むかしむかしある所に
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:33:53 ID:F78TcjZ20
こういうスレマジでもういいから
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:34:47 ID:buSO0qzH0
100回ぐらい子のスレタテ用と思った
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:34:51 ID:OtzP2j010
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:35:22 ID:2hMsuCZl0
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:36:05 ID:8G/woxDQ0
おじいさんとおばあさんが鬼退治にいきました
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:36:53 ID:iLkrcyksO
めでたし、めでたし
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:41:42 ID:gxSEOS9fO
代理さん乙
そして俺は寝る
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:42:08 ID:CxREkY070
つーか「姫」ってつけたらオチ分かっちゃうじゃん
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:47:57 ID:gxSEOS9fO
>>9 ツンデレラの落ちを知らない香具師はいないだろ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:49:37 ID:teXFlE7gO
ごめん、オチが素でわからない俺にオチを教えてくれ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:50:32 ID:P4vbMvh8O
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 08:52:18 ID:teXFlE7gO
把握した
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 09:01:54 ID:nrUJuOWX0
ガラスの靴の片方が、足にぴったりだったツンデレラ
「一緒に城に来てくださいませんか」との王子の求婚
「ばか・・・ずっと待ってたんだから・・・!!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 09:03:25 ID:teXFlE7gO
こっちの方がぽいので把握した
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 09:13:43 ID:8G/woxDQ0
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 09:35:38 ID:vFTYpewF0
むかしむかしあるところに、
ツンデレラという、それはそれは美しい娘がおりました。
ツンデレラは幼い頃からなに不自由なく育てられ、
また一人っ子だったので、それはそれは大切に育てられました。
しかしある日、ツンデレラの両親は旅先で事故に遭い、亡くなってしまいました。
家で留守番をしていたツンデレラは独りになってしまいました。
ツンデレラは親戚の家に引き取られることになりましたが。
親戚のおばさんとその家族はみんなとても優しい人でした。
しかし、いままでなに不自由なく生きてきたツンデレラにとって、
親戚の家での生活は貧しくて窮屈でとても居心地の悪いものでした。
ツンデレラが引き取られてから三年たったある日のこと、
お城からダンスパーティーの招待状が届きました。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 09:37:26 ID:nrUJuOWX0
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 09:53:29 ID:vFTYpewF0
ツンデレラはますます美しく成長しました。
近隣の皇女と比べても見劣りしないほど、それはそれは美しい娘でした。
本来ならば貧乏な平民である彼女の家に、お城から招待状が届くことなどありえません。
それは、ツンデレラを一目見たいという王子からの要望によるものでした。
「ツンデレラ。お城から招待状が届いたの。一緒に行きましょう?」
「ごめんなさいおばさま。私、パーティーには行きたくないの」
「まぁ、どうしてかしら」
「私、王族なんて興味ないわ。鼻の下のばして私のこと見てるのよ。いやらしい」
「そんなことを言うものではないわ、ツンデレラ。せっかく王子さまが、
貴女のことを気にかけてくださっているのに・・・」
「嫌ったら嫌なの!
・・・ごめんなさい。私は家事をやっておくから、パーティーはみんなで行ってきて?」
「・・・そう。解ったわ」
叔母は残念そうに、ツンデレラの部屋を後にしました。
ツンデレラは今までに幾度か、各国の王子から求婚を受けていました。
しかし、現実の王子なんてろくな人間はいません。
ブサイクで、頭の悪そうな男たちばかりでした。
ツンデレラはそういうモノを見ているうちに、王族というものに嫌気がさしていました。
たしかにお金や地位というものに魅力は感じるが、
それと恋愛とは別の話。
そしてツンデレラには、一人の想い人がいるのでした。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 10:12:55 ID:vFTYpewF0
誰も見てないだろうけど出かけるwwwwwwwwwww
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 10:14:23 ID:S80Fpsa+0
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 10:16:22 ID:nrUJuOWX0
がんばれ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 10:21:42 ID:gsYcUcG00
ええい、続きをはようもたぬかっ!
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 10:22:07 ID:CCZ4W0ffO
がんがれ
>20
地味に支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 11:44:35 ID:gxSEOS9fO
地味に保守
ええい、続きはまだか!!
保守
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 15:24:26 ID:JQM9LAD30
早く帰ってきてクダサイ(´Д`;)
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 15:55:51 ID:vFTYpewF0
パーティの夜。
ツンデレラは自室で一人、物思いにふけっていました。
下の階からは、叔母や従兄たちが楽しそにパーティの準備をする声が聞こえてきます。
窓を開け、母親の形見であるガラスの靴を夜空に掲げると、
星の煌きがガラスを宝石のように輝かせ、まだ両親と共に暮らしていた頃を、
幸せだったあの頃をツンデレラに思い出させます。
「幸せ・・・、か・・・」
不満があるわけではありませんでした。
お金はないけれど、今の家族はとても優しくしてくれる。
けれど自分は、この家庭の中では「異物」であり、
叔母にとって自分は厄介者なのではないか?
そんな考えが浮かんでくること、そして、
そんな感情を抱く自分に嫌悪感を抱く。
ツンデレラは、自分の居場所を確かめられずにいました。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 15:57:01 ID:vFTYpewF0
コンコン。
ドアを叩く音。
「ツンデレラ?はいっていい?」
従兄のシンの声でした。
ツンデレラは慌ててガラスの靴を木箱にしまい、ベッドの下へ隠しました。
「ツンデレラ?」
「あ、ぁあどうぞ?カギは開いてるわよ」
「? 入るよ」
シンはパーティ用の正装で身を包み、さながら王子さまのようないでたちでした。
本物の王子さまより、ずっと王子様らしいというのもおかしな話である。
「あらあら、馬子にも衣装ねシンちゃん」
「・・・からかわないでよ。 それより、本当にパーティ、いかないの?」
「あぁら?じゃあシンちゃんは、私がブっサイクな王子の妾にされてもいいっていうの?」
「めか・・・、飛躍しすぎだよ」
「じゃあじゃあ、私が王子さまに気に入られて求婚を迫られてもいいっていうの?」
「・・・そんなの、ツンデレラが自分で決めることじゃないか。ボクに聞かれたって・・・」
「・・・あぁ、そう」
「・・・な、なに怒ってんだよ・・・」
「怒ってなんかないわよ!あんたなんか、パーティーで女の子の一人でも捕まえてにたにたしてればいいのよ!」
「なんだよ!わけわかんないよ!」
「うっさい!でてけ馬鹿シン!」
ツンデレラはシンを無理やり部屋から追い出し、ドアにカギをかけました。
そのままずるずるとへたれこみ、ぽろりと涙をながしてつぶやきました。
「シンの・・・、馬鹿・・・」
シンちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 16:16:49 ID:vFTYpewF0
「それじゃー行って来ますね。留守をよろしく、ツンデレラ」
「はい、叔母様」
ツンデレラは城へ向かう家族を見送りました。
叔母と、シンと、8歳のグリムは、迎えの馬車へと乗り込みます。
特にグリムは、初めてのパーティーに初めてのお洋服、初めての馬車と、
初めて尽くしで少しはしゃいでいます。
「いってきまーすお姉ちゃん!おみやげ買って来るねー!」
「ふふ、よろしくねグリムちゃん」
ふと、馬車へと乗り込むシンと目が合いました。
ツンデレラはさっと目をそらし、それを見たシンは寂しそうに馬車へ乗り込みました。
お城へと向かう馬車を視界から消えるまで見届けると、
踵をかえして家へと戻りました。
「さて、お風呂でも入ろうかなー・・・」
ガサッ
玄関を開けた瞬間、奥から妙な物音が聞こえました。
一瞬、気のせいかもとも思いましたが、またひとつガサッ、ガサッという音が聞こえます。
どうやら台所のほうから聞こえるようです。
「まさか・・・、泥棒・・・っ!?」
ツンデレラは手元にあった手ごろな斬艦刀を構え、ゆっくりと台所の様子をうかがいました。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 16:33:24 ID:vFTYpewF0
ガサッ、ゴソッ。ガササッ、ゴソ。
台所へ近づけば近づくほど、聞こえてくる物音も近づいてきます。
ツンデレラに緊張が走ります。
いくら刀剣武闘会二年連続世界王者のツンデレラとはいえ、
事と次第によってはただではすまないかもしれません。
「落ち着くのよツンデレラ・・・。一意専心・・・、一撃必殺・・・」
闘気を限界まで高め、扉の向こうの目標に狙いを定めます。
気配はひとつ。一撃で、仕留めれば。
「どぉりゃぁぁぁぁあっ!!!」
豪快に扉を蹴破り、目標へ目掛けて刀を振りかぶります。
「逸・刀・霊・断っ!!!!!」
「もがぁ!?」
仕留めた。確かな手ごたえ。が。
「えっ!?」
敵はその生身の腕で、ツンデレラの一撃を受け止めていました。
峰打ちとはいえ、とても受けきれるものではありません。
ツンデレラは目の前の現実を、一瞬把握できませんでした。
「ちょー!ふぁんまふぁんま!!」
敵は口をもがもがさせながら、必死でツンデレラをなだめようとしました。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 16:48:31 ID:vFTYpewF0
「ふぉが!ふぁがへヴぁもががう! ごふっ、はなふぇばわかぅ!なっ!?」
どうやら相手は男のようですが、薄暗くて様子はよくわかりません。
ツンデレラは我を取り戻すと、後ろに飛びのいて間合いをとりました。
「なによ!あんた!?」
「まふぇ!もごもぐ、んぐ。プヘッ、な!話せばわかる!落ち着け!」
「なにが解るってのよこの泥棒!」
「勝手に侵入したことは謝る!詫びる!けど、腹が減ってしかたなかったんだ!許せ!」
「な、にを勝手なことをー!」
気丈に振舞ってはいるものの、ツンデレラは内心、目の前にいる正体不明モノへの恐怖心でいっぱいだった。
相手がその気になれば、きっと、いや間違いなく、一瞬で、殺される。
「格」が違うのだ。震えが、とまらない。
「ほんっとごめん!マジごめん!死ぬ気でごめん!このとーり!」
男は必死でツンデレラへ謝罪の言葉を投げかけ、床に頭をこすりつけている。
この圧倒的に優位な立場と絶対的にピンチな状況、その矛盾が、
ツンデレラに奇妙な違和感を覚えさせた。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 16:50:23 ID:2R9FcX+90
手ごろな斬艦刀てwwww
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 17:10:28 ID:vFTYpewF0
「いやー、話のわかる人で助かったわぁ♪」
男は、自分の名をマジオと名乗りました。
話によるとマジオは魔法使いであり修行中の身なのですが、
長く苦しい修行に嫌気がさし、最果ての地にあるチョモランマ山から逃げ出したはいいのですが、
金もなく、行くあてもなく、路頭に迷って行き倒れそうになったところで、
森の中にたたずむツンデレラの家を発見し、思わず食料をむさぼり食ってしまったのだといいます。。
ツンデレラは、それらの話の一割も信じられずにいました。
「・・・大体、魔法使いっていうんなら、魔法でその、ぱぱーっとやっちゃえばいいじゃない?
食べ物でも、お金でも」
「んやー、できる事なら俺もそーするけどー?
魔法使いの「掟」ってやつでな?魔法を私利私欲に使うと、きっつーい罰を受けるのよ」
「・・・罰、ってなによ」
「・・・『持って行かれる』のさ」
「・・・何を?」
「大切なモノ」
「大切な・・・、モノ」
「そう」
マジオは、ツンデレラににっこりと微笑んでみせました。
底抜けに明るくて、底知れない闇を含んだ微笑。
背筋が、ぞくりとしました。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 17:12:37 ID:vFTYpewF0
「さぁて!それではお待ちかね!」
「は?」
「食べ物のお礼に、この大魔法使いマジオ様が、貴女の願いを叶えてしんぜよーぞ!」
「・・・へぇ」
「ゎ。寒。なになになーにその薄い反応は。あるでしょ?願い事」
「・・・う〜ん」
「世界一の大金持ちー!とか。お姫様になりたーい!とか。マジオ様の嫁にしてー!とか。
まぁあんまスケールでかい話は無理なんだけどねー?」
「・・・かえらせて」
「んぁ?」
「お父さんと、お母さんを・・・、生き返らせて・・・」
それは、心からの願いでした。
「・・・無理だ。死んだ人間は、戻ってこない」
返ってきたのは、当たり前の返事。けれど心のどこかで期待してしまったから。
ツンデレラの目から、悲しみの涙があふれてきました。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 17:25:11 ID:awtboEKI0
ツンデレラってお話しマジであるよな
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 17:34:57 ID:vFTYpewF0
ツンデレラが泣き止むまで、マジオは食後のコーヒーを飲みながら待ちました。
励ますでもなく、慰めるでもなく、ただただ泣き止むのを待ちました。
「・・・ちったぁ落ち着いたかぁ?」
「・・・ぐすっ、ぅん・・・」
「まー・・・、アレだな。今夜は、星がきれーないい夜だな・・・」
マジオを窓の外に見える景色を、ぼーっと眺めました。
ボーン・・・。ボーン・・・。
古時計が、夜の九時を知らせる鐘の音を鳴らしました。
そのときマジオが、なにかを閃きました。
「っそーだ!ダンスパーティーなんてのはどーだ!?」
マジオは自分のアイデアをさも自慢げに語り始めました。
「こんなちんけな家じゃ、お城のダンスパーティーなんて夢の舞台だろ?
だぁがそこは大魔法使いマジオ様。
偽造招待状と、絶品のドレスとアクセサリーを用意してやる!
それを着てパーティーへ行けば!あんた見た目はイイ線いってるしな!
男どもは選び放題!王子さまから目をかけられちゃったり!?
地位もお金も思いのまま!どーよこれ!」
「興味ない」
マジオは自分の素晴らしいアイデアを一言で否定され、ずるっと椅子から転げ落ちました。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 17:41:20 ID:vFTYpewF0
「・・・あのなぁあんた、ちょっと顔がかわいいからって、贅沢がすぎるんでないかい?
女の夢だろ?金に、地位に、名誉に、名声に。
何万人って国民が、あんたの前にひれふすんだぜ?
想像だけでもぞくぞくもんだろ」
「私が・・・、欲しいのは、そんなのじゃないもん」
その一言に、マジオセンサーはソリトンレーダーよりも敏感に反応しました。
「・・・はっはーん。さては、男かっ!」
にやりっ、と不敵な笑みをみせました。
「なっ・・・!ちがっ・・・!」
ツンデレラの顔が熟れたリンゴのように真っ赤になっていきます。
その様をマジオはゲラゲラと笑ってみせました。
「あっはっはっは!あんた解り易いなぁ。OKOKまっかせなさーい!
この大魔法使いマジオ様が、あんたの想い、成就させてやるよ!」
「だっから違うって言ってんでしょ!」
「でぇ?意中の彼は今どこに?」
「だーかーらー!!!!!」
闇夜の森に、フクロウの鳴き声と、男女の騒ぎ声が響き渡りました。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:03:59 ID:vFTYpewF0
「んで、その彼は今お城のダンスパーティにいるわけだ」
「あぅあぅ」
「彼とは何回ヤったの。は!?処女!?ありえねー」
「あぅあぅ」
「まぁその性格じゃぁなー、無理もねぇか。んでぇ」
「あぅあぅあぃーかげんにしろ!」
ツンデレラはマジオの髪を鷲づかみにし、音速の勢いで机に叩きつけました。
マジオの話術は不気味なくらい次々とツンデレラの本心を聞き出します。
その巧みな話術を作者の文章力では表現できないことが残念でなりません。
マジオはむくりと起き上がると髪をさっと整え、時計を確認しました。
「九時24分・・・。んじゃ、お城へ向かうとしますか」
「ちょ、誰も行くなんて言ってないでしょ!」
「だーまらっしゃい!話が進まないだろ!大体なんでパーティに行きたくねぇんだよ?
