう、毒入りチョコは全部吐き出して。
433以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 15:10:53 ID:ZT696xZ+0
「ふぅん。そんなことがあったの。」
「わたし、pukkaは嫌いよ。」
「お子ちゃまね。Meiji板チョコもHighMilkでしょ。」
「そう。まだ子供なの。」
だからチョコボールはキャラメル。
ポッキーはレギュラー。
ペコちゃんのスティックチョコも好き。
「もうコアラのマーチは食べないの?」
「さっき食べたコアラが学ラン着てた。」
「は?」
「さっき食べたコアラが学ラン着てた!」
そういってわたしはまたお姉ちゃんの胸に顔をうずめる。
ソファがゆったりと波打つ。
「そのこはかわいい子?」
その子って、二人いる。
あいつと、そいつ。
434以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 15:11:16 ID:ZT696xZ+0
「告白したほう。」
わかってるの。後をつけていったわたしが悪い。
影でひっそり聞いてたのも悪い。
最後まで聞いていたのがなお悪い。
「いいよ。あんたが好きになるぐらいだもんね。かわいいんでしょ。」
「かっこいい。」
高校生のお姉ちゃんから見たら、かわいいのかな。
中学生なんて、まだまだガキ?
テーブルに散乱する包み紙、空き箱。
空っぽで、笑っちゃうぐらい、全部私。
「で、相手の子は?かわいいの?」
「いじわる。」
そりゃ、かわいいさ。ウチの学年のアイドルだもん。
特に上級生からも人気あるよね。
435 ◆VkSqYPXpOM :2005/09/16(金) 15:11:52 ID:ZT696xZ+0
「でも、そういうのって、反則っていうかさ。」
「うーん。」
お姉ちゃんは「一握の砂って知ってる?」と聞いた。
うん。中学で習った。
「チョコベビーだったらさらさらこぼれないよ。」
「それって贅沢。」
『一握のチョコベビー』って、それなんて吉本ばなな?
「だってあいつ、今でこそかわいいけどさ。」
「時間が解決してくれるってことかもね。」
あと三年もしたら。中学を卒業するころには。
パイの実みたいにごつごつしちゃって、アイドル失墜。
そのころには私だってもうちょっときれいになって。
あいつがそいつにあげたコアラのマーチは、私が食べてるのかも。
コアラのマーチを好きになったのは、あいつが好きだったからかもしれない。
でも、あいつがコアラのマーチを好きになったのは。
そいつがコアラのマーチを好きだったからかもしれない。
「ねえ、どうしたらいい?おねえちゃん。」
翌朝、あいつの机の引き出しは、大量のチロルチョコ。

それをそいつと食べたんだって。

END
436以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 15:12:36 ID:kGvQSq82O
俺もペンを執ろうと思うんだが題材が浮かばねー
437以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 15:15:47 ID:kGvQSq82O
リミット系はもう秋田市な
438以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 15:15:59 ID:bxlQyu9D0
>>436
嘘吐きのツンデレ幼稚園児とネトゲ廃人な引き篭もりお姉ちゃんの日常
引き篭もりお姉ちゃんがスモック着てる幼女に罵倒されるのでどうよ?
439以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 15:21:00 ID:kGvQSq82O
そういう話を書く気はサラサラない
なぁ一万円札ってしょっちゅう発行されてるけど最終的にどこ行ってんの?
別れた彼女にあそぼーって誘われた。
別れてからキャバはじめたらしくて、今日は出勤日。
いろいろ考えちゃう('A`)
保守
442とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/16(金) 17:22:42 ID:YaC7qg7YO
保守してあげるわよっ!
443星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/16(金) 17:25:45 ID:y6CFWdOH0
 一度、彼女はぼそりと呟いたことがある。家から歩いて五分くらいのファミレスで、僕たち二人には珍しい、
学校帰りの夕食を食べてる時だった。
 ---私、宇宙人だから
 その日は8月が終わって新学期が始まり、朝もひんやりと寒くなってきたころで、雨が降る日は薄い長袖
でも着ていこうかな、とちょっと悩むような、そんな中途半端な時期だった。夏の間中ファミレス内を彩っていた
カラフルなかき氷は姿を消し、みんなが食べているメニューにざるうどんとか冷やし中華が無くなって、
そう、僕もそれまでなら熱くてとても食べる気にならなかったスコットボイルを食べていた。彼女が頼んだのは
バジルスパゲティとオレンジジュースだったが、一口バジルスパゲティを食べて、それっきり俯いてしまったの
を僕が不思議に思って尋ねたら、その返事が返ってきた。
 ファミレスの中は騒々しく、さらに彼女の声が蚊でも鳴くような小さい声だったので、ハッキリとは聞き取れなかった。
事実そのときは、僕は「私、お通じだから」とでも言ったのかと思ってさらりと流してしまったのだ。特になんの反応
も見せなかった僕を彼女はちょっとばかり驚きの目で見ていたが、それは初めて会ってから何度も経験したことだっ
たので・・・例えば、コーヒーにクリームを、通常の二倍ほど多く入れたり、スイカを種ごと食べてしまったりした、
そんなとき・・・いいかげん、慣れっこだったのだ。ただ、そのときの驚きようは、ちょっと今までとは室が違うようだった。
それがなんなのかは今もってよくわからないが、とにかく、ちょっとした安堵を含んだ驚きだったように思う。実際彼女は
お通じなど言ってはいなかったし、本当に宇宙人だったのだから、あのときのセリフに嘘はなく、彼女がバジル
という植物を食べたら高熱を伴った発疹に苦しむことになるということも、おそらくは本当のことなのだと思う。彼女が
444星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/16(金) 17:27:13 ID:y6CFWdOH0
僕に嘘をついたそのたった一度は、また会えるから心配するな、と言った時だけだ。それから十二年ほど経つが、
まだそれは嘘のままだ。ファミレスでの出来事から一ヶ月経って、彼女は星へ帰って行った。彼女が残した手紙には、
近い将来宇宙人…つまり、彼女ら…が地球に攻めてきて、人間を新しい存在に改造する。差別と偏見に凝り固まった
人間から、そういった愚かしい要素を取り除く。そのための下見に彼女がやってきた。けれどもそれは止めるように
進言してみる。またすぐ会える。心配するな、といった旨が書かれていた。それも多分、本当なんだろう。実際は
彼女に新しい男ができていたとしても、それは僕の中では嘘になる。嘘になる。

 先輩が告白してきたのは夏が終わり、それでもまだ蒸し暑い残暑が続いている、9月の23日だった。陸上部での
練習が終わり、後は自主練、といった、すこしだれた雰囲気が場を支配する中で、先輩は僕に「ちょっときて」と言った。
着替える時間もくれなかった。校庭を横切って校舎の裏へとやってきたが、そのあいだ、彼女が通った後の銀杏の木が
急に色あせて枯れ、葉っぱが地面にチラチラ落ちていったのを僕は見逃さなかった。今だってよく見れば彼女を中心
とした円上の雑草は見事に枯れ果てているし、そばの側溝を流れている汚水が、彼女の近くを通った瞬間、見事な緑色
に変わるのを僕は見ている。それに気づいているのかいないのか、彼女は顔を真っ赤にして、もじもじと、はたからみれば
トイレに行きたいのを我慢するために体を動かして紛らわせている、そんな感じで歩き回っている。もちろん、その彼女の
軌跡の上に生きたものはなくなっているのだが。
 この奇異な出来事はともかくとして、シチュエーション事態は淡い青春の一ページだ。今時の女子高生にしては少々
奥手気味の先輩にしてみれば、男子を校舎裏に連れてくるなど一世一代の大決心だったろうし、その艶やかな容姿との
445星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/16(金) 17:28:06 ID:y6CFWdOH0
ギャップに、いささか僕もまいり気味である。もし彼女が「私の体をアナタの機関銃でぶち抜いて!」とか言い出したら、
その数瞬後には彼女の制服を破り取っていただろうが、今、首だけになっている僕からすれば、その展開はちょっと甘か
ったかな、と感じられる。真実の小説よりも希なるところは、とどのつまり、主人公の思った展開には絶対にならない、という
所だろう。その反対の出来事が、それがいくら非現実的でも、起こりうる。
 ---アナタを食べたいの
 その数瞬後には、彼女は僕の運動着を破り取って…なんて力だ…僕の機関銃にむしゃぶりついていた。その後は、まぁ、
字面通りに彼女は僕を「食べた」訳だ。最初に性器を噛みちぎった彼女は、悶絶している僕を足からゆっくりかじっていった。
右足の大腿に達した時点で僕は死んだけれど、今、頭だけがごろりと、枯れきった雑草の上に転がっていて、彼女の泣いている
のを見ている。両手で顔を覆って、地面にぺたりと座り込んで、嗚咽をあげて泣いている彼女は、鮮血に彩られてめちゃくちゃ
綺麗だった。彼女が僕の名前を涙声で呼んでいる様は、無くなったはずの機関銃を興奮させるのに十分だったし、めくれあがった
スカートから見える足と足の間の布っきれは、おそたく僕を食べている間に興奮していたせいか、かなりしめっていて、無くなった
はずの機関銃からアレが飛び出す手助けをしている。まぁ、なにが言いたいかというと、彼女はやはり僕のことが好きだったに違いない
ということだ。でも、本能が…怪物としての本能が…彼女の背中をぐいぐいと押し、それに逆らえなくなった彼女は、ついつい僕を
食べてしまい、それを今、後悔してるのだろう。まぁ、それは今や僕には関係のないことだけれど。



ホントは最初の話だけだったど長すぎて投稿できなかった
どうせレス数がふえるならということで二つにしますた
最初の話と後の話は全然違う話ですからね
446以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 18:47:55 ID:xGi7QSTGO
おつです!!
今から読んでくるほしゅ
447以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 19:30:37 ID:3Dvc3zAe0
保守

とがしみたいに超常能力モノでも書こうかな?
448森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 19:58:54 ID:+/SGWqOaO
なんかみんな質が上がってるね。
449gr ◆iicafiaxus :2005/09/16(金) 20:05:57 ID:e8Qe8nAa0
他スレに投下したやつ


「悪いね、忙しいとこへ転がり込んじゃって」
「あー、まあ。その代わり全然接待できないけどごめんな」
「ううん、始発まで居させてくれるだけですごい嬉しい」
「荷物そのへん置いて適当に休んでよ。あー、今お茶出すわ」
「あっ私やるよ、気使わないで」
「じゃあお願い。冷蔵庫に麦茶があるんだけど、分かるかな」
「えっと、麦茶…、あーうん分かった」
「グラスそのへんにあるし」
「うん」

「はい」
「あ、俺の分も。ありがとう」
「……なんか、難しそうなことやってるね」
「あー、これがその明日までに仕上げてメールで送るって奴」
「ふーん」
「あと十五分くらいで一段落するから、適当にゆっくりしてて」
「うん。ありがとう」
「もし汗流すなら風呂場使っていいし」
「あっ、それ嬉しい。シャワー借りるよ」
「タオルとか持ってる? あと着る物Tシャツとかならあるけど」
「わー、何から何までありがとう。助かるよ」
450gr ◆iicafiaxus :2005/09/16(金) 20:06:32 ID:e8Qe8nAa0
「ふー。おかげさまでさっぱりした」
「あ、サイズ合ったみたいだね、よかった」
「でもウエストが同じっていうのはちょっと悔しいな」
「俺が腹筋無いってことだから俺も情けないんだけどな」
「はは」
「湯上りに何か飲むなら冷蔵庫に、ああ、つーか手空いたし俺が出すわ」
「ありがとう」

「あっ桜酒とかあるけど飲む? 桜の葉っぱが入ってんの」
「……なんかお前とこの冷蔵庫って変なもの色々入ってるよね」
「そう?」
「普通コンドームとか入れなくね?」
「あーあれ見たんだ」
「うんごめん見ちゃった。でもゴムが劣化したりするんじゃない?」
「いや、逆にゴムって冷暗所に保存したほうが長持ちするらしいよ」
「そうなの? でも、出したとき冷たいじゃん」
「うん、それがいいんだってさ」
「そうなんだ」
「あの子がね」
「……。あれ、別れたんじゃなかったっけ?」
「別れる前に言ってたんだよ」
「そっか」
「なんか吸い込まれるような感じで気持ちいいんだってさ」
「ふーん」
「やってみる?」
「誰とだよ。彼氏いねーって」
「いねーから誘ってるんだよ」
「……」
「……」
「なんかちょっと面白そうだよねそれ」
451gr ◆iicafiaxus :2005/09/16(金) 20:07:03 ID:e8Qe8nAa0
終わり

飯食ってきます
452以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 20:52:11 ID:xGi7QSTGO
会話だけの文は〜とかれあたんが言ってたような気もするけどエロスwwwwwww
なんかほんわかエロスだね。

>>448
その代わりおにゃのこに萌え萌えするだけって本来の姿が消えつつあるような微妙なような・・・
453以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 21:22:18 ID:HAxGii5A0
別に会話だけの文を否定してるわけじゃねーぞ。
俺個人としては、会話ばっかりにしないようにしてるだけだ。

まぁ、作風の都合上で会話ばかりになることはあるんだけど。
454以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 21:32:26 ID:xGi7QSTGO
情景描写ばっかになる俺よりは断然いいことはたしかだと思う。
むしろ小説書くわけじゃないから会話だけとかもけっこう好き
455gr:2005/09/16(金) 21:34:57 ID:e8Qe8nAa0
俺は2ちゃんで書くときは文字ばっかだと読みづらくなるからって思って
空行とかカギカッコとかをできるだけ多くするようにしてる

まあセリフだけとかは普段はしないけど
でもこれをやってるとふつうの文体が書けなくなる罠
456以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 21:51:26 ID:HAxGii5A0
2chで特にSSとか書くようなときはセリフばっかになるなぁ。
457星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/16(金) 21:59:31 ID:y6CFWdOH0
真っ黒にするのが快感
458以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 22:06:42 ID:HAxGii5A0
自分の身体をか?
459星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/16(金) 22:21:43 ID:y6CFWdOH0
そんなバナナ!

個人的には地の文は地の文で固めて
会話文は会話文で固める感じ
短い話を書く時はそもそも会話させないしね、俺
二ラリーくらい
460以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 22:25:45 ID:xGi7QSTGO
誰かボスケテ…
図書館話がエロに走りそうで収拾がつかないorz
とりあえず抑えつつ書いてみてるけどギブしそうだ…
461以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 22:42:28 ID:xGi7QSTGO
クソッ! もういい!!
俺の糞な妄想をとっととぶちまけてやるぜ!!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>405
「………」
「………」
少しの間、沈黙が二人を包みこむ。その沈黙を破ったのは少女の方からだった。
「………」
「………」
「………あのぉ…」
「え?」
「早くのいてくれませんか?」
「………もったいないからやだ」
「えっ!?」
少女の顔が真っ赤になる。
太股の感触を味わうように頭の位置を何度も変えながら少年は少女の顔をじっくり見ていた。
長く綺麗な黒髪に、茶色っぽい瞳、それをさらに綺麗に見せる眼鏡。まさしく文学らしい雰囲気だ。
照れているのか恥ずかしいのか頬が紅く染まっている。
「ねぇ、もうちょっと横になってていい?」
「いいけど……」
無謀なお願いに気の弱い答えが帰ってきた。
462森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 22:50:36 ID:+/SGWqOaO
文章の形態なんて今はどうでもよくなってきてるからいいんじゃね?
俺は逆に変に説明的な文章は読みにくい。
状況は想像したい。
463以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 22:59:35 ID:xGi7QSTGO
沈黙が流れる。
何をするわけでもなく時間だけが過ぎ、日が傾き始めた。
オレンジの光が辺りを包みこむ。
暖かいこもれ日の満ちる部屋が二人を照らしだす。
「ひとつ、聞いてもいいですか?」
「なに?」
「どうしてこんなことを?」
「ん、なんかいいなぁと思った」
少女の問いにニヤリとしながら答える。
「……意味がわかりません」
「そうかもね。俺は元々ここにひなたぼっこに来てるんだ」
オレンジ色が暗くなっていく。二人の影が写し出される。
「最初はただ寝ぼけただけなんだけど君のこと、いいなって思い始めた」
「それって好きってことですか?」
「まっ、そういうこと」
「………」
「………」
夕暮れが消え去る最後の光の中、眼鏡越しの少女の瞳が輝いていた。
464以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 23:02:07 ID:xGi7QSTGO
とりあえず終わらせておく。

>>462
それはあるかもしれない。って俺の文そのものじゃんww
465以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 23:03:04 ID:zxcrZxX10
920 名前: 書店 ◆L7d2iKbl.U [sage] 投稿日: 2005/09/12(月) 00:08:05
暇だね。自分達が一生童貞確定だからって人を嫉んで・・・
キモすぎ。そんなんだから童貞なんだよ。外でずネット。
一生童貞してろ。 自分達の顔を鏡で見てみろ。
キタネー顔してるから・・・
暇なんだろ。だから、恋してる奴がうらやましいんだ。
あっ、ごめん。確定でした。

本屋の店員にカワイイ子がいて【1巻】
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/pure/1126642556/

第2の電車男狙う勘違いオタwwwwwテラキモスwwwwww
466以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 23:10:45 ID:HAxGii5A0
なんだその中途半端な終わりっぷりは。
467以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 23:17:20 ID:HAxGii5A0
文章の形態より、俺は雰囲気を大切にする、かもしれない。

たまにはワガママ言わずにお題でもやろうかな。
なんかお題プリーズギブミー
468以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 23:19:14 ID:xGi7QSTGO
いや、このままだとまじで>>402の展開に近くなりそうだったからグダグダを更にグダグダになる前に終わらせてみた。
続きは適当に想像してくれw
469以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/16(金) 23:21:11 ID:xGi7QSTGO
つ【虹、漆黒、光】
とどうしようもないもん置いて俺は寝る。
470森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/16(金) 23:55:52 ID:+/SGWqOaO
>>462
いや……決してそんな意味で言ったわけでは……


只今おにゃの淫乱っぷりにほとほと呆れている所。
独身ってそんなもんか?
471以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 00:04:29 ID:VViNzDPgO
自分にレスしてどうしたん?
まぁがんがれ。だんご姉さんと一緒にがんがれ。
じゃあおやすみ。。。
472以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 00:07:09 ID:6gz7T3qu0
その名をこっちで出すな。
おやすみ。
473登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/17(土) 00:12:13 ID:obFeGqJCO
あの〜。今、書けますか?
474以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 00:12:42 ID:6gz7T3qu0
>>473
いんじゃね?
475以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 00:33:21 ID:6gz7T3qu0
むぅ、>>469書いてたらわけわかんなくなってきた。
476以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 00:50:11 ID:6gz7T3qu0
うーん、ムリだ。
お題を消化することは出来るんだけど納得いかない仕上がりというかワケワカンネ。
ダメポ。

ていうか、なんでここの人たちは複数のお題を出すんでしょうか。
多分「虹」だけとか、「漆黒」だけとかならなんとかなるのに。
>>476
じゃあお題プリン
478登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/17(土) 01:09:44 ID:obFeGqJCO
―――――――――――今は忘れてしまった、遠い昔の話。



大きなおやしきのおにわでは、だいすきなおじいちゃんがなんどもぼうをふっていました。
ちかづいてみるとおじいちゃんに、これこれあぶないからちかよっちゃいかんよといわれました。
だからぼくはどうしてちかずいちゃだめなのってききました。
そうするとおじいちゃんはやさしいかおで、刀はものがとてもよくきれちゃうから
あぶないんだよとおしえてくれました。
どうやらおじいちゃんがふってたぼうは刀っていうみたい。
ちなみに刀ってかんじもおしえてもらいました。
かっこいいね。刀刀刀。

それからおじいちゃんに刀についていろいろききました。
でもぼくにはむずかしくてあんまりわかりません。
おぼえることがおおすぎてぼくのあたまではおぼえきれません。
479登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/17(土) 01:11:49 ID:obFeGqJCO
そうおじいちゃんにいうと、がははとわらったあとに、じぶんがおぼえておきた
いことだけおぼえておきなさいといいました。あとでしりたくなればまたしらべればいい、ともいってくれました。

やっぱりおじいちゃんはてんさいです!
だからぼくはおぼえていたいことだけをおぼえているようにしました。
刀はきりたいものとまもるものがあってこそほんとうのちからになるんだって。
なんでもかんでもきる刀はほんとうの刀じゃないっていうおじいちゃんはどこか
かなしそうなおかおをしていました。
じゃあどうすればきりたくないものをきらなくてすむの?ときくと、じぶんがま
もりたいとおもうものをみつけなさいとおじいちゃんはいいました。
たいせつなものをみつければほんとうにつよいにんげんになれるよといってくれました。

じゃあ、おじいちゃんのたいせつなものってなに?ってききました。
おじいちゃんはあんなにうまくわらがきれるのです。たいせつなものがあるにちがいありません。

するとおじいちゃんはぼくのあたまをやさしくなでてくれました。
そしたらなんだかねむくなってきたから、ぼくはそのままねむってしまいました。
おじいちゃんのたいせつなものってなんだったんだろう・・・・・
おやすみなさい。
480以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 01:20:54 ID:6gz7T3qu0
「こんのクソッタレがああああああああ!!!!」

冷蔵庫の中は空だった。
そう、彼が大切にとっておいた食後のプリンは、失われていた。
「甘い甘い。まるでカラメルソースのように甘い!」
冷蔵庫の前で叫ぶ男の背後から現れる女。
「ふ、やはりキサマか。まぁこの家は俺とお前しか住んでないから当然だけどな!」
「私に隠れてこっそりとプリンを食べようなどと笑止千万!
 この家の冷蔵庫を管理する私に、隠し事など出来ると思って!?」
二人は不敵に笑い合う。
しばし、笑い合って。

ひゅんっ!!

