1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
なかったから立てたよ
先生方気付いてくれるかな〜
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 09:17:56 ID:f0NfpL6v0
うざいから死ねよ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 09:18:08 ID:F9PTXgDu0
1725517331352151732713521515173232712713717531
7080802504994051688080087271352151732713521515
7955187383327813521351851851783230271271371757
1517383187327813521568617302030287127171753123
7176933209668071326851986739271935215151732327
1733327135215173271352151517323271271371753127
ペイント開く>テキストボックス開いて上記数列をコピペ>黒色で背景塗りつぶし>君は真理を得る
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 09:20:23 ID:8ZAxe/CR0
先生方工臨機本
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 09:21:09 ID:t5PaAj/Z0
おれペイント無いんだけど
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 09:23:11 ID:8ZAxe/CR0
たわごと先生〜
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 09:25:02 ID:jR0cy8yQO
とりあえず書こう、話はそれからだ
昨夜のデリヘルのねえちゃん、あら正真正銘のプロフェッショナルだね。
とても18とは思えないFテクで、2度も簡単に逝ってしまった。
ねえちゃんうますぎ。18とか言っていたけどぜったいうそだね。
もし本当ならすごい18だわ。でもボディ汚いし、あそこは真っ黒でイボまで
あったし、目隠しでもしてFだけにしとくべきだった。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 09:29:25 ID:jR0cy8yQO
30点、もっと詳しく
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 09:34:44 ID:8ZAxe/CR0
保守
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 10:04:28 ID:8ZAxe/CR0
保守
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 10:09:31 ID:8ZAxe/CR0
職人はよ来い
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 10:22:05 ID:8ZAxe/CR0
下がり杉
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 10:30:02 ID:8ZAxe/CR0
たわごと ◆D3gHWrXzZ6
ちょっと来い
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 10:51:01 ID:8ZAxe/CR0
あー虚しい
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 11:13:10 ID:8ZAxe/CR0
もう見れんのか
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 11:31:39 ID:8ZAxe/CR0
スレ建て早すぎたな
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 12:24:26 ID:pvNByf150
降臨されませんね^^;
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 12:39:32 ID:8ZAxe/CR0
うーん難しい
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 12:52:50 ID:8ZAxe/CR0
あーカムバックプリーズ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 14:09:03 ID:VhdZD+AdO
保守
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 14:58:35 ID:8ZAxe/CR0
保守するか
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:00:08 ID:VLg6hhgo0
暇だから話しよう。
60秒規制で大変だけどがんばるから
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:06:55 ID:VLg6hhgo0
もういいもん・・・・(⊃ω∩。)
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:09:58 ID:OqC48JITO
やっぱチクワだよなwwwwwww
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:14:11 ID:8ZAxe/CR0
ローザタソハァハァ
あー神職人早くカムバックしてくれよ〜
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:16:27 ID:8ZAxe/CR0
気になってしょうがない
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:17:43 ID:BvNyJrRX0
さっき非常階段つかって売店までいってきたんだが
おにゃのこが携帯で話しながら泣いてた。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:18:41 ID:8ZAxe/CR0
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:18:43 ID:OqC48JITO
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:20:55 ID:OqC48JITO
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:21:21 ID:VvYca/pK0
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:30:27 ID:0o8B2p/q0
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 15:31:22 ID:OqC48JITO
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 16:00:15 ID:OqC48JITO
人いねぇwwwww
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 16:03:58 ID:8ZAxe/CR0
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 16:17:38 ID:8ZAxe/CR0
あーそろそろ職人降臨の予感
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 16:35:51 ID:8ZAxe/CR0
あー保守できるかな
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 16:50:19 ID:8ZAxe/CR0
俺一人しかいない予感
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 16:52:03 ID:EvYSCdoDO
41 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 17:04:09 ID:HOp3ZaqEO
ここはVIPのおにゃ書きですか?
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:06:52 ID:EvYSCdoDO
43 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 17:09:02 ID:HOp3ZaqEO
残念ながら僕は「神」職人ではないがな。
強いて言えば ねりけし職人 やがな。
44 :
あぼーん:2005/07/28(木) 17:09:50 ID:A2iwHjG80
あぼーん
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:21:35 ID:8ZAxe/CR0
保守
今日は土用の日か。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:23:59 ID:8ZAxe/CR0
落ちませんように・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:24:10 ID:EvYSCdoDO
鰻なんて高いもん食えねぇよ!!
しかしスーパーの前で焼いてる鰻の蒲焼は美味そうだった・・・
48 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 17:26:33 ID:HOp3ZaqEO
みんなで前スレ住人探してこようか
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:27:43 ID:EvYSCdoDO
あっちにここ貼ってるかられあたんは来るだろうな
あとはたわごとさん達なんだけど・・・どこにいるかわかる?
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:42:10 ID:8ZAxe/CR0
気長に待てば来るでせう
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:46:50 ID:EvYSCdoDO
そのためには上げ続けないとダメなんだよな
やっぱ次スレは
>>950-970に立てないと人が散るようだ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:53:32 ID:8ZAxe/CR0
たわごとさん光臨キボンンンンンッハッハァァゥウアイイハハンン!!!!!!!!
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 17:59:14 ID:EvYSCdoDO
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:00:34 ID:8ZAxe/CR0
鰻食えないィィィィイイイイ
ちょっとたわごと探してくるわ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:14:30 ID:ojoEIHLN0
うー、れあたんですよ。
アレだ。
癒し系なミュージック聞きつつ1ページでムラムラスレなぞ見るもんではない。
段々鬱になるぜ。
56 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 18:42:00 ID:HOp3ZaqEO
いつもオナニーの後はとてつもない鬱の波が押し寄せて来るぜ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:42:11 ID:OqC48JITO
あっちに出来たならあっち行くか
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:43:36 ID:EvYSCdoDO
れあたんも帰ってきた!!
あとは他のみんなを待つだけだな
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:45:12 ID:EvYSCdoDO
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:46:18 ID:OqC48JITO
>>58 あっちの方が伸びてるんだしあっちに移動しようよ
61 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 18:47:49 ID:2hwf0MEB0
↑
すみません、あっちで勝手に決めたことなんですが、
あっちではやりにくいということで、こちらを本スレにし、
あちらを避難所にすることになりました。
前スレ住人もこちらのほうが探しやすいでしょうし、
なによりあちらの空気と合わないので。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:50:29 ID:OqC48JITO
>>61 空気はこっちでも合ってないって!
どこでも一緒だよ><
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:51:02 ID:EvYSCdoDO
と言いつつもあっちで投下してた俺達ww
とりあえずは神達が集まるまでこっちにいようかと
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:53:01 ID:ojoEIHLN0
向こうはねー。
作品投下はあんまりすんなってローカルルールで言われちゃってるから。
正直やりにくい。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:53:07 ID:93W69NVv0
かいとけ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:55:14 ID:OqC48JITO
>>63 そうだね。非難所にするのもなんだから同時進行でいいんじゃない?
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:56:01 ID:EvYSCdoDO
30秒の魅力と人がいいとこはあっちの方がいいだろうけどVIPじゃないと何か足りない
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:58:10 ID:EvYSCdoDO
>>66 同時は難しいかと
それだとグダグダで終わってしまう可能性が高い
とはいえ、あっちのスレを無駄にはできないけど
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 18:58:49 ID:OqC48JITO
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 19:02:03 ID:OqC48JITO
>>68 無駄にしちゃいけないよ。
あるものは使わないと
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 19:03:54 ID:EvYSCdoDO
とりあえずこの話はやめるから落ち着いてくれ
それで前まで通りまたーり行こうよ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 19:05:30 ID:saydFeb40
なにこのスレ、キモイ
氏ねよ。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 19:07:46 ID:OqC48JITO
マターリやるならsageでやらないか?
流入して荒そうとする奴が出てくるしさ
>>72みたいなのがな
ところでPCで書き込むと2回目以降エラーが出て書き込めないから
前スレでまとめてうPするって言ったのはコツコツ携帯から打つ事にするよ。
1日1章づつやれば18日位で終わるから。
orz.
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:19:54 ID:ojoEIHLN0
いい感じに殺伐としてるなーwwww
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:24:06 ID:8ZAxe/CR0
保守じゃ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:41:49 ID:EvYSCdoDO
今は前の形を崩さずにいこうぜ!
>>74 連続投稿って更新してたらならないんじゃ?
たしか一回戻らないと連続投稿になったはず
携帯がんがれ!
>>75 まだおとなしいと思う
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:44:16 ID:ojoEIHLN0
>>77 荒れてはいないが、空気が殺伐としてんだよwwww
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:46:02 ID:EvYSCdoDO
>>78 誰も投下しない上にあれじゃあなwwwwwwww
まぁ始まったらまたーりするんじゃね?
じゃあれあたんが来る前に1章書いちゃおうかなー…
不覚にもしずかちゃん妊娠スレでおっきおっきしたwww
81 :
6:2005/07/28(木) 20:52:02 ID:Nloz96HOO
おぉ復活してるw
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:54:23 ID:EvYSCdoDO
ちょwwwwww6様キタ!!!
ずっと待ってましたお^^
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:54:47 ID:8ZAxe/CR0
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:55:53 ID:EvYSCdoDO
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:56:13 ID:Zt++V9wB0
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 20:58:50 ID:EvYSCdoDO
・・・まぁ投下が始まったらわかるか
87 :
6:2005/07/28(木) 20:59:40 ID:Nloz96HOO
少しずつ別荘の話を投下しますね。
マリリンマンソンを聞くお姉ちゃんを想像しつつ保守w
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 21:01:19 ID:bAD2h2zl0
前スレ900から見てないんだが話どれだけ進んでる?
89 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 21:01:48 ID:HOp3ZaqEO
>>84 あー、そういう意味でなくて。
いつもれあたんが書き始める時間っつうか起きる時間の前にってこと。
早く誰か書き始めないとふいんきおかしいから。
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 21:04:45 ID:ojoEIHLN0
>>88 むぅ。俺も途中で落ちたからな。
974以降はわからんが、そこまでならログがある。
>>89 一応俺いるよー。コテつけるの好きじゃないからID表示されるしつけてないけど。
ちと、今は書く気力が無いぜ。
91 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 21:04:49 ID:HOp3ZaqEO
6様に期待
……あらすじとプロフ先じゃね?
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 21:05:09 ID:EvYSCdoDO
>>87 お願いしますお^^
>>88 俺もそこで寝たからわからない
れあたんがログ持ってるから貰ってくれ
>>89 そういうことか スマナス
気遣い感謝w
93 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 21:08:43 ID:HOp3ZaqEO
確か900から先は荒れててそのせいで次スレも立てられずに終わったんだぬ。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 21:10:11 ID:EvYSCdoDO
>>93 詳細サンクス
起きた時には ここ壊れてます。。。 だったから気になってたんだ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 21:40:31 ID:bAD2h2zl0
>>93 じゃあ話は進んでないのか
安心して続きが楽しめるな
96 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/28(木) 21:52:11 ID:HOp3ZaqEO
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 21:57:07 ID:ojoEIHLN0
>>95 900以降は、俺が学校祭1日目に入った。
あとたわごと氏が体育祭編に入った。
その後はわがんにゃい。
98 :
6:2005/07/28(木) 21:57:40 ID:Nloz96HOO
結局あれからほとんど宿題も進まず僕たちは解散した。
「はぁ 再来週までには宿題終わらせたいな…」
家に着くと庭の縁の下でお姉ちゃんがギターをイジっていた。
「お姉ちゃんただいま」
「あぁ
>>1、おかえり」
お姉ちゃんの持っているアコギはお父さんから貰ったものだ。
お姉ちゃんの音楽好きはお父さんの影響が大きい。お父さんは
古いロックが好きでエリッククラプトンやThe Whoなどをよく聞いていた。
それらの曲を毎日のように聞いていたお姉ちゃんがお父さん
の様に音楽好きになったのも実に自然なことだ。
「今日予備校の帰りにストリートの若者が歌ってたの、
大して上手くはなかったんだけど、久しぶりにギターのこと
思い出しちゃってね」
そう言うとお姉ちゃんは楽しそうに微笑んだ。
「帰りに弦買ってきたの。今張り終わったから一曲弾いて
みようと思ってたんだけど聞いてくれる?」
「うん いいよ」
「フフッ ありがと」
そう言うとお姉ちゃんは井上陽水の少年時代を歌いだした。
僕は歌を歌っているお姉ちゃんが好きだ。小さいとき、眠れない
夜はよくお姉ちゃんが子守歌を歌ってくれた。
「夏がすぎ 風邪あざみ 誰の憧れにさまよう…」
夕日に照らされながら歌を歌うお姉ちゃんはどこか神秘的な
雰囲気がした。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/28(木) 21:58:32 ID:bAD2h2zl0
>>97 む、それはやはりdatもらったほうが良いな
100 :
6:2005/07/28(木) 22:01:03 ID:Nloz96HOO
>>96 映画見ながら書いてました。あんまり面白くないから
電車男に変えよw
101 :
森蔵:2005/07/28(木) 23:24:02 ID:HOp3ZaqEO
がんがれ。
超☆がんがれ。
102 :
6:2005/07/28(木) 23:45:09 ID:Nloz96HOO
「えー! 海の近くの別荘!!」
「うん
>>4君がお姉ちゃんも行かないかって」
「いくいく〜 最近受験勉強ばっかでストレス溜まってたのよ」
「来週の金曜から二泊三日て、あんた日曜の模試はどうすんの」
ハシャグお姉ちゃんにすかさずお母さんから横やりが入る。
「えぇー そんなの休むよ〜 だって高校最後の夏休みだよ ラストサマーだよ」
「何言ってんの! そんなことじゃ浜美受かんないわよ」
お姉ちゃんは浜美という美大を目指していた。それほど難しい
ところではないらしいが部活ばっかりでろくに勉強をして
いなかったお姉ちゃんにはなかなか厳しい目標のようだ。
「英語以外からっきしなんだからもうちょっと勉強しなきゃ
だめでしょ」
「ブゥ〜」
子供っぽくホッペタを膨らませるお姉ちゃんを見かねて僕が
話し出した。
「じゃあちょっと僕が
>>4君にメールで相談してみるよ」
「ほんと!?」
とたんにお姉ちゃんの目が輝いた。
「聞いてみるだけだよ。上手くいかなかったら我慢してね」
「うんうん いざとなったら模試なんてサボっちゃうから大丈夫」
ガチャチャンッ
お母さんがワザトらしく音をたてて食器を洗う。
自分の部屋に戻り、僕は
>>4君にメールをした。
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 00:11:39 ID:mvZ4uMfMO
104 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 00:22:39 ID:kc6rI2U1O
↑そりゃ妄想スレじゃなくやっちゃったスレだろハァハァ。
>>6殿が書かないのであればそれがしが書いちゃおうかな
105 :
6:2005/07/29(金) 00:40:00 ID:uIuY1FtbO
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 00:58:16 ID:EQyl3fGm0
キッコロまだー?
じゃなかた。モリゾー氏まだー?
終わったらVS七海書くかとオモタんでぃすが。
107 :
森蔵:2005/07/29(金) 01:06:19 ID:kc6rI2U1O
眠いからプロフだけ…
由良マガヒト ユラ マガヒト
15歳。空音高校1年。
母親はマガヒトを産んですぐに他界、父親は謎の失踪を遂げる。
武家屋敷に一人で住んでいるが、週に何度か親戚の人が世話をしに来てくれる。
県 鼎 アガタ カナエ
17歳 空音高校2年。
5年前に交通事故で両親を失い、母方の祖母に引き取られる。
明るい性格で誰とでも仲良くなれる。
胸の 薄さ がコンプレックス。
108 :
森蔵:2005/07/29(金) 01:16:21 ID:kc6rI2U1O
タイトルは 嘘憑き です。
プロフ2
木守 連 コモリ ツラネ
17歳。空音高校2年。
写真部に入って真面目に活動していたが、最近では裏で鼎の盗撮をしていた。
如月 透子 キサラギ トウコ
17歳。空音高校2年。
鼎の親友で、つい最近彼氏と別れたばかり。
斑弥 逸美 マダラヤ イツミ
25歳。酒屋の娘。
由良家とは親戚にあたり、マガヒトの家に世話をしに行っている。
マガヒトの事を一人の男として狂おしい程愛している。
109 :
森蔵:2005/07/29(金) 01:26:57 ID:kc6rI2U1O
舞台
空音町という小さな町。
駅の周りしか賑わっていないような、そんな町。
キーワード
・嘘憑き:由良家の長男に代々伝わる能力。既に起こった事を無かった事に出来る。
まだ起こっていない未来の出来事を変えたり、過去を修正する事は出来ない。
また、生きている人間か、現時点で存在している物、視界に入っているものにしか使えない。
・夏響祭:お盆祭の前、7月10日に行う祭。かつて空音町が村だった頃に支配していた領主から村人達が自由を勝ち取った記念日で、盆祭より盛大に行われる。
110 :
森蔵:2005/07/29(金) 01:31:53 ID:kc6rI2U1O
本当はまだ登場人物がいたり、プロフには嘘が混じっていたりしますがそれは後々明らかに…ということで。
また、作中に少々グロい表現が使われておりますがご了承下さい。
ヒロインに萌えられなくても当方は一切の責任を負いません。
では、続きましてV.Sを御楽しみ下さい。
111 :
れあ:2005/07/29(金) 01:33:28 ID:EQyl3fGm0
では、仕方なくコテつけて俺がVS七海を書く。
・ヴァンパイアスチューデント七海とは?
ごくフツーというか、まぁ、普通より結構優秀な高校生小村七海が、ある日突然吸血鬼になる。
七海に「好きだ」と告白した宮路ゆかりという少女は、実は教会から派遣された悪魔退治のスペシャリスト。
吸血鬼であることを知られ、吸血衝動を抑えながらなんとか逃げていた七海の前に、
演劇部時代の後輩、遠野翼が現れる。七海は吸血衝動を抑えきれず、彼女の血を吸う。
一方七海の双子の妹六花は、半身を失ってしまって狂喜乱舞。悪魔に取り付かれる。
その取り付いた悪魔というのは実は七海のクラスメートの野田弘樹だった。
戦いの中で、実は七海の中に『吸血女王の因子』なるものが入れられてしまっていたこと、
それを入れたのが遠野翼であったことが発覚。
そして、遠野の後ろで糸を引く人物とは誰なのか!?
たまにエロかったり、ややグロかったりする。
・ついでに、VS七海外伝〜Your voice only〜とは?
ていうか、こっちが本編だから。
こっちは割とフツーの学園モノ。主人公小村七海が可愛いおにゃのこに囲まれて困る話。
エログロは無いが、サービスカットはある。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 01:45:35 ID:EQyl3fGm0
ヴァンパイアスチューデント七海 第5羽 「呪いの肉」
「……く、は……」
明け方。七海は小さく息を吐き出した。
「なんだ、これ……」
嫌に身体が冷たい。自分の肉体はこんなに冷たいものだったろうか。
そして、心臓はこんなに静かに打つものだったろうか。
こんなに遠くまで闇の中を見渡せただろうか。
感覚が鋭かっただろうか。
ナニカ、オカシイ
それでも頭の中は嫌にクリアだ。
「…翼」
傍らで荒い呼吸をする少女に声をかける。
彼女は惚けた顔を七海に向け、薄く白みつつある空を確かめる。
「翼、動けるか?」
「はい、大丈夫です……」
遠野の顔を見ながら、自分を確かめる。
そうだ。俺は小村七海だ。
それ以外の何者でもない。
身体が、冷たい。
七海は遠野の身体を引き寄せる。自分よりほんの少しだけ、温かい。
ちゃんと体温を感じられる。まだ大丈夫。まだ大丈夫。「まだ」大丈夫だ。
「七海、先輩……?」
「……行こう、翼」
113 :
れあ:2005/07/29(金) 01:56:06 ID:EQyl3fGm0
あぁ、明け方の空気というのはこんなに重苦しいものだったろうか?
今横に遠野が居なければ、七海は狂っていたかもしれない。
確かにナニカが変わっているのだ。
この、身体の中で。
「翼……」
身体が重い。
それは別に、朝の気だるさでもなければ、昨夜の戦いの所為でも遠野との行為の所為でもない。
身体が、ナニカ別の物のように、引き摺らなければ動いてくれないのだ。
「何か、ズレてきてるんだ……」
「……」
「段々俺の中に何かが入ってくる。いや、違う。内部から俺を壊そうとしてる」
遠野は何も言わない。少しだけ悲しそうに、瞬きをする。
七海は言葉を紡いだ。
「…………これが、『女王の因子』か?」
数秒の、沈黙。長い沈黙。
少女は確かに頷いた。
「はい。貴方を食らい尽くそうとする吸血鬼の女王の因子、です」
七海は一体何のために遠野が自分にそんなものを植え付けたのか、知らない。
でも、信じてる。
彼女を信じられないのなら、もう自分すら信じられない。
このまま女王とやらに喰われたって、七海は遠野を信じ続けて「消える」だろう。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 01:57:10 ID:sEkNJiLM0
115 :
れあ:2005/07/29(金) 02:06:13 ID:EQyl3fGm0
半ば吹っ切れたように七海は遠野を見つめた。
そして、言う。
「俺が消えても傍に居てくれるか?」
遠野は、笑う。
「貴方は、消えない。私が消さない。私が先輩を守ります」
背伸びをして七海の唇に、キスをする。
昼が来て、吸血鬼達は日の当たらない場所へと身を隠した。
「………これから、どうすればいいんだろうな」
地下水道の中に声が反響した。
七海の言葉に、遠野は少しだけ姿勢を改めた。
「七海、先輩。会ってもらいたい人がいます」
その人物に、七海はある程度見当をつける。
「……お前に『因子』を与えたとかいう奴か?」
「はい、その人です」
七海に因子を植えつけるため、遠野を使ったという「黒幕」。
確かにそれは興味深い。
「じゃあ、日が落ちたら案内してくれ」
「いいえ、『彼』はここに来るでしょう。私たちの場所など筒抜けでしょうから」
「は……見張ってやがるのかよ」
誰か知らない男に向かって、七海は舌打ちをした。
116 :
れあ:2005/07/29(金) 02:17:42 ID:EQyl3fGm0
夜が、やってくる。
血がそれを伝えてくる。
ずっと闇の中に居ても、夜の気配が世界を侵食するのが肌に直に伝わるのだ。
「七海、先輩。起きてますか?」
「いい加減その先輩ってのをやめろ、翼」
一応恋人同士だろうがと寝起きの不機嫌な顔で言うと、遠野は困りながら照れるという器用な顔をした。
「あぁ、えっと……そろそろ『彼』が来ると思うんです……」
呟く声に、七海は鼻をひくつかせた。
汚れた水の匂いに混じって、微かにソレの匂いが、する。
人間ではないのは確かだ。
七海は立ち上がり、ソイツを待ち受けることにする。
隣では遠野が、ソイツが来るであろう方向をじっと見つめていた。
かつん、かつん、かつん、かつん、かつっ
「やー、七海。久し振り」
ソイツはやけに軽い調子で声をかけてきた。
「どうしてお前が……ここに、いる?」
七海はそれ以外い吐く言葉が見当たらない。
───佐藤
「どうしてって言われても、今のお前なら分かるだろ、俺がヒトでないことくらいさ」
異様に細い腕伸ばし、大げさな振る舞いで佐藤は肩を竦める。
どういうことなのか、分からない。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 02:19:56 ID:vFWJ1Nfu0
お ま え ら き も い よ ! ! !
118 :
れあ:2005/07/29(金) 02:29:10 ID:EQyl3fGm0
毎度煽りの類が俺の書いてる最中に来るのは、多分俺が一番キモイからだなw
ありがとう。
*
佐藤から漂ってくる匂いは明らかにヒトのものではない。
しかし、佐藤は……去年までクラスメートで……よく学校をサボってて……
混乱する七海に、佐藤は笑いながら言う。
「まぁ、こんなドブ臭いところで話すのも気分が悪い。今日はいい月夜だぞ?」
確かに見事な月夜だった。
しかし月見を楽しむような余裕は無い。
「何で佐藤が……」
「その辺りは話すと長い。簡潔に、『因子』を何でお前に植え付けたのかって話をしようじゃないか」
しばらく黙っていたが、七海は小さく頷いた。
「そもそも女王は、死ぬ前に誰かに己の因子を植え付け、そうして身体を乗り移って生きてきた」
「……ありがちな話だな」
「だが、あるとき女王は因子を残し損ねてな」
佐藤は一度月を見上げ、溜め息を吐く。
「そのとき、傍に居た俺に呪いを掛けた」
「呪い?」
問い返す。佐藤は軽く溜め息を吐く。
「俺が女王の因子を誰かに植え付けない限り、永遠に行き続ける呪いさ」
119 :
れあ:2005/07/29(金) 02:48:18 ID:EQyl3fGm0
くは……ギコナビたまに固まるんだよな……。
途中まで書いてた奴消えたから休憩。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 03:25:24 ID:nZ10xS2oO
「チッ、、、寝ちまってたぜ…。」
ふと起きた俺は携帯の充電を立ち上げる。
続いてEZwebを立ち上げ、慣れた手付きでニュー速VIPへ、そしておにゃのこで検索を始める。
…!?
「……な…に……。」
俺は携帯を握り締めたまま固まった。あまりに興奮したのだろう、一言言い放つ。
「何故だ!? 何故投下が始まってる!?」
俺の前に写し出された『世界』。
【森蔵】なる人物の後書きから始まった【れあ】と呼ばれる人物の綴る幾多の文字。
そして俺は『すべて』知った。
「…そうか、俺は……乗り遅れた…のか………。」
____
ってことで一番キモイのは俺だwwwwwwwwwwww
佐藤イイヨー佐藤w
V.Sの続きはマダー?
みんな消えてしまった…。私だけが残されたこの『世界』にいる…。
まるで、すべてが凍りついたかのような幻想を抱く『世界』でただ一人、私だけが活動している。
「…みんな…来ないのかなぁ……?」
そんな呟きは混沌の海に消えゆく。儚い夢の中にいるような…そんな……感じ。
隔離された時間の中で、残された輝きを必死になって集める。
「綺麗…。」
なんだろう、この気持ち…。胸が、、、痛い…。
偽りの自分を出すことでしか存在出来ない『世界』で、私は、、、待ち続けている。
いつかあの人たちが、、、あの輝きを、、、もう一度見せてくれると信じて…。
>>120 ふと、目が覚めた。
二度寝してしまっていたらしい。なぜか涙が溜っていた。
それを拭い、ベットから降りると活動が始まる。
『あーあ、今日も戦争だなぁ…。』
そんなことを考えながら、早々に制服に着替えた。
部屋を出て、すぐに知った顔を見る。…いつもの光景だ。
「あっ、おはよう。」
俺の目線に少女の頭が見える。…いつも光景だ。
適当に「おはよう。」と言うとニコニコしながら「いつも私が起こす前に起きるね。」そう言い放つ。
それを聞きながら、黙って階段を降りる。
後ろからついてくる彼女。…いつも光景だ。
身支度を済ませた。朝食を採る。
この時間は両親がいない。いつも彼女と二人だ。
食事中は彼女がひたすら喋る。
今時の女の話題についていけない俺は適当に相槌を打つ。そして時間になると、彼女は急いで朝食を口に放り込む。
…いつもの光景だ。でも……いつになっても慣れないソレ…。
…今日も学歴に左右される『戦争』へと向かった。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 05:46:48 ID:nZ10xS2oO
『戦場』となる場所には、いつもこいつと一緒に向かう。
彼女は楽しいのかわからないが、いつもニコニコしながら一方通行な会話をする。…適当に相槌。
時間が苦痛だ。
こんな俺達でも、外から見た人間には『仲のいい兄妹』に見えるのだろう。だけど、俺は彼女が嫌いだ。
別に彼女が悪いわけではない。それはわかってる。それでも……、
彼女との時間は……苦痛でしかない………。
____
「じゃあね。」
その一言にすべてが解放される。
一人教室に向かう時間。あいつに邪魔されない時間の一つ。
…幸せってこんなもんだよなぁ。
目の前に扉が広がる。扉を開けると同時に戦闘開始の合図が鳴る。
「おはよう。」
みんなにそう言い、返ってくる「おはよう。」を聞きながら配置についた。
「一時間目ってなんだっけ?」
隣の席の男、黒川に聞いた。
「あぁ、英語なんだけど新しい先生が来るんだと。」
「女?」
「野郎」
……朝からへこまさないでくれ。
教壇に繋がる扉が開いた。そこに現れた担任、続いて新しい先生。
男子一同から歓声じみた声が……女じゃねーか!!
「…お前、知ってて言っただろ?」
その問いに、黒川はニヤリとしながら、
「当たり前。朝から不機嫌なお前を更にへこますのが俺の趣味やぞ。」
…コロコロ変わる言葉遣いにキレそうになりながら教壇の方を向く。
担任と新しい先生の二人がいる。
どうしたものやら…。
問題は無いはずなのに、そう、呟いた。
_____
「起立。礼。着席。」
それに合わせて全員が同じ行動を取る。…いつもの光景だ。
ただ一つを除いては…。
「今日から新しく英語を担当する先生だ。…それでは私は別のクラスに向かいますので自己紹介を…。」
「はい…。初めまして。今日からみなさんの英語の授業を担当する…えっと……。」
カッカッ
黒板にチョークで名前を書いていく。身長は160ぐらいだろうか?細い体。綺麗に整った顔……いや…綺麗…と言うよりは可愛いだろうか?
生徒達がざわめく中、先生は名前を書いていった。
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 06:18:20 ID:nZ10xS2oO
仕事の用意するか・・・。
「芹川聡美です。みなさん、よろしくお願いしますね。」
そこで一斉に聡美ちゃんコール。
わかってる。こいつらは馬鹿だ。
「あ、え、えっと…。何か聞きたいことはありますか?」
あ、言っちゃった。
それを言うと男子が………。
「誕生日は?」「スリーサイズは?」「今、彼氏いますか?」「経験人数は?」「彼氏に立候補してもいいですか?」「俺も!」「ずるいぞ!聡美ちゃんは俺の物だ。」
ほら、質問と馬鹿なやりとりの嵐だ。
「え、えっと…、その…、うぅ…。」
先生の顔がどんどん泣きそうになっていく。ここで泣かせるのは可哀想だな。
立ち上がって一言。
「お前らちょっとは落ち着けよ。先生が可哀想だろ?」
男子一同が一斉に睨む。
俺は続けて、
「先生、早く授業を始めてください。一時間潰す気ですか?」
と言う。
生徒達から冷たい視線が送られる中、着席した。
全員敵に回すことになるが、あの騒がしさに比べたら『戦闘』中のがいくらか気がマシだ。
しらけた様子の生徒達に、
「そ、それでは授業を始めます。」
やっと落ち着いた先生の宣言。
だるい『戦闘』の時間が始まる。
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 07:52:03 ID:nZ10xS2oO
ふぅ…、やっと一時間目が終わった。短かったがやっぱだるいな。
一息ついているといきなり、
「てかお前はなんであそこで止めんねん!」
黒川が俺に突っ込む。
いつもだったらシカトなんだけど、今日はなんとなく反論してみた。
「それだったらお前は泣かす気だったのか?」
「そこまでしてへんやんけ!」
「泣きそうだったけど?」
「そんなん関係ないやん!」
理屈の通らないやつだなぁ。……とも言ってられないか。
気が付くと、クラスの全員が睨んでた。
俺を恨んでいるのが即座にわかった。
これはまずいな。早めに逃げよう。
急いで『戦場』から離脱、目指すは安楽の地。
しかし周りのやつらは道を阻む。
「お前空気読めよ馬鹿!」「授業潰れかけてたのに何考えて余計なことしてるわけ?」「そんな連れないことしてないであのままいじめときゃ良かったじゃん。」
はぁ…。
溜め息をつきながら道をこじ開ける。
罵声を背中に浴びながら逃げる。
そして即座に戦場からの離脱を果たした。
______
バイト行ってくるお^^
誰か保守頼む
130 :
森蔵:2005/07/29(金) 08:15:53 ID:kc6rI2U1O
ほーしゅーすーるー
因みに俺は今日も補ー習ー。戦闘でつよ。
……寝てしまへ。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 09:48:06 ID:nZ10xS2oO
保守
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 10:18:46 ID:UjNDHnqf0
僕にはお姉さんがいます。
毎晩お風呂でちんちん洗ってくれます。
先っぽから白いのがぴゅっぴゅって出るのを美味しそうに飲んでくれます。
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 10:31:55 ID:nZ10xS2oO
保守
134 :
森蔵:2005/07/29(金) 11:09:27 ID:kc6rI2U1O
>>132 コラ!あっくん!
トリートメント掛けないでよー
あっ……口にはいった〜
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 11:30:02 ID:M74p1Ul/0
あの〜 このスレの1なんですけど…
別の板に移動してたとは知らず、この板のみで検索して、スレが中々立たないので勝手に立ててしまいました^^;
混乱させてしまってごめんなさい
普段小説とか全然読まないのですが、皆さんの作品に惹きこまれてしまい、早く続きが見たい!って衝動に駆られたのも要因の一つです
というかそれが全てです…
別板見てきましたがかなりバットタイミングでスレ立ててしまいましたね(´・ω・`)
ID:8ZAxe/CR0氏がなぜたわごと氏ばかり呼んでいたいたのかも把握しました
あとは、たわごと氏が戻ってきてくれるを祈るのみです(-人-)
ではROMに戻りまーすノシ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 11:47:24 ID:qr9hMTEI0
>>135 いあいあw
どうもお手数おかけしまつ。
あー、起きたのはいいが調子悪いぜー。
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 12:09:43 ID:nZ10xS2oO
>>135 乙です!
でもID:8ZAxe/CR0氏が何故たわごとさんをずっと呼んでたのか把握しきれてないですorz
たわごとさん達が戻ってきてくれるといいですね
>>136 大丈夫かよ・・・
あんまり調子が悪いなら無茶しないようにな
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 12:25:43 ID:qr9hMTEI0
まぁ、大体月に1回くらい調子が悪いときってのはある。
ソレと風邪が重なって、たまに地震も来るやらでジェットストリームアタック。
死ぬなよ!!絶対に死ぬなよ!!