その彼といっしょに楽しみゃいいことじゃねーか」
「・・・だって、私、王子様に気に入られちゃってるし、きっと、あちこちから声かけられたりするし、
あいつはあいつで、なんだかんだでもてたりすりし、そういうの、見たくないし・・・」
「うーわー・・・、自意識過剰ー。きもちわるー」
「うぅ・・・、な、なによ!あんたなんかに、私の気持ちはわかんないわよ!」
「ま。ようするに、あんただってことがバレないようにパーティーにもぐりこめばいいんだ。
簡単じゃねーか」
「そんなこと、できるわけ・・・」
「ふっ・・・、俺をだぁれだと思ってんだ?」
にやりっ、と不敵な笑みをこぼし、マジオはツンデレラの顔の前で指をパチンッ!と鳴らしました。
その瞬間、ツンデレラの目の前に光が広がり、まぶしすぎて目を開けてられなくなりました。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:11:40 ID:gxSEOS9fO
ワクワクテカテカ(゚・∀・)
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:18:06 ID:vFTYpewF0
「どうだー?んー、俺はこっちのが好みだな。素朴で純情そうで」
「なに、言って・・・。っ・・・!?」
マジオはにやにやしながら、ツンデレラに手鏡をむけていました。
するとどうでしょう。
ツンデレラの目に入る鏡の中の女性は、見たことも無い顔でした。
少し低めの鼻、そばかす、あどけなさの残る瞳、栗色の髪。
どこにでもいそうな、いわゆる「普通の女の子」の顔でした。
「これ、って・・・」
「どーよ?これなら誰も、あんたのことなんか気にも留めないぜ?
俺様天才?つーか大天才?にっはっはっは・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・あら。もしかして怒ってる?プライド傷ついたとか?もしかしてまた殴られる俺?」
「・・・うぅん。行こう!連れてって、ダンスパーティー!」
とても、嬉しそうなツンデレラの顔を確かめると、満足そうににやりと笑い、
ツンデレラの手を引き、外へ飛び出し、何かを呼ぶように空へ掲げて指を鳴らしました。
すると、周囲の風が二人を優しく包み込み、竜巻を巻き上げながら二人を大空へ運びました。
「駆け抜けろトロンベ!その名の如く!!!」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:21:40 ID:x/0Y8dXY0
wktkで待ってるのは俺だけではないはず・・・
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:25:17 ID:S80Fpsa+0
マジオイイ(・∀・)!!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:28:07 ID:K6e9rpre0
─────ここまで読み飛ばした─────
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:36:05 ID:x/0Y8dXY0
続きマダー?
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:38:19 ID:S80Fpsa+0
wktkで保守
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:42:20 ID:vFTYpewF0
「・・・あ!ごめん!ちょっと戻って!忘れ物!」
「はぁ!?ドレスやアクセサリーなら俺が用意してやるよ!」
「いいから戻って!すぐ済むから!二階のあの部屋!」
「しゃーねーなーもー!」
ツンデレラは二階の窓から自室へ入ると、ベッドの下から木箱を取り出しました。
そして木箱の中からガラスの靴を取り出し、愛しげに自分の足に履きました。
サイズはぴったり。
死んだ母と、おなじサイズ。
「なんだそりゃ?履きづらそうな靴だな」
「形見なの。お母さんの」
「・・・ふーん」
「ごめんね!さ、行こう!」
「へーいへいへい。しっかり掴ってろ!飛ばすぜぇ!」
二人を乗せた竜巻は、音の速さでお城へと向かって空を駆け抜けました。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:43:04 ID:t7wXlcW0O
公邸の門番バランドバンの登場マダー
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:43:11 ID:vFTYpewF0
飯食ってくるwwwwwwwwwwwwwww
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:43:47 ID:U5yfjDnz0
乙wwwwwwwww
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:46:58 ID:WdBDMyQr0
すまん。けっこう続きが気になるwww
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:49:08 ID:OVaMuIPq0
神スレの予感! |
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ .`´ \
('A`)
ノヽノヽ
くく
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:52:54 ID:nofG4ycF0
wktkって何の略? すみやかに答えよ。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 18:59:14 ID:U5yfjDnz0
ワロス・カワイソス・トロローン・カオス
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:08:41 ID:nofG4ycF0
信じていいんだね!?
社会党の女性議員は全員ツンデレという事実。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:10:38 ID:vK4r8Z1O0
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:12:41 ID:nofG4ycF0
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:18:24 ID:vFTYpewF0
妹にPC占拠されそうwwwww
占拠されるまでがんばるwwwwwwwwwwwwww
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:21:50 ID:6xqUHMnH0
ジャイ子カワイスツンデレラ
妹がツンデレの源だったとは・・・・
ウラヤマシス
ロボット大戦のオリキャラネタを好む当たりリア工房とみた。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:29:35 ID:j9mQcc/O0
妹kwsk
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:38:41 ID:vFTYpewF0
一方その頃・・・
ワロス王国ワロス城 「舞踏会ホール」
「いやいやみなさん、遠路はるばるようこそお越しくださいましたお( ^ω^)」
「ブーン王子様、このたびは私たちのような平民を、このような素敵なパーティへご招待いただき、
感謝の極みにございます。家族を代表しまして、お礼の言葉をのべさせていただきます」
「いいんだおいいんだお。ブーンは平民も貧民も差別したりしないお。
優しい王子だお。たとえツンデレラが来てないからって怒ったりなんかしないお(# ^ω^)」
「その事に関しましては・・・、なんと謝罪すればよいのやら・・・」
「いいんだおいいんだお、気にしないでほしいお。今日は心行くまでパーティを楽しんでくれお( ^ω^)」
「はい、ありがとうございます」
パーティ会場には、各国の著名人が何百人も招かれていました。
そんな中で、ただの平民である叔母たちが王子と話す姿は、
周りの人々にある種のどよめきを与えました。
彼女が噂のツンデレラか、いやいやもっと若かったはず、
ではあの少女がツンデレラか、いやいやたしかに愛らしいがあんなに幼いわけがない、
そんな声が周りから聞こえてきて、シンは心底居心地の悪い思いをしていました。
「ねーねー王子さまー」
「ん?なんだお?( ^ω^)」
「こ、こらグリム!」
「これねー、このメロンねー、あまくてすっごくおいしいのー。王子さまにもあげる。はい!」
「わー!グリムやめなさい!」
「いいんだおいいんだお。グリムちゃん、かお?いただくお( ^ω^)」
「ごめんなさいごめんなさい!ほら、グリム!し、失礼します王子様!」
シンは王子にふかぶかと会釈し、グリムの手を引いて逃げるように場を離れました。
「子供は無邪気でかわいいお。それじゃあご婦人、引き続き楽しんでくれお( ^ω^)」
「はい、失礼します王子様」
パーティーは盛況のまま、夜は深まっていきました。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:39:43 ID:vFTYpewF0
妹に占拠されたwwwwwwwwwww
殴りてぇwwwwwwwwwwwww
しばらく書けないwwwwwwwwwwwwwwww
待ってる人も待ってないひともごめんwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wktk
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:44:18 ID:gjCFJWSm0
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:46:04 ID:cIRxM3Ak0
妹うpして反撃
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 19:54:38 ID:x/0Y8dXY0
こまめに保守
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:04:31 ID:vwQxag1w0
このタイプのツンデレは初めて読んだ。
いじらしいタイプのツンデレだな。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:12:12 ID:hh+cDfOr0
uooooooooooooooooooooooooo!!
続き!続きーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
保守
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:13:57 ID:Ein04X+I0
ID:vFTYpewF0クオリティタカスwww
wktk
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:14:25 ID:U5yfjDnz0
qt
とりあえずエロゲやるか。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:20:30 ID:r3BU64JK0
wktkほす
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:27:55 ID:x/0Y8dXY0
また9時に一斉襲撃があるので落とさないように
みなさんで頑張りましょう。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:33:12 ID:Ein04X+I0
ほしゅほしゅ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:33:50 ID:i3pQTSwUO
wktk
ほしゅ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:46:58 ID:x/0Y8dXY0
保守
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:52:35 ID:i3pQTSwUO
ほしゅほしゅほしゅ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 20:52:42 ID:5Vokao1r0
一気に読んじまった。超おもしろい
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:01:01 ID:ZVYmgkkX0
今更だけど、
>>39詳しく
ぐぐったけど色々ありすぎて訳分からん
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:01:06 ID:x/0Y8dXY0
そろそろ本気の保守
みなさん張り切って頑張りましょう!
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:01:38 ID:NdLhytau0
乱立て始まりましたか?
保守
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:03:18 ID:i3pQTSwUO
がんばって保守するぞ!
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:04:16 ID:NdLhytau0
落とすなよ〜的な保守
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:07:28 ID:Ein04X+I0
ほ
す
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:11:58 ID:Ein04X+I0
の
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:13:29 ID:vwQxag1w0
あ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:14:13 ID:iHgOEe8u0
の
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:17:50 ID:x/0Y8dXY0
⊂ニニニ( ^ω^)ニニニ⊃ブーン
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:17:51 ID:cIRxM3Ak0
か
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:19:36 ID:5Vokao1r0
め
ラッシュアワー
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:28:31 ID:5Vokao1r0
こ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:29:23 ID:x/0Y8dXY0
ツンデラーの結束力は凄いね
感動した!
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:39:35 ID:gsYcUcG00
ほ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:42:57 ID:cHe9CYnt0
し
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:45:39 ID:vwQxag1w0
の
お
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:48:17 ID:vwQxag1w0
う
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:52:12 ID:x/0Y8dXY0
じ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:52:37 ID:Ein04X+I0
さ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:53:04 ID:cHe9CYnt0
ま
ツン
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:53:44 ID:cIRxM3Ak0
デラー
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 21:56:25 ID:5Vokao1r0
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:03:28 ID:Cxc2uwJXO
オナニーしてもいいですか?
だめです
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:06:54 ID:vwQxag1w0
精液を出さないなら可
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:27:29 ID:5Vokao1r0
ボス
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:37:27 ID:cIRxM3Ak0
ボロット
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:38:39 ID:tDRvcK8z0
VIPって初めてきたけど面白いな!!
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:43:34 ID:goBOiHGsO
ほしゆ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:46:26 ID:hh+cDfOr0
ほしゃああ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:50:07 ID:Ein04X+I0
ぬるぽ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 22:53:20 ID:vwQxag1w0
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:00:56 ID:Q1xKtg9Y0
ツンデレラは蘭
シンは新一
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:01:47 ID:icPJue+o0
あ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:04:22 ID:Mkq+I/zrO
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:06:01 ID:66w+LMsB0
漏れら人畜無害のGMブラザーズ!
ツンデレって下手すりゃただのむかつくやつだよなっと思いつつGMの宣伝してやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _
.,i.lニl.i, .. __,i.lニl.i,、
/a__,--,_a、 /..a__,--,_a
() l,__,-,__,l() () l,__,-,__li) GM
、__l__l∩/ 、∩_l__l_/ GM
(つ 丿 ( ⊂) GM
( ヽノ ヽ/ ) GM
し(_) (_)J
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:09:36 ID:vwQxag1w0
ガンダムモビルスーツ?
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:10:36 ID:UW7WRKoO0
厳島貴子スッドレ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:13:43 ID:/jLTl05z0
⊂二二二( ^ω^)二⊃気長にまつお
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:18:53 ID:/jLTl05z0
保守ってどのぐらいすればいいんだ(・∀・;)
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:29:22 ID:vwQxag1w0
デレデレラとツンツラはいないのか
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:36:24 ID:/jLTl05z0
妹なにしてんだ・・・
まさかオレ○ジレンジでググってたりしねぇよなwwwww
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:38:41 ID:yaFi2PMv0
おっぱいうp中じゃね?
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:39:07 ID:6DOZ1lBJ0
おとぼくスレかとオモタぞ・・・
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/09(金) 23:54:42 ID:5Vokao1r0
ほs
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:11:28 ID:Ue1SxrtaO
携帯からほす
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:18:05 ID:PUnIGsfc0
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:42:00 ID:PUnIGsfc0
ツ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:43:58 ID:VKDBbskY0
ン
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:44:35 ID:/RYk4Lie0
コ
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:45:06 ID:9AAeGzRN0
ム
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:45:39 ID:PUnIGsfc0
・
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:47:13 ID:VKDBbskY0
c
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:49:29 ID:PUnIGsfc0
o
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 00:56:57 ID:PUnIGsfc0
m
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:13:38 ID:ZlD2GODu0
やっとPC奪い返したwwwwwwwwwww
ID変わったしwwwwwwwwww
ほしゅしてくれたみんなマジ感謝wwwwwwwwwwwww
今夜は完結するまで寝ないwwwwwwwwwwwwつぅか寝てたwwwwwwwwwwwwwwwww
ごめwwwwwwwwwwwっうぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:14:19 ID:9AAeGzRN0
wktk
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:14:29 ID:4T/nxndM0
キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:14:53 ID:19LADT1q0
>>150 今北ところにキタコレ!!!
俺も全部見るまで付き合うwwwwwwww
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:18:52 ID:uymqDgaR0
キタコレ!!!!
wktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwtkktktktktktktktkwktwkktwkktwtktkwktkw
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:20:41 ID:PUnIGsfc0
>>150 うはwwwwww今寝ようとしてたのにwwwwwww
このスレが朝まで残ってますように・・・
だめだ俺はもうもうたねええ
この勢いで保守しててくれえ
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:22:44 ID:L/yg737h0
すまねぇ、俺も保守れない
だれか朝まで残しておいてくれ!!
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:27:02 ID:uymqDgaR0
ちょwwwみんなwwwまってwwwwwww
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:31:28 ID:W5QTEaj50
じゃあずっとロムってた漏れがスパロボしながら保守しとくぜ。
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:32:19 ID:0JZl28AZO
俺にまかせな
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:35:07 ID:ZlD2GODu0
「まったく、ブーンもなめられたものだお(# ^ω^)」
建前上さっきはなんでもない風を振舞っていたものの、
王子はせっかく呼んだツンデレラが来てないことに大変腹をたてていました。
「場所が場所でなければ、あの平民どもまとめて即刻処刑してやるとこだお。
まぁグリムちゃんはかわいいから飼いならして調教してメイドにでもしてやってもいいお(*^ω^)
それよりも気に入らないのはあの男だお。平民のくせに、ブーンよりイケメンとは何事だお」
他国の姫や領家の娘達が、シンに物珍しそうに話しかける姿を見て王子は憤慨していました。
「まったく、鼻の下のばしやがってだお。これだから貧しい愚民はいやだお。
せいぜい舞い上がってればいいお。どうせ一夜限りの夢だお( ^ω^)」
王子はメロンを食べながら、そんなことを思っておりました。
シンに話しかけてくる女性達はみな美しく、教養のある人々でした。
なにか失礼なことをしてしまわないか、機嫌を損ねてしまわないかと、
冷や冷やしながら言葉を選んで会話しました。
そんな様子がいじらしく映ったのか、女性達からは「かわいい」などとからかわれました。
シンはすっかり気疲れしてしまいました。
グリムは見たことも無い食べ物や、豪華のお城の飾りや人々の身なりを眺めるのに夢中です。
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:36:33 ID:W5QTEaj50
続きキターーーーー!
