454 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:33:28 ID:Zne2ucph0
ここはツンデレラ2ああると聞いてやってきましたほす
455 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:33:50 ID:YKfNyYcUO
父さん地球防衛軍2はじめるぞー☆
一回死ぬたびにレスしてやるぞー☆
おい、なつみ、なつみもやるかい?
なに、「ゲームがやりたいだけだからね、勘違いしないで」だと?
それはいいが、ゲームするなら服を着なさい!そんな格好で年ごろの娘が全く
てわけで保守☆
456 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:50:37 ID:re+5jb0t0
._,,,、 r‐'l .r、、 ./゙ヽ,、 l''''''''''''''"゙゙'| |''''l l''''''''''''''"゙゙'|
.} .゙l.| ゙l / l゙ ヽ `,! |_,,,,,,,,----" .| | |_,,,,,,,,----"
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457 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 04:03:27 ID:GOn3i9bm0
今度もまた姫にならなそうなツンデレラだな
458 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 04:09:00 ID:YKfNyYcUO
ははは☆
大丈夫さなつみ、父さんリストラされてるからな☆
毎朝スーツで出ていくのはハローワークさ☆
レスがつかない事なんて気にしてないさ、はははー☆
しかしなつみ、胸大きくなったな
459 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 04:45:55 ID:YKfNyYcUO
じゃあ皆がよく眠れるように父さんの昔話をしよう
父さんな、昔は映画監督になりたかったんだ
それでその道の学校に入ったのさ
そこで彼女ができたんだ。はっきり言って可愛かったさ、母さんよりなw
生まれて初めて付き合った子だった、そりゃあ大切にしたさ
460 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 04:55:49 ID:YKfNyYcUO
僕達は幸せだった。お互いの家を行き来して、代わりばんこに家事をした
この幸せは永遠に続くんだと彼女の寝顔を見つめながら本気で思った
でもそれは叶わぬ夢だったんだ
461 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:04:11 ID:9IHEgWJi0
とうさんの昔話wktk
462 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:06:36 ID:7IIdLzS4O
干す
463 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:20:44 ID:YKfNyYcUO
僕らはよく朝まで議論をした、映画や小説、将来について
いつも僕が負けていたけどね
その時も将来について語り合っていた。
彼女が言った「もし今、子供が出来たらどうする?」
僕はドキッとして、慎重に言葉を選びながら答えた「もちろん産むよ、僕らなら大丈夫さ」
彼女は首を振って言った「嘘」
僕は何も答えなかった
後日、僕は彼女が産婦人科に通っていることを知る
464 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:23:37 ID:GOn3i9bm0
ちょwwwおまwwwwww
その彼女が今の母さんじゃないとかwwwwwwwwwwww
ヴェルタースオリジナル
465 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:33:01 ID:YKfNyYcUO
産めば夢は諦めざるを得なくなる
夢を追い続けるには堕ろすしかない
しかし夢など叶わないかもしれない、僕の夢なんかに人一人殺す権利は無い
僕は迷った
466 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:55:41 ID:YKfNyYcUO
僕は悩んだ末に産もうと決めた、学校も辞める覚悟を決め、職を探した
彼女は言った「本当は少し産みたい、でもできない。私はあなたの荷物になりたくないの」
僕は結局彼女の言葉に甘えてしまった
手術の日、僕は産婦人科の待合室で声を押し殺して泣いた
その後しばらく付き合ってはいたが前のような関係には戻れず、別れた
僕は只の営業マンになったが
彼女は現在脚本家として少し活躍している
467 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:58:57 ID:YKfNyYcUO
本当に只の昔話になってしまった、少し飲み過ぎたかな
なつみ、避妊はしたつもりでも出来ないときがある。気を付けなさい☆
父さんはもう眠い、くだらん話しに付き合ってくれた人ありがとう
まぁなんだ、ツンデレ全く関係無いが許してくれ
あとはたノン太
468 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:04:21 ID:9IHEgWJi0
お父さんテラカナシス
469 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 06:08:06 ID:8+uhUddu0
次の日、ツバメは逃げることをスズメに明かした。
「僕はツンデレラと逃げることにした。スズメはどうする?」
「そ、そんな・・・。」
「スズメも僕らと一緒に逃げるかい?」
「・・・。」
「・・・・・・うん。私もお供しますわ、お兄様。」
「そうか、それじゃあ旅に出る準備をしといてくれ。」
「ええ。」
スズメも逃避に加わる事になり、三人は各々の想いを胸に秘め、着々と準備をしていった。
三人の計画はこうだった。
国境に一番近い町まで馬車で行き、その町で食料などを調達する。
そして国境であるヴィップマウンテンという険しい山を越えて、隣国のニート共和国に逃げるという手順だった。
そして、準備は進み・・・。
舞踏会も一週間後に控えたある日の夜、ツバメはワロス候の部屋に向かった。
470 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:18:11 ID:bQj3pISp0
後半キタ━━━(・∀・)━━━━━!!!
