おにゃのこのお話書く

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
まあ、脳内うpするだけだが

ってことらしいので文才ある人がんばれ
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 11:06:33 ID:aMxVyH9SO
スルーされてる!?
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 11:09:44 ID:IYs6ONeJ0
    ∩___∩   /)
    | ノ      ヽ  ( i )))
   /  ●   ● | / /
   |    ( _●_)  |ノ /   こいつすげえアホ
  彡、   |∪|    ,/
  /__  ヽノ   /´
 (___)     /
   ∩___∩ 
   | ノ      ヽ !
  /  ●   ● |   こいつもすげえアホ
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|   / .\
/ __  ヽノ / \ ...\
(___)   /   .│ ..│
            │ │
            /  ヽ
            l..lUUU
            .U
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 13:19:06 ID:91BE4BDU0
>>1くーん、急いでよー。
 プール教室はじまっちゃうよぉ。
 一緒に行くって約束したでしょ?」
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 13:20:50 ID:aS13hh5NO
「こいつはくせえっ!ゲロ以下の匂いがプンプンするぜぇ!!」
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 13:23:32 ID:vB5e1IYlO
「待ってくれよ>>4君。僕はまだ準備ができてないんだよ」
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 13:26:58 ID:EHelP3Kp0
>>6>>4とプール行くんだ…。楽しんできてね…」
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 13:47:59 ID:vB5e1IYlO
プール到着
急いで着替えていると先に着替えた>>4君が僕をせかす。
「何やってるんだよ>>1君、おいてっちゃうぞ ぬるぽ」
そう言いながら僕を待っている>>4君のお尻は
きわどい競泳水着のせいでほとんどTバックになっていた。
「ハハハ、待ってくれよ>>4君!」
(なんて魅力的なんだ>>4君。僕の黒マラはもう
テトラポットさ。)
そんなことを思いながら僕は心の中で>>4君のお尻にガッした。
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 14:20:05 ID:vB5e1IYlO
二人でプールにでると、そこには>>4君のお兄さんが待っていた。
「よく来たな>>4、こんにちは>>1君」
「今日も来たよ、お兄ちゃん」
「こんにちは、>>4君のお兄さん」
>>4君のお兄さんはここのプールで監視員をしている
お揃いの競泳水着、>>4君の水着はお兄さんに
買ってもらったものだ。
プール開きの日に>>4君が嬉しそうに僕に話してくれた。

「二人とも気をつけて泳ぐんだぞ!準備体操もしっかりな」
「分かってるよお兄ちゃん。当たり前じゃないか、
いっつも同じこと言うんだから。お兄ちゃんのぬるぽ」
「ハッハッハッ、相変わらずお前は生意気だなぁ
そんな生意気言う子はガッだ!」
そう言いながらお兄さんは>>4君のお尻を叩いてガッした。

(>>4君のお尻にガッしていいのは僕だけなのに…)
僕は心の中でお兄さんに嫉妬した。
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 14:37:44 ID:91BE4BDU0
おにゃのこ・・どこ?
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 15:15:09 ID:vB5e1IYlO
準備体操を終え僕たちはプールに入った。
プール教室まではまだ少し時間がある。僕は>>4君と
クロールで競争することにした。
「この間は負けたけど今日は負けないよ!」
そう言って>>4君は飛び込み台に立った。
>>4君のしなやかな体は飛び込み台に立つことで
よりいっそう引きたつ。
(なんて美しいんだ>>4君、君に比べたらミロノ
ビーナスなんてジャイ子だよ)
そんなことを思うと僕の黒マラはテトラポット
から灯台へと姿を変えた。
(あぁ、僕の灯台の光は>>4君という名の船が
迷わぬようにいつまでも輝き続けるよ)

「どうしたの>>1君、早く泳ごうよ」
キョトントした目で>>4君は僕を見た。
その純真な瞳に僕は自分の心を見透かされたような
気がして僕はあわてて飛び込み台に立った。
「いくよ ヨーイ ドン!」
僕たちは勢いよく飛び出した。
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 15:16:58 ID:mQyTZmDwO
>>10
ナイスツッコミ
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 16:25:40 ID:vB5e1IYlO
ザッバーン!
水しぶきが跳ねる、僕は飛び込む一瞬>>4君の顔を見た
遊びとはいってもその顔は真剣そのもの、>>4君は
本気だった。

>>4君はその女性的な外見のせいでからかわれる
ことが多かった。
従姉妹のお姉さんにはよく女の子の格好をさせられ
学校では虐められたこともあった。
今では転校してきた僕と友達になって虐められることはなくなった。
僕は勉強はできないが体力がある。転校してすぐ
クラスの虐めグループに標的にされたが、僕に
喧嘩ではかなわないと分かると手を出さなくなった。
ある日、虐められていた>>4君を助けようとしたとき
悔しそうな顔で泣きながら自分で何とかするから大丈夫
>>4君は言った。
そのときの>>4君の顔を見て僕の中の赤い実が弾けた。
負けず嫌いでどんなに辛くても自分で何とかしようとする
>>4君の姿に僕の心は鷲掴みにされたのだ。

泳ぎ始めると僕はぐんぐん>>4君を引き離した。
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 16:29:41 ID:MhAkmVEDO
>僕の中の赤い実が弾けた
秀逸だな。続き期待age
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 18:06:47 ID:vB5e1IYlO
「プァッ プァッ」
僕は激しく息継ぎしながらプールの端で折り返した。
>>4君は思っていた以上に迫っていて僕は驚いた。
(やるなぁ>>4君!)
僕は更に力を入れて泳ぐ、>>4君はどうしても
クロールで僕に勝てず密かにお兄さんと特訓し
ていたのを僕は知っている。

僕は少し焦った。>>4君に負けるのが怖いわけではない
実はクロールで負けたら>>4君にこの吠え猛る
愛の思いを打ち明けるとこっくりさんと約束したのだ。
そのとき、もし約束を破ったらどうなるか質問した。
10円玉はゆっくりと動き恐ろしい答えを出した。
[>>4クンヲコロ…]
僕は焦った。>>4君のことを思ってこっくりさん
をしたのにこんなことになるなんて…

僕は負けるわけにはいかない。今告白しても受け
入れられる自信がない。だからといって約束を破って
>>4君が殺されるなんてあってはならない
僕は愛する人と結ばれるおまじないだと言って
こっくりさんを教えた叔母さんを呪った。

「パァッ パァッ」
息継ぎが苦しくなってきた。気持ちの焦りが泳ぎにでたようだ。

そのとき
「キャァッー!」
プールサイドにいるおばさんが叫んだ。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 18:45:58 ID:aMxVyH9SO
ちょwwwww俺が頼んだスレが生きてるwwwwwwww
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 18:59:44 ID:aMxVyH9SO
>>15
続き書いてくれないと気になって仕方がない
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 19:21:06 ID:vB5e1IYlO
「溺れてる!誰か早くあの子を」
驚いて僕は泳ぎを止め、後ろを向いた。
「えっ?」
僕から少し離れた場所で>>4君が溺れていた。
「は、早く助けなきゃ…」
しかし僕の思いとは裏腹に体は全く動かなかった。
あまりのことに頭の中が真っ白になっていたのだ。
そのときザッパーン″横から大きな水音がした。
「あっ!」
誰かが飛び込んだ。その人影はグングンと凄い
スピードで泳ぎ、あっと言う間に>>4君を助け出した。
僕も急いでプールからあがるとそばに駆け寄った。
「おいっ>>4大丈夫か?おいっ」
>>4君のお兄さんが必死に>>4君に話しかけている
そのとき僕は気づいたあの人影はお兄さんだったんだ
「呼吸が… よしっ」そう言うとお兄さんは>>4君の青白くなった唇に
自分の唇を重ね、人工呼吸を始めた。
「あっ」(キス、僕もまだしたことないのに…)
一瞬卑猥な考えが頭をよぎる。今はそんな場合じゃないのに…
自分の考えを恥ながら僕は>>4君に駆け寄った。そのとき
「がはぁっ ゴホッゴホッ」
>>4君が気づいた。
「大丈夫か!」
「お、お兄ちゃん…」
「よかった、本当によかった」
お兄さんが泣きながら抱きしめる。
「大丈夫かい>>4君」
恐る恐る話しかける僕に>>4君が弱々しく答える。
「大丈夫だよ、クロールまた負けちゃった。」
涙が出そうになった…
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 19:35:12 ID:aMxVyH9SO
セツナス・・・
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 19:36:24 ID:MhAkmVEDO
ちょwww携帯からかwwww執筆者たんスゴスwwwwwww
(・∀・)イイヨイイヨー
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 19:53:38 ID:aMxVyH9SO
ほす
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 20:22:08 ID:aMxVyH9SO
執筆者たんが書いてくれるまでほす
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 20:23:09 ID:vB5e1IYlO
しばらくすると救急車が来た。お兄さんが>>4君と
一緒に乗り込む。
僕も一緒に乗ろうとしたのだがお兄さんに止められた。
「ありがとう>>1君。気持ちだけで十分だよ。今日は
もう遅いから早く帰らないとお母さんが心配するよ」
本当は無理矢理にでも一緒に行きたかったのだが、
優しく微笑むお兄さんとその横で疲れて眠っている
>>4君の顔を見ると、自分がとても汚れたもののような
気がしてそれ以上は動けなかった。
遠ざかる救急車を見ながら僕はとぼとぼと歩きだした。
家に向かっていると>>4君の家の前まで来た。
僕の家は>>4君の家の二件隣でプールに行くまでの
通り道なのだ。
家には明かりもなくひっそりとしていた。>>4君の
おばさんもお兄さんからの電話で病院に向かったに違いない。

何気なく家を見つめていたら今日起きた様々なことが
頭をよぎった。
>>4君がプール教室に誘いに来たこと、競泳水着のTバック
僕の黒マラが灯台になってしまったこと、こっくりさん
そしてキス

「うぁぁ〜 ヒックヒグッ」
僕はたまらなくなって泣き出してしまった。
キキーーッ!
そのとき後ろで自転車の止まる音がした。
「もしかして>>1?」

お姉ちゃんだった…
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 20:24:32 ID:aMxVyH9SO
おにゃのこキタコレ!!!
期待加速!
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 20:48:43 ID:aMxVyH9SO
ほす
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 21:15:25 ID:aMxVyH9SO
ほす
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 21:21:37 ID:vB5e1IYlO
「どうしたの?」
「…」
僕は答えることができなかった。お姉ちゃんは>>4君の
家を見て何か感づいたようで僕に話しかけてきた。
>>4君と何かあったの?」
「…」
「そっか 話したくないんだ」
そう言うとお姉ちゃんはニヤリと笑い僕の頭をワシャワシャ
と撫でた。
「まぁここ居てもしょうがないしお家帰ろ!」
「うん…」
僕はお姉ちゃんと手を繋いで帰った。
「ただいま〜」
家に着くとお姉ちゃんが大きな声で言った。奥から
お母さんが出てきて僕たちを出迎えてくれる。
「おかえり! なんだ二人一緒だったの、>>1の声が
聞こえないから分からなかったわ」

「ただいま」
僕は少し小さな声で答えた。
「あ〜暑い、お母さん麦茶ちょうだい」
お姉ちゃんがリビングに入ってすぐにお母さんにたのむ
そう言えばのどがカラカラだ。
「ちょっと待ってね。>>1も飲むでしょ」
そう言うとお母さんはコップを二つ出して注ぎ始めた。
「あぁそうだ、二人ともちゃんと手を洗ってからね」

「ハーイ」
僕とお姉ちゃんは同時に答えて洗面所へ向かった。
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 21:23:46 ID:MhAkmVEDO
ほの…

ぼのっ…!
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 21:55:01 ID:aMxVyH9SO
お姉ちゃんいい!!
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 22:28:41 ID:aMxVyH9SO
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 22:34:43 ID:vB5e1IYlO
冗談のつもりで書き出したのにだんだん切ない
少年の話になってきた(^_^;)

見てくれている人ありがとう
脳内のネタが尽きるまでがんばります。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 22:39:18 ID:aMxVyH9SO
>>31
がんがれ〜!
死ぬ気で保守する!
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 22:57:16 ID:vB5e1IYlO
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 22:58:55 ID:m/SarkE10
寿司屋にはいると
オヤジがオナニーの最中だった
「へいらっしゃい、なに握ります」
まだしこってる
「そーねぇ・・じゃあ、マグロ♪」
素早く、マグロの固まりをまな板に 乗せ、
磨かれた包丁で素早く切り分けた。
なれた手つきでシャリを一掴みし
ワサビをちょんと付け、マグロと合わせ、ふた握り
マグロの握りをお客さんにさしだした。
ふと、お客は気づいた
「手にワサビ付いてますよ〜」
「いいんですよ」
そういうと、再びオナニーを始めた。

「ジャ…ジャパンクール!!!」
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 23:06:09 ID:aMxVyH9SO
ま、待ってくれ!!
それはヤバイと(ry
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 23:23:25 ID:aMxVyH9SO
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 23:38:08 ID:aMxVyH9SO
他にも保守してくれる人いないのか?
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 23:40:38 ID:MhAkmVEDO
パトラッシュ、続きは気になるけどとっても眠いんだ…
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 23:42:42 ID:Hpo8fgBo0
【2ch】ニュー速VIPブログ( ^ω^)
http://blog.livedoor.jp/insidear/
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 23:43:40 ID:aMxVyH9SO
まあ俺も眠たいんだけど出来るだけ保守する気だよ
そのうち寝そうだけど
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 23:44:10 ID:vB5e1IYlO
「ガラガラガラ ペッ」
お姉ちゃんの後、僕もうがいをした。リビングへ戻ると
お姉ちゃんは麦茶を飲みながらテレビのリモコンをいじっていた。
「う〜ん あんまおもしろい番組無いなぁ」
ポチポチとチャンネルを変えながらお姉ちゃんが言う。
「ねぇ>>1、ちょっとそこの新聞取って」
「はい」
僕はテーブルにある新聞を取ってソファーに寝そべっている
お姉ちゃんに渡した。「ありがと」
「うん」
「あぁ、今日は木曜日か 電車男くらいしか見たいの無いな」
そう言ってテレビの電源を消すとソファーに寝そべった。
僕がテーブルに座っていると台所で夕飯の支度をしている
お母さんが話し出した。
「もうすぐご飯だから先にお風呂入っちゃったら?」
「うん お姉ちゃん先に入っていい?」
「ん〜」
良いのか駄目なのか気のない返事。
「先入るよ」
「んー」
僕は自分の部屋に着替えを取りに行き、そのままお風呂に入った。ザバァー、ワシャワシャワシャ
僕は髪を洗い、軽く体を流して浴槽に浸かった。
「ふぅ〜」
僕はお風呂の中で今日あった色々なことを考えた。
一番気になったのは救急車を待ってる間、>>4君がお兄さんの
ことをチラチラ見ていたことだ。あの目は単に兄弟以上のものを
感じた。そう、僕が>>4君を見るような…
ドンドン!突然お風呂の戸が鳴った。
>>1、入るね」
「お姉ちゃん?!」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/21(木) 23:50:15 ID:aMxVyH9SO
お姉ちゃんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
お姉ちゃんはいくつの設定?
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 00:17:17 ID:CffGFpHUO
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 00:21:12 ID:ebRPpfMGO
「バスタオル持ってきたから」
「う、うん」(なんだタオル持ってきただけか…)
安心した。別にお姉ちゃんに欲情してしまうわけではない。
黒マラをからかわれるのが嫌なだけだ。今でも覚えている。
久しぶりにお姉ちゃんとお風呂に入ったとき、僕の黒マラを見て
お姉ちゃんが笑いだした。
「えー! あんた小学生でしょ 何それ」
「えぇ、そんなに変なの?」
「うぅん、変じゃないけど顔とバランスが! アハハハッ」
僕はそれからお姉ちゃんとはお風呂に入らなくなった。
そのときから学校の修学旅行でちんこの見せ合いをして
自分の黒マラがずば抜けて凄いことを自覚するまで隠し続けた。
そんなことを思い出しているとドアの外でお姉ちゃんの声がした。
>>1、入るよ」
「えっ タオルを置くだけじゃないの?」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 00:24:10 ID:CffGFpHUO
お姉ちゃんいいよお姉ちゃん
俺にもこんなお姉ちゃんほすぃ・・・
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 00:45:03 ID:CffGFpHUO
誰かほし要員来い!
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 00:46:02 ID:ebRPpfMGO
「いいじゃん別に、恥ずかしがるような間でもないし」
「うぅ〜」
お姉ちゃんは強引。昔から外見とは裏腹に体育会系だ。
今でこそ受験勉強で色白だが少し前までは陸上部のエースで
毎日走っているせいで色黒だった。いつも朝早く朝練だと言って家を出ていたのを
覚えている。

ハッキリ言ってお姉ちゃんは綺麗だ。小さいときは分からな
かったが先生やクラスメートなどと比べても段違いだ。
そんなお姉ちゃんを基準にしたせいかもしれない、僕は今まで
会った女の子をかわいいと思うことはあってもお姉ちゃんのように
綺麗だと思うことはなかった。

「入るね」
お姉ちゃんはそう言って入ってきた。
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 00:52:09 ID:wG6H1QlnO
マジギボン。
黒マラて何でし?
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 00:58:08 ID:ebRPpfMGO
>黒マラ
世界制服を企むモララーに出演してます。w
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 00:59:00 ID:CffGFpHUO
お姉ちゃんモエスって実際姉がいる人間にはお話の中でしか萌えられないんだよなぁ・・・

>>48
黒いチン〇
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 01:00:47 ID:CffGFpHUO
>>49
それだ!!!
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 01:27:24 ID:CffGFpHUO
充電が・・・
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 01:37:44 ID:ebRPpfMGO
カシャー
お姉ちゃんが入ってきた。最後に入ったときより胸が大きく
なったような気がする。
>>1と入るの久しぶりだね」
そう言いながら入ってきた。僕が驚いて見ているとお姉ちゃんは
髪を洗い始めた。
ワシャワシャワシャ
「ねえ>>1、今日なんで>>4君の家の前で泣いてたの?」
「うぅん…」
「言いたくなかったらいわなくってもいいよ」
髪を流してからお姉ちゃんはそう言った。そして体を
洗いながら言った。
「でも、話した方がいいと思うな〜 私の経験からして」
そう言いながらお姉ちゃんは体を流した。
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 01:49:39 ID:CffGFpHUO
こんなお姉ちゃんとお風呂入りてぇよぉ・・・
ほす
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 02:00:35 ID:ebRPpfMGO
ダメだ眠いよ
これからの展開、頭には浮かんでくるんだけどまとまらない。
明日暇を見て書きます。
ノシ
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 02:03:14 ID:CffGFpHUO
ノシ
俺も眠い・・・でも保守
落ちてたらまた立ててくれないか?
続きが読みたい!!
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 02:12:12 ID:CffGFpHUO
誰か保守してくれる人いないのかな・・・
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 02:46:40 ID:ebRPpfMGO
ノシ「うたた寝保守」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 03:14:17 ID:B6iQsjOSO
目ェ覚めたorz
保守するよ!
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 03:46:23 ID:CffGFpHUO
ちょい寝てた
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 03:47:25 ID:CffGFpHUO
保守仲間が来てた!
thx!!!
寝たらごめんよ
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 04:04:38 ID:CffGFpHUO
ほし
誰か頼む
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 04:07:20 ID:u8s+Y9qoO
ひゅーま
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 04:36:23 ID:CffGFpHUO
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 04:43:43 ID:B6iQsjOSO
眠れない…

「好き、って十回言ってみて?」
「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き」
「…ハァハァ(;´Д`)=3」
「なっ、ちょっ、なに萌えて」
「ゲシュタルト崩壊キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
「ばっ…馬鹿あっ!もうスクール水着貸してあげないから!」

⊂( ^ω^)⊃「…おまいらそんなことしてたのかよ」
保守
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 04:45:33 ID:CffGFpHUO
不覚にもちょっとワラタ
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 05:13:48 ID:B6iQsjOSO
眠れない

「あ、あたしが腕組んであげるなんて、滅多にないんだから。
 感謝しなさいよね!フンッ!」
「なあ、これって関節技だよな?」
「何よ!あたしのチキンウイングアームロックに文句つける気!?」
「いたたたたたたたた、ロープ!ローーーープ!!」

⊂( ^ω^)⊃「…うらやましくなんかないお」保守
68代筆ノシ:2005/07/22(金) 05:40:33 ID:2pqGbKmCO
お姉ちゃんの背中を洗うことになった。何か女性らしい曲線を帯びていてドキッとした。

黒いマラが硬調していくのが自分にもよくわかった。

悟られないよう背中を洗いながら、少し震えるような声で話しはじめた。
>>4ちゃんとプールにいって競争したんだけど、途中足をつって溺れちゃって…』

「うんうん、それで?」
お湯を背中にかけながらまた話しを続けた。

『あの子のお兄さんが救助してくれたんだけど、僕には何もできなかった、無力だったんだ』

そういうとお姉ちゃんは「そんなことないよ」と言って振り返った。
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 05:40:59 ID:B6iQsjOSO
眠れな

「あの…あんまり見つめないで、恥ずかしい…」
「え!や、やだな僕は純粋にスポーツとしての新体操を見てるわけで」
「ざんねん!新体操は世を忍ぶ仮の姿。実は暗殺術でしたー♪」
「なあんだ!どうも右手のスパナがおかしいと思ってたんだー!」

⊂( ^ω^)⊃「…(へんじがない。ただのしかばねのようだ)」
保守
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 05:43:21 ID:B6iQsjOSO
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
漏れは潜るお

続き、続きをおおおぉぉ
71たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 05:50:32 ID:SeKCIuEqO
何か面白そうですな

保守
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 05:56:27 ID:CffGFpHUO
おはよう
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 06:01:27 ID:2pqGbKmCO
「うわ、リアルサイズ!」

お姉ちゃんにギンギンの黒マラを見られた。
『恥ずかすぅいよ』
慌ててタオルで隠したが時既に遅し。
次にお姉ちゃんの口から出たのは意外な言葉だった…

「あたしが>>1の体洗ったげるよw」

もじもじしながら背中を洗ってもらう。何か新鮮だ。
>>4君のことどう思ってるの?」

何も答えられなかった…うつむいたままお湯をかけてもらっていると背後から手が伸びてきた。
『うへぇっ!?』
言葉にならない言葉をあげた。
「前も洗わないとダメだぞっ」
(お姉ちゃんには抵抗感がないのだろうか)
『て、て、て、手コキじゃん』
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 07:10:04 ID:B6iQsjOSO
急展開保守
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 08:03:47 ID:2pqGbKmCO
ちょwww勝手にすすめてしまたwwwwwwwww
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 08:10:05 ID:6HvIh8vm0
「ねぇ、>>73君」
「……何だよ」
「あの、もし、だよ? もしも、ね?
 >>73君が今まで私がそうだと思ってた執筆者さんと同じ人じゃなくっても、
 私は、それでいいと思うの……」
「……なんでだよ。お前はずっと執筆者を待ってたんだろ?」

「だって、私……>>73君のことが…………すっ……」
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 08:11:55 ID:UkFaerPP0
このスレ残ってたのか
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 08:15:42 ID:CffGFpHUO
やべ・・・寝てた
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 08:18:01 ID:CffGFpHUO
急展開キタコレ!!!
つーか他にも見てた人いたんだなぁ
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 08:28:05 ID:CffGFpHUO
さて、>>55>>65>>73が書いてくれることを祈りつつ今日も保守
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 09:05:46 ID:6HvIh8vm0
何か、このスレ携帯VIPPER以外入っちゃいけないのか?
ってくらい携帯率が高いので何だか不安になってくる保守
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 09:20:16 ID:CffGFpHUO
>>81
そんなことはないけど最初俺も思ったw
PC来ないな・・・
ほす
83たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 09:31:09 ID:SeKCIuEqO
続きもしくは新作期待保守
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 09:41:50 ID:6HvIh8vm0
じゃあPCから書き込むレアキャラの俺が何か書いて保守するぞ。




……だがネタが浮かばねー!!!
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 09:55:49 ID:CffGFpHUO
おにゃのこ たのむ
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:11:09 ID:2pqGbKmCO
目を閉じながら>>4君のことを考える。だけど、救急車の件もあり、不謹慎かなと思いつつ目をあげると目の前ではお姉ちゃんが黒マラを一生懸命泡立てて手でしごいてくれていた。
「ちゃんと洗えてる?フフ」

『う、うん…』
僕は複雑な思いになりながらも己の性欲に打ち勝った。手コキの相手がお姉ちゃんじゃなかったらイッてると思う。
「もう一度温まったらそろそろあがらないとね」
お互いのお湯をかけながし二人で向き合いながら無言のまま肩までつかった。
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:13:19 ID:2pqGbKmCO
目を開けるとの間違いだなww
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:14:09 ID:CffGFpHUO
お姉ちゃんに乗り換えるのか・・・
お姉ちゃんの手コキ・・・













なんてうらやましいんだ!!
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:15:29 ID:6HvIh8vm0
何か書こうかとオモタけど、本編(?)降臨したなら問題ねぇなww
>>1君のうわきものー!!
90たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 10:19:16 ID:SeKCIuEqO
本編降臨祝
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:25:17 ID:2pqGbKmCO
方向性はいいのか?wwww
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:27:28 ID:CffGFpHUO
>>91
その辺は>>55と協議してくださいw
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:28:08 ID:6HvIh8vm0
もう、リレー小説すればいんじゃね?
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:31:36 ID:CffGFpHUO
それはありだと思う
つまりおまいら決めてください
95たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 10:38:51 ID:SeKCIuEqO
うーむ…脳内姉妹の方がもうすぐ終わりそうだからそうしたら何か書こうかなぁ…
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:43:28 ID:6HvIh8vm0
あぁぁ!! もう書いちまったもんはもったいないから投下!!
続きを書くかはノリ次第!!


俺と妹は双子の兄妹だ。
男女別とは思えないほど外見もよく似ている。
ただ、性格は大きく違っていて、
派手なことを好み生徒会長をやっている妹に対して、
俺はクラスでも埋没するほど地味な図書委員ということくらいだろう。
派手に男をとっかえひっかえする妹と違い、
俺は今まで誰とも付き合ったこともなく(無論童貞だ!!)
恋をするなら平々凡々としたものがいいと思っていた。
それなのに。

「あの……七海君?」
返却された本を本棚へと戻していた俺の背中に声がかけられる。
「……えっと……誰、だっけ?」
顔は見覚えがあるような気がしたが、一体誰なのか分からない。
俺よりも頭一つ分低い位置にあるおにゃの……女の子の顔を見下ろし、俺は問い返した。
「あ……私、宮路です。3-Bの宮路、ゆかりです」
……あぁ。思い出した。

みやじゆかり。

うちの学年で1、2を争う美少女だ。清楚で可憐で成績優秀品行方正。
友人達の間じゃすぐ話題に上るが、そんな高嶺の花に興味のない俺はあまり見たことも無かったが。

「七海君…………好きです」

・ ・ ・ ・ ・ ・ え?
97たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 10:45:57 ID:SeKCIuEqO
>>96
わくてか
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:47:47 ID:CffGFpHUO
>>95
がんがれ〜

>>96
・・・ヒロインの名字が俺の初恋の人で名前が俺の姉貴なのは狙ってですか?
続けてくれー!
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:49:58 ID:6HvIh8vm0
>>98
超狙ってネーーーーーー!!!!
昔俺がネカ……あqwせdrftgyふじこlp

HNに使っていた名前だ!!
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 10:55:30 ID:CffGFpHUO
ネカ・・・っておまwwwwwwww
何はともあれ期待してるお
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 11:13:46 ID:6HvIh8vm0
よくわからんが期待されたので書いてみる。


「私、七海君が好きなんです」
宮路ゆかりは真剣な、でもどこか風が吹けば崩れてしまいそうな、
俺が思わず息を呑んでしまうほど綺麗な声でそう言った。
「あ……そう、言われても……」
俺はそう答えることしか出来なかった。

      クラスが違う
                   話したことがない

  ───何で、俺?

頭の中に様々な思考が渦を巻く。
手に持っていた本がばさりと音を立てて床に落ちた。
宮路ゆかりはそれを拾い上げると埃を払って、俺へと手渡しながら小さく言った。
「別に、それでどうこうして欲しいわけじゃないんです……。
 ただ、私が七海君のこと好きだって、知って貰いたかっただけだから」
彼女は小さく俺に向かって頭を下げた。
ふわりと、髪の毛からいい匂いがした。

ふいに気が付いて顔を上げたときには、もう宮路ゆかりの背中が遠ざかるのが見えるだけだった。
声をかけるには、遠すぎた。

「どうしろってんだよ……」
手元に残った本を見下ろす。
 『米英文学植物民俗史」
……誰だよ、こんな本借りるの……。
そして文学か植物か民俗なのかどれなんだよ……。
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 11:19:43 ID:CffGFpHUO
オチをしっかりつけてんなww

  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)_) +   
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 11:21:28 ID:2pqGbKmCO
そうかオチが足りないのか!!!11
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 11:22:31 ID:6HvIh8vm0
毎回オチつけてたら続きものとしてキツイものがあるだろwwwwwww
ガンガレ!!!
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 11:43:00 ID:CffGFpHUO
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 11:49:43 ID:6HvIh8vm0

「宮路ゆかり嬢に告白されたって?」
帰ってくるなり妹……六花(りっか)は小馬鹿にしたような表情で俺にそう言ってきた。
「何で知ってんだよ」
とりあえず宿題に手をつけていた俺は背後に立つ妹を振り返り、見上げる。
足が長い。
六花は身長が170もあって、俺と3cmしか違わなかったりする。
あ、言っとくが俺の方が高いから!! そこは負けてないから!!
すらりと細いモデル体型で、街を歩けばそこら中から声をかけられる美少女だ。
……と、瓜二つと評される俺が言うのはおかしいんだが。
え、俺美少女?
嫌だなぁ……。
「放課後開館中の図書室で告白されて誰も見てないと思ってるわけ?
 しかもあの宮路ゆかり嬢となれば噂なんかすぐ広まるっての」
呆れたような表情で妹は肩を竦めた。
まぁ、それもそうかと俺は再び宿題に手をつける。
「で、どうするの? 付き合うの?」
しばらく無視を決め込むことにしたが、六花はしつこく「ねぇねぇ」とすがり付いてくる。
「どーするもなにも、決めてねぇっつの」
苛立ち気味に答えると、六花は少し不機嫌そうな様子で俺を睨んだ。
「宮路ゆかりだよ? 学校のアイドルだよ?」
こんないい縁談は無い。これを断るなんてもってのほかだ。
そういわんばかりの強気の口調。
それを俺は一蹴する。
「俺は地味に平凡に生きると決めたんだ」
「平凡、ねぇ……」
六花は何だか曖昧な微笑を浮かべて俺の部屋から出て行った。
昔は双子のテレパシー的なものがあったような気がするが、最近はさっぱりだな。
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 11:57:05 ID:CffGFpHUO
嬢ってなんかそっちの店みた(ry
主人公の名前は?
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 12:01:25 ID:6HvIh8vm0
>>107
うはwwwwww
実は七海が名前だ。小村七海(こむらななみ)。
外見そっくりだし小村六花は生徒会長で名前が知れてる有名人なので
みんな七海と呼ぶのが一般的に広まっている……というよくわからん設定のハズ。
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 12:25:02 ID:CffGFpHUO
七海が名字だと思ってたorz
一応把握したwww
ほす
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 12:47:31 ID:6HvIh8vm0
食後。
時間に少し余裕があったので俺は自室でノートPCをネットに繋いだ。
普段ならごろごろと暇を持て余すところだが、なるべく今日は頭と手を動かしていたかった。

六花の手前何も気にしてない、考えてないような顔をしたが、
告白されて何も考えない男などいない。
ただ、なにも考えないように手を動かしていただけだ。
「地味で、だらだらと日々が続くような恋愛がいい」などと考えていた俺にとって、
宮路ゆかりという派手な存在との恋愛があまり考えたくない事態だったのだ。

適当なニュースサイトを眺める。
なるべく笑えそうな記事を選んだ。
女の子から告白されるというのは喜ぶべきことのはずだ。
そのはずなんだけど。
今まで生きてきて一度たりとして女の子から告白されたことがないのに、
よりによって何故その人物があの才女だったのか。
「可愛かったけどさ……」
六花と比べて小柄だ。多分150cm台だろう。胸もそこそこあった、と思う。
黒髪ロングのストレート。顔もケバくない、清楚な娘さんといった風情だ。

何で、俺?

電源を落としたブラウザに、ぼんやりと六花に良く似た顔の男が浮かんでいた。
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 12:52:57 ID:CffGFpHUO
美少女とよく似た顔ってことは七海君は美少年じゃないか
自分に自信の無い子か
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 12:54:14 ID:6HvIh8vm0
>>111
その辺りは追々w
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 13:03:14 ID:CffGFpHUO
おkww待ってるwwww
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 13:12:35 ID:6HvIh8vm0
〜翌日〜

学校へと向かういつも通りの朝。
違うのは俺の感情くらいだろう。どことなく憂鬱で足を運びたくないと思っている。
すぐ横には六花。
仮病でも使って休んでも良かったが、六花相手じゃすぐ見破られてしまう。
俺のクラス……Eクラスの目の前で六花が立ち止まる。
「はい、それじゃあ気をつけて」
いつもこれだ。何に気をつけるののか知らないが妹はいつもそう言う。

特に返事もなしに教室に入ると早速友人が手を振った。
あ、違った。友人とか言っちゃった。
「なーなみー。おはー」
中学に入ってから知り合った野田弘樹。基本的には、馬鹿だ。
奴は俺を親友と呼んでいつも付いてくるが、俺としてはどっちかっつと……悪友だな。
「何だヒロ、早いな」
普段は遅刻魔だ。
「おう。昨日ななみが宮路ゆかりにコクられたって話を聞いたからコイツはヤバイと思って」
「……噂広まるのはえーな……」
宮路ゆかりが有名人なのは知ってるが、もう学校中に広まってるんじゃあるまいか?
「俺、徹底的に邪魔するから!!」
何故か満面の笑みでヒロは他人の恋路を阻むことを宣言した。
まぁ……どっち付かずで決められないくらいなら、断った方が相手のためだろう。
可愛かった、けど。
「ななみに恋人なんて作らせるわけにいかないもんなー」
自分がまだ彼女いないからってひがむなよ。つかなんでコイツ顔はいいのにいないんだろ?

馬鹿だからか?
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 13:34:32 ID:CffGFpHUO
素で噴いたww学園ものいいなw
ほす
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 14:00:11 ID:6HvIh8vm0
「あのさぁ……邪魔するのは勝手なわけなんだが」
俺は溜め息をついた。
背後に立つ男が「ん?」とご機嫌な返事をしてくる。
いや、鼻歌歌うな。音痴だし。高音出てないから。出来ないのにヴォイスパーカッションやるな。

「……………………………ウザイ」

朝からずっと俺の背後にくっついて歩いているヒロに、俺は端的な感想を述べた。
「………うっ……う、ウザいはないだろ!!!!!」
「ウザイ」
「後ろくっついて歩いてるだけじゃん! いつもと同じやん!」
「ウザイ。『女近付くな』っていうオーラウザイ」
「だってななみに女くっつくかもしれないじゃん!」
「うっせ、馬鹿」
「馬鹿って言ったー!!!」
「うっわ、まじウザ。つかお前次の授業日本史だろ。俺地理だから。別だから」
と、そこまで追い討ちかけると終にヒロは
「りっかに言いつけるからあああああああああああああああああああ!!!」
何か泣きながら猛ダッシュして去っていった。
ふ、チョロイ。

背後霊を振り切って地理の教室へと向かう。
中学1年生のときに偶然同じクラスで知り合って、何故か腐れ縁で同じクラスが延々と続き……。
今では高校3年生。何でアイツ俺と同じ高校入れたんだろな。

一人廊下を歩く。余計な考え事をしないですむって分にはアイツも役に立ってたらしい。
 宮路 ゆかり。
喧騒の中にその少女はいた。
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 14:18:32 ID:CffGFpHUO
ちょっと外出前保守
携帯だから外からするお
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 14:24:56 ID:6HvIh8vm0
しかしこのスレ人イナス(´・ω・)
119たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 14:30:10 ID:SeKCIuEqO
脳内姉妹スレのお話が終わりました(^^ゞ
しばらく休んだら何か書こうかなぁ…^^;
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 14:36:21 ID:6HvIh8vm0
>>119
乙カレさまー
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 14:47:43 ID:6HvIh8vm0
宮路ゆかりは俺の姿を認めると、すっと足をこちらに踏み出す。
異様な存在感が、廊下をうろついていた生徒達を割ってモーセよろしく道を開く。
「こんにちは、七海君」
彼女は俺の目の前までやってくると腰を折って軽く礼をした。
髪からシャンプーの匂いが広がる。
俺はその匂いを追いかけようとして思わず頭を下げた。
「……こんにちは」
ごまかしであいさつの言葉を入れたが…………俺は変態か。
「七海君は、今日の放課後も図書室ですか?」
軽く小首を傾げるような仕種が愛くるしい。俺もつられて首を傾けながら応じる。
「あぁ、そうだけど?」
「そうですか」
少女は少しだけ満足気に微笑んで、再度頭を下げる。俺も下げる。
傍から見ていて多分へんな光景に違いあるまい。
彼女は俺の横をすり抜け、俺はそのまま前進する。

思ったよりも、緊張感は無かった。
あのほわほわ〜っとした彼女の放つ気の所為だろうか。
……しかし改めて見ると……
「可愛いよねぇ」
「うあ!?」
目の前で六花が俺の心のうちを代弁していた。
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 14:55:54 ID:CffGFpHUO
>>119
乙彼〜!

