八重山台湾親善交流協会(石垣久雄会長)は15日、台湾人農業者がパイナップル産業を
八重山に導入した歴史などをまとめた「龍の舞い 八重山パイン物語」を出版した。
中国語(繁体語)訳を掲載しており、石垣会長は「八重山と台湾の新たな懸け橋となる
宝の本ができた」と発行を喜んだ。
15日、石垣市内の書店で発売した。税抜き1300円で、今後沖縄本島のほか、
台湾での販売も目指す。
著者は元琉球新報社副社長でジャーナリストの三木健さん。中国語訳は琉球新報社の
台湾人記者、呉俐君さんが務めた。挿絵は切り絵作家の熊谷溢夫さんが担当した。
戦前、台湾人農業者がパイン産業を伝え、荒れ地の開墾や農業技術の革新に尽力し、
その後1950年代後半からパイナップル畑が広がった。最盛期にはパイン缶詰工場が
10施設もあった。三木さんは
「入植を経験したおじいさんがパイン産業の導入や八重山との交流を語って聞かせる
ような内容になっている。子どもたちにも分かりやすい文章に仕上げた」
と説明し、多くの人が読んでくれることを期待した。石垣会長は
「八重山と台湾の交流の物語。今後、より交流が進むよう願いを込めて作った」と話した。
問い合わせは八重山台湾親善交流協会(電話)0980(82)8419。
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ソース:琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-223937-storytopic-5.html