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:40:11 ID:19LADT1q0
>>161 >一夜限りの夢
なんか微妙に気になる
とりあえずwktkでhs
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:46:26 ID:0JZl28AZO
ガンバレガンバレ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:49:03 ID:ZlD2GODu0
そんなシンの目に、一人の女性が映りました。
彼女は、けっして美しい娘ではありませんでした。
低い鼻、あどけなさの残る瞳、そばかす、栗色の瞳。
どこにでもいそうな、普通の女の子。
美しいドレスで着飾っていても、さきほどまでの女性とは「どこか」違う女の子。
それがなぜなのか、シンにはよくわかりませんでした。
それでも、彼女のかもしだす存在感のようなものが、シンの目を釘付けにしました。
なぜだろう。わかりません。
胸の高鳴りが、とくんとくんと早まっていくのを感じました。
ふと、彼女と視線が合いました。
女性はじっとシンの顔を見据えた後、にこりと微笑みました。
優雅さや可憐さというものとは違う、暖かさを持った微笑み。
胸の高鳴りが限界まで高まっていきました。
シンは、この感情を知っていました。
そして理解しました。
自分が、一目あっただけで恋に落ちてしまったことを。
女性がゆっくりと、シンのほうへ歩み寄ってきます。
シンはネクタイを締めなおし、彼女へ向き直ってじっと見据えました。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:53:29 ID:TBp5ykj10
wktk
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:53:29 ID:jZbCc/gtO
シンと繋がったままパーティーに出るなんて
頭がフットーしそうだよおおおおお
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:54:35 ID:19LADT1q0
保守っ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 01:59:47 ID:0JZl28AZO
ねむいぜ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:05:10 ID:W5QTEaj50
俺はまだまだ大丈夫だぜ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:05:42 ID:19LADT1q0
もっかい保守
風呂行ってこよ
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:08:15 ID:ZlD2GODu0
「今晩は。とても素敵なパーティーね」
「う、うん・・・。あ、もしかしてキミも、えっと、特別に呼ばれた子・・・?」
はっとして、シンは今自分がものすごく失礼なことを聞いてしまった気がしました。
「ふふ、えぇそうよ。貴方と同じ。私も王族や領家なんかとは無関係。ただの街娘よ」
「そう、なんだ」
シンは不思議な安堵感とともに、ほっと胸をなでおろしました。
そんな様子をくすくすと笑われたような気がして、シンはばつが悪そうに顔をかきました。
彼女のまとっている空気は、自分と同質のものでした。
先ほどまで自分とは身分の違う女性達を相手にしていたためか、
シンはとても居心地のいい安心感のようなものを、彼女に感じていました。
「僕はシン。よかったら、君の名前を教えてもらえないかな」
「私はツ・・・、じゃなかった。ユリツィア、ユリツィアって呼んで」
「ユリツィア・・・。華のように可憐な響きだね」
「そう?貴方も素敵よ、シン・・・」
二人はお互いの目をじっと見据えながら、見つめ合いました。
シンは、自分の鼓音が相手に聞こえやしないか、などと無用な心配をしていました。
と同時に、彼女とは初めて逢った気がしない、けれどどこで逢ったか思い出せない。
そんなもやもやした気分を感じていました。
そんな二人の様子を、グリムがシンの足元からじーっと眺めていました。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:11:19 ID:W5QTEaj50
>>167ひまだから拾ってきた
!! _>-t‐...、
ヾ、 〃 _. -ァく:::::〃ヘ::::::\
_ ‐-′, 二ヽ::!!::::::ゝ、:__}
し 頭 / / 丶ヽ:ゞ;、_:-く
そ が j // | |リノハヽ}丶::二::::イ_
う フ / { ノノ_ ,r !/― リ从ヾ`
= だ ッ = { ノノヘ'´:::/´_..、--―┴ヘ !!
よ ト ) r'〃 ̄ ̄ ̄ __.-<\} ヾ、 〃
お │ / j/{:.|l _....--―T ̄ .._ |
っ (( r' ハ:.ゞ_、´ソ:! | `T "j 歩 こ 繋 S
っ )) r、:.:.:.:.:.:.:.:j |/ ノ ! / く ん が H
〃 ヾ、 (( {三:::::.:.:.:.イ j ! /= な な っ I =
!! ヾ、_.ノ´:.:.:::::::/ / ! / ん 街 た N
r':.:..:.:.:.:.:.;r' `ニ´ / '/_ て 中 ま と
/ゝ、_/!{ ∠ { \ `ヽ ま
! : : : / ヾ / \ヽ二二ン ト、 / 〃 ヾ、
! : r'´ / ヾ\ \ \ !!
r┤ _イ _.\ |. \ ヽ \
ヘ_ゝ∠:_ノー<´:::::::::\ |:. \ ! ヽ
l::::::::::::::::::::::::ノ`7| \ ! ハ
l::::::::::::::::::;:イ、_/:::| 〉|! |
l:::::::::::::::f|≡!|::::::| / !| j
l::::::::::::ノj≡{|:::::::| / | | /
l::::::::::{´ ソ::::::::| { l ! /
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:12:27 ID:0JZl28AZO
保守
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:23:00 ID:ZlD2GODu0
「おねえちゃん・・・?」
グリムの一言に、ユリツィアはぴくっと肩を震わせました。
シンが不思議そうな顔をすると、ユリツィアがまくし立てるように口を開きました。
「えぇっと、妹さんかしら?」
「へ?あ、あぁ。妹のグリム。ほら、ご挨拶はグリム?」
「にゅー?こんばんは、おねえちゃん」
「あは、あはは・・・。こんばんは、グリムちゃん!」
「・・・? どうかしたの?ユリツィア」
「ううん!なんでもない!なんでもないのよ!?あはははは・・・・」
顔を真っ赤にして弁解するユリツィアの様子がおかしくて、
シンはついぷっと吹き出して笑ってしまいました。
「な、なによぉ・・・。笑うこと無いじゃない」
「ご、ごめんごめん・・・。けど、なんだか不思議。キミとは、初めて逢った気がしないんだ」
「えっとぉ、それってどういう・・・」
「う〜ん・・・。どことなく、知り合いに似ているんだ。君が」
「・・・どういうところが?」
「へ? う〜ん・・・。 雰囲気、かな。まとってる空気とか、笑った顔とか」
「その人は・・・、シンの恋人?」
「へ!?ち、違う違う!そんなんじゃなくって!従妹なんだ、うん」
「ただの、従妹?」
「そう、ただの従妹」
シンのその言葉を聞いた一瞬、ユリツィアの表情がふっと暗くなったような気がしました。
が、すぐにまた明るい笑顔を取り戻し、満面の笑顔でこう言いました。
「ねぇ!踊りましょう!シン!」
ユリツィアはシンの手を引き、円舞曲の中へと駆けて行きました。
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:26:00 ID:uymqDgaR0
wktk
がんばれー
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:30:20 ID:quCWNtTiO
心からのエールを贈る
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:40:34 ID:IcUSFFd10
wktk
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:42:57 ID:quCWNtTiO
ツ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:44:12 ID:IcUSFFd10
ン
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:44:31 ID:19LADT1q0
デ
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:45:53 ID:quCWNtTiO
レ
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:47:34 ID:ZlD2GODu0
二人の踊りは、とても息の合ったものでした。
見るからに身分の低そうな二人が踊る素晴らしい踊りは、
周りの注目を集めました。
その様子を、ブーン王子も離れた位置から見据えていました。
「ちっ!平民風情が目立ちすぎだお!
・・・けど、一緒に踊ってる女は誰だお?見覚えの無い顔だお。
おい兵士、ちょっとあの女に話を聞いて来いお( ^ω^)」
曲が終わると、周りから二人へ向けて拍手が送られました。
シンはなんだか照れくさくて、軽く会釈をしたのちユリツィアの手をひいてそそくさとその場を離れました。
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:47:51 ID:quCWNtTiO
ロ
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:49:02 ID:ZlD2GODu0
「ちょ、痛い痛い」
「わ!ごめん」
強く手を引きすぎたことに気づき、シンはぱっと手を離しました。
ユリツィアは少しおおげさに、ふぅふぅと自分の手に息をふきかけてみせました。
「ごめんね、大丈夫」
「・・・。ふふっ、冗談よ。それにしても驚いた。シンってばとっても踊りが上手いのね」
「君こそ。・・・それにそう、また、初めてな気がしなかった」
「・・・覚えて、いるの?」
「うん?なんのこと?」
「・・・ううん、なんでもない。それに、覚えているはずないもの・・・」
ユリツィアはテラスから星空を見上げ、なにかを思い出すように月をながめました。
そんな様子が、とても愛しく見えて。
シンはいつまでも、彼女の横顔を見ていたいと心から思いました。
月の傾きが時間の流れを伝えます。
時計の針は、11時の半ばをすぎようとしていました。
「・・・さて、私、そろそろ帰らなきゃならないわ」
「え、もう?」
「知り合いとの約束でね。12時までにはお城を出ないと大変なことになっちゃうわ」
「・・・ねぇ」
「・・・なぁに」
「また、逢えるよね」
「・・・・・・・・・」
ユリツィアはどこか哀しげ微笑み、愛しそうにシンを抱き寄せ、シンの唇へキスをしました。
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:49:47 ID:quCWNtTiO
おっしゃ来たぁぁぁ!
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:51:32 ID:19LADT1q0
読んでると何か照れるのは俺だけか
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 02:53:44 ID:W5QTEaj50
俺は普通に読めてる
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:02:30 ID:quCWNtTiO
つんでれつんでれ!
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:03:15 ID:ZlD2GODu0
「あの・・・、お取り込み中申し訳ありませんが」
びくっ!!!!!!
二人はとっさにお互いの身を引き離し、飛び出しそうになる心臓をなんとか落ち着かせようとしました。
声をかけてきたのは、お城の兵士でした。
「大変失礼いたしました。お嬢さん、招待状はお持ちでしょうか?」
「はいっ!? え、えぇ!もちろん!ほら、これですよね!?」
「拝見します」
「えぇ、どうぞ」
二人のやりとりを、シンは心配そうに見守っていました。
「これは・・・、偽者ですね」
ユリツィアの眉がぴくりと動じます。
「・・・失礼ね。きちんとスタンプされた正真正銘本物の招待状よ?」
「えぇ、たしかに見た目、材質ともに完璧な招待状です。ですが、
貴女のお名前は招待者リストの中に入っていないんですよ」
「・・・照会もせずにいいがかり?」
「残念ながら、自分は記憶力には少し自信がありまして。
招待者名簿はもちろん、国民全員や要人の名前と住所くらいは完璧に記憶しております」
「・・・・・・・・っ」
「話は詰め所のほうで聞かせてもらいましょうか。さぁ、こちらへ」
兵士がユリツィアの手を取ろうとした瞬間、兵士の体は軽やかに宙を舞い、
ユリツィアがその手を軽く捻ると、兵士はテラスの外へ投げ飛ばされてしまいました。
シンはその様を唖然として見ていました。
テラスの下のプールに兵士が落ちたバッシャーンという音が響き渡りました。
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:08:51 ID:VMYUFvn70
バトルものの悪寒
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:08:54 ID:quCWNtTiO
いいなあツンデレ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:16:28 ID:0JZl28AZO
もうねるぽ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:17:06 ID:6+nJevKj0
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:18:38 ID:ZlD2GODu0
「侵入者だ!テラスにいる女を捕らえろー!」
兵士の怒号が響き渡りました。
物々しい数の兵士が、舞踏会場へ入ってきます。
会場はなかばパニックに陥ってしまいました。
シンは、目の前でなにが起こった事態を把握するのに、ずいぶんと時間がかかってしまいました。
「驚かせてごめんなさい、シン」
「君は・・・、いったい・・・」
「またいつか、きっと、どこかで逢いましょう」
ユリツィアはかわいらしくウィンクすると、
兵士達の集まり始めた会場へと飛び込んで行きました。
シンはじぶんの唇をそっとなぞり、戦場へ駆けていくユリツィアの姿を見送りました。
「いたぞ!あの女だ!」
「気をつけろ!敵は武術の心得があるぞ!女だからってみくびるな!」
「やぁやぁ遠からん者は音に聞け!近くばよって目にも見よ!
我こそはワロス王国第三近衛師団隊長・・・・・!!!!!」
「邪魔よ!おじさん!」
ユリツィアは老兵の顔面に衝掌を叩き込むと同時に、脚払いで老兵を床へ叩きつけました。
「ごぶへぁ!?」
老兵は巨大な鉄球を構えていましたが、特に活躍することもなく倒されました。
苦情をうけつけるつもりはないと思いました。
老兵の腰から小剣を奪い、周囲の兵へ向けて牽制の一閃をなぎ払いました。
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:19:33 ID:quCWNtTiO
目の前にツンデレ
傍らにはウイスキー
こんな素晴らしい夜が、他にあるだろうか。
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:22:48 ID:19LADT1q0
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:26:03 ID:W5QTEaj50
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:32:15 ID:quCWNtTiO
>197
やっぱツンデレはロマンだよな。
>198
杏露酒美味しいよねー。
金がないから安ウイスキーだけど、極上のツンデレがあれば天国天国。
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:36:05 ID:ZlD2GODu0
「隊長が一撃で・・・!?」
「何者だあの女!?」
ユリツィアはその気迫だけで周囲の兵を圧倒します。
近づけば殺られる。
兵士達は本能でそのことを理解していました。
「ざっと数えて50人・・・。ちょーっと厳しいわね・・・」
それでも、ユリツィアの表情からは余裕がうかがえました。
むしろ、この状況を楽しんでるようにすら見えます。
「一体なんのつもりだお!せっかくのパーティが台無しだお!(#^ω^)」
「ごめんなさいね、王子様♪」
「謝って済む問題じゃないお!このど貧民!とっ捕まえて拷問にかけてやるお!!!(#^ω^)」
王子の怒りはMAXハートでした。
その時、城中の照明が一瞬にして消え、辺り一面暗闇に包まれてしまいました。
「今度はなんだお!?(#^ω^)」
「ふっふっふ〜ん・・・。さぁ!ダンスパーティーの再開だぜっ!!!」
パチンッ!という音とともに、舞踏会場から光が溢れ出し、
どこからともなく現れたサウンドスピーカーから重低音が流れ出しました。
ttp://www.satsuki.sakura.ne.jp/~sonic/diary/031102ex.htm その軽快で豪快な大音量に、客人たちや兵士たちはたまらず耳を押さえました。
「マジオ!」
「なぁにやってんだよこのどじっ子!逃げるぞ!」
マジオはユリツィアの手をとると、出口へ向かって駆け出しました。
ツンデレがロマンて・・・
おまいらは俺かwwwwwwwwwww
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:39:12 ID:quCWNtTiO
>201
すいませんでした。
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:39:48 ID:19LADT1q0
>>200 危ねえwwww寝る寸前だったwwwww投下乙wwwwwww
正直、このスレがあるからつよきすなんて要らない
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:43:23 ID:W5QTEaj50
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:44:24 ID:ZlD2GODu0
「逃がすかぁ!」
二人の前に数人の勇敢な兵士が立ちふさがりました。
マジオはにたりと笑うと軽やかに指を鳴らせました。
すると指先から炎だ飛び出し、兵士達を吹き飛ばしました。
「ぐへぁ!!!」
「ちょ!やりすぎ!!」
「だーいじょぶwwwちゃぁんと手加減してっからwwwwwwww」
マジオは踊るようなステップで駆け抜け、その素晴らしき指の力で兵士たちを次々となぎ倒していきました。
「ふっふっふ・・・、君たちは運がいい。私の名は素晴らしき・・・」
「おりゃー!」
「わぁ!馬鹿まだ名乗ってる途中だっつの!」
バキョ!
ユリツィアのガラスノヒールが兵士の顎を撃ち貫きました。
「遊んでないで逃げるわよ!これ以上騒ぎを大きくしてどーすんのよ!」
「へーいへいへい!そんじゃまみなさんさよぉーならー!」
二人は兵士の群れを掻き分けならが、外へと走り去って行きました。
「えぇい!追え!追うんだお!もうこうなったら殺してしまってもいいお!
なんとしてもあの二人を捕まえるんだお!!!!!!!!!(#^ω^)」
俺のレスちゃんと下まで読んでくれorz
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:48:55 ID:19LADT1q0
もう駄目、寝るorz
明日まで残ってますように・・・
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:58:51 ID:quCWNtTiO
>204
じゃあツンデレの為にもう一杯呑む。
>206
すまない同志よ。携帯だし酔ってるし見逃した。君のためにさらに一杯呑む。
>207
そして貴方の為にもう一杯。
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:58:58 ID:W5QTEaj50
>>206 204だけど知ってて書いた。今は反省してる。
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 03:59:20 ID:ZlD2GODu0
二人は正門前の大階段を駆け下りました。
下には兵士達が何十人と待ち構えています。
後ろからも兵士達が追ってきました。
「ちょ、どうすんのよ!」
「突っ切る!」
「嘘ぉ!?」
「しっかり掴ってろよぉ!!!」
マジオはユリツィアを抱き寄せると、体を捻るように飛び上がり指を鳴らしました。
すると竜巻が二人を包み込み、さながらミサイルのように兵士達の中へ突っ込みました。
「・・・っあ!待っ・・・!」
「超級ぅ!覇王っ!電影だぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!!!」
二人を包んだ竜巻のミサイルは、兵士達を吹き飛ばしながら外へと飛び出し、
そのまま夜空の向こうへと消えて行きました。
兵士たちは愕然と、二人を見送るしかありませんでした。
「はぁ・・・!はぁ・・・!」
正気を取り戻したシンが二人を追いかけてきましたが、
すでに二人は飛び去った後でした。
ふと、シンは階段にぽつんと忘れ去られたモノを拾い上げました。
「・・・これ、ユリツィアの・・・」
こうして、大波乱のダンスパーティの夜は幕を降ろしました。
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:08:18 ID:quCWNtTiO
>210
応援してます。
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:10:49 ID:W5QTEaj50
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:11:28 ID:ZlD2GODu0
「たぁだいまぁ・・・」
「おねえちゃんただいまー!」
「ただいま、ツンデレラ」
「おかえりなさい、みんな」
みんなが家に帰ってきたのは、次の日のお昼前でした。
あれからシンは、ユリツィアとの関係を事情聴取され、
昨晩初めて出会ったこと、名前以外なにも知らないということを説明するもなかなか信じてもらえず、
けっきょくお城で家族全員一泊してから帰ることとなったのでした。
シンはぐったりと疲れきった表情をしていました。
「あの、大丈夫・・・?シン・・・」
「ん・・・。うぅん、大丈夫だよ?」
シンはツンデレラに心配かけまいと、無理して笑ってみせました。
けれどそれが逆に痛々しく、自分の責任を感じてちくりと心を痛めました。
「あのねシン・・・。昨日は、ほんとごめんなさい・・・」
「ん・・・?あぁ、いいよそんなこと。気にしてない。ほんと」
シンは、どこか心ここにあらずという様子でした。
「お昼ご飯、作ってあるの。食べる?」
「食べるー☆」
「そうね、いただこうかしら」
「シンは?」
「いや・・・、僕はいいや・・・。少し、寝たい・・・」
「そう・・・」
そう言うとシンはふらふらと、二階の自室へ入っていきました。
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:15:00 ID:W5QTEaj50
今何人見てんの?