>>118
まぁ元々ネタで立てたのが>>55氏のおかげで続いただけだし^^;
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 14:57:59 ID:objVDPny0
つまんね
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:05:49 ID:6HvIh8vm0
>>123
それは俺の能力不足です。申し訳ない。
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:11:30 ID:CffGFpHUO
>>124
そんなことないと思うけどな
126たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 15:13:26 ID:SeKCIuEqO
>>125
激しく同意
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:14:29 ID:6HvIh8vm0
>>125
慰めの言葉感謝感謝。
元々起伏の激しい話を書くのが苦手で、
坦々と進んで行くのでそれはまぁつまらないと言われれば仕方ない要因だな
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:18:18 ID:CffGFpHUO
>>127
その辺は素人の俺にはよくわからないけど俺は好きになったから慰めとかじゃなくて本心だよ
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:21:29 ID:qpX6w/dxO
じゃあ俺も書こうかな


とある日男と女が飲みに行きました
男3人女1人
しかし男は全員不細工なキモメン
性格だけはいいので女も(渋々)行くことになったのでした
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:21:45 ID:6HvIh8vm0
「何でお前ここにいんの?」
「何でって、次の地理はEとF混合でしょうが」
「あ、そうだった」
宮路ゆかりに気を取られてるうちにそんなことまで忘れてしまった。
「はい、遅刻するから急ぐよ!」
俺は六花に引き摺られるようにして地理教室へと向かった。

〜そして放課後〜

……何故こんなことになったのか、俺は今宮路ゆかりと下校している。
いや、図書室に彼女がやってきて、一緒に帰りませんかって言ったから、
特に断る理由もなかったからはいって言っちゃったってそれだけなんだけど。
時間が合えばヒロや六花と帰るときもあるんだが、
ヒロは部活だし六花は生徒会だしで結構忙しい奴らだからな……。3年生で追い込みの時期だし。
しかしまぁこの帰り道………会話がナイ。
2人で並んでてくてくとただ歩いているだけ。でも不思議と空気は気まずくない。そんな感じ。
「あ、私こっちです」
「あ、俺こっちだから」
分かれ道に差し掛かる。
彼氏でもあるまいし送っていく道理もないだろう。
「また明日」
「また明日」
宮路ゆかりが頭を下げるのにならって俺も礼をする。
少し名残惜しい思いをしながら背を向けて、歩く。

てくてくてくてく
131たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 15:22:57 ID:SeKCIuEqO
>>127
ヲイラも単純に面白いと思ったから言っただけですよ(´∀`)
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:23:57 ID:6HvIh8vm0
いっつも思うけど、VIPPERって基本的にイイヤツばっかだよな(;つД`)
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:25:47 ID:qpX6w/dxO
女は仕事の為遅れ、10時にやってきました
顔は至って普通、アパレルで働いてるのでそれに合わせたボーイッシュな服装でやってきた
女は特に緊張することなく注文をし、包茎な僕たちだけその柔らかそうな肌に緊張していたのであった
そろそろラストオーダー
最後にもう一杯頼み、俺は店を後にした
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:27:32 ID:qpX6w/dxO
時間はもうすぐ12時
次の日仕事があったが、女の子と飲む事はまずなく、流されるままにカラオケに足を向ける
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:31:31 ID:qpX6w/dxO
特にわめき騒ぐ事はなく各々いろいろ歌う
邦楽はあまり知らないからハンバーガーショップを歌った
これがかなりウケてテンションがあがる
そして俺はポッキーゲームを提案する
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:31:42 ID:6HvIh8vm0
>>133
何かその坦々とした語り口、俺結構好きだ。
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:33:15 ID:qpX6w/dxO
もちろん、女をのぞいてだ
俺は湖池屋スコーンをくわえ、ピザデブの方を向いた
ピザデブはうれしそうに逆側をくわえる
ノリノリだ
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:36:33 ID:CffGFpHUO
なんか新作きてるwwwwwww
結構ノリが好きかもしれんw
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:38:15 ID:qpX6w/dxO
酒もかなり入りついに俺はスコーンを女に向けた
先っぽだけかじられ、唇は触れなかった
その場のノリかはわからないが、どうやら思いっきり拒まれているわけではないようだった
そうして笑っていた
140たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 15:42:29 ID:SeKCIuEqO
作家が増えたみたいなのでヲイラもちょっと書きますね



それは突然の事だった。
「えーとね、明日から留学してくる子を家に泊める事になったから」
母さんが夕飯の時、唐突にそう言った。
「「Σ(゜д゜;≡;゜д゜)はぁ!?」」
僕と妹の瑠衣が同時に驚きの声を上げる。そりゃ驚くって^^;
母「仕方ないでしょ、もう決まった事なんだからさぁ」
瑠衣「…そいつ男?女?」
母「お楽しみ(´∀`)」

何がしたいねん母さん…_| ̄|●
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:43:07 ID:qpX6w/dxO
「あ、俺ちょっとトイレ〜」
ゴリラ男が席を立つ
「俺漏れも〜」
ピザメガネがまた席を立つ




「戻って来ちゃうよ…」



俺は女とキスをしていた
手は震えていた
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:45:39 ID:6HvIh8vm0
>>140
ワーイww

>>141
うおおおおお!!
急展開ー!!!!!
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:46:54 ID:qpX6w/dxO
抵抗はなかった

そして唇を離した数十秒後にトイレ組が帰ってきた
俺らはなんとなくよそよそしい態度で迎えた
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:52:03 ID:CffGFpHUO
>>140
ヤタ━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━!!!

>>141
いきなりキスwwwwwww
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:55:35 ID:qpX6w/dxO
そして現在…

メール送りまくって軽く引かれてる
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 15:56:24 ID:6HvIh8vm0
彼女の足音が聞こえなくなった頃。

「七海ー。久し振り」
何故か歩道の脇の植え込みからソイツは現れた。お前クマか。
「何やってんの佐藤」
何故か上下ジャージ(しかもあずき色)で登場した佐藤は俺の同級生だ。いや、だった。
しかし去年ネトゲにはまって欠席しすぎで留年したので最近は会ってなかったんだが。
「いやー。喉かわいたんだけど冷蔵庫に飲み物なくてさー。自販機探してたんだけど見当たらなくてねー」
「……おまえのマンションの一階コンビニだろ」
「ほら、俺人見知り激しいからさぁ」
じゃあなんでお前俺に平然と話しかけているのかと。
「しかしお前あれ宮路ゆかりだろー? コクられたって噂は本当だったのか」
……2年にも広まってるのかよ。
てかなんでほぼ引き篭もりのコイツが知ってるんだ。まぁ、それはいい。
「しかし何であんな女の子が俺なんか…………」
普段顔を合わせる相手でもないし、気兼ねなく気になっていることを口に出してみると、
佐藤は物凄く驚いたような顔をしていた。
「え、何?」
思わず眉根を寄せると佐藤は愕然とした表情で呟く。
「ま……まだ知らなかったのか…………」
「え、何を?」
佐藤はがし、っと俺の肩を掴んで哀れみの目を向けた。
「ジュース奢れ。お前に大事なことを教えてやろう。
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:01:12 ID:LPCMkbPy0
大事なこと!
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:03:01 ID:6HvIh8vm0
>>145
カワイソス(´・ω・)
149たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 16:04:12 ID:SeKCIuEqO
風呂を出てリビングでテレビを見ていると、怒った声が聞こえて来る。
瑠衣「何なのよもう!いきなり明日から外人が来るなんて…ねぇ兄さん」
見ると瑠衣は風呂上がりのパジャマ姿で肩より少し長く伸びた髪をタオルで拭いている。
彼女は二つ下の15歳。今が五月で六月が誕生日だから、来月には誕生日になる。高校に入りたてのくせに3年生の僕よりも顔が広い…まぁどうせ僕はオタクなんだけどね_| ̄|●
僕「うーむ、よく分からないけど、来るって決まったならもう文句言うのやめたら?^^;」
瑠衣「え…う、うん」
瑠衣はおとなしく頷く。
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:12:12 ID:CffGFpHUO
>>145
ちょwwwwwww実話かwwwwwwwwwww

>>146
大事なこと!?新展開か!?

>>149
妹に負けてる兄・・・
俺そっくりだwwwwwww
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:20:20 ID:6HvIh8vm0
佐藤にコーラを奢る。振ってから渡してやろうかと思ったが流石にやめた。
奴はコーラを一口飲むと、真剣な表情で俺を見つめた。
「七海。お前は知らないだろうが本当は………」
「本当は?」
「本当はお前…………すごくモテるんだ」

「 は ? 」

今度は愕然とするのはこっちの方だった。
愕然を通り越して噴き出してしまう。
「いや、モテるって……今までコクられたこともバレンタインチョコ貰ったこともないっつの」
「それはな、工作員が働いていたんだ」
「こ、工作員?」
佐藤は深く頷く。
「まず工作員1。そいつの名を野田弘樹という。そいつは常にお前に付きまとい、
 『このメス豚ども、こいつに近寄ったらヌッコロ!!』というオーラを放ちまくることで女の接近を妨害していた。
 次に工作員2。そいつの名は小村六花。そいつもお前の周りに女が近付くのを妨害。
 バレンタインのチョコは『私が渡してあげるよー』といってこっそり回収。
 そしてお前に自分は地味でモテない奴だ、ということを吹き込み続けていたんだ」
「んなアホな………」
呆れて呟くと佐藤はカッと目を見開いてコーラの缶を潰さんとばかりに握り締めた。
「お前は騙されているんだあああああああああああああああ!!!」
「わ、ワカタ、ワカタって。五月蝿いから。とりあえず理由がわかんねぇよ!」
佐藤は細く息を吐き出して、 再度俺を見つめる。
152たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 16:21:49 ID:SeKCIuEqO
明日は土曜日だけどまぁ早めに寝る事にした。


翌日。

僕らは空港で、その留学生を待っていた。留学生の事を想像するよりも隣で瑠衣がイライラしている方が怖かった^^;
と、ゲートからこっちにまっすぐ歩いて来る人物がいる。

すたすた

少しずつはっきりと見えてくるその姿…

すたすた

あれは…女?
母「いらっしゃい、ローザちゃん」
ローザと呼ばれた少女は母さんに頭を下げた。
ローザ「御出迎えありがとうございます」
金色のつやつやした長い髪、端正で無表情なな顔立ち、そしてその透き通った声に、僕はドキッとした。
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:22:01 ID:6HvIh8vm0
>>149
とりあえず瑠衣たん萌え。
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:26:05 ID:EnGhZEbjO
ワクテカ
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:32:33 ID:T7UvbMAU0
それは、金曜日のことだった。
いつものように、後ろから彼らに冷やかされながら僕は帰路を辿る。
まるで並木の様に乱れ立つ家々。
帰路はそう長くない。少なくとも、隣の彼女―怜と話している限りは。
「テスト、どうだった?」
「ん〜、まあまあ、かな」
「まあまあ…wこれで俺負けたら滅茶苦茶悔しいんだけどw」
簡単に言えば、一、二位を争う仲―と言っても、間違ってはいないと思う。
俺の身長は160cm。当然、整列しても前の方だったわけだけれど、怜はもっと小さかった。
並んで歩いていても、怜の頭は俺の顎と同じ辺りにある。
そのせいで元々ロリコンチックだった俺は、友達から散々ロリコンロリコン言われることになったわけだが。
肩までしかない髪。校則で肩より下まで伸ばすのは駄目だったから、それもしょうがない。
どちらかといえば、俺はロングの方が好きだ。
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:33:38 ID:6HvIh8vm0
「まず六花の方だが…………事情を聞いたわけじゃないが、まぁ大体見当はついてる」
「へぇ」
佐藤は何気に頭はいい。1年のときもサボリまくりだったが成績はよかったから2年になれたんだ。
「お前と六花は双子だろう。単純に言えば兄弟愛……そして独占欲だ」
「独占欲ぅ?」
こくり、と頷き少々歪んだアルミ缶を傾ける佐藤。
「あぁ。一心同体とも言える双子の兄が誰かに奪われてしまう恐怖に堪えられない。
 きっとそうに違いないね。まぁ、予想だけど」
俺は六花を思い浮かべる。派手で少々乱暴だが男女問わずにモテる妹。
まぁ悪い子じゃないが、俺に対する愛情となるとそれはどうかなーといった感じだ。
でもまぁ、近すぎて見えないものがあるのかもしれないなぁ、とかいうのも考えられる。
「次に野田だが………あいつは ホ モ だ」


「………………………な、なんだってー!? >ΩΩ Ω」

「そしてお前のことを非常に気に入っている」
「き、きにいってる!」
「いや、オブラートに包んだ状態で言うと『気に入ってる』だ」
「そのまま飲み込むと?」
「お前のことを愛している」
「愛!!!!!!!!!!!」

俺は気が遠くなった。
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2005/07/22(金) 16:34:26 ID:T7UvbMAU0
白い体操着の下に透ける、水色のキャミ。ブラジャーの紐は見当たらない―胸はまな板だったから、当然か。
背の小さな彼女だけど、精一杯速く歩いている。おっと、と僕は歩幅を小さくした。
怜はやっと余裕が出来て僕に話しかけてくれた。
「やっと休みだね〜。」
「あ〜、うん」
「どこか行くの?」
「いやあ、そう予定は無いよ」
まだ、休日に二人で会ったりとかは無い。というより、告白も、まだ。
一緒に帰るのが精一杯といえば、確かにそれまでなんだけど。
そろそろ、別れ道。
今まで用意していた言葉を、喉から紡ぎ出す。
「うーん、休みかあ。ちょっと寂しいかなあ。」
「―え?」
「お前と、二日も会えないなんて、さ」
その時、俺の顔は、夕日の中にあっても、赤く浮き出ていたかも知れない。
「な、何言って―…もうっ」
小さな腕で、怜は僕の背中を叩いた。
怜の頬も、心なしか、赤い。
「じゃあね」
「じゃあね、また月曜日に」
別れ道、僕は離れていく怜に向けて、大きく声を出した。
158たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 16:35:32 ID:SeKCIuEqO
ローザ「えぇと…こちらの方々は?」
何か妙に日本語ペラペラだなぁ(^^ゞ
母「私の息子と娘よ。三年生の祥と一年生の瑠衣」
ローザは僕ら二人の方を向いて言った。
ローザ「イギリスから来ました、二年生のローザ・テレーゼです。よろしくお願いします」
そう言って頭を下げるローザからは、かすかにシャンプーのいい香りがした。
近くで見ると、上は深い赤、そして黒くて長いスカートが一層彼女の感じをいいものにしている。
まずは瑠衣と握手するローザ。
瑠衣「よろしくお願いします…」
明らかに顔がひきつってるぞ^^;
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:40:46 ID:6HvIh8vm0
3つの話が混同してきましたよwwww

>>157
怜たんハァハァ
エロいな怜たん

>>158
金髪美人カッコヨスw
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:43:23 ID:CffGFpHUO
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)_) +   

みんなごちゃごちゃwwwwww
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:54:21 ID:EnGhZEbjO
早くww続きww
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 16:57:28 ID:6HvIh8vm0
「うおおお……一体なぜこんなことに……」
倒れそうになる身体を佐藤が揺さぶる。
「落ち着け。よく考えてみろ。六花が美形なんだから当然お前も美形に決まってるだろうが」
…む?
そういわれれば確かにそうじゃないか?
基本的に美人は男から見ても女から見ても美人だろうが。
「成績もいいし、運動神経もいい。あきらかに勝ち組だろうお前!!」
か、勝ち組!?
俺勝ち組だったの!?
「そんなお前が誰かに奪われることを心配した2人が暗躍してそれを防いだ。
 2人ともお前のことが好きなだけだったんだ!!」

そうか……俺モテるのか……。
勝ち組、なんだ……。

何故かあまり嬉しくはなかった。
いままでソレを必死で隠してきた2人に大して怒りもなかった。
ただ、考えていたのはこれだけ。
「宮路ゆかりも、俺がモテるタイプの男だから好きだって言ったんだろうか」
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 17:00:11 ID:dxvnUSeuO
>>162タソ大好き
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 17:01:18 ID:6HvIh8vm0
>>163
ありがとう。・゚・(ノД`)・゚・。
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 17:07:22 ID:6HvIh8vm0
佐藤は一瞬きょとんとした。
それから少し困ったような顔で笑う。
「さぁ……どうだろう」

さっきまで、こんな俺なんかを宮路ゆかりのような人が好きになってくれた、
と思っていた。
でも周りから見ればそれは当然のことだったらしい。
何故か胸が痛かった。
喉が痛かった。
眼が熱かった。

なんだよ。
べつに俺が何か特別だったわけじゃなかったんだ。
宮路ゆかりが特別だったわけでもなかったんだ。
秀才な美男美女がくっついた。それだけだったんだ。

平々凡々とした凹凸のない恋を望んでいたはずなのに、
自分が特別になれなかったことを知ったとたん悲しくなった。
何にもない、地味で目立たない俺が何か特別なものになれたと思ってたのに。

「俺、全然特別じゃなかった……ただの……勝ち組じゃん……」
「(いや、世の中そういう奴を特別って言ったりするんだが…)」

 ──佐藤の心の中のツッコミは七海には届かなかった──
166たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 17:08:50 ID:SeKCIuEqO
ローザ「よろしくお願いします」
そう言ってローザは今度は僕の前に手を差し出す。
僕「あ、ああ、よろしく」
そう言って握ったローザの手は、冷静な見た目に反して暖かかった。

夕飯は家で食べるそうなので、母さんの車に乗り込む。
母「ローザちゃんごめんなさいね(^^ゞ質素な車で」
ローザ「いえ…そんなことありませんよ」
…ローザは常に無表情だった。
僕が後ろのドアを開けると、瑠衣が凄い速さで座席に座る。
僕「どうしたよ瑠衣^^;」
瑠衣「別にぃ」
そう言いながら、瑠衣は助手席のローザの方を見て腕を組む。
167たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 17:10:15 ID:SeKCIuEqO
>>165
いい!凄くいい!
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 17:15:38 ID:6HvIh8vm0
はふぅ……出かけている家族がそろそろ戻ってくるから一応ここで一区切りにしまつ。
望まれればきちんとハッピーエンドで終わらせてやりたいでつ。

>>166
瑠衣たんジェラシー!?
モエスモエスwww
169たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 17:16:35 ID:SeKCIuEqO
ローザはそんな瑠衣をちょっと見ただけで前を向いた。
瑠衣「〜〜〜〜〜〜〜!!!」
もうキレそうな瑠衣。
僕「瑠衣、お前なぁ^^;…ちょっと落ち着きなさい」
瑠衣「え…わ、わかったよ」
…どうやら瑠衣はローザをライバル視してるみたいだ^^;これから大変そうだなぁ…
170たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 17:25:45 ID:SeKCIuEqO
夕飯は母さんお手製の天ぷらだった。
久しぶりの大好物…僕の胃袋はもう準備万端だ。

「いただきまーす」
僕は全速で天ぷらを平らげていく。
その様子を(゜д゜)ポカーンと見ている瑠衣とまた無表情なローザ。
ローザ「…瑠衣さん」
瑠衣「(ちょっとムッとして)なぁに?」
ローザ「祥一さんは食事の時はいつもこうなのですか?」
瑠衣「ううん、兄さんがおかしくなるのは天ぷらを食べる時だけよ」
…おい瑠衣よ、おかしいなんて言わないでくれ…_| ̄|●

食後、ヲイラは二階の自分の部屋に入った。
何か悪い印象与えちゃったなぁ…_| ̄|●
171たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 17:26:50 ID:SeKCIuEqO
今日はここまで…もしかしたら夜にまた書くかもです(^^ゞ
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 17:37:17 ID:6HvIh8vm0
>>171
お疲れさまでつ。
そして俺も疲れた。
天ぷら食べたい。
173たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 17:43:13 ID:SeKCIuEqO
>>172
お疲れなのはお互い様よ(^^ゞ乙です
最近天ぷら食べてないなあ…^^;

お互い頑張りましょうね(´∀`)
174本編です。:2005/07/22(金) 17:59:01 ID:ebRPpfMGO
おくれたけど
>>53のつづきです。

ザバァー
体を流すとお姉ちゃんは浴槽に入ってきた。家の浴槽は
ふつうの家のものと比べても少し大きめだ。しかし僕と
お姉ちゃんが入るとさすがに狭い。
「ふぅ〜気持ちいい でもちょっと狭いね」
そんなことを言いながらお姉ちゃんが僕の顔を見る。
「あのね、お姉ちゃん…」
「ん?」
そう言うとお姉ちゃんは優しい目で僕を見た。
お姉ちゃんは卑怯だ。この目をされると僕はつい色々なことを話してしまう。
>>4君に対する僕の思いもお姉ちゃんは知っている。
あのときは迂闊だった。僕はいつも日記をつけているのだが
その日に限って日記を開いたまま寝てしまったのだ。
その後はいつものように起こしにきたお姉ちゃんに
見られてしまったというわけだ。
「ねぇ>>1
「ん?」
「あんた>>4君のこと好きでしょ」
「えぇ!」
そのときも何とか誤魔化そうとしたのたが、今のような
優しい目をしてつい話してしまったのだ。

「今日ね>>4君とプールに行ったんだけど…」
そう言うと僕は淡々と今日の出来事を話し出した。
175たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 18:00:24 ID:SeKCIuEqO
本編また降臨祝
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 18:44:51 ID:ebRPpfMGO
僕はお兄さんに嫉妬してしまったこと、>>4君が溺れて
しまったこと、それを見て助けることができなかった自分、
そして>>4君のお兄さんを見る目
>>4君が溺れたということを話すとさすがにお姉ちゃんも
驚いていたが大したことはなかったというと安心したようだった。
「ふ〜ん」
「どう思う? やっぱり>>4君はお兄さんのことが…」
「ん〜 そうかもね」
「えぇ!」
僕は情けない声を出してしまった。
「でもね、>>1くらいの年の頃には身近にいる年上の人に
憧れるってよくあることなの。>>1のクラスの人にも
先生を好きになっちゃう子っているでしょ」
「うん」
「そう言うものだからあまり気にしなくても大丈夫だと思うよ」
「ふ〜ん」
分かったような分からないような変な気持ちだった。

「ねぇ>>1、恋のおまじないしてあげようか」
「?」
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 18:47:48 ID:B6iQsjOSO
キュン(゚∀゚)キュン!!
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 19:08:40 ID:CffGFpHUO
本編もキタコレ!!!

お二人とも乙です!!
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 19:31:05 ID:ebRPpfMGO
「もしかしてこっくりさん?」
「クスッ なにそれ」
「だって叔母さんが…」
「あぁ、あの貞子みたいな叔母さん? また変なこと
吹き込まれたのね」
「違うの?」
「そんな変なことしないわよ」
「ぅん」
「じゃあ目つぶって」
「うん」
「鼻つまんで」
「ん?」
(鼻?なんで鼻?)
そう思うが先かお姉ちゃんは突然僕の頭を浴槽に押し込んだ。
「ガボッ ゴブボボッ」
「ブハァ」
苦しくはなかったがビックリして顔を上げるとお姉ちゃんが
いきなり…
「んんー ん?」
お姉ちゃんの唇は柔らかかった。
「ハァハァ(ドクドク)、何するのお姉ちゃん!」
「人工呼吸」
そう言ってニヤッと笑うとお姉ちゃんはお風呂から
あがってしまった。
(ドク ドク ドク)
いきなり浴槽に押し込まれたせいか人工呼吸のせいか
自分でも驚くほど心臓がドキドキしている。
「変なことしないって 言ったのに…」
小さい声でボソボソ話す僕の黒マラはテトラポットになっていた。
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 19:33:20 ID:CffGFpHUO
お姉ちゃん素敵すぎwwwwww
181たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 19:46:06 ID:SeKCIuEqO
お姉ちゃん!(´∀`)
182たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 19:47:36 ID:SeKCIuEqO
ちょっと続きを書かせて頂きます(^^ゞ
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 19:55:30 ID:6kShN7zW0
前世で俺と同じ記憶がある人、連絡待ってます。
当方、短髪・髭・ガッチリ系の光の戦士です。
年より若く見られることが多いかな。
お前らのオス臭えニオイとラッシュ嗅ぎながら
青空の下サカリあいてぇ!
いま、ケツが疼いてたんまんねーし
ラッシュ爆吸で、頭ん中真っ白にしてオス全開、オッス連呼で
ケツ掘り合ったあの日を思い出したらここに書き込んでくれ。
乳首モロ感・もちA受可ってことでいいじゃない
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 20:01:57 ID:CffGFpHUO
>>182
がんがって!

>>183
!!?
185たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 20:13:37 ID:SeKCIuEqO
コンコン

ノックの音がする。
僕「はーい」
そう言って部屋のドアを開けると…
ローザ「こんばんは」
ローザだった。
僕「ろ、ローザ、どうしたの?」
ローザ「教科書で教えて頂きたい部分があるのですが」
あ、質問ね(^^ゞ
僕「いいよ。じゃあ部屋に入って」
ローザ「え…」
ちょっとためらうローザ。
僕「どうした?」
ローザ「いえ…それではお邪魔します」



僕「で、どこが分からないの?」
ローザ「日本の法律についてなのですが…」



1時間かけて、僕はローザの分からない部分を全部説明した。もう疲れた…
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 20:18:04 ID:CffGFpHUO
>>185
ローザちゃんの質問に答えたい・・・
187たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 20:30:29 ID:SeKCIuEqO
ローザ「どうもありがとうございました」
そう言ってふかぶかと頭を下げるローザの肩をぽんぽんと叩く。と、
ローザ「あ…」
ローザは僕の手を、じっと見つめている。
僕「ローザ?^^;」
ローザ「ご、ごめんなさい」
おかしい。部屋に入る時と言い今と言い何か変だ。
僕「ローザ…何か隠し事してない?^^;」
ローザ「…いいえ」
無表情で返してくる…これは曲者だ^^;そういう時にはいちかばちか…
僕「これから共同生活する人にも教えてくれないのかい?」
ローザ「…」
しばらく黙って、
ローザ「わかりました…話します」
188たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 20:48:53 ID:SeKCIuEqO
ローザ「実は私、家では父から虐待を受けていました」
僕は耳を疑った…
僕「虐…待…?」
ローザ「はい」
淡々とローザは答える。
ローザ「殴られ、蹴られ…何とか女としては汚されずに済みましたが…父が警察に捕まってから、症状が出たのです」
僕「症状?」
ローザ「男性に触れられると、ショック症状を引き起こすようになりました」
僕「まさか、そのまま日本に…」
ローザ「はい。始めは女子校に入るつもりでしたが、定員の問題で…この学校が男女別クラスだったので、この学校に来たのです。」
僕「そうなのか…ってあれ?^^;」
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 20:51:17 ID:CffGFpHUO
ローザカワイソス
190たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 20:58:32 ID:SeKCIuEqO
あれ…それだと…
僕「じゃあ…今…」
ローザ「それが、なんともないのです」
僕「そんな事、あるものなの?^^;」
そう言えばローザと空港で握手した時はローザは手袋つけてたなぁ…
ローザ「私にも…全然わかりません」
僕「不思議だねぇ」
ローザ「はい…それでは、本当にどうもありがとうございました。近いうちにお礼しますので」
そう聞こえた時、とっさにある事がひらめいた。
僕「ローザ」
ローザ「はい?…」
僕「そのお礼、今してくれないかな…」
ローザ「え…何を…?」
僕「笑って」
191たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 21:05:23 ID:SeKCIuEqO
ローザ「えっ!?」
彼女は意外そうに驚いた。
僕「だってローザと会ってから、一度もローザの笑顔、見たことないもん」
ローザ「笑う…んですか」
僕「うん」
ローザ「その…今まで10年くらいずっと感情を表に出してないので…上手く笑えるか分からないですが…」
僕「いいんだ。今ローザが出来る笑顔でいいから」
ローザ「祥一…さん…」
ローザが自分の頬に手をあてて、しばらく何かしている。と、
ローザ「こう…ですか?」
そう言って、ローザは優しく微笑んだ。初めて見たその笑顔は、とても、とても可愛かった…
192たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 21:10:54 ID:SeKCIuEqO
僕「ちゃんと綺麗に笑えるんだね、ローザ」
ローザ「え…ちゃんと、笑ってますか?」
僕「うん…凄く可愛いよ」
ローザ「…嬉しい…」
そう言ったローザの目から、大粒の涙がこぼれる。今までずっと封印してきた感情が、ローザを包み込んでいく…


ローザ「祥一さん…おやすみなさい」
ぺこりと頭を下げ、微笑むローザ。
僕「ああ、お休み」
部屋を出るローザを、階段に消えるまでずっと見つめていた…
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 21:12:55 ID:CffGFpHUO
祥一きゅんの優しさにホレた!!
イイヨーイイヨー
194たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 21:20:15 ID:SeKCIuEqO
瑠衣「兄さん熱いねぇ」
突然、僕の部屋から聞こえた瑠衣の声に、僕の心臓が凍りつく。
僕「る、瑠衣!お前いつの間に…」
瑠衣「ローザさんと勉強してる時にベッドの下に…ね^^」
僕「お前、油断も隙もない妹だな^^;」
瑠衣「何よ、勉強してる間、部屋のドア開けっぱなしだったんだから!兄さんが隙だらけなだけじゃない」
あらま^^;
瑠衣「でも、ローザさん、大変だね…」
僕「だなぁ…あの容姿じゃあ男共が群がるだろうし」
瑠衣「…登下校はガードしてあげなさいよ。休み時間は私が守るから」
僕「え?」
意外な言葉だった^^;
195たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 21:26:37 ID:SeKCIuEqO
瑠衣「あーいう事情があるなら協力せざるを得ないでしょ?それに今のところローザさんは兄さんしか大丈夫じゃないみたいだし」
僕「協力してくれるのか…ありがとな」
瑠衣「(顔を赤らめ)う、うん…」
最後に僕の部屋を出る時、
瑠衣「兄さん」
僕「ん?」
瑠衣「でも私、それ以外は譲るつもりないからね」
僕「…は?^^;」
瑠衣「じゃあねっ!」
瑠衣は小走りで部屋を出て行った…


(゜д゜)ポカーン
一体何が言いたかったのだろう…まぁいいや、寝るか。
196たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 21:31:00 ID:SeKCIuEqO
ういー…
一応今日はここまでです。
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 21:31:58 ID:CffGFpHUO
瑠衣たん・・・^^;
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 21:33:05 ID:CffGFpHUO
>>196
乙です!!
199たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/22(金) 21:35:19 ID:SeKCIuEqO
>>198
ありがとうございます(^^ゞ
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 21:54:31 ID:CffGFpHUO
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 21:56:02 ID:CffGFpHUO
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 21:57:16 ID:CffGFpHUO
代筆68氏
>>68.>>73.>>86
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:15:09 ID:CffGFpHUO
PCから書き込むレアキャラ 84氏
>>96.>>101.>>106.>>110.>>114.>>116.>>121
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:16:42 ID:CffGFpHUO
PCから書き込むレアキャラ 84氏
>>130.>>146.>>151.>>156.>>162.>>165
>>108
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:18:56 ID:CffGFpHUO
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:21:51 ID:CffGFpHUO
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:24:28 ID:CffGFpHUO
155氏
>>155.>>157

65氏
>>65.>>67.>>69

とりあえず今までのをまとめてみた
抜けてないかな?
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:29:03 ID:Rusop8BP0
うはwwww乙っすwwww
帰ってきたら何か俺の名前凄いことになってるwwwwwww
209代筆:2005/07/22(金) 22:31:40 ID:2pqGbKmCO
新ネタいきますか?
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:32:53 ID:CffGFpHUO
>>208
>>84で言ってたからその通りに書いてみましたw
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:34:07 ID:CffGFpHUO
>>209
お願いしますw
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:52:11 ID:CffGFpHUO
ルパン終わって保守
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:55:14 ID:Rusop8BP0
レアキャラの俺も続き書きムスカ……。

しかし人が少ない上に、ホント携帯ばっかでつね。
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:56:55 ID:CffGFpHUO
>>213
ごめんなさい・・・orz
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:57:00 ID:ebRPpfMGO
お風呂からあがるとカレーのいい臭いがした。
(今日はカレーか…)
リビングへ向かうとお姉ちゃんがアイスをカジりながら
テレビを見ていた。
僕もアイスを食べようと冷蔵庫を漁ると見つからない
「お母さん、ガツンとみかんは?」
「え?もうないの 明日買ってくるから今日は我慢して」
「えぇ〜」
お風呂上がりのガツみかは僕の楽しみの一つだ。
「私のあげようか」
そう言ってお姉ちゃんが食べかけのアイスを見せた。
「いいよ食べかけなんて」
さっきのお風呂でのことを思い出し少し赤くなりながら僕は言った。
「ふ〜ん」
そう言うとお姉ちゃんはアイスを口に戻した。
「ご飯できたわよ」
「ハーイ」
お母さんの声を聞いて僕たちはテーブルに着いた。
「いただきまーす」
久しぶりのカレーだ、今日のはいつにも増しておいしく感じる。
とても疲れて空腹だったからに違いない。
(今日は早めに寝よう)
少し辛目のカレーを食べながら僕はそんなこと思った。
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 22:59:01 ID:Rusop8BP0
>>214
な、何故謝る!?
いや何か悪い意味で言ったわけではー!!
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:00:08 ID:Rusop8BP0
って本編キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:05:07 ID:CffGFpHUO
カレー最近食べてないなぁ・・・
食いたい・・・

>>216
「ごめん…私、役に立たないのに携帯で……。でも!頑張って保守するから! 明日バイトでも保守するから!!
……だから…ごめん。変なこと言ってごめん、ね。」
2196:2005/07/22(金) 23:13:05 ID:ebRPpfMGO
チラシの裏に書くような適当な話から始まったこの話
思ったより長くなりそうです。(^^)

お姉ちゃんの人工呼吸はモエましたか?
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:16:44 ID:Rusop8BP0
>>216
「馬鹿……謝るなよ。お前が頑張ってたことは、俺がちゃんと知ってる。
 お前の言葉は、俺を救ってくれたんだ……。だから、泣くなよ……」
書いてて自分キモス。


佐藤が去っていったあと、俺は家に帰る気力もなくとぼとぼと歩いていた。
夕暮れ時の街。
影がどこまでも長く伸びていく。

宮路ゆかりのことが好きなのか、といわれたら俺はイエスともノーとも言えない。
でも、好きだと言ってくれたことに喜びを感じたのは事実だ。
宮路ゆかりのような特別階級の少女が、目立たない俺を知ってくれた喜びだ。
でも俺は自分でも気がつかないうちに目立っていた。
地味な行動を取っていても、生徒会長の兄で、美形で、成績優秀で運動神経抜群だったんだ。
「……なんだソレ。嫌味にしか聞こえねーよ」

気が付けば公園に辿り着いていた。
黄昏時。
からっぽの空間。
俺は低い位置にあるブランコの板に腰を下ろす。
きぃ、と鎖が軋んだ音を立てた。
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:19:53 ID:Rusop8BP0
>>219
モエたモエたwwwwwwwwwwwwwww
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:23:15 ID:bqP6x3/20
やあ(´・ω・`)また君か

とりあえず君には呪いをかけておいたから、
君の童貞はお母さんに奪われるよ。
おまけに中田氏して子供までできちゃうんだ。
でも呪いを解く方法がひとつだけあるよ。
このスレに「雑魚野球部wwwwバカ商業科wwww」と書き込んでくるんだ。
http://school5.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1112227265/l50
じゃあ頑張ってね
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:23:21 ID:CffGFpHUO
>>219
正直かなり萌えたww

>>220
「…!? ……ありがとっ、うっ。ぐすっ、でも…一つだけ言うね…。
……アンカーが(ry」
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:27:16 ID:Rusop8BP0
>>223
「っ!?」
俺はアンカーを見た。
違う……確かに、違う……。
何故、こんなミスを犯してしまった?
これじゃ、コイツを傷つけるだけじゃないか……。
謝罪の言葉も喉から先に進まず、俺はただ立ち尽くしていた───
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:30:06 ID:CffGFpHUO
>>224
ワロスwwwwwwwwノリ良すぎwwwwwww

とりあえずできるかぎり保守がんばるお
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:47:54 ID:2pqGbKmCO
突然の事故だった。
失明。
いつもそこにあるはずのものが見えない。光を奪われた。私は視力を失った。昼も夜も暗闇の中を彷徨う。どこで朝が始まりどこで一日が終わるのかさえわからない。

母の声がする。かかりつけの病院に行く時間だ。車で母に連れられ病院へ向かう。


あたしは手術をためらっていた。あたしに光が戻ればそれに越したことはない。素晴らしい日々を送れるのだから。だけど、今のあたしにそんな勇気はなかった。
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:50:00 ID:dxvnUSeuO
>>226
新作か?・∀・0
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:51:33 ID:CffGFpHUO
代筆たんの新作
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)_) +  
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:55:09 ID:Rusop8BP0
>>225
何故かVIPに来るといつもノリがいいと言われる気がする。数少ない取り得です。
無理せずがんがってくだせぇ。

*
どうすればいいのか分からない。色んなことがたくさんありすぎた。
俯いて俺はじっと自分の足元ばかりを見つめていた。
宮路ゆかりが俺を好きだと言って、
実は俺は勝ち組で、
六花は俺のことをとても大事に思っていてくれて、
ヒロはホモだった。
いや、ヒロはどうでもいいや。

軋むブランコ、孤独な公園、帰り道。
寂しくもありどこか郷愁に駆られる光景。
風が髪を撫でる。
俺の足元に、不意に影がかかる。
「悩み事ですか?」

よく通る澄んだ声。
逆光に生える色素の薄い髪。
風に煽られて広がる翼……否、春物の薄手のコートだ。
───天使が、降りてきたのかと、思った
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:56:34 ID:Rusop8BP0
>>226
うおwww書いてる間に新作がw
期待期待w
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/22(金) 23:59:55 ID:CffGFpHUO
>>229
そちらこそ無理せずに頑張ってくださいなw

天使・・・新キャラ!?
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:17:30 ID:QS6TxJ0PO
ID変わったな 保守
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:18:18 ID:UT5xtgxMO
おやすみのほしゅ
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:21:02 ID:h35w7Jcn0
*
金色の光を纏った少女は俺の目の前までやってくると微笑を浮かべる。
「先輩」
「遠野……なの、か?」

遠野翼。
去年まで俺が所属していた演劇部で役者を勤めていた後輩だ。
ちなみに目立つのは趣味じゃないので俺は役者じゃなかった。照明だ。
今は部員が集まらず廃部になってしまっている。
(考えてみれば、部員が集まらなかったのも、
 歴史ある部が簡単に潰れてしまったのも、生徒会長小村六花の暗躍なんだろう)
「なのかって……忘れちゃうほど久し振りじゃないでしょう」
遠野はくすくすと笑って俺の横のブランコに腰を下ろす。
「あ、いや……何か印象、変わったと思って」
「そうですか?」
宮路ゆかりや妹のように、辺りの視線を釘付けにしてしまうような華は、遠野には無い。
だけどさっき俺の目の前に立っていた遠野は………。

俺は軽く呼吸を整える。
そして「ちょっとだけな」と笑って返した。

さっきの遠野を見て俺は確かに、綺麗だと思ったんだ。
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:21:40 ID:QS6TxJ0PO
>>233
ノシ
IDが変わると誰が誰だか・・・
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:22:44 ID:h35w7Jcn0
IDは変わっても、PCは俺だけだから分かりやすいぜw
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:28:42 ID:QS6TxJ0PO
新キャラキタコレ
地味な子も好きだーー!!!

