【中国経済】 中国の借金28兆ドル(3446兆円)に中国GDPの282%に膨れあがる --2015/02/20
http://ameblo.jp/katsumatahisayoshi/entry-11989279507.html 米ウォール・ストリート・ジャーナル(2015/02/05)は、中国全体の債務はGDPの282%に相当す
ると伝えた。中国は世界的な金融危機以降、中国全体の借金債務は急増している。
中国は借金まみれの経済成長であったことが判明した。「GDPを1ドル増やすために3ドルの負債
を抱えた格好」と、英紙『フィナンシャルタイムズ』が警告した。2007〜14年のGDPは7兆ドルふえ
たが、その間に公的・私的な債務は21兆ドルも増えた。総債務高はGDP増加分の3倍に増えた。
中国の総債務高は対GDP比で282%にもなる。年々このGDP比倍率が増えている。これは、効率
の悪い投資を続けてきた後遺症である。付加価値が低くて新規投資資金を調達できず、シャドーバ
ンキングなどの借入金で賄ってきた結果で、実態は自転車操業であった。
中国が急ピッチで債務(不動産関連が大半)を膨らませ、20年にわたる高度成長から安定成長へ
の移行作業は、それほど簡単にはいかない恐れが高まっている。米マッキンゼー国際研究所の新
たな報告書によると、中国の増加する債務はまだ管理可能とはいえ、中国の過去20年にわたる
10%超の成長率から7%割れへの移行作業は簡単でないと指摘する。
中国全体の債務は国内総生産(GDP)の282%に相当する。報告書によれば、これは政府、銀行、
企業、家計による借り入れの合計で、2014年半ばまでに達した水準だ。発展途上国の平均を大
きく上回るほか、オーストラリアや米国、ドイツ、カナダといった一部の先進国の水準も上回る。中国
の債務(対GDP比)の推移は、200年121%、207年158%、2014年4〜6月期282%である」。
2014年の中国GDPは7.4%増で63兆6463億元=10兆1834億ドル。
「ブルームバーグが最近、西側投資銀行の分析を根拠に、『中国に隠れた対外債務1兆1000億ドル
ある』と報道した。昨年のGDPの約12%に達し、外貨準備高の28%にもなる。これは米国の量的
緩和が生んだ突然変異だ。ドルキャリーの一部である。海外のヘッジファンドなどが、中国に持ち込
んだ資金ではなく、中国の輸出企業が引き込んだ資金だ。輸出信用状の偽造を行って不正に入手
したドル資金である。一昨年も去年も、これで中国の輸出が異常に増加して問題化している。彼らは
輸出信用状を香港の金融市場で割引する方式で値段が安いドル資金を借りた。そして人民元に替
えて上海のシャドーバンキング市場で投機した。資金の流入と貸付過程が、すべて中国政府の統制
外であった」。このドルキャリーは、必ず流出する運命である。いつかは破裂する「時限爆弾」だ。
「中国の隠れた対外債務は典型的なホットマネーだ。米国と中国の金利差と人民元の上昇を狙った
資金で、米国の金利が上がれば逆流する。1兆1000億ドル(123兆円)のドルが中国から抜け出しか
ねない。
2014年、中国の借金28兆ドル(3446兆円)に中国GDPの282%に膨れあがる --2015/02/20
http://ameblo.jp/katsumatahisayoshi/entry-11989279507.html 2013年、中国の借金24兆ドル(2880兆円)に膨れあがる借金バブル --2014/01/10
http://ftmdaily.com/daily-briefing/011014/ 2014年6月、中国の借金がGDPの206%に膨れあがる --ブルームバーグ2014/07/17
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N8U5MZ6KLVRB01.html