「…アンタが死んだら困る人だっているんだからね! え? し、心配なんかしてないわよ! バカ…」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 12:34:14 ID:qr9hMTEI0
「はは……相変わらず素直じゃない奴。
どっちにしろさ、明日からしばらく、俺、留守にするよ。
先輩が観光でこっちに来るっていうから、俺んちに泊めるんだ」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 12:41:05 ID:nZ10xS2oO
「え? バ、バカ…。なんで私に言うのよ…。アンタのファン達に言えばいいでしょ!? わ、私は…な、なんとも思ってないわよ? アンタがいなくたってなんともないんだから!」
「……絶対に…帰ってきなさいよね! 私が保守しといてあげるんだから!」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 12:42:37 ID:M74p1Ul/0
|ω・`) そ〜〜
ロムってるって言ったばかりですが…
>>137 むこうにたわごと氏が降臨されてなかったので、こっちの板でも呼びかけてたんですよ
>あとは、たわごと氏が戻ってきてくれるを祈るのみです(-人-)
↑これ自分のレスですが、他の書き手の方々もいるのに限定してしまい失礼ですよね…
重ね重ね申し訳ないです(´Д⊂
皆さんどうか戻ってきて下さいませ
>>138 |・ω・)つミ旦~ コレデクスリノンデネ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 12:43:57 ID:qr9hMTEI0
「はは……まったく、ホントに、相変わらずだな……。
8月2日か3日には、戻ってくるよ。
ただ、6日からちょっと療養に行ってこなきゃならないけどな。
場所は……北海道。期間は、1ヶ月くらいさ……」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 12:48:07 ID:nZ10xS2oO
>>142 いや、むしろロムるな
一緒に神達の光臨を待ちつつ、来てくれたあとも盛り上がろうぜ!!!
>>143 「…わかったわよ……。待っててあげるから…無事に帰ってきなさいよね……。」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 14:08:56 ID:nZ10xS2oO
保守
146 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 14:23:29 ID:378kMOki0
>>143 「行ってくればいいじゃないか。なぁに、大丈夫。君が帰ってく るまで落としはしないさ。俺も保守するし、君の代わり…とま
では行かないが、ROMのために書く事もできる。
それに…
>>139だっているんだ。大丈夫だよ。行って来い」
147 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 14:49:33 ID:TCJtdcwRO
ただいま帰りました(^^ゞ
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 15:31:25 ID:nZ10xS2oO
たわごとさんキタコレ
149 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 16:16:13 ID:TCJtdcwRO
皆さん心配かけてすいませんでした…スレが潰れた時すごくショックでした…
でも今日検索かけたら
Σ(゜д゜;≡;゜д゜)
スレ立ててくださった方、ありがとうございますm(__)m
150 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 16:44:14 ID:TCJtdcwRO
今までのあらすじ
高校三年生の平田祥一と高校一年生の妹の瑠衣はイギリスから来た留学生のローザと同居する事になる。
長いので中略_| ̄|●
今は体育祭の昼休み。
151 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 17:08:00 ID:kc6rI2U1O
おお たわごと みうしなう とは なさけない
お帰りなさい。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 17:14:13 ID:nZ10xS2oO
いやっほぉぅー!
やっと仕事上がりだぜぇ!
たわごとさん、おかえり〜
「ご主人様のこと……ずっとお待ちしておりました…。(涙目w)」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 17:16:29 ID:nZ10xS2oO
154 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 17:24:21 ID:TCJtdcwRO
ただいまですm(__)m
では…続きをば
坂本「おまぇら、さぁ食えぃ!」
僕、瑠衣、ローザ、睦「いただきまーす」
食堂での昼食代を全部払ってくれるなんて、ありがたいことです…
僕「坂本さんどうもすいません(^^ゞ」
坂本「構わん。かわいい後輩達の為ならな」
瑠衣「そう言えば坂本さん」
坂本「ん?」
瑠衣「早河先輩は来てないんですか?」
坂本「あぁ…あいつは今頃秋葉原だ」
ローザ「電子部品ですか?」
坂本「いや」
睦「まさか…」
坂本「塚本とヲタショップデートだ」
一同「_| ̄|●」
155 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 17:33:18 ID:TCJtdcwRO
あの人達らしいなぁ^^;
さて、これから午後の競技だ…
瑠衣「私はバレーボールに行って来るね」
僕「あいよ〜(´∀`)ノシ」
グラウンドでは、古舘が大声を張り上げている。
古舘「さぁ、これから午後の第一競技、バトル双六の開催だぁ!」
ローザ「バトル双六…?」
首をかしげるローザ。
僕「心技体全てが問われる双六だ。各学年の精鋭15人1チームで戦う」
ローザ「どんなのでしょう?」
僕は笑いながら言った。
僕「見れば分かるさ」
古舘「さぁ、一年生チームのターンだ!」
156 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 17:41:17 ID:TCJtdcwRO
でかいサイコロは6の目を上にした。
古舘「さぁ6進む!マスの指示は…」
『全員好きな人の名前を言う』
ローザ「なるほど…」
ローザは少し微笑んでつぶやく。
僕「な?」
ローザ「…参加はしたくないですね…見てるのは良いですけど」
そう言って、いたずらっぽく笑う。そうか…ローザが表情豊かになってきた事を、改めて実感する。
まだ出番まで時間があるので、ベンチに腰かけて休む。
ローザ「疲れたんですか?」
ローザがすぐ隣に座る。
彼女の右足が、僕の左足と密着する。
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 17:44:29 ID:nZ10xS2oO
続き来てるじゃん!?
しかし謎な競技オモシロスwwwww
もうちょいでスレ立て規制解除らしいので保守をしっかりしないとダメらしいです
158 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 18:13:09 ID:TCJtdcwRO
僕「ろ、ローザ…くっつきすぎだぞ」
ローザは顔を赤らめたまま、離れようとはしない。
ローザ「祥一さん…嫌ですか?」
僕「い、嫌ではないけど…^^;」
ローザが震えながら僕の手に触れて、そのままきゅっと軽く握る。
ローザ「じゃあ…しばらくこうさせて下さい…お願いですから…」
僕「…わかった…」
そう言うと、ローザがゆっくり体をもたれかけてくる。
ローザ「…嬉しい…」
密着した体操服から、彼女のぬくもり、そして心臓の鼓動までもが伝わって来る…
159 :
6:2005/07/29(金) 18:17:36 ID:uIuY1FtbO
たわごとさんお帰りなさい(^^)
夜中から保守してくれた人お疲れさまです。
花屋さんで買ったおじぎ草に水をやりつつ保守
ローザモエスwwwwwwwww
これはローザちゃんに傾くかもしれんね
>>159 いえ、保守が俺の仕事ですからw
161 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 19:51:53 ID:TCJtdcwRO
…僕は自分の心臓が高鳴っていくのを感じながら、ローザの髪を撫でた。
指が触れるだけでさらさらと流れる金色の髪…
ローザ「祥一さん…私、悩んでたんです…」
ローザが弱く呟く。
ローザ「私は…7月にはイギリスに帰ってしまうから……でも」
体を起こし、こっちを見る彼女の目には、涙が浮かんでいる…
ローザ「でも…っ、私は…ずっと、隠し続ける、のは…いやですから…」
僕「ローザ…?」
ローザは僕の両手を取って、言った。
ローザ「祥一さん…私は、貴方が…貴方の事が…」
「好きです」
僕は、確かにその言葉を聞いた。
162 :
モリゾ:2005/07/29(金) 20:33:37 ID:kc6rI2U1O
補習……
じゃなくて保守
11時過ぎたら書き始める予定
163 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 21:05:57 ID:kc6rI2U1O
僕はVIPをリロードした。
スレは上がっていない。
―まさか…ッ
あれから1時間。誰も書き込んでいやしない。
たわごと氏の物語も
『ローザンヌはそう言うとブルマの食い込みを直した』
で終わっている。
オオ タワゴトヨ ネテシマウトハ ナサケナイ
そんな言葉が頭をよぎった。
164 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 21:10:09 ID:kc6rI2U1O
まさかたわごと氏もれあたんと同じく…
僕はやり場のない怒りを、自分のすね毛をむしる事で紛らわした。
おかげでこの一週間の内に僕の足は前半分だけつるつる美肌になってしまった。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 21:13:37 ID:ROa+TGp00
れあは目を覚ました。
汚い部屋の様子が目に入ってくる。
「あぁ……明日先輩が来るんだった」
寝惚けた頭を振りながら、部屋の掃除に手をつける。
雑巾をかけ終わり、カーペットにファブリーズとかしておく。
意味があるかどうかは、不明。
明日は外に出かけるから、毛でも剃っておくか、とカミソリを持ち出す。
まぁ……適当だけどこれでいいか。
冷凍焼きオニギリで空腹を満たし、ギコナビを立ち上げる。
「は……何を似たようなことやってんだかなぁ、キッコロ」
れあは苦笑した。
166 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 21:14:43 ID:kc6rI2U1O
「そんなにすね毛をむしったらプールの時恥ずかしいぞ」
…姉さんか。
姉さんはタンクトップに褌という無防備な姿だった。
「姉さん、もう少しマシな格好しろよ」
「暑いんだ。仕方ないだろ」
姉さんはそういうと、勝手に部屋に入りテレビをつけて座り込んだ。
167 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 21:21:56 ID:kc6rI2U1O
「隣に来いよ、森蔵」
「着信アリか?どうした姉さん、怖いのか?」
「……いや、森蔵が、さ…」
「姉さん、僕が怖い物好きだって事、知ってるだろ」
「………いじわる」
僕は姉さんの褌から伸びる透けるように白い足に目を奪われた。
…正確には、白い足に生えた剃り残しのムダ毛に。
僕はその毛をつまむと、姉さんに気付かれないように、
思いっきり引っ張った。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 21:24:27 ID:U8TdS8q60
やっぱ小説書きって普段の出来事を文章にしたりしてうまくなってるのか?
169 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 21:24:47 ID:TCJtdcwRO
充電完了…
(´・ω・`)携帯って電池切れが怖いわ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 21:27:28 ID:ROa+TGp00
>>168 どーだろ?
普段から文章書いてるとは思うけど。
171 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 21:31:00 ID:kc6rI2U1O
幸い剃り残しは一本だけだったが、姉さんは気付いてしまったようだ。
「も、森蔵…」
「ゴミがついていたよ、姉さん」
姉さんは顔を赤らめた。
「森蔵、実は私…」
唐突に姉さんは褌を脱ぎ始めた。
「ちょwwww姉さwwwwwwwww」
褌の下には、褌と同じ白さのTバックがあった。
「私…恥ずかしくて、それで褌で…」
「そんな姉さんが好きだよ。」
「森蔵…」
「姉さん…」
「森蔵、お前に兄弟姉妹はいないだろ」
頭の中に僕の中の人の声が響く。
その瞬間、姉さんも、褌も、着信アリも消え去った。
後に残ったのは、HDDのカリカリした男と、床に散らばったすね毛だけだった。
涙がちょちょぎれた。
172 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 21:33:04 ID:kc6rI2U1O
>たわごと
ヒント:充電コード携帯に差し込んだまま書き込み
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 21:35:37 ID:XZQdXH4R0
>>168 日記書きゃ文章うまくなるって
俗説のこと言ってるのかな?
文章構築はそれでうまくなるだろけど
小説を上手く書くにはやはり小説書くしかないよ。
でも、小説作法以前に日本語ができてない人っているからなあ
やっぱ普段から読んだり書いたりしてないと、そういう最低限のとこが
すでにあやしい人ってけっこういると思う
できる人は全然意識もしないとこなんだけどね
175 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 21:41:48 ID:kc6rI2U1O
>>168 日記は過剰書きでも成り立つじゃん?
小説はそうもいかないからさ。
そう言うと森蔵は、
僕の日記には妄想エロ小説しか書かれてなかったな…
と苦笑した
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 21:45:19 ID:ROa+TGp00
れあは昔書いていた日記を広げてみた。
「今日はちゃんと起きた。雪かきもした。
FF6をやってみる。スノーマフラーなるものをGET。
無意味にガウをきたえてみたり。くんしょう便利ダネ!!
ししゃの指わはアンデッドになるモノらしい。
豆まきしたよ」
笑うしかなかった。
177 :
6:2005/07/29(金) 21:55:19 ID:uIuY1FtbO
子「わんわん かわいいわんわん」
母「ゆう君、かわいいわんわんだねぇ この子さわっても
大丈夫ですか?」
6「大丈夫ですよ ほら、抱っこしてるからさわってごらん」
子「わんわん かわいい♪」
母「ゆう君、そろそろ行こ わんわんとお兄ちゃんにバイバイって」
子「バイバイ バイバイ」
6「バイバイ(^^)」
男の子、かわぁいかった〜〜
萌えだ! きっとこの感情は萌だ!
リアルな今日一番の幸せ♪
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 21:58:34 ID:kc6rI2U1O
森蔵も昔書いた日記を開いた。
パラパラと頁を捲る。案の定、エロ小説ばかりだ。
しかしそんな中に1日だけ、他とは違うものがあった。
『今日僕は、恋をした。初めて心から他人を好きになった。結局フラれたけど。僕とっていい経験になった。』
それまで陵辱鬼畜モノだったエロ小説が、この日を境に純愛SMモノになっていた。
179 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 21:58:36 ID:TCJtdcwRO
たわごとは昔の自分の日記を読んだ。
自分が生まれる前のゲームについて書いてあった。
_| ̄|●
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 22:04:26 ID:ROa+TGp00
なんでここの奴ら、みんな日記書いてるんだろ。アホだナァ、ぷぷ。とれあは思った。
まぁ、俺もだけどな。
日記を眺めてたら俳句が書いてあって絶句した。
何だこれ。当時に自分何やってんだ。
181 :
6:2005/07/29(金) 22:09:29 ID:uIuY1FtbO
>>174 そうですね
最近びっくりするくらい国語力が低下してますね。
本を読む子が減ったからでしょうね。
182 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 22:17:08 ID:TCJtdcwRO
日記をどんどん読んで行くと、一人の少女の名前があった。
それはたわごとの初めて書いた物語のヒロインだった。
そう…そのヒロインが生まれたのは、彼の好きだった女の子がマンションから転落死したその日からだった…
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 22:25:30 ID:ROa+TGp00
22:13
隣でテレビを見ている弟に蹴られ、目が覚める。
…うん、今日は乗り遅れていない。
しかし…、
「日記の話題か…。」
ふと呟く。
携帯サイトを作るまで、俺は日記なる物をまともに書いたことがなかったからだ。
「…乗れない…な。」
空気に耐えられなくなり、携帯を切ろうとしたその時にソレは起こった。
>>185 彼はその空気を見事に変える発言をしてしまった。
……全てはここから始まる…。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 22:37:19 ID:ROa+TGp00
「空気を変えるなんて……私には無理です先輩っ!!」
れあはしばらく考えた末に諦めた。
まぁ、ところでもうすぐ11時になるからキッコロが何か書いてくれるんだよな?
>>185 「ちっ、そうじゃねーよ…。ただ…一言書き込んでくれるだけで良かったのにな……。」
「『ねーよww』 その一言を期待していた。お前は俺を裏切ったんだ!」
187 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 22:50:49 ID:TCJtdcwRO
そう、これは本当のお話。
彼女はその日、僕に言った。
「今度の花火大会は絶対一緒に行こうね!ダイエーの駐車場から見るんだよ!」
僕もそのつもりだった…そしてその時に、僕は彼女に告白するつもりだった。
午後5時23分。家の電話が鳴った。
「今すぐ…会いたいんだ」
彼女の荒い息遣いが、受話器から伝わって来る。
「…ごめん…これから塾なんだ…」
「そっ…かぁ」
消えてしまいそうな声。
「ご、ごめん…ごめんよ…」
「ううん…仕方ないよね」
塾の授業中、外でパトカーの音が聞こえていたのを覚えている。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 22:52:51 ID:ROa+TGp00
あぁ……そうか……
俺は、アイツの期待を裏切って、しまったんだ……。
呆然と天井を見上げる。
まっしろな天井。
俺はもう、許されないだろうか。
もう、あの日々には戻れないんだろうか。
回線切って首吊ってきたほうがよさげ?
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 22:55:13 ID:Mqb/B7060
うはwwwwおっきあげwwwww
190 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 22:57:19 ID:kc6rI2U1O
「おにぃちゃん……ホントに書かなきゃ…だめ?」
妹の桔衣が上目遣いで僕に言った。
文才の無い僕は、ここに書き込む小説を桔衣に書かせている。
「れあたんがお前を指名してるんだ。ほら、兄ちゃんがいつも桔衣にしてること、そのまま書けばいいんだぞ」
「恥ずかしぃよぉ…」
「そんな事言ってると…こうだぞ」
「ぁっ……おにぃちゃぁん」
「桔衣…」
「お前に兄弟姉妹はいないだろ」
HDDとすね毛に着信.X
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 23:00:32 ID:nZ10xS2oO
>>187 ちょ・・・オモタス・・・・・
俺も好きだった人が白血病で死んだ時はクラスが違って、親とも面識も無かったから、葬儀には行けなかったや・・・
思い出して泣きそうになる話だ
彼女さんの冥福をお祈りします・・・
>>188 「待てよ!」
回線で首を吊ろうとする少女の部屋に飛び込む。
「きゃっ!」
彼は少女を無理矢理回線から引き離す。
↓↓↓
192 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 23:05:28 ID:TCJtdcwRO
スレ違いの話してごめん_| ̄|●
193 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 23:07:34 ID:kc6rI2U1O
僕はこのまま書いてもいいのだろうか…
すね毛が抜けきってスベスベ美肌した足を撫でながら呟く。
なんかネタ振りされとるし、ボケた方がええんとちゃうやろか…
少女は…………
駄目だ、思いつかない。
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 23:07:34 ID:nZ10xS2oO
>>190 それなんてエ(ry
>>192 いやいや、そんなこと気にしちゃダメだぜ!
話が変わるなんてよくある話さ
195 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 23:08:18 ID:TCJtdcwRO
そして彼はそのまま少女を押し倒す…
「……」
無言で頷く少女。
二人はその夜、一線を超えた…
>>195 おまwwwwwwwwれあたんww一線w越えたwwwwwww
_
二人の時間が続く。幸福な時間。きっとこれからもずっと続いてゆくだろう。
……そう…思ってた。
↓↓↓
197 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 23:17:28 ID:kc6rI2U1O
嘘憑き
「世界はこんなにも下らない嘘で満たされているのに、どうして皆僕の幼稚な嘘に気付かないのだろうね」
由良禍人は独り言のように耳元で囁いた。
「私はいつも気付いてるよ。……ねぇ、暑いんだけど」
それでも禍人は離れない。
「――好きだ」
「嘘ね」
「誰よりも愛してる」
「ウソ」
「いつも君の写真を持ち歩いてる程」
「いいから離れなさい」
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 23:18:07 ID:ROa+TGp00
>>196 なんだもうwwwwww段々わけわかめwwwww
もう、通常の会話から小説に派生するスレになってきてるよwwwww
199 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 23:18:52 ID:TCJtdcwRO
えーと、続き^^;
目が覚めると、メガネをかけた人間がぼんやりと見える…
僕「あ…あれ…?ローザ…?」
「ばっかもーん!」
いきなり怒鳴られてまた意識が飛びそうになる。
僕「さ、坂本さん…」坂本「ベンチでいきなり倒れたそうだな。大丈夫か?」
僕「あ…はい…」
200 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 23:20:24 ID:kc6rI2U1O
僕は愕然とした。
流れを変えてしまったのだ…
思わずすね毛に手を伸ばしたが、そこには何もない。
いや、
いいんだ。
書くぞ。
僕は書くんだ!
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 23:23:51 ID:nZ10xS2oO
>>197 な、始まったのか!?
期待してんぜ
>>198 いっそ暇な時はみんなでリレーとかなw
>>199 坂本味占めすぎだwwwwwww
美味しいキャラすぎすww
>>200 いいからがんがれよなー。
(棒読み)
202 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/29(金) 23:29:18 ID:TCJtdcwRO
周りを見渡すと、そこは保健室だった。
僕「あ…た、体育祭は?」
坂本「終わったよ」
僕「えー…_| ̄|●バトル双六最後まで見たかった」
と、扉が開く。
瑠衣「ただいま…あ、兄さん!やっと起きたのね」
坂本「お、瑠衣ちゃん。じゃあ交代な」
坂本さんはそう言って保健室を出た。
瑠衣「兄さん…大丈夫?」
僕「ああ、大丈夫だよ」
瑠衣「…嘘」
そう言って瑠衣はこっちを見る。
瑠衣「何か…あったんでしょ?ローザさんと」
!!
瑠衣「ほら、びっくりしてる…何があったの?」
助けて(つД`)・゜・。
「本当だとも――ほら」
禍人は財布から一枚の写真を取り出した。
写真の中の少女は下着姿で、カメラ目線ではなかった。
「ちょ……これ、私じゃない!」
「今日、盗撮犯である木守先輩から全て買い取った」
◆ 嘘
「鼎のあられもない姿が他人の眼に触れるなど…考えただけで甚だしい。おかげで見てくれ、お金の代わりに写真がこんなに」
写真は全て更衣室でとられたもので、その全てが鼎が写った物だった。
「後一週間、僕の財布の中はこのままだ。うっかり元値の倍で売ろうかとも考えてしまった」
204 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/29(金) 23:46:07 ID:kc6rI2U1O
「他には?」
禍人は素直にポケットからネガとフィルムを出した。
「それで、木守君は?」
フィルム中身を引っ張ってダメにしながら鼎は聞いた。
「今はどうか知らないが……明日登校して来るかどうかは」
「何したの?」
「そんなに酷い事はしてないよ」
「な に を し た の ?」
「…嘘を吐いた。髪を掴んで引き寄せ、こう言った。『次にこんな事をしたら、僕は自分を抑えられない。君の腹に牛刀でもぶち込んでやらないと気が済まない』って。…そんなのナンセンスだからやらないけど」
「それは脅しと警告であって嘘の類ではないわよ」
鼎はフィルムを放り投げた。
フィルム―光に晒され、丸められ、現像は不可能だろう―は綺麗な放物線を描いて彼女の部屋の隅に置かれたゴミ箱に吸い込まれた。
「僕はその被写体が君でなければいいんだ。僕は君に好意を持っている。友人と呼べる者が殆どいないこの僕の戯れ言に付き合ってくれている。一体何を考えているんだ」
「いや…その、」
「そんな写真なんかより僕は君が自ら僕の目の前で見せてくれると信じている」
アルカイックスマイル。
「………知らないわよー。木守君は後輩に舐められて黙ったままでいられる様な人じゃないはずだから。それに、私が自分から見せるってどういう事よ!?」
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/29(金) 23:57:26 ID:ROa+TGp00
>>205 何部だよwwwwww
シャワー浴びてくるノシ
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:02:57 ID:zgoxlfF1O
208 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 00:04:21 ID:1Exu8GlcO
鼎は写真の向きを揃えるとネガの入っている封筒にいれ、
本当にこれで全部?という風に禍人を見た。
禍人は頷き、言った
「木守君に至ってはどうでもいい。が、君は必ず僕の前で肌を晒す。…自分から、ね」
「根拠は」
「勘だよ。男の勘」
次の日、木守 連が登校して来る事はなく、森の中で惨殺死体となって見つかった。
凶器である牛刀以外に、犯人に関する手掛かりは掴めていない。
次回◆ 由良 禍人
209 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 00:10:13 ID:1Exu8GlcO
まぁ、物語はこんな感じで進んで行きます。
一つの章の分量はマチマチですが、一つの章を全て書き込むのに一時間半ってとこでしょうね。
それが10章ちょっとあるわけですから、PCなら1日で仕上がるでしょう。
だ が こ と わ る
ウチの学校には文学部という、同人漫画のストーリーみたいな小説を書く部活があるよ。
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:10:53 ID:HwWpJDu50
軽く汗だけ流してきた。
中学時代は合唱部。高校時代は演劇部。
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:13:30 ID:MaJV2D3N0
>>209 あー、うちも文学部っていう名前だったな
毎年七月にはギリシャ語の名前のついた部誌を出してた
>>209 乙かれ〜
俺が行ってたとこにはそんなのは無かった
微妙な部ばっかだったお
213 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 00:16:06 ID:1Exu8GlcO
>>211 ウチも名前ワケ☆ワカ☆ラン。ギリサ語すらわからん。
漫画研究部のヒトが小説を部誌に載せるくらいのことはあったが、
文芸部みたいなのはなかったにゃー
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:19:00 ID:MaJV2D3N0
>>213 うは、もしかして学校いっしょじゃね?
今年の学園祭は七月の頭だったりしなかった?
216 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 00:20:12 ID:1Exu8GlcO
因みに俺は写真部。
木守君と同じですが偶然なので盗撮はしてません。
つか、周り全員おにゃのこで男子部員イナサスwmwmwmwm
217 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 00:21:43 ID:1Exu8GlcO
おまいらは青春感じてるなぁ・・・
お兄ちゃん、悲しくなってきたよ
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:23:46 ID:MaJV2D3N0
>>217 まじで?
なんかドキドキしてきたww
あのさ、「シ」で始まるカタカナ7文字の
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:25:20 ID:HwWpJDu50
ばっきゃろう。
遊びまくれるという点では高校より大学の方が青春なんだぜ!
と一人で盛り上がってみる。
221 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 00:27:21 ID:1Exu8GlcO
シ ノ イ キ…なんだっけ?
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:28:08 ID:zgoxlfF1O
223 :
6:2005/07/30(土) 00:28:14 ID:BGo9+EMdO
みっみんな若いなぁ
(´д`)
>>222 あぁ……なるほど……
大学生はNEETと大して変わらないくらい楽だぜ。
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:29:57 ID:MaJV2D3N0
>>221 うはwwマジかww
キタコレwwww
俺それの六年前の編集長だわwww
ちょwwwwww6様が最年長かwwwwwwwww
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:31:16 ID:MaJV2D3N0
ってあー、俺の方も何か証拠になることを言わなきゃいけないのか
昇降口の真上に図書館があるよなww
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:32:22 ID:zgoxlfF1O
>>224 ニートじゃないんだ!
本職が最近入ってこないから仕方なくなんだよぉ…
>>225 おまいら会ってこいwwwwww
229 :
6:2005/07/30(土) 00:33:23 ID:BGo9+EMdO
10代ていいよね
20こえるとお肌がドモホルンリンクルを欲しがるよ…
>>225 せんぱーい、ッオース!
って、あった?
231 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 00:35:12 ID:1Exu8GlcO
図書館あるあるw
昇降口の
右に考えるヒト、
左にわけわかんない銅像
どうよ?
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:36:27 ID:zgoxlfF1O
>>229 そっちに行っちゃダメ!!
……行ったら…行ったら二度と戻ってこれないのよ?
近所なのはわかったが、とりあえずsageとけwwwwwww
ここまで来ると流石に叩かれそうだwwwww
234 :
6:2005/07/30(土) 00:37:53 ID:BGo9+EMdO
いぃねぇ
これはガチで会うべきだ!
まぁ、別にsageなくてもいいっちゃいいんだろうけど、
ここまでくるとオフ板いけ、とか言われそうだし、とオモタだけですお
>>230 うはwwww懐しいなwwwそれまだ続いてたんだwww
>>233 いや、俺京都だからwww全然近くねwww
スレ違いスマスww
とりあえず俺もスレタイに添って何か書くおww
馴れ合いもいいとこwwwww
さーげーるー。
あと多分近所に先輩の方がはいない。
でしょ?
239 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 00:43:02 ID:1Exu8GlcO
では先輩に任せて僕はそろそろ…
オナニーの時間なんで…終わったらまた来ます
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:44:31 ID:zgoxlfF1O
242 :
ダース・6:2005/07/30(土) 00:45:29 ID:BGo9+EMdO
>>232 もう遅い… 6はフォースの暗黒面に引き込まれダース・6となったのだ。
/゚▲゚\ コーホー
>>238 > あと多分近所に先輩の方がはいない。
言葉の意味がフメス…(´・ω・`)
ここって、書く人基本的にコテつけるのん?
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:48:28 ID:HwWpJDu50
>>243 別に無理につける必要は無いかと。
ただ、書いてる最中タイトルくらい書いてくれると、
2つ並行して投下されたときとかに便利って程度。
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 00:50:21 ID:zgoxlfF1O
>>242 っ…!! 間に合わなかった…。 私は…何を…間違えたっていうの……?
>>243 お好みだけどあった方がわかりやすい
246 :
ダース・6:2005/07/30(土) 01:01:22 ID:BGo9+EMdO
>>245 パドメ、君を救うためなんだよ
/゚▲゚\ コーホー
↑我ながらなんと情けない顔文字w
247 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 01:05:13 ID:1Exu8GlcO
>>243 ハアハア…殆どの……卒業生はぁ…卒業後にッ……あぁん……遠、く、にぃッ……イっちゃ、行っちゃうからあッ!
らめぇ!ぁふ……近所には……もぉ、住んでッない……ッ
………ッハァ…ハァ
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 01:07:58 ID:zgoxlfF1O
>>246 つーかスター・ウォーズミテナス(´・ω・`)
249 :
6:2005/07/30(土) 01:16:42 ID:BGo9+EMdO
>>248 ネタに乗ってくれてありがとうw
スターウォーズは簡単に言うと
ジェダイ<クローン兵<イウォーク
て感じですた。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 01:20:10 ID:HwWpJDu50
うー、1時過ぎたか。
>>118の続きだけ書いて寝るかにゃー。
トリつけたお
創作文芸板でいつも使ってるコテだけど
>>247 はあくしたww
――あれは東京ゆきの特急列車だ。
僕は四階の教室の、窓ぎわのいつもの席にかけて、くせっ毛の英語教師がへたくそな発音で
リーダーズを読むのを聞いている。
この学校が立つのはそう丘というほどの丘の上でもないはずなのだけれど、こうして窓から
見下ろしてみると、たしかに市街地よりは一段高いところにいるのがわかる。
――あれは東京から来た特急列車だ。
屋並みや、田んぼや、少しのビルのあいだを、きれいな色の電車が流れ去っていく。
特急列車っていうのは、いくつもの駅を無いみたいに通りすぎてしまう列車だけれど、
そのかわり、止まった駅では、知り合いがいても気づかないくらいにたくさんの人を降ろし、
また、乗せていく。
通学定期の僕たちは、特急列車がホームに来ると、なんだい、と言って舌を打つけれど、
でも、ほんとうは僕は、そんな特急列車の来るのがうれしいんだ。
学校のあるこの駅に、一本の例外も無く全部の特急列車の止まることが、僕はちょっと
ほこらしいと思っているんだ。
「じゃあ、次」
くせっ毛の教師が、僕の三つ前の席の男を当てた。
僕は窓の外の明るさに慣れていた目を、うすぐらい蛍光灯の室内へ戻して、
三つ前の男の読んでいるところを追う。
――あと三人分だとすれば、ここあたりか。
僕は見当をつけて、辞書を引き引き和訳をはじめる。
そうしているうちに、英語の時間は終わって、昼休みになった。
一つ大きく伸びをすると、そこにいた、陸上部の長田に声をかける。
長田は、僕が入学してから今までの半年に、クラスで一番仲よくなった男だ。
「よう長田、パン買い行こうぜ」
「あー、悪いな。俺今日は弁当だから」
昼食は、まったく取らないっていうやつを別にしたら、家から持ってくるやつと、パン屋で
買って食べるやつが半々くらいだ。
教室のそこここに、机をまとめた島のようなものを作って、男の子と女の子と、それぞれ
微妙に距離を取りながら、ひとあつまりになってさわいでいる。
「弁当? あれっ、でも長田、おまえんちは共働きで…」
「おう、まあな。うちの母ちゃんは弁当なんて作ってる暇ねーよ。
つーか、こんな可愛らしい弁当箱に弁当を作ってくれる親がどこにいる」
長田が幸せそうににやける。
ああ。
先週からつきあいはじめたっていう陸上部のなんとか先輩ののろけ話を聞いていては、
パン屋のパンが無くなってしまうから、僕は続きを聞かずに飛び出した。
校門前のパン屋は相変わらず混んでいたけれど、僕も四月のころとはちがって、
もう人ごみの通り方にも慣れた。適当に棚の方に進み出ながら、このところコルネを
買ったことが無かった気がしたからコルネと、あと何か二、三個パンを買って、
教室に戻った。
255 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 01:54:18 ID:1Exu8GlcO
母校に酷似アゲ。
寝てたみたいだけどやっぱり無理だ
誰か保守頼む
「おにいちゃん、困ってる人がいるよ!助けなきゃ!」
「そうだな、困ってるみたいだな…。」
「黙って見てないで助けてあげて!」
「それは、できないよ。」
「どうして?!おにいちゃんだって、ここのお話いつも楽しみにしてるじゃない。落ちちゃったら、もう読めないんだよ?」
「それはわかってる。書き手さん達も保守してくれる人がいるから安心して書けるってことも…。」
「じゃあ、どうしておにいちゃんは、ほしゅらないの?」
「実は兄ちゃんな…
まだ5ヶ月半しかROMってないんだ…」
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 02:43:02 ID:HwWpJDu50
俺なんか、1ヶ月しか、ROMらなかったぜw
空気嫁りゃあ別に半年ROMる必要はナッシングw
多分もう少しROMるとマジレスどころが分かるんじゃまいか
悪い……基本的にマジレス屋さんなんだ…
「ほら、おにいちゃん!>259さんもああ言ってるし」
「じゃ、>259 のお話読みながら保守しようか」
マジレスは別にいいっすよ?
ただ…
バトンはおまいに渡ったw
>>262 正直寝ようと思っていた。
こうなったら徹夜する。
>>118からの続き
*
七海は唖然とした。
そんな呪いがあるなら、自分自身にかければいいじゃないか、とか、
呪いかけてるヒマがあるなら佐藤に因子を植え付ければいいじゃないか、とか。
そんな考えを見透かしているかのように、佐藤は苦笑する。
「そう、都合よくいくわけでもないんだなぁ、世の中」
そう言って、笑いながら話をする。
ざっと抜き出すと、佐藤の話はこんなところだった。
呪いをかけられてしまった佐藤は、さっさとこんな呪いを解いてしまいたかった。
だが、女王と因縁のある佐藤は、女王の復活を望まない。
女王を復活させず、呪いを解く方法は無いか。佐藤はそれを探した。
そんなときに不意に見つけ出した「闇の種」を所有する少年、小村七海。
潜在的に女王よりも強い魔の力を所有する、魔族の王の座につく権利を有するもの。
もしも、彼の意思が女王よりも強いのならば。
その体内に女王を眠らせたままで、いられるだろう。
もしも乗っ取られたなら、女王は更に力を得てしまうというデメリットは、あるが。
「やったぁ♪おにいちゃん、>263さんが書いてくれるって」
「こらマテ、彼はまだ書いてくれるとは言ってないじゃないか」
「えーっ?だって徹夜だって…」
「徹夜でROMる気かもしれないぞ?」
「そんな…ぐすっ」
「…っわ、泣くなよ!わかったわかった!お前が信じていればきっと書いてくれるさ…な?>263」
>264 VSキター!