>>236
たしかにwwwwww
携帯だけがわかりにくいからお話で判断するしかねぇww
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:30:09 ID:zhme/fSc0
携帯VIPPERのスレはここですか?
2396:2005/07/23(土) 00:41:30 ID:DIToq5isO
次の日の朝、隣の部屋から聞こえる大音量で目が覚めた。
「うぅ〜ん またお姉ちゃん?」
お姉ちゃんは目覚めの悪いとき気合いを入れるためなどと言って
音楽を流す癖がある。今日の選曲はU2だ。それでも以前ハマって
よくかけていたマリリンマンソンとかに比べればかなりましだ。
ドンドンドン!
壁を何度たたくとボリュームを下げてくれた。
「ふあぁ〜」
あくびをしながら着替え部屋を出るとリビングからお味噌汁の良い臭いがした。
「おはよう」
リビングへ降りるとお母さんが朝食の仕度をしながら声をかける
「おはよ」
テレビでは目覚ましテレビをやっている。これを見ながら
朝食を取るのが我が家の日課だ。
「おはよ〜」
ソファーでコーヒーを飲みながらテレビを見ていると
お姉ちゃんが降りてきた。
「テーブル座って、ご飯出来たわよ」
「ハーイ」
お母さんの声で僕たちはテーブルについた。
「いただきます」
やっぱりお母さんのご飯はおいしい。いつだったか単身赴任の
お父さんが風邪を引いてしまいお母さんが看病に行ったとき
代わりにお姉ちゃんが食事を作ってくれた。あのときの
地獄のような味は今でも忘れない…
「ごちそうさま」
早めに食べ終わると僕は席をたった。
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:44:09 ID:h35w7Jcn0
>>239
姉ちゃん料理下手!?
うはwwwwwwドジっ娘さんなのかwww
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:54:44 ID:QS6TxJ0PO
ちょwwwwwお姉ちゃんwwwwwwww
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 00:56:24 ID:h35w7Jcn0
「宮路ゆかりさんに告白されたんでしょう?」
「やっぱり知れ渡ってるのか」
「そりゃあもう、学年1、2を争う美男美女の恋愛模様はみんな気にしてますから」
日がゆっくりと傾いていく穏やかな時間の中で、俺達は静かに言葉を交わしていた。
「何か、どうしたらいいのかよくわかんなくてさ……」

こいつになら話してもいいかと思い、俺は抱えている悩みを吐き出した。
遠野はいつだって真剣だ。きっと俺の悩みにも真剣に答えてくれるだろう。
とつとつと語っていくと、彼女は真剣な表情で何度も頷く……。

一通り話し終わり、遠野はしばらく難しい顔をしていた。
うんうんと何度か唸って、やがてこちらを振り返る。
「別に……宮路さんは外見だけで判断しているわけではないかもしれませんよ?」
「…そりゃそうだけど」
そんなことは確かめようがない。
そう口の中でもごもご呟くと、遠野は首を傾げて見せてから口を開いた。
「聞いてみればいいんじゃないですか? 『なんで俺のことが好きなんだ』って」
…………簡単に言ってくれる。そんなことが出来れば苦労はしない。
「言えるか、そんな台詞」
「ほら、台詞ですよ、台詞。役者の練習だってしたんだから、台詞と思えばいいんです。」
遠野はブランコから立ち上がると、俺の背中を軽く叩いた。
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 01:20:38 ID:QS6TxJ0PO
遠野がお好み
ほす
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 01:28:59 ID:h35w7Jcn0
俺が何とも踏ん切りをつけられずにいると、
遠野はそっと俺の手を握り締めた。
温かさに、どきりとする。

「決めるのは先輩です。でも私は貴方の味方です、いつだって」

芝居がかった口調で遠野はそういうと、俺の掌にそっと何かを落とした。
…………石。
雑貨店なんかでもよく売ってるパワーストーンの類だろうか。
濃い青色の石だ。
「……これ」
「お守り代わりに、どうぞ」
お守りって、一体何から何を守るのかさっぱりだが、もらっておくことにした。
「ありがと……」
遠野はふわりと微笑んで、くるりと踊るように俺に背を向けた。
「それでは先輩、また」
「……あぁ………またな」

掌に残る微かな温もり。
無くさないように財布の中へと忍ばせる。
夕闇の中に溶け込んでいく遠野を、俺は静かに見送った
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 01:43:26 ID:ZWt4+6qpO
(*゚∀゚)
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 01:48:03 ID:QS6TxJ0PO
ほす
遠野いい!!
七海ウラヤマシス
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 01:52:12 ID:jELxFvM+O
失明してから色んな嫌なことがあった。騙されたり傷つけられたり。なんであたしが…と思った。何度も何度も思った。偽善の優しさを見抜けなかった。
目が見えないから相手の目も見えない。当然、心も読めなくなる。

ある雨の日に優しく声をかけてくれた人がいた。その人はここから家が近く、雨に濡れたあたしを乾かしてくれると言った。
2486:2005/07/23(土) 01:52:34 ID:DIToq5isO
部屋に戻ると僕はバックに夏休みの宿題を入れた。
今日は>>4君と一緒に宿題をする約束だった。
(>>4君もう家に帰ってるかなぁ)
そんなことを考えながら荷物をまとめていると机に置いてある
携帯が鳴った。
(ん?)
携帯を見ると>>4君からだった。
>>4君」
僕は嬉しくて顔がニヤケてしまった。中身はこんな内容だった。
『おはよう、昨日は心配させちゃってごめん。
今日一緒に宿題やる約束だったよね。待ってるよ』
(よかった。やっぱり大したことなかったんだ。)
僕はそっと携帯の画面に口付けをした。
バックを抱えると僕は急いで玄関に向かった。
「いってきま〜す!」
玄関で靴を履きながら僕はお母さんに言った。
「いってらっしゃい」
リビングからお母さんの優しい声が聞こえる。ドアを開けるとき
お姉ちゃんの部屋から音楽が聞こえてきた。スネオヘアーのワルツだ。
それに合わせて僕もワルツを口ずさみながら家を出た。
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 01:56:48 ID:h35w7Jcn0
今回はここまでにしときますお。

〜予告〜
突如吸血能力に目覚めた七海。襲い掛かる教会の罠。
教会所属のエージェントであるゆかりは恋心との板ばさみに苦しみながら七海に刃を向ける!
兄を吸血鬼にした原因を探る六花。彼女が行き着いた先は!?
雨の中打ちひしがれる七海に、遠野の手が差し伸べられる……。
「先輩、私が、守ってあげるから……」
 次回、ヴァンパイアスチューデント七海 「血の池の果て」、お楽しみに!!





いや、激しく嘘です。
たったいま適当に作りました。
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 01:59:24 ID:jELxFvM+O
髪を乾かす話はどこへやら、家につくなりレイプされた。
ショックで思考回路が悲鳴という選択肢を奪った。恐怖で震えていた。どこの誰かもわからない男の舌があたしの体を這っていく。
見えない恐怖とレイプによる恐怖。あたしは二重の屈辱の中にいた。
抵抗できないあたしはさながらダッチワイフ。
もうどうにでもなればいいと思った。
ただ今はひたすら時の経過を待った。
雨上がりの遠い空にカラスの鳴き声が響いた。

しばらくすると男は果てた。中に出されなかったのが唯一の救いだ。あの後どうやって帰ったかなんて覚えていない。
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 02:02:10 ID:QS6TxJ0PO
遅くまで乙です

>>249
ちょwwwwwまwwwwww
それなんt(ry
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 02:02:12 ID:h35w7Jcn0
>>248
何か、さりげなくお洒落な文体ですなw 好きでつ
>>1>>4君もいいやつだな

>>250
ぬおおおおおお!?
まさかそんな展開になるとは予想もしなかったぜ!!
カワイソス(´・ω・)
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 02:03:57 ID:QS6TxJ0PO
レイプに発展するなんて・・・
キングカワイソス(AA略)
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 02:13:14 ID:jELxFvM+O
看護士さんがあたしの名前を読んだ。母に付き添われながら担当医の元に向かった。

手術の経緯説明と意思確認だという。
たとえ成功率が高くても、どんなに名医だろうと失敗はある。

煮え切らない私の決断を、今回は見送ってもらえる形になった。

担当医の話によると同じケースの患者もはじめは戸惑い、抵抗あるらしい。

みんな通ってきた道あたしはどうしよう。

担当医に挨拶を済ませ、診療室を後にした。
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 02:25:55 ID:jELxFvM+O
車で帰る前に母があたしを散歩に誘った。

病院の前の並木道、蝉が鳴いている。
歩きながら母は手術を勧めてきた。母もどこかで責任を感じているらしい。多感なこの時期に娘の青春から、光が消えた。親にとっても苦痛なのだろう。
事故を起こしたのはあたし自身だ。家族とはいえ申し訳ない。

あたしが手術をためらうのには二つ理由がある。
一つは事故現場を通った時のフラッシュバック

もう一つは、いつ街ですれ違うかもしれないあのレイプ男

向こうはこちらの顔を知っている。対してあたしは声しか知らない。
顔が見えた時の恐怖感をあたしは知りたくない。
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 02:33:05 ID:QS6TxJ0PO
手術がいやってなんかわかるなぁ・・・
俺の場合は大したものじゃなかったけど
ほす
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 02:56:36 ID:QS6TxJ0PO
ほす
だれか かわってください
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 03:01:30 ID:h35w7Jcn0
>>257
無理をするな。ここは俺がヴァンパイアスチューデント七海でも書いて保守するよ。


…あ、いや、すみません。書かないです。
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 03:04:19 ID:QS6TxJ0PO
>>258
むしろ書いてwwww
極力起きとくよ
無理だったら30分だけ寝ます
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 03:24:34 ID:h35w7Jcn0
>>259
じゃあ書く。ベツモノとしてノリとか違うものと思って読んでくれ。
てか30分だけ寝るくらいなら寝てくれwwwww


「はぁ……はぁ…はぁ…」
俺は荒い呼吸を整えようと胸に手を当てる。
体がどうしようもなく血を求めている。
もう3日も何も口にしていない。
執拗に追ってくる「教会」からの刺客。

限界、だった。

これ以上逃げ回る力は俺の体のどこにも残っていない。
傷の回復力も落ちてきている。雨が視界を遮る。鼻も利かない。
この夜闇は俺の力を高めるどころか、生命力を奪っていっていた。
血が流れ出すかのように体力が急激に減っていく。

このまま、死ぬのか。
あまりにも悲しすぎる結末だ。まだ何も、礼も出来てない。
「遠野……」
ありがとうと、言わなくちゃいけないのに。
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 03:40:48 ID:h35w7Jcn0
「おめでとうございます先輩。選ばれたんですね」
倒れた身体の上に傘が差し出された。
「………とお……の?」
こんなところに、現れるはずのない少女だった。
いつもの白いコートを着て、にっこりと俺に笑いかけている。
「なん……で……」
「よかった。先輩が適合者じゃなかったら死んでしまうところだったから。
 私としても一か八かの賭けだったんですよ?」
「なに、いって………」
遠野は笑顔を崩さない。
どこか芝居がかった笑みを、崩さない。
「先輩がいなくなったら、悲しいですからね」
するりと、白い手が差し伸べられる。
傘がばしゃ、と水音を立てて落ちる。
スカートの裾が濡れるのも構わず、遠野は地面に膝をつける。
そっと頬に触れる指先。
ゆっくりと眼前に迫る笑顔。
「先輩、私が、守ってあげるから……」
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 03:59:45 ID:h35w7Jcn0
白いコートが脱ぎ捨てられる。
薄手のブラウスが雨に濡れていく。遠野は迷わずブラウスのボタンに手をかけた。
「とおっ………!!」
びしゃ
濡れたブラウスが地面に落とされた。
下着は、つけていなかった。形のいい胸が手の届く距離に、ある。
頭に血が上った。同時に、激しい吸血衝動に駆られる。
力の入らない俺の腕を掴むと、遠野は俺の掌を自分の胸へとあてがった。
無心で指に力をこめる。
「あっ…は……」
遠野の唇から吐息が漏れた。
柔らかい。
「先輩……私の血を吸って下さい……」
「と……の………」
「そうすることで、私は先輩の力になれる。先輩を守る剣になれる……」
鼻の先がぶつかるほどの距離、もう遠野の声以外は何も、雨音すら耳に届かない。
差し出された白い首筋。俺は唾を飲み下す。
興奮していた。今まで経験した何よりも。
下半身のモノはこれ以上に無いというほど怒張し、理性なんてものは俺の身体のどこにも存在しなかった。
遠野は軽く唇が触れるだけのキスを俺に施し、囁く。
「先輩、私を」

  食べて
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 04:08:56 ID:CEvo9/kg0
age
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 04:34:10 ID:h35w7Jcn0
離されたばかりの遠野の唇に食らい付く。
「んうっ!!」
血が出るんじゃないかってほど、噛み付く。
いや、むしろそれを望んでいた。
遠野の唇の端が切れ、口の中に鉄錆の味が広がった。

3日ぶりの 食事 だ

足りない、全然たりない、タリナイ。垂れた血の筋を追うように首筋へと牙を突き立てる。
「ひっっ!! い、あっっ!!!」
遠野が痛みに身を捩る。でも逃げ出そうとはしない。
むしろその痛みすらも快楽であるかのような表情を浮かべ、切なげな瞳で俺を見る。
その顔がますます俺を興奮させる。
ようやく力が戻ってきた腕で遠野の細い身体を地面へと押し付けた。
爪で薄い肌に傷をつける。
そのたびに遠野は喘ぐ。せんぱい、と俺を呼ぶ。

「せんぱ……も………あ、は………んぁっぁあっくださ……」
痛みなのか快楽なのか、遠野は掠れた声で俺に何かを訴えかけてくる。
「なんだ……言ってみろよ」
もう身体はほぼ回復していた。空腹の満たされた俺は遠野の傷に舌を這わせたり、
爪先でそっと広げたりを繰り返しながら彼女の喘ぎに聞き惚れていた。
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 04:58:52 ID:h35w7Jcn0
「せんぱぃ…ひ……わた…し、…しい…です……」
「きこえねーよ」
頭から2,3本ネジが抜けてしまったんじゃないだろうか。
俺は笑いながら遠野の身体に触れる。
そっと耳に息を吹きかけたり、顔の輪郭をなぞったり、啄ばむだけのキスを身体のあちこちにする。
そんな小さな刺激に反応して、言葉を口に出せない遠野を、笑う。
綺麗な曲線を描く胸の上の乗っている、すっかり硬くなっている飾りに、舌を這わせる。
「んはっ……」
遠野の涙目の訴えが楽しくて、仕方ない。
ふるふると震える身体が、愛しくて仕方ない。
傷だらけにしてしまった白い肢体が、扇情的で、美しく見えて、仕方、ない。
「せんぱい……わたしっ!!」
もうガマンの限界なのか、俺の下にいる少女は悲鳴のような声を上げた。
「わたし、もう……せんぱい、わたしっ……」
焦らし過ぎたのが功を奏した(?)のか、遠野は混乱したように単語を繰り返す。
「わたし………お…………コワして………ぇ……」
先輩、私を、壊して
繋げると、そんな意味を持つようだった。
食事も貰った上に散々楽しませて頂いた。礼はしないといけないだろう。

俺は強引に遠野の足を引っつかんで開かせた。
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 05:07:01 ID:h35w7Jcn0
深夜ってか明け方のテンションで段々わけわからなくなってきたぞ俺!!
このままで大丈夫なのか俺!?
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 05:28:05 ID:h35w7Jcn0
既に興奮で何度か達してしまっていた肉棒を窮屈な服の中から引きずり出す。
そしてもう既に何度か達してしまっているのであろ遠野の中へ、問答無用でぶち込んだ。
「ヒァあああアぁあァアあッハァあアああっうっっっ!!!!!!!!!!!!!!!」
いくら濡れていたとは言えどもいきなり入れれば痛みは相当なものだろう。
今の今までここだけは、少しも触れていないのだから。
「はっ……キッツ…………」
身体の中心に、痛いくらいの刺激がある。
ひくひくと動くたびに、快楽の波が押し寄せてくる。
「締め付けんなよ、動かせねぇだろ」
返事は無い。
もう限界らしい遠野は呼吸をするのすら必死のようだ。
まぁいい。どちらにしろこちらも限界だ。
遠野の中は酷く熱くて、きつくて、どろどろで、気持ちがよかった。
掴んだ遠野の腰を無理に揺さぶる。
「ぁっ……あぁっァアアっあっ……!!」
声なんだか息なんだかわからないような遠野のそれが耳に微かに入ってくるが、それどころじゃない。
ナンダコレ。意識が吹っ飛びそうになる。
もうわけが分からない。ただひたすら遠野の中に欲望を突き立てる。
互いの息遣いと時折相手の名を呼ぶ声。まるで遠くの音のよう。
もう、クル。
「せんぱっ………」
「とぉのっ!!」
俺達は、果てた。
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 05:42:22 ID:h35w7Jcn0
気が付けば雨は止んでいた。
微かに白んでいる東の空に俺は舌打ちをする。
「遠野…………」
呼びかけると、腕の中の少女はゆっくりと目を開けて、俺の顔を見つめる。
「朝、ですか……」
「あぁ、朝だ。ここには居られない」
遠野は身体を起こすと、そっと自分の首筋に手をやった。
俺が血を吸った牙の痕が、そこにはまざまざと残っている。
「……先輩」
少し掠れているが、遠野の声。彼女が舞台の上で響かせていたあの声。
「これで私は先輩のモノです。先輩の剣となり盾となり、貴方を守ることが出来る」
聡明で、よく響く、美しい声。
「私をどう使うのか、決めるのは先輩です」
遠野は俺の手を握り締めて、そっと頬を摺り寄せた。
「でも私は貴方の味方です、いつだって」

俺達は短いキスをして、朝陽を逃れてその場を去った。




畜生!!! もう書かねぇよエロなんてー!!!! 書きにくいよ七海のバカー!!
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 05:55:49 ID:h35w7Jcn0
もう6時だ……
ネタも尽きた……
誰か他の人、保守……たのむ……
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 06:46:19 ID:h35w7Jcn0
「ごめん、待った?」
「……あぁ、1時間くらい」

畜生。多分ここ俺しかいない予感!!!
271たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 06:47:51 ID:cj5yZ3pVO
おはようございます(^^ゞ
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 06:50:48 ID:h35w7Jcn0
>>271
キタコレ!!!
おはようございます旦那様。本日はいかがなさいますか!?
273たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 06:59:44 ID:cj5yZ3pVO
続き書きますね(^^ゞ


目を覚ますと、もう時計は9時半を指していた。
僕「うわ!^^;寝坊した」
急いで1階のキッチンに降りて行く。

ローザ「おはようございます」
キッチンには、ローザしかいなかった。
僕「おはよう(´∀`)ノ…っていうか他の二人は!?^^;」
ローザ「まだ寝ているみたいですよ…6時半からずっと見てませんから」
6時半って^^;すごい早起きだなぁ
僕「良く眠れた?」
ローザ「はい…おかげさまで」
そう言って、薄い水色のパジャマ姿のローザは、昨日のようにクスッと微笑んだ…
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 07:04:58 ID:QS6TxJ0PO
>>270
おはよう
寝ててごめんよ
275たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 07:08:50 ID:cj5yZ3pVO
まったりした空気の中トーストをかじる。
ローザ「祥一さん…昨日は」
瑠衣「おはよ〜」
突然の乱入(^^ゞ
僕「瑠衣、おはよ。今日結構遅いなぁ」
瑠衣「昨日いろいろ疲れたからね(^^ゞ」
ローザ「…瑠衣さん、おはようございます」
瑠衣「こちらこそ、おはようございます(ニヤニヤ)」
…頼むからいきなり一触即発な空気を作らないでくれ…^^;


食後。緊張から解放された僕はリビングでテレビを見てる。いやあ食事って、緊張しますねぇ^^;
僕「しかし今日暇だなぁ」
瑠衣「何言ってんの?今日は3人で大須に行くんだよ」
僕「Σ(゜д゜」
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 07:09:49 ID:QS6TxJ0PO
遠野が七海君と、、、
がんがりすぎだよw
乙かれ〜

>>273
今日も期待ワクテカ
277たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 07:16:39 ID:cj5yZ3pVO
大須と言えば、最近オタクの街になりつつある愛知県名古屋市の商店街である。
僕「えー^^;あそこにローザを連れてくの?」
瑠衣「古着とかも売ってるし、結構面白いと思うんだけどなぁ(^^ゞ」
古着ねぇ…^^;
僕の頭の中には、古着じゃなくってメイド服のローザが浮かんでいたりした(^^ゞ
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 07:19:36 ID:h35w7Jcn0
>>276
全ては深夜から明け方の妙なテンションの所為です。
まぁ、番外編だから記憶から消去して下さい。
喘いでいる遠野だけ脳内に記憶しといて下さい(ぇ

>>275
相変わらずマターリした空気がいい感じですなぁw
でも俺少し寝るから!!
昼くらいまで寝るからあとよろ!!
279たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 07:26:45 ID:cj5yZ3pVO
日曜日の大須は、僕の同類…いわゆるオタクがたくさんいるわけで(^^ゞ
ローザ「賑わってますね」
瑠衣「人種が偏ってる気がするけど^^;」
その中で僕は瑠衣とローザに挟まれている^^;周りの同類からの視線が痛い…(^^ゞ

まずは瑠衣の希望した古着の店に行く。
瑠衣「うーん、やっぱりワンピースかなぁ」
黒いTシャツにジーパンの瑠衣は、特価品の綺麗な白いワンピースを手に取る。
瑠衣「兄さん、これどうかな?」
ぶっちゃけ、瑠衣のイメージの正反対だと思う。
僕「うーん、着たの見ないと分からんなぁ」
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 07:27:00 ID:QS6TxJ0PO
>>277
冥土服イイヨーイイヨー
着させてえ!!w

>>278
おkwwwwww遠野のエロネタサンクスwwwwwww
おやすみー ノシ
281たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 07:35:55 ID:cj5yZ3pVO
瑠衣「じゃあローザさん、着てみてくださいな」
僕「Σ(゜д゜;)え?」
瑠衣「私ローザさんに服探し頼まれたからさ^^」
僕「そうなんか…」
ローザ「それでは試着して来ます」

ローザが試着室に入ると、瑠衣は突然僕に言った。
瑠衣「…ねぇ兄さん」
僕「ん?」
瑠衣「今朝、ローザさんと何かあった?」
*´ω`)=3またそれかい
僕「なんにもなかったよ^^;あんまり心配しなくても大丈夫だって」
そう言って瑠衣の頭にポンと手を置く。
瑠衣「(顔真っ赤)う…うん…ごめんね兄さん…」
その時、カーテンの開く音がした。
282たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 07:43:56 ID:cj5yZ3pVO
それは、まるで汚れを知らない無垢な天使のように見えた。
僕「(゜д゜)ポカーン」
瑠衣「悔しいけど(゜д゜)ポカーン」
二人とも見とれている^^;
ローザ「二人ともどうかしましたか?」
僕「すごく似合ってる^^」
ローザ「えっ?」
僕「なぁ、瑠衣」
瑠衣もちょっと悔しそうに首を縦に振る。
ローザ「本当ですか?…よかった」
少しほっとした表情のローザ。少しずつだけど感情を取り戻しているようだ…

僕らはそのワンピースを買って、店を出た。…もちろん、代金は僕が払わされたわけだが_| ̄|●
283たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 07:46:42 ID:cj5yZ3pVO
ちょっと休憩(^^ゞ
284たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 07:48:26 ID:cj5yZ3pVO
>>278
えろい遠野さんもいいですな(^^ゞ
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 07:56:46 ID:QS6TxJ0PO
>>283
朝からペース早いねw
乙です
ローザちゃん見たいwwwwwww
286155:2005/07/23(土) 08:04:06 ID:q32RltP70
早寝早起きを基本としています…遅くて申し訳ない
>>159
心の深奥より愛しています

登校は、いつも怜の方が早かった。
いや、それは僕の登校が遅いだけかもしれない。
いつも僕は遅刻ぎりぎりなわけで。
二人の間で見れば怜は十分早いと思うけど、他の人からしてみれば、怜はそう早くない、ってことだ。
二のAへと、僕は急ぐ。
「るー☆」
両手を空に伸ばして、僕は第一声を上げた。
―ああ、駄目だ、ここは。
中学だ、という理由もあるのだろうが、こういうゲームをやる奴はいない。
ネギまの漫画とかは、かなり流布しているのだが―。
はあ、と深い溜息。
でも、誰も気づいてくれないってことは怜にも気づかれないわけで、その点においてだけは安心だった。
「あ―、おはよう」
ほんのちょっと何かを考えた仕草をしたのは、それは金曜日の事を思い出してくれているからだろうか。
287155:2005/07/23(土) 08:05:39 ID:q32RltP70

移動教室の時は、よく二人で歩く。
怜の行動は良く解らないというか、あまりに人と分け隔て無いから、
怜が僕を好きなのかも判断しづらいといえば、しづらかった。
クラスでも嫌われ者の女の子―まあ、見るからに腐女子、中身も腐女子なグループと歩いてる姿を見るのは、少々忍びない。
ギャルみたいな奴らとも普通に接するから、ステータスが高いというか、なんというか。
でも、この移動教室の時間は、学校で生活する怜の時間の中で、俺が占めていられる時間だから
もうちょっと有意義に過ごそう、とは思うんだけれど…そう簡単には、行くわけもなくて。
「暑いねー」
ぱたぱたと、手うちわをする。―って、最近こればかり言っているような気がする。
「うんー」
小さく、笑った。
風がふわりと、怜と僕の間を駆け抜ける。
「ずっと、こういう風が吹いてくれるといいのに」
目を細めて、怜は呟いた。
「でも、時々吹くから涼しいって思うし、今のが気持ちいい、って、思えるんじゃないかな?」
とは言いながらも、僕もやっぱり、目を細めていた。
288たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 08:07:01 ID:cj5yZ3pVO
155氏キタコレ
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 08:11:06 ID:QS6TxJ0PO
さて、仕事に向かいますか・・・

155氏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
290155:2005/07/23(土) 08:21:33 ID:q32RltP70
>>288>>299
きゅんっときた

「えーっ、今日卓球部あるのー!?」
叫んだのは、成美。
怜の部活友達というか―まあ、家が近いこともあるのだろうけれど、親友、といっても過言ではない筈だ。
で、今日は部活が無いと思っていたらしく。と、いうことは―
「えっ、知らなかった…」
―やっぱり。
怜も、知らなかったらしい。
「急いで帰ろ」
「うん」
僕は帰宅部だったから、怜と帰れるのは部活の無い時だけだ。
少なくとも、部活が終わるまで一人で玄関で待っていられるほどぽけーっとした奴じゃない。と思う。
「俺も、一緒に行くよ」
「うぉぁっ!!」
成美が叫んだ。コイツは良く解らない。
当然家が近いっていうことは下校の道も同じで、僕と怜が一緒に帰る姿はかなり見かけているわけだが、近づいて欲しいのか邪魔する気なのか全くわからない。
と、いうか僕を嫌っているのかそうでないのかも、いまいち明らかじゃないところがある。
そういう考え事をしている間にも、二人は玄関へと歩いていく。
「あー、うー」
意味不明な声をあげて、僕は後を追った。
291155:2005/07/23(土) 08:32:53 ID:q32RltP70
主人公の名前、入れた方がいい?
任せられると困るんだけれども
>>289
ゴメス

成美がいると、どうも雰囲気が上がる。
O型らしい。…そりゃそうだろうなあ。
「あー、あれ、蓮じゃない?」
「んぉ」
僕は前に視線を向ける。
横幅の広い奴―蓮が歩いているのが見えた。
太っている。でも、愛想がいいというか、僕には女の口説き方が上手いように見える。
痩せたら、かなりかっこよくなると思うんだけどなあ…。
「れーん!」
あああああああっ、呼ぶなぁぁっ!
「んぁー」
ちょっと、あいつは苦手だ。
ふと、遠くから蓮は手でハート形を作って僕達の方へと向けた。
僕達が付き合ってるように見えるぞ、という感じでからかっているらしい。
「あー、ちょっと待って!ちょ、ちょっと!私入ってないよね!?」
「んはは」
怜が小さく笑った。その笑い方が面白くて、僕も顔を綻ばせる。
「ここで切れてるの!ここで!」
三人で並んでいたから、怜と自分との間に傘で仕切りを作るような仕草をする。
それでも、蓮はその手の仕草をやめない。
「あああああっ!!!」
怜と僕は、顔を見合わせて笑った―と、成美は蓮の方へと駆け出す。
我に返ったように成美の方を見遣ると、怜は駆け出していってしまった。
成美といる時は、いつもこんな感じだ。怜はいつも成美を追っていってしまう。
成美は怜の中では僕より上なのかな、そんなことを考えながら、僕もその後を追った。
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 08:33:38 ID:QS6TxJ0PO
ついたので保守

部活サボるってナツカシス
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 08:36:05 ID:QS6TxJ0PO
>>291
違和感が無いのでどちらでも・・・って言いたいとこだけど主人公の名前はちょっと気になる
294155:2005/07/23(土) 08:45:35 ID:q32RltP70
>>292
部活最近辞めようとしてるところw
作中で帰宅部って言ってるけど、実際は部活辞めようとしてサボりまくってる途中なわけですよ。

>>293
おk

   His name is 森上 海瑠 でつ。

「よっ、ラブラブだな」
「いきなりそれかよ」
僕は蓮に左手を撓らせる。
「あー、私達邪魔者だねー」
はははー、と笑いながら成美はそろそろと後退していく。
「ああっ!」
怜は困ったように笑いながら、成美の方に駆け寄った。
「ついてくるなぁぁっ」
成美はおどけてそう言う。
そんなやり取りも、僕の目には楽しそうに映る。
怜の意思がいまいち汲み取れないのが玉に瑕といえば、そんな感じだ。
「あーん、もう告白しちゃえよぉ」
「付き合ってんだろぉ?付き合ってんだろぉ?」
駄目だ、この二人は一緒にさせては行けない。
僕は今、切実にそう思った。
295155:2005/07/23(土) 08:47:02 ID:q32RltP70
「耳塞いでるから、告白しろっ」
蓮が耳を塞ぐ。
それに続くように成美もせかせかと耳を塞いだ。
「おまwwwwwwwwちょwwwwwwww」
途端に、二人だけの空間が大きくなって、隣の怜を否応無く、女の子として感じてしまう。
見合わせて、僕らはすぐに顔を背けた。
「ねえ、成美、きこえてるー?」
冗談めかして怜は言った。
「うん」
耳を塞いだまま、成美は応えた。
「駄目じゃん!」
怜は細い腕で、成美を叩いた。
「あうー」
成美も、ふざけたように返す。
面倒くさくなったのか、蓮は耳を塞いでいた手を下ろした。
「急ごっ、部活する時間なくなっちゃうよぉ」
「そうだねっ」
二人が駆けていく。
「うわ」
蓮も何かに憑かれたように走り出す。
「じゃあねー、海瑠ー!」
怜はそう言って、角を曲がった。
296155:2005/07/23(土) 08:53:22 ID:q32RltP70
「うぁ、あああぁ…ルーシー…」
画面から離れることが出来ずに、僕は泣いていた。
AIRやってからは、僕の涙腺はどうも弱い。
ToHeart2でこれほど泣くのもどうかと思うが、止められないんだからしょうがない。
でも、ゲームが終わるときって、ほんと嫌だ。
二人の世界がもう見れなくなるわけだし、その後話が俺を交えて進んでいく訳でもない。
もう、二人はずっと見れない。
そういうのを考えると、どうしても胸が切なくなる。ああ、もう終わりか―って感じだ。
だから、やりたくないと思うんだけど―
どうしても、やっちゃうんだよなあ。
次は草壁ルートを、僕は選んだ。
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 09:23:02 ID:QS6TxJ0PO
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 09:43:12 ID:QS6TxJ0PO
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 10:07:13 ID:QS6TxJ0PO
300たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 10:13:52 ID:cj5yZ3pVO
ただいま帰りましたー(´∀`)
301たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 10:20:32 ID:cj5yZ3pVO
では続き。


