中国 日本からの投資額が半減
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140516/k10014513081000.html 中国のことし1月から先月までの海外からの直接投資の額は、去年の同じ時期に比べて
5%増加しましたが、このうち日本からの投資額は、去年に比べておよそ半分にまで落ち込み、
中国の人件費の上昇や日中関係の冷え込みが続いていることなどが、背景にあるものとみられます。
中国商務省は16日、外国企業による中国での工場の建設など海外からの直接投資の額
が、先月・4月は87億ドルで、去年の同じ月に比べて3.4%増加したことを明らかにしました。
この結果、ことし1月から先月までの4か月間の海外からの直接投資の総額は403億ドルと、去年の
同じ時期に比べて5%増加しました。
これは、サービス産業の投資額が去年の同じ時期に比べて19%余りの増加と大幅に増えたことなど
によるものです。
しかし、日本からの直接投資の額は、シンガポールや韓国を下回る16億ドルにとどまり、去年の同じ
時期に比べて46.8%のマイナスと、およそ半分にまで落ち込みました。
背景には、中国の人件費や、通貨・人民元が値上りして中国への投資が従来に比べて割高になって
いることに加え、日中関係の冷え込みが続いていることがあるものとみられます。