267 :
れあ:2005/07/30(土) 03:40:30 ID:HwWpJDu50
「つまり七海には、女王の覚醒を防いで頂きたいわけなんだけど」
と、佐藤は不意に真剣な目つきをした。
七海は彼を睨み返し、低い声を放つ。
「……それは、いいだろう。俺だって身体を乗っ取られるなんて望んじゃいない。
お前のことだって嫌いじゃないし、力になってやれるなら、それで構わないさ。
だけど、翼を利用した理由は何だ」
その表情に遠野はびくりと身を竦めたが、佐藤は「怖い顔すんなよ」と笑い飛ばす。
「それはお客さんにお帰りいただいてから話そうぜ?」
と、佐藤が指で指し示す先。
ゆかりと六花がそこには立っていた。
ゆかりは、十字架を模したような形をした、その小柄な身体に合わないほど巨大な、
何か鈍い銀色の銃火器……マシンガンのようなもの、を片手に下げていた。
六花は鋭い、銀色の剣を持っている。
「武器まで持ち出して、何の用だ」
七海は反射的に遠野を自分の背に回す。
明らかに隠そうともせず、ゆかりと六花が不快な表情を見せた。
「七海君を、連れ戻しに」
「こっち側に、ね」
2人はすっと武器を構える。睨み付ける先は、───遠野翼。
「七海君は彼女のことになると負の感情が高まりがちなの」
「そもそも因子を七海に植えつけたのはその子なんでしょ? だったら、倒すべきはその子」
「……殺す、とは言わないけど。貴方と彼女を、引き離す」
月夜。あまりにも世界は静か過ぎる。
268 :
れあ:2005/07/30(土) 03:50:14 ID:HwWpJDu50
七海は小さく溜め息を吐く。
未だ、遠野が七海に因子を植え付けた理由は不明のまま。
「俺は、出来ることならお前らを殺したくはない」
でも、決して自分に悪い理由ではないと、信じている。
「だが、俺と翼の邪魔をするなら引き千切る、ぞ?」
ぞっとしたように少女達が身を竦めたのを、七海は少し面白そうに見つめる。
「ほら、ソレ。ソレがよくないんだってば……」
六花は虚勢を張る。そうでもしなければ、今の兄に立ち向かうことは出来なかった。
生理的嫌悪感。身体の芯の方から込み上げる恐怖。
喉から、飛び出しそうな、心臓。
慣れているのか、ゆかりは六花より少しだけ冷静そうには見えたが、引き金を支える指が震えている。
「そうやって、そういう顔するの。いつもの七海と全然違う……」
「何言ってるんだ六花。こういう俺を、お前が知らなかっただけだろう」
「っ今までずっと一緒にいたのに、そんなわけないでしょーが!!」
叫び声さえ、苦笑の表情で流されてしまう。
「今の俺を、お前は女王に侵食された俺だと、思っているのかもしれないな。でも、違う」
言葉を引き継いだのは、佐藤だった。
「これが七海の本来の姿。闇の種が覚醒した、魔王としての七海の姿。そうだろう?」
ひゅうっ、と。
ゆかりが息を漏らした。
269 :
れあ:2005/07/30(土) 04:08:31 ID:HwWpJDu50
「……七海君、女王、そして魔王の3つの人格が、ある、ということ?」
「違う。七海と魔王は2つで1つだ。潜在的に種を持つ、とはそういうことだ。
情報部は教えてくれなかったかな? それとも知らなかったか? 聖女様」
佐藤は軽い調子で笑った。
「女王を抑えたところで、魔王の覚醒は止められない。そして、どうしても七海は魔王にならなければならない」
その言葉に、七海は首だけを佐藤の方へと向けた。
「ちょっと詳しく説明しろ、佐藤」
と、言い終わる前に。遠野がぎゅっと七海の服の裾を握り締める。
少女はしばらく言い難そうに下を向き、深呼吸をし、自分の喉を押さえ、
何度も口の中で言葉を転がすように乾く唇を、舐めた。
そして、しゃんと背筋を伸ばし、ようやく、語る。
「そのまま、人間として生き続けることは、出来ないからです。
闇に属するものとして覚醒しなければ、七海先輩は死んでしまう、から」
ぎょっとしたのは、七海だけではない。
ゆかりは息を飲み、六花は唖然とした。
「闇の種は、宿った者が若いうちに覚醒しなければ、宿主の身体を食い破り、新たな宿主を探すんだ。
年齢はまちまちだけど人間の場合は18〜20歳くらいだね」
佐藤が説明を付け足す。
「つまり、このままヒトとして生活してれば、七海は死んでしまうところだった。
でも覚醒にはキッカケが必要だからね。女王の因子は覚醒のためのキッカケにもなるわけだ」
つまり、七海を生かすため。
俺も七海のことは友人だと思ってるし、死んでほしくは無かったから、と。
未だ正体の分からない男は、言う。
おはよう ってかネテナス・・・
今日はこのままバイト行ってオールか・・・
V.S七海読んで気合い出すとしますかね
271 :
れあ:2005/07/30(土) 04:25:35 ID:HwWpJDu50
遠野が不安そうに七海の服を握り締めながら呟いた。
「私、先輩に死んでほしくなくて……それで……」
彼女は半ば泣きそうになりながら、それでも涙を零しはしない。
ただ唇を噛み締める。
七海は遠野の頭を引き寄せ、抱きかかえ、くすりと笑った。
「最初から言ってるだろ。お前のことは信じてるんだって」
柔らかな髪を、撫でる。
「女王の因子とやらは、俺の力で抑えられるだろう。お前らが『ヒトである七海』を求めるなら、
そいつはもう戻ってはこない。………どうするつもりだ?」
七海は2人の少女を睨み付けた。月明かりに照らされ、やけに儚げに見える。
「………ら…い………」
先に口を開いたのは、六花。
「……そんな七海……いらない………そんなの……おにーちゃんじゃ……ないもん……」
ぼろぼろと涙を零す。ぽたぽたと地面に落ちる。
コンクリートの地面に、染みを作る。花弁のように。
「同意、ね。女王以上に魔王は危険な存在。見過ごすわけには、いかない」
2人はまったく同時に武器を構える。
引く気配は、無い。
「殺したくないって、言ったのに」
諦めたように七海は胸の辺りに自分の手を寄せる。そして軽く、振り下ろす。
月明かりさえ吸い込んでしまいそうな虚無の剣が、まるで七海の身体から引き出されるように生まれた。
*
気合、出るのか?
とりあえずココマデー。
いや、出るさ 眠気は取れんがやる気は出るw
やっぱりあと2時間ほど寝ますよっとほす
乙ー
ちっくそー、VS七海完結させたら、今度はもっとノリの軽いものを書くね。
主人公は魔王モードの七海みたいな奴で、ヒロインはそいつのことご主人様って呼ぶのな。
うはwwwww夢がひろがりんぐ
保守
寝るぽ
277 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/30(土) 06:14:33 ID:riUNDOQJO
瑠衣「なんにも言わなくても見当はついてるよ。兄さん…ローザさんに告白されたんでしょ?」
僕「え…」
瑠衣「バレバレよ。私をなめちゃあいけないって事ね」
僕はただガクブルするしかなかった…が、
瑠衣「…うらやましいな」
僕「…?」
瑠衣「私だって兄さんの事、好きだもん」
あ、あのー、また吹っ飛びそうなんですが…^^;
瑠衣「兄妹だもん…あんまり深いこと出来ないから、兄さんにはなんにも言わなかった」
瑠衣は相変わらずブルマ姿でこっちを見ている。
瑠衣「でも、やっぱり我慢出来ないよ…」
278 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/30(土) 06:25:20 ID:riUNDOQJO
おはようございます(^^ゞ
書き込みボタン押す直前に眠ってしまったみたい_| ̄|●
>>278 どーゆー寝方ですかwwwwww
てことでおはようございます旦那様。
お食事になさいますか? お風呂になさいますか? それとも も ず く ?
ルイエロイよ。エロイよ。
280 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/30(土) 06:36:03 ID:riUNDOQJO
僕は…どうすればいいんだろう。頭の中で、瑠衣とローザが交互に現れる。
瑠衣「…やっぱり…兄さんはローザさんが好き?」
寂しそうにこっちを見る瑠衣。
僕「…分からない」
瑠衣「…そう」
瑠衣が僕の頭の両横に手をつき、真上から見つめる。悲しそうな表情で…
瑠衣「じゃあ…兄さんはローザさんに答えてあげて」
僕「え…」
瑠衣「私は…っいつも兄さんと…一緒にっ、いた…から」
僕の頬に落ちる瑠衣の涙。
瑠衣「私が…兄さん、と…付き合えっ…なくても…妹…だもん」
…僕は…瑠衣が必死に我慢しているのを見たくなかったから…
281 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 06:43:56 ID:1Exu8GlcO
あはやうござす。
祥一さんはローザンヌに告られて気絶したのか……
ヨワス.
282 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/30(土) 06:48:30 ID:riUNDOQJO
そのまま、瑠衣を抱きしめた。
瑠衣「に…兄さん…?」
僕「ごめん…まだ、どっちにも返事は出来ないんだ…」
瑠衣「…」
瑠衣の熱い体が、少し震えている。
僕「だから…今は…」
瑠衣「ぅん…わかったよ…」
そう言って瑠衣はまた枕元の椅子に座る。
瑠衣「でも…必ず返事してね。特にローザさんには…」
僕「ああ…絶対にな」
坂本「起きろぃ!」
耳元に坂本さんの威勢の良い声が響く。
僕「え…あれ?坂本さん…」
坂本「瑠衣ちゃんの目の前で眠りに入るとはdだ後輩よのぅ」
そうか…また寝てしまったのか…
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 06:51:02 ID:HwWpJDu50
ちょwwww祥一wwwwwヨワスwwwwwww
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 07:26:00 ID:HwWpJDu50
人イナス…
おまいら、俺はしばらく留守にするぜ。
こんど来れるのはいつかわかんねぇが……。
まぁ、そんときまでスレが残ってたら続き書く。
じゃあな。
駅まで先輩迎えに行ってくるお。
286 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 08:37:42 ID:1Exu8GlcO
もう帰って来んなー!
れあの…ばか。
寂しくなんて…ないんだからね。
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 10:53:33 ID:zgoxlfF1O
ちょwwwwwwwテラヤバスwwwwwwwwwwwwwバイト遅刻wwwwwwwww今から行くwwwwwwww保守頼むww
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 12:02:05 ID:JW7Ovf4ZO
行ってら〜 ほす
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 13:06:45 ID:JW7Ovf4ZO
みんな行ってしまったの?
わたし…一人でお留守番こわいよぅ
保守、1時間おき位で大丈夫か?
290 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 13:20:07 ID:1Exu8GlcO
バイト終わり!
保守ったら保守!
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 13:35:36 ID:JW7Ovf4ZO
>290 乙です!
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 14:32:49 ID:JW7Ovf4ZO
保守用小咄投下
※このお話は、ある歌の詞に枝葉をつけたものです。何の歌かわかるかな?
↓
高い城壁に囲まれたその街は、砂漠の道の中継地として古くから賑わっていた。
財を蓄えた裕福な商人たちが屋敷を構える享楽と退廃の街。
勿論こんな街のことだ、路地裏に回れば最下層の人々がその日を生きるに精一杯のスラムを形成している。
「ゴルァ!またお前か!待て、この泥棒!」
「ばーか、オッサンみたいなデブに捕まるかよw」
バザールの屋台から、麦と塩だけで焼いた固いパンを掴んで逃げる少年。この街ではあまりに日常茶飯事で、捕まえるのに協力しようなどという酔狂な者がいるわけもない。
293 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 14:36:29 ID:1Exu8GlcO
ポルノグラフィティのカルマの坂?
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 14:44:35 ID:JW7Ovf4ZO
「ちっ、もう少しゆっくり走ればよかったか。全然追ってきやしねぇ。」
足の速い彼がオトリになっているうちに、別の少年達が店の物を奪う計画だった。
他人の物を盗むことに、もはや躊躇はなかった。戦で親を失った彼らには他に生きる手段がない。
仲間の少年達のところへ戻ろうと、大通りの方に曲がった彼は、きらびやかに飾りたてられた行列とすれ違った。
どこかの屋敷へ向かう、貢ぎ物の列…さすがに幼い少年が手を出すような相手ではない。
宝物がたくさん詰まっているはずの馬車や奴隷達の列を横目に通りすぎようとしたその時、1人の少女が突然、うつむいていたその顔を少年の方に向けた…。
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 14:49:57 ID:JW7Ovf4ZO
>293 早っ!
まんますぎたか…orz
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 15:32:41 ID:zgoxlfF1O
れあたん、俺はいつまでも待ってるぜ
お前の話の虜になっちまったんだからな
つーか二度寝してたんだけど・・・ヤバいな
職場から電話がかかってこないのにガクブルしながら保守
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 15:55:42 ID:JW7Ovf4ZO
保守職人キター!
先生かばって学校飛び出して…それから?
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 16:03:45 ID:zgoxlfF1O
書いてる途中で寝てたな・・・
昼〜夜は作家さんがいるので寝静まった頃に保守しながら書きますお
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 16:10:36 ID:JW7Ovf4ZO
本職さん来たからROMに戻る
また誰もいない時に続き書くかも
カルマの坂…名曲だ
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 17:19:25 ID:Ge5SrdZc0
ほしゅ
ほしゅ
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 18:48:40 ID:zgoxlfF1O
ほしゅ
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 19:57:18 ID:zgoxlfF1O
ほしゅ
304 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 20:04:46 ID:1Exu8GlcO
保守
嘘憑きは今日も11時頃から書き始めようかな。
305 :
桔衣 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 20:12:46 ID:1Exu8GlcO
今日はおにぃちゃんが書かないので、わたしの今日のことを書こうと思います。
今日はプールに行きました。
わたしはうきわを忘れてしまったので、おにぃちゃんに捕まっておよ
ここまで打って、僕は手を止めた。
痛い。
痛すぎる。
どの位痛いかって、
お姉ちゃんスレでもないスレでお姉ちゃん大好き発言する涎氏位痛い。
僕はすね毛に手を伸ばしたがそこにあるのは姉さんの手だった。
姉さん…
勿論、そんな存在はいない。
僕の姉さんは心の中にいる。
なぜならば、彼女もまた、特別な存在だからです。
僕のすねに触れていたのは、余りにも暇で作ってしまったねりけしの鳥の骨だった。
http://l.pic.to/2ps80
それなんて脳内?
308 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 21:07:51 ID:1Exu8GlcO
脳内っつうか脳内すぎてなにがなんだか。
最近は起きた時に夢と現実の区別がつきません。
かなり体感する夢(寒い、気持ちよい、甘い、いいにおい、など)を見るんで。
…と言うか、みんな寝過ぎだろここ
たわごと→たいてい寝てる。二度寝発言。
れあ→やっぱり寝てる。
6→余り来ない=寝てる
先輩→眼鏡っ娘で脳内保管=仕事疲れで寝てる
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/30(土) 21:15:06 ID:zgoxlfF1O
俺は起きてるけど保守だけだしなw
310 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/30(土) 22:15:18 ID:riUNDOQJO
坂本さんが好きなのはウェルタースオリジナル。何故なら彼は、特別過ぎる存在だからです。
あるあるwwwww
312 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 22:44:03 ID:1Exu8GlcO
無きしにもあらずwwwwwwwww
313 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 23:21:30 ID:1Exu8GlcO
そろそろ書くかな。
誰もいないしな!な!
嘘憑き
"嘘憑き"と言うのは僕の家系の長男にのみ、代々伝わる能力だ。
能力、と言っても少年漫画のように暴力的でなくて良かったと思っている。
この平和な田舎では、そんなものは無用の長物に過ぎない。
掌から炎を出したければライターでも持つがいい。
…元々は"嘘憑き"ではなく、"言霊師"と呼ばれていたらしい。
言霊とは、言ったことが本当になる事だ。
314 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/30(土) 23:21:57 ID:riUNDOQJO
ローザ「保守します…ぅぅ…緊張…しますね…」
315 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/30(土) 23:39:16 ID:1Exu8GlcO
本当になるなら嘘じゃない、と昔は考えていた。
しかし少々誤解をしていた事を、その頃はまだ家にいた父さんから教えられた。
『言ったことが本当になる』のではなく、『言ったことが過去に本当にあったことになる』のだそうだ。
だから僕は"言霊"ではなく、"嘘憑き"と呼んでいる。
◆ 由良 禍人
「由良君」
クラスの女子が僕を呼んだ。
僕に用がある人など殆どいないので何事かと読者を中断し、顔を上げた。
「2年生が呼んでるよ」
教室の戸の傍には鼎が微笑んでいた。
「一緒に帰る友達くらい他にもいるだろ、僕と違って。わざわざ僕と帰るために教室まで来てくれるなんて、感謝の極みだ」
学校前のバス停まで来て、僕は口を開いた。
「ねぇ、由良君確か…"明日木守先輩が登校して来るかどうかは〜"って、言ってたよね?」
「言ったね」
「木守君、今日学校に来ていないわ」
「ほぉ。凄い偶然流石僕。この分なら鼎の綺麗な躰も直ぐに御目にかかれるかな」
鼎が真剣な顔になった。
「話を逸らさないで。…朝のHRで聞いてない?木守君、……死んだのよ」
「僕は一遍に二つの事をすることができない。神聖なる朝の読書の時間にそんな話をされても…」
「今朝、山菜採りをしてた人が雨恵寺の裏林の奥で見つけたそうよ。凶器の牛刀はその場にあったけど、指紋はともかく他の手掛かりも無かったらしいの」
僕は腕時計を見た。バスが来るまで後5分だ。
「……それが、何だい?もしかして、昨日僕が木守君に言ったことを気にしているのかい?」
「いや…でも」
「僕を疑っていると?…厭だなぁ、鼎。もっと僕を信じてよ。僕にはもう、君しかいないんだから」
近くの山には積乱雲が立ち上っている。
もうすぐ一雨来そうだ。
「偶々偶然、木守先輩が学校に来ず、偶々偶然、残念にも林の奥で死体となって見つかった…それだけだろう?」
鼎が眼を逸らした。
「なんで……そこまで淡々と言えるの?」
鼎は俯いたまま言った。そんな鼎を優しい眼で見ながら僕は言う。
「…僕には君しかいない。だから君以外のモノに全く興味が湧かない。何とも思わない。それだけ」
「……ゴメン。由良君の事、疑ってたわけじゃないよ。ただ…言ってた通りになったな、って」
「僕は予言者じゃないからね……今となっちゃ、罪悪感でいっぱいだよ」
鼎はもういつもの顔だ。
「まぁ、そろそろ雨が降るから君の制服は透けてしまうだろうね」
バスがやって来て、僕等の前でドアが開いた。
「何よー。さっきは『僕は予言者じゃない』って言っといて…残念でーしーたー。本日ハ晴天ナリ。降水確率0%。天気予報で言ってたもーん」
僕等は笑いながら、バスに乗った。
隙をうかがいつつ書き込み。
>>286 うっせwwwww畜生がwwwww
>>296 ありがとう。で、どっちの話?
昔BLっぽい小説ばかり書いてた日々が懐かしいぜ。
>>318 どっちもに決まってんだろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
BLは書いたことナサス
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 00:24:32 ID:fZcVQxcFO
>318 IDがエロいwwww
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 00:26:10 ID:gyFHK4+XO
「……………」
「……………」
「……、あんたはエスパーか」
「………………」
突然のスコールの様な集中豪雨にみまわれ、全身ズブ濡れになりながら自宅までの道を歩く。
僕の予想じゃ、髪を少し濡らす程度の雨が、ほんの一瞬降る筈だったのだ。ここまで降るとは……
案の定、鼎のワイシャツは透けて、僕が体育のためもっていたタオルを羽織っただけとなっている。
………水色のブラジャーが、やけに眩しく見えて、僕は灰色の空を仰いだ。
「仕方ない。鼎、僕の家に来い。体を暖めないと風邪をひく。……こっちだ」
僕等は県道から横に伸びた細い道を、急ぎ足で進んだ。
「由良君の家って、どんな家なの?」
「大昔から使ってるボロ屋だ。期待しないでいいよ」
眼の前に我が家が見えてきた。見慣れた木製の門だ。
「お屋敷じゃん!凄いね、由良君の家!」
「…服が張り付いて気持ち悪い。早く入ろう」
「こんなにお金持ちなのに。友達本当にいないの?」
「…僕の性格が捻くれてるせいじゃないかな」
自覚して直さないのはワザとだ。
「そういうことで友達を家に上げるのは君が初めてだ。さぁ、上がれ。今タオルを持って来るから、少し待ってて」
「ん、どーも」
鼎はタオルを受け取ると髪を拭き始めた。
「今風呂を沸かしてるから。早く暖まらないと本当に風邪ひくぞ」
鼎は髪を拭くのを止め、僕を見つめた。
「………今度こそ僕を疑っていないか?安心してくれ。高2にもなって未だにAカップのブラを着けている君のスレンダーですっきりとした躰に、僕は欲情しない」
僕は重たくなった2足の靴に新聞紙を詰めた。
「なんで私のブラのサイズ知ってるのよ!」
鼎は『一緒に入る?』というお約束の冗談を頭から拭い去った。
「………サァ?」
次回:◆ 県 鼎
324 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 00:39:10 ID:Ckyr8SIoO
ふひぃ。
終わった終わった。
今日は前より少し長かったかな―
最近オナニーする気も起きないんだよね。夏バテ?
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 01:11:02 ID:gyFHK4+XO
オナはともかくネタに走りすぎだwwwww
326 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 01:32:36 ID:Ckyr8SIoO
今日誰も来ないのか?
テラサビシス(´・ω・`)
保守専の人、後は頼んだ。ノシ
ノシ
328 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 01:38:46 ID:Ckyr8SIoO
おそらくこのスレで一番キモいのはこの俺様だろう。
馬とかオナニーとか鳥の骨とか平気で言ってるしな。
だがこのスタイルを変える気はない。
何故ならこれが森蔵クリスティー
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 01:41:53 ID:gyFHK4+XO
>>326 保守はするけど今は外だからgrたんに任せた
おkwwww
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 02:31:43 ID:gyFHK4+XO
ワクワクテカテカ
保守
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 03:17:31 ID:X/K6NZN80
>>328 物書き属性のあるヤツは
自分語り傾向&自作文章酔いがあることは重々承知してるから
わざわざキモさをアピールしなくても良いよ(´з`)
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 03:50:17 ID:gyFHK4+XO
保守
保守
そういえば昨日の、まだおにゃのこが出てなかったww
酉これね
大丈夫! 最終的に出ればおk
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 05:22:53 ID:gyFHK4+XO
保守
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 06:10:08 ID:gyFHK4+XO
保守
「えー、それおかしいよ」
「なんだよー。そっちがありえねー」
パン屋で買ったパンと、廊下の荷物棚に入れておいたペットボトルのお茶とを持って
四階の教室のドアを開けると、部屋の中は何かの話題で盛り上がっていた。
「おっ、小川。おまえはどうだよ」
陸上部の長田が、はいってきた僕を見つけて問いかける。
「どうって、何がだよ」
「目玉焼きにいつも何つけて食べてるか、って話」
教室の中央あたりに机を集めている女子たちが、僕を指して適当なことを言う。
「小川君なら何かなー。ケチャップとかじゃない?」
「あー、ケチャップとか好きそうだもんね」
「えー、でもあんがい味噌とかかもよ?」
「うわー味噌、しっぶーい。でも小川君ならありそう」
「ありそうありそう」
「いっつも無口でクールで窓の外とか見てるしねー」
「あと、女子のこと絶対苗字に『さん』づけでしか呼ばないしねー」
すると、前の方にかたまっている男子もそれに乗る。
「おいおい、目玉焼きに味噌ってそれ、なに人のつもりだよ、ひでーな」
「えー、なんでよー。日本人なんだから、味噌でいいじゃないの」
「そうよそうよ」
「よくねーよ」
誰かがさらに乗る。
「そういえば俺も辛子味噌ならやってみたことあるけど、悪くなかったよ」
「まじで? それってどうなん」
「うまいよ」
「おまえくらいだろ」
「あたしもやってみようかな」
「やめとけやめとけ」
「なんでよー」
完全に僕のことなんか放り出してしまったみんなをよそに、僕はパンを机に
投げ出すように置いて、長田のとなりにかけた。
ボート部の大島、ダンス部の川村に、陸上部の長田、それと新聞部の僕。
この四人で昼ごはんを食べていることが多いのは、気が合うから、というよりは、
ただ単にどれもうちの学校ではマイナーな部活だから、クラスに仲間がいないので、
はぐれ者どうしが適当に集まっているだけだというのに近い。
窓際の後ろの方に席を四つ寄せて、みんなの話題にも適当に乗りながらちょっと
離れた場所から見ているっていうのが、いつもの僕らだ。
「おお、コルネか、いいなあ」
「売らないぞ」
「いらねーよ」
「そりゃあそうだろう、長田には手作り弁当があるんだもんな」
「まったくだ。あーあ、俺も可愛い年上の彼女が欲しいよ」
「まあ、そうねたむなって。おっ、これはタコさんだ。……売らないぞ」
「いらねーよ」
こんな風に適当に笑い合っているぶんには、楽しくて気安い いい仲間だと思ってる。
いつまでもおにゃのこ出なくてスマスww
じゃあおまいらおやすみノシ
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 06:24:24 ID:gyFHK4+XO
ノシ
乙かれ〜
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 07:32:24 ID:gyFHK4+XO
保守
保守
348 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/31(日) 08:53:15 ID:4NNu8zI0O
おはようございます(^^ゞ
349 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 09:01:02 ID:Ckyr8SIoO
保守
他の物書きの方は普通だけど
前スレ含めた俺の書き込みがキモい。異常。
350 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/31(日) 09:07:10 ID:4NNu8zI0O
保守がてら少し昔の話を書かせてくださいまし(^^ゞ
中学2年の時に、僕はあることがきっかけで学年の番長格の奴に睨まれ、村八分になった事がある。
学校に行くのが怖くてたまらなくなっていき、4日ぐらいした頃には、自殺すら考えていた。
でも、そんな時に幼馴染みの一人が僕に手をさしのべた。
失礼だが彼女は少し、頭がおかしい…授業中に大声を出したり、突然泣き出したり…
そんな彼女は無言のまま、僕の手を握った。
それから僕は、彼女と屋上でご飯を食べるようになった。その頃から、彼女はしゃべらなかった。
351 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/31(日) 09:15:41 ID:4NNu8zI0O
幼稚園の頃には当たり前だった。彼女の隣りで弁当を食べるのは。
回数が増える度に、彼女は僕に甘えてきた。僕の腕に、彼女が絡み付く。
無音の屋上。僕は彼女の声を、あの日以来1ヶ月経っても聞いていなかった。
ある日の帰り、彼女が僕を引っ張る。連れて行かれた先は、彼女の住むアパートだった。
部屋の中に人はいなかった。僕は知っている。彼女の両親は共働きで、下手すると日付が変わってから帰って来る事を。
彼女は僕を自分の部屋に連れて行くと、ちょこんと正座した。
352 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/31(日) 09:28:56 ID:4NNu8zI0O
彼女の部屋は、万国旗やうちわなど、よくわからないものでうめつくされていた。
僕の手を持って、じっと見つめる。
少しの間。
必死に、何か言おうとする彼女の口から、
「…す……………き……」
よく澄んだ、声がした。
僕は初めて聞いたその言葉がうれしくて、無意識に彼女を抱きしめていた。
熱い体。伝わってくる、弱い鼓動。
そのまま、どれだけ時間が経っただろう。突然、彼女が僕を引っ張る。
ウラヤマシス(´・ω・`)
もう無理だお
寝ますノシ
354 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/31(日) 09:50:34 ID:4NNu8zI0O
引っ張られた先はお風呂だった。
「え…」
戸惑う僕の前で、彼女は悪戯っぽく笑いながらセーラー服を脱ぎ始めた。
下着だけになった彼女。僕は股間が反応するのを感じた^^;
いつまでたっても脱がない僕に嫌気がさしたのか、彼女は僕の服を脱がしていく。
そうして、二人とも裸になった。
シャワーを浴びながら抱き合う。しばらくしてシャワーをとめると、彼女は僕の右手を取って、その股間にあてさせる。
薄い毛の奥に、もう濡れている感覚がある。そこで指を動かすと、彼女の身体が強く震える。
エロキタコレ
356 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/31(日) 10:02:12 ID:4NNu8zI0O
僕は…クラス中からはばにされている自分に優しく接してくれている彼女が…正直言って好きだった。
彼女の性器の周りを撫でるだけで、指にはぬるぬるした液体がまとわりつく。
すると、彼女はよつんばいになって、僕に腰を向ける。僕はたまらなくて、自分のガチガチになってモノをあてがい、ゆっくり挿入した。
初めての微妙な感覚。狭いけどすごく濡れていたから奥までどんどん入って行く。と、彼女は握った手を震わせて、殺しきれなかった小声を漏らす。
それに気づいて少し戻そうとすると、彼女は首を横に振ってくる。
…僕は覚悟を決めた。
357 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/31(日) 10:11:22 ID:4NNu8zI0O
僕は本能のままに、彼女を求め続けた。奥まで押し込む度にあがる小さな声。それがどんどんかすれていく…
いく瞬間になんとか引き抜いて、彼女の背中に出してしまった。
びくっ…びくっと震えている彼女を抱き起こすと、
彼女は、泣きながら微笑んでいた。
なんで…
僕にはわからなかった。彼女の性器は血まみれだった。えろ本とか読んで女の子は初めての時は痛いって知っていた。なのに、彼女は笑顔だった。僕は…彼女を強く抱きしめて、泣いた。その間彼女はずっと、僕の頭を撫でていた…
初体験のお話ですた。
358 :
たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/31(日) 10:19:41 ID:4NNu8zI0O
ちなみに…
彼女とは今もまだ付き合っています…僕の転勤の多い立場から、結婚もまだできず、あまり会うことも出来ませんが、ある程度の出世をして、彼女を養えるくらいになったら、その時は彼女を迎えに行くつもりです。
まぁそんな僕でも、毎年七夕の日には必ず彼女に会います。あの後に彼女と別の全寮制高校に進む時に、彼女がこの日には会いたいと言って決めた日なので…今年も会って来ましたよ。
七夕イイヨーイイヨー
ウラヤマシス・・・(´・ω・`)
保守のためにまだ寝てないお^^
保守
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 12:53:46 ID:gyFHK4+XO
ちょ・・・まじで寝るから誰か保守お願いします
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 13:32:41 ID:s3IgWjp50
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 14:24:27 ID:s3IgWjp50
保守
364 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 15:32:08 ID:Ckyr8SIoO
羨ましいとかエロいとか以前に良い話聞いたな、と思った。
たわごとさん、お幸せに。
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 16:49:20 ID:gyFHK4+XO
起きましたよっと保守
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 17:48:26 ID:gyFHK4+XO
ほ
ゅ
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 18:58:55 ID:fZcVQxcFO
ほす
保守保守保守保守ううううぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!
370 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 19:53:26 ID:Ckyr8SIoO
少々荒れ気味か?
今日はもしかしたら10時半には始めるかもしらんね。
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 20:27:32 ID:gyFHK4+XO
今日は保守の人が多いなw
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 21:27:29 ID:gyFHK4+XO
保守
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 22:19:31 ID:gyFHK4+XO
保守
374 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:00:25 ID:Ckyr8SIoO
今日は嘘憑きを書くのを休もう。
僕はそう思った。
なんだか今日はそんなノリじゃないからだ。
しかし何か書かなければ。誰かが書かなければ。
そんな想いが頭を廻る。
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 23:06:47 ID:gyFHK4+XO
じゃあエロで
376 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:10:20 ID:Ckyr8SIoO
世間話でもしようか。
……そうだな、良いおにゃのこが出てくる話を紹介しよう。
"姫君"。著者は山田詠美。短編集だがなかなかどうしてエロくてスタイリッシュで萌。
あとは"おいしいコーヒーのいれ方"や、"天使の卵/天使の梯子"。著者は村山由佳。
どっちもお姉ちゃん好きにはたまらない一冊。
377 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:13:00 ID:Ckyr8SIoO
じゃあエロで。
そんな書き込みが眼に入る。
「そんなの書けるわけないじゃないか。なぁ、」
僕が声をかけた先ではいやらしくこちらに腰を突き上げた幼なじみがよがっていた。
378 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:17:54 ID:Ckyr8SIoO
「あっ……ゃあっ…」
彼女はラフな格好だったが、ショーツと内股は愛液でぐしょぐしょだった。
「あーあ。床がフローリングで良かったな。」
彼女はもう何回達しただろうか。
379 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:27:57 ID:Ckyr8SIoO
いまの文章をハートマン軍曹風に書き換えてみよう。
「あっ……Sir…」
このbitchはいつも通りのクソったれラフな格好だったが、
pussyのアンコより汚いpantieとcuntは彼女のlove-joiceでぐしょぐしょだった。
380 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:36:31 ID:Ckyr8SIoO
ではいまの文章を夏目漱石風に書き換えてみよう。
「ああ……厭ですよ…」
私の幼馴染はいつもより軽い服装であったが、
彼女が身に付けている下着と内股は、かの分泌物で溢れかえっていた。
「床が板敷きで良かったですね。」
彼女はもう何回絶頂を迎えたのでしょうか。
足元には彼女から溢れたもので、ちょっとした水溜まりができていました。
381 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:43:11 ID:Ckyr8SIoO
では次に、荻原朔太郎風に書き換えてみよう。
……何時までやるのかって?
職人が来るまでだよ!
「おわぁ、いやですよ」
彼女は軽い格好でしたが、
ほのかに彼女を包み込んでゐる下着や、
なやましく伸びた足の内側は、
月のひかりにてらされて、
しづかにかがやいていたのです。
「おわぁ、床が板でできていて、よかつたですね」
しづかにきしれ四輪馬車。
しづかにきしれ四輪馬車。
382 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:45:23 ID:Ckyr8SIoO
文章を変えましょうか。
どんな文章がいいですか?
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/31(日) 23:48:01 ID:HOxI4TVJ0
>161-165>166-170>171-175>176-180>181-185>186-190
>191-195>196-200>201-205>206-210>211-215>216-220>221-225>226-230>231-235>236-240>241-245>246-250
>251-255>256-260>261-265>266-270>271-275>276-280>281-285>286-290>291-295>296-300>301-305>306-310
>311-315>316-320>321-325>326-330>331-335>336-340>341-345>346-350>351-355>356-360>361-365>366-370
>371-375>376-380>381-385>386-390>391-395>396-400>401-405>406-410>411-415>416-420>421-425>426-430
>431-435>436-440>441-445>446-450>451-455>456-460>461-465>466-470>471-475>476-480>481-485>486-490
>491-495>496-500>501-505>506-510>511-515>516-520>521-525>526-530>531-535>536-540>541-545>546-550
>551-555>556-560>561-565>566-570>571-575>576-580>581-585>586-590>591-595>596-600>601-605>606-610
>611-615>616-620>621-625>626-630>631-635>636-640>641-645>646-650>651-655>656-660>661-665>666-670
>671-675>676-680>681-685>686-690>691-695>696-700>701-705>706-710>711-715>716-720>721-725>726-730
>731-735>736-740>741-745>746-750>751-755>756-760>761-765>766-770>771-775>776-780>781-785>786-790
>791-795>796-800>801-805>806-810>811-815>816-820>821-825>826-830>831-835>836-840>841-845>846-850
>851-855>856-860>861-865>866-870>871-875>876-880>881-885>886-890>891-895>896-900>901-905>906-910
>911-915>916-920>921-925>926-930>931-935>936-940>941-945>946-950>951-955>956-960>961-965>966-970
>971-975>976-980>981-985>986-990>991-995>996-1000
384 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:52:08 ID:Ckyr8SIoO
385 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/07/31(日) 23:58:59 ID:Ckyr8SIoO
ハァ…誰か来て欲しいでおじゃる……
のぉ、カズマ。
なんじゃ、カズマもおらぬか……
みんなして麻呂を独りにして…きっと麻呂だけ呼ばずにプリンでも食しているに違いないでおじゃる!