そろそろいい時間なので近くのあんかけスパゲッティ屋さんに入る。
僕「昼はここにしよう」
瑠衣「いーねー」
ローザ「スパゲッティ…ですか?」
僕「ただのスパゲッティではない!」
瑠衣「あんかけスパゲッティよ」
ローザは初めて聞く言葉に困っている。
ローザ「あんかけ…?」

一応席に座り、メニューを見る。
この店、量を増やすときは100円プラスである。1.2倍で100円プラス、1.5倍ならさらに100円プラス、2倍ならさらに…という風に進むが、一番安いのだと380円スタートとあまりにもリーズナブルである。
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 10:26:34 ID:QS6TxJ0PO
303たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 10:28:49 ID:cj5yZ3pVO
瑠衣「私はスペシャル(一番安いやつ)の1.2倍かな」
僕「じゃあそれの2倍(確か500グラムだったような^^)にするか」
ローザ「私は…初めてなのでスペシャルのスタンダードにします」
と、
「おっ!平田じゃねぇか」
アツい声がして、一人の男が現れた。
僕「さ、坂本さん」
彼の名は坂本孝則。ここ大須に住む大学生だ。…もちろんオタク(^^ゞ
僕「あ、瑠衣、ローザ、こちら僕の友達の坂本さん」
坂本「うぃ!よろしく!」
瑠衣「こいつの妹の瑠衣です」
ローザ「留学生のローザです」
二人は坂本さんと挨拶する。
304たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 10:36:37 ID:cj5yZ3pVO
坂本「平田、ここ座っていいか?」
僕「どぞー」
坂本さんは僕の隣に座る。
坂本「俺はスペシャルの2倍かな」
僕「なにぃ!僕と同じですよ^^;」
坂本「そうか!流石平田だな」
と、坂本さんは向かいの瑠衣とローザをちょっと見て、
坂本「おい平田、お前、こんなに可愛い妹がいるのか?」
僕「…瑠衣は生意気ですよ」
坂本「*´ω`)=3そこがいいのだ」
僕「^^;」
坂本「ていうかローザってあの子、留学生だって?」
僕「はい」
坂本「何で今日一緒にいるんだ?デートか?(冗談ぽく)」
僕「いや、家に泊まってるんですよ」
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 10:37:14 ID:QS6TxJ0PO
>>294
把握したww

>>300
おかえりー
306たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 10:42:59 ID:cj5yZ3pVO
坂本「Σ(゜д゜;)なんだって!?…あの子がか?」
僕「はい」
坂本さんの手が震えている。
坂本「う…うらやまし」
そんな事言ってるうちに、スパゲッティがやって来た。
坂本「ウホッ!いいパスタ!」
僕「^^;」
瑠衣「^^;」
ローザ「?」


ローザ「おいしいですね、このスパゲッティ」
満足そうなローザと瑠衣。
瑠衣「何度来ても飽きないよ^^」
そんな二人の向かいで、僕と坂本さんはひたすら500グラムのスパゲッティに挑戦していた^^;
坂本「平田ぁ!お前には負けんぞ!」
僕「それはこっちのセリフじゃ!」
307たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 10:52:51 ID:cj5yZ3pVO
ついに完食。そして僕の勝ち。
瑠衣「(゜д゜)ポカーン」
ローザ「二人ともすごいですね」
僕「坂本さん、僕の勝ちですね」
坂本「くそぉぉ、しかし約束は約束、全部俺が払ってやる!」
そう。僕と坂本さんはどちらが食事代を払うか争っていたのである(^^ゞ

店を出て坂本さんと別れる。
坂本「じゃあな、平田」
僕「坂本さんはどこに?」
坂本「スカイ(大須にあるゲーセンの名前)でハック版のKOFやって来る」
僕「なるほど^^;それじゃ」
坂本「うむ…幸せにな」
最後の一言の指すものがよく分からなかった(^^ゞ
308たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 11:02:01 ID:cj5yZ3pVO
で、来たのは某パソコンソフトその他もろもろショップ。
店に入る前から瑠衣は嫌そうな顔をしている^^;
瑠衣「何も今日来なくても…」
僕「何を言ってる!これは日本の文化だ(^^ゞ」
ローザ「ここがいわゆるマニアショップですか?」
瑠衣「え?^^;ローザさん知ってるの?」
ローザ「はい。イギリスのテレビで特集をやっていました」
嬉しいような悲しいような^^;
中に入ると瑠衣はすぐに女性向けコーナーに逃げ出した^^;
僕「ローザはどうする?」
ローザ「何も分からないので祥一ついていく事にします」
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 11:02:52 ID:QS6TxJ0PO
310たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 11:10:18 ID:cj5yZ3pVO
>>308
最後のローザのセリフの「祥一」の後に「さんに」を脳内追加お願いします_| ̄|●
311たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 11:17:34 ID:cj5yZ3pVO
僕は二階の同人CDに新作を探しに来た。
しばらくあさっていると…
ローザ「祥一さん」
僕「どうした?」
ローザ「あれ…」
そう言ってローザが指さした先には、メイド喫茶があった^^;
僕「うむ…メイド喫茶だねぇ^^;」
ローザ「あの人達はメイドなのですか?」
僕「うーん…」
ローザ「私も働きたいです」
僕「Σ(゜д゜;≡;゜д゜)はぁ!?」
何だそりゃ;
僕「ローザ、熱でもあるのか?」
ローザ「いえ…私、将来メイドになりたいのです」
Σ(゜д゜;≡;゜д゜)
Σ(゜д゜;≡;゜д゜)
Σ(゜д゜;≡;゜д゜)
なんですとー
312たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 11:23:40 ID:cj5yZ3pVO
僕「メイドになりたいだって?^^;」
ローザ「はい。最近、メイドは知識や教養が必要な職業になってきています…私はいつかどこかの令嬢のメイドになりたいのです」
少しうつむいてローザは話す。
僕「あ〜、それじゃあここで働いても意味は無いと思う(^^ゞ」
ローザ「え?」
僕「コスプレって知ってる?」
ローザ「え…アニメのキャラクターみたいな格好をする…」
僕「うむ。それのメイド版だと思えばいいさ」
ローザ「そうなんですか…」
違うとわかった途端に彼女の頬が真っ赤に燃える。
ローザ「この事…内緒ですよ」
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 11:25:47 ID:LbZW63Wt0
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
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●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
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●●●●●●●●●●●●●●●●tanasinn...●●●●●●●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
これを見た人は確実に【tanasinn】です。これをコピペでどこかに1回貼ればtanasiます。
これは本当です。やらないと一年無駄になります.

私も最初は嘘だと思ったんですが、一応コピペしました。それでセンタnasiました。
けどtanasinnなかった友達がA判定とっていたのに、おnasieesんです。(慶応合格T.Nさん)

俺はもうE判定でtasnaisuだったんだけど、コピペを10回くらいした途端に過去問が
tanasinnになって、なんと念願のtanassiました。∴.(・):∵

これを今年のセンター前に見てシカトしたら、之即tanasinmfnnnnnnn

信じられまs・・・tanasinn nsidnoenaoinnsansoienaoiawsrふじこlp;∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 11:34:37 ID:QS6TxJ0PO
315たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 11:53:33 ID:cj5yZ3pVO
僕「分かってるよ。他人の大切な夢をばらすような事はしないから」
ローザ「ごめんなさい…」



家に帰ると母さんが夕飯の準備をしていた。
母「お帰り。…寝てる間に勝手に出かけないでよ(冗談ぽく)」
僕「じゃあ何時まで寝てましたか」
母「えー^^;…12時(^^ゞ」
瑠衣「遅すぎじゃない。そもそも私達が家を出たのは10時半だし、その時に起きてない時点でダメよ」
316たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 11:55:58 ID:cj5yZ3pVO
しばらく休憩…
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 12:18:40 ID:QS6TxJ0PO
乙です!
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 12:40:32 ID:D7Jh3SfRO
ほしゅ
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 12:43:38 ID:QS6TxJ0PO
ほし
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 13:31:30 ID:QS6TxJ0PO
ほしゅ
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 13:31:55 ID:HOh+70b40
ちょこっとだけ書く。
>>244から続きね。間のヴァンパイアスチューデントは忘れてくだしあ。

*
翌日の目覚め。
俺は制服に着替えると、「よし」と小さな声で気合を入れなおす。
ちょっと価値観が変わってしまったから大きなショックを受けてしまったが、
考え方を改めればそれほど大きな問題ではない、ハズだ。
「ちょっとばかし、自分を卑下しすぎてただけの話……だよな?」
それでも、できることなら外見ではなく内面を見てもらいたい、と思う。
外見だけでいいなら俺と六花は何も変わらないのだから。
……いあ、性別が違うのは結構大きいか。

今日も六花と連れ立って学校に行く。
改めて見直して見ると確かに妹は周囲を警戒しながら歩いてるように見えなくも、ない。
確かに昔は俺にしか懐かないようなところもあったけれど、
成長するにつれて俺から離れていった、と思っていたんだが。
そういえば、昔はおにーちゃん、と呼ばれていた。
いつから名前で呼び捨てされるようになったんだろう?
「七海、のんびり歩いてると遅刻するよ?」
2、3歩先を行く六花が振り返る。ショートカットの髪が揺れる。
「分かってるって」
追いついて、横に並ぶと六花は満足気に微笑んで歩き出した。
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 13:37:38 ID:UT5xtgxMO
ワクテカ
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 13:46:20 ID:HOh+70b40
「ところで、宮路さんのことどーするの? 昨日は一緒に帰ったらしいけど」
学校へ続く急な坂道を登る途中、六花が問いかけてきた。
「付き合うとはそーゆーのは、まだ考えてない」
俺はそう答える。
付き合うには、俺は宮路ゆかりのことを知らな過ぎるし、
可愛いとは思うが未だにどこかそう……テレビの中の人間でも見てるような感覚。
恋愛対象とは少し外れた位置にあるように思う。
「そう」
六花は短く答えた。
俺は六花の表情を探る。妙に作り物めいた無表情。
こんな顔をするときは、大抵自分の真意を隠そうとするときだ。

……一体どんな顔を隠そうとしてるのかまでは、分からないけど。

六花には今まで何人もの彼氏がいて、
俺は妹が「新しい彼氏が出来た」と伝えてくるたびに、
「おめでとう」
と短い言葉を送ってきた。
六花は一瞬無表情になってから、笑って「ありがとう」と返してくる。
六花は祝ってもらいたいわけじゃなかったのかもしれないな、と今更のように思う。
でも、大事なたった一人の妹に彼氏が出来たというなら、俺はそれは喜ばしいことだと思うのだ。
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 13:59:58 ID:HOh+70b40
だから、嫉妬して欲しい、と言われても多分困るだろう。
六花は妹であって何か……そういう対象とはベツモノなんだから。

「ななみ!! 昨日無事だった!?」
朝から騒がしい奴がEの教室から飛び出してくる。
「うっさいなー。何もねぇつの」
あー……そういやコイツも俺が好きなんだったっけ?
でも流石に男を相手にする趣味はない。
もし俺が誰かを好きになったときに、コイツが道を阻む可能性は大いにあるが、
いざとなれば一蹴できる自信は、ある。
体力的には少々劣るが……いざとなったら……
 蹴 り 上 げ る (何を
まぁ馬鹿だし……友人としてだけで見れば、そう…馬鹿だけど…悪い奴ではない。
馬鹿だけどな。

昼休みになる。
ヒロが購買に行ったので、俺は1人で弁当を広げた。
両親が忙しい我が家は弁当は交代で作る。
一昨日は母さん、昨日は六花、今日は俺だ。父さんは料理が出来ないので作らない。
そろそろ隣の教室から六花が弁当下げてくる頃だろう。
「あの、七海君?」
しかし、六花よりも先に現れたのは宮路ゆかりだった。
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 14:06:38 ID:QS6TxJ0PO
ほしゅ
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 14:11:16 ID:HOh+70b40
クラスの連中がみんなしてこっちを見ていた。
凝視はしていないが、誰もがこっちを見ていた。
「お昼、ご一緒していいですか?」
宮路ゆかりは自分の手に持った弁当を見せながら微笑んだ。
うーん、可愛い。
「あー……他の2人から許可が下りれば……」
一緒に食べるとなれば六花とヒロも一緒だ。
なんだか凄いことになりそうな気がするのは気のせい、か?

いや、気のせいじゃナカタ。

隣からやってきた六花が一瞬だけ愕然とした表情を見せたのを俺は見逃さない。
「宮路さん?」
「六花さん、こんにちは」
顔見知りなんだろうか? だが、親しい関係とはあまり思えない挨拶だ。
「私もご一緒させてもらって、いい?」
宮路ゆかりは悩殺スマイルで六花に挑んだ。
六花は生徒会長の営業スマイルで……ただしちょっと引きつった笑顔で、応じる。
「別に私は構わないけど?」
うあー……宮路のほんわかオーラと六花の気迫が俺の目の前で相殺しあっている。
「別にいいけど、わざわざB組からご苦労さん」
いつのまにか戻ってきたのかヒロが物凄い勢いで宮路ゆかりを睨んでいた。
胃が痛い。食欲、減退。
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 14:24:42 ID:HOh+70b40
全員が笑顔を見せながら、物凄く殺伐とした食事風景であった。
宮路ゆかりは天然のほんわか笑顔でくすくすと笑い、
彼女への警戒は怠らないが、平静を取り繕おうと営業スマイル全開の六花。
対して敵意むき出しのヒロが笑いながら毒を吐き、
俺は演劇部で覚えたつくり笑顔でその場を何とか乗り切った。

「このままだと身がもたねーぞ俺……」
食事が終わって早々に、俺は教室から逃走した。
しかし一体どこへ逃げたらいいのやら。
いつもなら図書室で本でも読んでいるところだが、
今日のあのノリなら3人とも図書室まで追ってくるんじゃないかって予感すらする。
どーしたもんだか……。
ポケットの中に手を突っ込むと、指に財布があたった。
………財布。
ちょっと取り出して中を探ってみる。───あった。
昨日遠野にもらった石。
帰ってから調べて、十中八九ラピスラズリだろう、と検討をつけたものだ。
「行ってみるか……」
俺は演劇部の部室にしていた、第3講義室へと足を進めた。
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 14:31:06 ID:HOh+70b40
よーし、ちょっくら出かけてきますお。

〜予告〜
誰かに殺されるくらいなら…と七海を殺すことを決意したゆかりの前に、立ちはだかる遠野。
一方兄を失い、打ちひしがれる六花の前に現れた野田弘樹。
 「力が、欲しいのか?」
問いかけに頷いた少女に、男はにんまりと笑いかける……。
 次回、ヴァンパイワスチューデント七海! 「再会の輪舞(ロンド)」お楽しみに!
   「私の、おにーちゃんを、返してぇええええええ!!!」


予告作るのが楽しくて仕方ない。
嘘予告だけどな。
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 14:38:12 ID:QS6TxJ0PO
そして次回予告が番外編の保守ネタとなる件w
今晩に期待!
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 15:11:36 ID:QS6TxJ0PO
保守
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 15:49:28 ID:QS6TxJ0PO
保守
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 16:19:19 ID:QS6TxJ0PO
保守
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 16:42:21 ID:QS6TxJ0PO
保守
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 17:09:34 ID:QS6TxJ0PO
やっと終わった保守
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 17:44:51 ID:QS6TxJ0PO
保守
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 18:29:38 ID:QS6TxJ0PO
ほし・・・
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 18:40:31 ID:QS6TxJ0PO
やっと読み終わった・・・

>>296
!? ・・・え?
ここからがスタートラインですか?

>>312
ローザちゃんはメイド志望ですか・・・
おしとやかな感じでぴったりだと思うww

>>327
三角・・いや、四角関係w
七海ヤバスwwwww
予告の方も期待してるお
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 19:14:00 ID:QS6TxJ0PO
ほす
339155:2005/07/23(土) 19:42:21 ID:q32RltP70
>>337
いえ、帰ってからゲーム→ルーシルートクリアって感じだったんですが
解りにくかったですかね。

ところで、ノンフィクのせいで今ここまでしか終わってなくて
続きがまったりとしか書けないんだがどうしたらいいだろう


昨日遅くまでゲームをやっていたせいか、どうも目覚めが悪い。
最近早寝早起きを常としていたから、それも相乗したのだろう。
もう少し布団に包まれていたかったが、腹が鳴ったのが聞こえて僕は階下に降りた。
フラフラとスレを見ながら時間を潰す。
午後までは特にやることは無かったけれど、VIPに張り付いていれば時間などすぐに過ぎるというものだ。
昼飯を済ませて、またVIPに張り付く。
「おじゃましまーす」
弟の友達だろうか。元気な声が聞こえる。
がちゃり、背後のドアが開いた。
「うぉぁっ!!」
予想外だった。いや、怜ではなかったのだけれど。
美奈と咲来。まあ、簡単に言えば、腐女子だ。
別に、そう可愛いわけでは無い。学年で言えば―平均の下あたり、か。
340155:2005/07/23(土) 19:44:50 ID:q32RltP70
で、この美奈だが、色々とある。
この家を会場にして、僕に好きな相手を教えた上で僕を使ってそいつを呼び寄せて、を何度か繰り返して、
いつの間にかそいつ―健人と付き合っていたのだ。僕にぐらい報せろ、うん。
…で、咲来は、健人と親友の迅が好きになってしまったわけで。
多分、それは美奈が家に来る時に咲来を付き人のようにして連れてきたことと、健人が迅と一緒に家にきたこととに起因するのだろうが。
困ったものである。
因みに、容姿だけ見れば三人―健人、迅、僕は並んでいるくらいの筈なのだが、いかんせん性格の部分で彼らは上らしい。
まあ、いきなり変態の称号をつけられている僕と性格を比べるのもどこか間違っているような気もしないではないが、僕にもフラグ立たせろ、と。
その二人に続いて、成未も入ってくる。
…いや、昨日の卓球少女とは違うぞ?
成未はテニス部。可愛さは他の二人とどっこいどっこい、といったところか。
まあ、三人の中では一番可愛い、と僕は思っている。
怜という人がいながら、って感じなので、まあ…うん。
弟がやっていたゲームを取り上げて、混ざってきた健人も含めて、僕らはゲームを始めた。
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 20:03:51 ID:QS6TxJ0PO
美奈みたいな男が実際近くにいるwwwww

>>399
ごめん 全然読めなかったorz
ノンフィクが忙しいのなら仕方ないね^^;
155氏のペースで頑張ってください!
期待してます
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 20:10:02 ID:ZWt4+6qpO
ほす
343155:2005/07/23(土) 20:12:01 ID:q32RltP70
加恋かわいいよ加恋
   混ざってきた健人と迅も含めて、に変換しておいてください

―が、しかし、スマデラだけで五時までを潰すことが出来るわけもなく。
プリンやピーチでいぢめていると―とはいっても、この二体はマジメに使い手だったが―、すぐさま咲来辺りは、飽きが入った。
「あぁんっ、もう! もう嫌だっ!このコントローラ壊れてるでしょ!」
前、迅が意味深な発言をした時に「うっ、うぁぁぁ」みたいな言葉を発したのを思い出す。
咲来はツンデレだったのか。僕はようやく気づいた。
「あぁぁぁぁ、飽きたぁぁぁぁぁぁぁ」
扇風機に声を投げつけながら、美奈は叫んだ。
―こんな時に役立つのがっ!
ガッ、と僕はノートパソコンを開く。
―FLASHだ!!
「ほら、来いv」
すぐに、俺の周囲には五人が集まる。
隣は迅と成未だった。
と、いうわけで色々検索して、次々に見ていった。
「千葉ッ滋賀ッ佐賀ッ!!」
うはwwwwナツカシスwwwwwwww
時々、成未が眠そうに凭れ掛かってくるものだからその髪からの匂いが僕の鼻腔を侵す。
こういうのもいいもんだな、と思いながら鼻をくすぐる、伸びた髪の毛を優しくはらった。
「「どんより」を使って 短文を作りなさい  うどんより そばが好きだ」
最後に見たのは、六年生ぐらいだったような気がする。
…懐かしい。これは懐かしい。
瞬く間に、時間は過ぎていった。
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 20:19:12 ID:h6Dz6i1K0
風邪と偏頭痛と地震がジェットストリームアタックし掛けてきやがった。
渋谷で足止め食らってた俺がようやく帰宅。
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 20:38:57 ID:QS6TxJ0PO
>>343
スマデラよりスマブラのが面白かったけどなーw

>>344
おかえりー


今日も充電切れるまで保守するw
346155:2005/07/23(土) 20:39:34 ID:q32RltP70
…なんか、普通の男が成長していく話にしか見えなくなってきたwヤバスw
と、いうわけでここら辺でプロフィールやらなんやら。
全員中二。全員容姿は学年平均前後。
森上 海瑠  A型 身長 160
・称号  変態 ロリコン ・一人称は俺。心の中では常に僕。
・アナコンダは15センチOver ・どっかネジ外れてる ・眼鏡

石山 怜  AorO型かと思われ 身長 130〜140
・いいんちょ。眼鏡はかけてない。 ・まな板 ・健気 ・人と分け隔てが無い。

鈴木 成美  O型 身長 150前後
・卓球少女。地区ではかなり上位 ・あんま可愛くない。 ・オレンジオーラ

川島 健人  O型 身長 150前後
・殺人ゲー大好き ・ギャルゲーは結構好き ・やや天パ ・眼鏡

神崎 迅  AorO型 身長 165↑
・ギャルゲー好き ・にぶちん ・シャイ

佐藤 成未 O型  身長 155前後
・エロには耐性無し ・雰囲気は天然。でも実際は天然じゃない。
・眼鏡 ・時々突拍子も無いことをする

小野 美奈  B型 身長 150↓
・健人の彼女。 ・腐女子 ・ゲーマー度高し
・俺はテメエをリードしますよタイプ。あーでもでも、健人に迫られたらどうかなぁ?

星川 咲来  BorO型 身長 150〜155
・迅を狙う ・腐女子 ・ゲームはするけどそんなに上手くない ・ツンデレ
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 20:46:19 ID:QS6TxJ0PO
こうしてプロフィールを見ると全員オタ様wwwwww
この手の話好きww
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 20:55:17 ID:h6Dz6i1K0
>>345
いつもご苦労サマー
次回予告はあんまり期待しないでね?

>>346
おお……たくさんいるなぁ。
俺もプロフィールでも考えるか。
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 21:01:28 ID:QS6TxJ0PO
>>348
大丈夫! おもいっきり期待してるからw
風邪だったら無理しないようにね
350たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 21:09:02 ID:cj5yZ3pVO
ただいま帰りました(^^ゞ
351たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 21:10:33 ID:cj5yZ3pVO
>>346
>>348
二人共期待してますよ(´∀`)
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 21:18:27 ID:h6Dz6i1K0
>>350
お帰りなさいませ〜。
こちらこそ期待させていただいております。
メイドハァハァ
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 21:29:28 ID:QS6TxJ0PO
>>350
おかえりなさいませ、ごしゅじんたま♪







・・・やっぱ俺キモス
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 21:33:45 ID:5InhLCSMO
秋葉原で冥土キャバクラ探してるんだけど、知ってる人いないですか?
即突入しますwwww
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 21:42:04 ID:QS6TxJ0PO
地元が関西の俺にはわかりませんよっと保守
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 21:48:06 ID:h6Dz6i1K0
よし、プロフ考えた。

・小村 七海 コムラナナミ 3年 
身長 173 成績 学年総合15位前後 得意教科 国語(現国)
地味で平凡を好む元演劇部員。図書委員所属。
通称「眠れる図書室の覇者」と呼ばれているらしい。密かにファンクラブもあるらしい。

・小村 六花 コムラリッカ 3年
身長 170 成績 学年総合15位前後 得意教科 化学
生徒会長。男女問わず好かれる姐御肌。実は女子バスケにも所属している。
ショートカット。割とモデル体型だが、胸が小さいのが微妙にコンプレックス。

・宮路 ゆかり ミヤジユカリ 3年
身長 153 成績 学年総合5位前後 得意教科 日本史
学年トップクラスの美少女。ほんわかとした天然笑顔で今日も皆を魅了。
黒髪ロングストレート腰まで。体型は普通。何気に胸はデカイ。

・遠野 翼 トオノツバサ 2年
身長 155 成績 学年総合30〜150の間をふらふら 得意教科 地学
心優しき元演劇部員。優しすぎて自分のことは割と二の次。
やや色素が薄めのセミロング。体型は細めだが、胸は形がキレイです。

・野田 弘樹 ノダヒロキ 3年
身長 173 成績 学年総合200位以下 得意教科 体育
ホモ。そして馬鹿。陸上部でトラック競技をやっている。

・佐藤 サトウ 2年(留年)
身長 180 成績 学年総合10位前後 得意教科 数学、英語
引き篭もり気味。実はVIPPER。妙に勘の鋭い男。
ちなみにガリガリってくらい細い。アンガールズ。
357たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 21:54:55 ID:cj5yZ3pVO
続き〜


夕飯は魚の塩焼だった。
何もなく無事に食事が終わり、風呂に入り、自分の部屋で一人休む。と、

コンコン

昨日と同じノックの音がする…
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 21:55:19 ID:QS6TxJ0PO
>>356
ちょwwwwwwネタ分ww多すぎすwwwwwwww



俺はやっぱり遠野ちゃんが好きらしいです
佐藤もいい!!w
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 21:57:01 ID:QS6TxJ0PO
>>357
続きキタ!!
外だから長くは読めないけど期待ww
360たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 22:03:37 ID:cj5yZ3pVO
ローザかな?
僕「*´ω`)あ〜い」
期待して開けると、
ローザ「どうも…」
やはりローザ…
瑠衣「どうも(ニヤニヤ)」
と瑠衣がいた。
僕「瑠衣も勉強?」
瑠衣「当たり前じゃない」
…学年10位くらいの瑠衣が質問するような事はないのでは?^^;やはり監視かなぁ…
僕「まぁ二人とも入って入って」


ローザ「古文って、分からないですね」
瑠衣「そりゃねぇ^^;それに多分イギリスに戻っても使わないだろうし^^;」
何だ、この二人結構よさげじゃないか(^^ゞ
瑠衣「しかし兄さんの部屋は汚いわねぇ」
突然話題が変わる^^;
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 22:06:10 ID:h6Dz6i1K0
>>360
うっひょう!
キタキターwwww
主人公て実は頭いいのか?
362たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 22:10:42 ID:cj5yZ3pVO
僕「お前の部屋がなんにもないだけだろう^^;」
瑠衣「そう?でもこの本棚の上とか…」
そう言って瑠衣が僕の本棚の上をがさごそした途端、

がらがっしゃん

巨大な段ボール箱が瑠衣に乗っかった。
瑠衣「いてて…何なのこれ?」
そう言って瑠衣が段ボールに手をかけると同時に、僕はその中身を思い出した。
僕「やめろ!瑠衣、開けるな!」
そう言った時にはもう箱は開いていた。
瑠衣「あれ?…これって…」
ローザ「あ…」
僕「((((´д`))))ガクガクブルブル」
363たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 22:36:07 ID:cj5yZ3pVO
そこに入っていたのは、二着のメイド服だった^^;
ポカーンと見てる二人。
気まずい沈黙。
の後、
瑠衣「ちょっと兄さんこれ何なの!?」
僕「いや、その…坂本さんから預かってるんだよ」
彼の部屋はゲームや本などでいっぱいで、新しいものは置き場所を確保出来るまで僕が預かっているのだ。
瑠衣「ふーん…まぁいいか」
僕「え?^^;」
瑠衣「昼御飯おごってくれたんだし、悪い人じゃないでしょ」
なんだそりゃ^^;
瑠衣「さ、しまっておくかな」
と、今まで服を見ていたローザが突然言った。
ローザ「これ…着てみてもいいですか?…」
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 22:37:28 ID:h6Dz6i1K0
>>363
ちょwwwww坂本GJwww
365たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 22:38:10 ID:cj5yZ3pVO
今から風呂入って来ます(^^ゞ
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 22:39:53 ID:QS6TxJ0PO
メイド服GJ!!!
367たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 22:52:57 ID:cj5yZ3pVO
ただいま帰りました。では続き行きますね(^^ゞ
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 22:56:10 ID:h6Dz6i1K0
>>367
ひゃっほうw おねがいしまつw
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 22:56:59 ID:QS6TxJ0PO
待ってました!!
370たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 23:04:46 ID:cj5yZ3pVO
僕「え?^^;」
ローザ「着てみたいんです…ダメですか?」いや、嬉しいけど^^;でも坂本さんのだし…

しかし僕はローザの眼差しには敵わなかった^^;
僕「そこまで言うなら…構わないよ」
瑠衣「えっ…じゃあ、私も!私も着るからね!」
突然の瑠衣の宣言にさらにびっくり(^^ゞ
僕「えー^^;良いよ」
ローザ「ありがとうございます…(ニコッと微笑んで)」
瑠衣「じゃあ着替えるから、部屋の外で待ってて」
僕「は!?」
次の瞬間、僕は瑠衣に部屋の外へ放り出されていた。


ばったん
がちゃり


…寂しい_| ̄|●
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 23:16:58 ID:QS6TxJ0PO
お兄ちゃんの威厳ナサスwwwww
372たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 23:22:39 ID:cj5yZ3pVO
しばらく待った後。

瑠衣「兄さーん、入って来ていいわよ」
待ってました(´∀`)
おそるおそる扉を開けると…

ローザ「祥一さん…いかがですか…?」

美しい二人のメイドが、座っていた。

僕「…」
神様、ありがとう。
瑠衣「ちょっと!どうなのか言いなさいよ!」
その声で我に返る^^;
僕「いや…二人とも、凄く綺麗だよ」
ローザは正当派、瑠衣はいつもの姿とのギャップと、それぞれ違う感じの二人というのでも興奮してしまう(^^ゞ
瑠衣「本当!?」
ローザ「本当ですか?」
そう言ってまた笑う二人。
あぁ、幸せだぁ…^^;
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 23:24:53 ID:h6Dz6i1K0
>>372
うはー…どんなメイド服なんだろ…
妄想に走る。
374たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 23:25:00 ID:cj5yZ3pVO
今日はかなり疲れたのでちょっと中断…布団敷いてからまた書くかもです^^
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 23:30:35 ID:h6Dz6i1K0
>>374
無理しないでくだせぇ。
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 23:33:40 ID:QS6TxJ0PO
>>374
お疲れ様です
無理はなさらずにマターリしてください
377たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/23(土) 23:44:59 ID:cj5yZ3pVO
>>375
>>376
ありがとうございますm(__)m

ちなみにローザは黒地に白のフリフリ、瑠衣は紺色に白のフリフリです。首から胸への縫い目は二人とも同じ、そして細長いリボンが蝶結びしてあります。ローザは長い金髪のままヘッドドレスを付け、瑠衣はセミロング黒髪でヘッドドレスはなしです。
ギャップが…というのは、瑠衣のいつもの生意気な性格と従順をイメージさせるメイド服を着た瑠衣とのギャップを指しています。
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/23(土) 23:56:32 ID:h6Dz6i1K0
てことで俺が書くお>>327の続き。
*
第3講義室。あまり使われない教室の脇にある準備室が、演劇部の部室だった。
勿論狭いので、練習自体は講義室の机を脇に寄せて行う。
もちろんこの部室には鍵がかかっていて、職員室で借りてこなければいけないのだが……

俺は知っている。俺達のずっと前の先輩の誰かがこっそり作ったのだろう合鍵。
それが代々ひっそりと伝わっていることを。
そして部が潰れるとき、俺がその鍵を遠野に渡したんだ。
ドアノブに手をかける。
………開いてる、だろうか?
躊躇してもしょうがない。鍵がかかってたらかかってたで仕方ないわけだし。

がちゃっ

「あ………」
「え………?」

ドアは開いた。鍵はかかってなかった。中に居たのは遠野だった。
なのに何故2人とも唖然とした声を上げたのか。

遠野が着替え中だったからだ。
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 00:02:51 ID:BHkno9HqO
>>379
細かい設定まで決まってたんですか
それから考えると瑠衣ちゃんモエスwwwww
ローザもまんまな感じでいいけど^^;

>>378
七海・・・・ウラヤマシス・・・
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 00:04:18 ID:BHkno9HqO
間違えましたorz
>>377でしたね・・・









既に寝惚けてんのか俺はorz
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 00:08:16 ID:RatTkUey0
>>377
瑠衣たん……ハァハァ
ヒロインたち可愛すぎですなw
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 00:15:17 ID:RatTkUey0
元々男女混同の部活なので、着替えをうっかり覗くようなハプニングはたまにあった。
でもそんなことを言っていたら舞台での衣装換えなんか出来ないわけだし、
うっかりなのはわかってるのでみんな気にしないわけだし、
それに気を使って見えないように着替えるわけだし…

ブラウス一枚という格好は正直刺激が強かった。
俺は一気に頭に上った血を下げようと、
そして下半身に一点に集中しようとする煩悩を抑えるため一気に扉を閉めた。

うぐぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

脳内で雄叫びを上げつつ頭を抱えて教室の隅っこにしゃがみ込む。
本当はのた打ち回りたいところだが、学校で流石にそれは出来ない。
女の子の着替え……なんてものは別に見たことがないわけじゃない。
六花は割と平然と俺の前で着替えるし……。
だが妹と後輩じゃ意味が違う。
「白……かったな」
あ、下着じゃない。下着の色じゃない。下着は上下とも水色だった!
て何言ってんだ俺!! 落ち着け!
白かったのは肌の色だ。
活発に外を走り回る六花と違って、白くて、透けるような……
て思い出したらまた興奮してくるから!!
「あの、先輩?」
「ちょ、待ってくれ、今忘れるから!!」
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 00:32:08 ID:BHkno9HqO
遠野ちゃんの着替え・・・
俺も見てえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 00:44:50 ID:RatTkUey0
「忘れるって、あの……」
ドアの隙間からひょこりと顔を出しながら、遠野は困ったような顔をしていた。
「いや、あの、えっと…………ゴメン」
その場で頭を下げる。いや、本来なら土下座ものかもしれない。
だが遠野はくすくすと笑って俺に視線の高さを合わせた。
「大丈夫ですよ。そんな気にしないで下さい」
笑顔を見せると同時に、ふわりと、何か甘い匂いが漂ってきた。

くっそ、どうして女の子ってこんないい匂いがするんだ。
自分の顔が高潮していくのが嫌でも分かる。
顔を背けたかった。でも吸い込まれるような遠野の深い色の瞳にそれも出来ない。
「あ……いや……使ってたんだな、部室」
「はい、こっそり」
俺はその場を誤魔化すようにそう言いながら立ち上がる。
「先輩はどうしたんですか? 急に」
遠野も俺を追って立ち上がり、部室の中へと俺を導いた。

部室の昔に比べると少しすっきりしてしまっていた。結構片付けたからな。
「遠野……今度ここで着替えるときは鍵かけとけよ」
内側から鍵をかけられることを思い出しながら言うと、遠野はあはは、と笑う。
「すみません、4時間目体育だったんです」
「まぁ……いいんだけどさ」
いいもの見れたから。
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 00:59:52 ID:RatTkUey0
昔劇で使った大きなソファ。2人で並んで腰を下ろす。
考えてみれば女の子と密室(今鍵開いてるけど)に2人きり……。
うあー。何てシチュエーションだ。
「それで、何かありました?」
遠野が顔を覗き込んでくる。
「ちょっとまぁ……逃げてきて」

俺が簡潔に事情を説明すると、遠野は「モテモテですね」と笑った。
「あんまり嬉しくないんだけど……」
「そんなこと言うと全国のモテない人達に怒られますよ」
「昨日までそっちの部類の人間のつもりだったのに…」
モテてもモテなくても人生辛いらしい。やっぱり平凡なのが一番だよな……。
「宮路ゆかりも、おしとやかな顔して案外積極的だし……。
 六花とヒロは敵対心バリバリだしさ。何とかならないもんかなぁ」
深々と溜め息を吐く。
遠野は少し困ったようなに眉根を寄せて笑いながら、ソファから立ち上がった。
「それはもう、先輩が誰が好きなのかはっきりしない限り納まらないでしょう」
「誰がって……」
「あ、3人の中から選ぶってことじゃないですよ? 先輩が本当に好きな人がいるか、いないかです。
 お茶、飲みます?」
どこから持ち込んだんだろうか、机の上の電気ポットを指し示しながら遠野は俺に問いかけた。
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 01:08:46 ID:BHkno9HqO
そこで第4の選択肢を発動!!