男が女の顔面に向かって投げた「麺棒」を、女は「鍋の蓋」で防ぐ!
「ふ、麺棒という手ごろな武器を、『投げる』などとは……」
女がそう言いながら鍋の蓋を下ろそうとしたその時!
「甘い!!」
第二撃!
男は構えていた片手に4本ずつ、計8本のデザートスプーンを投げつけr


飽きた。
481以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 01:24:20 ID:6gz7T3qu0
おにぎりはそこで終わりかにゃ?

終わりじゃなかったら合間にゴメス
482登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/17(土) 01:52:22 ID:obFeGqJCO
またいつものように朝から青汁くんを(強制的に)飲まされ、おかわりを奨めら
れる前に家を逃げだした雅人。
気持ちが悪いので下を向いて若干猫背で登校していたら、ナンパに難破している青年を見つける。
「ヘイ!そこのカーノジョ〜」金髪にピアス。制服の胸元は上から四つ目まで開
けている。その開いた胸元からは下に着たTシャツにプリントされたドクロがの
ぞいている。
雅人はぼやけた目で見ながら昨日みたやつと似ているな〜と漠然と思う。

「? 私ですか?」と呼びかけに答える登校途中の生徒。
彼女が着る制服は雅人の通う『じゃいあんと学園』のものではない。
おそらく近所の高校に通う人だろう。たまたま登校路が重なったんだな。かわいそうに・・・。
「そう、君のことさ。君があまりにも可憐なせいでついつい話しかけてしまった」
そう言うと、やれやれと肩をすくめて自嘲する。
「ハァ?」一方朝っぱらからナンパしてくるチャラ男に困惑する他校生徒。
「時にきみ。荷物は重くないかい?持ってあげようか?」
「いえ、いいです。」
「君のためならどんな重い荷物も持てる、が・・・さすがに君の心だけは」
今朝輝くんは他校生にたくさん殴られましたとさ。
483登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/17(土) 02:17:21 ID:obFeGqJCO
「ふー、一時はどうなることかと」
青い髪(地毛)をボリボリ掻きながら座席に座る雅人。
「ほんとに紳季くんってオモシロいね!」
珍しい動物を初めて見た子供のような笑顔を浮かべる佳織。
「あぁ〜、結局アドレスゲットできなかった〜・・・」
ふにゃふにゃ〜と机の上で溶け出す輝。

あの後輝はナンパに失敗して女生徒に凹られてヒィヒィ言わされていた。
朝からそんな輝と関わりたくなかった雅人だがそのままほっといたら輝がカワイ
そうだったので謝罪と賠償をしにいった。
偶然出会った佳織にも手伝ってもらってやっと輝は解放された。
輝は「持つべきものは友だな」と言ってから気を失った。
おぶって登校。まさか寝てただけか?

「俺のすいすいプールただチケ2枚が・・・」今頃になって嘆く雅人。
近所のおじさんの庭の草刈りを手伝っていたらお礼にもらったただチケ。
流れるプールとか深いプールとか浅いプールとか実はただのプールとかで泳ぎたかったのに!!!!
輝〜、うらめしや〜・・・・・・

てか寝るのはや。
振り向いた時には既によだれを垂らして寝入っていた輝。
実にまぬけな顔である。
484登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/17(土) 02:19:24 ID:obFeGqJCO
そろそろ寝ないとヤバいから寝ます〜。
登場人物の特長を今回から入れていくつもりです。

では(^^)/。
485登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/17(土) 02:21:38 ID:obFeGqJCO
>>480
ちょwwwwwwww
あのね、もうねますwwwwwwwwwwwww
486森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 02:28:52 ID:10k9mWu9O
>>485
おにぎりおやすみ。
おにすみ。


俺も枯れ果てたんで寝ます

毎日毎日先延ばしてスマソ
487以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 02:46:36 ID:uKs4wkkY0
みーこ、僕が見つけた。
雨の日空き地に居た。隅で寒そうに震えてた。
僕はみーこ連れて帰ろうとした。
でもダメだ。みーこぱいぱんだ。
僕は段ボール集めた。八百屋さんと魚屋さん行った。
魚屋さんのは臭くてみーこ顔しかめた。かわいいみーこ。
みーこの家はすぐ出来た。段ボール重ねてすぐ出来た。雨はすっかり止んでいた。
暖かい?って僕聞いた。みーこ笑った。みーこかわいい。泣いてるより、ずっとかわいい。
みーこ、かわいい。しこしこ。しこしこ。かわいい、みーこ。しこしこ。
みーこ柔らかくて、暖かい。みーこ、にこにこ。しこしこ。
みーことずっと一緒に居たかったけど、すぐにとっぷり日が暮れた。
僕、家に帰らなきゃ。みーこ、また少し顔をしかめた。そんな顔するなよ。また明日。
また明日?
うん、また明日。
みーこ笑った。やっぱりみーこ、かわいい。しこしこ。
また明日。


488森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 02:52:46 ID:10k9mWu9O
ちょwwwwwwwwwみーこしこしこwwwwwwwww





………あっ!
今俺寝てるんだよな。ぐーー。
489以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 04:54:24 ID:b7rrsHyk0
昨日言ったけど森蔵じゃなくて、このスレが好きだから保守

















ホントだぞっ!!
490以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 05:27:47 ID:VViNzDPgO
おつー。おはよー。
491以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 06:21:15 ID:VViNzDPgO
行ってくるお
492以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 07:00:38 ID:NBZXB9H20
 ぼんやりとした頭、意識を漂わせ、只、液晶のディスプレイを眺め続ける。
 今日、私を悩ませた熱と咳は、今は無い。なら安心して寝ればいいのだろうが、
 残念なことに、眠れない。それは――
「何も考えてはいないのに頭は熱く、煙の匂いすらしないのに咳が出た。
 つまりそういうこと。
 だから帰宅してすぐ薬を飲み、布団を被った――」
 言葉というものは会話をする為に人の生み出したもの。他人に伝えなければ意味とならない。
 だが、今の言葉は、誰かに聞かせるために、呟いたわけではないのだ。
 部屋には私一人しかいないのだし、なにかの記録装置があるわけでもない。
 ――ならば何故、私は呟いたのだろうか。
「ああ、頭がぼやけてきた。そろそろ、眠ることができる」
 これは私の言葉による確認だ。口に出すことによって、私を確認したのだ。
 私は眠くなってきている。と、こういうことである。
 すると最初の言葉は、どうだろう。あれも何かの確認だったのだろうか。
 言葉にすることによって、状態を確認しようとしたのだとすると、それは――
「私は風邪をひいていた。だから薬を飲んで寝た。目を覚ますと、時計は朝の4時を指していた。
 眠ろうにも寝れず、動こうにも気が起きず、只晶のディスプレイを――」
 つまりはそういうこと。
 ふと窓に目を移すと、空が白み始めているのが見えた。
 明日が、いや、今日が休みでよかったと、薄く笑う。
 さて、せっかくの休日。もったいないとは思うが、
 昼までは眠ってしまおう――
 
 
 


493以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 07:05:24 ID:NBZXB9H20
十七行目「只昌のディスプレイを―」ではなく「只、液晶のディスプレイを――」
つーことでおやすみ('A`)
494以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 07:53:45 ID:VViNzDPgO
おやすみ。
うらやましいなぁ…
495森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 08:43:52 ID:10k9mWu9O
>>489
なら俺はこのスレ以上にお前を愛してると言おうか。
どの位愛してるかというと……











近所で偶然にもかぁいいぬこを見たときくらい
496以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 09:03:46 ID:b7rrsHyk0
>>495
たいしたことねぇじゃんか。


つか俺もなんか書こうかな
497深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/17(土) 09:49:43 ID:iEdw0JqWO
最近怠けてて申し訳ない。
今からバイトの説明(家庭教師)受けて、そのあと妹を迎えに行ってきます。
498以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 10:35:29 ID:VViNzDPgO
さあさあ深夜たんの妹話がうpされますよ
499たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/17(土) 11:24:59 ID:+bH6E79J0
ども〜

今日は5時前後にまた来ます。

では〜
500森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 11:36:12 ID:10k9mWu9O
そして深夜さんの家庭教師先がおにゃのこだった場合の事も考慮して下さいよ
501以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 12:32:27 ID:VViNzDPgO
つまりwktkしとくで
502以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 13:04:15 ID:fjLSsX09O
SS(?)はともかく、このスレのなれ合い具合は正直、気持ち悪いものがあるな
503以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 13:07:29 ID:Jn1JU3qt0
少なくとも異質ではあるな
504以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 13:35:22 ID:SOp3Wa+tO
俺の七歳上の兄貴は医者で俺も医者にならせたがっていた
でも俺は理数系が全然ダメで医学部は無理
高校も最初は理系クラスだったけど文系に変えられていた
たまたま親友が家に遊びにきたとき
兄貴がそのことでネチネチと俺をいびりはじめた
親友は最初黙って横で聞いていたが
ついにキレて兄貴と口論になった
兄貴が「俺はこいつの兄だ部外者が口をだすな」と言うと
親友が「俺はこいつの親友だ!」と言った

505以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 14:30:01 ID:VViNzDPgO
どっかで見たような気がする。

>>502
それには同意。正直VIPとは思えない。
と、ここでだけ馴れ合いしてる俺が言ってみた。
506morizo ◆7oBXkd0n/Q :2005/09/17(土) 15:18:33 ID:AFzKDtW00
そのおかげで全然VIPPERが集まらないからこれはこれで俺はいいと思うけど
507以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 15:23:07 ID:Jn1JU3qt0
morizo本物?
508森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 16:09:18 ID:10k9mWu9O
本物本物。
俺の偽物なんかいたらそれこそ嬉しいし。
PCから書いただけ
509以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 16:17:22 ID:VViNzDPgO
PC時と携帯時でトップリ変えるから慣れたけど毎度毎度困る
510森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 16:45:03 ID:10k9mWu9O
酉の内容は一緒なんだけどね。
そっかそっか。PCではなるべく名前変えないようにするよ。
511深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/17(土) 17:20:36 ID:iEdw0JqWO
教え子は男。小学生だお。
これから晩飯食わせてゲーセン行って帰るよ。

うちの妹には期待するなよ。
512たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/17(土) 17:28:48 ID:6YmGztpf0
ただいま帰りましたづらづら
513以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 17:47:23 ID:VViNzDPgO
妹にワクテカしないわけねーよ!!!
ゲーセンかー。俺も帰りに腐女子、ヲタに混じってポプってくるか

>>512
いきなりwktk
514たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/17(土) 18:04:53 ID:6YmGztpf0
一時間目が終わり、2時間目の化学が始まる。
坂本「いいかーおまえら!今日の実験は危険だぞー!」
僕「(いきなり危険だって言われてもねぇ^^;)」
先生はいかにも怪しい感じの瓶から透明な液体をビーカーに注ぐ。
坂本「えーと、これに銅の板を落とすぞー」

……

授業が終わり、先生に話し掛ける。
僕「先生」
坂本「ん?伏見ぢゃないか」
僕「お姉さんがこの学校に来てますね」
そういうと、ちょっと先生の顔が曇る。
坂本「あぁ、いるなぁ」
僕「あれ?嬉しくないんですか?」
坂本「いや、そのなぁ……ここに来てほしくなかったんだよなぁ…」
僕「先生でも怖い人っているんですね^^;」
坂本「いやいや、そうじゃなくてな…」
その時、いつもおちゃらけている先生の目が、突然真剣になった。
坂本「姉貴が、心配なんだ」
515たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/17(土) 18:20:50 ID:6YmGztpf0
いったんここまで。
516以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 19:25:56 ID:VViNzDPgO
姉貴がドジなのかシスコンなのか
517以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 20:04:07 ID:NBZXB9H20
 暗い夜道。奥の方に光が見える。二つの光。トラックだ。丸いライトから放たれる光は、闇の一部分をぽっかりと切り取っている。
 スピードはそれほど出てはいない。狭い道だ。人が見えればすぐ止まれるようにしているのだろう。もちろん、人の方もあのトラックを見れば、
 接触せぬように気をつけるに違いない。それが普通。
 だから、今回は運が悪かったとしか言えないだろう。運転手がいくら注意をしたとしても、人のほうがそれを望んでいれば、避けることはできないのだから。
 ゆっくりと、だが確実に、トラックは近づいてきている。その光に照らされぬよう、電信柱に身を潜めた。背中を預け、体中の熱気を出すように息を吐く。
「――すまない。もう、疲れたんだ。君とは、これ以上やっていけない」
 心臓は壊れた機械のように激しく動いている。そこにはリズムなど何もない。最後の役目と思って、力を出し切っている。
 横目で道を見る。もう、すぐだ。ごくり、と唾を飲む。そして前に飛び出る。あのトラックにひかれる。押しつぶされ、ぐしゃぐしゃになる。
 顔は血だらけになり目玉はえぐられ、骨は折れ曲がり、地面にぼろ雑巾のように寝転がる。彼にプレゼントしてもらったこの服も血で汚れる。
 ああ、そうだ。汚れてしまえ。何もかも全て、汚れてしまえ。私を嘲る馬鹿共め。別れを告げた、お前もだ。お前もだ!
 何故!どうして!六年間も付き合って、結婚を誓ったのに、どうして別れなければ!ああ!ああ!ああ!なぜ!?
「どうして、どうして、どうして………」
 重低音と共に、トラックが過ぎてゆく。
 背中を電信柱に預けて立っていたのに、気づけば腰は地面についていた。失敗だ。妄想に取り付かれ、結局飛び込まなかった。
 嘘だ。死に、恐怖した。命を捨て、ただの肉塊になるのが嫌だった。だから逃げた。
 目から何かが溢れ出る。涙だ。手の甲でぬぐい、立ち上がる。その足取りは、重い。
 ふと、彼の笑顔が思い浮かんだ。 それが何故か腹立たしくて、コンクリートの壁を叩いた。
 叩いて、叩いて、叩き続けた。
518たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/17(土) 21:01:38 ID:6YmGztpf0
保守

んじゃば ノシ
519森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 21:28:51 ID:10k9mWu9O
坂本先生描いたらただのオタクになったおwwwww
カッコ良く描いたら腐女子受けしそうな顔になったおwwwwww
マジキメェwwwww
520以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/17(土) 21:46:08 ID:uKs4wkkY0
みーこ、僕が名付けた。
次の日も空き地の隅にいた。僕の作った家、夜露にすこし萎んでた。
下草がさがさかき分けた。段ボールのドア、そっとひらいた。
みーこ居た。奥でちんまり縮こまって、へくしへくし、くしゃみした後、にっこり笑った。
おはよう、みーこ。おはよう。
僕ら二人、段ボールの家、並んで座って寄り添った。
紙の匂いがぷんとした。みーこの匂いもぷんとした。
みーこいい匂い。れろれろ。れろれろ。
甘くて、すっぱくて、時々苦くて。みーこ、いい匂い。れろれろ。れろれろ。
みーこ柔らかくて、すごく暖かい。みーこ暖かい。れろれろ。
れろれろ。れろれろ。あっ、みーこ真っ赤だ。照れてんだ。みーこ、かわいい。れろれろ。れろれろ。
みーこと一晩過ごしたいけど、すぐにお日様傾いた。夕焼け空が燃えていた。
僕もう家に帰らなきゃ。みーこ、僕の顔じっと見つめた。よせやい、みーこ、また明日。
みーこ笑った。また明日。
うん、また明日。
みーこ、ばいばい。かわいい、みーこ。
ばいばい、ばいばい、また明日。
521森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 22:15:46 ID:10k9mWu9O
"僕"も猫?みーこが人?

坂本
http://o.pic.to/3bxb3
522たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/17(土) 22:18:57 ID:6YmGztpf0
うわあ、坂本先生がイメージどおりだわ^^;
モリゾGJ!!