………そうだ!電ボ!電ボはおらぬか!?
………おらぬか……………ウェwwwwwww
なかなか良い響きでおじゃるな………wwwウェwwwwwwwww
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 00:35:06 ID:qFjFxS77O
「ごめんよ。お前の気持ちを考えずに遊びに行ってたんだ…。4時には絶対に帰るから! だから…本当にすまない…。」
387 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/01(月) 01:11:21 ID:/JhPH5sIO
保守
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 01:29:23 ID:qFjFxS77O
充電が切れる・・・orz
389 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/01(月) 01:49:04 ID:/JhPH5sIO
保守…ッ
390 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/01(月) 02:23:03 ID:/JhPH5sIO
保守しつつおやすみ。
夜明けまで残ってるといーね
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 02:31:36 ID:qFjFxS77O
充電機を買ってきた俺が来ましたよ
死ぬ気で保守するお
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 02:33:43 ID:ZbsPBrk3O
どんな話書いたらいいん?エロじゃないと無理なの?
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 02:34:45 ID:qFjFxS77O
おにゃのこ出てればなんでもありらしい
夕食を買いにコンビニに行った頃降り出した雪は、夜中の街を真っ白に染め続けていた。
今日は金曜日、やっとくだらない一週間から解放された。
しかしまだまだ課題は終わらない。土日も休めないな…そう思いながらアパートのドアノブを回した。
電気は消えていた。おかしいな。
今日は幸が先にうちに来ているはずなのに。
真っ暗なまま帰りに買った缶酎ハイの入ったビニール袋を床に置き、それから電気をつけた。
どうやら幸はベッドで眠っていたらしい。疲れたのか機嫌を損ねてしまったのかわからないが、とりあえず起こさないように電気を消し、ベッドに腰掛けた。
すると、背中に体温を感じた
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 02:48:56 ID:qFjFxS77O
新しい神キタ?
「遅いよぉ…」
幸の小さな声。
「帰ってきた時の為に布団あっためておこうと思ったのに…」
ぴとっと頬を背中に寄せてくる幸。
「でも、とにかくおかえりなさい」
とりあえず電気をつけて、缶酎ハイをあけるとこにした。
ショートストーリー
携帯で即席だから駄文ですた…スマソ
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 02:54:15 ID:qFjFxS77O
いや、良かったお^^
続きがあるなら期待したいw
「どう?雪は」
「すごいよ、ずっと降ってる」
「ねぇ」
缶酎ハイを飲みながら、俺に顔を向ける幸。
「しゅうちゃんは、今まで冬に恋人がいたことってある?」
「俺が?」
「うん」
俺は特に考えずに
「あるよ」
と答えた。記憶になかった。
「アタシね、今まで何人かと付き合ってきたけど、冬はいつも一人だったんだよね」
幸はぼそっとつぶやいた。
「ほら、冬って寂しくなるじゃない?いつも周りのカップルとか見てて腹立っててさー。何故かわかんないけど冬を前にふられるのよ。だからクリスマスは寂しいよー」
笑いながら幸は続ける。
「でもさ、しゅうちゃんがいるからさ」
「ああ、じゃあ俺が初めてなのか。これは光栄だ」
笑いながら俺は返すまもなく、幸が抱きついてきた。
「怖いんだよ…しゅうちゃん消えるの怖いんだ。いなくならないでね?今日もずっと布団かぶってたけど…怖かったから。」
幸の声は震えていた。俺はそっと背中をさすりながら
「どこにも行かないから」
と優しく言い続けた。
「横になろっか」
俺は幸をベッドに寝かせた。俺も隣に入ると、部屋の電気を消した。
「アタシさ…」
ぼそっと幸が話し出した。
「今日はえっち出来ない日だからさ…それでしゅうちゃんに嫌われるの怖くて」
幸はぴったりと体を俺にくっつけていた。8畳の部屋には、幸の鼻をすする音と、隣の部屋の大学生のへたくそなギターだけが響いていた。
「ばか、そんなことで嫌いになるわけないだろ」
「ごめん」
「謝るなって」
幸の頭を撫でながら、背中に手を回してしっかりと抱きしめた。
いつの間にか幸は寝息を立てていた。
外は相変わらずの雪のようで、除雪車のランプがベッドの頭側にある窓から差し込んできた。これは積もる。もう3回目だが、北海道の冬の到来だ。
幸の小さな体からは、確かなあたたかさが伝わってきた。
明けてきたら幸を起こして散歩に行こう。
12月の澄んだ朝の空気を吸いに。
404 :
sage:2005/08/01(月) 03:26:46 ID:ZbsPBrk3O
終わったお。こんな感じかな。なんか、日常の一部を切り取ったような話が好き。
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 03:34:06 ID:qFjFxS77O
乙です!
幸かわいいよ幸
こういう話も大好きだお
ありがとうだお。
今日は携帯だったけどパソコンが直ったら本格的に書こうかなw
また来させてくださいな。
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 03:53:43 ID:qFjFxS77O
おk 待ってるお^^
保守
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 04:22:21 ID:Yn9cyDSxO
ほんわか保守
409 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/01(月) 07:34:35 ID:/JhPH5sIO
おはやう。
新しい物書き様が現れて嬉しい限りですね。
最終兵器彼女のラストの方を思い出したおw
何だか自分一人空回ってる気がしないでもないけど今日も頑張りませう。
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 09:18:25 ID:LM12FHLq0
うお、危ないんじゃね?
人いなくね?
みんな頑張れよ保守。
411 :
森蔵:2005/08/01(月) 10:12:17 ID:131n9+AW0
保守
書くのは昼過ぎで。
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 10:43:57 ID:Yn9cyDSxO
ほ
し
ゅ
415 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/01(月) 11:39:58 ID:/JhPH5sIO
定期保守
416 :
深夜に書いた者です:2005/08/01(月) 11:40:19 ID:ZbsPBrk3O
保守も兼ねて…
いまいちここのローカルルールがわかんないんだけど、とりあえず暇になったら書いてみる
学校でレポート終わったらまた来ます(たぶんPCで)
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 12:31:15 ID:Yn9cyDSxO
ほす
良い文章だ。
まさにパーフェクト
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 12:47:22 ID:XsSE4EwR0
保守する
ほっしゅ
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 14:05:47 ID:qFjFxS77O
ほしゅの俺も起きましたよ ほしゅ
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 14:25:40 ID:qFjFxS77O
>>416 基本はおにゃのこが出ればおk
またーり進行
こんな感じじゃないかな?
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 15:18:03 ID:qFjFxS77O
ほ
し
ゅ
425 :
深夜に書いた者:2005/08/01(月) 15:51:24 ID:M4Izg7z+0
学校でPCから繋いでおります
>>422 そんな感じか。ありがd
そして保守してみる
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 16:44:18 ID:qFjFxS77O
学校から書くのか?
427 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/01(月) 16:57:05 ID:/JhPH5sIO
ぬぅ…
寝ていたか。
保守
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 17:44:11 ID:yfw7/EckO
保守祭りwwwwwwww
429 :
深夜に書いた者 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/01(月) 17:50:04 ID:FRGwigu00
今少し時間あるお
即席で書こうかな、また
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 18:24:03 ID:qFjFxS77O
ワクワクテカテカ
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 19:30:42 ID:qFjFxS77O
ほ
す
432 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/01(月) 20:18:31 ID:/JhPH5sIO
ちょwwwwwwwwwお前等保守し過ぎwwwwwwwww
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 20:40:49 ID:qFjFxS77O
誰も書いてくれないからハァハァ出来ないし、保守しか方法が無いってわけだよモリゾー
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 20:43:24 ID:e7Iy1+TF0
書きたいのはやまやまだが、もう連れまわされ観光3日目で疲労がピークだよキッコロ
今から書こうかしら
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 20:58:45 ID:e7Iy1+TF0
今日は妙に風が温い。
ヒナコはセブンスターに火を付けた。
「いつから吸ってるの?」
「中2」
ユリの質問にあっさりと答えるヒナコ。
こうして二人が放課後は毎日のように遊ぶようになって、
数ヶ月が経つ。
ヒナコはろくに学校も行っていない。
どこに住んでるかも知らない。
ただ、ユリが知っているのは、
自分と同じクラスだということと、
ヒナコは笑うとかわいい普通の女の子だということだった。
ユリはぼんやりとヒナコを見つめる。
短い前髪、左右合わせて7つあるピアス、タバコと黒いオイルライター、
すべてがユリにとっては輝いて見えた。
「私もさ、ヒナコみたいになりたいな」
「何でさ?」
「だってさ、ヒナコは自由に生きてるもん。かっこいい」
「かっこいいかな」
「うん」
「あはっ」
ヒナコはそう笑うと、ブランコからおりた。
セブンスターを地面に投げ捨てて、コンバースの黒いスニーカーで踏み潰す。
オレンジの光が静かに消えた。
「あたしはさ、ユリみたいに生きてみたいな」
「どうして?」
「勉強も出来るし、ほら、絵も上手じゃん?それにユリ優しいし」
「そ、そんなことないよ。全然優しくなんかないよ?昨日も弟がうるさくて勉強の邪魔だって当たっちゃったし…」
「だって…」
ユリが言い終える前に、ヒナコはぼそっと呟いた。
「だって、あたしの初めての友達だもん」
「ありがとねユリ」
「えっ、何が?」
「いや、ううん何でもないわ」
ヒナコは後ろを向いて言ったが、ユリにはヒナコの目が少し赤かったようにみえた。
公園の時計は午後8時をまわっていた。
「ユリ、ご飯食べにいこっか!」
「えっ?」
突然ユリの方を振り返り、ニコッと可愛い笑顔を見せて言うヒナコ。
「いこ?あたしハンバーグ食べたい!」
「でも…今日は早く帰らなきゃ」
「いいっていいって」
ヒナコはユリの手を掴むと、街の明かりに向かって走り出した。
新作来てる!?
期待ワクテカ
あれからユリはヒナコとすっかり仲良くなった。
あの日の夜はちょっと遅くなって怒られたけど、ユリにとってはとても充実した夜だった。
ヒナコは相変わらず学校には来なかったが、ユリは特に何も言わなかった。
けれど夏休みの前の前の日くらいに、一度だけヒナコが学校に来た。
朝、教室に入ってきたヒナコは誰とも話さずに自分の席に座った。
すると、ヒナコの姿を見てミユキがユリにそっと耳打ちをした。
「あの子、知ってる?私さ、1年の頃同じクラスだったんだけどさ、去年の秋からずっとあんな調子なんだよね」
「そうなんだぁ…何かあったのかな?単位、大丈夫かな」
「さあ、まぁ自業自得だよ」
ミユキの言葉に、ユリはただ黙ることしか出来なかった。
放課後、ユリはヒナコを探して校舎内をうろついた。すると、後から声をかけられた。
「おい何やってんだ?」
「ああ、タドコロ君。ヒナコちゃん知らない?」
「ヒナコ?鈴木ヒナコ?何で?」
「いや、ちょっとさ…」
「何で今日来たんだろうな。あいつの家行ってきたけど、今日車あったし…」
「えっ、家知ってるの?!」
不良少女(?)か。
俺の挑戦したことのないジャンルだぜ。楽しみス
何故タドコロがヒナコの家を知ってるのかユリには理解出来なかった。
「あいつさ、俺の家の斜め向かいのアパートに住んでんだよ。変な男と」
世間で言う“同棲”をしているという事実に、ユリはとても驚いていた。
「いや、俺先生からもらったプリント渡すのに家行ったら、何か無精ひげ生やした男が出てきて、鈴木ヒナコは寝てるって言うんだよ」
タドコロは続ける。
「でもさ、夜になって男の車がいなくなると…たぶん仕事にでも行くんだろうな。したら鈴木は制服着てアパートから出て行くんだ」
ユリは何が何だかわからなかった。話の展開についていけなかったし、想像も出来なかった。
「まぁ、あんまり関わらないほうがいいぜあいつは」
タドコロはそう言うと、ポケットに手を突っ込んで去っていった。
ユリは一人でいつもの公園でブランコに腰掛けていた。
どうしてだろう。誰なんだろうその男は。頭が混乱する…
すると、ヒナコがやってきた。
「ユリ、どしたの?元気なくない?あたしさぁ、今日からずっと学校行けるようになったんだよね」
「えっ…?」
“行ける”って?
「ユリ、うちに来ない?」
ユリはヒナコに連れられて、例のアパートの一室に入った。
「散らかってるけどあがってよ」
「うーんと…ヒナコここに一人で住んでるの?」
すると、ヒナコは立ち止まった。ユリは“しまった”と心の中で思った。
「…ヒナコ?」
フローリングの床に、ポタポタとヒナコの涙が落ちた。
たくさんたくさん、話を聞いた。
ヒナコのお父さんとお母さんは、去年いきなりいなくなってしまったこと。
身寄りのないヒナコを拾ってくれた売れない物書きのこと。
そして、この部屋は彼が昔取った新人賞の印税で借りてくれていたこと。
数ヶ月前に、彼も両親と同じく突然いなくなってしまったこと。
ユリは、ただ黙ってヒナコの話を聞くしか出来なかった。
「ユリ、帰らなくて大丈夫?」
「うん…いいの。泊めて?」
ユリはヒナコの隣に寝ていた。
改めて見ると、ヒナコはすごくきれいな顔をしているな…と、ユリは少し見とれてしまった。
「タドコロ君がさ…ユリのこと好きなんだって」
「えっ?!」
唐突なヒナコの発言に、ユリは思わず飛び起きてしまった。
「聞いたんだ。夏休みまでにユリに告白するって」
あまりに意外で、ユリはすっかり気が動転してしまった。
「えっ、それは今日教室で聞いたってこと?」
「うん…」
ちょっと口ごもりながらヒナコはつぶやいた。
「私さ、タドコロ君と付き合ってたんだ、去年」
「ど、どういうこと?」
ヒナコはゆっくりと話し始めた。
「去年同じクラスでさ、席が近くてよく話してたんだよね。一緒に遊びに行ったりしてたんだ。それで、夏頃付き合ったの。
正直嬉しかった。あたしさ、好きだったんだよねあいつが。あはっ、笑っちゃうよね。
でもお父さんとお母さんいなくなって、しばらく前の家で一人で住んでたの。その時にタドコロ君一回泊まりに来たんだ」
ユリは、ヒナコのこの言葉を聞いて息を飲んだ。
「あたし、あいつの子ども堕ろしてるんだ」
「ひどいよねぇ、やることやっといて、できたってわかった瞬間にいきなり無視だよ?!そりゃーあたしだって学校行きたくなくなるよー」
笑いながら言っていたが、明らかにヒナコの目には涙が溜まっていた。
「んでね、堕ろすお金貯めるためにいろいろ頑張ったよ。今更どうでもよくなってさ。でもタドコロのことまだ好きなんだ。バカだよね、バカだ…」
ユリは処女だったが、見ず知らずの男と身体を重ねることの苦しさは痛いほどわかった。
「そこで出会ったのが、あの人なんだ。あの人は私に優しくしてくれた。私を守ってくれたんだ。いなくなっちゃったけどさ。でもね…」
ヒナコは流れた涙を袖で拭きながらこう言った。
「ユリに逢えたことがすごい嬉しかった」
そういったヒナコの顔は、いつものかわいい笑顔だった。
ヒナコは夏休み中に何も言わずに何処かに行ってしまった。
親戚のところに預けられたという話を聞いた。
ユリは、タドコロに告白されたが、断った。
タドコロは二日後の花火大会でマユミと手を繋いで歩いていた。
やがて秋がやってきて、冬が訪れた。
そんなある日、ユリのもとに一通の手紙が来た。
“沢口ユリ様”
封筒の裏には差出人の名前はない。
中には、知らない街の名前が書いてある切符が入っていた。
ユリは何も考えずに電車に乗った。衝動的だった。
山をいくつも越えて辿り着いたのは、小さな海岸沿いの街だった。
駅の改札を出ると、セブンスターをくわえながら駅のベンチに座っている制服の少女がいた。
「ユリ、お腹空いたから何か食べにいこっか」
448 :
深夜に書いた者 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/01(月) 22:30:19 ID:FRGwigu00
以上。
レポートで疲れたから後半ぐだぐだ…orz
しかも気付いたら電車乗り遅れたwwwwwwwww
23時30まで電車ないwwwwwwwwwwwwww
なんか疲れてて話繋がらない部分あるかもwwwww
何せ成り行きで書いてますから。お願いです許してください(´・ω・`)
乙です!
ヒナコカワイソス(´・ω・`)
今までの物書き様→男子と女子 恋愛
深夜さん→女の子同士の友情 新ジャンル
ところで、"おにゃのこ"って何歳まで?
言われてみると更に納得するな
おばさんにならなきゃおにゃのこなんじゃね?
453 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/01(月) 23:34:49 ID:ZbsPBrk3O
電車から携帯で。
いやー読み返したけどあんまり萌えな作品ではないなw
“おにゃのこ”って響き聞いたら年齢云々よりも甘えたり涙流したりするって勝手なイメージがわいてくるのは俺だけすかね?
年齢はおばさんじゃなきゃいいってのに同意
454 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/01(月) 23:38:19 ID:/JhPH5sIO
俺的にはオバサン言動しなければ何歳でもオバサンでは無いんだが…
大学生までがおにゃのこでおK?
さて、そろそろ書くかな。
俺が書く時に限って人がいないんだが。
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 23:39:21 ID:NUai3QNuO
ワクテカ
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/01(月) 23:43:24 ID:qFjFxS77O
>>453 大丈夫だ! 6さん、れあたん、たわごとさんぐらいしか萌え重視じゃない気もするから!
おにゃのこの定義には同意
>>454 人によってはOLもかもな
ワクテカ
457 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/01(月) 23:49:24 ID:ZbsPBrk3O
待ってるお
由良君の家はしんと静まり返っていて、私達二人以外誰もいない様だった。
雨が降る音、床が軋む音、衣擦れの音だけがまるでここの住人の様に籠もっている。
家の大きさは把握できない程だ。時々見える庭の広さも尋常ではない。
家の奥に進んでいるという事はわかるけど。
「由良君、家族の人は?」
私は何気なく口にした。
「母さんは僕を産んですぐに死んだ。父さんは…色々あって行方不明。今は親戚の人が偶に来てくれるくらいで、殆ど一人暮らしみたいなものだね」
「っ…………ごめんなさい」
少し気まずくなった。
「何故誤る事がある?君は僕に質問をした。僕は嫌なら答えないよ」
「そ、そう。…寂しくない?」
由良君は振り返り、私を指差した。
「鼎がいる。だから、寂しくはない」
459 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 00:05:48 ID:EzbQ/VzgO
◆ 県 鼎
私達は風呂場の扉の前にいた。
「御覧の通りの武家屋敷だけど、風呂場は普通だから。シャンプー、リンス、タオル、自由に使ってよ。僕は着替えを探しておくから。…質問ある?」
「本当に、覗かない?」
そもそも家の中(しかも風呂場!)に二人っきりなのが不安なのだ。由良君はそんな事しないだろうけど。
「君も心配症だね。君は僕の唯一の友人なんだ。そんな些細な事で友人を無くしたくない。覗くな覗くなって、本当は覗いて欲しいのか?君は痴女か?それだったら他の人に言ってくれよ。」
この後輩は、優しそうな顔をして、かなりの毒舌をふるう。
騙された心地だ。
「はいはい、疑ってスミマセンねー」
私は脱衣場の戸を閉めた。相変わらず雨の音が響いている。
肌に張り付いたブラウスとスカートを脱ぎ捨てる。体が軽くなった。
下着は丸めてブラウスにくるんだ。
…しかし他人の家の風呂場程落ち着かないものは無いだろう。しかも広いのだ。湯船が普通の家の2倍くらいある。
「あ………替えの下着、どうしよ…」
私が風呂から上がっても着替えは無く、由良君もいなかった。
心許なくて、バスタオルを巻いて廊下に出た。雨は止む気配がなく、蒸し暑い。
「ゅ、由良くーん!?」
叫んでみたが返事は無い。
玄関まで行ってみる。靴は揃えて置かれているが、その横にあったサンダルと傘が無かった。
脱衣場に戻ろうか迷っていると、玄関の戸が開いた。
461 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 00:35:45 ID:EzbQ/VzgO
「!……なんだ、由良君か。ビックリしたよ…。」
傘は役に立たないらしく、彼はびしょ濡れのままだった。
「どこ行ってたのよー!一言くらい言ってくれればいいのに」
「コンビニで羞恥プレイのごとく君の替えの下着を買っていたんだ。…そんな事よりやはり君は痴女か?玄関を開けたのが僕でよかつたな」
タオル一枚しか身に付けてない事に改めて気づかされた。
半開きの戸から替えの下着と服を渡される。
「あいにくだけど、コンビニではショーツしか売ってなかったから。下は…少し丈が合わないかもしれないけど、我慢してくれ」
…………ショーツのサイズはピッタリだ。Tシャツも大き過ぎることはなかった。
「なんで由良君が私の下着のサイズ知ってるのよ。それも…ショーツなんて…」
「僕の目測……では不服か?丁度いいならそれでいいじゃないか。」
462 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 00:44:42 ID:EzbQ/VzgO
時計を見ると由良君の家に来てから1時間近く経っていた。
雨は上がるどころか、更に雨足が強くなった様だ。
「着終わったなら何か冷たいものでも飲もうか。こうも蒸し暑いと…」
私達が居間に行こうとした時だった。
「禍人ーッ!いるのー!?」
由良君の方を見る。
「さっき言ってた親戚の人だよ。斑弥酒店って……知らないか」
次回◆ 斑弥 逸美
今日はこの辺で。
誰もいない夜の学校のプールって怖さより見つかるかもっていうドキドキ感がいいよね。
全裸だし。
463 :
寮の人:2005/08/02(火) 00:49:22 ID:xKSNPV8p0
薄っぺらい木製の扉の向こうから、お気楽な先輩たちの笑い声が聞こえている。吐
き気をこらえて、僕は廊下を、ふらつきながら歩く。いくらなんでも、あの人たちは
飲み過ぎだ。というか、あれだけ飲んで誰一人つぶれないのはちょっと異常だ。それ
だけの量に僕には思える。
だって一人あたり風呂一杯分はイってるぜ。
ええと、確かこの寮にはトイレが一階にしかないんだった。不便すぎる。昭和の安
宿じゃあるまいし、今の時代に風呂なしトイレ共同なんてあり得ないぞ。風呂はまぁ、
学校のシャワールームを使えばいいとして(寮人はタダの銭湯もあるらしい。銭湯)
トイレが共同って不衛生な。いかん、いろいろ考えてたらよけいに気持ち悪くなった。
何とか電灯はついてるので(裸電球)足下は見える。総木造という話で、もちろん今
歩いている廊下も木張りだ。古いにも程がある気がする。
階段を下りる。一歩ごとにギシギシいやな音がする。やたらたわむ段もあるので、
一瞬たりとも気が置けない。この期に及んで酒が回ってくるのはお約束なのだろうか
わからないが、多少ピンチかもしれな
ゴロゴロゴロドサ
転げ落ちた。のか。それすらも曖昧だけれど右肩がめちゃくちゃ痛い。痛いけど体
を動かす気力が一瞬でなくなった。上の人ら気づいてないんだろうなぁ。まだ笑い声
が聞こえてるし。こんなとここなきゃよかった。酒飲んで死ぬなんて寮取りつぶしの
いい名目になるじゃないか。住めなくなったら俺どうすればいいんだろう。ああ、死
るから関係ないか。いやいや、待ってくれ。俺死なねぇよ誰が勝手に決めてんだよ。
「あの」
あぁ決めたのは俺か、ケケケ。
「大丈夫? sldfkjろ;bgbh?」
ん?
「顔色がfrんぅb悪そうなんだけど」
あ、
目の前にお迎えがきた。
464 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 00:50:20 ID:EzbQ/VzgO
465 :
寮の人:2005/08/02(火) 00:50:23 ID:xKSNPV8p0
「・あslfhvbよんでくる」
「ちょ、ちょ待った」
よく聞き取れなかったけれど、誰かを呼ばれると結構困る。僕は踵を返した女の子
の腕を取って(この辺、酔ってたからできるものだと後で思った)引き留めた。
「どうしたの?」
急に動いたので、また吐き気が。
「とりあえず、と、トイレに」
なんて情けない。
盛大に吐いた。全部出た。昼飯から全部だ。ついでに胃液も出た。
しばらくぐったりしてたけれど、とりあえず飛び散ったゲロをトイレットペーパーで
拭き取る。なんでこんなことを描写しなきゃならないんだ畜生。はしょるからな。
それで、ようやくトイレを出るころには、僕の頭はすっきりしていた。
「はい」
あれ?
僕は目の前に差し出されたコップと、その中の水と、もう片方の手のひらに乗った
二錠の薬をみた。
女の子だ。名前は、ええと、ああ、サクラって言ってたような気がする。
「飲んでたほうがいいよ。明日授業あるよ」
頼りない灯りの中、黒い髪の毛がサラサラ揺れる。彼女、寝ていたようで、瞼が半分
閉じて眠たそうだ。
466 :
寮の人:2005/08/02(火) 00:51:23 ID:xKSNPV8p0
「ごめん、起こしたね」
薬を受け取って、一気に飲み干す。あう、水が冷えてて気持ちいい。
「あんな音出たら起きるよ。右肩から落ちたみたいだけど、平気?」
右肩。そういえばかなり痛い。
「平気、平気。そんな酷い落ち方しなかったし」
「ならいいんだけど」
そして、あくびを一つ。無防備な。
「あ、ごめん。寝てたんだよね。ありがとう」
「別に、すぐ寝直すから。先輩たちは授業ないけど、一年は明日あるから、早く寝た方
がいいよ」
わかってる、と。
「そういえば、体調は良いの?」
「え?」
「さっき呼びに来た先輩が、悪そうだって言ってたよ」
「悪いから早めに寝たのよ」
ぐぅ。
「……ご、ごめん……マジで……」
「一度寝て起きたらすっきりしたからいいよ。今度パーティするときは、誘ってね。
大槻君」
「言っとくよ。じゃぁ、体、気をつけて」
「お休み」
ドアが閉まる。なんか、氷藤先生が言った「一つ屋根の下」がやたら実感できた。これ、
学校は教育機関として許可して良いのか?
いやいや、いいに決まってる。こんなオイシイシチュエーションに疑問を挟むなんて、
男として失格だ。許されないことだ。吐いたおかげで気分がよくなった。今度はしっかりと、
一段ずつ踏みしめて階段を上る。
ちょっとまて。
大槻君って言ったか?
467 :
寮の人:2005/08/02(火) 01:06:15 ID:xKSNPV8p0
今日はこの辺で
もしかして卒業まで続ける気だろうか俺は
468 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 01:23:07 ID:EzbQ/VzgO
おお、寮の人ー。
乙。
イベントで終了がデフォだけどいいんじゃない?
この先スレが おにゃのこのお話書く 第123話 とかになるまで行けばいいかなと思う自分ガイル。
469 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 01:54:22 ID:EzbQ/VzgO
また保守祭りで夜が更けていく…
ここは心に夢の世界を持ったいい歳した大人が集う店、BAR・VIPSTORY
今宵も様々なステキストーリーを手に、物書き様が訪れる……予…定…
…………来ませんね。
二人とも乙です〜!
ほ
し
ゅ
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 03:30:56 ID:JLqYAYwkO
ほ
し
ゅ
>>128 この『戦場』には、安楽の地いくつかある。
屋上、中庭、保健室、体育館裏…など、人によって様々だ。
今回の安楽の地は屋上。昼休みは人が多いけど、流石にこの時間だ。俺しかいない空間。…平和だ。
さて、と…、
「適当に寝て時間を潰すとしようか。」
何気無しに小声で言う。コンクリートの地面にじかに寝そべる。そしてそのまま眠りに落ちていった。
―――「…その人達、誰?」「前に言っただろう? 新しいお母さんと新しくお前に出来た妹だ。」
「新しいって何…? お母さんは? お母さんが帰ってくるって言ったのに!」「…前のお母さんはな…もう…」
「うるさい!! お母さんが帰ってくるって言ったじゃないか! お母さん…お母さん…うっううっ…。」
泣き続ける子供がいる。この夢を何度見ただろう?
この子は小さい時の俺。死んだ母を待ち続けていた俺…なんだ……。―――
「お兄ちゃん!」
「あっ…。」
彼女の声であの夢から目覚めた。
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 04:35:47 ID:JLqYAYwkO
やっぱりネムタス
保守ついでに投下しようと思ったけど無理っぽい
誰か保守お願いしますお
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 04:50:14 ID:W5oXw3X30
( ^ω^)このスレの趣旨教えてくれたら俺が書かんでもない
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:08:02 ID:JLqYAYwkO
おにゃのこ出てれば何でもおk
またーり進行
とりあえずおにゃのこが堪能出来ればいいスレ・・・かな?
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:11:32 ID:W5oXw3X30
>>476 ( ^ω^)どんな女の子がよろしいのだ?
旦那が死亡した後妊娠が発覚しておろそうか悩む若妻の話とかでもよいのか
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:14:32 ID:JLqYAYwkO
おばさんじゃなければ何でもいいらしい
まぁおにゃのこの定義なんて人それぞれですからな
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:17:06 ID:W5oXw3X30
わかった
火サスに出てくるような可愛いおばさんを書くYO
ネタ思いついたら( ^ω^)
暗い話でもよろしいのかな?
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:20:06 ID:JLqYAYwkO
可愛いおばさんって連想しにくいけどワクテカしながら待ってる
暗い話でもサスペンスでもエロでもいちゃ話でもおkですお
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:21:40 ID:W5oXw3X30
( ^ω^)わかった
じゃあなんか適当に書く
恐ろしいほど遅筆なので
書き上がる頃にはスレが落ちてるかもしれんが 気にするな
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:26:00 ID:JLqYAYwkO
ちょwwwwwねーよwww
俺が起きてるうちには無いお
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:26:35 ID:W5oXw3X30
うはwwwwスレ適当に流し読みしてたら
俺のこころのふるさとにもスレが立ってるwwwwwwwwwっうぇww
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:28:29 ID:W5oXw3X30
>>482 1年くらい起きててくれ⊂二二二( ^ω^)二⊃
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:29:16 ID:JLqYAYwkO
こころのふるさとってどこだよwwwwwwwww
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:32:51 ID:JLqYAYwkO
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 05:49:11 ID:JLqYAYwkO
ネムタス 寝るお
誰か本当に保守お願いします
488 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 07:33:27 ID:EzbQ/VzgO
ほんとおまいら
しぬきで書いてほしいよ。俺はまだ書かないけど
ゆるせ。
とりあえず今日は大江戸温泉物語に行ってくるからさー。
帰ってきたらYour voice only でも書くよ。
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 12:05:56 ID:Js/tdsunO
ほしゅ
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 12:25:29 ID:izY2qIAKO
そのうち何か書くかも⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 12:27:21 ID:oRvlspm9O
ども、深夜です。
今自動車教習所の卒業検定に来て結果待ちだお。
帰ってから書くかもしれない。
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 12:29:54 ID:JLqYAYwkO
今日は続き書くかもほす
>>488 まぁ今一番がんがってるやつがおまいだからな
把握した
>>489 久々の投下に期待!
494 :
森蔵:2005/08/02(火) 13:32:34 ID:QdAHTgMH0
いまだに誰も俺の意図に気付いていない様だから言うが、
>>488は 縦 読 み
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 14:23:07 ID:JLqYAYwkO
496 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 15:08:58 ID:EzbQ/VzgO
ああ…ここ携帯VIPPERばっかだって事忘れてた…
PCから見ると ほしゅ になってるハズだ
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 15:56:11 ID:JLqYAYwkO
文字サイズ最小でもそれだった
改行してないからPCだったら
ほ
し
ゅ
だな
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 17:19:05 ID:JLqYAYwkO
ほす
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 17:24:16 ID:lrOuwsTjO
夜まで作家さんは来ないかな?
ほしゅ
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 17:28:47 ID:JLqYAYwkO
多分ね
たわごとさんは昨日から見てないけどたわごとさん、れあたん以外昼に書く人はいないからなぁ
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 18:46:18 ID:lrOuwsTjO
ほす
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 19:45:29 ID:JLqYAYwkO
する
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 20:06:13 ID:lrOuwsTjO
るすばん
504 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 20:12:42 ID:EzbQ/VzgO
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 20:48:44 ID:JLqYAYwkO
温泉から帰ってきたれあ@食傷気味が保守。
507 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 21:32:38 ID:EzbQ/VzgO
基本スタイルは
11時〜:書き
12時〜:他の人の読み
1時〜:オナニー
2時:就寝
ですね
508 :
寮の人:2005/08/02(火) 22:15:12 ID:xKSNPV8p0
事情があってPCが変わったけど
まだ作ったキャラ覚えてなかった。
誰か前スレの名前表残ってたら貼ってくれないかな
>>508 897 名前: 寮の人 投稿日: 2005/07/26(火) 23:29:39 ID:Z5iMajla0
各人の呼び方
倉島達也→紗姫(姐さん)その他普通
堂島紗姫→達也(たっつぁん)幸太(パシリ)その他普通
金島水樹→達也(たっちゃん)幸太(望田君)その他普通
望田幸太→達也(倉島センパイ)紗姫(チャキ姐さん)その他考えてない
東家眞美→幸太(こーた君)その他考えてない
ちなみに主人公の名前は大槻鯨司、ヒロインは(出てないけど)新山桜で
これでええのん?
510 :
寮の人:2005/08/02(火) 22:29:18 ID:xKSNPV8p0
テンキュー
助かったぜ
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 22:43:56 ID:JLqYAYwkO
ええのん? ってれあたんがどこの人かわからなくなってくる件
方言はその場のノリだろうがよ。
そもそも北海道なんて色んな地方の方言混ざりまくってるんだよ!!
ちなみにわりと「〜だぜよ!」とか使う。
513 :
寮の人:2005/08/02(火) 22:57:27 ID:xKSNPV8p0
ええのんって九州でも使うよ
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 22:57:36 ID:wQN4lO210
ヒォォォオsッシュ
515 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:29:30 ID:xKSNPV8p0
「起きろー!」
突然の大声。鼓膜が破られるかという程の声量が僕の脳に突き刺さる。
無意識のうちに飛び上がり、また倒れ、両手で栓をしながらやっとこさ
起きあがる。
「遅刻だぞバカヤロー!」
叫びながら、ええと、誰だっけ。倉島先輩が部屋から飛び出していく。
あたりを見回すと、焼酎やらビールやらチューハイやらがまんべんなく
散らかっていた。こいつは相当飲んだな。悪い人たちじゃないけど、なにかの
イベントの度にこんなに飲んでたら出費だって馬鹿にならないだろうに。
ん? 遅刻?