あ、俺だったらね
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 01:42:17 ID:BHkno9HqO
保守開始
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 01:42:20 ID:RatTkUey0
>>386
第4の選択肢? ……佐藤か!?
*
「え、ぁあぁ……頂きます」
そう答えると、遠野は小道具棚からティーカップを2個取り出してティーバッグの紅茶を入れてくれた。
「お砂糖1個でいいですか? 生憎ミルクはないんですけど」
「あぁ、いいよ」
温かい湯気。
まるで学校とは思えないほどのんびりとした空気。
「誰かちゃんと先輩に他に好きな人がいるなら、諦めると思いますよ?」
遠野は俺の隣に座りなおしてそう言った。
そう……なんだろうか?
「3人とも、先輩の『隣』が欲しいんです。もし、もう他の誰か……
 きちんと先輩が選んだ誰かが、隣の地位にいるなら、3人とも諦めますよ」
「…………」
それは確かに、理にかなっている気がした。
隣。
今隣に居るのは遠野。

「好きな人………か」
少なくとも今現在の段階で、あの3人から選び出すことは出来なかった。
いや、妹と男は排除するから、宮路ゆかりを恋人にするなんてことは……
やっぱり、あまりにも彼女のことを知らな過ぎる。
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 02:04:05 ID:BHkno9HqO
>>388
ちょwwwww何そのクオ(ry 高い答えwwwwwww
答えは遠野も六花も宮路も頂くに決まってんだろwwwwwwwww
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 02:06:36 ID:RatTkUey0
恋愛だのなんだの、今の俺には良く分からない。
宮路ゆかりを可愛いと思う感情とか、遠野を綺麗だと感じる感情が、
恋愛感情なのかだって、分からない。
「今はまだなんともなぁ」
そう呟くと、遠野はカップに口を寄せてこう言った。
「恋はインスピレーションとか言いますからね。
 考えて選ぶより直感でとかこころの動きで決めるものですよ。
 きっと、そのうち先輩にも好きな人が出来ます。そうしたら、分かりますよ」
1つ年下のはずの少女は大人びた表情を見せる。
その言葉から、一つ導き出されたのは……
「遠野は好きな奴がいるんだな」
口に出してみる。

「……はい」
遠野は微かに頬を染めた。
あぁ……
照れた彼女の横顔を、俺は確かに綺麗だと思った。
妙な気持ちの昂ぶりと静まりが、身体の中に同居している。
「先輩、昼休み終わっちゃいますよ」
遠野は時計を確認するとそう言った。
「あぁ……」
俺達はソファから立ち上がり、少しだけ人目を気にしながら部室を出た。

「私はいつでもここにいます。ここで待ってます。だから、好きなときに来てください」
階段の前で別れる直前、小さく呟いた遠野の声が、聞こえたような……
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 02:29:47 ID:RatTkUey0
教室に戻ったときには宮路ゆかりも六花もいなくなっていた。
ヒロが不機嫌そうな顔で俺を見ている。
「どこ行ってたのななみー」
じっとコッチを見てくるヒロをほぼ無視する形で席に着く。
「無視すんな!!」
「はいはい、一人でうろうろしてました。文句ありますか」
適当な対応をして机から教科書を取り出す。
「なんだよー、態度つめたいなー」
「お前にあったかい態度とった記憶ないよ、俺」
次は古文が……。

こんなノリでなるべく考えを逸らそうとしていたが、
頭の中は遠野の言葉で一杯だった。

「先輩にも好きな人が出来ます。そうしたら、分かりますよ」
「遠野は好きな奴がいるんだな」
「……はい」

なんだか胸に妙なひっかかりがある。
喉に小骨が刺さってる、ような。
「小村七海ー、ここから読めー」
「えっ!? あ、……どこからですか!?」
「……大丈夫か? 小村」
俺が授業を聞いていないのは珍しいので、先生に不審な目を向けられた…。
源氏物語か……。
光源氏はモテモテで苦労しなかったんだろうか。
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 02:30:34 ID:BHkno9HqO
やばいな・・・遠野まじで好きだ・・・・
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 02:34:31 ID:RatTkUey0
ふひぃ……ちと休憩しまつ。

>>392
遠野は実は真ヒロインだから。
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 02:41:38 ID:BHkno9HqO
>>393
乙〜!

ちょwwww今までのは布石かwwwwwwwGJ!!!w

携帯充電切れそうだ・・・
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 02:43:38 ID:RatTkUey0
充電してきなされw
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:00:32 ID:BHkno9HqO
うはwwwww始発まで帰れナスwwwwwww
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:02:05 ID:RatTkUey0
大丈夫、充電切れても俺が保守しておく……。
6時ぐらいまでは、多分。
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:09:43 ID:BHkno9HqO
多分帰るの7時過ぎwwww
貰い電気してくるお
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:10:47 ID:RatTkUey0
おう。まぁ無理しなさんなや。

しかし人がいないぜぇ……。
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:32:02 ID:RatTkUey0
あー……絵かきてー……

ほしゅ
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:33:07 ID:BHkno9HqO
そうだなぁ・・・
ロムってるやつはいそうだけどw
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:35:03 ID:BHkno9HqO
で、絵と予告編のアレマダー?
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:36:19 ID:RatTkUey0
絵は無理wwwwスキャナとか無いしwwwww

予告編……しゃあねぇ、やるか。
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:40:02 ID:BHkno9HqO
よし!絵はピクトだ!!
期待してるお
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:41:32 ID:PiDVHUv1O
よし25時見ながら暇だから書くお

だけど今北信者だからどんなのか描けばいいか教えてくれ
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:43:29 ID:RatTkUey0
>>405
書くのか? それとも描くのか?

萌えだ。エロもおk。シリアスでもギャグでもどうやら傾向はなんでもいいらしい。
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:46:10 ID:PiDVHUv1O
描く
だな。
何でもいいのか?
とりあえずこれhttp://c-au.2ch.net/test/-/news4vip/1122140734/nに投下したやつ一応投下しとく
http://l.pic.to/26k1w
よし描いてくる
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:48:27 ID:RatTkUey0
>>407
うはwwww頭デカイなwwwww
だが可愛いw
期待期待
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 03:54:53 ID:RatTkUey0
ヴァンパイアスチューデント七海 第2羽(?)

「七海、ななみ、ななみぃ……」
兄を失ってからの六花の様子は悲愴なものだった。
部屋の中。
鏡に向かって繰り返し六花は七海の名を呼ぶ。
「何で……誰が七海を、私の、私の、わたしのななみ……」
鏡の上を指が滑る。
ただ冷たい硬質な感触があるばかり。
「七海、私の半分。私の全部」
「返して……返してよ……わたしを、返してぇ……」
支離滅裂な言葉を壊れたデッキのように繰り返す。
鏡を、割れるのではないかというほど強く叩き、
ぼろぼろになった自分の表情を、今何処にいるか分からない兄に重ねる。

 「力が、欲しいのか?」

ソレはいつのまにか六花の目の前に立っていた。
「………ヒロ? 何で、こんなトコに…」
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 04:08:13 ID:RatTkUey0
ヒロ、野田弘樹はいつもの彼からは考えられないような、
ぞっとする嘲笑を浮かべた。
「リッカ、お前が望むなら俺は力を貸してもいい」
「ちか、ら?」
未だ放心したままのような六花は、ヒロの異常さにも気がつかない。
今目の前にいるソレが、夢の中の産物であるかのように、思っているのかもしれない。
「あぁ、力だ。リッカからナナミを奪った奴に、復讐することの出来る力」
「復讐……」
六花は馬鹿の一つ覚えみたいにヒロの言葉を鸚鵡返しする。
それから鏡を見つめたまま、小さくこう問うた。
「それで、七海を取り返せるの?」
ヒロは、黙って頷いた。

六花はかくん、と人形のように首を傾ける。
口が弓の形を、描いた。

「それなら、私は力が欲しい」

声は微かに確かに響き、少女の頷きは、揺ぎ無いものだった。

ヒロは、にんまりと六花に笑いかけ……その背に隠れた悪魔の翼を広げたのだ。
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 04:24:58 ID:RatTkUey0
「其処を退きなさい、遠野翼」
ゆかりは静かに、慈愛に満ちた声でそう言った。
「どきま……せ…ん」
何度繰り返したのか分からないその言葉。
もう傷の再生も間に合っていない。
聖なる炎で焼かれた傷は、治すことも出来ない。
「何故……貴方は元々、ただの人のはずでしょう? 何故そこまでして……」
ゆかりには信じられなかった。
ほんの数日前に吸血鬼と化したばかりの、それも元はただの女子高生のはずの遠野翼。
それがゆかりの攻撃をここまで耐えて立ち続けていることが。

遠野は笑う。
儚くも、美しく、強く。
「私は先輩の、盾。先輩の、剣。でもそれだけじゃない。貴女はわかるはずです、宮路ゆかりさん」


  「私は………小村七海を愛してる」


突き刺さる、コトバ。
心臓に杭を刺されたって、これほどの痛みがあるだろうか?
「あ………」
412405:2005/07/24(日) 04:26:07 ID:PiDVHUv1O
http://m.pic.to/26k47

嗚呼_………
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 04:30:58 ID:RatTkUey0
>>412
エロいエロいwwwww
涙目可愛いおwwwハァハァ
414たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 04:36:56 ID:KMbeORtIO
おはようございますm(__)m

盛り上がってますなぁ(^^ゞ
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 04:40:37 ID:RatTkUey0
>>414
おはようございます。
待ってやしたぜ
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 04:43:46 ID:RatTkUey0
「でもね、七海は私のモノなの……」
違う、痛みは、
遠野に与えられたものだけ、じゃ、な    くて

ゆかりはその場に崩れ落ちた。
自分の身体がどうなってるのか確認しなくったってわかる。
目の前に突き出た、血に塗れた鉄パイプ。
こんな、ことって……?

「六花さん……」
遠野がゆかりの真後ろに立つ少女の名を呼ぶ。
小村六花は酷く楽しそうな壊れた笑顔でゆかりを見下ろしていた。
「アンタが七海を殺そうとしたんでしょ? そんな奴は死んでいい」
そう言って六花はゆかりに突き刺さった鉄パイプを思い切り蹴り上げた。
「ひぎアアアアアアああああああああああああああああああ!!!!」
夜空を引き裂く悲鳴なのか咆哮なのかわからないゆかりの声。
その声をさも汚いもののように顔を顰め、そしてもう興味を失ったのか今度は遠野に目を向ける。

「アンタが七海を奪ったんでしょう? 私の、七海。私の、おにいちゃん」
もうその瞳は生きているもののものではない。遠野はそう思った。
あぁ、彼女は………彼女は、壊れてしまった………
「私の、おにーちゃんをおおお、返し、てぇええおえええええええええ!!!!」

あ、死ぬ。
六花が跳んだ瞬間、遠野はそう、認識した。
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 04:47:40 ID:BHkno9HqO
絵描きさんが来てた!?
カワイラシスww

たわごと氏おはようございます

ヴァンパイアスチューデントキタコレ!!!
418たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 04:55:49 ID:KMbeORtIO
まだ結構疲れが残ってるみたい…_| ̄|●本編はもうちょっと後って事で各キャラのプロフィール載せますね(^^ゞ

○平田 祥一 ヒラタショウイチ
高校三年生。いわゆるオタク。昔は科学部、科学部が潰れたため今は帰宅部。

○平田 瑠衣 ヒラタルイ
高校一年生。黒髪、セミロング。祥一よりも気が強く、その快活さに惹かれる生徒は多い。しかし祥一の言う事にはおとなしく従ったりする一面もある。胸は小さい。バレーボール部。

○ローザ・テレーゼ
高校二年生。イギリスからの留学生。将来はメイドになりたい。男に触るとショック症状になる。スレンダー。
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 04:57:34 ID:RatTkUey0

ぐしゃ

何かが潰れるような音だった。
「あ、は……」
六花が壊れた笑い声をもらす。
「お兄ちゃん。私の七海。来てくれたの? 戻ってきてくれたの?」

遠野の目の前に現れた黒い影。
六花の長い足を掌で受け止め、影はそれを払った。

「無事か…………翼」

首だけをこちらに向けて笑いかけてくれたのは七海だ。
涙が零れ落ちそうになる。
笑顔。遠野は必死になって笑顔を作る。
「はい、センパ……七海……」
力尽きたはずの身体に、力が戻ってくるように思えた。
どうしても頬を伝うものが止められない。
七海は遠野の髪を撫で、そして頬を拭う。

「六花、随分待たせたな」
そうしてようやく、双子の妹へと声を発した。
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 04:59:23 ID:RatTkUey0
>>418
まぁ無理せんでゆっくりドゾー。
スレは落としやせんよ!!
421たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 05:06:57 ID:KMbeORtIO
○坂本 孝則 サカモトタカノリ
ああ素晴らしきかなオタク大学生。大須に住んでいる。祥一とは親友とも言える程の仲で、良くつるんでいる。

○その他設定
私立橘高校…祥一達が通っている高校。なかなかの名門だったりする。男女分離が徹底している。校風はなかなか自由で、瑠衣は女子の体育の時間にハーフパンツとブルマの好きな方を選べるところが気に入っている(気温の関係^^;)

時間…物語の時間軸は、脳内姉妹スレのお話の1年前。つまりローザは二年生時代の小百合と交換留学したわけである。ちなみに向こうで出た萩原睦は祥一の後輩である。
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 05:07:39 ID:RatTkUey0
六花は迷わず、七海の胸に飛びついた。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん! 戻ってきてくれたんでしょ? おにいちゃん!」
本来の毅然とした態度も失われ、子供のように兄にじゃれつく。
七海はそんな六花を静かに、冷たい目で睨んでいた。
「……おにーちゃん?」
何の言葉も発しない兄を、六花は不審げに見返す。

「どうしたの? おにーちゃん?」
「六花……お前、何で宮路を刺した」
離れた場所に倒れたままのゆかりを示し、七海は言う。
果たしてまだ生きているのか、もう息絶えているのか。
六花はきょとんと首を傾げた。
「だっておにーちゃんを殺そうとしたもの。そんな奴は死んでいいの」
「六花、お前何で翼を殺そうとした」
あまりに静か過ぎる声。
空気さえ恐怖に慄き凍り付いては地面に落ちる。
「おにいちゃん?」
六花は、そっと、兄から一歩後退した。だが今度七海の声は迫る。
「何で、だ? 六花」
「だって……おにーちゃんを、私から獲ったもの………」

ばしぃんっ!!!

空間が、割れた。
423たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 05:08:04 ID:KMbeORtIO
これが一応今回の設定になります(^^ゞ
4246:2005/07/24(日) 05:08:11 ID:dHsCVRPRO
久しぶりの実家のベッドから保守
関係ないけど昨日の地震はビビったよ
古本屋でヒゲのOLを見ながらこんなところで死にたくないょ!
なんて思った。
地震は怖いね








作品投下してる人ガンバ!
今日も良い日でありますように
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 05:08:48 ID:RatTkUey0
>>421
何ぃ!? リンクしてたのかよ!!!
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 05:10:28 ID:RatTkUey0
>>424
ぬおお6様!!
このスレでは貴方様のお話が「本編」でつよ。
続きを待ってますw
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 05:11:44 ID:RatTkUey0
朝になって人も増えてきたところで今日のヴァンパイアスチューデント七海はおしまいだぜ。
次回に続くかもしれないし、続かないかもしれない。
428たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 05:18:02 ID:KMbeORtIO
>>426
実はそうです(^^ゞこれからの学校生活の中で、睦にもある役割を担ってもらいます(^^ゞ姉妹スレの方を読んでなくても違和感ないように気をつけます^^

…あと、ローザの留学期間は短く、7月の期末テストまでとなります。だからこの物語は翌日から6月なので2ヵ月弱のお話になります。
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 05:47:10 ID:BHkno9HqO
充電無くて読めナス・・・
そんな俺が保守しますよっと
帰ったら読ませていただきます
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 05:58:08 ID:RatTkUey0
よし、遠野翼描いてみた。

http://l.pic.to/26n3m
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 06:01:20 ID:BHkno9HqO
遠野と言うキーワードに引かれて見た
ちょwwwwww七海にはもったいないwww俺にくれww
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 06:07:16 ID:RatTkUey0
>>431
うはwww
もってっていいけど後で七海が取り返しに来るおww
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 06:15:53 ID:BHkno9HqO
>>432
おkwwwwwwその前に汚しとくwwwwwwwww
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 06:20:56 ID:RatTkUey0
>>433
ちょwwwおまwwwwヒドスwwwww
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 06:24:45 ID:BHkno9HqO
>>434
七海なんぞに遠野は渡さん!!!
あやつは宮路かヒロと付き合っとけwwwwwwww
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 06:37:27 ID:RatTkUey0
>>435
チクショーwwww
おまえ、ちょっと待ってろよ!!!
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 06:39:50 ID:BHkno9HqO
なっ! 貴様、もしや・・!!
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 06:55:39 ID:BHkno9HqO
保守
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 07:10:43 ID:RatTkUey0
よーし、やっとでけた!! 貴様にくれてやるわー。

http://l.pic.to/2ez

何か慣れないことしたから汚くなったorz
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 07:13:06 ID:BHkno9HqO
>>421
姉妹スレと繋がりが!?
そして2ヶ月弱でどれだけ進展するか楽しみだお^^

>>424
地震・・・乙です・・
穏やかではないでしょうががんがれ〜

>>427
ヴァンパイアスチューデント七海、かなり楽しみにしてるおw
これからも期待してます
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 07:15:05 ID:BHkno9HqO
>>439
キタコレ!!! 百万回保存したww
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 07:23:34 ID:RatTkUey0
しかしヴァンパイアスチューデントとか、俺わけわかんねー名前つけてるなwwww

しかも番外編にタイトルあるのに本編にはタイトルない罠。

てかここの小説はみんなタイトル無いなw
443たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 07:53:25 ID:KMbeORtIO
だんだん物語が広がって行くからタイトルのつけようがないとか?_| ̄|●

ていうかよかったらローザや瑠衣も描いてください(^^ゞ
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 08:12:05 ID:KS+HVThy0
カルノフむずい
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 08:26:49 ID:RatTkUey0
い、一応書きましたよー……
何か瑠衣ちゃん違う……。
もっとちっちゃい感じなのかとも思いましたが、
バレーボール部員っていうんで結構背が高いのかもとかいうよくわからん葛藤がありますた。

http://m.pic.to/26n5j

つかこんなに髪短くないのか……
自分のキャラは適当でいいけど、人様のキャラは緊張しまくりで上手くいかなす('A`)
446たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 08:30:28 ID:KMbeORtIO
>>445
GJ!!
無理言って描いてもらったお礼に後で僕も遠野とローザと瑠衣を描いてみます(^^ゞ
…下手なので期待せずに待ってて_| ̄|●
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 08:40:53 ID:RatTkUey0
>>446
ひゃっほうwww楽しみwwww

しかし眠いです。限界突破です。寝てきます。
448たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 08:53:55 ID:KMbeORtIO
>>447
乙です!
449たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 10:03:25 ID:KMbeORtIO
保守
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 10:33:07 ID:RWbuX1LQO
ほしゅ
451たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 10:35:42 ID:KMbeORtIO
保守ついでに

http://l.pic.to/26x72
遠野さんとローザしかありませんが_| ̄|●下手なりに頑張ったと思います(^^ゞローザの髪と背景の見分けがつかないと思うので一番外のピンク色は背景だと思ってもらえればいいと思います(^^ゞ
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 11:24:33 ID:BHkno9HqO
>>451
ちょwwwwww起きたら遠野とローザキタコレ!!wwwww
ローザのイメージが大体わかったw
453たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 11:42:22 ID:KMbeORtIO
あれが僕の限界ですたい_| ̄|●
454たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 12:12:42 ID:KMbeORtIO
これから続き書きますがその前に。

実はローザは、僕がCDを聞いていた時に、ある曲から生まれたキャラクターでした(^^ゞ
ドラムマニアという音楽ゲームの「Little Prayer」という曲であります。
何か屋根に上がって夜空を見たら…微笑んで手をとってくれそうな彼女が。


…余談ごめんなさい(^^ゞ

では続きですー
455たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 12:19:46 ID:KMbeORtIO
僕「うーむ、凄く幸せなのだが僕はこれから勉強せにゃならん」
瑠衣「えー!?せっかく着たのにぃ(ぶー)」
ローザ「仕方ないですよ、もう三年生ですから…」
いや、僕すごく惜しいんだけどね(つД`)・゜・。と、
ローザ「じゃあ勉強が終わるまで後ろで待ってます」
は!?
瑠衣「そりゃいいや!兄さん、私も待ってるからね」
…ローザ、あなたはなんて頭が良いんだ…^^;

とっとと終わらせるべく、集中するためにCDをイヤホンで聞きながら参考書にアタックをかける。

カリカリ

カリカリ
ふう、やっと終わった…と後ろを見ると…
456たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 12:29:15 ID:KMbeORtIO
Σ(゜д゜;≡;゜д゜)…
ベッドの上で、二人のメイドはすやすやと眠っていた。
なんてラッキー!(´∀`)

瑠衣とローザは向かい合うように左右で眠っていた。
おそるおそる二人の寝顔を覗きこむ。
無防備なその顔はあまりにも可愛すぎて、つい手を出したくなるけどちょっと抑える。
実はローザの寝顔よりも瑠衣の寝顔を見れた事の方がインパクトが大きかったりする。瑠衣は常に自分の部屋を完全封鎖して眠るので、最近彼女の寝顔を見た事がなかった。そして今僕が見てる瑠衣は、いつもとは違う、ただの純粋な少女の顔だった。
457たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 12:38:52 ID:KMbeORtIO
ローザの寝顔は昨日の微笑みのように穏やかだった。
その寝顔についつい引き寄せられるように僕は彼女に近寄り、その髪を撫でる。サラサラと流れるような金色の長い髪。そしてそれからは、シャンプーのいい香りがする…
そっと頭を撫でていると、ローザは寝ながらかすかに微笑みを浮かべて…
ローザ「祥一…さん…」
僕「え…」
…寝言か…
ローザは頬を赤らめ、嬉しそうな表情で眠っている…
いつか彼女に、その表情で僕を見て欲しいな…とか、無意識に思ってしまった…

と、

瑠衣「兄…さん」
慌てて後ろを振り返る。
458たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 12:45:14 ID:KMbeORtIO
瑠衣も寝言のようだ…
僕「どうした…」
小さく囁く。
瑠衣「行かないで…私を…置いてけぼりに…しないで…」
僕「(瑠衣…?)」
見ると瑠衣の閉じた目から、涙がこぼれている…
瑠衣「私…だって…兄さん…の…事が…」

瑠衣…
僕はどうしてもやりきれなくて…彼女の寝顔を見つめて…
その頬に、キスをした…
僕「瑠衣…ごめん…」

僕は毛布を二人に掛け、予備の毛布を自分に巻いて、部屋の端で眠りについた。
459たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 12:46:44 ID:KMbeORtIO
休憩入ります…_| ̄|●
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 13:05:19 ID:BHkno9HqO
乙です
絵、けっこう上手だと思うけどなぁ
つかリトプレwwwwwwwwギター赤ムズカシスwww
こんぺいとうの町の代わりに彼女さんが浮かんだ?
461たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 13:16:18 ID:KMbeORtIO
そうですか(^^ゞありがとうございます

そうですね。キラキラ宝石箱と信じてた…ってやつです(^^ゞドラム赤こないだクリアしますた^^;
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 13:27:00 ID:BHkno9HqO
ドラム赤は結構逆難易度詐欺でしたね^^;

リトプレは俺も好きなんで、これからは連想しながらローザちゃんを見守っていくお^^
もちろん瑠衣ちゃんもw
463たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 13:34:14 ID:KMbeORtIO
>>462
ありがとうございますm(__)mこれからもよろしくお願いしますね^^
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 13:44:54 ID:BHkno9HqO
>>463
こちらこそよろしくですm(_ _)m これからもワクテカさせてもらいますよw
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 14:32:01 ID:BHkno9HqO
ほす
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 15:18:22 ID:RWbuX1LQO
ほしゅ
467たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 16:02:36 ID:KMbeORtIO
ただいま帰りました(´∀`)
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 16:12:29 ID:BHkno9HqO
おかえりー
469たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 17:05:59 ID:KMbeORtIO
帰ってしばらくしたら倒れてしまい…今布団の上です(^^ゞ

何とか今夜から続き書きますのでしばらくお待ち下さい…
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 17:27:09 ID:BHkno9HqO
大丈夫?
無茶はしないでいいですよ
471たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 17:33:19 ID:KMbeORtIO
どうもすいません_| ̄|●
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 17:51:21 ID:McrFp1Sj0
うぅー、寝すぎた。
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 18:15:37 ID:McrFp1Sj0
くおぉおお! 地震キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!

たわごと氏遠野書いてくれてありがd。
うへーw 自分のキャラを他人に書いてもらうのは嬉しいw
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 18:22:54 ID:BHkno9HqO
関西では地震起きてない件
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 18:49:37 ID:McrFp1Sj0
さてと……今日も書くかぁ
えーと、>>391の続きからかにゃー。

……ところで俺ってコテとかつけた方がみんな分かりやすいだろうか。
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 18:57:30 ID:BHkno9HqO
>>475
え? レアキャラたんじゃないのか?
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 19:00:39 ID:McrFp1Sj0
>>476
俺そんな名前ー!?
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 19:03:16 ID:McrFp1Sj0
放課後。
いつもなら閉館時間まで図書室に居座って、予習やら復習をしてしまうところだ。
でもきっと、あそこにいると宮路ゆかりがやってくるんだろうなぁ。

別に宮路ゆかりが来るのは大きな問題では無い。
一緒に居て楽しい、というわけではないが、ほんわかする。
まったり? 表現しにくいな。
六花とは長年の付き合いだから空気みたいなもんだし、
ヒロと馬鹿をやるのもそれほど嫌いじゃない。アイツで遊ぶのはそこそこ楽しい。
遠野はそうだな……安心するな。うん。

そんなこと考えてたら、いつもの通り足は図書室に向かっていた。
……習慣という奴か。恐ろしいな。
扉を目前にして引き返すのも、何だ。俺は図書室に足を踏み入れる。
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 19:04:25 ID:BHkno9HqO
違ったのか!?
名前つけるのはいいと思うよ
480れあ:2005/07/24(日) 19:23:23 ID:McrFp1Sj0
じゃあ、名前これでいいか……
昔兄貴が考えた物語のキャラの名前と一緒じゃねーか。
*
進学校であるうちでは、昼休み放課後になると、図書室は自習する生徒達で一杯になる。
それでも何故か、いつも俺が陣取っている席は開いているから不思議だ。
図書室の一番奥の、窓際の端っこ。そこに腰掛けて鞄から教科書やノートを引っ張り出す。
とりあえず何から片付けるか……。
「……くん」
明日の授業で予習が必要なのは、古文と英語Rと…地理は宿題が出てたっけ。
「…なみくん」
そういえばもうすぐ模試だな……今回こそB判定くらい出さないと。
「ななみ、くん」
「え?」
顔を上げる。
宮路ゆかりが、困った顔でじっと俺を見ている。
「あ……宮路さん」
「よかった、気づいてくれて」
彼女はほっと息を吐くと、俺の席の隣を指して、「ここ、いいですか?」と言った。
……まぁ、断る理由もない。俺は少しテーブルの上を片付けた。
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 19:36:45 ID:McrFp1Sj0
しかし……まぁ……
これはいい機会かもしれない、と俺は考える。
遠野の言葉を思い出す。

聞いてみれば、俺のわだかまりも少しはすっきりするはずだ。

外見だけで見てるのなら、それはそれですっきりするし、
そうじゃないのなら、何か見方が変わるかもしれないし。

しかしな……言うのツライな……あんな台詞な……。
おちつけー。これは演技だ。
台本の台詞を読んでいるんだと思えばいい。

「あのさ、宮路さん」
「……なんですか?」
「何で宮路さん、俺のことが好きなんだ……?」

っ言っちゃったよ!! 俺!!
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 19:47:38 ID:BHkno9HqO
れあちゃんかわいいよれあちゃん
で、>>481で早速名前忘れてるんだけどwwwwwwww

双子でれあとのあならおまいの兄貴は俺だw
483れあ:2005/07/24(日) 20:04:40 ID:McrFp1Sj0
うはwww名前いきなり付け忘れwwww
のあは居なかったな。
*
「え、なんでって……」
宮路はきょとんとした。そりゃするよな。
「それは……」
彼女は耳まで真っ赤になると、あたふたと意味も無く手を動かした。
消しゴムが床に落っこちた。
俺はそれを拾い上げ、宮路に手渡す。
あうあう、と口を動かしながら少女はそれを受け取った。

「七海君、前雑誌に投稿小説、してましたよね?」

げ、何でそれを知ってるんだ。
文章を書くのは俺の趣味の一つだ。
恥ずかしいから隠してたのに。六花にだって黙ってやってるんだ。
(バレてるとは思うけどさ)

「あ、いや、まぁ……」
「こんな話を書く人は誰なんだろうって、私思ってた。それで雑誌の方に問い合わせたら、
 七海君だって、わかって」
……おい、雑誌社。俺のプライバシーは何処だ。
「それで私……えっと……七海君のことが好きなんです」
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 20:13:55 ID:BHkno9HqO
のあはいないか・・・orz
俺が昔書いてたやつなんだけど暗くて途中で鬱放棄wwwwwwww

雑誌社ヒデェww
485れあ:2005/07/24(日) 20:15:52 ID:McrFp1Sj0
分かったことは一つ。
宮路は俺の外見などどうでも良かった、ということだ。
彼女が好きなのは俺の文章だったんだ。

「………ありがとう」

宮路がいくつか掲載までこぎつけた小説のうち、どれを読んだのかは知らない。
それでも俺の「言葉」は俺の分身のようなものだった。
俺に寄り添う、影。
それを好きになってくれた人を、俺は嫌いにはなれない。
あぁ……そういえば、遠野も俺の書く文章が好きだと言ってくれたなぁ。
これ、舞台化しましょう!!
言うが早いか地区大会の台本になってしまったんだっけ。
人のいない弱小演劇部だったけど、一応優良賞は取れたんだよな、あの台本。

……なんでこんなときにまで、俺は遠野のことを考えてるんだ。

「あの、宮路さん……」
「なんですか?」
「別に敬語使わなくていいよ。何かかたっくるしいし」

宮路ゆかりは、ふんわり微笑んで、言った。
「うん、ありがとう七海君」
486れあ:2005/07/24(日) 20:25:49 ID:McrFp1Sj0
彼女の笑顔を見ながら俺は思う。
ひょっとするとだが、宮路ゆかりの言う「好き」は俺の思うものと違うんじゃないか?
俺の文章が好き。俺のファンだ。
そういう意味合いでの「好き」なのかもしれない。

だとしたら……

少しだけ、残念に思う反面と、俺の文章にファンがいるという嬉しさ。
でもそれ以上に勝ったのは安心感。
だったら、大丈夫じゃないか。
………一体何が?

なんだか頭がこんがらがってきた。
俺は一体何に対して安心してるんだ? 宮路が俺を好きじゃないことに対して?
あぁクソ、意味がわからない。
「今日も一緒に帰っても、いい?」
そう声をかけられ、びくりとする。
「あ、いや。今日は六花に待ってるように言われてるんだ。帰りに買い物しなきゃいけなくて」
そう応じると、宮路は残念そうなに笑う。
「今度、七海君が書いたお話の話がしたいな」
「あ、うん…………」
俺は英語の羅列に、目を移した。
487れあ:2005/07/24(日) 20:31:54 ID:McrFp1Sj0
ふひぃ。
疲れてきたので今日はここまでー。
488たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 20:51:54 ID:KMbeORtIO
れあさん乙です…

複雑な話ですな…でもそのぶん楽しみです^^
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 20:53:31 ID:BHkno9HqO
今日は予告は無しかw
乙です!
490たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 21:00:05 ID:KMbeORtIO
じゃあ保守がてらしばらく続き書きますね(^^ゞ
491れあ:2005/07/24(日) 21:01:44 ID:McrFp1Sj0
ぬおっ!!
予告忘れてたな。

〜予告〜
対に対峙する兄と妹。
「悪魔」の力を手に入れた妹と、「王」として覚醒しつつある兄。
ヒロの目的。
遠野の真意。
背後に隠れる闇の存在……。
それぞれの思いが交錯する!
 次回、ヴァンパイワスチューデント七海! 「終わりの序章」お楽しみに!
   「どうしてわからないの七海君……今の貴方が、世界を破滅に導く存在であることが」
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 21:03:22 ID:McrFp1Sj0
>>490
ひゃっほう、待ってますた!
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 21:13:42 ID:BHkno9HqO
>>490
もう大丈夫?
無理は禁物だよ

>>491
よし、期待してます!
494たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 21:42:49 ID:KMbeORtIO
瑠衣「兄さん…起きて」
うーむ…まだ眠い…
瑠衣「兄さん!」
僕「もうちょっと…」
ローザ「祥一さん」
僕「うーむ…」
その直後、信じられない言葉が聞こえた。

ローザ「…御主人さま、お目覚めくださいませ」
僕「な、なにぃ!!!!!」
瑠衣「大成功〜!」
え?…あ(^^ゞ僕はもう完全に目が覚めていた^^;
僕「…ってあれ?^^;何で瑠衣だけ制服なの?」
見ると、瑠衣だけが制服でローザはまだメイド服のままだった。
ローザ「メイドの真似をするならメイド服を着なければ不自然じゃないですか」
うーむ、そう言われると確かに^^;
495たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 21:51:50 ID:KMbeORtIO
二人に挟まれて学校まで歩く。周りの男子生徒の視線が痛い_| ̄|●


その日の朝礼で、校長がローザを紹介した。
こーちょー「みんな仲良くしなさひ」
みんな「あ〜い」
もう男子からは歓声が上がっている…^^;

その日の昼休み、裏庭で三人で弁当を食べた。と、
「平田先輩!」
そう言って走って来る少女がいる。
僕「来たか…睦」
睦「当たり前ですよ。先輩の頼みなんですから」
彼女の名は萩原睦。テニス部に通っている二年生だ。
僕「おーい、瑠衣、ローザ」
二人「はい?」
僕「彼女は二年生の萩原睦だ」
496たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 21:58:28 ID:KMbeORtIO
睦「よろしくお願いします」
睦は眼鏡を押さえながら頭を下げる。
僕「さて、これで全員そろった訳だから本題に移るぞ」
三人は僕の周りに集まる。

僕「睦」
睦「はい?」
僕「睦にはローザを男子から守って欲しい」
睦「守る…ですか?」
そこで僕は事情を話した。
睦「なるほど、それならこの私、生徒会副会長萩原睦の全権力を使ってでもローザさんを守ります!」
僕「さすが睦だな」
睦「…(^^ゞ」
実は彼女、二年生にして生徒会の副会長でもある^^;確かに彼女は素晴らしい人材だろうなぁ(^^ゞ

そうして昼休みは終わった。
497たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 22:05:43 ID:KMbeORtIO
*´ω`)=3あ〜安心安心
そう思っていた矢先に、事件は起きた。

5時間目が終わった後の休み時間だった。
瑠衣「兄さん大変よ!すぐに来て!」

急いで瑠衣について行くと、そこではローザが女子生徒と揉めていた。

女子「何よ!平田なんてキモイオタクでしょ?本当の事を言って何が悪いのよ!」

ローザ「何が本当の事ですか!貴方は祥一さんに近づいて良く見てみたことが無いのに、そんな事言わないでください」
女子「何よ生意気!あんただって家で寝てる間にアイツに変な事されてるかも知れないのよ!平田はオタクだもん」
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:07:23 ID:BHkno9HqO
ローザちゃんよいこすぎ!!
そんなやつやっちまえ!www
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:07:51 ID:McrFp1Sj0
カコイイなローザ…
500たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 22:14:05 ID:KMbeORtIO
その瞬間。

ぱしっ

乾いた音がして。

それは、ローザがその生徒に平手打ちした音だった。彼女の顔は、いつもとは全く違う、怒りが発散しているような表情だった。
ローザ「貴方は…貴方は、祥一さんの事をどれだけ知っていると言うのですか!祥一さんの事を全然知らない人間に、そんな事言う資格なんかありません!」
周りの女子生徒達が無言で見守る中、ローザは僕の姿を確認した。
ローザ「しょ…祥一さん」
僕「……ありがとう」
ローザ「え?」
瑠衣「私からも…ありがとう。やっぱり家族の事悪く言われるの、嫌だし」
501たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 22:16:44 ID:KMbeORtIO
ここで中断〜
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:22:35 ID:McrFp1Sj0
乙っすー。

どうでもいいけど、このスレの趣旨はなんなんだろうと今更のように思う。
503たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 22:28:02 ID:KMbeORtIO
>>1を見る限りは立ててあとは他人に任せたみたいだから…
こういうお話を書く場所を彼が提供したような感じ(^^ゞ
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:29:44 ID:McrFp1Sj0
>>503
まぁ、普段人に見てもらえない地味なオリジナル小説書きとしてはありがたい場所だ。
505たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 22:34:12 ID:KMbeORtIO
それやページが作れない人とかね。
しかし他のスレと比べて結構まったりしてていいですなぁ
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:35:44 ID:2/icZkvi0
高校時代、エロ本買う時にうっかり制服姿でレジに行ってしまった。
レジには女の店員が二人いて、めちゃ可愛かった。
レジ「あの・・これ・・18歳未満禁止の本なんですが・・・・・」
俺「じゃ・・じゃあお姉さんが僕を大人にしてください!」

そして俺は今の嫁をゲットした。
家に帰り、ソファーでごろごろしている嫁を見てふと思う・・・あの時は可愛かったんだけどな。
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:38:35 ID:McrFp1Sj0
>>505
固定住人3〜5人しかいないみたいだからなぁ。

>>506
うはwwwwwwwwwwwGJwwwwwwwwww
508たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 22:43:28 ID:KMbeORtIO
まぁそれでもまったりまったりでいつのまにか1000行ってそう^^


>>506
頑張った
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:43:33 ID:BHkno9HqO
>>501
乙です〜。ローザちゃんGJ!!!
>>506
ちょ・・・それはリアルか!!!
俺、行ってくる!!
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:44:07 ID:ptuB/pNDO
そこらにある出来の悪い小説よりおもしろいです
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:50:37 ID:BHkno9HqO
>>508
そのうち4スレぐらい行きそうw

>>510
俺も絶対そう思うよ!!
512たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 22:52:30 ID:KMbeORtIO
あと書いてる人同士で話が出来たりするのが大きいのでは?