やべえ、今度こそ本当に寝るわノシ
523森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 22:52:29 ID:10k9mWu9O
ノシ

しかし右のは流石にねーなぁwwwwwwwww
524とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/17(土) 22:57:20 ID:GukqkT9ZO
相変わらず絵うまいのぉ
525森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/17(土) 23:09:24 ID:10k9mWu9O
しかも
"脱メガネ"
って書いてるわりにかけてるしwwwww
526以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 00:08:48 ID:tpuYVBWUO
おつー
保守代わりに>310の続き投下
527以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 00:09:53 ID:tpuYVBWUO
初めてツバメが現れた日から、すでに半月が経とうとしていた。
慣れた様子で窓枠に留まっているツバメの口の悪さを、女王マリーは軽くたしなめた。
「そんなふうに言ってはいけないわ。女官長は私を心配してくれているの。」
マリーの口調も、多少くだけてきたか。
「こんな窓から落ちるわけねぇじゃんw」
腰高の窓は、小さなマリーがよじ登りでもしない限り危険はないはずだ。
「違うの。彼女たちは私が独り言をしゃべっていると思っているの。」
「アブナい奴だと思われてるわけだw」
「もう、笑い事じゃないんだから。」
マリーは軽く口を尖らせた。
ツバメ以外にはわからないくらいの僅かな表情の変化。
しかしツバメはその怒り顔さえ嬉しい。
「それで、今日は何のお話?」
マリーが自分の来訪を楽しみにしてくれているのが伝わって、ツバメの胸が震える。
今はこんな微かな微笑みでも、俺があの極上の笑顔を取り戻してやりたい…。
「今日はな、城下で流行ってる歌を聴かせてやるぜ!」
「お歌?…聴きたい!」
ツバメは、張り切って歌い始めた。
「…マイヤヒーマイヤフー♪」
528以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 00:10:58 ID:tpuYVBWUO
「ぷっ、何それ変なお歌。」
ツバメの歌にマリーが噴き出した。
やった!笑わせたぞ。
ツバメは調子に乗って、何度も同じ歌を繰り返す。
「…ノマノマイェイ♪ノマノマイェイ♪」
「ふふ…っ…あははっ。」
おどけた歌に、マリーは女王になって以来はじめて声を上げて笑った。
そこにあったのは、普通の十五歳の少女の笑顔だった。
この笑顔をずっと見ていたい。
ツバメの願いは、すぐに打ち砕かれた。

『コンコン』
部屋の扉を女官がノックする音で、マリーは我に返った。
「ツバメさん、私もう行かなくては。」
マリーの顔が一瞬で女王の顔に戻る。
「あ…あぁ、またな。そうだ、いつもの奴。あの爺さんから。」
四つ葉のクローバーをマリーに渡すと、ツバメはマリーの窓を後にした。
飛び去りながらもう一度マリーの顔を見ると、笑顔の名残はすでになかった。
四つ葉をつまんだマリーの横顔は、笑う前よりも寂しげに見えた。
「ちぇっ。せっかく笑ってくれたのによぅ。」
529以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 00:13:12 ID:tpuYVBWUO
↑題名入れ忘れたorz
『女王とツバメ』の続きだお
530女王とツバメ:2005/09/18(日) 00:56:20 ID:tpuYVBWUO
ツバメが庭に戻ると、老庭師が話しかけた。
「とうとうお前さん、マリー様を笑わせたようじゃな。」
「見てんじゃねーよ。」
「それにしては不機嫌なようじゃの。お前さん、マリー様に笑って欲しかったのではないのかな?」
夏を迎えた庭園は雑草の勢いも盛んで、老庭師は大きな帽子をかぶって草をひたすら抜き続けている。
「それがよぅ、ちっとは嬉しいんだけど。」
ツバメは老爺の帽子にひょいと飛び移った。
「笑った後すぐに寂しい顔するんだ。どうしたら心から笑わせてやれるのかな…。」
「いつになく真面目なことを言うのぅ。」
今度は帽子から飛び降りて、老爺の作業する手元へ。
「真面目にもなるぜ。…時間が、ないんだ。」
落ちつきなく飛び回るツバメの動きに左右されることなく、老爺は仕事を続ける。
「なに、そんなに難しいことではないよ。」
「爺さん、わかってんならもったいぶるなよぅ。」
「…かといつて、簡単でもない。お前さんにはできぬ話かもしらんな。」
謎かけのような話し方にイライラしたツバメは、老爺が抜いた草を蹴散らした。
「だからぁ、どうすりゃいいんだよ!」
「お前さんに、あの娘を泣かせることができるか?」
531女王とツバメ:2005/09/18(日) 00:57:24 ID:tpuYVBWUO
「おい爺さん、俺はマリーの奴を笑わせたいんだぜ?…まあ、何つうか、その、芸人の意地みたいなもんだ。それが何で泣かさなきゃなんねーんだよ?」
老爺は散らかった草を集めながら、淡々と言った。
「それはな、あの娘が父王を亡くしてから、まだ一度も泣いておらんからじゃ。」
「泣かないで済んだんなら、それでいいんじゃね?」
「責任感の強い、優しい娘じゃからな。心に蓋をしてしまっておるのよ。その蓋がはずれぬ限り、心から笑えることはなかろうて。」
ツバメは、柄にもなく黙り込んでしまった。
「どうした?」
「…俺にはできない。」
「そうかのぅ?」
「いや、頑張って泣かさずに笑わせる方法を考える。じゃあな、爺さん。」
ツバメが飛び去るのを見送りながら、老爺はひとりごちた。
「わしにも出来ぬがな…。」

次の日からも、ツバメは毎日マリーのもとに通った。
雨の日も、風の日も、強い日差しに灼かれる日も。
四つ葉をくわえては、馬鹿話をするために。
しかし結局、ツバメがマリーの笑い声を聴いたのは、あの時一度きりだった。

そしてマリーの国に短い秋が駆け抜け、やがて冬が近づいてきた。
532以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 01:00:46 ID:tpuYVBWUO
連投失礼。今日はここまで。
早く完結させたいんだが、ダラダラ伸びるでイカンな。

続き書きつつ、眠くなるまで保守する。
>>532
イイヨイイヨー大好きな話しだ

ところで泣けるようなおにゃのこの話し書ける奴いる?見てみたい気もするんだが
534森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 01:29:19 ID:YhOySmPAO
おつぅ。
泣ける話読みたいねぇ。
小説じゃないが最終兵器ナニガシみたいな感じのだったら泣けるな。
535以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 01:54:27 ID:tpuYVBWUO
泣ける話か。
いつだったかの、引き取った姪っ子のお話は泣いたぞ。
たしか、蝶子?
みーこ、僕が口づけた。
雨がしとしと降っていた。しとしとしとしと、夜明け前から延々と。
灰色の空が重そうで、空き地の草葉もあたまを垂れた。
みーこ、やっぱり縮こまってた。崩れた段ボールの真ん中で、ぶるぶるぶるぶる震えてた。
みーこ、おはよう、どうしたの?
並んで座って僕聞いた。揺れた傘からしずくが落ちた。
みーこ、返事をしなかった。少し笑って、赤くなった。そのうちみーこ傾いて、濡れた体がぶつかった。
みーこ、柔らかい。熱いよ、みーこ。体濡れてるはずなのに、みーこ熱いよ。熱いよみーこ。
口元ほんのり笑わせてるのに、みーこ、なんだか悲しげだ。
みーこ、みーこ、かわいいみーこ、元気お出しよ。ぱんぱん。ぱんぱん。
熱いよみーこ。溶けそうなみーこ。ぱんぱん。ぱんぱん。みーこ。ぱんぱん。
みーこ? ぱんぱん。どうしたの? みーこ。
みーこ。みーこ。起きてよ、みーこ、何か言ってよ。ぱんぱん。ぱんぱん。
真っ赤なみーこ、今は真っ白。何にもいわずにむくれてる。痛かったなら、ごめんよみーこ。
熱かったみーこ。今は冷たい。何にもいわずに眠ってる。ぱんぱん。ぱんぱん。
ぱんぱん。ぱんぱん。
僕だけ熱くて、溶けそうになって、白い矢つがえて、みーこに撃った。
だんまりみーこ。とろとろ。とろとろ。
傘はいつしか寝っ転がって、雨のしとねが僕らを包んだ。夜のとばりもおりてきた。
僕もう家に帰らなきゃ。みーこ寝たまま動かない。みーこ、疲れた? 僕も疲れた。
おやすみ、みーこ。みーこおやすみ。
ばいばい、ばいばい、また明日。

また明日。
537以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 02:47:41 ID:tpuYVBWUO
>533 遅くなったけど・・・よせやい、照れるぜwww

>536 いいなぁ。俺には書けない文章だ。
538以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 05:27:48 ID:NMccLDgV0
ほしゅ
539以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 06:42:32 ID:tpuYVBWUO
おはよ保守
540以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 07:15:57 ID:OWdeROXlO
英検の勉強してねえ…どーしよ…
541以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 07:38:52 ID:EGl5P4xlO
やっべ、爆睡してた。
おはよう、みなさんおつです。
5421Kアパートの生活。:2005/09/18(日) 08:12:18 ID:NMccLDgV0
あれは、蝶を引き取った日のことだ。
俺は、遠くの街まで深夜から車を飛ばし、明け方……蝶が目覚める頃に辿り着いた。
顔を合わせたことは、数える程だった。
姉の葬式の時には見かけたけど、向こうがこちらの顔を覚えていたかどうかは定かじゃない。

俺は仮眠と休憩を取り、午後になってから、車のエンジンをかけた。
助手席に蝶を乗せ、下道を飛ばす。
高速を使っても良かったかもしれないが、出来るだけ出費は控えたかった。
今後の生活のことを考えると、1円だって切り詰めたい。
幼子の体力を気遣い、頻繁に休憩を取りながら、山道へと向かっていく。
幼い姪にどう接すればいいのか分からずに、また蝶も面識の無い叔父とどう接すればいいのか分からずに、
沈黙のままに、ただ山道を登っていた。
5431Kアパートの生活。:2005/09/18(日) 08:12:39 ID:NMccLDgV0
何度目かの休憩を終え、山は下りに差し掛かって。
既に日暮れが訪れていた。
視界は薄暗くなってきて、集中力が途切れがちになり、瞼も重たい。
眠気覚ましのガムを噛みながらの運転。
もう少し、もう少しと暗示をかけながら進んで行く。

───そう、もう少しだ。

俺は道路の路肩に車を止める。
そこは、今までのように何か休憩するような駐車場がある場所でもなく、
極普通の道路の路肩。
「っと………君……」
どうして、こんなところで休憩なのかと不思議そうな様子の姪に、ぎこちなく呼びかける。
彼女はあまり表情こそ変えなかったが、少しだけ首を傾げて見せた。
「……おいで」
そう言ってから俺は車を降り、助手席側のドアを開ける。
少し、戸惑った数秒の間があって、少女は助手席から降り立った。
5441Kアパートの生活。:2005/09/18(日) 08:13:03 ID:NMccLDgV0
俺はもう一度「おいで」と彼女を呼び寄せて、
この山中から見える、景色を。
広がる海と、段々畑のように作られた街を、見せた。

夕暮れ、いや、既に黄昏。
小さく見える街並みには点々と灯が灯り、広がる海は、金色の光の帯を漂わせている。
オレンジから、青へと移り変わっていくグラデーションの空。
光を背にして黒く迫る雲と、光を反射して真紅に染まる雲と。

「アレが今日から君の住むことになる街だ」
俺は足元で、その景色を見ている彼女へと、言った。
「坂が多くて、狭くて、今までいたところみたいに便利じゃないかもしれない」
それなりにモノはあっても、都会とまでは言えない。
「でも」
それでも
「俺はこの街が好きなんだ」
この、夕暮れに美しく染まるこの街が。
「君にも、できれば、好きになって欲しい」
坂ばかりで、狭くて、不便で穏やかで緩やかで、君の母親が生まれたこの街を。
5451Kアパートの生活。:2005/09/18(日) 08:13:28 ID:NMccLDgV0
ぼーっと、暫く俺達はその場所から街を眺めていた。
海に沈んでいく日を。
沈んでいく。
沈んでいく。

沈んで、しまった。

「俺は、君のお母さんの代わりにも、お父さんの代わりにも、なれない」
少女は、不意に顔をこちらに向けた、ようだった。
俺は海を見つめるままだった。
「でも、頑張って出来る限りのことをする。君を幸せに、したいと思う」
それは姉の娘だからでも、虐待を受けてきたからという理由でもない。
純粋に、この少女に幸せを、与えたかったんだ。
それは些細なモノかもしれないけど。
君の親になれる自信は俺にはないけど。
5461Kアパートの生活。:2005/09/18(日) 08:14:05 ID:NMccLDgV0

「まずは友達になってくれないか? 蝶子」

彼女は、蝶は俺を見上げてほんの小さくこくりと頷き、こう言った。
「はやせ……ん……くろだ、ちょうこです。よろしくおねがいします」
「黒田タテハ、です。よろしくおねがいします」
俺と蝶子は、お互い深々と頭を下げた。





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泣ける予感がまったくしないね。
547以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 09:01:59 ID:EGl5P4xlO
ちょww1Kwwwwwww久々wwwwwww
おつです!! 素敵だ・・・
548以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 09:33:24 ID:tpuYVBWUO
>546 キタコレ!!
少し話戻ってるんだ。
じんわりくるのがいいのさ。
549以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 09:39:48 ID:EGl5P4xlO
さーて、いい感じに過疎ってきました。
550以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 09:57:23 ID:ZbYOeBaM0
元々こんなもんでしょ
551以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 10:44:18 ID:EGl5P4xlO
日曜にしてはって意味ね
552深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/18(日) 11:16:44 ID:Fs8J/SpfO
おはようございます。

もう一眠りしたい気持ちと戦いながら、僕は思いきって布団から飛び出してみた。
553森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 11:41:50 ID:YhOySmPAO
おっきした僕のモノもぱんつから飛び出していた
554以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 12:50:04 ID:EGl5P4xlO
ゲーセンから帰ってきた僕はベッドへとすべり込んだ
555以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 12:53:01 ID:oduG6H8EO
はいはい保守保守
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/18(日) 12:53:13 ID:y31MeBmZ0
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/qa/1126991279/

381 名前:ひよこ名無しさん[] 投稿日:2005/09/18(日) 12:49:42 0
>>371
DQNのVIPPERとは違うからね
何でもかんでも勝負とかしない


物質はvipperの悪口で盛り上がってます
557M&M'sうめぇ:2005/09/18(日) 12:54:20 ID:0huLmelk0
おまいらも食え
558星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/18(日) 13:34:36 ID:BfO1dWvR0
泣ける話……
(あの音楽)
星野です……この前、シンガポールに行ってきました。
……一人でした。添乗員のお姉さんから、ちょっと可哀想な目で見られたとです
559以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 13:39:39 ID:EGl5P4xlO
結局getしてないの?
560以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 14:00:44 ID:EGl5P4xlO
masqueradeいいね。あとちょいでEXフルコンできそうだぜぇ!
と関係ない話題で保守
561森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 14:11:34 ID:YhOySmPAO
書くぞー
562森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 14:18:27 ID:YhOySmPAO
――そして、僕は、この世で最も残酷な、
僕の唯一の武器を、振り翳す。

「"斑弥、逸美は…"」

逸美さんは、ヒッ と、吃逆の様な声を出して、動きを止めた。
ゆっくりと、震えながら、僕の方に振り返る。

「"この世に…"」

「嫌……いやぁ…」
始めは呟く様に、だんだんと叫び声に変わりながら。
逸美さんは僕にすがりついた。
「ねぇ…禍人、嫌いにならないで。何でもするから、この体、禍人の好きにしていいから、だから、好きなんだから、嫌いに、嫌いにならないでよぉ…ねぇ…お願いだからぁ……」
563森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 14:24:03 ID:YhOySmPAO
僕にしがみつきながら、逸美さんは泣きじゃくっている。
「嫌いになんか、なってないよ。逸美さんの事は、今でも好き」
「ぅっ……ううぅぅ…」
「ホラ、折角の美人が、涙と鼻水で台無しだよ。……おっと、こんな格好じゃハンカチ出せないや」
……鼎はというと、腰が抜けているものの、しっかりとした光の篭もった眼でこちらを見ている。
全く、気丈な娘だ。

僕は鼎を安心させるために、少し微笑んでみせた。
564森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 14:30:46 ID:YhOySmPAO
「逸美さん……少しやり過ぎだよ。何も、他の人にまで迷惑かける事じゃないでしょう。
……逸美さんの事は好きだよ。でも、それ以上に、鼎の事が好きなんだ。初めての友達で、初めての恋人なんだ。
僕は鼎を守ると誓ったんだ。ごめんね」
逸美さんは、ハッと顔を上げる。

「"斑弥逸美は"」

「禍人……」

「"斑弥逸美は、この世に"」

逸美さんはもう、泣いていない。

「"生まれてくることは、無かった"」

その顔には、微笑みすら浮かんでいた。

「禍人、ありがと―――
逸美さんの体は、光の粒子になるわけでもなく、だんだんと薄くなるわけでもなく、
忽然と、消えた。
565星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/18(日) 14:33:07 ID:BfO1dWvR0
>>559
イロイロアッタ
566森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 14:34:36 ID:YhOySmPAO
サボリ癖がついてもオナニーはサボらない森蔵ですよ。
次回、嘘憑き
◆ 埋 姫

ちなみに今回、話の展開上、没になった未収録シーンがあります。

-禍人がギャグを噛み砕き、その後逸美は自殺しようとする-

自殺するなんて、さ…
死者に対する冒涜?
生者に対する優越?
一つのケジメの付け方?
自虐戒め刑罰処罰?
或いは人生という物語の終焉?


どれも違うね。
自殺は、逃げだ。
唯の逃げでしかない。

自殺する事で責任を取るなら、僕がそうさせない。
あなたがケジメを付けてるのを僕は阻止する。
全力で阻止してやる。
阻止した上で僕が殺す。絶対殺す。殺す殺す殺す殺す殺す。殺す…と思ってたけど生ぬるいね。
あなたには"嘘"に"憑かれて"貰う。
今後あなたの事を思い出せるのは僕だけ。
唯一僕だけがあなたを思い出せる。
ああそういえばこんな人もいたな、といった具合に。
僕以外の全ての人間は脳味噌の奥の奥の奥の奥まであなたの事なんかこれっぽっちも覚えちゃいない。
これが僕が与えられる最高にして最悪の刑罰処置。逸美さんへの戒め。
567gr:2005/09/18(日) 14:34:41 ID:85sVJEuZ0
いーなー
俺も夏休みが終わらないうちにどっか行こう
568以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 14:37:55 ID:EGl5P4xlO
なんかなー、自殺のとこ消してよかったね。
オナニーするぐらいならお話書けおw

>>565
なんてヤローだ。俺だけは信じてたってのによー!
569星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/18(日) 14:38:46 ID:BfO1dWvR0
あ、ゴメンね森造
割り込んじゃった
570とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/18(日) 15:11:29 ID:rzoyxPiZO
夜にツンデレ話か超能力話の続き書こうと思うんだけど、どっち書くべ。
571以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 15:23:27 ID:EGl5P4xlO
どっちも




















いあ、無理なら超能力を・・・
572以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 16:39:53 ID:EGl5P4xlO
573以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 17:42:06 ID:5xmbbgHU0
人が…いない。次回作の構想でも練っているのか…
ROMの諸君、君達の出番はもうすぐだ。新たな書き手となってこのスレで羽ばたいてくれ

小説を書くための参考リンク
ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/index.html
574以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 18:32:01 ID:EGl5P4xlO
575星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/18(日) 18:38:24 ID:BfO1dWvR0
576gr:2005/09/18(日) 18:38:43 ID:85sVJEuZ0
577森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 18:43:59 ID:YhOySmPAO
578以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 18:59:48 ID:OWdeROXlO
パソコンの画面だと一行は何文字ぐらい?
579以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 19:02:15 ID:fzK+FLk60
ブラウザのサイズにもよるだろう。
俺はかなりでかくしてるからかなり行くし。

まぁ、なるべく

578 名前: 以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します 投稿日: 2005/09/18(日) 18:59:48 ID:OWdeROXlO

このサイズ以内に収めればいいかなー、とか思ってる。
580以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 19:07:28 ID:EGl5P4xlO
なるほど。俺の文は非常に読みにくいってことか。わかるようなわからんような。
581以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 19:17:51 ID:OWdeROXlO
へ〜そういうもんなんだ。さんきゅう
582以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 20:14:01 ID:5xmbbgHU0
ほっほっほぁっくしょん!
583星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/18(日) 20:18:41 ID:BfO1dWvR0
>>582
ブレッスュー
584以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 20:22:05 ID:5xmbbgHU0
ぼうふらたそリアル遭遇久しぶりだ。最近俺は創作文芸板とかライトノベル板とかまわって勉強してるんだけど
ぼうふらたそも行ったことある?
585星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/18(日) 20:33:16 ID:BfO1dWvR0
文芸は一年くらい前
ラノベは四月ごろに行ってた。今は行ってないよ。
普段は蟻、英語、映画板かな
俺の教科書はSキング
586gr:2005/09/18(日) 20:37:15 ID:85sVJEuZ0
>>469みたいのが好きな人は創作文芸板の三語スレとか行ってみるといいかも
587以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 20:42:35 ID:5xmbbgHU0
蟻、英語、映画板かー。どれも行ったことないな。俺も今度行ってみよう。
Sキングってスティーブン・キングかな。ググったらそれらしいのが出てきたけど
588深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/18(日) 20:56:16 ID:Fs8J/SpfO
こんばんは皆様。
今焼肉食わせてる。
589以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 21:00:04 ID:d06dtCJm0
全くスレタイとは関係ないんだが聞いてほしいことがある。
やあ(´・ω・`)また君か。来ると思っていたよ。
とりあえず君には呪いをかけておいたから、オナニーをすると蒼玉が出るよ。
でも呪いを解く方法が一つだけあるんだよ。
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1126753486/
↑このスレに「俺より強い奴に会いに来た」と書き込むんだ。
健闘を祈るよ。
590以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 21:25:04 ID:EGl5P4xlO
588:深夜◆1DDfcqXjoo 09/18(日) 20:56 Fs8J/SpfO
こんばんは皆様。
今焼肉食わせてる。 ←ここ詳しく
591深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/18(日) 21:31:11 ID:Fs8J/SpfO
遊びに来てる妹に焼肉をごちそうする羽目に…
ソフトクリームの入ったぜんざいがうまい。
592gr:2005/09/18(日) 21:37:01 ID:85sVJEuZ0
なんだ、あーんしてるんじゃなかったのか
593深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/18(日) 21:41:18 ID:Fs8J/SpfO
あーん…かわいいコになら食わしてやりたいよなぁ。