時計をみた。七時四十五分だった。八時に予鈴があって、八時五分の点呼
に間に合わなければ遅刻である。
うわぁ!
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 23:30:01 ID:JLqYAYwkO
おまいら・・・だからわからなくなるんだよw
れあたんは関東とわかってるわけだがな
517 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:30:30 ID:xKSNPV8p0
今にも崩れそうな寮から飛び出せば、残り時間はあと五分程度である。こん
なとき、学校までの道が下り坂なのがとても助かる。勢いに乗って駆け下りて
いくと、僕と同じギリギリ組がちらほら見える。
「うおっすゲっちゃん! 先行くぜ!」
と、後ろから風のように望田先輩が飛び出してきた。昨日勝手につけたあ
だなをもう呼んでいる。つうか、はええぞ。恐ろしいまでの早さだ。陸上部は
伊達じゃないのかもしれない。
「おせーぞ大槻」
堂島先輩に追い越された。
「うほーゲっちゃんおさきー」
東家先輩。
「じゃね、遅刻は厳禁だから気をつけなよ」
金島先輩。
あぶねー、新山さん(昨日の夜確認した)と倉島先輩には追い越されてないぞ。
というか、二人は僕より先に出発していただけだ。
518 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:31:32 ID:xKSNPV8p0
死ぬかと思った。なにがって、身体面のこともあるけれど、遅刻ギリギリ
に真っ赤な顔で飛び込んできたときのクラスメートの反応が死ぬほど恥ずかしかった。
昨日にいらないスポットを浴びたせいもあって、やたらと話しかけられる。もち
ろん、話題はあのことが中心である。
授業が始まって一時中断した質問攻めから逃げるために、僕はチャイムと
同時に席を立って廊下に飛び出した。
「あ、」
新山さんがいた。
これは後で聞いたことだけれど、どうやらちょっとの間、何も言わずに
見つめ合ってたらしい。いや、僕には一瞬の出来事だ。後ろから恥も知らぬ
クラスの野郎どもが乗り出してきて、
「うおー、昨日の女の子じゃん」
「大槻君にお礼いーにきたってさー」
「また保健室でよろしくですk」
最後の野郎を肩越しに投げ飛ばした。
静まりかえった一瞬、僕は彼女を上目遣いに見上げた。
うえ、赤くなってる。
519 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:32:35 ID:xKSNPV8p0
「今から体育だから、ちょっとゴメンね」
ああ、そうだ。体育館には、このクラスの向こうにある階段を使った方が近いのだ。
「あ、うん、ゴメン。このバカが」
「あーバカっつったな。お前なんてゲイってよんだるぞくそー」
「うるせって」
新山さんはさっさと行ってしまい、僕はまた三人の野郎どもに教室の中に
引きずり込まれる。完全包囲。
「おい、脈ありだぞ」
「は?」
「やっぱ昨日のが効いてるって」
「え?」
「今やらないとぜってー取られるから」
「いやあの」
こいつら。
520 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:33:45 ID:xKSNPV8p0
そういえば、部活なんにするかな。巨大私立校だけあって、部活は充実している。
運動系は野球、サッカー、陸上からハンドボールまで押さえてあるし、文化系は
適当にあっち系のものが充実している(誤解を招かないように言っておくと、ちゃ
んと美術関連の部活もある)だけあって、選ぶのが大変だ。三年間つきあうものだし。
中学の時は野球をやっていたけれど、根っからの野球少年というわけでもないので、
高校にきて続けるつもりはないし、まぁ誰かと見て回るのもありかな。
こういうときに限って、新山さんがよく現れる気がする。
「あ、大槻君」
「新山さん」
放課後、下駄箱に向かう階段の踊り場。
「新山さん、部活決めた?」
彼女は指をあごに当てて、ちょっと思案すると、
「絵、描こうかな。スポーツはちょっと無理だし」
「絵、かぁ。それもアリかな」
「大槻君、絵描くの?」
「いや、部活まだ決めてなくて。ぶっちゃけ面白ければなんでもいいんだけど」
521 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:34:45 ID:xKSNPV8p0
「ふうん」
「新山さんは前から絵を描いてたの?」
「ちょっと、ね。昔は入院ばっかりだったから、よく似顔絵とか」
「風景画も?」
「病院の中庭とかね。最近はちょっと遠出したりもするようになったけど」
「体、弱かったんだ?」
「今も強くはないけどね。前よりはマシ」
「へぇ」
視線を感じる気がする。目の端でとらえれば、あのアホ三人組じゃないか。
靴を履く。三人が寄ってきたので、急いで逃げる。新山さんは帰るそうだけど、
同じ寮に入るところを見つかるのはこれからの地獄を約束されるようなものだ。
けっきょく捕まった僕は、奴らをファミレスに縛り付けて、やっとこさ逃げ出した。
その間に部活についての話もしたけれど、特に参考にならないところが使えない。
もう暗くなってるし。宿題が早速出てるけど、明日は土曜だし別にいいや。
522 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:35:45 ID:xKSNPV8p0
部屋に戻っていくと、僕の隣の部屋。つまり倉島先輩の部屋がやけに騒がしい。
まさか、
ばたん。
突然目の前が真っ暗になって、鼻っ面に堅いものがぶち当たった。
「うお、すまんすまん」
倉島先輩だ。どうやら、開いたドアが当たったらしい。
「今日も飲んでるんですか?」
「今日はサクラちゃんの歓迎会だよ。女の子の部屋でやるのもあれだから、俺の
部屋でやってんだ。お前も来いよ」
「はぁ」
「どうせ明日休みだしな。部活あるけど、お前らはまだだろ?」
「まぁ」
「おし決定」
「うわ待ってまだ学ランなんですけど着替えさせて」
「おーっ、ゲっちゃん遅いぞー」
うるせえ。
「おーし、後は管理人さんだけだな。今日は不参加だから明日が寮のメンバー勢揃いだ」
「え? これって管理人さん公認なんですか?」
「あたぼうよ。とりあえず今日はゲイシ君とサクラちゃんの顔合わせってことで」
あ、いるんだ新山さん。そりゃ彼女の歓迎会なんだから当然か。
「あ、大槻君、あのあと大丈夫だった?」
「え? あ、みてたんだ。うん、大丈夫だよ、なんとか」
このやりとり。
倉島先輩が、僕たち二人の顔を交互にみる。
「お前ら、知り合い?」
523 :
九州人:2005/08/02(火) 23:36:28 ID:2F2NNLfNO
524 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:37:30 ID:xKSNPV8p0
今日はこの辺で
イベントの一つもないけどめぞん一刻みたいになるっぽいからおつきあいよろしくね
設定は基本的にパクリだし
525 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:38:20 ID:xKSNPV8p0
>>523 なんでもええやん
つべこべいっちょっとぶちくりまわっそ!
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/02(火) 23:41:31 ID:JLqYAYwkO
>>524 いや、これからもワクテカさせていただきますお
つーか九州弁ワカラナス
>>524 乙ー。
どうでもいいけど、登場人物が北海道弁使ってるといきなり高橋しんみたいになるよな。
528 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/02(火) 23:43:42 ID:EzbQ/VzgO
なまらめんこいべや…
あれは良いモノだったなぁ
シュウちゃんのこっこが欲しい
530 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:56:46 ID:xKSNPV8p0
なんかやたら眠いなぁ
ちょっと待てよ眠らねーよ
531 :
寮の人:2005/08/02(火) 23:59:34 ID:xKSNPV8p0
誤爆したケケケ
ゴメンね
どーゆー誤爆だ…。
ていうかその名前で誤爆するところだったのかお前?
533 :
寮の人:2005/08/03(水) 00:16:50 ID:22Ato21T0
VIP以外では別のコテを持ってる
ギコナビだと板ごとにコテが保存されるから
こっちに誤爆したらこの名前になるよ
あぁ……板が別なのねw
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 00:21:52 ID:zIKcw/DyO
把握したけどいったいどんな誤爆だよww
536 :
寮の人:2005/08/03(水) 00:35:51 ID:22Ato21T0
雑談みたいなとこよ
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 00:50:15 ID:zIKcw/DyO
まぁその件には触れないでおこう
でもこのスレの作家さんたちは大抵はしごしてるみたいだから大変そうだw
あとはれあたんとモリゾーたんだな
538 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 00:55:07 ID:eVhrIELzO
「あ、お兄ちゃん!」
先日、偶然僕の"妹の内の一人"に会った。
妹と言っても血の繋がりは無い。
「お兄ちゃん」と言うのは、僕が中学時代、下の学年の殆どの女子が僕を呼ぶときに使っていたあだ名である。
今思えば、中学最後の一年間はまさに僕の天下だった。
二年間築き上げてきた先生の信頼のおかげで、何をしても大したお咎めは無かった。
539 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 00:56:29 ID:eVhrIELzO
呼んだかい?
今昔を思い返してたんだがあの頃は良かった…
540 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 01:04:43 ID:eVhrIELzO
僕には自慢…にはならないが、ちょっとした…何て言うんだろうか…
とにかく、僕は本名で呼ばれたことが余り無い。
「リーダー」「お兄ちゃん」「先輩」「〇〇にぃ」「兄貴」「団長」…
人と出会うその度に違うあだ名がつく。僕は嫌ではないし、気にしていなかった。
ただ、好きな女の子から本名で呼ばれないのが少々さびしかった。
「お兄ちゃん」とは、別に強制させていたわけではない。
親の仕事の手伝いをしていた僕は、お客の中に偶々後輩の女の子の家があったのを知り、その日からその娘の家に行く時は毎回付いて行った。
541 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 01:13:37 ID:eVhrIELzO
その娘からは「パン屋のお兄ちゃん」と呼ばれ、それがその娘の友達に広まり、いつの間にか「お兄ちゃん」になっていた。
それ何てエロゲ? みたいな展開が続いてたが、高校に入ってからはめっきり無くなった。
僕の周囲のキャラが濃いのと、舐められない様に入学時にソフトモヒカンにして行ったのが原因だろう。
新しい環境での僕のあだ名は「伊良部」。
そしてまた僕は、本名で呼ばれることは無い。
542 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 01:15:32 ID:eVhrIELzO
…いやぁ、本当に良かったな。あの頃は。
今なんか友達の中に僕の本名知らない人がいる状態。
これは本当に友達なのか、と。
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 01:25:16 ID:zIKcw/DyO
カワイソス…(´・ω・`)
俺も似たような感じだからよくわかるお^^;
544 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 01:31:20 ID:eVhrIELzO
あ、でもでも、今の状況も嫌じゃないんだ。
僕の唯一の自慢は、一度もいじめられたことがないって事!
ケンカはあったけどいつも謝りに行く側だったしね!
………いや、例外があったな…
あれは小学生の時だ。
僕は奴とケンカし、ジャーマンコスプレクスをかけ損じて、その後奴の十字堅めでギブアップしたんだ…
アイツ、どうしてるかな…
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 01:44:54 ID:zIKcw/DyO
いじめってかモリゾーがえらく激しいなw
ケンカはしないにこしたことはない
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 01:50:02 ID:TLFiTF3z0
今朝書くとか言ったものだが
思いつくネタが今ひとつなので
誰か適当な設定考えてくんね?( ^ω^適当に改変するかr
もう、何かみんな学園モノだから、とりあえず学園モノじゃない奴。
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 02:08:27 ID:zIKcw/DyO
じゃあ題材を
旅路で出会ったおにゃのこ
549 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 02:12:47 ID:eVhrIELzO
旅先で会ったおにゃのこ
+
郵政民営化
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 02:18:35 ID:TLFiTF3z0
題材ありがとう
ところで急にユーザー登録した単語が出なくなったんだが
原因誰かわかるかのう?(;^ω
ユーザー辞書修復でも直らん
眠い。ねるぽ。ネルポさん。
保守がんばれ。
>>550 ゴメス、わかんねぇ。
552 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 02:34:28 ID:eVhrIELzO
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 02:52:11 ID:TLFiTF3z0
メリポ
モリタポ
モウダメポ
くそーなおらねー
再登録マンドクセー
前も突然消えたんだよなー
入れ直したら?
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 03:29:54 ID:TLFiTF3z0
メル欄読んでほしかったorz
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 03:36:16 ID:TLFiTF3z0
(;^ω^あれ目ランの機能もでふぉに戻ってる……
これはもダメかもわからんね
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 03:50:32 ID:zIKcw/DyO
おまwwwwwwOSごと入れ直せwwwwwww
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 04:36:00 ID:zIKcw/DyO
つーか書かないor書けないって感じか?
だとしたら残念だ・・・
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 05:22:58 ID:zIKcw/DyO
さて、ほす
561 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 07:19:11 ID:eVhrIELzO
朝一番保守
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 08:36:23 ID:pplAYYGpO
ほしゅ
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 11:12:06 ID:m4zmN1NZO
ほしゅ
564 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 11:53:16 ID:eVhrIELzO
昼間の物書き急募保守
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 12:07:13 ID:zIKcw/DyO
つーかたわごとさんは何処へ?
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 12:08:21 ID:0XQT6+wk0
>550
あ、俺もなった
”かおもじ”が出ない。
登録もできない。
567 :
深夜に書く人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 13:04:10 ID:pplAYYGpO
どうも。
飯食ったら書くかもしんないす。
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 13:07:12 ID:zIKcw/DyO
ワクワクテカテカ
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 13:58:01 ID:zIKcw/DyO
ほ
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 14:00:26 ID:lAtx14E4O
関係ないが「おにゃのこ」って言葉に萌えるんだが
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 14:13:30 ID:zIKcw/DyO
おにゃのこいいよおにゃのこ
俺もそう思う
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 16:10:57 ID:rAxLR5z1O
捕手
573 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 16:29:01 ID:iNRfPtPY0
今からちょっとだけ書こうと思う。
前書いた話を長編?ぽくしようかな…なんて。
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 16:49:03 ID:zIKcw/DyO
マダー?
575 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 16:57:38 ID:iNRfPtPY0
それは柔らかな雨の降る夜だった。
俺は今日も夜中まで大学に残って勉強を続けていた。
4月は始まりの月。
飲み会などが続いているが、休む暇はなかった。
もう3年目なんだ。少しでも時間が必要だった。
俺はいつものように22時40分の電車に乗った。
車窓から見える街のネオンが雨の日とても綺麗に見える。
20分程電車に揺られ、いつもの駅に降りる。
ここは学生街といったところか、ワンルームのアパートなどが並ぶ地域だ。
改札を抜けて北口から出た。いつものように向かいのコンビニでビールとタバコを買う。
買い物を済ますと、そのまま路地に入っていく。いつもの変わりない道のはずだった。
576 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 17:06:40 ID:iNRfPtPY0
歩道に何か白いものを見つけた。
(何だよこれ…)
近づいてみると、それは俯せに倒れている人間だった。
「だ、大丈夫ですか?」
俺は傘を歩道に置いて、倒れている人に声をかけた。が、反応はない。
彼女は上は白いカーディガンで、下は黒っぽいスカートを履いていた。
「もしもし、大丈夫?」
俺は彼女を抱き上げた。目は開いているが朦朧としている。
具合でも悪いのだろうか。とりあえず、アパートのすぐ近くだったので、俺は彼女を抱きかかえたままアパートの階段をかけ上がった。
ドアを開け、中に入る。狭いアパートだが、新しい物件だし住み心地は悪くないので気に入っていた。
とりあえず、彼女を自分のベッドに寝かせた。彼女は、ぼーっと天井を見つめたままだった。
「今、タオルと何か暖かい飲み物入れるから。紅茶でいいかな?」
しかし彼女は俺の呼びかけには反応しない。仕方なく洗面台からまだ使っていないタオルを彼女に渡そうとした。
すると、彼女はゆっくり、小さな声でつぶやいた。
「あ、あれ…?」
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 17:18:06 ID:iNRfPtPY0
彼女は相変わらず天井を見つめたままだった。
「あ…あ…起きてる?あれ?今…」
「君は道路で倒れていたから、俺が運んだんだよ」
「え…倒れてた?あれ?うん…ああ…」
「今は何も考えなくていいから、ゆっくり休みなよ」
何か理由がある。そう思った俺は、今は彼女について深く探る事はやめた。
彼女が話し出してから数分経った。彼女はベッドに腰掛けてマグカップに入った紅茶を飲んでいた。
「あったまるかい?」
しかし、相変わらず反応はない。黒い瞳はぼんやりと彼女の足もとに視線を向けたまま動くことはない。
「疲れたならそこでゆっくり寝て良いからね」
俺はそう言いながら、彼女の濡れた髪を、彼女の首にかかっているタオルでごしごしと拭いた。
やがて彼女は何も言わずにベッドに横たわり、すやすやと眠り始めた。
(ふう…それにしてもどうするかな)
彼女は小さなバッグを肩から提げていた。
本来なら見知らぬ人の荷物などを勝手に見るわけにはいかない。
だが、事情が事情だ。
おそらく彼氏と喧嘩でもしてフラフラ外に出たのだろう。
彼女の知人や家族も心配しているはずだ。とにかく身元を調べなくては。
俺は彼女のバッグを開けた。
578 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 17:35:35 ID:iNRfPtPY0
カバンの中には、財布と化粧道具とMDプレーヤーが入っていた。
とりあえず俺は財布を開けた。
金は1000札一枚と小銭が300円程度しか入っていなかった。
カード入れのポケットには何か手掛かりはないだろうか。
ビデオ屋の会員証、古着屋のスタンプカードの他に、『心療内科・神経科 中央心療クリニック』という病院の診察券を見つけた。
『NO.00409 平川 幸 (女) S59 11 04 生まれ』
彼女は平川幸という名前らしい。昭和59年生まれということは…俺が昭和58年生まれで今年22歳だから、今年21歳になるのか。
そして俺は、幸がこんな雨の中倒れていた理由が何となくわかった。どうやら普通の内科では診てもらえない病気の主らしい。
とにかくそれは別として、幸の知人や家族の連絡先の手掛かりを探さなくては…
(あ、そういえば、携帯…)
何故早く気付かなかったのだろう。携帯があれば解決するじゃないか。俺はカバンの中を調べた。
「…あ」
中から真っ二つに折れたピンクの携帯が出てきた。
とりあえず俺は幸が目覚めるのを待って、来客用の布団を床に敷いて眠ることにした。
明日は土曜日だから、特に学校に行く必要もない。図書室で過去の研究論文でも漁りたいところだが、今はそんな場合ではない。
俺は、部屋の電気を消し、布団に潜り込んだ。
579 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 17:45:24 ID:iNRfPtPY0
外の雨の音が微かに聞こえる。
幸はすっかり眠っているらしい。きっと疲れたんだろう。
それにしても、やはり普通の出来事ではないようだ。
一体どうしてこんなことになってしまったのだろう。
家出とか、そういった類ならばまだ何とかなりそうだが…
もし何らかの事件に巻き込まれたりしていたのなら…
そう思うと、とてつもなく不安になってきた。
しかし、何故か俺は彼女を、幸を放っておきたくはなかった。
それは、彼女の少し短めに切った黒髪や、白くて綺麗な肌がそうさせたという訳ではなかった。
何かはわからないが、彼女には(少なくとも)俺を惹きつける何かがあったのだろう。
(この子を守らなきゃ…)
俺の頭の中で事件説が浮上した時には、俺はいつの間にかそんなことを考えていた。
俺も相当疲れていたので、ゆっくりと眠りに就いた。
580 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 17:47:21 ID:iNRfPtPY0
とりあえずここまで。如何でしょうか?
何だかやっぱり萌えって感じじゃないかな…スマソ
ってか今回はおにゃのこがちょっとしか出てきてないし。
まあこれからどんどん出てくる(いや、出す)ので待っててね(´・ω・`)
>>580 乙ー。
まぁ、別に「萌え」話を書けって趣旨じゃないしいんじゃねwwwwww
もう、俺なんかおにゃのこ出てきてなくても喜ぶぜw
582 :
寮の人:2005/08/03(水) 19:07:48 ID:22Ato21T0
ゴメンね、ゴメンね
あとこれは大事なことなんだけど
俺のは学園ものじゃなくて寮ものね
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 19:40:42 ID:zIKcw/DyO
おにゃのこが少なくても気にしない(´・ω・`)
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 19:54:02 ID:yfs7wbmt0
保守する
良くこんな話考えつくもんだと感心するよ
586 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 20:31:00 ID:eVhrIELzO
せんせー
深夜先生ー!
幸ちゃんが寝てるベッドと主人公が潜り込んだ布団の区別がされてないので一瞬ハァハァしちゃいましたー
587 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 20:38:03 ID:eVhrIELzO
暇だからおにゃのこが出てくるステキ漫画でも語ろうか。
マイナーなやつを。
この前話した最終兵器彼女は感動モノだよね。
GLAYがラジオで紹介してて初めて知ったんだ。全7巻。
あとG戦場ヘヴンズドアもおすすめ。
高校生二人がプロの漫画家目指して頑張る話。珍しく主人公はヒロインとくっ付かないけど。全3巻。
588 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 20:45:59 ID:eVhrIELzO
最近無くなった許嫁格闘漫画と言うらんま臭いジャンルで頑張ってるのが
すもももももも!
おにゃのこが主人公より強いってのがミソですね。未完。
余り僕ばかり書き込んでるとウザいからこの辺で控えときますね。
すももももももはとりあえずエロいな。
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 20:53:56 ID:CL7xlmbi0
すももももももは2巻から出てくるおにゃのこがすごい楽しみだな
591 :
寮の人:2005/08/03(水) 20:54:53 ID:22Ato21T0
毎回「フン断る」でスタートしたら個人的に最高傑作なんだけど
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 21:07:21 ID:zIKcw/DyO
すももももももとはまたマイナーな・・・
593 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 21:21:00 ID:eVhrIELzO
マイナーなのにこの反応の多さ……
1、2人くらいしか反応しないと思ってたのに…
絶対昨日シベ超とか見てただろ
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 21:22:19 ID:bqTlvyOh0
もも子のDQNっぷりに引くときがアル俺は委員長派
でも、委員長も…
まぁ落ち着け。
すももは置いとこう。
596 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 21:29:14 ID:eVhrIELzO
あぁ。すももは置いとこう。
さて、
「さて」
なんなんだーっ!!!!!!!
598 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 21:57:37 ID:iNRfPtPY0
外に飯食ってきますた。
>>586 うはw
いやぁ、自分の書き方がまだまだ未熟ってことだ。
でもハァハァシーンは出てくるので期待しておくようにw
実はパソコンが壊れてて…
修理出すから1週間くらいは携帯VIPPERになるんだ。
でも当方貧乏学生、しかもパケ放題じゃないからあまり来れぬorz
だから今のうちに書きまくろうかなとか考えておりまする。
何か質問等がございましたらどうぞ。
599 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/03(水) 22:10:59 ID:eVhrIELzO
さて
他の人が書いてくれるかな
と言う意
>>598 ガンガレ('A`)
まぁ、俺も実家帰ったら流石にあんまり来れないだろうけどな('A`)
601 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 22:25:15 ID:iNRfPtPY0
>>600 ありがとうだお。
しかも私事でつが、最近リアルでちょっとゴタゴタがありまして。
>>599 今から続き書くお
602 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 22:40:01 ID:iNRfPtPY0
目が覚めたのは朝の8時頃だった。
幸はまだぐっすりと眠っていたので、俺は起きると簡単に朝食を作った。
まぁ、朝食といってもトーストと目玉焼きとベーコン、それにヨーグルトくらいなのだが。
目玉焼きとベーコンが出来た頃に、幸が起きた。
「ん…ん…」
「あっ、起きた?」
「あ、え、ええっ?」
幸は目をきょろきょろとさせていた。
「とりあえず、飯、食べるか?」
幸は黙って頷いた。
座卓に向かい合って、見知らぬ女の子と朝食を食べる。
何だか不思議だった。
「じゃあ、倒れてたんだ、私…」
「そう。まぁ深く考えるなよ」
「あ、そ、そうだ!」
幸は急に思い出したように言うと、いきなりその場で正座をした。
「あ、ありがとうございました。私、平川幸です。」
「そ、そんな…いいっていいって」
幸を止める俺。
「あの…それと」
「ん?」
「ヨーグルトのおかわり…ください」
603 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 22:52:55 ID:iNRfPtPY0
幸は2杯目のヨーグルトを黙々と食べていた。
食欲があるみたいで少しほっとした。
「あ、誰か知り合いと住んでたりする…かな?」
「えっ…」
「ほら、もしさ、誰かいたら心配するだろうから」
「あ、私、一人暮らしだから…大丈夫です。うん、ほんと」
幸はそう言って否定した後、少し俯いてしまった。
「そうなんだ…うん。わかった」
やはり何かある。しかし本人はそう言ってるし、あまり刺激するのも良くない気がした。
「そうだ、風呂入るか?」
俺は話題を変えるためにそう提案した。
「あ、じゃあ…お願いしようかな」
「ごめんな、うち脱衣所ってのがないから…」
「あ、いえ…」
「ここにカゴ置いておくからね。あ、着替え…どうしようか?大きいかもしんないけど何か貸すか」
俺はタンスをあけて、Tシャツと高校の時のハーフパンツを出した。
「こんなのしかないけどさ。よかったら」
「うん、ありがとうです」
「…で、俺は…じゃあコンビニ行ってくるから。さっぱりしてきてね」
「あ、はーい。」
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 22:57:08 ID:HB1yG3lR0
>>586 おまいちゃんと読んでるか?wwww
>>576 >彼女を自分のベッドに寝かせた。
>>578 >とりあえず俺は幸が目覚めるのを待って、来客用の布団を床に敷いて眠ることにした。
区別してるやん。
深夜の人乙!ワクテカしてるよ〜
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 23:01:08 ID:iNRfPtPY0
外は昨日の雨雲が通り過ぎて、気持ちよく晴れ渡っていた。青空が眩しい。
俺はドアの鍵を閉め、ゆっくりと近所のコンビニに向かった。
幸が風呂に入っている間、時間を潰さなくては。
コンビニで雑誌を立ち読みしながら、いろいろなことを考えていた。
本当に一人暮らしなのは事実として、知人への連絡を拒んだのはどうしてだろう…
やはり何かあるんだ。でも、俺はあくまでも他人だ。深く関与するところではない。
スポーツ新聞と紙パックのカフェオレを買って、俺はコンビニを出た。
それにしても良い天気だし、4月のわりに暖かい。
通り道の公園では、若い親子が楽しそうに遊んでいた。
(そういや、休日にゆっくり散歩するなんて久しぶりだな…)
606 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 23:02:53 ID:iNRfPtPY0
とりあえず、ここまでね。
タバコないからリアルにコンビニ逝ってくるよ。
607 :
寮の人:2005/08/03(水) 23:08:17 ID:22Ato21T0
「こら起きろ、寝るなら自分の部屋で寝ろ」
頭を蹴られて目が覚めた。もう朝で、太陽の光が顔に直撃している。まぶしすぎる。
もう一度蹴られて、意識がはっきりした。昨日の飲み会で潰れたのか。するとここは
倉島先輩の部屋だな。
「俺、もう出かけるから」
「あ、ハイ、すんません」
倉島先輩はでっかいスポーツバッグを抱えている。部屋にはほかに誰もいない。潰
れたの、もしかして僕だけか?
「酒に弱いんなら先にいっとけよ。一昨日も吐いたってサクラちゃんから聞いたぞ。
俺たちも鬼じゃないから加減してやるよ」
ああ、するとこの人ら、一昨日は吐いた後の僕に気づいてなかった訳か。なんてことだ。
「そういえば、姐さんが暇なら来いっつってたぞ」
姐さん?
「堂島紗姫。一階の三号室」
お水系のあの人か。
「お水っつったら殴られるからな」
先輩の顔を見ると、彼は嫌みに笑って玄関から外に出た。
608 :
寮の人:2005/08/03(水) 23:09:28 ID:22Ato21T0
ドアをノック。壊滅的なまでにぼろい寮の一階、三号室前。
出てきた「姐さん」こと堂島先輩は、昨日の飲み会とさして変わらぬ格好だった。
褪せたような金色の短髪に、切れ長の目。付けマツゲかはわからないが、とても長い。
全体的にやせ気味で、特に腕なんかはとても細くて、指の長いのが際だっている。胸
は、えーと。なんで書かなあかんのや。
「おう、大槻」
「なんか俺に用みたいで」
「まぁ、部の勧誘みたいなもんよ」
堂島先輩は面倒くさそうに紙の束を取り出すと、ぺらぺらと一枚ずつめくっていく。
「堂島さん、部活なんなんですか?」
「茶道」
嘘だ、いやいや。
確かにとても合わないような部活だが、別にやっててもおかしくはないはずだ。
「いやさ、アタシの親、古いからさ。嫁入り修行の一環とかいってて、代わりに一人
暮らしさせろって説得したんだよね」
609 :
寮の人:2005/08/03(水) 23:11:01 ID:22Ato21T0
僕の顔に出ていたのか、彼女は一人で説明を始める。
「イメージと違った?」
「え、あ、いや、そんなことないっすよ」
「いいんだって。ダブったから学校じゃ不良扱いだからね」
「あれ? ダブりなんですか?」
「うん、去年の秋に肺に穴が開いて、出席が足りなくなって」
それは……なんというか、異様に大変だな。
「親は事情がわかってるから別に怒ったりはしなくて、ただアタシの素行不良だって
学校中に広まった」
理解した。つまり、倉島さんが「姐さん」と呼んでるのはキャラだけじゃなかったって
ことだ。
「で、その茶道部なんだけど、一応勧誘ノルマってのがあって、去年もパシリと眞美を
誘ったのね。はいんなかったけど。だからまぁ今年も二人入ったってことでサクラと
あんたをって。サクラちゃん、やりたいことあるっていってたから」
「茶道っすか」
「なに? 興味あんの?」
「いや、そういうことじゃなくて。まだ部活決めてないから、見学くらいしたいかなって」
「あー、じゃ明後日に歓迎会やるみたいだから来たらいいよ。つまんないぞ」
「いやいや、自分で言ってどうすんですか」
ホントだって、と彼女は念を押して、その後、正座が1時間できるかと訪ねてきた。
「下手すると地獄だよ」
やめようかな。
610 :
寮の人:2005/08/03(水) 23:13:07 ID:22Ato21T0
やたら中途半端だけどここまで
611 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/03(水) 23:23:17 ID:iNRfPtPY0
ただいま。
寮の人乙です。
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 23:23:29 ID:HB1yG3lR0
>>606 タバコ切らさないように2箱買いが普通になってきた俺ダメス(´・ω・`)
>>610 やたら中途半端で続きが余計気になるwww
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/03(水) 23:55:16 ID:iNRfPtPY0
>>612 俺も最近本数増えてきたwwwwwww
ごめん今日はもう書けない。
続きはまた今度書くお。
煙草か。縁がねぇな。
615 :
寮の人:2005/08/04(木) 00:06:52 ID:01wLVlme0
アイシーンこれ最強
616 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 00:08:24 ID:t8/lv+MFO
燃料投下
左 幸ちゃん
右 サクラちゃん
617 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 00:09:17 ID:t8/lv+MFO
618 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 00:24:34 ID:t8/lv+MFO
右はむしろ姐さんだな
良かったのか悪かったのかわからんけど、書くわ。
2時間遅れでのこのこ来たとき、どんな顔しようか
と思ったけど、結局笑顔で迎えたよ。
今回の娘は明るい性格で見た目もまあまあで
「あたり」だった。ヘアメイクの人で夜はこのバイト
やってる。風呂で洗ってもらってさっそくしてもらう
わけだが、なめなめはいいけど肝心のFがちょいと
へたくそで、気分が高まってきたと思ったら、すぐに
場所を移動させる。テクのつもりなんだろうけど
えらくせわしなくて、なかなか登りつめる事が出来ない。
それでも一発目はすぐだったけどね。途中世間話を
して2回目になるわけだが、Fが下手なのでいまいち
気持ちよくない。いろんな事を想像してなんとか出すには
出せたが、ちと残念な惜しいような気持ちだった。
620 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 01:22:05 ID:t8/lv+MFO
誤爆晒し上げ
ハァハァ
今日はモリゾーは書かないのか。
微妙に待ち構えてたのにな。
622 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 01:53:37 ID:t8/lv+MFO
今日は森蔵は書きませんよ。
代理の脳内妹「桔衣」も来ません。
何故ならスパロボを買ってしまったから。
いや、今日だけだって。明日は多分昼間から飛ばすから。
書き溜めはしてあるからさぁ……
623 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 02:09:58 ID:t8/lv+MFO
って事で保守して寝るおw
桔衣「いい夢見られるといいね、お兄ちゃん!」
よし、保守して寝る。
最近書いてないけど書く気力がねぇな('A`)
まぁ、みんな書いてくれるしな('A`)
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 05:15:11 ID:jq0fM5mlO
いや、れあたんが書かないと先が気になって仕方ない
と、朝帰りの俺が申しております
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 06:26:27 ID:jq0fM5mlO
ほ
す
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 07:22:58 ID:jq0fM5mlO
す
る
おにゃのこ
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 08:09:30 ID:jq0fM5mlO
そろそろ寝るかな
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 08:56:11 ID:jq0fM5mlO
とりあえず最後にほし
今起きた産業。
朝帰りエロス、エロス。
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 12:39:40 ID:IzCXaXpgO
「お茶入れてくるね」
「あぁ、すまんな」
そう言い俺はおにゃのこの頭に手を乗せなでてやった
「えへへ…当然だよっ!」
照れ隠しにない胸を誇らしく反らせて自慢気に言うその様がとても愛おしく感じ
思わず俺は……保守をした
おにゃのこはどこかに行ってしまった
633 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 12:44:13 ID:t8/lv+MFO
さぁ、書くか
◆ 斑弥 逸美
玄関では長身の女性が傘を畳んでいる所だった。
長い髪を後ろでアップにまとめ、タバコをふかしている。
「おー、禍人。お楽しみ中だったか?随分可愛い娘じゃないか」
「楽しんでませんよ、ナニも」
「どうだかね。…斑弥逸美だ。逸美と呼べ」
手を差し出された。メンソールの香りが漂う。
「…ども。県鼎です」
由良君の血縁はみんなよく喋るのだろうか。それにしてもキレイな女性だ。手もスベスベしてる。
「あーあ、こんなにキレイなおねーさんが側にいるのに…寂しいなー」
逸美さんは携帯灰皿を手に呟く。
「僕が愛してるのは鼎だけ。歳も歳なんだからそろそろいいヒト見つけたらどうですか?よかったら何人か紹介しますが」
「こんな美人を放っておく奴がいると思うか?…大体、禍人に紹介するような友達がいるのか?」
「年下好みですか?年上好みの男子高校生は希少ですよ」
「私のこのアプローチにそろそろ気づいてくれてもいいんじゃないか?全てはキミのためだ由良禍人。そしてキミのためにずぶ濡れになった。シャワーくらい使わせてもらうぞ」
634 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 12:50:42 ID:t8/lv+MFO
……そう言いながら逸美さんは勝手に上がって、滴が垂れるのも気にせずにいってしまった。
奥からお茶を頼む声がする。
「ハァ…さ、鼎、行こうか」
「うん…」
さっき見ていてわかった。
きっと逸美さんは…保護者としてではなく、女として、由良君が好き。
根拠は………女の勘。
次回、ついに禍人の能力が鼎に襲いかかる!