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:17:44 ID:QqY62ih4O
ここまで読破
そして俺に仕事遅刻フラグが立った
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:17:48 ID:m8pILz+cO
ノ
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:18:01 ID:quCWNtTiO
>212
うん呑むー。かんぱい。
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:21:55 ID:ZlD2GODu0
その夜。
ツンデレラは自室でガラスの靴を眺めていました。
けれど靴は、片方しかありません。
お城を抜ける際、大階段で脱げて落としてしまったのです。
兵士達がうごめくなか引き返すわけにもいかず、
ツンデレラは泣く泣く、母の形見であるガラスの靴を諦めたのでした。
「ごめんなさい・・・、お母様・・・」
ツンデレラは涙をうかべながら、空へ向かって亡き母に謝罪の言葉を送りました。
コンコン。
誰かがドアをノックしました。
「ツンデレラ?起きてる?」
シンの声でした。
ツンデレラはガラスの靴を木箱へしまい、そっとベッドの下へ隠しました。
涙をぬぐってから、シンを部屋へ招きいれました。
「どうしたの?」
「いや・・・、なんだか眠れなくてさ。なにしてるかなーって思って」
「・・・そ、そう・・・」
なんとなく、ぎこちない態度になってしまいます。
そしてシンの目を見ると、昨晩、自分がしたことが明確に脳裏に浮かんできます。
自分の顔が赤くなってることを察し、ツンデレラはとっさに顔をそむけてしまいました。
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:23:44 ID:quCWNtTiO
wakuteka
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:28:22 ID:W5QTEaj50
4人でつか。しかも他のスレ見ながらちらちらここを見てると予想。
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:29:43 ID:QqY62ih4O
もう眠たいから頑張ってほすしてくれwwwwww
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:33:46 ID:ZlD2GODu0
「・・・? どうしたの?」
「へ!?な、なんでもない!なんでも、ないわよ・・・」
ツンデレラはシンの顔を、真っ直ぐに見ることができませんでした。
「・・・なにかあったの?変だよ、今日のツンデレラ」
「な、なに言って・・・。私はわたしよ。いつものわたし」
「そう・・・」
「シ、シンのほうこそ!パーティーでなにかあったんじゃないの?
例えばぁ、気になる女の子がいたとかぁ」
ツンデレラはいやらしくにたにた笑いながらシンに聞きました。
シンは、顔を真っ赤にしてうつむいていました。
ツンデレラは、なにか胸のあたりがチクッとしたのを感じました。
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:33:54 ID:quCWNtTiO
つんでれにゃーにゃー。
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:34:34 ID:W5QTEaj50
| ,.ゝ─-,.r'´ ̄ `丶、 | 猫だよ
ヽ,.r'" ,. / ヽ `ヽ--─ '"フ |
/ ,.' / il i ヽ 丶 ,.イ | ニャン ニャン
,.イ/ /i /l !| l ヽ l,..ノ,. 'i |
/ィ / /-ノ、l ハ ! ! : l i/j l | ノノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! l/ ,ir‐‐、 iヽl -ヽl、 l !│ / ,' !
)r'! i l;;ソ ‐r‐、,ソ,.j / / /,ィ ,. -‐- 、
'´ l | ' j.:.::ゞj /、 / // i / ,. -、 ヽ
l lヽ l> `'‐'"//ッノ ! ハ! ` / , ' ヽ ゙!
,.-l 、ゝ、 __ ,. ‐'フ,' ミ,.| j | ,' / j l
/ ` シ;. "'ツ'´ ,シヽ' `' | l ノ! ,.ヘ
! ,.ゞヘ;.j、ハ.r;.iゞ'ミ'゙ `丶、 l '、 '"'´
l l / / ヽ ヽ ヽ ヽ 丶
ヽ,i' , ' > '´ ヽ ヽ、 j ヽ、 ヽ
/ '、 ,.' ,ノ リ ,ヘ、 ヽ ヽ
! ヽj ,. '" ! l ヽ、. --、._ j !
丶 `'´ ノ‐--- '! 〉i`ヾ、
ヽ...,, -- 、.. ,. '"| j / ,' ヽ
ト、 ヽi ゙;,,.シ ̄;ゞ l ,'l ,.' ノ-'" 丶
〉、 l `''"^'''"´ ̄| l、..__,. -' =‐- 、.._ i
| 丶. ! ,. ‐ ' ´l 、l,. - ‐ '" ̄ `丶、 ` |
| l ,. '´ l ! ヽ j
! / ,. ! │ /
l. , ' / l l ,.'
,!' / l | /
/ , ' l | ,. ‐'´
! / !,.=ゝ_,. -‐' ´
! ,' ,j ヽ‐ 、"""''' ─-- ....
丶、 l イl l 、ヽ丶,j
` ‐- ' ヽ j ! j /^ヽヽヽl
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:34:44 ID:ZlD2GODu0
「あ・・・、あぁら図星?」
「そんなんじゃ・・・、ないけど」
チクチク。チクチク。
これ以上は聞いちゃいけない。
「なによ、はっきりしない男ね」
「・・・・・・・・・」
チクチク。チクチク。
貴女が傷つくだけなのよ。
「好きになっちゃったんでしょぉ?その人のことがぁ?」
「・・・・・・・・・」
チクチク。チクチク。
もうやめて。この口を止めて。これ以上、
「・・・・・・うん」
チクチクチクチクチクチク。
プツン。
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:35:22 ID:T5OZz/7GO
たった今読破。
がんばれ作者!期待してるぜo(`ω´*)o
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:37:14 ID:QqY62ih4O
もう・・・なら初めから言いなさいよっ!!
でセクロス展開
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:41:16 ID:W5QTEaj50
あるあ・・ねーよ
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:46:20 ID:ZlD2GODu0
涙が、ツンデレラの瞳からとめどなく溢れてきました。
シンはぎょっとして、どうすればいいのかわからなくなりました。
「出てって・・・」
「あの、ツンデレラ・・・」
「出てって!お願いだから出てって!」
「・・・・・・」
「早く!!!」
シンは彼女に、手を差し伸べることができませんでした。
どうすることもできず、涙を流し続けるツンデレラを置いて、
部屋を後にしました。
ツンデレラは泣きながらベッドへ潜り、嗚咽をこぼしました。
シンが好きだと言ってくれた。
けれど、彼が好きなのはユリツィア。
私であって、私じゃない。
彼はユリツィアを選んだ。
ツンデレラは選ばれなかった。
彼の心は、極めて近く、限りなく遠いところへと行ってしまった。
もう、手が届かないような気がして。
涙が、悲しみの涙がとめどなくあふれてくるのを、止めることができなかった。
泣きつかれて眠るまで、彼女はずっと、泣いていた・・・。
自室に戻ったシンは、あの時拾ったガラスの靴を眺めていました。
星空へ掲げてみると、まるで宝石のように輝きます。
「勘違い、だったのかな・・・」
シンはその夜、一睡もすることができませんでした。
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:49:35 ID:QqY62ih4O
ガラスの靴でオナニーしてるのツンデレラに見つかってセクロス展開
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:49:47 ID:W5QTEaj50
やべ。当初の予想より深いような気がする
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:55:26 ID:QqY62ih4O
だれかまとめサイト作ってくれwwwwwwww眠たいwwwwwwww
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:57:07 ID:cLRWrmJr0
なにこの良スレ
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 04:59:37 ID:W5QTEaj50
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 05:07:11 ID:QPQD0cQqO
(ぅω・。)ネムタス
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 05:08:20 ID:ZlD2GODu0
次の日の朝。
家の前にお城から馬車がやってきました。
そして馬車にはなんと、ブーン王子も乗っていました。
「こ、これは王子様・・・。遠路はるばるこんなところまでようこそおいでくださいまして。
先日は本当にお世話になりました・・・」
「いやいや、こちらこそすまなかったお。
せっかくのパーティを賊に台無しにされて、ほんと申し訳なかったお( ^ω^)」
「そんな、滅相もございませんわ・・・。それで、今日はどのようなご用件なんでしょうか」
「うむ、というのも先日の賊についての件だお。
先日、パーティーをめちゃくちゃにした二人組み、一人は女で、
わが国の兵を一撃で倒すような相当の使い手だったお。
調べた限り、この国で、女で、それほどの使い手は一人しか考えられなかったお( ^ω^)」
「・・・! そんなまさか、ツンデレラが疑われているのですか!?」
「可能性の話だお。その名も轟く刀剣武闘会連続王者、疑うなと言うほうが難しいお。
それにブーンも、一度ツンデレラの顔を見ておきたいんだお( ^ω^)」
「そうですか・・・。 そういうことでしたら、ツンデレラを呼んできますね。
どうぞ、中へ入ってお待ちください」
「いや、ここでいいお。ブーンもそれなりに忙しい身だお。
少し話しを聞いたら、またすぐに城へ戻るつもりだお( ^ω^)」
「解りました。すぐに呼んでまいりますね」
叔母はいそいそと家へ入り、ツンデレラを呼んできました。
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 05:21:01 ID:W5QTEaj50
ヤバス。寝かけた。
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 05:30:57 ID:ZlD2GODu0
「はじめまして、王子様。ツンデレラと申します」
「( ^ω^)・・・・・・・」
ウェーブのかかったさらさらの金髪、まるで人形のように整った美しくとも愛らしくともとれる顔、
宝石よりも深く輝く蒼色の瞳、すらっと伸びた細く長い手足。
王子の目の前にいる絶世の美女は、先日の賊とは似ても似つきませんでした。
「う、美しいお・・・。いや、疑ったりして悪かったお。君の容疑は晴れたお( ^ω^)」
「お褒めにあずかり光栄ですわ、王子様」
ふんわりと微笑む姿に、王子は一目で心を奪われてしまいました。
「決めたお!ツンデレラ、ブーンと結婚するお!二人で幸せになるお!( ^ω^)」
ツンデレラは、少しの間うつむき、じっとなにかを考えました。
そして、
「解りました。ふつつかものですが、どうぞよろしくお願いします」
と答えた。
「本当かお!?よーし!さっそく城へ帰って結婚式の準備だお!!!( ^ω^)」
王子は大喜びしました。
叔母が心配そうに、ツンデレラに話しかけました。
「ツンデレラ・・・、貴女、本当にそれでいいの・・・?」
「・・・叔母様、いままで本当に、お世話になりました」
「・・・貴女が幸せになれるなら、私はなにも言わないわ。
けれどツンデレラ、あなた全然、幸せそうじゃないじゃない?」
「・・・・・・・・・」
「私はね、姉さんと義兄さんの子供である貴女を、本当の娘のように想ってきたつもりよ?
貴女が幸せになれなかったら、私は二人に、どう顔をあわせればいいの?」
「・・・・・・・っ。大丈夫よ叔母様!私、幸せになるわ!
富も!名声も!お金も!全部手に入れてみせるんだから!」
「ツンデレラ・・・」
「だから叔母様・・・、どうか、家族みんなで幸せになって・・・」
ツンデレラは、荷物を準備すると告げて、自室へと戻っていきました。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 05:41:21 ID:ZlD2GODu0
シンは自室の窓から、王子とツンデレラのやりとりを眺めていました。
ツンデレラが行ってしまう。
突然突きつけられた現実に、どう動けばいいのか解らなくなっていました。
止める?何故。どうやって。
自分にどんな資格があるというのか。
王子と結婚すれば、あらゆる幸せが手に入る。
貧乏なこの家で暮らすより、ずっと幸せになれるはず。
地位もお金もない自分に、どんな権利があってツンデレラを止められるというのだろうか。
シンはなにもできない自分が歯がゆくて、ぐっとガラスの靴を握り締めました。
「・・・なっさけねぇなぁ!!てめぇそれでも男かよ!!!」
突然背後から声をかけられ、シンは驚いて後ろを振り向きました。
ドアの前に、見知らぬ男が立っていました。
全身に黒ずくめのスーツを着こなし、サングラスで視線を隠すその風貌は怪しさ満点でした。
「だ、誰ですかあなた!?」
「俺か?俺は通りすがりの天才大魔法使いさ。名はマジオ。よろしくな」
「い、一体どこから・・・、そんなことより!出てってください!
外に兵隊さんもいます!呼びますよ!?」
「まぁ落ち着けよ少年。そんなことより・・・、このままでいいのかよ?」
「な、なにを・・・」
マジオは手に持ったリンゴをかじり、にたりと笑いました。
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 05:43:47 ID:W5QTEaj50
マジオかっこよすw
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 05:44:55 ID:TBp5ykj10
dkdkwkwk
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 05:56:21 ID:ZlD2GODu0
「本当は心のどっかで気づいてたんだろ?あの夜、お前が「惚れた」のは誰なのか」
「・・・・・・・・」
「お前が惚れたのはユリツィアじゃない。ユリツィアの纏った空気、その向こうに見える見知った娘。
・・・いや、てめぇが惚れてるのは、今も昔もツンデレラだけだ。
てめぇは見た目だけ見てユリツィア「にも」惚れたつもりでいたかもしれねぇが、
結局、心は同じ人間しか見てなかったんだよ。違うか?」
そう。ツンデレラがずっと大切にしていた、母親の形見のガラスの靴。
これを拾ったとき、シンはユリツィアの正体に半分気づいていました。
けれど、似ても似つかない二人の顔は、現実的に考えれば別人と考えるほうが簡単です。
そして、ユリツィアを想うことで、どこかでツンデレラのことを諦められれば。
そんなことを、シンは考えていたのでした。
「てめぇの考える現実は、魔法使いである俺様がいることで塗り換わる。
認めろ。てめぇは結局、一人の女しか愛していない。
いつまで自分を偽って、諦めたフリをしてるつもりだぁ?
てめぇには今すぐに、やらなきゃならねぇことがあるだろうが!」
「・・・勝手なことばっか言うなよ!ひょっと出てきてなにが魔法使いだ!
お前に僕の気持ちなんかわからないよ!
・・・ツンデレラは昔から、誰からも愛されていた。
僕なんかより地位もお金もある人が、何人も何人もツンデレラに求愛するんだ。
僕なんかがツンデレラのことを、幸せになんかできやしない!
ツンデレラには僕なんかよりふさわしい人がいくらでもいるんだ!!!!」
「っざけんじゃねぇぞてめぇ!!!さっきから聞いてりゃごちゃごちゃ御託ばっか並べやがって!
幸せにできないだ!?なんでてめぇにあいつの「幸せ」を決められる!?
あいつがなにを求めてたのか、なにを欲してたのか、ずっとそばにいて、てめぇなにも気づかなかったのか!?」
シンはマジオの形相に圧倒されました。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:04:01 ID:W5QTEaj50
ハンカチの用意はできてるよ
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:11:03 ID:Uv+7CEmE0
すでにティッシュの用意もできている
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:14:51 ID:ZlD2GODu0
「あいつはな、居場所を求めてたんだよ。
一緒に暮らしていても、どこかでお前達家族に負い目を感じて、
自分の居場所を確立できないでいた。
ずっとずっと寂しかったんだよ。両親が死んでからの間。ずっと!