471 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:38:21 ID:9IHEgWJi0
ニート共和国wwwwwwwwwwwwwwwww
472 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:39:54 ID:YKfNyYcUO
父さん佐伯さんを待たせちゃったかな?すまない
バーボンを飲みながら、響鬼までは起きてることにするよ
473 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:44:04 ID:9IHEgWJi0
お酒はほどほどにね、父さん。
僕も響鬼までおきてるよ父さん。
474 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:55:47 ID:GOn3i9bm0
じゃあ俺はバーローまで起きてるwwwwwwwwww
475 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 07:31:46 ID:UxoRAs5a0
寝たとか言って起きてたのはこのスレが気になってたからじゃないからね!
476 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 08:30:50 ID:9IHEgWJi0
響鬼が終わっても起きてるのはこのスレのためじゃないんだから!
か、勘違いしないでよね!
477 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 08:37:40 ID:YKfNyYcUO
プリキュアのOP実況はいつみても笑えるwww
さて寝るか
478 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:11:15 ID:YKfNyYcUO
ほっ
ちゃん
480 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 09:30:46 ID:8+uhUddu0
「父さん、入るよ。」
「うん?どうしたツバメ、こんな時間に。」
ツバメの真剣な表情を察し、ワロス候は飲みかけのワイングラスをテーブルに置いた。
「実は、明日の早朝にツンデレラとスズメを連れてこの屋敷を出るよ。王国から逃げる。」
「・・・そうか。」
「それで、今日はお別れを言いに来たんだ。きっともう会えないだろうから・・・。」
「そうだな、王国を敵に回せばお前たちはもちろん、私もただでは済まないだろうな。」
「・・・ごめん、父さん。でも、僕はもう決めたんだ!彼女たちを守ると、彼女たちを幸せにすると!」
「・・・・・フッ、フハハハハ!よく言った!それでこそ我が息子だ!お前の決意、しかと受け取ったぞ。」
「父さん・・・。」
「行ってこい、ツバメ。お前が出来る事、したい事、しなきゃいけない事をしっかりとやり通すんだぞ。」
「うん!」
「ああ、我が誇りである息子よ。お前の行く道に加護があることを願う。」
「ありがとう、そして、さようなら・・・父さん。父さんも気をつけて。」
部屋を出て行くツバメの背中を見送り、ワロス候はワインを飲み干した。
「愛する妻を二人も亡くし、息子も立派に成長した今、もう思い残す事はない・・・。」
次の日の早朝、ワロス候は3人が屋敷を出るのを見送った。
父さんカッコヨスw
482 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:44:15 ID:9IHEgWJi0
ワロス候死亡フラグの悪寒
483 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:46:51 ID:mRkLsybU0
絵師が居たら絵本に出来そうだなw
484 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 09:53:06 ID:8+uhUddu0
3人は屋敷を出た数日後、舞踏会の為に城からの使いの兵たちがワロス候の屋敷にやってきた。
しかし、ワロス候からは人の気配がなく、使いの兵たちは屋敷に踏み入ってきた。
兵士が屋敷の扉を開けると、そこには一人の男が立っていた。
「我はワロス候、気高き貴族。王国に娘たちは渡さん!」
「なっ!乱心したかワロス候!王国を敵に回せば」
「構わん!」
ワロス候は剣を抜き、構えた。
「そうか、それならお前を拘束する!全兵、ワロス候を捕らえよ!」
「ゆるせ、ツバメ・・・。」
ワロス候は自分の喉に剣を付き立て、そして貫いた。
鮮血を吹きながら崩れ落ちるワロス候。それを見て兵士たちはうろたえるしかなかった。
「(我が愛するスレリア、レスデモーナ。少し早いが私もお前たちのところに行くよ・・・。)」
そして、ワロス候の死と二人の娘の逃走は王国に伝えられた。
「ふむ、直ちに娘二人を探し出せ!それとワロス候屋敷に向かった兵は全て殺しておけ。」
「は?」
「能無しの兵に用はない。責任を取らせろ。儂は無能は嫌いじゃ。」
「し、しかし・・・。」
「儂の命令が聞けないのか?大臣。」
「は。仰せのままに・・・。」
大臣は重い足取りで王の間を出て行った。
「父様〜、僕の嫁はまだ来ないのかお?(^ω^;)待ちくたびれたお〜。」
「まあ待てブーン王子。すぐに連れてくるさ。」
「まったく、早くして欲しいお。一人は僕の奴隷にするお。楽しみだお〜(^ω^ )」
こうして、王国からは直ちに追っ手が放たれた。
内藤悪役wwwwww
486 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:55:24 ID:9IHEgWJi0
ブーン王子キタコレ
