(画像:中共国務院台湾事務弁公室の張志軍・主任(中央右)が27日に台湾南部・高雄市を訪れると、
抗議の民衆がペンキを投げつけた。警備の警察官がさえぎる。この「おもてなし」に台湾内部でも議論が)
http://www.rti.org.tw/upload/material/20140627000132M.jpg 中国大陸で展開する台湾企業が、中国大陸に対する過度な反発は逆効果だとしている。
中共国務院台湾事務弁公室の張志軍・主任が先週台湾を初訪問した際、行く先々で抗議運動に遭い、
台湾中部・彰化県鹿港の天后宮訪問など一部のスケジュールが取り消された。
中国大陸・上海で展開する台湾企業による団体、上海台商協会の葉恵徳・会長は29日、過度な反発は
逆効果だと指摘。また、中国大陸・昆山の台商協会の孫徳聡・名誉会長は、張志軍氏が初めて台湾を
訪問するに当たって、道教の神様の媽祖さまの里帰りをスケジュールに加えたことに感動したと話した。
これは天后宮から分霊され、昆山で奉られている媽祖さまが台湾に戻る活動で、張志軍氏はこれに
立ち会う予定だったが、抗議運動の影響で見送られた。孫・名誉会長は、張氏の訪問中止は、
衝突を恐れた媽祖さまの「意思」かもしれないとしている。
上海の浦東空港で、里帰りから戻ってきた昆山の媽祖さまを迎えた、葉恵徳・会長も、
「アクシデントが起きるより訪問中止のほうがまし」と話した。しかし、葉・会長は、かねてから
台湾の人たちに、客人を礼をもってもてなすよう呼びかけていたこともあり、張氏に対する台湾での
抗議やペンキを投げつけた事件などについて、「自由とは他人の自由を妨げないことでもある。
(中国大陸に対する)過度な反発や抵抗は逆効果となり、外部に間違った印象を与えることになる」と憂慮した。
一方、中央アメリカに向かっている馬英九・総統も29日、機内での談話の中で、張氏は台湾の
多元的な社会の声を聞くことになったとする一方、台湾南部・高雄市で、中国大陸に反発する人々が
張氏にペンキを投げつけた事件については批判する立場を表明。
馬・総統は、台湾は民主社会で集会やデモ行進の自由は保障されるが、暴力を使うことは許されないとして、
最大野党・民進党の蔡英文・主席はこうした暴力を伴う抗議活動を直視するよう求めた。
馬・総統は、民進党は中国大陸からの客人には礼をもって接するとする一方で、民進党と関係の深い団体が
暴力を伴う抗議活動を続けたと指摘した。
Radio Taiwan International 2014-06-30
http://japanese.rti.org.tw/news/?recordId=6851 関連スレ
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