そして、どっかで絆を求めてたんだ。
誰からも認められながら、自分自身も認めながら、
大好きなお前達家族と、「お前」と!ずっといっしょにいられる絆をな!」
「・・・・・・・・」
「それをお前はなんだ?地位だの金だの言い訳かまして、自分の想いにも素直にならず、
ずっとあいつの想いから逃げてきたんだ。
どれっだけあいつが傷ついていたか、わかんのか。てめぇ!解んのかよ!?あっ!?」
「・・・・・・・・」
「いいか?今なにもしなかったら、てめぇ死ぬまで後悔するぞ?
ユリツィアなんて女はどこを探したってどこにもいやしない。
てめぇの惚れた女は、二度と手の届かねぇところに行っちまうんだ!
男だろ!てめぇの想いを全部、あいつにぶつけてこい!」
「僕は・・・・、」
「シンっ!!!!!!!!!!!」
「僕は・・・・!!!」
ガダンッ!!
部屋のドアが激しく開き、廊下にツンデレラが立っていました。
マジオはドアと壁の間に挟まれて、ピクピクしている。
ツンデレラはそんなマジオに気づいているのかいないのか、
そっと口を開けて語りだしました。
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:19:20 ID:Uv+7CEmE0
作者よ、ぜひともコテをつけて欲しい!
一夜限りのコテでかまわないから!!
>>246 ドーイケン
差し詰め、コテ名は「マジオ」か。
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:22:22 ID:W5QTEaj50
マジオワロスwww
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:24:33 ID:ZlD2GODu0
「・・・シン。 ・・・今まで、ありがとうね」
「ツ、ツンデレラ・・・」
「私ね、お嫁にいくことにしたの。明日から私も王族よ。ブイ!」
「・・・・・・・」
「私ね、幸せになるから・・・。ちゃんと幸せになるから・・・。
だからシンも、大好きな誰かと、幸せになって・・・」
「・・・・・っ!」
「それじゃ・・・、ばいばい・・・♪」
とびっきりの作り笑顔を見せると、ツンデレラは早足に階段を駆け下りていきました。
ゆっくりと部屋のドアが閉まり、壁にめり込んだマジオが顔をみせました。
「・・・なぁ、少年。「本当に大切なモノ」ってのは、気づいた時にいつの間にか当たり前のようにそこにあって、
そして、気づいた時にはいつのまにか無くなっちまってるんだ・・・」
「・・・・!」
「お前は今、「気づいた」んだ。そして、まだ間に合う・・・」
「僕は・・・!」
「本当に大切なモノ、自分の手で、つかみとってこい」
「・・・くっ!」
シンは、決心した表情で部屋を飛び出して行きました。
「・・・やぁれやれ、青春だねぇ・・・」
マジオは葉巻に火をともし、ゆっくりと煙をはきました。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:28:17 ID:PfzPn3Gb0
今北
目から汁が止まらない
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:39:57 ID:ZlD2GODu0
「お待たせしました、王子様」
身支度を整えたツンデレラが家から出てきました。
叔母がグリムの抱きかかえながら、心配そうに見つめています。
「おねえちゃん・・・、どこ行くの・・・?」
「お姉ちゃんはね、王子さまのところへお嫁さんになりにいくの。
グリムちゃんも、結婚式にはきてね?」
「おねえちゃん、帰ってくる・・・?」
「・・・ごめんね、結婚したら、この家にはもう、住めないの」
「そんなの・・・、やだ・・・、やだよぉおねえちゃん・・・」
「グリムちゃん・・・」
「グリム、おねえちゃんと一緒がいいもん・・・、おねえちゃんと・・・、ふぇ・・・ぇ・・・」
「じゃあグリムちゃんも一緒にお城へ行くお!グリムちゃんなら大歓迎だお!(*^ω^)」
「王子様、少し黙っててください」
「・・・は、はいですお・・・(;;^ω^)」
王子はツンデレラの殺気に満ちた瞳に黙殺されてしまいました。
「グリムちゃん、お兄ちゃんとお母さんと、仲良く暮らしてね・・・?」
「やぁ・・・!おねえちゃんもいっしょがいい!おねえちゃんもいっしょじゃなきゃやだー!ふえぇぇ・・・!」
「グリム・・・、ちゃん・・・」
ツンデレラの目にも、こらえきれない涙があふれてきました。
「ツンデレラ・・・、すまないけどそろそろ出発だお。やらなければならないことは沢山あるお( ^ω^)」
「はい・・・、王子様・・・」
王子はツンデレラの手を取り、馬車へと招きいれました。
ツンデレラー!!
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:47:47 ID:tIm50l+W0
行っちゃだめだー!!!
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:48:33 ID:7UO+/N6F0
シン早くー!!
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:49:37 ID:2kduCFbdO
今起きて全部読破した俺は価値組
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:49:52 ID:cchckUVYO
ツンデレラは、死にました。
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:50:39 ID:W5QTEaj50
はじめからずっとおきている俺は勝ち組
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:50:48 ID:o2hd6jx/O
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:51:25 ID:/3tvvNP80
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:52:42 ID:gY4R+NCj0
何となく四時に目が覚めて気付いたらこのスレ見てたオレも勝ち組。
初vipでここ見つけた俺も勝ち組
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:55:51 ID:Uv+7CEmE0
これだけ人がいれば保守できそうだな
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:56:21 ID:LjdPNpes0
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 06:57:10 ID:2kduCFbdO
>>257 早く寝ろよ
ペーチュンチュン(゚∽゚)
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:00:56 ID:W5QTEaj50
>>264 生活リズムが狂ってるのでこのまま夜まで起きてむりやりなおす
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:02:28 ID:ZlD2GODu0
「待って!!!!!」
家の中から、シンが必死の形相で飛び出してきました。
ツンデレラは、馬車へと足をかけたところでした。
「シン・・・」
「ツンデレラ・・・、っ、行くな!ツンデレラ!」
「な、なんだおいきなり。あ、君はたしかあの賊といっしょにいた少年だお(;^ω^)」
「王子様おねがいします!ツンデレラを連れて行かないでください!」
「いきなり出てきてなにを寝ぼけたことのたまってるお。
ツンデレラは自分の意思で、ブーンとの結婚を決めたんだお。君に指図される云われはないお( ^ω^)」
「ツンデレラ!本当にそれでいいの!?君は・・・」
「くどいお!あんまりしつこいとお前も一緒に城へ連れてくお。
ただし独房行きだお!(#^ω^)」
「シン・・・、いいの。私もう決めたの。王子様と結婚して、幸せに・・・」
「嘘だっ!!!!!!!」
「っ!」
「そいつと結婚して、幸せになんてられるものか!
これから幸せになろうって子が、なんでそんな哀しそうに泣いてんだよ!!」
「・・・っ!泣いて、なんかいないもん!」
「泣いてるじゃないか!さっきから!ずっと!なめるなよ!
僕がどれだけの間、君を見てきたと思ってる!?
表情で、仕草で、ちょっとした変化でも!ツンデレラがなにを想ってるかくらいわかる!!」
「そん、なの・・・」
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:03:50 ID:7UO+/N6F0
シンがんがれ!!
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:06:43 ID:0UbzdCqF0
「いやっ」
ツンデレラはシンの手をふり払った
「ストーカーなんてきもいのよ! 夜な夜なベッド覗いてたのはやっぱりあんただったのね!」
シンは驚いた顔で答えた。
「し、知ってたのか」
「当たり前よ! あたしのパンツ返して」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:08:02 ID:W5QTEaj50
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:09:08 ID:7UO+/N6F0
おまwwwwwwwwwwwww
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:09:59 ID:Uv+7CEmE0
よし、このふいんき(なぜかry)ならいえる
この話最後にケンシロウはでてこないよな?
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:11:02 ID:4KZeU5wv0
なにこの良スレ、ふざけてるの?
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:15:13 ID:ZlD2GODu0
「えぇいやかましいお!!!兵!そいつをとっ捕まえるお!!!(#^ω^)」
「! 乱暴はやめて、王子様!」
「じゃああいつに言ってやるお!お前なんか大嫌いだって!愛しているのはブーンだけだって!
君の口からあいつに伝えてやるお!!!(#^ω^)」
「そ、そんな・・・」
「ツンデレラ!馬車から降りて!今までと同じように!ずっと、みんなで幸せに生きていこう!」
「シン・・・、シン・・・!」
「えぇいもういいお!馬車を出すお!付き合ってらんないお!(#^ω^)」
パシン!と鞭の音が響き、馬車が走り出しました。
「ツンデレラー!ツンデレラー!!!!!」
シンは叫びながら、馬車を追って走り出しました。
「・・・シン、ごめんなさい・・・」
「まったく、しつこい奴だお。ツンデレラはブーンと一緒に幸せになるんだお( ^ω^)」
ツンデレラはうつむきながら、シンの叫びが聞こえないよう、耳をふさいでいました。
「さぁ、急いで城へ戻るお。業者、もっとスピードを上げるお!( ^ω^)」
「へーいへいへい、っとぉ!」
業者がパシン!と力強く鞭を叩くと、馬車は一気にスピードを上げました。
森の中は悪路が続き、馬車の中がガタガタと激しく揺れました。
「お、お、お、お、おいちょっとすすsぺスピードあがが上げすぎなんじゃないかお!?((((;^ω^)))))」
「ったくわがままな王子さまだなぁ・・・、っと!」
今度は業者が力強く手綱を引くと、馬車は急ブレーキがかかりました。
「きゃぁぁ!?」「おぉおぉおおぉ!?」
二人はたまらず椅子から転げ落ちそうになりました。
「き、貴様!なんのつもりだお!?(#^ω^)」
「なぁに、年長者から、若者たちへのちょっとしたお節介、さ・・・」
「お、お前は!!!!!!!!(;^ω^)」
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:20:02 ID:W5QTEaj50
マ○オーーーー!
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:22:19 ID:2kduCFbdO
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:24:16 ID:0UbzdCqF0
「お、お前はケンシロウ!!!!(;^ω^)」
「そうだ……」
ケンシロウは馬車のドアをゆっくりと開けると、王子を引きずり降ろして叫んだ
「ホアターーーーータタタタタタタッ!!! 北斗百裂拳!!!!」
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:25:14 ID:Uv+7CEmE0
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:26:07 ID:ZlD2GODu0
「よぅ、王子様?一昨日ぶりー♪顔を合わせて話すのは初めてか。うん」
「マジオ!」
「き、貴様よくもぬけぬけと!兵!奴をひっとらえるお!兵!(#^ω^)」
「あー、後ろの奴らならちょっと眠ってもらってるぜ?
それにしてもあんたんとこ、もうちょっとまともに軍備強化したほうがいいんじゃね?
手ごたえなさすぎるぜ」
「お・・・、お・・・、お〜!?!?!?!?!?(;;;^ω^)」
「なにしに来たの、マジオ・・・」
「なぁに、言ったとおり、ちょっとしたお節介さ。てめぇの人生だ。決めるのはてめぇだ」
「・・・・・・・・」
「ここがお前の分岐点だ。今ならまだ、「決められる」。あと五分もすれば、後ろの兵達も目を覚ます。
そうなりゃ俺は、とっととトンズラさせてもらう」
「マジオ・・・」
「胸に手ぇあてて、自分の心に聞いてみろ。どっちに行けば、幸せがあるのか。
本当はどっちへ行きたいのか。いいかげん、素直になれよツンデレラ」
「私・・・、私は・・・」
「ツンデレラ!これはどういうことだお!?君はこの賊どういう関係だお!(;^ω^)」
「あーうっせぇなぁ。お前もちょっと眠ってろ」
マジオが王子の前でパチンと指を鳴らすと、王子はがくりと眠りに落ちてしまいました。
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:26:41 ID:0UbzdCqF0
正直すまんかった
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:32:04 ID:W5QTEaj50
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:35:37 ID:ZlD2GODu0
「ほら、迎えが来たぜ?」
振り返ると、走ってくるシンの姿が見えました。
何度か転んだのか、ところどころ泥だらけになっています。
「シン・・・」
「あいつは、自分の気持ちをさらけだしたぜ?次はお前の番だ」
「マジオ・・・」
「行け。行って伝えてこい。お前の、本当の気持ちをな」
「・・・っ、うん・・・!ありがとう、マジオ!」
ツンデレラは涙をぬぐうと、馬車を降りて駆け出しました。
「まぁったく、世話のやける・・・」
「う〜ん・・・、いちごましまろだお〜・・・( ^ω^)」
「んじゃ、邪魔者は退散するとしますかね。そぃ!」
マジオが鞭を打つと、馬車は城へ向かって走り出しました。
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:36:36 ID:PfzPn3Gb0
目から溢れ出るこの汁の名前を誰か教えてくれ
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:38:14 ID:gWcxUfcr0
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:42:40 ID:PCORp///O
俺はマジオにフェラーリしたい
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:45:48 ID:sjzKBbYWO
一人一人のキャラが立っていて文章も読みやすく
ありがちな話だかなかなか楽しめる
ただ展開が早すぎるのがダメだな
まぁパートスレするよか断然いいか
まぁ普通に脚本家としてやってける才能はあると思うよ作者は
と評論家の俺がいってみる
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:47:13 ID:ZlD2GODu0
「ツンデレラ!」
「シン!」
やっと追いついたシンは肩で息をしながら、ツンデレラの肩をつかみ、ぐっと抱き寄せました。
「ちょ・・・、シン・・・!」
「ずっと、好きだった。子供のときから、ずっと・・・、君のことが好きだった・・・」
「シ、シン・・・」
「覚えている?僕が6歳の頃、君といっしょに踊った舞踏会・・・」
「あ・・・」
忘れていると思ってた。子供の時の、他愛も無い口約束。
「いつか大人になった時、僕らがまだ好き同士だったら、結婚しようって。約束した・・・」
「・・・覚えてないと思ってた」
「ずっと覚えてたよ。あれからツンデレラはどんどん綺麗になって、たまに会うときにびっくりするくらいドキっとして、
きっとあの時の約束なんて、忘れてるだろうなと思ってた」
「私も・・・、ずっと覚えてたよ・・・」
「けど、自分に自信が持てなくて・・・。ツンデレラには、僕なんかよりずっとふさわしい人が迎えに来てくれるって。
そうやってずっと、諦めたふりをしてた・・・」
「・・・っ、バカ・・・。バカ・・・」
「・・・ごめん、ツンデレラ・・・」
「シンのバカ!馬鹿ばかバカ!私がどれだけ・・・、今までどれだけ・・・!
どれだけどれだけどれだけどれだけ・・・・・・・!!!」
シンはなにも言わず、きゅっとツンデレラを抱きしめた。
「大好きだよ、シン・・・」
「うん・・・。ずっと、一緒に暮らそうよ、ツンデレラ・・・」
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:48:55 ID:Uv+7CEmE0
,. -‐==、、
,. ===、、 o ○o. i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l :::ト、\イヤッッホォォォオオォオウ!
// .::::/ :::::!===l :::|ス. ',
/./ .::::/ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-、
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::l :l '´ `)'`ヽ ヾ;\
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l `'::┬‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、 |l::ヽ /;';';';';::::\
. /|::::::;';';'\/} (ヽ、 _/| (´ _,.ィ!::ヽ. ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:49:38 ID:sjzKBbYWO
ごめんこいつやっぱ才能ねーや
話の過程はいいんだが
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:50:37 ID:av0J7ZjkO
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:51:56 ID:7UO+/N6F0
>>ID:sjzKBbYWO
とりあえずこいつに匿名巨大掲示板を利用する才能がないのは確かだな。
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:53:39 ID:0UbzdCqF0
「これからはパンツかぶり放題だな」
そう耳元でつぶやくシンに、照れたツンデレラの北斗破顔拳がとんだ。
「やだ、シンったら!!」
「ひでぶっ」
ID:sjzKBbYWO←おれ、このIDが一番嫌い。
人を不愉快にさせる才能だけはあるようですね
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:55:39 ID:W5QTEaj50
>>292 そういうのは思ってても言わないほうがいい。
大体楽しめるか楽しめないかは人それぞれ。
評論家かなんか知らんが上からなんか言って人を採点すんなよ。
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:56:52 ID:PfzPn3Gb0
自称評論家を見るのは久しぶり
創文板を見なくなって以来なんで胸がキュンッとした
あの板にいた自称編集長とか自称下読みとかは元気かな……
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 07:57:16 ID:7TNqb2H50
てか・・・ほぼ1日だな・・・オシカレ
あとツンデレラ書いてる人に
もし書きながら投下してるんだったら
皆wktkして待ってるけど、急かしてるわけじゃないからね。慌てず吟味して投下してくれ。
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303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:03:41 ID:W5QTEaj50
世界名作劇場でアニメ化だろ?