>>510
そう言っていただけるだけで幸せです…って、僕に対してじゃなかったらただの自意識過剰_| ̄|●
513たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 22:53:50 ID:KMbeORtIO
ていうか本気でみんなクオリティ高いと思うなぁ…特にれあさんの話とか
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:57:31 ID:McrFp1Sj0
>>510-511
ぶはwwww 誰に対してかわかんねーけど有難いことだぜw

>>512-513
あー、まぁ他ではあんまり無いかもねぇ。

でも俺の話そんなクオリティ高くなすwwww
普段ラブコメとか書かないしねぇ。
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 22:58:12 ID:BHkno9HqO
みんなクオリティ高いよ!!!
みんな大好きだ!!
516たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/24(日) 23:05:44 ID:KMbeORtIO
>>515
激しく同意!
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:09:28 ID:McrFp1Sj0
>>515
うはwwwwwwww
俺も好きだw
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:22:45 ID:McrFp1Sj0
たわごと氏のはラジオドラマとかにしたら楽しそうだよねぇ……

と何となくオモタ。
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:25:43 ID:BHkno9HqO
>>518
それ良さそうだ!
でも、それを言ったられあたんも良さそうw
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:27:22 ID:McrFp1Sj0
>>519
俺のは七海の心象描写が大半だから、
七海の台詞ばっかりになるよwwwwwwwwwwww
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:32:04 ID:BHkno9HqO
ヒント:ヴァンパイアスチューデント

本編より他のキャラの描写があるかと
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:37:33 ID:hRjuLN3OO
ホカン庫ないのかい?
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:38:54 ID:McrFp1Sj0
>>521
マブかよ!!

もうさ、本編ていうかさ、
「ヴァンパイアスリューデント七海外伝〜 Your voice only 〜」
ってタイトルにしようかと思う。

アホっぽい………
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:41:15 ID:McrFp1Sj0
>>522
生憎ありませぬ……

携帯閲覧可で作ってくれる方を常時募集中。
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:42:17 ID:McrFp1Sj0
あ、>>523間違ってるし……。
「スチューデント」な……。
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:44:28 ID:hRjuLN3OO
もうすぐ電池きれるから12時まで残ってるととても嬉しいなー
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:46:18 ID:McrFp1Sj0
ふふ……人数は少ないけど保守することにかけては、
このスレほど充実したスレはないぜ。
多分ないと思う。
無いんじゃないかな?

ま、ちょっと覚悟はしておけ。
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/24(日) 23:58:09 ID:BHkno9HqO
>>523
いや! むしろそれはそれで!
俺はアホだ!!!
529れあ:2005/07/25(月) 00:14:14 ID:bbvseNUK0
ID変わったかにゃー。
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 00:52:04 ID:bbvseNUK0
むにゃー
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 00:52:59 ID:tGZUAP5XO
今日からコテ付けるから考えて

>>550
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:10:35 ID:bbvseNUK0
>>531
それは頑張って下さい。
でも550って随分先だな……。
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:12:50 ID:HQhGAEsvO
今日の夜中だなw
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:17:00 ID:wkIv0WCcO
充電保守。
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:17:05 ID:bbvseNUK0
一人で自分の書いた文章を録音して遊ぶ俺。
536森蔵:2005/07/25(月) 01:23:51 ID:wkIv0WCcO
僕が初めて彼女に出会ったのは、花火大会の日だった。
この小さな町で、引っ越して来た彼女は目を引くものだった。
なんというか、雰囲気が田舎っぽくないのだ。
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:25:19 ID:bbvseNUK0
>>536
新しいのキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !?
危うく今日もヴァンパイアスチューデント七海で保守るとこだったぜ。
538森蔵:2005/07/25(月) 01:26:58 ID:wkIv0WCcO
僕はどちらかと言うと女の子と気軽に話せる方ではない。
彼女も例外ではなかった。
土手に座ってぼんやりと花火を眺めていた僕に、いきなり
「隣、いい?」
と声を掛けてきたのだ。
539森蔵:2005/07/25(月) 01:30:05 ID:wkIv0WCcO
一瞬、返事をしていいものか、迷ってしまった。
周りにも少ないにしろ人はいたし、僕が話し掛けられるなんて、思ってもみなかったから。
大体何で僕の隣なのか。幾らでも座るスペースはある。何も僕の隣じゃなくても…
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:33:23 ID:HQhGAEsvO
新しいのキタコレ!!!


もちろんヴァンパイアスチューデント七海も期待してるお

そして録音したのを3g2でうpしる!
541森蔵:2005/07/25(月) 01:34:37 ID:wkIv0WCcO
「ねぇ、いいの?」
「あっ、…う、うん」
全く初めて見る女の子だ。都会から来たんだろう事はすぐに分かった。
クラスの女子とは明らかに違う。
何が、と聞かれれば、答えられないが。
「それにしても、久しぶりだね」

耳を疑った。今日は耳の調子が余り良くないのだろうか。
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:37:32 ID:bbvseNUK0
>>539
うほあwwww美少女キタキタwwwww

>>540
ムリスwwww変換方法とかわかんねーしwww
543木×3蔵:2005/07/25(月) 01:41:33 ID:wkIv0WCcO
「…………」
彼女の顔を見る。
会った事があるのか?
いつ?
どこで?

「何よ、忘れたの?秋弥。」

僕の中のたくさんの「?」は消え去った。何でこっちは知らないのに、向こうは知っているのか。

『秋弥』は、僕じゃない。
『秋弥』は、去年死んだ、もう一人の僕。双子の兄さん。
544森蔵:2005/07/25(月) 01:49:16 ID:wkIv0WCcO
彼女はおそらく、兄さんと僕が父さんの住んでた場所…東京にいた頃の、兄さんの友達だろう。

父さんと母さんは5年前に離婚した。そして、僕等は収入が多い父さんに引き取られた。
それから一年だけ、僕等は東京で暮らした。…一年。
父さんの体に、悪性の腫瘍が出来ていた。父さんは入院、その後、兄弟二人で暮らせるワケもなく、母さんの実家に移った。
545森蔵:2005/07/25(月) 01:53:22 ID:wkIv0WCcO
2年後、交通事故で兄さんは他界。
僕は自分自身の死に顔を見送った。

そんな兄さんと僕とを、彼女は見間違えているのだ。
彼女と兄さんがどんな関係だったのかなんて、わからない。
でも、兄さんは死んだと彼女が知ったら、きっと悲しむだろう。
僕はこの時だけ『秋弥』になることを決意した。
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:54:57 ID:bbvseNUK0
>>545
いい感じの展開やねwww

……まぁ無理せんで、いざとなれば俺がVS七海保守します。
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:55:20 ID:HQhGAEsvO
>>542
つ[クイックタイム]
これだけじゃ無理だっけ?

>>545
!? 暗くなってきた・・・
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:56:47 ID:bbvseNUK0
>>547
クイックタイム俺使わないから処分した件について。
うほあwwwwゴメスwwww再インスコもめんどくさすwwww
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 01:58:00 ID:HQhGAEsvO
>>548
貰い電気してる俺をワクテカさせてください!!
550森蔵:2005/07/25(月) 02:01:14 ID:wkIv0WCcO
「本当、久しぶりだね。」

言ってしまってから気付いた。
僕は彼女の名を知らない。と、言うか、初めて会った人だから、彼女について何も知らない。

「おじ様は、お元気なの?」
「あ、あぁ。手術もしたし、最近は外に散歩しに出たりもしてる。」
僕は必死に兄さんの口調を真似ようとしていた。毎日共に暮らした兄弟だから出来るのだ。でも、兄さんは彼女をどう呼んでいたのだろうか。

「あのさ、」
「……何?」
「いや、どう呼んでたかなー…って」
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:02:08 ID:HQhGAEsvO
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:09:13 ID:bbvseNUK0
>>549
ちと調べたけどクイクタイムプロ(有料)じゃないとダメポ。

>>550
ぶはwwwww>>531名前長すぎだおwwwwwww
553森蔵:2005/07/25(月) 02:10:15 ID:wkIv0WCcO
「やだもーwww」
笑った彼女はとても可愛い。夜なのに、いや、夜だからか、彼女の肌はとても白く、透き通って見えた。

「普通に名前で呼んでたわよ。朝子って」
「ハハ… いやいや、5年も経つとなー」
「恋人をどう呼んでたかも忘れちゃうの?」
「ジョークジョーク。」
「まったく、もぉ」

彼女が手を握ってきた。
顔が近づいて来る。これは、まさか――
554森蔵:2005/07/25(月) 02:12:03 ID:wkIv0WCcO
>>531
やだもーwww
仕方がないから略して
おじ様
でいいんじゃね?
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:15:31 ID:bbvseNUK0
双子ネタは俺のかなりの好物。
556森蔵:2005/07/25(月) 02:17:36 ID:wkIv0WCcO
ここは おじ様 に保守を任せてオナニーして寝ようと思う。
続きは俺が目を覚ましてから。
実は既に紙に書いて完結しているおにゃのこの話があるのだが 何しろルーズリーフ50ページ分もあるのでもし万が一保管庫ができたら記念に出そうと思うがいかがか?
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:18:35 ID:bbvseNUK0
>>556
長っ!!
でもまぁ、いつか保管庫が出来ることを期待しつつw
558森蔵:2005/07/25(月) 02:21:06 ID:wkIv0WCcO
女が主人公を想うあまりに殺人をしてしまう あるあ…ねーよwwww なお話。

恋愛もあるよ。ノーマルなヒロインとね。


ハアハア
559森蔵:2005/07/25(月) 02:22:57 ID:wkIv0WCcO
誰かが保守してるってきちんと言わないと心置きなくイけないんだぞハァハァ…
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:23:18 ID:bbvseNUK0
>>558
うほっwwww俺実はその手の話が大好物だwwww
まぁ、そのせいでVS七海がややグロい話になってるわけだが。

じゃ、まぁとりあえず森蔵氏のためにおかずでも書くか。
どのキャラがいいかナー
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:25:18 ID:bbvseNUK0
>>559
て既に作業中ー!!
ワロスwwwwwwwwwwwww
562森蔵:2005/07/25(月) 02:27:51 ID:wkIv0WCcO
イくまで30分はかかるからそろそろ脳内にダイブするwwwwww
皆様よい妄想をwwwwww
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:30:03 ID:bbvseNUK0
>>562
イテラーノシノシ
保守はしとくよ。



何となく気が向いたからエロでも書こうと思う。
でもキャラが決まらない。
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:30:52 ID:tGZUAP5XO
他のスレでも微妙にコテにするには長かった
もういいお!(`・ω・´)
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:33:01 ID:bbvseNUK0
>>564
うはwwwわざわざ確認お疲れ様でつ。
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:47:25 ID:HQhGAEsvO
>>563
遠野以外に何がいると?
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 02:52:19 ID:bbvseNUK0
>>566
遠野もう書いたじゃんwwwwww

まぁいいよ。
数少ない読者のリクエストには応えねばな。
何かシチュエーションの希望があれば受け付ける。
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 03:15:55 ID:bbvseNUK0
よし、リクエストないなら適当に考えムスカ。

あー、ネタ浮かばなす。
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 03:16:50 ID:gXPhLZle0
じゃ、とりあえず引っ込み思案なおにゃのこキボン
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 03:37:05 ID:bbvseNUK0
>>569
にょほー! ひっこみじあんか……。
少なくとも遠野じゃねぇな。まったくベツモノで書いてみむすか。
……引っ込み思案でエロって、ムズくね?

*
「ど……どうしたの? 急に……」
灯(あかり)は自分の腕を引く少年を見上げながら、戸惑いの表情を隠せなかった。
幼馴染はいつもと違うカオをしている。
確かに無口であんまり大笑いするような人じゃないけど、
自分に対してこんな怖い表情をしたことなんて一度だって無かったのに。
「圭介くん……どうしたの? ねぇ、圭介くん……」
恐る恐る、小声で何度も名を呼ぶがまったく、全然、耳を貸してもくれない。
「ねぇ………」
「うるさいな、黙ってついて来い」
鋭い声で一蹴されてしまえば、気の小さい灯にはもうどうしようもなかった。
自分は何か、悪いことをしたんだろうか?
圭介を怒らせてしまうようなことを。
そう考えずにはいられなかった。
しかし、このまま一体どこに行くんだろう?
日曜日。天気は快晴。
しかし、段々と人気の無い方へと向かっていることに対して灯は少し不安を覚える。
どこに、行くんだろう?
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 03:47:09 ID:bbvseNUK0
圭介に引き摺られるようにして、灯が辿り着いたのは街の中心から離れた森林公園。
昔事故があってから閉鎖されている場所で、フェンスに囲われている。
圭介は「立ち入り禁止」の札が下げられたフェンスを易々と乗り越えると、
灯に向かって手を差し出す。
「え?」
きょとんとしながら幼馴染を見上げるが、相手は仏頂面で睨んでくるだけだ。
ここは入っちゃいけないのに……。
目の前の男を嗜めるような勇気はなく、灯はそっと圭介の手を握る。
大きな手だ。
圭介は軽々と灯を引っ張り上げ、更に公園の奥の方へと連れて行く。
「あ、圭介くん……足……はやいよ……」
小走りしなければついていけない速さに息を切らす。
圭介は黙ったまま一度立ち止まると、灯をちらりと見てから今度は歩調をゆるめて歩き出した。

「……灯」
適当な場所で不意に足を止め、圭介は灯に向き直った。
じっと睨んでくる瞳が怖い。灯はびくりと身を竦める。
「お前、何で俺が怒ってるのかわかってるか?」
低い声。
灯は怯えながら小さく、首を横に振る。
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 03:53:02 ID:HQhGAEsvO
ちょwwwww充電落ちてるうちに新作来てるwwwwwwwwwwww

気が向いたらヴァンパイアスチューデントも頼むw
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 03:57:11 ID:bbvseNUK0
うーむ、書き辛い。視点を圭介に切り替えます。
*
やはり分かっていないのか、と圭介は半ば呆れた溜め息を吐き出す。
自分の動きにイチイチびくびく怯える幼馴染を、圭介は歯がゆい思いで見つめた。
「……ナンパ、されてただろ」
「え?」
「さっき。男に声かけられてただろうが」
灯は困ったような、泣きそうな顔で縮こまった。
「あの人達は、道がわからなくて、こまってて……」
「馬鹿かお前は」
女の子捕まえて、騙して囲んで仕舞いには……
なんて悪質なナンパの常套手段だろうが。
そういうところに気がつけない、純粋なところが灯のいいところではある。
しかしそうではあるが、この調子では圭介が持たない。
今日は偶然通りかかったからいいものを、一人で歩かせるのはあまりに不安だ。
「無防備すぎるんだよ、お前は」
と、吐き出した言葉の意味も判っていない灯が首を傾げる。
「(……っあぁぁもう、じれったい!!!)」
内心叫びながら、圭介は灯の肩を掴んだ。
「少しは警戒しろって言ってるんだよ」
「でも……」
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 04:01:58 ID:HQhGAEsvO
ナンパでキレるのか!?
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 04:14:13 ID:sstN6FT60
ちょwwwwwwwwヴァンパイアスチューデントバカワロスwwwwwwwwwww
俺もそういうの書くwwwwwwwwww本編と全くつながりの無い同人誌展開みたいなのもやってみたいwwwwwwwwwwww
たわごと氏のるーいとローザみたいなの萌えるよなwwwwwwwwwww
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 04:16:57 ID:bbvseNUK0
>>575
ありがd。でも何かアレだから。本編の方が実は外伝になりつつあるから。
*
「でももクソもあるか。お前そのうち酷い目に会うぞ」
「そんなこと、言われても……」
灯のそんな反応は、圭介には既に予想済みのことだ。
分かってくれればそれで良かったが、分からないなら実力行使。
そう思ってこんなところまでわざわざ連れて来たのだから。
圭介は灯の細い肩を掴んだ指に力を込める。
思わず灯がびくり、と身体を硬直させた、その隙。
圭介は強引に灯の身体を引き寄せて、唇を奪った。

柔らかな灯の唇の間を割って舌を入り込ませ、相手の舌を絡めとる。
一瞬何が起きたか分からなくて呆然としていた灯が、急に腕の中で圭介の胸を叩いた。
しかし優しすぎる少女の拳はあまりに弱い。
あぁ、こんなことじゃさっきのナンパ男たちに襲われたって抵抗出来ないに違いない。
細い声だって誰にも届かないだろう。
頭の片隅でそんなことを考えながら、圭介は灯の上着の中へと手を差し入れた。

「んんーっ!!」
流石にこれには驚いた灯は、かなり無理に首を曲げて圭介のキスから逃れた。
「けーすけく……や……何っ!?」
「お前みたいなのは一回酷い目に会わないとわかんないだろうから、俺がやってやる」
強引な理由付け。
半分は嘘で半分は本当。圭介だって、できればこんな強引なマネはしたくない。
指先が小ぶりな胸に触れる。背中に手を回し、ブラのホックを外す。
「や、やだ、けーすけくん……っ!」
「嫌ならよく覚えとけ。男相手に警戒しない方が悪いんだってコト」
圭介は灯の服をたくし上げ、光の下に胸を晒した。
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 04:23:49 ID:HQhGAEsvO
>>575
俺もそう思うw
頑張ってください!

>>576
俺のせいか!?


















いや、最初はレスが付かなかったらsageで進行しようかと思ったんだよ?
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 04:31:05 ID:bbvseNUK0
>>577
いあ。むしろ俺が面白がって書いてるからだ。
もう、これからは「ヴァンパイアスチューデント七海」と、
「ヴァンパイアスチューデント七海外伝〜Your voice only」でいくから。
……しかしダサイタイトルだな俺。
*
細い身体。小さな胸。
それでもほのかな女の匂いを漂わせる灯の身体は、十分に圭介の性欲を刺激する。
「やだぁ……けーすけくん……」
泣きそうな顔すら、雄の部分に刺激を与えてくる。
つっぱらせているつもりらしい腕を払い、圭介は灯の胸に唇を寄せた。
「あぅ……」
小さな悲鳴。それが精一杯の抵抗だというなら、やっぱりこりゃダメだろう。
ちゃんと、身体に教え込まないと。
自分にそう言い訳しながら圭介は灯の乳首を口の中に含む。
「ひあっ!」
舌で押しつぶし、何度も舐め、吸う。
「いあ、やぁ……やめてぇ……」
「やめて欲しいなら、もっと必死で抵抗してみせろよ」
圭介はからかうような調子でそういいながら、さらに強く灯の胸に吸い付いた。
自分があの場から助け出さなければ、灯はあの男たちに今頃こうされてたかもしれないのだ。
苛立ちが、さらに力を強くする。
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 04:42:09 ID:bbvseNUK0
「やだ、やだぁ……」
灯はひたすらに嫌だを繰り返す。
背中の辺りに情に絆されそうになっている圭介がいるが、軽く頭を振った。
これは灯のためだから。
否、圭介の煩悩が限界だから。
「そんな声じゃ誰も助けにこないぞ」
そういいながらスカートの中へと手を差し入れた。
ふに、と柔らかな感触。
少し湿り気を帯びた下着。
「何だ、感じてるんじゃん」
そう声をかけると灯が小さく「ちがう……」と否定した。
「だったら、なんなんだよ」
これは。
「ひあっ、やっ、やあぁっ!!」
灯の身体がびくり、と跳ねる。背中を弓のようにしならせ、喘ぐ。
「ちがう、ちがうのっ! やだ、けーすけく……ヤダぁ……」
ふるふると首を横に振る灯。
しかし圭介は容赦をしない。
灯の割れ目に指をゆっくりと、差し入れる。
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:00:39 ID:bbvseNUK0
「は、あう……」」
またも灯の肩が跳ねる。
「恥ずかしいよお……けーすけくん……」
人気のない場所とは言え、屋外で胸を晒し性感帯をいじくられている状態。
そりゃもう恥ずかしいだろう。
指に絡みつく灯の体液。圭介は舌で灯の腹部を伝いながら、ゆっくりとしゃがみ込んだ。
「灯の恥ずかしい場所全部見えてる」
スカートをめくり上げ、ぐしょぐしょの下着を引き摺り下ろし、隠そうとする灯の手を押さえつける。
「見ないでぇ……」
顔を見ずとも、灯が泣いているのは明らかだった。
良心がちくちく痛むが、ここまで来て止めるなんて無理だった。
圭介は灯の陰部に口を近づけ、クリ○リスを舌で転がす。
「ひあっ、あ、ん、やっァんッ!!」
これまで以上に激しく反応し、足をがくがくと震わせる。
声が出るのが恥ずかしいのか、片手を口に咥えこんだ。
「んっ……んぅっ……ッ!」
それでも微かに漏れる声は掠れて、酷くいやらしい。
ぴちゃぴちゃと子犬がミルクを舐めるようにわざとらしく音をたて、圭介は灯を愛撫した。
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:10:41 ID:bbvseNUK0
既に立っているのもつらいのか、ふらつく足を圭介はしっかりと押さえつけ、
人差し指をゆっくり膣へと進入させた
「ふあっ、んやっ!……ッ!!」
十分濡れたそこはすんなり圭介の指を受け入れる。
圭介は指を軽く曲げ、内側から灯を刺激した。
たった指一本がきゅうと締め付けられる。
「やっ、やだっぁ……! おかしくなっちゃう……ヘンになっちゃうよ、けーすけくんっ!!」
もう口を塞いでいることも出来ないらしい。
灯は声を荒げ、ぼろぼろ涙を零しながら圭介に訴えかける。
「………なっちまえ」
圭介は短くそう応じた。
ぐい、と強引に指で中をかき回す。
「んぁぁっ!! だ、め…ッ! こわれちゃうぅうっ!!」
普段のか細い声からは考えられないくらい、辺りに反響するのではないかというほど高い悲鳴。
一際大きくびくん、と身体を逸らせると、灯はその場に崩れ落ちた。
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:13:07 ID:HQhGAEsvO
>>578
そんなことねーよ!!
俺は好きだぜ!! そんなタイトル!!!
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:16:28 ID:sstN6FT60
さっきから投下時間がまちまちなのは、書いては投下書いては投下してるからなの?
584たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 05:17:31 ID:rw4GemckO
おはようございます(^^ゞ
585たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 05:18:57 ID:rw4GemckO
>>583
多分そうかと。ていうか僕の話は全部その場で書いてたりします(^^ゞ
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:19:42 ID:bbvseNUK0
>>583
いつも無計画に即興で書いてます。
他の人もまちまちだけど、それは携帯だから仕方ない。
*
泣き崩れた灯を見下ろし、圭介は困り果てる。
いくらなんでもやりすぎただろうか? と。
目の前の灯は可哀相という表現がぴったりなほど震えている。
嗜虐心が無いわけではないが、灯の泣き顔は今まで何度も見てきた。
そして出来れば見たくない、と思ってきたものだ。
「……灯、悪い……」
己の欲望は二の次にして、圭介は灯を慰めにかかる。
「ごめん……な?」
そっと髪を撫でる。灯は泣き続けるばかりで反応が無い。
……ひょっとして、嫌われただろうか。
仕方なく圭介は灯を撫で続けながら下半身の昂ぶりを鎮めることにした。

「けーすけくん……」
数分して灯はぽそり、と圭介の名前を読んだ。
「……どうした?」
内心絶交宣言出されたらどうしようか、と思う。
587たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 05:25:24 ID:rw4GemckO
このスレは実は他スレの動きが鈍くなる頃に活発になってるような(^^ゞ
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:28:47 ID:bbvseNUK0
>>584
おはようございます旦那様。
お食事になさいますか? お風呂になさいますか? それとも 和 民 ?
*
「圭介くん……ごめんね……?」
灯の言葉に圭介はきょとんとする。
謝るのはこっちの方で、謝られる理由が考え付かなかった。
「なん……」
「圭介くん、私のこと心配してくれたんだよね……。だから、ごめんね?」
少し掠れた声で灯は圭介をじっと上目遣いに見つめる。
そんな顔をされると、困る。
圭介は灯から目を逸らして「俺もごめん」と呟いた。
風がふわりと髪を撫でる。
「……灯、帰るか?」
そう声をかけると、灯はしばらく黙ってから………首を横に振った。

「もう少しここにいよう? ………圭介くん、気持ちよくなってないでしょう?」

end
*
何か5時も過ぎたころになるとアレだな。エロモードが解除されてかけなくなるのでココまで。
以後は脳内補完してくだされ……ゴメス!!
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:29:41 ID:RYSs7/0S0
おまいら
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~mybook/auto2.html
これ使えwwwwwwwwwwwwwwwwww
590たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 05:34:36 ID:rw4GemckO
そのCGI使ってみたら担任の教師が3人もいたぞ^^;
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:36:40 ID:bbvseNUK0
全員母方の従姉妹だった。
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:38:26 ID:RYSs7/0S0
>>591
それなんてシスプリ?
593たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 05:38:53 ID:rw4GemckO
>>588
乙!

では続き行きますねー
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:39:21 ID:bbvseNUK0
うはwwwwww
主人公幼少の頃桜の下で、何人と大事な約束を交わしてんだコレwwwww
愉快すぎるwwww
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:44:23 ID:sstN6FT60
たわごと氏おはようwwwwwwるーいとローザモエスwwwwww

>>585-586
そっか……いや、書けるなら一気に書いてまとめて投下した方がいい、と思うんだけど携帯派の人もいたんだね。
投下作品に、他の人のレスとかが混じっちゃって見た目ぐだぐだになるのはせっかく投下してくれてる人にもちょっと失礼だし、なんとなく投下中はレスもしにくいじゃない?
5レス分くらいなら即興でもいいだろうけど、しっかり書いてから投下、って方がいいと思う。
もちろんLIVEで書いて生の意見が欲しい、ていうのも少なからずあると思うけど、「作品投下中」っていう状況はレスもちょっと憚られるものだし。
名前欄「名無し」もちょっと視覚的に分かりにくいかもね。コテつけるか、作品名入れたほうが分かりやすいとは思う。コテとかつけるのがイヤなら(1/12)みたいにこれから投下する分を入れてもいいし。
でも携帯のひとはちょっと難しいね。せめて最後の投下に「続く」とか「終わり」とか本文に入れてくれた方がいいかな?
個人的に携帯で作品投下はパケット代からみてもおすすめできないよw

長くなっちゃったけど、個人的な意見として参考にしてくだちい。説教臭くなっちゃったね、ごめん。
596たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 05:48:55 ID:rw4GemckO
ローザ「私…その…ごめんなさい!」
ローザはふかぶかと頭を下げる。
僕「そんな…謝らなくて良いよ」
ローザ「…でも…」
僕「大丈夫だから」
僕はそんなローザを抱き寄せた。
ローザ「え…」
僕「今までずっと…あんな風に言われていたのが当たり前だった…でも、本当は…嫌だった」
ローザ「祥一さん…」
僕「ありがとう…」
ローザは無言で、ただ僕の方を見ていた…目に涙を浮かべながら。瑠衣「………」


その日の夜。
風呂から戻って来ると、僕の部屋には…
瑠衣「お帰り」
瑠衣がいた。どうしたんだろう…
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:50:39 ID:sstN6FT60
言い忘れたけど「携帯だから投下するな」とか「全部書いてから投下しろ」ってことじゃなくて、あくまで「こうした方がいいんじゃないかな?」っていう程度のものだから。
携帯派の人も楽しみにしてる作品も多いし、そんな雰囲気が出来てきて、萎縮して投下できなくなるってのは本意じゃないし。
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:54:56 ID:RYSs7/0S0
よしwwwwwwwwwww
後でオレもなんか書くおwwwwwwwwwwwwwwww
599たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 05:56:42 ID:rw4GemckO
瑠衣「兄さん…」
少し頬を赤くした瑠衣。
僕「どうしたんだ?」
瑠衣「…あのね」
僕「ん…」
瑠衣「私…ローザさんと兄さんが近づいてるのが、凄く嬉しいんだ。兄さんが嬉しそうだから…」
僕「……」
瑠衣「でも、でも何故か…少し嫌な気持ちになるんだ」
僕「……」
瑠衣「それで、今日兄さんがローザさんを抱きしめた時に、思ったの」
僕「……」
瑠衣「私も、そうして欲しいって」
やはり…そうか。
僕「瑠衣…」
彼女は震えながら続けた。
瑠衣「分かってる…兄妹でそんな事考えちゃダメだって事も…分かってるのに……」
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:56:43 ID:bbvseNUK0
>>595
むぅ。難しいところですな。
でも誰かが投下してる時でさえ、平然と別の話を投下するのがこのスレクオリティwwwww
まぁ、あんまりいいことでは無いんでしょーけどね。読みにくいし。
ただ、このスレの住人半分は携帯さんなので、正直色々厳しいですな。
それに俺の小説は「スレ保守用」だから、ある程度間を空けてやった方が都合がいいというか。
俺は書き手側なので皆様のご意見お聞きしてやっていきますが。
PCだし
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 05:57:45 ID:bbvseNUK0
>>598
期待しますおw
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:02:39 ID:RAYYxWPz0
瑠衣って俺の妹の名前じゃないか。
変な気分になってきた
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:07:14 ID:HQhGAEsvO
>>595>>597
そうかも知れないなぁ・・・
まぁ、その辺の細かいのは作家さんに任せますが、これのために他のスレと違うのもあるので・・・
とりあえずスレ中でのまとめはしてみようと思います
あとはまとめサイトを作ってくれる神がいたら最高ですがね

>>598
がんがれ!
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:11:02 ID:bbvseNUK0
ちょwwwww瑠衣たん禁断の愛wwwwwwwwwwwww
605たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 06:16:36 ID:rw4GemckO
瑠衣は、恐る恐る僕を見て、言った。
瑠衣「私…兄さんが…好き」
僕「瑠衣…」
瑠衣「分かってる…兄妹でそんな事考えちゃダメだって事、分かってる…でも…好きなの…」
僕「…こっちこそごめん」
そう言って、瑠衣の体を抱き寄せる。
瑠衣「兄さん…」
確かに、瑠衣の言う通りだ…僕との幸せな兄妹生活。そこに突然現れた留学生に兄が近づいていって…それじゃあ一番辛いのは、瑠衣じゃないか…
僕「どう謝ればいいかわかんないよ…」
瑠衣「じゃあ…私のわがまま、聞いて」
僕「え?」
瑠衣「あのね…今夜は私と一緒に寝て欲しいの」
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:19:22 ID:bbvseNUK0
>今夜は私と一緒に寝て欲しいの

オレンジマーマレード吹いた
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:19:25 ID:HQhGAEsvO
>>605
祥一いいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
ローザちゃんがいるんだから瑠衣ちゃん譲りやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

・・・ごめんなさい取り乱しました
608たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 06:19:53 ID:rw4GemckO
うぃー、休憩入ります

やっぱり書き込みに関してはそれぞれに任せる感じでいいと思いますよ(^^ゞ

ていうか今NHKラジオでメイドについてやってる^^;
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:23:33 ID:HQhGAEsvO
>>608
乙です〜!
とりあえずは適当にまたーりで行ってみます?
個人に任せるのが一番だと思うので

ラジオ聞けなす・・・orz
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:25:27 ID:bbvseNUK0
>>608
乙ッスー。
最近のNHKはスゴイな……。

まぁ、このまたーりなノリをキープ出来れば幸いですな。
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:27:24 ID:RYSs7/0S0
乙です

ここってエロじゃなくてもいいんだよね?ね? ねぇーってば
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:30:22 ID:HQhGAEsvO
>>611
おにゃのこが一瞬でも出たら基本はなんでもありっぽい
本編もお姉ちゃんが出たからw
613たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 06:31:26 ID:rw4GemckO
当然エロじゃなくてもいいですよ(^^ゞ
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:33:30 ID:RYSs7/0S0
>>612
次はもっと早くレスをちょーだい


………ありがとう と一応いっておくわ
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:35:38 ID:bbvseNUK0
>>611
悪い。ちょっと目を離してたんだ。
それに他のみんな携帯だからさ……。

エロ書いてるのは俺くらいなもんだよ。
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:41:13 ID:HQhGAEsvO
>>614
なんとなく幼女を連想してしまったw

>>615
だがそれがいい!
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:41:38 ID:bbvseNUK0
とりあえずたわごと氏休憩中にVS七海いっとくかな
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 06:41:41 ID:RYSs7/0S0
よーし、他人のキャラを勝手に使って一言wwwwwww



瑠衣「こんなにおっきくなっちゃって、言葉で責められるのが好きなんでしょ?この豚供」
619たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 06:52:54 ID:rw4GemckO
瑠衣がSになりますた^^;
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:02:12 ID:bbvseNUK0

 ヴァンパイアスチューデント七海 第3話? 「終わりの序章」

激しい音とともに裂けた空気。
六花は辛うじてそれをかわすと、呆然としながら口にする。
「なんで? ななみ。なんで私にこんなことするの?」
心底、不思議そうに彼女は言う。
「おにーちゃん、おこったって私のことたたいたこともないのに」
平坦な声で言う妹を見据え、七海は先刻六花の蹴りを受け止めたために潰れた左手をぶらりと下げた。
「なん、で?」
酷く冷たい声。
遠野も、そして六花も今までこんな七海を見たことは無い。
こんな鋭い目で、人を殺すような目で睨む七海は見たことが無い。
「六花。お前は翼を殺そうとした」
右手を胸の辺りまで持ち上げ、拳を作る。
そして七海はその拳をすっ……と前に振り下ろした。
「理由はそれだけで十分だ」
ぞくり、と。
ほとんどの感覚を失ったはずの六花の身体に寒気が走る。
闇を凝縮して生まれた剣が、七海の手に握られている。
「……魔に堕ちたお前を救う術は、これくらいしか無いだろうしな」
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:04:24 ID:HQhGAEsvO
VS七海キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:12:40 ID:bbvseNUK0
無意味に格好良くなってしまう七海……
*
そう呟いて、七海は軽く地面を蹴った。

とんっ

小さな音とともに、七海が消える。
「っ!!」
瞬時に六花は背後を振り返った。
目の前に迫る、漆黒の刃
「ひあっ!!」
六花小さな悲鳴をあげて刃から逃れようとする。
振るわれた剣はその鋭い切っ先で六花の服を先、肌を引っ掻く。
「っち……」
地面に降り立った七海は大した傷を負わせられなかったことに舌打ちをする。
「流石にいい反応をするな」
「なんで、おにーちゃん……」
片手で振るうにはあまりに大きすぎるように見える剣を軽々と担ぎ上げる。
「俺を殺そうとした奴は死んでいいんだろう? 同じことだ、六花」
言い終える前に、踏み出された足。
六花が気がついたときにはもう遅い。