「オ、オレンジジュースがッッ!」
◆ 戯 言
ご期待下さい。
モリゾー乙。
久し振りに書くかなー、と思うんだけど、
何かアレだな。
学校祭編、舞台の様子を書くって保守様と約束してしまったのが正直厳しいぜぇwwwww
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 14:28:07 ID:jq0fM5mlO
モリゾー乙
ってか書くって言うか次回予告にしか思えなくなりそうだ
>>635 俺そんな名前ーーー!?
保守してくれる奴は大体ホシュ様だ。
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 15:07:46 ID:jq0fM5mlO
それならいいんだけどなんか微妙だと・・・
639 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 15:43:45 ID:t8/lv+MFO
決まって保守してくれるからな。
保守様。供物は夢野久作で宜しいかと。
久作はいいぜー、久作は。
あの意味不明さがなんともいえず大好きさ!!
おまいらwwwwwwwwwwww
642 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 15:59:17 ID:t8/lv+MFO
朝帰り自慢はいいから久作を読みなさい
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 17:12:18 ID:jq0fM5mlO
おk 把握してないけどがんがる
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 18:01:40 ID:jq0fM5mlO
ほ
し
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 18:58:42 ID:jq0fM5mlO
ゅ
す
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 20:22:22 ID:PFC4B/0e0
る
お
^^
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 20:23:39 ID:jq0fM5mlO
GJ!!!!
サンクス!
648 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 21:13:23 ID:t8/lv+MFO
18時から20時までの間でそんな事が出来る程過疎ってるのか…
VIPにしちゃ珍しいな
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 21:47:19 ID:jq0fM5mlO
同意
そして保守
ふぅ、よく寝たん
今日は暑い…死んでしまいそうだ。
明日集中講義で明後日から部活の合宿だからあんまり来れない…
皆さんがんばってノシ
俺も今日はがんばりますよ。
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:01:06 ID:70EP7n1a0
ボクの名前はカト吉。小学校六年生で将来の夢は七つの海を股にかける大海賊になることです。
なんで海賊になりたいからって?それはそこに海があるからですね。
まぁそんな話はさておき、ボクのおじいさんは昔海軍の仕官をやっていて、よくこんな話をしてくれました。
「なあ、カト吉よ。わたしが若い頃、キミもしっているように大きな戦争があった。
わたしは国のために戦った。でも負けた。日本は焼け野原になった。
敗戦後は、本当にモノがなかった。そして女も不細工だった。
今はモノに恵まれているというが、街を歩く女の子の器量もだいぶ向上したんだよ」
おじいさんは仙台から出てきた農家の次男坊です。
戦後は郵便局に入局し、以来定年まで約半世紀、地元民のために貢献してきました。
そんなおじいさんは、最近、郵政民営化について至極関心があって、
孫のボクにもいろいろな話を聞かせてくれます。
「なあカト吉、世の中には目に見えない時の流れというものがある。
長い間生きてきて、これほど人に抗えぬものはないということを知った。
覚えているだけでもJRだったNTTだって、みな民営化の末の産物だ。
わたしは郵政民営化、大反対だ。なぜなら、郵政は商売ではなく、地元民との心の繋がりなのだと
しっているからだ。しかし、にもかかわらず、時の流れに逆らおうとする政治家、これにはもっと反対だ。
カト吉よ、柔軟になって、物事を様々な角度からみるようにしなさい。
わたしからキミにいえることは、これくらいしかありません」
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:02:28 ID:70EP7n1a0
おじいさんは、半月前、亡くなりました。おじいさんの遺品から、一通の手紙が出てきました。
それはボクに宛てたものでした。
「カト吉君。郵政民営化の結果、わたしは知らずにこの世を去るようです。
キミに寂しい思いをさせることが唯一の心残りのはずでしたが、このことも、
郵政に人生を賭けたわたしからすれば、大きな心残りのようです。
そこで、キミにお願いがあります。将来、キミが結婚して子供を生むとき、
郵政民営化法案が可決されたら「加訣ちゃん」と、否決されたら「緋訣ちゃん」と名づけてください。
ボクは天国から、キミの子供の名前を神様に調べてもらいます。
申し訳ありませんが、これが最後の願いです」
ボクはじいちゃんも死ぬ直前は錯乱してたんだなあと思ってくちゃくちゃに丸めて
ゴミ箱に捨てました。(おしまい)
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:02:51 ID:jq0fM5mlO
れあたんは寝過ぎだと思う
もうちょい健康的に(ry
深夜たんウラヤマシス
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:03:19 ID:70EP7n1a0
女の子の話とはちょっと違うんだが、俺の小説どう?読むに値する?
>>654 健康的に生きたいのはやまやまなんだが、
何かものすっごく眠いのに何故か眠れないという怪奇現象が5月ぐらいから起きているので、
眠れるときに寝るようにしてるんだ。
>>655 ちょっといい話で感動しつつも世の中そんなもんだよなという悲哀があってヨカタ。
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:12:46 ID:70EP7n1a0
昨日から降る雨はやむことなくひたひたと屋根をたたきます。
ボクは屋根裏によじのぼって、遊戯王カードをして妹と遊んでいました。
しばらくの間熱中してましたが、いかんせん実力差というものは
何事の世界にもありますようで、拮抗するならともかく、10回もボコボコに潰しては、
お互い飽きてしまうというものです。
ボクらは雨の日はこうして屋根裏にのぼって、雨の音を二人して聞くようにしています。
とはいえ薄暗い屋根裏部屋のことです。一応小型のライトを持参して行くのですが、
目が慣れるまでは本当の暗闇で、恐ろしいことたまりません。
目が慣れたといいましても、はっきりと何もかにもを視認するというわけにはいきませんので、
屋根裏の向こうに何があるのかということに関しましては、何も知りませんでした。
ある晩、ボクが妹と一緒に仲良く寝ていると、屋根裏でカタカタカタカタという物音がします。
きっと空耳だよとボクは妹に言って頭をなでてやりましたが、妹はさらにビクビクして抱きついてきました。
いつものことなので別に変な気持ちにはなりませんが、小学生ながら、女の子に頼られるのはいい気持ちです。
とりあえず、音はすぐやんだので、明日、学校から帰ってきたら、
何が音をたてているのか調べに行こうというところで決着しました。
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:21:01 ID:70EP7n1a0
学校から帰宅すると、ボクの帰りを待ちわびているとでもいうように、
妹がソファーに寝転がって足をゆすりながら東京MXTVの通販番組を見ていました。
こうみえてうちの妹は、通販番組が大好きなのです。
商品を見るのが楽しみというのならまだ解るのですが、おばさん連中の「マア」という声が
面白いのだと言っていて、妹ながら変な奴だと思います。
ところで、やはり妹は開口一番に屋根裏に行こうとせがんできました。
屋根裏へのはしごの前にたつころになると、妹は昨晩のことが忘れられないのか、
ボクのそでをつかんでひっぱってきます。そろそろとはしごをのぼりまして、
懐中電灯を片手に、すりあしで屋根裏部屋の隅へ隅へと足を忍ばせます。
途中ボクの頭が天井にゴチリとあたって、反応がおもしろかったのか、
妹の顔がすこしほころび、神妙な空気が少し和みました。
屋根裏は以前から話に聞いていたとおり、いらないものの倉庫みたいな感じで利用されていたようです。
その中でも一つ目をひくものに、すこぶる古い和ものの人形が入った箱がありました。
開けて見ると、よく怪奇写真などで出てくる、髪の伸びる人形に瓜二つのもので、
懐中電灯の当て方が悪かったということもありますが、えらく不気味に見えて、
妹は「ひゃっ」という声をだして目を背けてしまいました。
確かに見れば見るほど不気味な人形です。頭がはげかかっていて、包んであった紙も、
字が達筆すぎるために、何か呪いを封じるためのお払いの紙であるかのように思えてきます。
659 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/04(木) 23:28:01 ID:t8/lv+MFO
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:28:55 ID:70EP7n1a0
ボクはすぐに人形をもとに戻しました。そして逃げるようにして、一目散にその場をあとにしました。
はしごを降りるとき、ボクはまた転びました。今度は、妹はクスリともしませんでした。
その人形のことがあってから、妹の言動が、奇妙になってきたのです。
まず最初の変化は、妹がボクと一緒に寝なくなったというのが、一つです。
そして二三日すると、学校から連絡が入ってきました。妹が些細なことで喧嘩して
同級生を叩きのめしてしまったというのです。うちは母子家庭なのですが、
母が事情を聞いても、妹はうんともすんとも言いません。
これが契機でした。それから妹は寝込むようになってしまい、学校も不登校がちになりました。
ある日ぼくが家にかえると、妹はティッシュペーパーを食べていて、僕があわててやめさせました。
ある時は壁に向かって話しかけていて、おそらく日本語だとは思いますが、何をいっているのかは聞き取れませんでした。
ある月の隠れた晩のことです。妹はそれからというもの居間で寝ていたのですが、
ボクが目をつむって妹のこと考えていると、妹がすーっと扉を開けてボクの部屋に入ってきました。
すこし目を開けて妹の顔を見てみると、おもわず「ワッ」と叫びそうになってしまいました。
妹は、その日の夕食に残したご飯粒を、顔中に縫りたくっていたのです。
そしてはしごをするすると上り、ライトも持たずに屋根裏部屋へと消えてきました。
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:38:38 ID:70EP7n1a0
屋根裏部屋で、カリカリカリカリカリカリカリカリという音が聞こえます。
ボクはひたすら我慢しました。この不気味な空気を耐え抜こうとしました。
妹は、何かをしゃべり始めました。
「あたしの可愛い人形ちゃん…今日はお化粧しましょうね……
あたしみたいにご飯粒のおしろい塗って、垢を綺麗に落としましょうね…」
ボクは屋根裏で何がおこっているのかがだんだんとわかってきました。
妹は、あの黒んずんだ人形の汚れを爪で落としていて、ご飯粒を顔に塗りたくっているのです。
「やっぱり…やっぱり…あのおにいちゃんは悪魔よ…あたしをいつもいつも利用して…
あいつはあたしのことなんて…何一つ考えてないわ…そうよ…あいつは悪魔よ…」
ボクは背筋がゾーッとしてきました。ボクは身の危険を感じました。
いつでも逃げられるように、目を慣らし、部屋の位置をシッカリと頭に叩き込みました。
「よちよち…かわいいあたしの赤ちゃん…あなたはしっかりとここに生きているわ…
でもまだ動けないわよね…いいわ…あたしが命をふきこんであげる…
あたしの目をえぐって…あなたに分けてあげるわ…そしたら…あなただって上手くいきていけるでしょ…」
ボクはどうしようか迷いました。このまま恐怖におののき、ベッドで凍りついているか、
はたまた、母親の助けを乞いに、この部屋を抜け出すか、
あるいは、妹の目を救うために、屋根裏部屋に単身のりこむか。
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:45:48 ID:70EP7n1a0
どちらにせよ、この"儀式"は、もうすぐ終劇をむかえるようです。
妹の息遣いが、板越しにつたわるくらいに、あらあらしいものになってきました。
「あなたには、立派に育ってほしいの。あたしは、あたなに期待しているの。
あたしはもうすぐこの浮き世を発つわ。目はあなたに。
そして心臓をお母様に差し上げてこのつまらない世界から解脱するわ
そのときにね。あの憎たらしいお兄様に復讐をしてほしいの。
いつの日か屋根裏でカタカタと音をたてていたのはあなたでしょう?
あなたしはすぐに、あなたがあたしの救世主だと気づいたわ…
まぁいいわ…すぐにあなたに魂を吹き込んであげるから。
どうやって目をえぐればいいのかしらね…一応包丁ももってきているけれど
料理もできないあたしがやっちゃったら、あなたへの供え物に傷がついちゃうかもしれないわ
やっぱりここは手でやるのが正道よね…ほしいのは右目?左目?どっち?」
ボクは鈍い男ですし小学生ですから、妹はまだ大丈夫だろう、ひと時の錯乱なのだろう、
と根拠のない期待をしていました。ですが、もうこうなってしまったら、疑う余地はありません。
妹は、どうしましてか、完全に狂ってしまったのでしょう。その仮定はボクにはよくわかりません。
ですが、変化というものは、いつも突然にやってくるものなのです。
ボクは、決断をまだためらっていました。相手は包丁をもっているようです。
しかも、ボクに憎悪を抱いています。ボクは愛情を注いできたつもりですが、狂人の頭の中はわからないことだらけです。
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/04(木) 23:55:23 ID:70EP7n1a0
妹は、もう、別の人間、いや、もうすでに人間ではない、何かに生まれ変わってしまいました。
そんなモノのために、命を賭してまで彼女の目を救うこともないだろう、と考えました。
おそらく、狂人とはいえ、目がなくなってしまえば、激痛に泣き叫ぶ、いや、泣き叫ぶどころの
ものではございませんでしょう。そのときが好機です。ボクは寝静まっていた、
気づいたら泣き声が聞こえた、母親の元に駆けつけた、これでいいではございませんか。
ボクに血も涙も、かよってはおりませぬ。
「さあ…あたしをうけとって…あたしのすべてを、もらってちょうだい…さあ…おねがい…」
次の瞬間です。言葉に言い表しても陳腐になりすぎてしまうくらいの、絶叫が聞こえてきました。
「ギャ…ギャギョ…ギュギュギュ…ゲゲエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」
さあ今こそ、です。こんな不幸な物語、最後くらい楽に締めくくりたいものです。
ボクは、母親の部屋に駆け込みました。
「ねえ母さん、ねえ!なんか妹が、妹が、屋根裏で泣き叫んでるんだよ!
ねえ母さん…エ……?」
そこには、ボクの予想だにしなかった光景がありました。むごたらしいといってしまえばそれまでですが、
母親が裸で腹から血を流して倒れていて、胸のあたりの肉が、ごっそりとえぐれていたのです。
さきほど、妹はお母様に心臓をさしあげるとか言っていましたが、話は繋がりました。
それが、どういう意味を持つのかは、常人のボクにはサッパリわかりませんが。
いや、ここまで冷静なボクは、むしろ狂気に慣れすぎてしまったといえるかもしれません。
狂気の中の常人は、狂人です。ボクはもう、狂人なのかもしれません。
とりあえず、コトは一刻を争う体となってまいりました。
妹のもとに駆けつけなければ、出血多量で"奴"は死んでしまいます。
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 00:03:50 ID:js8OZoic0
ボクは返り討ちにあった場合を考えて、とりあえず警察と、救急車を呼ぶことにしました。
ですが両方にかけるのは時間的に危険かもしれないので、とりあえず救急だけにかけることにしました。
「もしもし 救急です…母が血を流して倒れていて…死んでいるかもわかりません。
妹も、傷を負っているようで、泣き叫んでいます…一刻もはやく…ええ…一刻も早く…」
ボクは念のためにバットを持ってはしごをのぼりましたが、
妹は、まあ当然のことでしょう、人形を投げ出して、ぐったりと倒れていました。
はしごから彼女の体を引きずると、いたって冷静なボクは、
世間体というものが気になりまして、彼女の顔のご飯粒を、丁寧にとりさっていきました。
全部が取れると、彼女が一言二言、しゃべりました。
「目が…トテモ痛い…どうして…スゴク血なまぐさい…あたしどうしたの…」
語調は、意外にもシッカリとしています。もしかすると、彼女は元に戻ったのかもしれません。
しかしそんなことは今、どうでもいいことです。ボクはとりあえず、包帯を彼女の目に巻きました。
そして、救急車がくるのを待ち続けました。隣町の犬が遠吠えをしています。
窓の外をのぞくと、隠れていた月が、出ていました。
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 00:10:46 ID:js8OZoic0
それからのあわただしさは、特に書き記す必要はございませんでしょう。
警察がゆき、一部始終を、語り終えると、ボクはしばらくのあいだ、
孤児院のような施設にいれられました。そこで、事件のことは、一切耳にしませんでした。
そして妹との、一切の連絡は、許されませんでした。
これは後からきいたことですが、小学生が母親を刺すと報道されただけで、
妹が失明したこと、母親の胸がえぐられていたことは、警察によって発表されなかったようです。
数週間して、ボクは、父親の元に帰ることになりました。
妹とも面会を許されましたが、妹は一切のことを覚えていないようです。
得たものは、何もありません。失ったものは、母親の命と、妹の片目です。
ボクは、父親の元で日常の生活にまた溶け込む前に、
あの事件の現場を、また一度見てみたいと思いました。
現場は、テープでふさがれていましたが、もう警察関連の方の姿は、ありませんでした。
裏庭に隠してあった合鍵を片手に、中へと入り込みます。
刑事サスペンスで見た、死体をかたどった白いテープは、本当のようです。
無機質なアウトラインを見ても、何の感慨も起こり得ません。
そしてボクは、ボクの部屋にすーっと入り込みました。
鑑識か何かにだいぶ物色されてるようで、以前よりも散らかっています。
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 00:20:43 ID:js8OZoic0
屋根裏で、カタカタタカタという音が聞こえました。
あれだけの非日常をタップリと味わったのですから、もうこんなことに怖気づくボクではありません。
屋根裏にあがると、さすがにここまでは掃除しきれなかったようで、
ところどころに血のりがしみついています。
あの不気味な人形は、警察の方にまだ接収されているようでした。
ボクは、妹と一緒にカードゲームで遊んでいた日々のことを思い返していました。
ボクラは、ここにふたりでジット座って、雨の音を聞きながら、
母子家庭ではありますが、またつましい生活ではありましたが、それなりの幸せな日々をすごしていたのです。
そのことを思い返すと、冷静に徹しようと思っていた僕ですが、自然と涙がこみあげてきました。
カタカタカタという音が聞こえてきます。
ちょうど二人で探検した、あの日のように、ボクはすりあしで奥へと進んでゆきます。
なぜか、ぜんぜん怖くはありませんでした。
ボクは小学生でしたが、この世に何事も理屈で説明できないことはないと信じていたからです。
ボクがあの人形とは反対の方向へ進むと、
一匹のネズミが、すばしこく走り回っていて、懐中電灯でそれを追うと、
ネズミは、屋根裏部屋の片隅に逃げ込みました。
そこには、ネズミの巣がありまして、そのネズミの妻と子供が、幸せそうに、寝静まっていました。
そしてボクに気づくと、多少はおびえていましたが、
あの小さなつぶらな瞳をきらめかして、ボクの方をジット見つめておりました。
(おわり)
668 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 00:21:42 ID:TKP2llRxO
真打ち登場?
怖いけど面白い。
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 00:21:51 ID:js8OZoic0
>>666 今度はハッピーエンドっぽくしたから大丈夫。
ていうか一時間かかったわ。全部適当にやってったが、わりとしっくりとまとまった希ガスW
670 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 00:23:46 ID:TKP2llRxO
ゃん、コテ付けてよぉー
昭和テイストで凄くいいね、これ。
671 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 00:23:49 ID:TeLj2LyL0
おもろかった。乙です。
なんか情景が思い浮かんでくる文章ってすごいと思いますた。
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 00:24:25 ID:js8OZoic0
>>668 上で久作出てたけど俺も久作すきなんよ。
まぁ再現してるわけじゃないし文章力もたらんけど、多少は意識してる。
673 :
ASDF ◆i4qQIp7eGE :2005/08/05(金) 00:27:09 ID:js8OZoic0
>>670 ゃ、つけてもいいけど、俺受験生なんで、実はにちゃんで小説書く余裕なんかないはずなんだW
時々気分がのってたらまたくると思う。
>>671 ありがとう。文学部志望なんだけど、まちがっちゃ…ないよね?就職キツいらしいが…。
イイネーw
明治から昭和にかけての味がするねw
このホラーとシュールのごっちゃな感じが大好物だよ俺wwwww
久作いいよね、久作w
コワカタけどGJ!!!!
676 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 00:33:20 ID:TKP2llRxO
久作はドグラ・マグナ挿し絵で一回抜いたけどね。
あの挿し絵もなかなかw
そろそろ書いてもいいですか?
キッコロたんまってましたw
678 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 00:35:35 ID:TeLj2LyL0
>>673 いいと思うよ。
俺も文学やりたかったけど妥協して医療系の大学進んでるお。
楽しいけど、たまにやっぱ文学ウラヤマシスってなるなぁ。
受験勉強は適度にがんがれ!
>>676 ワクテカしてるお。
遅ればせながら燃料投下SUNX
はっはっは、俺なんか宗教学の道に進んでるぜwwwwワケワカメwwwww
>>676 クルー!?
680 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 00:51:55 ID:TKP2llRxO
しかしASDF氏の後となると……
かなりの度胸がいるね
嘘憑き
「……何のマネだ?コレは」
風呂上がりの逸美が禍人に言った。
「お茶ですよ、逸美さん。…さ、冷めない内に」
卓上には冷えたオレンジジュースが入ったコップが2つ、禍人と鼎の前に置かれ、誰も座っていないスペースに湯呑みに入った熱い緑茶が置かれていた。
「…私が飲みたかったのは冷たいモノだ。禍人」
◆ 戯 言
「あなたが"お茶を"と言ったんです。この雨の中、体も冷えたでしょう?」
「2人の時間を邪魔した私への嫌みか?」
そう言うと逸美は禍人の分のコップを空にしてしまった。
「あ…ああ……僕の…オレンジジュースが…」
「私は冷たいモノが飲みたかったんだよ」
禍人は空になったコップを見つめて言った。
「最後のオレンジジュースだったのに……仕方ないなぁ…」
禍人の周りの空気が変わったように、鼎には思えた。
"―斑弥逸美は、オレンジジュースを、飲まなかった―"
681 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 01:05:12 ID:TKP2llRxO
その言葉は、それまで禍人が口にしていたものとは違い、静かに、囁く様に、しかし心の奥深くまで響き渡るように、2人の耳に届いた。
鼎が気が付くと、空になっていたはずの禍人のコップには元通りにオレンジジュースが入っていた。
「む――戻したな?」
「……?」
「逸美さん、早く服を着ないと風邪ひくよ!そんな…タオル一枚で…」
「ゅ、ゆら…」
「私のこの美しいカラダについて感想は無いのか?」
「えー」
「ゅ……禍人クンッ!」
「ん?」
「何だ?鼎ちゃん。嫉妬か?嫉妬してるのか?本当に可愛いなぁ!もぅ!」
「ぅ……いや、そうじゃなくて!さっきのは………何?」
「「……」」
2人はそれぞれ腕を組み、考える。
………………考える。
「私のカラダか?」
「やっぱり嫉妬か、鼎。そんなに心配しなく
「ちーがーうー!!」
鼎が机の上をバシバシ叩く。否定はしたが半分は本当だった。
682 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 01:13:56 ID:TKP2llRxO
「さっきの!オレンジジュース!何で急に…」
ビシッ!と禍人が満たされた自分のコップを指した。
鼎は息をのむ。
「……100%、濃縮還元オレンジジュース」
…無言。ひたすら無言。鼎は冷めた眼で禍人を見つめている。数秒後、口を開いたのは、禍人の方。
「OKわかった落ち着いて話をしようじゃないか。戯言もナシ」
「…どうぞ」
逸美は興味ない、といった具合で脱衣場まで戻って行ってしまった。
「これから話すことは真実。キミが信じるか否かは勝手だが、紛れもない真実。いいね?」
こくん と、鼎は頷いた。
683 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 01:23:29 ID:TKP2llRxO
――今のは僕の…代々由良家の長男にのみ受け継がれる能力…"嘘憑き"。
一度起きてしまったことの結果を、ねじ曲げる能力。
つまり、ホント を 嘘 にしちゃうんだ。
さっきは逸美さんが飲んだオレンジジュースに、『オレンジジュースは逸美さんに飲まれなかった』と"嘘を憑いた"。
これで逸美さんがジュースを飲んだ、という結果が、飲んでいない事になった。
僕等の記憶では飲んだ事になっているのに、ね。つまり嘘。
どう?――
「……へーぇ。」
「あまり驚かないんだね」
「よくわかんないから」
「…言っちゃなんだが、頭悪いね、鼎」
684 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 01:27:47 ID:TKP2llRxO
次回予告
燃えるような暑さの中、鼎は前世の幻影を視る……ッ!
「あの時の二の舞は、ゴメンだ。鼎は、あんな風に失いたくない…」
次回◆ 木乃 素子
ご期待下さい
vsの予告が最近無いからさー。
台詞だけは本当に書かれるモノだから。
キッコロタソまいどGJ!!!
つーかれあタン最近見てない気がス
れあたんお疲れ気味なんディスヨー。
てか、このスレに入ってから俺1回しか書いてないよね。小説らしきもの。
お疲れじゃあしょうがないなorz
元気になったらまた書いてね。は・あ・と
てか、このスレは特に心配ないんだけど、
前ゴバークしたスレとか職人さんいなくて心配だったりする。
あ〜あのショタすれ?
ちっくしょー!!!
ショタで悪いかちくしょうー!!
691 :
寮の人:2005/08/05(金) 01:39:14 ID:0/9rib7Z0
僕の目という物がそれはそれは赤く染まったときの話なのだけれど、あァ、すまないね、
僕の名前は竹田啓っていうんだ。小学校くらいだったろうか、算数の授業中にね、突然目
に見える世界の右半分が、ビリジアンの絵の具でも混ぜ込んだかのように、綺麗な緑で染
まったんだ。疑問に思っちゃあいけないよ。なぜって、僕の視界は真夏に見る瑞々しい葉っ
ぱで一杯だったけれど、そのときの僕の目は紛う方なき深紅に染まっていたと言うんだから。
最初に気づいたのは僕らの担任の桂木先生だった。前の時間では黒かった瞳が充血を集め
たとでも疑いないのを見て取ったときの驚きといえば、飛び上がった勢い余って彼の寂しい
頭を温めていたカツラがすっぽ抜けるほどのことだった。すぐさま保健室から病院に運ばれ
て、最新技術によって赤い瞳の解明が行われたけれど、結局、その謎は解けなかった。とく
に摩訶不思議なのは、両目じゃなく、右目だけが赤く染まっていたということだ。見にくいったら
ありゃあしない。当然、次の日から僕の目を見ようと誰も彼もが押し寄せた。とにかく綺麗な赤
らしいんだ。自分で見てもね、視界が緑色だからいつもとかわらない黒に見える。だから、僕
は自分の瞳が赤いのを確認することはできなかった。え? 写真? それって、もう20年くら
いして色がつくもんだろ? まだ、ないさ。
そういうわけで、それからひととき、僕はちょっとした有名人になったわけだ。
だけどね、諸君。僕には誰にも言ってない秘密があったのさ。僕の目が赤くなったその日から、
視界のほんの片隅、右の端っこに、僕に向かって笑いかけるとてもハイカラな女の子の姿が、
俺ショタじゃないけどあのスレ好きだよ
邪魔してすまん>寮の人
694 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 01:44:03 ID:TKP2llRxO
姿が、
で切るなんて…
途中まで書いてそこからかけなくなた小説は結構ある……。
696 :
寮の人:2005/08/05(金) 01:52:54 ID:0/9rib7Z0
ネタのつもりだった
ごめんなさい
今日は寮はナシね
書けなくなった小説って残してある?
寮の人もまいどGJ!!!
>>697 あるねー。
不意に2〜3年後に続き書いたりすることがあるから。
2〜3年後かww
俺なら確実にその小説の存在を忘れている自信があるなww
701 :
寮の人:2005/08/05(金) 02:01:58 ID:0/9rib7Z0
俺がかいてる寮のやつは前の書きかけのリメイクだよ
その小説の名前はサクラサク寮歌っての
702 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 02:04:56 ID:TKP2llRxO
サクラサクってwwwwwwwww
テラナツカシスwwwwwラブひなwwww
どのくらい前?
そして、その書きかけの小説を自分のHPに上げてしまう根性の持ち主だぜ、俺。
……いや……気に入ってたんですよ……うん。
その小説見てみたいなww
同じく〜
707 :
寮の人:2005/08/05(金) 02:08:23 ID:0/9rib7Z0
一昨年くらいじゃね?
いやラブひなは関係ないぞ
元ネタはめぞん一刻だし
そろそろおいとまさせていただきます。
スレ汚しすみませんでした。
皆さまの作品を心から期待しつつおやすみなさい。
めぞん一刻ねー。
なんだかんだで高橋留美子はスゲーよ。
>>705-706 それは俺に言ってるのか?
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 02:11:08 ID:lC/uTMSw0
とかいいつつまだいる俺w
そうだよ。れあたん。
>>711 ねてらwwwwww
おまいが寝てるうちに投下してやる畜生。
やーだー。
リアルで見たいw
そんなワケで書きかけ小説? 投下
かごめ
籠目は遊女であった。
何処ぞの遊女の腹に宿り、岡場所の遊郭で遊女の手により育てられた、遊女となるべく生まれた女であった。
十二の歳になった日に店に出され、その日の晩に客がついた。
幼少の頃の名をあや、源氏名をあやめといい、終いには籠目と呼ばれるようになる。
籠目が遊郭から出てこの名になったのは、十五の冬の日のことであった。
それを不幸な出来事であった、と一言で纏めて良い物かは知れないが、それは奇妙な偶然というか、前世からの因縁のようなものであったかも知れぬ。
籠目の居た店は二階建ての小さな宿であった。
籠目は……否、あやめは大抵、二階の角部屋の格子窓から、下を見下ろしては道行く人ににこりと笑いかけているような少女で、
その笑顔に誘われてふらりと入ってしまう者も少なくない。
しかし、若く美しいあやめには常に先客がついており、一見の客が買えるような女ではなかった。
吉原なんぞでは「太夫」と呼ばれるような扱いであったわけだが、この宿はそのような銘を打つ程格式高い店ではない。
さて、その日は大変寒く、雪がちらついていたと記憶している。
冬の陽は傾くのが早く既に辺りは真っ暗闇で、道並びの遊郭の灯りが男を呼び寄せようと煌々と照らされる。
若者が、あやめの店の前を通りかかった。
若者は見るからに貧しい学生で、幼い顔立ちはこの遊郭の道なりに歩くのは少々性急ではないかと思わせる印象である。
しかし、秋の頃からか。この若者は毎日のようにこの道を通っていた。店には入らない。そんな金は彼の懐には無かったのだろう。
ただ、前を通る時に二階を、あやめを見上げるのみである。
物価の推移が激しい時節であったので、女達の値はその日によって変わっていったが、その頃のあやめは五円近くで売られていたように思う。
上野から青森まで鉄道を使っても、まだ余裕がある、という位の値だ。
安宿であるこの店では、異常と言える程の値の高さであった。無論、その値でも買う男が後を絶たなかったわけであるが。
若者にはあやめは高嶺の花であったろう。
立ち止まるとあしらわれてしまうので、若者は本当に通りすがりにあやめを見るだけであった。あやめは見下ろして、にこりと笑いかけるのである。
あやめは何も、彼を誘おうと思い笑うのではない。
生まれ育った場所のためか、殆ど癖のようなものであったのかも知れぬ。
この遊郭から出たことの無いあやめにとっては、道行く人を見下ろすことが数少ない「仕事」以外の楽しみであったのもまた事実だ。
この安宿にはあやめ程の若さの娘もおらず、友達の無い寂しさも手伝い、こちらを見上げてくる人があれば、つい笑いかけてしまう。
普段大人の男達を相手にしているあやめにとっては比較的年齢が近いこともあり、それが幸か不幸か若者に極上の笑みをもたらした。
その日もあやめは若者に向かって笑いかけ、若者も少しだけ歩調を緩めながら笑い返す。
そして、その場を通り過ぎようとした。
ここまでは、いつもと同じであった。
が、奇妙な偶然が不幸を生んだ。
若者は学校の帰りに、下宿への道を遠回りしてここを通るらしかった。
その日は何の事情があってか、いつもより少々帰りが遅かった。
つまり、店がのれんをかけてからこの若者が通りかかった。
冬場は暮れが早いせいなのか、自然と客足も早い。その日のあやめの客は常連の青年、名を樋口何某などと言ったように思う。
金持ちの坊であった。
その樋口はあやめと若者が笑い合っているところへ丁度やって来て、窓辺のあやめの腕を掴んだのであった。
あやめが客が部屋に入って来ても構わず外を見続けるのはいつものことであったし、樋口があやめの腕を掴んで振り向かせるのもいつものことであった。
違ったのは一つ、それを外で若者が見ていたことだ。
あやめは、振り返り樋口に微笑みかける。樋口はあやめの幼い笑みに満足気に笑い返し、どこかで買ってきた朱塗りの兜型の櫛をあやめの髪に刺してやる。
若者はその場に立ち止まってそれを見上げていた。
そのときの若者の感情は、嫉妬というよりもむしろ裏切られたという怒りではなかったか。
二階の窓から微笑みかける女がいれば、若者でなくともこちらに気があるのかと勘違いくらいする。
増してやこのあどけなさの残る若者である。手を握ったことも、話をしたことさえ無いが、あやめと恋人同士であるかのような気分だったのだ。
その上樋口は美男であった。その美男があやめを笑い合っている。
若者が通るのがもう少し早ければ、樋口が来るのがもう少し遅ければ、起こるはずのない悲劇であった。
怒りに駆られた若者は、止める者達を薙ぎ払って、店の階段を駆け上がり、二階の角部屋の襖を叩きつけるように開いた。
樋口があやめになんと言うことも無いつまらぬ話をしているときで、突然のことに二人はきょとんと若者を見た。
若者は室内にあった台ランプを手にとって、火のついたままの其れを樋口に向かって振り下ろした。
事態を飲み込めぬまま、樋口は其れをかわしたが、若者は休む暇もなくランプを振り回す。風圧で火が消える。
狂気じみた笑い声をあげながら、若者はランプを振り回し樋口を追い詰めた。
あやめはというと、あまりのことに声を上げることもできず、その様子を見ていた。
いつも外にいた若者が、客に傷を負わせようとしている。その事実をようやく飲み込んだあやめは、慌ててすぐさま飛び出した。
後ずさりをして逃げる樋口の前へと。
頭に若者の振り下ろしたランプを喰らう。硝子が割れ、高い音が響き渡った。
若者は我を忘れていたのか、それとも樋口であろうとあやめであろうと最早構わなかったのか、倒れこんだあやめの顔を割れたランプで殴りつけた。
体制を直した樋口が若者を蹴り飛ばし、階段を駆け上がってきた店の者達が取り押さえ、其の場は収まった。
あやめは頭や顔に酷い傷を負っていた。樋口が血塗れのあやめを抱えて医者を呼べと叫んだ。何事かと部屋を覗いた遊女が悲鳴を上げる。
若者は床の上で大人しくなっていたが、鬼のような形相で樋口を睨んでいた。
と、まぁ。
ここまで書いて続きが思いつかなかったわけですが
くっ、いいところなのにw
でもGJ!!!