若干酔ってる俺。
594森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 21:46:45 ID:YhOySmPAO
「お兄ちゃん、こうやって2人きりで夕飯食べるのも、久しぶりだねぇ」
「あぁ。そうだな」
程よく焼けたカルビを口いっぱい頬張る妹を前に、俺はぜんざいをつついていた。
妹と2人きりの夕飯なんて、最後にしたのはいつだっただろうか。
いつの間にか妹は妹の、俺は俺の時間を持つようになって、その内時間は増えていって、2人きりの時間なんて、消えてった。
「ねぇ、お兄ちゃん」
「んー?」
「聞いてる?」
「聞いてませんが何か?」
「……ちょ…おま…」
「うそうそ。で、何だっけ?」
「やっぱり聞いてないじゃない。彼女はいるのか、って聞いたの」
「彼女は―――

続け!↓
595gr:2005/09/18(日) 21:55:58 ID:85sVJEuZ0
「彼女は――そこにいる」
「へ?」
「おまえの、目の前に」
「……?」
訳も分からずにテーブルを見まわす妹。
席についているのはもちろん二人だけだ。
「ああ、こげてしまうぞ」
「あ、うん」
あみに手を戻す二人。
「それでお兄ちゃん、ごまかさ……」
「おまえ、大事に、食べるんだぞ」
「……」
「大事に、な」
そう、俺の目の前に彼女は居た。
妹のすぐ後ろで微笑んでいる、彼女。
俺にしか見えない彼女。

彼女はもう、俺のようにモノを食べたりする身体を持っていない。
こうして焼肉を食べられるのは、生者の特権。
俺は一口一口を噛み締め、大事に食べた。
597以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 22:05:12 ID:EGl5P4xlO
今はいないよ」
とっさに嘘をついた。
妹の反応が見たかったってのもあるけど、それ以上に俺はコイツのことを……。
「ふぅん、いないんだぁ。意外にいそうなのにね」
普通?の言葉が返ってきた。『意外に』ってなんだよ…。
「ねぇ」
「なんだ?」
「なんならさ…―――



先に投下されてんのにもったいないから投下。続きはお好きに
598森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 22:42:42 ID:YhOySmPAO
「なんなら、さ……私が付き合ってあげようか!」
「な、何言ってんだよ……俺達は兄妹だぞ?」
「やだやだ。冗談よぉ、じょーだん。バカじゃない?本気にしちゃって」
妹が不敵な笑みを浮かべる。
「う、うるせーな。わかってるよ。軽くノってみただけだよ」
ぜんざいはアイスが溶け、ぐしゃぐしゃになっていた。

肉も無くなり、腹いっぱいになったので2人して店を出る。
少し酔っているから、凄く気分がいい。酔っているからだろう。妹もいつもより可愛くみえた。
599gr:2005/09/18(日) 22:53:38 ID:85sVJEuZ0
「私、」
妹がふいに顔を上げた。
とっさに足がからまって、それを俺がたすける。
「ほらほら、しっかりしろよ。飲みすぎたか?」
えへへ、と俺の腕にすがりつく妹。
「ジンギスカンって始めてだったんだ。羊肉って、あんな味がするんだね」
「……」
「……?」
見上げるように、俺の表情をうかがう。
「……うまかっただろう?」
「うん!……お兄ちゃん、私大好き!」
「……えっ?」
「!……やだ、焼き肉が大好きってことだよ。……やだなあ、もう」
すがりつく妹の頬が赤いのは、酒のせいなんだろうな。
俺はその小さな頭を、ぐしぐし、となでてやった。
「さあ、早く帰って、お茶でも飲もう」
「うん!」
600以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 22:54:12 ID:EGl5P4xlO
「これからどうする?」
「うーん、お兄ちゃんはどうしたい?」
赤らめた顔で笑顔をつくる妹が無駄にいじらしく見える。
「そうだな…おま……いや……」
「なに? はっきり言ってくれないとわかんないよ」
お前と―――って何を言おうとしてんだよ。俺達は兄妹なんだ。
そんなことを考えながら車に乗り込む。
601以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 22:54:33 ID:EGl5P4xlO
遅かったかorz
602gr:2005/09/18(日) 22:56:30 ID:85sVJEuZ0
スマス
603以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 22:57:20 ID:EGl5P4xlO
んにゃ、俺の方こそごめんよ。
見てるから続き頼むw
604以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 22:57:25 ID:fzK+FLk60
ジンギスカン美味いよジンギスカン。
ジンギスカンを馬鹿にするヤツはケツの穴に焼けた鉄の棒突き刺してかき回す。
605以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 22:59:27 ID:OWdeROXlO
一瞬彼女が焼き肉っていうパターンかと思た
606以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 22:59:49 ID:OWdeROXlO
一瞬彼女が焼き肉っていうパターンかと思た
607以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 23:00:07 ID:EGl5P4xlO
>>604
それなんて茜の悲劇?
608以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 23:00:21 ID:OWdeROXlO
すまん、ミスった
609gr:2005/09/18(日) 23:01:19 ID:85sVJEuZ0
>>604
美味いよなー
最近うちの近所にモンゴル人がモンゴル料理店を始めて
時々行ってみるけど羊肉の煮物とかテラウマス
610以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 23:02:31 ID:EGl5P4xlO
気にするなおww

最初の言葉を変えてたら繋がったんだなぁ・・・
611星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/18(日) 23:05:56 ID:BfO1dWvR0
>>604
ジンギスカンいいよね
俺はSAMURAIが好み
612深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/18(日) 23:15:44 ID:Fs8J/SpfO
ちょwwwなんで勝手に話が進んでるのwwwww

今妹は勝手にサモンナイトやってる(知ってるやついるか?)
613以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 23:18:18 ID:cCZxZW+C0
今ちょうどこんなものを見つけた。

87 :名無しさん :2005/09/18(日) 23:14:55
なにがハードゲイフォーーーーーーーーーだ。
普通に気持ち悪いんだよ。
こんな気持ち悪いので喜ぶのはVIPPERのクソどもレベル。
VIPPERとHGはこの世から消えろ。

ttp://tv7.2ch.net/test/read.cgi/geinin/1126914581/l50


突撃よろしく。HGとVIPPERをバカにするとは。。。
614以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 23:19:18 ID:EGl5P4xlO
ちなみにサモンの何を?
俺が好きなキャラはエルザとミニスとアティ先生
615森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 23:27:53 ID:YhOySmPAO
「ふぃ―くったくった」
「食った食った―……おぉい!」
玄関に入るなり、妹がしなだれかかってきた。
「おにぃーぃちゃん☆」
☆ってなんだよ。
「私を抱っこしてソファまで連れてきなさいよう」
はいはい。
俺は妹ね膝に腕を通して持ち上げた。
「うへへーおひめさま抱っこだーロマンチックぅー」
にへら、と笑いながら、妹は首に手を回す。酒臭いからロマンチックの欠片も無い。
「安いロマンでよかったな」
「あぅー」

俺がソファの前に着いても妹はぶら下がったままだった。
「着きましたよ、お姫様」
「んー…?うぃー」
もはや妹はどこか異世界の言語を口走っている。
「おい、手ぇ離せ」
「やだー…おにぃちゃん、顔寄せて?」
「何」



――――――ちゅ
616森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 23:36:15 ID:YhOySmPAO
ああもう俺の中で深夜さんの妹が一人歩きしてる
617gr:2005/09/18(日) 23:40:06 ID:85sVJEuZ0
あれ、今大量圧縮で落ちたと思った
必死こいてスレ立てに挑戦してたおww
618以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 23:41:22 ID:5xmbbgHU0
俺もwwww
619森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/18(日) 23:42:46 ID:YhOySmPAO
携帯の俺は何もなってないが
……プロクシに繋がんなかったの?
620以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 23:42:57 ID:EGl5P4xlO
結局大丈夫みたい?
サモンナイトか…
エクステーゼは百合要素無いって叩かれてた印象がある
622以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/18(日) 23:48:07 ID:EGl5P4xlO
エクステーゼは主人公と中の人の純愛だと把握してる
623深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/18(日) 23:58:41 ID:Fs8J/SpfO
サモンは3だお。

うちの妹はあれだぞ、母親似だからなかなか口うるさいぞ。
実際に姉妹がいると萌えない…のは俺だけ?
624gr:2005/09/18(日) 23:59:38 ID:85sVJEuZ0
3個下に僕っ子の妹がいるけどまあなんだろな、妹ゲーとかはやる気になんないなあ
625以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 00:06:56 ID:usU+4znXO
そんなもんか? 弟と姉がいるけど例外にはならな(ry

>>623
アティ先生×カイルってよくね?
まぁそれはともかく2に比べて薄いからすぐに売ったんだけど。
626森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/19(月) 00:07:30 ID:gOsD3TuvO
前々から囁かれてた、実妹がいる奴は電脳妹に萌えないと言う法則がつい最近学会で発表されたばっかだよね。
俺は一人っ子だからわかんないけども。
自称妹はいたがそれはまた、別のお話。
627深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/19(月) 00:16:27 ID:KEOZVQcfO
しばらくやってなかったが、記録を見た。アティ先生の名前を元カノの名前に変え(ry
そうか…あの頃買ったんだこのゲーム…orz

妹は今、コンソメパンチ食いながらプラネテス読み始めた。
正直俺眠い…風呂入ろう。
628gr:2005/09/19(月) 00:19:27 ID:Y3pHA54l0
昔は一緒に入ったじゃないか云々は無し?
629以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 00:25:19 ID:usU+4znXO
さぁさぁ深夜たんの妹実況スレになりつつありますよっと
深夜たんをいじる準備しないとな


>>627
すげぇ酷なゲームになってるね。そのデータをサクることをおすすめするw
630以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 00:30:11 ID:zEk/gnuH0
いつだったか、彼が尋ねた。
「人殺しは何故いけないことなの?」
と。
彼女は答える。
「それがセケンイッパンノジョーシキだからだよ」

無知な彼は彼女の言葉ならなんだって信じた。
彼の無意味な質問に、いつも投げやりそうに、それでも答えてくれる彼女。
その言葉が彼の世界を形成していた。

「嘘、じゃないか……」
彼は呟いた。
彼は今、何故人殺しがいけないコトなのかと問われたら。

それは悲しいことだからだ、と答えるだろう。

「君は、あの時尋ね方を間違ったんだ」
彼女は言った。
「あの時君が『何故殺しはいけないことなのか』ではなくて、
 『何故殺してはいけないのだと思う?』とそう尋ねていたのなら」
ゆっくりとした、呼吸。
「私は『人が死んだら誰かが悲しむからだ』と答えていたのに」
631以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 00:30:57 ID:zEk/gnuH0
おわり。
632深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/19(月) 00:43:53 ID:KEOZVQcfO
風呂交代した

>>631
乙です。
うーん…なるほど。っていう感じかな。好きですぜこういうの。
633以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 00:52:30 ID:VbrSHbggO
>>631
乙〜。格好いい書き方っすね!
634森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/19(月) 01:17:43 ID:gOsD3TuvO
>>631
オツ。
2人1組の殺し屋って感じがしていいねー
幼い頃から戦闘訓練受けてきた主人公が初めての実践で人を殺すことに疑問を抱いて先輩である相棒(♀)に聞くという…
635森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/19(月) 01:33:46 ID:gOsD3TuvO
そして俺は寝る。
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/
636登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/19(月) 01:43:27 ID:VbrSHbggO
「あ、そういえばただチケット。二枚渡してたけどさ、もしかして誰かと行くつもりだったとか?」
思い出したように聞く佳織。
「へ? 違うって!別に誰かを誘うつもりなんて無い無い!あれはただ単に二枚
も貰っただけだし!俺プール好きだから一人さみしく泳ぐのが趣味だから!!」
首をブンブン振って否定する雅人。激しく動揺中。
「雅人にそんな趣味あったっけ?」
そこまで水泳好きだったっけ、と思いめぐらす佳織。
(佳織が幼なじみだってこと忘れてた・・・!)
637登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/19(月) 01:45:34 ID:VbrSHbggO
「ま、まあ人間変わるところもあるんだよ!ほら、一時間目始まっちゃうから席
に戻らないと!!ほらほら、チャイムがなっちゃいむ!」
せかす雅人。
「う、うん・・・」そうだね、と雅人の机から離れる佳織。

ふぅ〜、なんとか誤魔化せたか・・・と額の汗を拭っていると
「 ! 」

顔を上げると佳織が屈み込んでこちらを見ていた。
「わ、うわ!?」
見ると、マジマジとこちらをのぞきこんでくる。

「(まさかバレたか?)・・・なんの、用、ですか?」
緊張してゴクリと唾を飲み込む。
「あのね・・・」
もじもじと言いにくそうにしている。頬も少し赤い。言おうか言うまいか迷っているかんじだ。
(知られたのか?!そ、そんなはずは・・・!)

「さっきのギャグね、その・・・さ、寒かったよ」
言い終わるとカーっと顔を火照らせて自分の席へと飛んでいった。

「そうかそうか、やっぱアレは寒すぎたよな〜・・・・・・・ってオイ!」

変わった人を好きになってしまった雅人であった。
638登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/19(月) 01:47:59 ID:VbrSHbggO
では寝ます〜。

俺の姉貴は広島までホリエモンに会いに行くようなタイプです。
639以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 02:44:48 ID:Rxh81qA90
ほあ
640森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/19(月) 03:40:12 ID:gOsD3TuvO
寝付けない。保守。
寝る。絶対寝る。
641gr:2005/09/19(月) 04:04:44 ID:Y3pHA54l0
他スレでオフの打ち合わせをしてたらこんな時間
642たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 05:52:41 ID:ulZG1Crr0
どもー
643たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 07:44:34 ID:ulZG1Crr0
ほっしゃん
644たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 08:39:11 ID:ulZG1Crr0
ほしゃぁん
645たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 09:59:13 ID:ulZG1Crr0
また保守
646gr:2005/09/19(月) 10:30:56 ID:Y3pHA54l0
保守
いてくる
647たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 10:37:18 ID:ulZG1Crr0
grたんいてらー

みんなに相談なんだけど…
今の話を一時中断して、新しいのを書こうかと思ってるんだが…どう?
648以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 10:44:38 ID:2n7M1rOlO
別にいいよ
649たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 10:47:51 ID:ulZG1Crr0
>>648
さうか…了解した。
うん。いいと思うよ。
息抜きも大切だから
651たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 11:15:13 ID:ulZG1Crr0
ということで書いてみる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「暇だな」
薄暗い部屋の中、俺は一人ため息をつく。
「これで1ヶ月仕事無しか…このままじゃ餓死するぞ、俺」

ここは、俺、鈴木隆文の経営する「鈴木心霊探偵事務所」である。
そのオカルトチックな名前からか、滅多に依頼人は来ない。

「でもな、ちゃんと霊能力はあるんだぞ!^^;」
…どこに向かって言ってるんだろう俺orz

まぁいいや、新聞でも見に行くか。
俺は椅子から立ち上がり、新聞受けから朝刊を引っ張り出す。と、

『東京にて大地震発生』

…いきなり不吉な見出しだなおい^^;
椅子に座って新聞を広げようとした時、一枚の紙らしきものが落ちた。
「ん…名刺か?」

『本日23時20分、風見鶏公園のベンチにて待つ』

「…依頼…?」
652たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 11:23:26 ID:ulZG1Crr0
23時15分、風見鶏公園。


さすがに深夜だけあって、人気は全く無い。
だが、公園に足を踏み入れる時、変な感覚を覚える。

(これは…何か居るな)

身長にベンチに向かって歩いていくと、黒い人影が見える。
「誰だ、あんた…」
そう言い掛けた時。

「鈴木、隆文さんですね?」
澄んだ声が、俺の名を呼んだ。
653たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 11:32:38 ID:ulZG1Crr0
人影は静かに立ち上がると、こっちに近づいてくる。
そして俺の目の前までくると、それが黒いローブのような布をかぶっているのがわかる。
「誰だ…」
俺はさっきから、そいつの出すただならぬ霊気に緊張していたのだが…

「はじめまして」

ローブを取ったその下にあったのは、茶色い髪の眼鏡っ娘だった。

(………え?^^;)
彼女は続ける。
「死神の、ともみと申します」
(嘘だろ…)
いくら心霊探偵といえど、俺が今までやってきたことは古い家の除霊とか、地鎮祭の手伝いとかで、死神のような高位霊など見たことが無かったのである。
(しかもこんなに可愛いのか、死神って)
深々とお辞儀するともみを見ながら、そんなことを考えたりする。
654たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 11:44:51 ID:ulZG1Crr0
って、そんなことよりも、だ。

「死神の・・・ともみさん?」
「はい?」
ともみは笑顔で返事をする。
「死神がここに来たって…俺を殺すの?」

そういうと、ともみは一瞬驚き、その後笑い出す。
「そんなこと無いですよ、第一そうだったら、気づかれないように後ろからばっさりと」
「あ、そう…(良かった良かった^^;)じゃあなんで?」
すると、ともみはちょっと俯きながら話す。

「あの…東京で地震が起きたのは知っていますか?」
「ああ」
そのニュースなら今日一日中テレビで報道してたから嫌というほど知っている。
「実はその地震、霊界からの干渉によるものなんです」
「なんだって?」
霊界からの干渉なんて、確か今までは無かったことだ。
「ともみ、霊界からの干渉なんて普通は…」
「出来ません。でも、東京で呪術を用いて人間界から霊界への扉を開こうとしたものが居たそうです。結局死神の一人がそいつを殺したのですが…」
そこでともみは一旦言葉を切ったが、すぐに続ける。
「でもその時、霊界からの逆干渉に遭って東京と霊界が繋がってしまったんです…今はまだ、霊界の住人は東京の中でしか活動できないそうですが、このままでは…」
655たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 11:52:39 ID:ulZG1Crr0
「ふむ、話は分かった。」
俺はちょっとともみに質問してみる。
「で、何で俺なんだ?」
するとともみはやっぱり俯きながら、
「封印には、人間界側の住人も必要なんです。人間界と霊界、両方からの切断が無いと…
死神も霊界の住人ですから、こちらからの封印を十分にできるわけではありません。だから、できるだけ霊力の高い人間が必要なのです」
「なるほどねぇ」
人間界の運命ががかかってるとなると、仕方ないよなぁ…
「分かった。協力しよう」
「本当ですか?」
急に満面の笑顔になったともみを見て、つい胸が高鳴る。
「ああ」
そう答えてともみの耳元で、いたずらっぽく囁く。