487 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:03:51 ID:UoWbiXBPO
ガンバレ
488 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:06:50 ID:9IHEgWJi0
>>483 誰かFLASH絵本とか作ってくれねーかなw
489 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:26:55 ID:8+uhUddu0
王国から追っ手が放たれた日、三人は既に国境付近の町、エルメスに到着していた。
「それじゃあ、この町に2日ほど滞在して登山のための用意をしよう。とりあえず、用意は明日からにして今日は宿に泊まろう。」
三人は宿に行き、夕食を済ませ部屋に戻った。
しばらくして、ツンデレラの部屋にツバメがやって来た。
「ツンデレラ、ちょっと外に行かないか?」
「え?でももう暗いわよ?」
「なんでもこの町には綺麗な星空を眺めることができる高台があるんだって。行ってみようよ。」
「そうなの、それじゃあ行こうかしら。」
二人は宿を抜け出し、高台へとやって来た。
その高台から見える夜空は、漆黒の夜空を数多の星が埋め尽くしていた。
いまにも降り注ぎそうな星に、二人は息をのんだ。
「ツンデレラ、あのさ。」
「なあに?」
「向こうの国に着いたら結婚しようか。小さな教会でさ。立ち会ってくれるのはスズメしか居ないけど。」
「え・・・?」
「結婚しよう、ツンデレラ。」
「ば、ばかぁ・・・。うう・・・。」
ツンデレラは嬉しさのあまり涙を流した。
ツバメはそんなツンデレラを抱き寄せ、口づけを交わした。
490 :
佐伯(↑のトリップし忘れた) ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 10:28:01 ID:8+uhUddu0
宿に帰ると、そこには鬼の形相でスズメが待っていた。
「二人ともどこに行ってたの・・・?」
「ス、スズメちゃん・・・。」
「ああ、ごめん。ちょっと夜風に当たってきたんだ。」
「お兄様・・・。」
再び各々の部屋に別れた三人。
ツバメが寝ようとしたとき、部屋にスズメがやってきた。
「お兄様、あの・・・、その・・・、眠れないので、一緒に寝てください・・・。」
「うん?いいよ、こっちにおいで。」
ベットの中で背中合わせに横になるツバメとスズメ。
「久しぶりですわね、こうやって二人で寝るのは・・・。」
「そうだね、あの頃はスズメは寂しがり屋だったからね、あはは。」
「ひ、ヒドイですわお兄様!・・・・今も寂しがり屋ですけど。」
「え?何か言った?」
「いえ、何でもないですわ、おやすみなさいお兄様!」
「ああ、おやすみ。」
「(やっぱりお兄様は私に優しくしてくれる。きっとツンデレラの騙されているだけなんだわ・・・)」
翌朝、ツバメよりも早く目覚めたスズメ。
「お兄様の寝顔、可愛いですわ。うふふ、お兄様、起きてください。」
「ぅう〜ん、ツンデレラ〜、"愛してるよ"。」
「・・・っ!!!」
「ふあ〜、よく寝たなぁ。あれ、スズメはもう起きてたんだ。」
「お、おはようございますわ、お兄様・・・。」
幼き少女の心は今、嫉妬の業火に焼き尽くされようとしていた。
491 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:29:45 ID:1l/ZNLvJ0
ツバメ天然系なのにちゅーしすぎw
492 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:32:41 ID:GOn3i9bm0
そうだな、キスは最後までとっとかないとw
493 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:35:50 ID:1l/ZNLvJ0
序盤でこれということは最後はもっとすごいことするおw
494 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:37:48 ID:zT4aSBzJ0
なんか元々はシンデレラのパロだったのに最早全然関係ないなw
こういう話は好かん
495 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:38:37 ID:UxoRAs5a0
ヒント:最後はセクロス
496 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:41:29 ID:9IHEgWJi0
ツバメ「貴様の両親を殺したのは私だ」
ツンデレラ「!!!」
497 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 10:43:47 ID:8+uhUddu0
三人は分担して買い物をすることにした。
スズメが町を歩いていると、とある張り紙に目を奪われた。
(お尋ね者:ワロス候の娘である、スズメとツンデレラを見つけ次第王国治安隊に申し出ること。)
「(そうだわ・・・。)」
スズメはその足で町の王国治安隊駐在所に向かった。
そして、その日の夜。
「お兄様、今夜は私と星を見に行ってくださるかしら?」
「うん、良いけど明日出発だからあまり遅くなれないよ。」
「判ってますわ!早速行きましょう。」
「ああ。それじゃあツンデレラ、ちょっと行ってくるよ。」
「ええ、気をつけて行ってらっしゃい。」
宿を出ようとしたスズメは、見送るツンデレラの方を少し振り返り、
「ニヤッ」っと笑みを漏らした。
しかし、その笑みに気がつかず、ツンデレラは部屋に戻っていった。
暫くして、何人かの男達が宿の外にやってきた。
(おい、この宿で良いのか?)