721 :
寮の人:2005/08/05(金) 02:28:54 ID:0/9rib7Z0
確かに転がし方が難しいなwwwGJ
このあとヒロインがどーなるかってのはちゃんと考えてあったんですけどね……。
何か繋げられない。
何か繋げられない。(繰り返し)
続き書けたら絶対にこのスレにうpしてくださいね。
お兄さんとの約束だよ。
>>723 ちょwwwwおまwwwww
ブラコンの俺になんてこと言いやがるwwwww
約束するーするぅ〜w
でも続きは思いつかないけどな!!!!
でもれあたんの話リアルでみれたからお兄さん満足だw
おやすみなさいノシ
726 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 03:01:31 ID:TKP2llRxO
れあちゃんはブラコンでショタコン……と。
久々に読ませてもらいました。さすがはれあちゃん、寝てる間は頭ン中で構想を練ってるんだね?
それにしても………ねむ……い…
うっせーよ。
ブラコンだよ。お兄ちゃん大好きさ。
でもショタってわけでもないぞ。どっちかってとあのスレだと攻役の方がす…ゲフン!!
ねてろ。ホシュしとくから。適当に。
GJ!!!!
俺の好きなタイプな話じゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
俺も続きってかラスト書けなかったのが残ってるけど書けねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! orz
729 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 03:17:57 ID:TKP2llRxO
むしろれあちゃんが好きじゃあ!
保守ヨロ
ヨロ←ハングルっぽいよね
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 03:22:20 ID:9gerdsHXO
把握した
脳内でれあたんを滅茶苦茶にして、その妄想をうpな
ちょwwwwまてwwwww
俺何キャラよwwwwwwwwwwwwww
>>691 すげー才能ありそう
文章が清々しすぎるんだけど。発想力も面白いし。短くてもいいから完結したのとかないの
>>731 きっとモリゾーのアイドルなんだよ
で、故にsage?
agesageは人による。
俺はsageてることが多いけど別にsageる必要は特にない。
えー、アイドルとかれあ困っちゃうなぁ……
キモスキモスwwww俺キモスwwwwwwwwwwwwww
まぁsageだと明らかな馴れ合いスレに思われるから好きじゃないが把握した
キモス以前にモリゾー『だけ』のアイドルだぞ?
つまりモリゾーは偶像崇拝ということだな(違)
まぁ、俺は常駐スレにsage進行の奴があるから、イチイチsage外すのメンドクサイだけなんだけどな。
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 04:02:27 ID:9gerdsHXO
ってかおにゃのこならなんでもモエス感が強いのかもしれんね
人のことだからわからん
sageはしない派にはsageで始まると空気読まずageる気にはならないのだよ
まぁ、特にルール無いスレだからキニスンナw
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 04:12:35 ID:9gerdsHXO
おk さて、今日も朝まで保守と行きますかっと
まぁ、ホシュったって別にやることねぇんだけどな。
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 04:37:03 ID:9gerdsHXO
つーかこれだけ神が現れてくださると俺みたいなのが保守に書く必要すらなくていい
そういわずに書けよw
そうじゃないと俺が昔書いた奴とか引っ張り出してくるハメになるだろうがよw
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 04:42:57 ID:9gerdsHXO
その方がクオリティ高くて良くね?
少なくとも俺の自己満のオナヌー小説よりれあたんのやつのが何百万倍も面白いしなw
おいおい、そんなこと言うとれあたん図に乗っちゃうぞっ☆
キモイ……俺マジでキモイ……
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 04:58:22 ID:9gerdsHXO
いや、キモくはない
むしろ図に乗って更に投下してくれ
うほwwwwww
でも、実はここに出せるようなヤツ全然無い件について。
HPに載せてるやつくらいが見せられるレベルなんだが、何か向こうに載せてるのにこっちに載せるのビミョンヌ。
つまりサイトを晒せば万事解決じゃね?
いや、そりゃねぇよwwせめて捨てアド経由だなwwwww
何かお題くれれば短編なら書ける。
長編は気合が必要だから根性なしにはツライwwwww
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:13:09 ID:9gerdsHXO
じゃあ仕方ない・・・。サイトはとりあえず置いといてお題だな
じゃあ
旅館、涙ぐむ幼馴染みのおにゃのこ、主人公は実は…
ってこれだったら長くなるかもしれんね
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:16:48 ID:xi0xsKDo0
面白い話書いてくれたらBGM付けたいなー。
BGM→話 でもいいけど。
ヒグラシの音色の舞う神社で、一人の少女が佇んでいる。
こんな感じがいいおー
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:18:24 ID:9gerdsHXO
お題はできれば一単語くらいがヨカタなぁ……。
そうすりゃわけわかんねぇ発想力で10分で書きあがるからさ…。
え。BGMつき?
てか俺ヒグラシとか言われちゃうと某同人ゲームしかでてこねぇんだけどよ!!!
何せひぐらしスレのまとくぁwせdrftgyふいjこlp;
いっそ全部混ぜてみる?
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:26:25 ID:xi0xsKDo0
ヒグラシの鳴く頃に やってないんだよな
やるべきかなぁ
ヒグラシの泣き声が物凄く好きなんだよね
音色と表現したくなるくらい好きだ
全部混ぜるのかよwwwww明らかに長編になりそうだろwwwwww
ひぐらしのなく頃にはまぁ、ややグロに耐性があって謎解きに挑戦する気力があればハマる。
まぁ、人によっては怖かったりするし、まず絵がダメだって人もいるし、前半の萌えパートに耐えられない人もいるし。
もしやってハマったらVIPでひぐらしがなく頃にスレにドゾーw
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:33:39 ID:9gerdsHXO
なんか凄い神が来た?
つーかれあたんの話にBGMが付く可能性が出てきたでFA?
つーかれあたん!この程度でめげちゃダメ!!
俺もキモス
何かもう俺どしたらいんですかwwwwwww
でも、BGMつけたくなるほど良い話は多分かけないとおもふ。
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:42:49 ID:9gerdsHXO
つまりは 書 け ってことでは?
じゃあ
>>750でいいんでない?
……突発で書くとなると俺、話短いぜ?
てか小説じゃなくて詩の様相を呈してくると思うから。そこんとこヨロシク。
じゃあ
>>750な?
構想練ってくる。
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:46:56 ID:9gerdsHXO
じゃあご飯食べながら待ってるお^^
761 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:48:32 ID:xi0xsKDo0
詩の方が好きかも
はっぴーえんど
僕はもう 病んでしまった
だからせめて 僕の思い描いていた希望を 残そうと思う
ヒグラシの音色に合わせて 思うままにピアノを弾く
横で聴いているのは 幸せでいたいと 初めて思わせてくれた人
幸せとは 本当に訪れるのだろうか
抱きしめてくれる人とは 幸せでいたいと思わせてくれる人とは 巡り合えるのだろうか
答えはもう 分かっている
でも 口にしない 分かっているから 口にしないのかもしれない
だから少しだけ 夢を見たい
この詩の この歌の この音色の この指の動きの続く間だけでも 夢を見させて欲しい
そう 僕は 田舎の一軒家で ピアノを弾いている
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:51:09 ID:xi0xsKDo0
といった感じに病んでる人なので、BGMに期待は禁物だお^^;
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 05:52:20 ID:9gerdsHXO
詩って俺が書いたら大抵黒くなって読んでみるといたたたたたたたたたになるのでそんな感じの詩って憧れる
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:04:59 ID:xi0xsKDo0
>>761はかなり黒いと思うが。。
幸せな気分のときに、続きを書いて本当のハッピーエンドにしたいんだけど
なかなか訪れない
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:07:55 ID:9gerdsHXO
黒い中に何かあるから全然いいじゃんか
続きは確かに必要かもしれないけど・・・
俺の場合はただただ気分の描写による黒さが凄いorz
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:11:18 ID:xi0xsKDo0
なるほど。ありがとう。
んじゃあえてもっと黒いのを。
彼女が自殺して病んでしまったのだー。
夏を感じさせるヒグラシの声
その音色は まるで耳のそばで囁いているかのようで
僕は神社に行った
ヒグラシの音を聴きながら 夏を感じる
そして夜がやってきた
夜という静寂は 季節によらない
隠し切れない寂しさ 実感のない生への執着心
多分 ただ ぬくもりが欲しいだけ
一度人のぬくもりを知ってしまったから
僕はもう戻れない あの頃には
僕が初めて感じたぬくもりは 自ら消滅を望んだ
そして自らその希望を 叶えた
残された僕 悔しいだろう 悲しいだろう
でも 罪悪感、悲しみ、憎しみは 訪れない
いつ失ってしまったのか 僕の心には 哀という感情は無くなっていた
そう 僕は、人ではない
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:14:30 ID:xi0xsKDo0
おっと空気読んでなかった、すまぬー
ちょっと落ち着いてくるお(*゚ー゚)ノシ
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:17:36 ID:9gerdsHXO
ムズカシスwwwwwwww
でも感情移入出来るってsugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!
スレの主旨が違う気もするけど好きだお^^
ノシ
BGM期待してる
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:19:59 ID:D3XEP0HN0
傾いた日差しが世界を真紅に染めている。
山並みを、街を、高台の社を、そして彼女を。
零れ落ちそうなほどの音に包まれながら、彼女はただ立ち尽くしている。
何を訴えているのか、何を嘆いているのか、
切なく狂おしく美しい音色が求めるものを彼女は知らない。
ただ、その声に聞き惚れているだけだ。
あまりにも無邪気に、聞いているだけだ。
「無知は罪という言葉を知ってる?」
俺が問いかけると、彼女は首を傾げた。
「どうしてこのヒグラシが鳴いているのか、知っている?」
彼女は再び首を傾げた。鈴が転がるように首を傾げた。
知らないのならば教えてやろうかと、俺は彼女に手を伸ばす。
鮮やかな黒髪を一房握り、そっとその端に口付ける。
揺れる。
微かな睫毛の瞬き。
このまま喰らってしまっても、彼女は助けを求めまい。
求められまい。
指先は頬に、唇は瞼に。
でも、そこまで。
彼女がくすぐったそうな顔をして微かに笑うので、俺は指を離す。
酷く無邪気な顔が、俺には辛い。
何も知らない顔をして、俺の心をかき回す。
「さぁ、帰ろう。暗くなる」
彼女は小さく頷く。そしてにこりと笑う。
鳴いている。ヒグラシが鳴いている。
鳴けない彼女の声はきっとヒグラシに似ている。
……以上。
なんかわげわがんねぐなった。
れあたん乙! つーかコテは?
なんてーか純真無垢なおにゃのこと鬼畜男でおk?w
コテなくても大体わかんだろおまいらwwwww
純真無垢で声が出せない女の子と、脳内で鬼畜なこと考えつつも実行出来ない男。
775 :
gr:2005/08/05(金) 06:33:19 ID:k2IpdGBY0
おまいらごぶさた
スレ続いてたんだなー
遠恋だった元カノに会ってきたお
俺とつきあってた時より数段可愛くなってた
しかもツンデレとか萌え声とかマスターしてるし
帰るって言ってるのに強力なデレ化で引きとめられて
結局すすめられるままに二泊
今カレにばれたらww刺されるwww
夜とか全然寝れなかったから
自分ちに帰るなり爆睡して今起きたとこ
書きかけになってたやつの続き書くおww
>>775 おうwwwおひさーwwwwww
どーゆー彼女だ。
彼氏いんのに元カレ引き止めるのか。何だそれはw
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:37:12 ID:9gerdsHXO
れあたんの書き方見りゃあわかるけどコテ忘れてるなぁと
つーか喋れなかったのか・・・
grたん久しぶり!
ツンデレ攻撃からの無事帰還乙wwwww
続き書いてくれお^^
>>777 なるべく文章に書かないで、そこはかとなく雰囲気で表現したいのが俺流なんでぃすよ…。
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:42:15 ID:9gerdsHXO
>鳴けない彼女の声は
ちゃんと読めよ自分・・・orz
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:44:28 ID:9gerdsHXO
>>778 なるほどねぇ・・・・・
俺の浅はかな頭が憎らしく思えて仕方ない
いや、そこはかとなさすぎて気づいてもらえないのが常なのでおk。
ちなみにおにゃのこが12歳くらい、男は23歳くらいの設定だから。俺の脳内で。
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:48:48 ID:xi0xsKDo0
徹夜もーどで寝るか迷ってる段階だからすぐうpれるかは分からんけど
今日中にはきっとうpるおー
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:52:57 ID:9gerdsHXO
>>781 気付いてもらえないってか気付かない俺は駄目だな・・・
れあたんはショタ、お兄様、ロリと多用多種だなw
>>782 期待してるんだけど携帯用に3gpか3g2にも変換してくれませんか?
>>783 ふはははははw
大抵のジャンルはイケルぜ? 俺w
流石に妊婦とかになると際どい香りがしてくるけどな。
携帯、乙。
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 06:58:02 ID:9gerdsHXO
グロは余裕で妊婦が無理とは中々謎だw
てか毎回思うんだけどPC買い直さないと駄目だなぁ・・・
金ナサス(´・ω・`)
いやねー、妊婦とか幼女(まだ歩けないくらいのヤツ)は厳しいよ。
強姦もあんま好きじゃないしね?
基本的に愛が欲しい。愛があればグロかろうとかまわん。
PC買い直しちゃえよ。ダイジョブだって。今なら2〜3万でそこそこイイヤツ買えるんだからよ。
普通は無理だけどおーるまいてぃれあたんなら逝けると思ったw
創作文芸のアレ、愛あったか?
買うとしても来月だな・・・
今月は既に無理だorz
愛あっただろうがよ!!
愛故に人は苦しまねばならんのだよ!!
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:13:21 ID:9gerdsHXO
愛ってかもっとドロドロだった気がしないでもないなw
ラオウに走る=次はそんな感じの話を書くでおk?
かかねーよばーっ!!
ばーっ!!
テンションおかしくなってきた。
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:16:53 ID:9gerdsHXO
しばらく保守しとくから寝とけwwwwwwwww
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:24:50 ID:D3XEP0HN0
うい、ねてくるぽ。
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:29:48 ID:xi0xsKDo0
録音中〜
ぱっと作ったループっぽくなっちゃったけど許すよろし
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:32:10 ID:9gerdsHXO
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:32:29 ID:xi0xsKDo0
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:36:27 ID:9gerdsHXO
有料のクイックタイムが必要だったはず・・・
把握した・・・・orz
798 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 07:42:26 ID:TKP2llRxO
やは。おはやう。
なんだか面白い事になつているじゃなあいか。
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:43:59 ID:xi0xsKDo0
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:44:40 ID:9gerdsHXO
モリゾーおはよう
代わりに保守頼む
それとお題
川のせせらぎ
さぁ、れあたんを滅茶苦茶にした成果を見せるがいい!!
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 07:46:47 ID:9gerdsHXO
>>799 聞きteeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!
カナシス・・・(´・ω・`)
早くPC買い直さないとだめかもしれんね
おはよう皆様。
なんか俺が寝てる間に素敵なことになってたのね。
ほしゅ
深夜たんおはよう
ネムタス・・・
804 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 08:30:59 ID:TKP2llRxO
俺はいつしかれあの事が好きになっていた。
偶然手に入れたれあの住所を訪ねると、家の中からは小さな女の子が出てきた。
れあだ。
遠くから眺めるだけでよかったのに、気付いた時には彼女をさらっていた。
805 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 08:39:20 ID:TKP2llRxO
当然だが始めは彼女も俺に心を開かなかった
しかし、ある出来事を境にれあは心を開く様になった。
俺と同じような奴が、れあを誘拐しに来たのである。
止めようとした俺は、わき腹を牛刀で刺された。
なんとか追い返したモノの、俺はもう駄目かもわからんね、な状態だった。
119を呼ぼうとした彼女を俺は止めた。
今ここで119なんか呼んだら、俺とれあとの時間はそこで終わってしまう。
彼女がいない時を過ごすより、彼女の腕の中で死んだ方がマシだ。
彼女が心配そうに覗き込む。
ヘヘ…なんだ、心配なんかしてくれるのか。この俺に……
俺の意識はだんだん薄れていった。
806 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 08:47:24 ID:TKP2llRxO
次に目を覚ます事は無いだろう、と思っていた。
しかし、俺は焦げ臭い臭いで目を覚ました。
「……れ……ぁ…」
声を出してみる。かすれてはいるがきちんと声は出る。
「れ…あぁ……」
台所かられあが来た。
この娘はなんなんだ。自分を誘拐した男をここまで…人が良いにも程がある……
「兄さん、起きたの?」
……………兄さん?
話している内にわかったが、れあはストレス性ショック障害……PTSDにかかって、記憶がおかしくなってしまったようだ。
無理も無いだろう。
れあは親身になって俺を看病し、刺さり所が良かった俺は、どんどん回復していった。
807 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 08:51:41 ID:TKP2llRxO
これ以上は書けないかもわからんね。
おまwwwwwwwwまじかよwwwwwwwwww
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 09:16:46 ID:D3XEP0HN0
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 09:59:42 ID:9gerdsHXO
ほ
811 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 10:48:33 ID:8n2Go8UeO
ちょwwwww休み時間なしかよwwwwツラスwwwww
しかもネット繋げない教室だしwwwwギコナビ使えないwwwwwww
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 10:49:40 ID:9gerdsHXO
深夜たんの中の人は大変そうだな
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 11:07:44 ID:D3XEP0HN0
814 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 11:17:11 ID:8n2Go8UeO
いやいや、今がたまたま忙しいだけだお。
卒業して資格取らなきゃ大変なことに…orz
専門系の大学だから今更潰しがきかないwwww
ってかこんなに書き込むの、このスレが初めてだ。
普段はロムばっかりだったから。
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 11:22:13 ID:9gerdsHXO
あー、専門学校は大変らしいな
一回やったとこはやらないから一回休んだらついていけないって聞いたことある
これからたっぷり書き込むのに何を言っとるかね?w
さて、寝るお 誰か保守お願いします
保守
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 12:17:53 ID:9gerdsHXO
じゃあおまいらおやすみ
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 12:56:22 ID:D3XEP0HN0
819 :
寮の人:2005/08/05(金) 13:04:49 ID:0/9rib7Z0
女の子が立っていた。そろそろ日が落ちようかという神社の境内の、ちょうど社の前。
夏も盛りの頃で、セミがあちらこちらでわめいている。種類はわからないけれど、この
あたりはヒグラシが多いと聞いていたので、たぶんヒグラシだ。一匹鳴き終わればまた一
匹と、世界中の音を支配しようかというほどに懸命に音を出している。
僕はこの前引っ越してきたばっかりで、今日は昔から知っていた友達の一人と神社で
遊んでいたところだった。友達は見るなといって帰ってしまったけど、見てはいけないと
いう理由は聞かなかったので、僕は茂みの中からこっそり、女の子を観察している。
女の子は高校生ぐらいで、つまり僕より三、四歳年上に見える。スレンダーな体型の上
に、ポニーテールに髪を結んだ小さな頭を乗せている。目はぱっちりと大きくて、鼻はす
らりと細くて高い。顔の割に小さな口は、笑えば綺麗なえくぼが見られるに違いない。
この神社の制服である巫女服をまとってはいるが、あまり似合ってはいない。今日だけの
借り物だとか?
いったい、何をやってるんだ?
820 :
寮の人:2005/08/05(金) 13:05:40 ID:0/9rib7Z0
それはだいたい、5時になってからわかる。神社の下の方があわただしくなって、少し
様子を見に行ったら、こちらに上ってこれないように道が封鎖されているところだった。
下りる気はなかったけど、もしずっと続いたら下らりれなくなっちゃうんじゃないか?
けれどそんなことは些細な疑問だ。僕は次の瞬間には踵を帰して、またコソコソと先ほど
の女の子が見える場所へと引き返していた。
5時のサイレンが鳴った。あのウーとかいう耳障りなサイレンだ。終わるまで、とても
長いアレ。
奇妙なことに、サイレンが鳴り終わった瞬間、セミの声がぱったりと止んだ。僕はあわ
てて口を押さえた。有効なのかどうかはわからないけれど、いきなり静寂に包まれた境内
で音を出すのは、少し、そう、怖かった。
そして今度は驚いたことに、女の子が、着ていた巫女服の緋袴の腰の紐を解いて細くて
長い足をさらけ出したのだ! なんてことだ。グーだよ。よくわからないけど。上服だけにな
った姿は何ともエロい。ふつうは服って上から脱ぐ物だしね。てか、なんで脱いでるんだ。
821 :
寮の人:2005/08/05(金) 13:06:25 ID:0/9rib7Z0
彼女は、今度は上服の両脇の紐をほどいて、こちらも脱いでしまった。下着。大きくは
ない胸を覆ったブラジャーと、下のパンツ。それと、足に引っかかる用にして残っている
足袋だけで、彼女は神聖な境内に立っている。何してんだホントに。
間髪入れず、彼女は足袋を脱ぎ捨てた。そして嗚呼、読者の大方の予想通り、ブラジャ
ーとパンツにも手をつけたんだ! 彼女はとうとう、一糸まとわぬ姿に、あ、いや、今髪
をまとめていたゴムをはずしたから、これで一糸まとわぬ姿になってしまった。うえ、上
から下まで本気で丸出しだ。僕にどうしろってんだ。もしかしているのわかってて誘って
たり。そうこう考えているウチに、彼女は着ていた物をたたんで、小さくまとめて脇へやった。そして、
「水無月の供物、献上にございます。日照りで乾いたその御喉、これの血で潤してくださいまし」
とても似つかぬ堅苦しい口調で、上みたいなことを言った。
そのときだ! 社の扉が激しい音を立てて開き、なかから何かが躍り出た。緑色のトカ
ゲみたいなとんがった顔と人間のような体に物ものしい甲冑をつけた化け物だ! 腕が
六本あって、それぞれに大振りの刀をもって互いにカチカチ鳴らしている。女の子は驚い
たように肩をすくめて縮こまっていたけれど、そんなことはお構いなしに化け物は女の子
に近づいていく。
822 :
寮の人:2005/08/05(金) 13:07:12 ID:0/9rib7Z0
僕は、なにもできないで見ているだけだ。化け物が女の子の前で何かつぶやくと、彼女
は意を決したように、背筋を伸ばして、両腕を開いて、化け物を受け入れるように体を
開いた。
その彼女の体が、化け物の六本の刀で、一瞬にしてずたずたに引き裂かれた。
吹き出た血が、どういうわけかひとりでに化け物の口へ吸い込まれていった。細切れに
なった彼女の体を、まるでジャグリングのようにくるくる回しながら、化け物はゆっくり
社の中へと消えていった。
その間僕は、あまりの事態の変化にただ呆然としているしかなかった。そして今は
ふるえが止まらない。あの子、死んじゃったのか? 斬られてたから当然だろう。もはや、
彼女がいたという証拠は脱ぎ捨てられた服だけだ。血の一滴も、肉のひとかけらも、
髪の一本さえも残っていない。太陽はもう沈んでしまうが、僕はそこから動く気になれない。
寮
823 :
寮の人:2005/08/05(金) 13:08:15 ID:0/9rib7Z0
歯医者に行ってきます
いやだなぁ
歯医者大好き!!!!
ちょwwwwモリゾーwwwwww何で俺ロリキャラなのwwwwww
ちょwwww寮の人wwwwwwwなんだそのホラーモノwwwwww
人イナス…?
ノシ
ひゃっほうwwwww人居たwwwwww
まぁ、居たからと言って何をするわけでも無いんだが('A`)
お題くれれば何か書くヨ
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 14:44:39 ID:D3XEP0HN0
829 :
寮の人:2005/08/05(金) 15:33:12 ID:0/9rib7Z0
なんでそー難しいお題を出すんだーっ!!!
単純に行こうよ単純に!!
正直俺「はんだごて」とか言われたほうが話し思い浮かぶ畜生!!
831 :
寮の人:2005/08/05(金) 15:59:22 ID:0/9rib7Z0
じゃぁ
銀歯
どうよ
銀歯って……銀歯って……orz
何、俺いじめ?
俺は歯医者が好きである。
もう、出来ることなら一月に一回くらい行きたいが、そんなに用事は無い。
せいぜい半年に一度定期健診に行くくらいだ。
その定期健診のおかげで虫歯も無く、余計に歯医者に行く機会が、無い。
「あー、クソ。お前はいいよな」
「良くないよ!!」
歯医者嫌いの友人は鏡で自分の口の中を覗き込んでいる。
早めに行かないから銀歯なんぞつけるハメになるんだ。
これだけ頻繁に虫歯になってればもう、歯医者行き放題だな。
「俺、将来総入れ歯かも……」
泣きそうにも聞こえる声で友人が嘆く。
「だったら虫歯にならないようにすれっつんだ」
「なりたくてなってるワケじゃねーよ!!」
対策を取らないなら同じコトだろうが。
これ以上思い浮かばね('A`)
ふう、わざと誤爆してきたぜw
ちょっと楽しいwwwwww
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 16:34:07 ID:D3XEP0HN0
ニー速も大変だな……。
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 17:56:39 ID:4JOvXJjG0
歯磨けよ
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 18:11:00 ID:9gerdsHXO
おまいらおはよう
おはようさん。
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 18:20:52 ID:9gerdsHXO
そういえばれあたんが北国に渡るのは明日か・・・
今日中に終わればログ取ってもらうんだけどなぁ
今日中は厳しいだろ('A`)
向こうでログとれたら取っておく。
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 18:24:58 ID:D3XEP0HN0
つーかPC持っていくのか?
もっていかねーよwwwww
実家のパソにギコナビダウソして見る、と思う。
あとはメールでログこっちのPCに送ればいいじゃろ。
おk やっぱ北国に行っても見るんだなw
そんなおまいが好きだから早めに書いてくれお^^
確認程度にはな。
何時間もパソコンの前には居られないからそこんとこヨロシク。
で、何を書くって?
帰ったら俺も書くお。
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 18:43:33 ID:9gerdsHXO
もしや親のいる部屋にPCがあるのか?
たまには書き込めよな
V.S七海
深夜たんまだ帰ってなかったのかよww
親のいる部屋ってか居間。家族共用だからな。
VS七海、次回予告してないから書けね。
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 18:51:35 ID:9gerdsHXO
家族共用なのにギコナビ入れて大丈夫なのかねぇ
じゃあ外伝 そして予告
後で消しとくからいんだよw
それに使い方わがんねーだろし。
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 18:58:50 ID:9gerdsHXO
わかる親もなんか嫌だ
とりあえずは期待してる
向こうで小説は無理だな('A`)
854 :
深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 19:53:08 ID:8n2Go8UeO
深夜さんは洗車してきたのだ。北海道だってのにテラアツスwwww
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 19:55:21 ID:9gerdsHXO
>>853 さぁ、今のうちに書くんだ!
>>854 北国で暑いってありえねぇ・・・ こっちはもっとヤバスじゃね?
何か、北海道暑いらしいな。30度以上いってんだろ?
今のうちったってねぇ……。
気合が足らない……。
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 20:17:39 ID:D3XEP0HN0
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 20:21:28 ID:9gerdsHXO
気合いってなんだよwwwwwww
んなこと言ってたられあたんを萌え化して酷いことを・・・
酷いことすんのか。
言っとくけど俺どっちかっつとマゾだから場合によっては喜ぶぞ。
じゃあ今年の夏は北海道に行くしか・・・
シャワー浴びてきた。
すっきりするかと思いきや余計にダルソン。
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 21:30:38 ID:9gerdsHXO
じゃあまたリレーにでも走るか?
あっ、いや、冗談です
つーかこのスレに●持ちがいるのか気になる
863 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/05(金) 21:33:08 ID:TKP2llRxO
あちー。
保守
●持ち……いんのか?
別にリレーはしてもいいけど、モリゾー書くんじゃないのか?
865 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 21:51:19 ID:TeLj2LyL0
そこで俺がちょっとだけ続きを書こうと思うよ。
866 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 21:59:46 ID:TeLj2LyL0
アパートに戻ると、幸はシャワーを浴びおえて座卓の前に座っていた。
「あ、お帰りなさいです」
「はい、ただいま」
俺は笑顔で返した。
「あの…あなたは」
そういえば幸に俺のことを話していなかった。言われるまで気が付かなかった
「ああ、俺は濱田秀一。大学3年生」
「が、学生さんなんですか?」
「うん、幸は…」
思わず話の流れで聞こうとしたが、瞬間に「まずい」と気付いた。
案の定幸はうつむいてしまっている。
「ああ、いや…」
「私は、ほんとに何もしてないんです…恥ずかしながら。今流行の…」
「に、ニート?」
コクッと幸は頷いた。
幸は本屋でアルバイトをしていたが、都合があってやめてしまったという話だった。
「そっかぁ。本屋でアルバイトってしてみたかったな」
「うん、本は…落ち着くよ」
ちょっと嬉しそうな表情で幸はつぶやいた。俺は少しホッとした。
867 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 22:09:38 ID:TeLj2LyL0
「あ、じゃあ私そろそろ失礼します…」
幸は立ち上がり、ぺこっと礼をした。
「ん?いやちょっと待って」
「??」
「まだゆっくりできるならしてったほうがいいよ。君は昨日倒れたんだから、さ」
「えっ、でも…」
「いいからいいから。あ、天気もいいし出掛けようか?」
「う、うん…じゃあ」
にっこりと幸は笑ってそう言った。
「じゃあ、私服着替えますね」
かなり元気を取り戻してきた幸を見て、俺は本当に安心した。
同時に、幸に言ったように、心配もしていた。
だが、幸が帰るのを引き留めたのは、そんな気持ちだけが理由ではない。
俺はやはり、幸のことを離せなかった。理由は…うまくいえない。
アパートを出る頃には、午前11時を過ぎていた。
俺はアパート前の駐車スペースへ降り、車を始動させた。
去年必死で深夜のアルバイトをして手に入れたロードスター。
見た目に惹かれて購入したものの、2シーターの車は思いの外不評だった。
「あ、これ…濱田さんの車?」
「うん、一応ね。まぁ中古でボロボロなんだけど…」
「あはは、そんなことないですよっ。かわいい色ですね」
前の彼女に絶不評だった水色、幸は気に入ったみたいだった。
俺は車を北に向かって走らせた。
868 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 22:11:35 ID:TeLj2LyL0
まあとりあえずこんなもんかな。
中途半端なうえにお疲れで良い文章が書けない(´・ω・`)
リレーに関しては、やるなら参加させてもらうお。
>>856 今日の最高気温33℃wwwwwwwwwwww
869 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 22:19:30 ID:9gerdsHXO
深夜たん乙!
しかしニートってwwwwwwwww
れあたん、深夜たん、モリゾーのリレー…見てみたいやもしれん
>>864 いないと次スレが…
>>868 乙ー。
うへぇ…湿度も高いんだろ? 雨と晴れの繰り返しとか聞いたけどよ。
疲れてると文章が台詞だけになりそうなときたまにあるよな…。
俺はなるべく2〜3会話以上繋がないようにしてるけど。
(まぁ、状況見てだけどさ)
次スレ、どーなんだろ?
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 22:31:53 ID:9gerdsHXO
立ってない間は創作文芸に逃げるか・・・
872 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 22:35:26 ID:uVkhj21J0
いや、どっかの瀕死のクソスレを再利用すりゃいいだけじゃね?
873 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 22:37:20 ID:9gerdsHXO
乗っとりはどうかと思うけど
まぁ、状況見ておいおい考えようw
まあ、俺のいない間にスレ落ちたら連絡寄越しやがれw
連絡する時は保守の一言だけ書いて送ればおk?
まぁ、なんでもいいよ…。適当にドゾ。
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/05(金) 22:56:10 ID:9gerdsHXO
おk とりあえず明日には落ちるだろうけどな
878 :
寮の人:2005/08/05(金) 23:01:11 ID:0/9rib7Z0
(
>>691の続きを書いてみたよ)
見えるんだ。その子は緑色の視界のせいでわかりづらいのだけど、たぶん、白いブラウスに
赤のちょっとませた感じの短めのスカートを着ていた。髪が長いもんだから、目にかかったり
肩のあたりでばらついてるのをしきりに手でなでつけていた。その時の大きな目といったら、
そりゃあもうキラキラと輝いていて、星がちりばめられていると言っても過言じゃあなかった。
その目で僕を見つめているんだ。まっすぐ、他の全てを無視して、僕だけを。
彼女が僕の視界から消えたことはなかった。いつだっているんだ。授業を受けているときは、
桂木先生の横に突っ立って僕を見ている。体育前の着替えの時も、他の男子の気づかない中で、
まじまじと僕に釘付けになっている。心なしか、ほおが赤くなってたりしたかもしれない。なんせ
彼女は、僕の真っ当な視界の中には入ってこないから、全部に緑色の補正がかかってるから、色
についてはよくわからない。トイレに入ってるときなんかは見えないんだけど、ドアを
あけたら、ずっと立っていたかのようにいるんだ。そういうとき、彼女はとても安心しきった
ように笑顔を見せる。とてもかわいいのだけど、僕はあまり好きじゃない。彼女の笑みの
中心から、なにかとんでもない怪物が飛び出してきそうだったから。いつもみたいに、無表情で、
僕を見つめるときには感じない、邪悪な何かが。
879 :
寮の人:2005/08/05(金) 23:01:57 ID:0/9rib7Z0
彼女はしゃべらなかったし、物にふれることもできないようだった。それどころか、僕以外の
存在を認識できていないようだ。誰かとぶつかったかと思えば、次の瞬間には幽霊みたいに
すり抜けている。しかも彼女は、それに気づいていない感じなんだ。最初に見えたときなんか、
挨拶したところを悪友たちに見られて、さんざからかわれた物だ。僕は彼女の存在を伝えようとしたけれど、
誰も聞いちゃくれなかった。そりゃそうだろう。一番大事な、彼女自身、僕の呼びかけにはなあんにも
答えてはくれなかったんだ。
ある日、何度目かになる診察を受けに、眼科まで行った。なにせやっかいな病気? なもんで、
都会にある大学病院とかいうところまで、二時間はかけておんぼろの軽自動車で通わなければ
ならなかった。
彼女はもちろん、僕の視界の隅にいて、僕を見ていた。車の外にいるのだけれど、車と同じ
早さで進んでいた。もちろん、対向車にぶつかったりはしなかった。すり抜けるのだ。僕の
主治医はこの病院でも偉い部類に入るようで、鬼のようないかつい顔に、ヤマアラシをぶら下げたような
ツンツンとんがったヒゲを蓄えている。そこから車の排気音みたいなのぶっとい声が飛び出るのだから、
誰に行ったって医者だとは信じてもらえないだろう。だって、僕も最初、どこの怪物かと思ったもの。
病院に来ると、女の子はとたんにソワソワし始める。いつもだ。落ち着かなさげに髪を指に
くるくる巻いては、今にも泣き出しそうな悲しい表情で僕に何かを訴えかけようとする。最初の
診察で主治医の人に変な顔をされてから、彼女のことは一度も口に出していない。今日も特に
なにも見つからなかった。父親は何が何だかといった様子で、先生に抗議している。女の子は、
すでにいつものように、髪をなでつけながら僕を見て立っていた。
880 :
寮の人:2005/08/05(金) 23:07:53 ID:0/9rib7Z0
空気読まずに落としてみたよ
この先は想像にオマカセ
続きねぇのかよw
もう、誰か書けwwwwww
882 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/05(金) 23:20:13 ID:TeLj2LyL0
続き…寮の人文章うますぎwwwwww
俺の能力じゃ無理wwwwwwww
今、工房の時書いた小説のファイル見つけたwwwwww
883 :
寮の人:2005/08/05(金) 23:33:22 ID:0/9rib7Z0
この後は女の子がだんだん近づいてきて
最後に僕の胸の中に腕をつっこんで心臓をわしづかみにしたところで終わる予定だったけど
考えてないことにする
HPに載せてる小説ぼけーっと眺めてたら、
よく考えたらこれ中学のときに書いた奴じゃんwwwとかあってワロス。
とりあえず
>>882うp。
そして
>>883続き書けおwwwww
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:06:21 ID:TZVTGX17O
うお!! マジだ!!