「全部終わったら、キミを可愛がってもいいかい?」
656たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 11:56:53 ID:ulZG1Crr0
ともみは急に赤面して、俺の目を見る。
「え…可愛がるって…その…」
俺は笑いながら答える。
「キミほどの死神が来るんだ、俺も生きて帰れるか分からないわけだろ?」
「あ…え…っと…」
ともみはしばらく俯いていたが、やがて恥ずかしそうに言葉を搾り出す。

「はい…いい…ですよ……」

俺はにやりと笑うと、彼女に言う。
「よし、じゃあ交渉成立だな」
「はい…あ、私は普通にともみって呼んでかまいませんからね」
これから忙しくなりそうだ…
657たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 11:57:38 ID:ulZG1Crr0
とりあえず導入部分ここまで。
658以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 12:53:22 ID:usU+4znXO
興味深いお話になりそうな予感……だが!!そんなことはいい。眼鏡っ娘モエスwwwwwwwwww
659以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 13:35:53 ID:WJkzt3pqO
いいね
660以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 14:10:55 ID:usU+4znXO
ほしゅ。
今日は誰も書かんのか?
661たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 14:31:14 ID:ulZG1Crr0
じゃあ続きを少し。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「ここが俺の事務所かつ家だ」
俺はともみを自分の家に泊めることにした。わざわざどこかで待ち合わせという方法を取るのも効率が悪く、これからは常に一緒に行動しようと決めたのだ。
「ボロいだろ?」
自虐ネタに走る。
「え……」
やっぱりボロいと言葉に出したくないのか、ともみは戸惑っている。
「良いよ良いよ、無理して答えなくても。ま、中に入って」


「なあ、ともみ」
事務所のソファに座っているともみに声をかける。
「はい、なんですか?隆文さん」
「お前、家の中ではその上着脱いだらどうだ?暑いだろ」
「これですか?」
ともみは家の中でも黒い布をまとっている。
「そうだよ、布だよ」
「え…でも…」
ちょっと困ったように俯くともみ。
「あんまり人前で肌をさらさないようにって、教官から教わったので…」
(教官って…死神のか?^^;)
「なんだ?肌をさらすとなんかあるのか?」
「え…いや…その…」
なぜかともみは恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「死神は、色白美人(もしくは美男子)であれ、って、教わったので…」

一瞬、コケそうになった。
662たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 14:38:48 ID:ulZG1Crr0
「一応、人間とおんなじ感覚でいたほうが良いぞ^^;人間界にいるならな」
「は…はぁ」
ともみはゆっくりとローブを脱いだ。

「!!!!!!!!」
ともみの今まで隠されていた部分――細くてしなやかな手足、黒いワンピース、そして三つ編みのツインテール――が、俺の目に入ってくる。
「ともみ…」
「はい?」
「お前は俺の前ではローブを着ないようにしろ」
「え?…隆文さんの頼みですし、良いですけど…日傘を買ってもらえますか?」
「かまわんかまわん、買ってやる」
というか、日傘なんてさしたら更にみなぎってくるじゃないか^^;
663以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 14:55:37 ID:usU+4znXO
モエス!!! モエス!!!!!
たわごとさんがんがってくだせいw
664たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 14:58:31 ID:ulZG1Crr0
「まあいいや、そろそろ本題に入ろう」
俺はそう言って、ともみと向き合う。
「はい…」
「まず、今の状況の確認だな」
「はい。今はまだ東京の一部のエリアだけしか侵食されていません」
「ふむ…ところで、霊界から来たやつらってどんなのなんだ?」
「死人、です」
「死人…?」
「死人がこっちに脱走してきたんですよ。まだ人間としての記憶のある死人が」
それを聞いて、はっとする。
「ということは、この世のバランスが崩れるわけだな」
「それだけじゃありません。今、彼らは…操られているのです」
「誰に?」
「分かりません…しかし、彼らの思考パターンが完全に統一されていました。これは誰かに操られていなければありえません」
「なるほど…ちょっと待ってろ」
そう言うと、俺は受話器を手にとった。
665たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 15:08:47 ID:ulZG1Crr0
『はい、こちら柏原…』
電話の向こうから聞こえてくるのは、ジェントルなピシッとした声。だが、
「よう、啓太」
『お、お前、隆文か?』
俺だとわかった途端、電話先の声が突然驚きに変わる。
『久しぶりだな…元気だったか』
「おう、お前も…って、いつもテレビで見るか^^;」
『突然何の用だ?』
「東京に死人が溢れてる」
そう言った時、一瞬電話の先が無音になったような気がする。
『お前…知っているのか』
「あぁ。で、だ。そいつらを居るべき場所に返す。国の一大事だろ?手を貸してくれ」
『……』
「どうした?」
『…分かった。自衛隊に東京を封鎖させよう』
「出来るだけ早く片付ける。経済への影響を抑えなきゃいけねえからな」
『いや、地震のせいで東京の経済価値はかなり落ちている。慎重にやっても損は無いはずだ』
「そうか・・・分かった。感謝するぜ」
『ああ』

電話を切る。
「隆文さん、どこに電話を?」
「日本の総理大臣だよ」
「えーっ!?」
かなりオーバーに驚くともみ。
「総理大臣と知り合いなんですか?」
「知り合いって言うか、小学校からの親友でな」
「…結構凄い人なんですね、隆文さんって」
「そんなもんかねぇ?」
666たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 15:09:36 ID:ulZG1Crr0
ああ、ピッチを上げると疲れますね^^;
667以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 15:14:46 ID:usU+4znXO
まぁ無茶しない程度にがんがって。
ワクテカしてるからw
668以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 15:19:21 ID:WJkzt3pqO
>>660
家に帰って余力があれば
669たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 15:20:38 ID:ulZG1Crr0
ちょっと休憩してからまた後で続き書きますね^^;
670星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/19(月) 15:30:44 ID:B2dE/eqx0
誰か書かないかな?って思ってる時には既に自分が書き終わってるものなんだぜ!

俺は書かないけど
誰か書かないかな
671以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 15:36:46 ID:3y5zX/sR0
>>670
書けよwwwwww
れあたんみたくなってきたなwwwwww
672以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 15:38:24 ID:usU+4znXO
仕方ない、俺が書くお。




















家帰ってから余力があれば
673星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/19(月) 15:45:17 ID:B2dE/eqx0
ここに落とす短編は一レス十七行前後、起承転結で四レス以内に
収めるように苦心してるわけだが(文庫本で三ページくらい)
そうすると大抵離別(大抵は死ぬ)でしかドラマティックに仕上げられない
そういうわけで離別以外の展開を考えるのだけど、それがなかなか難しいのですよ
勝利(おにゃのことベッドイン)をテーマにするとその間の努力、コミュニケーションに
滅茶苦茶時間をかけないといけなくなるから必然的に長くなりがち
そういった長編は俺のバヤイ途中で放り投げる

という長々とした言い訳
674以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 15:53:30 ID:usU+4znXO
ヲまwwwwwwたわごとさん見習えwwwwwwwwwww
675以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 16:41:55 ID:usU+4znXO
あ、あれ? 誰か「おまえもな」ってつっこんでよ・・・・・
676(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/09/19(月) 16:46:54 ID:sfV0kSUU0
オマエモナー
677以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 17:39:49 ID:2n7M1rOlO
ごめん、MASK2見てた。
678gr:2005/09/19(月) 17:39:50 ID:Y3pHA54l0
保守
679gr:2005/09/19(月) 18:38:59 ID:Y3pHA54l0
保守
680以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 18:42:36 ID:2n7M1rOlO
681以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 19:24:41 ID:usU+4znXO
682gr:2005/09/19(月) 19:32:05 ID:Y3pHA54l0
683以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 20:23:45 ID:usU+4znXO
もうちょいしたら帰って飯食って風呂入ってお話書けたら書いて寝るお
684森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/19(月) 20:29:41 ID:gOsD3TuvO
ローレライ見てたー。
あれ面白いねぇ。
パウラの衣装えろいし
685たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 20:32:03 ID:ulZG1Crr0
つづき。

−−−−−−−−−−−−−−−−−

「とりあえず、今日の始発で東京に向かう。今日は作戦会議だ」
「会議って行っても、二人だけですけど」
「じゃあ作戦会談でいいだろ」
時計を見るともう深夜2時だ。
「まずはともみ、封印とやらの仕方を教えてくれ」
そう言うと、待ってましたと言わんばかりにともみがしゃべりだす。
「はい。ええっと、封印は霊界との連結部を切断するだけです。つまり、霊界との扉みたいな部分が分かれば、そこに行って霊界と切り離せばいいんです」
「で、その場所ってのは?」
と、ともみは急に俯いて、
「その…遠くて、よく分からないんです…扉のエネルギーが弱い分、逆に分かりにくいんですよ」
「ふむ…」

つまり、明日の始発で東京に入ったら、ともみの能力で扉を探し当てるまでが勝負と言うわけか。
ただ、自衛隊の人への発砲は出来ないからこの場合援護は期待できない。
死人がみな操られているのだとすれば、俺たちの狙いがばれ次第狙われるだろう。
とにかくスピード勝負だな…探偵向きじゃない仕事だ^^;

「よし、じゃあちょっと仮眠でも取るか…ともみ、風呂に入りたかったら今のうちに入っておけよ」
「え…お風呂……ですか?」
「そうだよ…大丈夫、手なんかださねぇよ」
「…じゃあ…行ってきます…」
686たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 20:47:50 ID:ulZG1Crr0
そそくさと小走りで風呂に向かうともみを見て、そのまま俺の意識は眠りに落ちた…

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

中途半端に切れてごめんorz
ここで出会い編は終了。次回は突入編になります。
687以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 20:58:12 ID:usU+4znXO
おつー。早く続き読みたいw
688たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 21:00:32 ID:ulZG1Crr0
次回予告

坂本「よーし、うんうん、よーし。これからアキバに行ってくるぞおめーら」
祥一・瑠衣・ローザ・睦「いってらっしゃーい」

――――いどー・いどー・いどー・いどー――――

坂本「うーむ、ここがアキバか、ってなんじゃこりゃぁ!」
ヒトラー「おお復活ってすばらしいよね旦那」
竹崎季長「よく見ろ!われこそは…」

坂本「うぎゃrわせtghjlk…ふじこ」

次回、「東京突入編」を、お楽しみに!
689以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 21:08:18 ID:usU+4znXO
……………あ、あれ?
690たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/19(月) 21:11:41 ID:ulZG1Crr0
いや、>>688は脱線な^^;気にしなくていいぜよ
691以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 21:17:10 ID:usU+4znXO
フェイントかよwwwwwwwwwwwww
692以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 21:39:19 ID:qg9YkQPK0
やぁ(´・ω・`) また君か。
取り合えず君には呪いをかけておいたから、一生セックスできなくなるよ。
でもね、呪いを解く方法が一つだけあるんだよ。
http://4bbs.php-s.net/?id=n-22

この掲示板に「低能ヲタ厨房共乙^^」と書き込むんだ。
健闘を祈る。
パトラッシュ……僕、眠たくなってきたよ…………。
694森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/19(月) 23:22:32 ID:gOsD3TuvO
保守だぁ
695深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/19(月) 23:39:47 ID:KEOZVQcfO
妹帰った。

部屋に戻ったらプレゼントが置いてあった。手紙付き。
兄ちゃん感動したぜ。
696以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/19(月) 23:46:08 ID:qxfZW8890
697以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 00:14:06 ID:W/ViBdiA0
>>695
羨ましい奴め
プレゼントの中身はなんだ?
698以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 00:14:15 ID:I4CBUPMXO
>695
kwsk
699深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/20(火) 00:34:27 ID:UyaTkmtD0
駅まで送って家に帰ってきたら、寝かせてた布団の間に袋が入ってた。
これはさすがにちょっと嬉しかった。


http://o.pic.to/3jknh

右側の石のやつがもらったやつ。
ほんとは左にしてるやつ外してつけたいんだがねぇ。
700森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/20(火) 00:36:30 ID:kgcfL2R7O
布団の中に入ってるとか恥ずかしくて直で渡せない妹の気持ちが滲み出てるよねwwwモエスwwwww
701深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/20(火) 00:45:44 ID:UyaTkmtD0
拡張してるって知らなかったから大きいの買っちゃった(汗マーク)
はじっこにつけたら耳たぶからはみ出ちゃうかな?
よかったら使ってください。石は本物だよっ!!

だってさ。

まぁ兄妹仲は良い方だからね。こういう話をしたら友達とか結構びっくりするんだけど。
702以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 01:01:45 ID:I4CBUPMXO
本物って何の石?
703深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/20(火) 01:08:00 ID:pwbj5U9GO
PC切って携帯にした。

アンバーっぽい。
たぶんシルバー925だし、まあまあの値段だろうな…1000円ちょい?

気持ちがうれしいから例え100円でも俺はうれしいお。
704星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/20(火) 01:13:31 ID:hH5SHI950
写真見ないで拡張って読んだらイケナイ妄想が
705gr:2005/09/20(火) 01:15:41 ID:ZOhLTvgE0
「そっちの穴は… 今拡張してるから…」
706森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/20(火) 01:23:41 ID:kgcfL2R7O
おいおい、また深夜さんの妹で妄想か?

ねる(#^_^#)ポッ..
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/
707深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/20(火) 01:38:45 ID:pwbj5U9GO
ちょwwwww

実際、穴3つもあるんだが…就職できるべか。医療系なんだが。

うちの妹はちっちゃくてちょいピザ
しかも俺、秘密握られてるから立場が下なんだよww

モリゾタソ オヤス
708星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/20(火) 01:42:56 ID:hH5SHI950
>>706
(・д・)キモ
709とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/20(火) 01:51:18 ID:mP2pDgkiO
暇だから新作書きまっせ
710以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 02:14:48 ID:mP2pDgkiO
やっぱ寝るぽw
711以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 02:15:21 ID:I4CBUPMXO
>708
ヒドスwwwwwwwwww
>709
キタコレ
712以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 02:16:48 ID:I4CBUPMXO
>710
っておいwwwwwww
713以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 04:18:00 ID:n2um8J/V0
ほしゅ
714以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 04:18:33 ID:acZq2MIB0
さぁ、VIPPERのみんなで女子高生を応援しよう
http://www.freepe.com/ii.cgi?nomaneko
715以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:07:47 ID:Cz2YTgMlO
おはよ保守。
今日もバイトか・・・orz
716以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:15:45 ID:/qz4dBex0
・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk



なんだよな?
717以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:19:46 ID:n2um8J/V0
>>716
いえっさー。
ログを読んでくださると無法地帯なのが分かるかと思います。
718以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:22:11 ID:/qz4dBex0
>thx wwww
書いてみた。





「お兄ちゃ・・・っ、入んないよぉ・・」
「大丈夫だって。ホラ・・・自分で入れてみな?」
 優しく兄に言われコクリとうなずくと、
 A子は震える手でそっとその穴に黒光りするソレを導いた。

「あ・・入っ、た・・・」





 シャーペンの芯が、先端から中に。
719以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:27:27 ID:n2um8J/V0
うはwwwwww

俺は小学生の頃からシャーペンの芯は先端から入れる。
720以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:28:03 ID:/qz4dBex0
空気を読まずに灯火。


「弟だなんて、あたしそんな風に思ったこと一度もないわ」
「え・・っ?!急に何言い出すんだよ!」
「あんたは年下だけど、しっかりしてるし・・」
「いや、確かに家の事とかはオレの方が姉さんよりしてるけど」
「ゴメン、こんな事急に言われても困るよね・・・」
「そんな事ないよ!」
「いいの、本当の気持ち言えただけでも、満足してるから」
「ね、ね、姉さん・・・!実は俺も・・・!!」





「じゃあ、またね」
 そう言って姉は携帯を切って振り返った。
「あんた、人の電話中くらい静かにしてよね。
 さっきからうるさいんだけど」
「・・・・」
721以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:28:26 ID:Cz2YTgMlO
そこでネタかよwwwwwwwww
722以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:30:52 ID:/qz4dBex0
「もっと踏みなさい」
「で、でも先生・・!これ以上踏んだら・・・!」
「いいから、もっと強く・・強く踏みなさい!!!」
「こ、こうですか・・・っ?」
「ああ・・・良くなってきた・・・・」
「い、いいですか?先生・・・っ」





 教習中、アクセルをなかなか踏み込めないおにゃのことせんせいの話。
723以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:36:47 ID:/qz4dBex0
「お、おれ恥ずかしいからやっぱりいいよ!自分でするから!!」
「何恥ずかしがってるんですか?これも看護士としての仕事なんですから、気にしないでください」
「気、気にするよ・・っ!大体なんで姉さんがするんだよ!」
「あら?あたしの同僚にあんたの大事な所みられた方がいいの?」
「う・・そういう訳じゃ・・・・」
「気にしない気にしない、清拭中に勃起することなんてザラなんだから」

 そういって姉は容赦なく弟の下半身を丸裸にした。





「なーんだ、勃起するのが恥ずかしいんじゃなくて包茎なのが恥ずかしかったのww」
「ちょっとは気をつかえよ!」
724以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:45:17 ID:/qz4dBex0
「ほら、こうすると段々ぬるぬるになってきたでしょ・・・?」
 最近父の再婚によってできた、若い継母はにこりと笑い、ゆっくりと円を描く。
「か、母さん・・・」
 年のさほど変わらない息子は、彼女から視線を外して言った。




「手早くおろさないと痒くなるよ?」
 継母の手には、白い山芋がしっかりと握られていた。
725以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:49:10 ID:/qz4dBex0
「や、やだ・・・そんなトコにフリスクいれたら・・・っ」
「大丈夫、大丈夫。きっとスーっとして気持ちいいよ」
「や、いや・・・っ!きゃ・・・っ」
 そして少女はその穴に白いソレをいれられてしまった。
 そう─────



 鼻の穴に、フリスクを。

「あ、ホントだ・・・つまってたのがスーッてする・・・」
「だろww」
726以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:49:52 ID:/qz4dBex0
うはww
空気嫁無さ杉だったwwww
素敵なネタの連続か。
まさしくネタの宝庫。
728以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:52:24 ID:Cz2YTgMlO
んにゃ、別に読んでないことはないぞ
秘かに笑わせてもらったw
729以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 05:56:31 ID:n2um8J/V0
連続で並べられてるからレス控えてたおw
730以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 07:14:07 ID:Cz2YTgMlO
ほしゅ
731以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 08:04:05 ID:Cz2YTgMlO
732以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 09:11:41 ID:Fod1mLfJ0
hosyu
733森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/20(火) 09:11:55 ID:kgcfL2R7O
ハナリスクなんてやんねーwwwww
734以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 10:22:47 ID:Cz2YTgMlO
h
735森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/20(火) 10:59:31 ID:kgcfL2R7O
ホシュ
736以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 11:13:56 ID:RBOU5Mzl0
あまりVIPで主流のツンデレは好きじゃない俺が、自分好みのツンデレを考える
*

「…血、出てるぞ」
俺はそう言ってソイツの頬に手を伸ばした。
「……大したことない」
ヤツはそう言って俺の手を払いのけ、自分の指で己の頬に触れる。
「ったく、生傷の耐えないヤツ。大人しく俺の後ろに下がってろっての」
半ば苦笑しながら俺は口にする。
力では俺に劣るのに前に出て、勝手に傷をつくって、
治療をすることすら許してはくれない。野生動物かよコイツは。
「………護られてるだけは、イヤなの」
小さな声でヤツはそう呟いた。
俺に聞かせるつもりもなかったんだろう、小声の言葉。
だが聞こえてしまった。
「強くなりたい」 と。

俺はヤツの頭に掌を置く。
「お前は十分、強いさ。まぁお前より俺の方が強いだけの話だ」
そう言葉を吐き出すと、ヤツは驚いたように俺を見上げる。
「だから、護らせてくれよ。俺はまだお前の笑顔を見たことすら無いんだぜ?」
見る前に、死なれちゃ困る。
「……そんなものなら、いつでも見せてやる」
ぶっきらぼうにヤツはそう言って俺の手を払いのける。
「じゃ、今すぐ」
負けじと俺がすぐに返答すると、ヤツは一瞬俺を睨み付けて……
ひどく、ぎこちない笑顔を浮かべて見せた。
「下手糞め」
俺は笑った。
壁]・ω・`)実際にはいないから余計モエス