(ああ、情報が正しければこの宿に違いねぇ。)
(それじゃあさっさと捕まえるか。王に差し出せば俺たちは勲章ものだぜ。)
(おう、ではいくぞ!)
バタン!宿の扉を勢いよく開け、男達が中に入ってきた。
「おい、宿主!ここに泊まっている客の中に探している女がいる。探させて貰うぞ!」
「そ、そんな勝手に・・・。困りますよお客さん!王国治安隊を呼びますよ!」
「フフフ、アーッハッハッハ!俺たちがその王国治安隊だ!」
この声を聞きつけ、ツンデレラの血の気は引いた。
「そんな・・・。どうしてここが。」
(さあて、どの部屋かなぁ。)
下品な男達の声が近づいてくる。ツンデレラは恐怖のあまりその場から動けなかった。
(ここの部屋かなぁ〜?)
ツンデレラの部屋のドアが静かに回された。
498 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:54:23 ID:p8l3EMtX0
wktk
どうなるんだ!!
500 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:59:17 ID:9IHEgWJi0
治安隊のくせに頭の悪いゴロツキにしか見えないw
501 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 11:01:22 ID:UxoRAs5a0
だがそれがいい
502 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 11:02:18 ID:8+uhUddu0
宿に戻ったツバメは言葉を失った。
荒らされたツンデレラの部屋。居なくなったツンデレラ。
「宿主さん!あの部屋に泊まっていた女の子はどこに行ったの!?」
「ああ、あの子なら治安隊に連れて行かれたよ・・・。あんた達も捕まりたくなかったらさっさとこの町から出ることだね。」
「そ、そんな・・・。そんな事って!」
「お兄様・・・。お兄様、二人で逃げましょう。ここにいたら私も捕まってしまいますわ!」
「う、うん・・・。」
早速宿を出たツバメとスズメ。ツバメの顔は青ざめる中、なぜかスズメは無表情だった。
503 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :
「しかし、何であの宿がばれたんだろう・・・。」
「さあ、判りませんわ・・・。」
二人が町を出ようとしたとき、町の入り口に人影があった。
「おい、そこの二人!止まれ!」
「(くそ、治安隊の待ち伏せか!)」
「おい、そこの男、お前の隣にいるのはお尋ね者のスズメだな?おとなしく渡して貰おう。」
「なっ!」
「何ですって!?」
スズメは驚いて目を丸くした。"約束"が違ったからだ。
「ちょっと!約束が違うじゃない!ツンデレラの居場所を教える代わりに見逃してやるって!」
「っ!?スズメ!?」
「ああ、だから約束通りそこにいる男だけは助けてやるよ。でもなぁ、嬢ちゃん。お前はお尋ね者なんだ。お前を逃がせば俺たちの身が危ないんでねぇ。悪く思うなよ。」
男達に囲まれ、四面楚歌のツバメとスズメ。
「お兄様、ごめんなさい。あの宿を教えたのは私だったんです。」
「何でそんなことを・・・。」
「私、お兄様のことが好きなんです。一人の男性として好きなんです。この想いが叶うには、ツンデレラが邪魔だったんです・・・。」
「だからって、どうしてこんな馬鹿なことを・・・。」
「それじゃあ、お兄様。お兄様は私が好きだと言えば振り向いてくださいましたか?」
「それは・・・。」
「さようなら、お兄様。」
スズメは男達の方へ歩いていった。
「ま、待て!スズメーー!」
「おっと、おとなしくしていな兄ちゃん。」
男に羽交い締めにされ、ツバメはスズメが連れて行かれるのを見送るしかなかった。