「っが………」

黒い血液が、撒き散らされる。
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:24:17 ID:bbvseNUK0
腹部に突き刺さった黒い大剣。
血が刃を伝い、七海の手を汚す。
彼は無言で剣を勢いよく引き抜いた
「ぐぎゃああああああああああああああああっ!!!」
獣じみた咆哮。
それは最早人のものとは程遠い。
引き抜いた瞬間、血流を押し留めていた堰がはずれ、
噴水のように噴き出した。

七海は妹「だったもの」をじっと見つめ、少しだけ表情を歪めた。
そしてどこへともなく、言う。
「人の妹勝手に弄繰り回しやがって。悪趣味だぞ」
くるりと、振り返る。
「ヒロ」

「さすがナナミ。よく俺だってわかったねぇ」
ヒロは笑いながらゆっくりと、歩いてきた。
その背に黒い翼を負い、足音も無く。
「お前の生臭い腐臭がぷんぷんしやがるんだよ、クソッタレ」
七海は鼻を鳴らした。
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:33:10 ID:bbvseNUK0
「クソッタレとは失礼だな。親友じゃない俺達?」
「俺はそんなこと考えたこともないね」
七海は六花の返り血を拭いもせずに、笑うヒロへと剣を突き出す。
「で、何が目的だ?」
問いかけても、ヒロはくすくすと笑うばかり。
「目的〜? 俺はリッカに手を貸しただけだけど?」
「馬鹿を言え。悪魔が人に見返り無く手を貸すなんて話は聞いたこともないね」
不快な、笑い声。

「七海君、ソイツは……」
地面に倒れていたゆかりが、うめく。
「っ! 無事なのか宮路!」
七海が鋭い声を上げる。ゆかりは微かにだが確かに微笑む。
「えぇ。この程度の傷であれば時間さえあれば」
「……そうか、よかった」
七海は応じて、息を吐き出す。
ゆかりは言葉を紡いだ。
「ソイツはずっと七海君を狙っていたのです。貴方の中に潜在する、力を」
「……どういうことだ?」

ヒロが肩を竦める。
「何だ、流石に教会は情報が早いよな」
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:45:04 ID:bbvseNUK0
七海は眉根を寄せる。
「説明してくれ」
ゆかりは小さく頷くと、なんとかその場に立ち上がった。

「七海君、貴方に生まれつき与えられた才能……『種』というべきものがあるのです。
 闇や魔の力を増幅させる、闇の種の力が貴方の中に眠っていたのです。
 魔の一族は、貴方をずっと探していた。
 貴方に目覚めてもらうために。魔族の率いる王となって貰うために」
「……王……だと?」
七海の言葉に頷いたのはヒロだった。
「そう。ナナミには王になってもらわなくちゃならないんだ。
 そして、この地から敵対するものを一掃してもらわなくちゃならない。
 妹を利用すれば情にほだされてこっちについてくれるかとも思ったけど……
 さすがは魔王陛下、冷酷でいらっしゃる」
笑いながら言う、ヒロの言葉が不快だ。
キモチワルイ。
「………黙れ、ヒロ。殺すぞ」
「やれやれ、怖いなぁ」
ヒロは肩を竦める。
七海は奥歯を噛み、ぐっと剣を握り締めた。
「……それじゃあ、俺が吸血鬼になったのも魔族のやったことってことか?」
「そうだよ。俺じゃないけど。
 …………それについては、あの子の方が詳しいんじゃないのー?」
そう言ってヒロが指し示したのは………
626森蔵:2005/07/25(月) 07:53:42 ID:wkIv0WCcO
小説誤爆ほど恥ずかしいものはないな
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:58:28 ID:bbvseNUK0
「……遠野?」

そこには、遠野翼が地面に座っている。
「どういう……」
「どういうことって、ナナミに『吸血鬼の女王』の因子を与えたのはあの子だろ?」
ヒロはさも面白くなさそうにそう吐き出した。
七海は愕然とする。
それはゆかりも同様で、2人は共に遠野を見つめるしかなかった。

「っどうしてあの子が『女王』の因子を!? ほんの数日前まで、あの子は人間だった!」
ゆかりが身体を引き摺りながらヒロに詰め寄る。
あくまで、ヒロは軽いノリでかわす。
「そんなこと、俺が知るかよ。本人に聞けって」
そんな会話をしているうちに、七海はゆっくりと遠野の元へ歩み寄っていた。
目の前まで辿り着き、しゃがみ込んで目線の高さを合わせる。

「……翼……本当、なのか?」
否定を、望んでいた。
違います、あの悪魔が嘘を言っているんです、と。
だが
「はい。それは真実です」
遠野はよく響く声で確かにそう言ったのだ。
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:59:41 ID:HQhGAEsvO
誤爆wwwww
カワイソス(´・ω・`)
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 07:59:58 ID:bbvseNUK0
>>626
まったくですお。
向こうも小説スレで、保守中だったのが辛うじて救いだなorz
死にたい……
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:05:11 ID:bbvseNUK0
あー、連続起動時間長すぎるせいか不調になってきました。
ちと再起動かけてきますお。

このIDちょっと気に入ってたんだけどorz
ぬこぬこ。
631森蔵:2005/07/25(月) 08:06:23 ID:wkIv0WCcO
そして あ、こいつIDがUNKOだプゲラ って思ってごめんなさい…僕……僕酷い事を…ッ
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:09:37 ID:gXPhLZle0
>>631
ナカーマwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:10:26 ID:HQhGAEsvO
>>630
ノシ
乙です〜!
PCはID変わるからなぁ・・・

>>631
おまwwwwwwwww
634森蔵:2005/07/25(月) 08:11:47 ID:wkIv0WCcO
書いて………いいのかな? かな?
635スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:13:03 ID:HQhGAEsvO
636スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:14:27 ID:HQhGAEsvO
637スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:15:38 ID:HQhGAEsvO
638スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:17:21 ID:HQhGAEsvO
れあ氏プロフ
>>356.
設定
>>578
予告
>>249.>>328.>>491

れあ氏 V.S七海第1羽
>>260-262.>>264-265.>>267-268
639スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:19:03 ID:HQhGAEsvO
れあ氏 V.S七海第2羽
>>409-411.>>416.>>419.>>422
第3羽
>>620.>>622-625.>>627.

>>430.>>439.>>445
640スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:21:33 ID:HQhGAEsvO
641スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:23:08 ID:HQhGAEsvO
642スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:24:16 ID:HQhGAEsvO
643スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:25:28 ID:HQhGAEsvO
たわごと氏
>>596.>>599.>>605

たわごと氏 設定
>>377.>>428.>>454
プロフ
>>418.>>421

>>451
644スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:27:32 ID:HQhGAEsvO
645スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:28:37 ID:HQhGAEsvO
646スレ内まとめ:2005/07/25(月) 08:30:14 ID:HQhGAEsvO
おまけ れあ氏ノリw
>>213-214.>>216.>>218.>>220.>>223-224

抜けてない・・・よね?
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:33:24 ID:HQhGAEsvO
>>634
どーぞどーぞ
ってかお願いしますw
648れあ:2005/07/25(月) 08:34:32 ID:d75UWM5x0
そろ…ゲフン。私はかえってきたー!
>>634
どぞどぞー。おまかせしますー。



いいじゃん! ウンコ!
ウンコひゃっほう!!!
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:37:57 ID:d75UWM5x0
>>646
毎度オツカレっす。
ありがたいですなぁ……
650森蔵:2005/07/25(月) 08:44:33 ID:wkIv0WCcO
しかし補習授業があるのだが。
12までまてクダサーイ
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:48:27 ID:HQhGAEsvO
>>650
何時まででも全然問題ないですお
補習も頑張ってくださいw
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:52:07 ID:HQhGAEsvO
>>635の6氏の214-215は214を>>219と間違えてましたorz
申し訳ないです
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:56:50 ID:d75UWM5x0
俺はお昼過ぎに出かけると思うから、
丁度交代になるかにゃー?
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 08:58:45 ID:HQhGAEsvO
少し寝るので悪いけど誰か保守お願いするお^^


















ごめんなさい。お願いしますm(_ _)m
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 09:03:27 ID:d75UWM5x0
あいおー。保守了解っすー。
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 09:06:03 ID:HQhGAEsvO
それじゃあおやすみ〜ノシ
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 09:09:33 ID:d75UWM5x0
ふー……じゃあ>>627の続きを書くか、それとも>>486の続きか……。



どっちもアホだけどな。
658れあ:2005/07/25(月) 09:25:31 ID:d75UWM5x0
まぁ……とりあえず予告の分消化しないと、次の予告書けないから
VS七海行きます。
*
「何故……」
長い沈黙の末、ようやく喉から出てきた言葉は、やっとそれだけ。
遠野はそれとは対照的に、舞台上に立っているときのようにすらすらと口上を述べた。
「とある人が与えてくれたのです。
 これを七海先輩に飲ませるようにと。
 ただ、ひょっとすると拒絶反応が出て死んでしまうかもしれない。
 飲ませるかどうかは、お前が決めればいいと。
 私は紅茶に与えられた『血』を混ぜて、先輩に飲ませました。それだけです」
「それだけって!!!」
言葉尻に噛み付くような叫び。
強い声がびりびりと空気を振るわせる。
七海は数回深呼吸を繰り返し、声を落ち着けた。
「それを飲ませたら俺が吸血鬼になることを翼は知ってたんだな?」
「はい」
澱みのない声が今は悲しい。
「なんで、何が理由で……」
なんで。この台詞を今日一体何度聞いただろう?
659れあ:2005/07/25(月) 09:40:04 ID:d75UWM5x0
遠野は七海の疑問には答えず……
いや、ひょっとすると答えなのかもしれないが、的外れな台詞を言った。
「貴方を、信じてます」

たったそれだけの台詞で何故か安堵してしまう自分を、七海は馬鹿だと思う。
遠野は「私を信じて」とは言わなかった。
「貴方を信じる」
その言葉の意味を考える。

裏切らない。
絶対に、遠野は、自分を裏切るような真似は……しないッ!!

「……わかった。今は聞かない。だけどそのうち答えてくれるんだろう?」
「はい、必ず」
「なら、十分」
七海は遠野を抱き寄せて、ゆかり、そしてヒロと対峙した。

「宮路、うちの妹悪いんだけど頼むよ。殺してはいないと思うから」
「どうしてわからないの七海君……今の貴方が、世界を破滅に導く存在であることが!!」
ゆかりの悲痛な叫びに、七海は困ったような顔で笑った。

「仕方ないだろう? 世界だのなんだのより、俺は翼が大事なんだ」
660森蔵:2005/07/25(月) 09:45:10 ID:wkIv0WCcO
ハアハア……………ウッ

僕は何度目かの射精に至った。
れあタンの書いた文章は、僕の眼を抜け、脳に心地よい刺激をもたらした。
661たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 09:52:11 ID:rw4GemckO
また眠っておりました(^^ゞ
おはようございますm(__)m



れあたんいいよれあたん
662れあ:2005/07/25(月) 09:52:50 ID:d75UWM5x0
それだけ言い残し、七海はその場から消え去った。
この傷では、追えない。
ゆかりは再びその場に崩れ落ちた。
ヒロはつまらなそうにそんなゆかりを眺めている。

「ったく、役にたたねー奴ばっかりだな」
肩を竦めながら悪魔はそう言って、その場から立ち去ろうとする。
「っ待ちなさい!!」
ゆかりは鋭い声を発した。傷口が開きそうになるのも、構わない。
「貴方は知っているの? あの子が何者なのか。
 そしてあの子に『因子』を渡したものが一体誰なのかっ!!」
うーん、とヒロは数秒考えるような仕種をする。
本当に考えているかどうかは不明だ。
「少なくとも、糸を引いてる奴とは知り合いだけど、アイツと俺は犬猿の仲でねぇ」
けらけらと笑い、地べたに這い蹲る少女に背を向ける。
「まぁ、達者でやれよ聖女サマ」
ヒロはそう言って闇へと消える。

残されたのは、傷を負った少女が2人。
『教会』の人間がその場に助けにやってくるまで、ゆかりはぼろぼろと涙を流すしかなかった。
663れあ:2005/07/25(月) 09:56:02 ID:d75UWM5x0
VS七海第3羽はここまでー。


>>660
何やってんでぃすかwwwww

>>661
おはようございます旦那様。
ご飯になさいますか? お風呂になさいますか? それとも 和 菓 子 ?

何かたわごと氏にはこの挨拶をしなければいけないような気がしてる……。
664たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 09:58:57 ID:rw4GemckO
>>れあたん
そうなの?(^^ゞ

では続き行きますねー
665たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 10:07:47 ID:rw4GemckO
明かりのない暗い部屋の中で、二人はベッドに横になっていた。
僕は、瑠衣のわがままをきく事にしたのだ。それほどに僕を遠く感じていたなら、その責任は僕にあると思ったから…
瑠衣「兄さん…」
闇の中に響く瑠衣の声。
僕「どうした?」
瑠衣「あのね…朝まで…好きにしていいからね」
脳髄が吹き飛びそうな言葉。
僕「瑠衣…でも」
そう言いかけた時。
瑠衣「言わないで」
瑠衣が制止する。
瑠衣「好きにして良いって事は、別にしなくても良いって事だよ…それは兄さんの自由だからね」
そう言って、瑠衣の震えた指が僕の肩に触れる…
666れあ:2005/07/25(月) 10:10:14 ID:d75UWM5x0
うおいおいいいい
瑠衣ちゃんエロスー!!!
667たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 10:16:18 ID:rw4GemckO
何だ…分かっていたのか…
僕が瑠衣に手を出さない事を知っていながら、瑠衣は僕にそう言った…
瑠衣「だって…なんにも言わずに後悔するの、嫌だもん」
僕は、心の中では、彼女を満たしてあげたかった。でも、常に一緒にいたためか、瑠衣を妹としてしか見る事ができなかった。瑠衣の僕に対する想いが分かっても。
でも…兄妹としてやれるだけの事はやる…やらなきゃいけない。瑠衣の為にも…
瑠衣「兄さんと一緒に寝たの…多分初めてだと思う」
瑠衣が僕に寄り添う。ぴったりとくっついた彼女からは、熱いくらいの体温を感じる…
668たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 10:24:29 ID:rw4GemckO
瑠衣「中学に入ってから、ずっと、好きだったの」
僕「…」
瑠衣「でも…兄さんは兄さん。兄妹で好きになっても、それは口に出してはいけない事だって…そう思ってた」
だんだんと涙声になっていく瑠衣。
瑠衣「私だって、兄さんといろんな事して…愛し合いたいのに…でも兄妹では許されない…」
僕「もう言うな」
瑠衣「私は、兄さ」
それ以上聞きたくなくて、僕は…
瑠衣を、強く抱きしめた。
669たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 10:28:05 ID:rw4GemckO
瑠衣「に…兄さん…」
彼女の熱い身体を感じながら、ずっと抱きしめる。
瑠衣「…」
そっと、瑠衣の腕が僕の背中に回る。
瑠衣「…大好き」
二人は互いを抱きしめながら眠りに落ちていった…


休憩…
670れあ:2005/07/25(月) 10:31:13 ID:d75UWM5x0
>>669
乙っすーw
よか兄弟ですな……。
いい兄貴だねぇ。
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 11:04:22 ID:sstN6FT60
寝ちゃったお おまえらお早う(´・ω・`)

あの時言えなかった言葉を、今言うから……。(保守がてら)
>>れあたん
エロ書くなら、徹底的に! 手加減するな!wwwwwwやっちゃえ!wwwwwwwww
あと伏せ字使われると萎えるかなー。そういう描写したいなら、伏字にしない・省略形にするか、ダメなら直接的な表現はしない、ほうがいいお⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン

あと漢字よりひらがな、カタカナよりひらがなのほうがエロい感じがしwwwなwwwいwwwか?www

>>たわごとたん
祥一の一人称なんだけど瑠衣の描写が足りないかなー? 祥一の独白だから余計にそう感じるのかも。ト書き少なめならキャラのセリフにも状況描写入れてかないと間がもたないよ
あと、瑠衣@エロスの『涙声になっていった』もるーいのセリフにそういうニュアンス挿入れないと(変換ミス)わかりにくいお?
「それは口にっ、出してはいけないことだって……そう思ってた……っ!」とかな。オレきもすwww
祥一に抱きしめられたときも、瑠衣@エロスのリアクションにワンクッション置くと、なんとなく祥一のガマンできなくなった感がでるとおも。

それ以上聞きたくなくて、僕は……
「……っ!?」
瑠衣を、強く抱きしめた。
「に……兄さん……?」
か細く、消えてしまいそうな瑠衣の声。
「もう、いいから」
彼女の熱い身体を感じながら、ずっと抱きしめる。
「…………」
とくん、とくん……と妹の心臓の鼓動が、身体を伝わって僕の体に響く。
「……兄さん」
そっと、瑠衣の腕が僕の背中に回る。
「大好き」

ってね……
うっはwwwwwwwオレ超wwwきwwwもwwwすwwwwwwwww
672モリゾー:2005/07/25(月) 11:13:01 ID:wkIv0WCcO
れあたんまだ執筆中?
673れあ:2005/07/25(月) 11:13:11 ID:d75UWM5x0
>>671
アドバイスd
何かネー、エロねー。
一応VIPは全年齢だし、夏だし、来る年齢層を考えると遠慮しちまうねw
伏字は最後まで悩んだがw

更に言うならエロ本あんまり読まないからな。ダメポ
674れあ:2005/07/25(月) 11:18:03 ID:d75UWM5x0
>>672
いあ、今は書いてないお。
675たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 11:19:57 ID:rw4GemckO
>>671
アドバイスdクス
ていうか瑠衣@エロスって^^;
676森蔵:2005/07/25(月) 11:21:57 ID:wkIv0WCcO
じゃあ先生の目を盗みつつ書くさ。

*(←ケツの穴の様だw)
677森蔵:2005/07/25(月) 11:30:16 ID:wkIv0WCcO
じゃあ先生の目を盗みつつ書くさ。

*

まさか、これは――
彼女の唇はそっと、僕の唇に触れた。
「ふふ……」

勿論僕にとって、初めてのキスである。僕は恥ずかしくなって、眼をそらした。
花火大会も終わりに近づきつつある。
この目の前にいる彼女は、兄さんの彼女であって、僕の彼女じゃない。
…そう自分に言い聞かせないと、僕が僕である事―僕が兄さんを、『秋弥』を演じている事を忘れそうだった。
678れあ:2005/07/25(月) 11:30:39 ID:d75UWM5x0
>>676
先生カワイソス(´・ω・)

*←これは俺の私的なセリフと小説の境目だ。
679森蔵:2005/07/25(月) 11:40:23 ID:wkIv0WCcO
変なレスしてしまった。ハズカシ

*

「朝子は、さ」
「?」
「もし、自分と瓜二つの兄弟がいて、いつも一緒にいて…でも、そいつが急に死んだら、どう生きればいいと思う?」
「春人君の事?」
彼女の口から、僕の名前がこぼれた。
意外だった。兄さんは他人には自分の事を余り話さないのに。

「いや、春人は死んでないけど……例えばの話だよ」
「そうね……」
彼女の顔が閃光に浮かび上がる。
赤や緑の光に照らされ、幻想的に見えた。

「よく、『その人の分までしっかり生きろー』とか言うけど、私はそんなのどうでもいいと思ってる」
「ぇ………」
680森蔵:2005/07/25(月) 11:58:52 ID:wkIv0WCcO
「亡くなった人と、残された人の人生は別のもの。亡くなった人の残りの人生なんて、残された人が背負う必要は無いのよ。
だから、気にしないで、自由に行きていい。
ただ時々、その人の事を思い出して、懐かしんであげればそれでいいと思うの。」

兄さんが傍にいることは、僕にとって普通の事だったから、兄さんが死んでからはどうやって生きていけばいいか解らなかった。でも、彼女の言葉は僕に答えを与えてくれた。

ふと、閃光に照らされた彼女の後ろが気になった。違和感。
何かがおかしい。
681れあ:2005/07/25(月) 12:00:48 ID:d75UWM5x0
>>680
ワクテカ
682森蔵:2005/07/25(月) 12:09:14 ID:wkIv0WCcO
幻想的な彼女。
唯一人存在感のある彼女。
そして彼女には、影が無かった。
「あさ…」
「秋弥の……お兄さんの事が重荷になっていたんでしょ?」
「え、いや、」
「春人君だって、わかってた。秋弥が死んだ事も、知ってた。でも、余りにも春人君が秋弥にそっくりだったから、つい、ね」



お昼食べたいから一時中断
683森蔵:2005/07/25(月) 12:12:00 ID:wkIv0WCcO
ワクテカ済まない。
ポンポンが鳴っとるのだ。

お母さん、カレー弁当はいいのですが、下から 飯、カレー、飯、高菜 としないで下さいと、あれほど言ったではないですか
684れあ:2005/07/25(月) 12:16:25 ID:d75UWM5x0
ぬおおおおお!!
いいところでCMが入った気分だよおい!!

カレー食いたす
685たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 12:31:04 ID:rw4GemckO
森蔵さんいい!(´∀`)

カレーかぁ…今日の昼飯はオムレツ_| ̄|●

くそぉ!ポンキッキーズが懐かしいぜ(^^ゞ
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 13:15:26 ID:z8SsRO500
今日も妹が彼氏と電話している。
うるさいんだよ、オナニーに集中できない。
壁越しに聞こえる笑い声とかすごい邪魔。惨め。

だけどさっき妹が風呂入りに階段降りてった。
その隙に部屋に忍び込んで携帯をくすねてみる俺。
一応兄として妹の携帯を見る権利はある。勝手に触って何が悪い。

『いますご→く太いウンコがでたよ♪』

履歴の一番上に名前があった男へ送った。こいつが馬鹿女のつがいだ。
幸せな奴は皆埋まれ。首から上だけだして仲良く埋まれ。ブルで均してやる。
メールの着信音。早い。いい判断だ。お前少しは見込みあるよ。
クソの太さを報告する女なんか黄河に流せ。

『ズル〜い!オレなんてもう便秘三日目!!ちょっと分けろ〜!!』


クソ共が
687れあ:2005/07/25(月) 13:16:02 ID:d75UWM5x0
誤爆したスレで何人か続きが気になると言ってくれているが、
まさかここですとは言えない。

うはwwww保守wwww
688かってに森蔵:2005/07/25(月) 13:18:38 ID:wkIv0WCcO
今日のメヌー
カレー高菜ご飯
シュウマイ

以上
689れあ:2005/07/25(月) 13:18:44 ID:d75UWM5x0
>>686
ぶはwwwwwww
たまに投下される嘘かホントかわかんねぇこの手の話がとても好きだwwwww

でもずっと投下されたら食傷気味になるんだろうな。
たまに見ると吹き出してしまう感じだw
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 13:34:31 ID:HQhGAEsvO
れあたん、たわごとさん、森蔵さん、乙です!

>>687
乙wwwwwww
なんで言えないんだよ!!
言わなくてもいいけどさーw
691れあ:2005/07/25(月) 13:43:10 ID:d75UWM5x0
>>690
誤爆したのにアピールするのは変だろうがよwwwwww
692かってに森蔵:2005/07/25(月) 13:43:19 ID:wkIv0WCcO
余り殺到されてもね…
人大杉とか困るしwwwww
693たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 13:45:36 ID:rw4GemckO
>>692
同意
694れあ:2005/07/25(月) 13:46:57 ID:d75UWM5x0
しかし何だこのコテばっかのスレw
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 13:49:40 ID:HQhGAEsvO
>>691
普通まぁ気になるなら探すかw


>>692
確かにまたーりじゃなくなるのもなんだかなぁ・・・
696かってに森蔵:2005/07/25(月) 14:17:07 ID:wkIv0WCcO
ヒント[コテ=ペンネーム]
697たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 14:22:20 ID:rw4GemckO
保守がてら補足説明を

睦が祥一になついている理由…新入生としてやって来た睦の最初に知り合った先輩が祥一だった。というのも、睦は科学部だったからである。
しかし、三学期に入学願書のデータから科学部志望がゼロだという事を知って、時の三役(部長、副部長、会計)は二年生唯一の部員である祥一と、一年生で同じく睦に部の存続(7人以上の部員確保)が不可能に近いことを伝える。
祥一は残る事を決めるが、その時睦がテニスが得意な事を知っていたので同時に睦のテニス部入部を勧めた。
睦はテニス部に移り、その後努力も空しく部は潰れた。
698たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 14:27:38 ID:rw4GemckO
ちなみに、その最後の年、科学部はロボットコンテストで全国3位という好成績を上げていた。
当時の資料より抜粋

部長 坂本 孝則
副部長 塚本 はるか
会計 羽田 達也
早河 拡
塩沢 明彦
平田 祥一
萩原 睦
699たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 15:02:54 ID:rw4GemckO
で、それでテニス部に移った睦は小百合(脳内姉妹スレの)に会って意気投合、三学期の大会でダブルスを組んで大活躍したわけ。

以上です^^;他に設定で聞きたい事があったらどぞー
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 15:03:46 ID:HQhGAEsvO
詳細設定乙です!
701たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 15:15:10 ID:rw4GemckO
>>700
ありがとうございます(^^ゞ
702かってに森蔵:2005/07/25(月) 15:59:39 ID:wkIv0WCcO
じゃあ俺もプロフ書く!
………例の50Pの奴だが、プロフを見て読みたいかどうか判断してくれ。
読みたかったら、頑張ってテキスト形式でまとめてみる。

由良 マガヒト(携帯で変換できない)
空音高校一年。由良に代々伝わる"嘘憑き"の持ち主。
一人暮らし。

県 鼎 アガタ カナエ
空音高校二年。
マガヒトの事が気になる。

斑弥 逸美 マダラヤ イツミ
酒屋の娘。30歳独身。マガヒトの事を愛する余り、今回の事件を起こしてしまう。

いわよる特殊能力モノで、恋愛とサスペンスを織り交ぜてみた。
電撃文庫に送ろうとしてたから結構真剣に書いてある。
703れあ:2005/07/25(月) 16:04:01 ID:d75UWM5x0
くはー、お出かけせねばならんのでいてきますおー。
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 16:09:19 ID:HQhGAEsvO
>>699
結構詳しく書いてあるので今の所は無いです^^;

>>702
読みたすwwwwwwww
特殊能力モノは大好きだお^^

>>703
行ってらっしゃーいノシ
705たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 16:13:32 ID:rw4GemckO
>>702
是非!

>>703
行ってらっしゃいませー(´∀`)
706かってに森蔵:2005/07/25(月) 16:52:34 ID:wkIv0WCcO
「もう、気付いてると思うけど、私はもうこの世にいないの。……別に未練があって残ったわけじゃ無いわ。未練があったのは秋弥の方。」
「兄さんが………?」
「『俺と春人はいつも一緒だったから、俺がいなくなったらあいつは恐らく自分が解らなくなる』から、私に春人君の守護をして欲しいって。」
「兄さんじゃ、だめなの?」
「秋弥はもう成仏して天国に行っちゃったからお盆しか来られないのよ。だから死んだばかりの私に頼んだってわけ。」
「兄さん、元気?」
「あなたも変な事聞くわねwww
当たり前じゃない。私達、死んでるのよ?元気過ぎるくらい元気よー」

果たして、死んでいる状態を元気と言えるか疑問だ。
707かってに森蔵:2005/07/25(月) 16:55:20 ID:wkIv0WCcO
そして今、彼女…朝子は、僕の傍で守護霊をしている。
学校でも、
食事の時も、
トイレも風呂も処理中も。

彼女との生活のおかげで、僕も明るくなれそうだ。



708かってに森蔵:2005/07/25(月) 16:57:24 ID:wkIv0WCcO
即興で書くほど辛いものはないね。
50Pの話、誰かが保管庫作ってくれればその人宛にメール出すだけで済むんだけど…
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 18:13:15 ID:HQhGAEsvO
>>708
乙かれ〜!
ちょwwwwwwww処理中も。ってwwwwwwww

誰か本当に作ってくれないかなぁ・・・
710れあ:2005/07/25(月) 18:46:02 ID:D4upGIwO0
ただいま。
キッコロ…じゃなくて森蔵さん乙ですた!!
何気にファンタジー職人さんなのかにゃ?

まとめか……流石に俺3つもHP経営できねーよ…。
711れあ:2005/07/25(月) 19:05:52 ID:D4upGIwO0
今特に書く人いないなら、VS七海外伝いっちゃうけどおkかな?
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 19:09:36 ID:HQhGAEsvO
>>711
おk! がんがれ〜


まとめはさすがに携帯の無料サイトじゃつらいしなぁ
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 19:21:48 ID:D4upGIwO0
では優雅にクラシックを聞きながら書きませう。
亡き王女のパヴァーヌはいいね。
*
宮路が先に帰り、俺は図書室の片付けを手伝った後、生徒会室の方へと向かった。
そろそろ会議も終わる時間だろう。

「……学校祭、か」

まだ結構先のことだが、生徒会は既に話し合いに入っているようだ。
去年の学校祭は演劇部の方で大忙しだった。
照明機材は演劇部の所有だから、生徒会に機材の使用方法を説明したり、
他の部活の出し物のときも体育館に張り付いて照明を操作してたり。
遠野が舞台で主役をつとめた。
何故か任侠モノで、遠野は制服で刀振り回してたんだっけ。
あの台本は藤田先輩が考えたんだったなぁ。

今年は、演劇部はもう無い。

「……まぁ、別の楽しみもあるだろうさ」
そうぼやいて辿り着いた生徒会室の前。
俺は壁に寄りかかって六花を待つ。
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 19:29:12 ID:sSsUwUqN0
ツマンネ
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 19:32:47 ID:HQhGAEsvO
>>714
またかよwwwwwww
俺は面白いと思ってるからいいんだよw
716れあ:2005/07/25(月) 19:34:39 ID:D4upGIwO0
「あ、七海。ちゃんと待ってた」
生徒会室から出てきた六花は俺を見つけて機嫌良さそうにそう言った。
「そりゃ、お前だけにに買い物させるととんでもないもの買ってくるからな」
「う……だって、あれは、知らなかったんだって……」
「グラタンにパイ生地はいらない。使ったら使ったで美味いかもしれんが俺は面倒だからやらないぞ」
六花は俺の言葉にうーうー唸りながらすたすたと小走りに歩いていってしまった。
俺はそれを追いかけ、機嫌を直そうかと妹の頭に手を置いた。
「六花」
「っ何?」
一瞬びくりとしたようだが、六花はこちらを振り返った。
俺はわざとらしい「不機嫌」な顔に噴き出しそうになる。
「今日はお前の好きなモンにしよう」
そういいながら頭をぐりぐりと撫でる。
「ちょっと、髪ぐしゃぐしゃになるでしょうが!」
文句を言いながらを六花は酷く楽しそうだ。

何せ目立たぬように地味にしている俺と、生徒会長の六花。
双子だということは知っていても、実は六花が「姉」というか、立場が上だと思っている人が多いらしい。
実際はこの通り。
勉強では取り立てて差の無い俺達だが、六花は何故か極端に家事が苦手なのだ。
従って、家庭内での立場は俺の方が上だったりする。
「で、何食べたい?」
「パスタ。アレがいいなアレ、あさりが入ってる奴」
この何気ない時間が、酷く平和だ。
717れあ:2005/07/25(月) 19:47:44 ID:D4upGIwO0
まぁ、傍から見れば自己満足でしかないのは事実
しかしsageて煽ってくれる心意気に感謝。
*
今日は両親が留守だ。
2人ともあちこち飛び回る仕事なので俺と六花が2人で留守番する機会は結構多い。
俺達は食卓テーブルに向かい合って座った。
「学校祭はどうなりそうだ?」
「んー、大丈夫そう。いつもの演劇部の枠がガランと開くから、一般公募のイベントやろうかと思ってる」
演劇部の、準備、公演、後片付けを含めた2時間半あまりの体育館の使用はデカイ。
それがなくなればそこそこ大きいイベントが出来そうだな。
「ふーん……。俺は今年はヒマになりそうだな」
「何言ってるの。今年も照明手伝ってもらうからね」
「ゲッ! 控えめに頼むぞ? 俺最後の学祭なんだから」
去年はそれで殆ど校舎内を回れなかった。生徒会副会長だった六花も似たようなもんだが。
あさりの殻だけになった器に向かってごちそうさま、と手を合わせる。

「明日は土曜日か」
学校が休みだ。特に予定もないし、来週の模試の勉強でもするか。
「……七海は色気がないなぁ。私は明日、友達と遊びに行って来るから」
やれやれ、明日は静かな日になりそうだ。
718れあ:2005/07/25(月) 19:57:06 ID:D4upGIwO0
〜次の日〜

お昼近くに目を覚ます。
階下に下りると、朝食の残りが食卓テーブルの上にのっかっている。
書置き発見。
『かえるの、多分7時くらい』
簡潔なメモが、やや丸みを帯びた字体で書かれている。
味噌汁の鍋を火にかけ、冷蔵庫の中のご飯を電子レンジで温める。
焼き鮭は冷えたって美味いからこのままでいいや。
遅い朝食を取って、新聞を眺める。
しん、と静かな空気が少し寂しくなってラジオをつけた。
FMラジオの軽快なリズムと、DJの声。
新聞の社説の辺りを読み終わったところで、……携帯にメールが来た。
メールを確認する。
「……佐藤?」
何でコイツから連絡が来るんだ。
『今日ヒマ?』
コイツも簡潔な文章送ってきやがって。
『ヒマと言えばヒマ』
適当な返事を送って返すと、すぐさま返事が来た。
『じゃ、俺んち来い』

………命令形!?
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 20:04:20 ID:TKMM4UC60
初めからROMってるものなんですが
誰かまとめサイトを作る予定はあるんですか?
720れあ:2005/07/25(月) 20:06:16 ID:D4upGIwO0
気がつけば俺は佐藤の部屋の中に居た。
相変わらず汚い部屋だ。あと何故かPCがデスクトップ、ノートPC含めて3台置いてある。
何に使ってるんだかまったく不明だな。
「急になんだよ、最近は全然連絡寄越さなかったクセにして」
文句を言っていたら、何故か林檎をまるごと差し出された。
「ま、とりあえず食えって」
「……いいけどさ」
林檎をそのままむしゃむしゃ食べる2人の男。なんてシュールな光景だ。
「で、なんだよ」
沈黙を打ち破るべく俺は口を開く。
「んー、今年学校祭一般公募イベントやるそうじゃん?」
「…お前、なんなんだ。その情報量は」
「これからの時代情報が全てだぜ、七海」
いや、それはいいけど何でおまえそんな最新情報知ってるんだよ。
昨日決まったことだろ、ソレ。
「それでなんかデカイこと出来ないかと思ったワケ、俺は」
佐藤は林檎の芯をちゅーちゅー吸いながら言った。
「デカイこと?」
俺は眉根を寄せた。こいつが何か言い出すときはろくなことが無いような気がする。
「お前も演劇部潰れちゃってヒマだろ? どかん、と何かやらかそうぜ?」
「だから、何を」
不審の表情を向ける俺に、佐藤は顔を寄せて囁く。
「演劇」
「………は?」
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 20:11:34 ID:HQhGAEsvO
>>719
携帯大半、PC持ちも無理らしい
もしや、作ってもらえるんですか!?
722れあ:2005/07/25(月) 20:12:50 ID:D4upGIwO0
>>719
予定は無いです。
携帯閲覧可のモノを作ってくださる神を常時募集中。
*
「演劇ってお前、期間が短すぎるだろ!」
通常、うちの演劇部では公演まで3ヶ月を必要としていた。
人が少ないのもあって、それでようやくギリギリなのだ。
「でも遠野ちゃんは結構乗り気だったよ?」
「と、遠野って……」
「クラス同じだからね。結構仲いいんだぜ? 羨ましいか?」
メルアドも知ってるんだー、と自慢げに言うが、そんなもんは俺だって知ってる。
それどころか俺は遠野の着替えシーンだって見たぞ。
はっ……、羨ましいだろう!!
というのは口には出さない。
「じゃあ、遠野と俺と、お前で演劇やろうってのか?」
「人数足りないだろうからもう少し集めるつもりだけどさ」
佐藤は回転椅子でくるくるまわりながらそう言う。

演劇……本気なのか?
俺だって演劇部に所属してた身、演劇は好きだしやれれば嬉しいけど。
「生徒会に通るかどうかだってわかんねーだろ……」
「そこは、お前の人望でなんとかしろよ」
佐藤がぐっと親指を立てる。
人望って何だ。
723れあ:2005/07/25(月) 20:19:26 ID:D4upGIwO0
「で」
佐藤はくるり、と俺に背を向けてパソコンのマウスを動かす。
なにやらファイルが開かれる。
「俺としてはこの予定だから」

脚本:ななみ
演出:ななみ
演出補佐:とーのちゃん
舞台監督:ななみ
照明:ななみ
音響:多分おれ
役者:とーのちゃん他
大道具とか小道具とか:未定

じっくり眺めてから、俺は口を開く。
「異常にななみ率高くありません?」
「んなことねーだろ」
「いや、有り得ないから!! 舞台監督と演出兼任とか死ぬ!」
「骨は拾ってやるよ」
「殺すなー!!」
ジタバタしてみたところで、佐藤の意思は想像を遥かに超えて固かった。
なんなんだもう……コイツは……。
「………やるしか、ないのか?」
佐藤は満足気に頷いた。
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 20:23:59 ID:TKMM4UC60
>>722
そうですか。ご迷惑じゃなければまとめようと思うんですが
他の職人さんからも許可を貰ったほうがいいですよね?
725れあ:2005/07/25(月) 20:29:09 ID:D4upGIwO0
〜次回予告〜
真実は一体どこにあるのか。
何もかもが分からない。信じられるのは、ただ隣にいる愛しき人のみ……。
傷つき倒れた2人の少女もまた、真実を求め歩き出す。
そして今日も夜が来る。
「王」の覚醒を待って、男はそっと糸を手繰り寄せる。
 次回、ヴァンパイアスチューデント七海! 「真実の糸」お楽しみに!
    「例えお前に殺されても、俺はお前を怨みはしない」


ふぅ、今日の偽予告ですた!
やれやれ。
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 20:32:47 ID:D4upGIwO0
>>724
みんな結構「まとめ欲しいナー」と言ってるから、多分大丈夫ですお。
作ってくださるなら大変ありがたいことだ(;つД`)
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 20:40:39 ID:HQhGAEsvO
>>724
まとめ神降臨キタコレ!!!!!!!
ホントにありがとう!!!!!
728155:2005/07/25(月) 20:41:13 ID:JdKgWs4q0
髪型書いてない;ゴメス

森上 海瑠  ・ライオン
石山 怜   ・髪は肩まで ・まな板
鈴木 成美  ・髪はふわっと ・胸は将来はC、Dぐらいかな?
川島 健人   ・やや天パ
神崎 迅    ・短髪
佐藤 成未   ・さらりと。肩のやや下まで ・胸は将来有望。俺はひんぬー派だけど。
小野 美奈   ・ポニテ ・将来は形よさそう。
星川 咲来   ・それなりにショート ・胸はそれなりに行きそう
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 20:49:24 ID:HQhGAEsvO
>>725
乙かれ〜 今日もV.S七海期待してるお

>>728
155さん、プロフ乙です!
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 21:08:45 ID:D4upGIwO0
こゆー手持ち無沙汰なトキどーしてればいいんだろうと思う。

絵とか書いてもいいんだけど、写メ撮影微妙だし……
マウス絵書いてもいいけどうpするのメンドクサスだし。
731かってに森蔵:2005/07/25(月) 21:10:19 ID:wkIv0WCcO
>>724
ありがとうございます。
作っていただくと、とても有り難いです。

と、言うことはアレですか?50P分テキストですか?
732155:2005/07/25(月) 21:17:59 ID:JdKgWs4q0
胸・髪を補足
森上 海瑠 ・ライオン
石山 怜 ・髪は肩まで ・まな板
鈴木 成美 ・髪はふわっと ・将来はC、Dあたりかな
川島 健人 ・やや天パ
神崎 迅・短髪
佐藤 成未 ・さらりと。肩のやや下まで ・将来有望。でも俺ひんぬー派
小野 美奈 ・ポニテ ・形のいい胸になりそう
星川 咲来 ・それなりにショート ・将来はDあたり?