評論家なんて所詮自分では書けないでグダグタ言ってるクズだろ?
そんな【自称】評論家の言ってることなんて無視が1番ですね
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306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:11:11 ID:ZlD2GODu0
数日後。
二人は森の小さな教会で、ささやかな結婚式を挙げました。
ツンデレラの足には、ガラスの靴が履かれていました。
ツンデレラの母親も、この靴を履いて結婚式を迎えたのだと、
叔母はツンデレラに伝えました。
ツンデレラはマジオも式に呼びたかったのですが、どうしても行方をつかむことができませんでした。
また、ブーン王子からツンデレラへ祝福の手紙が届きました。
手紙にはところどころ、血痕のようなモノが付着していました。
何があったのかは、深く考えないようにしました。
「おねぇちゃんきれー・・・☆」
「ふふ、ありがとうグリムちゃん」
純白のドレスに身を包み、ツンデレラはたくさんの幸せに包まれていました。
もう二度と、この幸せが逃げていきませんように。
ツンデレラはそっと、神様にお祈りしました。
「ツンデレラ」
タキシードに身を包んだシンがいました。
ツンデレラは、いぢ悪そうな顔でシンに問いかけました。
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:12:11 ID:ZlD2GODu0
「ねぇシン。最初の子供は、男の子と女の子、どっちがいい?」
「へ!?子供!?」
「そ。ねぇ、どっち?」
「う、う〜ん・・・、どっちかっていうと、女の子、かなぁ・・・」
「そう。じゃあ私は男の子ね」
「な、なんの話?」
「名前よ。子供の名前を決める権利。男の子だったら、私はマジオってつけるわ」
「な、なんだよそれ。それにマジオって、なんか、その・・・」
「じゃあシンは?女の子だったら、シンはなんて名づけるの?」
「ん・・・、そう、だな・・・」
シンは、少し考えた後、こう答えました。
「僕の名前と、君の名前を半分ずつで、シンデレラ、っていうのはどうかな?」
「・・・「灰かぶり」? なんだか、幸の薄そうな名前」
「そうかな? きっと、灰の中でも幸せをつかめる、素敵な女の子になると思うよ」
「・・・ふふ、じゃあ決まりね。男の子ならマジオ、女の子ならシンデレラ」
「女の子だよ。もう決まってる」
「あら、どうして?」
「マジオは嫌だから。なにがなんでも女の子を産むの」
「・・・ぷっ、なにそれ、嫉妬?あははは」
「・・・悪いかよ」
「・・・どっちでもいいよ、きっと、どっちが産まれても幸せだもの」
「・・・そうだね」
二人は教会の中で、ひっそりと、永遠の幸せを誓う口付けを交わしました・・・。
〜Fin〜
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:12:37 ID:W5QTEaj50
血痕ワロスwwwwww
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:12:37 ID:3k5MOeNC0
スルーしろよ^^;
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:12:57 ID:zNoiToD40
乙!
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:13:48 ID:4KZeU5wv0
おつかれさまだお(^ω^ )
by王子
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:14:41 ID:W5QTEaj50
おつかれさまです!
誰かまとめサイト作ってくれないかなぁ
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:15:28 ID:Uv+7CEmE0
乙!!
感動した!!
いまさらになって言うのもなんだが
妹のぱんつうp
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:15:29 ID:7UO+/N6F0
お疲れー!
完結キター
作者の方乙であります。
欲を言えば夜の営み篇(ry
残りは何に使おうか?見てない奴の為に保守でもするか。
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:16:27 ID:ZlD2GODu0
なにこれwwwwwwwwww俺様がんばりすぎwwwwwwwwwwwwwwwww
最後まで付き合ってくれたみんな乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
こんな駄作になにマジになってどうすんのwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんか評論家とかいるしwwwwwwwwwwwwwwwありえねwwwwwwwwwwwwwwww
才能無くてあたりまえwwwwwwwwwww勢いだけで書いたwwwwwwwwwwwwwwwww
執筆遅くてごめんwwwwwwwwww半分暇つぶしで書いたようなものwwwwwwwwwwwwww
楽しんでくれた人が一人でもいたなら幸いですwwwwwwwwwwwwwww
最後をVipper的なオチにしてしまいそうな欲求と戦った。
どっちがウケがよかったか判断できないでいる。
けれど、こっちを選んだからには、これはこれでよかったと思っている。
ツンデレラがいつまでも、幸せでありますよーに☆
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:17:20 ID:qpEd4USR0
感動したwwwwwwww乙wwwww
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:17:31 ID:gWcxUfcr0
>>307 いいオチがついたねぇ。GJ!
とても楽しめた、また機会があったらなんか書いてくれ。
そのときはマジオはシリーズ化で頼む。
お疲れさまでした!!!
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:21:24 ID:0UbzdCqF0
うあああああああ、ってことはツンデレラとシンは早死にするってことじゃないかああああ
それで男の名前が「シン」か・・・!!
伏線嫁なかった俺は低脳wwwwwwっううwっうぇwwwwww
作者乙。めっちゃ乙!勢いで書いたとは(あんまり)思えないよ!才能ウラヤマシス
ZlD2GODu0←今一番好きなID
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:22:31 ID:8G9Kt10E0
感動に水差して悪いが
>>279の軍備強化ってこれ明らかに警備強化の間違いじゃね?
>>289>>292 話全体の流れを読まずに途中で評価を決めるのは素人の証
エセ評論家乙w
>>304 それ言うと無視できずグダグタ書いてるお前も同レベルな件について
熱くならずに客観的に見なさい
>>316 まあ乙かれ
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:23:23 ID:Uv+7CEmE0
今なんか気づいたんだが作者はエロ小説みたいなスレたてたことないか?
ないならスマン
激しくGJ
一晩乙彼様
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:27:10 ID:gWcxUfcr0
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:27:39 ID:W5QTEaj50
漏れもう限界。寝ます。
改めてお疲れさんでした!
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:27:50 ID:2kduCFbdO
乙だった。非常に乙だった。
目やにが止まらない
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:29:02 ID:0VaHmR6s0
感動でうんこが止まらない
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 08:54:10 ID:HMPqUcz+0
今思うとこのスレの
>>1はとんでもなくいい加減だったな
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 09:10:39 ID:HMPqUcz+0
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 09:12:06 ID:b7irlPQS0
(^ω`(;;)幸せになるんだお
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 09:12:17 ID:DlieSX+K0
高校のころ図書館の書庫で本読んでたら委員長(♀)がやってきて、「あつい〜」などと
言ってスカートをバタバタしはじめた。生足がエロくてチラチラ見てたら、いきなり唐突に
「ねぇ、パンツ見たい?見せてあげよっか?」などと言い出して、俺がキョドってたら
委員長が自分でスカートまくって持ち上げた。そしたら中にブルマはいてやがった。
で「ひっかかった〜、いまスゴイやらしい目になってたよ」などと笑うので俺はカチンときて
スカート持ち上げてる委員長の手を固定して、ブルマに顔近づけて観察してやった。
そしたら「ちょっとお、止めてよー、怒るよ」とかいってたが、そのうち太ももをモジモジさせて
白い太ももがだんだんピンク色に染まってきて息が荒くなってきて目も潤んできたので
「ば〜か、濡れてんじゃねーよw」といって解放してやったら顔を真っ赤にして
「自分だってチン・・・」と言いかけて黙り込んだので「何をいいかけたの?チンて何」と
問い詰めたら黙り込んだので「これのこと?」といって
(省略されました・・全てを読むには ここ を押してください)
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 09:54:18 ID:19LADT1q0
>>316 今起きて一気読みした。面白かったwwwwwww
マジオマジお気に入りwwwwww続編書いてほしいwwwwwwwww
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 09:56:17 ID:ZcGhpaQ80
ブーンとシンデレラがくっつきます様に
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 09:58:29 ID:rYXqR+vgO
マジオの声は山ちゃんで脳内変換されました
面白かった。GJ!
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 10:07:56 ID:YbSNBQkoO
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 10:10:06 ID:jgQNkesUO
このスレまだあったのか
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 10:11:11 ID:+fKZnREE0
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 10:13:32 ID:4T/nxndM0
↓エピソードの成人向けストーリーまだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 10:27:54 ID:Z/VXAUIPO
マジでよかった。
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 10:33:48 ID:jX8Ta3RN0
「父ちゃん、母ちゃん、今行くからな」
父と母の危機を知ったマジオはデロリアンに乗り込み
過去へ向かうのであった・・・そう、「あの日」に・・・
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 10:50:49 ID:J0+BnKtt0
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 11:21:06 ID:IZCoHNcs0
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348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 11:23:51 ID:l9QVCPC6O
姫になってねぇぇー!
とかいうつっこみはなし?
>>348 まだ女の子生まれてないだろ
第二部を待て
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 11:26:50 ID:L/yg737h0
小説はいつ発売ですか?
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 11:28:48 ID:ZcGhpaQ80
印税!印税!
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 12:01:35 ID:cLRWrmJr0
しかし修行中のわりにはすごい魔法使いですねマジオは
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 12:59:17 ID:dxyINzNk0
2部のために保守しよーぜwww
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 13:38:00 ID:0JZl28AZO
今更ながら作者乙
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 14:01:25 ID:czwNuG7T0
作者…本当お疲れさま。
すごい感動したよ。早く本出してください。
とんでもなくいい加減にスレ立てた本人だが
思いもよらない名作ができてて正直感動している
作者さん乙!はげしくGJ!
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 14:06:11 ID:wHSTJW540
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 14:47:06 ID:4T/nxndM0
シンとツンデレの楽しい家族化計画マダー!?
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 15:10:38 ID:IBCfuUMC0
保守
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 15:44:27 ID:cVNwowQY0
新潮社の者です、作者さんと連絡を取りたいのですが。
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 15:44:48 ID:QPQD0cQqO
作者さん乙でしたお( ^ω^)めちゃ楽しかったです
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 16:31:30 ID:RECgvZ6TO
ブーン+ツンデレラ=ブンデレーラ
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 16:31:37 ID:QxUkeKJ+0
彡ミミミミ))彡彡)))彡)
彡彡゙゙゙゙゙"゙゙""""""ヾ彡彡)
ミ彡゙ .._ _ ミミミ彡
((ミ彡 '´ ̄ヽ '´/ ̄ ` ,|ミミ))
ミ彡 ' ̄ ̄' 〈 ̄ ̄ .|ミミ彡
ミ彡| ) ) | | `( ( |ミ彡 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
((ミ彡| ( ( -し`) ) )|ミミミ / 眠気に耐えてよく頑張った!
ゞ| ) ) 、,! 」( ( |ソ < 感動した!
ヽ( ( ̄ ̄ ̄' ) )/ \
,.|\、) ' ( /|、 \_______________
 ̄ ̄| `\.`──'´/ | ̄ ̄`
\ ~\,,/~ /
364 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:01:32 ID:YbSNBQkoO
ほ
365 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:03:44 ID:tsCuKTUu0
、
366 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:04:54 ID:ETpCBaMiO
し
ホアアーッ!に持って行こうとしたのに…
368 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:27:44 ID:cacEN4ZpO
ちょWWW読み終わったと同時に汁がWWW保守してくれてアリガd
作者よ…感動した!夢をありがとう!
369 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:43:42 ID:Y4OZ3fCG0
370 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:44:57 ID:Y4OZ3fCG0
371 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:54:47 ID:taorc/Rb0
372 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:56:08 ID:tjRRWP4Q0
GJwwww
373 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:02:06 ID:l9QVCPC6O
つうことは……シンデレラはブーンの子供とケコーンってわけか?w
⊂二( ^ω^)⊃ ブーン
ヒント:ブーンは何者かによって殺られる
ブーンの弟(性格、容姿良し)が跡継ぎになる
375 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:26:47 ID:l9QVCPC6O
376 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:40:08 ID:vFWIPgrEO
感動した!作者乙です…不覚にもウルッてきたよ…
377 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:46:43 ID:X46G+b35O
─────ここまで読み飛ばした─────
378 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:48:17 ID:W5QTEaj50
まだあったwww
作者は寝てると予想
379 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 19:21:23 ID:ETpCBaMiO
作者さん、「ツンデレとグレーテル」を頼む
380 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 19:30:15 ID:yI0CinYk0
昨日途中で寝てしまったが・・・今全部読んだとも
目頭が熱くなったwwwwwwwwwww
作者さんマジGJwwwwwwwwwww
381 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 19:30:32 ID:adchx1tHO
本当にこんなにいい話にめぐり会わせてくれて神様ありがとう。
マジオのようにかっこいい大人になるよ!みんなはマジオを誰に脳内変換してる?
俺はなんかレイブのジークになってるよ
382 :
380:2005/09/10(土) 19:33:04 ID:yI0CinYk0
そして俺様のIDにCin・・・シンか!( ゚д゚)
ツンデレと出逢える予感wwwwwwwwwwwwwwww
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 19:55:29 ID:gWcxUfcr0
>>382 こ、こいつのレスは、既に死んでれらっ(;゜Д゜;)!
384 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 20:03:44 ID:IZCoHNcs0
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385 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 20:28:31 ID:ETpCBaMiO
ほ
386 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 20:43:20 ID:6AI3iZiJ0
し
い
388 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 20:49:28 ID:N30p+qQb0
の
389 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 20:51:14 ID:6AI3iZiJ0
つづきが
390 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:09:59 ID:PUnIGsfc0
み
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 21:10:55 ID:P8kNaTVL0
た
に
393 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:12:58 ID:PUnIGsfc0
こ
394 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:14:02 ID:N30p+qQb0
ぷ
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 21:15:58 ID:P8kNaTVL0
ぷ
396 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:16:35 ID:BJhjXMK50
ツンデレラ〜愛という名の憎悪〜(作者・佐伯)
むかしむかし、とある国のとある貴族の召使にとても綺麗な娘が居ました。
その娘の名はツンデレラという名前でした。
ツンデレラは幼い頃に両親を殺され、
ワロス候伯爵の屋敷に召使見習いとして引き取られました。
引き取られた当時は、事件のショックから無口で無愛想なツンデレラも、
年を重ねるごとに品の良い美人な娘になってきました。
そして、16歳となり、正式な召使となって屋敷で働く事になったのです。
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/09/10(土) 21:18:31 ID:P8kNaTVL0
キタヨキタヨー
新作キター
399 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:22:30 ID:0UbzdCqF0
保守あげ
400 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:22:32 ID:ses54xcbO
暇つぶしに携帯でVIP見てたら
これを見つけた俺は勝ち組
401 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:25:46 ID:ETpCBaMiO
キタコレ
402 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:26:56 ID:W5QTEaj50
支援
403 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:40:02 ID:BJhjXMK50
今日はツンデレラの召使としての初日。
庭を箒で掃いていると、ワロス候伯爵の一人息子であるツバメがやってきました。
「おはようツンデレラ、召使の仕事はどう?」
「あらおはよう。もう太陽は頭の上よ?」
「う・・・、昨日は読み物をしてて寝るのが遅かったんだよ・・・。」
「次期当主の貴方がこんな調子じゃいつまで召使としてこの屋敷に居れるか不安だわ。」
「え・・・!?ということは僕が当主になってもこの屋敷に居てくれるのかい?」
「なっ!!そ、そんなの当たり前でしょう!私を拾ってくれた義父様に恩を返したいだけよ!」
「そうなんだ・・・。でも親父の事はあまり気にするなよ。親父だってお前をこき使うために引き取った訳じゃないんだからさ。」
「そんなの判ってるわ!!仕事の邪魔だからあっち行ってよ!」
「ご、ごめん!また後でね。」
「・・・・・・・・、ま、待ちなさいよ。」
「え?」
「その・・・、貴方の分のご飯。テーブルの上に用意してあるから!それじゃ!」
ツンデレラは走り去っていき、残されたツバメは嬉しそうに食堂へと歩いてきました。
ツンデレラはツバメの事が好きでした。
ツンデレラが引き取られたその日の夜、ツンデレラが一人ベットで泣いているとツバメが部屋にやってきて、
「ボク、ツバメっていうんだ。君は?」
「・・・ぐすっ、ツ、ツンデレラ」
「パパとママが居なくて寂しい?」
ツンデレラは黙って頷きました。
「それじゃあ、寂しくなくなるまで一緒に寝てあげるよ!」
「・・・、ありが・・・とう。」
その夜、ツンデレラは両親が亡くなってから初めてぐっすり眠れました。
それからというもの、年の近いツンデレラとツバメは二人で居ることが多く、
いつしかツンデレラはツバメに淡い恋心を抱いていました。
これは別のツンデレラか
405 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:59:09 ID:BJhjXMK50
召使いの仕事に慣れてきたツンデレラに、食料の買い出しと言う仕事が回ってきました。
買い出しと言っても大量の食料が必要なため(ワロス候伯爵の屋敷には多くの召使いが働いていて多くの食料が必要なのです)
、
注文をするだけで後は店に屋敷まで届けて貰うというものでした。
「それでは、買い出しに行ってまいります。」
ツンデレラが屋敷を出ようとしたとき、ツバメに呼び止められました。
「ツンデレラ〜、僕も本屋さんに行きたいから一緒に行っていい?」
「私はお仕事で町に行くのだけれど。」
「邪魔はしないからさ、町まで一緒に行こうよ」
「まあ・・・、邪魔しないなら別に構わないわ。」
ツンデレラとツバメはおしゃべりをしながら町へと向かいました。
そんな二人の並んで歩く姿を、
部屋の窓から恨めしそうに見つめている視線にも気がつかずに・・・。
406 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:06:17 ID:0UbzdCqF0
ライバルキター
407 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:22:06 ID:ETpCBaMiO
内藤の気配
408 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:53:41 ID:kN5iwmgL0
ほしゅ
409 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:01:08 ID:xSi7t22r0
前のよりツンの表現がうまいな
410 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:06:11 ID:e0ACx0Ut0
wkwk
411 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:06:22 ID:ZlD2GODu0
ほしゅ
>>396 ガンガレ
>>409 というより、書いてて「こいつ全然ツンデレじゃねーよなぁ・・・」って思ってたのは秘密だ
412 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:11:02 ID:xSi7t22r0
413 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:17:09 ID:19LADT1q0
今回のツンデレラは昼ドラみたいになるのか?