どっかにIDスレねーかな?
887 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:13:08 ID:e1YRvPNA0
うp…途中までしかないけどいいか?
森蔵は明日バイトで1日来れないので
次スレ情報はメアドに送って下さいな
890 :
ASDF ◆i4qQIp7eGE :2005/08/06(土) 00:18:14 ID:cyg/NSFT0
凍てつく寒さの冬のことです。
夜もさらに更けまして、少女は公園のベンチで一人きり、俯いた背に月影を受けながら、佇んでいました。
冷たい風が、公園の木々をざわざざわとどよめかせています。
また大きな風が吹いて、少女は、ベンチを立ち、隣のぶらんこに、ちょこりと座りました。
遠くに梟の声が聞こえました。公園の時計は、十二時をまわっていました。
ぶらんこにまたがって、軽く上下にゆれていると、少女は、つい、うとうととし始めてしましました。
「ねえ、何をそんなに悲しがっているの。ねえ、もうおうちに帰らなくていいの?
ねえ、だいいち、あんな寒いところで寝ちゃったら、明日の朝には凍え死んでしまうじゃない」
気がつくと、一匹の擬人化されたような大きな狐が、少女のほうを心配そうに見つめていました。
少女は俯いたまま、不機嫌そうに受け答えます。
「いいのよわたしは。べつに。死んでしまったって。
いい?あなたには関係のない話でしょう?あなたこそ、誰?おうちはどこにあるのかしら」
狐は、心配そうな顔をさらにこわばらせて、こう言いました。
891 :
ASDF ◆i4qQIp7eGE :2005/08/06(土) 00:19:05 ID:cyg/NSFT0
「ぼくの住まいの心配なんてしなくていいよ。ぼくはきみの頭の中に住んでいるのだからね。
もう気づいていると思うけれど、君は夢を見ているんだ。いいかい?
ぼくは君が寝ているときにだけ、生きることが出来るんだ。
まあ、君の頭の中に住んでいるとはいったって、君のことを何もかも知っているというわけじゃない。
君は、自分でわかっていると思うけれど、おしゃべりじゃないほうだろう?
幼いころの君はね、よくぼくにおしゃべりしてくれたよ。
その日あった出来事や、その日の友達とのおしゃべりまで。
だからぼくは君が何を考えていて、何が楽しくて、そして何を悲しんでいるのかも知っていた。
でも最近はどうだい。君はいつもつれなくて、朝おきても「夢なんて見なかった」とか思っているんだろう。
今日はなんだかいつもより落ち込んでいたから、押し付けがましいかもしれないけれど、出てきたんだ。
ねえ、まわりを見てよ。君が幼稚園のころ好きだった、パンジーの花畑を用意しておいたんだ」
少女がようやく顔をあげて四方を一望すると、狐のいっていたように、
野原一面の黄色い花畑がどこまでも続いていました。
「あなたね、あたしはもう子供じゃないのよ。こんなご機嫌取りにひっかかるのなんて、
子供くらいのものじゃない。あなたは何様のつもりなの?あたしの保護者気取りなわけ?」
狐の心配そうな顔は、段々と後悔の色に、変わってゆきました。
892 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:19:49 ID:e1YRvPNA0
よく晴れた5月の土曜日、僕はお嬢さんと映画を見たあとに、喫茶店に入った。
小さいが、明るくきれいな喫茶店。僕はアイスコーヒーを、お嬢さんはロイヤルミルクティーを注文する。
午後の中途半端な空腹を満たすために、ガトーショコラも注文しようとしたが、
どうも財布の中身が気になってやめた。一人暮らしの身の性なのだろうか。
僕とお嬢さんはどうでもいい話を何時間も続けた。辺りが赤色に染まるまで、ずっと話し続けた。
それは僕にとって、とても有意義な時間だった。
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:19:54 ID:cyg/NSFT0
「ごめんね。ぼくがほったらかしていた間に、君はほんとうに変わってしまった。
ごめんね。ぼくは保護者気取りだったよ。幼い君を慰めるのと同じ気持ちで、
君に接してしまった。けっきょく、ぼくはきみのことを何もしらなかったのかもしれない。
だって、今、君が何に嘆き苦しんでいるのかすら、さっぱりわからないのだもの
ねえ、君がそんな風に悲しんでいると、ぼくまで悲しくなってくるんだ。
ねえ、今日くらいは、お話してくれないかな。どんな簡単なことでもいいんだ。
また君と楽しくこの野原を駆けることが出来たらなんて、
これはぼくの勝手な願いだけれど、せめて、今夜一晩だけでも、
つきあうことができたら、こんなうれしいことはないんだ」
狐は、もじもじしながら、ちらりちらりと少女のほうをみやりました。
しんとした時が、流れました。少女は、すこし考えたあと、深呼吸をして、やがて口を開きました。
「ねえ、あっちのほうにある小さな赤い屋根の小屋って、なにかしら。
なにか遠い昔の記憶に、あんな小屋のまわりで歌いながら、遊んだ覚えがあるの。
…ちょっと見てきていいかしら…ねえ、よかったら狐さんも、一緒に行きましょうよ」
少女が、ちょっと恥ずかしそうに言い終えると、狐は黙って頷きました。
狐の表情は、だんだんと、明るくなってきたようです。
>>890 ぬああああああああっ!!!!
真打キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:20:44 ID:TZVTGX17O
896 :
ASDF ◆i4qQIp7eGE :2005/08/06(土) 00:21:01 ID:cyg/NSFT0
夢のなかと言いましても、小屋までの距離は、なかなかのようでございます。
狐が、口を開きました。
「君も、だんだん思い出してきたのかな。
あの小屋の周りにはね、ぼくのつくった小さな小さな公園があって、
そこには、滑り台も、砂場も、鉄棒も、ぶらんこも、みんなあるんだ。
とはいっても、今の君にとって、これがどれだけの価値を持つのかは、わからないけれどね
…ごめんね。ぼくは、今の君が何を嬉しく思うのかすら、わからなくって、すごく自信がないんだ」
どうやら狐は、喋れば喋るほど気落ちしてしまう性格のようです。
そんないじらしい狐のことを見て、少女は、なんだか申し訳のない気分になってきました。
そして、今自分が嘆き悲しんでいることよりも、
つれない自分によってもたらされた狐の悲しみのほうが大きいのではないかと、少女は思いました。
そんなことを考えながら、少女がまた狐のほうを見ていると、
それに気づいた狐は、少女のほうを見返して、にっこりとほほえみました。
「そろそろ、はっきりとしてきたでしょう。ぼくの庭へようこそ。
家の中には、紅茶が用意してあるよ。絵本もたくさんあるから…いや、絵本はもう読まないんだったね」
狐はまた少女のことを怒らせてしまったのではないかとびくびくしました。
んー、何時間ここにいたんだろうね?」
お嬢さんは腕時計を見ながら僕に尋ねる。
「ええと、入ったのが2時40分くらいだったから…ちょうど3時間だ。」
「ってことは、もうすぐ6時?」
「そうだね。今5時40分だから……」
「じゃあ、帰るね。6時半から野球始まるから。ごめんね。」
そう言うと、お嬢さんは立ち上がった。
「じゃあ、また明日。楽しかった」
ロイヤルミルクティーの310円をテーブルの上に置くと、お嬢さんは店を出て行った。
野球を見るって……よくわからない。そうか、彼女にとって僕の存在は巨人戦よりも下の存在なのか。
そう思うと、少し自分が惨めに思えてきた。一人で飲んだアイスコーヒーは、氷が溶けて薄くなっていた。
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:21:47 ID:cyg/NSFT0
「いいのよ、ぜんぜん。絵本ね、懐かしいわ。
年を重ねるうちに、何かを言っているかなんて関係なしに、
そとづらがもっともらしければ、それで納得してしまうようになってしまうものね。
解りもしない難しいヨーロッパの散文を手にとって、なんだかわかった気になって、
それで満足するようになってしまうの。よく考えてみれば、幼いころ読んだ絵本からの方が、
何倍も、何十倍も得たものは多いと思うわ。ねえ、狐さん、よろしかったら、一つ読んでくれないかしら」
狐は、思ってもみなかった彼女の言葉に、いたく感激しました。
よろこび勇んで書架に向かうと、一冊の本を手にとって、声高らかに、朗読しはじめました。
それは、父親を亡くした一人の少年が、そんな逆境にもめげず、
強く心を持ち続けて、機織りの母親とともに一家を支えてゆく、というお話でした。
狐が読み終わるころ、どうしてでございましょう、少女の顔に、涙が一筋ながれたのです。
狐は、あわてて白いハンケチを差し出しました。
「ねえ、どうしたの?何か悲しいことでも思い出した?ごめんね。ぼくがのせいだ。
ぼくがこんな本読まなければ、よかったんだ…ごめん…ごめんね」
少女は、ぽろぽろと垂れる涙を純白のハンケチにしみこませながら、
一息ついて落ち着くと、こう語り始めました。
899 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:22:16 ID:e1YRvPNA0
あれから一週間経つが、僕は毎日お嬢さんとメールの交換を続けた。
お嬢さんのメールは文法的によく理解できないことがあるので、僕は返事に困ってしまう。
そして、全く会話が成立しない。僕がお嬢さんの質問に対して答えても、それには全く触れずに次の質問をする。
今日なんか「一人暮らしだと、家事が大変じゃない?」と聞かれたので、
「うん。でも料理とか洗濯は嫌いじゃないよ」と返した。
すると4分後に「海って好き?」と、また意味不明な質問をされた。
本当によくわからないのだが、何よりも僕はお嬢さんとの文字での繋がりが楽しかったし、好きだった。
「海は好きだよ。でもキャンプは山派かな」と返したが、お嬢さんは眠ったらしく、返事は返ってこなかった。
「あたしね、お父さんとお母さんが、ちょっと前から仲が悪くてね、
やな胸騒ぎはしてたんだけど、今日ね、離婚するかもしれないって、言われたの。
自分なりには心の整理は出来てたつもりなんだけど、いざそうなってみると、
悲しくて悲しくてたまらなくて、誰にもいうこともできなかったし、胸がはりさけそうになって、
いきおいあまって、家を飛び出してしまったの。最初は、狐さんのことを鬱陶しく思ったわ。
本当に悲しい時、誰とも喋りたくないじゃない。でも狐さんのお話をきくうちに、
本当に狐さんがあたしのことを思ってくれていることに気づいて、自分が恥ずかしくなったわ。
そして今の話を聞いて、それまで我慢していた涙を、おさえきれなくなってしまったの。
その絵本の男の子、親がいなくたって、本当に立派に生きているじゃない。
あたしなんて、もう世界が終わったかのように思いつめて、死んでもいい、
なんて情けないことを考えていたわ。そんな自分が恥ずかしくて…そして狐さんに申し訳なくて…
ごめんなさい…それでね…今なら…なんだかこの男の子のように…頑張れる気もするの…
上手く言葉で言い表せないけれど…きっと…狐さんのおかげよ」
狐は、かつての幼いころの少女をいたわるように、そっと優しく彼女の頭に手を置きました。
そして新しいハンケチを持ってくると、自分の膝に横たわらせて、やさしく涙をふいてやりました。
901 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:24:23 ID:e1YRvPNA0
お嬢さんが僕の家に遊びに来た。
明日は土曜日で休日なので、コンビニで缶チューハイとビール、冷凍食品を2、3個買ってきて、二人だけで飲み会をやった。
お嬢さんは、
「私、お酒を飲んでもそんなに酔わないの」
と言いながら、缶チューハイのプルタブを起こした。
いろいろな話をした。学校の話、本の話、音楽の話。話題は尽きることはなく、あっという間に時間は過ぎていった
(お嬢さんは、ヘッセの車輪の下と、エリック・サティのジムノペディ第一番が好き)。
気がつくと、お嬢さんは僕の膝の上で寝ていた。
僕の膝で安心して眠るお嬢さんを見て、僕の心拍数が少し上昇した。
こんなことは僕が生きてきて初めてのことだった。
このまま膝の上で彼女を寝かせるわけにもいかないので、僕はお嬢さんを抱えて、ベッドに寝かせた。
>>900 おkおkwwwwwww
1スレ目なんか3人同時に投下してたことあったからなwwwwww
903 :
ASDF ◆i4qQIp7eGE :2005/08/06(土) 00:24:44 ID:cyg/NSFT0
「ようやく、きちんと喋ってくれたね。ごめんね、何も気づいてやれなくて。
でも、ぼくが知っていたきみより、今のきみはずっと強くなった。
もう、ぼくの無用な心配なんて、いらないくらい強くなった。
今だって、もう、出口までは、あとすこしじゃないか。
今のぼくに、君に何か用意できるものといったら、このパンジー畑と、この赤い屋根の小屋と、
こうして君の髪を撫でて、涙を拭いてあげることくらいだ。
…ごめんね。君にまだ言ってなかったことがある。
ぼくは、そろそろ消えなくてはならないんだ。ぼくが君の夢の中に出てこれるのは、
君が大人になるまで、そういうふうに決められているんだ。
君がすねているあいだ、ぼくはまだここにいるべきなんだと心得ていた。
でも今日、ぼくがいなくても、君が十分やっていけるということを知った。
…もう最後になるね。夢もそろそろ終わりに近い…君の成長を見れて…本当に嬉しかった」
少女は、冷たい夜風を感じました。
少女が、前のめりになった頭をあげると、そこはいつもと変わらぬ公園で、
時計を見ますと、一時をちょいと過ぎており、
そして、なぜかはわかりませぬが、少女の頬に、冷たい涙の跡が、くっきりと、残っているのでした。
窓を開けると、初夏の風が部屋に入ってくる。
心地よかった。もう6月だ。僕はソファに横になった。
すぐに眠りの世界からお迎えが来た。
目が覚めたのは午前4時だった。カーテンを開けて、外を眺める。
少し明るくなりかけた空は、新しい一日の始まりを告げているようだった。
気がつくと、お嬢さんも起きていて、僕の隣で夜明けを見ていた。
特に会話をかわすこともなく、ただ二人で夜明けを見ていた。
905 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:26:25 ID:e1YRvPNA0
最近、お嬢さんが学校に来ない。携帯電話で連絡をしても、全く音沙汰無しだ
(そもそも、お嬢さんが携帯電話を"携帯"しているのか多少不安になったが)。
少々僕は不安になっていた。やはり、先週の土曜日のことが思い出される。
いや、何も間違ったことはしていないはずだ。でも……考えれば考えるほど、何だか不安になってくる。
教授が実験についての説明をしていても、すっかり僕は上の空だ。
「昼ご飯、食べないの?」
クラスメイトに言われて、自分が食事をしていないことに気付く。
そういえば、昨日の朝からほとんど何も口にしていない。
風呂には一昨日から入っていないし、テレビなんかいつから見ていなかっただろう。
いったい僕は、ここ数日何をしていたのだろう。
906 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:27:09 ID:e1YRvPNA0
夜、姉から電話が来た。姉は進学のために東京に出て、さっさと彼氏を作って、さっさと結婚してしまった。
獣医師になるなんて夢はすっかり忘れてしまったのか。
父が生きていたらとても怒っていただろう。本当に適当な姉だ。
姉に最近の状況を話したら、何か打ち込めるものを見つけろと言われた。
考えてみると、僕には趣味と言える趣味がない。強いて言うなら、ただぼんやりと空を眺めているのが好きなくらいだ。
サークルにも入らず、適当に友達付き合いをして日々を過ごしている。
自分、ずっとこんな生き方をしてきたなぁ…なんてちょっと人生を思い返していた。
907 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:30:03 ID:e1YRvPNA0
気がつくと、僕はお嬢さんを捜しに街に出かけていた。
まずは、お嬢さんがいつも降りる駅まで来た。夕方の駅は、帰宅する学生やサラリーマンで溢れかえっていた。
いつもここで電車を降りるお嬢さん。いったい、この街のどこに住んでいるのだろう。
そうだ、そういえば、お嬢さんが毎日のように行くと言っていた噴水のある公園……
そこを見つければ、お嬢さんの家もわかるかもしれない。
僕は、公園に向かって走り続けた。雨が降ってきたが、そんなことは気にしなかった。
噴水のある公園にやってきた。誰もいなかった。
どのくらいだろう、僕はずっとそこに立ち続けていた。雨は激しく、しかし優しく降り続けた。
雨が地面に刺さっているようで、きれいだった。
「僕は、お嬢さんのことが好きなんだ」
908 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:31:14 ID:e1YRvPNA0
僕は、お腹が空いたことに気付いて、公園の横のコンビニに入った。
ふと腕時計を見ると、もう夜7時だった。コンビニでお茶とおにぎりを買い、
店を出ようとした時に、ばったりお嬢さんと出会した。
久々に見るお嬢さんは、きれいな黒い髪の、僕の大好きなお嬢さんのままだった。
「あ……久しぶり」
特にお嬢さんは驚いた様子もなく、普通に挨拶をした。
「どうしたの?傘もささないで。風邪ひいちゃうよ?」
そういって、お嬢さんは僕を傘に入れてくれた。
「ご飯、うちに来て食べよっか?」
ただ立ち尽くしている僕にそう言うと、お嬢さんはゆっくりと歩き出した。
909 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:32:53 ID:e1YRvPNA0
以上です。
続き書いてくれてもいいおー。
まだもう一つあるから、スレが盛り下がったら投下するかもしれぬ。
今書いてるやつはちゃんと続き書くから心配しないでw
ASDFたん、ごめんね(´・ω・`)
910 :
ASDF ◆i4qQIp7eGE :2005/08/06(土) 00:35:14 ID:cyg/NSFT0
いやいや、ちょっと前見ればよかったことでしたすいませんね。
911 :
寮の人:2005/08/06(土) 00:38:31 ID:Up086yYj0
二人のレスをまとめて順番通りに読むといい感じにトリップできる
今からちゃんと読むよ
お疲れ
投下の前に「今から投下」ってしっかり宣言したほーがいいかもにゃ。
2人とも乙wwwwww
流石ですおw
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:41:58 ID:e1YRvPNA0
>>912 そだね。気をつけてみるお
さて、洗い物等々をしなくては…
明日から外出するからな。
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:42:48 ID:TZVTGX17O
二人とも乙!
GJ!!!
で、リレーマダー?
誰か書き始めねーとリレーはできねんだよ……。
そして順番も決めろw
リレー小説はオープン参加?
917 :
寮の人:2005/08/06(土) 00:50:14 ID:Up086yYj0
書くときは適当なトリップをつけて次に書くと表明しとけば間違いはないと思うよ
その場のノリでオープン参加でいい、と思うけど。
次書く人だけきちんとしとかないと重複して続きを書いちまうのだけ避けたいw
919 :
gr:2005/08/06(土) 00:51:43 ID:ipa4AR8p0
おk、はあくした
920 :
深夜の人 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/06(土) 00:52:33 ID:e1YRvPNA0
みんな済まない。
明日早いからちょっと今日はPC切って寝るお。
せっかくのリレーなのに…(´・ω・`)
日曜の夜まで本格的に参加できないんだ…
でも携帯でたまに覗くお。
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:53:03 ID:TZVTGX17O
ラストまでリレーで終わるなw
ワクワクテカテカ
>>920 無理すんなおー。
俺だって本来ならさっさと寝て明日に備えねばならんのだがなw
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:54:18 ID:TZVTGX17O
924 :
寮の人:2005/08/06(土) 00:55:36 ID:Up086yYj0
今暇だから俺でよければ書かせてもらうけど
なんかお題みたいなのないかな
じゃあお題「深夜」な。深夜の人に捧ぐw
926 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/06(土) 00:57:22 ID:nTTH3nn/O
お題
転校生
がんもどき
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 00:58:16 ID:TZVTGX17O
>>924 つ[不思議の世界]
・・・いや、気にしないでください
次スレ頼んできた方が良さげ?
928 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/06(土) 00:58:24 ID:nTTH3nn/O
お題出したし寝るお。
明日 ここ壊れてます になってたらヤダナァ
次スレ……頼んで立ててもらえるかどうかが最大の問題、だなw
てかみんなお題バラバラすぎて意味不明だから!!
930 :
寮の人:2005/08/06(土) 00:59:56 ID:Up086yYj0
深夜
転校生
がんもどき
不思議の世界
おkwwww
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 01:02:11 ID:TZVTGX17O
寮の人のIDがうpだな
一応頼んでみる
932 :
寮の人:2005/08/06(土) 01:17:27 ID:Up086yYj0
二回捨てた
ちょっと時間かかるかも
ゴメンね
無理に全部のお題入れなくていいぞ……?
多分後を引き継ぐ奴等が入れてくれる、かもしれない。
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 01:21:47 ID:TZVTGX17O
頼んできたけど立ててくれるかはわからんね
●持ちがいたら一番いいんだけど・・・
とりあえず
【スレタイ】
おにゃのこのお話書く
【本文】
・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk
・またーり進行で
・投下が被っても泣かない
それ以外は適当に臨機応変で
___
●持ちがいないのでお願いします
って書いてきた
935 :
寮の人:2005/08/06(土) 01:38:49 ID:Up086yYj0
突然、空気が変わった。
いや、自分でも変な表現だとは思うけど、それしか表現する方法がないんだ。ちょっと突っ込んだ言い方をすれば、
別の世界に来てしまった、が適当だと思う。けれど実際に目に見えて変わったところはない。いつも通っている、
学校への通学路だ。
それでも、どこか変わった気がする。だから僕は空気が変わったと表現してみたんだ。いつもと同じなのだけど、
どこかが決定的に違うんだ。僕は突然、わけのわからない恐怖に襲われて、ほとんど走るように学校へと向かった。
幸いなことに、学校はいつも通りだった。僕はいつも遅刻ギリギリでの登校だったので、校庭には誰もいないけれど、
後者からのざわめきが校門まで聞こえる。教室から、早く登校しろと教師の声も聞こえる。
僕は一歩踏み出して、今度こそ恐怖で立ちすくんでしまった。
心臓の音がやけに響く。懸命に登校の状況を思い出す。必死に早歩きで来たはずだった。足音に集中して、
できるだけなにも考えないように歩いてきた、と思う。足音だけが耳に残っている。足音だけ、足音。
僕は思わず、校庭から一般道へと飛び出した。
耳を疑った。
それは異常な世界だった。何も聞こえない。風も、すぐ近くを走っているはずの電車の音も、僕と同じように
ギリギリに登校してくる生徒たちの話し声も聞こえない。それどころか、動く物すら見あたらない。この通りは
車通りが多くて、とくに今の時間は通勤するための普通自動車がひっきりなしに通っていなければいけないはずだった。
936 :
寮の人:2005/08/06(土) 01:39:34 ID:Up086yYj0
予鈴が鳴った。
心臓が飛び出しそうになって、僕はあわてて校舎を振り向いた。
先ほどまで聞こえていたはずの生徒たちの喧噪が、ぱったりと止んでしまっていた。どの窓からも、教室の
中の生徒と教師を見つけることはできなかった。
それどころか、ああ! 頭がおかしくなりそうだ! 校舎の大きな時計がいつの間にか、十一時五十九分を指しているんだ!
それが動いて、十二時ちょうどに鳴ったとき、世界が闇に覆われた。まるで灯りのスイッチを切ったかのように、太陽が消えて、
異様に大きな満月が空に輝いていた。世界に僕一人、しかも、闇の中。悲鳴を上げそうになって、その悲鳴で何か恐ろしい
物が気づいて襲ってくるんじゃないかと思い、とっさに飲み込んだ。この静寂の中、ささやきの声を出すことすら怖い。
体中がふるえてしまって動くこともできずに、僕は小さくなってふるえていた。どれくらい経っただろう。一瞬か、それとも
1時間か。時間の感覚もなくなった頃、僕は自分が出す以外の初めての音を聞いて、驚いて跳ね上がった。
「あら」
その声は、女の、それも少女のように聞こえた。
「あなた、転校生ね?」
振り返る。
セーラー服を着た少女が、僕に向かってほほえみかけていた。この月と星と暗闇の下、音の全くない世界で、彼女は
よく通る綺麗な声で、僕のことを転校生と呼んだ。
937 :
寮の人:2005/08/06(土) 01:40:50 ID:Up086yYj0
精一杯「おやくそく」にならない出だしを考えました。
なんか不都合があったら言ってください
うほあwwwwwwGJwwwwwww
あとはがんもどきだけだなw
……で、俺この続き書けばいいのか?
940 :
れあ:2005/08/06(土) 02:18:27 ID:moejBStq0
「だから、お前は邪道なんだよ。ここはもちきんだろ」
「いや、何いってんの。お前大根の魅力全然わかってねぇよ」
学生服を着た二人の少年が言い争っているのは灯の消えたコンビニの中だった。
学校の目と鼻の先にあるコンビニで、昼間は学生でにぎわう24時間営業の、ありふれたコンビニ。
普段と違うのは一つ、灯が付いていないこと、店員がいないことだけだ。
深夜だとしても異常な店内で、少年たちがおでんを漁っている。
どうしてか冷めてはいないらしいおでんを器に取りながら、くだらない会話を続ける。
「おまえ、しらたきとこんにゃくどっちが好きよ?」
と、脱色しすぎて金を通り越して白っぽくなった髪の少年が問うと、
「俺しらたき」
と、この暗い中をサングラスをかけた少年が答える。
あれではこの夜闇の中、辺りの景色が見えているかどうか怪しい。
「ほう、俺もしらたきだ。だが最強は大根だろ」
「いや、もちきんだ。あのもちきんの感触が分からないようではまだまだガキだな」
「私はがんもどきが好きだわ」
「がんもどきとはまたマニアック………」
と、声の下方向に2人が振り返る。
ここは、確かに僕の居た世界と……造りはまったく変わらないようだった。
建物の並び、構造。
いつも昼休みの食事を調達するコンビニだって、売ってるものすら変わらない。
ただ、世界は闇につつまれていて、月明かりだけが先へ進む頼りだった。
まだ世界に目が慣れない僕の腕を掴み、少女はこうして僕をコンビニまで導いた。
941 :
れあ:2005/08/06(土) 02:30:31 ID:moejBStq0
コンビニにに居た少年たちはなにやらおでんの好みで揉めていて、
少女はそこに割って入って「がんもどきが好きだわ」などと渋いことを言う。
季節はもう夏になろうと、しているはず。
最近は確かに季節を問わずにおでんを売ってるけど、食べたいなどと思う時期ではないはずだ。
でも、確かに。
この世界は少し肌寒い。
「何だ、転校生か?」
「えぇ、ついさっき」
白い髪の少年も、僕のことを転校生、と呼ぶ。
その意味を僕はまだよく掴めていない。
「……おまえ、おでんは何が好きだ?」
サングラスをかけた、(こんな暗いのに?)背の高い……おそらく、180以上はある、少年は、
僕を見下ろしながらそう問いかけてくる。
何の関係があるのか分からないが、妙な威圧感に、言わざるを得ない。
「えっと………つ、つぶ貝?」
「………渋いチョイスだな」
「なかなかやるな、新入り」
こんなことで誉められても嬉しくない。というか、なんで誉められているのかワケが分からない。
そんな彼らを見て少女が少し呆れたように肩を竦めた。
「そんなことは置いといて、教室に戻りましょう。転校生が来た以上、説明してあげなくちゃならないわ」
溜め息交じりにそう言って、彼女は器の中にがんもどきを詰め込んだ。
ここマデー。
誰が続き書いてくれるんだかしらんが。
943 :
寮の人:2005/08/06(土) 02:36:51 ID:Up086yYj0
GJ
時間が時間だし、保守しつつまっとけば
明日は土曜だし、進むんじゃないかな
そりでぃわ僕はそろそろ寝ないと飛行機寝過ごしたら困りますのでwwwwww
ノシノシ
さて、空気読めない俺が保守ですよ
えっ? 俺は書かないのかって?
書かないじゃなく書けませんorz
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 04:56:10 ID:TZVTGX17O
で、ひとつ質問
今回は誰がログを取っとくんだ?
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 05:57:25 ID:TZVTGX17O
しかし放置もなんだな・・・
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 06:56:14 ID:TZVTGX17O
書いてみようと思ってみた
でも
『転校生』
『説明』
『おでん』
このキーワードに引っ掛かって撃沈orz
おはよう。
スレも立ててくれそうにないねー。
どーしたもんだか。
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 07:19:48 ID:TZVTGX17O
黙祷終了。
そろそろ家を出るぜー。
とりあえず強引にでも続き書いてみろってw
そんなひどいことにはならんと思うし、
もしひどくなったってモリゾーも深夜たんも神だから修正してくれるよw
よし、羽田に行くぜ!!
952 :
森蔵 ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/06(土) 08:41:42 ID:nTTH3nn/O
休憩時間保守
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 10:34:44 ID:tWoJvJKS0
保守がてら
>>934のテンプレ追加してみた
【スレタイ】
おにゃのこのお話書く
【本文】
・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk
・またーり進行で
・投下が被っても泣かない
・書き手の人はコテ推奨
・↑コテにしなくても題名とか名前欄に入れたほうが被った時見やすいかも
・age、sageは各自自由に
それ以外は適当に臨機応変で
こんなでいい?いまのペースだとちょっと早い気がするけど、スレ立て挑戦してみようかな
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 11:05:24 ID:X8OaN3WxO
空港から保守
これから山に入るからみんな頑張ってくれ ノシ
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 11:49:16 ID:tWoJvJKS0
れあたんも深夜さんもいってらっしゃいノシ
てかテンプレいいのか?夜来れなそうだから今やっちまうぜぃ!
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 11:57:32 ID:tWoJvJKS0
立ったお^^
そーえばパート○って入れない方がいいだよね?
立てちまった後だが…
958 :
寮の人:2005/08/06(土) 13:43:07 ID:Up086yYj0
リレー小説なんだけど、
・書くときはトップリかコテつけて事前に宣言。重複のバヤイは先着順
・ストーリー展開は自由だけど前に書かれたことと矛盾しないよう気をつけろ!
・ただし矛盾しててもあんまり気にするな。後付も物書きの本領
・リレーってのは一応エンドレス前提だから、勝手に終了させるのはどうかと思う
くらいかな
959 :
モリゾー ◆7oBXkd0n/Q :2005/08/06(土) 14:49:15 ID:X8o/T3+M0
おはやう。
いや、今起きたわけではないがな。
リレー小説のことなんだけど、何回か順番が回ったら終了って形にしたほうがいいと思う。
リレー小説に力入れすぎていつも書いてるのがアレしても嫌だしね。
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 14:50:19 ID:okE8AD+z0
実家からこんにちは、れあですよ。
保守ー。
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 14:52:33 ID:TZVTGX17O
おまいらおはよう
>>951 もういないだろうけど行ってらっしゃい
俺には『説明』無理すorz
>>957 乙!&てんぷら追加サンクス!
>>958 そんなとこだね
そしてごめんよorz
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 14:54:11 ID:TZVTGX17O
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 15:13:59 ID:okE8AD+z0
羽田から新千歳空港までは、なんとわずか1時間半でついちゃうんだぜ?
そして千歳空港から我が家はそんなに遠くないのだよ。
しかしこのパソ重い。阿呆のように重い。
じゃ、ノシ
れあたん飛行機の旅乙です。
いやー車乗ってたら左側だけ焼けたwwwwwww
それにしても暑い。
パケ放題にしようかな。携帯だとあまり来れないからさ
パケ定はありだな
つーかそんなに陽射しが強いのかwwwwwww
>>959 まぁその辺りは適当にだな
>>963 意外なまでの早さ・・・
まぁ乙かれ
重くてもたまには覗いてくれお
さて、誰が続きを書くのやら・・・
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 18:49:07 ID:z622ZUm10
頭の中では話が展開出来るが文章にに表すクオリティがないorz
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 19:45:39 ID:TZVTGX17O
同じくorz
モリゾー・・・あとは頼んだ・・・・・
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 19:45:49 ID:2sQi51rD0
ほしゅ
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 19:59:13 ID:q0i+jbKr0
>>966 考えてるストーリーを書いて、それを誰かに文章にしてもらえばいいんじゃね?
970 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/06(土) 20:09:36 ID:nTTH3nn/O
もう次スレ立ってると思ったけどまだなんだ。
次スレ立つまでここを保守?
僕は少女に連れられ、公園に来ていた。
見覚えのある公園だが、何時の事だか思い出せない。
「偶にあなたみたいな人がこの世界に落ちてくる事があるの。私達はあなたみたいな人の事を"転校生"と呼ぶわ」
「転校…生?」
「何故そう呼ばれているのかは分からないけど…いつのまにかそう呼ばれていたわ」
「何故僕はここに?」
「あなたはさっき『つぶ貝が好き』と言ったわね?」
「あ、ああ…」
あの時は急に聞かれたからそう答えたが、実はがんもも同じくらい好きだ。
「本当はがんもどきも好きなんでしょう?」
彼女はまるで僕の心を読んだかの様に言った。
972 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/06(土) 20:32:45 ID:nTTH3nn/O
「ぇ…」
「わかるわよ。だってそうじゃなかったらあなたはこの世界に落ちて来なかったもの」
全く事態が飲み込めない僕をよそに、彼女の話は続いていく。
「私もがんもどきが好き。でも、この世界ではがんも好きは少数派なの。このままじゃ奴らに勝てないわ。それで私わ願った。新たながんも好きが、現れるように」
「…奴らって?」
「それは…」
続く
……これじゃただの電波だな
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/06(土) 20:35:54 ID:TZVTGX17O
974 :
森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/06(土) 20:42:06 ID:nTTH3nn/O
おお!次スレだ!
ちょwwwwwwキッコロwwwwwwww何その愉快な展開wwwwww
寮の人がシリアスにはじめてくれた世界観ぶち壊しwwwwww
しかしそれがリレーの醍醐味www
俺も外で焼き鳥食ったぜ。
家の庭で。