壁]彡サッ てか人いねぇ〜
738以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 11:28:17 ID:TJqzYiYc0
俺は、、、>>736、、、好きだぜ。
739以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 12:05:11 ID:Cz2YTgMlO
俺も>>736好きだ
740以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 12:53:59 ID:Cz2YTgMlO
ほっしゅ
741以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 13:59:40 ID:L70MzS3CO
保守
742森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/20(火) 14:14:30 ID:kgcfL2R7O
>>736好きだ
743以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 15:05:29 ID:Cz2YTgMlO
みんなのアイドルになってるな>>736たん
744以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 16:05:15 ID:Cz2YTgMlO
745以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 17:09:31 ID:Cz2YTgMlO
746以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 18:00:41 ID:Cz2YTgMlO
747とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/20(火) 18:05:12 ID:mP2pDgkiO
さて、今度こそ新作を投下するよ!
748とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/20(火) 18:05:57 ID:mP2pDgkiO
夢、、僕は夢を見ていた。
友達も、僕の家族も、道行く知らない人も、みんな消えてしまう夢。
・・・僕だけを、残して。

『序章 霧の街』


僕は目が覚めた。シャツは汗でびしょびしょで、体はわずかに震えている。
僕「・・・夢か」
ほっと胸を撫で下ろす。突然人が消えるなんてこと、あるわけがない。ましてや街全体の人が消えるなど・・・
僕「お腹すいたな・・・朝ご飯食べて、高校に行く支度しないと・・・」
僕は朝ご飯を食べに行くために階段を降りる。・・・が、様子が変だ。台所から物音ひとつしない。
僕「・・・母さん、まだ寝てるのかな」
とりあえず台所に向かうが、誰もいない・・・。今度は母さんと父さんの寝室に向かってみた。
そこには二人の姿があった。僕は少し安心した。夢が現実になってしまったのかと思ったから・・・
僕「母さん、父さん、もう朝だよ」
返事がない。
僕「学校遅刻しちゃうよ」
返事がない。
僕「・・・ねぇってば!!」僕は二人の体を揺さぶろうと、母さんに触れた。その時、始めて異変に気がついた。
僕「・・・冷たい」
氷ついているような冷たさ。・・・どういう・・・こと・・・?
母さんの口に手をあててみる。・・・息・・・してないよ?・・・ねぇ、どういう・・・こと・・・?
僕「なに・・・これ?」
すべての始まりはここからだった。
749とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/20(火) 18:06:32 ID:mP2pDgkiO
どのくらいの間だろう・・・僕はその場に立ちつくしていた。が、一つ大事なことに気がついて、寝室を出て電話をかけに向かう。
僕「・・・病院、救急車、呼ばないと・・・」
119を押す。
トゥルルル・・・トゥルルル・・・トゥルルル・・・
僕「・・・」
トゥルルル・・・トゥルルル・・・トゥルルル・・・
僕「・・・え?」
トゥルルル・・・
つながる気配がない。僕は受話器を置く。
僕「・・・どういう・・・こと?」
次に携帯をとりだして、高校の友人に電話をしてみる。
・・・つながらない。無常にもトゥルルル・・・というコール音が鳴るだけだ。
僕「僕・・・頭どうかしてるのかな・・・」
そのまま何も考えることができずに外へ出る。・・・外はとてつもなく深い霧に包まれていた。
僕「・・・」
少し歩くと至るところで車から火が出ていた。道端でも倒れている人がたくさんいる。
僕「・・・」
近くにあるコンビニに入る。・・・そこでも店員らしき人が何人か倒れていた。
僕「・・・お腹、空いたな」
勝手にパンやおにぎりを持ち出した。普通の精神状態なら罪悪感を感じるが、今の僕にはそんなもの感じるだけの余裕がなかった。・・・ただ、こんな気分でもお腹だけは空いていた。
コンビニを出る。僕は何気なく卒業した中学校まで歩いていた。深い霧の中でもちゃんと向かうことはできた。
750とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/20(火) 18:07:49 ID:mP2pDgkiO
中学校に着くまでの間にも何人か倒れている人はいたが、気にしなかった。・・・いや、正気でいるのに精一杯で、気にしている余裕などなかったのだろう。
中学校に着いても何もなかった。ただ校舎が深い霧に包まれているだけだった。
僕「・・・寒い」
僕は校庭のど真ん中にただ呆然と立っていた。霧のせいか少し肌寒い。
一つ街を歩いてみてわかったことは、僕以外の人はみんな死んでいるということだ。
新種のウィルスでもまかれたのか・・・とにかく僕は何もする気が起きなくなっていた。
と、その時、背後から声がした。
?「高道くん?」
僕は思わず振り返る。
高道「・・・深雪?」
そこに立っていたのは幼い頃からの知り合いである深雪だった。中学まで同じ学校で、近所に住んでいたため仲が良かったが、高校に入ってからは別々の学校になったため、疎遠になっていた。
深雪「・・・久しぶり」
高道「ん・・・久しぶり」
もっと話すことはあるはずなんだが、お互いこんな状況なためうまく頭が回らなかった。ただ、自分以外にも生きている人間がいたことは素直にうれしかった。
高道「・・・どうなってるんだろう。・・・この状況」
深雪「わからない・・・でも、とりあえず生きているのは私たちだけ・・・みたい」
高道「・・・そうだな」
深雪「高道くん、それどうしたの?」
深雪は僕の持っている袋を見て言った。さっきコンビニから持ってきたパンやおにぎりが入っている袋だ。
高道「あぁ、さっきコンビニで、ちょっと・・・」
深雪「ダメだよ。そういうことしちゃ・・・」
高道「ん?・・・あぁ」
こういうところは昔から変わっていない。生真面目というか、なんというか・・・
深雪「でも・・・」
高道「?」
深雪「こんな状況なら・・・しょうがないかな」
751とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/20(火) 18:08:28 ID:mP2pDgkiO
僕たちは校庭のど真ん中に座り込んで、パンやおにぎりを食べ始めた。
高道「おいしいな」
深雪「・・・お腹が空いてれば何でもおいしいわよ」
高道「そうだな」
あまり会話もないまま食べ終える。そのあともしばらくぼーっとしていたが、深雪が何かを閃いたようにつぶやいた。
深雪「・・・テレビ」
高道「え?」
深雪「・・・テレビ見れば、何かわかる・・・かも」
高道「なるほど」
深雪「たしか、職員室のテレビ、映ったと思う」
高道「じゃあ校舎の中に入ってみようか」
深雪「うん」
僕たちは校舎に向かった。まぁ案の定鍵がかかっていたが、ガラスを割って鍵を開けようとした。その時
深雪「なにをやっているの?」
高道「いや、鍵を開けようと・・・」
深雪「危ないわよ」
高道「ん・・・大丈夫」
ガシャーン!
僕は割れたガラスの隙間から手を伸ばし、鍵を開けた。
高道「どう?」
深雪「・・・」
僕たちは校舎に侵入すると、職員室を探し始めた。
高道「懐かしいな」
深雪「そうね」
高道「おっ、あの絵って同じクラスの鈴木が・・・」
深雪「無駄話していないで、職員室を探しましょう」
高道「・・・はい」
深雪は昔から無口なヤツだったが、ここまで冷たくなかった・・・ような気がする。
752とがし ◆yN.i/tD2f6 :2005/09/20(火) 18:11:14 ID:mP2pDgkiO
番組はこれ以上進むのは危険だと判断し、残念ながら撮影を中止した。
753以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 18:35:24 ID:Cz2YTgMlO
おまwwwwwwwwwwおちけつwwwwwwwwww
754以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 19:30:34 ID:Cz2YTgMlO
な、なんでだれもいないの…?
755gr:2005/09/20(火) 19:33:20 ID:ZOhLTvgE0
ノシ
756以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 19:34:02 ID:m1h1ij1T0
……やっぱり、さすが匿名掲示板。
黙ってると正体わかんないもんなんだな。
757gr:2005/09/20(火) 19:35:26 ID:ZOhLTvgE0
>>756
え、それ何
758以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 19:36:37 ID:Cz2YTgMlO
ほのかに香りはしたがな。
なんつーか確信無し。

>>755
いるのかよ!!!
759以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 19:37:07 ID:m1h1ij1T0
>>630>>736が、この俺だと言うことさあああああ!!

とうぅ! てことで俺、推して参る!
760以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 19:39:48 ID:Cz2YTgMlO
やっぱそうだったか
761gr:2005/09/20(火) 19:39:50 ID:ZOhLTvgE0
あー。言われてみれば文がぽいwww

>>758
俺はここ数日VIPに張りついてるww
762たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/20(火) 20:02:42 ID:NhqpXtH30
空気を読まずに帰ってきました
763以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 20:16:11 ID:Cz2YTgMlO
おかえりーっ!!

>>761
じゃあ保守は大丈夫そうかw
764以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 21:01:25 ID:Rru4/JbNO
765以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/20(火) 21:29:35 ID:X+lIT06N0
風呂でたら何か書く。
投下は(ry
766森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/20(火) 21:54:17 ID:kgcfL2R7O
保守

今夜あたり書こうかと悩む
767たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/20(火) 22:02:09 ID:NhqpXtH30
ちょっとつづき

−−−−−−−−−−−−−−−−−

「ん…」
目が覚め、俺は大きく背伸びする。
時計を見ると朝5時…5時!?
「おい!ともみ!ともみ!!」
大声を上げながらあたりを見回すと、

「ふにゃぁ……もうちょっとぉ……」
俺のすぐ隣で例の黒い布を布団代わりにして寝ているともみを見つける。
「おい、起きろ」
そう言って肩に触れると、
「んぅ…」
ぴくっとともみが動く。
「ともみ、起きろって」
「うぅ…まだぁ……」
(仕方ない…)
俺は彼女の耳元に口を近づけ、

「起きろと言っているだろうがああああああああ!!!!!!!!!」

「ひぃっ!……あ……た、隆文さん」
やっと起きやがった。
「これから東京に向かうんだろうが」
「あ……そうでしたね^^;」
(おいおい…)
768たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/20(火) 22:13:21 ID:NhqpXtH30
一口に東京に向かうと言っても、東京周辺の鉄道は地震で使えないため、新横浜まで新幹線、後は車、ということになる。
レンタカーの申し込みを済ませると、俺は荷物をまとめたリュックを背負う。
「ともみ、お前は荷物とか無いのか?」
「あ、特に無いですよ〜」
(あれ?そういえば、こいつは死神なんだよなぁ…)
「ともみ?」
「はい?」
「お前、俺と会ったときから鎌持ってないよな」
「鎌?」
「そうだよ、死神の鎌。」
「あ、これですね」
そう言うと、彼女は小さな棒を取り出す。
「なんだそりゃ…ウルトラマンの変身グッズか?」
「違いますよ、これに『伸びろ〜』って念じると、」
ぐにょ〜、と、その棒は大きくなり、先端に鎌の刃がついた。
「…なるほど。」
「すごいでしょ」
「そーですねー(いいともの観客みたいに)」


早朝の町並み。ほぼ無人である。
「戻って来れるかな、俺」
自然と、そんな言葉が口をつく。
と、俺の左腕をぎゅっと暖かいものが包む。
「きっと、戻って来れますよ」
ともみは、俺の肩よりちょっと下あたりの高さから、まっすぐに俺を見てそう言った。
769たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/20(火) 22:14:28 ID:NhqpXtH30
今日は事情によりここまで。出来れば明日には東京入りまで行きたいです。
770森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/20(火) 23:14:04 ID:kgcfL2R7O
一時間越しの保守
771星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/20(火) 23:18:26 ID:BT6qEQf00
三分越しの星野
今日は酔ってるから書くかも
772登校児おにぎり ◆Y2KMyTM2Pc :2005/09/20(火) 23:50:33 ID:TnhafMkLO
あの、そろそろ試験が・・・近づいて来ていますので・・・・・
無駄な勉強しないと親に怒られちゃうんで・・・

当分続きは書けません・・・
めんご〜・・・・
773以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 00:16:11 ID:qSuJdjMQO
大丈夫。俺は教科書読んだりしてただけで受かったぞ
まあ、授業は真面目に受けたけど
774以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 00:16:43 ID:PORu77hr0
誰かおんなのこのお話書いて
775森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/21(水) 00:23:31 ID:8ADDfYWUO
やっぱり今日は乗り気じゃないや…
オナニーして寝るぽ
776以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 01:02:32 ID:e3MwncLPO
>775 そのうち発火するなw

>774 ツバメの続きでもいいかな?
777星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/21(水) 01:33:18 ID:XcxLidXz0
書いてる内に破綻してきたのでここには落とせません('A`)
というかもはやおにゃのこの話でないのでここに(ry
スミマセン、出直してきます
778以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 01:46:51 ID:e3MwncLPO
>777 えーっ、おにゃのこ出なくても読みたいけど・・・
779以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 01:56:25 ID:e3MwncLPO
では保守がてら、>531の続き。
今日は2レス分
780女王とツバメ:2005/09/21(水) 01:57:21 ID:e3MwncLPO
庭園の花々は枯れ、あれほど飛び回っていた羽虫もほとんどいなくなった頃。
「あまり無理をするでないぞ。来年また来ればよいんじゃ。」
老庭師は枯れた花壇の花を取り除いている。
「そうもいかねーよ。あ、パンありがとな。」
近頃のツバメは、老爺の弁当からパンくずを分けてもらわなければ生きてゆけなくなっていた。
「しかしパンだけでは厳しいじゃろうて。」
「まーな。虫がいっぱいいた季節が恋しいぜw」
仲間のツバメ達はとっくに南の国へ旅立ってしまっていた。
今日こそ笑わせて見せると、ツバメはマリーの窓へと飛び立った。
「まったく、馬鹿な奴じゃ…。」
老爺がツバメのために残しておいたクローバーも、そろそろ枯れ果てようとしている。

「…で、…が…したんだってさw」
「ふぅん。」
マリーは相変わらず反応が薄い。
「なぁ。今の話、けっこう自信あったんだけど。ひょっとして俺、クオリティ低い?」
「ごめんなさい。そうじゃないの。貴方のお話はいつも面白いわ。」
面白い、と言う割にはマリーの顔はいつにも増して寂しげだった。
新参者だが、おにゃのこな話を書いてみたいと思った。このスレはエロティカルな話はどのくらいまでOK?
782以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 01:58:55 ID:NkFFUcVz0
突き抜けるほどにエロティカル
783gr:2005/09/21(水) 02:01:31 ID:alztIj2K0
>>781
官能すぎて寒くならないかぎりおkだと俺は思ってる
784女王とツバメ:2005/09/21(水) 02:02:10 ID:e3MwncLPO
「なぁ、それどう見ても面白いって顔じゃねーよ。」
「…ごめんなさい。」
謝って欲しいわけじゃない。
ツバメは慌てた。
「いや、だからそんな顔するなって!」
マリーは小さな手のひらでツバメを包み、そっと自分の胸に抱き寄せた。
「ごめんなさい。私、気付かなかった。
もう外はこんなに寒くなっていたのね。」
ツバメの体は冷え切っていた。
「いきなり何だよwさては俺にホレたかw」
「ツバメさん、本当は今頃もっと暖かい国に行っていなくてはいけないのに。
私のせいで寒い思いをさせてしまって…。」
ツバメは固まってしまった。
まずい。何か言わなくては。何か言え…俺!
「お…」
「お?」
ツバメはマリーの手から飛び出して、窓枠に止まった。
「お…
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡」
…orz。
785以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 02:03:12 ID:e3MwncLPO
今日はここまで。






さあ、エロティカリックな話を聞こうじゃないかwww
786以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 02:05:24 ID:PSZXEe8LO
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 エロティカル!エロティカル!
  ⊂彡
787以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 02:18:00 ID:e3MwncLPO
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 エロティカル!エロティカル!
  ⊂彡
788アカダマ ◆hMkqB01122 :2005/09/21(水) 02:51:58 ID:KO/pRHHV0
 洋介はりょうちゃんのことが好きだ。
 いつも『好きな奴なんていねえよ』なんて自分では全然バレてないつもりだろうけど、バレバレだ。
 だって窓際から二列目で前から四行目の洋介の席から、斜め前のりょうちゃんのことをいつも見つめてるから。
 洋介はりょうちゃんの長いキレイな髪が好きで、風になびいてるのを口を半開きにして見てる。
 たまに指がピクピク動くのは、りょうちゃんの髪を結っている真っ白なリボンをほどきたいとか結んであげたいとか考えているんだ。
 サッカーをしている時の洋介は回り全部が見えてるみたいなのに、授業中はりょうちゃん以外目に入ってない。
 りょうちゃんが居眠りなんかしてると、しばらくボーっとみとれてから起こそうかどうしようか迷いだして、手を伸ばしたり引っ込めたり身体ごと前に傾いたり戻ったりして、結局自分が先生に怒られてる。
 でもそのお陰でりょうちゃんが怒られずに済んだのが嬉しいらしくて、怒られながら口元が緩んで余計怒られて、それでもやっぱり洋介は何だか満足そうだったりする。
 洋介とりょうちゃんは班が違うから、班活動の時の洋介は全然役に立たない。
 副班長なのに、『オレはじゃんけんで負けただけですー』とか言って全然協力しない。
 自分の班の話し合いは放り投げてて、りょうちゃんのいる班の事ばかり気にしてる。
 洋介が給食当番になると、りょうちゃんに山盛りにしている。
 ナス以外は何でも二人前食べるような洋介と違ってりょうちゃんは小食な方だからちょっと嫌そうなのに、真っ赤な顔をしてご飯をよそう洋介は全然分かってない。
 りょうちゃんは洋介の視線に気付きそうなものだけれど、りょうちゃんはりょうちゃんで他の男の子の事を見てるから気付かない。
 だから、りょうちゃんに夢中な洋介も、私の視線に気付いてない。いっつも見てるのに。
789以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 03:02:07 ID:QhokqflYO
( ^ω^)…
(⊃⊂)
790781:2005/09/21(水) 03:02:57 ID:ZCYaf1eNO
まずはためしに書いてみたい。

携帯からのパピコなんで読みにくかったらスマナス。

秋の冷えた空気を肌に感じながら、俺は学校の屋上でけだるい授業をサボっていた。
中間テストを終え、形式的な教師の誉め言葉にウンザリした俺にはこの肌寒い空気は心地よく感じられた。
その気持ち良さにウトウトとしていると、不意に日光が遮られた。
目を開けると、そこには見慣れた顔があった。
「こぉら、タクヤ!またこんなところでサボって〜!」
目の前の見慣れた顔――俺の幼馴染みの真由だ――は俺を見下しながらそう怒った様に言った。
「うるせぇよ。なんで俺がたかが幼馴染みに説教くらわなきゃいけねぇんだ」
俺がそう文句を言うと、真由の奴は頬をぷうっと膨らませた。
「もうっ、タクヤってばいつからそんなひねくれ者になっちゃったんだろ」
そう言いながら、寝転ぶ俺の隣に座る真由。
俺はバツが悪くなって真由に背を向ける様にする。
…何も、好き好んでひねくれた訳じゃない。ただこんな退屈な毎日にウンザリしてるだけだ。
そんな事を考えていると、突然体が後ろに引っ張られた。なにが起こったのか解らないでいると、顔の前、それこそ、息がかかるほどの距離に真由の顔があった。
791781:2005/09/21(水) 03:14:02 ID:ZCYaf1eNO
「…なんだよ」
内心の動揺を悟られないように、短く言葉を切る。
それを聞いた真由は、真顔で
「そんなひねくれ者はタクヤが素直になるようにおまじないをしてあげる」
なんて言ってきやがった。

俺が文句を言おうと口を開いた瞬間。


真由の唇が俺の口を塞いでいた。


目の前で、真由が、目を瞑って、震えている。


俺は、どうしていいかわからなくて。


真由は、そのまま俺の首筋に、唇を動かし、舌を、這わせて。


そこで、密着していた体を急に離した。
立ち上がって悪戯っぽく笑った真由は、
「続きはマジメに授業に出てからね」
と言い残し、屋上から消えた。
残された俺は、暫くはキスの余韻の残る唇を押さえていたが、立ち上がって教室に向かう事にした。
続きとやらに興味はないが、退屈しのぎくらいにはなるんじゃないだろうかと考えながら。

駄目ダタヨ。駄文完成だよ皆、スマソ
792以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 04:03:45 ID:e3MwncLPO
>791 生殺し?