とりあえず期待保守
414 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:44:02 ID:/3tvvNP80
保守
415 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:29:32 ID:XHRrakau0
ほしゅ
416 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:30:45 ID:9IHEgWJi0
ほしゅ
417 :
佐伯:2005/09/11(日) 00:33:24 ID:8+uhUddu0
どうも、ID:BJhjXMK50ことツンデレラ〜愛という名の憎悪〜の作者です。
今まで勉強をしてて、再開しようと思いましたが、
不評がでたっぽいのでやめておきますねorz
自意識過剰になって書き込んでしまって、正直スマンかったorz
418 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:34:28 ID:QxxEM+lE0
まあ待て。保守の数を見ろ
おまいのを楽しみにしてるんだぞ
420 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:35:57 ID:9IHEgWJi0
IDが変わったこのタイミングだと釣りにしか思えない件について
421 :
佐伯:2005/09/11(日) 00:36:18 ID:8+uhUddu0
>>418さん、ありがとうございます。
マジデ投稿続けてもいいんですか?
422 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 00:38:03 ID:8+uhUddu0
では、再開しますのでお待ちください。
トリップこれであってるかな?IDとかよく知らなかったので(汗)
423 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:41:13 ID:9IHEgWJi0
期待age
424 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:50:58 ID:CrjVIL9l0
き
hosyu
428 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 01:13:46 ID:8+uhUddu0
二人は町に着き、ツンデレラとツバメは市場へと向かった。
「ちょっと、何でついてくるのよ。」
「本屋は買いたいの決まってるからすぐ済むし、シンデレラ一人だと心配だし。」
「なんですって?私一人じゃ買い物を任せられないって言うの?」
「そ、そうじゃなくて!女の子一人じゃ心配だから。」
「そ、そう・・・。」
「だめ、かな?」
「ふん、好きにしなさい。」
そうして、二人は市場にある行きつけの店に行き、注文をすませた。
「お腹すいたし、何か食べていこうよ。」
「そうね。・・・!あそこの露店にしましょう!」
「う、うん?それじゃあそこで買って公園で食べようか。」
ツンデレラの引かれて向かった店は、香ばしく焼けたベーグルの香りが漂うベーグルサンドの露店だった。
二人はそこで昼食を買い、公園の噴水の見える芝生に腰を下ろした。
「うん、このベーグルサンド美味しいね!」
「モグモグ・・・・。」
「ツンデレラ見てみて!噴水綺麗だね〜。」
「モグモグ・・・・。」
「ツンデレラ・・・・(汗)」
「モグモグゴックン。・・・ん?どうしたのツバメ?」
「ツンデレラって、ベーグルサンド好きだよね。」
「そ、そうだけど・・・。いけないかしら?」
「ううん、それじゃあまた二人で食べに来ようよ。屋敷じゃあまり作ってくれないしさ。」
「えっ!?ふ、二人で!?」
「あ、ダメ、かな?」
「ふ、ふん!どうしてっていうならまた今度付き合ってあげるわ。」
「じゃあ、約束。」
「う、うん。・・・約束。」
初夏の心地よい風に吹かれながら、二人は子供のように指切りをした。
ほ
430 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 01:32:10 ID:8+uhUddu0
日も暮れ始め、二人は帰路についていた。
「今日は楽しかったね。」
「そうね・・・。それより、ツバメは本屋に行かなくてよかったの?」
「ほん・・・あー!本屋に行くの忘れちゃった(泣)」
「まったく・・・。今日はもう遅いからまた今度行きましょう。」
「ツンデレラと久しぶりに二人で楽しかったからすっかり忘れてたよ、あはは。」
「なっ・・・!」
「あれ?ツンデレラ顔が赤いけど大丈夫?」
「〜〜〜!夕日のせいよ!ばか!」
日が沈む頃、ようやく屋敷へと戻った二人。
「お帰りなさい、お兄様。」
「ああ、ただいまスズメ。夕食待っててくれたのかい?」
「もちろんですわ!お兄様と食べられない食事なんて美味しくないですもの!」
「あはは、そんなもんなのか。それじゃあ3人で食べようか。」
「ただいま、スズメちゃん。」
「(ギロッ!)ささ、早く食堂に行きましょう!」
「わ、待てって。そんなに引っ張るなよ〜。」
「・・・、スズメちゃん。」
ツバメを兄と慕うスズメ。しかし、スズメはワロス候と現妻の子であり、ツバメとは義理の兄妹である。
彼女はツンデレラのことが嫌いだった。
「召使いのくせにお兄様と親しくするなんてゆるせないわ・・・。」
幼い心に宿した嫉妬の心は彼女の中に広がっていった。
431 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 01:49:38 ID:8+uhUddu0
ツンデレラとツバメが町で楽しんでいる間、ワロス候伯爵もまた町に来ていた。
彼は王に呼ばれ、城へと謁見しに行く途中であった。
「(しかし、こんな時期に王はいったいなんの用なんだろうか・・・。)」
王に不信を抱きつつ、ワロス候は王の間に通された。
「ワロス候、王様の命を受けただいま参りました。」
「おお、やっと来たかワロス候。待ちくたびれたぞ。」
「して、今回はどういったご用件でしょうか。」
「そのことなんじゃが、王子もそろそろ年頃でのう。嫁を見つけようと思うのじゃ。なんでもお前の屋敷にはお前の娘ともう一人、美しい召使いが居るという話ではないか。」
「まさか・・・。」
「うむ、今度城で行う舞踏会にその二人を連れて参れ。王子の気に入った方を嫁として迎える。」
「し、しかしそんな急に!二人はまだ年端もいかない子達です!」
「・・・ワロス候。お主、儂に逆らうのか?」
「い、いえ、滅相もございません・・・。」
「それでは決まりじゃ!次の舞踏会には必ず連れてくるのじゃぞ!」
「・・・仰せのままに。」
ツンデレラ達の知らないところで、彼女たちの運命は回り始めていた。
王子と妹が結託してツンデレラ攻撃、
ドロドロの昼ドラ展開開始。
433 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:19:19 ID:0OcfKDsQ0
保守・・いつ寝てもおかしくない状態
434 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:19:33 ID:YKfNyYcUO
wktk
435 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 02:25:40 ID:8+uhUddu0
ある日、ツンデレラとスズメはワロス候に呼ばれた。
「お父様、改まってどうしたの?」
「うむ・・・、スズメ、そしてツンデレラよ。城からの招待でお前達を一ヶ月後に開かれる舞踏会に連れて行くことになった。」
「きゃー、わたくし初めてですわ〜。すごいじゃないですかお父様!」
「え・・・?私もですか?」
「そして、そこでお前達には王子に会ってもらう。そして、どちらか気にいられた方が王子の嫁として城に嫁いで貰う・・・。」
「そ、そんなのひどいですわ!なんでわたくしがそのようなことをしなくてはいけないの!?」
「お義父様、もし気にいられて求婚された場合、断ることは・・・。」
「・・・すまん。」
「そ、そんな!そんなのって!」
「すまんスズメ、王からの命令であって私にはどうすることもできないんだ・・・。」
話を聞き、重い足取りで二人は部屋へと戻った。
スズメの部屋の前で二人は立ち止まり、スズメは涙を裾で拭きツンデレラを睨みつけた。
「あんたが・・・。あんただけが行けばいいのに!あんたが選ばれればいいのに!あんたなんてこの家の子じゃないし、あんたが居なくなっても誰も困らないもの!お兄様もね!」
そう言い放ち、スズメは部屋へと戻っていった。
スズメの容赦ない言葉は、ツンデレラの心に重くのしかかった・・・。
436 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:31:36 ID:0OcfKDsQ0
王子様になりたい
今から寝ないといけないのに、
佐伯は俺の事を寝かさない気か!
最大の褒め言葉ととって下さい。
438 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 02:32:39 ID:8+uhUddu0
その日、一日中ツンデレラは悩んでいた。
「(スズメちゃんの言う通りよね・・・。私はこの家に拾われた身。別に居なくても誰も困らない。ツバメだって・・・。)」
自分の存在意義に悩み、ツンデレラは苦しんでいた。
そんなツンデレラをツバメは心配していた。
そして夜、ツンデレラが部屋にいるとツバメがやってきた。
「ツンデレラ、ちょっといいかい?」
「なによ・・・。」
「あのさ、なんか元気ないよね?どうしたの?」
「べ、別に元気よ!貴方には関係ないでしょ!」
「でもさ、父さんに呼ばれてからのツンデレラおかしいよ。何を言われたの?」
「何もないの!出てって!」
ツンデレラが扉を閉めようとしたとき、ツバメの足がそれを遮った。
部屋に入ったツバメはツンデレラに迫り寄り、ツンデレラの両手を掴んだ。
「何もないなんて嘘だよ!ねえ、ツンデレラ。何があったのか教えてくれないか?」
「ツバメには関係ないじゃ・・・んんっ!?」
ツバメの唇がツンデレラの言葉を遮った。
439 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:35:14 ID:0OcfKDsQ0
王子様になりたい
440 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:35:30 ID:YKfNyYcUO
キタ━━━(・∀・)━━━━━
書いてる途中悪いが鬱エンドだけは勘弁な
だって悲しいじゃない・・・
442 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 02:42:42 ID:8+uhUddu0
「ん・・・、はあ・・・。い、いきなり何するのよ!」
「ツンデレラ、僕は君が好きなんだ。ずっと、ずっと昔から君だけを想っていた!」
「え・・・。」
「僕は君のためだったら何でする。君の力になりたいんだ!だから、本当のことを僕に話してくれないか?」
「・・・うう。」
ツンデレラの澄んだ瞳から涙が流れた。ワロス候に呼ばれたときでも流さなかった涙が。
「ツバメ、信じるから・・・。」
「うん。」
「言う前に、これだけは言わせて・・・。」
「うん?」
「私も・・・、その・・・、ツバメのこと。す、好きだから!」
今度はツンデレラがツバメの唇にキスをした。触れる程度の儚い口づけ。
「実はね・・・」
話が終わり、話し中俯いていたツンデレラが顔を上げると、ツバメと眼が合った。
彼は普段は見せない、固い決意をしたような眼差しでこういった。
「二人で、逃げよう。」
443 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 02:49:13 ID:8+uhUddu0
どうも、佐伯です。
これで前半が終了です。
今日はこれにておしまいです。
明日の午後あたりから後半をお送りできると思います。
ついに結ばれたツバメとツンデレラの恋はどこへ向かうのか。
そして、その先に待つ結末とは!?
ラストは内緒ですが、今のところはご安心ください。
本当は書き続けたいのですが、もう意識がもうろうとしてきて、
このままの状態では良いものは書けないと思い、お休みさせていただきます。
それでは、おやすみなさい・・・ガクリ
PS.これをリアルタイムで呼んでくれている方々、そして保守をしてくれている方々、
言葉には言い表せないほどの感謝です。
444 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:49:30 ID:0OcfKDsQ0
マジオ:逃亡の準備はできてる早く乗りな!
445 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:56:08 ID:YKfNyYcUO
よーし父さん明日の午後まで保守しちゃうぞー☆
446 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:57:23 ID:UxoRAs5a0
じゃあ兄さんは明日の午後まで寝ちゃうぞー☆
447 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:59:16 ID:gfVXRi/p0
お休みだお
448 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:59:48 ID:0OcfKDsQ0
別に保守してんじゃないんだからね・・
私が書き込みたかったからついでよつ・い・で
449 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:00:46 ID:0OcfKDsQ0
というかマジで頼んだ漏れはネル
450 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:04:13 ID:XHRrakau0
か、勝手に寝ればっ!? …どうしてもって言うなら私が添い寝してあげるけど
451 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:07:24 ID:YKfNyYcUO
おぉい父さんだけかい!?父さんだってな、寝ちゃうかもしれんぞ?
母さん、そんな事いわずに
たけし!おい何処行くんだ!すいません反抗期で
んじゃま、ほす
452 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:11:10 ID:CX3+excz0
一巡した後のツンデレラか
453 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:28:01 ID:0OcfKDsQ0
☆ゅ
454 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:33:28 ID:Zne2ucph0
ここはツンデレラ2ああると聞いてやってきましたほす
455 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:33:50 ID:YKfNyYcUO
父さん地球防衛軍2はじめるぞー☆
一回死ぬたびにレスしてやるぞー☆
おい、なつみ、なつみもやるかい?
なに、「ゲームがやりたいだけだからね、勘違いしないで」だと?