いえ、中学生ですから。
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 21:22:46 ID:HQhGAEsvO
>>730
絵をうp! と、まぁ適当にお願いします
734たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 21:29:16 ID:rw4GemckO
ただいま帰りました(´∀`)ノ

まとめサイトですか?余裕OKですよ。むしろお願いします(^^ゞ
735かってに森臓:2005/07/25(月) 22:11:13 ID:wkIv0WCcO
ソレガシも描いたでござる
http://l.pic.to/2bkm0
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 22:13:07 ID:D4upGIwO0
>>735
ぬアアアアアアアアああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
なんだもうこの六花ー!
六花カワイイよ六花ー!

一瞬なんとなく、武装錬金のトキコさんかとオモタ。
737たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 22:20:09 ID:rw4GemckO
>>735
僕のキャラをあんなに上手く描いてくださるとは…GJ!
7386:2005/07/25(月) 22:21:13 ID:TbBcjQm4O
うはっw
久しぶりに覗いたらまとめサイトとか凄いことになってる
今更ながら続き投下しても良いでしょうか?
初めてVIPにカキコしたけどここって良い人が多いですね(^^)
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 22:29:08 ID:D4upGIwO0
>>738
うおお!! 本編6様!
待ってますた!!
どうぞどうぞー!!
7406:2005/07/25(月) 22:35:26 ID:TbBcjQm4O
ありがとうございます。
許可をもらったので少しずつ投下したいと思います。
741たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 22:45:37 ID:rw4GemckO
本編降臨祝!
742森蔵:2005/07/25(月) 23:12:56 ID:wkIv0WCcO
も、もぉ………
6クンが遅いから、保守しちゃったじゃない…
743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:27:10 ID:XxO7VNi30
保守がてら適当になんか書いてみるよ
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:29:39 ID:D4upGIwO0
>>743
かもんかもん!!
745724:2005/07/25(月) 23:31:56 ID:Epp4XF2R0
皆さんから許可を貰えたって事でおkですか?
まとめサイトっていっても簡単なものしか作れないので
期待に応えられるか分からないですけど…
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:35:04 ID:D4upGIwO0
>>745
そんなに遠慮せんでもダイジョブですお。
「俺が貴様らのためにまとめてやるんじゃボケー!」
みたいな勢いでドゾー。
747たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/25(月) 23:35:07 ID:rw4GemckO
>>745
僕はOKです。時間かかってもいいので是非お願いします。
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:35:10 ID:XxO7VNi30
 呆れるほど広い体育館の中で、校長だと紹介されたハゲのオッサンが、新入生歓迎の
スピーチをかれこれ十分は続けていた。内容は取るに足らないテンプレートなもので、
つまり小学校から延々と聞き続けていたものとさして変わらない。真新しい制服に身を
締められる思いで、僕はパイプ椅子の上で必死に眠気と戦っている。
 それもいいかげんきつくなってきて、周りの新入生を観察してみようと思い立った。
受験番号順に並んでいるとのことだけれど、誰が同級生になるかわかったものではないから、
今の内にめぼしい所で特徴を覚えておくのもいいかもしれない、と理由づけてみたはいいが、
ようはただの眠気覚ましだ。とりあえず目だけでチラチラとあたりを見回してみる。すると、
隣に座っていた女の子が震えているのが目に入った。
 震えてる? 寒いわけでも無いのに。
 ちょっと失礼だとは思いつつも、僕は女の子に顔を向けてみた。彼女は桃色のハンカチ
で口元を押さえて、真っ青な顔をうつむけて、震えていた。
 ええと、
「大丈夫?」
 とりあえず言ってみる。周りに響かないよう、囁くように。
 女の子は、突然声をかけられ驚いたようで、半分閉じていた目を開き、上目遣いで僕を見上げた。
 細くて黒い、そして長い髪の毛が、さらりと動いた。彼女の頷きに合わせて。
「……ありがとう」
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:36:14 ID:XxO7VNi30
 かすれた、今にも消え入りそうな声。大丈夫じゃないな。僕はそう思いつつ、未だに校長の
挨拶の続く中、どうしようかと考えあぐねていた。なにせ、体育館内は静まりかえっていて、
とても誰かに異常を伝えるような雰囲気ではない。
 僕は鞄の中にしまっていたガイダンス用紙を取り出す。校長の挨拶の後は、全員で国家斉唱。
その後お偉いさんの挨拶、生徒会長の挨拶、イロイロ、いろいろ……ダメだ、終わるまで一時
間はかかりそうだ。時折確認する女の子の顔色は、どう楽観的に見ても悪い。今や青を通り越して
白くなってきているような気さえする。
「それではつぎに」
 いつの間にか校長の挨拶は終わっていた。司会が、国家斉唱を告げる。
「会場の皆さん、お立ち下さい」
 静寂に包まれていた体育館が、一転、パイプ椅子と木目の床が擦れる音で満たされる。
僕も意識はともかく、体は反射的に立ち上がっていた。
 と、右半身に妙な感触。
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:37:14 ID:XxO7VNi30
 意外にも重かった。
 僕は突然のことで踏ん張りがきかず、思いっきり派手に倒れ込んでしまった。
 あれ。
 何がなんだかわからず、多分誰かが笑っているだろうなと思い、立ち上がろうとして、気づいた。
隣の女の子が、僕の上にのしかかっていた。
 ゴメン、描写が悪かった。正確には、倒れ込んだ先に僕がいた。
「ゴ、ゴメっ」
 なぜか謝ろうとして、僕は言葉を詰まらせる。尋常じゃないんじゃないか、これ。
 彼女は意識を失っているようで、息を荒くして、全体重を僕に預けていた。
「オイ、やばくねぇか?」
 周りの生徒が、彼女の異変に気づいたようだ。
「タンカ、タンカ!」
「女の子が倒れたぞ!」
 辺りは一変。流れかけていた国家の演奏が中断され、教師の一人が学生の間を割って歩いてくる。
「どうした?」
 ええと、彼女が気分悪そうにしてたんで、大丈夫かと尋ねたら大丈夫だと言ってたんでその、あー。
「保健室に連れて行くぞ」
「あ、」
「ん?」
「俺、連れて行きます」
 そのときの教師の不審そうな顔といったら。
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:42:32 ID:D4upGIwO0
>>748
ぬおおっ!!
学園モノ、入学式!
7526:2005/07/25(月) 23:46:31 ID:TbBcjQm4O
ぐわぁ〜
携帯がフリーズして文章がとんでしまった。

ショック…
753モリゾ:2005/07/25(月) 23:47:12 ID:wkIv0WCcO
貧血少女!
保健室行き!
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:51:06 ID:D4upGIwO0
>>752
うあああぅう……ご愁傷様です……。
755724:2005/07/25(月) 23:52:33 ID:JkcFIPw90
>>746-747
優しい言葉ありがとう・゜・(ノД`)・゜・。
時間かかると思いますけど気長に待ってて下さい
では早速取り掛かります(`・ω・´)
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:55:23 ID:XxO7VNi30
 女の子を背中に担いで五百人とそれと同じ分のオトナの間を抜けていくのはなんかの罰ゲームだろうか。
いや、自分で言い出しておいてなんだけど、結構恥ずかしかった。
 とりあえず教師に連れられて保健室までの道のりを歩く。
「どうしてもっと早く言わなかったんだ」
「いや、ええと、あの」
 はい、あなたが全面的に正しいです。あれだけ顔色が悪いのを見せられて、何もしない方がおかしい。
 南側の校舎の一階、一番東側に、保健室はあった。
 教師(松本というらしい)が引き戸を開けると、定番の身長や体重、座高を測る例のアレが目に入る。
うん、確かに保健室だ。内科検診などの時に仕切る白い衝立もある。そして、白衣の女教師もいる。
「氷藤先生」
 松本先生が声をかける。一人しかいないから、この女の先生が氷藤というのだろう。
「あらあら、新入生?」
「はぁ、式の途中で意識をなくしたようで」
「とりあえずベッドに」
 意識を無くした、と聞いて、氷藤先生は慌てて動き出す。僕は間抜けにも、先生が行動を指図し
てくれなければ動けなかった。ベッドに横たわった女の子を見下ろして、一息つく。
「ちょっと急ぎで看るから、アナタ、待っててくれない?」
 え? 待ってるの?
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/25(月) 23:58:18 ID:XxO7VNi30
「倒れた時の状況とか詳しくきくから」
 あ、はい。
 松本先生は他の先生に報告に行くようで、とりあえず「たいしたことはない」と聞いてから、
体育館に戻っていった。僕は手持ちぶさたになり、窓から見える景色で、これからの学校生活を
いろいろと想像してみたりする。
 しばらくして、カーテンの内側から、氷藤先生が出てきた。
「ええと、どんな感じです?」
「ちょっと疲れが出たみたい。心配するほど悪くないわよ」
 ちょっと吊り気味の目にかかった前髪を払いのけて、今度は机に歩いていく。髪を一枚取って、
なにやらさらさらと書き込んでいくのを、僕は今までと同じで何もできずに見ている。
 そういえばこの先生、結構若いかも。
「倒れる前、顔色悪かったりした? 見てた?」
「あ、ええと、はい。大丈夫ってきいてみたら頷いたんですけど、ずっと吐きそうな顔で俯いてました」
「そう言う時はさっさと誰か呼んでよね。病気によっちゃ取り返しがつかなくなるから」
 二度目。もちろん、間違っているのは僕だった。
 それから女の子が目覚めるまでの十五分程度、なぜか僕はずっと保健室にいた。
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:00:20 ID:Z5iMajla0
あぁチカレタ
何が問題って、おにゃのこの話なのに肝心のオニャノコのセリフが一つだけって所かな
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:01:05 ID:tEr7ivKr0
>>758
ぶはwwwwwホントだwwwww
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:11:46 ID:/+d7Bsx/O
みなさん降臨していらっしゃるじゃんwwwwwwwww
乙です!!!

>>755
期待してますお^^

>>758
うはwwwwwwちょwwwwwwwww
761森蔵:2005/07/26(火) 00:20:14 ID:dwVTn7v/O
開始早々少女が倒れる
→少女ヒロインに非ず
→ヒロイン誰よ?
→台詞の多い保健室の氷藤先生
→先生と生徒の恋物語
→ウマー
762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:34:47 ID:Z5iMajla0
 カーテンの向こうから、氷藤先生と女の子の話す声がきこえる。
「大丈夫ですから……」
「ダメだって、ホントなら帰らせるとこなのに」
 そんなに重体なのか? いや、そもそも気絶するってのは今まで生きてきた中で一度も経験
したことない出来事だ。あまりの展開にちょっと理性がぶっ飛んでたけれど、実は結構ヤバイ
事態なのかもしれない。
「あ、」
 ふと、女の子の声がハッキリときこえて、振り向く。
 立っていた。ええと、彼女、先生でなく女の子が。
 なんて言うべきだろう。
「だ、大丈夫?」
 さっきと同じセリフだった。
「あれ? あの、」
「あなたを運んでくれたの。ちょっときくことがあったから、残ってて貰ってるわ」
「あ、そうなんですか。えと、どうも、ありがとう」
「え? いや、大丈夫大丈夫」
 自分の質問に自分で答える僕。なにやってんだ僕。
「それで、体育館は」
「ダメだって。もうちょっと寝てなさい。ホームルームから出ればいいじゃない」
「でも」
 氷藤先生が女の子を両手で王女様だっこをして、ベッドの上に放り投げた。
 ……んん?
 表現して気が付いたけれど、なんかとてつもないものを見たような気がする。
 しゃきっとカーテンを閉めて、先生は僕を見た。
「アナタは体育館に戻りなさいね。その前にあと少し尋ねることがあるから」
 
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:36:47 ID:Z5iMajla0
 それから体育館に戻るとちょっとしたざわめきが起きて、近くに座っていた奴らが興味ありげに
僕を観察して、ホームルームに向かう流れの中で好奇の視線を浴びて、なんの変哲もないホームルーム
を終えて、いよいよ寮へと向かうことになった。
 寮。寮だ。この高校は珍しく寮制度を取っている。もちろん通学もあるし、寮は金がかかるので、
学生の大半は通学だ。遠くから来る学生などがほんの少しだけ(五十人くらいだと書かれている)
利用している。寮は二つあって、用は高い方と安い方だ。僕はもちろん、安い方に決まっている。
両親が海外に行ってしまい、一人で生活する羽目になっているからだ。仕送りはあるけれど、そりゃ、
遊ぶ金は多い方がいいじゃない。寮を探して、何故か県を二つも超えてしまったため、知り合いはいない。
 ホームルームの終わりに担任(何故か松本先生だった)から貰った地図を頼りに、歩く。学校からは
五分程度で、やたら長い坂を登った一番上にあるらしい。
 登る、登る。なんだこの坂。平面なら確かに五分で着きそうだけど、凄い急だぞ、チクショウ、騙された。
息を切らしてどうにか頂上にたどり着く。よかった。コンビニがある。反対側も坂だから、買い物の度に
この地獄を味合わなければいけないところだった。コンビニがあって、その反対側に、
764とりあえず了ってことで:2005/07/26(火) 00:37:48 ID:Z5iMajla0
 僕は呆然と立ちつくしている。寮は確かにある。いや、マテ。コレは寮か? 昭和前半の建物だぞ。
バリバリの木造で、見る限り二階建て。作りはしっかりしてるようだ……多分……けれど、年季が相当
入ったものには違いあるまい。なにせ玄関の扉は小さい頃駄菓子屋に入る時に開いたようなガラガラ音を
たてる類の者だし、純和風に包まれた怪しげな雰囲気は、この昼真っから妖怪が出てきてもおかしくない。
 地図を確認する。反対にコンビニがあるのを初めて見つけた。確かにここで間違いない、はずだ。どうも
信じられない。東と西が逆ってことはないよな? でも坂の下にちゃんとファミレスあったし、この先に
御剣駅も見えるし、なにせ今目の前にそびえる建物にはちゃんと---
 僕の背後で車が止まった。ドアが開くのを見ていると、中から氷藤先生が出てきた。
「あら、さっきの」
「保健室の先生」
「なんでここにいるの?」
そのときの不審そうな顔といったら。
 でもちゃんと僕には理由があった。地図と書類を氷藤先生に見せて、たしかにここの入居者であることを
確認して貰った。
 そう、ここでやっぱり間違いはなかった。
「じゃぁ、同じ屋根の下になるのね」
 車から、もう一人出てきた。
 僕は言葉を失った。
 ---忘れてた。僕の目の前にそびえる建物にはちゃんと、名前がついていた。
 入学前のパンフレットに書かれていた名前だ。
 サクラサク寮。
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:40:41 ID:Z5iMajla0
ああチカレタ。
再び何が問題って主人公とヒロインを差し置いて教師の名前だけ出てるってトコだな
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:42:08 ID:tEr7ivKr0
>>765
おつかれー……って
ぶはwwwwwwwホントだwwwwwwwww
767724:2005/07/26(火) 00:53:43 ID:rbovcZoT0
皆さんに聞きたいんですけど
このスレのリンクは貼らないほうがいいですか?
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:54:28 ID:tEr7ivKr0
>>767
いあー、僕は別にかまわんと思いますが……。
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 00:55:16 ID:Z5iMajla0
>>767
このスレのまとめだから、むしろ貼った方がイイ希ガス
770森蔵:2005/07/26(火) 01:19:26 ID:dwVTn7v/O
盛り上がってまいりました
771森蔵:2005/07/26(火) 01:21:20 ID:dwVTn7v/O
話の途中で悪いけどさ、例えばワードとかメモ帳に書いたものをネットにあげるにはやっぱりサイト作らなきゃダメかなぁ?
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 01:21:58 ID:Z5iMajla0
>>771
ヒント:うpろだ
773以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 01:46:22 ID:tEr7ivKr0
だるだる。
774れあ:2005/07/26(火) 01:55:24 ID:tEr7ivKr0
2時を回ろうかというところで今日もだるだるとアレをやっとくか……。
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 02:03:37 ID:/+d7Bsx/O
期待ワクテカ
776れあ:2005/07/26(火) 02:10:58 ID:tEr7ivKr0
ヴァンパイアスチューデント七海 第4羽 「真実の糸」

暗闇の中に身を潜める影2つ。
「傷は大丈夫か?」
「先輩こそ……」
遠野を抱えて逃げてきた七海は、痛々しく残った少女の肌の傷を優しく撫でる。
「もっと早く助けにいれけばよかったんだが」
「前の戦いの傷を癒さなくては、助けられるものも助けられませんよ」
そう言って少女はしばらくの間笑っていた。
その様子を、七海も微笑ましげに見つめている。

「翼………」
そして小さく名前を呼んで、抱き寄せる。
腕の中に、確かなぬくもり。
これだけあれば、生きていけるような。そんな錯覚すら覚える。

「………七海は…」
七海の胸に顔を埋めながら、遠野は呟いた。
「私に騙されている、とは考えないんですか?」
777れあ:2005/07/26(火) 02:23:49 ID:tEr7ivKr0
それは、先刻まで背筋をしゃんと伸ばし、
舞台に立っているかのように口上を述べた少女と同じものと思えないほどの弱い、声。
不安で仕方ない。
七海に信頼してもらえないのなら、遠野は生きている意味さえ見失うのだから。
身体を抱き寄せる腕の力がいっそう強くなる。
七海は遠野の髪に顔をなすりつけるように埋め、ささやかなキスをくりかえす。
「お前に騙されてるんなら、それは仕方の無いことだ」
形を確かめるように、少年の指先は少女の身体を伝う。
「仕方が無い?」
少しだけ首を動かして、愛しい人の顔を見上げる。

目が、合う。

七海はふっと顔を綻ばせて、言う。
「きっと、いつか誰かが俺のことを知ったら愚かな奴だと笑うかもしれない」
二人はまるでそうすることが決まっていたかのように口づけし、
ゆるやかに、なめらかな動きで、七海は遠野を地へと傾ける。
「恋に溺れた哀れな男は本人は幸せなつもりなんだよ」
「恋に溺れた女も、本人は幸せなつもりですよ?」

 「翼に死ねと命じられれば、俺は従うかもしれないな
   例えお前に殺されても、俺はお前を怨みはしない。……それには自信があるんだ」
778れあ:2005/07/26(火) 02:30:40 ID:tEr7ivKr0
「……私は怨むかもしれません」
地べたに倒された遠野が呟く。
七海はその言葉を聞きながら、白い少女の首筋に、優しく噛み付いた。
「だって、死んだら七海を一緒にいられなくなってしまうじゃないですか」
「……それもそうだ」
くすり、と小さく笑って七海は、溺れる。





遠野翼という1人の少女に。





779れあ:2005/07/26(火) 02:39:05 ID:tEr7ivKr0
六花が目を覚ましたのは、どこか知らない場所だった。
天井が高い、建物の中。
古い建物だ。和風の建築ではない。
「気がついた?」
聞き覚えのある声がする。
六花は声のした方角へと首を向けた。
「宮路、ゆかり……」

ゆかりは礼拝堂の椅子に腰掛け、聖書のページをめくっていた。
六花が眠っていたのは祭壇の上で、まるで生贄に捧げられたような錯覚を覚える。
「一体、何が……?」
覚えている。
確かに覚えている。
六花は殺そうとしたのだ、宮路ゆかりも、遠野翼も。
しかし殺せなかった。殺したかったのに。

───俺を殺そうとした奴は死んでいいんだろう? 同じことだ、六花

「嘘……」
六花は愕然と、否定の言葉を口にする。
780れあ:2005/07/26(火) 02:48:06 ID:tEr7ivKr0
「嘘。七海はそんなこと言わない。七海は、そんなコト……」
七海が自分を殺すなんてするわけがない。
悪魔に取り付かれてさえ、六花がそんなことを考えなかったように。
「っそうだ、悪魔!!」
自分はヒロに悪魔の力を与えられたはずだ。
しかし、身体にはあの時の高揚感も、絶望的なまでの破壊衝動も、ない。
「貴方の中の魔の力は神によって消されたの」
ゆかりは本を閉じ、ゆるやかに六花へと歩み寄ってきた。
「今の貴方はただの人。もう力はない」

六花はその言葉に安堵と絶望を同時に感じた。
自分が壊されていく、恐ろしい感覚。
あの力が歪んだものだと、身体に痛いほど焼き付けられている。
それでも、あの力無くして六花は戦えないのだ。
あの遠野翼から兄を取り返すことは、できないのだ。
いや、あの女からだけではない。
今の七海は七海ではない。七海が自分を殺すなどと言うわけがない。
だったらあれは、何か七海に悪いものが取り付いているに違いない。
そう、そうだ。絶対そう。
それ以外は考えられない。あれは七海じゃないあれは七海じゃないあれは七海じゃない
七海じゃない七海じゃないななみじゃないななみじゃないななみじゃないななみじゃ……ないッ!!
「取り返さなくちゃ……」
六花は呟く。
祭壇から降り立とうとした彼女の前に、ゆかりが立ちはだかっている。
781代筆:2005/07/26(火) 02:54:46 ID:gCXxnWcqO
みんなクオリティ高くてうらやましいわ。
まとめさんありがとね。
782れあ:2005/07/26(火) 03:03:42 ID:tEr7ivKr0
ゆかりは、六花の目の前に立っている。
身長差は約20cm。あきらかに六花の方が背が高い。
だというのに、この異様なまでの存在感は鳥肌が立つ。
六花はそれでも息を飲み込み、ゆかりの脇をすり抜けようとした。

「待って」

ゆかりは長い黒髪を揺らし、真剣な目で六花を見つめた。
「どうするつもり?」
「七海を取り戻す。あんなの……七海じゃないんだから」
六花はゆかり以上に鋭い目でそう吐き出した。
例え芯でもやりとげなくてはいけないと、そう決意した目。
2人の少女はしばしの間にらみ合い、
やがて口火を切ったのはゆかりの方だった。
「手を、組みましょう」
「……利点は?」
短い返答。ゆかりは微かに口元に笑みを作った。
「今の貴方には力がない。私は力を……あの悪魔ほどのものではないけれど、与えられる。
 そして私は、貴方を利用して七海君を正気に戻せるかもしれない」
六花はその言葉に眉根を寄せた
「正気に、戻す?」
783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 03:11:48 ID:ZtKpvENsO
れあたん保守乙ほしゅ
784れあ:2005/07/26(火) 03:16:03 ID:tEr7ivKr0
>>781
ぬおっ! 久し振りでつー。
またなんか書いてくださいねー。
*
尋ねた言葉に、ゆかりは静かに頷いた。
「今の七海君は、魔に取り込まれかけている。
 推測ではあるけど、負の感情が高まったときに、魔の因子が彼を取り込もうとするのだと思う。
 でも、七海君はちゃんと、六花さんの心配をしてた。
 貴方を殺さないように手加減し、私に貴方を頼むって……言った」
やはりそうか、と六花は手を握り締める。
七海の中に入っている何かが、七海に六花を殺すなどということを考えさせた。
「きっと妹の貴方がいれば、七海君の中の因子は少しは抑えられると思うの」
ゆかりはそう言って、じっと六花を見上げた。
「きっと、彼を救い出せる。殺すという方法以外で」

「……分かった。協力することにしよう」
六花は儀礼的に手を伸ばし、握手を求める。
一度は兄を殺そうとした敵ではあるが、今の六花には力がない。
少しでもいい……兄へと自分の声が届けば、いい。
785れあ:2005/07/26(火) 03:28:14 ID:tEr7ivKr0
「さてと……」
『ソレ』は孤独な室内で椅子から立ち上がった。
ちかちかと明滅する光を追いながら、ふぅ、と長い溜め息を吐く。
「やれやれ……ようやく動き出したか『女王』は」
『ソレ』は窓辺においてあった籠の中から林檎を取り出し、皮ごと齧りつく。
低く唸るような何かの音にまじって、林檎を齧るしゃくしゃくという音。
「野田弘樹も放っておくわけにはいかないだろうし、やっかいごとだらけだ」
誰に言うでもなくぶつぶつと不平を零す。

部屋のカーテンを微かに開ける。
今宵は良く晴れた月夜。
魔の血が良く騒ぎそうな空だ。

「釣りのコツは待つことだとか、誰かが言ってた気もするが、
 確かにそうだな。俺はこうして待つ以外にすることがない」
『ソレ』はきっちりとカーテンを閉めると、本が山積みになったベッドへと、倒れた。
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 03:28:23 ID:/+d7Bsx/O
やっとバイトから解放されたぜ!!
さて、家に帰ってのんびり読みます保守
787れあ:2005/07/26(火) 03:32:53 ID:tEr7ivKr0
本日のVS七海ここまで。

>>783
ありがたう。
でもここでネタギレじゃ。

>>768
乙ー。
いっつも忙しいな。無理すんなよ。
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:01:44 ID:tEr7ivKr0
たわごと氏辺りが起きてくるにもまだ時間がありそうダナー。
どうしたもんだか。
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:10:10 ID:/+d7Bsx/O
帰りに飯食いにきたお^^
雨がザザ降りヤバスwwwwww

>>788
ヒント:絵、うp
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:25:04 ID:WIYEzCk70
ついでなので再起動かけてきた。

絵はもう勘弁wwwww
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:34:45 ID:WIYEzCk70
何か適当に昔書いた話で手ごろなのあげて保守するかと思ったけど、
あまりにも微妙でなんかダメポ。

てかそもそも俺ラブコメ書きじゃねぇorz
792たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 04:34:52 ID:6raFyO/BO
皆さんおはようございます(^^ゞ
793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:35:59 ID:/+d7Bsx/O
やっと家に着きましたよっと

じゃあどうしようか
とりあえずスレ内まとめとくかな…
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:39:01 ID:/+d7Bsx/O
>>791
俺もそれは一瞬考えたw
でもコピー入った携帯落としたから最初に書いた時の探すのだるす・・・

>>792
おはようございます。ご主人様♪
本日はどうなさいますか?
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:39:05 ID:WIYEzCk70
>>792
おはようございます旦那様。
ご飯になさいますか? お風呂になさいますか? それとも 駄 菓 子 ?

>>793
乙カレーw
ところで日本語難しいよ……兄貴のキャラのれあたんて何だろう?
796たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 04:44:16 ID:6raFyO/BO
昨日あんまり書けなかったので続き行きたいと思います(´∀`)
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:44:57 ID:/+d7Bsx/O
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 04:46:33 ID:/+d7Bsx/O
>>796
ワクテカ
バイトを早く終わらせた甲斐があったお^^
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 05:00:13 ID:WIYEzCk70
>>797
あぁ……。
でも兄貴のはカタカナで「レア」だったから。微妙にちがうぜwふふwww
800たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 05:00:51 ID:6raFyO/BO
瑠衣「兄さん…起きて」
うっすらと目を開けると、パジャマ姿で僕に寄り添う瑠衣がいる。その赤くほてった肌に少しどきりとする。
僕「えー…もちょっと寝させて」
瑠衣「だーめっ!ローザさんに見つかったら大変よ」
あ^^;
僕「そ…そう言えば^^;」
僕は急いでベッドから体を起こした。
朝食を取るために部屋を出ようとすると、
瑠衣「…兄さん」
瑠衣の声がする。少しいつもより艶っぽいような声。
僕「どうした?」
瑠衣「あのね…一緒に…寝て…くれて……ありがと」
そう言って瑠衣は、顔を真っ赤にしてうつむいた。
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 05:07:12 ID:/+d7Bsx/O
>>799
ごたくはいい!! 脳内変換するったらするの!

・・・いえ、ごめんなさい
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 05:11:37 ID:WIYEzCk70
>>800
瑠衣たんはかぁいいなぁ……。
兄さんて呼び方は何気に好きな呼び方の一つだぜ。

まぁ、俺は兄貴のこと兄ちゃんか兄上としか呼ばないけどな。

>>801
うはwwwwwww
でもうちの兄貴のレアは萌えキャラじゃなくて燃えキャラだよ?
803たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 05:13:51 ID:6raFyO/BO
朝食を食べているとしばらくして、ローザがやって来た。
ローザ「おはようございます」
僕「おはよう」
瑠衣「おはよう、ローザさん」
その時、瑠衣は笑っていた。
そうか…もう彼女の中では諦めがついたのかなぁ……でも僕は…少し寂しかった。

着替えて、学校に向かう。登校の時、やっぱり僕は二人の間だ。
学校に着くと、教室に向かう前に瑠衣が僕に声をかけてきた。
瑠衣「兄さん」
僕「ん?」
瑠衣「やっぱり…諦めきれないみたい」
そんな事制服姿で言わないでください(^^ゞ
804たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 05:22:24 ID:6raFyO/BO
僕「そっか…」
瑠衣「うん…でも私が勝手に想ってるだけだから^^…兄さんは自分の道を行ってね。それでもしも私に振り向いてくれるなら…私は笑ってそれに答えるから」
僕「ああ…わかった」
そう言って瑠衣と別れた僕は、凄くほっとしていた。やっぱり瑠衣らしいなぁ、と思う。

昼休み、今まで通りの瑠衣の嫉妬攻撃が容赦なく僕を襲うものの、僕はあんまり瑠衣を怒る気にはならなかった。
今日くらいは…許したかったから。
と、睦が話しかけてくる。
睦「そう言えば今週の土曜日は体育祭ですね」
僕「ああ、そんなのあったなぁ」
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/07/26(火) 05:24:24 ID:/+d7Bsx/O
>>802
それなんてシスプリ?

つーか燃えっておまwwww
俺のレアは俺がいじめるだけのキャラだったけどw

>>803
いいなぁ・・・ 瑠衣ちゃんみたいな妹ホシス・・
瑠衣ちゃんだったら全部許す!
806たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 05:33:04 ID:6raFyO/BO
睦「平田先輩はやっぱりあの種目ですか?」
僕「えー…多分そうだろうな^^;」
瑠衣、ローザ「あの種目?」
キョトンとする二人に、睦が言った。
睦「一人一脚ですよ」
一人一脚…それは両足を紐で結び、とにかく跳んでゴールを目指すという地味な競技である。僕は何故かそれでは負けた事がなく、それ故に「一脚は平田」と決めつけられるのである。
瑠衣「面白そうね」
ローザ「祥一さんのピョンピョンはねてるところ…見たいです」
何か妙な期待だなおい^^;
ローザ「あ…今まで質問してなかったのですが…」
話題を変えたローザGJ!(^^ゞ
807たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 05:42:13 ID:6raFyO/BO
ローザ「祥一さんは昔部活をしていたそうですが何部に?」
僕「あ…科学部(^^ゞ」
睦「懐かしいですね」
睦が笑顔になる。こーゆー時に眼鏡って良いねぇ(^^ゞ
瑠衣「部室って残ってないの?」
僕「まだ残ってるはず…」
ローザ「見てみたいです」
ローザが興味津々な顔で僕に迫る。
僕「え…」
ローザ「ダメですか…?」
僕「いや、明日まで待ってもらえる?」
ローザ「はい。待ちますよ」
ニコッと嬉しそうに微笑む。そう言えば、ローザも少しずつ笑顔の時が多くなってるなぁ…めでたい事だ^^
808たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 05:48:41 ID:6raFyO/BO
家に帰ってから、僕は坂本さんに電話した。
坂本「*´ω`)=3もしもし」
僕「どもです」
坂本「おぅ、平田かぁ。何か用かあ?」
僕は部室を開けて欲しいという事を話した。
坂本「えー、あんまり暇じゃないぜよ(つД`)」
僕「頼みますよ、ローザが見たいと言ってますんで(^^ゞ」
その時、急に坂本さんの声が変わった。
坂本「なにぃ!?あの金髪の子か!よーしわかった、絶対行くぜよ!」
僕「ありがとうございます…ていうか坂本さんアツいぜ!」
坂本「ウホッ!いい金髪!」
僕「はいはいえろすえろす^^;」
809たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/07/26(火) 05:52:51 ID:6raFyO/BO
電話を終えて、リビングにいる二人に知らせる。
僕「明日OKだってよー」
瑠衣「わかったよ〜楽しみ!」
ローザ「ありがとうございます」

それから夕飯の時も科学部についての質問が相次いだ。みんな楽しみにしてるようだ。

明日は楽しんでもらいたいなぁ…そう思いながら、少し早い眠りについた。
810森蔵
おはやう。


うpろだか…頑張つて書いてはみますが、おすすまのうpろだなぞございますでせうか?