エロ待ちほす。
793以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 05:02:36 ID:e3MwncLPO
エロティカリックパレード マダー?






俺キモス
794以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 06:02:40 ID:e3MwncLPO
もう限界
最後の保守
795以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 06:16:44 ID:qbafSSv9O
みなさんおつです。
796以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 06:57:41 ID:qSuJdjMQO
保守
797以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 07:54:34 ID:qbafSSv9O
hosyu
798以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 09:14:31 ID:ktxJpgUO0
そろそろ続き書くか
799791:2005/09/21(水) 09:29:24 ID:ZCYaf1eNO
皆おはよう、なんかエロティカルパレードが待たれてるようなのでちょっと頑張ってみたいなと思ったよ。いま軽く構想中だからちょっと待っててね
800以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 10:10:51 ID:qbafSSv9O
wktk
801森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/21(水) 10:42:13 ID:8ADDfYWUO
保守
802森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/21(水) 11:41:10 ID:8ADDfYWUO
保守
803791:2005/09/21(水) 11:44:07 ID:ZCYaf1eNO
タクヤ・真由の続きでいいかな?
804以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 11:58:20 ID:qbafSSv9O
全然おk
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/21(水) 12:00:50 ID:UhN17DOe0
童貞を失った瞬間、妖精は嬉しそうな、悲しそうな顔を視界の隅で確かに見せた
行為が過ぎ、ひとしきりの感慨に浸り終えると妖精の姿が見えない事に気づく

銀のスプンのソファー
パキラの植木鉢のふち
小物入れのベッドのなか
角砂糖を置いた小皿の傍にも

どこにもいない

待って、いかないで、妖精ちゃん、おれ やっと童貞切ったんだよ?
女が苦手でどーしようもなかった俺が 君と一緒に頑張ってやっと!
待って、いかないで、おれ なんのお礼もできてない!
いつもみたいに蹴っ飛ばして笑って、おめでとうって言ってよ!

「どうしたのー?」

振り向くと、下着姿の女が照れくさそうにはにかんでいた

僕は泣いた
806以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 12:15:14 ID:qbafSSv9O
それを追っちゃ駄目だ!!
807791:2005/09/21(水) 13:00:20 ID:ZCYaf1eNO
保守。とりあえずストーリーはある程度出来た。今回は二人が文化祭実行委員になったお話
808以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 14:38:39 ID:emZ79GiQO
保守
809以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 14:56:03 ID:qbafSSv9O
wkwktktk
810たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/21(水) 16:57:08 ID:90K7gc9Y0
空気を読まずに帰ってきたけど今日は忙しいので…

お詫びのともみ
http://49uper.com:8080/html/img-s/82014.jpg
直リンが無理なら↓
http://49uper.com/up-s/index.php?mode=list  の82014.jpg
811791:2005/09/21(水) 17:37:22 ID:ZCYaf1eNO
続きいくよ〜。

夕日が差す教室で、俺は真由と二人、クラスメイトの名前の書いてある名簿に目を通していた。
何故そんな事をしているかというと…
『文化祭実行委員 活動中』
黒板に真由の書いたそんな文字。

そう、俺たちは、文化祭の実行委員になっていた。
812以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 19:01:21 ID:NkFFUcVz0
ほむーしゅ
813深夜@PC ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 19:42:23 ID:B75Ul7VO0
ただいまー
814以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 19:52:09 ID:qbafSSv9O
たわごとさん、エロティカルパレードさんおつー。
ともみモエスwwww
で、エロさん続きは?
>>813
やっと直ったか。じゃ、ワクテカしてるお
815森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/21(水) 20:07:23 ID:8ADDfYWUO
におわせぶり
816深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 20:08:17 ID:B75Ul7VO0
今書いておk?
817以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 20:13:44 ID:qSuJdjMQO
おkおkおkおkおkおkおk
818深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 20:25:03 ID:B75Ul7VO0
お題小説【雪、教会、祈りの歌】

僕はだらだらと教室に入った。
うちの学校は円形をしている。真ん中に螺旋階段があって、廊下がその周囲を囲む。そしてその外側に教室が位置しているのだ。
お陰で晴れの日は後側からの日差しが暑い(構造上、窓が後側になる)
西洋の建築技術を使っているらしい。校舎は古いがなかなか味があると思う。

僕はカバンを椅子のしたに置いて、椅子に座ろうとした。

------------------

ざわざわとした教室が、突然、その音で静まりかえった。
誰も声は出さなかった。いや、出せなかったのかもしれない。

彼女は無言で自分の席を探す。そう、自分の席がわからないのだった。
「…あたし、ここ?」
「あっ、え?ああ…」
男子生徒は、無理に作り笑いをして、引きつった顔で答える。
819深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 20:34:28 ID:B75Ul7VO0
とにかく、驚きだった。
「藤堂さんが来た」という事実。
帰りの電車でも、僕は前の席で吉瀬さんのことばかり考えていた。

どうして来なくなったかは、知らない。
別にいじめがあったとかそういう話は聞かないし。確かに友達はほとんどいなかったが。
確か入学して4日で来なくなった。春の新入生の宿泊研修にも来てないはずだ。集合写真にいなかった。

ただ、色々な噂は聞いた。
社会人のだらしない男と付き合ってるとか、第三世代の薬を使ってるとか。
まぁどれも証拠のない「噂」だが。
820深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 20:34:54 ID:B75Ul7VO0
出前が来た。
食ったら続き書きますお。
821以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 20:53:33 ID:qSuJdjMQO
うちのクラスにも、そういう奴いるww
822深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 21:06:41 ID:B75Ul7VO0
続き。

家に帰ってきて、いつものように夕食を済ませる。
その後、僕は決まってランニングに出掛けることにしている。
音楽を聴きながら夜の街を走るのは気持ちいいものだ。

僕はいつものようにジャージとパーカーに着替え、外に出た。
夜になると一段と冷える。少し走れば体も温まるから問題はないが。

今日は坂道を走ろうと思い、いつもとは逆方向(高校側)に進む。
郵便局の前を通って、領事館の方へと走る。息が白い。
こちら側の地域は夜になるとあまり人気がなく、少し寂しい感じがした。
振り返ると、街の明かりと、遠くの船の明かりが見える。

領事館の近くを東へ行く(ちなみに、西に行くと高校)。だんだんと建物も少なくなってきた。街灯と数少ない家々の明かりだけが頼りだ。
(こんなに来るはずではなかったんだけどな…)
今日はペースがいい。音楽とリズムが調和している。
このまま変電所の辺りまで行ってみることに決めた。



道なりに行くと、古い教会があった。
こんなところにそんなものがあるなんて、知らなかった。
古い煉瓦造りの建物だった。しかし普段から人が出入りしているような雰囲気ではない。大体、こんなところに教会があるなんて聞いた事がなかった。
こういった類の廃墟は大抵、いわゆる不良少年少女や浮浪者に荒らされてしまうのだが、ここは例外だった。
823深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 21:17:33 ID:B75Ul7VO0
風格すらあるこの建物に感心していた僕は、ある音に気付いた。
足音だろうか…砂利が鳴る音…しかし、何だろう…浮浪者か何かだろうか?

僕は音の方に近づいてみる。教会を囲う低い柵を越え、建物に近づく。
気を抜くわけにはいかない、浮浪者といえども不意に襲われるかもしれない。まして無秩序な不良だったら…
(もっとも、近づかないのがもっとも安全なのだが)
「!」
“それ”は姿を現した。音の正体は野良犬だった。
「なんだよ…びっくりさせやがって」
一気に体の力が抜けた。犬は尻尾を振って僕に懐く。

その時、建物の入り口辺りから声が聞こえてきた。
「ロス、おいで。ごはん用意したよ、ロス」
犬の名前を呼びながらこちらに走ってきたのは若い女性だった。

「あ、すいません…誰にでも懐くんで…」
「いや、俺から近づいたんで…ん?」
「あ…」

犬の名前を呼ぶ彼女は、あの藤堂紗子だった。
824791改めい〜ぴ〜:2005/09/21(水) 21:25:23 ID:ZCYaf1eNO
コテの由来はエロティカルパレードの頭文字からw
続きいくですよ

ちなみに何も俺が自ら実行委員に立候補した訳じゃない。
真由が勝手に俺を推薦して、多数決でそれが決定されただけだ。
まぁ、なってしまった以上はそれなりに仕事をこなさないとマズイだろう。
ウチのクラスだけ出し物無しなんていうのはゴメンだ。
そんな事を考えていると、真由が俺を見てニヤニヤと笑っているのに気が付いた
825い〜ぴ〜:2005/09/21(水) 21:27:36 ID:ZCYaf1eNO
続きはまた明日だお!
826深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 21:31:30 ID:B75Ul7VO0
とりあえずここまで。いいとこで止めてみる。

今回は珍しく設定をたくさん考えた。ってか長編になるかもしれない(したくなった)。
いつものやつも少し変わった感じを書こうかな…なんて。

ネタバレしない・いろいろ想像可能な程度の設定を。

・中川 祐 ナカガワユウ
  主人公。神代高校1年4組。父親は市役所職員、母親は市立図書館職員。
  中流階級の家庭の一人息子。
  今までそれなりにぼちぼち生きてきた。いろんな意味で空気みたいな感じ。
  学校でのあだ名は「メガネ」。バンド「thirds」のファン。

・藤堂紗子 トウドウサヤコ
  神代高校1年4組。母親と二人暮らし。
  学校では「全てが不明」な存在。学校外の付き合いがほとんど。
  長身(168cm。ちなみに祐は166cm)。ノートに鉛筆で絵を描くのが趣味。
827以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 21:34:51 ID:qWsWQ1C/0
>>830 御題
便乗して書くお
828以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 21:35:53 ID:3CMZ/y140
久々に重複したな。
829深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/21(水) 21:39:11 ID:B75Ul7VO0
・嘉代市 Kashiro City
 国で最北端の商港がある地方都市。坂が多く、海外との交流も多かったため、西洋風の建物が多い。
 一時期は隣町の炭坑から採掘された石炭の輸出港として栄えたが、炭坑の閉山と共に衰退。特産物はイカ。

・第三世代
 薬物の取り締まりが厳しい現代で、その道に詳しい人間が作った「ドラッグ」。
 若者を中心に出回っているという噂がある。


しかし…根気のない俺がこれをきちんと書けるか不安だ。
まぁ適当に期待しておいておくれ。
830以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 21:39:58 ID:NkFFUcVz0
お題 毒 雲
831以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 21:42:00 ID:qWsWQ1C/0
>>830了解
832森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/21(水) 21:51:48 ID:8ADDfYWUO
>>830に異物混入

がんも


さあ選べ
833以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 21:52:55 ID:qWsWQ1C/0
>>832
ちょwwwwww今夜は暇だから誰も居なかったらその御題で別なの核爆発
834森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/21(水) 22:00:04 ID:8ADDfYWUO
がんもと妹とでchemistryするとは…
天才だな。
うぷ汁!
835毒雲:2005/09/21(水) 22:06:03 ID:qWsWQ1C/0

 世界は、毒に満ちている。

 常々、俺はそう思う。毒薬に浸った世界の中、私達は生きていかねばならないのだ。太陽から降り注ぐ毒。光と引き替えに降り注ぐ、毒の雨。
 でなければ、こんなに生きる事が辛い何て有り得ない。毒薬に浸った毎日、毒薬の中で生きる日々。
 だけど、何故毒は苦くなければならないのだろう? 毒の使用目的は何ぞや、それは害する事。
 ならば毒は甘くなければならないだろう。それは飛びっきり甘くなければならないだろう。

「昨日唐突にそう思ったんだけどね、どう思うよ」
「そうだね、いっぺん死ねば良いと思うよ」

 彼女の言葉もまた、毒に塗れている。だが、その毒はこの世界の只暗く苦しいだけの毒薬とは違い、甘く、嬉しくなるような成分が含まれている。
 死んでも良い、そう思えるような甘い毒。そう、それこそが彼女の毒の効力かもしれない。
836毒雲:2005/09/21(水) 22:06:39 ID:qWsWQ1C/0
「でさ、もう一つ考えたんだ」
「何?」
「普通毒に浸ったままだと死ぬよね」
「種類にもよる」
「まぁ、種類にも拠るけどね。その毒はきっと雲が中和してくれてるんじゃないかと」

 太陽から降り注ぐ毒は、雲が中和してくれる。
 外は雨、ざぁざぁざぁざぁ、降り注ぐ。

「だからさ、今日は言えるような気がするんだ」

 隣には彼女が佇む。場所はバス停、俺達二人だけの空間。
 隣には彼女が佇む。俺のすぐ隣で、相合傘で雨を凌ぐ。
 隣には彼女が佇む。毒は雲に阻まれ、雨で洗い流される。

「好きだよ」

 彼女の目が驚きに見開かれる。予想以上に落ち着いている自分。予想以上に驚いている彼女。
 微笑む、彼女は渋い顔。苦いものを飲んだような、そう、毒でも飲み込んだような、渋い顔。
 微笑む、彼女も微笑む。苦いものを嚥下して、落ち着きを取り戻した柔らかな笑み。

「敵対関係から始めましょう」

 微笑ながら差し出された右手を、左手に傘を預けてからがっちりと掴んだ。
 嗚呼、雲よ、あなたが居ても彼女の毒は中和出来ないようです。

 心地よい毒の服用感に包まれながら、俺は、彼女を抱き締めた。
837以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 22:10:33 ID:qWsWQ1C/0
ちょwwww俺達の中に私達って混ざってたwwwwwww俺テラハズカシス
838以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 22:33:15 ID:3CMZ/y140
>>837
そんな時もあるwwwww乙wwwwww
839妹がんも:2005/09/21(水) 22:43:11 ID:qWsWQ1C/0

 何故だろうな、折角のおでんの日なんですよ。

 そう、皆でわいわい食べるイメージの強いおでんですよ。
 それが何で今日に限ってたった二人で食べなければならないとですか。韓国だったら暴動が起こってもおかしくないとです。
 だから、だからかもしれない。こんな変な提案をしてしまったのは。

「闇鍋なんて初めてなんすけど」
「臆するな、不肖この兄も初体験。それに提案者はお前だろうに」
「そうっすけど」

 実際やるとなると何気に怖かったりする。普段明かりの点った茶の間、動き慣れた場所なのに、何故か怖い。
 これが暗闇の恐怖ってやつっすか、冗談抜きで怖いですよ。

「妹子」
「はい?」
「案ずるな、兄が着いている」
840以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 22:43:12 ID:qbafSSv9O
みなさんおつ!
841妹がんも:2005/09/21(水) 22:43:37 ID:qWsWQ1C/0

 流石兄妹、とでも言うべきか。どうやら兄は私の怯えを感じ取ってくれたらしい。
 普段は、うはwwwwwwwおkwwwwwwwwとか言ってるvipperだけど、やっぱり兄も男なのだ。うん、頼りになる。
 しかし、兄がこんなに気が利く人だと思わなかった。妹として嬉しく思える。
 あぁ、自然と恐怖感も薄れてきた。暗い空間、取り敢えず何かを箸で掴む。

「掴んだなー、掴んだものは必ず食うんだぞ」
「おういえ」
「よし、明かり点けるぞ」

 ぱぁっ、と光が広がる。何だか結構楽しいなと今更実感、さっきは楽しむ余裕など無かったんだ。
 目の前、光になれぬ瞳が箸で掴んでいる物体を確認する。

「ん、がんも?」

 光に慣れきった目が目撃したのは、ファンタジックかつアクロバティックな格好で鍋の前に立つ全裸の兄。

「それは私のおいなりさんだ」
842以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 22:45:03 ID:qWsWQ1C/0
むしゃくしゃしてやった。妹とがんもなら何でも良かった。反省はしていない。
>>835-836で真面目に書いたからその反動がorz
843以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 22:47:11 ID:qbafSSv9O
うはwwwwwwwwwwwww
844以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 22:49:06 ID:qSuJdjMQO
>掴んだものは必ず食うんだぞ
これでオチがわかったwwwwww
845たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/21(水) 22:54:13 ID:/vMBxbN30
空気を読まずに帰ってきたらいきなりこれかよwwwwwwwwwwGJ!
846以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 22:56:18 ID:qWsWQ1C/0
うぇwwwwwww短編連投とかwwww俺ツヨスwwwww
847森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/21(水) 23:11:19 ID:8ADDfYWUO
昔漫画のネタでみたのを思いだしたジャマイカwww
俺のペプシツイスター返せwww
848以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/21(水) 23:13:01 ID:qWsWQ1C/0
>>847
ちょwwww御題提供お前ジャマイカwwww
849たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/21(水) 23:15:08 ID:/vMBxbN30
今日はともみを描いてなんとなく疲れたので投下はしないぞー


ごめん…
850い〜ぴ〜:2005/09/21(水) 23:38:03 ID:ZCYaf1eNO
駄目だお!皆が書いてるのみたらもう一回くらい書きたくなったお!

「…何笑ってんだコラ」
その真由の笑みにいらついた俺は、真由に向かって唸る。だが真由は動じずに
「いやいや、タクヤがいよいよマジメになってうれしくてね」
その一言が俺の神経を逆撫でする。だから、俺は真由をからかうつもりで
「そう思うんだったら前言ってた続きっての、ここでやってみろよ」
「いいよ」

は?

混乱する俺を見ながら、真由はスカートに手をかけた。

続きは明日だぉ!
851森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 00:12:14 ID:h0OyDsSjO
スカートに……

止めるなあぁぁっ!