それはいいが、ゲームするなら服を着なさい!そんな格好で年ごろの娘が全く
てわけで保守☆
456 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:50:37 ID:re+5jb0t0
._,,,、 r‐'l .r、、 ./゙ヽ,、 l''''''''''''''"゙゙'| |''''l l''''''''''''''"゙゙'|
.} .゙l.| ゙l / l゙ ヽ `,! |_,,,,,,,,----" .| | |_,,,,,,,,----"
│ ゙l | |/ l゙ `'-,,l゙ ,、 ,---------、 | l ,---------、
: ゙l,,ノ '"│ / ` ,/゙l、 .| .、,,,,,,,,,,,} ! | .| .、,,,,,,,, |
´ .l゙ l゙ ,/ / 冖''"フ │ .| ,| .,,イ 冖''" フ │
,l゙ l゙ ,/ .,/ l lr‐、r‐、 | .| _,/゛ | フ │
,l゙ / / ,/ l l ヽ-゙ヽ-゙ | ` _,/` l l
\,l゙ ゙i、,/ l_l .l,__,,./゛ l_l
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
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| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
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 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
457 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 04:03:27 ID:GOn3i9bm0
今度もまた姫にならなそうなツンデレラだな
458 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 04:09:00 ID:YKfNyYcUO
ははは☆
大丈夫さなつみ、父さんリストラされてるからな☆
毎朝スーツで出ていくのはハローワークさ☆
レスがつかない事なんて気にしてないさ、はははー☆
しかしなつみ、胸大きくなったな
459 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 04:45:55 ID:YKfNyYcUO
じゃあ皆がよく眠れるように父さんの昔話をしよう
父さんな、昔は映画監督になりたかったんだ
それでその道の学校に入ったのさ
そこで彼女ができたんだ。はっきり言って可愛かったさ、母さんよりなw
生まれて初めて付き合った子だった、そりゃあ大切にしたさ
460 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 04:55:49 ID:YKfNyYcUO
僕達は幸せだった。お互いの家を行き来して、代わりばんこに家事をした
この幸せは永遠に続くんだと彼女の寝顔を見つめながら本気で思った
でもそれは叶わぬ夢だったんだ
461 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:04:11 ID:9IHEgWJi0
とうさんの昔話wktk
462 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:06:36 ID:7IIdLzS4O
干す
463 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:20:44 ID:YKfNyYcUO
僕らはよく朝まで議論をした、映画や小説、将来について
いつも僕が負けていたけどね
その時も将来について語り合っていた。
彼女が言った「もし今、子供が出来たらどうする?」
僕はドキッとして、慎重に言葉を選びながら答えた「もちろん産むよ、僕らなら大丈夫さ」
彼女は首を振って言った「嘘」
僕は何も答えなかった
後日、僕は彼女が産婦人科に通っていることを知る
464 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:23:37 ID:GOn3i9bm0
ちょwwwおまwwwwww
その彼女が今の母さんじゃないとかwwwwwwwwwwww
ヴェルタースオリジナル
465 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:33:01 ID:YKfNyYcUO
産めば夢は諦めざるを得なくなる
夢を追い続けるには堕ろすしかない
しかし夢など叶わないかもしれない、僕の夢なんかに人一人殺す権利は無い
僕は迷った
466 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:55:41 ID:YKfNyYcUO
僕は悩んだ末に産もうと決めた、学校も辞める覚悟を決め、職を探した
彼女は言った「本当は少し産みたい、でもできない。私はあなたの荷物になりたくないの」
僕は結局彼女の言葉に甘えてしまった
手術の日、僕は産婦人科の待合室で声を押し殺して泣いた
その後しばらく付き合ってはいたが前のような関係には戻れず、別れた
僕は只の営業マンになったが
彼女は現在脚本家として少し活躍している
467 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 05:58:57 ID:YKfNyYcUO
本当に只の昔話になってしまった、少し飲み過ぎたかな
なつみ、避妊はしたつもりでも出来ないときがある。気を付けなさい☆
父さんはもう眠い、くだらん話しに付き合ってくれた人ありがとう
まぁなんだ、ツンデレ全く関係無いが許してくれ
あとはたノン太
468 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:04:21 ID:9IHEgWJi0
お父さんテラカナシス
469 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 06:08:06 ID:8+uhUddu0
次の日、ツバメは逃げることをスズメに明かした。
「僕はツンデレラと逃げることにした。スズメはどうする?」
「そ、そんな・・・。」
「スズメも僕らと一緒に逃げるかい?」
「・・・。」
「・・・・・・うん。私もお供しますわ、お兄様。」
「そうか、それじゃあ旅に出る準備をしといてくれ。」
「ええ。」
スズメも逃避に加わる事になり、三人は各々の想いを胸に秘め、着々と準備をしていった。
三人の計画はこうだった。
国境に一番近い町まで馬車で行き、その町で食料などを調達する。
そして国境であるヴィップマウンテンという険しい山を越えて、隣国のニート共和国に逃げるという手順だった。
そして、準備は進み・・・。
舞踏会も一週間後に控えたある日の夜、ツバメはワロス候の部屋に向かった。
470 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:18:11 ID:bQj3pISp0
後半キタ━━━(・∀・)━━━━━!!!
471 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:38:21 ID:9IHEgWJi0
ニート共和国wwwwwwwwwwwwwwwww
472 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:39:54 ID:YKfNyYcUO
父さん佐伯さんを待たせちゃったかな?すまない
バーボンを飲みながら、響鬼までは起きてることにするよ
473 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:44:04 ID:9IHEgWJi0
お酒はほどほどにね、父さん。
僕も響鬼までおきてるよ父さん。
474 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:55:47 ID:GOn3i9bm0
じゃあ俺はバーローまで起きてるwwwwwwwwww
475 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 07:31:46 ID:UxoRAs5a0
寝たとか言って起きてたのはこのスレが気になってたからじゃないからね!
476 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 08:30:50 ID:9IHEgWJi0
響鬼が終わっても起きてるのはこのスレのためじゃないんだから!
か、勘違いしないでよね!
477 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 08:37:40 ID:YKfNyYcUO
プリキュアのOP実況はいつみても笑えるwww
さて寝るか
478 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:11:15 ID:YKfNyYcUO
ほっ
ちゃん
480 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 09:30:46 ID:8+uhUddu0
「父さん、入るよ。」
「うん?どうしたツバメ、こんな時間に。」
ツバメの真剣な表情を察し、ワロス候は飲みかけのワイングラスをテーブルに置いた。
「実は、明日の早朝にツンデレラとスズメを連れてこの屋敷を出るよ。王国から逃げる。」
「・・・そうか。」
「それで、今日はお別れを言いに来たんだ。きっともう会えないだろうから・・・。」
「そうだな、王国を敵に回せばお前たちはもちろん、私もただでは済まないだろうな。」
「・・・ごめん、父さん。でも、僕はもう決めたんだ!彼女たちを守ると、彼女たちを幸せにすると!」
「・・・・・フッ、フハハハハ!よく言った!それでこそ我が息子だ!お前の決意、しかと受け取ったぞ。」
「父さん・・・。」
「行ってこい、ツバメ。お前が出来る事、したい事、しなきゃいけない事をしっかりとやり通すんだぞ。」
「うん!」
「ああ、我が誇りである息子よ。お前の行く道に加護があることを願う。」
「ありがとう、そして、さようなら・・・父さん。父さんも気をつけて。」
部屋を出て行くツバメの背中を見送り、ワロス候はワインを飲み干した。
「愛する妻を二人も亡くし、息子も立派に成長した今、もう思い残す事はない・・・。」
次の日の早朝、ワロス候は3人が屋敷を出るのを見送った。
父さんカッコヨスw
482 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:44:15 ID:9IHEgWJi0
ワロス候死亡フラグの悪寒
483 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:46:51 ID:mRkLsybU0
絵師が居たら絵本に出来そうだなw
484 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 09:53:06 ID:8+uhUddu0
3人は屋敷を出た数日後、舞踏会の為に城からの使いの兵たちがワロス候の屋敷にやってきた。
しかし、ワロス候からは人の気配がなく、使いの兵たちは屋敷に踏み入ってきた。
兵士が屋敷の扉を開けると、そこには一人の男が立っていた。
「我はワロス候、気高き貴族。王国に娘たちは渡さん!」
「なっ!乱心したかワロス候!王国を敵に回せば」
「構わん!」
ワロス候は剣を抜き、構えた。
「そうか、それならお前を拘束する!全兵、ワロス候を捕らえよ!」
「ゆるせ、ツバメ・・・。」
ワロス候は自分の喉に剣を付き立て、そして貫いた。
鮮血を吹きながら崩れ落ちるワロス候。それを見て兵士たちはうろたえるしかなかった。
「(我が愛するスレリア、レスデモーナ。少し早いが私もお前たちのところに行くよ・・・。)」
そして、ワロス候の死と二人の娘の逃走は王国に伝えられた。
「ふむ、直ちに娘二人を探し出せ!それとワロス候屋敷に向かった兵は全て殺しておけ。」
「は?」
「能無しの兵に用はない。責任を取らせろ。儂は無能は嫌いじゃ。」
「し、しかし・・・。」
「儂の命令が聞けないのか?大臣。」
「は。仰せのままに・・・。」
大臣は重い足取りで王の間を出て行った。
「父様〜、僕の嫁はまだ来ないのかお?(^ω^;)待ちくたびれたお〜。」
「まあ待てブーン王子。すぐに連れてくるさ。」
「まったく、早くして欲しいお。一人は僕の奴隷にするお。楽しみだお〜(^ω^ )」
こうして、王国からは直ちに追っ手が放たれた。
内藤悪役wwwwww
486 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:55:24 ID:9IHEgWJi0
ブーン王子キタコレ
487 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:03:51 ID:UoWbiXBPO
ガンバレ
488 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:06:50 ID:9IHEgWJi0
>>483 誰かFLASH絵本とか作ってくれねーかなw
489 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:26:55 ID:8+uhUddu0
王国から追っ手が放たれた日、三人は既に国境付近の町、エルメスに到着していた。
「それじゃあ、この町に2日ほど滞在して登山のための用意をしよう。とりあえず、用意は明日からにして今日は宿に泊まろう。」
三人は宿に行き、夕食を済ませ部屋に戻った。
しばらくして、ツンデレラの部屋にツバメがやって来た。
「ツンデレラ、ちょっと外に行かないか?」
「え?でももう暗いわよ?」
「なんでもこの町には綺麗な星空を眺めることができる高台があるんだって。行ってみようよ。」
「そうなの、それじゃあ行こうかしら。」
二人は宿を抜け出し、高台へとやって来た。
その高台から見える夜空は、漆黒の夜空を数多の星が埋め尽くしていた。
いまにも降り注ぎそうな星に、二人は息をのんだ。
「ツンデレラ、あのさ。」
「なあに?」
「向こうの国に着いたら結婚しようか。小さな教会でさ。立ち会ってくれるのはスズメしか居ないけど。」
「え・・・?」
「結婚しよう、ツンデレラ。」
「ば、ばかぁ・・・。うう・・・。」
ツンデレラは嬉しさのあまり涙を流した。
ツバメはそんなツンデレラを抱き寄せ、口づけを交わした。
490 :
佐伯(↑のトリップし忘れた) ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 10:28:01 ID:8+uhUddu0
宿に帰ると、そこには鬼の形相でスズメが待っていた。
「二人ともどこに行ってたの・・・?」
「ス、スズメちゃん・・・。」
「ああ、ごめん。ちょっと夜風に当たってきたんだ。」
「お兄様・・・。」
再び各々の部屋に別れた三人。
ツバメが寝ようとしたとき、部屋にスズメがやってきた。
「お兄様、あの・・・、その・・・、眠れないので、一緒に寝てください・・・。」
「うん?いいよ、こっちにおいで。」
ベットの中で背中合わせに横になるツバメとスズメ。
「久しぶりですわね、こうやって二人で寝るのは・・・。」
「そうだね、あの頃はスズメは寂しがり屋だったからね、あはは。」
「ひ、ヒドイですわお兄様!・・・・今も寂しがり屋ですけど。」
「え?何か言った?」
「いえ、何でもないですわ、おやすみなさいお兄様!」
「ああ、おやすみ。」
「(やっぱりお兄様は私に優しくしてくれる。きっとツンデレラの騙されているだけなんだわ・・・)」
翌朝、ツバメよりも早く目覚めたスズメ。
「お兄様の寝顔、可愛いですわ。うふふ、お兄様、起きてください。」
「ぅう〜ん、ツンデレラ〜、"愛してるよ"。」
「・・・っ!!!」
「ふあ〜、よく寝たなぁ。あれ、スズメはもう起きてたんだ。」
「お、おはようございますわ、お兄様・・・。」
幼き少女の心は今、嫉妬の業火に焼き尽くされようとしていた。
491 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:29:45 ID:1l/ZNLvJ0
ツバメ天然系なのにちゅーしすぎw
492 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:32:41 ID:GOn3i9bm0
そうだな、キスは最後までとっとかないとw
493 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:35:50 ID:1l/ZNLvJ0
序盤でこれということは最後はもっとすごいことするおw
494 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:37:48 ID:zT4aSBzJ0
なんか元々はシンデレラのパロだったのに最早全然関係ないなw
こういう話は好かん
495 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:38:37 ID:UxoRAs5a0
ヒント:最後はセクロス
496 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:41:29 ID:9IHEgWJi0
ツバメ「貴様の両親を殺したのは私だ」
ツンデレラ「!!!」
497 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 10:43:47 ID:8+uhUddu0
三人は分担して買い物をすることにした。
スズメが町を歩いていると、とある張り紙に目を奪われた。
(お尋ね者:ワロス候の娘である、スズメとツンデレラを見つけ次第王国治安隊に申し出ること。)
「(そうだわ・・・。)」
スズメはその足で町の王国治安隊駐在所に向かった。
そして、その日の夜。
「お兄様、今夜は私と星を見に行ってくださるかしら?」
「うん、良いけど明日出発だからあまり遅くなれないよ。」
「判ってますわ!早速行きましょう。」
「ああ。それじゃあツンデレラ、ちょっと行ってくるよ。」
「ええ、気をつけて行ってらっしゃい。」
宿を出ようとしたスズメは、見送るツンデレラの方を少し振り返り、
「ニヤッ」っと笑みを漏らした。
しかし、その笑みに気がつかず、ツンデレラは部屋に戻っていった。
暫くして、何人かの男達が宿の外にやってきた。
(おい、この宿で良いのか?)
(ああ、情報が正しければこの宿に違いねぇ。)
(それじゃあさっさと捕まえるか。王に差し出せば俺たちは勲章ものだぜ。)
(おう、ではいくぞ!)
バタン!宿の扉を勢いよく開け、男達が中に入ってきた。
「おい、宿主!ここに泊まっている客の中に探している女がいる。探させて貰うぞ!」
「そ、そんな勝手に・・・。困りますよお客さん!王国治安隊を呼びますよ!」
「フフフ、アーッハッハッハ!俺たちがその王国治安隊だ!」
この声を聞きつけ、ツンデレラの血の気は引いた。
「そんな・・・。どうしてここが。」
(さあて、どの部屋かなぁ。)
下品な男達の声が近づいてくる。ツンデレラは恐怖のあまりその場から動けなかった。
(ここの部屋かなぁ〜?)
ツンデレラの部屋のドアが静かに回された。
498 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:54:23 ID:p8l3EMtX0
wktk
どうなるんだ!!
500 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:59:17 ID:9IHEgWJi0
治安隊のくせに頭の悪いゴロツキにしか見えないw
501 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 11:01:22 ID:UxoRAs5a0
だがそれがいい
502 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :2005/09/11(日) 11:02:18 ID:8+uhUddu0
宿に戻ったツバメは言葉を失った。
荒らされたツンデレラの部屋。居なくなったツンデレラ。
「宿主さん!あの部屋に泊まっていた女の子はどこに行ったの!?」
「ああ、あの子なら治安隊に連れて行かれたよ・・・。あんた達も捕まりたくなかったらさっさとこの町から出ることだね。」
「そ、そんな・・・。そんな事って!」
「お兄様・・・。お兄様、二人で逃げましょう。ここにいたら私も捕まってしまいますわ!」
「う、うん・・・。」
早速宿を出たツバメとスズメ。ツバメの顔は青ざめる中、なぜかスズメは無表情だった。
503 :
佐伯 ◆ErNIx2OObg :
「しかし、何であの宿がばれたんだろう・・・。」
「さあ、判りませんわ・・・。」
二人が町を出ようとしたとき、町の入り口に人影があった。
「おい、そこの二人!止まれ!」
「(くそ、治安隊の待ち伏せか!)」
「おい、そこの男、お前の隣にいるのはお尋ね者のスズメだな?おとなしく渡して貰おう。」
「なっ!」
「何ですって!?」
スズメは驚いて目を丸くした。"約束"が違ったからだ。
「ちょっと!約束が違うじゃない!ツンデレラの居場所を教える代わりに見逃してやるって!」
「っ!?スズメ!?」
「ああ、だから約束通りそこにいる男だけは助けてやるよ。でもなぁ、嬢ちゃん。お前はお尋ね者なんだ。お前を逃がせば俺たちの身が危ないんでねぇ。悪く思うなよ。」
男達に囲まれ、四面楚歌のツバメとスズメ。
「お兄様、ごめんなさい。あの宿を教えたのは私だったんです。」
「何でそんなことを・・・。」
「私、お兄様のことが好きなんです。一人の男性として好きなんです。この想いが叶うには、ツンデレラが邪魔だったんです・・・。」
「だからって、どうしてこんな馬鹿なことを・・・。」
「それじゃあ、お兄様。お兄様は私が好きだと言えば振り向いてくださいましたか?」
「それは・・・。」
「さようなら、お兄様。」
スズメは男達の方へ歩いていった。
「ま、待て!スズメーー!」
「おっと、おとなしくしていな兄ちゃん。」
男に羽交い締めにされ、ツバメはスズメが連れて行かれるのを見送るしかなかった。