【外交】 “新型大国関係”を巡る米中の攻防−カギを握るメデイロス・アジア上級部長[5/16]

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1ししゃも2人前 ★@転載禁止
2013年4月13日、北京人民大会堂。

楊潔??国務委員(外交担当、元外相)は中国を訪問中の ジョン・ケリー国務長官と向き合っていた。

「中国と米国はパートナーシップを構築し新型大国関係 を模索することでコンセンサスを得ることができた」

楊氏がこう持ち出すと、ケリー氏はこう応じた。

「米国は、パートナーシップを促進し新型大国関係を模索するという中国側の主張を高度に重視している」

両氏が共に使用した“新型大国関係”の英訳は“the new model of major country relationship”。本連載でもたびたび 言及してきた。

2013年5月27日、北京人民大会堂。

習近平国家主席は中国を訪問中のトム・ドニロン米大統 領補佐官 と会談し、“新型大国関係”を訴えた。
この10日後 には、米中非公式首脳会談(2013年6月7??8日) が米カリ フォルニア州の避暑地サニーランドで開催される。
ドニロ ン氏の訪中は同会談直前の最後の調整としての意味を持っ ていた。

国家リーダーである習近平氏自らが会談に臨み、“新型大 国関係”(以下記事参照)を巡る問題意識とゴールの共有を求めた。
ドニロン氏は米中が“新型大国関係”を築くことに 理解を示し、相互の努力を促した。

翌日の28日、ドニロン氏は范長龍・共産党中央軍事委員 会副主席と会談した。「新型大国関係が必要だ」と主張する范氏に対し、
ドニロン氏は「新型大国関係を構築する上 で、健全かつ安定的で信頼性のある軍事関係を実現するこ とが不可欠だ」と述べた。

共産党中央で外交を担当する高官は、こうした2013年上 半期の状況について、筆者にこう明かした。
「サニーラン ドという夏でも涼しい場所で、非公式のリラックスした環 境で、新型大国関係という理念に対してオバマ大統領に理 解を示してもらう。
両国関係のゴールを共有してもらう。 そのための下準備として、オバマ大統領の側近を立て続け に北京に招いたのです」。

“新型大国関係”という中国側が求める“米中新時代像”を米 国サイドに受け入れさせるために中国共産党指導部は、
政 府間の交渉だけでなく米国社会さらには国際社会に訴え出 た。その一例として、2013年4月に駐米大使としてワシン トンに赴任した崔天凱氏(直前まで駐日大使を務めた)が 同年5月、
世界の外交政策関係者、知識人の間で影響力を誇 る米フォーリン・アフェアーズ誌のインタビュー (Beijing's Brand Ambassador:A Conversation With Cui Tiankai、2013.5.15)
に応じたことが挙げられる。同インタ ビューの中で、崔氏は
“新型大国関係”を以下のように定義した。「かつて、一 つの大国が急速に発展し、国際的な影響力を持つようにな ると、
その国は既存の大国への対抗馬になるというゼロサ ムの論理が展開された。この論理がしばしば衝突や戦争を招いた。
今日、中国と米国はそのような歴史を繰り返して はならないという一つの決意を共有している。
台頭する大国と既存の大国が対立するのではなく、我々は共に歩む道 を探求しなければならない」。


日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140514/264547/?ST=world

依頼元
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plusd/1396134974/451
2オリエンタルな名無しさん@転載禁止
まだ、そんな事言ってるの?

オバマ政権は、ヒラリーがいなくなってから、ホントに駄目になった…