さて、書くお
852森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 00:19:54 ID:h0OyDsSjO
目の前で人が1人、消えた。
死んだとか、もうそんなレベルじゃない。忽然と、跡形も無く、その存在をなくしたのだ。
私はなんとか体を持ち上げると、椅子に縛り付けられたままの禍人君の方へ歩いていった。
逸美さんがさっきまで立っていた場所を通るが、空気の温もりも、髪の匂いも、何も無かった。
私は無言のまま縄を解く。透子が座っていた椅子に指先が触れる。
椅子の木目の間に、黒っぽく変色した血の痕が、まるでダルメシアンの模様のみたいに目立っている。
「逸美さんは…どうなったの?」

◆ 埋 姫

「逸美さんは…どうなったの?」
鼎のその言葉に、僕は確信を得た。
鼎に、"嘘"は効かない。
853森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 00:26:55 ID:h0OyDsSjO
普通なら、"産まれてこなかった"人間など、誰も"覚えている"はずが無いのだ。
鼎には以前から、嘘が効かない所があった。ただの嘘も、この"嘘"も。
「逸美さんは…消えた。と言うより、この世に産まれてこなかった。始めから、この世界に存在していない。だからみんなの記憶の中にも、存在していない」
「でも、私と禍人君は覚えてる」
「僕は"嘘憑き"だから。鼎は…原因はわからないけど、嘘が効かないみたいだ」
縄は解け、僕は椅子から立ち上がった。鼎は椅子の背凭れの縁に優しく手を置いている。
「逸美さんが"存在していない"のなら、透子や木守君はどうなるの?」
854森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 00:29:17 ID:h0OyDsSjO
次回で終わりなのですが次回は文量が少ないので今回はこの辺で。

次回、嘘憑き
◆ 伽 藍 の 心


埋姫→舞姫
855森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 00:58:19 ID:h0OyDsSjO
保守
856以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 01:21:14 ID:yVNP1LpKO
今読んだ漫画のことなんだけどあがり症のおにゃのこって素晴らしいね
857以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 01:59:57 ID:z9amN0CK0
>>856
キモうざいよ
858以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 02:06:32 ID:h0OyDsSjO
>>857はツンデレ
859深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/09/22(木) 02:57:51 ID:ZW1C2bs0O
ほし
860以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 04:26:38 ID:ER4jceRH0
ho
861以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 05:51:18 ID:/7PjCpUhO
お早うの保守

最終回wktk
862以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 06:38:53 ID:TzmgFgyVO
おはよう。保守。
ずっと続いたモリゾーの嘘憑きも終わりか・・・。wktk。
もちろんEPたんにもwktk。
863以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 07:36:28 ID:TzmgFgyVO
864以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 07:36:40 ID:EOrNeiHl0
ほしぃう
865以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 08:18:19 ID:TzmgFgyVO
そろそろ次スレを考えなきゃだめだね。

やあ (´・ω・`)

ようこそ、おにゃ書きへ。
このテンプラはサービスだから、まず読んで落ち着いて欲しい。

うん、「パートスレ」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「おにゃのこモエス」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐としたVIPで、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレを立てたんだ。

じゃあ、以下、テンプラだ。

・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk
・またーり進行で
・投下が被っても泣かない
・書き手はコテ推奨
・↑コテにしなくても題名とか名前欄に入れたほうが被った時見やすいかも
・age、sageは各自自由に
・ネタでならおにゃのこが出てなくてもちょっとはいいかも

それ以外は臨機応変で

ログ保管庫(grたん作)
http://www.geocities.jp/vipperscuties/
866以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 08:31:02 ID:EOrNeiHl0
このスレのスピードならあと100レス後でも無問題かと
867以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 08:39:26 ID:3+0Y5EX20
私達ロリコン撲滅会はネット上から小児性愛者、ペドフィリア、を
追い出す運動をしております。実は自分も小児性愛者、ペドフィリ
アをネット上から追い出し
たいと思っていたという方はぜひ一緒に小児性愛者、ペドフィリア
をネット上からなくしてい
きましょう。
そういうことで今回掲示板をつくりましたんで、ぜひ来てください。
お願いします。

http://jbbs.livedoor.jp/computer/24810/#4
868森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 09:44:46 ID:h0OyDsSjO
おはゆ
今日あたり書ければ最終章書いて明日からはラジオの話かな
間が空いたから清書も兼ねて最初から書き直すかもね
869以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 09:56:44 ID:TzmgFgyVO
ラジオの方も忘れちゃいない。

>>866
立たないから>>900-950ぐらいに立つのがいいかと
870森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 09:59:30 ID:h0OyDsSjO
あと一回ってとこで今更なんだけど天ぷらと嘘憑き見比べると、おにゃモエなのは前半だけで後半は見事に鬱展開だよね。
871い〜ぴ〜:2005/09/22(木) 10:04:46 ID:PBt265VzO
モリゾーさんの実力にただただ感動しながら保守。

続きはもうちょいマテテネ
872以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 11:24:07 ID:EOrNeiHl0
hosuj
873森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 12:28:11 ID:h0OyDsSjO
874以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 13:38:03 ID:EOrNeiHl0
hosyu
何各課
875以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 15:00:25 ID:TzmgFgyVO
ほしゅっ
876以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 16:12:43 ID:yVNP1LpKO
ほし
877森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 16:12:51 ID:h0OyDsSjO
ネタ

夏の終わり
蚊取線香
878以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 16:54:25 ID:TzmgFgyVO
誰が書くの?
879以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 17:45:22 ID:TzmgFgyVO
880以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 18:36:14 ID:TzmgFgyVO
882以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 19:30:52 ID:EOrNeiHl0
書く書くって言って書いてないな、おれ 
883以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 19:49:22 ID:TzmgFgyVO
IDがあとちょいでエロだから微エロ書いて
884以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 20:22:38 ID:EOrNeiHl0
保守
じゃあ、掻いてみるか?
885森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 20:40:06 ID:h0OyDsSjO
>>877
自分で消化

「涼しくなってきたね―」
「んー」
彼女が俺のベッドの上でぼやく。
健康的に焼けた足をぱたぱたとさせ、ぼんやりとブラウン管を眺めている。
「夏も終わりだねー」
「だなー」
ふと部屋の隅に目を遣る。黒い扇風機。
彼女は新しい物を、と言ったが、古い物が好きな俺は多少高くついたがこの黒い扇風機を買った。
「扇風機、しまわなきゃな」
扇風機を取り、爪先で襖を開ける。
夏物は右側の奥。
と、ニワトリの絵が描かれた金鳥のブリキの箱が目に入った。
「なにこれ」
いつの間にか、隣に彼女が来ていた。
「蚊取線香」
電気で蚊を落とすタイプの物が出て、これは押入の隅に追いやられてしまった。
886森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 20:49:58 ID:h0OyDsSjO
>>884先に済まない

「へー、こんなんで蚊が来ないんだ」
「お前、知らないの?」
「うーん……小さい時におばあちゃんの家で見たかな」
「今はあまり使わないもんなぁ」
「火、つけてみてよ」
「あぁ?蚊なんか飛んでないぞ?」
「いーからいーからっ」

渦巻きの外側の端に火を灯す。
深緑が赤く輝きだし、独特の香りが鼻孔に入り込む。
「送り火だね」


――ああ、そうか。
懐かしい匂い。
夏の送り火。
887以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 20:53:08 ID:TzmgFgyVO
モリゾーはメルヘンな文を書くってか綺麗だな。

>>884
がんがれ!! ちょうがんがれ!!
888森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 20:56:49 ID:h0OyDsSjO
>>884
がんがれ。
プレッシャーをかけてやろう。

>>884、エ ロ い な
889以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 21:10:09 ID:S3YrWS/f0
>>884 凄いな、まさかそこまでグロイとは
890gr:2005/09/22(木) 21:11:13 ID:PjT8vrsW0
時間つなぎに俺も


網戸を閉めてもまだ虫の入ってくる古い宿舎
ふとんを敷きつめた広間で眠るまで語った夜

合宿の三日間は気がついたら終わっていて
僕たちは往復六時間も乗り慣れたマイクロバスを降りた

休み明けに会おう、まあすぐだけどな、と言って手を振ると
その袖からかすかに蚊取せんこうの香が立った

夏が終わる。


>>884
きたいあげ
891以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 21:12:10 ID:EOrNeiHl0
今書いてる途中。
期待しても何も出ないことを前以って宣言するm9(^Д^)プギャーッ
892以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 21:13:48 ID:TzmgFgyVO
と言いつつもクオリティ高いな
893以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 21:45:34 ID:EOrNeiHl0
保守。
ノリに任せて書いてたら、長くなってきた。
894星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/09/22(木) 22:10:47 ID:A5Xz3BYa0
学校が始まったら書く時間とれねーなー
なんで今日出されたレポートの提出が明後日なんだよ
ありえねーよ
あ、妖精さん
895佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/22(木) 22:12:16 ID:764aiLXK0
こんばんわ、お久しぶりです( ^-^)ノシ
今PCが帰ってきました。一件落着です。
896以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 22:13:48 ID:QIKVBKe40
>>894-895
流れワロタ
897い〜ぴ〜:2005/09/22(木) 22:21:19 ID:PBt265VzO
ごめ、体調崩した&押忍番長二回カマ掘られてへこんでパピコできなかたよ。あしたは頑張るよ
898 ◆JBL/J113zU :2005/09/22(木) 22:45:45 ID:EOrNeiHl0
出来たので投下

「ん…?」
私は視線を感じ、振り返る。
しかし、そこには誰も居なかった。
「優、どうしたの?」
私の隣に居る親友、可南子が声をかけてきた。
「ううん、気のせいだった…かな?」
「どうかしたの?」
「いやね、最近……」
私は加奈子に最近、誰かに見られている視線のことを話す。
彼是、10日くらいになるだろうか? 
私の行く先々で、私を見る視線を感じるのだ。
しかし、振り返るとそこには誰も居ない。 
気のせいならそれでいいが、もしかしてストーカーだったりしたら…。
少し、不安に駆られる。
「ま、何かあったら私に相談しなさい。いつでも力になるから」
私の不安に対して、可南子は力強く言ってくれた。
可南子が言うと安心する。
私と可南子は、同じ学校に通い、同じ柔道部に所属する仲間だ。
可南子は体も大きく、女子柔道の重量級で期待されてるホープだ。
私は背は165くらいあるが、体重は50キロ前半。
実力でも体格でも可南子に劣る私は、誰かに襲われたらひとたまりも無い。
なので、可南子の言葉はありがたかった。
「うん、ありがとう。でも、やっぱり気のせいだと思うから」
「そう? ならいいけど。それじゃあ、シャワー浴びて帰ろ?」
「そうね。私も練習疲れちゃった…」
私と可南子は更衣室でシャワーを浴びた後、帰路に着いた。
899 ◆JBL/J113zU :2005/09/22(木) 22:46:17 ID:EOrNeiHl0
そんな日々を過ごしていたある日、私は柔道場に一人残っていた。
理由は単純。私が掃除当番だったからだ。
「可南子も手伝ってくれればいいのに…」
可南子は何か家族の用事があるとかで先に帰ってしまっていた。
「とっとと済ませて、シャワー浴びて帰ろう」
私がほうきで道場を掃いていると、何か物音がした。
「ん?」
「あ…」
私が振り返ると、見知らぬ女生徒がいた。
ウチの学校の制服を着ているから間違いない。
「どなた? 何かご用ですか?」
「あ…、あの……、わっ私…、別に怪しい者じゃ…」
私が声をかけると、その女生徒はどもっておかしなことを口走る。
パッと見た感じ、小柄で大人しそうな印象を受ける女の子だ。
顔はそれなりに可愛いほうだと思う。
まあ、私の方が美人で、プロポーションもいいけど。
「もしかして、入部希望者?」
「いえ、あの……、私…」
どうも、はっきりしない。
私が首を捻りながら見ていると、その女の子は道場に入ってきた。
そして、私の方までやってくる。
「ええと……、何? 柔道に興味があるの?」
「あの…、その…」
どうもハッキリとしゃべらないので、少しイライラする。
「わ、私…、先輩にお話があるんですっ……」
「話? 私に?」
私が聞き返すと、その女の子は小さく頷いた。
900 ◆JBL/J113zU :2005/09/22(木) 22:47:05 ID:EOrNeiHl0
「私、一年C組の早乙女小雪って言います…」
女の子、小雪ちゃんが話し出す。
「あの…、私、前から先輩のことをずっと見てました…」
「そう? それはどうもありがとう」
小雪ちゃんが少し恥ずかしそうにしながら、話す。
時折、私の方を熱っぽい目で見ながら。
て言うか、これってもしかして……。
「私、その……、先輩に申し上げたい事があって…」
ヤバイ。マジでヤバイ。
ウチは女子校。ほぼ間違いなく「その手」の話だ、これは。
小雪ちゃんの言葉を待つ私。そして。
「好きです、優先輩! 私のお姉さまになってください!」
きたこれ……。
小雪ちゃんは顔を真っ赤にしながら、こっちを見て、答えを待っている。
本人にしてみたら、一世一代の告白だったんだろうなぁ…。
「あの…、小雪ちゃんだっけ…?」
「はい! 私、先輩になら何をされてもいいです!」
小雪ちゃんは私をうっとりとした顔で見つめている。
(何をされてもいいって言ったけど、崖から突き落としてもいいのかな…?)
いや、そんなことを考えてる場合じゃない! 
「あの、申し訳ないんだけども、私には…、そっちの趣味は……、ねぇ?」
やんわりとお断りの返事をする私。
「先輩……。私じゃダメなんですか…?」
「いや、小雪ちゃんがダメっていうんじゃなくって、その、そういう倒錯の世界には…、ねぇ?」
目を潤ませて私を見つめる小雪ちゃんと、返答にアタフタする私。
「わかりました…。それじゃあ、私が色々と教えてあげます!」
「え? うわっ、ちょ、ちょっと待って待ってぇ!」
私が返事をするよりも早く、小雪ちゃんは私に覆いかぶさってきた。
901 ◆JBL/J113zU :2005/09/22(木) 22:48:19 ID:EOrNeiHl0
柔道場の真ん中。
仰向けに倒れた私に小雪ちゃんが覆いかぶさっている。
倒れた拍子で、柔道着の前が少しはだける。中はTシャツだけど。
「ちょっと小雪ちゃん…、降りてくれるかな……?」
「ダメです。私、決めたんです。何が何でも優先輩を私のものにするって…」
さっきの大人しそうな様子とは打って変わって、強気な目で私を見ている。
どことなく、勝ち誇った顔をしているのは気のせい? 
「うふふ、先輩の汗の臭い……」
小雪ちゃんは私の胸に顔を埋め、うっとりとした声を出す。
「ちょっと……! いい加減にしないと怒るわよ!」
私は顔を赤くして怒鳴った。
「怒った顔の先輩、素敵です…」
小雪ちゃんは意に解さない。
少しサドッ気のある笑みを浮かべている。
そして、その言葉に一気にカーッと頭に血が上った私。
「柔道部員に寝技で勝てると、思ってるの!」
私は小雪ちゃんに組み付き、素早く二人の体勢を入れ替えた。

「思ってますよ、先輩…」
私が下で小雪ちゃんが上、体勢は変わらなかった…。
「私、先輩のためにブラジリアン柔術やってたんです。こういう時のために…」
驚愕で言葉が出ない私に、小雪ちゃんは相変わらずサドな笑みを浮かべて言った。
小雪ちゃんの勝ち誇ってた顔の理由がわかった。
「それじゃあ、先輩は私の物ですから……、ね!」
「んんーっ!」
再び、覆いかぶさってきた小雪ちゃん。
今度は私の唇を塞ぐ。もちろん、唇で。しかも、舌まで入れてきた。
私はそのディープキスで、全身から力が抜けてしまった…。
902 ◆JBL/J113zU :2005/09/22(木) 22:49:17 ID:EOrNeiHl0
微エロなのでここまで。
903以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 23:35:08 ID:EOrNeiHl0
hosyu
書いたら書いたで、誰もおらんのかよ
904森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 23:41:33 ID:h0OyDsSjO
こんなこともあろうかと……

私はブラジリアン柔術を極めたのだ!

な、何いィーッ!?


百合ん百合んしないのか
905森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/22(木) 23:45:04 ID:h0OyDsSjO
微エロって寸止めの事か…?









俺まだ握ってもねーょー(何
906以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/22(木) 23:58:16 ID:TzmgFgyVO
続き 頼む
907森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/23(金) 00:07:39 ID:WkTZPbHQO
続きは誰かに任せるとして俺は嘘憑きの最終章を書く
908森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/23(金) 00:20:18 ID:WkTZPbHQO
「逸美さんが"存在していない"のなら、透子や木守君はどうなるの?」
「如月先輩や、木守先輩の死は確かに逸美さんと、それこそ密接な関わりがあった。でもそれは、逸美さんが"存在しない"事になる前の出来事なんだ。
酷な言い方だけど…過ぎてしまった事は、どうにもならないんだよ」
「じゃ、じゃぁ……」
「如月先輩も木守先輩も甦って来ない」
鼎が僕の襟首を掴んだ。
「透子をもどしてよ!"死んでいない"事にだってできるでしょ!ねぇ!」
目には涙が浮かび、しかし泣き出してしまいたいのを必死でこらえようとしている。
「死んだ人……いなくなった人は、"嘘"では元に戻らないんだよ…僕は……誰も…助けられ……」
僕の所為で死んだ8人は、もう、戻ってこない。
鼎の手が緩む。

気が付けば、2人とも泣いていた。
襟から離れた鼎の手は、そのまま僕を包み込んだ。
あたたかい。
髪の匂い。
「私は……私は、助けて貰ったよ」
鼎の匂い。
安心できる匂い。
いままで知らなかったもの。
909森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/23(金) 00:26:54 ID:WkTZPbHQO
「私は、禍人君に助けて貰った。死んだ透子達には失礼だけど、生きててよかったって思った。
とても怖かった。
もう、終わりかと思った。
でも……生きてる。禍人君に助けられて、今ここに、立ってる。」
「………………」
「……ありがと。禍人君」

――僕は声をあげて泣いた。素子の時以来。
でも、もうこれは、

悲しみの涙じゃない。

◆ 伽 藍 の 心

夏が来る度に、僕等はあの林へ向かう。

林には古びた椅子が置いてあって、その上に

彼女は赤いベゴニアの花が活けられた花瓶を、

僕は冷たいオレンジジュースの缶を置く。
910森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/23(金) 00:29:38 ID:WkTZPbHQO
あの日と変わらず、入道雲が空へと伸び

あの日と変わらず、蝉が吠えている。

あの日から僕は、"嘘"を憑いていない。



終わり。
この後で本当は中原中也の『骨』の一節を入れたいのですが、割愛します。
911以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 00:46:53 ID:gj4OeArJO
1スレめからずっとおつ!! ちょうおつ!!
やっと終わりが見れたぁ…。
912gr:2005/09/23(金) 00:47:57 ID:k7SkYwbI0
おー
完結乙ww
913森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/23(金) 01:34:08 ID:WkTZPbHQO
途中サボったり脱線したりしなければ4スレ目あたりで終わってたんだけどねー

寝ますかね
914以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 01:35:53 ID:vKDHosby0
お疲れ。
完結はおめでたいが相手がモリゾーなので今回は朗読しない。
915以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 01:41:51 ID:WkTZPbHQO
うひゃー
朗読されても内容が内容だけに(´・ω・`)困るがな。
むしろ中原氏の詩w(ry

おっといけねぇ。寝てるんだ。

ぐー
916以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 02:32:33 ID:WkTZPbHQO
寝てるんだぜ。

ぐー……ほ…しゅ…
917以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 02:37:57 ID:zw8GQiCx0
中原はタンビーでいいよな。
今日一日また金の風
大きい風には銀の鈴
918以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 04:46:34 ID:vKDHosby0
そろそろそこはかとなく次スレについて考えながら保守。
919以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 06:07:50 ID:gj4OeArJO
立たない保守
920以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 07:18:35 ID:EWe9DNh30
hosyu
921以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 07:57:59 ID:tT5Q0PLO0
頑張って〜ノシ
922森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/09/23(金) 08:39:00 ID:WkTZPbHQO
おはゆ。
応援保守
923奈々:2005/09/23(金) 08:53:30 ID:tT5Q0PLO0
顔出してみたぉ
924以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 09:51:58 ID:EWe9DNh30
ほしゅ
夜は時間アルから、別物の話を書くかも知らん
925以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 10:10:39 ID:t5G1Cjt6O
VIPがバカにされまくりですよおまえら


【2ch】2ちゃんねる恒例(?)閉鎖危機発生! 今年はニュー速VIPのみ
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1127391034/
926以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 10:22:01 ID:gj4OeArJO
誰か スレ立て 頼む

まじで立たない
927以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します:2005/09/23(金) 11:33:12 ID:ZpDnT3uUO
保守
928たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/09/23(金) 11:46:26 ID:HipZe68O0
ども。帰ってきますた

>モリゾ
完結オメ。そして二人に幸あれ。

最近世の中物騒で困るな…
バナ・フォーチュナ!
930以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します
保守